約 948,624 件
https://w.atwiki.jp/aaa333/pages/15120.html
お久しぶりです!テストが終わったんで雑絵投稿してみました!では! -- れな (2010-02-19 14 19 41) こんにちわ! テスト終わったんですか?いいなぁ~ -- ポテト (2010-02-19 16 35 14) 久しぶり♪ れなの絵ヮ、何時見ても可愛い&上手だねっ☆ -- 海 (2010-02-19 20 14 47) 返事遅れました; ポテト(s?)テスト終わったんですよー^^すごい長かったですけどねw紙っぺら一枚ごときが人生を決めるなんて・・・orz 海久しぶりー*うちの絵はいつ見てもきもいy(ry 雑だしねw今度ちゃんと描こうかな―w(挫折しなければ -- れな (2010-02-21 21 28 23) れなひさしぶリィ\(*´∀`*)/ かわいいん♪ テストおつかれ(´・ω・`)‘‘ 春が来るぅ~~♥ -- しゅうお (2010-02-21 21 44 37) れな上手いwwってか描き方変えた? -- るー (2010-02-23 20 10 53) しゅうお>久しぶりぃっw春が来たらまたテストあるんだよねorz ru- -- れな (2010-02-27 20 35 20) ↑ミスですw るー>上手くないよwww描き方?うーむ前の描き方さえ忘れてしまっt← -- れな (2010-02-27 20 36 45) そぉなんだぁっ><前の絵もうまかったけど、今の絵も上手いねw -- るー (2010-02-27 20 49 24) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/odchange/pages/244.html
「どうだい? あたしの体、見事なもんだろう」 そう言って誇らしげに裸体を晒すドレッサから、マイクは目が離せなかった。 「ほ、本当に……若い女の体になっちまったのか」 マイクは震える声で言うと、長年連れ添った妻の肌に触れた。しなやかな肢体にはほどよく筋肉がつき、若さゆえの弾力が感じられた。本来のドレッサの体ではありえない感覚だ。 マイクは動揺を抑えるために呼吸を整えると、再び妻の姿に目をやった。そこにあるのは、不健康に肥え太った中年女の体ではない。細い手足と腰を備えた、十代後半の少女の身体だった。 その瑞々しい娘の体に、ドレッサの丸顔の頭部だけが載っているのだ。何度見ても信じられない光景だが、間違いなくこれは現実だった。 「あんた、大変だよ。あたし、こんな体になっちまった」 夕方、花売りの商いを終えて帰宅したドレッサは、そう言って、自分が着ている派手な赤い衣をマイクに見せつけた。 明らかに市井の庶民が身に着ける服ではなかった。マイクは記憶の引き出しの中から、それに似た衣装を探し出した。王侯貴族に仕える魔術師の衣だ。 「なんだ、お前、その格好は……」 変貌したのは服装だけではなかった。マイクに匹敵するほど肥えていたドレッサの体は、今や別人のように細く、きゃしゃになっていた。 五十女の顔に不釣り合いなしなやかさと瑞々しさを持ったその肢体は、宮廷魔術師カリオストロの娘、ジェシカのものだった。 肉体交換の魔術が暴走したせいで、ドレッサの頭部は胴体を離れ、代わりにジェシカの体と結合してしまったのである。 「花売りの商売が終わって帰ろうとしたら、お城勤めの女魔術師があたしの前にやってきてね。それからのことはよく覚えてないけど、気がついたら、あたしゃ、この体になってたんだ。この体、きっとあの女のものに違いないよ。ひょっとしたら、魔法で首から下を取り替えたんじゃないかね? だって、この細い腕も腰も、服装だって、あたしのものとは全然違うんだからさ」 ドレッサの話は、マイクにとってとても信じがたい内容だったが、こうして女魔術師の体になった妻の姿を目の当たりにすれば、信用するほかない。 ドレッサの体は、若く闊達な少女のものになってしまったのだ。 「体が入れ替わった、と言われてもな……。その魔法使いの姉ちゃん、どうしてお前なんかにその体を寄越したんだ?」 「さあ、知らないねえ。やけに慌ててたみたいだけどさ。それより、あんた……」 にわかに赤い衣を脱ぎだした妻の姿に、マイクは度肝を抜かれた。 「お、お前、何する気だ !?」 「何って、決まってんじゃないのさ。こんなに若くて綺麗な体になったんだ。いろいろ試してみなきゃ、損ってもんじゃないかね」 ドレッサは悪びれる様子もなく、全ての衣類を脱ぎ捨て素裸になった。 「ほら、あたしの体をよくご覧よ。なかなかだと思わないかい? この綺麗な体があたしのものなんだよ。とってもいい気分さね」 細い腰に手を当て、マイクに色目を使うドレッサ。彼女は事態の原因や解決よりも、新しい自分の体の方に興味があるようだった。 「やめろよ。妙な気分になっちまうだろう」 「ふふふ、さすが若い女の体だよ。もうおったててる。こんなに元気なあんたを見るの、何十年ぶりだろうね」 にやにや笑うと、ドレッサは夫の股間に手を伸ばした。こんな異常な状況にも関わらず、マイクのものは既に硬くなっていた。 「おい。いいのかよ……よくわかんねえけど、それ、ひとの体なんだろ?」 「構やしないさ。あの女、見るからに高慢ちきでいけ好かなかったからね。あの女の体をあたしが好き勝手に動かしてるって思うと、笑いが止まらないよ」 自らの胸を両手でまさぐり、ジェシカをせせら笑うドレッサ。自分たちを襲ったアクシデントを楽しんでいるようだった。 「へへへ……まあ、いいか。据え膳喰わぬは何とやらって言うしな。それにしても、この体、とびきりの上玉じゃねえか。なんてついてるんだ、俺は」 形のいい乳房をわしづかみにして、マイクは下卑た笑い声をあげた。彼もドレッサが譲り受けたジェシカの体に興味津々だった。 本来ならば彼が近づくことすらかなわない、地位も才能もある女魔術師の体。その体は今、マイクの妻である中年女の所有物となって、思うがままに弄ばれていた。 「ああ、いい心地だよ。肌も張りがあって、あたしのとは全然違うね」 「まったくだ。いい乳だぜ。もうちょっとデカい方が、俺の好みだけどよ」 などと勝手な感想を述べると、ドレッサを粗末なベッドに押し倒す。 少女の清い体は自ら腕を広げ、出会ったばかりの中年男を抱きしめた。 