約 2,932,007 件
https://w.atwiki.jp/kimo-sisters/pages/983.html
65 名無しさん@ピンキー sage 2010/01/28(木) 01 22 05 ID qPfQD7W1 お部屋の匂い 最近、朋花姉の部屋に行くとなんともいえない良い気分になるんだ。 なんていうか・・・、メイテイ?とかいうやつ? そうそれ。酔っぱらった感じの・・・。 綺麗な香炉を中国で買ってきたみたいで、それで焚いてるんだよな。 雰囲気があってさ。俺もかっこいいじゃんとか言ってたんだけど。 あれ?どうもはっきりしないな。 えぇと、確か、中国?から帰ってきたときくらいからだよな・・・。 なにがって、あの、ほら香り。そう、朋花姉の部屋のやつ。気持ちいいんだよ。 え?身体からもそんな香りがしないか? うーん。そうかも?はは、よくわかんねえや・・・。 あ~、これかな?今、俺メイテイ状態かも。 。 え?誰に話してるのって?見りゃ分かるだろ、携帯だよ。 壊れてる?いやいや、壊れてないから。だってほら・・・。 あれ?これ、半分しかねえや。つーか折られてんじゃん。 んん?どーしてこうなったんだっけ?朋花姉しってる? しらない?そっか・・・。 うぅ・・・。もう考えるのメンドイわ。寝る。 え?もうちょい起きてろ?分かったよ、ともねえ。 。あー。確かにともねえって言うに久しぶりかも。 やっぱちょっと酔ってんのかな? え?ともねえも酔っぱらってる?うそぉ。じゃあ証明してくれよ。 。 あれ、俺、ともねえに抱きしめられてる?あれ?キス? あ、分かった。確かに匂うわ。気持ちいい香り。ともねえの香り。 もっとほしくないかって?あ~、うん。ほしい 。 こんばん?なにもないよ。かのじょ?でーと?よくわかんないけど、いいや。 あー・・・。ねむい。ねていい、か・・・な・・・? この日から、俺は毎日ほとんどの時間をともねえの部屋で過ごしてる。 ともねえがいない時はあの香を焚き、ともねえがいれば抱きしめてもらってる。 それでメイテイした俺は、ともねえと裸で寝てる。そんな毎日。
https://w.atwiki.jp/tototuu/pages/155.html
はちま起稿 3DS固定問題 3DS固定問題 3DS固定問題とは、2011年01月04日にはちま起稿が 桜井政博の「ニンテンドー3DSは(手で持って)固定した方がよい」を誤解し 「器具で固定」との意味で報じた問題。 桜井がミスリードを誘う「行為(ブログではない)」についてコメントすると はちま起稿は「なんでウチが捏造ブログになってるんだ」と反発。 さらに桜井が「行為」を指したことを理解すると 「ソニーのいい事しか書かないと思うなら過去ログ見直せ」と反論した。 当事者 桜井 政博 ゲーム開発者、星のカービィ・大乱闘スマッシュブラザーズなどを制作 はちま起稿 ハード・業界板(ゲハ)の情報をまとめるゲハブログ 速報@ゲーハー板 はちま起稿をはじめ、ゲハブログの情報源となっているスレッド 暇人 (hima12345) Twitterユーザー toppa (toppa_0911) Twitterユーザー 経緯 1.桜井政博、3DSの質問に返答(2011年01月02日10時) 桜井 政博 (Sora_Sakurai) on Twitter(2011年01月02日10時31分) 3Dは疲れやすくなりがちだと思います。個人差が大きいところなので、3Dスライダーで適度に調整する必要がありますね。あと、3DSは固定したほうがよいです。 RT @aquaindex @Sora_Sakurai 3Dって、2Dと比べて目が疲れやすくなったりするんでしょうか? 10 31 AM Jan 2nd Saezuriから 桜井 政博 (Sora_Sakurai) on Twitter(2011年01月02日10時39分) 特定の位置に目があるからこそ立体視が出来るので、操作の手ブレなどが激しいと困ることになるのです。 RT @marioszu @Sora_Sakurai 固定する理由は主にどのような? 10 39 AM Jan 2nd Saezuriから 桜井政博がTwitterで ニンテンドー3DSの目への負担に関する質問に 「3Dスライダ(深度)の調整」「固定(手ブレ防止)」と返答。 この「固定」は手でしっかり持つということだったが 「(ひざや机など)台に置いて固定」と解釈する人が出る。 2.桜井、固定発言を補足(2011年01月03日-04日) http //twitter.com/Sora_Sakurai/status/22189994206568448(2011年01月03日23時18分) @mmgamess 念のため、元文は手ブレ等をなるべく控えたほうがいいという意味であり、置かなければ遊べないという意味ではないです。機会があれば、体験会などで直接ごらんいただくのがベストですね。 11 18 PM Jan 3rd Saezuriから mmgamess宛 桜井 政博 (Sora_Sakurai) on Twitter(2011年01月04日09時03分) なにやら一部で「3DSは台に置かなければ立体視できないのでは」という誤解をされていますが、手で持つのも“固定”ですよ!! 普通に遊ぶにはなんら問題ありません。 9 03 AM Jan 4th Saezuriから 桜井は「置かなければ遊べないという意味ではない」と念を押したほか 一部で固定発言が誤解されているとして「手で持つのも“固定”です」と補足した。 3.2ちゃんねるで話題となる(2011年01月04日13時35分) ■■速報@ゲーハー板 ver.14036■■(2011年01月04日13時35分) @Sora_Sakurai 3Dは疲れやすくなりがちだと思います。 個人差が大きいところなので、3Dスライダーで適度に調整する必要がありますね。 あと、3DSは固定したほうがよいです。 