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興味がある、の一言でSOS団の不思議探索についてきた佐々木の引率を ハルヒ直々に承った俺は、何故だか家に送り届けるところまで面倒をみる 羽目に陥っていた。 小学生じゃあるまいし、そんな必要なんぞないような気がしてならな かったが、ハルヒ曰く、 『何かあってからじゃ遅いんだから!』 だそうだ。まあ、確かにそうなんだが。 ならお前はいいのか、そう聞いてみると、ぽかんとした顔をしたハルヒ、 なんぞという世にも珍しいものが見られた。この先一生見ることもない だろうな、あれは。ついでに、一部始終を見ていた佐々木がずっと笑いを こらえているようだったんだが……まあいいさ。ともあれ、そんなすった もんだのやりとりがあって―― 月明かりの下、並んで歩く。 ひどく懐かしいような気分を味わいながら、気がつけば俺はなんともなしに 佐々木の横顔をながめていた。 ――変わってない、か。 春先に聞いた、こいつ自身のそんな台詞が思い出される。 「うん? どうかしたのかい、キョン」 いや、なんでもない。 「そうか。僕はまた、てっきり他人様には言えないような独り言を垂れ流して いるんじゃないかと心配になってしまったよ」 お前、そんな癖があるのか。俺はまだ一度もお目にかかったことがないが。 「それはそうだろうね。残念ながら僕にはそんな癖はない」 冗談だよ、と佐々木は小さく笑った。どんな冗談だ。 「キョン、キミがあんまりこっちを見てくるからだよ。冗談の一つも言いたく なるというものさ」 あー……そんなに見てたか、俺。 「放っておけば、そのままウチまで着いてきそうなくらいには、ね」 そう言って、いつもとは違う、どこかの誰かさんがよくやるような、獲物を 見つけた肉食獣めいた笑みを浮かべた佐々木に、念のため俺は聞いてみた。 冗談だよな? 「さあ、どうかな?」 くつくつと、今度はいつものように笑う佐々木は、やはりハルヒに似ている ような気がして、溜息混じりに俺はそう告げた。 「それはそれは。褒め言葉として受け取っておくよ」 どうしてそうなる。 「やれやれ、それを聞くのかい?」 しょうがない、そんな顔して佐々木が言う。 「キョン、キミにとって涼宮さんの存在がどんなものか、を考えれば自明の ことじゃないか」 さて、俺はこの台詞にどう返せばいいんだろうね。まったく、やれやれだ。 「今のは僕が悪かった、そんな顔をしないでくれないか」 でもね、と佐々木は続ける。 「こんなことを言わせるキミもどうかと思うけどね、まったくさ。でもキョン、 僕自身もこれで驚いてるのさ。自分にそんな感情があったんだってね」 そして、くすりと楽しそうに微笑んだ佐々木は、最後をこう締めくくった。 「ありがとう、キョン」 これからもよろしく、と――
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生江 (なまえ) 概要 祭りのksgツクラー。 2013紅白「偽エルと水産のラブラブデート」や2014GW「進撃のksg」などを提出した ヲチスレでは一応女コテの部類(アスペ系) プロフィール フォロー非推奨。フォロー解除はお気軽にどうぞ。 任天堂は人生。任天堂はわしを育てた。 VIPツクスレにksgとか投下してる最底辺ツクラーです。 その他、絶望先生/じょしらく/まどマギ/テイルズ/東方にわか/RPGツクール 万年ネタ切れに苦しんでいます。虚無。 サブアカ@irujanai 危険な臭いがするな 重度の任天堂キチガイであり、特にスマブラやポケモンに異常な執着心を見せる 四六時中そのことを考えているのかツイートの内容も大半がそれである。 GWの作品でもスマブラ参戦キャラ予想という果てしなくどうでもいいものを収録した しかも内容の大半がスマブラ参戦キャラ予想のそれである 本人もゲームもアスペ臭い。 極度のスマブラキチガイで話題に付いていくのは難しいが 意外とツクスレ民はスマブラに詳しいのか。3DSスマブラ購入者も多い 人格さえもうちょっとまともになれば、男にモテそうなのだが…。 淫夢ネタにたいして激しく批判的なツイートも行った。 生江 @imasennyo · 14 時間 淫夢厨は永遠に死にたくても死ねずに死をも上回る苦しみに苛まれ続けろ ヲチラーの苦笑を貰うほどの幼稚さであり、おおよそ本人の性格の検討がつくところである。 ちなみに件のツイートは消したが、すぐさま似たようなツイートを投稿した。学習しないらしい。 適当な批判を臭わすだけで言及はしないという鬱陶しさでさらにヲチラーを苛立たせるなど、煽り師としては一級品である。大変不名誉。 生江@imasennyo 21 時間 あーあんにゃろネット上であらゆる味方失って孤独に苛まれないかなー 2014夏の陣 No.50 ソイソースシンドローム (作者:山田)に対して書き込む 24:名無しさん :2014/08/19(火) 19 55 36 ID yJz4WDjk0 駅のガード下の再現やめろwふっざけんなwwww 霊障が溜まっていくだろがwww ご先祖さまが!幻聴が!金縛りいやだー でも、しょうゆ婆さんが幼女なら魂持ってかれてもいいや 後半のノイズエフェクトいいね。ホラーの味・・・ \ムシャクーン/ askでもNo.50が良かったと答える。 証拠⇒\いませんよ/ \さあ質問するのです/ 完全に一致 山田と結婚して夜のスマブラしろ ヲチラー さらにヲチスレを見ているようなそぶりを見せたことも。ヲチラー多すぎだろ。 上記の性格の悪さ、ツクール作品の微妙さ等から、マーミアや鳳天舞の陣とも並ぶ程評価は悪い。 ピヨピヨクン一族の一人として加えられたりもした。完全にヲチラーの玩具である。 顔グラはヲチASで闇市、ヲチロワでスターライト1でロワイアルでは原作越えを果たしている またヲチスレロワイアルに出演させられたことに苦言をした。詳しくは後述。 今後の活動に期待しない。 更にヲチロワをプレイしているらしいことも判明。もう完全にヲチラーじゃねえか! 生江 3480 2655 0985 @imasennyo 9 分 バトルロワイアルで脱落ってもしかしてあれ?ヲチロワとかいう奴?なんで俺出てんの?誰の許可得て人を殺し合いに参加させてんの?何勝手に殺してんの?自分の死に方ぐらい自分で決めさせろ。今すぐ消せ。ロワそのものを消せ。最低俺だけでも消せ。許さん。作った奴が殺し合いに参加させられろ 尚、この発言は丁度ロワ最新版で生江が死亡した後のことである。 最新版をPIAIしているのだろうか… 生江ask Q.でも、あのゲーム遊んでたなんて生江さんて、やっぱりヲチラーだったんですね?マジひくわ A.遊んでないですよそんなもん。怖いし。そこの掃き溜めには前に誰かさんに誘導されて見たくもないのに見せられただけです。 遊んでないなら内容わからないだろ…薔薇乙女かな? Q.テメーが死ねよカスとかひどいわ。