約 445,482 件
https://w.atwiki.jp/ansatsukyoushitsu/pages/65.html
第107話「「死神」の時間・7時間目」(2014年42号) ☆化け物対決、一触即発!!(P90) ☆キャラ人気投票の結果は巻頭をチェック!!(P90) ☆もぬけの殺!!(P107)「もぬけの殻」 第108話「「死神」の時間・8時間目」(2014年43号) ☆超戦士、激突ッ!!!!(P167) 第109話「「死神」の時間・9時間目」(2014年44号) ☆烏間VS(バーサス)死神!! 究極レベルの超タイマン!!!(P125) ☆目がみょーんは ズーム仕様!!(P126) ☆一致団結 全員暗殺!!(P143) 第110話「世界の時間」(2014年45号) ☆今は胸(ぶき)をそっとしまい、一歩ずつ前へ…(P111) 第111話「進路の時間」(2014年46号) ☆第一志望、殺し屋…!?(P103) 第112話「2周目の時間」(2014年47号) 超特大センターカラー ☆TVアニメ&実写映画情報一気出し!!超特大C(センター)カラー!!(P91) ☆進路に悩む渚。 導き出した答えは…(P97) ☆下手すりゃ 教師生命、懸かる!!(P115) 第113話「1周目の時間」(2014年48号) ☆ダメだぞ!! 絶対にダメだからな!!(P45) ☆再凶育、開始…!?(P63) 第114話「渚の時間」(2014年49号) ☆夜の学校。そこで待つのは…(P77) ☆あーんさーつでーすか? コーロローのロー!!(P95)赤塚不二夫の漫画『天才バカボン』のキャラクター・レレレのおじさんの台詞「おーでかーけでーすか?レーレレーのレー!!」 第115話「学園祭の時間」(2014年50号) 表紙&センターカラー 触手(て)のひらの上で Shall We Death?(表紙)映画『Shall We Dance?』 アニメ&映画製作絶好調Cカラー!!(表紙) ☆TV(テレビ)アニメ&実写映画制作快調!!秋の文化祭編突入C(センター)カラー!!(P91) 彼(あ)の広き心、合衆国(ステーツ)の大地のごとく――(P91) ☆マツタケさんを擁する E組山の幸攻勢にA組は―――!?(P111) ※その他 (ジャンプNEXT!!2014年vol.5) 表紙 秋の夜長にこの一殺!!(表紙) 来年1月よりTVアニメ放送!!(表紙) 表紙&TVアニメ制作快調!!殺せんせーアニメポスター!!(表紙)
https://w.atwiki.jp/wet_news/pages/99.html
きょーのにゅーす/2006年10月23日/82 きょーのにゅーす/2006年10月23日/81 きょーのにゅーす/2006年10月23日/80 きょーのにゅーす/2006年10月23日/79 #blognavi
https://w.atwiki.jp/twitterbb/pages/87.html
ぜろすん ツイッター名 zerosun_ ランク S5 アバター Avatar まじめさん Head ナチュラルロング灰 Face カジュアルメガネ Clothes マシンスーツ黒 Skin 使用兵装 ほぼ重火力専 プレイスタイル いわゆる戦闘厨 活動場所 岡山県のとある田舎 活動時間・時報 休日10 00~13 00or17 00~19 00、平日19 30~21 00 ひっそりとうpしてる動画 http //www.nicovideo.jp/mylist/15665562 いいね! -- (TA-29) 2012-02-13 20 40 35 del -- (del) 2012-02-22 01 27 15 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/newsmj/pages/130.html
https://w.atwiki.jp/wet_news/pages/65.html
きょーのにゅーす/2006年08月11日/35 きょーのにゅーす/2006年08月11日/34 きょーのにゅーす/2006年08月11日/33 きょーのにゅーす/2006年08月11日/32 #blognavi
https://w.atwiki.jp/wet_news/pages/111.html
きょーのにゅーす/2006年11月16日/90 きょーのにゅーす/2006年11月16日/89 きょーのにゅーす/2006年11月16日/87 #blognavi
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/1932.html
完全に自分の想像の世界です。独自設定もありです。下ネタ注意です。 みょんの鳴き声 ~ゆっくりは元となった人物に似ている~ 昨今の研究でこんなことがわかっている。 例えば、ゆっくりらんとゆっくりちぇん。 元となったのは八雲紫の式神、八雲藍と藍の式神である橙。 藍が橙を溺愛しているように、ゆっくりらんはゆっくりちぇんを溺愛する。 他の例はゆっくりぱちゅりー。元となったのは紅魔館にすむ動かない図書館、パチュリー・ノーレッジ。 パチュリーは喘息で体が弱いが、ゆっくりぱちゅりーも体が弱い。 このように、幻想郷にいる人物達とどこか似ている。 しかし、この説に反対する者が一人… 「ちーんぽ!!」 「ハァ…」 その名は魂魄妖夢。白玉楼の庭師をやっている。 そしてゆっくりみょん。妖夢のペットだ。「ちーんぽ!」という鳴き声をあげる。 「ねえみょん。その鳴き声は止められないの?」 「ちんぽ?だめみょん!こみゅにけーしょんがとれなくなるみょん!」 「どうして?ゆっくりは普通に人の言葉を話さないの?」 「みょんはようむにおしえてもらったからとくべつだみょん!