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ACE OF ACES Mission3 地対空ミサイルの脅威をひたすらに味わいつくせるステージ。 大幅に強化されたSAM群に対応するため射程の長い対地兵装を持ってゆきたい。補給も可能なので出し惜しみせず使おう。 悠長にしていると地上部隊があっさりと壊滅してしまう上に、フルスロットルで逃げ回ざるをえない場面が多々あるため攻撃機では厳しいかもしれない。 ***1次ミッション ノルマ2。友軍地上部隊は時間経過で壊滅するらしく、全て生き残らせるのは難しい。 -A 中央突破部隊の支援 大量のSAMに注意。 -B 東側別働部隊の支援 魔改造されたGUNBOATが曲者。距離をとりミサイルで対処しよう。 -C 長距離砲部隊への攻撃 いずれかのターゲットを全滅させるとカウンターチャージャー。B-52×2が2セット。おそらく地上部隊の支援を受けられるようになる。 カウンターチャージャー終了後ターゲット追加。これらを全滅させると2次ミッションへ。 ***2次ミッション -敵後方拠点への攻撃 対空兵器群をいかに潰すかがカギ。特にXSAMが変態機動のミサイルを撃って来るため慎重に対処しよう、ただし普段よりも硬いので支援要請くらいではケロっとしている。 3基のHEAVY HOWITZERがニンバスを撃ってくる、放置すると補給に戻る時にめんどくさい思いをさせられる。地上スレスレにも弾着するので注意。 HEAVY HOWITZERを2基破壊すると増援としてCFA-44に乗ったシュトリゴン隊6機が出現する。SAMと挟み撃ちになると悲惨なので、ある程度敵を処理してから出現させたい。 ***対シュトリゴン ADMMをじゃんじゃん撃ってくる。動きは緩慢なので接近して機銃をおみまいするのが手っ取り早い。 注意すべきは残り3機?になってからの挙動の変化で、どの角度からでもADMMを撃つようになるため、ドッグファイトは非常に危険。 相変わらず動きはのろのろとしているので一撃離脱を心がけるか、支援要請で片付けよう。 加筆・修正よろしくお願いします。
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ラチェット クランク FUTURE2 攻略wikiへようこそ! このwikiではラチェット クランク FUTURE2の攻略をしていきます。 他サイトにてもうすでに同じことが行われているかもしれないですが自己満足なのでご了承ください。 メンバーの募集は現在行っていますが、荒らしとみられる編集が見られた場合即ブロックしたいと思います。 ゲーム概要 タイトル ラチェット クランク FUTURE2 海外版 Ratchet Clank Future A Crack in Time ジャンル アクションゲーム 対応機種 PlayStation3 開発元 インソムニアックゲームズ 発売元 ソニー・コンピュータエンタテインメント シリーズ ラチェット クランク 人数 1人 メディア BD-ROM 発売日 分からないことは? @wiki ご利用ガイド よくある質問 @wiki更新情報 @wikiへのお問合せフォーム 等をご活用ください アットウィキモードでの編集方法 文字入力 画像入力 表組み ワープロモードでの編集方法 文字入力 画像入力 表組み その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン一覧 @wikiかんたんプラグイン入力サポート バグ・不具合を見つけたら? 要望がある場合は? お手数ですが、お問合せフォームからご連絡ください。
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260 :霧の咆哮:2016/09/02(金) 20 20 09 大日本企業連合が史実世界にログインしたようです支援ネタ 台詞集その6(霧の咆哮ver) 「死ね、死ね、ジャップは死ね! 勝ち目がない? 知ったことか! 仲間の、あいつの仇は皆死ね! 勝ち目無いなら無いで、最後の瞬間まで殺せる限り殺すだけだ!」 ー仲間を、大事な人を失った過去に、狂気に囚われ、最早殺意に身を任せるだけの存在に成り果てたW・タイガー。 彼は文字通り自らが死ぬ日まで暴れ狂った。 「タイガー殿……せめて、その来世に幸あらんことを願います。エイメン」 ーかつての恩人が壊れていく様に心を痛めながらも、止めることも出来ない己の不甲斐なさを嘆いていたタラスク。 タイガーの死を確認後、指揮下の部隊共々日企連に降伏を申し入れた。 「大アルゼブラに栄光あれーーーー!!!」 ー悪化する戦況を打開すべく、日企連が誇るフラグシップ級AF:イズモにVOBを用いた突撃を行ったイルビス・オーンスタイン。 だが、その圧倒的な迎撃能力及び不死性に力及ばず、20機以上のプルートオービットの一斉砲火により愛機マロース共々消滅した。 「識別コード照会……接近中のネクストは水風、『嘆きの風』です!?」 「……今日が年貢の収め時だったか」 「相手がアナトリアの傭兵やアンノウンじゃないだけマシ、と言うべきでしょうか」 「どれでも変わらんよ。所詮凡人がどれだけ集まり、抗おうとも容易く滅ぼされる。イレギュラーを敵に回すとはそういうことだ」 ー第二次リンクス戦争末期のインテリオルの部隊にて。彼らにとっての災厄到来の報告を受けた指揮官と副官のやり取り。 「識別コード照会……接近中のネクストは水風、『疾風の妖精』です!!」 「来た、我等の女神が来た!(実はルナスカイのファンクラブメンバー)」 「最高の援軍だ、これで勝つる!」 「可愛くて強いってそれもう最強じゃね?」 「せやな」 「実際戦闘力は最強クラスだな」 ー水風の到来に対し、日企業連側の部隊の反応。 同じネクストなのに、敵味方で見事に空気も何もかもが違う。 「あのリザイアがランク34程度のリンクスに負けただと? エイプリルフールは今日じゃないぞ君」 ーリザイアがルナスカイに撃破された報告を疑うオーメル幹部。 それが事実と判明したら卒倒し、その後のルナスカイの大暴れップリで心労で持病を悪化させた彼は、病院のベッドの上でオーメルの敗戦を聞くことになった。 「何故、我が陣営には真のイレギュラーがいない。何故、イレギュラーは日企連にばかり集まる。何故です!」 ー(彼女らにとって)理不尽な現実に憤りを露わにするインテリオル幹部※1 「連中が理不尽な存在なのはもう今更だろうに。諦めろ、私はもう諦めた」 ー達観したような目をしているGA幹部。 彼が理不尽と断じたのは日企連か、イレギュラーズか、その両方か。 ※1アナトリアの傭兵、アンノウン、首輪付き、ルナスカイ。途中からはジョシュアも保護して、文字通りイレギュラー級は全て日企連に集中していた。 他企業にとっては確かに理不尽と言えるかもしれない。 以上です。ネタが浮かぶ限り書き続けるぜー wiki転載は例の如くご自由に。
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635 :弥次郎:2016/10/20(木) 23 41 10 大日本企業連合が史実世界にログインしたようです 「国防は軍人の……」13 -いざ、生きめやも- 小笠原諸島沖、上空6000m。 アシハラナカツクニを眼下に見下ろす空域では、膨大な数の、それこそ500機を超える航空機の戦闘が繰り広げられている。 撃墜された機体はない。すべて搭載された電算機と害のないレーザー照射によって代替されているためだ。 しかしそれでも激しい戦闘であることに変わりはない。コンバットボックスを組んでいる飛行隊は一糸乱れぬ連携の 迎撃機の猛攻にあっていた。 「何機やられた!?」 「既に護衛機壊滅!残る先行の陸攻は8機です!」 「畜生!半分も残ってないか!」 「標的まで200海里もあるのに……!」 嘆きの声。いや、先ほどから、日企連の技術指導で声が通りやすくなった無線機は助けを求める声で一杯だ。 各所の機銃は必死に連射を続けて追い払おうとするが、それも足りない。 「直上から接近!」 「振り切れ!」 96式陸攻の操縦士が必死に操縦桿を倒す。しかし、遅かった。 