https //twitter.com/#!/Sora_Sakurai/status/21378043377356800 @Sora_Sakurai 特定の位置に目があるからこそ立体視が出来るので、 操作の手ブレなどが激しいと困ることになるのです。 https //twitter.com/#!/Sora_Sakurai/status/21380102382166017 携帯機を固定とか アクションゲームとかホントに使えないじゃん (強調は当サイト) 速報@ゲーハー板(速報板)で発言が知られ「台に置いて固定」との意味で拡散。 携帯機として致命的との批判が起きる。 4.はちま起稿、器具で固定との意味で報じる(2011年01月04日14時11分) 「手ブレが激しいと立体にならないので、3DSは固定したほうがよいです」 ゲームクリエイター桜井政博氏が語る はちま起稿(2011年01月04日14時11分) もう3D機能を削ってその分安くしたほうがいいんでないの? はちま起稿が「固定」発言を報じる。 「台に置いて固定」とは言っていないものの PSP向けの固定具(※1)など「器具で固定」と誤解した速報板の書込を引用し 「3D機能を削ったほうがよい」と結論付けた。 ※1 机の上などで遊ぶことを想定したグリップアタッチメント。 ※1 http //www.hori.jp/products/psp3000/psp_grip_at/ 5.暇人、桜井にアドバイス(2011年01月04日15時) 暇人 (hima12345) on Twitter(2011年01月04日15時12分) @Sora_Sakurai 手ブレが激しいと立体に見えにくいから3DSは固定した方がよいという話がありましたが早速これをネタに3DS叩く人がでてきましたね。「手ブレが激しい」という部分を無視して拡大解釈して叩く人がいるのでツイッターの発言にも注意したほうがよさそうですね。 3 12 PM Jan 4th webから Sora_Sakurai宛 暇人 (hima12345) on Twitter(2011年01月04日15時52分) @Sora_Sakurai 桜井さんは「はちま起稿」などのブログをどう思っているのですか?先ほどの3DSの叩きネタもこのブログが広めてますしツイッターで拡散です。当然検索にもこのブログはいくつもでてきますし。任天堂関連のミスリードタイトルは酷いです。捏造も発覚しましたし。 3 52 PM Jan 4th webから Sora_Sakurai宛 暇人 (hima12345)が桜井に対して「固定」発言が ネガキャンに使われていると注意を呼びかける。 6.桜井、暇人に返答(2011年01月04日16時01分) 桜井 政博 (Sora_Sakurai) on Twitter(2011年01月04日16時01分) @hima12345 情報をわざと湾曲させて、そうやって騒がれるのが狙いなのでしょう。だから私は何も言いません。が、一人のオトナとして、人に迷惑をかけたり、一生懸命頑張っている人に水をかけたくはないと思います。 4 01 PM Jan 4th Saezuriから hima12345宛 桜井は暇人に対して「情報をわざと湾曲させて騒がれるのが狙い」と返答(※1) 桜井はこの時点ではちま起稿を一度も見ておらず、ミスリードを誘う「行為」を指して発言した。 しかし暇人がはちま起稿と名指ししており、それを受けての返答だったことから はちま起稿を指したものと解釈され、はちま起稿に対し批判が起きる。 ※1 「湾曲」ではなく「歪曲」とつっこまれる。 7.はちま起稿、桜井に反論(2011年01月04日18時22分) ゲームクリエイター桜井政博「情報をわざと湾曲させて3DSを叩く人がいる」 はちま起稿(2011年01月04日18時22分) 3DSの情報がロクに明かされていない今、俺たちが得られる情報なんて 実際に触った人間の発言を聞くことくらいしかないわけじゃん。 そんな中、3DSでソフト作ってる有名人が 「操作の手ブレなどが激しいと困ることになるのです。」なんて言ったら 3DSの立体視は相当キツイんだろうなって思うだろ普通。 ◆「手ブレが激しいと立体にならないので、3DSは固定したほうがよいです」 ゲームクリエイター桜井政博氏が語る◆ それを受けてあの記事書いて、その後に 「そういう人は何を取っても叩くためにがんばるものだ」 「情報をわざと湾曲させて、そうやって騒がれるのが狙いなのでしょう。」 なんて言われたらさ・・・なんていうの?俺釣られたみたいじゃん。 宮本茂の次に名前覚えて、それ以降ずっと情報追って、 コラムも全部買って読むくらい大好きなクリエイターだっただけにさ・・・もうガッカリ 久しぶりにヤケ酒したくなる気分だわ つか、なんでウチが捏造撒き散らすブログってことになってるんだ?わけわからん。 批判を受けたはちま起稿は桜井発言を自身を指したものと解釈。 本件のゲハでの批判を引用し(※1)一般人が得られる情報としては適切な判断だったと反論。 さらに桜井に対する失望を書き付けた上(※2) 最後は「なんでウチが捏造撒き散らすブログになってるんだ?」と締めた。 これにより、はちま起稿に対し更に批判が強まる。 ※1 引用したスレッドは以下の3スレ5箇所。 桜井「情報をわざと湾曲させて3DSを叩く人がいる」(2011年01月04日16時39分~) ■ソフト売上を見守るスレッドvol.5521■(2011年01月04日16時43分)抜粋 ■■速報@ゲーハー板 ver.14038■■ (2011年01月04日16時34分)抜粋 ■■速報@ゲーハー板 ver.14038■■ (2011年01月04日16時49分-54分)複数抜粋 ■■速報@ゲーハー板 ver.14038■■ (2011年01月04日16時45分)抜粋 引用は「1」に「2」~「5」を混ぜており時系列はバラバラである。 