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このページはこちらに移転しました メンヘラ少女A 作詞/一(にのまえ) 愛する人を失った世間知らずの女の子 世にはびこる不条理を 心の中で噛み殺し いつしか心は磨り減ってあいた穴は塞がらない こんなの不条理よ あんまりだわ 2月の川で飛び込んだ女の子 死ぬ事はできず 寒いおもいをしただけだった 私の心を返してよ このクソ運命 Fuck あぁ 私はなんて不幸な女の子 暫くしたら別の男の腕に抱かれて ベッドの中でスーパーニコニコ 女の子 幸せは永遠なんだと勘違い 時が経てば男は別の女性にうつつをぬかす 愛する人を失った 世間知らずの女の子 世にはびこる不条理を 心の中で磨り潰し いつしか心は折れ曲がり 心の穴は塞がらない こんなの不条理よ ヒドすぎる 自分の手首を掻っ切った 女の子 死ぬ事はできず 痛いおもいをしただけだった 私の時間を返してよ このクソ人生 Fuck ふざけんな!ふざけんな! あぁ なんて私は不幸な女の子 2度ある事は繰り返す 世間知らずの女の子 バカは死んだら治るのかなぁ 恋にやぶれた女の子 トラックに生身の身体で体当たり 足を失い車椅子の女の子 生きる事も死ぬ事も 痛い事には変わりないのね 年に1度の窓から見える 桜の景色を楽しみに 世間知らずの女の子 ウルム心の窓から見える景色はピンク色 年に1度の桜の絨毯 もう1度自分の足で踏む事も無く 女の子は病院のベッドの上で静かに眠りにつきました (このページは旧wikiから転載されました)
https://w.atwiki.jp/kyotogamekouryuukai/pages/15.html
会場のご案内 会館名をクリックすると各公式サイトへ飛びます(地図有) 各会場とも、どの部屋で開催されるかについては予約の都合などで頻繁に変わりますので 建物内ロビーにある予定表の「午後・夜間」の開催欄をご確認下さい 長岡京市立中央公民館 (通称:中央公民館、公民館、中公) 駐車場有(無料)但し他の利用者の状況によってそこそこ長時間待つ場合があります 通常は1For2Fで開催 エレベータ有 最寄り駅 阪急京都線 「阪急長岡天神」西口下車、徒歩5分 JR東海道線 「長岡京」西口下車、バス6分阪急バス、神足西口停留所より開田停留所下車 長岡京市立産業文化会館 (通称:産文) 駐車場有(無料)但しそれほど台数は多く無いのでイベントなどが開催されていると満車の場合があります 通常は2For3Fで開催 エレベータ無 ※車椅子等は難しいと思います 最寄り駅 阪急京都線 「阪急長岡天神」東口下車、徒歩3分 JR東海道線 「長岡京」西口下車、徒歩8分 南宇治コミュニティセンター (通称:南宇治コミセン、大久保) 駐車場無し 通常は1For2Fで開催 エレベータ有 最寄り駅 近鉄京都線 「大久保」下車、徒歩5分 西小倉コミュニティセンター (通称:西小倉) 駐車場無し 通常は1For2Fで開催 エレベータ有 最寄り駅 近鉄京都線 「小倉」下車、徒歩5分 ※小倉駅は各駅停車・準急しか止まりません Mapion電話帳 2019-10-10
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様々な店を抱えている区域。ジャンルを問わず様々な商店が建ち並んでおり、問屋などが多数利用するので中央街の次に人の出入りが多い。 街路樹や煉瓦の敷石、ガス灯などが古き良き時代を彷彿とさせる。日本的で和洋折衷。大正時代っぽい。 街の性質上金回りが良いが、統括者自らも商店主として働いているためか金銭のトラブルなどは特に起きていない模様。 商店主 十六夜…運び屋。気分屋で露悪趣味、また嘘吐き。美しい顔立ちだが性格は拗じくれきっている。愛煙家で偏食家。 王鴉…薬屋。おっとりとして優しいが根底が静かに狂っているマッドサイエンティスト。嫌煙家。車椅子で移動する 霞音/雨鈴…技術屋。人為的に生み出された二重人格者。王鴉の家にアシスタントとして居候している アンデルセン…この地区唯一の洋菓子店を営む。同族のみを補食するという変わり種で、他モンスから畏れられている胡蜂。 ノーラ…小さな洋食店のオーナーシェフ。若作りの三十路バツイチ。食えない性格で勘が鋭い。没落貴族の出身。 虚…書店を営む妖狐。のんびりとした性格でだいたいぼんやりしている。東洋出身で京都弁を話す。 シリル…その筋では有名な人形師一家の生まれ。女性的な容姿と声を持つ。重度の人見知りで臆病、常に何かに怯えている。
https://w.atwiki.jp/83452/pages/14707.html
ch.085 閲覧注意!! ※唯憂好きさんスルー推奨 Ch.085 misery 一袋のポテトチップスと一本の凍らせたチューペット。 これは唯の中で祝杯を意味する。 唯が曲を作るときは決まって山奥の別荘で缶詰になる。 そして曲が完成したら必ず一袋のポテトチップスと一本の凍らせたパッキンアイスでささやかな祝杯をあげる。 今回はアルバムに収録する曲の原型が完成したのでその記念だ。 唯はシングルやアルバムを数枚出してそこそこヒットしていた。 曲調や歌詞の方向性は甘くて楽しくて元気が出るような感じだ。 だが今回のアルバムは違う。 今までの路線ではなくどちらかと言うと切なかったり暗かったりする曲が多い。 これは新しい事に挑戦したいという唯の考えだ。 自分の今まで見せられなかった一面を見せる。 そのコンセプトを元に頑張ってきただけあって彼女にとって渾身の出来だった。 そしてこのアルバムにはもうひとつ新たな取り組みが施されている。 曲ごとにストーリーが設定されており、全体を通して聞くとひとつの物語が現れる。 内容は曲のコンセプト通り暗めな物語だが、痛みを伴う進化というテーマがある。 聞いてくれる人が物語を読むような感覚で感情移入してくれることを狙っているのだ。 と、中々チャレンジャーな作品なので原曲が完成しただけとはいえ唯の喜びはひとしおだった。 唯は祝杯の準備に取り掛かった。 唯がチュッチュポッキンアイスを手に持って力を入れる。 「ふっ!」 チュッチュ棒は綺麗に割れた。 「乾杯!」 唯は満足そうにそれを見つめると二ついっぺんにほおばった。 よく冷えたポッキンアイスが唇に痛みに近い冷たさをもたらす。 唯はそれに耐え切れなくなってアイスを口から出すと中身が口から少し零れた。 「おっとっと」 一見無駄な食べ方だがこの無駄加減が一仕事終えたという事を唯に実感させる。 一仕事終えて飲みに入ったり遊びに行ったりするような感覚なのだろう。 唯が零れたポキニコを拭っていると何かを考えて始めて動きを止めた。 こういう時真っ先に口を拭ってくれる妹の事が唯の頭を過ったから。 「憂、大丈夫かな」 憂。 唯の年子の妹で唯の事が大好き。 唯が都会へ行って音楽活動を始めてからは会う機会が減ってしまい、元々姉が大好きな憂は寂しい思いをしていた。 そんな憂にも大切な人が見つかる。看護師として働いていた憂が仕事場で出会った人だ。 二人が結ばれて籍を入れるのにそう時間は掛からなかった。 ようやく憂も姉離れする事が出来て幸せな家庭を築くことが出来た。 しかしその幸せはあっけなく終わる。憂の夫が事故で帰らぬ人となってしまったのだ。 再び依存していた人物が遠くへ行ってしまった憂は心を病んでしまう。 