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すれ違いし意思よ! ◆ncfd/lUROU 遊園地。本来ならば大衆が集い様々な娯楽に興じる夢の園だ。 しかしながら、この殺し合いの中では夢の園などそれこそ夢物語。 賑やかな音楽も動き続けるアトラクションも、殺し合いの最中とあってはただ見るものに場違いだという印象を与えるだけだ。 そんな場に、一人の少女がいた。 その身に纏いし黒は夜の闇のように深く、その身を染めし白は日の光のように眩しい。 まさに陰と陽、闇と光。 そのような相反する二つの要素を統べる魂は、混沌すらも魅了し従える。 瞳に映るは地獄の業火。髪に宿るは無慈悲なる銀光。 少女を構成する様々な要素が、まるで少女が常世とはかけ離れた存在であるかのような印象を周囲に与えている。 それでも、少女は普通の女の子だった。 そう、殺し合いに苦悩し目に涙を浮かべる、普通の女の子。 その名を、神崎蘭子といった。 ★ 「光無き世界よ!(どうしよう……!)」 私は、どうしたらいいんだろう。 ベンチに座り込んだ私は、ただそれだけを考えていました。 「殺戮の宴に躍り狂うか(殺し合いに乗るべきなのかな……)」 私はプロデューサーを助けたい。 プロデューサーと一緒にいたい。 そのためには、殺し合いに乗って、優勝しなくちゃダメで。 だって、そうしなきゃプロデューサーが殺されちゃうから。 プロデューサーに死んでほしくない。 もっとずっと、私を見守っていてほしい。 それに、私だって死ぬのは怖い。死にたくなんて、ないんです。 「望まれざる鮮血の結末(でも、誰も殺したくなんてないよぉ……)」 私はプロデューサーの期待に答えたい。 そのためにも、なおさら誰かを殺すなんてできなくて。 だって、プロデューサーは優しいから。 自分のために私が誰かを殺すことを、誰が殺されることを、プロデューサーはきっと望まない。 それに、誰かを殺すなんて人として、アイドルとして間違ってるって、そう思うんです。 殺し合いに乗らなくちゃいけないと思う私も、誰かを殺すなんてできないと思う私も、どっちも本当の私です。 だから、どっちか一つだけなんて選べなくて。 「明日見えぬ我が旅路よ……(プロデューサー、私、どうしたら……)」 ぽつりと漏れた呟きは、この場にいないプロデューサーに頼ろうとしているもので。 プロデューサーの助けになれるアイドルになってみせると誓ったのに、結局プロデューサーを頼っている自分が情けなくて。 気がつくと、頬を涙が伝っていました。 「大罪抱きし我が身に戒めを……(ダメ……こんなことじゃまたプロデューサーに迷惑かけちゃう……)」 そう思うけれど、拭っても拭っても涙は止まってくれなくて。 「ううぅ……ごめんなさい……ごめんなさい……」 私は泣き続けることしか、できませんでした。 ★ 赤城みりあはじっと息を潜めていた。 幼いみりあにとって、暗闇とはすなわち恐怖そのものだった。 だから、見えた明かりに向かって必死で走った。 そうしてたどり着いたのは、遊園地。 普段のみりあならばおおはしゃぎするであろう場所だ。 しかし、彼女ははしゃがなかった。声さえ上げなかった。 何故なら、先客がいたから。 みりあに背を向けベンチに座る、ひらひらとした黒い服を着た少女。 アトラクションの影から顔を出して様子を伺うみりあは、その少女を知っていた。 (あれって……蘭子ちゃんだよね?) 神崎蘭子。何を言ってるのかよくわからないから会話したことはあまりなかったが、間違いなく知り合いだ。 声をかけようと足を踏み出したところで、みりあの脳裏にある光景がフラッシュバックする。 それは誰かのプロデューサーの首が爆発して、その体が血溜まりの中に倒れ込む、そんな光景。 人が死ぬ瞬間。頭のない死体。断続的に溢れ出る大量の血。 どれもこれも、みりあにトラウマを刻み込むには十分すぎる出来事だった。 もし蘭子が殺し合いに乗っていたら、みりあ自身もあのような目に合わされるかもしれない。 そう考えると、声をかけるなんてできない。 だからみりあは、何をするでもなくただじっと息を潜めているのだった。 「殺戮の…………狂うか」 そのとき、蘭子が呟いた。 賑やかな音楽に一部がかき消された言葉は、なんとも物騒な意味を持っていて。 幼く、蘭子との交流も少ないみりあには、その言葉の真の意味などわかるはずもなくて。 だからそれらは、怯えるみりあにさらなる恐怖と、蘭子が殺し合いに乗っているのだという誤解を与えるには、十分すぎた。 「……ざる鮮血の結末」 そしてそれは続けて呟かれた言葉も同様で。 だからみりあは、その場から逃げ出した。 足音は音楽に紛れて蘭子には届かない。 遊園地を出て、再び夜の闇の中へ。 先ほど恐れた夜の闇も、殺されるかもしれないということに比べれば大したことなんて、なかった。 【F-4/一日目 深夜】 【神崎蘭子】 【装備:なし】 【所持品:基本支給品一式×1、不明支給品x0~2】 【状態:健康】 【思考・行動】 基本方針:どうしよう…… 【赤城みりあ】 【装備:なし】 【所持品:基本支給品一式×1、不明支給品x0~2】 【状態:健康、恐慌】 【思考・行動】 基本方針:逃げる ※蘭子が殺し合いに乗っていると思っています 前:彼女たちのためのファーストレッスン 投下順に読む 次:それぞれの本分 前:彼女たちのためのファーストレッスン 時系列順に読む 次:それぞれの本分 神崎蘭子 次:ドロリ濃厚ミックスフルーツ味~期間限定:銀のアイドル100%~ 前:~~さんといっしょ 赤城みりあ 次:Ciranda, Cirandinha ▲上へ戻る
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振り返れば もう遠い
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~キョン視点~ 本日は晴天なり。今は午後の市内探索だ。 俺はハルヒと二人きりで街を練り歩いている。 今日のハルヒはやけにご機嫌のようだ。草むらの中、河原、住宅街辺りをくまなく歩き回り俺の足を棒へと変えようとしている。 だが、俺はこいつといるそんな日常が大好きだ。 「キョン。少し休むわよ、そこに公園あるし!」 やれやれ、やっと休めるぜ……。 「あたしは先に休んでるからあんたは何か飲み物買って来なさいよ!」 ……こんな事を言ってくるが、俺はそんな傍若無人なハルヒが好きだった。 「おっそいわよ!あたしはこっちね!!」 と言って、俺の手にあるウーロン茶を奪った。 「おいおい、そりゃ俺のだ。お前のはこっち……」 言い終わる前に栓を開けて、口を付けていた。 「うんっ!冷たくておいしっ!……なんか言った?」 俺はしょうがなく、手に残ったオレンジジュースの栓を開けて、飲むことにした。 冷たいが、渇いた喉には少ししつこい100%オレンジだ。 「ねぇ、キョン。…少し交換しよっか?」 なんだ?いきなり。……まぁ、俺としてはそっちを飲みたかったわけで助かるのだが。 俺はハルヒからウーロン茶を受け取り、口を付けた。 「あんた……間接キスよ、それ。」 ブフッ!! 「あはははは!動揺して噴いちゃった?あんた気にしすぎよっ!!」 ハルヒはそう言うと、けらけらと笑いながらもオレンジジュースを口に含んだ。 「んっ!おいし!」 まったく……今日のこいつのテンションはやたらと高すぎるぞ。 ハルヒはベンチの上に立ち上がって、遠くを見始めた。 ちなみにこの公園は高台になっていて、上から街を見下ろせる良い風景になっている。 「ん~っ!風が気持ちいいわ!!……ねぇ、キョン。あたしね、こんななんでもないけど楽しい時間が続くことがうれしいかも。」 ハルヒは遠くを眺めながらそんなことを言いだした。いつも不思議な事、怪しい事とか言っているハルヒらしくない物言いだ。 「じゃあ、あれか?もう不思議やら宇宙人やらは用無しか?」 こっちを振り向き、俺に指を差してきた。 「それとこれとは別よっ!…だけどねあんた達とならこんなのも悪くないなって思ったの!」 そう言うとまたハルヒは遠くを見始めた。 その横顔は綺麗で、見ている俺は不思議と目を離せなかった。 「まぁ俺はどんな状態のお前でも好きだけどな。」 小声で呟く。 「え?今……なんてったの?」 ハルヒが顔を無駄に近付けて聞いてきた。こりゃ近すぎるぞ、唾が当たってる。 「な、なんでもねーよ。ほら、時間だ、戻るぞ。」 恥ずかしさに赤らむ顔を背けて、俺はベンチから立ち上がって歩きだした。 「こら、逃げるなっ!待ちなさいよ!!」 後ろから走って追いかけて来るハルヒの足音を聞きながら、俺は『こんな時間を続けれたら幸せだな…』とか思いつつ、喫茶店へと向かった。 次の日、授業中に窓からの素晴らしい陽射しを浴び俺はウトウトと言うより、熟睡に近い状態で3限から4限を消化していた。 「……痛っ!」 反射的に声をだしたが、授業中だったのでそのまま軽く寝たフリ。 しばらく経ったあと、原因の後ろの席を振り向いた。 「まったく…なんなんだよ、今度は。」 ハルヒは悪びれもせずに答えた。 「ちょっと用事があるからさ、昼ご飯食べたら屋上に来てくんない?……てゆーか来なさい、絶対だからね。」 ほんとになんなんだ?こいつが俺を呼び出して話なんて珍しすぎるにも程がある。 俺は4限の残りの授業を窓の外を眺めて過ごし、谷口と国木田と一緒に飯を食べ、屋上へと向かった。 屋上へ向かう前に、俺はウーロン茶とブラックのコーヒーを買った。 ……そういえば、昨日のあれ聞こえてたのか?聞こえてたらメチャクチャ恥ずいな。 まぁ、いいか。 なんなら今からでももう一度言ってやるさ。 俺は3階から屋上へ向かう階段を登った。 人の気配がする……ハルヒか、待たせたら死刑だよな。 