約 2,798 件
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/3199.html
室内。活気溢れるアミューズメントスポットの面影は何処にも無く、全ての遊具が停止して、娯楽の欠片も見当たらない。ここはD-7エリアだ。 ふらふらと、まるで浮浪者のような足取りで歩く少女。 目は正気を保ってこそいるが焦燥した様子が見て取れ、表情も不安と焦りに駆られた恐怖心を出していた。一言で言えば、とても不安定な風に見える。 彼女はどうしようもなく平和な日々を生きていた。 変態の従兄とその妹と暮らし、普通に恋をして、生きていた。 何一つ特別な能力など持たず、荒事にも関わりはない。 本来彼女がこんな悪夢に招かれること自体ありえなかったのだ。 そんなことが起きたのは、『彼ら』の気まぐれに過ぎない。 ただの遊び、ただの暇潰し。 彼女―――――――――高村橘花は、日常を粉々に破壊された。 脈絡も伏線も無く、あまりにも唐突に招かれたデスゲーム。 今まで平和に青春を謳歌してきた橘花には、耐えられるものではない。 更に最愛の恋人である従兄・深町徹生はこの場には居ないのだ。 心の支えを失くした彼女は、許容量を遙かに越えるストレスに押し潰された。 ふらふら、ふらふら、ふらふら。 ゆらゆら、ふらふらと歩いていく。 何も目指さず、何も求めず。 ただ―――――――――――――――ふらふらと。 □ 殺人鬼。 どの時代にも世に蔓延る異常な嗜好を持つ人間、例に出すなら《零崎一賊》。理由無く殺す殺人鬼。 裏の世界に生きる者たちにさえ敬遠されるほどの危険集団。 まあ彼らは例に出すにしてはかなり極端な例かもしれない。 このバトルロワイアルにも《零崎》が一人参加しているのだが、ここはもう一人の殺人鬼の話をしよう。より『COOL』な殺しを求めた青年の話を――――。 雨生龍之介。《冬木の悪魔》《冬木の連続殺人鬼》の正体だ。 整った若者受けしそうな顔立ちは多くの女性を惹きつけ、気に入った相手は美しく×してやる―――そんな血塗れの日々を生きていた。 彼の憧れたのは豹。冷静沈着な殺しは彼を魅せた。 紆余曲折あって――――龍之介はとある儀式に辿り着く。 英霊召喚の儀式に。そこから始まる戦乱に。 聖杯戦争。 彼は何も望まないまま、ただ血を求めて殺し続けていった。 彼の英霊は青髭公・ジル・ド・レェ伯。 二倍の狂気を加速させ、ただ血と血と血と血と血と血と血を生む。 監督役からも疎まれるが、ただただただ殺して解す。 未だ見ぬ紅を求めて。 そんな彼に、このバトルロワイアルは願ってもいない好機だった。 より多くの死が見られる! より多くの嘆きを聴ける! より多くの命で遊べる! より多くの芸術品を作れる! 雨生龍之介は、警戒も何も気にせず、欲望のままに叫んだ。 かつて彼が殺人の師・『青髭』と出会ったときのように。 「ぅ―――――――っ、COOL!!」 148の参加者たちは殺し合いでの立場を定めると共に、皆一様に主催者・古戸ヱリカに対しても何かを思う。敵意だったり哀憐だったり、或いは共感か。 龍之介は明確に、後者だ。 ヱリカの執り行うこの宴に、共感どころか尊敬さえ抱いている。 恐らく彼以上に、ヱリカに対して好意を向ける者は居ないだろう。 正気の沙汰ではない。これほどの人数の参加者を集めて殺し合いを行わせるなど、悪魔とまで称された彼にも思いつかなかった。思いついたとして、実行することは現実的に不可能だったろう。 それを難なくこなし、ここまで徹底したルールを定める。 絶妙だ。 絶望させながらも、願望の成就と云う『希望』を持たせる。 希望が絶望を加速させる。実に素晴らしい! その賞品が架空だとしても、これまた素晴らしい! 恐怖の鮮度。 彼にとっての偉大なる師・『青髭』ジル・ド・レェの言葉だ。 『青髭』の言葉が彼の殺しにどれほど影響を与えたか分からない。 『青髭』の教えをふまえている主催者は、紛れもなく同志だ。 だから龍之介は感嘆し、彼女の示した殺し合いを喜々として遂行する。 「(最ッ高だ……この快感、青髭の旦那にも分けてやりてえ……)」 しかし遠慮などしない。『青髭』は、遠慮されて喜ぶような小物ではないと龍之介は異常者ながらに信じていた。彼を想うなら、彼の血潮さえ沸き立たせるほどに美しい、雨生龍之介の最高傑作を作るのが弟子として一番の行為だ。 それに、殺意を抑えるなど彼の殺人の流儀にも反する。 殺し、殺し、殺し、殺す。 弄る、弄る、弄る、弄る。 殺人は芸術だ、芸術は殺人だ。血は絵の具でナイフは筆だ。 支給された大仰なナイフを片手に、獣の瞳をぎらつかせる。 最初に『豹』に喰らわれるのは誰かな、と彼はげらげら笑う。 そして、一匹の豹は怯えきった小動物をその双貌に捉える。 【深夜/D-7】 【高村橘花@夏めろ】 [状態]健康、精神不安定 [所持品]不明支給品 [思考・行動] 0 殺し合いはしたくない。 1 徹ちゃん…… 2 つぐみちゃんは死なせない。 ※橘花ルート後からの参加です 【雨生龍之介@Fate/Zero】 [状態]健康、高揚感 [所持品]拷問部屋のナイフ@ひぐらしのなく頃に [思考・行動] 0 美しく、芸術的に殺人する。 1 あの女の子(橘花)を狩る。 2 もし志を同じくする者が居たら……? ※衛宮切嗣に射殺される直前からの参加です ※キャスターの令呪は消えています 過程上のバッドエンド 投下順 [[]] GAME START 雨生龍之介 [[]] GAME START 高村橘花 [[]]
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/756.html
※舞台は何故かゆっくりが当然のようにいる現代です。 ※ゆっくりいじめWiki ゆっくりいじめ系665 ゆっくり研究 の続きですが読まなくても問題は無いはずです。 数年前に突如現れ、急速に社会に浸透していった(ような気のする)ゆっくりと呼ばれる新たなる生命体。 人間の生首が膨張したような容姿のそいつらは饅頭のクセに生きていたり、どこから来たのは全く不明だったりとあまりに謎が多すぎる。 が、目新しいものや珍しいものを好む人々はその「ゆっくりしていってね!」とか「ゆーっ!」などと珍妙な鳴き声をあげる未知の存在をあっさりと受け入れた。 そして、俺はゆっくりの研究でおまんまを食わしてもらっている“ゆっくりカンパニー”のしがない一社員だ。 ゆっくりの死因の中で最も多いのは飼い主の居ない部屋で思慮もなく飛び跳ねたゆっくりが不慮の事故に遭うというものだ。 もちろん、それだけなら底部を少し焼けば済む話なのだが、人間がゆっくりを飼う時、ゆっくりには元気良く跳ね回って欲しいと思うもの。 そこで、俺に「人が居ないときは飛び跳ねないが人間がいるときには元気良く飛び跳ねるゆっくりの育成方法を考えろ」というわけのわからない命令が下された。 とりあえず、実験の基本になるのは以前行った条件付け。 やはり「人間の居ない所で飛び跳ねるとゆっくり出来ない」という事を体に理解させることだろうか? あるいは「人間の居ない所で跳ねないでいると後で良い事がある」という事を理解させるべきだろうか? しかも、これと並行して「人間の居るところではきちんと飛び跳ねる」ようにもしておかないといけないと言うのだから煩わしい事この上ない。 こちらに関しても「人間の居るときに飛び跳ねないと酷い目に遭う」と「居るときに飛び跳ねると良い事がある」の2つを並行して検証することになるだろう。 とりあえず実験に使用する個体はペットとしていちばん一般的なゆっくりれいむの赤ちゃん。 いずれのれいむも同じ親の同じ茎から産まれている。 この赤れいむ達の体内には振動を感知することで一瞬だけ点火する超小型ライターが内蔵されている。 また、このライターは俺の手にしているリモコンで点火や振動感知にロックをかけることも出来、それによって人が居るときの条件を切り替える。 実験に使用する赤れいむの数は4匹。 赤れいむAには「人間の居ない時に飛び跳ねるとゆっくり出来ない」と「人間の居るときに飛び跳ねないとゆっくり出来ない」というルールを課す。 赤れいむBには「人間の居ない時に飛び跳ねるとゆっくり出来ない」と「人間の居るときに飛び跳ねると良い事がある」というルールを課す。 赤れいむCには「人間の居ない時に飛び跳ねないで居ると良い事がある」と「人間の居るときに飛び跳ねないとゆっくり出来ない」というルールを課す。 赤れいむDには「人間の居ない時に飛び跳ねないで居ると良い事がある」と「人間の居るときに飛び跳ねると良い事がある」というルールを課す。 実験期間は1週間でいいか。さて、これで上手く行くと良いのだが・・・。 【実験開始】 「ゆっきゅり~?」 目を覚ますと誰も居ないことに気づいた赤れいむAは困惑を隠せない様子だった。 おかーさんはどこ?おねーちゃんはどこ?そんな言葉が聞こえてきそうなほどに必死になって観察用のケースの中を見回して家族の姿を探している。 しかし、そのケースの中には誰もいない。 「ゆぅうぅうう・・・」 その事実に気がついた赤れいむAは涙を浮かべ、飛び跳ねた。 恐らく、ケース内のどこかに隠れていると考えたのだろう。 頑張って探せばどこかにおねーちゃんやおかーさんがいるに違いない。 みんなを見つけたらきっとれいむのことを「おにごっこがじょうずなゆっくりしたこだね」って褒めてくれるに違いない。 そんな期待をこめての一歩だろうか? あるいは孤独の恐怖と寂しさから逃げるために家族を求めているだけだろうか? 何にせよ、赤れいむAは小さな体を一生懸命に使って飛び上がり、クッション代わりの藁が敷き詰められた床に着地した。 その瞬間に衝撃を感知した超小型ライターが、瞬きほどの短い間、赤れいむAの体内の餡子を炙った。 「ゆぎゅう!?」 何の前触れもなく体内から発せられた痛みに赤れいむAは目を大きく見開き、硬直している。 ぱくぱくと口を開閉しながら、小さな体中から脂汗のようなものをだらだら流して、青ざめた表情のままその姿勢でじっとしていた。 「ゆ、ゆわあああああああああああああああん!!」 およそ3秒が経過したころだろうか。赤れいむAは堰を切ったようにのた打ち回りながら泣き始めた。 口を思いっきり開き、目からは大粒の涙をぼろぼろ零しながら、必死に助けを求める。 しかし、誰も助けに来ない。 「いぢゃいよおおおおお!ゆううううううう・・・ゆっぐ・・・!」 それでも、赤れいむAは泣き続ける。 それは守られなければ生きていけない弱い存在に与えられた唯一の命綱。 が、泣けども泣けども誰も助けに来ない。 「ゆっぐ・・・ゆっ・・・!」 10分ほどして、それが無意味であると悟った赤れいむAは痛みを堪え、呻きながらも居るはずのない家族の捜索を再開した。 「ゆぅ・・・ゆぅ・・・ゆ・・・」 そうしてケースの中を這いずり回っているうちに遊具の前へたどり着いた。 もっとも、遊具と言ってもあまり衝撃を与えるとライターが点火するので、赤ゆっくりサイズの立方体のクッションとか鈴のついた木の枝(振ると音が鳴る)のようなつまらないものばかりなのだが。 「ゆ、ゆ~・・・?」 それでも家族もおらず、また何もないケースの中で、赤れいむAの興味を引くようなものはそれだけしかない。 「ゆっきゅりあちょぶよ!」 だから赤ん坊なりにそれを咥えたり、(落下よりずっと弱い力で)ぶつかったり、頬ずりたりしている。 「ゆ~、ゆ~♪」 そうやって遊んでいるうちに、家族が居ない寂しさや、さっきの痛い思いをした悲しさがまぎれてきたのだろう。 声の調子が徐々に明るくなり、やがて鼻歌交じりになって行く。 「ゆっきゅり~♪」 そして、嬉しさと楽しさの乗せられて赤れいむAはその場で飛び跳ねて喜びを表現した。 飛び跳ねれば当然落下する。赤れいむAもその摂理に漏れることなく落下、着地し、その衝撃によりライターが点火。 「ゆきぇ!?」 短く悲鳴を上げた赤れいむAはさっきと違ってその痛みにすぐに反応した。 「ゆううううううう!ゆうううううう!」 先ほどと同様に顔を真っ青にして転げまわりながらも、赤れいむAは泣きじゃくるが、やはり誰も助けには来ない。 「ゆっぎゅり~!ゆっぎゅうううう!!・・・ゆっぐ・・・ゆっぐ」 そうやってしばらく痛がり続けていたが、やがて痛みも引いてきたのだろう、のそりと起き上がると、ゆっくりと這いずって巣まで戻っていった。 赤れいむAが巣に戻る途中、俺は餌をやるためにケースを開けると、赤れいむAに声をかけた。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっ!ゆっきゅりちちぇっちぇね!」 俺の言葉に反応した赤れいむAは自分以外の動く存在を見つけたことで酷く嬉しそうな表情をする。 「ゆっきゅり!おにーしゃんはゆっきゅりできりゅひちょ?」 「おにーしゃ、、れいみゅをこきょからだぢちぇよ!」 必死に体を揺すってアピールするが、それに反応する義理はないので無視する。 そして、適当にケースの中に餌をばら撒いてから、じっと赤ゆっくりAの様子を伺う。 「ゆ~!・・・む~ちゃむ~ちゃ、ちあわちぇ~!」 餌に気づいた赤れいむAはすぐさまそれに噛り付き、涙を浮かべて幸福を堪能している。 食べ終える、ともっと欲しいのか、じっと俺のほうを見つめて「ゆっきゅり!」などと鳴き続けていた。 もちろん、一切反応しない。ただ観察し続けるだけだ。 「ゆっきゅり~!おにーしゃーん!」 それでもめげずに何かをアピールし続けていた赤れいむA。しかし、一向に跳躍する気配を見せない。 仕方がないので、俺はライターを点火させて、ゆっくりの体内を軽く炙った。 「ゆっぎぃ!?」 予期せぬ痛みに驚愕した赤れいむAはまたさっきと同じようになきながら転げ回り、しばらくすると落ち着いて呼吸を整え始めた。 「ゆっきゅり!いちゃいよおおお!ゆ~っ!」 思ったよりすぐに痛みから立ち直った赤れいむAは目にいっぱいの涙をためながら再び俺に何かをアピールし始める。 「ゆっきゅ~!!たしゅけてよぉ~!」 「ぷきゅううううううう!」 小さな体を左右に振り、時には頬を膨らませながら延々とアピールし続ける。 その行為に必死になりすぎて、ふとした拍子に赤れいむAはつい跳躍してしまった。 そして、その赤れいむAの落下する直前の表情には明らかに恐怖がにじんでいる。 まだ2度目だが、条件付けによって跳躍と苦痛がきちんと結びついていることがこれで確認できた。 赤れいむAは着地と同時に身を小さくして震えるが、何時までたってもさっきのような痛みがやってこない。 そのことに気づいた赤れいむAは少しの間、不思議そうに首をかしげていたが、すぐに喜び勇んで飛び跳ね回った。 「ゆっきゅり~♪ゆっ~♪」 2度、3度、4度・・・跳躍できる幸せをかみ締めるように飛び跳ねる赤れいむA。 その様子を確認したところで、俺は最後にもう一度声をかけてケースを閉めた。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっきゅりちちぇっちぇね!・・・ゆぅ?」 ケースの蓋が閉められた直後、赤れいむAは俺を探してケースの中をきょろきょろと見回していたが、それにも飽きて、眠きなったのかあくびをした。 そして、寝床に早く戻るために元気よく跳躍をして、何故かまたあの痛みに苦しむことになった。 赤れいむBは案外たくましかった。いや、純粋に強かった。 「ゆっきゅり~?おきゃーしゃん、どきょ?」 目覚めてすぐこそ赤れいむAと同じようにおどおどした表情でその場で辺りを見回して家族を探していたが、いないと知るとすぐに意を決して最初の跳躍に踏み切った。 おかげで仕事がはかどって助かる。 赤ん坊なりに力強く飛翔した赤れいむBは着地と同時に今まで味わったことのない感覚に襲われた。 「ゆぐふぅ!?」 全身を一瞬にして駆け巡る鋭い痛み。それは点火のそれとは明らかに異なるものだった。 実を言うと赤れいむBのライターはライターではなく、衝撃を受けると針が飛び出して、餡子をえぐるだけの代物なのだ。 しかし、使用している針は長さも太さも相当のものなので、ゆっくりに与える痛みは瞬間的にはこちらのほうが大きいかもしれない。 「ゆぎいいぃいっぃいいい!?」 あまりの痛みに白目を剥いて、もんどりうつこともままならずにぴくぴくと痙攣して苦しむ赤れいむB。 「ゆがぁ・・・ゆぎ・・・」 呼吸が一気に荒くなり、口から泡を吹き始める。しかし、餡子を吐く様子は見られない。 「ゆぐぅ・・・ゆぎぃ・・・ゆぐぅ・・・ゆう・・・」 そんな状態から赤れいむBは20秒ほどで体の自由を取り戻すと、最初の威勢のよさは何処へやら、赤れいむA同様にその場にへたり込んで大泣きし始めた。 なるほど。ダメージは点火より大きいが生命の危機を及ぼすことは無いし、立ち直りも針のほうが早いのか。これは便利だ。 などと考えていると、赤れいむBは思ったよりも早く立ち直り、すぐに這いずっての家族の捜索を再開した。 「みんにゃ~・・・ゆっきゅりでちぇきちぇにぇ!」 一生懸命声を張り上げながら赤ん坊には大きすぎるくらいのケースの中を必死に這いまわる。 「ゆっきゅり~!ゆっきゅりしちぇっちぇにぇ!」 責任感の強い個体なのだろうか?さっきの赤れいむAと違って目の前の遊具に目もくれず、ひたすら家族を探し続けている。 しかし、いるはずのないものが見つかるわけがない。 どれだけ捜しても見つからないという現実が徐々に赤れいむBを焦らせ、孤独の恐怖へと駆り立てていく。 その感覚に気づいてか、赤れいむBの足取りは徐々に速くなっていき、やがて跳躍を用いたものに切り替わった。 が、その瞬間、先ほどの想像を絶する苦痛が赤れいむBに再び襲い掛かった。 「ゆ゛っ!?」 先ほどと違って着地に失敗し、べちゃりと顔面から床に倒れると、その表情を伺うことの出来ない体勢のまま、再び痙攣し始めた。 「ぶ・・・ぶぅ・・・ぶぎゅ・・・」 地面に押さえつけられた口から漏れ出すくぐもった声は酷く濁っていてほとんど聞き取れないが、苦しんでいることだけは間違いないだろう。 そうして20秒ほど経つと、地面に突っ伏していた赤れいむBはのそりと起き上がり、目にいっぱいの涙を浮かべながら、再び這いずり始めた。 「ゆっ・・・ぐ・・・ゆっぐ・・・」 泣き出さなかったのは必死に堪えているだけらしい。耳を済ませてみると嗚咽が漏れているのが聞き取れた。 「ゆ・・・っきゅり~・・・」 そして、痛みと悲しみを堪えながら懸命に家族を捜索し続ける。 その姿に内心感動を覚えながらも、出来る限り無表情のままケースの蓋を開けて、赤れいむBに話しかけた。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっきゅりちちぇっちぇね!」 本能に従って返事をした赤れいむBは俺の顔を見ながら赤れいむA同様に必死に何かを訴えかけてくる。 「ゆっきゅり~!おにーしゃん、れいみゅにょおきゃーしゃんちらにゃい?」 身振り手振り(ないけど)を交えながら一生懸命俺とコミュニケーションを図ろうとするが、残念ながらやっぱり相手をするつもりはない。 そもそも、不要なコミュニケーションを図ると実験の妨げになる。仕方がないのでさっさと餌を置いて、観察を続ける。 するとやはりお腹の空いていた赤れいむBはすぐさま餌に飛びつき、幸せを満喫し始めた。 「む~ちゃむ~ちゃ、ちあわちぇ~!」 