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[#ドラマ主題歌VSAD] 基本情報 ルーム https //www.showroom-live.com/r/VCHETSINC_0570 名前 ものひもの 番号 0570 ニックネーム ファンネーム ルーム挨拶(入室) ルーム挨拶(退出) Twitter https //twitter.com/MYMkumahimono マシュマロ https //marshmallow-qa.com/mymkumahimono YouTube 配信タグ ファンアートタグ Twitter以外のSNSなど項目も適宜追加してください 目次 詳細情報自己紹介 配信タイムテーブル 活動の記録予選イベント期間 セミファイナルイベント期間 決勝イベント期間 本選後の消息 用語・名言集 ファンのブログやnote、togetterまとめ 詳細情報 自己紹介 ひきこもり弾き語り歌い手ものひものだよ🧸 "もの"って呼んでね。 干物熊成人、巣穴の中から歌を配信する🧸 オーディション1位目指してます🔥 40mpさんの曲が欲しい💪 まずは予選突破目標 ┈┈┈⏰配信時間⏰┈┈┈ 大体21時以降〜の予定。 ┈┈┈🌟Profile🌟┈┈┈ [名前]ものひもの [誕生日]7/24 [好きなもの]ゲーム🎮音楽🎶読書📖寝💤 [趣味/特技]ギターが弾ける🎸🧸 [性格]怠け者 ファンネーム もの好き ファンマーク 🧸🍼 ┈┈┈💎 夢 💎┈┈┈ バーチャルシンガーオーディションVol.3参加中 1位取ったら40mP様の楽曲でドラマ主題歌歌わせてもらえるらしい。とてもすごい。皆の力でものを歌わせてください🧸 みーんなにもののこと覚えててもらいたいな🧸 .゜。 +*.゜得意なジャンル。 +*.゜。 +*.゜ ボカロ、アニソン ❁.。. * .。.✽.。. 得意なアーティスト* .。.❁.。. * .。.✽.。 さユり 米津玄師 天野月子 Ado クリープハイプ ✎︎_____リクエスト待ってる🧸_______ ・君はロックを聴かない ・マリーゴールド ・愛を伝えたいだとか ・貴方解剖純愛歌 ・生きていたんだよな ・イノチミジカシコイセヨオトメ ・栞 ・イト ・かえるの唄 ・グレーマンのせいにする ・真赤 ・チェリー ・楓 ・ギラギラ ・レディメイド ・lemon ・アイネクライネ ・シンデレラグレイ ・メトロノーム ・天体観測 ・車輪の唄 ・ミカヅキ ・アノニマス ・平行線 ・酸欠少女 ・夜明けの詩 ・ゆるふわ樹海ガール ・コールボーイ ・酔いどれ知らず ・EYE ・ロミオとシンデレラ ・メルト ・初めての恋が終わる時 ・弱虫モンブラン ・モザイクロール ・愛迷エレジー ・二息歩行 ・林檎売りの泡沫少女 ・空想フォレスト ・アイロニ ・オレンジ ・さよならミッドナイト ・ガランド ・少女レイ ・深昏睡 ・ハロ/ハワユ ・心做し ・Calc. ・Dear ・ピエロ ・Hello,worker ・夜明けと蛍 ・ルラ ・シャルル ・メーベル ・雨とペトラ ・レディーレ ・花瓶に触れた ・抜錨 ・浴槽とネオンテトラ ・性格悪くてすみません ・Alice ・悪ノ娘 ・悪ノ召使 ・残響散歌 ・カタオモイ ・Re frain ・ヒッチコック ・言って ・ただ君に晴れ ・花に亡霊 ⋆꒰ঌ┈┈┈┈オリジナル曲┈┈┈┈┈໒꒱⋆ ・渇き(支援ゲージ第1弾達成リターン) ・首輪(支援ゲージ第2弾達成リターン) ・コーラ(支援ゲージ第3段達成リターン) ・夢の人(支援ゲージ第4弾達成リターン) to be continued… 他にも言ってみたら歌えるかもかも 配信BGMお借りしてます↓ https //youtube.com/@zukisuzukiBGM キャラ立ち絵出典 Picrewの五百式立ち絵メーカー様 配信タイムテーブル 日付 配信開始 配信終了 星集め 星捨て 備考 活動の記録 予選イベント期間 セミファイナルイベント期間 決勝イベント期間 本選後の消息 用語・名言集 ファンのブログやnote、togetterまとめ Twitter用画像です。本画像はページ最下部に配置してください。
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前ページ次ページつかわれるもの 第01話 呼び出されたもの ここトリステイン魔法学院では、現在二年生の「春の使い魔召喚の儀式」の真っ最中だ。 午後から始まったこの儀式だが、生徒達は順調に召喚に成功して行き、一人の女生徒を残すのみ。 しかしその女生徒が召喚の魔法を唱えても……聞こえてくるのは儀式を終えた生徒や使い魔の叫び声と―――爆発音だけであった。 その女生徒――ルイズはこれで16度目となる爆発にも決して諦めようともせず、ゆっくりと深呼吸を行って精神を集中させていた。 (今度こそ大丈夫だ、落ち着こう……) 周りから聞こえて来る罵声と悲鳴、教師がまた明日行えば……と言ってくるが、ルイズはもう一度だけやらせて下さい!と半ば強引に押し切った。 (今まで沢山練習したんだ、落ち着いてやれば成功するわよッ……) そして再び杖を掲げ、声を張り上げた。 「宇宙の果てのどこかにいる、私の下僕よ!強く、美しく、そして生命力に溢れた使い魔よ!私は心より求め、訴えるわ。我が導きに応えなさい!」 ――再び巻き起こる轟音を伴った大爆発、今までで最大の規模だ。 太った一人の生徒が巻き込まれ、焼き過ぎて焦げてしまった豚のように真っ黒になってしまった。 ルイズはついに地面に崩れ落ちた。 今までの努力は、勉強は、練習は、無駄だったのだろうか。 所詮「ゼロ」のルイズには召喚なんか無理だったのだろうか。 そう考えると涙が出そうになった……が、周りの叫び声で我に返った。 「お、おい!何か動いてるぞ!」 「あのルイズが成功したのか!?」 「マリコルヌ!傷は深いぞ!しっかりしろ!!!」 何かが、居る? 勢い良く顔を上げ、土煙の中を確認すべく目を凝らす。 そこには確かに何か動くものが存在し、ルイズは期待に胸を膨らませた。 (ドラゴン?グリフォン?この際だったら鷲とか、梟とか、何でも良いわ!) そして段々と土煙が晴れて行き、そこに居たのは…… 「あ、亜人!?」 獣の耳と尾を持つ女性と、鷲の翼のような耳を持つ女性の二人だった。 カルラが目を開いた時、目の前は土煙で覆われていた。 そして辺りからは罵声や悲鳴、そして驚愕の声が聞こえて来る。 落ち着いて周囲を見回すと、隣にトウカが倒れているのが見えた。 「トウカー、死んでませんわよねー?」 ゆっさゆっさとトウカの身体を揺する。 呼吸はしているようだから死んではいないだろう。 片手で顔を抑えながら、トウカはゆっくりと上体を起こした。 「んー……ここは?」 「良く判りませんけど、生きてはいるみたいですわねー」 「先程居た戦場では無いみたいだな……」 「どうやら"あの鏡"で何処かに飛ばされた、と考えるのが妥当ですわね……」 結論から言えば、カルラの読みは正しかった。 土煙が晴れて目にしたのは、珍妙な衣装に身を包んだ子供達であった。 それを見守っていた教師――二つ名「炎蛇」のコルベールは、目の前で起こった事態に困り果てていた。 何しろ亜人が召喚された、というだけで相当の異常事態であると言うのに、あまつさえそれが二人も居るのだ。困るのも当然と言えば当然なのだが。 試しに彼女達に『ディテクト・マジック』を使ってみたのが、結果として両方から魔力反応があった。 やはり先住魔法が使える、と考えるべきなのだろう。いきなり暴れ出そうものなら手が付けられない事は明白だ。 そして、コルベールを悩ませる理由は彼女達の存在だけでは無かった。 「ミスタ・コルベール……私はどうすれば良いのでしょうか……」 そう、彼女達を召喚したのが――ルイズだと言う事だ。 コルベール自身、彼女の努力は良く判っているつもりでいた。 そしてルイズに才能が無いのでは無く、まだ開花していないだけだ、と考えていた。 ルイズが今日の儀式の為に、毎日毎日努力をしていた事を知っていた。 だからこそ、この機会に召喚できずに退学、という事態だけは絶対に避けて欲しかった。 もしこれを認めなかったら、次に召喚する時に成功する保証は……無い。 コルベールは考える。 召喚される使い魔は、主にとって最も必要とされる存在だ。 恐らく何らかの理由で、彼女達は呼ばれたのだろう。 今更何をした所で、杖はもう振られたのだ。ならばこの流れに全てを任せよう。 もしこの女性達が暴れ出そうものなら、自身が全力で止めてみせる。生徒達を守ってみせる。 コルベールは意を決して、ルイズに声を掛けた。 「前例には無いが……例外は認めらない。春の使い魔召喚の儀式はあらゆるルールに優先する」 「彼女達のどちらか片方と、『コントラクト・サーヴァント』を」 前ページ次ページつかわれるもの
