約 19,119 件
https://w.atwiki.jp/index-index/pages/3257.html
【種別】 人名 【初出】 とある科学の一方通行 第一話 名前やパーソナリティは第三話 【CV】 渡部 紗弓 【解説】 二之腕高校1年の女子生徒。 レベル2の『発火能力』を所持する。 何らかの事情で精神的に追い詰められ、川に飛び込み自殺を図った。 しかし一度は心肺停止状態に陥ったものの、『DA』が用意した救急車の中で蘇生。 能力が戦闘向きなことと「自殺をという悪を犯した罪人」という『DA』の判断基準から、 素体として利用するため、呼吸器を通して大量の水を注入され溺死させられた。 その後、遺体は『棺桶』のプロトタイプに組み込まれて利用された。 レベル4相当の『発火能力』を操って見せたが、一方通行によって一蹴。 機体を破壊され、コックピットから投げ出されたところを回収された。 『警備員』の依頼で死体を確認したカエル顔の医者によれば、 防腐処理されて見た目は綺麗だが、それ以外は死後二日の普通の遺体だったとのこと。 ただし口に護符の様な物が含まれており、 それを見たエステルは低位の霊格の札と推測。 遺体は死霊術により霊的回路が開いたままで、 このままでは墓に埋めても這い出してくるような状態だったという。 エステルは彼女の霊的回路を閉じ、 正しく「終わらせる」ための処置として、「偽りの魂」である『禍斗』を憑依させた。 処置が終わり次第、術式を解除する予定だったが、 禍斗を定着させた直後に遺体を処分するために潜入した『DA』と遭遇。 エステルを守るために『禍斗』として再起動し、その力を振るうことになる。
https://w.atwiki.jp/obradinn_chara/pages/16.html
54 ソロマン・サイド 甲板員 出身:インド 死亡シーン:Ⅱ死に至る病 その1 恐ろしい病で死亡した 死亡シーンでは多くのハンモックが登場するため、プレイヤーにより何度も咳込む羽目になってしまった可愛そうな甲板員。 インド人水夫の待機所で肺病で死亡する。 診断によると結核ではないとの事。感染力も弱い様なので百日咳やインフルエンザなどでもなさそう。 寒さで免疫力が弱まり…の見立てが正しいのだろうか。 水も飲めなくなっていたようなので、もしかしたら扁桃腺が炎症を起こしてしまっていたのかもしれない。 台詞、及び寝ているハンモック番号から名前を特定できる。 登場シーン Ⅰ崩れた積荷Ⅰ崩れた積荷 その1 Ⅰ崩れた積荷 その2 Ⅱ死に至る病Ⅱ死に至る病 その1 Ⅱ死に至る病 その2 Ⅰ崩れた積荷 Ⅰ崩れた積荷 その1 奥の方で作業中。 荷物を見ている Ⅰ崩れた積荷 その2 少し事故現場のほうを向いている。 Ⅱ死に至る病 Ⅱ死に至る病 その1 死亡者:54 ソロマン・サイド 甲板員 死因:恐ろしい病で死亡 同じくインド出身の同僚、53 ウィリアム・ワシム(甲板員)に声をかけられている。 「サイド!サイド…起きろ!なんか飲めって…」 Ⅱ死に至る病 その2 死亡者:51 レンフレッド・ラージューブ 医務室の外でレンフレッドを心配するインド人同僚の中に遺体がある。悲しそうに遺体を見つめているのは52 アブラハム・アクバル。 ちなみに、この包まれた遺体はⅢ.殺人 その2で見られるパスクアの遺体とはまた別の3Dモデルである。(紐で括られてる場所が違う)
https://w.atwiki.jp/jojotoho_row/pages/376.html
音もなくふりしきる雨が、文の黒髪を、身に纏った衣服を絶えず濡らしている。雨の勢いは決して強い訳ではないが、この物々しい雰囲気の中、濡らされた衣服が身体に纏わり付くのは、存外に心地が悪い。粘着く汗と雨とが混ざり合って、濡れたブラウスは動悸に合わせて上下する胸にべっとりと張り付き始めている。 いつもよりも胸の鼓動が早いことは明白だった。この場の物々しい雰囲気が、一切の選択ミスの許されぬこの局面が、文の緊張感を煽る。だが、しかし、立場としては、文に何ら大統領を下回っている要素はない。両者互いに遺体を所持し、曲がりなりにも『話し合い』で解決しようと大統領は申し出ているのだ。現状は『対等』だ。そう自分の心に言い聞かせて、文は決して緊張など表情に出すこともなく、強い眼差しで大統領を見据える。 「――もう一度言います。ヴァレンタイン大統領……すぐに私を元の世界に戻してください」 「君を元の世界に戻すこと自体は構わない。だがその前にわたしの話を聞いて欲しい」 「話し合いでの解決を望むというなら尚更です。あなただけが行き来することの出来る世界で話をするというのは、ちょっと『対等』とは言えないでしょう。そういう人間の言葉に聞く耳なんて持てますか」 「君は『勘違い』をしている。『フェア』も何も……わたしにはそもそも君と争う気はないのだ。あくまでスムーズに話し合いをすすめるため、邪魔の入らないこの世界に君を招いただけに過ぎない」 文は、ほう、と小さく唸った。 「物は言いようですねえ。私の立場から考えれば、遺体を渡さなければ元の世界に返してやる気はない……という意思表明にも取れますが。しかも、この世界で何が起ころうと、目撃者は『あなたのお仲間』のお燐さんだけときた。信用する要素がひとつもないわ」 当て付けがましくお燐に視線を送る。さも心外とでも言わんばかりに、お燐はまなじりを決した。だが、何事かを口走ろうとしたお燐は、大統領に片手で制され、開きかけた口をすぐに閉じることとなった。 「まあ待て……落ち着くんだ、射命丸文くん。お燐くんの名誉のために言っておくが、わたしはお燐くんに口裏合わせを頼んだり、ましてや君から遺体を奪い取ることの手伝いをさせようなんて気はさらさらない。彼女とて、そういう行為に加担することは望まないハズだ……少なくとも、わたしはお燐くんを信頼している」 お燐へとちらと振り返る大統領の表情には、微かな笑みすら浮かんでいた。 「あ……う、うん!」 深く息を吐いたのち、我に返ったように冷静さを取り戻したお燐が、文へと向き直る。 「そうそう、そうだよ。っていうか、そもそも! あたいは何もお姉さんが憎いってワケじゃないんだよ。ただ、みんなで元の世界に帰りたいだけ。そのために大統領さんに協力してるだけで……、あっ、そうだ! 天狗のお姉さんもあたい達と協力しようよ! 何もこんな殺し合いに乗ることないんだ、大統領さんならみんなで一緒に――」 「話にならない」 たった一言。短い言葉に圧を込めて、文はお燐の言葉を遮った。無言の圧力に気圧されて、お燐は反射的に息を呑むように黙り込んだ。 この短いやりとりで分かった。大統領はそうとう頭が切れる。根拠はないが、もしも文の挑発に乗りかけたお燐を静し、お燐にこう言わせる事まで大統領の思惑のうちだったとしたなら、この男はやはり厄介だ。きっとこの紳士的な態度で、あの博麗霊夢をも懐柔したのだろう。 だが、だとしても文の意思は動かない。この男は、幾度となくジョニィを殺そうとした。あまつさえ、ジョニィの友情を思うこころに訴えかけて信用させ、その末に騙したような男なのだ。きっと今ここにジョニィがいたならば、絶対に大統領を二度とは信用しない筈だ。ならば、文の心も動かない。大統領の口車に乗せられることは絶対にあり得ない。 「……何故、君はそうも頑なに協力を拒む……? 君の目的は何だ」 「ただ生きたいというだけですよ。その上で、私には遺体が必要だから、渡せない。何も難しい話はないと思いますけど」 「いいや、生きることが目的ならば手を取り合えばいい。わたしは何も君を『始末』して遺体を奪おうなどとは考えているのではないんだからな……遺体はわたしが預かるが、その『見返り』として、わたしに協力を申し出た参加者は等しく守りぬく。それがわたしの目的だ。射命丸文くん……君にとってもそれは『悪いこと』ではないハズだが」 「……私は、そういう話をしてるんじゃない」 「なに?」 「あのですね。私にとって『良いこと』だから従うとか、『悪いこと』だから従わないとか、そういうのはもうどうだっていいんですよ。ただ私は、あなたが何を言おうと、信用はできない。だから遺体も渡さない……それだけです。だったら平行線でしょう、この話は。時間の無駄です」 「それは……ジョニィ・ジョースターの意思が介在しているため……か?」 文は何も答えなかった。回答の方向性としては、大統領の言う通りだ。ジョニィの意思が今もまだ生きているから、あなたに遺体を渡すことは出来ません、とでも言えば概ね間違いはないのだろう。しかし、大統領に促されてそれを言わされるのは非常に不快だった。 だけれども、無言でいるということは、肯定と同義だ。大統領はその前提で話を進める。 「いいか、射命丸文。物事の……片方の面だけを見るのはやめろ。なぜジョニィ・ジョースターの話だけを信じて、わたしの言葉には耳を傾けない。何度も言うが……わたしはゲームには乗っていないんだ……博麗霊夢とも協力体制にある。さらに言えば、わたしはわたし自身の私利私欲のために遺体を欲しているワケでもない。それを……あの男の言葉だけを信じて、わたしだけを蔑ろにするのは……あまりにも一方的だとは思わないか」 確かに大統領の言葉にも一理ある。心で否定しても、理屈では大統領が絶対的に間違ったことを言う類の人間ではないということを理解できてしまう自分がいる。 大統領の言い分は何処までも合理的で、正しく聞こえるのだ。お燐や博麗霊夢が大統領の側についたことにも頷ける。文にはそれが空恐ろしかった。 「……ファニー・ヴァレンタイン大統領。話に聞いていた通り……あなたは口が上手い。成程、あなたの言うことに一見間違いはありませんよ。ええ、あなたが国家のため、ひいては国民のために遺体を求めていたことも、ジョニィさんから聞いています。そんなあなただからこそ……博麗の巫女も、そこにいるお燐さんも、あなたに協力する道を選んだ。だからジョニィさんも、一度はあなたを信じようとしたのでしょう」 「ふむ……どうやら、ジョニィ・ジョースターはわたしにとって害悪となる情報だけを伝えていたワケではないらしいな……だが、それならば話は早い。わたしの目下の目的はこの馬鹿げた殺し合いからの脱出だ……そこに嘘がないことも、君はもう分かっているんじゃあないのか」 「いや、知りませんよそれについては。あなたの口が上手いことは認めますが、だからといってあなたの言葉を信じられるかと問われれば、やはり信じられません。寧ろ、口が上手いあなたが相手だからこそ、余計に私は警戒してしまう」 「お姉さん! そんなこと言わないで、ちゃんと話を聞いてよ。大統領さんはお姉さんと向き合って話し合いをしようとしてくれてるんだよ。あたいはもう、これ以上、誰かが死ぬところなんて見たくないよ……それが例えお姉さんでも!」 お燐の言葉が、なんの他意もない、純粋な善意からのものであることは明白であった。古明地こいしも死んだ今、お燐単体に対する私怨は特にはない。遺体さえ頂けるならあとはどう転んでも関係のない小娘ではあるが、それはそれとしてそういう物言いをされるのは、文の良心が糾弾されているようで、やはり気分はよくない。家族を失ったばかりのお燐が相手では尚更だった。 「あのねえ……お燐さん、あなたも分かってるんですか。その男は、自分の目的のためなら他人なんて平気で裏切る男。最後には結局、自分で決めた正義を優先する類の人間よ」 「そ、それは……」 「そういう人間は一番始末に負えないわ。だって、自分自信を正義だと信じてるんだもの」 一瞬、お燐の視線が大きく泳いだ。文の言葉に何らかの心当たりがあったのかもしれない。例えば、既に目の前で大統領の『正義』に誰かを殺されている、とか。 「まあ、別に私はあなたがどうなろうと知ったこっちゃありませんけど、一応警告だけはしておきますよ。誰彼構わず信じるのは考えものってね」 「……射命丸文くん。わたしとジョニィ・ジョースターとの間に確執があったことは認めよう。そして君の言うように、わたしは国家のため、国民のためならば何でもやる男だ……それも認めよう。だが……国を、何かを護るというのは……結局はそういうことなのではないか?」 今度は何を言い出すつもりか。否定も肯定もせず、文は冷ややかな気持ちのまま、静かに大統領に視線を向けた。 「聡明な君ならば分からない話でもないだろう……国を護るということは、容易いことじゃあない……太古の昔から、人は常に護るために戦い、奪い、そして殺してきた。『美しさ』の陰には『酷さ』がある……何かを生かすというのは……何かを殺すということでもあるのだ」 「……いや。そりゃまあ、否定はしませんけど」 「そしてわたしには、アメリカ合衆国大統領として、いかな手段を取ろうとも、国を守りぬく義務がある! 国民に絶対的な繁栄を約束する責務がある!」 「ちょっ、ちょっとちょっとあなた、ここへ来て開き直るつもりですか!?」 「開き直りではない、事実だ。ジョニィ・ジョースターとの確執は……彼らが我が国にとってのテロリストだったからだ。国の繁栄のために必要な『遺体』を狙うテロリストを、わたしは放っておくワケにはいかない……しかしそれは決してわたし個人の私欲のためではない」 「だから、自分は悪くないって言いたいんですか」 「そこまでは言わない。狙われる側としては、わたしを怨む気持ちも分かるからな。だが、それはあくまで『国家単位』での話だ。この場所ではまず、個々人が生き残ることが優先される……『個人単位』での世界だ。この場所へ来てなお、ジョニィ・ジョースターと争うつもりなどわたしにはなかった……状況は遺体の奪い合いどころではないからな」 文は一瞬、返す言葉に詰まった。またしても、大統領の言葉に不条理さはない、と感じてしまったのだ。だが、本当にジョニィと争う気がなかったのかどうかなど、ジョニィが死んだ今となっては分からない。どうとでも言えることだ。 「……ジャイロさんは」 「なに?」 「まだ生きているジャイロさんは、どうなんです。ジョニィさんのお友達の……彼とも、協力する気はあるんですか」 「……ある。例え一時的であろうとも、この場で力を合わせることは、決して愚かな判断ではない。相手が誰であろうと……この殺し合いに反発するもの同士ならば」 文は言葉を返すことが出来なかった。筋は通っているように思われた。 数秒の沈黙が、随分と長い時のように感じられる。嫌に生暖かい水分が、じっとりと頭皮を伝って、頬に当たる雨と一緒に流れ落ちていく。何処までが汗で、何処までが雨かは分からないが、ともかく、不快だった。文は鼻筋を避けて両のこめかみにぴったりと張り付いていた黒髪を掻き上げて、微かに荒くなった吐息を吐き出す。 「いいでしょう。だったら……ふたつ、約束しなさい」 「約束?」 「ええ、約束です」 「……聞こう」 軽く人差し指を掲げて、文は言った。 「ひとつ。ジャイロ・ツェペリには、絶対に手を出さないこと。博麗の巫女と約束したのと同じように。元の世界での因縁を忘れて、ジャイロさんとも手を取り合うこと」 無言のまま、大統領はじっと文を見詰める。緊迫した空気が辺りを包む。 会ったこともないジャイロのことなど、正直に言えばどうでもいい。だが、ジョニィを殺す気がなかったというなら、その仲間であるジャイロも扱いとしては同格である筈だ。そのジャイロに手を出さないことを約束させることに意味がある。 「約束しよう」 大統領が首肯する。 文は人差し指に続いて、薬指を立てた。ここからが重要だった。 「ふたつ。あなたが今持っている遺体を……すべてこの私に寄越しなさい。勿論、そこのお燐さんが持っている遺体も含めて、全部」 「……なに?」 これには流石に、大統領も眉をしかめた。 「あなたが真にアメリカ合衆国の繁栄のためのみに遺体を求めているのなら……この殺し合いが終わってから、遺体を持ち帰ることさえ出来れば問題はないハズです。殺し合いに悪用をするつもりがないのなら……すべてが終わるまで、あなたが持っている遺体を私に寄越しなさい」 「殺し合いが終わるまで……遺体を手に入れるたび君に渡せと……」 文は静かに頷いた。 「だが……最後に集めたすべての遺体をわたしに返還するという保証は……何処にもない」 「大統領……私はことあなたとの取引において、一切の妥協はしない。