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【Gang-Star】 愚かでもいいだろう 見果てぬ僕の夢 さよなら 悪しき日々よ 顔色伺って 擦れた大人になってゆく 少しずつ捩れてゆく子供を 一人の人間と 扱って 爽やかな風が吹き込んだ 心に 僕は目指した ギャングスター 憧れ抑えきれずに 麻薬にまみれた この街憂い続けた 今なら言えるだろう 僕はボス倒すのさ さよなら 悪しき日々よ 襲い来る刺客を 返り討ちにしてまでも 謎のボスの正体 掴みたかった ヴェネツィアにて気付く その真意 自分の正義で トリッシュ守るのさ 吐き気を催す邪悪は 滅ぼしてやると決める リスク負ってでも 裏切り いずれ倒すよ 愚かでいいのだろう 信じる道をゆく さよなら 水の都 yeah! 頼れる彼は 魂だけとなり それでも生きていた 僕等は目指した コロッセオ 仲間は守りきれずに 欺瞞にまみれた 組織を倒すと決めた 攻撃してこそ レクイエム 怖さを知る 死んだということ それにも届かないまま 今ならわかるだろう 終わらないのが終わり さよなら 悪しきボスよ yeah! 【原曲タイトル】Shangri-La 【原曲歌手名】angela 元動画URL【http //www.nicovideo.jp/watch/sm1033997】
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狩猟笛について オススメ狩猟笛下位 上位 G級 オススメスキル 狩猟笛について 敵を楽して狩れないが、敵を楽しく狩れる、それが狩猟笛! Dosではいらない子と言われていたが、攻撃力も(それなりに)アップ! 旋律による自己強化やさまざまなサポートが出来たりする素晴らしい武器である! 抜笛時の機動力を活かして臨機応変に戦え! 立ち回り 何はともあれ白→白(紫→紫)で自己強化。相手によって弾かれ無効も吹こう。 ソロの場合はハンマーと同じく頭を攻撃してピヨらせてフルボッコにする。 仲間と狩るならおとなしくサポートに回ると吉。ハンマーがいなければ頭に行くのもアリ。 うまく立ち回れば、演奏中にも雑魚を蹴散らすことだってできる。華麗に奏でろ! 演奏中に狙われたら? ヘイトを読みつつ吹くのが玄人ってもんだ △ フルボッコを狙うなら、これも必須テク 高い所も狙えるし回避にも繋げられるので多様オヌヌメ 右ぶん回しと左ぶん回しでは発生速度・軌道・回避受付タイミングなどが違うので体で覚えよう △+○ばかり使っているようではまだまだである 重ねがけで効果時間延長する場合の勘違いについて 吹いた時点で残り時間が設定(以前の効果時間に上書き)され、延長効果は最初よりも短い時間がほとんど そのため、強走効果→効果時間延長、と連続で吹くと、効果時間が短くなる また、各種重ねがけの効果は1回のときより短い。そのため、1回掛けで足りる場合は1回のみのほうがいい 回復旋律と体力増加旋律 実は体力増加旋律でもある程度体力を回復させることができる。 しかし体力増加旋律は、回復旋律と違って何回吹いても意味はないので体力増加効果が切れて なおかつダメージを負っていたら吹くと回復薬の節約にもつながるよ! 体力増加【中】→回復薬くらい 体力増加【大】→グレートくらいの増加量 旋律が長めのため回復旋律より扱いづらいが、封印するのはもったいない! オススメ狩猟笛 下位 ボーンホルン改 884という攻撃力は作成可能時点にしては高い上、緑ゲージも長い 扱いやすい白青赤の旋律に、地味にうれしい防御力+10と、至れり尽くせりである 集会所☆3の先生やざざみんと戯れて上竜骨を手に入れれば村攻略にも大活躍 まずはこれから ガンズ=ロック(II) 下位唯一の火笛。旋律1がやたら格好良いのが特長。 寒さ無効+耐雪に耐震とくれば、ドドブランゴのためにあるようなものである 麻痺無効も吹けるため対フルフルに持っていけば事故も減らせる優れもの シェンに担いで耐震吹くのもいいかもね バサルの翼が面倒だけどIIにすれば敵なし サクラノリコーダー 通称桜のり子。そのまんまじゃないか。力いっぱい吹いてる感が可愛い。 2頭くらいレイア亜種を狩れば強化出来る良い子。旋律は3つと少ないが、 自マキ要らずの千里眼・2譜ですぐ吹ける強走小・PTで役立つ風圧無効と、 なんだか気の利く隣の幼馴染のようであると言ったら言い過ぎだろうか。 下位龍笛は2本あるが、攻撃強化してハードにロックしたい人はブラックリュートを。 ロック分はガンズで間に合ってる、って人はこの子をよろしくお願いします。 ブロンズベル アンヴィルハンマーからの強化なら、運良けりゃ下位シェン討伐一回で作れる品 攻撃力も936と上位で振るうにも十分な上に防御力+24はかなり美味しいし、 強走大、風圧完全無効(4譜で吹ける)、龍耐性大と古龍系のPT戦にはもってこいな武器 風圧完全無効=クシャの龍風圧無効だぜひゃっほぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!! フルボッコにしてやれ!!! 上位 ブラッドホルン フルフルホルンからの強化。上位素材が魅惑色の翼膜×2だけってどういうことだ。 よっぽど引きが悪くない限り、上位フルフル亜種を1回倒せば作れるお手軽さが魅力。 火力も高く、旋律も攻防それぞれの強化大に回復小・回復速度大と穴がなく強力。 強化してもそんなに性能が向上しないため、強化を急がなくていいのも利点だったりする。 ウォーコンガ 上位では覇笛に次ぐ攻撃力(1196)を持ち、さらに攻撃強化大が吹ける。 ただ殴ることのみに特化した武闘派笛。引継ぎありならひとつ前のボンゴが簡単に作れ、 旋律も扱いが簡単なので初心者にもお勧めできる素晴らしい笛。…将来性がないことを除いては。 同じ旋律の正統強化版のコンガコンガは、攻撃力は高いもののまさかの緑ゲージ止まりで、 亜種素材を使ったジャングルコンガは、高性能汎用毒笛のマジンノオカリナと同じ旋律で武器スロ0。 他の笛を作るまでの繋ぎと割り切るか、思い切ってG級でも使うかは好きにしろ。 カエルクラフト ネタ武器にありがちな属性偏重型の笛。 ただその属性が水で、かつ手軽に弾かれ無効に出来る狩猟笛という条件が重なり、黒グラキラーの異名を持つ。 自前で属性強化旋律も持っているから大したものだ。作為的なものまで感じないでもない。 防具も属性攻撃強化のスキルを付ければ倍率ドンさらに倍。素材も簡単だし、騙されたと思って作ってみよう。 G級 ネイティブホルン まさかのボーンホルン正統進化 旋律が白のまま変わらないのは、各種強化の倍率が低いという短所でもあるが、 2譜で攻撃強化・強走が吹けるという長所でもあるんだぜ 欠点と言い切るのは早計 誰に担いで行っても外れない良武器 骨笛からのぷーかぷーか音も健在 必要素材、切れ味ゲージ、製作資金の面でボーンホルンGに劣るのが悩みの種だが… 龍木ノ古笛【神歌】 ホラガイ。ソロで使うと低火力だがPTで真価を発揮する 何度かヤマツに通わないと作れないが、それでも作る価値のある笛 轟鼓【大虎鐘】 護符爪持って攻撃大2回吹けば攻撃力2000近く…? しかもデフォ紫で攻撃力1.5倍・・・? 