みょんのなかまはにんげんさんのことばをはなせないみょん!」 「そうか…この子も最初は「ちんぽ!」しか言わなかったからな…」 「ちーんぽ!」 「ちんちん!」 一人と一匹が会話していると、草むらから野生のみょんとみすちーが現れた。 「おともだちだみょん!ちーんぽ!」 「ちんちんちん!」「ちんぽ?」 「ちんぽ!」「ちんちんみすちん!」 普通の人から見れば放送禁止用語のオンパレードである。 「このままじゃ、私は変態になってしまう…止めさせることは無理だし…どうしよう…」 「妖夢?何か悩んでいるの?」 妖夢は声のする方を向いた。そこには西行寺幽々子とゆっくりゆゆこ。 「幽々子様。実はですね…」 少女説明中 「なるほどね。確かにこのままではあなたは変態になってしまうわね。」 「そんなの嫌ですよ…どうすればいいのでしょうか?」 「ほっといてはどうかしら?うちのゆゆこも…」 「こーぼねー!」 「ほら、変な鳴き声だし。」 「それは幽々子様が夜雀を食べようとした時に『小骨が、小骨が…』って言ってるから多分…」 「そうね。口癖がうつる可能性もあるわ。あなたの口癖がそうだったんじゃない?」 「変態な言葉を口癖にする馬鹿がどこにいます!?せいぜいあの夜雀ですよ!」 「そうね…あなたは女の子だから実物を目にすることも…いや、あるわね。」 「え?」 「ゆっくりみょんの鳴き声のルーツ。分かったかも知れないわ。」 「本当ですか!?」 「えぇ。でも推測よ。あれはまだあなたが小さかった頃…」 幽々子は昔の話をし始めた。 その話は妖夢が小さかった頃。そして、妖夢の祖父、魂魄妖忌が白玉楼の庭師をしていた頃… 冬のある日。 妖忌は里の子供達を集め、乾布摩擦はいかなるものかを実演しながら教えていた。幼い妖夢もついてきていた。 すると、妖忌の袴が緩くなってきて… パサッ 「「「「「!!!!!」」」」」 妖忌の袴はずり落ちた。 しかも袴の下には何も履いていなかった為、丸見えになってしまっていた。 それをみた少年の一人が叫ぶ。 「ち、ちんぽ丸出しの変態だーーーー!!!!」 妖忌は慌てて袴を上げ、そのまま妖夢と共に白玉楼に逃げ帰っていった。 その後、里の子供達は妖忌の事を「ちんぽおじさん」となんとも不名誉なあだ名をつけた。 妖夢は人間の里にお使いに行くこともあったので、そのことは知っていた。 自分の祖父が馬鹿にされているのもほおっておけず、そのあだ名を聞くたびに、 「私の祖父は『ちんぽおじさん』なんかじゃない!」 と注意していた。そのあだ名が無くなるまで何度も…何度も… いつしか妖忌もいなくなり、里でも『ちんぽおじさん』は消えてしまった。 「と、まあこんな感じね。覚えてる?」 「まったくです…」 「この話が正しいなら、少なくともあなたは変態じゃないわ。むしろ祖父の名誉を守るためいいことをしたのよ。」 「そうですね…この話を幻想郷中に広めないと、私はただの変態になってしまいます。」 「あなた…自分の祖父の不名誉な話を幻想郷中に広めるの?」 「だって…私何もしてません!みょんの鳴き声の元がそもそも祖父にあるんですよ!このままじゃみょんの鳴き声の元が私になってしまいます!」 「あら?あなたが『ちんぽおじさんじゃない!ちんぽおじさんじゃない!』って言ってたからじゃないの?」 「でも大元は祖父です!それに、今の白玉楼の威厳に関わります!幽々子様も変態な言葉を言い放つ庭師を持つことになっちゃいますよ!」 「それもいいかもね…変態の集う冥界ってのも面白そうだし…」 「面白くないです!!町へ行くたび冷たい目でみられます!だいたい…」 「ちーんぽ?」 そんな二人のやり取りを、ゆっくりみょんは不思議そうな目で見つめていた。 作者・サーペンto 追記・みょんの「ちーんぽ!」の起源について考えた結果、このようになりました。 妖忌涙目www妖忌が好きな方には申し訳ございませんでした… ちんぽおじさんで笑った。 -- 名無しさん (2010-04-21 14 23 59) 聞いた話では”珍宝”がルーツだとか? -- 名無しさん (2011-02-15 15 22 31) 妖忌失踪にそんな秘密があったとは・・・ -- 名無しさん (2011-02-16 04 48 44) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/mirazi/pages/14.html
2月14日 ミラジがOCNからFC2に引越し! ミラジを残すよ↓ (第0029回) ミズク「ミラジを見るときは、部屋を明るくして画面から離れてみてね!」 ミズック「ハイ、始めますよ」 ミズク「では行き成り告知のコーナー」 ミズク「告知のコーナー」 ミズック「告知のコーナーは何を言うの?」 ミズク「えー・・・このたび、正男企画終了いたしました。」 全「ええーっなんでー」 五賢「引くわーちゃんとやれー・・・ぐふっ(ミズクに蹴られる」 ミズク「えー・・・理由はですね、HTMLに変える作業は解決できたのですが、いざ、HTMLで始めようとすると「エラー」と、出て動かないのです。 私ではどうする事もできなかったのでやめました。」 ミズック「そうかー・・・ハイ。では、終わり?」 ミズク「終わりまーす」 ミズク「早くもエンディング」 ミズック「あれが言いたかっただけでしょ?」 ミズク「うん。では終わります」 第0030回(このブログでは最終回) ミズク「PCの前の皆ー!ミズクなんだな!ミラジを見るときは部屋を明るくして画面から離れてみるんだな!だなだなだなーっと!」 ミズック「はーい。始めますぜ」 ミズク「えー、今回は、30回です!」 ミズック「いえーい!ホラ!皆も」 全「いえーい!」 ミズク「さて、今回は、ブログを引っ越す告知です!」 全「ええーっ!