約 138,226 件
https://w.atwiki.jp/yuukifukkumigaku/pages/366.html
クリーチャーの能力。 防御側クリーチャーが飛行か到達を持っていないとブロックされない。
https://w.atwiki.jp/nightout001/pages/33.html
夜間飛行~ダークネス・その4~ その日の夕方は、行方不明の女児の死体が発見されたニュースで持ちきりだった。 しかし、発見した露伴はそれをホテルの部屋で見つめていた。 かほりは、ベッドにぐったりと横たわっていた。 やはり、刺激が強すぎたようだ。 「…先生」 「うん?」 「…あの子、最後…ありがとうって」 「…ああ」 「本当に…探してほしかったんですね…」 かほりのその声には答えず、露伴は視線を窓の外へ移した。 もう夕日が西の山の稜線に沈んでいく。 死んでいた彼女も、この光景を再び見たかったのだろう。 そう思うと、露伴の胸には思わずこみ上げるのを感じた。 「…これも縁だろうからな」 「ええ…」 ■■■ そのころ、雪魅のとある場所で、縁の夢に現れていたあの金髪の少女が日傘をくるくる回しながら歩いていた。 「あーあ…ダークネス、見つかっちゃった…」 そういいながら、携帯テレビで梨佳の死体が見つかったというニュースを見ながら呟く。 しかし、彼女の口元にはやはり笑みが浮かんでいた。 少女の背後には、黒い姿のスタンドがたたずんでいた。 「そろそろ、私も会いに行こうかな…靖子ちゃんに」 くすくす笑いながら少女は、スキップして歩いていく。 明るい金髪は、夕日の照り返しを浴びて美しく輝いていた。 しかし、その笑い声には何処かぞっとさせるような響きが含まれていた。 無邪気さゆえの、残酷さが…。 ―ダークネス・完―
https://w.atwiki.jp/mtgflavortext/pages/2846.html
空に浮かぶ流動石は、危険じゃないなんてことはない。普通じゃないってだけさ。 Airborne flowstone isn t less dangerous, only less common. ネメシス 【M TG Wiki】 名前
https://w.atwiki.jp/startale/pages/25.html
飛行 移動するときに、障害物を無視して移動できます。 ただし、移動する先は空白エリアです。
https://w.atwiki.jp/mtgflavortext/pages/4457.html
「ここらの飛行機械が寂しそうだったんで、仲間になってやろうと思ったのさ。」 "The little thopters seemed lonely up here, so I thought I d join them." カラデシュ 【M TG Wiki】 名前
https://w.atwiki.jp/drift_spirits/pages/7.html
車種一覧(◎はチケットオーダー、GOLDオーダ限定) ☆3 ・CR-Z(ZF2) ・シビック タイプR(EK9) ・インテグラ タイプR(DC5) ☆4 ・S2000(AP1) ☆5 ◎NSX-R(NA2)
https://w.atwiki.jp/wiki4_quest/pages/4.html
飛行船 このクエストはノーグハルトのときに修正され、貰える経験値が2倍以上増えるようになります1回限りなので、修正されてから進行したほうがいいのかもしれません 飛行船 (経験値) 飛行船 (経験値)【修正版】 飛行船 (経験値) 必要条件 Lv60以上 必要アイテム 暗黒の意志 2トゲの実 2 イズルード⇔ジュノー間の飛行船内飛行船船長[ペルロック]と話す飛行船の原理について質問すると、一通の手紙を獲得#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (h1.jpg) ジュノー⇔アインブロク⇔リヒタルゼン間の飛行船内飛行船船長[トロック]と話す暗黒の意志 2(グレムリン)トゲの実2(ビボルダー)を渡すと、手紙を獲得#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (h2.jpg)注 グレムリン・ビボルダーは、イズルード⇔ジュノー間の飛行船にて30分から2時間沸きになります現れてから1分程度すると飛行船船長[ペルロック]が全部消してしまうので、それまでにアイテムを集めなければなりませんなお、デスペナは無し 飛行船船長[ペルロック]と話す→経験値200kGet#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (h1.jpg) ↑? 