約 14,518 件
https://w.atwiki.jp/meteor089/pages/39.html
朋也「軽音部? うんたん?」 前へ 戻る 次へ 157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 14 22 05.15:1qYNd8dxO 4/9 金 唯「おはよ~」 朋也「ああ、おはよ」 からっぽの鞄を机の横に提げ、椅子に腰掛ける。 唯「岡崎くん、私、考えたんだけどね…」 朋也「ああ、なんだ」 唯「えっとね、朝、私が迎えにいくっていうのはどうかなぁ」 朋也「はぁ? いや、つーか、いろいろ言いたいことはあるけどさ、まずうちの住所知らないだろ…」 唯「うん、だからね、よかったら教えてくれないかなぁ、なんて」 朋也「いいよ、いらない」 唯「そっか…残念」 朋也「つーか、おまえの家から遠かったらどうしてたんだよ…」 唯「あ、そこまで考えてなかったよ…」 無計画にもほどがあった。 本当にただの思いつきで言ったようだ。 朋也「なぁ、なんでそうまで世話焼きたがるんだ?」 158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 14 22 23.23:cUBlBpOS0 朋也「俺が遅刻しようが、欠席しようが、関係ないだろ」 これは純粋な疑問だった。 わりと話すようになったとはいえ、まだお互いのこともよく知らない。 それなのに、やたら俺を気遣って、遅刻のことを言ってくる。 唯「なんでかな…私もよくわかんない」 唯「でも…ここ何日か一緒にいて、岡崎くんのこと見てたらさ…」 唯「うん…おもしろい人だなって。それに、不良なんていってるけど、ほんとは優しくて…」 唯「だから、もっと普通に学校生活を楽しめたらいいのにって…」 唯「それで、まずは遅刻から直していけばいいんじゃないかと思ったんだけどね」 朋也「そういうことなら、春原の奴にでもやってやれよ」 唯「まずは岡崎くんからだよっ。その次が春原くんね」 ふたり共を更生させる気でいたのか…。 朋也「…そうか、がんばれよ」 もう、放っておくことにした。 そうすれば、こいつも、自然とそのうち飽きるだろう。 唯「うんっ、がんばるよっ…って、実際がんばるのは岡崎くんのほうだよっ」 ――――――――――――――――――――― 159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 14 23 35.61:1qYNd8dxO ………。 ――――――――――――――――――――― 昼。春原と共に学食へ。 春原「やっぱふたりだと身軽でいいよね」 朋也「そうだな」 春原「ついてくる素人もいないことだし、やっと玄人らしく食べられるよ」 朋也「ただの学食に玄人もクソもあるかよ」 春原「おまえ、何年学食で食ってるつもりだよ。あるだろ、決定的な違いが」 朋也「知らねぇよ…」 春原「マジで言ってんの? わかんないかねぇ…」 朋也「なんだよ、言ってみろ」 春原「ほら、あれだよ。あの…アレ…だよ」 げしっ 春原「ってぇなっ! あにすんだよっ!」 朋也「もったいぶっておいて、リアルタイムで考えるな」 160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 14 23 54.74:cUBlBpOS0 ――――――――――――――――――――― ずるずるずる 春原「学食のラーメンってさ、けっこううまいよね」 ずるずるずる 朋也「ああ、意外としっかりしてるな」 春原「カップラーメン以上、うなぎパイ未満って感じ?」 朋也「なんで比較対象の上限が非ラーメンなんだよ」 春原「僕、あれ好きなんだよね、うなぎパイ」 春原「おまえも、前にうまいって言ってたじゃん」 朋也「言ったけどさ…」 春原「だろ?」 だからなんだというのか。 本当に意味のない会話だった。 ――――――――――――――――――――― 昼飯の帰り、廊下を歩いていると、その先でラグビー部の三年を発見した。 俺は立ち止まる。 161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 14 26 02.12:1qYNd8dxO 春原「どうしたの」 朋也「おまえ、きのう異名がどうとか言ってたよな」 春原「ああ、エスケープ春原ね」 にやり、と得意げな顔をしてみせる。 朋也「おまえの実力みせてくれよ、あいつで」 ラグビー部員を指さす。 春原「え!? う、ま、まぁいいけど…」 明らかに動揺していた。 朋也「じゃ、ちょっとここでまってろ」 春原を待機させ、俺はラグビー部員のもとへ寄っていく。 朋也「なぁ、ちょっといいか」 ラグビー部員「あ?」 談笑を止め、俺のほうに振り返る。 朋也「春原がさ、おまえの部屋のドアに五発蹴りいれたって自慢してくるんだけどさ…」 ラグビー部員「はぁ? んなことしてやがったのか、あいつはっ」 162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 14 26 19.57:cUBlBpOS0 朋也「ほら、今もあそこで挑発してるし」 俺の指さす先、春原はカクカクと生まれたての小鹿のように足が震えていた。 ラグビー部員「春原ぁっ!」 春原「ひぃっ!」 両者ほぼ同時に駆け出す。 朋也(お、意外に早いな) 俺も小走りで追ってみる。 ――――――――――――――――――――― 春原「うわぁ、どけっ、どけっ!」 春原は通行人を弾くようにして逃げていた。 春原「とぅっ」 階段を下から数えて2段目から飛び降りる。 朋也(2段じゃあんま意味ないだろ…) 俺はその様子を上から見下ろしていた。 ラグビー部員「まて、おい、こらっ」 163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 14 27 42.79:1qYNd8dxO 春原「ひぃぃぃっ」 だんだんと差を縮められているが、かろうじて捕まっていなかった。 だが、それも時間の問題だろう。 朋也(アホくさ…) 俺は追うのをやめ、教室に戻ることにした。 ――――――――――――――――――――― 朋也(ん…?) 再びさっきの場所まで戻ってくると、窓の外、金髪が疾走する姿が見えた。 朋也(あいつ、外まで逃げてんのか…) よくよく見ると、追っ手が5人に増えていた。 朋也(敵増やしてどうすんだよ…) しかし、あんな人を踏み台にするような逃げ方をしていれば、恨みを買うのも無理はない。 俺はこの後訪れるであろう春原への制裁を案じて、合掌を送った。 朋也(成仏しろよ…) キーンコーンカーンコーン… 朋也(やべ、ちょっと急ぐか…) 165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 14 28 14.94:cUBlBpOS0 ――――――――――――――――――――― ………。 ――――――――――――――――――――― 5時間目が終わると、教室の入り口、春原が戻ってくるのが見えた。 朋也(あれ…? 無傷か…) てっきりリンチされたものだとばかり思っていたが…。 不思議に思っていると、春原がこちらにやってきた。 春原「逃げおおせてやったぜ…」 朋也「すげぇじゃん」 春原「まぁね。あいつら、チャイムが鳴ったら、引き返してったからね」 春原「僕の逃げ切り勝ちさ。今後はおまえも、僕をリスペクトしろよ、メーン?」 言って、背を向けて帰っていく。 唯「春原くん、なにかしてたの? 背中にクツ跡ついてたけど」 朋也「さぁな。鬼が複数、獲物ひとりの鬼ごっこでもしてたんじゃねぇの」 唯「それ、楽しいの?」 朋也「知らん」 166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 14 30 03.87:1qYNd8dxO 一撃もらっていたようだ。 あいつをリスペクトする日は永遠にこないだろう。 ――――――――――――――――――――― ………。 ――――――――――――――――――――― SHRも終わり、放課となる。 春原「岡崎……」 朋也「うわ、なんだよ、いきなり」 数瞬もしないうち、いきなり春原が現れた。 さわ子「逃げようとしても、無駄だからね」 そのとなりで、さわ子さんが春原の首根っこを掴んでいた。 その温和な表情と、やっていることのギャップが怖い。 春原「この人、速すぎるよ…」 春原も大概素早いほうだったが、それを上回るほどなのか。 やはりこの人は底知れない。 唯「ねぇ、さわちゃんさぁ、最近こないよね」 隣から平沢が語りかける。 167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 14 31 15.53:cUBlBpOS0 さわ子「吹奏楽部の方がちょっと立て込んでたからね」 さわ子「新勧ライブもみてあげられなくて、ごめんなさいね」 唯「私達だけでもなんとかなったよぉ、えっへん」 さわ子「みたいね。頼もしいわ。今日はいけるから、琴吹さんによろしく言っておいてね」 さわ子「じゃ、岡崎くん、春原くん、ついてきて」 春原「自分で歩くんで、そろそろ離してくれませんか…」 さわ子「あら、ごめんなさい」 ぱっと手を離し、解放する。 さわ子「いくわよ」 言って、背を向ける。 さわ子「ああ、それと、平沢さん、さわちゃんって呼ぶのはやめなさいね」 振り返り、それだけ告げると再び歩き出した。 俺と春原もそれに従った。 ――――――――――――――――――――― 今日さわ子さんに命じられたのは、中庭の整備だった。 ぼうぼうに生い茂った雑草や、生徒が不法投棄したゴミなどの処理が主な仕事だった。 168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 14 32 42.70:1qYNd8dxO 春原「こんなもん、業者にやらせればいいのによ…」 スコップでざくざく地面を削りながら、愚痴をこぼす春原。 春原「岡崎、落とし穴でも作って遊ぼうぜっ」 朋也「ガキかよ…」 春原「じゃ、アリの巣みつけて、攻撃は?」 朋也「同レベルだっての…」 春原「じゃ、なんならいいんだよっ。砂の城か? 秘密基地か?」 朋也「おまえ、ほんとに高三かよ…」 春原「少年の心を忘れてないだけさっ」 朋也「ああ、そう…」 ――――――――――――――――――――― 朋也「ふぅ…」 空を見上げる。 陽も落ち始め、オレンジ色に染まりだしていた。 朋也「春原、そっちはどうだ」 春原「ああ、完璧さ…みてみろよ」 169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 14 33 01.04:cUBlBpOS0 そこには、立派な城が出来上がっていた。 朋也「………」 こいつ、黙々と作業してると思ったら…。 げしっ げしっ 春原「ああ、なにすんだよっ! 春原王国がぁああっ!」 朋也「なにが春原王国だ、さっさと滅べ」 げしっ 春原「寝室がぁああっ! 謁見の間がぁああっ!」 朋也「細かく作りすぎだろ…」 もはや職人芸の域だ。 声「お~い、ふたりとも~」 春原「あん?」 こっちに近づいてくる人影。 唯「おつかれさまぁ~」 平沢だった。 170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 14 34 30.06:1qYNd8dxO 唯「ジュースの差し入っ…うわっ」 突如、足が地面にめり込み、つまづいて倒れた。 春原「やべっ…」 こいつの落とし穴だった。 ぼかっ 春原「あでっ!」 とりあえず一発殴っておいた。 ――――――――――――――――――――― 朋也「足とか手、大丈夫か?」 唯「うん、平気だよ」 春原「いや、悪いね、ははっ」 唯「こんなところに落とし穴なんて作っちゃだめだよっ、春原くん」 春原「つい出来心でさ」 朋也「恩をあだで返しやがって。