もう生江ちゃんに質問してやらん。ところで、えぐぜ君は嫌い? A.人殺しを正当化するような感性は持ち合わせておりません。 それが正常だというなら異常で結構です あとちゃん付けとか誰かさんを思い起こさせるのでやめなされ どちら様? ちなみにクレームを出したタイミングがちょうど生江が死んだ回だった 偶然にしては出来すぎな気がするが… 860 名前:(^Σ^) 投稿日: 2014/09/21(日) 18 37 04 自分が死んだ途端に苦情を出すヲチラー生江 ホモ乙女かよ 生江 3480 2655 0985@imasennyo バトルロワイアルで脱落ってもしかしてあれ? ヲチロワとかいう奴?なんで俺出てんの?誰の許可得て人を殺し合いに参加させてんの? 何勝手に殺してんの?自分の死に方ぐらい自分で決めさせろ。今すぐ消せ。 ロワそのものを消せ。最低俺だけでも消せ。許さん。作った奴が殺し合いに参加させられろ 「最低俺だけでも」ってイライラくる 817 : (^Σ^) 2014/09/21(日) 17 43 42 友達を消せならまだわかるけど俺を消せって… あ、友達いないんでしたね ツクール やみっち×ライチやわてり×ウィンディを偏愛する百合ツクラー。ほぼ間違いなく生糸信者だろう ライチにクレイジーサイコレズ属性をつけた 新キャラをよく使うのでキャラ厨からはコメントされるが、 ヲチラーからは駄作キャラゲーツクラーの代表例として叩かれることが多い レビュアーからも不評。 カオォスの配信でもプレイされたが、終始無言という悲しいお通夜状態だった。 住人とギャグのつぼが明らかに違う(しかも本人は面白いと思ってそうなのがアレ) なので女性ではないかという説が有力である。 腐女子を嫌っている点もそれっぽい しかし総受けキャラは使っているようだ アスペ 薔薇乙女と似ており同性愛アンチが目に付く(BL、淫夢否定) ヲチ臭さが少ない フォロー返さない(切ったり切られたりがない) 女の子補正 なので比較的見逃されている模様 交友関係 口が悪く、基本誰とも絡まないが 同じ妊娠の名前はまだ無い(山田)とは仲が良い 5 :(^Σ^):2014/09/09(火) 03 06 22 生江(なまえ) 名前(なまえ)はまだ無い もう結婚しろよ ツイッターでスマブラのフレンドコードを晒す 「フォロー外からでも承認する」と宣言するなど寂しがり屋である ヲチられてるのは分かってるだろうに… ヲチラーでもいいからスマブラ友達が欲しかったのだろうか しかし誰でも良くないらしい 25 :(^Σ^):2014/09/21(日) 18 18 48 誰でも良くないのかよww フレンドコードここで送ってもいいですか? まずトゥイッターなりで交流してから 20時間前 ダメじゃん ちなみに下半身に定評があるあの人がフレンドコード申請した 外部関係 生江の前の名称はトル、ニコ動で自作の任天堂キャラオールスターゲームを上げていた(再生数はお察し) 今はもう無くなった界隈で問題人物(関係無いから名は伏せる 存命 今はMinecraft動画を上げてるのみ)を擁護 (とあるネットキャラに対するDISを動画内に堂々と仕込んで公開 自分から触れている癖に指摘すると逆ギレ) 関連リンク twitter https //twitter.com/imasennyo/ コメント このコテに関する補足やコメントはこちらにどうぞ 本人もゲームも記事製作者もアスペ臭い。 -- 名無しさん (2014-05-25 17 03 38) ロワ潰しにきたら、生江潰す -- 名無しさん (2014-09-22 00 15 04) 俺この人に大昔に因縁つけられてブロックされたわ -- 名無しさん (2014-09-26 20 50 57) 詳しく聞こうか -- 名無しさん (2014-09-27 20 18 49) 名前 コメント
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エピローグ ――ある日ある時ある所。 古びた平屋の縁側に、頭に人形を乗せた少女と青年がいた。 少女の頭にひしとしがみついている人形が言葉を紡ぐ。 「わたしは、けいやくを、はき、するの」 それはそのまま契約を破棄することを意味する言葉であり、人形はそれを恐る恐る途切れがちに言い終わると少女の頭から降り、青年と少女の間に立った。そして、 「ばいばい」 その小さな手を二人に向けてゆっくりと振りながら言い、手を上に掲げた。 数秒後―― 「もしもし、わたしリカちゃん。今、お姉ちゃんとお兄ちゃんにばいばいしたの」 という言葉と共にいずこかへと消えた。 その光景を最後まで見届けて、少女――舞は深いため息をつくと、 「やっと納得してくれたなぁ」 強情でまいった。と苦笑しながら青年――Tさんに向かって言った。 「おそらく契約破棄であの子の一回の転移距離と腕力が減少しただろうが、まあ問題はないだろう。後のことは夢子ちゃんが面倒を見てくれる」 Tさんの言葉に舞は「そっか」と答えると、よろりとふらつきながら庭に立った。 んー、と伸びをして、呟く。 「何百年も、よく保ったもんだ」 おかげで体中にガタがくるガタがくると言って笑い、縁側で座っているTさんに振り向いた。 「さて、次はTさんの番だ」 発された言葉は、 「断る」 にべもなく却下された。 そう言われることが分かっていたのか、ため息をつきつつ舞はだけどな? と前置きし、 「このままだと俺と長く居て繋がりが深くなり過ぎたせいで俺の死に巻き込まれるぜ?」 説得するように話す。 「俺も元は人間なんだ。それにしては十分生きたし、今回はちょうどいい機会だ。 リカちゃんはまだ幼いし、夢子ちゃんは消えるその日まで夢を与えて回るという使命があるから消えてもらうわけにはいかないがな」 Tさんの言葉に舞はこれ見よがしにまたため息を一つつくと、Tさんの横に座って話しかける。 「夢子ちゃんと言えば、この前身辺整理中に頼んで俺の趣味の写真コレクションを飾る場所を≪夢の国≫に作ってもらった時にさ、ついでに俺の葬式は盛大によろしく! って言ったら夢子ちゃんに泣かれてよ、危うく住人にされるところだったぜ。――かわいいよな」 「まぁ、寂しいだろうからな。 特に、親しい者が居なくなるのは」 そう呟くTさんに、 「そう思うならTさんこっちに残ってくれよ」 舞は言いつのるが、 「契約者も一人で逝くのは寂しいだろう?」 Tさんも譲るつもりはないようだった。 舞は、んなこたぁねえ、とすぐに返し、 「向こうに知り合いもけっこういるしな」 「そう強がるな」 「けっ、誰が……」 そこで議論は止まる。舞は両の手を組み、頭上に伸ばす。 あーあ、と嘆息してから、 「契約の影響も、もう限界か~」 しみじみと言う。 「十分人外だがな」 Tさんの言葉に舞は苦笑する。最初は気がつかなかったのだ。しかし五年、六年と経ち、十年が経過する頃には嫌でも気付かされる羽目になった。 「まさか俺がロリババアになるとはな。 ……ってまあ、いつかの≪赤い靴≫に言わせりゃただのババアか」 そう言って笑う舞の身体は、Tさんとの契約以後いつしか成長することもなくなり、人の過ごす時間の流れから大きく外れていた。 「でもこれさ、人外になるとは言っても世間からちと外れちまうってだけでけっこう俺に優しげな契約の影響だよな。ここ最近気付いた自分の死期を悟れるってのも身辺整理にはちょうど良かったし」 それに、 「ほら、俺ずっと若いし!」 あっけらかんと言う舞にTさんはあきれ顔で、 「同じところに数年と住まえないのは十分に大きな影響だと思うが」 「そうかねぇ? 言ってることは分からないでもないけどそんなに不便じゃねえや」 そう答えて舞は笑う。 彼らには今でも会う古い知り合いが多い。皆なにかしら人外だが。一か所に留まれないから大変と言うのも、舞が契約者じゃなかった時の知り合いたちが皆死んでしまうまではいろいろと思うところもあったのだが、契約の影響で成長が止まり、人生が延長されていることを知る知り合いの割合の方が多い今となってはそんなに大変とも感じはしない。 舞は思考に釣られて多くの顔を思い出す。それに連なるように彼等と共に関わることになった様々な事件も思い出し、 「いろいろあったよなぁ」 「無事に天寿(?)で逝こうとしている今この瞬間が信じられんくらいにな」 「ちげぇねぇや」 二人は声をあげて笑う。ひとしきり笑うとわずかな間が生まれた。 舞はTさんに諦めきれないように声をかける。 「なぁTさん、やっぱり夢子ちゃんとリカちゃんについて行った方がいいんじゃないか?」 「俺は契約者と共に在る」 即答。舞はう、と言葉に詰まり、 「……妙に義理立てすることないんだぜ?」 「やりたくてやっているんだ」 やはり返ってくるのは即答だ。それに、とTさんは続け、 「どうせこれまで関わる羽目になった事件でも思い出して不安になったんだろうが、あの子たちを倒すなんて誰にもできん」 だから安心しろ。 そう言ってTさんは先程まで人形が乗っていた舞の頭へと、まるでそこにまだリカちゃんがいるかのように視線を向ける。 「倒すことができないって、……俺たち以外には?」 窺うように訊く舞にTさんはやや考え、 「……そうだな」 「自信満々だー」 からかうような舞の声。 「……だから俺たちは安心して先に逝ける。 必要ならあの子らが来やすいように向こうの理でも書き換えておく必要があるしな」 薄く笑うTさん。舞もはは、と笑う。 「もしそうなったら、うん、大変だな」 「まったくだ」 うなずくTさん。舞はでも、と空を見上げながら、 「きっと楽しいぜ」 言う。 無言でうなずくTさん。舞はそれに満足気にうなずいた。 「Tさん、俺、少し疲れたかもしんね」 ややあって、舞は眠そうにTさんに声をかけ、身を預ける。 Tさんはそれを抱きとめ、 「なら少し休めばいい。どうせすぐに向こうでドンチャン騒ぎなんだ」 「りょーかい」 そう言ってTさんに身体を預けたまま、舞は目を閉じる。そして思い出したかのように、 「あぁ、俺の葬式だけど」 「もう手は打ってある。この借家の処分も依頼したし、葬式の件も夢子ちゃんに頼んだら≪夢の国≫が全面協力してくれるらしい。……無駄に派手なものになりそうだ。 話を聞く限りだと≪夢の国≫は噂を一つ増やす勢いでやりそうでな、隠蔽手段を講じておいたがあの子も壮大にやろうと躍起だ」 まったく、と苦笑気味に、 「誰かさんの悪い影響だな」 頭が痛いとぼやくTさんの耳元で舞の楽しげな声が言う。 「たまには、はしゃげばいいと思うぜ?」 っにしても、 「流石、手回し早ぇ……」 楽しげな声は、最期に事あるごとにTさんへと投げかけられた賞賛の言葉を紡ぐ、 「寺生まれってやっぱりスゲェや」 そう言って、舞は微笑んだまま、深い、深い眠りについた。 ● 「お休み」 Tさんがそう声をかける舞の身体は光り、少しずつ天へとその存在を昇らせていっていた。 そして、 「俺もか」 Tさんの身体も同じように光り、少しずつ、こちらでの存在が薄くなっていた。 契約を破棄していれば、いや、この瞬間にでも破棄すれば消えていくこともないのだが、 「まぁ、十二分に生きたしな」 そう思い、Tさんは笑う。 本来ならば何百年も前に死んでいた身だ。この段に至っても結局意思がある存在なのかどうかすら正体がつかめなかった己の内に融けた≪ケサランパサラン≫に感謝しつつ、 「さて」 手を掲げる。 「俺たちも、契約者たちも、皆同じところに行ければ、ひどく幸せだよな」 光がTさんの手から一瞬強く瞬いた。 Tさんはそれに満足気に一つうなずき、 これからもよろしくな。 口の動きだけで言い、 「向こうでもきっと大変だ」 笑った。 ――そこには始めから誰もいなかったかのような静寂が、ただ存在していた。 日差しが暖かく、風が気持ちいい、ある日の話―― <FIN> Tさん 「あとがき:あとがきリターン!」 連載 - Tさん
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「徒の酔っ払いじゃあねーんだな、コレが」 霧島 榮四郎 / Eishirou Kirishima upload1783.png 【容姿・性格など】 身長172㎝、体重60㎏、O型の23歳。白のシャツに黒の長袖のジャケットを羽織っており、髪の色は茶である。見た目は不良っぽい。 常にワインボトルを片手にちびちびと飲んでいる為か酒に軽く酔った様で、明るいが適当感が否めない態度である。 ちなみに飲んでいるものは梅酒。「度数の高いものはいけない」という事で誰かさんから勧められたそうな。 【能力】 Different dimension tunnel in the sleeve…通称《D・D・T・S》 『指定した物質だけが入ることができる異次元の門を袖の中に作成できる』能力。 要するに両袖に無限にモノを収納することができる。しかし「モノ」は1種類に限り、両袖共に同じモノを収納しなくてはならない。 仕舞う物の条件は『非金属で自分で持ち上げられ、ほんの一部分でも袖口に入ること』。 片手で持ち上げられる重さならどんな巨大な物質も少しでも袖口に入れば一瞬で袖の中に消える。 仕舞った物の大きさを自由自在に操れるがもともとの大きさより大きくすることはできない。 その場合の重さは大きさに比例して変化する。要はもともとの大きさの2分の1にした場合重さも2分の1になる。 仕舞うものを変えたいときはいったん両袖の異次元の門の中を空っぽにしなければならない。 ちなみに空っぽの時に物を仕舞う場合30秒の時間を所要するため、戦闘途中に使用することはとても厳しいと言えよう。 【戦闘方法】 袖からほぼ無限にワインボトル(中にはアルコール度数95度のウォッカ)を出し、投げたり棍棒のようにもって振り回したりして戦う。 サブウェポンとして特殊なマッチ『瞬火』(またたび)をポケットに潜ませている。 出た火が小さいため消えやすくどんなに炎が大きくなっても5秒で火が跡形もなく消えるのと、マッチの先をこすればどこでも着火するがそのマッチの先を切られると火が消滅するのが 『瞬火』の特性であり、このマッチとアルコール度数95度というバカげた数字のウォッカを合わせて小さい炎を大きくし、相手にぶつける。 【備考】 「BAR FATE」の見習いバーテンダー兼【blue justice/青義同盟】の一員。 酒に酔って暴行、能力を生かし窃盗などの悪事を繰り返していたがロウ・タツミ・「BAR FATE」のマスターに諭されて更生、そして今がある。 もともと桜の国の有名な酒屋に生まれた為酒飲みっぷりには定評があるがロウから度数の高い酒を飲むことは止められている。 ロウ・タツミより年上だが敬意をこめてどちらも「さん」付けで呼ぶ。ロウは「エーシ」、タツミは「榮四郎殿」と呼ぶ。身体能力はそこそこ高いが魔力は皆無。無駄に器用。
