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むぎゅー 「あ、あの・・翠星石・・・さん?」 反応、無し。 寮室の扉を開けた瞬間、倒れ込むように抱きついてきた双子の姉は、 僕の胸に頭を埋めたまま、離れようとしない。 最初こそ、おかえりなさいの挨拶(新妻風♥)なのかと思ったが、 この様子からすると、どうやら違ったらしい。 「ね、翠星石。どうしたの?」 首に絡み付いてくる腕に触れながらもう一度話しかけると、 解かれると思ったのか、その腕を更に強く巻き付けてきた。 ・・・苦しい。正直。 それでも抵抗せずに彼女の言葉を待っていると、翠星石は突然顔をあげ、僕を見上げた。 唇を引き結んで頬を染め、瞳に涙を溜めて。 至近距離に迫っていたその赤い唇に、自分のものを重ねようと、 無意識に彼女を引き寄せる体勢になっていた。 ・・・仕方ないよね?だって蝶が蜜に引き寄せられるのは罪ではないのだから。 しかし。 「・・・ッッ!」 僕が身を乗り出す前に翠星石は慌てたように腕を外して、 部屋の奥へと隠れるように逃げてしまった。 訳が分からない僕は、扉を背に立ち尽くすしかなかった。 ・・・・・もしかして、嫌われた? だって今日の翠星石は反則級に可愛いかったから! それ以前に僕たちは所謂そういう間柄で、キスだって何度もしてきたわけだし! 頭の中でいくつも言い訳を並べ立てる。 ああ!こんなことしてる場合じゃない、謝らなくちゃ。 翠星石を追って奥へと入った僕は、すぐに彼女を見つけた。 一瞬分からなかったが、翠星石は二段ベッドの上段、自分の"陣地"で上掛けに包まっていた。 ベッドに備え付けられている梯子に足を掛け、一段、二段、三段だけ登る。 ―――因みに翠星石が梯子を使うのを、僕は数回しか見たことがない。 彼女は、僕が使う二段ベッドの下段に足を掛け、上段に手を掛け、ひょいっと上ってしまうのだ。 勿論、降りるときも猫のように、とんっ、と降りる。 「翠星石?」 猫のように丸くなった彼女は少し身動ぎしただけ。 ・・・"それ"が見えたのも一瞬。 「翠星石」 今度は動かない。 だけど僕にはもうはっきりと分かっていた。 彼女が、どうしてこんな態度をとっているのか。 「翠星石・・・・・それ、僕の枕だよね?」 ピクリと肩が跳ねるのを見て、確信。 梯子を上りきって翠星石の肩を掴んで引き、無理矢理向き合わせる。 顔は未だ赤いままで、額にかかった前髪は汗で張り付いてしまっている。 可愛い。思わず抱き締めたくなる衝動をぐっとこらえる。今は、まだ。 「翠星石・・・寂しかったんだね?だから、僕の枕抱いて寝てたんだ?」 「・・・・だって、・・」 わざと意地悪に言うと、そこで初めて翠星石が口を開いた。 声は、掠れていたけど。 「そうせ・・せき、が・・・おいていっちゃ、から・・・」 しゃくりあげながら途切れ途切れに話す様子が、まるで小さな子供みたいで、 僕は苦笑を漏らさずにはいられなかった。 三泊四日の夏合宿。軽い風邪を引いた翠星石を寮母さんに任せて、僕はこっそり寮を出たのだ。 彼女は出発ギリギリまで自分も行くのだと言って聞かなかったから。 「ふふっ、ごめん・・・ごめんね」 「・・・許さない、です」 そう言って再び布団を引っ被ろうとするのを、頬へのキスで止める。 「そんなこと言わないで。僕だって寂しかったんだよ?それに・・・」 こちらに腕を伸ばしてくるのに答えて、その体に腕を回して抱き締める。 ・・・僕の姉はこんなに甘えん坊だっただろうか? 「いつもの、言ってくれないの?」 ・・・少し間を空けて、彼女は僕の耳元で囁いた。 「おかえりなさいです・・・蒼星石」