上空から放たれた12.7mm機関砲は容易く陸攻のコクピットを襲った。 『3番機撃墜。帰投してください』 実際に弾は発射されていない。発射されているのは発射されたという情報だけ。 撃墜されるに匹敵するダメージを受けたと判断された。元より防弾性という観点で遅れていた96式陸攻は12.7mmという火力には耐えきれるものではなかった。実戦ならば、すでにこの陸攻は火だるまとなって落ちていることだろう。 そして管制室から無情の判定がくだった。『撃墜』だ。 「畜生!」 「今のは南風か…いや、だが速度はあまり速くないぞ」 「しかし完全に待ち伏せを食らっているな」 操縦室では嘆きの声が漏れる。 機銃を担当していた兵士も戻ってきた。 先程の迎撃についての感想を口々に言い合っている。 「やはり事前に発見されて、戦闘機が誘導がなされるというのは陸攻にとっては致命的か」 「ではどうするのだ?日企連によればレーダーはおよそ飛ぶものを捉えると言っていたぞ」 漸減戦術の先兵として鍛え上げられていた陸攻隊。しかしその自信と誇りはあっけなく砕かれた。 敵機を予め把握するレーダーと通信機による誘導による有利な位置取りからの迎撃。 つまり、今回のようなことが今後起こりうるということだ。 「どうすれば……」 その問いかけに答えはなかった。 残ったのは、もしこの陸攻で実戦で迎撃にあったら、という薄ら寒い未来予想図だけだ。 637 :弥次郎:2016/10/20(木) 23 41 58 「イカヅチ1よりHQ。敵機を捕捉。迎撃に入る」 『HQ了解。進路情報を更新する。幸運を』 「イカヅチ1了解。誘導に感謝する」 「いよいよか」 補助席に納まる源田実は改めて対Gスーツをチェックする。 下手な電熱服さえも超えるこのパイロットスーツはこれまで以上のGを受けながらも、源田の意識を保っていた。 むしろこれまで乗ったどんな戦闘機よりも快適でさえあった。計器を見る。時速800km。圧倒的だ。 陸攻が時速340km程度であることを考えれば、すさまじい差がある。 いや、これさえも全力ではない。あの烈風改二さえも凌ぐ、最高速をこの戦闘機は叩き出す。 「もうほとんど残ってませんね」 「ああ。ここまで一方的とはな…この機体の出番もほぼ無しかな?」 源田が乗り込んでいるのは、倉崎ら日企連の航空部門の開発した試作特殊要撃機『雷光』。 エイを思わせるジェット全翼機の雷光は信じがたい速度で飛行している。源田などにとっては初めて乗り込むジェット機だ。 武装は20mm機関砲2門と翼部と尾部に内蔵されたレーザーブレード。光学兵器という未知の兵器の威力については 実際に見せてもらったが、やはりというべきか、とんでもないものだった。圧倒的な熱量と破壊力で敵機を粉砕する力は、その驚異的な速度と、そして攻撃力と搭載されているレーダーなどと合わせて、まさしく最高の迎撃機かもしれないと源田は思った。 「いえ、一応見せる予定ですからね。ジェット機というレシプロ機の次に誕生する戦闘機の恐ろしさを知ってもらわねば」 「そうか…はじめは驚いたが、恐ろしいものだな」 源田は手元の機器をマニュアルを思い出しながら操作する。 顔を覆うHMDにたちまち敵機の情報が表示される。拡張現実と言ったか、なるほど、これはすごいものだ。 敵機ごとの速度や相対速度、進路方向、さらに近接防御用の機銃の位置と予想される攻撃範囲まで表示された。 ついでに言えば風向きや気流までもが視覚化されている。情報量は非常に多いが何と飛びやすいだろうか。 (戦闘機無用論……この機体の前では単なる妄想に過ぎないか) ここまで丸裸にされて、いかなる陸攻であれ、あるいは爆撃機や攻撃機であれ無事でいられる可能性など、ほぼ0だろう。 なるほど、日企連が電探であるとか観測装置にやたらとこだわるのはこういう理由があるのだ。 「しっかり捕まってください。飛ばします」 「ああ」 日企連のパイロットに促され、源田は舌をかまないように ターゲットにされたのは何とか防空網を抜けてきた陸攻隊。 いや、もう“隊”とは呼べない。単なる寄せ集めに成り下がっている。 (加来が乗っているのだったか?) ズームされて見えた数字から、陣頭指揮のために乗り込んでいた大湊海軍航空隊の加来止男中佐の機体と判断できた。 源田はある意味同情した。この常識外の戦闘機にいきなり相対させられるのだから。どれほど混乱するだろうか。 (まあ、良い経験だ) そう思うことにした。でなければ、日企連の出鱈目ぶりには追いつけない。 638 :弥次郎:2016/10/20(木) 23 43 06 加来止男は信じがたい速度で奇妙な形の戦闘機が接近してくるのが見えた。 いや、追いかけるだけで精いっぱいだ。あっと言う間に横を通り過ぎた。 同時にアラーム。僚機が撃墜されたことを知らせる音だ。 「やられたのか!?」 「な、何かが通り過ぎました!」 「何だ今の音は!?」 明らかにレシプロ機と異なるエンジン音。 音を置き去りにする勢いで何かが側面を通り過ぎていった。 加来は側面のガラスからその戦闘機を見ようとした。 「!?」 そして、その戦闘機が見えた。ほんの一瞬だけ。 平べったい何か。光を纏い、それは猛然と飛んできた。 その姿を視認したと思った次の瞬間、アラームが鳴る。 『17番機、撃墜です。帰投してください』 管制室からの機械的な通達が、轟音と圧倒的なソニックブームにかき消されそうになりながらも加来の耳に届く。 機体が激しく揺れる。辛うじて操縦士が操縦桿を話さなかったことで、機体はバランスを維持していた。 「なんだ、いまのは……」 「夢でも見ていたのか……?」 「いや、しかし……」 生き残っていた陸攻隊が続々と帰投し始めていることから、あれは夢でもなんでもないということ。 現実の筈。しかし、現実とは思えない。何だったのか。 「日企連がまた何かやったのか…」 誰かがぽつりと漏らす。 そして、それに反論する声は何処にもなかった。 斯くして、1週間にわたって行われた航空大演習は史実で名を残したパイロットが奮戦したものの、概ね攻撃側、 即ち史実側の陸攻隊と空母艦載機によって構成された攻撃隊との壊滅という結果を残した。 これにより、大日本帝国海軍は漸減構想の先兵たる陸攻の性能と戦術的な限界を認識。 航空主兵という史実において構想された戦術・戦略に大きな影響を及ぼすこととなった。 639 :弥次郎:2016/10/20(木) 23 44 02 他方、新三菱傘下 三菱飛行機。 試作97式艦上戦闘機「南風」という教材が新たに運び込まれた三菱飛行機は、新三菱の烈風改二の研究を進めて、 新三菱と倉崎の設計・製造過程の教導を受け、さらに新型機を解析/整備するというハードワークを強いられていた。 96式艦上戦闘機が事実上「繋ぎ」となったことで96式の改修やブラッシュアップに人員をあまり割かずに済んでいるが、 それでもなお膨大な仕事量の前には、何の慰めにもならなかった。 「Zzzzzzz…はっ!?…げぇ!テクストが!」 「テクストを枕にするなよ」 「あはははは、烈風のエンジン全力運転したら馬力がすごいことになったぞぅ!」 「96式なんて目じゃないなぁ!」 「誰だよ!96式なんて作ったの!?」 「俺達だよ!」 「「「そうだったな、あっはっはっはっはー!」」」」 「おい、川西が烈風よこせとか言ってきたぞ!貴重な分析用を独り占めとか許さん!ちょっと殴り込み逝ってくらぁ!」 「やれやれ…」 黒川主任は眠たい目をこすりながらも、自分が書き進めていた96式艦戦の設計図を見直した。 96式艦戦の改装要求は、火力の向上、防弾性の概念の盛り込み、整備性向上、全体的な速力向上、そして扱いやすさ。 烈風という頂点を見た海軍や陸軍は過剰なスペック要求をいったん保留し、現場に支障をきたさない戦闘機の開発を命じていた。 そして96式艦戦は南風と同じ12.7mm機銃の搭載や日企連の合金とエンジンの採用でかなりのスペック向上が望めた。 「無難な仕上がりだな」 自己評価。 少なくとも、性能は向上させることができたという自信があった。 あとはこれをブラッシュアップするだけ。徐々に徐々に欠点を明らかにしていけばいい。 「さて……」 部下の堀越の方を見やれば、彼は何かの資料を読んでいた。 その資料をのぞき込んでみる。設計図面と性能諸元だ。 