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ナースエンジェルりりかSOSをお気に入りに追加 情報1課 <ナースエンジェルりりかSOS> #bf 外部リンク課 <ナースエンジェルりりかSOS> ウィキペディア(Wikipedia) - ナースエンジェルりりかSOS Amazon.co.jp ウィジェット 保存課 <ナースエンジェルりりかSOS> 使い方 サイト名 URL 情報2課 <ナースエンジェルりりかSOS> #blogsearch2 成分解析課 <ナースエンジェルりりかSOS> ナースエンジェルりりかSOSの半分は犠牲で出来ています。ナースエンジェルりりかSOSの35%は情報で出来ています。ナースエンジェルりりかSOSの7%は大人の都合で出来ています。ナースエンジェルりりかSOSの4%はやらしさで出来ています。ナースエンジェルりりかSOSの2%は優雅さで出来ています。ナースエンジェルりりかSOSの2%は蛇の抜け殻で出来ています。 報道課 <ナースエンジェルりりかSOS> 石田彰「女性と間違えられた」艶のある妙技 声優としてのスゴさとは?(マグミクス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「太陽の牙ダグラム」の秘密に迫る特番に高橋良輔監督が生出演 ダグラムは「アニメの世界を渡っていくための通行手形をくれた恩人」 - アニメハック 看護師キャラといえば?「ハグプリ」キュアアンジュ、「鬼滅の刃」神崎アオイも!本物の看護師から変身ヒロインまで投票が♪ - アニメ!アニメ!Anime Anime 初監督作品『ナースエンジェル りりかSOS』の放送から25年「大地丙太郎スタイル29 今日までそして明日から」開催! (2020年2月7日) - エキサイトニュース アニマックス“りりかSOS”や“こどちゃ”などを放送する「りぼんタイム」開始 スマホでも視聴可能 - はてなニュース アニマックスで「りぼんタイム」こどちゃ、りりかSOSなど順にオンエア - コミックナタリー 情報3課 <ナースエンジェルりりかSOS> #technorati マンガとは マンガの33%は厳しさで出来ています。マンガの30%はカルシウムで出来ています。マンガの25%は元気玉で出来ています。マンガの9%は毒物で出来ています。マンガの1%は月の光で出来ています。マンガの1%は毒電波で出来ています。マンガの1%は魂の炎で出来ています。 28589.jpg?_ex=300x300 s=2 r=1 ヨスガノソラ 春日野 穹 -すくみず 楽天売れ筋ランキング レディースファッション・靴 メンズファッション・靴 バッグ・小物・ブランド雑貨 インナー・下着・ナイトウエア ジュエリー・腕時計 食品 スイーツ 水・ソフトドリンク ビール・洋酒 日本酒・焼酎 パソコン・周辺機器 家電・AV・カメラ インテリア・寝具・収納 キッチン・日用品雑貨・文具 ダイエット・健康 医薬品・コンタクト・介護 美容・コスメ・香水 スポーツ・アウトドア 花・ガーデン・DIY おもちゃ・ホビー・ゲーム CD・DVD・楽器 車用品・バイク用品 ペット・ペットグッズ キッズ・ベビー・マタニティ 本・雑誌・コミック ゴルフ総合 ページ先頭へ ナースエンジェルりりかSOS このサイトについて 当サイトは漫画のタイトル毎にインターネット上の情報を時系列に網羅したリンク集のようなものです。ページをブックマークしておけば、ほぼ毎日その漫画のタイトルに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
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wawawa忘れもの~♪♪チャチャチャ!wawawa忘れ物~♪♪♪ ハルヒ「はぁい!こちらはSOS団ラジオ支部~深夜版~よぉ!」 古泉「昼間では絶対言えない」 みくる「あなたの夜のお悩みを」 長門「私たちSOS団が解決する・・・」 キョン「てなわけで・・・深夜ラジオ支部SOS団をヨロシク!」 ハルヒ「キョン!今日の特別ゲストは誰なのかしら?」 キョン「今日は初回放送だから大物を連れてきたぜ!」 みくる「うわぁ楽しみですぅ」 キョン「それでは紹介だ!入ってきてくださーい」 ダダダダダダァーダダダダダン!! 谷川流「こんばんは!」 キョン除く一同「なっ・・・なんだってぇ!?」 キョン「初回放送の記念すべき第一ゲストは、俺たちの生みの親の谷川流さんだぁ」 ハルヒ「ちょ・・・ちょっと!大物すぎでしょあの人は」 古泉「僕たちの生みの親ですからねぇ・・・」 みくる「な・・・なんだかすごく緊張しますぅ」 長門「今現在、谷川流は次回作構成を考え中・・・あの人は偽者・・・」 有希除く一同「なっ・・・なんだってぇ!?」 ハルヒ「ちょっとキョン!あの人は一体誰よ?」 キョン「俺が知るか!カマドウマにでも聞いて来い」 古泉「まぁまぁ二人とも落ち着いて」 ハルヒ&キョン「●野郎は黙ってろ!!」 古泉「ショボーン」 みくる「そ・・・そんな気を落とさないでください」 古泉「未来人は黙ってろ」 みくる「ショボーン」 長門「喧嘩している場合ではない・・・今は偽者の正体を突き止めるのが先・・・」 キョン「そ、そうだった!」 ハルヒ「あんたは一体誰なのよ!?」 偽谷川「フフフ・・・私の小隊を知りたいようだな・・・」 みくる「かんじ、まちがっていますよ?」 古泉「お前は漢字を使えよ」 偽谷川「漢字などどうでもいい・・・私・・いや俺の招待は!」 古泉(早く漢字直さないかなぁ・・・) テケテケテケテケテケテケ・・・・・・・・・デデデデデン!!! 谷口「谷口でしたぁ!!wawawa♪♪」 一同「・・・・・・・・・・・・」 谷口「このラジオのOP wawawa夜に忘れ物 俺が歌ってるんだぜぇ」 一同「・・・・・・・・・・・・」 谷口「国木田と俺のキャラソンも発売するからヨロシクな!」 キョン「帰れ・・・」 谷口「何を言ってるんだぁ?俺だぞ俺!谷口様が友情出演してやったんだぞぉ」 ハルヒ「帰れ・・・」 谷口「涼宮までもが!?俺だぞ?俺が出演したんだぞ!?」 長門「帰るのが最適・・・」 谷口「長門まで・・・なんだよぉせっかく出演してやったのに」 古泉&みくる「せーの! カ・エ・レ!!」 キョン「お前が何をやりに来たのかは知らんが・・・」 古泉「流された!」 みくる「ショボーン」 キョン「そのオチはうけないんだよ谷口!お仕置きだ古泉やってくれ」 古泉「わかりました」 谷口「ひっ!ひぇぇぇぇぇぇぇ」 古泉「さっ!お仕置き部屋に逝きましょうか?」 谷口「ご・・・御免!俺が悪かった!