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モンスターズ ジョーカー2 スキル名「アサシンブロス」 ()は習得に必要なスキルポイント! 「習得特技/呪文/スキル」 1.みかわしきゃく(5) 2.しんくうは(13) 3.じひびき(21) 4.ザオリク(33) 5.がんせきおとし(46) 6.トルネード(59) 7.くろいきり(73) 8.ヒャドガード+(88) 9.自動MP回復(100) このスキルは『アサシンブロス』固有のスキル。 ジョーカー2professional スキル名「アサシンブロス」 ()は習得に必要なスキルポイント! 「習得特技/呪文/スキル」 1.みかわしきゃく(5) 2.しんくうは(13) 3.じひびき(21) 4.ザオリク(33) 5.がんせきおとし(46) 6.トルネード(59) 7.黒い霧(73) 8.ヒャドガード+(88) 9.自動MP回復(100) このスキルは『アサシンブロス』固有のスキル。 テリーのワンダーランド3D スキル名「アサシンブロス」 ()は習得に必要なスキルポイント! 「習得特技/呪文/スキル」 1.みかわしきゃく(5) 2.しんくうは(13) 3.じひびき(21) 4.ザオラル(33) 5.がんせきおとし(46) 6.トルネード(59) 7.黒い霧(73) 8.ヒャドガード+(88) 9.自動MP回復(100) このスキルは『アサシンブロス』固有のスキル。
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永久統治首都京都。 京のアサシンを名乗る男にそう伝えられ藤丸は頭を悩ませる。 日本生まれ日本育ちの彼の知識においてこの日本の首都は東京である。 その知識は彼のこれまでの人生、背景において揺るがされたことがない。 江戸幕府が倒れ明治政府が設立され、天皇親政への転換を果たした文明開化。 細かいことを藤丸は知らないがとにかく明治以降日本の首都は元江戸である東京だ。 ただしそれはこの場においては正しくはない。 日本の首都は京都である。 それがこの特異点における絶対的なことだ。 「……そういえば廃刀令とかもなかったね」 あの時自分たちに銃を向けた男たちは刀も腰に差していた。 ありえないことである。 「いやしかしまぁ君らがここに来た理由というのも理解した。ただ私が協力できるかは分からんね」 「まぁ別に僕も無理にとは言わないし」 「すまんね。私は私で忙しいのだ。ぶつかった分はさっき逃げる時の手助けで手打ちにしといてくれ」 「そういえばあんさん借金して追われとったんやねぇ」 酒呑童子の言葉にアサシンはがりがりと頭を掻く。 それから困った顔で少し笑い声をあげる。 笑うと目が細くなって大柄で無骨なイメージが幾分か和らいだ。 「はは。生きるのに必要なものは金だ。私はその金がない。ないものは生み出せない、ならどうする?」 「それで借金したの?」 「その通り。しかしどうにもなぁ放蕩とは甘美な味がするものだ。気付けば金も返さず、あれよあれよと膨らむ借金よな」 「駄目人間」 「駄目人間と言われると返しようがない。しかしどっこい生きてる。下宿を転々としつつな」 「それで借金取りに追われとったっちゅうことなん」 「いや。あれは借金取りではない。遊撃衆といっていわゆる何でも屋だ」 「へぇそらえらいお人さんらやねぇ」 膨れ上がった借金についに貸した友人の一人の堪忍袋が爆裂したらしい。 いつものように他人の下宿に上げてもらおうとするとそこには遊撃衆の面々が待ち構えていた。 アサシンは瞬時に自分が置かれている状況を把握し逃げたという。 そして時間が流れ藤丸たちと出会ったという訳だ。 「しかし君達も一緒に来たから私の仲間と思われたかもしれないな」 「でも酒呑童子見て鬼が云々言ってたし」 「うちは別にかまへんよ」 「わしの手にかかればあやつらなぞ赤子の手をひねるようにホトトギスじゃ」 「それにこの二人が暴れたらただじゃ済まなかったなぁ。まぁなったらなったで仕方ないんだけど」 「ははは。は、はは……は。物騒だな……」 それから四人は京の街を歩いていた。 アサシン曰く遊撃衆から逃げる時の道を確認するためらしい。 