約 5,736 件
https://w.atwiki.jp/eigo0493/pages/166.html
競艇予想新聞 EIG 開催場 住之江 SG第24回賞金王決定戦 21.12.22 11R 場外締切 15 45 トライアル 3日目 1号艇 2号艇 3号艇 4号艇 5号艇 6号艇 28 田村隆信 瓜生正義 池田浩二 原田幸哉 赤岩善生 今垣光太 登録番号 4028 3783 3941 3779 3946 3388 出身 徳島 福岡 愛知 愛知 愛知 石川 事故。F、L 0 F1 0 F2(今節) 0 0 勝率 7.28 7.38 7.82 7.26 8.82 8.62 複勝率 44.0 52.3 50.9 44.8 68.2 60.0 モータ複勝率 59.7 47.9 60.4 59.4 58.8 57.2 ボート複勝率 41.2 41.7 41.6 45.0 41.2 39.3 前期勝率 8.00 7.57 7.53 7.52 7.91 7.99 前期複勝率 57.8 50.9 47.6 56.1 53.9 56.3 前日展示 58 52 56 54 55 59 当日展示 0 0 0 0 0 0 進入平均ST 13 19 18 12 19 20 今節平均ST 13.5 08 16 11 18.5 08 進入勝率 100.0 66.7 71.4 68.8 56.3 62.5 今節成績 5.2 6.2 1.6 2.F 5.4 2.4 上りタイム 491 505 446 452 491 462 能力指数 85379 67306 85384 72933 65351 54354 順位 2 4 1 3 本命 2連単 3=1 3連単 3=1-42 3=4 3=4-12 穴 2連単 1=4 3連単 1=4-32 1=2 1=2-34 結果 進入 1.2.3.4.5.6 0 2連単 2-1 \660 結果 拡大連複 0 2連複 1=2 \230 0 1=2 \130 0 3連単 2-1-3 \1,560 x 2=3 \230 0 3連複 1=2=3 \330 0 1=3 \160
https://w.atwiki.jp/eigo0493/pages/161.html
競艇予想新聞 EIG 開催場 住之江 SG第24回賞金王決定戦 21.12.19 12R 場外締切 16 23 2日目 1号艇 2号艇 3号艇 4号艇 5号艇 6号艇 井口佳典 太田和美 大神康司 濱野谷憲 今坂勝広 辻、栄蔵 登録番号 4024 3557 3574 3590 3749 3719 出身 三重 奈良 福岡 東京 静岡 広島 事故。F、L F1 F1 0 0 0 0 勝率 7.51 7.53 7.84 7.69 7.51 7.11 複勝率 55.8 57.0 64.6 53.9 57.0 46.1 モータ複勝率 45.9 46.9 47.8 41.8 56.8 50.6 ボート複勝率 30.6 35.3 30.1 33.8 28.0 35.4 前期勝率 7.86 7.70 6.63 7.44 7.64 7.89 前期複勝率 56.6 57.3 51.2 52.7 63.7 64.4 前日展示 56 56 56 54 57 58 当日展示 0 0 0 0 0 0 進入平均ST 11 15 16 15 14 18 今節平均ST 07 16 15.5 07 17 11 進入勝率 89.3 81.3 65.4 68.2 57.9 44.4 今節勝率 10.00 4.50 6.00 10.00 10.00 1.00 上りタイム 456 484 463 449 457 528 能力指数 65058 47304 42338 50591 53280 32955 順位 1 4 3 2 本命 2連単 1=5 3連単 1=5-42 1=4 1=4-52 穴 2連単 5=4 3連単 5=4-12 5=2 5=2-14 結果 進入 1.2.3.4.5.6 x 2連単 1-6 \1,410 結果 拡大連複 x 2連複 1=6 \1,320 x 1=6 \360 x 3連単 1-6-2 \5,840 x 1=2 \190 x 3連複 1=2=6 \1,870 x 2=6 \760
https://w.atwiki.jp/eigo0493/pages/164.html
競艇予想新聞 EIG 開催場 住之江 SG第24回賞金王決定戦 21.12.21 11R 場外締切 15 45 トライアル 2日目 1号艇 2号艇 3号艇 4号艇 5号艇 6号艇 27 原田幸哉 服部幸男 瓜生正義 吉川元浩 菊地孝平 今垣光太 登録番号 3779 3422 3783 3854 3960 3388 出身 愛知 静岡 福岡 兵庫 静岡 石川 事故。F、L F1 0 F1 0 0 0 勝率 7.26 7.92 7.38 7.55 7.82 8.62 複勝率 44.8 51.8 52.3 45.1 53.0 60.0 モータ複勝率 59.8 58.2 47.5 59.7 56.7 57.6 ボート複勝率 45.0 39.8 41.7 39.0 44.6 39.3 前期勝率 7.52 7.76 7.57 8.95 7.81 7.99 前期複勝率 56.1 54.6 50.9 75.4 55.2 56.3 前日展示 54 60 52 59 52 59 当日展示 0 0 0 0 0 0 進入平均ST 12 14 16 16 12 20 今節平均ST 11 13 05 04 03 05 進入勝率 100.0 72.4 73.7 79.2 40.0 62.5 今節勝率 8.00 2.00 1.00 6.00 4.00 8.00 上りタイム 452 486 505 503 489 462 能力指数 63457 51691 42591 50350 50448 39234 順位 1 2 4 3 フライング 本命 2連単 1=2 3連単 1=2-54 原田幸哉 1=5 1=5-24 1番 穴 2連単 2=5 3連単 2=5-14 2=4 2=4-15 結果 進入 1.2.3.4.5.6 x 2連単 5-3 \2,650 結果 拡大連複 x 2連複 3=3 \990 x 3=5 \290 x 3連単 5-3-4 \8,260 x 4=5 \290 x 3連複 3=4=5 \930 x 3=4 \270
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/2631.html
この小説は銀魂のパロディです。ろくでもないゆっくりがでてきますし、ゆっくりが酷い目に遭う描写もあります。それでも構わないと言う方だけどうぞ。第43話「幽霊とゴキブリに共通点は多い。」⑨課詰所のある一室。レティ、ちるの、大ちゃん、てゐ、れみりゃ、てんこの6人のゆっくりは輪になって座っていた。部屋の空気は重く、誰も何も言い出さない。「…あの。」そんな空気の中、最初に喋ったのは⑨課の密偵、大ちゃんであった。他のゆっくりの視線が一斉に大ちゃんに集中する。戸惑う大ちゃん、だがそれでも聞かなくては行けないこともある。「私、ずーっと宝塔のお片づけをしていたから 何があったか今一理解できないんですけど…。」そんな大ちゃんの視線が輪の中央に移動する。 「\ 〉 /7 / / 〈 / | | | / / / / 〈 / / \ `\ | | \ \ / / \ \ / / ヽ ヽ/ / __|_____/__ -‐===f l ==‐-| | |77l || | |//| || | | ̄ || |= ≠ =====‐‐ ---┤| | | || | | || | | || | | || | |∩ || | |∪ || | | || | | || | | || l | |l_ └-‐=== = =---┤ し==‐---ャォ──====──'J「一体、所長に何があったんですか?」未だかつて無い状態になっている所長を見ながら、大ちゃんは冷や汗混じりでそう問いかけた。「正直、こっちが聞きたいわ。」その問いかけに対し、レティはこう答えるしかなかった。「悲鳴がしてふすまを開けたら、こんな事になっていたもんねぇ。」てゐは何処からかもって来た棒を口にくわえ、それでゆーぎ所長をツンツンしながらそう言った。「…でもさ、問題はそこじゃないよね。」ちるのはゆーぎ所長を見ながらそう呟いた。そう、ゆーぎ所長が何でこんな事になったのかは今は問題じゃない。今、最大の問題は。「ゆーぎ所長をこんなにした犯人は誰なの?」そう、いくら何でもゆーぎが自分からこんな状態になるわけがない。ゆーぎ所長は何者かに襲われ、こんな状態になったのだ。「…まさか、本当にお化けの仕業なのかど…?」そう言ってふるえるれみりゃを見ててゐはプッと笑い出す。