高級耳栓も吹ければ防御大も吹けちゃう案外凄い子。 会心率?なにそれカイソディア着ればよくね? 女王笛ランゴスタ ウカム前の氷笛はこれだけ。デフォ紫唯一の属性笛でもある。 その気になればG1でも作れるがオススメはしない。マボロシチョウ10匹ってお前。 精霊王の加護は吹きづらいがチート性能。隙あらば吹こう。 ヴォルカニックギグ ガンズ=ロック系最終強化。 龍耐性大・氷耐性大・寒さ無効&耐雪・耐震のおかげで、 ウカムだろうがシェンだろうが怖くない。見た目も大人気。 ブルートフルート フルフル笛の最終強化。攻撃力と属性値のバランスもよく、白(紫)ゲージの長さが魅力。 オススメスキル 笛吹き名人 戦闘しながら旋律が切れないよう注意しなければならない笛にとって、これの有無だけで色々大きく変わる 優先的につけるべし 広域 ガチ支援やるならこれ しかし場合によっては寄生扱いされてしまう諸刃の刃、素人にはオススメできない (高級)耳栓 ガード出来ない武器なのでやはり定番 また、狩猟笛の場合咆哮を攻撃チャンスとする他にも 旋律の吹きなおし等にも使えるため他よりも有用であるとも言える。
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第七話 『ゆうぐれタクト』 人間の世界にも偶像崇拝という名の下に、巨大な像や建物などの信仰対象はある訳で、かくいう俺もいくつか目にしてきたわけだが、それらは力の証明のために作り出された単なる「手段」だと俺は考えている。 しかし、それが一つの生命であるとすれば、こいつはどうだろう。 ただ無言でそびえ立ち、世界を見下ろす巨大な樹木、ピアラの樹。 別名「杖の木」と呼ばれる眼前のそれは、世の中のことなどひとつも分かってもいないくせに小生意気な意見を吐く小僧。つまりこの俺ですら自分の小ささを感じ得ない威厳を纏っているのだ。ありがたや。 「わー、いっぱいある」 「ほんとだ、誰も来てなかったのかしら」 さてさて、危うく開きかけてしまった悟りを煩悩で修復し、俺は芝生の上に足を投げ出しながら、そこら中に落ちている小さな赤い実を拾い集める二人をぼんやり眺めている。 さらりと風が吹けば、間を置いてぽつぽつと芝生を叩く音がする。それは遥か天空で葉を広げている杖の木の実らしく、蛸棒を直すためにはこれが必要らしいのだ。 「ゆゆるー、多めに持って帰っておこうよー」 「そうだねー」 辺りはすっかり薄暗くなってはいるが、その嬉しそうな声を聞けばどんな顔をしているのかはおおよそ思い描けてしまう。 こうして自然の中で寝転がるのは誠に久しぶりであり、そう思うと中学のときに行った野外教室なるものは大変に貴重なものだったのではないか、と思わざるを得ない。 しかし、ここでなにやら不思議な現象が起こっていることに気が付き、目を細めてみる。 遠くでぱたぱたと走り回る影が、何故か三つあるのだ。 ゆゆるちゃんときりりちゃんは魔女なので、何かしらの作業を始めると、効率を求めて分裂することもあるのかもしれない。 しかしそのうち二つの影がこちらに走り寄ってくるに従い、それは間違いだったことに気づく。俺の予想もたまには外れるのである。 「わあー、人間見るのなんてすごい久しぶり」 それは羊飼いのような牧歌的民族衣装を着こなす笑顔で、白い頭巾の後ろに長い髪を下ろした少女、いや魔女だった。 「おねえちゃんのともだちの、ちるるさん」 「へ?」 身体が一瞬強張る。というのも、ちるるさんとはお姉さんが言っていた危険人物であり、出会ってしまうと何をしでかすか分からないモンスターウィッチだったはずなのだ。 「どうかされました?」 「いや、実はお姉さんから大層人間がお嫌いだと聞いているんですが」 「そそ、そんなことないですよー」 しかし顔を赤くして手を振るちるるさんは、悪い人にも見えず。思い起こせばお姉さんも「危ないかもしれない」ぐらいにしか注意してなかった気もする。 ここは空気を読んで社会人的対応をとらねばなるまい。 「これは失礼しました。はじめまして、ちるるさん」 「はじめまして、人間さん」 杖の木の下で何かを追いかけて走り回るきりりちゃんを見ながら、ちるるさんが腰を下ろす。 「私とりりのが人間界に行ったのは、もう随分前でね――」 ――ちるるさんは、か細い声で人間界の思い出を切々と語ってくれた。 ゆゆるちゃんのお姉さんと好きな人を取り合ったことや、仲直りして旅を続けたこと。それから、たくさんの人間との悲しい別れも。 記憶の蓋のせいで忘れられてしまったことや、魔女といえども抗えない寿命の違いなど、正直俺としては深く考えたくないことも話してくれた。 「でも、たとえいつかそういう日がくるとしても。あなたたちが羨ましいなー」 夕闇の下に広がっていたパラソルツリーはいつからかその傘を閉じ、オレンジ色の平原に細く長い影を伸ばしていた。 「ゆゆるちゃんは、このお兄さんのこと好き?」 唐突な質問にゆゆるちゃんが唸り声を出す。返事を待つちるるさんの笑顔はとても温厚で、お姉さんとはまた違った魅力を持っている。 「まーまーかな」 「あはは、それじゃあ私がこのお兄さん貰っちゃおうかなー」 その優しい雰囲気はどこからくるのかと考えてみれば、先ほど聞いたような辛く悲しい出来事を乗り切ってきたからなのでは、と感じずにはいられない。 最初に魔女界に来た人間が俺のような凡人であることは、これは人間界の汚点のような気がしないでもないのだが、それでも、少しでも暖めてやれるのならと言葉を選ぶ。 「そうだぞ、俺だってちるるさんのこと好きになっちゃうからな」 一瞬凍りつく空気。いかん、俺とした事が盛大に滑ってしまったか、と思うや否や。 「それはぐあいがよくない」 「何だよ、具合って」 「ぐーあーいーがーよーくーなーいー」 ゆゆるちゃんが俺の手を掴んでぴょんぴょん跳ねるものだから、頭の上で結わえた髪もばんばん跳ねる。具合の意味は分からないが、態度だけでもまあ光栄にございます。 と、ゆゆるちゃんが突然動きを止め、急に力を失ったようにかくりと倒れてきた。肩を掴むと、ゆゆるちゃんは目を見開き、放心したように脱力している。 「ちるるさん、ゆゆるちゃんの様子が――」 ちるるさんは膝に組んでいた腕に顔を埋め、笑っていた。 「私のこと、好きなってくれるの?」 「え? いや、それは」 「そんなこと言われたら、私、我慢できなくなっちゃうよ」 すっと立ち上がったちるるさんの手には、掃除機のような杖が握られていた。 突然として人が変わったような低い声に、違和感が恐怖へと変わる。 「りりのが言ってたんだって? 私が人間嫌いだって。笑っちゃうわ! 私は人間が好き、大好きよ? 愛しい、愛しくて、愛し過ぎて、憎いの!」 のんびり、ほんわかとするはずだった二日間の魔女界旅行。 俺は何かとてつもない重要な選択肢を、あまりにも軽率な言葉で、ミスったらしい。 つづく