だ、だから古泉だけは・・・」 キョン「もう駄目だ・・・逝ってこい」 ハルヒ「私のセリフが10行以上入ってないわよ!」 みくる「と・・・いうわけでぇ」 ハルヒ「流された!?」 長門「引き続き・・・後編・・・宜しく・・・」 谷口「アナルだけは・・・アナルだけは・・・」 ~後編へ続くのさっ!めがっさ宜しく!!~ 静けさに~抱かれながら~また今日も~待っている♪♪ ハルヒ「SOS団ラジオ支部~深夜版~第一回後編よぉ!」 キョン「前編は激闘だったみたいだな古泉」 古泉「え、ええ・・・こんなに燃えたのは久しぶりですよ」 みくる「す、すごいですぅ」 長門「ウザッ」 みくる「!!な・・・長門さん!?」 ハルヒ「後編はみんなからのお便りにどんどん答えるわ!」 みくる「流された!?」 キョン「今回は初回ということもあってSOS団全員でお答えするぜ」 長門「それでは一人目・・・どうぞ・・・・・・」 ハルヒ「それでは読むわよ!」 ラジオネーム めがっさ さん 最近うちのクラスのM.Aがうざいっさ!元々ウザいんだけど一応親友やってたにょろ ここ最近はとくにウザくて・・・だからSOS団に相談したのさ!あっちは親友って思ってる みたいだし・・・どうやったら親友関係を崩さずにいじめられるっさ?教えてにょろ みくる「あのぉ・・・これぇ・・・」 ハルヒ「みくるちゃんは黙りなさい・・・」 キョン「たしかに・・・朝比奈さんは最近うるさいな・・・」 古泉「ほんとほんと・・・五月蝿いにもほどがありますよ・・・」 長門「ウザイ」 みくる「ショボーン」 ハルヒ「それでは!お便りに答えちゃうわよ!!」 キョン「いじめか・・・弁当にゴキブリとか毛虫とかを入れるとか・・・」 古泉「トイレに顔を突っ込ませてもいいのではないですか?」 長門「処刑・・・」 みくる「そ・・・それじゃあ私が・・・」 ハルヒ「やっぱり画鋲ねっ!これは王道でしょ」 キョン「そうだな・・・画鋲が一番いいな」 1名除く一同「異議なし」 ハルヒ「それではめがっささん!みくるちゃんは画鋲でいじめてあげなさい・・・」 古泉「名前言っちゃってますね」 みくる「そろそろ未来に帰ろうかな・・・・・・」 ハルヒ「あれっ!?もう時間になってない?」 キョン「そうだな・・・そろそろ終わりだな」 古泉「それでは今日は終わりにさせてもらいますね」 長門「お便りの募集をする・・・」 キョン「SOS団ラジオ支部~深夜版~あてにラジオネームを書いて送ってくれ」 古泉「近々2ch住民の皆さんにもお便り募集するかもしれませんね」 みくる「あっ・・・あのっ」 一同「お前は黙ってろ!」 みくる「・・・・・・・・・ショボーン」 キョン「それではこれからも」 ハルヒ「SOS団ラジオ支部~深夜版~を」 古泉「どうぞ宜しく!」 ゆるーやかーにーふるー水じゃなくてもっと寂しい粒~ウッウッウッ・・・ byみくる 今日の反省会 by長門 長門「これは私が一人で今日の反省をするコーナーである」 長門「私だけではなく色々な人たちがここで反省をする・・・」 長門「だされる3つの質問に対する反省をするのである・・・」 Q:今日の反省は? 長門「・・・・・・ほぼ喋れなかったこと・・・」 Q:今度からはどうする? 長門「発言の時の言葉を多くする・・・」 Q:みくるについて 長門「なによあの子!キョン君に色目使ってぇ!しかもぶりっ子だしぃ!! まったく・・・私のキョン君がたぶらかされないか心配だわ全く・・・ しかもあの子巨乳なのよぉ!!あームカツクムカツ・・・!・・・・・・・・・・・・」 Q:・・・・・・・・・ 長門「・・・・・・・・・・・・」 今日の反省会 by長門 終了
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もくじ その技の名はのその後の話です 「えぇと、このSSは作者が『ほのぼのなSOS団』をテーマにその場のノリと勢い、そしてその場の思いつきだけで淡々と描いたものです。 過度な期待はしないでください。 また、要所要所に中の人繋がりのネタや中の人繋がりのネタや中の人繋がり… …この前書きもそうですけどみな○けばっかりじゃないですか。 まぁそういうのがちらほらあるかもしれないので、そういうのに対し不快感を覚えそうな方、または既に殺意が芽生えている方は、 パソコンならブラウザの戻る、携帯なら…ドコモしかわかりませんが左のボタンを押してページを閉じてください。」 「…最後に、SSを見る時は部屋を明るくして画面から3メートルとまではいかないけど、それなりに離れて見やがって下さい」 「長門さん…私の台詞とらないでくださいよ」 「…一度言ってみたかった」 「だけど私、こんなに長い台詞初めてでした。ちょっと嬉しいです」 「みくるはいいなぁ~…私なんて出番すらないにょろ…」 「あ、鶴屋さん。…でも鶴屋さんって前回2回くらい出てませんでしたっけ?」 「あれは私じゃないっさ…」 「にょろーん」 喜劇が繰り広げられた一方で悲劇も繰り広げられている。 例えばA国とB国で戦争が起こった場合、勝った国はハッピーエンドで終われるが、 負けた国は和解して仲良く暮らそうか的な流れにならない限り悲惨な終わり方をするわけだ。 …まぁ死んでしまった人達にとっては悲劇しか無いわけだが。 俺としては争わないと解決出来ない国なんか滅びてしまえと思うが、 もしそんなことをハルヒに話してしまったら、明日の今頃には世界地図が大幅に書き換えられてる可能性もあるので心の奥底に閉まっている。 話を戻そう。 俺はあの時ある選択に迫られていた。 俺にとっての悲劇を選ぶか喜劇を選ぶか。 しかしそれに気付くことはなかった。 そして俺は選んでいた。 悲劇を。 …まぁ悲劇とまではいかないが報われない話である。 暇な人は俺がどこで悲劇を選択したのか考えみてほしい。 タイトル?そこまで遡らなくてもいいんじゃないか? 先に言っておこう。 こんなモノローグをしといてすまないが、特にシリアスな話では無かった。 「SOS団でお泊まり会をしましょう!!」 部室へ向かう途中ハルヒはそう言った。 「お泊まり会って何歳の子供のセンスだよ」 「あら、気に入らないの?ならパジャマパーティーなんてどう?」 「…なんでもいいが、いきなり企画を立てるのは止めろ。 どうせ今日とか言い出すんだろ?」 「よくわかったわね」 大当たりですかそうですか。 まぁ明日は土曜で学校はないが… 「頼むから俺達の都合も考慮してから日取りを決めてくれ」 「キョンは何か用事でもあるっていうの?」 「……………」 「ならキョンはOKね!」 そう言うとハルヒはニッコリと笑った。 どうせ俺は暇人ですよ。 そんな会話をしている内に部室棟まで来た。 「そういやみくるちゃんと古泉くんは少し遅れるって言ってたわ、 なんでも二人とも購買の手伝いを頼まれたんだって」 「購買の?」 