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※ぬるい ※うんうん 「おかーしゃん!れいむ、うんうんちたいよ!」 「ゆっくりりかいしたよ!でも、おうちではしないでね!」 「ゆっくちりかいちたよ!おそとでうんうんしゅるね!」 今、そんなやり取りをしていたのは成体れいむと子れいむ。 彼女達は野良で、他にも子れいむが1匹と子まりさが1匹と一緒に暮らしている。 うんうんとはいわゆる排便のことで、ねぐらの中にあるとゆっくり出来ない。 そのため、うんうんをする時は自動販売機の隣のダンボールから這い出して行くことになっていた。 「ゆゆっ、うんうんしゅるよ!」 「ちょっと待った!!」 いつものように外に出て行った子れいむがうんうんをしようと力んだ時、それを阻止しようと一人の青年が走ってきた。 彼は子れいむを捕まえると即座にあにゃるに指をねじ込んだ。 「ゆびぃ!?やめぢぇええええ!う゛んう゛んでぎに゛ぁいよ!?」 「ゴメンよ。しかしそのうんうんをそこらへんにせずに俺に食べさせて欲しいんだ!」 「ゆっぐぢりがいぢだよぉ!だがらはやぐう゛んう゛んざぜぢぇね!?」 「よし来た!・・・・・・むーしゃむーしゃ、うめー!」 青年はさっそく子れいむのあにゃるの口をつけるとズズーッと一気にうんうんを啜った。 うんうんを食べ終えた青年はとてもゆっくりした表情をしている。 「さあ、れいむ。これはほんのお礼だ!」 彼が取り出したのはコンビニで売っているメロンパン。 パンを袋から取り出し、子れいむの前に差し出した青年は悠然とした足取りでその場を後にした。 「っていっておにーしゃんがうんうんとこうかんしてくりぇたんだよ!」 「ゆゆっ!ぱんさんよりもうんうんがいいなんてへんなおにーさんだね!」 「むーしゃむーしゃ、ちあわせ〜!」 何とかメロンパンを奪われずにねぐらまで持って帰った子れいむは、家族全員でご馳走に舌鼓を打ちながらそんな経緯を話した。 こんなゆっくりしたものとうんうんを交換するなんて、人間はわからないと首をかしげるゆっくり一家。 しかし、美味しいものが食べられるならそれで良いと結論付け、それ以上は考えなかった。 「ゆゆっ!まりしゃ、しゅごいことおもいちゅいたよ!」 「ゆぅ、すごいこと?」 「にんげんしゃんにうんうんをあげちゃらきっともっちょあまあましゃんがもらえりゅよ!」 「「「ゆゆっ!?」」」 子まりさの一言はほかの家族に衝撃を与えた。 それから長い話し合いの末、ものは試しでとりあえず人間と交渉をしてみようという結論に達した。 「今日は、ファ○タにするか・・・っと」 「ゆゆっ!おにーしゃん、まりしゃのうんうんとそのあまあましゃんをこうかんちてね!」 「へ・・・?うんうんとファ○タをか?別に構わないけど・・・」 そう言って、いとも簡単に甘いジュースとうんうんを交換してくれた。 彼女達は知る由もないことだが、人間の間では今ゆっくりのうんうんブームが巻き起こっていたのだ。 「えーっと・・・何飲もうかな?」 「おねーさん、れいむのうんうんとあまあまさんをこうかんしてね!」 「え・・・?あまあまさんなら、チョコレートがあったかな?」 またしても、簡単に美味しいチョコレートを手に入れてしまった。 こうしてうんうんトレードに味をしめたれいむ達はしばらくこれによって何もせずにゆっくりすることが出来た。 しかし、そんな平和な日常はある日を境に終わりを告げる。 崩壊の始まりは母れいむのお出かけ中に子まりさが不意に口にした言葉。 「あれだけあまあまさんをたべてるにんげんさんがうんうんさんでゆっくちできるなら、うんうんはゆっくちちてるの?」 その一言によって、ゆっくり出来るあまあまさんよりも人間が好むうんうんは美味しいのかもしれないという認識が出来上がってしまったのだ。 そして、母れいむがいない間に子ゆっくり達はこっそりとうんうんをして、それを口に含んでみた。 「「「むーちゃむーちゃ、ちあわちぇえええええええええ!!」」」 信じられないことにとても美味しかった。 それが思い込みによるものなのか事実なのかを知る術はないが、間違いなくゆっくり出来る味だった。 チョコレートよりも、ジュースよりも、メロンパンよりも、母れいむの持ってくるどんな食べ物よりも。 その日から、子ゆっくり達はこっそりとうんうんを食べるようになり、それと引き換えに人間と交換で得られる食べ物の量が減った。 「ゆぅ・・・さいきんなんだかゆっくりできないよ・・・」 母れいむは内心何かおかしいと思いながらも我が子のうんうん事情にあることが理解できず困り果てた。 減った食料を補うためにしばらく怠けていた餌探しを再開せねばならず、それが一層彼女をゆっくり出来なくさせる。 その上、必死の思いで食べ物を取ってきても贅沢に慣れた上に極上の甘味を知った子ども達は食べ物二口をつけようとしない。 「こんにゃゆっくちできないものたべらりぇないよ!」 「しょーだよ!ぷんぷんっ!」 「ちゃんとあまあましゃんもってきてね!」 が、子ども達も食事のグレードの低下の原因が自分たちの行いであることに気づく様子は無い。 結局、れいむは苦労と、それに見合わない罵倒を受けながらゆっくり出来ない日々を過ごすことになった。 1週間後。その原因が子ども達のうんうん事情にあることに気付くその日まで。 「「「ゆっぐ・・・おにーさん」」」 ある日、子ゆっくり達は久し振りにうんうんを交換しに自動販売機の前にやってきた。 本当はとても美味しいうんうんを別のものと交換したくは無い。 とはいえ、うんうんだけではお腹が膨れない。 「ま、まりしゃのうんうんとあまあましゃんをこうかんちてね!」 それに全てを知った母れいむは怒り狂って、もう食べ物を持ってこないと宣言してしまった。 自分の努力の結晶が排泄物以下だといわれればそうなるのも仕方ないことだろう。 それでも子ゆっくり達は現状を楽観視していた。うんうんがあれば何とかなるだろう、と。 しかし・・・ 「お前らの糞なんかいらん」 話しかけた青年はそう言い残して立ち去った。 それからも、道行く人に何度もうんうんとの交換を持ちかけたが、全然上手くいかない。 女性も、子ども達も、老人も誰ひとりとして子ゆっくり達の交渉に応じてはくれなかった。 「ゆぅ、どうちてこうかんちてくれないのぉ・・・」 「ゆっくちできないよ・・・」 「ゆっくちちたいよー」 日が暮れるまで子ども達は必死に交渉を続けたが、結局誰ひとりとして交換してくれなかった。 「ゆぅ・・・ぜんぜんあまあましゃんもらえなかったよ・・・」 「しかたないよ。でも、まりしゃたちにはうんうんがありゅよ!」 「ゆゆっ!しょーだね、うんうんたべりゅよ!」 ねぐらに戻り、ひもじさを誤魔化すようにうんうんの風味を思い出す。 そして、むりっとひり出したそれに満面の笑みを浮かべたまま飛びついた。 「ゆっ!?」 「なにごれええええええ!?」 「ぜんぜんゆっぐぢぢでないよおおおお!?」 何故かうんうんの味が酷く劣化してしまっていた。 味は舌ではなく脳で感じると言うが、どうやら子ゆっくり達がうんうんが美味しいと感じたのはまさにそれだったらしい。 人間があまあまさんと交換してくれるものならきっと美味しいに違いない。 うんうんの味を支えていたその思い込みが、今日の徒労で崩れ去ってしまっていた。 「ゆぅ・・・おかーしゃあん、おながずいだよぉ・・・」 「ゆゆっ!うんうんをたべるようなゆっくりできないこはれいむのこどもじゃないよ!」 「ゆっぐ・・・ほどぢでぞんなこぢょいうのおおおおおお!?」 こうして子ゆっくり達は母れいむの機嫌が直るまで美味しくない上に満腹感うんうんを食べ続けることになった。 −−−あとがき−−− しかし、越冬の時なんかは喰えたほうが良いような気もする byゆっくりボールマン
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2491.html
現代ネタです。 文系が想像した理工系大学が舞台なので、あんまりつっこまないでね!! リアル弾幕ごっこ ”自機狙い偶数弾”についてご存知だろうか。 シューティングゲームの用語で、 「自機座標に対して左右対称に偶数撃たれる」弾を指すことばだ。 たとえば自機狙い2WAY弾なら、自機座標の右斜めと左斜めに一発ずつ撃たれることになる。 つまり、自機狙いとは呼ぶものの、自機座標そのものを狙うわけではない。 弾幕が偶数弾だけで構成されている場合、自機を動かさないことによって弾は左右へとすり抜けていくことになる。 「ということだから、お前ら動くなよ」 別の学部の友人から借りてきた装置をセットし、水の無いプールに放り込んだゆっくり達に声をかける。 装置は『センサー』と『スプリンクラー』で構成され……もうお分かりだろう。 「どうしてうごいちゃいけないの?ぴょんぴょんしなくちゃゆっくりできないよ?」 「このゆっくりぷれいすはひろくてきにいったぜ!まりささまのおうちにするんだぜ!」 「ゆっきゅりしていってにぇ!!ゆっきゅりしていってにぇ!!」 「やれやれ……」 話を理解しない奴、そもそも聞いてもいないやつ。俺はプールの底を一瞥するとスイッチを入れた。 スプリンクラーが強烈な放水を開始する。 「ゆぎぃぃぃぃぃぃぃ!!!???」 「なっなんだぜ!!??なにがおこったんだぜ!!!??」 「ゆぴぃぃぃ!!ゆぴぃぃぃ!!!!」 鉄砲水のような放水は、プールの中心部に身を寄せ合ったゆっくり達の真横をかすめる。 轟音が耳を劈き、ゆっくり達をおびえさせる。 「おにいざん!!!ゆっぐりたすけてね!!!」 「そうだぜ!!かわいいまりさたちがどうなってもいいのかだぜ!!??!」 「ゆっきゅりできないよぉぉぉぉぉ!!!!」 「お前ら、自分のしたことを忘れたのか……」 俺はため息を付いた。 さかのぼること二日。 俺は研究室に鞄を置いたまま学食へ行き、帰ってくると、研究室が荒らされていた。 