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もくじを見る 概要 所持ポケモン 関連項目 コメントフォーム 概要 所持ポケモン No. 名前 特性 通常特性 隠れ特性 メタモン じゅうなん かわりもの 関連項目 特性 あ行 ARシステム アイスフェイス アイスボディ あくしゅう あついしぼう あとだし アナライズ あまのじゃく あめうけざら あめふらし ありじごく アロマベール いかく いかりのこうら いかりのつぼ いしあたま いたずらごころ いやしのこころ イリュージョン いろめがね いわはこび うのミサイル うるおいボイス うるおいボディ エアロック エレキスキン エレキメイカー えんかく おうごんのからだ オーラブレイク おどりこ おみとおし おもかげやどし おもてなし おやこあい おわりのだいち か行 カーリーヘアー かいりきバサミ かがくのちから かがくへんかガス かげふみ かぜのり かそく かたいツメ かたやぶり かちき カブトアーマー かるわざ かわりもの がんじょう がんじょうあご かんそうはだ かんろなミツ ききかいひ きけんよち きずなへんげ ぎたい きみょうなくすり きもったま ぎゃくじょう きゅうばん きょううん きょうえん きょうせい ぎょぐん きよめのしお きれあじ きんしのちから きんちょうかん くいしんぼう クイックドロウ クォークチャージ くさのけがわ くだけるよろい グラスメイカー クリアボディ くろのいななき げきりゅう こおりのりんぷん こだいかっせい こぼれダネ ごりむちゅう こんがりボディ こんじょう さ行 サーフテール サイコメイカー さいせいりょく さまようたましい さめはだ サンパワー シェルアーマー じきゅうりょく じしんかじょう しぜんかいふく しめりけ しゅうかく じゅうなん じゅくせい じょうききかん しょうりのほし じょおうのいげん じりょく しれいとう しろいけむり しろのいななき しんがん シンクロ じんばいったい しんりょく スイートベール すいすい すいほう スカイスキン スキルリンク スクリューおびれ すじがねいり すてみ スナイパー すなおこし すなかき すながくれ すなのちから すなはき すりぬけ するどいめ スロースタート スワームチェンジ せいぎのこころ せいしんりょく せいでんき ぜったいねむり ゼロフォーミング そうしょく そうだいしょう ソウルハート た行 ダークオーラ ターボブレイズ たいねつ ダウンロード だっぴ たまひろい ダルマモード たんじゅん ちからずく ちからもち ちくでん ちどりあし ちょすい テイルアーマー てきおうりょく テクニシャン てつのこぶし てつのトゲ テラスシェル テラスチェンジ テラボルテージ デルタストリーム テレパシー でんきエンジン でんきにかえる てんきや てんねん てんのめぐみ とうそうしん どくくぐつ どくげしょう どくしゅ どくのくさり どくのトゲ どくぼうそう どしょく とびだすなかみ トランジスタ トレース とれないにおい どんかん な行 ナイトメア なまけ にげあし にげごし ぬめぬめ ねつこうかん ねつぼうそう ねんちゃく ノーガード ノーてんき ノーマルスキン のろわれボディ は行 ハードロック はがねつかい はがねのせいしん ばけのかわ はじまりのうみ パステルベール はっこう バッテリー はとむね バトルスイッチ ハドロンエンジン はやあし はやおき はやてのつばさ はらぺこスイッチ バリアフリー はりきり はりこみ パワースポット パンクロック ばんけん はんすう ビーストブースト ヒーリングシフト ひでり ひとでなし ひひいろのこどう ビビッドボディ びびり ひらいしん びんじょう ファーコート ファントムガード フィルター ふうりょくでんき フェアリーオーラ フェアリースキン ふかしのこぶし ぶきよう ふくがん ふくつのこころ ふくつのたて ふしぎなうろこ ふしぎなまもり ふしょく ふとうのけん ふみん ふゆう プラス フラワーギフト フラワーベール フリーズスキン プリズムアーマー ブレインフォース プレッシャー フレンドガード ヘヴィメタル ヘドロえき へんげんじざい へんしょく ポイズンヒール ぼうおん ほうし ぼうじん ぼうだん ほおぶくろ ほのおのからだ ほろびのボディ ま行 マイティチェンジ マイナス マイペース マグマのよろい まけんき マジシャン マジックガード マジックミラー マルチスケイル マルチタイプ ミイラ みずがため ミストメイカー みずのベール みつあつめ ミラーアーマー ミラクルスキン むしのしらせ ムラっけ メガランチャー メタルプロテクト メロメロボディ めんえき もうか ものひろい もふもふ もらいび や行 やるき ゆうばく ゆきかき ゆきがくれ ゆきふらし ようりょくそ ヨガパワー よちむ よびみず よわき ら行 ライトメタル リーフガード リベロ リミットシールド りゅうのあぎと りんぷん レシーバー わ行 わざわいのうつわ わざわいのおふだ わざわいのたま わざわいのつるぎ わたげ わるいてぐせ コメントフォーム 名前 コメント すべてのコメントを見る ※こちらは「情報提供欄」です。質問や雑談はご遠慮ください。
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土蜘蛛│和│鬼部│ http //wakanmomomikan.yu-nagi.com/momomi3/maki-4450.htm 狩野+
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夢で見たのをリサイクル。 時代・地理設定 ほぼ現代。 地理も現代。 まんまリアル地球。 概要 「雲」と呼ばれる正体不明の戦艦が地球のあちこちにちょっかいを出してきまくる世界。 そんな「雲」は軍が本気出してなんとか追い払えるレベル。 困った。 しかし、「雲」を蹴散らす一人の姿。 それが主人公。 名前は未定。 そんな主人公ちゃんがボッコにしつつされつつ病んでいくハートフルボッコストーリー。 登場キャラクタ :綜尺 景 :瀬木 釼崇 :オーブラカ 雲ってナンディスカ 異星人の宇宙戦艦とも呼ばれる不思議な物体。 ゲリラ豪雨の積乱雲めいた造形をしている。 近寄ってよく見ると四角いブロックのパーツが無数に集まった構造。 材質不明。 突如として都市部の上空に現れてミサイルを落としてきたりする。 現れて何もしてこない時もあったりするため目的は不明。 ネタに出来る夢!? ネタに出来る夢ヤッター!