俺が少し駆け足気味で階段を登ると……そこには顔を赤らめて古泉に抱かれているハルヒがいた。 ~ハルヒ視点~ もうキョンは来てるかな? 昨日あたしは公園でキョンが言った言葉を思い出して、ウキウキしていた。 『まぁ俺はどんな状態のお前でも好きだけどな。』って言ったはず、たぶん聞き間違いじゃない。 ほんとにキョンがあたしの事好きなら付き合ってくれるわよね? もう精神病にかかってもいいわ。……キョンと一緒ならそれで構わない。 そんなことを考えつつも、あたしは階段を登って行った。……誰か、いる?もうキョンが来たのかな……不覚を取ったわ。 そこに居たのは、我がSOS団、副団長の古泉くんだった。 「こ、古泉くん!?なんでこんな所に!?」 「おや、涼宮さん。奇遇ですね。」 あたしは階段を登り、古泉くんに近付いた。古泉くんはあくまでも笑顔で続けた。 「実はですね、此処の景色はとても良いのでたまにですが息抜きに来るんですよ。」 そうなんだ。 ……じゃあ、あたし達が邪魔しちゃ悪いわね。 「じゃあ、あたしは邪魔しちゃ悪いから行くわ。」 「それは残念ですね。それより、涼宮さんも何か此処に用事があったのでは?」 ま、マズい。キョンを呼び出したなんてバレたらなんかマズい気がする。 「な、なんでもないわ!そ、それじゃっ、古泉くんまた……キャッ!」 あたしは階段から足を踏み外した。ヤバい、落ちる! ……………って、あれ? 「危ない所でしたね、気をつけてくださいよ。」 古泉くんの声が耳のすぐそばから聞こえてきた。どうやら、古泉くんに抱き留められて助かったみたい。 「あ、ご、ごめんね?」 古泉くんはニッコリと微笑んで「良いですよ。」と答えた。 その顔は、とてもかっこよくてあたしの顔が赤くなるのがわかった。 カンッカンッ! ……なんの音かしら、何かが落ちた音? あたしが目を向けると、そこにはキョンがいつも飲んでいるコーヒーと、あたしが昨日飲んだウーロン茶が落ちていた。 嫌な予感がした。…まさか、キョンが来てた? 「ごめん!古泉くん、また放課後ねっ!!」 あたしはジュースを拾い上げ階段を駆け降りて行った。 しかし、何処にもキョンの姿を見つける事が出来なかった。 …別の人だったのかな。うん、たぶんそうだわ。 予鈴がなり、あたしが教室に戻るとキョンは自分の席に居た。 「あ、悪いな、ハルヒ。岡部に呼び出しくらって行けなかったんだ。」 よかった…やっぱり、キョンじゃなかったんだ。 「まったく…しょうがないわね!また、部活の後でいいわ!!」 心の中の心配を悟られないようにいつものあたしの声で答えた。 「……あぁ、わかったよ。ハルヒ、それ……?」 キョンが指をさした先には、コーヒーとウーロン茶を持っているあたしの手があった。 「あ、こ、これっ?これはね……「俺が来た時用に準備しててくれたのか。…まぁ飲まないのは勿体ないから貰っとくよ。」 と言って、あたしの手からコーヒーを取り机の端っこに置いた。 「……二倍がえしを期待してるわよ。」 そう言うと、自分の席に座って窓の外を見る事にした。 放課後、あたしは掃除当番だった。キョンは先に部室に行っている。 部活の後、キョンにどんな言葉で告白しようかな…。 そんなことを考えながらも素早く掃除を終わらせ、早足で部室へと向かった。 静かな旧校舎なある部室。 あたしは一目散にSOS団の部室に行き、ドアを勢いよく開けた。 「みんなっ!げん…き……」 あたしは目を疑った。 ドアを開けたあたしの見た物。それは、俯いて頭を抱えて座っているキョンと、後ろから何かを言いながらキョンを抱いていたみくるちゃんの姿だった。 「は、ハル…ヒ?」 「す、すす涼宮さん!?」 そんな二人の声を背中に受けながら、あたしは部室のドアを閉めて出ていった。 ~キョン視点2~ あ~、なんだってんだ畜生。ハルヒに呼び出し食らったと思ったら、あんなシーンを見せられるとはな。 正直、精神的に効いた。朝倉に刺された時より効いたかもしれん。 まぁ、俺が一人で舞い上がって勘違いしてたんだろうな。……恥ずい。 でも、あんなのを見せられた後でもまだハルヒの事を想っている俺がいた。 なんらかの拍子にあの状態になったとか……実は古泉が無理矢理抱いたとか……。 その辺はハルヒの態度を見れば分かるよな。 予鈴が鳴る。 ハルヒが俺が買ったコーヒーとウーロン茶を持って教室に入ってきた。 そういえば、あまりのショックに落としたのも気付かなかったのか。 「あ、悪いな、ハルヒ。岡部に呼び出し食らって行けなかったんだ。」 こんな感じなら不自然はないだろう。顔も引きつってない、たぶんいつもの顔が出来てるはず。 「まったく…しょうがないわね!また、部活の後でいいわ!!」 ハルヒは普段通りの顔で返事をしてきた。 見られた事に気付いてないのか?……それより、隠そうとしてるんじゃないか? 俺の頭の中に、不信感が渦巻いてくる。しかし、このまま普段通りの自分を演じなければいけない。 「……あぁ、わかったよ。ハルヒ、それ……?」 俺はハルヒの持っている飲み物に強引に話題を変えた。……そうでもしないと自分が保てそうになかった。 「あ、こ、これっ?これはね……「俺が来た時用に準備しててくれたのか。…まぁ飲まないのは勿体ないから貰っとくよ。」 ハルヒの口から出る言葉を遮り、コーヒーを取った。 何故なら、ハルヒが嘘をつくであろう事が何故かわかったからだ。 「……二倍がえしを期待してるわよ。」 もともと俺が買ってきたやつだ。やっぱり、こいつは古泉と抱き合ってたのを俺に見られてないと押し通そうとしてる。 何でだ、何でだよ。 やっぱり俺は一人で舞い上がってただけなのか? そこからは、午後の授業にまったく身も入らず、淡々と放課後になるのを待った。 部室の前、俺は一人で来ていた。いつもは横にいるハルヒは今日は掃除当番らしい。 ノックをする……返事は無い。どうやら長門だけか。 長門なら、話聞いてくれるよな……。 「うぃ~す。」 俺がドアを開けて中に入ると、長門は本を閉じた。 「おいおい、まさかもう帰るのか?」 俺が尋ねると、長門は少し頷いた後答えた。 「そう。あなたは、いま精神がとても昂っている。何かのいざこざを誰かに聞いてもらいたがっている。」 お見通しかよ。 「わたしが聞いてもろくに返事を出来ない、あなたを怒らせるだけ。」 俺は心の中を全て読まれたことに逆上したのか、少し声を荒げて言った。 「長門、今日は少し口数が多いな。俺を避けたいのか?」 「その態度、それがあなたらしくない。……わたしは帰る。」 そう言うと長門はドアに向かい歩き出した。 それを俺は壁に押しつけて止めた。 「何でだよ!話くらい聞いてくれたって……「……苦しい、離して。」 長門のあくまでも平坦で、冷静な表情と声。 瞬間、俺は正気を取り戻した。 「あ……、長門…悪い…。」 「……いい。また、明日。」 そのまま、長門は出て行った。俺は一人椅子に腰掛け頭を抱えた。 俺は最低だ。一人で勘違いして舞い上がって、八つ当たりまでしちまった。 誰かに殴られたいくらいの気持ちだ。 「キョンくん?どうしたんですか?」 気がつくと、朝比奈さんが目の前に居た。どうやら俺は入って来たのにも気付かなかったらしい。 「俺…ダメな人間ですよね。心は狭いし…長門にも八つ当たりなんてしちまったんです……。」 そこまで言うと、俺は再び顔を手で覆いうなだれた。 すると、暗闇の中で後ろから暖かい感触。 「大丈夫です。……何があったのかはわからないけど、きっとみんなわかってくれますから。」 バンッ!!! 「みんなっ!げん…き……」 「は、ハル…ヒ?」 「す、すす涼宮さん!?」 ハルヒは何も言わずにそのまま出て行った。 「ごめんなさい、朝比奈さんっ!!」 俺はすぐに追いかけて、ハルヒの肩を掴まえた。 「……何よ。」 俺は何て声をかければいい?勢いだけで飛び出したから言葉なんて考えてなかった。 「ち……違うんだ!」 こんな稚拙な言葉しか出ない自分の頭がうらめしい。 「何が違うのよ。あたしはあんた達が何してようと知らないわ。……昼休みだって、来てくれなかったし。」 「あ、あれはなっ!……」 先に言葉が続かない。しかし、このままハルヒを諦めたくない。 「あれは何よ。あんたなんか……あんたなんかみくるちゃんとベタベタひっついてデレデレしてればいいのよ、バカキョン!」 さすがにそこまで言われて黙っていれる程、俺はヘタレじゃなかったらしい。 思考を経由せずに口が勝手に動き出した。 「なんだよ…それ。お前だって……俺を呼び出しといて古泉と抱き合ってたじゃねーか!!」 「っ!!あんた……見てたの?」 ハルヒはかなり動揺した顔をしていた。しかし、俺はそのままの勢いで言葉を継いだ。 「その後も何もなかった様に振る舞いやがって……お前はあのシーンを俺に見せたかったが為に俺を呼び出したのか!?ふざけるな!!俺が……俺がどんだけお前の事を……。」 俺は言い終わらない内に、走って部室棟から出て行った。 ~ハルヒ視点2~ キョンには、全部バレていた。 あたしが古泉くんに抱き留められた事、その後のキョンに嘘をついて隠していたこと……。 それでも、キョンは我慢して昼休みまではあたしに変わらず接してくれていた。 みくるちゃんとキョンがイチャついていないのだってわかっていた。あれは多分落ち込んでたキョンをみくるちゃんが励ましてたんだと思う。 それを…キョンの優しさをあたしがほんの少しの嫉妬と苛立ちで台無しにした。 ……一番悪いのはあたしじゃない。キョンも、みくるちゃんも、古泉くんも何も悪くない。 全部あたしが悪いのに…。 部室から無言で去ったあたしをキョンは追いかけてくれた。あたしは……あたしはキョンを追いかけて良いのかな? そんな資格……ないかな。 部室棟の廊下の真ん中に立ち尽くしていると、みくるちゃんが目の前に来た。 「あ、あの…涼宮さん。話だけでも……聞いてくれませんか?」 頷いて、二人で並んで部室に入った。 