そうして食べ終わると、の赤れいむA同様に喜びのあまりについ飛び跳ねてしまった。 そして、赤れいむBもまた今から来るであろう痛みに怯えていた。が、当然観察者がいる状況なので痛みはやってこない。 「れいむ、凄いじゃないか!こんなに小さいのにあんな跳躍が出来るなんて!お前はゆっくりした子だな!」 代わりに俺の如何わしさ満点の大仰な褒め言葉が飛んできた。 「ゆ?ゆぅ~・・・ゆっきゅり!」 褒められた赤れいむBは最初はきょとんとしていたが、すぐに顔を赤くして俯き、それから満面の笑みを俺に返してきた。 「ゆっきゅり!ゆ~~~~っ!」 「おっ、さっきよりも凄いジャンプじゃないか!」 それから、何度も何度も俺に見せびらかすようにぴょんぴょんと跳躍を繰り返す。 「ゆ~!」 「なんてゆっくりしてるんだ!」 「ゆっゆっ!」 「れいむはゆっくりの天才だな!」 「ゆっきゅり~!」 「凄すぎるぞ、れいむ!」 その度に俺は心にもない賛辞を送り、その度にれいむは大喜びしていた。 しばらくそうやって遊んでいたが、すぐに次のケースを確認する必要があったので、赤れいむBに「ゆっくりしていってね!」と別れを告げてケースの蓋を閉めた。 「ゆっきゅりちちぇっちぇね!」 既に見えなくなった俺に返事をしながら楽しそうに跳躍する赤れいむB。 着地した直後に、またしても「ゆぐぉ!?」という短い悲鳴を上げ、白目を剥いて痙攣し始めた。 赤れいむCは恐ろしくマイペースだった。 家族がいないことに気づいた時には確かに困惑していたが、すぐに見つけた遊具で遊び始めた。 「ゆゆゆ~~~っ!ゆっ!!」 赤れいむCが特に好んでいる遊びは立方体のクッションに体当たりすることだ。 こいつは「人のいないところで跳躍しなければご褒美を与える」というルールなので跳躍によって痛い目に遭うことがない。 そのため、家族のいない寂しさを紛らわすかのように異様なまでのはしゃいでいた。 「ゆっきゅり~♪」 歌を歌いながら跳ね回り、歌を歌っていたかと思うと・・・ 「ゆっゆっゆ・・・」 いきなり、クッションと格闘をはじめ、そうかと思うと・・・ 「ゆ~~~!」 鈴のついた棒を振り回してちりんちりんと鈴の音を響かせていた。 そうして、ひとしきりゆっくり遊んだ赤れいむCは遊び疲れて眠ってしまった。 「ゆぅ~、ゆぅ~・・・」 お約束のゆっくりすまいるを浮かべながら寝床ではなく、お気に入りの立方体クッションに頬を摺り寄せて眠る赤れいむC。 その目にはうっすらと涙が浮かんでいた。 「ゆぅ~・・・おきゃーしゅん・・・」 そして、寝言で家族を読んでいた。 しばらく様子を観察していたが一向に目を覚ます気配がないので、蓋を開けて赤れいむCに挨拶をする。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆぅ・・・ゆっきゅりちちぇっちぇねにぇ!」 その言葉によって強制的に目を覚まさせられた赤れいむCは、寝ぼけ眼のままきょろきょろとあたりの様子を伺うと、俺の存在に気づかずそのまま再び眠りについてしまった。 「ゆぅ・・・ゆぅ~・・・みょーちゃべりぇにゃいよ~・・・」 ベタな寝言を口にした赤れいむCの表情は実に幸せそうだ。 しかし、このケースのルールは「人間の居るときには跳ねないと痛い目に遭う」なのでとっととスイッチを押した。 「ゆっぎゅううううううううううううう!?」 その瞬間、赤れいむCはクワッと目を見開き、顔を真っ赤にしながらケースの中を舌を出して走り回ることになった。 「きゃりゃいよ!きゃりゃいよおおおおお!」 そういって、設置しておいた水のみ場へ急ぐと、水を浴びるように飲んだ。 しかし、突然やってきた辛さが抜けることはない。 当然だろう。その辛さは舌ではなく体内の餡子から来ているのだから。 さっき俺の押したライターのスイッチ。あれも赤れいむBのもの同様にライター以外のものに改造されている。 それによって少量のタバスコソースが赤れいむCの体内に射出されたのだ。 もちろん、赤れいむCにはそんなことわかるはずもないので下を出しながら飛び跳ねまくっている。 10分ほどだろうか、しばらくそうしているとタバスコが餡子に分解され、辛さが引いてきたのか徐々に落ち着きを取り戻し始めた。 「おにーしゃん!ゆっきゅりできにゃいよ!」 どうやら、この赤れいむCはゆっくり出来ないもの、さっきの辛さの原因を観察者であると仮定したらしい。 まあ、実際その通りなのだが。しかし、赤れいむCに文句を言われたところで相手をするつもりなどさらさらないので、無視して観察を続ける。 「ゆっきゅりあっちいっちぇにぇ!」 「おにーしゃんちょはゆっきゅりできにゃいよ!」 しばらくは俺に向かって頬を膨らませて威嚇したり、飛び跳ねながら文句を言ったりしていたが、俺が餌を置くと態度が一変した。 「ゆゆっ?むーちゃむーちゃ、ちあわちぇ~!」 「おにーしゃんはゆっきゅりできりゅひちょだね!」 「れいみゅといっちょにゆっきゅりちよ!」 もちろん相手をするつもりなんてさらさらないので無視し続けていると、やがて諦めて立方体のクッションで遊び始めた。 「ゆんっ!」ポスッ 「ゆっきゅり!」パスッ 「ゆゆ~っ!」ポコ 赤れいむCがクッションにタックルするたびに気の抜けた音がケースの中に響き渡る。 が、何回目かのタックルを仕掛けようとしたとき、突然赤れいむCの体がぶるっと震え、恥ずかしそうな表情になった。 「ゆゆっ!れいみゅのぽんぽんがいちゃいよ!ちーちーちなきゃ!」 さっき辛さを忘れるために水を大量に飲んでしまったためだろう。体内に過剰な水分を溜め込むと生死に関わるゆっくりにとって放尿は死活問題だ。 赤れいむCは遊具のある場所から少し離れた場所へ行くと、そこですこしふんぞり返るような格好になり、ぷるぷる震えている。 30秒ほどその格好のままでいた赤れいむCが爽快感に満ちた表情を浮かべた瞬間、口のしたあたりに小さな穴が開いて、そこから若干餡子の混じったうっすいお汁粉?がちょろちょろと漏れ出してきた。 しーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ・・・ それから10秒ほどその液体を放出し続けた赤れいむCは放尿を終えてからも爽快感に頬を緩ませたまま、その場から動こうとしなかった。 流石にこれ以上ゆっくりさせすぎるのも具合が悪い気がしたので、スイッチを押して、タバスコソースをお見舞いしてから蓋を閉じた。 べちゃという水音と、「きゃりゃいよー!」とか「きちゃにゃいよー!」という叫び声が聞こえたが気にするほどのものでもないだろう。 赤れいむDは観察者がいる状態になる前の経過は赤れいむCとほぼ変わらなかったので適当に割愛してさっさと観察状態に入った。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっきゅりちちぇっちぇにぇ!」 自由奔放に生活することの許された赤れいむDは満面の笑みを浮かべて返事をする。 「おにーしゃんはゆっきゅちできりゅひちょ?」 「おにーしゃん、れいみゅのおきゃーしゃんちらにゃい?」 「おにーしゃん、にゃにかいっちぇよ!」 などなど、色々と話しかけてくるが当然必要のない会話をするつもりはないので無視し続けた。 「ゆぅぅぅううううううう!」 業を煮やした赤れいむDはぷくうううううっと頬を膨らませて、目に涙を浮かべながら俺に抗議し始める。 しかし当然無視し続ける。 「にゃにかいっちぇよ!」 そんな俺に腹を立てながら赤れいむDは元気よく跳躍した。 「おお、凄いジャンプじゃないか!」 「ゆぅ?」 ずっと無反応だった俺に突然跳躍を褒められて困惑する赤れいむD。 それから、首を傾げつつもう一度跳躍する。 「すごい!こんなゆっくりしたジャンプ見たことがないぞ!」 こんな白々しい言葉でもやはり嬉しいらしい。すこし照れ笑いをしながら何度も跳躍を繰り返す。 「おにーしゃん!」 「おお、さっきよりも凄い!」 「れいみゅのじゃんぴゅは!」 「おお!」 「しゅごいでちょ?!」 「なんてゆっくりしてるんだ!」 跳躍すれば俺がかまってくれることに気づいた赤れいむDは息が切れるまで跳躍し続けた。 そして体力がなくなるまで跳ね続け、跳躍を止めたところで俺は赤れいむDのケースに餌を放り込んだ。 「ゆぅ?・・・むーちゃむーちゃ、ちあわちぇ~!」 餌を食べられる幸せをかみ締めている赤れいむDを眺めながらとっとと蓋を閉め、ケースから離れた。 【結果報告】 赤れいむAは上からの要求である「人目のあるときだけ跳ねる」という条件を満たすことが出来た。 幸い、「人間が見ているときにゆっくりしすぎていると痛い目に遭う」という条件設定も3日目には理解してくれていた。 しかし、この赤れいむAは失敗作以外の何者でもなかった。 まず、人間がいる時に痛い目に遭ったことが原因で人間に対して恐怖心を抱いている。 それゆえにあまり人間に懐こうとしないのだ。 それどころか、そういった経験から人間を「ゆっくりできないもの」として認識してしまっている。 ゆっくりにとっての「ゆっくりできる」とは「やりたいときにやりたいことが出来る」ということに他ならない。 人間の居ないときは飛び跳ねることが出来ず、人間のいるときは飛び跳ねねばならない。 それはすべての行動を人間が居るか否かということによって強制されているようなもの。 こういった理由から赤れいむAはそもそも人間に近づこうとさえしなかった。 そして、それでも人間から近寄ったときには卑屈な笑みを浮かべながら痛い目に遭わない最低水準の運動だけを壊れたおもちゃのように繰り返すだけだった。 これでは客の要望に応えているとは言いがたく、とてもじゃないがペットショップに並べられるものではない。 よって赤れいむAは「人間に懐かないゆっくりに刷り込みを引き起こさせることで強制的に従順にする薬品」の実験に回すことになった。 赤れいむBは唯一にして最高の成功例となった。 まず、上からの要望である「人目のあるときだけ跳ねる」をきっちりと満たしている。 しかし、本当に重要なのはそこではない。 この赤れいむBはペットとしてゆっくりを欲しがる人の理想的なゆっくり像を完全に体現していたのだ。 まず、人間が見ているときは「跳ねれば褒められるし、寝ていたって問題ない」という環境にいたため、人間に対して悪いイメージを持ち合わせていない。 それどころか、人間こそ自分達に本当のゆっくりを与えてくれる存在として全幅の信頼を置いている。 実験開始から3日が経つ頃には俺がケースの蓋を開ける時間になると、赤れいむBはそわそわしながら天井を見上げ、顔を覗かせた瞬間に満面の笑みを浮かべて挨拶をしてきた。 たとえるならば飼い主の帰宅時間になると玄関口で待っている犬のようなものだろう。 次に普段跳ねられない分を発散するかのように人間の居るときには自ら進んで積極的に飛び跳ねる。 それは赤れいむAのように強制されたものではない。自分をゆっくりさせてくれる人間が褒めてくれるから跳ねるという自発的な行動だ。 付け加えるならば、跳ねることで自分をゆっくりさせてくれる人間をゆっくりさせてあげられるとさえ思っているようでもあった。 最後に人間が跳ねるなと命じたときや、ゆっくりしたい気分のときは基本的にゆっくりする姿勢も重要だ。 満ち足りているときには何もせずゆっくりとする姿や何もせずソファで一緒に寝転がることをゆっくりに望む客も多い以上、跳ねるだけでは問題があるといえる。 よって赤れいむBは偉大な我らが敬愛すべき社長に献上すべきだろう。 赤れいむCは大前提の「人目がないときには跳ねない」を満たすことが出来なかった。 しかしよくよく考えてみれば当然なのかもしれない。 人間だって「廊下を走るな!」と怒られて廊下を走らないのは理解出来るが、「廊下を歩くなんて偉いぞ!」と褒められる奴は早々いないだろう。 そして、体に因果応報を覚えさせることで何かをしない方向に持って行くのがこの実験の趣旨。 それゆえ、跳ねなかったことと褒められたことの間に因果関係を導き出すことが出来ないのだろう。 あと、人間が(見えて)いないときの行動を褒めるという形式になる以上、ほかの動物同様、何を褒められているのかが理解できないのかもしれない。 いずれにせよ、跳ねなかったことを褒める方法はよほどの改良案がない限りは何の効果もなさないだろう。 更に、人間がいるときは怯えきった表情で最小限の運動を繰り返すため、赤れいむAと同様の理由でも商品としての価値がないのだ。 ある意味いちばん需要のない代物になってしまったと言えよう。 よって赤れいむCは・・・辛いものに対する耐久実験にでも回しといてください。 赤れいむDはいたって平凡な馬鹿になった。 「人間がいないところでは跳ねない」をまったく満たさず、「人間がいるところでは積極的に跳ねる」も多少しか満たせていない有様だった。 はっきりいって何処にでもいる本当にいたってごくごく平凡で没個性な何の面白みも無いゆっくりだ。 まあ、需要が無いことも無いだろうがこれをあえて売る意味はまったく無い。 よって赤れいむDは「事故防止のための強制的にゆっくりさせる薬品とその解毒剤」の実験にでも利用して置けばよいだろう。 【追加実験】 赤れいむCは底部をこんがり焼かれてしまい、動くことが叶わなくなってしまっていた。その状態で、ひんやりした台の上に置かれている。 口にはよくわからない器具がはめられていて閉じることもこれ以上開くこともままならず、ここ3日ほどまともに言葉を発していない。 もちろん食事も水分も一切取っていない。しかし、体に差し込まれた管から、十分すぎるほどの栄養が与えられているので飢えることはまったく無かった。 「よし、今日はスコヴィル値370万まで行ってみようか?」 「了解、一応500万まで作ってありますよ」 「そうか、準備が良くて助かるよ。んじゃ、まずはジョロキアナ並みの100万スコヴィルで・・・♪」 赤れいむCの前にやってきた二人の人間はそんなやり取りの後に、スポイトで正体不明の液体を吸い上げ、赤れいむCの舌に垂らした。 その瞬間、赤れいむCの舌と、全身に常軌を逸した激痛が走る。 「――――――――――ッ!?!?」 かっと充血した目を見開き、ぷるぷると痙攣しながら、餡子を吐き出す。 しかし、それくらいではその辛さが収まるはずも無かった。 吐けども吐けども舌が、全身が、目が痛い。体中が焼けるように熱い。 「えぅ・・・!?あぁ!?・・・うぅ!?」 動かない足で動こうと試みるが、動くはずも無い。ほかの部位をいくら動かしたところで何の抵抗にもならない。 「あぉ!?うぇ!!?・・・あぁあぁぁぁあああ!!?」 研究員を罵倒しようにもはめられた器具とあふれ出す餡子が邪魔をする。 視界は涙でぼやけ、頬は涙でふやける。それでも赤れいむCの涙が枯れることは無い。 いくら餡子を吐き出しても一向に意識が遠のいてくれない。 水分も栄養も、体内に直接ねじ込まれたチューブから送り届けられる同じゆっくりの餡子とオレンジジュースがいつまでも補い続けてくれる。 ゆっくりは餡子を失わない限り死ぬことが無い。しかし、ほかの仲間の餡子を補充されると意識が侵食される。 そして、意識が混濁し、精神が壊れてしまうはずなのに・・・赤れいむCの意識は途絶えることが無かった。 それは1週間の実験でタバスコソースによって辛いものに多少慣れてしまった赤れいむ以外の意識は舌からの刺激でショック死してしまうからだった。 そうして一切の意識を失った餡子は赤れいむCのものとして吸収され、赤れいむCを生かすためだけに機能し続ける。 「よーしっ、次は108万くらいで♪」 「―――――――ッァゥェぅぁ!?!?」 赤れいむCはショック死するか、カプサイシンそのもの(1600万スコヴィル)を用いた実験が終了し、廃棄処分されるまでこの苦しみから解放されることは無いだろう。 「おきゃーしゃん!いっちょにゆっきゅちちようにぇ!」 赤れいむAはそう言うと“おかーさん”の薄い胸に飛び込み、両腕で抱きかかえられた。 見上げると“おかーさん”は上品な笑みを浮かべて赤れいむAを見下ろしている。 「ゆぅ~・・・おきゃ~しゃんあたたきゃい・・・」 呟きながら、私服の笑みを浮かべて“おかーさん”に頬ずりをする赤れいむA。 やがて、その暖かさに包まれてうとうとと舟をこぎ始めた。 「ゆぅ~・・・ゆぅ~・・・ゆぅ?」 しばらくして目を覚ますと“おかーさん”は四つん這いになってご飯を食べていた。 「おかーしゃん、れいみゅもいっちょにゆっくちちゃべりゅよ!」 しかし、赤れいむAがご飯に近づくと“おかーさん”は前足で赤れいむAを払いのけてた。 「ゆぎゅ!?」 そして、その拍子に頭を打った赤れいむAは気を失ってしまった。 再び赤れいむAが目を覚ましたとき、“おかーさん”は壁の上を這っていた。 「ゆゆっ!おきゃーしゃん!れいみゅもかべをにょぼりゅよ!」 そういって元気良く壁にぶつかっていくが、何度やっても失敗してしまう。 それからたっぷり5分ほど壁を登ろうと努力を続けるも、“おかーさん”は羽ばたいてどこかに飛んで行った。 「ま、まっちぇよ!おきゃーしゃん!?」 そういって“おかーさん”を追いかけているときに、何かに激突して赤霊夢Aはまたしても気絶してしまった。 またまた赤れいむAが目を覚ますと“おかーさん”は踊っていた。 「れみりゃののうさつだんすだど~♪」 「うっう~♪」 “おかーさん”とほかの家族たちが手を振り、腰を振り、楽しそうに踊っている。 「ゆっ!おかーしゃん!れいみゅもいっちょにおどりゅよ!」 そういって元気良く“おかーさん”のそばに跳ねていった赤れいむAを見て、満面の笑みを浮かべた。 「う~?おいしそうなまんじゅうだど~♪」 そして“おかーさん”は赤れいむAをおもむろに掴むと口元へといざない、思い切り良く噛り付いた。 「おあーぢゃぁんゆっぐぢやべでええええ、ゆべっ!?」 「・・・・・・まさか、気絶するたびに刷り込みしなおしとは・・・」 一部始終をいとどけた研究員の男女は頭を抱えていた。 「効きすぎですね。明らかに失敗です」 「・・・はあ、社長の知人だか知らんけど一体何処の馬鹿だよ。こんなわけのわからん薬作った奴は・・・」 赤れいむDは何故か身動きの取れないままひたすら放尿を続けていた。 じょろろろろろろろろろ・・・ 「ゆぅ~・・・ちーちーがちょまんにゃいよ!」 しかも、その尿は餡子の濃度がひどく酷く粘り気がある。 赤れいむD自身は知る由も無いがそれは紛れも無く先ほど飲まされた薬品の副作用だった。 じょろろろろろろろろろ・・・ 「ゆぅ~・・・ほどぢちぇちーちーちょまっちぇくれにゃいの~?!」 服用させられた薬品というのは、ゆっくりの餡子の跳躍移動機能をつかさどる部分を液化させることでその機能を著しく低下させるものだった。 この状態から回復する方法は餡子を補給すること。 すると、その餡子が液化した部分の機能を代行し、液化したものは尿になって出て行くというものなのだ。 じょろろろろろろろろろ・・・ 「・・・ゆぅ~、きもちわりゅいよ~!」 が、何か色々と手違いがあったらしく、餡子の半分以上が液化してしまった上に、補充する餡子が片っ端から液化させてしまっていた。 じょろろろろろろろろろ・・・ 「ゆぅぅぅぅううう!どほぢでぢーぢーどばっできゅれにゃいのおおお!」 延々と水分を放出しすぎたせいで、気がつけば尿道付近の皮が溶け、穴が広がっていた。 じょぼぼぼぼぼぼぼぼぼ・・・ 「ゆゆっ!ぢーぢーがいっぱいでりゅよ!?」 それに比例して体内の餡子と水分の失われる速度も増していく。 じょぼぼぼぼぼぼぼぼぼ・・・ 「ゆぎぃぃぃいいいい!ぎぼぢわりゅいよおおおおお!」 そんな赤れいむDの様子を見た研究員達は「ああ、こりゃもうだめだ」と判断し、チューブによる餡子と水分の補充を止めた。 じょぼぼぼぼぼぼぼぼぼ・・・ 「ゆううう・・・おにゃかがしゅいたよ・・・」 じょぼぼぼぼぼぼぼぼぼ・・・ 「おみずさんがのみちゃいよぉ・・・」 じょぼぼぼぼぼぼぼぼぼ・・・ 「ゆ・・・ゆ、う・・・」 放尿の勢いが弱まる頃には、赤れいむDはもう死んでいた。そして、その結果を見た研究員の一人がぼやいた。 「外出するときはケージに入れるのが一番だよな、常識的に考えて・・・」 ---あとがき--- 前回の研究の2番煎じ以外の何者でもないですね、こいつは。 実験に関しては色々おかしなところがありますが、突っ込まない方向で。 (そもそも「ケージに入れろ」で一蹴される時点で話にならんわな) byゆっくりボールマン このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/newrowa/pages/90.html
