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智代アフター~It s a Wonderful Life~CS Edition 智代アフター~It's a Wonderful Life~CS EditionID+ゲーム名 ID+ゲーム名 _S ULJM-05411 _G Tomoyo After IWL CS 一人目 _C0 HP NOT DEC _L 0x50433B04 0x00000002 _L 0x00433B18 0x00000000 二人目 _C0 HP NOT DEC _L 0x50433B08 0x00000002 _L 0x00433B1C 0x00000000 三人目 _C0 HP NOT DEC _L 0x50433B0C 0x00000002 _L 0x00433B20 0x00000000 四人目 _C0 HP NOT DEC _L 0x50433B10 0x00000002 _L 0x00433B24 0x00000000 一人目ステータス次キャラまで4h _C0 MAX HP _L 0x10433B04 0x0000aaaa _C0 NOW HP _L 0x10433B18 0x0000aaaa _C0 Atk _L 0x10433B2C 0x0000aaaa _C0 Spd _L 0x10433B40 0x0000aaaa _C0 Cpw _L 0x10433B54 0x0000aaaa _C0 Dex _L 0x10433B7C 0x0000aaaa _C0 Int _L 0x10433BA4 0x0000aaaa _C0 Def _L 0x10433BB8 0x0000aaaa _C0 AtkL _L 0x10433BCC 0x0000aaaa _C0 AtkR _L 0x10433BE0 0x0000aaaa 一人目LvUP時の割り振りポイント _C0 Point _L 0x0019CB0C 0x000000aa (最後は0にしないと割り振りから抜け出せなくなります) _C0 Point R 100 L 0 _L 0xD0000001 0x10000200 _L 0x0019CB0C 0x00000064 _L 0xD0000001 0x10000100 _L 0x0019CB0C 0x00000000 _C0 ALL CG OPEN _L 0x80124300 0x00460001 _L 0x00000001 0x00000000
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ゲーム情報(登録されているタグ) シリーズ>7 Wonders ジャンル>パズル ジャンル>マッチ3 製作会社>Hot Lava 製作会社>Mumbo Jumbo 製作会社>未確認 言語>日本語 コメント欄へ移動 ゲーム配布ページ 英語 http //www.bigfishgames.com/download-games/831/7wondersoftheworld/index.html 日本語 http //www.bigfishgames.jp/download-games/3954/7wondersoftheworld/index.html 紹介文 思わず病みつきになっちゃうこのブロックマッチング ゲームは、ギザのピラミッドから古代ギリシャの遺跡まで、古代の 7 不思議を旅します。ルーン文 字の色を合わせれば次々とレベルアップ。でもせっかくのチャンスが台無しにならないようくれぐれも慎重にネ。7 不思議のそれぞれに 7 レベルあり、全 49 レベル。パズルスキルを発揮して古代の 7 不思議をすべて解き明かそう! 