あまり協力は出来ないと言っていたが着いてきてくれている。 面倒見がいいのか善人なのだなと藤丸は思った。 しかし街中には警戒している遊撃衆がいる。 表通りと裏通りそれらを行き来して隠れながらも進んでいく。 道中酒呑童子や信長の話す自分達が見た京の話に耳を傾け、またアサシンが話す京での失敗談などに耳を傾ける。 そんな風に歩いていると何だか自分が観光でもしているように思えてきた。 これまで見てきた特異点。 そこであらゆる時代のあらゆる国の景色を見てきた。それらに色々と感じることはあった。 今回は自分の生まれ育った日本、そして近代の景色を藤丸は眺めていた。 「そういえばアサシンってお金がないから友達にお金借りたんだよね?」 「あぁ、そうだが」 「現界してすぐの時ってお金どうしてたの?」 友人というのはある程度コミュニケーションをとって成立するもののはずだ。 どこのものとも分からぬ男に金を貸す人間がどれだけいるだろうか。 少なくとも藤丸立花はそんな人間ではない。 「働いていたさ」 「どこで?」 「聞きたいか? 聞きたいのかい?」 「いや、別に」 「……こう、もうひと押しして欲しいなぁ」 「旦那はん押し引きが雑な時あるから」 「聞かれてないこと話すのはなんだし……代わりに君が一押ししてくれるかい?」 「いや、うちもそんなに興味ないんやけど」 彼らはほんのすこしマイペースなようだ。 「わしが代わりに聞くが、お主どこで働いておったんじゃ?」 「ふむ。実を言うとだな……」 「団らんはそこまでよ」 満を持してという表情のアサシンだったがその言葉は遮られることとなった。 同時にアサシンの顔が凍り付いた。 一時停止をかけられた映像のように固まり、ゆっくりと氷が解けるように硬直がほどけていく。 藤丸たちの前に立っているのは一人の女性だ。 和服を身に纏っており、少し露出が気になる格好だ。 もっとも藤丸からすれば自分の隣にいる酒呑童子の着物の方が華やかで、露出もこちらの方が激しい。 当然彼女の格好もかなりの着崩しなのかもしれないが、驚くほどではなかった。 それより気になるものがあるとすれば彼女が背負っている一本の長銃である。 陽の光を受けて黒く輝くそれは黒曜石のように美しく、鉛のように無骨な印象があった。 「初めまして。どこかのマスター。私は遊撃衆の頭領。あなたに名乗る真名はないわ。京のアーチャーと呼んで頂戴」 「初めまして。名乗る名前があるので名乗ります。藤丸立花です」 「……は、はは。まさか頭領自ら来られるとは思わなんだ。いや、本当にご足労をかける」 懐に手を突っ込んだアサシンが一歩踏み出した途端アーチャーが背負っていた銃を構えた。 アサシンはそれ以上踏み出せない。 「あなたの手口は分かっているわ。何もない振りをして一撃でしょう?」 「……」 「さて、お縄についてもらおうかしら。それとあなた達」 「?」 「ついでにあなた達も来てもらおうかしら。そこの鬼について聞きたいこともあるし」 「うち? いや、うちなんかしたやろか」 「ちなみに嫌って言ったら?」 「力づくに決まってるじゃない」 藤丸はアーチャーの言葉に嘘があるとは思わなかった。 今までそんな風に言われたことだってある。 だからかもしれない。侮りではない、純粋な意志でもって藤丸はここを突破すると決めた。 「じゃあお断りかな」 「そ。聞き分けのない子はあんまり好きじゃないわ」 アーチャーが手を上げればどこからか遊撃衆が集まってきた。 気付かぬうちに囲まれている。 一般人ではある藤丸はともかくとして(それでも特異点での戦闘経験がある) 信長や酒呑童子ですら気づけぬ包囲。 そんなものがこの世に存在するのだろうか。 高ランクの気配遮断を持つアサシンではない彼らが、藤丸たちに気付かれず包囲できるのだろうか。 「撃ち方用意」 「ノッブ」 「分かっとる」 「撃ちなさい」 「放て!」 遊撃衆の銃と信長の銃が火を吹く。 開戦の狼煙が上がった。 前 始まり 次 1節 和洋の複合2 永久統治首都 京都 2節 アサシンさんは借金苦!2
