約 2,428,802 件
https://w.atwiki.jp/suproy/pages/127.html
信頼という意味 「良かったな」 「何がだ」 「どうやら、お前さんの探してるヤツは、まだ誰にも殺されちゃいないらしい」 「・・・ああ」 放送終了後。ここは、エリアG4と区切られたエリアの森の端 そこには、イキマとジュシュア・ラドクリフの機体の姿が有った 「やっぱ、今日はここらでキャンプかな」 ジョシュアが地図を見ながら言う もうすぐ日が暮れる。このまま森を抜ければ、白地の目立つ彼らの機体は実に「よく見える」事だろう イキマは直ぐにでも動きたい様子だったが、わざわざ危険を侵したいと思うほどの馬鹿でもなかったようだ 「ところでさ、」 「何だ?」 「そろそろ、顔を見せてくれてもいいんじゃないか?」 「・・どうしてもか?」 イキマは、これまでずっと通信も音声のみで、まだジョシュアに自分の顔を見せていなかった 顔を見せたら、自分が人間ではないのが知られたら、またこの男も敵になってしまうのか、それが不安だった 「まぁ、このゲーム終わるまでかもしれないけど、一応俺達・・仲間だろ。少しくらい信用してくれよ」 (まさか俺が、人間に嫌われやしないかと不安がるなんてなぁ・・) 操縦席で、ふふ、と思わず嗤った。ヒミカの元で戦っていた頃の自分では考えられない気持ちだった 思いきって、コクピットのハッチを開ける。数時間ぶりに外気に肌が触れる 「ほら、お望みの素顔だ」 地面へと降り立ったが、相手からは反応はない 自分の姿に驚いているのだろう。予想は出来たリアクションだが、それだけに辛かった 「・・・お、お前・・・」 「あぁ、残念ながら俺は人間じゃない。俺は・・」 「・・・・・お前・・・顔色悪いぞ・・」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?」 相手の機体のハッチも大きく開き、中から青年が降りてくる 「しかもこんなオッサンだったなんて・・あぁ、ゴメン、じゃない。すみません!俺より年上なのにお前とか言って」 目の前ですんません、を繰り返すジョシュアに呆れた顔のイキマが言う 「いや、そんな事は別にいいんだが・・驚いてないのか?」 「いや実は、ハッチ開くまでビビってた。脳に触手が生えた様な怪生物でも出てくるんじゃないかと・・」 「お前な・・どんな凄い妄想をしてるんだよ・・」 二人とも声を出して笑う。 「まぁ、最初の自己紹介でヤマタイ王国だのハニワゲンジンだの言われたら凄いの想像しちまうよな・・ 何かそれで、もっと物凄いおぞましい形の物体が乗ってるんじゃないかって思っただけだよ あ、別に人間じゃないとか、そんな事で俺は区別も差別もしないぜ?そういうの、けっこー慣れてるからさ まぁ、多少は信じてもらえてると思うけど・・改めて宜しく ・・えーと、イキマ・・さん?」 ジョシュアがイキマに右手を出した 「さっきまで通り、イキマで構わんよ。ジョシュア・ラドクリフ」 イキマは笑いながら、安心した顔でその手を握った 自己紹介はとっくに済ませた後だったので、二人とも地面に座るとゲームの事に付いて話しはじめた 残念ながら、(幸運にも)ジョシュアは誰とも遭遇する事は無かったので、話す事は少なかっため 専らイキマの話ばかりだったが・・彼が見知らぬ男に嵌められた事や、何故バランを探しているかをジョシュアに全て打ち明けた 「なぁ」 「何だ?」 「あのアルマナって子の亡骸、埋めてやらないのか?」 ジョシュアが、ノルス=レイの操縦席に積まれているだろうと思われる、イキマのマントにくるまれた少女の亡骸の方を見上げて言った 「ああ」 「でもこのままじゃ、3日も経たずに腐っちまうぞ」 「分かってる。だが、あいつも知ってるヤツに顔も見せないまま、こんな誰も知らない場所に埋葬されるのは嫌だろう バランとか言う男に会わせてやるまでは、亡骸を捨ててなんて行けん」 「・・お前ってさ、顔は悪役だけど意外といいやつだろ」 「何を言い出すんだ」 「照れてんのか?」 「馬鹿言え」 ジョシュアは、にやっと笑うと立ち上がり、尻に付いた土ぼこりをパンパンと手で叩く 「じゃ、まぁ冗談はさておき。友好の印って事でさ、晩飯でも喰おうぜ」 機体と一緒に配布された、機体のマニュアルやら地図等が入っているナップザックをごそごそと漁る 「ああ、晩飯か。それならそこらでウサギかネズミでも探してこよう」 不思議そうな顔でジョシュアが聞き返す 「え?