「えぇ、あそこ森さんがバイトしてるんだけど、ほらメイドさんの。 古泉くん知り合いだから頼まれたんだって」 や、何やってんだ森さん。 「古泉はいいとして…朝比奈さんは?」 「あそこ、コスプレ衣装も売ってるから見本として着せるみたい。 …ちょっと、どこ行く気?」 「いや、消しゴムが無くなった気がして」 「駄目よ、あんたはしばらく購買に行くの禁止。 どうせみくるちゃんのコスプレ目当てなんでしょ?」 …バレたか。 古泉が羨ましい。 「…まぁどうしてもって言うなら私の消しゴムを貸してあげなくもないけど…」 「ん?何か言ったか?」 「何でもない!気のせい!空耳!!」 「…そうか」 「そうよ!…まぁ今日はまだ有希しか来てないでしょうね」 そう言ってハルヒがドアノブに手をかける。 一応ノックを…まぁ朝比奈さんいないみたいだしいいか。 ガチャ 「ブーン==⊂( ^ω^)⊃」 ……パタン 「……」 「……」 …今何かいたな。 「…ねぇキョン」 「…なんだ」 「一つ確認したいことがあるんだけどいい?」 「奇遇だな。俺もだ」 「部室には有希しかいないはずなのよね?」 「古泉と朝比奈さんがバイトの手伝いをしてるのならな。 俺も確認したいんだが…踊ってたよな…」 「…うん…い、いやきっと見間違いよ!」 「そ、そうだよな」 「そうよ!さ、入りましょ!!」 ガチャ 「………」 「………」 「………」 対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースが==⊂( ^ω^)⊃の体勢で固まっていた。 …あれ?デジャブ? 「な、長門だけk「別にハレ晴レユカイを三人で歌ったとき私だけここが歌えなかったのが悲しかったというわけではない」 「わ、私が二回歌っt「ましてや誰もいないのを良いことに振り付け付きで歌ってみたなんてことは絶対にない」 OKほとんど前回と同じノリ。 もちろん話は通じない。 ってかハルヒの一回は「ビューン」じゃないか? 「…そう」 そう言って長門は指定席に座って本を読み始めた。 俺とハルヒも詮索すると気まずくなりそうなのがわかっていたので忘れることにした。 …あれ?長門の目が潤んでる? 気にしない気にしない。 とりあえずハンカチだけ渡しといた。 「ブー!!!!!」 …無表情で鼻をかむな。 「それより二人ともまだかしら。 30分くらいですむって言ってたのに」 パソコンをいじりながらハルヒが呟く。 「結構忙しいんじゃないのか?」 ハンカチを洗いながら答える。 そういや放課後に入ってから一時間経つな。 「朝比奈みくると古泉一樹は二人きり?」 長門が顔を上げて聞いてきた。 自分から話に入ってくるなんて珍しいな。 「えぇ、森さんが風邪引いたみたいで二人で購買にいるのよ」 よくよく考えると本当に羨ましいな古泉のやつ。 「二人でおかしな事をしているの?」 「「!?」」 時が止まった。 「…ゆ、有希?何を…」 あ、動いた。 「喜緑江美里が言っていた。 男と女が一緒にいればそれはそれはおかしな事をするものだと。 しかし私の中にそのような該当事項が見当たらない。」 何吹き込んでんですか喜緑さん。 「そ、そうか…きっと楽しい事だと思うぞ」 「ちょっとキョン!!」 「大丈夫だ、言葉にモザイク入れたから」 「それはどういう風に楽しいこと?」 「ど、どうなんだハルヒ!」 「うるさい!エロキョン!!」 …キーボードで叩かれた。 物は大切に扱いなさいと親に教わらなかったのか? 「有希、いつか知ることだから今は気にしないでおきなさい」 「そう」 そう言って本に目を戻す。 こっちを睨むなハルヒ。 ガチャ 「遅れてすいませんでした」 古泉と朝比奈さんが入って来た。 「お疲れ様。どうだったの?」 「大変でしたよ。行列までできてました…」 それはきっとみんな朝比奈さん目当てだろう。 俺も行きたかったなぁ。 「それで、二人はおかしな事を「長門、その話はもうやめなさい」 「………」 そんな目でみないでくれ… なんだこの罪悪感… 「とりあえず古泉くん座って!みくるちゃんも着替えなくていいわ!」 「ふぇ?じゃあお茶煎れますね」 うん、制服姿でお茶を煎れてくれる朝比奈さんもいいな。 「というわけで、今日明日にかけてSOS団のお泊まり会を実施するわよ!!」 だからいきなり話を始めるなと何度言えばわかるんだ。 「いちいちうるさいわね。 古泉くん、みくるちゃん、有希、何か予定でもある?」 「いえ、特にありませんね」 「お、お泊まり会ですかぁ…大丈夫ですよ」 「………」 長門は静かに首を振った。 予定は無いという意味だろう。 「決まりね!場所は…また有希の家でいいかしら?」 「コクン」 「よし!なら各自着替えを持っていつもの場所に集合ね! 有希は家でもてなしの準備をしてて!」 「…もてなし?」 「いや、ハルヒ、いきなりなんだしあんまり長門に無理強いするな」 「キョンは何もわかってないわね…本の些細な事でいいのよ。 みくるちゃん、古泉くん、もてなしとは何?」 「もてなしですかぁ?」 「そうですねぇ…」 「心憎い気配りよ!」 考える暇を与えてやれ。 「心憎い…気配り」 「そうよ有希!SOS団の団員なら私達をもてなして満足させてみなさい!!」 「…わかった」 …長門のもてなしか…ちょっと楽しみだな。 「お茶煎れましたよ」 「じゃあこれ飲んだら解散ね」 あぁ、朝比奈さんの煎れたお茶は今日も美味しいなぁ。 「では、僕は先に失礼します」 「…私も」 「じゃあ私も行くわ。 キョン、みくるちゃん、また後でね。あんまり遅いと罰金だから!」 「わかりましたぁ」 やれやれ、後片付けくらいしろってんだ。 「お椀洗うの手伝いますよ」 「ありがとうございます。 泊まりなんて久しぶりで楽しみです」 「俺もです。しかしハルヒは何が目的なんだか…」 「ふふっ、ただ楽しい日常を過ごしたいだけじゃないですか?」 「不思議大好きなあいつがそんなの望みますかね」 「それは涼宮さんになってみないとわからないです。 けど、特に深く考えなくてもいいんじゃないですか?」 「…それもそうですね」 「じゃあ行きましょうか」 「ええ」 そして冷静に考えれば朝比奈さんと二人きりという素晴らしい状況の中、まったりと帰路についた。 「わーたーしーもーいーくー!!」 「駄目だ。おとなしく家にいろ」 荷物をまとめながらお袋にこれからの一連の予定を話すと、 どうやって入ったのか知らんが食器棚から妹が飛び出してきた。 当然黙っているはずも無く俺の右腕にしがみついて数行上のセリフを吐いたわけだ。 マズい、これ以上遅れるとハルヒに怒られる。 …仕方ないか。 「わかった。部屋に行って荷物をまとめてこい」 「ホント!?わーい!シャミどこー!?有希ちゃんの家に行くよー!!」 