約 927,365 件
https://w.atwiki.jp/suka-dqgaesi/pages/3360.html
776 :名無しさん@HOME:2009/05/19(火) 11 33 19 0 メス豚で思い出した。 昔同居トメに「嫁子はぶくぶく太って豚みたい♪」と言われた。 標準体型だ。ガリトメからすると太ってるらしいが。なので 「私が豚ならトメさんはゴキブリですね!ゴキブリ。手足は細いのに胴体がまん丸なところとか、そっくりん」と言ってあげた。 知ってるんだよ、下腹部でぶ。後で夫に嫁にゴキブリって言われたって泣きついたらしいが、 夫にも余計なことしか言わないトメだったので、どうせお前が先に余計なこと言った、俺の嫁センスいいだろ!されて撃沈。 その後良ウトさんの死をきっかけに別居となりました。しばらく夫はトメになんか言われるたびに「しょうがないだろ。ゴキブリの息子なんだからpgr」してた。 777 :名無しさん@HOME:2009/05/19(火) 12 04 42 O 776 ゴギブリの息子の嫁カワイソス。 778 :名無しさん@HOME:2009/05/19(火) 12 08 30 0 どういう思考回路を持つと 一緒に住んでる人にブタとかいうんだろうなあ 779 :名無しさん@HOME:2009/05/19(火) 12 10 45 O 旦那さん、自虐行為カワイソス・・・(´;ω;`)ウッ 780 :名無しさん@HOME:2009/05/19(火) 12 14 40 0 776 旦那さん、ノリがいいなw 次のお話→781
https://w.atwiki.jp/konashin/pages/1981.html
シン「くそう…折角の日曜だってのに、風邪をひいちまった… そうじろうさんは仕事の都合で出掛けてるし、こなたはバイト。 挙句の果てに、ゆたかまで実家に呼び戻されて留守と来たもんだ…… なんか久しぶりに一人だな…家に一人でいるのって、こんなに寂しい物だったっけか…」 (ぴんぽーん♪) シン「くそう、誰だよこんな時に。哀れな病人を引っ張り出してそんなに嬉しいか。 こちとら脇に追いやられるのは慣れっこだが、その逆は苦手なんだよ……はーい、今出まーす」 (パジャマ姿のシン、ふらふらになりながらドアを開ける) ふゆき「こんにちは……って、アスカ君!?」 シン「あ、天原先生!?まさか、そんな、なぜ!?どうして天原先生がここにいるんですか!?」 ふゆき「いえ、それは…実は先日、小早川さんが保健室に忘れ物をしてしまったのですが 今日はたまたま私もこの近くに用事があったので、折角だからお届けしようと思いまして…」 シン「ああ…それはどうも、わざわざすみません。 今はちょっと皆留守にしてますけど、後でゆたかにはちゃんと言っておきますから…ゲホゲホ!」 ふゆき「アスカ君…!その様子だと、やはり体の具合が…」 シン「い、いや、大したこと無いですよ!それに、折角来て下さったのにこんな格好ですみません。 本当ならきちんと出迎えなきゃいけない所なのに、これじゃあ逆に先生にまで風邪を移しちまいそうですし…」 ふゆき「何を言っているんです!私の方こそ本当にごめんなさい、安静にしていなければならないのに、アスカ君に無理をさせてしまって…」 シン「いえ…天原先生、本当に気にしないでいいですから……うぅ、ゴホッゴホッ!」 ふゆき「……っ!」 ふゆき「はい、アスカ君。あーんして下さい」 シン「あ、あの……天原先生?」 ふゆき「何でしょうか?」 シン「えーと、あの、そのですね…なんだってまた、俺を強引に部屋のベッドに押し込んで、 ついでにあり合わせの材料でお粥なんか作って、更にそれを俺に食べさせようとするんです…?」 