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金田一少年の事件簿(テレビドラマ、連続ドラマ期・1997~、スペシャルドラマ期・2005) スペシャルドラマ期(2005.09) 「金田一少年の事件簿 吸血鬼伝説殺人事件」(2005.09.24) A枠1'00″…NISSAN(日産自動車)、花王、Canon 0'30″…Coca-Cola、Meiji(明治製菓)、NTT DoCoMoグループ B枠1'00″…HONDA 0'30″…JACCS、森永製菓、vodafone、Chamisul チャミスル(JINRO JAPAN INC.)、JT、ほのぼのレイク、マクドナルド、大塚製薬
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レギュラーカード 073 源田壮亮(西武) 109 鈴木誠也(広島) 074 木村文紀(西武) 110 野村祐輔(広島) 075 森友哉(西武) 111 床田寛樹(広島) 076 髙橋光成(西武) 112 菊池涼介(広島) 077 平井克典(西武) 113 小園海斗(広島) 078 内海哲也(西武) 114 西川龍馬(広島) 079 内川聖一(ソフトバンク) 115 原樹理(ヤクルト) 080 東浜巨(ソフトバンク) 116 近藤一樹(ヤクルト) 081 森唯斗(ソフトバンク) 117 寺原隼人(ヤクルト) 082 デスパイネ(ソフトバンク) 118 青木宣親(ヤクルト) 083 嘉弥真新也(ソフトバンク) 119 五十嵐亮太(ヤクルト) 084 甲斐拓也(ソフトバンク) 120 村上宗隆(ヤクルト) 085 中田翔(日本ハム) 121 中島宏之(巨人) 086 西川遥輝(日本ハム) 122 坂本勇人(巨人) 087 鶴岡慎也(日本ハム) 123 山口俊(巨人) 088 宮西尚生(日本ハム) 124 岡本和真(巨人) 089 横尾俊建(日本ハム) 125 炭谷銀仁朗(巨人) 090 王柏融(日本ハム) 126 メルセデス(巨人) 091 大城滉二(オリックス) 127 梶谷隆幸(DeNA) 092 吉田一将(オリックス) 128 筒香嘉智(DeNA) 093 増井浩俊(オリックス) 129 上茶谷大河(DeNA) 094 アルバース(オリックス) 130 伊藤光(DeNA) 095 吉田正尚(オリックス) 131 宮﨑敏郎(DeNA) 096 小田裕也(オリックス) 132 ソト(DeNA) 097 荻野貴司(ロッテ) 133 高橋周平(中日) 098 中村奨吾(ロッテ) 134 平田良介(中日) 099 涌井秀章(ロッテ) 135 吉見一起(中日) 100 田村龍弘(ロッテ) 136 祖父江大輔(中日) 101 レアード(ロッテ) 137 鈴木博志(中日) 102 ボルシンガー(ロッテ) 138 ビシエド(中日) 103 藤田一也(楽天) 139 木浪聖也(阪神) 104 田中和基(楽天) 140 鳥谷敬(阪神) 105 銀次(楽天) 141 近本光司(阪神) 106 嶋基宏(楽天) 142 糸井嘉男(阪神) 107 高梨雄平(楽天) 143 糸原健斗(阪神) 108 辛島航(楽天) 144 ガルシア(阪神) 開幕投手カード OP-01 多和田真三郎(西武) OP-07 大瀬良大地(広島) OP-02 千賀滉大(ソフトバンク) OP-08 小川泰弘(ヤクルト) OP-03 上沢直之(日本ハム) OP-09 菅野智之(巨人) OP-04 山岡泰輔(オリックス) OP-10 今永昇太(DeNA) OP-05 石川歩(ロッテ) OP-11 笠原祥太郎(中日) OP-06 岸孝之(楽天) OP-12 メッセンジャー(阪神) チェックリスト C-05 中田翔(日本ハム) C-07 杉本裕太郎(オリックス) C-06 丸佳浩(巨人) C-08 佐野恵太(DeNA) スターカード(全種に金箔サイン版、ラッキーカード交換による赤箔サイン版) S-25 山川穂高(西武) S-37 田中広輔(広島) S-26 秋山翔吾(西武) S-38 長野久義(広島) S-27 柳田悠岐(ソフトバンク) S-39 山田哲人(ヤクルト) S-28 上林誠知(ソフトバンク) S-40 バレンティン(ヤクルト) S-29 大田泰示(日本ハム) S-41 丸佳浩(巨人) S-30 近藤健介(日本ハム) S-42 上原浩治(巨人) S-31 山本由伸(オリックス) S-43 ロペス(DeNA) S-32 T-岡田(オリックス) S-44 山﨑康晃(DeNA) S-33 角中勝也(ロッテ) S-45 京田陽太(中日) S-34 井上晴哉(ロッテ) S-46 大島洋平(中日) S-35 松井裕樹(楽天) S-47 大山悠輔(阪神) S-36 浅村栄斗(楽天) S-48 福留孝介(阪神) HITS LEADERカード(通販限定) HL-01 秋山翔吾(西武) HL-07 田中広輔(広島) HL-02 柳田悠岐(ソフトバンク) HL-08 山田哲人(ヤクルト) HL-03 近藤健介(日本ハム) HL-09 岡本和真(巨人) HL-04 吉田正尚(オリックス) HL-10 宮崎敏郎(DeNA) HL-05 中村奨吾(ロッテ) HL-11 ビシエド(中日) HL-06 銀次(楽天) HL-12 糸原健斗(阪神)
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杜王町郊外の鉄塔を買い取り、3年間その中だけで自給自足していた謎の男。素顔をマスクで隠し、名前も偽名。 実は自らのスタンドである鉄塔に閉じ込められており、吉良吉廣にそそのかされ、仗助ら追跡者の誰かを鉄塔に閉じ込めるために敵対する。仗助との対戦後、自分が一番安心して生活できる場所はこの鉄塔しかないと認識し、この中で生涯を過ごす事を決意した。
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<宮田一穂の2/14> 2月13日、南風大学セントラルタワー地下三階・研究書庫にて。 「あ、いたいた シースさん」 書庫に入ってきたキキが、大きな体を活かし棚の上のほうの本を取ろうとしていたシースに話しかける。 「にゃ……キキちゃん。 研究書庫ではお静かに、だよ」 「ごめん、ちょっと聞きたい事あって」 「……?」 「……そっか、キキちゃんも明日みやっちゃんにチョコあげようとしてたのね。 バレンタインだものね」 用事を済ませ、カール=ケンド研究室に戻ってきたシースはキキの話を聞いていた。 「うん、それで……私が自分で作ったりとかできないかな、って」 「なるほどね。 ただ、実はさキキちゃん……」 「?」 シースの言葉に首をかしげるキキ。 「今の段階で四人ばかしみやっちゃんにあげることになってんだ。 秋さん、七美さん、パラさん……でもってあたし」 「そ、そうなの。 全部渡して…… 宮田さん、食べきれるかな?」 「食べきれないだろーね、あの食の細いみやっちゃんのことだから」 少し考えて、シースは言葉を続けた。 「……渡すのは一人一粒ずつにして、あとはみんなのおやつとして冷蔵庫にしまっとこうか。 もっと欲しかったらそっから持ってくってコトで」 その後、ある者は購入し、またある者は自作し、各々宮田に渡すチョコを用意していった。 そして2月14日、バレンタインデーがやって来たのだった。 南風大学は交流所世界にも研究所を設けており、宮田たちSPPメンバーの活動拠点として機能している。 その研究所のロビーで秋がシースに話しかけていた。 「すいません、宮田のヤツ見てません?」 「にゃ、見てないよ。 あたしも探してんだけどさ」 「電話かけても出なくて。 ちょっと交流所も見てきたんですが、いませんでした」 「んー。 そのうち帰ってくるとは思うケド……」 「……別にチョコ渡すのなんて、いつでもいいんだけど」 つぶやく秋。 「……渡すん?」 「日頃のお礼ってことで、ね」 「みやっちゃんもずいぶん頑張ってくれてるもんねー。 