約 2,865,693 件
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/2309.html
又、雨が降ったら 一話
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/2308.html
902 名前:雌豚のにおい@774人目[] 投稿日:2011/06/29(水) 23 50 46 ID y0NWFlkA [1/3] ――終業のチャイムが鳴り、人もまばらになった教室を後にして廊下の窓から外の様子を窺ってみる。 数日の曇り空続きからここにきて 「今日はついに、雨か…。」 こう天気が悪い日が続くと少しダレてくる。 時期が時期だし、朝に天気を確認して傘を持っていくなんてことをしない僕は濡れて帰るしかなさそうだ。 「…あぁ、くそ。ちょっと眠いな。 数学なんか真面目に受けるんじゃなかった。」 ぼやきながらあくびをひとつ 6時限目の数学は例外なくダルい、嫌いな科目が最後ってのは何かと辛いものがある。 それはそれとしても 僕の通うここは地方の普通科の高校で、二年生の僕は夏休みが終わるまではそうあくせくする必要もない。 夏が終わればそれなりにやることもあるのだろうけど、そう思えば今はこのけだるさもどこか心地よく感じられる。 「…くぁ…眠いな、ホント」 昇降口で帰り仕度をしていると、後ろからよく通る低めの女性の声。 「嫌味なあくびだね。」 聞き覚えのある声にふりむいて挨拶する。 「どうも、日比野さん。気に障った?」 スポーツバッグを肩から下げた女子生徒は首を横に軽く振ると 「いや、別に。声をかける口実が欲しかっただけだよ、あんまり気にしないで。」と付け足した。 この女子生徒、日比野 明日嫁(ひびの あすか)さんは僕がクラスの中で口をきく数少ない人の一人だ。 女子の席は基本的に男子と同じ列にはならないのだが、男子と女子の数が合わず、総数が奇数なら最後尾に ズレがでる。その最後尾にいるのが彼女で、そこは僕の後ろの席でもあるのだ。 「なにか用事があるってことかな?」 「頼みたいことがあるんだ。」 そういうと彼女はぐっと近くに寄って、耳元でいつものお決まりのセリフをささやいてきた。 「剣道部に入部してくれ。」 「嫌です。」 このやりとりは、何かと理由をつけて彼女から持ち出される 日比野さんは剣道部で副部長というポストに就いていて、真面目に部活に打ち込む体育会系少女…なのだが 残念なことに、剣道部には部員は二人しかいない。日比野さんと、三年で引退間近の先輩だけだ。 同情をさそう申し出に最初のうちは理由を説明し、丁寧に断っていたが。 何回目とも知れないこのお願いにもう遠慮はない。 「もう少し考える余地はあると思うんだが…小岩井くん。」 小岩井というのは僕の名前だ、小岩井 樹(こいわい いつき)。 「お願いがが断られたときってのはたいてい落ち込むものだよね。じゃあ、さようなら。」 「そういうことを訊いてるわけじゃないよ、小岩井くん」 「理由ならもう何回も説明してるしさ。運動は、苦手なんだよ。」 おなじみになってしまってはいるが、断った時 いつも日比野さんは悲しんでるような、怒っているような微妙な表情をする。 「部活って高校から新しいことを始めようって人は少ないし、僕は二年だから…。」 「う…流石に冷たいんじゃないか? 私達の部は初心者にも丁寧にだな…」 日比野さんは落ち着き払った口調と声に似合わず、外見は子供っぽい印象を受ける 目は瞳が大きく、はっきりとした二重。深い目の黒からどんぐりまなこ という言葉を連想させる。 鼻と口は小さく、幼さを強調している。 だから、そんな表情の彼女はよりいっそう幼く見えてしまう。 髪は、体育会系らしくぎゅっと後ろで高めの位置にまとめてポニーテールにしているようだ。 剣道をやっているというだけあって身の丈は平均より高い。 思春期の少女、という観点でみるとすこし・・・控えめな身体をしている。 実に日本人らしい、可愛らしい人だ。 思っているだけで、口に出したことはないが…。 「一年生がこないなんて災難だったね、世の中思うようにならないことばかりです。」 「はぁ…君が入ってくれさえすれば、一年生がいようがいまいが…」 そんな意味深な言葉を眉をひそめてつぶやく。 「かまってほしいんですか?」 「そういう言い方は好きじゃない、もっと意識してほしいってことだよ。」 相変わらずこの人はよくわからない、おっと・・・もう20分近く話してる 帰ろう。 「そういう言葉は人を勘違いさせると思うよ? じゃあまた明日。」 この言葉と、表情も入部者を得るためだとしたら ずいぶんしたたかなものだ。 そうして僕は雨の中を歩き始めた。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 904 名前:又、雨が降ったら[] 投稿日:2011/06/29(水) 23 56 58 ID y0NWFlkA [3/3] 902の続きから ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 雨の中を遠ざかっていく後ろ姿を見送りながら、私はひとりごちる。 