ふゆき「アスカ君が風邪をひいているとわかった以上、養護教諭として放ってはおけません。 それに、今のアスカ君が一人でお留守番をするのでは、何かと不具合もあるでしょうから」 シン「そ、そのお気持ちはとても嬉しいんですが…何も天原先生にそこまでして貰う訳には…」 ふゆき「お気になさらないで下さい。これは私が望んでやっていることですから。 私はアスカ君のことが心配だから、こうしてアスカ君の看病をしてあげたいんです。 …でも、勝手に押し掛けて来て、その上で更に恩着せがましい真似をしているのも確かですね。 いずれにせよ、私がアスカ君に迷惑を掛けてしまったのは事実ですから…そのことは本当に申し訳なく思います」 シン「……天原先生。お粥、頂きます」 ふゆき「アスカ君」 シン「折角、天原先生がわざわざ俺の為に看病してくれてるんです。 ここで俺があーだこーだ言って、先生を悪者にするわけにもいかないでしょう。 …それにこんな状況の中、一人で留守番してるって時に先生が来てくれて…正直すごく心強いです」 ふゆき「ふふ…それでしたら、遠慮なく召し上がれ。 もう私の用事も済みましたし、今日は出来る限りアスカ君の側にいさせて頂きますから」 シン「本当にありがとうございます、天原先生。 俺も出来るだけ、先生に風邪を移さないよう気をつけますから…」 ふゆき「では――アスカ君の風邪を移されちゃったら、その時は逆に、アスカ君に私の看病をして貰おうかしら? つきっきりで、今みたいに二人きりで。 今日のアスカ君がそうしているように、今度は私がアスカ君を独り占めしてしまいますから」 シン「ええぇ…っ!?」 ふゆき「ふふふ。アスカ君、早く良くなって下さいね。やっぱりアスカ君には元気な姿が一番良く似合っていますから」 シン「は、ははは……なんだか別の意味で俺の体温っつーか、熱が上がった気分だぜ……」 777 シンの風邪が治って登校した日の朝 ななこ「ようアスカ。風邪治ったようやな~」 シン「はあ・・・なんとか」 ふゆき「おはようございます」 ななこ「おはようございま~す」 シン「おはようございます。『ふゆき先生』」 ななこ「あれ?この前まで『天原先生』やなかった?」 ふゆき「い、いえ・・」 シン「それは、まあ、その・・いろいろ」 前 戻る 次
https://w.atwiki.jp/ps3gundam/pages/34.html
RX-77-2 GUNCANNON ML / ガンキャノンML 中距離戦用の240mmキャノンに変えて、近距離戦闘用のスプレー・ミサイル・ランチャーを装備したガンキャノン。 Height 17.5m Weight 51.0t Generator output 1380kW Thruster power 51800kg Weapon Change Main W.Cus.Lv. Lv0 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Beam Rifle(RX-77-2) 12 100mm MG 100 Beam Rifle(RX-78) Sub W.Cus.Lv. Lv0 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Head Vulcan 300 Sp.W.Cus.Lv. Lv0 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Missile LCHR 120 Customize details LEVEL Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 ATTACK 射撃10% 射撃15% 格闘5% 射撃20% 射撃25% 格闘15% 射撃部位破壊(5%) 射撃30% WEAPON 主武装2追加 副弾数1.5倍 特弾数1.5倍 主弾数1.5倍 特弾数2.0倍 副弾数2.5倍 特弾数2.5倍 主武装3追加 DEFENSE 射撃9% 格闘6% 射撃12% 射撃18% 盾追加 格闘12% 射撃24% 盾耐久1.5倍 Point 2520 2800 3080 3360 3640 3920 4200 4480 キャノンがミサイルになった。