「なんじゃこりゃ……」 その時、ガサッという物音を聞いて俺は硬直した。 「!!」 部屋を荒らした賊が潜んでいるのかと思い、反射的に扉を閉めそうになった俺の耳に声が聞こえてくる。 「むそーふーいん!!」 「ますたーすぱーく!!」 「?……まさか……」 俺は扉を押し開き、部屋へと踏み込んだ。 散乱した部屋の中に、俺のレポートや教科書を引き裂いてあそぶゆっくりの一団がいた。 ゆっくりはこちらを向くと、口々に勝手なことを言う。 「ゆゆ?れいむのおうちになにかよう?」 「まりさのおうちにくるときには、てみやげをもってくるのがれいぎだぜ!」 「ゆゆー!」 とりあえずゆっくり共を捕らえ、部屋を整理する。 <被害総額> 教科書……………3冊 \7000 レポート…………ほとんど全部(ただしPCは無事だったので問題なし) ペットのお茶……1本(机や床が大変なことに)\150 泣きたいような気分だった。 「ここからだしてね!れいむのだんまくごっこをじゃましないでね!!」 「まりささまをおこらせるとあとがこわいんだぜ!!」 「ゆっきゅり!ゆっきゅり!」 諭してみてもまったく悪びれる様子もないゆっくり達。だんだんむかついてきたぞ…。 「そうだ」 俺はそのとき、ある友人のことを思い出した。 その友人はセンサー機能と多目的スプリンクラーのモニターを探していたのだ。 「おいお前ら、甘い顔してれば付け上がりやがって。 この俺がお前らに本当の弾幕ごっこのやり方を教えてやる……」 というわけで今に至る。 「どうだ?弾幕ごっこ楽しいか?」 俺は聞いてみる。 「だのしくないいいいい!!!!おうぢかえるぅぅぅぅう!!!」 「ま、ゆっくりかすっていってね」 俺はプールサイドに寝そべった。 「おみずさんこないでね!!ゆっくりあっちいってね!!」 ゆっくり達は水の直撃を受けてはいないが、降りかかるしぶきを避けようと限られたスペースの中を移動する。 しかし、ゆっくりに仕込んだセンサーによって、スプリンクラーはゆっくりの周囲”だけ”を確実に狙い撃つ。 どんなに逃げても無駄だ。 「ゆ!ゆぅぅぅぅ!!!!」 「おちびぢゃああああんんんん!!!」 一匹の子ゆっくりが足(?)を滑らせるがスプリンクラーはその場所を避ける。 「ゆ?ゆっきゅりたすかったよ?」 「おちびぢゃん!よがっだねぇぇぇ!!!!」 しかし、状況は変わらない。相変わらずゆっくりは周囲を脅かされている。 「……だけどやっぱりゆっきゅりできないよぉぉぉぉ!!!おみずいやだよぉぉぉぉ!!!」 プールの栓は抜いてあり、流れ去った水はタンクを経由して再びスプリンクラーに戻る。 装置のバッテリーも充分なことを確認した俺は、ゆっくり達に言った。 「俺はご飯食べてくるから、お前らはゆっくりしていってね!」 「でいぶもおながずいだ!!ごばんちょうだいぃぃぃ!!」 「ゆっぐりでぎない!!だじて!まりざをだじで!!」 「ゆびゅうぅぅ!!ゆぶぅぅぅぅ!!」 飯を食って帰って来ると、ゆっくり達は動かないで一箇所に固まっていた。 「ゆああーんん!!ゆっぐりできないよぉぉぉぉ!!!」 「がまんしておちびちゃん!!」 「つべだいぜ!!いやなんだぜ!!! だけどしにだぐないんだぜぇぇぇ!!!」 「うーん……」 あまりにも可哀相に思えてきたので、俺は聞いてみた。 「おい、お前達反省したか?」 「じまじた!!れいぶがわるかったでず!!」 「れいびゅもあやまるよぉぉぉ!!!」 「まりざもあやまっでやるんだぜ!!!ごめんなざいでじたぁぁぁ!!!」 まりさの発言が若干気にかかるものの、俺は装置を止めてやる。 「ゆゆ?おみずさんとまってくれたよ!!」 俺が止めたんだっつーの。 「たしゅかったよぉぉぉ……」 「ゆ!まったくしょうのないおにいさんだぜ! かわいいまりさをいじめるなんて、おにいさんはどうかしてたんだぜ! とくべつにゆるしてやるから、ゆっくりあやまるといいんだぜ?」 「………」 あっという間に態度を翻し、偉そうにふくれたり飛び跳ねたりするゆっくり。 「なにやってるの?れいむをはやくおそとにだすのもわからないの?ばかなの?しぬの?」 「ばかにゃの?しにゅにょ?」 「おにいさん!まりさはおなかすいたんだぜ! こうきゅうすいーつでゆるしてやるんだぜ!!」 駄目だ。やっぱむかつく。 第一、俺の被った被害が、現金出費だけで7000円オーバーだぞ。こんな機械のモニター1時間程度で済んだら、 こいつら超高給取りじゃねえか。パネェ!俺のやるせなさマジパネェっすよ!! 「しかし、頼まれてたセンサーやスプリンクラーの動作確認もしたし、もうすることもないよなぁ……」 俺は装置を回収すると、出せ出せとうるさいゆっくり達を放置してプールを出た。 ゆっくり達は自力でプールを出ることができないが、どうなろうと俺の知ったことではない。 帰って、提出期限の近いレポートから再プリントアウトしなければならないのだ。 大学を出ると、もとから良くなかった天気がとうとう雨となった。 「おっ、雨だ。 そういや、こんな弾幕のゲームもあったっけなあ……」 どっかにエスプレイド置いてあるゲーセンないかなあ。そんなことを思いながら、俺は家へと帰った。 * * * * ゆっくり達はプールから出られなかったが、別に気にしていなかった。 「ここをあたらしいゆっくりぷれいすにしようね!」 「とってもひろくて、まりささまにふさわしいんだぜ!」 「ゆっきゅりーー!!」 広々とした空間でゆっくりしだすゆっくり達。 その時、雨が降ってきた。 「ゆゆ!?またおみずさんだよぉ!!?? おみずはもういやだよぉぉぉぉ!!!」 さっきの事がトラウマになっているのか泣き出すれいむ。一方、まりさはといえば得意顔だ。 「れいむはばかだぜ!さっきにみたいにうごかずにいればもんだいなしなのぜ!」 「まりさおかあしゃんあたまいい! せっかくのあたらしいゆっきゅりぷれいすでゆっきゅりするよ!! ゆ~♪ゆ~♪ゆ~♪」 その場を動かずにゆっくりするゆっくり達だが、もちろん雨は降り注ぐ。 「おみずやだ!おみずごわいいいい!!!」 「おかしいぜ!?どうじてあたるんだぜぇぇぇぇ!!!???」 「おみじゅさん!!ゆっきゅりさせてよぉぉぉ!!!!」 雨は次第に強くなる。 「ゆっくりよけるよ!!ゆっゆっゆっゆっゆ!!」 「しかたないからまりささまのかれいなかいひをみせてやるんだぜ!ゆっ!」 「ゆゆー!!」 必死で上を見ながら避けても、雨は無数に降ってきてゆっくりの体を駄目にしていく。 「ゆふっ…ゆふぅっ…!こんなのむりだよぉぉぉぉ!!!!」 「だずけてぇぇぇぇ!!!ぼねがいぃぃぃ!!!まりざだけでもぉぉぉぉ!!!!」 「もっと……ゆっきゅり……したかったよぉぉぉ……」 雨音がゆっくり達の叫びを飲み込んだ。 おしまい。 書いた人:”ゆ虐の友”従業員 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/728.html
ゆっくり生長していってね!! 男がゆっくりの入った透明箱を眺めている。 ゆっくりはれいむ種で、その頭には木の芽のようなものがわずかに出ている。もうすぐ子供ができる証拠だ。 「もうすぐあかちゃんがうまれるよ、はやくあいたいね」 男は無表情に握り飯を頬張る。 部屋の中には数え切れないほどの食料がある。男とれいむが一月は暮らせそうな量だ。 「おにいさん!れいむはおなかすいたよ! かわいいれいむとあかちゃんのためにいっぱいごはんちょうだいね!」 男は答えない。 「どうしてむしするの?ばかなの?しぬの?」 ゆっくりの挑発的な口調もどこ吹く風と、男は書架から本を取り出し読み始める。 「はやくごはんちょうだい!あかちゃんがゆっくりできないよ!れいむもぷんぷんだよ!」 ゆっくりは膨らんで威嚇したり、飛び跳ねたりするが男は気にする様子もない。 「おながずいだぁぁぁ!!!ごはんをくれないおにーざんはゆっぐりじねぇぇぇぇ!!」 無反応。 それからしばらくして、とうとうれいむは疲れ果てて動けなくなった。 「どうじてむしずるのおおおおお!!!???ごはんちょうだいぃぃぃ!!!!」 しかし、やはり要求は通らなかった。 部屋の時計が10時を少し回ったとき、男は書き物をしていた手を止めて、手近な食料を箱に放り込んだ。 「おそいよ!あんまりおそいと、おなかとせなかがゆっくりできなくなっちゃうよ! だけどれいむはやさしいおかあさんになるんだから、きげんをなおしてたべてあげるね! むーしゃ、むーしゃ……しあわしぇぇぇぇぇぇ……!! だけど、ちょっとすくないよ!あかちゃんのぶんもむーしゃむーしゃさせてね!」 男は「さて、寝るか」と口の中で呟くと、寝床の支度をしてすぐに就寝した。 「いじわるしないでもっとちょうだいね!そしたらゆっくりしてもいいよ!」 「えいようがだいじなんだよ!わかってるの!!おにーざん!!ねちゃだめぇぇぇ!!!!」 男が明かりを消したので周囲は暗い。しかし、そこらじゅうにある食べ物の匂いがれいむを眠らせなかった。 「おなかすいたよ……ばかなおにいさんのせいでごはんがすくなくてごめんね……」 「あかちゃん、ゆっくりそだってね……」 「おなかすいた……」 れいむはまんじりともせず朝を迎えた。 「ん……おおっ……」 男が大きく伸びをするのと同時にれいむは挨拶をした。 「ゆ…ゆっくりしていってね!」 昨日は自分の言葉が乱暴すぎたのかもしれない、と思ったれいむなりの譲歩だった。 きちんとゆっくりさせれば、人間が自分のようなかわいらしいゆっくりにご飯をくれないわけがないという 打算も働いている。色々と間違えた打算だが。 「ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね! それで……ゆっくりしたら、れいむにあさごはんちょうだいね!」 男は昨日読みかけにした本の続きを読み始め、れいむのことなど気にかける様子もない。 「おにいざああああんんん!!!! じぶんばっがりゆっぐりじてずるいよぉぉぉぉぉ!!!!!」 