唯は当時多忙で憂の事を助けてあげられなかった。 会えない日々が続く中で唯は段々憂に会うのが怖くなってきていた。 心を病んで変わってしまった憂と会ってもどうすればいいのかわからなかったから。 それでも唯にとって憂はたった一人の妹。 唯は姉として妹を何とかしてあげたいとずっと思っていた。 「憂……」 唯は思いつめて思案していたが、決意の表情とともに突然ポテトチップスの袋を引きちぎった。 (私は憂のお姉ちゃんなんだから私が何とかしないと!) それから黙々とポテトチップスとチューチューアイスを食べながら予定を立て始めた。 翌日、唯は早々に別荘を後にして平沢家へと向かった。 唯にとっては数年ぶりの我が家である。 唯は久しぶりの実家を眺める。 玄関先やバルコニーの植木は昔のままで手入れが行き届いていた。 憂が手入れしているとしたら……。 思い切って玄関のチャイムを鳴らした。 「はーい」 暫くすると聞き覚えのある声が聞こえた。 それは明るめの声で昔の妹が容易に想像できた。 唯に希望が湧いてくる。 これなら心配する事も無かったんじゃないかと。 「憂、私だよ」 唯も明るい声で返事をする。 「……お姉ちゃん?」 家のドアが開かれた。 そこには昔と変わらない妹の姿。 「ただいま憂」 「お姉ちゃん!」 憂の瞳が喜びで見開かれる。 自分に会えた事を喜んでくれる憂を見て唯まで嬉しくなった。 「憂、いままで会いに来なくてごめんね」 「いいんだよ。それより入って入って」 姉を暖かく迎える憂を見て唯は安堵した。 それから見慣れたリビングへ向かいソファに腰を下ろす。 唯はとてもいい気分だった。 「お姉ちゃん」 「なあに憂」 「お姉ちゃんてば」 「どうしたの憂?」 「お姉ちゃん、お姉ちゃん」 「はーい」 「お姉ちゃん、起きてよお姉ちゃん」 「起きてるよ~」 「もう、お姉ちゃんてば……」 「……ん?」 「――あ、憂」 「やっと起きたね。お姉ちゃん」 「……え、あれ」 唯が目を覚ますとそこには見慣れた天井があった。 窓からは日が差し込んでいる。 「私の部屋?」 「そうだよ。私が運んだの」 そう言って憂は微笑んだ。 唯は彼女を見た。数年ぶりに会った彼女は少しやつれている様に見えた。夢の中の憂は唯の記憶の中の憂でしかなかった。 「あれ……憂、私どうして自分の部屋で寝てるの?」 「覚えてないんだね……昨日の事」 「昨日の事?」 唯は寝ぼけている頭で昨日のことを思い出し始めた。 「確か昨日は別荘で曲を完成させてから……」 曲を完成させてから憂に会う事を決めた唯は祝杯の後に帰り支度を始めた。 既に暗くなっていたが今日中に実家につけると踏んで別荘を後にする。 それから終電ぎりぎりで地元の駅へ到着して徒歩で家まで向かって、 家の前まで来た唯は後方から来た車に轢かれて意識を失った。 「そうだ……私多分車に轢かれた」 「うん。それでお姉ちゃんが家の前に倒れてたのを私が見つけて部屋まで運んだの」 「そうだったんだ。ありがとう憂」 「いいんだよ。それより身体痛くない?」 「そういえば痛いかも。……特に足が」 「お姉ちゃんの両足ね……骨折してるの」 「……え」 両足の骨折が一番大きな怪我だった。後は打撲や擦り傷等。 唯が両足を動かそうとするが痛みが先行して動かせなかった。 「無理しちゃ駄目だよお姉ちゃん」 「私看護師やっててよかったよ」 唯の怪我の手当ては全て憂によるものだった。 「そっか、憂が手当てしてくれたんだね。でも病院とか行った方がいいよね」 「そうだね。でも暫くは安静にしてたほうがいいよ。痛み止めとか包帯もうちにあるし」 「わかった」 憂に従う事にした唯は痛み止めを飲んでからもう一眠りする。 昼過ぎに再び目を覚ますと憂の作ってくれたご飯を口にした。 その味を昔と比べようとしたが昔の味を思い出す事が出来なかった。 食事をとった後は憂とひたすら会話していた。 憂は唯の話が聞きたいと言って唯に色々な話をせがんだ。 唯は自分がデビューしてからの事を中心に話を進める。 「そうだ、私お姉ちゃんのCD全部買ってるんだよ」 「ほんと? ちょっと照れるや」 「私お姉ちゃんの大ファンなんだから。私はお姉ちゃんのナンバー1のファンだよ」 憂には最後の心の支えがあった。 唯の曲。 それを聞き続ける事で心の傷も癒えたのかもしれない。 唯は憂の心の支えになれていた事が嬉しかった。 「そうだ、憂に新曲を聞いてもらおうかな」 「本当!?」 「うん。本当は自分で演奏したいんだけどまだちょっとね。だから録音したCDを聞いてもらおうかなって」 唯の言葉で憂の表情がみるみる綻んでいく。 「まだ完成したわけじゃないけど一応私の轢き語りみたいな感じになってるから」 「聞く! 聞きたい!」 「私の鞄の中にCDと歌詞が入ってるから」 「うん、それじゃ早速聞いてくるね!」 「あっ聞き終わったら感想聞かせてね」 「は~い!」 憂は喜んで部屋を出て行った。 それを見送ってから唯は三度眠りについた。 唯が目を覚ますと部屋も窓の外も暗くなっていた。 時間を確認しようを首を傾けて唯はぎょっとした。 「う、憂?」 「……」 そこには憂が何も言わずに佇んでいた。 唯はとりあえず何か喋る事にした。 「あ、えっと、曲どうだった?」 「うん、良かったと思うよ。ただ……」 「ただ……何?」 「……やっぱりなんでもない」 「言ってよ。別に怒ったりしないし参考にしたいからさ」 「……なんだか今までの曲と違ってた」 「うん、今回のコンセプトはね――」 新しい挑戦だという事を話した。 が、どうやら憂は今までの曲の方が好みらしい。 「これが成功したらもっともっと新しい事にチャレンジしようと思ってるんだ」 「でも……悲しい曲ばっかりだよ」 「それは今回のコンセプトだからね」 「……駄目だよ。以前の様な素敵な曲が聞きたい」 唯は面食らった。 憂は元々相手を否定するような意見をこんなにはっきり言う人じゃなかったから。 唯は憂に解ってもらいたくて説明を続けようとした。 「でもね――」 「あんなのじゃ駄目だよっ!!」 突然憂が怒鳴り出した。 「今までのお姉ちゃんの曲は明るくて楽しくて幸せでそれを聞いてる私も幸せだった!」 「なのに今度の曲は暗い曲ばっか! 詩の中の登場人物がかわいそうだよ!」 「私はあんなの認めない! あんなのじゃ私は幸せになれない!」 憂のヒステリックな声が唯を攻め立て続ける。 怒鳴りながらベッドの脇に置いてあった時計を掴んで壁に叩きつけた。 唯にとって憂のこのような怒り方は初めて目にするもので、 驚きと恐怖で声が出せずコンセプトの説明どころではなくなった。 暫く怒鳴り散らしていた憂は突然我に返ったかのように大人しくなった。 「あ……ご、ごめんお姉ちゃん。つい熱くなっちゃって……」 「……私今日はもう寝るね。お休みお姉ちゃん」 「あ、うん」 唯は返事をするのがやっとだった。 憂が部屋を出て行ってから落ち着いて考えを巡らす。 やはり憂は心を病んでしまったのだろうかと。 考えても答えは出ないし正直忘れてしまいたい事だったので唯はさっさと寝ることにした。 翌朝、目が覚めた唯は時間を確認しようとベッドの脇を見やるが時計が見つからない。 そこで昨日の事を思い出し少し憂鬱になったが気を取り直して憂の事を呼んだ。 憂が来るまで部屋を見回してみたが時計の残骸はきれいさっぱりなくなっていた。 コンコン。 ドアのノックと共に憂が部屋に入ってきた。 「おはようお姉ちゃん。昨日はゴメンね。朝ごはん出来てるから後で持って来るね」 「うん、ありがとう」 いつもの憂がそこにいた。 