約 106,059 件
https://w.atwiki.jp/henroy/pages/343.html
【黒岩省吾】 [名前]黒岩省吾(くろいわ-しょうご) [出典]超光戦士シャンゼリオン [異名]暗黒騎士ガウザー [俳優]小川敦志 [性別/年齢]男性/20代後半~30代前半? 本性 [一人称]俺 [二人称]お前、貴様 [三人称]あいつ、奴 都知事モード [一人称]私 [二人称]あなた、君 [三人称] 「知っているか!」 参考動画 http //www.nicovideo.jp/watch/sm4574020 暁のライバルであるダークザイドの騎士。自分に惚れた女のラームを好む。 表向きは「黒岩相談所」の所長をしており、人間界に馴染めないダークザイドの相談を受けて励ましている。 中盤で都知事選に立候補してからは、人間界では東京都知事・黒岩省吾として著名になる。 南エリと恋仲になり、人間たちと馴染み人の心を知っていくが、終盤で東京征服を企て卑劣なダークザイドに戻る。 最後は彼への復讐に燃える子供たちに銃殺されるというトンデモない展開により、一部地域では彼の死亡回が放送禁止になった。 [外見] 中の人の身長は179cm。中肉中背で、周囲にモテる美形。 長い髪を真ん中で分けているが、たまに風などで前髪になっている事がある。 左耳には銀色のピアスをしており、基本的に立派なスーツを着用している。 [性格] 常に他人を見下しているプライド高き自信家。人間は勿論、ダークザイドであっても本質的には見下しており、自分の知識を鼻にかけている。 しかし本質は勉強熱心で几帳面であり、人間界に馴染むために図書館などで知識を集め、常識はもちろんかなり深い事まで学習するに至った。人間界を征服するのに武力ではなく、東京都知事への立候補という形で進めていったのは、「人間界のルールで人間界を征服する」という本人のポリシーによるもの。そうした徹底した几帳面さがある。 その性格が災いして、真剣に「だるまさんが転んだ」をするなどの暴走したギャグに走ることも。都知事選に立候補するのもギャグだが、本人は至って真面目。 暁が正真正銘のバカで、速水がその上を行く妄想バカなら、この人は真面目な顔でトンデモない規模のバカをやっている。ウンチクは暁にも呆れられた。 正々堂々とした行いをしない者を嫌い、姑息な者には味方であろうともとことん容赦がない。暁に関しても当初はそういう相手だと考えていたのかもしれないが、戦闘中に、秘書が愛情をこめて作った弁当をひっくり返されたシャンゼリオンが敵に対してキレたのを切欠に本格的にライバルとして認めた。その後、こぼした弁当を(食べられないだろうが)直してあげるなど、優しく紳士な性格も目立つ。 その他、弱い者や意思の無い者をとことん嫌う。反面、意思の強い者は強く認めている。その死に際にも子供たちに向けて「撃って弱い人間では無いことを証明してみろ!」と丸腰で訴えかけており、人間界にもダークザイドの世界にもそういう強さを求めていた節があり、意思の無い人間や自分の考えにそぐわない相手の話を聞いているときは露骨にイライラしている。 [他キャラとの関係] 暁に対してはとことん負けず嫌いで、正々堂々と戦いを挑む反面で、子供の喧嘩じみた醜い争いにまで発展することも。ウンチクを言い返されると手をぷるぷると震わせて悔しがったり、権力を行使してポイ捨てや信号無視などの軽い罪で暁を逮捕したりと、負けず嫌いな性格は地味に暴走する。 なんだかんだで互いを信頼しているからこそライバルと認めているわけで、ラジオドラマでは何気に暁と結構仲が良い。 速水とはあまり絡まないが、速水には暁以上に信用されている。 参加者ではないが、南エリという人物と関係が深く、彼女と恋仲になってからは人間味が強くなっていった。現に、自分に惚れた女のラームを吸う彼もエリにだけは手を出していない。 [能力] 暗黒騎士ガウザーとなり、自分に惚れた女のラームを吸う。 基本的に知識やコミュニケーション能力は豊富だが、その知識の中にはよくガセネタや真偽不明のもの、明らかに怪しいものや細部が間違っているものが含まれており、暁には反論されたことがある。細かいことまで知っているわりには、「だるまさんが転んだ」は知らない。 闇生物界隈では顔が効くらしく、黒岩相談所には依頼者がたくさんおり、彼らの転職なども手配するほど。終盤でも大量のダークザイドが黒岩の作戦に協力している。 以下、変身ロワにおけるネタバレを含む + 開示する 黒岩省吾の本ロワにおける動向 基本情報 初登場 020 紳士怪人? 最終登場 167 黒岩、死す!勝利のいちご牛乳(後編) 参戦時期 東京都知事になってから東京国皇帝となるまでのどこか スタンス 対主催→??? 変身回数 ガウザー(6)、ダークメフィスト・ツヴァイ(2) 支給品 デリンジャー(2/2)、evil tail、恐竜ディスク 参加者関係表 キャラ名 状態 関係 呼び方 本名 初遭遇話 生死認識 速水克彦 敵対? 元の世界の敵 認識済み 未遭遇 死亡 花咲つぼみ 姿を見る 020 紳士怪人? 生存 石堀光彦 協力 彼が危険だと暁に伝える 巴マミ 姿を見る 055 野望のさらにその先へ 死亡 モロトフ 知らない 生存 桃園ラブ 利用 暁と黒岩の戦いを見ていた 桃園さん 認識済み 井坂深紅郎 協力→敵対 共に行動する→敵に回る 井坂さん、井坂 075 新たなる戦い! 思いは駆け巡る!! 死亡 ティアナ・ランスター ティアナさん 涼村暁 協力 元の世界の敵。決着をつける 暁 097 ライバル!!誰?(前編) 生存 西条凪 協力 警戒しつつ共に行動する→別れる 103 ピーチと二号! 生まれる救世の光!!(前編) 死亡 涼邑零 中立 情報交換の後別れる 涼邑君 110 あざ笑う闇 生存 結城丈二 ゴ・ガドル・バ 敵対 交戦する 122 温度差 溝呂木眞也 中立 サイクロン・ドーパントの姿で現れる。正体は知らない 知らない 135 死神の祭典(第3楽章 超光の祝福) 死亡 天道あかね 利用 交戦し、利用する 152 Aが求めるもの/やがて怪物という名の雨 生存 名前のみの情報 キャラ名 状態 情報 情報伝達者 説明 第一回放送まで 都知事選に出馬した暗黒騎士ガウザーである。本来、生粋の悪人ではあるが、主人公の暁より遥かに紳士的であり、速水にも「黒岩さん」と呼ばれ信頼されている。 