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「うー、寒い寒い」 今、暖を求めて全力疾走している僕は、希望ヶ峰学園に通うごく一般的な男の子。 強いて違うところをあげると超高校級の幸運の持ち主ってとこかな。 名前は苗木誠。 事の始まりは昨日の夕方から降り始めた雪。それはそのまま夜になっても降り続け、明けた今日には一面の銀世界が広がっていた。 この街に雪が降ることは珍しい。この冬でもこんなに降ったのは初めてだ。 逆に言えば、僕を含めてこの街の人間は雪に不慣れだと言える。 それは僕たち希望ヶ峰学園第78期生も例外ではなく、日曜日だというのに誰も寄宿舎から出ようとしなかった。みんな寒いのは嫌いだし、こんな大雪の中で外に行ったら風邪を引いてしまうかもしれない。 一月中旬の日曜日。新学期も始まって、高校生の僕たちには何かと入用な季節。買い物にいくつもりだった人も多いようだった。 折角の休みなのに買い物にも行けない、と食堂で誰かが呟くと、じゃんけんで負けたやつが買出しに行くことにしよう、と誰かが言った。 ここまで言えばもうお分かりだろう。 僕は一回のジャンケンで15人に負けた。 「えーっと、次は朝比奈さんと大神さんのプロテインを……」 既に両手には大量の袋を抱えながら、街の中心にある商店街を歩きまわる。 一歩一歩、歩を進める度に雪を踏みしめる音が静かな街に響いていった。街の人たちが雪掃きをしてくれているとは言え、僕の靴はすっかり濡れて冷たい。 本当に風邪を引いてはたまったものではないので、僕は少しずつ足を速める。 ――それにしても、よくもまぁ降るもんだよ。 見上げた空は曇天。雪は現在進行形でちらちらと舞い落ちてきている。 気温は今年の最低気温を更新するかの如く寒いので、地面に落ちても溶けずに積もり続けていく。明日にはどうなっていることか。 「さっさと買って帰ろうっと」 頼まれた買い物は歯磨き粉や単三電池なんかの日用品。 漫画やお菓子などの嗜好品。 プロテイン、ダンベル、原稿用紙といった個性的なもの。 神社のお守り、ダルマといった何故必要なのか分からない物。 そして女性用の下着やフェチな本という半ば嫌がらせのようなものまで様々だ。 「みんな、僕が行くからって適当過ぎじゃないかな……」 白いため息を一つ吐いて、僕は次の店に向かった。 「大体買ったかな」 最後に向かったドラッグストアを出て、もう一度荷物を確認してみる。どうやら買い逃しはなさそうだった。 葉隠くんや山田くんのだったらまだ良いけど、十神くんや江ノ島さんのものを買い逃していたら何を言われるか。 「でも、誰が頼んだのか分からないけど、どこにもレーションは売ってなかったなぁ」 一個だけ売り切れとは、残念な人もいたものだ。 結局、両手いっぱいになった荷物を持って、僕は希望ヶ峰学園への帰路についた。 荷物が重いので、行きと違ってゆっくりと商店街を歩く。 雪の勢いは大分弱まっていたけれど、両手が塞がっている僕にはちょっと辛い。 そんなこんなで商店街の外れ、あるお店のショーウィンドウで僕はあるものを見つけた。 「あ、これ……」 そう言えば、これがすぐなくなってしまうって、あの人が言っていた気がする。 柄でもない(?)けど、僕からプレゼントしたら喜んでくれるだろうか。デザインはちょっと渋いけど、あの人に似合いそうだし。 それよりも僕の心を引いたのは、これを買っておくべきだという直感。きっといつか、これがあの人を助けてくれるような気がした。 ……葉隠くんと同類視されたら嫌なので、その点は黙っておこう。 値段を見てみると、普通の高校生には結構高額な値段だ。 超高校級の御曹司や超高校級のギャンブラーが周りに居るので、話の中の金銭感覚が馬鹿に成りがちではあるのだが、生憎僕は普通の高校生である。 普段ならそんなにお金は持ちあわせていないが、丁度一月でお年玉というの臨時収入もあり、今なら僕にも買うことができた。 