約 3,247,702 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/52484.html
登録日:2022/11/05 Sat 00 00 00 更新日:2024/02/04 Sun 08 42 39 所要時間:約 11 分で読めます ▽タグ一覧 DM DM22-EX1 ウェーブストライカー サバイバー ダイナモ デュエル・マスターズ リアニメイト 呪文 漂流大陸の復活 闇文明 闇文明の呪文 サファイア・ミスティの13番目の計画によって12のプログラムが機能しなくなった影響は徐々に色々な形で現れ始めた。 その中でも大きなもののひとつは、失われたはずの漂流大陸の復活だった。 (*1) 《漂流大陸の復活(リバース・オブ・ザ・サバイバー)》とは、TCG「デュエル・マスターズ」のカード。 DM22-EX1「黄金戦略!!デュエキングMAX 2022」に収録された闇文明の呪文である。 ちょくちょく強化されてきたサバイバー、そして長い間スルーされてきたために公式から見放されているんじゃと諦観されつつあったウェーブストライカーとこっちは本当に見放されつつある気がしてならないダイナモを対象にした待望のサポートカード。 数を揃えた攻めがコンセプトで1体1体は貧弱な彼らだからこそ許された、他の種族だったらプレ殿一直線だろうヤケクソ染みた反則的な強化内容となっている。 ●目次 解説 相性の良いカードサバイバー ウェーブストライカー ダイナモ 背景ストーリー 備考 解説 漂流大陸の復活(リバース・オブ・ザ・サバイバー) R 闇文明 (5) 呪文 各プレイヤーは、「ウェーブストライカー」を持つクリーチャー、サバイバー、ダイナモをすべて、自身の墓地から出す。 サバイバーとウェーブストライカーとダイナモを対象にしたシンプルなリアニメイト呪文。 だが墓地の対象クリーチャー全員を、何の制限も制約も無しに、たったの5マナで場に呼び出せてしまうのは異常の一言に尽きる。 どれだけイカれた効果なのか、参考までに同コストで有名所なリアニメイト系呪文を挙げていくと インフェルノ・ゲート R 闇文明 (5) 呪文 進化ではないクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。 ※プレミアム殿堂 インフェルノ・サイン P(UC) 闇文明 (5) 呪文 S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい) コスト7以下の進化ではないクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。 ※殿堂入り 殿堂入りしているこれらのカードですら1体のリアニメイトを前提として何らかの縛りが掛かっている中で、コスト制限どころか進化・非進化すら問わずに複数のクリーチャーを展開できる《漂流大陸の復活》がいかに飛び抜けた性能かよく分かる。 それぞれ能力の形式は異なれど、数を並べる事がスタートラインな点で共通しているサバイバー・ウェーブストライカー・ダイナモだからこそ実現できた呪文だろう。 このカードで大量展開できれば、サバイバーならSV能力を全員で一斉に共有し、ウェーブストライカーならWS能力が次々と起動していき、ダイナモならより多くの能力を1体のダイナモに集中できるようになる。 環境の高速化によってギミック発動のためのクリーチャーを並べる段階にすら到達できなかった彼らにしてみれば、まさしく願ったり叶ったりな1枚である。 一方で見過ごせない欠点も存在する。 各プレイヤーの墓地から該当クリーチャー全員が呼び出されるため、それらを使うデッキと当たった際のミラーマッチには基本的に弱い。滅多にないだろというのは禁句 次に闇文明のこのカードを必ず入れる都合上、せっかく各文明に満遍なくクリーチャーがいるにもかかわらずデッキの色が縛られてしまう。 墓地に大きく依存したカードなので《とこしえの超人》を始めとした小型メタクリーチャーには滅法弱く、更にはどのテーマも墓地肥やしを頻繁に行うようなカード群ではないため、墓地から大量展開する効果とあまり噛み合っていない…が、ウェーブストライカーに関してはこの点を克服している(後述)。 相性の良いカード サバイバー サバイバー同士で互いのサバイバー能力を共有し合うクリーチャー群。 過去に二回ほどテコ入れがされただけあって、カードプール自体は三種の中で一番豊富。 《シグマ・トゥレイト》 サバイバーの元祖切り札。 進化サバイバーだが《漂流大陸の復活》は進化クリーチャーにも対応しているため、他のサバイバーを進化元にして共に展開できる。 クルー・ブレイカーで場にサバイバーが増えれば増える程に打点も増していくため、大量展開とは最高に相性が良い。 《ブレイドラッシュ・ワイバーンδ》 《オメガ・ゴライアスδ》 W・ブレイカー(とオメガ・ゴライアスはパワー+5000)を共有してくれるサバイバー。 場にいるサバイバー全員の打点を底上げしてくれる。 《流星魚α》 アンブロッカブル持ちサバイバー。 ブロッカーを無視して攻撃できるので全体の突破力を引き上げてくれる。 《聖域の守護者フォボス・エレインγ》 cipで山札から呪文をピンポイントでサーチできるサバイバー。 能力の共有を活用して、他のサバイバーと共に展開すれば山札にある残りの《漂流大陸の復活》を一気にサーチできる。 しかし複数枚の《漂流大陸の復活》を確保できても、墓地にサバイバーが貯まっていなければそのまま手札で腐ってしまうのは考え所。 採用する場合は墓地肥やしを多用していきたい。 《無礼な刃 ラッシュα》 《サイバー・B・フィッシュα》 《育ち盛りのホーンα》 《奇石 アゾールα》 《暗黒鎧 ギガリンα》 DMEX-18で登場したサバイバーサイクル。 それぞれスピードアタッカー、ジャストダイバー、マッハファイター、ブロッカー、スレイヤーを共有し、更に同じ文明のクリーチャーなら種族にサバイバーを付与して自身のサバイバー能力を与えてくれる。 スピードアタッカーとジャストダイバー、そして上述の《流星魚α》よりアンブロッカブルの三つ全員で共有すれば鉄壁の耐性を持つ速攻軍団が完成する。 サバイバー以外でも色が合うなら能力を付与してくれるため、ウェーブストライカーかダイナモデッキへの単独出張もアリ。 《イプシロン・トゥレイト》 デュエプレから逆輸入された闇の進化サバイバー。 アタックトリガーで《インフェルノ・ゲート》と同等の非進化なら何でも蘇生できるリアニメイト効果を発揮する。 墓地に落ちた非サバイバー・ウェーブストライカー・ダイナモもこれで場に出せるため、遠慮なく墓地肥やしできると共に大型クリーチャーの採用も検討できるようになった。 ウェーブストライカー 場に3体以上のウェーブストライカーが並ぶ事で固有のWS能力が起動するクリーチャー群。ややこしいが種族ではなくキーワード能力。 WS能力は強力なcipが多めな反面、ウェーブストライカーの数を揃えるために取りあえず召喚しても能力が発動できず、いざ3体揃っても既に召喚済みのためにcipが起動できないといったジレンマを抱えていたが、《漂流大陸の復活》によって同時大量展開が可能となり大幅に改善された。 更には同じくDM22-EX1にて新たに呪文面を宿したツインパクト版ウェーブストライカーがデザイナーズコンボとして大量収録された。 