口元がすこし緩む 「たかだか20分、毎日のように同じことでも 私には・・・。」 頬がほんのり熱い 「必要な時間なんだよ小岩井くん・・・。」 目が潤んでるみたい 「変な奴だよな・・・私は。」 雨の霧の中に小岩井の姿が消えるまで見送って、私は校内へ引き返す。 校舎から部室棟へ行く途中、私は彼への気持ちを整理する 一人で勝手に舞い上がってしまうのは、恥ずかしいから。 席が後ろになったのは偶然だし、そうならなければ例え同じクラスでも挨拶程度の関係だったろう。 彼からしたら今、この付き合いも挨拶程度なのかもしれないけれど そう思うと、鉛でも飲み込んでしまったように胸が…苦しい。 クラスでも彼と話すのは私ぐらいだし、そんなことはない そう思いたい。 こんなフクザツな心境になるのは、彼に普通じゃない感情を持っているからだ。 きっかけは昼食だった、彼はいつも一人でいる。 かくいう私も、昼食をともにするほど仲のいい友達は…。 教室にいると私のようにグループに交じれない人はどこか居心地を損ねる。 それで、どこか静かで人通りの少ない場所で昼食にしよう、と教室を出た。 校舎北側の3F実験室前を下った踊り場 ぴったりの場所だった、日当たりが悪く 部室棟に用がなければこの時間は南側の方が食堂、購買に近いから人はほとんど通らない。 弁当箱を持って1Fの自販機でお茶をかってから階段を上がっていくと踊り場の長椅子には 彼― 小岩井 樹が居た。 先客。 もし、彼が私と同じ思惑でここにきていたなら私は邪魔だろう。 そのまま3Fに上がろうとした時 彼は黙って長椅子をさっと手で払うと端に移動した。人一人が座るのに十分なスペースを空けて。 単に身の回りを改めただけかもしれない、そこに座るのを許されたわけでも…。 でも、と 私はそこに腰かけた。 それがはじまり 私はそれから毎日 彼に同じ場所で出会った。 なんとはなしに声をかけて、それに彼は「あー…」とか「ぇー…」と不器用に応答を返してくれようになり。 気がつけば先ほどのようなやり取りもできるようになった。 ロマンチックだとか、運命的だとか そんな言い方では笑われてしまうだろう。 もっと無機質で、渇いた出会いだったけれど ほんのすこしづつ、彼のことを知って。だんだんと、彼に・・・彼のことが、私は好きになっている? 彼は私のことをどう思っているだろう、どうか すこしでいい 楽しいって また会いたいって 思ってほしい。 私がそう 思うように。 最後の結論はいつも出せない、まだ…出したくない。 …だからぴったりとその先を考えてしまう前に着く、この部室を私は気に入っている。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 905 名前:又、雨が降ったら[] 投稿日:2011/06/30(木) 00 02 01 ID P8fzSVgs [1/4] ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 雨に濡れることも、どこかへ寄るつもりもなければそう気にならない。 家への道のりは、存外そう不快なものでもなく 通りの人の少なさ 雨音を楽しみながら帰れるほどだった。 「そろそろ暑くなってきたとこだし 涼しげでいいな、こういうのも」 「そうね、なかなかいいこと言うわ。粋よね、こういうのも」 妙に耳のなかに反響する上等のピアノのような声。 いきなり顔の真横から聞こえた声に驚き、思わず振りむいて後ずさる。 視線の先には女の子、それも うちの高校の制服だった。 自分と同じように長い時間、雨の中に居たのだろうか 薄く茶に染めたロングヘアからは滴が垂れていた。 切れ長の目、高くすらりとした鼻、三日月のような口、少しキツそうな印象を受ける娘がこちらを見つめている。 「ね、少しいい? 座って話さない?」彼女は、そういうと少し離れた位置にあるバス停を指差し、けらけらと楽しげに笑っている。 そこまで僕の驚き方は滑稽だったろうか、地面の水たまりに移る自分を見る。 …うん、なんというか…なんだろう、確かにそうほめられたものじゃないけど人に笑いを提供するほどではないと思いたい。 「うつむいちゃって どーかした?」 身を屈めてこちらを覗きこんでくる。 「いえいえ、なにぶん突然で何が何やらって感じでね」 どうにも「マニュアルどうりにやっています」という典型である自分は誰かに判断を仰ぎたい気分である。 「傘、持ってなくってさ それで歩いて帰ろうかと思ったんだけど」 ぐっといきなり手を引かれた。 これはこれは…あー…ぇー……。 「せっかく通り道にバス停があるじゃない?だったらバスに乗ろうって思ったのよ」 そうですか。と、声にならない応答を返す どうも僕は馴れない状況ではとことん使えない奴らしい。 「でも時刻表が湿気でベロベロで読めなくてね、待ってるあいだ暇だから少しはなさない?ってそーいうこと」 わざわざ説明してくれるのはいいけど、聞いてみれば随分勝手な話だ。 しかし、もう断るタイミングを完全に逸してしまっているようで 涼しい顔の彼女はベンチに腰掛け 「あのさ、あたし日和っていうんだ 春日 日和(かすが ひより)。」 