青少年なんちゃら法 イリス・シャトーブリアン。10歳。 北条沙都子。年齢しらんけど小学生。 灰原哀。一応小学一年生。 ここに集ったのは、三人の幼女。 近くの遊園地は彼女たちの年を考えるとおあつらえ向きだった。 子供にとって、遊園地とは近くに寄るだけで身体がそちらへ動いてしまうもの…… ……が 「アイリスあの遊園地で遊ぶんだもん!」 「だから、今はそれどころじゃありませんのよ!」 「子供っぽいことを言ってないで、早く大人と合流しないとならないわ」 「アイリス子供じゃないもん!」 その精神が大人びている哀、普通の子供である沙都子、年齢より子供っぽいアイリス。 彼女たちはなりが子供である以上、うまくことを運べないのも無理はなかった。 だいたい、幼女に殺し合いは無理だ。 「だいたい、今行ったって、たぶん何も動いてませんわよ?」 「そうね。あんな遊園地を動かすことに意味がないもの」 観覧車やジェットコースターが見える。 見た限りでは、それらは動いていないように見える。 そこに遊園地があるのはわかるが、それが遊具があるだけで、意味のないものだというのはすぐにわかった。 (うん……? ということは、無人ですわよね) 沙都子がこのとき、あることを閃いた。 「アイリスさん、哀さん……私たち、あの遊園地に立てこもるのはどうです?」 「え?」 「今、私たちはあの遊園地に寄る暇はないと言いましたわよね? なら、ほかの人たちも同じことを思うのでは? もしかしたら、あそこが一番安全なのかも……」 「なるほど。確かに。良いところに目をつけたわね」 哀もおよそ賛同的だった。 確かに、このメンツでうろうろしているよりは、立てこもって情報を練るほうがいいかもしれない。 だいたい、この三人はここで偶然会ったばかりだ。 「きっまり~! じゃあじゃあ、早く行こう、哀、沙都子!」 おそらくフランス人だが、彼女は日本語がペラペラだった。 日本で長いこと育ったか、或いは自力で覚えたか。……前者の可能性が高いか。 哀も沙都子も、そう認識している。アイリスは見たところ、普通の女の子だ。服が豪奢で、人形のようななりをしているが。 「仕方ないわね……私たちのことも、向こうで詳しく話しましょう。まだ名前くらいしか聞いてないし」 「そうでございますわね」 瞬間──。 「《ピーッ》《ピーッ》《ピーッ》《ピーッ》」 背後から叫ばれた、謎の声に全てが凍る。 その声が、何と叫んでいたのか聞き取った沙都子と哀は、すぐにその声と逆方向に走り出した。 「《ピーッ》《ピーッ》《ピーッ》《ピーッ》!!!!」 その声は、規制がかかるほどに下品な言葉であった。 何故、彼がそういう言葉を叫び続けているのかはわからないが、とにかく異常な性癖の持ち主なのだろう。 幼女相手にこんな言葉を叫び続けるとは……まあ、不審者の類だろう。 「え? 《ピーッ》って何──」 「いいから早く遊園地に行きなさい!」 「まだ知らなくていいことでございますわ!」 アイリスを連れ、そそくさと彼女たちは遊園地に入っていった。 その顔が羞恥のあまり赤く染まっていたのを、アイリスはなんとなく見ていた。 欲望の限りを言葉にした、あの男に真っ先に出会ってしまったのが幼女だったのが何よりのミス。 本当に何をするかわからないタイプの人間だろう。 たとえば、殺しとか──。 そんな思いをめぐらせながら、彼女たちは遊園地の入り口の門を潜った。 【1日目 深夜/H-6 遊園地】 【イリス・シャトーブリアン@サクラ大戦】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】基本支給品一式、ランダム支給品1~3 【思考・状況】 基本行動方針:殺し合いには乗らない。 1:とりあえず遊園地に入る。 2:哀、沙都子と行動する。 3:《ピーッ》って何……? ※十歳の誕生日終了あたりからの参戦です。 【灰原哀@名探偵コナン】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】基本支給品一式、ランダム支給品1~3 【思考・状況】 基本行動方針:打倒主催者。 1:遊園地で情報交換。 2:不審人物から逃げる。 3:沙都子、アイリスと行動する。 【北条沙都子@ひぐらしのなく頃に】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】基本支給品一式、ランダム支給品1~3 【思考・状況】 基本行動方針:打倒主催者。 1:遊園地で情報交換。 2:不審人物から逃げる。 3:哀、アイリスと行動する。 ★ ★ ★ ★ ★ 「《ピーッ》《ピーッ》《ピーッ》《ピーッ》!! ああ、満足した……」 このreionikusuという男が叫び続けたのは、性的興奮を抑えるためであった。 卑猥な発言をしまくることで、ストレスと興奮を同時に発散させたのである。 「とりあえず遊園地にでも行くか……」 reionikusuは歩く。 また、すぐにやってくるこの放送コードぎりぎりの衝動を抱えながら。 【1日目 深夜/H-6 遊園地付近】 【reionikusu@ヒーローズオペレーションF】 【状態】健康、ストレス解消 【装備】不明 【道具】基本支給品一式、ランダム支給品1~3 【思考・状況】 基本行動方針:不明。 1:とりあえず遊園地に入る。 2:性的興奮やストレスがやってきたら、とりあえず《ピーッ》と叫ぶ。 011 鳴神さんより大神さん 投下順 013 人の自由を奪う 種アンチを倒せ 011 鳴神さんより大神さん 時系列順 013 人の自由を奪う 種アンチを倒せ 初登場 イリス・シャトーブリアン 048 正義と忠義 初登場 灰原哀 048 正義と忠義 初登場 北条沙都子 048 正義と忠義 初登場 reionikusu 048 正義と忠義
https://w.atwiki.jp/hakarowa4/pages/78.html
残酷なアリアを歌え、壊れモノよ ◆auiI.USnCE ――――壊れたモノは、結局どんな処でも、壊れたままだ。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 「ふむ……」 ざあざあと流れる波の音が延々と響いている。 灼熱の太陽に照らされている眼前の海は何処までも蒼かった。 強く吹き付ける潮風が肌に感じて、妙に心地よい。 水平線は何処までも続いているように感じて、何か癪だった。 水平線の彼方にあるモノは何だろうかと、ふと思う。 何となく手を伸ばして、そして無駄な事と直ぐに気付いて興味を失う。 暫く、深い蒼を見続け、やがて 「飽きた」 彼女はふわあと大きな欠伸を上げる。 大きく腕を伸ばして伸びをするが、バランスを崩しそうになってしまう。 すこし、慌てながら、改めて彼女は座りなおす。 自分が座っている場所、灯台の天辺のてすりの上の危うさにようやく気付くが、でも、それもどうでもよかった。 このまま、落ちるのもある意味面白いかとくくっと笑う。 扉を開けてみたら、其処がこの場所であった。 島を一望できそうな高さもある灯台の展望台が、彼女の始まりだった。 とはいえ、だからと言って彼女が特別に何かをすると言う訳でもない。 何となく、そのまま手すりに腰掛けて、広がる海を眺め始めただけ。 でも、それも、もう飽きた。 ただ、ひたすらに退屈だった。 「ふむ……やっぱり私は人形でしかないのだな」 そして、感慨も無しに彼女はぽつりと呟いた。 自身の欠陥を再確認して、自嘲するような笑みを作る。 所詮コワレモノだったなと思いながら、視線を雲が流れる空を見た。 先程見知った顔の首が飛んだ。 でも、それに何か動く事がなかった。 そんな自分はやはり人形でしかないと思う。 ああ、死んだんだなと当たり前の事しか考えなかった。 そして、自分の欠陥を改めて感じ、それで終わった。 彼女には感情を認識する事が無い。 無機質な人形のように、プログラムで動く機械のように、心が無かった。 嬉しいと思う感情も、怒りという感情も、哀しいと感じる事も、楽しいと思った事も、一度も無い。 感情の表現の仕方が、さっぱりわからなかった。 ああ、こんなものだろうなと思うのを演じるだけで。 実感と言うものはありはしない。 そんな、自分はきっと壊れているのだろう。 彼女は、そう思い、だからと言って何か変える訳も無かった。 「……まあ、もうどうでもいいか」 そして、またつまらなそうに。 くだらないと思った思考を打ち切って、次を考える。 終わってしまった夢を。 「……しかし、此処に居るという実感があるというのはそういう事なんだろうな」 あの二人を成長させる夢は、唐突に終わった。 殺し合いという現実によって。 どうしてこうなったという仕組みや理屈は気になるが、まあそういうものなんだろうなと解釈する。 だから、今此処で動くのは彼女の意志だ。 自分自身はどうしたらいいのかと考えて 「………………どっちにしろつまらんな」 乗るか反るか。 彼女が出した結論は結局どっちもつまらないという事だけで。 退屈そうに、彼女は欠伸をする。 支給されたモノは恐らく大当たりだろう。 これがあれば色々有利になれることは間違いはない。 間違いは無いが、対して面白いものも出ない。 好奇心を満たしてくれるものだったらよかったのにと一人愚痴る。 「ここが面白い場所だったら良かったのに」 例えば、沢山の遊具が溢れる遊園地とか。 未知の技術に溢れた場所とか。 世界的にも貴重な建造物、例えば大聖堂とか。 そんな場所であったら、暇潰しにはなっただろう。 「もしくは面白い人間でもいいぞ。理樹君みたいな」 やったら熱い女の子でもいい。 純朴そうな少年でもいい。 若しくは自分と同じ欠陥を持ってるようなヒトとかでもいい。 そんな人間と行動したら実に面白そうだ。 「最も……そんな人間が居たら、色々大変な事になりそうだが」 また一人で彼女は笑い、馬鹿な事だなと思う。 そんな事が起きないから今、とてもつまらない事になっているというのに。 一頻り、自分ひとりで何が可笑しいか解らないのに笑って。 笑って、笑い続けて。 「まぁ、いい加減、決めるか」 取り出したのは一枚のコイン。 表だったら乗る。 裏だったら乗らない。 とてもシンプルかつ簡単に自分の生きる道を運命に任せる。 どうでもよかった。 自分が進む、何もかもが。 だから、運命に身を委ね、コインをトスする。 コインはクルクルと舞い、太陽の光に反射して。 一瞬、空と海の蒼に解けて。 そして、彼女の手元に落ちてくる。 コインが示した、彼女の未来は―――― 「――――なあんだ。結局それか。つまらんな」 退屈そうに、その結果を受け止め、つまらなそうに笑う。 そして、彼女は、何も変わらない海と空を眺めて。 手すりから、くるりと宙返りをしながら、飛び降りて、出口に向かう。 壊れた人形が、とても面白くなさそうに、ゆっくりと、歩き出した。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ その壊れたモノの名は、来ヶ谷唯湖といった。 【時間:1日目午後1時00分ごろ】 【場所:H-8 灯台 展望台】 来ヶ谷唯湖 【持ち物:FN F2000(30/30)、予備弾×150、水・食料一日分】 【状況:健康】 020 夜の扉 時系列順 022 「あさはかなり……」 020 夜の扉 投下順 022 「あさはかなり……」 GAME START 来ヶ谷唯湖 075 ALIEN(異邦の人)
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/836.html
ゆっくり Change the World(解答編) 20KB ※ふたば系ゆっくりいじめ 185 選ばれしゆっくり、ふたば系ゆっくりいじめ 336 ゆっくり Change the World(出題編)の続編です。 ※駄文、稚拙な表現注意。 ※俺設定注意 「・・・というわけだったんだよ。」 「そうか。私のれいむはれてぃに・・・」 結局のーぶるれいむは全てを白状した。 最初はしらを切っていたが、男が「正直に言えば怒らない」「それどころかあのれいむの代わりにここにおいてやる。この部屋も好きに使っていい」と言ったら全てを吐いた。 恐らく嘘はないだろう。れてぃの仕業なら今までの飼いゆっくりの失踪事件も説明がつく。 覚悟していたとはいえ・・・ショックだった。 あのれいむがもうこの世にいないなんて。 男は思い返していた。れいむとの思い出を。 なぜれいむを創り出したのか。全ては3年前にさかのぼる。 ゆっくり Change the World(解答編) 作、長月 3年前、男は大手ゆっくり企業「ゆっくりカンパニー」の会長だった。 男には1つの信念があった。 ゆっくりは万人から愛される存在でなければならない。 それこそが男の行動理念であり、男にとっての全てだった。 そうした会長直々の陣頭指揮のもと、「愛されるゆっくり」をテーマに様々なゆっくりの品種改良が行われた。 ゆっくりもみじとれいむを掛け合わせてできた「わふーれいむ」 さくやとれいむを掛け合わせたメイドカチューシャをつけた「めいどれいむ」 さなえとれいむを掛け合わせた信心深い「みこみこれいむ」 どれもヒット商品になり現在も売れ続けるロングセラー的商品である。 しかし男は満たされなかった。 もっと・・もっと愛されるゆっくりを作れないのか? そう思った男は思い切った行動に出る。 それは自社にある品種改良専門のトップブリーダーを招き、最高の「愛されるゆっくり」を作って欲しいというものだ。 研究に必用とされるゆっくりは全てゆっくりカンパニーのほうから取り寄せ、男の会社の研究員を数人を部下にすることを条件にブリーダーはこの提案を了承した。 当然社内では公私混同であると批判されたが、この研究データは会社にも役に立つことや、ゆっくりの代金やブリーダーへの報酬は男が全て負担することを説明すると渋々ではあるが認められた。 ちなみに時田の言っていた1千万というのはブリーダーへの報酬と研究に必要なゆっくりの代金である。 そして半年後、偶発的な突然変異による一匹のみではあるが研究は成功する。 さなえやさくやなどの人気のあるゆっくりの愛される要素を凝縮させた個体。 純粋無垢でけしてゲス化せず、愛くるしいしぐさで人々を魅了するゆっくり。 通称「愛されいむ」の誕生だった。 愛されいむは全ての人間に愛された。 ゆっくりランにいけば、たちまち人だかりができ、全ての人間がれいむを賞賛した。 ゆっくりたちの間でも人気者で、つがいになってほしいと言われた回数は100を超える。(溺愛する男が全て断ったが) TVに出てくれと言われて出演すれば「ゆっくりしていってね」の挨拶しかしていないのに、他に出演していたどの希少種達をさしおいてぶっちぎりの一番人気だった。 愛されいむは「ゆっくりしていってね」しか言えなかったのではない。 「ゆっくりしていってね」だけで十分なのだ。 それだけで全ての人を虜にできるのだから。 そんなれいむを男はいたくかわいがり、セレブゆっくりの証であるダイヤモンドバッジを与えた。そして会長職を辞任し、れいむと共に悠々自適な老後を楽しむことにしたのだ。 しかしれいむは行方不明になってしまう。 男は必死になって探した。自分で、使用人を使って、時には探偵を雇って。 そんな中やっと掴めたれいむの所在。男は病院へと急いだ。 しかし居たのはまったくの別ゆっくりだった。 男にはわかってしまうのだ。れいむをずっと見ていたのだから。 所詮どれほどうまく演じようともゲスはゲス。愛されいむの可愛らしさには似ても似つかぬものだったのだ。 おそらく成りすますのが普通のゆっくりならうまくいっていたのだろう。ゆっくりの顔など人間には同じに見えるのだから。 だが残念ながらのーぶるれいむが成りすまそうとした相手は世界でただ1匹しかいない愛されいむだったのだ。 その違いは男の飼っているゆっくりさくや達も違和感を感じるほどのものだ。男が間違えるはずもない。 男があの時、涙を流したのはのーぶるれいむの策にだまされた訳ではない。 飼いゆっくりにとって命同然のりぼんとバッジをこのれいむがしている以上、もはや愛されいむの生存は絶望的だと悟ったからだ。 男はその場でのーぶるれいむを叩き潰してやりたかったがぐっと堪えた。 自分の愛するれいむに成り代わろうとするこの偽者にはもっと悲惨な目に合わせなければ気がすまない。 そう思ったからである。 「ゆゆっ、むししないでね。ぷんぷん。」 れいむの声にはっとなる男。どうやらずっと考え込んでいたせいでれいむが話しかけているのに気づかなかったようだ。 「やくそくどおりれいむをかってね。あんなれいむよりれいむのほうがいいでしょ。だってれいむは・・・」 延々とのーぶるれいむの自慢話が続いていたが男には聞こえていなかった。 あんなれいむ・・・だと。 愛されいむは男にとって理想のゆっくりだった。愛されいむを馬鹿にすることは男の生涯を馬鹿にすることに等しい。 猿芝居と浅知恵しか能のない腐れ饅頭が私のれいむをあんな、だと。 男の怒りはすでに沸点を超えていた。 「ああ勿論だとも・・・約束は守ろう。」 そう言いながら笑顔でれいむに近づく。 その表情は笑顔でありながらどこか薄ら寒い恐怖を感じさせるものだった。 「ああ勿論だとも・・・約束は守ろう。」 この言葉にれいむは色めき立った。 やった。当初の計画とは違ったがついにセレブ飼いゆっくりになれたのだ。 しかもあの無能なれいむとしてではなく、のーぶるれいむとして。 あのじじい、いろいろ言っていたが結局あのクソれいむよりのーぶるゆっくりである自分を選んだのだ。 この理想のゆっくりプレイスで好きなだけあまあまを食べ、あの美ゆっくりたちとすっきりーをしてたくさんの子供を作ろう。 そしてその子供達にのーぶるゆっくりとして英才教育を施し、ここをのーぶるれいむの王国にするのだ。 愚民たちめ。支配してやるぞ。のーぶるれいむ様の英知の前にひれ伏すがいい。 ゆっくり特有の願望と誇大妄想のいりまじった思索にふけるれいむ。 だから気づかなかった。男の怒りに。