飛行船 (経験値)【修正版】 必要条件 Lv60以上シドクスクエスト?完了 必要アイテム 暗黒の意志 2トゲの実 2 ジュノー⇔アインブロク⇔リヒタルゼン間の飛行船内[ヘイルレン]と話す一通の手紙を獲得#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (h3.jpg) イズルード⇔ジュノー間の飛行船内飛行船船長[ペルロック]と話す#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (h1.jpg) ジュノー⇔アインブロク⇔リヒタルゼン間の飛行船内飛行船船長[トロック]と話す暗黒の意志 2(グレムリン)トゲの実 2(ビボルダー)を渡す→経験値Get#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (h2.jpg)注 グレムリン・ビボルダーは、イズルード⇔ジュノー間の飛行船にて30分から2時間沸きになります現れてから1分程度すると飛行船船長[ペルロック]が全部消してしまうので、それまでにアイテムを集めなければなりませんなお、デスペナは無し [ヘイルレン]と話す#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (h3.jpg) アインブロク研究所に入り、数字合わせの暗号を解き、秘密文書を読むと飛行船船長[トロック]が現れる#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (h4.jpg) 飛行船船長[トロック]と話す→経験値Get#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (h2.jpg)合計経験値 550k ↑?
https://w.atwiki.jp/astonishingscience/pages/164.html
367 名無しより愛をこめて 04/02/16 17 10 ID ank5OEp4 [1/1回発言] デカの舞台が2004年であると仮定して新説を立ててみます。 2000年、地球にクル文化圏の技術がもたらされ、一方でクル文化圏にも地球側の 技術がもたらされましたが、中でも彼らの興味を引いたのがヘリチェンジャーや マスキージャイロなどのローター飛行メカでした。 ブースターで飛行するメカはクル文化圏にも存在しましたが、回転翼で進むメカは 彼らにとって完全に未知の存在でした。 そして2001年、ほぼ同時に地球ではビクトリーロボ、クル文化圏ではデカレンジャーロボの 製作がスタートしましたが、2001年のネジレジア襲来により地球の時間が4年 巻戻ったため2年の歳月をかけたにも関わらず1999年に完成という事態に相成りました。 一方デカレンジャーロボの方は車型メカのノウハウを不完全ながらも持っていた 地球人と違い初めて触れるローター型メカの開発に苦闘し、3年をかけて完成させました。 この際、ベースとしたのが地球のジェットイカロスのシステムでした。敵が強すぎて 思うような戦果を上げられず地球人からは正当な評価を得られなかったイカロスですが、 クル文化圏の技術者たちはその優秀性を見抜いていたのです。 368 名無しより愛をこめて 04/02/16 19 42 ID G7VDakwa [1/1回発言] デカレンジャーロボはジェットイカロスの系譜ではなく、RVロボ+ガオキングなんじゃないかという珍説を提唱してみる。 アリエナイザー事件の急増の背景に大規模な組織が絡んでいると推測したドギーは、地球の防衛組織S.U.P.と提携してデカマシンに合体機構を取り付ける事にした。 この判断は、将来的なアリエナイザー事件の大規模化を想定してのものなのだが、S.U.P.