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#blognavi 午前4時半起床で実家のある南城市玉城シニアゴルフコンペに参加しました。 一緒に参加する弟と従兄と午前7時実家で待ち合わせました。 ゆとりを持って午前6時半には到着しました。 御茶を飲んでからゴルフ場に向かい7時半到着、8時スタートとなりました。 5組ずつアウト、インに分かれ自分たちは印の番目でした。 強風が吹き荒れ気温18度曇天、沖縄ではかなり寒く感じました。 全体的に風の影響を受け成績は振るいませんでしたが雨に降られることなくスムーズに終わりました。 午後2時半お開きになり3時から弟の応援を受けてサトウキビ収穫に掛かりました。 午後4時半もう一人の弟も応援に駆け付け軽トラック一杯分収穫できました。 今晩実家に泊まり明日も収穫を予定していましたが夕食をご馳走になり午前0時過ぎ帰宅しました. 長い一日が終わりました。 カテゴリ [日記] - trackback- 2011年12月10日 00 53 44 名前 コメント #blognavi
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【登録タグ A solea お抹茶P 初音ミク 曲】 作詞:solea 作曲:お抹茶P 編曲:お抹茶P 唄:初音ミク 曲紹介 暖かく爽やかなドラマチックな歌 春が近づいたことが分かる暖かく爽やかなメロディと気持ちが込められたミクの歌声に胸が熱くなる。 タイトル通り、アルトで歌うミクの歌声が感情豊かで耳に優しい。 歌詞 (piaproより転載) 乾いた風に吹かれながら 遥かな未来探す君の 口笛 色づく横顔を 瞼の奥に焼きつけてた 流れる雲の行く先には いつでも希望があふれてた 夕凪 遠い夜明けの空 誰もが探し続けていた どんな夢もいつか終わる そんな歌を聴いてた ふたり分かつ時が来ると 知っていたならばもっと近くに行けた? 募る想い隠した夏草も 交わした言葉消えゆく潮騒も 振り向けばほら 欠けた自由を 手にして笑ってた 乾いた風を集めながら 両手を広げ走る君の 瞳に映る星の光 憂いを孕むその儚さ どんな時も傍にいたよ 君は知っていたかな いつの間にか守られてた 伝えられない言葉が胸 突き刺す もっと君と話をしたかった きっと今なら上手く言えるから 繰り返している 柔らかな アルトの歌声がこだまして 笑顔で手を振った いつまでも手を振ってた きっと また逢える気がしたんだ 明日も 隣に君を感じて すれ違いで心離れた日も 悲しみを乗り越えた冬の朝も 風が吹いていた 今もそう 口笛が聞こえる 二度と来ない季節に涙した 戻れないと知りながら微笑んだ 泣いていいんだよ、強がらないで。 どこかで君の声 コメント 名前 コメント
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艶やかな黒髪を揺らす少女、周防美琴は此処まで三度にわたり目を覚ました 一度目は薄っすらと暗い影が印象に残る教室 沢山の生徒のいる中、殺し合いをしろと告げられ、全てが始まった 二度目は、沖木島、冷たい地面の元にたった一人で目を覚ました 直ぐに現実と向き合うと、少女は人を殺めた 三度目は上記に挙げた覚めとは一線異なるもの、肉体的なものではなく精神的なもの 男、伊藤真二と出会い、彼を襲った周防であったがその時に一つ勝負をした。 その勝負とは少林寺拳法を学んでいる周防と見た目からして不良そのものな伊藤 この二人で行った勝負、それこそジャンケンやトランプで勝負などはありえない。 プログラムの最中にこそ相応しく、二人に相応しい勝負。 二人が出会って片方が勝負と言った瞬間に、その内容は決まっていた。 そして、周防の負けで勝負は決した。 彼女はそこで「人を殺さない」という約束を背負う。 親友達を守る、その為に人を殺す決断を下した周防にとっては楔とも言える約束 しかし、今の彼女にとっては楔でも鎖でもなく、ただただ目を覚ましたような何かから解放されたような爽快感が胸を打つ。 彼女から見る太陽の輝きが変わったのも、姿の見えない花井の声が聞こえないのも、伊藤と出会ってからだった。 親友達を守るという行動自体は何も変わらない、だからこそ、伊藤を置いて少女は旅立った。 ただ一つの約束だけを心に挟んで と、ここまでは少し前の話 今、彼女は再び参加者である生徒と出会った。 少女にしてみれば、三度目になる自分以外の人物との遭遇。 出会い、目が合った瞬間に彼女の動きは止まった。 何かを恐れたわけでなく、ただその瞳を見つめていた。それだけ。 向こうが動き出す前に走り出したが、その理由も脳から流れ着いたものではなかった。 男も、この島で三度にわたり目を覚ました 一度目は少女と同じ、殺し合いを告げられた教室で 二度目は、少女と場所こそ違えど同じ島で目を覚ました。 もっとも、覚ました直後に再び意識を失うことになるのだが…… そして、肝心の三度目になる目覚め そこで彼は記憶を失っていた。 いや、失っていたというのは正しくないのかもしれない。 戻っていたが正しいのか、困惑していたが正しいのか。 どれが正しいのか分からないから、彼に追いかけられている少女は逃げているのかも知れない。 周防美琴と川田章吾 二人の不毛な鬼ごっこは未だ継続していた。 氷川村からスタートしたこの鬼ごっこ、今は村から北東へと遠く離れている。 自然の光が地面のアスファルトを照らし、道に落ちる石が二人のつま先に蹴られ転がっていく。 「……慶子……ちが……けい……」 求めるものに縋るよう地面を踵で蹴り出し、前へ前へと走り続ける川田。 理想と現実、彼の思考は過去と現在の認識を正確にし、自分の不条理な点を挙げるというレベルに到達していなかった。 彼が今、困惑している地点は記憶の問題ではない。 目の前を走る少女が、慶子かそうでないのか。これが今の彼を困惑に染める全てだった。 少女の背中が、現実と理想交互に入れ替わる。そのたびに川田の声も呻きをあげる。 「待ってくれ慶子」 記憶の中で川田が立っている場所 それは、彼の愛しい人である慶子がもう亡き人になっている場所でもある。 既に死亡している彼女、理性では慶子とは思えない、しかし願いと理想が川田を幻想へと手招きをする。 「いい加減にしろ! 一旦止まれ!」 声を荒げ、前を走る周防から見た川田は異質そのものである。 これまで出会った二人とも、異なる。 どこが違うと問われても、答えることはできないだろう だが、やはり違う。自分に近寄らせてはならない何かを感じていた。 「……けいこ」 「私は慶子なんて名前じゃない!」 はっきりとした口調で周防が叫ぶと、追いかけていた男の足がピタリと止まった。 長い長い追いかけっこが終わったと一息つくと、一定の距離を測り周防は声をかける。 「アンタ、何で私を追いかけるんだよ?」 長時間の走りで、口からは白い息を吐き出しながらも周防は男へと問い詰める。 このプログラムにおいて、追いかけてくるはイコールで殺しにきたとも取れるが、周防はそれだけでないものを確かに感じていた。 「……慶子……じゃないのか……」 体中を獣のように上下に揺らし、地面へと膝を落としていく。 哀しみに満ちた瞳で男は、周防へと言葉を返す。 「私は周防美琴だ、慶子って人じゃない」 「じゃあ、慶子は……やっぱり死んだのか……」 見た目と反したあまりにも落ち込むその姿を目の当たりにし 自分がとてつもなく悪い事をしたのではないかと、周防は目を逸らさずにはいられなかった。 「その慶子って人はアンタの大事な人なのか?」 