そして男が右手に持っているものに。 ちくっ。 「ゆゆっ、何を・・・ゆっ!?」 何か尖ったものを刺されて急に身体が動かなくなったれいむ。にやけ面のまま固まってしまった。 それもそのはず男の持っていたのは注射器。中に入っていたのはゆっくりを半永久的に動けなくするゆっくり餡凝固剤である。 餡子そのものが固まるので声すらももうれいむは出せない。 「約束は守るぞ。クソ饅頭。この部屋に置いてやるよ。一生な。」 (ゆゆっ・・うごけな・・・い・・・) 急激に餡子が固まったショックでれいむはそのまま気絶してしまった。 れいむが動けなくなったのを確認して男は部屋を出る。 「旦那さま・・・」 心配して扉の外に待機していた時田が話しかける。 「時田、聞いての通りだ。すぐにれいむを殺したれてぃを探し出し、駆除するようゆっくりギルドへ連絡しろ。武勇のハンター鬼意山を雇うのだ。金はいくらかかっても構わん。」 「はっ。かしこまりました。」 「私は少し疲れた。一人にしてくれ。」 「旦那さま・・・」 そう言い残し自室へとぼとぼと向かう男を時田は心配そうに見送った。 のーぶるれいむが目覚めたのは次の日の昼過ぎだった。 なぜかあのまま寝入ってしまった。記念すべきのーぶるれいむ様のセレブデビューの日に。 そう思いながらもみあげで目をこする。どうやら注射されたことは忘れたらしい。 まあいい。時間はたっぷりある。今日はとりあえずあの美ゆっくりたちのもとに挨拶へいってやろう。 あの無能なれいむに代わり自分があのゆっくり達を支配してやるのだ。 きっとあのゆっくり達もあんなクズから偉大なのーぶるれいむ様が支配してやることに泣いて喜ぶだろう。 そう思い扉のほうへ跳ねようとしたが・・・動けなかった。 それどころか昨日のにやけ顔から表情を変えることもできない。動くのは、もみあげだけだ。大声をあげたいがそれもできない。 どういうことだ?何がおきている!?このれいむ様に!!? れいむが混乱しているとドアの開く音がした。男が来たようだ。 どういうことだじじい!!このれいむ様に何をした!! そう言おうとした所(言えないが)目が点になった。 男は足元にゆっくりを連れていた。そしてそのゆっくりは昨日のさくや達の誰でもなかった。 クズめーりんだ。しかも昨日車の窓から道路で見たあのクズ親子。 どうしてあの薄汚い虫けらどもが偉大なるれいむ様の聖域に? なぜこんな事になったのか。話は数時間前にさかのぼる。 男は歩いていた。朝の町並みを。ただ一人で。 自室にこもっていても気が滅入るばかりなので散歩へ出たのだ。 しかし失敗だった。 この道は愛されいむと共に歩いた散歩道。いやでもれいむのことを思い出し、悲しみがこみ上げてくる。 「うぅ・・・れいむ・・・」 思わず涙声でその名をつぶやく男。だがもう男のれいむはこの世に居ないのだ。 そう悲嘆にくれている男の耳に悲鳴のようなものが聞こえた。 どうやら悲鳴は近くの路地裏から聞こえてくるようだ。なんだろうと覗き込んで見る。 それはゆっくり同士の喧嘩だった。正確には喧嘩というより集団リンチだったが。 数匹のゲスまりさとでいぶが因縁をつけめーりんを痛めつけているのだ。どう考えてもめーりんに勝ち目はない。 「クズめーりんがいるせいで、まりさたちがじじいたちからあまあまもらえないんだぜ!!」 「れいむたちがにんげんさんにけられたのもめーりんがしくんだんことでしょ!!」 「クズのぶんざいでなまいきなんだぜ!!」 ちなみにこのまりさとれいむ達は通行人に物乞いをして生計を立てるゆっくりだったが 「おらおらじじいども。まりささまはつよいんんだぜ。とっととあまあまよこすのぜ。」 「れいむはしんぐるまざーなんだよ。かわいそうなんだよ。だからさっさとあまあまちょうだいね。そんなこともわからないの!? ばかなの!?しぬの!?さんびょういないでちょうだいね。ぐずはきらいだよ。」 などと喧嘩を売っているとしか思えないことを言うゲス達のため、良くて無視、悪いと思いっきり蹴飛ばされていたのだ。 そしてその憂さをおとなしくて人間に人気のあるめーりんへと向けた。めーりんは人気もあり性格もいい為、何もしなくても通行人に餌をもらえていたのだ。 自分より下のはずのクズめーりんがなぜ・・・きっと裏で何かしているに違いない。だから自分達には餌がもらえないのだ!! そんな嫉妬と差別心、更には被害妄想が入り混じり今回の凶行に及んだわけである。 100%純粋な、ここまで来ると気持ちいい位のゲスっぷりである。 男はそのまま立ち去るつもりだった。ゆっくり同士のいさかいに首を突っ込んでる気分ではなかったから。 立ち去るつもりだったが・・・いつの間にかゲスたちを潰しめーりんを助けていた。 その後、傷ついた親めーりんと子めーりん2匹を屋敷につれて帰り、ゆっくり医を呼んで手当てさせる。幸い体当たりによる軽い打撲だけで済み、それもオレンジジュースをかけるとすぐに治った。 そしてメイドに命じて体の汚れを落としてみるとなかなかの美ゆっくり。それにどことなく愛されいむに雰囲気が似ている気がする。 男はめーりん親子を飼うことにした。これも何かの縁だと思って。 以上のような経緯があったのだが当然のーぶるれいむは知るはずもない。 「さあ、めーりん。ここがお前達の部屋だ。好きに使っていいんだよ。」 その男の声に子めーりん2匹が遊具へと跳ねていく。始めて見る遊具に興味しんしんなのだ。その後から親めーりんがついていく。 れいむにとってめーりんは害虫でしかない。当然排除しようとする。 (そこのくずめーりんたち!!とっととでていってね!!ここはおまえたちみたいなくずのはいれるばしょじゃないんだよ!!) れいむとしては大声を出してるつもりだが、人間にとって喉にあたる場所も昨日の薬剤で固まっているため声を出せない。 だから当然無視される。子めーりん達は遊具で遊び始め、親めーりんはその様子を見守っている。 (うがぁぁぁぁあ!!むじずるなぁああ!!くずどもぉぉぉぉ!!) 叫ぶれいむだが当然聞こえていない。実力行使でめーりんたちを排除しようにも体が動かないのでどうしようもない。 そんななか子めーりんたちが遊具で遊ぶのをやめ、れいむのほうへ近づいてきた。 れいむの内なる声が聞こえたのではない。もっと面白そうなものに気づいたからだ。 子めーりん達の見つけた面白そうなもの。それはピコピコ動くれいむのもみあげだ。どうやらもみあげ以外動かないれいむをそういうぬいぐるみと勘違いしたようだ。 冗談じゃない。こんなクズどもに触れられたら体が穢れる。 そう思うれいむだったが動けず、声も出せないのではどうしようもない。 なすがまま、されるがままにされるしかなかった。 その日のうちに愛されいむの死と代わりにめーりん親子が飼われることが館のゆっくりたちに知らされた。 最初は泣き崩れていたゆっくり達だったが、 「いつまでもないてはいられませんわ。きょうからめーりんさんたちがおじょうさまですわ。」 とさくやが言うとみんなそれに賛成してくれた。めーりん親子ははれてこの館へ迎えられたのだ。 その様子をれいむは歯軋りしながら見ているしかなかった。 それから毎日れいむは地獄だった。 ある時は子めーりんたちにトランポリン代わりにされ、顔じゅうあざだらけになった。 ある時は噛み癖のあるもみじにあたまをガジガジと齧られ、自慢だった髪を半分以上引き抜かれた。 ある時はちぇんにサッカーボール代わりにされて壁に激突した衝撃で目玉が1つ飛び出た。 もはや見る影もなく落ち武者のような姿のれいむ。 そんなれいむを見て、さなえとさくやは「ゆっくりできないぬいぐるみ」と汚いものを見るような目で見られる毎日。 れいむはのーぶるゆっくりなのに。本来、畏怖と尊敬の念で見られるべきなのに。 れいむは人知れず涙を流した。 そんなある日、のーぶるれいむは自分の目を疑う。 男と共にドアを開けて入ってきたのは・・・なんと研究お兄さんだった。 研究所で自分の世話をしてくれたあのお兄さんなら助けてくれるに違いない。 なぜなら自分はのーぶるゆっくりなのだから。 その研究お兄さんに捨てられたからここに居るのだということをすっかり忘れているようだ。すさまじい餡子脳である。 (ゆゆっ、おにいさん!!のーぶるれいむだよ!!はやくたすけてね!!) 当然無視される。そもそも研究お兄さんがここに来た理由はのーぶるれいむなどではないからだ。 「それじゃここに設置ということでよろしいですね?」 「ああ。完成までどれぐらいかかるかね?」 「1時間もあれば十分です。」 そう言い研究お兄さんはなにやらその場で組み上げ始めた。 1時間後。 「ふう。できた。」 研究お兄さんが組み上げたのはゆっくりハウスだった。 大きな門。「こーまかん」と書かれたゆっくりが数匹休めるスペースの屋敷。小さな造花の花壇。 ゆっくりハウス(こーまかん、門番めーりん仕様)。男からめーりん親子へのプレゼントだ。 実は研究お兄さんの働いてる店の店長と男はゆっくりハンター仲間なのだ。(なお男は中級、店長は上級ライセンスを持っている) だからそのよしみで男は研究お兄さんと会うことも多く、今日も男が店で購入したこのゆっくりハウスを配達しにきただけなのだ。 「じゃあ僕はもう店に戻りますので。」 「ああごくろうさん。店長によろしく。」 まずい。 れいむは焦った。お兄さんが帰ってしまったらもう誰も助けてくれない。 このままこの地獄でゆん生を終えることになる。それだけはいやだ。 もはやれいむにのーぶるゆっくりとしての選民思想など残っていなかった。 (おにいさんおねがいじまずうぅぅぅぅっ゛!!!でいぶをだずげでぐだざいぃぃぃぃぃ!!!) プライドも見栄もなくそう叫ぶ。声にならなくても思いは届く。そう信じて。 (でいぶわるいこでしたぁぁぁぁぁ!!かみさまにえらばれたゆっくりなんてちょーしこいてまじだー!!) (いいこに・・・いいこになでぃますからぁぁぁああ!!でいぶをみすでないでぇぇぇ!!) 正に捨て身の懇願。その時奇跡が起きた。 のーぶるれいむと研究お兄さんの目があったのだ。 やったこれで助かる。そう喜んだれいむだったが。 現実は非情だった。 「汚いぬいぐるみだな。」 汚物を見るような目で一瞥し、ぼそっとつぶやく研究お兄さん。 のーぶるれいむの最後の希望、そして最後のプライドが粉々になった瞬間だった。 その夜れいむは寝付けなかった。 結局お兄さんはれいむを助けてくれなかった。それどころかのーぶるれいむだと解らなかった。 もう自分には何の希望もない。 「・・・どうしてころしたの?」 不意に誰かがつぶやいた。誰も居ないはずなのに。 誰だ?どこにいるんだ?怯えるれいむ。 「どうしてママをころしたの・・・・おちびちゃん・・・」 姿を見せた声の主にれいむは恐怖した。 それはのーぶるれいむの母親だった。全身から餡子をふきだしながら苦悶の表情を浮かべれいむへ近づいてくる。 そんな・・・死んだはずだ。自分の母親は・・・。自分が確かに殺したはず・・・。 「れいむ・・・どうしてちぇんをころしたの・・・わからないよ・・・」 「こんなの・・・とかいはじゃないわぁ・・・」 「すごく・・・すごくいたかったんだぜぇぇぇ・・」 母れいむの後ろから出てきたゆっくりに更に驚愕するれいむ。 それはれいむが研究所で殺したゆっくりたちだった。みな全身餡子やクリームまみれでまるでゾンビのような姿だ。 ある者は足し算ができなかったから。 ある者はかけっこが他のゆっくりより遅かったから。 ある者はのーぶるれいむに口答えしたから。 そんな些細で理不尽な理由でみんな殺してきたのだ。クズを排除できるのはのーぶるゆっくりの特権、そして使命であると信じて。 「むぎゅぅぅぅ・・・・どうしてぱちゅにあんなことしたの・・・ひどいわぁぁぁぁ」 「れいむは・・・とんでもないくされゲスだみよぉぉぉぉぉぉん」 どんどんゾンビのようなゆっくりは多くなる。新しく現れた者達は野良時代にれいむが殺したゆっくりだった。 ある者はえさを横取りする為に。ある者は住処を奪い取る為に。ひどい時など憂さ晴らしの為にその命を奪った。 (どうじでいきてるのぉぉぉぉぉぉぉ!!!みんなしんだはずでしょぉぉぉぉぉぉぉ!!!) 声なき声でれいむは叫ぶ。発狂しそうな恐怖に震えながら。 「ゲスれいむにふくしゅうするためじごくからまいもどってきたんだぜぇぇぇぇぇ」 「いなかもののれいむにはてんちゅうをくだすわぁぁぁぁぁ」 「ゲスはせいさいなんだよぉぉぉぉぉぉ。わかってねぇぇぇぇぇぇ」 口々に恨み言を漏らすゾンビゆっくり達。 もちろんこのゆっくり達はれいむに殺されたゆっくりが生き返ったわけではなく、悪霊というわけでもない。 これは幻覚。れいむの罪悪感が見せたまぼろしなのだ。 今までれいむは仲間であるゆっくりを殺すのに何の罪悪感も感じなかった。自分は神に選ばれしのーぶるゆっくり。他の平凡なゆっくり達の生殺与奪の権利は自分にある。そう考えていたからだ。 しかしれいむは認めてしまった。自分は神になど選ばれていないただのゆっくりにすぎないと。 その結果、潜在意識にあった罪悪感が一気に幻覚という形で表に出たのだ。 (ゆうううううぅぅぅぅうううう!!!だれかたずげでえぇぇぇぇぇぇぇ!!) 恥も外聞もなくしーしーを垂れ流しながら助けを求めるれいむ。動けないれいむにはそれしかできない。(正確には声が出ないのだからそれもできていないのだが。) しかし誰も助けには来ない。例え来ても助けることはできない。 なぜならこれはのーぶるれいむの罪そのもの。けして逃げることはできないのだ。 (ゆんぎゃあああああぁぁぁあああああ!!!」) れいむの声にならない叫びが館に木霊した。 男は窓からゆっくり達を見ていた。男の部屋は2階にあり、庭で遊ぶゆっくり達を見るのには特等席である。 暖かな日差しの中、ゆっくり達は皆一様に楽しそうに遊んでいる。その様子を目を細めて男は眺める。 男は思う。 愛されいむは自分の産み出したゆっくりの中でも最高傑作だ。今でも愛している。それはこれからも変わらないだろう。 だが同時に思い出す。初めてめーりんに会った時のことを。 あの時めーりんのそばには子ゆっくりたちが居た。 めーりんは2匹の子供を守っていたのだ。子供達に覆いかぶさるように自分の体を盾にし、ゲス達の攻撃を一身に受けて。 恐怖でブルブルと震える子供達にめーりんは子供達に向かって微笑んでいた。 おちびちゃん達は自分が必ず守る。だから心配しないで。そう言わんばかりに。 ゲス達によるリンチに苦しんでいたはずなのに。そんなめーりんだからこそ男は思わず助けてしまったのだ。 彼女もまたれいむと同じ愛される、いや愛すべきゆっくりだと思って。 穢れを、悪意を知らぬゆえに悪意によってその命を散らせた愛されいむ。 その身を挺して悪意から自分の愛するものを守ろうとしためーりん。 どちらが真のゆっくりと言えるのだろう。いや答えなど存在しないか。 願わくばあのゆっくりたちの笑顔がいつまでもかげらんことを。 そう思いつつ男は部屋を出た。 愛するゆっくりたちのもとへ向かうために。 今日の希少種 愛されいむ 希少度 不明 愛されることを目的に品種改良されたゆっくり。純粋無垢でゲス化することもない愛玩動物としては理想のゆっくりだが、虐待緒お兄さんやゲス、捕食種には効果がないので注意。ありとあらゆる生物に愛される完全体の愛されゆっくりもいるらしいが真相は定かではない。 補足説明 ゆっくりハンター ゆっくり局の監督するゆっくり関係の仕事をする者の総称で全国に数千人いる。主な仕事はゲスの駆除、捕獲、希少ゆっくりや虐待ゆっくりの保護など。ハンターはクラスによって希少ゆっくりの売買などの権利を得るので、ゆっくりショップの店員はこのライセンスを持っていることも多い。 階級としては初級ハンター、中級ハンター、上級ハンターとあり、その上のクラスがハンター鬼意山である。ハンター鬼意山には二つ名が与えられ「○○のハンター鬼意山」と名乗ることが許されるが、その資格を持っているのは日本で十人ほどしかいない。 あとがき 解答は 「セレブれいむは愛されいむと言う人間に愛されることに特化した品種改良種。人間、特に飼い主がみればゲスのれいむがどう演技しても一目瞭然だから。」でした。 すいません。こんな「わかるか、ボケ!!!」と言いたくなるようなひどい作品で。その上難易度上げすぎて出題編2を作るようなグダグダっぷり。本当に申し訳ありません。次回作こそこのようなことのないようがんばりますので。 ちなみに愛されいむを思いついたきっかけは、コードギアスR2、15話にでてくるCCが昔持っていた「愛されるギアス」です。 なお書き始めた当初は原種ゆっくりが正解だったので出題編1で原種ゆっくりと書いた人は全員正解あつかいとします。その上で一番今回書きやすかったコメントナンバー1254013508 さんのリクエスト「研究お兄さんとの再会」を今回書かせていただきました。たくさんのコメントありがとうございます。他の方のリクエストもいずれ書く予定なので気長にお待ちください。 PS 店員お兄さんの名前は研究お兄さんに戻しました。そのほうがしっくりくるので。 今まで書いた作品 ふたば系ゆっくりいじめ 176 ゆっくりちるのの生態(前編) ふたば系ゆっくりいじめ 185 選ばれしゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 196 新種ゆっくり誕生秘話 選ばれしゆっくり番外編 ふたば系ゆっくりいじめ 208 ゆっくり見ていってね ふたば系ゆっくりいじめ 218 またにてゐ う詐欺師てゐの日々 ふたば系ゆっくりいじめ 227 VS最強のゆっくり 史上最低の戦い ふたば系ゆっくりいじめ 247 夢と現実のはざまで ふたば系ゆっくりいじめ 264 あるまりさの一生 ふたば系ゆっくりいじめ 298 ゆっくりを拾ってきた ふたば系ゆっくりいじめ 336 ゆっくり Change the World(出題編) ふたば系ゆっくりいじめ 357 ゆっくり Change the World(出題編2) 長月の作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る いつもれいむは被害者…か…… -- 2014-01-25 00 24 02 ↓×5説明位ちゃんと読めよ… -- 2013-12-10 16 08 10 解答とか内容がこれだとどうでも良いな、とりあえずめーりん親子が幸せになったから良かった -- 2013-01-18 10 20 36 愛されいむ…どこからそのキーワードを引っ張り出せと… -- 2011-04-12 20 34 45 難易度が馬鹿だろwww 分かるわけねえwww -- 2011-01-30 19 23 10 出題編、解答編に分けなければまだ普通のSSとして読めたのに… 出題編になんのヒントも無いから作者の妄想とシンクロできる人以外解答不能 作者さんには有名なこの言葉を送ります。 「お前がそう思うんならそうなんだろう お前ん中ではな」 -- 2010-10-25 23 34 14 うん!酷い解答だww 酷いにも程があるww 難易度が高いとかそういう問題じゃないなww なんでもありですねww 別にのーぶるれいむは致命的なミスをおかしてないし だいたい愛されいむってどうやって愛されんの? れてぃは愛されいむを愛さなかったの?定義がわからん まあ俺はれいむってだけでぶっ潰したくなるから 愛されいむという存在自体を否定するけどねw -- 2010-09-23 02 59 56 愛されいむか・・・ちゃんと出ていないせいか存在が微妙。 -- 2010-08-13 01 57 12 れてぃ殺すのはもったいない。 -- 2010-07-19 06 31 11
