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生存説 339 名前:全「実は生きていた」選手入場 :2008/03/11(火) 12 00 27 ID SOgYH8nn0 信長殺しは生きていた!! 更なる研鑚を積み妖怪僧侶が甦った!!! 天海!! 明智光秀だァ――――!!! モンゴル帝国はすでに俺が完成している!! 成吉思汗(チンギス・ハーン)源義経だァ――――!!! 落城しだい薩摩へ逃げまくってやる!! 豊臣家代表 豊臣秀頼だァッ!!! 世界最強の殴り合いならフランスの歴史がものを言う!! 死んだのは影武者 泥棒に入って射殺? ナポレオン・ボナパルト!!! 真の国王を知らしめたい!! ベルギーへ逃亡 ルイ17世だァ!!! ロックンロールは全米チャート制覇だが人気なら全世代オレのものだ!! 目撃証言多数 エルヴィス・プレスリーだ!!! ユダヤ対策は完璧だ!! ナチス高官 マルティン・ボルマン!!!! 全ロシア革命のベスト・アライブは私の中にある!! ロマノフ王朝の末娘が来たッ アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ!!! タイマンなら絶対に敗けん!! 新撰組のケンカ見せたる 十番隊組長 原田左之助忠一だ!!! バーリ・トゥード(尾張の大うつけ)ならこいつが怖い!! 本能寺のピュア・ファイター 織田信長だ!!! アメリカンロックから生存説が上陸だ!! 「ドアーズ」 ジム・モリソン!!! 旅順港閉塞作戦で帰還しなかったからマルス(軍神)になったのだ!! 上等兵曹の生存説を見せてやる!! 杉野孫七!!! 秀頼脱出のついでに薩摩落ちとはよく言ったもの!! 天才軍師の生存伝説が今 現代でバクハツする!! 紀州逃亡説もあり 真田幸村(信繁)先生だ―――!!! 世界宗教級伝道師こそが地上最強の代名詞だ!! まさかこの男が青森にきてくれるとはッッ イエス・キリスト!!! 祖国を解放したいからここまできたッ 政府がキャリア(生存説)一切否定!!!! インドのピット(独立)ファイター スバス・チャンドラ・ボースだ!!! オレはヒップホップ最強ではない後の影響力で最強なのだ!! 御存知アフロ・アメリカン トゥパック・アマル・シャクール!!! アニメの本場は今やディズニーにある!! オレを目覚めさせる技術はまだなのか!! ウォルト・ディズニーだ!!! 業績デカァァァァァいッ説明不要!! アジアの歌姫!!! 全日本有線放送大賞3連覇!!! テレサ・テンだ!!! すり替え入水は壇ノ浦で使えてナンボのモン!!! 超実戦生存説!! 本家日本から安徳天皇の登場だ!!! オルレアンはフランスのもの 邪魔するイギリスは思いきり殴り火刑時は身代わるだけ!! フランス・ヒロイン統一王者 ジャンヌ・ダルク 自分を試しに日本と協力したッ!! 全男装麗人スパイ・チャンプ 川島芳子!!! 生存説に更なる磨きをかけ ”ロシア皇太子と共に帰国”西郷隆盛が帰ってきたァ!!! 今の自分に退路はないッッ!! 琵琶湖の浮島に潜伏 島左近!!! 中国四千年の生存説が今ベールを脱ぐ!! 山口県から 楊貴妃だ!!! 軍事マニアの前でならオレはいつでも全盛期だ!! 燃える連合艦隊司令長官 山本五十六 暗殺説まで登場だ!!! 参謀の仕事はどーしたッ 生存説の炎 未だ消えずッ!! 独断も梅毒も思いのまま!! 辻政信だ!!! 特に理由はないッ 総統が生きているのは当たりまえ!! ユダヤ人にはないしょだ!!! 第三帝国開山! アドルフ・ヒトラーがきてくれた―――!!! 暗黒イラクで磨いた実戦影武者!! イスラム国家のデンジャラス・ライオン サダム・フセインだ!!! 生存説だったらこの人を外せない!! 超A級バクチ打ち 風船おじさんだ!!! 超一流探検家の超一流の伝説だ!! 生で拝んでオドロキやがれッ 神武天皇と同一説あり!! 徐福!!! 入れ替わり説はこの船(オリンピック号)が完成させた!! 保険金詐欺の切り札!! タイタニック号だ!!! 古代の王者が帰ってきたッ どこで生き延びていたンだッ 生存進化説ッッ 俺達は君を待っていたッッッ恐竜人類の登場だ――――――――ッ 加えて「やっぱり死んでいた」発生に備え超豪華な「死亡説があった人」を4名御用意致しました! 芸能人! 志村けん!! 元ビートルズ! ポール・マッカートニー!! 漫画家! 冨樫義博! ……ッッ どーやらもう一名は生存確認が遅れている様ですが、到着次第ッ皆様にご紹介致しますッッ 関連レス 343 名前:水先案名無い人 :2008/03/11(火) 15 54 54 ID mwM+5lnK0 風船おじさんwwwwwwwww 344 名前:水先案名無い人 :2008/03/11(火) 17 05 16 ID 15rFiU840 これだけいれば、十人くらいは生き残ってそうだな。 345 名前:水先案名無い人 :2008/03/11(火) 19 41 32 ID 3VwT4tm40 342 最後の1人はネッシーだよな!! 350 名前:水先案名無い人 :2008/03/11(火) 22 59 41 ID YnFMqK+f0 345 舩坂弘だろ。 コメント 名前
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778: 635 :2019/03/19(火) 00 15 20 HOST p1898232-ipbf412souka.saitama.ocn.ne.jp 銀河連合日本×神崎島 ネタ 帰還―――武勲無くとも――― 「ここも随分変わったね。鳳翔さん…。」 「そうですね…。」 航空母艦葛城と鳳翔、二人は大勢の家族連れや若者で賑わうテーマパークの中に居た。 周囲の人々を驚かせないように変装してである。 元々日本人らしい髪の色と容姿をしている二人である。 艦娘の艤装と服を普通の洋服に着替えれば美人な二人組みにしか見えない。 二人が居るのは大阪市此花区ユニバーサルスタジオジャパン。 旧くは日立造船桜島工場、艦としての葛城と鳳翔が解体され最期を迎えた地である。 葛城は空母として、軍艦としては一度も外洋に出ることなく、防空砲台となり逃げ回るしかなかった。 そして、皮肉にも戦後復員船として外洋を駆け回った艦である。 正規空母として働け無かったことに若干のコンプレックスを持っていた。 現在では艦娘として常世に落ち、神崎島主力の正規空母の一隻として働いているが。 鳳翔も同じであった。 真珠湾攻撃、ミッドウェー作戦に従事したが、ミッドウェーでは鳳翔の建造、運用経験から生まれ娘とも呼べる赤城達を失い力尽きた飛龍を発見してその最期を看取っている。 大戦の後半になれば出撃も出来ず乗組員の養成と防空砲台となるしかなかった。 また、すぐ側で見守ってきた大和も直掩機も付けられず半ば自殺的な水上特攻を強いられ波間に消えていった。 自分が見守ってきた艦(むすめ)達が自分より先に失われていく現実、鳳翔の心は如何程であったか。 日本海軍航空母艦最後に完成した末娘葛城が終戦まで生き残ったことだけが救いであった。 その葛城も空母として生きることはなく鳳翔と共にその生涯を閉じる事となったが。 二隻の艦が生涯を閉じた地はそんな歴史など知ることはなく人々の笑顔で溢れていた。 鳳翔は葛城がこの場所に来ることに反対であった。 葛城のコンプレックスを刺激し、嫌な記憶を思い出させると思ったからだ。 しかし葛城はこの地に来ることを強硬に主張した。 「あの場所が今どうなっているのか知りたいの。」 真剣な表情で言う葛城に鳳翔は頷くしかなかった。 779: 635 :2019/03/19(火) 00 15 52 HOST p1898232-ipbf412souka.saitama.ocn.ne.jp 「うん、この場所に来て良かった…。」 「えっ?」 葛城は笑顔でそう言った。 「だって皆笑顔でいるのよ?私達が頑張って復員をしたのが無駄だったんじゃないってことでしょ?」 鳳翔は呆気にとられた。 「あの時代、復員する人は皆笑顔が無かったわ。手足を失った人や帰国目前に亡くなった人もたくさんいて皆下を向いていた。」 葛城はUSJの象徴たる地球儀を見上げた。 「でもね鳳翔さん…復員した人を笑顔で迎えた家族がいたわ。片腕無くしても帰って来た人を泣きながら喜んだ人がいたわ。 だから頑張れたの雲龍姉も天城姉も瑞鶴先輩もいなくなっちゃたけど皆の分まで頑張ろうって。」 葛城は鳳翔の方を向いた。 「そりゃ空母として活躍はしたかったですよ?でもそれが私の大日本帝国海軍連合艦隊最後の正規空母葛城としての努めでしたから。 だから…、私は復員船として働いたことに誇りを持っています。」 「葛城さん…。」 鳳翔は自分の思い違いを恥じた。 空母として働けず復員船としてしか外洋を走れなかった彼女がここに来ることがどれだけ酷いことかと思っていた。 しかし、葛城は最後の正規空母として、復員という日本という国家が立ち直る為に成さなければならぬ事を誇りを持って行ったのだ。 それはミッドウェーで散った赤城達やエンガノ岬で散った瑞鶴達に劣らぬ軍艦としての生き様であった。 「鳳翔さんに葛城さんここにいましたか!」 突如としてここまで案内してくれた海上自衛官が駆け寄ってきた。 USJに似つかわしくない軍服姿の登場に周囲は戸惑っていた。 そして自衛官の放った鳳翔と葛城という言葉に周囲がざわつきだした。 「会わせたい人達を連れて来ましたので遅くなってすみません。」 「会わせたい人?」 葛城は自衛官の言葉に疑問を感じた。 元乗組員にはもう会い、他に誰かいるのかと。 自衛官が振り向くとその先に何人もの老人達がいた。 「あんたが空母葛城かい?」 「ええ、そうだけど…。」 老人の一人が葛城をあの葛城かと問う。 自分の乗組員ではないのは間違いないために戸惑った。 すると老人は葛城の手を取り泣き始めた。 「ふえ!?」 「葛城さん、この人の親父さんは葛城さんが日本に復員させた人なんです。」 「あっ!」 自衛官の説明に納得した。 「ありがとう、あんたのお陰で親父が婆さんの死に目に間に合ったんだ。」 泣きながら老人は語った。 他の老人達も語る、自身が葛城で復員した者、家族が乗った者、様々な者がいたが皆葛城が従事した復員の関係者であった。 「葛城さん、あんたが日本に来ると聞いて一言だけ言いたかったんだ。」 『ありがとう』 全員がただそれだけだ。 葛城の目頭が熱くなった。 そして今の自分の姿を恥じた。 彼らの前では日本人を運び復員に従事した航空母艦葛城でなければならないと感じたからだ。 780: 635 :2019/03/19(火) 00 16 52 HOST p1898232-ipbf412souka.saitama.ocn.ne.jp 葛城の姿が変わる。 この地を訪れた神崎島の住民から大日本帝国海軍最後の正規空母へと、 身に纏う洋装は剥がれ、艦娘としての艤装がその身を覆う。 周囲の人々は息を呑む。 流れるような烏の濡れ羽の長い髪、 かつてその身を覆っていた迷彩を模した意匠の服と飛行甲板、 腕に持つ梓弓と十万四千度御祈祷大幣と印された矢筒。 航空母艦葛城、彼女は再びこの地に降りたのだ。 黒曜石のようなその瞳が空いた。 彼女は目尻に涙を浮かべながらも花開く様に笑った。 「航空母艦葛城、只今帰還しました!」 781: 635 :2019/03/19(火) 00 17 44 HOST p1898232-ipbf412souka.saitama.ocn.ne.jp 以上になります。 転載はご自由にどうぞ。 785: 194 :2019/03/19(火) 07 25 32 HOST ai126188004086.59.access-internet.ne.jp 乙です。復員もまた立派な任務ですからね。 あ、あと誤字報告を。 778 誤・艦娘の偽装と ↓ 正・艦娘の艤装と
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再臨、そして終演 第二次文明戦争の際、太平洋上でユグドラシル軍に合流しソレグレイユへと渡ったリユニオン本隊を支援するため、ランゼルキアから少数の哨戒機が発っていった。 彼らはニイドウの警備が手薄になるタイミングをエラミーに連絡し、ニイドウを陥落させることに成功する。 また同時期、稜延(りょうえん)諸島沖東方海域遭遇戦すなわち久平海海戦にて、 久平国防軍の主力混成機動部隊がソレグレイユ先行偵察艦隊を嵐に乗じて急襲、 久平軍も空母2隻、戦艦1隻などを失ったものの、所属不明の艦の支援を受けて偵察艦隊を撃退した。 さらに次元決戦砲"レーヴァテイン"(ユグドラシル軍コードネーム『イムナイドラ』)の一時的な無力化、 そして各補給拠点を奇襲・制圧されたことによりソレグレイユ軍の戦線は後退、 首都メルシュテル郊外にまで侵攻を許してしまった。 メルシュテル防衛戦、別名カスティラン峡谷上空戦においては、ユグドラシル軍のD3兵器が暴走・自爆した後、 残ったD2兵器である中級悪魔Harvester Demonを元としたCrasher Unitと護衛する空軍混成機動旅団, それを迎え撃つ国土防衛軍所属の最精鋭D.L.C.R.S.(Deffence Lands Counteroffensive Raiding Squadron=国土防衛反攻襲撃戦隊、通称『デルクロス』)のAFM-536ラザノルク級航宙機動突撃艇と 殲滅特化型重装騎士飛行型、そして対D2兵器であるAD-37G『Vernichten』の部隊が激突し、 死闘の末にD2は沈黙し帝国軍も半数近くが壊滅、辛くも首都への侵攻を阻止した。 この戦闘により、それまで連戦連勝だったユグドラシル軍は、首都を目前にして初めての大敗北を喫した。 そしてその後、これだけの屈辱を味あわせた連合軍に対し完全に激怒していたソレグレイユが黙っているはずはなかった。 軍事大国たるソレグレイユには、ニイドウを失っても尚十分過ぎるほどの戦力が残されていたのだ。 ソレグレイユは各地の陸海空軍・海兵隊・国境警備軍・特務警察庁・国土防衛軍・各省庁軍・州軍・ 汎ソルグレイユ民主主義自由貿易協定連盟(ソレグレイユ連邦共和国を盟主とする多国籍共同体)軍・ 精鋭特殊作戦群その他民間の私設傭兵部隊までも動員し、 遂に巡航機動要塞『アルカディオ』に率いられた史上最大級の艦艇群で構成された連合機動艦隊及び連合機甲師団を出撃させた。 『アルカディオ』は先行偵察艦隊を退けトラムツキー近海まで押し寄せたユグドラシル・久平連合艦隊を 殲滅しようと、淵奈爆撃に使用した主砲を再び起動させる。 ユグドラシル・久平軍の中には、淵奈爆撃を経験した者も少なからずいた。 そして彼らにとって、それはまさに破壊と、恐怖と、死の象徴であった。 彼らはその時、戦慄したという。 故郷を、家族を蹂躙し、焼き尽くした光が、いつか取り逃がした獲物である自分たちに、 もう一度牙を剥こうとしていたからだ。 彼らは、もはや止められない総力を賭けた全面戦争に突入しようとしていた。 しかし『アルカディオ』の主砲がまさに閃こうとした瞬間、思いもかけない事態が発生する。 突如上空から正体不明の光が『アルカディオ』中心部に命中、同艦は爆炎を巻き上げ、活動を停止したのだ。 これには両軍とも唖然とするしかなかった。 すると間もなく、黒い翼を持つ正体不明の巨大な悪魔が上空から姿を現した。 悪魔は集結する両軍の艦隊を見下ろすと、再び雲上へと消えていった。 そして現れたのは他でもない、Stingray Demonを始めとした悪魔の大群だったのだ。 どこから入ってきたのか全く不明だが、中には上級悪魔の姿も確認できた。 人類はここに来て再び、人知を超越した彼らの絶対的な恐怖を、思い知ることとなる。 人類はやむを得ず団結し、悪魔の大群に向かっていった――… ――十数時間もの死闘の後、人類軍は多大な犠牲と引き換えに、勝利を手にした。 しかし人類同士で戦争を続ける余力はもはや無く、 ソレグレイユ・ユグドラシル・久平の三国は龍陽京・太極府にて停戦協定を結んだ。 その条件は、ソレグレイユ・ユグドラシル両国による久平の独立国としての承認、 劉懿など要人の久平政府への身柄返還、久平魔導人民自治区及び次元科学開発地区からの 両国軍の全面撤退と久平独立領への再編入、 占領されたニイドウのソレグレイユへの全面返還と国際治安部隊の創設及び駐留、 打撃を受けた各地域の復興支援、三国間の技術者交流などであった。 これらは上天民主公国大総統劉裔伯紀とユグドラシル帝国皇帝アーサー・フォン・ユグドラシル、 そして開戦派であった前大統領クルーズ・マロリーの引責辞任に伴い就任した、議会内でも少数の穏健派であるソレグレイユ連邦共和国大統領イーニアス・ハートフィールドの主導という形で行われた。 併せて三国間で不可侵条約が交わされ、 ここに約一年半続いた「審判の日」以来の歴史上最大級の人類同士の戦争には事実上、一旦の終止符が打たれた。 メルシュテルにはユグドラシルから特使が派遣されて視察を行うようになり、 世界には束の間の安息が訪れたかに見えた。 しかし、これで終わるはずは無い。 長きに亘り暗い闇の深淵で息を潜めてきた“彼ら”が、遂にその巨大な姿の片鱗を見せ始めていたのだ。 人類は、“彼ら”の齎す恐怖を知らない。いや、忘れてしまったのだ。 後の世に言う所謂“終末戦争”は、まだ、始まったばかりだった。 『その時私の目に映ったのは、何か恐ろしい、題を知らない狂気に満ちた劇の一場面のような光景だった。 風の音、大砲の唸り、人とそうでない者たちの絶叫…… それら全てが、どこか現実離れした奇妙な恍惚感を私に与えていたのだ。 ――終末論というものをご存知だろうか。 かつて私は、古代の最終戦争の神話を読んだことがある。 それによれば、最終戦争の前、大いなる冬が訪れ、秩序が崩れ、星が降り、 世界は炎に包まれ、終末を迎えるという。 そう、その恐ろしく壮大で、ある種の感動すら覚えたその景色はまさに、 『大いなる冬』そのものであったのだ。 すると次の瞬間、私の体は宙に投げ出された。私の意識は禍々しい光に呑まれ、あえなく消えていった。 それから後は、まるで初めから何者かに仕組まれていたかのように、記憶が抜け落ちている。 目覚めた時にはもう全てが、何もかもが終わっていた』 ―――ブルーノ・シュニッツラー著『原罪』より era3 ソレグレイユ ユグドラシル 久平 事件
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このページは、新箱庭観光通信シリーズ第2シーズンである「扶中戦争」の前哨戦である。 20XX年4月21日から5月12日の間に中華人民共和国(以下、中国)と中華連邦共和国(以下、台湾)との間で発生した戦争。 衝突した勢力 人民解放軍陸軍 中華連邦共和国陸軍 人民解放軍海軍 中華連邦共和国海軍 人民解放軍空軍 中華連邦共和国空軍 人民解放軍第二砲兵部隊 自由東南アジア解放同盟軍 オーシア海軍特殊部隊 Navy SEALs Team9 オーシア海兵隊第31遠征部隊 指揮官 楊菲菲海軍中将 黎星刻海軍中将 王志強海軍少将 周香凛海軍少将 安同北海軍上級大将 洪古海軍少将 概要 軍事的背景 中国政府が人革連を設立してから急激な成長を遂げていた。これに危機感を抱いた台湾は、オーシアから急遽イージス艦や最新鋭のF-35を大量に導入するなど中国の軍拡に対抗するよう身の丈に合わない軍事増強を図っていた。また、人革連の圧政から逃れた中国人や旧政権の関係者、また東南アジアの王族や軍人を受け入れ亡命政権の樹立を許可してしまった。 一連の流れが中国政府の琴線に触れ、台湾にこれまで以上に強い圧力をかけることになるとともに、台湾侵攻の口実を探していた。 そんな中、南シナ海やインド洋で中国籍の商船だけを狙った反政府ゲリラ組織「自由国民アジア戦線」が、台湾に樹立された「自由東南アジア解放同盟」の支援を受けているというリーク情報を得た。当初このあからさますぎる情報は眉唾物と思っていたものの、今後の外交の材料になると思った情報部が精査した結果、本当に裏で繋がっていたことが判明した。 この事実に対し中国政府は台湾と自由東南アジア解放同盟に強い非難の声明を発表する。これと同時に、 自由東南アジア解放同盟の解散及び首脳部や政府関係者の身柄の拘束 海賊行為を幇助した台湾に対し賠償金2000億元の支払い(*1) 金門島や金馬地区、澎湖諸島、東沙諸島、南沙諸島の領有権を放棄し領有権を中国に委任する という無茶難題をふっかけ、これを半年以内に履行しなければ軍事制裁を実施するという声明を出した。台湾マジでいい迷惑 しかし中国が半年も悠長に待ってくれるわけがなく、声明発表からわずか2週間後に「台湾政府には我が政府の正統にして温情のある要請を履行する意思が見られず、愚かにも武力によってこれらの要請を反故しようとしている」と突如声明する。そして中国はこれを自国に対する武力行為の前触れと捉え、先制的自衛権を口実に台湾斬首作戦を発動する。 中国政府の思惑 中国と台湾は第二次世界大戦終結後の国共内戦から因縁のある関係であった。 長年、台湾併合を狙っている中国にとって最も恐れていることはオーシアとの全面戦争に突入することである。しかし逆に扶桑やオーシアの介入前に台湾併合を既成事実化してしまえば国連の常任理事国であり大国である中国相手に、オーシアも1つの中国を認めている手前、無理をして反撃をしてこないと考えていた。つまり中国が目的を達成するためには、扶桑やオーシアに介入する暇を与えず電撃的に台湾を手中に収めて台湾が中国の一部を世界に認めさせることが必要であった。 中国は経済成長を背景に空海軍力を急速に増強していたが、正面から大規模な侵攻作戦を行なおうとすれば忽ち扶桑やオーシア、台湾に探知され、迎撃作戦を展開するであろう。オーシアとの戦争状態に突入することは間違いない。そこで中国は1つの作戦を考案した。 斬首戦略。それはソ連のアフガニスタン侵攻作戦を手本に考案した特殊部隊による電撃作戦である。 最終的には完全な成功とは言いがたい不完全燃焼に終わったと評価されることが多いソ連のアフガニスタン侵攻作戦であるが、アフガニスタン首脳部を排除して親ソ派傀儡政権を打ち立てるまでは極めて順調にことが運んだのである。このときに決定的な役割を果たしたのがKGBや軍情報部GRUのスペツナズ部隊である。スペツナズ部隊が大統領官邸を襲撃し大統領を連行・処刑し首脳部を失ったアフガニスタン政府が瓦解。かくしてソ連軍はアフガニスタンを制圧したのである。 中国がやろうとしているのは同じ事で、特殊部隊により台北へ電撃的な襲撃を行い、台湾首脳部を排除する。そして傀儡政府を打ち立て台湾の中華人民共和国への帰属を全世界に発表する。扶桑やオーシアに介入の暇を与えず既成事実化できれば、もはや阻止出来る者はいない。指揮系統を寸断された台湾軍は効果的な迎撃は行なえず、人民解放軍正規軍が上陸して台湾全土を制圧すればそれで終わりである。 台湾を制圧すれば、叛乱分子討伐という成果によって国内のインフレに対する不満を逸らし共産党の威光を高めることができる上に、対外的には台湾周辺を通るシーレーン、特に南シナ海と太平洋を繋ぐ大動脈であるバシー海峡を手中に収めることができる。 上記のような思惑から中国は急遽海軍直轄部隊を中心とした北海艦隊、東海艦隊の連合艦隊を編成し過去最大規模の侵攻作戦を実行する。 開戦 台北空爆 第一撃を担ったのは東風15型短距離弾道ミサイルである。射程600kmのこのミサイルは数十発が短時間のうちに発射され、台北周辺の防空施設を集中的に攻撃した。 その混乱の最中、福建省各地の飛行場から十機ほどの輸送機が飛び立った。旧ソ連が開発したAn-24型輸送機を中国が国産化した運輸7型機で、50名ほどの兵士を運ぶことができた。さらに海上を多数の擬装漁船や商船が台湾海峡を渡っていた。どの機体、船にも完全武装の兵士を乗せていた。彼らは海兵隊と空挺部隊の精兵、さらに市街地戦能力に長ける武装警察特殊部隊から成っていた。 台湾西部の各空軍基地・航空戦力の壊滅 台北爆撃の報よりも少し前、レーダーサイトのレーダー画面の一部が真っ白になると同時に大規模な通信障害が発生する。 その後、台北陸軍衛戍地から攻撃を受けているとのを報告していると思われる不鮮明な通信の後、レーダーは元に戻ったもののレーダー画面に第1攻撃隊は映っていなかった。 混乱の中、各基地の空軍司令長官は空襲を受ける可能性に気づいたが、直援機の発進を命じた直後、今度はレーダー画面全体が真っ白になる。 事態を察知した司令長官は即座に全機出撃を命じるが、事態は最悪な局面に向かっていた。 迎撃機と対空レーダーとへの探知を避けるために超低空飛行で侵入したJH-7Bステルス戦闘攻撃機16機がレーザー誘導爆弾を用いた精密爆撃により、滑走路、待機中の戦闘機、対空砲陣地を軒並み破壊し、反撃手段を奪って安全を確保した後に、レーダーなど重要施設を破壊していく。 結果、1時間も経たない内に各航空隊基地は半壊することとなる。 爆撃終了後、ようやく救護と消火、被害確認を始めようとしたところに、今度はそれぞれの基地にJ-11/16制空戦闘機156機が飛来する。 戦闘機も対空砲も使えない状態だったが、移動式対空機関砲での反撃を試みるも、逆に報復の銃爆撃を受けた。結果、主要施設は無事なものはなく、火薬庫や格納庫は跡形も吹き飛び、周囲の道路まで破壊される有様だった。 総統府占拠 最初に台北の地に展開したのは台湾海峡を渡った第244自動車化師団の陸戦部隊であった。偽装船舶に乗って台湾各地に潜伏していた工作員とともに空挺部隊の降下に適する台北周辺の地点を確保していた。そしてそこへ空挺部隊が次々と降下していたのである。そして彼らは分かれて台北の要所制圧に向かった。 台湾政府に対応する暇はほとんど無かった。突然の弾道ミサイル攻撃に混乱している間に要所を制圧され、指揮系統は寸断された。総統府も特殊部隊に襲われ、総統と一緒にいた側近は中国武装警察によって逮捕され、何処かへと連行された。