最低だな」 春原「そんなの、作ってる最中にわかるわけないだろ」 171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 14 34 49.83:cUBlBpOS0 平沢は、さわ子さんから話を聞いて俺たちがここにいることを知ったらしかった。 そして、部活が終わって、渡り廊下から中庭を覗いてみると、まだ俺達がいた。 そこで、差し入れを持ってくることを思いついたのだという。 他の部員たちには先に帰ってもらったらしい。 春原「ま、せっかくもらったことだし、一杯やりますか」 プルタブを開ける。 ブシュッ 春原「うわっ!」 噴き出した液体が春原を襲う。 春原「平沢…おまえ、振ったなっ! 炭酸じゃねぇかよっ!」 唯「ご、ごめんね、走ってきたから、無意識に…」 朋也「お、すげ、今のでおまえから虹がかかってるぞ」 春原「かかってませんっ」 唯「あははっ」 ――――――――――――――――――――― 三人で坂を下る。 唯「ここの桜って綺麗だよね」 172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 14 36 10.44:1qYNd8dxO 坂の脇にずっと並んでいる桜の木。 今はもう、その花も少し散りはじめていた。 春原「毛虫がうざいだけだよ」 唯「だとしても、いいものだよ」 朋也「こいつにそんなこと言っても無駄だぞ」 朋也「花より団子を地でいくような奴だからな」 朋也「この前なんか、変な虫に混じって花の蜜にむしゃぶりついてたし」 春原「んなことしてねぇだろっ!」 唯「春原くん…桜は荒らさないでね?」 春原「信じるなっ!」 ――――――――――――――――――――― 春原「じゃあな」 唯「ばいばい」 朋也「また後で寄るぞ、俺は」 春原「ああ、だったね」 俺たちに背を向け、歩いていく春原。 174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 14 38 18.69:cUBlBpOS0 平沢とふたりきりになる。 唯「いこっ、岡崎くん」 朋也「ん、ああ…」 一緒に帰るつもりのようだ。 どうせ、途中どこかで分かれることになるのだろう。 それまでなら、いいかもしれない。 ――――――――――――――――――――― 予想に反して、いっこうに平沢と道を違えることはなかった。 もう通学路の道のりを半分以上来てしまっている。 今までと同じだけ歩けば、家に帰りついてしまう。 唯「岡崎くんも、家こっちのほうなんだ?」 朋也「ああ、まぁな」 唯「私と同じ通学路なのかもね」 朋也「かもな」 唯「でも、今まで一度も遭ったことないよね」 朋也「俺とおまえの通学時間が違うからじゃないか」 唯「あ、そっか。岡崎くん、二、三時間目くらいにくるもんね」 175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 14 39 37.52:1qYNd8dxO 唯「一、二年生の時もそうだったの?」 朋也「ああ、もうずっとそうしてる」 唯「そっか…でも、帰りは…」 唯「あ、帰りも、私、部活やってて遅いからなぁ…そりゃあ、時間、合わないよね」 朋也「大変なんだな、部活」 唯「そんなことないよ。いつもお菓子食べたり、お話したりが大半だから」 朋也「でも、ライブではすごかったじゃないか。素人の俺にはよくわかんないけどさ」 朋也「上手くやってるように見えたぞ」 唯「そこが私達のすごいところなんだよっ。なんていうのかな…」 唯「そう、仲のよさがそのまま演奏のよさにつながってるんだよっ」 唯「だから、お菓子食べてだらだらするのも練習のうちなの」 謙遜で言っているのではなく、本当にそんな風に過ごしているのだろうか。 確かに、茶を飲んでいるところは見たが、練習と本番も同じく見ているので、あまり想像できない。 普段は、こいつの言うように、緩いところなんだろうか。 ――――――――――――――――――――― 唯「びっくりだよ…」 176:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 14 40 10.36:cUBlBpOS0 もう、目の前には俺の自宅があった。 唯「私のうち、この先をずっといって、信号二つ渡ったところだよ」 唯「同じ地区だったんだね」 朋也「みたいだな」 唯「中学校はどこだったの?」 朋也「隣町のほうだ」 そこは、公立であるにもかかわらず、バスケが強いことで有名な中学だった。 俺がこの町にある近場の中学ではなく、隣町を選んだのは、それが理由だった。 毎年そこからは何人もスポーツ推薦でうちの高校に進学している。 俺もそのうちの一人だ。 唯「じゃ、小学校は?」 朋也「あっちの、大通りを通って、坂下ってったとこのだよ」 唯「うわぁ、そっちかぁ」 唯「私は、和ちゃんが桜高のある方面にしたから、私もそっちにしたんだよね」 唯「あ、私と和ちゃんって、幼馴染なんだよ」 朋也「そっか」 唯「うん。でも、どおりで今まで知りあってないはずだよね。家、そんなに遠くないのに」 177:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 14 42 37.67:1qYNd8dxO 朋也「なにか力が働いたのかもな。風水的な。俺とおまえが遭わないようにさ」 唯「風水?」 朋也「ああ。なんかこう、立地が魔よけ的になってたりな…」 唯「それ、私が魔だっていいたいの?」 朋也「まぁ、そんなところだ」 唯「ひどいよっ! こんな愛くるしい魔なんていないよっ!」 自分で言うか。 朋也「でもおまえ、頻繁にピンポンダッシュとかしそうじゃん」 唯「しないっ!」 とん、と軽く俺の胸を叩いてきた。 唯「もう…変な人だよ、岡崎くんは」 朋也「そりゃ、どうも」 唯「…えへへ」 朋也「は…」 笑いかけ、止まる。 178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 14 42 58.64:cUBlBpOS0 親父「おや…お友達かい。女の子だね」 親父だった。 唯「あ…」 親父は、平沢の後方からやってきて、俺たちの横についた。 今、帰りだったのだろう。 なんてタイミングの悪い…。 唯「あ、は、はじめまして。岡崎くんのクラスメイトで、平沢唯といいますっ」 やめてくれ、平沢… 会話なんてしなくていいんだ… 親父「これは、どうも。はじめまして」 唯「えっと…岡崎くんの、お父さん…?」 親父「………」 なんと答えるのだろう。 はっきりと、父親だと言うのだろうか。 こんな子供だましのような、薄っぺらい、ごっこ遊びを続けたまま。 親父「そうだね…でも、朋也くんは、朋也くんだから」 親父「私が父親であることなんて、あまり意味がない」 唯「え…?」 179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 14 44 31.92:1qYNd8dxO 熱を帯びた嫌悪感が、頭の奥から湧いてきて、全身を巡り、体が熱くなる。 俺は家に入ることはせず、そのままそこから立ち去った。 もう、これ以上あの場にいられなかった。 あの人の中では、全部終わっているのだ。 これからのことなんて、なにもありはしない。 ずっと、衝突することもなければ、何も解決することもない場所に居続けるんだ。 たった、ひとりで。 そこに俺はいない。 唯「岡崎くんっ」 声…平沢の。 すぐ後ろから聞えてくる。 けど、俺は無視して進み続けた。 ――――――――――――――――――――― 朋也「…おまえはもう帰れよ」 唯「でも…」 朋也「もう、だいぶ暗くなってるぞ」 陽は完全に落ちきって、外灯が灯っていた。 唯「岡崎くんは、どうするの」 朋也「いくとこあるからさ」 唯「どこに」 180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 14 45 02.45:cUBlBpOS0 朋也「どこだっていいだろ」 言って、歩き出す。 それでも、まだ平沢は黙ってついてきた。 朋也(勝手にしろ…) ――――――――――――――――――――― 朋也(はぁ…) どこまで行こうが、帰る気配はなかった。 俺の後方にぴったりとくっついてきている。 朋也「…腹、減らないか」 立ち止まり、そう訊いてみた。 唯「…うん、すごく減ったよ」 朋也「じゃあ、どっかで食ってくか」 唯「私…憂が…妹がご飯作ってくれてると思うから…」 朋也「そうか。なら、早く帰ってやれ」 唯「岡崎くんは、外食でいいの? 帰って、ご飯食べなくて…」 朋也「帰ってもなにもないからな」 182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 14 46 20.78:1qYNd8dxO 唯「え?」 朋也「いつも弁当で済ませてるんだよ」 唯「えっと…お母さん、ご飯作ってくれないの…かな?」 ためらいがちに訊いてくる。 朋也「母親は、死んじまってて、いないんだ」 唯「え…」 朋也「うち、父子家庭でさ、どっちも料理できなくてな。だからだよ」 唯「…ごめんね…嫌なこと言わせちゃって…」 朋也「別に。小さい頃だったから、顔も覚えてないからな」 朋也「いないのが当たり前みたいになってるからさ」 唯「そう…」 唯「………」 何か思案するように、押し黙る。 唯「もし、よかったら…」 ぽつりとつぶやいて、その沈黙を破った。 183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 14 46 51.87:cUBlBpOS0 唯「岡崎くんも、うちで食べていかない?」 それは、俺を気遣っての誘いだったのか。 世話焼きたがりのこいつらしかった。 でも… 朋也「遠慮しとく」 家族団らんの中、いきなり俺のような男が上がりこんだら、こいつの両親も困惑するはずだ。 なにより、俺がそんな訝しげな目を向けられることが嫌だった。 それに、どう対応していいかもわからない。 唯「そう…」 泣きそうな顔。 それは、外灯の光に照らされ、瞳が潤んで見えたからかもしれなかったが。 朋也「じゃあな。気をつけて帰れよ」 ポケットに手を突っ込み、きびすを返す。 一歩前に踏み出すと、くい、と制服の裾を引かれた。 朋也「…なんだよ」 振り返ると、平沢は顔を伏せていた。 唯「やっぱり、気になるよ…だって、いきなりなんだよ…」 唯「楽しくお話できてたと思ったのに、すごく悲しい顔になって…」 185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 14 48 11.60:1qYNd8dxO 唯「それで、どこかに行っちゃおうとするんだもん…」 唯「だから、もしかして私、なにかしちゃったのかなって…」 こいつは…そんなふうに思っていたのか。 俺についてくる間も、ずっと不安を抱えていたのかもしれない。 俺は無粋な自分を呪った。 朋也「違うよ…おまえじゃない。おまえはなにも悪くない」 唯「じゃあ…どうして?」 今度は顔を上げて言った。 俺の顔を、じっと見据えていた。 朋也「…親父と喧嘩してるんだ。もう、ずっと昔から」 少し違ったが、わかりやすく伝えるため、そういうことにしておく。 きっと今のひどさなんて誰にも伝わらない。 俺にしかわからない 唯「お父さんと…」 朋也「ああ」 唯「なにかあったの…?」 朋也「ああ。色々あった」 もう取り返しのつかないほど色々と。 186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 14 48 30.54:cUBlBpOS0 唯「えっと…」 その先は、続かなかった。 朋也「ま、父子家庭ってのはそんなもんだ」 朋也「男ふたりが顔を突き合わせて仲良くやってたら、逆に気持ち悪いだろ」 フォローのつもりでそう付け加える。 唯「そう…」 唯「でもどこかで…喧嘩してても、どこかで通じ合ってればいいよね」 そうまとめた。 朋也「そうだな」 息をつく。 俺は不思議に思った。どうしてここまで自分の家の事情など話してしまったのか。 慰めて欲しかったんだろうか、こいつに。 虫のいい話だ。ここまで何も言わずに付き合わせておいて。 朋也「…もう、いいな? 俺、行くから」 だから、俺からそう切り出した。 黙っていれば、きっとこいつは優しい言葉を探して、俺になげかけてくれるだろうから。 唯「あ、うん…」 188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 14 49 59.21:1qYNd8dxO 背を向け、歩き出す。 しばらく進んだところで… 唯「岡崎くんっ! 辛いことがあったら、私に愚痴ってくれていいからねっ!」 唯「だれかに話せば、それだけで楽になれると思うからっ!」 後ろから、声を張って俺に呼びかけていた。 俺は立ち止まらず、左腕を上げ、それを振って返事とした。 そして、気づく。もう、俺は落ち着きを取り戻し始めていることに。 それは、あいつの懸命さがそうさせてくれたのかもしれなかった。 ――――――――――――――――――――― 前へ 戻る 次へ