https://w.atwiki.jp/wiki6_piro/pages/8361.html
2016年9月17日(土) 東京ドームシティアトラクションズ 東京ドームシティのポイントカードに入会してるんだけど、ワンデーパスポートの半額券が送られてきたので、東京ドームシティアトラクションズに行ってきた。名前長い。おれらの世代的には、後楽園ゆうえんち。 今は「東京ドームシティで僕と握手!」ってCMやってるらしい。 小さいころ行ったけど、ほとんど改修されてて当時の面影は皆無。 東京ドームの東側、白山通り沿いに南北に長く、平面や、建物内・屋上の各ゾーンにわかれている。 春日・後楽園駅に近い、ラクーアゾーンのビッグ・オー。 世界初のセンターレス観覧車。 この観覧車は数回乗ったことがある。 長女は3回目(2012年11月25日、2013年11月24日)。 初めて乗った1歳の次女も楽しそう。 観覧車から、隣のバイキングゾーンの車の遊具が見えて、長女が行きたがるので次はそこへ。 ブンブンビー。けっこう浮遊感ある。 長女曰く、「お腹がモワモワする」。 長女はとても気に入っていた。怖がるかと思ったけど、こういうの好きなのか。 マジカルミスト。 霧が出たり、水が出たりする。 東京ドームシティアトラクションズは入場料無料なので、タダで遊べる。 でも今日は着替えが無いからダメ。 マスコットキャラクターのララちゃん。 ゴーヤとかが生えてる、緑のトンネル。 これ、冬はイルミネーションつけてるやつだ。 ラクーアゾーンに戻ってきて、メリーゴーランドのヴィーナスラグーン。 長女が乗ってるのは、オーソドックスな馬だけど、ライオン、象、キリン、ウサギ、ゴリラ、カエルとか、いろいろいた。 俺はブタだった。 ラクーアの銀だこにあったかき氷を長女が食べたがったので買ったら、超でかかった。 3人で食べてちょうど良かった。 しかも平皿で食べやすい。 そして、意外にもシロップがおいしい。 再びバイキングゾーン。 スーパーバイキングソラブネ。 長女はさっきはこわがって、乗らないと言っていたけど急に妻と乗りに行った。 そしたら、気に入って連続乗車。 パラシュートゾーンへ走って移動。疲れる。 俺が乗りたかった、スカイフラワー スカスカだからかなり開放感がある。 気持ちよかった。 ブルームエクスプレス けっこう速くて楽しい。 次女と二人でピクシーカップ。 1歳だと、乗れるのが、観覧車とメリーゴーランドとこれだけしかない。 夜のビッグ・オー。 ラクーアで夕ご飯を食べてから、閉園までの1時間弱、バイキングゾーンへ。 空いていたので、スーパーバイキング、ブンブンビー、キッズハッカーを待ち時間無しで乗って終了。 朝11時から夜9時まで、これだけ乗った。 ビッグ・オー:家族 フリフリグランプリ:俺・長女 キッズハッカー:妻・長女 ブンブンビー:俺・長女 ブンブンビー:妻・長女 フードコート、ゴファンで昼食 ピクシーカップ:俺・長女 パワータワー:俺・長女 ヴィーナスラグーン:俺・長女 スーパーバイキング:妻・長女 スーパーバイキング:妻・長女 スカイフラワー:俺・長女 ブルームエクスプレス:妻・長女 スカイフラワー:妻・長女 ピクシーカップ:俺・次女 ブルームエクスプレス:俺・長女 ウォーターキャノン:俺・長女 フラッシュラッシュ:俺・長女 ピクシーカップ:家族 ビッグ・オー:家族 ラクーアで夕食 スーパーバイキング:妻・長女 スーパーバイキング:俺・長女 ブンブンビー:俺・長女 キッズハッカー:俺・長女 関連項目 2016年度/行った所写真 一言日記 東京ドームシティアトラクションズ この項目のタグ 2016年9月17日 子連れ 文京区 日記 東京都 タグ「2016年9月」がついた項目 2016年9月結婚式・積丹半島ツーリング / 2016年9月結婚式・積丹半島ツーリングの装備 / AFD2005 / 宇宙の湯余市川温泉 / 大田区 / 神恵内村 / ガラナ / 共和町 / 国道229号 / 国立科学博物館 / 国立西洋美術館 / 佐倉市 / 札幌市 / サッポロクラシック / 札幌グランドホテル / 札幌市時計台 / さっぽろテレビ塔 / 積丹町 / 新千歳空港 / 千歳市 / つぶつぶカフェ+ボナ!つぶつぶ早稲田店 / 東京大学赤門 / 東京大学総合研究博物館 / 東京大学本郷キャンパス / 東京ドームシティアトラクションズ / 泊村 / ニッカウヰスキー余市蒸溜所 / 日本キリスト教団札幌教会 / はぐれ雲 / 羽田空港 / 古平町 / ポール / 北海道庁旧本庁舎 / 八千代市 / 余市町 / ラーメン屋切田製麺 / リボンナポリン / 六花亭 タグ「日記」「子連れ」がついた項目 2014-08-09 / 2014-10-11 / 2014-11-24 / 2016-05-05 / 2016-06-05 / 2016-06-11 / 2016-08-28 / 2016-09-11 / 2016-09-17 / 2016-11-06 / 2017-01-29 / 2017-04-16 / 2017-08-06 / 2017-09-30 / 2017-11-03 / 2018-02-12 / 2018-03-18 / 2018-04-08 / 2018-05-04 / 2018-06-17 / 2018-07-08 / 2018-09-23 / 2018-09-24 / 2018-11-24 / 2018-11-25 / 2018-12-02 / 2019-01-05 / 2019-01-27 タグ「日記」「文京区」がついた項目 2009-03-16 / 2009-09-06 / 2010-08-02 / 2012-04-07 / 2013-07-05 / 2014-08-29 / 2014-10-17 / 2016-09-17 / 2016-09-22 / 2016-10-29 / 2018-05-14 / 2018-12-02 / 2018-12-06 / 2022-07-30 / 2023-02-23 / 2024-01-20 / 2024-04-20 / 2024-05-12
https://w.atwiki.jp/ssteam/pages/21.html
戦闘空間 このページではダンゲロスSSドリームマッチの試合の舞台となる戦闘空間の説明をします。 戦闘空間内のNPCについて SSごとに書き手のプレイヤーの自由に設定してください。 「戦闘のために設けられた空間であるため、余計なNPCはいない」としても構いませんし、「戦闘空間は現実世界と等しい特性を持つ空間なので、その空間に本来存在するであろう他の人間や動植物は存在する」としても構いません。 試合開始時の初期位置について 試合開始時の互いの位置関係は、書き手のプレイヤーが自由に決定して構いません。 自分が有利になる位置から始めるのも、その逆も自由です。 各戦闘空間説明 以下が今回の選手達が戦う戦闘空間になります。 記載されていない詳細な設定についてはプレイヤー各自で補完してください。 おおまかな舞台設定のみが決まっていますので、それに沿って自由にイメージをふくらませてください。 すべての戦闘空間は夢の世界の中に存在しているため、実際の歴史に即していなくとも構いません。 戦闘空間は夢の中に存在しますが、 物理法則をはじめとした空間内の法則は現実と変わりません。 異国の地、歴史上の実在事件、有名史跡などを扱うのも、書き手の自由です。 戦闘空間一覧 豪華客船 特急列車 海水浴場 孤島 ショッピングモール 美術館 遊園地 廃病院 10倍スケール3LDK庭付き2階建て 摩天楼群 学校 山 ジャングル 豪華客船 戦闘領域:豪華客船周囲200m きらびやかな内装に豪奢な個室、立派な食堂に広いホール。 世界一周旅行も快適にこなせる豪華客船が戦いの舞台となる。 荒波に揺れる足場への対応や、海上での戦略が試される。 海上を進んでいるが、戦闘領域内なら海の中でのバトルも可能だ。 過去の同(類似)地形での試合 +... ダンゲロスSS ダンゲロスSS3 ダンゲロスSS4 特急列車 戦闘領域:各車両から30m以内 高速で走る長大な特急列車。食堂車や寝台車も備わっている。 無人で走行しており、運転席で列車の操作をすることは出来ないらしい。 ノンストップで走り続けるこの戦場からは振り落とされないように注意。 レールは大きな環状線になっているため、戦いが長引いても問題ない。 過去の同(類似)地形での試合 +... ダンゲロスSS ダンゲロスSS3・裏 ダンゲロスSS4 海水浴場 戦闘領域:1km四方 常夏の海が広がる白い砂浜。海の家や水着屋などが散在している。 砂浜で戦うか、海の中で戦うか、自分の得意なフィールドに相手を引きずり込もう。 眩しい日差しを受けながら思う存分波と戯れるのも、それはそれでありかもしれない。 過去の同(類似)地形での試合 +... ダンゲロスSS・裏 ダンゲロスSS3 ダンゲロスSS4・裏 孤島 戦闘領域:島内 白い砂浜に囲まれた、未だ文明の手が入らぬ無人島。 木々に覆われた自然豊かな島、あるいは不毛の孤島であるかもしれない。 広大な閉鎖空間においては、潜伏と探索の技術が何よりも求められる。 過去の同(類似)地形での試合 +... ダンゲロスSS4 ショッピングモール 戦闘領域:ショッピングモール内 生活に必要な物資のほとんどが揃うショッピングモール。 調理器具や工具などは、武器としても十分な危険性を発揮するだろう。 食料品も豊富に存在するため、籠城戦術にも十分に堪える。 過去の同(類似)地形での試合 +... ダンゲロスSS ダンゲロスSS3・裏 ダンゲロスSS4 美術館 戦闘領域:美術館内 美しい絵画や力強い彫刻など、多数の美術品が展示された施設。 ここで派手に暴れようものなら破損した品々の被害総額は青天井だ。 試合に昂ぶる気持ちを鎮めて、しばし芸術に身を委ねてみてはいかが? 過去の同(類似)地形での試合 +... ダンゲロスSS3 ダンゲロスSS3 遊園地 戦闘領域:園内 観覧車、ジェットコースターなど、多数の遊具が備わった遊園地。 大掛かりかつトリッキーな仕掛けを戦闘に活かすためには、 他の空間以上に機転と順応性が求められるだろう。 過去の同(類似)地形での試合 +... ダンゲロスSS3 ダンゲロスSS4 廃病院 戦闘領域:廃病院敷地内 心霊スポットとしての人気も高い打ち捨てられた病院。 通常の暮らしでは触れることのない薬品や医療機器を用いた戦いは、 予想外の番狂わせを生むことがあるかもしれない。 過去の同(類似)地形での試合 +... ダンゲロスSS ダンゲロスSS4 10倍スケール3LDK庭付き2階建て 戦闘領域:敷地内 どこにでもある一般家庭を10倍に拡張した戦闘空間。 まるで自分が縮んでしまったかのような体験ができる。 生活感あふれる日用品が思わぬ武器となるかもしれない。 過去の同(類似)地形での試合 +... ダンゲロスSS 摩天楼群 戦闘領域:1km四方 巨大な高層ビルが立ち並ぶ、無人のオフィス街MAP。 縦にも横にも広いので、スケールの大きな戦闘が期待できる。 1km四方の「立入禁止」の表示を超えると場外負けとなるので注意。 過去の同(類似)地形での試合 +... ダンゲロスSS ダンゲロスSS4 学校 戦闘領域:学校敷地内 校庭や体育館、プールといったオプションを備えるお馴染みの学び舎。 魔人対策の施された悪名高き希望崎学園か、はたまた広大な敷地を持つキャンパスか。 磨き上げた対テロリスト戦の構想を解き放て。 過去の同(類似)地形での試合 +... ダンゲロスSS ダンゲロスSS3 ダンゲロスSS4 ダンゲロスSSR ダンゲロスSSRace ダンゲロスSS裏Race 山 戦闘領域:1km四方 緑が茂り、川が流れ、滝が落ちる。起伏に富んだ試合場。 野生の動物もちらほらと見られる、自然の宝庫である。 地形を存分に利用し、勝利をその手に収めよう。 過去の同(類似)地形での試合 +... ダンゲロスSS ダンゲロスSS3 ダンゲロスSS3 ダンゲロスSS3 ジャングル 戦闘領域:1km四方 サバイバル力が試されるアマゾン風の危険なMAP。 怪しげな植物や獰猛な動物に注意が必要。 敵は対戦相手だけではない。 過去の同(類似)地形での試合 +... ダンゲロスSS ダンゲロスSS ダンゲロスSS4 ダンゲロスSS4・裏
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/2975.html
『ある男の興奮する話』 4KB 観察 考証 小ネタ 愛情 希少種 都会 短いお話、直接の虐待は皆無 SSというよりSSS(スーパーショートストーリー) ある男の興奮する話 街の空には暗雲が立ち込めていた。人々は皆家に閉じこもり窓を閉め、カーテンをかけている。 今日は特別に大きな嵐が来ると、天気予報のお姉さんは言っている。 その証拠というべきか、既に轟々とした風が街の中を吹き荒れており、 公園の遊具や木々の下に巣を作っては我が物顔をしていた野良ゆっくりたちに、 多大な被害を与えていた。 あるものは寒さで自殺し、あるものは健気にダンボールでつくった巣ごと吹き飛ばされる。あるものは母ゆっくりの口の中に入り そのまま仲良く吹き飛ばされる。そのまま咀嚼してしあわせーを満喫するゆっくりもいるようだが、 そんなものは日常どこにでも見れるものであるので割合しよう。あ、もちろん。そのあと満足気な顔でふきとばされるのだが。 とはいえ、ひときわ被害が激しいのがゆっくりというだけで、もちろん風は相手を選ばないので 被害にあうのはゆっくりだけではない。自然である風は誰彼かまわず襲いかかり、とにかく縦横無尽に暴れまわっている。 当然それは私にも言えることである。 分厚い手袋にマフラーを巻き、襟まである厚手のコートの上にレインコートを着込んでいるというのに、 まるで冷蔵庫の中にいるかのような寒さだ。吐き出す息は白い。 おちおちしていると足を取られて吹っ飛びそうになるが、これもまぁ、当然である。 しかしこんな日にこそ面白いモノは向こうから現れるもので、 出てきて早速期待が寒さでへし折られる直前、私の前の交差点を何かが横ぎった。 おおと近づいて見るならば、それは一匹の同付きゆうかである。 一匹の同付きゆうかが、懸命に走っていた。 いや、走っているというのは傍目から見ればわかる錯覚で、ゆうかの決死の表情が そう見せているのであり、実際は壁伝いにのたのたと亀のような鈍足を進めているだけである。 服にも髪にもバッジはなく、その点のみを見ればただの野良のようだが、どうやら違うようだ。 ゆうはには、左腕はひじから先がない。ふと彼女の後ろを見れば、餡子が、 ゆうかの歩いてきた道を示すように点々と零れていた。 片目は潰れて薄黒く腫れ上がり、そこから砂糖水が餡子と混じった ドロドロの液体となって頬を伝っている。髪の毛の先はぐすぐすに焦げ、 歩けば歩くほど振動で崩れ、吹いてきた風に攫われた。 さてはどこぞで虐待など受け、命からがら逃げたのであろう。ゆうか種は人気者である。 それはもちろん普通のブリーダーのみならず、特殊な性癖を持つ者にも。愛くるしさと 礼節さと適度なS具合が受けているのだという。 もっとも彼らの筆舌しがたい【愛】の前には、そんなチンケな理由など建前に過ぎないのであるが。 無情無情。 壁伝いに近づいてじっとよく眺めてみると、なるほどそういった魅力があるのもわかる。 ただでさえぼろぼろの服が、風ではだけてああ飛ばされて、胸や腰はが露わになっている。 さらにじっと凝視すると、そこにあったのはなだらかな山と丘の、自然な繋がりである。 私は彼らの気持ちを少しだけ理解した。緩急のない緩やかなそれは、人間の女性にはないまろやかさを秘めているのだ。 思わずなめたくなるのも無理はない。ゆっくりだけにきっと甘いことだろう。 妄想とこみ上げる唾液を飲み込み、ゆうかの後を追った。残念ながら、私の息子は萎えている。 「きゃっ……!!」 ひときわ強く吹いた風が、狙ったかのように不安定だったゆうかの足を攫う。 壁に叩き付けられ、跳ね飛ばされるように空を見上げた。飛び散った餡子が暗雲の中を泳いでおちた。 無情無情。 遠近感がわからないゆうかは、ぼうっとそれを眺めながらずるずると崩れ落ちる。 転げた拍子にスカートの中身がおおっぴらに露呈しているが、見られたものじゃない。 餡子切り裂かれた股から餡子と白いモノが濁って滴っている。なるほど、相手はHENTAIだったか。 それも腕と目だけでは物足りないひどいHENTAIだ。誰かは知らないが、私の息子を見習うべきだ。 頭を強くうったのか、ゆうかはぼそぼそと口を震わせる以外でもう動かなくなった。 ああ無情無情。 死んだ、いや死んだのだろう。風に転がされ泣きわめくまりさが通りかかっても 風に流されふぃーばーしているいくさんが通っても全裸でころがるてんこが通っても、 なんの反応も示さない。 私はゆうかのしたいを持ち帰ろうかしばし悩んだ。 ゆうかのしたいからは、きっとさまざまなことを見ることができる。 目をそらしたくなるようなことだけではない、きっと、あのゆうかが幸せに過ごしてきた時間さえも 私の中にすっぽりと納まることだろう。 私の息子がしたたかに反応し始めた。彼女と一つになる私を想像しているのだから無理もないが、 愚息は正直でほとほと困り果てる。 しばらく考えて、とりあえずこのまま放置して別の面白いことを探しに行くことにした。 あわれに思った人が連れ去ったり、足りないゆっくりが食ったりすることでここからいなくなる可能性もあるが、 ご存じのとおりこの天候である。確率は低い。もちろんいなくなくなっていた場合万が一心苦しいかと聞かれれば……その実、NOである。 理由については、私が面白いモノ好きであるから、ということで納得していただきたい、とても無理だろうが。 しいていうなら、彼女がいなくなった時のショックを考えると、今そそり立つ愚息の調教にもちょうどいい。ということだ。 さて、私は晴れやかなる心で次の面白いことを探すことにした。 無情無情である。 これは、ただ、淡々としたSSSだ。
https://w.atwiki.jp/saisyouhu_hankoku/pages/54.html