そうなのーっ」 ミズク「OCNからFC2に変えるよ」 ミズック「詳しい事は告知のコーナーで。」 ミズク「告知のコーナー」 ミズク「さて、今回ブログを引っ越します。もう今、やってます!この記事と、29と、ライルさんとの競演の回は、隠しページに張っておきます以上です。」 ミズック「ブックマーク、変更はお早めに。ではエンディング抜きで終わります」 第0025回 ミズク「ミラジー!」 ミズック「はーい」 くろすけ「おーう」 ミズク「えー・・・今回!ゲストが来てます・・・が、先に自己紹介を」 ミズク「ミズクです」 ミズック「ミズックです」 くろすけ「くろすけです」 ミズク「えー・・・今回のゲスト、どうぞ!」 ライルナイツ「どーも、ライルことライルナイツですー」 全「はーい!」 ミズク「えー・・・ね、雑談のコーナーでいろいろ聞きたいと思ってますので。では、スタートです!」 ライルナイツ「はーい」 ミズク「雑談のコーナー!」 ミズク「えー・・・では、まず、改めてライルさん、今回はよろしくお願いします。」 ライルナイツ「はい、よろしくお願いします」 ミズク「えー、まず、ライルさんに聞きたい事はたくさんあります、質問①!ぶっちやけこのブログはいつ、知りましたか?」 ライルナイツ「うーん、あまり覚えてないけど、どこか様のサイトからやってきました ・・・あいまいですね;」 ミズック「そういえばそうでしたね;えー、じゃあ質問②!ミラジに出演して、どう思ってますか?」 ライルナイツ「とても光栄だなと思ってます!」 くろすけ「はい!有難うございます!では質問③!好む食べ物と、ゲームと、マンガを2つづつ教えてください!」 ライルナイツ「えーと、好きな食べ物はお好み焼きと抹茶アイスで、ゲームはスマブラXとピクミン、マンガはギャグマンガ日和と星のカービィです」 ミズク「おいっす。僕も日和とカービィ大好きです。あと、スマブラ64にあこがれてます。残りはあと3問です。質問④!好きなキャラを教えてください。」 ライルナイツ「好きなキャラは・・・マリオシリーズのルイージが好きです。あののほほんとした性格が好きです」 ミズック「ルイージは影の薄ささえあれば人気はマリオに勝てるはずです!ミズクも好きらしいです!質問⑤!苦手な物を教えてください。」 ライルナイツ「苦手な物は数えるとキリが無いけど、辛いものは好きじゃないです;」 くろすけ「辛いもの・・・・ですか。ミズクは辛い!と、言いながらも辛いもの食べてたりします。質問⑥!お気に入りのゲームソフトを1つ教えてください。」 ライルナイツ「それはもちろんメテオスです!あの落ちモノパズルの常識を覆した作品で印象に残ってます」 ミズク「メテオス!友達とスコア競争して友達がわけのわからない20万越えのスコアをたたき出された嫌な思い出があります・・・; 最後の質問!今、ミラジアワードがありますが、どの回が好きですか?」 ライルナイツ「うーん、どれもいいけど、クイズ企画のあった第10回(だったかな?)が好きです!あの新鮮な企画が好きです」 ミズク「ありがとうございました。雑談のコーナー終わり!」 ミズク「エンディング!」 全「はーい」 ミズック「えー、じゃあミズクの閉めを」 ミズク「えー・・・ある、野原で、くろ太郎は寝ていました・・・終わりです」 くろすけ「えーーーー;」 ミズク「はい!では、ここまでのお相手はミズクと、」 ミズック「ミズックと」 くろすけ「くろすけと・・・?」 ライルナイツ「ライルナイツでしたっ」 ミズク「はーい!ではさよならーっ!」
https://w.atwiki.jp/equallife/pages/31.html
ルナリー みょーみょーみょー(´ω`) 超めんどくさがりーのルナさんです、こんにちわヽ(* ワ )ノ 最近in率が落ちたのは、モンハンのせいです!モンハンが悪いのです! XLinkは、よくわからないので、PS3のアドホックでならできるかも お馬鹿なので出来ないかもしれず(´ω`)
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/2872.html
『ゆっくりみょんと隠し剣1』 26KB 差別・格差 戦闘 群れ ドスまりさ 自然界 ぺにまむ 二作目です 2作目です。 ゆっくりみょんが、群を救うお話。 その村のはずれには、古い道場が建っていた。尤も、その道場でどのような教えが為されていたのか、村の住民達からは忘れ去られ ていた。看板の文字はもはや擦り切れており、見る影もない。 三方を森に囲まれる、旧世の思想様式を思わせるその敷地は、もはや当時の喧騒を遥か遠くのものとし、只そこに、年老いた男を一人 住まわせるのみであった。 ___老人は、間違う事無き剣士であった。過去は生き神とまで呼ばれ、何十人もの門下生を従い、それが世のために為ると信じ教 鞭を振るった。しかし世の中は変わった。武士が刀を帯び責務を負う時代ではなくなったのだ。人々は新しい時代の到来を喜んだ。そ してそれは彼とて例外ではなかったのだ。 ある寒い日の朝のことであった。張り付くような冷気に、普段より早く目を覚ました老人は、その薄い布団から身を起こし厠へと足 を運んだ。 木がむき出しの廊下は、外気をそのまま反映するが如し冷たさであったが、彼の鍛え抜かられた足の裏を貫く程ではなかった。 老人はふと気づく。道場の方から何やら声がするのだ。ねずみでもいるのだろうか。まさかこのような道場に盗みに入る物好きもおる まい。 そして木剣を片手に老人は、道場へと向かったのである。 「う・・・ぐう・・・みょ・・・ぐ・・・」 道場の看板の傍、なにやら灰色の、丸い何かが見える。どうやら声の主は「それ」らしい。老人は右手で木剣を肩に乗せるようにし 、「それ」に近づいた。