ふと、れいむは自分の頭上を見上げた。 視界の端でたよりなく揺れる”ゆ木(ぼく)”は、少し貧弱になってしまったように思える。 まだ実は膨らみ始めたばかりだが、これでは先が思いやられる。れいむは半狂乱になって叫んだ。 「おにーざんんんん!!!!おねがい!ごばんをぢょうだいぃぃぃぃぃ!!!!」 結局その日も、夜の10時まで食料を与えられることはなかった。そして次の日も、そのまた次の日も…… 食事は夜10時に一度、決まった量を与えられるきりだった。 * * * * 四日後。 「おかしいよ……?あかちゃん……うまれないよ……?」 ひょろひょろと背ばかりが伸びた”ゆ木”には小さな実が二つ付いている。 だが、本来なら今頃はゆっくりとしたあかちゃんとして言葉を発しているはずのそれは何も言ってくれない。 「あかちゃん……?れいむににてとってもかわいい、れいむのはじめてのあかちゃん……?」 このままでは大切なあかちゃんが死んでしまう。 「おにいざあああんんんん!!!」 「どぼじてごはんたぐさんぐれないのおおおおお!!??」 * * * * それからさらに数日。 れいむのゆ木は、なよなよとしなって顔の前へ垂れてくるようになった。 まだ喋ることのできない、ゆ木の先端の二つのつぼみ。それを見るたび、れいむの心は不安に張り裂けそうになる。 * * * * ちょうど二週間目の朝だった。 「ゆ……ゆっくちちていってね……」 「おきゃあしゃん……?」 気づくと二つのつぼみだったものには目と口が出来ていて、小さな、とても小さな声でれいむへと話しかけている。 れいむは感激した。 「ゆゆぅぅぅーーーーーん!!!!れいむのあかちゃぁぁぁんんんん!!!! ゆっくちしていってねぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」 * * * * 十六日目。 二匹の子れいむはいまだゆ木から切り離していない。 なぜかお兄さんが食事をわずかしか与えてくれない現状では、切り離すのは危険と親れいむが判断したのだ。 「おきゃあしゃん……ごはんさえあれば、れいみゅたちじぶんでゆっくちできるよ……?」 「ごはんもっとたべたい……おきゃあしゃん……もっとたくさんちょうだいね…」 「おにいさんが……おにいさんがわるいんだよ…… さあ、きょうもゆっくりしようね!」 わが子を励ますため、箱の真ん中で歌を歌う親れいむ。 「ゆ~♪ゆ~♪ゆ~♪」 「ゆ……ゆ……」 「ゆ……ゆ……」 子供たちも歌うが元気がない。 れいむは不憫でならなかった。 本当ならば、今頃は元気なゆっくりとした子として生まれてきて、みんなでとてもゆっくりしているはずなのに。 ちびちゃん達だって、自分で飛んだり跳ねたりして、ゆっくりしたいだろうに。 「おかあさんも、つらいんだよ……ほんとは、ちびちゃんたちをゆっくりさせてあげたいんだよ……」 その日の昼過ぎ。 「ゆ……!」 「ゆ……!」 二匹の子れいむは体をゆすり、自分でゆ木から落ちようとし始めた。 「おちびちゃんたち!だめだよ!ゆっくりできなくなるよ!!」 「おきゃあしゃん!れいむはじめんでゆっきゅりしたいんだよ!」 「おきゃあしゃんがゆっきゅりさせてくれにゃいなら、じぶんでゆっきゅりしゅるよ!」 「どぼじてぞんなごどいうのぉぉぉぉぉ!!??」 親れいむは沸き上がる感情のままに跳ねる、その衝撃がまずかった。 萎えたゆ木に負荷がかかり、子れいむ達はついに切り離される。 「ゆゆっ!もうしゅぐおちゆよ!」 「これからはじぶんでゆっきゅりーしゅるよー!!」 夢にまで見た”親とのすーりすーり”や”自分ひとりでのゆっくり”への期待がふくらむ。 「おちゆよー!!」 「ゆっきゅりー!!」 ぷちん。ころころころ…… 「おっ……おぢびぢゃああああんんんん!!??」 れいむは地面に転がったわが子へと駆け寄る。 どうか無事でいてほしい。れいむの餡子はその思いで埋め尽くされた。 「おちび……ちゃん……?ゆっくり……して……いってね……?」 二匹の子れいむは、もう動かなかった。 「おちびちゃん……」 やはり弱すぎたのだ。ゆ木からの栄養が断たれたその瞬間、二匹はすでに物言わぬ饅頭となっていた。 「ゆああああああんんん!!!!!おぢびぢゃああああんんんん!!!!」 泣いているれいむの元へ男がやってくるが、悲しみに打ちひしがれるれいむは気づかない。 男はれいむの額の細長いゆ木に手をかけると、ぶちんと引き抜いた。 「ゆ……」 わずかな痛みと喪失感を額に感じ、我にかえるれいむ。 「おにいさん!それはあかちゃんのたべるはずだったものだよ!かえしてね!!」 こんな状況を作り出したお兄さんへの恨みよりも、わが子の遺品を持っていかれることに抗議の声を上げる。 男はやはり聞きもせず、通常の倍ほどの長さのあるゆ木を丁寧に戸棚にしまうと、れいむの元へ再びやってくる。 「じゃあな。……悪く思うな」 「ゆ?………ゅぅ?」 れいむは男の手で二つに割られた。断末魔を上げる暇もなかった。 男はそれをごみ入れに投げ捨てると、両の耳から、この二週間着けっぱなしだった耳栓を引き抜いた。 「あー、耳かゆかった……」 * * * * このようにして作られた、にんっしんゆっくりのひょろ長いゆ木は滋味に富み歯ごたえも良いので珍重される。 子の栄養がゆ木に逆流するためとも、あるいは単に生長期間が長いためとも言われているが、真相は定かでない。 恵まれぬ子が、生まれて初めて母親と一緒にむーちゃ♪むーちゃ♪するはずだったゆ木。 そこに懸けられた思い――生への渇望や期待が、その味わいをもたらすのかもしれない。 おしまい。 書いた人:”ゆ虐の友”従業員 このSSに感想を付ける
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「ここが今日からお前のおうちだよ」 「ゆっ!(キョロキョロ……)ちょっとせまいけどゆっくりしたおうちだね! きょうからここがれいむのおうちだよ!! ゆゆ?おじさん!このおあなはなあに?」 「そこが今日からお前のおうちだよ」 「ゆゆ?ばかだね!おじさん!!こんなところでゆっくりできるわけないよ!!」 (ガシッ!) 「ゆゆゆっ??はなしてね!はやくはなしてね!!」(ぷらんぷらんぷん……) 「ゆーーーーーーーーーーーーーー!!」(ビタン!) 「ゆぐぐ……なにするのおじさん!はやくたすけてね!じゃないとゆっくりしてるれいむでもゆっくりおこるよ!!」 「まぁまぁ、そんなに怒るなよ。そこに居ればれみりやにも襲われないし、食べ物にも困らないぞ」 「ゆゆっ!ほんとう?おじさんいいひとだね!ゆっくりしていってね!!」 「じゃあ、ちょっとゆっくりしようかな」(ジィー、ポロッ) 「ゆっ?」 (ジョッジョボボボボボボボボボ) 「ほーら、オレンジジュースだよ」 「ゆー♪ゆっくりのませてね!ゆっくりのませてね!!」 (ジョボボボボボボボボボ) 「ご~く♪ご~く♪ぎゃぼ!!な゛に゛こ゛れ゛!!!!」 「なにってオレンジジュースじゃないか」 「ち゛か゛う゛よ゛!!こんなのおれんじじゅーすじゃないよ!!ぜんぜんゆっぐりじでないよ!!!!」 「おかしいな、あっ!お前、嬉しいからってゆっくり味あわずに飲んだんだろ」 「ゆっ!それだね!!れいむったらゆっかりしてたよ!もう!れいむのゆばかさん!!」 「「………………………………」」 「……かわいくってごめんね!!!」 「……ぁあ、そっ!そうだな。オレンジジュースはまだあるから残りも飲むだろ?」 「ゆっくりのませてね!!!!!」 (ジョボボボボボボボ)「な゛に゛こ゛れ゛!!!」「オレンジジュースだよ」「ゆっくりのませてね!」 (ジョボボボボボボボ)「な゛に゛こ゛れ゛!!!」「オレンジジュースだよ」「ゆっくりのませてね!」 (ジョボボボボボボボ)「な゛に゛こ゛れ゛!!!」「オレンジジュースだよ」「ゆっくりのませてね!」 「ふー、さすがにもう出ないな。それじゃあ、そこで思う存分ゆっくりしていってね」 「ゆ?おじさんどこいくの?……………………どごいぐの?……どごいぐのーーーーーー!!!」 (3日後……) 「……おながずいだよ…………ゆっぐりでぎないよ…………ゆっぐり……ゆっぐり」 「うートイレトイレ、こんな所にあるとはまさに天の恵み。俺の便意が有頂天!」 「……ゆ゛っ……く゛り゛……し゛て゛い゛って゛……ね゛……」 「おわ!ビックリした!!……って、なんだゆっくりか」 「……おじさん……はやぐ……はやぐ……ごはんちょうだい……」 「うるせぇ!これでも喰らえ!!」(ブリュ!!ビチビチッ!ビチャアー) 「ゆっ……ごはん……ごはん……」(ずーり……ずーり……) 「おい……まじかよ」 「む~しゃ……む~しゃ……これ……めっちゃうめぇ……」 (10日後……) (ガチャ……) 「ゆっくりしていってね!」 「うおっと」 「ゆっくりしていってね!!」 「ほー、下にゆっくりがいるのう」 「ゆっくりしていってね!!!」 「おまいさん、そんなところでなにしとるんじゃ?」 「ここはれいむのおうちだよ!はやくごはんをちょうだいね!!」 「ごはん?はて、何のことか…」 「おじさんのうんうんだよ!!おじさんもするんでしょ!!ゆっくりしてってね!!」 「これはこのまま用をたしていいのかのう」 「ゆっ♪ゆっ♪ゆっ♪」 「まあ、よいか」 (ブリュリュ……) 「む~しゃ♪む~しゃ♪……ゆっ!おじさん!おやさいたべてないね!! おやさいたべなきゃだめだよ!!おやさいたべないとれみりやみたいになっちゃうんだからね!ぷんぷん!」 「おお、そんな事もわかるのかい」 「ぷんぷん!ゆっくりおやさいたべてきてね!!」 (20日後……) (ガチャ……) 「ふぃー」 「ゆっくりしていってね!!」 「おー、今日も来たぞー」 「ゆっくりしていってね!!!」 「昨日は宴会だったからなー、いいもん一杯食ったし、一杯でっぞ」 「ゆー♪ゆー♪」 (ブリュブリュリュリュリュ) 「わあい♪おかしのおうちにいるみた~い♪ む~しゃ♪む~しゃ♪……しあわせ~~~♪」 「ほー…良く食うわい、そんなに旨いもんかのー」 「おじさんの!