初動として呪文面を撃っているだけで勝手に墓地が肥えるので課題だった墓地肥やしもクリアするなど、三種の中で最も勢いに乗っている。 《略奪秘宝ジャギラ》 DM22-EX1でにおけるウェーブストライカー再評価でおそらく最も注目を浴びたパンドラボックス。 5コストで3枚のハンデスが可能という、収録当時どころかインフレが進みまくった2023年現在で見てもかなりえげつない能力を秘めており、従来のウェーブストライカーデッキでも必須級の1枚として扱われていた。 《漂流大陸の復活》とは色が合っている上にWSのcipハンデスも大量展開とマッチしており、最高の相性を実現している。 今後は今まで以上に重宝され、相手の手札をズタズタにしてくれるだろう。 既存のWSがほぼ全てツインパクトとしてリメイクされる中でこのカードだけは流石にオーバースペックと考えられたのか、そのまま再録されるだけに留まった。 《薔薇公爵ハザリア/ファントム・ベール》 あの《薔薇公爵ハザリア》がツインパクトと共に再来。 呪文側の《ファントム・ベール》はわずか1コストで発動できるために墓地へ送る事が容易で、効果によって相手クリーチャー全員を自爆特攻させられる。 WSが起動すればcipによって選ばせ除去も発揮する。 《星雲の精霊キルスティン/神秘の石柱》 ウェーブストライカーの将《星雲の精霊キルスティン》がツインパクトの力を手に帰ってきた。 WSによる味方クリーチャー全員へのパワー+5000&W・ブレイカー&ブロッカー付与はそのままに、呪文側の《神秘の石柱》でマナブーストと墓地肥やしを同時にこなせる器用な動きも可能になった。 ところで、単色がアイデンティティなウェーブストライカーのリーダーが他文明の力に手を染めるのは如何なものだろうか…。 ダイナモ ダイナモが攻撃できるとき、もしくはバトルする際、代わりにタップする事で自身のパワーと能力を他のダイナモに分け与える能力を持つクリーチャー群。 ただでさえ三種の中でもとりわけ評価が低かった事に加え、その後の強化の機会にも一切恵まれこなかったという二重苦を抱えている。 追い打ちを掛けるように闇文明持ちの純粋なダイナモが1体もいない(*2)という《漂流大陸の復活》との色の噛み合わなさも相俟って、そもそも同じデッキに組み込む事自体が難しくなっている。 ウェーブストライカーのツインパクト化のようなテコ入れが同時収録されるような事もなく、ポテンシャルはハッキリ言って三種の中で一番低かった。 しかし一年後のDM23-EX2にて、ウェーブストライカーと同じくツインパクト化したダイナモが大量に追加され、新規ダイナモも4枚登場した。 闇文明のダイナモは相変わらず出てこなかったが、代わりにツインパクトで闇文明の呪文と合わさったダイナモが何体か登場した事でようやく《漂流大陸の復活》と無理なく同居できるようになった。 《電脳鉄人センジュオー/センジュ・チューン》 ダイナモの代表的なフィニッシャー。 クリーチャー側の《電脳鉄人センジュオー》は、アンブロッカブル&ダイナモ能力を使用した数だけ追加でブレイクする効果を1体に集中させ、相手のシールドを一気に削ってしまう。 ダイナモを大量展開すればするほどセンジュオーの効果で割れるシールドの数も増えていくため、《漂流大陸の復活》との相性はやはり良好。 呪文側の《センジュ・チューン》は手札の数だけドローした後、同じ枚数を墓地に捨てる手札交換として機能する。 手札を一旦倍にした後で捨てられるため、リアニメイトしたいクリーチャーを吟味して墓地送りにできるのがメリット。 S・トリガー付きなのでダイナモ軸のみならずマッドネスでの活躍も期待されている。 《早食王のリンパオ/ライク・ア・ローリング・ストーム》 従来のダイナモデッキでは同じく必須級だった1枚もツインパクト化。 クリーチャー側の《早食王のリンパオ》はダイナモ効果を即座に起動する上で重要なスピードアタッカーを備えていて、このクリーチャーを召喚・タップしてスピードアタッカーを受け渡していくのが主な動きだった。 呪文側の《ライク・ア・ローリング・ストーム》は山札の上から3枚墓地に送った後、墓地からクリーチャー1体を回収できる。 墓地肥やしで《漂流大陸の復活》による大量リアニメイトの下準備として機能する他、もれなくツインパクトもクリーチャーとして釣れるので呪文の回収もできたりする。 《大鉄漢シルバスターズ/スクリーム・チャージャー》 クリーチャー側は攻撃してブロックされなかった際に1枚ドローというかなり渋い効果だが、重要なのは墓地肥やしできる呪文側の《スクリーム・チャージャー》。 チャージャー呪文として一気に4枚ものカードを墓地に送りつつ闇のカードを回収できるため、誤って墓地に落としてしまった《漂流大陸の復活》もこれで手札に戻す事が可能になる。 また、チャージャー呪文のツインパクトとしては地味に初の多色カードでもある。 背景ストーリー エピソード3より後の超獣世界にて《電磁星樹アマリンα》を発端として勃発した、アウトレイジ・オラクル連合軍とサバイバーの数百万年に渡る戦争。 しかしサバイバーを急速進化させた「O.V.E.R.Evo.」含む12のプログラムを《サファイア・ミスティ》が13番目のプログラムで書き換え、サバイバーの進化速度は停滞。 このカード及びDM22-EX1収録の幾つかのカードに記載されたフレーバーテキストでは、ミスティによる介入後の出来事が語られている。 《サファイア・ウィズダム》が組み込んだ12のプログラムは既に超獣世界の根幹に根付いており、13番目のプログラムによって上書きされた事でそれはそれで問題が発生するようになった。 その影響は様々な形で世界に現れ始めており、その一つがかつて失われた漂流大陸の復活であった。 同時にこの光景を見て、失われた記憶を取り戻すクリーチャー達もいた。チームエグザイルである。 アウトレイジの中でも出自がよく分かっていなかった彼らだが、実はかつて漂流大陸にて全てを飲み込もうとするサバイバーと死闘を繰り広げていたのだ。 それと同時にサバイバーもまた三度目の復活を遂げていた。しつこい… しかし今度は他種族を侵食する程の力も無かったため、ミスティは無視した。 備考 「漂流大陸」とはサバイバーが初めて収録された拡張パック「漂流大陸の末裔(リターン・オブ・ザ・サバイバー)」が元ネタであり、背景ストーリー的にも上述のようにサバイバーに関連したカードである。 にもかかわらずなぜ無関係のウェーブストライカーとダイナモまで効果対象に入っているのか、DM22-EX1時点では分かっていない。 現時点ではまだ明かされていないだけで、ひょっとするとエグザイル・クリーチャーのようにウェーブストライカーもダイナモも漂流大陸に由来する一族なのだろうか…? この内、ダイナモについてはDM23-EX2で一応の理由が明かされている。 復活した漂流大陸への対抗するべく「ダイナモ」を引っ提げて集まった勢力がいた事が描写されており、これに由来するものと思われる。 追記・修正は大規模テコ入れを受けてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] サバイバーにしろウェーブストライカーにしろダイナモにしろ「墓地を肥やす」というムーブが既存のデッキ構築論になかったからこいつを核にするとなると今までとは全く別のデッキになる -- 名無しさん (2022-11-05 07 46 31) 画像の引用元に全く別のものを記載していましたね…大変申し訳ありません、訂正ありがとうございます。 -- 名無しさん (2022-11-07 22 35 02) 「そもそもダイナモに純粋な闇属性がいない」って言われてみれば確かに…代表例のもリンパオは火自然のドリームメイトだし、センジュオーは水光のグレートメカオーだしなあ。いっそハブられててもよかったんじゃ。 -- 名無しさん (2022-11-08 00 04 54) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/58.html