画像 « » var ppvArray_0_ff0c235db50f7886da13dfead91b6a63 = new Array(); ppvArray_0_ff0c235db50f7886da13dfead91b6a63[0] = http //w.atwiki.jp/bfgmatome/?cmd=upload&act=open&page=7+Wonders+of+the+World+%287+%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%BA+%E3%82%AA%E3%83%96+%E3%82%B6+%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88+%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%29&file=jp_7wondersoftheworld-screen1.jpg ; window.onload=function(){ ppvShow_0_ff0c235db50f7886da13dfead91b6a63(0); }; function ppvShow_0_ff0c235db50f7886da13dfead91b6a63(n){ if(!ppvArray_0_ff0c235db50f7886da13dfead91b6a63[n]){ alert( 画像がありません ); return; } ppv_0_ff0c235db50f7886da13dfead91b6a63$( ppv_img_0_ff0c235db50f7886da13dfead91b6a63 ).src=ppvArray_0_ff0c235db50f7886da13dfead91b6a63[n]; ppv_0_ff0c235db50f7886da13dfead91b6a63$( ppv_link_0_ff0c235db50f7886da13dfead91b6a63 ).href=ppvArray_0_ff0c235db50f7886da13dfead91b6a63[n]; ppv_0_ff0c235db50f7886da13dfead91b6a63$( ppv_prev_0_ff0c235db50f7886da13dfead91b6a63 ).href= javascript ppvShow_0_ff0c235db50f7886da13dfead91b6a63( +(n-1)+ ) ; ppv_0_ff0c235db50f7886da13dfead91b6a63$( ppv_next_0_ff0c235db50f7886da13dfead91b6a63 ).href= javascript ppvShow_0_ff0c235db50f7886da13dfead91b6a63( +(n+1)+ ) ; } function ppv_0_ff0c235db50f7886da13dfead91b6a63$(){ var elements = new Array(); for (var i = 0; i arguments.length; i++){ var element = arguments[i]; if (typeof element == string ) element = document.getElementById(element); if (arguments.length == 1) return element; elements.push(element); } return elements; } videoプラグインエラー 正しいURLを入力してください。 備考 レス一覧 コメント 名前 コメント トップページに戻る
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互換ソウル(MP&ドロー攻撃力) レアリティ Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 SUPER RARE 海賊メアリ ジャジーなカッツェ 金精コボルト 純白騎士オーガスタス 黒魔女エスメラルダ 11を司る者キャド WONDER RARE 踊る紅剣士カーレン【常時MP回復速度UP】千匹皮のシュテル【停止時HPMP回復】 童話を守る者 ライテ【防具2枚でMP回復速度UP】蒼角の守女 サナ【武器2枚で回避距離UP】【道具1枚で兵士撃破MP回復】 獅子心王【防具3枚でHP回復効果UP】 武神 関羽【ゲージ劣勢時WS効果時間UP】 龍宮の舞妓 おタイ【LvUP時ドロー攻撃力UP&ドローMP軽減】