狭い部屋の中に明かりはなく、街灯の光が窓からわずかに差し込んでくるだけだ。そんな暗い室内で、マイクは久方ぶりに妻を愛撫し、乙女の性感帯を開発した。 「この肌、シミひとつねえじゃねえか。くうっ、たまんねえ」 ドレッサの肌を舐め回し、各所に唾を塗りたくるマイク。健康な十七歳の少女の体は、父親ほども歳の離れた男の餌食と化していた。 「ひひひ、だんだん気持ちよくなってきたよ。あんまり経験がないみたいだね、この体は」 夫に陰部を見せつけながら、ドレッサが元の身体の持ち主を嘲弄した。他人の体で淫らな行為にふけることで、倒錯的な興奮を覚えているのだ。 「そうか、良くなってきたか。それじゃ、そろそろお待ちかねだぜ」 マイクも高揚した声で言った。顔は確かに中年の妻のものだが、その首から下は華やかな乙女の体である。醜い妻ではなく若い美女を抱いている気分だった。 ドレッサの細い腰を背後から抱え、犬のように四つん這いにする。 大きく膨れた一物をドレッサの尻にあてがうと、未だ開いたことのない女の扉をこじ開けにかかった。 たび重なる前戯で、入り口は既に充分な湿り気を帯びていたが、それでも処女の内部が窮屈なことに変わりはない。ジェシカのものだった膣は、初めての侵入者を強く拒んだが、それもはじめだけだった。マイクがぐいと押し込むと、やがて圧力に負け、しぶしぶ彼のものを受け入れた。 「う、ううん……い、痛い。やっぱり生娘だね。ここんところがジンジンするよ」 「うへへ、狭いな。おっ、見ろよ、血が出てやがる」 結合部から一筋の赤い雫が垂れているのを見て、マイクは歓声をあげた。 十七年間ジェシカが守り続けた処女は、あっさりと失われた。 ジェシカの代わりに二度目の破瓜を体験したドレッサは、身を縮めて痛みに耐える。 処女だからといって、興奮しきったマイクは容赦しなかった。限界まで入れたところで戻り、規則正しい抜き差しを開始する。硬度も活力も欠いた中年男のペニスが、若い膣内を蹂躙した。 「へへっ、この締めつけ、たまんねえな。食い千切られそうだ」 「あ、あんた、もうちょっとゆっくり……ひいっ、激しいっ」 「何を言ってやがる。こんなにいい女の体を犯してるんだぞ。我慢なんかできるかよ」 すっかり有頂天になったマイクは、執拗にドレッサの中を往復して愉悦に浸った。ドレッサが抗議してもお構いなしだ。獣さながらの荒々しさで妻を犯した。 一方のドレッサは、はじめこそ大げさに苦しんでいたものの、マイクの強引さに観念したのか、途中から夫に素直に身を委ねるようになった。痛みに慣れてきたのかもしれない。 「ああっ、いい、いいよ。だんだん良くなってきた。おっ、おおっ」 「なんだ、さっきまで生娘だったくせに、もう感じてやがるのか? ふしだらな女だぜ」 ドレッサの尻を押さえて激しく突くと、女魔術師の細い腰がくねり、マイクを誘惑する。親子ほども歳の離れた少女の体が見せる痴態に、ますます気分が高揚した。 やがて、下腹に湧き上がった衝動に、マイクは己の限界を悟った。 「もう我慢できねえ。おい、お前、出すぞ」 「え? あ、ああ……」 ドレッサは承諾とも拒絶ともつかない声で応えた。余裕を無くした妻の体を力いっぱい押さえ、マイクは牡の欲望を解き放つ。 「うお、うおおっ、出るっ」 久方ぶりの射精だった。マイクの先端から噴き出した熱い樹液が、膣内に打ちつけられた。 「ああっ、出てる。中に染みる……」 「ふう……たっぷり出た。最高だったぜ」 マイクは大きく息を吐き、満足してその場に横になった。 ペニスが引き抜かれたドレッサの膣口から、血と体液の混合物がこぼれてきた。ジェシカのものだった身体は元の所有者が気づかぬうちに純潔を散らされ、見知らぬ中年男の子種を植えつけられたのだ。 ひょっとしたら、妊娠してしまうかもしれない。 だが、ドレッサもマイクも、子供ができる可能性などまったく気にしていなかった。 「す、すごかったよ、あんた。こんなに激しいのは初めてさ」 上気したドレッサが、マイクにすがりついてきた。新しい身体で味わう性交は、彼女にとっても満足のいくものだったようだ。 「おう、お前も楽しめたか。そりゃ良かったな」 「ああ、はじめはちょっとばかし痛かったけど、慣れたらなかなかだね。これなら、あんたをもっと喜ばせてやれそうだ。気に入ったよ、この体」 「そうか。その体をくれた姉ちゃんに、感謝しなくちゃいけねえな。へへへ……」 火照ったドレッサの肌を馴れ馴れしく撫で回し、マイクは下品な笑声をあげた。 歳をとった妻を相手に、このような素晴らしい体験ができるとは、夢にも思わなかった。何度も何度もドレッサの艶やかな肌に口づけながら、彼は神に感謝した。今まで信仰心など欠片もなかったが、これからは毎日教会に行き、ひざまずいて感謝の祈りを捧げてもいいと思った。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 作業の手を止めて外を見やると、もう暗くなっていた。もう店じまいの時間だ。ロイは修理の終わった靴を片付け、店を閉めようと外に出た。 夕暮れどきの冷たい風が頬を撫で、鼻をくすぐる。昼間は随分と暖かかったが、日没と共に急に冷えた。 「ステファニー、どうしたんだろう。やけに遅いな」 ロイは愛する妻の名を口にして、自分の店の前の通りを見渡した。 彼の妻であるステファニーは昼過ぎ、市場まで買い物に出かけた。 出産も近い妊婦がひとりで外出したり、家事に勤しんだりするのを、ロイはかねてから快く思っていなかったが、ステファニーは働き者だ。家でじっとしているのが嫌だと言って、妊娠する前と変わらない扱いを要求した。 そんな二歳下の新妻のわがままを、ロイは仕方なく聞き入れ、いつものように外出を許した。 だが、今日はどうしたことか、いまだステファニーは帰ってこない。普段ならば、とうに帰宅して夕食の支度をしている時間だった。 「心配だな。何ごともなかったらいいんだけど……」 妻思いのロイは不安を募らせ、何度も店を出ては、暗い通りに目をこらした。ぼんやりした魔術の灯りが照らす街角には、人の姿はない。 肌寒い夜の街を見張りながら、ロイはひたすら新妻の身を案じた。 「大丈夫だろうか、ステファニー。早く帰ってきてくれ」 神に妻の身の安全を祈っていると、曲がり角の向こうから白い人影が現れた。 「あれは、ステファニー……じゃないな。