その目的は世界征服だが、今回はまだその過程であるため、迂闊に本性を現すことができず、現在は表向きにも実質的にも対主催となっている。 石堀とつぼみに声をかけるか否かで迷っていたところ、結局声をかけていないので、石堀とつぼみには認識されていない。 その後、キュアピーチ&魔法少女マミVSテッカマンランスの戦いを目撃し、ピーチ=桃園ラブに声をかけ、プリキュア世界の情報を得た彼は、ラビリンスの力を得ようと画策する。 第二回放送まで 第一回放送後、ラブとともにトリガードーパント(ティアナ)に襲撃され、彼はキュアピーチにその場を任せ撤退。その先で井坂、ティアナと遭遇した彼は、彼らと協力して村に向かうことになったが、ラブが自分を探しているため、井坂たちと別れて彼女のもとへ戻ることになった。 ラブのもとへやってくると、敵でありライバルでもある暁と出くわし自分の正体の露見を恐れて焦るが、暁が黒岩に出会う前の時間軸からやってきたため事なきを得る。ちなみに黒岩本人は暁が自分を忘れた理由を頭がおかしくなってぼけたからだと解釈している。 ラブ達との再会後、ティアナことトリガー・ドーパントが襲ってくる。黒岩は戦闘を二人に任せ傍観していたが、自身に攻撃が向かってきたためやむなくブラックアウトし、ガウザーに変身する。変身したガウザーは一瞬の内にトリガー・ドーパントを追い込むも、井坂深紅郎ことウェザー・ドーパントの妨害が入り逃げられてしまう。 戦闘終了後は、暁からはダークザイドではないかと疑われるも、ラブからは不審がられる事は無く、彼らと行動を共にする。暁と喧嘩しながら村に向かう途中、石堀光彦と西条凪と遭遇。一文字を助けに行ったラブと別れ、石堀達と行動を共にしている。 移動中、涼邑零と結城丈二と出会い、冴島邸で情報交換の後別れる。しかし、暁がしきりにダークザイドだと疑うこともあり、目を覚ました凪を中心に全員から警戒され、密かに焦燥している。また、情報交換により、暁が自分が知るより過去から連れてこられている可能性があることを知る。 第三回放送まで ニードルのなぞなぞを解いた後、拡声器の呼びかけを行うゴ・ガドル・バから逃れようとするも見つかり戦闘になる。ガウザーに変身…したのだがいつものノリで暁と漫才のようなやりとりをしてしまい結局暁共々全く戦闘の役に立たなかった。凪の神経断裂弾によりガドルがひるんだ隙に逃走する。 逃走後しばらく情報交換したのち、ガドルが襲ってきたためネクサス組が時間稼ぎをしている間に暁と共に逃げることになる。が、ガドルの誘導により結局彼らと合流してしまい、川に流され暁がどこかへ行ってしまった中でガドルと交戦することになる。ネクサス組が突然現れたサイクロン・ドーパントこと溝呂木眞也を相手している間、黒岩はガウザーに変身してガドルと戦うが、無様にやられてしまいプライドをひどく傷つけられるが、ひとまず戦闘から離脱し様子見に徹する。 凪と石堀から戦闘から離脱して逃走すると、彼らに合流。黒岩はバイクモードの石堀に乗って凪に優しい言葉をかけ彼女が気を許したすきにラームを吸って体力を回復する。が、その行動こそが彼にとって命とりであった。石堀によって闇のウルトラマンの力を授かった黒岩はガドルとの敗戦により喪失していた自信を取り戻し、ウルトラマンネクサスへの執着と暁との決着を胸に一人歩き出した。 道中天道あかねに襲われ交戦する。互角の戦いだったが、あかねの行動の不審さに気づいたこともあり難なく勝利。自分のことを機械だと罵るあかねに対し、黒岩はあかねの思考と行動が殺人者である自己を正当化したものであると指摘。そして実験と称して先ほど手に入れたメフィストの力を解放してメフィスト・ツヴァイに変身し、【闇黒皇帝メフィスト】を名乗って、暴走状態のRナスカに完勝した。 その後一度はあかねを殺そうとするが、利用価値があるとみた黒岩はあかねにファウストの意思を植え付け見逃した。 第四回放送まで 放送でゴハットが恩を忘れて自分を殺し合いの場に連れ込んだことに怒りを示す。 その後中学校にて暁・ラブ・石堀と再会。凪の死の遠因である黒岩に怒りを示す暁に対し決着をつけることとなるが、自分のかつての薀蓄の数々が間違っていることを暁に指摘され、精神攻撃を受ける。その後新たな薀蓄で盛り返そうとするが、いずれも暁や石堀に言い負かされ、キレた黒岩はガウザーに変身してシャンゼリオンとなった暁と、今度こそ戦いが始まる。 シャンゼリオンのブラフ言動に引っかかってクロウバーストによる攻撃の直撃を受けると、ダークメフィスト・ツヴァイに姿を変えてシャンゼリオンを倒そうとする。しかし、ダークメフィストの強大な力は黒岩の心を捻じ曲げ、シャンゼリオンとの1対1の勝負をやめラブや石堀までもを襲い皆殺しにしようとする。 だが、そんな美学や誇りを捨てた黒岩の行動に暁は怒り、彼の言葉によって黒岩は目を覚ます。自分はダークメフィストではなく暗黒騎士ガウザーであり、ガウザーとして戦ってこそ涼村暁――超光戦士シャンゼリオンのライバルたる事を思い出した黒岩は、自力でメフィストの闇を払いのける。メフィストから解放された黒岩は、卑怯な真似をして傷を負わせた報いとして持っていた銃を暁に渡し、撃つように言うが、暁はわざと銃弾を外した。 そして再び行われるシャンゼリオンとガウザーの戦い。お互いの意地と意地がぶつかりあった激戦の末に、最後はシャンゼリオンのシャイニングアタックを受けてガウザーは敗れた。 死の直前、暁のみを残して人払いをした黒岩は、暁に石堀に気をつけろと伝言した。そして暁がその場を去ると、かつて愛した人間、南エリのことを思い浮かべながら、消滅していった。 称号【シャンゼリオンの永遠のライバル】
https://w.atwiki.jp/numasei/pages/1311.html
名前:アザミ(薊) 種族:★ゾロアーク(♀) 身長:150cm 一人称:わし 二人称:おぬし 好き:水羊羹 苦手:俗世のこと おや:ナギクサ 胸囲 体力 知力 社交性 成長性 A B A E E ※ A(超スゴイ)、B(スゴイ)、C(一般的)、D(ニガテ)、E(超ニガテ) 忘れられた神社に住み着いている古狐。 元は巫女の家系として生まれた普通の少女であったが、生まれつき高い妖力と神子としての素質を持っていた為不本意にも長寿を得てしまい、独り取り残されてしまった。 長い間山に引きこもっていた為俗世には疎く、進んだ技術を見せるとタイムスリップしてきたような反応を見せる。 警戒心は強いが好奇心も強い。 な…なんじゃと…!?