暫くして憂が持ってきてくれたご飯を食べて、薬も飲む。 「それじゃあ安静にしててね。後で病院に行こっか」 「わかった」 「何かあったら呼んでね」 「はーい」 唯は少し安心した。 憂は元々優しい子だから大丈夫なんだと自分に言い聞かせて。 どうしたら憂の心の傷が癒えるかを考えていると急に睡魔に襲われてしまい唯はまた眠りに付いた。 次に目が覚めた時、唯は自分の部屋にいなかった。 だが部屋に見覚えはある。 ついこの前まで缶詰になっていた山奥の別荘だ。 その別荘の二階の部屋で唯がいつも使っているベッドで寝ていた。 「な……なんで?」 答えが見つかる前に憂が部屋に入ってきた。 「あ、目が覚めたんだ」 「……憂?」 「朝ごはん持って来るね」 そう言って部屋から出て行った。 「……また朝ごはん?」 唯が最後に食べた食事から一日が経っていた。 窓から差し込む朝日と遡ったように見える部屋の時計を見て唯にも理解出来た。 だがおかしい。 いくらなんでも丸々一日寝るはずがない。 だとすると……。 そこまで考えたところで憂が再びやってきた。 唯は憂が持ってきた朝食に恐る恐る手をつける。 そうしていると憂がぽつぽつと語り出した。 唯がいなくなってからの話。 勤め先の病院で主人と出会った話。 その主人に新たな生きがいを見出した話。 「あの人がいなくなって気が狂うかと思った」 「そんな時、偶然お姉ちゃんのCDを見かけて……それからずっと聞いてた」 「お姉ちゃんの曲が私の新しい生きがいになったの。なのに」 憂の態度が豹変する。 「あんな曲を作るなんて!」 「やっぱりお姉ちゃんは私の事を捨てるんだね」 「そ、そんなことしないよ」 「これからは今までと違うからね。ここに来てる事は誰にも教えてない。私に何かあったらお姉ちゃんも死ぬんだからね」 唯は視界がぐらつくような感覚に襲われた。 両足の自由を奪われた唯が山奥につれて来れれる。当然今の唯では脱出する事は出来ない。 監禁同然だった。 唯の朝食を片付けてから憂は車に乗ってどこかへ出掛けようとしていた。 唯はその様子を部屋の窓から眺める。 憂の車は以前から平沢家で使われている物だった。 だが、車は前面のバンパーがへこんでいた。 それを見た唯は強く思う。 ここにいたら殺される。 逃げるなら今しかない。 唯は何とか部屋から出ようと考えて、一人ではベッドから降りることも困難な事に気付く。 足が動かない事がこんなにも不便だなんて。 その原因を作った憂に怒りの矛先が向く。 が、今は逃げることが優先される。 まず腕を使って上半身をベッドから下ろし始めた。 上半身とお尻が床に着く。次は折れている足だ。 ギプスでもついていれば多少はましだったかもしれない。 唯はゆっくりと左足を持ち上げるが体勢が悪く腕に力が入らない。 両腕で左足を床にゆっくり下ろしたところで右足がベッドから落ちてしまった。 「あ゛ああああーっ!」 右足に激痛が走る。 両目を閉じて必死に痛みが去るのを待った。 「あ……はあ……はあ……」 額には脂汗がびっしりと浮かんでいる。 それでも憂が戻ってくる前にここから逃げるためには動くしかない。 足を引きずってやっとの思いで辿り着いた部屋のドアには、鍵が掛かっていた。 唯は結局逃げることが出来ず、かといってベッドに登る事も出来ず、床で眠りについた。 次に目が覚めたのは憂に起こされた時だった。 「お姉ちゃん大丈夫? ベッドから落ちちゃったんだね」 「う、憂……」 「今戻してあげるね。痛いけど我慢してね。せーの!」 「うっ……ぐ……!」 痛みを伴いながらベッドに戻された。 「痛み止め持って来るから大人しくしててね」 憂は部屋を後にする。 逃げる事の出来ない唯は憂に従うしかなかった。 唯は扉の開く音で目を覚ました。 憂はバーベキュー用のグリルを部屋に持ち込んでくる。 「何それ? 部屋でバーベキューでもするの?」 「そうだね。ほら」 憂がグリルの蓋を開ける。 網の上にはCDと紙が置かれていた。 「私やっぱりこのアルバムは駄目だと思うの。これがお姉ちゃんの考えた物語だなんて間違ってる」 「だからね、お姉ちゃんには作り直してもらおうと思うんだ」 「それにはまずお姉ちゃん自身の手でこの駄作を無かった事にして欲しいの」 苦労して作った曲を燃やしてなかった事にするなんてありえない。 唯は憂の言葉を無視し続けた。 「これはお姉ちゃんがけじめをつけないと駄目なんだよ。お姉ちゃんはマッチに火をつけるの」 そう言って唯にマッチを渡した。 唯はそれを手に取ることなくそっぽを向いている。 「今度は幸せな物語が見たいな」 憂が話しかけながらCDと楽譜と歌詞ノートに油をかけ始める。 「お姉ちゃんがこれを燃やさなきゃ駄目なの。わかるよね」 憂は唯の掛け布団にも油をかけ始めた。 「や、やめて……」 慌てて静止するが憂はマッチを顎で指すだけだ。 仕方なく唯がマッチに手を伸ばす。 躊躇していたが憂が再び布団に油をかけようとしたところでマッチに火をつけた。 グリルに投げ入れられえた瞬間、唯の新しい挑戦と努力の結晶があっけなく燃えかすに変わり果てる。 プラスチックの燃える嫌な臭いが充満する。 パチパチと紙の燃える音と唯のすすり泣く声、それを励ます憂の声が静かに響いていた。 後日、憂は唯に車椅子とギターとノートパソコンをプレゼントした。 唯に一から曲を作らせるつもりらしい。 憂は唯を車椅子に乗せた。 「ありがとう」 唯は一応礼を言った。 憂は車椅子を押して机の前に移動させる。 机の上にはノートパソコンが置かれていた。 「お姉ちゃんて作詞するときはいつもパソコンを使ってるんでしょ?」 「よく知ってるね」 「雑誌のインタビューに書いてあったよ。私お姉ちゃんのことなら何でも知ってるんだから」 にこやかに話す憂。 「ギー太は車に轢かれた時に壊れちゃったから……これで我慢してね」 そう言ってギターを唯に手渡した。 唯はそのギターを見つめる。 どこのメーカーかはわからないがレスポールタイプで色もギー太に似ている。 似てはいるがおそらくいいギターではないだろう。性能や音は言わずもがな。 唯は試しに演奏してみた。 「あ……この弦」 「え?」 「私がいつも使ってるのと違うや。これだと私が出したい音色が出ないよ」 「せっかくお姉ちゃんのために買ってきたのに……」 「それなのに文句ばっかり言わないでよ!!」 憂はギターに付属していたミニアンプを唯の足に落とした。 「……っあああ!」 痛みに悶える唯を尻目に憂は弦を買いに出掛けた。 次の日から唯の曲作りが始まった。 車椅子に乗って机のノートパソコンに向き合って歌詞を考える。 こういう作業は自身の気分が作品の質や作業の進行に大きく影響する。 唯にとって今の状態は最悪としか言いようがなかった。 こんな状況で明るく楽しい曲を作れというのだからなおさら気が進まない。 カタカタカタ。 何かを少し打ち込んではすぐにバックスペースを押して白紙に戻す。 カタ。 f┃ カタカタカタ。 fuck┃ カタカタカタカタ。 fuckfuck┃ カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ。 fuckfuckfuckfuckfuckfuckfuckfuckfuckfuckfuckfuckfuckfuckfuckfuck┃ カタ。 ┃ それでも少しずつ曲が出来始める。 憂からたまにダメ出しされることもあったが、唯は適当に手直しして憂の機嫌をとった。 