「馬鹿じゃないのれみりゃ、良い年してお化けが居ると思ってるわけ?」「む、じゃあてゐさんはお化けなんて居ないと思ってるのかど?」「居るわけ無いじゃん、いい年した大人がお化けだの何だの騒ぐわけ…。」そう言って笑っているてゐだが、ふと、あることに気づいて笑い声を止める ,.-、 ,. -、 / \ / ヽ, ,' ヽ、______/ ! ! ;>'''"´ `"''< く. ! ァ' ,. '"´` ⌒'ヽ; ! _ノ ;.' ,' , ; i i ヽ! `ヽ.,' i ,' ! ,'! /! /! ,' ', / i iノ !__,.、/ | / 、|__ィ'/レヘ .'、 ./ ! ∠,..イ ● レ' ● i i>-ヽ `ヽ! !ノ '" ,___, " ,V i,」 ノ ,' .|ト.、 ヽ _ン ,イ i ', (rヘ. i ', .|>,、 _____, ,.イ レヘノ レヽ、/ヽ!,.イ´ \_/iヽ!ノ!/レ' ト 、, /´`ヽ ヽ、/ムレ'i`ヽ./! \_`7 '; '(ハ) Y Y <,__,ゝ、___rノ i | i__,.〉, ∠,_7 /〉 ; ; ! ', / /; ' / i ; 'ヽ.iちるのがジーッと自分の方を見つめているのだ。「…何、どうしたのちるの?」「あたい、言うべきかどうか迷ってるんだけど…。」「?何をさ。」 | |!l | |!l | | l! !l | i!| l|!l |!i l!| | |!l l!| l! !l |!l li| li|il |il ,. -‐-、 ,.- 、 li| li|il |il / i /, ヽ. !i| l|il |i! / ハ├──-//i i | |il | ,' / ソ ヽ、! | |il i / ; ; ゝ、____ノ | 〉--' / /、__; ィ ハ 、_; ! i ハ 〈 i / ハ_ニ;、,レ レ、_;、ゝ | Y ハ レヘ i' (◎) (◎)ハソ ハ | ノ l |" ,___, l | ノ ノ ハヽ、 ヽ _ン ノ i ( イ / / イヽ>, -r=i' ´イ ハノ 〈rヘ ! レ´ `y二」ヽレ' 〈「あんたの後ろに、なんか変なのが見える。」…バシュウッ!ちるのがそう言った次の瞬間、てゐの姿が瞬時にして消えていた。「え!?」「てゐさん、どこに消えたんだど!?」慌てててゐの姿を探す残りの面々。幸いにして彼女はすぐに見つかった。,===.==== =================== =.========== / \ | | | | |.二二二二.| | | | | |l| 鬱 ..|l| | | ┏┯┯┯┯┳━━━━┓ | | |l| 打 ..|l| | | ┠┼┼┼┼┨ ┃ | | |l| 氏 ..|l| | | ┠┼┼┼┼┨⊂⊃ ┃ | | |l| 脳 ..|l| | | ┠┼┼┼┼┨ /\┃ | | |.二二二二.| | | ┠┴┴┴┴┨ / ┃ | | 0 0 | | ┗━━━━┻━━━━┛ | |_____________|_|_____________| |___________________________._| | || i─────────i | i─────────i | | | | || | | | |/ /、__; ィ ハ 、_; ! i | | | | | || | | | | ハ_ニ;、,レ レ、_;、ゝ | | | | | || | | | |ヘ i' (ヒ_] ヒ_ンハソ | | | | | || | | | | l |" ,___, l | | | | | || | | | | ハヽ、 ヽ _ン ノ | | |__| | || i─────────i | i/ イヽ>, -r=i' ´イ ─i | | | | | | | | | |彼女は掛け軸とか刀とか飾っておく所の下の方にある小さな押入にみっちり詰まっていたのだ。「何してるんだど、てゐさん。」てゐの奇行を見て、れみりゃからツッコミが入る。「ん、まぁその、何だ、希望の面がね。」それに対するてゐの答えは、なんだか曖昧だ。「おぃい、突然こんな事やられてもリアクションに困るだけなんですが…。」てんこもてゐの行動が理解できず、困惑している。「そうか!やっぱりそうだったんだ!」 ,.-、 ,. -、 / \ / ヽ, ,' ヽ、______/ ! ! ;>'''"´ `"''< く. ! ァ' ,. '"´` ⌒'ヽ; ! _ノ ;.' ,' , ; i i ヽ! `ヽ.,' i ,' ! ,'! /! /! ,' ', / i iノ !__,.、/ | / 、|__ィ'/レヘ .'、 ./ ! ∠,..イ x==ミ ==ミi i>-ヽ `ヽ! !ノ '" ,___, " ,V i,」 ノ ,' .|ト.、 ヽ _ン ,イ i ', (rヘ. i ', .|>,、 _____, ,.イ レヘノ レヽ、/ヽ!,.イ´ \_/iヽ!ノ!/レ' ト 、, /´`ヽ ヽ、/ムレ'i`ヽ./! \_`7 '; '(ハ) Y Y <,__,ゝ、___rノ i | i__,.〉, ∠,_7 /〉 ; ; ! ', / /; ' / i ; 'ヽ.iそんな中、ちるのだけが全てに納得した顔になっていた。「ちょっと、何を理解したというのよ、その頭で。」レティの質問に対し、ちるのは自信に満ちあふれた顔でこう答えた。「あいつ、お化けが苦手なんだよ! アタイのあの言葉でこんな行動にでるんだから間違いない!」あいつ、が誰を指しているか言うまでもない。全員の視線がまだみっちり詰まっているてゐに集中する。「ちょ!あいつの戯言を信じる気!?」「…てゐさん…お化けが苦手なのにお化けで商売しようとしていたんだ…。」「意外な弱点に謙虚なゆっくりである私も少し驚きが止まらない。」「違うっつーの!」てゐは必死にお化けが苦手じゃないと主張している。だが、せめてみっちり詰まっているそこから出て説明しないと説得力がない。「…全く、良い歳してお化けが苦手なんて馬鹿じゃないの? 正直呆れてものが言えないわ。」レティがここぞとばかりにてゐを責め立てていく。「ぐうぅ…。」何度も⑨課の面々を口先だけでやりこめてきたてゐも今回ばかりは返す言葉がないようだ。…と、そこで突然ちるのがレティに向かってこう言った。「ところでレティ、さっきから気になることがあるんだけど。」「え?」「何でお爺さんを肩に背負ってるの?しかも半透明の。」ヒュン!次の瞬間、レティの姿が消えた。「え?」「こ、今度はレティ副長が!」消えたレティ副長を探して辺りをきょろきょろ見回す一同。彼女も、すぐに見つかった。,===___=================== =.========== .//⌒___ \\ | | | | //_/ \\ \ | | | | |l| 鬱\\ \ | | ┏┯┯┯┯┳━━━━┓ | | |l| 打 ..(( | | | ┠┼┼┼┼┨ ┃ | | |l| 氏 ..| ∩ | | ┠┼┼┼┼┨⊂⊃ ┃ | | |l| 脳 ..| | | | | ┠┼┼┼┼┨ /\┃ | | |.二二二二| | | | | ┠┴┴┴┴┨ / ┃ | | 0 | / | | | ┗━━━━┻━━━━┛ | |_______/ /~__|_|_____________| |_______~^~^~^~ ________________._| | || i─────────i | i─────────i | | | | || | ! ノ-!‐ノ ! ノ|/ー!、! | | |/ /、__; ィ ハ 、_; ! i | | | | | || | レ' rr=-, r=;ァ i | | | ハ_ニ;、,レ レ、_;、ゝ | | | | | || | ノ !/// /// | | |ヘ i' (ヒ_] ヒ_ンハソ | | | | | || | ,.ハ ''" 'ー=-' " !' | | | l |" ,___, l | | | | | || | | | | ハヽ、 ヽ _ン ノ | | |__| | || i─────────i | i/ イヽ>, -r=i' ´イ ─i | | | | | | | | | |てゐが隠れている引き出しの上に、頭かくして尻隠さずの姿勢で彼女は隠れていた。…って言うか、突き刺さっていた。「…何してるんですか、れてぃ副長。」「…し、心机楼という神楽の特訓よ。」「頭から地面にぶっささる神楽なんて聞いたこと無いです、 後心机楼じゃなくて心綺楼だと思います。」実に冷静かつ無駄に的確なツッコミだった。「…色々細かいわね、あんたも。」そんな事を良いながらレティは突き刺さった頭を自ら引っこ抜いた。「アタイの推理通り!レティもお化けが苦手だったんだ!」