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二階堂 大和[Wonderful Octave] 稀有度 SHOUT BEAT MELODY UR 3807 7086 4617 隊長技 隊伍的Beat值有100%的機率大幅提高 魅力技能 傳遞出去吧 愛的YELL! 效果 LV.1 每過9秒就有46%的機率使分數提高640 LV.2 每過8秒就有48%的機率使分數提高1120 LV.3 每過7秒就有50%的機率使分數提高1904 LV.4 每過6秒就有52%的機率使分數提高3236 LV.5 每過5秒就有54%的機率使分數提高5502 [部分編集] 台詞 雖然當領頭羊不是我的風格,但不論發生什麼事我都會陪著你們的。 取得方式 HAPPY BIRTHDAY! 大和 滿滿的大和生日紀念甄選! 獲得物品 服裝
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闘いの幕は、驚くほど簡単に上がった。二人の男が出会う。ただそれだけで、闘争が始まってしまったのだ。 「それがうぬの得物か? そのようなもの、北斗神拳の前ではゴミ屑同然よ」 山の如く泰然とその場に佇む巨漢の男ラオウは失笑した。目の前の全身に鎧を纏った武威という男が、巌のような巨大な斧だけで己に攻撃を加えてきたのだ。形こそ大仰ではあるけれど、その質は至って粗悪。その持ち主の技量も、お粗末に過ぎるものだ。そんなもので己は恐怖は感じるか。その問いにラオウは、すぐさま明瞭な答えを出すことができた。 否、と自らを押し潰さんと猛然と迫る巨塊を、ラオウは指二本で軽くつまみ、それを押しとめた。更に返礼としての拳を武威に打つ。その拳は斧よりも重く、武威よりも卓越した技術を内包したもの。闘いの教本として差し出された攻撃は、吸い込まれるように武威の胸に当たった。 その衝撃は苛烈の一言。重厚な武威の鎧を打ち砕き、彼を数メートルも後ろへやったのだ。そしてそんな武威の前に、ラオウによって握りつぶされ、刃を失った斧の残骸が投げ捨てられる。それを見て、武威は相手が自分の本気を見せるに相応しいと判断した。 「普通、鎧とは身を守るために使うためのものだ。だが、おれの場合は少し違う」 武威は自分の鎧を外しながら、説明を加えていった。驚くべきは、その外された鎧の重みであろう。武威が無造作に放り投げるそれは闘技場の石の舞台に容易くめり込み、ヒビを加えていく。 「おれは自分の本当の力を抑えつけるために使っている。そしてこれがおれの本当の鎧だ」 やがて全ての鎧を外した武威が、己の力をさらけ出した。それは圧倒的な闘気の放出であった。目視できるほどのケタ違いの闘気が武威を包み込み、彼の足をも大地と隔絶させ、宙に浮かせる。しかし、それは時代の覇者たらんとするラオウを怯ませるには足りない。ラオウは悠然と構える武威に、自らが誇る拳を振るった。 「ぬっ!?」 それは驚愕の色を含んだラオウの声であった。ラオウの放った拳が武威には届かず、彼の放つ闘気によって押しとどめられていたのだ。数々の敵を一撃の下に屠ってきた文字通りの必殺の拳を、闘気のみによって止められるなど、さすがのラオウも予想外のこと。そしてその驚倒に、武威は闘気を纏った拳を遠慮なく打ってきた。自らを宙に浮かせるほどの闘気が与える威力は、それこそ死に等しいもの。しかし、ラオウは簡単にそれを打ち払い、逆に自らの一撃を武威に放った。相手の踏み込みを利用してのその打撃は、先程より威力は上。だが残念なことに、その結果は先と変わらず、武威の嘲笑をそこに残すのみとなった。 「おれの攻撃はおまえに当たらず、そしておまえの攻撃はおれにダメージを与えない。どうやらおれたちは互角のようだな」 武威は余裕をもってラオウに語りかけた。今のところ、天秤は水平を保っているが、自分の拳が一発でも当たれば、それは容易に傾く。それとは反対に相手の攻撃が、自分にどれだけ当たっても、天秤には影響を与えない。つまりこの勝負は、自分が攻撃を当てるまでの時間の問題。それが武威の見解だった。しかし、ラオウはそれに対して盛大に否定を唱えた。 「互角? うぬはこの拳王と互角と申すか。面白い。ならば、うぬに北斗神拳の真髄を見せてくれよう」 その言葉の終わりと共にラオウの闘気が高まりだした。それは北斗神拳の奥義の一つ、闘勁呼法。呼気と共に体内の闘気を蓄え、吐気と共に一気に拳に集約する剛拳の呼法である。次第に武威の顔からは色が失せていった。際限がない。そう思わせるほどの闘気を、ラオウは己の内に築き始めていたのだ。 「うわぁぁぁぁーーーーーっ!!!」 やがて恐慌をきたした武威はラオウに堪らず殴りかかった。ラオウの急激な闘気の上昇によりに天秤は向こうに傾いた。