唯にとってここまでやる気の起こらない作曲活動は初めてだ。 だが作らなければ何をされるかわからないので仕方なくやっている。 憂が喜ぶ曲でも唯にとってみればどうでもいい適当な曲でしかない。 それをたらたらと書き綴っている。 そんなある日、憂は車に乗って数日に一度の買出しに出掛けた。 ブロロロロ…… 車の音が遠くなったところで唯は部屋のドアの前まで車椅子を進めた。 そこで髪の毛を留めているヘアピンをひとつ外して折り曲げる。 それを鍵穴に差し込んでかちゃかちゃと動かした。 かちゃかちゃかちゃ……がちゃり。 「うっし!」 唯にとってダメ元でやってみるだけの選択肢だったがうまくいった。 唯はドアを開けて一階へと通じる階段まで向かう。 ここからは車椅子を降りなければ先に進めない。 唯は車椅子を降りてゆっくりと階段を降り始めた。 「はあ、はあ」 汗を滲ませながらなんとか階段を降りる。 それから唯は玄関と反対方向へ這いずりだした。 周りは山と林に囲まれていて公道までは一本道。 この状態では車椅子があったとしても公道へ行く前に憂と鉢合わせしてしまう。 かといって山に入ってもこの足では満足に動けない。 ここでの通信手段は携帯電話を使用していたが自分のはおろか憂のすらどこにも無い。 唯は別の方法で打開しようとキッチンへ向かった。 憂がここで料理をするようになってキッチンに道具が増えた。 唯は包丁を手にとって思案する。 憂にこんな事をするなんて。でもこのままでは自分が殺されてしまう。 「ごめんね」 唯は何かに謝ってから包丁を持って自室へ戻り始めた。 階段を上り始めたとき、 ブロロロロ…… 聞き慣れた車の音が唯の耳に届いた。 瞬間、唯の鼓動が跳ね上がる。 腕を使って一段ずつお尻を持ち上げていく。 「痛っ! ……っく、はあ、はあ」 急ぐあまり足を階段にぶつけてしまう。 それでもこの状況がばれるよりマシと判断して鬼気迫る表情で階段を上った。 何とか階段を上りきり車椅子に座る。 車のエンジン音はもうしない。 憂が玄関を開けるまでに自室に戻らなければ。 唯は必死に車椅子を漕いだ。 ガチャ。 憂が玄関を開けるより僅かに早く唯が自室のドアを閉めた。 「はあー、はあー」 唯は汗だくで、おまけに腕を酷使したせいで力が入らなかった。 かちゃ がちゃり かちゃ がちゃり 憂は帰ってからすぐに唯の部屋に顔を出した。 「ただいまお姉ちゃん。……どうしたの?」 「あ……」 唯は全身から汗を垂れ流している。 汗の言い訳を用意していなかった唯の顔は蒼白だ。 「大丈夫お姉ちゃん?」 「はあ……はあ……」 唯は何も答えられない。 「お姉ちゃん」 「……っ!」 「もしかして痛み止めが切れちゃったの?」 「そ、そう! 憂、早く薬持ってきて」 「待ってて、すぐに持ってくるから」 憂は薬を取りに行った。 唯はその間に急いで包丁をベッドとマットの間に隠した。 「それじゃあまた後でねお姉ちゃん」 「うん」 憂が部屋を出て行く。 唯は包丁をいつでも出せる位置に移動させる。 次に憂が来た時に行動するつもりだ。 「……」 唯は頭の中でその時のシミュレーションと憂への懺悔を繰り返していた。 そうして時間は過ぎる。 「――んぁ」 「……えっ!?」 唯が気が付いた時目の前に憂がいた。 いつの間にか唯は眠ってしまっていたのだ。 憂は唯を押さえつけて注射を刺した。 それからすぐ唯は放心状態になり、自分が何をしているのかもわからなくなってしまう。 その後唯は眠ってしまった。 唯が起きたのは翌日の日が昇ってからだった。 「……」 ぼんやりと天井を眺める。 「……あっ」 ようやく正気に戻ると傍には憂がいた。 憂は何も喋らない。 唯は身体を動かそうとして、それが出来ない事に気が付いた。 ロープでベッドと一緒に縛られている。 異様な雰囲気を感じ取った唯は急いで包丁の隠してある辺りに手を伸ばす。 だが全身をベッドにくくりつけられている所為でベッドの隙間に手が届かない。 必死にもがいていると憂が喋り始めた。 「……探してるのは、これ?」 そう言って包丁を唯に見せ付ける憂。 唯の顔が引きつった。 「お姉ちゃん、この包丁で何しようとしてたの?」 唯は答えない。 「私がいない間に勝手に部屋から出て……元気いいね」 「でもそれじゃ困るよ」 憂は話しながら何かの準備をし始めた。 「ご、ごめん憂! もうこんなことしないから許して……!」 「お姉ちゃんの足治ってきたのかな。だからこんないけないこと考えちゃうんだよね」 「悪かったから、もうしないから。ごめんなさい……!」 唯の言葉は憂には届いていない。 「い゛っ……!」 憂が唯の足を開かせた。 その動作には怪我人に対する配慮がまるでない。 それからふくらはぎの間に長方形の木箱を置く。 唯の足はロープと木箱の所為で固定されてしまった。 「な、何してるの……?」 ふくらはぎに置かれた木箱が何をするためのものなのかわからない。 それでも唯の恐怖はどんどん膨らんでいく。 「もうこんなことはしないでね?」 「うん、もうしない! だから……」 「よい……しょ!」 唯の左側に回りこんだ憂は床から巨大な槌を持ち上げた。 柄の部分は1メートル近くあり、錆びて輝きを失った頭部がやたら重そうに見える。 「……え」 唯には何がなんだかわからない。 そんな事お構いなしに憂は槌を振りかぶった。 「せーのっ」 「や、やめてやめて嫌いやごめんなさ――あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っっ!!」 槌は野球のスイングのように振られ唯の左足のくるぶしより少し上にヒットする。 足は木箱とロープで固定されていたため、すねの辺りの骨が綺麗に折れた。 唯は自分の左足が折れる瞬間を目の当たりにした。 「あ……ぐ……っは!」 唯が痛みでもがくが縛られていて上手く動けない。 「……」 憂は躊躇なく唯の右側に回りこむ。 それを確認した唯が本気で哀願する。 「や゛めてっ! お願い、ごめんなさい! 許してえ!」 「んっしょ……!」 先程と同じ要領で右足を折ろうと憂が振りかぶる。 唯はおもいきり目をつぶった。 カタ。 カタカタ。 カタカタカタカタ。 アルバム製作も終盤戦。 後2曲で完成というところだ。 唯がいつもの様に曲を作っていると憂が部屋のドアを開けた。 「買い物に行って来るね!」 「いってらっしゃい」 憂はご機嫌な様子で、唯はいたって普通に言葉を交わす。 唯が窓の外を見やると憂が丁度車に乗り込むところだった。 お互いに目が合う。 憂は唯に向かって笑顔を向けながら手を振る。 唯は無表情で右手の中指を突き出した。 憂は機嫌よさげに「まったくもう」といいながら車に乗り込み出掛けていった。 いよいよアルバムも完成間近になり、唯は憂に最後から二番目の曲を聞かせていた。 「……すっごくよかったよお姉ちゃん!」 「そう?」 「そうだよ~主人公の女の子が頑張ってる感じが素敵!」 「それはどうも」 「……でも」 不穏な空気。 「お姉ちゃんの足が治ったらまたどこかに行っちゃって私の好きな歌を作ってくれなくなっちゃう」 「そんなことないよ。私はずっと憂の傍にいるよ」 「……嘘はだめだよお姉ちゃん」 「本当だよ」 唯の嘘は憂には通じなかった。 それどころか、 「もう、お姉ちゃんを殺して私も死んじゃおうかな……」 「……え?」 憂が突然包丁を懐から取り出した。 「そうしよう……お姉ちゃんはもうどこにも行かない」 憂が唯に近付く。 