そう言って階段をどたどた登っていった。 …さてと、 「…お袋」 「ん?」 「後は頼んだ!」 「はいはい。みんなにあんまり迷惑かけないのよ?」 さすがお袋。 わかってくれてる。 そして俺は二階にいる妹に気づかれぬよう、静かに家を出た。 許せ妹よ。 今度気が向いたら構ってやろうじゃないか。 待ち合わせ場所にはすでに古泉と朝比奈さんとハルヒがいた。 「遅い!!…まぁ今日は罰金は許してあげるわ。じゃあ行きましょう!」 罰金無しか…財布がピンチだったから助かる。 「あれって臭いわよね」 「臭いですよねぇ」 「えぇ、その通りかと」 「…そんなに臭いのか?」 そんな他愛も無い話をしながら長門の家を目指す。 …お、マンションが見えてきた。 「そういえば暗くなるのが早くなりましたねぇ」 「もう秋なのよね…そうだ!SOS団で大食い対決でもしましょうよ!食欲の秋にふさわし「ふさわしくねぇよ。却下だ」 「いいじゃないの!」 「どうせ経費は俺もちなんだろ?」 「…けち」 図星かよ。 頼むから俺の財布のキャパを買いかぶらないでくれ。 こないだのカレーパーティーでいくら吹っ飛んだと思ってんだ。 ピンポーン 「………」 「有希?みんな来たわよ!」 「…待ってて」 珍しいな。 いつもなら「入って」としか言わないのに… ガチャ 「ゴメンゴメン、キョンが時間にルーズだから遅れちゃ……」 おいおい、俺がどんだけ急いで来たと思ってんだ。 そっちが早すぎるんじゃないのか? って 「…ハルヒ?」 気がつくとハルヒと朝比奈さんが扉を開けたまま固まってる。 俺の後ろにいる古泉も何事かと気にしてるようだ。 恐る恐る扉の中を覗くと… 「………」 長門が立っていた…サンタクロースの姿で。 …今秋だぞ? 「…トリックオアト「何もかもが違うだろ」 どこの異文化だそれは。 長門は静かに首を傾げる…これは 「かわいいじゃないの有希!どこでそんな衣装手に入れたの!?」 そう、めちゃめちゃ可愛らしいのだ。 ハルヒは長門に抱きついて、その様子を朝比奈さんが微笑ましく見ている。 …古泉?顔が赤いぞ 「き、気のせいですよ!」 「…そうか」 …脳内の古泉一樹弱みフォルダに追加しておこう。 「ほら、キョンに古泉くん!ボーっとしてないで入りなさい」 中に入ると長門サンタが白い袋を持ってきた。 「…もてなし」 そう言って俺たちに小さめの箱を手渡した。 「これ私達にくれるの!?開けてもいい??」 「…いい」 貰ったものをその場で開けるはどうかと思うがな。 まぁ長門がいいって言ったんだからいいか。 箱を開けると 「……」 「……」 「……」 「……」 歪な形をした茶色い物体が入ってた。 …これは確か… 「…カレールー」 ですよねー おそらく長門の自作したものだろう。 どんな味がするのか楽しみだ。 あれ?三人ともなんで気まずそうな顔してるんだ? 「や、ちょっと自己嫌悪」 「私もですぅ…」 「僕、ちょっと首吊ってきますね」 いやまて古泉!! お前はこの手のひらサイズの歪な形をした茶色い物体を見て何を想像しt「黙れバカキョン!!!」 …俺何か悪いことしたか? 気がついたらハルヒのエルボーが顔面に突き刺さってたんだが。 「…ユニーク」 「ったく…それじゃ、夕飯の支度でもしましょう。」 そう言って立ち上がるハルヒを長門が制した。 「…今日は私があなた達をもてなす。だから料理も私が作る。」 「でも、おじゃましてるのは私達なんですし、夕飯のお手伝いくらいはさせてください」 「…そう」 「じゃあ始めましょうか。キョンと古泉くんは待ってなさい」 …長門はサンタの格好でやるのか? 「………」 …「それが何か?」みたいな顔されてもなぁ まぁいいか。 「さて、夕飯が出来るまで何をしようか」 「トランプがありますのでポーカーでもしますか」 お、いいな。ちょうど財布の金が尽きそうだったんだ 「トランプゲームなら機関でも読心術の訓練で慣れていますからね。今日は負けませんよ」 …それってほぼそっちの世界のプロみたいなもんじゃないのか? 大丈夫か俺… 「さて、始めましょうか」 「いいだろう…勝って俺の財布を満たしてもらおうじゃないか!」 結論から言おう 「………………」 「…ふふふふふ」 俺の圧勝だった。 実際俺は大したことをしてはおらず、勝手に古泉がノーペアばっかりで自滅しただけだ。 まぁ万に一つ心を読めたとしても自分の手札が揃わないならしょうがないもんな。 古泉? 机に突っ伏していじけてるぞ。 たまに笑い出すし…怖いからやめてくれ。 古泉には悪いがこれでまた少し安定して生活できそうだ。 どうせ不思議探索の罰金で消えるんだろうが。 「…どうせ僕は機関の役立たずですよ…」 …なにも聞こえないなにも聞こえない。 ぶつぶつ呟いている古泉を見ていると長門サンタが台所から出てきた。 「…調理にはもう少し時間がかかる…だから男子は先に風呂に入ることを推奨する」 「お、そうか…古泉はしばらくそっとしといてやれ。じきに戻ると思うから」 「…そう」 しかしさっきから三人とも楽しそうに料理してるな。 「今日もまた長門特製カレーか?」 「…今日は違う。魚が安かったから別のものを作る」 「魚かぁ。どんな料理だ?」 「…それは秘密」 まぁ楽しみに待つとするか。 「有希ー、お酢はどこにあるの?」 「…今行く」 じゃあ俺も風呂には入るかな。 「風呂場は玄関の横の扉」 「おう、わかった」 服を脱いで風呂場の扉を開けると 「…凄いな」 六畳はあるのではないかという浴槽があった。 ―情報操作で浴槽の大きさを変化させた。 「うぉ!?長門!?」 ―私は今台所にいる。私の意思及び周りの音を暗号化してあなたに送っている。 本当だ。 耳を澄ますとハルヒと朝比奈さんの声も聞こえてくる。 「テレパシーみたいなもんか?」 ―そう。 「もう本当に何でもありだな…ところで長門」 ―何? 「…風呂のお湯が茶色いんだが」 ―カレールーを入れた。 「いやいやいやいや」 ―これももてなし。 「…もてなしと言えば何でも許されると思うなよ」 ―嫌なの? 「好き好んでカレー風呂に浸かる奴がいたら盛大にけなしてやりたいよ」 ―…酷い シクシク 「入ってんのかよ!?」 ―あなたが入らないと言い張るのなら… ―あれ?長門さんキョン君のお皿の前で何を…って本当に何やってるんですかぁ!? 「待て待て変なことは止めろ!」 ―あれ、有希?何入れようとしてんの? ―涼宮さん!長門さんを止めてくださぁい!! ―ちょっ!有希!やめなさい!作者はそれやって悶絶したのよ!? ―そうですよ!その組み合わせはやってはいけませぇん!! 「本当に何入れようとしてるんだよ!?」 ―…あなたが入ってくれるならこの行為を止める。 「…どっちにしろ嫌なんだが」 まぁ長門とも入ってるみたいだし…得体の知れない料理よりこの風呂の方がマシか? 