約 13,624 件
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/7102.html
このページはこちらに移転しました 葛藤 作詞/マルミユ 作曲/旋風 おさげの娘がいじわるをする ぼくのうさぎを取りに来る どこを見てるかわからない瞳 ぼくのうさぎをにらんでる となりにいるのに見えてない ぼくのうさぎも見えてない なにを見てるか見当つかない ぼくのうさぎを見つめてる こないで こないで いじわるしないで こわいよ こわいよ こっちを向いてよ いやだよ いやだよ どこかへ行ってよ やめてよ やめてよ となりに立ってよ おさげの娘がいじわるをする ぼくのうさぎをいじめてる 大好きなうさぎをぼくは抱く ぼくのうさぎはうでのなか このままずっとうでのなか 締められ続けてやがて死ぬ 音源 葛藤
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/15286.html
登録日:2010/04/05(月) 19 09 09 更新日:2024/05/16 Thu 10 26 56 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 あるあるネタ コンフリクト ジレンマ 二つの心 二律背反 二者択一 僕は小柳 冥殿 創作 吉井明久 天使 心理 心理状況 悪魔 悪魔も天使にも翼はある 日本語 秀逸な項目 編集のしようが無い項目 言葉 私は 俺は あなたの中の おまえの中の 良心 邪心 ε(*'ー')_† Ψ_(`∀´)F .例えるなら 言ってみりゃ 天使です 悪魔だぜ ε(*'ー')_† Ψ_(`∀´)F あなたが おまえが 悩んだ時に 迷った時に そっと現れて 耳元で囁いて ε(*'ー')_† Ψ_(`∀´)F あなたを おまえを 正しい方向へ 欲望のままに ε(*'ー')_† Ψ_(`∀´)F // 導きましょう \\ \\いざなってやる// 【概要】 『葛藤』とは、異なる二つないし複数の感情や思考を抱き、その狭間で悩むことである。 横文字ではジレンマという。 厳密には定義は異なるようだが、「二律背反」は「二項対立」といった言葉でも表現される。 人物間での考えの相違を指す言葉でもあり、個人の中での葛藤を明確にしたい場合は「心の」という言葉を頭につけて用いられる。 この項目では後者について説明する。 しなければならないことがある時に、身内の不幸やその時しか機会のないことが急に入ったりすると、 人は責任や重要度、自身の欲求等を天秤にかけ、どちらを取るかの判断を迫られる。 あるいは、こうしたいがこういう手もある、というように、複数の選択肢がある場合にも、そうした判断が必要となる。 その時の心の動きが『葛藤』である。 読んで字の如く、葛(かずら)や藤(ふじ)のツルが複雑に絡み合ったような心理状態である。 心の葛藤を示す最も有名なフレーズに、シェイクスピアの戯曲『ハムレット』の “To be, or not to be” というセリフがある。 訳者によって 「生きるべきか、死ぬべきか」 「(復讐を)するべきか、せざるべきか」 等と訳し方に違いはあれど、『するかしないか』『Aを取るかBを取るか』という葛藤が激しい苦悩として描かれており、作品を象徴するセリフとなっている。 こういった葛藤は、その他の作品でもしばしば描かれ、登場人物の成長に大きく関わることもある。 【二次元作品では】 主に理性と感情の争いである場合が多く、よく用いられる手法には冒頭のような ε(*'ー')_† Ψ_(`∀´)F 天使 悪魔 の対立構造がある。 ε(*'ー')_† 天使 善を司る者であり、自身の中の善性の象徴として現れる。 殆どの場合、「いけません!」等制止するセリフとともに登場し、悪行をやめさせたり、常識的な行動や善行をとらせるべく説得をしてくる。 しかし、たまに悪魔より薄情な事をやんわり言い出す天使もいる。 Ψ_(`∀´)F 悪魔 言うまでもなく悪を司る、自身の悪性の象徴である。 感情に忠実で、悪行や利己的な行動をさせようと誘惑をしてくる。 時々綺麗事を言う天使がいるように、たまにキツいなりに天使よりまともな事を言う悪魔もいる。 基本的にこの二者がせめぎ合い、その争いが決着すると行動が選択されるが、時折これらを超越する第三の存在が現れて、ゴリ押しで選択を決定する場合もある。 ……と、ここまで書いて内容に詰まった。 限界だし、このまま登録するかもっと頑張るべきか……。 \,|,/ ボムン!-=(⌒⌒)=- /"|"\ 登録なんか必要ねェ 消しちまいなっ Ψ_(`∀´)F お、お前は…? 俺は(ry悪魔だ Ψ_(`∀´)F 悪魔…だと…? 中途半端に立てて 叩かれても損だろ 諦めちまうのが 賢明ってもんだ Ψ_(`∀´)F それもそうだな…叩かれたくないし…… ほれ、クリアボタン 長押しで全消去 だΨ_(`∀´)F う、うん… ε(*'ー')_† お待ちなさい! き、きみは…? ε(*'ー')_† 私は(ry天使です 天…使…? ここで諦めては 今までの苦労が ε(*'ー')_†水の泡になりますよ そ、そうだよな…!