「思い立ったが吉日、かな」 僕はそのお店に立ち寄ることにした。 窓の外では雪が降っていた。 もう何センチほど積もったのだろうか。その高さはゆうに踝を超えているように見える。 この中を歩く羽目になったとしたら一苦労だ。 「苗木君、大丈夫かしら」 そう呟いて、私――霧切響子はため息を吐いた。その吐息が窓ガラスを白く曇らせる。 ――超高校級の探偵も、甘くなったものね。 この希望ヶ峰学園に集められた16人の超高校級の高校生たち。当初はお互いに牽制してばかりだったのが、いつの間にかすっかり打ち解けてしまった。 それもこれも超高校級の幸運である苗木君が走りまわってくれた所為だ。 ただ一人、ごく普通の高校生だった彼は、ごく普通に我々と喋り始めた。 おはよう。こんにちは。さよなら。また明日。 会話というのは恐ろしいもので、繰り返されると慣れてしまう。いつの間には私たちは、普通に挨拶を交わすようになっていた。 表情は次第に明るく温和なものになり、今では寄宿舎の雰囲気も良い。 私自身、その雰囲気に感化されていないと言ったら嘘になる。 昔の私だったら、こんな寒い寄宿舎の玄関で彼の帰りを待つこともなかっただろう。 「私をこんな寒いところに待たせるなんて、苗木君が帰ったら説教ね」 まあ、実際のところ勝手に待っているだけなのだが。 珍しく今は抱えている事件もなく、正直なところ暇を持て余していた。街に出ようかとも考えていたのだが、外は生憎の雪模様。 こんな時は大概、苗木君で暇を潰すに限るのだが、その彼はジャンケンに負けて買出しに出掛けてしまったのだ。 何もやることもない私は、外の景色を見ているうちに、寄宿舎の玄関に落ち着いたのだった。 ――あくまで外の景色を眺めているだけで、決して苗木君の帰りを待っている訳じゃないわ。 確かに苗木君は素敵な人だ。 この学園には似つかわしくないほど普通の彼。 ある意味異常であるこの学園で、普通を保つのは難しいことだ。それどころか彼は、私たちを普通の高校生に近づけた。 才能、という言葉が当てはまるか分からないけれど、彼は不思議な力を持っているのかもしれない。 「その謎は、いつか解かなければいけないわね」 「何か事件でも起きたの?」 「いいえ、私が解くのは苗木君の――」 いつの間にか、隣りに苗木君本人が立っていた。 寄宿舎の中に入ってきたばっかりなのであろう。全身粉雪まみれだ。 「僕の、謎?」 独り言を聞かれ、玄関の開閉にすら気付かなかった自分の迂闊さを呪う。 兎に角、この話題はこれ以上広げないことにする。 「……苗木君、外から帰ったらまず最初になんて言うのか知らないのかしら」 「あ、ただいま、霧切さん」 「おかえりなさい、苗木君」 そう言いながら、苗木君の身体に積もった雪を手で払う。肩から頭まで、結構な量だ。 「ありがとう、霧切さん。全く、酷い目にあったよ」 彼が両手に持っていた荷物を置くと、どさりという音がした。重たそうだが、流石は男の子といったところか。 「やっぱり、結構な荷物になったのね」 「うん、みんな自分で運ばないからって、無茶言い過ぎだよ」 ほら、と彼が差し出した手のひらには、無数の紐の痕が残っていた。 余程長い時間、重たい荷物を持って歩きまわったのだろう。見ているだけでも痛々しい。 「もう少し買い物の手を抜いても、誰も怒らなかったと思うわ」 「そうかもね。でも、そんなことしたら買わなかった人に悪くってさ……」 そう言って、苗木君は優しく笑った。 ――本当に、お人好しね。 それを見て、私も少し笑ってしまった。 「じゃあ、みんな苗木くんが負けたことに感謝しないといけないわね」 「それはちょっと酷いな。外寒いんだよ?」 ほら、と言いながら、苗木君は私の両頬を両手で包んだ。 「ひゃんっ!」 冷たさと驚きから、思わず間抜けな声が漏れた。 苗木君の顔が近い。表情はさっきの笑顔のままで、私の方をじっと見ている。 