はこの案に対し、ひとつのアイデアを提示してきた。 PAや爆竜に見られる換装システムを導入しようというのである。これにより、よりローコストかつフレキシブルな機能の拡張を行なおうというのである。 変形機構の簡略化が可能であり、またRVロボのジョイントが流用可能という2つのメリットを持つこの案は、現状で考える限りベターな案であり、デカレンジャーロボの合体機構に採用された。 根拠が全くないわけではない。第1話では合体ジョイントの調整が済んでいないような事を言っていたし、予告では「まだ合体は無理」などという台詞も飛び出している。 デカマシンが最初から合体機構を組み込んでいるなら、合体訓練だってあるはずだし、そうでないなら、伴番が持ち込んできたパトストライカーを短期間で改造する必要が生じる。 他のデカマシンをロボの胴体に配置しなかったのは、単純に胴体にできるメカが無かったからだろう。 腕にも胴体にもしにくいパトジャイロ、武装積載能力を考えると脚部にするしかなかったパトレーラー。 さらに、腕部の改造には手間がかかるため、残ったパトアーマーとパトシグナーを腕部にするしかない。(サイズの問題もあったのだろう) 胴体も結構大掛かりな改造が必要なはずなのだが、パトストライカーが来るまでは適当なメカがなかったため、やむを得ず後回しにされていたのだろう。 369 名無しより愛をこめて 04/02/16 22 42 ID CSTPauWE [3/3回発言] むしろメガレンジャーのグランドライナーとか 370 名無しより愛をこめて 04/02/17 00 25 ID 4Pbllb1c [1/1回発言] OPのパトジャイラーの発進を見ると、飛行メカのくせに他の車型メカと一緒に走ってるのな。 クル文化圏がいかに「メカ=車」という固定観念に縛られてるかよく分かる。 389 名無しより愛をこめて 04/02/23 00 49 ID R+40ZnHg [1/2回発言] それにしても、片足だけ飛行物体(いや、赤と青以外の3台も 多分飛ぶんだろうけど)ってのも不思議なロボやねえ。 390 名無しより愛をこめて 04/02/23 00 58 ID OzQgLAkJ [1/1回発言] 389 すごかが風に解釈してみた。 当初の予定では4機合体だったのですが、設計後に判明したのですが 両足にするはずの飛行メカ1機では片足分のスペックしか確保出来なかったので 急遽同じ大きさのメカを1機作り反対の足にする事となりました。 このエピソードなど、いかにクル文明圏出身の技師が フラッシュ系の縦分割変形を扱い慣れていないかをよく現していると思います。 391 名無しより愛をこめて 04/02/23 01 20 ID K5hOLxTb [1/3回発言] 389 あれは『車』です。 クル文化圏では 「タイヤを下向きに変形させると飛ぶとき効率がいい」 という技術があり(ペガサスサンダーも飛ぶ時はタイヤが下向きになります)、 デカジャイロはそれに特化したマシンとなっています。 ……って、強引解釈スレみたいな書き方になってスマンです 392 名無しより愛をこめて 04/02/23 01 25 ID R+40ZnHg [2/2回発言] 391 …ふむ。つまり、ジェットスライガーはそれを地球側でコピーしようと(ry 393 名無しより愛をこめて 04/02/23 01 48 ID njPb6n25 [1/1回発言] 391 ターボGTもそういう形で空を飛んでたが、どういう経緯で伝わったんだろうか。 395 名無しより愛をこめて 04/02/23 03 48 ID RT9mrI5w [1/2回発言] 393 聖獣ラキアは死後、星座になりました。 一方RVロボは星座から生まれました。 両者の間には「星座-実体」の 双方向変換システムという共通点があります。 ガオの聖獣などが現在地球に生息している 動物とほぼ同じ姿を持っているのに対して、 ラキアはいかなる動物にも似ていません。 この事から考えると、ラキアは地球の聖獣ではなく 他の星から地球を居ついた「帰化聖獣」だと考えられます。 恐らくはラキアの母星がクル文化圏であり、 彼からシーロン、そして太宰博士へと 「車を飛ばすギミック」が伝えられたのでしょう。 