それはあなたに、ジョニィ・ジョースターを騙したという『実績』があるからよ……どっちみち、今ここであなたに遺体を渡すという選択肢は『絶対に』あり得ない。渡すとしても、すべてが終わってからよ」 この場で遺体の一部を要求することと、すべての遺体を揃えてしまった相手に遺体を要求すること。その意味合いはまったく違う。大統領からすれば、ここで遺体の一部を手に入れられるかもしれないチャンスをみすみす逃すことになるのだ。そう簡単に頷ける訳はない。だが逆に言えば、そこまで譲歩させねば、文には大統領を信用することも出来なかった。 「……天狗のお姉さん! あんたちょっとセコいよ! 大統領さんが下手に出てるのをいいことに……」 「それくらいでなければ、私は大統領を信じることは出来ないと言っているの。さあさあ、呑まないならどっちみち話は終わりですよ。そっちに戦う気がない以上、私をとっとと元の世界に戻す以外に道はありません」 大統領の表情に大した変化はない。だけれども、この要求が大統領にとってかなりの不利になる要求であることは考えるまでもない。心中は穏やかでない筈だ。 「……その条件を、そのまま呑むわけにはいかない……無理だ! わたしには、君を信用する材料が少なすぎる」 「それはお互い様ですね。私だってあなたを信用することなんて出来ないもの」 「疑いたいワケじゃあない……だが、遺体を全て揃える前に、君に不意を打たれる可能性だってある……不完全とはいえ、遺体のパワーを身に付けた君に」 「だからそれはお互い様ですってば。それ言い出したら私だって、遺体を揃えきる前に、何らかの事故に見せかけて殺される可能性だってある。他の仲間をけしかけて私を襲わせないって保証も何処にもない。この条件が呑めないなら交渉は決裂ですよ、私は一歩も退きません」 「……結局、わたし達の間に信頼など生まれるわけもなかった……ということか」 大統領は大きく息を吐いた。諦念のニュアンスが感じられた。 「実に……残念だ。出会い方が少しでも違っていれば……君という優秀な妖怪を味方につけることも出来たのだろうか」 「そういう可能性もあったのかもしれませんけどね。私はもう、ジョニィさんと出会ってしまいましたから」 ここから先、文が口走ろうとしていることは、敢えて口に出して言う必要はない類の発言なのだろうということはわかっていた。だけれども、拒絶はハッキリと。納得できる理由を添えて、突き放してやろうという気持ちが文の中で鎌首をもたげた。 「悔しい話ですけどね。私はあのちっぽけな人間を『気高い』と感じてしまった。千年以上も生きてきた私が、あんな若者をです。それは、或いは私たちのような妖怪には辿り着けない……ごく短い時を生きる人間だけに見出だせる輝きなのかもしれません」 「だからジョニィ・ジョースターを裏切ることは出来ない……そう言いたいのか」 「まあ、概ね間違っちゃいません。仮に私が『ゲームに乗る』と判断したとしても、あのときジョニィさんに感じた気持ちに嘘はない。今更それを否定することは出来ない」 「……そうか」 大統領は小さくため息をついて、目を伏せた。 「最後に、もう一度だけ聞くぞ、射命丸文。どうしても……考えなおす気はないのか」 「あなたもしつこい人ですね、無理だって言ってるのに子供ですか」 「……君の考えはよくわかった。わたしにはその考えも、ジョニィ・ジョースターをも否定する気はない。その上で、一時的にでも手を組むという選択肢は」 「ありませんので諦めてください」 にべもなく言い放ってやった。言ってやった、という気持ちが少なからずあった。 こと遺体に関しては、自分でも、思っていた以上に熱くなっているのがわかる。文自信、冷えきった筈の自分の心の中に、未だこんな熱が残っているだなんて思いもよらなかった。 この熱は最後に残ったプライドだ。そもそも文は積極的に殺しがしたかったワケでもない。すべての懊悩をかなぐり捨てて殺し合いに優勝したとて、後々気持ちのいい生活を幻想郷で送ってゆけるとも思わない。せめて最後に残ったプライドだけは、守りぬく必要があった。 思えば、ヴァニラ・アイスと対峙したときのジョニィは、こういう、理屈では判断しにくいが、どうあっても譲れぬ思いに駆られていたのかもしれない。洗脳されているチルノを助けようと言い出したときも。それがジョニィの心の地図だとするなら、今の文の心の地図は、『大統領に遺体を渡さないこと』だ。それだけは絶対に曲げられない。 「わかった。今君が持っている遺体に関しては……ここで譲って貰うことは諦めよう」 「やっとわかってくれましたか」 「ああ。だが君はいずれ後悔することになるぞ……ここでわたしという『権威』を突き放す判断をしたことを」 「はあ、そうですか」 気の抜けた返事だった。大きなお世話だ、という感想が大きかった。 大統領が怪訝そうに文を睨む。眇められた瞳には微かな敵意が感じられた。 それは、本来ジョニィ・ジョースターに向けられるべき瞳である事に文はすぐに察しがついた。変に味方につけようとされるよりも、こと大統領においては、こういう目つきで睨まれた方がまだ気分はよかった。 「成る程な……確かにジョニィ・ジョースターなら、こんな説得ぽっちでわたしに遺体は渡さなかったろう」 「そうでしょうね。あなたがいま相手をしているのは、もはや私ひとりじゃないってことですよ」 言ってから、文は自分の発言に違和感を覚えた。自分のからだの中に灯った正体の判然としない熱い何かが、文の口をついて勝手に出てきたような心地だった。何を口走っているのかと一瞬思いもしたものの、今更それを止めようという気は起こらず、文は感じたままに動く口にすべてを任せた。 「あなたは、私とジョニィ・ジョースター……このふたりを同時に相手しているものと考えるべきだった」 「……今、納得した。奇妙なことだが……君の背後に、ジョニィ・ジョースターの面影を感じるよ。君は彼と実によく似た目をしている」 挑発なのか単なる感想なのか、すぐには判断がつかず、文は返答に窮した。 「いや、気にするな。大した意味じゃあないぞ……射命丸文」 「……まあ、何でも構いません。で、これ以上話もないならとっとと元の世界に戻して欲しいんですけどね」 「それについてなんだが……どっちみちこのままでは君も元の世界へは帰れないんだ。ここからは……わたしの提案を受け入れて貰うぞ」 「はあ、提案。それ聞いてあげない限り戻れないって言うんですか」 「ああ……だが決して難しいことじゃあない。射命丸文……お燐くんにそうしたように……遺体はいったん君に預けよう。その代わり……わたしと別行動を取って、君にも遺体を集めて貰う」 「あややっ、交渉が無駄だってわかったからって、今度は堂々と私を利用しようってワケですか」 「これは最大限の譲歩だ……これ以上はあり得ない! 例え君が腹のうちで何を考えていようとも……せいぜい利用はさせて貰う。これだけは『納得』して貰うぞ、射命丸文」 それは最早、大統領にとってのプライドといっても過言ではないのだろう。 事実上他に出来ることがないためとはいえ、ただ言い負かされておめおめと帰るだけでは合衆国大統領の名が泣く、といったところだろう。だがそうなってくると、文としては素直に頷いてやるのも癪だった。 「……それ、つまり今は何も出来ないってことじゃないですか。今までと何ら状況変わりませんけど」 「そうだ。君が今持っている遺体に関してはいったん保留にさせて貰う。だが、わたしは決して遺体を諦めたワケでも、譲ったワケでもないということは忘れないで欲しい。わたしとの交渉に勝ったなどと思われるのは勘違いも甚だしいからな」 「うっわ、面倒くさい人ですね、あなた。子供じゃないんだからそんな」 大統領は最早文の軽口には耳を貸さなかった。 「最終的にわたしがすべての遺体を揃えるという結果に変わりはないのだ。ならばせめて、その結果に至るまでの過程を君に協力して貰う。君にその意志があろうとなかろうと関係なくな」 「……ああもう。はいはい、わかりましたよ。そうしなきゃあっちの世界に戻れないって言うんじゃ、拒否権もありませんしね」 さも面白くなさそうに、分かりやすい不快感を隠しもせずに、文は軽く両の掌を上へ向けて掲げて見せた。 結局、最終的に大統領の提案に従う形になることは業腹ではあるものの、元の世界に帰る手立てがないのでは話にならない。大統領にここまで譲歩させたのだ、此方からも最低限の譲歩は必要だと思われた。 ここからは遺体争奪戦だ。元の世界に戻って大統領と別れたら、何処かで隙を突いてお燐を『始末』し、まずはあの小娘の持っている遺体を手に入れる。それから―― 「ただし、お燐くんはわたしが連れて行く。君と一緒に行動はさせない」 「は?」 「仮にわたしが彼女と別行動を取るとしても、今後彼女に遺体は預けない。もはやお燐くんは君にとってターゲットのひとりだろうからな」 まるで文の思考を読んでいるかのようなタイミングだった。お燐は訳もわからないといった様子で、大統領に瞠目の視線を送るだけだった。 「いや、いやいやいや、何をそんな物騒な」 「物騒。物騒だと……よく言う。君の瞳の中には、あのジョニィ・ジョースターによく似たドス黒い意思を感じるぞ……射命丸文。わたしはもはや、君に対して一切の油断は出来ない」 「……はあ。それはそれは、随分と警戒されたもんですね」 「で、でも大統領さん! それじゃあたいはこれからどうすればいいのさ」 「お燐くん……君はよくやってくれた。こうして遺体を私に引きあわせてくれたのだからな……もう十分だ。これからはわたしが君を護る」 大統領の大きな手が、お燐の赤い髪の上に乗せられる。お燐は存外心地よさそうだった。さっきのお燐の反応を見るに、お燐の中には、少なからず大統領に対する疑念がある筈だ。それを、ああして上手く逆らわないように懐柔している。ろくな男ではない、と文は思った。 面白くない結果だが、ここで異を唱える訳にもいかず、文はひとこと「そうですか」とだけ呟いた。考えてみれば、合理的な判断だ。大統領の視点で考えれば、既に文に狙われているお燐に遺体を預け続けておく訳がない。流石と言うべきか、半端なことはしない男だ。 「はいはい、分かりました。分かりましたよ。それじゃあもうとっとと元の世界に戻してください、それで私は構いませんから」 あからさまに不承不承といった様子で、文はこくこくと頷いた。一拍の間を置いて、いいだろう、と呟いた大統領がゆっくりと文へと向かって歩を進める。 話し合いは終わりだ。状況は決して大統領の思惑通りに進んだ訳ではないというのに、どうにも胸騒ぎを覚える。この場で持っていかれるかもしれなかった遺体を守り抜いたというのに、安心出来ずにいる。 その理由にもすぐにあたりがついた。天狗である自分が、人間如きに危機感を覚えていることそのものが異常なのだ。この男は、ジョニィとは間逆だ。天狗でありながら敬意を払わずには居られなかったあの男とは真逆、天狗でありながら脅威を感じてしまっている。 幻想郷の基準で考えて、こんな男は、居てはならない。妖怪すら脅かし、人々を導くカリスマ性を備えた人間など。 ――この敵は『危険』なんだ。僕が今ここで完全に『始末』しなければいけない。 ふと、不意に。ジョニィの言葉が、文の脳裏に蘇った。 大統領はそもそもジョニィに一度『始末』された人間だ。みんなで脱出すると言ったあのジョニィが。自分を殺そうとするチルノをも見捨てず助けようとしたあのジョニィが。あの心優しいジョニィ・ジョースターが、『始末』しなければならないと判断した人間だ。 ◆ 「それでは、お燐くんはこのままわたしが連れて行く。ホル・ホースくん……今まで彼女を守ってくれたこと、感謝する」 「い、いや……おれは別になにもしちゃあいませんぜ」 おずおずと言った様子で、ホル・ホースは軽く頭を垂れる。 「一緒に居てくれただけでも、あたいにとっては嬉しかったよ。あたいのことは心配しないでね、きっと大丈夫だから」 「お燐……おめーが決めたことならそれでいいけどよォ……わかってると思うが、あんまり無理はするんじゃあねーぜ」 「うん、大丈夫。ありがとう! 優しいね、ホル・ホースのお兄さんは」 連鎖的に響子の最後を思い出したホル・ホースは、そこで口を噤んだ。 この世界と限りなく近い異世界とやらで、既に大方の話はついたらしい。たった十分程度の話し合いの末に、一体どうしてチームをふたつに分ける事になったのか、ホル・ホースにはどうにも理解が及ばなかった。ともかく、馬に乗った大統領に、リヤカーを引くお燐が追従する形で、ホル・ホースと文の元から離れてゆこうとしている。 一体どういった話し合いをしていたのかと問おうにも、大統領も、文も、はっきりとしたことは教えてくれなかった。ただ、その方が効率がいいと両者口を揃えて言うだけだった。その決定に、ホル・ホースが口を挟む余地はなかった。 大統領とお燐の陰が、ゆっくりと離れていく。リヤカーを持ち運ぶお燐に配慮してのことだろうか。次第に遠ざかってゆくふたりを見守りながら、ホル・ホースはちらと隣の文を見た。一体どんな会話をして、今に至ったのだろうか。そんな疑問は、すぐに吹き飛んだ。 「おま……っ」 文の双眸は、まともではなかった。 あの人懐っこく可愛らしい少女の顔は、そこにはない。今の文は、言うなれば『人殺しの眼』をしている。その双眸の奥底に、人を殺すことに対する躊躇いを捨て去った、漆黒の炎が揺らめいていた。 文が懐から一丁の拳銃を取り出した。ホル・ホースの静止など間に合う訳もない。既に覚悟を決めた文の行動は、すべてが早かった。拳銃の照準を大雑把に大統領へと合わせると同時に、引き金を引き絞った。 ぱぁん、と甲高い発砲音が辺りに響き渡る。瞬く間に、脇腹を抑え込んだ大統領が、馬から落ちた。命中したのだ。お燐がリヤカーを投げ捨てて大統領に駆け寄った時には既に、文の背中で折り畳まれていた漆黒の翼が、急速に広がり、羽ばたいていた。瞬時にトップスピードに達した文は、周囲の雨を弾きながら弾丸さながらの勢いで大統領へと急迫した。 ホル・ホースは、この瞬間はじめて天狗の力の一端を垣間見た。この場において文の飛行速度が制限されているという話は聞いていたが、それを差し引いても十分驚異的な速度だった。おそらく、百キロは出ている。それも、この雨の中、一瞬でだ。 そこから起こる出来事は、すべてがあっという間だった。ほんとうに、あっという間に始まって、あっという間に終わっていた。それがホル・ホースの抱いた感想だった。 文にとって、最初の弾丸が何処に命中するかはもはやどうでもよかった。肝心なのは、命を奪うに足る確実な隙を生み出すことだ。 ジョニィは大統領のスタンドをえげつないスタンドと評していた。実際『隣の世界』へと移動するスタンドなど、普通ではない。人間には過ぎたる力だ。だけれども、一瞬で殺し切ってしまえば、平行世界への移動など大した問題ではない。 どっちみち、ここで大統領を逃すわけにはいかない。もしも大統領の提案の通り、遺体集め競争を受け入れたとして、次に大統領と顔を合わせる時には必ず状況は文にとって不利な方向へ向かっていることだろう。大統領はこの短時間でお燐だけでなく、あの博麗の巫女をも味方につけたのだ。奴に時間を与えれば、仲間は着実に増え続けていく。口惜しいことだが、大統領にはそれだけのカリスマ性がある。仲間が多いということは、それだけ遺体を集める効率も良いという事だ。これ以上文にとっての敵を増やされる事も避けたかった。大統領を逃がす事によって生じるデメリットは、ホル・ホースの前でいい子ちゃんを続けるメリットに勝ち過ぎていた。 漆黒の殺意を抱いて飛んだ文は、降りしきる雨を弾き飛ばし、濡れた砂を突風で巻き起こし、驚異的な速度でふたりの元へ突っ込んだ。 「どけッ!」 「にゃっ!?」 ドス黒い炎揺らめく瞳は、既に大統領しか捉えてはいない。高速の飛行によって得られた速度をそのまま力としてぶつける形で、駆け寄ろうとしていたお燐を払い除けた文は、瞬く間に大統領へと肉薄した。脇腹を撃たれた大統領が、上半身だけを捻って文へと向き直る。その眼に、確かな『脅え』が見て取れた。文は、ここへ来て貶められ続けてきた妖怪としての威厳を取り戻す心地だった。 刹那、強烈な目眩に襲われた。