あたしもホントならいっぱいあげたいとこなんだけどさー」 「……相変わらず好きですね、アイツのこと」 「うん……みやっちゃんは可愛すぎてもう…… うふふー」 「ああ……じゃまた後で」 愛する宮田のことを考え微笑むシースを残し、秋はその場を後にした。 さてその宮田がどこに行ったかであるが、彼はトリエルドシティに散在する書店を回っているところだった。 知っている限りの店を回ったのち、宮田はスマートフォンを取り出し、同じSPPメンバーの村田に電話をかけた。 「もしもし、村田くん? ……ごめん、どこ探しても見つからなかったよ、その雑誌」 「ああ、そうか。 やはりちびしぃのキーホルダーとあっては……」 村田が探していたのは交流所世界のアニメを取り扱う週刊誌であった。 この週は「ちびしぃがみんなと一緒に都市を作るアニメ」の特集が組まれており、付録として主人公のちびしぃのキーホルダーがついていた。 このアニメは交流所世界で大変な人気を博しており、関連商品はどれも飛ぶように売れていたのだった。 雑誌もまた例外ではなかった。 おまけがついているとあれば、なおさらだ。 「すまない、先輩…… 手間をかけさせてしまって。 じゃあ研究所でまた」 「ごめんね村田くん、力になれなくて。 あ、そうだ、帰ったらみん わっ!?」 直後、がたっ、という衝突音が聞こえた。 「動くな……お前らみんな動くんじゃねーぞ。 動いたらコイツの命はないぜ!!」 書店の中、客たちの前で紫のマスクの男が宮田の首を腕で押さえ、頭に拳銃をつきつけている。 客も宮田も動けずにいる中、マスク男は模様の書かれた札を取り出し、自分と宮田に貼り付けた。 「そうら! 飛ぶぜ!!」 男が叫ぶと札が光りだした。 ギュン、という音と共に空間が歪み、宮田と男はその中に吸い込まれて消えてしまった。 男の声は通話中のままだった宮田のスマートフォンを通じ、村田にも聞こえていた。 「……先輩!!」 大きな窓のついた部屋があった。 窓からはまた別な部屋が見え……そこには機械のアームで柱に固定され、力なくうなだれている宮田がいた。 「さてガキさらってきたが、これでいいのか?」 部屋の中で、先ほどのマスクの男が隣に座っているゴテゴテとした装飾のついたメガネをかけた小柄な男と話していた。 「上出来だッチ。 ほれ、報酬」 メガネの男―――ドクター・アッチがマスク男に、金の入った封筒を手渡した。 マスク男は早速中身を取り出して数える。 「ひい、ふう、みい…… 確かに受け取った。 だがなんでこんな、ひ弱そうなガキをわざわざ……? 確かに一部じゃ有名だが」 「一つには、ボクはこいつとその取り巻きに三回ばかし痛い目に遭わされてるッチ。 その仕返しッチね。 で、もう一つは……」 「……もう一つは?」 首をかしげるマスク男の前で、アッチは壁にかけてあったカレンダーの、今日の日付を指さした。 「今日は2月の14日。 何の日だか知ってるッチね?」 「バレンタインデー……だよな」 「うむ。 ……ボクはもう四十年以上もチョコをもらってないッチ」 「俺ももう二十年ちょっとはもらってないぞ、チクショー……」 つらい現実に、悲しみに暮れるマスク男。 だがすぐに、当然の疑問を口にした。 「でもそれとこの件に何の関係が?」 アッチはメガネを直し、男の問いかけに答え始めた。 「こいつ、ボクの調べじゃ少なくとも合計五人からチョコ貰う予定らしいッチ。 まごうことなきリア充だッチ。 許せんッチ」 「……」 「ボクはこいつを…… 宮田一穂を、おもいックソ辱めてやりたいッチ!!」 黙ってしまったマスク男を前に、アッチは拳を握り締めて強く言った。 「……ウワサ通りのボケナスだなこいつ」 ボソリ、とマスク男がつぶやく。 「ん? 何か言ったッチか?」 「いや別に何も?」 「……まあいいッチ。 さてこっからはボクの開発した素敵なマシーンの出番ッチね。 世紀の大発明、せっかくだから見ていくッチよ」 「……なんか仕事来たら抜けさせてもらうからな?」 アッチは手元にある、機械の操作パネルをビシバシと叩き始めた。 「ええーっ!! み、みやっちゃんがっ!?」 ナリに似合わぬ慌てっぷりのシース。 「宮田さん……さらわれちゃったの!?」 とキキ。 宮田がさらわれた後すぐ、村田は研究所にそのことを知らせていた。 連絡を受けたのはロッシュだ。 「落ち着けよお前ら」と皆を制し、ロッシュは話を続けた。 「……村田が言ってる状況からすると、転移の術でも使ったっぽいンだよなその誘拐犯。 行き先がわかりゃ宮田を助けにも行けるだろう」 「で、でも……どーすれば」 「ちょっと待ってな」 そう言ってロッシュはタブレットPCを取り出して操作し、あるテキストファイルを開いた。 そのタイトルは「転移逆探知技術メモ」であった。 「最新の研究成果を試すときが来た」 ロッシュはタブレットから顔を上げて言い、立ち上がった。 「キキ、パラさん、シッスー、出かけるぞ! 秋は留守番頼むぜ!」 「あ、はい」 四人は出て行き、秋は一人残された。 「……しょうがない、掃除でもしとくか」 ロッシュ、シース、キキ、パラの四人は事件現場となった書店にいた。 事件現場にはすでに警察がいて、客や店員に聞き込みをしていた。 辺りには野次馬も集まっている。 「ロッシュさん達!」 野次馬の中から村田が駆け寄ってくる。 あの後ここまで来たらしい。 「村田か」 「すみません、先輩が……」 「気にすんな。 今から助けに行ける……かもしれないから」 「……かもしれない?」 不安になる村田をよそに、ロッシュは事件現場を軽く眺め、警察に話しに行った。 「すんません」 「わ! ……どなた?」 ロッシュに声をかけられた警官が返事をする。 何とも頼りなさそうな感じだ。 「すまない、ここは今立ち入り禁止なんだぜ」 隣にいた、水色のAA族の警官もロッシュに話しかける。 「あー、南風研のモンです。 犯人の行方がわかるかもしれない方法持ってきたんで試させてもらえません?」 とロッシュ。 「……ハァ?」 「犯人の行方がわかるかも……でありますか?」 「はい。 ちょっとうちのモンをそこらへんに立たせていただければ」 「……だがなあ、調査中だしな」 ロッシュはパラの方を向いて言う。 「なあ、何か転送術使った痕跡とかわからねーか?」 「やってみる」 そう言って、パラは眼をつむり意識を集中させ始めた。 やがてパラは再び目を開いて、何もない床を指差した。 「あそこね、あそこから魔力が放たれた感じがするわ」 「よしきた」 ロッシュとパラのやりとりを聞いていた先ほどの警官が、彼に話しかけてきた。 「あのー……犯人はひょっとして魔法使いの方なのでありますか?」 「術符使っただけって可能性もあるけどな」 「うう、本官たち魔法はニガテなのであります。 ちょっと先輩に相談してくるのであります」 頼りない警官は、先輩と呼ばれたAA族の警官と話に行き、すぐに二人で戻ってきた。 「……魔法がらみじゃしょうがない。 その方法、ちょっと試してくれないか」 「あい、試させていただきます」 ロッシュはタブレットPCを再び取り出し、パラに手渡した。 画面には先ほどのテキストファイルが表示されている。 「この中じゃあんたが一番魔力強いだろうから頼むぜ。 そこに書いてある手順の通りにやってみてくれ」 「……わかったわ」 パラはタブレットに表示された手順を読みながら、実行していく。 パラはまず目を閉じ、集中した。 続いて先ほど指差した地点に立ち、何かを念じた。 すると、パラが一瞬輝きだした。 ……かと思うと、空間のゆがみが起こり、近くにいたシースとキキも巻き込んで消えてしまった。 「……アレ? 俺おいてけぼり?」 呆然とするロッシュ。 キキは背中に冷たい物が触れたことで目を覚ました。 辺りを見回す。 ここは森の中で、今は雪が降っているようだ。 そして、キキは木の枝の上に引っかかっていた。 下を見るとシースが倒れているのが見えた。 しかし、パラの姿はない。 キキはとりあえず飛び上がり、シースの頭の近くまで行った。 「起きて、シースさん」 「ん……がぅ……っ」 シースはむくりと起き上がった。 そして下を見下ろすと、自分が倒れていたところで大の字になって雪の中に埋もれているパラがいた。 「……」 「……」 「……きゃーーー!? パラさぁーん!!」 潰されてしまったパラだったが割とすぐに復活した。 彼女は頑丈なのだ。 