団長席ではなく、さっきまでキョンがうなだれていた椅子に座っていると、みくるちゃんがお茶を持って来てくれた。 「ありがと…。」 声に元気が出ない、キョンにキツく言われて参ってるみたい。…自業自得だけどさ。 「涼宮さん、よかったら先に何があったかだけでも……聞かせてもらえませんか?」 あたしは、昨日の探索から、今日の昼休み、そして今の会話まで全てをみくるちゃんに打ち明けた。 「ごめんなさい……、わたしがあんな事しちゃったせいで……。」 「ううん、みくるちゃんは悪くないわ。あたしが勝手に勘違いして、イライラしてあんな態度取っちゃったんだもん。……でも、よかったらキョンに抱きついてた理由、教えてくれない?」 そこであたしが聞いた事は少なかった。 みくるちゃんが来た時にはキョンはあの状態で、有希に八つ当たりした事で凄く自己嫌悪をしていたという話だった。 「だから…ちょっとだけ、支えてあげようと思ったんです…。」 みくるちゃんはキョンの心配をしていた。もちろん、あたしが原因であんな風になったキョンを。 話を聞き、全てを頭で整理するとあたしの頭を渦巻く自己嫌悪。 何でこんな風になっちゃったんだろ。 あたしはキョンが好きで、キョンもあたしが好き。……いや、キョンはあたしを好き《だった》になったかもしれない。 まだ……取り戻せるかな?いや、取り戻したい。キョンとの楽しい時間を、あたしが最高の笑顔を見せることが出来る時間を。 「みくるちゃん、ありがと。……あたし、キョンと仲直りしてくる。たまにはあたしから謝るのもありよねっ?」 あたしの問い掛けにみくるちゃんは頭をブンブンと振って反応した。 「は、はいっ!素直が一番ですっ!」 そんなみくるちゃんに笑顔で別れを告げて、あたしは駅前公園に向かった。 キョンを呼ぶためにメールを打つ。 《よかったら、話を聞いて。駅前公園で待ってる。……ずっと、待ってるから。》 あたしは送信ボタンを押すと、携帯をポケットにしまい、早足で駅前公園に向かった。 午後22時、駅前公園。 あたしの座っているベンチは、一人あたしだけしかいない。 何で来てくれないの?もう、元には戻れないの? 目からは、涙が滲んできた。制服の袖でそれを拭い、あたしは呟いた。 「早く……来なさいよ、バカ。」 「…バカで悪かったな。」 後ろを振り向くと、そこにはコーヒーとウーロン茶を持ったキョンがいた。 ~キョン視点3~ 我ながらマヌケだ。 勢いに任せて走って行ったのはいいが、完全に鞄の存在を忘れていた。 夜19時半の旧校舎。 さすがに誰もいないし、野球部ですら片付けを始めていた。俺は誰もいない部室に入り鞄を取り、すぐに外へ出た。 校門を出て、ハイキングコースの様な道を歩いて下る。今日あった出来事が頭の中で反芻され、肉体的にも、精神的にも辛くなる。 ふと、大きめの石を見つけ蹴ってみた。坂道をコロコロと転がり、勢いを緩め、止まった。 だからと言って何かがあるわけでもないが、俺はそれを見て早歩きで下りだした。 ……腹が減ったからな。 歩きから、自転車へ。 脇目も振らずに俺は家へ向かった。 知り合いとすれ違ったかもしれん。だが、今は一刻も早く休みたい。 そんな思いが通じたか、信号待ちをすることもなく素早く家に着いた。 まず、食事。次に、走り過ぎてかいた汗を流すために風呂。そのようなプロセスを経て、俺はようやくベッドに寝転がった。 今日はいろいろあったな……。ハルヒに呼び出され、嫌なシーンを目撃して、長門に……長門!! 謝らなくちゃいかん、だいぶ落ち着いた今なら話してくれるはずだ。 そう思い携帯を開くと、新着メールが一件あった。 From《涼宮ハルヒ》 本文《よかったら、話を聞いて。駅前公園で待ってる。……ずっと、待ってるから。》 時間は……18時15分。 今は、21時40分……まさか、な。 俺はすぐさま着替えて外に出て、自転車を飛ばして行った。 午後22時。 駅前公園の近くに自転車を置き、公園の外から中を眺めた。いない…いない、よな。 俺の位置から一番遠いベンチに座っている、肩くらいまでの髪の女。 …間違いない、ハルヒだ。俺は一呼吸置き、自販機でコーヒーとウーロン茶を買った。 そして、ハルヒの後ろ側からゆっくりと近付いた。 肩を震わせて、袖で目を拭っているようだ。……まさか、泣いてるのか? 「早く……来なさいよ、バカ。」 ずっと…待ってたのか。 「…バカで悪かったな。」 驚いて振り向いた顔には、少しだけ泣いたあとが残っていた。 俺は手にもっていたウーロン茶をハルヒに渡して、横に腰掛けた。 「…そい…よ……。」 「ん?なんだって?」 「遅いのよ…バカァ…。」 ハルヒは俺の胸に顔を埋めて泣き出した。 「もう……来ないと思った。…話も、聞いてくれないと思ったんだからぁっ…!」 ハルヒの涙を見たのは、これが初めてじゃないだろうか。俺はなす術も無く、ハルヒの頭を抱き、しばらく泣きやむまでそのままでいた。 「落ち着いたか?」 頭を上げたハルヒに俺は問い掛けた。 「うん、もう大丈夫。」 そう言うと、ハルヒは立ち上がって、歩きだした。 俺もそれを追うように歩いた。 黙って歩き、ちょっとした階段を登った所でハルヒは止まった。 「いろいろ……ごめんね?キョン。勝手に誤解して…嘘ついて…あたしの事、許してとは言わない。ただ……嫌いにならないで…。」 そう言うと、ハルヒは体を後ろ向きに倒し始めた。 ……って、此処は階段だろうが! 「何やってやがる!!!」 俺はハルヒを抱き留めて、そのまま尻餅をつくように階段とは逆に倒れ込んだ。 「バカかお前は!!死ぬ気か!?」 俺達の呼吸は、早くなっていた。恐さで呼吸が荒くなったと言い換えた方が正しいか。 「……今の、今日の屋上であったこと。」 ハッとした。だが、それだけの為にこいつは自分の身を投げたのか。……真性のバカだ、こいつは。 「わかった、信じる!だからって実演することはないだろう!?」 「こうでもしなきゃ、信じてくれないじゃない。それに……キョンが助けてくれるって、信じてた。」 確かに、どんな言葉で説得されるより効果はあったな。昼休みの出来事が事故だと言うのがきっちりと把握出来た。 「まったく…お前の方がバカだよ。ほら、立てよ。ベンチに戻ろうぜ。」 俺はハルヒを引き起こして、ベンチへと歩いた。 《嫌いにならないで》か。 俺は嫌いになるどころか、まだずっと好きだった。あんなシーンを見せられても、怒鳴りあっても、それだけは変わらなかった。 俺が求めているのは好きになり合うこと、ハルヒが求めているのは嫌われないこと。 俺はあくまでも好きでも嫌いでもない存在か?友達止まりなのか? 考えながら、コーヒーを一口啜る。ブラックだから苦い、当たり前だ。 「みくるちゃんから、いろいろ聞いたわ。」 先に口を開いたのはハルヒだった。 「ごめんね?あたしのせいで嫌な思いさせて、有希にも迷惑かけちゃったのもあたしのせい。」俯きながら話していた。 「そんなことないさ。もともとはお前の話を聞く前に勝手に誤解したうえに、教室で嘘までついた俺が悪いんだ。」 さらに、沈黙。気まずい空気が流れだす。 次は俺から口を開いた。 「……二人とも、同じようなことやってんだ。おあいこにしようぜ。」 少し驚いた表情をこっちに向けてきた。 「ほんとに……許してくれるの?」 「だからおあいこだって言ってるだろ。」 驚きの表情が安堵に変わる。少し弱い感じだが、いつものハルヒに似た笑顔だ。 その顔を見た時、俺は感じた。やっぱり、今まで通りの関係なんて嫌だ。ハルヒと付き合いたい……と。 ~ハルヒ視点3~ キョンがおあいこって言ってくれた。あんなに勘違いして、一人で不機嫌になっていたあたしを許してくれた。 自然と笑みが出る。泣いた後だから上手く笑えない、でもうれしいから笑っちゃう。 キョンが優しい、この時間をずっと続けたい。 もう夜も遅いけどずっと一緒にいたい。離れたくない。 あたしは、やっぱりキョンが好きだ。 さっき階段であたしが身を投げた時、《嫌いにならないで》と言った。だけど、もうそれだけじゃ満足出来ない。 「ねぇ、キョン。」 キョンがこっちを向く、鼓動が早くなるのがわかる。 言葉が出ない、なんて言えばいいんだろ。 「ほ、星がきれいね。」 違う、違う。あたしはバカだ!こんな事が言いたいわけじゃない!いつものあたしならサラッと言えるのに、キョンに弱い所を見られて臆病になってる! 「あぁ、そうだな。」 キョンは笑顔で言葉を返してきた。そんな顔されたら、好きな気持ちが止まんないじゃない…。 あたしは、星を見るキョンの横顔に見とれていた。 「どうした?」 目が合った。うわ、今顔がメチャクチャ赤い。あたしは目を逸らしながら言った。 「な、なんでもないわよ。」 キョンは告白(未遂)を2回もしてくれた。あたしはキョンの気持ちを聞くだけ聞いて、返事はしてない。 じゃあ、答えは簡単。怖いけど……あたしの気持ちを伝えよう。 キョンにとって、あたしはもう恋愛対象に無いかもしれない。だけど、はっきりさせよう。 もう、あたしの精神病は止まらない。 「キョン。あたしにはこんな事を言う資格なんてない。あんたの気持ちも変わったかもしれない、だけど……聞いてくれる?」 キョンは黙って頷いた。 「あたしは、あんたが好きだった。それこそ、いつ好きになったかわからないくらい。……もし、あんたの気持ちが変わってないなら…付き合って…欲しい。」 あ~言っちゃったわ。後悔は無いけどドキドキする。 でも、もしダメでもキョンとは今まで通りに出来る気がする。ちゃんと本音を伝えることが出来たから……。 「俺で……いいのか?」 キョンが尋ねてきた。…どうやらキョンもまだ好きでいてくれたみたい。 「あんたじゃなきゃ……ダメなのよ。」 と答えると、キョンがあたしを抱き締めてきた。 ダメ、いきなり過ぎて心臓のドキドキが止まらない。