「……」 今の落ち込み具合と、自分を追いかけているときの形相を思い出せば、返答がなくとも誰でも予想はつく 恋人と勘違いしたほどだ。自分には危害を加えないであろうと確信をし 周防は一歩近寄り男へと手を差し伸べる。 「ほら、立てよ。私も一緒に慶子って人を探してやるよ」 「慶子は……死んだ……」 「そんな簡単に諦めるなよ、ホラ」 そう言い、男の手首を掴み挙げると無理やりに足を立たせていく。 「私は名乗ったんだ。アンタも名前を教えな」 「川田……章吾……」 「よし! 川田。私の友人達とアンタの恋人、慶子さんを探しにいくぞ!」 周防の前に立つ男、川田は未だブツブツと言葉を紡いでいたが 元々の姉御肌を全開にしている周防はそれを意図的に無視をして、川田を引っ張っていく。 最初こそ恐れていたが、他人の色恋が関わると変わるもの、それが世間一般的な女子高生であり、周防美琴だ。 川田の右腕にあるバットもだらしなく、ただ右手に収まっているだけ だらしない弟分ができたなと思いつつも、内心は微笑んでいた。 自分を追いかけていたのは、人に縋りたいから 人を殺した贖罪も、伊藤への約束も心に秘めて 周防は、目の前の男を引っ張ってやりたい気持ちで一杯だった。 だが、周防美琴は幾つかの勘違いをしていた。 それは川田章吾が探している慶子という女性が名簿の中にいないこと 周防は一度、名簿を覗いてはいるのだが全員の名前を暗記しているはずもなかった。 そして、川田自体への勘違い。周防の前に映る川田は今のところモロさしか見えず、弟のように接している。 しかし、彼こそがキーマン。 彼はこの島から人々を救える存在であり、プログラムからの脱出へと導くことが出来る繋ぎ手である。 そのことに周防が気づかないのも無理はない。 何せ、彼自身もそのキーマンであることを忘れているからだ。 記憶を失った直後には、まだ巻き戻っただけの正常な川田章吾であったが 今の彼にあるものは、愛しき恋人大貫慶子が目の前にいない喪失のみ 全てを理解している第三者がいたならば、川田章吾をキーマンへと戻すには二つの扉を開ける必要があるだろう 一つは、記憶という名の扉、もう一つは大貫慶子という名の扉 その扉はとてつもなく重いものなのか、それとも風が吹けば軽く開いてしまうものなのか誰にも分からない。 どちらにせよ、いずれ開かねばプログラム打破という願いを持つ幾多もの可能性の粒を磨り減らしていくと予測がつく。 人を殺め、人に諭され、人に追われ、人に縋られた プログラム開始以来、もっとも多くの物語を綴ってきた少女、周防美琴 恐らく、川田章吾を導く少女の行動、決断がこれから先のバトルロワイアルを大きく揺れ動かしていくであろう。 ――鍵を持つのは彼女 【H-8/道路/1日目-昼】 【川田章吾@バトル・ロワイアル】 【状態】後頭部に強い打撲 記憶退行 混乱 【装備】金属バット(元は周防美琴の支給品) 【道具】デイパック、支給品一式 タバコ コンドーム一箱 鍋のふた 【思考】 基本: 記憶退行(中3の神戸でのバトルロワイヤル終盤) 精神状態はかなり悪く、アイデンティティの危機。 大貫慶子で頭が一杯、冷静な判断に支障あり 1:慶子、慶子、慶子! 2:頭が痛い 3:こんな理不尽に死ぬことは耐えられない 【備考】 川田は現在、精神的に非常に揺れています。 自分の記憶の矛盾にまだ気づけておらず、しかも慶子の死のフラッシュバックによ る精神的疲労が大きいです。もし記憶の矛盾をつかれた場合、どのように転ぶかは わかりません。 【周防美琴@スクールランブル】 【装備】: 【所持品】 支給品一式、ロープ 【状態】:拳に軽症 【思考・行動】 基本: 仲間を探す。襲ってくるものに容赦はしないが殺しはしない 1:川田と共に、慶子と仲間を探す 2:海岸線を南から南東へ沿って移動。仲間を探す 3:同じ学校の仲間を全員探したら伊藤と合流したい 投下順で読む Next 携帯電話
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鍵を持つもの ◆FBECTmyb.U 艶やかな黒髪を揺らす少女、周防美琴は此処まで三度にわたり目を覚ました 一度目は薄っすらと暗い影が印象に残る教室 沢山の生徒のいる中、殺し合いをしろと告げられ、全てが始まった 二度目は、沖木島、冷たい地面の元にたった一人で目を覚ました 直ぐに現実と向き合うと、少女は人を殺めた 三度目は上記に挙げた覚めとは一線異なるもの、肉体的なものではなく精神的なもの 男、伊藤真二と出会い、彼を襲った周防であったがその時に一つ勝負をした。 その勝負とは少林寺拳法を学んでいる周防と見た目からして不良そのものな伊藤 この二人で行った勝負、それこそジャンケンやトランプで勝負などはありえない。 プログラムの最中にこそ相応しく、二人に相応しい勝負。 二人が出会って片方が勝負と言った瞬間に、その内容は決まっていた。 そして、周防の負けで勝負は決した。 彼女はそこで「人を殺さない」という約束を背負う。 親友達を守る、その為に人を殺す決断を下した周防にとっては楔とも言える約束 しかし、今の彼女にとっては楔でも鎖でもなく、ただただ目を覚ましたような何かから解放されたような爽快感が胸を打つ。 彼女から見る太陽の輝きが変わったのも、姿の見えない花井の声が聞こえないのも、伊藤と出会ってからだった。 親友達を守るという行動自体は何も変わらない、だからこそ、伊藤を置いて少女は旅立った。 ただ一つの約束だけを心に挟んで と、ここまでは少し前の話 今、彼女は再び参加者である生徒と出会った。 少女にしてみれば、三度目になる自分以外の人物との遭遇。 出会い、目が合った瞬間に彼女の動きは止まった。 何かを恐れたわけでなく、ただその瞳を見つめていた。それだけ。 向こうが動き出す前に走り出したが、その理由も脳から流れ着いたものではなかった。 男も、この島で三度にわたり目を覚ました 一度目は少女と同じ、殺し合いを告げられた教室で 二度目は、少女と場所こそ違えど同じ島で目を覚ました。 もっとも、覚ました直後に再び意識を失うことになるのだが…… そして、肝心の三度目になる目覚め そこで彼は記憶を失っていた。 いや、失っていたというのは正しくないのかもしれない。 戻っていたが正しいのか、困惑していたが正しいのか。 どれが正しいのか分からないから、彼に追いかけられている少女は逃げているのかも知れない。 周防美琴と川田章吾 二人の不毛な鬼ごっこは未だ継続していた。 氷川村からスタートしたこの鬼ごっこ、今は村から北東へと遠く離れている。 自然の光が地面のアスファルトを照らし、道に落ちる石が二人のつま先に蹴られ転がっていく。 「……慶子……ちが……けい……」 求めるものに縋るよう地面を踵で蹴り出し、前へ前へと走り続ける川田。 理想と現実、彼の思考は過去と現在の認識を正確にし、自分の不条理な点を挙げるというレベルに到達していなかった。 彼が今、困惑している地点は記憶の問題ではない。 目の前を走る少女が、慶子かそうでないのか。これが今の彼を困惑に染める全てだった。 少女の背中が、現実と理想交互に入れ替わる。そのたびに川田の声も呻きをあげる。 「待ってくれ慶子」 記憶の中で川田が立っている場所 それは、彼の愛しい人である慶子がもう亡き人になっている場所でもある。 