近づくにつれ、「それ」の全貌が明らかになる。薄汚れ、全身が傷だらけとなりつつも、折れた棒切れだけは 離そうとしないその姿が。 老人は問う。 「その棒切れは、おぬしにとってそんなにも大事なものなのか?」 「それ」は答えた。 「・・・けんしたるもの・・きわまではなすことは・・・できぬみょん・・・」 老人は問う。 「おぬしは何故、そこまで傷だらけなのか?」 「それ」は答えた。 「たたかいにやぶれた・・・けんしのまつろみょん・・・」 老人は問うた。 「復讐したいか?」 「それ」は答えた。 「・・・ふくしゅうなど・・・もはやどうでもよいみょん・・・しかし・・・・やつらにこれいじょうのさつりくを・・・ゆるすわけ にはいかないみょん・・・うっぐ・・・」 「それ」の体から黒い何かが流れ落ちる。まるで血のように。老人は最後に問うた。 「おぬしの名は?」 ____ゆっくりみょんと隠し剣_____ 「ししょう、ながいあいだおせわになりましたみょん。ゆっくりのみでは、おれいもおんがえしもできませぬことが、こころのこり みょん」 背中に鉄の飾りのようなものを背負った生首が、道場の門の前でお辞儀をする。その先には、生首が師匠と呼ぶ老人が立っていた。 「生首に剣術を教えたなどという話は古今東西聞いたことがないでな、至らぬところもあっただろうに、最後まで俺を師匠と呼ぶお ぬしの底が知れる限りよの」 老人は顔を顰めながら、顎鬚を触る。生首と呼ばれた生き物、みょんはそれが老人の照れ隠しであることを知っていた。 「そうかもしれないみょん」 みょんは笑いながら答える。みょんはこの三年間、人間にとっては短いともいえる期間であるが、ゆっくりの身であるみょんにとっ ては途方も無く長い期間、この老人の元で体術、剣術等様々な戦闘技術に知識、実戦経験を積んできたのである。 「・・・おそらくはもう、会うこともあるまい。だから礼を言わせてほしい。おぬしと過ごした三年間は俺に若い頃の心を思い出さ せてくれるようなことばかりだった。技術を生首流に改変するのも悪くなかったぞ」 「ししょう、ありがとうございますみょん。そのことばだけで、みょんは、しちへとむかうことができますみょん。ししょうにいた だいたこのえもので、かならずやほんかいをとげてみせますみょん。」 背中を見せたまま、みょんは言う。背中に背負った鉄飾りは、老人がみょんの為に鍛え上げた業物__ゆっくり殺しだったのだ。そ うだ、と老人が思い出したように言う。 「みょん、最初に会ったとき、復讐したいか?って尋ねただろう。もしおぬしがあのとき復讐したいと答えていたら、俺、その場で 殺すつもりだったんだぜ」 みょんの背中がびくりと震える。 「もういくみょん」 「ああ、行ってこい。」 みょんはそのまま、山の向こう側にある故郷に向かって、振り返ることなく門を出て行った。しかし老人は気づいていた。みょんが 振り返らなかった本当の理由を。老人は、その理由を頭の外に追いやることに成功すると、大きな欠伸をひとつして、再び厠へ向かっ た。 ____________________________ ___さんねんぶりみょん。なにもかもがなつかしいみょん。 みょんが故郷にたどり着いたのは、老人と別れてから6日経ってのことだった。普通の野生のゆっくりであるのなら、武器一つでこ の長旅を完遂することはとても難しいだろう。なぜならゆっくりは極めて燃費の悪い生き物であるし、夜は捕食種の時間でもあるから 、一日の移動時間などたかが知れているのである。一日の移動時間が短くなれば短くなるほど、旅にかかる日数は増えてゆき、更に危 険性が高まるのだ。ゆっくりにとってこれ程までに危険な長旅を、武器一つで簡単に成し遂げたということ事実は、みょんが身に着け た技術の高度さをそのまま反映していると言っても良いだろう。 ___ゆっくりのせいかつしゅうがするみょん。このちかくにはきんじょのぱちゅりーがすんでたはずみょん。 周囲に神経を張り巡らせたまま、みょんは近くの洞穴の探索を開始する。しかしみょんはぱちゅりーの生活している痕跡をなかなか 見つけることができない。 ___ぱちゅりーがしぬなんてことはよくあるはなしだからしかたないみょん・・・。しかし、それでもなぜ・・・ な ぜ 他 の ゆ っ く り す ら 見 え な い!? 生活臭はするのに生活の痕跡が見えない。ゆっくりの生活臭がする以上、ここにゆっくりの群があることは間違いないのだ。それな のにゆっくりの生活の痕跡が見えないなどありえるのだろうか。 ___おちつくみょん。こういうときこそれいせいさをうしなってはいけないみょん。 普段の冷静さを取り戻したみょん。尤も、このみょんは割と激情家であり、冷静だと思っているのは本ゆんだけであるが、よく見る と洞穴のどの出入り口にもゆっくりが体を引きずったような真新しい跡が付いていることに気がついた。 ___なるほど、だいたいよめてきたみょん。やはりやつらがまだ・・・・! ガサッ!10メートルほど先の草むらが小さく揺れ、みょんがいつでも抜刀できるように身構える。 ___6メートル・・・5メートル・・・4メートル・・・・!まあいにはいったみょん! 背中から伸びる異形の剣の柄を口に咥えたまま、全神経を聴覚に集中させる。老人から教わった技術の一つである。戦いは一対一と は限らないし、不意打ちをしてくることもある。砂で目潰しをしてくる卑怯な相手もいるだろう、しかし音で耳潰しをしようとしてく る相手はそうはいない。ならば目など、最初から当てにしなければ良いのだ。 ガサガサッ 「むきゅー・・・」 ___________________________ 「むきゅ・・・そんなことがあったのね・・・」 時は既に夜、「仕事」を終えたぱちゅりーの家に、みょんの姿はあった。