遺体を持った者同士が急接近した時に生じる感覚だが、文はそれを既にお燐と出会った時に経験済みだった。一度経験した事ならば、予測することは容易い。予測済みの目眩では、勢い付いた文を掣肘するには至らない。 「大統領ッ! あんたはここで『始末』するッ!!」 突き出した文の手刀が、大統領の左腕の肘関節に突き刺さった。脆い部分を穿たれ、血液が溢れ出る。大統領の体内へと入り込んだ文の指先が、生暖かい肉をかき分けて、骨を掴む。それは、聖人の遺体だった。勢い良く引き抜くと、大統領の左腕から先は容易く千切れ、弾き出されるように遺体が飛び出した。遺体が文の左腕へと吸い込まれてゆく。 聖なる力が今、また一つこのからだに宿ったことを実感する。感情が急速に熱を得て、昂揚した思いが全身に伝播してゆく。力がみなぎってゆくのが感覚でわかった。 続いて文は、同じように大統領の喉元へと手刀をねじ込んだ。鋭利な刃で突き刺した、というよりも、腕力で以て無理矢理叩き込んだ、と表現する方が適切だった。大統領の口から、喉から、淡い色合いの血液が一気に溢れ出て、雨とともに上半身の衣服へと染み込んでゆく。大統領の瞳から急速に光が失われていくのを見て、文は勝利を確信した。 直後、スパァン、と何かと何かが衝突するような音が、背後で響き渡った。ごく至近距離で聞こえた異音に違和感を覚えたその刹那、強烈な痛みと重みが文の右の翼を襲って、文は大きくバランスを崩した。 「なっ」 何が起こったのか、理解は追い付かなかった。一瞬ごとに、文の右翼だけが、軋みを上げて崩壊してゆく。それだけは何となくわかった。だが、何故、どうして、何が起こっているのかは文にはわからない。痛みから逃れようと踊り狂った文は、いよいよ立っていることもままならず、その場に突っ伏して倒れ込んだ。 首だけを回して文が見たのは、自分の右翼が、何処からか現れたもう一枚の、まったく同じ右翼と『くっついて』崩壊してゆく様だった。まるでスポンジ同士が互いの隙間を潰し合ってひとつになろうとするように、持ち主のない黒翼が軋みを上げて文の翼の中へと入り込んでゆく。文の片翼は既に半ばまでが崩壊している。崩壊した部分から、同じように崩壊したもう一枚の翼が、さながら鏡写しにでもしたように突き刺さって、生えている。もはや原型を留めては居なかった。 そして、無残な外見へと成り果てた翼越しに文が見たのは、もっと信じられない光景だった。 「Dirty deeds done dirt cheap」 ――いともたやすく行われるえげつない行為。 大きな耳を持った人型のスタンドを傍らに携えたファニー・ヴァレンタインが、五体満足の姿で文を見下ろしていた。瞬間、さっき湧き上がった感情とは別種の感情が沸騰して、全身を熱くする。だが、もはや怒りを口にするだけの勢いは文には残っていなかった。 「なッなん……なん、で……っ」 恐慌状態になりつつある口から発せられた精一杯の言葉は、疑問だった。文の傍らに、既に死体と成り果てた大統領が転がっている。脇腹を銃で撃たれ、左腕の肘から先を失い、首を貫かれた、大統領だったものの哀れな残骸が。 勝った、筈なのに。いったいなぜ、どうして、なんで。状況を受け入れられず、疑問ばかりが文の胸中を満たしていった。 「全てを理解したぞ。射命丸文……今、隣から来たこのわたしが『基本』となった……この意味が解るか」 問いに応える余裕などはなかった。激痛で思考が回らない。大きな翼を羽ばたかせて距離を取ろうにも、何処からかやってきた翼が突き刺さって崩壊し始めた方の片翼は、ぴくりとも動こうとはしない。すぐに飛ぶのは、不可能だった。 「あ、ぁ、あァああ」 目頭が熱くなる。此処へ来て初めて、涙が湧き出るのを感じた。 悔しかった。ただ、ただ、悔しかった。文の視界がぐにゃりと歪む。降りしきる雨と混ざり合って、すぐに許容量を超えた涙が、文の頬から零れ落ちた。 こんなことはあってはならない。天狗である自分が、こんなくだらないことで不覚を取って殺されるなど、あってはならないことだ。 震える手で、大統領へと拳銃を向ける。背中から伝播する苛烈な痛みに苛まれて、照準は定まらない。一発、二発と続けて打つが、もはや銃の反動を受け止めることも出来ず、射線は大きくズレて、いずれも大統領には命中しなかった。 「どうした? ぜんぜん狙いが定まっちゃあいないぞ。脅えているのか? このわたしに」 「う、ぁぁァアぁあぁあああああああーーーッ!!」 続けて残りの三発の弾丸も撃ち尽くすが、パニックに陥った文の弾丸など大統領にとって脅威でも何でもないことはあまりにも明白だった。弾丸は全て明後日の方向へ飛んでいった。引き金を引き続けるが、あとはもう、カチ、カチ、と渇いた音が鳴るだけだった。 「万策尽きたか……安心しろ、殺しはしない。しかし、君の遺体はすべて寄越してもらう。これは『正当なる防衛』の結果だ……決してわたしから君を襲ったワケじゃあない……実に残念な結果だがな」 大統領が、ゆっくりと歩を進める。文の右の翼のほとんどが、既に形を失っていた。 「……その翼は、隣の世界の君が遺した形見だ。君がさっき殺した『この世界』のわたしから……あの屋敷に転がっている君の『死がい』を回収するように、と予め頼まれていたんだ。あの男たちが部屋を出た隙を狙ったんだが……まったくハラハラしたぞ。いかなわたしとはいえ、奴らに見つかっては少しばかり面倒くさいからな」 「そ、れが……なんでっ!」 「それはどの部分に対する疑問だ? どうしてわたしにそんなことをさせたのか、か? それとも、どうして君の翼が崩壊をはじめたのか、か?」 疑問は投げたものの、もうどっちでもいい、何でもいい、そういう心持ちであった。 文にはただ、憎々しげに大統領を睨むことしか出来ない。この戦いは完全に文の負けだ。 「前者は純粋に、君を警戒していたからだ。シンプルな答えだろう」 「ッ、く、そ……がッ!」 「そして後者は……このわたしのスタンドをのぞいて……同じ世界に、同じものは同時に存在できない。残念ながら、君の身体は既に奴らに食い尽くされたあとのようでね……その翼しか見当たらなかったんだ。君にとっては不幸中の幸いといったところかもしれんが……だから君の翼は崩壊をはじめた」 大統領の説明を受けて、文もまた、全てを理解した。 ジョニィをして「えげつない能力」と言わしめる意味を、理解した。 今回の場合、既に『入れ替われるもう一人の大統領』がこの世界で行動していたことが、最も大きな敗因であろう。それさえなければ、代わりを連れてくる前に『即死』させれば殺せないことはないのだろうが、いまさら悔やんでも遅い。 大統領は文に殺される瞬間、スタンドを出す余裕すらなかったのではない。あの時、文は『あの』大統領を殺しきる事に集中しすぎて、視野が狭まっていた。実際には既に、大統領のスタンドは本体を抜け出て、もう一人の大統領へと移っていたのだ。 気力を失い、がくりとうなだれた文の視線の先に、大統領の革靴が見える。一瞬逡巡した大統領は、同じ顔をした自分の死体の両耳から聖人の遺体を回収すると、みるみるうちに死んだ大統領の身体に無数の穴が空き始めた。やがて大統領の遺体は消失した。雨粒に挟まれて、隣の世界へと移動したのだ。 ふう、と一息ついて、大統領はすぐに文の左腕を掴み上げた。 「だ、大統領さん……もう大統領さんの勝ちだよ、あんまり乱暴なことは」 「案ずるな。何もこの女がしたように、左腕を奪おうだなんて思わない。ただ、遺体を返してもらうだけさ」 抵抗する気力も、体力もなかった。ただ捻り上げられた左腕から、神秘の力が抜け落ちていく。こうして、文は遺体をすべて奪われて、今度こそ何もかも失うのだろう。 岸辺露伴に洗脳されて。ちっぽけな人間に影響されて、助けられて。その人間を守り切ることも出来ず、妖精ごときにナメられ、奪われ。そして今、大統領を倒すことも出来ず、片翼を失いつつある激痛の中で、奪った筈の遺体を奪い返されようとしている。おまけに心底見下していたお燐にまで同情されるというおまけ付きだ。 (もう、最悪だ) 文の誇りは地に堕ちた。千年以上もの時を生きてきたが、こうも立て続けにコケにされ、プライドを傷付けられたことは、未だかつてなかった。いっそ殺してくれた方がまだ楽になれるだろうに、あの大統領はそれをする気すらないと宣った。どの面下げてこれから生きていけばいいのかが、文にはもう、わからなかった。 悪態すら吐く気力もなかった。ただ、言葉の代わりに、止めどない涙がぼろぼろと落ちていく。やがて、ばつんッ、と大きな音を立てて、今文の右翼の付け根まで、跡形もなく消滅した。千切れた付け根から血液がどくどくと溢れ出て、白いブラウスの背を汚してゆく。崩壊の真っ最中よりは、完全になくなってしまった方が、痛みは幾らかマシだった。 妖怪にとって、身体への外傷は致命傷にはなり得ない。生還さえ出来れば、そのうち翼も治るのだろうが、最早そういう次元の問題ではなかった。見下していたやつらに散々コケにされた末に、自慢の翼を失い、実質的に幻想郷最速の称号を失ったということそのものが、文にとっては耐え難い絶望であった。 「ムッ!」 突然、大統領が、文の左腕を離した。支えを失った左腕が、雨で濡れた地べたへと落ちる。掌が、ぱしゃ、と音を立てて地面に溜まっていた水を小さく跳ね上げた。 ぼんやりとした思考のまま文が見たのは、左手が裂けて、その隙間から妖精のような姿形をした『何か』が顔を出している姿だった。理解が及ばぬ事柄の連続だった。 「チュミミ~~ン」 文の腕から抜け出した妖精が、蚊の鳴くような声で何事かを告げる。文の左人差し指の爪が、勢い良く発射された。咄嗟に飛び退き距離を取った大統領に被害が及ぶことはなかったが、しかし大統領の顔にはわかりやすい驚愕の色が見て取れた。 自分が今何をしたのかは分からない。だが、爪を発射する、という行為に、心当たりはあった。 「あ……ぁ……ぁぁあああ……ッ」 既に緩みきっていた涙腺から、滂沱と涙が溢れ出る。 死んだはずの男の幻が、大挙して押し寄せる。決して多くはないが、その分強烈な男の思い出が、走馬灯のように文の脳裏を駆け抜けていく。 後ろ暗い絶望の涙ではない。とっくに冷え切っていたと思い込んでいた心のうちから込み上げるそれは、まだ微かなあたたかみを残した涙だった。声にもならない嗚咽が、後から後から沸いて出る。 まただ。また文は、あの男に助けられたのだ。 「う……うう、ぅ……うっ、うっ……」 今ここで名前を呼ぶことは出来なかった。それをしたら、自分の心のうちに残る甘さにいよいよ圧し潰されてしまうような気がした。そのかわり、文は『感謝』を、その胸に懐いた。もう二度と借りを返すことの叶わぬ男への感謝を。 あの男が最期に遺してくれた希望が、文の中に残った希望が、もう一度奇跡を起こしてくれた。それだけは分かる。ならば、泣いている場合ではない。雨と、涙とで歪んだ視界では、まともに大統領を捉える事も出来ない。歯を食いしばって、固く目を瞑った文は、目頭に溜まっていた涙を雨とともに洗い流した。 再び開かれた文の瞳には、目の前の敵に対する『漆黒の殺意』が再燃していた。 震える左腕を掲げる。人差し指の爪は消えてなくなったが、残りの爪はまだ四本ある。あの勇敢な男の姿を思い描いて、文は大統領へと左の爪を向ける。あの男が見せてくれた『回転』を強くイメージする。指先で、爪がくるくると回り始めた。やがて速度を上げてゆき、あの男ほどでないにしろ、爪は立派な回転を見せ始めた。 「……やめろ、射命丸文。お前の行為は『ヘビにそそのかされたイヴ』のごとき愚かなる過ちだ。そんなもので我が『D4C』と戦えはしない」 「やってみなければ……わからない。あんたは『危険』なのよ……ここで『始末』しなくてはいけない」 「やめろ。その爪はジョニィ・ジョースターの真似事以下だ」 続く言葉はなかった。文の爪弾が、大統領目掛けて発射される。爪が大統領に到達する前に、現れたD4Cが振り下ろした手刀によって文の爪団は掻き消された。 「あ……っ」 「やはりだ。貴様の爪は敵を追尾することすらしない。簡単に掻き消えるぞ!」 敵を追尾する。それがジョニィの能力。頭で理解していても、イメージだけでは回転は変わらない。インタビューをしても、ジョニィは『回転の技術』だけは詳しく教えてくれなかった。こんなことなら、もっと詳しく聞いておくべきだった。 いっそ逃げるか、この遺体だけでも持って、この場から離れたほうがいいのではないか。そんな考えが一瞬脳裏をよぎるが、不思議とその考えはすぐに消え去った。この敵は『危険』だ。今後仲間を増やされて手が付けられなくなる前に『始末』する必要がある。 ――『途中で逃げ出すただのクズ』に戻るなんてまっぴらだ。僕は最後まで行く!! またしても、ジョニィの言葉が脳裏に甦る。ここで逃げることは、出来ない。尚も左腕を大統領に突き付けたまま、続けて爪弾を発射する。だが、どれも結果は同じだった。三発目、四発目、五発目。ついにすべての爪弾が、大統領のスタンドによって掻き消された。大統領が再び文の左腕を掴み上げるのに、そう時間は必要としなかった。 「あ、あ……」 「今度こそ『返還』して貰うぞ……貴様の遺体を」 今度は乱暴な手付きだった。いよいよ抵抗の出来なくなった文の左腕を捻り上げる。文の腰が、地面を離れた。無理に引っ張り上げられた左腕の付け根が軋む。生まれたての子鹿のように、文は足をばたつかせ何とか自重を支える。その時には既に、大統領の大きな掌が、文の脇腹に添えられていた。優しく撫で回すような大統領の手付きに、くすぐったさは感じない。ただ、汗と雨とで濡れた身体を、よりにもよって大統領にまさぐられる嫌悪感と不快感だけが文の心を蝕んでゆく。 やがて、大統領の掌が文の脇から胸部にかけてを強く掴んだ。文の柔らかな部分に、大統領の指圧が沈み込む。 「ぅ……、ぁ……そん、な」 己の身体から、今度は容易く、胴体部が抜け出てゆくのを文は見た。 大統領は遺体の胴体だけをその手に掴んで、文の身体から引きずり出していった。完全に胴体が文の身体を抜け出た時、大統領は乱暴に文の左腕を突き放した。 受け身もろくに取れず、尻もちをついた文が見たのは、大統領の左腕に脊椎付きの胴体が、右腕には聖人の左腕が掴まれている光景だった。文の顔がさっと青ざめる。遺体はそれぞれ、大統領の体内へと入り込んでいった。 それを見届けた時、文の体力はいよいよ尽きた。今度こそ成すすべなく頭を垂れる。 「行くぞ、お燐くん。遺体は手に入れた……もうここに用はない」 「えっ、う、うん!」 大統領は、もともとこの世界の大統領が乗っていた馬の手綱に手を懸けた。馬は大統領を拒否するように大きく、ぶるぶると身震いした。反射的に一歩身を引いた大統領など意にも介さず、馬は文の背後まで回り込み、鼻先を文の尻から腰にかけての部分に押し当てた。 思わず背筋を伸ばした文の身体を、馬は鼻先を振り上げる事で跳ね上げた。文の身体が宙に舞う。 「わ、わ」 上空で片翼を羽ばたかせるが、いつものようにはいかない。いつもなら容易く飛んでいた筈の文の身体は、空中でほんの一瞬浮力を得てふわりと浮かんだだけで、すぐに落下を始めた。片翼では姿勢制御すらままならなかった。一瞬ののち、文が落下した先は、地面ではなく、馬の背中の上だった。 訳もわからぬ間に騎乗させられる形になった文は、困惑を禁じ得ず、未だ涙の湧き出る瞳で大統領を見遣る。大統領は何処か納得したように、鼻を鳴らした。 「その馬はジョニィ・ジョースターの愛馬、スローダンサーという。既にこの世には居ないジョニィ・ジョースターの『代わり』とでも言うべきか……どうやら君を気に入ったらしい」 「ジョニィさんの、愛馬……この子が!?」 「その馬は既に君を選んだ。もはや私に乗りこなすことは不可能だろう。射命丸文……遺体はすべて貰って行くが、交換だ。せめてスローダンサーくらいは君に譲ってやる。どっちみちその傷では……移動も疲れるだろうからな」 大統領が、文の背から滴る血液を一瞥した。文にはその瞳に、憐憫の色が含まれているように感じられた。 「……なんで、なんで私にそんなこと」 「わたしを『殺した』ことに対する『正当防衛』は既に、君の翼で釣り合いは取った……何しろ千年以上もの時を生きる烏天狗の片翼だからな……これで十分だ。