そして、そんなレティを見てチルノはまた誇らしげにそう言った。「ちょ、推理って何よ、どうせ只の当てずっぽうじゃないの!?」レティは誰の目から見ても動揺しているようにしか見えない様子でチルノに向かってそう言った。対するチルノは自信満々、確信に満ちた様子でこう言い放つ。「三郎ラーメン時に何時も以上にノリノリになってフザケていたよね?」「!?」「あれってお化けに対する怖さを誤魔化すためでもあったんでしょ。」「な、何を根拠にそんな事…。」「それにもう一つ、燃え上がったまっかちんがこいつらに襲いかかって来た時、 何でレティは被害を受けなかったの? 位置的にあいつ等の近くにいたんだから 一緒に襲われてもおかしくないのに。」「うぐっ!」「その理由はただ一つ!あんたは燃え上がる真っ赤賃を 鬼火と勘違いして全力でその場から逃げ出したからだ! これがレティがお化けが苦手である決定的な証拠だ!どうだ!」「うっ…ぐはあああああああっ!」次の瞬間、レティは逆転裁判の犯人バリの派手なリアクションでその場に倒れ込んでいた。倒れたままレティは悔しげにこう言い放つ。「ふ、普段はアホみたいに鈍いくせに どうしてこう言うときにだけ無駄に鋭いのよコイツは…。」いつの間にか、レティの瞳には一筋の涙が流れていた。そして二人がお化けが苦手なのを見抜いたチルノはどこか誇らしげな顔をしている。「…まぁ、そんな事実が分かった所でだからどうしたなんですけどね。」大ちゃんがボソリとそんな事呟く。「…そうだ、今重要なのはそんな事実じゃない。」そして、次の瞬間、大ちゃんの背後からそんな声が聞こえてきた。「え?」驚いて振り向く大ちゃん。 _ __ __ -‐===f l ==‐-| | |77l || | |//| || | | ̄ || |= ≠ =====‐‐ ---┤| | | || | | || | | || | | || | |∩ || | |∪ || | | || | | || | | || l | |l_ └-‐=== = =---┤ し==‐---ャォ──====──'J . / ',, / ', . ├─────────┤ . lニニニニニニニニニニニl lニニニニニニニニニニl . ',─────────/ }ニニニニニニニニニ{ jニニニニニニニニニ', . / '', i TEN G A i l l l l l l l l . ゝ────────‐''' そこにいたのは形容詞がたい謎の生き物。…もとい、意識を取り戻したゆーぎ所長であった。「うひゃああ!?」大ちゃんは変な悲鳴を上げて後ずさる。その声で、他のゆっくり達も一斉にゆーぎ所長に注目する。「所長!目を覚ましたんですか?」「うむ、何だか心配をかけたようだな、済まない。」「目、目を覚ましたなら覚ましたでソイツを外して下さいよ! 背後にそんなのが立ってたらビックリするってレベルじゃないですよ!」実際、心臓が一瞬止まった大ちゃんは涙目でそう訴える。「いや、外そうと思ったが思ったよりガッチリハマってな、 前が見えなくて不便だし、ホントにどうにかしたいのだが…。」「じゃ、こうすれば良いじゃん。」チルノはそう言うと、冷蔵庫の扉を開けた。 _ __ __ -‐===f l ==‐-| | |77l || | |//| || | | ̄ || |= ≠ =====‐‐ ----________| | | || | || | |============== || | || | | ∧ || | || | |= | | ======= || | || | /´ ̄'!☆|"´ ̄\ || ! || |/ / | | | | || | ノ | ! \__ | || |∠〃 {ノノ_ハ_V レ'、_i_l> | || |'レ小(◯), 、(◯) 从l | || l ('/ ̄ 'ー=-'  ̄///) | |l_ -‐=== = = ----  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ し==‐---ャォ──====──-J . / ',, / ', . ├─────────┤ . lニニニニニニニニニニニl lニニニニニニニニニニl . ',─────────/ }ニニニニニニニニニ{ jニニニニニニニニニ', . / '', i TEN G A i l l l l l l l l . ゝ────────‐''' 中にあったのは、相変わらず何とも言えないくらいやる夫な表情。「おぉ!これで視界は確保できた!でかしたぞチルノ!」「…根本的解決にはなってない気もしますけどね。」と、レティはツッコむが、所長は満足げなのでこれで良いのかもしれない。そして、そんな所長に向かって大ちゃんがこう問いかけた。「所で所長、さっき気になること言いましたよね、 今重要なのはそんな事実ではないって。」それを聞いた所長はその表情をキリリと引き締めた。…もっとも、冷蔵庫のせいで色々台無しだし、冷蔵庫がなくてもやる夫顔じゃあ余り変わらない気がするが。「うむ、正直苦手なんで誰でも持ってるモノだ、 そんなのはどうでも良い、軽く流してしまえ。」「いや、こちらとしては軽く流してほしくない問題なんですけど。」ゆーぎの発言に反論するてゐ。だが、ゆーぎはてゐのこの言葉をも軽く流して話を続ける。「問題は、私が襲われたシチュエーションだ。」「シチュエーションって…。」「あんたがそんなバカみたいな状態になるまでの経緯って事?」「…まぁ、そうだな。」実際、かなりバカみたいな状態なのでゆーぎはおろか、誰もその言葉に反論することは無かった。とにかくゆーぎは話を続けていく。「…あのとき私はTENGAが温くなってきたので 新しいモノに取り替えるためにあの部屋を訪れた。 …そこで、あいつに出会ったんだ。」「あいつ?」「…あいつは冷蔵庫の中を漁っていた。 部屋は暗かったから姿は見えなかったが…ソイツからは異質な何か、を感じ取った。」「それで、どうしたんですか?」「正体を確かめてやろうとソイツに近づいた。 すると、ソイツはこっちの気配に気づいてこっちの方を向いたんだ。」「ほ、ほう、そうなのか…。」ゆーぎの話を聞いてどんどん盛り上がっていくゆっくり達。「そ、それでソイツの正体は何なのさ、 こっちを向いたって事は、顔を見たって事でしょ?」てゐがいつになく真剣な表情でそう問いかけた。…その瞬間、ゆーぎ所長はバツが悪い顔をした。「…ごめん、解らん。」「え?」「ソイツがこっちを向いてから先の記憶は何かアヤフヤになっててな、 気がついたら冷蔵庫に頭から突き刺さっていた。」……。何だか、盛り上がってきた空気が一気に抜けていくのをその場にいた全員が感じ取っていた。「…何で、所長ってこう、肝心な所で役に立たないんでしょうね…。」「それはしょうがないんだよ大ちゃん、だって所長なんだから。」そう言って大ちゃんとチルノは残念そうなため息をついた。「おいこらちょっと待て!これだけ覚えていれば大金星だろ!」思わず反論してしまうゆーぎ所長。「まぁまぁ所長、落ち着いて下さい。 それに所長が言いたい重要なことも、私解りましたから。」そこにレティ副長がフォローに回る。「解ったって、何が解ったのさ?」チルノがそう言うと、レティはこう問いかけてきた。「…今まで、お化けと呼ばれる正体不明の存在は基本的に 「庭で」目撃されていた。でも、今回は?」「…あ!」レティの言葉でチルノは気づく。彼女が気づけるという事は…もちろん他のゆっくりも気がついていた。「…今回は「室内」で襲われていた。」「そう、今まで活動範囲が庭の一部にすぎなかったはずのソイツは 急に室内にまで活動範囲を延ばした。 しかも二人目の犠牲者まででた。 …ソイツは明らかにこっちに敵意を持ち始めているのよ。 そして、私たちに攻撃を加え始めた。」「な、何故!?今までは大人しくしていたのに?」大ちゃんはかなり動揺している。「そりゃあ、アタイ達が庭で本格的に除霊みたいな事始めたからじゃない?」大ちゃんとは逆にチルノは冷静である。「まぁそうだろうな、自分のみの危険に晒されれば、 防衛手段に出るのは当然だろう。」「…と、言うことは…またお化けに襲われることもあるという事よね?」「…!」レティのその言葉はその場にいるゆっくり全員に緊張をもたらした。「あ~何だか色々大変なことになってきたねぇ。」そんな空気を間の抜けた声が台無しにした。 ,. -‐-、 ,.- 、 / i /, ヽ. / ハ├──-//i i ,' / ソ ヽ、! | i / ; ; ゝ、____ノ 〉--' / /、__; ィ ハ 、_; ! i ハ 〈 │ │ │ (ヒ_] ヒ_ン │ │ ,___, | │ 、 ヽ _ン │ │ │ └────────┘その声の主はてゐであった。さっきまで引き出しの中でみっちりしていたせいか妙に角っぽい外見になっている。