約 3,146,124 件
https://w.atwiki.jp/glyuri/pages/217.html
通称:通称名 著者:扇智史 イラスト:尾崎弘宜 レーベル:ファミ通文庫 既刊 2008年4月 塔の町、あたしたちの街 2 2007年3月 塔の町、あたしたちの街 ここに紹介文 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/haruhioyaji/pages/345.html
王様とあたしたち その2から ACT-20 「彼女は、この国の女性ジャーナリストの草分けで、民主派のリーダーの一人でした。スズミヤ氏が象に乗ってこの国を救ってくれたあの事件の際、夫を亡くし、その後、乳飲み子を連れて大学へ通い学位をとったのです。議会政治の腐敗と軍事クーデターが繰り返されるこの国の政治の在り方に強い疑問を持つ女性でした。また、なんとか事態を収拾し、玉虫色の均衡と和平を目指した私の最大の批判者でもありました。彼女からすれば、私はあまりにも現実におもねりすぎているように見えたのでしょう。逆に私は、彼女の清廉な理想主義と人柄に惹かれました。私達は何度も公衆の面前で批判し合い罵り合いました。大勢の人間が、私達に相手のことをもっと大事にするようにと忠告してくれました。私達は選んだ手段こそ違いましたが、同じ理想を追求しているのだと、説明してくれる人たちが大勢いました。私は民衆に支持され、彼女は知識階層や外国のものを含むジャーナリストから支持されていました」 「あなたは結婚しないの?」 「君の方はどうなんですか?」 「私はしたわ。知ってるでしょ? 私が言いたいのは、世継ぎがなければ、また争いが起こるってことよ」 「世継ぎって何です? 私は国民が選んだ大統領ですよ。その私が、国民を差し置いて、次の大統領を指名する? しかも自分の血縁のものを? 世襲制なんて、ぞっとしませんね。それこそ最も君が批判しているものじゃないですか?」 「そうよ、大統領。前に『終身』なんてのものがつくのだって、本当は認められないわ。でも、現実には、あなたが死んだら、この国はまたいくつにも分かれて争いがはじめる。それを止めるためなら、理想を棚上げにして、すべてに優先してもおかしくない。違う?」 「違いません。……君は私が気が狂ったと思うかもしれませんが、いいアイデアがあるんですが」 「聞きたいわ」 「私と……結婚してくれませんか?」 「気でも違ったの?」 「確かに正気じゃないかもしれない。でも本気です。少なくとも、この国から争いの種がいくつか消える。このところ、この国で最も激しくやりやってるのは、私達二人ですし」 「私には、息子がいるのよ。知ってるでしょ?」 「それは素敵だ。お妃ばかりか王子まで、やって来る。世継ぎの問題もクリアーされますよ」 「そんなこと、国民が認めないわ」 「彼らには改めて信を問いましょう。でも、まず君です。君がイエスと言ってくれないなら、そもそも何も問いようがない」 「……私はあなたが好きよ。あなたが王家に生まれていなかったら、って思うわ」 「私はいつもそう思ってきました。だけど、生まれを恨むだけでは、今の平穏は、たとえかりそめのものであっても、なかったでしょうし、君とこうして話すこともなかったと思います」 「あなたは、自分の生まれを受けいれて、引き受けた。そうしたくなかったのだと思うけれど、あなたは、もっと大きなもののために、自分で選んだ。尊敬するわ」 「選んだという意識もありませんでした。こんな目にあうとは正直思っていなかった。でも、やってみて分かりました。これでも、少しはこの国が好きだったらしい。でも君ほどじゃない。誰かが見張ってないと、途中で放りだすかもしれませんよ」 「今度は脅迫?」 「無理を言ってるのはわかってます。勝ち目がないのなら、なおのこと、すべてのカードを使い切らないと。だけど、実はもう、打ち止めです。……君を愛してる。結婚してくれないか」 「バカな王様。それを最初に言いなさい!」 「それから関係するすべての人を説き伏せました。父や兄達、王室の者、民主派のリーダーたち、その他諸々。一番の論敵は、お互いでしたから、二人がかりでやれば、容易ではなくても不可能ではありませんでした。最大の難関は彼女の、そして私のにもなる、当時6歳の息子でしたが、彼はまだ反対するだけの言葉を知らなかった。食べる事をボイコットして抵抗を示しましたが、最後には彼女は説得しました。……そして、国を挙げての結婚パレードの途中、彼女は撃たれ銃弾に倒れました。ちょうど彼が、息子が見ている目の前で」 「そ、そんな」 「私は息子を引き取り、王宮で育てました。私にとって彼は恋人の忘れ形見でしたが、彼にとって私は母を奪った憎むべき敵だったでしょう。でも、どうやら、裁きの日が来たようです。夜もふけました。私も明日は早くなりそうなので、これで失礼します」 ACT-21 「……なんでよ?」 「何がだ、バカ娘? 主語を言え」 「なんで王様が、裁きを受けなきゃいけないの? 何を悪い事したのよ!?」 「……強いて言えば、愛したこと、だな」 「あたしは真面目に聞いてんの!」 「おれも真面目に答えてる。それも、かつてないぐらいにだ。いいか、バカ娘、言ったってどうせ理解できんだろうが言ってやる。大人は恋なんてしない」 「な、なによ、それ? 全然、理解できないわ!」 「人間、少し知恵がつくと、自分の行動が何を引き起こすかを考えるようになる。行動の結果どうなるか、それを見てから行動するかしないかを決める。そして行動したことについて責任を負う」 「何よ、アタリマエの事ばっかり言って!」 「だが人間は全知じゃない。結果がわからなくても行動しなきゃならない時もある。そして不意を食らっても、想像だにしなかった結果の責任を負わなくちゃならないことだってある。……だが、恋に後先はない。人を好きになって、そんなこと考えていられるか。そして大人は、《それ》がどういうことなのか、痛いほど知ってる。だから恋をしない」 「じゃ、あんたは、王様がガキだったって言いたい訳?」 「恋する者の前じゃ、誰だってガキだ。おれだって母さんの前じゃ、ただのガキだぞ」 「そんなことは聞いてない!」 「ついでにいうが、バカ娘、お前の前でも、だぞ」 「……」 「恋愛対象ってことじゃないぞ」 「当たり前でしょ!!」 「さっきも言ったが、親は子のことになると、後先がなくなる。だが、それだけじゃ子は育たんし、死んじまう。あいつもな……」 「……親父さん」 「お、今回、希少で貴重なキョンの発言だ」 「王様はクーデターの計画を知っているんですね?」 「知ってると言うか、掌握してるんじゃないか。めぼしい首謀者は今夜中に拘束したしな」 「王子を何故放っておくんですか?」 「さあ、あいつが書いたシナリオだしなあ。親らしいことのひとつでも、しようってんじゃないか?」 ACT-22 「もう寝るの、あんたは?」 「自分は寝ないような口振りだな」 「悩みの無い人間はいいわね」 「おまえでも悩むことがあるのか? 良かったら聞くだけは聞いてやるぞ」 「それで譲歩したつもり? もちろん聞いたら最後、聞くだけじゃ済まさないわよ」 「……おやすみ、ハルヒ」 「キョン、こら、待ちなさい!」 「待ってもいいが、どれだけ頑張っても、扱えるのはおまえか、おれか、おまえとおれの問題だけだぞ。解決できるかどうかまで、分からんが」 「首を突っ込むなと言いたい訳ね。向こうが先にあたしたちを巻き込んで来たんじゃないの!?」 「そういうんじゃない。そうじゃなくて……」 「申し訳ありません。ハルヒ様、キョン様」 「「!? 近衛長さん?」」 「この廊下は、見ての通りまっすぐで、よく声が通るのです。失礼ですが、お二人の言い争うのが聞こえたものですから」 「……あの、ハルヒが言ったのは本心じゃないと言うか、表現が足りないと言うか、こいつはこいつなりに王様や王子のことを心配して、ただそういうのをストレートに出すのが苦手と言うか、抵抗があると言うか」 「おせっかいなフォローはやめなさい!」 「陛下にお会いになられたのですね」 「ええ、ついさっき。……親父といっしょだったのかしら?」 「王様と王子が、血がつながってないことを聞きました」 「あんなに王族、王族って、こだわってたのにね」 「お心の中を推しはかることはできませんが、血がつながってないからこそ、執着せざるを得なかったと申し上げてよろしいかもしれません。……これはまだ内密に願いたいのですが、実は今夜、クーデターの首謀者を逮捕しました。私の昔話にも登場した彼、あの将軍です。陛下とスズミヤ様は、それに立ち合っていただきました」 「あの、親父! そんなことは一言も!」 「やめとけ、ハルヒ。……近衛長さん、まだ内密に、ってことは、明日以降に公表されるんですか?」 「そこは微妙な問題もあるのですが。ですが明日にはすべての決着がつくはずです。王子を後押しするものも、手となるものも、すべておさえました」 「明日、何が起こるんですか?」 「一言では言えませんが……強いて言えば『親子ケンカ』でしょうか? ずっとこれまで延期されて来た……。あのようなお立場では、それさえもままならなかったのです」 「キョン、あんたがさっき言いかけたのって、このことなの?」 「いや、はっきり何が起こるとか、そういうことじゃない。ただ……」 「ただ、何よ?」 「王様がわざわざおれ達の前に、素の姿さらして、普通話しにくいことまで話してくれたのは、おれたちを巻き込んだことに対する謝罪というか、労に報いたというか……とにかく王様が書いたシナリオはもう終わりが近いんじゃないかって思っただけだ」 「そうですな。しかしまた、一組の父とその息子にとっては、それからこの国にとっても、『はじまり』になる終わりなのだと、私は思っております」 ACT-23 「ハルヒ」 「んん……誰、キョン?」 「わらわじゃ。偉そうなこと言っておったが、ひとり寝か?」 「6歳児!? あんた、なんでこんなとこにいんのよ?」 「王宮には、内からは鍵がかかるが、外からは簡単に空く寝室がいくつかある。暗殺や夜這いには便利じゃ」 「そんなとこに、あたしたちを泊めてるの、ここの連中は?」 「安心せい。おまえたちのうちでは、この部屋だけじゃ。キョンとやらが通って来やすいように、わらわが気をきかしたのじゃ」 「おおきなお世話よ」 「そなたの名で投げ文までしたのに来とらんとは、キョンめ、とんだヘタレじゃ」 「巨大なお世話よ! そんなことするから、来るものも来ないんじゃないの!」 「なんじゃ、おめでたか」 「ボケまでジジイくさいわよ」 「そのジジイがつかまったのでな。別れを告げに来た。当然、馬鹿げた縁談は流れ、わらわも実家に帰ることになった」 「そっか。……あんた、こうなることが分かってたの?」 「まあ、そうじゃ。ジジイもそう言っておったしな」 「あんた、これからどうすんの?」 「どうもせん。まだ自分の意思で何かするような力は持たん」 「……」 「安心せい。籠の鳥状態は、あと10年も続かん。そのうち留学でもして、そのまま出奔するか、万一国に戻ったときは、政治家にでもなろうぞ。あのバカ王子よりは、ましに治めるとは思わんか?」 「そうね。あんたの方が向いてそうね」 「そなたもじゃ。わらわが国を治めるころには、日本を牛耳っておれ。2国で何か奇怪なことをしでかそうぞ」 「世界征服とか?」 「それもよいな。じゃが、この国は軍が弱い。他国と闘ったのは、ジジイが率いた非正規の「義勇軍」だけ、実践経験があるのはジジイとその部下たちだけ、という有様じゃ。あとは抵抗もせぬ国民に銃を向けた経験しか持っておらん」 「軍隊が弱いままで済んでるのは、別の強みがあるってことよ」 「そうじゃ。殺すよりも生かすことに長けておる。プライマリ・ケアの分野では世界一じゃというし、今も医療を受けるため、無許可で国境を越えて来る「医療難民」が周辺国から山のようにおる」 「それはそれで問題だけど、考え方を変えれば『人質』よね。医療のレベルをもっと上げて、各国のVIPが入院しに来るようにすれば、他にない安全保障になるわ」 「ふむ。では最初は医者にでもなっておくか。そなたはどうするのじゃ?」 「あたし? うーん、そうねえ……」 「なんじゃ、6歳児がこれだけのビジョンをぶち上げておるのに、何もなしか?」 「決まってる部分は決まってるけどね。あとは大いなる未定よ!」 「若い頃は何にでもなれるように思うものじゃが、それはその者がまだ何者でもないからじゃ。人は結局、何か一つのものにしかなれぬ」 「6歳児の言葉かと思うと逆に重みがあるわね。でも、あたしがなりたい者となれる者は、狂いもなく一致してるわ。この先、どこで何をしているかなんてわからないけど、あたしはあたしになる。どこで何をしていようとね。あ、もちろん、キョンは連れてくけど。……ちょっと何なのよ、その苦いモノ飲まされたような顔は?」 ACT-24 「父上!」 「めずらしいね、朝のこんな早くに。近衛の者まで連れて」 「退位していただきたい。そして結婚式は中止します」 「私は民意によって選ばれた大統領だ。『退位』なんてできないよ」 「だから王政復古です。クーデターですよ」 「やれやれ。王様に戻って、その上、退位か。一日にそんなたくさんは働けないよ。……将軍は元気かね?」 「矍鑠(かくしゃく)としたものです。父上より長生きしそうですよ」 「最近、縛り首になる夢を見てね。その話をスズミヤ氏したんだ」 「ほう。彼はなんと?」 「いつものことだが、私が考えている通りのことを言い当てたよ。……私の息子だ、扱いは普通でいい」 「な、何を! おい、おまえたち? 裏切るのか!?」 「将軍の身柄は、昨日の晩、彼の愛人宅で拘束したよ。これでも外の世界を覗いて来た分、人情の機微がわかるつもりなんだけど……」 「息子に寝首をかかれて、何を世迷いごとを!」 「いつも迷っているから、そう言われても仕方がない。だがすべきことはする。大人だからね。手遅れになるのは、もうたくさんだ」 「……殿下。お静かに願います」 「おまえたち、よくも!」 「あなたが国にお戻りになる頃には、今日のこともよい思い出になっておるでしょう」 「近衛長!? ……もしや、おまえが描いた絵か? スズミヤ氏たちを迎えるなどと、妙なときに国を空けおって、それも策略か!?」 「いいえ。……あなたのお母様の葬儀の晩、陛下は今日の日のことを計画されました」 「ば、ばかな……」 「目覚めた方(ブッダ)を気取るつもりはないよ。ただ君には、王位算奪者ではなく、私の政敵になってもらいたいんだ。いつか民と一緒に私を追い落としに来てくれ。力をつけたまえ。借り物でなく、君自身の力を。……これで日本へ亡命&ホームスティに送りだせば、私の計画どおりだったんだけど。……彼は、スズミヤ氏はね、娘一人、口説き落とせないバカ息子はお断りだというんだよ。まあ、オックスフォードもいいところだ。ただ向こうで待っている先生は国際関係論の権威だが、真面目すぎるのが欠点でね。『手酌』は教えてくれないかもしれない。だから私が今ここで教えよう。……いや、それより、もっといいものがあった。彼が教えてくれることは、まったく無駄なことがないなあ。『差し向かい』というらしい。お互い抱きあって別れるには歳かさがいっているが、これならおあつらえ向きだ。……誰か、毒の入ってない酒とグラスを二つ持ってきてくれないか」 epilogue: 「空港で会うなんてな。誰かの見送りか?それとも見送られる方か?」 「スズミヤ氏……」 「隣、空いてるぞ」 「知っていらっしゃるのですね。……私は、父の手の上で踊っていただけのようです」 「そこまでわかってるなら、やることは一つだな」 「ええ……父は、あなたのところで学ばせたいと思っていたようでした」 「悪いがその席はもう埋まってる。会ったんだろ?」 「会いました。よほど彼を気に入っておられるようですね」 「全世界と娘を秤(はかり)にかけて、娘の方を選ぶような奴なんだ。バカでもないくせにな。バカ親父には、それだけで十分だと思わないか?」 「……そうですね」 「まあ、それだけじゃないけどな。ちなみに落ち込むことはないぞ。お前さんくらいの歳には、おれだってできなかった。賭けられてたのはたかだか、好きな女とおれの人生だったが」 「失恋して、勝負に負けて、親に勘当されて、おまけに亡命です」 「だが、理由も分からず、手元に置かれて飼い殺しになるよりはマシだ」 「そのとおりです。……父が言ってました。あなたの言葉には万に一つも無駄がない、と」 「うちのバカ娘とは、正反対の見解だな」 「そうですか」 「会ってくか?いま、キョンや母さんといっしょに土産を買いに行ってる」 「ご冗談を。あの二人はまぶしくて、今の私には痛みになるだけです」 「何年か経って、ほとぼりが覚めたら、おれのところに寄れ。あいつらの子供を見せてやる」 「傷口に塩を塗るようなことを」 「その頃には傷も癒えてるさ。……少しオヤジになってるだろうけどな」