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僕にやれることは、掃除ぐらいなものさ 【CLASS】 アサシン 【真名】 エミヤ〔アサシン〕 【出典】 Fate/Grand Order 【性別】 男性 【ステータス】 筋力D 耐久C 敏捷A+ 魔力C 幸運EX(E) 宝具B++ 【属性】 混沌・悪 【クラス別能力】 気配遮断:A+ 自身の気配を消す能力。完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。 単独行動:A 単身での行動に生前から慣れていた彼に与えられたスキル。 マスターからの魔力供給がなくとも、最大で一週間程度の現界が可能となる。 【保有スキル】 魔術:B 魔術を習得している。翻って、魔術を知るが故に魔術師を殺す術に長けている。 本スキルのランクは、キャスターとの戦闘時に各種判定のボーナスとして働く。 スケープゴート:C 戦場を生き抜く狡猾なテクニックの集合。生贄、身代りとしての意味を持つ。 聖杯の寵愛:A++ 何処かの時代の聖杯に、彼は深く愛されている。その愛は世界最高の呪いにも等しい。 本スキルの存在によって、彼の幸運ランクは跳ね上げられている。 特定の条件なくしては突破できない敵サーヴァントの能力さえ突破可能。 ただしこの幸運は、他者の幸福を無慈悲に奪う。 本来ならば、聖杯から囁きかけられる「声」は彼の耳に届かないものだが、聖杯との縁を持つ上級NPCなどの存在からか、影響力も上昇し、稀に耳にしてしまう。 【宝具】 『時のある間に薔薇を摘め(クロノス・ローズ)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1人 自身の時間流を操作する能力。 生前の彼が有していた能力「固有時制御(タイムアルター)」を基礎としている。 時間流の加速によって高速攻撃や移動を行い、減速によってバイオリズムを停滞させて隠行を行うのが「固有時制御」の運用方法である。 宝具として昇華されたこの力により、彼は対人戦において無敵とも呼べる超連続攻撃を可能とする。 また宝具化された影響なのか、世界のバックアップを受けているのかは不明だが、解除時に世界の修正力を受けるデメリットがなくなっている。 『神秘轢断(ファンタズム・パニッシュメント)』 ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:0~2 最大捕捉:1人 自身の起源である「切断」「結合」の二重属性の力が具現・カタチにしたもの。 その力が込められているナイフ。 生前使用していた礼装魔弾「起源弾」と同様、魔術回路ないし魔術刻印、或いははそれに似たモノを体内に有する相手に対して致命的なダメージを与える 【weapon】 「補助兵器」 キャレコM950やトンプソン・コンテンダー、閃光弾といったものを用いる。 【人物背景】 抑止力の代行者となった衛宮切嗣。 正史と異なり、「アインツベルン」が部外者を必要とする戦略を行使しなかったことで、出会うはずだった妻と出会わなかった。 故に妻との離別もなく、離別による挫折もなかったため、最後まで「正義の味方」を辞められず、死後も安息と救いを求めることもなく、自ら抑止力の一部となった。 異なる世界で何の面識もないため、彼にとって、衛宮切嗣を知る者の多くは"他人"の関係。 ただ、何故かはわからない複雑な感情が湧き上がってしまう。 なお、正しい人類史には存在せず、彼が召喚されたのはあらゆる次元が交差する「天の聖杯」の影響。 【サーヴァントとしての願い】 特になし。ただサーヴァントとして義務を遂行するのみ。 【方針】 情報収集、暗殺、破壊工作と裏方に徹する。 目的のために手段は選ばないが、あくまで義務の範疇。 【把握媒体】 漫画、小説、アニメのFate/Zeroを把握した後、某動画サイトでイベント「Fate/Accel Zero Order」が投稿されているのでそれを参照にしてください。 また、攻略サイトにもセリフ集が投稿されています。
