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樹が雑誌にちょっとだけ載ることになり、見本を貰えるという提案を敢えて断ってアタシは本屋へやって来た。 少しでも売上が伸びれば次の仕事に繋がるかもしれない、という淡い期待があってのことだったのだが。 「友奈?」 「ひゃあっ!?」 漫画だったら口から心臓が飛び出しそうな勢いで驚く友奈。 彼女が本屋に居ること自体はそう珍しくないのだが、雑誌コーナーを本棚に隠れるようにして見ているのはどう考えてもおかしい。 「お、大きな声出さないでよ、何やってるの?」 「ふ、風先輩。あの、実は、欲しい雑誌があるんですけど」 「買えばいいじゃない。店頭に無いなら店主のおばちゃんに取り寄せ頼めばいいでしょ?顔見知りなんだから」 「いや、顔見知りだから頼みにくいと言いますか、そのう」 普段は何事にもハキハキしている友奈の様子が明らかにおかしい。悪いものでも食べたのだろうか? 「ははあ、さてはエッチな雑誌を買うつもりなのね?うんうん、友奈くらいの年ごろならそういうの興味持っちゃうわよね~」 「はい、実はそうです」 「なーんて、冗談冗談―――なんですと!?」 「こ、声が大きいです、風先輩!」 店主のおばちゃんが不思議そうにこちらを見つめている。友奈はこそこそとアタシを角の児童書コーナーへと引っ張っていく。 普段はそれなりに幼い子供やママさんでにぎわうそこは、今は無人だった。 「友奈がエッチな雑誌を買うなんて、どういう風の吹き回し?というか身近にあのメガロポリスがあるじゃない」 「そのメガロポリスのことで、ちょっと。あの、風先輩は樹ちゃんとエッチしたことありますか?」 「んなっ!?ちょ、直球ねえ。そりゃあるわよ、アタシくらい女子力全開だと大人しい樹もケダモノになっちゃうからね!」 まあ、実際はちょっとからかうつもりで裸エプロンで迎えたら玄関先でそのまま…という不名誉な初めてだったのだけど。 「女の子同士って、どうしたらいいのか解らなくって。昨日も東郷さんの方から誘ってくれたんですけど」 「割と積極的ね、東郷。というか人のこと言えないけどアンタら早熟ね」 「か、からかわないでくださいよぅ。それで私、頭にカッと血が上って東郷さんを押し倒しちゃったんです。 けど、夢中になって東郷さんの胸を触ってたら小さく『痛っ…!』って」 「胸はデリケートだからねえ」 樹は痛いくらいに力を込めて『痛いほうが気持ち良いんだよね、お姉ちゃんは?』とか囁いてくるけど、アレは特殊だろう。 「そうしたら、急に怖くなっちゃって。欲望のままに東郷さんを傷つけるかもって思ったら、もう続きできなくて。 東郷さんはゆっくりでいいって慰めてくれたけど、私、恥ずかしいやら情けないやらで」 「それで雑誌で勉強しようとした訳か。最近は結構過激なのもあるものね」 樹も時々ドギツイ同性愛特集の載った雑誌を見せつけるように読みながら『芸能界では普通だよ』とか言ってくるし。 けれど、その目が微妙に滑っていることをアタシは見逃さない。可愛い奴め。 おっと、今は友奈と東郷のことだった。 「風先輩、勇者部五箇条!一つ!悩んだら相談!その溢れる女子力で相談に乗ってください!」 「実践で?ちょ、ちょっと待った、冗談!勇者パンチはやめなさい!アタシだって樹以外とはしたくないわよ!」 とはいえ、どうしたものか。アタシはいわゆる“受け”という奴なので友奈の悩みに答えられそうな経験がない。 それに東郷の方もそんなに焦っていない感じだし、無理にがっつけば可愛い後輩が傷つくことにならないだろうか。 「う~ん、そうねえ。こういうのは人を参考にしちゃいけないんじゃないかとアタシは思うわよ」 「え?」 「だって、アタシが好きな相手は樹で、友奈が好きなのは東郷。違う人を好きになって、体を重ねたいと思ってる訳でしょ? だから完全に参考になるようなことは言えないし、言っちゃいけないと思う。 大切なのは、東郷を傷つけないようにってエッチを学ぼうとした友奈の気遣いだと思うのよ」 よし、かなりフワッとした感じだけどうまく誤魔化せた! しかし、うまく行き過ぎたようで友奈が本気で尊敬の目を向けてくるのがちょっと辛い。 「そうですよね!私、間違ってました!少しずつでも、私と東郷さんにぴったりの関係を2人で探していかないと!」 「まあ勉強自体は悪くないと思うから、雑誌は買っておいてもいいかもね。あ、一緒に女子力アップの雑誌も買ういいわよ」 「解りました!さっそく実践してみます!」 ミサイルのように雑誌コーナーにすっ飛んだ友奈は、適当にエッチな雑誌と樹が出ている芸能雑誌を手に取る。 売上、1追加。でも買い方がまるでエッチな雑誌を他の本で隠そうとする中学生ね。あ、そのまんまか。 友奈は真っ赤になりながらも雑誌を手に外へ飛び出していく。