みょんの3年間の身の上話を聞いたぱちゅりーははぁ・・ とため息をついた。 「ぱちぇ、このむれはやはりあのときとおなじ・・・」 「だめよ!それいじょういったらあいつらにゆっくりできなくされちゃうわ!」 あれからみょんはなんとかしてぱちゅりーから群の現在の情報を聞き出そうとしているのだが、「あいつら」に不都合な証言をする ことで制裁されることを極度に恐れているらしく、なかなかに要領を得ない。 ドスンドスン 「むきゅ!みはりがきたわ!みょんはおくのへやにかくれて!」 「うわ!なにするみょん!」ガタガタッ ぱちゅりーがみょんを奥の部屋に押し込んだのとほぼ同時にぱちゅりーの洞穴を大きなでいぶが覗き込んだ。 「ゆっふっふ!ぱちゅりー!きょうもいいつけどおりけっかいっしてないね!けっこうけっこう!ところできょうはおしごとあがる のはやかったね!そんなのでぜいっきんさんっをはらえるの?ありすはれいむほどやさしくはないよ?」 「む、むきゅ!だいじょうぶよ!もりのけんじゃにぬかりはないわ!」 「それならいいんだけどねー!ゆ?そのきのみさんおいしそうだね!れいむがもらってあげるよ!やさしくってごめんねえええええ !」 「むきゅううう!それはぱちゅの・・・!」 「なにぃぃぃぃいい!?もんくあるならドスにせいっさいっしてもらうよぉぉぉぉおお!?」 「むぎゅぎゅ・・・もんくなんてないわ・・・そのきのみさんはれいむにたべてもらうために・・・とっておいたものなのよ・・・ 」 「ゆっふっふ!わきまえてるこはきらいじゃないよ!さいしょくっけんびっでごめんねー☆じゃああしたもおしごとがんばってね? 『ぱちぇ』?」ドスンドスン 「むきゅー・・・」 でいぶの気配が消え、隠れていたみょんが出てきた。ぱちゅりーは少し消耗している様子である。 「ぱちぇ・・・あのれいむはもしかして・・・」 「むきゅ・・・そうよ。むかしわたしたちといっしょにあそんでた、なきむしれいむよ。」 「やっぱり・・・。」 見張りのでいぶが来る前までは口を噤んでたぱちゅりーだったが、ようやく一つ群のことについて話してくれた。おそらく見張りが 来るのは一晩に一回だけで、盗み聞きされるのを恐れたのだろう、みょんはそう結論づけてぱちゅりーにさらに質問した。 「さっきれいむは、けっかいをつくっちゃいけないっていってたみょんね?」 「むきゅ、ぱちゅがつくれるのはけっかいなんてじょうとうなものじゃないわ、ただのとびらさんよ。れいむはけっかいってよぶけ どね。かれらは、ぱちゅたちにすにとじこもってはんらんをくわだてられるのをおそれてるみたいなの。だからいちにちいっかいみは りがけんさにくるの。けっかいをつくってせいさいされたゆっくりをたくさんみてきたわ・・・」 「なんてむごいことを・・・!それに、れいむは「もんくがあるならドスにせいさいしてもらう」ともいってたみょん」 「ええ、いまこのむれにはドスがいるわ。」 ドス・・・・自分もゆっくりだからこそわかるその甘美な響き。そしてそれは、ドスという存在がいかにゆっくりの枠を外れた存在 であるかということも教えてくれる。純粋な心のドスが、ゲスな取り巻きにいい様に利用されてるという例もあると聞く。場合によっ てはドスを相手に戦わなくてもいいかもしれないな、みょんはそのような都合の良い未来を思い描いたが、ぱちゅりーの次の一言でそ れは間違いであるということを思い知らされることになる。 「そしてそのドスはさっきのれいむのつがいでありまた、あなたをひどいめにあわせたまりさ、ちょうほんゆんよ・・・」 三年前、多対一ではあったものの、自分に瀕死の重傷を負わせ三年間老人の下で修行する原因を作ったゲスゆっくり、それが更にド スになっている___。三年前の時点ではおそらく実力はほぼ互角、 __つよくなったのはみょんだけじゃないってことみょんね・・・ 「むきゅー・・・あなたドスあいてにたたかうきなんでしょう?せっかくにんげんさんにひろってもらったいのちでしょ?またその にんげんさんのところでおせわになったらいいじゃない。このむれのことはむれだけでなんとかするわ・・・。あなたはあなたなりの しあわせをさがしてちょうだい・・。」 ぱちゅりーのいうことはもっともだ。なんて理想的なのだろう、できることならそうしたい。この恐怖から解き放たれて、あの老人 のゴツゴツした手でまた触ってもらいたい。 「それはできないそうだんだみょん。ししょうとのやくそくをはたせずにおめおめとにげかえるくらいなら、ありすにれいぷっぷさ れたほうがましだみょん」 心を折って、憎まれ口を叩く。こういうところは師匠譲りなのだろうか、そう思うと師匠とどこかで繋がってるように感じられる。 恐怖が少し和らいだ。 「きょうはちょっとしゃべりすぎたわ・・・・ぱちゅはもうねむいわ、あなたもねむるといいわ。おくのへや、かしてあげるから・ 」 ____________________________ 次の日の朝、ぱちゅりーよりも早く目が覚めたみょんは、群全体の情報を集めるべく探索に出発した。みょんはこの時間なら誰にも遭 遇しないだろうと思っていたが・・・ ___ゆっくりたちはこんなあさはやくからよるおそくまで「しごと」をするみょん!?ひるまのすのまわりにゆっくりがみえないわ けがわかったみょん・・・ 気配、痕跡を消しながら近づく。これもまた、老人により叩き込まれた技術の賜物であった。 「ゆぅ・・・もうごはんさんなんてないよ・・・」 「まりさだめなんだよー・・・ゆっくりしたごはんさんをいっぱいおさめないと、せいっさいっされちゃうんだよー・・・」 「ゆぐっ・・・わかってるんだぜ・・・」 近づくにつれ聞こえてきた群のゆっくり達の会話。そこには家族のためにご飯を集めようというゆっくり本来の姿はなかった。 ___みょん・・・、よそうはしていたみょんが、やはりひどいじょうきょうみょん・・・。 