難を逃れた台湾首脳部の者もいたが、軍やその外の治安部門と連絡をとることができずにいた。 台湾の首脳部はまさに斬首された。精鋭台湾軍も指揮系統を寸断され、命令も情報も届かない状態になって機能不全に陥った。各所で指揮系統回復の動きがすぐに始まったが、その成果が実るには暫しの時間が必要であった。しかし、既に傀儡政府を打ち立てるべく行政官を乗せた特別機が台北に向かって出発していた。 人民解放軍連合艦隊の動向 海軍は陸軍特殊部隊の斬首作戦と並行して太平洋方面から大規模な攻勢を仕掛けた。この時太平洋側から侵攻を開始した中華連合艦隊の正体は、先日扶桑近海で大演習を実施していた直轄艦隊と、これとは別にアリューシャン方面で航海演習をしていた北海艦隊である。中国大陸側からは台湾侵攻の主戦力となる東海艦隊が拠点攻撃を開始し、台湾海軍は対応に追われることになった。当初は中国艦隊の怪しい動向にm警戒していたが、昨年12月から今年の8月に至るまで146回もの同規模の海上演習が行われており、油断しきっていたことによって対応が少し遅れてしまったことが命取りとなってしまった。 中華連合艦隊は主に早期警戒機やレーダーサイトの無力化、電波施設の攻撃、また沿岸部の航空基地の徹底した空爆をおよそ1,000機近い作戦機を導入して実施した。制空権を一時的に確保した中華連合艦隊は、初期の混乱で動けなかった各鎮守府の艦艇を攻撃する。態勢の整わない台湾海軍西部艦隊は澎湖諸島に逃れるも一連の流れで海軍艦艇の8割を失う痛手を負った。 各艦隊の要所攻撃場所 東太平洋海戦 直轄艦隊+北海艦隊 台北 基隆 宜蘭 花蓮 台東 太平洋側方面の中華連合艦隊は、台湾空軍の航空迎撃隊250機の猛攻をいなしつつYJ-16艦対艦ミサイルを発射。中央艦隊・東方艦隊の空母3隻と駆逐艦11隻、フリゲート16隻を撃沈ないし大破させる。 続けて250機の台湾空軍戦闘機を迎撃機と艦対空ミサイルによって112機を撃墜。さらに残存機・残存艦も一時間足らずで撃沈された。 窮地に立たされた台湾海軍総司令部は反撃を試み一旦戦闘海域を離れ態勢を整えようとするも追撃にあい巡洋艦4隻、駆逐艦20隻、フリゲート8隻が沈没ないし航行不能となり撤退した。この戦闘で生き残ったのは逃亡した空母・駆逐艦・フリゲートの9隻のみ。台湾海軍主力はこの時をもって、事実上全滅した。 戦闘の最中、台北攻略中の052D型駆逐艦「浦東」が総司令部のある国防部海軍司令部に向けYJ-18巡航ミサイルを発射。海軍司令部は爆砕され、海軍総司令官である海軍元帥、海軍の頭脳とすら言われた作戦参謀を含むほぼ全員が戦死した。これにより、海軍全体の指揮能力も失われる。 中央・東方艦隊を一掃した中華連合艦隊の攻撃により、各海軍基地港はすべての軍事施設を破壊され、軍港としての機能を失った。 台湾海峡海戦 東海艦隊+南海艦隊 台中 新竹 高雄 澎湖列島 同刻、最初に攻撃を受けたのは哨戒にあたっていたE-2T早期警戒機2機であった。J-20のステルス対空ミサイルにより、2機は報告を送る暇も無く撃墜された。続いて、同じく哨戒にあたっていたフリゲート5隻も、瞬時に轟沈した。 軍港に停泊していた主要戦闘艦艇も機雷封鎖と広範囲ジャミングによりろくに身動きが取れず、中華連合艦隊の対艦ミサイルと航空波状攻撃によりすべて爆発炎上。台湾海軍は極めて不利な状況の中でも善戦するが40分足らずで海上戦力はすべて失われていた。 陸上戦力も嘉興秀洲空港基地から発進したJH-7Bの爆撃により壊滅。戦闘開始から二時間という記録的短時間で台湾軍は全滅する。 およそ一時間後、空母「丹南」(*2)所属の艦上戦闘機部隊が駆けつけるも、彼らが見つけたのは軍艦の残骸と焼け野原になった陸上基地だけであった。 なお、この時に残存艦隊は東海・南海両艦隊と対峙するがもう一回本格的な海戦するだけの弾薬が残されておらず、小競り合い程度の戦闘が発生した程度で住んでいる。(第二次台湾海峡海戦) 傀儡政権の樹立 戦闘開始してから二時間経過した午前5時頃、総統府を制圧して台北を手中に収めつつある中、突如TVからある声明が発表された。 「現在、台北は極めて混乱した状況にあります。私はこの問題を大陸と協同で解決しなければならないと考え、本土に緊急の部隊派遣を要請しました」 テレビで緊急事態への対処と中国との連帯を訴える人物こそ中国の傀儡政府の指導者であった。傀儡政府は中国に支援を要請して、中国はそれを口実に正規軍を台湾に上陸させる。中国の台湾侵攻作戦は最終段階に突入しつつあった。 宮古島沖扶桑護衛艦誤射事件 これは中華連合艦隊と扶桑海護総隊第10管区所属の護衛艦との間で起きた悲劇である。 中華連合艦隊が台湾侵攻のため南下していたところ扶桑海軍の護衛艦と接触。 領海侵犯した中華艦隊に抗議をしたところ、突如中華連合艦隊直属の大型巡洋艦「鎮西」が放った砲弾が護衛艦に直撃し沈没させられた。 人革連政府はこの後の扶桑政府からの講義に対して一連の流れに否定的もしくは黙秘を貫いていたが、扶桑側が情報を開示したことから言い逃れはできないと悟ったのか謝罪と追悼の声明を発表した。 その後の人革連側の査問委員会の調査によると鎮西艦長の独断による攻撃であることが判明、人革連政府は今回の事件の関係者を全員処罰することを発表した。艦長及び副長はすぐさま軍事刑務所に軟禁し2日後銃殺刑に処し、将校も全員更迭、乗組員は全員内地に飛ばされるという異常に厳しい処分が下った。 なお、今回の事件を受けて安同北上級大将の幕僚補佐を務めた人物が突如として憤死したことやその後幹部将校が全員一ヶ月以内に不審な死を遂げているなどの不穏な情報が出回っている。 オーシアの暗躍 中国の一連の暴挙に対し、オーシアもただ手をこまねいているわけではなかった。 核兵器を自国やユークの次に多く保有する中国と全面戦争を避けつつ中国の台湾領有の既成事実化を阻止し、逆にオーシアの台湾への介入を既成事実化するよう以下の地上部隊の派遣を決行した。 海兵隊第31遠征部隊:1,250名 Navy SEALs Team 5:150名 合計2,000名にも満たない戦力ではあるが、彼らに課せられた任務は台湾軍の建て直しに協力することであり、中国の特殊部隊に対処する抑えとしての役割もある。さらに地上部隊の派遣は、オーシアの不退転の意思を中国に示すとともに、中国軍には作戦の更なる進行を躊躇させることが期待されていた。 地上部隊がそこにいれば、中国が台湾を制圧しようとすれば海兵隊と戦わなくてはならず、オーシアはその事実を以って台湾への介入を既成事実化できる。また地上部隊の衝突とあっっては中国自身もオーシアとの全面戦争を覚悟しなくてはならない。 検討案の中には海軍や空軍の投入もあったが、機動力の高さ故に簡単に投入も撤退もできる両軍不退転意思表示としては些か弱かったため棄却された。 こうしてフィリピンのクラーク海兵隊基地「キャンプ・クラーク」から25機のCH-53Eが離陸し辛うじて生き残った台湾軍衛戍地へ向かった。 行政院長の保護 1,250名を乗せた海兵隊ヘリ大隊は中華連合艦隊の索敵網に引っかからないよう屏東県方面から北上し苗栗陸軍衛戍地に着陸した。 今回海兵隊に課せられた任務は遊撃戦闘と情報収集、台湾政府首脳部の要人の安全を確保することである。 まず海兵隊は上陸した中国軍の兵力を図るため、分散した偵察隊に威力偵察の実行を指示し、作戦に沿って裏路地を通って博愛特区を中心に警護している中国軍武装警察隊に感知されることなく一撃離脱戦法を繰り出した。 中国軍は突如にして見えない敵からの攻撃に混乱し現場の士気が下がり始めていた。 また、海兵隊は市街地での交戦の中で蒋麗華 行政院長(*3)を保護し一旦台湾軍基地に護送したとの情報が入った。これにより、海兵隊は第二フェイズである行政中枢である博愛特区の奪還と台湾政府及び軍の回復に移行しようとしていた。 一方、交錯した情報の中で中国政府はオーシアの関与を疑ったが、何よりも面子を重んじる中国政府が「現場の混乱による不確定な情報」と断定し強引に本格的な上陸作戦を決行する。 博愛特区の制圧 武装警察隊だけでは埒があかないとして中国陸軍に支援を要請。 遠征部隊指揮官アーマド・シュワルツコフ中佐は一部の通信部隊とその護衛を残して海兵遠征隊のほぼ全力を博愛特区にぶつけた。中国側も増援部隊を派遣していたので、どちらが先に着くか時間との競争であった。そして勝ったのは海兵隊であった。 最初に博愛特区に到着した小隊は中隊本隊と合流し、引き続き一撃離脱攻撃を繰り返した。それまでの攻撃は威力偵察を目的にしたものであったが、それからは海兵隊主力の行動を欺瞞するための牽制攻撃であった。つまり海兵隊の攻撃方向を悟らせずに、主力を以って弱点を一気に突破するのである。 牽制中隊の攻撃で中国の守備兵たちが博愛特区の南に集まったところに海兵隊主力が北側から突入した。完全に虚を突かれた中国軍守備隊はほぼ同数の海兵隊に完全に圧倒された。 中国軍は虚を突かれたこともあり、崩壊しつつあった。中国軍部隊指揮官は海兵隊が一撃離脱戦法を繰り返したこともあって相手の規模を掴めず、主力が突入してきた時点で自分達が自らの部隊よりも遥かに強大な敵を相手にしているように思い込んでしまったのである。指揮官は戦意喪失し、博愛特区の中国軍は完全に主導権を奪われた。末端の兵士にはまだまだ戦意のある者が幾らでもいたが、軍隊とは組織となって初めて威力を発揮するもので、指揮中枢が崩壊した時点でもはや結果は確定してしまっていた。 海兵隊が戦場を支配し、中国兵はちりじりになって散った。中国軍部隊は完全に崩壊し、一部の兵士が戦いを続けていたが、海兵隊の前にすぐに沈黙させられた。 こうして博愛特区における戦闘はオーシア海兵隊の勝利に終わり、政府復活の声明発表の下地が整った。 台湾政府の復活 行政院長は苗栗衛戍地で衛星通信を経てオーシアのハーリング大統領と会談をしていた。オーシアは台湾を見捨てるつもりはないと発表し、中国の本格的な上陸を何としても阻止すると表明した。 同時期にオーシア空軍第5空軍に所属しているEC-130E電子支援戦機と護衛のF-15Cは台湾を目指して北上していた。 EC-130Eコマンド・ソロIIはオーシア空軍の誇る空飛ぶ放送局である。その任務は敵国の放送網をジャックし、プロパガンダ放送を流して相手国民の戦意を挫く事にある。勿論、今回のように占領下の友好国民を励ますような目的でも使われる。 EC-130Eは台北沖上空で旋回していた。護衛のF-15飛行隊が周囲を守っているが、不思議と中国軍が攻撃を仕掛けてくる気配はなかった。この時、台湾上空を警備していた第40航空旅団はオーシア空軍機の迎撃許可の要請をかけたが、オーシアとの全面戦争を恐れた国防部が要請を却下したことが戦後明らかになった。 EC-130Eは台湾のテレビ放送を妨害し電子支援戦闘を開始すると同時に、世界各国に行政院長の声明が発表された。 戦争の終結 行政院長の声明が世界に発信されると同時にオーシア海兵隊と中国陸軍・武装警察特殊部隊の戦闘も同時に放映された。これらの放送は中国政府上層部にも伝えられており、台湾から撤退するか決断を迫られていた。このまま正規軍同士の戦闘をやめさせるか、台湾侵攻強行してオーシアと全面戦争に突入するか。しかし悲願の台湾統一が目前まできているということもあり、決断が下せないでいた。 当の現場の中国軍部隊も自分たちが戦っているのは台湾軍ではなくオーシアの正規部隊であることが知れ渡り、士気に少なからず悪影響を及ぼしていた。市街戦は中国陸軍正規部隊の増援により熾烈を極め、オーシア海兵隊側にも少なからず死傷者が増え始めていた。 人海戦術で包囲殲滅を図ろうとした中、奇襲から立て直した台湾陸軍機械化部隊が戦闘に介入した。台湾陸軍はM1AT2エイブラムスと新型国産戦車G1「猛虎」を投入し先に上陸していた15式軽戦車や05式水陸両用戦車を駆逐した。まだまとまった数が上陸できていない99式主力戦車や96G式主力戦車を各個撃破された。 中国の台北上陸部隊は現場の混乱と指揮の乱れから台湾軍機械化部隊にまともに抵抗できずに各個撃破され、包囲されつつあった。 オーシア政府の武力介入 オーシアはフィリピン・インドネシア方面から第5・第7空軍を、ハワイ・グアム・オーストラリアから第7・第8艦隊とインド洋から第5艦隊を中心とする大規模な連合艦隊を差し向けた。 本格的な戦闘になることを恐れた中国政府は各艦隊と第二次上陸部隊を引き上げた。 戦争の終焉 この後、事態は迅速に終息に向かった。 指揮系統が回復して、その能力を万全に発揮できるようになった台湾軍は海兵隊に代わって中国軍コマンド部隊掃討を進めて台北の治安を回復し、傀儡政府の面々は姿を消した。 翌日には最初の空母群である ジョージ・ワシントン 空母打撃群が台湾海峡に入り、中国海軍の動きを完全に封じ込めた。さらにオーシア空軍の攻撃部隊も到来して、中国がさらなる作戦を進めるならば、その中枢部に迅速な打撃を与えられる態勢を整えた。事前集積船が台湾に入港してオーシア陸軍部隊が台湾の地を踏むことになれば、もはや中国の侵攻作戦が成功することはありえないことであろう。 中国も台湾制圧を諦めて沈静化を図った。特殊部隊の台湾への侵攻を一部過激分子の独断行動であると発表し、さらに中国海軍の異常な行動は警戒のための行動であると説明した。中国政府は責任者を処罰することを世界に宣言し、指導部は総辞職することになった。 中国が世界経済に対して大きな影響力を持つ国連常任理事国の大国であることもあって厳しい制裁は行なわれなかったが、各国の激しい批判に晒されることになった。 台湾側の被害 陸軍・空軍は最初の奇襲攻撃で全体の1~2割ほどの戦力を喪失。特に被害が甚大だったのが沿岸部付近の部隊で9割近くが全滅している。 海軍は最初の奇襲に加えて楊菲菲提督率いる中国北海艦隊との戦闘で中央艦隊・東方艦隊が壊滅的被害を被り西方艦隊も9割近くの戦闘艦艇を失い再起不能なほどの痛手を負った。 自由東南アジア解放同盟の解散 戦争の発端となった自由東南アジア解放同盟はその後台湾政府によって人民解放軍に引き渡され、首脳部及び軍人関係者はウイグル強制収容所に連行され、避難民は元にいた国に強制帰国させられた。また、一連の流れにより「自由国民アジア戦線」の位置情報が芋づる式に洗い出され、東南アジア方面や台湾で一斉に掃討作戦実行された。 オーシアやユークは当初この強引な対応に強く抗議したが、中国の「あんたらだってイラクやチェチェンで似たようなことやっていただろ(超訳)」と反論したため以降は有耶無耶になっている。 また、台湾も「これ以上攻撃されたくなかったらいうことに従え(意訳)」と脅迫し自由国民アジア戦線の掃討作戦に協力させられた(*4) 扶桑皇国との関係 戦力 海軍戦力比(中台戦争時の参加兵力) 人民解放軍海軍 中華連邦共和国海軍 戦艦14隻 戦艦4隻 大型空母13隻 中型空母6隻 装甲巡洋艦9隻 大型巡洋艦8隻 巡洋艦9隻 巡洋艦6隻 防空駆逐艦78隻 ミサイル駆逐艦48隻 水雷駆逐艦20隻 汎用駆逐艦28隻 護衛駆逐艦80隻 フリゲート48隻 護衛艦29隻 水雷艦/対潜艦/通報艦48隻 強襲揚陸艦12隻 揚陸艦16隻 中型揚陸艦21隻 原子力潜水艦30隻 原子力潜水艦6隻 通常潜水艦80隻 通常潜水艦24隻 空軍戦力比 人民解放軍空軍 中華連邦共和国空軍 J-10A/B 240機 ミラージュ2000-5Di/Ei 160機 J-10C/D 370機 ミラージュ4000 40機 J-11A/B 340機 F-14D 160機 J-11C/D 150機 F-15C/D 120機 J-16A/B 180機 F-15E 120機 J-16C/D 170機 F-16E/F 280機 J-20 300機 RF-16 40機 J-31 220機 F-35A 340機 人民解放軍海軍 海軍直轄艦隊 空母3隻 装甲巡洋艦6隻 防空駆逐艦10隻 護衛駆逐艦12隻 003中原型原子力航空母艦 中原 天朝 唐土 029型大型巡洋艦 鎮東 鎮西 鎮南 鎮北 鎮中 鎮辺 052F型ミサイル駆逐艦 盛京 大都 臨安 鎬京 大興 新京 高陽 唐山 平陽 天京 054B江凱型護衛駆逐艦 順天 邵陽 安西 天水 北海 武威 順天 楽山 瀘州 宣賓 閬中 温州 北海艦隊 戦艦8隻 空母4隻 装甲巡洋艦3隻 巡洋艦5隻 防空駆逐艦35隻 水雷駆逐艦10隻 護衛駆逐艦35隻 護衛艦14隻 強襲揚陸艦5隻 揚陸艦7隻 中型揚陸艦9隻 戦艦 河北型戦艦 河北 河西 吉林 青海 陝西型戦艦 陝西 四川 雲南 浙江 空母 002北京型原子力航空母艦 北京 上海 重慶 001遼寧型航空母艦 遼寧 巡洋艦 開封型装甲巡洋艦 開封 雄安 大連 哈爾浜型巡洋艦 哈爾浜 深圳型巡洋艦 智安 奉天 梅雪 天宝 駆逐艦 055南晶型駆逐艦 常徳 紹興 建康 無錫 淮陰 鎮江 052E瀋陽型駆逐艦 瀋陽 恵州 浦東 浜海 長安 大台 旅順 西康 伊春 広西 清華 成慶 神鶴 高雄 052D昆明型駆逐艦 昆明 長沙 合肥 銀川 貴陽 憑祥 衡陽 西昌 052B広州型駆逐艦 広州 武漢 鞍山 撫順 051C藩陽型駆逐艦 藩陽 石家荘 956E杭州型駆逐艦 杭州 福州 泰州 寧波 黄石 蕪湖 濟陽 鳳陽 汾陽 蘭陽 護衛駆逐艦 053江滬型フリゲート 葫芦島 懐化 襄樊 綿陽 洛陽 伏波 安瀾 054A江凱型フリゲート 徐州 十堰 浜州 慶州 黄山 衡陽 運城 玉林 日照 咸寧 南通 徳陽 和竜 北安 穆棱 河津 054B江凱型護衛駆逐艦 哈密 楼蘭 呉忠 焦作 豊城 臨海 安慶 蓬萊 東山 衡南 武進 射陽 護衛艦 056型コルベット 大同 営口 威海 撫順 信陽 黄石 秦皇島 張掖 烏海 京兆 湖州 維陽 毘陵 京口 揚陸艦 079鳳凰山型多目的輸送艦 太白山 075天台山型強襲揚陸艦 九華山 梧桐山 会稽山 玉龍山 072玉亭Ⅲ型戦車揚陸艦 天柱山 大青山 072玉亭Ⅱ型戦車揚陸艦 雁蕩山 黄崗山 071崑崙山型揚陸艦 林慮山 日月山 沂蒙山 中型揚陸艦 玉海型揚陸艦5隻 玉北型揚陸艦2隻 東海艦隊 戦艦6隻 空母6隻 巡洋艦4隻 防空駆逐艦33隻 水雷駆逐艦10隻 護衛駆逐艦33隻 護衛艦15隻 強襲揚陸艦7隻 揚陸艦9隻 中型揚陸艦12隻 戦艦 安徽型戦艦 安徽 湖南 湖北 江西 福建 貴州 航空母艦 001B広東型航空母艦 天津 澳門 001A山東型航空母艦 山東 山西 四川 001遼寧型航空母艦 海南 巡洋艦 哈爾浜型巡洋艦 青島 深圳型巡洋艦 桂林 蘭祥 達芝 偉葉 海天型巡洋艦 海天 海圻 海容 海籌 海琛 駆逐艦 055南晶型駆逐艦 南晶 丹陽 厦門 九江 南平 吉安 長治 茂名 宜賓 台州 052E瀋陽型駆逐艦 昌江 永順 平津 盧溝橋 錦江 廊坊 翁源 広安 菖香 有津 巌城 明泉 052D昆明型駆逐艦 南京 成都 鏡清 寰泰 東川 下関 052B広州型駆逐艦 南寧 西寧 自貢 北海 956E杭州型駆逐艦 舟山 滄州 迪化 武昌 承德 康定 海陽 淮陽 寧陽 宜陽 護衛駆逐艦 053江滬型フリゲート 淮北 銅陵 嘉興 連雲港 蒲田 三明 宜昌 054A江凱型フリゲート 益陽 常州 煙台 塩城 衡水 柳州 臨沂 岳陽 崇左 通遼 蘭谿 崑玉 韓城 原平 海城 涿州 054B江凱型護衛駆逐艦 安西 天水 北海 武威 温州 渡口 大梁 漳州 沐陽 東豊 武寧 護衛艦 056型コルベット 蚌埠 安吉 泉州 三門峡 株州 宿州 銅仁 淮安 寧徳 保定 荷沢 鄂州 烏義 宣城 宜春 揚陸艦 079鳳凰山型多目的輸送艦 大黒山 青城山 紫金山 三清山 075天台山型強襲揚陸艦 天台山 雲台山 関門山 072玉亭Ⅲ型揚陸艦 八仙山 072玉亭Ⅰ型揚陸艦 五峰山 霊岩山 洞庭山 賀蘭山 六盤山 071崑崙山型揚陸艦 龍虎山 五指山 羊台山 普陀山 運輸型揚陸艦 嵊山 魯山 泥山 福山 中型揚陸艦 玉海型揚陸艦2隻 玉北型揚陸艦4隻 中華連邦共和国陸軍 九州より少し小さい程度の国土に「密です」と言わんばかりにギチギチに敷き詰められた軍隊。しかし一個師団の隊員の定数は6,000から10,000人と、最小規模の師団はユーク基準だと旅団レベルしかない。常設軍と予備役である郷土防衛義勇隊から構成されている。 中華連邦共和国陸軍編成 首都防衛指揮部(台中衛戍地) 第1禁衛師団 第2禁衛師団 第3禁衛師団 第4禁衛師団 第5禁衛師団 首都防衛砲兵旅団 首都防衛工兵旅団 首都防衛通信旅団 首都防衛後方継戦旅団 桃園方面指揮部(桃園衛戍地) 第1機甲師団 第6歩兵師団 第10歩兵師団 第13歩兵師団 第24歩兵師団 第26機甲師団 第33砲兵師団 第40重戦車旅団 第52航空旅団 桃園方面砲兵旅団 桃園方面工兵旅団 桃園方面通信旅団 桃園方面後方継戦旅団 桃園補給統制本部 台中方面指揮部(台中衛戍地) 第4機甲師団 第7歩兵師団 第9歩兵師団 第31砲兵師団 第45重戦車旅団 第53航空旅団 台中方面砲兵旅団 台中方面工兵旅団 台中方面通信旅団 台中方面後方継戦旅団 台中補給統制本部 高雄方面指揮部(高雄衛戍地) 第3機甲師団 第8歩兵師団 第23機甲師団 第42重戦車旅団 第55航空旅団, 高雄方面砲兵旅団 高雄方面工兵旅団 高雄方面通信旅団 高雄方面後方継戦旅団 高雄補給統制本部 花蓮方面指揮部(花蓮衛戍地) 第2機甲師団 第14歩兵師団 第15歩兵師団 第18歩兵師団 第32砲兵師団 第56航空旅団 花蓮方面砲兵旅団 花蓮方面工兵旅団 花蓮方面通信旅団 花蓮方面後方継戦旅団 花蓮補給統制本部 台南方面指揮部(台南衛戍地) 第12歩兵師団 第16歩兵師団 第20歩兵師団 第21機甲師団 第22歩兵師団 第25機甲師団 第28歩兵師団 第29歩兵師団 第34砲兵師団 第57航空旅団 台南砲兵旅団 台南工兵旅団 台南通信旅団 台南後方継戦旅団 澎湖方面指揮部(澎湖衛戍地) 第11山岳師団 第5砲兵・機関銃師団 第51航空旅団 澎湖方面砲兵旅団 澎湖方面工兵旅団 澎湖方面通信旅団 澎湖方面後方継戦旅団 澎湖補給統制本部 金門方面指揮部 第19歩兵師団 金門方面後勤旅団 馬祖方面指揮部 第17歩兵師団 馬祖方面後勤旅団 東引方面指揮部 第35砲兵・機関銃師団 東引方面後勤旅団 教育研究総監部(台北衛戍地) 第401教導評価旅団 第991技術開発旅団 陸軍高等士官学校 各種陸軍兵科士官学校 各種陸軍兵科学校 郷土防衛義勇隊 第1郷土防衛師団 第2郷土防衛師団 第3郷土防衛師団 第4郷土防衛師団 第5郷土防衛師団 第6郷土防衛師団 第7郷土防衛師団 第8郷土防衛師団 第9郷土防衛師団 第10郷土防衛師団 第11郷土防衛師団 第12郷土防衛師団 第13郷土防衛師団 第14郷土防衛師団 第15郷土防衛師団 郷土防衛砲兵師団 郷土防衛工兵師団 郷土防衛通信師団 郷土防衛後方継戦師団 中華連邦共和国海軍 海軍航空隊 一個あたり航空船団の艦載内容 F-35C 20機(2個飛行隊) F/A-18E/F 30機(3個飛行隊) EA-18G 5機(1個飛行隊) E-2D 4機(1個飛行隊) CH-60Bヘリコプター 6機 C-2A輸送機 2機 東方艦隊(蘇澳鎮守府) 空母2隻 巡洋艦2隻 駆逐艦16隻 フリゲート16隻 第3航空戦団 台北級航空母艦 深州 彰化級ミサイル巡洋艦 屏東 第9駆逐戦団 成功級ミサイル駆逐艦 成功 鄭和 繼光 岳飛 第4航空戦団 台北級航空母艦 漢東 彰化級ミサイル巡洋艦 彰化 第10駆逐戦団 成功級ミサイル駆逐艦 英雄 子儀 班超 張騫 第4駆逐戦団 康定級ミサイル駆逐艦 康定 西寧 昆明 迪化 第16駆逐戦団 濟陽級ミサイル駆逐艦 雲陽 正陽 資陽 丹陽 第14護衛戦団 第101護衛戦隊 守月級護衛駆逐艦 守月 夕月 名月 観月 第102護衛戦隊 錦江級護衛駆逐艦 錦江 淡江 新江 鳳江 第17護衛戦団 第107護衛戦隊 海寧級護衛駆逐艦 海寧 江寧 撫寧 綏寧 第100護衛戦隊 広庚級護衛駆逐艦 広庚 広貞 楚泰級護衛駆逐艦 楚泰 楚同 西方艦隊(左営鎮守府) 戦艦4隻 空母2隻 大型巡洋艦8隻 巡洋艦2隻 駆逐艦12隻 水雷駆逐艦16隻 フリゲート16隻 第1航空戦団 台北級航空母艦 丹南 彰化級ミサイル巡洋艦 唐州 第7駆逐戦団 康定級ミサイル駆逐艦 建安 逸仙 大同 自強 第5航空戦団 台北級航空母艦 明京 彰化級ミサイル巡洋艦 凛龍 第8駆逐戦団 康定級ミサイル駆逐艦 武昌 承德 新北 桃園 第1打撃戦団 台湾級戦艦 台湾 太原 中華 天子 第2打撃戦団 基隆級大型巡洋艦 基隆 紀徳 蘇澳 明徳 第3打撃戦団 基隆級大型巡洋艦 左營 同徳 馬公 武徳 第14駆逐戦団 濟陽級ミサイル駆逐艦 洛陽 漢陽 咸陽 南陽 第1駆逐戦団 明陽級汎用駆逐艦 明陽 遼陽 進陽 麗陽 第2駆逐戦団 明陽級汎用駆逐艦 済陽 開陽 併陽 燐陽 第17駆逐戦団 早陽級汎用駆逐艦 襄陽 衡陽 華陽 岳陽 第19駆逐戦団 早陽級汎用駆逐艦 萊陽 瀋陽 德陽 綏陽 第15護衛戦団 第103護衛戦隊 守月級護衛駆逐艦 凛月 雅月 遼月 佳月 第104護衛戦隊 錦江級護衛駆逐艦 曾江 高江 金江 湘江 第18護衛戦団 第108護衛戦隊 海寧級護衛駆逐艦 威寧 崇寧 粛寧 義寧 第123護衛戦隊 広庚級護衛駆逐艦 広利 広亨 楚泰級護衛駆逐艦 楚予 楚謙 中央艦隊(基隆鎮守府) 空母2隻 巡洋艦2隻 駆逐艦16隻 水雷駆逐艦8隻 フリゲート16隻 第2航空戦団 台北級航空母艦 台北 彰化級ミサイル巡洋艦 黄浦 第12駆逐戦団 濟陽級ミサイル駆逐艦 濟陽 鳳陽 汾陽 蘭陽 第6航空戦団 台北級航空母艦 高雄 彰化級ミサイル巡洋艦 華鳳 第13駆逐戦団 濟陽級ミサイル駆逐艦 海陽 淮陽 寧陽 宜陽 第11駆逐戦団 成功級ミサイル駆逐艦 銘傳 逢甲 台中 台南 第15駆逐戦団 濟陽級ミサイル駆逐艦 安陽 昆陽 貴陽 慶陽 第3駆逐戦団 明陽級汎用駆逐艦 早陽 凛陽 黄陽 重陽 第5駆逐戦団 明陽級汎用駆逐艦 高陽 建陽 景陽 陰陽 第18駆逐戦団 早陽級汎用駆逐艦 恵陽 鄱陽 富陽 朝陽 第16護衛戦団 第105護衛戦隊 守月級護衛駆逐艦 秀月 楊月 寧月 光月 第106護衛戦隊 錦江級護衛駆逐艦 資江 溌江 昌江 珠江 第19護衛戦団 第109護衛戦隊 海寧級護衛駆逐艦 正寧 長寧 懐寧 会寧 第112護衛戦隊 広庚級護衛駆逐艦 広元 広玉 楚泰級護衛駆逐艦 楚有 楚観 潜水艦隊(蘭嶼鎮守府) 第1潜水団 第4潜水戦隊 海龍型潜水艦 海龍 海華 海犀 海青 第6潜水戦隊 海龍型潜水艦 海天 海圻 海容 海籌 第8潜水戦隊 海龍型潜水艦 海琛 海元 海福 海遊 第2潜水戦団 第5潜水戦隊 江犀型潜水艦 江犀 江鯤 江元 江亨 第7潜水戦隊 江犀型潜水艦 江利 江貞 江坤 江泰 第9潜水戦隊 江犀型潜水艦 江口 江解 江有 江福 第3潜水戦団 第1潜水戦隊 永綏型原子力攻撃潜水艦 永綏 永建 第2潜水戦隊 永綏型原子力攻撃潜水艦 永積 永翔 第3潜水戦隊 永綏型原子力攻撃潜水艦 永豊 永楽 島嶼艦隊(馬公鎮守府) 水雷艦24隻 対潜艦12隻 通報艦12隻 第20警備戦団 第113警備戦隊 安豊級護衛艦6隻 第115警備戦隊 聯鯨級通報艦6隻 第21警備戦団 第114警備戦隊 安豊級護衛艦6隻 第116警備戦隊 聯鯨級通報艦6隻 第22警備戦団 第117警備戦隊 安豊級護衛艦6隻 第118警備戦隊 聯鯨級通報艦6隻 第23邀撃戦団 第119雷撃戦隊 沱江級護衛艦6隻 第120雷撃戦隊 沱江級護衛艦6隻 第24邀撃戦団 第121雷撃戦隊 沱江級護衛艦6隻 第122雷撃戦隊 沱江級護衛艦6隻 中華連邦共和国空軍航空隊 桃園飛行場 - 滑走路3,350m。