https://w.atwiki.jp/haruhioyaji/pages/340.html
prologue 「父上、うれしそうですね」 「ん? ああ、顔に出てるかな?」 「ええ、珍しく」 「息子の結婚だ。もちろん嬉しいとも」 「歳のはなれた、政略結婚でも、ですか?」 「君たちには時間がある。愛情はこれから育んでいけるだろう」 「さて、どうですか。……それよりも、来賓にあの方をお呼びしているとか」 「ああ。君はまだ会ったことがなかったね」 「ええ、楽しみですよ。聞けば私と同じ歳の娘がいるとか」 「家族ともどもお呼びしてある。私の恩人だからね」 Act-1 「結婚される息子さんって、おいくつ?」 「うちのバカ娘と同じだ。まあ、嫁さんの方は6歳らしいがな」 「大変ね」 「まったく。えらい奴はいろいろ面倒だ。王さまなんかやめてこっちに来いと言ったんだがな。俺とちがって真面目なんだ」 「ほんと義理がたい人ね」 「まあ、出会った頃は王子と言っても6番目だし、留学先では普通に貧乏学生だったがな。クーデターと革命がなけりゃ、のんびり暮らせたんだろうが。まあ顔だけは良いから、あいつと一緒に飲みに行くと、よくおまけしてくれたんだ。で、ただ酒飲むかわりに酒の飲み方を教えてやった」 「飲み方って?」 「つぐ、そして、飲む」 「あらあら」 「ちっこい頃から着替えも人にやらせてたらしいからな。手酌を知らなかったんだ。感動してたぞ」 「そうなの?」 「禅の公案かなにかだと思ったらしい。だからミスター・スズミヤは禅のマスター(達人)ってことになってる。母さん、ここ笑うとこだぞ。仏教国だから王族はみんな仏教哲学を学ぶ。王族はみんな坊主の弟子なんで、そういうことにしとくと、おれがタメ口聞いても、周囲が納得しやすいんだそうだ」 「王様がボケて、お父さんがツッコミ入れるの?」 「色紙を求められたら、東京タワーを描いて、隣に『根性』とでも書いてやろうか?」 「ハルが『国際問題よ!』って真っ赤になって怒るのが目に浮かぶわね」 Act-2 「国賓? なんの話だ、それ?」 「オヤジがドイツに国外逃亡してた時に話は遡るわね」 「いや、一応、留学だろ?」 「どっかの第6王子かなんかも留学に来てたの。それで親父に会ったのが、きっと運のつきね。卒業直前に、母国で将軍がクーデターを起こして、王族がみんな追放されちゃって。おまけにその後、将軍派に反対する勢力が再クーデターよ。お題目の《民主化》のシンボルに、留学先から心配で飛んで帰ってきたその第6王子を担ぎだしたらしいわ。でも、その王子様もなかなかのやり手で、結局、軍部と《民主派》の対立を抑え、王制も廃止するからって三方一両損でって、とにかく国内をまとめちゃったのよ」 「って、どこの大岡越前だ?」 「だから正式には共和制になってるし、肩書きも大統領らしいけど、国民はまだ王さまだと思ってるんだって」 「その王様が、なんで昔の友人を、いまさら自分の国に呼びつけるんだ?」 「自分の息子の結婚式だそうよ。今時、お昼の主婦向けドラマにもないけど、あるでしょ。『おれたちは親友だ』とか言って、『お互い子供ができたら結婚させような』とか無責任な約束をしたのが、後々騒動の元になるってのが。キョン、ここで笑っとかないと、あと笑うとこないわよ」 「ちょっと待て! 子供? 結婚? 誰と誰が!?」 「まあ親父は酒の席の話だし、覚えてないって言ってんだけどね。バカ親父は、基本的に自分の発言を覚えてた試しが無いけど」 「ハルヒ、おまえ……」 「なにを不安になってるのよ! あたしはあんただけだからね。それとも、ちょっとは妬いてくれた?」 「……わるいか」 「否定しないんだ。ふふふ」 「なんだ、その笑い方は?」 「なんでもなーい。王さまの方には、親父が、あたしたちの写真を添付して『悪いが、こういうことだ』とメールしてあるから大丈夫よ。まあ、最悪、あんたが命を狙われるかもしれないけど、安心しなさい。あんたはあたしが守ってあげるから」 「なにが最悪だ。危ないことはすんな。それ本当に行かなきゃならないのか?」 「キョンが嫌ならやめる。親父たちだけで行ってもらいましょう。あ、そんときはあんた、うちに泊まりに来なさい。女の子一人じゃ危ないから。うん、名案だわ」 「殺し屋から守るっていった女を、誰がどうにかするんだ?」 Act-3 「はあ? ちょっと親父! メールしたから大丈夫だって言ったのは、どこのどいつよ!」 「そのメールが徒(あだ)になった。おまえらの写真を貼付したのはいいが、王子はどうやらバカらしい。一緒に写ってるキョンなんか目に入らず、写真のおまえに一目惚れしたんだと」 「そんな2次元ヲタに用はないわ。あたし、行かないからね! 大体そいつの結婚式に招待されてるんでしょうが! こんなバカな話はないわよ!」 「おまえの娘の方は第二夫人にどうだ、と言ってきやがった。第一夫人は政敵の娘で政略結婚の6歳児だし、二人分の式を一緒にできれば手間も費用も省けるんだそうだ」 「一国を背負ってるのに、なにせこい話してんのよ!」 「普通の庶民からすりゃ、それでも豪華だがな」 「親父、あんた、どっちの味方よ!?」 「無論ハルキョンの味方だ。できるだけ仲の良さそうなのが『こぶ付き』の証明写真になるだろうと思ってな、スパイカメラで撮った写真がまずかった」 「なんなのよ、そのレトロなカメラは!?」 「万年筆みたいだろ。キャップを引き抜く時にシャッターが切れる」 「だから、どんな写真を送ったのよ!?」 「だから仲良さそうな写真……いや待て、殴るの待て。露出度に問題は無いはずだ」 「当たり前でしょ! エロ親父!!」 「ほら、これだ。普通の制服デートだろ? やってることはともかく」 「こ、こ、こんなもの、どこでいつ撮ったのよ!?」 「なんだ、覚えてないのか? それとも覚えきれないくらい、いつもなのか?」 「お、覚えてるわよ! ……いつもじゃなくもないけど」 「冬の公園だ。俺の周りだけ、一足早い雪解けをむかえたぞ」 「う、うっさい! 覚えてなさい!」 「困ったことに、キョンを連れて来いとも書いてある。うむ、写真の内容と趣旨は、しっかり伝わってるらしいな。話をつけたいんだと、その王子様とやらが」 「ちょっと親父、ボケが回ったの? それは罠よ! きっとキョンを亡き者にして……」 「そこまでおもしろい展開だと笑えるんだが。母さんから『何してもいい』って許可が出たら、キョンの一人や二人、モサドからでも守り切る自信はあるぞ」 「どうして、乗り込もうって方に話を持って行こうとするの!? 親父、あんた、何をたくらんでんの?」 「いや、リミッターの外れたハルキョンが見れるかなあ、と」 「リミッターの外れた親の姿なんて見たくないわよ!」 「ああ、大暴れしたいなあ……」 「一人でやってなさい!」 Act-4 「失礼ですが、スズミヤ・ハルヒ様のご昵懇(じっこん)の?」 「はあ。あなたたちは?」 「とある方の身辺警護を行う者たち……とだけしか、今は申し上げられないのですが……。しかし、どうやら、これだけで事情を飲みこんでいただけたようですな」 「親父さん、もといハルヒのお父さんから、話は聞きました。お断りの連絡を入れたと聞いてますが」 「正式なルートを通すと、少々手間がかかりますもので、やむを得ずこうした手段をとることに。これから涼宮家に訪問する予定なのですが、ご同行いただけますか?」 「正直、人質にはなりたくないです。後で何を言われるか、わかったものじゃない。ああ、あいつにですが」 「私もスズミヤ氏とは何度かお会いしてますが、ええお父上の方です、我々の方もあの方のご機嫌を損ねたくはありません。なにより陛下のご親友ですし……、いえ、それだけが理由ではありませんが。……何かご提案があると理解してよろしいのですか?」 「おれはタクシーを拾って別の車で涼宮家に行きます。つまり、おれを信用してもらえるのなら、ということですが」 「なるほど、ご名案です。それでは別の道を行って、我々が先着した方がよろしいようですな。それにしても……」 「何です?」 「いえ、いえ。人を知るには直接会うのが一番だと、改めて思っただけです。では、先に参ります。後ほどお目にかかりましょう」 Act-5 「親父!! 優雅に寝てる場合じゃないわよ! あんた、また何したの!? 黒塗りの車3台、横付けよ!カタギとカタギでない奴に手を出すなって、普段あれほど……」 「ああ、そろそろ来る頃だと思ってたんだ。……キョンは乗ってるか?」 「え? ええ!!」 「一度袖にしたが、断られて、はいそうですか、といかない大人の事情もあるんだろうさ。ほら、インターフォンが鳴ってるぞ」 「って、どうすんのよ?」 「ったく、客が来たら、お茶くらい出すのが礼儀だろ。ああ、インターフォンには出てやる。お前はお湯でも沸かしてこい」 「涼宮だ。どれだけ偉いか知らんが、黒塗り3台はやりすぎだぞ」 「ごぶさたしております、スズミヤ様」 「あんたが直々にか? おれたち夫婦だけじゃ、役不足って訳か?」 「とんでもありません。ただ陛下は4人揃って来ていただけるのを心待ちしてにしておられます。それを慮(おもんぱか)って、近衛の者が勝手に動いたという次第で」 「おまえら、キョンは、どうした? 事と次第によっては、娘が地球が壊れるまで暴れるぞ」 「さすが、お見通しでございますな。先にお会いしました。おっつけ来ていただけるかと。約束いたしましたので」 「ほう」 「歳を積みましたので、いくらか人を見る目も身に付きました」 「立派なもんだ。その調子で、うちのバカ娘も説得してみてくれ」 「ちょっと!いま、キョンがどうしたとか聞こえたわよ!! 事と次第によっては、地球が壊れても許さないからね!!」 「そうだ、そうだ」 「いや、親父さん、少しでいいから止めてください」 「よう、キョン。ナイスなタイミングで登場だな。また地球の未来を救ったぞ」 「マジにしゃれにならないんで、やめてください」 「どういうこと!? キョン、ちゃんと説明しなさい!」 「この人たち、例の王様の身辺警護をやってるらしい。さっき会ったばかりで、詳しい話は何も聞いてない。涼宮家に行くと言うから、おれも来た。それだけだ」 「まさか、キョン。あたしたちを売ったの?」 「アホか。何でおれがそんなこと、しなきゃならん!?」 「あたしに……その……飽きたとか?」 「おまえみたいなびっくり箱から目が離せるか。この宇宙に飽きたって、あり得ん」 「ごほん。すまんが、ハルキョンはそれくらいにして、この道化めいた連中の話を聞いてやってくれ。早く話をひったくらないと、またバカップルがはじまるから、手短にな」 「誰と誰がバカップルよ!?」 「いやあ、聞きしに勝りますな、これほどとは……」 「あきらめた方が良いぞ。バカ王子には、今のを動画で送ってやる」 「って、いつの間に何を撮ってるのよ!」 「ただいま。あらあら、お客様にお茶もお出ししないで」 「母さん、こんなやつら、客じゃないわ! むしろ、敵よ! あたしたちを拉致しに来たの!」 「敵にも塩を送るというでしょ。ハル、あなたも座りなさい。キョン君、少しお手伝いしてくれる?」 「あ、はい」 「ごめんなさい。元気に育ってくれたのだけど、元気すぎて」 「いえ、奥様もおかわりなく」 「おかげさまで。お会いしたときより、ずっと元気です」 「母さん、こいつ、知ってるの?」 「ハルが生まれる前にね。お父さんと日本に戻る途中に、王様の国に立ち寄ったことがあるの。今は本当の近衛長でしたね。偉くなられて」 「どうにか生き長らえて、気付けば年長になっていただけで。それもスズミヤ様のおかげです」 「おかげって?」 「命を、我が国と私の命、両方を救っていただきました」 「手を貸しただけだ。あの時は、ちょっとダイ・ハード的な運の悪さでな。母さんと会って幸運を使い果たしたのかと思ったくらいだ。だが新婚早々、くたばる訳にはいかんだろ」 「我々には、まさしく僥倖でしたが」 「それを語り出すと長編になる。バカ娘の堪忍袋が破裂するのが目に見えるようだ。……そうだな、一個だけ確認しとこうか。おまえさんが来たってことは、バカ王子じゃなく、あいつの要請ってことだな?」 「そのとおりでございます」 「どういうことよ? あいつって誰?」 「王様だ。きれいな顔して、やることは少々えげつない。家族総出って、国際救助隊じゃないんだぞ」 「なによ、それ?」 「サンダーバードね。人形劇な特撮。YouTubeなら見れるかしら」 「うちはいいとして、キョンはどうすんのよ!?」 「そんなの決まってる。こいつ抜きで、おまえ飛行機乗れないだろ?」 「な、な、なに言ってんのよ!」 