下記以外すべて 「そ れ を 知 っ て い る の に」 「[[はちま]]はコドモ」(レスの最後を引用) 「つーかこのhima12345って奴」(以後3レスを引用) 「櫻井は「hima12345」なんて」 ※2 後のブログ移転宣言(2010年04月02日)に並ぶ長さ。 8.toppa、桜井にはちま起稿の反論を伝える(2011年01月04日22時) toppa (toppa_0911) on Twitter @Sora_Sakurai はちまさんが桜井さんの発言に対して返信されてます http //blog.esuteru.com/archives/2154133.html 10 54 PM Jan 4th webから Sora_Sakurai宛 toppa (toppa_0911) によって はちま起稿の反論が桜井に伝えられる。 9.桜井、情報不足を釈明する(2011年01月04日23時) 桜井 政博 (Sora_Sakurai) on Twitter @toppa_0911 こういうことになってたんだ…。悪いことをしてしまったなぁ。直接伝える方法がわからないので、可能であれば彼に伝達してください。私は元原稿にある「ミスリードを誘う」という“行為”について見解を述べただけで、特定のサイトのことを指して批難したわけではありません。 11 33 PM Jan 4th Saezuriから toppa_0911宛 桜井 政博 (Sora_Sakurai) on Twitter @toppa_0911 「はちま」は今まで読んでいませんでした。で、はじめて少し見てみたのですが、やっぱり見出し等で煽られているような気はしましたね。主語となるべきところがすげかわっています。でも、私の情報不足が悪かったと思います。手でしっかり持つことも「固定」なのですが…。 11 34 PM Jan 4th Saezuriから toppa_0911宛 指摘を受け桜井が初めてはちま起稿を見る。 見出しなどに煽りを感じたものの、自分の発言が 「行為」についての見解であることが伝わらなかった自身の情報不足もあったとして 「悪いことをしてしまったなぁ」と謝った。 10.toppa、はちま起稿に桜井の反応を伝える(2011年01月04日23時56分) toppa (toppa_0911) on Twitter(2011年01月04日23時56分) @Sora_Sakurai はちまさんは多分桜井さんのツイートを見てると思います。が一応メールフォームで伝えてみます 11 56 PM Jan 4th webから Sora_Sakurai宛 toppa (toppa_0911) によって 桜井の反応がはちま起稿に伝えられる。 11.はちま起稿、誰も聞いていないことに反論(2011年01月05日03時00分) 桜井政博「特定のサイトのことを指して批難したわけではありません。」 はちま起稿(2011年01月05日03時00分) キチガイだの障害児だのものすごい言われようだな。ゾクゾクするわ。 本気でウチがソニーのいいことしか書かないブログだと思ってんなら 過去ログ一度見直したほうがいいね。現実見なよ。 はちま起稿は自分が「なにそれこわい」状況に陥ったと示した上で ゲハでのはちま起稿への偏向批判を引用し(※1) 「ソニーのいい事しか書かないと思うなら過去ログ見直せ」と 本件で誰も聞いていないことに反論した(※2) ※1 引用したスレッドは以下の2スレ。 桜井「情報をわざと湾曲させて3DSを叩く人がいる」2(2011年01月04日21時30分~) 桜井「情報をわざと湾曲させて3DSを叩く人がいる」(2011年01月04日18時53分)抜粋 引用は「1」の順序を並べ替えたものに「2」を挿入している。 「2」以外すべて 「まあ十中八九」(これだけのために引用) ※2 自分で引用した「訂正謝罪はせずスルーか逆ギレしかない」の通りとなった。 問題点 固定発言の誤解とバッシング 記事掲載時に桜井本人が「台に置いて固定」ではないとの 補足を出しているにもかかわらず それどころか「器具で固定」との意味で報じたこと。 はちま起稿は自身の主張について熱弁を振るったが 「器具で固定」の訂正は最後までしなかった。 情報湾曲の誤解と愚痴 桜井が指摘したのは、ミスリードを誘う「行為」であって はちま起稿を指したものではなかったが 自身を指したものと解釈して桜井に対する失望を書き付けたこと。 一般論で「イヤですねぇ」と言ってた所に「なんで俺なんだ」と名乗り出た格好となった。 ソニーのいいことしか書かないブログ発言 はちま起稿は桜井に対し反発したが 桜井が「悪いことをしてしまった」と謝ってしまったため 上げた拳を下ろす先がなくなり 矛先をゲハに向けて聞いていないことを言ったのだと思われる。 備考 他サイトの対応 「ニンテンドー3DS」は3Dゲーム利用時に本体の固定推奨、6歳以下の利用に注意喚起も - GIGAZINE(2011年01月04日 17時46分) http //gigazine.net/news/20110104_nintendo_3ds_playstyle/ 2011/01/05追記: 桜井氏のツイートによると「念のため、元文は手ブレ等をなるべく控えたほうがいいという意味であり、置かなければ遊べないという意味ではないです。機会があれば、体験会などで直接ごらんいただくのがベストですね」「でも、私の情報不足が悪かったと思います。手でしっかり持つことも「固定」なのですが…」というわけで、しっかり持って手ぶれを押さえていれば問題ない、ということのようです。 桜井発言を「台に置いて固定」と解釈したサイトはGIGAZINEなどほかにも存在したが 桜井が「手で持つのも“固定”です」と補足した後は訂正している。 3DSを未体験 はちま起稿は反論(経緯の7)の中で 「実際に触った人間の発言を聞く」と言っているように 3DS(もしくは裸眼3D)を体験していない。 