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登録日:2019/05/24 Fri 20 52 58 更新日:2024/04/04 Thu 09 34 29NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 SCP SCP Foundation SCP-1441 SCP財団 Safe なぜベストを尽くしたのか なぜ作った オーバーテクノロジー ペーパータオル 人類の叡智の結晶 何、この…何? 壮大に何も始まらない 夢の技術 強固な意思 技術の無駄遣い 核融合 無駄に洗練された無駄の無い無駄な技術 発想の勝利 財団の敗北 超技術の不法投棄 諸君、我々は敗北した。 SCP-1441は、シェアード・ワールドSCP Foundationに登場するオブジェクト (SCiP) である。 オブジェクトクラスはSafe。 概要 まず特別収容プロトコルだが、SCP-1441およびSCP-1441-01は、使用時以外は鉛の内張りを施したケースに個別に収納し、コンビネーションロックを用いて施錠した上で、保安収容施設に保管されている。 主な収容手順はこれだけで、Safeクラスだけあり非常にシンプル。 こいつが何かというと、自動式のペーパータオルディスペンサー(デパートや飲食店のトイレの手洗い場にある、引っ張って紙タオルを出すやつ)である。 構造はTowel-Maticの名称で知られるペーパータオルディスペンサーに酷似しているが、印字されている商品名はCONVENITOWELとなっており、通常ならば4本の単一乾電池が収められるはずの箇所には規格外のパワーセルが収納されている。 これがSCP-1441-01である。 このSCP-1441-01の側面には商品名と製造者名が表示されており、それによればSCP-1441-01の名称は「PHAETON POWER CELL」製造者は「Ingenitech」となっており、財団が調査したところIngenitechはオハイオ州シンシナティを拠点とするソフトウェア開発企業の社名であることが判明したが、同企業の関係者の中にSCP-1441-01のことを知る者は存在せず、PHAETONという名称やパワーセルに関する記録も発見されなかった。 このため財団は「偶然社名が一致しただけっぽい」と考えた。またCONVENITOWELという名称も、過去一度も商標登録された形跡は確認されなかった。結局のところSCP-1441-01の製造元は不明という事になる。 SCP-1441の異常性の主はSCP-1441-01である。 このSCP-1441-01は各辺が50mmの長さを持つ立方体の形状をしており、質量は500g。主な材質は鉄とパラジウムの合金であり、完全に既存の素材で作られている。 そして財団が分析を進めた結果、なんとこのSCP-1441-01は小規模な常温核融合によって発電を行っていることが判明。 まさかの夢の技術の具現化である。 またSCP-1441-01の底面には蓋があり、これを開けて観察した結果、内部は普通の水で満たされていることが確認された。 ……うん、普通の水。 よく現実でも常温核融合実験に使われる重水ですらない、ただの水である。 なぜこれで常温核融合なんてものが起こせるのか不明であり、「現在の科学では再現不可能ななんかすごい超技術の産物なんじゃね?」と考えた財団は試しにSCP-1441-01と全く同じ素材で複製品を作ってみたところ…… SCP-1441本体の起動に成功。 ……うん、成功してしまった。 ただの水を燃料にした手のひらサイズの常温核融合炉を造れてしまった。 超高度な技術の結晶であることは確かだが、既存の物理法則から逸脱している点が全く見られず、財団の技術で解析したら再現できてしまったのだ。 これに気を良くした財団は「Explainedクラスに認定できるぐらい完全に解析して人類の発展に役立てようぜ!」とSCP-1441を対象とした-EX試験プログラムの実施を決定。 特別収容プロトコルにもプログラム参加者以外の職員はいかなる場合でもSCP-1441使用許可を得ることはできない旨が書き加えられた。 しかしさすがにそこまで上手くいかず、SCP-1441本体側のパワーセル接続部の複製実験が17回連続で失敗。 パワーセルはコピーできたのに、本体側はそう簡単にはいかなかったために-EX試験プログラムは一時中止。 特異的な現象が発生している可能性を考慮し、さらなる分析と実験が重ねられた。 そしてある日、SCP-1441のパワーセル接続部の複製品をSCP-1441ではない、通常のTowel-Maticのペーパータオルディスペンサーに取り付けてこれにSCP-1441-01を接続する実験を行ったところ、ペーパータオルディスペンサーの起動に見事成功。 SCP-1441-01オリジナルと複製品のいずれもが正常に電力を供給していることが確認された。 この結果から「夢が広がりんぐ!」と気分高揚した財団はSCP-1441-01の複製を様々な機械類に接続して動力源として使用する実験を行った。 そしてその結果が以下である。 #1 Towel-Maticペーパータオルディスペンサー 成功 #2 ブルーレイディスクプレーヤー 失敗 #3 プリンター 失敗 #4 洗濯機 失敗 #5 Macbook Air 失敗 #6 Zune MP3プレーヤー 失敗 #7 60ワット電球 失敗 #8 モーター 失敗 #9 ペーパータオルのロールを回転させる装置に接続したモーター 成功 #10 ペーパータオルのロールを回転させる装置と60ワット電球に接続したモーター 失敗 #11 ペーパータオルの排出だけを行うように改造したプリンター 成功 #12 ハンドドライヤー 失敗 ……ここまで来ると当然財団も気付いた。 「こいつペーパータオルに関する装置以外で動きやがらねえ!」 しかも#9と#10を見る限り、ペーパータオルに関わっていても他の用途があると起動してくれない。 この場合モーターを同時に電球に繋げたら起動しなかった。なんだこれ。 「ペーパータオルって手を拭くものだよな」と考えてか#12で手を乾かす装置であるハンドドライヤーに接続してみたようだがあえなく失敗。 そこで財団は「だったらペーパータオルディスペンサー側を改造してやらあ!」という発想で反撃に出る。結果…… #13 Towel-maticペーパータオルディスペンサーを改造し、MP3の再生機能を追加したもの 失敗 ………… ………… 勝てませんでした。 元がペーパータオルディスペンサーであっても余計な機能がついていると機能しないらしい。 よって財団はこう結論付けた。 『SCP-1441-01及びその複製品は、ペーパータオルディスペンサーとしての機能だけを有する装置に接続した場合のみ正常に作動するという異常性である』と。 常温核融合もパワーセルも異常でもなんでもない現在の科学技術で再現可能な代物であり、「何故かそれがペーパータオルディスペンサー以外で起動しなくなる」という部分だけが異常なのだ。なんだこれ。 この結果を受け、-EX試験プログラムは正式に中止。SCP-1441に関する実験も全て終了。「ペーパータオル以外には使わせねえ」というSCP-1441-01の強固な意思の前に財団は敗北したのだった……。 なお、これ以降特別収容プロトコルは「SCP-1441とSCP-1441-01はセクター17の523番ロッカーに入れとくから適当に使ってね。ペーパータオル2ロールも合わせて保管してあるから、ペーパータオルを使い切っちゃったら新品を補充しといて。メーカーとかブランドはどうでもいいから」に改められたのであった。 SCP-1441 常温核融合駆動型ペーパータオルディスペンサー 追記・修正は常温核融合でペーパータオルを排出してからお願いします。 CC BY-SA 3.0に基づく表示 SCP-1441 - 常温核融合駆動型ペーパータオルディスペンサー by Freudian http //www.scp-wiki.net/scp-1441 http //ja.scp-wiki.net/scp-1441 この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス』に従います。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] なんだこれ -- 名無しさん (2019-05-24 20 58 51) なんだこれ -- 名無しさん (2019-05-24 21 20 53) なんだこれ -- 名無しさん (2019-05-24 21 30 32) なんだこれ -- 名無しさん (2019-05-24 21 35 06) なんだこれ -- 名無しさん (2019-05-24 21 49 24) 敗北ってそっちかよ!!!なんだこれ -- 名無しさん (2019-05-24 21 56 05) コンビネーションロック…ダイヤル錠 ペーパータオルディスペンサー…トイレとかにある紙タオルを保持する器具 -- 名無しさん (2019-05-24 22 08 22) お前ここで「諸君、我々は敗北した」を持ってくるか…。財団は所詮、ペーパータオルの敗北者じゃけぇ… -- 名無しさん (2019-05-24 22 46 53) ↑違うんだったらペーパータオル以外出してみろー(GMKS) -- 名無しさん (2019-05-24 23 16 45) シュールすぎて笑うわ -- 名無しさん (2019-05-24 23 43 07) 「ペーパータオルの排出だけを行うように改造したプリンター」って何だよ… -- 名無しさん (2019-05-24 23 57 08) 印刷機構を全部外して紙送りしかできないようにしたとか…? -- 名無しさん (2019-05-25 06 17 04) 財団が敗北したのではない、ペーパータオルが勝利したのだ -- 名無しさん (2019-05-25 15 15 38) な ん な ん す か こ れ -- 名無しさん (2019-05-25 19 17 39) なまじ起動以外の全てが再現できているせいで腹立たしさ倍増だな -- 名無しさん (2019-05-28 11 29 56) ペーパータオルだけ出てくるプリンターだのMP3再生機能付きディスペンサーだのを大真面目に作る財団に笑う -- 名無しさん (2019-05-29 22 30 27) 誰かオカ連…はぶっ壊されるから旧蒐集院辺りの術師に見せてやってー!多分オカルト的な要素絡んでるから! -- 名無しさん (2019-05-29 22 41 17) 今気づいたけどPHAETONってあれだよな、アポロンの息子で、とーちゃんが毎日馬車で太陽曳いてるの裏山で真似したら焼けて墜落しちゃった子。 -- 名無しさん (2019-07-21 07 49 48) なんだこれ -- 名無しさん (2019-08-27 23 28 16) ↑2 俺が読んだのだと馬車が暴走して地上を火の海にしかける→それを見たゼウスが雷で撃墜→死亡だったような… -- 名無しさん (2019-09-06 13 07 23) 掌サイズの核融合炉を複製できた時O5のテンション上がりっぷりと、その後の落胆を想像すると笑えるやら哀しいやら -- 名無しさん (2019-12-28 00 30 36) コスト段違いだろうし効率が劣悪でもペーパータオルを利用する形での発電方法を考えれば…と思ったが財団的には普通の核融合は別段珍しくないのかな -- 名無しさん (2019-12-29 03 12 48) タグの勢いで察してたが、まさかここまで壮大に何も始まらないとは… -- 名無しさん (2020-01-09 11 27 28) ペーパータオルに敗北する財団w -- 名無しさん (2020-03-14 14 39 13) ここまでどうでもいいSCP初めて見たwなんだこれ -- 名無しさん (2020-05-04 15 41 37) ↑4 出力したペーパータオルで発電してるのバレた瞬間に止まりそう -- 名無しさん (2020-05-04 21 04 14) ペーパータオルのアノマリーが生まれたら大変なことになりそう -- 名無しさん (2020-07-17 14 01 48) ふふふってなったw -- 名無しさん (2020-07-30 02 00 20) 何この・・・何? -- 名無しさん (2020-08-23 12 36 49) なんていうか…うん。ジョークオブジェクト一歩手前な雰囲気あるよねw -- 名無しさん (2020-11-25 07 34 50) ごれがシリアスな笑いってやつかw -- 名無しさん (2021-04-11 06 39 28) これどちらかと言うと「ペーパータオルディスペンサーに接続した時だけ核エネルギー源になる電池の作り方」がオブジェクトなんじゃ… -- 名無しさん (2021-08-18 05 51 56) ペーパータオルという概念を物品に付与すれば…… -- 名無しさん (2021-09-23 21 47 42) 出てきたペーパータオルで紙飛行機折ったりするのはセーフなのだろうか -- 名無しさん (2022-01-09 18 59 01) ↑17、↑15 あー、PHAETONってつまりダメな(使えない)太陽って感じか。核融合と太陽でかけてるのね… -- 名無しさん (2022-01-09 19 15 58) とんでもない技術でここまでできることが限られるなんて… -- 名無しさん (2022-07-23 23 17 57) なんだこれ -- 名無しさん (2023-03-14 16 12 15) なんだこれ -- 名無しさん (2023-10-17 16 12 36) SCP-2973-JPに通じるものを感じる -- 名無しさん (2023-10-19 00 27 39) どうせ何かあるんだろ!?と思って身構えてたけど何もなかったときの脱力感が… -- 名無しさん (2024-02-21 19 59 51) 財団が真面目に検証して負けるの好き -- 名無しさん (2024-03-17 00 24 45) このナンセンスな感じが好き -- 名無しさん (2024-04-04 09 34 29) 名前 コメント
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登録日:2020/04/01 Wed 21 37 24 更新日:2022/01/10 Mon 22 45 55NEW! 所要時間:約 8分で読めます ▽タグ一覧 Euclid SCP SCP Foundation SCP-1864 djkaktus パン・ハン 島 異次元 記憶改変 深淵から引き揚げられたのは、楽園へと導く救世主か、それとも邪なる嘘つきか、或いは両方か。 SCP-1864はシェアード・ワールドSCP Foundationに登場するオブジェクト(SCiP)の一つである。 オブジェクトクラスはEuclid。 項目名は『The Lonely Liar (孤独な嘘つき)』。 概要 SCP-1864は、カナダ北東部のハドソン湾から南西およそ80km地点にある島である。この島内部の施設と異常存在を含めた、言わば場所系オブジェクト。 この島全体をSCP-1864-アルファと呼称する。 現在、SCP-1864-アルファの上には、観測用サイト-1864が建造されており、後述のSCP-1864-アルファ具現化イベントの間、その島に在中する職員の拠点として使用される。 収容プロトコルは、周囲の船舶が5㎞以内に近付いた場合は追い払うというシンプルなもの。また、イベント中はSCP-1864-アルファ及びSCP-1864内の施設を捜索し、内部でSCP-1864-3なる実体と遭遇した場合、直ぐに排除する。 説明 異常性は以下の通り この島(SCP-1864-アルファ)全体が、新月の時だけでしか島に近付けず、イベント発生中は、如何なる場合においても島から出ることが出来ない。新月以外の時期に島に向かっても、絶対に辿り着けない(新月以外に島から出ようとした職員全員が失敗し、島に逆戻りすることになった)。 SCP-1864自体は、SCP-1864-アルファ中心に存在する建築物、その内部の空間異常である。内部は第一次大戦時代の病院に見えるが、既存の物ではない兵器や機器が現存している。 内部は迷宮になっており、明らかに島の大きさよりもデカく、迷宮の中央部には、凡そ直径65㎝、深さ約120mのプールがある。なお、プールの水は"その先の部屋"に侵入出来ない。 プールのすぐ側にSCP-1864-1が存在している。クラスII疑人型実体であり、立ち上がると頭と胴体だけで4.3mの身長を誇り、人間の顔に目が4つ追加されている。SCP-1864-1の細長い胴体は下の床へ繋がっており、また1本の伸縮する腕のような外肢が背中の中心につながっている中々強烈な外見だ........。 自身をかつて島の病院(SCP-1864)に勤めていた研究者、ハインリッヒ・ボフ博士と名乗っている(以降、ボフ博士と呼称)。