「必要なら、家族の方は嘘八百ならべて説得してやるが、本人の意思は……って、聞くだけ野暮か。近衛長、あんたの人徳かもな。ここ半径5m以内には『お人良し』しかいないらしいぞ」 「キョン、あんたほんとにいいの?」 「さっきも言っただろ。おまえみたいな危なっかしいの、目を離せるか」 Act-6 「あのおじさん、何なの? 日本語ぺらぺらだし、慇懃無礼を通り越して、折り返して来たみたい」 「なあ、ハルヒ。それって結局褒めてるのか?」 「そ、そうよ。わるい?」 「わるくなんか……ない」 「ハルキョンはちょっと脇において、おれにも喋らせろ。向こうは旧王室以下、親日家ぞろいでな。駐日大使っていえば、大臣を出すような結構な家柄の奴が勤める。あいつの親父がそうで、あいつも全部会わせると20年くらいは日本で暮らしたことになるんじゃないか」 「じゃあ、いまあのおじさんが大使なの? 大使館ナンバーの車、用意してくるし」 「ちがう。近衛長と言ってたろ。王様を警護する精鋭部隊の長だ」 「へえ。軍人には見えないわ。でも大統領制になってるのに、まだそんな部隊が残ってるの?」 「あいつには悪いが、大統領制なんか名前だけだ。それぞれの重職に歴代ついてきた名家たちが丸まま残ってる。国王にも、誰にも、そういう実力者を排するほどの力はない。バランス・オブ・パワー、あっちこっちと親類関係を結ぶのもその一環だな。争いを抑えるには役立つが、勢力基盤がややこしいスパゲッティ配線になっちまう。新しいことやろうとすれば、かならず誰かの既得権益にぶち当たる」 「なんか絶望的ね」 「責任のない外野から見るとそのとおり。それでも、まあ、よくやってる方だ。クーデターの話をしたろ? あの国ではクーデター自体は別に珍しいことじゃない。総選挙やって議会が開いて首相が決まる。しばらくすると、選挙がらみの収賄事件が明るみに出て、騒ぎが首都から地方へ広がり、あちこちで大規模なデモや暴動がはじまる。すると軍隊が議会を制圧して、臨時憲法を発動させて、次の総選挙が無事に済むまで臨時政府をやる。議会で、首相が決まると、臨時政府は権限を国王に返して軍制は終了。そのとき首相を命じるのは、王様って訳だ。こんなのを繰り返しやってる。国民もみんな馴れてる。だが、あんときは、臨時政府を担ったのが質の悪い奴だった。一旦手にした権力を返上するのがいやがった。そして、王室に手を出した。軍のトップの将軍が、よりによって近衛隊に国王一族の逮捕、監禁を命じたんだ。その時の近衛長は命令を拒んで、無責任にも自殺した。残って事にあたったのが、若き日のさっきのおっさんだ」 「そんな人を、王様は側に置いてるの!?」 「話にはまだ続きがある。若いおっさんは、名家の出だし、残ったうちでは階級が一番上だったんだろう。臨時に近衛隊を指揮することになった。おっさんは将軍の命令に従って、国王一族を監禁したが、しかし将軍にその場所を教えなかった。その情報を掛け金にして、野心家の将軍と交渉したのさ。その交渉が時間稼ぎになって、行きすぎたクーデターに反発する国民や、反将軍派の将校に重臣、地方に駐屯する部隊の間に連携が生まれ出した。そこに、絶好のタイミングで第6王子のご帰国だ。一気に反将軍派がまとまる機運が盛り上がった」 「だったら、むしろ救国の英雄じゃないの!」 「事態を収拾するのに、第6王子は大振舞いの恩赦を連発した。まずは国王を逮捕監禁した近衛隊の罪を不問にした」 「そんなの当然じゃないの。最終的に守ってくれたんだし」 「ところが国民はそう思っちゃいない。今みたいな裏話は知らんからな。だが、第6王子は、王家の者が英雄になるわけにはいかないと、今おれが言った通りのストーリーを語って、臨時の近衛長に『救国の英雄』を押しつけ、近衛兵たちの名誉を回復させた。そして王室にすべての非があるとして、クーデターの首謀者である将軍まで許し、一方で王政を排する宣言をした」 「ええ、なんで?」 「将軍を罰すれば、将軍派と反将軍派との間で内戦が起きただろう。将軍は、半分とはいかないが、それでも全軍のうち、それに近い数の部隊を掌握してた。そいつらも調子に乗って、各地で王室財産や寺院なんかを略奪してたからな。罰されれば、反乱する以外に道がなかったろう。一方、国王の地位を放り出すことで、逆にそれを支えるための求心力を生みだしたんだ。普段、王の権威など何者ぞとえらぶってた重臣や名家の連中は、いま国王という中心を失えば、互いにガチンコで権力と武力の抗争に全力を投じる羽目に陥る程度のことは分かったんだ。だから形式はなくなったが、王制の実質は丸まま残った。……と話してみたが、当事者からすればどうだ? 何か抜けてなかったか?」 「私が付け加えることは何も。……さよう、無駄話を許していただけるのなら……あの時、我々は国王一家をお守りしたのではございません。ただ自分たちの生命と誇りを守ることだけで精一杯でした。それどころか国王陛下を取引の材料に用いました。軍隊に身を置きながら、殺すことも殺されることも、その両方を恐れたのです」 「まだあるだろ?」 「はい。あの時、今の国王陛下に出会い、この若い王を守りぬくことが私に与えられた使命だと思いました。それ故、苦痛を感じましたが、国王陛下が与えた英雄の役割を演じました」 Act-7 「ねえ、近衛長のおじさん。おじさんは、なんでうちの親父や母さんを知ってるの? 前に行ったことがあるみたいだけど」 「私が陛下からスズミヤ様の名前を最初にお聞きしたのは、先ほどのクーデターが収まりかけた頃です。その後、本当にお会いする機会があるとは、思っていませんでしたが」 「王様は、その時、なんて?」 「私は直裁に尋ねました。帰国して間もないあのような時、ああした手を打つことをどうして考えつかれたのか、と。陛下はこうお答えになりました。『ドイツに留学中、すごい人に出会って友人になった。日本の人だ。君は日本に長く暮らしたことがあるから、わかるかもしれない。今回の手はね、マスター・スズミヤならどうするだろう、と考えて思いついたものばかりなんだ。彼なら、もっと優雅で無駄のない手を思いついただろうけど』と」 「私は兄や姉が多かったからね。王宮の中では、大きな期待もされず、のんびり育った方だろう。同世代の友人には恵まれなかったが、おかげで王宮にある本はすべて読んだ。無ければ買ってもらえた。本を読むか、マックルック(この国伝統の将棋のようなもの)をやっていれば、誰も文句は言わなかったからね。留学も許された。ドイツでは美術史を学んだ。多くの学生と同じように寮に入って、自分一人で街に出て買い物にも行った。きっかけは忘れてしまったが、たちの悪い人たちに取り囲まれてね。護身の術は心得ていたが、目の前の相手に使って良いのか判断がつきかねた。そこに通りかかったのが彼だった。それが不思議なことを喋りながら、どんどん相手を倒していくんだよ。 『この人数差だとハンディがある。お互いの得意技を先に一つづつ断っておくというのはどうだ? ちなみに、おれは空が飛べる』 『得意なのはおしゃべりか? じゃあ、まず、それから使えないようにしてやる』 相手は彼の顔を打った。彼は予想でもしてたようによけて、その手をつかまえ、そして言った。 『顔をなぐると言って、ほんとになぐる奴があるか。今のは、左ジャブをフェイントに、右のロー(キック)が基本だろ?』 相手は左手を取られながら、右足で彼の足を狙った。だが、蹴り足が地面を離れる瞬間に、彼は握った相手の左手を引いてから押し、相手の重心を操った。相手は倒れ、左肩から地面に落ちた。 『だーかーらー。相手の口車に乗るな、っていうのに。人の忠告を聞けよ』 不思議なことを言う人だと思ったよ。「忠告」を受け入れると相手に従ってはいけないことになり、逆に忠告をはねつければ「相手の口車に乗るな」という「忠告」に従うことになる。いずれにしても、彼の言葉からは逃げられない。禅の公案のようだと思ったんだ。もちろん勝負はあっさりついた。圧倒的だったよ。 『わるいな、なんで負けたのか分からんだろうが、今日のところは実力の差ってことにしといてくれ。それとあんただ。心得はあるんだろうが、さっさと使わないとナントカのもちぐされだぞ』 『すみません。実戦したことがなくて、いま使っていいのか、判断がつきかねて』 『悠長なことだ。守るべきものができれば、そうは言ってられなくなる。ところで、金はあるのか?』 『あまり持っていません』 『じゃあ、安い飯でいい。おごってくれ。それで貸し借りゼロだ。いちいち覚えておくのが面倒なんでな、できるだけその場で精算することにしてるんだ』 こうして私たちは食事をして、お互いに名乗り合った。 『ふーん。宮廷の占星術師と日食を当てあって、勝ってそいつら追放した王様の孫か?』 『その通りです。でも、よくご存知ですね、そんな話』 『覚えなくてもいいような話ほど記憶に残るんだ。でも、あんたの国じゃ、小学校の教科書に必ず出てくる』 『お読みになったんですか?』 『今度読んでおく。悪いが、今までは、そこまで興味が無かった』 『大学では何を?』 『歴史と美術だ、あんたは?』 『美術史です』 『ふーん。似て非なる、だな』 『本当は歴史をやりたかったのですが、王族のものは政治学と歴史を学ぶことを許されてなくて』 『誰が決めたんだ、そんな決まり。やるな、って言われた方が、やりたくなるだろ?』 『そうですね』 『学んだら、王様なんてやりたくなくなるか』 『私は王子と言っても6番目ですから、回ってきませんよ。国に帰ったら僧職につくつもりです』 『おきまりだな。政治的野心はありません、ってポーズだ』 『私の場合はポーズじゃありません。静かに本を読める生活が理想です』 『そういうのは、欲しい欲しいと思ってる奴じゃなくて、いやだいやだと思ってる奴に、回ってきたりするんだ』 『運勢も見れるのですか?』 『はったりだ。曖昧で、後でどうにでも解釈できることを言っとけば、予言も百発百中だ。さっきのと似た手だ。占い師も使うが、政治家も使う』 『さっきの闘いも不思議でした。あなたはどっちにしろ外れない言葉を使っていた』 『ダブル・バインドって奴だ。さっきのは、ガードをそこだけ空けて相手の攻撃を誘いながら、言葉ではそれを「予言」した格好になってる。おれの「予言」が的中し続けると、声に出しても出さなくても、イエスを言いつづけることになる。イエスを言いつづけると、弾みがついてイエスと言いやすくなる。一種の心理的慣性だな。催眠商法って知ってるか?』 『いいえ、知りません』 『くだらない詐欺みたいなもんだ。最初はモノをただでやる。それで人を集めて、会場でもさらにモノをただでやる。『欲しい人、元気に手をあげて』『はーい!』『あなたが一番大きな声だったから、このバックをあげます』ってな。これを何度か繰り返すと、会場中がハイと元気に手をあげるようになる。そしたら『この羽毛布団が欲しい人!』『はーい』。手をあげた奴をつかまえて、契約書にサインさせる。羽毛布団は手に入るが、それがバカみたいに高い金額だったりするわけだ。普通なら断るところだが、自分の意思で「はい」と言った以上、人間の心理としては、ものすごく断りにくい。発言や行動には慣性がつく。誰でも自分の一貫性を維持したいもんだ』 『なるほど。もしも国を継ぐようなことにでもなれば、役立ちそうです』 『まあ、そうならないことを、祈っててやる』」 Act-8 「なんていうか、親父さんは、若い頃から、親父さんだったんだなあ。あ、ハルヒ、悪い意味じゃないぞ」 「今のをどう、いい意味で受け取ればいいのよ!」 「まったくだ。おれは生まれながらの詐欺師か? 昔話を、しかも人からの伝聞を、克明に語りやがって」 「マキャベリは、君主に必要な徳として、獅子の勇敢さと狐の狡猾さをあげておりますな。ハルヒ様は獅子の資質を受け継がれたようで」 「いや、こういう顔して、やることはえげつないぞ」 「どういう意味よ!?」 「後ろで困ってるキョンの顔がすべてを物語ってる。こいつのは、人の目に気付いた上でやってる、ただの甘えだが。だから、他の甘え方が分かれば自ずと消える」 「何いい加減なこと、言ってんのよ!」 「バカ親父だから、いい加減なことくらい言う。邪魔して悪かったな」 「何よ、逃げる気!?」 「せまい専用機の中、どこに逃げるんだ? そこのおっさんが、まだ語りたいって顔をしてるから譲ってやる」 「そうでした。私とスズミヤ様の出会いにまで、話が至っておりません」 「さっき、親父さんはダイ・ハード的不運とか、言ってましたね」 「その映画は見ておりませんが、飛行場が舞台のひとつではありました。件の将軍がまた騒動をもたらしまして、それに応ずるように、将軍の更迭を求める民主派の市民たちが、我が国唯一の国際空港を数の力で封鎖したのです。時の首相と内閣は責任を取る形で辞任し、将軍派の部隊が空港を奪い返すために進軍し、首都と国際空港を守る部隊と川を挟んで対峙するところまで事態は進みました。私は当時、首都と空港を防衛する責を負っていました」 「え、ちょっと待って。おじさんが指揮する部隊は、なんで市民が空港を占拠するのを止めなかったの? というかグル?」 「空港占拠は、将軍のシナリオでした。将軍は、暴動を起こし、空港へ向かわせるために、多くの人間をつかったようです。私の部隊がこれら市民に向かって発砲すれば、陛下を支持する民衆の心は離反し、『救国の英雄』という私のレッテルも剥がれ落ちたでしょう。かといって、市民を黙って通せば、空港を守備する部隊の長として、当然その責を問われて私は解任される。その後、空港を解放すれば、民主派に武力の力を見せつけながら、国際世論をも味方につけられるだろう、という訳です」 「何て奴なの!?」 「あのクーデター以来、私と将軍の不仲は決定的でした。陛下と謀り、その対立を事あるごとに、わざと強調してきたところもあります。軍の中で反将軍派を増やし強くするために、私の『英雄』像は利用できましたから」 「それって、おじさんも危ないんじゃないの?」 「いずれにしろ、将軍は私を許さなかったでしょう。私はできるだけ早く将軍と対抗できるよう、可能な限り速く昇進しました。軍の内務や財政を預かるポストを歴任して、将軍が私物化し、自らの味方を増やすのに使われていた、不透明な支出や慣行をひとつひとつつぶしていきました。対決はいずれにせよ、必然でした。将軍は、彼なりにベストの手を打ってきたのです。不運だったのは、事件が、スズミヤ様と奥様が陛下をご訪問になっている時に起こったことです。あるいは、その知らせを聞いて、将軍は事のタイミングを計ったのかもしれませんが」 「親父に関しては、不運なんてことは全然ないわ。あいつは行くとこ行くとこ、騒動を自分で引き起こす生まれついてのトラブル・メイカーなのよ!」 「ええ。