「わかった!入るから許してくれ!!」 ―……早く …ちくしょう 片足だけ入れてみる…うっわすっげぇチクチクする… げ!今なんか踏んだ!! …溶けきってないカレールーかよ… また泣きたくなってきた…俺この作者のSSで何回泣きそうになってんだ? 「…ほら、全部入ったぞ…」 ―…… 「…長門?」 ―…本当に入るとは思わなかった。 「長門ぉぉ!!騙したのかぁ!?」 ―騙すも何も、私自身は入ったとは一言も言ってない。入っていたのは朝倉涼子。 「あいつこんなのに入っていたのか!?」 ―…情報の伝達に齟齬が発生。「入っていた」ではなく「入れた」。 「無理矢理かよ…とりあえず出るぞ。…うわ…全身がヌルヌルする…」 ―…彼女も同じことを言っていた。 「あいつが暴走したのもわかる気がするよ…それより俺の飯に変なことしてないよな?」 「長門さん?」 ―あの…まぁ…その話はもう…無しにして。 「…入れたのか?」 ―とりあえずあなたは一度体を洗う事を推奨する。…通信状態が悪いのであなたの心との接続を解除する。 「待て!逃げるな!!」 …とりあえず体洗うか… ボディーソープは…無い? あぁ、石鹸か。 「何で石鹸も茶色いんだろうな…」 精神がやられちゃってんのかな? ってか全然泡立たねぇ。 ―…間違えた。それはカレールー。 「…わざとだろ?」 ―…気のせい。こっちを使って。 ボディーソープあるなら初めから置いてくれよ… ―もうすぐ食事の支度ができる。急いで。 「誰のせいでこんなに手間取ったと思っているんだ!」 全身全霊でカレー臭を落としてリビングにいくと、既にテーブルの上には食事の支度が出来ていた。 お、ちらし寿司か。 …だが…まぁ…予想はできてたよ? プレゼントのカレールーのこともあったし。 風呂がカレー風呂にもなってたし。 だから予想はできてたんだよ。 長門がいつものように(´・ω・`)こんな顔してるのも。 古泉が訳も分からずに(´・ω・`)こんな顔してるのも。 ハルヒと朝比奈さんが申し訳なさそうに(´・ω・`)こんな顔してるのも。 …俺のちらし寿司だけ茶色い何かがかかっているのも… 「俺帰る(´・ω・`)」 「ち、ちょっと待ちなさい!キョン!」 「そうですよ!もしかしたら美味しいかもしれませんよ!?」 いくら朝比奈さんの意見とはいえこれは肯定できない。 何がかかっていたかって? カレーだよ。 もう聞かなくていいだろ… 「案外食えるんじゃね?」 とか 「インパクト少ねぇよ」 とか 「ワンパターン」 とか思ったやつ。 今すぐ酢飯にカレーかけて生魚ぶち込んで食ってみろ。 間違いなくトイレ直行だ。 結局俺の分はお払い箱になってしまい、古泉に半分分けてもらって夕飯は終わった。 「…あれ?古泉くんは?」 「あいつなら風呂に行ったぞ」 「あ、そうなんだ」 どうやら俺があがったあと、風呂のお湯は宇宙パワーで元に戻したらしい。 特に疲れた表情もせず古泉が戻ってきた。 「いいお湯でしたよ長門さん。しかし広い湯船をお持ちなんですね。」 「情報操「それ以上は言うな」 「ん?キョン。何の話?」 「な、何でも無いですよ涼宮さん!それよりそんなに広いならみんなで入りませんかぁ?」 「お、それ良いわねみくるちゃん!」 朝比奈さんナイスフォローです。 「…うっかり」 …そうですか。 「さ、有希。行くわよ。」 「コクン」 そう頷いて長門サンタも風呂場へ行った。 やっと静かになったか。 「さて、三人を待っている間何をしましょうか?また、トランプなんかどうです?」 「断る。お前この上なくいじけるじゃねぇか」 「そうですか。いつかリベンジしたいものです」 しかしテレビもない部屋で野郎2人っきりってのもなぁ… 「よし。風呂覗くか」 「…あ、そういう流れですか」 「え?覗かないのか?」 「いや、そうは言って無いですけど…」 「だって同じ学校の女子三人が生まれたまんまの姿でいるんだぞ?」 「…人としてのモラルはどうなるんですか?」 「これで覗きに行かない男がいたらそいつはゲイかホモかマッガー「是非ともご一緒させていただきましょう」 「よし。それでこそ男だ」 「しかしバレたら殺されてしまうんじゃないですか?相手は涼宮さんに長門さんですよ?」 「朝比奈さんもキレたら怖いしなぁ…まぁ、大丈夫だろ。今日の俺に対する一連の不幸を思えば笑って許してくれるはずだ」 「…そういうものですかね」 不安がる古泉をよそ目に脱衣場の扉に手をかける…が 「…あれ?」 「どうかしましたか?」 「体が…動かない…」 「今更になって気後れしたんですか?」 「断じて違う!そう思うならお前が扉開けてみろ!!」 「…あれ…本当ですね…ってかこのままだと二人とも覗こうとしてたのがバレませんか?」 「…俺も今気づいた」 確かに男二人で脱衣場の前でコソコソしてたら覗きをしようとしてるか『禁則事項』をしようとしてるかだな。 「…禁則事項の中身が気になるんですが…」 「表記したら本スレにいられない気がするから黙ってろ…しかし、この状況…どうすりゃいいんだ?」 ふと、後ろに誰かの気配を感じた。 「…やっと帰ってこれた…あら、キョンくん久しぶり。そちらは…機関の人間かな?」 後ろを振り向けないから顔は見えないが…この声は… 「朝倉か!?」 「正解よ。私も何でいきなりこんなところに出たのかわからないんだけど…あ、長門さんから指示がでた…」 「朝倉涼子は消滅したはずじゃないんですか!?」 「知らん!全く状況が読み込めないぞ!」 「へぇ…なるほどね…二人とも、乙女の入浴を覗こうとしたんだ…」 げ!しっかり長門にバレてる! あれ?金縛りがとけた? ってか朝倉の服はなんでボロボロなんだよ!! 「髪もボサボサですね…」 「これから二人にはある所に来てもらうけど、その前に一回お仕置きしといてほしいみたいね」 「お、落ち着け朝倉!ってかフライパンは下手したら死ぬんじゃないのか!?」 「ちょっと落ち着いて話し合いましょう!」 「うん、それ無理☆」 ゴン!!!!!!ゴン!!!!!! 「ふぇ?今何か音がしませんでしたかぁ?」 「…覗きに来たバカ野郎二人に天罰が下った」 「ったくエロキョンが…後でお仕置きが必要なようね!」 「その必要は無い。既に別の所で罰が行われている」 「え?そうなの?」 場所は変わって長門家の隣…カレー研究所。 俺達は覗こうとした罪の償いのため、朝までここで働かなくちゃいけないらしい… ちなみに朝倉はもう俺を襲う必要はないみたいだ。 あったらあったで困るが… 「じゃあ古泉くん。このカレー食べてみて」 「…古泉はさっきのカレーを食べた後いきなり倒れたんだが…」 「あれ?分量間違えたかな?」 「何をいれたんだ」 「それは秘密☆じゃあキョンくん、これ食べて」 「いや…その前に古泉を助けてやれよ…ってかなんでそのカレーそんなに泡立ってるんだ?」 