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:STEAM JET FROST JET+FIRE BALL、蒸気の熱波で敵を攻撃する。蒸気は数秒間その場に残り、ダメージを与え続ける。 CONE OF ICEで蒸気の幅が広がるが、CHILL WINDの押し返し効果は効いていない模様。 敵を倒すと蒸気を撒き散らすので、再度周囲の敵にダメージを与える事が出来る。この効果はEXPLODEとEMBERSに依存しているようだ。 威力はFIRE BALLのLvの影響が強い。 FROST JETより更に射程が短い上にCHILL WINDの効果も無いので、敵に近づかれると弱く弓矢にも対抗し辛い。十分に攻撃力を高める事が出来れば敵集団を連鎖爆破していけるが、そうでなければ立ち回りには熟練を要する。MAGIC SHIELDやRUSHを習得してLvを上げておきたい。消費マナが多いのも難点。 秒間ダメージ表 FJ\FB 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 1 2 3 4 5 6 7 71 8 9 10 34 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
https://w.atwiki.jp/karino2/pages/53.html
Courseraに日本語字幕をつけよう!/日本語字幕の作成方法/字幕作成時のローカルルール Courseraでは各国語への字幕対応に、amaraというサービスを使っているようです。 以下はその使い方。 1. 以下のサイトにアクセスします。 http //www.universalsubtitles.org/en/teams/coursera/ 2. 右上のSign in/Sign upという所をクリックします。 3. 上のFacebookやtwitterなど、自分が使いたいアカウントのボタンをクリック 4. 左のプロジェクトから選ぶか検索するかして、翻訳したいビデオを選ぶ。 なお、コースが分かりにくい場合はCourseraのサイトから目的の動画のタイトルを調べて検索する。 5. 既に日本語字幕があるかどうかで少し手順が違います。 左側のSubtitlesにJapaneseが無い場合は5aを、既にある場合は5bの手順に従って下さい。 5a. SubtitlesにJapaneseが無い場合 まだ日本語字幕が無い、という事です。 Start a new tlanslationをクリックします。 5a-2. Subtitle intoでJapaneseを、fromでEnglishを選び、continueボタンを押します。次は6へ。 5b. SubtitlesにJapaneseがある場合 そのJapaneseのリンクをクリックします。 5b-2. 右上のEdit subtitlesをクリックします。次は6へ。 6. テキストボックスに和訳を入れていきます。 保存は右下のリンクです。 7. 全て翻訳が終わったらこのリンクをクリック。 後は指示に従えば分かると思います。
https://w.atwiki.jp/acbhood/pages/10.html
関連ブログ @wikiのwikiモードでは #bf(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するブログ一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_161_ja.html たとえば、#bf(ゲーム)と入力すると以下のように表示されます。 #bf
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/18141.html
アサシン(あさしん) 概要 ヴェスペリアに登場したスキル。 登場作品 + 目次 ヴェスペリア 関連リンク ネタ 被リンクページ ヴェスペリア 攻撃スキルの一種。人型の敵に対して与えるダメージが上昇し、受けるダメージが減少する。 ユーリがコロッサスから修得できる。 分類 攻撃 LP 100 効果 人型の敵に対して与ダメージが上昇、被ダメージ減少 修得者 ユーリ 備考 - 修得者 修得方法 ユーリ コロッサス ▲ 関連リンク 同名のモンスター ネタ 被リンクページ + 被リンクページ スキル:付加効果(TOG) スキル:攻撃(TOV) 武器:コロッサス 装飾品:アンクレット(TOG) 装飾品:エルブンマント 装飾品:マフラー(TOG) 装飾品:マント(TOG) 防具:ミスティアンクレット ▲