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子どもの権利委員会・一般的意見16号:企業セクターが子どもの権利に与える影響に関わる国の義務 後編 (企業と子どもの権利 前編より続く) VI.実施の枠組み A.立法措置、規制措置および執行措置 1.法令 53.法令は、企業の活動および操業によって子どもの権利に悪影響が生じ、または子どもの権利が侵害されないことを確保するために必要不可欠な手段である。国は、第三者によって子どもの権利が実施されるようにし、かつ、企業が子どもの権利を尊重できるようにする明確かつ予測可能な法的環境および規制環境を提供する法律を定めるよう、求められる。企業が子どもの権利を侵害しないことを確保する目的で適切かつ合理的な立法措置および規制措置をとる義務を満たすために、国は、懸念の対象となる特定の企業部門を特定する目的でデータ、証拠および調査研究の結果を収集することが必要になろう。 54.第18条第3項にしたがい、国は、働く親および養育者が子どもに対する養育責任を果たすことを援助する雇用環境を企業内で創設するべきである。このような環境としては、家族にやさしい職場方針(育児休暇を含む)の導入、母乳育児の支援および推進、良質な保育サービスへのアクセス、十分な生活水準を維持するに足る賃金の支払い、職場における差別および暴力からの保護、ならびに、職場における安心および安全などがある。 55.非効率的な税制、腐敗、および、とくに国有企業への課税および法人課税から得られた政府歳入の不適切な管理は、条約第4条にしたがって子どもの権利を充足するために利用可能な資源の制限につながる可能性がある。贈収賄・腐敗対策関連文書 [19] に基づいてすでに負っている義務に加え、国は、透明性、説明責任および公正性を確保しながら、あらゆる財源から歳入フローを獲得しかつ管理するための効果的な法令を策定しかつ実施するべきである。 [19] OECD・国際商取引における外国公務員に対する贈賄の防止に関する条約および(または)国連・腐敗防止条約など。 56.国は、子どもの経済的搾取および危険な労働が禁止されることを確保するために条約第32条を実施するべきである。国際基準にのっとった最低就労年齢を越えており、したがって被用者として合法的に働ける一方、なおも(たとえばその子どもの健康、安全または道徳的発達にとって危険がある労働から)保護される必要があり、かつ教育、発達およびレクリエーションに対するその子どもの権利が促進されかつ保護されることを確保されなければならない子どもも存在する [20]。国は、最低就労年齢を定め、労働時間および労働条件を適切に規制し、かつ、第32条を効果的に執行するための罰則を確立しなければならない。国は、労働監察および執行のための、十分に機能する制度および能力を整備しなければならない。国はまた、児童労働に関する基本的なILO条約 [21] を双方とも批准し、かつ国内法に編入するべきである。条約第39条に基づき、国は、いずれかの形態の暴力、ネグレクト、搾取または虐待(経済的搾取を含む)を経験した子どもの身体的および心理的回復ならびに社会的再統合を促進するためにあらゆる適当な措置をとらなければならない。 [20] 休息、余暇、遊び、レクリエーション活動、文化的生活および芸術に対する子どもの権利(第31条)に関する一般的意見17号(2013年、近日発表)参照。 [21] 最悪の形態の児童労働の禁止および撤廃のための即時の行動に関するILO第182号条約(1999年)および就業が認められるための最低年齢に関するILO第138号条約(1973年)。 57.国はまた、子どもの権利、健康およびビジネスに関する国際的に合意された基準(世界保健機関の「タバコの規制に関する枠組み条約」ならびに「母乳代替品の販売促進に関する国際基準」および世界保健総会がその後採択した関連の決議を含む)の実施および執行も要求される。委員会は、製薬部門の活動および操業が子どもの健康に深い影響を及ぼすことを認識する。製薬会社は、既存の指針 [22] を考慮しながら、子どものための医薬品のアクセス、利用可能性、受け入れ可能性および質を高めるよう奨励されるべきである。さらに、知的財産権は医薬品の負担可能性を促進するようなやり方で適用されるべきである [23]。 [22] 医薬品へのアクセスに関する製薬会社のための人権指針(人権理事会決議15/22)。 [23] 一般的意見15号、パラ82;世界貿易機関「TRIPS協定と公衆衛生に関する宣言」(WT/MIN(01)/DEC/2)参照。 58.マスメディア産業(広告・宣伝産業を含む)は、子どもの権利に対して肯定的な影響も否定的な影響も及ぼしうる。条約第17条に基づき、国は、民間メディアを含むマスメディアに対し、子どもにとって社会的および文化的利益のある情報および資料(たとえば健康的なライフスタイルに関するもの)を普及するよう奨励する義務を負う。メディアは、情報および表現の自由に対する子どもの権利を認めつつも有害な情報(とくにポルノ的な資料、または暴力、差別および子どもの性的イメージを描写し若しくは強化する資料)から子どもを保護するため、適切に規制されなければならない。国は、マスメディアに対し、すべてのメディア報道において子どもの権利が全面的に尊重されること(暴力からの保護および差別を固定化させる描写からの保護を含む)を確保するための指針を発展させるよう、奨励するべきである。国は、視覚障害その他の機能障害を有する子どもにとってアクセス可能な形式で書籍その他の印刷物を複製することを認める、著作権上の例外を定めることが求められる。 59.子どもは、メディアを通じて伝達される宣伝および広告を真実であって偏りのないものと考える場合があり、したがって有害な製品を消費しかつ使用する可能性がある。広告および宣伝はまた、たとえば非現実的な身体イメージを描いている場合などに、子どもの自尊感情に対しても強力な影響力を持ちうる。国は、適切な規制を行なうこと、ならびに、企業に対し、行動規範を遵守し、かつ親および子どもが消費者として十分な情報に基づく決定を行なえるようにする明瞭かつ正確な製品表示および製品情報を用いるよう奨励することにより、宣伝および広告が子どもの権利に悪影響を与えないことを確保するべきである。 60.デジタルメディアは特段の懸念の対象である。多くの子どもは、インターネットの利用者であると同時に、ネットいじめ、ネットを通じての勧誘、人身取引またはインターネットを通じた性的な虐待および搾取のような暴力の被害者ともなりうるためである。企業はこのような犯罪行為に直接関与しているわけではないかもしれないが、その行動を通じてこれらの権利侵害に加担する可能性はある。たとえば、インターネット上で操業する旅行代理店によってセックス・ツーリズム活動の情報交換および計画が可能になるので、児童セックス・ツーリズムがこれらの代理店によって促進される可能性がある。児童ポルノは、インターネット企業およびクレジットカード業者によって間接的に促進されうる。国は、子どもの売買、児童買春および児童ポルノに関する選択議定書上の義務を履行するとともに、子どもがリスクに対応し、かつどこに助けを求めればよいか知ることができるよう、ウェブ関連の安全に関する、年齢にふさわしい情報を子どもに提供するべきである。国は、情報通信技術産業が子どもを暴力および不適切な資料から保護するための十分な措置を発展させかつ整備するよう、当該産業との調整を図るよう求められる。 2.執行措置 61.一般的に、子どもにとってもっとも重大な問題となるのは、企業を規制する法律が実施されず、または十分に執行されないことである。効果的な実施および執行を確保するために国が採用すべき措置としては、以下を含む多くのものがある。 (a) 子どもの権利に関連する基準(健康および安全、消費者の権利、教育、環境、労働ならびに広告および宣伝に関するもの等)の監督を担当する規制機関を強化することにより、これらの機関が、苦情申立てを監視しおよび調査しならびに子どもの権利侵害に対して救済を提供しおよび執行するための十分な権限および資源を保持するようにすること。 (b) 子どもの権利と企業に関する法令を、子どもおよび企業を含む関係者に対して普及すること。 (c) 条約および企業と子どもの権利に関するその議定書〔訳者注/「条約およびその選択議定書に掲げられた企業と子どもの権利に関する規定」の意か〕、国際人権基準および関連国内法が正しく適用されることを確保し、かつ国内判例の発展を促進する目的で、裁判官および他の行政官ならびに弁護士および法律扶助の提供に従事する者の研修を実施すること。 (d) 司法的または非司法的機構を通じた効果的な救済措置を提供し、かつ司法に効果的にアクセスできるようにすること。 3.子どもの権利と企業によるデュー・ディリジェンス/相当の注意 62.企業が子どもの権利を尊重することを確保するための措置をとる義務を履行するため、国は、企業に対し、子どもの権利に相当の注意(デュー・ディリジェンス)を払うよう要求するべきである。そうすることにより、企業として自社が子どもの権利に与える影響を特定し、防止しかつ緩和すること(当該企業の事業関係全体および自社の世界的操業全体においてこのような取り組みを行なうことも含む)が確保されよう [24]。