これでも結構頑張ったし… そうです。さあ ε(*'ー')_† もう一頑張りです よし、じゃあもうちょっとネタを… 待て待て、出てこない かもしれないだろ? 時間の無駄だぞ Ψ_(`∀´)F う、うーん… 大丈夫ですよ ε(*'ー')_† 頑張りましょう ど、どうしよう… ー')_† 消去!Ψ_(`∀´)F ε(*'ー')_†継続! Ψ_(`∀´ ( 冥ω殿)「黙れ、ぶち殺すぞ」 は、はひ…ッ!('д';(`д´;) ┏━━━┓ ┃登録 ┃ ┗━━━┛ ↑カチッ △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 太るけど美味しいものが目の前にあると食べてしまう。 -- 名無しさん (2014-03-27 16 59 36) 自分の中の天使と悪魔が争うだけの漫画がサンデーに載ったな -- 名無しさん (2014-08-10 01 51 11) 磯兵衛の悪魔が天使リンチするのは爆笑したw -- 名無しさん (2014-08-10 02 49 05) エロいことの場合は悪魔も天使も背中押してくることはよくあるねw -- 名無しさん (2015-03-13 17 01 05) 小柳は居ないのか? -- 名無しさん (2015-11-15 18 02 37) 最近は作品のキャラが葛藤するのを嫌う人が表立ってきたように思う -- 名無しさん (2019-08-09 17 41 24) 最近はむしろ天使がアレなこと言い出して悪魔がツッコミ入れるまでがテンプレになりつつある気がする -- 名無しさん (2024-05-16 10 26 56) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/shomen-study7/pages/898.html
葛藤
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/2143.html
457 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2007/03/17(土) 22 05 21 ID ??? 死なない敵か・・・ どんだけ酷い目に合わせても絶対死なない美少女なら 是非とも敵として出して欲しい所だが 461 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2007/03/17(土) 22 37 41 ID ??? 457 以前そんなのが敵として出てきたが、PCが即死しかねない攻撃を一回で2発放つ上、 1ラウンドに何回も行動するので、マジ焦りだったねえ。 MSが特定PCに与えたオリジナル魔法を発動させる以外の手段での解決は認めないわ、 オリジナル魔法を与えられたPCのPLは相手NPCとの関係で手を下したくなくて 散々躊躇するわでえらい目にあった (躊躇せずとどめ刺しそうなPCには対処手段を与えないGMよ…) これ前にも報告した事あるなあ 465 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2007/03/18(日) 00 10 32 ID ??? 私の目には、困ったちゃんというより嗜好の違いのように見えるな。 472 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2007/03/18(日) 00 38 02 ID ??? 465 嗜好の違いなんだろうけどな 殺しに来てる相手に対して攻撃もしないなら、一人で葛藤して死んでろって思う 自分も似たような経験をした事ある ラスボスを倒せば村を襲うモブが撤退ってシーンがあってな モブはPCだけでは防ぎきれない状況だ そんな状況で、ラスボスの可哀想な過去に同情したPCが庇いやがった 村を襲うのに理由があるから説得するとか言い出してな 村人は虐殺されていいのかよって意見と、ラスボス同情派にわかれてぐだぐだ GMも自由とか言いながら、なんかわからんけど、ラスボスを庇う様なのが好きなようで、村人の犠牲はなかったみたいな感じにして進めやがった 結果的にうやむやにラスボスが改心で終了 ラスボスはお咎めなし&村人の犠牲はうやむや 葛藤させる意味があるのかと思った ご都合主義の葛藤ほどくだらねえものはないと思った スレ128
https://w.atwiki.jp/yuiazu/pages/806.html