「ま、待ってよ憂! まだアルバムは完成してないんだよ!」 「……」 「じゃ、じゃあせめてアルバムが完成するまで待って! 憂だって最後の曲が気になるでしょ?」 憂が立ち止まった。 「お願い憂、私に最後までやらせて。それからでも遅くないよ」 憂は暫く考えた後、 「そうだね。私もお姉ちゃんの最後の曲聞きたい」 そう言って部屋から出て行った。 それから一週間後。 「出来たよ、憂」 「本当!? やったねお姉ちゃん! じゃあ早速……」 「ふふ、慌てるのはまだ早いよ。ねえ憂。憂は私のナンバー1のファンなんだよね?」 「うん、そうだよ」 和やかに会話が進む。 「それじゃあ、私がいつも曲を作り終わった時に何をするか知ってる?」 「……あ!」 憂がはっとして答える。 「一袋のポテトチップスと一本の凍らせたチューペット!」 「正解。今回のアルバムは憂と作ったからね。一緒に祝杯をあげようよ」 憂が感嘆の声をあげる。 「うわぁ~! いいのっ!?」 「もっちろん!」 祝杯はいつもリビングでとり行う。 だから唯もリビングまで連れて行ってもらった。 ギー太モドキも一緒だ。 「それじゃあポテトチップスとチューペット持って来るね!」 「よろしく」 楽しそうにキッチンへ向かう憂は先程からとても浮かれている。 「おまたせ~!」 憂は一袋のポテトチップスと一本の凍らせたチューペットを持ってきた。 「わーいチューペットだ。でもチューペットはもう一本いるかなあ」 「えっ」 「これは一人で一本を食べるから、憂の分もなくっちゃね!」 そう言って憂にウインクした。 「わ、わかった! すぐに持ってくるね!」 憂が大急ぎでチューペットを取りに行っている間に唯はポテトチップスの袋をわざとテーブルの下に落とした。 「今度こそおまたせ!」 「憂~ごめんポテトチップス下に落としちゃった」 「今拾ってあげるね」 憂が四つんばいになってテーブルの下のポテトチップスに手を伸ばす。 唯は静かにテーブルのチューペットに手を伸ばす。 チューペット、ポッキンアイス、棒ジュース等様々な呼ばれ方をするこのアイス。 憂が頭をテーブルの下から出した瞬間、それをヌンチャクのように振り下ろした。 「ぐっ……!?」 憂の後頭部にクリーンヒット。 唯はうずくまる憂にすかさずギー太モドキを叩きつける。 「お……おね……ちゃ……」 憂は倒れて動かなくなった。 「はっ……はあ、はあ……やった」 唯はこの一瞬を狙っていた。 憂は気持ちの高揚と低下が激しい。 憂にとって高揚しそうな場面でなら油断するかもしれないと読んでの行動だった。 唯はここから出る準備を始めようと考え始める。 その時突然車椅子が倒された。 「あぐっ……!」 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛お゛ね゛え゛ち゛ゃんんんんんんん!!」 憂が唯にのしかかる。 同時に骨折している部分を手で叩いた。 「ああああっ!」 唯に激痛が走る。 それでも必死になってギー太モドキに手を伸ばす。 「う゛う゛う゛う゛う゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」 憂は錯乱して唯の首を締め出した。 「ん……ぐ……!」 伸ばした手がギー太モドキに届く。 唯は再び憂をギー太モドキで殴りつけた。何度も何度も。 憂が動く事はもうなかった。 あの事件から一年後。 唯は社会復帰する事が出来た。 一度は燃やす羽目になったアルバムも作り直して無事に発売された。 「やっほー和ちゃん!」 「唯、久しぶり」 小さなバーで待ち合わせをしていた二人は早速昔話に花を咲かせる。 「それにしても……大変だったわね」 「うん、生きてるのが奇蹟みたいだよ」 「今こうして無事でいてくれて嬉しいわ」 「えへへ。昔さわちゃんが貸してくれたCDの曲みたいな体験だったよ」 「ふうん、じゃあその体験を曲にしたら売れるかもね」 「やめとくよ」 「そうよね」 「そういえば今日はもう一人呼んでるの」 「えっ誰々?」 「久しぶりに会えるって言うから……あ、来たわよ」 唯が振り向くとそこには懐かしい友人がいた。 「澪ちゃん!」 「久しぶりだな」 「会いたかったよ~」 「私もだ。半分はファンとしてだけどね」 「そうなの!?」 「ああ、CDやグッズは全部そろえてるし唯が出てる雑誌もチェック済みだ」 「す、すごいね……」 「なんて言っても私は唯のナンバー1のファンだからな」 END 24
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「私は…何も出来なかった人間さ…息子が出来なかったことを代わりにやる為に来たんだよ」 名前 根上 映司 年齢 78 性別 男性 所属 無所属 使用Venom タイム、サンライズ、ミッドナイト 設定 根上淳の父親、息子の代に訪れるVenomに対抗する為にインジェクトドライバーの初期設計を行い、後のことを天才として生まれた息子に託し前線から身を引いた。 しかし、根上淳の死を切っ掛けにJが作り出したラストドライバーを持って表舞台へと戻ってきた、普段は車椅子を使っているが衰弱している訳ではなく、その身体は成人男性よりも健康的で前線から離れてから身体を鍛えていたのか戦闘に長け、ラストドライバーの性能もあって老人とは思えない戦闘力を持ち、それは暴走する早乙女を片手で捌ける程である。 この他にもVenomを見分けることが出来る特殊な装置を持っていたり、救星計画の新たなプラン「ユグドラシル」を計画していたりと、根上の一族らしくVenomの殲滅の為に動いている。 ラストドライバーはクロノドライバーとして機能していて、使用しているVenomの片方はVenom化しているみさきからエネルギーを失わせるという効果を見せているが詳細は不明である。 裏設定 無
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書籍情報 あらすじ 既刊一覧 関連リンク 書籍情報 タイトル ブルージャスティスここにあり! 著者 竹内すくね イラスト 九二枝 出版社 マイクロマガジン社 レーベル GCノベルズ Nコード N3771R 連載開始 2011年 03月05日 あらすじ 悪の組織の戦闘員として働く男、青井正義。彼は仕事の帰り道で不安に苛まれる。このままで良いのだろうか、と。そんなおり、駅前で出会った車椅子の少女に手渡される一枚のチラシ。それは少女自ら経営するヒーロー派遣会社『カラーズ』の、ひーろを募集する求人広告であった。先立つものを得る為に、青井は下っ端戦闘員の傍ら、街を守り、怪人を退治するヒーローとして活動する事を決めるのだった。正義と悪が蔓延る街で、兼業ヒーローの青井正義は小銭を稼ぐ為に今日も戦う。 既刊一覧 タイトル 発売日 分類 ISBN 値段 詳細ページ ストア ランキングデータ ブルージャスティスここにあり! 1 2014年 12月24日 一般書 978-4-89637-489-6 1,000円 マイクロマガジン Amazon BOOK☆WALKER 書籍データ ブルージャスティスここにあり! 2 2015年 03月30日 一般書 978-4-89637-498-8 1,000円 マイクロマガジン Amazon BOOK☆WALKER 書籍データ 関連リンク Web版 「ブルージャスティスここにあり!」 特設ページ ブルージャスティスここにあり!