「うーん…私、バックアップだからそういう能力あんまりないのよ…どうしてもっていうならやってみてもいいけど、下手したら植物人間になっちゃうかもよ?」 「それは困る…ほっときゃ治るのか?」 「うん。私の時もそうだったし」 「…体験済みかよ…まぁ大丈夫ならほっとくか」 「じゃあは次そこにある材料混ぜて」 「…ネズミの尻尾なんか何に使うんだ」 「気にしない気にしない。あ、さっきのカレー古泉くんの口に入れといて」 「悪ぃ、既に入れといた。…痙攣してるが大丈夫か?」 「うーん…これならK-32に移行可能ね」 「…本当に何の研究だよ…」 「このまま進めるわよ。これから言うカレールーを調合して古泉くんに食べさせてね。Nの箱のBとAの箱のCとE。それと…市販のこくまろカレーと……」 「…そんなにあるのか?」 「あ、キョンくんにも私が受けた実験のフルコースを予定しているから安心してね」 「え!?何で俺が!?」 「だって長門さんからの指示だから☆」 そう言い終わるや否や口に紫色のカレーを詰め込まれた…… 俺の意識はここで途切れた。 16時間後、古泉はカレーまみれでマンションのエレベーターの中に放置されているところを保護されたという。 俺?気がついたらカレー風呂に突っ込まれてた。 「よい子のみんなは食べ物を粗末にしちゃいけないっさ!カレー風呂なんてもってのほかにょろ!!」 「ねぇねぇお姉さん。どうして涼子ちゃんの服はボロボロだったんだい?」 「それはまた別のお話しっさ!」 「にょろーん」 「朝倉涼子迷走記」に続く。
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SOS団:聖痕のクェイサー 基本実況姿勢 おっぱいが出てきたら「( ゚∀゚)o彡゚ おっぱい!ハラショー!」でおk 用語 クェイサー → 特定元素(分子ではない)を自在に操る能力を持つ人間。しかし、その能力を使うためにはマリアと呼ばれるパートナーの女性から聖乳(ソーマ)を吸わなければならない。 聖乳→女性の胸から出る神秘のエネルギー 感情によって味が変わる。誰からでも摂取できるが処女であるとより良いらしい 階級 クエイサーの強さを図る尺度 六段階あり最低は一で最大は六 とある魔術の禁書目録のレベルのようなもの アトス→サーシャとカーチャ様が入ってる組織(組合?) アデプト 悪いクエイサーの組織(組合?) サーシャの敵がいる アデプト十二使徒 アデプトの精鋭部隊 サルイ・スーの生神女 アデプトが狙ってるものアトスが保護しようとしてるもの なんかすごい 性奴隷 実況における桂木華(CV.日笠陽子)の呼称
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年表 2010年度 10月26日 公認申請 10月31日 学事公認 SOS団@Sophia創立記念日 2011年度 9月4日 夏の音楽祭 3月15日 春の音楽祭 2012年度 9月18日 夏の音楽祭 11月2日 ソフィア祭ステージ公演 3月19日 春の音楽祭 2013年度 4月10日 フレッシュマンウィーク企画 6月22日 6月ダンス発表会 9月18日 夏の音楽祭 SOS団@Sophiaダンス班
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にとろさんですよ。 SOSのマジキチ担当(らしい) 主に一次創作で活動してます オリキャラ充 もそもそ小説とか書いてる人 絵は描けません SOSで色んな(ホモ)写真集めるのが大好きですウフ それ以外にも色々と情報収集みたいなの、楽しいですね
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「その他」 その他諸々。 ☆テスト SOS団早大支部 学期末試験 (2009.9.10 実施) ダウンロード→ ちりけん!~第1回SOS地理力検定~ (2009.10.3 実施) ダウンロード→ ☆SOS団早大支部公式テーマ 「SOSの挽歌」(作詞:K1) 1. 見える光全部消して歩くぜ ゴミみてぇな野郎どもいやむしろただのゴミもすぐにダストシュート そうさ俺はエコロジー 一般常識って何? 俺の中じゃ漫画で得た知識も小説で得た知識も同列 そうさ俺は一般人 ※ SOS!SOS!SOS!(気安く呼ぶんじゃねー!!) SOS!SOS!SOS!(正式名称で呼べ!!) インカレなところが魅力さ SOS!SOS!SOS!(オタサーじゃねーんだぜ!!) SOS!SOS!SOS!(俺達オールラウンド!!) ただのコスプレ集団さ SOS!SOS!SOS!(自演乙って言われると燃えるぜ!!) SOS!SOS!SOS!(Fuck me if you can!!いやすいません嘘です調子こきました) DQNが4割占めてるのさ ※をあと2回リピート(気分が乗ったら4回リピートしても可) ☆やっちゃたぜ☆ http //www.nicovideo.jp/watch/sm6373982
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(数字で見るSOS団を先に読んでおいた方が色々楽かもしれません) 「数字でみるSOS団~!」 古泉の威勢のいい掛け声と、 「いぇーい!」 ハルヒのはしゃぐ声で、ハルヒ的には一回目、俺達的には二回目の数字で暴露する会が始まった。この前のやつから、俺とハルヒは相思相愛………一般的に言えば、付き合っている、『恋人』という関係だ。あの時は参ったぜ。長門の暴露からの俺の鈍感を指摘し、告白を促すような言動により、後押しされるとはな。 あの後の古泉から貰った地図によるお陰で、家に辿り着く事は出来ても、その場になって、どう告白するかさえ、全く、全くもって、ミジンコ程も考えていなかったからな。 過去の俺と話が出来たら、今のこの現状を言っても、信じられんだろう。 まあ、何せ、俺は『俺』と話などしていないしな。 「涼宮さんの205!」 古泉の声と共に、ハルヒがこっちを見てくる。何だその目は。 「え~、そうですね」 だからなんだその目は。 「折角だから、あなたにこれを読み上げて貰いましょうか」 は?古泉、お前何を……。 俺は手渡された紙に書かれた文字を読み上げる。 「前、休んだ時に見た、夢の合計……?」 何を書いているんだこいつは。夢の合計?全部?悪夢もか? 「おいハルヒ」 「何よ」 「『何よ』じゃねぇ、何だこれは」 ハルヒは俺を睨みつつ、 「あんたそんなことも分らないの?夢よ夢、全部よ」 溜息をついている。 まあいい。古泉、次だ。 「お恥ずかしい限りですが、今回はもうありません」 は? 「ですから、もうデータが無いのです」 お前何で仕込んでないんだ? 「いえ、数日前に予行演習をしたので………。 なので、これからはお二人でお楽しみ下さい。あなたの家か、涼宮さんの家かで」 マジか。 唐突に終わり。
