約 340,900 件
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/244.html
2014年9月3日 ※作成中 Index 台湾 中国(1)戦前の作品(20世紀) (2)戦後の作品(20世紀) (3)21世紀の作品 香港 チベット 韓国(1)戦前デビューの作家 (2)1970年代デビューの作家 (3)それ以降の作家 台湾 藍霄(ランシャウ)『錯誤配置』(玉田誠訳、講談社 アジア本格リーグ1、2009年9月) 寵物先生(ミスターペッツ)『虚擬街頭漂流記(きょぎがいとうひょうりゅうき)』(玉田誠訳、文藝春秋、2010年4月) - 第1回(2009年)島田荘司推理小説賞受賞作 「彷徨えるマーク・ガッソン」(玉田誠訳、『ジャーロ』41号、光文社、2011年3月) 余心樂(よ しんらく)「生死線上」(『有栖川有栖の本格ミステリ・ライブラリー』(角川文庫、2001年8月) 凌徹(リンチェウ)「幽霊交叉点」( 『ミステリーズ!』Vol.29、東京創元社、2008年6月) 林斯諺(りん しげん)「バドミントンコートの亡霊」(稲村文吾訳、Kindleダイレクト・パブリッシング、2014年10月)(※電子書籍のみ Amazonリンク)(合本版もあり / 詳細は「こちら」) 寵物先生(ミスターペッツ)「犯罪の赤い糸」(稲村文吾訳、Kindleダイレクト・パブリッシング、2014年10月)(※電子書籍のみ Amazonリンク)(合本版もあり / 詳細は「こちら」) 中国 (1)戦前の作品(20世紀) 呂侠(ろきょう)「白玉環」(はくぎょくくゎん)(訳者記載なし、『新青年』1930年夏季増刊号[11巻11号]、pp.100-113) ※著者名「武進呂侠」 「絶命血書」(チュエ ミン シェー シュ)(阿羅本洋訳、『新青年』1935年夏期増刊号[16巻10号]、pp.161-169) 張慶霖(ちょう けいりん)「無名飛盗」(ウー ミン フェイ タオ)(訳者記載なし、『新青年』1931年新春増刊号[12巻3号]、pp.278-290 / 当サイトで2011年12月15日公開) 幸福斎(こうふくさい)「賭場母女」(トゥ チャン ムー ヌー)(呂久餘七訳、『新青年』1933年夏季増刊号[14巻10号]、pp.125-138) 上記4短編のタイトルのルビは『新青年』で振られているものである。 (2)戦後の作品(20世紀) 艾国文(がい こくぶん)、黄偉英(こう いえい)「人民公社殺人事件」(『サンデー毎日』1981年6月14日号~7月19日号、全6回) 莫言『酒国(しゅこく) 特捜検事丁鈎児(ジャック)の冒険』 (藤井省三訳、岩波書店、1996年10月) 張平(ジャンピン)『凶犯』 (荒岡啓子訳、新風舎文庫、2004年8月) 『十面埋伏(じゅうめんまいふく)』(上下巻)(荒岡啓子訳、新風舎、2005年11月) (3)21世紀の作品 水天一色(すいてんいっしき、1981年- )『蝶の夢 乱神館記』(大澤理子訳、講談社 アジア本格リーグ4、2009年11月) 海岩『玉観音(ぎょくかんのん)』(池澤滋子訳、実業之日本社、2011年10月) 21世紀の短編 畀愚(ビイユ、1970- )「謀殺」(新吉楽図[シンジルト]訳、光文社『ジャーロ』7号、2002年春号) 原題「谋杀」、『上海文学』(上海文学雑誌社)2001年7月号(通巻285号)掲載 蘇徳(1981- )「エマーソンの夜」(桑島道夫訳、東アジア文学フォーラム日本委員会編『イリーナの帽子 中国現代文学選集』、トランスビュー、2010年11月) 原題「威马逊之夜」 以上の2作は基本的には「文学」の範疇の作品。 下記の3作家は本格ミステリ作家。 馬天(ばてん / マーティエン) ※過去の筆名は服部平次(フーブー・ピンツー)「日本鎧の謎」(クイーン贋作集『エラリー・クイーンの災難』飯城勇三編、論創社、2012年5月) 御手洗熊猫(みたらい ぱんだ)「人体博物館殺人事件」(稲村文吾訳、Kindleダイレクト・パブリッシング、2014年10月)(※電子書籍のみ Amazonリンク)(合本版もあり / 詳細は「こちら」) 水天一色(すいてんいっしき)「おれみたいな奴が」(稲村文吾訳、Kindleダイレクト・パブリッシング、2014年10月)(※電子書籍のみ Amazonリンク)(合本版もあり / 詳細は「こちら」) 香港 陳浩基(サイモン・チェン)『世界を売った男』(玉田誠訳、文藝春秋、2012年6月) チベット ジャムヤン・ノルブ『シャーロック・ホームズの失われた冒険』 インド生まれのチベット人作家による英語作品。 韓国 (1)戦前デビューの作家 金来成(キム・ネソン、1909-1957) 韓国推理小説の父。「韓国の江戸川乱歩」などと例えられたりもする。「霧魔」(拙訳、当サイトで2011年9月28日公開) 「深夜の恐怖」(拙訳、当サイトで2012年3月10日公開) … アーサー・コナン・ドイル「まだらの紐」の翻案作品 『金来成探偵小説選』(論創社 論創ミステリ叢書 第76巻、2014年6月)1. 短編「楕円形の鏡」(初出:『ぷろふいる』1935年3月号 / 『新作探偵小説選集』ぷろふいる社、1936年10月 収録) 2. 短編「探偵小説家の殺人」(初出:『ぷろふいる』1935年12月号 / 『幻影城』第5号[1975年6月号]再録) 3. 長編『思想の薔薇』(祖田律男訳) 4. 掌編「綺譚・恋文往来」(初出:『モダン日本』1935年9月号 / 当サイトで2011年9月16日公開) 5. 短編「恋文綺譚」(祖田律男訳)1、2、4は金来成が日本語で書いた作品。3は金来成が日本語で書いた作品だが、日本語原稿が見つかっていないため、本人による韓国語訳版からの「再翻訳」で収録されている。5は4を元に短編化したもの。 ほかに金来成が日本語で書いた評論・随筆類「作者の言葉」、「書けるか!」、「探偵小説の本質的要件」、「鐘路の吊鐘」、および韓国語で書いた随筆の翻訳「探偵小説二十年史 第三回」(祖田律男訳)を収録。 『魔人』(祖田律男訳、論創社 論創海外ミステリ 第127巻、2014年7月) 『金来成探偵小説選』に随筆「探偵小説二十年史」(全3回で中断)の第3回しか翻訳収録されていないのは、刊行時点で第3回しか確認できていなかったからである。その後、韓国の研究者から第1回の複写を入手することができた。第2回はまだ研究者の間でも見つかっていない。 (2)1970年代デビューの作家 金聖鍾(キム・ソンジョン、1941- ) 韓国推理小説の中興の祖。