転んで中身ぶちまけたりしないといいけど。 アタシは悠然と芸能雑誌と、樹の祝賀の為の新しい料理本を買って帰宅したのだった。 ※ 「東郷さん、いらっしゃい!」 「こんにちは、友奈ちゃん」 昨日の今日で少しだけ心配していたのだけど、友奈ちゃんは元気一杯で出迎えてくれた。 午前中は用事があると言っていたので、その時に何か良いことがあったのかも知れない。 「ぼた餅を作ってきたの、後で食べましょう」 「わあい!すぐにお茶入れちゃうから、先に部屋で待っててね!」 友奈ちゃんの部屋には、私の足がまだ動かなかった頃の気遣いの痕跡がいくつも残っている。 それらは友奈ちゃんが歩けるようになるまで彼女自身も支えたもので、何だかその繋がりを思うと照れくさい。 あの頃から友奈ちゃんへの気持ちは愛情に近しいものだったけれど、枕を交わす間になるとは流石に予想していなかった。 正確には、まだきちんと交わせてはいないのだけど。 「あら、これって」 雑誌がベッドの上で開かれていて、そこには可愛らしい衣装を着た樹ちゃんの写真が載っていた。 今年に大躍進するかも知れない新人特集ということらしい。友奈ちゃんはこれを何処で知ったのだろうか。 もう一冊、下に雑誌があったので持ち上げて見てみる。 女の子同士が口づけしている表紙に、幾つかの見出しが躍っていた。 『時代は誘い受け!普段は強気な彼女もベッドの上では貴女のとりこ!』 『初めてに失敗したあなたへ~攻め受け、一度変えて見ませんか?』 『私の初体験告白ファイル:ずっと大人しいと思っていたお隣さんに押し倒されて』 ―――なるほどね。 「お待たせー、東郷さん!今日ね、本屋さんで風先輩に会って」 「そう」 「あの、東郷さん?何だか近いんだけど、あ、あはは、それでね、まだ読んでないんだけど雑誌を」 「ええ、大丈夫。全部解ってる」 武道をやっている彼女の方が総合的な力は強いけれど、私も車椅子生活と射撃で鍛えた腕力がある。 お茶を卓に置いて態勢を直そうとする瞬間、その肩を掴んでベッドへと引き倒す。 昨日とは逆の位置関係になった。私が上、友奈ちゃんが下。 「と、東郷さん?あの、えっと、お茶が冷めちゃうよ?」 「それじゃあ、冷たいお茶の方が嬉しいように、少し暖まりましょうか?」 頑張るからね、友奈ちゃん。 最初は戸惑っているようだった友奈ちゃんも、私が鎖骨に口づけする頃にはすっかり静かになって。 ―――こうして、私たちは本当に枕を交わす仲になることができたのだった。 友奈ちゃんの想定とは少し違ったと知ったのは、全部終わってからだったのだけど。
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4. 型と値と変数 4.1. 型と変数の種類 4.2. プリミティブ型と値 4.3. 参照型と値 4.3.1. オブジェクト 4.3.2. Objectクラス 4.3.3. Stringクラス 4.3.4. 参照型が同じである条件 2つの参照型が同一のバイナリ名を持てば、そしてもしあれば型実引数にも同じくこの定義が再帰的に適用できれば、同一コンパイル時型(same compile-time type)であるといいます。 2つの参照型が同じである時、時々同じクラス、同じインタフェースと呼ばれます。 動作時、同じバイナリ名を持つ複数の参照型が同時に異なるクラスローダーによって読み込まれるかもしれません。これらの型は同じ型宣言を表しているかもしれませんしそうでないかもしれません。このような2つの型が同じ型宣言を表していたしても、それらは異なるもとして扱われます。 2つの参照型は以下の条件を満たせば同一実行時型(same run-time type)とみなせます。 どちらもクラス型もしくはどちらもインタフェース型であって、同じクラスローダーによって定義され、同じバイナリ名を持つこと。この場合、同じ実行時クラス、同じ実行時インタフェースと呼ぶことができます。 どちらも配列型であって、配列要素の型も同じ実行時型(10.)であること。 4.4. 型変数 4.5. 引数付き型 4.6. 型の抹消 4.7. 具象可能型 4.8. 未加工型 4.9. 交差型 4.10. サブタイプ化 4.11. 型の使用箇所 4.12. 変数