海軍第1航空隊 第51海軍飛行中隊 F-14C/D Block40/42 20機 第52海軍飛行中隊 F-14C/D Block40/42 20機 第53海軍飛行中隊 F-14C/D Block40/42 20機 第58海軍飛行中隊 F-14C/D Block40/42 20機 海軍第2航空隊 第50海軍飛行中隊 F-14C/D Block40/42 20機 第54海軍飛行中隊 F-14C/D Block40/42 20機 第55海軍飛行中隊 F-14C/D Block40/42 20機 第56海軍飛行中隊 F-14C/D Block40/42 20機 新竹南寮飛行場 - 滑走路3,600m。第2戦術戦闘航空団 第37飛行中隊 - ミラージュ2000 20機 第38飛行中隊 - ミラージュ2000 20機 第42飛行中隊 - ミラージュ2000 20機 第48飛行中隊 - ミラージュ4000 20機 第59飛行中隊 - ミラージュ2000 20機 第8戦術戦闘航空団 第10飛行中隊 - ミラージュ4000 20機 第41飛行中隊 - ミラージュ2000 20機 第43飛行中隊 - ミラージュ2000 20機 第47飛行中隊 - ミラージュ2000 20機 第49飛行中隊 - ミラージュ2000 20機 嘉義(水上)飛行場 - 滑走路3,335m。第4戦術戦闘航空団 第21飛行中隊 - F-16E/F block70/72 20機 第22飛行中隊 - F-16E/F block70/72 20機 第23飛行中隊 - F-16E/F block70/72 20機 第30飛行中隊 - F-16E/F block70/72 20機 救難中隊 - S-70C 第10戦術戦闘航空団 第24飛行中隊 - F-16E/F block70/72 20機 第25飛行中隊 - F-16E/F block70/72 20機 第28飛行中隊 - F-16E/F block70/72 20機 第39飛行中隊 - F-16E/F block70/72 20機 台中清泉崗基地 - 滑走路3,600m。第3戦術戦闘航空団 第7飛行中隊 - F-35A 20機 第21飛行中隊 - F-35A 20機 第22飛行中隊 - F-35A 20機 第26飛行中隊 - F-35A 20機 測試基評価中隊 - F-35A 20機 第11戦術戦闘航空団 第20飛行中隊 - F-35A 20機 第23飛行中隊 - F-35A 20機 第24飛行中隊 - F-35A 20機 第29飛行中隊 - F-35A 20機 第40飛行中隊 - F-35A 20機 岡山基地 - 滑走路2,350m。 主として空軍軍官学校が使用。 基礎教練大隊 - T-34C 戦闘教練大隊 - AT-3 空運教練大隊 - B-1900C 台南基地 - 滑走路3,356m。第1戦術戦闘航空団 第1飛行中隊 - F-35A 20機 第3飛行中隊 - F-35A 20機 第9飛行中隊 - F-35A 20機 第9戦術戦闘航空団 第2飛行中隊 - F-35A 20機 第4飛行中隊 - F-35A 20機 第5飛行中隊 - F-35A 20機 第15飛行中隊 - F-35A 20機 第14戦術戦闘航空団 第6飛行中隊 - F-15C/D 20機 第7飛行中隊 - F-15C/D 20機 第8飛行中隊 - F-15C/D 20機 第13飛行中隊 - F-15C/D 20機 屏東飛行場 - 滑走路2,400m。第6運輸対潜航空団 第10輸送飛行群 第101飛行中隊 - C-130H 第102飛行中隊 - C-130H 第7運輸対潜航空団 第11輸送飛行群 第103飛行中隊 - C-130H 第104飛行中隊 - C-130H 第20電戦飛行群 第2早期警戒中隊 - E-2T 第6電戦中隊 - C-130HE 第22電戦飛行群 第1早期警戒中隊 - E-2T 第9電戦中隊 - C-130HE 第1対潜飛行群 第33飛行中隊 - P-3C、S-2T 第34飛行中隊 - P-3C、S-2T 第61飛行中隊 - P-3C、S-2T 第2対潜飛行群 第35飛行中隊 - P-3C、S-2T 第36飛行中隊 - P-3C、S-2T 第62飛行中隊 - P-3C、S-2T 台東(志航)基地第7戦闘訓練航空団 第44飛行中隊 - F-15E 20機 第45飛行中隊 - F-15E 20機 第46飛行中隊 - F-15E(アグレッサー部隊) 20機 第60飛行中隊 - F-15C/D 20機 第12戦闘訓練航空団 第14飛行中隊 - F-15C/D 20機 第19飛行中隊 - F-15E 20機 第31飛行中隊 - F-15E 20機 第32飛行中隊 - F-15E20機 花蓮(佳山)飛行場 - 滑走路2,700m。第5戦術戦闘航空団 第26中隊 - F-16 E/F block70/72 20機 第27中隊 - F-16 E/F block70/72 20機 第63中隊 - F-16 E/F block70/72 20機 第12偵察中隊 - RF-16 20機 第13戦術戦闘航空団 第16中隊 - F-16 E/F block70/72 20機 第17中隊 - F-16 E/F block70/72 20機 第18中隊 - F-16 E/F block70/72 20機 第11偵察中隊 - RF-16 20機 中華連邦共和国海軍 能力的にはアメリカ海軍+若干の海自要素が含まれた海軍。数で勝る中国海軍に対抗するため一隻一隻の能力が極めて高く設計されており、常に国防部と財務省の予算を圧迫している。 しかし中国海軍も黙ってはおらず、近年中国海軍は質量ともに大幅に向上しているため「プチ冷戦」と呼ばれる艦艇建造競争が繰り広げられており、更なる軍拡が必要とされている財務省涙目。 基本的な戦術コンセプトとしては「絶対防衛」であり、扶桑皇国の片割れらしい異次元的な防空戦闘能力を誇る。ミサイル駆逐艦の大半をイージス艦で占めており、フリゲートもミニイージスやあきづき型に匹敵する個艦防空能力を持つなど、敵の攻撃を一切寄せ付けない極めて濃い防空戦闘を発揮する。反面、大規模な艦隊に対する打撃能力はやや低い。 空母 台北級航空母艦 同型艦 6隻 台北 高雄 漢東 丹南 明京 深州 性能諸元 満載排水量 89,000t 全長 345.5m 船体幅 39.5m 発着甲板幅 79.0m 最大速度 30.0kt 武装 ゴールキーパー 30mm高性能CIWS 4基 SeaRAM 21連装近SAM発射機 4基 HHQ-18 SAM 18連装発射機 6基 搭載機 F-35C/F-14D 20機 F/A-18E/F戦闘攻撃機 30機 EA-18G電子戦機 5機 E-2D早期警戒機 4機 CH-60B対潜ヘリコプター 6機 C-2A輸送機 2機 合計 67機 中華連邦共和国海軍の主力空母。オーシア海軍のエセックス級中型空母の払い下げ。 戦艦 台湾級戦艦 同型艦 4隻 台湾 中華 天子 太原 性能諸元 基準排水量 79,210t 全長 314.10m 全幅 37.30m 最大速度 30.0kt 武装 Mk.119 47口径380mm 3連装速射砲 4基 Mk.45 127mm 62口径単装速射砲 4基 ゴールキーパー 30mm高性能CIWS 6基 SeaRAM 21連装近SAM発射機 4基 Mk.41VLS 32+64セル 雄風Ⅲ SSM 4連装発射機 8基 660mm 3連装長魚雷発射管 4基 搭載機 SH-60B/MH-60R LAMPSヘリ 2機 中華連邦共和国海軍が強大化する人民解放軍海軍の戦艦に対抗するために、オーシアに8万トン級の戦艦の船体を発注した初の大型戦艦。 巨大な船体の割に38cm 3連装砲4基12門と貧相な火力であるが、貫通力が高い長砲身を採用しており遠距離戦闘においては中国海軍の戦艦に引けを取らない。また、口径の小型化によって弾薬の搭載量や砲弾の投射能力は極めて高く、圧倒的な砲火力によって敵主力戦艦を無力化することが可能。ちなみに主砲の設計にはベルカ人技師が携わっており、ビスマルク級戦艦の技術がフィードバックされているとか。 船体のダメージコントロールはオーシアの最新鋭技術が惜しみなく費やされており、乗組員のダメコン技術も相俟って扶桑戦艦並みの堅牢さを誇る。装甲も主砲を小型化したため極めて厚く、バイタルパートに51cm砲の直撃弾を受けても原型をとどめていると言われている。 これらの性質から、本級のことを戦艦ではなくて基隆級大型巡洋艦にあやかって「超装甲巡洋艦」と呼ぶものもいる。 巡洋艦 基隆級大型巡洋艦 同型艦 8隻 基隆 紀徳 蘇澳 明徳 左營 同徳 馬公 武徳 性能諸元 基準排水量 32,810t 全長 254.10m 全幅 29.20m 最大速度 30.0kt 武装 Mk.117 45口径330mm連装速射砲 4基 Mk.45 127mm 62口径単装速射砲 2基 ゴールキーパー 30mm高性能CIWS 4基 SeaRAM 21連装近SAM発射機 2基 Mk.41VLS 32+64セル 雄風Ⅲ SSM 4連装発射機 6基 630mm 3連装長魚雷発射管 4基 搭載機 SH-60B/MH-60R LAMPSヘリ 2機 中華連邦共和国海軍が対中国海軍用に建造した打撃巡洋艦。 台湾海峡など狭い海域での戦闘を想定しており、中距離戦闘において質量共に劣る台湾海軍を優位にたって戦闘ができるように設計された。 主砲は長砲身45口径330mm連装砲を4基8門搭載しており、貫通力の高い砲弾を発射する。また、砲弾はオーシアよりライセンスされたSHS弾を使用しており、砲撃戦においては中型戦艦に勝るとも劣らない破壊力を有している。 台湾の冶金技術の影響で主砲は3連装ではないが、小型化されたおかげで1分間における砲弾の投射量は極めて軽快であり、総トン数だけで見れば中華戦艦よりも高い数値を示している。 個艦防空においてもオーシアの技術が用いられており、僚艦のイージス艦とデータを共有することで、世界有数の防空巡洋艦に早変わりする。 反面、装甲は巡洋艦であるためまともに戦艦と砲撃戦を繰り広げられるだけのものは持っておらず、通商破壊用の艦艇として認識されている。 彰化級ミサイル巡洋艦 同型艦 6隻 彰化 屏東 唐州 凛龍 黄浦 華鳳 性能諸元 基準排水量 21,270t 全長 220.10m 全幅 24.45m 最大速度 30.0kt 武装 Mk.108 48口径203mm連装速射砲単装速射砲 2基 ゴールキーパー 30mm高性能CIWS 1基 SeaRAM 21連装近SAM発射機 1基 Mk.41VLS 32+64セル 雄風Ⅲ SSM 4連装発射機 2基 324mm 3連装短魚雷発射管 2基 搭載機 SH-60B/MH-60R LAMPSヘリ 2機 中国やユークの原子力巡洋艦群に対抗すべく建造された大型の巡洋艦。 建造当時は高いヘリコプター運用能力と強力な砲火力、艦隊防空能力、戦術情報処理装置の搭載など汎用性が売りだったが、陳腐化が進み近年大規模な近代化改修が施された。 駆逐艦 成功級ミサイル駆逐艦 同型艦 12隻 成功 鄭和 繼光 岳飛 英雄 子儀 班超 張騫 銘傳 逢甲 台中 台南 性能諸元 基準排水量 8,670t 全長 171.70m 全幅 21.76m 最大速度 30.0kt 武装 Mk.45 62口径127mm単装速射砲単装速射砲 2基 ファランクス 20mm高性能CIWS 2基 Mk.41VLS 32+64セル 雄風Ⅲ SSM 4連装発射機 2基 324mm 3連装短魚雷発射管 2基 搭載機 SH-60B/MH-60R LAMPSヘリ 1機 中華連邦共和国初の純正イージス艦。オーシア軍以外では貴重なフルスペックイージス搭載艦でもある。 船体下部は基隆級(キッド級)をベースに再設計されているため大型で余裕があり、タイコンデロガ級巡洋艦並みに潤沢な武装と装備が施されている。 艦隊防空の要であるとともに、弾道ミサイル防衛(BMD)の要でもある。 基がスプルーアンス級の派生艦であるためある意味ではタイコンデロガ級の姉妹艦ともいえる。タイコンデロガ級より後発の艦であるため艦橋はアーレイ・バーク級に似たスタイリッシュな印象を受ける。 康定級ミサイル駆逐艦 同型艦 12隻 康定 西寧 昆明 迪化 武昌 承德 新北 桃園 建安 逸仙 大同 自強 性能諸元 基準排水量 9.190t 全長 175.30m 全幅 22.20m 最大速度 30.0kt 武装 Mk.75 127mm 54口径単装速射砲 2基 SeaRAM 21連装近SAM発射機× 1基 ファランクス 20mm高性能CIWS 1基 Mk.41VLS 32+64セル 雄風Ⅲ SSM 4連装発射機 2基 324mm 3連装短魚雷発射管 2基 搭載機 SH-60B/MH-60R LAMPSヘリ 1機 俗に言う成功級ミサイル駆逐艦フライトⅡ。戦闘時に巡洋艦などの大型艦の代わりを務めることが可能な群旗艦としての能力が要求されたこともあって、上部構造物は大型化し、排水量も成功級と比して大きく増大している。また、主砲はMk.75(OTO メラーラ) 127mm単装速射砲に変更されており、Mk.75用の射撃指揮装置も搭載された。しかし、この目論見は予算を圧迫するだけであまり意味はなかった模様。 イージスシステムにBMD(弾道ミサイル防衛)システムが追加されたときに、「BMD小艦隊の旗艦となり、BMDの指揮統率を取れるのでは」という意見が出たため、この型から優先的にBMD対応改修が行われた。 濟陽級ミサイル駆逐艦 同型艦 8隻 濟陽 鳳陽 汾陽 蘭陽 海陽 淮陽 寧陽 宜陽 性能諸元 基準排水量 8.710t 全長 173.01m 全幅 21.97m 最大速度 30.0kt 武装 Mk.45 62口径127mm単装速射砲 1基 ファランクス 20mm高性能CIWS 1基 Mk.41VLS 64+32セル 雄風Ⅲ SSM 4連装発射機 2基 324mm 3連装短魚雷発射管 2基 搭載機 SH-60B/MH-60R LAMPSヘリ 2機 俗に言う成功級フライトⅢ。成功級との大きな違いは、キッド級の船体を元に新規に設計され直されたためステルス性を意識した現代的な艦影になっており艦体や上部構造物側面の傾斜が最適化されている。主砲塔やマストも平面を多用したステルス形状になり、煙突の角の丸みが廃されている他、ヘリコプター格納庫も複雑な形態になっている。 武装面では、フライトⅡで搭載したMk.75が主に財務省とオーシアの圧力によりMk.45に搭載砲が戻り、新型のmod5(54口径)が搭載された。またヘリ格納庫のスペース確保のため、前が大・後ろが小に前後のセル配分を入れ替えた。 要求仕様の変化や予算削減のため、後部甲板のMk.45が一基減らされた。 洛陽級ミサイル駆逐艦 同型艦 12隻 洛陽 漢陽 咸陽 南陽 安陽 昆陽 貴陽 慶陽 雲陽 正陽 資陽 丹陽 性能諸元 基準排水量 9.800t 全長 176.10m 全幅 22.50m 最大速度 30.0kt 武装 Mk.45 62口径127mm単装速射砲 2基 ファランクス 20mm高性能CIWS 1基 Mk.41VLS 64+32セル 雄風Ⅲ SSM 4連装発射機 2基 324mm 3連装短魚雷発射管 2基 搭載機 SH-60B/MH-60R LAMPSヘリ 2機 俗に言う成功級フライトⅢAもしくは濟陽級改。 基準排水量は9,800トンとより大型化され当初よりベースライン9システムを搭載。またガスタービンと発電機を併用した複合電気推進を採用、水中雑音低減と低速航行時の燃費改善を図っている。更には低空警戒用に従来の国産対水上レーダーではなくオーシア海軍が多用しているSPQ-9Bレーダ(F-16C戦闘機のレーダを背中合わせにしたもの)に置き換え、低空警戒からシースキマー対策まで大幅な能力向上を図っている。 明陽級汎用駆逐艦 同型艦 8隻 明陽 遼陽 進陽 麗陽 済陽 開陽 併陽 燐陽 性能諸元 基準排水量 9.800t 全長 175.60m 全幅 21.80m 最大速度 30.0kt 武装 AGS 62口径155mm単装砲 2基 Mk.110 ボフォース CIGS 57mm単装速射砲 2基 Mk.41VLS 64+32セル Mk.57 PVLS 48セル 雄風Ⅲ SSM 4連装発射機 4基 324mm 3連装短魚雷発射管 2基 搭載機 SH-60B/MH-60R LAMPSヘリ 2機 中華連邦がズムウォルト級を基に、対艦攻撃能力や沿岸攻撃能力を大幅に付与した多目的駆逐艦。しかし外見はあの特徴的なタンブルホール型船体やピラミッド型艦橋ではなく保守的な水雷駆逐艦然としている。 中華連邦共和国側の区分は「艦隊型水雷戦闘駆逐艦」。 成功級の数ある準同型艦の中でもかなり濟陽級に近い。その性質は高度な対空能力を欠いたズムウォルト級ミサイル駆逐艦であり、破格の対艦/対地攻撃能力を有する。 対空能力は成功級と比較すると低いが海上自衛隊のあきづき型護衛艦とほぼ同等の対空能力を持ち個艦防空と僚艦防空は不満がない程度にはこなせれる。 早陽級汎用駆逐艦 同型艦 20隻 早陽 凛陽 黄陽 重陽 高陽 建陽 景陽 陰陽 襄陽 衡陽 華陽 岳陽 恵陽 鄱陽 富陽 朝陽 萊陽 瀋陽 德陽 綏陽 性能諸元 基準排水量 9.800t 全長 180.05m 全幅 24.30m 最大速度 30.0kt 武装 Mk.45 62口径127mm単装速射砲 2基 ファランクス 20mm高性能CIWS 2基 Mk.41VLS 64+32セル 雄風Ⅲ SSM 4連装発射機 4基 324mm 3連装短魚雷発射管 2基 搭載機 SH-60B/MH-60R LAMPSヘリ 2機 明陽級の廉価版でAGSやCIGSといった先進的な装備を既存のMk.45やファランクスに置き換えられコスト削減に努めたタイプ。こちらは対地攻撃よりも艦隊決戦に重きを置いているため、「21世紀最大の水雷駆逐艦」と呼ぶものもいる。 また、VLSは32セル減らした代わりに機関の増強と船体のダメージコントロールに割り当てており明陽級よりも保守的であるが堅実な設計となっている。 フリゲート 守月級護衛駆逐艦 同型艦 12隻 守月 夕月 名月 観月 凛月 雅月 遼月 佳月 秀月 楊月 寧月 光月 性能諸元 基準排水量 4.920t 全長 145.0m 全幅 17.5m 最大速度 30.0kt 武装 Mk.45 62口径127mm単装速射砲 1基 SeaRAM 21連装近SAM発射機 1基 ファランクス 20mm高性能CIWS 1基 Mk.41VLS 48セル 雄風Ⅲ SSM 4連装発射機 2基 324mm 3連装短魚雷発射管 2基 搭載機 SH-60B/MH-60R LAMPSヘリ 2機 中華連邦共和国海軍が有するフリゲート。主力の防空駆逐艦隊がBMDに専念している時に、敵対艦ミサイルからの攻撃に対して某空艦の負担が減るように僚艦防空戦闘能力を高めた直衛防空戦闘艦として建造された。 船体や武装等ははサピンのアルバロ・デ・バサン級やオーレリアのホバート級を参考に設計されている。 台湾海軍の全艦艇エリアディフェンス構想によりいわゆるミニイージスであり、Mk.99イルミネーターは2基しか搭載されていないが、有事の際は艦隊防衛の補佐をできる程度の能力を有しており、特に問題ないとされている。 錦江級護衛駆逐艦 同型艦 12隻 錦江 淡江 新江 鳳江 曾江 高江 金江 湘江 資江 溌江 昌江 珠江 性能諸元 基準排水量 5.320t 全長 147.0m 全幅 18.2m 最大速度 30.0kt 武装 Mk.45 62口径127mm単装速射砲 1基 ファランクス 20mm高性能CIWS 1基 Mk.41VLS 32セル 雄風Ⅲ SSM 4連装発射機 2基 324mm 3連装短魚雷発射管 2基 搭載機 SH-60B/MH-60R LAMPSヘリ 2機 守月級の改良型として建造されたイージスフリゲート。 対空戦闘重視な守月級の能力を引き継ぎつつも、ソナーをAN/SQS-61からAN/SQS-64にアップグレードするなど対潜性能を重視した設計となっているほか、護衛駆逐艦としては初のCOGLAGと呼ばれる推進方式を採用している。 COGLAGは低速・巡航時はガスタービン発電機を用いた電気推進、高速時には更にガスタービンエンジンによる直接機械駆動も併用して推力を得る方式であり、燃費に優れることからライフサイクルコストの低減が期待されている。 海寧級護衛駆逐艦 同型艦 12隻 海寧 江寧 撫寧 綏寧 威寧 崇寧 粛寧 義寧 正寧 長寧 懐寧 会寧 性能諸元 基準排水量 5.570t 全長 144.0m 全幅 17.1m 最大速度 30.0kt 武装 Mk.45 62口径127mm単装速射砲 1基 ファランクス 20mm高性能CIWS 1基 Mk.41VLS 32セル 雄風Ⅲ SSM 4連装発射機 2基 324mm 3連装短魚雷発射管 2基 搭載機 SH-60B/MH-60R LAMPSヘリ 2機 本級はサピンのアルバロ・デ・バサン級フリゲートをタイプシップとしており、船型も同じ中央船楼型とされている。レーダー反射断面積(RCS)の低減のため、主船体・上部構造物には傾斜が付されており、艦首から船楼後端にかけてナックルが続いている。 本級の中核的な装備となるのがイージス武器システム(AWS)である。本級の搭載システムは、アルバロ・デ・バサン級のDANCS(Distribute Advanced Naval Combat System)の系譜に属しており、イージスIWS(Integrated Weapons System)と称される。汎用フリゲートとして、要求仕様に艦隊防空能力が盛り込まれなかった一方、対水上・対潜戦への対応が重視されており、ノルデンナヴィクのコングスベルグ社によるMSI-2005F対水上・対潜戦システムを統合して開発された。 その主センサーとなるのがAN/SPY-1Fである。4面のアンテナは、艦橋構造に連続してその後部に設けられた八面体の塔状構造物の周囲に固定配置されている。全体的な印象としてはベルカのザクセン級フリゲートやウスティオのデ・ゼーヴェン・プロヴィンシェン級フリゲートの装備構造に近い。 広庚級護衛駆逐艦 同型艦 6隻 広庚 広貞 広利 広亨 広元 広玉 性能諸元 基準排水量 4.690t 全長 144.7m 全幅 17.3m 最大速度 30.0kt 武装 Mk.45 62口径127mm単装速射砲 1基 ファランクス 20mm高性能CIWS 1基 Mk.41VLS 32セル 雄風Ⅲ SSM 4連装発射機 2基 324mm 3連装短魚雷発射管 2基 搭載機 SH-60B/MH-60R LAMPSヘリ 2機 楚泰級護衛駆逐艦 同型艦 6隻 楚泰 楚同 楚予 楚謙 楚有 楚観 性能諸元 基準排水量 4.740t 全長 144.0m 全幅 17.3m 最大速度 30.0kt 武装 Mk.45 62口径127mm単装速射砲 1基 ファランクス 20mm高性能CIWS 1基 Mk.41VLS 32セル 雄風Ⅲ SSM 4連装発射機 2基 324mm 3連装短魚雷発射管 2基 搭載機 SH-60B/MH-60R LAMPSヘリ 2機 コルベット 沱江級護衛艦 性能諸元 基準排水量 567t 全長 60.4m 全幅 14.0m 最大速度 44.0kt 武装 ファランクス 20mm高性能CIWS 1基 SeaRAM 短SAM発射機 1基 雄風Ⅱ SSM 4連装発射機 2基 雄風Ⅲ SSM 4連装発射機 2基 324mm 3連装短魚雷発射管 2基 安豊級護衛艦 性能諸元 基準排水量 2,270t 全長 113.4m 全幅 15.0m 最大速度 30.0kt 武装 Mk.45 62口径127mm単装速射砲 1基 ファランクス 20mm高性能CIWS 1基 SeaRAM 短SAM発射機 1基 雄風Ⅲ SSM 4連装発射機 2基 324mm 3連装短魚雷発射管 2基 主に中国からの嫌がらせ低強度紛争などにおいて、海岸巡防署(*5)では対処できない場合に出動することを想定して建造された。 