外見に反して、財団職員には非常に友好的だが、後述のSCP-1864-2とSCP-1864-3に対しては非常に敵対的である。 SCP-1864-2はプールの奥底の鉄格子に存在する人型実体。身長130㎝の小さな実体がプールの底の四角い部屋に閉じ込められている。 ボフ博士曰く、自身をパン・ハンと名乗っており、目を合わせるだけでどんな病や怪我も治癒させる能力を持つ。とある海域で漁師たちが網に引っ掛かっているのを発見したらしい。 自身を神の使いと称し、世界平和のため遣わされたと証言していたが、実際は"全く別のことをしでかそう"としたらしい。 ボフ博士はパン・ハンの目を縫い合わせることで力を封じた。加えて水に包まれると弱体化するらしく、ボフ博士お手製の牢獄によって幽閉されてる。 SCP-1864-3はSCP-1864全体に無数に出現する、クラスIV非人型実体。財団世界ではよくあることだが、カメラなどの機材では確認することが出来ず、明確な姿に至っては、視認してきた対象の記憶を改変して証言出来ないようにする特性をもつ。 実は、かつての島の研究者たちやボフ博士の家族の成れの果て。パン・ハンによって異常存在へと姿を変えられてしまい、全員が中央のプールに集まろうと行動し、パン・ハンを解放しようとする。このSCP-1864-3達を操ることで、パン・ハンは牢獄から抜け出そうとしている。 包括的なSCP-1864-1のインタビュー(抜粋) インタビュアー エージェント・アーネル・トラン インタビュー対象 SCP-1864-1 通訳者 エージェント・トレバー・ウィルソン トラン (省略)この場所が何であるのか教えてもらえますか? SCP-1864-1 *沈黙* これは答えにくい問題のようだな。表向きは、ここは宇宙ポケット内部にある迷宮だ。しかしこれは君たちが興味を持つことではないだろうな。 トラン この異常性の起源は何ですか? SCP-1864-1 それも答えにくい。こう言うのは簡単だ。何か奇妙なものを見つけた鉱業コロニー、岩の中にではなく、奥の部屋の中に。 トラン その後の施設の目的は何ですか? SCP-1864-1 *沈黙* トラン SCP-1864-1? SCP-1864-1 その頃は多くの奇妙な出来事があった、エージェントよ。奇妙な時間だ。世界は変化していて、私たちが十分速く変化することが出来ないことをカイザルは恐れていた。 トラン つまりその頃は軍事施設でしか?第一次世界大戦の間? SCP-1864-1 違う。私たちは決して軍ではなかった、エージェントよ。私たちは常に科学者であった。私たちは神と化学に献身していた。私たちが到着しとき、この異常性は第一の目的であった、そう、しかし、その次に来たものに比べれば2番目であった。 元々この島自体はパン・ハンとは何の関係もなかった。世界大戦が勃発し、研究者たちはSCP-1864-アルファを初めとした様々な異常存在などを今後の発展や戦争への対抗策に使用しようとしていた。そんな中、ヤツはやってきた........ トラン …それは一体? SCP-1864-1 あぁ… *首を伸ばす* 孤独な嘘つき。小さなパン・ハン トラン パン・ハンは誰でしたか? SCP-1864-1 でした?違う、エージェントよ。パン・ハンは過去ではない。パン・ハンはいる。パン・ハンは私たちに嘘をついた、物語を話し、私たちに虚偽を信じ込ませた。忌々しい小さなパン・ハン、彼は- *声は途切れる* トラン 何か悪いことでも? SCP-1864-1 コロニーのための漁船が、網の中に小さなパン・ハンを見つけ、海から彼を引きずり出した。病気がちな小さな少年、しかし輝かしさがあった。彼を見つめた者は病気にならなかった。病気があり彼を見つめた者は癒された。毒が、エージェントよ、国の敵が私たちを破壊し、戦争させていた。私たちは救いを見た。 トラン この施設と、そしてあなた達に何が起こったのですか? SCP-1864-1 小さなパン・ハンは彼は神によって送り出されたと私たちに話した。永遠の平和の使者として、疫病を終わらせるために。間違いを犯してはならない、エージェントよ、疑わなかった者はない、私自身も含めて。しかし証拠は…驚異的であった。 トラン この施設、あるいはあなた達に起こったことの説明になっていません。 SCP-1864-1 *歌うような声で答え始める* 小さなパン・ハン、孤独な嘘つき。彼が私たちに嘘をついたとき、私たちは彼を箱に入れ、穴の中に箱を捨てた。穴の中から私たちに届くことがない、パン・ハンよ、お前の病的な目は縫われてしまえば私たちを見ることができない。 トラン 理解できません、SCP-1864-1。それで- SCP-1864-1 水がパン・ハンを静かにさせる、彼をしまったままにする。パン・ハンはある夜目覚め…違った。そして空気に変化があった。彼らの残りは…怒っていた。私よりも怒っていた。 トラン あなたは私たちが見たSCP-1864-3実体のことを- SCP-1864-1 私の友人、私の家族、全てだ。パン・ハンが私にしたことは無だった。私は依然として人間であるが、失った人間だ。残りの者は、君たちは言うことさえできない。私は彼を箱に入れ、彼の病的な小さな目を縫い合わせ、そして箱を閉じた。私はいまだに叫び声を思い出すことが出来る。まるで… *声は途切れる* トラン SCP-1864-3実体はどういうことですか? SCP-1864-1 彼らはただパン・ハンを彼らとともに闇の中へ引き込もうとしているにすぎない、エージェントよ。私は彼らが格子を開けないようにしなければならない。彼らは上の世界を覚えていないが、私は覚えている。パン・ハンはそれを消費するだろう、彼が私たちを消費したように。 トラン それではつまり、パン・ハンとは、一体何なのですか? 30秒間の沈黙。この間、SCP-1864-1はその肢をプールへと伸ばし、中へ消えるまで伸ばし続けた。SCP-1864-1は水を見ている。 SCP-1864-1 私たちが海の中から引っ張り上げた腐敗した何かだ。永遠に闇の中にいるべき何かだ。 彼がなぜ嘘をついたのか、その嘘とはなんだったのか。一体どのタイミングで嘘に気づいたのか........正確な記述は記載されていない。 しかしながら、ボフ博士のインタビュー終盤からパン・ハンが、一体何の目的を持って彼らの前に姿を表したのか、その理由は伺うことができる。 パン・ハンは世界に平和をもたらそうとは考えておらず、逆に世界を侵略しようとしたのではないだろうか? 理由はどうあれ、ボフ博士たちはパン・ハンの怒りを買ってしまった。ボフ博士の仲間や家族はパン・ハンの眷属と化し、彼を解放しようと今なお蠢いている。博士自身も、到底まともとは呼べない姿へと変えられてしまった........。 少なからず言えることは、今のボフ博士には、パン・ハンが解放されないようにかつての仲間や家族を殺し続けることしか出来ないということだけだろう。 SCP-1864 孤独な嘘つき(The Lonely Liar) 余談 この記事には、パン・ハンの正体を匂わせているtale『Folly』が存在する。2020年4月1日時点で日本語訳が存在しないため、大まかに内容を記載する。 その前に、本taleの世界観を理解するため、カノンハブ『甦──リザレクション』の説明を簡単にする。 時系列は、SCP-076 アベルによって、機動部隊Ω-7がメンバーを一人除いて全滅した事件から9年後の財団世界。 世界各地で危険なオブジェクトが続々発見されていることを危惧し、O-5はやむ無く異常存在(人型オブジェクト)を編入させた機動部隊、機動部隊アルファ-9 ("残された希望")を設立した過去の失敗から全く学んでいない。 なお、Ω-7唯一の生き残りであったSCP-105 アイリスは面談したO5-10の提案により、半ば脅される形で編入されることとなった(曰く『貴女がやらなければ、他の人が死ぬことになりますよ😊』と) 機動部隊アルファ-9はその後、マーシャル・カーター&ダーク社の不始末で大量発生したSCP-008のゾンビたちを何とかしたりと、相当の活躍を見せていくこととなった。 ........話を戻して、財団に勤める研究者の一人、アクタス博士は傭兵上がりのボディーガード、ジョシュアと供にSCP-1864を訪れた。あろうことかSCP-1864-2(パン・ハン)を機動部隊に組み込もうとしたのである。 これにはボフ博士もドン引き。必死に止めようとしたものの、圧力には勝てずパン・ハンを長い腕を使って牢獄から連れ出すことになった(ボフ博士が長い腕で、パン・ハンの動きを封じるというシュールな行動を見ることができる)。 連れてこられたパン・ハンの見た目は、アジア系の8〜9歳くらいの少年のようであった。もちろんパン・ハンはそのチャンスを逃さない。アクタス博士を異常な能力でグロッキー状態へと追い込み、ボフ博士の胴体をズタボロに引き裂いて自由に。 さらに巨大化し、体全体に何十もの長く湿った肢をもつ、人型の怪物というヤバい姿を現した。 しかし、この絶体絶命の場面でジョシュアが動いた。ジョシュアはパン・ハンの肢をあろうことか噛み千切り、続けて顔面に傷をつけてからの銃をぶちこみ吹き飛ばしたのである何者だよジョシュアさん................。 その後、何度も噛み千切っては銃で胴体や他の部分を吹き飛ばし、何とかパン・ハンを再び封じることに成功、アクタス博士は何とか助かった(一方のボフ博士はというと、引き裂かれた所が再生してたため無事 ? だった)。 ジョシュアとパン・ハンの最後の問答は、実にパン・ハンに対する皮肉がたっぷりなため、非情にスカッとする内容となっている。 taleの最後は、財団の医療チームがアクタス博士を運んでいくのを眺めてから去っていくジョシュアと、その後ろ姿を朧気ながらも確認し、意識を手放すアクタス博士の視点で幕切れとなったのだった。 追記・修正よろしくお願いします。 ▷ CC BY-SA 3.0に基づく表示 SCP-1864 - by djkaktus http //www.scp-wiki.net/scp-1864 http //ja.scp-wiki.net/scp-1864 この項目の内容は『 クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス 』に従います。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ジョシュアさん、ほんとなにもんだよ........ -- 名無しさん (2020-04-01 21 39 57) ディスカッションで述べられてたけど、これクトゥルフ関連じゃないかな。考察でもおんなじ考えがあったような -- 名無しさん (2020-04-01 21 40 44) 強制的に機動部隊入りさせられたアイリスたん、かわいそすw........ -- 名無しさん (2020-04-01 21 41 48) カノンハブ『リザレクション』自体が、楽しい財団を匂わせていてなんか苦手なんだよな -- 名無しさん (2020-04-01 21 42 47) 要はパンハンはクトゥルフ的なやベー存在ということでおけ? -- 名無し (2020-04-01 21 44 03) アイリスに部隊に入るよう(強引に)進めた人がゲスすぎて笑えない -- 名無し (2020-04-01 21 56 01) ここにSCP-2662連れてきたらどんな反応するのかな -- 名無しさん (2020-04-01 22 00 37) taleにいちいち突っ込むのもヤボなんだろうけど何も分かってないに等しいパンハンをわざわざ誘わんでもいいだろと -- 名無しさん (2020-04-02 07 04 58) それこそ若いナンバーなこの話は楽しい財団が目指してる超常現象を好き放題扱ってホラーやコメディを巻き起こす無能な財団である必要があったので -- 名無しさん (2020-04-03 01 57 10) マジで過去の失敗から何も学んでなくて草 -- 名無しさん (2020-04-03 18 05 37) 名前 コメント
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登録日:2017/01/04 (水) 10 23 00 更新日:2024/04/04 Thu 05 09 59NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 AdminBright SCP SCP Foundation SCP-1000コンテスト SCP-1337 どうしてこうなった 幽霊 財団やらかし案件 都市伝説 帰る場所も、ブレーキも、もう壊されてしまった。 SCP-1337とは、怪異創作コミュニティサイト「SCP Foundation」に登場するオブジェクトの一つである。 項目名は『幽霊ヒッチハイカー(The Hitchhiker)』。オブジェクトクラスはある事情により一定しておらず、現在は「Euclid」に指定されている。 SCP-1337は、有り体に言ってしまえば古今東西、世界各国に伝わるある『怪談』である。 夜、暗い道を自動車で行く運転手が、何故か一人ぼっちで佇んでいた女性に呼び止められ、ある場所までヒッチハイクさせてくれと頼まれる。 ドライバーがそれを受け入れ、送って行った先はある一軒の民家だった。 さて、到着しましたよお嬢さん…と、女性を乗せていたはずの後部座席を見ると何故か誰もいない。 「で、出たー!?」 パニックに陥ったドライバーが車から飛び出し、幽霊が指定したその民家に駆け込んでみるとなんとそこは…幽霊となった女性の生家だったのだ。 女性は、死してもなお家に帰ろうとしていたのである。 SCPの原型のひとつとも言えるかも知れない『都市伝説』という概念の生みの親、民族学者のジャン・ハロルド・ブルンヴァン博士も本のネタとして取り上げているこの怪談話を、SCP-1337はほぼそのままなぞって進行するのである。 幽霊として出現する女性は、1952年5月19日にインディアナ州のマンシーで誘拐され、カルト教団によって生贄とされて非業の死を遂げた女性、メアリー・タリッシュ(Mary Talish)であることが特定されている。 彼女の死の19ヶ月後、自身の命日である毎月19日にメイフェア・ロード(以下1337-α)という道沿いに出現するようになったメアリーは、通りかかった車を呼び止めると迷子になった自分を家(以下1337-Δ)まで送り届けてはくれないか、と頼むようになった。 心優しいドライバーが頼みを引き受けると、メアリーの幽霊は車に乗り込み、彼女の家ではなく彼女が埋葬されている墓地(1337-β)へと車を誘導。 墓地へ到着すると、車から降りた彼女は姿を消し、後には生前に彼女が着用していたセーター(1337-γ)が必ず残されるのである。 このセーターに手を触れると、ドライバーはこのセーターを彼女が生前住んでいた家に今も住んでいる、彼女の両親に届けなければならないのだという強迫観念にとりつかれることになってしまう。 こうして、ドライバーはセーターに導かれるように、彼女の両親の棲む家を目指すようになってしまうのであった。 因みに、このセーターを封じ込め下に置く試みが過去に行われていたが、毎月19日の日没前後に必ず封じ込め下から消滅してしまうため結果的には無駄な行為となってしまっている。 その為、財団は口封じとSCP-1337を安全に収容する二つの目的でメアリーの親族に接近し、「娘さんの魂を安らかに眠らせるために協力してほしい」という名目でEクラスエージェントとして雇用し、セーターを届ける役として財団職員をあてがうことにより、無事SCP-1337を鎮めることに成功したのであった。 追記・修正は、メアリーの魂が1日でも早く天に召されることを祈りつつお願いします。 SCP-1337 - The Hitchhiker by AdminBright http //ja.scp-wiki.net/scp-1337 この項目の内容は『 クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス 』に従います。 △メニュー 項目変更 -アニヲタWiki- これで終わっていれば、この話は美談として財団に長く語り継がれていたかも知れない。 しかし、先述した『セーターを拾い、メアリーの両親に届ける役目を担う財団職員』の人事を担当していた某博士の暴走により、SCP-1337はとんでもない事になってしまったのである。 頭文字Lとだけ記されているこの大馬鹿者は、あろうことか独断でメアリーの親族を殺害し、彼女の帰るべき家である1337-Δまでぶっ壊してしまったのである。 L博士「帰るべき場所さえ消してしまえば、幽霊は二度と現れなくなるんじゃね? うは、俺って天才! これで昇進間違いなしじゃん♩」 というのが、このバカの動機であった。 当然、『確保・収容・保護』という理念を土足で踏みにじってくれたこのバカに財団は激怒し、博士を昇進どころか降格処分に処した。 