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結構しんどい用事が片付いたばかりで、気が緩んでいたのだろうか。 朝に起きるつもりが、目を覚ますと昼近くになっていた。 ぼんやりした意識の中で、 「そういえば今日は生ゴミの回収日だったな」 と、くだらない事を思い出す。 前回も出しそびれたゴミは、キッチンの片隅で山積みになっている。 そのうち私の部屋がゴミ屋敷になってしまいそうな恐怖を感じた。 ホテル住まいなのだから、従業員に片付けさせれば良いと思うかもしれない。 だが、たとえ従業員であっても、私は自分の部屋に赤の他人を入れたくはないのだ。 そのために、わざわざ高級ホテルのスイートルームを購入したんだし。 もう少しぼんやりとベッドの中で過ごしたかったが、私は昨日の昼から何も胃袋に入れていない。 新陳代謝が異様に高いせいで、たった一日の断食が死活問題になる体質が恨めしい。 そろそろ空腹が耐えかねるレベルに達していたので、仕方無く何か簡単な朝食を用意する事にした。 ホテル住まいなのだから、ルームサービスを頼めば良いと思うかもしれない。 だが、料理が趣味の私にとって、自分で料理を作れる時くらいは自分で作りたいのだ。 そのために、わざわざ部屋に広いシステムキッチンを増築させたんだし。 パンの買い置きは底を尽いていた。 パンに乗せるためのチーズとバターが、悲しそうに冷蔵庫で寄り添っている。 私の大好きな生ハムも無いし、サラダになりそうな生野菜も見当たらない。 炊飯器を覗いてみても、当然の如く炊き立てのご飯は無い。 昨夜、朝のために米を研がなかった自分を呪い殺してやりたくなる。 冷凍庫の中の冷凍食品にも、軽く腹を満たしてくれるようなものは無かった。 こんな事になるくらいなら、美味くもない冷凍ピザでも買っておけば良かったと後悔する。 私は途方に暮れた。 目を覚ました直後から肉や魚を食べられるほど、私の体は高血圧には出来ていない。 コンビ二まで買い物に行くなど、ホームラン級に論外である。 朝食のためにコンビニに行くなんて、愚かな人間のする行為だ。 とりあえず、水を飲んでみた。 この飢え切った体は、水道水如きで満足してはくれない。 猫じゃらしで構ってやった猫のように、貪欲に満足を求めてくる。 少しの刺激を得たために、さらに大きな刺激を求めてくる。 ますます不味い状況だ。 ふと乾き物を収納しているスペースに目をやると、マカロニとかに混じってパスタが見える。 それを見つけた瞬間、私の頭上に神の啓が下った。 「こいつさえ物になれば、この局面を打開出来る」 私は早速、鍋に水を張って火をかけた。 私の胃袋が破綻するのが先か、それともパスタの完成が先か。 上手い具合にレトルトのスープパスタが転がっていた。 私がこんな女々しいものを買うはずはないから、多分ヤクザからぶんどった物資の一つだろう。 目を覚ましてから、初めて私の表情に笑みが宿った。 料理は芸術品だと思う。 たとえそれがレトルト食品であっても。 完成したパスタを食べようとした時、常時つけっぱなしのパソコンを見て思い出す。 そういえば昨日、運動生理学に関する興味深い資料を見つけた記憶がある。 一人暮らしの身では、テーブルで朝食を食べなければならないという決まりは無い。 部屋の好きな場所で食べれるというのは、独り身の女に与えられた最高の贅沢だ。 カラビニエリで働いていた頃からは、とても考えられない。 小さな幸福を噛み締めつつ、私はパソコンの前に座って朝食をとる事にした。 資料を書いたのは有名な大学教授だったはずだから、素晴らしい内容に違いない。 素敵な資料でほど良い頭脳労働をしながら、美味しい朝食を食べる。 今日は最高の一日になりそうだ。 キーボードの横にパスタの皿を置こうとした時、パスタがキーボードに流れ落ちていくのを見た。 オリーブオイルが絡められたパスタは、ほんの少しの角度で重力の力を借りる事が出来る。 アサリとスープとパスタ塗れになったキーボードが、何故か誇らしげに見えて腹が立つ。 しかもキーボードから零れ落ちたパスタは、その下にあったパソコン本体にも多大な被害を与えていた。 さようなら、私の楽しい朝食。
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矢 No. NAME UNKNOWN DMG HIT AC DEF HP THAC RANGE PRICE 持ち手 特殊効果 使用効果 追加効果 性格 性別 種族 職業 備考 225 アロー ?や 1-5 1 0 0 0 0 L 20 SUB - - 善中悪 男女 人エドノホフワドデ 戦魔 盗 弓侍 神君召く忍狂全 226 どくや ?や 1-5 1 0 0 0 0 L 500 SUB - - 毒 善中悪 男女 人エドノホフワドデ 戦 弓 神君 狂 227 アロー+1 ?や 1-6 1 0 0 0 0 L 1000 SUB - - 善中悪 男女 人エドノホフワドデ 弓 229 ほのおのや ?や 1-5 1 0 0 0 0 L 10000 SUB - - 火 善中悪 男女 人エドノホフワドデ 戦 弓 神君 狂 229 いかずちのや ?