手で持って固定する 3DSはタッチペンでの操作に対応するが 片手で持つことになるため、両手持ちのパッド操作と比べると 裸眼3Dとの相性は良くないと思われる。 関連リンク はてなブックマーク - 「手ブレが激しいと立体にならないので、3DSは固定したほうがよいです」 ゲームクリエイター桜井政博氏が語る はちま起稿 はてなブックマーク - ゲームクリエイター桜井政博「情報をわざと湾曲させて3DSを叩く人がいる」 はちま起稿 はてなブックマーク - 桜井政博「特定のサイトのことを指して批難したわけではありません。」 はちま起稿 関連スレッド 桜井「情報をわざと湾曲させて3DSを叩く人がいる」(2011年01月04日16時39分) 桜井「情報をわざと湾曲させて3DSを叩く人がいる」2(2011年01月04日21時30分) 桜井「情報をわざと湾曲させて3DSを叩く人がいる」3(2011年01月07日18時22分)
https://w.atwiki.jp/projectcamp/pages/13.html
Project CAMP -すれ違い音楽通信をAndroidで-
https://w.atwiki.jp/mekameka/pages/1519.html
生徒会の一存 -DSする生徒会- 角川書店 2010年3月25日 DS ラノベ『生徒会の一存』を題材とした妄想アドベンチャー 一定の条件を満たすと発生する“妄想タッチイベント”でハーレムエンドをめざしましょう
https://w.atwiki.jp/millionbr/pages/187.html
すれ違う理想と友情 その出来事は、『放送』が始まるより前まで遡る。 「はい皆、一旦きゅうけーい!」 南の街の、とある民家。 そこにぞろぞろと、5人もの少女達が入ってきた。 当然、そこに住人はいない。ただ、空き家というわけでもなく、ある程度家具も置かれている。 まるで、前に誰かが住んでいたのかと思わせるかのような雰囲気があったが、推測するにはそれ以上の証拠がなかった。 「結構立派な家ね……」 「私、ちょっとキッチン見てくるね!」 先ほど、声を張り上げたのはこの集団を先導する、所恵美。 部屋の広さに関心しているのは如月千早、我先にと奥へ向かったのは佐竹美奈子。 その後ろからは、松田亜利沙と高槻やよいが浮かない表情を浮かべ、ついてくる。 皆、思い思いに行動していく。そこに、殺伐としたものはない。 ここにいた少女達は皆、この『殺し合いの場』において、そんな行為に反抗する意思を持っていた。 (……まだ、油断できないです…チャンスを、待たないと……) ――少なくとも、表面上は。 やよいが浮かべた、苦々しい表情を見たものは、誰もいない。 それぞれの内に秘めた思いは、誰も知る事はない。 「所さん…ここでしばらく休憩って、言っていたけど」 「皆、結構疲れてるでしょ? それに、うちらが知ってる事も整理しなくちゃって思ってね」 一旦、民家に入って休もうと提案したのは恵美だった。 街までの道で合流した美奈子とやよい、そして市民プール前で合流した亜利沙。 特に亜利沙に言えたことだが、この異常な状況下で、皆疲労の色が見え隠れしている。 それに彼女達も、ここに至るまでに誰かと会い、何か経験したかもしれない。 一度どこかで腰を落ち着けて、そんな情報を共有するべきだと、彼女は考えていた。 「それに……もうすぐ、なんか発表とかあるらしいじゃん。備えとかないと」 そして、懸念していたのはそれだけではない。 恵美の言葉に、皆がぴくりと反応を示す。 「えっと……6時間ごとに、って言ってましたから、あと30分ぐらい…ですよねー」 「確か…死んだ人を発表する、って……」 場に、重苦しい雰囲気が漂う。 こうしている間にも、このイベントは進行している。 自分達のように反抗するものだけならいいのだが、正直、嫌な想像の方がいくらでもできる。 そんな事を考えてしまう状況、誰しも心中穏やかではない。 「………っ」 そしてここには、唯一それを現実として目の当たりにしている少女がいた。 俯く少女、松田亜利沙の顔色は悪く、ここに来てから何も喋れていない。 これからの事を考えるなら、自分の知る事を皆に言うべきなのだろう。 けれど、今に至るまでできないでいた。 市民プールの前で、4人に合流した時、ひどく消耗していた彼女に対し皆は気にかけた。 ここに来るまで、何かあったのか。誰か、出会ったのか、と。 そんな問いにさえも、口を開けられていなかった。 それだけ、彼女の知っている現実は、あまりにも残酷で。 「………?」 何より、彼女の前で言う事がはばかられた。 思わず彼女――如月千早と目があって、あわてて目を逸らす。 亜利沙が未だ自分が今までの事を話せないのは、彼女がいるからに他ならない。 自らが知っている『彼女の死』に、一番動揺するであろう人物は彼女だから。 それだけ2人は仲が良くて。彼女の中で、大きな存在になっている。 アイドル達の事をよく見ていた彼女には、それが辛い程によくわかっていた。 結局、合流したその時は口を閉ざす亜利沙を見て、主に恵美の提案の元、一旦保留という事になった。 薄汚れた制服。不自然な恰好。挙動不審に近い態度。 不信感を抱いてもおかしくなかっただろうに、そうせずに皆は彼女を気遣って。 亜利沙は、そんな皆に感謝の気持ちと、一種の負い目を抱いていた。 「松田さん」 そんな中、いきなり声がかけられる。 ハッとして顔を上げると、そこにはさっきまである程度距離があった筈の人の姿。 千早が、目の前にまで来ていた。 「あっ、あの」 「隣、失礼するわね」 慌てて何か声をかけようとする亜利沙を横目に、千早は彼女が座るソファの横に腰掛ける。 そして、流れる気まずい沈黙。 ここに来るまで、随分と挙動不審だった。 何を聞かれても、何を言われても。不思議じゃない。 「一つだけ、聞いてもいい?」 そして、言葉をかけられる。 優しく言い聞かせるかのような、穏やかな声。 