そして、帰るべき場所を根こそぎ奪われたメアリーの幽霊が、もし恨むならこのバカ自身であるだろうと考え、あえて解雇はせず飼い殺しにしたのである。 案の定というか、1983年の6月19日にSCP-1337が消滅していることを再確認しに出かけたバカ博士がメイフェア・ロードに通りかかったところで「待て、何だお前は」という謎の言葉とともに失踪。 再び発見された時には、バカはメアリーがカルト教団の手によってつけられたのと寸分たがわぬ傷をつけられた惨殺死体となっていた。 そして、このバカ博士の暴挙をきっかけとしてメアリーの幽霊は変わってしまった。 まず、現れるときの姿から変貌した。 当初の彼女は、地味ながらも整った容姿をしていたのだが、再び姿を現した彼女は彼女自身がカルト集団の手によって負わされた傷がそのまま残されたおぞましい姿…両目が眼窩から抉り取られ、服は胸の真ん中で切り裂かれており、心臓をくり抜かれた空の胸腔が覗いているという姿で現れることになったのである。 彼女の行動も一変した。 当初はメイフェア・ロードにのみ出没していたものがマンシー全域に出没するようになり、彼女の呼びかけに応じて車を停車させるとその場から消滅して他の道路に現れ、もし彼女を無視すると、薄情なドライバーの運転する車の中に出現し、ドライバーを彼女自身がされたのと同様の方法で殺害する様になってしまったのである。 類似するオブジェクト オブジェクトへの対処を誤ってしまった結果、本来なら出るはずのなかった犠牲が出てしまった事例はかなり多い。 SCP-1609(椅子の残骸) 要注意団体筆頭、世界オカルト連合がやらかしてしまった事例。 元々は、「座りたいなー」と考えている人の元へテレポーテーションで座らせに来てくれるありがたい椅子だったのだが、オカルト連合が木材破砕機で抹殺しようとした結果ーー SCP-026-JP(現代のハイヌウェレ) こちらは財団がやらかしてしまった事例。 『ハイヌウェレ』とは、世界各地に伝わっている食物起源神話の型式の一つで、排泄物や死者の肉体の一部から作物が生まれたとするものである。 財団に収容されているハイヌウェレは、2000年代初頭に徳島県で生まれた10代の少女だった。 神話と同様、彼女の排泄物や彼女の肉体の一部は、彼女自身の体から離れると同時にきちんと食器に盛られた様々な形態の『食事』に変化する。 この、神話の体現者である少女に興味を持った財団日本支部の研究員の一人、井沼博士は彼女が作り出す『食事』の限界を確かめようと遂に人体実験に手を出してしまい―― 追記・修正はスタンドプレーを行わない方にお願いします。 SCP-1337 - The Hitchhiker by AdminBright http //ja.scp-wiki.net/scp-1337 この項目の内容は『 クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス 』に従います。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 大規模な組織となるとどうしてもなにがしかやらかしてしまう者が出てしまう。これはまあ仕方無い事だと言える。・・・が、そこにSCiPが絡む事で「仕方無い」ではすまない事になってしまうんだな -- 名無しさん (2017-01-04 11 57 40) SCP-026-JPなんかも似てるね。 -- 名無しさん (2017-01-04 12 00 11) SCP-276-JPとはある意味対極だな。 -- 名無しさん (2017-01-04 12 12 22) なんでこんなやつ雇ったんだよ、日本支部にも似たようなアホいたけど -- 名無しさん (2017-01-04 12 39 01) 某すれでも見たがほんと馬鹿野郎が馬鹿したせいで被害が甚大になった例だよなぁ。まぁしかし、そのすれでも説明されてたが、両親が寿命や財団関係じゃない事故などで死んだ場合に1337がどうなるかは予想付かなかったわけだし…… -- 名無しさん (2017-01-04 12 58 54) 緑のスライム実験とかぜんまい仕掛け実験とかのノリでやったんじゃねぇかな。それはそうとライセンス表記が835ちゃんになってますぜ。 -- 名無しさん (2017-01-04 13 05 12) ライセンス表記の指摘、有難うございます。修正いたしました。同時に、「類似した事例」の記述を変更しました。・・・しかし、この手のバカって世界中にいるものなのでしょうかね? -- 筆者 (2017-01-04 13 35 23) でも遅かれ早かれこうなってたんじゃないかな 両親だって永遠にいきてるはずもないし、家だっていつか壊れるし このSCPがそこまで理解してるのなら別だけどさ -- 名無しさん (2017-01-04 14 28 11) 両親が自然死したとしたらその時は一緒にあっちに行くつもりだったとか?故意に殺されたのなら豹変しても仕方ないよ -- 名無しさん (2017-01-04 16 22 49) ↑しかもただの故意じゃなくてかなり悪意ある独りよがりのやつだからなぁ… -- 名無しさん (2017-01-05 00 04 24) 記事的には元々Decommissionedだったんだけど(恐らく)胸糞悪くなるようなL博士の行動が追記されたおかげで復活した記事 -- 名無しさん (2017-01-05 01 17 58) ↑最初から書いたの大古参のブライト博士だし内容も大きく変わってないみたいなんですけど…調べもせずに適当言うなよな -- 名無しさん (2017-01-05 05 03 48) 元記事には気をつけよう!(例のBGM) -- 名無しさん (2017-01-05 12 27 20) 両親が自然死したのなら恐らく彼女も成仏して無力化されたはずだったのに・・・やってくれましたなぁ -- 名無しさん (2017-01-06 16 48 14) あえてNeutralizedではなくDecommissionedを経ているのはTheDuckman氏(ブライト博士の中の人)のある種の皮肉だろうね -- 名無しさん (2017-01-06 19 43 55) 帰るべき場所を失う➝行くあてが無くて彷徨うようになる とは何故考えなかったのか -- 名無しさん (2017-01-19 15 36 11) このまま何もしなければ悪霊化したにしても20年位は大丈夫だったろうに… -- 名無しさん (2017-01-19 15 44 04) ↑×3 本家ディスカッションによると、「Decommissionedは能動的な破壊の試みによって無力化されたもの。Neutralisedは自発的または偶発的に異常性を失ったもの」という作者さんなりのこだわりがあったらしい -- 名無しさん (2018-01-12 23 47 00) 悲しい気持ちでいっぱいなったのでトイレのフック読んでくる -- 名無しさん (2019-01-04 22 14 30) メアリーだけでなくL博士に殺された親族も化けて出たいだろうよなあ… -- 名無しさん (2019-10-22 22 41 53) 幽霊の親族L博士 -- 名無しさん (2019-11-14 15 25 23) 博士が一人で親族殺したわけじゃなかろうし多分機動部隊つかってるだろ、なんでその時にどっからストップかからなかった -- 名無しさん (2019-11-14 15 26 55) ↑家 -- 名無しさん (2019-12-13 12 02 03) ↑ミス。家かなんかにみんな呼び出して、それを「外から」封鎖して、「外から」火を付けて一網打尽にしたとかじゃない? -- 名無しさん (2019-12-13 12 03 55) 「財団は何故オブジェクトを破壊もしくは無力化しないのか?」という疑問に対する物凄く分かりやすい回答だよね -- 名無しさん (2020-06-15 23 57 47) これで昇進確定だ! -- L博士 (2021-11-13 21 42 50) 文脈からすると地味に殺人それ自体は問題にされてないんだな。まあ散々非人道的行為を正当化してる組織だから今更か -- 名無しさん (2021-11-13 21 58 55) ↑Dクラスでも何でもない部外者を殺した時点でどのみち処罰はされてたろうけど、今回は事情が事情だから(恐らく本人にはそうと伝えず)囮にしたって感じな気がする -- 名無しさん (2022-11-17 22 15 42) 上からの司令もないのに一般人を殺すなんて武士でも処罰される案件すぎる この博士はこんなんでよく博士という立場になれてたな -- 名無しさん (2023-03-29 04 03 32) まあ、来る日も来る日も世界滅亡案件相手に終わらないもぐら叩き続けてたら、精神病んじゃってやらかしちゃってもおかしくない。心理チェックとかはやってるにしても。 -- 名無しさん (2023-03-29 05 33 17) 名前 コメント
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【作品名】インセイン3 インセインSCP 【ジャンル】TRPGシナリオ 【名前】SCP-1440 【属性】Keter級オブジェクト「どこでもない地からの老人」 【殺人数】500人 【長所】髭 【短所】死者数が黒塗りになっているので最小値から最大値の幅が大きすぎる 【備考】SCP財団の報告書によると「SCP-1440は尋問のためサイト-██に連行され、それによりサイトの崩壊と職員███人の死亡、 そして6体のSafeおよびEuclidレベルのSCPの破壊に繋がりました。SCP-1440を収容しようとする他のあらゆる試みも、およそ似たような結果となりました。」とある。 財団職員が最低100人殺害されており、SCP‐1440の収容は5回行われていることから500人。 vol.1
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登録日:2019/3/11 (月曜日) 10 00 00 更新日:2024/03/05 Tue 10 30 27NEW! 所要時間:約5分で読めます ▽タグ一覧 CadaverCommander Keter SCP SCP Foundation SCP-1233 SCP財団 ルナティック 宇宙飛行士 月 御機嫌よう、お嬢さん。私はムーン・チャンピオン、 月(ムーン) の 闘士(チャンピオン) にして宇宙正義の擁護者、そして邪悪の破壊者である。 SCP-1233は海外のシェアワールド「SCP Foundation」に登場するオブジェクトの一つ。 項目名は「The Lunatic (ルナティック)」 オブジェクトクラスは最も収容難易度の高い「Keter」に分類されている。 説明 こいつが何かというと、EMUタイプ宇宙服(*1)を着た人型の実体である。つまりまんま宇宙飛行士。 SCPで宇宙飛行士と聞くと、SCP-1959やSCP-2585のようなどことなく正体がはっきりしないイメージがあるかもしれないが、こいつに関してはそういうのは全くない。 というかむしろ別の意味でわけがわからないのだが。 SCP-1233は普段は地上に存在せず、4~5年の周期で地球にやってくる。この事象は通称「到着イベント」と呼称されている。 まずこいつが遙か上空から流れ星のごとく落下してくる。のっけからおかしい。 そのまま地上に到達してデカいクレーターを作った後、こいつは最も近くにある人口密集地に向けて移動を始める。 とはいえまっすぐ進むというわけでもなく、 周りにあるものを調べる。 バッタや蝶などの虫を追いかけ回す。 動物に話しかける。 ただただ突っ立っている。 このような行き当たりばったりの行動を繰り返しながら移動する。 そうして村や町にたどり着くとより多くのものに興味を示し、本格的な活動を開始するわけだ。 まあ見ればわかるだろうが、こいつのしていることはいわゆる惑星調査である。 多少過激な部分もあるが、一見ではそこまで脅威が高くは見えないかもしれない。 だがしかし、こいつが例の椅子やお天道様のような収容不可能なだけのKeterで済むわけがないのは皆さんお察しの通りだろう。 確かにこいつ自身は人類に敵対的ではないしむしろ友好的なのだが、それが逆に厄介になってしまうレベルの致命的な問題を抱えているのだ。 ざっくり言うと、SCP-1233は精神的にも物理的にも全くと言って良いほど常識が無いのである。 奇行の数々 まず危険なのがその身体能力。 こいつは一度に65,000kgまでの重量を持ち上げ投げ飛ばすことができる。 更に背中に装着されているジェットパックを使えば時速40500km(音速の30倍以上、というかアポロ宇宙船と同等以上≒月と行き来するに充分)という速度で移動が可能であり、その状態で急加速、急減速もできる。 もちろんどんな無茶な運動をしてもこいつは平気。いくら暴れても全く疲れる様子はないし燃料切れも起こさない。 SCP恒例の超耐久も完備しており、銃弾どころか戦車砲や白リン弾を撃ち込まれても無傷。 マグマ風呂に頭まで浸かってもダメージなしという究極生命体をも凌駕する耐熱性を兼ね備えている。 性格については社交的ではあるものの、話に脈絡がなく口調も大げさで回りくどい。 おまけに拡声器を通してるのにめちゃくちゃ大声で話すので非常にうるさい。別の意味でコミュ障である。 更には好奇心旺盛な上に人間のような常識的感性が完全に欠如しているため、しばしば突拍子もない奇行に走る。 これらのタチの悪い性格と異常性が合わさった結果、ほとんどの場合SCP-1233がやってきた市街地では甚大な被害が発生するわけだ。 当然警察沙汰にもなるが、クソトカゲばりのチートスペックを誇るこいつをどうにかできる奴がいるわけもなく、実質やりたい放題である。 こうして盗んだ自転車を山積みにしたり、自動車を縦に積み上げたり、消火栓に一騎打ちを挑んで殴り倒したりと暴虐の限りを尽くしたSCP-1233は、数時間経った後に突如ジェットパックをぶっ放して大気圏を脱出し、次の出現サイクルまで姿を消すのである。二度と来るな。 なんとも迷惑極まりない上、普通に死傷者もドカドカ出るので笑い事では済まない。 まあ財団世界にはこの手の人類と価値観がかけ離れている連中は山のようにいるので、こいつは話が通じるだけマシな方かもしれない。 いや、マシだから良いという話ではないが。 当然こんなの収容できるわけないので、財団はこいつの出現を監視して機動部隊を送り、こいつが去った後に隠蔽措置をするという手段を取っている。 後手になってしまう気もするが、下手に介入するより野放しにしていた方が後々の処理も手こずらないのだろう。 というか一般人ではなく財団職員が接触を禁止されていることから察するに何かあったみたいだし。 ただしこれだけの被害を出していても、先述の通りあくまでSCP-1233自身は人類に友好的ではある。それだけが救いだろう。 これで上記のクソトカゲとかあいつとかこいつみたいな敵対性まで持っていたらマジで手が付けられない。 YOUは何しに地球へ? そもそもSCP-1233はなぜ地球調査をしているのか? 上記の暴挙を見るとただふざけているだけな気がするが、どうも明確な目的があって来ているらしい。 2009年の出現において、一般人であるボブ・パーソンズ氏(32歳、パン屋)の会話からその詳細を聞くことができた。 その目的とはズバリ「月面戦争の協力者を募るため」である。 ……お前は何を言っているんだ もう少し詳しく書くと、曰く「月面には月人が住んでおり『月王国』という国もある」らしい。 そこで国を脅かす『月怪獣』という悪い敵と戦っているのだが押されており、一番近くにある地球に援助を求めに来たのだとか。 ちなみにこれは『月王国』の君主である『月王』の意志だとのこと。あと冒頭の台詞の通り、SCP-1233は自分を『ムーン・チャンピオン』と名乗る。 どいつもこいつもネーミングセンスがルボット以下じゃねぇか!! この話を聞いていたパーソンズ氏も「協力してくれない?」と頼まれたのだが、彼は「俺は地球の食料源を管理してるからここを離れられない」という感じで答え上手く回避している。 どうやら彼はムーン・チャンピオン(笑)を新手のアメリカンジョークか何かだと思っていたらしく、大笑いした挙句クッキーを手渡して気さくに話しかけていた。肝が据わりすぎである。 ちなみに別の出現事例では皮肉を込めて 「おお、勿論だとも、イカレ野郎。今すぐでも構わねぇよ、歯ブラシやら何やら全部持ってるからな。飛ぼうぜ、宇宙男」 などと答えた通行人Aがいたが、SCP-1233はこれを真に受け「星々の間で歯を磨こう!!」などと支離滅裂な思考、発言をした挙句、その通行人を抱いたまま時速25,000kmで大気圏を離脱。 離脱の瞬間を観測できなかったので一応生死不明とはなっているが、十中八九木原クンのような美しい流れ星となったのは想像に難くない。 なお財団が調査したところ、SCP-1233の主張を裏付けるような証拠は何も見つからなかった。 確かに脱出後のこいつは毎回月へ向かっているが、月面サイトの財団職員は『月王国』も『月人』も発見していない。 