部品構造 部品定義部品 宰相府内の託児施設 部品 ウグイスダニ・サヤカ 部品 保育に関するルールを守る 部品 養護と教育 部品 知識 部品 保育士の修行 部品 包み込む雰囲気 部品 話し方 部品 服装 部品 音楽知識 部品 表現の知識 部品 遊びの知識 部品 手先の器用さ 部品 保護者支援 部品 収容人数 部品 職員配置 部品 職員 部品 保育室 部品 トイレ 部品 職員室 部品 調理室 部品 水場 部品 体育部屋 部品 乳児園庭 部品 園庭 部品 おむかえ 部品 自由遊び 部品 お昼ごはん 部品 おひるね 部品 保育園のさまざまな行事 提出書式 インポート用定義データ 部品構造 大部品 宰相府の保育園 RD 30 評価値 8大部品 宰相府に設置された保育園 RD 14 評価値 6部品 宰相府内の託児施設 大部品 T21管理者 RD 13 評価値 6部品 ウグイスダニ・サヤカ 大部品 保育士(帝国共通) RD 12 評価値 6部品 保育に関するルールを守る 部品 養護と教育 部品 知識 部品 保育士の修行 部品 包み込む雰囲気 部品 話し方 部品 服装 部品 音楽知識 部品 表現の知識 部品 遊びの知識 部品 手先の器用さ 部品 保護者支援 大部品 ふつうの保育園(汎用系) RD 16 評価値 6大部品 汎用保育園概要 RD 3 評価値 2部品 収容人数 部品 職員配置 部品 職員 大部品 汎用保育施設 RD 8 評価値 5大部品 汎用育児棟 RD 6 評価値 4部品 保育室 部品 トイレ 部品 職員室 部品 調理室 部品 水場 部品 体育部屋 大部品 汎用運動場 RD 2 評価値 1部品 乳児園庭 部品 園庭 大部品 汎用保育園の一日 RD 4 評価値 3部品 おむかえ 部品 自由遊び 部品 お昼ごはん 部品 おひるね 部品 保育園のさまざまな行事 部品定義 部品 宰相府内の託児施設 近年増えてきた育児中の宰相府出仕関係者の陳情により、宰相府内に託児施設が設置されたのはT20のことであったが、施設があるなら子供を預けたいというスタッフが増えたことから、T21より施設として独立した保育園が設置されることになった。 設置場所はセキュリティで守られた宰相府スタッフ区画内である。 また新たに登用される保育園勤務者にも引き続き、身元・思想などの確認ののち育児経験および基本的な健康管理知識をもつ自由民の採用が推し進められている。 部品 ウグイスダニ・サヤカ 前ターンで宰相府の中に設置された託児施設にて忠勤をみせたウグイスダニ・メノトの娘であり、自身も保育士として働きながら3人の子供を育てている母親業のベテランでもある。 ウグイスダニ家は宰相府の藩国部隊参加者も多く輩出している実績があり、サヤカ自身のベテラン保育士としてのキャリアもかわれて今ターンより施設として拡張される宰相府内保育園の園長として騎士叙勲を受ける運びとなった。 部品 保育に関するルールを守る 世の中には様々なルールがある。保育士はルールを知り、守ってこそ安全な保育ができる。そしてそれは社会人として当たり前のことでもある。 部品 養護と教育 保育士は養護と教育が一体化された保育を行う。養護とは養育し保護すること。教育とは意図的な働きかけによって望ましい方向に変化させることをいう。 部品 知識 保育士は医療、栄養、保健衛生、子どもの発達に関する知識などを持っている。それらを使いながら保育を行っている。 部品 保育士の修行 保育士になるには児童福祉施設に5年以上勤め国家試験を受けるか、3年以上の保育養成校を卒業し、実習を行う必要がある。 部品 包み込む雰囲気 子どもたちのありのままをまず受け止めて、そのうえでよりよい方向に育つよう働きかける仕事である。そうあろうと努力した結果、包容力を身につけた。 部品 話し方 子どもでも理解できるような言葉を選び、簡潔な言葉でゆっくり丁寧に話すことで伝わりやすい話し方になる。 部品 服装 子どもたちと一緒になって遊ぶため、清潔で動きやすい服装をしている。エプロンをつけている保育士も多い。 部品 音楽知識 歌をうたったり、楽器を演奏したり、手遊びをしたり、保育士は音楽に関する知識を持ち保育に生かしている。 部品 表現の知識 絵を描くための画材や紙の知識、工作のやり方や道具の使い方、楽器の持ち方、踊りの仕方など様々な表現の方法を知っている。 部品 遊びの知識 年齢に合わせた遊びを提供するのも得意なことである。異年齢の子どもがそれぞれ楽しめるようにルールを調整したり危なくないように見守る。 部品 手先の器用さ 保育士は発達にあったおもちゃを手作りすることも多い。そのため裁縫や工作などをするうちに手先が器用になった。 部品 保護者支援 専門職として保護者の育児に関する悩みの相談をうけるのも保育士の仕事である。必要に応じて関係機関につなげていく。 部品 収容人数 全学年全クラスを含め、保育園は中規模のもので120を最大の収容人数とする。規模が大きくなり過ぎれば地域に保育園を設置しづらくなり、また児童の把握が困難になるため、この規模が推奨されている。 部品 職員配置 0歳児は児童2人につき1人、1、2歳児は児童5人につき1人、3歳児は児童10人につき1人、4、5歳児は児童20人につき1人の職員が必ず当たらなくてはならない 部品 職員 園長、主任、3~5歳児の担任をまとめる幼児リーダー、0~2歳児の担任をまとめる乳児リーダー、クラス担任、フリー保育士(担任を持たず必要に応じてクラスに入り保育する)、栄養士、調理師、漢方医、事務員、清掃員がいる。清掃員はゴミや床掃除などを行う。清潔であることが重要な保育の要。用務員も兼ねており、庭の管理なども行う。 部品 保育室 年齢ごとに保育室がある。広めの部屋だが、0歳児クラスの部屋ははいはいがしやすいようにとくに広め作られている。角を丸くした家具や角を布で覆ったりして、子どもたちの安全に気をつけている。 部品 トイレ 汲み取り式トイレ。子供が落ちたりしないよう特殊な便座が配置してある。また幼児がトイレに行く場合、必ず大人がついていき、安全や手洗いの確認を行う。 部品 職員室 各職員が仕事をする部屋。机や紙束、予定表や黒板、おもちゃに折り紙と様々な物がおいてある。各職員は出勤時はここに入り、その日1日の準備を行う。 部品 調理室 主として幼児や職員に振舞われる食事を用意する部屋。食事は栄養士によりメニューが相談され、子供が食べれ、バランスの良い食事を考案するため日夜調理と研究の日々をおくっている。普段は施錠し、衛生面やセキュリティを保っている。 部品 水場 幼児がつかうことのできる水場。ここで手洗いなども行える。小さな体でたくさん動くため子供は脱水しやすく、定期的に水分補給するよう保育士が促している。子供が直接飲もうとするには背が高く作ってあり、職員が必ずついて湯飲みに水を入れて飲ませる形にしている。洗濯室が併設されており、子供達の衣服や布団、布製品を洗う。水は併設された井戸、もしくは整備された水道を使って手洗いする。汚れ物が多いため、大変な作業となる。高物理域では洗濯機などの機械も用いられる。 部品 体育部屋 子供達が運動をするための部屋。雨の日はここで運動を行う。小さな跳び箱や平均台、運動会で使う道具などが置いてある。内部の用具室は厳重に管理され、部屋を出る際には子供が入り込んでいないかの2重チェック、声かけが行われる。 部品 乳児園庭 乳児が安全に遊べるようになっている。低めの滑り台、砂場などが設置されている。幼児の遊ぶ園庭とは区分けされており、事故が起こらないよう配慮される。 部品 園庭 おもに幼児用の遊具が置いてある。上り下りするおやま、砂場、滑り台、ぶらんこ、鉄棒などの遊具が設置されている。遊具のない広い場所はおにごっこやボール遊びなどをするのに適している。 部品 おむかえ 登園、退園。保護者の同伴などで園にやってくる園児たちを迎え、靴の履き替えなどの登園を支援する。遅刻する子、保護者と離れたくなくて泣き出す子、靴の履き替えが苦手な子、様々なこどもがおり、場の切り替えの手伝いを行う。 部品 自由遊び 年齢にもよるが、児童たちに様々な遊びを提供する。おもちゃなどの室内で児童が遊ぶものもあるが、全員で絵を描くことや、講師を招いてのワークショップ、庭に出て木や葉、自然のもので遊ぶこともある。 部品 お昼ごはん 昼食の準備を行い、子供たちに手洗い・うがいを促す。食事はアレルギーや障害に配慮したものを提供し、食事中は会話や食育を交えつつ行う。昼食の作成は調理室で漢方医、栄養士が行っており、子供たちの知識や経験を広めるため、様々なメニューを出そうと努力している。食後の歯磨きなど、衛生習慣の教育も兼ねている。乳児は適切な時間にミルクなどを与えられる。 部品 おひるね 昼寝時間。パジャマに着替えてもらい、子供たちが寝付くまで読み聞かせ等を行う。子供たちが寝付いてからは室内の職員が何人か事務室に戻り、イベントの準備などの事務作業を行う。職員の休憩などもこの時間帯に取られる。乳児は乳幼児突然死症候群など、うつ伏せ寝による突然死や事故を防ぐため、10分毎に保育士が午睡チェックという安全に眠れているかのチェックを行う。また、乳幼児は仰向けに寝かせ、保護者に対してもうつ伏せ寝の危険性に対して指導を行っている。小さなうちは午前中や夕刻に眠るなど、児童の発育に睡眠時間を合わせる。 部品 保育園のさまざまな行事 入園式・退園式:新しく入ってきた乳児や幼児の入園式。お出迎えのために楽しいおもちゃや綺麗なイラストが用意されるが、親と離れる不安のため泣き出す子が多く、時折もらい泣きの連鎖により園内が阿鼻叫喚となることもある。退園式では一つ年上になり、年齢が上がることで遊びの幅も増えるため、みんな目を輝かせて参加する。集中が続きにくいため、手早く式は進行する。担任発表もここでされる。 検診:医師・医療職による一斉検診。普段から子供達の体調は確認されているが、ここでは複数人の医療従事者が一人一人を詳しく診察する。児童がこわがったりしないよう、配慮されている。 交通安全教室:車両や馬などを避けるための交通安全教室。また、国外に出た際に信号などで困らないよう、他国の交通事情について実践しながら幼児に教えるイベント。車のハリボテなどを用意するため、喜ぶ児童も多い。 ピクニック:年に数回行う外出行事。外で行動することで、集団行動のやりかたを教える。基本的に二人一組の二列に並び、手をつないではぐれないようにしている。列の途中に保育士が入り、注意を払うことで離脱や迷子を予防する。ピクニック前は情勢に注意を払い、危険な場合は園内ピクニックに切り替える。 お遊戯会:子どもたちに簡単な歌や踊り、演劇などを披露してもらうお遊戯会。毎日園で歌っている歌を歌う、朝の体操に近い踊りを行う等、子供たちにイベント活動と、その成功体験をしてもらうための行事。 誕生日会:月初め、その月に誕生日の児童を祝い、特別なおかしを食べる。お菓子には誕生祝の言葉が描かれたものを用い、その子の誕生を祝う。季節によって誕生日会の飾り付けが若干変化し、飽きがこないよう、工夫がされている。 提出書式 大部品 宰相府の保育園 RD 30 評価値 8 -大部品 宰相府に設置された保育園 RD 14 評価値 6 --部品 宰相府内の託児施設 --大部品 T21管理者 RD 13 評価値 6 ---部品 ウグイスダニ・サヤカ ---大部品 保育士(帝国共通) RD 12 評価値 6 ----部品 保育に関するルールを守る ----部品 養護と教育 ----部品 知識 ----部品 保育士の修行 ----部品 包み込む雰囲気 ----部品 話し方 ----部品 服装 ----部品 音楽知識 ----部品 表現の知識 ----部品 遊びの知識 ----部品 手先の器用さ ----部品 保護者支援 -大部品 ふつうの保育園(汎用系) RD 16 評価値 6 --大部品 汎用保育園概要 RD 3 評価値 2 ---部品 収容人数 ---部品 職員配置 ---部品 職員 --大部品 汎用保育施設 RD 8 評価値 5 ---大部品 汎用育児棟 RD 6 評価値 4 ----部品 保育室 ----部品 トイレ ----部品 職員室 ----部品 調理室 ----部品 水場 ----部品 体育部屋 ---大部品 汎用運動場 RD 2 評価値 1 ----部品 乳児園庭 ----部品 園庭 --大部品 汎用保育園の一日 RD 4 評価値 3 ---部品 おむかえ ---部品 自由遊び ---部品 お昼ごはん ---部品 おひるね --部品 保育園のさまざまな行事 部品 宰相府内の託児施設 近年増えてきた育児中の宰相府出仕関係者の陳情により、宰相府内に託児施設が設置されたのはT20のことであったが、施設があるなら子供を預けたいというスタッフが増えたことから、T21より施設として独立した保育園が設置されることになった。 設置場所はセキュリティで守られた宰相府スタッフ区画内である。 また新たに登用される保育園勤務者にも引き続き、身元・思想などの確認ののち育児経験および基本的な健康管理知識をもつ自由民の採用が推し進められている。 部品 ウグイスダニ・サヤカ 前ターンで宰相府の中に設置された託児施設にて忠勤をみせたウグイスダニ・メノトの娘であり、自身も保育士として働きながら3人の子供を育てている母親業のベテランでもある。 ウグイスダニ家は宰相府の藩国部隊参加者も多く輩出している実績があり、サヤカ自身のベテラン保育士としてのキャリアもかわれて今ターンより施設として拡張される宰相府内保育園の園長として騎士叙勲を受ける運びとなった。 部品 保育に関するルールを守る 世の中には様々なルールがある。保育士はルールを知り、守ってこそ安全な保育ができる。そしてそれは社会人として当たり前のことでもある。 部品 養護と教育 保育士は養護と教育が一体化された保育を行う。養護とは養育し保護すること。教育とは意図的な働きかけによって望ましい方向に変化させることをいう。 部品 知識 保育士は医療、栄養、保健衛生、子どもの発達に関する知識などを持っている。それらを使いながら保育を行っている。 部品 保育士の修行 保育士になるには児童福祉施設に5年以上勤め国家試験を受けるか、3年以上の保育養成校を卒業し、実習を行う必要がある。 部品 包み込む雰囲気 子どもたちのありのままをまず受け止めて、そのうえでよりよい方向に育つよう働きかける仕事である。そうあろうと努力した結果、包容力を身につけた。 部品 話し方 子どもでも理解できるような言葉を選び、簡潔な言葉でゆっくり丁寧に話すことで伝わりやすい話し方になる。 部品 服装 子どもたちと一緒になって遊ぶため、清潔で動きやすい服装をしている。エプロンをつけている保育士も多い。 部品 音楽知識 歌をうたったり、楽器を演奏したり、手遊びをしたり、保育士は音楽に関する知識を持ち保育に生かしている。 部品 表現の知識 絵を描くための画材や紙の知識、工作のやり方や道具の使い方、楽器の持ち方、踊りの仕方など様々な表現の方法を知っている。 部品 遊びの知識 年齢に合わせた遊びを提供するのも得意なことである。異年齢の子どもがそれぞれ楽しめるようにルールを調整したり危なくないように見守る。 部品 手先の器用さ 保育士は発達にあったおもちゃを手作りすることも多い。そのため裁縫や工作などをするうちに手先が器用になった。 部品 保護者支援 専門職として保護者の育児に関する悩みの相談をうけるのも保育士の仕事である。必要に応じて関係機関につなげていく。 部品 収容人数 全学年全クラスを含め、保育園は中規模のもので120を最大の収容人数とする。規模が大きくなり過ぎれば地域に保育園を設置しづらくなり、また児童の把握が困難になるため、この規模が推奨されている。 部品 職員配置 0歳児は児童2人につき1人、1、2歳児は児童5人につき1人、3歳児は児童10人につき1人、4、5歳児は児童20人につき1人の職員が必ず当たらなくてはならない 部品 職員 園長、主任、3~5歳児の担任をまとめる幼児リーダー、0~2歳児の担任をまとめる乳児リーダー、クラス担任、フリー保育士(担任を持たず必要に応じてクラスに入り保育する)、栄養士、調理師、漢方医、事務員、清掃員がいる。清掃員はゴミや床掃除などを行う。清潔であることが重要な保育の要。用務員も兼ねており、庭の管理なども行う。 部品 保育室 年齢ごとに保育室がある。広めの部屋だが、0歳児クラスの部屋ははいはいがしやすいようにとくに広め作られている。角を丸くした家具や角を布で覆ったりして、子どもたちの安全に気をつけている。 部品 トイレ 汲み取り式トイレ。子供が落ちたりしないよう特殊な便座が配置してある。また幼児がトイレに行く場合、必ず大人がついていき、安全や手洗いの確認を行う。 部品 職員室 各職員が仕事をする部屋。机や紙束、予定表や黒板、おもちゃに折り紙と様々な物がおいてある。各職員は出勤時はここに入り、その日1日の準備を行う。 部品 調理室 主として幼児や職員に振舞われる食事を用意する部屋。食事は栄養士によりメニューが相談され、子供が食べれ、バランスの良い食事を考案するため日夜調理と研究の日々をおくっている。普段は施錠し、衛生面やセキュリティを保っている。 部品 水場 幼児がつかうことのできる水場。ここで手洗いなども行える。小さな体でたくさん動くため子供は脱水しやすく、定期的に水分補給するよう保育士が促している。子供が直接飲もうとするには背が高く作ってあり、職員が必ずついて湯飲みに水を入れて飲ませる形にしている。洗濯室が併設されており、子供達の衣服や布団、布製品を洗う。水は併設された井戸、もしくは整備された水道を使って手洗いする。汚れ物が多いため、大変な作業となる。高物理域では洗濯機などの機械も用いられる。 部品 体育部屋 子供達が運動をするための部屋。雨の日はここで運動を行う。小さな跳び箱や平均台、運動会で使う道具などが置いてある。内部の用具室は厳重に管理され、部屋を出る際には子供が入り込んでいないかの2重チェック、声かけが行われる。 部品 乳児園庭 乳児が安全に遊べるようになっている。低めの滑り台、砂場などが設置されている。幼児の遊ぶ園庭とは区分けされており、事故が起こらないよう配慮される。 部品 園庭 おもに幼児用の遊具が置いてある。上り下りするおやま、砂場、滑り台、ぶらんこ、鉄棒などの遊具が設置されている。遊具のない広い場所はおにごっこやボール遊びなどをするのに適している。 部品 おむかえ 登園、退園。保護者の同伴などで園にやってくる園児たちを迎え、靴の履き替えなどの登園を支援する。遅刻する子、保護者と離れたくなくて泣き出す子、靴の履き替えが苦手な子、様々なこどもがおり、場の切り替えの手伝いを行う。 部品 自由遊び 年齢にもよるが、児童たちに様々な遊びを提供する。おもちゃなどの室内で児童が遊ぶものもあるが、全員で絵を描くことや、講師を招いてのワークショップ、庭に出て木や葉、自然のもので遊ぶこともある。 部品 お昼ごはん 昼食の準備を行い、子供たちに手洗い・うがいを促す。食事はアレルギーや障害に配慮したものを提供し、食事中は会話や食育を交えつつ行う。昼食の作成は調理室で漢方医、栄養士が行っており、子供たちの知識や経験を広めるため、様々なメニューを出そうと努力している。食後の歯磨きなど、衛生習慣の教育も兼ねている。乳児は適切な時間にミルクなどを与えられる。 部品 おひるね 昼寝時間。パジャマに着替えてもらい、子供たちが寝付くまで読み聞かせ等を行う。子供たちが寝付いてからは室内の職員が何人か事務室に戻り、イベントの準備などの事務作業を行う。職員の休憩などもこの時間帯に取られる。乳児は乳幼児突然死症候群など、うつ伏せ寝による突然死や事故を防ぐため、10分毎に保育士が午睡チェックという安全に眠れているかのチェックを行う。また、乳幼児は仰向けに寝かせ、保護者に対してもうつ伏せ寝の危険性に対して指導を行っている。