「なんじゃこりゃ?」 「迎撃機 雷電だそうです」 20mm機銃を4門、上昇限度12500m、航続距離は増槽無しで1800km。 最高速度は高度6000mでおよそ580km/h。烈風改二と比較すれば、まだ常識的な範囲だった。 「ものすごいな、これは……」 「アメさんのB-17やそれを超える怪物を迎撃するためだとか。近いうちに資料と実物が持ち込まれるそうです」 「また新型が増えるのか。こっちは南風でもおなかいっぱいなんだがな…」 黒川は嘆息した。電算機やCADによる効率化の恩恵はかなりあると実感しているが、こうまでポンポンと出されるとこちらが苦労する。 640 :弥次郎:2016/10/20(木) 23 44 39 新型、という言葉で思い出した黒川は、日企連から支給されたタブレット端末を取り出す。 「ええっと……こうか、こうだな」 タブレット端末の映像ファイルが展開し、映像を再生する。 映っているのはプロペラのない飛行機。まるでエイのようだが、見るからに速い。 その飛行機が飛び、旋回し、射撃を行う様子が映像として流れていく。 「少し前の航空大演習でお披露目されたらしい。川西も中島もひっくり返っていたぞ」 プロペラがない戦闘機。航空大演習と称して、陸攻隊が敵軍に占拠された諸島に見立てたアシハラナカツクニとそれを守る艦隊へと攻撃を仕掛けた大規模演習については航空メーカーの間でも噂として広まっていた。尾ひれがある程度ついていたのだが、200海里以上離れていた地点で陸攻隊と護衛戦闘機が一方的に撃滅され、まったく本分を果たせなかったことは共通していた。 そしてもう一つ、噂として流れているのが、プロペラのない戦闘機だ。 その映像を見せられた堀越は平然と眼鏡の位置を直しながら言う。 「ジェットエンジン、ですか」 「知っていたのか?」 「ええ。ターボフロップエンジンのことも聞かされました。ただ僕たちには早すぎますよ。 烈風に背伸びしても届かない僕たちで、そんなエンジンを作ってもろくな結果になりません」 「確かに……烈風の解析さえ、ろくにできていないからな」 「今あるエンジンの高馬力化が優先です。高出力化すれば、可能なら大きさを変えなければ、それだけで単純に性能向上しますしね」 確かに、と黒川は相槌を打つ。 無理な設計をして七試艦上戦闘機のような事故を起こすのは避けたいというのが共通認識だ。 「とりあえず、日企連の指導案に基づいて0(零戦)は作る予定です。 エリコン20mm機銃や帰投装置、引き込み脚部にする装置などは自力開発はまだ無理ですからね。 業腹ですが、我々の技術はまだ土台さえできていません。ライセンス生産でもコピーでもやって、技術を高めるしかありません」 「うん、まあ、こればかりは仕方あるまい」 日企連が提示した「0」の設計図などは昭和11年度の航空機種及性能標準に合致するものと言えた。 黒川自身、その設計については見事とうならざるを得なかった。しかし、その技術の多くは海外の技術に依存していた。 言い方を悪くすれば、つぎはぎだ。そんなつぎはぎの機体を軽量化と国産化で実現したものが0と言えた。 自分たちにとっては届かなくもない境地にあった。搭載するエンジンの馬力も、烈風のように無茶苦茶ではない。 だが、同時に念を押された。突き詰めた設計だからこそ、この「0」はいずれ壁にぶつかる、と。 「壁にぶつかるときに備えて、こういうのを設計してみました」 「なんだこれは?」 「名称は試作98式単座戦闘機甲/乙/丙。略称『A6』としています」 艦上戦闘機ではないのか、とつぶやきつつもその設計図を広げる。 A6A A6B A6Cの3つの戦闘機が描かれている。設計はパッと見には同じように見えるが、よく見れば違うところが多い。 「甲種は南風のように折り畳み式の翼を採用。機体のサイズが少々膨らんでも、発動機をあちら頼りにしても、完成させます。 乙種は尖らせすぎない0という方針。搭乗者の負荷を可能な限り下げつつ、96式から性能を上げます。こちらの技術でできる限りやります。 そして丙種は日企連の提供してくれた大出力の液冷エンジンを積みます。機体は重量を気にせず頑丈にできますから、いい研究になるでしょう。 設計そのものはほぼ無理のない範疇で仕上げ、倉崎や新三菱に添削をもらい、すぐに更新を行います」 「すぐに、か」 641 :弥次郎:2016/10/20(木) 23 45 13 「CADや電算機のおかげで設計そのものの時間はかなり短縮できます。 実際に飛ばしてみての不具合や欠陥はすぐに設計図などから炙り出せますから。 それに倉崎や新三菱の製造ラインなら試作機を製造するのにも時間は短く済みます。どんどん作って、欠点をどんどん潰します」 トライアル エラー。堀越の方針はそれだった。 何度も試し、何度も失敗し、反省点を見つけ、また改める。 それを猛烈な勢いで繰り返すのだと、堀越は言った。 「いや、しかしな。ここまで急にやって大丈夫か?」 「開発に時間的余裕はありません。それにCADを使えば、どうしてそのような設計を行ったかを口頭での説明抜きに調べられます。 そうすれば複数の技師が交代で同じ設計図を添削乃至手直しできます。欧米では決して真似できないことを我々はやるのです。 さもなければ、欧米に対して開発競争で敗北してしまいます」 「いや、しかし平時だぞ?大丈夫か二郎、おかしくなっていないか?」 そう、今は平時だ。 何かに追われるように日企連や堀越は研究を進めている。まるでそうしなければならない理由が存在するかのように。 傍から見ればとてもではないがまともとは思えない。開発競争など、そこまで必死になる必要があるとは思えない。 何故なのか。そこを理解できない。 「おかしいのは、もっと別なことです。 僕程度でおかしいと言われたら、おかしいことだらけです」 堀越はそう言い放って資料へと目を戻した。 何かにとりつかれたような目をしていし、その必死さにはどこか鬼気迫るものがある。 「まったく……日企連が出てきてから、何もかもがおかしくなったようだな…」 黒川は、それをぼやくのが精一杯だった。 そして今日も、三菱飛行機は飛行機のことを考えて一日が終わった。 642 :弥次郎:2016/10/20(木) 23 46 03 倉崎重工 試作特殊要撃機『雷光』 全長:6.49m(テールレーザーブレード含みで7.86m) 全幅:15.48m 全高:3.43m 通常重量 78370kg エンジン:倉崎ターボジェットエンジン(推力:9800kg)×2 補助機関:VシリーズAC水素燃料ジェネレーター改1基 最大速度:1800km/h 航続距離:1700km 乗員:1名(補助1名が付属することも) 武装: 20mm機銃 ×2 新三菱 フレキシブルテールユニット内蔵型レーザーブレード 新三菱 翼部指向レーザーブレード レーザーブレードを搭載するという異色の要撃機のようなナニカ。空飛ぶあんなもの。 レーザー兵器は新三菱が、機体そのものについては倉崎が新三菱や川西らと仲良く喧嘩しながら作成した。 本機は大日本企業連合の5大企業の1つである倉崎重工社長の倉崎重蔵を筆頭とした航空機のマッド達が趣味で作成した設計図をベースに開発された、いわゆるお蔵入りの戦闘機であったが、史実側というAC世界では非効率な技術などが必要とされることから、オイ車のように急遽有志から資金と資材の提供を受けて製造された。 643 :弥次郎:2016/10/20(木) 23 46 47 何といっても特徴的なのはこの形状である。ノースロップのXP-79フライングラムを思わせる形状のそれは、ずばり、敵爆撃機を搭載したレーザーブレードで撃破するという目的のために設計されている。 翼部は全体が新三菱の指向性レーザーブレードの展開が可能であり、最大長15m前後の大型ブレードとして形成が可能である。 しかし空戦で入り乱れた際には味方機を巻き込むリスクもあったためにレーザーブレードの使用は爆撃機に対するアプローチに限定するのが基本となっている。また運用においては直接ぶつかることは飛行に必須な翼部の破損というリスクもあるために、基本的には一定距離で速やかに減衰するように調整されたブレード光波を弾丸のようにして発射するのが強く推奨されている。 