それどころか地球からはSCP-1233が見えるのに、月面サイトは近づいてくるはずのこいつを探知すらできず、地球から要請が届くまで存在すら把握していなかった。 結局、こいつの話す目的は良くて無謀、悪くて戯言に過ぎないと考えざるを得ないだろう。 どちらにせよ人類にとっては迷惑極まりない話である。 余談 実はSCP-1233が執筆されたのは2018年の7月であり、1000番台の記事としては非常に新しい記事である。 日本支部における翻訳文では非常に秀逸な言い回しが用いられているため、ぜひ本記事を読んでもらいたい。 追記、修正は月面戦争に参加する方にお願いします。 CC BY-SA 3.0に基づく表示 SCP-1233 - The Lunatic by CadaverCommander http //www.scp-wiki.net/scp-1233 http //ja.scp-wiki.net/scp-1233 この項目の内容は『 クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス 』に従います。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] こういうの「たのしいざいだん」警察になんか言われないのだろうか。ワシは好きだけど。 -- 名無しさん (2019-03-11 11 05 29) ユーモアは身を助ける(生死の分かれ道) -- 名無しさん (2019-03-11 11 59 15) ナチュラルに月に財団サイトがあって草生える -- 名無しさん (2019-03-11 11 59 47) ↑3別に財団はふざけてないしいいんじゃないか?少なくともこの記事の財団はいたって真面目に職務に取り組んで、その結果オブジェクトのせいでコメディチックになってしまうだけで。他にもあるじゃろ、財団自体は全うに活動しても、オブジェクト自体がギャグ性を帯びているせいで財団が振り回される話。それをjokeにするかはまた別だが。 -- 名無しさん (2019-03-11 13 21 13) ↑それは解ってるんだけどね・・・最近の財団の流れって「重厚感」「現実との対比」「隙の無さ」を重視しててこういうジョーク的センスのあるものを冷遇した上で切り離す風潮が強いんだよね。JPも同じで、JP-J以外はそういうものがUVされてたたえられるし、JP-Jでも「安易Jでやるな!」ってお決まりの様にDVされてるし。まあそういうのは運営側の推奨する「線路」に乗っからずに作り出されたものが大半なんだけどね。 -- 名無しさん (2019-03-11 13 30 17) 月人が住む月王国……あけるり(夜明け前より瑠璃色な)のスフィア王国ですか? -- 名無しさん (2019-03-11 14 28 48) 時速25000kmで月に向かって飛べば異世界に飛ぶことが出来るのかもしれませんね、ムーンチャンピオンという概念が本当に存在する世界に。 -- 名無しさん (2019-03-11 20 23 38) ↑2綿月豊姫「強さ的には私達の方が近いかと」 -- 名無しさん (2019-03-11 23 30 51) これ、月側からは発見できないって途中で次元転移でもしてるのかね? -- 名無しさん (2019-03-23 11 29 55) フォンノイマン的月面禍をどうにかしてくれたら協力してやらんでもない -- 名無しさん (2019-05-06 00 26 40) 海底を歩き回っては時折上陸する“シー・チャンピオン”ことSCP-4233(ドレッドノート)によると、大雑把でそそっかしく、馬鹿なことをやることもあるが強い兄、らしい -- 名無しさん (2019-07-24 15 03 16) ↑4流石にここまで滅茶苦茶な奴等じゃ…でも月の民は異界の月に引きこもってるから財団が見つけられないのも納得できるな -- 名無しさん (2019-09-23 03 37 17) 月怪獣とやらは財団の観測で確認できないのでおそらくこいつはドンキホーテ的なやつだと思われる -- 名無しさん (2020-01-25 21 16 42) 月怪獣(嫦娥絶対殺すおばさん) -- 名無しさん (2020-01-26 11 12 35) 何故か自分の設定を信じてるバズ・ライトイヤーを思い浮かべた -- 名無しさん (2020-02-22 01 12 22) ↑3 多分途中で平行世界かこの世界に隣り合った別の相に移動して、そっちの世界の月で戦っているものと思われる -- 名無しさん (2020-03-07 12 57 06) 弟は地球の深海で「奴らが上陸したら酷い惨事が起こるだろう。俺は深海じゃ割と良い戦いっぷりだ。俺の鋼鉄はあの怪物どもに重く死の歌を唄う」らしいから、実際宇宙的脅威と人知れず戦ってるんじゃないか -- 名無しさん (2020-06-11 11 24 03) 65トンのものまで持ち上げられるのをどうやって確認したんだ…? -- 名無しさん (2021-06-04 00 14 11) M1A2 SEP が 63 トンくらいらしいから、戦車と交戦でもしたのかな? -- 名無しさん (2021-06-04 00 17 55) なんかティモンディ高岸で脳内再生されちゃったな -- 名無しさん (2021-06-05 01 32 36) 単純で面白いなこれ -- 名無しさん (2022-02-28 15 10 01) Niho -- 名無しさん (2022-05-10 01 43 17) ミスった。日本語未翻訳っぽいけどペスト医師とコラボしてるtale -- 名無しさん (2022-05-10 01 44 25) もしかして:Mr.バイエンス -- 名無しさん (2022-09-06 15 04 50) まさか弟がいたとはな… -- 名無しさん (2023-01-18 16 11 10) 発言が本当だったとして、このスペックの連中が押されている相手に対して、地球人ができることがあるのだろうか? -- 名無しさん (2023-01-19 08 54 28) 仮に月王国が実在するとしたら、フルパワー時のナイペリウス先生(SCP-2686)が来た時は緊張しただろうな。地球に戦力を期待してるのも魔法使いが無体いることを期待してるからだったりして(物騒な魔法少女なら結構な数が居るが…) -- 名無しさん (2023-01-24 15 15 07) 旧敵たちシリーズでメインキャラ張ってるんだな、サウエルスエソルとの絡みもあった -- 名無しさん (2023-02-09 00 29 51) 名前 コメント
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登録日: 2020/02/04 Tue 01 05 13 更新日:2023/01/24 Tue 11 11 33NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 Effective Containment Keter→Safe SCP SCP Foundation SCP-1160 Safe djkaktus シリアル 実効的収容 猛禽類 発想の勝利 財団の(発想の)勝利 鳥 SCP-1160はシェアード・ワールドSCP Foundationに登場するオブジェクト(SCiP)である。 オブジェクトクラスはKeterを経てのSafe。 概要 コイツがなにかというと、すごく大きくて人間にメチャクチャ敵対的な鳥の存在である。狂暴かつ強力な上に素早い。オマケに再生能力まで兼ね備えている。 一応ダメージ自体は与えることが可能ではあるが、損傷した箇所を瞬時に再生してしまう為に事実上の破壊及び殺害は不可能。更には巨大化の能力も兼ね備えている。僕の考えた最強のクソトリかな で、具体的にSCP-1160の耐久力の例を挙げると、ほとんどの銃器や核爆弾にも耐える模様(試したのか........)。まぁ、ほとんどの人が理解しているとは思うが、財団世界には某クソトカゲを初めとした殺したくても殺せない危険なオブジェクトが目白押しの為、そこまで気になることではない。 加えて、SCP-1160には昆虫の眼のような器官が頭部と背部に備わっており、360度全てを見渡すことが可能なため隙がない。財団も発見当初、ほとんど有効な手段を用いることが叶わなかった。これら全ての特性によって、接近戦においてほぼ無敵であり、高い殺傷能力に多くの島民や財団職員が命を奪われた。やっぱり僕の考えた最強のクソトリだった なのだが、後に対処法が確定され、現在はプロトコル・タンゴ-77に基づき監視エリア内にて収容されている。なにか異変があったら、サイト95の現地外収容チームへと報告し、対処する。 発見経緯 そもそもコイツは、1765年にとある島で当時の住民らによって初めて確認された。以来、島の住民を襲っては食い殺し、島民を恐怖に陥れていた。また、島の某所から、先住民が書き残したとされる古びた文書が発見された。以下は古びた文書の内容、その抜粋である。 █████ ████ ██ ████████で発見された手書きの文書(抜粋) 昨晩もまたかの猛禽が現れた。以前よりも巨大だった。 我らはまず鳴き声を、恐るべき悪魔が上げる耳を劈く歯ぎしりを聞いた。奴は本土の生き物ではあるまい。遥か古代の悪魔の巣穴から這い出てきた、より悪しき存在だ。 かの猛禽は防壁を引き裂き、我らは海へと飛び込むか、大地を逃げ惑い狩り尽くされぬことを祈る他に道が無かった。 かの猛禽は舞い戻る夜毎に巨大さを増し、我らは数を減らしてゆくのだ。 パワー、スピード、回復能力に加え巨大化していき、オマケに超狂暴。こんな化け物を財団はどのようにして収容したのであろうか。 収容経緯 SCP-1160を財団が初めて発見したのは1915年8月15日。画像が添付されているのだが、この時点で付近の木々を上回る体長であった。 しかし、財団の調査が入り、二度に渡る交戦の末で、この怪鳥に思わぬ変化が表れた。突然怪鳥が大人しくなったのである。この時、ある科学者が、「財団が島に入った結果、何らかの影響を与えたのではないか」という推測がなされた。 やがてその推測は的を射ていたことが判明する。事の発端は、1943年8月13日に██████島に設置されていたサイト77へのSCP-1160による襲撃であった。 多くの人員を失ったこの突然の襲撃には、何か理由が有るのではないか。 サイト内で議論しあう内に、研究者たちはある事実を知ることとなった。SCP-1160の襲撃前、サイト77では大規模なDクラスの記憶処理を行っていたのである。 実はSCP-1160には隠された特性が存在した。それは、『SCP-1160の力は認識している存在の数に左右される』というものである。 分かりやすく説明すれば、SCP-1160を認識している存在が少なければ少ないほど、狂暴かつ強化されてしまうのである。その逆もしかり、認識している存在が多ければ多いほどSCP-1160は目に見えて弱体化するのである。 つまり、 サイト77で財団がDクラス職員の記憶を消去した ↓ 彼らの記憶にあったSCP-1160の情報がキレイさっぱりなくなって認識できなくなった ↓ 認識しなくなったことでSCP-1160が強化and狂暴化 ↓ サイト77襲撃 これこそががSCP-1160による襲撃の原因にして、あの無敵の能力の秘密であったのだ。 この事実の発見によって、すぐさまプロトコル・タンゴ-77の作成が始まった。 本プロジェクト(コードネーム「土曜日の朝」)は、簡潔に言えばSCP-1160を多くの人に認識させることでSCP-1160を弱体化させ、収容しようというものである。 そして10年の歳月を掛け、1953年、本プロトコルの初回試行が実行に移された。 初期のSuper Coco Powsシリアルの外箱。 画像出典:scp-wiki.net/scp-1160この画像は『 クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス 』に従います。 1953年5月14日、財団のフロント企業”Standard Products”が朝食用シリアル”Super Coco Pows”を販売し子供を対象に大規模なマーケティングを開始した。 いや、ちょっと待て。何故にここでシリアル? 何か関係あんのかと疑問をもった全ての方々、ご心配無くともこれこそがSCP-1160を封じ込めるための切り札なのである。 このシリアルのマスコットとして描かれている、スプーンを加えた鳥、コイツこそがSCP-1160そのものである。勿論、SCP-1160の特徴を踏まえて漫画的に描いたものであり、ついた名前は”Bradbury Buzzard”。 このキャラクターを外箱の正面と裏面で大々的に宣伝することで、これを目にした人物の潜在意識にSCP-1160の性質と外見に関する情報の断片を、長期に渡って植えつけようとしたのである。 結末 結果的に言って、プロトコル・タンゴ-77は大成功した。長年の刷り込みによって子ども達が認識している”Bradbury Buzzard”のプロフィールも、 「秘密の島に住んでいて人間を傷つける人嫌いの猛禽」 から 「ある熱帯の島に住んでいて小さな子供たちからSuper Coco Powsをかっさらおうとするいたずら好きな小鳥」 へと子どもたちの認識も財団の望む方へと移り変わっていった。 これによって、数えきれない子ども達やお母さん達に(間違った)認識をされたSCP-1160は著しく弱体化、収容当初85mあった全長が、2014年9月11日時点で凡そ25cmにまで縮小、結果的にSCP-1160を収容することに成功したのであった。 なお、以下が現段階のSCP-1160の収容プロトコルである。 SCP-1160は現在財団プロトコル・タンゴ-77によって収容されています。財団資産はSCP-1160の捕獲エリアの監視状態の維持に使用されます。SCP-1160の行動または外見に異変が見られた場合はサイト95の現地外収容チームへと報告します。 プロトコル・タンゴ-77に従ってSuper Coco Powsブランドの朝食シリアルがサイト95に配布されており、現在マーケティングと製造の監視を行っています。Super Coco Powsブランドのあらゆる業績低下はレベルII情報災害非常事態として扱われます。 SCP-1160 実効的収容(Effective Containment) 余談 このオブジェクトは、社会に認識されたらまずい諸々のオブジェクトとは真逆の、一般人にも認識させることで初めて安全が保たれるオブジェクトである。まさに逆転の発想である。 ちなみにSCP-1160の著者は、SCP界きっての奇才、djkaktus氏。 無敵クソトカゲモドキに一つ異常性を付け足して楽々収容可能にするというトンチの効いた記事ではあるが、氏にしては割とシンプルなオブジェクトである。 CC BY-SA 3.0に基づく表示 SCP-1160 - 実効的収容 by djkaktus http //www.scp-wiki.net/scp-1160 http //ja.scp-wiki.net/scp-1160(翻訳) この項目の内容は『 クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス 』に従います。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 作成しました。 -- 名無し (2020-02-04 11 01 30) 444-JPの真逆 -- 名無しさん (2020-02-04 11 16 52) コーンフレークやないかい! -- 名無しさん (2020-02-04 11 25 20) 昔のマスコットキャラクターって現行よりもキモかったりするよね -- 名無しさん (2020-02-04 11 27 13) 知られただけで弱体化する難儀な怪物なのか、それとも自分の存在を知って欲しくて暴れてる可愛い奴なのか -- 名無しさん (2020-02-04 12 52 25) 知る人の人数で脅威が分散するscp-471-jpを思い出した…え?あいつに脅威の要素無い?…あ、あいつは二次災害が真骨頂な所あるから? -- 名無しさん (2020-02-04 14 12 40) 自分の存在を知らしめる為に暴れてたと思うと可愛く…ないか -- 名無しさん (2020-02-04 14 51 49) 闇子ちゃんかな? -- 名無しさん (2020-02-04 17 16 42) 画像見た瞬間悲鳴上げた。日本人SCPファンにはきっついわ、「緋色」の「鳥」のパッケージなんてw -- 名無しさん (2020-02-04 17 37 04) 因みに巨大だった頃のこいつは300kt(長崎に投下された原爆22Tktの13.6倍)の爆発にも耐えられた模様。