小さなうちは午前中や夕刻に眠るなど、児童の発育に睡眠時間を合わせる。 部品 保育園のさまざまな行事 入園式・退園式:新しく入ってきた乳児や幼児の入園式。お出迎えのために楽しいおもちゃや綺麗なイラストが用意されるが、親と離れる不安のため泣き出す子が多く、時折もらい泣きの連鎖により園内が阿鼻叫喚となることもある。退園式では一つ年上になり、年齢が上がることで遊びの幅も増えるため、みんな目を輝かせて参加する。集中が続きにくいため、手早く式は進行する。担任発表もここでされる。 検診:医師・医療職による一斉検診。普段から子供達の体調は確認されているが、ここでは複数人の医療従事者が一人一人を詳しく診察する。児童がこわがったりしないよう、配慮されている。 交通安全教室:車両や馬などを避けるための交通安全教室。また、国外に出た際に信号などで困らないよう、他国の交通事情について実践しながら幼児に教えるイベント。車のハリボテなどを用意するため、喜ぶ児童も多い。 ピクニック:年に数回行う外出行事。外で行動することで、集団行動のやりかたを教える。基本的に二人一組の二列に並び、手をつないではぐれないようにしている。列の途中に保育士が入り、注意を払うことで離脱や迷子を予防する。ピクニック前は情勢に注意を払い、危険な場合は園内ピクニックに切り替える。 お遊戯会:子どもたちに簡単な歌や踊り、演劇などを披露してもらうお遊戯会。毎日園で歌っている歌を歌う、朝の体操に近い踊りを行う等、子供たちにイベント活動と、その成功体験をしてもらうための行事。 誕生日会:月初め、その月に誕生日の児童を祝い、特別なおかしを食べる。お菓子には誕生祝の言葉が描かれたものを用い、その子の誕生を祝う。季節によって誕生日会の飾り付けが若干変化し、飽きがこないよう、工夫がされている。 インポート用定義データ [ { "title" "宰相府の保育園", "part_type" "group", "children" [ { "title" "宰相府に設置された保育園", "description" "", "part_type" "group", "children" [ { "title" "宰相府内の託児施設", "description" "近年増えてきた育児中の宰相府出仕関係者の陳情により、宰相府内に託児施設が設置されたのはT20のことであったが、施設があるなら子供を預けたいというスタッフが増えたことから、T21より施設として独立した保育園が設置されることになった。\n設置場所はセキュリティで守られた宰相府スタッフ区画内である。\nまた新たに登用される保育園勤務者にも引き続き、身元・思想などの確認ののち育児経験および基本的な健康管理知識をもつ自由民の採用が推し進められている。", "part_type" "part", "localID" 2 }, { "title" "T21管理者", "description" "", "part_type" "group", "children" [ { "title" "ウグイスダニ・サヤカ", "description" "前ターンで宰相府の中に設置された託児施設にて忠勤をみせたウグイスダニ・メノトの娘であり、自身も保育士として働きながら3人の子供を育てている母親業のベテランでもある。\nウグイスダニ家は宰相府の藩国部隊参加者も多く輩出している実績があり、サヤカ自身のベテラン保育士としてのキャリアもかわれて今ターンより施設として拡張される宰相府内保育園の園長として騎士叙勲を受ける運びとなった。", "part_type" "part", "localID" 4 }, { "id" 60550, "title" "保育士(帝国共通)", "description" null, "part_type" "group", "created_at" "2017-08-24 12 31 49.943685", "updated_at" "2017-08-24 12 31 49.943685", "children" [ { "id" 60551, "title" "保育に関するルールを守る", "description" "世の中には様々なルールがある。保育士はルールを知り、守ってこそ安全な保育ができる。そしてそれは社会人として当たり前のことでもある。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-24 12 31 49.945816", "updated_at" "2017-08-24 12 31 49.945816", "children" [], "position" null, "character" { "id" 162, "name" "みぽりん" }, "localID" 6 }, { "id" 60552, "title" "養護と教育", "description" "保育士は養護と教育が一体化された保育を行う。養護とは養育し保護すること。教育とは意図的な働きかけによって望ましい方向に変化させることをいう。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-24 12 31 49.965853", "updated_at" "2017-08-24 12 31 49.965853", "children" [], "position" null, "character" { "id" 162, "name" "みぽりん" }, "localID" 7 }, { "id" 60553, "title" "知識", "description" "保育士は医療、栄養、保健衛生、子どもの発達に関する知識などを持っている。それらを使いながら保育を行っている。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-24 12 31 49.983509", "updated_at" "2017-08-24 12 31 49.983509", "children" [], "position" null, "character" { "id" 162, "name" "みぽりん" }, "localID" 8 }, { "id" 60554, "title" "保育士の修行", "description" "保育士になるには児童福祉施設に5年以上勤め国家試験を受けるか、3年以上の保育養成校を卒業し、実習を行う必要がある。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-24 12 31 50.031993", "updated_at" "2017-08-24 12 31 50.031993", "children" [], "position" null, "character" { "id" 162, "name" "みぽりん" }, "localID" 9 }, { "id" 60555, "title" "包み込む雰囲気", "description" "子どもたちのありのままをまず受け止めて、そのうえでよりよい方向に育つよう働きかける仕事である。そうあろうと努力した結果、包容力を身につけた。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-24 12 31 50.047653", "updated_at" "2017-08-24 12 31 50.047653", "children" [], "position" null, "character" { "id" 162, "name" "みぽりん" }, "localID" 10 }, { "id" 60556, "title" "話し方", "description" "子どもでも理解できるような言葉を選び、簡潔な言葉でゆっくり丁寧に話すことで伝わりやすい話し方になる。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-24 12 31 50.063055", "updated_at" "2017-08-24 12 31 50.063055", "children" [], "position" null, "character" { "id" 162, "name" "みぽりん" }, "localID" 11 }, { "id" 60557, "title" "服装", "description" "子どもたちと一緒になって遊ぶため、清潔で動きやすい服装をしている。エプロンをつけている保育士も多い。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-24 12 31 50.078635", "updated_at" "2017-08-24 12 31 50.078635", "children" [], "position" null, "character" { "id" 162, "name" "みぽりん" }, "localID" 12 }, { "id" 60558, "title" "音楽知識", "description" "歌をうたったり、楽器を演奏したり、手遊びをしたり、保育士は音楽に関する知識を持ち保育に生かしている。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-24 12 31 50.094262", "updated_at" "2017-08-24 12 31 50.094262", "children" [], "position" null, "character" { "id" 162, "name" "みぽりん" }, "localID" 13 }, { "id" 60559, "title" "表現の知識", "description" "絵を描くための画材や紙の知識、工作のやり方や道具の使い方、楽器の持ち方、踊りの仕方など様々な表現の方法を知っている。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-24 12 31 50.110162", "updated_at" "2017-08-24 12 31 50.110162", "children" [], "position" null, "character" { "id" 162, "name" "みぽりん" }, "localID" 14 }, { "id" 60560, "title" "遊びの知識", "description" "年齢に合わせた遊びを提供するのも得意なことである。異年齢の子どもがそれぞれ楽しめるようにルールを調整したり危なくないように見守る。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-24 12 31 50.126558", "updated_at" "2017-08-24 12 31 50.126558", "children" [], "position" null, "character" { "id" 162, "name" "みぽりん" }, "localID" 15 }, { "id" 60561, "title" "手先の器用さ", "description" "保育士は発達にあったおもちゃを手作りすることも多い。そのため裁縫や工作などをするうちに手先が器用になった。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-24 12 31 50.14271", "updated_at" "2017-08-24 12 31 50.14271", "children" [], "position" null, "character" { "id" 162, "name" "みぽりん" }, "localID" 16 }, { "id" 60562, "title" "保護者支援", "description" "専門職として保護者の育児に関する悩みの相談をうけるのも保育士の仕事である。必要に応じて関係機関につなげていく。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-24 12 31 50.158905", "updated_at" "2017-08-24 12 31 50.158905", "children" [], "position" null, "character" { "id" 162, "name" "みぽりん" }, "localID" 17 } ], "position" null, "character" { "id" 162, "name" "みぽりん" }, "expanded" false, "localID" 5 } ], "localID" 3, "expanded" true } ], "localID" 1, "expanded" false }, { "id" 91259, "title" "ふつうの保育園(汎用系)", "description" null, "part_type" "group", "created_at" "2017-09-04 15 31 13.060472", "updated_at" "2017-09-04 15 31 13.060472", "children" [ { "id" 91241, "title" "汎用保育園概要", "description" null, "part_type" "group", "created_at" "2017-09-04 15 31 12.320764", "updated_at" "2017-09-04 15 31 12.320764", "children" [ { "id" 91238, "title" "収容人数", "description" "全学年全クラスを含め、保育園は中規模のもので120を最大の収容人数とする。規模が大きくなり過ぎれば地域に保育園を設置しづらくなり、また児童の把握が困難になるため、この規模が推奨されている。\n", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 15 31 12.305683", "updated_at" "2017-09-04 15 31 12.305683", "children" [], "position" null, "character" { "id" 943, "name" "谷坂 少年" }, "localID" 20 }, { "id" 91239, "title" "職員配置", "description" "0歳児は児童2人につき1人、1、2歳児は児童5人につき1人、3歳児は児童10人につき1人、4、5歳児は児童20人につき1人の職員が必ず当たらなくてはならない\n", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 15 31 12.312095", "updated_at" "2017-09-04 15 31 12.312095", "children" [], "position" null, "character" { "id" 943, "name" "谷坂 少年" }, "localID" 21 }, { "id" 91240, "title" "職員", "description" "園長、主任、3~5歳児の担任をまとめる幼児リーダー、0~2歳児の担任をまとめる乳児リーダー、クラス担任、フリー保育士(担任を持たず必要に応じてクラスに入り保育する)、栄養士、調理師、漢方医、事務員、清掃員がいる。清掃員はゴミや床掃除などを行う。清潔であることが重要な保育の要。用務員も兼ねており、庭の管理なども行う。", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 15 31 12.315111", "updated_at" "2017-09-04 15 31 12.315111", "children" [], "position" null, "character" { "id" 943, "name" "谷坂 少年" }, "localID" 22 } ], "position" null, "character" { "id" 943, "name" "谷坂 少年" }, "expanded" true, "localID" 19 }, { "id" 91252, "title" "汎用保育施設", "description" null, "part_type" "group", "created_at" "2017-09-04 15 31 12.766311", "updated_at" "2017-09-04 15 31 12.766311", "children" [ { "id" 91248, "title" "汎用育児棟", "description" null, "part_type" "group", "created_at" "2017-09-04 15 31 12.45569", "updated_at" "2017-09-04 15 31 12.45569", "children" [ { "id" 91242, "title" "保育室", "description" "年齢ごとに保育室がある。広めの部屋だが、0歳児クラスの部屋ははいはいがしやすいようにとくに広め作られている。角を丸くした家具や角を布で覆ったりして、子どもたちの安全に気をつけている。", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 15 31 12.424939", "updated_at" "2017-09-04 15 31 12.424939", "children" [], "position" null, "character" { "id" 943, "name" "谷坂 少年" }, "localID" 25 }, { "id" 91243, "title" "トイレ", "description" "汲み取り式トイレ。子供が落ちたりしないよう特殊な便座が配置してある。また幼児がトイレに行く場合、必ず大人がついていき、安全や手洗いの確認を行う。", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 15 31 12.431208", "updated_at" "2017-09-04 15 31 12.431208", "children" [], "position" null, "character" { "id" 943, "name" "谷坂 少年" }, "localID" 26 }, { "id" 91244, "title" "職員室", "description" "各職員が仕事をする部屋。