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またまた来ました。勲8等 10月28日。また勲8等クエに行ってきました。 前回行っていないメンバーで勲8等を終らせていない方が居たので再挑戦です。 きちんと反省会をしたから今回は楽勝の予定(*^ー゚)v 勲クエが初めてだという事で説明しながら進行しているSS。 クエストをスタートさせて、前回にも劣らないほど気合を入れ冒険出発ですヽ(´▽`)ノ 道中も迷子にならずにサクサク進行~♪ すでにボス戦の打ち合わせをしながらの余裕の道中です(*^-^*) 途中で今回のクエの主役が久しぶりに落ちちゃったと言う事で、何かの予兆かと思われたSS。 赤クマは後姿より正面からの方が良いと言う事で前を向かす方法を話し合ってます。 誰かさんは、乾坤でー!って罠的な発言してますね~(@⌒~⌒@) クエアイテム取りですが2組に分かれてやりました。(2組というより1人だけPT外れてですけど・・・) どちらが早くクエアイテム取るか競争です! はい、4人いてたのに負けました・・・ボス出ないのですよ・・・(ノ_・。) パンツマニアに賞賛を送るのSS。 そして余裕でボスのアジトに到着!! 夜になるのを待ってますヽ(゜▽゜*) ボスが出現して、再度打ち合わせを行い戦闘開始です! 念密な打ち合わせで楽勝の気配σ( ̄∇ ̄;) ボス戦のSSありません・・・あまりにサクっと倒せちゃったもので・・・ 実際に左右のボスの分身に4000ちょっとずつ与えましたが、自爆ダメージが500少し食らいました( ̄□ ̄;) 2体合わせると1000を超えるのため結構痛くてクレさんが一人だけ倒されてしまいました。 安全に行くには5000程与えた方がいいかもしれませんね。 そしてアケルファに戻ってクエ完了~! 時間の経過を見てもらってもあっさりと終っちゃった事が判るかと思います。 で、今回はこのままでは消化不良気味だったためブラン山へピクニックに行きました。 道中、宝箱を見つけ図ゲットーー!は、わたしではありません(;´×`) 上まで登りましたが宝箱あんまりありませんでした・・・ 途中で別のPTに追いつかれましたが、その方に1個取られました。 逆に言うとその別PTは1個しか収穫無し・・・ちょっと可哀相でした。 アケルファに戻ってのんびりしていると、見知らぬ方がわたしのアクションを真似したのがきっかけでお知り合いに(*^-^*) こういった事があるのはオンラインゲームならではですよね(⌒▽⌒) これで次からは勲7等クエスト以降を進めることが出来ますね。 いよいよ本格的にクエスト攻略へ向けて活動をする時が来たという感じです。 今までは何となく進めていたクエストですが、これからは計画的にしないと大変になりそうですね(@^∇^@) 今まで活動しなかった分も出来る限りがんばって行きますよヽ(´▽`)/~♪ 名前 コメント
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第一章 空き地のカミキリムシチャート イベントあれは『空き地のカミキリムシ』の話題みたいです あれれ?空き地が工事現場になってる!? わたくし達が調べているのは『空き地』のカミキリムシです 肝心の子供がいなければ、出てきても意味が無いと思うんだけどな ……フフフフ。また一人、み~つけた 良かったわね、風紀委員冥利に尽きるでしょ これならケーヤクセーリツだよ、おねえちゃん! この子達、たぶん何かを隠してますよね? 御坂。言い訳は? あの空き地にはないのよね。大人の目も、カメラのレンズも そっか。佐天さん、お手柄だよ アンタも知ってる誰かさん ほら、あんまり暴れると落ちますわよ ジャッジメントモード【カミキリムシがどこに現れるか】固法先輩から、残念なお知らせですわ お姉さまが新しい都市伝説になるとは それじゃ、気を引き締めて行くわよ! また自慢!? ねえ、自慢なの? 小学生と間違われてもぶべっ!! 嘘でしょ。あれを喰らって、力技だけで起き上がる、普通?! アクションパート【カミキリムシを捕まえろ!】アンタのネジ曲がった考えを、そのハサミごとぶっ飛ばしてあげる ……でも誰が、何のために? 第一章 空き地のカミキリムシ 夏休みの学園都市にある、とあるファミレス。 このファミレスにいつものように集まっていた御坂美琴(みさか みこと)、白井黒子(しらい くろこ)、初春飾利(ういはる かざり)、佐天涙子(さてん るいこ)の4人は、特に目的があるでもなくダラダラと世間話に花を咲かせていた。 美琴たち3人が暑さで気だるそうにしている中、1人だけテンション高めな佐天は、ある提案をするのだった。 「おっ。だったらどうです例のあれ! こういう無理矢理な冷風じゃなくって、もっと心のほうから涼しくなる伝統的な例のあれ!!」 「……佐天さん。お化け屋敷とかじゃないですよね?」 これまで佐天の話に乗っかってもロクな目にあったことがない3人。そのリアクションはすっかり冷めきったものだった……。そんなところに5~6人の小学生たちが入ってくる。 美琴は小学生たちにさして興味を抱いていなかったのだが、彼らの会話に不穏な内容が混じっていることに気付く。しかし、彼らが何について話しているのかいまいち分からずにいると、それに気付いた佐天がさも当然といった口調である都市伝説の名前を挙げるのだった。 「なーんだ、“空き地のカミキリムシ”みたいですね」 とっさに「何それ?」と聞き返す美琴に、佐天は詳しい説明をすることに。 「都市伝説。あたしはそんなにって感じですけど、もっと低い層で流行ってるみたいです。何だっけ? 空き地で遊び疲れて居眠りすると、ハサミを持った女が近づいてきて髪の毛を切られる……だったかな」 そんな佐天の話に興味を抱いた美琴は、小学生たちにこう告げるのだった。 「教えてくれる? そのカミキリムシのこと」 チャート 簡易チャート 風紀委員の腕章 → CHATIN !! 公園 → 硲谷佳奈 → 空き地の場所 → 子供達の事情 イベント あれは『空き地のカミキリムシ』の話題みたいです アニメ【プロローグ】回収 ファミレスで雑談。 