それを少しでもこちらに戻さなければならないのである。そうでなければ、敗北は必至。武威はそれを打破せんと我武者羅になった。だが、ラオウはそれを一笑に付した。息を吐くと同時に高まった闘気を拳に集中する剛の拳。それは武威の拳を貫き、武威の闘気を押し分け、轟音と共に武威の胸を打ち叩いたのだ。 「がはぁーーーーっ!!」 武威は堪らず血を吐き出しながら、空中に吹き飛ばされた。それでもラオウが与えた衝撃は止むことなく、そのまま武威は20メートルほど宙を舞い、闘技場の客席の壁へとめり込んだ。完全なる敗北。最早言うことを聞かない自らの身体を省みて、武威はその事実を否応なしに悟った。 「殺せ……。おれは必死に修行をして、限界まで強くなった。だが……この有様だ。もうおれに生きる意味はない」 「よかろう! この世紀末覇者ラオウの名を天にて語り尽くすが良い!!」 ラオウは何の遠慮もなく武威の頭蓋を手刀で叩き割った。武威の殺したことにラオウは何の感慨も覚えない。北斗神拳の奥義を繰り出させた相手ではあったが、恐怖を自分に与えなかったからだ。 そう、恐怖。 ラオウはいまだにケンシロウへ恐怖が拭えていなかった。哀しみの目をし、北斗神拳究極奥義 無想転生を放ったケンシロウへの恐怖を。この殺し合いの直前、恐怖を克服するために挑んだフドウの戦いでも、それは叶わず逆に彼らの哀しみの前に自らの後退を許してしまった。フドウは言った。哀しみを知らぬ人間に勝者はいない、と。ならば、自らを凌駕する哀しみとは、一体何のなのか。それに答えを得なければ、到底ケンシロウに勝つことなどはできない。 「哀しみとは…………、強さとは…………」 【武威@幽遊白書 死亡】 【一日目 深夜】 【現在地 E-7 闘技場】 【ラオウ@北斗の拳】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】武器支給品、ランダム支給品、支給品一式 【思考】 基本 ケンシロウに勝つ 1. 哀しみとは何か…… 2. ユリアを己のものとする 【備考】 ※武威のバッグは闘技場に落ちています 01 Greatest Love of All BACK NEXT 03 Like A Rolling Stone ラオウ 40 Can t Fight This Feeling 武威 Game Over
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Crazy Wonderland◆3VRdoXFH4I 「ユッキー」 か細い声が、闇へ溶けた。 ここはとある街の一角。 家がある。 道路がある。 市場がある。 顔を上げれば遠くもでもその存在感を示す大きな円盤が地に落ちている。 そこを円形闘技場―――コロッセオだとし、この地図を信じるのだとすれば、ここはその周辺の市街ということになる。 本来それがあるとされるローマのような、古き良き、という表現が実に似合う、やや前時代的ながらも美しさを感じさせる街並みだ。 昼下がりにはさぞ活気に満ち溢れていることだろう。 けれど、ここにはそれがない。 夜、というのもあるだろう。 時刻は深夜0時。仕事か、夜遊びか、人目を憚られる事情がない限りは誰しも眠りについてる刻限だ。 この街には、その姿すら影も形もない。 睡眠中の寝息、家で明日の仕事への作業音、夜の営みに喘ぐ声すら聞こえない。 静寂というよりも、ここは音が死んでいる。 つまり、人の気配というものがこの町には皆無なのだ。 廃墟ならばまだ分かる。 人が造り、人が棄てた街。人がいた証の残骸。 そんな彼岸の土地ならば誰もいないことに疑問はない。 だがこの街は、真新しい家が並び、道路は整備され、市場には新鮮な野菜や果物が取り揃えられている。 明らかに今まで人がいた痕跡は残っているのに、その痕を残した人間が存在しない。 それがこの街の静寂の正体。 つまりこの街は、とてつもなく異常だった。 「ユッキー」 では、その風景を全く意に介さないこの少女は正常なのか、異常なのか。 髪は桃色。腰辺りまで届く長髪を後ろで2つに結わえている。 服装はリボンをしつらえたキャミソールに膝までのジーパンと可愛らしく健康的だ。 中学生としては発育も進んだ体をしており、同年代か、良からぬ欲求を持つ者なら思わず視線をつられてしまう魅力を持つ。 