この周辺では向こう2年はまともな餌を取ることはできないだろう。みょんがそう判断せざるをえない程に、周辺の餌は狩り尽くさ れていた。 ___6メートルさきにいっぴきのれいむ、このゆっくりたちのかんしやくといったところみょんか。”なきむしれいむ”じゃない みょんね。あれでかくれてるつもりみょん? みょんの見つめる先には葉っぱで周囲に擬態したつもりのれいむが憎たらしい顔でゆっくり達を見つめていた。「ゆっふっふ、ぎそ うっのたつじんでごめんねー☆」などと考えているのだろう。しかしその技術は、みょんのそれとは比較にならないほど陳腐なもので しかなかった。 ___しかしなみのゆっくりたちにはこうかてきめんみょんか。ならばこそのやりようというものもあるみょん。 無音の暴力が、監視役のれいむに近づく。みょんは背後から擬態れいむにちかづきつつ、ゆっくり殺しの柄を口に咥えた。 ___わるくおもうなみょん。スパッ 力みを全く感じさせないみょんの太刀筋が、擬態れいむの体を数回撫でる。れいむはまだこちらに気づいていない。瞬間、れいむの 両もみあげがぽろりと落下、それと同時に上顎から上のみがずるりと地面に落ちた。 (ッ~~~~!!!!?!?!??) れいむは混乱していた。もみあげを失い、下顎を失い、もはや他に助けを呼ぶことの出来ない程の致命傷を負わせられて尚、れいむ の意識は鮮明であった。 (れいむ、いたみはないはずみょん。しにたくなければみょんのしつもんにこたえるみょん) れいむの背後に寄り添うように近づいたみょんが、れいむにささやく。 (ゆぎぎ・・・れいむのからだがうごかないよ!お、おまえは3ねんまえにころしたはずのみょん・・・!) みょんの太刀筋は、れいむの中枢餡の痛覚神経を突いていた。そうでもなければ激しい痛みの中、ゆっくりがこちらの質問に答える などということは不可能であろう。またみょんは、れいむの息遣いから、彼女が何を言おうとしているのかを読み取ることができた。 あの修行の日々は、戦闘ばかりではなくこのような尋問術すらも可能とした。 (もういちどいうみょん、たすかりたければみょんのしつもんにこたえるみょん) (ゆっぐ・・・わかったよ・・・さっさとしつもんしてね!) みょんがれいむから聞き出した情報はこのようなものだった。三年前、ゲスまりさとそのとりまきがこの群にやってきて長や幹部達 を皆殺しにし、最も反抗的だったみょんを制裁し終わった後、彼女らはこの群のトップとして君臨した。メンバーは長となったゲスま りさ、食料庫大臣になったありす、そして労働大臣となったこの擬態れいむだった。そう、この擬態れいむは、三年前のあの日、みょ んを痛めつけた連中の一匹だったのである。 そしてゲスまりさは労働擬態れいむとともに細やかなグループ分けをした奴隷制を敷き、また各グループに対して連帯責任性と密告 の奨励を導入することによって奴隷による氾濫を封じた。 そしてあのでいぶ__泣き虫れいむは、ゲスまりさに見初められて、奴隷階級から一転幹部入りし、掟大臣れいむとして群に君臨し 、集会をさせないために巣の入り口を閉めないことを命じた。 (それがさくや、あのなきむしれいむがすのかんしやくをしていたりゆうみょんか・・・) (ゆっぐぐぐ・・・これでいいでしょ!?はやくれいむをなおしてね!) れいむが訴える。みょんは優しく諭すようにれいむに尋ねた。 (れいむ、れいむはからだがなおったら、ドスにみょんのことをほうこくするみょん?) (ゆ・・・!そ、そんなこと・・・しない・・よ?) (うそみょんね、めをみればわかるみょん。うそつきはきらいみょん) みょんが剣を構える。れいむの目の色が恐怖から憎悪へと変わった。 (ゆっがあああああ!じね!げずなみょんはじねええええ!どずううううう!どずっ!でいぶをだずげろおおおおお!) 声を張り上げようとするも、喉の奥から空気が漏れるだけ。れいむの行く末は、決まった。 (あ、そういえば、れいむ、みょんはれいむにひとつうそをついてたみょん。だから、れいむがみょんにうそをついたことはちょう けしにしてあげるみょん) みょんの目は相変わらず優しそうにれいむを見つめている。諦めかけてたれいむの生への渇望に、再び火が灯る。 (れ・・・れいむをたすけてくれるの・・・?) (ちがうみょん、さいしょからみょんはれいむをたすけるきなんてなかったみょん。それに・・・) それに、と云う。れいむはその先を聞きたくない。今まで意識の向こうへ追いやっていた感覚が、じわりじわりと戻ってくるのがよ くわかる。やめてくれ、言わないでくれ、その先を聞いてしまったら___ (そろそろいたみがもどってくるころみょん) (!?!?!?っ~~~~~~!!!!) ダムが決壊したかのような痛みを、れいむは感じているのだろう。中枢餡に溜まりに溜まった痛覚信号を、今のれいむは耐えること しかできない。痛みを訴えることもできず、暴れて痛みを紛らわすこともできず只ひたすらじっと、耐え続ける。目は一瞬で白濁し、 髪の毛は全て抜けてお飾りも一緒に地面へ落ちた。命よりも大事なお飾り、それがなくなったことにすら、れいむはいまだに気づかな い。 (まずはひとり・・・) みょんはれいむのお飾りを咥えて、れいむに背を向けて走っていった。そこには二つに割れた濡れ饅頭が落ちているだけであった。 ゆっ・・・こんなところにおまんじゅうがあるよ! 後ろから、そんな声が聞こえた気がした。擬態れいむが痛みから解放されるときも近い。 ___________________________ 「みょん、あなたもしかしてろうどうだいじんのれいむを・・・」 その日の夜、ぱちゅりーはみょんに問い詰めた。「仕事」の後、滅多に行われることのない全体集会が開かれて、労働大臣れいむが 行方不明になったという情報が発表されたのだ。 