https://w.atwiki.jp/yoshinoaisha/pages/7.html
アーカイブ @wikiのwikiモードでは #archive_log() と入力することで、特定のウェブページを保存しておくことができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/25_171_ja.html たとえば、#archive_log()と入力すると以下のように表示されます。 保存したいURLとサイト名を入力して"アーカイブログ"をクリックしてみよう サイト名 URL
https://w.atwiki.jp/graph/pages/11.html
Mercedes Benz Play of The Week Compilation ■most amazing tennis points ■Top 10 Best of Roger Federer ■Best moments from the 2006 US Open ■5 amazing points ■Some great tennis... ■Tennis top plays Delray Beach 2008 ■Amazing Pernfors Shot No. 1 ■Amazing Pernfors Shot No. 2 ■Goran Ivanisevic - amazing shot ■Air Sampras - two more slam dunks(1 double) ■Pete Sampras - great point ■Roger Federer v Andre Agassi Dubai 2005 - amazing point! ■Roger Federer-Andre Agassi in Burj-el-Arab 2005 ■Patrick Rafter - great point ■No look shot ■Roger Federer - Best shot ever ■Federer Youzhny 2007 Australian Open - Longest Point ■Tennis the point of the year Clijsters-Sharapova ■Great Rally Between Sharapova and Hingis ■roger federer genuis at work ■Amazing Point - Davis Cup - Germany vs. Croatia ■Tennis the point of the year Clijsters-Sharapova ■Rafter serve breaks Sampras' racket
https://w.atwiki.jp/yoshinoaisha/pages/5.html
まとめサイト作成支援ツールについて @wikiにはまとめサイト作成を支援するツールがあります。 また、 #matome_list と入力することで、注目の掲示板が一覧表示されます。 利用例)#matome_listと入力すると下記のように表示されます #matome_list
https://w.atwiki.jp/yoshinoaisha/pages/4.html
ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 ドラゴンクエストけしケシ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」 - 川崎経済新聞 【グランサガ】リセマラ当たりランキング - グランサガ攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】隠しイベントの発生条件と効果まとめ - Gamerch(ゲーマチ) 「Wiki」創設者のPC 競売に - auone.jp 篠原悠希×田中芳樹が明かす「歴史ファンタジー小説ならではの悩み」(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【Apex Legends】ヴァルキリーの能力と評価【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) モンハンライズ攻略Wiki|MHRise - AppMedia(アップメディア) 【ウインドボーイズ】リセマラ当たりランキング(最新版) - ウインドボーイズ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ポケモンBDSP(ダイパリメイク)攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 【テイルズオブルミナリア】リセマラ当たりランキング - TOルミナリア攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) SlackからWikiへ!シームレスな文章作成・共有が可能な「GROWIBot」リリース - アットプレス(プレスリリース) 【ウマ娘】チャンピオンズミーティングの攻略まとめ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】ナリタブライアンの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【シャーマンキング】リセマラ当たりランキング【ふんばりクロニクル】 - ふんクロ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) サモンズボード攻略wiki - GameWith 【まおりゅう】最強パーティー編成とおすすめキャラ【転スラアプリ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【スタオケ】カード一覧【金色のコルダスターライトオーケストラ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【スマブラSP】ソラのコンボと評価【スマブラスペシャル】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ブレフロレゾナ】リセマラ当たりランキング【ブレイブフロンティアレゾナ】 - ブレフロR攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】サーナイトの評価と性能詳細【UNITE】 - Gamerch(ゲーマチ) 仲村トオル、共演者は事前に“Wiki調べ”(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ENDER LILIES】攻略チャートと全体マップ【エンダーリリィズ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】あんしん笹針師の選択肢はどれを選ぶべき? - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】アップデート情報・キャラ調整まとめ - ポケモンユナイト攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【Apex】シーズン11の新要素と最新情報まとめ【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) ロストジャッジメント攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【Among us】新マップThe Airship(エアシップ)の解説【アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) ハーネスについて小児科医の立場から考える(坂本昌彦) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ゼルダ無双攻略Wiki|厄災の黙示録 - AppMedia(アップメディア) ウマ娘攻略Wiki - AppMedia(アップメディア) ゲトメア(ゲートオブナイトメア)攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【白夜極光】リセマラ当たりランキング - 白夜 極光 wiki - Gamerch(ゲーマチ) ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が「ITreview Best Software in Japan 2021」のTOP50に選出 - PR TIMES 真女神転生5攻略Wiki|メガテン5 - AppMedia(アップメディア) 【B4B】近接ビルドデッキにおすすめのカード【back4blood】 - Gamerch(ゲーマチ) ポケモンスナップ攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 富野由悠季「ブレンパワード」作り直したい!ファンを前に意欲(シネマトゥデイ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ウマ娘】査定効率から見た取るべきスキルとおすすめキャラ【プリティーダービー】 - Gamerch(ゲーマチ) ナレッジ共有・社内wiki「NotePM」が「ITreview Grid Award 2021 Fall」で、チームコラボレーションとマニュアル作成部門において「Leader」を5期連続でW受賞! - PR TIMES メモ・ドキュメント・wiki・プロジェクト管理などオールインワンのワークスペース「Notion」が日本語ベータ版提供開始 - TechCrunch Japan 【ギアジェネ】リセマラ当たりランキング【コードギアス】 - ギアジェネ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) モンスターファーム2(MF2)攻略wiki|アプリ・Switch移植版 - AppMedia(アップメディア) 【ブラサジ】最強キャラTierランキング【ブラックサージナイト】 - Gamerch(ゲーマチ) 【パワプロ】鬼滅の刃コラボ情報まとめ - Gamerch(ゲーマチ) 【SPAJAM2021】第3回予選大会は「クイズ!WIKIにゃんず!」