や 1-5 1 0 0 0 0 L 10000 SUB - - 雷 善中悪 男女 人エドノホフワドデ 戦 弓 神君 狂 230 ふぶきのや ?や 1-5 1 0 0 0 0 L 10000 SUB - - 氷 善中悪 男女 人エドノホフワドデ 戦 弓 神君 狂 231 だいちのや ?や 1-5 1 0 0 0 0 L 10000 SUB - - 土 善中悪 男女 人エドノホフワドデ 戦 弓 神君 狂 232 ドリームアロー ?や 1-5 1 0 0 0 0 L 20000 SUB - - 睡 善中悪 男女 人エドノホフワドデ 戦 弓 神君 狂 233 せいなるや ?や 1-5 1 0 0 0 0 L 20000 SUB - - 不巨 善中悪 男女 人エドノホフワドデ 弓 234 ひっちゅうのや ?や 1-5 1 0 0 0 0 L 20000 SUB - - ク 善中悪 男女 人エドノホフワドデ 弓 見出し 説明 No. 手帳のナンバー NAME アイテム名 UNKNOWN 不確定時表示名 DMG 基本ダメージ(2~18なら2~18のランダム値) HIT 最低命中回数 AC 回避力(低いほど良い) DEF 物理防御力(高いほど良い) HP 1歩移動 or 1ターン毎のHP増減値 THAC 命中率(低いほど良い) RANGE 攻撃可能距離(S:前から前、M:前から後、L:後から後) PRICE 店で販売される金額。売るときはこの半値 持ち手 詳細は説明書参照 特殊効果 詳細は各アイテム参照 使用効果 詳細は各アイテム参照 追加効果 詳細は各アイテム参照 性格 装備可能な性格(指定以外の性格は呪われる) 性別 装備可能な性別(指定以外の性別は装備不可) 種族 装備可能な種族(指定以外の種族は装備不可) 職業 装備可能な職業(指定以外の職業は装備不可) 備考 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/homelesstakeshi/pages/137.html
コンセプト形成 何がしたいのか これが明確に絞られていないと自分の動きは中途半端になってしまう。 漠然と「ギガノト榴弾砲で撃破したいなぁ~(願望」と考えてるだけでは偶然頼みでしかない。 全国対戦において有効な要素を分類すると以下のようになる。 ①敵コア攻撃 ②敵機へダメージを与える、撃破する ③上記2つを支援する行動(敵機発見、足止め、拘束等) ④上記2つへのカウンター行動 こうやってみると案外少ないことに気付くだろう。あとはどうやってこれらを達成するかだ。 ①が得意なのは主に高速アセンの凸麻、軽量重火(きゅうき)、迷彩加速砂 ②はどれでも出来るが特に麻、重が秀でている。 ③これは支援による前線索敵や迷彩砂による撹乱が一番だろう ④麻・支援の比重が高い領域。前方・後方を問わず索敵やリペア、或いは凸迎撃。 このどれかを達成する為に有効な武器を選ぶ。ここからアセン作りが始まるのだ。 セオリー 既に一部言及しているが、①~④を達成する兵装毎のセオリーが確立されている。 それをここで紹介していく。 ・凸麻:コア凸に特化し速度を重視したもの。ダッシュA+~S-の機体。①特化 ・弐脚麻:十分な速度と装甲を施したバランスタイプ。状況を選ばない汎用機。 ・バリ重:バリアユニットを中心に据えて②に特化したもの。 ・榴弾重:主武器・副武器・榴弾、全装備によって投射火力を最大化したもの。重装砲やネリスもこの応用。 ・きゅうき:犯罪。 ・加速砂:きゅうきと同じく高効率の移動性能により①に特化したもの。迷彩使うけど。 ・迷彩砂:ジャンプマイン・セントリーガンにより③に特化するもの。 ・偵察支援:③④、特に前線の形成に特化した支援機。素早い再始動、生存性を高める堅めの装甲が多い。 ・センサー支援:④に最も特化したもの。索敵センサーによる常時警戒、迎撃。 パラメーター 全ての兵装で言える事だが、装甲と速度はあればあるほど良い。装甲S+でダッシュS+で動ける機体がもしあるなら 誰もがそれに乗りたい。 それは別にゲーム上で有利だとかそういうの抜きにしても再出撃というストレスが緩和されるからだ。 もし1試合10分が 敵と出会ったらほとんど何も出来ずに即大破、そしてまた敵に出会うために移動。 それだけだったら単純に楽しくないだろう。戦場の絆で一切護衛して貰えないタンクみたいな。 ゲームを楽しむ為にも、可能な限り精一杯の装甲と速度の両立をオススメしたい。 戻る
https://w.atwiki.jp/mncorelay/pages/830.html