暗い部屋に響きわたる喘ぎ声。 「ハァ、ハァ……唯先輩…」 私は今日も自室で、叶わぬ想いに身を焦がす。 あなたのことが好き。 どうしようもないくらいに好き。 誰よりもあなたのことを愛してる。 それなのにどうして…どうしてこの想いは許されないの。 どうして同じ好きなのに誰も認めてはくれないの… 女が女を好きになるなんておかしい。異常で気持ち悪い。そんなことは分かっている。 以前の私なら「常識じゃん」の一言で片付いてしまうような、些細な問題のはずだった。 でも、あなたの包み込むような優しさや温かさを感じているうちに、私の中であなたの存在はどんどん大きくなって… 気付けばあなたを好きになっていた。 友達や先輩としての好きではなく、一人の女性としての好き。 最初は戸惑った。 おかしいと思っていた感情を自分自身が抱いていることに、これ以上ないくらいの嫌悪感を感じた。 でも、一度気持ちを自覚してしまったが最後、その想いは加速度的に膨れ上がっていくばかりで… 最近ではこのように衣と枕を濡らす夜が続いている。 「んあっ……唯先輩ッ…!」 絶頂への階段を上りきると、私はそのままベッドに崩れ落ちた。 そしていつものように、行き所のない虚無感と背徳感に襲われる。 何度自分を慰めても満たされない想い。 どれだけあなたのことを想っても、あなたは決してこの気持ちに気付いてはくれない。 あなたはすぐに私に抱きつく。 それはあなたからすれば、後輩に対するただのスキンシップ。 「私のことが好きなんですか」と聞けば、あなたは「好きだよ」と答えるだろう。 でも、その好きは私の好きとは違う。あくまでそれは、初めてできた大切な後輩としての好き。 そこに愛と呼べるものは介在しない。決して、私があなたの特別というわけではない。 「当たり前だよね…」 おかしいのは私の方だもの。 常識から逸脱してしまった私がいけないんだ。 もし… この想いをあなたに伝えてしまえば… そう考えたこともある。 一人で悩んで苦しむくらいなら、いっそ想いをぶちまけてしまえばいい。 もしかして、あの優しい唯先輩なら私を受け入れてくれるんじゃないか…なんて。 でも、いつもスキンシップをしている相手が、自分をそんな目で見ていたと分かったら… あなたは私を気持ち悪がるだろう。 あなたが私に抱きつくことはなくなり、次第に私の奇異な眼差しを恐れて避けるようになる。 軽音部の先輩たちは唯先輩の様子がおかしいことに気付き、私の想いはバレてしまって… 純粋で周りから愛される唯先輩だから、皆こぞって彼女を私から守ろうとするだろう。 私は軽音部を辞めざるを得なくなる。 挙句の果てには学校中にその噂が広まって、いずれ転校まで余議なくされて… そんなことには絶対したくない。 何より、今の平穏な日常が私は好きだから。 ティータイムばかりで練習もろくにしない部活だけど、いざライブとなればその一体感はプロにも負けないくらいで。 生徒想いの先生がいて、憂や純といったかけがえのない友達にも恵まれていて。 その日常を壊してまで、こんな想いをさらけ出す必要はない。 そんなことで、両親や周りの人たちを悲しませたくはない。 だから私は、何度も忘れようとした。 この気持ち悪い感情を、何度も何度も捨て去ろうとした。 唯先輩を傷つけてしまう前に。私がこれ以上傷つかないように。 でも… 無理だった。 それどころか忘れようとしたその想いは、私の中で強くなるばかりだった。 だって、あなたは私の日常を大きく占める存在だから。 私の守ろうとしている日常には、いつも笑顔のあなたがいるのだ。 そんな状況でこの想いを忘れ去ることなどできようか。いやできるわけがない。 これは明らかな矛盾だ。守るべき日常が、私を堕落へと誘う足枷となってしまっている。 今の日常を守ろうとすればするほど、その努力は負担となって私により重くのしかかってくるのだ。 もう限界だった。 どうしたらいいのか分からない。 あの優しい笑顔を、ふんわりとした温もりを…忘れることなんて絶対にできない。 自分を慰めるのにも疲れた。これ以上は身も心も傷つくだけ。 唯先輩、私どうしたらいいですか。 このままあなたを傷つけてしまう前に、あなたの元からいなくなった方がいいのでしょうか。 もう寂しい思いばかりするのイヤなんですよ…唯先輩─── 窓から見える空が明るい。 小鳥のさえずりも聞こえてくる。 「また泣きながら寝ちゃった…」 枕元の時計を見ると時刻は六時を示していた。 最近はこのような朝を迎えることがしょっちゅうだ。情けないな。 シャワーを浴びて身支度を整えると、私はいつも通り学校へ向かった。 季節は初夏。 期末試験も終わり、これから始まる長期休暇に学生が胸躍らせる時期だ。 だがクラスメイトが楽しそうに会話する一方で、私だけは机に突っ伏していた。 「あ~ずさっ、どうしたの?」 ポンと私の肩を叩く手。見上げると、そこには親友の純と憂がいた。 「もうすぐ夏休みだってのに元気ないじゃん」 「もしかして梓ちゃん、夏バテ?」 「夏休み前から夏バテなわけないでしょ、憂…」 「でも梓、ここんとこ浮かない顔してるよ?」 「そんなことないよ。ちょっと考え事してただけ…」 私が浮かない顔をしていたのは多分嘘じゃない。 唯先輩のこともそうだけど…今はそれだけじゃない。 私は夏休みがきてほしくなかった。 軽音部の先輩たちに、そして唯先輩に会えなくなってしまうから。 唯先輩たちは今年からもう受験生。