「……ほ、ほんと、ごめんなさい パラさん」 シースは涙目で謝っている。 「いいのよ、しょうがない…… まだまだ改善の余地ありそうね、この転移逆探知。 帰ったらロッシュさんに伝えときましょう。 ……さて」 パラは辺りを見回し、何かに気づいた。 「……ねえ、あの建物」 パラは何かの建物を指差した。 角ばった構造をして、大き目の煙突があり、工場のようにも見える建物だった。 「あそこ、怪しくない?」 工場らしき建物に人の気配はなく、入り口にも鍵はかかっていなかった。 「……じゃ、開けるわよ」 パラは扉を開き、建物の中に入っていく。 その肩にはキキがしがみついていた。 後ろからシースが四つんばいになり、縮こまりながら中に入った。 中に入って少し進んだところで、何かの音が聞こえてきた。 「……ねえ、何か聞こえない?」 キキがパラに話しかける。 「……聞こえるわね」 顔の向きを変えないままパラが言う。 「ウィーン、とか、ビリビリッ、とか…… するね」 とシース。 三人がさらに進むと今度は笑い声が聞こえてきた。 「……」 立ち止まるパラとシース。 「あれ、どしたの?」 キキはパラに尋ねた。 「……この笑い声、まさか…… ったく、またアイツかッ!!」 パラは駆け出した。 「げひゃひゃひゃひゃ! うひゃひゃひゃひゃ!!」 アッチはバカ笑いしながら操作パネルのボタンを乱打していた。 彼の隣に座るマスク男は目を細め、窓から下の部屋を眺めている。 「くきゃきゃーっ! 写真写真! 写真撮っちゃうッチー!! 売りさばいて金の足しにするッチー♪」 「ふぅむ……これは……」 アッチとマスク男が何かの話をしていると、彼らの後ろにあったドアに突然切れ目が入った。 少し間をおいて、大きな音と共にドアが破られ、シースが倒れこんできた。 体当たりしたらしい。 続けてパラとキキがその背を乗り越え、室内に飛び込む。 パラの両手には、鋭い氷の刃が形成されている。 振り向いたアッチはアゴが外れたかのごとく口をあんぐりと開けていた。 「ドクター・アッチっ!」 叫ぶパラ。 「あ、あわ、あわわわわ……」 おびえ、動けないアッチ。 「……そこのマスク男、あんたの仲間!? 宮田くんをさらった奴なの!?」 両手の刃をアッチとマスク男に向け、パラは問い詰める。 アッチは答えず、震える手を操作パネルに伸ばした。 そして黄と黒のストライプに囲まれたボタンを…… 「ポチっとぉーっ!!」 押した。 アッチとマスク男が座っていたイスは突然思いっきり伸び、天井をぶちやぶってしまった。 アッチ達がいなくなってしまった後で、シースはゆっくり起き上がった。 前を見ると、パラとキキが窓の下をじっと見下ろしている。 「どしたんです、パラさ……」 尋ねつつ自分も窓の下を覗くシース。 窓の下では宮田が柱にアームで縛り付けられていた。 フリルがつき、胸元の見える紺と白のドレスを着せられ、大きな青いリボンを頭につけられた状態で。 その後、パラたちは窓を破って飛び降り、宮田を解放した。 「大丈夫?」 パラが宮田に尋ねる。 「はい。 ……こんな服着せられてしまったけど」 と宮田。 「何があったのよ」 「気がついたら、僕、柱に縛り付けられてて…… その後上の窓みたらアッチがいて、何か機械動かして…… そしたらマニピュレータがたくさん出てきて僕に無理やりこの服着せたんです」 「……」 三人は女装させられた宮田を見つめる。 シースに至っては少々息が荒い。 「……どうしたんですか?」 「…… 何でもないわ。 早く出ましょ、こんなとこ。 あなたの服取り戻してね」 その後パラたちは宮田が元々着ていた服を見つけ、彼は無事に着替えることができた。 四人は工場から出た。 工場の入り口からは二車線しかない細い道路が続いている。 歩いていけばどこかの街に出られるだろう。 「ありがとうございます、皆さん」 歩きながら、宮田はパラたちにお礼をした。 「ううん、気にしないで」 「……」 パラとキキは平常心だがシースは様子がおかしい。 宮田から目をそらしているように見える。 「どうしたの、シースさん」 「……ごめん さっきのが頭からはなれなくて」 そう言って白っぽい顔を赤らめるシース。 「確かにかわいかったよね、宮田さん!」 「そうねー。 あなた、割と女装似合ってた」 とキキとパラ。 宮田は特に返事はしなかった。 そんなことを話しながら道路を歩き続けていると、一行の上を大きな影が通り過ぎた。 影からワイヤーが放たれ、宮田の胸に絡みつく。 「!? わ、わーっ!」 宮田は空中へと連れ去られてしまった。 影の主は全長12mほどの、銀色の翼竜のロボットであった。 しかし全体的にずんぐりしたフォルムであまり格好がよくない。 「ぐひょーひょひょーん! あーのまま逃げたとでも思ったッチかー? 宮田一穂はいただいてくッチー!」 「悪いがこれも仕事だ! 追加でカネくれるっつーからな!」 翼竜ロボの胴体にあるコックピットから大声をあげるアッチとマスク男。 「返しなさいッ! フリーズボルトッ!」 パラとシースはそれぞれ手を突き出し、氷の弾丸を翼竜ロボに向けて放つ。 しかし翼竜ロボは口を開くとそこからものすごい勢いの炎を放ち、弾丸をかき消してしまった。 「ふひゃははー! このアッチワイバーンSKYでキミら全員コゲカスにしてやるッチー!」 翼竜ロボは長い首をグイグイ動かしながら炎を吐き続け、道路の左右の森の木を燃やしていく。 「っく……! このままじゃホントにコゲカスにされる!」 「どーすんのパラさん……!」 苦戦するパラとシース。 「ふひ、ふひ、ふひぃー!」 コクピットの中で、汗だくのアッチが操縦を続ける。 左手で掴んだレバーを奥に倒したまま、右手のレバーをガシガシと動かしている。 「お、おい、これ排熱失敗してんじゃねーのか? 暑すぎだぜ! 顔が蒸れちまうよ」 「はひ、はひぃ、ふむっ! そうッチね、べ、別な攻撃するッチ……」 アッチは火炎放射をやめにしようと、左手のレバーを手前に倒そうとした。 しかし、レバーはすっぽ抜けてしまった。 「……」 しばしの沈黙ののち、コックピットにとうとう火がついてしまった。 「ぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃー!!」 「だ、脱出だ! 脱出装置使えィ!」 「作ったっけそんなのー!?」 「はぁーッ!?!?」 直後、アッチワイバーンSKYこと翼竜ロボは爆発四散した。 ワイヤーで吊り下げられていた宮田はやわらかい雪の上に投げ出され、無事だった。 だが森が大火事だ。 「パラさん、森が……!」 慌てるキキ。 「落ち着いて……!」 そう言ってパラは目をつむり、両の手に魔力を集中し始める。 パラの手の中に水球ができた。 水球は見る見るうちに大きくなり、それに合わせてパラも手を広げていく。 やがてパラは両手を開ききるが、それでも水球は膨れ上がっていく。 今度はパラは手の向きを変え、天を仰ぐような格好になった。 すると、それに合わせて水球もパラの頭上に移動した。 水球は膨れ続け、ついにはパラどころかシースよりも大きくなって……破裂した。 魔力を帯びた水があたりに飛び散り、全ての火を消し去った。 パラが翼竜ロボの残骸に目をやると、メガネが割れ、アフロになったアッチがふらふらと立ち上がっていた。 「……さて」 「う、う、お、覚えてろーーーッチ!!」 パラが何かする暇もなく、ズタボロのマスク男を引きずりアッチは走り去った。 森は再び静かになった。 四人は雪の中道路を歩き続け、やがて街が見えるところに出た。 見慣れたトリエルドの街だった。 宮田たちが研究所に戻った頃には、夜も更けていた。 宮田は研究所のテーブルでノートPCを開き、この日のレポートを書いていた。 彼の手元にはチョコレートが六粒あった。 一つ目は、デパートの地下で買ってきたらしい秋のチョコ。 二つ目は、小指に乗ってしまうくらいの大きさのキキのチョコ。 三つ目は、キキの協力のもと作ったという、下手な宮田の顔の絵が描かれたシースのチョコ。 四つ目は、唐辛子の粉が入っているという七美のチョコ。 五つ目は、なぜか非常に冷えているパラのチョコ。 六つ目は…… 忙しい合間を縫って研究所を尋ねてきたアキハラから貰ったチョコ。 それぞれ味わいながら、宮田はレポートを書き終えた。 