「……ユッキー」 そんな、客観的視点から見ても十分に「美人」のカテゴリーに入れる少女が、 真夜中のゴーストタウンで壊れた機械のように同じ言葉を繰り返すのは、はたして正常の範疇に入るのか。 「すぐに、助けに行くからね」 ようやく、人の名前らしき言葉以外を口にする少女。 その瞳は場に流されるものでも、この状況に怯えるものでもない。 今の自分の状況を冷静に把握し、己の為すことを自覚し、その為に行動する強い意志のもとに輝いている。 暗い夜道も、そこにただ一人という恐怖も、彼女にはない。 なぜなら彼女は孤独ではないから。孤独であったら彼女は死んでしまうから。 彼女の心の中には常に、彼女の想い人が住んでいる。 彼がいる限り彼女は死なず、壊れず、そして強い。 だから決して、彼女は戸惑うことはない。 彼に合うことを。 そのための障害は叩き潰すことを。 邪魔をする相手は殺すことを。 △ 少女、我妻由乃は狂人である。 何が狂っているかといえば……、ユッキーこと、天野雪輝への感情だろう。 何気ない出逢いと他愛もない会話で恋をし、以来1年間彼の行動を観察、記録し続けたことからもその程が窺える。 文字通り狂おしいまでの雪輝への愛情は、雪輝以外へ対しての行動を取らせない。 それは時として、いや常時狂気ともいえる行動を取らせる。 元々持ち合わせた能力の高さと相乗してより過激になっていってしまう。 彼に恋し、彼を愛し、彼を想い、彼を思い、彼を守り、彼を助け、彼を救い、彼を捕らえ、彼のために殺し、彼のために死ぬ。 我妻由乃にとって雪輝以外の全ては等価値であり、無価値である。 天野雪輝 >越えられない壁> それ以外 は彼女に定められた唯一絶対の方程式だ。 神の座を目指すゲームに巻き込まれてからも、それに変化はなかった。 時間と空間の「神」の後継を決めるための、12人による生き残り戦。 ある意味でここで行われるとされる殺し合いにも近似したゲームに由乃は参加していた。 由乃自身に「神」の座は興味ない。ただ自分と同じ参加者である雪輝のために動くだけだった。 だからだろう。こうして実際強制的に連れて去られ殺し合いの場に放り込まれても、格別動揺することはなかった。 動揺したというのなら、参加者である名簿に雪輝の名が記されていたことにこそだろう。 故に、状況を把握し、渡された道具を確認し、現在位置を確認した後、瞬く間に雪輝の捜索するべく行動を開始した。 合えない心配など微塵もない。この島がどれだけ広かろうが我妻由乃が天野雪輝の所在を見失うことなどあり得ない。 何故ならそれが彼女の決めた将来、「未来日記」の性能だからだ。 未来日記とは名の通り、未来の出来事を記す映写器だ。 これを授けられることが神の座を巡る争いへ参加する条件であり、その神が持つ力の一端であろう。 所有者によって日記の本体、記される未来の範囲はまちまちだが、由乃の「未来日記」は彼女の異常性をそのまま形にしたものだ。 「雪輝日記」。天野雪輝の行動を逐一把握する個人専用の未来観測。 限定は最小だがその分見える範囲は最大規模。事実上雪輝が逃れ得ることは不可能である。 それ故に、離れた雪輝を探し出すのもまた容易だった。 だったのだが―――ここで問題が生じた。 支給品として手に渡ったのは由乃が所有している『雪輝日記』、そのレプリカ。機能を劣化コピーしたものだという。 その通りに、送られるユッキーに関しての情報が圧倒的に少ない。 現在わかってるのは『ユッキーはビルの路地裏にいる』という1文だけ。 それより未来のことも、過去も書かれていない、まっさらなページ。 これでは、ユッキーの居場所を正確に計れない。由乃の心臓ともいえる彼と会えない。 代わりとでもいうのか、未来日記所有者の共通の弱点『日記を壊されれば所有者は消滅する』ことはないが、 それは由乃にとって甚だ不満だった。 消滅のリスクを抱えてでも、雪輝の情報は多く得るべきなのだ。 消える危険がなくなったからといって、それで雪輝と会えなければ話にならない。 よって早急に本物の『雪輝日記』を取り戻さなければいけない。 それまでは現状、このレプリカで雪輝を追っていくしかないようだ。 それでも、定期的に情報が入ってくるというのは手掛かりなしとは段違いだ。 現時点での手掛かりはビル。この付近は小さい建物が家々が建ち並ぶばかりで近代的な高層建築は見当たらない。 つまりこのコロッセオ周辺に雪輝はいない。 大まかな候補地は2つに分けられる。地図の中心であるここより左右に置かれた大規模な都市。 