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公式サイト http //www.ubisoft.co.jp/acr/ 攻略サイト http //www47.atwiki.jp/revelations
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【チーム代表者】RYOUTU 【サイト管理・運営】RYOUTU 【設立日】2007年 1月3日 【隊員数】現在(21)人。 【チーム名の由来】軍隊系などが好きだったから 【目的】MPOをMGO2まで楽しむため。 【合言葉】募集中w 【HP】①見やすく②楽しく③カッコよく 【宣伝活動】 スネークサーバーに[DNT]24.OPEN@ と言うホストだけ開いております。 (ですのでチャットの返信はできません。) ご自由にご参加ください。 【★誓い】 [DNT]大日本帝国ONLINE.TEAM では、 MGSオンラインがある限り【絶対に解散はしません】 RYOUTU1人となろうとも・・
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とあるマンションの一室で、二人の男が話し込んでいる。 双方とも表情はいたって真剣、テーブルを挟んで一言、二言と言葉を交わし、そして頷く。 眼前のテーブルの上には、数百万はあろうかという札束が無造作に置かれていた。 「ほなこれで……どないでっか」 「うむ」 頷いたのは、博物館でしか見れないような古風な服装を身にまとった、険しい表情の男であった。 現代のマンションの一室にこんな恰好でいるなど、どう見ても尋常ではない。 何者かとその顔をよく観察すれば、人の世の裏も表も見渡してきたと言わんばかりの苦労の跡が、眉間の皺と眼元のくまに表われている。 そして何より、生まれながらにしてその身に纏う王気とも呼ぶべき威厳が、この人物が只者ではないと無言のうちに語っていた。 ――そう、この人物はサーヴァントである。歴史にその名を刻むに相応しい偉業を成した大人物なのである。 「では、確かに」 そのサーヴァントに向かって、もう一方の男がテーブルから札束を二つほど掴みあげ、それをずい、と差し出した。 スーツに銀縁眼鏡、こちらはいたって普通の当世のいでたちだ。 差し出した手の甲には真紅の紋様が刻まれており、その男が聖杯戦争の参加者――令呪を持つマスターの一人であることを示していた。 「……貰おう」 「あげたんと違いまっせ。貸したんでっせ」 「そうだったな」 札束を受け取ったサーヴァントは苦笑した。 サーヴァントとは、すなわち古の英雄だ。 歴史に名を刻んだ破格の稀人だ。 そのことを知っていてなお、その真名を知っていてなお、全く怯えを見せぬ胆力は呆れるほどに見事という他ない。 「二百万のうち十日分の利息を前もって頂きますよって、そちらには百八十万お渡しということになりますな」 「ハッ、阿漕なものだ。払わぬといったらどうなるのだ?」 「そらあもう……令呪三画ぜんぶ使っても取り立てまっせぇぇぇぇッ!!!!」 ハッタリではない。 この男は絶対に取立てを諦めない。 ヤクザだろうが政治家だろうが英霊だろうが、貸した金は必ず取り立てる。 それがミナミの鬼と恐れられた萬田銀次郎という男である。 ◆ とある町役場にて。 「ごめんやっしゃぁぁぁぁあ!!」 「何事ですか一体……げ、げぇぇっ! 萬田さん!」 「毎度! 皆山はん、今日が利息の振り込み日でっせ」 「わ、わかった。わかってるから職場まで来られると、私の立場というものが……」 「前の利息の振り込みトバシかけといて、おかげでワシの金貸しとしての立場が危ういっちゅうのに、オノレの立場がどないやっちゅうんじゃボケェ!」 「ひぃぃぃぃぃ!!!!」 ――まったく、今の世も変わらんな。 とある繁華街にて。 「毎度! 今回の利息、確かに頂きましたわ」 「あの……申し訳ないんですが、もうちょっと貸して頂けませんか」 「そら構いまへんけどな……ホストクラブ通いもほどほどにしとかんといけまへんで」 「か、関係ないじゃないですか、萬田さんには」 「関係ありまっせ。