【風紀委員の腕章】入手 【硲谷佳茄】入手 【カタツムリ】入手 【カミキリムシ】入手 【オメガフラワー】入手 【公園】入手 ガールズトークモードタイミング ボタン トピック 結果 手っ取り早くどこから探そうか? △ カタツムリ 終了『良かったわね、風紀委員冥利に尽きるでしょ』へ ○ 公園 終了 『この子達、たぶん何かを隠してますよね?』へ × 風紀委員の腕章 終了『わたくし達が調べているのは『空き地』のカミキリムシです』へ 時間切れ 『あれれ?空き地が工事現場になってる!?』 あれれ?空き地が工事現場になってる!? 空き地を探しに行くが、工事現場に変わってしまっていた。 CHATIN !!経由時は『この子達、たぶん何かを隠してますよね?』へ 経由しない場合は『わたくし達が調べているのは『空き地』のカミキリムシです』へ。 わたくし達が調べているのは『空き地』のカミキリムシです 風紀委員第177支部へ移動。 【空き地の場所】入手 ルート分岐 『あれは『空き地のカミキリムシ』の話題みたいです』から直接来たCHATIN !! ガールズトークモードタイミング ボタン トピック 結果 考えを聞かせてくれる? △ 公園 終了『この子達、たぶん何かを隠してますよね?』へ × 硲谷佳茄 終了『……フフフフ。また一人、み~つけた』へ 時間切れ 終了『……フフフフ。また一人、み~つけた』へ それ以外CHATIN !! ガールズトークモードタイミング ボタン トピック 結果 考えを聞かせてくれる? △ 硲谷佳茄 終了『……フフフフ。また一人、み~つけた』へ 時間切れ 終了『……フフフフ。また一人、み~つけた』へ 入らない場合『肝心の子供がいなければ、出てきても意味が無いと思うんだけどな』へ 肝心の子供がいなければ、出てきても意味が無いと思うんだけどな とりあえず空き地を調べることに。 しかし多すぎるため、子供達に再度聞きに行くことに。 『この子達、たぶん何かを隠してますよね?』へ ……フフフフ。また一人、み~つけた 眠ってしまったところを標的に…… バッドエンドへ。 良かったわね、風紀委員冥利に尽きるでしょ 「ゴミ置き場のカタツムリ」を調べることに。 固法に見つかり…… バッドエンドへ。 これならケーヤクセーリツだよ、おねえちゃん! ヒミツを交換。 【子供の事情】入手 『あの空き地にはないのよね。大人の目も、カメラのレンズも』 この子達、たぶん何かを隠してますよね? 公園へ。 ルート分岐 『わたくし達が調べているのは『空き地』のカミキリムシです』を経由 している 『これならケーヤクセーリツだよ、おねえちゃん!』へ※『この子達、たぶん何かを隠してますよね?』はEVENT NOTEに記録されない していない CHATIN !!へ CHATIN !! ガールズトークモードタイミング ボタン トピック 結果 一番最初の選択どこから調べる? △ 風紀委員の腕章 終了『わたくし達が調べているのは『空き地』のカミキリムシです』へ × オメガフラワー 終了『御坂。言い訳は?』へ 時間切れ 終了 『あれれ?空き地が工事現場になってる!?』※『あれれ?空き地が工事現場になってる!?』時、未確認 入らない場合、子供達と話したあと、ルート分岐 ルート分岐 『あれれ?空き地が工事現場になってる!?』を経由 している 『わたくし達が調べているのは『空き地』のカミキリムシです』へ していない 『あれれ?空き地が工事現場になってる!?』へ 御坂。言い訳は? オメガフラワーを調べにデパートへ。 時間を浪費して門限を過ぎ、寮監に…… バッドエンドへ。 あの空き地にはないのよね。大人の目も、カメラのレンズも 子供たちが遊んでいたという空き地へむかう。 【日射病】入手 『そっか。佐天さん、お手柄だよ』へ そっか。佐天さん、お手柄だよ 空き地に到着。佐天さんの推理で子供達が遊んでいた痕跡を発見。 『アンタも知ってる誰かさん』へ アンタも知ってる誰かさん 硲谷佳茄とお話。 ルート分岐 最短ルートで きた 『ほら、あんまり暴れると落ちますわよ』へ きてない 『ジャッジメントモード【カミキリムシがどこに現れるか】』へ ※最短ルート: 『あれは『空き地のカミキリムシ』の話題みたいです』 →『わたくし達が調べているのは『空き地』のカミキリムシです』 →『この子達、たぶん何かを隠してますよね?』 →『これならケーヤクセーリツだよ、おねえちゃん!』 ほら、あんまり暴れると落ちますわよ 門限が迫っており、美琴が足を捻ったため、黒子の空間移動で帰ることに…… CG回収。 ジャッジメントモード【カミキリムシがどこに現れるか】へ。 ジャッジメントモード【カミキリムシがどこに現れるか】 ジャッジメントモードタイミング ボタン トピック ゲージ(%) 結果 カミキリムシの目的って? △ 硲谷佳奈 +30% 次へ ○ 風紀委員の腕章 0% 考え直し □ 空き地の場所 0% 考え直し × オメガフラワー 0% 考え直し 時間切れ 0% 考え直し どこに着目すべき? △ 公園 0% 考え直し ○ 硲谷佳茄 0% 考え直し □ 空き地の場所 +10% 美琴推理 空き地の場所を選択へ × 子供達の事情 +20% 佐天推理 子供達の事情を選択へ 時間切れ 0% 考え直し 空き地の場所を選択 △ オメガフラワー -20% 考え直し 着目まで戻る ○ 日射病 +30% 80%終了 『固法先輩から、残念なお知らせですわ』へ □ 子供達の事情 +50% 黒子推理 100%終了 『それじゃ、気を引き締めて行くわよ!』へ × 風紀委員の腕章 -20% 考え直し 着目まで戻る 時間切れ -20% 考え直し 着目まで戻る 子供達の事情を選択 △ 公園 +50% 佐天推理 100%終了 『それじゃ、気を引き締めて行くわよ!』へ ○ オメガフラワー +40% 90%終了 『お姉さまが新しい都市伝説になるとは』へ □ 日射病 -20% 考え直し 着目まで戻る × 子供達の事情 -20% 考え直し 着目まで戻る 時間切れ -20% 考え直し 着目まで戻る 固法先輩から、残念なお知らせですわ 日射病を気にしているのでは? 日陰の多い空き地を張り込もうとしたが、次の被害者が発生。 推理失敗。再度ジャッジメントモード【カミキリムシがどこに現れるか】へ。 何度でもこの項目に来ることができる。 お姉さまが新しい都市伝説になるとは 本当にオメガフラワーの43番を嫌っているなら、 空き地へ順番にオメガフラワーを撒いて行動を制限する。 黄泉川「臭いじゃん」 推理失敗。お姉さまが新しい都市伝説に。 バッドエンドへ。 それじゃ、気を引き締めて行くわよ! 警備状況と子供達の行動スケジュールを照らし合わせ、空き地を確定。 【カミキリムシ出現地点】入手 CHATIN !!発生(一周目あったっけ?) 通常と違い、フキダシのなかの赤セリフ時に○ボタンを押すことで分岐する。 