そんな爆弾撃って島は大丈夫だったんですかね... -- 名無しさん (2020-02-04 17 45 47) 食い物でKeterからSafeに格下げ&島に住む怪物だけだと「ヴァルカン 破滅する者」にも似ている 認識による能力は無いけど... -- 名無しさん (2020-02-04 17 54 01) ↑3 偶然か狙ったのか1160ってヒイロって読めるよな -- 名無しさん (2020-02-04 18 00 48) 財団職員に認知させるならともかく一般人に認知させたら収容できてないやんけ 思いっきり「それらに関する知識が公衆に流布」だ -- 名無しさん (2020-02-05 07 15 18) ↑ま.....まぁ一応弱体化してるし収容ということで.......((゚Д゚;) )ガタガタ -- 名無しさん (2020-02-05 10 08 04) 貴重なKeter完封記事いいぞ もっとこういうのも充実させてほらほら -- 名無しさん (2020-02-05 10 32 19) ↑3 架空のキャラとして認識させ、それが収容プロトコルだとバレてもないなら無問題では? -- 名無しさん (2020-02-05 10 48 29) ↑13 せやけど、オカンがいうには人嫌いな猛禽が箱に描かれてるらしいんよ -- 名無しさん (2020-02-05 11 10 39) 異常性が認識されなければいいんじゃない?カバーストーリーってそういうもんでしょ。 -- 名無しさん (2020-02-05 11 31 55) トニーやココ君が実は1160みたいな存在だったとしても、我々はそんなこと知る由もないから何の問題もないのよ -- 名無しさん (2020-02-05 13 37 37) 緋色の鳥の逆、あと力を封じる方法が消照闇子っぽいな -- 名無しさん (2020-02-05 17 56 48) ↑4 ほなコーンフレークちゃうかぁ -- 名無しさん (2020-02-05 18 21 12) ↑2 方法だけなら闇子より噂が呼んだ怪人っぽい気もする。あとコイツの性質変化は単純に人数だけだから微妙に闇子とも違うんだよな -- 名無しさん (2020-02-05 18 24 48) 財団のことだからダミーの鳥も繁殖させてるんじゃないかな -- 名無しさん (2020-02-05 18 41 41) ただの椅子っぽくもある -- 名無しさん (2020-02-05 22 01 51) 緋色の鳥と闇子と噂の怪人のごちゃ混ぜオブジェクトって感じ -- 名無しさん (2020-02-10 16 15 56) 街とかに飛来して暴れまわってニュースなんかになったら一瞬で弱体化するから、孤島に誰にも知られないように閉じ籠ってた方が強いとかいうKクラスシナリオに向かない鳥 -- 名無しさん (2021-02-13 17 20 01) 名前 コメント
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登録日:2017/01/31(火) 14 56 12 更新日:2023/11/05 Sun 01 16 38NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 Keter Lasergoose SCP SCP Foundation SCP-1025 SCP財団 Safe 書物 病気百科事典 SCP-1025は、シェアード・ワールドSCP Foundationに登場するオブジェクト(SCP)のひとつである。 オブジェクトクラスはKeter。 項目名は「Encyclopedia of Diseases (病気百科事典)」。 特別収容プロトコル このオブジェクトが何なのかという部分については、項目名の時点でほぼお分かりだろう。 なので、先にプロトコルについて述べる。 Keterクラスが割り振られるオブジェクトは往々にして危険(一部例外あり)だが、クラス自体の定義は大ざっぱに「放っておくと世界がヤバい」「放っておくと宇宙がヤバい」「収容がめっちゃ難しい、あるいはそもそも収容不可能」と言ったもの。 このオブジェクトは「放っておくと社会がヤバい」タイプであり、とあるサイト地下の保管庫で厳重に保管されている。 というのは、後述するがこのオブジェクト、悪用すると地球上の全生物を滅ぼすバイオ兵器になりかねないのである。 よって、週2回のローテーション制と感染性病原体への曝露検査が課された10人以上の武装警備員が常に配置されている。さらには、収容違反の徴候が見られた時点で、保管庫は備え付けられたサーマイト地雷によって爆破されることになっているのだ。 サーマイト地雷とは本当に簡単に言えば、炎や爆発ではなく、純粋な超高熱によって一帯を燃焼滅却する戦略地雷のことである(当然こんな兵器は現実にはないが、サーマイト自体は焼夷弾に使われている)。 概要 そんな厳しいプロトコルが設けられているこのオブジェクト、果たしてどんなものなのか? 一目瞭然だろうが、説明する。 SCP-1025は、約1500ページから成るハードカバーの書籍である。この表紙には「一般病気百科事典」というタイトルが書かれている。 奥付からは、1900年代にとある出版社から刊行されたことを示しているが、この本の複写や第二版以降の本は見つかっておらず、出版社にも記録はなかった。 そして、一番の問題はこのオブジェクトの持つ異常な性質である。 なんと、この本を読んだ人物に対して、読んだページに掲載されている任意の病気の症状を発生させるのである。 さらに恐るべきことに、財団がオブジェクトとしてSCPを適用している病気についても記載されているらしい。 ゾンビ病とか機械化病とか……。 症状は遅くとも1日以内に現れることが、度重なる実験で判明している。 実験記録 財団がSCPオブジェクトを確保した場合、収容手順を決定し取り扱い方を定めるため、オブジェクトの性質を調べるための実験が行われるのはご承知のとおりである。当然、この百科事典についても実験が行われた。 ここからはその記録を見ていこう。ちなみに、被験者はDクラス職員である。 実験その1 内容:被験者は"風邪"と題された項目を閲読。その後、被験者の様子を数時間観察した。 結果:2時間以内に被験者は咳の症状を示した。「少し身体がズキズキする」と訴え、その不快感のために寝辛そうな様子を見せた。 まあ、これは予想されたとおりである。 実験その2 内容:被験者は"水痘"と題された項目を閲読。その後、被験者の様子を数時間観察した。 結果:1時間に渡り、被験者が自身の体の5箇所以上の部位を繰り返し掻いている様子が観察された。被験者の病歴には8歳の時に水痘を発症したことが記録されている。SCP-1025が自然免疫を無視できることを示す有力な証拠が認められた。 水痘というのは要するに水疱瘡である。一度罹患すれば免疫により二度かかることはないのだが、この百科事典が引き起こす症状はそれをも無視してしまうらしい。 実験その3 内容:被験者は"肺癌"と題された項目を閲読。その後、被験者の様子を数時間観察した。この実験の意図はSCP-1025が病気の進行を促進させる能力を有するかどうかの測定である。 結果:被験者が比較的短い時間内で4回咳を行ったことが観察された。被験者は不快感を感じていなかったが、呼吸の乱れが確認された。被験者は終了され、検死に回された。腫瘍は確認できず。 メモ:明らかに十分な時間経過は待たなかったものの、スタッフ全員が被験者の咳と喘鳴を確認。 記録では「数時間の間に」「10回咳をした」とされているが、レポートでは短くまとめられている。 項目が項目だけに、解剖はまだ頷けるが、腫瘍が確認できなかったというのはどういうことだろうか。 実験その4 内容:前回と同内容、しかし被験者の観察期間は7日間に延長。 結果:通常より遥かに多い咳と喘鳴が観察された。被験者は終了され、検死に回された。腫瘍は確認できず。 メモ:もし病気の痕跡が死後に消え失せるのなら、あらゆる感染症がより判明しにくいものになってしまうのでは? 実験その3に費やした時間が短すぎたという反省から、今度は7日をかけてじっくりと経過を見てみることに。 やはり、通常以上の咳き込みと喘鳴が観察されたが、終了後の解剖ではやはり腫瘍は確認されなかった。 財団はこの時点で、SCP-1025は被験者が死亡したと同時に、発生させた病気の痕跡を消し去るのではないか、と仮説を立てた。 実験その5 内容:前回と同内容。 結果:前回と同様の症状を発症、今回は被験者が[削除済]時間で死亡するまで生体解剖を実施した。腫瘍は確認できず。 メモ:実験を続行する必要がある。もしこれが感染性の病原体であった時のことを想像してみろ。このような本が世間にもっと存在しているなんて状況もだ。 というわけで、今度は発症後に生きたまま解剖を行い、死亡するまで観察することに。 しかし、やはり腫瘍は確認されなかった。 さすがに財団も首をかしげたが、もしかすると未知の感染体によって、類似の症状を引き起こしているのではないか、との推論が立てられる。 そしてこの後、20回以上にわたって同様の実験が続けられたが、同じような結果が見られるばかりで進展はなかった。 どころか、彼らの恐れていた最悪の事態が起きてしまう結果となった。 インシデント1025-1 内容:被験者はSCP-1025を読んでいないにも関わらず持続性の咳を発症、1週間観察下に置いた。 結果:6日間変化なし。7日目の9時30分、被験者は前日よりわずかに背が高いように見えた。本を直接読まずとも、実験に用いられなかった病気の発症を引き起こしうるという異常性の証拠として認められた。生体解剖の実施が審議されたものの、却下された。 直接SCP-1025を読んでいない研究者の一人が、持続性の咳を発症してしまったのである。 彼らは直ちにこの職員をDクラスに降格、観察を行った。6日間の間変化らしい変化はなかったが、7日目に入ると、前日よりもわずかに身長が伸びていることがわかった。 このことから、SCP-1025は直接読まれることがなくとも、実験に用いられなかった病気の症状を引き起こす、というとんでもない異常性を持っていることが判明した。 さらに、事態はこれだけでは留まらなかった。 何と、この元研究員、観察に使われていた収容室を脱走したのである。当然、施設内は大パニックに陥った。 職員のメモがある。 我々は愚かだった!体躯の巨大化はSCP-016が密室下ストレスへ適応した場合の典型的な症状じゃないか。最初に奴が何に罹患したかなんて知る由もないし、そんなことを誰が気にしたりするものか。天井には空調用の格子が付いていたな。奴の身長より僅かに高い位置にあるごく薄いものだ。奴なら簡単に抜けられるだろう。まさに今、奴はダクトの中で鉤爪を伸ばし、そこら中に汚染血液を撒き散らしながら、得体の知れない他の未発症疾患に罹ってすらいるかもしれない。SCP-008? SCP-742? ああ、どうかSCP-217はやめてくれよ? ちなみにSCP-008「ゾンビ病」は文字通り感染者がゾンビと化すウイルス、SCP-742「レトロウイルス」は感染者を人食いの怪物にするウイルス、SCP-217「時計仕掛けのウイルス」は感染者を機械化するウイルスである。 で、SCP-016「意識的微生物」は感染者を周囲の環境に適応させて変形させる細菌。 こんなもんに感染した恐れのある存在が、収容されず歩き回っているのだから施設内の混乱は尋常では収まらなかった。 端的に言って、病気系SCP(しかも大半がKeter)の一斉収容違反であるから当然の成り行きだが。 連絡が途絶えたことで危機的状況を感知した財団は、72時間後に復旧チームを派遣した。 そして、チームが発見したのは次のようなものだった。 生物災害用防護服を着用し、観察ブースに閉じこもっている研究員二人 拳銃を持って施設のエアダクト内を這っているエージェント一名 エアゾール・クリーナーとマッチ箱で即席の火炎放射器を作り、宿舎に立てこもっていた研究員一名 空の水ボトルとレーションの包みを抱え、クローゼット内で死亡しているエージェント一名 要するに、数人の職員が未知の感染症の脅威に怯えながら立てこもり、あるいは死んでいるのが見つかった、という話である。 しかも、元研究員はダクトを使ったわけではなく、他の研究員が注意を逸らしたスキをついて、彼自身の持つパスコードで扉を開けて普通に出ていったことが、後からの事情聴取で判明した。 そう、事情聴取によって元研究員の脱走法が判明したのだ。 これはつまり、逃げ出した当の本人が財団に戻り、このインシデントに関するインタビューに協力した、ということである。 未知の感染症や病気系SCPの罹患者に対して、財団はあまりにも無防備過ぎないだろうか? それは、後の調査で判明したこのオブジェクトの正体が関わっている。 本当の異常性 SCP-1025の本当の異常な特性とは、それを読んだ人物ではなく、その周りの人物に発生する認識災害の一種である。 この百科事典は、周辺の人間に対して代理心気症を発症させてしまうのだ。 代理心気症は現実にも存在する精神疾患の一つで、介護者などによく報告されている。つまり、発症者は近しい他者を見て、「この人は病気に違いない」と思い込んで恐怖心に囚われた行動に走ってしまうのである。 これが他人ではなく自分自身を対象としているのが通常の心気症である。 上記した実験記録では、検死および生体解剖のいずれにおいても腫瘍など病気の存在は確認されなかったが、それも当然の話。 そもそもそんなものはなかった、というか彼らは病気ですらなかったのである。 ただ、このオブジェクトに曝露してしまった研究員たちが、被験者たちの些細な異常、病気ですらない生理的反応を「項目に記されている病気の症状によるものだ」と思い込んだ結果の暴走が、あの実験、そして元研究員に関わるインシデントだったのだ。 彼らは元々病気系SCPの知識を持っていたため、この百科事典にそれらの項目があると思い込み、余計にパニックを加速させる結果となってしまったらしい。 このインシデントに関して、O5からのお言葉がある。 SCP-1025の全資料を慎重にチェックした後、この金食い虫に27名ものDクラス被験者や隔離施設・専用地下壕の使用を承認した者への即時査定を命じた。SCP-1025の実験において、普通ではない感染性病原体など一切見つかっていない。 また、前年の基本心理検査では関連スタッフ全員がパスしている。私には、この"代理心気症"効果が指揮系統のどこまで及び、どのように作用するのか検討もつかない。 率直に言って、それを研究することに何の価値も見い出せない。箱にでも仕舞いこんで、二度とこの現象について考えないように。 「病は気から」と言うが、このオブジェクトはそれを体現させる力を持っていたのだ。 つまり簡単にまとめると、 職員らの推測→この百科事典を読むと、読んだ項目に書かれている病気に罹患する 実際の効果→この百科事典を見ると(「読む」にあらず)、周囲の人の些細な異常を病気によるものだと無根拠に確信する という、文字通りに傍迷惑な本だったのである。 綿密な再調査によってこれらの情報が明らかになったことで、オブジェクトクラスは一気にSafeへ変更。 プロトコルも改定され、要するに誰も視認しなければいいのだ、ということでパスワードつきのロッカーに放り込まれている。開けるにはO5の許可が必要だが、多分許可は下りないだろう。 結果として27人のDクラス職員と、インシデントでクローゼットに立てこもったエージェント1名が無駄に死亡することとなり、財団の資産を無駄に食いつぶした、恐ろしくもバカバカしいオブジェクトの、これが全てである。 下手なSCPオブジェクトよりも、人間の方がよっぽど怖い。そんなこともあるのだ。 余談 SCPの存在を世の中に知らしめたフリーゲームにおいては、このSCP-1025は読むと実際にステータス異常を引き起こすアイテムとして出てくる。 ここでは、キャラクターではなくそれを操作しているプレイヤー、つまり我々に対して代理心気症を引き起こさせて「キャラクターがステータス異常になった」と思い込ませている、というなかなか面白い使い方をされている(システム的には実際になっているのだが)。 追記・修正は健康に自信のある人にお願いします。 CC BY-SA 3.0に基づく表示 SCP-1025 - Encyclopedia of Diseases by Lasergoose http //www.scp-wiki.net/scp-1025 http //ja.scp-wiki.net/scp-1025 この項目の内容は『 クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス 』に従います。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 人間の方が怖い?そりゃあscpなんて想像するのは人間だけでっせ -- 名無しさん (2017-01-31 15 20 55) ゲームの方で知ってたからずっと勘違いしてたけどそういう効果が裏にあったのね -- 名無しさん (2017-01-31 17 37 30) 処方箋は医学事典を読まない事、って小噺か -- 名無しさん (2017-01-31 18 06 37) このSCPって書かれた言語が読めないの人達を実験に使った場合どうなったんだろ? -- 名無しさん (2017-01-31 19 07 02) ネットで自分の症状を調べて、「俺は重病だ!!」