しかも体がくっついてるからキョンにも聞こえちゃってる、恥ずかしい…。 ベンチに座り抱き合った状態で5分程経った時、キョンが口を開いた。 「あ~、すまん、ハルヒ。…ドキドキするから何か言ってくれ。」 ………ほんと、あんたって男は…。 「あんたね、雰囲気台無しじゃない。……せっかく幸せな気分に浸ってたのに。」 「はははっ、悪いな。」 いつもの会話が出来るようになった。あたしはこの雰囲気が一番好きだ。 「もう…しょうがないわね。お詫びに……キス、してよ。」 あたしはそっと目を閉じた。自分でもとんでもない事を言った気がするけど、関係ない。もう、やりたいようにするわ。 「き、キス……か。わかった…い、行くぞ。」 目を瞑ってるから何も見えない。だけど、キョンの存在が少しずつ近付いてくるのが分かる。……あんまりゆっくりしたら、あたし、ドキドキしすぎて倒れそう。 「お、お願いだから早くして?あたし、ずっとドキドキしてるんだけど……。」 「あぁ…悪い。」 そう言ったキョンはあたしにキスをしてきた。 瞬間的に唇を重ねただけのキス。現実でのあたしのファーストキス。 日付が変わった午前0時の駅前公園、あたしにとって、一番大事な時と場所になった。 「じゃあ……帰ろうぜ。お前の両親も心配してるだろ?」 優しいキョンの声、心が少しずつ落ち着いてくる。 「もちろん、あんたが送ってくれるのよね?」 キョンがあたしの手を引きながら答えた。 「何をいまさら、当たり前だろ?ほら、乗れよ。」 いつの間にかキョンの自転車がある場所まで来ていた。すでにキョンは自転車に跨がっている。 あたしはキョンの後ろに座り、強く、強くキョンの体を抱き締めた。 「キョン、……大好き。」 「俺もだよ、ハルヒ。」 そのまま、あたしは家へと続く道をキョンの温もりに幸せを感じながら帰って行った。 終わり
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ひきこもりタウンwikiの特徴 7月30日現在 *OSについて 1位 WIN7がダントツに多い42.9% 2位 DOCOMO端末が28.6% 3位 win8.1 意外なのがXPがいまのところいないこと 1名だけLINUXが居た *プロバイダについてはサイトポリシーの為非公開 ひきこもりが多いせいかやっすいプロバイダが多い *ブラウザ 1位 i-mode 2位 chrome 44 3位 firefox31 4位 IE 11.0 5位 chrome 42 ブラウザのアップデートがされてないので44以下のひとはするように! Docomoが1位なのが意外でした torで来てるやつがいる *ディスプレイ 1位 1920×1080 24bit 2位 1366×768 24bit 3位 1600×900 24bit やすいモニタ低解像度勢が多かったひきこもりの苦しいNET環境がうかがえる 合計アクセス 84 訪問者数 16 有効なアクセス 12 docomo端末のやつがキチガイのようにサイトをみてるのでランキングがおかしくなってる。 おそらく1名だけキチガイのようにアクセスしてきてる。 ひきこもりタウンWIKIはしょうもないとか言ってるのに和歌山からのアクセスで真っ青 これには管理者もリアルで笑い転げたレベルです。 docomoが1機種だけでダントツのアクセス数でやばいです。24時間見たままレベル これには管理者も呆れて何も言えない。
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千葉紀梨乃と坊屋春道の二人は、氷川村を目指して歩いていた。 「トイレって言ってたんで、またお腹痛くなったのかと思っちゃいましたよ~」 「ああ、腹はもう大丈夫だ。キリノちゃんのくれた薬のおかげだな」 口の端を「んっ」と持ち上げ、猫の口のような形にさせながらそう言う紀梨乃に対し、 春道は腹をポンポンと叩いて答え、「はっはっはっ」と笑う。 正午に行われた放送の内容は二人に大きな動揺を与えたが、 春道がトイレだと言って紀梨乃と離れていた間に二人とも持ち直したようで、 今では、そんな風に他愛の無いやり取りが出来るようになっていた。 「…………」 それでも、ふと会話が途切れると紀梨乃の頭には剣道部の仲間達のことが浮かんできて、 言いようの無い不安が心を支配する。 (サヤ、タマちゃん、ミヤミヤ、ダンくん) 今回のプログラム、室江高校からは明らかに剣道部のメンバーが選ばれている。 そして、今回室江高から選ばれた全員の入部届けを書いた、又は書かせたのは紀梨乃だった。 (……サヤ、あたし、どうすればいいのかな?) 中でも、サヤこと桑原鞘子と紀梨乃は小学校以来の親友だ。 紀梨乃は心の中で親友に語りかけ、彼女ならどう返すか想像してみた。 (当たって砕けろだって、やるっきゃないよ!キリノ) そんな抽象的な、勢い任せの一言が返ってくる気がした。 「お、村が見えてきたぜ」 春道が、いつの間にかうつむいて黙り込んでしまった紀梨乃の気を紛らわせようと、 努めて明るい口調で、村が近い事を告げた。 「あそこにキリノちゃんの友達がいるといーな」 「ん~、そうですねぇ。早くみんなに会いたいっす」 笑顔を作って春道に答える紀梨乃だったが、心の中では先ほどの続き。 鞘子に言われた(気がする)言葉への返答を考えていた。 (そうだよね、やるっきゃないよね!) 一つ決心をして、紀梨乃は顔を上げた。その目に迷いは無い。 紀梨乃は「すぅぅ」と大きく息を吸い込み、剣道のかけ声の要領で大声を出した。 「サヤー! タマちゃーん!」 「おお!?」 突然の大声に驚く春道をよそに、紀梨乃は声を出し続ける。 「ミヤミヤー! ダンくーん! 聞こえたら返事してー!」 ■ ■ ■ 川田章吾の眠りは、本当につかの間のものとなった。 周防美琴が出て行ってからそれほどしない内に、女の声によって起こされたのだ。 「うっ……何だ?」 頭の痛みを堪えて、川田は耳を澄ます。 「ミヤミヤー! ダンくーん! 聞こえたら返事してー!」 聞こえてきた声は、周防美琴のものではない。 そしてその声は、段々大きくなってきている。 どうやら、川田のいる診療所に近付いて来るようだ。 (くっ、どうする?) 川田は、つかの間の睡眠によってほんの少しだけ戻って来た冷静な部分をフルに使って考えた。 (今はプログラムの最中、こいつは間違いない) 記憶が混乱していて前後がハッキリとは思い出せないが、 ここがプログラムの会場、殺し合いの舞台であることには違いない。 (近づいて来ているのは、女か。誰かを探しているみたいだが……) 近づいて来ているのは女の声だ。 声の様子から誰かを探しているようだが、殺し合いに乗っているかどうかは不明。 (くっ、頭が……こんな状態では……もし女が殺し合いに乗っていたら) 頭の痛みが強まった気がした。 今の自分はおそらく脳震盪を起こしている。本来なら、数日は安静が必要な状態だろう。 もし、声の主が殺し合いに乗っていた場合、今の自分では大した抵抗も出来ずに殺されてしまう。 (せ、接触は……避けるべき、か) 川田は、痛む頭で何とかそう判断するとデイバッグ他、荷物をまとめて裏口から診療所を出た。 「ぐっ……」 しかし、川田は診療所を出たところですぐに尻餅をついてしまい、裏口のドア付近の壁に寄り掛かって動けなくなってしまった。 安全を期すならもっと離れなければと思うのだが、もう体が言う事を聞かない。 やはり、安静にしていなければ駄目のようだ。 「みんなー、いないのー?」 そうしている内に、声の女が診療所に入って来た。 川田は何とかやり過ごそうと、壁に寄り掛かった状態で息をひそめる。 「あれ~?誰もいないの?」 女の足音が診療所内を移動する。 それに続いてもう一つ、別の足音が診療所内に入って来た。 「誰もいねーのか?」 「う~ん、こんな風に地図に載ってる場所だし、誰かいると思ったんですけどねぇ」 どうやら、男女の二人組だったようだ。 その後しばらく、二つの足音が探し人を求めて診療所内を動いていたが、 やがて、誰もいない事が分かったのだろう。足音が出入り口の方へ移動し始めた。 「やっぱ、ここには誰もいねーみてーだな」 「ですねぇ」 (そうだ、このままどっかに行っちまえ) しかし、そのまま立ち去るかに思えた足音の一つが、川田の思いに反して診療所を出る前に止まった。 「あ~、でも一応、裏の方も確認しときますね」 「そーか」 (な、なに?) 例の男女がそんなやり取りをしたかと思うと、足音(多分、女の方だ)がどんどん川田のいる裏口へ迫って来た。 (くっ、くそ……) 運を天に任せるのは川田の趣味ではないが、こうなってしまうと川田には足音の主が殺し合いに乗っていない事を祈る他なかった。 女がドアノブに手をかけたのだろう、裏口のドアがカチャリと音を立てた。 「おーい、紀梨乃ちゃん」 その瞬間、川田とは反対側、診療所の出入り口付近から男の声がした。 「ん? はーい、なんですか~」 開きかけた裏口のドアが戻され、パタパタと足音が遠ざかっていく。 そして、バタンと出入り口のドアが閉まる音がしたのを最後に診療所内から人の気配が消えた。 (……行ったか) 川田は大きくため息をついた。 ■ ■ ■ 「なんすか~?」 「なーキリノちゃん。あれ、使えそうじゃねーか?」 紀梨乃が診療所から出てくると、春道がやや興奮気味に診療所の向かいにある民家を指していたが、しかし紀梨乃にはそれが普通の民家にしか見えなかった。 「ん~?」 「向こうから来た時は気がつかなかったぜ」 どう反応していいか分からない様子の紀梨乃をだったが、春道はそんな事を言って民家へ駆けて行った。 「ちょっ…………ああ」 春道はその民家の前へ駆け寄ると、家の前に停まっていた原付スクーターをいじり始めた。 どうやら、春道が指差していたのはこちらだったようだ。 (そっか、乗り物があれば……でも、やっぱりカギが無いと動かないよねぇ。 あ、春道くんが家のドアの方に……そっか、家の中ならバイクのカギあるかな? でもドアの鍵が閉まってるみたいだねぇ。って、ドアを蹴破った!?) 春道のそんな行動を見た紀梨乃が唖然としていると、春道はすぐに民家の中から出てきた。 どうやら原付のキーは、玄関を入ってすぐの所にあったようだ。 そして春道が原付に差し込んだキーを捻ると、ブロロロと原付のエンジンが回り始めた 「おし! キリノちゃん、これに乗っていこーぜ!」 「え~、でも……」 原付に跨り、紀梨乃にも後ろに乗るように勧める春道だったが、紀梨乃は躊躇していた。 人の原付、ノーヘル、二人乗りなどに関しては、灯台で色々と物色した物を持ってきている時点で今更だが……。 「荷物も多いし、二人乗りは危なくないですか?」 もう少し荷物が少なければ問題ないだろうが、紀梨乃の言う通り、今は荷物が多く二人乗りは危険そうだ。 「ムムッ、そーか」 紀梨乃との二人乗りを断られた春道は少し残念そうだったが、 すぐに顔を上げてキョロキョロと辺りを見渡すと、エンジンのかかった原付をそのままに、 他の家の方へ走り出した。 「あ、また……ん~、まさか」 その家の横にも原付が止まっているのが見えた時点で、春道が何を考えているのか察しのついた紀梨乃はその場で待つ事にした。 案の定、しばらく待っていると春道が原付をもう一台調達して紀梨乃の所へ戻って来た。 「紀梨乃ちゃんの分、持って来たぜ」 「は、はぁ」 意気揚々と戻って来た春道の気持ちはありがたい紀梨乃だったが、一つ問題がある。 「でも、あたしスクーターとか乗ったことないですよ~」 無免許などはこの際置いておくとして、紀梨乃は今まで原付を運転したことが無かった。 「大丈夫だって、チャリと全然変わらねーからよ。チャリには乗れるだろ?」 「まあ、いつも通学で乗ってますけど」 「ならへーきだって。ちょっと乗ってみよーぜ」 「ん~分かりました、乗ってみるっす!」 軽いノリで勧めて来る春道に、紀梨乃の方が折れた。 それに、紀梨乃の方もまんざら興味が無いわけではない。 「ブレーキはチャリと同じな。で、右のグリップが……」 簡単に原付の乗り方を春道から教えてもらい、いよいよ紀梨乃は原付に跨った。 「それじゃ、行きますよ~……っとと、お、おおぉぉぉ」 紀梨乃が原付のスロットルを捻るとエンジン音が高まり、紀梨乃を乗せた原付が走りだした。 走り出すときだけ少しふらついた紀梨乃だったが、スピードが上がってくるとバランスを取り戻し、そのまま50メートルほど走った後Uターンして春道の所へ戻って来た。 「ウマイウマイ。な、簡単だろー」 「あはは、これなら何とか乗れそうですね」 少し走っただけだが、紀梨乃は春道に笑顔でそう答えた。 「それじゃ、紀梨乃ちゃんの友達探しに行こーか。まずは村ん中探してみるんだろ?」 「そうですね~。あ、でも南側はもうすぐ禁止エリアになるんで、探すなら北側ですね」 「よし」 そうして、二人は原付に乗って村の中を探索するのだった。 (二人乗りは駄目だったが、女の子とツーリングってのも悪くねーな。ムフフ) などと春道が考えていたかどうかは、神のみぞ知る。 十数分後。 「結局、誰も見つかりませんでしたねぇ」 村の北側を一通り回った紀梨乃と春道だったが、収穫はゼロ。 紀梨乃の室江高メンバーはもちろん、春道の鈴蘭高校の生徒も、他の学校の参加者とも、 誰とも出会わなかった。 「この村には誰もいねーのかもな」 「むぅ、仕方ないですね。それじゃあ、次の村に行ってみましょうか」 そう言って紀梨乃が地図を広げ、春道もその地図を覗き込んだ。 「次っつーと、この平瀬村か」 「はい。あ、でもここ、H-3が禁止エリアになるんですね。時間はまだありますけど」 今、紀梨乃達がいる氷川村と平瀬村とを最短距離でつなぐ道は、これから約二時間後に禁止エリアになる。 時間的には余裕があるが、もしもその場で何かあって動けなくなったらと考えると、その道を通るのは危険かもしれない。 「……ちょっと怖いし、まずこっちの鷹野神社に行って、それから回り込みませんか?」 「フム、紀梨乃ちゃんがそう言うなら、オレは構わねーぞ」 こうして二人は、鷹野神社を目指して原付を走らせるのだった。 【I-5 道/1日目 午後】 【千葉紀梨乃 @BAMBOO BLADE】 [状態]: 健康 [装備]: 短刀 、原付スクーター [道具]:デイバッグ、支給品一式、チャッカマンなどの雑貨数点、常備薬 [思考] 基本:殺し合いはしない。 1:室江高校のみんなを探す 2:そのために島を一周する。次は鷹野神社経由で平瀬村へ 3:春道は、信用できそうだと思っている [備考] ※春道から、加東秀吉以外の鈴蘭高校出身者の特徴を聞きました。 【坊屋春道@クローズ】 [状態]:健康 [装備]: ワルサーPPK、改造ライター(燃料:90%)、原付スクーター [道具]:デイバッグ、支給品一式、救急箱、缶詰、私物のタバコ、ワルサーPPKのマガジン [思考] 基本:キリノと仲を深める 1:キリノを守る 2:電話番号をもらう 3:できれば、その先も…… [備考] ※紀梨乃から、室江高校出身者の特徴を聞きました。 ■ ■ ■ 原付に乗って走り去る二人を、物陰から見ている男がいた。 彼の名は花澤三郎。 鈴蘭高校一年生で、春道の後輩だ。 「坊屋さん……」 花澤は春道が他の学校の生徒と行動を共にしているのを見て、やっぱりなと思った。 そんな気はしていた。 春道の性格なら、こんな殺し合いに乗ったりはしないだろうと、分かっていた。 だから、出来れば殺し合いに乗っている自分を見られたくなかった。 そして花澤は、春道に話しかける事も出来ず物陰に隠れてしまったのだ。 (また、殺せなかった……) せっかく伊藤真司を禁止エリアに置き去りにして覚悟を決めた花澤だったが、 あこがれの先輩である春道の連れを殺すことは出来なかった。 (……坊屋さん、オレはあなたとは別の道を行きます) 春道達が見えなくなると、花澤は春道が走り去った道をあえて反対側へ歩き出した。 (次こそは、次こそは殺す!) 心の中で自らを叱咤し、花澤は歩き続けた。 【H-7 焼場付近/1日目 午後】 【花澤三郎@クローズ】 [状態]:喧嘩のダメージ(中度) 疲労 [装備]:ショットガン(SPAS12) アーミーナイフ [道具]: デイパック・支給品一式、単車のキー、ランダムアイテム1(武器ではない) 結束バンドの束 [思考] 基本:仲間を生かして帰す 1:次こそは殺す、殺せる、ころせる……! 2:最低の男になってでも、仲間と生き残る 3:坊屋さん…… ■ ■ ■ 「くぅ、取れない!」 氷川村、J-6エリア。 木の根元で、周防美琴は伊藤真司の指に巻き付いた拘束を何とか解こうと悪戦苦闘していた。 この場所が禁止エリアになるまで残り数分。 しかし、伊藤をこの場に拘束している結束バンドは一向に外れない。 焦りばかりが募っていく、そんな時だった。 「なあ周防、何か聞こえないか?」 「何かって?……あ!」 バイクのエンジン音のような音が聞こえた気がして、伊藤が発した言葉に美琴が顔を上げ、そして気がついた。 確かにエンジン音は美琴も聞こえたが、今はそれどころではない。 美琴が気付いたのは、すぐ近くに民家が一軒建っているということだった。 「ちょっと待ってろ!すぐ戻る!!」 「あ、ああ」 そう言い残し、その民家へダッシュする美琴。 そして民家にたどり着くと、すぐさま中を物色した。 「何か、何か無いか!?……あった!」 そして美琴はごく普通のハサミを見つけると、すぐにそれを持って伊藤のもとに戻った。 ハサミを入れると、素手ではあれだけ苦労しても外れなかった悪魔の拘束がパチンと音を立ててあっけなく外れた。 「よし、伊藤、走れ!」 「え?」 伊藤の拘束を解いた美琴は、伊藤に肩を貸して立ち上がらせると、 戸惑う伊藤に、今まであえて言わずにいた事実を告げた。 「いいから走れ!ここはもうすぐ禁止エリアになるんだよ!」 「なに!?」 そうして二人は全力で走った。 「はぁ、はぁ、はぁ……」 「ハァ、ハァ、ハァ……」 花澤三郎と殴り合った伊藤はもちろん、美琴も水を持って走ったりして疲れていたが、 二人とも、悲鳴を上げる体に鞭打って走った。 途中、美琴が一度見た口の開いたデイバッグが落ちていたが、 その場所がJ-6の外である保証は無かったため、それには構わず走った。 やがて、氷川村のもっとも南側にある道にたどり着くと、二人はそこに倒れ込んだ。 「はぁ、はぁ……、よし……ここまで来れば、大丈夫だ」 地図にあるエリアの境界には、実際に線が引いてあるわけではないので、 どこからが禁止エリアになるのか参加者には分からない。 しかし、美琴の記憶では道路にさえ出れば、そこはJ-6エリアではなかったはずだ。 「ハァ、ハァ、周防……俺を助けるために、危険を……」 禁止エリアの中に拘束されていた自分を、周防は命がけで助けてくれた。 伊藤はその事に感動し、尊敬の念を込めた視線を美琴に送っていた。 「そ、そんな、改まって言われると……照れるじゃねーか! ま、まあ気にすんな!!」 美琴は、照れ隠しに伊藤の背中をバンバンと叩いた。 「イテテテ」 それが花澤にやられた傷に触り、顔をしかめた伊藤を見て美琴は診療所へ伊藤を連れていくことにした。 残してきた川田の事も気がかりだ。 「悪い、大丈夫か?この先に診療所があるから、とにかくそこへ」 「ああ、分かった」 美琴は立ちあがると、再び伊藤に肩を貸して診療所へ向け歩き出した。 あのエンジン音はもう聞こえなくなっていた。 「ところで、さ。一体、誰にやられたんだ?」 少し歩いたところで、美琴がそれまで聞き辛かった話を切り出した。 美琴も遠目には犯人を見ている。伊藤を引きずっていたあの男。 