宮田はレポートを確認してもらいに、ロッシュやシースのいる部屋に行った。 部屋に入ると、ロッシュと七美がいた。 「おー宮田。 聞いたぜー、女装させられたンだってな?」 早速声をかけるロッシュ。 「……大丈夫、だったか? 他にヘンなことされなかったよな?」 心配する七美。 「……悪かったな。 肝心なときに助けに行けなくて」 彼女は宮田の頭を軽くなでた。 「それじゃロッシュさん、レポートの確認お願いします」 宮田はレポートのデータが入ったUSBメモリをロッシュに渡した。 「あいよ。 ……しっかし見たかったなあ、お前の女装」 「あたしもちょっと興味…… あ、スマンスマン」 ロッシュと七美に挨拶をして、宮田は部屋を後にした。 部屋を出ると、そこにはシースがいた。 「あっ ……あ、おつかれ、みやっちゃん」 少し驚いたような様子を見せるも、挨拶するシース。 「……大丈夫ですか、シースさん?」 「うん、まあ、ね……」 「……あの時、僕が女装していたのが忘れられないのですか?」 「……うん。 その……すっごく、かわいかったんだ、うん。 だけど…… ちょっと…… かわい、すぎて……」 「……」 少しの沈黙のあと、シースは突然宮田を抱きしめた。 宮田の華奢な体が彼女の白い腹にめり込む。 「!」 「……ごめん、ガマンできないや。 しばらくこうさせててよ。 どうせこの時間だと誰もいないし」 「……はい」 その時七美が部屋から出てきた。 「……スキンシップですかい」 「あっ……」 「……その、アタシも混ざっていいかい?」 と七美。 その夜、宮田一穂少年は雌竜と女傑に抱かれたり撫でられたりした。 最後は女傑に膝枕をされて心地よい眠りについたという。 まあ、別に変なことはされていないらしいので、大丈夫だろう。 <おわり>
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一階・団欒室。 午後12時過ぎ。 梓「う……ぐすっ……」 律「……」 澪「……」 紬「……」 唯「えっと、本当なの? その……」 唯「……」 憂「お姉ちゃん……」 金田一「……」 美雪「はじめちゃん……」 律「ま、まあ……嫌な事故だった、な」 紬「……」 梓「ううっ……純……純っ……」 唯「あずにゃん……」 紬「……とりあえず、警察と救急車は呼んだから。後は……」 律「……もう、合宿を楽しむ気分じゃないよな」 澪「鈴木さん……」 律「部長である、私の責任だ……どうケジメつければいいんだよ、クソッ」 梓「り、律先輩はっ……ぐすっ、わ、悪くなんかないですよっ……」 梓「わたしが……わたしが一緒にいてあげてたら……う、うわぁああん!」 澪「梓……」 憂「梓ちゃん……仕方ないよ」ギュッ 美雪「はじめちゃん……」 金田一(妙だ、なんか引っ掛かる) 金田一(あれは本当に……事故なのか……?) ……。 プルルルル。 全員「!」 澪「で、電話か……び、びっくりした……」ガタガタ ガチャッ。 紬「……はい、琴吹です。あ、警察の……え?」 紬「それは本当……ですか? わかりました、はい、はい……」 ガチャッ。 唯「ど、どうしたのムギちゃん?」 澪「け、警察は? 警察が来るんだろ?」 紬「それが……この豪雨でこの別荘までの道が崖崩れを起こしたらしくて……」 !? 憂「そ、そんな……」 紬「こんな場所じゃあヘリも飛ばせないし、道が復旧するまで私たちは……」 紬「この別荘に、閉じ込められた事になるわね」 金田一「……」 佐木「それで、復旧にはどれくらいかかる予定なんです?」ジー 紬「最低でもあと三日は……雨が弱まらなければ、もっと長くなる可能性も……」 澪「ぐっ……ぐすっ……」 律「澪!」 唯「み、澪ちゃん。泣いちゃだめだよ~」 澪「だ、だってぇ……ぐす……」 律「……心配すんなって。ほら、手握ってやるから。そしたら少し落ち着くだろ……」 澪「りつ……りつぅ……」 唯「私も、ギュ~だってするしお菓子もあげちゃうよ。だから……泣かないで、ね?」 澪「ゆい……うわぁん……」 唯「よしよし」 美雪「……とっても仲がいいのね、みんな」 金田一「ああ……そう、だな」 梓(……) 梓(純……) 二階・金田一の部屋。 午後14時5分。 金田一「……」 佐木「先輩、どうしたんです。難しい顔しちゃって」 金田一「……事件の事を、考えていたんだ」 美雪「え? だってあれは事故……」 金田一「みんなの手前、言えなかったけどな。どう考えても……不自然なんだ」 佐木「……どういう事ですか?」 金田一「考えてみろよ佐木。どうして彼女はあんな場所にいたんだ?」 金田一「それも、薄いパジャマ一枚で」 佐木「それは……興味本位であの地下室を覗いて、そのまま……階段から転げ落ちてしまって……」 金田一「確かに、あれが普通の地下室ならそれもあったかもしれない。でも思い出せよ佐木、俺たちが初めてあの扉を開けた時の事を」 佐木『階段……ですね。地下に続いているみたいだ』ジー 金田一『ううっ、さぶっ。なんだこの冷たい空気……』 佐木「あっ!」 金田一「そう、扉を開けただけであれだけ冷たい空気を感じるんだ。そこからパジャマ一枚で階段を降りていくのは、どう考えても不自然なんだ」 佐木「なるほど。でも、彼女……好奇心旺盛な感じでしたからね。もしかしたら、寒いくらいはへっちゃらで……」 金田一「いや、あの時の彼女に限って、それはあり得ない事なんだ」 金田一「彼女の体に巻かれていた……タオル」 佐木「……あ! バスタオル!」 金田一「そう。あれが毛布や膝掛けなら可能性もあるけれど……バスタオルを持ち歩いてあの部屋に行く事は、どちらにしろ不自然なんだ」 美雪「じゃあ、はじめちゃん……もしかして」 金田一「……でもな。本当に事故の可能性もあるんだ」 金田一「俺には……あのメンバーが殺人を犯すとはどうも考えにくい」 美雪「はじめちゃん……」 佐木「先輩……」 金田一「あんな仲のいい姿を見てたら……さ」 金田一「……というわけで。今からちょっと現場を調べてくるよ」 金田一「何かあった時が、嫌だからな」 佐木「あ、じゃあ僕も行きます」 金田一「おう、ビデオカメラは心強いからな。バッチリ頼むぜ佐木」 佐木「任せといてください!」 美雪「……気をつけてね、いってらっしゃい」 金田一「あ、あと。さっきの事はみんなには秘密な。余計な心配かけたくねえからさ」 美雪「うんっ、わかってる」 金田一「じゃあ、また後でな」 バタン。 美雪「……はぁ」 美雪(……本当に、私出来ないなあ……こんな時に待ってるだけなんて) 美雪(はじめちゃん……) 二階・階段 梓「……あ」 金田一「っと。梓ちゃんだっけ、どうしたのさ、階段で座っちゃったりして」 梓「……いえ、これ。純に持っていこうかなって思ったんですけど」 佐木「毛布?」 梓「純、ずっと寒い所にいるから……凍えて、風邪ひいちゃうから……」 梓「でも、でも……やっぱり純と向き合うのが怖くて……何も話してくれない親友と会うのはやっぱり……ううっ……」 金田一「……」 スッ。 梓「金田一、さん?」 金田一「心配すんなって。これは俺が純ちゃんに届けておくよ」 梓「で、でも、でも……」 金田一「あと、この毛布にくるまってるお菓子も一緒に、さ」 梓「金田一さん……」 梓「う、ううっ……あ、ま、また……泣かないって決めた、のにっ」 梓「純のために、笑おうって決めたのに……ぐすっ」 金田一「……純ちゃんはさ、多分お腹出したまんま寝ちゃう子だと思うんだ」 梓「え? ……ぐすっ」 金田一「だから、この梓ちゃんからの毛布をちゃんと巻いて眠ってもらえば……あっという間に風邪をひかない純ちゃんになるってわけ」 梓「う……く、ぐすっ、純。風邪ひかないでちゃんと眠りますよね……」ニコッ 金田一「ああ、梓ちゃんの毛布なんだから。きっと……大丈夫さ」 梓「うん……うん……」ニコッ 地下室 佐木「先輩もいいとこあるじゃないですか」 金田一「……うるせー。あんなに泣かれちゃ、男失格だっての」 佐木「またまた~」 金田一「ったく……もう。さっさと調べて戻るからな」 佐木「は~い」 金田一「電気をつけて、と」 カチッ。 