あたりを見ても、美奈子はまだ帰っておらず、恵美とやよいは互いに何か話している。 2人は2人で、情報交換でもしているのだろう。他に、誰かが聞いているという事はなさそうだった。 亜利沙は意を決し、「はい」と返事を返す。 何を聞かれるのかは、分からないけれど。 「……春香に、会ったの?」 その言葉を聞いた瞬間、心臓をわしづかみにされたかのような感覚を受けた。 「っ!?」 「図星、みたいね」 突然言い当てられ、びくりと体が跳ね狼狽える亜利沙を見て、千早は息を吐く。 その表情は、憂いを帯びていた。 一体、何故分かったのか。息は自然と荒くなり、心臓はばくばくと暴れる。 「なっ、な……」 「確証があったわけじゃないのだけれど……。 少し、それに見覚えがあって。もしかしたら……って」 驚いて呂律も回らない亜利沙の事を、見つめる。 その視線は、彼女の顔よりも少し上を向いていて、それで気付いた。 (……あっ) 彼女は長い髪を束ねてはいるが、いつもは簡素な髪留めで済ます事が多い。 こうして、リボンを使う事自体まれで、可愛げのある赤いリボンが、目についたのだろうか。 決意の為につけていた、彼女の形見。 そうして、自らその形見を手にふれ。 「―――――!」 血の気が、さっと引いた。 そのリボンに、赤黒くにじんでいた――血にふれて。 「ちっ、違います千早さん!これは……っ!!」 思わずがたりと立ち上がって、弁解する。 その物音に、蚊帳の外にいた恵美とやよいがこちらに気付く。 言葉が、続かない。否定しようとしても、何も言えない。 血に染まった友人のリボンを見て、想像する事。 それは、違ってなどいないのだから。どう取り繕っても、言い訳にしかならない。 「……その……」 一転して、場がしんと静まりかえる。 気まずい雰囲気が、流れる。 何も喋ってはいないが、この態度と状況を見れば嫌でも察するだろう。 天海春香は、どうしたのか。出会ったとして、何故今ここにいないのか。 そして、こんな態度では勘違いされてもおかしくはない。 松田亜利沙が、天海春香を――― 「心配しなくても、疑ってなんかないわ」 そんな心を、見透かしたかのように。 挙動不審に狼狽える彼女に、千早は声をかける。 「あなたが……アイドルの事が大好きなあなたが、アイドルに手をかけるはずないもの」 「……っ!」 そして穏やかに紡いだ言葉は、亜利沙の言葉を詰まらせる。 当たり前、とでも言う程に彼女はあっさりと言いのけていた。 そんなの、この異常な状況ではどうとでもなるかも分からないのに。 「ねえ……話して、もらえないかしら」 そして、千早は口を開く。 彼女の方でも、最悪の可能性が頭を過り、それが否定したくても、否定できないでいて。 亜利沙の知る事が、残酷な事であるというのも薄々分かっていても。 「何が起きたのか……知りたいから」 大切な人の事から、目を逸らしたくはなかった。 「……!」 透き通るような、まっすぐな瞳を向けられて、亜利沙はぴくりと体をこわばらせる。 彼女の決意が、目の前に突き付けられているかのような。そんな錯覚を起こす。 「教えてもらったの。諦めない事、逃げない事を」 ちらりと、千早は横を見やる。 そこには、まだ2人が何を話しているのか理解しきれていない恵美の姿があった。 ここで終わろうと――逃げようとした自分を、止めた人。 彼女に感化されて生きると決意した以上、どんな現実でも受け止めて、それでも前へ進まないといけない。 「だから……教えて。あなたの、知っている事……春香に、何があったのか」 瞳が、より近づけられる。 千早の言った、『春香』という名前に、見ていた2人もぴくりと反応する。 まだ亜利沙は、直接春香にあったと明言したわけじゃない。 ただ、その反応は確実に何かを知っている。 「………ッ」 そして、それが言いづらいような、とても辛い事だと知るには十分すぎた。 恵美もやよいも、神妙な面持ちでそちらの方に目を向けている。 「ただいま~……あれ? 皆、どうしたの?」 そんなタイミングで、家の中の探索を終えた美奈子が戻ってくる。 妙に緊迫した場の雰囲気に、戸惑う。 話すべき仲間、4人はここに集まり、丁度良く舞台は整った。 「……分かりました」 そして彼女は、閉ざしていた口を、開く。 * * * 亜利沙が話し終えて、静まり返る。 彼女が見た事、全てを話し終えた。 とは言っても、そこまで多いわけじゃない。 ただ―――天海春香の死体を見た、それだけの事。 「そんな……っ」 不意に声を漏らしたのは、佐竹美奈子だった。 アイドルが、天海春香が、死んでいた。誰に、殺されたかも分からずに。 殺し合いなんてありえない。誰もしないんだと言う甘い考えを、淡々と打ち砕かれて。 息も震えるほどの、衝撃を受けていた。 「………」 恵美とやよいも、実際に死人が出たと聞いて何も感じないわけじゃない。 かつて仲間だった子が、仲間を殺した。 実際にそれを見たわけじゃなくとも、現状はそうとしか考えられず。 突きつけられた現実は、場を重くする。 けれど、彼女達はそれ以上に。 「……そう」 その事実を。 友人の死を聞かされた彼女の事を気にかけていた。 「千早……」 恵美が、ちらりとそちらの方をみやる。 気持ちうつむいていた彼女の表情は、思っていたよりは落ち着いている。 けれど、腕を握る手はぎゅっと強く絞められていて、震えていた。 「……誰が、というのは……」 「ありさが見た時には、もう……だから、分からないです…」 自殺なんていうのは、ありえない。 となれば、確実に殺した誰かがいるという事だ。 けれど、亜利沙は誰が手をかけたかというのまでは分からなかった。 どこかも分からない場所で親友が死に、誰のせいかも分からない。 その心中を深くまで察する事なんて、できやしない。 「……話してくれて、ありがとう」 それでも、取り乱す事はなく話し終えた亜利沙に声をかける。 そんな彼女の姿に、亜利沙は言葉を返すでもなく不安気な表情を浮かべる。 彼女もまた、親友が死んでしまった千早の心中ばかりが気にかかっていた。 