韓国推理作家協会のアンソロジー 『今年の推理小説』(올해의 추리소설) 日本では98年版が『コリアン・ミステリ 韓国推理小説傑作選』(バベル・プレス、2002年)として刊行されている。ざっと題名を見ると、2008年版に掲載されているソン・ソニョン「誰がわたしのラーメンを食べたんだ?」が気になる。米澤穂信の「シャルロットだけはぼくのもの」のような作品なんだろうか。 2005年 http //book.daum.net/detail/book.do?bookid=KOR9788990783103 2006年 http //book.daum.net/detail/book.do?bookid=KOR9788990783134 2007年 http //book.daum.net/detail/book.do?bookid=KOR9788990553911 2008年 http //www.aladin.co.kr/shop/wproduct.aspx?ISBN=8962030101 2009年 http //book.daum.net/detail/book.do?bookid=KOR9788962030297 2010年 http //www.aladin.co.kr/shop/wproduct.aspx?isbn=8962030551 若手推理作家のアンソロジー 『12人12色』(12인 12색) 2009年7月 副題は「韓国若手作家の推理短編集」。季刊ミステリ新人賞受賞者など、韓国の若手作家12人が作品を寄せている。 http //www.aladdin.co.kr/shop/wproduct.aspx?ISBN=8959751995 『韓国推理スリラー短編選』(한국 추리 스릴러 단편선) 韓国推理作家協会所属の作家ソン・ソニョンによれば、2008年版『今年の推理小説』はこの短編集にぼろ負けしたとのこと。1980年前後に生まれた若手作家によるアンソロジー。 韓国で「スリラー」という言葉がどのような意味を持っているかは良く知らない。あるいは、「推理サスペンス短編選」と訳した方がいいかもしれない。 1(2008年) http //www.aladin.co.kr/shop/wproduct.aspx?ISBN=8960171557 2(2009年) http //www.aladin.co.kr/shop/wproduct.aspx?isbn=8960171573 3(2010年) http //www.aladin.co.kr/shop/wproduct.aspx?ISBN=8994210482 ホラー・スリラー等のアンソロジー 『韓国恐怖文学短編選』(한국 공포 문학 단편선) 日本でも公開された映画「コックリさん」の原作者イ・ジョンホを中心とする韓国マッドクラブの作家たちによるアンソロジー。3巻のみ「わたしの人喰いルームメイト」という副題が付いている。 1(2006年) http //www.libro.co.kr/Product/BookDetail.libro?goods_id=0100006861145 2(2007年) http //www.aladin.co.kr/shop/wproduct.aspx?ISBN=8960171549 3(2008年) http //www.aladin.co.kr/shop/wproduct.aspx?isbn=8960171565 4(2009年) http //www.aladin.co.kr/shop/wproduct.aspx?ISBN=8960171581 5(2010年) http //www.aladin.co.kr/shop/wproduct.aspx?ISBN=899421092X 『韓国スリラー文学短編選』(한국 스릴러문학 단편선) 1(2008年) http //www.aladin.co.kr/shop/wproduct.aspx?isbn=8901083027 2(2010年) http //www.aladin.co.kr/shop/wproduct.aspx?isbn=8901105187 おまけ(韓国SF、韓国幻想小説) 韓国SF 『オルタナティブ・ドリーム 韓国SF代表作家短編10選』(2007年12月) http //www.aladin.co.kr/shop/wproduct.aspx?ISBN=8960170267 『U, Robot 韓国SF短編10選』(2009年2月) http //www.aladin.co.kr/shop/wproduct.aspx?ISBN=8960171921 『パパの宇宙旅行 韓国SF短編選』(2010年5月) http //www.aladin.co.kr/shop/wproduct.aspx?ISBN=899421027X 『日本SFの想像力』(2010年7月)という本も見つけたのでついでにメモ。 http //www.aladin.co.kr/shop/wproduct.aspx?ISBN=8996430803 韓国幻想文学 『韓国幻想文学短編選』(2008年7月) http //www.aladin.co.kr/shop/wproduct.aspx?ISBN=8960172553 『韓国幻想文学短編選』1,2 (2008年8月、2009年8月) http //www.aladin.co.kr/shop/wproduct.aspx?isbn=8901085917 http //www.aladin.co.kr/shop/wproduct.aspx?isbn=8901098660 「韓国幻想文学短編選」は2つの出版社から異なる本が同じ題名で刊行されているので注意。
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/43289.html
武装兵ミステリオン C 火文明 (3) クリーチャー:ドラゴノイド 2000+ ■アクセラレイト AL−このクリーチャーのパワーは+3000され、種族にアーマード・ドラゴンを追加する。 作者:切札初那 サイクル アクセラレイト能力でパワーが上昇し種族が追加されるクリーチャー。DM-15のコモンアクセルサイクルに当たる。 《精撃の使徒アリッサー》 《アクア・オーシャンエッジ》 《悪魔怪人デビルブラッド》 《武装兵ミステリオン》 《開龍妖精ロンロン》 フレーバーテキスト 開眼した戦士は、魔導具と共に新たな伝説となった。 収録 NDMG-02 「再生編 第2弾 神滅秘技継承」 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/oiko2009/pages/32.html