「あ、僕は樹…小岩井 樹です。」 いかん…自己紹介を許してしまったぞ、これはもう逃げられないな。 906 名前:又、雨が降ったら[] 投稿日:2011/06/30(木) 00 03 38 ID P8fzSVgs [2/4] 「このくらいの雨だったら、気もちがいいよね。昨日があんなに蒸し暑かったのが嘘みたいでさ。」 そこで彼女、春日さんを改めて見てみると だいぶ…目のやりどころに困ることになっていた。 当然、6月の半ばとあれば制服を義務付けられている中・高は衣替え。生徒のほとんどは夏服になる。 薄く、通気性を重視した半袖の制服が雨に降られれば当然、生地が肌に張り付いて…。 まぁ、その 透けてしまう。 うちの制服だって例外じゃない、彼女の制服もばっちりピタピタだ。 身体の起膨から察するに彼女は、かなり発育の良い方なのだろう。 でも、不思議とそういうやましさとかうすら暗いものと春日さんは無関係に思える 彼女の横顔をみているとそういう気持ちは萎え、不自然に意識するようなことはなくなっていた。 「雨もね、ずっと降ってるとありがたみが無くなっちゃうけど。」 春日さんは空を覆う雲を見ながらゆっくりと話す。 「もうちょっと季節が進んで夏になればさ、夕暮れに降るどしゃぶりがすんごい気持いいんだ。」 指をちょい、ちょいとうごかして顔にかかった髪をほどきながら楽しそうに目を細める。 「でも、この時期の雨も優しくて好き。」 そう言い終えると、しばらくの間 雨がトタンの屋根を叩く音が静寂を満たしていった。 「確かに、優しいって言い方 しっくりきますね。」 ぼんやりと思ったことを口に出してみる。 すると、彼女は笑顔でこちらを振り向いた。 「雨の良さを分かってくれる人はなかなかいないんだよね、みーんな雨 嫌いみたいなんだ。」 彼女は雨に対する気持ちが同調した言葉が嬉しかったのか、ぼやきながらも笑顔のままだ。 肩の力が抜け、つられて半笑いになる 「僕みたいに一人でいれば、雨が恨めしいってこともないんでしょうけどね。」 「なんだそれ。くふっ…ははは」 半ば冗談とも言い切れない冗談を彼女は気に入ったようで、出会ったときのようにけらけらと笑った。 会話に一区切りついたとき 霧雨の向こうから大きめの車体がこちらに徐行してきた、バスが来たのだろう。 せっかくだ、幸い家の方面へまわってくれるようだし。予定からは外れたけどこのバスで僕も帰るとしよう。 なるだけ身体の水滴を払い、小銭を取り出す。 「ほいじゃ、乗ろうか」 彼女が先立ってステップに踏み出す。 「あ、後ろの方 空いてるみたい」 そういうと彼女は、またも僕の手を引いて隣に座る。 「あたし、窓際ね!」そういうと窓の外を微笑みながら眺め始めた。 なんだか小学生のようで気恥ずかしさを覚えたが、彼女を見ているうちに それでもいいかと思えた。 今のところ彼女について分かるのは名前と、雨が嫌いではないってこと。 窓の外、流れる風景に満足げで さっきとは一転 口を閉ざした彼女はどこで降りるのか 同じ学校でも名前だけ知っているくらいでは何処の誰かなんてことは分からない。 この出会いからの関係が明日以降も続くとは限らない。 だからそれ以上のことを彼女に聞いたり、ましてや「また会えるか」なんて柄じゃないことはきかなかった。 又、雨の日に会えたら そのときにきいてみよう 春日 日和 彼女自身のことを。 そして話そう、僕のことも。 907 名前:又、雨が降ったら[] 投稿日:2011/06/30(木) 00 04 50 ID P8fzSVgs [3/4] ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― バスがブレーキランプを消し、徐々に速度を上げて停留所を去った時 すこし離れた位置に乗り遅れてしまったのであろう女子生徒が肩で息をしながらそれを見送っていた。 「誰……。」 「その人は…誰なんだい、小岩井くん。」 そこにいたのは日比野 明日嫁だった。 最後列に並ぶ二人を見る彼女の目は仄暗く、心なしかバスが遠ざかれば遠ざかるほど、雨は激しくなるようだった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
https://w.atwiki.jp/vocaloidchly/pages/7829.html
作詞:CapsLack 作曲:CapsLack 歌:初音ミク 翻譯:dashex 月が降ってくる 閃光和衝擊 古代人類繪製的緙織壁毯 缺少螺絲的行星間移動裝置正沉沒在流沙裡 Mayday 飛行的衛星 有傳達到嗎? 心電感應 根據預言,我們似乎已經看不見明天了 移動式投石機造成的地盤振動 掠過鐵絲的波形 在失去了白天與夜晚的山丘 搖曳著及己(註1) 拍照儲存的底片之中 在市區也無法呼吸 可以看見月亮的另一側 轟然升起的 霧霾和海市蜃樓 砂岩的門是遺失的盡頭 偏移的彈道 在那條線上 鯨魚雲的濃厚魚影 在這個因不透明而混濁的寧靜無波的水面 神聖的映照著月光 短促的夢 用過及丟的星體 那顆現在正逐漸遠去的星體 然後 我們又 到了生命的盡頭 如覆蓋海底的窗簾般的魚群 描繪 什麼顏色也沒有的稜鏡 毫無作為的生命的波動 曾是多麼的美麗 機體已經無法控制 指向未開拓地圖的心跳 為白紙般的星取名 讓特別有著特別該有的樣子 等待著自然崩壞的 Vader Clone 在拂曉之際一定 失去了意義目的和名字吧 如果想要改寫的話 就用我們的聲音吧 註1: 植物名,一般生長在山地林下溼潤處以及山谷溪邊草叢中。 https //zh.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8A%E5%B7%B1