を開発したチーム「かよちゃんず」が最優秀賞! | gamebiz - SocialGameInfo 検索結果における「ナレッジパネル」の役割とは・・・ウィキメディア財団とDuckDuckGoの共同調査 - Media Innovation ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が「BOXIL SaaS AWARD 2021 Autumn」にて「コラボレーション部門」を受賞! - PR TIMES Wikipediaが「中国人編集者の身の安全を守るため」に一部の編集者アカウントをBANに - GIGAZINE 【ドッカンバトル】3.5億ダウンロードキャンペーン最新情報 - ドッカンバトル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) BTS(防弾少年団)のV、8月のWikipedia閲覧数が韓国アーティストで1位!グループでは4ヶ月連続トップ - Kstyle 【イース6オンライン】リセマラ当たりランキング|召喚ガチャの開放条件は? - Gamerch(ゲーマチ) BacklogからNotePMへwiki情報を自動API連携する「Backlog to NotePM」をSaaStainerに掲載開始 - PR TIMES ライザのアトリエ2攻略Wiki - AppMedia(アップメディア) 真女神転生3リマスター攻略Wiki|メガテン3 - AppMedia(アップメディア) ガーディアンテイルズ(ガデテル)攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) タスクも文書もWikiもデータベースもまとめて管理できる「Notion」とは? - ASCII.jp ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が、見るだけ専用ユーザー『無料』の新プランを発表! - PR TIMES 【かのぱず】リセマラ当たりランキング【彼女お借りします】 - Gamerch(ゲーマチ) 【乃木フラ】リセマラの必要はある?【乃木坂的フラクタル】 - Gamerch(ゲーマチ) メトロイド ドレッド攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【パワプロ】生放送まとめ|パワフェス2021 - パワプロ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】サーナイトのおすすめビルド(わざ・持ち物) - Gamerch(ゲーマチ) ルーンファクトリー5攻略wiki|ルンファク5 - AppMedia(アップメディア) 簡単操作で自分専用Wikiを構築できるMarkdownエディタ「Obsidian」のモバイル版を使ってみた - GIGAZINE 【ウマ娘】限定ミッション「名トレーナーへの道」の攻略 - Gamerch(ゲーマチ) 情報マネジメントツール「Huddler」がwiki機能を刷新 - PR TIMES シェアエコ配送アプリ「DIAq(ダイヤク)」のアンカーアプリで、高層ビル・商業施設の入館方法などお役立ち情報をまとめた「DIAqwiki」を公開 - アットプレス(プレスリリース) 異常熱波のカナダで49.6度、いま北米で起きていること(森さやか) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ツイステ】マスターシェフの攻略~辛味のふるさと~【料理イベント】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ラグナロクオリジン】リセマラは不要?おすすめ職業は?【ラグオリ】 - Gamerch(ゲーマチ) 白夜極光攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 【バイオミュータント】2.02アプデ|アップデート1.4情報 - バイオミュータント攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ひな図書】リセマラ当たりランキング【日向坂図書館】 - Gamerch(ゲーマチ) ニーアレプリカントリメイク攻略wiki|ver.1.22 - AppMedia(アップメディア) アイプラ攻略Wiki|アイドリープライド - AppMedia(アップメディア) 【ウマ娘】ゴルシウィークはいつから?キャンペーン情報まとめ - Gamerch(ゲーマチ) シーズン66 - 【超速GP】ミニ四駆 超速グランプリ攻略まとめwiki - 電撃オンライン オトメイトの新作『終遠のヴィルシュ』出演声優が判明 - 電撃オンライン 乃木坂的フラクタル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 「こんなことになるとは…」13年前のエイプリルフールについた“嘘”がネットで… ある男の告白(BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 整理不要の情報共有ツール(社内Wiki)「Nerve」シードラウンドで総額約3500万円の資金調達を実施 - PR TIMES Nerve - 整理不要の情報共有ツール(社内Wiki) ローンチカスタマー募集開始のお知らせ - PR TIMES Among Us攻略Wiki【アマングアス・アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) パニシンググレイレイヴン(パニグレ)攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ひなこい】最強ひな写ランキング - ひなこい攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 稲作アクションRPG『天穂のサクナヒメ』における「農林水産省攻略wiki説」は本当なのか? - AUTOMATON スタスマ攻略Wiki【スタースマッシュ】 - Gamerch(ゲーマチ) 無料とは思えない多機能っぷりなWikiインフラ「Wiki.js」レビュー、自前でホスト&外部サービスと連携可能 - GIGAZINE Microsoft Teamsの基本と活用(24) TeamsのWikiを使う - マイナビニュース 『ゲーミングお嬢様』での提起が話題に “企業系wiki”に横たわる問題点とは - リアルサウンド 「エイリアンのたまご」,自動周回機能と公式wikiが登場 - 4Gamer.net 【リゼロス】Re ゼロから始める異世界生活 Lost in Memories攻略まとめwiki - 電撃オンライン Wikipediaがたった1人の管理者にめちゃくちゃな言語で編集されてしまう - GIGAZINE 【世界初!】モノの背景を全方位で執筆できるVintage Wiki「VOV」を正式リリース - PR TIMES パワプロ2021/2020攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ヌーラボ、「Backlog」の絵文字入力の補完機能やWiki編集の自動マージ機能を改善 - CodeZine(コードジン) ヌーラボ、プロジェクト管理ツール「Backlog」の絵文字入力の補完機能・Wiki編集の自動マージ機能を修正改善 - PR TIMES Backlog、Wikiにファイル添付が容易にできる機能をリリース -- グローバルバーの視認性改善なども実施 - PR TIMES GK川島、パンチング失点でWiki書き換え炎上 「セネガル代表」「プロボクサー」... - J-CASTニュース
https://w.atwiki.jp/yoshinoaisha/pages/6.html
更新履歴 @wikiのwikiモードでは #recent(数字) と入力することで、wikiのページ更新履歴を表示することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_117_ja.html たとえば、#recent(20)と入力すると以下のように表示されます。 取得中です。
https://w.atwiki.jp/yoshinoaisha/pages/11.html
コメントプラグイン @wikiのwikiモードでは #comment() と入力することでコメントフォームを簡単に作成することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_60_ja.html たとえば、#comment() と入力すると以下のように表示されます。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/anchorlegendscenario/pages/937.html
木に登れない、獣も取れない。 そんなゴリラがいた。 やる気がないのではない。 ただ出来ないだけなのだ。 そんな彼にもひとつだけ、できることがあった。 それが小屋作り。 ゴリンティックロッジを作ることだけはとても上手だった。 だが、そんな彼を憎むゴリラがいた。 彼によって居場所を奪われたゴリンティックロッジ職人のゴリラだ。 逆恨みから彼を狙おうとするゴリラ。 このような無法を許して良いはずがない! さぁ立ち上がれゴリラたちよ! ゴリラRPG 彼はオタンコナスじゃない ~ULTLA MONOSUGOI ATASHINOIE~ ウホホ、ウホウホ、ウホホホホホ
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/525.html
これは「涼宮ハルヒの改竄 Version K」の続編です。 プロローグ 俺はこの春から北高の生徒になる。 そして明日は入学式だ。 担任教師からは「もう少し頑張らないときつい」と言われたし 親父と母さんは「もうすぐ高校生なんだからしっかりしなさい」と言われた。 はぁ、全く以って憂鬱だね。 さぁ、明日は朝から忙しくなりそうだし、もう寝るとするか。 睡魔が俺の頭を支配する寸前、何故だか「はるひ」の泣き顔が頭をよぎった。 なんであいつの顔が出てくるのだろう? 等という疑問も睡魔に飲み込まれていった・・・ とてもいい夢を見た様な気がする。 どうせなら、現実と入れ替えたいと思うような夢だった。 ん?どうして、夢だって分かるのかって? 何故なら、それは現実ではまずありえないことだったからな・・・ だから夢だって分かる訳さ。 どうやら夢というのは一番いいところで終わるものの様だ。 もう少し見ていたい気もするのだが・・・ 最近、腕がメキメキと上がる妹のボディプレスで俺は目を醒ました。 「妹よ、もう少し優しい起こし方は出来んのか?」 「だって、こうしないとキョン君起きないもんっ!!」 ふむ、どうやら中々起きない俺にご立腹の様だな。 俺が起きたのを確認すると足早に1階へと降りていった。 それを見送った俺は枕元の時計で時間を確認する。 そこで頭が一気に覚醒した。 ヤベッ、寝坊したっ!! 起こしてもらって寝坊してたら、そら腹も立つわな・・・ 妹よ、スマン。 「涼宮ハルヒの入学 version K」 俺は慌てて部屋を出て階段を駆け下りた。 が、その時足が縺れ、俺は豪快に階段を転げ落ちた。 母さんが慌ててリビングから出てくる。 「ちょっと、キョン大丈夫っ!?」 「いって~、初日の朝からこれかよ?ダッセー」 「そんなことどうでもいいわよっ!!それよりちゃんと立てるの?」 「あぁ、大丈夫だ。朝から騒々しくしてスマン」 そう言って俺は立ち上がった。 が、一瞬フラついて壁に手を当てた時、俺の腕に激痛が走った。 「っ痛!」 俺はもう片方の手で痛みが走った腕を押さえた。 「ちょっと腕見せてみなさい」 それを見ていた母さんは、俺の腕を心配そうな顔で見ていた。 