「韓国の松本清張」などと例えられたりもする。「帰ってきた死者」(金容権[キム・ヨングォン]訳、光文社『ジャーロ』4号、2001年夏号) 「失踪」(『コリアン・ミステリ 韓国推理小説傑作選』バベル・プレス、2002年5月) 「鎌」(李建志[り・けんじ]訳、『早稲田文学』2002年5月号、27巻3号) 『ソウル 逃亡の果てに』(祖田律男訳、新風舎文庫、2005年4月) 『最後の証人』【上下巻】(祖田律男訳、論創社、2009年2月) 『最後の証人』が代表作。2014年にはフランスでフランス語訳版も刊行された。 (3)それ以降の作家 キム・ヨンハ(金英夏、1968- ) 英訳が出ている数少ない韓国作家の1人。キム・ヨンハ『光の帝国』(宋美沙[ソン・ミサ]訳、二見書房、2008年12月) 金英夏(キム・ヨンハ)『阿娘(アラン)はなぜ』(森本由紀子訳、白帝社、2008年12月) イ・ジョンミョンイ・ジョンミョン『風の絵師』(2分冊) (米津篤八訳、早川書房、2009年5-6月) イ・ジョンミョン『景福宮(キョンボックン)の秘密コード』【上下巻】(裵淵弘[ベ・ヨンホン]訳、河出書房新社、2011年9月) 朴商延(パク・サンヨン)『JSA 共同警備区域』 (金重明(キム・ジュンミョン)訳、文春文庫、2001年5月) ※映画の原作小説(映画のノベライズ本ではない) 李垠(イ・ウン)『美術館の鼠』 (きむふな訳、講談社 アジア本格リーグ3、2009年11月) イ・イナ『永遠なる帝国』 (武田康二訳、文芸社、2011年12月) 孔枝泳(コン・ジヨン)『トガニ 幼き瞳の告発』(蓮池薫訳、新潮社、2012年5月) キム・オンス『設計者』(オ・スンヨン訳、クオン、2013年4月) 短編のみ翻訳されている作家 白恷(ペク・ヒュ、1960- )「精神病を引き起こす脱毛剤」(韓国推理作家協会訳、『ミステリマガジン』2000年10月号) ※著者名のルビは「ベク・ヒュ」となっている 李源斗(イ・ウォンドゥ、1938- )「妻を守るために」(韓国推理作家協会訳、『ミステリマガジン』2000年10月号) ※著者名のルビは「イ・ウォンズ」となっている 金且愛(キム・チャエ)「わな」(鄭泰原[チョン・テウォン]訳、光文社『ジャーロ』4号、2001年夏号) ソル・インヒョ(1975- )「そして誰もいなくなった」(米津篤八訳、『ハヤカワミステリマガジン』2009年1月号) ソン・シウ(1979- )「親友」(米津篤八訳、『ハヤカワミステリマガジン』2012年2月号) … 季刊ミステリ新人賞受賞作(『季刊ミステリ』2008年冬号掲載) 関連ページ 北欧ミステリ邦訳一覧 南欧ミステリ邦訳一覧 ドイツ語圏ミステリ邦訳一覧 オランダ語圏ミステリ邦訳一覧 ロシア・中東欧ミステリ邦訳一覧 中南米ミステリ邦訳一覧 東南・南アジアミステリ邦訳一覧 中東ミステリ邦訳一覧 アフリカミステリ邦訳一覧 非英語圏ミステリ各種リスト
https://w.atwiki.jp/kurawikime/pages/18.html
トルコ共和国(トルコきょうわこく)、通称トルコ(土耳古)は西アジアのアナトリア半島(小アジア)と東ヨーロッパのバルカン半島東端の東トラキア地方を領有する、アジアとヨーロッパの2つの大州にまたがる共和国。首都はアナトリア中央部のアンカラ。 北は黒海、南は地中海に面し、西でブルガリア、ギリシアと、東でグルジア、アルメニア、イラン、イラク、シリアと接する。 国土の大半の部分はアナトリア半島にあたり、国民の約99%がイスラム教(宗派はスンナ派が多数)を信仰するため、日本の地域区分では地理的な位置と、欧州即ちキリスト教というステレオタイプから中東、西アジアに含めることがほとんどであるが、サッカー協会やオリンピック委員会などではヨーロッパの統一団体に属す。経済的、政治的にもヨーロッパの一員として扱われることがあり、NATOに加盟しており、現在欧州連合 (EU) へ加盟申請中である。
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/247.html
2014年9月3日 Index タイ(1)タイ語作家 (2)英語作家 インドネシア フィリピン ミャンマー インド(1)英語作家 (2)ベンガル語作家 スリランカ タイ (1)タイ語作家 ゴー・バンコク(ワシット警察大将)(โก้ บางกอก [本名 Vasit Dejkunjorn วสิษฐ เดชกุญชร ]、1929- )ゴー・バンコク『最後のパトロール』【上下巻】(野中耕一訳、燦々社、1991年1月) ワシット警察大将『巨象の舌を引き千切れ』【上下巻】(野中耕一訳、燦々社、1998年7月) チャッタワーラック(จัตวาลักษณ์)『二つの時計の謎』(宇戸清治訳、講談社 〈アジア本格リーグ〉2、2009年9月) (2)英語作家 プラ・サラサス(Phra Sarasas) Whom the Gods Deny (1940)『運命の河』(中西武夫、河田清史訳、文林堂双魚房、1942年) 『ミサプウルへの道』(長沼弘毅訳、共立書房、1950年) ポール・アディレックス(Paul Adirex、本名 Pongpol Adireksarn[ ปองพล อดิเรกสาร ]、1942- )『竜王のメコン河』(野中耕一訳、燦々社、2000年7月) 『業火の海 タルタオ島の海賊』(野中耕一訳、燦々社、2001年5月) 『悪魔のダーツ プーケット島の陰謀』(野中耕一訳、燦々社、2003年11月) 『因果応報の終わるまで ミャンマー崩壊作戦』(高橋洋伸訳、文芸社、2004年10月) インドネシア S・マラ・Gd(エス・マラ・ゲーデー)『殺意の架け橋』(柏村彰夫訳、講談社 〈アジア本格リーグ〉5、2010年3月) セノ・グミラ・アジダルマ(Seno Gumira Ajidarma、1958- )短編「あるストリッパーの死」(森山幹弘訳) 短編「殺しのクロンチョン」(森山幹弘訳)どちらもセノ・グミラ・アジダルマ『セノ・グミラ・アジダルマ短篇集』(柏村彰夫、森山幹弘訳、めこん 〈アジアの現代文学〉18、2014年)に収録。 