スズミヤ様もその時、同じようにおっしゃいました」 「えっ?……ちょっと、なに笑いを噛み殺してるような顔してんの、キョン!」 「不運と今言ったのは、スズミヤ様にとってではなく、将軍にとってそうだった、という意味です。スズミヤ様は、空港を形ばかり包囲していた部隊の指令部に、私を訪ねて来られました。それも宮廷の儀式に使われる、国王陛下の手からしか餌を食べない白い象に乗って」 「ここにかつての『英雄』がいると聞いてやってきた。おれは国王の友人だ。留学中、ドイツで世話になった。その借りを返したい。おれと王のつながりと、おれが悪事を働きに来たんじゃないことは、この白い象が証明してくれるだろう。国王が言うには、その『英雄』は、『義を見てせざるは勇なきなり』を地で行くやつらしい。放っておくと、丸ごしで空港に乗りこんで、民衆を説得しに行きかねないんだそうだ。空港なんて見晴らしの良いところで、のこのこやって来てみろ。どっかに隠れた将軍派のスナイパーに頭打ち抜かれてアウトだ。あんたは『伝説』になるかも知れんが、国王は右腕を失い、やっかいな仕事だけが残る。そういうわけだから、止めておけ。そしておれの話を聞け」 ここまで聞けば、その人が、どれだけの信任を国王陛下から受けているか、陛下に勝るとも劣らない知恵と気概を持っているかは、誰にも明らかでした。そして、私はようやくその人が誰かを悟り、声を上げました。 「あなたですか? スズミヤ様!」 「おう。なんだ、そんなところにいたのか。大声出して、損した」 いいえ、部隊全体に、今から起ころうとしている「奇跡」を知らせるために、わざと声を張り上げられたのです。 「あの空港を占拠してる連中を助けて、将軍を痛い目に合わせる策を持ってきた」 「!まさか、あなたが危ない目に合うのではありませんか?」 「まあな。だが殺しはしないだろう。何故なら、おれの足を撃ち抜いて腕を撃ち抜いて、おれを助けに飛び出すお人よしの英雄を引っ張り出した方が得だからだ。だがあんたに死なれると、この国とおれの友人は困る。おれはこの国にとって何の価値もない外国人だ。だから、あんたの代わりにおれが行こう。あんたの言葉を伝えてこよう。それで万事解決だ」 「陛下のご友人であるあなたにそんなことをさせるわけには……」 「控えろ! この象は国王のもんだろ? おれが行くのは王命だ。あんたはそれに逆らうのか? さあ、あんたの言葉を聞かせてくれ」 「我々に……、我々に合流していただきたい。今、将軍の軍が首都へ王宮へ、向かっています。我々とともに、この国を救って欲しい、と」 「うむ。確かに受けたまわったぞ。象が通る。道を開けてくれ」 「ちょっと待って。どうしておやじが、そんなにべらべら、この国の言葉を喋れるのよ!」 「努力した。王様と二人で原稿を練って、発音は徹夜で特訓を受けたんだ」 「おれが誰なのか、あんたらは知るまい。だが、おれが乗ってる象は、みんな知ってるだろう。この賢くて美しい白象は、国王の命で、おれを運んできた。あそこに軍の部隊がいる。首都とこの空港を守る部隊だ。それを指揮しているのは、あんたたちがよく知ってる英雄だ。彼の言葉を伝える。『我々に合流していただきたい。今、将軍の軍が首都へ王宮へ、向かっています。我々とともに、この国を救って欲しい』。さあ、伝えたぞ。この白象に続け!」 「むちゃくちゃよ!」 「一番バカな奴が、一番バカな役をやる。至極当然だろ?」 「それで親父さんは撃たれなかったんですか?」 「威嚇のようなのは、あったがな。予想外の奴が出てきて、スナイパーの判断が遅れたんだろう。あと、あの白い象に銃を向けるのは、あの国の奴ならみんな嫌がるだろうと踏んだんだ。どういう訳か、おれには、人が一番嫌がることに気付く天賦の才があるらしい。まあ敵さんがデューク東郷を雇ってる可能性もあったが、プロなら依頼された標的以外は撃たないからな」 王様とあたしたち その2へ
https://w.atwiki.jp/ws-tcg/pages/44.html
プロモーションカード 大会や講習会などで配られる限定カード。現在再販されている物は存在していない上に現段階でほぼ全てのPRカードは同じ色、同じLv、同じ効果のカードが後にブースターパックなどで登場しているしているため再販は無いものと思われる。入手困難な物が多いので持っている人は大切にしよう。 必ずしもプロモーションカードが強力とは言えないが、一部カードを5枚以上積みたい場合はこちらのカードを投入することで可能となるため、もしかすると後に大量に積み込む必要のあるカードが出た場合値段が跳ね上がってしまう危険性もある。 Wサイド D.C. D.C.II ディーラーの音姫(DC/W01-101) 夕暮れにたたずむ由夢(DC/W01-102) Yume in the warm glow of the setting sun.(DC/W01-102e) 優等生の委員長 沢井麻耶(DC/W01-103) 登校する朝倉姉妹(DC/W01-104) BNNエージェント 美夏(DC/W01-105) かき氷を食べる音姫(DC/W01-106) 不安な幼なじみ小恋(DC/W01-107) メイド服の美夏(DC/W01-108) リトルバスターズ! あたしたちが付き合おう(LB/W02-101) The confidence of Rin(LB/W02-101e) “いつも仲良し”鈴と小毬(LB/W02-102) “わんこ娘”クド(LB/W02-103) 黄昏の街を見下ろす鈴と小毬(LB/W02-104) “天然ほわほわガール”小毬(LB/W02-105) “ライバル”佐々美(LB/W02-106) “人見知り”鈴(LB/W02-107) “素っ気無し 愛想無し 配慮無し”佳奈多(LB/W02-108) “イタズラっ子”葉留佳(LB/W02-109) “エレガント”唯湖(LB/W02-110) “ボケまくり”沙耶(LB/W02-111) “がんばり担当”クド(LB/W02-112) “物静か”美魚(LB/W02-113) ゼロの使い魔 鳶色の瞳のルイズ(ZM/w03-101) 魔法少女リリカルなのはStrikerS 空を舞うなのは&フェイト(NS/W04-104) Sサイド ペルソナ3 死神 タナトス(P3/S01-101) 雪に戯れる慎と洵(P3/S01-102) 兄弟の絆(P3/S01-103) 主人公&ゆかり(P3/S01-104) 機械の姉妹(P3/S01-105) 魔界戦記ディスガイア 魔界一の不良ラズベリル(DG/S02-105) ラハール&エトナ&フロン(DG/02-106) Fate/stay night セイバー(FS/S03-101)
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/59667.html
【検索用 あたしたちあんたきらいとうめい 登録タグ 2024年 VOCALOID あ アオねこ シクSiK ヒズミ零 春日部つむぎ 曲 曲あ】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:アオねこ 作曲:ヒズミ零 編曲:ヒズミ零 絵・動画:シクSiK 唄:春日部つむぎ(β) 曲紹介 Other No.04 M.M.=190 ヒズミ零です。今回は映像制作を初めてアオ兄以外の方にお願いしてみました。 ありがとう クソみたいな お前ゆえ 曲が書けたよ どうもありがとう 曲名:『あたしたち、あんた嫌い同盟』(あたしたち、あんたきらいどうめい) 歌詞 (概要欄より転載) あんたが騒ぐ裏側で あたしたちもキャッキャと騒ぎ あんた嫌いの裏返しは あたしたちの繋がり あんたの性根が あんたの態度が 何から何まで 苛立たしい やんちゃなあの子も 優しいあの子も あたしたちは あんた嫌い同盟 あんた嫌い同盟 #あんた嫌い で繋がるの 君もうちにおいでよ あんたが騒ぐ裏側で あたしたちもキャッキャと騒ぎ あんた嫌いの裏返しは あたしたちの繋がり そう 怨みも つらみも あんたを貶す甘い汁にすれば良い あぁ あなたも来てたら そうはならなかったのかもしれないのに あんたの性根が あんたの態度が 何から何まで 憤(いきどお)ろしい やんちゃなあの子も 優しいあの子も 何にも言わずに だんまりだ でも やっぱ やっぱ あんたが嫌いだったんだ 皆口揃え そうと そうだと分かりゃ建てよう あんた嫌いの同盟を あんたが騒ぐ裏側で あたしたちもキャッキャと騒ぎ あんた嫌いの裏返しは あたしたちの繋がり ねぇ あたしたちを陰湿だとか言うのはちょっと心外だ だって 殺してやるのを 我慢してるんだから 褒められて然るべきだ そう あたしたちは あんた嫌い同盟 だから あたしたちは あんた嫌い同盟 らんらんらーら らんらら らーららん らーららららん そうさ あたしたちは あんた嫌い同盟 コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
https://w.atwiki.jp/haruhioyaji/pages/344.html
王様とあたしたち その1から Act-9 「あら、ハル、どうしたの?」 「母さん。……ううん、どうもしないわ」 「キョン君は?」 「なんかパーティに出るよ用だって、タキシードの採寸で行っちゃったわ。近衛長さんがいっしょ。あたしも後で測るらしいけど」 「……ハル」 「は、はい」 「スポーツでも他のものでも、ディフェンスはね、相手のいて欲しくない場所に居て、して欲しくないことをすることが基本なの。相手がやりたいようにやるのを、止められないまでも、遅らせることもそうね。具体的には、お父さんの言動が参考になると思うわ」 「参考にしたくない。……でも、相手って?」 「まだ誰がそうなのか、わからないけれどね。たとえば、私が王子様なら、ハルと二人っきりで合う機会をつくるために、まずキョン君をハルから引き離すわ。なるべく抵抗されないような、納得できる理由と穏便なやり方でね」 「あたし、まずいことしちゃった!?」 「それはまだ……。ハル、見知らぬ場所では、目に見えるものよりも、自分の経験よりも、直感を信じなさい。当たらなくても、大きくは外れないから」 「……母さん、近衛長さんがしてくれた話って本当?」 「ええ。母さんもいたから本当のことよ。もっとも空港まで付いて行ってはないけれど」 「近衛長さんは、親父を、なんていうか、尊敬してるって感じだったわ」 「それも本当ね。だからキョン君に危険が及ぶようなことはないと思うわ」 「わかった。とにかく向こうはあたしと、さしで会いたがってるのね」 「失礼致します。スズミヤ・ハルヒ様、ご準備ができました。ドレスの採寸を……」 「どこへでも行ってあげる。でも、ウェディング・ドレスはお断りよ! 王子にはそう伝えなさい。あと、あたしは怒ってる、ってこともね!」 Act-10 「おいおい、ほんとにおまえさんまで行くのか?」 「ええ。彼には直接、礼とねぎらいの言葉をかけなくては。敵役あっての改革です。彼がここまで長生きしてくれなくては、私もこれほど事を進めることはできなかったでしょう」 「顔に似合わず、えげつないからな、おまえさんは」 「そうですね、必要ならば。それでも、あなたには一度も勝てませんでしたね。マックルック(この国伝統の将棋のようなもの)でさえも。これでも国内では負けた事がないんですが」 「今やれば、わからんぞ」 「いいえ。負けず嫌いの性は数十年経ても変わらないでしょう」 「自分の事だけによくわかってるじゃないか」 「ええ、お互いに」 「言っとくが、うちのバカ娘も、ああ見えてなかなかやるぞ」 「ええ。血だけでは、とてもあそこまでは。厳しく育てられましたね」 「ほったらかしってのは、実は一番きついからな。まあ、半分は不可効力だ。放任は主義じゃなくて、単に手が回らなかった結果だ」 「でも、あなたのような悪知恵はないでしょう?」 「だから手に負えないんだ」 「ああ、なるほど」 「あと、言っとくが、連れの方はそれ以上だぞ」 「娘さんのボーイフレンドの?」 「『昼行灯』って知ってるか?」 「私の日本語は大したことありませんが、『役立たず』の意味ではありませんでしたか?」 「そのとおり。日中にナタネ油をもやしても、明かりの用には立たん。だが、日本じゃ、仇打ちのヒーロー大石蔵ノ助がそう呼ばれてるのさ。昼間の明るさに見えなくても、その火はずっと消えちゃいない。あんなのに憎まれる身にもなれ」 「憎まれているのですか?」 「もちろん仲良くやってる」 「あなたに一目置かれるとは、息子にはハンディがありすぎましたか?」 「ここは、おまえさんたちのホームだろ?」 「ですから同点は、負けも同じです」 「まあ、いい経験にはなるだろ」 「勝負事にはシビアですね、相変わらず」 Act-11 「こちらでお待ちください、キョン様」 「あの、近衛長さん。聞いてもいいですか?」 「はい、なんなりと」 「どうして、あなたは日本までわざわざ出向いて来たんですか?」 「それは、先ほどの昔話でご理解いただけたと思っておったのですが」 「涼宮の親父さんが、この国にとって恩人なのはわかりました。そしてあなた個人も、親父さんを尊敬してるっていることも。聞きたかったのは、この大切なときに、なぜ国を、王様の下を、離れたのかってことです」 「キョン様……」 「失礼ですが、この国の政事は未だに安定したとは言えないと思います。だからこそ、最大の政敵である将軍の孫娘と国王の息子さんの結婚なのでしょう? この結婚を望む人が多いなら、同じくらい望まない人もいるんじゃないですか? 何か事件が起こるとしたら、結婚式の直前を狙ってじゃないかと思ったんです。『大切なとき』というのは、そういう意味で……あの、すみません、差し出がましいこと言って。そんなことは、百も承知ですよね。命がけでこの国を守ってきた人に、失礼な事言いました」 「いえ……、我々こそとんだ失礼を致しました。この国に縁もない少年に、ここまで気にかけてもらえるとは。……償いは必ずさせていただきます」 「償いなんて」 「この数日、あるいはご不快な目にあわれるかもしれませんが、なんでも私におっしゃってください。できるだけのことはさせていただきます。国王の命ではなく、私の友人としての申し出です」 Act-12 「こちらでしばしお待ちを」 「はやくね。長くは待たないわよ!」 「……だれじゃ?騒々しい」 「あら、小さな子。先客がいたのね。英語わかるかしら?」 「英語も日本語も解する。今一度問う。何者じゃ?」 「なるほど、親日家が多いといってたしね。あたしはハルヒ、涼宮ハルヒ」 「なんじゃ、第二夫人になる女か」 「冗談!って、じゃあ、あんたが、政略結婚させられる6歳児?」 