遺体もすべて返還してもらった。これ以上君に鞭打つ理由は何処にもない」 「情けを、かけるつもり」 「そうではない。君はわたしの命を狙ったが、そんなことは関係ないのだ……わたしは『幻想郷の人間を傷付けることはしない』と博麗霊夢に『約束』したんだからな。アメリカ合衆国大統領として、わたしは一度口に出して『約束』したことは必ず守る」 大統領の言い分には、文個人との『勝負』に言及する要素が一切含まれていなかった。大統領が見ているのは、博麗霊夢との約束であって、射命丸文個人ではない。此処へ来て文は、自分が大統領にとって、本当の意味で『敵ですらなかった』ことを悟った。それは、文にとっては我慢のならない事実だった。 「ふざ、けるなッ……ふざけるなよ! 何処まで私をコケにすれば気が済むのよ、おまえッ大統領ォォーーーッ!!」 「わたしは君にこれ以上の手出しはしない。次に出会えた時には……もう少し冷静な話し合いが出来ることを、祈っているよ」 すました態度で放たれたその言葉は、余計に文を馬鹿にしているように感じられた。そこには文のエゴに付き合う気はない、という確かな意思が感じられた。 考えてみれば当然だろう。そもそも大統領にとって、文は倒すべき敵でも、乗り越えるべき壁でもなんでもないのだ。一々文の自己満足に付き合ってやるメリットは、大統領には一切ない。それは、認めたくはないが、否応なく認めざるを得ない事実であった。文は項垂れ、憎しみと怒りがないまぜになった、低く唸るような、言葉にもならない嗚咽を漏らした。 それきり大統領は背を向け、文が取り落としたデイバッグと拳銃だけ回収し、歩き出した。お燐もまた、それに追従する。お燐はしばらく、後ろ髪引かれるように幾度か文に振り返っていたが、やがてそれもなくなった。何処か申し訳無さそうに文を見るその眼が、この上なく腹立たしかった。 自分の情けなさに、文はまた、泣いた。文の戦歴に、遺体をすべて奪われることと、ジョニィの敵である大統領に情けをかけられた上、馬まで恵んでもらうという項目が追加された。何が烏天狗だ。何が千年生きた妖怪だ。これでは、威厳も何もあったものではない。 「……なあ、文。おめー」 「なんですか、ホル・ホースさん。これは雨です。涙ではありません」 涙と雨でぐしゃぐしゃになった目元を、服の裾で乱暴に拭って、しかしそれでも泣き腫らした目は隠しきれはしないと判断して、文はホル・ホースから顔を背けた。極力声を押し殺して、泣いていることが悟られないよう、努力はした。 「そうかい。まー、こんな雨に直接目を打たれちまったんじゃあ、赤く腫れちまうのも無理はねぇよなァ……仕方のねぇことだ」 「うっ……う……」 涙で真っ赤に充血した瞳で、文はホル・ホースに視線を向ける。文の方が、馬上からホル・ホースを見下ろす形になっていた。 文は小さく嗚咽していた。整った顔立ちの少女が、髪も服も雨によってびしょ濡れにされて、声を押し殺して泣いている。不謹慎であることは承知しているものの、ホル・ホースはその儚げな『美しさ』に思わず見惚れ、言葉を失った。アジアンビューティ、という言葉がふと脳裏をよぎった。 ホル・ホースが感じた漆黒に燃える殺意の炎は、既に文の瞳からは消えている。ここにいるのは、ただ不条理に打ちひしがれて涙を流す、ひとりの少女だった。 涙の理由を聞く気にはならない。文が自分から話そうとしない以上、ホル・ホースが詮索することでもないからだ。中途半端な同情は、女のプライドを傷付けることをホル・ホースは知っていた。 「うっ……ひっく、ホル、ホースさん……なんで、こんなことになったかっ、聞かないんですか」 「今はそういう気分じゃねぇ……ただ、おめーが生きていてくれて、良かった。死んでからじゃあ、後悔しても遅ぇーからよ」 「……、見て、ください。翼を、持って行かれました。私、烏天狗なのに。もう、飛ぶことも……出来ません。遺体も、荷物も、全部奪われました。ぜんぶ……っ、ぜんぶ、失ったんです」 ホル・ホースには、遺体というのが何を指すのかまるでわからなかった。だけれども、今この場に限っては、そんなことはどうでもいいことのように思われた。 怒りと悔しさに燃える瞳から溢れ出る涙を堪えることもせず、文は叫んだ。 「このままじゃ、終われない……っ! 失って、奪われて、このままじゃ……!」 「……悔しいんだな。おめー、あいつらに『プライド』を傷付けられて」 射命丸文の姿が、何処か、自分と似ているようにホル・ホースは感じた。 「悔しいなんてもんじゃないッ! もう『生きる』とか『死ぬ』とか……誰が『正義』で、誰が『悪』だなんて、そんなことどうだっていいッ!!」 「…………」 「私はっ……ぜんぶ、全部奪われた! 今の私は『マイナス』なのよッ! 『ゼロ』に向かっていきたいッ……『遺体』を手に入れて、自分の『マイナス』を『ゼロ』に戻したいだけなのにッ!!」 「…………」 「うっ……うぅ、……その『遺体』も……奪われたッ! ジョニィさんが、最後に遺してくれた『希望』なのに!!」 「…………」 「くそっ……くそォォ……っ! こんなことなら『遺体』なんて最初から知らなければ良かった! ジョニィさんとなんて出会わなければ良かったッ! 私は何も知りたくなかったのにッ!!」 状況はわからない。だが、文が何をそんなに苦しんでいるのかは、何となく、分かる。故にホル・ホースはただ静かに、文の言葉を受け止める。 数十年単位でしか生きていないホル・ホースに、何もかもを失った文の悔しさをまるきり理解しろというのは難しい話かもしれない。だが、それでも、『誇り』を傷付けられる『痛み』と『苦しみ』は、ホル・ホース自身がこの場で経験したことだ。暗闇の中で、心の指針を失うような心地を、ホル・ホースは二度と味わいたくないと感じていた。 おそらく文は、まだホル・ホースに隠していることがある。今回の一件はきっと、出会ってすぐのお燐との口論の時点から尾を引いて続いているのであろうことも想像はつく。このホル・ホースに嘘をついて仲間面していたことは些か悲しいことだが、女とはそもそも嘘をつく生き物だとホル・ホースは考える。それに目くじらを立てて、泣いている文を突き放すのは、あまりにも情けない。 今度こそ、己の心の地図に後悔は持ち込まない。女を見捨てるような真似は二度と出来ない。例え何度騙されようとも、ホル・ホースは女のために行動すると決めたのだ。 この女にこれ以上付き合うことは、まさしく死出の旅へ付き合うようなものだろうが、それでも。見捨てるわけには、いかない。 「だったら、取り返すしかねぇだろうよ。奪われちまった『プライド』を……おめーのその手でよォ」 「奪い返せなかった! あなただって見てたじゃないの!」 「ああ。だがまだおめーは生きてる……なあ、おめーのそのスタンド、まだ使えるのかい?」 ハッとした文が、ぼんやりと左の指先を掲げ、眺める。失った筈の左手の爪が、少しずつ、少しずつ、生えはじめている。文は大きく息をついた。 「わからない……ジョニィさんの『能力』が、『遺体』に残留していて、私に受け継がれたのかもしれないけど……私には、この爪をジョニィさんのように『回転』させることなんて、出来ない……出来るわけがない!」 「そのジョニィってあんちゃんは、爪を回す方法は教えてくれなかったのかい」 「回転の技術については教えるわけにはいかないって……、あ」 「ん?」 言葉の途中で、文は言い淀んだ。何かを思い出したように、曇天の空を仰ぎ見る。 「……いえ、ジャイロさんが。ジャイロ・ツェペリさんのおかげで、ジョニィさんは回転の技術を学んだんだ、って」 「おー、そりゃ決まりだな。確かそのジャイロってのも名簿に記されてた名だ、探すぜ」 「探すって! 何処に居るかもまったくわからないのに」 「今のままじゃおめーは大統領サマには勝てねェー。それは認めろや。だったら、変わるしかねェーだろ」 言い返す言葉も見当たらず、文は表情をしかめる。 しかしその表情は、存外に不快そうではなかった。 「どうして。なんで、あなた、私に付き合うんです」 「そりゃおめー、さっき言ったじゃあねーか、おれはもう女を見捨てねぇってよォ」 「私はあなたを騙してたんですよ……『遺体』のことも黙ってたのに」 「おいおい、女の嘘を許せねぇ男ってなァ、みじめなモンだぜ。おまえさん、このおれがそういうタマだと思うかい?」 ほんの一瞬、目を見開いて、呆けた顔をした文だったが、すぐに辟易とした表情で大きな嘆息を落とした。 「……、はあ。ほんっと、馬鹿馬鹿しい。後悔しますよ、きっと」 「上等だねェ、とことんまで付き合ってやろうじゃあねェーか」 スローダンサーの鐙に足を乗せた文が、手綱を引いて馬を前進させる。ハットの庇を抑えながら、小走りで追い付いたホル・ホースは、文の隣を陣取った。文はホル・ホースからは顔を背けたまま、決して振り向いてはくれなかった。 【D-3 廃洋館 外(移動開始)/昼】 【射命丸文@東方風神録】 [状態]:漆黒の意思、疲労(大)、胸に銃痕(浅い)、服と前進に浅い切り傷、片翼(翼の付け根から出血)、濡れている、牙(タスク)Act.1に覚醒? [装備]:スローダンサー@ジョジョ第7部 [道具]:なし [思考・状況] 基本行動方針:ゼロに向かっていきたい。マイナスを帳消しにしたい。 1:ジャイロを探す。会って、話を聞きたい。 2:生きるとか死ぬとか、誰が正義で誰が悪かなんてもうどうだっていい。 3:遺体を奪い返して揃え、失った『誇り』を取り戻したい。 4:ホル・ホースを観察して『人間』を見極める。 5:幽々子に会ったら、参加者の魂の状態について訊いてみたい。 6:DIO、柱の男は要警戒。ヴァレンタインは殺す。 7:露伴にはもう会いたくない。 [備考] ※参戦時期は東方神霊廟以降です。 ※文、ジョニィから呼び出された場所と時代、および参加者の情報を得ています。 ※参加者は幻想郷の者とジョースター家に縁のある者で構成されていると考えています。 ※火焔猫燐と情報を交換しました。 ※ジョニィから大統領の能力の概要、SBRレースでやってきた行いについて断片的に聞いています。 ※右の翼を失いました。現在は左の翼だけなので、思うように飛行も出来ません。しかし、腐っても烏天狗。慣れればそれなりに使い物にはなるかもしれません。 【ホル・ホース@第3部 スターダストクルセイダース】 [状態]:鼻骨折、顔面骨折、疲労(中)、濡れている [装備]:なし [道具]:不明支給品(確認済み)、基本支給品×2(一つは響子のもの)、スレッジハンマー(エニグマの紙に戻してある) [思考・状況] 基本行動方針:とにかく生き残る。 1:また寄り道が増えちまったが、文のためにジャイロを探さなくっちゃあな。 2:響子を死なせたことを後悔。 最期の望みを叶えることでケリをつける。 3:響子の望み通り白蓮を探して謝る。協力して寅丸星を正気に戻す。 4:あのイカレたターミネーターみてーな軍人(シュトロハイム)とは二度と会いたくねー。 4:誰かを殺すとしても直接戦闘は極力避ける。漁父の利か暗殺を狙う。 5:使えるものは何でも利用するが、女を傷つけるのは主義に反する。とはいえ、場合によってはやむを得ない…か? 6:DIOとの接触は出来れば避けたいが、確実な勝機があれば隙を突いて殺したい。 7:あのガキ(ドッピオ)は使えそうだったが……ま、縁がなかったな。 8:大統領は敵らしい。遺体のことも気になる。教えてもらいたい。 [備考] ※参戦時期はDIOの暗殺を目論み背後から引き金を引いた直後です。 ※白蓮の容姿に関して、響子から聞いた程度の知識しかありません。 ※空条承太郎とは正直あまり会いたくないが、何とかして取り入ろうと考えています。 ◆ 「ねえ、大統領さん。これ、返すよ」 「ああ、ありがとう……お燐くん。今まで遺体を守ってくれて」 大統領にとって拠点たるジョースター邸への道を引き返しながら、ふと立ち止まったお燐は自らの体内に入り込んでいた遺体を大統領へと差し出した。事前に話し合った通りだ。大統領は、お燐の髪を優しく撫で擦る。お燐はまるで猫のように目を細める。そこではたと思い出した。この少女はそもそもが猫であった。 自らの両足部に聖なるパワーがみなぎる心地を実感しながら、大統領は考える。お燐に今後遺体を任せることは、避けた方がいいだろう。また、一人で行動させることも。 おそらく、きっと、射命丸文は既にお燐を敵とみなした筈だ。もしも大統領とはぐれて一人で居るところを文に見つかりでもしたら、その場で殺されてもおかしくはない。 お燐にはここまで遺体を守り、そして大統領に新たな遺体を二つも齎したという実績がある。大統領の言いつけを守り、実績を残したお燐を切り捨てることは、絶対にしない。今後彼女を守ると宣言したならば、大統領は必ずお燐を守りぬくつもりでいた。 「……それにしても、わからないのは射命丸が使ったあのスタンドだ」 「え? あの、爪がくるくる回るやつ?」 「そうだ。アレはジョニィ・ジョースターといって、既に死んだ男が使っていたスタンドの筈なのだ」 ジョニィ、という名を出した時、お燐は反射的に、どこか暗鬱とした表情を浮かべた。だが、それも一瞬だった。すぐにいつもの笑顔を取り戻したお燐が、大統領に問いを投げる。 「それって、すごいことなの?」 「スタンドは本来当人の精神を表すヴィジョンだ……他人のスタンドを身に付けることなど、普通はない」 言いつつ、大統領は、例外のケースを脳裏に思い出していた。 大統領の刺客、フェルディナンドが使っていた『スケアリーモンスター』だ。アレは本来、フェルディナンド当人の才能であった筈だが、Dioはどういう訳か原理は分からないが、遺体の力でフェルディナンドからスタンドを引き継いだという。 もしもジョニィ・ジョースターのスタンドも同じように、遺体を通じて文へと乗り移ったとしたなら。とても納得の出来る話ではないが、可能性としては十分にあり得る。 あくまで仮説だが、文が持っていた胴体と脊椎の遺体が、もともとジョニィが所持していたものとするなら。ましてや、文が最後に手に入れた左腕だって、本来はジョニィが見つけ出した遺体だ。一度ジョニィの体内に入り込み、ともに死線をくぐり抜けた遺体が、あの瞬間、三つも文の体内に移動していた事になる。 仮に遺体がジョニィの能力を『遺した』まま、文へ受け継がれ、文本人の精神状態がジョニィに限りなく近付いた事で、スタンドが覚醒したと考えるならば、決してあり得ぬ話ではない。 (射命丸文のあの眼……あれはジョニィ・ジョースターの眼だ) 思えば文は、あの話し合いの時点から既に、ジョニィとよく似た危うい輝きをその瞳に宿していた。霊夢との約束もある手前、敢えて殺さずに泳がせる道を選んだが、その判断は果たして正解だったのだろうか。 上手く行けば、遺体の蒐集に燃える文が、また大統領の代わりに遺体を集めてくれる可能性もある。そうなったなら、もう一度話し合いを持ちかけるつもりではあるが、もし、万が一にも文がジョニィ・ジョースターに匹敵するテロリストと成り果てたなら。 (……考え過ぎか。回転すら中途半端だったあの小娘に、そんなことが出来るわけがない) かぶりを振って、とりとめのない不安を払った大統領は、ジョースター邸への帰路を急ぐ。こんな雨の中でいつまでも留まっていては、体によくない。何より、自慢のパーマが雨に濡らされるのはもうそろそろ我慢ならなかった。 ふと、不意に振り返る。この雨天の中、ぬかるみに車輪を取られて、お燐が立ち止まっていた。聖人でもない小娘の遺体をリヤカーに乗せて、溜まり続ける水を適度に排出しながら進むお燐の脚は遅々としていた。家族とはいえ、死んだ者の遺体など捨てればいいのに、とは思う。さらに言えば、そのリヤカーも必要ではないだろうに、とも。 (まったく……仕方ないな。これもこのわたしに遺体のパワーを齎してくれた『功労者』のためだ) お燐がいなければ、胴体と脊椎はあの薄汚れた妖怪の手に落ちたままだったことを思うと、一切の悪意を持たぬお燐の優しい意思を尊重してやらぬわけにはいかなかった。 ふう、と息を吐いた大統領は、数歩引き返し、リヤカーを軽く持ち上げてやった。案の定、立ち止まっている間にリヤカーには水が溜まって、すっかり重くなっていた。 