「折れてはいないみたいだけど、一応病院に行った方が良さそうね」 「これ位なんて事無いから、大丈夫だ」 と言った俺は母さんにポカっと頭を殴られた。 「確かにただの打撲かもしれないけど、万が一って事があるでしょ?学校には連絡しとくからとりあえず支度だけはしときなさい」 「分かった。朝から面倒掛けてスマン」 「いいわよ。あたしが年取ったらいっぱい面倒掛けてやるんだから。覚悟しておきなさい」 この時ばかりは母親の強さというものが骨身に染みた。 「あぁ、幾らでも掛けてくれ」 「えぇ、そうさせてもらうわ。お父さん帰ってきたらすぐに病院に行くわよ。だからさっさと着替えなさい」 と言いながら俺の寝巻きを剥いできた。 「ちょ、自分で脱ぐからそれだけは勘弁してくれ~」 「何言ってんの?腕怪我してて自分じゃ脱げないだろうと思って手伝ってやってんじゃない。いいから黙って剥かれなさい」 前言撤回したくなってきた。 この人は間違いなく遊んでいる。 そこへ妹が興味を引かれてやってきた。 「何してるの~?」 「なんでもあr「あ、ちょうどいい所へ来たわ。キョンが腕に怪我したから寝巻き脱がすの手伝って」 「そうなの~?キョン君大丈夫~?」 それを聞いた妹は心配そうな面持ちで俺を見てきた。 あぁ、お兄ちゃん想いの妹を持って俺は幸せ者だなぁ等と思っていたら、妹は俺のズボンを引っ張り出しやがった。 ここから 「こ、こら、ズボンを引っ張るんじゃありません。」 「なんで~?ケガしちゃって大変なキョン君のお手伝いしてるだけだよ~」 もはやこの親娘を止められる奴なんかこの世に存在しない事を悟った俺は抵抗を諦めた。 「好きにしろよ、もう」 母さんと妹から強制ストリップショーを敢行させられた俺は無事北高の制服に身を包んでいた。 のだが、それだけでは終わらなかったのである。 現在、母さんは学校と親父に電話を掛けている。 俺はというと、テーブルに座り朝食にありつきたいのところなのだが箸を妹に拘束され、俗に言う「お預け」状態にあった。 俺は俺の箸を強奪して至極楽しそうにしている妹を恨めしい目で見た。 「お母さんが電話終わるまで待ってなさいって言ってたでしょ?」 いったい何なんだこれは?果てしなく嫌な予感がするぞ。 そして母さんが電話から戻ってくると俺の嫌な予感が的中したのだ。 「腕が痛くてご飯もおちおち食べられないキョンのために、あたし達が今日だけ特別に食べさせてあげるわ」 なんですと~っ!? 今、この人はなんて言ったの? って、俺が現実逃避している間に母の手により一口サイズにつまんだ白米が口元まで進攻してきていた。 っく、覚悟を決めるしかないのか? 「最近、キョンったら全然釣れないんだもの。こういう時しかキョンで遊べないもんねぇ?」 「うん、キョン君で遊ぶの久し振りだから楽しい~」 こいつ等、やっぱり遊んでいたのか・・・ 親父、早く帰ってきて俺を助けてくれ。 もう、あなただけが頼りだ。 その時、玄関の方から「ただいま~」と救世主の声が聞こえた。 グッジョブ親父!! と思ったのもつかの間だった。 「なんだ?怪我したっていうから急いで帰ってきたのに、随分羨ましい事してるじゃないか?」 「そう思うんだったら代わってくれ、今すぐに」 「キョンってば冷た~い、あたし達はもっとキョンと仲良くしたいだけなのに」 「キョン君は私達が嫌いなの~?」 なんなんだ、このアホアホ家族は・・・ 「分かった、分かったよ。有難く頂きます」 俺はヤケクソで母さんと妹から運ばれる朝飯を食い尽くした。 「美味しかった?美味しくない訳無いわよね~?」 「あぁ、美味かったよ。もうお腹いっぱいだ、色んな意味でな」 「そう?褒め言葉として受け取っておくわ」 俺の皮肉もどこへやらで母さんはどうやら満足したらしい。 はぁ、やれやれ・・・ 「じゃあ、そろそろ病院行きましょうか」 やっとか・・・長かった。 「おぅ、先にこいつと車で待ってるぞ」 「分かったわ~」 というわけで俺は今親父と二人、車内で母さんと妹を待っている。 「怪我はどうなんだ?そんなに酷いのか?」 「いや、ただの打撲だと思う」 「そうか、あんまり母さんに心配掛けるなよ。あぁ平静を装ってるが、内心はパニック寸前なんだからな」 また迷惑を掛けちまったな。 後できちんと謝ろう。 「あぁ、分かってる。これからは気を付ける」 「あぁ、そうしてくれ。あとたまにはちゃんと話もしてやれ。母さん寂しがってるぞ」 「そうする」 そうだ。普段は強気でいるけど母さんはその実とっても弱いんだ。 俺は母さんをどれ位傷つけたんだろう・・・ 図体ばっかで全然成長出来てないな俺・・・ その時、母さんと妹が車に乗り込んできた。 「ごめ~ん、お待たせ!!さぁ、病院へレッツゴー!!」 母さん、病院はそんなハイテンションで行くところじゃありませんよ・・・ その後、病院へ行って診察してもらった結果やっぱり打撲だった。 それを聞いた時の母さんの安心しきった顔を俺は一生忘れないだろう。 そんなこんなでやっと北高へ着いた。 もう式も終わっていて今はクラス毎にLHRが行われている時間だ。 俺は「もう式も終わってるんだから今日は休もう」と言ったら「ダメ。初日からサボリなんて許さない」と両親から最大級の威圧を与えられ今、受付に向かっている。 俺は片付けを始めている受付で自分の受験番号と名前を述べた。 「受験番号???の○○○○です。事情が合って遅れてしまったのですがクラスを教えて頂けますか?」 「はい連絡は受けています。○○○○さんのクラスは1年5組になります。座席表は教室の入り口に貼ってありますから教室に入る前に確認して下さい。本日は御入学おめでとうございます」 「はい。ありがとうございます」 俺はペコッと頭を下げると1年5組の教室を目指した。 教室のドアの前に立って自分の席を確認した。 どうやら、今教室内ではクラスメイト達が自己紹介をしている様だ。 その時、自分の後ろの席の奴の名前が「涼宮ハルヒ」と書かれていることに気づいた。 へぇ、あいつと同じ名前だなぁ、どんな奴だろ? もしかしてあいつだったりしてね? いや、そんなドラマ的展開はないか。 あいつは今元気でやってんのかなぁ?等と考えつつドアを開けた。 「東中出身。涼宮ハr「遅れてすいませんでした~」 ヤベッ、自己紹介と被っちまった。 とりあえず謝っておくか。 背後から怒りのオーラ出しまくってるしな。 なんか、今日は朝から謝ってばっかりだな、俺・・・ 「あ~、とりあえずスマン」 謝った途端、そいつはこっちを怒り120%で睨みつけてきた。 そこにはすっかり美人になった「はるひ」がいた。 いや、前に会った時も十分美人だったぞ。 今のはそれ以上という意味だ。 って俺は誰に説明してんだ? 俺が見惚れているとハルヒが聞いてきた。 「ちょっとジョン、なんであんたがここにいるのよ?」 おいおい、誰だよそりゃ? 「誰だ?そのジョンというのは?頼むからこれ以上変なあだ名は増やさないでくれ。はるひ」 「じゃあ、あんたはあの時の「あいつ」なの?」 「あぁ、久しぶりだな」 「ホントにね。ってか何であたしの名前知ってんのよ?」 あぁ、周りの目線が冷やかしモードになってきたな。 初日からこれはマズイ、色んな意味で・・・ 「それは話せば長くなるんだが、とりあえず後にしよう」 頭に?マークを浮かべているハルヒに手で周りを見るように促した。 ハルヒは満足出来ないという面持ちだったがとりあえず席に座ってくれた。 はぁ、とりあえず助かった・・・のか? 俺は、このクラスの担任らしい人に挨拶をした。 「遅れて申し訳ありませんでした。ただの打撲で済みました」 「そうか、それは良かった。しかし、打撲だからといって侮っちゃだめだぞ」 「はい、ご心配おかけしました」 「よし、じゃあ席に着け。今は見ての通り自己紹介をしてもらっている最中だ」 「はい」 そう言うと俺は自分の席に着いた。 「じゃあ、今来た○○○○には最後に自己紹介をしてもらう。悪いが涼宮もう一回頼む」 な、なんだって~っ!? まぁ、落ち着こう。 落ち着いてハルヒの自己紹介を聞こう。 「東中出身。涼宮ハルヒ。趣味は不思議探索です、以上」 なるほど、不思議探索ね。 って、不思議探索ってなんだ? 後で聞いてみよう。 こちらに向けられている怒りの視線の理由と一緒に。 そして、本来なら最後のクラスメイトの自己紹介が終わり俺の番がやってきた。 「○○中出身の○○○○です。一年間よろしくお願いしま~す」 なんともありきたりな自己紹介だと自分でも思う。 しかしながら、変にギャグキャラを気取って一年間そのキャラを演じ続けられる自信もない。 今日の予定は全て終わった様でSHRの後、本日は解散となった。 席に座ってボーっとしていると国木田が話しかけてきた。 「キョン、朝から災難だったみたいだね~」 「あぁ、全くだ」 ホント色んな意味で大変だったさ。 「キョン、この後はどうするの?」 さっさと帰って寝たい気もするが、ハルヒと少し話をしようと思う。 まぁ、そんな事を国木田に言えるわけも無く 「あぁ、ちょっと用事がある」 と誤魔化した。 「そうなんだ、じゃあまた明日ね」 「あぁ、じゃあな国木田」 国木田を見送るとハルヒの方に視線を向けた。 「な、何よ?キョン」 ちょ、お前まで俺をそう呼ぶのか!? 俺は「やれやれ」と言いながら溜息をついた。 なんとかやめてくれないものかと微かな希望を持ってハルヒに言った。 「お前も、俺をその名で呼ぶのか?出来たら勘弁してもらいたいのだが」 「いいじゃない。キョンの方が愛嬌があるんだから」 「はぁ、もう好きにしてくれ」 ハルヒの機嫌もどうやら良くなっているようだからな。 「そうするわ。でもホントに久しぶりだわ。キョンはあんまり変わってないわね」 あぁ、俺も朝に自分でそれを思い知ったさ。 「ははは、そうかもな。ハルヒはとっても綺麗になったな。一瞬誰か分らなかったぞ」 ハルヒの顔が段々赤くなっていく。 さて、俺は今なんて言ったんだろうな? え~っと・・・ うわっ、何恥ずかしい事さらっと言ってんだ俺!! 自分の顔が熱くなっていくのが分かる。 その時、ハルヒの携帯が鳴った。 と思ったら俺の携帯も鳴り出した。 発信は母さんか。 何の用だろうな? ハルヒが俺の方を見ているので俺もハルヒを見て無言で頷いた。 ハルヒが電話に出たのを確認して俺も電話に出た。 「あ~、俺だけど」 「あっ、キョン?もう遅いわよ、何してるの?今から昼ごはん食べに行くからさっさと出てきなさい」 「ん、分かった。今から行く」 「ちゃ~んと、ハルヒちゃんと一緒に出てくるのよ、いいわね?一緒に来なかったら昼はキョンの奢りだからね」 「おい、母さん何言t「プチ」 ツー ツー ツー 何で母さんがハルヒがいるって知ってるんだ? さっぱり、理解できん・・・ 隣を見るとハルヒが俺と同じような事を考えてる様な顔をしている。 俺はまた「やれやれ」と溜息をついた。 俺とハルヒは横に並びながら昇降口へと向かった。 昇降口を出ると、親父と母さんがどっかで見た事ある人と話をしていた。 誰だっけ?どっかで見た事あるんだよな。 あっ、あれってまさか・・・ 「キョン、どうしたの?」 一応聞いてみるか・・・ 「あれ、お前のとこの両親だよな?」 「うん、そうだけどそれがどうかしたの?」 だよな、道理で見た事あるはずだ。 「隣に居るのは俺の両親と妹だ」 「ふーん、そうなんだ。って、えぇ、な、何であたしの両親とあんたの両親が仲良く話してんのよ?」 「俺にもさっぱり分からん」 すると妹がこっちに気づいた。 まだ気付くな!まだ心の準備が出来てない!! 「あ~、キョン君達来たよ~」 「や~っと来たの。もう、ハルヒちゃん可愛いから2人の世界に入っちゃうのは分かるけど、少し位周りの事も考えなさいねキョン」 「ですよね~。でもキョン君もあんなに格好良いからハルちゃんが夢中になるのも分かるわ。あたしもあと20歳若かったらキョン君狙ってます」 等と俺の母さんとハルヒの母親が冷やかしてくる。 「ちょ、何勘違いしてるのよっ!?あたし達はそんなんじゃないわよ」 「「ふ~ん」」 「あ~もう!!黙ってないでキョンも何か言ってやりなさいよっ!!」 だめだ。相乗効果で手がつけられなくなっている。 