https://w.atwiki.jp/misamisathread/pages/243.html
→参照 →参照 出典:ひまわりっ! 「私の情報によれば・・・」が口癖であり、 情報を集めることが得意なくノ一。 ミサスレにおいても様々な情報を持ってやってくるが、 大抵はガセネタばかりである。 主に3時の部に登場。 女性にしか見えないが、女装した男性らしい。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/5237.html
春の使い魔召喚の儀式、少女は呪文を叫んだ。 「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 五つの力を司るペンタゴン!我の運命に従いし、"使い魔"を召喚せよ!」 起きたのは大爆発だった。 その頃日本の某マンションの一室では、赤いショートヘアの少女が寝ぼけていた。 中学校への登校時間も差し迫った頃になり、ようやく目が覚めた少女がトイレの扉を開 けると、鏡があった。彼女は自分が寝ぼけているんだと思った。 大あくびをして、目をこすってから見直すと、鏡は消えていた。 「ちょっと薫ー、はよしてーな。後がつかえてんねんでー」 「あ、ごめーん」 慌てて明石薫はトイレに入った。 学院の広場で、多くの生徒があざ笑う中、ルイズはもう一度叫んだ。 「宇宙の果てのどこかにいる私の僕よ。神聖で美しく強力な使い魔よ。私は心より求め訴 えるわ。 我が導きに答えなさい!」 やっぱり起きたのは大爆発だった。 銀髪の少女は首を傾げていた。 鞄を取りに部屋へ戻ると、部屋のど真ん中に大きな鏡が浮いていたから。 「何これ…テレポートの転移ゲート!?」 何かが飛び出してくるものと思って身構え、銃に手をかけ、仲間を呼ぼうとする。 だが、次の瞬間には鏡が消えていた。 油断無く周囲を見渡すが、何も異常はない。 「・・・目の錯覚かしら?」 背後を通りがかったワイシャツにエプロン姿の男が少女の姿を訝しむ。 「どうしたんだ?紫穂」 「あ、うん…今、部屋に…」 と言って部屋の中を指さすが、やっぱり何もない。 「うんと、気のせいみたいね」 三宮紫穂は机の上に置いていた鞄を取り、部屋から出て扉を閉めた。 この召喚に失敗したら進級出来ない。メイジとしての未来は完全に閉ざされる。 「あーもー、早く出てこーい! 出てこいったらでてこーい!」 出てきたのは爆音と土煙だけ。 長い黒髪の少女は玄関先で驚愕していた。 「なんやこれは…間違いない。うちと同じテレポーターの仕業や!」 何故なら、登校しようとマンションの扉を開けた瞬間、目の前に大きな鏡の様に見える 転移ゲートがあったから。レベル7の瞬間移動能力者(テレポーター)である彼女には、 それが時空を歪めて作られた扉だと瞬時に知覚できた。 彼女は即座にマンション内へ警告を発する。 「敵や!テレポーターがでっかいゲートつくっとる。皆本はん、薫、紫穂!どこの誰か知 らんけど、来るで!」 即座にマンション内から、朝っぱらから良い度胸じゃねーか!パンドラかしら、それと も黒幽霊?葵は下がって、リミッターを解除するから薫はゲートを出た瞬間を狙え!等の 声が帰ってくる。 「さぁ~うちらの力を…て、あれ?」 野上葵が振り返った時、やはりゲートは消えていた。 キョロキョロと周囲を見渡すが、何かが転移してきた様子は無かった。 いくら召喚呪文を唱えなおしても、何も召喚出来ない。 既に召喚と使い魔の契約をしていないのはルイズのみ。他の生徒からはヤジが飛び始め ていた。 ルイズの背後で召喚の儀式を監督していたハゲの男も困り果てる。 「あの、えと、ミス・ヴァリエール…少し休憩しませんか?」 「いやです!コルベール先生、絶対、絶対に、召喚して見せます!!」 ピンクの長い髪を振り乱し、校庭を抉らんばかりの爆発が続く。 一台の巨大トレーラーが道路を走っていた。方向は法務省旧本館方面にある、内務省特 務機関超能力支援研究局B.A.B.E.L(バベル)。 「それじゃ、全員が見たんだね?」 「見た見た!見たよ皆本。やっぱ夢じゃなかったんだな」 「そのようね、でも、どうして誰も出てこないのかしら」 「あちらさんの都合なんやろけど、なんかたくらんどるんは間違いないわ」 それは日本で最高の超能力を持つ少女3人のチーム「ザ・チルドレン」の指揮車輌。朝 から続いている何らかのテレポーターからの接触を警戒し、中学は行かずバベル本部へ向 かっていた。 皆本と呼ばれた男は三人の少女に真剣な眼差しで語り出す。 「今のところ、相手はテレポーターだとしか分からない。所属も目的も不明。分かるのは、 君たちに何か接触をはかろうとしているが何故か上手く行ってない、ということだけらし いね。 ここはバベルに戻り、何らかの対応を」 キキキイイイィィイイイイイッッ!! 「うわぁ!」「ひゃあっ!!」「キャア!」「なななんやあ!?」 突然指揮車輌が急ブレーキをかけて急停車した。 「葵!」「出るで!」 皆本のかけ声に、葵が四人をまとめてテレポートさせる。 一瞬で車外に飛び出した四人は、付近のビルの屋上へ降り立つ。 すぐに指揮車輌の方を見下ろすと、やはり鏡が。 直前で急停車した指揮車輌の前で、丁度キラキラ輝く鏡が消えた所だった。 一体何度目の失敗か分からないが、それでもルイズは諦めなかった。 コルベールの休息してはどうかという勧めも、他の生徒の罵声も聞こえない。 一心不乱に召喚呪文を唱え続ける。 「はぁ、はぁ、はぁ・・・出て、出てきなさいよ!五つの力を司るペンタゴン!さっさと 我の運命に従いし、"使い魔"を召喚しなさい!神聖で美しく強力な使い魔を心より求め訴 えるって言ってるのよ! 早く我が導きに答えなさい!」 彼女は召喚呪文を唱え続ける。 「・・・すると、朝から四度も謎のゲートが、かね?」 「はい、局長。この短い時間に四度も出現しました。恐らくは、再び現れるでしょう」 バベル局長室では、局長席に座る体格の良い初老の男に、皆本が手短に報告を行ってい た。ザ・チルドレンの三人も各自の目撃証言を報告する。 局長は横に控える美人秘書へ視線を向けた。 「柏木君、この種のテレポーターに覚えはあるかね?」 「いえ、私も記憶にありません。部分テレポーターとしては体の一部を転移させるタイプ が…て、え?」 柏木は、一瞬言葉に詰まった。視線が皆本の背後へ釘付けになる。 「な!?」 局長も同じく言葉を失った。視線は、やはり皆本の背後へ向けられている。 「何!?」 皆本は振り返った。腕を振り回して、勢いよく。 それがまずかった。 左手の指先が、彼のすぐ背後にあった噂の「鏡」に触れてしまった。 次の瞬間、鏡面が揺れた。まるで触手のように彼の腕を絡め取る。 「う、うわああああ!!!」 彼の肉体は、凄まじい吸引力で鏡へと吸われつつあった。 「皆本ぉ!!」 薫が叫び、彼女の能力である念動能力を全開にする。リミッターがかけられたままでは あったが、それでも今使える全能力を使って彼の体を吸われてならじと力の限りに引っ張 りだす。 「いっ痛いいててててっ!!薫!そのまま放すな!リミッターを、誰か、右ポケットのリ ミッターを取って!解除してくれ!!イタタタッ!す、吸われるー!」 「分かった!柏木君、緊急警報だ!!全エスパーを集めるんだ!警護隊も招集!!」 局長は慌てて駆け寄り、彼の背広からリミッターを取りだしてザ・チルドレンの能力を 解放した。 