「えへへ、ありがとう、大統領さん」 大統領の助けを得て、硬い地面へと車輪を戻したお燐は、人懐っこい笑みを浮かべた。守ると約束した微笑みだ。大統領は再びお燐の髪を撫でた。 【D-3 廃洋館 外(ジョースター邸へ向けて移動開始)/昼】 【ファニー・ヴァレンタイン@第7部 スティール・ボール・ラン】 [状態]:健康、濡れている [装備]:楼観剣@東方妖々夢、聖人の遺体・両耳、胴体、脊椎、左腕、両脚@ジョジョ第7部(同化中)、紅魔館のワイン@東方紅魔郷、暗視スコープ@現実、拳銃(0/6) [道具]:文の不明支給品(0~1)、通信機能付き陰陽玉@東方地霊殿、基本支給品×5、予備弾6発、壊れゆく鉄球(レッキングボール)@ジョジョ第7部 [思考・状況] 基本行動方針:遺体を集めつつ生き残る。ナプキンを掴み取るのは私だけでいい。 1:遺体を全て集め、アメリカへ持ち帰る。邪魔する者は容赦しないが、霊夢、承太郎、FFの三者の知り合いには正当防衛以外で手出しはしない。 2:今後はお燐も一緒に行動する。 3:形見のハンカチを探し出す。 4:火焔猫燐の家族は見つけたら保護して燐の元へ送る。 5:荒木飛呂彦、太田順也の謎を解き明かし、消滅させる! 6:ジャイロ・ツェペリは必ず始末する。 ※参戦時期はディエゴと共に車両から落下し、線路と車輪の間に挟まれた瞬間です。 ※幻想郷の情報をディエゴから聞きました。 ※最優先事項は遺体ですので、さとり達を探すのはついで程度。しかし、彼は約束を守る男ではあります。 ※霊夢、承太郎、FFと情報を交換しました。彼らの敵の情報は詳しく得られましたが、彼らの味方については姿形とスタンド使いである、というだけで、詳細は知りません。 【火焔猫燐@東方地霊殿】 [状態]:人間形態、妖力消耗(小)、こいしを失った悲しみ、濡れている [装備]:毒塗りハンターナイフ@現実 [道具]:基本支給品、リヤカー@現実、古明地こいしの遺体 [思考・状況] 基本行動方針:遺体を探しだし、古明地さとり他、地霊殿のメンバーと合流する。 1:大統領と一緒に行動する。守ってもらえる安心感。 2:射命丸は自業自得だが、少し可哀想。罪悪感。でもまた会うのは怖い。 3:結局嘘をつきっぱなしで別れてしまったホル・ホースにも若干の罪悪感。 4:地霊殿のメンバーと合流する。 5:ディエゴとの接触は避ける。 6:DIOとの接触は控える…? 7:こいし様…… [備考] ※参戦時期は東方心綺楼以降です。 ※大統領を信頼しており、彼のために遺体を集めたい。とはいえ積極的な戦闘は望んでいません。 ※死体と会話することが出来ないことに疑問を持ってます。 148:相剋『インペリシャブルソリチュード』 投下順 150:或いは暢気なアームチェア・ディテクティブに捧ぐ 148:相剋『インペリシャブルソリチュード』 時系列順 150:或いは暢気なアームチェア・ディテクティブに捧ぐ 145:MONSTER HOUSE DA! 射命丸文 159:鼻折れ天狗のウォーキング・スロウリィ:√0 145:MONSTER HOUSE DA! 火焔猫燐 163:船、うつろわざるもの、わたし。 145:MONSTER HOUSE DA! ホル・ホース 159:鼻折れ天狗のウォーキング・スロウリィ:√0 145:MONSTER HOUSE DA! ファニー・ヴァレンタイン 163:船、うつろわざるもの、わたし。
https://w.atwiki.jp/mnsmns/pages/12.html
危険度3は人によっては生活に支障をきたす可能性があるので、検索・閲覧注意です。 危険度 説明 危険度1 人によっては不快かも、というもの 危険度2 検索する際は慎重な判断を 危険度3 検索・閲覧する場合は注意 危険度4 検索・閲覧を控えた方がよい 危険度5 ものによっては実害がある 危険度6 大きな悪影響を及ぼす恐れあり 危険度7 絶対に検索してはいけない ワード名 説明 鷹魏 過激なパフォーマンスを行うアーティスト 音山 井戸 実際の写真もヒットする からくりマニュアル完全版 アニメーションといえども 山脈 死体 ヒマラヤ山脈の真実 陳貞龍 遺体写真にはいくつか種類がある ネコニー 猫の死体で… ファイア・チャレンジ 痛々しすぎるチャレンジ 山崎つとむの公式ホームページ よくわからない 六四図 天安門事件で犠牲になった方々の遺体の絵を描く人 abc.net ABCは関係ない Super Jyukai Spudnewt 最後に遺体画像 W-Heinz オナニー専門サイト Yado branka Y 人体改造
https://w.atwiki.jp/caseyukichan/pages/18.html
(29)犯人・犯行像、レスラーのプロファイリング ・ドライブなどが趣味で北関東の地理に通じている者である可能性が高い。 産経05-12-4 ・性的な動機というよりも抵抗できない子供に「死」をもたらすことに強い興味を持つ人間が行う「快楽殺人型」のような可能性が考えられる。こうした点からは、女性も犯人の可能性として排除すべきではない。 犯人像としては、二十-三十代で、比較的に知的水準が高いように推測できる。(佐藤喜宣) 産経05-12-5 ・残虐な手口からいたずら目的ではなく、初めから殺害を目的とした“猟奇的”犯行との見方を強めている。 読売05-12-8 ・ほとんど無抵抗な女児に対し執ように胸部を刺している殺害方法を重視。衝動的な犯行ではないとの見方を強める一方・・・計画性があったとみている。 下野05-12-9 ・複数の見方があるが、犯人が猟奇性と少女偏愛性癖を併せ持っているとの見方はほぼ一致する。 毎日05-12-9 ・福島章・上智大名誉教授(犯罪心理学)の話 犯人は小児性愛とサディズム性が同居している。初めから殺すつもりで凶器を用意していたのだろう。手足の自由を奪って胸だけを何回も刺すという、人間性のかけらもない冷血な犯人だ。遺留品が見つからないのは、犯人が記念品として持っている可能性がある。遺体がすぐに見つかったことからも「おれだったらもっとうまくやる、すごいことをやる」という自己顕示欲を感じる。 毎日05-12-9 ・佐藤喜宣・杏林大教授(法医学)の話 犯人は土地勘がある。下見は1回や2回ではなく、相当念入りにしたのだろう。傷が背中に達しているのは、逃げないように固定して、思い切り突き刺したのだろう。連れ去り現場と遺棄現場の間にアジトがあるのではないか。知的レベルは高く、子供に騒がれずに車に連れ込んでいるので社交性もある。わいせつ目的の場合は絞殺が多いが、今までのケースとは異なる。快楽殺人の典型だ。 毎日05-12-9 ・「殺すことを楽しんでいるともとれる残虐性」(捜査幹部) 共同05-12-14 ・捜査幹部は「男の単独犯の可能性が高いが、少女への異常な執着なのか快楽殺人なのか、見極めがつけにくい」と漏らす。 共同05-12-31 ・合同捜査本部は、犯人は「誰にも見つからずに犯行を遂行できる、一人暮らしなどの環境にあり、猟奇的な要素がある美少女ゲームやフィギュアなどを好む人物」(捜査幹部)の可能性があると見て、 読売06-6-1 ・「冷酷な男性の単独犯」/捜査本部 あらためて見解 下野06-8-1 ・捜査本部が、犯人像として、「性犯罪前歴者」から、ロリコン・猟奇・アダルトビデオなどの愛好者やナイフマニアといった「特定マニア」まで幅広く想定 読売・追跡 今市事件(06年11月30日~12月29日)(9)動機 ・福島章・上智大名誉教授(犯罪心理学)も、殺害が目的だった可能性が高いと指摘したうえで、「犯人が標的を物色していたところで、偶然に被害者と接触したと考えられる」と見る。 読売・追跡 今市事件(06年11月30日~12月29日) (9)動機 ・合同捜査本部が描く犯人像は「30歳未満の知的レベルの高い男」「連れ去り現場付近にカンのあった人物」。 産経07-12-29 ・警察庁科学捜査研究所が行ったプロファイリング(犯罪情報分析)によると、犯人像は「30歳未満の男性で、連れ去り現場から半径5キロ以内に居住、または最近まで居住していた可能性が高い」。 産経06-11-30 ・プロファイリング(犯罪情報分析)によれば、子供が連れ去られて殺害された事件で、これほど遠くに遺体が捨てられた例はないという。 読売06-11-30~追跡 今市事件(5) ・「殺害そのものが目的だったのではないか」との見方が強い。だが、わいせつ目的の可能性が完全に消えたわけではない。 読売・追跡 今市事件(06年11月30日~12月29日)(9)動機 ・「動機は分からないが、捕まえてみれば、単純な事件の可能性もある。遺体が何かを語っているはずだ」 読売・追跡 今市事件(06年11月30日~12月29日)(9)動機 (★「単純な事件」とは、通り魔が遺体を運んだだけという見方か) ・「連れ去り現場から半径5キロの範囲に住む20~30歳代の男」というプロファイリング(犯罪情報分析) 読売06-11-30~追跡 今市事件(17)犯人像・上 ・作家の佐木隆三(さき・りゅうぞう)さんは、神戸市の児童連続殺傷事件や大阪市の姉妹殺人事件を例に挙げ、「実際に性行為がなくても性的に興奮する人はいる。(今市事件の)犯人は刺すことで性的満足を得たのではないか」と分析する。・・・ 「期間の長短はあるが、犯行への欲求を抑えることができる犯罪者は珍しくない」と話す。 読売06-11-30~追跡 今市事件(17)犯人像・上 ・藤本哲也(ふじもと・てつや)さん(犯罪学)は、「犯人は小児性愛者の可能性が高く、持てあました時間で下見を繰り返したとみるのが自然だ。・・・読売06-11-30~追跡 今市事件(18)犯人像・下 (★まるで自然ではないだろう。) ・捜査本部は「刃物マニア」か「子供の殺害そのものが目的の犯行」との見方を強めている。 産経07-11-29 ■(コメント) 多くの記事があり、プロファイルもあるが…かなりのものがハズレなわけだ。もっともなことか。想い起こせば、酒鬼薔薇事件のときも、犯行声明までありながら、犯人像を正しく描けた人間はほとんど皆無だった。薔薇本人が冤罪ではないと言うにもかかわらず、いまだに「少年A」は犯人ではないと強固に主張するクルクルパーもけっこういるザマだ。酒鬼薔薇事件のとき、完全とは言えなくてもマシな分析をした、レスラーのこの事件に関する見解を以下に。事件から間もない時期のものだけに、レスラーが得た情報が少なく、また正確さを欠いていた面もあるものだったことは残念だが。ややソースが怪しい。・元FBIレスラー氏のプロファイリング (05年12月8日09 20に某掲示板に書き込まれたもの。TV番組の翻訳音声?を書き起こしたものらしい) 私はある程度の計画は空想という形で行なわれたのだと思います。 広島の事件で自分がやったらあんなヘマなことはしないと思っているところに、たまたま被害者が一人で歩いていた。 これはアメリカでは「クライム オブ オポテュニティ」つまり機会があったための犯罪とよばれています。 犯人は当然男性です。20代半ばから30代半ばで、単独犯、初犯であると思われます。 犯人は返り血を大量にあびているためどこかできれいにし、着替えが必要。 おそらく犯人はあまり人と付き合いがない孤独な人間で、一人暮らし、または親と住んでいるがあまり干渉されないなど、自由に行動できるような環境にあるでしょう。 おそらく遺体遺棄現場の近郊に住んでいると思います。 被害者は人見知りをするおとなしいタイプということですから、子供と話をして車に誘いこんだとは思えないですね。 突発的に車に拉致したような気がします。 被害者が邪魔になり殺害したのだと思います。 被害者を刃物で背中に達するほど、しかも何回も刺しているということですが、子供に騒がれたから誤って殺してしまったというパニックではなく、被害者を自分の中から抹消させたいという気持ちからだと思います。 遺体遺棄の場所でも不明となった付近でも殺害は行なわれなかった、大量の血が出ますからね。だいたい遺体遺棄現場の地域で、この場所はあまり人はいませんから、納屋、ガレージ、家などで殺害されたんだと思います。 犯人は土地勘があると思います。特に遺体遺棄現場は人通りが少ないことを知っていた。 というのも、遺棄するのにまったく知らないところに車を走らせて探すということは考えにくいから。 今回、犯人は被害者の遺体が早く見つかったのは偶然であり、もっと時間がかかると思っていた。 もしこの犯罪が長期の空想に基づく計画されたものであるならば、遺棄した後枯葉をかけるとか、もっと奥深くに遺棄するはずですからね。 遺留品を残さないのは、犯罪から距離を置くという心理の表れと、証拠を残さないためで、ある程度の時間がたったら、ランドセルや洋服などの大きいものは棄てられると思います。 (注)「クライム オブ オポテュニティ」の部分は、なぜか消えてしまっていたので、記憶を頼りに再生したもので、もしかすると違う語句かもしれない。(30)その他・雑 ・白色のトレーナーに灰色のフード付きのパーカ、紺色のジーパン姿で、 毎日2005 年 12 月 02 日 ・司法解剖は同日(3日)午前から筑波大で実施され 茨城新聞2005/12/04 ・一方、女児の所持品や、凶器など犯人につながる遺留品は依然、見つかっていない。 朝日05-12-9 ・馬頭町室町・・・同町内の道の駅では遺体発見直後から警察による大規模な検索が実施されたという。 毎日05-12-13 ・捜査員は『こんな残酷な遺体は初めて見た』と言っている。 週刊文春05-12-22 ・警察庁科学警察研究所の犯罪心理分析官数人が12日までに、有希ちゃんが連れ去られたとみられる同県今市市の現場や、茨城県常陸大宮市の遺体遺棄現場などを調査した。 時事06-1-13 ・捜査本部は、連れ去りと遺体発見の2つの現場周辺の1万世帯以上の聞き込みを行い、犯人像の対象を20~30代から40代まで広げた 産経06-11-30 ・2年間で延べ14万1500人の捜査員を投入し、失踪場所の三差路から5キロ圏内の約9600世帯を全戸訪問し、聞き込みを続行しているが、歳月がたつにつれ、情報は少なくなるばかりだという。 産経07-12-29 ・今市市土沢地区周辺と、遺体の遺棄場所となった茨城県常陸大宮市三美の山林内で採取された複数のタイヤ痕は、いずれも一致していないことが・・・分かった。 下野05-12-10 ・有希ちゃんが近道として使っていたとされる未舗装の道を通行した車両はなく、 読売05-12-10 ・栃木県警は行方不明現場の半径五キロ圏内で重点的に行った捜査結果などを報告した。 両県警によると、茨城県側でも遺棄現場半径五キロの約二千六百世帯、四千四百人の聞き込み捜査を終えたが、 下野06-11-21 ・「いくつもの事件を捜査し、遺体も数多く見たが、有希ちゃんの遺体だけは頭に焼き付いて離れない」。発見時に現場に入った捜査幹部は話す。 朝日06-11-30 ・森武夫・専修大教授(犯罪心理学)は「犯人に手放すつもりがあるのなら、もっと早く手放していただろう。“戦利品”として、すべて犯人が持っていると考えられる。ただし、それは犯行の決め手にもなるので、廃棄したり隠したりしている可能性もある。犯人が捕まるまで、見つけだすのは難しいのではないか」 読売・追跡 今市事件(06年11月30日~12月29日)(7)遺留品捜索 (★犯人は20~30代、もしくは40代~60代なのではないか論。誰でもこれくらいは言える) ・県警はこれまでロリコンやナイフの特定マニアや性犯罪歴者、生活不審者ら県内外の約四千人をリストアップして当日のアリバイ確認なども続けているが、 下野06-11-30 (★ロリコン・生活不審者をどうやってリストアップ?) ・過去に年少者を狙ったわいせつ事件を起こした人物だけで数百人に上ったが、 読売・追跡 今市事件(06年11月30日~12月29日)(15)マニア (★今市・常陸大宮近辺の捜査で「数百人」?栃木・茨城って変質者だらけなのか!?・・・ま、読売の記事だけど) ・捜査本部は「重点捜査エリア」を連れ去り現場周辺から、宇都宮市方面に拡大する方針を固めた。 下野07-11-30 ・捜査対象者は約6000人に及んでいるが、容疑者の特定には結びついていない。 読売08-11-29 ・捜査本部は当初、警察庁科学警察研究所のプロファイリング(犯罪情報分析)の結果を参考に、現場から半径5キロの範囲を13地区に分け、徹底した聞き込み捜査を行う“ローラー作戦”を展開してきた。 現在は「事件当時18歳以上の男」に対象者を拡大。約1万人のうち、およそ半分をつぶした。 産経08-12-27 ■(コメント) 捜査員は『こんな残酷な遺体は初めて見た』と言っている。 週刊文春05-12-22 と 「いくつもの事件を捜査し、遺体も数多く見たが、有希ちゃんの遺体だけは頭に焼き付いて離れない」。発見時に現場に入った捜査幹部は話す。 朝日06-11-30 は、同じことを意味しているのだろう。この遺体の様子を想像できない人間には、事件の本質もわからないような気がする。