金田一(……被害者の様子は変わっていない) 金田一(階段のすぐ下に、転げ落ちた様子で横たわっている) 金田一(確かに、ここが現場にも思える、が……) 金田一(コンクリートの床には、血痕がほんの僅か飛び散っている) 金田一(頭部の損傷の割に……血が少なすぎる。これはやっぱり……) 金田一(……) 眠っている彼女に毛布をかけ、俺たちは階段を上がっていった。 一階・中央団欒室 午後19時 唯「……」モグモグ 澪「……」モグモグ 梓(純……もう、一緒にご飯は食べられないの?) 次第に、自分の中に……「どうして」という感情が沸いてくるのがわかる。 どうして純はあんな所に行ったんだろう。 どうして、私に何も話してくれなかったんだろう。 どうして、純じゃなきゃいけなかったんだろう。 そして……。 梓(……) 私の頭には、どうしても拭いきれない一つの考えがあった。 それは、時間が経ってきて気持ちが落ち着けば落ち着く程……私の中で大きくなった。 それは……。 梓(純は誰に……殺されたんだろう) 梓(確信があるわけじゃない……) 梓(本当に事故なのかもしれない) それでも、もしかしたら。 唯「……」モグモグ 物静かに食事をしている。 律「……」モグモグ この中の誰かが。 澪「……」モグ 紬「……」 憂「……」 梓(純を……殺した) 金田一「……」モグモグ あの三人も含めて、私は人を疑う事にした。 違っていたら謝ればいい。 もしそれがわかってしまったら、私は……どうするんだろう。 梓「あ、あの。ムギ先輩」 !? 食事の手が止まり、全員が一斉に梓の方を向く。 梓(落ち着け……これだけ。これだけだから) 紬「ど、どうしたのかしら?」 ムギ先輩は少し慌てている。 多分誰に質問をしても、同じような反応で会話が進むんだろう。 例え……純を殺した犯人であっても。 梓「気になったんですけど……あの地下室って一体何なんですか?」 紬「ん……」 ムギ先輩は意外、ともとれるような顔をしていた。 私は誰にも気付かれないように目配せをし、全員の顔を盗み見る。 梓「……」 誰も顔色を変える事なく、私を見ている。 私はムギ先輩の返答を待った。 紬「あの地下室は……食料貯蔵庫、いわば冷蔵庫ね」 梓「冷蔵庫、ですか?」 紬「ええ。普段の食料とは別に、非常用の食材を常備してあるの。中には冷蔵庫しかないから……他には何も」 律「……どうして鈴木さんはあんな所に」 紬「説明しておかなかった私が悪いのよ。まさか、あんな事に……なるなんて」 「……」 再び団欒室が沈黙に包まれた。 盗み見た表情の中で……金田一さんが何かを言いたそうだったが言葉を呑み込んでいたように見えた。 が、私はそのまま何も言えずに、二日目の夕食を終えた。 4
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ハ ヒ フ ヘ ホ ハ 通常 月間/年間 スペシャル 2012年版 朴賛浩[投手/G] 橋本将[捕手] 長谷川勇也[外野] 長谷川勇也 12[外野/S] 長谷部康平[投手] 畠山和洋[内野/S] 畠山和洋[内野/月間] 畠山和洋[内野/CH] 畠山和洋 12[内野/S] ハミルトン[投手] 早川大輔[外野] 早坂圭介[内野] 林昌範[投手] 林昌樹[投手] 原拓也[内野] 原辰徳[内野/P] 原辰徳 12[内野/P] 張本勲[外野/P] バリントン[投手/G] バリントン[投手/月間] バリントン[投手/CP] バリントン 12 バルディリス[内野/S] バルディリス 12[内野/S] バレンティン[外野/G] バレンティン[外野/月間] バレンティン[外野/NK] バレンティン 12[外野/G] ハーパー[内野] バーネット[投手/S] 板東英二[投手/P] ヒ 通常 月間/年間 スペシャル 2012年版 比嘉幹貴[投手] 東尾修[投手/P] 東尾修 12[投手/P] 東出輝裕[内野/S] 聖澤諒[外野/S] 聖澤諒[外野/CH] 聖澤諒 12[外野/S] 日高剛[捕手] 英智[外野/S] 英智 12[外野/S] ヒメネス[投手] 桧山進次郎[外野/S] 桧山進次郎 12[外野/S] 平井正史[投手/S] 平井正史 12[投手/S] 平尾博嗣[内野] 平石洋介[外野] 平田良介[外野/S] 平田良介 12[外野/S] 平野恵一[内野/S] 平野恵一[内野/B9] 平野恵一 12[内野/G] 平野将光[投手] 平野佳寿[投手/S] 平野佳寿 12[投手/G] 広澤克実[内野/P] 廣瀬純[外野] 廣瀬純 12[外野/S] B.W.[内野/P] フ 通常 月間/年間 スペシャル 2012年版 ファルケンボーグ[投手/G] ファルケンボーグ[投手/B9] ファルケンボーグ 12[投手/G] フィガロ[投手/S] フィガロ 12[投手/ 12開幕投手] フェルナンデス[内野/S] 深江真登[外野] 福井優也[投手/S] 福浦和也[内野/G] 福浦和也 12[内野/G] 福田秀平[外野] 福田秀平 12[外野] 福地寿樹[外野] 福原忍[投手/S] 福原忍 12[投手/S] 福本豊[外野/P] 福本豊[外野/メモリアル] 福本豊 12[外野/L] 福良淳一[内野/P] 福良淳一 12[内野/G] 藤井彰人[捕手/S] 藤井彰人[捕手/月間] 藤井淳志[外野] 藤井淳志 12[外野] 藤井秀悟[投手] 藤江均[投手] 藤岡好明[投手] 藤岡好明 12[投手] 藤川球児[投手/G] 藤川球児[投手/B9] 藤川球児 12[投手/P] 藤田一也[内野] 藤田太陽[投手/S] 藤巻誠人[投手/P] 藤巻誠人 12[投手/P] 藤村大介 12[内野] 藤本敦士[内野] 藤本敦士 12[内野] 藤原紘通[投手] ブラゼル[内野/G] ブラゼル[内野/CH] ブラゼル 12 ブランコ[内野/G] ブランコ[内野/月間] ブランコ[内野/CH] ブランコ 12[内野/G] ブランドン[投手] ブランドン 12[投手] 古川秀一[投手] 古城茂幸[内野] 古城茂幸 12[内野] 古谷拓哉[投手] ヘ 通常 月間/年間 スペシャル 2012年版 ペン[投手] ペン 12[投手] ホ 通常 月間/年間 スペシャル 2012年版 帆足和幸[投手/S] 星孝典[捕手] 星野仙一[投手/P] 星野仙一 12[投手/G] 星野智樹[投手] 星野伸之[投手/P] 星野伸之 12[投手/G] 細川亨[捕手] 細川亨[捕手/月間] 細川亨 12[捕手/S] 細山田武史[捕手] ホフパワー[内野/G] ホフパワー 12[内野/S] 堀内恒夫[投手/P] 堀内恒夫 12[投手/L] 塀内久雄[内野] 塀内久雄 12[内野] ホワイトセル[内野] 本多雄一[内野/S] 本多雄一[内野/B9] 本多雄一 12[内野/G] ホールトン[投手/S] 更新日:2012-07-08
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美雪「ケホ、じゃあね!はじめちゃん!」 金田一「うーっす!じゃあな美雪!」 美雪と金田一が、金田一の家の前で分かれた。 金田一が郵便受けを見る。 金田一「今日は手紙がけっこう来てんなー!どれどれ」 「ん?なんだ?この手紙・・俺宛だけど差出人の名前がねーじゃん!!」 金田一少年の事件簿 金田一少年の決死行 グランドフィナーレ 金田一の父「おかえり~~~」 金田一の父は、マスクを付けて咳き込んでいた。 金田一「!?どーしたの父ちゃん・・?会社リストラされたの?」 金田一の父「アホ!カゼひて休んだんだ!!見りゃわかるだろ!」 金田一「カゼぐれーで休んでたらホントにリストラされんぜー!頼むよ?家のローンとか残ってんだから。息子の俺におハチを回すなよ?」 金田一「え~~~~、不動山丸越デパートサマーセール大バーゲン、マンションの広告・・・・ウチにそんなモン送ってきてもなー・・おっ!これはフミ宛!しかも男じゃねーか!どれどれ・・」 「「フミちゃんへ、お手紙ありがとう。ボクは・・・・・」」 走ってきたフミが金田一から手紙を引ったくった。 フミ「読むな!!バカはじめ!人の手紙を大声で読むなんてプライバシー侵害よ!!訴えてやる!!」 麻衣「おじゃましてまーす!フミちゃんの同級生の島本麻衣でーす」 フミ「いーよ麻衣ちゃん!あんなヤツに挨拶しなくても!」 