それ以外はキャノンと同じ。 サブの換装システムを用意する位なら別機体として出された機体。 ミサイルはジャンプ撃ちができないため、どっしり構えての発射となり隙が大きい。 しかしその分良い誘導があるので、命中率が高い。 一定距離進んでから誘導を開始するので、遠くから正面に捕らえて撃てば命中率はさらに上がる。 上手いこと僚機を囮に出来れば、戦果を上げられるだろう。
https://w.atwiki.jp/konashin/pages/300.html
かがみ「えっと………ゲッケイジュの葉っぱは………」 シン「何探してんだ、柊?」 かがみ「うわっ!………って、な、なんだシンじゃない。驚かさないでよ」 シン「悪かったな。んで、何探してるんだ?困ってるみたいだし、手伝うけど」 かがみ「あ、うん。ありがとう。えっと……晩ご飯の買い物頼まれたんだけどゲッケイジュってのがどこにもなくて」 シン「ああ、それか。ならこっちだ」 かがみ「うん……」 かがみ「ありがとうね、シン。買い物の手伝いだけじゃなくて、なんか、家まで送ってもらって……」 シン「気にすんな。アンタはこなたの友達だし」 かがみ「そっか。…………ねえ、シン」 シン「ん?」 かがみ「あんたって優しいよね」 シン「そうか?」 かがみ「うん、誰か困ってると放って置けないって感じ」 シン「ああ…………あいつらに優しくなんか何もできなかったからな」 かがみ「え?」 シン「あ、いや、何でもない。じゃあ、俺帰るよ」 かがみ「うん……じゃあね」 前 戻る 次
https://w.atwiki.jp/konashin/pages/1037.html
みなみ「シンさん…好きです」 シン「え、えぇ?!いきなりなんだよ!」 みなみ「つ…つ…、」 シン「ドキドキドキドキ」 みなみ「釣りにいきませんか?」 シン「そこまでいったのにどんだけぇ~」 つかさ「って夢みたよー」 シン・みな「やめてくれ。本当に」 前 戻る
https://w.atwiki.jp/konashin/pages/671.html
つかさEND ある日私がシチューを作っていると シン『今日カレー?』 と聞いてきた、 また別の日肉じゃがを作っていると シン『今日カレー?』 とまた聞いてきた 一昨日玉ねぎを切ってると シン『今日カレー』 とまたまた聞いてきた 昨日大きい鍋を洗っていると シン『カレー?カレーだよね』 と聞いてきたので「違うよ」と言った (´・ω・`)←こんな顔してた だから「今日はカレーだよ」と言うと (*´・∀・)←こんな顔して会社に行った 前 戻る 次
https://w.atwiki.jp/konashin/pages/161.html
たまには田村ひよりを思い出してあげて下さい……。 「はぁ……」 とある会場。大量の同人誌が積み重ねられた長テーブル。 そのパイプ椅子に腰掛けながら、田村ひよりは、頭を抱えながら深いため息を吐いた。 彼女を追い詰めるものはこの世にただ一つしかない。 (締め切りが……締め切りが……) シン×キラ本の制作期限が近づいている。 と言っても構想はほとんど出来上がっているし、後はもう仕上げだけと言っても差し支えない段階なのだが、 (どうしよう……シン・アスカがどうしても上手く書けない。