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ライカ=ミルキーウェイ 概要 トリウィアのエリート 性別 女 年齢 19 名前 トリウィア 性格 平穏を愛する少女。しかし争いの絶えない地上に嫌気がさしており、地球に見切りを付けて別の惑星にこそ行くべきだと常日頃から主張している 解説 病的なほど青白い肌をした金髪の女性。 足が不自由で戦闘は銃火器を大量に仕込んだ高性能多目的車椅子によって行う。 一万人程の規模だが『信心組織』以外の勢力にも潜在的な教徒を多く擁する教団の若きトップ。 性格は平穏を愛し、争いが溢れる地球の現状を憂うなど聖女然としている。 しかしこれは幼い頃から、教団の幹部達がライカを都合のいい象徴として祀り上げる為の「教育」によって形成されたもの。 「世界は争いで溢れている」と偏った真実しか教えられて来なかったので、平和を愛する心は「本気」だが実体験が伴っていないため「本物」ではない。 上述した障害も生まれつきなのに、戦火が原因と嘘を吹き込まれている。 今回引き起こした事件の「選ばれた温和な人間だけを新天地に連れて行って楽園を築く」というあらゆる意味で到底現実的ではない最終目的を信じていたあたり、本来の彼女の性格は騙されやすく純粋であると思われる。
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メンヘラ少女A 作詞/一(にのまえ) 愛する人を失った世間知らずの女の子 世にはびこる不条理を 心の中で噛み殺し いつしか心は磨り減ってあいた穴は塞がらない こんなの不条理よ あんまりだわ 2月の川で飛び込んだ女の子 死ぬ事はできず 寒いおもいをしただけだった 私の心を返してよ このクソ運命 Fuck あぁ 私はなんて不幸な女の子 暫くしたら別の男の腕に抱かれて ベッドの中でスーパーニコニコ 女の子 幸せは永遠なんだと勘違い 時が経てば男は別の女性にうつつをぬかす 愛する人を失った 世間知らずの女の子 世にはびこる不条理を 心の中で磨り潰し いつしか心は折れ曲がり 心の穴は塞がらない こんなの不条理よ ヒドすぎる 自分の手首を掻っ切った 女の子 死ぬ事はできず 痛いおもいをしただけだった 私の時間を返してよ このクソ人生 Fuck ふざけんな!ふざけんな! あぁ なんて私は不幸な女の子 2度ある事は繰り返す 世間知らずの女の子 バカは死んだら治るのかなぁ 恋にやぶれた女の子 トラックに生身の身体で体当たり 足を失い車椅子の女の子 生きる事も死ぬ事も 痛い事には変わりないのね 年に1度の窓から見える 桜の景色を楽しみに 世間知らずの女の子 ウルム心の窓から見える景色はピンク色 年に1度の桜の絨毯 もう1度自分の足で踏む事も無く 女の子は病院のベッドの上で静かに眠りにつきました
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C 身体障害のリハビリテーション 小項目 脳血管障害,頭部外傷,脊髄損傷,脳性麻痺,神経・筋疾患,骨・関節疾患,切断,視覚障害,聴覚・平衡障害,音声・言語・咀しゃく機能障害,内部障害〈心臓,呼吸器,腎臓,膀胱・直腸,小腸〉,廃用症候群 101H48 30歳の女性。1年前に交通事故で脊髄を損傷した。第12胸髄以下の完全対麻痺,神経因性膀胱が残存した。残尿量は150ml,尿沈渣では白血球 20/1視野。静脈性腎盂造影写真では軽度の尿管の拡張がある。 最も適切な尿路管理はどれか。 a 膀胱瘻造設 b 間欠自己導尿法 c 無菌的間欠導尿法 d 手圧排尿法の指導 e 尿道バルーンカテーテル留置 × a ○ b × c × d × e 正解 b 診断 残尿と軽度の尿管拡張を伴う神経因性膀胱 100G119 人工肛門について正しいのはどれか。 a ストーマの位置は術中に決定する。 b ストーマケアは無菌的に行う。 c 訓練によって便の随意排泄が可能となる。 d 合併症で最も多いのは皮膚障害である。 e 身体障害者認定は受けられない。 × a × b × c ○ d × e 正解 d 100I25 17歳の男子。サッカーのプレー中,相手と激突し,直後から痛みで足をつけなくなり来院した。右下腿部に腫脹と皮下出血とがあり,エックス線単純写真で脛骨に骨折線を認めるが転位はない。保存的治療を選択した。 骨癒合までの適切な通学方法はどれか。2つ選べ。 a 自転車 b 歩行器 c 車椅子 d 松葉杖 e 下肢装具 × a × b × c × d ○ e 正解 e 診断 右脛骨骨折
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D300系気動車 (D300けいきどうしゃ)は、ちばドリームエクスプレス(cdx)の一般形気動車である。本項では改造前の形式である M3000系気動車 (M3000けいきどうしゃ)についても記述する。 目次を表示 概要導入の経緯 設計コンセプト基本コンセプト外装 内装 走行系 基本構成 編成例 仕様車体客用ドア 側面表示器 空調装置 前頭部貫通扉 ライト 前面表示器 走行機器エンジン 台車 乗務員室・運転台 客室座席 側窓 トイレ ゴミ箱 車椅子スペース 荷物棚 つり革 貫通路 車内案内ディスプレイ ワンマン運転 カラーリング 製造後の変化D300系への改造後ヘッドライトのLED化 前面・側面表示器の更新 車内案内ディスプレイの設置 D300系への改造登場の背景 主な改造内容走行系エンジン 変速機 内装吊り革 運賃表示器 車内案内ディスプレイ スペックシート 姉妹車両 所属・運用現在所属・運用している線区奥多摩営業所(東オタ) 概要 1999年5月の丹波山線・桧原線開業用に製造された気動車で、東日本旅客鉄道(JR東日本)キハ110系気動車をベースとしている。当初はアルコールエンジンのM3000系として登場したが、2010年代に一般的なディーゼルエンジンの D300系 に改造されている。改造後はJR東日本のキハ110系とほぼ同一となっており、メンテナンスはJR東日本に委託している。 2022年時点で製造から23年が経過しているが、元々の車体が(第三セクター向けの軽快気動車と比較して)コストを掛けて丈夫に造られているために痛みが少なく、今なお奥多摩・山梨地区での主力車両として使われ続けている。 導入の経緯 当初、丹波山・桧原線では亀山線用に用意したM1000系気動車を増備して使用する予定であったが、両路線は奥多摩駅または武蔵五日市駅からJR線に乗り入れる計画があったこと、当時他のcdxの路線とは完全に独立していたことから、JR線でも扱いが容易な車両が求められた。そこで、JR東日本のキハ110系気動車をベースとした車を導入することで運用面の解決を図った。