柔軟に向きが変えられるテールユニットは下に向けてレーザーブレードを展開して対地攻撃にも使うことが可能であり、 護衛戦闘機に真後ろに付けられた際にはカウンターのようにブレード光波を浴びせることもできる。 本体についても複合合金や超剛性カーボンなどの採用により高い耐男性を誇っている。特に指向性レーザーによって翼部の防御性は機体以上に高くなっており、銃弾が浴びせられても瞬時に蒸発させることが可能である。 その為本機の防御性はある意味で反則級であり、一撃離脱戦法に徹するならば、この上のない要撃機といえる。 またコクピットにはいわゆるAR(拡張現実)やVR(仮想現実)の技術の導入が行われており、地上施設や海上の艦艇をはじめとしたデータリンクを視覚によって理解することが可能となっている。 これは日企連の戦闘機においてはほぼ標準的な物であったが、史実側にとっては常識外の物であったのは言うまでもない。 本機は日企連と史実側の航空隊との間で行われた“大演習”でお披露目された。 事前の通達は意図的に秘匿されていたのだが、陸攻隊をあっけなく壊滅させた本機に登場していた源田実の証言もあり、 減邀撃作戦の先兵、あるいは先駆けを飾る筈だった陸攻の栄光を先んじて破壊してのけるという歴史的犯罪をしてのけた。 この迎撃機とレーダーの連携は海軍のみならず中国での重爆撃機の運用を考えていた陸軍にも波及し、大幅な戦略の見直しを強いられた。 644 :弥次郎:2016/10/20(木) 23 47 32 以上となります。wiki転載はご自由に。 航空主兵さんがお亡くなりになりました。 この演習だと一部では艦対空/空対空/地対空ミサイルも臣民に教えられています。あとはイージスシステムの体験とかありました。 ただ、ひゅうが氏のように長々書くのも無理なので軽く流しました。 いやー歴史犯罪って怖いですねぇ(棒
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1レコードのみ Option Compare Database Option Explicit Dim flg As Boolean Private Sub cmdA_Click() If IsNull(Me.txtA) Or IsNull(Me.txtB) Then MsgBox "未入力があります。" If MsgBox("入力データは保存されません。 終了しますか?", vbYesNo + vbQuestion) = vbYes Then flg = False DoCmd.Close acForm, "f_new" Else Me.txtA.SetFocus End If Else If MsgBox("入力データを保存して、終了しますか?", vbYesNo + vbQuestion) = vbYes Then DoCmd.Close acForm, "f_new" Else MsgBox "保存しないで終了します。" flg = False DoCmd.Close acForm, "f_new" End If End If End Sub Private Sub Form_BeforeUpdate(Cancel As Integer) If flg = False Then Cancel = True End If End Sub 複数レコード Private Sub Form_BeforeInsert(Cancel As Integer) cnt = DCount("*", "t_仮") If cnt 0 Then Me.txtID = DMax("ID", "t_仮") + 1 Else Me.txtID = DMax("ID", "t_A") + 1 End If End Sub Private Sub cmdEnd_Click() Dim strSQL As String DoCmd.SetWarnings False If IsNull(Me.txtA) Or IsNull(Me.txtB) Then MsgBox "未入力があります。" If MsgBox("入力データは保存されません。 終了しますか?", vbYesNo + vbQuestion) = vbYes Then DoCmd.Close acForm, "f_A" strSQL = "DELETE * FROM t_仮" DoCmd.RunSQL strSQL Else Me.txtA.SetFocus End If Else If MsgBox("入力データを保存して、終了しますか?", vbYesNo + vbQuestion) = vbYes Then DoCmd.Close acForm, "f_A" strSQL = "INSERT INTO t_A ( ID, AA, BB ) " _ "SELECT t_仮.ID, t_仮.AA, t_仮.BB FROM t_仮" DoCmd.RunSQL strSQL strSQL = "INSERT INTO t_B ( ID ) " _ "SELECT t_仮.ID FROM t_仮" DoCmd.RunSQL strSQL strSQL = "INSERT INTO t_C ( ID ) " _ "SELECT t_仮.ID FROM t_仮" DoCmd.RunSQL strSQL strSQL = "DELETE * FROM t_仮" DoCmd.RunSQL strSQL Else MsgBox "保存しないで終了します。" DoCmd.Close acForm, "f_A" strSQL = "DELETE * FROM t_仮" DoCmd.RunSQL strSQL End If End If DoCmd.SetWarnings True End Sub
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195 :弥次郎@帰省中:2016/08/19(金) 21 15 13 大日本企業連合が史実世界にログインしたようです 「国防は軍人の……」1 -熱しやすく冷めやすく- AF『アシハラナカツクニ』は艦艇の収容機能を持つのだが、その為に二重構造を持っていた。 まず通常の港湾で言えば波を受け止める外郭施設(防波堤や防潮堤)役割を果たす外郭フレームである。 通常航行時にはこれらは格納されているが、停泊しているか、あるいは低速で航行するときはそのままになっている。 そして、その内側に航行援助施設(灯台など)と係留施設があり、一部にはドックの入り口がある。 このドック自体は、アシハラナカツクニの船体内部に設けられており、艤装工事も容易に行える設備を備えていた。 この水上工作要塞『アシハラナカツクニ』は元々は全長1km前後しかないAFとなる予定だった。 クレイドルを接続する海上プラットフォーム『オノゴロ』の修理や点検などに使われる予定で設計されており、 都市機能維持のための輸送艦などを整備補修するための機能だけが儲けられるはずだった。 しかし、史実とのゲートが開通して、史実側に日企連が拠点を設けるにあたってこのAFが注目を集めた。 フラッグシップAF『イズモ』はその大きさ故に持ち込んだ際に隠匿がしにくく、必要となる物資の量から過剰な負荷を 史実側にかけてしまうと判断されたためだ。そして、元々の設計案の基礎フレームを二つ接合させて機能を拡充し、 日企連の量産型AF『アマノハシタテ』のように母港としても使えるようにしたのが『アシハラナカツクニ』である。 1936年3月21日。そのアシハラナカツクニに接近する巨艦があった。 全長214.6m、全幅28.04m、基準排水量27500tの金剛型戦艦2番艦『比叡』であった。 『こちら、大日本企業連合 水上工作艦『アシハラナカツクニ』管制。貴官の名前と目的を』 艦橋に設置された通信機から、無感情な声が届けられた。改装に先立って日企連が設置したものだ。 史実側の面々の常識を覆すような小さな、それでいて高機能な通信機は、比叡の艦上構造物の上部に設置されたアンテナと繋がっており、IFF(敵味方識別装置)の機能も兼ね備えていた。 「こちら比叡艦長の井上成美。比叡改装のための入港の許可をもらいたい」 『了解。