あと一歩なんだけど……) キラの方は今まで散々題材に使ってきたので問題ないが、彼女にとってシンは始めての試みだった。 正直、こんな他のサークルの売り子なんてしてる場合ではないのだが、お世話になっている方の頼みだったため断れなかった。 (はぁ、体調が悪いって言って抜け出そうかな……) そんな事を考えていた時、ひよりに一人の男が話しかけた。 「すいません」 「はい?」 顔を上げると、そこには一人の少年がいた。 「!」 こよりは、まるで雷の直撃を受けたような衝撃を受けた。 「すいません。サークル“キボンヌ”はここでいいんですよね?」 一言で言えばその少年はシン・アスカそのものだった。外見、口調、仕草。完璧な『そっくりさん』である。 (こ、この人に私のコレクションである赤服を着せて、本の体勢を取らせてそれを参考にすれば!) 自分の作品は完璧になる。そう思ったら、ひよりの体は勝手に動いていた。 シンはこなたの頼みで、いつものごとく買出し要員として、この会場にやってきていた。 会場の地図を片手に色んな苦労を体験し、数十のサークルで本を買い回り、やっと最後の一軒にきた時、 「私の救世主ぅぅぅぅぅ!」 「うわ!」 本の事を尋ねた売り子が、急に抱きついてきた。 シンはコーディネイターの身体能力を総動員して、両手に抱えた本が落ちないように踏ん張った。 こなたには「折り目を付けるな! 傷を付けるな! 集合時間を忘れるな!」と散々言われたからである。 「協力してください!」 少女は、いきなり半泣きで協力してくださいときた。 「な、何だよあんた! 俺はここのサークルに新刊を買いに来ただけで――」 「差し上げます! タダで全部差し上げます! でも売り切れてるから原本あげます! だから協力して!」 うしろで「ちょっと!」という他サークル員達の声が上がった。 しかし、シンはこの少女のとある言葉で頭が一杯だったので聞こえなかった。 (タダか……) 実は、シンの財布の中身は常に寂しい。 バイトはしてるが、そのバイト代の大部分は、自発的に泉家に納めている。居候は色々大変なのである。 (お金は払わなくても本は手に入る。つまり、お金は余る。そして、それは俺は新しいディスティニーのプラモが買える) 結論。誰一人悲しむ事はなく、皆ハッピー。 「分かりました。俺は何をすればいいんですか? 売り子ですか?」 「脱いで!」 「…………は?」 シンは固まった。 (今、脱いで。と言ったか? いやいやいやこんな可愛い女の子がいきなりそんな事いうわけないじゃないか、 エロゲーじゃあるまいし。聞き間違いだよな。まいったな、自分で思ってる以上にこなたに毒されてるんだな、あっはっは) 「すいません。よく聞き取れなかったのでもう一度言っていただけませんか?」 シンは爽やかな笑顔で言った。 「とりあえずそこの小部屋入りましょ! 大丈夫! すぐ終わる……ように努力するから!」 少女は凄みのある笑顔で言った。 震える拳。血走った目。荒い呼吸。その少女の全てから、その言葉がマジである事がヒシヒシと伝わってくる。 「さ、さよなら!」 気がついたらシンはその場から駆け出していた。 その後、 無理に全力疾走したのがいけなかったのだろう。 いくつかの本に折り目や傷が入ってしまっていたため、シンはこなたにメチャクチャ怒られた。 翌日、シンが通いなれてきた通学路を通って校門をくぐると。突然の誰かがぶつかってきた。。 何とか踏ん張れたため倒れはしなかったが、一言文句を言ってやろうと思って、ぶつかってきた人物を確認する。 「おい危ないだろ……て、げぇ、あんたは!」 「私! 奇跡を信じますぅぅぅ!」 昨日の売り子が、こなた達と同じ制服を着てシンに抱きついていた。 昨日の出来事が頭をよぎる。正直、あまりシンはお近づきになりたくないタイプの女性だった。 