既に死亡している彼女、理性では慶子とは思えない、しかし願いと理想が川田を幻想へと手招きをする。 「いい加減にしろ! 一旦止まれ!」 声を荒げ、前を走る周防から見た川田は異質そのものである。 これまで出会った二人とも、異なる。 どこが違うと問われても、答えることはできないだろう だが、やはり違う。自分に近寄らせてはならない何かを感じていた。 「……けいこ」 「私は慶子なんて名前じゃない!」 はっきりとした口調で周防が叫ぶと、追いかけていた男の足がピタリと止まった。 長い長い追いかけっこが終わったと一息つくと、一定の距離を測り周防は声をかける。 「アンタ、何で私を追いかけるんだよ?」 長時間の走りで、口からは白い息を吐き出しながらも周防は男へと問い詰める。 このプログラムにおいて、追いかけてくるはイコールで殺しにきたとも取れるが、周防はそれだけでないものを確かに感じていた。 「……慶子……じゃないのか……」 体中を獣のように上下に揺らし、地面へと膝を落としていく。 哀しみに満ちた瞳で男は、周防へと言葉を返す。 「私は周防美琴だ、慶子って人じゃない」 「じゃあ、慶子は……やっぱり死んだのか……」 見た目と反したあまりにも落ち込むその姿を目の当たりにし 自分がとてつもなく悪い事をしたのではないかと、周防は目を逸らさずにはいられなかった。 「その慶子って人はアンタの大事な人なのか?」 「……」 今の落ち込み具合と、自分を追いかけているときの形相を思い出せば、返答がなくとも誰でも予想はつく 恋人と勘違いしたほどだ。自分には危害を加えないであろうと確信をし 周防は一歩近寄り男へと手を差し伸べる。 「ほら、立てよ。私も一緒に慶子って人を探してやるよ」 「慶子は……死んだ……」 「そんな簡単に諦めるなよ、ホラ」 そう言い、男の手首を掴み挙げると無理やりに足を立たせていく。 「私は名乗ったんだ。アンタも名前を教えな」 「川田……章吾……」 「よし! 川田。私の友人達とアンタの恋人、慶子さんを探しにいくぞ!」 周防の前に立つ男、川田は未だブツブツと言葉を紡いでいたが 元々の姉御肌を全開にしている周防はそれを意図的に無視をして、川田を引っ張っていく。 最初こそ恐れていたが、他人の色恋が関わると変わるもの、それが世間一般的な女子高生であり、周防美琴だ。 川田の右腕にあるバットもだらしなく、ただ右手に収まっているだけ だらしない弟分ができたなと思いつつも、内心は微笑んでいた。 自分を追いかけていたのは、人に縋りたいから 人を殺した贖罪も、伊藤への約束も心に秘めて 周防は、目の前の男を引っ張ってやりたい気持ちで一杯だった。 だが、周防美琴は幾つかの勘違いをしていた。 それは川田章吾が探している慶子という女性が名簿の中にいないこと 周防は一度、名簿を覗いてはいるのだが全員の名前を暗記しているはずもなかった。 そして、川田自体への勘違い。周防の前に映る川田は今のところモロさしか見えず、弟のように接している。 しかし、彼こそがキーマン。 彼はこの島から人々を救える存在であり、プログラムからの脱出へと導くことが出来る繋ぎ手である。 そのことに周防が気づかないのも無理はない。 何せ、彼自身もそのキーマンであることを忘れているからだ。 記憶を失った直後には、まだ巻き戻っただけの正常な川田章吾であったが 今の彼にあるものは、愛しき恋人大貫慶子が目の前にいない喪失のみ 全てを理解している第三者がいたならば、川田章吾をキーマンへと戻すには二つの扉を開ける必要があるだろう 一つは、記憶という名の扉、もう一つは大貫慶子という名の扉 その扉はとてつもなく重いものなのか、それとも風が吹けば軽く開いてしまうものなのか誰にも分からない。 どちらにせよ、いずれ開かねばプログラム打破という願いを持つ幾多もの可能性の粒を磨り減らしていくと予測がつく。 人を殺め、人に諭され、人に追われ、人に縋られた プログラム開始以来、もっとも多くの物語を綴ってきた少女、周防美琴 恐らく、川田章吾を導く少女の行動、決断がこれから先のバトルロワイアルを大きく揺れ動かしていくであろう。 ――鍵を持つのは彼女 【H-8/道路/1日目-昼】 【川田章吾@バトル・ロワイアル】 【状態】後頭部に強い打撲 記憶退行 混乱 【装備】金属バット(元は周防美琴の支給品) 【道具】デイパック、支給品一式 タバコ コンドーム一箱 鍋のふた 【思考】 基本: 記憶退行(中3の神戸でのバトルロワイヤル終盤) 精神状態はかなり悪く、アイデンティティの危機。 大貫慶子で頭が一杯、冷静な判断に支障あり 1:慶子、慶子、慶子! 2:頭が痛い 3:こんな理不尽に死ぬことは耐えられない 【備考】 川田は現在、精神的に非常に揺れています。 自分の記憶の矛盾にまだ気づけておらず、しかも慶子の死のフラッシュバックによ る精神的疲労が大きいです。もし記憶の矛盾をつかれた場合、どのように転ぶかは わかりません。 【周防美琴@スクールランブル】 【装備】: 【所持品】 支給品一式、ロープ 【状態】:拳に軽症 【思考・行動】 基本: 仲間を探す。襲ってくるものに容赦はしないが殺しはしない 1:川田と共に、慶子と仲間を探す 2:海岸線を南から南東へ沿って移動。仲間を探す 3:同じ学校の仲間を全員探したら伊藤と合流したい 39:灯台にて…… 投下順で読む 41:携帯電話 39:灯台にて…… 時系列順で読む 43:彼らが見た世界 ▲
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965 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/01(水) 20 19 59.53 ID dBRM1evD0 軽音部の活動が終わっていつも通りに帰宅しているときにその事件は起きた 律「ふんふふーん」 男「………」 男は黒いサングラスにマスク 明らかに怪しい格好をして歩いていた 少女が通った道の上を行くように 976 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/01(水) 20 24 36.16 ID dBRM1evD0 律「だけどー♪けっしてー♪」 男「……」 男は周囲に誰もいないことを確認して自分のモノを出した 既に時間は遅く辺りは暗いため少女はあるモノを露出させた男には気がついていない 984 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/01(水) 20 29 32.30 ID dBRM1evD0 男は更に近づく 男「……」シュッシュッ 律「わーたしのことー♪ブックマークしてーね♪」 男「………」どぴゅっ! 男は少女の制服に自分の子種をかけた そして大地を駆けた 10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/01(水) 20 39 53.58 ID dBRM1evD0 律「……?」 処女は後ろに何かがかかるような感触を感じ振り返った 誰かが路地に入っていった しかしそこまでで少女にはそれが誰かは分からなかった 19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/01(水) 20 44 36.73 ID dBRM1evD0 そのあと少女は特に何もなく家に帰った しかしいつも通り着替えようとスカートに手をかけたときだった 律「えっ何だよ…これ……」 少女の手に付いていたのは男の子種だった 24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/01(水) 20 48 35.15 ID dBRM1evD0 律「こんなの…いつ…」 少女は思いだそうとした 律「部活…のときにはさすがにないな」 律「下校のときだろうけど…いつだ…いつなんだ」