伊藤とあの男は戦い、そして伊藤が敗れたのであろう事は、美琴にも想像がつく。 そのことで、伊藤のプライドは少なからず傷ついたはず。 しかし、今後の事も考えると聞かないわけにはいかない。 そして、聞くなら早い方がいい。 「……花澤とか言ったな」 「…そいつ、殺し合いに乗ってるんだよな」 「……だろうな。やり合ってた時には、そんな風に思えなかったんだが」 負けた喧嘩の事を女に話すのは気が引けた伊藤だが、美琴は命の恩人だし、 相手が殺し合いに乗っているとなれば、知っている情報は話しておくべきだろう。 そう考えた伊藤は、自分が分かる限りの事を美琴に話した。 「でも、なんで禁止エリアに置いて行くなんで方法を……」 「分からねーけど、大方、直接手を汚すのを嫌ったんじゃねーか?」 「くっそ……と、あそこだ、診療所」 花澤についての話が一通り終わったところで、二人は診療所にたどり着いた。 「あれ?川田?」 中に入ると、川田章吾の寝ていたはずのベッドが空だった。 「川田って?」 「ああ、話してなかったな。川田ってヤツをここに寝かせておいたんだ。 そいつ、怪我しててさ。動ける状態じゃなかったはずなんだけど……」 そう言って、美琴達が診療所の中を見渡していると、裏手の方から声がした。 「こ、こっちだ……」 「……川田?」 美琴が診療所の裏口を開けると、外に川田がデイバッグを抱えて座り込んでいた 「川田、どうして?」 「……他の、誰かが、来て……隠れた」 「そうか、分かった。とにかくベッドへ行こうな。これからはアタシが見張ってるから」 「ぐっ」 美琴は川田に肩を貸して元のベッドへ連れて行くと、まだ調子の悪そうな川田を寝かせた。 ベッドに横になると川田は目を閉じ、間もなく寝息をたて始めた。 やはり、まだ起きていられる状態ではなかったようだ。 「そいつが川田か」 「ああ、頭を強く打ってるみたいなんだ」 「そうか、可哀相に」 まさか、自分の投げたバットが命中したとは露ほどにも思わない伊藤がそんな事を言う。 「さてと、伊藤の方も手当てしないとな。ここなら包帯とかもあるし」 そんな伊藤に対し、診療所内にある薬などを確かめながら美琴が言った。 「それじゃあ伊藤、服脱いでくれ」 「え?」 【I-7 診療所/1日目 午後】 【川田章吾@バトル・ロワイアル】 【状態】後頭部に強い打撲 発熱 眠っている 【装備】金属バット 【道具】デイパック、支給品一式 タバコ コンドーム一箱 鍋のふた 【思考】 基本:自分の記憶の破綻に気づき、混乱している 1:頭が痛い痛い痛い 2:おれはだれなんだ 3:けいこ 補足: 川田は放送のため、自分の記憶の破綻に気づきました。そのため、自分が何者なのか、 ここがどこなのか、わからなくなっていますが、少なくともプログラムに参加している事は理解しています。 今は若干落ち着いて眠っていますが、次に目覚めたときに元の川田に戻れるかどうかは わかりません。 【周防美琴@スクールランブル】 【装備】: 【所持品】 支給品一式、ロープ 【状態】:拳に軽症、疲労 【思考・行動】 基本:仲間を探す。襲ってくるものに容赦はしないが殺しはしない 1:伊藤の手当てをする 2:川田の様子が気になる 3:同じ学校の仲間を全員探したい 【伊藤真司@今日から俺は!】 【装備】: 【所持品】 【状態】:全身打撲(右腕の打撲は特に重傷)、拳に軽傷 【思考・行動】 基本:全員助ける。手段等は人を探しつつ考える。 1:脱ぐの……? 2:人は絶対に殺さない 3:マーダーに会っても根性で説得
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岐阜 岐阜市 「中核市」岐阜駅 名鉄岐阜駅 カラフルタウン岐阜 (イトーヨーカドー柳津店) マーサ21 (イオン岐阜店) イオン柳津店 オーキッドパーク ゲオ岐阜茜部 (あかなべ) 店 大垣市 (10万人以上都市)大垣駅 イオンモール大垣 アクアウォーク大垣 イオンタウン大垣・大垣コロナワールド 各務原市 (10万人以上都市)鵜沼駅・新鵜沼駅 アクア・トトぎふ イオンモール各務原 イオンタウン各務原 アピタ各務原店 多治見市 (10万人以上都市)多治見駅 バロー多治見店 県立多治見病院 可児市 (10万人以上都市)可児駅・新可児駅 西可児駅 エディオン可児今渡店 ヤマダ電機 テックランド可児店 関市サンサンシティ・マーゴ(イオン関店) 高山市高山駅 高山の古い町並み エディオン高山店 ゲオ 高山昭和店 中津川市中津川駅 恵那峡ワンダーランド 博石館 アピタ中津川店 羽島市羽島ウィング151 コストコ岐阜羽島倉庫店 土岐市土岐市駅 土岐プレミアム・アウトレット 美濃加茂市美濃太田駅 アピタ美濃加茂店 瑞穂市穂積駅 PLANT-6 瑞穂店 恵那市恵那駅 ココス恵那店 銀の森 ゲームスペース宝島 恵那店 バロー恵那店 ピアゴ恵那店 郡上市郡上八幡城 瑞浪市瑞浪駅 ピアゴ瑞浪店 海津市国営木曽三川公園 (木曽三川公園センター) 千代保稲荷神社 本巣市モレラ岐阜 下呂市下呂駅 山県市平和堂高富店 飛驒市古川の古い街並み 美濃市イオンタウン美濃 可児郡御嵩町ラスパ御嵩 岐阜 パネル当地…メトロイド アザーエム、スーパーマリオ3Dランド 隣接…スーパーマリオギャラクシー2、マリオカート7 (愛知) 隣接…NewスーパーマリオブラザーズWii、スーパーマリオ3Dランド (長野) 隣接…マリオ クッパ、スーパーマリオ3Dランド (富山) 隣接…スーパーマリオギャラクシー2、スーパーマリオ3Dランド (石川) 隣接…ゼルダの伝説、マリオカート7 (福井・三重) 隣接…星のカービィ、マリオカート7 (滋賀) ※概要 人口が多い順(市→町→村)に並んでいます 最新データ 2014年10月1日より (中核市は別です 中核市→岐阜市に並んでいます○○郡○○町もしくは村は、郡に分けて、人口が多い順に並んでいます) ※人口 岐阜県総人口(2010年国税調査)2,080,773人 長良川の鵜飼い、金華山や岐阜城が有名な県庁所在地かつ中核市「岐阜市」、 日本のど真ん中の都市で知られ、さらには、松尾芭蕉のおくのほそ道の舞台でもあり別名「水の都」、イオンモール・イオンタウン・アクアウォークなどと 商業施設が集まる県下人口第2の都市を誇る「大垣市」、航空科学博物館で知られる、名古屋市・岐阜市のベッドタウン県下人口第3の都市「各務原市」、 美濃焼やうなぎで知られ、日本一暑い街として知られる県下人口第4の都市「多治見市」、日本一面積が大きい市として知られる飛騨の小京都でもある「高山市」といった 織田信長公が1567年に「井ノ口」から「岐阜」へと改称した日本のほぼ中央に位置する県、朴歯味噌や白川郷などが有名な「岐阜県」 中部地方としては、人口が5番目くらいで長野県と同じくらいの難易度で普通です 最近、飛騨市では「君の名は。」や大垣市は「聲の形」といった聖地で話題沸騰中である。 高山市では、高山市を舞台したアニメ「氷菓」、外国人観光客で殺到しており海外とのすれ違いも期待出来る!? 岐阜市 「中核市」 岐阜駅 最寄駅JR東海道本線・高山本線 「岐阜駅」 名古屋鉄道名古屋本線・各務原線 「名鉄岐阜駅」 (徒歩10分) 岐阜市の中心駅 駅構内で5人くらいすれ違うことが出来る ペデストリアンデッキ行けばより良くすれ違いやすくおすすめ 愛知県民とのすれ違いも簡単に来る 名鉄岐阜駅 最寄駅名古屋鉄道名古屋本線・各務原線 「名鉄岐阜駅」 JR東海 (東海道本線・高山本線) 「岐阜駅」 (徒歩10分) カラフルタウン岐阜 (イトーヨーカドー柳津店) 最寄駅名鉄竹鼻線 柳津駅 徒歩20分 マーサ21 (イオン岐阜店) 最寄駅JR東海道本線・高山本線 岐阜駅 バス15分『正木マーサ前』下車・200円 名鉄名古屋本線・各務原線 名鉄岐阜駅 バス15分『正木マーサ前』下車・200円 食料品売り場で実績があった模様。 すれちがい中継所TM可能装置施設内あり イオン柳津店 最寄駅名古屋鉄道竹鼻線 「柳津駅」 (徒歩8分) オーキッドパーク 最寄駅JR東海道本線・高山本線 岐阜駅 徒歩12分 名鉄名古屋本線・各務原線 名鉄岐阜駅 徒歩16分 ゲオ岐阜茜部 (あかなべ) 店 最寄駅名鉄名古屋本線 茶所駅・岐南駅 大垣市 (10万人以上都市) 大垣駅 最寄駅JR東海道本線・東海道本線(美濃赤坂支線)・樽見鉄道樽見線・養老鉄道養老線 「大垣駅」 西濃地方の中心都市、水都の異名で知られる大垣市の中心駅。 南口にいれば3人くらいすれ違うことも出来るが、 北口ではアクアウォーク大垣に行ける連絡デッキがあるため北口もおすすめできる。 愛知県民や近畿地方のすれ違いもある。 最近、映画「聲の形」の聖地として人気になっているため遠方からのすれ違いが期待UP!? イオンモール大垣 最寄駅JR東海道本線・東海道本線(美濃赤坂支線)・樽見鉄道樽見線・養老鉄道養老線 大垣駅 バス19分『イオンモール大垣』下車 養老鉄道 美濃青柳駅 アクアウォーク大垣 最寄駅JR東海道本線・東海道本線(美濃赤坂支線)・樽見鉄道樽見線・養老鉄道養老線 「大垣駅」下車、北口よりブリッジで直結 2階のセガワールドで5人程すれ違うことが出来る。 1時間で10人集まることも出来る。 ただ、ずっと居るとスピードが落ちるかも? イオンタウン大垣・大垣コロナワールド 最寄駅JR東海道本線・東海道本線(美濃赤坂支線)・樽見鉄道樽見線・養老鉄道養老線 「大垣駅」 (徒歩15分) 各務原市 (10万人以上都市) 鵜沼駅・新鵜沼駅 最寄駅JR高山本線 「鵜沼駅」 名古屋鉄道犬山線・各務原線 「新鵜沼駅」 JRより名鉄が乗降客数が多いが、 あんまりおすすめできない。 