最初に貰った携帯食料は喰わないのか?」 イキマはやや真面目な表情に戻ると 「携帯食料とやらが、ゲームが終わるまでずっと保つとは限らんし、これから先でどこでも食料が調達できるとは限らんからな 火を使うのはあんまり褒められたもんじゃないが・・穫れる時はなるべく節約した方が良かろう」 「お前・・意外と考えてるんだな」 「・・バカにしてるのか?それに、主催者側の用意した食い物だ。何が仕込まれているか分かったもんじゃない まぁ即効性のあるようモノは、ゲームに影響があるから入れないだろうが・・喰って4日後にバタンじゃ、シャレにならんぞ」 「そっか・・んじゃ、俺も穫るの手伝うよ。どうすりゃいいんだ?」 「お前は取りあえず、そこらで地面に開いてる30センチ位の穴を探してくれ。それが巣穴だ。この辺の森なら多分居るだろうと思う 穴に住むウサギは、野ウサギみたいには警戒しないからな。 多分簡単に捕まえられる筈だが、逃がすと勿体ないんで見つけたら俺を呼んでくれよ」 「ああ、分かった。じゃぁ日が暮れる前にやっちまおう」 「そうだな」 日の光は沈みかけ、夜の帳が降りる まだ会ったばかりの2人だったが、確実に友情の様なものが出来始めていた 【ジョシュア・ラドクリフ 搭乗機体:ガンダム試作2号機(機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY) ハ゜イロット状況 健康、核に重圧(仲間が出来たことで多少緩和?) 機体状況 良好 現在位置:G-4森の中(F側境界寄り) 第一行動方針:イキマの探し人(バラン、ジーグ)を共に探す 第二行動方針:主催者打倒の為の仲間を探す 最終行動方針:イキマと共に主催者打倒】 【イキマ 搭乗機体:ノルス=レイ(魔装機神サイバスター) パイロット状況:健康 機体状況:損傷なし 現在位置:G-4森の中(F側境界寄り) 第一行動方針:ジョシュアと共にバランを探す 第二行動方針:アルマナを殺した男の殺害 第三行動方針:ジーグ(司馬宙)の打倒 最終行動方針:ジョシュアと共に主催者を倒す】 【初日 19 12】 前回 第95話「信頼という意味」 次回 第94話「へタレ道中記」 投下順 第96話「夕焼け空、狂気の闘将」 第109話「龍と悪魔」 時系列順 第97話「第二の出会い」 前回 登場人物追跡 次回 第86話「決意の森」 ジョシュア・ラドクリフ 第114話「漢の約束」 第86話「決意の森」 イキマ 第114話「漢の約束」
https://w.atwiki.jp/akatonbo/pages/276.html
生きるということ 作詞/7スレ152 僕らは何故生まれて そして何故しぬのだろう? そんな事より聞いて欲しい 「なぜナポリタンは赤いのだろうか」 簡単に見えて 奥の深い問題だ 「赤いから赤いのだ」などと トートロジーを並べて 悦に入る浅薄な人間もいるが それは思考停止に他ならず 知性の敗北以外なにものでもない 「赤方偏移」という現象がある 宇宙空間において 地球から高速に遠ざかる天体ほど ドップラー効果によりそのスペクトル線が 赤色の方に 遷移するという現象である つまり 本来のナポリタンが 何色であろうとも ナポリタンが我々から 高速で遠ざかってならば 毒々しく赤く 毒々しく赤く 見えるはずなのだ 目の前のナポリタンは 高速で動いているか否か? それは ナポリタンの反対側に回ればわかる 運動の逆方向から観察することで スペクトルは青方遷移し 青く 蒼く 碧く 見えるはずなのだ 逆に回ってみたところ ナポリタンは赤かった毒々しく赤く 毒々しく赤く
https://w.atwiki.jp/1007k/pages/2580.html
交響曲第25番ト短調第一楽章 詳細・攻略 四代目に収録 ★×7で621コンボ BPMは175 序盤などの16分音符がうまく処理できればフルコンは簡単 プレイ動画 かんたん ふつう むずかしい コメント 譜面
https://w.atwiki.jp/789436/pages/13.html