どちらかへ行けば、残った方へ向かうのはかなりのロスを喰らってしまう。 そんな天秤の選択で由乃が選んだのは、東南の都市だった。 理由は多くある。 まず現在位置とは近いこと。 都市のさらに西南にある『ゴッサムタワー』や、西の方と比べて整理された並びから、近代都市でビル群があると踏んだこと。 当然、候補の2つ以外にもビルはある。当たる確率はまだまだ低いと見なさざるを得ない。 仮に正しかったとしても、地図の4分の1を占める広大な土地を劣化した日記一つで探すのは困難だろう。 「足りない分は愛で補え、だね!」 それを埋め立てて余りあるのは由乃の雪輝への愛。 ユッキーを愛する自分がユッキーの居場所を間違えるはずがない。 理屈も根拠も不要。この体は、無限の愛で出来ている。ならばきっと、必ず、この身は彼の元へと辿り着く。 そんな確信に満ちた強固な自信。 この「実験」が「神」、デウス・エクス・マキナの思惑なのか、それを外れた介入なのか、ここを脱出する手立てはあるのか、 そんなものは、彼に会ってから考えればいい。 良くも悪くも、天野雪輝は我妻由乃の根幹を成す人物であった。 そして、行き先を決めた少女はひとり歩を進めている。 否、それは歩みというより走りに近い。歩きよりはずっと速く、それでいて後の行動に支障が出ない程度の速度。 何処にいるとも知れない想い人の身を案じて遮二無二駆ける少女。 言葉にしてみれば、なんとも健気で愛らしい。 これは、そんな少女の決意のもとに始まる愛物語。 その路に続くのはきっと、赤い紅いヴァージンロード(血飛沫絨毯)。 【E-6/市街:深夜】 【我妻由乃@未来日記】 [属性]:その他(Isi) [状態]:健康 [装備]:雪輝日記(レプリカ) [道具]:基本支給品、不明支給品0~2(確認済み) [思考・状況] 基本行動方針:ユッキー(天野雪輝)と共に生き残る。 1:ユッキーを探す。情報を頼りに東南の都市へ向かう。残りは愛でカバー! 2: そのためにも本物の雪輝日記を取り戻したい。 3: 邪魔をする人間、ユッキーの敵になりそうな奴は排除する。殺人に忌避はない。 4:最終的にユッキーが生き残るなら自己の命は度外視してもいい。 [備考] ※雪輝日記(レプリカ) ユッキーこと天野雪輝の未来の行動、状況が逐一書き込まれる携帯電話。 劣化コピーなのでごく近い未来しか記されず、精度はやや粗い。 ▼ 「HA-HA-HA-HA-HA―――」 闇から、音が漏れ出た。 しゃがれてかすれた、錆びついた機械が鳴らすような音。 這いずるように、染み入るように聞いた者の耳に流れ込む汚濁。 どうやらそれは、人間の声であったらしい。 コツリと、闇から足音が響く。 姿が見えないだけなのに、まるで地獄の底から来たかのようなおぞましさがある。 足音は路を照らす電灯へ向かい、スポットライトのように音の主を照らす。 それは誰もが数分前に思い起こされる光景。 この地に足を付ける前にいた謎の空間。 そこで執り行われた、彼ら彼女らの命運を告げた殺し合いの開会式。 そこで奇声―――それは笑い声といえるものであったがそう聞こえる者もいただろう――― を上げた声の主を光が照らした中で現れた「道化」。 光景が同様なら、現れた姿もまた同様だった。 体型は、細い。老人とも捉えられかねない程に不健康だ。 服装は、紫色のスーツ。緑のインナーとの色合わせは人の目には害といってよく、体型と重ねてなお不気味さを助長する。 髪の毛は毒々しい緑色。ケアが行き届いてる余地はない。 そして顔は、殊更に酷かった。 顔の肌は白い。メイクで塗りたくったか、肌そのものから色素が抜け落ちてしまったのか。 そこに日本の芸者、舞妓のような美しさはなく、ただただ気味の悪さを見せるのみ。 唇は赤く彩られ、両端は化粧を失敗したように赤の線が引かれ、まるで口が裂けてしまったかのよう。 体も服も、全てはこの顔を彩るための小道具に過ぎないと思わせられる。 まさにこの人物を象徴する「顔」だった。 開会の場で堂々と首謀者へもの申すその姿は全参加者のうち、もっとも目立っていたであろう。 そこにいたであろう全ての参加者は、ほぼ例外なくその姿に良い印象を持たなかっただろう。 そして直接対面した者は思うだろう。「こいつ」が、善意のもとに接触してくる人物の筈がないと。 「今夜は良い夜だな。悪魔と手を取って踊りもしたい気分だぜ」 手を広げタップダンスでも踊りそうな軽快さで語りかける男。 聞く相手は、いない。 広げた手の、右の方から何かが飛び出た。 