小指とかぶつけたら凄く痛そうだ。「お取り込み中に迷惑かけたらいけないから私らはここでお暇しようかね…。」「そ、そうだどね。」「じゃ、私たちは闇系の仕事があるからこれで。」てゐ達万事屋はそそくさとその場から消えようとする。「おい!」しかし、その瞬間レティが叫んだ。 _,,........,,_ -''" `''\ ヽ \ | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ __ _____ ______ _,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 . 'r ´ ヽ、ン、 . r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ . ,'==─- -─==', i . . . !イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ . . . i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i | . . `! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ . . レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .|| . . . ,' ノ !'" ,___, "' i .レ' ゙゙゙''ー‐---,,,_ . . . !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i |`゙'゙゙゙゙゙''ー‐---,,,_ ,( ,ハ 人! , ゙', ,/L.',. L」 ノ| .| , ゙', r,.ヘ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ / ノ r´ | ||ヽ、 ,イ| ||イ| / / ノ _,f'、 ,, ' ` ー一'´ ,;' ゙''''i、,-''"゙i ノ _,f'、 レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ ゙''''i、,-''"゙i ノ _,,r''´ ゙ "´ ( ノ _,,r''´ ゙ "´ ( ノ ,,.‐'´ ゙'' ,、,,‐'iン' ..... .. .. ', r,‐‐ / ,,.‐'´ ゙'' ,、,,‐'iン' ..... .. .. ', r,‐‐ / r、__,-'´ _,,-'´_,,,.-ヽ, ,' '、 。 l i,) /-,,_ r、__,-'´ _,,-'´_,,,.-ヽ, ,' '、 。 l i,) /-,,_ ヒ'-'ゝ. 、 ,,.-‐'',.-''"´ l'、,. 。 ,...ノ ゙'、,,_ ノソ_,/ `゙'‐, ヒ'-'ゝ. 、 ,,.-‐'',.-''"´ l'、,. 。 ,...ノ ゙'、,,_ ノソ_,/ `゙'‐, ゝミ_,,ノ" ,'´ iヽ,`゙゙゙´ ゙゙"./~i .... ',ゝミ_,,ノ" ,'´ iヽ,`゙゙゙´ ゙゙"./~i .... ', ト; .. ', i'、 ,/ノ.,ノ .. ゙゙ ', ト; .. ', i'、 ,/ノ.,ノ .. ゙゙ ', ,' ゙'',ソ‐-、 '、i i'‐、,_ _,,..ノ、,ィヘ,,-‐‐'"´゙i" ゙, ,' ゙'',ソ‐-、 '、i i'‐、,_ _,,..ノ、,ィヘ,,-‐‐'"´゙i" ゙, . ,' ,' `゙'', ´ヽ、'、 ヽ'マ'''"'‐、,,_ノ, '; . ,' ,' `゙'', ´ヽ、'、 ヽ'マ'''"'‐、,,_ノ, '; ', l ,.ノ , /"'マーソヽマっ ゙ ' . ゙'、. l l ,.ノ , /"'マーソヽマっ ゙ ' . ゙'、. l その瞬間、部屋のふすまが開いて相撲取りのような格好をしたゆっくりれいむとまりさが入ってくる。「え?」「なんだど?」いきなりの珍入者に戸惑うてゐ達。「はいプッシュプッシュプッシュプッシュ!」「プッシュプッシュプッシュプッシュ!」相撲取りたちは隙ありとばかりに動きを止めてしまったてゐ達ご一行を張り手で押し込んでいく!「うひゃああああああああ~~~~~!?」てゐ達はコロコロ転がされながら部屋に押し戻されてしまう。目的を果たした相撲取りは実に満足げな顔で部屋を出ていくのであった。「フフ、さすが私の部下、自らの役目をしっかり果たしてくれたわ。」レティはその様をみて実に満足げにそう呟いた。(…相撲取りの格好をしてゆっくり達を部屋に押し戻すなんて役目、 何を想定して与えたんだろう…。)その隣で大ちゃんがそんな悩みを抱えていた。 次の話へ
https://w.atwiki.jp/maid_kikaku/pages/1367.html
(投稿者:A4R1) AM 10:20 アルトメリア連邦 市街前 一体どれくらいの距離を走ったのか想像も出来ない時間の間車に揺られ続け、 ようやくアルトメリアの市街の一角に辿り着いた。 「首都までまだ距離はありますが、休憩したほうがいいですね。」 「領土より北で降りて、幾つの給油とGの襲撃とプリン枯渇があったんだろうな…オレ達…。」 「もう覚えてないやぁ…。」 「今回の目的のお店の「プリンパフェ」は絶品らしいですよ?」 「本当ッ!?」 嗚呼…プリン味のスナックじゃない純正のプリンが食べられる事が出来るだなんて…。 「ねぇ!何って言うのそのお店は!!早く行こうよ!!ねぇ!!」 「お願い、強く押さn・あ痛だぁー!!!」 「あ…ご、ごめんなさい…。」 「えぇと、そのお店の名前は『サウシレア』…。」 「よーし!食べるぞー!!」 「キキ…張り切ってるな…。」 「キキ、食べ荒らさないようにお願いします。」 「お店を食べちゃダメだよ!!」 「わかってるよ!!」 「パフェだけじゃねぇ!!付け合わせも残さず食え!!」 「パフェに付け合わせは無いよ!!」 アルトメリア連邦 市街 「ここですね。」 「うわぁー!!」 「落ち着けキキ!!」 「すっごくおめめがきらきらしてる…。」 「キキはここで待っていてください。ナナさんの骨折を観ないといけませんから。 くれぐれも、人様のプリンを強奪しないように…。」 「そこまでしないよ!!」 「オレもこの店で待っていいか?」 「いいですけど…どうなさいましたか?」 「単に、この店の料理に興味があるって言う訳だけど、 他にキキの暴走の際にはオレがやってやんねぇとなぁ…!!」 「信用されてないのかなボクって…。」 「あなたの暴走の恐ろしさを味わっていますからねイイさんは…。」 「い…医者へ何時向かうのだ…?」 いつの間にやらボクの隣で満身創痍になっていたナナさんが悲痛な言葉を口にしていた。 「ナナ…。」 〈カフェ サウシレア〉 「何でナナさんは全身複雑骨折という重症に?」 「おいおい…ベルト有り、緩衝材装着したとはいえ、 まだ安全な訳じゃないあの車内が平気だったっつーのかよ…。」 「危うく吐きそうになったけど…。」 「そんな次元じゃなかっただろ…。」 「プリンもちょっぴりこぼしちゃったし…。」 「それより、お前以外ボッコボコになっただろうがよ!!」 「あ。」 「あ。じゃないだろうが!! オレですらヤバいと思うほどの衝撃、ミミやリリ、ナナが受けたら無事で済むわけねぇだろ!!」 「た、確かに…。」 「…まぁ、リリならあれぐらいの負傷は何とかできるだろうから、医者達に任せるしかねぇな…。 オレ達はゆっくり何か食うとでもするか。」 「うん。」 店のドアを開けると様々な料理の匂いが流れてきた。 昼前だというのにややアルコール臭がつよいけど… 「何だアイツら…。」 その原因を見たイイが、露骨に嫌気のある顔になった。 酒のボトルが乱雑に転がっているテーブルに座っている集団が騒いでいる。 全員男性で、粗末なチョッキにピストルの収まったホルスターを腰に下げている。 離れた所で楚々とお冷を口にしている女性以外にお客はいないみたいだけど…。 「見ろ…ウェイトレスの子が困り果ててるぜ…。」 集団の内の一人がウェイトレスのウィスキーのボトルを持つ腕を掴み、 「へへへ…今日は嬢ちゃん一人だな…。」 「ぃっ…そ、そうですかど…。」 「近頃馬鹿でかいGやら、妙な軍隊が争ってるだろ~?そんな奴等と関わるとあぶないだろうさぁ~。」 「そ、それはさうですけど…。」 その会話に耳を傾けつつ、集団の特徴を探ってみた。 (襟のカフスが全員同じオオカミのモチーフだ…。) (ボタンじゃないのか?) (違うみたい…。) 「こんな陳家な店にもったいないぜ~。俺たちのチーム、シャープエナに来なよ~。」 