あんな格好じゃない」 ロイは遠目にその人影を観察したが、どうやらステファニーではないようだ。人影は随分と小柄で、袖や裾の長い、白いドレスに身を包んでいた。 どこかの令嬢なのだろう。成人の体格ではない。まだ幼い少女のようだった。 明らかに妻ではない。ロイはうつむいて嘆息した。身重の妻のことが心配で仕方なかった。 「ああ、ステファニー。どこに行ってしまったんだ? 早く帰ってきておくれ」 「ロイ……」 「ステファニー !?」 すぐ近くから自分の名を呼ぶ声に、靴屋の倅は飛び上がった。顔を上げると、先ほどの白いドレスの少女が、ロイの目の前に立っていた。 ロイは驚愕し、ついで弾けるような笑顔になった。眼前の白いドレスの女の顔は、彼の妻、ステファニーのものだったからだ。 「おかえり、ステファニー! 遅かったじゃないか、心配したよ! 今までどこに行ってたんだい? そのドレスはどうしたの? とにかく、寒いから中に入ろう。お腹もぺこぺこだよ」 感激して夫が次々と浴びせかける言葉に、ステファニーは応えない。じっとその場に立ち尽くしていたかと思うと、突然、火がついたように泣き出した。 「ロイ、私、私……うわあああんっ」 「どうしたの、ステファニー。何かあったの?」 「ごめんなさい。私、あなたの赤ちゃんをなくしちゃった。うわあああん……」 涙を流してすがりついてくるステファニーの背丈は、子供のように小さい。ロイは疑問に思った。ステファニーの身長は、もっと大きかったはずだ。 それに、白いドレスを身に着けた妻の体は、とても妊婦のものには見えなかった。抱きついてくる妻の腹をそっと撫でる。出かける前は大きく膨らんでいたはずのステファニーの腹部は、明らかに平らになっていた。 「このお腹、それにこの服……ステファニーの体、どうしちゃったの?」 「ご、ごめんなさい。ごめんなさい、ごめんなさい……」 ステファニーは青ざめた顔で、謝罪と号泣を繰り返す。赤子のように泣き続ける妻の姿は、もうじき母親になる二十歳の新妻のものとは思えないほど幼かった。 「それで……いったい、何があったんだい?」 店の奥にある寝室で、ロイはステファニーに訊ねた。 下を向いて立ちすくんだ妻の背丈は、ロイより頭二つ分も小さい。本来ならば、もっと上背があるはずだった。 新たな命を宿した孕み腹はおろか、長い脚や豊満な乳房も何処かへ消え失せ、どう見ても子供の体格になっていた。それも、白いドレスの令嬢だ。 きゃしゃで小柄な体型とは裏腹に、顔や髪は日頃のステファニーそのままだった。 まるでステファニーの首から下の身体だけが、子供になってしまったかのようだ。 夫の問いに、ステファニーは心底困り果てた様子だった。 「それが、私にもさっぱりわからないの。買い物をして帰ってきたら、途中、白いドレスの犬が私に飛びかかってきて、気がついたらこんな格好に……」 「ドレスの犬? 犬が人間のドレスを着てたっていうのかい。そんな馬鹿な」 ロイは呆れて首を振った。とても信じられない荒唐無稽な話だった。 「でも、本当なの。茶色い顔の犬が、人間みたいにドレスを着ていたの。手足だって人そっくりだったわ。ああ、そういえばあの犬の格好、今の私によく似てたわ。あの犬、本当に犬だったのかしら……」 「よくわからないけど、とんでもない事件に巻き込まれたみたいだね。でも、僕は嬉しいよ。君がちゃんと帰ってきてくれたから」 「ごめんなさい、ロイ。何が何だかさっぱりわからないけど、私、大事な赤ちゃんをなくしちゃった。もう、私の体に赤ちゃんはいないわ……」 ドレスの上から己の平坦な腹を撫で回し、再び涙を流す妻を、ロイは強く抱きしめた。 「いいよ、ステファニー、気にしないで。僕はただ、君が無事に帰ってこれただけで満足してるんだ。赤ちゃんがいなくなっちゃったのは寂しいけど、大丈夫。また産めばいいさ」 「ロイ……ううっ」 ステファニーは夫の腹に顔を埋め、嗚咽した。 「明日、日が昇ったら、父さんたちでもお役人でもいいから、相談に行こう。きっと何とかなるよ。だからもう泣かないで、僕の可愛いステファニー」 「ロイ……お願いがあるの。聞いてくれる?」 ステファニーはロイの体から離れると、夫の顔を見上げて訊ねた。互いの身長差を実感しながら、ロイは「何?」と訊き返す。 「今の私の体を、よく調べてくれないかしら。私、自分の身に何が起こったのか知りたいの。そうしないと、死んだ赤ちゃんだって可哀想よ」 と言って、ドレスの袖から腕を引き抜くステファニー。いかにも高価そうなドレスだが、ところどころ泥にまみれ、黒く汚れてしまっていた。 「いいよ、僕が調べてあげる。それに、脱ぐのも手伝わないとね。そのドレス、どうやら一人じゃ着たり脱いだりできないみたいだから」 「それにしても、どうして私がこんな高級なドレスを着ているのかしら? このネックレスの宝石だって、すごく大きいわ。きっと本物よ、これ」 「まるでお姫様みたいだね。よかったじゃないか。君は子供の頃から、お姫様に憧れていただろう?」 「もう、冗談はよして。私はもう子供じゃないわ」 ステファニーはロイに抗議したあと、ようやく笑顔を見せた。ロイはそんな妻のドレスを脱がせ、露になった裸体をじっくりと観察した。 「うーん……やっぱり、いつものステファニーとは全然違うね。まるで小さな女の子みたいな体だ」 ドレスの中から現れたのは、明らかに二十歳の妊婦の体ではなかった。せいぜい十二、三歳の少女の肢体だ。腰は細く、乳房の膨らみは非常に乏しい。 子供の頃の妻の姿を思い出し、ロイは目を細めた。 「でも、顔は元の私のままなのよね?」 「うん、そうだよ。顔はそのままなのに、首から下だけが子供みたいに縮んじゃってる」 「いったい私の体、どうなってしまったのかしら……」 ステファニーは途方に暮れたが、いくら考え込んでも答えは出ない。陰毛すら生えていない自分の股間を見下ろし、暗い顔で嘆息した。 「やっぱり、私たちの赤ちゃんはいなくなっちゃったのね。最近はお腹の中で暴れるくらい、大きく元気になっていたのに」 「でも、流産にしては変だよ。ただの流産だったら、君の体がこんな風になるわけない。それに、血もいっぱい出るんじゃないかな」 「そうね。ああ、どうしたらいいの? こんな子供みたいな体になってしまったら、あなたの赤ちゃんを産めないわ……」 「落ち着いて、ステファニー。