敵以外は地味な世界に登場する雑魚敵。 クイズ番組の司会者であり、解答者であるはらたいらと同時に出てくる。 穏やかな顔とは裏腹に凄まじいパワーファイターであり、即死技ボッシュートには特に警戒が必要だ! まさにスーパーひ●し君なみの強敵であろう。なお鉄骨飲料を落とす場合がある。 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/akiko6/pages/445.html
その他 霊体系 英数字 A級ぼうれい 投稿者 (無記名) 属性 アンデッド/霊 技・能力・道具 手榴弾 古い銃 悪霊軍団 説明 何処から来たのかまったく不明な敵キャラ。某仏教 国の屠殺者といわれた方に風貌が似ている。おそら くもともとは温厚な人らしいが、失態などで死なせ てしまった方々やこちらのダークエネルギーを吸い 上げて悪霊化してしまったようだ。本人は手榴弾と 古臭い旧日本軍みたいな銃で攻撃してくるが、ほと んど悪霊軍団が襲い掛かってくるような戦いである。 取り付かれるといろいろな行動が一定時間制限され るのでなかなか強敵である。 KING 投稿者 (無記名) 属性 ゴースト/ボス 技・能力・道具 ワープ 電撃弾 衝撃波 爆弾 放電 長剣 盾 突進攻撃 シールドビーム リフレクトガード 説明 武装組織『デスポーカー』の総統で冷酷無比かつ極 悪非道な性格。名前のKINGはKing Is Not Gre at(大王は偉大ではない)の略。実体は無く、紺色の マントに頭部に当たる王冠、肩当てと白い手袋で体 が構成されている。デデデ大王を抹殺し、プププラ ンドを暴力が全てを支配する国に変えてやろうと企 んでおり、その為ならどんな手段を厭わない。ナイ トメアウィザードやマルクのようにワープを何度も 繰り返しながら、電撃弾や衝撃波、デデデ(もしく はカービィ)めがけて落とす爆弾、ステージの中央 でマントを広げての放電を行うほか、体力が半分以 下になると長剣(エスパーダ)と盾(スクトゥム) を具現化し、突進攻撃やシールドビーム、リフレクト ガード等を行うようになりますます攻撃が激しくな る為、戦闘面においてもかなりの強敵である。 SUN・マールス 投稿者 シークレットさん 属性 ほのお 技・能力・道具 灼熱熱線 シャインフラッシュ サンフレア 説明 エクストラナインの一人にしてイエローライティング のリーダー。太陽の頭を持つ「太陽の使者」で、霊体 系に分類される。もちろん灼熱熱線、シャインフラッ シュ、サンフレアなど高熱を操る技で戦う。真面目で 誠実な性格なため、ブロンドのツッコミ役だったりす る。
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【名前】 攻撃団・四季 【読み方】 こうげきだん・しき 【登場作品】 帰ってきた獣電戦隊キョウリュウジャー 100 YEARS AFTER 【所属】 デーボス軍 【分類】 デーボモンスター 【モチーフ】 春夏秋冬 【名前の由来】 攻撃+劇団四季 【詳細】 伝説のキョウリュウジャーに対抗する為、春夏秋冬それぞれの能力に特化した最強のデーボモンスターチーム。 「春」のデーボ・ハルダモンネ、「夏」のデーボ・ナツダモンネ、「秋」のデーボ・アキダモンネ、「冬」のデーボ・フユダモンネの4人で構成されている。 現在から100年後の2114年の日本に突如出現し、未来のキョウリュウジャーと対峙するが、かつては強敵だった筈の彼らの後継者があまりにも地味で無様な光景に敵である事を忘れ、正座で並べさせて説教する(特に寒色ばかりで青系(青、紺、水色、紫)が多かったり、シルバーと灰色が被っている事に辛口で責め立てていた)。 【余談】 それぞれ100年前に登場したデーボモンスターと似ているが、一部は体色が変化し、胴体にそれぞれ司る季節の名前がある(偶然の産物なのか、それぞれモデルとされるデーボモンスターは各自異なる戦騎が作り出したものとなる)。
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能力値 高いほど良い 4d6を振って、高い方3つのダイスの合計が能力値になる 能力値の交換や変換は行わない 筋力(Strength) 武器を振るう・投げつける、重いものを動かす時などに関係する 武器を振るった時のダメージに影響する ファイターの主要能力値 知力(Intelligence) 知識を要求される時などに関係する マジックユーザーの主要能力値 賢さ(Wisdom) 細かいことに気づくかなどに関係する 一部のセービングスローに影響する クレリックの主要能力値 敏捷(Dexterity) 機敏に体を動かせるかに関係する アーマークラスや射出武器を上手く当てれるかに影響する シーフの主要能力値 耐久(Constitution) ヒットポイントを決めるヒットダイスの出目に影響する 魅力(Charisma) 交渉や人を雇う時に影響する