「そ、そんなぁ。」 「この店のマスターもいねぇだろ。俺たちならいつでも可愛がってやれるからよ!な!」 「誰かお助けを~…。」 「てめぇらいい加減にしろよ!!!!」 とうとうイイの癇癪が炸裂した。 座っていたイスを押し飛ばしてまで勢いよく立ち上がった。 「ふぁぁっ!?」 「何だ?お前ら~。」 「てめぇらに名乗る名なんかねぇ!!」 「店員さん、逃げて!」 「は、は、きゃぁっ!!」 「おぉっと、もうちょい付き合ってもらうぜぇ~。」 「そいつを離せ!」 「るせぇっ、これからいいことしようっつーのによう…ヘヘヘ…。」 「いぁやぁーッ!」 「てめぇっ!」 顔を近づけられた店員さんの悲鳴がトリガーとなり、 「離せっつってんだろうがぁッ!!!」 とうとうイイの鉄拳がその男の胸板めがけ飛んだ。 「ごぁっ!?」 イイが二歩目を踏んだかどうかという時には、もう男性は店の壁に叩き付けられていた。 3mという距離を瞬く間に縮めた脚力に一団が騒然となった。 ウェイトレスさんがその隙にカウンターの奥へ無事避難したのを確認できた。 「この女ただもんじゃガぁッ!?」 「てめぇらただじゃすまさねぇぞ!!」 言葉を紡がせる暇を与えず二発目を打ち込む。 「ちぃっ!!ぐぁっ!?」 「キキ!!」 一団の一人が手にした銃を咄嗟に撃ち落とした。 「昼前から酒の臭いをぷんぷんさせた上でお店の人に嫌がらせをするのは見逃すわけにはいかないね…。」 「女が何を偉そうに…。」 「待て!こいつらMAIDかもよ!?」 「何!?」 「まともに勝てる相手じゃないわけだ!!」 「あ、テメー勝手に逃げんな!!」 「そこまでであす!!」 「!?」 「ウェイトレスさん!?」 先ほど避難したばかりのウェイトレスさんが、グレネードランチャーを引っさげて来た。 「これ以上店を汚すつもりなるば怒りましよ!!」 「つけあがんじゃねぇぞオラァ!!」 ついに集団が逆上した。 全員銃を抜いて手近なテーブルを蹴倒しその裏に隠れる。 「木のテーブルなんか木っ端みじんにしてやるぜ!!」 「え、ちょまって!!」 ロケットランチャーを構えようとしたイイを制した。 「ダメだよむやみに死者を出しちゃ!!」 「お店が吹っ飛んだぶん修理費徴収しるです。」 「…そこまで払いたくねぇ…。」 しょぼくれるイイとウェイトレスさんを連れてカウンターの裏に飛び込んだ。 「ウェイトレスさんの銃も威力がかなりあるとおも―」 次の瞬間には集団のど真ん中で小さい爆発が起こり、薄茶色の煙に覆われた。 呆気にとられてちょっとだけ開いた口がピリリとした刺激を感じ取った。 「ぶ、えっくしょ!?」 「おぉお痛ぇ!!?」 集団が咳き込みや催涙に襲われ出した。 「コショウとトウガラシを発射したのか!!」 「手作りせづよー。」 「なかなか出来はいいと思うんだけど…。」 「どうしたのでしか?」 「こっち、ケホ…風下だよね…。ゴホッ!!」 「ひあ?」 「おぉぉぉしみるぞやべえぞコレ!?」 「言うの遅れましたです…。」 「ヴェイドレズざんだげ完全武装だどがぞんなぁゲホッ!!」 「ごめんなさいです…。後で無料で料理をていきゅうします…。」 いつのまにやらサングラスに三角巾で顔を防御していたウェイトレスさんが頭を下げる。 …なんかコワイ…。 「それで手を打つか…くぁああ…。」 喉と鼻がやられたボクに対して、イイは顔から出る物が全部出てきていた。 「ぶざげだマネをじやがって!!ようじゃじねぇ!!」 集団も涙鼻水よだれを流しながら応援を連れ込んできた。 「怒ってるみらいですね。」 「無理もないでず。」 「オレも怒りてぇ。」 「堪えで。」 煙で喉の奥が腫れてしまったみたいで、ものすごい鼻声になってしまった…。 ミミちゃんやリリさんには聞かせられない…あ、ナナさんも。 「あ、お客さま!お逃げください!!」 ウェイトレスさんがカウンター横に座ったままの女性に避難を促した。 その叫びにゆっくりと腰を上げると、非難するどころか、 「奴らの横暴な態度に腹を据えかねていたところじゃ…。」 ボク達の横に来ると、懐から拳銃を取り出した。 「加勢するぞ。」 見た目に反し話し方が年を召されている…。 「用意周到でずね。」 「この辺りは前からならず者がおったからのぅ。ようやく尻尾を見せたようじゃ。」 「亜人じゃないだろこいつら。」 「本当に尻尾があるわげじゃないがら…。」 「慣用句じゃ…。」 「なに!尻尾はまたにかくs「だがらぞういういみじゃないっでば!!」 「一団の手がかりが見えたっていうころですよね。」 大きく頷きイイを見てため息をついた。 「なんでその事がわからなかったのかねぇ、イイや。」 「ばーさん、オレの名前知ってるのか!?」 ギョッとしたイイに、ヨヨさんがカッとなったみたい。 「誰がばーさんじゃ!!ワシはアラキ・ヨヨじゃ!!」 「見えねえんだもの!!声聞く限りばーさん、ヘタするとババアじゃねぇかよ!!」 「バカもん!!」 「あごぁああ!?」 一喝と同時に右肩に人差し指を打ち込まれたイイが絶叫を発して跳び上がった。 「ババア呼ばわりとは失礼な!!」 「イイがすごぐぐるじんでまずが…。」 「この痛みはよだれがとまらねぇ…!!」 「ざっぎがらながればじめでだどおもうげど。」 ドロップか飴がすごく欲しい。 「ヨヨざん…でじだね?」 「そうじゃが…キキや、喉声がひどいのぉ…。」 「スパイスグレネードなんでふが、風向きにすっぱいしつぁいました…。」 「ながながづよいぎぎめでず。」 「時と場合を考えて使うものじゃ…どれ…。」 苦笑いしながら、ボクの喉に指をお゛ 「きゅ…ッっ!?」 「辛抱じゃ。」 「がーはごほっ!!」 気管に指を押し込まれた!! 「し、しんじゃいますって!!」 「よくな、りましたね。」 「あ、本当だ…。」 「喉の障害を自発的に解消するよう訴えるツボを押したのじゃ。」 「そうなんですか…。あれ?イイは…ああ!!」 「や、やめお、いだだだ!!」 「バカ野郎!!オレは目も肩も痛えんだよ!!」 目の痛みに耐えきれずに暴れるイイがそこにいた。 「ヨヨさん、止めてくださいよ!!」 「ワシをババア呼ばわりしたバツじゃ。もうすこしあやつは苦しませておくとする。」 「修理費を請求しなくた…。」 「ワシが捕まったら身が危ういのお…。」 ヨヨさんも出費と身の危険は怖いようで…。 「うぐッ!?」 近づきあぐねていた時、イイが妙なうめき声をあげてその場に倒れた。 「イイ!?」 「どうしたのじゃ!?」 あわてて駆け寄ると、イイの背中に何かが見えた。 「杭…?」 「う、動けねぇ…。」 「いかん!近づくな!!」 「うっ!?」 忠告らしい一言が聞こえた瞬間、膝から力が抜けたらしく、床が頬を鼻を打った。 「だいじょうふですか!?」 「行くでない!!」 「あぁ、来たらこいつらがどうなるかわからないぜぇ…?」 さっき逃げ出していた男が、別の男をひきつれて店先に立っていた。 手に何かを持っているような…。 「その銛でふたりになにしらですか!!」 「こいつはエターナルコアによる強化を打ち消すスピアーガンだぜぇ…。 おっと、変なマネはしない事だ…こいつには命中したMAIDのコアを粉微塵に砕く機能だってあるんだぜぇ…。」 「そ、そんあ…!!」 不敵に笑い、ボクとイイを乱暴に持ち上げる男たちの後ろにもう一人誰かが…。 「ど、どうすれヴぁ…。」 「こいつらの命が惜しけりゃ、俺達の組にはいrブグァゥッ!?」 イイを捕まえていた男が崩れるように倒れていくと思った瞬間、 「兄貴!?がぁっ!!」 ボクを捕まえていた男も錐揉みつつ吹き飛んだ。 落下したはずみで、槍が外れた。 「MAID達にその手は触れさせない…。」 力強く渋い声が聞こえた。 続 関連項目 アラキ・キキ アラキ・イイ アラキ・ミミ アラキ・リリ アラキ・ナナ アラキ・ヨヨ
https://w.atwiki.jp/maid_kikaku/pages/881.html