表面上は冷静を保っているように見えるからこそ、不安を感じずにはいられない。 「……あのっ」 ふと、亜利沙は声を上げる。 そして、自らの髪を結んでいたリボンを解いた。 血で汚れてはいるが、まだところどころに鮮やかな赤は残っている。 「これっ、もしよかったら、千早さん、に…」 「私はいいわ」 これは千早にとって、親友の形見となるもの。 だから、彼女に託した方がいいと手渡そうとして、しかし彼女はそれを首を振って拒否する。 「あなたの、決意の表れなんでしょう? なら、あなたに使ってくれた方が……」 どこかぎこちない笑みを浮かべて、彼女にそのリボンをぎゅっと握らせる。 千早にとっても、亜利沙が説明をする中で、強い決意の元、それを持ち出した事は分かっていた。 その形見が、彼女に力を与えているのなら。それは、彼女に託していた方がいいのだろう。 「千早さん……」 「……っ」 その方が、あの子も良いと思ってくれるだろうから。 そう思った瞬間に、言葉に、詰まる。 彼女はもう、この世にいないのだと。 段々と、実感しつつある自身を感じていて。 「……ごめんなさい。すこし、外の空気を吸ってくるわね」 やがて彼女は、逃げだすように振り向き、去っていく。 「あ……っ」 それを止められる者は、誰もいない。 彼女がどれだけ辛いか、それを止めて、慰められもしない。 誰も、かけられる言葉も、呼び止める声さえも出せなかった。 そして、理由は単純にそれだけではない。 仲間が殺されていた。おそらく、かつての仲間の手によって。 それは千早ほどでないにしても、他の皆にも少なからず衝撃を与えていた。 千早がいなくなって、気まずい沈黙が流れる。 誰も何も、言葉を発する事すらできない。 先ほどまでの、仲間と共にいるが故のある程度希望に満ちていた雰囲気はどこにもない。 この先、どうなってしまうのだろう。自分達も、いずれそうなってしまうのだろうか。 誰が口に出すでもなく、そんな不安を感じずにはいられない。 「……ごめんね、亜利沙」 そんな空気の中で、一人声を出す。 「えっ?」 「辛かったでしょ、話すの。 それに、千早の事。気遣って、ずっと背負ってて、さ」 突然声をかけられて困惑する亜利沙をよそに、恵美は語る。 情報を伝えられて、皆、ショックを受けただろう。 けれど、それで心に傷を負ったのは伝えられた皆、だけじゃない。 この中で唯一、実際にそれを見て『しまった』子。 一番近くで、その絶望を見て。 合流して、ずっと悩んでいて。 「…ありがと。よく頑張ったね、亜利沙」 そうして今にも崩れ落ちそうな、彼女の頭を、撫でた。 「………っ」 俯いていた彼女の姿が、震える。 ここに至るまで、ずっと気張っていた精神がゆれる。 違う、褒められる事なんかじゃない。 「そ、そんな……ちがいます、ありさ、は、なにも……!!」 そう思いながら、視界がにじんでいく。 触れた優しさ、何もできなかった自分への不甲斐なさ。 色んな思いがまじりあって、胸の奥底からこみあげるものを押えきれない。 じわりと視界がにじんで、そしてぼろぼろと涙がこぼれだした。 「なにも、できなくて……っ! うぅ、うあぁぁぁっ…!! えぐっ、ひぐっ……!」 「おー、よしよしよし。ごめんね、そこまで思い詰めさせちゃって…」 止まらず、泣きじゃくる彼女を抱きしめる。 これからどうするか、なんて恵美にも分からない。 けれど、それでもなお目の前で思い詰めている仲間の事を見過ごす事はできなかった。 落ち着くまで、少しの間でも一緒にいてあげる。 やがて嗚咽も落ち着いてきた頃、恵美はちらりと美奈子の方を見た。 「よーし……ねぇ、美奈子」 「えっ、あ、何?」 「ごめん、ちょっと亜利沙とやよいの事任せていい?」 胸にうずくまる亜利沙の頭をポンとたたいて、美奈子にお願いをする。 この場では、美奈子が一番の年長者だ。頼るなら、彼女になるだろう。 まだショックの余韻の抜けない美奈子は、少し上の空といったようにうなずく。 それを見た恵美は、亜利沙を優しく座らせる。 「千早の事も、ほっとけないからさ。それじゃ、よろしくね!」 一人席を外した千早の事も、彼女はもちろん心配だった。 何と声をかければよいのか分からない、というのは彼女も一緒である。 けれど、だからと言って放っておくわけにもいかない。 一旦ここを置いて、千早の元へいこうとする。 「……恵美ちゃん」 「ん、何?」 それを、美奈子は呼び止める。 振り返ると、彼女は不安気な表情を浮かべていた。 確かに、今ここの一番の年長者は彼女だ。 年上として、少しはみんなの事を見ているつもりだった。 「無理、しないでね?」 だからこそ、そうやって、皆を気に掛けすぎる彼女の事が心配になった。 「………ん」 そんな美奈子の言葉に、はっきりとしない返答をする。 無理をするな。そういわれても、分かったとはっきり言えない。 今、無理をしてないといえば嘘になる。けれど、だからと言って仲間を放ってはおけない。 少しだけばつの悪そうな表情を浮かべた後、恵美も千早の行った方向へと向かっていった。 「……」 それを見送ると、美奈子は振り返り、この場に残った子達をみやる。 亜利沙は落ち着いたとはいえ、まだ情緒が不安定な部分がある。 やよいも、あれから険しい表情を崩せない。 そして、現実を伝えられて衝撃を受けているのは美奈子も同じだ。 (……ううん、私がしっかりしないと) そんな弱い心を、首をぶんぶんと振って追い払おうとする。 みんな、不安なんだ。 私が一番お姉さんなんだから、しっかりしないと。 そんな風に、自分を鼓舞する。 なによりも、このどんよりとした雰囲気が耐えられない。 このままじゃ、認めたくなかった『何か』を、認めてしまう。 いつも通りで、いないといけない。こんなのは、嫌だ。 ……いつも通りとは、何だろう。こんな時、『佐竹美奈子』はどうやって、皆を元気づけるだろうか。 重い空気の中で、何か焦りのようなものも感じる中、 ぴーんぽーんぱーんぽーん。 