「うぅおおりゃあーーーっ!!サイキックうぅぅ綱引きぃーーーー!」 「ぃぎゃーーーーーっ!!」 レベル7の念動力全開で体を引っ張られた皆本の叫びは、まさに断末魔。 広場では、呆然としていた。 ルイズだけでなく、コルベールだけでもなく、全生徒が呆然としていた。 何故なら、召喚ゲートから人間の腕が生えてきたから。 なにやらジタバタジタバタともがいてる人間の腕が。 そして、少しづつだがゲートを通り抜けつつある。 コルベールが近寄って観察してみる。 「これは・・・間違いなく、人の腕ですね。どうやら召喚されつつあるようです」 その言葉にルイズの表情が明るくなる、と同時に暗くなる。 「あ、あの、それってどうなるんでしょうか?間違いなく人間なんですか?」 「ふぅ~む、亜人かもしれませんが、何にせよこれは、通り抜けられなくて困っているよ うですね。 ちょっと手伝ってあげましょうか」 そういってコルベールは杖を手にして、ゲートに生える腕へ向かって魔法を放った。そ れは『レビテーション』、腕を引っ張って通るのを手伝おうと、親切で魔法をかけてあげ たのだった。 「ぎゃあーっ!!いたったたたたあああ!!ひ、引っ張られてる、何かに引っ張られてる んです!!助けてくれー!!」 「み、皆本ぉ!!耐えろよ、すぐに引っ張り出してやる!!」 薫は念動力を全開にして皆本の体を支える。 そこへ局長室の扉を叩き開けて、一組の男女が飛び込んできた。 「ワイルド・キャット、谷崎及び梅枝ナオミ参りました!・・・って、これはどうしたこ とだ!?」 「た、大変!!加勢します、皆本さん、もう少しの辛抱ですよ!」 レベル6の念動能力者、梅枝ナオミも皆本を念力で引っ張る。 更に少年少女を連れた一人の女性も飛んできた。 「ザ・ハウンド来ました…きゃー!大変だわ!明くん、初音ちゃん!」 「初音、行け!ご褒美は皆本さんがステーキおごってくれるぞ!」 「初音、頑張る!」 少年の号令のもと、少女は狼へと変身した。そして、皆本の足に噛みついて思いっきり ひっぱった。 さらに局長室には次々と人が飛び込んでくる。念動力や怪力のない者達も、次々と皆本 の体に取りつき、鏡から引っ張り出そうと奮闘する。 ・・・アアッ・・・ 朝のバベル、その大きな建物から声にならない叫びがこだました。 そして、学院側でも同じような状況だった。 多くの生徒が皆本の腕や肩に『レビテーション』をかけ、引っ張り出そうとしていた。 「出てこないねぇ…」 「何に引っかかってるのかしら?」 「まー、何でも良いからサッサと引っ張り出そうぜ。早く終わらせよーや」 「ね、ねぇ、でも、このままじゃ、使い魔の体が千切れて死んじゃったり・・・」 「そんときゃしゃーねーってことで。新しいの喚んでもらうっきゃないねえ」 「めんどくさいから、もう落第でいいんじゃない?」 そんな不平たらたらな台詞に、ルイズの半泣きな眼光が飛ぶ。 「ゴチャゴチャ言ってないで、さっさと引っ張りだしなさいよぉ!!」 杖を振り上げ、ルイズは必死で叫んでいる。そんなルイズに協力させられている学友達 は溜め息が漏れてしまう。 「ふぅん・・・なるほど。そういうことだったのね」 突然、彼等の背後から聞き覚えのない声がした。 「うちらの皆本はんを奴隷にしようと捕まえてたわけや・・・んでもって、死んでもええ から引っ張り出せ・・・やて?」 彼等が振り向くと、二人の少女と一人の女性がいた。見た事もない服を着た、見知らぬ 人達だ。そして何故か、銀髪の少女がルイズの体に僅かに触れる手が光っている。 巨乳の女性は、こめかみに血管を浮かべて顔を引きつらせている。 「葵ちゃん・・・この人達には、ちょお~っと詳しくお話を聞こうと思うのよぉ。だから ねぇ・・・全員、バベルにテレポートさせちゃうわよ!!」 「任せぇや!!いくでばーちゃん!」 ばーちゃんと呼ばれた美しい女性と、長い黒髪の少女が生徒達へ不可視の力を発した。 とたんに彼等の姿がかき消えていく。 全員、召喚ゲートを経由してバベル局長室まで次々と転移させられていたのだ。 「皆本さんっ!大丈夫!?」 紫穂がゲートから飛び出して校庭の草むらに倒れた皆本へと駆け寄る。レベル7の接触 感応能力で彼の状態を確認する。 「大変よ!すぐに連れて帰って手当を!!」 言うが早いか、彼等の姿もかき消えた。 こうしてバベル局長室では、完全武装で拳銃や自動小銃を構える特殊部隊員達に囲まれ た異世界からの闖入者達に対し、知的好奇心からの人体実験やら異種文明とのファースト コンタクトそっちのけで、包帯ぐるぐる巻きで怒り狂う皆本はじめ全局員からの激しい説 教が加えられたのだった。 小ネタ 大岡裁き 終
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/4780.html
これまで生きてきた内でも、三本指に入るほど衝撃的な目覚めだった。 カーテンのない窓から容赦なく差し込む朝日によって夢の世界から引きずり戻された俺は、ほんの数秒のブランクの後で、そこが自室のベッドの上でないことに気づいた。 そしてその直後、自分のすぐ傍らで、眼鏡をかけたまま寝息を立てている長門の存在に気づいた。 「おい、長門」 「ん……」 俺が肩に手を置いて揺さぶりを掛けると、長門はすこし苦しそうに顔をしかめた後、ゆっくりと瞼を開け、やがて、ずれた眼鏡越しに俺の顔を見て、驚愕の表情を浮かべた。 「キョン……君?」 「悪い、あのまま寝ちまってたみたいで」 長門は、何がおきているのか分からない。と言った様子でしばらく硬直した後、ようやく現状を把握したのか、あわてて体を起こし、ずれた眼鏡を掛けなおし、制服の乱れを直した。 「あ、朝倉さんは?」 「いや……わからん、帰ったんじゃないのか?」 この時点で、何かおかしいとは思ったのだ。 長門の部屋に眠った俺を残したまま、朝倉が自分だけ先に帰ってしまうなどということがありえるだろうか。 「時間……いま、何時?」 長門に尋ねられ、俺は自分の携帯電話を見る。 HRが始まるまでは、まだ小一時間ほどある。焦らなければいけない時間ではないが、あまりのんびりもしていられない。 ついでに、母親からのメールが山ほど届いていた。そういえば、帰りが遅くなると伝えておくのを忘れていたかもしれない。 もっとも、実際には遅くなるどころの騒ぎではなく、一晩中長門の家にいたのだから、報告を忘れずにしてあったとしても、怒りのメールは届いていたのだろうが。 「長門。朝倉とは、いつもどうしてるんだ?」 「えっと……日直も何も無ければ、いつもエレベーターの前で、待ち合わせ……」 「時間は」 「あと十分くらい」 幸いなことに、お互い制服を着込んだままだ。間に合うだろうか。 「長門、身だしなみに必要な時間は」 「え、ええっと……そんなには」 「じゃ、悪いけど、急いでくれ」 他人の家で勝手に夜を明かしておいて、俺は何を偉そうに振舞っているのだろうか。 この時俺は、何故だかわからない不安に襲われていた。 俺が眠っている間に、俺のいるこの世界が、俺の知らない世界へと変えられてしまったような気がする。 何故そんな事を思いついたのかは分からない。 ただ、一つだけ分かること。 朝倉に会いたかった。 朝倉に会えば、全ての悪い予感が、どこかへ消えてくれるような気がした。 俺は忙しなく髪の毛を整える長門を急かしながら、ドアのロックを解除し、マンションの廊下へと飛び出した。 