金田一「あ~~~~っ、どもども!」 「・・・・さて・・それにしてもこの手紙・・・・いったい誰からだろ?草太がワープロで 手紙書くわきゃねーし・・・第一学校で毎日会ってるし・・ひょっとして立石のヤツかな・・・・?」 金田一が手紙を開けた。 金田一「ハッ」 金田一の母「あらはじめ!帰ってたの?おやつの大福あるわよー!」 金田一「・・・後でいいよ!」 金田一の母「え!?い・・いいの?大福よ?」 金田一は二階の部屋に登っていった。 金田一の母「ちょ・・・・ちょっとはじめ!?」 金田一の母・フミ「「?」」 金田一の母「はじめー!夕食よー!」 金田一「あ――――・・今行く!」 金田一の母「・・・・変ねえ・・あれっきりずっと部屋にこもって・・いつもならつまみ食いの1回や2回っしにくるのに・・・・」 フミ「そっか!わかったおばさん!さっきの手紙のせいだよ!きっと美雪姉ちゃんから「好きな人ができたから、もう会いたくない」――――って手紙だったんだよ!相手はきっと草太でさ!ケケッ、ザマミロ!」 金田一は部屋で、あの手紙を見ていた。 金田一「・・・・・・・よし!」 金田一は持っていたお金をかき集めた。 金田一「う~~~ん、俺の全財産かき集めて、1万5524円―――こりゃちっと足りねーな!」 金田一の母「は?小遣い2ヶ月分前借りですって!?」 金田一「た・・・・頼んます!」 金田一の母「んなコト言ったって今月苦しいのの・・・・!」 母が父を横目で睨み、父は咳き込んだ。 金田一の母「ふ―――っ」 金田一の父「ね・・熱がっ、セ・・セキがっ!!うっー」 金田一・フミ「「・・・・」」 金田一の母「いったい何に使う気よ?」 金田一「それはその~~~~いろいろありまして~~~~ハハハハ・・・・」 金田一の母「しょーがないわね・・・・・」 「はい!6000円!」 金田一「ワオ!サンキュー母ちゃん!」 「・・・・ところでフミ!お前もけっこー貯めこんでたよなー?」 フミ「な・・・なによ!貸さないわよ!!あんた、だいたいなんでそんなお金いるんだよ!」 金田一「・・・・ちょっと・・な!」 フミ「・・・・」 フミ「わかったよ!ホラ、あたしのヘソクリ!」 フミが金田一にフクロウの貯金箱を渡した。 金田一「サンキュー!フミ!おっ・・けっこー重いじゃん!」 フミ「ちゃんと利子つけて返せよ!トイチだかんな!」 金田一「ト・・・・トイチ!?」 金田一「・・・・全部一円玉・・・・」 「小遣い前借りとフミの千円を足して2万2524円、目標の3万円まであと7476円か・・・さて・・・どーしよっか・・」 「――――――うーん・・・ここはやはり「愛は地球を救っちゃうかも」作戦で、みなさまの御協力をお願いするか・・・・!!うん!」 翌日。 金田一は剣持の元に来ていた。 剣持「おう!金田一!どうした?お前の方からこんなトコ来るなんて珍しいじゃねえか!」 金田一「オッサーン!実はさー、一口500円でカンパしてくんね?」 剣持「は?何のカンパだ?」 金田一「ワケは聞かずに気持ちよく御協力くだせー!」 剣持「まっ・・・・いいけどホラ!」 金田一「うう!ありがとごぜーますだ!!ところで明智サンは?」 剣持「明智警視なら全国の捜査一課の警部クラスを集めてエラソーな自慢話を・・・・・」 明智「エラソーな自慢話とはどういう意味ですか?剣持君!」 剣持の後ろに明智が立っていた。 剣持「い・・いや・・その・・素晴らしい講義を・・・・」 明智「あなたも受けた方がよろしいんじゃないですか?そこの素人探偵に協力を仰がないと事件ひとつも解決できないようでは、警視庁捜査一課の名折れでしょう?」 金田一「ハハハハ!相変わらずの明智節だワ、香港でのケガ、もうだいぶよくなったみてーだな!」 明智「・・・・・ええ・・・・なにやら気味が悪いですね、今日は何の用ですか?」 金田一「500円カンパに来たんだ!明智サンも一口どお!?」 明智「・・いいでしょう!何を企んでいるか知りませんが・・」 金田一「毎度~♡」 明智「そうそう!カンパなら、あそこにいる人たちにも頼めそうですよ」 金田一「?」 俵田「お~~~~っ!!金田一!?金田一じゃねーか!!」 茅「あら」 猪川「おっ!」 長島「チッ」 これまでの事件で金田一と知り合った4人の警部たちが集まっていた。 金田一「あ~~~~っ!俵田さーん!茅さん!!それに長島さんに猪川警部まで!!」 俵田「久しぶりだな~~~!キンダニ!!津野スキー場以来だな!」 俵田が金田一の背中をはたく。 金田一「イテッ!た・・俵田さんもあいかわらず!」 俵田「知ってっか~~~~?俺、あれから昇進して警部になったんだぞ!警部に!」 猪川「はっはっはっ、民間人でこれだけ全国に警察の知り合い作ってる怪しい人物はお前くらいだぞ!」 金田一「いや~~~~まだまだ足んないっスよ猪川警部!四国地方がいねーんだよな~」 長島「ケッ!俺は知り合いでもなんでもないぞ!!」 金田一「そんな~~~~!ツレないな~~~~長島さ~ん!」 茅「この子もホラ、金田一君に会えてこんなに喜んで・・・・!ふふ♡」 金田一「茅さんも、気になる箱ちゃんも元気そうで・・・・」 常談社。 いつき「カンパ?なーんだよ?ひょっとして、コレか?ん?」 金田一「そっ・・そんなんじゃないよー!いつきさーん!!――――ったく、思考が週刊誌なんだから」 いつき「ハハ!いいぜ!それぐらいなら、いくらでも出してやらあ!ホラ!お前にゃ世話になってるしな!」 金田一「あんがと!いつきさん!そういや、みずほちゃん元気してる?」 いつき「おう!最近すっかり体調よくてよ!学校もフツーに通ってんぜ!」 金田一「そうか・・!・・・・・よかったね!」 いつき「?」 金田一「じゃ・・まだ他回んなきゃいけねーから、またね!いつきさん!」 いつき「なーんだ?あいつ・・・・」 玲香のコンサート会場の控え室。 玲香「きゃ~~~っ♡うっそ~~~~!金田一君~~~~!!金田一君からあたしの楽屋に来てくれるなんてカンゲキー♡」 金田一「あ・・・・いや、実は俺、カンパ頼みに来たんだ!」 玲香「カンパね?わかった!これで足りる?」 玲香は札束を出した。 金田一「わ!そんなにいらないよ!500円でいいんだ!」 金田一「サンキュー!玲香ちゃん!新曲ヒットするといいね!」 玲香「・・・・?う・・うん・・・・」 金田一「じゃ・・俺行かなきゃ!」 玲香「あっ・・・待って!金田一君!」 「・・・・また・・会えるよね・・・・・?」 金田一「ああ!あったりまえじゃん!じゃね!玲香ちゃん!」 玲香「・・・・・」 金田一「・・・・さてここまでで、2万6524円!あとは学校の連中にでも・・・ん?」 金田一の横に、タクシーが止まった。 運転手「お客さん、どこまで?」 金田一「え?お・・・俺は別にタクシーなんか・・・・」 運転手「乗んなよ!運賃はいいからさ!」 金田一「はっ」 「じゃ・・・・お言葉に甘えて不動高校まで・・・・・」 金田一がタクシーに乗った。 金田一「どーゆう風の吹き回しだよ?快盗紳士!!」 運転手「あらバレてた?」 金田一「だってタクシーの上のランプがあんたのマークじゃん!」 運転手が帽子を取った、その素顔(?)は、以前名画を巡って金田一と戦いを繰り広げたもう一人の宿敵、快盗紳士だった。 快盗紳士「ホホホ!面白いでしょ?実は今度不動山美術館にある、和泉宣彦の絵をいただく予定なの♡リターンマッチよ!どう?受けて立つ?」 金田一「――――いや!俺は今度は降りるよ・・・オッサンに任す」 快盗紳士「え~~~~~~!?なんでよ~~~!つれないわね~~~!」 金田一「いや~~~~いろいろあってさ!俺も・・・、それよりついでだから、あんたも乗らない?一口500円!」 快盗紳士「はあ・・?なんであたしが?」 金田一「いいじゃん!こないだ俺の依頼料ガメたでしょ!?」 快盗紳士「――――ったく!しょうがないわね~~~~ハイ!」 金田一「サンキュー♡助かるぜ!」 不動高校。ミス研の部室に金田一が来た。 朝基「やあ!何しに来たのかな?」 金田一「うっっ!お・・・お前は・・・・・!」 朝基「授業もデズに部活だけ顔出すなんて不謹慎極まりない!!」 金田一「あっ・・・朝基!!!ミス研でもねーお前こそどーしてここにいるんだっ!?」 真壁「彼はボクの勧めで今日からミス研に入ったんだよ、金田一君!