フィリピン ミゲル・シフーコ(Miguel Syjuco、1976- )[フィリピン出身、カナダ在住の英語作家]『イルストラード』(中野学而訳、白水社 エクス・リブリス、2011年6月) おまけ【2017年12月13日追加】 フィリピンの長編小説の邦訳(スペイン語作品/英語作品/フィリピン語作品 混在) ホセ・リサール『ノリ・メ・タンヘレ わが祖国に捧げる』(井村文化事業社〈フィリピン双書1〉、1976年) ステヴァン・ハヴェリャーナ『暁を見ずに』(井村文化事業社〈フィリピン双書2〉、1976年) ホセ・リサール『反逆・暴力・革命 エル・フィリブステリスモ』(井村文化事業社〈フィリピン双書3〉、1976年) カルロス・ブロサン『我が心のアメリカ フィリピン人移民の話』(井村文化事業社〈東南アジアブックス〉、1984年) エドガルド・M・レイエス『マニラ 光る爪』(めこん〈アジアの現代文学4〉、1981年) ニック・ホワキン『二つのヘソを持った女』(めこん〈アジアの現代文学9〉、1988年) ルアールハティ・バウティスタ『七〇年代』(めこん〈アジアの現代文学12〉、1993年) F・ショニール・ホセ『仮面の群れ』(めこん〈F・ショニール・ホセ選集1〉、1984年) F・ショニール・ホセ『民衆』上下巻(めこん〈F・ショニール・ホセ選集2, 3〉、1991年) リワイワイ・A・アルセオ『レイナ川の家』(段々社〈現代アジアの女性作家秀作シリーズ〉、1990年) アマド・V・ヘルナンデス『鰐の涙』(大同生命国際文化基金〈アジアの現代文芸 フィリピン1〉、1997年) ミャンマー 「ミャンマーのホームズ、《名探偵サンシャー》シリーズの邦訳一覧」を参照のこと。 インド (1)英語作家 ヴィカース・スワループ(ヴィカス・スワラップ)(Vikas Swarup、1963- )ヴィカス・スワラップ『ぼくと1ルピーの神様』(子安亜弥訳、ランダムハウス講談社、2006年9月 / ランダムハウス講談社、2009年2月)文庫版(2009年2月刊)は重版時に著者名表記が「ヴィカス・スワラップ」から「ヴィカース・スワループ」に変更されており、出版元も名称が武田ランダムハウスジャパンに変わっている。 ヴィカース・スワループ『6人の容疑者』【上下巻】(子安亜弥訳、武田ランダムハウスジャパン、2010年9月 / 武田ランダムハウスジャパン RHブックス・プラス、2012年8月) カルパナ・スワミナタン(Kalpana Swaminathan、1956- )『第三面の殺人』(波多野健訳、講談社 〈アジア本格リーグ〉6、2010年6月) サニー・シン(Sunny Singh、1969- )短編「待つ人」(武藤崇恵訳、『ハヤカワミステリマガジン』2012年2月号、特集:アジア・ミステリへの招待)初出は米国『EQMM』2011年5月号の「Passport to Crime」コーナー(原題 The Wait)。 作者のサニー・シンが自身のブログの2012年4月24日の記事"The Wait Notes From Behind the Storyline"で『ハヤカワミステリマガジン』掲載の日本語訳に言及している。 【以下、インドの英語作家による少年少女向けミステリ】 アルプ・クマル・ダッタ(Arup Kumar Dutta、1946- )『密猟者を追え』(佑学社、1986年8月) 『盲目の目撃者』(佑学社、1987年3月) - 原著1983年、原題 The Blind Witness アンソロジー(英語)『トラの歯のネックレス インド現代児童文学ミステリー短編集』(鈴木千歳編、ぬぷん児童図書出版、1998年9月) - 原著1989年「急カーブの謎」 スレーカ・パナンディケール 「ジルミル・タイムズがない」 ニリマ・シンハ 「木の穴のひみつ」 ラーマチャンドラ・K・ムルティ 「消えた領収書」 ディーパ・アガルワル 「幸せをよぶサンゴの指輪」 スワプナ・ダッタ 「トラの歯のネックレス」 マノラマ・ジャファー 「コーラ二箱」 イラ・サクセナ 「密室の音楽」 シグルン・O・シュリーヴァスタヴァ 「透明泥棒」 ニタ・ベリー 「おかしな音」 ギルジャ・ラニ・アスターナ 「サフランの谷で」 マノラマ・ジャファー 「ブルーファイルを追いかけろ!」 イラ・サクセナ 『トラの歯のネックレス インド現代児童文学ミステリー短編集』は、インド児童作家・イラストレーター協会(Association of Writers and Illustrators for Children、AWIC、1981年設立)の会員が書いた1989年出版の4冊のミステリアンソロジー(英語)から日本の子供たちにも分かりやすい作品を選んだもの。10作家の12作品を収録(マノラマ・ジャファーとイラ・サクセナの作品がそれぞれ2編採られている)。 (2)ベンガル語作家 サタジット・レイ(Satyajit Ray、1921-1992)名探偵フェルダーシリーズ『黄金の城塞』(西岡直樹訳、くもん出版 くもんの海外児童文学シリーズ、1991年11月) - 原著1971年 『消えた象神(ガネーシャ)』(西岡直樹訳、くもん出版 くもんの海外児童文学シリーズ、1993年4月) - 原著1976年 スリランカ ミトラン・ソマスンドゥルム(Mithran Somasundrum、1967- )※英語作家短編「計算機」(富永和子訳、『ハヤカワミステリマガジン』2012年2月号、特集:アジア・ミステリへの招待)初出は米国『Alfred Hitchcock s Mystery Magazine』2011年5月号(原題 The Calculator)。 1967年、スリランカのコロンボ生まれ。3年後に両親とともにイギリスに移住し、ロンドンで育つ。1994年にタイに移住し、その後はタイの大学で教鞭を執る。『ハヤカワミステリマガジン』ではタイの小説家として紹介されているが、この人物の国籍やアイデンティティーについてはよく分からない。 福井大学工学部で助手(1999年度~2000年度)を務めていたこともあり、日本を舞台にした短編「Going Home」も書いている。 ソマスンドゥルム(Somasundrum சோமசுந்தரம்)はタミル系の人物に多い姓(名?)のようなので、おそらく民族的にはタミル系かと思われる。 「1967年にスリランカで生まれ、3年後に両親とともにイギリスに移住した」という情報のソースはCharles Sarvan『Sri Lanka Literary Essays Sketches』。この書籍で扱われているということは、スリランカの小説家として扱ってもいいのかもしれない。 名前のタイ語表記 มิทราน โซมาซันดรัม、タミル語表記は மித்ரன் சோமசுந்தரம் か? 関連ページ 北欧ミステリ邦訳一覧 南欧ミステリ邦訳一覧 ドイツ語圏ミステリ邦訳一覧 オランダ語圏ミステリ邦訳一覧 ロシア・中東欧ミステリ邦訳一覧 中南米ミステリ邦訳一覧 東アジアミステリ邦訳一覧 中東ミステリ邦訳一覧 アフリカミステリ邦訳一覧 非英語圏ミステリ各種リスト