https://w.atwiki.jp/niconicojikyouplay/pages/268.html
雨が降ってたからONI零をしゃべりながらプレイ 【ゲーム】ONI零 ~復活~(PS) 【作者名】葉瀬川 【完成度】更新停止中(07/12/04~08/03/07) 【動画数】 【part1へのリンク】 【マイリストへのリンク】http //www.nicovideo.jp/mylist/3826873 【備考】 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/meidaibungei/pages/615.html
2012年07月07日 (土) 21時54分-御伽アリス 「ちょっと待って、梅村大春くん」 「……」 「待ちなさいよ」 「……」 「あれ、命惜しくないの?」 「いやいや、何物騒なこと言ってるのこの人」 「この人、じゃないでしょ」 「なんですか、長戸水季さん」 「何でフルネームなの、棒読みだし」 「自分だって俺のことフルネームで呼んだだろ」 「そんな昔のことをとやかく言ってるとモテないわよ」 「悪いけど俺は急いでる」 「ホントは急いでなんかないくせに」 「じゃあな、俺帰るから」 「ちょっと、ほら、外を見てみてよ」 「なんだよ、うるさいな、外がどうした」 「ほら、何か重大な事件が起きているでしょ」 「……いや別に何も」 「はあ? お前の脳は薄汚れたゴムボールか!」 「どんな脳だよ」 「ばっかじゃないの、誰が見たって雨が降ってる、って言うとこでしょ」 「それのどこが重大な事件だ」 「だってすごいじゃん、大いなる自然の循環の中で生まれた雨雲が偶然にもあたしたちの頭上に、いやこれは偶然なんかじゃなくて、運命という名の気流に乗せられて今ここに存在していて、雨を降らせてる、んですよ!」 「ツッコむ気にもならないな」 「ツッコめよ! ツッコミしない大春なんて、全自動タマゴ割機並みに役に立たないじゃない」 「例えがおかしい!」 「社会から出た産業廃棄物め」 「めんどくせえな……」 「そうやって面倒臭いとか言って逃げようとしてるんじゃないの? あんたはいつもそうよ、『面倒臭い』で問題が解決すると思い込んじゃってさ、そう言っときゃ許されるとか思っちゃってさ」 「何で俺叱られてるの」 「ちょっと、くだらない話をしないでもらえるかしら、今問題なのは雨が降っているということよ」 「確かに降ってる、それで?」 「すごく降ってるでしょ」 「ああ、ゲリラ豪雨じゃないかな」 「ゴリラげう雨?」 「入れ替えるな!」 「居るな、帰れ」 「……だから入れ替えるなって!」 「ねえ、雨だよ」 「だから何なんだよ、っておい、やめ、ゴフッ」 「雨やまないね~」 「ちょ、ちょっと待て、なぜ俺は今、グーで殴られた……?」 「雨ってさ、空が哀しくて泣いてるみたいだよね」 「え? なに急に詩人みたいなこと言ってんの、はは、悪いけど似合わなすぎて笑えるよ、そういうこと言うのは人を殴る癖を直してからに……ぁしまった助けてぇ!」 「蹴り癖なら構わないでしょ?」 「うう、僕は今日、生きて帰れるだろうか」 「貴様に帰る場所などない」 「あるよ!」 「人生は後戻りできぬ上り坂と心得よ」 「そんなわけあるか」 「じゃあ下り坂?」 「そこじゃない!」 「そっか、君は人じゃないから人生じゃないのか~」 「人だし! つか、そこでもないし!」 「ああ嫌だ、ギャーギャーうるさいわね、○ングゼミラかしら」 「人だし! ネタ古くて分かんないし!」 「あれ、大春、頭にゴミついてるよ」 「えっマジで」 「あ、なんだこれ髪の毛が生えてるのか」 「間違えないだろ普通!」 「あれ、これ引っ張っても取れないね」 「ヅラじゃねえよ!」 「ちょっと待って、顔にもゴミついてるわ」 「えっマジで」 「って、なんだ、ただの視覚器官か~」 「ゴミと間違えねーだろ! というか何で視覚器官って言うの、目でいいでしょ!」 「あれ、二つあるよ?」 「あるよ、目は二つあるよ!」 「あれ、三つあるよ?」 「ねーよ!」 「うわ、目が一瞬消えた、病気じゃない?」 「瞬きだっつーの!」 「あれ、これ引っ張っても取れないね」 「目! 目を取っちゃだめ!」 「引っ張るだけなら良い?」 「ああ、引っ張るだけか、そんなら……って良いわけない!」 「良くできてる~、まるで人みたいだね」 「いや人だし!」 「あれれ、顔の上にビルが建ってるよ」 「建ってない! あ、分かった、分かっちゃいました、くちびるだとか言うんだろ」 「正解、じゃあキスしよう?」 「えっ、おい」 「……」 「……」 「ねえ、あたしの言いたいこと、分かる?」 