CHATIN !! ガールズトークモードタイミング ボタン 結果 佐天「他の人には任せられません」 ○ 終了 『小学生と間違われてもぶべっ!!』へ 時間切れ 次のタイミングへ 美琴「きちんと話し合いで決めましょ? ね?」 ○ 終了 『また自慢!? ねえ、自慢なの?』へ 時間切れ 終了 『また自慢!? ねえ、自慢なの?』へ 入らない場合『小学生と間違われてもぶべっ!!』へ また自慢!? ねえ、自慢なの? 誰を囮にするのか再度話し合いに。 話しがあらぬ方向に…… バッドエンドへ。 小学生と間違われてもぶべっ!! 美琴の太もも。 カミキリムシの正体判明。 『嘘でしょ。あれを喰らって、力技だけで起き上がる、普通?!』へ 嘘でしょ。あれを喰らって、力技だけで起き上がる、普通?! アクションパート【カミキリムシを捕まえろ!】へ アクションパート【カミキリムシを捕まえろ!】 何度失敗してもすぐにリトライできるので、ここで操作に慣れよう。 これを知ってしまうとアクション部分は全く楽しめなくなるため、この要素も楽しみたい人は注意。 内容 押下ボタン 備考 初春 監視カメラ追跡 □ △ ボタンは単品 黒子 カミキリムシ追跡 ← → ← 十字キーの左右が三回表示される。初春の指示と目視で正解を選択 美琴 カミキリムシと戦闘 △ × □ ボタン単品 『アンタのネジ曲がった考えを、そのハサミごとぶっ飛ばしてあげる』へ アンタのネジ曲がった考えを、そのハサミごとぶっ飛ばしてあげる アニメ【カミキリムシへの引導】回収 『……でも誰が、何のために?』へ ……でも誰が、何のために? ファミレスにてエピローグ。 第一章終了。 お疲れ様でした。
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新しい君へ 「どうだい、新しい体は?」 「悪くはねぇな。能力も衰えてはいねぇ。」 「なによりだよ。この調子なら、もう少しで退院できそうだね。」 「あぁ、なによりだな。」 皮肉気に、学園都市の第二位は口元を歪ませる。 「もう少しで、あのクソみてぇな世界と感動の再会だ。全く…なによりだよ。」 「そうだね。でも、最後の治療が残っている。」 冥土帰しは、そう言って意味深な笑みを浮かべた。 今考えてみると、垣根帝督がこうしていられるのもあの医者のおかげのだ。少しくらいは、感謝してもいいのかもしれない。 「発見。相変わらず、間抜けな顔してんなぁ。」 嬉しそうに呟くと、少年は翼をひろげて飛び立つ。 標的は、肩を落としたツンツン頭の少年。 コンコン、と扉をたたく音がした。こんな部屋に来るのは医者以外にはいないだろうと思い、放っておくと案の定、勝手に扉をあけて訪問者が入ってきた。 「久しぶりだな、大丈夫か?」 医者ではない。本物かどうかも疑わしい記憶にも、このようなツンツン頭の少年は存在しない。 少し、返答に迷った。少年を傷つけないためにも知り合いの振りをすべきなのかもしれない、と思ったのだ。 「うわっ!?って、帝督かよ、おどかすなよな。」 「いいじゃねぇか。で、いったい今日はどんな不幸があったんだ?」 「補習と思って学校にいったら、実は担当教師が休みだったってとこか。」 「何だ、いつもと比べるとスケールがちいせぇな。」 本当に、つまらなそうな顔で垣根が呟く。 「スケールの問題かよ…げぇ、どうやら上条さんの不幸はまだまだ続くみたいですよ。」 疲れたような声で、上条は告げる。 前方に、学園都市第三位を発見。 「久しぶりだな、大丈夫か?」 初めて見る少年だったが、あの医者がわざわざ退院直前の自分を呼びつけて、相手をさせるのだから、きっと知り合いなのだろうと思って声をかけるが、少年は何か考え込んでいるようだった。しばらくして、ようやく少年は口を開く。 「いったい…誰だ?」 もしかして、初対面だったのだろうか、と少し焦る。 「上条当麻だ。お前は?」 「何だよ、初対面だったのか…まぁ、いいか。未元物質だ。よろしくな、ってかなんで知り合いの振りなんかしたんだ?」 「ははは、上条さんにも、いろいろあるんですよ。よろしくな、未元物質。」 そこまで言って、上条は少し顔をしかめる。 「『未元物質』って、どう考えても能力名だよな。本名は?もしかして、誰かさんみたいにあまりにつかわれないもんで忘れちまったとか?」 「いいや、一応本名っていえるものはあるけどな、いまの俺を表すのは、やっぱり『未元物質』っつー能力名だけなんだよ。」 心当たりでもあるのか、誰かさんのところで未元物質の表情が一瞬、険しくなった。 「俺はな、一度生まれ変わったんだ。」 「…は?」 話のつながりが全く見えない、と上条は首をかしげるが、未元物質は無視して続ける。 「体はバラバラにされて、脳も切り分けられた。今の俺は、垣根帝督から造られたクローンの脳に、垣根帝督って言うオリジナルの脳の中身を移すことによって生み出された存在だ。」 「脳の中身を移すって…そんなこと、できるのかよ?」 「脳の中身なんて言ってもな、どうせただのデータの塊だ。学園都市の技術なら、不可能じゃねぇよ。」 中途半端に魔術側の知識のある上条には、どうにも簡単には納得できそうもない。 「何にしても、俺は新しい生を得ることができたわけだが、ここで一つ疑問が生まれる。」 「疑問?何」 「生まれ変わった俺は、本当に垣根帝督なのか?」 「記憶の書き換えなんて、いくらでも出来たはずだ。仮に俺の記憶がすべて本物だったとしても、クローンの体である俺が、オリジナルである垣根帝督を名乗る資格があるのか…どんなに本物に似せて造ったところで、偽物は偽物、本物になることなんてあり得ねぇんじゃねぇかってな。経験も、思い出も、感情さえもオリジナルの物かもしれねぇけど、それでもまだ足りねぇんじゃねぇかって…能力開発のため、学園都市第二位の『未元物質』の力を使うためだけの抜け殻なんじゃねぇかって、そう思っちまうんだ。」 初対面の相手にすべてをはき出して、未元物質は俯く。 何となく、カエル顔の医者がなにをさせたかったのか、上条は理解していた。だからこそ、上条は口を開く。 「何だ、それ?くだらねぇな。」 本当に、あっさりとした口調で告げた。 「名乗る資格がない?偽物は偽物にすぎないって?そんなつまんねぇことで悩んでんのかよ。」 未元物質が鬼のような顔をしているのを無視して、上条は続ける。 「資格なんてどうでもいいだろ。過去のお前なんてどうでもいいだろ。大事なのは今、お前がどうしたいかってことじゃねーのかよ!」 「お前が垣根帝督でいたいんならそう名乗ればいいし、嫌なら適当に偽名でも使えばいいだけだろうが!」 「うるせぇな!テメェに何が分かるってんだよ!?こんな惨めなこと経験したこともねぇよぉな奴が」 「経験したさ。」 未元物質をさえぎって、上条が告げる。 「お前、さっききいたよな…なんで知り合いの振りをしたのかって。」 「あぁ」 「分からなかったんだよ。お前が知り合いかどうかさえ…俺は、夏休みの前半で記憶をなくしちまってさ、それ以前の思い出が全く残ってないんだ。