https://w.atwiki.jp/aegiswiki/pages/14.html
南北アメリカ方面北アメリカ ラテンアメリカ ヨーロッパ方面北ヨーロッパ 西ヨーロッパ 南ヨーロッパ 東ヨーロッパ アジア方面南アジア・西アジア 東アジア・東南アジア 太平洋方面 アフリカ方面北アフリカ 南アフリカ 南北アメリカ方面 北アメリカ サンフランシスコ本部(アメリカ合衆国西海岸)サンディエゴ海軍基地(アメリカ海軍) バージニア支部/総合基地(アメリカ合衆国東海岸)ノーフォーク海軍基地(アメリカ海軍) ラテンアメリカ パナマ支部/総合基地(パナマ共和国西部) ブエノスアイレス支部/総合基地(アルゼンチン共和国東部) ヨーロッパ方面 北ヨーロッパ ポーツマス支部/海上基地(イングランド南部) ストックホルム支部/総合基地(スウェーデン王国中央部) 西ヨーロッパ ハンブルク支部/陸上航空基地(ドイツ連邦共和国北部) 南ヨーロッパ ベネチア支部/海上基地(イタリア共和国北西部) 東ヨーロッパ アジア方面 南アジア・西アジア イスタンブール支部(トルコ共和国西部)イスタンブル海軍基地(トルコ海軍) エスキシェヒル空軍基地(トルコ空軍) モルディブ支部(モルディブ共和国)モルディブ海軍基地(AMS海軍) 東アジア・東南アジア 北京支部(中華人民共和国北東部)北京昌平空軍基地(中国人民解放軍空軍) 横須賀支部(日本国中部)横須賀海軍基地(アメリカ海軍) 嘉手納空軍基地(アメリカ空軍) クアラルンプール支部(マレーシア西部) 太平洋方面 ハワイ支部(アメリカ合衆国ハワイ州) シドニー支部/総合基地(オーストラリア連邦東部) アフリカ方面 北アフリカ 南アフリカ ポートエリザベス支部/総合基地(アフリカ・南アフリカ共和国南部) @Wiki支部(ここ)
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/114.html
2011年2月21日 ※未完成 このページでは、欧米ミステリが伝来する以前の東アジアミステリの源流について紹介している。これらは現在の意味での「ミステリ」と必ずしも同じものではなく、やはり現在のミステリは欧米ミステリ(及びその伝来)に始まると言って差し支えないが、中国や日本、そして韓国などが欧米からミステリを受け入れる時の基層になったものなので、東アジアのミステリ史を語る際にまったく触れないわけにはいかないだろう。 以下はもともと、「中国ミステリ史」を完成させた後に「韓国ミステリ史 前編」の一部として書いたものだが、予想以上に書くことが多くなってしまったためページを独立させた。「中国ミステリ史」と「韓国ミステリ史」両方の第零章にあたる。 目次 第一節 中国の裁判物語とその日本への影響/中国の裁判エピソード集『棠陰比事』(とういんひじ)と日本の「三比事」 第二節 韓国への影響 第三節 読書案内中国 日本 韓国 参考文献 第零章 東アジアミステリの源流 第一節 中国の裁判物語とその日本への影響/中国の裁判エピソード集『棠陰比事』(とういんひじ)と日本の「三比事」 「中国ミステリ史」は、中国ミステリの歴史を欧米探偵小説の受容の時点から紹介したものなのでほとんど触れていないが、韓国を含む東アジアの漢字文化圏のミステリの歴史を語るには、中国の裁判物語(裁判小説、法廷ミステリ)にやはり触れる必要がある。 まず、中国の裁判物語と日本文学との関わりを見ていく。江戸川乱歩によれば、中国の裁判物語のうち、最初に日本で翻訳出版されたのは1649年の『棠陰比事物語』(とういん ひじ ものがたり)である。これは中国の宋の時代(960 - 1279)に成立した裁判エピソード集『棠陰比事』(とういん ひじ)(桂万栄(けい ばんえい)編、1207年)を翻訳したもので、「棠陰」は「裁判所」という意味、「比事」は「事件・案件を比べる」という意味なので、タイトルを分かりやすく和訳すれば『名裁判くらべ』となる。似通った2つの事件を一対として、七十二対、計144のエピソードが収録されていることからこのタイトルがつけられている。収録されているエピソードはすべて実話とされている。 この邦訳は圧倒的な人気を博し、その後日本では、井原西鶴が1689年に『本朝桜陰比事』(ほんちょう おういん ひじ)を刊行。日本初の創作探偵小説とされる黒岩涙香「無惨」の発表のちょうど200年前、有栖川有栖や北村薫のデビューのちょうど300年前のことである。さらにその後、月尋堂(げつじんどう)の『鎌倉比事』(けんそう ひじ)(1708年)、作者不明の『本朝藤陰比事』(ほんちょう とういん ひじ)(1709年)などが出ている。推理小説家・研究家の小酒井不木が推理小説の日本における源流を探求した『犯罪文学研究』では、この「桜陰」、「鎌倉」、「藤陰」(桃陰)を合わせて「三比事」と呼んでいる。 (「棠」(とう)は"梨の木"であり、「棠陰」(とういん)は"梨の木のこかげ"転じて「裁判所」という意味。井原西鶴の『本朝桜陰比事』は、「梨」を日本風の「桜」にしたタイトル) 宋の時代の『棠陰比事』ののち、中国の明の時代(1368 - 1644)には、その流れをくむ「包公案(ほう こうあん)/バオ公案」(別名:龍図公案(りゅうと こうあん))などの裁判物語があり、公案もの、公案小説などと呼ばれる。「公案」は「裁判で扱う事件、案件」という意味である。その後、清の時代(1636 - 1912)の18世紀末には、中国初の長編探偵小説「施公案(し こうあん)/シー公案」が書かれている。また、正確な年代は不明だが、推理作家のロバート・ファン・ヒューリックが自身のミステリ小説の原型として利用したことで知られる「狄公案(てきこうあん)/ディー公案」もこのころに成立している。 バオ公案の包拯(ほうじょう/バオ ジョン、999 - 1062、Wikipedia)や、ディー公案の狄仁傑(てき じんけつ/ディー レンチエ、通称「ディー判事」、630 - 700、Wikipedia)は実在の人物である。シー公案の裁判官役の施仕綸(し しりん/シー シールン)がどういった人物なのかはよく分からない。 中国探偵小説史の時代区分(中国文学者の辛島驍(からしま たけし)氏の座談会での発言をまとめた)第一期 唐末(9世紀) 犯罪を主題にした小説や暗号が出てくる小説などが初めて登場。 