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ナースエンジェルりりかSOS キャラクター コメント 少女漫画雑誌『りぼん』1995年1月号から1996年6月号まで連載されていた秋元康原作、池野恋作画の漫画。またそれを原作とした1995年7月7日から1996年3月29日までテレビ東京系列で放送していたテレビアニメ。 キャラクター ハピナスorタブンネ:森谷りりか 性格ようき ルカリオ:宇崎星夜 エルレイド:加納望 ブラッキー:水原花林 某四天王から ミミロップ:風見杏奈 ユキメノコ:桑野みゆき オオタチ:鈴木栄子 クチート:鈴木美子 ベイリーフ:森谷一等 植物園の研究員なので草タイプ チコリータ:森谷賞 ハハコモリ:森谷まどか ミノマダム:森谷くるみ ガーディ:ハーブ ポリゴン2:宇崎宙 ガルーラ:宇崎裕子 ローブシン:赤瀬川 サマヨール:西所沢 ゴーリキー:山崎 色違いハピナスor色違いタブンネ:ヘレナ王女 性格おだやか ラッキー:ミミナ王女 性格ようき セレビィ:マルル エンペルトorコロトック:シオン 執事っぽいイメージ ダークライ:ブロス マニューラ:デューイ ゾロアーク:ケトー スワンナ:ナースエンジェルピュアホワイト コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る サンムーン アママイコ:りりか ニャヒート:星夜 フクスロー:望 -- (ユリス) 2018-03-03 09 52 56 ↓追加しました。 -- (フック金田) 2012-10-20 20 40 07 草案 キャラクター ハピナスorタブンネ:森谷りりか 性格ようき ルカリオ:宇崎星夜 エルレイド:加納望 ブラッキー:水原花林 某四天王から ミミロップ:風見杏奈 ユキメノコ:桑野みゆき オオタチ:鈴木栄子 クチート:鈴木美子 ベイリーフ:森谷一等 植物園の研究員なので草タイプ チコリータ:森谷賞 ハハコモリ:森谷まどか ミノマダム:森谷くるみ ポリゴン2:宇崎宙 ガルーラ:宇崎裕子 ローブシン:赤瀬川 サマヨール:西所沢 ゴーリキー:山崎 色違いハピナスor色違いタブンネ:ヘレナ王女 性格おだやか ラッキー:ミミナ王女 性格ようき セレビィ:マルル エンペルトorコロトック:シオン 執事っぽいイメージ ダークライ:ブロス マニューラ:デューイ ゾロアーク:ケトー スワンナ:ナースエンジェルピュアホワイト -- (ユリス) 2012-10-20 14 26 19
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ある日のSOS団 外は木枯らしが絶え間無く吹いている。もう春一番と呼ぶべきだろうか。 今日も今日とてSOS団は文芸部部室を占拠し、勝手気ままな放課後を過ごしている。 俺と古泉は久方ぶりにオセロを嗜み、長門はいつものように読書を楽しみ、朝比奈さんは掃除に勤しんでいる。 ハルヒ? マウスクリックの音なんかが真横から聞こえるから、ネットサーフィン(死語)でもやってんじゃないか? 「ツンデレってご存じですか?」 黒をおきながら古泉が言った。 「ああ。流行ってるらしいな。いまじゃ猫も杓子もツンデレだな」 「どうしても素直に好意を表すことができないとか、口ではきついこといっても、なんだかんだと世話を焼いてくれるとか、さまざまなツンデレがいますね」 「そうだな。……んで、それがどうかしたのか?」 「大したことではないのですが……」 「言えよ」 「ご自分がツンデレじゃないかと思ったことは?」 「ねえよ」 「即答ですか……」 「心当たりがないからな」 「そうですか」 古泉は苦笑しつつ言った。 勝利後のお茶は格別うまい。 掃除を終えた朝比奈さんが、白いゴミ袋を重そうに持ち上げようとしている姿が、俺の視界に入った。 ここは雑用係としての出番だね。俺は立ち上がり、朝比奈さんに声をかけた。 「それ、重そうですね。手伝いますよ」 「いいんですか?助かりますぅ」 ゴミ袋は4つもあった。そういえば節分イベントでいろいろ作ったよな。その時のゴミかね。 俺が持てたのは3つまでだった。1つを朝比奈さんが持ち上げる。 部室を出て、部室棟の奥にあるゴミ捨て場に向かう。 廊下の空気は冷えきっていて、吐く息も白い。まだまだ春は遠いね。 普通ならこんな日にごみ捨てなんて願い下げだでも、隣に朝比奈さんがいるとなると話は違うね。 「涼宮さんって、随分丸くなりましたよねえ」 「そう見えますけど、油断はできませんね」 「え~そうかなぁ。でも、キョン君のおかげかなぁ……やっぱり」 「俺はなにもしてませんよ」 「何もしなくても、キョン君が隣にいるからいいんですよ、きっと」 「………………」 「だって、涼宮さんだって女の子だから」 「………………」 「あれ?あたし、なんか気に障るようなこといいました?」 「いえ……ただちょっと自己嫌悪に陥っただけです」 「?」 廊下の突き当たりに扉があり、その向こうがゴミ捨て場だ。意を決して扉をあける。強い風が吹き抜ける。 かなり強い風に朝比奈さんはスカートを気にしているが、そのしぐさがたまりません。 ハルヒならスカートが多少めくれようがまるで気にしないだろう。しかし、女性には恥じらいを求めたいね。そう思わないか? 「俺が捨てて来ますよ」 俺は大急ぎでゴミを捨てて、廊下に戻った。 「最近、ちょっと涼宮さんがうらやましいなって」 「え?」 「いつも気にかけて心配してくれる人が隣にいるからですよ」 「そうでしたっけ?」 テレ隠しが下手ですねなどと朝比奈さんが言ったような気がするが、聞こえない、聞こえない。 部室に戻れば、ハルヒは上機嫌で笑顔を浮かべていた。 「1時間3000円でもいいってのよ!いいチャンスだわ」 なんのことやらさっぱりだ。話を総合すると、写真部がモデルを探していて、朝比奈さんに白羽の矢が立ったということらしいが。 「……古泉も行くのか」 古泉は笑顔を浮かべつつ、頷いた。レフ版を小わきに抱えてるのは何故だ? おまけにハルヒもデジカメを手にしている。結局何をしにいくのだ? そんな俺の疑問をハルヒは一蹴した。 「馬鹿ねえ。メイキングよメイキング。ホームページに乗せてアクセス数増加を狙うのよ。一石二鳥でしょう?」 「わけわからん」 「あんたは留守番ね。あんたがいたら、みくるちゃんの大胆ショット撮れないもんね」 「おいおい、高校の写真部がそんなことはしねえだろう」 「わかんないわよ。写真は芸術よ。芸術のためなら脱ぐのがモデルよ」 朝比奈さんは首をすくめ、ふるふると震えている。まさにおびえる小動物だ。 俺はため息をついて、ハルヒの両肩に手を置いた。 「な、なによ」ハルヒの瞳がくるくると動く。珍しく戸惑っているように見えるが、どうしたのだろう。 「可哀想だろ、朝比奈さん。みろ、すっかりおびえちまってる」 ハルヒは視線をそらし、唇を尖らせたまま何も言わない。 「あんまり無茶なことさせんな。脱ぐならおまえが脱げ。判ったか?」 ハルヒは不服そうな表情を浮かべ、まるで俺を射貫くような視線を向けた。 「離しなさいよ」 「分かったのか?」 「……離しなさい」 俺はハルヒの肩に手を置いているだけで、つかんじゃいないんだがな。 肩に置いた手を放すと、ハルヒはしかめつらのまま叫ぶように言った。 「こんなやつほっといて、みくるちゃん、古泉くん、いきましょう」 「くれぐれも朝比奈さんに無理させんなよ」 ハルヒの背中に声をかけたが、返事は扉の閉まる音だった。 部室には、俺と長門が取り残された。 長門はいつもの場所で静かに本を読んでいたが、ハルヒ達がいなくなると顔を上げた。 「……彼女をあまり刺激しないで」 「暴走しかねないしな。しょうがないだろう?」 「大局的に見れば、現在は涼宮ハルヒが新たな世界を創造する可能性は低い」 「だったらなおさら問題ないだろう」 「でもそれは微妙なバランスあってのこと。バランスが崩れれば、可能性は高まる」 「そういってもな」 「あなたは鍵。それを忘れないで」 「分かってるよ。あいつがいいというまで付き合ってやるって。 あいつは下手すりゃ自滅しかねないが、そんなところは見たくないよな。 世界うんぬんは実感わかねえが、あいつがちゃんと一人でやってけるようにはしてやんねえとな。 いつまでも一緒って訳にはいかねえだろうけどな」 長門はビー玉より無機質に見える瞳を、俺に向けたままつぶやくように言う。 「ウソ」 「え?」 「あなたは彼女とずっと一緒にいたいと思っている」 「そんなこと、分かるのか」 長門は頷くだけだった。 「……ハルヒには内緒にしといてくれよな」 「なぜ」 「甘やかすとつけあがりそうだから」 「…らましい」 「ん?」 「うらやましい」 「何がだ?」 「涼宮ハルヒ」 長門はそれだけ言うと読書に戻った。 俺は胸の中にもやもやしたものを感じながら、窓の外を眺めるほかなかった。 下校時間ぎりぎりに部室に戻って来たハルヒは非常に上機嫌だった。 朝比奈さんは精神的に疲れ切った様子だった。ハルヒがまた無茶な注文をつけたのかと思ったが、そうではないらしい。 「いえ、慣れないポーズとか取ったりしてたもんで」 そう朝比奈さんが言えば、古泉もこんなことを言う。 「そうですね。思ったより本格的でしたからね……注文も厳しくて」 「あれぐらい、当然じゃない?」とハルヒ。 その程度の話しか聞けず、詳細はよくわからないままだ。 どたばたと帰り支度を整え、校門を抜けるまで忙しかったからな。 最近調子が狂うことに、隊列の順番が変わっている。 先頭は長門なのは変わらないのだが、朝比奈さんと古泉がその次歩いていて、俺とハルヒが殿をつとめるという形になっている。 年が明けて新学期が始まったらこうなってたような気もするが、はっきり覚えていない。 「で、結局なにがどうだったんだ?」 俺は隣を歩くハルヒに話しかけた。 「みくるちゃんのこと?うまくいったわよ」 「それは分かったが、話の発端が知りたい」 「写真部がなんかコンクールに出品したいらしくて、モデルを探してたのよ。そんでうちのみくるちゃんに白羽の矢が立ったって訳」 「そういうことか」 「1時間3000円ってことでね。4時間分払ってもらったの。いい臨時収入になったわ」 「4時間もか」 「そう。今週いっぱい夕方一時間づつ。これで当面の活動費用が稼げたわ」 「なんの活動費用だか」 「不思議探索に決まってんじゃないのよ」 「金使ってねえだろう」 「ばーか。春には遠征とかしたいじゃない。そのための費用に充てるのよ」 「へえ、どこか行く当てでもあんのか?」 「古泉くんに探してもらうわよ」 「そうか」 「なによ、なんか不満?」 「いや、別に」 「まさかあたしと二人で遠征したいなんて、乙女チックなこと考えてんじゃないでしょうねえ?」 「それのどこが乙女チックだ」 「満点の星の下で寄り添う二人なんてのは、妄想の中だけにしといてよね」 「いまの季節じゃ、寒くてそれどころじゃないだろうが。凍死するぜ」 「だから寄り添うんでしょ?」 「それで済むか? そもそも季節関係ないんじゃねえのか?」 「やらしい。さすが絶賛思春期中なだけあるわね」 「おまえが振ってきたんだろうが」 「人のせいにするわけぇ?」 「……どこか行きたいところでもあるのか?」 「別にぃ」ハルヒは俺の目をのぞき込むようにしながら言う。「まああんたがどうしても行きたいところあるんなら、考慮してやってもいいけどね」 「春スキーなんてどうだ?」 「それって、二人でってこと?それともみんなでってこと?」 「………」 「うわ、やだ、返事できないってどういうことよ、それ」 満面の笑顔で嫌みったらしいことを言うハルヒが信じられないね、俺は。 くだらない会話をしているうちに解散地点に着いた。 みなさよならを言って、バラバラに帰っていくのだが、何故かハルヒはぐずぐずとその場にとどまっている。 真っ先に振り返らずに帰っていくのが常だったのに、どうした風の吹き回しかね。 「どうした?」 「なんでもないわよ」 最近は夕方という時間が少しだけ戻ってきているね。 それでもオレンジ色に染まった空は、一瞬の出来事で、急速に夜は足早に訪れる。夜はすぐそこにいる。 ハルヒは、なにかを言いたそうな顔をしているが、なにも言わない。ただぐずぐずしているだけだ。なにを言いたいのか、見当もつかないね。ま、小腹も空いたことだし、もうちょっと付き合ってやっても罰はあたらないだろうさ。 「ドーナツでも食って行くか?」 普通に話しかけたつもりだったんだがな、ハルヒにはうまく聞こえなかったようだ。 「え? なに?」 「ドーナツでも食って行くか?って言ったんだ」 ハルヒのはにかんだ笑顔なんて見るのは、始めてかもしれない。 「しょうがないわね、付き合ってあげるわ」 「無理にとは言ってねえぞ」 「ま、もてない団員のケアも団長の責務だしね。付き合ってあげるって」 ハルヒは、満面に笑顔を浮かべながら言う。 「ったく、いい気なもんだな」 「いい気になってんのはキョンのほうでしょ、あたしは団長として団員に優しく接するように心掛けてるだけだもん」 「はいはい」 ハルヒは、まるで跳ねるかのように歩きだす。 かすかに残る夕暮れの光に照らされたハルヒの笑顔に、胸が締め付けられるような感覚を覚えて仕方がない。 まったく俺はどうしちまったんだろうね。困ったもんだ。 終わり