大気はいつものように冷え切っている。少なくとも、世界が突然真夏に変わってしまったりはしていないらしい。 早足でエレベーターに乗り込み、長門が追いつくのを待ってから、一階のボタンを押す。 「……」 長門はすこし困ったような表情で、俺の顔を見つめている。 俺は多分、一月前、(この長門にとっては)初めて文芸部室を訪れたときと似たような顔をしているのだろう。 実際、俺の胸のうちは、あの時と同じような濁り具合をしていた。 俺はただ闇雲に、自分を安心させる、自分の予想を裏切らない何かを求めていた。 程なくして、階数を示す電光表示が一階を示し、俺たちの目の前で、重たい機械の扉が開く。 埃の匂いを洗うように、冬の大気の匂いが、俺と長門を包む空気を塗り替えてゆく。 薄暗く冷え切ったマンションのロビーに……朝倉の姿は、無かった。 「……長門、時間は」 「えと」 俺の言葉に、長門は鞄の中から携帯電話を取り出し、その画面を見つめる。 「……丁度、いま」 「あいつが遅れること、あったか?」 「今までは、一度も……」 長門の言葉を聞き終わらないうちに、俺は立った今閉じたばかりの扉に向き直り、脇の壁に取り付けられているボタンを乱暴に押した。 俺の胸の中で、自分には押さえようのない熱のようなものが膨れ上がってゆくのが分かる。 何度も何度もボタンに指を叩きつけるが、たった今去ったばかりのエレベーターは、すぐには戻ってきてはくれない。 「畜生!」 乱心する俺を呆然と見つめていた長門が、俺の絶叫と同時に、びくりと体を震わせたのが、視界の端に写る。 長門はまた、あの、得体の知れないものを見つめるような目で、俺を見ているだろうか。 ――ああ、違う。違うんだ。俺はおかしくなったわけじゃないんだ。 駆け出した俺に向けて、長門が何かを叫びかけたような気がしたが、立ち止まることは出来なかった。 エレベーターに見捨てられた俺は、傍らから伸びていた階段を、数段飛ばしで駆け上がる。一階。二階。三階。朝倉の部屋は何階だったか。五階だ。以前、一度訪れたことがある。 うっかりしていると、目的の階を飛ばして、そのままどこまでも駆け上がって行ってしまいそうだ。俺の意思とはほとんど無関係に階段を上る両足をなんとか制し、五階の廊下へと駆け込む。 朝だというのにやかましく足音を鳴らして廊下を駆け抜け、目的の五〇五号室にたどり着いたときには、俺はもう全身に汗をかいていた。 「朝倉!」 インターフォンという文明の利器を忘れてしまったのか、俺は冷たいドアにいきなり拳を叩きつけながら 痛む喉を扱くようにして、その名前を呼んだ。 頼む。出てきてくれ。 お前がいてくれたら、安心できるんだ。 朝倉。 「朝倉、あさ……」 「だめ!」 頭上から声がしたと同時に。五〇五号室のドアに張り付く俺の体が、後方に引き戻される。首の後ろで、布の繊維が千切れるような、ブチブチという音が聞こえ、喉に奇妙な痛みが走った。 「きゃあっ!」 引っ張られるまま、後ろ向きにバランスを崩した俺は、背後にいた誰か――濁すまでもない。俺を追いかけてきてくれた長門だ――を巻き込んで、仰向けに倒れこんでしまった。 俺の背中とコンクリートの地面の間で、寒気がするほどに暖かくやわらかい長門の体が押しつぶされているのが分かる。 「すっ、すまん……」 あわてて体を起こし、倒れた長門の体を起こす。 俺を追いかけて、階段を駆け上がってきたのだろう。長門は荒く呼吸をしており、両肩は忙しなく上下していた。 「……もしかしたら、先に学校に言ったのかもしれない」 しばらくインターフォンを鳴らした後で、長門は俺を振り返り、そう言った。 そうだ、学校だ。携帯電話を見ると、時間に余裕などは、全くと言っていいほど失われてしまっている。 当たり前だ。俺の乱心によって、どれだけの時間がロスされてしまっただろうか。 俺が黙っていると、やがて長門は、カーデガンに付着した土ぼこりを両手で払い、地面に落ちたままになっていた学生鞄を拾い上げ、エレベーターに向かって歩き出した。 ◆ 長門と共に歩く通学路には、一月前、始めて(今の)長門の部屋を訪れた時の帰り道と同様に、会話というものが存在しなかった。 俺はただ無言で、長門の小さな背中のななめ後ろを歩きながら、何かしらのあきらめのようなものを憶えていた。 ……そうだよな。このまま何も起きないわけがないよな。 俺は声には出さず、心の中で呟く。 考えても見れば。俺は別に、今の日常がこのまま続いてゆくことを望んでいたわけではなかった。 この日常―――感情豊かな長門有希と、以前よりもすこし感情的な朝倉涼子と共にすごす日常だ――は、あくまでもかりそめの時間でしかないのだ。 いつか消え去ることは、はじめから決まっていた、うたかたの世界。そして、俺は一刻も早く、そこから抜け出すことを望んでいたはずなのだ。 朝倉涼子の消失。 それは俺が待ち望んでいた、状況の転化ではないか。 長門は時折、黙り込む俺を案ずるかのように、肩越しに俺の顔をちらりと見ては、再び前方に向き直った。 そう―――この長門も同じだ。 この世界に、正しいものなど一つとしてないのだ。 ◆ 俺たちが学校にたどり着いたとき、すでにHRの時間は過ぎており、校内は一間目の授業の最中だった。 俺は数学の教師の小言を浴びながら入室し、いつもの窓際の席に腰を下ろす。 俺の席の後ろに、朝倉涼子の姿は無かった。鞄が掛けられている様子もない。 はじめから朝倉涼子などはこの世に存在しなかったように、朝倉涼子を示すあらゆる要素が、俺の前から姿を消していた。 それでいい。俺は思った。 俺の知る世界には、朝倉涼子など、存在しないのだから。 ◆ 二間目と三間目の間の休み時間に、長門からのメールが届いた。 長門は朝倉にメールを送ってみたが、返信は得られなかった。とのことだ。 俺はそれに対する返信の文面をしばらく考えてみた。が、適当な言葉が見つからず、返信をすることをやめてしまった。 もはや俺にとって、朝倉がどこに消えてしまったかなど、どうだってかまわないことなのだから。 俺は歴史の教師の言葉を聞き流しながら、これから何をするべきかを考える。 朝倉涼子が消えた。それは、一見、とても重要な出来事のように思える。 が……考えてみれば、朝倉が消えたことで、一体何が変わるというのだろうか。 世界は此れまでどおり。ハルヒは居ない、古泉も居ない。長門はああだし、朝比奈さんもあの調子。 ……結局、何も変わらないのではないだろうか。 待てばいい。 俺はその結論に到達した。 探せるものは、一月前に一通り探した。俺にわかることは何一つない。 俺にできることといえば、あとはただ、待つだけだ。 俺がこの世界にやってきてから一月が経ち、朝倉が消えたように。 何かが起こるまで、待ちつづけるしかないのだ。 ◆ 動き出しさえすれば、物事が進むのは早いものだ。 その日の昼休み。この世界からもう一人、俺の知る人物が消えた。 そいつ顔を最後に見たのは、一月前の十二月十七日。 その日を最後に、そいつは俺の前から姿を消した。 そして、今。俺の知らないどこかで、俺の知らない誰かの手によって。 そいつは、この世界から消えた。 ◆ 「……キョン、聴いたかい?」 昼休み。意識を宙ぶらりんにしたまま、延々と無駄な時間をすごしていた俺に声を掛けたのは、国木田だ。 いつもは気の抜けた微笑を浮かべている端正な顔面に、今日は何故だか、イヤにこわばった真顔が貼りついている。 