(ムシャムシャ…)うんうん!(ムシャムシャ…)とってもおいしいよ!!!」 「ほー、そーかそーか」 (一ヶ月後……) 「う~いたたたた、なんでこんな時に急にくるのよ……」 「ゆっくりしていってね!」 「っ!……な、なによ、ゆっくりじゃない。驚いて損したわ!」 「ゆっくりしていってね!!」 「うー…和式便器だしぃ、これだから田舎は嫌なのよね」 「ゆっくりしていってね!!」 「ふん!ゆっくりしていけですって?こんな所でゆっくり出来るわけないでしょ?大体、わたっ!!」 (ぐ~ぎゅるぎゅる) 「おねぇさんはゆっくりしないひと?」 「ううう、せにはらは変えられないし…、もう!いいわよ!ここでするわよ!!」 「ゆっくりしていってね!!!」 「ふーんっ!!!」 「ゆっ?おねえさんのここぴくぴくしてるよ?」 「うるさい!!どこみてんのよ!」 「ゆー…ゆっくりしていってね!」 「何処に話しかけてんの!!」 「おねえさんはゆっくりしたいひと?……だったられいむがてつだってあげるね!」 「え?手伝う?……ひゃっ!!」 「ぺ~ろ♪ぺ~ろ♪」 「くぅ……んっ……ん、んほぉぉぉおおおおおおお!!!」 「すっきり~♪」 (5年後……) 「先輩、これっすか?」 「ああ、それだ。間違いない」 「さすがにボロボロッすねー」 「5年も野ざらしにしていればボロボロにもなる。さっさと取り替えるぞ」 「うぃーす、あっそのまえにちょっと中見てもいいっすか?」 「ん?かまわんが……」 (ガチャ……) 「へー、すごいな。あんまり臭くないし、便器も結構綺麗だ」 「ゆぅ?ゆっくりしていってね!!」 「うっわ~、凄いでかさだなー。(クルッ…)凄いッすよ!先輩!」 「ああ、5年も何不自由せず暮らせばそれぐらいにはなるさ」 「おにいさんはゆっくりできるひと?」 「んー、あんまりゆっくり出来ないかな。仕事が…」 「ゆゆんっ!」 「あー!嘘嘘ゆっくりできる!ゆっくりできるから泣きそうになるなって」 「ゆっ♪ゆっ♪ゆっくりできるおにいさんはゆっくりしていってね!!」 「はいはい、ゆっくりゆっくり」 「おにいさん!れいむおなかすいたよ!!はやくごはんをだしてね!」 「えっ?ごはん?…………あっ、これでいいなか、ほらビスケットだよ」 「ゆ?」 「ほら」(ポイ) 「ゆ!」(ぱく) 「美味しいだろ?うちで飼ってるれいむもこれが大好きなんだ!」 「む~しゃ♪む~しゃ♪…な゛に゛こ゛れ゛!!!!」 「えっ?」 「な゛に゛こ゛れ゛!!!!ぜんぜんゆっぐりできないよ!!!!!!!」 「えっ?えっ?そんな馬鹿な」 「ぷく~!ぷんぷん!おにいさんはゆっくりできないひとだね!れいむのことばかにしたね! ゆっくりできないおにいさんはとっととでてってね!!ぷんぷん!」 「ごめん、ごめん、良く判らないけど謝るから許してくれよ」 「ぷんぷん!」 「ごめん!れいむ」 「ぷんぷん!」 「ほんとーにごめん!」 「ぷんぷん!」 「ごめんったら」 「おーい、そろそろ始めるぞー!」 「あ、はーい」 「じゃあ、もう行くよ?れいむ」 「ゆっくりでてってね!!!!」 「まったく!ゆっくりできないおにいさんだったね!! おにいさんのごはんのせいでおくちのなかがゆっくりできてないよ!! こんなときはおくちなおしがひつようだね!!! こんなこともあろうかととっておいてよかったね!!いちねんもののうんう~ん!(ゆっゆ~ん!!) ゆっ♪ゆっ♪ゆっ♪このうんうんはほんとうにゆっくりしてるね!! れいむもゆっくりするね!!いっしょにゆっくりしようね!!!!!」 む~しゃ♪む~しゃ♪しあわせ~~~~~~♪♪♪」 「先輩、中のれいむ、どうするんですか?」 「れいむ?」 「あっ、ゆっくりの事です。」 「ああ、あれか、……もちろん決まってるじゃないか」 「汚物は消毒だー!!!!」 「ヒャァッ!!!!」 おしまい 「れいむうんこかわいいよ。まじで」 このSSに感想を付ける
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とあるタブンネのお話 楽しそうなメロディときらびやかな装飾 世間はクリスマスムードで賑わっています 子供達は飼いポケモンは親や飼い主から大きなリボンのついたプレゼント貰いみんな笑顔 ですが笑顔になれない子もいます 「ざぶいびぃ…おながずいだびぃ」 このタブンネはまだ40cm程の子タブでつい最近まで優しい両親や仲間、友達と幸せに暮らしていました ですが肉食ポケ襲撃により子タブを残し全滅。越冬用に貯めていた食料も奪われ、防寒対策ばっちりのお家も無惨に破壊されました 自分一人で生き抜く力はありません。リスク覚悟で人里へおり食料を探しに訪れたところでした たくさんの生ゴミを見つけるまではいいのですが、時期的に凍結していて食べられたものじゃありません。力も弱く技もない 氷に閉ざされた食料にも手を出せず、空き缶に残されたわずかな水分、枯れ葉を食べなんとか飢えをしのいでました フラフラ歩き続け広い場所に出ました。どうやら公園のようです 目の前にはイーブイがこちらをみていました 「なんだイーブイ?あ、なんだタブンネの子か」 人間のイーブイだったようです。そのイーブイはたいそう可愛がられているのかキラキラした瞳で暖かそうなお洋服を着て靴を履いています イーブイは人間に抱きつくとそのまま抱っこされ人間の顔に自分の顔を擦り付けとても幸せそう そんな姿にタブンネの何かに火がつきました 許さない、ミィはこんなつらいのにあの媚イズのイーブタは タブは雪を集め玉にするとイーブイに向け投擲しました ポフッ 「きう?」 突然の雪に驚くイーブイ。たいした力もなくただ当たっただけですがタブはしてやったぜといった顔です しかし人間の形相を見ておしっこを漏らしました 足元から沸く湯気は温かそうですが、排尿による体温の低下に合わせ全身から血の気が引くのがわかります 殺される タブは死を覚悟しましたが不思議と怖くありません むしろパパ達みんなの場所にいくんだ とある種の安らぎを感じたのは頭がおかしくなってしまったのでしょうか 「へえ、ふうん。お前独りか?」 意外な質問に自分はこくこく頭を下げます 「俺はさ、殺す程悪魔じゃないんだよ。イーブイにあやまるならお前飼ってもいいぞ」 意外な提案に自分は雪に頭をめり込ませイーブイに土下座して謝罪しました イーブイは笑顔で応えて小さな手を差し出しました。口で靴をくわえ 素手の状態です ちょっとした心遣いにタブは涙を流しながらその手を握り返しました 人間の家につくとドレディアがパタパタ出迎えました。割烹着姿のハッサムもいます BOWのような殺戮マシーンのはずのハッサムですがとても優しそうでタブは恐る恐る二人に挨拶しました 人間は二人に何かを説明するとタブの手をひきとある一室へ案内します そこは温かいお湯のはられたお風呂。冷たい池しかしらなかったタブンネには信じられないものでした いい匂いの泡で体を洗われ暖かい風で毛並みを整えてもらって 昔は母に舐めて綺麗にしてもらってましたがこちらのが気持ちいいとちょっと悪い気がします 次に案内された大きなお部屋は暖かく、さっきのドレディアとグレイシアが木を飾り付けており ドレディアはこちらに手を振りましたがグレイシアはチラッと見るだけですぐ飾り付けに戻りました 「今から家族だ。仲良くしろよ」 人間の言葉に続くようタブが挨拶をするとさっきのイーブイがアーケンとボールを転がしながら寄ってきました 「一緒にあそぼ」 そんな感じです。タブも嬉しくなり笑顔で二人の中に入っていきました ここの床はなんで暖かいんだろ?と足元から伝わる暖かさに気をとられているとポスンと頭に球が当たりました 笑うイーブイとアーケンですがもう怒りや憎しみもありません。タブは笑顔で球を優しく投げ返しました しばらくすると人間が袋を持って現れました。そしてみんなぞろぞろ大きい机の椅子に座っていきます 6つしかないのは自分が本来ここにいないって事で少し寂しくなりましたが、ハッサムが笑顔でどこかから椅子を持ち出し自分に座るよう促しました 人間はメリークリスマスと謎の言葉をいいながらみんなに袋を渡します グレイシアの袋には山のようなキャンディ ドレディアのはスキンケアと書かれたクリーム ハッサムのは包丁セット アーケンとイーブイのも山のようなお菓子です 渡し終えた人間は罰が悪そうにタブを見ました。解ってるよ、だから…と手を振るタブですが グレイシアがキャンディ何袋かをタブンネの手元に投げました。それに続くようにアーケンとイーブイもお菓子をタブの前に並べます ドレディアもクリームをタブのガサガサの肉球に塗り、ハッサムも包丁を出しますが人間に止められてました 自分にもプレゼント。そんな思い遣りにタブは溢れる涙を堪えることはできませんでした タブはグレイシア達に笑顔で礼をしましたがグレイシアだけはそっぽ向いてネクタイもみあげをいじくってました その後ハッサムが運んできたシチューはとてもおいしく、ごみばかり食べてきたタブの舌に優しく染み入ります スプーンをドレディアに使い方を教えてもらい、口の周りベタベタにしながらがっつくアーケンやイーブイに悪いなと思いながらも食べ続けました グレイシアのもみ上げでスプーンを使うという離れ業にタブは見惚れてしまい、怖そうだけど優しくてかっこいいお姉さんと尊敬の眼差しを向けました そんな幸せな時間ですがバンバンという音が。周りは誰も気づかないのか手や口を止めません タブは自分だけ聞こえるのかと背後を振り替えると 雪の降る中ベビンネを抱き、頭に雪を積もらせたママンネが涙ながらこちらを見ていました タブは同族なので図々しいのを承知で人間に「ミィ」と呼び掛けましたが 「無視しろ。屋根の雪が落ちただけだ」 と言い放ちました。ほんとにみんな何も無いように無視しています ガラス越しからも聞こえる 「おねがいじまず!!!