夏期講習や模試で忙しくなる毎日だ。 だから去年と違って軽音部の活動は必然的に少なくなる。HTTとして過ごせる時間も減ってしまう。 私は不安になっていた。 一時的とはいえ唯先輩がいなくなった日常で、私は正気を保っていられるのかどうか。 会えない日々が続いて、次第に唯先輩は私のことなど忘れてしまうのではないか… そう考えるだけで、胸が張り裂けそうな思いに駆られる。 「もしかして悩み事とか?」 「いやだから、そんなんじゃないって…」 「悩み事ならいつでも相談してね、梓ちゃん?」 「そうだよ梓!私たちに遠慮なんて要らないんだからさ」 「純…憂…ありがとう。でも本当に何でもないから、大丈夫だよ」 二人には分かっているんだろうな…私が悩んでいること。 純も憂も、私のことをいつも気にかけてくれる。 今までに何度助けられただろう…純の明るさに。憂の優しさに。 私は幸せ者だ。 こんなにも友達想いな友人が傍にいてくれるのだから。 そして愚か者だ。 その心遣いに甘えて正直に悩みをぶつけることさえできないのだから。 いや… 言えるわけないよこんな悩み。 ましてや、憂は唯先輩の妹だよ…? ごめんね…憂、純。 多分この悩みは、一生をかけても話してあげられないと思う。 これは、決して口にしてはならない禁断の想いだから… 放課後。 私はいつものように、一番乗りで部室に到着していた。 トンちゃんにエサをあげた後、ギターケースからむったんを取り出し一人練習を始める。 それにしても暑い…半袖のYシャツ一枚にもかかわらず汗が滲む。 ガチャッ。 部室のドアが開く。 「うぅ~暑いよぉ…」 「おいおい、こっちまで暑くなるだろ唯ー」 「でも、本当に今日は暑いな」 「梓ちゃん、こんにちは~」 「こんにちは、皆さん」 先輩たちが揃って到着した。 みんな暑そうにしているけど、唯先輩だけは特に暑がっている。 もともと唯先輩は、急な温度変化で体調を崩しやすい人なのだ。 「あ~づ~い~」 私はそんな唯先輩を気遣って、ここに来る前に買った500mlのペットボトルを手渡した。 「先輩、お水ですよ」 「んー…?おおっ!ありがとあずにゃん~!」 「にゃっ!?」 不意に唯先輩が抱きついてきた。 こんな暑さにもかかわらず頬ずりまでしてくる。 「あ~ずにゃ~ん…」 汗ばんだ頬と頬がねっとりと密着する。 Yシャツ一枚を隔てた先に唯先輩の体温を感じる。 暑さで若干麻痺していた私の思考は、もはや唯先輩を制止することさえ忘れていた。 思わず唯先輩の背中に手を回してしまう。 「暑い…」 「じゃあ止めろよ…」 私たちの様子を見ていた澪先輩が呆れたようにそう言った。 直後、唯先輩はパッと私を放してしまう。 「おお、そうだった。あずにゃんお水貰うね」 「あ、はい…どうぞ」 …焦った。 一瞬だったけど、理性が飛んでいた自分に私は焦った。 自分から唯先輩の背中に手を回すなんてどうかしている… バレたらどうするんだ。暑さのせいとはいえ、今のは完全に失態だった。 しっかりしなくちゃ。 暑さを振り切るように、私は首をぶんぶんと左右に振った。 「ぷはぁ~。ありがとね、あずにゃんっ」 「いえいえ」 水分補給を終えた唯先輩は、いつもの笑顔でペットボトルをはいと私に渡す。 渡されたそれを、私はできるだけ無心で飲んだ。 夕暮れの帰り道。 澪先輩、律先輩、ムギ先輩と別れた私と唯先輩は、いつものように二人並んで歩く。 「…それでね、TVのまねして特製アイスを作ってみたの。そしたらね!…」 「…へえ~、さすがは憂ですね…」 他愛もない会話が続く。まあ、ほとんど唯先輩の話を私が聞いてるだけなんだけど。 会話をしながら、私は夏休みのことを考えていた。 …いっそのこと、逆転の発想をしてみたらどうだろうか。 唯先輩と会えなくて寂しいと思うよりも、あえてこの過ちを清算するチャンスだと考えるんだ。 今までは常にこの人が隣にいたから、想いをちゃんと消し去ることができなかった。 そりゃあ、好きな人の顔を毎日のように見ていたら忘れられるわけないよね。 でも、長い間顔を合わせずに過ごしていればどうだろう…? もちろん最初のうちは、寂しいと思うかもしれない。 だけど、さらに時間が経てばどうだろう… 二ヶ月もあれば、忘れられるんじゃないかな? そうだ。 いつまでも悩んでいたって仕方ない。 この際、夏休みに対する不安をチャンスに変えてやればいいんだ。 私が再び「常識」を取り戻すためのチャンスに… 「ねえねえ、あずにゃん」 「はっ、はい!?」 急に話しかけられて声が裏返ってしまった…何だろう。 「今度の日曜、私と遊ばない?」 「…へ?」 「今年の夏休みは、あんまり一緒に遊べないでしょ。私たち夏期講習とかあるし」 「確かにそうですけど…それならなおさら、勉強した方がいいんじゃないんですか」 「ええ~。試験終わったばっかりなんだし、夏休み前に一回くらい遊ぼうよ~」 「わあっ!」 唯先輩は私に抱きついてくる。 「…もう、急に抱きつかないで下さい!」 「お願いだよぉ、あずにゃん」 ああもう…。 そんなにうるうるした瞳で懇願されたら…断れないじゃないですか。 