くぅくっくっく」 鷹島「・・・・・・・」 京谷「そーザンス!うっしっし」 金田一「真壁!それに京谷!お前まで!!で・・・お前ら、今度は何を企んでんの?」 朝基「もちろん知力でお前を倒すことさ!金田一!」 朝基たち「ひとりひとりではかなわなくても、3人合わせりゃ「文殊の知恵」!!」 「行くぞ!金田一っ!!」 「我々の攻撃を受けてみろおおおお!!」 朝基たち「「「精神攻撃~~~~!!」」」 朝基たちは、「みょんみょん」とした思念波を出してきた。 金田一「す・・すごい知力ですこと・・・・最終回だってのに・・・みょんみょん・・・って・・」 エミリ「センパーイ!」 金田一「エミリちゃん!!」 エミリ「七瀬先輩、今日カゼで休みなんですって!ちょうどいいから、帰りにエミリとゴハン食べません?」」 金田一「あ・・ワリーんだけど、今日は他に行く所があってさ!」 エミリ「え~~~~~~エミリ残念~~~~~!」 草太「え!お前今日ダメなの?サッカーのチケット手に入ったから誘おーかと思ったのに・・・・」 金田一「なぬっ!?そいつはちと惜しいな~~~~!」まっ・・・それはさておき、みなさーん!!恵まれない金田一君のために、一口500円で愛の カンパお願いしまーす♡うふん♡」 草太「え~~~~!一口500円!?高すぎる!何考えてんだ!」 金田一「頼むよ~~~~!助けると思ってさ!」 草太「ん~~~~しょーがねーなー!ホラ500円!!」 金田一「ううっ!!ありがとう草太!やっぱり親友だな!」 エミリ「じゃ!エミリも~~~!」 朝基「フッ・・・・敵に塩を送るのも武士の情けか・・・・!」 金田一「へっへ~!サンキューみんな!カンシャカンゲキ~!!」 金田一は自分の部屋に戻った。 金田一「おっしゃー!これで目標の3万円達成!!これで準備はOKだ!さーてー・・・・・・・・・あとは・・」 風邪を引いた美雪は、部屋で寝ていた。 美雪「・・・!!」 金田一が窓から入ってきた。 金田一「よっ!美雪!」 美雪「はじめちゃん!!」 金田一「珍しーな!お前が寝込むなんて!」 美雪「ちょ・・・・ちょっと!窓から入ってこなくても・・」 金田一「あ!寝てろって!お前熱あんだろ?下、閉まってたからさ」 美雪「でも・・」 金田一「俺はちょっと見舞いに来ただけだからさ!」 美雪「・・・・」 金田一「――――もう夏休みだな・・」 美雪「・・・・うん・・去年は海に行ったよね・・・・・」 金田一「・・・・ああ・・・・・あのさ・・俺・・・・・・いなくなったら、さびしい?」 美雪「なに言ってんの?別にさみしくなんかないわよ!」 金田一「・・・・・・そっか・・」 美雪「はじめちゃん・・いなくなっちゃうの・・・・・?」 金田一「バーカ!なに言ってんだよ!」 美雪「なによ~~~~~ヘンなこと言わないでよ!も~~~~~!」 金田一「どうした?顔赤いぞ、まだ熱が―――――、ハッ」 美雪の目から涙が零れていた。 金田一「なっ・・・なんだよ、俺・・・・泣くようなこと言ったか?」 美雪「――――言った!思いっきり言った!」 「いなくなるって・・・・・・」 金田一「ごめん・・」 金田一が美雪とキスをした―――――― 金田一「――――まだ・・熱があるみてーだな!」 美雪「・・・・・・・うん」 金田一が窓の方を向くと、窓の外で竜二がビデオを撮っていた。 金田一・竜二「「・・・・・・・」」 竜二「あっ!どうぞ!かまわず続けてください」 金田一「・・・・佐ぁ木いいい~てめえr~~~~~~!! 竜二「わっ」 金田一「このヤロ!そのテープよこせっ!!」 竜二「ダメですっ!これは名探偵、金田一一の赤裸々私生活編なんですから!!」 金田一「なにが赤裸々だっっ!!」 「!、おわ~~~ッ」 竜に「ぎゃっ!!」 金田一が竜二諸共、窓から落ちていった。 美雪「はじめちゃん!」 落ちた金田一の側に、自転車とリュックサックがあった。 美雪「!?はじめちゃん、その荷物と自転車は・・・・・!?」 金田一「あ・・・・・ああ!ちょっとそこまでな!」 美雪「で・・・・でも・・・そこまでって・・・・そんな大きな荷物持ってどこへ・・・」 金田一が自転車に乗った。 金田一「・・・・美雪!」 「またな!」 美雪が下に降りると、金田一は手を振りながら、自転車で去って行った。 美雪「はじめちゃん!はじめちゃん・・・・はじめちゃーん!!」 竜二「・・・・センパイ、どこに行くんですか?あんな荷物持って、長旅ですか?」 美雪「・・・・」 竜二「・・・―――――戻ってきますよね?センパイ・・・・」 美雪「・・・・・・・・・当たり前よ・・・・!必ず帰ってくるよ!」 金田一が分かれ道に差し掛かっていた。 金田一「・・・・さーて、どっちに行くかな・・・」 金田一が草をむしって、投げた。 金田一「よし!こっちだ!」 美雪(帰ってくるよ、もちろん―――――) (だって、ここにはまだ謎が―――――) (あいつの大好きなミステリーが、まだまだいっぱい残ってる) (だから――――大丈夫) (きっと・・・必ず帰ってくる――――) (いつかまた――――逢えるその日まで) (サヨナラ―――――金田一少年・・・・・) 金田一は自転車で走り続ける。 「金田一少年の事件簿」第Ⅰ期 完
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藤田観光グループが運営するホテルです。 一言でいえば「まぁ大体東横イン」 駅の目の前なのでアクセスは最高です。 ベッドは硬め。腰痛持ちは注意が必要です。 価格帯は4000円前後。やはり東横インの代替財です。
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【書きかけ】吉田一郎「国マニア」(2005) 国マニア 世界の珍国、奇妙な地域へ! (ちくま文庫) 評価 ひとこと 分類 地理 文庫 目次 小さくても立派にやってる極小国家ベストテンバチカン市国 潜在的“国民”は一〇億人以上!?世界最小の大国家 モナコ公国 殿様商売と思いきや、意外に時代をつかんだ商売上手 ナウル共和国 国がまるごと音信不通になった、とんでもない島 ツバル 映画ではない、現実に起こりつつある「国家沈没」 サンマリノ共和国 イタリア統一のため、統一されなかった世界最古の共和国 リヒテンシュタイン公国 「一国一城の主」の夢をかなえた、ちょっとわがままな公爵 マーシャル諸島共和国 伝統的な階級社会のはずなのに、日系大統領が誕生 セントクリストファー・ネーヴィス 「植民地の方が良い」と島が一つ逃げ出した国 モルディブ共和国 リゾートアイランドの知られざる厳しい現実 マルタ共和国 島全体に深く戦いの歴史が刻まれた、遺跡の国 【コラム】小さな国は切手で儲ける! 国の中で独立するもうひとつの国アトス山(聖山修道院自治州) 東ローマ帝国の勅令が生きる女人禁制の山 コソボ共和国 民族の聖地への、強すぎる思いが生んだテロの応酬 アラブ首長国連邦 石油の力で王様たちを従える、世襲制の大統領 ザンジバル アフリカ大陸統一の先陣を切った百日国家 グリーンランド 本当のアメリカ大陸発見者はバイキング プエルトリコ 独立をアメリカに掠め取られた地域の現状 バミューダ諸島 世界第二位のお金持ち地域のはずなのに…… クック諸島 ニウエ ハローキティ金貨が通用するオチャメな島々 ブーゲンビル自治州 鉱毒問題に端を発した、独立保留中の島 トゥバ共和国 なぜか台湾が領有権を主張するシベリアの小国 クリミア自治共和国 旧ソ連の民族と政治問題の縮図となった黒海の半島 ユダヤ自治州 極東に作られた、もうひとつのユダヤ人の祖国 香港特別行政区 日本も見習うべきところの多い中国の「一国二制度」 チベット自治区 輪廻転生するゆえに、自治権確保が死後の安定の鍵 【コラム】保護国・自治領・海外領土・植民地の違い ワケあって勝手に独立宣言をした国々沿ドニエストル共和国 レーニンの銅像がそびえる、今も「ソ連」な国 アブハジア共和国 南オセチア共和国 ソ連の亡霊に悩まされるカフカスの小国 ナゴルノ・カラバフ共和国 大国の思惑に翻弄されるキリスト教徒の「孤島」 北キプロス・トルコ共和国 ビザンティン帝国復活の夢が生んだ島国の悲劇 