アンタが焦げ付かせた金額がデカければデカいほど、無茶な取り立てせなあきまへんからな。 ソープに落とすだけで済む金額ならワシも面倒が少なくてすむんや」 「……」 ――金を持っていない者ほど金を吸い取られる。 とある夜のオフィス街にて。 「広瀬はん、こんな夜中にどこにいかれるんでっか?」 「げ、げええええええええ、萬田はん!!?? い、いや、ちょっとビジネスや、忙しいんで、また後で……」 「権利書から小切手帳から全部持ち出して、何のビジネスだすか?」 「な、なぜそんなことを……!」 「おどれ、全部ウラは取れとるんやどぉぉぉぉ!! この萬田銀次郎から金を借りたまま夜逃げしようとは、このダボがぁぁぁぁ――ッ!!」 ――金を持っている奴ほど、金を払うことを惜しむ。 とある怪しい企業事務所にて。 「萬田さぁん、アンタのとこの借金ってさあ、違法だよねえ」 「へえ、それが何か?」 「だったらさあ、過払い問題ってやつ? 正規の利息分だけしか払う義務はないよねえ」 「しかし、その条件で承知して借りたのはあんさんでっせ?」 「関係ねえええええ!! 関係ェェねえええええ!! 法律でそう決まってるなら、悪いのは違反してるアンタの方だああああああ!!」 「なるほど、そういうことなら……アサシンはん、頼んます」 「は? 何言って、え、ちょっと、何こいつら、いつの間に、出てきて――」 ――儲かっている奴ほど、金を惜しむ。もっと儲けられるはずだと払う金を惜しむ。 「承知した――――貴様。今すぐ、金を払え」 ◆ 「かんぱーい!」 ここは冬木市内のとある料亭の一室。 萬田銀次郎とそのサーヴァントであるアサシンは、慰労の食事会を行っていた。 アサシンの服装は自分の生きた時代のそれではない。 当世のブランドスーツにべっこうぶちの伊達眼鏡で、厳格なビジネスマンといった雰囲気を醸し出している。 他にもコート、ビジネスバッグなどなど、これらはマスターである萬田銀次郎に借金して取りそろえたものであった。 その借金の返済のために、自らの宝具を使って萬田の仕事の手伝っていたのだ。 アサシンの宝具である密偵集団――血滴子は、債務者の動向を完全に把握し、夜逃げなど絶対に許さない。 いざ戦えば、ヤクザの集団など一顧だにしない戦闘力を誇る。 まさに萬田のビジネスのためにあるような宝具である。 だが普通であれば、自らの生き様を象徴するに等しい宝具を、卑しくも借金取りなどに使う英霊などいないはずなのだが―― 「余の皇帝としての人生も、借金と税金の違いこそあれ、取り立て人として全てを捧げたようなもんやったからなあ」 アサシンはテーブルに並べられた様々な料理に箸をつけつつ、しみじみとその理由を語った。 萬田の関西弁がいつのまにかうつっており、その姿は威厳のイの字もない大阪のおっちゃんである。 「庶民への重税とかやないんや。賄賂やら脱税やらでがっぽり貯めこんどる富裕層から正規の税金貰おうとしただけやねん」 「それでも取り立て人ちゅうのはどこでも、どの時代でも恨まれますからなあ」 「せやせや。キリストはんの聖書でもやたら悪人扱いや。しかしマスターはどうせ恨まれるならなんで闇金融やねん。税吏じゃあかんのかい」 「性分といいますか……世の中、なんでも表と裏がありまっさかい。ワシはたまたま裏の方に縁があったということですかな」 「そういうもんかのう」 やがて夜は更け、宴もたけなわ。 アサシンは現世の料理を随分と楽しんだようだ。 ぐいとビールを仰いでから大きくため息をつき、そして呟くように語り始めた。 「いや楽しい。今、振り返れば余の人生は心から楽しめる瞬間などほとんど無かったように思う。 こうしてこの当世の衣装に身を包み、今の世の風俗を楽しんだだけで、サーヴァントとして呼ばれた甲斐はあった」 「大中華を統べる皇帝陛下にしちゃ慎ましやかですなあ」 「そういうものだ。強大な権力の中枢に居続けたそのかわり、自由などなかった」 萬田もアサシンの真名が分かってから、それなりに調べてはみた。 清朝五代皇帝、雍正帝・愛新覚羅胤禛。 ケチで疑い深く、密偵を全国に潜ませ、役人たちを監視、弾圧し続けた。 