「今までの文脈で分かれというのは一種のいじめだ」 「本当は分かってるでしょ、だいぶ前から」 「知らない」 「キスしても悪い魔法が解けなかった?」 「ふつうキスするのは王子様の方からじゃないの」 「じゃあ、してよ」 「……分かったよ、降参だ、つまり傘を忘れたんだろ?」 「やっぱり知ってるんじゃん」 「でも俺は、水季がいつも鞄の中に折りたたみの傘を持ってることも知ってる」 「今日は置いて来ちゃったよ」 「ふーん」 「ほら、早く行くよ」 「はいはい」 「……好きだよ」 「うん、実はそれも、知ってる」 「あたしのことは?」 「さあ、濡れると悪いから早く帰ろう」 「この人でなし」 「……人だし」 大春は水季の方が傘の七割、自分の方が残りの三割を占めるように傘を持った。その右手に水季の左手が重なっていた。 *** キャラの名前にはちょっとこだわりがあります。
https://w.atwiki.jp/sol-bibliomaniax/pages/304.html
雨が降る 冷たい雨が降っている。 比較的安定して四季が巡る、世界的にもまれな気候に恵まれたこの列島の中でも、トランキライザーのある旧日本国関東地域は穏やかな気候の地域である。 雨が降っている。 雨降りは服がぬれるし髪が湿気でまとまらなくなるので嫌いだ。けれど、この雨が様々な面倒事を洗い流してくれることを考えると、それほど嫌なものでもない気がする。 篭森珠月は書斎の窓から空を見上げた。屋敷内は静まり返っている。唯一の同居人であるミヒャエルが海外出張中のため、屋敷内に生きた人間の気配は一切ない。落ち着ける空間ではあるが、一人で閉じこもっていると昔のことを思い出して少しだけ気が滅入る。子どもの頃は滅多に帰らない両親の帰宅を待ちながら、貪るように書を読み、次々と教師を呼び付けて勉強をしたものだ。 手の中で電子ブックがかすかな駆動音を響かせる。ずらりと並んでいるのは、学園の中でも特に影響力が強い生徒の今週の動向だ。丹念に珠月はそれを読みこんでいく。どこにいるのか、誰といるのか、何をしているのか、奇妙な動きはないか。学園内の動きに関する情報を頭の中で更新していく。 「――――いつも通りか」 しいて言うならば、今週は留守のトップランカーが多い。冬の新商品のお披露目が先週くらいから世界各地で行われているせいだろう。特に商人系の生徒は留守がちだ。友人である冷泉神無やメリー・シェリーも今週はいない。それに付随するように、便利屋や請負人たちも雇い主に付き添って学園を留守にしている。さらにいうと、この時期の人間の移動を狙って暗殺業や調査会社も大きく動いているのだが、いつものことなので特に気にしないことにする。 「ピーターも緋葬架も留守なんてつまらないな。まあ、今日明日にはだいたい戻ってくるだろうけど」 一人呟いて、珠月は肘掛椅子に深く体重を預けた。ぎしりとアンティークの椅子が音を立てる。直後、珠月は気配に気づいた。考えるよりも先に身体が動く。袖の内側に隠したナイフを投擲すると同時に、椅子から飛び上がるように立ち上がり、バックステップを踏んで本棚の影に隠れる。隠れながら太もものフォルダーに手をかけて、護身用の拳銃を抜き、相手に突きつけた。そこでやっと、相手が誰かというところまで思考が行く。さらにコンマ01秒ほど前を見て、珠月は顔をしかめた。 「他人の家に案内もなく入るのは紳士的とは言えない。それ以前に、貴様にはわが家への出入りを禁じているはずだ」 「宝石のような月明かりが心弱い芸術家たちをひきつけ惑わせるように、貴女に会いたいという衝動がつい私に禁忌を破らせてしまいました。どうぞ、お許しください。我が愛しの月の姫」 瞬時に鳥肌が立った。頭の芯が冷たくなる。次の瞬間、躊躇うことなく珠月は発砲していた。だが、すでにそこには相手の姿はない。一瞬で間合いを詰められる。手には初めに珠月が投げたナイフ。 「っ、このっ!!」 怒りにまかせて攻撃しそうになるのを、かろうじて残った理性が押しとどめる。色々な意味で厄介な相手なのだ。攻撃するのは得策ではない。それは知っている。だが、理性が止めても感情が拒絶する。一瞬だけ珠月は迷った。そして、相手はその迷いを見逃してくれるほど優しくない。 「烈火のような怒りに燃える貴方も、神の剣たるウリエルやミカエルのようにお美しい。ですが、今は花のように笑ってくださいませんか? それが無理ならば」 銃撃を避け、相手は珠月の手を掴んだ。思いきり引かれて体勢が崩れる。そのまま珠月は背後からはがいじめにするように抱きしめられた。制御しきれない悲鳴がこぼれる。 「せめて、少しだけ」 「触ら……ないでよ……ジェイル・クロムウェル」 呻くように珠月は幼なじみの名前を呼んだ。珠月の天敵。学園最高峰の便利屋。誰も過去を知らない謎の男。年季の入ったストーカー。凍れる詩人。奇妙な言動の男。そして――――すべての人の記憶からすぐに消えてしまう、あるいは存在に気づいてすらもらえない奇妙な能力を持った男。 「何もしませんよ。今は」 攻撃方法はいくらでもある。けれど、できない。青ざめた顔で珠月は動きを止めた。身体が拘束されていなくても心が拘束される。何十年にもわたる束縛はそれだけ強い。