https://w.atwiki.jp/nagoya821/pages/18.html
事件概要 概要 事件発見日時 2009年8月21日 1 50 場所 愛知県名古屋市守山区下志段味穴ケ洞の路上 被害者 名古屋市立藤森中学校3年の生徒(14) 死因 焼死 遺体の様子 身長1メートル60~65.特に下半身が激しく燃えていた 遺体の下のコンクリート 1平方メートル程度焦げた(溶けた)跡がある(下図参照) 遺留品 リュックサック(名前有),灯油のにおいのする1.5Lペットボトル,散乱したマッチとライター,ティッシュペーパー,ビニルテープ 遺留品の位置 全ての遺留品が遺体発見場所から約120メートル離れた位置(120メートル,数十メートルとの表記もあり)にまとまってある 遺体の服装 薄手のシャツを着てスニーカーを履いていた(衣服などは燃えて判別できない状態) 第一発見者 28歳男性(車を運転していた)→110番 発見当初の様子 火だるまで倒れていた 事件現場に到着した人 守山署警察官,消防署員(消火したが既に亡くなっていた) 遺書 みつからず 事件現場の見取り図 http //www.pininthemap.com/938b96eff5ac2262c 遺留品写真 地図 (A) 被害者の通っていた中学校.(B) 事件現場 (GoogleMapのルート検索では,7.2km 車で22分) 大きな地図で見る (A) 予想される被害者宅周辺(B) 事件現場 (GoogleMapのルート検索では,6.5km 車で18分) 大きな地図で見る
https://w.atwiki.jp/jojotoho_row/pages/325.html
痛みを分かち合う程度の能力⇐前編より ○ ○ ジョースター邸本館、正面の扉を開くと、やはりその男はいた。 邸内正面の階段の下、女性の石像の傍で、こちらを待ち受けるように佇んでいた。 承太郎と霊夢は、ひと目でその男が高貴な立場の人間である、と感じた。 遠目からもひと目で判る長い金髪は、毛先がカールしてきれいに整えられていた。 そして身に纏った明るい色のジャケットは袖と襟にフリルがあしらわれていた。 そして何よりその立ち姿が――19世紀の英国貴族の邸宅の中で佇むその立ち姿が―― 一枚の絵画のように調和していたからだ。 「お初にお目に掛かる。そこのリボンの少女は……『博麗霊夢』くんで良かったかな? お燐……火焔猫燐くんから、話は聞いている」 「ええ。私が『博麗霊夢』で間違いありません。 貴方は『ファニー・ヴァレンタイン大統領』……ですね? お燐から姿形の特徴は聞いておりました」 「とりあえず話をしよう、ってことらしいな……『空条承太郎』だ」 ヴァレンタインの問いに、霊夢は警戒を解くことなく答えた。 承太郎も同じく、である。 ――但し、霊夢の口から敬語が飛び出したことについて、内心大いに驚愕していたのであるが。 「では、そこの君は……」 「『フー・ファイターズ』だ」 「では、これまでのことについて、情報交換することにしよう。 『誰の目にもつかない』、部屋の中で、な……」 ○ ○ ○ 先ほどまで邸内の探索を行っていた大統領の先導で、3人はジョースター邸の一室に案内された。 承太郎と霊夢にとっては既にひと通り調べた場所である。 だが朝の日差しで照らされた邸内は、壁から天井、階段の手すりからドアノブに至るまで豪華な装飾が施されている事が判り 屋敷の建設にいかに多くの手間暇が掛かったかを伺わせた。 (こんな屋敷が現代に残ってたら、間違いなく文化遺産だな……)と承太郎。 (承太郎の実家がこんなお金持ちってのは……何かムカつくわね)と霊夢。 (この一面に施された精密な細工も、みな人の手を掛けて作ったものなのか……。 実用に資する訳でもないのに、理解に苦しむな……)とFF。 思い思いの3名をよそに、先頭を歩く大統領がドアの前で立ち止まる。 「食堂だ。話し合うなら、ここが丁度いいだろう」 「……ここなら、『虫』などが入り込むことは無いと思うが」 入り口に経ったヴァレンタインは、慎重に部屋の中を見回しながらつぶやいた。 大統領の肩越しに、承太郎もこっそりと『スタープラチナ』の視力で部屋の中を覗きこむ。 動く物の姿はない。 「よし、ここが良いだろう。この『食堂』なら、話し合うには丁度良いだろう……」 大統領が戸を開き、3名を部屋の中に招いた。 部屋には白いテーブルクロスのかぶさった細長いテーブルと、何脚かのイスが備えられていた。 先ほど承太郎と霊夢がいた食堂である。 ヴァレンタインがテーブルの中央に、そして他の3人は彼に向かい合う位置の席についた。 窓はおろか、カーテンも閉め、シャンデリアと燭台の光が部屋を満たしている。 大統領が口を開いた。 「君たち3人の先ほどの戦い、見せてもらったよ」 「……見てたのなら、助けて下さっても良かったのでは? 私のことは知っていたのでしょう?」 不満そうに霊夢が答えた。 「そこはお詫びしよう。 何分こういった場だ、よく知らない相手との接触は慎重にならざるを得ないのでね。 ……だが、結果だけ言えば、手出しせずにすんで良かったと思う」 「私のことか」 「そうだ。フー・ファイターズ、という名前だったね? まさか博麗くんが君を手懐けることになるとは思わなかったよ」 「……霊夢の手助けをするのは正午まで、という約束なのだがな」 「ヴァレンタイン大統領……あんたの目的は何だ?」 承太郎の問いに、ヴァレンタインは淀みなく答えた。 「この馬鹿げた殺し合いからの脱出、主催者への報復、 そして参加者にバラバラで配られているであろう『遺体』の回収だ」 「お燐っていう妖怪から聞いた通り、か……。 最初の2つはともかくとして……『遺体』というのは何だ?」 承太郎たちは、彼にとって遺体がどれほど重要なものなのか、見極めなければならなかった。 お燐の話によれば、このヴァレンタインという男は殺し合いに積極的でないにもかかわらず 『遺体』の獲得のためにブラフォードという屍生人を殺害している。 聞いた話では、片足を失ったブラフォードは『遺体』の両脚を得て歩く力を取り戻していたというが……。 返答次第では、この場で交戦ということも十分に有り得る。 「これを見て欲しい」 そう言って大統領が左手をかざすと、左手の中から木の枝のような物体が出現した。 「これが『聖人の遺体』、左手の部位だ」 「……カラカラに干からびているな」 FFにとってそれは馴染み深い物体であった。彼はDISCに近づく人間を何人も殺してきたのだ。 時には、人体の水分を奪い尽くすという手段で。 見たところ、それはただのミイラの一部でしかなかった。 「現在私はこの左腕と両耳を持っている他、両脚をお燐に託して他の遺体の回収を依頼している。 君たちも、遺体を見つけたら可能であれば回収を頼む」 ヴァレンタインがそう言って左腕を戻すと、聖人の左腕はめり込んでいく様にして彼の左腕の中に戻っていった。 「ヴァレンタイン大統領、貴方はどうして遺体を集めているのですか? 『聖人の遺体』とおっしゃいますが……それは、一体誰の遺体なんですか?」 「『聖人』とはおよそ1900年前に没したと推定される、ある人物のことだ。 ……この『遺体』には、『信用』が集まる。聖人であるが故の信用がね。 いや……途方も無い程の『信用』を集めたために、聖人となったと言うべきか。 この遺体の全身が揃った際に集まる『信用』は図り知れない。 アメリカ合衆国という広大な国を治めるには、その『信用』が不可欠なのだ。 だから私は、どうしてもこの『遺体』を集め、帰還しなければならない。 もちろん、この殺し合いを打破する上でも『信用』を集めることはもっとも重要だ」 「『信用』が、か?」 フーファイターズにとってその言葉は、今ひとつ腑に落ちない概念であった。 「その通り。この殺し合いを打破するためには、互いに力をあわせるための『信用』こそが最も重要だ。 彼は私を害しないだろう、彼といれば私にとって吉になるだろう、というお互いの信用がね……。 殺し合いに乗った者から身を守る為の戦力、我々を縛る頭の中の爆弾を除去するための知識や技術、 主催者たちの元へ辿り着くための移動手段、一人ですべて併せ持つことは到底不可能だ。 だが、複数人で集まれば、いつ背中を撃たれるかわからない。そこで、お互いの『信用』が必要になってくるのだ……」 「……まあ、正論だな」 「……ですがヴァレンタイン大統領、この殺し合いを打破するために『信用』を集めるのは良いとして、 『遺体』を集めるのは貴方でなければならないのですか?」 一応の同意を示す承太郎の隣で、霊夢が問うた。 「私でなければならない。そうだ。現職でアメリカの大統領を務める私でなければな。 私には聖人の遺体に集まる『信用』を、国民のために正しく扱う責任がある。 他の『無責任』な者達には渡せない。 ……とはいえ、私は不安なのだ。『信用』は力だ。だが、力でしかない。 邪な意思を持つ者に『聖人の遺体』が渡れば、間違った力の使い方をされるかも知れない。 お燐に会ったのであれば、私とブラフォードとの経緯についても聞いたことだと思う」 「……遺体を譲ってくれなかったために、貴方がブラフォードを殺害した、と聞きました」 「……彼を失いたくなかった」 沈痛な面持ちで、ヴァレンタインがこぼした。 「ブラフォードは、主君であるDIOに尽くすため、両脚の遺体を必要としていた。 既に片足を失っていたブラフォードに、聖人の遺体の両脚の部位が歩く力を与えていたのだ。 DIOでなく、私に付くよう説得したが、無駄だった。故に、殺害してでも奪わざるを得なかった。 ……この遺体は、1つの部位だけでも『奇跡』と呼ぶにふさわしい現象を起こす力を持っている。 命懸けの殺し合いがもうそこかしこで始まっている。 『奇跡』を、『遺体』を必要とする者はブラフォードだけでなく、何人も現れることだろう。 故に君達にもお願いしたい。……遺体を、一刻も早く私のもとへ集めて欲しい。 私の知る限り、少なくとも『ジョニィ・ジョースター』は、遺体を求めるために動いているはずだ」 「ジョニィ・『ジョースター』、か」 「彼について話しておこう。彼は没落貴族で、騎手の家系であるジョースター家に生まれた男だ。 彼もまた天才と呼べる技量の騎手だったが、ある日ごろつきとのいさかいで下半身不随となってしまった。 私の調べによれば、彼は……不随となった半身の治療の手がかりをつかむため、『遺体』を集めている。 漆黒の炎とでも表現できようか、強い意思を瞳に宿した青年だった……」 「そして、Dio、『ディエゴ・ブランドー』。 現在私と彼は協力関係を結んでいるが……警戒したまえ。 彼のスタンドは生物を恐竜に変える。 既にミツバチを小さなプテラノドンに変え、全域に飛ばして偵察に当たらせているようだ」 「……わざわざカーテンを閉めたりしたのは、そのためか」 その後も、4人のこれまでの経緯と知り合いの情報交換は何事もなく行われた。 お互い明確に敵となりうる人物、危険と判る人物についての情報は教えあったが、 それぞれの味方についての情報は概略のみに留め、能力の詳細までを教える事は無かった。 現在いますぐ敵対する理由は無いが、今後どうなるかはお互い確証が持てなかったためだ。 故に暗黙のうちに、双方がそれで合意していたのだ。 結果として、以下の情報をお互いに共有することとなった。 霊夢、承太郎、FFからヴァレンタインに与えられた情報 DIO(ディオ・ブランドー)、ヴァニラ・アイス、ホル・ホースの容姿とスタンド能力の詳細 (DIOが肉の芽で人を操ることができるということも) 花京院典明、ジャン・ピエール・ポルナレフ、ジョセフ・ジョースターの容姿と、スタンド使いであるということ。 (承太郎がスタンド使いであるということは既にヴァレンタインに知られていたため、 彼の仲間もスタンド使いであることは隠しようがない、と判断した。能力の詳細は教えていない) 空条徐倫、エルメェス・コステロの容姿と、スタンド使いであるということ。 (このバトルロワイアルに参加させられる直前はFFと敵対していたが、 承太郎の娘とその友人であるため、能力の詳細を伝えることはしなかった) 人を操るスタンドを宿した妖刀、アヌビス神について (霊夢が最初ゲームに乗っていたことは、伝えなかった) FFはスタンド使いによってスタンドDISCを与えられて生み出された生命体であること 参加者の時間軸のズレについて (承太郎が1988年から、フーファイターズが2012年からやってきたこと) ヴァレンタインから霊夢、承太郎、FFに与えられた情報 Dio(ディエゴ・ブランドー)に幻想郷縁起が支給されたため、 そこから得た情報で幻想郷の住民について大まかの事は知っているということ ジョニィ・ジョースターとジャイロ・ツェペリの容姿と能力の詳細 (ジョニィはタスクAct3まで、ジャイロはボール・ブレイカーをまだ覚えていない) Dio(ディエゴ・ブランドー)の容姿と能力の詳細、そして現在紅魔館にいること (この情報は、ヴァレンタインから教わったということは秘密ということにした。 今は協力関係だが、彼の性格からして今後確実に敵対することになるだろう、とも伝えた) リンゴォ・ロードアゲインの容姿と能力の詳細 (リンゴォの性格から、能力を教えても問題ないとヴァレンタインは判断した。 ヴァレンタインの本来の時間軸であれば、彼は既にジャイロたちに敗れたはずだ、とも伝えた) 共通の疑問点 ジョースター家について 承太郎はジョニィの事を知らない。馬乗りの家系だなどと、聞いたこともない。 ヴァレンタインはジョニィ以外のジョースター家の家系を知らない。 同姓の別の家系か?→ジョースターは珍しい姓だ。その可能性は低い。 ブランドー家について 承太郎の時代、ブランドー家についての記録は無い。 生まれた時代とスタンド使いという共通点から、DIOとディエゴは親戚関係の可能性がある。 だが、ディエゴがスタンドを使い始めたのはヴァレンタイン調べでレース途中から。生まれつきではない。 血縁でなく赤の他人の可能性もあるが、今は何とも言えない。 ○ ○ ○ 「……と、まあこんな所か」 ヴァレンタインはあらかたの情報を話し終え、三者の顔を見回した。 ――彼らの表情は相変わらず硬いままだ。 とてもこちらを信用してくれているようには思えなかった。 このまま彼らと別れたとして、いつ背中から襲われるか判ったものではない。 自分は殺し合いに積極的に乗っている訳ではないものの、 遺体を集める為ならいつ殺人を犯さないとも限らない危険人物には違いないのだ。 あと『一手』、欲しい。 特に博麗霊夢、彼女は人のみならず妖怪からも信用を集める不思議な人望があるようだ。 ついさっきまで敵対していた人ならざる者であるフー・ファイターズを時間限定とはいえ、手懐けているように。 彼女からの信用は、名簿に多く載る幻想郷の住民達の信用を得ることに直結する。 何としても、信用が欲しい。 大統領は心細い時の癖で懐に手を伸ばし――そしてあるものが無いことに気がついた。 「……ああ、それと、もう一つ探して欲しいものがあった」 「何でしょうか、ヴァレンタイン大統領」 「ハンカチだよ。無地で、1847年9月20日、私の誕生日が刺しゅうされている。 ……これは『遺体』と違って、奇跡を起こす力を持っているという訳ではない。 