「なんのことみょん?みょんはひるまはひろばでくさきあいてにけんじゅつのれんしゅうをしてたみょん。まあ、もっともその『く さき』がれいむのぎたいだったならはなしはべつみょんが・・・」 「やっぱり・・・ドスンドスンあっれいむだわ!おくにかくれて!」 「やれやれみょん」 みょんが奥の部屋に隠れて数秒後、掟大臣のれいむがぱちゅりーの洞穴に現れた。れいむはなにやら機嫌の良い様子である。 「ゆっふっふ!ぱちゅりー!きょうもごくろうさんだったね!」 「れいむはずいぶんきげんがよさそうね」 「あたりまえだよ!じゃまなやつがひとりきえたんだからね!れみりゃかふらんにくわれたか、もしくはじこでしんだかしたんだろ うね!」 「でも、ろうどうだいじんのおしごとをだれかにまかせないといけないのでしょう?れいむがやるつもりなの?」 「まさか。ぱちゅりーがやればいいよ!ぱちゅりーがろうどうだいじんになれるようにれいむがすいっせんっしてあげるよ!」 みょんは驚いた。奴隷階級のぱちゅりーを幹部にする?確かにドスの番であり、掟大臣でもあるれいむの推薦があればそれも不可能で はないだろう。しかし、一体どういう算段なのだろうか。れいむは昔から体は強くなかったが、頭は良いゆっくりであった。なにか企 んでいるのだろうか。そんなみょんの思考をよそに、ぱちゅりーはため息をつきながら答えた。 「むきゅー、またそのはなし?まえもいったでしょ?ぱちゅはかんぶになんかなりたくないわ」 「『ぱちぇ』・・・もうぱちぇはじゅうぶんがんばったでしょ?それにぱちぇはあたまがきれる。れいむとぱちぇがちからをあわせ れば・・・」 「そこまでよ、れいむ。ドスのつまでありかんぶでもあるあなたのくちからでていいことばではないわ。」 「!・・・っふん!『ぱちゅりー』はあたまがかたいね!たゆんのこういをむだにするげすはいたいめをみるといいよ!」ドカッ 「むっぎゅっ!おえっ」 れいむの体当たりを受けたぱちゅりーはクリームを吐き出した。みょんはすぐにでも駆け寄りたい衝動を必死に抑える。 ___れいせいに・・・れいせいになるみょん・・・!ぱちぇ・・・! 「ゆっふっふ、れいむさまのちからをおもいしったようだね!じゃあまたあしたもくるからね!あまあまよういしといてね!いっぱ いでいいよ!」 れいむがいなくなってしばらくし、ぱちゅりーはなんとか喋れる程度までは回復した。 ぱちゅりーは言う。このようなことはよくあることだ、と。 ぱちゅりーは言う。泣き虫れいむがでいぶと化したのは三年前、みょんがいなくなってすぐのことだったと。 ぱちゅりーは言う。泣き虫れいむはゲスまりさに取り入り、幹部入りを果たすためにでいぶ化したと。 ぱちゅりーは嗚咽を抑えながら言う。泣き虫れいむは、三年前のみょんとは違う手段で、奴隷解放を果たそうとしていると。 ぱちゅりーは泣きながら言う。泣き虫れいむがぱちゅりーに辛く当たるのは、ぱちゅりーが自ら奴隷の身分から解放されたいと思う ようにさせるためだと。そしてれいむとぱちゅりー二人の幹部の力で、再び群を再興するのが目的だと・・・。 「れいむ・・・なきむしれいむはでいぶになったいまでも、なきむしれいむのままなんだね・・・」 「むぎゅううん!むぎゅうううん!みょん!あのごを!あのごをかいほうじであげでえええ!ぱちゅにはむりなのおお!ぱちゅには れいぶみだいなゆうきがだりないのよおおおおおお!!むぎゅうううん!」 ぱちゅりーが泣き叫びながらみょんにすがりつく。 「ぱちぇ・・・」 ____________________________________ 次の日の朝、みょんは昨日と同様、ぱちゅりーが目を覚ます前から行動を開始した。昨日の擬態れいむは色んな情報を教えてくれた 。みょんは情報集めはもう必要ないだろうと判断し、次のターゲット、食料庫ありすを討伐すべく群の食料庫へと向かった。 ___あのなきむしれいむが・・・りっぱになったものみょん。 泣き虫れいむはみょんやぱちゅりーよりも二ヶ月ほど遅れて生まれた子で、同世代ゆっくりの中では一番の年少だった。駆けっこや かくれんぼに負けるたびに、もみあげをわさわささせてぴーぴー泣いてたあのれいむを、それほどまでに駆り立てたゲスまりさとその 一味、決して捨て置く訳にはいかぬ。 ___ぱちぇ、ごめんみょん。みょんはれいむのやくにはたてないみょん。 気配を隠し、痕跡を隠し、無音で走るゆっくり剣士。 ___みょんはみょんなりのほうほうでしか、ほんかいをとげることができないみょん。 その姿はまるで、幽霊のようであった。 ___ここが食料庫・・・ 三年前とそんなにかわらないな・・・そんなことを考えながらみょんは食料庫の探索を開始した。食料庫の中は蟻の巣状になってお り、さまざまな食料が山のように積まれている。洞穴の奥のほうからなにやら声が聞こえてきた。 (んほおおおぉぉぉぉ・・・いいわぁあぁぁぁ・・・・・) (やべでええええええ・・・・もううみだくないぃぃぃぃぃ・・・・) ___嫌な予感しかしないみょん・・・ この食料の豊富な洞穴は、同時に食料庫ありすの家でもあり、またすっきり地獄でもあるのだろう。みょんの予感は的中した。しか し、一部外れたところもある。この食料庫は、ありすの家でもあり、すっきり地獄でもあり、そしてまた食料供給施設でもあったのだ 。 ___生まれた子供を潰しているみょんか!?なんとむごい・・・・! そう、食料庫ありすは奴隷に種付けし、生ませた子供をすり潰して食料庫に保存しているのだ。 ___食料庫ありすって・・・そういう意味みょんか・・・? 「んほおおおお!すっきりいいいいいい!」 「いやあああああ!やべでええええええ!じゅっぎぢぃいいい!!」 