触れられるとよほどのことがない限り、怖くて逃げられない。 怖い。何が怖いのかは珠月自身にもよく分からない。けれど、ジェイルと会うといつも自分の中の不安そのものと向き合う気分になる。意味がなく怖くて呼吸ができなくて死にたくなる。きっとそれは、彼が自分の弱さも醜悪さも知っていて、その上自分では絶対に倒すことができない相手で、しかもあらゆる意味で何をするか分からないからだ。 怖くて仕方がない。けれど、抵抗するともっと怖いことが待っている。本能にそれが刷り込まれている。 「貴女は僕にとって闇夜の月です」 彼には珍しいひどく弱気な口調で彼は囁いた。何度も聞いた言葉だ。珠月はゆっくりと瞬きをした。 「……また…………誰かに忘れられたのね。悲しいからってこっちに来ないで。迷惑だよ」 震えそうになる身体を必死に抑えて、珠月は務めて冷静に言った。返事はない。それが返事だ。ジェイルの能力は、すべての人の認識と記憶から彼の存在を消し去ってしまう。どんなに親しい存在でも血縁者でも例外なく。今のところの例外は、幼なじみで彼の能力に耐性がある珠月だけだ。 珠月は心の中で嘆息する。彼はひどく飄々としているが、その実ひどい寂しがり屋だ。さもありなん。他者の認識や記憶から外れる能力ということは、誰にも気づかれずに好き勝手できる反面、使用者を絶対の孤独に突き落とす。覚えてもらえないということは、いないと同じことだからだ。 「貴女に会うと、見知らぬ森の奥で灯火を見つけたようにほっとします。貴女は僕に怯えますが、それでも空に太陽があるように貴女はいつだって僕を見つけてくれる。気づいてくれる。何年離れていても忘却の砂の中に僕をうずめない」 憎たらしいくらい綺麗な指先がそっと頬をなぞる。まるで肉食獣に嬲られているような心地がして、珠月は身体をこわばらせた。事実、珠月は知っている。珠月は強い。だが、ジェイルはいつだって珠月を殺せるくらいに強い。彼の気が変われば、自分はきっといつだって殺されてしまう。 「何もしませんよ」 心を読んだようにジェイルは言った。ひどく力ない声だった。 「大丈夫。もう貴女に怖いことはしません。貴女が欲するなら何でもして差し上げます。貴女を害するもの、貴女を貶めるものはすべて僕が」「いらない」 珠月ははっきりと拒絶した。 「嫌い。大嫌いだから、何もするな。私の前に出てこないで」 「僕は貴女を傷つけるつもりはないんです。ただ、太陽よりも月よりもこの星よりも貴女が愛おしい」 「そう言って貴方はかつて、私の通っていた私塾の学友をすべて惨殺した。あの子たちが私なんか篭森に相応しくないと陰口をたたいただけで。かつて私が一度だけ弱音を吐いたとき、貴方は私を殺そうとした。貴方は私と閉じ込めた。嫌い。大嫌い。私のためだと言って怖いことをする。私を愛しているといって私の中身をえぐり出してさらけ出す。私を好きだと言いながら私の中に土足で踏み込んできて私を縛ろうとする。嫌い。貴方は結局、私がいなくなることで自分の存在証明ができなくなるのが怖いんじゃないか」 「誤解です」 振り返ると、ジェイルは柔らかく笑った。 「貴女のお友達は塾の旅行で事故に遭っただけでしょう? 過去に貴女を傷つけたことは謝りますが、それはすべて貴女を守るため。死にたいというから殺してあげようと思った。泣いているからコワイモノが来ないところに隠してあげた。貴女のすべてを愛しているから、もっともっと中身がみたい。いけませんか?」 宥めるようにジェイルは珠月の頭を撫でた。だが、珠月はその手を掴んで爪を立てる。 「貴方が好きなのは私じゃない。自分を見てくれる誰かだ。ジェイル、貴方は私の事なんて微塵も思ってない。貴方はただ――――自分が好きなんだ」 軽快にジェイルは笑った。まるで珠月が面白い冗談を言ったとでもいうかのように、裏のない顔で笑う。 「いいえ。僕は貴女が好きです。叶わないと分かっていても足掻く貴女は僕の希望。僕を見つめてくる貴女は僕の願望」 両腕でジェイルは珠月を抱きしめた。 「それにもし、貴女の意志を無碍にするつもりなら貴女は今ここにいないでしょう?」 「でも貴方はここにいるじゃない」 「会いに来るなというお願いだけはきけません」 珠月の髪をひと房すくい取って、ジェイルは口付けた。珠月はこいつが帰ったら美容師を叩き起こしてでも髪を念入りに洗うことを決めた。それに気づいているのか、くすりとジェイルは笑った。そして両手で珠月の目を塞ぐ。 「かつてある狂王がしたというように、貴女の目を隠して、耳を縫いつけてしまいたい。目を塞いで耳を塞いでしまえば、人はきっと物語の結末のようにずっと幸福に生きていけると思いませんか?」 「そんなものは死んでいるのと同じだ」 「認識の違いですね。心臓が動いて、呼吸していて、意識さえあれば生きていると僕は思いますよ」 くすりとジェイルは笑った。 「相変わらずですねぇ。コワイモノを怖いということが罪であると、貴女は思っている。当たり前のことなのに。貴方が一言頷いてくれれば、二度と不安な目に遭わないようにして差し上げられるのに」 「そして貴方は私と一緒にいることで心の安定を得る。素敵なハッピーエンドだね。素敵過ぎて私には相応しくない」 ジェイルは答えなかった。