「スマン、ああなると母さんは止まらないんだ。諦めてくれ」 「あんた、苦労してるのね。親からもあだ名で呼ばれてるし」 「分かってくれるか?」 「えぇ、あんたに送ってもらった日からあたしの母さんもあんな感じだから・・・」 「お互い苦労するな」 「全くね。でも、あんたとなら誤解されてもあたしは嫌じゃないけどね」 「え、それはどういう意味だ?」 「なんでもな~いわよっ!!」 そう言って走って行くハルヒの顔は心なしか赤かった。 俺はダブルマザーの元へ走っていくハルヒを追い掛けた。 その後、俺の家族とハルヒの家族とで合同入学祝いが執り行われた。 親たち曰く「祝い事は大勢でやるもの」らしい。 この現場をクラスメイトに目撃されてない事を祈ろう。 「高校生にもなって酒も飲めんでどうする~」 とハルヒの父親が突然絡んできた。 「いや、高校生だから飲んじゃいけないと思うんですが」 必死に抵抗していると、俺の親父まで悪ノリしてきた。 真面目なくせにノリだけはいいからな、親父・・・ ダブルマザーもアテにならないので俺はハルヒにSOS信号を発信した。 ハルヒはテーブルに置いてあった日本酒を一気に飲み干して親父達に言い放った。 「ちょっと、あたしのキョンになにしてんのよっ!?いい加減あたしに返しなさいよっ!!」 は、ハルヒさん、いきなり何を・・・ 親父達がポカーンとしている間に俺は腕の牢獄を抜け出し、慌ててハルヒの手を引いて部屋から脱出した。 俺は中庭に出るとハルヒを備え付けられたイスに座らせた。 こうしてるとあの時みたいだな・・・ あぁ、気まずい。何か話題を振らねば。 「どうしたんだ、いきなり?あんな事言うからビックリしたぞ」 「ん、ごめん・・・」 こうして見るとやっぱりあのときのハルヒだな。 そう思い、俺はハルヒの頭を撫でた。 ハルヒは恐る恐る顔を上げて俺を見上げてくる。 俺はそれに応えるように微笑んだ。 「もう、すっかり元気になったみたいだな。これでも結構心配してたんだぞ?」 「ホントに?ホントに心配してくれたの?」 「あぁ、ホントに心配したぞ」 「ありがと・・・」 突然ハルヒが俺に抱きついてきた。 俺は心臓が止まるかと思うほど驚いていたが、またハルヒの頭を撫でてやった。 ハルヒが俺の胸元から顔を覗きこんできて、愛しさのあまり我慢が出来なくなった俺はそっとハルヒの顔に自分の顔を近づけた。 ハルヒはそれに応えてくれたようで俺の首に両腕を回してきた。 そして俺は目を閉じて待っているハルヒの唇に自分のそれを近づけた。 「あ~、キョン君とハルヒちゃんがちゅーしようとしてる~」 突然の声に驚いた俺とハルヒはばっと離れて声がした方を凝視した。 そこには妹が指を指しながら立っていた。 「妹よ、そこで何をしている?」 「ん~とね、お母さん達がキョン君達帰ってくるの遅いから呼びに言ってきてって」 「そうか、分かった。今から行くから先に戻ってなさい」 「うん、分かった~」 妹が足早に中庭を出て行ったのを見計らって俺はハルヒに話掛けた。 「だ。そうだ。残念だが次回に持ち越しだな」 「そうね、ホントに残念だわ」 「仕方ない。戻るぞ」 「えぇ、そうしましょ」 と言ってハルヒは立ち上がろうとした。 が上手く立ち上がれず転びそうになる。 俺は「やれやれ」と溜息をつきながらハルヒを抱きとめた。 「大丈夫か?またおんぶしてやろうか?」 「大丈夫、歩いていけるわよ」 ハルヒは真っ直ぐ歩けないほどフラフラしていた。 仕方ない。またあれをやるか。 「なんなら、お姫様抱っこでもいいが?」 「そうね、そうしてもらうわ」 これは予想してなかった訳ではないが流石に驚いた。 ハルヒはしてやったりという顔をしている。 こりゃ、一本取られたな。 まぁ、いいか。 「よし、いくぞ」 と言ってハルヒを持ち上げた。 こりゃいかん、これはおんぶ以上に緊張する。 「スマンが、慣れてないから首に掴まっててくれるとありがたい」 ハルヒは俺の言った通りに首に両腕を回しながら文句を言った。 「自分からするっていったんだから、しっかりしなさいよね」 あぁ、なんか懐かしいな、このやりとり。 「おう、任せとけ」 部屋に向かってる最中ハルヒは俺に聞いてきた。 「ねぇキョン、あたし変われたかな?頑張れたかな?」 「お前が自分で変われたって、頑張れたって思うのなら達成出来てるんじゃないか?」 「うん、そうだよね。でもね、あたしを変えてくれたのも、頑張れるようにしてくれたのもキョンなんだよ」 「そ、そうなのか?」 びっくりだ。 俺なんかが誰かの役に立てるなんて。 「うん、そうだよ」 「そうか、それは光栄だね」 「だからキョン、これからずっとよろしくね!!」 「おう、こちらこそよろしくな」 部屋に到着するとみんなビックリしていた。 まぁ、当然だよな。 俺は腕からハルヒを下ろした。 残念そうに見えるのは・・・気のせいじゃないだろう。 ハルヒは何かを思い出したらしい。 ハルヒは制服のポケットからアイロンをかけたハンカチを取り出して俺に差し出した。 「キョン、これ返すわ。いままでありがと」 「ん、あぁ、これか。なんだったらずっと持ってていいぞ」 「ありがと。でも、もう必要ないわ。だって・・・」 「だって?」 聞き返すまでも無いな。 「これからはずっとキョンと一緒なんだからっ!!」 fin エピローグ(ver Hのエピローグ2の続き) 「ねぇ、キョン。さっきの続きしよ?」 「ん?あ、あぁ」 正直俺は混乱しまくっていた。 さっきのってのは、やっぱり料亭でのアレの事だよな・・・ あの時は、雰囲気やら勢いやらがあったが今は違う。 クソッ、どうする俺!? 今、してしまったら歯止めが利かなくなってしまうかもしれない。 俺達、正式に付き合ってるわけじゃないんだからまだそこまでしてしまうのはマズイだろ。 俺はふと、ハルヒの顔を見た。 俺は愕然とした。 そこにさっきまでの楽しそうなハルヒは居なかった。 代わりにいたのはあの日の泣いているハルヒだった。 「あ、その、ハルヒ?」 「そ、そうだよね。あたしはキョンの彼女でもなんでもないんだからそんなの無理よね。あたし一人で勘違いしてた。ゴメンね、無理言って・・・」 どうやら考えていた事が口から出ていた様だな。 俺のバカヤロウっ!!朝、気付いた事が何にも活かされてないじゃないか!! 今日の出来事を全部思い返してみろよ!! 今日、ハルヒは何度も告白してくれて俺はそれに何度も返事してるじゃないか!? あぁ、そうだった。 ハルヒは何度も勇気を振り絞って俺に想いを打ち明けてくれたのに、俺は一度も自分の想いをハルヒに伝えていない。 だったら、今の俺がするべき事は一つだ。 俺はハルヒの肩にそっと手を置いた。 ハルヒは驚いた顔で俺を見ている。 「ハルヒ、ホントにゴメンな。お前は何度も俺に想いを打ち明けてくれたのに、俺はお前になんにもしてやれてない。ホントどうしようもねぇバカヤロウだ」 ハルヒは黙って聞いてくれている。 「あの日からいつも頭のどっかにお前がいた。お前が望むならいつまでだって傍にいてやる。だから、ハルヒもずっと俺の傍にいてくれ。頼む」 ハルヒは、俺が言い終わると同時に抱きついてきた。 「キョン・・・キョン~、・・・ヒック・・・ホントに・・・・ホントにあたしでいいの?あたしなんかでいいの?」 ハルヒは俺の胸でわんわん泣いた。 「当たり前だろ?もう、お前以外なんて考えられない」 俺も涙で何も見えない。 俺はわんわん泣くハルヒを二度と離さないように、壊さないように抱きしめた。 「ハルヒ、好きだよ。愛してる」 「あ・・あたしも・・・グスッ・・・キョンを愛してる・・ヒック・・大好きだよ・・キョンっ!!」 ガキの恋愛だと笑われたって構わない。 俺はもう、生涯ハルヒを離さないっ!! 俺は、ハルヒの頭に手を回し、そっと俺の方へと寄せた。 ハルヒはこちらを向き、まだ涙がたっぷり溜まっている瞼を閉じて待ってくれている。 俺は自分の唇を、ハルヒのそれにくっ付けた。 たったそれだけの行為でこんなにも幸せになれる。 ハルヒの唇からハルヒの想いが流れ込んでくるようだった。 どれ位していただろう・・・ お互いが自然に唇を離し、その余韻に浸っていた。 もう一度と唇を近づけた時、ドア越しに会話が聞こえた。 なんだ?と思っていたらハルヒと目が合った。 どうやら、ハルヒにも聞こえるらしい。 俺とハルヒはそーっとドアに近づき、聞き耳を立てた。 「・・・・・ルヒちゃんはうちのにはもったいない位です。」 「ホントよね。キョンにはもったいないわ」 「そんなこと言わないで下さい。キョン君以外の子にハルヒを上げる気はないんですから!ね、お父さん?」 「そうですよ。十分ハルヒと渡り合っていけます。あの子が私以外の異性であんなに楽しそうに話すのはキョン君だけなんですよ」 「そう言ってもらえると光栄です。これからもうちのをよろしくお願いします」 「あたしからもよろしくお願いします」 「「こちらこそ」」 ハルヒは肩をワナワナさせている。 どうやら大変ご立腹の様子だ。 無論、俺も例外ではないのでアイコンタクトを取ると一緒にドアを物凄い勢いで開けた。 「「さっさと寝ろ~っ!!雰囲気ぶち壊しだ~っ!!!!」」 この後、親たちから散々からかわれたのは言うまでも無い。 はぁ、やれやれ fin エピローグ2 後日談 「そういや、なんであの時ハルヒの両親と一緒に居たんだ?」 俺はふとそんな疑問を母さんにぶつけた。 「あぁ、あれ?とりあえず気分だけでも味わおうと思ってみんなでブラブラ校門の辺りを歩いてたら会ったのよ」 「へぇ、そうなのか?」 「うん、そうなのよ。まぁ、初めから一緒に入学祝いをする計画だったんだけどね」 「ふーん。って、あの時初めて会ったんじゃないのか?」 「違うわよ?えーっと、そうね。もう、3年位の付き合いになるかしら」 「何をどうしたらそうなるのか教えてもらいたいもんだ・・・」 「いいわよ、教えてあげる。あれは、たしかあんたがハルヒちゃんを送った3ヶ月後くらいかしらね。お父さんと買い物に行った時偶然会ったのよ」 何なんだ・・・この因果律は? 「で、そのまま一緒にお昼ご飯食べて仲良くなったわけ。どう?分かった?」 「あぁ、理解した。で、なんでそれを俺に隠してたんだ?」 「だって、親が横槍入れたら上手くいくものも上手くいかなくなるでしょ?」 「なるほど。って納得いかん。って事はあれか?同じ高校に入る事も事前に知ってたのか?」 「もちろん!!でも、まさか同じクラスになるとは思わなかったわ」 そりゃそうだ。そこまで操作出来る訳がない。 「もうあれね?これは運命よね?キョン、あんたハルヒちゃんとチューしたんだからちゃんと責任取りなさいよ?」 「あぁ、そうする」 これからもお互い苦労しそうだ。ハルヒよスマン。 「あぁ、早く孫を抱きたいなー。あたしはハルヒちゃんそっくりの女の子がいいわ。キョン頑張ってね」 もう何を言っても聞きそうにないな・・・ はぁ、やれやれ・・・ fin 涼宮ハルヒの入学 version H
https://w.atwiki.jp/tenkagomen2004/pages/4.html