と思って病院に駆け込んで大恥かく人がいるけど、それに対する皮肉も入ってるのかな? -- 名無しさん (2017-01-31 19 20 48) ↑2おそらく本を見ることで効果が出るだろうから言語は関係ないんじゃないかな -- 名無しさん (2017-02-01 06 33 06) 自分もグーグル病を思い出したわw -- 名無しさん (2017-02-01 21 09 49) 勝手に大騒ぎして被害が大きくなったというと、SCP-587-JPもこの系統に当てはまるのかねえ -- 名無しさん (2017-02-02 22 06 33) 普通なら終了とか解剖の前にX線なり超音波なり撮るでしょ。そこも含めての異常性かな -- 名無しさん (2017-02-04 23 14 04) SCPの性質で「観測結果を改変する」ってのはよくあるから、そういう病気系SCPって思いこんだんだろう -- 名無しさん (2017-02-07 23 38 09) しかしこの効果が無ければありとあらゆる病気の情報が手に入る可能性も…? -- 名無しさん (2017-02-08 09 57 47) O5がSCP-1025の影響を受けてスタッフが代理心気症だと思い込まされているとしたら……? -- 名無しさん (2017-03-02 02 39 48) ↑4 その場合でも「検査で見つからないなんて恐ろしい病気だ! 解剖して調べなければ!」ってなるだけ。解剖して腫瘍が見つからなかった場合の反応さえこれなんだから。 -- 名無しさん (2017-06-09 15 18 47) Dクラスに降格って事実上の死刑宣告だからなー -- 名無しさん (2018-01-22 00 43 35) オブジェクトの使い方もさることながら、ゲームでの使い方も素晴らしい。 -- 名無しさん (2018-04-01 14 12 00) 何か体調不良があると原因を勝手に考えてしまうような行動は現実にもあるよね -- 名無しさん (2018-10-14 21 52 50) Dクラスに降格された元研究員は復帰できたのだろうか -- 名無しさん (2019-03-02 07 20 39) ゲームで知ったから思ったより複雑なSCPでびっくり、にしてもオブジェクト自体がそこまで凄くなくて、人間の疑心暗鬼で大事になる系のSCPって面白い -- 名無しさん (2020-03-13 10 23 24) ↑『死体に非ず』とかな -- 名無しさん (2021-10-05 16 54 45) なんでこれsafeじゃないの -- 名無しさん (2023-02-08 14 30 32) Safeだぞよく読め -- 名無しさん (2023-11-04 00 22 56) 名前 コメント
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登録日:2019/05/27 Mon 11 48 42 更新日:2024/04/30 Tue 02 16 08NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 SCP SCP Foundation SCP-1735 SCP財団 Safe バリア レジ袋 レジ袋絶対守るバリア 不可視 何、この…何? 完全防御 無敵のバリア 無敵結界 突破不能の障壁 障壁 なんとしてもあれを取り出すんだ。 SCP-1735は、シェアード・ワールドSCP Foundationに登場するオブジェクト (SCiP) である。項目名は『突破不能の障壁』。 オブジェクトクラスはSafe。 概要 まずこいつが何かというと、ニューファンドランド島の砂浜(北緯??.0000°、西経??.0000°)に存在する静的で移動不可能な目に見えない障壁……要するにバリアである。このバリアは球形をしており、中心から半径0.70メートルに広がっているようだ。 このオブジェクトが発見されたのは、2004年に起きたダートバイクの死亡事故の科学捜査を地元警察が行っている最中であった。バイク事故の原因がこの障壁だったのである。 この捜査に関わった民間人にはAクラス記憶処置が施された。 財団がさらなる調査をした結果、SCP-1735との衝突によって生じた死亡事故は複数存在しており、最も過去のものは200年近く前、1823年3月12日になることが分かった。 さらに、なんと漁船の転覆事件も1738年に発生しており、この障壁はまだ土地が砂浜になる前、海であった頃から存在していると推測されている。 なお、これらが超常的要因による事故であるということを示す報告は2004年が初めてであった。 特別収容プロトコルとして、障壁の天頂、天底、子午線の部分に工業用塗料を用いて太さ70ミリメートルの印を付けて目視可能にしており、砂浜一帯には一般人の立ち入りを防ぐ為に電気柵と2人の警備員が配置され、区域一帯はつねに監視下に置かれている。 なお現在付けられている印には触れることが出来ないため、再度印が付けられることは決してないとのこと。 さて、バリアとは基本的に何かを守る為の代物だが、こいつもある物を守っている。その守っている物とは―― ――レジ袋である。 ……意味がわからないって? 財団もわかっていないから安心してくれ。 とにかくこのSCP-1735は、レジ袋を中心として展開されている。内部のレジ袋は常に浮かびながら風の影響を受けているかのように揺れているが、外へ出てくることはない。 このレジ袋がいつから障壁内に存在するのかは不明。レジ袋の開発は古くとも1970年頃であり、もし300年前から存在していた場合明らかに時代を無視しているが……。 さて、このレジ袋が異常性の基点かもしれないと考えた財団は、レジ袋を障壁内から取り出そうと考えた。が、結果は全て失敗。 財団の持つありとあらゆる手段で障壁の突破を試みたが、全く太刀打ちできず、突破は不可能であった。 「無理に突破しなくとも掘ってみればいいんじゃね?」と考えた財団はSCP-1735の周囲を掘り出してみた。ここで障壁が球形である事が判明したようだ。 掘り出しの結果、障壁内の砂などの内容物はすべて落下した。……がレジ袋は障壁内に留まったまま落ちてこなかった。なんでや! その後、落ちてきた砂を障壁内へ戻そうとしたが、失敗。内から外への一方通行らしい。 この「障壁内からレジ袋を取り出そうプロジェクト」は現在も進行中であり、財団はその叡智を結集してなんとしてでもレジ袋を手に入れようと奮闘している。 変化 財団がSCP-1735の監視を続けていたところ、2010年1月27日に事件が発生。 風に乗って飛んで来た新しいレジ袋が、なんとSCP-1735の障壁を一切の抵抗なく突破。 結果、以前のレジ袋と新たなレジ袋、二つが障壁内に存在する状態となった。 「レジ袋なら障壁を突破できるのか?」と考えた財団がレジ袋が障壁内に進入した環境の再現を試みたが、結果は失敗。意図的に障壁内にレジ袋を進入させる事はできなかった。 このレジ袋の発生源の調査は現在財団の総力を以て進行中である。 追記・修正はレジ袋をバリアで完全防御してからお願いします。 CC BY-SA 3.0に基づく表示 SCP-1735 - 突破不能の障壁 by 著者不明 http //www.scp-wiki.net/scp-1735 http //ja.scp-wiki.net/scp-1735 この項目の内容は『クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス』に従います。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 砂浜ができる前からあって、中に砂が入っていたということは、少なくとも一度は中に砂が入ったってことだよな -- 名無しさん (2019-05-27 12 34 10) もともと何も入ってなかった障壁だったのがレジ袋のみが入る性質だった? -- 名無しさん (2019-05-27 17 14 04) ↑↑なるほど、言われてみれば…バリアの性質が変わったのか、砂が侵入条件を満たしたのか… -- 名無しさん (2019-05-27 17 16 47) あっそうか砂は一旦入っていたんだよな……それとレジ袋のみがとどまっているという不思議…… -- 名無しさん (2019-05-27 17 20 30) つまり(暫定)200年前からレジ袋を守ってた訳ではないかも知れない訳か。もしそうなら時間的なパラドックスは無くなるな、「なんでレジ袋?」って最大の謎が残るけどw -- 名無しさん (2019-05-27 18 49 22) 障壁を突破できても得られるのがレジ袋2つってのがひっどいオブジェクトだなぁww ww -- 名無しさん (2019-05-27 21 38 41) レジ袋障壁内侵入再現実験では、世界中のスーパー、コンビニ、ドラッグストアなどからレジ袋が取り寄せられたに違いない。想像するとちょっと可笑しいw -- 名無しさん (2019-05-28 10 17 19) レジ袋が入っていたのはただの偶然で人為的に操作されたもの絶対通さないバリアだったりして -- 名無しさん (2019-05-28 20 30 24) ビニール袋が溜まりに溜まると全部砂に変換してる説 -- 名無しさん (2019-05-31 21 58 55) 現代の主戦力エコバックさんならワンチャン -- 名無しさん (2019-06-14 06 19 28) レジ袋以外を弾く、じゃなくて意図して入ろうとする物を弾くとか…? -- 名無しさん (2019-08-02 05 32 21) ↑ならジェラルド博士と乗り物を使えば何か不思議なピタゴラスイッチ的な事が起きて入れるかもしれない。…博士が出てこられなくなる可能性もなくはないが。 -- 名無しさん (2019-09-23 06 23 06) 何この…何? 一応障壁の解除方法が分かれば逆回しで障壁の作り方も分かるかもしれないから夢がひろがりんぐではある…障壁破壊したら正真正銘ただのレジ袋しか手に入らなくてNeutralized化しそうで怖いけど -- 名無しさん (2019-09-24 21 59 34) 6↑それっぽいかも -- 名無しさん (2020-01-09 11 17 58) まあ…年に何ミリか大きくなってるとかそういうのじゃなくてよかったよ… -- 名無しさん (2020-02-26 03 08 37) 「『レ』の付くもの入れ」 -- 名無しさん (2020-03-20 18 42 15) 2↑誰か「いや、前に砂たっぷり入れたんであの大きさになったんです」 -- 名無しさん (2020-05-02 18 50 39) バリアを砂は通過するけど 中のレジ袋は砂を受け止めるのかも -- 名無しさん (2020-05-04 21 56 23) ???????????? 何この何.. -- 名無しさん (2020-10-23 22 51 13) 某超小型核融合炉と同じく財団敗北案件の一つでは? -- 名無しさん (2021-05-15 22 09 17) 自転車とか乗ってる時に「ここで目の前にいきなり見えない壁あったら多分死ぬよなぁ…」的なオブジェクトかとかと思ったら、まさかのビニール袋…なんで?? -- 名無しさん (2021-08-20 03 05 24) ???「このレジ袋はマイクロプラスチックに成らずに済みそうだな……日本全国全てのレジ袋にバリアを付与することを義務付けよう、コストは消費者負担で」 -- 名無しさん (2021-08-28 00 32 46) ↑人間が触れられないんですがそれは……あと、どっちにしろ未来永劫残るし -- 名無しさん (2022-02-22 00 34 13) 不可視の障壁で、レジ袋の様子が観測できるってことは、光は素通ししてるよな。後、おそらくもともとは海水と空気も。 -- 名無しさん (2023-08-28 07 11 10) 人為的に行われたこと全てに干渉しなくなるバリアなら中の砂だけ落ちてレジ袋は落ちてこなかったのがわからないよなぁ…「偶然振ってきたレジ袋だけを通すバリア」なんでは -- 名無しさん (2023-11-22 16 59 49) 名前 コメント
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登録日:2017/05/14(日) 13 03 11 更新日:2024/06/17 Mon 13 56 30NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 Euclid SCP SCP Foundation SCP-1310 SCP財団 オハイオ州 小児科 廃病院 診察室 唯一消えずに残されたのは、1人の無能の失態だった。 SCP-1310は、シェアード・ワールド「SCP Foundation」に登場するオブジェクト (SCiP) のひとつである。 オブジェクトクラスは「Euclid」。 項目名は「Examination Room 10 (10番診察室)」。場所系オブジェクトである。 概要 コイツが何かというと、オハイオ州にある現在では使われていない病院の、小児科の診察室である。 内装や残されている物品は小児科には普通に存在する医療器具で、これらそのものに異常性はない。 この部屋の異常な特性は、この部屋のドアを平均5分43秒閉じることで発生する。 こうなるとこの部屋は活性化状態となり、内部から1体以上のヒトが生成されるのである。断っておくが「おおむね、ヒト」ではない。 この生成のプロセスは現在まで判明しておらず、観察の試みはすべて失敗している。SCPあるあるの一つ、原因不明の観測不能。 そして、生成されるヒトは大きく分けて三つのタイプに分けられる。 一つはSCP-1310-Aと認定される18歳未満の人物と、それらが保護者として接するSCP-1310-Bと認定される人物。 そして、この小児科に勤務する医師だと名乗るSCP-1310-Cである。 これらの個体は、この病院がある地域の正確な知識を有しているが、これらの記憶は偽造されたものである。 また、彼らにかかわる記録は現在に至るまで発見されていないが、個体のいくつかは社会保障カードや免許証などを所持していた。しかし、これらを発行した記録もまた残っていない。 まとめるとこの診察室は、扉を閉じておくと身元不明の人型実体を出力する異常性を持っているのである。 財団がこの部屋を収容してからしばらく、この生成イベントは停止していた。 この小児科の状態と生成イベントには何らかの関係性がある、と読んだ収容担当のとある博士は、実験のため3か月の間この小児科を再開し、生成イベントの発生を観察した。 結果、新たにA、B、Cの個体が発生。これを受けた博士は、一つの仮説を立てた。 わかったぞ!患者を医院に侵入させることで、SCP-1310は新たなSCP-1310-Aおよび-B個体を出力する。私はSCP-1310が2つまたはそれ以上の宇宙に同時存在しているという理論を構築した。 SCP-1310のドアが他の宇宙とこの宇宙とで同時に閉じられていると、SCP-1310は室内の人間をこの宇宙に転送する。そして転送元の宇宙とこの宇宙との判別可能な唯一の差異は、この宇宙にSCP-1310-Aも-Bも存在しないという点なのだ;SCP-1310を用いた宇宙間移動の可否を確かめる実験を申請しよう それが可能であれば、他の宇宙に存在する財団との交流も出来るはずだ! 財団世界には平行する世界も多くあり、別世界の財団が活動している(SCP-700-JPみたいなトラブルのモトもあるが)。 この博士は、SCP-1310は異なる二つの宇宙をつなぐポータルであるという仮説を立て、別世界との交流を試みるべくDクラスを用いた実験を計画した。 ところが、である。 実験申請から1年が経過してもなお、それは行われなかった。なぜならば、実験用のDクラスが一向に配置されなかったからである。 業を煮やしたO5評議会は「早く実験を開始しろ!」と急き立てたが、結局Dクラスの配置は行われず、博士は被験体不足を理由に実験中止を宣言した。 一体何がどうなっているのか? 財団において、オブジェクトの異常性を検証するためのDクラスを用いた実験は日常茶飯事だ。だが、なぜそれが行われないのか? 財団にとってDクラスを用いた実験は基本的には行ってしかるべきものであるし、そうしなければ異常性の中身や方向性を把握できない。そうしないと特別収容プロトコルが組めない。 だから、配置されないということは余程の事態がない限りありえないのだ。 しかし、現実としてDクラス職員は博士のもとには配置されず、実験は行われることはなかった。 これは、何を意味しているのか? それでもひとまず何が起きているのかはわかっているため、特別収容プロトコルはこのように策定された。 