第二期 宋の時代 裁判エピソード集『棠陰比事』成立。密室物もある。探偵として奉行所の同心・冉貴(ぜんき)が活躍するものは本格的な探偵小説として通用するという。 第三期 元の時代 劇文学でたくさんの裁判物。包拯(ほう じょう)、王修然(おう しゅうぜん)、張鼎(ちょう てい)のそれぞれを主人公とする三系統がある。包拯は人情に重きを置き、張鼎は知的な捜査を行うという。 第四期 明の時代 『棠陰比事』の流れをくむ公案小説が大量に出てくる。裁判の参考書でもあり、読みものでもある。 第五期 明末(17世紀) 短編の通俗小説が多く書かれ、その中に犯罪小説も見出される。この時期まではすべて短編。 第六期 清朝の中ごろ(18世紀末) 最初の長編探偵小説『施公案』(折り畳み式長編、螺旋階段式長編)や『于公案』(長編)など。1つの事件が解決しないうちに次の事件が起き、エピソードが200回、300回と重ねられていくタイプの長編。 第七期 中華民国になる前後 西洋探偵小説の輸入時代。 (これ以降を付け加えるのならば、第八期=上海探偵小説の時代(中国ミステリ史 第一章)、第九期=反特小説の時代(第二章)、第十期=公安法制小説の時代(第三章)、第十一期=オンライン創作に端を発する多様化の時代(第四章・第五章)とまとめられるだろう) 乱歩によれば、公案小説は本になった時代が新しいため日本への影響は少なく、「日本の裁判物語はほとんどことごとく宋時代の「棠陰比事」の模倣から出発しているといってよい」という。「棠陰比事」の影響下に生まれた「三比事」についてはすでに触れたが、中国の公案小説の影響を受けたものとしては、乱歩は、鎌倉時代の武士・青砥藤綱(あおと ふじつな)を裁判官役とする滝沢馬琴の『青砥藤綱摸稜案』(あおと ふじつな もりょうあん)(1811 - 1812)を挙げている。また、推理作家の北村薫が日本初の本格ミステリだとしている都賀庭鐘(つが ていしょう、1718 - 1794?、Wikipedia)の「白水翁(はくすいおう)が売卜(まいぼく)直言(ちょくげん)奇(き)を示(しめ)す話(こと)」(『古今奇談 英草子』、1749年)は、バオ公案の翻案である。 日本の町奉行・大岡忠相(おおおか ただすけ、通称「大岡越前」、1677 - 1752、Wikipedia)を名裁判官役とする大岡政談や、現在ではあまり有名ではないが大岡政談以前に成立していた板倉政要(板倉勝重と、その子である板倉重宗を裁判官役とする)などは、『棠陰比事』や公案小説の影響下に生まれたものである。 また乱歩は、日本の捕物帳は、「中国の裁判ものと西洋のシャーロック・ホームズをまぜ合わしたものに日本独特の江戸の雰囲気を加味したもの」だとしている。 第二節 韓国への影響 韓国もやはり、中国の裁判物語、特に公案小説の影響を受けている。その影響下に成立した物語は韓国では同じように「公案小説」(공안소설)と呼ばれるか、または「訟事小説」(しょうじ しょうせつ、송사소설)と呼ばれる。 中国のバオ判事やディー判事、日本の大岡忠相に相当する韓国の人物は、パク・ムンス(朴文秀/박문수、1691 - 1756)である。パク・ムンスは暗行御史(あんぎょうおんし/アメンオサ/암행어사)という役職に就いていた実在の人物で、パク・ムンスを主人公にしたファンタジー漫画『新暗行御史』(しん あんぎょうおんし、全17巻)が小学館の漫画雑誌に2001年から2007年まで連載されていたので、名前を聞いたことがある人もいるだろう。彼を主人公とする物語は文献として伝わるものだけでなく、口承伝承としても全国に分布している。実話に基づく場合もフィクションの場合もある。19世紀末ごろには、パク・ムンスが活躍するエピソードを集めた編者未詳の『パク・ムンス伝』(朴文秀伝、박문수전)がまとめられている。韓国ではパク・ムンスの知名度は現在でも非常に高く、21世紀に入ってからもパク・ムンスを主人公にしたテレビドラマが制作されている。 また、1906年に「ファソン新聞(화성신문)」に連載された『神断公案(신단공안)』は裁判の判例集のようなものだが、推理小説の要素をたくさん持っているという。 江戸川乱歩『子不語随筆』(講談社 江戸川乱歩推理文庫63、1988年)に収録の「欧亜二題」(朝鮮の探偵小説)より引用(初出:「読切小説集」1952年11月号(未確認)) 中国の「棠陰比事」の類の影響で書かれたものは丁茶山の「欽々新書」三十巻だと云う。著者の丁茶山若鋪は憲宗丙申年七十五歳で歿した人だが、博学好古の士で、官に登っては兵曹参議の職にもついた大の天主教徒であったために、康津の配所に流されその十九年間を著述に専念し、二百数十巻の書を残した。その一つである「欽々新書」は犯罪とその捜査に関する機知に富んだ多くの判例を集めたものだと云う。 朝鮮の数百種にのぼる野史の類の集大成と見るべきものに「大東野乗」「燃藜記述」「三国遺事」などがあるが、そのうちの「大東野乗」の中に犯罪と捜査に関する実話物語が幾つか含まれている。例えば、「謏聞鎖録」【正しくは「謏聞瑣録」】「青坡劇談」「海東野言」「東閣雑記」「荷潭破寂録」などがそれで、いずれも今から二百乃至四五百年前の事実或いは伝説に属するものである。 探偵小説ではないが、李朝世祖時代に、金時習が著した「金鰲新話」は、中国の「剪灯新話」を模倣した怪奇小説乃至怪談の書で、これが朝鮮の説話文学の嚆矢とされている。 金君は朝鮮文学の専門家の意見も聞いて見たが、右のほかにはこの種の作品はないようだと云う。次に現代の朝鮮探偵小説については、金君は左のように書いている。 「結局一般読者が探偵小説を認識しはじめたのは、欧米からではなく、日本から輸入されたものにあったと思います。それには欧米のものの翻訳と創作とを含みますが、ポー、ルブラン、ドイル、ガボリオなどをはじめ、江戸川乱歩、森下雨村、水谷準、大下宇陀児、横溝正史、小酒井不木等の諸氏の作品が入って来ました。中にもルパン(ルブランではないのです)と、江戸川乱歩(明智小五郎ではないのです)と、ホームズ(ドイルではないのです)が大いに受けました。昔の黒岩涙香を知っていたのは私一人であったかも知れません」。 そのあとに、金君は自分の諸作品について、詳しい報告をしているが、それは別の機会に、探偵雑誌に紹介したいと思っている。 第三節 読書案内 中国 『棠陰比事』桂万栄(けい ばんえい)編、駒田信二訳(岩波文庫、1985年) 『中国ミステリー探訪 ― 千年の事件簿から』井波律子(日本放送出版協会、2003年) 『沙蘭の迷路』ロバート・ファン・ヒューリック、和爾桃子訳(ハヤカワ・ポケット・ミステリ、2009年) 日本の裁判物語の原点とされる中国の裁判"実話"エピソード集『棠陰比事』(1207年)は、最初に日本語訳が出たのは1649年のことだったが、2011年現在も新たな日本語訳が岩波文庫で新刊で手に入る。