ただし当時のcdxの燃料事情から、燃料にメタノールを使用したアルコールエンジンを採用したほか、一部の仕様を変更しているため、完全にキハ110系と同一というわけではない。 設計コンセプト 基本コンセプト 設計にあたり、居住性とある程度の輸送力、そして低コストで運用出来ることを視野に入れた。本系列は前述の通りJR東日本キハ110系200番台をベースにしているが、キハ110系の基本コンセプトが要求する仕様を充分満たすため、キハ110系の構造をそのまま採用した。 外装 シンプルな造形とすることで製造コストを抑えつつ、スマートな印象を与えるデザインにした。 内装 居住性を保ちつつ通勤・通学輸送にも対応するため、シートレイアウトはセミクロスシートとした。キハ110系200番台のトイレは和式だが、バリアフリーに対応するため、本系列では車椅子対応の洋式トイレとしている。(この後に製造されたキハ110系200番台(後期型)も、このトイレの変更をフィードバックしている) 走行系 山岳区間の走行を考慮し、足回りは登坂能力を重視したセッティングとした。基本設計はキハ110系を基にしているが、アルコールを燃料としているため、エンジンと燃料が絡む部分は専用設計の部品を使用している。 基本構成 柔軟な運用に対応するため、運転台が片側にある車を2両1組と両側にある車を用意した。 編成例 1両 改造前 M3000 改造後 D300 ベース キハ110 2両 改造前 M3100 M3200 改造後 D310 D320 ベース キハ111 キハ1112 仕様 主にM3000系として製造した初期ロット車について記述する。 車体 車体は普通鋼製で、直線的なデザインとした。車体長(連結面間距離)20,500 mm、車体幅2,928 mm、車体高さ3,995 mmの大柄な車体で、充分な居住性を確保している。 客用ドア 片開き式のドアを片側2箇所設置している。ドアエンジンは空気式で、押しボタン式の半自動モードに対応。本家のキハ110系と異なり、乗降ステップは無い。cdxでは非電化路線のホームの高さも電車と同じ基準としているためである。 側面表示器 幕式の行先表示器(方向幕)を、M3000形(→D300形)はドアとドアとの間の後ろ寄りに設置、M3200形(→D320形)は車端部に設置。M3100形(→D310形)には設置していない。列車種別も行先と同時に表示する。 このほか、転落防止幌を2両編成の車端部に設置している。 空調装置 冷房はコンプレッサをエンジンで駆動する機械式で、キハ110系と同じAU26J-Aを2台搭載。除湿機能も付いている。暖房はエンジンの排気熱を利用した温水・温風方式である。 前頭部 正面も直線的でシンプルなデザインとした。中央に貫通扉を設け、その上にヘッドライトを設置。テールライトや表示器などの付帯物は全面窓ガラスの中に収めている。連結作業の手間を簡略化するため、ジャンパ線の代わりに電気連結器を備えている。 貫通扉 貫通扉は正面中央に設置。併結時に通り抜け可能な構造とした。貫通扉は丹波山線基準で甲府方に設置しており、併結時に使用。 ライト ヘッドライトは貫通扉の直上に設置。角形のシールドビーム灯を横に2個設置している。テールライトは前面窓の中に設置。LED式である。 前面表示器 小型の前面表示器を運転席側の前面窓の中に設置。列車種別のみを表示する前提で、動作は手回し式である。 走行機器 エンジン エンジンはアルコール燃料用に設計したエンジンを採用。最大出力は330 ps(243 kW)。エンジンの制御は変速機と共にプログラマブルコントローラで行われ、変速段・直結段の切り替えも自動で行う。 台車 台車は、動台車がCDX-DT58B型で、付随台車がCDX-TR242A型である。ウィングゴム式(円錐ゴム)のボルスタレス空気ばね台車で、乗り心地の向上を図っている。動台車の駆動方式は2軸駆動である。 乗務員室・運転台 乗務員室は貫通扉の通り抜けとワンマン運転時の作業製を考慮した構造とした。 運転台はユニット式で、表示系・操作系を効率良く配置してコンパクトにまとめている。2ハンドル式で、左手がマスターコントローラ(マスコン・力行制御)、右手がブレーキハンドルとなっている。ベースとなったキハ110系が1990年の設計であるため、情報表示・各種制御用の液晶モニタは備えておらず、代わりにLEDランプの表示灯とブレーキインジケータを備えている。 なお、助士席側は折りたたみ椅子とヒューズボックスのみ備えており、運転台を使わない時は開放している。(正式な客室ではないが旅客の立ち席スペースとして利用出来る) 客室 客室はキハ110系200番台をベースにしているが、一部の仕様を変更している。ベースのキハ110系はグレーを基調とた内装だが、本系列はベージュを基調とした暖かな内装である。 座席 座席はセミクロスシートで、車体中央寄りをクロスシート(ボックスシート)、ドア寄りをロングシートとしている。ボックスシートは片側が二人掛け、もう片側が一人掛けとなっている。 側窓 窓は固定式の大型ガラスを採用。熱線吸収ガラスで、カーテンは備えていない。 トイレ トイレは車椅子対応の大型洋式トイレで、M3000形(→D300形)は前位側運転台付近に、M3100形(→D310形)は車端部に設置している。 ゴミ箱 ゴミ箱は、各車両のドア付近に1箇所設置。 車椅子スペース トイレ付き車両のトイレのある部分の向かいの空間を車椅子スペースとしている。走行路線の性格上、車椅子の利用が無い場合は自転車置き場として利用されることが多いため、自転車用の固定ベルトも備えている。 荷物棚 荷物棚はステンレスパイプを組み合わせて出来ており、座席のある区画全体にわたって設置している。 つり革 つり革はキハ110系で使用しているものと同等品で、ロングシート部分に設置。一部の車は後にボックスシート部分にも増設している。 貫通路 M3100形(→D310形)・M3200形(→D320形)の貫通路は両開き扉を設置。開放した時の車内の見通しを良くしている。 車内案内ディスプレイ 旅客案内ディスプレイは備えていないため、ワンマン運転時に限り後述する運賃表示器で代用している。 ワンマン運転 本系列はローカル型のワンマン運転に対応しており、以下の設備を備える。 運賃箱:M1000系気動車ではバス用の運賃箱をカスタマイズして使用していたが、本系列では鉄道用として新たに開発されたものを使用。千円札の両替機能も備えている。運転台の扉も兼ねており、貫通路を使用するときは運転台側へ収納することが出来る。 整理券発行機:運転席の背後に1台、M3100形(→D310形)・M3200形(→D320形)の後ろ寄りのドア付近に2台づつ設置。 運賃表示器:乗務員室側にデジタル式運賃表示器を1台設置。駅名が表示可能なLED式ディスプレイを備えており、旅客案内装置も兼ねている。