ベビちゃんと私も助けでくざさいミィ!!どうしてそのタブンネだけ中に入るのよ!私はママなのう!!」 と言った叫びも タブは耳を塞ぎたくなりました。これだけ騒いでも皆は何事も無いよう食事を続けます 「ミィアアアア!ミギュアアアア!」バンバンバン!! 「今日はずいぶん粘るなあ」 人間がようやく迷惑そうな顔をするとグレイシアがスプーンを置き部屋を出ていきました 外からママの声が聞こえてきます。グレイシアと会ったのでしょう 「あっ、媚イズのかき氷!さっさと私達も入れるミィギャアアアアア!ごめんなさいごめんなさいミィベビちゃんだけでもベビちゃあああ!!」 血飛沫が窓にかかりました。その後何事もなかったかのようにグレイシアは椅子に座り食事を再開しました タブはどうしても我慢できなくなり椅子から降り窓から外を見ると血塗れでズタズタにされたママと頭の無いベビが横たわっていました 飛び出したママの目はこちらを睨みつけているよう感じられます さらにグレイシアの真の姿におしっこちびりそうになりました。ハッサムもドレディアも本性はこうなのかと震えがとまりません あのイーブイですら無視しています。暖かい家族の冷酷な面がみえさらに背筋が冷たくなりました 「冷めるぞ。はやく食べちゃえ」 人間の言葉にはっ、とガラスに写る自身の姿に違和感を覚えました 外で死んでいる仲間はくすんでいるがピンク。自分はピンクではなくパープルの体毛 今タブは自身の決定的な違いに気づきました。自然界にいた時は特別気にした事もない。体色 自分達にとっては色違いなどよくあるビスケットの形が○か□かくらいどうでもいいことでした 自分は色が違うから破格の扱いを受けられる。ようやく理解しまし 食事や環境で本来の聴力が戻ったのかママンネの死骸から声がきこえてきます 「ママー!マァマァー!!」 「ミェーン!おかあさあああん!!」 ベビ以外にも子供がいたのでしょう。雪の積もった体で必死にママの死骸に泣きついています。白い息が外の厳しさを物語りました タブはガラスに隔てられた暖かい部屋からその様子を眺めることしかできません そして二匹の子タブの大きい方が色タブに気づいたのか睨み付けてきました 「なんでお前だけそこにいれるんだミィ?」 「同じタブンネなのに僕たちもいれてほしいミィ」 仲間から向けられた憎悪にタブンネである自分の精神が揺さぶられます 親を殺された気持ちが解るからこそなんとかしてあげたい。でも今ここで意見したら自分も殺されるかもしれない 異常な程の幸せ得たいまたがらこそ不幸な仲間に対し本来の仲間想いの感情が甦る 「いいか?お前は特別なんだ。だからうちに招いた。それでいいだろ?それともあの雪の中にいくかい」 人間はタブを見透かしたように答えました。振り替えると人間の顔は不気味と言える程笑っています 「ほらデザートたべようか。おいでタブ」 人間はカーテンを閉めタブを押すように椅子にかけさせます。窓を叩く音もすぐ収まりました 部屋の入り口から両肘を抱いてプルプル鼻水垂らしたハッサムが現れました。恐らく始末してきたのでしょう ドレディアが運んできたのはオボンをくりぬいて作ったシャーベット タブは考えるのをやめました 僕は特別、だからこうして幸せになる権利があるんだ。他のブタなど知ったことか そうだ!そうなんだ!そうなんす!僕は特別としてこの家族に精一杯恩返しする 笑顔でシャーベットにがっつくタブの流すこの涙の理由はなんなのでしょうか 夜は静かにふけていきました 終わり ーーーー 名前 コメント すべてのコメントを見る
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とあるタブンネのお話 楽しそうなメロディときらびやかな装飾 世間はクリスマスムードで賑わっています 子供達は飼いポケモンは親や飼い主から大きなリボンのついたプレゼント貰いみんな笑顔 ですが笑顔になれない子もいます 「ざぶいびぃ…おながずいだびぃ」 このタブンネはまだ40cm程の子タブでつい最近まで優しい両親や仲間、友達と幸せに暮らしていました ですが肉食ポケ襲撃により子タブを残し全滅。越冬用に貯めていた食料も奪われ、防寒対策ばっちりのお家も無惨に破壊されました 自分一人で生き抜く力はありません。リスク覚悟で人里へおり食料を探しに訪れたところでした たくさんの生ゴミを見つけるまではいいのですが、時期的に凍結していて食べられたものじゃありません。力も弱く技もない 氷に閉ざされた食料にも手を出せず、空き缶に残されたわずかな水分、枯れ葉を食べなんとか飢えをしのいでました フラフラ歩き続け広い場所に出ました。どうやら公園のようです 目の前にはイーブイがこちらをみていました 「なんだイーブイ?あ、なんだタブンネの子か」 人間のイーブイだったようです。そのイーブイはたいそう可愛がられているのかキラキラした瞳で暖かそうなお洋服を着て靴を履いています イーブイは人間に抱きつくとそのまま抱っこされ人間の顔に自分の顔を擦り付けとても幸せそう そんな姿にタブンネの何かに火がつきました 許さない、ミィはこんなつらいのにあの媚イズのイーブタは タブは雪を集め玉にするとイーブイに向け投擲しました ポフッ 「きう?」 突然の雪に驚くイーブイ。たいした力もなくただ当たっただけですがタブはしてやったぜといった顔です しかし人間の形相を見ておしっこを漏らしました 足元から沸く湯気は温かそうですが、排尿による体温の低下に合わせ全身から血の気が引くのがわかります 殺される タブは死を覚悟しましたが不思議と怖くありません むしろパパ達みんなの場所にいくんだ とある種の安らぎを感じたのは頭がおかしくなってしまったのでしょうか 「へえ、ふうん。お前独りか?」 意外な質問に自分はこくこく頭を下げます 「俺はさ、殺す程悪魔じゃないんだよ。イーブイにあやまるならお前飼ってもいいぞ」 意外な提案に自分は雪に頭をめり込ませイーブイに土下座して謝罪しました イーブイは笑顔で応えて小さな手を差し出しました。口で靴をくわえ 素手の状態です ちょっとした心遣いにタブは涙を流しながらその手を握り返しました 人間の家につくとドレディアがパタパタ出迎えました。割烹着姿のハッサムもいます BOWのような殺戮マシーンのはずのハッサムですがとても優しそうでタブは恐る恐る二人に挨拶しました 人間は二人に何かを説明するとタブの手をひきとある一室へ案内します そこは温かいお湯のはられたお風呂。冷たい池しかしらなかったタブンネには信じられないものでした いい匂いの泡で体を洗われ暖かい風で毛並みを整えてもらって 昔は母に舐めて綺麗にしてもらってましたがこちらのが気持ちいいとちょっと悪い気がします 次に案内された大きなお部屋は暖かく、さっきのドレディアとグレイシアが木を飾り付けており ドレディアはこちらに手を振りましたがグレイシアはチラッと見るだけですぐ飾り付けに戻りました 「今から家族だ。仲良くしろよ」 人間の言葉に続くようタブが挨拶をするとさっきのイーブイがアーケンとボールを転がしながら寄ってきました 「一緒にあそぼ」 そんな感じです。タブも嬉しくなり笑顔で二人の中に入っていきました ここの床はなんで暖かいんだろ?と足元から伝わる暖かさに気をとられているとポスンと頭に球が当たりました 笑うイーブイとアーケンですがもう怒りや憎しみもありません。タブは笑顔で球を優しく投げ返しました しばらくすると人間が袋を持って現れました。そしてみんなぞろぞろ大きい机の椅子に座っていきます 6つしかないのは自分が本来ここにいないって事で少し寂しくなりましたが、ハッサムが笑顔でどこかから椅子を持ち出し自分に座るよう促しました 人間はメリークリスマスと謎の言葉をいいながらみんなに袋を渡します グレイシアの袋には山のようなキャンディ ドレディアのはスキンケアと書かれたクリーム ハッサムのは包丁セット アーケンとイーブイのも山のようなお菓子です 渡し終えた人間は罰が悪そうにタブを見ました。解ってるよ、だから…と手を振るタブですが グレイシアがキャンディ何袋かをタブンネの手元に投げました。それに続くようにアーケンとイーブイもお菓子をタブの前に並べます ドレディアもクリームをタブのガサガサの肉球に塗り、ハッサムも包丁を出しますが人間に止められてました 自分にもプレゼント。そんな思い遣りにタブは溢れる涙を堪えることはできませんでした タブはグレイシア達に笑顔で礼をしましたがグレイシアだけはそっぽ向いてネクタイもみあげをいじくってました その後ハッサムが運んできたシチューはとてもおいしく、ごみばかり食べてきたタブの舌に優しく染み入ります スプーンをドレディアに使い方を教えてもらい、口の周りベタベタにしながらがっつくアーケンやイーブイに悪いなと思いながらも食べ続けました グレイシアのもみ上げでスプーンを使うという離れ業にタブは見惚れてしまい、怖そうだけど優しくてかっこいいお姉さんと尊敬の眼差しを向けました そんな幸せな時間ですがバンバンという音が。周りは誰も気づかないのか手や口を止めません タブは自分だけ聞こえるのかと背後を振り替えると 雪の降る中ベビンネを抱き、頭に雪を積もらせたママンネが涙ながらこちらを見ていました タブは同族なので図々しいのを承知で人間に「ミィ」と呼び掛けましたが 「無視しろ。屋根の雪が落ちただけだ」 と言い放ちました。ほんとにみんな何も無いように無視しています ガラス越しからも聞こえる 「おねがいじまず!!!ベビちゃんと私も助けでくざさいミィ!!どうしてそのタブンネだけ中に入るのよ!私はママなのう!!」 と言った叫びも タブは耳を塞ぎたくなりました。これだけ騒いでも皆は何事も無いよう食事を続けます 「ミィアアアア!ミギュアアアア!」バンバンバン!! 「今日はずいぶん粘るなあ」 人間がようやく迷惑そうな顔をするとグレイシアがスプーンを置き部屋を出ていきました 外からママの声が聞こえてきます。