同じ自動車モチーフでありながらこれまで 直接の関連はないとされていた ターボレンジャーとカーレンジャーですが、 実はこういう意外な縁が存在したのです。 カーマニアの太宰博士がシーロンやラキアと めぐり合ったのも、いわば運命なのです。 396 名無しより愛をこめて 04/02/23 11 15 ID K5hOLxTb [2/3回発言] タイヤを下に向けると空を飛ぶ『クル飛行システム(仮)』。 地球でもメタルダーが使用していました。 これは、日本軍が偶然同じものを開発したと考えるよりも、 「ペガサスサンダーと同じ『宇宙を飛ぶ野生の車』を日本軍が捕獲した」 と考えるのが自然でしょう。 その後、この技術は太平洋戦争の敗戦と共に失われました。 が、一部資料が残っていたためか、ダイナロボなどでもこの技術が使用されています。 (とはいえ、飛行能力は明らかに普通の飛行機に劣ります) また395のような経緯もあって、地球人はクル飛行システムをある程度使用できるようになりました。 ですが地球は、なんでもかんでも飛行機型にするデンジ星系文化を既に得ていて、 なかなか使い道が思いつかなかったようです。 近年ではスマートブレインがジェットスライガーに使われましたが、 これはバーニアもつけたハイブリッド型でした。 398 名無しより愛をこめて 04/02/23 15 25 ID VnelI5VS [1/2回発言] アメリカの民間の科学者がクル飛行システムとタイムマシンを車に搭載した事例もあるな。 399 名無しより愛をこめて 04/02/23 15 27 ID VnelI5VS [2/2回発言] アメリカの民間の科学者がクル飛行システムとタイムマシンを車に搭載した事例もあるな。 401 ギルノイズ ◆olKbglHkuQ 04/02/23 21 15 ID 60dPgdUo [1/1回発言] 396 野生の車……某『メタルマックス2』の某『野バス』を思い出してしまったw あ、バイクに振り落とされたウィンスペクターのバイクルとかw ところで、世紀王の乗り物たる二台のバイクと一台の車も知性を持っていたよね…… 606 名無しより愛をこめて 04/03/19 10 49 ID 3zKRung9 [2/3回発言] このスレで出たクル飛行システム(仮)って 「タイヤを横倒しにすると飛ぶとき便利」だけど 別にローターとかの空力じゃないよな。 ひょっとしてあれか? 「円盤を回転させると反重力が発生する」って奴。 現代地球の技術水準ではトンデモレベルだけど クル文化圏では実用化に成功してるのか。 607 名無しより愛をこめて 04/03/19 11 11 ID Tn7AkuX+ [1/1回発言] 「円盤を回転させると反重力が発生する」 それって反重力じゃなくて 単に遠心力で重力を相殺してるんじゃないの? 別にトンデモじゃないと思うけど……。 609 名無しより愛をこめて 04/03/19 11 17 ID 3zKRung9 [3/3回発言] 607 いや、本当に「質量が低下している」と主張して UFOの飛行原理はコレだっ! って言ってる人たちがいるんですよ。 610 名無しより愛をこめて 04/03/19 14 18 ID ARrBx0iA [1/1回発言] よく考えると、タイヤを横にしたところで、 三角の板が空を飛べないのと同じくらい飛べないよな。 611 名無しより愛をこめて 04/03/19 15 22 ID mpgzpzzC [1/1回発言] そこで宇宙技術ですよ 621 名無しより愛をこめて 04/03/20 12 33 ID WIJHmvAr [1/1回発言] 606 あ、そういえば愛車にクル飛行システム(仮)を利用していた メタルダーは「超重力エネルギー」で動いてるんだった。 しかも胸には高速回転するドラム状のパーツ! やはりクル飛行システム(仮)のキモは「回転物による重力制御」か。 622 名無しより愛をこめて 04/03/20 13 38 ID oroyLXHp [2/2回発言] 621 そうすると、人類が鳥から飛び方を学んだように。 クル文化圏には、回転して飛行する生物がいるのかもしれん。 まあ、現状では憶測の域を超えんが……何か傍証になるような宇宙獣士とか獣戦士は、いないかなあ? 