アメリカという国にとって大きな影響力があるものではないのだ。 だが私にとっては『遺体』の次に大事な、父の形見なのだよ。 このバトルロワイアルに呼び出されるにあたって、どうやら没収されてしまったらしい。 『遺体』と同じように、他の参加者の手に渡ってしまったのだと思う」 長くなるがよろしいか、と前置きして大統領は続けた。 「ハンカチは、私が7歳の時に父から受け継いだもの。 軍人だった父は敵兵の捕虜となり、酷い拷問を受けた。 お前の隊は何人いるのか、武器は何を使っているか、狙撃兵はどこにいるのか……などとね。 父は決して口を割ることは無かったが、心が挫けそうになった。 そんな時、私の誕生日が記された、あのハンカチが父の支えとなったのだ。 だが捕虜は衣服さえ着ることができない、穴という穴を痛めつけられる。 牢屋にも隠せない、では、どこにハンカチを隠したか? 父は拷問ですでに潰されていた左目の中に心の支えであるそのハンカチを隠し、 最後まで拷問に屈することなく、部隊の仲間を守り抜いて、死んでいったのだ。 ……父から受け継いだハンカチは、私の愛国心の原点なのだよ」 ヴァレンタインの語りは熱を帯びだした。 「私は決して私利私欲の為に『遺体』を使わない、と私の愛国心に賭けて誓う。 アメリカという国を一つにまとめるため、『遺体』が必要なのだ。 人ならざるフー・ファイターズくんや、 妖怪達と共存する土地に生きてきた博麗くんには理解できないことかも知れないが、 私がまだ君達くらいの年頃には、同じ人間の肌の色の違い、ただそれだけで奴隷とするかしないかを区別し、 その奴隷制の存続の有無、それだけでアメリカを二分する内戦が起こったのだ。 奴隷制が無くなった今でもアメリカは不安定だ。 父を殺した『戦争』を再び起こさないためにも、『遺体』の集める信用はどうしても必要なのだ。 ……話が少々脱線してしまったか。とにかく、ハンカチも見つけたらぜひ確保を頼む」 「ああ、わかった。ハンカチについても、出来る範囲だが協力しよう」 「私も……良く、分かりました。ヴァレンタイン大統領、貴方が遺体を求める理由……。 但し、一つだけ約束があります。 たとえ遺体のためであっても、今話した私達の仲間と、幻想郷の住民達を襲うことはしないで下さい。 もし、約束を守れないのであれば……」 霊夢は約束を守ることを期待していなかった。遺体を求める動機が強すぎる。 遺体を求めるのは、私利私欲の為でなく、自分の国のため。 アメリカほど大きな国でないにせよ、幻想郷という一つの国の統治に加担する霊夢にそれは大いに響いた。 だからこそ、約束などで彼を縛ることはできない。国の為ならば、きっと破る。 「『約束』しよう。……こちらの正当な防衛以外で、君たちの仲間は襲わない、とね」 だが、敢えてヴァレンタインは約束した。 「え……」 その余りに淀みない返答に、霊夢は一瞬面食らった。 「君の『信用』を得るためだ。 約束できないのであれば、攻撃も辞さない。君は、そう言いたいのだろう。 ……私としてもそれは避けたいのだ。君達3人とこの場で交戦して私が勝利したとしよう。 その後遺体を首尾よく集めたとしても、私がここを脱出し、アメリカに持ち帰ることができなければ意味が無い。 君が妖怪たちから慕われる不思議な魅力を持っているのは知っている。 君と協力関係を結ぶことで得られる『信用』は、 このバトルロワイヤルを打破する上では必要なものだと、考えているのだよ」 「本当に?」 「ああ。『約束』しよう」 「頭の爆弾を解除したり、主催者の連中を倒すのも、手伝ってくれますか?」 「それも『約束』する。私のできる範囲ならば、何だってしよう」 「もう一度聞きますが、貴方から私達の仲間を襲うことはしないと、約束できるのですね? ……例えそのヒトが『遺体』を持っていたとしても」 「『約束』する」 「…………」 霊夢は左右に座る承太郎、FFと顔を見合い、小さく頷いてから―― 「わかりました。貴方の事を信じましょう。 そこまで言われて貴方を信じなければ、私達が悪者になってしまいます」 ――初めてヴァレンタインに笑顔を見せたのだった。――苦笑いではあるが。 さらに霊夢は、デイパックから缶を取り出し、大統領に投げ渡した。 ヴァレンタインがそれを受け取ると、冷たい。その缶は結露で表面に水滴が付くほど冷たかった。 「これは……缶ビールか?」 「ぜひ、お近づきの印にと思いまして……お酒は苦手ですか?」 「いや、ビールは好物さ。……ん?」 ヴァレンタインは缶を見て戸惑った様子を見せた。 逆さにしたり、ひっくり返して底の面を覗きこんだりしている。 「心配しなくても、ビールに変なものは何も入っていませんよ。……缶詰めで密閉されていますから」 「いや、そうではなくてね……ああ、このツマミを折り返して開けるのか」 「大統領、アンタ本当に19世紀からやってきたみてーだな……」 「……では、頂くとしようか」 そう言うとヴァレンタインはデイパックから鉛筆を取り出した。 そして缶ビールの側面、底に近い部分に鉛筆を突き刺してその穴を口で塞ぐと、 上部のプルタブを開いたのだった。 「ブッ、ガブッ、ガブッッ! ゴブッゴブッゴブッゴブッゴブッ! ゾブッ、ゾブッ、ズズゥーーーーーッ……プハーーーーッ YES! YES、YES! イェ……おっと、失礼。 いや、缶ビールはこうして飲むに限るよ」 口元を袖で拭いながら、ヴァレンタインもようやく笑顔を見せたのだった。 一瞬あんぐりとした霊夢だったが、すぐ気を取り直してデイパックを床に下ろすため、視線を落とした。 霊夢の膝の上、テーブルに隠れたスカートの上で、黒っぽい泥がジュルジュルうごめき、 『ノマセタ』 という文字の形になった。 霊夢はそれを見るとすぐに身体を起こして視線をテーブルの上に戻し、手の平で泥を押しつぶすと 『ウゴカスナ』 と潰れた泥の上に指でなぞった。 霊夢、承太郎、FFの3名は交渉のテーブルで、 こうした水面下のやりとりを行っていたのである。 泥が再び動き出し、 『イ』『イ』『ノ』『カ』 と、順番に文字を描いた。 膝の上に置いた手の平の感覚でそれを読み取った霊夢は泥を押しつぶすと 『イイ』 となぞる。 すると泥は 『ワ』『カ』『ツ』『タ』 『J』『モ』 『オ』『ナ』『ジ』『イ』『ケ』『ン』 と、順番に文字に変化した。 かくして、霊夢がヴァレンタインに投げ渡した缶ビールを通じてヴァレンタインの体内に入り込んだFFの分身は、 当初の役目を果たすことなくFF本体の操作射程外に離れ、やがて消化・吸収される運命が決定した。 当初の役目とは、勿論ヴァレンタインの体内に侵入して、彼の体内で増殖して身体の自由を奪うこと。 では、FFはどのようにしてヴァレンタインの体内に侵入したか? 霊夢の『ビールに何も入っていない』という言葉に嘘は無かった。 FFの分身は冷えて結露した缶ビールの側面に付着していた。 砂粒のように小さな分身の一匹は、ヴァレンタインの目を欺いてビールに紛れ、 体内に入り込むことに成功していたのだった。 だが、霊夢たちはまさにそのヴァレンタインを拘束するチャンスを敢えて手放してしまったのだった。 ○ ○ ○ その後、霊夢、承太郎、FFの3名は大統領と別れ、ジョースター邸の厨房でFFの体内の水を補給し、館を出た。 既に一度見て回った場所である、特に有用な情報を得ることはできなかった。 本棚の資料などを詳しく漁ればまた違う情報を得ることができたのかも知れないが、今そこまでする理由は無かった。 「……さて、どこに行きましょうか。紅魔館にはディエゴっていうのがいるだけみたいだし。 今は一応、敵じゃないのよね。情報集めに便利な能力を持ってるみたいだし、頼ってみる?」 ジョースターの門前で、霊夢は二人に問いかけた。 肩にはつい先程ジョースター邸でちゃっかり失敬したモップの柄を担いでいる。 殴るための用途なら、アヌビス神の鞘よりもこちらの方が、元のお祓い棒に形状が近くて扱い易いと気づいたのだ。 「……どうにも信用できねー奴だがな、ディエゴって奴は」 「お前の仇敵、DIOの親戚の可能性があるからか?」 「それもある……それに大統領から聞いた話では、性格までDIOにソックリときたもんだ。 おまけに大統領の味方のはずなのに、ディエゴにオレたちとの話を聞かれねーように用心するどころか、 スタンド能力まで詳しく教えてくれやがった。大統領もディエゴって奴のことは、全く信用してねぇみてーだ。 まるで『時期が来たら奴は別に始末してくれて構わねー』って言ってくれてるみてぇだったぜ」 「まぁ、話を聞く限りだと、あんな奴信用しろって方が無理な話よねぇ」 「紅魔館に行くにしても、備えは万全にしておく必要があるだろーな……。 紅魔館の方に、オレの同族の、星のアザを持った奴がいるみてーだしな」 「備え、か……そうだな、水のペットボトルを体内に仕込んでも、 この身体で陸上を動き回るのには限度があるしな。 ……承太郎と霊夢の分の水ももらったが、大統領との情報交換を終えた頃には殆ど空になっていた。 この家で水を補給できなければ危ない所だった」 「何とかなんないのかしらね、その体質」 「人の身体……新鮮な死体があればそれに入り込んで動く事ができる。 水分の消費も、ずっと少なくできるだろうな。 このまま動くなら、水分が減りすぎた時はお前たちの体内に避難させてもらうこともできるがな」 「新鮮な死体……か。心当たりが無い訳ではないな」 「……廃洋館の、咲夜。 私が言う筋合いは無いんでしょうけど……もし咲夜の身体を使うのなら、大事に使うのよ。 既に亡骸とはいえ、むやみに傷つけるようなマネしたら、レミリア達が……悲しむわ」 「……ああ、その時は大事にすると約束しよう。 なあ、霊夢に承太郎。……本当に良かったのか? ヴァレンタインの事は。 さっき交わした『約束』を守ってくれる保証などない。 あの時に倒しておくべきだったのではないのか」 「さっきヴァレンタインに話した通りよ。 あそこまではっきり約束する、と言われた以上、こちらから断るなんてできないわ」 「しかし……」 「FF、アンタの心配することもまぁ、わかるわ。 向こうがいつ『約束』を破るか、保証なんて無いも同然。 確かにこんな約束、障子紙みたいに簡単に破れるわ。 ……だけど、障子紙を破った奴には、家主からの制裁が来る。 仮にも一国の主なら、それを理解できないハズがないわ」 「……承太郎、お前は、どうしてヴァレンタインを信じようと思った?」 「おおむね霊夢と同意見、ってトコだ……。 それに、あの交渉の場で不意討ちのようなマネを仕掛けるのは、ちと汚ねーだろ。 少なくとも、奴には奴なりの正義がある、そんな相手に汚ねー手は使えねぇ……。 もちろん、向こうが卑怯な手を使ってきたなら話は別だがな」 「承太郎、アンタでも迷ったりすることはあるのね。 ……ってFFを通じてテーブルの下で密談しようって提案したのは、アンタじゃないの。 急に足元からドロドロしたのが登ってきて、ビックリしたわ」 「アレは必要な備えをやったってだけだ。 ビールに混ぜてFFを仕込むことを考えたのは、霊夢。おめーだ。 澄ました顔の下でエゲツねぇこと考えつきやがる」 ――こうして3者が歩き出した時、FFがふとつぶやいた。 「『卑怯』、か……。また一つ、理解できないことができたな。 どんな手段を用いても、生き残れば、目的を達成すればいいのではないのか?」 すると承太郎が立ち止まり、FFに向かって振り返ると言った。 「スタンド使いの戦いなんて、何でも有りだからな。そういう事を考えたくなるのも理解できる。 いや、そういう考え方こそが自然なのかも知れねー。 ……だが、スッキリしねえだろ。相手が正々堂々と来てるのに、卑怯な手で勝ってもな」 霊夢も 「それに、ルールの無い戦いを際限無く続けたら、お互い生命がいくつあっても足りないわ。 戦いといってもどこかで一線を引いて、踏みとどまる必要があるのよ。お互いが生きていくためにはね」 と続いた。 「うーむ、霊夢の言い分は何となく分かるが、な……。 ところで二人とも、『遺体』の方はどうする? こちらで集めて大統領に提供すれば、奪い合いの危険は減ると思うのだが」 「持ってる奴に遭ったら、あまり大事な物じゃねえ風にそれとなく聞いてみて、 要らなさそーならもらっときゃ良いんじゃねえのか」 「そうね。……問題はあのブラフォードっていうゾンビ騎士みたいに、『遺体』の奇跡を目撃しちゃった人よね。 知らないヒトなら警告だけしとくとして、知ってるヒトが『遺体』を後生大事に持ってたりしたら……面倒ね。 聞けば、よほどのご利益があるみたいだもの、あの『遺体』」 「霊夢、まさか『遺体』を大統領からネコババしようなんてことは……」 「……しないわよ。アレをご神体にしたら、博麗『神社』じゃなくなっちゃうでしょ」 【C-3 ジョースター邸(門前)/朝】 【博麗霊夢@東方 その他】 [状態]:右肩脱臼(処置済み。右腕は動かせますが、痛みは残っています) 左手首に小さな切り傷(処置済み)、 全身筋肉痛(症状は少しだけ落ち着いてきています)、あちこちに小さな切り傷(処置済み) 肉体疲労(中)、霊力消費(大)、全身打撲(大) [装備]:いつもの巫女装束、モップの柄 [道具]:基本支給品、自作のお札(現地調達)×たくさん(半分消費)、アヌビス神の鞘 DIOのナイフ×5、缶ビール×8、不明支給品(現実に存在する物品、確認済み)、 その他、廃洋館及びジョースター邸で役立ちそうなものを回収している可能性があります。 [思考・状況] 基本行動方針:この異変を、殺し合いゲームの破壊によって解決する。 1:紅魔館へ移動。もしくは、廃洋館で咲夜の遺体を回収。 2:戦力を集めて『アヌビス神』を破壊する。殺し合いに乗った者も容赦しない。 3:フー・ファイターズを創造主から解放させてやりたい。 4:全てが終わった後、承太郎と正々堂々戦って決着をつける。 5:『聖なる遺体』を回収し、大統領に届ける。今のところ、大統領は一応信用する。 6:出来ればレミリアに会いたい。 7:暇があったらお札作った方がいいかしら…? 8:大統領のハンカチを回収し、大統領に届ける。 ※参戦時期は東方神霊廟以降です。 ※太田順也が幻想郷の創造者であることに気付いています。 ※空条承太郎@ジョジョ第3部の仲間についての情報を得ました。 また、第2部以前の人物の情報も得ましたが、どの程度の情報を得たかは不明です。 ※白いネグリジェとまな板は、廃洋館の一室に放置しました。 ※フー・ファイターズから『スタンドDISC』、『ホワイトスネイク』、6部キャラクターの情報を得ました。 ※ファニー・ヴァレンタインから、ジョニィ、ジャイロ、リンゴォ、ディエゴの情報を得ました。 【空条承太郎@ジョジョの奇妙な冒険 第3部 スターダストクルセイダース】 [状態]:右手軽い負傷(処置済み)、全身何箇所かに切り傷(処置済み) 肉体疲労(大)、F・F弾による弾痕(処置済み)スタンドパワー消耗(中) [装備]:長ラン(所々斬れています)、学帽、ミニ八卦炉 (付喪神化) [道具]:基本支給品、DIOのナイフ×5、缶ビール×2、不明支給品(現実に存在する物品、確認済み) その他、廃洋館及びジョースター邸で役立ちそうなものを回収している可能性があります。 [思考・状況] 基本行動方針:主催者の二人をブチのめす。 1:放送を聞いた後に紅魔館へ移動。もしくは、廃洋館で咲夜の遺体を回収。 2:花京院・ポルナレフ・ジョセフ他、仲間を集めて『アヌビス神』を破壊する。DIOをもう一度殺す。 その他、殺し合いに乗った者も容赦しない。 3:『聖なる遺体』を回収し、大統領に届ける。今のところ、大統領は一応信用する。 4:大統領のハンカチを回収し、大統領に届ける。 5:ウェザーにプッチ、一応気を付けておくか… 6:霊夢他、うっとおしい女と同行はしたくないが……この際仕方ない。 7:あのジジイとは、今後絶対、金輪際、一緒に飛行機には乗らねー。 8:全てが終わった後、霊夢との決着を付けさせられそうだが、別にどーでもいい。 ※参戦時期はジョジョ第3部終了後、日本への帰路について飛行機に乗った直後です。 ※霊夢から、幻想郷の住人についての情報を得ました。