グレイシアと会ったのでしょう 「あっ、媚イズのかき氷!さっさと私達も入れるミィギャアアアアア!ごめんなさいごめんなさいミィベビちゃんだけでもベビちゃあああ!!」 血飛沫が窓にかかりました。その後何事もなかったかのようにグレイシアは椅子に座り食事を再開しました タブはどうしても我慢できなくなり椅子から降り窓から外を見ると血塗れでズタズタにされたママと頭の無いベビが横たわっていました 飛び出したママの目はこちらを睨みつけているよう感じられます さらにグレイシアの真の姿におしっこちびりそうになりました。ハッサムもドレディアも本性はこうなのかと震えがとまりません あのイーブイですら無視しています。暖かい家族の冷酷な面がみえさらに背筋が冷たくなりました 「冷めるぞ。はやく食べちゃえ」 人間の言葉にはっ、とガラスに写る自身の姿に違和感を覚えました 外で死んでいる仲間はくすんでいるがピンク。自分はピンクではなくパープルの体毛 今タブは自身の決定的な違いに気づきました。自然界にいた時は特別気にした事もない。体色 自分達にとっては色違いなどよくあるビスケットの形が○か□かくらいどうでもいいことでした 自分は色が違うから破格の扱いを受けられる。ようやく理解しまし 食事や環境で本来の聴力が戻ったのかママンネの死骸から声がきこえてきます 「ママー!マァマァー!!」 「ミェーン!おかあさあああん!!」 ベビ以外にも子供がいたのでしょう。雪の積もった体で必死にママの死骸に泣きついています。白い息が外の厳しさを物語りました タブはガラスに隔てられた暖かい部屋からその様子を眺めることしかできません そして二匹の子タブの大きい方が色タブに気づいたのか睨み付けてきました 「なんでお前だけそこにいれるんだミィ?」 「同じタブンネなのに僕たちもいれてほしいミィ」 仲間から向けられた憎悪にタブンネである自分の精神が揺さぶられます 親を殺された気持ちが解るからこそなんとかしてあげたい。でも今ここで意見したら自分も殺されるかもしれない 異常な程の幸せ得たいまたがらこそ不幸な仲間に対し本来の仲間想いの感情が甦る 「いいか?お前は特別なんだ。だからうちに招いた。それでいいだろ?それともあの雪の中にいくかい」 人間はタブを見透かしたように答えました。振り替えると人間の顔は不気味と言える程笑っています 「ほらデザートたべようか。おいでタブ」 人間はカーテンを閉めタブを押すように椅子にかけさせます。窓を叩く音もすぐ収まりました 部屋の入り口から両肘を抱いてプルプル鼻水垂らしたハッサムが現れました。恐らく始末してきたのでしょう ドレディアが運んできたのはオボンをくりぬいて作ったシャーベット タブは考えるのをやめました 僕は特別、だからこうして幸せになる権利があるんだ。他のブタなど知ったことか そうだ!そうなんだ!そうなんす!僕は特別としてこの家族に精一杯恩返しする 笑顔でシャーベットにがっつくタブの流すこの涙の理由はなんなのでしょうか 夜は静かにふけていきました 終わり
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「う~う~♪」 俺が散歩にと道端を歩いているとそんな声が聞こえた。 「ゆっ、やめてね、まりさは食べないでね!」 見ると、ゆっくりれみりゃがゆっくりまりさを食べようとしているところだった。 周りを見るとゆっくりれいむの髪飾りやそれよりも小さい飾りや帽子が落ちていた。 なるほど、ゆっくり一家を食べつくしたか、れみりゃにしては大戦果だ。 「ゆっ、ゆっ! あ、お兄さん、ゆっくり助けてね!」 まりさがこちらに気がついた。なんだかうざい声でぴーちくと助けを求めてくる。 なんでれみりゃはさっさと食べないんだ。 「う~おながいっばい~♪」 なるほどな。 もう少しお腹に余裕ができるまでまりさをキープしてるのか、 それともまりさをいたぶっているのか、ゆっくりゃのくせに生意気だ。 そこである考えが思いつく、れみりゃがいたぶっているのを見ていたら俺もしたくなった。 「やぁ、れみりゃ、そんな食べ飽きたものは捨ててぷっでぃ~ん食べたくないかい?」 「う~♪ れみりゃぷっでぃ~んも食べる、もっでぎでー♪」 最初は甘言で連れて行こうとしたが早くも面倒くさくなった。 何故俺がゆっくりゃなどにない頭を割いてまで考えねばならないのか。 と、言うわけで優しくれみりゃに近づき、羽をもぐ。 「うっっがっぎゃゃー! ざ、ざくやー!!」 とたんにすさまじく泣きだし、暴れる、うるさいので殴る。 「うぎゃー!」 「お兄さんありがとう! ゆっくりれみりゃはゆっくりしんでねっ!」 その隙にまりさが逃げようとする、それも捕まえる。 「ゆっ、なにするのお兄さん、ゆっくりれみりゃと同じ場所ではゆっくりできないよ! ゆっくりはなしてねっ!」 そう言って媚びた笑いを向けてくる、こいつは俺を味方と思っているんだろう、うざいので殴る。 「どぉじでごんなごどずるのー! だべるなられいむからだべでー!」 食べないし。それにお前が身代わりにしようとした家族はもういないよ。 俺は泣き叫ぶれみりゃとまりさを両脇に抱えて家へと帰った。 家に帰ってきた俺はさっそくれみりゃをゆっくりれみりゃ用透明ケースに詰め、まりさは適当に籠に閉じ込めた。 (まずは腹を空かせてもらわないとな) れみりゃは今、満腹なはずなので少し時間を置くことにする。 次の日、再び様子を見に来た。 「ざくやー! れみりゃおながずいだー!」 れみりゃを見る、よし、再生してるな。 しかしなんという燃費の悪さ、昨日はあんなに満腹だったのに。 「ゆ、ここじゃゆっくりできないよ、ゆっくりだしてね!」 まりさは昨日のことは覚えてないようだ、とりあえず籠から出してやる。 一瞬れみりゃに怯えるが、動けなそうなところを見ると揚々とこちらに近づいてきた。 「ゆっくりおなかへったよ! ゆっくりごはんだしてね! 出さないのならはやく出て行ってね!」 ぴょんぴょんと俺の目の前で跳ねる、うざい。 「あぁ、まりさ、ご飯だけどな」 「ゆっくりはやくだしてね!」 「まりさには餓死してもらうから、ないんだ」 軽く言う、実際どうでもいい。 「ゆっ?」 意味がわかってないんだろうか、まりさは少し考え。 「どおじでぞんなごどいうのー!」 泣き出した、うざいので殴った。 まあ、まりさいじめは今回は置いておこう、今回の主役はれみりゃなのだから。 早速れみりゃをケースから取り出してまりさを渡してあげる。 「う~♪ う~♪ れみりゃの御飯だぞー♪」 お腹がすいていたのか、今度はすぐにまりさを食べようとするれみりゃ。 まりさは痛みとショックで固まってる。 もちろん、俺もれみりゃにご飯を食べさせる気はない。 まりさがれみりゃの口に入るその直前、れみりゃをぶん殴り、まりさを救出する。 「うあっー、ざくやー! どおじでー!」 そう、俺の考えとはれみりゃのゆっくりを食べるをやめさせることだった。 もちろん、いやがらせの意味で。 とりあえず、同じことを朝昼晩三回繰り返す。 次の日、部屋に入ると 「「おながずいたのー!」」 ゆっくり二重奏だ、これは耳障りな音楽だ。 しかしこいつらには昨日のことは忘れてしまったのか、取り合えずまりさを取り出す。 「おにいざん、ばやぐごばんもっでぎでー!」 「駄目だよ、もう二度とまりさはご飯を口に入れられないんだよ」 「どぼじでぞっ!?」 話の途中で面倒なのでまりさの口をホッチキスで止める、伝統的ゆっくり口封じである。 「うっーうっー」 はは、なんだかまりさ、れみりゃみたいだぞ。 さて、つぎはれみりゃだ、っと。 「うぎゃー!」 れみりゃの髪を引っ張ってケースから出す、こいつ重くて出すのも面倒になってきた。 でも、出しとかないとまりさ奪還失敗するかもしれないしなぁ。 もうちょい広いケース買えばよかったか。 「ほーら、れみりゃ、ご飯だぞー」 「う~♪ う~♪ れみりゃのごはん~♪」 こいつ昨日と同じセリフはいてやがる、もちろん、食べる前に殴る。 「なんで~なんでれみりゃにごばんだべざぜてぐれないのー!」 「それはね、れみりゃがゆっくりを食べるからだよ」 「れみりゃのごはんー!」 「ちがうよ、れみりゃのごはんはゆっくりじゃないんだよ」 「う~?」 じゃあ、何を食べるんだろう、俺も問答の答えは用意してなかった。 ぷりんか、いやいや、そういえば雑食じゃないか、なんでも食うのか。 ならばべつにゆっくりにこだわる必要ないのか、まりさいらなかったな… まりさを踏む。うーうー唸っている。 これはこれでいいか。折角だ、続けてみよう。 一週間後、今日も同じようにれみりゃを取り出す。 髪をつかみ続けたせいで10円禿ができてしまった。 まりさのほうはもう、ほとんど動かない、死の目の前だ。 「ざくやー、ざくやー」 「はいはい、ごはんですよー」 まりさを渡す、れみりゃは少し考える、空腹で目の前のゆっくりを食べたい、でも絶対阻止される。 でも食べたい、でも絶対殴られる、食べられない上に殴られる? れみりゃは気がついた、もうこれは食べられない。 「いや゙ぁぁぁぁ! もうゆっくりだべだぐないのぉぉ!」 そう言ってまりさを投げ捨てる。 ここにきてようやくわかってくれたか、うんうん。 ピクピクしてるまりさ、気分がいいので口を破って(癒着してた)あげる。 「ゆ……ゆ…」 「まりさ、よろこべ、ご飯をやるぞー」 「ゆ…?」 そう言って一週間前のれみりゃの羽をあげる。 「ゆ…ゆ…」 はじめはゆっくりと食べていたまりさだったが、徐々にスピードを上げて羽にがっつく。 「むしゃむしゃむしゃむしゃ!」 そしてフィニッシュにゆっくり味わうまりさ。 「むーしゃむーしゃ、しあわせー♪」 「それはよかった」 うん、どうやら体力も大体回復したみたいだな。 「おにいさんもっとごはぴぐ!?」 そしてまたホチキスで止める。 「最後の晩餐、楽しんでもらえてよかった」 そう言ってまりさをかごに押し込む、必要もないので、もう二度と出さないだろう。 「れみりゃにもご褒美上げないとなー、はい、ピーマン」 「う~ざぐやー!」 お気に召さないようだ、一週間も食べてないのにすごい根性だ。 「あ、そ、じゃあ、いらないね」 「う~だべる~」 「あげない」 目標は達成したし面倒になってきた。 れみりゃは割と好きだし、ひと思いに殺してあげよう。 「う~! ざくやー! このおじさんごろじでー!」 やっぱりれみりゃはなぶるように殴る蹴る。 「やっぱり死なないなぁ」 れみりゃは再生能力が高いのだ、面倒なので、ケースに詰めておくことにした。 「だ、だずげ…」 「れみりゃ、やっぱり君もそのまま餓死ね」 そのまま俺は部屋を出て行く。 「だずけでーざくやー! い゙や゙ぁぁぁ!!」 れみりゃは次の日に死んでいた。 まりさの方も三日と持たなかった、やはり体力が落ちていたか。 このSSに感想を付ける