ただ、残念そうに珠月の髪を手櫛ですいた。 「魔王が姫君を浚いたくなる気持ちも分かりますよ。浮世は息苦しい。けれど、人はそこで足掻こうとする。見ていられない」 「私だって水に沈むように緩やかに死にたい気持ちになることくらいある。生き苦しい時も生き急ぎたい時も」 ぼそりと珠月は呟いた。彼女の両親以外はまず聞くことができない弱音に、ジェイルは心底嬉しそうに顔を綻ばせた。そして失言に気づく珠月を強く抱きよせて頬擦りする。 「気持ち悪い。嫌い。離せ」 「すみません。あまりにも可愛らしいので。ああ、貴方の美しさは夜空のすべての星を足しても足りず、その華やかさは世界のすべての花を花束にしても足りない。なんて罪な御方でしょうか」 「とりあえず、あんたは痴漢という罪になると思う」 「御冗談を」 ジェイルは頬を緩めた。間近で見るとさらに憎たらしいくらいに美しい。超が付く美形の両親のもとに生まれた割に平凡な容姿をもっている自覚がある珠月は、心の中で殺意を募らせた。 「嫌い。私がほしいものをみんな持ってるくせにそれを無駄にして、しかも私を覗き込んですべてを諦めさせようとするからジェイルは嫌い。貴方といると自分が無価値だと思いだすから嫌い。嫌い、嫌い!!」 気づくと批難の声は絶叫に変わっていた。普段なら絶対口にしない不安と本音が溢れだす。 「どうせ私は何にも慣れない。ただの最高峰の一角として終わっていく存在。近づこうとするほどに自分の無力に絶望する。私はもう始める前から終わっている。諦めている。けれど、諦めきれない。貴方に会うとそれを思い出す。貴方は私が忘れようとしている不安を引き出す。引き出した上でそれを称賛する。私が泣いても苦しんでも心のどこかでは喜んでいるんじゃない!」 血色の瞳から涙がこぼれ落ちた。ジェイルは袖でそれを拭う。それでも解放する気配はない。 「すみません。でもそれでも僕は貴方が好きですよ」 耳元でジェイルは囁いた。謝るということは認めるということだ。珠月の顔が怒りで歪む。 「そこは否定するところなのに」 「嘘を言っても貴方は真実の女神よりも正確にそれを見抜いてしまう。なら、言わないほうがましでしょう。大丈夫ですよ。醜く弱い貴女だからこそ、ついてくる人もいます」 「嫌い。死ねばいいのに……」 「僕は好きです。僕を見てくれる稀有な人。僕と正反対で醜く足掻く、貴方が好きです。可哀想で無様な貴女は美しい」 「世の中はそれを変質者という。嫌い。離せ」 ぶつぶつと呟きながら完全に鬱モードに突入した珠月を見て、ジェイルは苦笑をうかべた。そっと珠月の頬に手を這わす。 「はあ、強引に迫る方法はいくらでもありますが、それでは意味がありませんからね」 そこでふとジェイルは眉を寄せた。 「はあ。月の姫は人気があるから独占するのは大変です。誰かきてしまいましたね」 「安心していいよ。貴方にだけは独占されないから」 「それは他の相手ならいいということでしょうか…………誰ですか? 狼を従えし龍王かそれとも朧の君かあるいはわが友か」 少しだけ寂しげにジェイルは微笑んだ。 「いえ、貴方にとっての特別は貴方の父上。鳩の血と紅玉の色の髪を持つ、美しい狂人だけでしたね。昔も今もきっとこれからも」 「他人を強烈なファザコン認定するのやめてくれない?」 「まあ、僕としてはそちらのほうが嬉しいですが。父親とは結婚できませんからね」 「本当に殺すよ?」 「本望です」 ジェイルの台詞が終わると同時に扉が大きく開け放たれ、人影が飛び込んできた。 「おねえさま? 屋敷内が妙に静かですが、いかがなさいまし」 言葉が途切れる。室内に力なく立ちつくす珠月とそれを背後から抱き締めているジェイルを確認して、飛び込んできた朧寺緋葬架の顔色が変わった。珠月の『妹分』を自称する緋葬架は常人なら見ることもできないスピードでオート拳銃を引き抜く。 「ジェイル」 飛び込んできた緋葬架に優しいまなざしを向けながら、珠月はジェイルの腕を掴む。 「私の妹分に傷一つでもつけたら、私は悲しくて死ぬかもしれない」 「はいはい。姫君の仰せの通りに」 ダイレクトな脅しにジェイルは苦笑をすると、軽く背をおして珠月を離した。そして、窓を開けて外に飛び出す。 「では御機嫌よう、麗しき真珠の月の姫」「逃がすか!!」 「緋葬架」 追って飛び出そうとした緋葬架を珠月は後ろから腕をまわして引きとめる。緋葬架とジェイルでは残念ながら勝負にならない。珠月とジェイルですら勝負が成り立ちにくいほどなのだから。 「ありがとう。私は平気」「でもおねえさまがっ!」「あれは」 珠月は手を伸ばして緋葬架の頭を撫でた。 「あれは私の敵。私だけの敵」 「おねえさまの敵は私の敵ですわ」 不満そうに言いながらも撫でられるのが嬉しいのが、緋葬架は身を任せる。 「いいのよ。緋葬架はいるだけでいいの」 ぎゅっと珠月は緋葬架を抱きしめた。不安の籠った抱擁には気づかず、緋葬架は嬉しそうな笑みを浮かべる。 「私のおねえさまがいるだけで嬉しいですわ」 裏の一切ない好意を向けられて、珠月はこわばっていた表情を崩す。 あなたが大切。あなたにここにいてほしい。 ただそれだけの言葉の、なんと意味の深いことだろう。人はそれだけで生きていける。だけど、それがないひともそれを与えてあげてはいけない人もいる。 「大好きですわ、おねえさま」 「私も貴女のことが好きよ」 不安になる。かき乱される。そういうのは嫌い。嫌いだからなかったことにする。 珠月は意識して心に蓋をした。いつかは向き合わないといけないかもしれない。でも逃げられるうちは逃げてもいいと思う。だから、だから―――――― 雨が降っている。 大嫌いなあの男はどうやって帰ったんだろうと珠月は少しだけ考えた。 おわり