「べ、別に一回くらいなら構わないですけど…」 「ほんとにっ!? ありがとあずにゃん~!」 「うぅ…」 唯先輩は横から私をさらに強く抱きしめてくる。 ほんと、私の気なんか知らないで簡単に抱きつくんだから。 「だいたい何して遊ぶんですか?」 「えっ?う~んそうだね…」 「考えてなかったんですか…」 相変わらず無計画な先輩に呆れてしまったが…まあ、それはおいといて。 二人きりで遊ぶということ。 それは今の私にとって、葛藤以外の何物でもない。 せっかくあなたのことを忘れようと思ったのに…どうしてこのタイミングなんですか。 さっきまでの私の決意をどうしてくれるんですか。OKしちゃった私も私だけど。 「んまぁ、とりあえずうちに来なよ~。夏場は外暑いしさぁ」 「どうせ、ゲームとかマンガしかすることないんでしょ」 「ぶー、そんなことないもん。…あっ、ギターを一緒に弾くなんてどうかな?」 「ギターですか?」 これまた意表をついた提案だ。 ゲームやマンガに比べたら、よっぽどマシな提案だろうけど。 「まあ、練習するっていうなら付き合いますけど」 「決まりだね!じゃあ、日曜日の十時にうち集合で!」 「決めるの早っ!」 …まあ、一回くらいならいっか。 どうせ夏休みに入るまでは、学校で顔合わせることになるんだし。 ただ、二人きりで遊ぶなんて機会はもう無いのかもしれない。 夏休みが終わって二学期が始まる頃には、三年生はいよいよ本格的な受験モードに突入する。 そうなるとプライベートでも勉強するのが当たり前だ。 文化祭ライブが終わるまでは、今みたいに帰り道で二人きりの時間はあるだろう。 でも、休日に二人だけで遊ぶことは恐らくもう無い。 否、あってはならないんだ。間違った感情を、もう捨て去ると決めたんだから。 だから、けじめをつけよう。 唯先輩への気持ちは、今度の日曜日を最後に踏ん切りをつける。 そして、夏休みの間に完全に忘れよう。徐々にでいいから。 今年の夏はうんと予定を入れてやる。お祭りでもプールでも映画でも、何でもいい。 他のことが何も考えられないくらいに、スケジュールを真っ黒に塗り潰すんだ。 その中で楽しく過ごせたら尚良いと思うし、自然とほとぼりも冷めていくだろう。 その代わり…日曜日は二人きりの時間をできるだけ楽しもう。 好きな人として過ごす最後の一日くらい、良いよね。 顔をずっと眺めているくらいなら、バチは当たらないよね。 日曜日を最後に、私はこの醜い欲情と決別する。変わるんだ。 「楽しみだなぁ~」 へらっと笑顔を浮かべる唯先輩の傍らで、私はふんすと小さく意志を固めた。 日曜日。 時刻は十時ちょうど。私は平沢家の前に立っていた。 七月中旬とは思えないほどの熱気が、アスファルトの地面からむんむんと伝わってくる。 天気予報で「最高気温が三十度を超える真夏日になるでしょう」と言っていたのは本当らしい。 私はそれを見越していたので、青いボーダーのノースリーブにショートパンツという涼しい格好だ。 背中には愛用のギター、むったん。しかしこれだけ暑いと、むったんを持ち運ぶだけでも重労働となる。 私は「平沢」と書かれた表札の横にあるインターホンを押した。 数秒と経たないうちに玄関のドアが開く。 「やっほ~あずにゃん」 「おはようございます、唯先輩」 唯先輩も私と同じく、白地のノースリーブとショートパンツの組み合わせだ。 「今日は暑いねぇ…さっ、入って入って」 「おじゃまします」 靴を脱いで家に上がると、私は二階のリビングに案内された。 やっとの思いで運んだギターケースを壁に立てかけていると、私のよく知る人物が現れる。 「梓ちゃん、いらっしゃ~い」 「おはよう、憂」 エプロン姿の憂が、麦茶入りのグラスを二つ持ってきてくれた。 「ありがとう」 「どういたしまして♪」 今日は唯先輩と二人きり… なんて思っていたから少し残念な気もしたけど、決して顔には出さない。 「えへへ、それじゃあさっそく…」 「練習ですか!?」 「ゲームしよう!」 「…」 全くこの人は… まあ多少練習に期待していたとはいえ、大方私の予想通りの展開だったので今さらって感じだ。 あまりに唯先輩が目を輝かせながら言うので、仕方なく私はゲームを一緒にすることとなった。 「わぁ、あずにゃんうまいね!天才っ!」 「そんなことないですよ…」 しばらくゲームに熱中した後、目が疲れてきたので休憩タイムとなった。 時計の短針は十二を過ぎたところだ。 「お昼ごはんどうぞ、梓ちゃん」 丁度そこへ、憂がおにぎりとデザートのゼリーを持ってきてくれた。 「お昼まで…なんかゴメン」 「気にしないで。時間がなくてちゃんとしたもの作れなかったし」 「うい~、どっか出かけるの?」 「うん。ちょっとお買い物行ってくるね、お姉ちゃん」 「ほいほ~い」 「夕飯の時間までには帰ってくるから、梓ちゃんとお留守番よろしくね」 「わかったよぉ」 ほわっとした笑顔で返事をする唯先輩。 えっ… ていうか、もしかして… この後、唯先輩と二人きり…!? 階下でドアが閉まる音、続いてガチャリという施錠音が聞こえた。 今。 この広い空間には私と唯先輩、二人だけ。 