5番ドックを解放するので進入されたし』 日企連に習った通りの操作をして井上が返答を返す。 暫くすると、目の前の巨大な壁の一角が徐々に開き始めた。 牛の唸るような音が断続的に鳴り、壁面の一部が大きく口を開けていく。 「すごいな……」 「ええ。まさに島が動いていますよ……」 アシハラナカツクニの全長は2.4km、全幅はおよそ1.1km、高さは400mもある。最大幅は格納されている防波堤フレームも 含めればもっと拡大する。今比叡が乗り込もうとしているのは、一番大きな乾ドックである5番ドックだった。 アシハラナカツクニの後部側にある大型ドックは比叡さえもすっぽりと収めることが可能なサイズがあり、 今回比叡はそこに納まることになっている。誘導に従い操舵手が慎重に舵を操作し、タグボートに押されて補助を受けながら、比叡の姿は飲み込まれていく。 「葦原中津国か……」 井上は、日企連から教えられていたこの大型船舶の名前を呟く。 神話において天津神が国津神から譲り受けたとされ、高天原と黄泉の国の間に存在するとされる土地。 それは日本列島のことを指す。つまりこれから向かうのは、人工的に再現された日本ということだ。 これまでの常識が通用しない『他国』日本。そこに乗り込んでいくということは、まさしく異界に乗り込むということ。 196 :弥次郎@帰省中:2016/08/19(金) 21 16 08 人知れず冷や汗を感じる井上とは異なり、副長はアシハラナカツクニの大きさに感心していた。 「しかしすごいもんですねぇ……これだけのものを浮かべてしまうなんて」 「まったくだ。艦本の連中も、どうして浮かんでいられるのかさっぱりわからなかったようだ。 しかし、この比叡がどう化けるのか……それが楽しみでもある」 「そうですか?」 「軍縮条約のために、生き残る為に、身をやつす。そんな悲痛な感じが比叡にはする。そういっていた人がいたらしい。 そんな老婆が、新しい日本に赴いて、姿を変える。なんだか感慨深いじゃないか」 井上は、比叡の艦長を務めていた時の事を振り返る。 史実においても彼は最も愉快な時期を比叡艦長時代と述べているし、後に比叡の姿を描いた油絵を飾るなど思い入れを窺える。 そして、その改装前に比叡を小笠原諸島沖に停泊する『アシハラナカツクニ』に連れていく役目は、井上に任された。 どちらかといえば、史実を知る日企連の厚意でもあった。 「私が生まれ変わる前の最後の艦長になる。日企連も、なかなか気が利くところがあるじゃないか」 地獄榛名に鬼金剛 羅刹霧島夜叉比叡 乗るな山城鬼より怖い。そのように時に呼ばれる厳しい訓練を積むのが 大日本帝国海軍であった。海の上に浮かぶ船という密室環境であることも手伝っていじめなどが陰湿化しやすく、 指導方法も体罰などが当たり前のように行われていたようである。ここには、決戦兵器たる戦艦の乗員は厳しい 訓練によって練度の高さを維持して置かなければならないという考え方が存在したことが大きいのだろう。 「そういえば、大佐は日企連との改装に関しての会議に出席されたのでしたか」 「ああ。水沢技師だったか、彼が良い意見を出してくれた。改装案についてはまだ公にはできないが、許してくれ」 副長に井上が詫びたとき、比叡を取り囲むように係留アームが展開されていく。 比叡の船体に係留アームの先端にある巨大な吸盤が吸いつき、柔軟性を持たせて固定する。 ついで、上部からラッタルがクレーンにつられて降下してくる。 見上げれば、比叡を囲むように広がっている工廠内部には多くの作業員や日企連に所属すると思われる軍人が整列していた。 「比叡および比叡艦長 井上成美大佐に敬礼!」 そして、見事にそろった敬礼。誰もが潮の臭いに満ち、歴戦の海兵としての風格を持っていた。 比叡の多くの船員達が知らないことであるが、日企連はBFFと並ぶ海上企業としての一面を持つため地上で行われる経済戦争で多くの海上戦力を運用している。常日頃から切った張ったの世界を潜り抜けていることは史実側とは大きな違いであった。 『第五ドック、比叡の係留作業が完了しました。ラッタル展開、作業員は注意をしてください。 まもなく5番ドックは改装のため、排水を開始します。 井上艦長および比叡の水兵の皆さん、アシハラナカツクニへようこそ。歓迎しましょう、盛大にね』 それらに敬礼を返しつつ、井上たちはアナウンスに従い下船の用意を始める。 「さて、挨拶に行こうか」 井上は下船を促す。しかし、副長は見逃してしまった。井上の目に、深い悲しみがあったことを。 “臣民”となるための洗礼を受けたが故に、自分たちの無力さを思い知らされたことを。 197 :弥次郎@帰省中:2016/08/19(金) 21 17 00 さかのぼること10日前。 艦本。艦政本部というところは海軍大臣の麾下にある海軍の外局である。 造艦に関係する事務を管轄し、どのような艦艇を設計していくかを定める場所でもある。 艦本式、と呼ばれるように連合艦隊、つまり日本海軍の艦艇のタービンやボイラーは全てここが管轄している。 そして、現在旧大日本帝国海軍の面々はアシハラナカツクニの会議室に集まっていた。軍人以外にも技術者や学者も 含まれている。相対しているのは日企連海上防衛軍からの出向してきた海軍軍人と技術者達だった。 今答弁を行っているのは、日企連の海上防衛軍(つまり海軍)の東雲(南雲さんの中の人)。 会議室の前におかれた黒板にはいくつもの資料が張り付けられており、激しい議論が交わされていた。 「砲の命中率は、この時代においては低いことから多数の砲を搭載することが主流でありました。 しかし、電探と射撃管制装置及び電算機によってむやみに砲を搭載することなく、必中の砲を搭載して重量を削減する。 そうでなければ命中率はさっぱり向上しませんよ?当たらない鉄砲をいくら撃っても意味がありません」 「数をうてばあたるだろう。そもそも斉射はその為に行うんだから」 「数を撃つのは良いですが命中する前に相手が命中させてきたらどうします? 仮想敵のアメリカは、こちらより多く戦艦を揃えてきますよ?数撃てば当たるとはいえ、向こうの方が数が多いのに どうやって先に命中させるんですか?運頼みにしますか?」 「それは……それは乗員の練度で補えば」 「先程お見せした榛名と霧島の比較実験では、互いの船員を入れ替えても、命中率は変わりませんでした。 つまり、水兵の技量が関係するのは一定の限度があり、残りは砲の性能や砲撃を支える諸機能の差が物を言います。 命中率を向上させて敵艦隊に対して優位に立つためには、これしかありません」 確かに、先だって行われた榛名と霧島の比較実験は命中率に有意の差が生じた。というか、面白いように砲弾が吸い込まれ、命中判定を叩きだしていた。挙句、速力をかなり出した状態での命中率も変わらなかったほど。追い打ちのように東雲が問いかける。 「それとも、積むだけ無駄な砲を積みますか?」 「……」 「水兵に対して快適な環境を提供するための分と、電探などを積み込む分と、新型高温缶を積む分。 これを捻出するには砲を減らすしかありません。そしてこちらの提供する軽量合金を採用してトップヘビーを解消する。 扶桑型という素晴らしい芸術を繰り返したいなら別ですが」 初の国産超弩級戦艦 扶桑型。しかしその実態は控えめに見てもお粗末であった。 既に時代おくれとなりつつある速力の悪さ、一斉射撃の度に船体にダメージが及び、おまけに居住性も悪い。 というか、建造中に既に欠陥が明らかになり、伊勢型以降は設計が見直されていた。その伊勢型に関してもユトランド沖海戦の戦訓を生かせたのが長門型以降であり、防御性という点において少々劣っていた。伊勢型に関しても、日本の技術の拙さがあちらこちらに現れており、近代の戦艦と呼べるのは長門型しかないと言えた。 日企連の皮肉気な物言いに史実側は露骨に顔をしかめるも、反論できずにいた。 「では」 牧野茂は、怒鳴り返したい気持ちを必死に抑えて問いかける。 「では、君達の案ならば解決できると?」 「ええ。比叡は生まれ変わりますよ。最も使いやすく、今後発展する航空機にも対応し、そして誰にも真似できない戦艦に」 198 :弥次郎@帰省中:2016/08/19(金) 21 18 01 既にこの場にいる人間の多くがコンセンサスとして史実の航空機の著しい発達を知らされている。 