追い打ちをかけるように、それを始まった。 * * * 放送が流れ終わり、部屋の中にいる3人は一様に黙り込んでいた。 「うそ…なんで…そんな……!」 しんとした中で声が響いて、やよいは少し顔を上げてちらりとあたりを見渡す。 亜利沙はがたがたと震えて、頭を抱えている。 瞳は揺れて、唇まで真っ青に染まっている。 対して美奈子の方も、目の焦点が合っていないように思えた。 どちらも、精神的にかなり動揺しているようだ。 当然だろう。この事実には、彼女も驚愕を隠せないでいたのだから。 12人。この6時間の間に、死んだ人数。 おおよそ、全体の4分の1。考えていた以上に、早いペースだ。 やよいの思っていた以上に、このイベントに積極的になり、仲間を殺した人がいるのかもしれない。 かつての、仲間が。その事に哀しみを覚え、そして自分もそうである事に負い目を感じる。 けれど、その考えをやよいはすぐに振り払った。 たった1人生き残ると決めた以上、そんな事を思ってる暇はない、と。 口に出すこともせず、決意を固める。 「………ね、ねぇ」 ふと、誰かが口を開いた 何事かと俯いていた顔を上げると、美奈子が一歩前に踏み出していた。 ぎこちない笑顔で、額に浮かぶ汗をぬぐおうともしない。 無理に、自身を鼓舞しているようにも見える。 「皆……そんな、落ち込まないで、ね?」 こんな状況で励まそうとしているのだろうか。 けれど、それでどうにかなるような状態でないのは明らかだ。 事実、彼女自身も相当狼狽えている。 とすれば、彼女はどうするだろうか……。 そこまで考えて、はっとする。 ここにいる皆を元気づけようと、世話焼きの彼女が起こす行動。 丁度ここは民家で、時間も時間。なら、もしかすると。 運命の時は、近づいている。やよいは、心の中ではやる気持ちを抑え。 「……そうだ! もうお昼だし、何か食べようよ!私が作ってあげるから! お腹いっぱいになったら、きっと元気がでるよっ!」 ――来た。 その瞬間、やよいの心臓はどくりと反応した。 食材も、場所もある。時間も丁度、正午。こんな提案をするのは、必然だったのかもしれない。 そして、それは同時にやよいの持つ『武器』が使える、その瞬間でもあって。 「…そう、ですよねっ!私もお手伝いしますから、元気出してくださいー!」 やよいも声を上げ、その提案に呼応する。 その瞬間に、心がちくりと痛んだ。 自らの信念、家族の掟を、破る瞬間が近づいてきている。 信頼してくれている皆の事を、裏切る瞬間が近づいてきている。 それでも、やりとげる為に。偽りの言葉と、偽りの笑顔を浮かべる。 亜利沙は相変わらず、反応らしい反応がない。 12人もの、仲間が死んだのだ。 アイドルが、仲間が大好きだった彼女への、追い打ちをかけるかのような衝撃は、痛いぐらいによくわかる。 けれど、今はその方が都合がいい。 目ざとい彼女が万全な状態だったなら、こうやって自分を偽る事も見破られてしまいそうだったから。 「じゃあ、2人が帰ってくる前に食材の下ごしらえでもしよっか! さっき探してたら、ちゃんと色々あったんだよ! 腕、振るわないとね!」 やよいが同調してくれた事で、美奈子はぱぁっと笑顔を見せた。 焦っているか、錯乱しているかのような。 その姿は、やよいにもわかる程に無理をしている。 先ほど彼女自身が恵美に指摘した事が、そのまま今の彼女のような状態で。 けれど、それを指摘する事はない。それもまた、都合がいいから。 仲間の心配すべき状態を、都合がいいからという理由で、切り捨てる。 それだけじゃない。最終的には、殺すのだ。 食事に毒を仕込むという、一番、彼女の思い出を穢す方法で。 どれだけ、どれだけの罪を重ねても、彼女の悲痛な歩みは止まらない。 アイドルと、笑顔と、仲間を信じ抜こうとする松田亜利沙。 危うい中でいつも通りに執着し、そうあろうとする佐竹美奈子。 そして、たった一人生き残る為、心の内でその時を伺う高槻やよい。 彼女達がそれぞれ抱く『理想』は、致命的な程にすれ違う。 【一日目/日中/G-4 民家】 【松田亜利沙】 [状態]健康 、深い悲しみ [装備]天海春香のリボン、競泳水着 [所持品]基本支給品一式、不明支給品1~2 [思考・行動] 基本:笑顔の力を信じる。 1:??? 【高槻やよい】 [状態]健康 [装備]なし [所持品]支給品一式、ランダム支給品(0~1)、青酸カリ [思考・行動] 基本:最後の一人になる。 1:焦燥。絶対に死ねない。 2:料理に、毒を仕込む……? 3:とにかく機会を窺い、慎重に動く。 【佐竹美奈子】 [状態]健康 [装備]なし [所持品]支給品一式、ランダム支給品(1~2) [思考・行動] 基本:仲間と一緒に脱出っ、わっほ~い! 1:皆を元気づけるために、料理を振る舞おう! 2:不安。誰かと接していないと押し潰されそう。 3:みんなと一緒ならきっと何とかなるよね……? * * * 真上の太陽が照らす街中で、恵美は追いかける事も忘れ立ち尽くしていた。 彼女も、千早を探す道中ですぐに放送によって足を止められていた。 放送、12人の名前、死亡、禁止エリア。たくさんの情報が、頭の中で浮かんでは消えていく。 頭を抱えた。楽観的に考えていたつもりはなかったのだが、まさかここまで、だなんて。 「………?」 そんな中、恵美の耳に何かひきつるかのような声が聞こえた。 泣き声、だろうか。それが何か、すぐに思い当たる。 その瞬間に、恵美はその方向へと駆け出す。 まだ、整理はつかないが、今は近くの仲間の方が優先だ。 「……っ、う………」 走っているうちに、探し人はすぐに見つかった。 5人が入った民家から、そう遠くない道で。 千早は、へたりこんでいた。声をかけようと、後ろから近づく。 「どうして……あなたまで私を、おいて……っ!」 けれど、その伸ばした手が触れられる事はなかった。 後ろにいる恵美の事も気づく事なく、彼女は誰に言うでもなく泣き崩れている。 それに、かける言葉が見つからなかった。 