女性が殆どなことにうんざりしています。 ※星型のアザの共鳴によって同じアザの持つ者のいる方向を大雑把に認識出来ます。 正確な位置を把握することは出来ません。 ※フー・ファイターズから『スタンドDISC』、『ホワイトスネイク』、6部キャラクターの情報を得ました。 ※ファニー・ヴァレンタインから、ジョニィ、ジャイロ、リンゴォ、ディエゴの情報を得ました。 【フー・ファイターズ@第6部 ストーンオーシャン】 [状態]:プランクトン集合体(むき出し) [装備]:なし(本体のスタンドDISCと記憶DISC) [道具]:ジャンクスタンドDISCセット2 [思考・状況] 基本行動方針:スタンドDISCを全部集めるが、第2回放送までは霊夢たちと行動する。 1:霊夢たちと同行する、一先ずDISCは後回し。 2:寄生先の遺体を確保したい。 3:墓場への移動は一先ず保留。 4:空条徐倫とエルメェスと遭遇したら決着を付ける? 5:『聖なる遺体』を回収し、大統領に届ける。 6:大統領のハンカチを回収し、大統領に届ける。 [備考] ※参戦時期は徐倫に水を掛けられる直前です。 ※能力制限は現状、分身は本体から5~10メートル以上離れられないのと プランクトンの大量増殖は水とは別にスタンドパワーを消費します。 ※承太郎、霊夢と情報を交換しました。 ※ファニー・ヴァレンタインから、ジョニィ、ジャイロ、リンゴォ、ディエゴの情報を得ました。 [モップの柄] 霊夢がジョースター邸で調達した。木製のモップの柄。 バトルロワイヤル原作でもお馴染み、清掃用のモップから柄だけを取り外したもの。 手に馴染む太さとちょうどいい長さで、棍棒の代用としては十分。 現在は霊夢が装備中。 「……行ったようだな」 ヴァレンタインはジョースター邸本館2階のベランダで、敷地を去る三者を見送っていた。 ベランダの出入口から、もう一人のヴァレンタインが顔をのぞかせた。 「困難な話し合いだったが、よくやってくれた。『もう一人の私』よ」 「結局、『基本の私』の力が必要な事態にはならなかったようだな」 霊夢たちがヴァレンタインと情報交換を行っていたのは、本来の参加者である『基本のヴァレンタイン』――ではなかった。 食堂で話し合いに出ていたのは、彼のスタンド能力・D4Cで呼び出された『並行世界のヴァレンタイン』であった。 『基本のヴァレンタイン』は食堂での話し合いが破談となり、戦闘となった際に備えて食堂の外で待機していたのだった。 「では、私は持ち場に戻るとしよう。後は頼んだ、基本の私よ」 「ああ」 『並行世界のヴァレンタイン』は『基本のヴァレンタイン』に『聖人の左腕』を返すと、 カーテンと窓のすき間に入り込んだ。 風でカーテンがはためくと、『並行世界のヴァレンタイン』の姿は既に消えて無くなっていた。 「……どうにか、凌いだか」 ここで霊夢たち三名と話し合いを試み、一応の信用を得ることができたのは大きな成果だった。 彼女らがジョースター邸に近づいた時に不意討ちを仕掛ければ、 少なくとも一人以上を仕留め、生き残りからも姿を知られずに逃げ切る自信があった。 話し合いを試みれば、お燐を通じて自身の行動を知られている危険性があった。 『遺体』欲しさに他の参加者を殺害するという行動を。(実際に知られていた) こうして『並行世界の自分』を話し合い役に出すことができるとはいえ、 話し合いは最もリスキーな選択だった。 そんなヴァレンタインが敢えて話し合いという最もリスキーな行動に出たのは、 『信用』が必要だったからに他ならなかった。 既に霊夢達に話したように、脱出の手段も、主催者との戦いも、一人で全てどうにかするなど、到底不可能だと、 ヴァレンタインは理解していた。大統領の政務と同じだ。一人で何もかもはできない。 目的達成のために『信用』のある協力者はどうしても必要だった。 その点Dioは有能だが、信用ならない。 いつでも『切れる』よう、彼の情報はこれからもバラ撒いておくこととしよう。 ――もちろん、プテラノドンを会場全域に飛ばしているDio本人にバレない状況で、だが。 最悪Dioは、霊夢達や他の誰かに殺害されてしまっても構わない。 霊夢たちの『信用』を得るために払った対価は安くない。 先ほど交わした約束で霊夢、承太郎、FFの知り合いを下手に襲撃することができなくなった。 彼らの見ていない所で殺ったからといって嘘をつくことはできない。 『幻想郷縁起』で得た情報によれば、心を読む能力や心の中を聞き取ることのできる者たちもいる。 霊夢らが次に遭った時に、彼女らと合流していない保証はない。 だから話し合いの際も、全て包み隠さず話した上で『信用』を勝ち取る必要があったし、実際その通りにした。 失くしていたハンカチの話で情に訴えたりもした。(どの程度効果があったかは不明だが) とにかく、3名から一応の信用を得ることができたのは大きな成果だ。 フー・ファイターズ。 どう見ても人でない外見は他者を警戒させるだろうが、戦いぶりを見た限り、使いでのあるスタンド能力だ。 空条承太郎。 17歳の割に、相当な場数を踏んでいるようだ。スタンドは単純なスピードとパワーが凄まじい。 スタンド能力は――見たところ、リンゴォと同様の、ごく短い時間を操作できるものなのかも知れない。 そして彼らの仲間もまた、スタンド使いのようだ。 そして、博麗霊夢。 彼女自身の実力もさることながら、彼女と友好関係にある参加者は実に半数を占める。 『信用』を集めることが脱出の上で重要ならば、彼女から信用を得るのが最も早道だ。 だが、『信用』は貨幣のように、人と時と場合によって価値を変えるもの。 彼らの『信用』が価値を持つのは、脱出の手段を確保して遺体を総取りし、 ヴァレンタインが最初にナプキンを取る、その時までだ。 結局、不易不変の『信用』を持つのは『聖なる遺体』だけなのだから。 【C-3 ジョースター邸(本館ベランダ)/朝】 【ファニー・ヴァレンタイン@第7部 スティール・ボール・ラン】 [状態]:健康 [装備]:楼観剣@東方妖々夢、聖人の遺体・左腕、両耳@ジョジョ第7部(大統領と同化しています) 紅魔館のワイン@東方紅魔郷、暗視スコープ@現実、スローダンサー@ジョジョ第7部 [道具]:通信機能付き陰陽玉@東方地霊殿、基本支給品×2 [思考・状況] 基本行動方針:遺体を集めつつ生き残る。ナプキンを掴み取るのは私だけでいい。 1:遺体を全て集め、アメリカへ持ち帰る。邪魔する者は容赦しないが、 霊夢、承太郎、FFの3者の知り合いには正当防衛以外で手出しはしない。 2:形見のハンカチを探し出す。 3:火焔猫燐の家族は見つけたら保護して燐の元へ送る。 4:荒木飛呂彦、太田順也の謎を解き明かし、消滅させる! 5:ジャイロ・ツェペリ、ジョニィ・ジョースターは必ず始末する。 6:ディエゴとは相変わらず連絡が取れないが… ※参戦時期はディエゴと共に車両から落下し、線路と車輪の間に挟まれた瞬間です。 ※幻想郷の情報をディエゴから聞きました。 ※最優先事項は遺体ですので、さとり達を探すのはついで程度。しかし、彼は約束を守る男ではあります。 ※霊夢、承太郎、FFと情報を交換しました。彼らの敵の情報は詳しく得られましたが、 彼らの味方については姿形とスタンド使いである、というだけで、詳細は知りません。 116:COUNT DOWN “NINE” 投下順 118:紅蒼の双つ星 ― ばいばいベイビィ ― 116:COUNT DOWN “NINE” 時系列順 119:スウィートビター 084:G Free ファニー・ヴァレンタイン 145:MONSTER HOUSE DA! 084:G Free 博麗霊夢 118:紅蒼の双つ星 ― ばいばいベイビィ ― 084:G Free 空条承太郎 118:紅蒼の双つ星 ― ばいばいベイビィ ― 084:G Free フー・ファイターズ 118:紅蒼の双つ星 ― ばいばいベイビィ ―
https://w.atwiki.jp/galacticfield/pages/82.html
#blognavi 行方不明の小5男児、諏訪湖で遺体発見 15日午後0時20分ごろ、長野県岡谷市湊の諏訪湖で、うつぶせになった子供の遺体 が浮いているのを、釣りに来た同市の無職男性(70)が見つけ、岡谷署に通報した。 同署で調べたところ、遺体は、昨年12月3日から行方不明になっている同県諏訪市 清水、同市立高島小5年堀内竜桜(りゅうおう)君(11)と確認された。 堀内君が見つかったのは、行方不明になった釜口水門公園のすぐそばで、遺体に 目立った外傷はなく、着衣も行方不明になった当時のままで、争ったような形跡も なかった。 同署は、堀内君が行方不明になった直後、誤って諏訪湖に落ちた可能性が強いとみて 調べている。発見された場所の水深は約4・7メートルで、氷は張っていなかった。 堀内君は昨年12月3日、母親、妹と3人で岡谷市の知人を訪問し、犬の散歩に出た が、母親が目を離した間に姿が見えなくなっていた。県警は、公開捜索を行い、 学校関係者らも加わっての捜索を行っていた。 ドラゴン桜の母親or岡谷市の男性(70)がぁゃιぃ・・・なんてコトはさておき、 ガッカリな結末を迎えてしまいましたな。合掌。 こうなると、ヒッチハイクがどーたらこーたらとウソの報告をしでかした女の存在が 非常に気になる、気になる、気になる。一生アパートでカップ麺喰ってろ。 カテゴリ [news] - trackback- 2006年01月15日 20 43 31 名前 コメント #blognavi
https://w.atwiki.jp/megamitenseisj/pages/121.html
攻略 セクター 攻略チャート オープニング|アントリア|ボーティーズ|カリーナ|デルファイナス|エリダヌス|フォルナクス|グルース|ホロロジウム エネミーサーチ ルート確定 LAWルート|NEUTRALルート|CHAOSルート EXミッション EXミッション レッドスプライト号|アントリア|ボーティーズ|カリーナ|デルファイナス|エリダヌス|フォルナクス|グルース|ホロロジウム EXミッション・レッドスプライト号 EX33「ひまつぶしにつきあってくれ(1)」 EX34「ひまつぶしにつきあってくれ(2)」 EX18「トイレに潜む者」 EX30「ブラックボックス回収(1)」 EX31「ブラックボックス回収(2)」 EX54「魅惑の精」 EX53「あの娘にもう一度」 EX52「クール・ビューティ」 EX51「夢現の逢瀬」 EX50「彼女の背中に別れを」 EX49「ラクダに乗った貴婦人」 EX41「機竜の秘密」 EX33「ひまつぶしにつきあってくれ(1)」 「1」、「5」、「9」、「13」、「17」、「21」、「25」、「29」(要は「4n+1」)を選択する 上へ EX34「ひまつぶしにつきあってくれ(2)」 通常は「石を増やす」を選択する デントが「相手の石を2個奪う」を選択した場合、その次で「相手の石を2個奪う」を選択する 上へ EX18「トイレに潜む者」 BOSS:秘神カンバリと戦闘 ▼攻略▼ Lv HP MP 物理 銃 火炎 氷結 電撃 疾風 破魔 呪殺 万能 睡眠 毒 麻痺 魅了 封 石化 恐怖 消沈 爆弾 狂気 通常攻撃 Lv27 537 242 弱 耐 - - - - 無 無 - 無 1 1 1 1 無 1 1 無 無 敵単体/1回/物理/追加・無し スキル 攻撃回数 属性 効果 備考 マハンマ 1回 破魔 全体に即死効果 怪光線 1回 万能 単体のMPを半分にする テトラカーン 1回 物理攻撃を1回反射 八百万針 1回 銃 全体攻撃 物理弱点だがテトラカーンを使うので注意 報酬の「秘密の経典」をラボに持っていくと、サブアプリ「秘神コンバータ」を製造できるようになる合体制限を解除している秘神の悪魔合体が解禁 上へ EX30「ブラックボックス回収(1)」 【アントリア地下2階・!(30)】 隊員の遺体を調べる>データを回収しますか?|はいはい いいえ 「メモリーデータA」を入手 【ボーティーズ7階・!(30)】 隊員の遺体を調べる>データを回収しますか?|はいはい いいえ 「メモリーデータB」を入手 【カリーナ1階・!(30)】 隊員の遺体を調べる>データを回収しますか?|はいはい いいえ 「メモリーデータC」を入手 【デルファイナス2階・!(30)】 隊員の遺体を調べる>データを回収しますか?|はいはい いいえ 「メモリーデータD」を入手 上へ EX31「ブラックボックス回収(2)」 【エリダヌス1階・!(31)】 隊員の遺体を調べる>データを回収しますか?|はいはい いいえ 「メモリーデータE」を入手 【フォルナクス地下2階・!(31)】 隊員の遺体を調べる>データを回収しますか?|はいはい いいえ 「メモリーデータF」を入手 【グルース1階・!(31)】 隊員の遺体を調べる>データを回収しますか?|はいはい いいえ 「メモリーデータG」を入手 【ホロロジウム地下2階・!(31)】 隊員の遺体を調べる>データを回収しますか?|はいはい いいえ 「メモリーデータH」を入手 上へ EX54「魅惑の精」 【ボーティーズ1階】 鬼女リャナンシーと悪魔会話 上へ EX53「あの娘にもう一度」 【カリーナ2階】 凶鳥モー・ショボーと悪魔会話 上へ EX52「クール・ビューティ」 【デルファイナス2階】 鬼女ユキジョロウと悪魔会話 上へ EX51「夢現の逢瀬」 【ボーティーズ1階】 夜魔リリムと悪魔会話 上へ EX50「彼女の背中に別れを」 【デルファイナス3階】 妖樹スクーグスローと悪魔会話 上へ EX49「ラクダに乗った貴婦人」 【グルース地下2階】 堕天使ゴモリーと悪魔会話 上へ EX41「機竜の秘密」 ※入手したパーツにより報酬は変化する 【ホロロジウム1階・ダークゾーン】 邪龍ファフニールと悪魔会話…貴様、何かを欲しているな?|その通りだその通りだ そんな事はない それで、我に何を求めるか?|身体の一部をくれ仲魔になってくれ マッカをくれ 身体の一部をくれ それは、何が為か?|ただの好奇心ただの好奇心 学術の進歩 装備の強化 さあ…選ぶのだ。|選択肢ネジをくれ:報酬「ドラゴンファング」 ウロコをくれ:報酬「ドラゴンベスト」 回路をくれ:報酬「ドラゴンリング」 全部はダメなのか? 上へ
https://w.atwiki.jp/mustnotsearch/pages/5365.html
登録タグ グロ 危険度2 悲劇 死体 検索すると、「【動画】陽キャさん、雪遊び中に凍死体を発掘するwwwww」という記事がヒットする。元は総合スレ 0のスレ内のやり取り。 記事内には動画があり、内容は撮影者が発見したと思われるカチカチに固まった凍死体を担架に乗せる様子が映されている。 記事内には、他にもグロ動画が貼られているので注意。 分類:グロ 危険度:2 コメント 撮影者はびっくりしただろうな... -- AS_Mugitya/え〜えすむぎちゃ (2023-10-14 09 39 58) うわーカチカチ男や! -- 名無しさん (2023-10-14 09 41 46) いつ、凍死した遺体なんや…。そう考えると何か憂鬱になる… -- かっき〜 (2023-10-14 13 44 57) カッチカチやぞ -- オムレツ (2023-10-14 19 30 37) 記事内に貼られている画像って詳しくはどのような画像ですか? -- 瀬名泉 (2023-10-14 20 07 02) 自分が見つけたらトラウマなるわな -- ナイル (2023-10-15 00 09 24) マジで遺体なのか…これ -- 名無しさん (2023-10-19 16 16 35) 遺体を見つけたという状況自体が怖すぎるな... -- ゲーム太郎 (2023-10-26 22 07 42) どこの国? -- 名無しさん (2023-10-29 09 35 40) 陽キャ ファスナーもあったけど、こっちの方がマシ。 -- 神小路 (2023-10-29 10 45 22) これマジで遺体なのか -- 名無しさん (2024-03-09 17 04 03) 名前 コメント