将来的に戦艦は高級おもちゃに成り下がる。費用対効果を鑑みれば、戦艦は双方が望まない限り起こらない艦隊決戦以外には対地砲撃などしか使うことができない存在になってしまう。ただし、このまま何もしなければ、という文を付けるべきであった。 そして、日企連は何か戦艦に新しい役目を負わせることができる能力と技術の持ち主だった。 「正直なところを言えば、長門さえも旧型にしてしまう怪物に仕上げます。我々の案を飲んでいただければ。 そうでなければ、勝手にやる。あなた方は黙って動かせばいい。いえ、いっそ解体してしまいますか? くず鉄にでもなれば少しは国庫も潤いますからな」 「貴様!」 艦政本部長の中村良三が東雲の物言いに激昂して叫ぶ。 「言わせておけば!日本海軍の事は我々が一番理解している!貴様らは黙って…」 「畏れ多くも!」 鋭い声をあげ、すっと立ちあがたった東雲が中村に近寄り、じっと見つめる。 それだけの所作に、思わず中村は下がってしまう。気迫が違い過ぎた。 「陛下は貴官らの方針に疑問を覚えていらっしゃる。対米戦の指針は一体どのような物でありましたかな? そう、漸減。しかし……アメリカは戦時において10をはるかに超える空母を就役させ、戦艦を揃え、押し立ててくる。 しかし、逆にそれはこちらも戦力を消耗させるということ。この国がやっと戦艦を揃えたとしても、それは的を増やしただけ。 それとも……少し前の図上演習や電算機(コンピューター)演習をお忘れか?」 「あ、あんなものは……あんなものは!ただの演習だ!そうだ!誰があんなものを……!」 「貴方が職権を盾にして途中でいなくなったり、難癖付けていることは知っています。ならば結構。 昭和20年3月1日に死ぬ貴官が少々早くいなくなろうと、日企連にとっては些事です。 ご苦労でした、中村『元』艦政本部長。お連れしろ」 何時の間に現れた憲兵が、東雲に促されてがっしりと中村を両脇から捕まえる。 「な、なにをする貴様らー!?」 抵抗する中村だが、憲兵は落ち着いて手錠をかけて連行していく。 そもそも高齢の中村には憲兵を振り払うような膂力などない。 「彼は『勉強会』の主催に熱心だったようで……日企連の支配下にはいってからも頑張っていたようですね」 東雲の言葉に、史実側の面々も中村が何をしていたのかを悟る。 勉強会。字義通り受け取るにはあまりにも状況が悪すぎた。一体何をしていたのかは、日企連のみが知っていた。 「残念ですな……さて、続けますか。どうします? あなた方の案にのっとって改装するか、我々が技術指導を兼ねて改装するか、はたまた屑鉄として売り飛ばすか。 このまま比叡を、そして残る戦艦達を、太平洋に浮かべるだけのおもちゃとするか否か」 「……」 返答は、なかった。というか、誰もが先程退場させた東雲のことを考えてしまい、口をつぐんでしまったのだ。 「しかたありませんな……休憩としましょう」 そこで一旦東雲は休憩を入れることを宣言。足早に会議室を出て行った。 200 :弥次郎@帰省中:2016/08/19(金) 21 21 05 あ、いかん。これが 199の前に入ります… 日企連の面子がいなくなったのを確認した史実側艦本の、そして技術者たちは自然と寄り集まって話を始めた。 艦本には、当然のことながら派閥というものが存在する。3人集まれば派閥ができるという様に、同じ技術の進歩を 目指す学者や技術者同士でさえも、様々な要因で敵対関係となる。だが、それは平時での話。今は、日企連と旧艦本との 二つの次元に分かれていた。旧艦本内部においても、日企連肯定派と否定派に分かれていたことで、意見がまとまらずにいた。 一つ言えることは、日企連の改装案を否決したければ、それ以上の艦を史実側だけで作らなければならないということ。 「日企連の案は荒唐無稽だ。どうやって実現する気なんだ」 「造船については我々より先んじている。我々の尺度で語るな」 「君側の奸とのうわさも広まっている……」 「馬鹿言うな、食料や衣服の支給をしていると聞いている。貧乏人はこぞって日企連を持ち上げているぞ」 「やれやれ……」 井上は喧々諤々の議論の輪から離れた。 技術屋たちの話は後で聞くとしても、せめて軍としては意見をまとめたかった。 反対なのか、賛成なのか。井上は比叡の改装案には賛成ではあった。しかし、それが他の人間の理解を得られるかは正直不安だった。 賛成であると言っても、理解が出来ないのも実情だ。レーダーや射撃管制装置というのが一体どのように影響するのか不明。 原理を説明されたのだがよくわからないし、信用が置けなかった。いきなり日企連にこれを採用するようにと言われたところで、 その効果を全く理解できなければ用兵側も受け入れないだろう。 (電探の研究はまだ始まったばかり……その効果について日企連は知っているのだろうか?) 聞いたところによれば、電算機の導入まで検討しているようである。艦艇の未来位置予測の計算を電探と連動して 一瞬で導き出すらしい。測距儀などで測るまでもなく、安全な位置から敵艦の動きを読み取り、砲撃する。 見張り員と砲手の連携によって行われている連合艦隊のやり方とはまるで違う。確かに砲撃戦は砲の改良によって 徐々に長射程化をたどっており、それに応じて見張り員への要求も高まりつつあった。そのプロセスが時間がかかるということは 井上も理解している。見張り員が報告し、砲手が照準を合わせ、装薬・装填を済ませ、発射するというプロセスは時間がかかる。 だが、これは人の声を介して行われるため、日企連が指摘したように報告が途中で混同したり、不確かになることもあり得た。 (それを補うために訓練を重ねている……とするならば、日企連の技術によって砲撃の過程そのものが覆るのか) 個人の能力に依存しない艦艇。個人の技量を補うだけの技術を発展させ、誰もが均一の質を提供できるようにする。 思い出してみれば、日企連が提供している衣類は不気味なほどに均一。一人が作ったわけではなく、そういう何かを使って 大量に生産したのだろう。錬度や戦闘に関する技量を追い求める帝国海軍にとっては、足りない技術を用兵で補うことを 是としてきたが、いつの間にか本来の目的を見失っていたか。 (恐ろしい……) ぶるりと、背筋に冷たいものが走る。 つまり日企連は、袋小路に入りつつあった帝国海軍に新たな道を示したのだ。そして、それに追いつけるかを試している。 もし順応できなければ、中村の二の舞となる。容赦なく地位を追われ、代わりの人間をその地位に据えるだろう。 日企連の意図は、本当に我々との敵対なのか。君側の奸というのは、果たして日企連だけなのか。 そのことが、井上には恐ろしかった。 199 :弥次郎@帰省中:2016/08/19(金) 21 19 45 他方、技術屋の集まりでは大きなどよめきが起きていた。 「儂は……日企連の案に賛成だ」 平賀譲が、日企連の案に賛成の意思を示したのだ。 「な、なぜ……」 「儂は、儂らは、彼らには勝てんよ……」 日企連の案に儂は……魅せられてしまったわい……なんもかんも、負けとる。 儂らが日企連の手を跳ね除けても、ろくなものを作れん。 それこそ、藤本の二の舞じゃ……このアシハラナカツクニの真似なんぞ、逆立ちをしてもできんよ」 その言葉に全員がはっとなる。すっかり忘れていたが、このアシハラナカツクニは巨大な船舶の一種なのだ。 全長2.4kmというサイズの艦艇など、この世界には存在などしていないし、作ろうともしない。 何故作らないのか?その理由は様々あるが、一番大きいと言えるのは技術だ。これだけの船を支えるのにはどのような構造がいいのか。 どのような素材を使えばいいのか。どれくらいのドックが必要なのか。それらすべてが未経験だから、海に浮かんでいる船の大きさは300mを超えたことがほとんど無い。長門でようやく220mを超え、マル3計画の空母でも250mを漸く超えたばかり。 一体どこの誰が全長2.4kmものドックを用意できるのか。誰がこのサイズの戦艦などを構想したのか。 無理にまねようとすれば、それこそ藤本少将の二の舞となり、第四艦隊事件のような事件を再び引き起こすだろう。 「じゃが、日企連はできる。儂らにはできん。 儂らにはこの船がどうしてつくれたか、それを説明もできん。 同じものを作ろうとしても、第四艦隊の二の舞。