ほら、泣かないで」 目を潤ませるステファニーを、ロイは優しくなだめた。 「昔から君は泣き虫だったね。お母さんに叱られたとか、友達と喧嘩したとかいっては、泣きながら僕のところにやってきたものだったっけ」 「う……子供の頃の話はやめてって言ったでしょう」 「でも、今の君の姿を見てると、あの頃を思い出すよ。泣き虫の君のことを、僕はいつも、こうして慰めていたよね」 微笑みを浮かべて、ロイはステファニーの身体に触れた。 「ああっ、そんなところ……」 一本の筋にしか見えない股間の割れ目を指でなぞると、繊細な肌が震えた。二度、三度と入り口をくすぐり、膨らみかけのささやかな乳房に手を伸ばした。 「駄目よ、ロイ。こんなときに……あっ、あっ」 「敏感だね。こんな非常時だっていうのに、感じてるんだ」 ロイはステファニーをベッドに寝かせ、王女のように無垢な妻の裸体を愛撫しはじめる。彼女が妊娠してからは控えていた、夫婦の営みだった。 つんと硬くなった乳首に歯を立てると、ステファニーは熱い息を吐いた。 「ああっ、あなた……駄目って言ってるのに」 「せっかく子供の頃みたいに小さくなってるんだから、昔の呼び方で呼んでよ、ステファニー。その方が嬉しいな」 ロイが笑いかけると、二つ下の新妻は夫の意図を理解し、耳まで赤くして恥らった。 「だ、駄目よ。私たち、もう夫婦なんだから……」 「まあ、いいじゃないか。ね? 頼むよ、ステファニー」 「だ、駄目ったら駄目なの……」 はじめのうちは嫌がっていたステファニーだが、幼い頃から自分を可愛がってくれたロイには決して逆らえない。しぶしぶ、夫の提案を受け入れた。 「わ、わかりました。でも、今日だけだからね。お兄ちゃん……」 「そう、それだ。ステファニーちゃんはとってもいい子だね。お兄ちゃんは嬉しいよ」 「お、お兄ちゃんのバカ……あっ、ああっ」 赤面して頬を膨らませるステファニーの股間に顔を埋め、陰唇に舌を這わせるロイ。毛の生えていない割れ目を彼の舌がなぞるたび、艶やかな嬌声があがった。 「ああっ、お兄ちゃん、お兄ちゃんっ」 「いやらしい子だね、ステファニー。つるつるの子供マンコからエッチなおつゆがどんどん溢れてくる」 ぴったり閉じた女の扉から、生温かい雫がこぼれ落ちてきた。二十歳の妻ではなく、年端もいかぬ少女を相手にしている気分だった。 ロイは音をたててステファニーの汁をすすり、愛する妻を散々に泣かせた。 「ダ、ダメ、お兄ちゃん。そんなことされたら、おかしくなっちゃう」 「おかしくなってもいいよ。久しぶりだろ、こういうことをするのは。僕も我慢できなくなっちゃいそうだ。見てよ、これ」 ロイはズボンの中から雄々しくそそり立った一物を取り出した。表面に血管が浮き出た、たくましい牡の象徴に、ステファニーは息をのんだ。 「すごい、そんなに大きくなってるなんて。お口でしてあげようか?」 「いや、いいよ。それより、こっちを味わいたいな。久しぶりだし」 「きゃっ!」 ベッドの上に押し倒され、ステファニーは悲鳴をあげた。 充分に湿り気を帯びた女陰に、黒い肉の槍が突きつけられる。腹側にそり返った硬いペニスの穂先から、先走りの汁が漏れ出していた。 「あ……入れちゃうの?」 「駄目かい?」 「ううん、いいよ。もう一度、お兄ちゃんの赤ちゃんを孕ませてほしい」 その返事を聞いて、ロイは妻の髪を撫でて微笑した。 「いい子だね、僕の可愛いステファニー。でも、今はやめておこう。君のここは、とっても狭くてきつそうだ。僕の大きなものを入れたら壊れちゃうよ」 「そんな……」 「だから、今夜はこれで我慢して。また今度、ちゃんと楽しませてあげるから」 言うなり、ロイはペニスの先端でステファニーの割れ目をぬるりと擦った。小さくなった妻の身体が大きく跳ねた。 「あっ、こんな……ダ、ダメ、こんなの」 「そうかい? その顔は、嫌だって言ってないように見えるけど」 ロイは相手の細い腰をかかえ、女の入り口を亀頭で執拗に摩擦した。女性器の中には決して手をつけず、幼い身体ならではの肌の柔らかさを堪能した。 「あっ、ああっ、あんっ。お、お兄ちゃん……」 「こういうのも気持ちいいだろ、ステファニー。ほら、ほら」 「ああっ、それ以上は……あっ、ああっ、あーっ」 わずかに顔を出した肉の豆をペニスの先で押し潰すと、ステファニーは体が折れてしまいそうなほど背中を反らし、絶頂に達した。 細い身体が痙攣し、先走りの汁を塗りたくられた割れ目から体液が噴き出した。 「良かったよ、ステファニー。僕もイっちゃいそうだ。それ、出すよっ」 妻の昇天に誘われ、ロイも終点に到着する。絶頂を迎えたステファニーにペニスの先を向けると、煮えたぎる欲望を吐き出した。 プリンセスのように清らかな幼い体に白い雫が降り注ぎ、牡の臭いが染み込んだ。 「ああっ……お兄ちゃん、お兄ちゃん……」 半ば意識を失ったステファニーが、虚ろな瞳でロイを見つめていた。 肌のあちこちを白濁液で汚した子供のステファニーを、彼はとても美しいと思った。 薄暗い部屋の隅には高価な絹のドレスが脱ぎ捨てられ、その上に置かれたネックレスの宝石が、月の光を浴びて妖しい輝きを放っていた。
https://w.atwiki.jp/odchange/pages/242.html
その頃、エリザベスとジェシカは城内でミンティから事情を聞いていた。 グラマラスな魔族の女の体になった、庭師の娘。幼い彼女が語る言葉は要領を得ず、非常にわかりにくいものだった。 「……それでね、あたし、廊下でマリア様に会ったの。そしたらマリア様がいなくなって、黒いカッコのお姉ちゃんが来たの。でも、その黒いカッコのお姉ちゃんもいなくなってて……」 「うーん、どういうことかしらね」 強力な結界を張った部屋の中で、ジェシカはミンティの拙い説明から何とか事態を把握しようとする。 「ミンティとマリア殿下が出会ったのは間違いないわ。そのあと、接触したのは魔族の女かしらね。ミンティはその魔族にこんな姿にされてしまったのかしら? うーん……それなら、そいつは一体どこに行っちゃったんだろ」 「わからないことばかりですわね。他に事情を知っている人がいらしたらいいのですけど……」 困り果てるジェシカに、エリザベスが横から話しかけた。 「事情を知っている人か……そういえば、マリア殿下はどこにいるの? 