あ い う ウェバー(Weber),ケン 5分間ミステリー 名探偵登場(2000) え お か カー(Carr), ディクスン 帽子収集狂事件(1933) 三つの棺(1934) 皇帝のかぎ煙草入れ(1942) パリから来た紳士 き く クィーン(Queen),エラリィ ローマ帽子の謎(1929) フランス白粉の謎(1930) オランダ靴の謎(1931) ギリシア棺の謎(1932) エジプト十字架の謎(1932) Xの悲劇(1932) Yの悲劇(1932) Zの悲劇(1933) レーン最後の事件(1933) アメリカ銃の謎(1933) シャム双生児の謎(1933) チャイナ橙の謎(1934) スペイン岬の謎(1934) ニッポン樫鳥の謎(1937) ハートの4(1938) ドラゴンの歯(1939) クリスティ(Christie),アガサ オリエント急行の殺人 そして誰もいなくなった ABC殺人事件 ポワロのクリスマス アクロイド殺し 死との約束 ハロウィンパーティー ポワロ登場 書斎の死体 マギンティ夫人は死んだ ビッグ4 ひらいたトランプ 七つの時計 ヘラクレスの冒険 もの言えぬ証人 スタイルズ荘の怪事件 け こ コーンウェル,パトリシア 検屍官(1990) 証拠死体(1991) 遺留品(1992) 真犯人(1993) 死体農場(1994) 私刑(1995) 死因(1996) 接触(1997) 業火(1997) 警告(1999) 審問(2000) 黒蠅(2003) 痕跡(2004) さ し す せ そ た ち チェスタトン(Chesterton),ギルバート・ケイス ブラウン神父の童心(1911) ブラウン神父の知恵(1914) ブラウン神父の不信(1926) ブラウン神父の秘密(1927) ブラウン神父の醜聞(1935) つ て と ドイル(Doyle),コナン 緋色の研究 四つの署名 バスカヴィル家の犬 恐怖の谷 シャーロック・ホームズの冒険 シャーロックホームズの思い出 シャーロック・ホームズの生還 シャーロック・ホームズ最後の挨拶 シャーロック・ホームズの事件簿 な に ぬ ね の は パーカー(Parker),ロバート 初秋(1981) ひ ふ へ ほ ま マガー(McGerr), パット 被害者を捜せ! み む め も や ゆ よ ら り る れ ろ わ
https://w.atwiki.jp/mystery_trpg/
ミステリーシステム基本コンセプト及び案まとめ 仮タイトル「リドラー」 ミステリーシステム基本コンセプト及び案まとめ仮タイトル「リドラー」 基本コンセプト コンテンツ一覧 タスクとか 基本コンセプト ゲームマスタVSプレイヤーという図式を推し進め、 1つのシステム的な考え方を完了させる。 ゲームマスターに対しても制約となるルールが存在する。 ゲーム内容はあくまで事件の謎解きが核。そのため勝利条件が発生する。GM側、PL側どちらかが勝利条件を満たしたらゲーム終了 ゲームマスター負荷が重くなろうが気にしない。 できるならダイスレス →一応書いたコンセプトシート コンテンツ一覧 はじめにリドラーとはどんなゲームか リドラーを遊ぶために 基本ルール(ゲームを遊ぶための最低限の知識)全体の流れ(準備から終了までを通してのゲームの流れ) プリセッション(事前準備) オンセッション(ゲームプレイ) アフターセッション(事後処理) GMルール PLルール タスクとか カード増やす。 GMポイント取得条件増やす。つーか精査する。 コンセプトシート。いずれ書く。 サンプルシナリオでも作らねばね。 テストプレイしないとね。 チャートとか作らねば 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/telespo2016/pages/166.html
フジ 月木1900~2300 冬期 世界の何だコレ!?ミステリー スポンサーリスト 1/20 30秒 - RIZAP、プロアクティブ+、日本臓器製薬、日清紡、ファミリーマート、東洋水産、近畿日本ツーリスト、(PT)コカ・コーラ、(PT)セブン アイHLDGS.(セブン-イレブン)、「ニッポン超安全サミット2016」番宣 1/27 90秒 - マルコメ 30秒 - RIZAP、明治、東洋水産、ソフトバンクモバイル、エースコック、プロアクティブ+、(PT)コスモ石油 2/3 60秒 - コスモ石油 30秒 - RIZAP、プロアクティブ+、YKK AP、オリックス生命、ユニ・チャーム、コロプラ、二階堂酒造、(PT)ユニリーバ 2/10 30秒 - RIZAP、コロプラ、プロアクティブ+、エースコック、オリックス生命、YKK AP、リクナビNEXT、(PT)KDDI、(PT)KUMON、(PT)DHC 2/17 60秒 - ロッテ 30秒 - コロプラ、サントリー、リクナビNEXT、プロアクティブ+、RIZAP、二階堂酒造、YKK AP、(PT)KDDI 3/9 60秒 - (PT)KDDI 30秒 - RIZAP、コロプラ、プロアクティブ+、android、P G、スタディサプリ、(PT)USJ、(PT)アサヒビール
https://w.atwiki.jp/majicaa/pages/953.html
___ /{/⌒⌒Y(mmm厂(_}ノ 厂(__( \ \ \\ /八{} __/ ̄ ̄\r===ァ / /}ハ} } } } } } \ /ニ {=ミ _) /ニ=/ / { } } } } } } /∧ _厂\  ̄____ノ ̄ /{ ー{ } } } } } }/ / { /⌒\ /`>┐ / // //{ r─\,ノノノノイ ノ } . /ニ= / /--{___ノ⌒\ 人 \/⌒ろ /{ / {___,/// / } l{ く⌒} \ \ {____/ {-- { (} { ̄) {_{_/ } 厂}_ \_\ {人-- ー{ ̄ }  ̄(_) )_ノ {メ ∧ えハ)\__∧ -{ (_}o o (__} {ソノ∧ ソノ} : }∧_人 _o つニ=} ノ 〈n〈{ソソ rクァ (_〉 (シソ人 {__ } }{ ノ } o (ニ=\ ソ }〈ノ \ニニ}\_}) { rn / _rx戸 {_厂 rnn/ ̄ ̄`⌒\ xx_ fリ} rく(ツシノYYリリ{ ノソリイノ⌒ツツリノ (ソリ)(ソノ ー{ソツシンノノリ ノ=イ//  ̄ ̄⌒\__(リソ⌒YY⌒ソ⌒⌒´ノノノノ // Elephant Resurgence / 象の復活 (1)(緑) ソーサリー 各プレイヤーは、緑の象(Elephant)クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。それらのクリーチャーは「このクリーチャーのパワーとタフネスは、それぞれそれのコントローラーの墓地にあるクリーチャー・カードの数に等しい。」を持つ。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/horserace/pages/3862.html
ミステリューズをお気に入りに追加 ミステリューズの情報をまとめています。リンク先には学生・未成年の方には不適切な表現内容が含まれる場合があります。またリンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。 ミステリューズ <保存課> 使い方 サイト名 URL ミステリューズ <情報1課> #bf ミステリューズ <情報2課> #blogsearch2 ミステリューズ <情報3課> #technorati ミステリューズ <報道課> 【日本テレビ盃レース後コメント】ロードブレス三浦皇成騎手ら - netkeiba.com ミステリューズ <成分解析課> ミステリューズの60%は情報で出来ています。ミステリューズの13%は微妙さで出来ています。ミステリューズの11%は言葉で出来ています。ミステリューズの6%は気の迷いで出来ています。ミステリューズの5%は罠で出来ています。ミステリューズの4%は希望で出来ています。ミステリューズの1%は歌で出来ています。 ページ先頭へ