bsb#contents あ アイディア賞(あいでぃあしょう)[名詞] 国高祭の賞のひとつで、02年以来2700が4連覇している。03年は「アリオ」が獲得。一方同じ年に、アイディア料理コンテストで全国的な賞をとったのは真柴君。やっぱり料理には出汁(だし)が利いていなければね、というのは今考えついた。料理名は「揚げ豆腐おやき」、生地に豆腐を練りこんで揚げるという発想から誕生したものだった。 アイドル研究家(あいどるけんきゅうか)[名詞] 一時期サッカー部のT君がこう呼ばれた。当時彼のケータイには小倉優子の画像が○十枚も保存されていたため、それを見た蝶野が彼をこう呼んだことに由来する。 アウェイファイター(あうぇいふぁいたー)[名詞] 韓国戦で日本をみんなで応援しているはずなのに、広島の選手がふがいないせいでなぜかアウェイだった瀬尾くんのこと。しかも韓国の先発ピッチャーだったソ・ジェウンをアルファベットで表記すると「J W SEO」となるらしく、敵の先発の背中にはSEOという文字がデカデカとプリントされていた。これで完全アウェイになった瀬尾君は、その後の決勝戦でも「キューバのユニフォーム広島っぽい」とか言われてやっぱりアウェイだった。これらについてはなにがまずかったのかはわからないが、こういうところでも広島の弱さを垣間見た気がした。 垢太郎完成まであと何日?(あかたろうかんせいまであとなんにち?)[成句] アニメ大作「垢太郎」、はやく完成しないと亮君の家があぶない。ラスト古賀君がインドの神に! 赤点(あかてん)[名詞] 「ホームランを打つこと」「完全試合への一里塚」という解釈もあるが(「ホームラン」の項参照)、一般には試験においての単位修得が困難となる低得点のこと。だがこの「赤点」の正式名称は何というのだろうか?担任(茶山先生)は通知表に「欠点科目があります」という書き方をしていたが、これは他の人もそうだったのだろうか?いずれにせよ、単位を落っことして留年という人が出なくてよかった。 悪女(あくじょ)[呼称] 福若さんの本性。三年の文化祭の打ち上げでやったペアバスでやたらと友達を裏切りこの名がついた。 悪文対決(あくぶんたいけつ)[名詞] 天下御免の掲示板で05年1月頃、どちらが他人に不快な思いをさせるかが競われた徳至vs古賀それに亮がからんだ文章および受験期の過ごし方の対決。 結果はどうなったのか? 旭川医大(あさひかわいだい)[固有名詞] 2009年、杉田玄白が入学。この奇跡の合格劇から、医師不足に悩む日本、そして地域医療、その現場がどのような人材を求めているのかよくわかるではないか。医療現場に働く人、医師の卵を指導する人たちの気持ちを、一般の受験生はあまり理解していない気がする。 旭川から帰らない(あさひかわからかえらない)[成句] 2014年東京や横浜の病院をまわり就職活動していた原田医師、結局旭川勤務を選択。男気によるものか、条件があわなかったためか?旭川で生きる原田医師、ああ、はらだいし。 旭川厚生病院(あさひかわこうせいびょういん)[固有名詞] 原田茂が研修医を勤める病院。救う人救われる人さまざまな人生がある。本物の天才だからできることがある。2020年12月新型コロナウイルス国内最大規模のクラスター。 泌尿器科期待の若手医員の無事と活躍を祈る。 アジアンマリオ(あじあんまりお)[名詞] 格好自体は物凄く似合うのだが、どうも東南アジアっぽさを払拭しきれない鬼の様に彼女がいないマリオ。正体は瀧田。 飛鳥(あすか)[固有名詞] 修学旅行で、天橋立探訪班でないグループがサイクリングした田舎。石舞台古墳は春満開でした。 あせつぐ(あせつぐ)[名詞] 瀧田のあだ名。田沼やってる時汗かきすぎ。臭い。本番間違える。そして変態。 頭が吹っ飛びそう(あたまがふっとびそう)[名詞] 卒業旅行の集合写真に写っている大森さん。髪の毛が浮き上がっていてミサイルが発射される寸前のような感じに見える。なんか面白い。上から糸で釣ってるみたい。 あっこちゃん(あっこちゃん)[曲名] やましょうの打席のテーマ。高野のテーマでもある。非常にわかりやすく盛り上がる曲で、この二人のセンスを感じずにはいられないのであったよ。これと反対に茂は曲選をミスり、応援側としてはなかなか盛り上がりづらかった。色々考えなきゃね。 アトランティス(あとらんてぃす)[名詞] 海底に沈むなぞの古代都市であり、坂口の心のふるさと。メアドにも。 アヌシュ(あぬしゅ)[固有名詞] アテネ五輪男子ハンマー投げにおいて金メダルを獲得するもその後の検査でドーピングが発覚し、その権利を剥奪されたアスリート。素で撮られた写真は一枚もないと噂される原田茂が、同じく佐藤家宿泊後の集合写真で彼の投擲後の気違いじみた叫びをマネしていた。あの写真はいい写真なので部屋に飾っています。欲しい人は徹君に言えばくれるかもしれません。 あの素晴しい勝負強さをもう一度(あのすばらしいしょうぶづよさをもういちど)[成句] 本番に強い!のが国高生ではあるが、9回ツーアウトからの逆転劇はそうあるものじゃない。あの勝負強さよもう一度!と願うのは野球部員だけではない。人生のあらゆる場面でこの呪文を唱えよう。 暴れん坊将軍(あばれんぼうしょうぐん)[曲名] 瀧田の打席で流れる音楽。初めてかっこよかった。打席でのかまえがローズに似てる。突き出たお尻をさらに突き出し、バットを触覚みたいにぴくぴくさせる。でもやはり打つのは凄くかっこいい。瀧田君はずっと打席に立っていればいいと思う。言いすぎか。 アベベ(あべべ)[人名] 今さら誰の呼び名であったか記すまでもあるまい。だが、彼女の卒業した小学校の前、というか彼女や電通男の自宅近くを偉大なるマラソンランナーは走ったのである。1964年東京オリンピック、マラソンコースは甲州街道で現在の味スタ近くが折り返し地点だった。その頃住んでいた調布市民は、アベベの走る実物を見たことが誇りだったのである。 天橋立(あまのはしだて)[名詞] 2年のとき修学旅行で鈴木、古賀、齋藤、佐藤、谷口、上主、中村、瀬尾の8人で作られた班が2日目の自由行動で行った場所。事前の茶山の提案により行き先に選ばれた。そもそも修学旅行では自由行動は「大阪方面」か「奈良方面」のどちらかにするよう決められていて、修学旅行のしおりには、全クラス全班の行き先が書かれていた。そのしおりに、「行き先:日本海方面」と書いてあった班は僕たちの班だけだった。片道一人5000円くらいかかり、移動時間は往復で5時間にのぼった。しかし、この天橋立への観光は、どんなものにも代え難いほどすばらしい経験だった。行くまでみんな完全に日本三景をナメていた。そういうわけで天橋立は、僕らにとってもはやゴール前のサンクチュアリといっても過言ではないほど最高の場所として定義されているのである。 「雨降ってるから靴貸してよ」(あめふってるからくつかしてよ)[その他] 何日目かの雨の日に僕が祐介に言われたセリフ。自分の靴は運動用じゃないし汚れるとやだから貸して欲しいとのこと。今考えるとあからさまにおかしい話なのだが、彼が言うと不思議な説得力。貸してしまった。試合後、僕の下駄箱に返却されていた泥だらけのフォーラムを見て、やっぱりおかしいと思った。 あらびき団(あらびきだん)[固有名詞] Perfumeを踊りながら食物を吸引する4人組の飽食系ユニット、バキュームが、2009年秋2度にわたって出演したTBS水曜夜の番組。毎回3~4組の芸人(吉本の人や大道芸人、一般応募など)が芸を披露し、その映像に東野幸治と藤井隆がツッコむ形式のお笑い番組で、バキュームとは多摩美で結成された悪女(かしゆかのポジション)や元8組の桜木さん(あ~ちゃん)らのグループ。今やテレビでパイ投げなんかもめったに見られないのに、あんなものを放送してしまうTBSは偉い。もとから春ちゃんは、「何やってもかわいい」けど、プリンが落下してしまったのはいただけなかったね。 あらびき団のDVD(あらびきだんのでぃーぶいでぃー)[固有名詞] 2012年3月28日発売のあらびき団の永久保存版DVDにバキュームも収録されてしまう。けどでも、バキュームのパフォーマンスのおぞましまは強烈な臭いにあるのだから、臭いの発しない食物を発明するのと同時に、臭いの伝わるビデオなどメディアが創造されると、バキュームはもっとすごくなるのに、と思う アリオ(ありお)[名詞] 二年時の文化祭の企画。アイディア賞受賞。何者かによって再び乗っ取られたキノコ王国を救うべく、お客さんがアリオとなり、クリボー(顔だけ)に頭をもぎ取られたキノピオ(ただの人間)と共に冒険するというとてもシュールなアトラクション。しかもボスはマリオ。クッパは衣裳的に無理だった。 在りし日々(ありしひび)[題名] 劇団木霊=早稲田大学大隈講堂裏にアトリエをもつ老舗学生劇団の2006年9月新人公演の演目、作者は古賀彰吾。この中原中也っぽい題名はともかく、90分の劇を書ききり新人たちに演じきらせたことで、彼が演劇界で一歩前へ踏み出したことは確かだろう。見ておかないと後悔するか? アンデルセン公園子ども美術館(あんでるせんこうえんこどもびじゅつかん)〔固有名詞〕 船橋にあり、「富田菜摘ワールド 動物たちのゆかいな森」という名のイベントを2008年9月6日(土)~10月26日(日)に開催。結構広い展示室を2つ使って、富田の今までの作品が大集結。でも見に行けなかったなぁ。 い イギリス(いぎりす)[名詞] おやじが大学3年の夏休みに留学中の彼女に会うために旅行した国。しかし日本を発つ前日にふられる。しかし航空券は前日キャンセルしても全額取られるためしょうがなく日本を発ち、単身イギリスへ。彼女に「空港で買ってきて」と頼まれたタバコ1カートンを抱え、それを渡すだけのために25万以上の旅費を費やしたのであった。彼がイギリスへ行っている間にちょうど3700同窓会が開かれ、そこで「おやじはオリンピックに合わせてパシリの世界記録を狙いにいった」と話題にあがった。 イギリスの写真(いぎりすのしゃしん)[名詞] 2008年9月中頃、自由が丘のバーでおやじ君のサークルの写真展が行われ、そこに出展されたのが、旅行で撮ったイギリスの写真。それほど絶望的ではなく、普通にどんよりしたイギリスがそこにあった。 異端ファイター(いたんふぁいたー)[名詞] 五臓ラップの「大腸・小腸・膀胱?」の後の「胃・胆・サンショウ!」のサンショウをファイターにしてみたもの。得に何の意味もなく、ただファイターと言いたかっただけ。確か蝶野が口ずさんでいたと思うが、もし本人がそれを否定してしまうと俺だけが馬鹿みたいに意味わかんないこと言っていたことになるので恥ずかしい。(古賀談) 一番大事だぞ!サヨ(いちばんだいじだぞ!さよ)[成句] 坂口による五臓ラップのカバー。サヨとは彼の妹の名前。心臓より妹が大事という心意気に胸を打たれた人々の間で流行。ちなみに二番目が遺跡(マチュピチュ等)で三番目が宇宙。野球はなんと四番目という結果に終わった。だからベスト4だったという説は今思いついた。 10700(いちまんななひゃく)[呼称] 3700の次は4700、そして5700、卒業後年とともにだんだんと増えて、卒業後6年過ぎると10700になる。こんな呼び方はOnly国高なはずなのに、いまいち国高同窓生に定着していない。何とかしたいものである。 イチローに敬語を使われた男(いちろーにけいごをつかわれたおとこ)[呼び名] イチローといってもそんじょそこらのイチローではなく、第2回WBCで苦しみながらも最後に決勝打を放った、その直前の時期、フロリダで働いていたポテンシャル男が、彼を案内し、そこで彼の謙虚な姿勢にふれたのだという。職業柄、いろいろな有名人を案内することはあったのだろうが、これを役得的「出世」、俺は仕事をしたぞ的快感と言わずして他に何があるだろうか?当然呼び名はポテンシャル男から、この言い方にチェンジである 一本釣り(いっぽんづり)[名詞] 10キロのバーの先端を持ち、持ち上げる。もう片端に徐々に重りを増やし、どこまでいけるか計測する。コツがあり、純粋に体力を計ることが出来ない。 いなじ(いなじ)[呼称] 教官の怒りが頂点に達することで初めて降臨する伝説のポケモン。その進化はもはやBボタンを押すくらいでは止めることができなかった。また「いなじ」という言葉の語源が「いなだ+おやじ」であるとする学者もいるが、真相はわからない。 イナジン(いなじん)[歌] イマジンのパクり。最初が「イナジン、オーザピ〜ポ〜♪」になるだけ。 稲田ワールド(いなだわーるど)[名詞] 名曲「we are the world」のwe areを稲田に変えたもの。稲田ワールド、稲田チルドレン。なぜか外国の歌に用いられる稲田さん。きっと「稲田」の発音が英語に近いのだろう。inarders。 いのさんとワールド(いのさんとわーるど)[名詞] 一年のころ大和田さんがひろよちゃんを「いのさん」と呼んでいるのを聞いて思いついた曲名。誰にも言ってないし自分でも忘れてたすさまじいワード。昨日ミスチルのぼろぼろになったMDを発見して思い出した。 