どうしよう、さっきまでは何とも思ってなかったのに… いざこのような状況に立たされると、急に唯先輩のことを意識してしまう。 「どしたのあずにゃん、早くお昼ごはん食べよ?」 そんな私のことなど露知らず、唯先輩はごはんを前に幸せそうな顔を私に向けてくる。 と…とにかく、今はご飯を食べることに集中しよう。 三度の飯が何よりも好きな唯先輩との食事を、私の変な気によって台無しにするわけにもいかない。 「…ふぅ、ごちそうさま~。ゼリーおいしかったぁ」 「ごちそうさまでした」 デザートのみかんゼリーまで平らげた後、唯先輩はそのまま床に寝転がってしまう。 「ほげぇ、幸せ~…」 「ちょっと唯先輩、お行儀悪いですよ」 「あずにゃんもやってみんさい♪ 気持ち良いよ~」 そう言いながら、唯先輩は私に向かって両腕を広げてみせる。 一瞬、変な思考が頭をよぎったけど無視する。 「もう…それより、ギターの練習するんじゃなかったんですか」 「…あっ、そうだった!」 「やっぱり忘れてたんですね…」 「ゴメンナサイ…今から一生懸命やるから許してぇ」 「たぶん、ギー太もお部屋で泣いてますよ」 「そ、そんなぁ~」 ふふっ、涙目な唯先輩も可愛い… って何を考えているんだ私は。 「冗談ですよ」 「…いや、なんかそんな気がしてきた!」 「へ?」 「ギー太~!今行くから待っててね~~!」 「ちょっ、唯先輩!?」 はぁ…さっきまでのゴロゴロ精神はどこへやら。 とりあえず、むったん持って唯先輩の部屋に行かないと… 私はギターケースを担ぐと、遠ざかる唯先輩の足音を追いかけた。 唯先輩の部屋。 部屋にお邪魔してベッドの上を見ると、唯先輩はむちゅちゅ~とギー太に抱きついていた。 はたから見たら、間違いなくただの変人である。 私はそれをどう思うでもなく、淡々とギターケースからむったんを取り出して口をすっぱくする。 「唯先輩、練習やりますよ!」 「あっ、待ってよあずにゃん~」 慌てて身を起こしストラップを肩にかけたかと思うと、すぐに唯先輩は私の隣にやってきた。 その動きの早さに内心驚きつつ、私も腰を下ろして正座崩しの体勢になる。 「えへへ、この前ゆいあずで演奏したとき以来だね」 「そうですね…」 ゆいあず。 それは私たちのユニット名だ。 つい先日、市内の演芸大会にギターの弾き語りで唯先輩と出場したときのユニット名。 言うまでもなく、ネーミングの由来は私と唯先輩の名前からだ。命名したのは私。 自分で名付けておいてなんだけど、私はこのユニット名を聞くと恥ずかしくてならない。 …まるで、唯先輩と私が一つになっているみたいで。 穿った見解なのは分かる。 そもそも私自身、このユニット名にやましい意味を込めたわけではないし。 でも、後になってその語感やイントネーションを咀嚼してみたら何だか… …ダメダメダメ。 こんなんじゃ、夏休みになっても何も変わりやしない。 決心したんだから。余計な考えは排除しなきゃ。 「あずにゃん、どうかした?」 「な、何でもないです…それよりも、早く練習しましょう!」 私の様子に小首を傾げながらも、唯先輩はうんと頷いてからピックを手にとった。 それから私たちは約二時間、ぶっ通しでギターを弾き続けた。 「ふぅ~。ちょっと休憩しよっか、あずにゃん」 「そうですね」 唯先輩はギー太を肩から外してスタンドに置くと、とうっと背後のベッドに飛び込んだ。 「いや~、たまにはこうやってギターを弾くのもいいもんだねぇ」 たまには…か。 そういえば、唯先輩の家で一緒にギターを弾いたのって初めてかもしれない。 いつもインドアの遊びといえば、ゲームしたり、マンガ読んだり、テレビ見たりって感じだったし。 だから何となく、こうして部屋でセッションするのは私にとっても新鮮だった。 …いや、別に新鮮なんかじゃないから。 ギターなんて、普段から一緒に弾いてるじゃない。 同じギタリストとして一年以上やってるのに、何を今さら。 もうプライベートで一緒に演奏することなんてないんだから。 ていうかそもそも、二人だけで遊ぶこと自体… 「…にゃん。あずにゃん」 「…はっ、はい」 「なんだか今日のあずにゃん、ボーっとしてるよ?」 「そ、そんなことないですよ…」 ごまかそうとするが、無垢な瞳はじっとこちらを見つめて離さない。 その視線に耐えかねて、私は慌てて話題を変えようとする。 「そ、それにしても今日暑いですね」 「唯先輩ったらクーラー苦手だから、部屋にいても全然涼しくないですし」 「あはは、これじゃ外にいた方がマシなくらい…」 「嘘だよ」 「…え?」 何の脈絡もない発言に、思わず言葉を詰まらせてしまう。 「嘘だよあずにゃん。私知ってるよ?最近、あずにゃんが元気ないこと」 「…」 どうして… なんで分かったの。 あなたの前では、極力いつもの自分を保っていたつもりなのに… あなただけにはバレてほしくなかったのに… 「あずにゃん、悩み事があるなら私に言っていいんだよ?」 そんなの…言えるわけがないでしょう。 私は、他でもないあなたのことで悩んでるんですよ? それさえ分からないあなたが、私の葛藤を解決できるとでも? 