イタイ知り合いはこなた一人で十分である。 「は、放してくれ! って何で泣いてるんだあんたー!?」 「お願い! 私を見捨てないで! ギリギリなのよ! 協力してぇぇ!」 「冗談じゃない、お断りだ!」 「おねがいしまずぅ。私、何でもしますから!」 「な、泣いたってダメだ! しつこいぞ」 シンは引き剥がそうとするが、少女は信じられない力でこちらを締め付けてくるため、中々難しい。 だからといって、本気で引き剥がすと勢い余ってこの少女が怪我をする可能性もある。 さじ加減が難しかった。 「そんなぁ! 最初はあんなに優しく微笑んでくれたじゃないですか! あなたに見捨てられたら私、終わりなんですぅ!」 「知るか! 俺には関係ない!」 「落としたくないんです! 作っちゃったからには責任持って社会に送り出したいんです!」 「ああ! もう!」 いいかげん本気で引き剥がそうか、なんて考えていると、 「シン……」 登校してきたところなのだろう。親友の白石みのるが声を掛けてきた。 「あ、白石。ちょうどよかった。この子を引き剥がすのを手伝って――」 次の瞬間、 「見よ! 東方は赤く萌えているパーンチ!」 「ぐは」 白石は本気でシンを殴った。コーディネイターであるシンはナチュラルである白石のパンチなど普通は避けられるのだが。 下半身に少女がしがみついていたため避けられなかった。 「な、何するんだよ白石!」 「見損なったぞシン! 親友のお前がそんな男だったとはな!」 「は?」 「彼女……『おろしたくない』って泣いてるじゃないか! それを、俺には関係無いだと! よくもそんな事が言えるな!」 白石が少女を指差しながら叫ぶ。 白石に殴られた衝撃でシンから離れた少女は、多数の女生徒に囲まれていた。 「あなた、大丈夫」 「気をしっかりもってね」 「こんな無責任な男、別れて正解よ」 「うえーん。よく分からないけどありがとうございばずぅ」 少女は女学生の一人からハンカチを受け取ると、 チーンとかんだ。 「さ、保健室行きましょ」 「でも私、このそっくりさんに用が……」 「いいの! いいのよ!」 「そうよ! こんな顔が良いだけの男にあなたはもったいないわ!」 「今の世の中、女手一つで立派に子供を育ててるお母さんは一杯いるわ!」 「さっ、これ以上この男の前にいたら、おなかの赤ちゃんにも良くないわ、行きましょ」 「え、ええ!」 少女は女学生達に両脇を固められて共に校内へ入っていく。 彼女達が二メートルぐらい歩いた頃、 集まっていた女生徒達は一斉に鋭い視線をこちらに向け、そして口を揃えてこう言った。 「「「サイッテー!」」」 「え、ちょっと……」 シンは冷静に分析してみる。歩いていた自分。泣きながら飛びついてきた少女。会話の内容。そして自分の行為。 結論。自分は結構やばい風に見られている。 「ちょっと待て! それは誤解だ!」 去っていく女性達を追いかけようとした時、 「シ~ン~」 ドス黒い感情がこもった声がシンの歩みを止めた。 ゆっくり振り返ると、そこには、 「うわ!」 目を血走らせた、大量の男子生徒がゆっくりこちらに歩いてきていた。 「貴様はここにいる男子全てを怒らせた!」 「幼女に超幼女!」 「ツンデレと家庭的少女!」 「ボーイッシュ!」 「完璧超人眼鏡っ子だけでは満足できんというのか貴様は!」 「待て! 俺の話を聞け!」 「「「「問答無用!」」」」 今日の教訓。いくらコーディネーターでも、ナチュラル数十人の暴行の嵐からは逃れられない。 市内のとある病院。 そこには、包帯でぐるぐる巻きにされたシンと、その隣でパイプ椅子に座るこなたがいた。 「ねぇシン。なんか後輩を弄ぶだけ弄んで捨てて。 さらに復縁を迫ったその子に、冷たい言葉を投げかけた挙句に、 冷徹に嘲笑いながら蹴りとばしたって本当?」 