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/18809.html
【登録タグ CD CDR れるりりCD】 前作 本作 次作 Mr.Music Rhythmism HALO れるりり 流通 即売 同人 発売 2011年10月30日 2011年11月19日 価格 ¥1,000(税込) ¥1,500(税込) サークル 三重谷 Visual Works 至高の当社比 CD紹介 当社比P こと れるりり氏 の 3rd album。 タイトルは Rhythm(リズム)+ism(~主義)=リズム主義 という意味。 その名の通り、ソウル、ファンク、ジャズ、ラテン、ハウス、ロックなどの様々なリズムを取り入れた、色鮮やかな踊れるポップチューンに仕上がっている。 本作では、ミク・リン・レン・ルカに加えて、新たに GUMI(VOCALOID3)迎えた7種を使用。 先行リリースされた「雨が降って。」「ずっとこのまま」、リミックス・リアレンジされた既存曲など、全10曲を収録。 ジャケットイラストは ちま氏 が手掛ける。 VOCALOID PARADISE 6(ボーパラ6) にて先行リリース。その後、 THE VOC@LOiD M@STER 18(ボーマス18) にて正式リリース。 曲目 Rhythmism New! Dancing男子!~Latin House Remix~ JOYRIDE ~Rhythmism Ver.~ PassionFruit 雨が降って。 お金がない New! ずっとこのまま DICE New! 翼 ~Rhythmism Ver.~ あの日のままで New! リンク 至高の当社比(作者のブログ) コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/tetegogakkyoku/pages/777.html
曖昧さ回避のためのページ 初回Ver. 雨が降る/初回Ver. リメイクVer. 雨が降る/リメイクVer.?
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/36934.html
つきがふってくる【登録タグ CapsLack VOCALOID つ 初音ミク 曲 殿堂入り】 作詞:CapsLack 作曲:CapsLack 編曲:CapsLack 唄:初音ミク 曲紹介 CapsLack氏の23作目。 Illustration 猿吉 ボーマス38頒布のエレクトロニカコンピレーションアルバム「TERMINAL LOVE」収録曲。 歌詞 (書き起こし) 閃光と衝撃 古代人類が描いたタペストリー 螺子の足りぬ惑星間移動装置は砂に沈んでいる メーデー飛ばして衛星 伝うのテレパシー 予言によれば、僕らにはもう明日は無いらしい 移動式投石機の地鳴り 鉄線の擦れる波状形 朝も夜もなくなった丘で二人静を揺らしている 撮り貯めたフィルムテープの中身 市街地では呼吸もできない 月の裏側がみえる ゴウゴウと上騰(たちのぼ)る スモッグと蜃気楼 砂岩の門は遺失の果て 逸らした弾道 その線上 クジラ雲の濃い魚影 不透明で濁した波の無いこの水面 神々しく映る 月の光を 浅い夢 使い捨ての星を 今遠くなって行く あの星を そうして また僕は 生命の最後になった 海底を覆うカーテン 魚の群れ 描く何色でも無いプリズム 作為の無い生命の揺らぎが 美しかった 機体はもう制御不能 未開拓の地図の指す鼓動 白紙の星に名前をつけた 特別が特別であるように 自壊を待つベーダー・クローン 夜が明ける頃にはきっともう 意義も目的も名も失くなっている 創り変えたいなら それは僕たちの声で コメント とても良い曲でした〜♪ -- 名無しさん (2017-11-11 06 52 28) 上騰るってどう読むのこれ -- ゆう (2017-11-21 05 24 52) もう一年経つんだね… -- 名無しさん (2018-12-01 16 14 11) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/7979.html
このページはこちらに移転しました 雨が降る 星が降る 作詞/300スレ630 探しても探しても 消えていく希望 羽のように軽いわたし 風に飛ばされるわたし 哀しくて哀しくて うつむいた朝は雨が降る あなたが笑ってくれたらいいのに 求めても求めても 逃げていく希望 羽のように軽いわたし 風に流されるわたし 寂しくて寂しくて 泣いている夜は星が降る あなたが笑ってくれたらいいのに