法廷ショートショート(というと聞こえはいいが、そんなに大層なものではない)七十二対、計144編を収録。 井波律子『中国ミステリー探訪』は、4世紀から20世紀初頭までの中国ミステリを紹介する本。「研究書」のような堅苦しいものではなく、欧米探偵小説伝来以前の中国ミステリ作品のあらすじを軽妙な語り口でたくさん紹介していて読み応えがある。2004年の第4回本格ミステリ大賞で評論・研究部門の候補にもなっている。(2011年現在、品切れ) 『沙蘭の迷路』は、中国文学に造詣が深く日本語も堪能なオランダ人外交官ロバート・ファン・ヒューリックが、中国の『棠陰比事』や公案小説に題材を取って英語で執筆した小説の日本語訳。中国の公案小説「狄公案(てきこうあん)/ディー公案」の主人公である実在の人物・ディー判事を探偵役とするディー判事シリーズの1作目。なおこの作品にはヒューリック自身による中国語訳があるそうで、その語学力には驚かされる。 ほかに、有坂正三氏が以下の3冊を刊行している(未見)。 有坂正三『『半七捕物帳』と中国ミステリー』(文芸社、2005年) 有坂正三『包青天奇案―中国版・大岡越前の物語』(文芸社、2006年) 有坂正三訳『狄仁傑の不思議な事件簿 簡約版・『狄公案』』(文芸社、2007年) 『『半七捕物帳』と中国ミステリー』は、岡本綺堂の半七捕物帳シリーズ(1917年~1937年)への中国ミステリの影響を論じたもの。上で述べたように、半七捕物帳などの日本の捕物帳は、「中国の裁判ものと西洋のシャーロック・ホームズをまぜ合わしたものに日本独特の江戸の雰囲気を加味したもの」(乱歩)と言えるが、この本はその内、中国の裁判ものとの関連を論じたものである。 『包青天奇案』(ほうせいてん きあん)は、中国の公案小説「包公案(ほうこうあん)/バオ公案」のエピソードを紹介する本。『狄仁傑(てきじんけつ)の不思議な事件簿』は、中国の公案小説『狄公案(てきこうあん)/ディー公案』を三分の一程度に縮めて翻訳したもの。『ディー公案』はヒューリックによる英訳は刊行されているが、日本語の完訳は今のところ存在しない。 なおこの3冊については、有坂氏がご自身のブログで内容紹介を書いているので、そちらも見ていただきたい(有坂正三の壺中天内、お知らせ)。有坂氏のブログには、ほかにもミステリに関する興味深い情報が多く掲載されている。 ほかに以下のようなものもある。 浪野徹訳『中国犯科帳』(平河出版社、1989年)、浪野徹訳『中国悪僧物語』(平河出版社、1990年)明代の『廉明公案』、『皇明諸司公案』、『律条公案』、『明鏡公安』から50余話を選び忠実に翻訳したもの。 尾上八郎(尾上柴舟)訳『中国名裁判物語』(修文館、1952年)諸書から39話を選び紹介したもの。 荘司格一『中国の名裁判』(高文堂出版社、1987年)30話あまりを紹介している。 中国ミステリについては、ほかに大阪府立中央図書館が作成した特集ページ「中国ミステリーの世界」も参考になる。 日本 『決定版 対訳西鶴全集 第11巻 本朝櫻陰比事』(明治書院、1993年) (未見) 『日本推理小説の源流『本朝桜陰比事』』(上下巻)杉本好伸(清文堂出版、2009年6月) (未見) 黒岩涙香の「無惨」のちょうど200年前、有栖川有栖や北村薫のデビューのちょうど300年前に刊行された井原西鶴の『本朝桜陰比事』(ほんちょう おういん ひじ)(1689年)は、『決定版 対訳西鶴全集 第11巻 本朝櫻陰比事』で読むことができる。この本には原文と口語訳が収録されている。中国の『棠陰比事』の影響下に生まれた裁判エピソード集(全44編)である。 『日本推理小説の源流『本朝桜陰比事』』は、「西鶴を楽しむ」というシリーズの5巻と6巻。「日本推理小説の源流」という気になるタイトルが付けられているが、このページを作成するまでこのような本が出ていることに気づいていなかった。早急に読みたい。 ほかに、以下のものも参考になる。 小酒井不木『犯罪文学研究』 日本のそれ以外のミステリ 昼夜用心記と世間用心記 世界探偵小説全集のポー以前のもの。 韓国 『朝鮮民譚集(復刻)』孫晋泰(勉誠出版、2009年) (未見) 『朝鮮民譚集』は、朝鮮の口承文芸を集めたもので、1930年に刊行された。勉誠出版から2009年に復刻版が出ている。パク・ムンスに関する説話が2編(この本で5ページ分)収録されている。 参考文献 江戸川乱歩「」『探偵小説の「謎」』 小酒井不木『犯罪文学研究』+インターネット上の資料 中国の探偵小説(座談会) 北村薫「中国公案小説と日本最初の本格ミステリ」(『謎のギャラリー 名作博本館』新潮文庫、2002年)pp.51-76 韓国の公案小説についての資料(ウェブサイト パク・クァンギュ) 江戸川乱歩『子不語随筆』(講談社 江戸川乱歩推理文庫63、1988年)に収録の「欧亜二題」(朝鮮の探偵小説)より引用(初出:「読切小説集」1952年11月号(未確認))
https://w.atwiki.jp/mcstory/pages/52.html
哲学の発生 哲学は最初ギリシャで生まれた。哲学と宗教は区別され、理性によって体系化されるに至った。 当時ギリシャは西アジアの辺境にあり、西アジア文明を摂取することができるとともに、西アジアの専制帝国の軍事的=政治的支配を受けず、自由に選択したり、行動したりすることができた。 これは東アジア文明における日本の立場によく似ている。 ギリシャではポリス(都市国家)という新しい体制の最初の市民社会を建設することができ、それと同じように宗教とは違った科学や哲学を作ることができた。 こうした地理・歴史的理由のなかでも、最初に哲学が誕生したのは、ミレトスという現在のトルコ西部のエーゲ海に面するイオニア地方の植民都市だった。 最古の哲学者ターレス 歴史的に知ることができる最初の哲学者はターレス(B.C.624年~B.C.546年頃)である。 彼はミレトスの商人で、中近東を広く旅行し、とくにエジプトをよく知っていた。日食を正確に予言したり、エジプトのピラミッドの高さを一定の時間にその影を測定することによって測ることができた。 ターレスの有名な哲学は、「世界の万物は水だ」というものだった。 アナクシマンドロス もう1人のミレトスの哲学者に、アナクシマンドロス(B.C.610年頃~B.C.546年)がいる。 