(投稿者:A4R1) 刻 明 6:11 楼蘭皇国 恐東(おそれあずま)港 大量の荷物を詰めた車に乗った一行が港に着くと、海兵隊が慌ただしく駆け回っていたのが見えた。 風土独特の霞が太陽の陽を一層眩しく感じさせる。 船の出航時刻が近い表れだろう。リリは彼らの流す汗からそのことを察した。 この時間帯の気温はひんやりとしている。 気化熱で風邪をひかなければいいですけどね…。 そんな要らない心配をした。 「乗る船はどれですか?」 「えーと…七十四号船ですから…。」 「あの赤いやつじゃねぇか?」 「そのようですね。」 上部が白で、下部は朱に塗られ、白の所に黒のペンキで『七十四』と書かれた船をイイが指差す。 「うわ~!おっき~!!」 船まで駈け出そうとしたミミを慌てて引き止める。 「余り離れちゃいけません!!」 「む~…。」 「出港は何時だ?」 リリの左腕の時計を四人が覗き込む。 「明 6:20です。」 「そろそろか。」 「アルトメリアまでどれくらい時間がかかるのかな?」 「それは聞いてみないと分かりませんね…。」 視線を時計から船の乗り込み口に向けると、一人の乗務員らしき人が、 乗客と思しき人から紙片を受け取り、船に乗せているのを見つけた。 「あの人でしょうね。」 それを聞き、突然自分の頬を叩いた女が一人。 「気を抜くなよ!!」 「気合い入れ過ぎだよ!!」 動揺したままイイに論するキキを見、リリは困ったように笑った。 「四名様と車両が一台ですね。かしこまりました。では、そちらの運搬口よりお乗り込みください。」 「はい、わかりましたー。」 乗務員に乗船券を手渡し、船内に車を走り込ませる。 (もう少し柔軟なシートにして欲しかったですね…。) 座席の硬さを気にしつつも、車をゆっくりと入れていく。 後輪が船内の蝶番を乗り越えた時、大きく車体が跳ね上がった。 「うおっがっ!?」 「わっあいてっ!!」 「ひっきゃんっ!!」 「っうぁっ!?」 四人それぞれの頭に鈍い衝突音が鳴り響く。 リリもたまらず車を停め、全員頭を押さえた。 車両の後退を防ぐ突起を乗り越える時に、ある程度車体がホップするのはうすうす予感していたが、どうもそれ以上のものだった。 頭上の金属板を覆う緩衝素材は無い。 座席に体を固定する物も無い。 気の緩みはいかなる時でも身を滅ぼす火口となりうる。 それをまざまざと思い知らされた…。 高速連絡船船内 「おぉぉ…。」 「あうぁ~…。」 指定の位置に車を停めると、四人は転げ落ちるかのように下車した。 「口のなかかんじゃったけど、だいじょうぶ?目玉出てない!?」 「大丈夫だよ!!なんともないよ!!口以外。」 「よかったぁ~…。」 (大丈夫じゃないのはわかってるよ。 でも、まぁ、本人がよかったって言うなら…。 いや、やっぱりよくないわ。) キキの頭のなかで、場の空気と本音のパラドックス、さらには受けたばかりの衝撃等の要因が混ざり、軽いめまいを感じ頭を支えた。 「リリ。オレ達の客室は何番だ?」 「11番です。」 「そうか。んじゃ、荷物を置いとくか。」 「銃機も置いておこうね。」 「ミミちゃんのお口をなんとかしないと…。」 「え~?このままでもいいよ。」 「いやいや、お前はいいと思ってるだろうが、周りが不安になるぜ。」 「そお?」 「うん。だらっだら出てるよ。止まってないよ。」 「ほんとうに!?」 (絶対に舌を噛み千切ってる…。) 「私はミミちゃんのお口のケアをするので、二人は甲板に出て外気を吸っておくといいでしょう。」 「あぁ。」 「分かった。」 「ミミもいきたいぃ~…。」 「そのままだと天まで行っちゃうのよ?戻ってこれないのよ?」 「あうあうぁぅぁぅぁぅ…。」 キキとイイが客室に向かうミミとリリと分かれた。 キキ> 高速連絡船甲板 甲板に出るドアを開けると潮風の匂いが流れてきた。 「朝日だ…。」 海岸線の向こうから太陽が顔を出し始めた…。 なんだろう…この懐かしい気持t「うおおおぉぉぉーーーーー!!!」 「ッ!?」 青天の霹靂とはこのこと!? 聴覚に関する神経が千切れる程の衝撃が走った!! 「いやーいい天気だな!!」 たまらず耳を両手で塞いだまま叫んだ。 「…イイ!!」 「な、どうした!!」 「耳元で急に叫ばないでよ!!」 「す、すまねぇ…。」 「いててて…ん?」 耳を抑えている時、ふと人だかりが見えた。 その中心には大量の大きな荷物を携えた女の子が見えた。 耳の痛みが引いてから手を放してみると、にぎやかな声が聞こえた。 多数の人を相手に、一人の女の子が物品と金銭をやり取りしているのが見えた。 「はい、9ミリピストルのだんがん200こです!!」 「…ありがとう…。」 「今日のレーションは何味なのさ?」 「なまずあじです!!」 「うげー!!」 …すごい阿鼻叫喚が巻き起こってるけど…物売りさんに違いないね。 一通りのお客さんの用事が済んで、物売りさんの全身が見えた。 カーキ色の長袖に、短パン、頭にゴーグルのような物を付けて木箱に座ってた。 その周りに、あふれ出さんばかりの物品が ボクらを見てペコリと頭を下げた。 「こんにちわー!」 「こんにちは。」 「行商人か?」 「はいッ!知代(ちよ)というです!!!」 「『言います』でいいんだよ。」 「はいッ!!」 「おぉ、元気がいいな。」 「ありがとうございます!!」 「調子いいみたいだな。」 「あ!しゃちょうさん!おはようございます!!」 千代ちゃんが振り向いてお辞儀をしている先から、 長い後ろ髪を一つに結わえた男性がこちらに歩いてきた。 「社長さん?」 「うん!言而(げんじ)さんっていうんです!!」 「言而さんですか。」 「俺の紹介は別にいい…。それより千代、売り上げはどうだ?」 「ばっちりですよ!!」 その割にはどのバッグもパンパンだけど…。 い、言っちゃいけないよね…。 「そうか。…で、例のアレはどうだった?」 「あれ?」 「うりあげはかんばしくないですね~。 なまえをいったら、おきゃくさんすうにんがどんびきでした~…。」 「やはりか…栄養面は確かなのだが…。名前がダメなのか…。」 溜め息混じりに荷物をまとめる千代ちゃんと言而さんのその会話にイイが割って入った。 「アレって何だ?」「ちょ、ちょっと…。」 言而さんは嫌な素振りを一つもししい。 「あぁ、日替わりレーションの事だ。 新作が出来ると、全国販売の前に行商に売らせ、モニターの意見を取り入れ、 よりいいレーションを選抜するというものだ…。」 「へぇ、面白い試みだな。で、今日のレーションはなんだったんだい?」 「『みそなまずごはん』です。」 うわぁ…。 「な、なまずか…好みがはっきり分かれるのも無理は無いな…。」 「味に対しては包み隠しは要らないと思ったが…。」 「ものがものだからねー。」 「よし、一つくれ。」 「ありがとうございます!!」 「何でも、試して見ないとわかんねぇしな!!キキ!お前もそう思うだろ?」 「それよりボクはプリンが食べたい…。」 「オイオイ…さっき食ったばかりだろ?」 「うぅ…一個じゃ足りない…。」 「流石に持ち歩けるようなもんじゃねぇしなぁ…。」 イイ> 「はい!ひがわりレーションです!」 「一個10鈴だ。」 硬貨を渡して差し出された物は缶詰めか。 「ん。」 さっきよりも二人の表情が明るくなったな。 「味の違うレーションを10種類買う客は滅多に居ないぞ…。」 「ま、好奇心だな。」 食べ物が何故か気になるんだよな。 さて、デザインにとやかく言う趣味なんか無いからとっとと開けるぞ。 「味噌のかおr・あ、来たななまず、こんにゃろう。」 味噌の香りと、淡水魚の物らしい臭いが開けた所から漂ってきた。 思わず眉間に力が入る。正直、気持ち良くないな。 「製造元曰く、『味噌の風味を生かすことと、生臭さを消す事の両立に苦戦している』との事らしい。」 「たべるまでがつらくて、たべるとおいしいって。『どりあん』みたいだねー。」 そこまでの強烈さじゃあないと思うが…。つーか、キキが静かになっているな…。 「例えが的を射ているようで掠っている様に感じるな…。 まぁ、確かに味は申し分無い事に違いはないがな。」 その言葉を横に一口含んだ瞬間の風味は、二人の言う通り、淡水魚系の風味だな…。 味噌を基とした味付けはいい感じだな。 「アルトメリアで栽培される檸檬を使ってみたらどうだ? 臭み取りと風味付けが両立できる優れものだぞ。」 「レモンって、すっごく酸っぱいの?」 「あぁ。当然、匙加減や材料の相性とかも絡んでくるだろうから、試行錯誤は必須だな。 オレは臭いが何とかなれば十分いけると思うぜ。(レーションとしては。) あ、旨いな。」 「そうか。参考にさせて貰う。」 「ん。…キキ。お前も食うか?」 やけにだんまりじゃないか? 「…ん…。in…。」 「?どうした?」 「様子がおかしいな…。」 やっと口を利いたと思えば…。 「ぷりん…。」 「ぷりん?」 「だから、食ったばかりだと「ぷぅ~りぃ~ん~…!」 イ、イカれだしたか!? 「やべぇ…うわ言を発しだしやがった…!!」 「めがこわいよー!!」 明らかに体勢が不安定になりだしやがった! 「プリンはあるか!?」 「ここにはないよー!!」 「いや、新製品がこの船にある!!」 「きゃんっ!!」 突然千代ちゃんに掴み掛かった!! 咄嗟に避けてくれたが、こりゃ本格的にイカれだしてやがる!! 勢い余って頭突きで木箱を損傷させても痛がる様子が全く無ぇ…。 「俺が持ってくる!!」 言而さんの申し出に賭けるか…。 「俺が食い止める!急いでくれ!!」 「千代!避難しろ!!」 「はいぃ~!!」 二人と甲板にいた他の人は避難できたが…。 「こんな事になるだなんてよお…。」 「ぷ、ぷり、ぷぷ、ぷぷぷ…。」 狂いだしたキキが目の前にいる。 オレに視線を合わせ真正面に位置取る。 