すれ違ったとしてもたったの1・2人 アクア・トトぎふ アクセスhttp //aquatotto.com/about/access/index.html イオンモール各務原 最寄駅名鉄各務原線 新加納駅 徒歩12分 名鉄各務原線 新那加駅・各務原市役所前駅 バス『イオンモール各務原』下車・100円 すれちがい中継所TM可能装置施設内あり 土日祝日は愛知県から遊びに来る人も多く、1日で30人~40人とすれ違う事も可能。 1階のJOSHIN付近と2階のナムコのゲーセン、ジャスコ側3階のゲーセンがお勧め。 夕方17時以降はお客さんが一気に少なくなるので、晩ご飯時を狙って3階のフードコートとフードコートから直結で行ける本屋さんがお勧めかと思われる。 イオンタウン各務原 最寄駅名古屋鉄道各務原線 「各務原市役所前駅」 (徒歩15分ほど) アピタ各務原店 最寄駅JR高山本線 「各務ヶ原駅」 (徒歩10分ほど) 名古屋鉄道各務原線 「名電各務原駅」 (徒歩10分ほど) 多治見市 (10万人以上都市) 多治見駅 最寄駅JR中央本線・太多線 「多治見駅」 東濃地方の中心都市、多治見市の中心駅。 駅構内で3人ほど来る。 愛知県民からのすれ違いも簡単に来る。 ただ、遠方からのすれ違いはあまり来ない。夏はものすごく暑いので水分補給は必ずに取ろう。 バロー多治見店 最寄駅JR中央本線・太多線 多治見駅 県立多治見病院 最寄駅JR中央本線・太多線 多治見駅 バス7分『県病院』下車 可児市 (10万人以上都市) 可児駅・新可児駅 最寄駅JR太多線 「可児駅」 名古屋鉄道広見線 「新可児駅」 西可児駅 最寄駅名古屋鉄道広見線 「西可児駅」 エディオン可児今渡店 最寄駅名古屋鉄道広見線 「日本ライン今渡駅」 (徒歩5分ほど) ニンテンドー3DSステーション設置店 ヤマダ電機 テックランド可児店 最寄駅JR太多線 「可児駅」 (徒歩25分) 名古屋鉄道広見線 「新可児駅」 (徒歩25分) ニンテンドー3DSステーション設置店 関市 サンサンシティ・マーゴ(イオン関店) 最寄駅長鉄越美南線 刃物会館前駅 休日の日中であれば、ゲームコーナー(本館1階/シネマ館2階)やフードコート(本館1階)やマーゴ夢広場(本館2階)などで、すれ違いが可能。 すれちがい中継所TM可能装置施設内あり 高山市 高山駅 最寄駅JR高山本線 「高山駅」 飛騨地方の代表する観光地、高山市の中心駅 観光客で賑わうが、シニア層が多いので若干乏しい。 ただ、最近は海外からの観光客が多いのでもしかしたら海外とのすれ違いがあるのかもしれない。 高山の古い町並み 最寄駅JR高山本線 「高山駅」 (徒歩15分ほど) 高山市の人気観光スポット 近年、外国人観光客が増えているため、 もしかしたら、外国人のすれ違いが来るのかも知れない。 エディオン高山店 最寄駅JR高山本線 「高山駅」 (徒歩15分ほど) ニンテンドー3DSステーション設置店 ゲオ 高山昭和店 最寄駅JR高山本線 「高山駅」 (徒歩7分ほど) 中津川市 中津川駅 最寄駅JR中央本線 「中津川駅」 中津川市の中心駅 思ったより駅の利用者が多く感じる。そのため、多治見市に岐阜東濃地方のすれちがいの核となっている。 長野県境に位置しているため、長野県民とのすれ違いもあり、たまに愛知県民も来る。 外国人観光客も見かけるが、そんなに期待はしないほうがよいのかも。 恵那峡ワンダーランド 最寄駅JR中央本線「恵那駅」→路線バス(蛭川和田線)より15分~30分 「天佑稲荷前」下車→徒歩3分 博石館 アクセスJR中央本線 「恵那駅」下車→東鉄バス「蛭川和田行き」約25分 アピタ中津川店 最寄駅JR中央本線 中津川駅 徒歩10分 1Fマクドナルド・ゲーム売り場、2Fスガキヤ付近のこどもが多そうなところで、すれちがいやすい。 長野県木曽エリア(松本ナンバー)の車もいるのでおすすめ。 羽島市 羽島ウィング151 最寄駅名鉄竹鼻線 竹鼻駅 徒歩20分 コストコ岐阜羽島倉庫店 最寄駅JR東海道新幹線 「岐阜羽島駅」 (徒歩27分) 名古屋鉄道羽島線 「新羽島駅」 (徒歩27分) 最近出来た、新しいコストコ 県外からのすれ違いが期待できる。 土岐市 土岐市駅 最寄駅JR中央本線 「土岐市駅」 土岐プレミアム・アウトレットに行く方もおり、時々県外からのすれ違いもある。 ただ、ほとんど車で行くのが多いので、そんなには期待しないかも? ただ、観光シーズンになれば少し倍増し期待出来る。 土岐プレミアム・アウトレット 最寄駅JR中央本線 土岐市駅 バス15分 東濃地区では最大級のショッピングモールであるため、休日は駐車場が非常に混雑する。 休日は他県 (愛知・長野・滋賀・福井など) のナンバーを付けた車が来るのでそれだけすれちがい確率も上がる。 8月28日お昼には2時間半で11人すれ違えました。 フードコートにて混雑時であれば、10人集まってから一通りゲームをこなす間に10人貯まることも。 美濃加茂市 美濃太田駅 最寄駅JR高山本線・太多線・長良川鉄道越美南線 「美濃太田駅」 3つの路線が乗り入れる美濃加茂市の中心駅 最近、岐阜アニメとして盛り上がっているため「のうりん!」もここ美濃加茂市が聖地。 ただ、あまり来ないかも? アピタ美濃加茂店 最寄駅JR太多線 美濃川合駅 徒歩5分 瑞穂市 穂積駅 最寄駅JR東海道本線 「穂積駅」 駅のホームで2人前後すれ違う。 PLANT-6 瑞穂店 アクセスhttp //www.plant-co.jp/shop/shop15.html 恵那市 恵那駅 最寄駅JR中央本線・明知鉄道明知線 「恵那駅」 1時間以内に3人前後すれ違うことが出来る。 観光シーズンになれば、遠方からのすれ違いも出来る。 ココス恵那店 最寄駅JR中央本線・明知鉄道 恵那駅 徒歩15分 銀の森 最寄駅JR中央本線・明知鉄道明知線 「恵那駅」 (徒歩30分) ゲームスペース宝島 恵那店 最寄駅JR中央本線・明知鉄道 恵那駅 徒歩10分 バロー恵那店 最寄駅JR中央本線・明知鉄道 恵那駅 徒歩5分 ピアゴ恵那店 最寄駅JR中央本線・明知鉄道 恵那駅 徒歩15分 郡上市 郡上八幡城 最寄駅長谷川鉄道越美南線 「郡上八幡駅」 (徒歩41分) 最近、TripAdvisor行ってよかった!日本の城ランキング2015で20位にランキングした城 徐々に観光客も増えているので県外からのすれちがいも期待できる。 瑞浪市 瑞浪駅 最寄駅JR中央本線 「瑞浪駅」 瑞浪市の中心駅だが、土岐市の土岐市駅や恵那市の恵那駅に押されているのか? あまり来ない。来たとしても、1か2人程。 ピアゴ瑞浪店 最寄駅JR中央本線 瑞浪駅 二階フードコート周辺にゲームコーナー・おもちゃ売り場が有るため、週末は子供が良く集まり、それを狙った大人が複数機持ちでフードコートに居座るため、あっさりカンストする事がある 海津市 国営木曽三川公園 (木曽三川公園センター) アクセス養老鉄道養老線石津駅より海津市営バス「木曽三川公園」下車 千代保稲荷神社 アクセス海津市営バス海津羽島線 お千代保稲荷前バス停 おちょぼさんとして知られる日本三大稲荷といわれる神社※あくまで諸説 観光客で時々賑わう、すれ違うとしたら門前町がおすすめだ。 ただ、アクセスとしてはかなり悪いので車で行くのがベストです。 本巣市 モレラ岐阜 最寄駅樽見鉄道 モレラ岐阜駅 徒歩5分 平日は昼間は一時間4~5人、夕方~夜は1~2人程と大人しいが、週末及び祝祭日に爆発的な効率を出す穴場 開店~午後5時辺りまで一気にすれ違い数が増えて行く カバンやリュック内に3DSを入れて動き回る他にフロア内の休憩用の椅子で3DSを構え定点する子供も多く見られる 主なすれ違いポイントは1Fフロア全域と2Fのラウンド1店内のアイカツ及びポケモントレッタ筐体周辺~音ゲーエリア近辺 2Fの他の場所や、一見多そうなTOHOシネマズは意外とすれ違わずフードコートも基本お年寄りが多くすれ違いは少な目なので注意 フロアの幅が狭く東西に長い形状をしているので人の流れが決まっており、東か西側のどちらかから入って反対側まで通り抜けて行くと良い アクセスも良さそうで駐車場も大きいが出入口と通路が狭いので昼頃には既に混雑しがち 公共の交通機関&徒歩で乗り込むか、午前中の空いてる時にさっさと入って3DSでゲームしながら時間を過ごすと良い ラウンドワンが16歳未満禁止になる午後5時を過ぎると以後は効率が落ちて行く一方なので 適当な所で切り上げるか、場所を1Fの出入口付近に移すと良い 下呂市 下呂駅 最寄駅JR高山本線 「下呂駅」 日本三名泉下呂温泉で有名な下呂市の中心駅 本数が少ないので乗降客数が少なくすれ違い地域としては不向きな地域が、低確率で県外のすれ違いがある。 山県市 平和堂高富店 アクセス(場所)http //www.heiwado.jp/profile/gifu.html 飛驒市 古川の古い街並み 最寄駅JR高山本線 「飛騨古川駅」 散策に訪れる観光客が多くなっている 少ないため、1人か2人くらいしか来なかった。 最近、映画「君の名は。」の聖地として人気を博しているため 県外からのすれ違いも期待がUP!? 美濃市 イオンタウン美濃 最寄駅長谷川鉄道越美南線 「美濃市駅」 (徒歩15分) 可児郡御嵩町 ラスパ御嵩 最寄駅名鉄広見線 新可児駅 徒歩30分 JR太多線 可児駅 徒歩30分 店内であれば1階でも2階でも、どこでもすれ違いできる感じ。 適当にウィンドウショッピングを楽しみつつ、歩き疲れたらチェックするっていうのが一番良さそう。 地元の子の間で、「ラスパ御嵩ならすれ違いできる」と話題になっているのか、明らかにすれ違い目当てで来てるらしい子供も居た。 店内はそこまで混雑していなかった(少し賑やか程度)ので、もっと混むような時間帯や、何かイベントやってる時に行けば、 この地域最大規模のすれ違い天国になるかも?