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848 :休日:2013/12/05(木) 21 04 11 それでは投下させて頂きます。 色々と甘いところが多いと思われますが御容赦くださいませ。 849 :落日の新大陸 新人類:2013/12/05(木) 21 05 36 前回投下させて頂きました落日の新大陸におけます総統閣下の妄想ネタです。 850 :落日の新大陸 新人類:2013/12/05(木) 21 06 19 落日の新大陸 新人類 この世界の人類には大別して2種の突然変異種が存在している。 一つは地上の支配者たれとして神に選ばれ創造されし人間、白人種。その中で永き時の果てに新たなる段階へと進化を遂げた人種たるアーリア人が該当していた。 高き知能と各種に秀でた自らの能力を遺憾なく発揮したアーリア人の優秀さを鑑みれば、他の人種とは明らかに異なる別種の人類(便宜上【新人類】とする)であるというのは周知の事実であることがわかる。 アーリア人は白人世界の中で頭ひとつ抜きん出ており、バラバラであった欧州を一つに纏め、短期間の内に世界に冠たる第三帝国を築き上げつつあった。 第三帝国というユートピアは劣等種の一種であるスラブ人を駆逐し、ウラル山脈以西の全ヨーロッパを統一することで完成される。正に今、その為に必要な努力を重ね劣等民族スラブ人を東へ東へと追いやっている最中だ。 しかし、碌な能力を持たないながらも数だけで持ち堪えようと悪足掻きを続けるスラブ人は意外にも粘り強く、ウクライナを取った所で一進一退の攻防が続けられていた。 といっても、それも所詮は時間の問題であると言えるのだが、一つだけ非常に厄介な事があった。それは劣等種スラブ人を玩具にして遊んでいる東の果てに住まうもう一つの突然変異種の存在だ。 カテゴリーとして当て嵌めるのならば、その突然変異種もまた間違いなく【新人類】に該当する。それも、その新人類はよりにもよって劣等種とされる有色人の一つ、黄色人種から変異・進化を遂げていたのだから白人の突然変異種であるアーリア人にとっては脅威以外の何物でもない。 【日本人】 それこそがアーリア人以外で唯一、次のステップへと到達した黄色人種の突然変異種である新人類の名。 白人であるアーリア人と黄色人の日本人は相容れない間柄ではあったが、同時に互いに直接手は出さないという暗黙の了解が成立するのもまた進化した人類ならではの物と言えよう。 進化した過程や土壌こそ違えど、そこは共に同じ頂に立った新人類。物理的手段を持って相争うような愚かな行動は取らない。 アーリア人が支配するドイツ第三帝国と、日本人が支配する極東の黄金大陸、大日本帝国は共に人類の支配者として緩やかな対立を続けていかなければならないのだ。 新人類である互いが万に一つも物理的に争うようなことがあれば、世界は、人類は破滅の道を辿ることになる。それについてドイツは元より日本としても本意ではないであろう。 世界を主導すべきはドイツ、そして業腹だが日本の2国のみであって、その他の国や旧人類が立ち入ってはならない領域なのだ。 そこを勘違いして思い上がったが最後、旧人類には破滅が訪れる。 「失礼します」 そう、今こうして上がってきた報告が物語っているように。 「大日本帝国陸海軍の主力がアメリカ西海岸に上陸。カリフォルニアを攻め落とし、次いでオレゴン、ワシントン、ネヴァダへの侵攻を開始しました。 対するアメリカ側も奮戦しているようですが、圧倒的技術格差とアメリカと同等以上の物量を誇る日本軍の前に持ち堪えることが出来ず、各地で防衛線が突破されている模様です」 「ふん、無知蒙昧にして思い上がった劣等人種ユダヤ人と植民地人共が己の分を弁えずに新人類である日本人に手を出した結果だな。奴らと対等に渡り合えるのは奴らと同じ新人類たる我々にしかできんというのに何を勘違いしているのやら」 報告に訪れた親衛隊員の言を耳にしたゲーリングが大きく膨らんだ腹をさすりながら愚かな劣等人種の無謀な行いを口にして蔑む。 続くのはヒムラー。 「分っていたことですよこうなるのは。問題はこのまま手を拱いていてはあの肥沃な大地を東洋の新人類に奪われてしまいかねないと言う事です」 こちらも白人の劣等人種であるアメリカ人を嘲笑うかの如き態度だ。 851 :落日の新大陸 新人類:2013/12/05(木) 21 06 55 正直、あの様なエボリューション(進化)とは真逆のデボリューション(退化)へと自ら進み続ける愚劣な人間擬きにあの肥沃な大地は宝の持ち腐れとしか言えない。 「総統、如何なさいますか?」 皆の視線が集まる。何を期待しているのかは分っているが正直なところを言うならまだだ。 「白人――と口にするのも汚らわしい人間擬きのアメリカ人共はいま己が所行の報いを受けているところだが、奴らが日本人に滅ぼされようが奴隷にされようがそんなことはどうでもいい。 諸君が気にしているのはそこではなく、ヒムラーくんが述べたようにあの新大陸が日本人に奪われてしまわないかということだろう? それを阻止する為に我が第三帝国とその同盟国の戦力を掻き集めて北米大陸へ送り込むべきだと。 成程。確かに、このまま手を拱いていては豊穣なるあの土地は日本人の物となってしまうやも知れんと諸君が危惧を抱くのも分かる。だが、まだその時ではない」 「しかし総統。このまま放置して置いては――」 「無論、各国へ呼び掛けて準備はさせる。東部戦線もウクライナ全土を確保したいま事を急く必要はなく、占領地の防衛に要する充分な戦力さえ貼り付けて置けば更なる攻勢に出なくとも良い。 どうせロシアの熊共にはウクライナを奪還することも出来まいて。おまけに奴らは腹の中まで日本人にしゃぶりつくされ良いように遊ばれている」 日本を良いように利用していると勘違いしながら、その実は日本の手の平の上で猿回しのように弄ばれているのが今のロシア熊だった。 言い値で武器を買わされ、売って貰えたと有り難がっているその武器が実は全て2線級であるというのが現実なのだからな。 問題があるとすれば、その2線級の武器が曲がりなりにも我が方へ通用しているという所か。 恐るべきは日本人である。どんなに目を逸らしたくとも奴らの進化は我々よりも速く、現状追い掛けているような状態だ。 奴らの進化速度は明らかに常軌を逸している。おそらくは東洋に伝わる魔法を体得し、使用しているのであろう。 新人類へと進化した人間が魔法を体得すれば、かくも進化速度が上昇するものとは思いも寄らなかった。 