「どうした、校内にV6のロケでも来たってのか」 「聞いてないの? 嘘だろ、さっきからみんな、その話ばっかりなのに」 国木田は俺の無知をあざ笑うように、大げさに驚いた後、顔を近づけ、囁くように言った。 「今朝、光陽園の生徒の死体が見つかったんだって」 「死体だ? なんだ、心臓麻痺か?」 「ううん、殺されたんだって。どうも、ナイフで刺し殺されてるって」 突然の展開に、俺は話についていけきれなかった。 光陽園高校。聞き覚えのあるその名前は、隣町に舎を構える、お嬢様系の女子高の事だ。 そこの生徒が、殺された。 「何、なんだ? 殺人だって? 光陽園で?」 俺と国木田の会話を聴きつけたのか、離れた席で食事をしていた谷口が、目を丸くして割り込んでくる。 「通り魔か何かかよ? おいおい、冗談じゃねえぞ。で、誰が殺されたんだ?」 「いや、さすがに、一人殺されただけで通り魔とは決められないと思うけど……」 国木田は困り顔を浮かべながら、手に持った携帯電話のモニタを見つめている。 「これ、言っていいのかな。殺された生徒の名前……確かな情報かどうか、わかんないんだけど」 そう呟いた国木田は、俺と谷口の顔を見比べた後、まあ、もうみんなに知れちゃってるよね。と、ため息混じりに呟いた。 そして、次の瞬間。 その名前を、口にした。 「光陽園学院一年の、涼宮ハルヒさん」 つづく
https://w.atwiki.jp/crossnovel/pages/112.html
光も音も何も存在しない暗闇の世界、そんな世界に金糸雀はいた。 彼女は求めていた。 この世界からの脱出方法を、そして自分の体を利用してモモタロスと戦っている存在を止める方法を・・・。 「残念ながら、無駄かしら!」 振り向く金糸雀。 そこにはもうひとりの金糸雀がいた。 金糸雀は声をあげようとする。 だが、自分が何と言おうともその声は声にならず、ただ口をパクパクさせるだけであった。 「何を言ってるか分からないけれど・・・あなたはもうあなたじゃないかしら。」 そう言うと、もうひとりの金糸雀の体は砂のようになり、そして別の形を作り出そうとしていた。 「ふふふ・・・もうここは『あなたの世界』じゃないかしら!この世界は・・・俺の物だ!!」 仮面ライダー電王 ソードフォームは金糸雀が変身した仮面ライダーNEW電王と戦っていた。 幾度となく襲いかかるマーチェテディに対し、デンガッシャーで応戦する電王。 だが、電王自身はNEW電王への攻撃を仕掛けることは無かった・・・というより出来なかった。 モモタロスは考えていた。 本当に金糸雀が犯人なのか? あの優しさも、本当は自分たちを利用するための演技でしかなったのか? いや、そんなはずはない。 何故なら・・・。 葛藤するモモタロス。 そのため、戦いは防戦一方となっていた。 『しぶとい奴かしら!これならどうかしら?』 そう言って、腰のデンガッシャーをガンモードにして発砲するNEW電王。 突然の攻撃に、電王は全ての弾丸を胴に受ける。 「ぐあっ?!・・・くそっ・・・金糸雀・・・。」 フラフラになりながらも起き上がる電王。 だが、これまでの攻撃を全て防御しようとしたことによる疲れで、構える力はすでに残っていなかった。 『これで・・・最後かしら!!』 マーチェテディの大きな一振りが、無防備となった電王を襲いかかる。 その時・・・。 『・・・何者かしら?!』 電王へと振り下ろされたマーチェテディをふたつの刃が阻止する。 「おっと、お嬢ちゃん。こんな危ない武器を振り回すより、僕に釣られてみない?もっと面白いことが体験出来るかもよ?」 「ウラタロス!何、戦闘中にナンパしてるんだよっ!!」 NEW電王の攻撃を阻止する者、その正体はウラタロス、そして仮面ライダーゼロノス ゼロフォームであった。 ゼロガッシャーでNEW電王を押し返すゼロノス。 そして、今度はゼロノスとNEW電王との戦いが開始された。 「侑斗・・・カメ・・・。」 「先輩、ここは僕たちに任せてよ。良太郎!」 『うん・・・分かった。』 電王の中にある野上 良太郎の意思がデンオウベルトの青いボタンを押そうとする。 だが、ボタンを押すはずの右手は、己の左手によって阻止させられてしまった。 『モモタロス?!』 「ちょっと、先輩!何やってるの?!」 「良太郎・・・カメ・・・ここは俺にやらせてくれ・・・。」 「『自分に・・・』って、もうボロボロじゃない!」 「うるせぇ・・・カメ公・・・これは・・・俺の問題なんだ・・・。」 そう言って、再び立ち上がる電王。 だが、再び倒れてしまう。 倒れる電王に対し、両腕でキャッチするウラタロス。 「先輩!」 「カメ・・・頼む・・・行かせてくれ・・・。」 「先輩・・・休むことも必要だよっ!!」 そう言って、ウラタロスは電王の腹部を殴る。 「な・・・。」 気絶する電王。 「ごめんね、先輩。」 そう言うと、ウラタロスは電王と合体、ロッドフォームへとフォームチェンジした。 BGM:http //www.youtube.com/watch?v=0VCWGS83sHE 時の列車、デンライナー。 次の駅は過去か?未来か? 火花を散らす、ゼロガッシャーとマーチェテディ。 遅れて、電王のデンガッシャー ロッドモードも戦いに加わる。 これまで優位に戦いを進めていたNEW電王だったが、2対1の猛攻、 そして離れた間合いから攻撃を行なう電王に押され始めていた。 『ならば・・・これで・・・!』 再び、ガンモードのデンガッシャーでの攻撃を行なおうとするNEW電王だったが、 瞬時に気づいたゼロノスによってデンガッシャーを叩き落されてしまった。 「そろそろ3枚に・・・いや、今日は焼き魚で行きますか!」 そう言うと、電王は自身のデンガッシャーをガンモードに変え、NEW電王との間合いを取る。 そして、ゼロノスも同様にボウガンモードへと変えて、相手との間合いを取った。 FULL CHARGE!! FULL CHARGE!! 武器にエネルギーを溜めるダブルライダー。 そして、デンガッシャーからはオーシャンストライクが、ゼロガッシャーからはグランドストライクが同時発射され、 一直線にNEW電王へと向かっていく。 だが、2つの光弾がNEW電王に向かう途中、何者かがこの直線上に乱入してきた。 「あれは・・・先輩?!」 それは満身創痍のモモタロスであった。 「おい、モモタロス!何やってるんだ!!」 ゼロノスが叫ぶ。 だが、モモタロスはNEW電王を守るかのように2つの光弾の前に立ち塞がった。 『モモタロス、危ない!』 良太郎も叫ぶ。 だが、モモタロスは動くこと無く、そのまま体に光弾の直撃を喰らうのであった。 倒れこむモモタロス。 そして、それをあざ笑うかのように変身を解除した金糸雀が現われる。 『ふふっ、本当にあなたは馬鹿かしら。自分が利用されてたことをまだ受け入れられないなんて究極の馬鹿かしら!』 「・・・言ったはずだ・・・俺は・・・金糸雀を・・・守ると・・・。」 『守ろうとした結果が『死』なんて、ちゃんちゃらおかしいかしら!』 「・・・言いたきゃ・・・勝手に言ってろ・・・偽者め・・・。」 『何を言ってるかしら!カナはカナ・・・。』 「・・・よく言うぜ・・・そんな悪役な台詞・・・涙流しながら言う奴なんて・・・いねぇんだよ・・・。」 『・・・涙?』 金糸雀は自分の頬を触る。 そこには一滴の涙が流れていた。 『どうして・・・涙が・・・。』 