聯鯨級護衛艦 性能諸元 基準排水量 1,170t 全長 103.5m 全幅 14.7m 最大速度 30.0kt 武装 Mk.45 62口径127mm単装速射砲 1基 ファランクス 20mm高性能CIWS 1基 Mk.112 アスロック8連装対潜ミサイル発射機 1基 雄風Ⅲ SSM 4連装発射機 2基 324mm 3連装短魚雷発射管 2基 潜水艦 212T海龍型潜水艦 同型艦 12隻 海龍 海華 海犀 海青 海天 海圻 海容 海籌 海琛 海元 海福 海遊 性能諸元 基準排水量 1,450t 水中排水量 1,830t 全長 57m 全幅 7m 最大速度 水上18kt/水中22ノット 武装 533mm長魚雷発射管 8門 ベルカ海軍の主力潜水艦であるU-212A型潜水艦を輸入したもの。最新型のAIP搭載型通常動力潜水艦で、全長57m、排水量1450t、乗員27名で、魚雷発射管6門を装備し、魚雷12本または機雷24発を搭載することができる。扶桑の伊号215型やユークのキロ型/ラーダ型と比べると些か小ぶりであるが潜水艦の本場であるベルカ製らしく非常に優秀な艦であり、中国の潜水艦程度であれば遅れを取ることはない。 I-212T型は、U-212A型同様にこのAIPにPEM燃料電池(個体高分子形燃料電池)を搭載して数週間にわたる長期での潜航が可能となっている。 214T江犀型潜水艦 同型艦 12隻 江犀 江鯤 江元 江亨 江利 江貞 江坤 江泰 江口 江解 江有 江福 性能諸元 基準排水量 1,700t 水中排水量 2,020t 全長 65m 全幅 6.35m 最大速度 水上18kt/水中22ノット 武装 533mm長魚雷発射管 8門 ベルカ最新鋭の潜水艦U-214型の中華連邦共和国版。 永綏型原子力攻撃潜水艦 同型艦 6隻 永綏 永建 永積 永翔 永豊 永楽 性能諸元 基準排水量 6,5600t 水中排水量 7,800t 全長 114.8m 全幅 10.4m 最大速度 水上18kt/水中22ノット 武装 533mm長魚雷発射管 4門 雄風ⅡE型SLCM用VLS 12基 高麗連邦海軍 北に高句麗人民軍海軍、南に人民解放軍海軍といった大規模な艦隊を有する国家に挟まれた可哀想な国の海軍。 中華連邦共和国と同じく海軍の増強が余儀なくされており、陸軍と予算を巡って争っている。 立ち位置的には中華連邦共和国と同じだが、こちらの海軍の基本戦術は「徹底殲滅」であり、元扶桑皇国の片割れらしく水雷戦闘に力を入れている。国産VLSに青鮫633mm巡航型対艦魚雷なるキチガイ兵器をほぼ全ての艦に搭載している。 また、ユーク海軍から連綿と受け継いできた「潜水艦を絶対に殺す」対潜戦闘システムも充実しており、中国海軍の潜水艦程度なら難なく捕捉できるほどの実力を有する。しかし近年の中国原潜の粛音声の向上には手を焼いているようである。 海軍戦力比 人民解放軍海軍 中華連邦共和国海軍 高麗連邦海軍 戦艦21隻 戦艦4隻 大型空母21隻 中型空母6隻 中型空母6隻 装甲巡洋艦18隻 大型巡洋艦8隻 巡洋艦34隻 巡洋艦6隻 巡洋艦6隻 防空駆逐艦162隻 ミサイル駆逐艦48隻 ミサイル駆逐艦29隻 水雷駆逐艦20隻 汎用駆逐艦28隻 汎用駆逐艦30隻 護衛駆逐艦148隻 フリゲート48隻 フリゲート54隻 護衛艦50隻 水雷艦/対潜艦/通報艦48隻 強襲揚陸艦22隻 強襲揚陸艦8隻 揚陸艦31隻 戦車揚陸艦12隻 中型揚陸艦31隻 原子力潜水艦60隻 原子力潜水艦6隻 通常潜水艦135隻 通常潜水艦24隻 通常動力潜水艦44隻 第1艦隊(釜山広域市南区) ミサイル駆逐艦5隻 汎用駆逐艦8隻 フリゲート8隻 ミサイル艇10隻 第11駆逐艦戦隊 世宗大王型イージス駆逐艦 世宗大王 栗谷李珥 仁川型ミサイル駆逐艦 仁川 京畿 第12駆逐艦戦隊 太祖高皇帝型イージス駆逐艦 朴正煕 李舜臣型防空駆逐艦 忠武公李舜臣 文武大王 大邱型ミサイル駆逐艦 大邱 鍾路 龍山 第13駆逐艦戦隊 蔚山型ミサイル駆逐艦 蔚山 漢城 忠南 第14哨戒艦戦隊 浦項型フリゲート 浦項 群山 慶州 木浦 第15哨戒艦戦隊 浦項型フリゲート 金泉 忠州 晋州 麗水 第16高速艇戦隊 大鷲型ミサイル艇5隻 第17高速艇戦隊 大鷲型ミサイル艇5隻 第18飛行戦隊 P-3C×16 SA 316 アルエットⅢ×16 第2艦隊(京畿道平沢市) ミサイル駆逐艦4隻 汎用駆逐艦9隻 フリゲート8隻 ミサイル艇10隻 第21駆逐艦戦隊 太祖高皇帝型イージス駆逐艦 太祖高皇帝 丁若鏞 広開土大王型防空駆逐艦 広開土大王 乙支文徳 仁川型ミサイル駆逐艦 全北 江原 第22駆逐艦戦隊 蔚山型ミサイル駆逐艦 馬山 慶北 全南 第23駆逐艦戦隊 大邱型ミサイル駆逐艦 大邱 鍾路 龍山 城東 第24哨戒艦戦隊 浦項型フリゲート 鎮海 順天 裡里 原州 第25哨戒艦戦隊 浦項型フリゲート 安東 天安 城南 富川 第26高速艇戦隊 大鷲型ミサイル艇5隻 第27高速艇戦隊 大鷲型ミサイル艇5隻 第28飛行戦隊 P-3C×16 SA 316 アルエットⅢ×16 第3艦隊(全羅道木浦市) ミサイル駆逐艦4隻 汎用駆逐艦9隻 フリゲート8隻 ミサイル艇10隻 第31駆逐艦戦隊 太祖高皇帝型イージス駆逐艦 李承晩 恭愍王 広開土大王型防空駆逐艦 楊万春 李舜臣型防空駆逐艦 崔瑩 仁川型ミサイル駆逐艦 忠北 光州 第32駆逐艦戦隊 大邱型ミサイル駆逐艦 東大門 銅雀 瑞草 永登 第33駆逐艦戦隊 蔚山型ミサイル駆逐艦 済州 釜山 清州 第34哨戒艦戦隊 浦項型フリゲート 堤川 大川 束草 栄州 第35哨戒艦戦隊 浦項型フリゲート 南原 光明 新城 公州 第36高速艇戦隊 大鷲型ミサイル艇5隻 第37高速艇戦隊 大鷲型ミサイル艇5隻 第38飛行戦隊 P-3C×16 SA 316 アルエットⅢ×16 第4機動団(慶尚南道昌原市鎮海区) 空母2隻 ミサイル巡洋艦2隻 ミサイル駆逐艦6隻 汎用駆逐艦8隻 第41戦隊 独島型軽航空母艦 独島 馬羅島 第42駆逐艦戦隊 洪思翊型巡洋艦 洪思翊 成宗大王型イージス駆逐艦 成宗大王 英祖大王 階伯 第43駆逐艦戦隊 洪思翊型巡洋艦 洪範図 成宗大王型イージス駆逐艦 泉蓋金 階伯 李舜臣型防空駆逐艦 姜邯賛 第44駆逐艦戦隊 大邱型ミサイル駆逐艦 大田 東海 水原 韓相国型ミサイル駆逐艦 金斗漢 第45駆逐艦戦隊 韓相国型ミサイル駆逐艦 金弘壹 申翼煕 徐載弼 李東輝 第46飛行戦隊 P-3C×16 SA 316 アルエットⅢ×16 第5艦隊 強襲揚陸艦8隻 戦車揚陸艦12隻 第51揚陸戦隊 高峻峰型強襲揚陸艦 高峻峰 毘盧峰 香炉峰 聖人峰 第52揚陸戦隊 天王峰型強襲揚陸艦 天王峰 天子峰 日出峰 露積峰 第53揚陸戦隊 第54揚陸戦隊 第55揚陸支援戦隊 浦項型フリゲート 瑞山 安城 鶏龍 太白 金堤 第56揚陸支援戦隊 浦項型フリゲート 東豆川 唐津 羅州 泗川 栄州 第6航空艦隊(慶尚北道浦項市) 第61飛行戦隊 P-3C/P-3CK オライオン対潜哨戒機×12機 第62飛行戦隊 P-3C/P-3CK オライオン対潜哨戒機×12機 第63上陸機動ヘリコプター戦隊 UH-60輸送ヘリ×20機 UH-1多目的ヘリ×20機 第64戦闘飛行戦隊 F-15K戦闘機×20 KF-16戦闘機×20 第65戦闘飛行戦隊 F-15K戦闘機×20 KF-16戦闘機×20 第66戦闘飛行戦隊 F-35A制空戦闘機×30 第67攻撃飛行戦隊 F-14D戦闘機×20機 F-18E/F攻撃戦闘機×30 第68攻撃飛行戦隊 F-14D戦闘機×20機 F-18E/F攻撃戦闘機×30 第609教育訓練戦隊 第6基地戦隊 第6軍需戦隊 第7機動団(釜山広域市) 空母2隻 ミサイル巡洋艦2隻 ミサイル駆逐艦6隻 汎用駆逐艦9隻 第71航空戦隊 済州島型航空母艦 済州島 鬱陵島 第72巡洋艦戦隊 洪思翊型巡洋艦 梁七星 白善燁 韓相国型ミサイル駆逐艦 孫秉煕 第73駆逐艦戦隊 成宗大王型イージス駆逐艦 安龍福 正祖大王 李舜臣型防空駆逐艦 大祚栄 第74駆逐艦戦隊 成宗大王型イージス駆逐艦 太宗武烈王 壇君 広開土大王型防空駆逐艦 光宗大王 第75駆逐艦戦隊 韓相国型ミサイル駆逐艦 朴泳孝 李完用 金学奎 池青天 第76駆逐艦戦隊 韓相国型ミサイル駆逐艦 金九 梁起鐸 尹東柱 李剛 第8機動団(慶尚北道浦項市) 空母2隻 ミサイル巡洋艦2隻 ミサイル駆逐艦4隻 汎用駆逐艦8隻 第81航空戦隊 独島型軽航空母艦 白翎島 江華島 第82巡洋艦戦隊 洪思翊型巡洋艦 卓庚鉉 金尚弼 第83駆逐艦戦隊 世宗大王型イージス駆逐艦 西崖柳成龍 権慄 李舜臣型防空駆逐艦 王建 広開土大王型防空駆逐艦 光海君 第84駆逐艦戦隊 韓相国型ミサイル駆逐艦 方定煥 全琫準 朴始昌 金玉均 第85駆逐艦戦隊 大邱型ミサイル駆逐艦 江陵 平城 第86駆逐艦戦隊 大邱型ミサイル駆逐艦 安養 平壌 第9潜水艦隊(昌原市鎮海区) 第91潜水艦戦隊 214K型通常動力潜水艦 孫元一 鄭地 安重根 金佐鎮 尹奉吉 第92潜水艦戦隊 214K型通常動力潜水艦 柳寬順 洪範図 李範奭 申乭石 趙天衡 第93潜水艦戦隊 212K型通常動力潜水艦 黄道顯 徐厚源 朴東赫 玄時学 第94潜水艦戦隊 212K型通常動力潜水艦 鄭兢謨 池徳七 林炳来 洪時旭 第95潜水艦戦隊 212K型通常動力潜水艦 洪大善 韓文植 金昌学 朴東鎭 第96潜水艦戦隊 212K型通常動力潜水艦 金寿鉉 李秉哲 全炳翼 蔡秉徳 第97潜水艦戦隊 209K型通常動力潜水艦 張保皐 李阡 崔茂宣 朴葳 李従茂 第98潜水艦戦隊 209K型通常動力潜水艦 鄭運 李純信 羅大用 李億祺 韓相国 第99潜水艦戦隊 216K型通常動力潜水艦 島山安昌浩 安武 李東寧 李奉昌 第909教育訓練戦隊 第10海軍戦闘支援艦隊 第101戦闘支援戦隊 浦項型フリゲート 果川 三陟 烏山 九里 第102戦闘支援戦隊 浦項型フリゲート 聞慶 南原 河南 抱川 第103戦闘支援戦隊 浦項型フリゲート 永川 保寧 尚州 密陽 第104戦闘支援戦隊 浦項型フリゲート 論山 統営 西帰浦 光陽 第105戦闘支援戦隊 浦項型フリゲート 唐津 義王 楊州 利川 空母 済州島型航空母艦 同型艦 2隻 済州島 鬱陵島 性能諸元 満載排水量 107,000t 全長 334.5m 船体幅 54.5m 発着甲板幅 79.0m 最大速度 30.0kt 武装 ゴールキーパー 30mm高性能CIWS 4基 GMLS シースパロー短SAM 8連装発射機 2基 SeaRAM 21連装近SAM発射機 4基 搭載機 F-35KC制空戦闘機 48機 F/A-18E/F戦闘攻撃機 24機 EA-18G電子戦機 12機 E-2D早期警戒機 6機 SH-60F対潜ヘリコプター 6機 HH-60H救難ヘリコプター 6機 C-2A輸送機 2機 合計 98機 元ユーク海軍製のアドミラル・クズネツォフ級航空母艦。 コレーエツ海軍時代の強力な対艦・対空兵装は全て取っ払い航空機運用に力を入れており、より空母らしい能力を得ている。戦闘機は予算の関係でF-35/F-18混合で載せており、F-35を制空戦闘機、F-18を戦闘攻撃機と役割を分担して運用している。 領海が小さいながらも空母を6隻も有しているのは、24隻もの空母を有する強大な中国機動部隊と高句麗との有事に備えるためという一応の名目があるが、高麗海軍の真の狙いは「アジアにおける影響力の拡大」であり、いずれは扶桑海のみならず東南アジアやベーリング海、オホーツク海にまで作戦行動範囲を広げようと考えているらしい。だって高句麗有事に必要と言ったら陸空軍から空母なんていらないんじゃね?と言われるのは目に見えているし… 尚、本級の改造が決定された際の運用を巡っての予算審議の質疑応答の際に野党から「狭い扶桑海で正規空母を運用するのはあまりにも馬鹿げているのではないか」と至極真っ当な質問を投げかけられた際に「ロマンがあっていいじゃないか将来高麗が地域大国として君臨するためにも正規空母の導入は必然でありその質問をすることは有意義だとはいえない」と頓珍漢なことを言って空母導入をごり押した弁論は有名。 独島島型航空母艦 同型艦 4隻 独島 馬羅島 白翎島 江華島 性能諸元 満載排水量 73,000t 全長 330.5m 船体幅 41.8m 発着甲板幅 73.0m 最大速度 30.0kt 武装 ファランクス20mm高性能CIWS 4基 GMLS シースパロー短SAM 8連装発射機 2基 SeaRAM 21連装近SAM発射機 2基 搭載機 F-35C制空戦闘機 24機 F/A-18E/F戦闘攻撃機 24機 EA-18G電子戦機 6機 E-2D早期警戒機 6機 SH-60F対潜ヘリコプター 8機 HH-60H救難ヘリコプター 4機 C-2A輸送機 2機 合計 74機 元バレンツ級軽航空母艦。 軽空母となっているが、その規模は他国の中型空母に匹敵する巨体であり一隻だけでも小規模な空軍と対等に渡り合うことができるだけの航空戦力を保有する。 オーシア海軍の監修の元、自衛武装は最低限にまで減らされ航空機の運用能力と搭載能力が格段に向上している。 これはオーシア軍とユーク軍では空母の運用ドクトリンが異なるからで、ユークのように空母を一つの防空戦闘艦としてとらえるのではなく動く海上航空基地として可能な限り航空機を多く搭載したいという運用思想のためである。 なお、現実だと国際問題に発展しかねない名前の艦が一隻存在しているが、現世界線の「独島」は鬱陵島付近にある高麗最南端の架空の島であり決して竹島のことではない。この情報を執筆した編集者はシベリアの僻地でマンゴーをもむなどの研修を受けたため本件の内容にいっさいのせいじ的イデオロギーや欺瞞がありません。ごあんしんです。 強襲揚陸艦 高峻峰型強襲揚陸艦 同型艦 4隻 高峻峰 毘盧峰 香炉峰 聖人峰 性能諸元 満載排水量 54,600t 全長 324.5m 船体幅 37.8m 最大速度 30.0kt 武装 ファランクス20mm高性能CIWS 4基 GMLS シースパロー短SAM 8連装発射機 2基 SeaRAM 21連装近SAM発射機 2基 Mk.41 VLS 16セル 搭載機 F-35B制空戦闘機 32機 CH-46輸送ヘリコプター 56機 輸送能力機能 LCAC 3隻 LCM(6) 12隻 搭乗兵員数 一個海兵旅団(3,000人) 高麗海軍が保有する大型の強襲揚陸艦。高麗の揚陸艦としては最大サイズであるが、これは強襲揚陸艦としての機能の他に軽空母としての役割も期待されているからである。制空戦闘状態ならF-35を46機搭載できるが載せる戦闘機を調達できていない。 一説には高句麗相手には過剰すぎる装備であり一部では中国や扶桑に対抗して造られたと噂されている。 オーシア連邦海軍監修の元カサブランカ級軽航空母艦を基に建造されており、オーシアが構想する「海域制圧艦」の実験モデルとして設計されている。 そのため本級はワスプ級やオーシア級といった従来の揚陸艦というよりは、エメリアのカヴール級のような空母に強襲揚陸艦としての機能を持ち合わせた艦といった見方が正しい。 そのため空母としては装備が必要以上に充実しており、駆逐艦並みの戦術曳航ソナー(TACTAS)を有したりVLSをはじめとした対空装備を持つことによって単艦でも100海里内の制空権を確保できるなど空母というよりは多目的支援艦と表現したほうがしっくりくるほどの重武装っぷりである。 このような「全部盛り」の軍艦は合理性を追求するオーシア艦らしからぬ発想であるが、これは高麗がかのユークトバニアから分離してできた国家であるため一艦に求められる性能が増えたことや、オーシア自身も「別に運用するのは俺らじゃないし性能盛っちゃえ」といった感じで造ったと言われている。 天王峰型強襲揚陸艦 同型艦 4隻 天王峰 天子峰 日出峰 露積峰 性能諸元 満載排水量 57,200t 全長 332.0m 船体幅 38.0m 最大速度 30.0kt 武装 ファランクス20mm高性能CIWS 4基 GMLS シースパロー短SAM 8連装発射機 2基 SeaRAM 21連装近SAM発射機 2基 搭載機 F-35B制空戦闘機 40機 CH-46輸送ヘリコプター 56機 輸送能力機能 LCAC 3隻 LCM(6) 12隻 搭乗兵員数 一個海兵旅団(3,000人) ドック型揚陸艦 天安型ドック型揚陸艦 同型艦 12隻 天安 鉄甕 天輔 龍飛 雲峰 徳峰 飛鳳 開峰 長寿 威峰 水営 北漢 性能諸元 満載排水量 54,600t 全長 324.5m 船体幅 37.8m 最大速度 30.0kt 武装 ファランクス20mm高性能CIWS 4基 GMLS シースパロー短SAM 8連装発射機 2基 SeaRAM 21連装近SAM発射機 2基 ドック型輸送揚陸艦 大草型ドック型輸送揚陸艦 同型艦 15隻 大草 華山 麗島 加徳 巨文 飛雁 豊島 月尾 麒麟 綾羅 身弥 鬱陵 慶南 牙山 熊浦 性能諸元 満載排水量 54,600t 全長 324.5m 船体幅 37.8m 最大速度 30.0kt 武装 ファランクス20mm高性能CIWS 4基 GMLS シースパロー短SAM 8連装発射機 2基 SeaRAM 21連装近SAM発射機 2基 ミサイル巡洋艦 洪思翊型巡洋艦 同型艦 5隻 洪思翊 梁七星 白善燁 卓庚鉉 洪範図 金尚弼 性能諸元 基準排水量 18,230t 全長 180.8m 全幅 25.3m 最大速度 30.0kt 武装 Mk.45 127mm 62口径単装速射砲 1基 ゴールキーパー30mm高性能CIWS 2基 SeaRAM21連装短SAM発射機 1基 Mk.41VLS 32セル Mk.62PVLS 64セル 海星SSM 4連装発射機 4基 324mm 3連装短魚雷発射管 2基 搭載機 Mk.99スーパーリンクスLAMPSヘリ 2機 オーシア連邦と高麗が共同開発した次世代型戦域中枢護衛戦闘艦として建造したミサイル巡洋艦。 設計段階からステルス性能が強く考慮されており、非常にラジカルな外観となっている。 ミサイル駆逐艦 広開土大王型ミサイル駆逐艦 同型艦 5隻 広開土大王 乙支文徳 楊万春 光海君 光宗大王 性能諸元 基準排水量 8,230t 全長 165.5m 全幅 19.8m 最大速度 30.0kt 武装 Mk.75 127mm 54口径単装速射砲 1基 ゴールキーパー30mm高性能CIWS 2基 Mk.41VLS 64セル 巡航ミサイル用VLS 16セル ハープーン 4連装発射機 2基 324mm 3連装短魚雷発射管 2基 搭載機 Mk.99スーパーリンクス LAMPSヘリ 2機 高麗連邦海軍が元ユーク海軍のソヴレメンヌイ級防空駆逐艦を改装したもの。 防空任務を主軸に対艦戦闘・対潜戦闘・船団護送・揚陸作戦支援等様々な局面に対応できる主力艦として改装された。 これまでの高麗海軍には旧宗主国であったユーク製のフリゲートや駆逐艦が十数隻しか存在せず、世宗大王級の建造までの場繋ぎの防空戦闘艦として設計されている。 ソヴレメンヌイ級時代の面影は船体とカリブルVLS、カリブル運用のためのイルミネーターのみとなっており、レーダー等のソフトウェアは西側のものに換装されている。 主な改装はベルカが担当しており、MR-750フレガートM2EM多機能レーダーはARPAに変更され、ガルプンG長距離レーダーもSMART-Lに取り替えられた。ベルカのザクセン級とほぼ同等の対空戦闘能力を有していると言われており、急造品とはいえ防空駆逐艦としては破格の能力を有する艦として完成し世宗大王級が完成したのちも主力艦として第一線を張っている。 李舜臣型ミサイル駆逐艦 同型艦 6隻 忠武公李舜臣 文武大王 大祚栄 王建 姜邯賛 崔瑩 性能諸元 基準排水量 7,970t 全長 163.5m 全幅 19.8m 最大速度 30.0kt 武装 Mk.75 127mm 54口径単装速射砲 1基 ゴールキーパー30mm高性能CIWS 1基 SeaRAM21連装短SAM発射機 1基 Mk.41VLS 64セル 巡航ミサイル用VLS 32セル 海星SSM 4連装発射機 2基 324mm 3連装短魚雷発射管 2基 搭載機 Mk.99スーパーリンクス LAMPSヘリ 2機 コレーエツ自治共和国海軍時代に運用していたソヴレメンヌイ級の発展型。例に漏れずこちらも西側兵装に換装されている。 本級の艦体はベルカIABG社の協力を得て設計され、基本的な艦型や兵装などの配置は広開土大王級駆逐艦を踏襲しているが、武装の拡張に合わせて船体も大型化している。 艦橋から煙突格納庫までを一体化した構造とし、艦橋を1甲板分増やすなど艦内スペースの拡大が図られている。 広開土大王級駆逐艦と比較し、ステルス性向上に対する配慮が各所に見られる。 レーダーに対するステルス対策として、船体及び船体上の構造物は側面に傾斜を持たせ、艦橋や格納庫は両舷一杯までとし船体と一体となったデザインとしている。 マストも広開土大王級駆逐艦のトラス構造のマストから平面構成の塔型マストへ変更され、船体外板にはレーダー波吸収塗料(RAM)が使用されていると見られる。 各種対策の結果本級のレーダー反射断面積(RCS)は、排水量1200tの犬鷲級ミサイル艇よりも小さい値を示したと言われている。 武装に関してはK-VLSを16セル新たに増加し、ASROCとトマホークの代わりに国産の巡航ミサイル「天龍」と対潜ミサイル「赤鮫」を追加装備できる。 「天龍」は射程約500kmの対地精密誘導巡航ミサイル。「赤鮫」はK745「青鮫」短魚雷にロケット・ブースターを装着したもので、投射距離は約10km。 広開土大王級はハープーン対艦ミサイルを使用しているが、李舜臣級からは国産のSSM-700K「海星」が搭載される。短魚雷も国産のK745「青鮫」になるものと思われる。 世宗大王型イージス駆逐艦 同型艦 4隻 世宗大王 栗谷李珥 西崖柳成龍 権慄 性能諸元 基準排水量 11,330t 全長 171.2m 全幅 21.5m 最大速度 30.0kt 武装 Mk.45 127mm 62口径単装速射砲 1基 ゴールキーパー30mm高性能CIWS 1基 SeaRAM21連装短SAM発射機 1基 Mk.41VLS 96セル 巡航ミサイル用VLS 48セル 海星SSM 4連装発射機 4基 324mm 3連装短魚雷発射管 2基 搭載機 Mk.99スーパーリンクス LAMPSヘリ 2機 高麗海軍初のイージス駆逐艦。 本艦の設計は、オーシア軍のアーレイ・バーク級駆逐艦フライトⅡAをタイプシップとしているため、よく似た外形をしながらも、ユーク産VLSの追加搭載などによる設計変更が行われている。 船体はアーレイ・バーク級より一回り長く大型で、トップヘヴィ化を防ぐために冗長性を持たせている。 世宗大王が搭載するイージスシステムは最新のベースライン7だが、建国までの経緯があれのためイージスシステムに付属する幾つかの装備がオミットされている。 海上自衛隊のこんごう型もかなりオミットされたが世宗大王はこんごう型以上にオミットされている。 以下オミットされたもの 対潜ソナー及び対潜戦闘システム 電子戦システム デコイシステム 慣性航法装置 推測航法システムetc そして高麗はこれらの部分をベルカ製やエルジア製の機器で代替したが、イージスシステムは対艦、対潜、対空総てを担う統合戦闘システムであるため、正規品でない代替品ではシステム上なんらかの不都合や齟齬が生じる可能性がある。 これらの問題は次級の成宗大王型で解消されたのだが、初の国産兵器搭載艦として国威掲揚用に未改修のまま運用されている。 成宗大王型イージス駆逐艦 同型艦 9隻 成宗大王 英祖大王 太宗武烈王 壇君 尹永夏 正祖大王 階伯 金庾信 泉蓋金 性能諸元 基準排水量 10,150t 全長 172.0m 全幅 21.5m 最大速度 30.0kt 武装 Mk.75 127mm 54口径単装速射砲 1基 ゴールキーパー30mm高性能CIWS 1基 SeaRAM21連装短SAM発射機 1基 Mk.41VLS 96セル 海星SSM 4連装発射機 4基 324mm 3連装短魚雷発射管 2基 搭載機 Mk.99スーパーリンクス LAMPSヘリ 2機 各国のシステムを導入しすぎてごちゃ混ぜ状態となった世宗大王型の改良型として建造された。 対応するベースラインは当時最新鋭の9Cを採用、SM-3の搭載によって高句麗や中国からの弾道ミサイルの迎撃にも対応でき、同時に巡航ミサイルや航空機を対処し交戦できるようになっている。さらにCEC共同交戦能力を有する本型は、SM-6を装備することで高麗空軍のE-737AEW Cを介して超水平線での目標をリモート交戦し迎撃することが可能となっている。 推進機関としては統合全電気推進方式を採用しており、水中騒音の抑制のほかに抗湛性が高まり、ダメージコントロールが容易になっている。 太祖高皇帝型イージス駆逐艦 同型艦 5隻 太祖高皇帝 丁若鏞 李承晩 恭愍王 朴正煕 性能諸元 基準排水量 8,800t 全長 169.8m 全幅 21.2m 最大速度 30.0kt 武装 Mk.75 127mm 54口径単装速射砲 1基 ゴールキーパー30mm高性能CIWS 1基 SeaRAM21連装短SAM発射機 1基 Mk.41VLS 96セル 海星SSM 4連装発射機 4基 324mm 3連装短魚雷発射管 2基 搭載機 Mk.99スーパーリンクス LAMPSヘリ 2機 高麗連邦における新世代型イージス駆逐艦(正宗大王型イージス艦)の発展型として、そして艦隊の規模拡張のため中期防衛力整備計画に基づき5隻が建造された。 大邱型ミサイル駆逐艦がローコンセプト、世宗大王型イージス駆逐艦正宗大王級イージス駆逐艦がミッドコンセプトであるとすれば、本級ハイコンセプトにあたる。そして本級は主力艦隊の第1~第3艦隊にそれぞれ1~2隻が配備される。 本級の特徴は世宗大王型や正宗大王型のようにSPY-1レーダーを艦橋下に設置するのではなくなく、設置位置を高くするためにオーレリアのホバート級のように艦橋上の4方に装備されている。 