冗談じゃない。それができたらとっくにこの想いを伝えて… 「ほら、私一応あずにゃんの先輩なんだし」 ドクン。 心臓が跳ね上がる。 先輩風吹かせた顔で、たしかに唯先輩はそう言った。 「一応あずにゃんの先輩」 …はあ。 そういうことですか。 結局あなたにとって、私はその程度の存在だったんですね。 私を後輩としか見ていないどころか、その存在意義は「一応」で形容できてしまう代物らしい。 ははっ… なんかもう、馬鹿みたい。 私一人で舞い上がったりしちゃって。 この人は元から、私のことなんてどうでも良かったんだ。 そのくせ悩み事だけは律儀にも聞いてあげようだなんて。図々しいにもほどがある。 悲しみや落胆が、沸々とした感情へと変わっていくのが分かった。 激情は私の中で渦巻き、やがて一度は葬り去られたはずの欲望へと変貌を遂げた。 目の前には、すまし顔で私の返答を待つ一人の女性。 いいですよ… 教えてあげますよ。 私の悩み。私の葛藤。 分かってもらえないのなら、分からせてやりますよ。 「きゃっ!?」 私は唯先輩をベッドに組み伏せた。 仰向けの状態で両腕を掴まれているにもかかわらず、唯先輩はまだ状況が呑み込めていないようだ。 「あず…にゃん?」 疑問を呈する唯先輩を一瞥し、私は強引にその唇を奪う。 「んむっ!?」 唯先輩の目が見開かれる。ようやく私が何をしようとしているのか気付いたのだろう。 それにしても…柔らかい。それに温かい。 キスってこんなにも気持ち良いものなんだ。 一人で自分を慰めることはできても、キスは相手がいないと成立しない行為。 初めての感触に、私はこれ以上ない興奮を覚えた。 「んっ……くふぅ…」 抵抗しようとする唯先輩を全身で押さえつけながら、舌で無理やりその唇を押し開く。 そのまま舌先で唯先輩の舌に触れると、とてつもない快感が私の体を貫いた。 「んあっ……あず、にゃ……」 私の名前を呼ぼうとするも、口を塞がれた状態ではそれもままならない。 その様子に全能感を得た私は、ついに白いノースリーブの下から手を滑らせた。 次の瞬間、唯先輩はピタリと抵抗するのを止めてしまった。 (え…?) 唯先輩の全身から力が抜けていくのが分かる。 もう逃げ出せないと悟って、大人しく観念したのだろうか。 不思議に思った私は、押しつけていた唇を少しだけ離した。 …笑っていた。 こんな状況にもかかわらず、唯先輩は笑っていた。 微笑を浮かべていた、と言った方が正しいのかもしれない。 なんで? なんで笑っていられるの? これから私に何をされるか分かっているの? 見透かした様なその眼差しに苛立ちを覚えて、私は再び唇を押しつけた。 舌を侵入させる。それでもやはり、唯先輩からの抵抗はない。 分からなくなった私は、唇を離して畳みかけるように言った。 「どうして笑っているんですか…」 「どうして抵抗しないんですか…」 「こんなことされて、気持ち悪いとは思わないんですか!?」 「…ねえ、答えてよ……私のこと、どう思ってるの…?」 …私は泣いていた。 さっきまでの興奮は一気に冷めてしまい、これ以上はどうすることもできそうになかった。 悔しかった。 何をしても唯先輩が私より優位に立っているのが、悔しくてならなかった。 いつも私を振り回してばかりで。 近くにいたと思ったら、遠くで愛想を振りまいていて。 忘れようと思っても、忘れさせてはくれなくて。 強引にその体を求めても、まるで受け入れるかのように笑ってくれて。 結局、何をしても唯先輩に私の存在を刻みつけることはできなかったんだ。 私はただの後輩。 あずにゃんて呼ばれて、抱きつかれて、私はそれに少し怒ったような態度を見せて。 それで良かったんだ。唯先輩にとって私は、それ以上でもそれ以下でもないんだから。 でも、時すでに遅し。私は人生の末路を辿ることになる。 唯先輩に嫌われ、軽音部から追放され、転校を余議なくされ… これが道を踏み外した者の行く末だ。 同性愛なんてのは、認められたものではないのだ。 一度でもその気持ちを抱いてしまえば、運の尽き。 自分を慰め続けるか、想いを爆発させるか、どちらかを選ぶしかない。 そしてそのどちらを選んでたとしても、決して幸せになることはない。 終わりだ。 この場から身を引こう。 分かってはいたけど、これが現実なんだ。 溢れる涙を片手でぬぐいながら、私は唯先輩の上から体を起こした。 (続く) 続きが気になる…! -- (名無しさん) 2010-12-11 22 24 37 つづきは!? -- (名無しさん) 2012-10-20 19 28 14 続けよ! あとやっぱ、百合は葛藤あってこそだと思う -- (名無しさん) 2014-01-27 20 20 09 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/29116.html