みょんが呆然としている最中、食料庫ありすは絶頂を向かえ、組み伏せた奴隷れいむからにょきにょきと蔦が生えた。 「それ以上はやめるみょん。おまえあいてならようしゃするひつようもなさそうだみょんね」 「んほ?・・・・!!あなたは三年前のみょん・・・・生きていたの!?」 ありすの目の色がれいぱーから変わる。ぺにぺにはいまだ大きいままだ。みょんはゆっくりといつもの構えをとる。 「きさまらをころさないと、おちおちねてもいられないみょん」 「そう・・・そうなの、ありすにすっきりしてもらうためにじごくのそこからもどってきてくれたのねええええええ!!」 ありすの目が再びれいぱーもーどとなり、みょんに向かって突進してきた。 「そんなちょくせんてきなうごきでは・・・!?」 「んほっ!」ピュピュッ ありすは巨大化したぺにぺにから精子餡が噴出させた。みょんは即座に抜刀し、それを切り払う。瞬間、ありすが猛加速し、みょん のすぐ目の前に躍り出た。れいぱーの鼻息が顔に掛かる。 「にんっしんっしてねええええ!」 ありすがみょんのまむまむ目掛けてぺにぺにを挿入しようとする。みょんはその場で回転し、まむまむを守る。そしてその回転を利 用して剣でありすの顔を引き裂いた。 「んほぎぎいいいいいいい!!」 「たいあたりするとみせかけて、せいしあんをもちいたえんきょりすっきりーにいどみ、それすらもおとりにしてちょくせつまむま むのおくをねらう・・・。れいぱーにしてはかんがえたものみょん。ここまでにくはくされたのははじめてみょん。」 「ゆぎぎぃ・・・まだまだよぉぉぉぉ!!んほおおおおおおおおお!!!」 「だがそれが、いのちとりみょん」 みょんはれいぱーに背中を見せたまま、ゆっくり殺しを背に収める。それが、ありすの目にはみょんが誘っているようにしかみえな い。 「つつつつつ、つんでれなのねええええ!ゆ・・・ゆあががががあああ!!なんで!?なんでありすのあたまにあかちゃんがあああ あああ!?!?!?」 そう、みょんに襲い掛かろうとしたありすのあたまに、突然蔦が生え赤ゆっくりが生ったのだ。 「どっどぼぢでええええ!?!?あああああああああクリームざんずわないでええええ!!!」 「せいしあんをきりはらったけんで、かおをきられたのをわすれたみょんか?それともさいきんは、じぶんのせいしでにんしんする のがとかいはのとれんどみょんか?」 「ゆっぐぐ・・・ぎゃああ!だれ!?ありずのどがいはなあんよにかみついたのはああああ!?!?!?」 「じねえ・・・!れいぶをれいぷっぷしたありずはじねええええ!!」 「ごろじでやる!あがぢゃんをごろじだゲズはごろずんだああああ!!」 ありすが妊娠して動けなくなったと見るや、それまでありすにレイプされ続けていた奴隷ゆっくりたちが反旗を翻したのだ。 「ゆっ・・・・ゆゆふふふ、みんないくらありすのことだいすきだからって、たべちゃだめよぉ?」 ありすは必死の説得を試みる。しかしわが子を奪われ目の前で殺され、はじめてのすっきりっを奪われたゆっくりたちには届かない 。 「やべでっ!おねがい!みょん!こいつらをぶちころしてええええ!ありずはにんっしんっしててうごけないのおおおお!!ありず にはあがぢゃんがいるのおおおおお!おでがいいいいいい!!」 今更ながらに親心に目覚めたらしい、食料庫ありすがみょんに懇願する。しかしみょんは振り向くことはない。悪鬼と化した同胞達 の姿を見たくないのだ。ならばせめて・・・ 「ありす、じごくにおとすはこの”ゆっくりころし”だみょん。ゆっくりころしのあくみょうは、おまえたちとみょんだけでよい」 みょんは同胞達の姿を見ないように目を強くつぶったまま、異形の剣を咥え、そのまま一回転。ありすの中枢餡とそのおちびちゃん 達を破壊した。洞穴の奥ではありすが死んだことにすら気づかない、哀れな親たちの声が響いていた___ ____________________________________________ ___夜。 「みょん・・・しょくりょうこのありすをころしたのね・・・」 ぱちゅりーが尋ねる。今日も全体集会があったのだ。しかしそうでなくともぱちゅりーには、わかってしまうだろう。みょんはとて も消沈した様子だったためだ。 「ぱちぇ・・・しょくりょうこのおくでなにがおこなわれてたか、ぱちぇはしってた?」 「ええ・・・ごめんなさい。ぱちゅにはどうすることもできなかったの・・・みんなにはわるいことをしたとおもってる・・・」 ぱちゅりーがみょんに謝罪する。尤もみょんはそんなことは求めていない。只、悪鬼に落ちた犠牲者のことを思うのは、一人では 重たすぎるのだ。 「れいむは、しってたのかな・・・」 みょんが問う。 「・・・おちついてきいてちょうだい、おちびちゃんをつぶしてしょくりょうにするというアイデアをだしたのは、ほかでもないれ いむよ・・・」 ぱちゅりーは涙を流している。みょんはぐぅと呻いた。あのれいむがそんなにむごいことを・・・みょんの頭のなかはそんな思いで いっぱいだった。 「むきゅ・・・れいむは・・・でいぶをえんじるひつようがあった・・・・。れいむは、そのためにはどんなむごいことでもやって のけるこよ。それがれいむのつよさでもあり、よわさでもある・・・。」 「・・・れいむをこれいじょうじごくにひきずりこませるわけにはいかないみょん。」 ドス討伐。れいむを救うにはそれしかないのだ。みょんは虚勢を張る。ぱちゅりーも、それに答えて軽口を叩く。 「むきゅ!そうね、わたしたちはれいむのともだちだもの。わたしたちが、れいむのいばしょをつくってあげましょう。そしてまた 、みんなでいっしょにゆっくりしましょう!」 ぱちゅりーは明日の朝、みょんを見送ろうと決意した。最後になるかもしれない。ぱちゅりーは裏腹に、そんなことを考えていた その夜、れいむは現れなかった。