常に先々を考え的確な手を打っては見事に花開かせている日本人を見ていれば、嫌でも奴らが特別な力を持っているのがわかるというもの。 それとも……。 それともあれは魔法ではない別種の能力だとでも言うのだろうか? 未来見その物と言える奴らの能力が魔法でないとすれば進化の過程で目覚めた新しい能力となるのだが、もしそうだとするならば、あの異常進化の説明もある程度は付けられる。 2種しか存在しない新人類は特別な何かに目覚めたとしても何ら不思議なことではないからだ。寧ろそれでこそ新人類の証であるとも言えるのではないだろうか。 それならば我々の中にも必ずや表れるはずだ。だが、何処で差が付いた? 我々には無く日本にはある物………。 (……………豊穣なる大地、日本大陸か) 日本人がいち早く能力に目覚めたのは、あの全てに於いて恵まれている世界一豊かな大地、日本大陸と何か関係があるのかも知れない。 我々が奴らの後塵を拝する形になっているのはこれこそが原因なのやも。 とすれば、同じ条件を満たせば我々アーリア人も次のステージへと進めるようになるということか。 852 :落日の新大陸 新人類:2013/12/05(木) 21 07 28 更なる進化のために豊饒の地が必要だというのならば、何としてでも新大陸を手中に収める必要が出てくる。 いつまでも日本人の背中を追っている現状にはいい加減飽き飽きしているからな。 だが――。 「だが北米侵攻についてはまだ早い。少なくともオレゴン、ワシントン、の2地域が落ちてからだ。そこまで行けば西からの侵攻に対する防衛の為に東部の戦力が西寄りに張り付き東海岸が手薄になってくる。 この時点で準備万端整えて置いた我ら第三帝国を中核とした欧州枢軸の全戦力をアメリカ東海岸に叩き付けるのだ」 劣等種というものは野蛮人宜しく力だけは強い。頭の悪さを補おうとしてひたすらに数と力だけを求めるのが野蛮人の性質だ。 実に不愉快なことだが腕力だけで言えば新人類であるアーリア人よりも、劣等中の劣等種であるユダヤ要する植民地人の方が強い。 要するにそれすらをも上回っている東洋の新人類が異常なだけなのだ。 新人類へと進化したばかりの我々には日本人が持つ程の能力はまだ無い。故に劣等種とはいえ、あれだけの大軍と国力を持つ相手に正面から馬鹿正直に突っ込んでいくのは愚かな選択と言えよう。 だからこそ今はまだ待たなければならん。急いては事をし損じるという物だ。 「日本の勢力圏がロッキーを越えて東部にまで広がってくると危惧している者も居ようがそれは杞憂に過ぎんよ。考えてもみたまえ。日本は自ら戦争を仕掛けたことがあるかね?」 ない。 歴史上日本が自分から対外戦争を起こしたことは物の見事に一度たりともない。 では何故戦争をしないのかとなるが、これについてはたった一つにして唯一の要因――日本は戦争をする必要がないからの一点に尽きる。 極東の大陸日本には、ありとあらゆる資源が眠っており、古来より自国でのみ完結することが出来ていたのだ。 その豊饒な土地を奪おうとして外の国から戦争を仕掛けるというのが日本が戦う戦争の主要因となっている。 今回も同じだ。人間擬きであるアメリカ人が日本大陸の資源に目を付け、奪おうと試みた結果による戦争。 853 :落日の新大陸 新人類:2013/12/05(木) 21 08 02 アメリカの劣等種が愚かだったのは、万に一つにでも日本に勝てると考えていたところであろう。 自らよりも格下の相手と戦えば勝てるであろうが、アメリカと同じだけ豊かな国であり、且つ認めたくはないが、 アーリア人に先んじて10万tにも達する巨大空母。20万tに迫る巨大戦艦。更にジェットエンジンを搭載した新型戦闘機や巨人爆撃機を開発してしまうような新人類日本人が相手となれば、所詮は人間擬きの劣等人種には勝つ術など無いのだ。 現にアメリカは太平洋全域から叩き出された上に、カリフォルニアまで占領されてしまった。それどころか日本の攻勢からして西海岸全土が落ちるのも最早時間の問題となっている。 日本人に対抗できるのは世界広しと言えど、同じ新人類である我らアーリア人が率いる第三帝国以外に有り得ない。 それを勘違いした劣等人種共が腕力を自慢して喧嘩を売ったりするからこうなる。 己が分というものを弁えてさえいれば何れ完全なる進化を遂げた我らの手足として使ってやったものを……。 所詮は劣等種でしかないと言う事か。 「日本人は自分たちが持つ元々の土地で全てが完結しているのだ。今更新大陸への版図拡大など考えてもいないであろう。故に、彼らが要らないというのならば我々西側の新人類が頂くのみ」 アメリカが滅び、所有者の居なくなった新大陸を奴らが要らないというのならば、我らが頂くだけだ。 欲のない日本人共のこと、何も言わないであろうというのは簡単に想像が付くのだから争いの種となったりすることもない。 「では、ライバルとなるのは……」 ゲーリングが口を開く。日の落ちた新大陸を巡る相手が日本人でない以上一つしかないのだが、敢えてこちらに答えを言わせようとする辺り彼も空気が読めている。 「決まっているだろう」 ――真っ黒な腹をした新人類のなり損ない、日本人の盟友だ―― 新人類のなり損ない共には注意しておかなければならない。何せ奴らは日本を裏切らなかった。 日英同盟を締結した当時はまだ日本人が新人類であるとの確証が得られていなかったのにも拘わらず、同盟を組んで以降一度たりとも黄色人種日本人を裏切っていないのだ。 それだけで先見の明があり、なり損ないと言えど油断の出来ない相手であると言えよう。 「日本には遅れを取ったが、新人類ではないジョンブル共に遅れを取るようなことだけは断じてあってはならない!」 854 :落日の新大陸 新人類:2013/12/05(木) 21 09 34 終わりです。 大陸日本が凄いのも日本人が驚異の技術力を持っているのも【新人類】が持つ【特殊な能力】故にという、総統閣下以下ナチス幹部の妄想です。 あまりにも隔絶した大陸日本を見てしまった結果、少なくとも自分を納得させるために彼らは理由が欲しかったというところですね。 前回のお話しの御意見・御感想、真に有り難う御座いました。 大変励みになっております。 それでは失礼いたします。 ------------------- 修正回:0(アップロード) 修正者:Call50 備考:誤字・空欄等を修正。 修正回:1 修正者: 修正内容: -------------------