彼は、世界の根源はアペイロンというギリシャ語で「不定で、無限なるもの」であると答えた。このアペイロンがみずからに備わっている運動によって次々と分化し、私たちが見るような宇宙ができあがったと説明した。 アナクシメネス さらにミレトスの哲学者としてもう1人、アナクシメネス(B.C.585年~B.C.525年)がいる。 彼は「世界の根源は空気である」と答えている。彼の文章で残っているものに、「われわれの魂は空気であって、われわれを統括しているように、息と空気が世界全体を包み込んでいる」とある。 この3人の最初の哲学者の特徴は、きわめて自然科学的に世界にアプローチしている点であり、自然科学の先祖ともいえる。 参考:面白いほどよくわかる哲学・思想のすべて(湯浅赳男著) タレス - Wikipedia アナクシマンドロス - Wikipedia アナクシメネス - Wikipedia 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/papilio_xuthus/pages/17.html
地域別 ヨーロッパ西ヨーロッパ 東ヨーロッパ 南ヨーロッパ 北ヨーロッパ 中央ヨーロッパ アジア西アジア 北アジア 東アジア 南アジア 東南アジア 南北アメリカアングロアメリカ ラテンアメリカ
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/186.html
2010年5月26日、5月27日 韓国、台湾、中国での翻訳状況については個別ページがありますので、そちらをご覧ください。韓国:2009年、2010年(途中まで) 台湾:2009年 中国:2009年 Index インドネシア ベトナム インドネシア 2010年5月26日 (2010年6月6日追記) 講談社の島田荘司選アジア本格リーグからインドネシアのミステリー『殺意の架け橋』(S・マラ・Gd/エス・マラー・ゲーデー)が刊行されたので、逆にインドネシアでは日本のミステリーが刊行されているのか調べてみました。『占星術殺人事件』ぐらいは訳されているかもしれないと予想していましたが、検索した限りでは、訳されていないようです。アジア全域で勢力を誇る東野圭吾作品すら、まだ訳されていないようですね。 インドネシアのネット書店での「Fiksi>Misteri Kriminologi」検索結果 上記の検索では、アガサ・クリスティと、エス・マラ・ゲーデーの作品が大量に出てきますが、日本の作品は見当たりませんでした。 (2010年5月26日現在、検索結果308件) 2010年6月6日追記 桐野夏生『OUT』が訳されていました。前回は検索をかけるときに上で書いたように「Fiksi>Misteri Kriminologi」で検索したのですが、『OUT』は「Fiksi>Suspense/Thriller」に分類されていたので見落としていました。 インドネシア語版 『OUT』 「Suspense/Thriller」には233件が登録されていますが、その中で日本のミステリ作家の作品は『OUT』だけのようです。(村上龍の『イン ザ・ミソスープ』も検索結果の中にありましたが) インドネシアのネット書店での「Fiksi>Suspense/Thriller」検索結果 ★おまけ★ S・マラ・Gd『殺意の架け橋』(原題『心のコンタクト欄の謎』) インドネシアのネット書店 Googleブックス リンク国立国会図書館 「インドネシアの出版、書店、図書館――出張報告」(2008年9月) ベトナム 2010年5月27日 桐野夏生『グロテスク』 Xấu (2013年8月) 東野圭吾『容疑者Xの献身』 Phía Sau Nghi Can X (2009年) 『秘密』 Bí Mật Của Naoko (2011年3月) ベトナムのオンライン書店の推理小説一覧 (新しいものから順に表示) 中国の推理作家、雷米(レイ・ミー)はベトナム語訳が数冊出ている。ベトナム語の著者名表記は「Lôi Mễ」。(関連記事:Feature Chinese Crime Fiction, Anyone? http //www.bibf.net/WebSiteEn/Other/InformationPage1.aspx?p=18 c=40 ) 中国の上官午夜もベトナム語訳あり(ベトナム語著者名表記 Thượng Quan Ngọ Dạ )。 韓国のキム・ヨンハ(金英夏)もベトナム語訳あり http //www.vinabook.com/choi-quiz-show-m11i42783.html 。 「推理小説」を表すベトナム語は Truyện trinh thám (漢字表記「伝-偵探」)が主流のようである。Truyện(伝)は小説、物語、伝説という意味。「tiểu thuyết suy lý」(漢字表記「小説-推理」)も一応ヒットする。 関連リンク ベトナム国家図書館 オンライン検索 http //118.70.243.232/opac/ PDF「ベトナムにおける日本文学の翻訳・出版・教育・研究」 http //www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/lcs/kiyou/pdf_21-3/RitsIILCS_21.3pp43-52TRAN.pdf 国立国会図書館 「ベトナムの出版事情および統計にみる国外の著作動向」(2004年6月) 「日本ミステリの海外刊行」に戻る
https://w.atwiki.jp/sysd/pages/1475.html