幸いなことに、銃は客室に置いてきていた。 素手なら、よっぽどのことが無い限り、船に損傷は出来ないはず。 オレ自身、砲撃並みに肉弾戦に自信がある。 しかし… 「些細なこともバカにできねぇな…。」 リリ> 高速連絡船 11番客室 「…はい。これで大丈夫。」 「ありがと。」 ミミちゃんの口内の治療は終わり。 えーと…。 「ミミちゃん。」 「なに?」 「これ読む?」 「ノート?」 私がバッグから取り出した一冊のノートに興味を持ったみたいね。 「えぇ。私達が探してる人が書いた物よ。」 このノートの1ページ目に 『己を知れば百戦危うからず。って、どこぞのエライ人が言ってたから、 キキ、イイ、ミミの特徴をこれに書いておく。 このノートが、みんなの前に立ち塞がるどんなキキも、 もとい危機も乗り越えられるだけの力の足しにでもなればいいとおもっている。 衣類のセンスには目を瞑ってほしい。 俺、一人っ子だし…。』 と、あったのよね…。 大丈夫ですよ。…多分。 三人の性格をおさえていて、自然に着こなしてますよ。 最後の二行が極端に震えていましたが…。 相当自信が無かったんでしょうね…。 …気を取り直して。 「じゃ、まずはミミちゃんの所を読みましょうか。」 「ミミから!!ワクワクするね!!」 「えぇ。6ページめね。」 考えてみたら、私は1ページ目から3ページ目までしか目を通していなかったような…。 三人の最低限の運用法の部分しか呼んでいない…。 ここからは未知の領域ね…。 『―アラキ・ミミ―(荒木 御未) 三人の中で、一番活発な子。 明るいマイペースかもしれんね。 「その通りですね。一番元気な子ね。」 「まぁね!!」 この子の特技は、他のMAIDの精神状態を安定させる事。 厳密に言えば、喜怒哀楽の楽寄りにさせるということか。 「落ち着かせつつも落ち込ませないように出来るんですね。」 「ふぅ~ん。」 基本的に、自分のペースで動く性格だ。 はしゃぎ過ぎないようにしてあげてくれ。 にしても、髪結うのって難しいよな…。 頭に関する結ぶ物っつーたら鉢巻かバンダナぐらいしか手にしてなかったもん…。』 「私が居れば大丈夫だと思うんですけどね。」 「うん!」 「じゃ、次はイイの所を…。」 「あれ?もうおしまい?」 「そうね…1ページの4分の1も無いね。」 手帳サイズのノートに綴じられた紙は7枚。 他に目立つような注意点はこの子に無かったということでしょうか? 「えぇと…。」 『―アラキ・イイ―(荒木 夷衣) 三人の中で一番アツい子。 ロケット弾に掴み技で暴れ回るパワフルな奴だ。 口調は荒いかもしれないが、黒くは無いはずだ。 「…確かに、女性とは思えない口調ではあるのよね…。」 「そうだよね!!」 「しっ!静かに!!」 その子は料理もこなせるぞ。料理の助けがほしい時とかに声をかけると助かるかもよ? ただ、先が鋭い物は大の苦手だから気を付けろよ。 「先端恐怖症でしょうか…。」 その子の特技はズバリ投げ技だ。 人間もGもMAIDも、果ては航空機や車も投げられるぜ。 「いやいやいやいやいや!!」 「そこまでしちゃっていいの!?」 後半の奴はつらいか。いや、やろうとすれば出来るんじゃね? 人間その気になって空も飛べるようになったしな!ぬはははは!!!』 「そ、それとこれとは別だと思うわ…。」 「ミミもそう思う…。」 得体のしれない笑みがミミの顔に浮かんでいる…。 「じ、じゃあ、最後はキキの「大変だ!甲板に出るな!!」 「?」 突然、廊下から叫び声が…。 「何何!?」 原因を探ろうと、客室のドアを開けたら、一人の男性が開いたドアに激突…。 「うぉっ!?」 「あっ…。」 危うい所で受身を取られたようで、得に負傷されては…。い、いえ、それより…。 「お怪我はありませんか!?」 「いや、無い。」 その返事の後にすぐさま駆け出そうとしたその方をもう一度止めた。 「一体何があったんです!?」 「あぁ、甲板で青毛の女が暴れだしてな…赤毛の女が抑えている間に手をうとうと思ってな!!」 「そうですか。失礼しました!!」 男性が私達の隣の部屋に飛び込む。 青毛と赤毛…?…まさか…!? 「ミミちゃん!武器を持って!急ぎましょう!!」 「はーい!!」 高速連絡船甲板 甲板に続くドアを開くと、前方7メートル先で、イイが表情が明らかに変なキキととっ組み合っている! 「おぉ!リリ!ミミ!いい所に!!」 その二人の周りには、まるで爆撃にあったかのように多数の爆破の痕跡が…。 「な、何があったの!?」 「コイツ、プリンに飢えて、暴れだしやがった!!」 「えー!!」 「プリンをよこせ!!」 「そ、そんな事いわれても…!!」 「何時でも何所でも食べられるプリンがあるはずは…。」 「くっそー!!キキがなかなか気絶しねぇぞ!!」 イイがバックドロップを敢行した所で、先程の男性と、一人の女の子が駆け込んで来た。 その手には、細長い紙の包みが…。 「これならいけるかもしれない!!」 「それは何ですか?」 「ついこの間入荷したヤツだ。」 女の子がそれの封を開けてイイの近くに到達した。 「どうぞ!」 イイの手にそれが無事に手渡された。 「スナック菓子か!?…おぉ!プリンの匂いじゃねぇか!!」 って、そのままイイがかぶり付いた!! 「イイが食べてどうするの!!」 「!!うんめぇ!!」 テンション上げてる場合じゃ無いでしょ!! 「青毛に食わせるんだろーが!!」 「いっけねぇ!そうだった!!」 瞬く間も無く一本が胃に収まってしまいました…。 「すいません…もう一本おねがいします…。」 「あぁ…。」 「イイ!今度はしっかり!!」 「あ、あぁ。」 この顔…味をしめているかもしれません…。 「ぷぷうp、ぷぷ、ぷぷーぷぷぷ!!」 「青毛のほうの動きが活性化してないか?」 「匂いを嗅ぎつけたっぽいね…。」 「うぉらぁっ!!」 「ふぎゅっ!」 包みから取り出されたスナックを餌にキキを床に投げつけて、ショックでぽかんと開けられた口にイイがそれを押し込んだ。 「ふッ!!」 「――ッッ!!??」 スナックを詰め込まれて抑え込まれた口から、ぼぉりぼぉりとおぞましさすら覚える音が響いてきた…。 ほぼ白目をむいた状態でその音を発しているキキの顔といったら…。 わ、私の口からはとても言えない光景に…。 「んふー!んふんんん……。」 「目を閉じたぞ。」 まるで先程まで何かが憑いていたのではないかと思わせるように大人しくなった。 「…もういいな。」 そういうとイイは腕ひしぎを解いてその場から離れた。 「しかし…なんだその女は?」 スナックを租借したまま動こうとしない 「キキです。」 「キキというのか。」 「その子について記述されているノートがありますよ。」 「ノート?」 「えぇ、読みますよ。」 『―アラキ・キキ―(荒木 喜葵) 三人の中でバランスがとれた子かも。 俺が両手でやっと安定して扱える銃をそれぞれの手で扱える子だ。 両利き手って羨ましすぎだと思うのだが、どうか。 「羨ましいに・・・決まってるだろッ・・・!」 「感情的過ぎじゃないですか?」 性格はしっかり者。それ以上でもそれ以下でもない。 しかし、どうした事か、重度のプリン依存があってだな、 他のアラキより多めにプリンを食べないと、発作を起こしておかしくなっちまう。 「あれって、発作だったのか…。」 よっぽど酷く無い限り、あらゆるプリンで発作を予防・抑制できる。 行商人が売っている『プディング・バー』とかいうスナック菓子なんかいいかもな。 「あれ、プディング・バーって言うのか…。」 「30本買い取る方向で。」 「ありがとう。」 その子の最大の特性は、様々な攻撃に対する極めて高い耐性だ。 殴られようが撃たれようが噛み砕こうとされようが、 キキの頑張り次第であらゆる外傷を跳ね除けるはず。 衣類は…何とかしてくれ。 「状況によってはまるはd「言うな言うな言うな言うな言うなッ!!!」 三人の中では頑丈以外に目立つ部分が少ないけど、 その分成長が楽しみな子でもある。 ぜひとも立派になって欲しいな。 いろいろとな、いろいろと。 い・ろ・い・・・・・・』 そこまで読んだ所で眩暈が…。 「荒の調整のために旅に出したって言うのか…無茶しやがるな…。」 「その人の真意は私は知りません。私は彼の足取りを追うよう命じられているだけです。」 「そうか…そういやあ、赤毛のお前はの名前はイイなのか?」 「ああ。オレは、イイっていうんだ。」 「いい?」 「…その『良い』か『悪い』かを匂わせるような発音はやめてくれ…。」 「くちにしていうとおんなじですよ?」 「ほんとだよ!!ねー!!」 「ねー。」 「ミミ…早速意気投合か…。」 「ははは…。」 「う…う…ん…。」 スナックを辛くも飲み込んだキキが遂に目を覚ました。 「あれ?ここは?」 「やぁーっと正気に戻ったか!!」 「え?」 「え?じゃねー!!」 