血なまぐさい後継争いの末に勝ち残り、独裁君主として弾圧と粛正を繰り返した人物であると。 その一方、熱心に政治を行い、税制改革などで功績をあげるなど、よく見れば全面的に悪い君主ではない。 だが。 「これを見ろ、マスター。我が父と息子の名はこの異国の書物にまでのっているのだぞ」 そういって取り出したのは世界史の教科書である。 これも萬田から借りた金で買ったのだろう。 いや、その分は働いて返したのだから、正確にはすでにアサシンの金であるだろう。 そこには確かに四代康熙帝、六代乾隆帝の名はあるが、五代目の名前はない。 「父上と我が息子は確かに傑物であった。それに比べて余は凡庸かもしれん、それは甘んじて受け入れよう。 だがそれでも、余はその身命の全てを国に捧げたという自負はある。 せめて……せめてもう少しだけでも評価されたいと願うのは、浅ましい願いであろうか」 他人の評価など所詮はあてにならぬものである。 大国の皇帝として、国体をつつがなく次代へと繋げただけで、それは偉業である。 しかしそれを他人が言ったところで、認められたいという気持ちが簡単に消えるわけでもないだろう。 結局は自分次第であり、自分の中の願望をどう処するかということなのだ。 「ワシにアサシンはんの願いについてどうこう言う権利なんぞありまへんがな。 しかしこうなったからには聖杯はんに願いの一つでも叶えてもらわんとワリに合わん、とはおもっとります」 「ふむ……それは一体」 「世界平和でんがな。平和な世の中でないと金貸しなんぞやってられまへんからなぁ!」 「なるほど、確かにな!」 アサシンは呵々、と笑った。 【CLASS】 アサシン 【真名】 雍正帝 愛新覚羅胤禛(ヨウセイテイ アイシンギョロ・インジェン) 【出典】 史実 【マスター】 萬田銀次郎 【性別】 男性 【属性】 秩序・悪 【ステータス】 筋力E 耐久C 敏捷B 魔力B+ 幸運B 宝具B+ 【クラス別スキル】 気配遮断:C サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 完全に気配を断てば発見する事は難しい。 【固有スキル】 貧者の見識:B 相手の性格・属性を見抜く眼力。言葉による弁明、欺瞞に騙され難い。 皇帝に即位する以前、雍正帝は四十年余りの時間を学問と、そして何より兄弟たちの骨肉相食む宮廷闘争を間近で観察することに費やした。 皇帝の子という最も尊ばれる身分でありながら、人間の最も醜い面を見つめ続けたことで得たスキル。 皇帝特権:B 本来持ち得ないスキルも、本人が主張する事で短期間だけ獲得できる。 該当するスキルは騎乗、剣術、芸術、カリスマ、軍略、等。 黄金律:B 身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。 大富豪でもやっていける金ピカぶりだが、散財のし過ぎには注意が必要。 【宝具】 『血滴子(フライング・ギロチン)』 ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:0~99 最大捕捉:99人 独裁君主として君臨した雍正帝は直属の密偵部隊を従え、中国全土の官吏たちを密かに監視していた。その部隊こそが血滴子である。 外見は黒づくめの旗袍(チャイナ服)、鎖で繋いだバズソーを武器とし、密偵や暗殺をこなす恐るべき諜報集団。 一人ひとりが凄腕のスパイであり、多数でかかればサーヴァントを討ち取ることも不可能ではない。 だがその真価は大清帝国全土を監視したという逸話の通り、情報収集能力にある。 ひとたび標的をマークすれば、たちまち戦力や真名の手がかりまで暴いてしまうだろう。 『大義覚迷録(シノセントリズム・ジャスティス)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0~3 最大捕捉:1人 中華皇帝の色を現す黄色のページで書かれた一冊の書簡。 蛮族と蔑まれていた満州族が、中華思想において漢民族の上に立つ正統性を示した記録である。 雍正帝はこの件について自ら漢民族の学者と討論し、これを論破したという逸話が宝具となった。 対象のあらゆる価値観を破壊し、雍正帝を絶対正義とあがめる奴隷にする凶悪な洗脳宝具。 