「・・・聞こえるか・・・金糸雀・・・俺の役目は・・・ここまでだ・・・後は・・・お前の力で・・・頑張れ・・・。」 『この死にぞ「・・・ロス」こないめ!』 金糸雀がマーチェテディを振りかざす。 『この一撃で「・・・モ・・・タロス」お前を「・・・モモ・・・タロス」黙らせ「・・・モモタロス!!」・・・な・・・何だ?!』 突然、体が発光しだす金糸雀の体。 と同時に金糸雀は苦しみだした。 『な・・・何故だ・・・どうして・・・。』 「・・・カナは・・・カナは・・・カナかしらぁあああああ!!」 復活する金糸雀の意識。 そして、金糸雀の体からは1つの砂の塊が飛び出してきた。 「あれは・・・イマジン?!」 電王が言う。 「くそぅ・・・我が名はタピルス・・・夢を喰らいしイマジン・・・。」 「夢?」 「そう、あのイマジンは夢・・・今回の場合は金糸雀くんの夢を使って我々を倒す作戦を実行していたのです。」 突然の声に後ろを振り向くダブルライダー。 そこには、見たことの無い<黒と緑のツートンカラーの時の列車>から降りてくるオーナーの姿があった。 「オーナー!」 「ようやく分かりましたよ、金糸雀くんのページの一部を『封印していた存在』があのイマジンだったとはね・・・。」 『ページ・・・?』 「そや、あのページには金糸雀が行なった一連の行動が事細かに書かれておる。桜田っちゅう家に侵入し、その家のPCで遊び、 ティータイムに参加しようかと悩み、最終的には昼寝したっちゅうまでの行動がな。」 時の列車から今度はフィリップが降りて来て言う。 「しかし、このすぐ後のページには金糸雀くんと幸太郎くんの出会い、 そしてあのイマジンと幸太郎くんとの交戦に関することなどが記載されていました。 おかしいと思いませんか?」 「・・・確かに。昼寝の直後に幸太郎との出会いなんて唐突過ぎるし、 その間に何かあったとしても、そこだけ抜け落ちているのは不自然だ。」 ゼロノスが言う。 「簡単なことですよ。どんな生物でも夢の中では何にでもなれる・・・つまり『無限の存在』なのです。」 「だが、それは逆に言えば『何にでも変更出来る』とも言い換えられるわな。 あのチビちゃんみたく今までの過去をリセットされて、嘘の過去を上書きさせられる・・・てな。」 『嘘の過去って・・・まさか幸太郎は!!』 「おそらく、『幸太郎くんが倒された』という過去が上書きさせられた影響で存在を消されたのでしょう。 嘘の時の流れに整合性を持たせるためにね・・・。」 「もう遅い・・・。」 タピルスイマジンが言う。 「いくら俺の作戦が分かったところでNEW電王も・・・そしてモモタロスも帰っては来ないのだ! 貴様らを全滅させるには程遠いが、貴様らに十分なダメージを与えられただけでも俺は満足なんでな!!」 「・・・残念ながら、ダメージは0ですよ。」 オーナーが言う。 「何だと?!」 「そうですねぇ・・・説明するより聞いて見てもらったほうが分かるかもしれませんねぇ。金糸雀くん!」 「・・・ハイかしら!」 「君の曲を聞かせてくれないでしょうか?」 「ちょ・・・オーナー!こんな非常事態に・・・。」 「・・・君の持ち歌の1つ、『カタストロフ』を。」 「!!」 「・・・?」 「駄目ですか、金糸雀くん?」 「・・・オーナーさんを信じるかしら。」 そう言って、金糸雀はバイオリンを取り出した。 演奏を始める金糸雀。 そのバイオリンからは『恐怖』や『悲しみ』といったものを連想させる重低音が放たれるのであった。 「な・・・なんだ・・・こ・・・この曲は?!」 その音に呼応するように苦しみだすタピルスイマジン。 そして、金糸雀も引きながら苦悶の表情を浮かべていた。 だが、オーナーや電王たちには何も異常が起きていなかった。 「オーナー、これはいったい・・・?」 ゼロノスが聞く。 「カタストロフ・・・つまり『世界の崩壊』ですよ。『金糸雀くんの夢の世界』のね・・・。」 『そうか!あの子やあのイマジンは本来この世界の住人じゃない。あの子の夢の力で出現した存在なんだ!!』 「そう。そして、金糸雀くんの引いているあの曲は『自分の世界を破壊する』という究極の自爆技のようなもの。 だから、金糸雀くんの夢の世界の住人であるあの2人のみが曲の効果を受けているのです。」 「や・・・やめろ・・・。」 耳を押さえながら苦しむタピルスイマジン。 だが、金糸雀の曲はさらに強さを増していく。 しかし、一方の金糸雀も『カタストロフ』の効果に蝕まれ、演奏する力を失いつつあった。 「・・・くっ・・・もう・・・ダメかしら・・・。」 『後は・・・お前の力で・・・頑張れ・・・。』 突然、フラッシュバックするモモタロスの声。 そうだ、今このイマジンに立ち向かえるのは自分しかいない。 今は・・・ただただ頑張るしかない!! そんな気持ちが金糸雀を奮い立たせる。 金糸雀は曲を弾き続けた。 テンポの上がるバイオリンの音。 強さを増す重低音。 そして、さらに苦しむタピルスイマジン。 「う・・・わ・・・俺の・・・体が・・・。」 ついに金糸雀の曲が最高潮に達した時、金糸雀は指でバイオリンの弦を弾いた。 弾かれたことで千切れる弦。 そして、金糸雀とタピルスイマジンの体も千切れた弦のように崩壊した。 これが『カタストロフ』完成の合図であった。 「消えた・・・。」 変身を解いた良太郎が言う。 「これで・・・終わりなのか?」 「い~え、これからが本番ですよ。」 変身を解除した桜井 侑斗の言葉をオーナーが否定する。 「これから・・・?」 「さて・・・フィリップくん、ついでで悪いですが、我々を送っていただけないでしょうか?」 「乗りかかった船やし、拒否るワケにはいかんやろ!」 そう言って、フィリップは時の列車の中に戻ってしまった。 「良太郎くん、桜井くん、君たちも来てください。あと・・・『彼ら』を置いていかないように気をつけてくださいね。」 そう言って、オーナーは後ろを指差した。 「「彼ら・・・?」」 振り向く良太郎と侑斗。 そこには3つの影があった。
https://w.atwiki.jp/mizuto25/pages/13.html
暖かく僕らを照らしつずける太陽を包み込むやさしい空・・・まるで僕らの罪をあざ笑っているように見える・・。 幾千もの星が瞬く夜・・君が祈った星は君に何を囁きかけたのだろうか・・人間の愚かな欲望のために何を言ったのだろう・・。 僕らが見ている空は僕らをいったいどれだけ知っていて僕らを見捨てつずけたのだろう。君の願いなんてかなえてくれるはずがないのに・・。 果てしなくつずく道を永遠に歩きつずける・・君を捜し求め果てしなく続く空を黒い翼で羽ばたき続ける・・君の愛を得るために・・。 どんなに叫んでも叶うはずがない僕の愛・・どんなに叫んでももう届くはずがない君の声・・空は果てしなく遠いのだから・・。 神と悪魔が手をつないでも僕らの恋は叶わない・・君が死ぬまで・・・。
https://w.atwiki.jp/tsundereidayon/pages/237.html