「このような礼儀を何一つ知らん娘をめとって何をさせる気じゃ? 聞けば国王が留学していた時の友人の娘だというが、下品にも程がある。どさくさにまぎれて権力を盗み取った王の息子には似合いか? まあ子だけはたくさん産みそうな腰つきじゃが」 「あんたも、あんまり上等な日本語、習ってないみたいね。敬語のひとつも話せないようじゃ、日本語ができるとは言えないわ。オマケにセクハラ発言。エロ将軍のハーレムで収穫されただけのことはあるわね」 「おまえに払う敬意などない故、使わぬだけじゃ」 「そういうアホな子には、こうするわ」 「ぶれひもおの! ほおをひっぱるな!」 「まだまだ伸びるわよ、ほーら」 「ひゃめんとうちくひじわ」 「もう何言ってるのか、わかんないわね」 「やめい! 児童虐待じゃ!」 「児童なら児童らしく、児童語を話しなさい」 「日本語は時代劇とスポーツ新聞で学んだ故、子供の言葉など知らぬ」 「何、それ? ジジイの趣味?」 「そうじゃ」 「どこが親日家よ?」 「もともと、うちのジイイは、前国王の兄じゃ。対日関係を重く見たジジイは、太平洋戦争開戦の後、西洋諸国の手前、弟を王位につけ、自分は国軍から軍籍を「返上」した兵を組織し、「義勇軍」をつくって、日本のためにアジアを転戦したんじゃ。そして日本が負け、その罪(とが)がこの国に及ばぬように、一人罪を背負うた。未だにジジイを慕う軍人が少なくないのはそのためじゃ」 「そうだったの」 「ジジイはジジイなりにこの国を愛しておる。それ故に行きすぎも多いが、汚職に溺れる政治家に厳しく当たるのは当然じゃ。今の王の才覚を最初に見ぬいたのもジジイじゃ。自分のクーデターを逆手に取って、あやつが出てくるとまでは思っておらんかったようじゃが。だが、今の王を最もかっておるのはジジイじゃと、わらわは思う。ジジイは国王とやりあうのを楽しみにしておった。だが世代も移り、ジジイの軍への影響力も地に落ちた。国民の中にはまだ、ジジイの功を覚えておるものがおるがの」 「だいたいね、王子程度じゃ、あたしと全然つりあわないから、話にも何にもならないわ。あたしには、ちゃんと……えーと……」 「なんじゃ、急にしおらしくなりおって。許嫁でもおるような勢いじゃったのに、そこで口篭るとは、偉そうなことを申しておいて、さては片思いか?」 「うっさい。そんな訳ないでしょ! あたしとキョンはね!!」 「ほほう。キョンと申すか。珍妙な名じゃ」 「あだ名よ」 「で、そのキョンと夫婦(めおと)か、それとも婚約でもしておるか?」 「こ、こ、こんやくぅ?」 「なんじゃ、そこまでいっとらんのか? では、婚前交渉の仲というわけじゃな」 「こ、こ、こんぜんこうしょお?」 「なんだ、しとらんのか?まだ、おぼこか?」 「あ、あんたの教育は、いったいどうなってんのよ!」 「質問に答えておらん。キョンとやったのか、やっとらんのか?」 「あんたは、どこのエロ親父よ!」 「たしかにうちのジジイはエロいし、どうしようもない奴じゃが、今はハーレムなんぞないぞ。外に女を囲って通っておる」 「それをあんたに話すの? どういうジジイよ?」 「当たり前じゃ。色事と政事(まつりごと)は密接なつながりがある。蝶よ、花よ、などと大事に育てても、ものの役に立たん」 「それはそうね」 「世の中に在るものから目をそらして、人の上に立つことなど、できようか」 「意義無し」 「で、キョンとは、どの程度の仲じゃ?」 「誘導尋問か!?」 「してないのか?」 「そ、そりゃ、してない事もない事もないわけじゃないけど」 「否定が4回、偶数じゃ。つまり、やることやってる訳じゃな。で、どんな具合じゃ?」 「ぐあいぃ!?」 「いちいちうるさい奴じゃ。さてはカマトトか?」 「な訳ないでしょ! 言うのがもったいないだけよ! 言葉にしがたいというか、筆述つくし難いというか、得も言われぬ心地というか、忘我の境地というか……」 「ふんふん」 「こら、待ちなさい!こんなこと聞いてどうすんのよ、6歳児?」 「手練手管は失わぬ財産、経験談は他山の石じゃ。これと思うものには、必ず聞くようにしておる」 「耳年増」 「この歳でそう言われるのは、むしろ本望じゃ」 「さっきも思ったけど、あんた、周りに同い歳の子いないでしょ?」 「当たり前じゃ。王族やその近くに暮らす連中は、多かれ少なかれ、同じような境遇じゃ」 「でも女王蟻や蜂じゃないんだから、生殖活動と謀略ばかりじゃ、飽きるでしょ?」 「飽きる。それに耐えるのも高貴な家に産まれた定めじゃ。……まあ、あやつはわらわとはどうせ結婚できん。いま少しこの国の有閑階級が衰えるのを眺めておれそうじゃ」 「どういうこと?」 「簡単にいえば、その器ではないということじゃ。やはりそなたが嫁に行け。なに、形ばかりでよい。愛人にキョンとやらを連れてきて、そっちの方面は処理すればよい」 「どこのポンパドール夫人よ?」 「そなたの子なら、そこそこの見栄えで、よく子も産みそうじゃ。たくさんできたら、何人かもらいうけるぞ」 「どこのブリーダよ!?」 「キョンとやらに飽きたら、僧職にでもして寺に放りこむがよい。そうして若いツバメを囲え。紹介してやらんこともないぞ」 「飽きないわよ!!」 Act-13 「母さん、ちょっと出掛けてくる。帰りは、そうだな、深夜にはならんと思う」 「ええ、日をまたぐことはないと思います。……ご無沙汰しております、奥様」 「陛下もお変りなく。いいえ、少しお変りになられましたね」 「おかげさまで無事に歳ばかり重ねております」 「無事は数多の有事を下支えにして成り立つもの。ご無事なのは何よりです」 「幸い、あれ以来、命に関わるような目には合っていません。この度は、失礼にも呼びつけるような形になってしまい、申し分けなく思います。しばしご主人をお借りします」 「有事には役立つ人です。陛下のお力になれるのでしたら、いくらでも」 「なんだか俺の方が『昼行灯』になってきたな」 「あなたは自ら『夜』を招いて来る方ですから」 「情緒不安定な奴がいると、夜はすぐにやってくるんだ。……比喩だぞ。母さん、たいした有事でもないんだが、この国にはひとつの区切りになるんだそうだ。そういう訳で、ちょっと立ち合ってくる。……あいつらは?」 「服の採寸だとか。ひとりづつ連れられていきました」 「なんてベタな手にひっかかるんだ。あいつら、ここが『アウェイ』だとわかってるのか?最初からハルキョンでいかないと勝ち目薄いぞ」 「そうかしら」 「まあ、いいや。こっちの野暮用を済ませてくる。おもしろい場面があったら、静止ボタンを押しといてくれ」 「録画ボタンじゃなくて?」 「それはもう押してある」 Act-14 「涼宮ハルヒさま、どうぞこちらへ」 「なんだ、こっちから行くの? 採寸中にエロ王子が覗きに来るのかと思ってたわ」 「あやつに、そういう工夫は思いつかん。いきなり取って食わんようにな」 「誰が食うか! じゃあね、小さいお姫様。次はいつ会うかわかんないけど」 「そう先にはならん」 「そう。じゃあ、ちょっと行って来るわ」 「さあ、はるばる来てあげたわよ。何の用?」 「いきなりな人だ。用件は伝えてあると思ったが。なにか飲むかね?」 「いらない。……敵地で出されたものホイホイ飲んでたら、王家なんてすぐ途絶えるわよ」 「ところがそうもいかない。相手を信用していることを表現する一番の外交手段だ」 「あたしはあんたを信用してないし、交渉しようとも思ってないから」 「……この国は、昔から親日家が多い。だが父は特別だ。ドイツで出会った君の父上を崇拝しているといっても過言じゃない。スズミヤの名前を聞かない日はなかったよ」 「これで決まりね。国王だか大統領だか知らないけど、あんたの親父も変態よ」 「随分と仲の良い親子だと見えるね」 「どこが!?」 「ぼくは父を憎んでいる。それで、こう考えたのさ。スズミヤの者を自分の手元におけば、何かと都合がいいだろうとね。君を妻に迎えいれたいと願い出たら、父は諸手をあげて賛成したよ。ぼくが何か言ったことで、あれほど父を喜ばせたことは、そうだな、記憶にない」 「哀れを通り越して愚か、ね」 「君とどこが違う?」 「親を選べる子はいないわ。世界のどこで生まれようとね。あんたはそれを呪って策をめぐらせるだけ。その間に、バカ親を持った世界中の子供たちはね、運命にあらがって闘い続けてるの」 「それは運命に弄ばれたことのない人間が言うセリフだ」 「運命に弄ばれたことのない人間が、この世にいると思ってるの?」 Act-15 「これがキョンか。なるほど、キョンという感じじゃ。珍妙な顔をしておる」 「誰だ?どこにいる?」 「探しても無駄じゃ。そちらからはこちらは見えぬし、声も反響してどちらにいるのかも分かるまい。王宮故、謁見に来た者を通して待たせる、このような部屋がいくつかある」 「……日本語がめちゃくちゃうまいけど、それを知ってる君はここの人ってことになる。違いますか?小さなお姫様」 「ほう、先ほど会った者よりよほど口の聞き方を心得ておる」 「……そこまで傍若無人なのは、親父さんかハルヒだけど、あなたが会うとしたらハルヒですね」 「そうじゃ。だが理由を聞こう」 「親父さんと会うと初めての人は、血圧と心拍数が上がるんです、いい意味じゃなく」 「では、悪い意味だということになる。義父とうまくいっとらんのか?」 「いや、親父さんは嫌いじゃない。だけど他人(ビギナー)には薦めにくい、何というか、そういうことです」 「なるほど。苦労が目に見えるようじゃ。……おぬしに伝える事はひとつじゃ」 「ハルヒはどこです?」 「うむ。今頃は王子のところじゃ。王宮の最奥ゆえ、場所は教えられんが。……どうじゃ、心配か?」 「うーん、王子に怪我でもさせてなきゃいいが。あいつは、ああ見えて直情型というか、自分の思い通りやらないと気がすまないというか……」 「どっから見ても直情型じゃ。聞いてはおったが、ここまでとは……」 「いや、あれでもかわいいところもあるにはあるんです」 「うざい。あやつが心配じゃないのか? ここのエロ王子は変態じゃぞ」 「まずいな。本気で半殺しにしかねない」 「ハルヒがおぬしを裏切るとは考えぬのか?たとえば両親を人質に取られれば、心で何を思っていようと、言いなりになるかもしれんぞ」 「うーん、その想定はかなり無理があるというか。お姫様も会えば分かりますよ、あの父母に」 「分かりとうない。……よほど自信があるのじゃな、キョンとやら。何があっても、ハルヒがおぬしを選ぶという」 「いや。……あいつはあいつが選びたいように選びます、多分、何があろうと。ただ、ハルヒが誰を選ぼうと、おれがすることは決まってます」 「あー、うざい、うざい。なにが、フラクラじゃ。この報告書は間違っておる!」 「いや、実は結構テンパってます」 「とっとと消えろ。今は使われてない謁見の間がある。そこの王座の後ろが入り口じゃ」 「ありがとうございます。お礼は後で改めて」 「絶対、おぬしら二人が揃ってるときには会わんぞ!絶対じゃ!」 Act-16 「おれもおまえも、会った頃に比べりゃ賢(さか)しくなったろう。背負うものができちまったからな。まあ、ただ、それだけのことだが」 「……あの子の母親には、可哀想なことをしました。あの子が見ている前で撃たれました。その時、私は彼女の隣に居たんです」 「身代わりになったのか?」 「ええ。…・・いえ、どうでしょう? 確かなのは、私は彼女を愛していました。そのせいで若い命を散らせてしまった。あの子が私を恨むのも無理はない」 「物事には無数の原因がある。責任の『宛先』になるのは、その中のほんのわずかだ。誰かが銃を発明しなけりゃ、王朝なんて作らなけりゃ、クーデターが1回で終わってりゃ、その彼女は死なずに済んだかも知れん。……詭弁だぞ」 「はい」 「だが生きてる者同士は、他のやり方もある」 「……あなたを外戚に迎えて、楽隠居というのも考えなかったわけじゃありませんよ。なによりハルヒさんは魅力的だ。一瞬ですが、息子と同じ夢を見てもいいと思いました」 「お断りだ。あいにく親類価格ではやってない。本当に俺の力が入り用なら、正規の料金を血税で払え。そしてその結果に国家元首として責任を負え」 「二人して縛り首かもしれませんよ」 「ふん。そこまでは付き合い切れんし、そんな馬鹿はやらん。……あと、バカ息子の家庭教師なら、他を当たってくれ。うちのバカ娘なんか、もったいなくてやれるか。……どうせ、あたりはつけてあるんだろ?」 「ええ、まあ。相変わらず、よく分かりますね」 「お互い、人の親だってことだ。……ここまで出張って来た四人分の路銀は安かないぞ」 「娘さんと彼との結婚式なんか、どうでしょうね。一応ロイヤル仕様で海外からの来賓も多数です」 「どうしても合同結婚式がやりたいのか?」 「バージン・ロードであなたの前を歩くのも良いかもしれないな、と」 「おいおい、仏教国だろ、王様?」 「我がままで手に負えない息子でして」 「そりゃ教育が悪い。……おい、杯(さかずき)を出せ」 「これからひと仕事するのに、あいかわらず余裕ですね」 「これくらいの酒で酔うもんか。それにおれはオブザーバーだ。今夜は見てるだけの身には冷える」 「しかし、私についでくれるのは、初めてです。お受けしましょう」 「こういうのを、『差し向かいで飲む』、というんだ。リムジンでやっても雰囲気でないけどな」 「次は座敷を用意します」 Act-17 「なるほど。あなたとは、話だけで済みそうもない。……交渉は彼とやることにします」 「ちょっと! キョンに手出したら、あんたも、この国も、ただじゃおかないわよ!」 「ご安心を。ぼくもフェア・プレイという言葉は知ってますよ」 「知ってるだけじゃダメよ!」 「ははは。よほど信用がないようだ。もちろん実戦で試すのは初めてですが……ファイティング・ポーズですか?」 「悪いけど、頭に血がのぼってんの。ここから先は何にも聞こえないから」 「スズミヤ氏の一人娘だ、かなりやれるとは聞いてますよ。ですが、王族の体はアンタッチャブルと決まってるんです」 「……」 「ぐっぅ!……見えたのか、今のが?」 「女相手に暗器? ……残念ね。あんたより100億倍ずるい人間と産まれてこの方一緒に暮らしてんの。見るまでもないわ」 「ハルヒ!」 「ちょっとキョン、遅すぎよ!」 「無事か……相手は?」 「なんの心配してんのよ?」 「いや、あまりにも予想通りの光景だったんでな」 「この手はね、こんな下衆を殴るためにあるんじゃないわ」 「だからって肘かよ。額が割れてるぞ」 「キョン、近づくと毒吐くわよ」 「……ここは王宮の最も奥にある部屋だ。王以外、誰も入ってこないはずだが……」 「まだ、意識があるの? しぶといわね」 「……君がキョンか?」 「ああ、そうだが。誰か呼んだ方がいいんじゃないか?」 「君と勝負がしたい」 「……何のためだ?」 