SCP-1310を含むビルはサイト-███に指定されます。外観は取り壊し待ちの廃ビルに偽装されます。SCP-1310に通じるドアは1日24時間中少なくとも20時間は開放されます。これは生成イベント発生の可能性を最小限に抑えるためです。SCP-1310から出現した個体はすべて尋問のため拘束します。取り調べ終了後、すべてのSCP-1310-A、-B、-C個体はプロトコル・イングランド-1310-84を施されます。 真相 その疑問に答えが出される時が来た。 収容から恐らくは数年が経過しただろうある時、清掃のために開けられたSCP-1310の中で、1体のSCP-1310-B個体が発見された。医師を名乗るC個体はともかく、A個体すら伴っていなかったが。 この個体は、自らをSCP財団の職員であり、SCP-1310の研究担当であるあの博士の助手を務める「チャールズ・フリードマン研究員」だと名乗った。 博士は彼が、別世界の財団職員だと考えて早速インタビューを行ったが、なぜかフリードマン研究員は博士に対して非常に刺々しい態度で接した。 そして彼は、勢い込む博士に向けて、冷ややかにこう告げた。 オッカムの剃刀って知ってるか?「あの部屋が完全にランダムな外宇宙から人間を転送してくる」、「1310に入った人間はこのタイムラインから消え去る」、どっちの方が簡単だと思うよ? 考えてもみな。あんたは人間で実験しようとしたよな?彼らは他の宇宙に移動したか?なぜ実験が行われなかったのか?実験は行われ、そして誰もがそれを忘れた、なぜならそれがSCP-1310の作用だからだ、そうだろ? 「オッカムの剃刀」とは、簡単に言えば「ある物事を説明するならば、必要以上に多くを仮定するべきではない」という考えのことである。 そしてこの博士の仮説、まさに「多くの仮定」によって成り立っていたことがお分かりだろうか。 さらにフリードマン研究員は、ガードマンによって連行される間際にこう叫んだ。 聞け!あんたはデータを隠蔽した!(マイクに直接話しかける)証拠もあるんだ!聞け! ……もうお分かりだろう。 SCP-1310の本当の異常性は、不明な人型実体の生成でも、別宇宙のポータルでもない。 ドアを閉じると、内部の人間の情報を基底現実から消去し、完全に忘却させてしまう。ドアを区切りに、内部のものを外部から情報的に孤立させてしまう、現実改変型オブジェクトだったのである。 だが、担当であるこの博士は、自身の仮説である別宇宙ポータル理論に固執し、それに対する反証を全てこじつけて無視、あくまでも自身の理論が正しいことを証明しようとしたのだ。 それは違う、間違いだと指摘する周囲の声を聞き流して。 彼が財団に関する正確な知識をいくつか有していたことは認めますが、私が実験結果を隠していたなどありえません。ひょっとしたら外宇宙ではそういうこともあったかもしれませんが、この基底現実で私が証拠を隠す理由はありません。それで私が何の得をするというのでしょう? おそらくはプロトコル・イングランド-1310-84の実行も可能でしょうし、そうすれば彼が二度と我々の妨害をすることもなくなります。 - ████████博士 あくまでもフリードマン研究員は存在せず、自分たちの妨害をしているだけだと主張する博士だった。しかし・・・ サイト-███の警備員により行われた追加インタビュー中SCP-1310-B-31の指示でスタッフが████████博士のオフィスへ向かい、未知のSCP-1310-B実体の写真が納められたファイルと、SCP-1310-B-31の言及していた紛失していたデータを含むノートが回収された。すべてのSCP-1310-B実体はDクラスの制服を着用していた。 隠蔽が立証された。これを受けてのO5からの通達がこちら。 SCP-1310研究において示された目に余る能力不足により、████████博士は20██/4/20をもって解雇された。取扱方はSCP-1310-B-31が提示した調査結果に基づき反ミーム部門によって更新される。 - O5-█ 解雇されました。 オブジェクトの異常性を正しく認識するのは、財団においては必須以前に常識である(だからこそ情報災害の類が怖い)。それを、こともあろうに自身の推論を優先して蔑ろにしていたのだから、むしろこれでも穏当な措置と言えなくもない。 プロトコル・イングランド-1310-84の内容は不明だが、今まで「生成イベント」の生成物として認識されていた個体らは実のところ、単にこの診察室に入ったがために全てから忘れられた子供たちと、その親と、医者だったのだろう。 彼らは果たしてどうなったのか……。 SCP財団は確かに超法規的な組織であり、有能揃いだ。 しかし、組織である以上無能はどこかに存在するのである。 追記・修正はSCPオブジェクトを正しく調査してからお願いします。 CC BY-SA 3.0に基づく表示 SCP-1310 - Examination Room 10 by Ihpkmn http //www.scp-wiki.net/scp-1310 http //scp-jp.wikidot.com/scp-1310 この項目の内容は『 クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス 』に従います。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] うまく本来の特性に絡めて無能な博士を描いてるって点で、ただ無能を書いてるのと違って面白いと思う -- 名無しさん (2017-05-14 17 46 44) ヒッチハイカーのやつとかミニチュアの町のやつとか、ナンバー忘れたけど無能な博士って結構いるよね -- 名無しさん (2017-05-14 19 13 52) 分母が多ければその中には一定数のどうしようのないやつもいる……何かしらの嗜好の集団や、統率の取れた組織でもね。それが全部でないということは常に覚えてないといけない -- 名無しさん (2017-05-14 19 48 47) 財団そのものじゃなくて個人のやらかしを書いたSCPはそんなに多くないのよね -- 名無しさん (2017-05-14 21 22 56) 入った人が忘れ去られる建物は日本支部にもあるね(SCP-544-JP)。こっちはDクラスがかっこいいんだよなぁ… -- 名無しさん (2017-05-17 00 28 15) ↑なおバッドエンドの模様 -- 名無しさん (2017-05-18 01 45 09) まぁ、この博士は降格で済んだのを感謝すべきだよね。自分がO5だったら、間違いなく終了させてる。 -- 名無しさん (2017-07-10 18 34 33) 実は因果が逆でした系はいくつかあるよね。新たに生成されたのではなくそれに関する記憶や記録が消えていた、という -- 名無しさん (2018-12-17 14 36 38) これ読むと二つ思い出す。忘れられるという点では孤独な放送室、無能職員という点では殺された女性が幽霊になってでも自宅に帰る行為を繰り返していたら、帰るところをなくしてやろうと遺族を殺してしまったキチ無能職員の話。 -- 名無しさん (2019-11-04 16 52 07) JPにあった、乗った人の過去を食ってDクラスにしちゃう飛行機の方思い出してた -- 名無しさん (2020-02-25 10 28 58) 元記事の方が微修正されていたので反映しました。博士は降格から解雇に変わりました。 -- 名無しさん (2020-04-19 23 17 24) 最後の記録で1310-Bは全員元財団(Dクラス含む)職員だと確認されたわけだけど、再雇用されるんだろうか、それともあくまで人型実体として扱われるんだろうか。戸籍も全部消えてるだろうしなあ… -- 名無しさん (2020-04-19 23 21 00) にしても、なんで必ずscp-1310-Aが発生するんだろうか?やはり実はそう言う異常性もあったりして………しかも最後の最後で急にscp ー1310-Bだけしか現れなかったんだろうか?なんだかキミが悪い -- 名無しさん (2020-05-07 09 38 10) ↑実験のため小児科として運営再開したから、医者と患者と保護者が部屋に入って忘れられてた。Dクラス使った転送実験にシフトしてからはそのDクラスの存在が忘れられるのでscp-1310-Bしか出てこないけど、博士がその存在を隠蔽してた(自分のポータル装置仮説に不都合なので) 財団職員である助手が出てきたことで博士以外も事態に気づき真実が明らかになった。なのでDクラスの1310-Bは何人かいたはず。 -- 名無しさん (2020-06-18 20 38 22) 俺は博士のこと信じるよ、なんだか自信ありそうだしね さあ博士どうぞ室内へ -- 名無しさん (2022-09-01 23 15 24) 噂じゃ「私 そんな酷い奴じゃないよ」と書かれた手紙がクリップボードに貼ってあったとかないとか -- 名無しさん (2023-07-16 23 59 37) 実際にはDクラスを使った実験は行われていて、部屋から出て来たDクラスは直前までの記憶を覚えているから当然「博士に入れって言われて入ったじゃないか」「別宇宙から来たんじゃなくこの宇宙の人間だ」って言い張ったはず、なのにB-31出現の記録までB単体での出現は記録すら残っていないって事は実験に使われたDクラスの安否は… -- 名無しさん (2023-07-17 01 37 06) 名前 コメント
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登録日:2020/10/25 Sun 04 15 35 更新日:2024/05/22 Wed 16 01 21NEW! 所要時間:約 10 分で読めます ▽タグ一覧 Euclid SCP SCP Foundation SCP-1875 SCP財団 オートマタ チェス ホラー ホラー項目 検索してはいけない 検索してはいけない言葉 閲覧注意 注意 この項目は割と怖い内容を取り扱っています。閲覧の際は監督評議会の可決を得たうえで、気を付けて閲覧してください。 SCP-1875「アンティーク・チェス・コンピュータ」は、シェアード・ワールド「SCP Foundation」に登場するSCiP。 オブジェクトクラスはEuclid。 概要 SCP-1875は、4つの構成物(SCP-1875-1~4)を組み合わせると対戦AIを積んだチェス盤になってくれる完全機械仕掛けのチェス対局機である。これがホントのオートチェス●≡= …気を取り直して。このオブジェクトは19世紀に作られたものである。 そんな昔に自動対局してくれる機械なんかないだろって? 少しマニアな方なら、”トルコ人”という名前を聞けばピンとくるだろう(*1)。しかし、SCP-1875はそういった変なカラクリもイカサマもない。まず人間が隠れられる構造になっていないのである。 SCP-1875-1 72センチ四方、高さ64センチ、64マス刻まれたかなり本格的なチェステーブル。 SCP-1875-3とドライブシャフト(*2)で繋げられており、チェス盤に仕込まれた電磁石を操作することで駒が動く。 1990年代のイギリスで、とある大学教授の研究室から回収、そのまま収容した。 年代測定の結果、19世紀のイギリスで鋳造された鉄でできていることが判明した。 SCP-1875-2 32個の東洋系のチェス駒セット。 チェス盤を回収した後、教授の遺産を知る有志の情報をもとに、ニューヨーク在住の人物から回収した。 底面に磁石が貼り付いたこれをSCP-1875-1と組み合わされることで自動操作が可能になる。どうやらこの駒、人骨から削り出されたものらしい…。 SCP-1875-3 1840年ごろに製造されたMaudslay,Sons Field Ltd(*3)の定置式蒸気機関。 但し改造が施されており、ローマ数字のラベルに合わせることで五段階の速度調整ができる。 教授の遺産から回収されたSCP-1875-1を動かす動力源で演算部のクロック調節機能、つまり難易度設定のダイアルである。 SCP-1875-4 江戸時代の日本で使われていた、当世具足(*4)の甲冑。兜と目を合わせると不安感が長く続くという報告がされている。 教授の遺産であるSCP-1875-3に同梱されていたらしい。教授はどんな趣味をしていたのだろうか。 こいつをチェス盤の前に座ることで、あたかも日本の侍がチェスを打っているかのような演出を作り出すことができる。そこは将棋だろとか言ってはいけない。 補遺-01:受納レポート 全文が気になる方は、是非本家を先に見ておいてほしい。 このオブジェクトは1990年代に、財団によってすべて収容されたのは先ほども述べた通り。 ”ザ・サムライ”という名前でこの不思議なチェス盤は”トルコ人”と同様に見世物として金稼ぎの道具に使われていた。もうちょっとマシなネーミング無かったかな…。 20世紀に発生したサンフランシスコの大地震で、その時期に所有していた人物もろとも破壊されたと考えられていたらしい。 かつての所有者は何人か特定できたが、これを作った人は未だ分かっていない。 だが、教授の遺産を管理していた人によると、こいつが作られたのと近しい時期に、ロシアのチェス王者の娘二人が失踪したという。 オブジェクトとの関連性はいまだ不明だが、結局その娘たちは見つかっていない。 補遺-02:インシデント 1875-55A ここに、とある実験記録のアーカイブが残っている。それを引用させてもらう。 From 1875-P█ [副研究監督] To _DL_1875 Subject Re テスト 1875-55 Date 1999/11/77 1999/11/07, 16 58 SCP-1875の組み上げは完了し、チェスに必要なハードウェアが完全に動作していることが確認されました。テストでは、ある現代のチェスコンピューターの変更可能なチェスの強さを、SCP-1875の分析的知能の判断基準として用いました。 我々は、収容中のSCP-1875に1名のDクラス職員(1875-D1)をチェスボードの黒の側に、1875-4と向かい合うように座らせ、白の側の後ろから観察を行いました。対局は5回行われ、1回ごとに蒸気機関の速度設定を切り替えました。駒を動かすための指示はプレキシガラスで遮蔽された1875とDクラスの外側から無線マイクで与えられました。 1875-1は5回のゲームをいかなる被害を受けることなく完了し、次の任務のためにサイト-██と移送されました。 以下の簡易表はそれぞれの速度設定でのイロ・レーティング・システムによって見積もられた一覧です。我々が確認したⅠ~Ⅴまでの速度設定での測定結果は以下の通りです。 どうして日付が一度間違えられているのかは一旦置いておこう。イロ・レーティング・システムというのは、一対一の勝負事の強さを示す指数のこと。チェスの場合、大体2550以上でタイトルを獲得できる実力があると言える。 (I) 800-1000 イロレーティング (II) 1000-1200 (III) 1200-2500 (IV) 2500-████ (V) 0-████(?) "V"に設定した試験では異常値が出たままでした。また、チェスに熟達した研究者による追加試験が行われました。(参照:ファイル-1875-Ⅴ-██,対局-█-████ ) 当初、SCP-1875のイロレーティングは████を上回り、これは設定"Ⅳ"のレーティングを██%上回る数字でした。 対局█の後、SCP-1875の指し方に非論理的な駒の動かし方が観察されました。 対局██の間、不正な駒の動きが観察されました。我々に進行中の対局を断念させようと強いるものだと思われます。この活動はテストが進行するにつれ、より頻繁に発生するようになりました。 対局██の後、不規則な駒の運動が観察されました。SCP-1875が動かす駒の速度は増加し、盤上の駒同士が激しくぶつかり合い始めました。 衝突により幾つかの駒が傷ついたため、我々はより損傷の少ないテスト形式が立案されるまでテストを中断することにしました。 職員は速度調整"Ⅴ"が経年劣化と摩耗により故障している可能性を示唆しています。 …なーんかきな臭くなってきたな。 実験報告はここまでだが、問題なのはこの後起きた現象。 実験から五分後、SCP-1875の研究に参加していた全ての財団職員のメールボックスに、一通の不審なメールが届いた。 From 1875-P█ [研究分析者] To _DL_1875 Subject Re Fwd Re テスト 1875-55 Date 1999/11/77 1999/11/07, 17 03 添付ファイル: шахматы.bat [17.2 Mb] a1 b2 c3 d4 e5 f6 h7 g8 [ 1875-IMG-1AB は削除されました] この、削除された画像がかなり厄介なものらしい。なんでも、この画像は二人の少女の白黒写真なのだが、見たら不快になるレベルで婉曲しているという。 …ん?二人の少女? 添付されているファイルの名前は、ロシア語で「チェス」を意味する言葉である。