バストーニュの森のどこか。狭苦しいたこつぼの中で。 しんしんと降る雪で、全ての音が亡くなったかと思える所で起こったお話。 「やぁ軍曹、今日もたるんどるな」 「…少尉。先日死んだんじゃなかったんですか?」 「あぁ、まああの糞クラウトの連中が迫撃砲をぶっ放しおってな」 「はぁ。豆鉄砲じゃ死なないんじゃなかったんですか?」 「バカモン。クラウトの豆鉄砲じゃ死ななかったろうが。迫撃砲だ!」 「はぁ。さしたる違いも無い気がしますが。」 「貴様はそういう所がなっとらんのだ。その違いが分からんとはとんだ間抜けだな。」 「いやまぁそうかも知れませんが。なんでまた戻ってきたんですか?」 「む?まぁそれはだな…貴様らが残り少ない命にすがってヒィヒィ言ってる姿をあざ笑いに来たに 決まっとろうが!」 「はぁ、少尉も暇なんですねぇ。」 「ふん、どうとでも言え。お前らが砲撃の下で這々の体で逃げ回る姿を後ろから鼻糞ほじくりながら 見てやるからな。情けない連中どもめ。」 Artillery! Incoming!!!!!! Cover!!! Move!! Move!!!!! Go to the Foxhole!!!hastle up!!!!! 「っと、アホども撃ってきやがったな、隠れますよ!あわわわわ…」 「はっ、無様にケツまくって逃げ回っとるな…と、おい軍曹、そっちは多分次に砲弾が落ちてくるぞ… こら軍曹、そっちへ行くな。あー軍曹、BARを落としたぞ。さっさと拾わんか。あ、まずいまずい そろそろ次のが落ちてくる、あっちのたこつぼへ入れ。さっさと走らんか鈍足め。あー、やっぱり そっちはだめだ、狙撃兵が狙っとるぞ。こっちだ、こっち。あ、あっちで二等兵が困っとるぞさっさと 助けにいかんかほら。あ、ほらほらヘルメットを忘れてるぞ」 「…結局何しに来たんですか?」 「んー、さっき言っただろう。お前らの醜態をあざ笑いに来たんだ。」 「その割には色々と助言していただいたみたいですが…ありがとうございます」 「む、むぅ……ハン!お前らみたいなケツの青い連中をほっといたら祖国が負ける事になるからな。 我が国の為にアホどものケツを蹴り上げにきただけだ。」 「…結局助けに戻って来てくれた訳ですね、ありがとうございます。」 「ふん!祖国アメリカのためよ!貴様の様な鈍足が我が愛する陸軍に居ることすら 俺には気に食わんのだからな!ほんとだぞ!」 「はいはい。そういう事にしときます」 「なっ…貴様、上官に対する敬意がなっとらん!貴様、一度再訓練所にいって…」 戦いは変わらなかったけれど、すこし、賑やかになったたこつぼの中であった。 バストーニュの戦いに於いて、アメリカ軍死傷者、MIA、POWはあわせて75000人もの数に上る。 戦いは激しかったが、誰一人救援が必要だと感じてはいなかった。皆、勇気を持って戦った。 おしまい。
https://w.atwiki.jp/nikuq-niuniu/pages/745.html
帝国軍あざむき作戦 依頼主 :グラウムント(モードゥナ X22-Y7) 受注条件:レベル44~ 概要 :レヴナンツトールのグラウムントは、冒険者に情報を提供してくれるようだ。 グラウムント 「ふーん、帝国軍に囚われたお仲間を助けにね。 ・・・・・・いいぜぇ、協力してやんよ。 オレも個人的に帝国軍に恨みを持っているからな。 ・・・・・・へへ、ヤツらを出し抜く作戦でも考えるかねぇ。 っと、その前に・・・・・・。 まずは、そのお仲間とやらが、 本当に「カストルム・セントリ」に居るのか 確認したほうがいいかもしれないなぁ。 最近あそこは人の出入りが激しい。 念の為に確認しておいたほうがいいってもんだ。 「カストルム・セントリ」のはずれに、 要塞から伸びている「排水口」があるんだ。 ・・・・・・実はあれ、要塞内の司令塔と繋がっているのさ。 奥は閉じられているから侵入まではできないけど、 時折、内部からの声が管に反響して聞こえてくる。 そこで情報を得ることができるかもしれない。 お仲間が確認できたら作戦を・・・・・・。 ・・・・・・うーんと、何か作戦名は・・・・・・。 そうだ、「帝国軍あざむき作戦」を開始しようぜ!」 排水口に入る ・・・・・・兵士たちの声が廃管に反響して聞こえてくる・・・・・・。 生真面目な声 「・・・・・・それで・・・・・・例の捕虜はどうしている? まだ・・・・・・粘って・・・・・・のか?」 若い声 「どうもこうもねぇよ・・・・・・。 あのミンフィリアとかいう女・・・・・・尋問してもダンマリだ。 ・・・・・・実際・・・・・・よく耐えているぜ。」 不機嫌な声 「ほかの・・・・・・連中も同じだ。 ・・・・・・特にあのエレゼン野郎・・・・・・。 わけのわからないことばっかり・・・・・・と言ってやがる。」 若い声 「しかし・・・・・・リウィア様は・・・・・・ ・・・・・・いったい・・・・・・なんだってあの女を?」 不機嫌な声 「なんでも俺たち・・・・・・ガレアン族にない・・・・・・ 不思議な力を・・・・・・持ってるとか・・・・・・何とか。」 若い声 「・・・・・・エオルゼアの・・・・・・野蛮人が使う・・・・・・ 魔法・・・・・・みたいなもんか?」 不機嫌な声 「さぁてね・・・・・・。 それこそ・・・・・・リウィア様に聞いてみなよ。」 若い声 「き、聞けるわけないだろ! そんな興味本位の・・・・・・ことを聞いて・・・・・・みろよ。 あっという間に・・・・・・首が・・・・・・飛んじまう。」 生真面目な声 「・・・・・・そろそろ・・・・・・時間だ。 リウィア様に怒られないうちに・・・・・・持ち場に戻るぞ。」 ・・・・・・兵士たちの声は聞こえなくなった・・・・・・。 アルフィノと話す アルフィノ 「Niuniu、どうだった? ・・・・・・なるほど、ミンフィリアは中にいる様子なのだな! それに、ほかにも囚われている者がいると・・・・・・。 では、救出の準備を進めよう。 先ほどシドがグラウムントと計画について話していた。 具体的な段取りをシドと相談してくれ。」 シドと話す シド 「グラウムントと、ミンフィリア救出の・・・・・・ 「帝国軍あざむき作戦」について話しておいた。 予定どおり「魔導アーマー」を手に入れ、 俺たちが帝国兵に変装して、 正面から「カストルム・セントリ」に侵入する。 魔導アーマー奪取の方は、 グラウムントが別途計画を立ててくれている。 それまで、俺たちは別の準備だ。 さて、やるか! ビッグスとウェッジの救出を手伝ってくれた分、 はりきってみせるぜ!」
https://w.atwiki.jp/zambfyashiyu/pages/58.html
No.85 ギンボール H P S P こうげき まもり まりょく ていこう わ ざ はんのう はやさ ギンボール 92 15 78 90 80 85 80 73 78 移動力 経験値倍率 加入ステージ ギンボール 7 120 原始の谷 弱点 耐性 炎 水 風 森 E 聖 呪 魔 武 無 氷 地 闇 上 下 毒 鉄 回 補 時 陸 癒 強 連 そこらじゅうを転がる銀箔で覆われた玉。 全長90cm、体重80kg。 戦場より足枷役としての仕事のほうが多い。 いつもあざ笑っているような顔に見えるが、これは作り笑いで美容のためらしい。 ステータスはやや固めの数値をもつ以外は平凡。 移動力は飛行能力はないが7もあるので、動かしやすい。 化け物レベルの耐性をフルに活かして、フィールドを動き回って敵を疲弊させるのがオススメ戦法。 弱点を受けるときはかなりもろいので注意。 「ジャイロボール」は必殺の一撃が決まれば思わぬ火力になるかもしれない。 「金属音」は相手の魔法攻撃への通りをよくし、「ドルマ」「破壊衝動」とコンボで。 LV スキル 基本 体当たり 17 ジャイロボール 33 ドルマ 36 金属音 45 爆破衝動