だから、医者に呼び出されてこの部屋に来たとき、お前を知り合いだと思ったんだ。」 未元物質は黙ってきいている。 「今はさ、もう昔のことなんて全く思い出せねぇけど、もう俺は『上条当麻』じゃないのかもしれねぇけど、それでも『上条当麻』でいたかったから『上条当麻』を名乗るし、きかれたら胸を張って『俺は上条当麻だ』っていえる。お前はどうなんだ?」 「…俺は」 「さっきも言ったけど、嫌なら嫌でいい。何なら、俺が新しく名前をつけてやってもいいんだ。」 未元物質は首を横に振った。 「俺が生きていたのは、未練も何もねぇ、クソみてぇな世界だったが…」 フッと力のない笑みを浮かべる。 「それでも、『垣根帝督』を名乗るだけの理由はあったから…」 「そっか」 ニコリ、と上条が笑う。 「それじゃ、改めてよろしくな帝督」 「あぁ、よろしくな当麻」 「明日、花火大会でしょ。どうせ一緒にいく相手なんていないんでしょうから、わざわざ誘いに来てやったのよ。」 感謝しろ、とでもいいたげに、美琴は上条を誘う。何となく予想はしていたが、垣根と同じような目的があったようだ。 「いや、ありがたいんだけどさ、先約がいるんだよ」 「…誰よ?」 その程度は予想済みだったようだ、割と平然とした感じで訪ねる。 「…一方通行」 その返答に、美琴ばかりか垣根まで唖然とする。 じゃあな、といって帰る上条に声もかけれない。学園と市の第二位と三位は同時に固まってしまっていた。 「私は…あの一方通行より、女らしくないっていうの?」
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共にイザグラに頼みました。 名前:鳳 不飛(フェン・フォウフェイ) 本名:ドロシー=フェニックス=ドジスン 眼:空繰眼 (糸を繋げた物体に自分の魂を伝達し、体の一部の如く操る能力) 種族:ハーフクォーターフェニックス ゴーストロア:ポルターガイスト 性別:女 年齢:14 一人称:ボク 二人称:君 三人称:あれ 口調:……… 口癖:絶滅すれば良いのに 好きなもの:甘いもの、動物 嫌いなもの:虫類 容姿1:画を参照 容姿2:139cm、40kg 装備:殺人機械人形作品集 それぞれ不飛が自作したゴーレムの出来そこない。 基本的には糸によって操られるが、簡単な自立起動は可能である。 『ヴァンダースナッチ』 長い首を持ったドラゴンのようなパペット。 腕に手甲の如く装着し、鞭のような戦い方が出来る。 『ボロゴーヴ』 鳥の姿をしたパペット。 主に移動用に使われるほか、羽型の小型ビットを飛ばして攻撃する。 『ラース』 猪の姿をしたパペット。 脚部がキャタピラになっており、その巨体を生かして突進する。 『ジャバウォック』 最も自立人形に近い人形。 唯一人型をしており、ピエロのような外装を施されている。 戦闘力および汎用性は最も高く、反面、自立人形として作られた故の危険性も高い。 戦術:野性味溢れる突進攻撃 職業:探偵 所属チーム: 出身世界:邪気街 設定: 誰かさんの子。思いっきり殺人衝動が抑えきれてない辺り、遺伝率は高い。 親の英才教育により倫理感に欠如した人格を手に入れた。 貰った名前はあんまり気に行って無いので、偽造した中国籍とともにそれっぽい偽名を名乗り、邪気街で探偵業を延長させた何でも屋をやっている。 口下手で、ぬいぐるみの「チェシャ」の声を演じることでしか本心を言えない。 酷く適当なノリで日々を過ごしており、基本的に行動を決めるのは気分。 なお、推理力はほぼ皆無に等しい。 受け継いだ不死鳥の特殊能力により傷の治りが早く、生命力も高い。 というか彼女の場合、素手の方があらゆる攻撃手段よりも強い。 親元から離れて生活しているのは「自立人形職人」に成りたいがためである。 母の執事である自立人形を見て、それを作った科学者に憧れたのが切っ掛けらしい。 現在もせっせと人形作りにいそしんでいるが、その性能は高いものの、「自立」という一点に関しては研究成果は芳しく無いようだ。 努力家で有る一方、天才肌の妹にはコンプレックスを感じている。 妹が完全でないとはいえ自我を持ったゴーレムを造りえた事。 自分には受け継がれなかった、魔女としての才を有している事。 これらが彼女が家から離れようとした原因の一端を担っているのは確かだろう。
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▼タグ一覧 グスク種 奇巌城 獄卒 綺石獣 茨木童子の腕 鬼 モチーフ:鬼+ソニア(茨)+キャッスル(城)+キャトル(牛) 能力:無限地獄に誘う程度の能力 →内部に何もない空間・無限地獄を生み出し、自身の内部に入った者の魂だけをそこに収容する。 魂は無限地獄にて無限の退屈に苛まれ、やがてはそれに屈し 肉体に戻るとソニアキャッスル配下の"獄卒"として従うようになる 解説: frontier第16話『忌門』に登場。 『鬼城』ラショーモの正門の鍵穴に開いたラックから ジェノライナーズの一人、ジェナぺリアンが誕生させたグスク種の綺石獣。 外観は牛の角を持つ鬼の頭部の形をした岩山。 下部からはイカの脚のように太い茨が生えており、近付く者を捕らえて口へと放り込む。 分身を生み出すことができ、魂を抜いた肉体を牢に入れる、配下の獄卒たちに指揮を出すなどしている。 分身の外見は血の色をしたざんばら髪、牛の角を持つ女の鬼。向こうの世界の誰かさんに似ている気がするが…。 コンガラ共和国・ラショーモに綺石獣が出現との報を受け、急行したデクスプレス一行だったが、 不意を突かれて地面から出現した茨に捕まり、魂を吸い出されてしまう。 肉体の無い魂のみの状態で無限地獄に封じ込められ、脱出も出来ない大ピンチ… …と、思いきや。 『ヴィリーム・ドワーフ・キシンニードル!』 "(一部とはいえ)コンガラの魂を宿した武器"鬼針剣により次元を斬り開き、一行は現世へと帰還する。 『その光、その魔力…まさか、コンガラ様で!?』 一行の向かいの牢。そこには、一人の隻腕の鬼が囚われていた… 隻腕の鬼は語る。 自身の正体、そして自分を操っていた、二つの世界の狭間では無くすべての裏に潜む、この異変の黒幕の存在を… 『そこまでだ!どうやって無限地獄を脱出したかは知らぬがまあ良い…もう一度捕らえるまで』 そこへ"獄卒"に堕ちたラショーモの守備兵たちを大量に引き連れたソニアキャッスルの分身体が駆けつける。 多勢に無勢、再びピンチに陥る一行だったが、そこにイバラキが囁く。 『私を…奴の処に…』 針妙丸がイバラキを縮小し、ほかのメンバーが食い止めている間にこいしが回り込む。 『さあ、戻って来い、わが右腕よ…』 "腕を切り離す程度の能力"を解除、ソニアキャッスルの分身体を取り込むイバラキ・ドゥジー。 そして… 「…ん?どこだここは?お前たちはいったい誰だ?」 ソニアキャッスルが右腕に戻ったことで能力が解除され、獄卒と化したラショーモ守備兵たちは解放され、 あとには、オキナの呪(しゅ)によって操られていた間の記憶をすべて失ったイバラキ・ドゥジーの姿があった。