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417 :風の声 第2話「風の出会い」:2010/10/16(土) 04 38 18 ID wy8t3aCQ 県立 烏羽高校 ここが俺が今日から通う高校だ。 俺がここを志願した理由は授業や特色ではなく とあるスポットに惹かれたからである。 そのスポットは校舎の屋上 通称「風屋根」 ここは、年中風が吹いているというスポットで 原因として挙げられているのが 1.校舎が高校にしては珍しく7階建て 2.周りの地形によって上空に風が舞っている 3.偶然 など、様々に言われているが誰も答えを知らないらしい・・・。 生徒達には「風が強すぎる」という理由で嫌われているらしいが 風好きの俺にとっては最高の癒しの空間である。 俺が風を好きな理由は自分でもあまり分からないのだが 俺の人生にはいつも風が関連している。 俺が生まれた日の天気は台風 何かのイベントの日には高確率で暴風警報が出る。 そんな感じで風とは親しく今に至るというわけだ。 入学式は地獄だった。 隣の“人”とはほぼ0距離だし校長やその他の人たちの話が長いしと嫌な事ばかりだった。 しかも、白髪のせいか、周りの視線をモロに受けることになり、気分が悪かった。 入学式が終わり教室に移動して初めてクラスのメンツが分かった。 男女の割合が50%:50%ときれいに別れていたり、 俺以外にも髪の色が黒以外の人間が若干いたりと 動物園にいる感覚で見て楽しむことができた。 担任からの挨拶も済み、休み時間になった時だった、 俺は志願の理由でもある「風屋根」に行こうと机の上を少し片付けている時だった。 「ねぇ、ちょっといいかな?」 418 :風の声 第2話「風の出会い」:2010/10/16(土) 04 39 05 ID wy8t3aCQ 声のしたほうを振り向くとそこには腰の辺りまで伸ばした髪が印象の少女がいた。 どっかで見た気がするのだが、あまり関わりたくないので無視して行こうとした時だった。 いきなり腕をつかんで逃げられないようにすると、今度は顔を覗き込んできた。 (ジーーーーーッ) 「な、何なんだよ・・・」 「やっぱりそうだ♪」 (何が?) 彼女はつかんでいた俺の腕を放し笑顔で話しかけてきた 「今日の朝、私のことを・・・って、どこに行くの!?」 (お前には関係ないだろ) 彼女が腕を話した瞬間、俺は「風屋根」に向かって移動を開始、 聞こえた質問に心の中で返答した後、早歩きで「風屋根」に向かった。 「まだ話が終わってないんだけど!」 振り向くと同時に今度は両腕をつかまれ、さっきよりも強くホールドされた。 「今日の朝、駅の階段で私のことを助けてくれた人だよね?」 「・・・知らねぇよ」 視線を逸らしながらおれはつぶやく。 朝から入学式という地獄のイベントで“人”といたのに、 休み時間まで“人”と一緒にいるなど冗談じゃない。 そして、そんな考えを一切察知しない彼女・・・もう“人”でいいや。 目の前の“人”は話を続ける 「うそ。そんなに目立つ白髪の人そういないよ。 それに、同じ学校の制服も着ていたしね。」 さらに、顔を近づけてくる。 すこし“人”の臭いがして気持ち悪くなってきた。 そのときだった。 「キーン コーン カーン コーン」 予鈴に気をとられた“人”は俺をつかんでいる腕の力を少し緩めた。 おれはその機会をのがさずに逃げることに成功。したと思ったのだが 俺とその“人”は同じクラスだったため教師が来るまで ずっと傍にいて質問攻めされるハメになった。 無視し続けるというのも結構大変なものだとその時知った・・・ 帰りのHRが終わると同時に俺はダッシュで教室を抜けて「風屋根」へ向かった。 419 :風の声 第2話「風の出会い」:2010/10/16(土) 04 42 34 ID wy8t3aCQ 屋上は開放されていて自由に出入りすることができる。 ドアを開けると同時に無数の風が入ってきた。 今日の「風屋根」には雨のように上から叩き付けるような風が吹いていた。 気を抜くと叩き付けられそうな感覚になるほどの強風だ。 生徒達に不満を言われているこの風も、俺にとっては友人同然だ。 (・・・・・) 声が聞こえた気がした。風の声だ。 風の声は俺にしか聞こえない。 という設定になっている。 本当に聞こえるわけではないが、風の吹く強さ、角度、暖かさで 何て言っているのかを創造するだけのいわゆる遊びみたいなものだ。 会話はできないが風を“読む”ことはできる。 今吹いている風からこの後の天気を当てたりすることはできるので 現実的には“会話”というよりも“感じて当てる”といったほうが正しい。 「ヨッ」 (・・・・・) 「へ~そうなんだ。」 (・・・・♪) 「え、マジで!?」 (・・・!?) 「なるほどねぇ」 (^0^) 「今、何て言った?」 (・・・ww) 会話に夢中になっている時だった。 「ギィ・・・」 振り向くと屋上出入り口のドアが開いていてそこに人が立っていた。 (まさか、見られた!?) 「あ、見つけたーーー!!」 420 :風の声 第2話「風の出会い」:2010/10/16(土) 04 43 18 ID wy8t3aCQ この声には聞き覚えがある 俺のことを2回もホールドしたあの“人”だ。 「まさか、不人気スポットの「風屋根」にいるとは、考えも・・・」 “人”が話している時、風の向きが上から真横へと変わった。 「あ、風の奴、遊んでいやがるな・・・」 「キャーーーーーーーーーーーーー!!」 視線を風から“人”へと戻すとスカートの端を押さえて耐えているところだった。 「ちょっと、何とかしてよ。その変な力で。」 「何とかって言われても・・・変な力!?」 もしかして、さっきの会話のことを言っているのだろうか? でも、本当に会話しているわけじゃないから、どうにもできないんだよな・・・ 「・・・・・(考え中)」 「早くしなさいよ!!」 (うるせぇ(怒)) (多分効かないけどやってみるか・・・) 考えた結果、風に話しかけるという方法に決定。 「・・・少しだけ大人しくしてくれないか? 出来ないのなら・・・分かっているよな?」 やはり効果なし、そう思った時だった。 急に静かになり、さっきまでの暴風が微風になっていた。 (ウソ!?) そう思うや否や、俺の体はまた勝手に動いていた。 風でぼさぼさ頭になっている“人”の首根っこをつかんで校舎内に放り込んだ。 それに続いて、自分も校舎に入ると同時に微風が暴風に戻りだした。 421 :風の声 第2話「風の出会い」:2010/10/16(土) 04 44 01 ID wy8t3aCQ (風が俺の声を聞いた?) 「すごい風だったわね・・・」 (偶然だよな?) 「朝、髪型セットするの苦労したのに~(泣)」 (俺って、風使いかなんかなのかな?) 「ちょっと、聞いてんの!?」 耳元で“人”の大声。鼓膜にものすごいダメージが・・・ 「あなたさぁ、もしかして人のことを怒らせて楽しんでる? 絶対そうよ。じゃなきゃ2回も3回も連続で無視なんかしないよ」 「別にそういうつもりじゃない・・・」 「じゃあどういうつもりよ?」 「・・・」 “人”とは必要以上に関わりたくない と直球で言えたらどんなに楽か・・・ 「つうか、あなたを責めに来たわけじゃないし。」 「え?」 「朝のお礼、まだ言ってなかったでしょ。 助けてくれてありがとう。あの時のあなた体調悪そうに見えたけど 大丈夫そうね♪」 「だから、あれは俺じゃない・・・」 「・・・ツンデレ」 「は!?」 「素直じゃないね~。思いっきりデレデレしていいのに。」 よく分からないことを言い出したのでとりあえず教室に鞄を取りに行くことにした。 鞄を取ったら即行で帰る。そしてこの“人”とおさらばだ。 「あ!ちょっと待ってよ」 (まだ あんのかよ!?) 「私、大空 舞(おおぞら まい)あなたは?」 「・・・」 「フー太くんだっけ?」 「風魔! 風魔 翼だ!・・・あっ」 「フフッ、よろしくね翼君♪」 こうして“人”・・・じゃなくて、 “大空”が俺の友達(?)になった・・・