誰かが詰め腹を切っても、どうにもならん。 頼む……争っても、何にもならんよ」 「……できませんか」 「儂にも出来んよ。それに、日企連の代表が言っておった。やると言ったことは必ずやると。 日企連は、わしらを無視してもよかったじゃろ。それでも、こうして艦本に持ち込んだ。 わしらにもっと学べと、もっと考えろと、そういいたいのかもしれん……」 海軍の造船における第一人者の言葉に、誰もが言葉を失う。強引なやり口がやり玉にあがることもあるとはいえ、 それでも影響力は大きかった。少なくとも無視されるような存在ではなかった。それに、平賀の語ったこともセイロンだった。 自分達を無視できるのに、わざわざ改装計画の内容を教えて、議論させている。その意味について平賀は考えていた。 「少し前に、ダイスウゥマンとかいう技術者が来てな、あれこれと説教を受けた。 この国の造船はなっとらんと。現場と設計側が意思疎通が取れず、寸法の勝手な変更をしていると。 『工業が工業たる条件を満たしていない』、そう、言われた」 工業化は明治の元勲たちが推し進めた列強が列強たる要素の一つ。 しかし、この時代の工業は、未だに芸術・工芸の域を出ていなかったことは想像に難くない。 「このまま船を、良いものを作れるのに手を抜いたなんてことは、元勲に顔向けできん……」 ほぼ泣きだしている平賀に、誰もかける言葉がなかった。 そんな彼の様子を見ていた牧野は腹をくくって口火を切る。 「すまないが、聞いてくれないか……」 201 :弥次郎@帰省中:2016/08/19(金) 21 22 04 10分後、議論が再開された。 「確かにこの案は……あなた方の、日企連の支援抜きにはできない改装です。 これがもし本当に実現できるなら、これほどありがたいことはない」 口火を切ったのは牧野。彼は先程の休憩中に行われた短い議論の結果を、勇気を振り絞って言った。 「これについては、この改装が比叡を生まれ変わらせるものだと信じよう」 「良い返事です。しかし」 東雲は言葉を切って、わざと表情を歪める。 「単に改装するだけでは意味がありませんな」 「というと?」 「我々の技術は確かに先行しています。しかし、それは大日本帝国海軍にとっては完全に未知のものとなっています。 用兵側も戦術・戦略の指揮を行う側も、それに合わせた教育が必要です」 「技術の差か」 「技術差は圧倒的にあるため、まずは何かを使ってすり合わせを行わなければなりません。 そして、比叡はその為の練習艦となれる。これを行わなければ、改装の意味もありません」 「なるほど」 「では、改装計画について水沢技師に説明していただきます」 東雲がこれまで黙していた技師に場を譲る。 一礼をした水沢は、スクリーンに図面を移した。そしておもむろに手を上にあげる。 「!?」 自然と。史実側の人間がその手に注目してしまった。 何故だか、それに注目しなければならないと感じた。 直感的に、あるいは本能的に。 「諸君、私は戦艦が好きだ」 囁くような声は、不思議とその場の全員を包んだ。 「諸君、私は戦艦が好きだ」 まるで、手で猫をあやすように優しく、呟く。 「諸君、私は戦艦が大好きだ」 まるで、重大発表であるかのように大げさに言った。 誰もが、牧野も井上も平賀も、その場に居合わせたすべての人間が、それに反応した。 202 :弥次郎@帰省中:2016/08/19(金) 21 22 58 水沢は、というより金田中佐の中の人は、ある種のカリスマがあった。 それは扇動家としてのカリスマである。神崎がトップとしてのカリスマに、東雲が将校としてのカリスマに秀でているならば、 水沢のそれは民衆のカリスマである。近い人物を挙げるならば、ヒトラーに近いだろう。狂気と熱狂で人々を包み込み、 一気に突っ走らせるような、そんな逸材。彼が大艦巨砲主義に殉じる人間であったのは、そして戦艦への情熱を コントロールできることはある種の幸運ともいえた。そうでなければ、人々を扇動し突っ走ってしまうだろう。どこまでも。 中村の退場に消沈している史実側の面子を叩き起こすのに、彼ほどの適役は存在していない。彼自身がこの 比叡の改装に極めて意欲的に取り組み(いい意味でも悪い意味でも)、完成させた。 そして比叡の図面を前にして、とある漫画の登場人物の行った演説をベースにして用意された、彼とっておきの扇動演説。 東雲はそっとポケットから耳栓を取り出して耳に入れる。一つ欠点があるとすれば、それは少々聞き過ぎることもあること。 まともでありたいというならば、話半分に聞くか、物理的に聞かない方がいい。 「諸君、私は戦艦を、悪鬼羅刹の様な戦艦を望んでいる。 諸君、私に付き従う艦政本部諸君。 君達は一体何を望んでいる?」 ヒートアップする水沢技師の演説。史実側はすっかり飲み込まれている。 誰もが、洗脳されたかのように笑みを浮かべ、水沢の言葉に熱狂していた。 これでいい、と東雲は一人笑う。熱しやすく冷めやすいとされる日本人の気質をうまくつけるのが水沢だ。 これで史実大和型の設計などに食い込むのも容易となるだろう。艦本は日企連に自ら下ったのだ。 日企連に反発していた旧帝国海軍の派閥の一角が崩れた。あとは雪崩をうつようにして下って来るだろう。 比叡の改装で大砲屋を。駆逐艦の改装で水雷屋を。空母の改装で航空屋を。まずはその一歩であった。 「戦艦を!一心不乱の大改装を!」 やがて、水沢の演説は架橋へと差し掛かり、いよいよヒートアップしていた。熱狂した艦本は夜が明けるまで 日企連側と議論を交わした。日企連の思い描いたように。 203 :弥次郎@帰省中:2016/08/19(金) 21 24 32 アシハラナカツクニ 休憩室。 熱狂の議論の合間の休憩時間に集まった日企連のメンバーは静かに会議を行っている。 「これで艦本は掌握ですな」 「楽しかったな。やはり戦艦が全てを握っていた時代の住人はノリがいい」 「では予定通り明日には『アレ』を視聴させます。 これで目が覚める人間も多くいるでしょう。艦本は目が覚めてしまえば、今後の艦艇の建造や運用については 日企連が掌握できるし技術指導もスムーズとなるでしょう」 『映像の世紀』と書かれた封筒を東雲はそっと抑える。 中には、日企連の広報部が編集した『映像の世紀』が収められている。史実の敗戦から、如何に日本が立ち直り、 世界が回り、国家が滅び、企業が台頭し、そして人類そのものが壊死しようとしているかを示した8mmフィルム。 然るべきところで公表すれば、そのまま世界を崩壊に導きかねない禁断の映像。劇薬であると同時に特上の治療薬であった。 「これが、彼らの目を覚まさせる。社員ではなく、臣民として、思考を新たにしてもらわなければならない」 「そう期待するとしようか。それより、扶桑型と伊勢型についての意見書をまとめた。 一応運用側・教導側の意見も聞いておきたいから、目を通して意見が欲しい」 「あれ、新造しないんですか?」 「新造はする。だが、教材はいくらあってもたりん。それに、練習艦が足りない。連合艦隊と創設予定の海上護衛総隊の 人員の養成は旧式の駆逐艦や軽巡を使ってやるが1隻でも多い方がいい。技術蓄積を急がせなければ戦う前に負ける」 「分かりました……では、そちらはお任せしましょう」 会議の場を演出してのけた日企連の面子はそこで別れた。東雲は元の世界への報告を行うため、水沢は史実側艦本の元で 議論を行うため。そして、名無しのメンバーたちもそれぞれの場所で運命に抗い、戦うために。 日企連のさらに背後に立つ夢幻会は、二つの世界を翻弄しながらも密かに活動を続けた。 余談であるが、中村良三は1945年の2月28日に病死している。 史実を知る日企連にあまりにも反発し過ぎたが故に遠ざけられた彼は、ハンコとサインをするだけの仕事を重ねていたが、 最後の抵抗のように史実と異なる末路を迎えた。それだけは彼が史実を代えることができたのである。 204 :弥次郎@帰省中:2016/08/19(金) 21 25 07 高速戦艦『比叡』 性能諸元 全長:231m 全幅:32.1m 喫水:9.75m 基準排水量:3万9000トン 満載排水量:4万5000トン 機関:新艦本式イ号缶 機関出力:15万0000馬力 速力:33.2ノット(過負荷全力36.3ノット) 主砲:97式36.5センチ砲改 連装3基 6門 武装: 76mm単装速射砲 10基 25ミリ機関砲 単装10基 20mm近接機関砲 4基 艦載機: 零式水上偵察機×3 or 97式回転翼機×2 or VシリーズAC×2 その他: 新三菱汎用型油圧カタパルト×1 概要: 練習艦となっていた比叡を、日企連のAF『アシハラナカツクニ』において大改装を実施した姿。 