https://w.atwiki.jp/garapagosaotome/pages/15.html
アクセス方法 収穫会場 上記マップより 7番 CHAUSSEE D ANTIN 開催本部及び中央広場 上記マップより 12番 MADELEIN 彫刻会場 上記マップより BOURSE近郊 大人片道100円 ※現金のみ 【以下の方は運賃が無料になります】 ○ 小人(小学生以下) ○ 65歳以上の高齢者 (敬老優待乗車証、敬老手帳、生年月日の入った身分証明証などを提示) ○ 障がいのある方(障がい者手帳等を提示)
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ニンテンドー3DSとはニンテンドーDSシリーズとの主な相違点 本体概要 スペック比較 機能・サービス ニンテンドー3DSとは ニンテンドー3DS(ニンテンドースリーディーエス)とは任天堂が開発・発売した携帯型ゲーム機。 日本では2011年2月26日に発売(アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアでは同年3月下旬に発売)。 ニンテンドーDSシリーズ(ニンテンドーDS・ニンテンドーDS Lite・ニンテンドーDSi・ニンテンドーDSi LL)の次世代型携帯ゲーム機にあたる。 ニンテンドーDSシリーズとの主な相違点 裸眼で3D(立体映像)を見る事ができ、外側カメラによって立体的に見える画像を撮影可能。 新たな入力デバイスが追加(スライドパッド、モーションセンサー、ジャイロセンサー)。 通信の強化がされている(すれちがい通信、いつの間に通信など)。すれちがい通信では同時に複数のソフトですれちがうことができる。 グラフィックが大幅に向上(DS:N64レベル、3DS:GC、PS2レベル)。 マルチタスク対応(ゲームを起動したままインターネットブラウザーなどの一部の機能を利用できる)。 ▲上に戻る 本体概要 ニンテンドー3DS 発売日 2011年2月26日 セット内容 ニンテンドー3DS本体ニンテンドー3DS専用充電台ニンテンドー3DS用ACアダプタニンテンドー3DS専用タッチペンSDメモリーカード(2ギガバイト)ARカード(6枚)かんたんスタートガイド取扱説明書保証書 サイズ 縦74mm×横134mm×厚さ21mm(折りたたみ時) 質量 235g(バッテリーパック・タッチペン・SDメモリーカードを含む) 上画面 裸眼立体視機能付きワイド液晶(約1677万色表示可能)3.53型(横76.8mm×縦46.08mm)/横800ドット×縦240ドット(横800ドットを左目用・右目用にそれぞれ400ドット割り当てることで立体表現が可能) 下画面 タッチ入力機能付き液晶(約1677万色表示可能)3.02型(横61.44mm×縦46.08mm)/横320ドット×縦240ドット カメラ 内側カメラ1個/外側カメラ2個解像度はいずれも640×480(0.3メガピクセル)レンズ:単焦点/撮像素子:CMOS/有効画素数:約30万画素 無線通信 2.4GHzニンテンドー3DS同士の対戦プレイやすれちがい通信が可能無線LANアクセスポイント経由でインターネットに接続可能(セキュリティーを強化(WPA™/WPA2™)したIEEE802.11b/g対応)推奨通信距離30m以内(※周囲の状況によって短くなることがあります) 入力(操作系) A/B/X/Yボタン、十字ボタン、L/Rボタン、スタート/セレクトボタンスライドパッド(360度のアナログ入力可能)タッチスクリーン内蔵マイクカメラモーションセンサージャイロセンサー その他入力 3Dボリューム:3D表示の立体深度をスムーズに変更可能HOMEボタン:HOMEメニューを呼び出す無線スイッチ:ゲーム中でも無線をオフすることが可能電源ボタン 入出力端子 ゲームカードスロットSDメモリーカードスロット充電端子ACアダプタ接続端子ヘッドホン接続端子(ステレオ出力) サウンド 上画面左右のステレオスピーカー(擬似サラウンド対応) タッチペン 伸縮可能(伸ばした状態で約10cm) 使用電源 ACアダプタ[WAP-002(JPN)]専用バッテリーパック(リチウムイオン電池)[CTR-003] 充電時間 約3時間30分 バッテリー持続時間 ニンテンドー3DSソフトをプレイする場合:約3時間~5時間ニンテンドーDSソフトをプレイする場合:約5時間~8時間※画面の明るさによってバッテリー持続時間が変わります。※バッテリー持続時間は目安です。使用状況によって短くなることがあります。 ゲームカード ニンテンドー3DS専用のゲームカードサイズはDSカードと同等、容量は発売時点では最大2ギガバイト ▲上に戻る スペック比較 3DS DSi LL DSi DS Lite DS 横 134mm 161mm 137mm 133mm 138.7mm 縦 74mm 91.4mm 74.9mm 73.9mm 84.7mm 厚さ 21mm 21.2mm 18.9mm 21.5mm 28.9mm 重量 235g 314g 214g 218g 275g 上画面サイズ(インチ) 3.53ワイド 4.2 3.25 3 3 上画面解像度 800×240※1 256×192 256×192 256×192 256×192 下画面サイズ(インチ) 3.02 4.2 3.25 3 3 下画面解像度 320×240 256×192 256×192 256×192 256×192 内カメラ 1個 1個 1個 × × 外カメラ 2個 1個 1個 × × 画素数 640×480 640×480 640×480 × × SDカードスロット ○ ○ ○ × × スライドパッド ○ × × × × モーションセンサ ○ × × × × ジャイロセンサ ○ × × × × 3Dボリューム ○ × × × × HOMEボタン ○ × × × × 無線スイッチ※2 ○ △ △ × × ゲームソフト容量※3 2GB~ 512MB(0.5GB) 512MB(0.5GB) 512MB(0.5GB) 512MB(0.5GB) ※1:解像度を損なわずに裸眼立体視をするために、水平解像度が垂直解像度の2倍となっている。2D表示でも実質400×240で表示される。 ※2:DSi/DSi LLは本体設定で無線をオフにすることが可能。ゲームの設定変更は不可。 ※3:ゲームソフト容量は現時点で採用がわかっている最大のもの。 ▲上に戻る 機能・サービス 機能 サービス 裸眼立体視 ゲーム中でも3Dボリュームによって立体感の調節や2D/3D表示の切り替えが可能 ステレオカメラ 外側カメラはステレオカメラとなっており、3D写真の撮影が可能3D動画の撮影も可能。またカメラでQRコードの情報を読み取って、ホームページを表示させたりすることも可能。 新しい入力インターフェース スライドパッド、モーションセンサー、ジャイロセンサー いつの間に通信 ニンテンドー3DSがスリープモードの時に、ニンテンドーゾーンや無線LANアクセスポイントを自動的に探索し、インターネットから情報・ゲームのデータ・無料ソフト・映像などを「いつの間に」か届けてくれる機能 すれちがい通信 ニンテンドー3DSがスリープモードの時に、自動的に他のニンテンドー3DSとデータを交換する機能最大12種類のゲームのデータを同時に通信することが可能 ゲームを終了せずに呼び出せる便利機能 HOMEメニュー、インターネットブラウザー、おしらせリスト、フレンドリスト、ゲームメモ、カメラ、電子説明書の閲覧など 内蔵ソフト ニンテンドー3DSカメラ 3D写真の撮影の他、合体カメラ(2人をの顔を合体させる。合成ではない)の他、いろいろなモードがある3DSやSDカードに保存された画像を見る場合もこのソフトを利用する ニンテンドー3DSサウンド 音楽プレーヤー。MP3、AACに対応。すれちがいヒットチャートで他の人が聞いている音楽がわかる本体マイクで録音し再生や加工を行う機能もある。最大10秒間の音声データをSDカードに180個まで保存可能 Miiスタジオ Miiを作成できる。Wiiで作成できるMiiよりもパーツが増えた。写真から自動的にMiiを作成する機能もあるQRコードにして他の3DSに読み込ませたり、Miiを画像として出力することができるWiiやDSソフト「トモダチコレクション」で作成したMiiを連れて来る事ができる すれちがいMii広場 すれちがい通信によりMiiを集め、本ソフト内のゲーム「ピースあつめの旅」「すれちがい伝説」を進行させることができる。すれちがった人の最後にプレイしたソフトや趣味なども見ることができる ARゲームズ AR(拡張現実)と呼ばれる技術を用いたゲームを遊ぶことができる付属のARカードを外側カメラで映すと、実際の映像上にバーチャルのキャラクターなどを表示してゲームができる 思い出きろく帳 ソフトのプレイ記録と歩数計の記録を見ることができる100歩毎に「ゲームコイン」が1枚手に入る(1日最大10枚、上限300枚)。ゲームコインは対応ゲームで使用することができる 顔シューティング カメラで撮影した人物の顔が敵となり、それを打つシューティングゲーム ダウンロード販売(ニンテンドーeショップ) ニンテンドーeショップに接続することでソフトの購入の他、映像(2D、3D)、ランキング、などを見ることができる。ゲーム体験版の配信もある。Wiiにおける「Wiiショッピングチャンネル」と「みんなのニンテンドーチャンネル」が1つに集約されたようなもの。購入したソフトをいつの間に通信を利用してあとから受信する機能の追加 ソフトとデータの引っ越し機能 一部ソフトを除き、ニンテンドーDSiやニンテンドーDSi LLからニンテンドーDSiウェアを引っ越しすることができる購入したソフトを3DSから別の3DS本体に引っ越す機能も提供予定 互換機能 ニンテンドーDS、DSiのソフトを遊ぶことができる。GBAスロットを用いるゲームはその機能を利用することはできないニンテンドーDSシリーズと解像度が違うので、若干表示がぼやける。STARTかSELECTボタンを押しながら起動すると、表示は小さくなるが綺麗に表示できる 保護者による使用制限機能 お子様にも安心して使っていただくために、レーティングによるゲームの起動制限やブラウザーの起動制限、3D表示の可否など、10項目の設定がある ▲上に戻る
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