魔族が城内に侵入しているとしたら、危ないんじゃない」 「マリアお姉さまでしたら、今、兵士の皆さんが捜していらっしゃいますわ」 「はあ……陛下とあたしのパパが留守にしてるときに、こんなトラブルが起きるなんてね……困ったもんだわ」 ジェシカは嘆息した。エリザベスの父であるアレクサンドル王と、ジェシカの父親の宮廷魔術師カリオストロは、揃って第一王女が嫁いだ隣国に招かれて留守にしていた。王妃は既に亡くなっている。 このようなときこそ、留守居役を任された自分がしっかりしていなくては、国王や亡き王妃に申し訳が立たない。そう思うと、ジェシカは己の責任を痛感する。 「とにかく、このままじゃ埒があかないわ。ミンティのことはひとまずおいといて、あたしたちもヒルダやマリア殿下を捜しましょう」 「ええ、そうですわね」 二人が立ち上がり、部屋を出ようとした、ちょうどそのときだ。 目当ての人物が二人、兵士に連れられて室内に入ってきた。 「マリア殿下!? それにヒルダ!」 ジェシカは目を丸くした。二人が見つかったことに対する驚きではなく、変わり果てた二人の姿に驚愕したのだった。 「も、申し訳ありません。エリザベス様……このようなことになってしまいまして」 眼鏡のメイドは恐縮して頭を下げた。ジェシカは今まで、ヒルダはエリザベスの体になっているものとばかり思っていた。 二十八歳のメイドに預けたはずの、十三歳の第三王女の肉体。だが、それはもはやヒルダの手を離れていた。 現在のヒルダはエリザベスのものとは異なる、淡い緑色のドレスを身にまとっていた。それはエリザベスの姉である第二王女、マリアの衣装だった。 単に服を取り替えたわけではないことを、ジェシカは瞬時に察した。 緑のドレスの胸元を押し上げる、豊かな二つの膨らみ。それは明らかに、エリザベスの未成熟の肉体にはないものだ。 では、誰の体になったのか……その答えは言うまでもなく、マリアである。 今年で十六歳になる第二王女の頭が体から切り離され、代わりに二十八歳のメイドの頭部が載っていたのだ。 「ヒルダ、あなた……マリアお姉さまと入れ替わってしまったの?」 「は、はい……どうやら、そのようでございます」 エリザベスの問いに、ヒルダは小さくなってうなずいた。 「そして、マリア殿下はそんなお姿になっちゃったってわけか……」 ジェシカは困惑した顔で、背丈が本来の半分ほどに縮んだ第二王女を眺める。 本来ならば十六歳の華やかな少女だったはずのマリアは、どう見ても四、五歳の子供の体になっていた。それも、顔だけはそのままで。 「あらあら、マリアお姉さまったら、随分と可愛くなってしまわれましたね。それにひきかえ、わたくしはほら……この通り大人の体ですわよ」 エリザベスは、今や自分のものになった二十八歳のメイドの体を見せつけ、自分が成熟した女性になったことを姉にアピールした。 「や、やめなさい、ベス! お姉ちゃんをからかわないで!」 「いいえ、やめませんわ。わたくし、日頃からお姉さまに可愛がっていただいてますもの。ですから、今度はわたくしがお姉さまを可愛がって差し上げる番ですわ」 エリザベスは長い腕を伸ばし、小さくなったマリアを抱き上げる。二十八歳の妹に抱き上げられた五歳の姉は、半泣きになって嫌がった。 「ベス、やめなさい! そんな……ああ、胸を押しつけないでっ」 「うふふ、日頃のお返しですわ。たまにはこういうのもよろしいですわね。今のマリアお姉さまは子供ですから、わたくしの大きなお乳を吸っても構いませんのよ?」 「や、やめてえっ」 「その辺にしときなさい、ベス。今はそれどころじゃないでしょ?」 「それもそうですわね」 散々エリザベスに弄ばれたのち、マリアはようやく解放される。 自分の体をメイドに奪われ、妹に侮辱された恨みを、彼女はジェシカにぶつけてきた。 「ジェシカ、これは一体どうなっているの!? なんで私がこんな姿に……。もしかして、全部あなたの仕業なの!?」 足りない身長を補うため、元気よく飛び跳ねて抗議する姫君の剣幕に、ジェシカは気圧され、額に脂汗を浮かべた。 「そ、そんなはずはないんですけど……あたしがしたことは、ただベスとヒルダの体を取り替えただけで」 「それよ! その魔法が私たちをこんな姿にしたのよ! ねえ、ヒルダ! そうでしょう!?」 マリアは元の自分の身体を見上げ、忠実なメイドに確認する。ヒルダは首肯した。 「はい……実は、エリザベス様が私とお体を交換して出ていってしまわれたあと、マリア様が私のところにいらしたのです。すると、私の体があのときと同じ白い光に包まれて、気がついたらこのお体に……。きっと、あの魔法のせいではないかと思います」 「な、何ですって!? そんなバカな!」 あの入れ替わりの魔法は完全に制御されており、暴走する危険はない。ジェシカは天才魔術師のプライドにかけてそう主張したが、二人の言うとおりだと仮定したら辻褄が合う。 ジェシカがエリザベスの体にかけた、肉体交換の魔法。 仮に、それが暴走して、次々と手近な人間を入れ替えているとしたら……。 第三王女のエリザベスが、メイドのヒルダの体に。 メイドのヒルダが、第二王女のマリアの体に。 第二王女のマリアが、庭師の娘のミンティの体に。 そして庭師の娘のミンティが、城に侵入した女悪魔の体に。 全員の身体に起こった異変が、これでうまく説明できる。 (ということは……城の中に侵入してきた悪魔が、今、ベスの体を使ってる!?) 恐ろしい結論に思い至り、ジェシカは血相を変えた。 「大変だわ! 早くエリザベスの体になった悪魔を探さないと! きっとそいつが、さっき兵士のおっちゃんが言ってた女の子よ!」 「え? どういうことですの?」 いまだ事情を察していないエリザベスが、怪訝な顔で聞き返した。 そこに、また一人の兵士が慌てた様子で飛び込んでくる。 「申し上げます! しばらく前に、白いドレスのお嬢様が城の裏口から出ていってしまわれるのを、見た者がおりました!」 「そ、そいつだあああっ! 皆、急いでその女を捜すのよっ!」 ジェシカは言うなり、愛用の杖を片手に部屋を飛び出した。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 涼しい風に吹かれ、ドレッサは目を覚ました。 「あれ……あたし、寝ちゃってたのかい。なんてこった」 どうやら彼女は公園のベンチにもたれかかり、居眠りしていたようだ。花売りの仕事の最中だというのに、とんだ失態だ。 