抵抗に失敗してしまえば、人間でもサーヴァントでも人格が破壊されるため、生きている限り二度と元には戻らない。 【Weapon】 自らの宝具である血滴子たちを護衛兵として出現させる。 【特徴】 中華皇帝を現す黄金の龍を刺繍した帝服に身を包む陰気な目つきの男。 ケチで金にうるさく、疑い深い性格。 目の下に濃いくまがあり、顔色は悪い。 自ら揃えたスーツと眼鏡をかけているが戦闘時は元の服装に戻る。 時々マスターからうつった関西弁がでる。 【解説】 18世紀初頭、中華史上最高の皇帝と呼ばれた清朝四代康熙帝の後を継いだのが、五代雍正帝こと愛新覚羅胤禛である。 彼は第四皇子として生まれた時から十数人もの兄弟たちの権力闘争の中で育ち、そのせいか非常に猜疑心の強い人物だったと言われる。 彼自身を皇太子に祀り上げようとする有力貴族たちの誘いに一切のることをせず、約四十年間を学問と仏教信仰に捧げた。 この時点で次代の皇帝になろうとする野心など、彼には一切なかったはずである。 ところが皮肉にも、我が子たちの醜い権力闘争によほどうんざりしていたのか、父である先代皇帝は一切の野心無き彼を後継に指名する。 この瞬間、一人の恐るべき独裁皇帝が誕生した。 有力者たちの派閥に組しないということは、誰も依怙贔屓しないということである。 誰の後ろ盾もないが、その代わり誰でも敵として叩き潰せるということである。 彼は皇帝に即位してからすぐに実の兄弟である皇子たちを粛正、有力貴族にも一切容赦をせず恐怖政治を敷いた。 全国に密偵を派遣し、官吏たちにこまめな報告を義務付け、不正を行えば誰であろうと処罰した。 その一方で自らにも厳しく、全国から集まる報告の書簡に自らすべて目を通し、睡眠時間は四時間に満たなかったと言われる。 前述の密偵も、ただ監視をするだけではなく、下級官吏に業績の優れた者がいればこれを褒賞した。 そんな激務を続けた結果、即位から十三年で死没。過労死した疑いが一部でまことしやかに囁かれている。 当時の清王朝は、先代康熙帝の華々しい戦功の陰で、内部は腐敗しつつあった。 腐敗の原因は、王朝の運営母体そのものである中華のエリート官僚たちである。 それを取り締まれるのは彼らの上に立つ皇帝しかいないので、雍正帝は彼らの憎悪を一身に浴びながらも改革を断行した。 監視の目が届かず、不正を放置されていた地方政官を粛正し、賄賂で税金逃れをしていた富豪も取り締まった。 雍正帝は中華を治める皇帝でありながら、中華全土の官吏を敵に回して税金を取り立てた、中華最強の取り立て人である。 【サーヴァントとしての願い】 独裁者としての悪名を返上したい。 【マスター】 萬田銀次郎@ミナミの帝王 【能力・技能】 利息は十日で一割増えるトイチの闇金融を経営している。 数千万の現金でも自由に用意できる資金力があり、また夜逃げした相手を絶対に逃がさない探偵顔負けの追跡術もある。 ヤクザ相手に一歩も引かない胆力の持ち主で、よく法律相談も引き受けるなど、様々な方面の知識に詳しい。 【人物背景】 ギンブチメガネと大仰な関西弁がトレードマークの闇金融屋。 幼少時代、非常に裕福な家庭(父親は萬田建設の社長・萬田浩一郎、母親は里子)で育つ。が、紆余曲折有って、後に貧困地区に堕ちた萬田銀次郎。 そこで「長老」をはじめとする元エリート層から落ちぶれた住民に政治・経済・礼節等を徹底的に叩きこまれる。 その後、金貸しの師匠・矢吹金造に金融のイロハを習い、ミナミのマンションの一室に裏金・『萬田金融』(「萬田銀行」と称することもある)を開く。 利息はトイチ、「逃げれば地獄まで取り立てに行く」が謳い文句で、法の中と外のボーダーラインで活動している。 ヤクザや権力者でも萬田の取り立てからは逃げられないといわれ、周囲からは「ミナミの鬼」と恐れられる。 冷酷ではあるが、萬田に返済できない状況に陥った債務者から話を聞き、事情によっては返済できる状況に戻すような人助けをすることも多い。 もっとも、それはあくまでも「ワシに返済させるためにやったことだ」という体裁である。 一方で債務者から取り立てる代わりとして、萬田が自ら詐欺を仕掛けて嵌めた事例もある。 【マスターとしての願い】 世界平和。