これが財団のパソコンやらの上で暴れたらしい。財団が警告を発するのが間に合わず、この画像に曝露してしまった職員が何人かいたのだが…その影響を示す。 T+0(露出) - 激しくはない不安感。 T+15min - 頭痛・体温の上昇。 T+2hr - 不穏感・不眠・幻聴(一般的に静かな、子供の無邪気な笑い声)。 T+4hr - 激しい不安感、及び幻視。 T+7hr - 意識はあるにも関わらず、外部刺激に対して反応が鈍くなる。 T+11hr - 短い正常化期間。暴露した人物は回復したように見えるが、1875-IMG-1ABを見たコンピュータへの即時のアクセスを要求する。 T+12hr - 自傷行為。 T+14hr - [削除済み] まあ手遅れだよね。薄々わかってたけど。 注意: 1875-IMG-1ABへの曝露シナリオが発生した際の最優先事項は、暴露者を即座にコンピュータから引き離し、全てのコンピュータをネットワークから削除することだ。 - OG-█ 更なる補足と特別収容プロトコル さて、この後に本家記事では二つの添付ファイルがついているのだが、そのどちらもクラックされていて読めない。というわけで、そのインシデントが発生した後に財団が気づいたことについて補足していく。 先ほど言った、ロシアの天才チェス師の娘二人が失踪した事件。言うまでもないだろうが、SCP-1875が密接にかかわっている。 SCP-1875-1の頭脳部分。AIにあたる部分は、では何で出来ているのかというと、 この双子の脳組織が組み合わさって構成されている。イメージとしては、エヴァのアレに近い。この部品がSCP-1875をどのように動かしているのか自体はまだ確定していないが、…恐らくは、見世物小屋でチェスを嗜んだ客人たちは、この双子を同時に相手取っていたという事になるだろう。ツマミをⅤに合わせた時に一見動作不良が起きたのは、双子の協力による本来の実力を最大限発揮した結果ともいえる。 また、チェスの駒にあたるSCP-1875-2のDNAは、この双子の物と一致している。…チェスが作られた時点で双子がこの世にいなかったことは確定した。 という事は、問題の画像に写っていた女性二人というのも、この二人と考えるのが自然だ。少なくとも、こういった事象が多発している財団世界にとっては。つまり、SCP-1875は、何らかの手段でネットワークに干渉する機能を持っているという事になる。 というわけで、SCP-1875は電波を全て遮断した密室、専門的に言うと「ファラデー箱」に保存されることになった。こいつを収容したサイトには、最低二人のネットセキュリティ専門家、武装した警備員、そして児童心理学の専門家を配置する。一応組み立てた状態で放置することはしないだろうが、サイト監督者の許可なしに速度調整レバーを”V”に設定することはできない。 また、サイトの区画内に、記録領域を持った電子機器を持ち込むことは禁止されている。研究データを外へ持ち出す際は、紙に印刷されたものを利用することになる。 ¡CORRUPTED! クラックされた添付ファイルと、それに伴う報告がある。 一つ目が、「補遺-03 インシデント 1875-55B」。これはインシデント 1875-55Bの後に起きたものらしい。データが破損してしまっているため詳細どころか全容すら全く以て不明だが、本家記事では、ログインしないと見ることができない文章が存在する。編集の都合上、ここではその部分を「あなた」という表現に変更して記述する。 取り敢えずこれがレポートである。 ☐☐☐☐☐☐☐☐☐☐☐ ¡CORRUPTED! ¡CORRUPTED! ¡CORRUPTED! ¡CORRUPTED! ☐☐☐☐☐☐☐☐☐☐☐ ☐☐☒▦⚉☐☒☐☐☐☐☐☒▦⚉☐☒☐☐☐☐☐☒▦⚉☐☒☐☐☐☐☐☒▦⚉☐☒☐☐☐☐☐☒▦⚉☐☒☐☐☐⚉⚉〿☐☐☐☒☒☐☐☒▦⚉☐☒☐☐☐☐☐☒▦⚉☐☒☐☐☐☐☐☒▦⚉☐☒☐☐☐☐☐☒▦⚉☐☒☐☐☐☐☐☒▦⚉☐☒☐☐☐⚉⚉〿☐☐☐☒☒☐☐☒▦⚉☐☒☐☐☐☐☐☒▦⚉☐☒☐☐☐☐☐☒▦⚉☐☒☐☐☐☐☐☒▦⚉☐☒☐☐☐☐☐☒▦⚉☐☒☐☐☐⚉⚉〿☐☐☐☒☒☐☐☒▦⚉☐☒☐☐☐☐☐☒▦⚉☐☒☐☐☐☐☐☒▦⚉☐☒☐☐☐☐☐☒▦⚉☐☒☐☐☐☐☐☒▦⚉☐☒☐☐☐⚉⚉〿☐☐☐☒☒☐☐☒▦⚉☐☒☐☐☐☐☐☒▦⚉☐☒☐☐☐☐☐☒▦⚉☐☒☐☐☐☐☐☒▦⚉☐☒☐☐☐☐☐☒▦⚉☐☒☐☐☐⚉⚉〿☐☐☐☒☒☐☐☒▦⚉☐☒☐☐☐☐☐☒▦⚉☐☒☐☐☐☐☐☒▦⚉☐☒☐☐☐☐☐☒▦⚉☐☒☐☐☐☐☐ 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SCP-1875が収容されているサイトのコンピュータネットワークが危殆化したと、我々は考えています。この結果を受け、サイトとの全ての電子的通信はさらなる通知があるまで切断されました。 監視司令部(Overwatch HQ)は、いかにして1875が無線通信信号を送受信するのか我々が理解するまで、以前のノヴェンバー-77の執行を猶予する事を宣言しました。以上に従い、私は収容手順を以下の二つの事項に変更を加えました。(1)無線データネットワークへのSCP-1875の暴露に関する事項、(2)1875-IMG-1ABにさらされた個人の治療に関する事項。 O5-█ 追記・修正は、チェスで勝利してからお願いします。 △メニュー 項目変更 -アニヲタWiki- 補遺-04: '1875-'ノヴェンバー-77※閲覧注意 +[許可された人物のみ閲覧可] ☐☐☐☐☐☐☐☐☐☐☐ ¡CORRUPTED! ¡CORRUPTED! ¡CORRUPTED! ¡CORRUPTED! ☐☐☐☐☐☐☐☐☐☐☐ шахматы [17.2 MB] UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… 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by TheMadStork http //www.scp-wiki.net/scp-1875 http //ja.scp-wiki.net/scp-1875 この項目の内容は『 クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス 』に従います。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] とうとう来たか・・・。取り敢えず、閲覧注意だから気を付けて閲覧してくれよな! -- 名無しさん (2020-10-25 05 14 36) ネタなのガチなの? WARNING以降見てないけど -- 名無しさん (2020-10-25 05 40 01) ↑ガチ。最後に顔がドロドロになった二人の女性の白黒写真が出てくる -- 名無しさん (2020-10-25 06 58 27) シンプルに怖すぎてトラウマになった記事。ちなみにGoogleとかで検索するとオチの画像が真っ先に出てきてしまうから気をつけるんだぞ! -- 名無しさん (2020-10-25 07 35 30) 2は人骨製の『東洋風デザインの駒』じゃないかな -- 名無しさん (2020-10-25 07 53 33) だいぶ古株のイメージのあるSCPだけど今記事できたのか もっと前からあった気がする -- 名無しさん (2020-10-25 08 25 54) 画像がライブとかでテンション上がってる人に見える -- 名無しさん (2020-10-25 08 35 53) ディスカッション見たら分かるけど元の画像はジェットコースターに乗ってる女性2人が下り坂の辺りで「きゃー!」ってなってる画像らしいのでまあそう見えるだろうね -- 名無しさん (2020-10-25 08 45 58) ホラー系の画像は掲載は控えたほうが良いような気がする。規約に引っかかったりしないかなこれ… -- 名無しさん (2020-10-25 09 14 02) これ紹介動画がみんな凝った内容になるから好きなんだよね -- 名無しさん (2020-10-25 09 37 44) 本家記事は一応隠れてるけど、この記事では例の画像が丸見えの状態なのは流石に良くないと思う -- 名無しさん (2020-10-25 09 51 06) シンプルに怖ぇな -- 名無しさん (2020-10-25 10 00 27) これ最初は違う画像だったよね?前の画像になれてたからマジでびびったわ -- 名無しさん (2020-10-25 11 53 11) 昔は2人の少女が映った加工写真だった記憶があるな。 -- 名無しさん (2020-10-25 15 03 39) ↑7 すっごく怖かったのにジェットコースターだと言われた瞬間全然怖くなくなっ・・・すいませんやっぱ怖いですコレ。畳んでおいた方がいいのでは? -- 名無しさん (2020-10-25 15 49 01) つまりAIではなく今も生きている人の脳で動いているチェスボードで、恨みの念が電波になって飛んできている(PCやタブレットにもメールとして受信され、しかも人の精神に悪影響を及ぼす)という解釈で合ってる? -- 名無しさん (2020-10-25 16 01 28) 最後のクソこわ画像載せるにしてもやっぱ折りたたみ式にしておいた方がいいような…飛ばす方の… -- 名無しさん (2020-10-25 16 29 40) ↑途中送信してしまった、飛ばす方のやつクリックしたけどちらっと見てしまってくっっっっっそビビったわ… -- 名無しさん (2020-10-25 16 30 33) 少し怖いどころじゃなかったわね… 文章読んでじんわり怖い系は平気なんだが画像系は無理ぃ… -- 名無しさん (2020-10-25 16 45 09) 人骨製のチェス駒についての記述に追記しました。ラストの画像を折りたたみ式に変更しました。怖がらせてしまい申し訳ございません。 -- 項目作成者 (2020-10-25 21 49 14) ↑有能 -- 名無しさん (2020-10-25 22 21 25) ↑↑ お疲れ様 -- 名無し (2020-10-26 00 41 18) 改変前の画像が「久本雅美と柴田理恵」って言われてるの見てめちゃくちゃ笑ってしまったわ。いつの間にか差し替えられてたのね -- 名無しさん (2020-10-26 08 40 37) 普通に怖くてビビった、文はともかく画像は無理だ怖い -- 名無しさん (2020-10-26 10 22 38) アニヲタwikiってあんまり画像添付されないから油断するんだよね…ところで「トルコ人」と言えば怪奇小説の大家ポーも考察を書いてたから「無人チェス」って題材そのものがこういうジャンルだと好まれるのかね -- 名無しさん (2020-10-26 12 41 36) 画像怖かった…真夜中じゃなかったのが幸いだった。 -- 名無しさん (2020-10-26 17 04 22) こういうタイプのSCPとかホラー創作は構造的に"強い"ッスよね~。見たくないと思っていて、半ば察していても見てしまう自分の業の深さよ。 -- 名無しさん (2020-10-26 17 17 30) やっぱり画像変わってるよね 前の方が一目で少女ってわかるから不気味さがよりあった -- 名無しさん (2020-10-26 18 23 37) SCP-001/Kalininの提言で他のオブジェクトの性質が改変された際にこいつらも改変されており、「自分をチェスゲームだと思いこんでいる二人の少女が主人公の不条理RPG」なゲームアプリになった模様。なおデータをセーブするとプレイヤーの実子がその瞬間に消失します。そして「再収容できたか?」の項目が他のオブジェクトならY/Nなのに何故かこいつだけ例の画像。そこには「COME HOME NOW」という文字が加えられている。ロシア人なのに英語なのか……(ツッコミどころが違う) -- 名無しさん (2020-10-26 20 20 13) SCP-001ってググったらこいつの画像出てきてクッソビビったことがある -- 名無しさん (2020-10-27 10 15 48) あまり怖くないなあ -- 名無しさん (2020-10-27 21 36 32) オタ特有の逆張り選手権始まってて草なんだ -- 名無しさん (2020-11-27 16 12 41) ↑4 自分も最初に画像に遭遇したのがKalininの提言なんだけど、正直、Kalininの提言のページ内でもっともビビる箇所がこの画像だと思ってる -- 名無しさん (2020-12-25 18 53 09) どうしてもベッドの上でザリガニみたいに飛び跳ねるヤンキー姉妹の画像を思い出してしまう。これがミーム汚染か -- 名無しさん (2021-02-15 11 37 16) PLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UP -- 名無しさん (2021-02-15 11 43 27) PLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UPLOADING… UP -- 名無しさん (2021-02-15 11 43 48) ↑荒らしと取られかねない連投行為はやめましょう -- 名無しさん (2021-02-15 13 22 25) 怖い画像の 元画像 が本当にジェットコースターだったとは -- 名無しさん (2021-07-17 14 12 32) ↑ これが加工されてああなると思うと、なんか妙に笑えるなw -- 名無しさん (2021-07-17 14 52 55) ロシアのチェス王者の娘二人はどこ行った? 勘のいいガキは嫌いだよ… -- 名無しさん (2021-08-15 18 06 26) せめて画像の前に閲覧注意って警告頼む…深夜4時に見るもんじゃねぇわ… -- 名無しさん (2021-08-24 04 40 09) まとめ情報サイトtanukiのおすすめ記事で画像付きでお勧めに出てきたから飛んできたんだけどwwひどいネタバレ画像テロだww -- 名無しさん (2021-11-25 18 22 31) 下のおすすめ記事でホラー画像が出るのはネタバレだし良くないかもしれない。いらすとやとかからチェスの画像持ってきてワンクッション入れておく? -- 名無しさん (2021-11-26 08 18 25) 速度調節はリミッターで、Vが双子が協力した場合の本来のスペック、という感じかな。リミッター解除した結果、意識が覚醒して電磁波操作機能を利用してネットワークにアクセスした、と。コンコンというのは、アクセスする際のイメージか。 -- 名無しさん (2021-12-18 17 14 32) あれ、昔見た画像と違うな -- 名無しさん (2021-12-19 22 59 22) この記事の画像、関係ない記事を見てても、なんならアニヲタwikiじゃなくて他のwikiを見てても、下のおすすめ記事に時々出てきて心臓止めてくるから嫌い。今も記事見ないでコメ欄までスクロールしたらその下にいて… -- 名無しさん (2021-12-19 23 59 26) Wikiの仕様にせいで収容違反発生してて草 -- 名無しさん (2022-01-19 18 33 19) ↑2 自分もおすすめ記事のサムネで画像見ちゃったから萎えた・・・ -- 名無しさん (2022-01-22 14 11 29) おすすめ記事に出るたび怖っ…って思ってたけど、勇気出して項目見て元画像知ったら怖くなくなってきた。お化け屋敷の楽屋側をみちゃった感じと言うか -- 名無しさん (2022-02-04 05 19 41) グロ系ダメだから見ないけど、見なくても内容だけで十分怖い。しかしコメ欄見ないとどういう画像なのかすらわからないのは…権限ないならクリックしてね、でどんな説明文が出るのかと思いきや追記修正文に飛ぶだけとは -- 名無しさん (2022-03-06 10 48 16) 画像でビビらせるだけの浅いscp -- 名無しさん (2022-04-20 09 27 06) 考察に追記し、画像を見たくない人向けの解説を新たに追記しました。 -- 項目作成者 (2022-05-13 15 15 54) ↑2 元は不気味な画像に文章をつける遊びから始まったもんなので… -- 名無しさん (2022-05-19 02 12 17) 元画像集中線みたいになってるの割とシュールで草生える -- 名無しさん (2022-09-26 21 47 31) 『血界戦線』のあれを想像からのホラー画像からの柴田理恵と久本雅美と脳内がバグるw -- 名無しさん (2022-09-26 22 18 59) 姉妹というかはしゃいでるおっさん二人に見える -- 名無しさん (2023-04-20 15 40 13) 注意書きとコメント欄でビビって元画像から先に見ちゃったからあんまり怖くなかった…見るまでに怖がりすぎたな -- 名無しさん (2023-09-01 15 22 46) 名前 コメント