「ほらね、冷たいでしょ?」 彼には深い意味などないのだろう。いつも通り、家族と子供が戯れるような、そんな行動だと推測できる。 でも、私は彼の家族でもないし、私と彼は年頃の男女だ。こんな状況だったら、誰だって平常心を保つことができないだろう。私だってそれは例外ではない。 「え、ええ、そうね……」 私は自分の顔が真っ赤になっていくのを感じた。 「霧切さん、熱でもあるの? ちょっと熱っぽい気がするけど」 そう言って苗木君は、覗き込むようにより顔を近づけた。 互いの吐息がかかるほどの距離。あと数センチで唇が触れ合う。 「だ、大丈夫よ。あなたの手の方が冷た過ぎるんじゃないかしら」 「そっか、ごめんね」 叱られた子犬のような表情で、彼は手を離した。同時に、すぐそこまで近づいていた顔も遠ざかる。 私の中で安心した気持ちと、少しだけ残念に思う気持ちが交差していた。 ――全部分かってやっているなら、相当の男の子ね。そうでないなら、最低の男の子だわ。 「ごめんね、霧切さん」 「いいわ、気にしてないから」 果たして、私は今、上手く嘘が吐けているだろうか。 顔はいまだに真っ赤で、手は微かに震え、心臓が下手なダンスを踊っている。 苗木君の前だと、何故か気持ちが舞い上がってしまう。彼と出会うまで一度も経験したことのない感情に、私は大きな戸惑いを感じていた。 この感情の正体を突き止めたい。江ノ島さんはこれを恋だと言っていたけど、今までそれと無縁の人生を送ってきた私には理解ができなかった。 ――まさかそれを、苗木君に相談するわけにもいかないわね。 「あ、そうだ。お詫びの印、ってわけじゃないんだけど」 そう言って、苗木君は一つの箱を差し出した。 カラフルな包装紙に包まれた四角形の薄い箱に、真っ赤なリボンが巻かれている。誰が見ても、これはプレゼント箱と答えるだろう。 「これは?」 「えーっと、いつも霧切さんにはお世話になってるから、感謝の気持ちっていうか……」 私はゆっくりと、その箱に手を伸ばした。 予想外の出来事が続いたせいで、状況を上手く把握出来ていない。 私の顔はどんな表情をしているだろうか。苗木君の顔は心なしか赤らんでいるように見える。 「あ、ありがとう……」 何と返事しようかと考えてみたが、上手く言葉が纏まらない。 口を衝いて出た素っ気ない返事にも、彼は笑顔を浮かべてくれた。 「開けても良いかしら?」 彼が頷くのを確認して、そっと包装を解いていく。 中から出てきたのは、茶色いキルト地の手帳だった。 「霧切さん、前に言ってたよね? 事件が続くと手帳も買いに行く暇がないって。だからもし良かったら使ってくれると、嬉しいなー、なんて……」 苗木君はそう言って頬を掻いた。彼もまた緊張しているであろうことは手に取るように分かる。 私がそのことを言ったのは、数日前に挑んでいた事件の時。ただ口を衝いて出た何気ない呟きであって、彼がそのことを憶えているなんて思わなかった。 「街で見つけたんだけど、霧切さんに似合いそうだな、と思ったんだ。ちょっと地味だったかもしれないけど……」 確かに年頃の女子高生が持つには地味な部類だろう。しかし、元々可愛いものを持つタチではない私には好みだ。 「そんなことないわ。ありがとう、苗木君……」 私は嬉しかった。 誰かにプレゼントを貰う機会は今まであまりなかったし、それが同い年の男の子だとしたら初めてだ。 しかもそれが苗木君からだなんて、考えもしなかった。 受け取って貰えて良かった、と彼は笑った。私も笑みがこぼれるのを止められない。 ――私をこんなに喜ばせるなんて、苗木君のくせに生意気だわ。 「苗木君、苗木君の気持ちは本当に嬉しいわ」 「そんな、お世話になってるしさ」 「霧切が代々探偵を生業にしている家系だってことは話したわよね?」 