「俺は無実だ! って痛たたた!」 全身打撲しているのにもかかわらず、身を乗り出したシンは体を抑えながらベッドに体を預けた。 常人なら百回死んでもおかしくないような暴行の嵐を受けながら全治一週間とはさすがコーディネイターといった所である。 「だろうね。シンがそんなにやり手だったら、みんな苦労しないしね~」 こなたはふぅ、っとため息を吐きながら、背もたれに深く体を預けた。 「そうそう、皆で協力して誤解は解いといたよ。後でおみまいに来てくれるらしいからその時、お礼言いなよ」 「ああ、感謝してる」 「でもさ。主人公が大怪我。エロゲーだったらこの後の展開は」 ガラッ、 こなたが言い終わる前に病室の扉が開いた。 この部屋は一人部屋なので、間違いなくシン関係の人物である。 「あの、失礼します」 そして、やっぱりシン関係の人物だった。 「ひい、あんたは!」 シンは体ごと後ずさった。 「田村ひよりっていいます。わたしのせいでこんな事になって……すいませんでした!」 深々と頭を下げるひよりに対し、こなたは手を上下にヒラヒラと振った。 「ああ、大丈夫だよひよりん。シンは頑丈さだけが取り柄だからね~」 「おまえ、あの子を知ってるのか!」 「知ってるよ~。趣味が一緒……じゃなくて限りなく近く、限りなく遠いんだよ~」 「こうなった以上、私が責任もって看病します!」 いや、止めてください。と言おうとしたシンだったが、その前にこなたに遮られた、 「ほうほう~。そういえばシン。さっきトイレに行きたいとか言ってなかった?」 「言ってねぇ!」 「と、ここに取り出したるはSI☆BI☆N」 「あ、私がやります! いえ! やらせてください!」 やる気満々でガラスの物体を受け取る女子高校生。 「は?」 唖然とするコーディネイター。 「あはっ♪ はい、どうぞ」 嬉々としてガラスの物体を渡す幼女。 「おい、こなた!」 「では……行きます」 ジリジリと近寄ってくるひより。 シンは全身打撲のため何も抵抗ができない。 「や、やめろ! っていうかあんた何冷静にやろうとしてるんだよ!」 「大丈夫です。私(絵で)見慣れてますから!」 「や、止めてくれぇぇぇぇぇぇえ!」 市内のとある病院の一室にシンの叫びが響き渡った。 (フラグフラグ~~♪) そんな中、こなたは一人だけ楽しそうだった。 前 戻る 次
https://w.atwiki.jp/910moe/pages/1264.html
見た目怖面中身わんこ×見た目クール中身天然小悪魔 「電車の中でいちゃいちゃするのはどうかなぁ」とか。 「お姉さん、足開きすぎてスゴイ色のパンツが見えてるよ……」とか。 「もう日本はヤバイなぁ」とか。 「それにしても昨日の飲み会でくじいた足首、まだ痛むなぁ」とか。 そのくらいの事しか考えてなかったのに、目が合ったカップルは顔色を変えて席を立ち、隣の車両へと逃げて行った。 それに気付いた周囲の乗客も、自分の顔を見るなり同じように逃げるか、もしくはいきなり寝たフリを始めた。 こんな外見でもハタチ前。柴田は深く傷ついた。 電車が駅で停車すると、ノートパソコンを手にした氷室がせかせかと乗り込み、柴田の姿を認めるやその隣の空き席にどっかと腰を下ろした。 膝に乗せられたノートパソコンの画面には、文書作成ソフトがいっぱいに開いている。 柴田が朝の挨拶をする前に、氷室は「現代建築概論のレポートが終わっていない」と呟いた。 「それって今日の昼締め切りの? まずいんじゃないですか氷室さん、あの教授、一分でも遅れたら受け取らない上に即落第でしょ?」 「そう。一分一秒も無駄にできない。よって俺に話しかけるな」 言うや否や、細い指が十五、六本くらいあるんじゃないかと思えるようなスピードで氷室はキーボードを打ち始めた。 