本型は特にステルス性を重視しており、統合全電気推進方式の採用や搭載艇を格納するなどRCSや赤外線輻射、水中放射雑音などの各種シグネチャーの低減策が講じられている。 汎用駆逐艦 蔚山型ミサイル駆逐艦 同型艦 8隻 蔚山 漢城 忠南 馬山 慶北 全南 済州 釜山 清州 性能諸元 基準排水量 7,620t 全長 155.6m 全幅 17.2m 最大速度 30.0kt 武装 Mk.45 127mm 62口径単装速射砲 2基 ファランクス 20mm高性能CIWS 2基 Mk.41VLS 64セル 海星Ⅱ SSM 4連装発射機 4基 324mm 3連装短魚雷発射管 2基 搭載機 Mk.99スーパーリンクス LAMPSヘリ 2機 高麗海軍が対高句麗艦艇用に建造した艦隊打撃型駆逐艦。 国産の対艦ミサイル「海星長距離対艦ミサイル」を4基16発も搭載し、以降高麗海軍の汎用駆逐艦の標準的な装備となるヒトデミサイルと書くと途端に弱く見えるから不思議。 海星ⅡSSM発射機は従来のSSM-700の他にSSM-760KM超音速対艦ミサイルとSUM-800M射程延長魚雷の2種類が新たに搭載できる。SSM-760KMはユーク海軍や中国海軍の強力な防空網を突破し空母や戦艦等の大型目標を撃沈すべく開発された極超音速ミサイルである。 ロケットモーターで初期加速後、スクラムジェットエンジンに点火し極超音速まで加速する。 中間誘導はGPS+慣性誘導、終末誘導はパッシヴ・アクティブレーダー及び画像認識の複合方式。弾頭は400kg徹甲弾を用い、戦艦に対し強力な破壊力を持つ。反面、装甲が薄い目標に対しては突き抜けて損害が軽微になることが判明したため、後期型だとSSM-700Kが標準搭載されている。 SUM-800Mは大型対艦魚雷を用いた長射程兵器として開発されたミサイルで、慣性・GPSで敵艦付近まで進出して魚雷を分離する。 搭載魚雷はシクヴァルKMもといK-ASROC Ⅱカスロックと読んではいけない。 K-ASROC Ⅱは酸素・水素タービンを用いた長射程の音響誘導魚雷で、音響画像センサーや高性能磁気信管を用いた正確な攻撃が可能。 K-ASROC Ⅱは空洞現象を利用したスーパーキャビテーション魚雷で、ロケット推進により水中を300kt以上の高速で推進できる。 仁川型ミサイル駆逐艦 同型艦 6隻 仁川 京畿 全北 江原 忠北 光州 性能諸元 基準排水量 7.320t 全長 154.5m 全幅 17.2m 最大速度 30.0kt 武装 Mk.45 127mm 62口径単装速射砲 1基 ファランクス 20mm高性能CIWS 2基 Mk.41VLS 48セル 巡航ミサイル用VLS 16セル 海星Ⅱ SSM 4連装発射機 4基 324mm 3連装短魚雷発射管 2基 搭載機 Mk.99スーパーリンクス LAMPSヘリ 2機 大邱型ミサイル駆逐艦 同型艦 14隻 大邱 鍾路 龍山 城東 東大門 銅雀 瑞草 永登 大田 東海 水原 江陵 平城 安養 性能諸元 基準排水量 8.270t 全長 157.0m 全幅 18.0m 最大速度 30.0kt 武装 Mk.45 127mm 62口径単装速射砲 1基 ファランクス 20mm高性能CIWS 2基 Mk.41VLS 64セル 巡航ミサイル用VLS 32セル 海星Ⅱ SSM 4連装発射機 4基 324mm 3連装短魚雷発射管 2基 搭載機 Mk.99スーパーリンクス LAMPSヘリ 2機 フリゲート 浦項型フリゲート 同型艦(前期型) 24隻 浦項 群山 慶州 木浦 金泉 忠州 晋州 麗水 鎮海 順天 裡里 原州 安東 天安 城南 富川 堤川 大川 束草 栄州 南原 光明 新城 公州 性能諸元 基準排水量 4,580t 全長 145.2m 全幅 16.5m 最大速度 30.0kt 武装 Mk.45 127mm 62口径単装速射砲 1基 ファランクス 20mm高性能CIWS 1基 Mk.41VLS 32セル 巡航ミサイル用VLS 8セル 海星SSM 4連装発射機 2基 324mm 3連装短魚雷発射管 2基 搭載機 Mk.99スーパーリンクス LAMPSヘリ 2機 同型艦(後期型) 30隻 瑞山 安城 鶏龍 太白 金堤 東豆川 唐津 羅州 泗川 栄州 果川 三陟 烏山 九里 聞慶 南原 河南 抱川 永川 保寧 尚州 密陽 論山 統営 西帰浦 光陽 唐津 義王 楊州 利川 性能諸元(後期型) 基準排水量 5,680t 全長 148.2m 全幅 17.5m 最大速度 30.0kt 武装 Mk.45 127mm 62口径単装速射砲 1基 ファランクス 20mm高性能CIWS 1基 Mk.41VLS 32セル 巡航ミサイル用VLS 8セル 海星SSM 4連装発射機 2基 324mm 3連装短魚雷発射管 2基 搭載機 Mk.99スーパーリンクス LAMPSヘリ 1機 人民解放軍との主力艦建造競走において国力上埋めることができない高麗海軍が戦力の底上げを目的として建造された多目的フリゲート。 前期型と後期型に分かれており、前期型は対潜・対艦・対空と様々な任務に対応した汎用フリゲートとして、後期型は前期型をベースに艦隊型駆逐艦に匹敵する対艦火力を有する重武装型として建造された。 前期型はフリゲートとしてやや大型な船体にユーク製の高性能ソナーを搭載し極東アジアでも屈指の対潜伝統能力を持つ「潜水艦絶対殺すマン」となっている。 後期型は対潜性能をそのままに船体を大型化し、新たに巡航ミサイル搭載能力を保有するようになった。国産VLSのK-VLSを搭載することで火力の増強を図っており、フリゲートながらも汎用駆逐艦に匹敵する火力を有している。 潜水艦 209K張保皐型通常動力潜水艦 同型艦 10隻 張保皐 李阡 崔茂宣 朴葳 李従茂 鄭運 李純信 羅大用 李億祺 韓相国 性能諸元 基準排水量 1,450t 水中排水量 1,810t 全長 64.4m 全幅 6.5m 最大速度 水上18kt/水中22ノット 武装 533mm長魚雷発射管 8門 ベルカ海軍の輸出用潜水艦であるUボート209型をライセンスしてもらった潜水艦。 ただし高麗が運用しているタイプば現実世界でいう209/1200型ではなく、209型の最上級グレードである209/1500型。 212K黄道顯型通常動力潜水艦 同型艦 16隻 黄道顯 徐厚源 朴東赫 玄時学 鄭兢謨 池徳七 林炳来 洪時旭 洪大善 韓文植 金昌学 朴東鎭 金寿鉉 李秉哲 全炳翼 蔡秉徳 性能諸元 基準排水量 1,450t 水中排水量 1,830t 全長 57m 全幅 7m 最大速度 水上18kt/水中22ノット 武装 533mm長魚雷発射管 8門 AIP動力で動くベルカ海軍の主力潜水艦の高麗仕様。 本級の特徴はAIPにPEM燃料電池を採用することによって数週間の潜水が可能である点と、舵がX型であることで、水中での高度な機動性を誇る。 214K孫元一型通常動力潜水艦 同型艦 10隻 孫元一 鄭地 安重根 金佐鎮 尹奉吉 柳寬順 洪範図 李範奭 申乭石 趙天衡 性能諸元 基準排水量 1,700t 水中排水量 2,020t 全長 65m 全幅 6.35m 最大速度 水上18kt/水中22ノット 武装 533mm長魚雷発射管 8門 ベルカ本国向けの212型の準同型艦だが、排水量がより大きく、耐航性を強化している。燃料電池方式の非大気依存推進機関を搭載する。流線型のセイルやX字潜舵を採用した独特なスタイルの212型とは異なり、流線型のセイルこそ採用したが他はベストセラー輸出潜水艦である209型に近い保守的な外観である。 216K島山安昌浩型通常動力潜水艦 4隻 島山安昌浩 安武 李東寧 李奉昌 性能諸元 基準排水量 1,700t 水中排水量 2,020t 全長 65m 全幅 6.35m 最大速度 水上18kt/水中22ノット 武装 533mm長魚雷発射管 8門 高句麗人民軍海軍 海軍戦力比 人民解放軍海軍 中華連邦共和国海軍 高麗連邦海軍 高句麗人民軍海軍 戦艦21隻 戦艦4隻 大型空母21隻 中型空母6隻 中型空母6隻 装甲巡洋艦18隻 大型巡洋艦8隻 装甲巡洋艦3隻 巡洋艦34隻 巡洋艦6隻 巡洋艦6隻 防空駆逐艦162隻 ミサイル駆逐艦48隻 ミサイル駆逐艦29隻 防空駆逐艦12隻 水雷駆逐艦20隻 汎用駆逐艦28隻 汎用駆逐艦30隻 汎用駆逐艦24隻 護衛駆逐艦148隻 フリゲート48隻 フリゲート54隻 護衛駆逐艦30隻 護衛艦50隻 水雷艦/対潜艦/通報艦48隻 護衛艦56隻 強襲揚陸艦22隻 強襲揚陸艦8隻 揚陸艦31隻 戦車揚陸艦12隻 中型揚陸艦31隻 原子力潜水艦60隻 原子力潜水艦6隻 通常潜水艦135隻 通常潜水艦24隻 通常動力潜水艦44隻 通常潜水艦76隻 東部方面艦隊 第1水上装甲軍(楽園邑鎮守府) 第1水上艦艇師団 羅津型大型巡洋艦 羅津 楽園 琵琶串 第3水上衛戍軍(楽園邑鎮守府) 第2水上艦艇旅団 東明聖王型防空駆逐艦 瑠璃明王 東明聖王 第4水上艦艇師団 白頭山型防空駆逐艦 白頭山 金剛山 妙香山 九月山 第4水上対潜艦軍(馬養島鎮守府) 第5対潜艦師団 長白型汎用駆逐艦 長白 元山 咸興 平壌 順川 新義州 第7対潜艦師団 端川型汎用駆逐艦 海州 満浦 文川 羅先 第7水上警備艦軍(文川警備府) 第13水域警備旅団 鴨緑型護衛駆逐艦 西頭水 漢灘江 昭陽江 洪川江 漢江 第14水域警備旅団 鴨緑型護衛駆逐艦 南漢江 錦江 万頃江 東津江 栄山江 第15水域警備旅団 鴨緑型護衛駆逐艦 蟾津江 洛東江 琴湖江 黄江 南江 第8領海警備軍(元山警備府) 第100船舶護衛連隊 南浦型護衛艦4隻 第101船舶護衛連隊 南浦型護衛艦4隻 第102船舶護衛連隊 南浦型護衛艦4隻 第105船舶護衛連隊 南浦型護衛艦4隻 第10領海警備軍(楽園邑鎮守府) 第108船舶護衛連隊 南浦型護衛艦4隻 第109船舶護衛連隊 南浦型護衛艦4隻 第111船舶護衛連隊 南浦型護衛艦4隻 第112船舶護衛連隊 南浦型護衛艦4隻 西部方面艦隊 第2水上衛戍軍(砂串鎮守府) 第3水上艦艇旅団 東明聖王型防空駆逐艦 大武神王 好太王 第6戦隊 白頭山型防空駆逐艦 妙香山 雪岳山 智異山 太白山 第5水上対潜艦軍(椒島鎮守府) 第8対潜艦師団 長白型汎用駆逐艦 新浦 松林 徳川 熙川 第9対潜艦師団 端川型汎用駆逐艦 端川 定州 会寧 恵山 第6水域警備軍(月沙里琵琶串警備府) 第10水域警備旅団 鴨緑型護衛駆逐艦 沙里院 開城 安州 金策 亀城 价川 第11水域警備旅団 鴨緑型護衛駆逐艦 臨津江 長津江 赴戦江 禿魯江 南大川 第12水域警備旅団 鴨緑型護衛駆逐艦 北大川 銀波川 普通江 成川江 礼成江 第16水域警備旅団 鴨緑型護衛駆逐艦 鴨緑江 豆満江 大同江 清川江 北漢江 第9領海警備軍(多獅島警備府) 第102船舶護衛連隊 南浦型護衛艦4隻 第104船舶護衛連隊 南浦型護衛艦4隻 第106船舶護衛連隊 南浦型護衛艦4隻 第11領海警備軍(砂串鎮守府) 第107船舶護衛連隊 南浦型護衛艦4隻 第110船舶護衛連隊 南浦型護衛艦4隻 第113船舶護衛連隊 南浦型護衛艦4隻 第114船舶護衛連隊 南浦型護衛艦4隻 コピペ 同型艦 性能諸元 基準排水量 t 全長 m 全幅 m 最大速度 30.0kt 武装 単装速射砲 2基 ファランクス 20mm高性能CIWS 基 Mk.41VLS 32+64セル 雄風Ⅲ SSM 4連装発射機 2基 324mm 3連装短魚雷発射管 2基 搭載機 SH-60B/MH-60R LAMPSヘリ 2機 おまけ 宮古島海峡事件の真相 劉同志、前方に扶桑国海軍の護衛艦が我々に対し警告をしています ギリギリEEZ内に侵入しているからな、警戒するのも無理はない。所属と目的を説明し侵犯の意思はないことだけは伝えよう --こちらは中華人民共和国人民解放軍海軍第1連合艦隊旗艦の 中原 である、驚かせてすまない。どうやら台湾人の政治家が乗った潜水艦が貴国の領海付近に潜伏したようで現在捜索中である。願わくば当海域内での作戦行動の許可をいただきたい --こちらは扶桑皇国海軍海上護衛隊第10管区所属の07号護衛艦だ。貴軍の目的は理解したが、残念ながら当海域は我が国のEEZ内であり軍事行動は一切認められない。また、台湾軍の潜水艦については我が軍が捜索し然る後に公正な処置を取る。人民解放軍は直ちに引き返されよ (ですよねー)艦隊司令長官、これ以上ここでの捜索は厳しそうです。ここは一旦引きましょう それは許可できない。艦長、あなたは今回の任務の重要性は重々承知しているはずだと考えていたのだがな…。本隊が追っている潜水艦には台湾人の総統が乗っているのだよ。ここで扶桑に捕らえられたら軍の面子、我が国の信用が失墜してしまうではないか はぁ、しかし… もし奴らが引かないというのであれば、目の前の軍艦を撃沈せよ ……は?申し訳ありませんが仰る意味が全く理解できないのですが… 言葉の通りだよ。これ以上捜索の邪魔をされて奴が他国の手にでも渡ったら我が国は完全に終わりだ。そうなる前に奴を我々が先に引っ捕らえて我が国の司法で裁く。他国に口出しする機会を与えずにな きょ、恐縮ながら国際問題に発展しかねない事態に繋がるかと…! 私も艦長に同感です。幾らなんでも強引すぎるのでは? バックストーリーはしっかり考えてある。「軍事行動中の我が海軍が不幸にも扶桑の軍艦と接触し誤射で撃沈した」とな。あとは政治家共が扶桑と話をつける。幸い俺は全人代のお偉さんにも顔が効く 政治家はそれでいいでしょうが扶桑の一般人と軍人を逆撫ですることになります、ただでさえ台湾島の逆賊討伐で忙しいのに、ここで扶桑国の相手もしだしたらいくら我が国でも、勝てる戦も勝てません! 黙れ、この俺に口答えする気か?艦長はこの任務の重要性がまったく理解できていないとみえる。これ以上口答えするのであれば抗命罪と見做し貴官に厳罰な処罰を下す 承知しかねます同志!あなたは国の面子というちっぽけなもののために国を破滅させるつもりですか!いくら上司と言えども今回の作戦は理解できない。本艦はこれより180°旋回し当該海域を離脱する 黙れ!!誰に口答えしていると思っている!!?俺は上級大将だぞ!!!いいからあの船を潰せ!!!! フザケるな!こんな馬鹿げたことできるか!!!いくらあなたと言えども……ぐはっ BLAMBLAM 貴様も存外つまらない人間だったな。もう少し賢いと思っていたのだが…。艦長は死んだ、副艦長に艦長代理を任命する。…お前ら、俺に逆らう奴は一族郎党命がないものと思え (い…いかれてやがる)た、対水上戦用意!戦闘航行術開始!砲撃準備ッ! (逆らったら何されるかわかったもんじゃない…)1番砲塔、2番砲塔照準よし。戦闘配置完了、いつでも撃てます! 砲撃開始! 応戦してきたぞ!駆逐艦「臨安」被弾! (…クソ、埒があかない。扶桑の護衛艦には申し訳ないがここで沈んでもらう) 「鎮西」が扶桑国護衛艦撃沈! ーーーーー 楊同志、中央艦隊より入電、扶桑国艦に発砲したとの報告が …これでこの国は終わりだナ。こんな馬鹿げた作戦で扶桑と戦争する可能性が一気に高まるのに上は何を考えているのヤラ
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438: 加賀 :2020/01/05(日) 21 59 19 HOST p2761248-ipngn200907osakachuo.osaka.ocn.ne.jp 樺太戦車戦 四式中戦車達の鎮魂 1945年 8月8日。沖縄で日本海軍の連合艦隊が自分達の命と引き換えに沖縄を守り通した後、日米の停戦が成立した。そして北では日本陸海軍最後の戦いとも言える戦争が勃発するのである。 「報告!ソ連軍が満州国境を突破!」 「牡丹江市街がソ連軍の空襲を受けています!」 「航空部隊は全部出せ!一方面軍と三方面軍は可能な限りの邦人保護とその護衛のため死守せよ!!」 新京に構えていた関東軍総司令部では関東軍総司令官の山田乙三大将はその対処に追われていた。 「邦人の避難は?」 「国境付近の開拓団等の邦人は日米停戦が成立した時点で強制的に此処新京に避難させています。また、各地にいる邦人も順次旅順に避難中であり旅順にて手配した輸送船で順次日本へ向かう予定です」 山田の問いに秦総参謀長が報告し山田は満足そうに頷いた。 「宜しい。邦人の虐殺は絶対にさせぬように再度徹底しろ。諸君」 山田は立ち上がり参謀達を見渡す。 「先頃、海軍は沖縄の民を守るため米軍を相手に宜野湾で消滅した……ならば我が関東軍は満州の邦人を守るためソ連軍を相手に消滅するぞ!!」 『オオォォォ!!』 参謀達は雄叫びをあげたのである。そして樺太でもソ連軍は侵攻を開始していた。 「何、ソ連軍が侵攻? 宜しい、ならば即座に出撃して敵の出鼻を挫くぞ!!」 そう発するのは樺太に配備された第334独立混成戦車旅団の視察に訪れていた杉山だった。 「お待ちください、閣下は退避してください!!」 「くどいぞ島田!! 儂は逃げも隠れもせん!!」 杉山は戦車帽を被ると近くにいた試製四式中戦車『チル』(史実チト)に乗り込んだ。この他にも制式採用されたばかりの四式中戦車『チト』12両、試製三式中戦車改『チヌ改』12両、九七式中戦車『チハ』28両、同改『チハ改』36両が参戦していた。 「ソ連戦車を叩き潰す!! 戦車、前へ!!」 斯くして混成旅団は駐屯する敷香町から出撃した。同時刻、国境では歩兵第125連隊等が奮戦していた。 「クソッタレ!! チハはまだ来ないのかよ!!」 「今はロタ改で凌ぐしかないわ!!」 「それでもスターリン戦車は弾くぞ!!」 「愚痴る暇があるなら撃ちまくれ!!」 ロタ改(史実の試製九糎噴進砲)が早期配備していた事もあり侵攻してきたT-34/85は側面から撃破する事は出来たスターリン戦車が出てきたのは予想外であった。 「何!? スターリン戦車もいるだと!!」 「は、はい」 「(むぅ……確か史実ではいなかった筈だが……)まぁ良い、楽しくなってきたぞ」 というのも侵攻する前、ソ連軍司令部ではチハの性能を恐れていたからであり油断すれば壊滅するやもしれんと睨んでいた。そのためソ連軍第16軍は戦車の増援を要請し極東ソ連軍総司令官アレクサンドル・ヴァシレフスキー元帥も承認し第一極東方面軍に配備されていたJS-3戦車一個中隊を主軸に史実の部隊+三個独立戦車大隊と二個榴弾砲連隊を第16軍に配備させたのである。 それは兎も角、杉山はそう思いながらもJS-2戦車と戦える事に期待していた。そして通報を受けて17分後に混成旅団は半田集落に到着した。この半田集落には一個大隊が布陣しており侵攻するソ連軍に奮戦していた。 「戦車だ!? チハが来たぞ!!」 「神様仏様チハ様だ!!」 混成旅団の到着に大隊の士気は最高潮となりアンパンでT-60を仕留める者やT-34/85のカタピラを吹き飛ばす者もいた。 「ノモンハンから6年……我々陸軍は6年待ったのだ」 ふと杉山はポツリと呟く。 「あの時から……待ちに待った時が来た……ノモンハンで散った戦車兵の英霊のためにも!! 全車に通信!!」 「はっ!!」 「再び戦うために!! 戦車兵のために!! ソ連軍戦車よ!! 日本軍戦車は帰ってきた!!」 そして混成旅団は戦闘を開始するのである。 439: 加賀 :2020/01/05(日) 22 02 04 HOST p2761248-ipngn200907osakachuo.osaka.ocn.ne.jp 後書きという名の反省会 問 0083? 答 執筆中に親父が0083を見てるのが悪い(何 問 試製『チル』? 答 史実チトを試製にして制式採用されたのが和製ヤクパンという設定。混成なため試製のも持ってきた設定(試製のは二両のみ生産)
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2022/7/24 Half Anniversary Party!内の朗読劇 可憐「あれ?月歌さんは?」 ユキ「ショップ。佐月のところにいてるよ。」 タマ「めぐみさんは?」 ユキ「ナービィ広場で立って寝てるだろうよ。」 つかさ「自由時間なのにこの4人だけみたいね。」 ユキ「別に珍しいことではないだろう。」 可憐「だったら挨拶させて。」 タマ「おはようございます!!」 可憐「おはようございます。って違うの」 ユキ「今更誰に挨拶するってんだよ。」 可憐「ユキさんの電子軍人手帳の中にいる「人工知能KETSU」に!」 ユキ「え?あああ!!??そんなのいねぇよ?」 可憐「月歌さんに聞いたの。月歌さんとユキさんが生み出したって。」 ユキ「やめろ、あいつは名付けただけだわ。」 可憐「いるんだ!」 タマ「それはご挨拶しなければ!」 つかさ「私も興味あるわ。」 可憐「ねぇ、ユキさんのKETSU見たいな、お願い。」 ユキ「あたしの尻みたいになってるじゃねーか!」 可憐「安心して、ここには私達しかいない。ねぇKETSU出てきて、お願い。」 KETSU「はい、この私をお呼びでしょうか。」 つかさ「でてきたわ」 タマ「これがユキさんのKETSU!!!」 ユキ「あってるけど、ちげーわ。いやあってるけど、やっぱちげーわ。」 可憐「ねぇKETSU、私朝倉可憐。覚えてもらえると嬉しい。」 KETSU「既にデータとしてあります。幾人もの命を奪い去った、恐ろしいサイコキラーとしてお茶の間を震撼させた」 ユキ「やめろ、やめろ。暴くな。チームワークが悪くなるだろう!!」 タマ「私は國見タマです!」 KETSU「既にデータとしてあります。連合艦隊としてキャンサーに挑み、オホーツク海で破れさった負け犬の」 ユキ「やめろ!やめろ!やめろ!傷口を更に抉るな!負け犬なんてデータまでインプットしてねぇよ!」 つかさ「私は東條つかさよ。」 KETSU「既にデータとしてあります。使えない素人同然の名ばかりのワンワンと犬の遠吠えのような無駄で糞みたいな情報を延々とグダグダと垂れ流す」 ユキ「やめろ!やめろ!やめろ!!!!なんでどんどん口が悪くなっていくんだよ!私がとち狂った情緒でデータをインプットしてるみてぇじゃねえか!!」 可憐・タマ・つかさ「……。」 ユキ「三人に白い目で見られてるじゃねーか!KETSU!余計なことは言わないでいい、言葉はシンプルに扱え!」 KETSU「ユキさんは月歌さんが好きです。」 可憐・タマ・つかさ「あ…」 ユキ「うわぁあああああああああ!!!シンプルすぎぃ!もっとなんか言え!」 KETSU「すみません。うちのユキさんってば、ほら、ただでさえShe is Legendのファンじゃないっすか、そこに本物が眼の前に現れたわけですよ。どうなると思います?そりゃもう歓喜雀躍 有頂天外 狂喜乱舞 恐懼感激 感慨無量」 ユキ「複雑、複雑、複雑ぅ!言葉も複雑!私の下心も丸出しで複雑!」 可憐「一人で空回りしてる。」 タマ「自分で作った人工知能のはずなのにですね!」 KETSU「まぁそんなユキさんと月歌さんが支えてる31Aなので、お前らは精々足を引っ張らないようにせいってことです。」 ユキ「はぁー???」 カレン「貴様ー!!!このワシが足を引っ張っていると抜かすかー!!」 つかさ「さっきはスルーしてあげたけど、覚醒したこの私は到底スルーできないわ。この電子軍人手帳、はい バーンって消し炭にしていい?」 タマ「ぎぃいやゃゃぁぁぁぁぁーーーーーー!!二人の逆鱗がこぼれ落ちました!!」 つかさ・カレン「逆鱗は触れるもの!!(だぁー!!)」 タマ「ぎぃやあゃゃぁぁぁぁぁーーーーーー!!私にも殺意の目が!とても仲間とは思えない!ユキさん!仲間とはこんなクソ恐ろしいものでしたっけ!?」 ユキ「その素材は揃ってたことには今気づいたよ!クソッ、KETSU!お前の口の悪さのせいだぞ!謝るぐらいしろ!」 KETSU「更新プログラムの構成中…残り85%」 ユキ「どんなタイミングで更新に入ってくれてるんだよ!そもそも電子軍人手帳更新はいるのかよ!今の今までしらなかったよ!」 カレン「どうしてくれようかー!?」 つかさ「どうしようかしら…。」 KETSU「ユキさん、勝手な行為をお許しください。こうなったら、自爆します。」 カレン「なんだと?」 つかさ「ええっ」 タマ「そんなー!」 ユキ「それだけはやめろ、KETSU!お前は私のKETSUだ!いや、お尻じゃないけど!」 KETSU「3・2・1」 (爆発音) ユキ「KETSUーーーー!!!」 ユキ「ふー。なんて夢を見たなんて馬鹿な話、月歌ぐらいにしか言えねぇ。早く帰ってこねぇかな…。」