キョトンとした顔のキキに、イイが飛唾しかねないほど大きな声を上げる。 「甲板をボロボロするだけ投げてやっと気を失うとは思わなかったぜ…。」 「随分ハデに暴れちまったなぁ、両者。」 「いやいやいやいや…武器無しで船体にこれだけの損傷をさせるのはただ事じゃあ…。」 「ひがいそうがくは、すうせんれんになりそうです…。」 「す…数千錬!?」 何の前触れも無く、世界が揺り動かされたかのように、 まともに立つための力が急激に抜かれてしまった。 「リリ!しっかりしてーッ!!」 「数千錬…それは戦闘機が買う事が出来るだけの大金…。」 「「「えーーーー!!??」」」 「今私達が持つ資金ではとても払いきれません…。」 当事者の二人の顔が一瞬で真っ青になった。 「やっべぇ…。」 「心配するな。代わりに俺が払ってやる。」 「え?」 突然の男性の申し出に思わず警戒心が…。 「そ、それはちょっと…。」 「どうしたリリ?」 「い、いえ、いくら窮している状況とはいえ、出会って間もない方に頼っていいものかと思い…。」 「それもそうだよねー。」 「…そういえば、キキ、イイ、ミミにリリと言っていたな。」 「は、はい。」 「つい先日、送り主の欄に君達の製作者と書かれた封筒が届いてな…。」 「封筒?」 「あぁ。ここに…。」 そう言い、旅の服装としては不向きに見える背広の懐に手を差し込もうとした時―― 「サイレン…!?」 「このふねのだよ!!」 「何かヤバいのが近づいてきてるって言うのか!?」 「…!!あれでは!?」 船の向く方向の上空に何かの影が…。 「まさかあれは…。」 「わあぁ!?」 その影を確認する間も無く、船体が大きく揺れる。 「今度は何だ!?」 『ただいまジェリーフィッシュによる原動機障害が発生!民間のお客様は直ちに船内に避難してください!』 「空と海から来やがったか…!!」 刻 明 6:36 はるか遠くから響く雷鳴に、とうとう震えを堪え切れなかった。 続 関連項目 アラキ・キキ アラキ・イイ アラキ・ミミ アラキ・リリ ジェリーフィッシュ
https://w.atwiki.jp/hitoman/pages/12.html
とりあえず臨時設置した掲示板です。 ご自由に利用してください…。 http //ppp.atbbs.jp/escw/
https://w.atwiki.jp/6hss5nu9gc/pages/159.html
トップページ システム タイムテーブル 現在の状況 過去ログ このスレはある時間に囚われた鏡音君(PC)が ループを抜け出すために四苦八苦するスレですが 今回は別に放っておいてもループは終わります 現行スレ 【R-18】主役でない一日を繰り返すようです【安価】 過去スレ 【R-18】 悪夢の旅行を繰り返すようです part3 【安価】(前作スレ 今作9757~) -登場キャラ(作中名) 登場キャラ(作中名) ―名前― 略称 キャラ→鏡音 鏡音→キャラ 金剛 金剛 鏡音 金剛・お前 長門有希 有希 鏡音さん 長門 垣根提督 垣根 鏡音 カッキー 射命丸文 射命丸 鏡音さん セツコ・オハラ セツコ 貴女 千反田える える 貴方 鷺沢文香 文香 文香さん 東風谷早苗 早苗 シャルロット シャル 鏡音君 シャル先輩 調辺アコ アコ イリヤ イリヤ アイリ アイリ 美国織莉子 織莉子 聖羅・シルヴィーン 聖羅 カレン カレン 高森藍子 藍子 片桐早苗 片桐 長門 長門 鏡音・お前 長門 提督 提督 お前 提督 真紅 真紅 貴方 【】付き発言メモ 0-9760 【シュテルに別れを切り出される】 0-9921 【行方不明になる人がちょこちょこ居る】 1-0031 【時間を巻き戻せる真紅様様だな】 1-0243 【宗教的衣装である白いローブの集団か】 1-0393 【白いローブの集団】 1-0537 【カッキーや教団の連中は、ループ初心者なんだよな】 1-0703 【狂っていれば幽霊とだって会話できる】 1-0888 【この街、地元の街なみになんでもあるなぁ】 1-1087 【向こう側のOPだよ】 1-1100 【俺が明日にたどり着けるように頑張ってくれ】 1-1166 【肝試しにいくから一緒にいかない】 1-1436 【死体を見たらその人の死亡が確定してしまう】 1-1445 【時間が戻っている間に死んでる奴は問題ないが、戻る前の時に死んだやつを観測してしまうと・・・事実が確定されてしまうぞ】 1-1922 【見えない幻想生物は物理的にこちらに干渉することはほとんどできない】 1-2322 【狂ったら神様と話ができる】 1-3609 【生贄に捧げられたのはもう起こったことなんだからどうしようもないですよ】 1-3876 【あ、病院だ。マークが十字架っぽいな。その手の病院なんかね】 1-4107 【私は今日はお前に協力することはできない】 ※私=長門 1-4738 【俺的グットエンドには、昨日に戻って、昨日のうちに教団を潰す】 1-4738 【このループ中にヨグソトースに対して時間を戻す儀式を行っても多重契約で拒否される】 1-4744 【時間を戻す儀式には、儀式道具が必要で、そんなの俺は持ってない】 1-4744 【探索者達に任せてると、儀式道具はぶっ壊される】 1-4752 【【問題を全部解決できるようなことを忘れてる】】 1-5194 【私がここで守っている限りお前はここには入れさせない】 ※私=長門 ここ=病院
https://w.atwiki.jp/shimanebarabara/pages/15.html
仮に私が犯人でないとしたら、 こんな酷いことをした犯人を絶対捕まえてほしいと思うでしょう。 警察の方には、心から頑張って、ご苦労様と言いたくなったことでしょう。 今、私の気持ちは複雑です。 正直に言えば警察にはあまり側に近寄ってきてほしくありません。 頑張ってもほしくないのです。 しかし、一方で警察の方に同情する気持ちもあります。 ネットには警察に期待するあまりでしょうが、 警察を罵倒するような発言も見受けられます。 警察の方は一生懸命職務に励んでいらっしゃるのに、 かわいそうです。 警察の方の努力が報われる日も近いのかなあと 人ごとのように思えるときもあります。
https://w.atwiki.jp/6hss5nu9gc/pages/150.html
トップページ システム キャラクター一覧 地図 タイムテーブル 現在の状況 過去ログ 現行スレ 【R-18】 最悪の一日を繰り返すようです 【安価】 現在の状況 5814時点 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【フラグ】 オン :再会 (シュテルが攫われるのを防ぐ) オン :シュテルへの愛情 (シュテルの日記を読む) オン :シュテルの昨日の行動 (アンゼロットの家で、料理特訓!) オン :虚ろ目のシュテル (深夜の公園でシュテルをみる) オン :シュテルへの罪悪感 (真相を知る) (シュテルはビッチではなく襲われていて しかも麻薬漬けで言わされているだけだった) オン :怪しいアンティークドール (シュテルの部屋で人形を見る) ― :リンへの興味 ― :リンの誘惑 (夜にリンと会話する) オン :庶民派なアンゼロット (コンビニでアンゼロットと会う) オン :アンゼロットの恋心 (ファミレスでアンゼロットと会う) ― :ヴィヴィオへの劣情 (ヴィヴィオと会う) オン :被害者アンゼロット (シュテルを救っても、アンゼロットが襲われる) オン :白いバンにのる怪しい3人組 (深夜の公園でみる) オン :暴行犯の存在 (暴行犯の情報を入手する(本来は夕刊から)) オン :触れざるものに触れた末路 (シュテルとアンゼロットが襲われ内場合、 事故を起こし、そのまま捕まる) オン :警察官の少女 (夜間に学園があるブロックを通過する) オン :巫女警察官 (特定の箇所で滞在し続ける) オン :紅茶のみの警察官 オン :スタンロッドの所在 オフ :欲情 (愛情があるため基本的にオンになりません) オフ :悪魔の囁き (愛情があるため基本的にオンになりません)┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 引継: スタンロッド 長門への頼み: 7時に起こしてくれ!┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 長門の警告 【敵】か・・お前が成すべきことは、【繰り返す時に対抗すること】 【気づいたときは、手遅れになるぞ】。 【よくよく考えて選択しろ】┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