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「ずいずい・マーチ」 我等がずいずいは懲罰する、陸空海宇宙の果に至るまで、地球上のあらゆる場所で称え歌うのだ、ずいずいをロリを偉大なるずいずい総統を! 我等がずいずいは懲罰する、陸空海宇宙の果に至るまで、地球上のあらゆる場所で称え歌うのだ、ずいずいをロリを偉大なるずいずい総統を! 「効果音銃声」ばごーんどがーんずばばばっん、ひゅーーーんどがーーーーんズボぼバーンずばばばばーーーんどどどーーん 世界中の国家がこの現実に直面している、我々は世界を革命するのだ!、平伏して感謝するが良い、世界を覆い尽くす我等のようじょに!} 世界中の国家がこの現実に直面している、我々は世界を革命するのだ!、平伏して感謝するが良い、世界を覆い尽くす我等のようじょに! 「効果音」皆の叫び声約20秒 我等ずいずいは懲罰する、北ずいずいの大熊の如く全世界を支配する、我を失った人民の解放に、ずいずいの熊は解放のために狩りを開始する 我等ずいずいは懲罰する、陸空海宇宙の果に至るまで、地球上のあらゆる場所で称え歌うのだ、ずいずいをロリを偉大なるずいずい総統を! 「叫び声」 「総統相当これが今現在の配置図です」 「まあ、こんなもんずい。初期的作戦は潜水艦による魚雷攻撃ずい」 「りょうかいしました、しかしこの配置だと制空権はおそらく取れないと思われます。なので2回攻撃の具申をします」 「それは分かっているずい、最初だけはダメコン入れておくずい。我が艦隊はいかに潜水艦で攻撃をするか、金剛によるアウトレンジが大事になるずい」 「分かっております」 ずいずい総統鎮守府 「味方艦隊より入電「我トスゲチケタシニヌ」予定どうりシーザー式10文字ずらしです」 「内容はどうずい」 「我攻撃ヲ開始ス」 「電報をうつずい「ニョツコモタフンツケチハシヌオ」諸君の活躍を期待すると」 「了解しました」 とある会議室 「いよいよ戦争が始まったようだな」 「この戦争は今後の計画に左右される」 「ああ、すべてが順調です」 「いいか、この計画にはまず自島の人口をMAXにしなければいけない、これがなければ何も始まらん」 「ああ、分かっております。そこで八咫烏の追加補正予算をいただきたい」 「試作品の時代は終わりつつある、新型さえ作れるようになればいらんだろう」 「しかし・・・・・」 「いつきよ僕らの計画はわかっておられるよな」 「了解しました、全てはずいずいのため全てはナーチのシナリオ通りに」 「ホント意味わかりませんなずいずい総統、あの方々は頭がいかれている」 「何がずいずいのためずいただの変態集団ずい」 「僕らには僕らの計画がある、それを進める」 敵艦隊ずいずい島近海にて目視、敵戦艦射程内です 「ついに来たずい、たぬきが・・・」 「そうですな、では総統ご指示を」 「第一種戦闘配置・・・目の前の敵を倒さぬ限り我々に未来はない・・・攻撃開始」 「了解しました、総員第一種戦闘配置。帰還してきた艦は損傷が少ないものから出撃これを遊撃、第1次攻撃隊発艦準備、防衛施設を急いで建設頼む」 「援軍も来てくれるみたいずい、遊撃をしてくれずい、わざと街に砲撃させ避難民を工作員として送り込むずい」 「分かりました。」 「ルーデル呼ぶずい、お話があるずい(マジキチスマイル)」 「総統お呼びですか?」 「空軍に資金提供ずい、新型戦闘機をいっぱい作って制空権取ってね(マジキチスマイル)」 「了解しました」
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「う~う~♪」 俺が散歩にと道端を歩いているとそんな声が聞こえた。 「ゆっ、やめてね、まりさは食べないでね!」 見ると、ゆっくりれみりゃがゆっくりまりさを食べようとしているところだった。 周りを見るとゆっくりれいむの髪飾りやそれよりも小さい飾りや帽子が落ちていた。 なるほど、ゆっくり一家を食べつくしたか、れみりゃにしては大戦果だ。 「ゆっ、ゆっ! あ、お兄さん、ゆっくり助けてね!」 まりさがこちらに気がついた。なんだかうざい声でぴーちくと助けを求めてくる。 なんでれみりゃはさっさと食べないんだ。 「う~おながいっばい~♪」 なるほどな。 もう少しお腹に余裕ができるまでまりさをキープしてるのか、 それともまりさをいたぶっているのか、ゆっくりゃのくせに生意気だ。 そこである考えが思いつく、れみりゃがいたぶっているのを見ていたら俺もしたくなった。 「やぁ、れみりゃ、そんな食べ飽きたものは捨ててぷっでぃ~ん食べたくないかい?」 「う~♪ れみりゃぷっでぃ~んも食べる、もっでぎでー♪」 最初は甘言で連れて行こうとしたが早くも面倒くさくなった。 何故俺がゆっくりゃなどにない頭を割いてまで考えねばならないのか。 と、言うわけで優しくれみりゃに近づき、羽をもぐ。 「うっっがっぎゃゃー! ざ、ざくやー!!」 とたんにすさまじく泣きだし、暴れる、うるさいので殴る。 「うぎゃー!」 「お兄さんありがとう! ゆっくりれみりゃはゆっくりしんでねっ!」 その隙にまりさが逃げようとする、それも捕まえる。 「ゆっ、なにするのお兄さん、ゆっくりれみりゃと同じ場所ではゆっくりできないよ! ゆっくりはなしてねっ!」 そう言って媚びた笑いを向けてくる、こいつは俺を味方と思っているんだろう、うざいので殴る。 「どぉじでごんなごどずるのー! だべるなられいむからだべでー!」 食べないし。それにお前が身代わりにしようとした家族はもういないよ。 俺は泣き叫ぶれみりゃとまりさを両脇に抱えて家へと帰った。 家に帰ってきた俺はさっそくれみりゃをゆっくりれみりゃ用透明ケースに詰め、まりさは適当に籠に閉じ込めた。 (まずは腹を空かせてもらわないとな) れみりゃは今、満腹なはずなので少し時間を置くことにする。 次の日、再び様子を見に来た。 「ざくやー! れみりゃおながずいだー!」 れみりゃを見る、よし、再生してるな。 しかしなんという燃費の悪さ、昨日はあんなに満腹だったのに。 「ゆ、ここじゃゆっくりできないよ、ゆっくりだしてね!」 まりさは昨日のことは覚えてないようだ、とりあえず籠から出してやる。 一瞬れみりゃに怯えるが、動けなそうなところを見ると揚々とこちらに近づいてきた。 「ゆっくりおなかへったよ! ゆっくりごはんだしてね! 出さないのならはやく出て行ってね!」 ぴょんぴょんと俺の目の前で跳ねる、うざい。 「あぁ、まりさ、ご飯だけどな」 「ゆっくりはやくだしてね!」 「まりさには餓死してもらうから、ないんだ」 軽く言う、実際どうでもいい。 「ゆっ?」 意味がわかってないんだろうか、まりさは少し考え。 「どおじでぞんなごどいうのー!」 泣き出した、うざいので殴った。 まあ、まりさいじめは今回は置いておこう、今回の主役はれみりゃなのだから。 早速れみりゃをケースから取り出してまりさを渡してあげる。 「う~♪ う~♪ れみりゃの御飯だぞー♪」 お腹がすいていたのか、今度はすぐにまりさを食べようとするれみりゃ。 まりさは痛みとショックで固まってる。 もちろん、俺もれみりゃにご飯を食べさせる気はない。 まりさがれみりゃの口に入るその直前、れみりゃをぶん殴り、まりさを救出する。 「うあっー、ざくやー! どおじでー!」 そう、俺の考えとはれみりゃのゆっくりを食べるをやめさせることだった。 もちろん、いやがらせの意味で。 とりあえず、同じことを朝昼晩三回繰り返す。 次の日、部屋に入ると 「「おながずいたのー!」」 ゆっくり二重奏だ、これは耳障りな音楽だ。 しかしこいつらには昨日のことは忘れてしまったのか、取り合えずまりさを取り出す。 「おにいざん、ばやぐごばんもっでぎでー!」 「駄目だよ、もう二度とまりさはご飯を口に入れられないんだよ」 「どぼじでぞっ!?」 話の途中で面倒なのでまりさの口をホッチキスで止める、伝統的ゆっくり口封じである。 「うっーうっー」 はは、なんだかまりさ、れみりゃみたいだぞ。 さて、つぎはれみりゃだ、っと。 「うぎゃー!」 れみりゃの髪を引っ張ってケースから出す、こいつ重くて出すのも面倒になってきた。 でも、出しとかないとまりさ奪還失敗するかもしれないしなぁ。 もうちょい広いケース買えばよかったか。 「ほーら、れみりゃ、ご飯だぞー」 「う~♪ う~♪ れみりゃのごはん~♪」 こいつ昨日と同じセリフはいてやがる、もちろん、食べる前に殴る。 「なんで~なんでれみりゃにごばんだべざぜてぐれないのー!」 「それはね、れみりゃがゆっくりを食べるからだよ」 「れみりゃのごはんー!」 「ちがうよ、れみりゃのごはんはゆっくりじゃないんだよ」 「う~?」 じゃあ、何を食べるんだろう、俺も問答の答えは用意してなかった。 ぷりんか、いやいや、そういえば雑食じゃないか、なんでも食うのか。 ならばべつにゆっくりにこだわる必要ないのか、まりさいらなかったな… まりさを踏む。うーうー唸っている。 これはこれでいいか。折角だ、続けてみよう。 一週間後、今日も同じようにれみりゃを取り出す。 