柴田は二学年上の先輩の横顔を見ながら考える。 このくらい「私は論理的な知性派なので暴力とは縁がありません」という顔をしていたら、きっとカップルは逃げたりしないだろう。 ……いや、別の理由で逃げるかもしれない。 氷室はそうとう焦っているはずだが、その名残は眉間にできた薄い一本のしわだけだった。 電車が再び駅で止まった。 乗り込んで来た人々の中に、小柄な老婆がいるのを見た柴田は反射的に席を立とうとし、足が痛んで顔をしかめた。 他の人が立たないかと周囲を見回せば、何たることか、柴田のしかめた顔に怯えた乗客はうつむきあるいは寝たフリを続行し、誰も老婆に気付いていない。 「どうぞ」 柴田が途方に暮れるより早く、氷室が立ち上がった。 「え、ちょっと。氷室さん、オレ立ちます!」 「怪我人は座れ」 「でも立ったままじゃキーボード打てないでしょ」 「立つって誰が?」 氷室はそのまま、柴田の膝の上にすとんと腰を下ろした。 「足首が痛いだけなら膝は平気だよな。俺軽いしお前頑丈だし。あ、柴田。この先カーブが多くて揺れるから、ちょっと腰支えてて。……いやそうじゃなくてしっかり抱えろ、俺が落ちたらどうする」 大学の最寄り駅に着くまでの二十分間。 イイ位置に当たる尻の感触やら丸見えのうなじやら。 至福を「おあずけ」されている上に、下半身が反応してはいけないと必死な柴田は、 「誘ってんのか、あんた誘ってんのか!?」とか。 「神様ありがとうでもやめて!!」とか。 そんな事を考えていたのだが、周囲は黙々とキーを打つ眼鏡の美青年がいつ鬼の形相のチンピラに殺されるかと気が気でなく、車内は嫌な緊張に包まれていた。 見た目怖面中身わんこ×見た目クール中身天然小悪魔
https://w.atwiki.jp/910moe/pages/1019.html
ギタリストとピアニストの恋 ――ドア越しから漏れるピアノの音。 壁にもたれかかりながら、その旋律を聞いていた。 何の曲だろうか。ギター専門の俺には、クラシックはわからない。 傍で聞かなくてもわかるほど滑らかな旋律。 白く、細い指が奏でる音色。 だが今後の事を思うと、ピアノが持つ独特の優しい音色も、悲しく聞こえる。 二年前の冬。ライブ場所にいたあいつに、声をかけられたというありきたりな出会い。 最初はピアノが嫌いで、俺が持つようなギターに憧れていたが 弾いているうちにピアノが好きになり、それからピアニストとしての道を進むようになったらしい。 ジャンルも違うギターとピアノ。 俺はそれでも、惹かれていた。 滑らかに弾くあいつの白い指に、目が釘付けになった。 気がついたら俺は、あいつに恋愛感情を抱いていた。 いつだったか。 自分で作った歌をあいつに聞かせてやったあと、 俺はギターを教えてやろうと思ったんだ。 遠慮するあいつにギターを差し出すと 「ピアノにはピアノの、ギターにはギターの雰囲気があるから。 ピアニストである僕がギターを弾いてしまったら ギターの雰囲気が崩れてしまう。 逆に、ギタリストの君がピアノを弾いてしまったら、ピアノの雰囲気が崩れてしまう。」 って言われたことがあった。 その時、「ああ、あいつと同じ道歩くの無理なんだな」って痛いくらい感じた。 そういう時期に、メンバー解散。俺はボーカルの凛ってやつと一緒に海外で活動することに決定。 俺は凛に弱みを握られてる。ピアニストのあいつが好きだということを知っている。 反対すれば知人・友人全てにばらされる。 こんなのってありかよ。 なあ…俺、好きでもないやつと遠いところに行くんだぞ? …お前が見えないところに、話すことも出来ないところに。 昨日呼び出して、「凛と海外に行く」って言ったらあいつ…笑ったんだ。 笑顔で、「よかったね。いってらっしゃい。」って。 