https://w.atwiki.jp/qma5kentei/pages/297.html
Q コナン・ドイルが書いた次のシャーロック・ホームズの長編を書かれたのが早い順に選びなさい A 『緋色の研究』→『四つの署名』→『バスカヴィル家の犬』→『恐怖の谷』 Q 推理作家・綾辻行人の次の「館シリーズ」の作品を発表順に選びなさい A 『十角館の殺人』→『水車館の殺人』→『迷路館の殺人』→『人形館の殺人』→『時計館の殺人』→『黒猫館の殺人』→『暗黒館の殺人』 Q 次の「シャーロック・ホームズ」シリーズの小説をホームズが若い順に選びなさい A 『グロリア・スコット号事件』→『マスグレーヴ家の儀式』→『緋色の研究』→『四つの署名』→『高名な依頼人』→『最後の事件』→『空き家の冒険』→『最後の挨拶』 Q 次の『探偵神宮寺三郎』シリーズのサブタイトルを発売されたのが古い順に選びなさい A 『新宿中央公園殺人事件』(1987)→『横浜港連続殺人事件』(1988)→『危険な二人』(1989)→『時の過ぎゆくままに』(1990)→『未完のルポ』(1996)→『灯火が消えぬ間に』(1999)→『Innocent Black』(2002)→『白い影の少女』(2005) #数字は発売年 Q 次の『名探偵コナン』の映画を公開された順に選びなさい A 『世紀末の魔術師』→『迷宮の十字路』→『銀翼の奇術師』→『水平線上の陰謀』→『探偵たちの鎮魂歌』→『紺碧の棺』→『戦慄の楽譜』 Q 次の合田雄一郎刑事を主人公とした高村薫の小説を刊行された順に選びなさい A 『マークスの山』(1993)→『照柿』(1994)→『レディ・ジョーカー』(1997) #数字は刊行した年 Q 次のアガサ・クリスティの小説を発表された順に選びなさい A 『スタイルズ荘の怪事件』→『アクロイド殺し』→『オリエント急行殺人事件』→『ABC殺人事件』→『そして誰もいなくなった』→『ホロー荘の殺人』→『鏡は横にひびわれて』→『カーテン』 Q 次の映画『名探偵コナン』の副題を公開された順に選びなさい A 『時計仕掛けの摩天楼』→『14番目の標的』→『世紀末の魔術師』→『瞳の中の暗殺者』→『天国へのカウントダウン』→『ベイカー街の亡霊』→『迷宮の十字路』→『銀翼の奇術師』→『水平線上の陰謀』→『探偵たちの鎮魂歌』→『紺碧の棺』→『戦慄の楽譜』 Q 次の京極夏彦の小説を刊行された順に選びなさい A 『姑獲鳥の夏』→『魍魎の匣』→『狂骨の夢』→『鉄鼠の檻』→『絡新婦の理』→『塗仏の宴』→『陰摩羅鬼の瑕』→『邪魅の雫』 Q 次の作家・有栖川有栖の「学生アリス」シリーズの小説を刊行された順に選びなさい A 『月光ゲーム』→『孤島パズル』→『双頭の悪魔』→『女王国の城』 Q 次の作家・石田衣良の「池袋ウエストゲートパーク」シリーズの小説を刊行された順に選びなさい A 『少年計数機』→『電子の星』→『反自殺クラブ』→『灰色のピーターパン』→『Gボーイズ冬戦争』 Q 次の作家・大藪春彦の小説を刊行された順に選びなさい A 『野獣死すべし』→『野獣は甦える』→『野獣は、死なず』 Q 次の作家・北村薫の「円紫さん」シリーズの小説を刊行された順に選びなさい A 『空飛ぶ馬』→『夜の蝉』→『秋の花』→『六の宮の姫君』→『朝露』 Q 次の作家・北村薫の「覆面作家」シリーズの短編集を刊行された順に選びなさい A 『覆面作家は二人いる』→『覆面作家の愛の歌』→『覆面作家の夢の家』 Q 次の作家・北山猛邦の「城」シリーズの小説を刊行された順に選びなさい A 『クロック城』殺人事件→『瑠璃城』殺人事件→『アリス・ミラー城』殺人事件→『ギロチン城』殺人事件→『石球城』殺人事件 Q 次の作家・京極夏彦の小説を刊行された順に選びなさい A 『巻説百物語』→『続巻説百物語』→『後巻説百物語』→『前巻説百物語』 Q 次の作家・竹本健治の小説を刊行された順に選びなさい A 『ウロボロスの偽書』→『ウロボロスの基礎論』→『ウロボロスの純正音律』 Q 次の作家・福井晴敏の小説を刊行された順に選びなさい A 『Twelve Y.O.』→『亡国のイージス』→『終戦のローレライ』→『6ステイン』→『Op.ローズダスト』 Q 次の作家・古野まほろの小説を刊行された順に選びなさい A 『天帝のはしたなき果実』→『天帝のつかわせる御矢』→『天帝の愛でたまう孤島』 Q 次の作家・法月綸太郎の小説を刊行された順に選びなさい A 『雪密室』→『誰彼』→『頼子のために』→『一の悲劇』→『ふたたび赤い悪夢』→『ニの悲劇』→『生首に聞いてみろ』 Q 次の作家・矢作俊彦の「二村永爾シリーズ」の作品を刊行された順に選びなさい A 『リンゴォ・キッドの休日』(1978)→『真夜中へもう一歩』(1985)→『ロング・グッドバイ』(2004) #数字は刊行した年 Q 次の作家・山口雅也の「キッド・ピストルズ」シリーズの作品集を刊行された順に選びなさい A 『キッド・ピストルズの冒涜』→『キッド・ピストルズの妄想』→『キッド・ピストルズの慢心』 Q 次の作家・山口雅也の作品集を刊行された順に選びなさい A 『ミステリーズ』→『マニアックス』→『モンスターズ』 Q 次の殺人事件を漫画『金田一少年の事件簿』でおきた順に選びなさい A オペラ座館殺人事件(1)→学園七不思議殺人事件(4)→飛騨からくり屋敷殺人事件(11)→速水玲香誘拐殺人事件(19) #数字はおきた順番 Q 次の私立探偵・沢崎を主人公とした原りょうの小説を刊行された順に選びなさい A 『そして夜は甦る』→『私が殺した少女』→『天使たちの探偵』→『さらば長き眠り』→『愚か者死すべし』 Q 次のジャック・フロスト警部が活躍するR・D・ウィングフィールドの小説を刊行された順に選びなさい A 『クリスマスのフロスト』→『フロスト日和』→『夜のフロスト』 Q 次の推理小説を発表されたのが早い順に選びなさい A 『モルグ街の殺人』(1841)→『緋色の研究』(1887)→『怪盗紳士ルパン』(1907)→『ブラウン神父の童心』(1911)→『ベンスン殺人事件』(1926)→『マルタの鷹』(1930)→『帽子収集狂事件』(1933)→『オリエント急行殺人事件』(1934) Q 次の探偵・矢吹駆を主人公とした笠井潔の小説を刊行された順に選びなさい A 『バイバイ、エンジェル』→『サマー・アポカリプス』→『薔薇の女』→『哲学者の密室』→『オイディプス症候群』 Q 次のディクスン・カーが生んだ探偵を小説に登場したのが古い順に選びなさい A アンリ・バンコラン→ギデオン・フェル→ヘンリー・メリヴェル Q 次の二階堂黎人の推理小説『人狼城の恐怖』のシリーズをストーリーの順に選びなさい A ドイツ編→フランス編→探偵編→完結編 Q 次の西尾維新の小説を発売されたのが古い順に選びなさい