史実側の技術者への技術指導を兼ねて改装されており、多くの技術は日企連から提供されている。 36.5センチ砲は命中率の向上などから一回り小さい30.5センチ砲などへの換装も考えられたのだが、投射できる 砲弾の重量や仮想敵となるアメリカ海軍の戦艦の防御性を鑑みて、また工期短縮のために史実側の物品で再利用可能な物は 可能な限りそのままにという方針から35.6センチ砲のままとなっている。しかし半自動装填装置の採用(技術的な習熟後に 自動装填装置を搭載)と砲身の冷却機構の採用で連射性はかなり向上している。砲身自体も日企連の全面監修した それに換装したことで、向上した速射性に耐えうるものとなっている。はっきり言えば、35.6センチ速射砲と化したのである。 命中率はどうかといえば、日企連のレーダーとレーダーと連動した射撃管制装置、そして未来位置を予測する電算機などの 本来ならばありえない技術の恩恵によって、斉射の命中率はおよそ10倍にまで跳ね上がっており、砲弾推進剤の改良と 合わせれば射程も3万8千mまで伸びていることと合わせて、速く・火力があり・命中するという要求を満たす怪物となった。 これによって砲塔は連装4基8門から連装3基6門へと減らされ、排水量削減につなげている。同様な理由から副砲は すべて廃止となり、両用砲として76mm速射砲が搭載された。また個別艦防御として20mm近接機関砲、所謂CIWSが採用された。 205 :弥次郎@帰省中:2016/08/19(金) 21 26 04 ただし情報隠匿のためにこのCIWSに対してはカバーが掛けられて、偽装となる対空砲を搭載した。 この搭載砲の削減については艦本及び用兵側からも避難轟々だったのだが、日企連側が命中率向上のために必要な 機器類の総重量と、搭載しなかった場合の命中率の差について事細かな資料を突きつけられ、おまけに簡易式ながらも 射撃管制装置や電算機を積み込んだ榛名とそうではない霧島を用いた比較実験を実施した結果を見せられ、黙ることを余儀なくされた。 ここには日企連が持ち込んでいた艦艇による対空射撃の命中率を示すデモンストレーションも追い打ちとなっている。 内装に関してもエアコンや冷蔵庫の搭載をはじめとして、船室の改装によって居住性を向上させている。 分かりやすく言えば各部屋に冷房暖房完備、和式便器の採用、シャワー室の完備などである。 また厨房には大型の冷蔵庫や電子レンジ・電子調理器が完備されており、その恩恵によって提供される食事は同型艦は おろか連合艦隊のどの艦艇よりも豪華なものとなっていた。大量に使用される真水に関しても日企連が提供したろ過器を 積み込むことで海水から精製して潤沢に使用することが可能となっている。 艦載機としては史実の零式水偵が採用されているが、対潜哨戒あるいは連絡機として97式回転翼機が搭載されることがあった。 史実よりも早く誕生することになった油圧式カタパルトがあるため、その気になれば戦闘機さえ射出可能であった。 ただし着艦についてはアレスティングワイヤーを使えばギリギリ、という状況であったため水上戦闘機『瑞雲』の 開発・生産が急がれた。他にも後部甲板はVシリーズACの搭載も可能な広さを持っており、対空・対地・対艦戦闘を 支援することが可能となっている。 これだけの改装が施された弊害は、当然のように搭乗員に及んでいた。時代背景的に日常的に機械と触れる機会が ない船員達は、慣れていないために、壊したり、間違った使い方をしたり、あるいは意図を理解しなかったりと 様々な反応を示した。マニュアルの配布や指導員の増員などで対応したのだが、それでも通常の一般水兵から将官 までが勉強し直しをする羽目になった。比叡を使用しての訓練は滞りなく日常生活を送れるようになるまで2,3カ月を必要とした。 しかし、それらを含めても旧帝国海軍にとってはこの比叡の改装は非常に満足するものであった。 快適すぎるほどの居住性は口伝えに海軍全体に拡散し、特に扶桑型や伊勢型の乗員からは『比叡御殿』と呼ばれて羨望され、 劣悪な居住性改善か日企連による改修を要望する声や意見書が旧帝国海軍上層部に殺到した。 この改装によって技術蓄積を行った旧帝国海軍は、次なる戦艦を大和型および紀伊型と定め、高度に進化していく 航空機や変化していく戦術に合わせた研究にまい進。1940年までに技術的な習熟および必要な艦艇の整備を目標とした。 207 :弥次郎@帰省中:2016/08/19(金) 21 27 00 以上となります。wiki転載はご自由にどうぞ。 水沢技師に盛り上げてもらって正気を失わせている間に必要なサインなどは頂いて、強制映像の世紀の刑。 これで臣民が出来上がります。さて、井上成美大佐と艦本諸君、ようこそ現実へ(ニッコリ 比叡は今後の戦艦のベースとなるわけですね。次に建造する紀伊型にはアイオワみたくミサイルも積み込む予定。 比叡「どうですか、お姉さま!」 金剛「比叡が化けたデース……」 霧島「というか、性能からして私たちの立つ瀬がありませんね……」 榛名「は、榛名は大丈夫じゃないです……」 次は潜水艦の話にしましょうかね。あとは陸軍の皆さんの教育風景でも。 自分で設定しておいてなんですが、アシハラナカツクニってデカいですね……東京タワーが海上にあるより目立ちますな。 というか、あの女流冒険家でも招きますかね?真っ青になるでしょうけどw あとは東京オリンピックに向けてギガフロート建造の様子でも書いてみましょうか。 戦艦の予定はこんな感じ。 大和型:アメリカが殴り込んでこないようにするための抑止力。艦隊決戦型。2隻。ドックも一緒に建造中。 紀伊型:対地砲撃から対空戦闘 艦隊戦まで手広く担う役目。史実金剛型のように使い勝手の良い戦艦にする。 日企連が2隻作って史実で4隻作る。ブロック工法と溶接の導入で短期で一気にそろえる。 扶桑型→練習艦へ改装。主砲を取っ払って後部は飛行甲板に。条約対策。 伊勢型→内装だけ改装にして暫くの間だけ戦力に。他の戦艦が仕上がり次第使い道を決める。多分イージス戦艦になる。 長門型→内装の更新。あとは電探の搭載など。
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◆3LcF9KyPfA氏の手がけた作品 133 深夜の闖入者 140 凡人と美少女と 167 虚無使いの異世界考察 181 死色の逃避 205 剣の咆哮 241 空回る世界 326 台風一過 346 Refrain 登場させたキャラ 計 名前 【03】 ガユス、ヘイズ、コミクロン 【02】 ベリアル 【01】 ギギナ、ミズー、シロちゃん、クレア、アイザック、ミリア、なっちゃん、福沢祐巳、新庄・運切、哀川潤 高里要 作品の感想 名前 コメント
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Share the Happiness with MUSIC 写真未入手 演奏可能時間 10 00 - 17 30 設置期間 2019年5月28日 - 2020年4月7日、現在休止中 設置場所 千葉県船橋市本町1-3-1、FACE アクセス 京成線 船橋駅から徒歩1分。 JR総武線 船橋駅から徒歩3分。 東武野田線 船橋駅から徒歩4分。 東葉高速線・東京メトロ東西線 東海神駅から徒歩13分。 最寄空港: 羽田空港から 遠方各地: 松本から 長野から 田島から いわきから 隣接地域: 東京から 野田から 千葉NTから 成田空港から 地域中心: 千葉市街から 設置ピアノ ヤマハ アップライト。 設置環境 屋内 近隣のまちなかピアノ 東京都庁?: JR船橋駅から列車で47分(船橋→新宿)、新宿駅下車、徒歩13分。 NAVITIME検索結果はこちら その他 政府より発令された「緊急事態宣言」を受け、2020年4月8日より使用中止となっている。 関連リンク