「うん、前に言ってたね」 「霧切では相手に茶色い手帳を送るというのは、“一生あなたの助手でいます”って誓いの証なのよ」 「……え?」 「それ以外にも“私と結婚して下さい”とか、“あなたのためなら死ねます”って誓う時に茶色い手帳を送るわ」 「ええっ! そんなの初耳……」 「苗木君の事は嫌いじゃないけど、そんなに私のことを想っていてくれたなんて嬉しい。真剣に考えてみることにするわ」 「ああ、ちょっと! 霧切さん待ってよ!」 この手帳は大切にしよう。 例えば、私が一生を掛けて追うような事件を捜査するとき。 そうすればこの手帳と一生一緒にいれる。 そして、私もこの思い出と共に、事件に立ち向かう勇気を、希望を持ち続けられるから。 「ここね……」 寄宿舎二階のロッカールーム。所々に鉄板が打ち付けられ、一部のロッカーは扉が変形して使い物にならなくなってしまっている。 苗木君の言っていた通り、奥のロッカーはまだ確かに動いていた。 私が無言で生徒手帳をかざすと、ピッという電子音と共にロッカーのロックが外れる。ここまでは私の推理通りだ。 このロッカーは間違いなく、私の個人ロッカーだったのだろう。 中身を確認するために、ゆっくりと扉を開く。 中から出てきたのは、茶色いキルト地の手帳だった。 「――っ!」 私は思わず息を飲んだ。 私は、この手帳を知っている。これは間違いなく私の手帳だ。 しかし、記憶がない。何故これが私の手帳だと確信できるのかが分からない。 でも、これはとても大切なもので。 これを送ってくれたのは大切な人で。 その手帳を手に取ると、私は無意識にそれを抱きしめていた。 「良かった……」 自然にこぼれた言葉の意味は全く理解ができなかったけれど。 「こんな所にあったのね」 その手帳が私にくれたのは、一握りの勇気と希望。 「おかえりなさい」 そして、苗木君の笑顔の記憶だった。
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CGS/WS01-T09 カード名:おかえりなさい カテゴリ:イベント 色:赤 レベル:2 コスト:1 トリガー:0 あなたは自分の控え室のキャラを2枚まで選び、手札に戻し、自分の手札を1枚選び、控え室に置く。 ごはんにする?お風呂にする? それともカードゲームする? レアリティ:TD カードゲームしよ子 アルティメットスターター 収録 16/03/19 今日のカード ・同名カード 番号 カード名 レベル/コスト スペック 色 収録パック DC/W01-20TDC/W01-075 おかえりなさい CX 2 赤 D.C. D.C.Ⅱ ブースターパック・トライアルデッキ GU-W57-097 おかえりなさい CX 1・門 青 ご注文はうさぎですか?? ~Dear My Sister~? ブースターパック PI/S40-100 おかえりなさい CX 2 青 Fate/kaleid liner プリズマイリヤ ツヴァイ ヘルツ! ブースターパック
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おかえりなさい 上里ひなた 進化前 進化後 CV 高野 麻里佳 ステータス ※ステータスの数値は初期値になります。 型 属性 レア度 HP ATK 巫女 緑 SSR 600 1500 アビリティ 今日もご無事で何よりです 発動条件 効果 残HP3割 リーダーがHP3割以下になったとき、仲間全員のHPを35%回復、5秒間自ペアのATK+10%(発動上限 15回) 神花・覚醒 神花/覚醒時 獲得精霊 初回神花 二回目回神花 SR義経(緑) 一定覚醒値報酬 必要覚醒値 5 SSR義経(緑) 神花解放 段階 必要コイン 必要属性結晶 上限Lv30 - - 上限Lv50 - - 上限Lv70 - - 上限Lv99 - - 巫女絵変更神花解放数 2回 ボイス 1 - 2 - 入手方法 絢爛大輪祭 名前