飛来物は上空へ突進して、一軒家を越えていく。 やがて推進力のガス圧も切れ、重力に敗れて飛来物は落ちていく。 それが地に落ちることない。飛来物は銛状のフックになっており、屋根の風見に張り付いてそこからの落下を頑なに拒む。 フックに繋がれたロープが巻き戻る。銛ではなく、それを飛ばした銃を持つ男が。 ロープは切れることなく、主を屋根に引き上げ切り、男は風景を見下ろす。 デパートの玩具売り場で目を輝かせながらお気に入りを探す、童子のように。 「さあて、俺を楽しませるオモチャはどれだけあるかな?」 ▼ 男、ジョーカーは狂人である。 何が狂ってるかといえば……、なにもかもだろう。 一般常識、倫理観、精神性。挙げればきりがないほどに狂い切っている。 まるで底の無い深淵の海のように、彼を知るほどにその狂気に呑まれていってしまう。 狂った原因は誰も知らない。 なにせ本人が語る内容すら時々によって違っているのだ。その起源を知る術は皆無といって差し支えない。 よって他者がこの男に抱くべき感想は、「コイツは狂ってる」。それだけで十分である。 だが、ジョーカーという男は狂人であるが、愚者ではない。 むしろその計算高さ、知恵の回りは他者を圧倒している。 こと犯罪行為に関して、彼を上回る知略を用いるのは世界に果たしてどれだけいるか。 「犯罪界の道化王子」。それが裏社会でのジョーカーの異名の一つである。 完璧にして周到、緻密かつ大胆。仕損じた件はひとつとしてなし。 そして彼がそこまでして世界に刻み込もうとしてるのは、その狂気である。 ジョーカーの犯罪動機は営利、怨恨、大義、そのどれでもない。 彼はただ、既存の社会や芸術を破壊し尽くし、世界を混沌にしてしまいたいだけなのだ。 無軌道で、無意味で、無差別。 それ故に、彼の行動を読むことは困難を極める。 彼の動きを予測するということは、狂気を心に持つことに他ならないのだから。 「Oh oh, そんなに急いでドコ行こうってんだpussy?」 そんな狂人だからこそ、このゲームに巻き込まれたことになど意に介さず普段通りに振る舞っている。 道化の狂人は、誰にも支配されない。止められない。 眼下の遠くからは闇の通路を駆ける姿が見える。 細かいところまでは見きれないが、どうやら少女であるようだ。 「リストにMy loverでもいたかい?大変だねえ、早くしないとおっちんじまうよぉ?」 聞こえるはずもないが、嘲笑うように少女へ言葉を投げる。 後にその言葉が真実になることを期待しつつ。 「しっかし、まだまだ練りが足りねえなぁミスター。言ったろ?こんなんじゃロクに客も集まらねえ三文芝居だってよ。 どうやらコイツの脚本家はエンターティメントってのを知らねえルーキーみてえだな」 聞き届ける相手がいないにも関わらず男は口を閉ざさない。 尋常ならざる事態に自分を落ちつけるために言葉をまくし立てているのか。 或いは、彼には言葉を届ける相手がそこに入るのか。 「先輩からの特別サービスだ、俺がこのゲームをプロデュースしてやるよ。 世界中の人間がただただ笑うしかないような、とびっきりの笑い話(ジョーク)にな」 誰が敵か味方かわからない状況での生死を賭けたグループ戦。それだけでは満足しないと道化は言う。 もっと悲鳴を。もっと混沌を。もっと地獄を。 ここにそれが少ないようなら、自分がばら撒いてやる。 悲劇の芽を。惨劇の種を。破滅の礎を。 「さあて、まずは愛しのホームにでも向かおうかねぇ」 この地図に書かれている施設の中でジョーカーが知るものは『アーカムアサイラム』と『ゴッサムタワー』。 前者は人里から離れてるし、ここからも遠い。 なによりアサイラムはイカれた犯罪者達の収容施設だ。好き好んでくる奴も少ないだろう。 ならばより人が集まってきやすい都市部へ向かうのが最も吉だ。 それに簡易的といえどもタワーがある都市は彼が根城としてるゴッサムシティと似た構図をしてる。 こういう場所で土地感というのは存外に役立つだろう。 それに。 「バァ~~ツッ。今頃良い気分だろう?夢にまで見たヒーローごっこが思う存分出来るんだからよぉ?」 バットマン。ゴッサムの闇の騎士。正義のヒーロー。 そして今のジョーカーにとって最も遊びがいのある「おもちゃ」。 開会式でモニターに現れた影で検討は付いていたがやはり名簿に書かれていた。ご丁寧にヒーローの名前で。 「今からとびっきりのディナーを用意してやるぜ。 涎垂らした顔で待ってなバッツ!HAHAHA!」 