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Template 日本の内閣総理大臣? 鈴木 貫太郎(すずき かんたろう、1868年1月18日(慶応3年12月24日) - 1948年(昭和23年)4月17日)は、海軍軍人、政治家。連合艦隊司令長官、海軍軍令部長等を歴任し、終戦時の第42代内閣総理大臣。官位は海軍大将、従一位鈴木は死後12年を経た1960年(昭和35年)8月15日(終戦15周年記念日)に、最高位階である従一位を贈位されている。従一位を没時追賜した例は多いが、死去から年数を経て贈位するのは例が少なく、日本国憲法施行後はこの鈴木が唯一の例である。勲一等功三級、男爵。最後の江戸時代生まれの総理大臣でもある。 経歴 大阪府堺市中区伏尾(和泉国大鳥郡久世村伏尾、関宿藩の飛び地)に関宿藩士の鈴木由哲・きよの長男として生まれる。本籍地は、千葉県野田市(旧・関宿町)。 前橋市に転居し、厩橋学校、前橋中学、攻玉社を経て、1884年(明治17年)に海軍兵学校に入学。日清戦争に従軍。1898年(明治31年)、海軍大学校を卒業。日露戦争では、駆逐隊を率いて戦艦3隻を撃沈するなどの大戦果を挙げた。 その後ドイツに駐在、1914年(大正3年)、海軍次官となり、シーメンス事件の事後処理を行う。1923年(大正12年)、海軍大将となり、1924年(大正13年)に連合艦隊司令長官に、翌年海軍軍令部長に就任。 1929年(昭和4年)に天皇と皇太后に侍従長就任を懇願され予備役に。1936年(昭和11年)年に起きた二・二六事件では、青年将校らに襲撃された。一命を取り留めたが、侍従長を辞任した。 1944年(昭和19年)に枢密院議長となり、1945年(昭和20年)4月総理就任。総理大臣としては非国会議員・江戸時代生まれこれに関しては微妙なところで、一般に「江戸時代」の終わりは大政奉還とされるが、これは鈴木が生まれる前の慶応3年10月14日(1867年11月15日)である。一方、明治への改元は慶応4年9月8日(1868年10月23日)であるが、改元に際して「慶応4年をもって明治元年とする(正月までさかのぼって改元)」とされたことから、慶応4年1月1日(1868年1月25日)が明治の始まりとなり、鈴木の誕生日の一週間後となる。したがって、厳密には「明治改元前に生まれた最後の総理大臣」である。という二つの点で最後の人物となった。また満77歳2ヶ月での就任は2008年現在、日本の総理大臣の就任年齢では最高齢の記録である退任時の年齢では大隈重信(満78歳6ヶ月)が最高齢である。。昭和天皇から“聖断”を引き出し、紛糾する軍部・政府部内の意見をポツダム宣言の受諾で日本降伏の一本に統一し、終戦と同時に総辞職。 1948年(昭和23年)死去、享年81。先妻トヨとは死別、後妻は、たか(昭和天皇の皇孫殿下時代の教育御用掛)。遺品の多くは野田市の鈴木貫太郎記念館に展示されている。 不死身の鬼貫 幼い頃から鈴木貫太郎は何度も死にそうな目にあった。3歳のとき暴走してきた馬に蹴られかけたり、魚釣りをしていて川に落ちたり、海軍に入ってからは夜の航海中に海に落ちたりしたが、その度に奇跡的に助かった。 二・二六事件のときは事件前夜たか夫人と共に駐日アメリカ大使ジョセフ・グルーの招待を受けて夕食会に出席した後、11時過ぎに麹町三番町の侍従長官邸に帰宅した。午前5時頃に安藤輝三陸軍大尉の指揮する一隊に襲撃される。はじめ安藤の姿はなく、下士官が兵士たちに発砲を命じた。鈴木は三発を左脚付根、左胸、左頭部に被弾し倒れ伏した。血の海になった八畳間に安藤が現れると、「中隊長殿、とどめを」と下士官の一人が促した。安藤が軍刀を抜くと、部屋の隅で兵士に押さえ込まれていた妻のたかが「おまちください!」と大声で叫び、「老人ですからとどめは止めてください。どうしても必要というならわたくしが致します」と気丈に言い放った。安藤はうなずいて軍刀を収めると、「鈴木貫太郎閣下に敬礼する。気をつけ、捧げ銃(つつ)」と号令した。そしてたかの前に進み、「まことにお気の毒なことをいたしました。われわれは閣下に対しては何の恨みもありませんが、国家改造のためにやむを得ずこうした行動をとったのであります」と静かに語り、兵士を引き連れて官邸を引き上げていった。 反乱軍が去った後、鈴木は自分で起き上がり「もう賊は逃げたかい」と尋ねたという。たかは止血の処置をとってから宮内大臣湯浅倉平に電話をかけ、湯浅は医師の手配をしてから駆けつけてきた。鈴木の意識はまだはっきりしており、湯浅に「私は大丈夫です。ご安心下さるよう、お上(昭和天皇のこと)に申し上げてください」と言った。しかし声を出すたびに傷口から血が溢れ出た鈴木は大量に出血しており、駆けつけた医師がその血で転んでしまったという風説を生んだ。。医師とたかで血まみれの鈴木を円タクに押し込み日本医大に運んだが、出血多量で顔面蒼白となり、やがて意識を喪失、心臓も停止した。直ちに甦生術が施され、枕元ではたかが必死の思いで呼びかけたところ、奇跡的に息を吹き返した。胸部の弾丸が心臓をわずかに外れたこと、頭部に入った弾丸は貫通して耳の後ろから出たことが幸いしたが、なによりもたかの機転でとどめが刺されなかったことが鈴木の命を救った。 安藤は以前に鈴木を訪ね時局について話を聞いており、面識があった。安藤は鈴木について「噂を聞いているのと実際に会ってみるのでは全く違った。あの人(鈴木)は西郷隆盛のような人で懐が大きい」と言い、一時、決起を思い止まろうとしたとも言われる。後に安藤が処刑されると、鈴木は記者の質問に答えて「首魁のような立場にいたから止むを得ずああいうことになってしまったのだろうが、思想という点では実に純真な、惜しい若者を死なせてしまったと思う」と述べた。 なお、その9年後の1945年8月15日、鈴木は今度は総理として命を狙われることになる。(後記) 海軍出の侍従長 1929年(昭和4年)1月から侍従長を務めた。元々彼は海軍の軍人であり、侍従のような仕事は自分には適していない、と思っていた。彼の父・鈴木由哲(為之助)は、幕末の頃老中を務めた関宿藩主久世広周の家臣だった。 海軍では薩摩藩出身が優遇されていた。鈴木より後輩の連中がどんどん進級し、旧幕府系の者はその能力に関係なく差別され進級が遅かった。1903年(明治36年)、鈴木が海軍の露骨な差別にうんざりして辞めようとしたとき、「日露関係が緊迫してきた、今こそ国家のためにご奉公せよ」という手紙が父親から届いた。鈴木はその手紙で辞職を思いとどまり、翌年から始まった日露戦争で駆逐隊司令として戦った。日本海海戦のときには、ロシアのバルチック艦隊の残存艦3隻を魚雷攻撃で撃沈した。そのため連合艦隊の秋山真之参謀から「1隻は他の艦隊の手柄にしてやってくれ」と言われたくらいである。要するに鈴木は実戦の雄であり、心にもないお世辞を言えない性格のために平時では損をすることが多かった。 鈴木が侍従長という大役を引き受けたのは、それまで在職していた海軍の最高位である軍令部長よりも侍従長が宮中席次にすると30位くらいランクが下だったが、格下になるのが嫌で天皇に仕える名誉ある職を断った、と人々に思われたくなかったからだ。そういう性格だから天皇の信任は厚かったが、青年将校たちから見れば鈴木は「君側の奸」であり、それ故に命を狙われることになった。しかし、たか夫人の機転と献身によって鈴木は九死に一生を得た。 なお、たか夫人(足立たか)は東京女子師範学校附属幼稚園の教諭であったが、東京帝国大学教授菊池大麓の推薦により、明治38年から大正4年まで皇孫御用掛として、幼少時の迪宮(昭和天皇)、秩父宮、高松宮の養育に当たっていた。昭和天皇は、侍従長・総理時代の鈴木に、「たかは、どうしておる」、「たかのことは、母のように思っている」と、語ったと言う。 総理就任 thumb|250px|[[鈴木貫太郎内閣|鈴木内閣。前列中央が鈴木首相、その右が米内海相、後列左が阿南陸相。]] 1945年(昭和20)4月、77歳の鈴木は枢密院議長になっていたが、戦況悪化の責任をとって辞職する小磯國昭総理の後継者を誰にするか、天皇に誰を推薦するか、それを決める重臣会議に出席した。構成メンバーは6名の総理経験者と内大臣木戸幸一、そして鈴木であった。若槻禮次郎、近衛文麿、岡田啓介らは、後継総理に鈴木の名を出した。鈴木は「とんでもない話だ。おことわりする」と言った。しかし、すでに事前に根回しが行われていた。 東條英機は、陸軍が本土防衛の主体だから、陸軍の畑俊六元帥がいい、と言った。そして、陸軍以外の者が総理になれば、陸軍がそっぽを向く恐れがあるとも言った。二・二六事件のときの総理で、青年将校たちに狙われた岡田が東條をたしなめた。「陛下のご命令で組閣をする者にそっぽを向くとは何たることか」。このとき、既に沖縄本島には連合軍が上陸しており、国内でも東京を中心とした大都市は、アメリカ軍のB-29からの焼夷弾による絨毯爆撃で大損害を蒙っていた。日本がそこまで追い込まれてきたのは陸軍の責任ではないのかと問われると、東條は反論できずに黙ってしまった。 重臣会議の結論を聞いて天皇は鈴木を呼び、総理として組閣するように命じた。このときのやりとりについては、侍立した侍従長藤田尚徳の証言(侍従長の回想)がある。あくまで辞退の言葉を繰り返す鈴木に対して、「鈴木の心境はよくわかる。しかし、この重大なときにあたって、もうほかに人はいない。頼むから、どうか曲げて承知してもらいたい」と天皇は言った。命令ではなく、“頼む”から総理をやってくれと言われた人物は、後にも先にもこの鈴木だけであろう。鈴木は自分には政治的手腕はないと思っていたが、天皇に“頼む”と言われてはそれ以上辞退はできなかった。天皇の母、節子皇太后(貞明皇后)は天皇よりも30歳以上年上の鈴木に対し「どうか陛下の親代わりになって」と語ったともいう。 なお、鈴木は非国会議員から就任した総理大臣としては最後である(その後の首相の東久邇、幣原、吉田は貴族院議員であり、1947年に日本国憲法が施行されて以降は総理大臣は国会議員から選出されることになった)。 終戦工作 鈴木の自覚とは別に、実際には優れた政治的感覚の持ち主であることを証明する出来事が起きた。敵国であるアメリカ合衆国大統領フランクリン・ルーズベルトの死に対する対応である(詳細はエピソードに記す)。 しかし、ポツダム宣言記者会見を行なった際、新聞記者インタビューにより黙殺するという談話を記事に大きく取り上げられたことは誤算だった。1945年7月27日にポツダム宣言を日本の新聞に論評抜きで公表したとき、7月28日の讀賣新聞で「笑止、対日降伏條件」、毎日新聞で「笑止!米英蒋共同宣言、自惚れを撃破せん、聖戰飽くまで完遂」「白昼夢 錯覚を露呈」などと予想以上に大きく取り上げられた。 陸軍の突き上げで、7月28日に本来鈴木は、意見を特に言わない、と言いたかったのだが、記者会見で「共同聲明はカイロ會談の焼直しと思ふ、政府としては重大な価値あるものとは認めず黙殺し、斷固戰争完遂に邁進する」(毎日新聞、昭和20年7月29日)と述べ、翌日朝日新聞で「政府は黙殺」などと報道された。しかし、この「黙殺」は日本の国家代表通信社である同盟通信社により「ignore it entirely(全面的に無視)」と翻訳され、またロイターとAP通信では「reject(拒否)」と誤訳され報道されたこのことが原子爆弾の広島と長崎への投下という結果となったとする見方も多く(例:終戦を遅らせ原爆を投下させたので鈴木には戦争責任がある、とする2006年8月15日付け読売新聞社説)、鈴木も後々まで発言を後悔したというが、トルーマン大統領の日記には原爆投下の決意を7月25日夜に行なったと記されており、鈴木の発言とは関わりがないことがわかる。長谷川毅「 暗闘―スターリン、トルーマンと日本降伏』 。 8月9日深夜から行われた天皇臨席での最高戦争指導会議(御前会議)でもポツダム宣言即時受諾の東郷外相説と、条件付受諾の阿南陸相説とで議論が分かれた。10日午前2時頃、鈴木が起立し、「誠に以って畏多い極みでありますが、これより私が御前に出て、思召しを御伺いし、聖慮を以って本会議の決定と致したいと存じます」という言葉を搾り出した。天皇は涙ながらに、「わたしの意見は、先ほどから外務大臣の申しているところに同意である」と即時受諾案に賛意を示した。 なお、終戦の日の早朝、佐々木武雄陸軍大尉を中心とする国粋主義者達に総理官邸及び私邸を襲撃され(宮城事件一連)、警護官に間一髪救い出されている横浜警備隊長 佐々木大尉の反乱(この襲撃事件は岡本喜八監督の映画『日本のいちばん長い日』でも再現されている)。生涯二度の暗殺の危機を生き延びた鈴木の信条は、「軍人は政治に関わるべきではない」だった。 年譜 1868年(慶応3年) - 関宿藩久世広周の和泉国の飛び領地(現大阪府堺市中区)にて代官の子として生まれる 1871年(明治4年) - 本籍地の関宿町(現・千葉県野田市)に転居 1877年(明治10年) - 父・由哲群馬県庁に就職に伴い前橋市に転居 1878年(明治11年) - 第一番小学校厩橋学校(現・前橋市立桃井小学校)卒 1883年(明治16年) - 旧制前橋中学(現・群馬県立前橋高等学校)卒 1883年(明治16年) - 海軍兵学校受験準備のため、攻玉社に進む 1884年(明治17年) - 海軍兵学校入校 1887年(明治20年)7月25日 - 海軍兵学校(14期)卒 1888年(明治21年) - 任海軍少尉。日清戦争に従軍。大沼とよと結婚。 1892年(明治25年)12月21日 - 任海軍大尉。 1897年(明治30年)3月30日 - 海大砲術学生。 1898年(明治31年)4月29日 - 海大甲種学生。 6月28日 - 任海軍少佐。 12月19日 - 海軍大学校(1期)卒。「春日」乗組。 1901年(明治34年)7月29日 - ドイツ駐在(~1903年12月30日)。 1903年(明治36年)9月26日 - 任海軍中佐。 1904年(明治37年) - 日露戦争に第四駆逐隊司令として参加(~1905年)。 1906年(明治39年)4月1日 - 功三級金鵄勲章受章。 1907年(明治40年)9月28日 - 任海軍大佐。 1910年(明治43年)7月25日 - 海軍水雷学校校長。 1913年(大正2年)5月24日 - 任海軍少将。 8月10日 - 第二艦隊司令官。 12月1日 - 海軍省人事局長。 1914年(大正3)4月17日 - 海軍次官(~1917年5月31日)。 1916年(大正5年)4月1日 - 勲一等旭日大綬章受章。 1917年(大正6年)6月1日 - 任海軍中将。 9月1日 - 練習艦隊司令官。 1918年(大正7年)12月1日 - 海軍大学校校長。 1920年(大正9年)12月1日 - 第二艦隊司令長官。 1921年(大正10年)12月1日 - 第三艦隊司令長官。 1922年(大正11年)7月27日 - 呉鎮守府司令長官。 1923年(大正12年)8月3日 - 任海軍大将。 1924年(大正13年)1月27日 - 第三艦隊司令長官。連合艦隊司令長官(兼任)。 1925年(大正14年)4月15日 - 軍令部部長。 1929年(昭和4年)1月22日 - 予備役編入。侍従長に就任。 2月14日に枢密顧問官を兼任。 1934年(昭和9年)4月29日 - 勲一等旭日桐花大綬章受章。 1936年(昭和11年) - 二・二六事件で襲撃され、頭と心臓、及び肩と股に拳銃弾を浴び瀕死の重傷を負うも奇跡的に回復、九死に一生を得る。 11月20日 - 勲功により、男爵を賜る。 1940年(昭和15年)6月24日 - 枢密院副議長を経て、1944年に枢密院議長に就任。 1945年(昭和20年)4月7日 - 組閣の大命を受け、内閣総理大臣となり終戦工作に奔走する。 4月12日にアメリカ大統領フランクリン・ルーズベルトが死去。海外向けに哀悼の談話を発表。 7月28日にポツダム宣言について記者会見し「共同聲明はカイロ會談の焼直しと思ふ、政府としては重大な価値あるものとは認めず黙殺し、斷固戰争完遂に邁進する」毎日新聞昭和20年 (1945年) 7月29日と回答。日本の同盟通信社で「ignore(無視)」、ロイター、AP通信で「reject(拒否)」と訳され配信された。 在任中、沖縄が陥落、全国に空襲が続き、広島と長崎に原爆が投下された。直後にソビエト連邦が対日参戦。 8月14日にポツダム宣言受諾を御前会議で決定。 8月15日、玉音放送のあと内閣総辞職(東久邇宮稔彦王内閣成立の同月17日まで職務執行)。早朝、佐々木武雄陸軍大尉率いる国粋主義者達の襲撃を受ける。至近の二重橋では近衛師団反乱部隊による閉塞が行われており、もし官邸にいたら危険な状態だった。夫妻は警護官の手により小石川の私邸から脱出し難を逃れる。直後、私邸は佐々木達により焼き払われる。 12月15日に平沼騏一郎枢密院議長が戦争犯罪容疑で逮捕されたために、再度枢密院議長となる。 1946年(昭和21年)6月3日 - 公職追放令の対象となったため、清水澄副議長に枢密院議長を譲って辞職。 1948年(昭和23年)4月17日 - 82歳で死去。関宿町(現:野田市)の実相寺に葬られた(遺灰の中に二・二六事件の時に受けた弾丸が混ざっていた)。 1960年(昭和35年) - 終戦にかかる功績から従一位を贈位される。 鈴木を演じた俳優 笠智衆 「日本のいちばん長い日」(1967年 東宝) 森繁久彌 「そして戦争が終わった」(1985年 TBS) 芦田伸介 「226」(1989年 東映) 松方弘樹 「聖断」(2005年 テレビ東京) 系譜 鈴木氏:鈴木家に子供が無かったので鈴木由哲が倉持家から養子入り(倉持家は足利将軍家家臣の家柄で文書係り)。貫太郎の子、一は農林省山林局長、侍従次長、外務省出入国管理庁長官等をつとめた。靖国神社宮司を務めた鈴木孝雄陸軍大将は次弟。関東都督府外事総長・久邇宮御用掛の鈴木三郎は三弟。四弟永田茂陸軍中佐は軍務での無理がたたり40代前半で死去(『日本の名家・名門人物系譜騒乱』)。娘のさかえは、藤江恵輔陸軍大将と結婚した。 由哲━━┳敬子(永田廉平海軍大尉の妻) ┣貫太郎━┳ 一 ━┳哲太郎━┳真理絵 ┣孝雄 ┣さかえ ┗道子 ┗由里 ┣よし ┗ミつ子 ┣三郎 ┣君 ┣ ┗茂(黄海海戦で永田廉平大尉戦死の為、永田家へ養子、家督相続) エピソード 海軍の命令で学習院に軍事教練担当の教師として派遣された折に、教え子に吉田茂がいた。以後も鈴木と吉田との交友は続き、吉田の総理就任後も鈴木に総理としての心構えを尋ねたと言われている。例えば、「負けっぷりをよくする」などといったことを伝えていたと言われている。 枢密院議長をしていた1943年のこと、会議の席で嶋田繁太郎海軍大臣が山本五十六の戦死(国民には秘匿されていた)を簡単に報告した。驚いた鈴木が「それは一体いつのことだ」と問うと嶋田は「海軍の機密事項ですのでお答えできません」と官僚的な答え方をした。すると、鈴木は「俺は帝国の海軍大将だ! その答弁は何であるか!」と大声で叱責し、周囲にいた者はいまだ「鬼貫」が健在であることを思い知らされたという(鈴木は予備役ながら軍籍があった)。 鈴木はルーズベルト大統領死去の報道を知ると、同盟通信社の短波放送により、「私は深い哀悼の意をアメリカ国民に送るものであります。しかし、ルーズベルト氏の死によって、アメリカの日本に対する戦争継続の努力が変わるとは考えておりません。」という談話を世界へ発信している。同じ頃、ナチス・ドイツ総統アドルフ・ヒトラーも敗北寸前だったが、対照的にルーズベルトを罵った。アメリカに亡命していたドイツ人作家トーマス・マンは、英国BBCで「ドイツ国民よ、東洋の騎士道を見よ」と題して声明を発表し、鈴木の武士道精神を称賛した。[1] 1918年(大正7年)、鈴木はアメリカ訪問の際「日米両国は太平洋を名の通り平和の海にせねばならない。もしどちらかが戦争をするのならたちまち天罰が下るであろう。」とスピーチした。組閣後帝国議会での演説においてで上記のスピーチをしたことを述べたことが、休戦の意志ありと抗戦派の議員からつっこまれた。(天罰事件)鈴木は要領の得ない答弁で相手を煙にまいた。だが、かえって議会は混乱し、すわ倒閣という雰囲気となった。閣僚は意気消沈し沈痛な雰囲気となった。しかし鈴木は何事もなかったかのよう葉巻を吹かして新聞を読んでいた。この姿に閣僚達は「これが、大海戦のさ中に司令長官として船橋に泰然として立っている提督」とたのもしく感じた人もいた。また抗戦派と目された阿南陸軍大臣は、この時一言も発言していない。 首相官邸で本土決戦を担う国民義勇隊に支給される武器の展示が行われたときのことである。展示されているのは鉄片を弾丸とする先込め単発銃、竹槍、弓、さす又など・・すべて江戸時代のしろものであった。物に動じない鈴木貫太郎も思わず「これはひどいなあ」と嘆声をあげた。 組閣当初から鈴木本人は和平派かそれとも和平と戦争継続に揺れ動いていたかは諸説あるが、和平派説の有力な一例として取り上げられるのが1945年6月8日の重臣会議での出来事である。若槻禮次郎から戦争継続についての意見を尋ねられた時、鈴木は「理外の理ということもある。徹底抗戦で利かなければ死あるのみだ」と叫びテーブルを叩いた。このとき同席した東條英機は満足してうなずいたが、近衛文麿は微笑しており若槻が不審に思った。これは、東條ら戦争継続派に対する鈴木のカムフラージュと言われており、「内大臣に会いに行くと、皇族をはじめ、自分たちの間では和平より道はもうないといふ事に決まって居るから、此事、お含み置きくださいといふ話。若槻さんは首相はどうなのですかと訊くと、勿論、和平説ですといふ内大臣の返事で、初めて近衛さんの微笑の謎が解けたといふ」(志賀直哉『鈴木貫太郎』)という若槻の証言が残っている。 8月14日の御前会議終了後、阿南陸相は紙に包んだ葉巻の束を手に「いろいろご迷惑をかけて申し訳ありませんでした。ですがこれも国と陛下を思ってのことなのです。これは閣下がお好きと聞き持参いたしました。」と挨拶にきた。鈴木は「御心配いりません。陛下が常に神をお祭りしていますから。」と告げた。阿南は目に涙を浮かべながら「私も、そう思います。」と言って辞去した。鈴木は、迫水書記官に「阿南君は暇乞いにきたのだね。」とつぶやいた。その数時間後阿南は自決した。 注 著書 鈴木一 編『鈴木貫太郎自伝』(時事通信社、1968年、ISBN 4-788785-19-6) 人間の記録24 日本図書センターで再刊 参考文献 半藤一利『聖断―天皇と鈴木貫太郎』(PHP研究所、ISBN 4-569629-84-9)、(文藝春秋、ISBN 4-163399-00-3)、(文春文庫、ISBN 4-167483-01-7) のちPHP文庫 小堀桂一郎『宰相鈴木貫太郎』(文藝春秋、ISBN 4-163374-20-5)、(文春文庫、ISBN 4-167452-01-4) 小松茂朗『終戦時宰相 鈴木貫太郎―昭和天皇に信頼された海の武人の生涯』(光人社、ISBN 4-769807-32-5) 花井等『終戦宰相 鈴木貫太郎』(広池学園出版部、ISBN 4-892054-10-0) 立石優『鈴木貫太郎 昭和天皇から最も信頼された海軍大将』(PHP研究所、ISBN 4-569-57376-2) 平川祐弘『平和の海と戦いの海』、新潮社 のち講談社学術文庫 別冊歴史読本57 第28巻26号 『日本の名家・名門 人物系譜騒乱』 新人物往来社 2003年 266-267貢 関連項目 鈴木貫太郎内閣 内閣総理大臣 鈴木孝雄 関宿藩 日本のいちばん長い日 攻玉社中学校・高等学校 外部リンク 鈴木貫太郎記念館 鈴木貫太郎の墓(実相寺) 関宿町-鈴木貫太郎を訪ねて 59回目の8月15日を前に 鈴木貫太郎内閣とポツダム宣言黙殺・終戦 関連系図 出典 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』_ 2008年10月28日 (火) 06 55。
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ネルセトール・コルツェイア=ローゼへルナス 作: 病み系男子メーカー 生年月日 宇宙正暦107年 年齢 2350歳(推定)宇宙新暦1957年没 出生地 星間文明統一機構惑星バラノルカ 人種 人工ハーフ 所属組織 ダムラリニ帝国星間幕僚統治府 最終階級 管理上級大将 異名 狂皇 目次 概要 生い立ちと経歴 備考 関連記事 概要 ネルセトール・コルツェイア=ローゼへルナスは、近古代から中近代にかけて猛威を振るった。軍人、狂気の独裁者。ツォルマリア文明統一機構において開祖艦隊(ティラ・ザバーディン)の副官を努めていた。戦後は、キューズトレーターの主任管理者として暗躍。星間機構の成立に大きく影響したとされる。三度の存続戦争を経て同機構が崩壊して以降はダムラリニ帝国における解放の精神的指導者となり、後の時代においては選別を是とする狂気の独裁者として君臨した。当初、暫くの間はツォルマリア本国に対抗する人道の要として多くの難民を受け入れたが、その真意は自らによる新たな世界覇権の確立が目的とされる。解放の名のもと、自身に反旗を翻したキューズトレーターの奪還に執着するものであった。宇宙新暦1300年頃を堺に権力基盤の安定化を遂げると、突如として方針転換を図り、徹底的な断種政策を取り始めた経緯がある。同1428年。新秩序世界大戦が勃発すると、全ての知的存在を電子化する人類解脱計画を提唱。一人の指導者による完全な星間コミュニティの実現に向けて動き始めた。それから約500年以上もの長きにわたり周辺の敵対文明を脅かし続けたが、同1957年、ユミル・イドゥアム連合帝国との戦いで大敗を喫し、非業の死を遂げることとなった。ローゼへルナスは死の直前、戦況の悪さに激昂。惑星毎全てを破壊しようと試みたところで、腹心のゴールバドに背中を刺し貫かれた。その後、四肢を引き裂かれ、この世の全てに呪いの断末魔を上げながら絶命したとされる。 生い立ちと経歴 時は新ツォルマリア文明が成立して一世紀を経た頃。後に暴君として恐れられることになる、この男は、とある研究施設における遺伝子組み換えの負の産物として生まれた。問題の発覚を恐れた時の研究所長は当初、生まれて間もない赤子を密かに処分しようと試みたが、その計画は全知全能たる開祖(ティラ・ザバーディン)の知るところとなり、すんでのところで救出された経緯がある。世論の反発を恐れる行政評議会の「助言」に失望したザバーディンは自ら問題の赤子を引き取り、ツォルマ語で「橋渡し」を意味する名前を付与。必要とされる教育を施し、考えられる限りの知識をもって大切に育てた。造形からして全く異なる養親の、奇抜な愛情を受けて育った少年は既存の価値観に囚われない独自の世界観を説いてまわり、世話係と称する監視役の政府職員を困らせたとされる。宇宙正暦125年。青年となった彼は大学相当の教育機関を主席で卒業。自らの研究成果とするツォルマリア人類初の遅老化手術に望み、その軽率な行動をザバーディンに咎められた。全知全能たる養親(異星人だが)を心の底から尊敬してやまなかった彼は命の恩人よりも先に死を迎えることを良しとせず、行動したのだと涙ながらに弁解したという。ザバーディンは彼の謝罪を受け入れず、勝手にしろと言わんばかりに彼に勘当を言い渡した。 その後も彼は偉大な養親に認めてもらうための社会貢献に励み、ついにその時は訪れた。同179年。半世紀以上にわたる活動の末、ザバーディンとの和解を果たした彼は軍に入隊し、重要な公務に携わる管理官の職を与えられた。同215年。ソルキア連合艦隊とのファースト・コンタクトにおいて、先方にザバーディンの眷族が乗船していることを知ると、彼は養親の強烈な反対を振り切り、自ら指定されたソルキア艦へと赴いた。厳重な消毒処理を受け、席についた彼に対しソルキア側の指揮官は開口一番に平和の条件を伝えた。拙いツォルマ語で、「忠誠か、絶滅」を意味する単語を。誤訳の可能性を疑った時の行政評議会は軍が軽率な行動に及ばないよう釘を刺したというが、その努力も虚しく、徹底抗戦を主張する過激派の圧力に屈する形で政権交代を迎えてしまった。その間、ティラ・ザバーディンとその息子は和睦に向けての交渉を幾度となく試みたが、同225年、ついに人類艦隊の激発を止めることができず、開戦を迎えたのである。長きにわたる抵抗の歴史の中で彼は人類を、そして愛する養親を守るために全力を尽くした。そして、同428年。ティラ・ザバーディン率いる開祖艦隊の全滅と引き換えに辛うじてソルキア艦隊を退けることに成功したとされる。崩れゆく養親の防護膜に守られる形で、たった一人、生還を果たした彼は壊滅して久しい星間社会の復興に取り組み、そして復讐を誓った。ソルキアの滅亡を、死を。自らによる世界覇権の成就を、脆すぎる肉体からの解脱を。 三度にわたる存続戦争を経て、イドゥニア方面へと逃れた彼はツォルマリア人を含む多種多様な人類と接触。 新たに台頭しつつあったイドゥニア系列移民の信用を得るためにネルセトールを名乗るようになり、ダムラリニ帝国の成立へと導いた。 備考 共立時代を迎えて久しい頃。メレザ・レクネールは、抉り取られたローゼへルナスの心臓がクランナム・ステルの最上階に保管されていることを突き止めた。 その結果、長らく不明とされてきたゴールバドの正体が明らかとなるわけだが、それ以前の問題として共立機構の足下にこのような物体が存在する事実そのものが国際社会(議会主流派)の危機感を煽り、関係機関による監視のもと、ただちに接収された経緯がある。 ゴールバド、改めパルディ・ルスタリエの目的が如何なるものであったのかに関しては、ついぞ公開されず、安全保障に関わる機密事項として闇の彼方に封じられてしまった。 関連記事 @Freeton2(執筆者) ソルキア諸星域首長国連合 星間文明統一機構 新秩序世界大戦 ガルロ・ヴィ・ユミル・イドラム