この世界を 日常を この世のすべての存在を あんたはどう思ってる? ~あいつという存在~ 俺はフーン 俺は馴れ合いは大嫌いだ 一つ一つがとてもうざったく思える まあ当然学校では「友」と呼べる者はいない いつも一人だ 皆は皆で、俺は俺でお互いを避けているからな 勿論、身内での馴れ合いもお断りだ っま、どっかの馬鹿親は先に逝っちまったしな 今は親戚の家で生活してる そんなの別にどうでもいい とにかく俺は 他人の存在 物の存在 言葉の存在 そして 己の存在 何もかもがうざかった 何もかもが信じられなかった 俺は一体何のために 一体誰のためにいきている? そんなことをいつも考えてた 勿論、答えなどは見つからなかったがな そんな ある日 俺の考えを もっと大げさに言うと 俺の人生をも変えてしまった香具師が学校に転入してきた 俺はそいつを徹底的に避けたさ 普通の香具師なら相手にしないよな けどそいつは違った そいつにどんな皮肉を浴びせても どんなに悪態を吐いても どんなに無視をしても そいつは俺にしつこく話しかけてくる 流石の俺も堪忍袋の尾が切れた そいつにこう言ってやってさ 「おい!貴様!何故俺にいつもいつも話しかけてくる!!?」 ってね そうしたらそいつはなんていったと思う? そいつは優しい顔でこういったんだ 「やっと僕と向き合って話してくれましたね。」 正直引いたよ こいつそこらへんの香具師とは違うと思った それと同時に こいつとなら友達ってやつになってもいいかな? とも思った 「俺はフーン。お前は?」 「僕はシーン。よろしく。」 それから俺らは仲良くなった 二人で毎日一緒に話した 二人でくだらない事もたくさんした けれど、幸せはそう長くは続かなかった そう。あいつ、シーンはもうこの世にいない 残酷だった あっという間だった シーンは俺の目の前で 車に轢かれたんだ 驚いたよ 辺りは血だらけ 俺はずっと立たずんでいた 「お、おいしっかりしろ。だ、誰か救急車を!!」 シーンは死んだ 即死だって医者が言ってた 昔の俺なら「いい気味だ」ってあざ笑ってたかもな しばらくして あいつの親が俺に一冊の本を差し出してきた 俺はそれを受け取って中を見てみた それはあいつの日記だった そこには俺とすごした一日一日が記されていた 泣いた 他人のために初めて泣いた 馬鹿みたいに涙が止まらなかったよ 悔やんだ あいつがもう存在していないことを悔やんださ あいつに会ってから俺の生活 人生すべてが変わった 新しい友達(?)もできた 今では感謝してる ありがとう 「さようなら」くらい言ってやればよかったかな? 小説を書き始めたばかりに書いた作品。 短編の中では処女作品に当たります(泣 あえて訂正等せずに投稿(ここに) あのころはこれで精一杯だったんだなぁ、と変に実感したり; 何か言いたいことがありましたらドゾ↓ 初めてでも、凄く上手いと思いますよ。描写とか難しいのに適切な表現で表していて良いと思いますww -- yori (2007-03-15 17 55 14) すごい感動する…。改行も何かを感じさせるw句点がないのも。 -- 月雫 (2007-03-25 21 57 09) 読みました!この主人公は、人間的に成長したんだね!しかも、なかなか教えてもらえなかった「やさしさ」ていうものを、さり気なく気づかせてくれた、最高の存在だったんだね。きっと、天国では笑顔でフーンのことを見守ってるはず。 -- CHIBA (2007-04-30 21 15 10) 名前 コメント TOP 短編TOP
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/39689.html
【検索用 やさしさというあくま 登録タグ 2019年 VOCALOID や ヒャクブンノイチP 曲 曲や 音街ウナ】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:ヒャクブンノイチP 作曲:ヒャクブンノイチP 編曲:ヒャクブンノイチP 唄:音街ウナ 曲紹介 遠い遠い、アナタへ。優しさという悪魔がアタシは憎いよ。 曲名:『優しさという悪魔』(やさしさというあくま) 今回は、オケはピアノだけのバラードです。 歌詞 (piaproより転載) 振り返ればいつも アタシのそばにキミが居たね 手が届かないくらい キミは遠くにいるのになぜ? アタシなんかとばかり居ていいの? アタシはまだ子どもだし たくさん迷惑かけたこともあるでしょ? それなのにキミはアタシのそばに居てくれた どんなときも アタシはキミに何ができるだろう? キミは「一緒に居るだけで良いよ」と言う アタシはキミに何かできてるの? 笑顔のキミしかアタシ見たこと無いのに… (キミはいつも笑顔だった。) (アタシの前では、の話だけど。) (辛いとき、苦しいとき) (キミがアタシに話してくれたら…) (そこまで遠くにいく必要、) (なかったんじゃないかな…?) 振り返ればいつも キミはアタシに笑いかけた でもアタシはまだキミのこと何も 知らなかったの キミが居たはずの部屋には アタシの思い出だけ転がってる アタシは思い出にごめんねと呟いた アタシはキミに何ができただろう? キミが居なくなってもわからない でも思い出たちは教えてくれたの 優しすぎるキミの苦しい日々 キミは全て背負い生きてきたんだね 優しさという悪魔がアタシは憎いよ コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