笑い声は響くことなく、だが侵食するように街に溶け込んでいく。 それは、狂人の宴の始まりを告げる狂物語。 その道筋は、地獄の扉への一本道。 【E-6/市街・屋根の上:深夜】 【ジョーカー@バットマン】 [属性]:悪(Set) [状態]:健康 [装備]:アンカーガン [道具]:基本支給品、不明支給品0~2(確認済み) [思考・状況] 基本行動方針:このゲームをとびっきりのジョークにプロデュースする。 1: とりあえずゴッサムタワーにでも向かう。 2:他に面白そうなヤツがいたらちょっかいをかけてみる。 3:バッツ(バットマン)をからかって遊ぶ。 [備考] ※方針の順位は曖昧です。別のものに興味が沸いたらあっさりと切り替えます。 ※由乃の姿を確認してますが、現状どうこうする気はありません。 ※アンカーガン@ウォッチメン ロールシャッハの親友、ナイトオウル2世の発明品。ガス圧でフックを飛ばす銃。 高層ビルまで届き、大の男を軽々と引き上げられる。攻撃にも使える。 そうして、2人の狂人は夜を歩む。 邂逅はなく、目指す先は奇しくも同じながら、異なる人を求め夜を進む。 異端は孤立してこそ異端である。分かりあう機会は永劫ない。 故に2人の出逢いは、互いの否定のみに終始するだろう。 その時はもうすぐか、やがてか、それとも一切起こらないか。 答えは未だ、深淵の中。 時系列順で読む Back TAILS OF THE BLACK FREIGHTER Next detective work 投下順で読む Back TAILS OF THE BLACK FREIGHTER Next detective work 実験開始 我妻由乃 正義の業 より強き世界 ジョーカー 「Lights! Camera! Action!」
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まとめサイト作成支援ツールについて @wikiにはまとめサイト作成を支援するツールがあります。 また、 #matome_list と入力することで、注目の掲示板が一覧表示されます。 利用例)#matome_listと入力すると下記のように表示されます #matome_list
https://w.atwiki.jp/toch/pages/88.html
数字-あ行-か行-さ行-た行-な行-は行-ま行-や行-ら行-わをん 上記から、ゲーム名の頭文字を選択して下さい。 ワンダースワンのゲームタイトル一覧 user comment 名前 コメント
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ご注文はうさぎですか?? Wonderful party! 機種:PSV 作曲者:中島久雄 発売元:MAGES.(5pb.) 発売年:2016年 概要 2014年と2015年にアニメ化された人気漫画「ご注文はうさぎですか?」を原作とするノベルゲーム。 ゲームでのストーリーはアニメ第二期「ご注文はうさぎですか??」の後日談を描く。 可愛らしい女の子のキャラクターが多く登場する事が特徴。萌え作品の王道的存在である。 アニメでは川田瑠夏氏が劇伴を担当したが、今作では中島久雄氏がBGMを担当。 アニメと同様に柔らかな世界観が引き継がれている。 限定版にサウンドトラックが付属している他、ゲーム内にも全曲試聴出来るサウンドテストが用意されている。 収録曲(サウンドトラック順) 曲名 作・編曲者 補足 順位 Wonderful party! 中島久雄 タイトル画面 かわいい私の妹です! 違います、妹じゃありません チノBGM 普通の女子高生だ! リゼBGM たおやかな香りに甘露を添えて 千夜BGM 貧乏だって心は錦なんだから! シャロBGM バリバリ働くよー! 喫茶店モード 一緒に過ごす時間 おしゃべりは続くよ おやすみなさい…にはまだ早い? テンション有頂天! きっと明日は晴れるから お散歩日和だね 覚悟はいいか、行くぞ! よろしくお願いしまーす! チラシ配り 手を繋いで行こう クリスマスが来るよ さて、今日のココア君は… チラシ配りリザルト どうしてなの~⁉ わんだふ~る・ぱ~てぃ~ サウンドトラック ご注文はうさぎですか?? Wonderful party! Original Soundtrack(限定版の特典Disc) プロモーションムービー