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imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ダウンロード.PNG) CV Illustrator 史実情報 台詞一覧 時報 同型艦 コメント タグクラウド 関連ページ autolink CV 山田悠希 Illustrator コニシ 史実情報 「矢矧」は阿賀野型の3女。佐世保海軍工廠で1941年11月11日に起工された。艦名は筑摩型防護巡洋艦「矢矧」(*1)に続き帝国海軍では二代目。 太平洋戦争前に起工された最後の軍艦だった。 南太平洋海戦前日の1942年10月25日に進水、1943年暮れの12月29日に竣工した。 老朽化と陳腐化の甚だしかった球磨型、長良型、川内型に代わり、 充実した設備を持った新鋭軽巡として、次世代の水雷戦隊旗艦を担うエースになる、はずだった。 しかし竣工時にはすでに水雷戦闘そのものが無くなり、航空戦へと時代が移ってしまっていた。 生まれながらにして時代錯誤となってしまった彼女たちは、不向きな対空戦闘へと投入されることとなる。 (このあたりの詳細については阿賀野の項目を参照) 竣工後間もなくの1944年3月1日、第一機動艦隊の中核である第三艦隊に編入。 先に沈んだ長女の「阿賀野」に代わって、第十戦隊旗艦として空母機動部隊直衛の任に当たることとなった。 6月のマリアナ沖海戦には駆逐艦15隻を率いて参加。 同海戦では爆沈した「大鳳」「翔鶴」の乗員を救助し、また「瑞鶴」を護って対空戦闘に当たった。 マリアナ沖から帰還後は対空戦闘に備えレーダーと機銃の増備が行われている。 10月には姉の「能代」とともに栗田艦隊に所属し、レイテ沖海戦に参加することとなる。 駆逐隊を西村艦隊や小沢艦隊に引きぬかれた結果、 マリアナからわずか4ヶ月にして指揮下の駆逐艦は6隻にまで減っていた。 24日のシブヤン海海戦では、直撃弾1発のほか至近弾2発を浴びて艦首に破孔が空き、最高速力22ノットに低下。 その後必死の応急修理によってどうにか28ノットまで回復、部隊からの落伍は免れた。 25日、「矢矧」にとっては進水満2歳の記念日にサマール沖海戦が発生。 米護衛空母部隊へまず重巡部隊が突撃を開始、「矢矧」率いる第十戦隊は止めを刺す役を担って後続。 前日の損傷で速力制限のある「矢矧」は無理をして32ノットを発揮、修理箇所からの浸水に構わず突進した。 しかし米艦隊は「ジョンストン」はじめ駆逐艦部隊が必死の応戦を繰り広げ第十戦隊の行動を妨害。 「矢矧」らは命中弾を浴びつつも魚雷を発射。米空母2隻撃沈を報じたが、実際には命中していなかった。 指揮下の「雪風」は確かに米空母に魚雷命中の大水柱が上がったと証言しているが、 おそらく必中を期するあまり信管を敏感に設定しすぎたため、命中前に波の衝撃で爆発してしまったものと思われる。(同様の事例は過去の海戦でも散見される) 「矢矧」の確実な戦果は駆逐艦「ジョンストン」(*2)撃沈である。 なお第十戦隊はこの時の戦果を エンタープライズ型空母1隻撃沈、同型空母1隻大破撃沈殆ど確実、砲撃により駆逐艦3隻撃沈 と報告した。 その後、反転した栗田艦隊は18回にも渡る空襲を受け、「矢矧」は至近弾によりさらに損傷。 また姉の「能代」は魚雷2発を浴びて撃沈されてしまった。 「矢矧」はこのレイテでの一連の戦いで戦死47名、行方不明3名、重軽傷者97名もの損害を出した。 佐世保での修理の際に確認された損傷は1000箇所以上にも及んだという。 1945年4月6日、「大和」らに合流し、天一号作戦に参加。 「矢矧」の原艦長はこの特攻出撃に批判的で、「矢矧」は敵の後方補給路で暴れてこれを寸断すべきと主張していた。 出撃前、特攻出撃で前途有望な若者の生命を無駄に散らさぬよう、士官候補生23名を退艦させている。 また記録には残されていないが、出撃直前に救命具代わりの大量の杉材を艦後部に搭載したとされている。 4月7日午前8時15分、空襲が始まる前、「矢矧」は水上偵察機1機を基地へと返した。貴重な搭乗員と機体をむざむざ水上特攻で失わせる必要はないと判断しての事だった。 12時32分、敵の大空襲が開始。 その冒頭の12時46分に「矢矧」の左舷中央に魚雷が命中、さらに1時にも艦尾に魚雷が命中し、ついに機関が停止。 航行不能となった「矢矧」は「大和」に次ぐ大型艦であったため、まるで標的のように敵機の集中攻撃を浴びることとなった。 第二水雷戦隊司令部は諦めずに「磯風」に移乗しての沖縄突入を図るが、 「矢矧」へ横付けした瞬間に「磯風」も至近弾により艦底を引き裂かれ、航行不能となってしまった。 もはや救援が不可能となった彼女は、孤立無援の形で絶望的な対空戦闘を続けた。 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (yahagi_02.jpg) 午後1時45分、敵機約50機がふたたび彼女に襲いかかった。 「矢矧」は魚雷と搭載機を投棄しており、さらに爆発寸前となった一番砲弾薬庫にすかさず注水が行われ、致命的な誘爆は発生しなかった。 また中央隔壁を廃した持久力のある設計や応急修理の的確さ、注水による傾斜復元が効果的に行われたことも功を奏し、 次から次へと魚雷や爆弾が命中しつつもなかなか沈まず、最終的に「矢矧」へは 7本もの魚雷と10発以上もの爆弾が命中 。 最後の頃は乗員自身が「もう早く沈んでくれ」と思うほどに持ちこたえた。 軽巡史上最高の防御力を発揮した彼女は、「大和」にわずかに先立つ2時5分、 右舷に30度傾くと、後部から急激に沈下、真っ二つとなって沈んでいった。 生存者は「初霜」「雪風」「冬月」が救助。 「矢矧」の乗員は熾烈な対空戦闘の銃火のため、皆顔が火傷で腫れていたという。 446名が戦死し、艦長と第二水雷戦隊司令官を含む507名が生還した。 次世代としての期待を担って起工されながら、生まれながらに時代錯誤のレッテルを貼られた挙句、それぞれ非業の最期を遂げていった阿賀野型。 その姉妹の中にあって「矢矧」はただ一人戦果らしい戦果をあげ、連合艦隊潰滅の日まで付き従い、殉じていったのである。 後に建築家として有名になる池田武邦が乗り組んでいた。艤装員から始まり、航海士、測的長として、「矢矧」の最初から最後までを共に生き、そしてその最後を看取った。 19歳で少尉候補生として「矢矧」に着任、航海士としてマリアナ沖海戦、レイテ沖海戦に参加した。 海軍の人的損耗は激しく、2年後には21歳という若さで第四分隊長兼測的長を拝命し、天一号作戦に参加した。 天一号作戦で「矢矧」は轟沈、氏自身も火傷を負ったが、「冬月」に救助されて佐世保まで帰り着いた。これらの体験は2010年に『軍艦「矢矧」海戦記』として出版されている。 余談だが、池田氏は週刊誌のインタビューにおいて艦これの矢矧と対面しており、「かわいいじゃないか。うん、いい子だよ」とのコメントを残している。 昭和四十四年、長崎県佐世保市に慰霊碑が建立された。 碑 御霊ら今此処に眠る 御身ら軍艦矢矧の兵としてマリアナ海戦フィリピン沖海戦に散じ はたまた国家の存亡をかけし沖縄特攻作戦に戦艦大和らとともに徳之島西方に没す この日 昭和二十年四月七日なりき 今、世は太平 此度漸く機熟して戦没者の霊を慰め且つは再び戦争の悲劇を繰り返さざることを希い 母なる港を臨む東山の聖地に慰霊の碑を作りたり 御霊よ永久に安らかに眠れかし ゆきしふね かえらぬおかに はなふぶき 台詞一覧 状況 台詞 関連する史実や元ネタ、解説など 自己紹介 軽巡矢矧、着任したわ。提督、最後まで頑張って行きましょう 連合艦隊の実質的な最後までを共にした艦である 秘書クリック会話① さて、今日はどんな戦略を立てるの? 秘書クリック会話② んふふ、いい気配りね。嫌いじゃないわ 秘書クリック会話③ うふっ、面白いわね。そうことなら私からしかけてもいいのかしら。ね? ほう 戦績表示時 提督への報告書ね。どうなの? 編成選択時 第二水雷戦隊、預かります。矢矧、抜錨する 装備時① そうね、有難いわ 装備時② うん。この改装なら、行けるかもしれない… 装備時③ 流石ね (マップ選択・資材発見・修復剤使用・装備開発と装備時③は共通) 補給時 補給よろしく。また出るわ。 ドック入り この程度、傷のうちにも入らないけど ドック入り(重傷) 万全な態勢で出撃したいから、感謝はするわ 建造時 新しい艦が進水するわ 艦隊帰投時 艦隊、全艦泊地に帰投したわ 出撃時 第二水雷戦隊、預かります。矢矧、抜錨する! 矢矧は姉妹艦能代の後任として水雷戦隊のエース部隊・花の二水戦の旗艦を務めた。矢矧の戦没後に二水戦が解隊された為、最後の二水戦旗艦である。 戦闘開始時 砲雷撃戦、始めます! 航空戦開始時 - 攻撃時 今度は良く引き付けるんだ…、よし、てぇー! サマール沖海戦での十戦隊の雷撃は、発射をはやる余り遠距離過ぎたとの指摘がある 夜戦開始時 ふふっ、夜戦なの?悪くないわね! MVP時 この矢矧が艦隊で一番なの?ふふっ、そうね。意外と嬉しいかもね 就役時には既に水雷戦隊の活躍の場はなく、華々しい戦果とは縁遠かった 被弾小破① 数発の被弾で私が沈むわけないじゃない! 坊ノ岬では軽巡洋艦とは思えない粘りを見せている 被弾小破② ここからが私の本領発揮よ! 被弾カットイン 私を沈めたいなら、魚雷5、6本くらい撃ち込まないと…駄目よ! 彼女が坊ノ岬で撃沈されるまでに受けた傷は推定魚雷7本、爆弾12発に及ぶ 撃沈時(反転) もういい、私から、離れて…。また、大和と雪風が見えるな…悪くない… 沈みゆく矢矧からは、大傾斜し沈没に瀕する大和の姿が望まれたという乗組員は雪風・初霜・冬月に救助され、半数以上が生還した 時報 時間 台詞 関連する史実や元ネタ、解説など 00 00 マルマルマルマル。深夜零時。無理はダメよ。 01 00 マルヒトマルマル。提督、眠くないの? 02 00 マルフタマルマル。今日は、静かな夜ね。 03 00 マルサンマルマル。そろそろ今日は、半舷上陸しないの?ねぇ 04 00 マルヨンマルマル。ねぇ、無理は禁物よ?明日のデイリー任務は私に任せて。 05 00 マルゴーマルマル。艦これ的には新しい一日の始まりね メタな台詞艦これで任務が更新されるのが0500時 06 00 マルロクマルマル。ええっと、工廠で装備を三回作って、そして、出撃して、ええっと… 任務『新装備「開発」指令』と『敵艦隊を撃破せよ!』 07 00 マルナナマルマル。ええっと、それから、新しい艦を三隻建造して…ああ、もう! 任務『艦娘「建造」艦隊強化! 』 08 00 マルハチマルマル。疲れたわ。デイリー任務も、結構大変なのね。提督、あ、うん。 09 00 マルキュウマルマル。軍縮条約?艦を二体解体って…私には無理!…やるけど… 任務『軍縮条約対応! 』 10 00 ヒトマルマルマル。ああ、疲れたわ。提督、貴方結構大変なのね。少し見直したわ。 11 00 ヒトヒトマルマル。私には海上での戦闘の方が向いているみたい。出撃させて! 12 00 ヒトフタマルマル。慣れないことすると本当お腹空くわね。ね、お昼は何食べる? 13 00 ヒトサンマルマル。私の故郷でコレ今流行ってるんですって。大きな丸い肉はさみパン…かなぁ。 佐世保名物「佐世保バーガー」 14 00 ヒトヨンマルマル。もぐもぐもぐ…行けるわね!ハンバーガーって言うんですって。 武蔵ともども、鎮守府内でハンバーガーがブームのようだ 15 00 ヒトゴマルマル。さぁ、また出撃しましょ!どんどん行くわ。 16 00 ヒトロクマルマル。ああ、これ?いいでしょ、萩の花と、矢デザインの盃なの。 彼女が生まれた時に配られた記念品である 17 00 ヒトナナマルマル。そろそろ日が落ちるわね。私、夜戦も存分にやってみたいわ。 水雷戦隊旗艦として設計されながら、水雷戦隊の本務である夜戦は一度も経験していない 18 00 ヒトハチマルマル。そういえば、今日の演習はどうだったの? 19 00 ヒトキュウマルマル。提督、今日の晩ご飯はなんでしょうね?ちょっと楽しみ! 20 00 フタマルマルマル。さぁ、夜戦の時間ね。どうする?するの? 21 00 フタヒトマルマル。提督、まだまだいけるわ。矢矧、がんばります! 22 00 フタフタマルマル。提督、矢矧水雷戦隊、全力で行くから!フラ戦なんか粉砕よ! 23 00 フタサンマルマル。うーん、戦艦はやっぱり強いわ…。敵空母は…はい、嫌いです。 マリアナ、レイテ、坊ノ岬と、本来不向きな敵艦載機との対空戦闘に散々振り回された生涯だった 放置時 そうね…この次の人生がもしあるというのなら…今度は軍艦じゃないっていうのも…いいかもね… やはぎの名は海上保安庁の巡視船に受け継がれた(※既に退役済み) 同型艦 阿賀野 ― 能代 ― 矢矧 ― 酒匂 コメント 最新の30コメントを表示しています。 史実欄に池田武邦の話と慰霊碑の情報を追加しました。 -- アクバー提督 (2013-12-02 00 45 25) やっぱり阿賀野型は美しい艦だよなぁ -- 名無しさん (2013-12-02 17 18 57) 実艦の艦影は日本海軍としては後期の船なので洗練されてて良いね、興味を持った人は「IJN yahagi」などで調べて欲しい -- 774 (2013-12-04 03 38 52) 20時と21時の時報もなかなか意味深なんだよなぁ -- 名無しさん (2013-12-09 20 49 23) ほうwwww -- 名無しさん (2013-12-11 01 04 07) 改が桜ホロなのって碑の詩に因んでるのかもね -- 名無しさん (2013-12-12 19 07 47) 是非とも阿賀野型3艦は改二が来てほしい。彼女達は頑張った!そしてオレ達も… -- 名無しさん (2013-12-15 14 13 15) 軽巡というと球磨みたいに煙突いっぱいのイメージがあるけど、このシルエットはまるで戦艦をそのままコンパクトにまとめたって感じでかっこいいなあ -- 名無しさん (2013-12-20 22 14 18) この子欲しいなぁ~~ -- 名無しさん (2013-12-30 00 12 29) 大型建造で出たぜ。俺的には好きなタイプだな。嬉しい。 -- 名無しさん (2014-01-03 08 07 04) 祖父は一時本物の矢矧にダメコンとして乗船していたらしい 生きていれば貴重な話が聞けたのかなぁ -- 名無しさん (2014-01-03 20 30 56) 放置時の台詞は、阿賀野の「史実」にある、戦後に阿賀野ベースの艦を作ろうとした話によるものか -- 名無しさん (2014-01-04 11 00 55) 巡視船「やはぎ」があったからじゃないの? -- 名無しさん (2014-01-09 01 46 59) 補給時の台詞がないな。「補給よろしく。また出るわ。」 -- 名無しさん (2014-01-10 00 44 58) 大好きな艦だから、何時か手元に来て欲しい。 -- 名無しさん (2014-01-16 04 00 21) 大型艦建造で来た。大型のアタリは能代に続き2隻目。他は金剛型とかビミョーなのだったけど。それにしても美人…思ったより足太いけど(ぉぃ -- 名無しさん (2014-01-16 15 05 16) 出撃時とか、たまに発音がやはぎ↑じゃなくてやは↑ぎになるのは何故だろう -- 名無しさん (2014-01-20 06 17 59) 矢矧の桜ホロが慰霊碑の詩を元にしてるって考えたら、散々贔屓だって言われてたレア度もだんだん許せてきた。 運営は何も言わないあたりそういうのは考えてないんだろうけど、矢矧自体は可愛くて凛々しいから大好きなんだよなあ。 -- (名無しさん) 2014-01-22 03 23 51 史実を知って涙ぐんだのは俺だけじゃない・・・はず -- (名無しさん) 2014-02-05 20 01 40 放置していないのに放置台詞が流れてきました。単なる不具合か仕様か、調査お願いします。 -- (名無しさん) 2014-02-07 07 27 44 かっこいいなこいつ -- (名無しさん) 2014-02-21 08 28 53 足太くはないと思うが…それにしても、ふつくしい -- (名無しさん) 2014-03-16 07 49 21 ほうww -- (名無しさん) 2014-05-03 22 27 44 各種の数値はそのままで開発資材を20にして旗艦を榛名にして試したら出てくれました。やっと来てくれてありがとう♪ -- (名無しさん) 2014-06-17 00 09 28 ALL4000の資材1で一発ツモ。 -- (名無しさん) 2014-09-08 02 06 58 艦これ初めて1か月弱、初の大型建造にてお迎えし、どんな子か調べてみたらぼろ泣きした。今ではすっかりうちの秘書で嫁です -- (名無しさん) 2014-10-13 12 14 27 秘書クリック会話③、「そうことなら」となってますが「そういうことなら」の脱字です。(細かくて申し訳ない…) -- (名無しさん) 2015-11-16 19 27 57 名前 コメント すべてのコメントを見る タグクラウド 艦娘 駆逐艦 軽巡洋艦 重巡洋艦 戦艦 装備娘 軽空母 睦月型 建造 潜水艦 朝潮型 球磨型 長良型 正規空母 特型駆逐艦 開発 千歳型 妙高型 暁型 川内型 吹雪型 高雄型 最上型 金剛型 伊勢型 白露型 小口径主砲 大和型 阿賀野型 陽炎型 航空戦艦 翔鶴型 祥鳳型 期間限定海域 装備 天龍型 利根型 飛鷹型 青葉型 大口径主砲 水上機母艦 扶桑型 応急修理要員 長門型 古鷹型 艦上戦闘機 間違った報告を入力したので消去 巡潜3型 任務 遠征 イオナ 綾波型 霧 三式潜航輸送艇 巡潜乙型 家具 ぷらずま 海大Ⅵ型a 巡潜乙型改2 島風型 魚雷 天城型 夕張型 中口径主砲 誤ったコメ投稿をしたため削除 関連ページ 雪風 改造Lv早見表 雑学(艦名) 俗語辞典 艦娘データ/初期装備 矢矧/コメント 酒匂 龍鳳 艦船/一覧 阿賀野 大和 天津風 初霜 雑学 データ_艦船2 天津風改 メンテナンス情報/2013年12月24日 ▼wikiレンタル代価広告
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登録日:2016/01/11 Mon 13 09 09 更新日:2024/03/25 Mon 14 59 49NEW! 所要時間:約 9 分で読めます ▽タグ一覧 グラ子 コーヒー ドイツ 伯爵 島田フミカネ 早見沙織 未成艦 正規空母 海外艦娘 空母 航空母艦 艦これ 艦娘 艦隊これくしょん 魔術師 ここでは、艦これにおける正規空母のうち、Graf Zeppelinについて解説する。 概要 Graf Zeppelin(以下グラーフ)とは、ドイツの空母であった…という表現は果たして正確なのだろうか… ナチス政権下のドイツが作ろうとした正規空母。 設計に際しては日本が大いに技術を供与。当時世界最大の空母の一隻だった赤城の設計を参考に作る予定であった。 とはいえ、赤城はもともと戦艦を空母に改装したもので、一から作れるグラーフについてそのまま参考にするのは本来おかしな話である。 技術供与の時期は1935年。この時点では日本空母の完成形たる翔鶴瑞鶴どころか蒼龍も未完成(*1)、最初から空母として作られたのが小柄でまだ実験色の強い鳳翔や見るからに不安な龍驤だけ。 加賀の不具合ぶりは赤城以上とも言われている。 参考に出せるのが赤城くらいだったというところもあったのだろう。 とはいえ、日英同盟締結中にハーミーズやフューリアスを参考に出来、英海軍艦載機搭乗員の薫陶を受けることの出来た日本の空母技術の導入は、0からのスタートであったドイツには参考になった部分も大きかった。 艦体の面では艦載機エレベーターに面影を残すのみだが、艦載機の運用面では日本から得た知識(*2)は大きく、進水式にもきっちり招待されている。 引き換えに大和を作るための機材を大量に得た面ばかりが言われがちではあるが。 ちなみに完成すれば、なんと機関出力は20万馬力にもなったと言われる。 翔鶴型や大鳳でも16万馬力、大和型戦艦に過負荷をかけても17万馬力に届かないのと比べればとんでもない馬鹿力の持ち主となり得た。 他方、空母としての搭載能力は40機少々と言われる。(*3) もともとドイツは空母機動部隊組んで航空決戦なんてことが無理なことを理解して(*4)通商破壊向けに作っているため、搭載数を落としても電探などを整備して指揮管制能力を高める予定でもあった。 イギリスやフランスの海軍を相手にしているとはいえ、海軍力は皆無に等しい陸軍国ドイツと、世界一位にのし上がったアメリカの海軍を相手にしている世界三位の島国日本では思想がかなり違うのである。 しかし、グラーフは完成しなかった。 90%ほど完成し、進水式までしていたのだが、戦況の変化でドイツ海軍の空母の優先順位は下がってしまい1940年に工事は焦げ付き。 1942年ミッドウェーで敗れ、空母4隻を失った日本海軍がドイツにグラーフを売ってくれ!!と要望するものの、日本まで行かせるのが無理、ということでお流れになる。(*5) それでもその年に工事が再開された…とおもいきや、1943年に癇癪を起こした総統閣下による大型艦建造中止命令。(*6) 嫌がらせのように完成させてもらえないグラーフは、結局バルト海に避難して浮き砲台として使われた挙句、1945年4月、ドイツ降伏寸前という状況下で、ソ連に接収されるのを恐れてドイツ海軍自ら沈めてしまった。 と思ったら1947年、ドイツからソ連に引き渡され浮揚。 駆逐艦「梨」のように、今度こそ出番が・・・あるにはあったのだが、仕事の中身は標的艦。 老朽軍艦の処分として標的艦になるのは普通のことである(*7)。だが船としてまともに活動することさえできずに標的艦では、文字通りなんとも浮かばれない。 日本の不幸艦といえば大鳳や陸奥だが、二隻はちゃんと完成され、日本海軍の希望として大いに期待された。この点に関してだけは、両者はグラーフに確実に優っている。 だが、グラーフは味方の都合に一方的に振り回されて生涯と言えるのかも分からない生涯を終えた、とことんついていない艦であった。 対抗馬がいるとすれば、加賀の妹艦であり未完成のまま標的にされた戦艦「土佐」か、やはりあの改装空母くらいだろうか・・・ ちなみに艦名の「グラーフ・ツェッペリン」についてだが、これはドイツ陸軍の中将であり、硬式飛行船(魔女の宅急便に出てくるようなアレ)を実用化した「フェルディナント・アドルフ・ハインリヒ・アウグスト・フォン・ツェッペリン」伯爵に由来する。「グラーフ」は日本語で言うと「伯爵」の意。つまりグラーフは称号(爵位)で、ツェッペリンが人名、わかりやすく言えば「ツェッペリン伯爵」である。 彼の名にちなんだ「グラーフ・ツェッペリン」という同名の飛行船がかつて存在し、日本にも寄港したりもしていたため、以前はこちらの方が有名だった。 当記事では便宜上彼女の事を散々「グラーフ」と呼んでいるが、実は同じ「グラーフ」を冠する艦がもう1隻おり(*8)、此方が艦これに実装された場合混同されてしまう事態が懸念されるが、アクィラがツェッペリンの事を「グラーフ」と呼んでいるので、公式の愛称である模様。 万が一シュペーが実装されたら「アトミラール」呼びになるのだろうか。