ただし、ワンマン運転を行わない場合は電源が切られてしまうため、この表示器を使用することが出来ない。 カラーリング 丹波山線・桧原線標準色を纏っている。 車体 :白地に窓周りを帯状に黒く塗り、その下に緑の帯を配置。扉は青の一色塗りとした。前頭部は窓から上を黒く塗り、貫通ドアは青、スカートは緑に塗装。 客室 :ベージュを基調とした、明るく、温かみのある雰囲気とした。壁面はベージュ、天井は白(アイボリー)、座席はモスグリーンでフレームは黒としている。ドアはステンレス無塗装とした。 床下機器 :屋根上・床下機器はグレーで塗装している。 製造後の変化 D300系への改造については次の項目を参照。 D300系への改造後 ヘッドライトのLED化 2020年から順次、ヘッドライトを白色高輝度LEDへ交換している。 前面・側面表示器の更新 2019年度から2021年度にかけて、前面と側面の表示器をフルカラーLEDのものに交換している。同時に設定器がICカードによる自動設定に変わり、特に手回しで行っていた前面の表示器の切り替え作業が大幅に軽減された。 車内案内ディスプレイの設置 車内案内用の超横長液晶ディスプレイを設置し、これまで運賃表示器でしか確認出来なかった行先と次の駅の案内表示を行えるようにした。これにより、運賃表示器を使用していない時でも車内案内が行えるようになり、旅客サービスが向上した。 設置箇所は車内中程に2箇所で、D320形はさらに車端部の貫通路上にも設置している。 なお、2015年度にD300系へ改造された2両編成×2本については、改造時にディスプレイを増設している。 D300系への改造 登場の背景 クリーンな排出ガスと燃料代抑制が期待できたメタノール燃料であるが、実際に使用してみると様々な問題が生じてきた。 軽油と比較して確かに排出ガスはクリーンだが、メタノール自体に人体にとても有害な物質が含まれており、安全とは言い難い。また、メタノールの精製に天然ガスを使用するため、トータルでの環境負荷は大きい。 アルコール自体が金属とゴムを腐食しやすく、エンジンから他の関連機器に至るまで腐食対策を施した専用部品が必要である。このため、修理のために配管1本、パッキン1個を交換するにも特殊な専用部品が必要となり、メンテナンスが難しい。 燃料用メタノール自体の調達が難しくなってきた。 環境に配慮したクリーンディーゼルエンジンの登場により、わざわざ高い維持費を支払ってまでアルコールエンジンを使う必要が無くなって来たこと。 特に4番目の理由が決定打となり、cdxでは全てのアルコールエンジンを一般的なディーゼルエンジンに改めることにした。M1000系・M2000系についてはD100系・D200系へ置き換えて車体は売却することとしたが、本系列は足回りを更新して今後も使用することにした。形式名はD100系・D200系に続く D300系 に改めることとした。 主な改造内容 走行系の改造が主であるが、内装の一部もリニューアルしている。 走行系 走行系はベースとなったキハ110系ではなく、2012年当時最新系列のD100系をベースにしている。 エンジン 軽油を使用した一般的なディーゼルエンジンに換装した。コマツ製のSA6D140HE-2型で、出力は335 kW(450 ps)/ 2000 min-1。 変速機 D100系と同じ液体変速機(コマツ製。変速1段・直結4段)に換装した。登坂性能を重視しつつ甲府盆地での高速走行を実現するため、直結段はギア比が高めのワイドレンジとなっている。 このほか、燃料タンクや配管、関連機器を軽油用のものに交換している。 内装 内装は基本的にそのままだが、吊り革の増設とディスプレイの更新を行っている。 吊り革 ボックスシート部にも吊り革を増設し、ラッシュ時の安全な輸送に配慮した。 運賃表示器 デジタル式からレシップ製の液晶ディスプレイ(15インチXGA ×2面)に換装した。2015年度に改造された2両編成×2本については、21インチワイドディスプレイ1面に換装している。 車内案内ディスプレイ 2015年度に改造された2両編成×2本に限り、車内中央部2箇所とD320形の妻面寄りに超横長ディスプレイを使用した車内案内ディスプレイを増設した。 スペックシート M3000系 D300系 起動加速度 2.0 km/h/s 2.5 km/h/s 営業最高速度 100 km/h 設計最高速度 100 km/h 減速度(常用最大) 3.5 km/h/s 減速度(非常) 3.5 km/h/s 車両定員 xxx名 xxx名 最大寸法(長×幅×高) 20,500×2,928×3,995 mm 車両質量 xx.x t xx.x t 軌間 1,067 mm 機関 ディーゼルエンジン ディーゼルエンジン 機関形式 コマツSA6D140HE-2 機関出力 242.8 kW (330 ps) 335 kW (449.2 ps) 燃料 メチルアルコール 軽油 動力伝達方式 液体式 変速機 DW14A-B-M(変速1段・直結2段) トルクコンバータ(変速1段・直結3段) ブレーキ方式 電気指令式空気ブレーキ排気ブレーキ 保安装置 ATS-G・ATS-PATS-SN※1・ATS-Ps※1 ※1 当初はATS-SNを搭載していたが、JR八高線の保安装置切り替えにあわせてATS-Psに換装している。 姉妹車両 JR東日本キハ110系:本系列はこの車をベースにしている。 所属・運用 2022年6月現在、D300系のみ奥多摩営業所に在籍している。 現在所属・運用している線区 奥多摩営業所(東オタ) D300系全車が在籍。JR青梅線・五日市線の乗り入れに備えてJR用のATS-PとATS-Psを搭載している。(2022年現在はJR線に乗り入れる運用には就いていないが、メンテナンス時にJR線を走行するため、JR用の機器は引き続き残している) 主に奥多摩側の山岳区間での運用がメインだが、2両編成は甲府盆地で使用する編成が多い。また、同営業所に所属するD200系との併結も行われる。 D300系はJR東日本の工場でメンテナンスを行うため、メンテナンスの際は奥多摩駅からJR青梅線・八高線経由で一旦高崎駅まで回送する。 2022年6月現在の運用線区は以下の通り。 丹波山線:全線 桧原線:全線 定期列車における過去の使用実績は以下の通り。 JR東日本 青梅線:立川駅 – 奥多摩駅間 五日市線:拝島駅 – 武蔵五日市駅間 ちばドリームエクスプレスの気動車・ハイブリッド電車 現役 特急形 M30000系 – キハ40系 一般形 D100系 – D200系 – D300系 キハ20系 バイモード HEM5000系 引退 特急形 一般形 M1000系 – M2000系 – M3000系(→D300系) D1200系 – D1500系 – D2000系 キハ20系 バイモード HEM5000系(→ HED500系) 最終更新:2023-08-15 一般型 気動車 車両