操業の性質または操業の状況からして企業が子どもの権利侵害に関与しているおそれが強い場合、国は、より厳格なデュー・ディリジェンス手続および効果的な監視制度を要求するべきである。 [24] UNICEF, Save the Children and Global Compact, Children s Rights and Business Principles (2011) 参照。 63.子どもの権利に関するデュー・ディリジェンスがより一般的な人権デュー・ディリジェンス手続に包含されている場合、条約およびその選択議定書の規定が決定に影響を与えるようにすることが不可欠である。人権侵害を防止しかつ(または)是正するためのいかなる行動計画および措置においても、子どもが受ける異なる影響について特別な考慮がなされなければならない。 64.国は、国有企業に対し、子どもの権利に相当の注意(デュー・ディリジェンス)を払い、かつ自社が子どもの権利に与えた影響についての報告書(定期報告を含む)を公に送達するよう要求することにより、範を示すべきである。国は、企業が子どもの権利に相当の注意(デュー・ディリジェンス)を払うことを条件とした、輸出信用機関によるもののような支援およびサービス、開発金融および投資保険を公表することが求められる。 65.大企業は、子どもの権利に関するデュー・ディリジェンスの一環として、子どもの権利への影響に対処するための自社の努力について公表することを奨励され、かつ適当なときは要求されるべきである。このような発表は、入手可能であり、有効であり、かつ諸企業間で比較可能なものであるべきであり、かつ、自社の活動によって子どもに対して引き起こされる可能性がある悪影響および現に生じた悪影響を緩和するために企業がとった措置を取り上げることが求められる。企業は、自社が製造しまたは商品化する製品およびサービスが、奴隷制または強制労働のような深刻な子どもの権利侵害をともなわないものであることを確保するためにとった措置を公表するよう要求されるべきである。報告が義務とされている場合、国は、コンプライアンスを確保するための検証・執行機構を整備することが求められる。国は、子どもの権利に関する望ましい取り組みについての基準を定め、かつそのような取り組みを認めるための手段を創設することにより、報告を支援することもできる。 B.救済措置 66.自己の権利侵害に対する効果的救済を求めるために司法制度にアクセスすることは、子どもにとって、企業が関与している場合にはしばしば困難である。子どもは法的地位を有しないことがあり、その場合には請求を行なえない。子どもおよびその家族は、自己の権利についてならびに救済を求めるために利用可能な機構および手続について知らないことが多く、または司法制度を信頼していない場合がある。国は、企業による刑事法、民事法または行政法の違反を必ずしも調査しないこともある。子どもと企業との間にはきわめて大きな力の不均衡があり、かつ、企業を相手取った訴訟にかかる費用が訴訟を不可能にするほど高いことおよび代理人弁護士を見つけるのが困難であることも多い。企業が関わる事案は法廷外で、かつ発展した判例法がないままに決着をつけられることがしばしばある。司法的先例が説得力を持つ法域の子どもおよびその家族は、結果をめぐる不確定さに鑑み、訴訟の遂行を放棄する可能性がより高い可能性がある。 67.企業の世界的操業を背景として生じた権利侵害について救済を得ることには、特段の困難が存在する。子会社等は保険に加入しておらず、または有限責任しか負っていないかもしれない。多国籍企業が別々の事業体に組織されていることにより、法的責任を明らかにして各事業体に帰することが困難である可能性もある。請求をまとめ、かつその正当性を主張する際に、異なる国々に存する情報および証拠へのアクセスが問題になることもありうる。国外の法域では法律扶助を受けることが困難な場合もあり、また域外請求を行なえないようにする目的でさまざまな法律上および手続上の障害が利用される可能性もある。 68.国は、子どもがいかなる種類の差別もなく効果的な司法機構に実際にアクセスできるよう、社会的、経済的および司法的障壁を取り除くことに焦点を当てるべきである。子どもおよびその代理人に対しては、たとえば学校カリキュラム、ユースセンターまたはコミュニティ基盤型プログラムを通じ、救済措置に関する情報が提供されるべきである。子どもおよびその代理人は独自に手続を開始することが認められるべきであり、かつ、武器の平等を確保するため、企業を相手取って訴訟を起こすにあたって法律扶助ならびに弁護士および法律扶助提供者の支援にアクセスできるべきである。集団訴訟および公益訴訟のような集団的苦情申立ての制度をまだ設けていない国は、企業の行為によって同じような影響を受けている多数の子どもにとっての裁判所へのアクセス可能性を高める手段として、これらの制度を導入するよう求められる。国は、たとえば言語もしくは障害を理由としてまたは年齢が低すぎるために司法へのアクセスを妨げる障壁に直面している子どもに対し、特別な援助を提供しなければならない場合もあろう。 69.年齢は、司法手続に全面的に参加する子どもの権利に対する障壁とされるべきではない。同様に、委員会の一般的意見12号にしたがい、民事手続および刑事手続に関与する子どもの被害者および証人のための特別な体制が発展させられるべきである。さらに、国は、子どもの犯罪被害者および証人が関わる事案における司法についての指針 [25] を実施するよう求められる。秘密保持およびプライバシーが尊重されなければならず、かつ、子どもに対しては、その子どもの成熟度およびその子どもが有している可能性がある発話上、言語上またはコミュニケーション上の困難を正当に重視しながら、手続のあらゆる段階において、進捗状況に関する情報が常に提供されるべきである。 [25] 経済社会理事会決議2005/20により採択されたもの。 70.子どもの売買、児童買春および児童ポルノに関する選択議定書は、国が、企業を含む法人に対しても適用される刑事法を制定するよう要求している。国は、子どもの権利の深刻な侵害(強制労働等)に関わる事案における、企業を含む法人の刑事法上の責任――または同一の抑止効果を有する他の形態の法的責任――の採用を検討するべきである。国内裁判所に対しては、裁判権に関する受け入れられた規則にしたがい、これらの深刻な権利侵害についての裁判権が認められるべきである。 71.調停、斡旋および仲裁のような非司法的機構は、子どもと企業に関わる紛争解決のための有用な代替的選択肢となりうる。これらの機構は、司法的救済に対する権利を損なうことなく利用可能とされなければならない。このような機構は、それが条約およびその選択議定書に一致しており、かつ有効性、迅速性ならびに適正手続および公正性に関する国際的な原則および基準に一致していることを条件として、司法手続と並んで重要な役割を果たしうる。企業が設置する苦情受付機構は、柔軟な、かつ時宜を得た解決策を提供できる可能性があり、かつ、時には、企業の行為について提起された懸念をこのような機構を通じて解決することが子どもの最善の利益にかなうこともあるかもしれない。このような機構は、アクセス可能性、正当性、予見可能性、公平性、権利との両立性、透明性、継続的学習および対話を含む基準 [26] にしたがったものであるべきである。いずれにしても、裁判所、または行政上の救済措置その他の手続の司法審査にはアクセスできることが求められる。 [26] 人権と多国籍企業その他の企業の問題に関する事務総長特別代表(ジョン・ラギー)報告書「ビジネスと人権に関する指導原則:国際連合『保護・尊重・救済』枠組みの実施」(A/HRC/17/31)、指導原則31。 72.国は、子ども個人もしくは子どもの集団またはその代理人として行動する他の者が、企業の活動および操業との関連で国が子どもの権利を十分に尊重し、保護しかつ充足しなかった場合の救済を得られるよう、国際的および地域的人権機構(通報手続に関する子どもの権利条約の選択議定書を含む)へのアクセスを容易にするためにあらゆる努力を行なうべきである。 C.政策措置 73.国は、子どもの権利を理解し、かつ全面的に尊重する企業文化を奨励するべきである。この目的のため、国は、条約を実施するための国家的な政策枠組みの全般的文脈に子どもの権利と企業の問題を含めるよう求められる。国は、企業が自社の企業活動の文脈において、また国境を越えて操業している場合には国外での操業、製品またはサービスおよび活動と関連した事業関係において子どもの権利を尊重することに関する政府としての期待を明示的に明らかにした指針を策定するべきである。これには、企業のあらゆる活動および操業における暴力を絶対に許さない政策の実施を含めることが求められる。国は、必要なときは、企業の責任に関する関連の取り組みの参考例を明らかにし、かつこのような取り組みを支持するよう奨励するべきである。 74.多くの状況下で経済の大きな部分を占めているのは中小企業であり、国として、これらの企業に対し、不必要な経営上の負担を回避しながら子どもの権利を尊重しかつ国内法を遵守する方法についての、容易に利用可能であり、かつこれらの企業にふさわしい指針および支援を提供することがとりわけ重要である。国はまた、より規模の大きな企業に対し、自社のバリューチェーン全体で子どもの権利を強化するために中小企業への影響力を活用するよう奨励することも求められる。 