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色のない森。 かつてそう呼ばれていた灰色の森は今は緑の海に包まれ、本来そこにあった厳かな姿を取り戻していた。 森の奥には樹齢何百年とも思わせるほどの大樹があり、その周りを囲むように澄み切った泉が広がっている。 ここで何が起きて、どのような争いがあり、誰が泣き、嘆き、苦しみ、そして立ち向かっていたか。 その出来事を知ろうとする者なんて、恐らく誰も居やしないだろう。この森に広がる美しさを前にすれば、それすら億劫となってしまいそうだから。 さて、その”元・色のない森”へ一人の来訪者がやってきたのであった。 「………」 バサ、と羽音を立てて地に足を付けたのは、異様な風体の男である。 気だるげな雰囲気と、山伏の持つ錫杖、そして人間にはないカラスの翼。 黒翼の彼は大樹へ向かって歩くと、ある程度距離が縮まったところで立ち止まり、上を見た。 頭の上では透き通るような水色の若葉が広がっており、その隙間から太陽の光を零している。 光の加減で葉の色が変わる姿は、どこかの童話のフレーズにあった絵にも描けない美しさそのものである。 「…なぁ、ハーディ…」 男はそう呟くと、錫杖を土に刺した後、ドカッ、とその場に胡座を掻いて座った。 その表情はどこか、憂いを帯びている。 「お前と、お前が昔会った子供達と、そのオトモダチ達が頑張ったおかげで、森を取り戻す事が出来た。 …こんなに、綺麗だったんだな。そら神秘の森って呼ばれるわな。」 彼が後ろを振り向けば、ぬいぐるみのようにふんわりとした小鳥達が、ピチチ、と鳴きながら空を飛び回り、時折、湖の水面に足を引っ掛け、水遊びを楽しんでいる。 パステルカラーの花々の上を色鮮やかな蝶が舞い踊っている。 生命に満ち溢れたこの光景を見ていると、忘れていた何かを思い出せた、そんな懐かしさが沸き起こってくるようだ、と男は心の中で呟く。 「…なぁ、ハーディ。お前は、本当に…諦めないで、よく頑張ったよな。」 故郷の森と、それを見せると約束した友人達と、その美しい思い出を取り戻す為に、彼は頑張った。 悠々と構えているその姿とは裏腹に、願いに対する渇望はとても強く、また焦りも感じさせた。 男にとって、ハーディの葛藤を理解するのは難しかった。だから、そんな思いをするぐらいなら諦めた方がいい、などと言ってしまい、 本気で彼を怒らせてしまった事があった。 『君に、私の想いなど…理解する事は出来ないだろうね…』 そんな言葉と悲しげな表情を共に返されたのを、男は今でも覚えている。 しかし、 「今なら、お前のその気持ち…理解出来る気がする。とても、大切なものなんだよな。」 そう言って、目の前の大樹に語りかけた。 その返答は、返って来ない。 返って来る筈が、ないのだ。 「………」 彼は、ここにいない。 「…ハーディ…」 さわ、と心地良い風が耳の横を通り過ぎ、髪が僅かに浮かび上がる。 先程まで聞こえていた鳥もどこかに行ってしまったのか、森は死んだかのように静まり返っている。 男は森の奥で、ただ独りとなってしまった。 「……ハーディ…お前…これ、好きだったよな…」 男は自前の袋から何かを取り出し、大樹の前へ置いた。 七輪と木炭、それを燃焼させる為のマッチだ。そして、もう1つ取り出す。 「今、焼いてやるよ……お前の大好きな、ジンギスカ、「人の森で何しているんだカザマ!?」 ラム肉パックを取り出そうとした瞬間、黒翼の男…風魔は背後から頭をスパン!と叩かれてしまった。 小気味良い音が森に響き渡ると、どこに隠れていたのか、鳥達が一斉に飛び立っていったのであった。 「いや、いい天気だし……外でバーベキューを。」 風魔は叩かれた箇所を押さえながら、背後へ振り向いた。 