アジア航測 本店:東京都新宿区新宿四丁目2番18号新宿光風ビル 【商号履歴】 アジア航測株式会社(?~) 梅北精機株式会社(1949年12月15日~?) 【株式上場履歴】 <東証2部>1964年2月17日~ 【合併履歴】 2003年10月 日 株式会社エー.エー.エス空間情報センター 2003年10月 日 株式会社アースコンサルタント 2003年10月 日 株式会社テック 1963年6月 日 アジア航空測量株式会社 【沿革】 昭和29年2月 東京都港区田村町五丁目4番地に資本金5,000万円をもってアジア航空測量株式会社を設立。 昭和29年10月 作業所を東京都世田谷区弦巻三丁目594番地に設置。 昭和31年2月 運輸省より航空機使用事業免許をうけ、自社運航開始。本社を東京都港区田村町五丁目7番地へ移転。 昭和33年9月 福岡出張所(現福岡支店)設置。 昭和35年9月 大阪出張所(現大阪支店)設置。 昭和36年5月 倍額増資、資本金1億円となる。 昭和37年4月 名古屋出張所(現名古屋支店)設置。 昭和38年6月 株式額面金額を変更するため、アジア航測株式会社(旧商号梅北精機株式会社 昭和24年12月設立)を形式上の存続会社として合併、資本金1億50万円となる。 昭和38年10月 半額増資、資本金1億5,075万円となる。 昭和39年2月 3,000万円増資、資本金1億8,075万円となる。 昭和39年2月 東京証券取引所市場第二部に株式上場。 昭和39年12月 本店を東京都世田谷区弦巻三丁目594番地へ移転。 昭和42年11月 仙台営業所(現仙台支店)設置。 昭和44年7月 1億1,925万円増資、資本金3億円となる。 昭和53年2月 2億円増資、資本金5億円となる。 昭和56年8月 厚木技術センター開設。 昭和57年10月 本店新社屋を東京都世田谷区弦巻に竣工。 昭和59年2月 7億7,200万円増資、資本金12億7,200万円となる。 昭和61年12月 定款の一部を変更し、事業目的の一部を変更及び追加。 平成元年12月 本店を東京都新宿区新宿四丁目2番18号新宿光風ビル(現在地)へ移転。 平成10年10月 コンサルタント事業部(厚木地区)及び関連部署が品質システムの国際規格「ISO9001」の認証を取得。 平成12年6月 情報システム統括部(厚木地区)及びコンサルタント第二統括部(新宿地区)が品質システムの国際規格「ISO9001」の認証を取得。 平成15年11月 新百合技術センター開設。 平成16年9月 全国91部門で品質システムの国際規格「ISO9001」の認証を取得並びに本社及び新百合技術センターの関連部署が環境マネジメントシステムの国際規格「ISO14001」の認証を取得。 平成17年4月 新百合技術センター(公共システム部・経営情報部)が情報セキュリティに関するJIPDEC ISMS認証基準(Ver.2.0)の認証登録。 平成17年9月 本社、新百合技術センター及び新宿グリーンタワービルの全部門で環境マネジメントシステムの国際規格「ISO14001:2004」の認証を取得。 <子会社の沿革> 昭和40年11月 関西アジア航測株式会社(現株式会社ジオテクノ関西)設立。 昭和44年12月 関東アジア航測株式会社(現関東テクノコンサルタント株式会社)設立。三光アジア航測株式会社(現サン・ジオテック株式会社)設立。 昭和45年10月 東北アジア航測株式会社(現株式会社アドテック)設立。 昭和46年4月 株式会社アステック設立。 昭和46年6月 中部アジア航測株式会社(現株式会社中部テクノス)設立。 昭和46年12月 アジアエアーフォト株式会社設立。 昭和47年3月 九州アジア航測株式会社(現アイプラン株式会社)設立。 昭和50年10月 北関東アジア航測株式会社(現株式会社プライムプラン)設立。 昭和50年11月 中国アジア航測株式会社(現株式会社イーテック)設立。 昭和51年11月 株式会社東北アジアコンサルタント(現株式会社タックエンジニアリング)設立。 昭和52年4月 北海道アジアコンサルタント株式会社(現株式会社ユニテック)設立。 昭和53年4月 四国航測株式会社(現株式会社四航コンサルタント)設立。 昭和53年10月 東京アジアコンサルタント株式会社(現彩コンサルタント株式会社)設立。 昭和54年7月 アジアエンジニアリング株式会社(現株式会社アーバン・テクノ)設立。株式会社アサヒ、アジア、フォト、エンジニアリング(現株式会社アサヒアジア)設立。 昭和55年10月 北陸アジア航測株式会社(現北陸ジオコンサル株式会社)設立。 昭和62年10月 株式会社エー.エー.エス.ビジネスサービス設立。 平成2年4月 株式会社シー・エム・シー設立。 平成2年6月 株式会社ジオ・リサーチ設立。 平成5年4月 株式会社グランパス(現株式会社岐阜テクノス)設立。 平成9年10月 株式会社アジア・トライアングル・サービス設立。株式会社スカイリサーチ設立。 平成11年12月 株式会社テック設立。アジアエアーフォト株式会社が株式会社スカイリサーチを吸収合併。 平成12年5月 エー.エー.エス.クリエーション株式会社設立。 平成12年6月 株式会社エー.エー.エス空間情報センター設立。 平成12年10月 株式会社秋田エイテック設立。北関東コンサルタント株式会社設立。株式会社アースコンサルタント設立。 平成13年1月 株式会社エー.エー.エス.ビジネスサービス(現株式会社アジアマネジメントサポート)が株式会社アジア・トライアングル・サービスを吸収合併。 平成13年9月 株式会社ジオ・リサーチ清算結了。 平成14年9月 株式会社アーバン・テクノ清算結了。 平成14年10月 株式会社プライムプランが北関東コンサルタント株式会社を吸収合併。 平成15年8月 関東テクノコンサルタント株式会社清算結了。 平成15年10月 当社が株式会社エー.エー.エス空間情報センター、株式会社アースコンサルタント及び株式会社テックの3社を吸収合併。 平成16年1月 株式会社中部テクノスが株式会社岐阜テクノス及び北陸ジオコンサル株式会社の2社を吸収合併。 平成16年3月 株式の追加取得に伴い、株式会社スリー・ディ・エックスを子会社化。 平成16年6月 当社が彩コンサルタント株式会社、株式会社アサヒアジア、株式会社イーテック及びアイプラン株式会社の4社を吸収合併。 平成17年9月 株式会社秋田エイテック、株式会社アステック、株式会社スリー・ディ・エックス、エー.エー.エス.クリエーション株式会社及び株式会社アジアマネジメントサポートの5社を清算結了。 平成17年9月 本社、新百合技術センター及び新宿グリーンタワービルの全部門で環境マネジメントシステムの国際規格「ISO14001:2004」の認証を取得。 平成18年3月 株式会社アイディーユーと資本業務提携契約書を締結。 平成18年3月 復建調査設計株式会社と資本業務提携契約書を締結。 平成18年9月 ティーディーシーソフトウェアエンジニアリング株式会社と業務提携契約書を締結。 平成19年8月 株式会社オオバと業務提携に関する基本合意書を締結。
https://w.atwiki.jp/papilio_xuthus/pages/16.html
地域別 ヨーロッパ西ヨーロッパ 東ヨーロッパ 南ヨーロッパ 北ヨーロッパ 中央ヨーロッパ アジア西アジア 北アジア 東アジア 南アジア 東南アジア 南北アメリカアングロアメリカ ラテンアメリカ