A クビキリサイクル→クビシメロマンチスト→クビツリハイスクール→サイコロジカル→ヒトクイマジカル→ネコソギラジカル Q 次の西村京太郎の小説を出版されたのが早い順に選びなさい A 『寝台特急殺人事件』→『終着駅殺人事件』→『夜行列車殺人事件』→『東京駅殺人事件』→『寝台特急「銀河」殺人事件』→『十津川警部の挑戦』→『青函特急殺人ルート』 Q 次の日本の推理作家を五十音順に選びなさい A 佐野洋(さのよう)→多岐川恭(たきがわきょう)→松本清張(まつもとせいちょう) Q 次の日本の文芸賞を創設された時期が早い順に選びなさい A 日本推理作家協会賞(1948)→江戸川乱歩賞(1955)→吉川英治文学新人賞(1980)→横溝正史賞(1981)→鮎川哲也賞(1990)→松本清張賞(1994)→メフィスト賞(1996)→大藪春彦賞(1999) #数字は創設年 Q 次の俳優を映画で初めて金田一耕助を演じたのが早い方から順に選びなさい A 高倉健→中尾彬→石坂浩二→渥美清→西田敏行→古谷一行→鹿賀丈史→豊川悦司 Q 次のハンニバル・レクター博士が登場するトマス・ハリスの小説を刊行された順に選びなさい A 『レッド・ドラゴン』→『羊たちの沈黙』→『ハンニバル』→『ハンニバル・ライジング』 Q 次の東野圭吾のミステリー小説を刊行された順に選びなさい A 『魔球』→『宿命』→『変身』→『分身』→『悪意』→『秘密』→『手紙』→『幻夜』 Q 次の文字列を順に選んで「オール讀物推理小説新人賞」を受賞した、作家・石田衣良のデビュー作のタイトルにしなさい A 池袋→ウエスト→ゲート→パーク Q 次の文字列を順に選んで2007年に刊行された歌野晶午の短編集のタイトルにしなさい A 舞田ひとみ11歳→ダンス→ときどき→探偵 Q 次の文字列を順に選んでアメリカの推理作家の名前にしなさい A エドガー→アラン→ポー Q 次の文字列を順に選んで作家セオドア・ローザックの代表作のタイトルにしなさい A フリッカー→あるいは→映画→の魔 Q 次の文字列を順に選んで日本推理作家協会賞の短編部門を受賞した平山夢明の小説のタイトルにしなさい A 独白する→ユニバーサル→横→メルカトル Q 次の文字列を順に選んで北海道で森林作業員となった男が主人公の、真保裕一のサスペンス小説の題名にしなさい A 朽ちた→樹々の→枝の→下で Q 次の文字を順に選んで『扉は閉ざされたまま』などの作品で知られるミステリー作家の名前にしなさい A 石→持→浅→海
https://w.atwiki.jp/madofuki/pages/27.html
その一からの続き ——御自身に関する評論にはどういった感想を? 法月 僕は割と影響を……。書いてあったら、「じゃあ、次はその評論に当てはまらないものを書くようにしよう」とか。 ——法月さんを論じる時、必ず『九尾の猫』とか引き合いにだされますけど、もうそれはやめようとか。 法月 自業自得かって気もしますけどね。いうほどこだわってるわけではないんですけど。むしろ、もっとでたらめなんだけども、その時、割と自分でそういう線を、自分で強く言ってしまったんで。それを今から展開することは、それは自分でやったらお門違いみたいな。むしろ、誰かが、他の人が「ああいう風に表向き言ってるけども、実態は全然違う」と言ってくれれば、賛成反対は別として、ホッとするという感じで。 ただ、あの巽(昌章)さんに書いてもらったやつ(註・『本格ミステリの現在』所収の「『二』の悲劇」)は、結構あれは図星を指されたというか、あれはかなり考えさせられたんですけど。僕には「大きな図式をうまく機能させられない」という弱点があるんです。それは、どうしてもそうなってしまうんですよ。だから、多分、もしかしたら本格書くのに向いていないんではないか。一応、だから他の人の本を読む時とかっていうのは、図式は割と敏感にくるほうなんですけども、実際に自分で書くと、大きい図式を最後までひっぱるというのは、割と先に自分がウンザリしちゃって、もう三行目過ぎたぐらいからはぐらかすことばっかり考えていくので、ああいう評論が出てくるのは、その通りだな、と。でも、まあ、大きな図式ばかりがミステリの魅力じゃない、ある意味、本格っていうのは、図式をはぐらかすところにその本領があるんじゃないかとも思うことはあります。 ——インターネットの書評とか見られることはありますか? 法月 たまに見ると仕事が進まなくなる(笑)。 ——『頼子のために』、『一の悲劇』、『ふたたび赤い悪夢』は三部作とおっしゃられてますが。 法月 あれはですね、大概「父と子が……」とかっていう話になってしまうんですけども。あれは、本当は視点の問題ですね。実際はあまり最初から最後まで探偵役の視点に徹して書ききったものってないんですけど、『頼子のために』は一応探偵役に徹しているイメージはありますよね。それで行き詰まったところを一回ちょっと回避するために、巻き込まれ型ハードボイルドみたいな話を『一の悲劇』で書いて、その後『ふたたび赤い悪夢』、あれは読むとわかるんですけど前半は割と多視点で書いています。で、後半は(若干違う視点が入ってくるところもあるんですが)基本的には、後半は探偵の一視点。要は、あの三作は、『頼子のために』で探偵役の視点っていうものが一回破産したものが、『一の悲劇』ではそれじゃない書き方をして、『ふたたび赤い悪夢』っていうのはバラバラな多視点が再び探偵役の視点にもう一回収束して戻ってくるっていう話なんです。で、そこらへんと「父と子のなんとか」とかいうニュアンスを混ぜて三部作と言ってたんですが。まあ、本当は『頼子のために』と『ふたたび赤い悪夢』っていうのが接着力が強くて、『一の悲劇』っていうのは、ある種、まあ別枠って言っちゃえば少し語弊がありますけど、別バージョンみたいなところがある。 ——短編と長編と書いててどちらのほうが書きやすいですか? 法月 これはもう圧倒的に短編ですね。短編はいくら書いても消耗するだけですが。さっきも言いましたけど、僕は図式一本ではなかなか最後まで長編をひっぱれないんですよ。どうしても、なんか、自分でずれちゃって。で、あと、枚数的に短編のほうが、最初に目指していた図式を最後まで維持できるという意味で、むしろ推理小説らしく。まあでも、短編でも当初の意図と違うものができあがっているということがあって、一概には言えないですね。ただ、長編は五年書いてないんで、書きやすくないっていうのは、間違いなくあるでしょう(笑)。 ——「このミステリーがすごい」のアンケートで二百枚捨てられたとおっしゃってましたけど、あれは最初から仕切り直しというような感じなんでしょうか? 法月 最初に考えていたことがつまらないもので、どんなにがんばって書いても面白くないと思ったので、プロットを修正してもう一回一から書き直しっていうか。最初のアイデアも、捨てたわけじゃないんです。その長編というのが、なんか、今回は図式を最後まで立てないようにして書き始めたのだけれども。嫌で。もうちょっと、やっぱり、推理小説らしいものにと思って、プロット立て直したんですが、なしのつぶてになっちゃって、全然進んでないですね。 虚飾の魅惑 Zoot Allures ——俗に「キャラ萌え」とかいうのがありますよね。有栖川さんとか、篠田真由美さんとか京極夏彦さんとか言われますけど、法月さんはパロディ同人誌が送られてきたりとかはしますか? 法月 なんか、たまにあるみたいですけどね。