623 名無しより愛をこめて 04/03/20 13 43 ID fEER2wGN [1/1回発言] 622>>回転して、飛行する生物はガメラのことでは 624 名無しより愛をこめて 04/03/20 14 08 ID SufhVInA [1/1回発言] 623たしかにガメラは宇宙から来たこともある・・・ 横回転のジェット噴射なのに垂直に浮くし 625 マスターモラコラシム ◆AmzUKMGOOc 04/03/20 16 35 ID GrWps7mr [1/1回発言] 624 物理的なスラスター?による推力じゃないだろう。多分。 魔法的な力で浮き上がらせてるんだろう。 626 名無しより愛をこめて 04/03/20 19 47 ID Njcd4gXx [1/1回発言] こんな感じか? 戦時中、クル文化圏の車が日本に墜落 ↓ 日本軍、解析して重力制御技術を得る ↓ 鉄人の技術と組み合わせ、メタルダー製造 車に一緒に乗っていた犬型宇宙人のアンドロイドを改造してスプリンターを作成 627 ギルノイズ ◆olKbglHkuQ 04/03/20 22 10 ID tOxXLJv4 [1/1回発言] 626 鉄人か――――!! 昔実写化されていたからこのスレ的にオッケーだな。 回転+犬+実写でハットリ君のところの獅子丸を思い出したが……そもそもあいつ、実写に出てたの? 628 名無しより愛をこめて 04/03/20 22 42 ID fP2dR8j7 [1/2回発言] 627 いや、来年また実写化されるし、長谷川せんせも漫画を描いてるし。 629 名無しより愛をこめて 04/03/20 22 47 ID fP2dR8j7 [2/2回発言] 628 来年じゃなくて今年の秋公開だった。 683 名無しより愛をこめて 04/03/29 11 43 ID raQmKUE+ [1/1回発言] パトジャイラーが回転式の反重力装置「クル飛行システム」を 使っているという理論があったが、それなら、 パトジャイラーが左足になるのは意図的なものではなかろうか。 デカレンジャーロボは身のこなしが軽い。 映像を見ているとよく右に向かって横飛びしている。 実際に横っ飛びしてもらえると解るが、 横飛びは、飛ぶ方向とは逆の脚で地面を蹴り、 着地する際に飛ぶ方向の脚をクッションにして着地する。 もしかしたら、デカロボはジャンプする際に(ビル群で見えないが) 脚元のローターを展開させて反重力を起こし、その反発力で ジャンプしているのではないだろうか。 また、ローター逆転させる事で重力を発生させる事ができ、 それを使って、着地時の姿勢制御をしているのかもしれない。
https://w.atwiki.jp/nightout001/pages/24.html
夜間飛行~上条靖子・その4~ 「そうか…よかったぜー」 悪戯っぽい笑みを浮かべ、仗助は靖子の頭をわしわしと撫でた。 縁は立ち上がると、先ほどアスファルトにたたきつけられた「それ」に視線を向けた。 びくびくと痙攣していた「それ」は、ぐったりとアスファルトの上に身を横たえた。 縁は、注意深く近づく。 すると、「それ」を覆っていた漆黒の体毛がぞぞぞっと引いていき、その下から白い肌が覗いた。 「え!?」 縁の声が響く。 そこに倒れていたのは、靖子とそう変わらない年頃の少女だった。 「…スタンドが暴走したのかしら…」 縁はそう呟きながら、その少女の首筋に指を当てて脈を取る。 微かに脈が伝わってくるのを感じ、縁は小さく息を吐いた。 「おい、縁~…そいつ大丈夫かぁ?」 「ん、なんとか生きてるわ」 二人の会話を聞きながら、靖子はその少女の顔を覗き込んだ。 「…真衣ちゃん…?」 それは、去年まで同じクラスだった真衣(まい)だった。 春休みがあけてから登校しておらず、隣のクラスの担任が心配していたのを思い出した。 「知り合いなの?」 「…うん」 「じゃー、とりあえず治さないといけねーよな…」 「治す…?」 不思議そうに首をかしげる靖子を尻目に、仗助は真衣の近くへ膝をつく。 仗助の背後から、先ほど異形の姿になっていた真衣を殴り飛ばした「何か」が再び現れ、真衣に触れる。 すると、真衣の体の傷はきれいに消えていた。 だが、目を覚ますまで安心できないというように、仗助と縁は真衣の顔を覗き込んでいた。 