それぞれの能力値によって、その能力を使用する場合の修正値が決まる 能力値 修正値 3 -3 4-5 -2 6-8 -1 9-12 -- 13-15 +1 16-17 +2 18 +3 セービングスロー 低いほど良い クラスとレベルで決定する 毒か死の光線 魔法のワンド 石化か麻痺 ドラゴンブレス 呪文か魔法のスタッフ 呪文に対するセービングスローにはさらに賢さの修正値分のボーナスまたはペナルティが加わる アーマークラス 低いほど良い 使用する鎧で決定する 鎧の種別 アーマークラス 無し 9 革鎧 7 鋲革鎧 6 鎖帷子 5 帯金鎧 4 板金鎧 3 盾 1のボーナス アーマークラスにはさらに敏捷の修正値分のボーナスまたはペナルティが加わる
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そのっちが日本史の教科書を読んでいる。 私の部屋で、そのっちと二人で勉強会。 頭のいいそのっちではあるが、2年のブランクを経ての復学である。 そのっちの家ならば一流の家庭教師をつけるなど、この2年を埋める方法などいくらでもあるだろう。 だが、 「わっしー、ちょっと分からないところがあるから教えてくれる~?」 「もちろんいいわよ。ここはね、教科書の――」 「――ああ、なるほど~。……ねえわっしー、お願いがあるんだけど聞いてくれるかな~?」 「私にできることなら」 「放課後にね、勉強を教えてほしいんだ~。もちろん勇者部の活動がない日でいいから」 いくらでも方法がある中で、私を頼ってくれた。 そのっちの学力向上と、離れてしまっていた2年という時間を埋める……その2つを同時にできるのだから、二つ返事で了承した。 そして今日が放課後勉強会の初日。 初めて『東郷』の家にそのっちを迎えた。 お母さんは乃木のお嬢様が来るからと、数日前から家中の清掃を徹底しており、我が家は引っ越してきた二年前以上の清潔感を演出していた。 ……押し入れの中は、そのっちには見せられないが。 ちなみに言っておくが、私の部屋はいつも清潔だ。 「わ~、綺麗な家だね~」 「そのっちが知ってる私の家よりは大分小さくなったけどね。そして、お隣が友奈ちゃんの家よ」 「おお~、ゆーゆの家も趣がある~」 東郷家と結城家を交互に見ていたそのっちがぼそりと漏らした言葉を私は聞き逃さなかった。 「……やっぱり私の家って大きいのかな~……」 すっごく大きいと思います。 そのっちのこういうズレた部分を久しぶりに感じることができて、少し感慨深く感じた。 「ただいま」 「お邪魔します~」 私たちが靴を脱いで上がったあたりで、お母さんがぱたぱたと小走りでやってきた。 「いらっしゃい、乃木さん。おかえりなさい、美森」 「こんにちわ。乃木園子と申します~」 そのっちの自己紹介をお母さんは少し緊張しながら聞いている。 私が思っていた以上に、大赦内での乃木家の力は強大なのだろう。 お母さんの顔には『粗相があってはならない』という字が書いてあるかのようだった。 もう……そのっちは私の親友なのだ。そんな気遣いは不要だというのに。 「お母さん、部屋で一緒に勉強してくるね」 「ええ。乃木さん、ゆっくりしていってくださいね」 「はい、ありがとうございます~」 「お母さん、お茶だけお願いします。お菓子は休憩のときに私が取りに行くから」 「わかったわ」 お母さんがお茶の準備のために一旦下がると、私たちは私の部屋へと向かった。 「わっしーのお母さん、なんか緊張してたみたいだね~」 「そのっちが乃木家のお嬢様だからってね。あ、ここが私の部屋よ」 私は自室のドアを開き、中に入る。そのっちも続いてくる。 「わっしーの部屋はわっしーの部屋って感じだね~」 「ふふっ、どういう言い回しなの?」 「ザ・わっしー!みたいな~」 「余計に分からないわよ」 なんというか、そのっちとの会話は自然と笑顔になってしまう。 彼女の陽気にあてられて、温かくなるのだ。 「さあ、勉強を始めましょう。そのっちには2年のブランクを2週間で埋めてもらいます」 「ええ~!わっしー鬼教官~」 「中間テストが2週間後なんだから仕方ないでしょ。そのっち、5教科で400点が最低ラインよ」 「平均80点か~」 「そのっちならばできると私は信じているわ」 「わっしーにそう言われたらできるような気がしてきたよ~。よーし、がんばるぞ~!」 その後お母さんの淹れたお茶も届き、私たちは勉強を進めた。 今日は私の得意中の得意である日本史を教えていた。 「1582年、本能寺の変~」 「明智光秀が織田信長に謀叛を起こし、本能寺で自決させた事件ね」 「これは有名だよね~。ドラマで見たことある~。ねえわっしー、なんで光秀は謀叛を起こしたんだろうね~?」 「諸説あるわね。天下が欲しかった。信長への怨恨。