「……っ」 伸ばした手が下ろされ、恵美は目を逸らす。 彼女が大切な人に先立たれる、という事は、これが初めてではなかった。 それは、彼女の中でも特に深刻な問題で、フラッシュバックしてしまえば、その衝撃は大きい。 他人の言葉で、癒せるものではない程に。 (…何やってんの、アタシ) 下ろした手を、ぎゅっと握りしめる。 沢山の仲間が死んで、目の前で仲間が悲しんでいて。 そんな中で、一体彼女は何ができた? この6時間の間、ただ殺し合いの実感も十分にないまま歩いていただけ。 それが自分の無力さを、まじまじと見せつけられているようで。ただ、歯痒さと自己嫌悪が頭の中を支配する。 かなしみに暮れる彼女の後ろで、今もこうして、何もできずに立ち尽くして。 かつて信じていた『友情』さえも、哀しい程にすれ違う。 【一日目/日中/G-4】 【如月千早】 [状態]健康 [装備]なし [所持品]支給品一式、プラスチックのスティック [思考・行動] 基本:最後まで諦めない。皆で脱出する。 1:春香…… 【所恵美】 [状態]健康 [装備]灰皿 [所持品]支給品一式、ランダム支給品(0~1) [思考・行動] 基本:最後まで諦めない。皆で脱出する。 1:落ち着いたなら、千早を連れ戻したい、けど…… 2:自身に疑問と、嫌悪。 刻まれてる誓い 時系列順に読む かざはな 刻まれてる誓い 投下順に読む かざはな The Trojan Horse 如月千早 紳士の昼食会 松田亜利沙 佐竹美奈子 高槻やよい 所恵美 ▲上へ戻る
https://w.atwiki.jp/p2pnode_txt/
いろんなP2Pノード@まとめへようこそ いろんなP2Pのノード。 編集方法は参照すべしw 対応P2P[Profes][Winny][Winnyp][Share(EX2)][Perfect Dark] 編集はみんなしてね!! 注意事項 P2Pで違法なファイル交換はおやめください。 このサイトは各P2Pソフトの活性化のために作られたWikiです。 雑誌関係者で雑誌掲載希望の場合はフリーですので。 ってことはリンクフリー。 よければ報告していただけるとウレシイな。 bloggersystem-p2p[あっとほっと]ヤホー.co.jp わかるよね?
https://w.atwiki.jp/kyoko1212/pages/89.html
桃色大戦ぱいろん
https://w.atwiki.jp/inductance/pages/13.html
いろんな人に突っ込み/2006年02月21日/小学校って順位つけないの? いろんな人に突っ込み/2006年02月21日/まあ、こんな人も いろんな人に突っ込み/2006年02月21日/教育ママごん、不安を感じる #blognavi
https://w.atwiki.jp/musasino/pages/589.html
#blognavi 「引っ越しはパワーだ」と吉本ばななは言った。 名作『キッチン』で。至言だと思う。引っ越しはパワーだ。 年明けから引っ越し先を探し始めた。 全然リアルじゃなかったんだけど、今日いくつか部屋を見て回って、やっと実感することができた。 僕はもう何年も彼女と一緒に生活してきたんだけど、ついに独立する。 同棲生活の発展的解消。 なかなかいいフレーズじゃないか。 物件を案内してくれたのは、オードリーの若林に似た若い男性だった。「いかにも不動産屋」なガツガツしたところのないひとだった。僕は彼に好感を持った。 一軒目は、武蔵境1K。インターネット代込みで5万円という格安の物件。職場にも非常に近い。難点は、部屋がモロ東八道路沿いだったこと(笑)窓の外は歩道。二車線の道路は乗用車や長距離トラックがガンガン走ってる。 「みなさん雨戸を下ろして生活されています」と彼は言った。「隣の部屋の生活音が聞こえないのがメリットですね」 「なるほど」僕は言った。 いろんな言い方がある(笑) 二件目は、多摩駅1R。駅から徒歩4分で4.7万円。2階の角部屋で、築10年の綺麗なマンションだった。 多摩という街自体が、物凄く静かだった。 東八沿いの物件を見た直後だと、ことさらそう思う。もちろんそれも不動産屋の策略。 三件目も、多摩駅1R。駅から徒歩4分で5万円。バストイレ別でこの値段は破格だろう。おしむらくは、部屋が、1階という名の地下1階。窓を開けると往来を行くひとのつま先が目の前にある。 「引っ越しはパワーだ」と吉本ばななは言った。 それを受けて僕も言う。 引っ越しはインスピレーションだ。 次の自分の生活をイメージできること。それに尽きる。僕は多摩の小さな部屋で生活する自分をクリアにイメージすることができた。そして、あの小さな部屋は、僕をポジティブにしてくれた。 全然ラグジュアリーじゃない。 でもきっとあの部屋は僕のサイズに合ってる。 ぱっとしないけど、一緒にいるとそれなりにくつろげる地味な女の子みたいなカンジ。 明日の夜勤前に正式な契約をすることになると思う。 僕はまた僕を始めるんだ。 静かな街の小さな部屋で。 カテゴリ [2010年01月] - trackback- 2010年01月23日 23 53 04 #blognavi
https://w.atwiki.jp/akatonbo/pages/1978.html
あなたとすれ違う時 作詞/50スレ123 何にも知らない振りして スクランブルを渡ったら ほら あなたとすれ違う 渡りきった向こう側で 背中を見てるわたしだけ ふと 切なくなった 朝の陽射しだけ 歩道を照らしてる 見送ってる影が 斜めに延びている こんな日が続いても あなたは気づかない つかまれた心が ちょっぴり泣いている 何にも知らない振りして 歩道橋を歩いてる ひる あなたとすれ違う 時計を見て駆けて行く 背中を見つめ見送った また 切なくなった 影が消えそうな 真っ直ぐな太陽 立ち止まる影は わたし独りだけね ちょっとだけ笑顔を あなたに貰いたい すれ違うだけでも 幸せになれるから