叩いた犯人は緑色の服を身に纏い、特徴的な帽子を被った男…この森の主で、先程風魔が弔っていたハーディであった。 いや、正確には、死んでいないのにあたかも死んだように弔っていた、だ。 「…ばあべきゅうっていう場所でもないし、下手すれば火災に繋がるんだよ?」 「つーかいつからいたの。」 「お前と、昔会った子供達と、のくだりからここに帰ってきてたけど…?」 「やだァん筒抜けェ?」 ―――今すぐその巫山戯た顔を思いっきりそこの湖に突っ込んで浄化してやりたい。 クネクネと気持ち悪く身体を曲げる風魔に、温厚なハーディも思わずそんな衝動を抱き掛けてしまった。 しかし実行に移すことはなく、彼はハァ、とため息に収束させると、風魔から袋を奪い取り、今しがた取り出した道具類を片付け始めたのであった。 片付けながら、彼は風魔へ問いかける。 「というか、何故私を勝手に殺してるんだい?酷いじゃないか。」 「そういうところが見たいって、神のお告げが。」 「君、たまに変な事言うよね…」 「俺が言ってるのは真実だぜ?ホウオウグループにここ教えた事もな。」 「……は?」 ハーディは思わず耳を疑ってしまった。 しかし風魔はそれを気に留めず、言葉を続けた。 「アースセイバーや警察が立ち入って、ホウオウグループが知らないわけないだろ?」 「ちょ、ちょっと待ってくれ……つまり、君は、…ここを売った、というのかい?」 「まぁ、そうなるけど。俺、ギブアンドテイク主義だぜ?」 「……カザマ…君は、なんてことを…」 やっと平穏が訪れたというのに、心休める暇もないのかとハーディは心底嘆いた。 風魔の性格を熟知していなかったわけではない、だが彼は友人で、 多少なりとも身内には情があるからよもやそんな真似をするわけはないだろう、と甘く見ていた部分はあった。 森の主は暗い未来を思い表情を曇らせたが、烏天狗は次にこんな事を言ったのであった。 「ちゃんと言っておいたぞ、『アースセイバーが巡回している可能性があるから、直接介入するなら俺を通した方が早い。 無駄なリスクを背負うのはあんたららしくないだろ?』って。」 「え…」 「な?俺ちゃんと言ったろ?」 ハーディは言葉を返す代わりに、苦笑を漏らした。 ああそうか、やはりこの烏天狗は、ハーディの知る風魔で間違いはなかったのであった。 暗に無防備に晒されているこの森を護ってくれる、と示してくれたのであったから。 安心して片付けを再開したハーディの横で、あ、と風魔が声を上げた。 顔だけ彼の方へと向けると、口をぽかんと開けてこちらを見つめている。 「どうしたんだい?」 「アレ、どうしたんだ?」 そう言って風魔は、己の手首を指差す。 その意図を理解したハーディは、ああ、と声を漏らし、返答する。 「あげたんだ、あの子に。」 「へぇ、いいの?カノジョとの思い出だろ?」 「…いいんだ。」 ハーディが苦笑しながら、袋の紐を引っ張る。 「…ふーん。」 風魔は後追いせず、その様子をただ眺めているだけだった。 会話が止まり、二人の間に少しだけ、静寂が訪れる。ハーディの視線は、どこか遠く見ているようだ。 ややあって、風魔が口を開くとこんな事を呟いた。 「『過ぎたことを振り返る暇なんてない。アタシは立ち止まらない。前に進み続けるよ。』」 「!それ、は、」 それは、ハーディがあの友人…榛名有依から聞いた言葉そのものだ。 風魔はその場にいなかった筈なのに、彼の口から発せられる一字一句、彼女のあの言葉であった。 驚くハーディを余所に、烏天狗はいつも通り、眠たげな表情を彼へと向けた。 「『アタシは忘れない。さよならなんて言わないぜ。ずっと一緒だ。』」 「………」 「いるんだろ?お前の、そこにも。」 そうか、彼が自分に伝えたいのは。 彼女が、と風魔は言葉を付け足して、ハーディの左胸を指差すと、彼は自身の左胸を抑えて、目を閉じた。 「……ああ、そうだな。ここに、いる。」 慈しむように、懐かしむように、想いを馳せるように。 彼女の姿も、声も、思い出も、全てそこに詰まっているのだと確かめるように。 ハーディはただ胸を抑えて、彼女を…ミハルを、思い出すのであった。 「ハーディ、」 「ん?」 「そういや、これ言ってなかったな。」 "おかえりなさい" (何故君がそんな事を言うのだと羊は笑ったが) 「…ただいま。」 (穏やかな表情で烏天狗にそう告げたのであった)