それはそれで提督と間違えそうでややこしいが 今後アトミラール・グラーフ・シュペーを実装する予定がないのであえて区別する必要がないから、という身もふたもない話をすればそれまでかもしれないが、それではあんまりすぎるだろう。 ゲーム中において 絵師は島田フミカネ、声優は早見沙織。 なお、彼女は2015年11月の実装から2024年1月に至るまで「最も直近で実装されたドイツ海軍生え抜き(*9)の艦の艦娘(*10)」であり、かつ「最新の島田フミカネ氏が担当する艦娘」であり続けている。 つまり、彼女以降実に8年以上にわたって新しいドイツ海軍所属の艦娘はもちろん、島田フミカネ氏が担当する艦娘自体が実装されていない…。 なお、2023年夏イベ後段作戦において2期において初めてドイツ海軍所属艦艇モチーフのキャラクターが実装されたのだが…それは敵艦、Schnellboot小鬼群(*11)。 登場イベントの史実的(*12)に仕方ないのだが、ついに敵側にまで先を越されてしまった…。 2015年秋イベントにおいて、新海外艦の実装が告知されていたが、艦種も含め明確にはなっていなかった。 「幽霊戦艦」の異名を持つドイツの武勲艦シャルンホルストや、その妹グナイゼナウ。 存在自体がイギリスをビビらせた「北海の孤独な女王」ことビスマルクの妹ティルピッツ。 リットリオ(イタリア)&ローマの姉ヴィットリオ・ヴェネト。 果ては賛否両論なんのそので当時未実装であった連合国艦実装という声も上がる始末。そして数か月後に本当に実装が発表された。 これらに混じってグラーフも候補に上がっていた。 運営twitterアイコンの新海外艦らしきイラストを見ても何かよくわからないまま、ついに明かされた正体がグラーフであったのだ。 なお、これらも2024年1月現在誰も『艦これ』に実装されていなかったりする。 絵師によれば、艦載機は、金属エッチングカードの状態で格納した収納機をスロットにセットし、発進後実体化する。このカードと収納ケースらしきものは中破絵で膝元に落ちているのが確認できる。 弓道スタイルではなく、どちらかといえばくーろくろ氏の描いた飛鷹型や雲龍型のような陰陽師タイプが近く、絵師としては魔術師をイメージしたとのこと。 また、赤城を参考にした割には全然面影がないが、これは「赤城の設計を参考にして作られたのはエレベーターだったので、手…というか手相が似ている」らしい。 公式4コマでは手の大きさが全く同じで腕の長さも同じという解釈になっていた。 どちらかというと、腰部にマウントした艤装の構成や発艦原理など、同じフミカネ氏の作である大鳳との共通点が多い。(あちらはボウガンの矢となっている) 入手は現状、イベント海域でのみ、それも攻略報酬ではなくドロップ限定。 初出は2015年秋イベントのE4海域、つまり最終一つ手前海域でのボスSのみでのドロップ。 ボスは弱体化ギミックを解かないと結構強い。ボスだけ倒してゲージを削るだけならそんなに難しくはない(*13)が、S勝利限定。撃ち漏らしは避けなければならない以上、高難易度を選んだ場合はギミックも解除が必要だった。 ギミックは毎日午前5時に解除される仕様で、そもそもイタリア艦がいないとギミック解除マスに辿り着けず、さらに連合艦隊を出さなければならずボス撃破まで合計5戦で資源も時間もかかる上に連戦補正で損傷も増えバケツも消耗、開幕雷撃ありの対潜戦闘が道中に挟まるため運が悪いとボス以前で強制的に帰らされる…など嫌がらせのような条件が用意されていたのだ。 艦これwikiのグラーフの項目ではイベント期間だけで落ちないという提督諸氏の阿鼻叫喚が13ページにも膨れ上がり(*14)、公式4コマの作者桃井涼太氏は迎えることにこそ成功したものの156周もの周回をした。 しかし、桃井提督の周回回数も物欲センサーに魅入られた提督達にとっては「たったの156周か…」になるそうな。 多くの提督は全海域をクリアして、あるいはギミックを解除せずともS勝利を狙いやすい丙作戦でゲージリセットを繰り返しながらグラーフ掘りに明け暮れることとなった。 イタイッ!ヤメテヨォッ!! 秋イベントは歴代のイベントと比べてクリア自体は比較的楽な部類だったが、一番厄介だったのはグラーフ掘りだったという提督も少なくない(*15)。 中にはグラーフが欲しいのにローマやU-511などばかり出てくる提督もいたとか、いないとか…(*16) 尤も、新人提督はさらに秋月掘りとプリンツ掘りに挑まなければならなかったのでそっちの方が厄介だった可能性は高いが 運営もこの惨状を省みてか、2016年冬イベントにて未所持の提督に限りドロップ可能である事が発表された。 また2016年冬イベント以降はレア艦掘りがボス前や複数海域で可能になるなどの(一応)緩和策が導入された…が、2016夏イベント以降ドロップできなくなり、 次にドロップが確認されたのは1年後の2017夏イベント、よりにもよってその最終海域であった。 能力的にも、かなり癖がある。 改装前のスロットは3つしかなく20/13/10。搭載数からすれば、鳳翔改(14/16/12)と1機しか違わないという能力。 改装すると4スロットになるが30/13/10/3とこれまた随分と偏ったスロットとなる。 改時点での搭載数56機は、次点のAquila改の66機と比べてもダントツに少ないが、AquilaはAquilaで軽空母並の性能という問題を抱えているのでむしろAquilaよりマシ扱いされる事も…。 それでいて燃費もかなり悪い部類に入り、赤城さんと同じ位食べる。 火力は加賀やアーク・ロイヤルとほぼ五分で村田1機でキャップに到達した…のだが、火力キャップ解放により届かなくなってしまった。 これだけ見れば、戦力的には苦労して入手するだけの価値ははっきり言ってない。 偏ったスロットで補助装備付きで運用するなら、龍驤改二の方が使い勝手が良い場合が多いだろう(*17)。 しかし、グラーフの能力の魅力は搭載数とは別のところにある。 まず通常の空母と違い、デフォルトで射程が中。従って副砲や熟練艦載機整備員を装備せずに巡洋艦級に先制攻撃を叩き込むことができる。 先手を取れる空母はなんだかんだで非常にありがたかった。 …のだが、彗星二二型(六三四空)達により すべての正規空母が射程長を手に入れてしまった ので少々利点としては薄くなってしまった。 さらに同じくデフォルトで中射程のIntrepidも登場し、彼女唯一の個性ですらなくなってしまった。WW2中期以降の米空母とノウハウすらなかった未完成の独空母を比較するのもあまりに酷な話だが… ついで、第1スロット30は相当でかい。クリティカル率の高くなると言われる第1スロットが大きいことは、それ自体がアドバンテージである。 この数字は改造設計図を使用しない改造艦ではイントレピッド改(第1スロット40)サラトガ改(第1スロット36)に次ぎ、装甲空母の大鳳と並ぶ3位タイである。 …のだが、艦爆による戦爆カットインの実装により、2スロ分積むことが主流になったため、第2スロットがわずか13でツ級の餌食のグラーフはかなり不利に… しかも先のキャップ解放で大概の空母は2スロに艦攻、艦爆でキャップ前後に達するのでなおさらである。 さらに2スロ積む都合第1スロが最大であることの重要度が下がり、一航戦やアークロイヤルのような第1スロットが2番目の空母とは事実上差がなくなってしまった。 だが、もう一つ、グラーフと改造前のサラトガ、大鷹&神鷹改二のみの特徴として、艦娘側の空母で無条件で夜戦が可能である、ということがある。 艦娘側の空母は基本的に軽空母・正規空母関係なく夜戦になると完全に置物、ただの的でしかない(*18)。 しかし、グラーフたちは夜戦でも艦載機こそ使えないが砲を放って攻撃ができる。副砲を二門積んでおけば連撃さえできる。 他にこれが可能なのはソードフィッシュを積んだアークロイヤルのみ。 …だが、それが効果的に使える、という状況は今のところない。 なぜならその火力は駆逐艦最弱パワーのうーちゃんにすら完敗し、最大まで上げてなお練習巡洋艦と同火力しかないから。 まぁヲ級flagshipやヲ級改の夜戦火力が大したことないのでお気づきの提督もいたかもしれないが、空母の夜戦は昼と違い普通の艦艇と同じ計算式であり、 もともと雷装値がないため夜戦装備を積んでなおこのような結果になってしまっている。 艦攻の中でも性能が高いとは言えないソードフィッシュ系列がないと夜戦できない上にソードフィッシュの火力しか加算されないアークロイヤルよりはマシであるが… 昼戦の大火力と夜戦の両立が役に立つ場所といえば連合艦隊の第二艦隊も思い浮かぶが、そこには正規空母は配備できない。なんてこった。大鷹改二「ドヤッ」 それなら、夜戦装備より大人しく艦載機や艦上偵察機を積む方が得策…と言う提督も多く、現状「珍しい能力」以上の価値を持っているとは言い難いところがある。 あまりに効果が微妙かつ前例のない挙動であったため実装最初はバグを疑われ、運営から仕様である旨のツイートがなされた。 空母棲姫の夜間攻撃に辛酸を嘗めさせられ続け、夜戦可能な空母を求めていた提督からすれば期待外れな事になったが、 火力180 のあのおばさんがおかしいのであって彼女は悪くない、イイネ? なお、「一斉砲撃に参加できる」事自体がダメージアップに繋がるアーケード版ならば評価が変わるかもしれない仕様なので、アーケード実装に期待したいところ。一体何年後だって?知ら管 その後アップデートで空母に夜襲という機能が付き、空母は全員夜戦が可能になってしまったが、 サラトガMarkⅡ以外は最大火力を得るためには艦攻、艦戦、艦戦、夜間航空要員にしなければならないため、グラーフのスロット配分にまさにぴったりの仕様である。 …かと思われたがよりによってその 火力もスロット数依存 であるためスロットがぶっちぎり最下位のグラーフの夜戦火力は当然正規空母ワーストクラスなのであった。 ちなみに夜襲カットインを決めればギリギリキャップに到達できる…のだが、運が絶望的に低いのでそもそもカットイン自体がほぼ発生しないのだった。 最初に夜戦できる空母として登場したというのに… せめて夜戦装備実装前の2017春イベE4にて九七式艦攻補正が夜戦でも適用されれば、間違いなくグラーフの夜戦能力が輝いたであろうに… ついでに第二艦隊で大鷹改二の居場所は瑞鳳改二(乙)や隼鷹改二に奪われた。 更に月日が経つにつれ現状唯一の夜間軽空母の龍鳳改二戊や対地特効と夜襲が両立できるGambia bey markⅡや雲鷹改二と正規空母なのに軽空母のライバル達が増えていく始末 持参する装備の目玉は、ドイツ製の高性能な艦戦である Bf109T改とFw190T改。 制空値自体は特別すごい、というわけではないが、火力や回避が上がるのと高い制空値を併せ持っているためにこれはかなり美味しい。 特にBf109T改を超える回避値を持つ艦戦はおらず、Fw190T改も紫電改二の回避+3追加で若干立ち位置が怪しくなっている烈風の上位互換なので十分な活躍が見込める。 艦載機熟練度実装で全般的に制空値に余裕がある現状、こうした制空値以外の能力が上がる艦戦の出番は相対的に増えている。 手に入れたら積極的に使っていきたいところである。 なお、グラーフは現状「未所持」の提督のみドロップ可能とされているので、グラーフを解体すればBf109T改とFw190T改の量産が可能になる…がおススメはしない。 一応、2016年春イベントにて所持制限は解除されたとの報告もある。 更に2021年の欧州イベント以降、Bf109T改とFw190T改が艦載機パズル特効を持っていたりと装備は優遇されている。 10.5cm高角砲も持ってくる。副砲としての火力は強いが、改修不能&対空カットインの条件的にやや不利な分使い勝手的には特に優秀というわけでもない。 艦爆Ju87C改も、彗星一二型甲に爆装値で劣る上、海外艦任務で複数手に入るためそこまで目新しくはない。対潜値は高いのだが・・・ ただし、一部の提督はこの艦爆が「あの魔王閣下」の愛機だったことからそちらでネームド化されて強化されるのではという期待を密かに抱いているらしい。 果たして18初秋イベントで強化版のJu87C改二(KMX搭載機)が登場したが、 対潜特化という完全な軽空母用で本人はまるっきり生かせない と言うオチが待っていた。 …それどころか更なる強化版のJu87C改二(KMX搭載機/熟練)に至っては先の伊勢彗星と同じ 射程長 であり、グラーフの射程の存在意義をさらに薄くしにくるのであった。 その一方でJu87C改二(KMX搭載機)二種はグラーフ(とアクィラ)が装備すると装備ボーナスとして火力+1、回避+1が入るという痛し痒し。焼け石に水とか言うな。 余談だが、グラーフは艦これ実装艦の中では初の未成艦である。 起工されながら未成に終わった艦としては、かの改装空母「信濃」を筆頭に重巡洋艦「伊吹」、雲龍型航空母艦「笠置」「阿蘇」「生駒」、ヴィットリオ・ヴェネト級戦艦3番艦のインペロなどがある。 将来的にはこれらの艦の実装の可能性が浮上した。 2016年夏イベントでは、未成艦第二陣としてイタリア空母アクィラが実装されている。その代わりこの後1年ほどグラーフは一切ドロップしなかったのでグラーフ未所持提督は悲鳴を上げた そもそも完成すらせずに沈められたり解体されているため 運はたったの4。 改造しても7までしか伸びない。 とは言え基本夜戦のできない空母の運は運用上殆ど関係がなく、グラーフは夜戦連撃できるとは言ってもカットインはできないためやはり影響はなかった。 …のだが、アップデートで導入された噴進弾幕、夜襲カットインいずれも 運依存 だったため、その運の低さで思いっきり実害を被るハメに… zweiに期待…と言いたいところであるが、前述した通り2期移行後は島田フミカネ先生の新規が1枚もなく、そういった形でのテコ入れが望み薄になってきているという悲しい現状がある。 さらに言ってしまうと、彼女には2024年1月現在も限定グラどころかゲーム外の描き下ろしすら1枚もない。大鳳にだって1枚だけあるのに。 度重なるアップデートの結果、彼女の存在意義が「欧州遠征の艦載機パズルに必要な、貴重なドイツ製艦戦を持ってくる」という、彼女本人に利がない状況にすらなりつつある…。 数少ない欧州空母枠という利点もあるにはあるが、これも『艦これ』の英空母の実装ペースが極めて緩慢(*19)で「単に実装されていないだけ」という本ゲーム特有の事情に起因する消極的な優位であり、予断を許さない。そもそも竣工を迎えなかった未成艦なので、国籍によるルート固定こそ存在するが、海戦での史実特効というのが全く期待できないのも痛い。 仕様上噛み合いが良いとされるアーケードでの実装に期待する声も、既に2期に実装されたGotland、Atlanta、Hornet、Rangerに先を越されてしまっている始末である。 筐体の稼働限界から、最悪実装されないままアーケードが終わる可能性すら見えてきている。せっかく輝けそうなのに…。 このように、後日の編集で追記されていく「のだが」「しかし」の多さを見ての通り、追加された仕様は悉く彼女にとっては逆風であり、アップデートのたびに相対的な立場が落ちていくという悲惨なことになっている。 上方修正の際も一番の弱点の搭載だけは手を付けられなかった…。 尤も、イベントでピンポイントで特定のキャラに出番が来る事がよくあるゲームなので、そういう仕様を理由に放置しておくとそれはそれで面倒な事になるゲームだったりするが。 特に2018初秋イベントでは最終海域で案の定ルート固定枠の一人になっており、 史実では当然参加しなかったライン演習部隊の空母枠として参戦、あるいは史実では敵側のForce Hに飛び入り参戦するグラーフの姿が見られた。 キャラクター概要 航空母艦Graf Zeppelin、出撃する! Lichten des Ankers!(*20) 肌の露出が皆無な軍服と魔術師を折衷したような衣装を着ているが、妙にピッチリとしていてボディラインが出ているのでそこはかとなくエロい。特に胸部装甲は流石に正規空母だけあって、服の上からでも分かるような立派なもの。 目つきは厳しく、折り目正しいドイツ軍人といった感じの性格をしていて対応は非常にクールであり、喜びの感情を表していても折り目正しい。セクハラにムッとしても折り目正しく説明要求。 規律にうるさめなドイツ艦としてはビスマルクがいるが、ビスマルクの場合かまってちゃんかつ感情的で提督に食事を作らせたりプレゼントをせがんだりと微妙に残念な側面が時報や放置ゼリフでバレるため、厳格キャラとしては微妙に崩壊していたりする。 しかしグラーフの場合は折り目正しさがまるで崩れないし、ちゃんと食事も作ってくれる。 尤も、後述するが彼女も決して規律に厳格なばかりのキャラではない。 雲龍型同様空母として戦うことがなかったためか、やはり艦載機に興味津々。ドイツの艦載機がご自慢だが、日本の艦載機もちゃんと評価してくれる。 ついでに提督にも艦載機と同じくらい好意的。ツンデレなビスマルクと違い非常にストレートで分かりやすい。 「高速戦艦の会」の存在がRomaの時報で発覚したが、グラーフの方は赤城から「正規空母の会(*21)」なる会に誘われており、 正規空母たちと一緒にNabeならぬ鍋を囲み、日本の艦との親睦もちゃんと深めており、提督に「うん、楽しいものだ」「ここはいい所だな」と感想を述べるなど、鎮守府の緩さに文句をつけるビスマルクとは逆に素直に受け入れている。 そもそも赤城を参考に作られ、条件が許せば日本に売却される可能性さえあったという経緯から図鑑の説明では「日本の艦隊、か…楽しみだな」と言うなど最初から日本への好感度はMAXである。 節分にはなんと赤城に豆を投げようとしているなど、やはり赤城との仲が一番良いらしい。 加賀や五航戦など日本の空母に対しても興味津々な様子。 しかし、某Uボートを見習おうとしているため、zwei実装時に豹変するのではないかと危惧する提督も… 正規空母は潜水艦ほどフリーダムではないので大丈夫だと信じたい…信じたい。 史実では面識がないが、ビスマルクとは顔見知りの模様。(*22) イタリア空母のアクィラはグラーフの妹からカタパルトを貰ってる経緯からか、グラーフと赤城を慕いつつライバル視している…が、グラーフはアクィラのライバル意識をスルーしている模様。 コーヒーが好きな様子でよくいれてくる。 紅茶党やら飲んべえやらがたくさんいる中で、コーヒー好きは珍しい。 なお、梅雨ボイスにて自身の工事が中止になった史実を「忌々しい」と言ってる辺り、(提督には「些事」と言っているが)史実での経緯を根に持っている模様 下手すりゃチョビ髭への好感度はゼロどころかマイナス突っ切っている 創作での扱い 公式4コマに登場したのは秋イベントから半年経った2016年5月。先に次イベントのZaraがゲスト出演するなどだいぶ遅い着任となった。 秋イベント回では彼女との合流を目的にビスマルクとリットリオ率いる連合艦隊が出撃したが、結局グラーフとはぐれたホッケFw190T改が報酬という形で登場しただけで行方不明のままだった。 この展開で誤解している読者もいるようだが、作者の桃井先生は上記の通りグラーフを156週でドロップしているので作者がドロップできなかったから登場しなかったわけではない。 そもそもイベント回の中で合流した艦娘は作戦完了後に合流した五航戦と救出された酒匂とIowa、AL/MI作戦途中で合流した大淀、登場そのものがゲームの演出再現のZaraくらいなのでイベント回中に突然登場するほうが4コマ的には不自然と言える。 連合艦隊に呼び出しがかからなかったユーちゃんとはっちゃんがビスマルク達に発見された(ドロップした)辺り、グラーフ全然出ねぇというネタという可能性はあり得るが なお、上記の展開の結果、単行本7巻ではグラーフは出てもいないのに解説で史実ネタが説明されるという何とも言えない事になってしまった。 着任早々不幸型扶桑型姉妹のお茶会に目をつけられるなど不幸系な立ち位置は健在。 赤城やドイツ艦との面識もほとんどなかったが、結局普通に打ち解けた様子である。 Revidieren Sie einen Artikel(項目を追記修正せよ!!) △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] グラーフ掘りの愚痴と報告で向こうのWikiが13ページくらい行った(同じく愚痴が多かったプリンツ12ページを越えた)事とか書くといいかも -- 名無しさん (2016-01-11 15 35 31) 夜戦を意識した装備編成に悩む -- 名無しさん (2016-01-11 16 09 04) しかしグラ子の史実での経緯を見ると、ドイツ艦だけどチョビヒゲの事は憎んでそうな気がする -- 名無しさん (2016-01-11 16 26 16) 敵空母の夜戦可能が厄介だったのは、中破艦をカスダメで大破にしてきたり、素のバカ高い火力で殴ってくるからだってはっきりしてしまった…。ツェッペリンじゃ火力足りない -- 名無しさん (2016-01-11 16 28 41) なんだたった156周か・・・ -- 名無しさん (2016-01-11 17 11 54) ↑↑夜戦でまともに運用したいなら1スロ艦攻34スロ副砲固定で空いてるのが13機のみ。そこまでしても沈められるのは駆逐軽巡がせいぜい……。昼戦で攻撃機なくても砲撃可能とかならまだ使い道ありそうなのに -- 名無しさん (2016-01-11 17 48 30) 正直居なくてもあまり困らない 未所持提督もそこまで深く気にしなくても良かったりする -- 名無しさん (2016-01-11 20 33 46) ↑ 言いたいことはわかるがそれ別にグラ子に限らないと思うぞw -- 名無しさん (2016-01-11 20 48 03) 改二は結構来そうな予感するし、来たら相当強化されると思う そして提督の手の平大回転まで見えた -- 名無しさん (2016-01-11 23 24 09) せっかく注目の新空母なのに、なぜクリア報酬じゃないんだよ・・・ -- 名無しさん (2016-01-11 23 39 41) ぶっちゃけ、こいつが実装されたと知った瞬間「あぁ、もう未成艦を出してでも枢軸国だけで行くつもりなんだな」と呆れに似た感情を抱いた -- 名無しさん (2016-01-12 01 00 03) ↑ま、まだハワイまで制海権取り戻してないから… -- 名無しさん (2016-01-12 01 03 34) ↑2 まだドイツ艦とイタリア艦を出し切ったわけでもないのにいきなり連合艦に行った方がある意味おかしいと思うが…。 -- 名無しさん (2016-01-12 01 25 34) 自分が連合艦出して欲しいだけなのを、連合艦出して当然みたいな変な勘違いしてるのは痛すぎるな。それはそれとしてグラーフのドロップ条件も意味不明過ぎたが。 -- 名無しさん (2016-01-12 13 52 02) ↑田中Pがアメリカやイギリスの艦を出したいとファミ通のインタビューで言ってるんだな。今となっては(敵として)(艦娘として出すとは言っていない)と言われても文句は言えない状況になってしまったが -- 名無しさん (2016-01-12 13 58 21) ↑5 おう、春以降連合艦参戦確定だぞ。よかったな。…正直本当にドイツ艦とイタリア艦もう少し出してからにすると思ってたよ -- 名無しさん (2016-01-22 18 58 04) なるほどコーヒーなのか・・・だから絵とかで提督に緑茶と紅茶とコーヒーを出して火花散らしてる絵があるわけかw -- 名無しさん (2016-01-29 11 07 38) 構想としては大型電探と指揮所を乗せた船をセットにして洋上で敵機を迎撃する計画も有ったらしい -- 名無しさん (2016-02-25 21 52 40) たかが無料ゲーの堀ですらグチグチ言い回るアホの多さをプリンと共に世に知らしめた優秀な子 -- 名無しさん (2016-02-25 22 41 09) 掘る時間が制限されてるんですがそれは -- 名無しさん (2016-02-25 22 52 13) ↑むしろ強制的に終わらせてくれる慈悲だと思うべし。考えるな、感じろ。イメージは火山で神おまを求める炭鉱夫だ -- 名無しさん (2016-02-26 11 55 27) ↑アレに比べればマシと思えるなあ・・・いや、出なかったんだけどな -- 名無しさん (2016-03-13 12 46 52) 髪型の前部分が赤城さんとそっくりだったりする。中破するとかなりわかりやすい -- 名無しさん (2016-06-09 23 16 07) アクィラ×グラーフが一部の百合好き提督の間で話題だそうな・・・アクグラ増えろ -- 名無しさん (2016-10-29 11 19 59) もし紺碧・旭日とコラボがあったら旭日艦隊にガチでトラウマ発揮しそうだ -- 名無しさん (2017-03-05 23 21 49) グラーフ・シュペーだと某TRPGリプレイのグラサン船長(中の人は瑞鶴って名前の紀伊艦長役も別リプレイでしたことがある)になるからなー。こっちの娘で良かった気がする。 -- 名無しさん (2018-11-28 09 42 43) 某語りきシリーズでは秘書官役。完全に畳化してるのがアレw -- 名無しさん (2021-12-20 13 19 12) 性能面では「空母の中では防御面に優れる」「制空権確保なら2スロ以降は対空砲火でしか迎撃されないのでボーキに優しい」「燃費も悪くない」「1スロに艦攻積んだ時の打撃力は本物」など見るべきところも多い。 -- 名無しさん (2023-07-12 12 48 41) と言ってもホーネットにほぼ全ステ負けてるしなぁ。あっちも2スロ以降は誤差レベルでしか落ちないし -- 名無しさん (2023-09-10 05 18 51) 名前 コメント