髪をつかみ続けたせいで10円禿ができてしまった。 まりさのほうはもう、ほとんど動かない、死の目の前だ。 「ざくやー、ざくやー」 「はいはい、ごはんですよー」 まりさを渡す、れみりゃは少し考える、空腹で目の前のゆっくりを食べたい、でも絶対阻止される。 でも食べたい、でも絶対殴られる、食べられない上に殴られる? れみりゃは気がついた、もうこれは食べられない。 「いや゙ぁぁぁぁ! もうゆっくりだべだぐないのぉぉ!」 そう言ってまりさを投げ捨てる。 ここにきてようやくわかってくれたか、うんうん。 ピクピクしてるまりさ、気分がいいので口を破って(癒着してた)あげる。 「ゆ……ゆ…」 「まりさ、よろこべ、ご飯をやるぞー」 「ゆ…?」 そう言って一週間前のれみりゃの羽をあげる。 「ゆ…ゆ…」 はじめはゆっくりと食べていたまりさだったが、徐々にスピードを上げて羽にがっつく。 「むしゃむしゃむしゃむしゃ!」 そしてフィニッシュにゆっくり味わうまりさ。 「むーしゃむーしゃ、しあわせー♪」 「それはよかった」 うん、どうやら体力も大体回復したみたいだな。 「おにいさんもっとごはぴぐ!?」 そしてまたホチキスで止める。 「最後の晩餐、楽しんでもらえてよかった」 そう言ってまりさをかごに押し込む、必要もないので、もう二度と出さないだろう。 「れみりゃにもご褒美上げないとなー、はい、ピーマン」 「う~ざぐやー!」 お気に召さないようだ、一週間も食べてないのにすごい根性だ。 「あ、そ、じゃあ、いらないね」 「う~だべる~」 「あげない」 目標は達成したし面倒になってきた。 れみりゃは割と好きだし、ひと思いに殺してあげよう。 「う~! ざくやー! このおじさんごろじでー!」 やっぱりれみりゃはなぶるように殴る蹴る。 「やっぱり死なないなぁ」 れみりゃは再生能力が高いのだ、面倒なので、ケースに詰めておくことにした。 「だ、だずげ…」 「れみりゃ、やっぱり君もそのまま餓死ね」 そのまま俺は部屋を出て行く。 「だずけでーざくやー! い゙や゙ぁぁぁ!!」 れみりゃは次の日に死んでいた。 まりさの方も三日と持たなかった、やはり体力が落ちていたか。 このSSに感想を付ける
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「う~う~♪」 俺が散歩にと道端を歩いているとそんな声が聞こえた。 「ゆっ、やめてね、まりさは食べないでね!」 見ると、ゆっくりれみりゃがゆっくりまりさを食べようとしているところだった。 周りを見るとゆっくりれいむの髪飾りやそれよりも小さい飾りや帽子が落ちていた。 なるほど、ゆっくり一家を食べつくしたか、れみりゃにしては大戦果だ。 「ゆっ、ゆっ! あ、お兄さん、ゆっくり助けてね!」 まりさがこちらに気がついた。なんだかうざい声でぴーちくと助けを求めてくる。 なんでれみりゃはさっさと食べないんだ。 「う~おながいっばい~♪」 なるほどな。 もう少しお腹に余裕ができるまでまりさをキープしてるのか、 それともまりさをいたぶっているのか、ゆっくりゃのくせに生意気だ。 そこである考えが思いつく、れみりゃがいたぶっているのを見ていたら俺もしたくなった。 「やぁ、れみりゃ、そんな食べ飽きたものは捨ててぷっでぃ~ん食べたくないかい?」 「う~♪ れみりゃぷっでぃ~んも食べる、もっでぎでー♪」 最初は甘言で連れて行こうとしたが早くも面倒くさくなった。 何故俺がゆっくりゃなどにない頭を割いてまで考えねばならないのか。 と、言うわけで優しくれみりゃに近づき、羽をもぐ。 「うっっがっぎゃゃー! ざ、ざくやー!!」 とたんにすさまじく泣きだし、暴れる、うるさいので殴る。 「うぎゃー!」 「お兄さんありがとう! ゆっくりれみりゃはゆっくりしんでねっ!」 その隙にまりさが逃げようとする、それも捕まえる。 「ゆっ、なにするのお兄さん、ゆっくりれみりゃと同じ場所ではゆっくりできないよ! ゆっくりはなしてねっ!」 そう言って媚びた笑いを向けてくる、こいつは俺を味方と思っているんだろう、うざいので殴る。 「どぉじでごんなごどずるのー! だべるなられいむからだべでー!」 食べないし。それにお前が身代わりにしようとした家族はもういないよ。 俺は泣き叫ぶれみりゃとまりさを両脇に抱えて家へと帰った。 家に帰ってきた俺はさっそくれみりゃをゆっくりれみりゃ用透明ケースに詰め、まりさは適当に籠に閉じ込めた。 (まずは腹を空かせてもらわないとな) れみりゃは今、満腹なはずなので少し時間を置くことにする。 次の日、再び様子を見に来た。 「ざくやー! れみりゃおながずいだー!」 れみりゃを見る、よし、再生してるな。 しかしなんという燃費の悪さ、昨日はあんなに満腹だったのに。 「ゆ、ここじゃゆっくりできないよ、ゆっくりだしてね!」 まりさは昨日のことは覚えてないようだ、とりあえず籠から出してやる。 一瞬れみりゃに怯えるが、動けなそうなところを見ると揚々とこちらに近づいてきた。 「ゆっくりおなかへったよ! ゆっくりごはんだしてね! 出さないのならはやく出て行ってね!」 ぴょんぴょんと俺の目の前で跳ねる、うざい。 「あぁ、まりさ、ご飯だけどな」 「ゆっくりはやくだしてね!」 「まりさには餓死してもらうから、ないんだ」 軽く言う、実際どうでもいい。 「ゆっ?」 意味がわかってないんだろうか、まりさは少し考え。 「どおじでぞんなごどいうのー!」 泣き出した、うざいので殴った。 まあ、まりさいじめは今回は置いておこう、今回の主役はれみりゃなのだから。 早速れみりゃをケースから取り出してまりさを渡してあげる。 「う~♪ う~♪ れみりゃの御飯だぞー♪」 お腹がすいていたのか、今度はすぐにまりさを食べようとするれみりゃ。 まりさは痛みとショックで固まってる。 もちろん、俺もれみりゃにご飯を食べさせる気はない。 まりさがれみりゃの口に入るその直前、れみりゃをぶん殴り、まりさを救出する。 「うあっー、ざくやー! どおじでー!」 そう、俺の考えとはれみりゃのゆっくりを食べるをやめさせることだった。 もちろん、いやがらせの意味で。 とりあえず、同じことを朝昼晩三回繰り返す。 次の日、部屋に入ると 「「おながずいたのー!」」 ゆっくり二重奏だ、これは耳障りな音楽だ。 しかしこいつらには昨日のことは忘れてしまったのか、取り合えずまりさを取り出す。 「おにいざん、ばやぐごばんもっでぎでー!」 「駄目だよ、もう二度とまりさはご飯を口に入れられないんだよ」 「どぼじでぞっ!?」 話の途中で面倒なのでまりさの口をホッチキスで止める、伝統的ゆっくり口封じである。 「うっーうっー」 はは、なんだかまりさ、れみりゃみたいだぞ。 さて、つぎはれみりゃだ、っと。 「うぎゃー!」 れみりゃの髪を引っ張ってケースから出す、こいつ重くて出すのも面倒になってきた。 でも、出しとかないとまりさ奪還失敗するかもしれないしなぁ。 もうちょい広いケース買えばよかったか。 「ほーら、れみりゃ、ご飯だぞー」 「う~♪ う~♪ れみりゃのごはん~♪」 こいつ昨日と同じセリフはいてやがる、もちろん、食べる前に殴る。 「なんで~なんでれみりゃにごばんだべざぜてぐれないのー!」 「それはね、れみりゃがゆっくりを食べるからだよ」 「れみりゃのごはんー!」 「ちがうよ、れみりゃのごはんはゆっくりじゃないんだよ」 「う~?」 じゃあ、何を食べるんだろう、俺も問答の答えは用意してなかった。 ぷりんか、いやいや、そういえば雑食じゃないか、なんでも食うのか。 ならばべつにゆっくりにこだわる必要ないのか、まりさいらなかったな… まりさを踏む。うーうー唸っている。 これはこれでいいか。折角だ、続けてみよう。 一週間後、今日も同じようにれみりゃを取り出す。 髪をつかみ続けたせいで10円禿ができてしまった。 まりさのほうはもう、ほとんど動かない、死の目の前だ。 「ざくやー、ざくやー」 「はいはい、ごはんですよー」 まりさを渡す、れみりゃは少し考える、空腹で目の前のゆっくりを食べたい、でも絶対阻止される。 でも食べたい、でも絶対殴られる、食べられない上に殴られる? れみりゃは気がついた、もうこれは食べられない。 「いや゙ぁぁぁぁ! もうゆっくりだべだぐないのぉぉ!」 そう言ってまりさを投げ捨てる。 ここにきてようやくわかってくれたか、うんうん。 ピクピクしてるまりさ、気分がいいので口を破って(癒着してた)あげる。 「ゆ……ゆ…」 「まりさ、よろこべ、ご飯をやるぞー」 「ゆ…?」 そう言って一週間前のれみりゃの羽をあげる。 「ゆ…ゆ…」 はじめはゆっくりと食べていたまりさだったが、徐々にスピードを上げて羽にがっつく。 「むしゃむしゃむしゃむしゃ!」 そしてフィニッシュにゆっくり味わうまりさ。 「むーしゃむーしゃ、しあわせー♪」 「それはよかった」 うん、どうやら体力も大体回復したみたいだな。 「おにいさんもっとごはぴぐ!?」 そしてまたホチキスで止める。 「最後の晩餐、楽しんでもらえてよかった」 そう言ってまりさをかごに押し込む、必要もないので、もう二度と出さないだろう。 「れみりゃにもご褒美上げないとなー、はい、ピーマン」 「う~ざぐやー!」 お気に召さないようだ、一週間も食べてないのにすごい根性だ。 「あ、そ、じゃあ、いらないね」 「う~だべる~」 「あげない」 目標は達成したし面倒になってきた。 れみりゃは割と好きだし、ひと思いに殺してあげよう。 「う~! ざくやー! このおじさんごろじでー!」 やっぱりれみりゃはなぶるように殴る蹴る。 「やっぱり死なないなぁ」 れみりゃは再生能力が高いのだ、面倒なので、ケースに詰めておくことにした。 「だ、だずげ…」 「れみりゃ、やっぱり君もそのまま餓死ね」 そのまま俺は部屋を出て行く。 「だずけでーざくやー! い゙や゙ぁぁぁ!!」 れみりゃは次の日に死んでいた。 まりさの方も三日と持たなかった、やはり体力が落ちていたか。 このSSに感想を付ける