なんだよ、いってらっしゃいって。 お前は俺のこと、なんとも思ってないのか? 親父もおふくろも海外で一生過ごすとか言ってるし、凛に弱み握られてるし 俺はもう二度と戻って来れないんだぞ。 お前にとって俺ってなんだった? ただの知人友人か?ギタリストか? 俺はお前ともっと一緒にいたい。 俺、お前が好きなんだよ…。 「…なにやってんの?流花。」 ――気がつくと俺の後ろには、凛が腕組みをして立っていた。 俺より二つ年下だが、ソロでもやっていけると言えるほど、歌は上手い。 グループも解散したんだ。顔もいいから、勝手に一人でやっていけばいいのに。 なのにこいつは。俺を連れて行く。 「…なあ、一つ聞いていいか。」 「なに?」 「何でお前、俺を連れていくんだ?」 腕組みをしてる凛に問う。 すると凛は腕をほどき、笑って俺に言った。 「…お前と一緒だよ、流花。 好きなんだ。お前が。 流花はあっちが好き。多分、あっちも流花が好き。でも俺はお前が好き。 両想いを引き裂いてごめんね。でも耐えられないから。 ジャンル違うのに、くっつくお前らが。」 「自分勝手だな。」 「なんとでも言えばいいよ。俺はお前が好き。だから連れて行く。」 ―想い、想われ…その結果がこれか。 「…ほら、もう行かないと間に合わないよ?流花。」 「………………。」 歩き出す凛を尻目に、俺はドアの前にそっと手紙を置いた。 気がつく凛が俺に問う。 「なにそれ、ラブレター?」 「…間に合わなくなるんだろ。行くぞ。」 「ははは。つれないねえ。…行こうか。」 いつの間にか頬を伝っていた涙を拭いもせず、俺は凛の後をついていこうとして…振り返った。 ピアノの音が止まったからだ。 …だが、それもほんの一瞬のことで。 「さよなら。」とだけ言って、俺は凛の後をついていった。 ギタリストとピアニストの恋
https://w.atwiki.jp/910moe/pages/356.html
受けをカッコいいなと思う攻め×攻めを可愛いと思う受け 「やっぱ流石だよなあ。あんなん真似出来ねぇよ。」 「天才っているもんだな。」 「……。」 華々しい成果の陰で、気が遠くなるほど地道な作業を重ねていることを皆は知らない。 何の保証もない状況で、来るべき結果だけを見据える真剣な眼差しは痺れるほど格好いい。 だから、俺一人が知っていればそれでいいのだ。 賞賛を受ける上司は誇りだけど、羨望を集める恋人は不安の種でもある。 「お疲れ様です。」 そこらじゅう探し回って、休憩室のソファで寛いでいるところを漸く捕まえた。 手の中の紙コップは既に空だった。コーヒーの匂いだけがふわりと鼻を掠める。 「すごく格好よかったですよ。ちょっと不安になるくらい。」 「は?」 彼は眉を寄せ、当惑した視線をこちらに向ける。 口をついて出た、子供じみた本音にしまったと思いつつ、仕方なしに先を続ける。 「皆が主任に惚れちゃったらどうするんですか。責任取って付き合うんですか。」 「そんな事あるか。お前は馬鹿だ。」 「あ-、いくら主任でも失礼な。人間そう簡単には変われないんですからね。」 彼の体をソファに倒し、その上から体重を乗せて押さえつける。 「お前はそのままでいい。馬鹿な子ほど可愛い。」 彼は言い、圧し掛かられた格好のまま、左手をのばして髪をかき回す。 犬ころにするみたいにワシャワシャと、楽しそうに。 俺はもう26ですと反駁することも忘れて猛然と聞き返した。 「今…何て言いました?」 「お前は馬鹿だと言ったんだ。」 「どうしてそこまで戻るんですか!」 くつくつと声がした。笑っている。普段の不機嫌顔が嘘みたいだ。実にレアな光景だ。 いいモン見ちゃったなぁと浮かれているうちに、はぐらかされた事を忘れた。 まったく、このひとには敵わない。 子犬系スポーシ馬鹿×変人化学者