隕石とインポテンツ(いんせきといんぽてんつ)[固有名詞] 2013年のカンヌ映画祭に日本からノミネートされた短編映画。佐々木想監督、鈴木徳至プロデューサー。世界3500作品から9本選ばれてのカンヌだったが賞にはからめなかった。国高野球部の甲子園出場が初のあと30年以上ないように、カンヌの次もないのかもしれない、そのくらいの快挙だ! う ウイニングイレブン(ういにんぐいれぶん)[名詞] 2年のころ教室に置かれたテレビを用いて行われたプレイステーション用ソフト。テレビはサッカー部の先輩から譲り受けたものらしい。クラスのほとんどの男子が参加し、試合は白熱したが茶山によってテレビが取り払われることにより終わってしまった。(参照:チーム名) 動く野村(うごくのむら)[名詞] 動く壁を一人で一生懸命動かす野村君を、後ろから見た光景をこう呼ぶ。 打ち込む場が繋がる場(うちこむばがつながるば)〔成句〕 四條畷学園大リハビリテーション学部助教の北垣博士が大学HPの自己紹介でつかった言い回し。 腕相撲(うでずもう)[名詞] 一年の文化祭のアトラクションのひとつで、客が壁から出た三本の腕の中からひとつ選んでその人(正体不明)と腕相撲で対戦する。勝つとスタンプがもらえ、スタンプの数によってエンディングが変わるのだが、どうせだいたい負けてあげるのでスタッフに強いメンバーを集めた意味はほとんどなかった。しかし、坂本さんだけはやってくる相手を次々に蹴散らし、しょっぱなからスタンプをもらえない客が続出した。 うわばき(うわばき)[名詞] ある昼下がり、僕たちバスケ部が外周をしていると、そこへ彼女が通りかかった。校門を優雅に出て行く彼女の足元にふと目をやると、なんと上履きのままであった。まさか、あの彼女が上履きでコンビニに行くようなBガールだったとは。いや、ちょっと待て。リュック背負ってるぞ?まさかあのまま帰るつもりじゃ…?教えてあげた方がいいのか?いや、もし仮に彼女が何者かによって靴を隠され、仕方なくそうしているのならその指摘は彼女を傷つけてしまう。どうしたものか。そんなことを考えてるうちに遠藤元気が彼女を呼び止め「すいません、上履きですよ」と言った。馬鹿野郎!そんな無神経な言い方をしたらもしかしたら…。しかし彼女は「あっ!」と驚いてそのまま昇降口へと帰って行った。どうやら普通に間違えたらしい。この日から、バスケ部の間で谷亀さんは「うわばき」と呼ばれることになった。 「うんこで笑いとれたら苦労しない」(うんこでわらいとれたらくろうしない)[成句] 谷口亮最後の言葉。卒業旅行二日目の夜、皆に囲まれた彼はしみじみとそう言った。文化祭で絵を書いていてネタが切れてしまった時、心底そう思ったらしい。しかしその後真柴がやたら感動的な話をし、多くの人が涙し、そんなムードになった帰り道、彼は一人「俺うんこの話しかしてねぇよ」と反省していた。 ウンコ踏んでそう(うんこふんでそう)[成句] 入学当初の大森さんのやんちゃ丸出しな写真を見てつい出てしまった言葉。素晴らしい比喩だと思うと同時に、失礼。ごめん。言ったのはとくし。 え 映研(えいけん)[名詞] 卒業アルバムの写真撮影のとき、その辺にいた無関係の人たち十数人を急遽部員に招き入れ、撮影時のみマンモス部と化した奇跡的な部。正しくは映画研究部。部長が半裸で写ろうとしてカメラマンからNGが出た。さんざんみんなを待たせてからやっと出てきた顧問の大田先生は、いきなり部員数が十数倍に膨れ上がったにもかかわらず特に気にしてませんでした。いざ撮影のときは、バスケ部やバレー部の人たちが多くてただの運動神経良さそうな集団にしか見えなかったため僕は一人ビデオカメラを構え、なんとか映研らしさを演出したのでした。 SHR(えすえいちあーる)[名詞] 入学当初に黒板に書いてあった「明日の時間割り」の中で唯一意味のわからなかった言葉。僕はとっさに「セクシーヒーローレボリューション」と読んだが、すぐに隣にいた誰かに「なんだよそれ」と突っ込まれた。その後サヨナラホームラン説やスーパーホームラン説が浮上したが、結局はショートホームルームというNHK並につまらない言葉だった。 FFヘアー(えふえふへあー)[名詞] 意味:藤本の髪型。ツンツンの中に流れがあり、その現実離れしたきまりようはFFのなんかの主人公を思わせ藤本の端正な顔立ちを引き立たせた。うちのクラスはあまり髪型を気にするようなのがいなかったので、注目を浴びてからはことあるごとにネタにされて可哀想であった。でも、藤本君はかっこいいと思うよ。 エレキテル(えれきてる)[名詞] 平賀源内といえばエレキテル発明。天下御免劇中でも、冒頭に源内はこれを完成させる。実際にビリッとくるいわば本物のエレキテル作成のため小道具係は苦心惨憺で、普段は寝ている物理の授業でもこれに関連する電気の話の時だけはしっかりノートをとっていたという噂もあった。でもやっぱり理系進学希望なのに、物理の学力が鎖国江戸時代の源内以下、というのはまずいよね。 お おおいなじ(おおいなじ)[名詞] いなじがさらに進化した姿。おやじ君によると主に沼などに生息しているらしい。えら呼吸という設定もあった架空の動物。道具の七番目でセレクトを押して…みたいな感じで出現させる。元ネタの稲田さんからはかなりかけ離れてしまっているワード。 汚ギャル(おぎゃる)[呼称] 森田に対してギャル男を連呼しているうちに業界用語化して成立した本人としては不本意なあだ名。もはや男じゃないがまぁ仕方ない。 屋上野球(おくじょうやきゅう)[名詞] 文字通り、屋上で野球をする。当然先生達に見つかると怒られる。また、ホームランをうつとボールを下まで取りに行かなくてはいけないし、ファールだともっと最悪。だが一時期かなり盛り上がった。おやじスワローズやパルテノン竹田はここで生まれた言葉である。 おくやみシリーズ(おくやみしりーず)[名詞] 1年の学級日誌欄外に書かれた訃報、そのシリーズ。「深作監督さようなら」を書いたのは冨田さんだったが、担任が書いたのは、矢川澄子=ポール・ギャリコ『雪のひとひら』訳者、伊藤俊人=彼を失った三谷に明日はない、とコメント、山本直純=作曲家・指揮者、映画寅さんシリーズが有名だがNHK「天下御免」もこの人、といった方々。「天下御免」のことを初めて7組に対して書いたりしたのはこの時だったわけであり、改めてご冥福を祈ります。 遅れてきた坂口(おくれてきたさかぐち)[宇宙人] 前日に買ったおニューの服に着替えるために、一度帰宅してから来た坂口くんのこと。男しか来ないこの会議になぜその必要があったのかは不明。 「オサマ!ビン!ラディン!」(おさま!びん!らでぃん!)[成句] 一年のキャンプのさい、まだ手探り状態であったにもかかわらずとくしと俺がシンクロして叫んだ言葉。時期がそういう時期であっただけで別にビンラディンが好きであるわけではない。茂君はこれを聞き、ともかくやばい奴らがいるなあと思ったらしい。 和尚さん(おしょうさん)[名詞] 就寝前、亮君が大変身する姿。どうにかして箒を持たせたくなる。修学旅行にて皆の目に触れることとなり、その場をを大いに沸かせた。 おっしょさん(おっしょさん)[名詞] 夜の谷口亮。和尚さんではない。「和尚さん」なのか「お師匠さん」なのかわからないあたりに、夜の彼のダイナミズムが隠されている。ちなみに休日の昼間に彼の家を突然尋ねても、かなりの確率で遭遇可能である。 オーストラリア(おーすとらりあ)[固有名詞] 2006年、マダムキラーが英語生活を送るために乗り込んだ新天地。「ホームシックはない、でもオーストラリアはつまらない」ながら、早くも樹齢3000年を超える古木と会話ができるようになったらしい。さすがポテンシャル男。 鬼ロー(おにろー)[名詞] 「イチローやっぱアイツは鬼だな」を略したもの。瀬尾ファイティンと蝶野の野球トークの中に私が参戦したときに私がよく使った、そういえば私の言葉。 お風呂リーグ(おふろりーぐ)[名詞] 瀧田君が参戦した時「俺これやったことないから」と言ったにもかかわらずとくしに勝利。瀧田偽素人説浮上により、「ウソとかつくやつはお風呂はいってろ!」ということで作られたリーグ。一位の人を倒さないとふつうのりーぐに上がれないという過酷なものであり、しかもチーム名が剥奪されただの苗字になってしまうのである。上記の「たきた」はそのためである。しかしこのようなひどい仕打ちをしたにもかかわらず本当に瀧田君はウイニングイレブンをやったことがなかったらしい。みんなで謝っときましょう。 『オマツリマリオ』(おむつまりお)[名詞] うちらが二年の文化祭でアイディア賞を獲得した「アリオ」。その名前を決める際に最後まで残った対立候補。考案者は茶山一郎。「逆から読んでもオマツリマリオ…に見えるけど実は違う」点がポイントらしい。言われるまでわからない。いや、言われてもわからない。しかし、このエキセントリックな解説に多くの者が魅了され、うっとおしい程の熱戦を繰り広げた。あそこで負けていたら急遽御輿を作るハメになりそうだったので本当に危なかったなぁ。 おやじ(おやじ)[名詞] 僕のあだ名です。 あれはまだ入学してまもない1年時のクラスマッチの少し前、初めてのクラTを作ろうとしていた時でした。7組の初クラTは背中の部分に放射状にそれぞれのあだ名を載せるデザインに決まったのですが、入学後まもなかったためにみんなまだ確定的なあだ名を持っていませんでした。ですから、自分もなんて載せようかと迷っていました。しかし突然、今春神戸大医学部に入学した北垣くんが、その辺にいる人を「おい、おやじ」と呼んでしまうという中学時代に持っていたらしい謎めいた習慣を僕に対して鮮やかに発動し、「おい、おやじ!なんて載せるの?」と僕に向かって聞いたのでした。その瞬間の詳しい状況は正確には覚えていませんが、すったもんだしてるうちにたぶん蝶野あたりがおやじでいいよとか言ったんだと思います。そのせいでクラTの背中には僕のあだ名として「おやじ。」と記されてしまったのです。そして……まさか、と思いました。まさかと思いましたが、それがその後もずっと通常のあだ名として定着したのです。こうして「おやじ」はあだ名の変遷が激しい7組(ほとんど蝶野のせい)において、めずらしく3年間全く変わることのない僕の通称となったのでした。この3年間、何度か「この人がおやじか」などと全く知らない人に言われることもありました。英語の先生に金切り声で「おやじくん!!」などと叫ばれまくる日もありました。入学してしょっぱなから尊い青春を犠牲にしたような気もしました。でも僕は3年間「おやじ」と呼ばれ続けて、よかった。ここでは言えないような様々な活用形もありました。終止形は「ニートおやじ」でした。どれも今はいい思い出です。でも来年大学に入ってからは絶対におやじと呼ばれないようにしていきたいです。 おやじエリア(おやじえりあ)[名詞] 残念ながらゴール前のことではない。別名おやじスポット、おやじコックピットなど。劇のとき教室のはしっこに作られた機械でかこまれた狭い空間のこと。常におやじがその空間にはさまってピコピコやっていたのでこの名がついた。居心地がよいようにしてくれた内装さんありがとう。 おやじ転び(おやじころび)[名詞] みんながサッカーに集中している時、真柴が突然「用語辞典全部読んだし!」と発言したため、久々のダシダシビーム登場に動揺してボールの上で綺麗にすっ転んだおやじのこと。大学生にもなってまだダシダシ言ってる彼はただ者じゃない。いや、ただ者じゃないし! おやじスワローズ(ライ9)(おやじすわろーず(らいきゅう))[名詞] 僕のチーム名でした。ちなみに由来は僕が小学校のころ所属していた野球チーム「国立ヤングスワローズ」からきています。()の中身は当時の僕のポジション、ライト9番を示しており、小学生の野球チームにおいてもっともヘタクソなやつがつくポジションとして有名だそうです(茂くん談)。 女和尚さん(おんなおしょうさん)[呼称] 就寝前に和尚さんになる亮君。実は大森さんも就寝前和尚さんになっているらしい!との情報からこんな言葉も出てきていたのであった。