「ご婦人の気を引くのに、これしかやり方を知らないんだ」 「ケガ人を鞭打つようで悪いが……、そういう手段で引き寄せられる女性もいるんだろうが、こいつはそれとは正反対の人間だ。意味がない」 「彼女が君を選ぶのは分かってる。だがぼくにも矜持(プライド)というものがあってね」 「キョン、それくらいにしときなさい。相手が余計に惨めになるわ」 「と言ってる奴がいるが……おれをメタメタにすれば、少しはあんたの気は休まるのか?」 「そうなるとは限らんさ。君の得意なものを選んでくれていい」 「……じゃんけん、って知ってるか?」 「あははは。知ってるとも。……愉快な人だ。彼女の未来がかかっているというのに。ほんとにそれでいいんだな?」 「これなら、片方が起きあがれなくても、どっちが有利って訳でもないだろ?」 「僕は王になる身だ。天が微笑まないと思うか?」 「大層な自信だな。おれは庶民だ。だが、あいつは連れて帰る」 「自信家とは君のような人を言うんだ。よく断言できるね。彼女は自分の意思でしか動かないのだろ?」 「ああ。あいつがいやだと言ったら、いいと言うまで待つ」 「どうして?」 「おれがそうしたいからだ」 「ふう。……じゃあ、グーだ」 「は?」 「ぼくはグーを出す。君は?」 「……パーだ」 「勝負はついたな。彼女を連れて帰ってくれ。だが最後まで見届けてもらうぞ」 「何を言ってる?どういう意味だ?」 「結婚式は予定通り……中止する。だが君たちを王として見送ってやる。クーデターだよ」 Act-18 「ここがおっさんのヤサか? 案外しみったれてるな。ハーレムはどうした?」 「維持するのが大変なので廃止となったとか。彼の力を少しずつですが削いでいった結果です。……何だかちょっとあわただしいですね。おーい」 「あ、陛下!」 「どうかした? 失敗はないはずなんだけどなあ」 「いえ、作戦は予想上にスムーズに。……あの、将軍の他には警備の者も愛人もなく……」 「人払いして私を待っていてくれた訳か。こちらの手の内くらい読んでくれたんだろう。上がりますか?」 「そうだな。俺も顔を見せとくか。冥土の土産ぐらいには、なるだろ」 「遅かったな、大統領」 「ええ。お待たせしました、伯父さん」 「将軍と呼ばないか」 「いや、その肩書きはさっき剥奪しましたので。国家反逆罪という罪状なんですが、よろしいですか?」 「ぼんやりしてる風でやることは手早いな」 「おかげでこの歳まで独身です」 「バカ息子じゃなく、おまえのところに嫁に出してやろうか?」 「6歳の彼女ですか。そうですね、10年も経てば素敵なファーストレディになれるでしょう」 「そっちは知らない顔だな」 「会うのは初めてだな、将軍。スズミヤって言って分かるか?日本人だ」 「俺が殺してやりたいナンバー2の名前だ」 「そのわりに顔も調べてないのか? 甥っこに負けず劣らずの、のんびり屋さんだ」 「そこのバカ大統領は、一昨年、死刑を廃止しやがった。おれも死ぬまで飼い殺しだろう。呪う時間はたっぷりある」 「よくこんなのが近代兵制を整えたな。だが、嫌な感じだ。他人の気がしない」 「あなたたちは、よく似てますよ」 「「それを言いたくて、わざわざ、おれ(こいつ)を日本から呼んだのか?」」 「見事にハモりましたね」 「将軍、飲み直しだ。一番、いい酒を出せ。どうせ終身刑だろ、置いておいても飲めねえぞ」 「手ぶらで来て何ぬかす。おまえに飲ます酒なんざ一滴もない」 「へ、陛下、いかがいたしましょう?」 「うーん、おもしろいからもう少し見ていたいが、伯父さんの方は90を越えているからねえ。長期戦は不利だろう。それくらいで勘弁してあげてくれませんか?」 「いつか殴りに行ってやるからな。首洗って待っとけ!」 「ふん。必ず日本に攻め上ってやる。それまでせいぜい枕を高くして眠っておれ! ええい、触るな!介助などいらん。わしは現役の軍人じゃぞ!」 「すべての肩書きをなくした伯父に、最後の生きがいを与えていただいて、感謝します」 「気分が悪い」 「すみません。こうなることは、おおよその見当がついたのですが」 「ついたから連れてきたんだろ。悪趣味だ。自分の老後を目の当たりにしたい奴がいると思うか?」 「そこまで重ね合わせていただけるとは。よほど気に入られたのですね」 「まったく気に入らないぞ。早く女房のところへ帰してくれ。こういう厄日には、愛妻の膝に甘えるに限る」 「一本取ったと思ったのに、地面に倒してからの攻撃も鋭いですね」 「ただの心の叫びだ。バカ息子の方はどうするんだ?」 「私の計画では、朝一番に彼が起こしに来てくれることになってるんですが」 「だったら早く帰って寝ちまえ。おれもそうする」 Act-19 「母さん!」 「あらあら。キョン君と一緒に帰ってきたのはいいけれど、すごい時間よ」 「バカ王子がバカなこと口走らなきゃ、どっかで天がい付きベッドを占拠して『お泊り』してくるつもりだったわよ! 親父はどこ?」 「さっき車の音がしたから、もうすぐ着くと思うわ」 「おお、おれより先に、ハルキョンがお帰りだ。どうだ、吊り天井と水責めの恐怖は?」 「なによ、それ?」 「アトラクションは何も無しか? けちな王室だなあ」 「お父さん、王室財産はみんな国庫に入ったって言ってませんでした?」 「そうか、ころっと忘れてた。吊り天井なんて、会計検査を通らないもんな」 「それよりも!! バカ王子がね!」 「クーデターだろ?」 「え、なんで知ってんの?」 「おまえ、自分の父親を、ただのバカ親父か単なる馬鹿だと思ってるだろ?」 「思ってるけど」 「親は子のことになると、後先がなくなる。つまり親バカ、バカ親だ。しかし、知恵ふりしぼって先を見ないと、子は育たない。だから、親ってのは面倒なんだ。なあ?」 「同感です。ですが、あなたの子供をやると言うのも、なかなか大変なことだと思いますよ」 「その言葉、そのまま叩き返すぞ。よくもまあ、グレなかったもんだ、ここの王子は」 「グレましたよ。しかも親に似て、筋が悪い」 「お、王様? 本物?」 「はい。はじめまして、ハルヒさん、キョン君。息子が失礼な事をしたようですね。お詫びします」 「組む相手があれじゃあな。だが、おまえさんが、仕組んだろ? 息子を餌にしてボケ将軍退治とは、趣味が悪すぎる」 「なに、それ、どういうこと?」 「王子のたくらみなんぞ、お見通しだってことだ。『ばれてるぞ』と教えるために、その将軍の末の孫娘なんかと縁談を結んだのにな。センスのある奴なら、これでわかるはずなんだが、王子は想像以上にバカだった訳だ」 「ちょっと、待ちなさい! あんたたち、結婚をなんだと思ってんのよ!!」 「そう言われると言葉もありません」 「この王様はな、自分の代わりに撃たれた恋人に操を立てて、後宮はおろか、ただの結婚さえしてない。このまま行けば、絶対ひと騒動あるのに、だ。そして恋人の連れ子を我が子として育ててる」 「え?」 「息子は、彼女の子供です。私が愛したために、若くして命を落とした」 王様とあたしたち その3へ
https://w.atwiki.jp/teoh/
夢と恋愛の間での葛藤の果てに 私はプロの歌手を目指して2年間、上京していたことがあります。 その時に初めて一人暮らしをしたということもあって、その解放感と初めて味わう寂しさとで恋愛に安らぎを求めるようになってしまいました。 上京した目的はプロ歌手になることだったのに次第に夢を叶える為に頑張ろうと言う情熱は薄れて行き恋愛に情熱を注ぐようになってしまいました。 そしてその頃付き合い始めた男性と結婚まで考えるようになりプロ歌手どころか、大好きな歌も捨てようと思うようになりました。 結局その後、その男性とは別れました。 その時に上京中に恋愛に溺れてしまった自分にすごく後悔してしまいました。 婚活した理由 婚活しようかなと思ったのは、まずは、両親に「結婚する気はあるんだけど、 なかなかいい人がいない」というアピールをしようと思ったのがきっかけだった。 いい年して早く結婚しなさい的な雰囲気が流れていて、 それがどうにも消えない日々が続きだしたときに、婚活を開始しました。 それと同時に、このまま死んでしまったら、私は何をするために生きてきたのか、 また、何も残していないじゃないか、共に生きともに考える相手を得て、 その時を迎えたいなと真剣に思ったからです。 会う時間をつくるのも大変。 お互い好き同士で付き合い始めても、 なかなかそれまでより多く会う時間を作ることが難しくて悩んでいます。 付き合い始めると、それまでよりも多くの時間を相手に割かないといけないような感じになってしまい、 結果として自分にも相手にも負担になっているのではないかと思うのです。 会わないと会いたくなるし、 それは相手も同じようなのでつい無理して時間を作ってしまうのですが、 そのことによって他の仕事や趣味に割く時間を圧迫してしまっています。 どうしたら良いのでしょうか。 わいわいしー
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/14917.html
ヴァイスサイド ダ・カーポ vs リトルバスターズ! カードリスト エクストラブースター プロモーションカード 総評/ダ・カーポ&Dal Segno 総評/リトルバスターズ! 総評/ビジュアルアーツ エクストラブースター カード種類数:全55種(R:20種/C:16種/RE:18種/SEC:1種)+パラレル74種(ホイル:各54種/SP:10種/SSP:10種)ヴァイスシュヴァルツでは初となる、完全異なるタイトル区分のカードを混ぜた商品である。事前告知なしで特別収録されたビジュアルアーツ(公式サイトでは「???」と表現)を除く、タイトル毎にR:10種/C:8種/RE:9種/ホイル:27種/SP:5種/SSP:5種が収録されている。 REカード(復刻カード)とSECカードは、これまでの3タイトルのカードの同名異能力カードである(イラストは該当カードと同一)。 +復刻対象カード 復刻対象カード ダ・カーポ カード名 種類 収録パック・備考 この日を忘れない クライマックス PRカード 体操着のななか キャラ D.C. D.C.Ⅱ プラスコミュニケーション ブースター もう、忘れない クライマックス D.C. D.C.Ⅱ ブースター 特別留学生エリカ キャラ PRカード 大はしゃぎ! まひる キャラ D.C.~ダ・カーポ~10thアニバーサリーミックス ブースター へーよーぶらざー クライマックス D.C. D.C.Ⅱ プラスコミュニケーション エクストラブースター 世話好き音夢 キャラ D.C. D.C.Ⅱ プラスコミュニケーション ブースター ことりの歌 クライマックス D.C. D.C.Ⅱ プラスコミュニケーション ブースター 水着の眞子&萌 キャラ D.C. D.C.Ⅱ プラスコミュニケーション エクストラブースター リトルバスターズ! あたしたちが付き合おう クライマックス アニメ「リトルバスターズ!~Refrain~」 エクストラブースター ほかイラストはPR版のもの “いつも仲良し”鈴と小毬 キャラ PRカード “マスコット”クド キャラ リトルバスターズ!ブースター・トライアルデッキ いつかの未来のために クライマックス リトルバスターズ!ブースター メイド服の唯湖 キャラ リトルバスターズ!エクスタシーブースター・トライアルデッキ “ほんわかきゅーと”小毬 キャラ リトルバスターズ!ブースター・トライアルデッキ “陽気な騒がし屋”葉留佳 キャラ リトルバスターズ!エクスタシーブースター Best Shot! クライマックス リトルバスターズ!ブースター リトルバスターズ! クライマックス リトルバスターズ!ブースター ほかイラストはW01版のもの ビジュアルアーツ 鬼召集! クライマックス 「ビジュアルアーツ」PRカードセットSECカードとして復刻 番号 種類 レアリティ 色 カード名 レベル/コスト スペック 特徴 DC3/WE30-01 キャラ SSP SP R 黄 キミと見る景色 芳乃さくら 3/2 10000/2/1 《魔法》 DC3/WE30-02 キャラ SSP SP R 赤 想いを紡ぐ恋心 立夏 0/0 1500/1/0 《新聞》 《生徒会》 DC3/WE30-03 キャラ SSP SP R 赤 共に歩む未来 姫乃 3/2 9500/2/1 《新聞》 DC3/WE30-04 キャラ SSP SP R 青 大切な人の隣に さら 3/2 9500/2/1 《新聞》 《スポーツ》 DC3/WE30-05 キャラ R 赤 ウェディングドレスの美琴 1/0 4500/1/0 《新聞》 《愛》 DC/WE30-06 キャラ R 黄 “あさきゆめみし君と”音姫 3/2 9500/2/1 《魔法》 DC/WE30-07 キャラ R 赤 桜風の季節 エリカ&由夢 0/0 1500/1/0 《王族》 《生徒会》 DC/WE30-08 キャラ SSP SP R 緑 踏み出した一歩 小恋 0/0 1000/1/0 《音楽》 DC/WE30-09 イベント R 緑 打ち上げ花火 1/0 EV DC/WE30-10 キャラ R 緑 ウェディングドレスのことり 3/2 10000/2/1 《魔法》 《音楽》 DC3/WE30-11 キャラ C 赤 雪の日の登校 シャルル 0/0 500/1/0 《新聞》 《生徒会》 DC3/WE30-12 キャラ C 青 とっても幸せ 葵 2/1 7000/1/1 《新聞》 《ウェイトレス》 DC3/WE30-13 キャラ C 青 “楽しい”時間 すもも 0/0 2000/1/0 《委員長》 《演劇》 DC/WE30-14 キャラ C 黄 世話焼き 桜姫 2/1 6500/1/1 《魔法》 DC/WE30-15 キャラ C 青 仲良し雪月花 杏&小恋&茜 1/0 5500/1/0 《音楽》 《演劇》 DC/WE30-16 キャラ C 赤 スキーウェアの美夏 0/0 2500/1/0 《メカ》 《バナナ》 DC/WE30-17 キャラ C 赤 色づく恋模様 音夢&美春 1/0 6500/1/0 《魔法》 《バナナ》 DC/WE30-18 キャラ C 黄 無邪気なレディー さくら 0/0 2500/1/0 《魔法》 DC/WE30-19 クライマックス RE 黄 この日を忘れない CX 2 DC/WE30-20 キャラ RE 緑 体操着のななか 1/0 6500/1/0 《音楽》 《スポーツ》 DC/WE30-21 クライマックス RE 青 もう、忘れない CX 1・門 DC/WE30-22 キャラ RE 赤 特別留学生エリカ 1/1 6000/1/0 《王族》 DC/WE30-23 キャラ RE 緑 大はしゃぎ! まひる 0/0 500/1/0 《たとえ話》 DC/WE30-24 クライマックス RE 緑 へーよーぶらざー CX 宝 DC/WE30-25 キャラ RE 赤 世話好き音夢 2/1 6000/1/1 《魔法》 《風紀委員》 DC/WE30-26 クライマックス RE 緑 ことりの歌 CX 宝 DC/WE30-27 キャラ RE 青 水着の眞子&萌 0/0 1000/1/0 《音楽》 《鍋》 LB/WE30-28 キャラ SSP SP R 緑 “大好きなところ”鈴 3/2 10000/2/1 《動物》 LB/WE30-29 キャラ SSP SP R 黄 “のほほん担当”小毬 0/0 4000/1/0 《お菓子》 《童話》 LB/WE30-30 キャラ SSP SP R 青 “かわいいこいぬさん”クド 3/2 9500/2/1 《動物》 LB/WE30-31 キャラ SSP SP R 青 “約束のパートナー”沙耶 3/2 9000/2/1 《武器》 LB/WE30-32 キャラ R 緑 “ビューティー☆はるちゃん”葉留佳 3/2 9500/2/1 《ビー玉》 《双子》 LB/WE30-33 キャラ R 赤 “姉さん女房”唯湖 0/0 1000/1/0 《音楽》 LB/WE30-34 キャラ R 青 “ビーエルガール”美魚 0/0 1500/1/0 《本》 LB/WE30-35 キャラ R 黄 “頑張り屋”佐々美 2/1 2500/1/1 《スポーツ》 LB/WE30-36 キャラ R 赤 “融通の利かない”佳奈多 1/0 5500/1/0 《委員長》 《双子》 LB/WE30-37 キャラ SSP SP R 黄 “リトルバスターズ”幼き日の恭介 2/1 4500/1/0 《特徴なし》 LB/WE30-38 キャラ C 黄 “リトルバスターズ”幼き日の理樹 2/1 4500/1/0 《特徴なし》 LB/WE30-39 キャラ C 黄 “リトルバスターズ”幼き日の鈴 0/0 1500/1/0 《動物》 LB/WE30-40 キャラ C 赤 “リトルバスターズ”幼き日の真人 1/0 4500/1/0 《筋肉》 LB/WE30-41 キャラ C 青 “リトルバスターズ”幼き日の謙吾 0/0 3500/1/0 《スポーツ》 LB/WE30-42 イベント C 青 この美しき二人 2/1 EV LB/WE30-43 キャラ C 緑 “猫にスパイ”鈴&沙耶 0/0 1500/1/0 《動物》 《武器》 LB/WE30-44 キャラ C 緑 “満更でもない”佐々美&佳奈多? 0/0 2000/1/0 《スポーツ》 《双子》 LB/WE30-45 キャラ C 緑 “女子寮の寮長”あーちゃん先輩? 0/0 1500/1/0 《動物》 LB/WE30-46 クライマックス RE 緑 あたしたちが付き合おう CX 宝 LB/WE30-47 キャラ RE 黄 “いつも仲良し”鈴と小毬? 1/1 6000/1/0 《動物》 《お菓子》 LB/WE30-48 キャラ RE 緑 “マスコット”クド? 1/2 8000/1/1 《動物》 LB/WE30-49 クライマックス RE 赤 いつかの未来のために CX 1・待 LB/WE30-50 キャラ RE 黄 メイド服の唯湖? 2/1 7000/1/1 《音楽》 《メイド》 LB/WE30-51 キャラ RE 青 “ほんわかきゅーと”小毬? 1/0 3500/1/0 《お菓子》 《メイド》 LB/WE30-52 キャラ RE 緑 “陽気な騒がし屋”葉留佳? 1/0 5000/1/0 《ビー玉》 《双子》 LB/WE30-53 クライマックス RE 緑 Best Shot! CX 宝 LB/WE30-54 クライマックス RE 赤 リトルバスターズ! CX 扉 VA/WE30-55 クライマックス SEC 赤 鬼召集! CX 1・待 プロモーションカード 番号 種類 レアリティ 色 カード名 レベル/コスト スペック 特徴 DC3/WE30-P01 キャラ PR 黄 二人のサンタクロース シャルル&アイシア? 2/1 7000/1/0 《新聞》 《魔法》 LB/WE30-P02 キャラ PR 黄 “かわいさ満点”鈴&小毬? 1/1 5500/1/0 《動物》 《お菓子》
https://w.atwiki.jp/dvdlivedoor/pages/173.html
「韓国ドラマ 嫉妬の化身 DVD」のチョ・ジョンソクが酒に酔ってコン・ヒョジンを訪ねて行った。 22日、韓国で放送されたSBS「嫉妬の化身 DVD」(演出:パク・シヌ、脚本:ソ・スクヒャン) では、イ・ファシン(チョ・ジョンソク) がピョ・ナリ(コン・ヒョジン) に「付き合おう」と話す様子が描かれた。 この日、酒に酔ったイ・ファシンはピョ・ナリを訪ねて行き「僕たち付き合おう。して欲しいってこと全部やってあげるから」と述べた。これにピョ・ナリはイ・ファシンに、踊りと歌を歌わせ楽しんだ。 続けてイ・ファシンは「3年間、片思いしたこと勿体なくない? 元を取ろうと思わないの?」と尋ねた。ピョ・ナリは「思いません」と答えた。これにイ・ファシンは「どうして片思いが変わるの」と残念がった。
https://w.atwiki.jp/bijinnnimotetai/pages/28.html
以下は、http //gimpo.2ch.net/test/read.cgi/motetai/1260593983/から引用 美人と付き合う方法 part2 401 :( ∀`) 2009/12/14(月) 15 31 08 397 好いてくれたって、告白してきたってことか? うらやましいなー。そう考えると俺もまだそのレベルには 至ってないってことか。もっとダイエット頑張らなきゃな。 402 :( ∀`) 2009/12/14(月) 15 32 40 400 なぜか知らないが俺にはそういう砕けた誘いが来ないんだよな。 もちろん及第点じゃなきゃしかとするけど、満たしてたら受ける気満々なんだが。 あくまで俺から来ないとダメなようだ。これも歳のせいなのかなー。 403 :( ∀`) 2009/12/14(月) 15 35 03 ここの人は若い人ばっかりみたいだけど、 肌のケアはやっといたほうがいいぞ。 決して節制してたわけじゃないけど、化粧水とか 温冷浴(シャワーでもいい)とかやってると30になってから 全然違ってくる。美人で若い子と言ったらやっぱり、同年代より 年上になってからのほうがいけると思う。最近、ホントに実感するわ。 404 :( ∀`) 2009/12/14(月) 15 35 12 401 告白してきた子もいるし、明らかに好意感じて「ラッキー」と思って口説いたこともある。 大学1年の時でイケイケだったし、誰でも良いから付き合いたかった時期だったんで。 てか、全く羨ましくないっすよ。 このスレは、俺みたいな奴ばっかだと思いますよ。 俺からしたら自分からお願いして付き合えたってのが何倍も羨ましい。 自分好みの女と付き合えるわけだから。 向こうから寄ってくる女なんて、たかが知れてる。 405 :( ∀`) 2009/12/14(月) 15 36 43 ここの人と会ってみたいなー 以外にダサブサだったりするのかな 406 :( ∀`) 2009/12/14(月) 15 39 05 399 あ、女子高生はやめた方が良いですよ。 たかが小娘一人のために、失う物とかリスクがデカすぎますよ。 頭悪いから、付き合っても話し合わないだろうし。 407 :( ∀`) 2009/12/14(月) 15 40 28 404 しかし、このスレはやっぱり付き合いなれてる奴多いんだな。 他の板でこの話すると与太としか思われないもん。 明らかに好意を感じる女で興味ないのにはどう対処したの? しょうじき、微妙なレベルなら数え切れないくらいいる。 すかしてるとか陰口(聞こえてるけど)叩かれたこともあるし。 もっとうまくやりたいんだよね。なにしろ、この状況はこの年齢になって 初めてだからな。 408 :( ∀`) 2009/12/14(月) 15 41 03 405 ブサはいるだろうけど、ダサはいないイメージだわ。 最低限のルックス磨きは出来てると思う。 じゃないと、いくら高学歴かなんか知らんけど、無理でしょう。 409 :( ∀`) 2009/12/14(月) 15 42 09 変わらず優しく、でもそれ以上はキッパリ拒絶 これしかねーべ 412 :( ∀`) 2009/12/14(月) 15 45 22 409 突如なれなれしくしてくるようなのは? コレは若い頃だが、エラ張りゴリラに突然腕組まれたり してトラウマになってる。 413 :( ∀`) 2009/12/14(月) 15 45 35 色んなレベルの環境があるんだな、世の中には。 414 :( ∀`) 2009/12/14(月) 15 46 44 さりげなく振りほどきつつ にこやかにギャグだったとして対処 415 :( ∀`) 2009/12/14(月) 15 46 57 もしかして、ここで言う美人っていうのは、 理想としてはやっぱりお嬢なのか? 少なくともお水は除外だよね。 416 :( ∀`) 2009/12/14(月) 15 46 58 美人と付き合う方法の議論は? 418 :( ∀`) 2009/12/14(月) 15 49 08 415 お嬢に限定はしないけど、ある程度の知性ないと嫌だな。 ヤンママみたいなのは、顔が好みでも厳しい。 別に高学歴じゃなくて良いけど、最低限の常識ある美人が良い。 425 :( ∀`) 2009/12/14(月) 15 57 41 イケメン洗脳とかいってるが実際美人でもイケメンは大好きだぞ 金持ちデブと結婚して平日の昼間はテレビや雑誌見てイケメンを漁ってる たまに不倫なんかしちゃったりね ジャニーズ系はタイプではないだけで30過ぎの渋い男が好み 426 :( ∀`) 2009/12/14(月) 15 57 52 学生ならコンパとかサークルとかバイトとかでどうにかしろよ 427 :( ∀`) 2009/12/14(月) 15 58 13 404 わかるわー。 俺も言い寄ってくる女はいるけど自分が惚れた女とうまくいったことは無いなww 興味ないのにばっかモテる。まだまだいい男には程遠いんだろうな・・・ 428 :( ∀`) 2009/12/14(月) 15 59 26 422 確かに、学校は凄く恵まれてると思う。 でも、例えば女子大生とかは社会人になってからの方が付き合いやすい気もする。 最近、近くの女子大と合コンしたんだが、「大学生と合コンしたの超久しぶり」とか言ってた。 俺史上最強にレベルの高い合コンだったから、焦ってしまってミスった・・ てことで、美人女子大生は社会人好きが多い気がするな。 で、ここで終わったらトイレの落書きレベルなんで、一つ考えたいんだが。 なぜ社会人が好きなのだろうか? 金?肩書き?頼りがい?経験? それらが正解として、なぜ金?なぜ肩書き?なぜ頼りがい?etc. そもそも論に立ち返ると、何か見えてくるんじゃないかと。 430 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 06 52 425 既婚者は別でしょ。 女が求めてる「安全」が確保されてるんだから、もう恋愛ゲームからは降りてるも同然。 デブと結婚してる時点でデブでも中出しOKということだし。 それに、芸能人イケメンが好きなのは恋愛感情じゃないよ。 見てる分には良いけど、付き合いたいとかは思わないって子が大半だよ。 一時期、芸能関係のバイトしてたから、ファンの子とかと喋る機会多かったんで。 ただ、イケメンの方がブサメンより有利なのは間違いないけどね。 顔だけで判断すれば。 イケメン洗脳は間違いってのは、「イケメンはモテない」ってことじゃないから。 「イケメンならそれだけで美人がわんさか寄ってくる」とか「ブサメンは何やっても無駄」みたいな極端な考えを洗脳って呼んでるんだと思う。 431 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 09 01 430 結婚すると途端に劣化するよな。 よほど安心したのか嬉しかったのか知らんが、気抜きすぎ。 男が結婚する意味を問いたいよ。 一夫多妻制にすれば少子化も解決する気がするが。 432 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 09 19 女子大生なら金&経験で年上男がいいんじゃないだろうか それこそがっついてくる男とかはダメなんだよ 30代の会社員とフルコース食べてワインのうんちく聞いて ホテルの良い部屋ですごいHするのと がっついている貧乏学生と居酒屋で飲んで ラブホでAV見過ぎな自分勝手なHされるのとどっちがいいのよ 433 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 10 34 どんな美人でもブサ女友達と付き合ってるじゃん? そういう付き合いの中で生きてる美人っていうのは 選別眼を常にブサから試されてるんだよね。 イケメンてだけでなびいたらかっこ悪いとか思ってるのは 結構いるよ。 434 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 10 47 430 付き合うのこそイケメンがいいんだが 結婚前提に考えるようになると金重視になる 美人がよくいうのが草食系(笑) 肉食のイケメンがいないんだと 435 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 12 04 432 居酒屋とか極端すぎだろ 大体学生は貧乏なのが当たり前 436 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 13 33 いや、学生なら貧乏でいいんだよ 逆に学生のくせに背伸びし過ぎはマイナスだと思う しかし、年上がいいと言っている美人はそういうのを望んでるってこと 437 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 14 06 432 俺、金も経験も乏しいけど、一応、10歳年下と付き合ってるよ。 まあ、フリーランスでちょっと変わった仕事してるし、話の聴き方と 話題の切り口には自信あるけどな。 ただ、あんまり歳の差を意識したことないし、意識すると嫌がるね。 男は金と経験からくる落ち着きを女は若さをみたいなのは 実はあんまり上手くいかないんじゃないかな? 