https://w.atwiki.jp/ikaikai/pages/95.html
書物という異界6:死者たちの視線 漆原友紀 『フィラメント』(講談社) 『蟲師』の作者による作品集。以前に志摩冬青という名で出し,今は絶版となっている『バイオ・ルミネッセンス』(ラポート)から抜粋・再編集し,新たに2本加えての作品集である。 『蟲師』といえば,<蟲>と呼ばれる原-生命体と人間との関わりが主題のマンガである。毎回いろんな<蟲>が出てくるが,話の展開に都合のよい性質を持った<蟲>が毎回設定されていて,「ムシのいい話だ」と思ってしまうのは無粋だろうか。しかし生命が分化・進化する以前の生命,形を得る前の生命を見つめることは,生命の起源,生命そのものを見つめることでもある。それ故,様々な<蟲>のエピソードは,生命そのものの力,多様性を描こうとしているのかもしれない。上野の国立科学博物館に<系統広場>というのがあるが,そこで生命の始原と多様性に触れるのに似た感興を,『蟲師』は呼び起こす。 深夜テレビでアニメも放映されているが,こちらも美しい。 さて短編集の方に戻ろう。全てではないが,<あの世>や<亡霊>が出てくるものが目立ち,その点では『蟲師』よりも異界色が濃い。 《小景雑帳》というアンソロジーは,一つ一つが僅か4ページからなる超短編を集めたものだが,どれも静謐な情景を繊細に描いているように思える。とくに良かったのは<花咲く家路>。お盆をこのように描いたものは他にないのではないだろうか。 そこにあるのは視点の換位である。あの世はこの世から見て<あの世>であるが,この世もあの世から見れば<あの世>なのである。そしてお盆こそは,普段は別々の二つの世界が交わる時なのだ。 死者たちの視線をなぞることで,我々自身の異界への感覚を研ぎ澄ますことができる一篇。 menocchioの部屋に戻る
https://w.atwiki.jp/soramasuta/pages/6.html
リア友NO.2 マスターと喧嘩しようということで掲示板に来た人 運動神経抜群である しかし、まだネット自体が新参なので、ネット用語などは詳しくないようだ
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/3324.html
このページはこちらに移転しました 生きるということ 作詞/7スレ152 僕らは何故生まれて そして何故しぬのだろう? そんな事より聞いて欲しい 「なぜナポリタンは赤いのだろうか」 簡単に見えて 奥の深い問題だ 「赤いから赤いのだ」などと トートロジーを並べて 悦に入る浅薄な人間もいるが それは思考停止に他ならず 知性の敗北以外なにものでもない 「赤方偏移」という現象がある 宇宙空間において 地球から高速に遠ざかる天体ほど ドップラー効果によりそのスペクトル線が 赤色の方に 遷移するという現象である つまり 本来のナポリタンが 何色であろうとも ナポリタンが我々から 高速で遠ざかってならば 毒々しく赤く 毒々しく赤く 見えるはずなのだ 目の前のナポリタンは 高速で動いているか否か? それは ナポリタンの反対側に回ればわかる 運動の逆方向から観察することで スペクトルは青方遷移し 青く 蒼く 碧く 見えるはずなのだ 逆に回ってみたところ ナポリタンは赤かった毒々しく赤く 毒々しく赤く (このページは旧wikiから転載されました)
https://w.atwiki.jp/akatonbo/pages/608.html
過去という名の海 作詞/20スレ74 作曲/23スレ155 時計の針は戻せない 進みゆくだけ 進みゆくだけ 時間の波は帰らない 押し寄せるだけ 押し寄せるだけ 浜辺に書いた 僕らの夢は 打ち寄せる波に 掻き消され Past Seaの深いよどみの中で 光る水面(みなも)を見上げてる 音源 過去という名の海