やっぱり、作家によって、より萌え度の高い人とそうでない人がいて、僕はあんまりそうじゃないほうじゃないのかな。 ——法月警視がよく言われますが。 法月 いや、あれは……。でも小説書いて、キャラ書いてしっかり立てて書くのは当然ですから。僕は、「あんまりキャラを書かずにやってきている」って言われます。ノウハウもないし。あと、法月警視はワトソンっぽい振る舞いをすることがありますけども、僕はとにかく、クイーン系の書き方をしてると「後期クイーン問題」とかっていうのと同じなんですが、要は、ワトソンなしに本格を書くと大変だっていうことですよ。それはハードボイルドもそうですが、要はワトソン抜きで探偵の視点をメインで書いていくっていう流派なんですよ。流派っていうと変ですけど。クイーンとかがそうですし。クイーンも基本的にワトソンがいなくって、探偵の視点で書いてる。探偵役の視点で書いてると、色々と不都合なことがあって、『一の悲劇』っていうのは、ワトソンではないけれども巻き込まれる人物の一人称で探偵が描かれるわけですけど。あれが一番落ち着きがいいんですよね。ただ、それがちょっと、あんまりやってて気持ちがよくないんですよ。だから、なるべくホームズ・ワトソン関係にならない路線の書き方をと思って。 僕が小説家として行き詰まったのは、多分、本当の原因はそれなんです。基本的にホームズ・ワトソンをやりたくない、と。勿論、それは場面場面に応じてプロット上必要な時は、ワトソン役を使用せざるを得ないんです。やっぱり、メインは探偵の視点を維持したい。で、おそらくそこでその、キャラ萌えの場合、キャラよりも、キャラ萌えに関して言うと、ホームズ・ワトソン関係を避けていると、結果的にあまり萌えられないほうになるのではないかな、と。 ——作品の映像化とか、漫画を含めたら、ありますか? 今のところでは。 法月 昔、「エンドレスナイト」という番組で、作品が映像化されたことがあります。 ——何が映像化されたんですか? 法月 オリジナルの作品です。 ——ああ、見たことがあります。「黒のマリア」……。 法月 じゃないんです。 ——それじゃなくって、綾辻さんと……(ここでインタビュアーが言っているのは、どちらも九十四年に放映された「MIDNIGHT DREAM『真冬の夜のミステリー』」のこと。詳細は『パズル崩壊』に)。 法月 いや、それではないです。あの、法月綸太郎というのは、一度既に映像化されているんです。新本格の作家で、僕は映像化された第一号だと思うんですが。一九八九年の十二月に、「エンドレスナイト」って番組は知ってます? ——いや、知らないです。(『一の悲劇』の本編とあとがきで、一部言及がある) 法月 もう何年も前に打ち切りになっちゃったんですけど、関西テレビで土曜日の深夜に、ばんばひろふみと兵藤ゆきの司会で、素人の女の子をオーディションで集めて、いろいろやらせるという番組があったんですよ。どういうことかよくわからないんですが、なんかの間違いで、私のところに「ドラマの脚本書きませんか」って言われて。で、適当にでっち上げて、でたらめなものを書いて。なんか、一応犯人当てとか称して、問題編だけ書いて、解決編はでたらめ、もう下書きしかなくて、テレビで前後編、一週間おいてやって、それでなんか琵琶湖のロケについていって、ちょっとだけ出て、っていうやつがあります。 ——それは法月綸太郎もので? 法月 そうです。 ——法月綸太郎は誰がやったんですか? 法月 関西テレビの大橋雄介っていうアナウンサーの人が。解決編で長いセリフを覚えられるのが彼だけだったんです。番組自体は楽しかったし、ロケなんかもいい思い出なんですが、もう二度とTVの仕事はしない方がいいと思いました。 ——漫画化を含めた映像化っていうことで、これをやってほしいというのはありますか? 法月 何度か話はあったんですが、全部途中でポシャッちゃって。映像化は完全に他人のやることだと思ってるんで。他人のものというのは、自分のものも映像化されると他人のものだと思って。割と「もう勝手にいじって、勝手にやってください」みたいな。まあ、でも無いでしょう。 ——でも漫画化は結構あるかもしれませんよ。綾辻さんの「眼球綺譚」が最近漫画化されましたし。 法月 多分やっぱり、あんまりミステリ以外の読者には受けないような、なんか体臭があるんじゃないかなと。僕は違うと思うんですよ。 ——でも『法月綸太郎の冒険』のほうの短編なんかは、いくつかは法月さんがおっしゃるような体臭はないと思うので、漫画にしたら面白いかな、と。 法月 まあ話があって、折り合いがあえばやるし。ていうか、別にあんまり期待はしてないですね(註・映像化ではありませんが、NHK−FMの「青春アドベンチャー」という番組で、『二の悲劇』がラジオドラマ化されました)。 桃の勲章 Peaches En Regalia ——法月さんは『姑獲鳥の夏』や『すべてがFになる』など様々な作品の推薦文を書かれてますが、以前に綾辻さんが推薦文書かれる基準っていうを聞いたところ「自分が本当に面白いと思ったものしか書かない」とおっしゃられてますけど、法月さんが推薦文書かれる基準っていうのはどういったところにあるんでしょうか? 法月 基準って言われても、頼まれたから書くと。しかも、自分が——まあ勿論編集者が先に読んでるんですけど——第一号の読者だっていうことになれば、割と面白いと思うんですよ。特になんの面白さも感じなかったっていうことは、今まで頼まれて書いたやつのなかではなかったです。「この本には面白いところがある。これの面白さをどうやって読む人にわかるように書けるかどうか」っていう感じで。勿論、欠点はある。欠点があることもわかる。じゃあ、その欠点がある場合、その欠点を帳消しにする面白さを、帯で推薦文を書く時に、更に盛り上げられるだろうかっていうことを考えます。なんか欠点があるのが前提みたいになってますね(笑)。ただ、頼まれると、割と喜んでホイホイ書いちゃう。あんまり口に合わなかったってことはないんです。 ——推薦文を書かれた中で、これは一番よくできたなと思われるのはどれですか? 法月 よくできたなといっても、自分だけの作業じゃないでしょう。本の出来そのものとの兼ね合いがあるわけですから、結局「会心の出来」というのは、どの本がよかったか、いちばん面白かったかみたいなところに左右されちゃう。まあ、単純に一番受けたのは、山田正紀さんの『妖鳥 ハルピュイア』。受けたというか、評論家受けしたのは。『ハサミ男』の時でも「『クライム・クラブ』なんて若い人知らない」とか「マニア受け」とか。あれは、たしかにそうですが、僕はもうちょっと考えてやってるつもりなんです。 例えばメフィスト賞の新刊がでますけど、今のメフィスト賞は割とコアなミステリ・ファンが読まなくなりつつあって、例えば三十代以上の割とマニアックなミステリ読者はメフィスト賞と書いてあると、手を出さないようだと。で、『ハサミ男』の推薦文の依頼が来た時も、これはそういう人達に読ませようと思ったんですよ。で、そういう時に、ああいうことを書けば「おそらくこの人達は読むだろう、読んだらおそらく受けるであろう」と。書評家の誰かが受けるだろうから、この人がどこかで取り上げるだろうとかいうことではなく、目の肥えた読者に読んでほしかったんです。あれは、勿論マニア受けで書いてるのはその通りなんですが。メフィスト賞にそっぽを向いたマニア層に読んでもらいたいという意図が一番先にありました。 