「まあ、いいさね。それにしても、もう夕方か。早いねえ」 既に日は暮れ始め、西の空が赤く染まりつつあった。 ドレッサは立ち上がり、商売道具である花を積んだ荷車がちゃんと目の前にあることを確認した。 「今日はあまり売れなかったけど、もう店じまいの時間かね。それじゃあ、帰るとするか……ん?」 そのとき、ドレッサは違和感を覚えた。見ると、自分の服が綿の衣ではなく、いかにも高級そうな白い絹のドレスになっていた。 足には革のブーツではなく、小さくて可愛らしいハイヒール。 そして首には大きなルビーがあしらわれた金のネックレスをしていた。 「これ、どうなってるんだい? なんであたしが、こんな高そうなものを……」 首をかしげたドレッサだが、あまり物事を深く考えない性質の彼女は、「まあ、いいや。せっかくだからもらっておこう」と言って荷車に戻る。 「でも、帰ろうにもこの靴じゃ、車をひいて帰れないねえ。どうしたもんか……」 問題は靴だけではない。大柄で腕力にも自信があったドレッサの身体は、まるで思春期を迎えたばかりの少女のように、小さくきゃしゃになってしまっていた。 「あたしの体、どうしちまったんだ? まあ、いいや。とりあえず荷車はここに置いといて、うちからバカ亭主を呼んでくるかね」 そう決めたドレッサは、商売品の花を置いて自宅へと歩き出す。 貧しい家庭で育った彼女は、ヒールの靴を履いた経験などなく、一歩踏み出すたびにバランスを崩して転んでしまいそうだった。「ああっ、もう。面倒臭いねえ。うちはすぐそこだってのに」 ようやく公園を出たドレッサが悪戦苦闘していると、夕暮れ時の空から一人の女が舞い降りてきた。大きく胸元の開いた、赤い衣を身にまとった若い魔術師だ。 「おや、こいつは驚いたね。空から女の子が降ってきた。あんた、魔法使いかい?」 「ええ、そうよ。あたしは宮廷魔術師カリオストロの娘、ジェシカ。あなたは城に侵入した悪魔……じゃなさそうね。まあ、どっちでもいいわ。アイザック王国の第三王女、エリザベス殿下の体を返してもらうわよ」 「宮廷魔術師? 城の悪魔? 何だかよくわからないけど、大変そうだね。でも、あたしにゃ関係のないことさ。あたしはドレッサ。ただの花売りだよ……」 事態を理解できないドレッサに向けて、ジェシカと名乗る魔術師は杖を突き出した。 「問答無用! とにかく、あたしと一緒にお城まで来てもらうわ。いいわね?」 「そうかい。まあ、お城の御用っていうなら、しょうがないね。でも、その前にあたしはいったん家に帰りたいんだ。公園に置いてきた商売道具を、うちのバカ亭主に持って帰ってもらいたいんでね。なに、すぐ済むから、それまでここで待っててくれないかね」 「ダメよ! あなたの体にかかってる魔法は、暴走してるの! 早くお城に戻って解除しないと、あなたみたいな被害者がどんどん増えて……あっ!?」 魔術師の少女が言うなり、ドレッサの身体が光を放ちはじめた。白い光は見る間にドレッサの全身を覆い、彼女から体の自由を奪う。 「な、なんだってんだ? あたし、どうしちまったんだ?」 「遅かったか。とにかく、その魔法を解除して……きゃあああっ!?」 白い光はドレッサの体から溢れ出し、目の前にいる魔術師の身を撃った。 「そ、そんな……まさかあたしが、こんな……ううっ」 苦悶の表情を浮かべて、若い女魔術師がうつ伏せに倒れる。 ドレッサはどうしていいかわからず、狼狽するばかりだ。 「ど、どうなってるんだい? いったい何が……」 光はますます輝きを増し、ドレッサと魔術師の身体を包み込む。すると、次第にドレッサの意識が薄れ、何も見えず、何も聞こえなくなる。 やがて花売りの女は気を失い、その場に細い体を横たえた。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 意識を取り戻したジェシカが見たのは、白い絹のドレスを着た己の姿だった。 何が起こったか考えるまでもない。暴走した魔法によって、ジェシカの首から下がエリザベスの身体になってしまったのだ。 「なんてことなの……あたしがベスの体になるなんて」 敬愛する王女の肉体になってしまったショックは大きい。 そのうえ、今のジェシカは一切の魔法が使えなくなっていた。おそらく、魔力は首から切り離された身体の方に宿っているのだろう。 ジェシカは元の自分の体を捜したが、どこにも見当たらなかった。 魔法によって体が入れ替わったのなら、今までエリザベスの体を使っていた中年女が、現在はジェシカの体になっているはずだが、どうやら先に目を覚まして、ひとりで家に帰ってしまったらしい。 「あのおばちゃんに、あたしの体を持ち逃げされた……どうしよう」 放心して、地面にへたり込むジェシカ。失敗に次ぐ失敗で、天才魔術師としての彼女のプライドはひどく傷ついていた。 (落ち着きなさい。とにかく、今できることをしなくちゃ) ジェシカは何とか冷静さを取り戻し、次に自分がとるべき行動を考える。 選択肢は二つあった。元の自分の体を捜すか、このまま城に戻るかである。 自分の体を魔力ごと奪われた以上、できれば前者を選びたいところだが、一切の魔法が使えなくなった現状を考慮すると、あまり現実的な話とは言えなかった。 「仕方がないわ……ここはいったんお城に帰って、あたしの体は後で兵士の皆に捜してもらいましょ」 ジェシカの体は行方不明だが、第三王女エリザベスの身体は取り戻すことができたのだ。自分を信じてくれた王女のためにも、この体だけは無事に城まで送り届けなければならない。 白いドレス姿のジェシカは、そう決意すると城の方へと歩きだした。 「それにしても……あたし、本当にベスの体になってるんだ」 ジェシカは己の姿を見下ろしてつぶやいた。 エリザベスのドレスを着て、エリザベスの靴を履いて歩いていると、まるで自分が本当に王女になったかのような錯覚を抱いてしまう。 「こうして見ると、やっぱりまだまだお子様よね。胸なんてぺったんこだし。あの子がマリア様にからかわれて怒るのも、無理のないことかもしれないわ」 四つ下の幼馴染みの体を我が物として眺めながら、ジェシカは王女の気分を味わう。 今年で十三歳になる第三王女の肉体は、まだまだ蕾なのだ。それが華を咲かせるには、いましばらくの時間を必要とする。 いつかやってくるはずのそのときを夢見て、ジェシカは微笑みを浮かべた。 