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「どうだい、新しい体は?」 「悪くはねぇな。能力も衰えてはいねぇ。」 「なによりだよ。この調子なら、もう少しで退院できそうだね。」 「あぁ、なによりだな。」 皮肉気に、学園都市の第二位は口元を歪ませる。 「もう少しで、あのクソみてぇな世界と感動の再会だ。全く…なによりだよ。」 「そうだね。でも、最後の治療が残っている。」 冥土帰しは、そう言って意味深な笑みを浮かべた。 今考えてみると、垣根帝督がこうしていられるのもあの医者のおかげのだ。少しくらいは、感謝してもいいのかもしれない。 「発見。相変わらず、間抜けな顔してんなぁ。」 嬉しそうに呟くと、少年は翼をひろげて飛び立つ。 標的は、肩を落としたツンツン頭の少年。 コンコン、と扉をたたく音がした。こんな部屋に来るのは医者以外にはいないだろうと思い、放っておくと案の定、勝手に扉をあけて訪問者が入ってきた。 「久しぶりだな、大丈夫か?」 医者ではない。本物かどうかも疑わしい記憶にも、このようなツンツン頭の少年は存在しない。 少し、返答に迷った。少年を傷つけないためにも知り合いの振りをすべきなのかもしれない、と思ったのだ。 「うわっ!?って、帝督かよ、おどかすなよな。」 「いいじゃねぇか。で、いったい今日はどんな不幸があったんだ?」 「補習と思って学校にいったら、実は担当教師が休みだったってとこか。」 「何だ、いつもと比べるとスケールがちいせぇな。」 本当に、つまらなそうな顔で垣根が呟く。 「スケールの問題かよ…げぇ、どうやら上条さんの不幸はまだまだ続くみたいですよ。」 疲れたような声で、上条は告げる。 前方に、学園都市第三位を発見。 「久しぶりだな、大丈夫か?」 初めて見る少年だったが、あの医者がわざわざ退院直前の自分を呼びつけて、相手をさせるのだから、きっと知り合いなのだろうと思って声をかけるが、少年は何か考え込んでいるようだった。しばらくして、ようやく少年は口を開く。 「いったい…誰だ?」 もしかして、初対面だったのだろうか、と少し焦る。 「上条当麻だ。お前は?」 「何だよ、初対面だったのか…まぁ、いいか。未元物質だ。よろしくな、ってかなんで知り合いの振りなんかしたんだ?」 「ははは、上条さんにも、いろいろあるんですよ。よろしくな、未元物質。」 そこまで言って、上条は少し顔をしかめる。 「『未元物質』って、どう考えても能力名だよな。本名は?もしかして、誰かさんみたいにあまりにつかわれないもんで忘れちまったとか?」 「いいや、一応本名っていえるものはあるけどな、いまの俺を表すのは、やっぱり『未元物質』っつー能力名だけなんだよ。」 心当たりでもあるのか、誰かさんのところで未元物質の表情が一瞬、険しくなった。 「俺はな、一度生まれ変わったんだ。」 「…は?」 話のつながりが全く見えない、と上条は首をかしげるが、未元物質は無視して続ける。 「体はバラバラにされて、脳も切り分けられた。今の俺は、垣根帝督から造られたクローンの脳に、垣根帝督って言うオリジナルの脳の中身を移すことによって生み出された存在だ。」 「脳の中身を移すって…そんなこと、できるのかよ?」 「脳の中身なんて言ってもな、どうせただのデータの塊だ。学園都市の技術なら、不可能じゃねぇよ。」 中途半端に魔術側の知識のある上条には、どうにも簡単には納得できそうもない。 「何にしても、俺は新しい生を得ることができたわけだが、ここで一つ疑問が生まれる。」 「疑問?何」 「生まれ変わった俺は、本当に垣根帝督なのか?」 「記憶の書き換えなんて、いくらでも出来たはずだ。仮に俺の記憶がすべて本物だったとしても、クローンの体である俺が、オリジナルである垣根帝督を名乗る資格があるのか…どんなに本物に似せて造ったところで、偽物は偽物、本物になることなんてあり得ねぇんじゃねぇかってな。経験も、思い出も、感情さえもオリジナルの物かもしれねぇけど、それでもまだ足りねぇんじゃねぇかって…能力開発のため、学園都市第二位の『未元物質』の力を使うためだけの抜け殻なんじゃねぇかって、そう思っちまうんだ。」 初対面の相手にすべてをはき出して、未元物質は俯く。 何となく、カエル顔の医者がなにをさせたかったのか、上条は理解していた。だからこそ、上条は口を開く。 「何だ、それ?くだらねぇな。」 本当に、あっさりとした口調で告げた。 「名乗る資格がない?偽物は偽物にすぎないって?そんなつまんねぇことで悩んでんのかよ。」 未元物質が鬼のような顔をしているのを無視して、上条は続ける。 「資格なんてどうでもいいだろ。過去のお前なんてどうでもいいだろ。大事なのは今、お前がどうしたいかってことじゃねーのかよ!」 「お前が垣根帝督でいたいんならそう名乗ればいいし、嫌なら適当に偽名でも使えばいいだけだろうが!」 「うるせぇな!テメェに何が分かるってんだよ!?こんな惨めなこと経験したこともねぇよぉな奴が」 「経験したさ。」 未元物質をさえぎって、上条が告げる。 「お前、さっききいたよな…なんで知り合いの振りをしたのかって。」 「あぁ」 「分からなかったんだよ。お前が知り合いかどうかさえ…俺は、夏休みの前半で記憶をなくしちまってさ、それ以前の思い出が全く残ってないんだ。だから、医者に呼び出されてこの部屋に来たとき、お前を知り合いだと思ったんだ。」 未元物質は黙ってきいている。 「今はさ、もう昔のことなんて全く思い出せねぇけど、もう俺は『上条当麻』じゃないのかもしれねぇけど、それでも『上条当麻』でいたかったから『上条当麻』を名乗るし、きかれたら胸を張って『俺は上条当麻だ』っていえる。お前はどうなんだ?」 「…俺は」 「さっきも言ったけど、嫌なら嫌でいい。何なら、俺が新しく名前をつけてやってもいいんだ。」 未元物質は首を横に振った。 「俺が生きていたのは、未練も何もねぇ、クソみてぇな世界だったが…」 フッと力のない笑みを浮かべる。 「それでも、『垣根帝督』を名乗るだけの理由はあったから…」 「そっか」 ニコリ、と上条が笑う。 「それじゃ、改めてよろしくな帝督」 「あぁ、よろしくな当麻」 「明日、花火大会でしょ。どうせ一緒にいく相手なんていないんでしょうから、わざわざ誘いに来てやったのよ。」 感謝しろ、とでもいいたげに、美琴は上条を誘う。何となく予想はしていたが、垣根と同じような目的があったようだ。 「いや、ありがたいんだけどさ、先約がいるんだよ」 「…誰よ?」 その程度は予想済みだったようだ、割と平然とした感じで訪ねる。 「…一方通行」 その返答に、美琴ばかりか垣根まで唖然とする。 じゃあな、といって帰る上条に声もかけれない。学園と市の第二位と三位は同時に固まってしまっていた。 「私は…あの一方通行より、女らしくないっていうの?」