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DC/W81-022 カード名:おかえりなさい カテゴリ:クライマックス 色:緑 トリガー:宝 【永】あなたのキャラすべてに、パワーを+1000し、ソウルを+1。 (宝:このカードがトリガーした時、あなたはこのカードを手札に戻す。あなたは自分の山札の上から1枚を、ストック置場に置いてよい) CR わたしは叫ぶ。 ただ一言だけ。 わたしの中で一番馴染んだ言葉。 万感の思いを込めて、 大好きだよという気持ちを込めて―― RRR:――おかえりなさい、兄さん! レアリティ:RRR CR サーカス 20th Anniversary 収録 ・対応キャラ カード名 レベル/コスト スペック 色 ゴキゲンな由夢 1/1 5000/1/1 赤 夕暮れにたたずむ由夢 1/0 4000/1/0 緑 Welcome! チノ? 0/0 1500/1/0 青 “みんなで花火”チノ? 3/2 9500/2/1 青 “喜悦の笑顔”イリヤ 0/0 1500/1/0 青 ・同名カード カード名 レベル/コスト スペック 色 収録パック おかえりなさい CX 2 赤 D.C. D.C.Ⅱ トライアルデッキ おかえりなさい CX 1・門 青 ご注文はうさぎですか?? ~Dear My Sister~? ブースターパック おかえりなさい CX 本 青 Fate/kaleid liner プリズマイリヤ ツヴァイ ヘルツ! ブースターパック おかえりなさい 2/1 EV 赤 カードゲームしよ子 アルティメットスターター
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情報機器やソフトウェアにまつわる事柄を集めています。 目次
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お気に入りのウシカバぬいぐるみと一緒に、今日も仕事帰りのグレイスを出迎える。やっと取り戻した笑顔で。
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琴葉「おかえりなさい、あなた」 執筆開始日時 2018/10/14 元スレURL http //wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1539518463/ 概要 琴葉「わっ、びしょ濡れ…外、思ったより大雨だったみたいですね…」 琴葉「ほら、風邪を引いてしまいますから早く上着を脱いで…お風呂、用意しておきましたから」 琴葉「あ、それと……」 琴葉「……んっ///」チュッ 琴葉「…これだけは、しておきたくて…///」 琴葉「…はい、ちゃんとゆっくり浸かってくださいね」 タグ ^田中琴葉 まとめサイト アイマスSSまとめサイト 456P えすえすゲー速報 エレファント速報 おかしくねーしSSまとめ プロデューサーさんっ!SSですよ、SS! ポチッとSS!! SSまとめ もっと読みたい! SSでレッツゴー SSびより SS 森きのこ! SS2chLog YomiCom wiki内他頁検索用 ホラー ミリオンライブ 数年後 田中琴葉