サハラ・アラブ民主共和国 自然に生きる人々が食いものにされた、砂漠の亡命政府 ソマリランド共和国 五日間の独立を取り戻そうとする騒乱の中の安定国家 【コラム】私的超ミニ独立国家の作り方―シーランド公国 常識だけでは判断できない珍妙な国・地域ピトケアン島 絶海の落人島は書類一つに五三〇〇km スバールバル諸島 日本人でも自由に暮らせる不思議な外国 クチビハール 飛び地の飛び地の飛び地、小さな世界で生きる人がいる ジブラルタル 植民地の支配権をめぐる、どっちもどっちの争い アンドラ公国 二人の元首と中世を背負う、ピレネー山脈の小国 ブガンダ王国 元ボクシングヘビー級王者にノックアウトされた王国 マルタ騎士団 今もいきる十字軍の騎士たちの領土なき国家 【コラム】敵国内にある軍事領土―グアンタナモ基地 かつてはあったこんな奇妙な国・地域ビアフラ共和国 大国のエゴが生んだ二〇〇万人の犠牲者 東パキスタン 宗教だけで作られた、世界最遠飛び地国家の破綻 ローデシア あったのに、なかったことにされてしまった国 シッキム王国 ネパール人に乗っ取られたヒマラヤのチベット仏教王国 サラワク王国 現実に存在していた『冒険ダン吉』の世界 北ボルネオ会社領 国家ぐるみで行なった、民営化という名の搾取 大東諸島 アホウドリの絶滅危機が生んだ日本の会社統治領 ニューヘブリデス諸島 人を食う島民に手を焼いた英仏が、共同統治した島々 中立地帯 日本が思わぬとばっちりを受けた不毛の地 ダンチヒ自由市 たった一つの港湾都市が現代ヨーロッパ史の鍵 パナマ運河地帯 超大国と戦い続けた運河国家の一〇〇年 満鉄付属地 「テツ」は国家なりを地でいった満鉄の大陸支配 ホームランド ここまでやるか、をやってしまった人種差別国家 気になる表現 メモ 参考文献
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一階・団欒室 三日目、午前1時。 律「うっ……」 澪「あず……さ……」 唯「ううっ……うわあああん……」 紬「どう……して……」 憂「……」 ガチャッ。 美雪「あ、ど、どうだったはじめちゃん」 金田一「これは……殺人だ」 「!」 律「さ、殺人……?」 紬「梓ちゃんが誰かに……」 澪「殺され……た」 金田一「……ああ」 憂「……して」 唯「う、うい?」 憂「どうして……梓ちゃんが」 憂「さっきまでメールして、確かに生きていたのに」 憂「ねえ、どうしてなの……」 金田一「……」 金田一「憂ちゃん。辛いかもしれないけれど、そのメールの時の様子を教えてくれないかな」 憂「……」 唯「憂……」 憂「わかりました、お話します」 憂「メールが来たのは、私が眠ろうと思っていた頃です」 金田一「……そうか」 憂「はい、これがそのメールです」 金田一「……この、最後のメール。22時30分の後は?」 憂「えっと、私着替えてから地下に向かったんですよ。で、ちょっと準備に手間取っちゃって……15分くらいかな」 金田一「準備を終えて地下室に向かったら……」 憂「はい。梓ちゃんが倒れていて……私、みんなを呼びにいって……ううっ……」 金田一「他に、何か変わった事は?」 憂「そんな余裕なかったですよ……」 金田一「例えば、奥に誰かの雰囲気を感じたとか、純ちゃんの様子が変わっていたりとか……」 憂「……奥まで行く勇気は無かったですけど気配とかは感じなかったと思います」 憂「純ちゃんは……毛布がかかっていたくらいです。それ以外は何も……ううっ」 佐木「……先輩、今日はもう休んでもらった方が」ジー 金田一「そう……だな」 澪「……」ガタガタ 律「澪。私の部屋に来いよ……一人じゃ眠れないだろ?」 澪「……」コク コク 紬「じゃあ……休みましょうか」 唯「……みんな、戸締まりだけはちゃんとしようね」 「!」 その言葉に、全員が凍りついた。 金田一(そう……) 金田一(中野梓を殺した犯人は、この中にいるんだ……) 金田一(仮面を被って、この状況を見つめている) 明日からまた調査をするという事を考えると、眠気はすぐにやって来た。 部屋に戻ってから目が覚めて……三日目の朝が始まった。 団欒室。 三日目、午前10時。 金田一「全員揃ったみたいだな」 唯「あの、これから何をするのかな?」 金田一「みんなに聞きたいんだ。一日目と二日目に、どんな行動をしてきたのか」 金田一「それを元に、アリバイを探して行くんだ」 律「ち、ちょっと待った~。アリバイなんて言ったら……」 澪「……まるで、私たちが容疑者みたいじゃないか」 律「大体さ~、たかが高校二年生の分際でしゃしゃっちゃって……推理ごっこかぁ?」 佐木「ごっこも何も、この人は本場ですよ」ジー 紬「……え」 佐木「かの有名な金田一耕助の孫……IQ180の天才高校生探偵、金田一一」ジー 澪「高校生探偵……」 憂「IQ180……」 唯「それって、どれくらいすごいの?」 紬「テストで常に100点満点なくらいかしらね~」 佐木「まあ……学校の成績は赤点レベルですけどね」 金田一「おほん。で、話がまとまった所で、だ」 金田一「改めてみんなのアリバイを聞いていきたい」 金田一「まずは一日目から……お願いできるかな。なるべく時間は覚えている限り、正確に頼む」 澪「合宿初日だな」 紬「えっと、朝から移動して……この別荘についたのはお昼、13時くらいだったと思うわ」 美雪「この辺りは、まだ関係なさそうね」 紬「それから荷物を片付けたりして……お茶で一息いれていたら雨が降りだしたの」 美雪「私たちが合流して……演奏を聞いて、そこからお夕飯をご馳走になったわね」 金田一「問題は……夜だ」 澪「た、確か初日は……0時近くまで騒いでたかな」 律「騒ぎ疲れて、部屋にもどったらすぐ寝ちゃったけどな~」 金田一「そこに鈴木さんは?」 唯「集まったのは、私と澪ちゃんとりっちゃんの三人だよ。みんな誘ったけど……寝ちゃう人が殆どだったから」 律「まあ、初日だったしな~。四泊五日もあるんだから、体力温存てカンジ?」 金田一「つまり、3人は0時過ぎまで一緒にいた?」 澪「大体、そんな感じかな。少なくとも1時にはもう寝ていたよ」 金田一「じゃあ、他の人は?」 紬「私は部屋で寝ちゃってたから……」 憂「私も。特に梓ちゃんや純ちゃんと話してもいなかったし……」 金田一「じゃあ、純ちゃんを最後に見た時間は?」 憂「えっと……部屋に入っておやすみなさいする時かな。23時くらい」 律「その辺かな~」 金田一「それ以降は?」 「……」 金田一「つまり、犯行が行われたのは……少なくとも午後23時以降になるわけだ」 律「あ、あれだ。死亡推定じこくーとかわからないもんなのかな?」 澪「冷蔵室で亡くなったなら、わからないんじゃないか?」 律「あっ、そっか」 紬「でも、どうして冷蔵室に……」 憂「探検じゃないかな。純ちゃんて元気な子……だったから」ジー 唯「ええ~。でもあんな格好で冷蔵庫開けたくないよ~……」 律「でも、あの地下室にめちゃくちゃ美味いアイスが保管されてたら、どうする?」 唯「あ! 行きたい行きたい!」 紬「でも、地下の冷蔵庫内には冷凍されたお肉とかしか……お菓子類は何もないはずよ~」 唯「……がっくし」 美雪「あれ、紬ちゃんはここの地下に何があるか知ってるの?」 紬「あ、所有している別荘全てに似たようなお部屋があるの。中身も大体同じだって聞いたから……多分そうかなって」 美雪「そ、そう……(そんなに別荘持ってるんだ)」 金田一「……じゃあ、二日目だ。主に夜……最後に梓ちゃんを見た時間は? 誰か覚えていないか?」 澪「私は、就寝前……午後21時くらいかな」 律「私も」 紬「それくらいかしらね」 唯「私もだよ~」 憂「……直接梓ちゃんを見たのは、私も同じくらいです」 佐木「となると……」ジー 金田一「犯行時間は、夜の21時以降の可能性か」 憂「で、でも……こうやってちゃんとメールを!」 律「携帯だけパクって、憂にメールしたとか?」 金田一「いや、携帯は梓ちゃんのポケットの中に入っていた。その可能性は低いと思うぜ」 律「んん~……携帯を梓から盗んで、憂ちゃんにメール。地下室に呼び出した後、梓の携帯をポケットに……」 澪「律、もうわけわかんないぞ。素直に負けを認めろ」 律「ううっ……」 6