D.調整措置および監視措置 1.調整 75.条約およびその選択議定書を全面的に実施するためには、政府省庁間で、かつ地方から広域行政圏および中央に至るまでの諸段階の政府間で、部門横断型の調整が効果的に行なわれなければならない [27]。一般的に、企業政策および企業実務に直接関与している省庁は、子どもの権利を直接担当している省庁とは別に活動している。国は、企業法および企業実務を形づくる政府機関および議員が子どもの権利に関わる国の義務を知っていることを確保しなければならない。これらの政府機関および議員は、法律および政策を策定する際ならびに経済、貿易および投資に関する協定を締結する際に条約の全面的遵守を確保する備えを整えられるよう、関連の情報、研修および支援を必要とすることがあろう。国内人権機関は、子どもの権利および企業に関わっている種々の政府部局の連携を図る触媒として、重要な役割を果たしうる。 一般的意見5号、パラ37。 2.監視 76.国は、企業によって行なわれまたは助長された条約およびその選択議定書の違反(企業の世界的操業のなかで行なわれまたは助長された違反を含む)を監視する義務を負う。このような監視は、たとえば、問題を特定しかつ政策の参考とするために活用できるデータを収集すること、人権侵害を調査すること、市民社会および国内人権機関と連携すること、ならびに、自社が子どもの権利に及ぼす影響に関する企業の報告を実績評価のために活用することによって企業に公的な説明責任を負わせることを通じて、達成可能である。とくに、国内人権機関は、たとえば違反に関する苦情の受理、調査および調停、大規模な権利侵害に関する公的調査の実施、紛争状況下での調停、ならびに、条約の遵守を確保するための法律の見直しに関与することができる。必要なときは、国は、国内人権機関の立法上の権限を拡大して子どもの権利と企業の問題を含めるべきである。 77.国は、条約およびその選択議定書を実施するための国家的な戦略および行動計策を策定する際、企業の活動および操業において子どもの権利を尊重し、保護しかつ充足するために必要な措置への明示的言及を含めるべきである。国はまた、企業の活動および操業における条約の実施の進展を監視することも確保するよう求められる。このような監視は、子どもの権利に関する事前および事後の影響評価を通じて内部的に達成することも、議会委員会、市民社会組織、職能団体および国内人権機関のような他の機関との連携を通じて達成することも可能である。監視の一環として、企業が自分たちの権利に及ぼす影響に関する意見を子どもに直接尋ねることが求められる。若者評議会および若者議会、ソーシャルメディア、学校評議会および子ども団体のような、協議のためのさまざまな機構を活用することが可能である。 3.子どもの権利影響評価 78.すべての行政段階における企業関連の法律および政策の策定および実施において子どもの最善の利益が第一次的に考慮されることを確保するためには、継続的な子どもの権利影響評価が必要である。これにより、子どもおよびその権利の享受に影響を与える、企業関連のいかなる政策、法令、予算またはその他の行政決定の提案についてもその影響を予測することが可能になる [28] とともに、法律、政策およびプログラムが子どもの権利に与える影響の継続的な監視および事後評価が補完されるはずである。 [28] 一般的意見5号、パラ45。 79.子どもの権利影響評価の実施にあたっては、さまざまな方法論および実践を開発することができる。これらの方法論および実践においては、最低限、条約およびその選択議定書の枠組み、ならびに、委員会が明らかにした関連の総括所見および一般的意見が活用されなければならない。国が、企業関連の政策、立法または行政実務に関してより幅広い影響評価を実施する際には、これらの評価において、条約およびその選択議定書の一般原則が基調とされ、かつ、検討中の措置が子どもたちに及ぼす種々の影響について特別な考慮が払われることを確保するべきである [29]。 [29] 一般的意見14号、パラ99。 80.子どもの権利影響評価は、特定の企業または部門の活動によって影響を受けるすべての子どもへの影響について検討するために活用できるが、措置が一部のカテゴリーの子どもに与える異なる影響についての評価を含めてもよい。影響評価そのものを、子ども、市民社会および専門家ならびに関連の政府機関、学術的調査研究および国内外で記録された経験から得られた知見に基づいて行なうこともできる。分析の結果として、変更、代替策および改善のための勧告が行なわれるべきであり、また当該分析結果は公に利用可能とされるべきである [30]。 [30] 前掲。 81.プロセスが公平かつ独立であることを確保するため、国は、部外者を指名して評価プロセスを主導させることを検討してもよい。このような対応には重要な利益をもたらしうるものの、国は、結果について最終的に責任を負う当事者として、評価を実施する部外者が有能、誠実かつ公平であることを確保しなければならない。 E.連携措置および意識啓発措置 82.条約上の義務を負うのは国である一方、実施の作業には、企業、市民社会および子どもたち自身を含む社会のあらゆる層の関与を得る必要がある。委員会は、国が、企業にはその操業場所を問わず子どもの権利を尊重する責任があることについて、子どもにやさしく、かつ年齢にふさわしい伝達手段等も通じて(たとえば金銭感覚に関する教育の提供を通じて)、すべての子ども、親および養育者に対して情報提供および教育を行なうための包括的戦略を採択しかつ実施するよう、勧告する。条約に関する教育、研修および意識啓発は、人権の保有者としての子どもの地位を強調し、条約のすべての規定の積極的尊重を奨励し、かつ、すべての子ども(ならびに、とくに、被害を受けやすい状況および不利な状況に置かれた子ども)に対する差別的態度に異議を申立てかつこれを根絶する目的で、企業を対象としても行なわれるべきである。このような文脈において、メディアは、企業に関連する子どもの権利についての情報を子どもに提供し、かつ、子どもの権利を尊重する自社の責任に関する意識を企業の間で高めるよう、奨励されるべきである。 83.委員会は、国内人権機関が、たとえば望ましい実践のあり方に関する企業向けの指針および方針を策定して普及することにより、条約の規定に関する企業の意識啓発に関与できることを強調する。 84.市民社会は、企業操業の文脈において独立の立場から子どもの権利を促進しかつ保護するうえで、きわめて重要な役割を有している。これには、企業を監視し、かつその説明責任を問うこと、子どもが司法および救済措置にアクセスできるよう支援すること、子どもの権利影響評価に貢献すること、ならびに、子どもの権利を尊重する自社の責任に関する意識を企業の間で高めることが含まれる。国は、独立した市民社会組織、子どもおよび若者が主導する団体、学界、商工会議所、労働組合、消費者団体ならびに職能組織との効果的連携およびこれらの団体への効果的支援を含め、活発かつ鋭敏な市民社会のための条件を確保するべきである。国は、これらの団体およびその他の独立団体への干渉を控え、かつ、子どもの権利と企業に関する公的な政策およびプログラムへのこれらの団体の関与を促進するよう求められる。 VII.普及 85.委員会は、締約国が、議会に対してかつ政府全体で(企業の問題に取り組んでいる省庁および自治体/地方レベルの機関、ならびに、開発援助機関および在外公館など貿易および国外投資を担当する機関を含む)この一般的意見を広く普及するよう勧告する。この一般的意見は、国境を超えて操業している企業を含む企業ならびに中小企業およびインフォーマル部門の関係者に対しても、普及されるべきである。また、子どものためにおよび子どもとともに活動している専門家(裁判官、弁護士および法律扶助関係者、教職員、後見人、ソーシャルワーカー、公立および私立の福祉施設の職員を含む)ならびに子ども全員および市民社会に対しても、この一般的意見を配布しかつ周知することが求められる。そのためには、この一般的意見を関連の言語に翻訳すること、アクセスしやすく、かつ子どもにやさしい翻案版を利用可能とすること、この一般的意見の意味合いおよび最善の実施方法について討議するためのワークショップおよびセミナーを開催すること、ならびに、関連するすべての専門家の養成および研修にこの一般的意見を編入することが必要となろう。 86.国は、委員会に対する定期的報告に、直面している課題、ならびに、企業の活動および操業との関係で子どもの権利を尊重し、保護しかつ充足するためにとった措置(国内的措置および適当な場合には国境を越えてとった措置の双方)についての情報を含めるべきである。 更新履歴:ページ作成(2014年3月23日)。