机や紙束、予定表や黒板、おもちゃに折り紙と様々な物がおいてある。各職員は出勤時はここに入り、その日1日の準備を行う。", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 15 31 12.433108", "updated_at" "2017-09-04 15 31 12.433108", "children" [], "position" null, "character" { "id" 943, "name" "谷坂 少年" }, "localID" 27 }, { "id" 91245, "title" "調理室", "description" "主として幼児や職員に振舞われる食事を用意する部屋。食事は栄養士によりメニューが相談され、子供が食べれ、バランスの良い食事を考案するため日夜調理と研究の日々をおくっている。普段は施錠し、衛生面やセキュリティを保っている。", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 15 31 12.438211", "updated_at" "2017-09-04 15 31 12.438211", "children" [], "position" null, "character" { "id" 943, "name" "谷坂 少年" }, "localID" 28 }, { "id" 91246, "title" "水場", "description" "幼児がつかうことのできる水場。ここで手洗いなども行える。小さな体でたくさん動くため子供は脱水しやすく、定期的に水分補給するよう保育士が促している。子供が直接飲もうとするには背が高く作ってあり、職員が必ずついて湯飲みに水を入れて飲ませる形にしている。洗濯室が併設されており、子供達の衣服や布団、布製品を洗う。水は併設された井戸、もしくは整備された水道を使って手洗いする。汚れ物が多いため、大変な作業となる。高物理域では洗濯機などの機械も用いられる。\n", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 15 31 12.440429", "updated_at" "2017-09-04 15 31 12.440429", "children" [], "position" null, "character" { "id" 943, "name" "谷坂 少年" }, "localID" 29 }, { "id" 91247, "title" "体育部屋", "description" "子供達が運動をするための部屋。雨の日はここで運動を行う。小さな跳び箱や平均台、運動会で使う道具などが置いてある。内部の用具室は厳重に管理され、部屋を出る際には子供が入り込んでいないかの2重チェック、声かけが行われる。\n", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 15 31 12.446868", "updated_at" "2017-09-04 15 31 12.446868", "children" [], "position" null, "character" { "id" 943, "name" "谷坂 少年" }, "localID" 30 } ], "position" null, "character" { "id" 943, "name" "谷坂 少年" }, "expanded" true, "localID" 24 }, { "id" 91251, "title" "汎用運動場", "description" null, "part_type" "group", "created_at" "2017-09-04 15 31 12.686692", "updated_at" "2017-09-04 15 31 12.686692", "children" [ { "id" 91249, "title" "乳児園庭", "description" "乳児が安全に遊べるようになっている。低めの滑り台、砂場などが設置されている。幼児の遊ぶ園庭とは区分けされており、事故が起こらないよう配慮される。", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 15 31 12.680576", "updated_at" "2017-09-04 15 31 12.680576", "children" [], "position" null, "character" { "id" 943, "name" "谷坂 少年" }, "localID" 32 }, { "id" 91250, "title" "園庭", "description" "おもに幼児用の遊具が置いてある。上り下りするおやま、砂場、滑り台、ぶらんこ、鉄棒などの遊具が設置されている。遊具のない広い場所はおにごっこやボール遊びなどをするのに適している。\n", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 15 31 12.682605", "updated_at" "2017-09-04 15 31 12.682605", "children" [], "position" null, "character" { "id" 943, "name" "谷坂 少年" }, "localID" 33 } ], "position" null, "character" { "id" 943, "name" "谷坂 少年" }, "expanded" true, "localID" 31 } ], "position" null, "character" { "id" 943, "name" "谷坂 少年" }, "expanded" true, "localID" 23 }, { "id" 91257, "title" "汎用保育園の一日", "description" null, "part_type" "group", "created_at" "2017-09-04 15 31 12.867651", "updated_at" "2017-09-04 15 31 12.867651", "children" [ { "id" 91253, "title" "おむかえ", "description" "登園、退園。保護者の同伴などで園にやってくる園児たちを迎え、靴の履き替えなどの登園を支援する。遅刻する子、保護者と離れたくなくて泣き出す子、靴の履き替えが苦手な子、様々なこどもがおり、場の切り替えの手伝いを行う。", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 15 31 12.848605", "updated_at" "2017-09-04 15 31 12.848605", "children" [], "position" null, "character" { "id" 943, "name" "谷坂 少年" }, "localID" 35 }, { "id" 91254, "title" "自由遊び", "description" "年齢にもよるが、児童たちに様々な遊びを提供する。おもちゃなどの室内で児童が遊ぶものもあるが、全員で絵を描くことや、講師を招いてのワークショップ、庭に出て木や葉、自然のもので遊ぶこともある。\n", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 15 31 12.851936", "updated_at" "2017-09-04 15 31 12.851936", "children" [], "position" null, "character" { "id" 943, "name" "谷坂 少年" }, "localID" 36 }, { "id" 91255, "title" "お昼ごはん", "description" "昼食の準備を行い、子供たちに手洗い・うがいを促す。食事はアレルギーや障害に配慮したものを提供し、食事中は会話や食育を交えつつ行う。昼食の作成は調理室で漢方医、栄養士が行っており、子供たちの知識や経験を広めるため、様々なメニューを出そうと努力している。食後の歯磨きなど、衛生習慣の教育も兼ねている。乳児は適切な時間にミルクなどを与えられる。\n", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 15 31 12.856742", "updated_at" "2017-09-04 15 31 12.856742", "children" [], "position" null, "character" { "id" 943, "name" "谷坂 少年" }, "localID" 37 }, { "id" 91256, "title" "おひるね", "description" "昼寝時間。パジャマに着替えてもらい、子供たちが寝付くまで読み聞かせ等を行う。子供たちが寝付いてからは室内の職員が何人か事務室に戻り、イベントの準備などの事務作業を行う。職員の休憩などもこの時間帯に取られる。乳児は乳幼児突然死症候群など、うつ伏せ寝による突然死や事故を防ぐため、10分毎に保育士が午睡チェックという安全に眠れているかのチェックを行う。また、乳幼児は仰向けに寝かせ、保護者に対してもうつ伏せ寝の危険性に対して指導を行っている。小さなうちは午前中や夕刻に眠るなど、児童の発育に睡眠時間を合わせる。\n", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 15 31 12.858782", "updated_at" "2017-09-04 15 31 12.858782", "children" [], "position" null, "character" { "id" 943, "name" "谷坂 少年" }, "localID" 38 } ], "position" null, "character" { "id" 943, "name" "谷坂 少年" }, "expanded" true, "localID" 34 }, { "id" 91258, "title" "保育園のさまざまな行事", "description" "入園式・退園式:新しく入ってきた乳児や幼児の入園式。お出迎えのために楽しいおもちゃや綺麗なイラストが用意されるが、親と離れる不安のため泣き出す子が多く、時折もらい泣きの連鎖により園内が阿鼻叫喚となることもある。退園式では一つ年上になり、年齢が上がることで遊びの幅も増えるため、みんな目を輝かせて参加する。集中が続きにくいため、手早く式は進行する。担任発表もここでされる。\n検診:医師・医療職による一斉検診。普段から子供達の体調は確認されているが、ここでは複数人の医療従事者が一人一人を詳しく診察する。児童がこわがったりしないよう、配慮されている。\n交通安全教室:車両や馬などを避けるための交通安全教室。また、国外に出た際に信号などで困らないよう、他国の交通事情について実践しながら幼児に教えるイベント。車のハリボテなどを用意するため、喜ぶ児童も多い。\nピクニック:年に数回行う外出行事。外で行動することで、集団行動のやりかたを教える。基本的に二人一組の二列に並び、手をつないではぐれないようにしている。列の途中に保育士が入り、注意を払うことで離脱や迷子を予防する。ピクニック前は情勢に注意を払い、危険な場合は園内ピクニックに切り替える。\nお遊戯会:子どもたちに簡単な歌や踊り、演劇などを披露してもらうお遊戯会。毎日園で歌っている歌を歌う、朝の体操に近い踊りを行う等、子供たちにイベント活動と、その成功体験をしてもらうための行事。\n誕生日会:月初め、その月に誕生日の児童を祝い、特別なおかしを食べる。お菓子には誕生祝の言葉が描かれたものを用い、その子の誕生を祝う。季節によって誕生日会の飾り付けが若干変化し、飽きがこないよう、工夫がされている。", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 15 31 13.048787", "updated_at" "2017-09-04 15 31 13.048787", "children" [], "position" null, "character" { "id" 943, "name" "谷坂 少年" }, "localID" 39 } ], "position" null, "character" { "id" 943, "name" "谷坂 少年" }, "expanded" false, "localID" 18 } ], "expanded" true, "localID" 0, "description" "宰相府藩国" } ]
https://w.atwiki.jp/vipdelostsaga/pages/45.html
マインファイター ステージ上に地雷をトラップとして設置できる、チームプレイ向きのヒーローです。 地雷には相手が接近したときに爆発するものや一定時間が経過すると爆発するものなど、タイプもいろいろ。 ミサイルを使って複数の相手を爆発で吹き飛ばせる攻撃は、自分も巻き込まれてしまうほど強力ですが、そんな攻撃も防ぐ技も使えたりと防御面も万全。 相手の行動を阻みつつ味方を助ける、そんなプレイが楽しめます。 キャラクター特徴・使用感 トラッパー。 見えている地雷を撒いて相手の出足を鈍らせ進行ルートを塞ぐのが主な仕事。 膠着した敵陣にミサイルをお届けするのも一興だが、ほどほどに。 攻めではなく守りのヒーローである。 ダメージを稼ぐのは得意だが、とどめを刺すのは苦手で、撃破数を稼ぎづらい。 また、プレイするモードによって大きく有用性が変わってくる。 例えばブレイクストーンなどは得意な方だが、ボスレイドなどでは役に立ちづらい。 地雷は死ぬまで消えない上、リロードも必要ない。 撒き終わったらさっさと別のヒーローに切り替えるのも一つの選択である。 基本動作 十字キー二回押し 短くステップ。リーチの長い攻撃はかわしきれない。 A 長押しでハイジャンプ。 回避行動の基本となる。 D-D-D 地雷で殴る。 遠距離職相手ならやってやれなくはない程度の性能。 ガード割り込み余裕のため、一、二段目留めが無難だろう。 空中D 地雷を振り下ろす。 横の判定は弱いが縦の判定は強く、安定して当てられると結構頼りになる。 溜めD 足元に地雷を置く。マインファイターの存在意義。 ガード可能で爆風範囲は狭く、隣接した2キャラをギリギリ巻き込める程度。 敵と密着している状態なら設置と同時に爆発する。一応浮いた相手への追撃も可能。 自キャラ付近で爆発した場合、自爆する。 置いた地雷は平地なら点灯するランプだけ、階段や石畳などでは丸ごと見える。 敵からでも見えているため、乱戦中や物陰などで無い限り確実に回避されるだろう。 ランプはチームの色に順じており、一部マップではかなり見辛くなる。 「置ける数」に制限は無いが、「マップに設置できる最大数」は6個まで。 6個を超えて設置した場合、最も古いものが爆発して消える。 また、地雷を2個重ねた場合は誘爆して両方消える。これらの爆発にも攻撃判定がある。 地雷への対処について 地雷は、「地面まで攻撃判定がある技」で叩くか、「感知距離まで近づいてすかさずガード」で防げる。 前者に関しては、一部の攻撃は味方の地雷も消してしまうケース有り。 後者に関しては、マインファイターは敵マインファイターの地雷を踏めない。 武器スキル S+D マージマイン 足元に強力な地雷を仕掛ける。 威力、範囲ともに通常の地雷より高い。気がする。 地雷自体が大きく、目立つ。 設置中は無敵なので、敵が密着しているなら一応切り返し技としても使えなくは無い。 ただし設置とともに無敵は切れるため自爆は防げない。 アイコンの上に表示されている数字は「あと何個マップに地雷を置けるか」。 鎧スキル マージマイン 地雷ダメージを無効化するパッシブスキル。上と同名なのは恐らくミス。 敵マインファイターの地雷が反応しなくなり、自分の地雷の爆風に巻き込まれてもダメージを受けず、少し仰け反るだけで済む。 地雷以外の爆発ダメージ(ミサイル等)には効果が無い。 自爆しない自信があるのなら必要ないスキル。 兜スキル A+D シェルター 押しっぱなしで自分の周囲に障壁を展開し、全攻撃を無効化する。 発動中は徐々にスキルのゲージを消費していき、ゼロになると解除される。 途中で解除した場合はその時点でのゲージが残る。 攻撃を受けるとゲージの減りが早くなるということはなく、多段技も防ぎきれる。 主にミサイルの防御に使うが、発生が早く隙も大きくは無いので使いこなせば中々強力。 ただしマインファイターの性質上出番は多くないので、外しても構わないだろう。 マップギミックの水流も防げる。 マントスキル A+S ミサイル 通信で爆撃を要請し、自キャラの地点にミサイルを落とす。 広範囲で大ダメージ、ダウン追い討ち可能な上もれなく装備を一つ剥がす。 ただし自爆する。ステップでは避けきれないのでシェルターで防ぐか、ハイジャンプで回避しよう。 派手で爽快なスキルだが、クールタイムも予備動作も長く、慣れた相手には回避されやすい。 使いどころはしっかり見極めるべきだろう。 例:ミサイル→シェルター→(敵が落下するまでに)マージマイン レベル達成クエスト +ママ、あいつ土を食べてるよ~ 幼い時から土と砂に興味があったあなたは遊び場に行っても遊具よりは砂場や土いじりが好きで、水風船を埋めて遊ぶのが好きだったといいます。 ただそのように遊ぶのが楽しかっただけで特に理由があったわけではありません。 +地雷、埋設は難しい… 水風船を埋めた幼い時の思い出から地雷を埋める職業を選びましたが水風船と地雷は全く違い、そのことを新たに知ります。 土の質により地雷の埋設方式が変わるということ地雷の種類がかなり多様だということも新しく覚えているところです。 +稲植えVS地雷植え 地雷を埋めるのは田植えと似ていると感じます。 列を合わせて規則的に埋めた後に眺める時のその満たされた気持ちは、あたかも田植えを終えた後の田畑を見る時の気持ちと同じような気が……(いや、違うか……) マイナーならば、ただ黙々と地雷を植え付けることがチームの役に立つのではないか? +マイナーの職業病 地雷を埋めるのも慣れたので、寝起きでも地雷を埋めることだけは目を閉じてもできる程実力が付きました。 慣れたのは良いですが・・・・・・ 空き地を見ると地雷を植える位置と間隔をつい考えている自分がいる・・・・・・ +Lv50 +Lv60 +Lv70 +Lv80 +Lv90 +Lv100