438 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 14 44 イケメンの定義は女によってバラバラですから。 439 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 16 12 437 あ、一応美人だと思うな。これ言わないとスレ違いになるからw 440 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 16 41 年上がいいって言う女は やっぱり同世代の男じゃ物足りないんだよ 金、H、話題、食事、プレゼントなんでもいいけど 30過ぎると性欲も落ちてくるから冷静に付き合えるってのもあるんじゃ 441 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 17 26 434 それが洗脳なんだって。 本当はイケメンが良いけど、打算で金持ちとって奴でしょ? でも、打算こそ美人の本能なんだよ。 なぜなら意識的に打算してるわけじゃなく本能的に無意識に打算してるから。 そうやって進化してきたから、どうしようもない。 「自分にとって都合が良い相手と子供を作って、そして守ってもらう」のが本能だから。 そのために、経済力だけでなく、頼りがいや包容力や知性をを超シビアに見るんだよね。 って、前スレの焼き直しだな。 442 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 18 18 イケメンについては散々議論したから、まとめ見て。 443 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 19 20 440 自分のやりたい事よりも相手の喜ぶ事をしたいと 自然に思える年代だからな。若くて綺麗なだけで十分と 心底思えるし。 444 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 19 39 男の方は打算だと見抜きつつ、それでも美女と付き合いたいって思う。 これも残念ながら本能です。 445 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 20 46 女の打算にはリスク管理が入ってないんだよな。 足し算の発想しかできない。マイナスな場合をなぜか 想定してないんだよ。これが一番厄介。 446 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 20 50 437 あんたに頼りがいや強さ感じてると思うよ。 金はそれらを数値化しただけだから、無くても構わない。 金がなくても、そういう要素を相手に感じさせれるならね。 428に繋がる話しでもある。 経済力を通して、何を見てるのか?みたいなさ。 そもそも、なんで金持ちがモテるのかとかさ。 447 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 22 26 446 それも前スレにあった話だな。 まあ、これは結論までは至ってなかったが。 448 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 23 02 445 と言うと? 449 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 24 13 打算された上で自分たちをどう美人に認めてもらえるか ということなんだが 450 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 27 17 430 なるほど。 既婚女は恋愛ゲームから降りてるか。 上手いこと言うね。 たしかに、独身時代はシビアに理想高く男を選ぶのに、人妻になると急にハードル下がるもんね。 出会い系とかでも人妻の難易度は超低いからな。 どんな男でも落とせるみたいになってる。 453 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 31 01 ごちゃごちゃ知識があってもしょうがない 根拠のない自信があるやつが勝ち 454 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 32 29 453 正直同意 455 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 32 42 453 根拠のない自信は、人につっこまれたり見下されたりしたときに簡単に崩れ去る可能性がある。 根拠のある自信が欲しい。その為には学歴は非常に強い。 456 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 33 23 453 え?その自信をどう付けるかを話し合ってるんじゃねーの?このスレは。 457 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 33 28 まあ、根拠ある自信が最強だわな。 458 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 35 15 そうなんだよな、根拠の無い自信は現実を知ったとき その反動で酷く自信を失う可能性があるんだよな。 461 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 40 09 452 理性っていうと、しっかり頭で考えて判断してるイメージだからな。 「この人は年収1000万→守ってくれそう→よし付き合おう」とか。 「この人は身長が178cmか→頼れる→よし付き合おう」とか。 そういうの逐一考えてないよ。 お金持ちって知ったら、何か良く分からんけど惹かれてしまう。 包容力ある男と喋ったら、なんか惹かれてしまう。 「包容力ある→幸せになれる→よし付き合おう」みたいに意識してない。 正確には、本能的打算が近いかと。 本能的選別でも良いね 462 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 43 55 461 子孫を残すために打算的に異性を選んでるんだけど、本人は意識してないって感じだよな。 「良く分からないけど、好き」みたいなさ。 金とか肩書とか顔とか身長とか学歴とかの場合は、分かりやすい部分だから、あとで自分で納得しやすいだけでしょ。 「良く分からないまま好きになっちゃったけど、〜〜君はエリートだし良いよね」みたいなさ。 463 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 44 39 でも今の時代良い学歴手に入れて良い会社なり高収入の仕事していれば、 ある程度女を選べる権利が手に入るんだから、こんなにわかりやすいものもない。 それだけ高収入男の需要が高いということだよ。美人の需要と同じようにさ。 464 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 46 17 自信論、非常に参考になった。 468 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 49 37 465 一連の流れ。 根拠ない自信だと、崩れやすいってとこ。 言われてみれば当たり前だけど、あんま考えたことなかった。 とにかく根拠なくても自信持って押せば何とかなる派だったから。 469 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 51 35 463 アメリカ化してるからな。 一部のトップ層だけが優遇される超学歴化社会が到来してる。 海外みたいに、男が奢って当たり前の時代が来るよ。 キャリアウーマン流行も去ったしね。 470 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 52 14 どう考えてもこれからの時代を生き抜くには社会的な強さが必要だろう。 経済力と、それを手に入れる為に必要だった人間的強さこそ求められるのは必然だろう 474 :( ∀`) 2009/12/14(月) 16 59 31 469 アメリカに限らず、欧米の女は「男がなぜ奢るのか」を理解してると聞いたことあるな。 「女とセックスしたいから奢る」っていうのが社会認識として徹底されてるらしい。 だから、男がディナーに誘って女がOKしたら(もちろん男の奢りだから)、セックスまでOKしたと解釈されるらしい。 これが、海外の男が色々デートプランを工夫したりディナーで奮発したりする理由らしい。 経済的・精神的献身を女が重視してるとか。 より原始社会に近いんだよね。 遊びのセックスとかは少ないんだと。(イメージではフリーセックスだけど) 475 :( ∀`) 2009/12/14(月) 17 03 36 472 それは1980〜2000くらいじゃない? 最近は元に戻りつつある気がする。 主婦を売りにしたタレント増えてるし、キャリア追いかけた女の悲劇が浸透してるし。 男の経済力落ちてるから、なかなか専業主婦になれないだけで、本音はなりたいと思うよ。 476 :( ∀`) 2009/12/14(月) 17 03 39 昔みたいに強制的にお見合い結婚をさせられてた時代と違って 現在は自由恋愛に変わったから、女も男を自由に選べるようになった。 すると必然的に、女は市場価値の高い男へと需要が集中しやすくなった。 概ねこういう主張であろう。 では、 466で言うように、 経済力が高い男は、市場価値が高くないとする根拠を示してください。 477 :( ∀`) 2009/12/14(月) 17 05 39 476 太古の時代から現代まで、経済力あるオスがモテなかった時代はないよ。 本能は数万年立たないと変わらないから、オスとメスの資源獲得力が完全に互角になって三万年くらいしたら変わると思う。 478 :( ∀`) 2009/12/14(月) 17 06 08 モテないやつが多そうなスレだな 479 :( ∀`) 2009/12/14(月) 17 08 24 ほんとに美人と付き合ったことなさそうなやつばっか 480 :( ∀`) 2009/12/14(月) 17 08 28 476 当然経済力が高い男は市場価値が高いよ ただ他も要求される時代 大体自分でそこそこ稼げるんだからそんなに必要ないだろ 481 :( ∀`) 2009/12/14(月) 17 09 24 475 フェミ洗脳も解けたということか? まあ、専業主婦に誰でもなれた時代なら、キャリアウーマンに憧れる余裕もあっただろうな。 高度成長期〜バブル期の日本は異常だったんだよな。 みんなで平等に所得が増えていくみたいな。 482 :( ∀`) 2009/12/14(月) 17 09 34 お、めずらしく煽りレスきてるね 2chっぽくて少し安心した 485 :( ∀`) 2009/12/14(月) 17 12 47 いやいや、学歴の話しになってる方が2ちゃんぽいだろ 学歴や地位を気にするのはセレブ志望のブスや自分にコンプ持ってる女ばかり 486 :( ∀`) 2009/12/14(月) 17 13 38 じゃあ学歴の話はやめようか。 確かに学歴がある だけ で生きていける時代では決してない。 487 :( ∀`) 2009/12/14(月) 17 16 52 まあ昔に比べて学歴の価値は相対的に下がっているのかもな。 平均が上がり学歴のインフレが起こったからなのか、 社会が学歴を求めなくなった(過剰評価)しなくなったからなのか、などなど いろいろ理由はあるだろうがな。 489 :( ∀`) 2009/12/14(月) 17 17 56 485 そうか? 医学部の友達の彼女でブス見たことないぞ。 まあ、地位や学歴なんか無くても自分に自信あれば同じことだと思うけどな。 結局はそんなもん。 492 :( ∀`) 2009/12/14(月) 17 22 54 金持ちやエリートがモテるのは分かったから、そいつらがモテる理由を考えようぜ。 無いものねだりしても仕方ない。 金持ちやエリートがモテる理由が分かれば、女が求める要素が見えてくるだろうし、その要素を真似れば良いはず。 493 :( ∀`) 2009/12/14(月) 17 24 22 492 たしかに。 前に進めよう。 494 :( ∀`) 2009/12/14(月) 17 25 21 金持ちやエリートがモテる理由 ・単純に金があるからという直接的理由 ・地位を得るための努力に対する評価と、その人間的魅力に対する間接的理由 495 :( ∀`) 2009/12/14(月) 17 25 57 338 わかる。冷めると、この女のマンコ臭そう、って思うんだよな。 496 :( ∀`) 2009/12/14(月) 17 28 11 美人にもよるが 頭の良い美人ってのは学歴も高くて自分で稼げるのも多い 仕事が楽しいから専業主婦にもなりたくない これは20代後半から30代にいるよな 497 :( ∀`) 2009/12/14(月) 17 28 42 学歴や金よりやっぱり見た目と自信だろ。 498 :( ∀`) 2009/12/14(月) 17 28 44 自分(女)にお金をつぎ込めるからじゃね? お洒落だったり趣味だったり… 楽してセレブな生活したいってのは、皆思う事だと思う。 499 :( ∀`) 2009/12/14(月) 17 30 46 結局女が男に求める要素は人それぞれバラバラだから 男は○○ならモテる!とか言う話は全くのナンセンスな件 500 :( ∀`) 2009/12/14(月) 17 31 01 494 後者は凄く分かる。 でも、前者は意外と重要度低い気がするんだよな。 金持ちと黙ってても金持ちはモテるというし。 奢ってくれるから、高価なプレゼントくれるからって理由で股開く女はそうはいないだろうし。 ある部族の実験で、狩りが上手い男は食糧を貢がなくてもモテるらしいんだわ。 狩りが下手な男は貢いでもモテない。 というのを授業で聞いてさ。 だから、実際には金持ちやエリート特有のオーラが出てるんじゃないかと思うんだが。 女にしか分からないような。 根拠のある自信と言ってしまったらそれまでだけど。 そういうオーラをまとえたら強いだろうなと。