https://w.atwiki.jp/lowcarb/pages/17.html
第一部アトキンス式ダイエットの仕組みP21~22 アトキンス式低炭水化物ダイエット 「カロリー」というのは面白い概念で、1気圧という条件化で水1℃上昇させるために必要なエネルギー量であり、 これたエネルギーの単位にもなっています。 当然のことながら、摂取カロリーが消費カロリー(毎日の活動や、体温維持などの体機能に必要なエネルギー)を上回ると太ります。 これは紛れもない事実なのですが、だからと言ってカロリーの摂取を控えれば痩せるというものではありませんし、 それ以外に痩せる方法はない、とも言い切れません。医学部ではそのように教わったのかもしれませんが、医者は間違った知識を患者に 植えつけているといえるかもしれません。 人によって基礎代謝は異なります。つまり、ある活動をする為に消費するエネルギー量は人によって差があるのです。 炭水化物の摂取量を制限したダイエットでは、ダイエットを始める前と摂取カロリーは同じでも、みるみる痩せていきます。 以前よりも摂取カロリーが少なくなれば、当然、もっとはやく痩せられるのです。これは、摂取したカロリーを吸収せずに 排出してしまうことが可能になるためです。 医師が解説「カロリー制限にダイエット効果なし」の理由 2013年11月22日 週刊FLASH 12月3日号 次の記事-11キロ話題の医師が語る“糖質制限法”のメリット 高カロリー食品に課税をーー。10月末、メキシコの議会で、高カロリー食品に8%の税金を課すことが決まった。米国を抜き肥満率トップになったことが理由だという。この施策の前提は「肥満の原因は摂取したカロリーと消費したカロリーの不均衡である」という考え方だ。 「摂取カロリーを減らす」という食事制限は、いまもダイエットの主流だが、この味気なく侘しい減量法はじつはほとんど効果がない。 ’90年代、米国国立衛生研究所が2万人の女性に、1日あたりで360キロカロリーの減食を8年間にわたっておこなった結果、彼女たちは1人あたり平均で約1キロ減量しただけだった。しかも、ウエスト周りは増えていたのだ。 「消費カロリーを増やす」、つまり運動によるダイエット効果にも疑問符がつく。スタンフォード大が1万3千人のランナーを対象におこなった研究では、なんと全員が歳を重ねるごとに体重が増える傾向があることがわかった。練馬光が丘病院「傷の治療センター」長の、夏井睦医師が語る。 「しかも、運動すればおなかが減る。摂取カロリーもどうしても増えてしまいます。運動だけで減量や体型を維持しようというのは、かくも無謀で大変なことなのです。そもそも、肥満の原因はカロリーではない。減量に成功した人は、脂肪を摂る量を減らしたからではない。炭水化物=糖質を摂る量が減ったことによってやせたのです」 夏井氏は、糖質制限さえしていれば、たくさん食べてもやせていくと語るが、それはどうしてなのか。その手がかりになるのが、’62年、ミシガン大学のジェイムス・ニールによって提示された仮説だ。 人類は、誕生してから多くの年月を飢えとの闘いに費やしてきた。そのため、少ないカロリー摂取でも生体を維持し、少しでも余ったエネルギーができると貯め込めるように進化してきた。その過程で獲得したのが、脂肪として蓄えることができる炭水化物だった。慢性的な飢餓状態のなか、エネルギーを脂肪として蓄えることができる炭水化物は、救世主だったーー。 だが、飽食の今、脂肪を貯めこむ必要はない。そこで、糖質制限をすると、余計な脂肪の蓄積がなくなり、さらに体内のエネルギーが効率よく消費されるのだ。 「人類が穀物を中心とした食事を始めたのは、1万2千年前のメソポタミアやエジプト文明のときに穀物の栽培が始まってからにすぎません。じつは消化管の構造からすると、人はもともと肉食動物。わざわざ無理して炭水化物を摂る必要はないのです」(夏井氏・以下同) だが、私たちの多くはいまだに既成概念に囚われ、無根拠なカロリー信仰によって、摂取カロリーさえ抑えればいいと考えている。 「人類の進化をみれば、穀物が弊害になっているのは自明の理なのに、これまであやふやな栄養学を鵜呑みにしてきた。それで、ますます問題の本質から遠ざかってしまっているというのが真実の姿なのです。それでもコメがやめられない人は、コメに支配されているも同然です」