何者かとの共謀説……この辺が有力かしら」 「わっしーはどう思うの~?」 「そうね……もしかしたら裏切られたのは光秀の方だったのかもしれないわ」 「その心は~?」 「光秀は信じていたのよ、自分が戦い続ければ平和な世が信長の手によってもたらされると。でも比叡山の焼き討ちで不信感を抱いた。 さらに人質に出していた母を信長の方針転換で見殺しにされ、融和を図っていた長宗我部家に対しても方針転換で武力による制圧を 信長が決定。もう信長を信じられなくなってしまった……」 「なんとなく、わっしーの中の信長像のモデルがわかったよ~。そして光秀はとても真面目で、考え込んでしまうと視野が狭まってしまう ような人だったのかもしれないね~」 「……こほん、もうこんな時間ね。そろそろ休憩にしましょう。私手作りのお菓子を持ってくるわ」 「わっしーの手作り?絶対和菓子だよね~」 「ふふっ分かってるわね、そのっち。ちょっと待っててね」 私は台所まで行くと、ラップをかけていたお皿を取り出す。皿の中身はもちろんぼた餅だ。 お盆の上に新しい茶葉を入れた急須とポッド、そしてメインのぼた餅を置いて自分の部屋まで持っていく。 「おまたせ。これがこの2年間で私のイチオシになったぼた餅よ!」 「おお~これが勇者部のみんなが言っていた、わっしーのぼた餅~!美味しそう~」 「さあ、おあがり下さい。舌の肥えた乃木家のお嬢様?」 「うむ~!って私はそんなに食に厳しくないよ~」 「ふふっごめんなさい。ちょっと自信がなかったから保険をかけちゃったわ」 「私にとって、わっしーが作ったものなら絶対美味しいよ~」 「えっ///」 「いただきま~す」 「あ、どうぞ召し上がれ……」 「――!?んんんんん~~~~~!!」 「そ、そのっち!?どうしたの!?お、美味しくなかった!?」 「わっしー!このぼた餅すっごく美味しいよ~!これなら毎日食べたいくらいだよ~!」 「あっ……///そのっちったら、友奈ちゃんと同じようなこと言って……///」 「ゆーゆも言ってたんだ~。でもホントに美味しいよ~。このぼた餅、天下取れるよ~」 「そんな、天下なんて……///」 『天下』……少し甘美な響きだ。私が一番好きな時代は昭和だが、戦国時代も大好きなのだ。特にお城。 そんな歴史好きの私に「天下を取れる」は殺し文句のようなものだった。 このぼた餅で天下取り……。 将来はそのっちと一緒に和菓子屋さんなんていいかもしれない……。 料理人として風先輩も雇って、うどんも提供する。和菓子とうどんのコラボ……新しい! 「さすが神世紀の明智光秀と呼ばれたわっしーだね~」 「もうそのっち、褒めすぎよ///……って、それじゃあ三日天下じゃない!?」 「いや、そうとは限らないよ~」 そのっちはもう一口ぼた餅を頬張り、お茶を飲んだ。 「わっしーは南光坊天海って知ってるよね~?」 「ええ。天台宗の僧で徳川家康の側近。江戸幕府初期の重要政策に深く関わった人物ね」 「その天海の正体が明智光秀だったっていう説があるんだよね~」 「それは私も知ってるわ。かなり眉唾ものだけど」 「私はその説を信じてるんだよ~」 「……その根拠は?」 「浪漫、だよ~」 「……ふふっ、確かに。私たちは真実を探求する歴史学者じゃないものね。ただの歴史好きにしてみれば、浪漫というものは十分根拠足りえるわ」 私はぼた餅を手に取り、口へと運ぶ。そしてお茶でのどを潤す。 もう少し、この談義を続けたいと思っていた。 「光秀が天海だったとして、三日天下でないというのはどういうこと?天下は家康のものになっているのよ?」 「確かに征夷大将軍に任じられ、江戸幕府を開いた家康は天下人だよ~。でも『天下を取る』っていうのは、 そういうのだけじゃないんじゃないかな~」 「……なるほど、読めてきたわ。『天下を取る』というのは天下の政(まつりごと)を取り仕切ること。 つまり、家康に政治的な献言を行うことが出来る人物ならば、その人物もまた天下人であるといってもよいと」 「そういうこと~。明智光秀は南光坊天海と名前を変えて、天下を取っていたんだよ~」 「ふむ……そのっちの言うことに従えば、光秀は三日天下などではなく、およそ250年続く江戸幕府の天下人……250年天下だったと」 面白い。 明智光秀といえば、織田信長の右腕であり、内政から軍事まで幅広く才を示した人物だったが 突如本能寺の変を起こし、山崎の戦いで羽柴秀吉に敗れ、敗走中に死んだ。 光秀が京で政を取り仕切ったのが実質三日であったことから三日天下という言葉が生まれた。 これが私の明智光秀像だった。 これに天海という要素を加えるとどうだ。たった三日の天下人が250年の天下を築いた大人物になる。 だがそれは、徳川家康がいてこその250年天下だ。 「わっしー、徳川家康はどんな人だったのかな~?」 「家康……?