しばらくすると真衣は目を覚ました。 先ほどまでのことを覚えていないようで、きょとんとして辺りを見回していた。 そんな真衣に、靖子は「帰り道で会って、一緒に帰る途中で真衣が転んでしまい、気絶した真衣を偶然通りかかった二人が介抱してくれた」と説明した。 その説明でどうやら真衣は納得したようで、真衣は仗助と縁にお礼を言うとふらふらと歩いていった。 そんな真衣を見送ってから、靖子ははっとした。 「あ!…い、今何時ですか!?」 「今?…ええと、5時50分ね」 「きゃあああ!も、もう帰らないと!」 あわてて立ち上がり、靖子は倒れていた自転車を起こす。 そして、仗助と縁にぺこりと頭を下げ、立ち去ろうとした。 「…あ…ねぇ!」 その時、縁が呼び止めた。 靖子は、その声に一度立ち止まると「何ですか?」と言う様に首を傾げてみせた。 「あなた、名前は?」 知らない人にいきなり名前を聞かれ、靖子は戸惑ったが、相手は悪い人ではない…そう感じていた。 靖子は少し間を置いて、口を開いた。 「靖子…上条靖子です!」 「…!上条…靖子…?」 靖子の名を聞くと、縁と仗助は顔を見合す。 靖子は不思議そうに首をかしげる。 「…どうかしました?」 「!!ああ、ううん…なんでもないの…靖子ちゃん、気をつけて帰ってね…?」 「はい!ありがとうございました!」 そういうと、靖子は自転車に跨り、走り出した。 それを見送り、二人はしばらく立ちすくみ、お互いの顔を見合わせていた。 「…まさかあの子が…」 「あぁ…DIOの娘かもしれない子…なんてな…」 見えなくなった靖子が行った道を見つめ、二人は呟く。 そんな二人の間を、風が吹き抜けていく。 まるでこれから起こる「何か」を予感させるように…。 ―上条靖子・完―
https://w.atwiki.jp/nightout001/pages/22.html
夜間飛行~上条靖子・その2~ 靖子が始業式で倒れてから3日ほど経った日、雪魅駅に仗助と縁の姿があった。 もうすでに午後の4時を回っている。 「けっこーかかったわね…」 「まー…小さい町だからなー」 そういいながら、駅前を見渡す。 交通の拠点である東区であるためか、人通りは多い。 二人は、バスターミナルへ向かう。 「一応、調べたい子の住所は分かってんだな」 「でもさ、直接はいけないよね…」 「まーな…」 「仗助のときとは、状況が違うもんね…」 そんな会話をしていると、丁度目的のバスがバス停の前に停車した。 ■■■ 理科室の掃除を終え、靖子は教室に戻っていた。 今日は、理子が習い事のため一緒には帰れない。 先日、一人で下校してはいけないといわれたばかりだが、そこまで遠い場所じゃないしと、靖子は一人で帰ることにした。 勉強道具をしまうと、ランドセルを背負い、昇降口へ向かう。 そして、友人たちと別れて自宅への帰路に着いた。 「ただいまー」 家に着き、そう声を掛けるが返事が無い。 不思議に思い、靖子は台所へ向かう。 台所のテーブルの上に、母親からのメモが残されていた。 《ゆずちゃんの病院のついでに、お夕飯の買い物してきます。おやつは、冷蔵庫にカステラが入ってるので、手を洗ってから食べてね。》 ゆずとは、家で飼っている猫のことだ。 靖子が生まれる前から買われているため、14歳にもなる老猫である。 近頃体調が優れないので、病院へよく行くようになっていた。 「ゆずちゃんの病院かぁ…」 靖子はそう呟くと、ランドセルを部屋に置き、手洗いうがいを終えると、冷蔵庫からカステラの乗った皿を取り出した。 カステラを食べながら、保護者に渡すように言われたプリントのことを思い出した。 靖子はカステラを食べ終えると、皿を流しに置き、部屋に戻ってプリントを出そうとした。 しかし-… 「…あれ…?あれ?…わ、忘れてきちゃった…?」 ランドセルの中をひっくり返してプリントを探すが、そのプリントが出てこない。 どうやらランドセルに入れ忘れてしまったらしい。 時計に目をやると、そろそろ5時になる。 どうしようか悩んだが、「大切なお知らせなのでできるだけ今日中に渡してね」といわれたのを思い出し、靖子は立ち上がった。 母親がしたように、メモに《忘れ物、取りに行ってきます》と書き残し、台所のテーブルに載せておく。 靖子は車庫にしまってある自転車に跨ると、学校へ向かって漕ぎ出した。