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「なっ……!?」 呆然とするはようやくタスクを抜けられたシンだ。 目の前で起きた爆発にシンは驚きを隠せない。 先程スレードゲルミルを包んだものとはまた違う。 遥か前方、ビッグデュオの後方から紫のビームのようなものが伸びていた。 紛れもなく長距離からの狙撃だ。ビッグデュオは一瞬よろけあっけなく海へ落ちていく。 そして更に何らかの兵器を撃ちながら此方へ向かってくる機影が一つ。 ブースターから噴き出す火の色は青く、その軌道がはっきりと判別出来た。 ガンダムとは違う、蒼の機体が目に見張る機動性をもってして向かってくる。 それはかつて仲間達と共に築いた栄光の日々を取り戻さんと願われた機体。 スフィア――ただ奪われるしか出来なかった乙女の悲しみに触れ、その動力は更なる進化を遂げている。 グローリースター、“栄光の星”の名を負わされた機体の名はバルゴラ。 バルゴラ・グローリーが今しがた狙撃したビッグデュオへ肉迫する。 「護るんだ……俺は、護るんだ……!」 蒼穹から零れ落ちたような青に彩られたバルゴラ・グローリーに乗る操縦者の名は春日井甲洋。 その悲しみの深さ故にバルゴラ・グローリーに見こまれた女は段々と大事なものを 失った。 彼もまたその女と同じく失った。ただしバルゴラ・グローリーに乗る前に既に。 悲しみの末に大事な存在の思い出を失くした男。 専用兵装、ガナリー・カーバーから伸びたビーム刃がビッグデュオへ振りかぶられる。 ◇ ◇ ◇ 気がつけば地球に居た。 エリアa-1で奇妙な装置を調べようとした直後の事だった。 面食らった。どういう原理なのかと考えるよりも先ず困惑が先だった。 別に宇宙にこだわりがあったわけじゃない。 寧ろ馴染みのない宇宙はどこか居心地が悪く、地球の方が馴染み深い。 ただどこまでも広がっていそうな、青とも黒とも取れる宇宙空間はアレを連想させた。 遠見と溝口さんを助けるために、フェストゥムと共に沈んだあの光景を――。 (そうだ。俺はあの時に……) やっぱりだ。 記憶は戻っている。 あの日のことだけじゃない。 フェストゥムが侵攻した直後の事も、その前のことも大抵のことは思い出せる。 一騎と総士が許せなくてファフナーで戦うことを決めた。 護りたかった。あいつらがあっさりと見放したものを護りたかったから。 だけどそれが、それだけが思い出せない。 大事なものだった筈なのに、大事なものであった事は痛いほど覚えているのに。 だけど――どうしようもなく思い出せない。何故だかそれが悲しかった。 それだけを考え出鱈目に飛行を続けた途中、一つの戦闘を見つけたのはあくまでも偶然だった。 (戦っている……見たこともない。ファフナーともフェストゥムとも違う……俺の知らない兵器……!) 共に大型機だ。 ファフナーやフェストゥムよりも大きい。 それは自身に支給された機体と較べても言えた。 しかし、甲洋に迷いはない。 やれるかやれないかの問題じゃない。 やる。ただそれだけだ。自分は一騎や総士とは違うのだから。 見捨てやしない。何かを、大事な何かを護り通すために戦う。 鉄のように固く、そして閉ざされた意志の元にガナリー・カーバーを構えさせた。 見る見るうちに銃身が展開していくガナリー・カーバーに奇妙な満足を得る。 まるで自分のペットが上手く自分の言う事を聞いてくれた時のような感覚。 家の裏で飼っていたショコラが自分の言う事を――そういえばなんでショコラって名前をつけたのだろうか。 何かの名前を少し変えて筈だろうけども、思い出せない。 また一つわからないことが思い出せないことが増えてしまった。 同時に悲しくなってくる。いつから自分はこんなに涙もろくなったのだろう――やはりわからない。 だけど、今はそんなことを考えている時じゃない。 虚ろ気であった甲洋の顔が再び戦士のそれに戻り、ガナリー・カーバーが緑色の輝きに包まれる。 (捉えた。そこだ、いけ……!) そして甲洋は引き金を引いた。 あっさりと、まるで自分の指を動かすように。 今しがたハイ・ストレイターレットによる撃ち放った光が眩い。 紫の極光を見つめ感傷に浸る暇はない。直ぐにバルゴラ・グローリーを指示を与える。 狙撃のために減速させていた速度をフルスロットルに。 容赦なく襲うGなど気にせずに、バルゴラ・グローリーをただ全力で飛ばす。 更にガナリー・カーバーをブイ・ストレイターレットに変形させ、落ちてゆく敵機へ銃弾を撃っていく。 標的がでかい分、面白いように弾丸は当たってくれる。 もう一方の機体は驚いているせいか特に動きを見せない。好都合だった。 ようやく此方を振りむいた赤い巨人と更に接近。 胸部の損傷が酷い。そう思った瞬間には既に狙いをそこに絞っていた。 どんなに頑丈な装甲だろうとも集中的に狙ってやればそうもいかない。 冷酷な判断。しかし、甲洋は自身の行為に特に感想も覚えずバルゴラ・グローリーを肉迫させる。 「護るんだ……俺は、護るんだ……!」 甲洋は初めて声を発した。 意志とは裏腹にそれは絞り出したような苦しげな声だった。 ファフナーに乗っている時は何もか違う。 もう一つの自己として受け入れ、自分の手足として扱うファフナーとはあまりに違う。 だが、やることは何一つとして変わっていない。 上手くやらなければらない。そうしなければ自分も一騎と総士と同じになってしまう。 もう失いたくない。大切なものは失いたくはないのだから。 ガナリー・カーパーの生物の眼球を模したような緑色の球体、スフィアが鈍く光りその姿を変えていく。 桃色の光の奔流が菱形状の刀身を形成する。 その刀身はあまりにも大きく、出力の高さを否応でも匂わせる。 「ちっ! また乱入者かよ!!」 しかし、ビッグデュオの反撃が叩きこまれる。 ガトリングミサイルでは間に合わないと判断したのだろう。 両目から撃たれたアークラインの光がバルゴラ・グローリーへ向かう。 ビックデュオへ斬りつけようとしていたバルゴラ・グローリーに避ける手だてはない。 そう、あくまでも“避ける”手段はない。 振りかぶらせていたガナリー・カーバーの刃の光が更に輝く。 「――俺はああああああああああああああああッ!!」 そして振るった。 力強く、何もかも薙ぎ払うように。 暴れ狂う光の粒子がアークラインの光を跳ね飛ばし、返す刃で再びビッグデュオへ斬りかかる。 甲洋がこれを狙ったのかは定かではない。 恐らく自分でもわかっていないのだろう。 そもそも甲洋はそんなことまで考えていない。 損傷が特に酷い胸部を斬り裂けば機能停止、コクピットがあればパイロットは即死だろう。 もう直ぐ自分が人を殺すかもしれない。 こんな状況でありながら甲洋はただそれだけを考えていた。 だが刃は止まらない、止まる筈がない――。 「護るんだあああああああああああああああああああああああああああああッ!!」 強烈な一閃がビッグデュオの胸部に走る。 生憎それは鮮やかな太刀筋とはいえなかった。 しかし、確かな力強さがあった。 たとえただがむしゃらに、酷くみっともない様子であっても甲洋の悲痛な叫びに呼応するかのように。 その侵攻がビッグデュオの堅牢な装甲に阻まれようともそれは押し進まれた。 ぶるぶると揺れるガナリー・カーバーをまるでへし折ってしまうかのような強引さで――断った。 損傷が酷かった部分を、攻撃を集中させていた部分を、そして必死に斬りつけていた部分を、両断した。 それはビッグデュオの胸部に存在していた部位。先程まで生体反応があった球状の部位だ。 爆発。やがてグラっと揺れたかと思うと、ビッグデュオは力なく海中へ落ちていく。 胸部から舞いあがった黒い煙はきなくさい臭いを帯びている。 バルゴラ・グローリーはただそれを黙って見下ろしていた。 ◇ ◇ ◇ 『護るんだあああああああああああああああああああああああああああああッ!!』 アークラインが跳ね返された。 信じがたい出来事だったが現に目の前で起きた。 今からではメガトンミサイルは勿論のことガトリングミサイルでも間に合わない。 認めなくてはならない。 自分は負けた。己の勝負運が尽きたのだ。 (おしまいか……あ~あ、俺ってかっこわりぃ……) 脱力感は否めない。 ビッグデュオはその火力と装甲からかなりの当たり機体だったに違いない。 そこで運を使い果たしてしまったのか、はたまたその運を活かしきれなかったのか。 どちらにせよ自分が駄目だったのだろう。正直悔しいが仕方ない。 どうやら神様とやらはここからの大逆転は用意してくれなかったようだ。 (すいません、ヴィレッタ姐さん……ちょいと一抜けさせてもらうっす……) ヴィレッタ隊長が気がかりだから仕方ない。 さすがの姐さんも死人を叱りつけることもないだろうから。 だが、思い残すことはある。少しじゃない。結構あるもんだ。 色々と浮かぶがやはり真っ先に浮かぶのはあいつの顔だった。 今頃何をしているだろうかとか、ちょいとは料理が上手くなっているだろうかとか些細なことだ。 とにかくあいつはこの場に居なくてよかったな。 それは確かだが、思うことはあった。 (なぁ、レオナ……いろいろあったけどさ。俺思うんだ……今更だけどさ、ホントかっこわりぃけどさ……) ガナリー・カーバーの刃の光により目の前が一気に明るくなる。 どうやら最期の瞬間すらもゆっくりさせてくれないようだ。 少し不機嫌ながら、だがそれでいて確信を持ってタスクは想いを馳せた―― (お前のキスでも貰ってたら……勝ってたと思うぜ? こいつだけじゃなくてシャドウミラーにも。 だって、勝利の女神さまのキスだ……そりゃ御利益ってモンがあるさ。 それも俺だけの……俺だけの女神さまだから……レオナっていう女神だから…………) きっとこんなことを聞いたら赤面するんだろうな。 何故だかそんなことすら思っちまう。余裕なんかないのに。 もうあの光の渦に消えていくというのに何故か。 答えは考えるまでもなかった、今更考えることがばかばかしいぐらいに。 俺は、タスク・シングウジはわかりやすい人間だから。 (好きだったぜ……レオナ、まあ、疑ったことなんかなかったけど……な…………) そこで俺の意識は消えていった。 