「さあ、早くお城に帰って、ベスにこの体を返してやらなくちゃ。あ……でもそうすると、あたしはメイドのヒルダの体になるのよね。まだ入れ替わりの魔法の効力が残ってるのなら、マリア様やミンティも一緒に元に戻してあげられるかもしれないけれど……」 ぶつぶつ言いながら歩いていると、目の前を一匹の犬が通りがかった。 茶色の毛並みをした中型犬で、革の首輪はしているが飼い主の姿はない。おそらく、放し飼いにされているのだろう。 犬は人懐っこくジェシカに近寄ってきて、絹のドレスの裾をなめ回してくる。 「こら、やめなさい。今はあんたなんかに構ってる暇はないの。ほら、しっしっ」 「ワンっ!」 犬は何が面白いのか、ジェシカの後ろを離れずついてくる。こちらに危害を加える様子はなさそうだが、犬嫌いのジェシカにとって、知らない犬にまとわりつかれるのは愉快なことではない。非常時であればなおさらだ。 「しつこいわね、あっちに行きなさい! あたしは犬が嫌いなの。あっちに行けっ!」 道端に落ちていた板切れを振り回し、犬を追い払おうとするジェシカ。 だが、そんな彼女を新たな異変が襲った。 「え? そ、そんな……また!?」 ジェシカの体から白い光があふれ出し、彼女の全身を包み込む。またしても入れ替わりの魔法が発動したのだった。 (駄目。この魔法、完全に暴走してる……何とかしないと) 薄れゆく意識の中でジェシカが目にしたのは、自分と同じように白い光に包まれる茶色い犬の姿だった。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 「メイ、メイー!」 ジャンは愛犬を捜しながら、夕暮れ時の街を歩いていた。彼は時計職人の息子で、二匹の犬を飼っているが、そのうち一匹が目をはなした隙にいなくなってしまったのだ。 逃げた犬の名はメイ。今年で三歳になる若いメス犬だった。 「困ったなあ。あいつ、どこに行っちゃったんだろう。ラッキー、わかる?」 「バウっ!」 ジャンは大きな黒い犬を連れていた。彼が飼っているもう一匹の犬、ラッキーだ。 メイには少し間の抜けたところがあり、ときどき理由もなく迷子になったりいなくなったりすることがあった。 そんなとき、ジャンはラッキーと共に行方不明の愛犬を捜すのが常だった。 ラッキーは勇敢で賢く、メイがいなくなっても匂いを頼りに見つけることができる。 信頼するラッキーなら、きっといつものようにメイを見つけてくれるだろう。 ジャンはそう思いつつ、犬のリードを片手に、必死でメイを捜した。 「バウ、バウっ!」 やがて、ラッキーが盛んに鳴きはじめた。何かに気づいたときの反応だ。 「ラッキー、見つけたのか?」 「バウっ!」 「よし、メイのところに案内してくれ。あいつ、きっと腹を空かしてるはずだ」 ジャンはラッキーに先導され、街の裏路地に入っていく。 手に提げたランプで暗い裏路地を照らしながら歩いていくと、袋小路に突き当たった。 「メイ、ここにいるのか? 僕だ。ジャンだよ!」 「バウっ!」 ラッキーの吠える先に、茶色い犬が寝そべっていた。さてはメイかと近寄るジャンに、犬は起き上がって身構えた。 「来ないで!」 「え? 何だよ、これは……」 ジャンは唖然とした。彼の目の前にいるのは、確かに一匹の犬だった。 しかし、その顔は明らかに犬のものではなかった。人の顔だったのだ。 茶色い犬の体の上に、若い女の頭が結合していた。 犬の体と、人間の頭。それは奇妙極まりない生物だった。 「いやあっ、来ないで! あたしを見ないで!」 「お、お前、犬なのか? それとも人間……」 ジャンは女の顔を持つ犬の前にかがみ込み、その体をそっと撫でた。 胴体、四肢、そして尻尾。いずれも茶色の毛並みに覆われた、犬の体だ。 だが、その首から上だけは、紛れもなく人間の女のものだった。 「この首輪……これはメイのものじゃないか! じゃあ、お前はメイなのか? 顔だけが人間になっちゃったのか?」 「そ、そんなわけないでしょ! あたしは人間よ!こんな体になっちゃったけど、あたしは宮廷魔術師の娘、ジェシカ・カリオストロなの!」 「信じられない……じゃあ、メイの頭はどこに行っちゃったんだ?」 驚愕するジャンを見上げて、ジェシカと名乗った犬女は涙を流した。 「そんなの知らないわよ。あの犬があたしにまとわりついてきて、そしたら肉体交換の魔法が発動しちゃって、こんな姿に……。うえええん。もう、こんなのやだあ……」 「バウ、バウ!」 ジェシカの頬を伝う涙を、ラッキーが優しく舐めてやっていた。 「とにかく、うちに来いよ。話はあとでゆっくり聞かせてもらうから。な?」 「うう、ぐすっ。あたし、もうダメ……死にたい」 「が、頑張れって! ほら、抱っこしてやるから」 ジャンはジェシカの頭と融合したメイの身体を抱き上げ、自宅に連れて帰った。 首から下がメス犬の体になったジェシカは、無事、飼い主に保護されたのである。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 城下町を赤い夕陽が照らしていた。 重い買い物袋を抱えて、ステファニーは帰宅の途についていた。 「遅くなっちゃったわ……早く帰って、ご飯にしないと」 ステファニーは昨年、結婚したばかりの新妻だ。歳は二十。 夫は子供の頃から付き合いのあった靴屋の倅で、とても妻思いの男だった。 商売もまずまずうまくいっており、しばらく前に念願だった子宝も授かった。 新たな命を宿して大きく膨れた自分の腹を見ながら、ステファニーは、自分の人生が順風満帆であることを神に感謝していた。 「それにしても、今日は寒いわね……お腹の赤ちゃんに良くないわ」 昼間、暑かったために薄着で買い物に出かけたのを後悔した。 寒風が吹き抜ける黄昏の街に、通行人の姿はほとんどない。 早く帰宅して、愛する夫のために夕食を作ってやらねば。 そう思って家路を急ぐステファニーが、ようやく自宅の前の通りに出たとき、突然、一人の少女が目の前に現れた。 「え? な、何? きゃああああっ!?」 ステファニーは仰天した。白いドレスを身にまとった少女が四つんばいになって、彼女をじっと見つめていた。 ステファニーが驚愕したのは、その少女の顔が人間のものではなかったからだ。少女の頭は犬だった。 首から下はドレスの少女。そして、首から下は茶色い毛並みの犬というグロテスクな生き物が、ステファニーの前にうずくまっていた。 