僕は割とストレートな売れるコピーを書けないんです。ほっといても読む人には書かない。「この作品は普通この層は読まないだろうけど、読んだら受けるはずだ」という層がある場合は、そこに向けて書くことが多いかなと。まあ、でも一番気をつけているのは、紋切型のコピーをなるべく使わないようにします。どうしても字数が少ないので、しかも売れるように書かないといけないですから。そうすると大概の言葉って決まってくるわけですよ。それが嫌なので、だから商売のコピーとしては「これはハズしたかな」っていうふうなケースのほうが多いかもしれない。ただ、それは頼んだ方もわかって頼んでいるんだろうと思っています。だから、僕が推薦文を書く時は、編集者が何故僕に頼もうと思ったかっていうのを一番大切にしていきたいですね。 とらわれのペンギン Penguin in Bondage ——プロになって小説書くようになったら、小説を楽しめないというようなことをたまに聞くんですけど、法月さん自身はどうなんでしょう? 法月 これはやっぱり、国産の本格はもうまるっきし素の読者では読めないですね。段階があって、本格に関しては国産より海外、新作より古典の方が読みやすい。海外の本格は、割りと読める。海外のハードボイルドとかスパイものも、比較的エンターテインメントとして楽しむことができる。あと、仕事で書評書かないといけなくなって、この本はいずれ、例えば年末のアンケートでなんか書かないといけない可能性が高いなとか、それこそ推薦文を書かないといけないとかいうのがあると、もう既に視点が「どうやって書評を書くか」ってことを考えながら読むケースが国内モノは多いです。そうすると、やっぱりなかなか日本のものは手放しでは読めないですね。 ——やっぱり、それはデビューした後も、評論を書くようになってからも一貫して……。 法月 それは、一貫してというか、より楽しめないようになっているんじゃないですかね。例えば『このミス』とかで評判がいい『極大射程』。いやあ、面白くて(笑)。自分とはなんの関係もないものほど、楽に読める。で、昔は結構、国産の冒険小説はよく読んでたんですよ。それは、単純に、なんか自分の職業、自分の書くものをはかりにかけるということで。一つは冒険小説、自分より十歳とか二十歳上の人が書いてるものと、自分の同年代の人が書いてるものだったら、同じ冒険小説でも、同世代の人のものを読むとちょっと物足りなかったりしますから。それとやっぱり、いろんな軸はありますけども、自分の仕事になんらかの形で重なり、近いものほど読めない。例えば海外だとか時代が昔のものだとか、ジャンルが全然かちあわないとかいうような、距離が遠ければ遠いほど読めます。ただ、割と最近本を読むことが減って、あんまり言えませんけど。 ——それが最近注目されている作家が馳星周さんだというのにつながるんですか?。 法月 いや、最初の二冊しか読んでないんで(笑)。それは去年、一昨年ぐらいかな、本当になんか国内モノの本が読めなくなって。買ってはいるんです。読まないだけで。馳さんも、最初のやつは面白かったんです。ちなみに、あの人、歳がほぼいっしょなんですよ。一年若いぐらいなんです。要するに、全然違う作風なんだけど、どう言ったらいいかな、馳さんが聞いたら怒ると思いますけど。最初の二冊のキャラクターのしがらみの切れなさっていうのが、「ああ同世代なんだなあ」って思いました。上の、今までの、自分が読んでたような上の人達だったら、しがらみなんか切ってどっか行っちゃうだろうなと。しがらみ切ってどっか行っちゃう人が、今までは冒険小説書いてるし。ジクジクジクジク歌舞伎町にとどまって、なんか色々やってるのを見て、さっさとどっか行っちゃえばいいのにって思うじゃないですか、あれ行かないのは、「あー、やっぱり同世代なんだなあ」という感じが。本当は馳星周はもっと読者が下支えしないといけないですよ。どうしても、割と売れるものが一年交代ぐらいで変わっちゃうじゃないですか。評論家の一押しの人っていうのが。馳星周って、もっとみんな、みんなって言うと変ですが、もっとしつこく良い、良いと言い続けなければいけない作家だと思うんですよ。 ——法月さんは、海外ではクイーンとロス・マクドナルドに影響を受けたと仰られてますが、国内ではどうでしょうか? 法月 結局、やっぱりなんか、国内モノっていういうのは、海外と較べたら浅いっていう先入観がずっとあったので、本当に一人の作家で、ほぼ全部目を通している人っていなくてですね。そういうのを聞かれるたびに振り返って、誰も拾い読みじゃないけども、いいとこしか読んでいない。ちゃんと全貌を把握している人はいない、と思って。ただ、一応一番身の振り方みたいなものに、比較的影響されているのは都筑道夫なのかなあ、と思います。だから鮎川哲也さんの本も実は全部読んでないですし、横溝正史も読み落としのほうが多いし。 ——鮎川さんにしても横溝正史にしても、量が多すぎて逆に読みきれない。 法月 鮎川さんはまた別として、横溝正史はおどろおどろしい部分があるでしょ。僕はそこらへんが書いてあると、テンション乗らないんですよ。もっと後の年代の人だったら、比較的フォローしてる人っていうのはいるんですけど、影響というのとはちょっと違って、例えば、島田荘司っていう人に一番影響を受けたとか、連城三紀彦に一番影響を受けたとかみたいな言い方はならない。クイーンとかロスマクとかの言い方とは全然違うもの。ただ、そういう時には、横溝正史とか鮎川哲也とかっていう名前を挙げるべきなんでしょうけれども。 僕は実を言うと、読んでないのに読んだような振りをして話しているケースがある。だから、自分が影響を受けた受けないの件は別に、読んでないのもかなりあるという話も置いといてですね、日本のダントツのミステリの作家を選べって言われたら、横溝正史。この人がやっぱり、作家の、なんて言うんでしょ。物を考える力みたいなのがスケールでっかいですよ。あの人はカー路線で語られることが多いですけど、やっぱり他人の本を読んで一番よくわかっていったことは、やっぱり横溝正史の構想のスケールなんですよ。ただ、横溝正史っていう人は、そうやって構築する力はあるんだけど、途中で段々どっか行っちゃう人なので、最後までそれをちゃんと維持してくれないので、仕上がりはなんか「んっ?」ていうケースが結構あると思うんですけど。 結局横溝正史っていうのは、戦後の長編のいいやつでは『Yの悲劇』のヴァリエーションみたいなことしか書いてないでしょ。『獄門島』っていうのはもろ『Yの悲劇』ですし、『犬神家の一族』っていうのも結局は『Yの悲劇』なんですよ。本人もよくわかってなかった節があるんですが。あれも、犬神佐兵衛ってやつが変な遺書を遺して……、果たしてそこに『獄門島』ほど明確な操る意図のイメージがあったかどうか。『八つ墓村』の計画もそうだし。ただ、やっぱり、道具立てとかで、それが、そういういわゆる組立の構造みたいなところのスケールはどうしても影が薄くなって、しかも、本人もたぶんよくわかってなかったんじゃないか。でも、やっぱり構成力のスケールが一番大きいのはあの人でしょうね。あの人がもうちょっと下手な作家だったら、もっと大成したかもしれないです。下手な作家だったら、もっとガチガチのとんでもない物書きになっていたかもしれません。 ——なるほど。 法月 そういうところでいかがでしょうか。 ——どうも、有り難う御座いました。 (二〇〇〇年一月三十一日 一乗寺にて 取材:嵐山薫、構成:R.山本)