【タスク・シングウジ:死亡確認】 ◇ ◇ ◇ (フェストゥムじゃない、相手も人間だった……同じ人間だった……! だけど、俺は…………!) 落ちてゆくビッグデュオを見つめる。 ジョーカーとして人を殺せといわれた。 人類の敵、フェストゥムを倒せとはまた違う。 彼らフェストゥムならば一切の抵抗はない。 竜宮島を襲ったという理由もあるがやはり彼らは異質なのだから。 だから自分の力を証明するために、一騎や総士とは違うことを証明するために戦える。 だが、自分と同じように赤い血が流れている人間とは違う。 生き残るということはこの場で他者を蹴落とすことだ。 そして実際、たった今一人の人間の命を奪った。 突然動きを止めたところあれがコクピットだったのだろう。 しかし、後悔はない。 そうしなければ大事なものを護れないのだから。 だけどどうしても気分が悪かった。 「くっ……がっ、げほ…………」 急に吐き気が催してきた。 覚悟は出来た筈なのに。 護ると誓った筈なのに。 今、自分の手で人間一人を殺したと考えれば我慢出来なかった。 今更ながらに人を殺してしまった自分を自己と認めたくないと思う。 しかし、慣れなければならない。 最低でもあと一人は殺さなければならないのだから。 たとえばこのもう一機を、自分の手で。 こうしている間にも襲われる可能性だってあるのだから、ぐずぐずなんかしていられない。 頭ではわかっているのに、身体がどうにも言う事を聞いてくれなかった。 お前……」 だが、シンはスレードゲルミルを動かそうとしない。 動きが止まったバルゴラ・グローリーをただじっと見据えている。 体調を抑えることに精一杯な甲洋なら簡単に殺せるだろうに。 ただ明らかに戦いなれていない様子の甲洋がどうにも気になっていた。 「……名前は?」 「……春日井、甲洋……」 何かの気まぐれか定かではないがシンが甲洋の名前を問う。 元々シンの狙いはヴィレッタが持つレイの情報だ。 襲われれば迎撃はするがそんな時間があればヴィレッタを追うのに費やしたい。 加えて憐れな姿を晒した甲洋を殺す気にはどうにもなれなかったのもある。 また、目の前であまりにもあっさりと命が奪われた事には驚いた。 だが、冷静に考えれば悩む必要はなかった。 自分もそうするつもりだったから。迷いは捨てたのだから。 ただ目の前の人間が代わりにやってくれた。 そのぐらいの印象でしかない筈だ。 だからというわけではないが今回は見逃してやる、とシンは考えていた。 それは苦行を代わりにやってくれた甲洋への僅かながらの感謝だったかもしれない。 「ッ! 皆城が言っていた……今度は見逃さない、絶対にだ……!」 そんな時、シンの表情が豹変する。 時間も惜しいため今回だけ見逃すのは変わりない。 しかし、甲洋が皆城総士の知り合いの一人だということを知った。 何を考えているかわからなかった皆城の知り合いが目の前で殺して見せた。 そこまでの状況を作り出したのは自分だがそれでも思ってしまう。 あの羽佐間翔子もそうだ。これまで出会った皆城の知り合いは人を殺している。 これは偶然なのか。わからない、わからないが警戒に越したことはない。 (残りは真壁一騎に遠見真矢……こいつらは、どうなんだ…………?) スレードゲルミルを反転させながらシンは残りの二人について疑問を抱く。 知っているのは名前だけだ。皆城との関係は一切わからない。 ただ、羽佐間翔子と春日井甲洋の件もあってあまり良い印象はない。 だが、ほんの少しの興味のようなものは確かにあるがそれも些細なことだ。 結局、自分の目的には関係がないことなのだから。 (邪魔するなら倒すだけだ……そうさ、俺がこの手で……!) 唯一信頼できる仲間、レイの情報を得るためにヴィレッタを追わなくてはいけない。 正確な方向は見失ってしまったが北の方角であるのは確かだ。 ただそれだけを頼りにシンはスレードゲルミルを再生させながら北上した。 【1日目 10 50】 【シン・アスカ 搭乗機体:スレードゲルミル(スーパーロボット大戦OGシリーズ) パイロット状況:疲労(中)、 機体状況:マシンセル正常機能中、EN30% 現在位置:C-2 南部 第一行動方針:レイを探す 第二行動方針:ヴィレッタを追う 第三行動方針:シ―ブックとドモンには会いたくない 最終行動方針:優勝し、ミネルバに帰還する……?】 【備考】 ※ヴィレッタの位置は見失っています。 ◇ ◇ ◇ 「ずいぶんと離れてしまったようね……」 ガルムレイド・ブレイズを上陸させ、ヴィレッタが呟く。 ガンダムアシュタロンHCにより海中に引き込まれたもののなんとか窮地は脱せられた。 戻ってきたヒオウとロウガの援護もあり、そこまでの損傷はない。 だがそれでも決して手放しでは喜べなかった。 タスクとの分断は明らかに戦力の低下を意味する。 それにタスクは今頃シン・アスカと戦っていることだろう。 ならば自分がレイ・ザ・バレルという参加者に反応してしまったことがタスクに知られたかもしれない。 タスクにその事を尋ねられたら、もう迷うわけにいかない。 (これ以上隠すわけにはいかないわね……) 待ち合わせ場所を決めたわけではないがこの灯台はタスクと合流した場所でもある。 タスクの帰還を願いながら暫くここで待つ事をヴィレッタは決断する。 それは今となってはあまりに遅すぎたものだった。 【1日目 10 50】 【ヴィレッタ・バディム 搭乗機体:ガルムレイド・ブレイズ(バンプレストオリジナル) パイロット状況:DFCスーツ着用、ちょっと恥ずかしい 機体状況:良好 右肩に亀裂、胸部、両腕損傷 EN75% 現在位置:D-1 灯台下 第一行動方針:タスクとの合流 第二行動方針:ギリアムを探し、シャドウミラーについての情報を得る。 第三行動方針:出来る限り戦闘は避け、情報を集める。戦いが不可避であれば容赦はしない。 第四行動方針:ノルマのために誰かを殺害することも考えておく。 第五行動方針:そう、誰かを……? 最終行動目標:生き残って元の世界へ帰還する】 ※参戦時期はOG外伝終了後。 ◇ ◇ ◇ 「ぬかった……我ながら情けない……!」 以前として海中を進むガンダムアシュタロンHCの中でガトーが憤慨する。 タスクのビッグデュオによりヴァルシオーネRが撃墜された時に、彼は一時撤退を決めていた。 明らかに違うサイズ差。それに万全の状態とはいえないアシュタロンHCではたとえ勝利を収めたとしてもその後が厳しくなる。 それでも手ぶらで帰るつもりはなかった。 海中へ引き込めば水中戦を得意とするアシュタロンHCなら一機ぐらいは倒せる。 だが、その目論見は残念ながら芽を見ることはなかった。 奇妙な支援機の妨害を受け、あの青い機体がギガンテイックシザースから抜け出した。 その時点でガトーは己の引き際を悟った。 損傷が未だ残るこの状況でガルムレイド・ブレイズと真っ向から討ちあうには好ましくない。 判断した後の行動は実に早く、今に至っていた。 「だが、いつまでも退くわけにはいかん……ジオン再興のために、この身を未だ潰えるわけにはいかんのだ……!」 ガトーの戦いは未だ終わろうとはしていなかった。 【一日目 10 50】 【アナベル・ガトー 搭乗機体 ガンダムアシュタロンHC(機動新世紀ガンダムX) パイロット状況:疲労(大) 機体状況:右腕欠落、全身の装甲と特に背部にダメージ、EN30%、マシンキャノン残弾60% 現在位置 E-1 海中 第1行動方針:敵は発見次第仕掛けるが、無理はしない。まずは補給する 第2行動方針:コウ、カナードとはいずれ決着をつける 最終行動目標 優勝し、一刻も早くデラーズの元に帰還する】 ◇ ◇ ◇ 海上の遥か上空でバルゴラ・グローリーが浮遊している。 両腕を下げ、ただ黙って真下に広がる海を眺めていた。 自分が撃破したビッグデュオが沈んだと思われる場所を。 そしてスレードゲルミルが消えていった場所をただぼんやりと。 「皆城……総士のことか。総士、やっぱり居るんだな、お前も……!」 甲洋の意識はシンが呟いた名前の方に向いている。 自分を知っている皆城という参加者。 間違いなく自分が知っている皆城総士だ。 やはり同姓同名の参加者という事ではないらしい。 彼らは名簿に書かれた自分の名前を見てどう思うだろうか。 少しだけ疑問に思うが、直ぐに意識の片隅に追いやる。 あいつらがどう考えようと生き残るためには関係ないのだから。 目の前に立ちふさがるようであれば戦うだけなのだから。 やがてバルゴラ・グローリーを大空へ向かわせ、どこへいくわけでもなく飛ばした。 「邪魔はさせない……俺は、今度こそ護るんだ……!」 未だ判りようのない存在を求め、甲洋はバルゴラ・グローリーにその身を預ける。 【一日目 10 50】 【春日井甲洋 搭乗機体:バルゴラ・グローリー(バンプレストオリジナル) パイロット状況:同化により記憶及び思考能力低下&スフィアと同調することで思考能力の一部回復 機体状況:疲労(小) EN80% 現在位置:B3 北東部 第一行動方針:見敵必殺 第二行動方針:一騎と総士を倒す。真矢は……? 最終行動目標:守るんだ………………誰を? ※フェストゥムに同化された直後から参戦です。 ※具体的にどのくらい思考能力や記憶を取り戻しているか、どの程度安定しているかはその場に合わせて一任します。 好きなように書いてもらって構いません。 ◇ ◇ ◇ ビッグデュオのコクピットブロックは破壊された。 よってタスク・シングウジの身体はビームの熱量に焼かれた。 THE BIGの内の一体も今では海底の置物でしかない。 だが、破壊されたコクピットブロックに――蠢くものがあった。 