「ひいいっ!? な、何なの、あなた……いや、来ないでっ!」 「ワン、ワンっ!」 犬頭の少女は嫌がるステファニーに飛びかかり、彼女の体を馴れ馴れしく舐めはじめた。 「う、ううん……」 あまりのショックに買い物袋を取り落とし、その場に失神するステファニー。 すると、犬頭の少女の体が淡い輝きを放ち、その光はステファニーの体をも包み込んだ。 天才魔術師のかけた魔法は、いまだその効力を残していた。 白い光が第三王女と妊婦の身を包み込み、その胴体から首だけをおもむろに切り離す。二十歳の若妻の首は体を離れ、十三歳のプリンセスの体と結合した。 一方、メス犬の頭はプリンセスの体から分離し、今度は二十歳の妊婦の体と繋がった。 双方の頭部が無事に入れ替わると、光は役目を終えたかのように薄れ、霧散した。 ジェシカの魔法は八回目にして、ようやくその力を失ったのだった。 やがて、妊婦の体と繋ぎ合わされた犬の頭が目覚め、四つんばいでその場を離れていった。 ステファニーの身体を奪ったメス犬は身重の体を引きずり、どこへともなく消えていった。あとに残されたのは、白いドレス姿のステファニーだけだ。 アイザック王国第三王女、エリザベスの幼い身体は、こうして靴屋の若妻、ステファニーのものとなったのである。
https://w.atwiki.jp/puyo15th/pages/2184.html
う~ん・・・光の書き方がわかんない(汗)なんかイメージ重なるんだよなーこの2人・・・・ -- 天ぷらら (2007-09-07 19 01 41) すんごいうまいよオン♪かわいいねこの描き方でュウレィどんなのかなぁ・・・ほんとかっわいい♪やっぱうまいからいいな -- ももか (2007-09-07 19 42 40) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/fav-log/pages/37.html
誰かフルヌードさんの描き方教えてください……あ、朝だ。 -- japacomi (2008-11-27 08 41 10) この絵は頂いていく -- 怪盗ノッカーズ (2008-11-27 11 02 48) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/narekin/pages/27.html
pukiwikiモードでの練習ページです wikiの基本的な記法を覚えるために使ってみてください。 記法はpukiwikiモードでの描き方を参照してみてください。
https://w.atwiki.jp/catchandchange/pages/898.html
新しい絵の描き方のテストです。。。 -- 凛林☆ (2010-04-05 16 15 01) キレイな塗りですね!!線もしっかりですし…!お見事です!! -- (`・ω・) (2010-04-05 20 46 26) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aoharu74/pages/6.html
アフタヌーン連載。 現在、「二代目」が連載中。 無印ではオタク青年が社会のなかで生きる姿をリアルに描いた。 木尾士目の描き方は読者の心を痛くすると思う。 恋愛描写も非常に良い。
https://w.atwiki.jp/789436/pages/72.html
ここでは、某所での描き込みや、落書き等を公開しています。 ↑NEW↓OLDとなっております。 エーしぃ コレも約一時間かけて描いたもの。 リア友の絵版に伝言と一緒に書き込みました。 コピー反転使いまくりですよ。 でもAAの形は今までよりは上手く取れたかな……; 瞳の描き方も決まったかな…? 背景の練習もしないとねぇ・・・(w 練習 約一時間かけて自板で描いたもの。 リアルでは色はあんまり使わないからいざって時は迷うね。 特に背景なんてムズイ。 画力ないね、ぜんぜん(笑 悪魔か死神 部活のときに書いたもの。携帯にて撮影。 誰かは意識してませんでした(ぁ 多分フーン族で開眼してますね。兄者辺りかな・・・。 このときの部員は私と友達の二人だけでした。 おとあに 友人のサイトであいさつとして描きました。 つくづく思いますが、自分は兄弟大好きなようです(ぁ 兄弟 とある某所であいさつ代わりに描かせてもらったもの。 今までよりはよく描けたんじゃないかなーかと。 裏TOP >>
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/7875.html
453 名前:通常の名無しさんの3倍 :2015/04/23(木) 23 12 03.33 ID YtDiaLgY0 カミーユ「セレーネ姉さんってさ、意外と霊感強いんじゃないか」 セレーネ「そうなの兄さん?」 アムロ「俺に聞くのか。まあ身内にNTが多いし、霊感が強くてもおかしくはないと思うが なぜそう思うんだ?」 カミーユ「たまに誰もいないところで喋ったりしてますから。普通の人には見えない何かと話しているのではないかと」 アムロ「たしかに。覚えはないか、セレーネ」 セレーネ「仕事や研究で四徹くらいした時に半透明の女の人が二人くらい見えたことがあるけど?」 アムロ「ただの幻覚だな…」 カミーユ「四徹なんかしてよく体が持ちますね…」 セレーネ「コーディネイターって素晴らしいわよね。やろうと思えば七徹もイケちゃいそうになるの」 アムロ「それは徹夜のしすぎで頭がおかしくなってるだけだ」 カミーユ「その程度の認識ってことは、それほど霊感が強いわけじゃないのかな」 セレーネ『私たちは人格的には女性だから、女性の体のほうがよく馴染むのよね』 セレーネ『そうそう』 セレーネ『でも私はティファのほうがいいわ』 セレーネ セレーネ セレーネ『うふふふふふふ』 アムロ「!?」 カミーユ「ね、姉さん今…」 セレーネ「なによ、二人とも青い顔して。どうかしたの?」 アムロ(気のせいだよな?) カミーユ(そういうことにしておきましょう) セレーネ「てなことがあったんだけど、死神ちゃんってユーレイなの?」 死神『私は死神よ。それ以上でもそれ以下でもないわ』 セレーネ「そーよねー」 死神(死神が見えること自体は疑問に思わないのかしら…)