そうね……実は短気だったなんて言われているけど、やはり忍耐の人だったと思うわ。 信長の命令で断腸の思いで長男を切腹させ、妻を殺さなければならなかったり……農民上がりの秀吉に頭も下げた。 全ては徳川家のため、最後に天下を窺うため、耐えて耐えて耐え忍んだ。きっと苦しかったでしょうね……」 そこで私はハッとした。 とても苦しい状況を、死ぬことも許されずずっと耐えてきた女の子が目の前にいる。 孤独だっただろう。歯がゆい思いをしただろう。死にたいと何度も思ったのだろう。 でも彼女は耐えて耐えて耐え忍んだ。 全ては私と、もう一度出会うために。 「そのっちと家康は似てるかもしれないわね……」 「私が家康なら、わっしーの天下は三日じゃないよね~」 「えっ……?」 「光秀は家康と一緒なら、250年の天下を築けるんだよ~」 「……あっ///」 そのっちは最後のぼた餅を手に取ると、半分だけかじった。 そしてもう半分のぼた餅を私の前に差し出して言った。 「わっしー、私と一緒にならない~?」 私は差し出された半分のぼた餅を受け取った。 「そうね。そのっちと一緒なら、何だって出来ちゃう気がするわ。……ってそのっち、その言い方だとプロポーズされたみたいな気分だわ」 「どうしてそう思うの~?これがプロポーズじゃないなんて~」 「えっ!?」 「さ~て、勉強再開しようか~」 そのっちは再び教科書とにらめっこを始める。 でも教科書を持つ指が少し震えていた。 教科書から覗くそのっちの顔が、少し赤くなっているのにも気づいた。 「そのっち」 「……なに~?」 私は受け取っていた半分のぼた餅を口に運んだ。 でも顎がガクガクしてしまって、なかなか咀嚼できない。 お茶を飲もうと湯呑に手を伸ばしたが上手く掴めない。 手が震えている……緊張しているんだ。今からそのっちに伝えようとしている言葉に。 「わっしー?どうしたの~?顔も赤いし、なんか震えてるよ~?」 ああ……そのっちが心配してくれている。 「敵は本能寺にあり!」と叫んだ時の光秀は、この何倍も緊張していたのかもしれない。 勇気を振り絞れ!私は元勇者、東郷美森よ! なんとか掴んだ湯呑を口に持っていき、お茶でぼた餅を流し込む。 そのっちに「一緒になろう」と渡されたぼた餅を、私の中に流し込む。 「そのっち!」 「は、はい~!」 緊張のあまり、声を張り上げすぎた。そのっちが驚いてしまっている。 だがそんなことには構わず、私は多少裏返った声で宣言する。 「そのプロポーズ!今度の中間テストで私よりも順位が上だったら、お受けするわ!」 「――――!!」 そのっちの顔に『衝撃』の二文字が張り付く。 こんなそのっちの表情はレア中のレアだ。 あ、実際光秀も「敵は本能寺にあり!」と叫んだ時、声が裏返っていたのかもしれない……なんか面白い。 言い終えて、少し余裕のできた私はそんなことを思えた。 「わっしー、いいの?」 そのっちが頬を紅潮させ、私の瞳を見つめてくる。 私を見つめるそのっちの瞳の輝きは、おそらくは老齢となり、苦難の果てにやっと天下が目の前に迫ってきた、 徳川家康がおよそ400年前に見せたものと同じだろう。 そのっちの眼前に、天下がやってきた。 「あら、もう勝った気でいるの?」 そうは言ったものの、私はテストは負けるだろうという確信があった。 徳川家康は最後に絶対勝つ男。 乃木園子も同様だ。2年前の瀬戸大橋跡地の合戦でも、あの状況で勝利を収めた。 そして今回の中間テスト、彼女にとっては関ヶ原。私にとっての天王山か。 ご存じ家康は関ヶ原で石田三成に勝利し天下人になり、光秀は天王山で羽柴秀吉に敗れた。 「鳴かぬなら、鷲をもらうよ、ホトトギス~。鳴かないホトトギスより、かっこいい鷲の方がいいもんね~。 天下人はホトトギスの句を詠むものなんでしょ~?」 『鷲を』と『わっしーを』をかけているのかしら。 なんにせよ、そのっちの勝利宣言だ。関ヶ原に勝利し天下人になって、私を『もらう』と。 「そのっち、それは平戸藩の第9代藩主松浦清の創作なのよ。本人たちが詠んだものではないわ」 「へえ~そうなんだ~。日本史ではわっしーに勝てないな~。他の教科で挽回しないと~」 「そうね。がんばって、そのっち。私も……」 私も……そのっちに、もらわれたいから。 もらわれたいと思っているのになぜ条件を付けたか。 それは簡単なこと。だって、こう言えばそのっちは本当に2週間で2年を埋めるはずだから。 鬼教官天海は天下人だって甘やかさないわ。覚悟しておいてね、家康様? 明智光秀は南光坊天海と名を変えて、徳川家康のもとで天下を取った。 鷲尾須美は東郷美森と名を戻し、乃木園子と共に――。 ――あ、ちょっと待って……さっきのぼた餅って、そのっちと間接キスだったわ/// 数年後――。 「時は今、天が下しる、六月哉」 「ジューンブライドだよ~」