一つ、いや無数の生命の群れのようものがいる。 のそのそと動くそれらは徐々に広がっていく。 ビッグデュオのコクピットブロックを覆うように。 まるで新しい住みかを見つけたかのごとく、我が物顔に侵食している。 それの正体は先程の戦闘により付着したものだ。 良く見ればコクピットブロック以外にもそれは存在していた。 しかし、やはり一際集まっているのはコクピット。 大方そこが自分達の住処に一番都合がいいのだろう。 それはガトリングミサイルの爆風に全身を焼かれたスレードゲルミルの装甲表面に巣くっていた存在。 一人の天才科学者が外宇宙の技術から開発した代物。 機動兵器を取り込み、自己再生のみならず自己進化までをもたらす。 そいつは、そいつらの名は―― マシンセル、自律型金属細胞。 【ビッグデュオ(THE BIG・O)】 パイロット状態:死亡 機体状態:右腕切断、コックピットブロック破壊 マシンセル寄生 現在位置:C-2 海中 BACK NEXT 066 儚くも永久のカナシ(中編) 投下順 067 エネルギー問題における解決策 061 混浴上等 時系列順 049 勇気~きぼう BACK 登場キャラ NEXT 066 儚くも永久のカナシ(中編) タスク・シングウジ 066 儚くも永久のカナシ(中編) ヴィレッタ・バディム 089 泥沼で乱舞する二人はその中で何を見たのか 066 儚くも永久のカナシ(中編) レーベン・ゲネラール 082 獅子将軍 066 儚くも永久のカナシ(中編) イスペイル 087 復讐するは我にあり(前編) 066 儚くも永久のカナシ(中編) アナベル・ガトー 086 映像の世紀 066 儚くも永久のカナシ(中編) シン・アスカ 089 泥沼で乱舞する二人はその中で何を見たのか 066 儚くも永久のカナシ(中編) 春日井甲洋 076 『 』~くうはく~
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憂鬱だった。 瞼を開ければ、真っ白い天井。 どこまでも清潔で・・・異常など見当たらない。 そんな天井を見て・・・ 腹が立った?むかついた? わからない、 ただあるのは「憂鬱」 異常だらけのこの体、異常が全く無い天井。 あまりにも対称的すぎて・・・ ふと思う。 男(天井に嫉妬するなんて・・・末期だな・・・) 幾度と無く流れる幸せだったころの自分 幾度と無く思い返される異常が無かったころの自分 時は無為に流れ、確実に終着駅に近づく。 別に構わない。 そう思ってる俺のところに・・・ 女は現れた。 医者と共に入ってきた女。 さらりと長い黒髪。 結構美形で・・・大人しげな感じ。 大和撫子ってところか。 ちょっとした医者の説明を受けて、医者は去っていく。 女と目が合った。 女「ちょっと!なに見てんのよ!」 訂正。 大和撫子→ツンツン 偶然同じ部屋のこのツンツン。 見た目が大和撫子、中身はツンツン。 新ジャンルもびっくりのキャラッぷり。 見た目と中身がここまで違うのも・・・いやはや。 女「じろじろ見てんじゃないわよ!」 どうやらしばらく、この怒声を聞きながら生きていく必要がありそうだ。 日常を打破してくれた女に。 ふざけるな ありがとう どちらの言葉を心でつぶやくのか。 俺はまだ決めかねていた。 女が来てから、この部屋も人の出入りが多くなった。 千客万来、誰かが来ては、 「ツン、頑張りなさいよ!絶対良くなるから。」 「早く学校に帰ってきてね。」 「寂しいよ」 「毎日会いに来るぞ」 輝かしい友情、家族愛。 1ヶ月前、自分で経験したその出来事が。 今、女のもとで起きている。 正直言えば、羨ましかった。 俺がもし、普通の病気なら・・・ 今頃は・・・ 「男!頑張れよ!絶対良くなるから」 「気持ちを強く持てば、早く良くなるからな!」 「お前がいないから部活に張りが無い。とっとと直してカツを入れなおしてくれ!」 1ヶ月前の出来事。 両親のいない俺にとって、友人たちの激励は力になった。 きっと早く良くなる。 そう信じていた。 一週間が経って・・・ 徐々に見舞いに来る友人は減った。 俺の病状は悪くなる一方で 目に見えて衰えていくのがわかった。 2週間が経とうとしたとき。 「男・・・悪い・・・もう俺・・・来れないよ・・・」 最後の友人、いや、親友が泣きながら伝えてきた。 当然だと・・・思う。 俺は悪くなる一方で。 日に日に死んでいってる。 それを経験する俺以上に、あいつは・・・ 辛いのだ。 男「あぁ、サンキューな、治ったら・・・また一緒にゲームでもしような」 男のくせに涙もろかったあいつは、 俺のベッドで大泣きした、 そして泣き止む頃に 最後の見舞い客は・・・いなくなった。 いつの間にか、部屋は静かになっていた。 男(見舞い客は・・・帰ったんだな。) そう思い、女のほうを見ると。 じっとこっちを見つめる女がいた。 なにやら勝ち誇った顔をしている。 そんな女を見て俺は、言い放った。 男「こっち見んな、バーロー」 とたんに女が顔を赤くするのがわかる、 女「何よ!あんただって見てたじゃない!」 男「だから言い返したんだろ?」 女「グッ!・・・」 なんというか・・・扱いやすい。 理論武装なら負けないかも、と思う。 と言うよりあいつが弱すぎる これはしばらくいいからかいのネタになりそうだと思ってると、女が反撃してきた。 女「はん!見舞いに来てくれる両親も友達もいないの?まさかあんた学校で孤独気取ってたんじ・・」 ガチャリ どうやら、今唯一の、俺に対する見舞い客がやってきたようだ。 私の知らない恰幅のいいおじさんが現れた、 私が知らない以上、きっと男に対する見舞い人だろう。 ?「大丈夫か?男」 男「あぁ、あんまり変わらない。」 ?「頼まれていたものを持ってきたぞ。何かあったら言うんだぞ。」 男「・・・あぁ、わざわざありがとう。」 ?「・・・新しい入院患者か?」 男「あぁ、今日、今さっきか・・・」 そう言ったあと、知らないおじさんが近づいてくる。 ?「男の叔父です。無愛想な奴ですが、いろいろと話をしてやってください。あいつは長いこと病院にいるので退屈してると思いますので・・・」 優しそうな叔父さんだった。 声に多少、棘があるのを除けばの話だが。 女「はい、私もきっと退屈すると思いますので、いろいろと話をしたいと思っています。」 叔父「ありがとう、聡明な方で嬉しいよ。じゃあ男、また明日、来るからな。」 男の叔父さんは、そういい残して病室を去った 女「ふーん、一人くらいは心配してくれる人がいたのね」 勝ち誇って男を挑発する。 なんとなくさっき言い負かされたのがチャラにした気がした。 男は反応しない。 ちょっとした沈黙が続く、いよいよ優越感に浸ってたとき。 男「心配もするだろうな、相続の手続きが終わるまでは、俺に死なれちゃ困るだろうし。」 何気ない男の一言。 その一言は、優越感に浸りかけ、言い負かされたことをチャラにした気になっていた私の心を 跡形も無くぶち壊した。 両親が死んだ俺に残されたのは、結構な遺産。 一体どこに・・・溜め込んでいたのだろうか?俺が今入院できているのはそのお金のため。 俺が死ねば・・・・・・政府に回収され、消えてなくなるお金。 その前に叔父が手続きを終えれば、晴れて叔父たちのもの。 手のひらを返したように俺のことを構う叔父に、俺は吐き気がした。 ちょっとネタが思いつかないのでつなぎ。 読んで期待してくれてる人がいれば、ハッピーエンドか、バッドエンドか意見していただきたい。 女「どういうこと?相続って?」 男「簡単に言えば、誰かが死んだ場合、死んだ人が所持してた財産を決められた人が継ぐってことだ。」 女「・・・・辞書的な意味なんて聞いてないわよ! ボフッ!と言う音と共に男の顔に投げつけた枕が着弾する。 決して途中の海(床)に着弾するようなことは無い、命中精度はどっかの国もびっくりだ。 制裁を加えた後、息も尽かさずに言いはなつ あんたが何で財産なんて持ってるのよ!」 男「両親・・・死んだよ、俺が入院する1週間くらい前に。」 跡形も無く・・・優越感は全てぶち壊されたはずだったのに。 男の台詞は、さらに私の傲慢さを、ぶちのめした。 おまけ 女「ッ!!、1ヶ月ちょっとで遺産の相続が完了するとでも思ってるの!?」 男「ちょwwww作者困らせんなwww」 勢いでやった、後悔はしてない。 秋風が 紅葉を散らし 暮れる秋 暇・・・といえば暇だった。 それもそのはず、女(ツン、と言ったか?)が来てから早一週間。 叔父が持って来てくれた漫画「迷探偵コナノ」も一週間読めば飽きる。 たいていやることと言えば・・・ずっと外を眺めて俳句を読むとか。 あとは、ツンを見舞いに来る来客人数を数えることぐらいだ。 一週間前に話したあれ以来、ツンは特に何も言ってこない。 おかげでじっと見つめてても何も言われない。 俳句が思いつかないときは彼女の容態を伺うのが俺の習慣になっていた。 そんな習慣のために、そして、俺が今この状況にあるが故に。 俺にはひらめくものがあった。 速度的にはまだ、大して早くないにせよ確実に衰えてゆく体力 医者が彼女の病気に躍起になってあらゆる薬物を投与する光景 そして極め付けが・・・ 女「ッ!あ、いけない、薬飲み忘れてた。」 薬を飲み忘れると必ず見せる、痛みが走ったようなしぐさ。 そして・・・ その直後に彼女が飲む決まった薬、 一種の痛み止め。 それは・・・ 俺が普段飲まされている薬と全く同じであった。 そう、彼女は。 俺と同じ病だ。 (ただいま鋭意製作中です、期待せず待っててください)