【検索用 けんたいかっとうたいけい 登録タグ CD CDけ さくらばCD】 + 目次 目次 CD紹介 曲目 リンク コメント 前作 本作 次作 - 現代葛藤大系 人々之言 第一巻 さくらば 流通 即売 発売 2014年4月27日 価格 ¥1,000(税込) サークル 大特価!とっぽ999853円!! CD紹介 僕らは、葛藤を抱きながら生きていく CD名:『現代葛藤大系』(げんだいかっとうたいけい) さくらば氏 、個人名義としての 1st album 。 先行リリースされた『テーブルトークマナーズ』に書き下ろしの新曲を加えた全6曲を収録。 ジャケットイラストを グレ椅子氏 が、CDデザインを ご近所の平和氏 が、クロスフェードを アボガド6氏 が手掛ける。 THE VOC@LOiD 超 M@STER 28(超ボーマス3)にてリリース。 曲目 テーブルトークマナーズ シガラミを撃て オーダーメイト センチメンタルラビッツ フールオンザプラネット オルケストラ リンク 作者Twitter コメント テーブルトークマナーズはキャラクターも音楽も好きです!!! -- 名無しさん (2017-02-04 20 56 21) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/jojobr3rd/pages/449.html
葛藤 さて、君らに質問するのは何度目になるかな――おいおい、聞く前からそういう顔をするなよな。 とにかく聞くぞ?今回の問題は…… 『君らは何かに“迷った”ことはあるか?』だ。 ――え?「今この答えになんて言うか迷ってる」? それは違うだろ。俺に言わせるなら、それは“悩んでる”んだ。 答えが全くないところから導き出す『悩む』と、 いくつかの答えがあり、そこから選択する『迷う』じゃあ、結構違うと思うぞ、俺は。 ま、とにかく今回はそういう話だ。迷わずに聞いていってくれると幸いだな。 もう一つ聞いておきたいこともあるが――まあ、それは後にしようか。 ●●● 「まったく――いつまでそうしているんだ?」 指をこちらに突きつけたまま動かないジョニィに対しため息混じりにそう呟いた。 「お前を倒すその瞬間まで、だ」 瞳に映る漆黒は『倒す』よりむしろ『殺す』と、そう言っている。しかし―― 「だったら早く撃てばいいじゃあないか。 このDioを殺して上の戦いに加勢するんだろう? ジョナサン・ジョースター。 ジョセフ・ジョースター。 クウジョー・ジョータロー。 トウホウ・ジョージョ――ん?ヒガシカタ・ジョースケだったか?ククク…… ジョルノ・ジョバァーナ。 クウジョー・ジョリーン。 どいつもお前と同じじゃあないか。なあ?『ジョジョ』ォッ?」 「僕のことをその渾名で呼ぶんじゃあない。 大体、お前が黙って撃たれるとも思ってないからな……」 安い挑発には乗らないか。まあ知ったことではない。そして今のやりとりでハッキリと理解したことがある。 『コイツは“今すぐに”撃つ気はないらしい』。 「ほう――それは褒め言葉として受け取っておこうか。だったらオレは、その“信用”を逆手にとって、少しノンビリさせてもらおう。 ここでお前と戦っても負ける気はないが、そのせいで直に始まる放送を聞き逃しちゃあたまらないからな。 上での戦いの決着、オレは放送を介して知るとしよう」 そう言ってワザとらしく伸びをしてみせる。ジョニィの警戒の眼差しは変わらないが、指先が少しだけ下を向いたのを見逃すほどこのDioはマヌケではない。 「……悔しいが、放送を聞き逃したくないのは僕も同じだ。だが、そう言って隙を見せるフリをするのもいいが、狙われてることを忘れるなよ」 「ああ、肝に銘じておくとしよう」 ●●● オイ―― 「ホウ、どうやら決着はジョースター一行の勝利だったようだな。おめでとう。なぁジョジョ――っと、この渾名はタブーだったか?フフ」 オイオイ―― 「しかし驚いたな。いや、これはマジだ。お前がジャイロ・ツェペリの死に全く動揺を表さないとはな」 オイオイオイ―― 「もっとも、問題なのは禁止エリアか。こればっかりはこのDioもお手上げだな。さてどうしたものか」 オイオイオイオイ―― 「なんとか言ったらどうだ?指先がすっかり見当違いの方を向いているぞ、ジョニィ?」 ……―― 「フゥー……そこまで動かないつもりならこちらから動くとしようか、どれ」 「――動くんじゃあない。動いた瞬間に撃つ」 やっと絞り出すことができた一言は随分と在り来りなセリフになってしまった。 「おっと、やっと整理がついたかい?それにしちゃあ、随分間抜けな顔をしているぞ、ジョ――」 「ジャイロの死は僕がこの目で確かめた。そしてその『意思』は今僕のこの手の中にある。 そして、お前こそ『ディオ』の死に驚いてないようだ。最初からこうなることがわかってたんじゃあないのか?」 「まさか。そんな訳ないだろう?さっき言ったとおり、オレはお呼びじゃあなかった。だからその先は知ったこっちゃあないのさ」 短い会話の中でもチラチラと視界に入るディエゴの牙がワザとらしい。 だがそれを気にしている場合じゃあない。問いたださなければならないことがある。 「それからもう一つ……お前はさっき『放送を待つ』と言ったな? それは“こうなること”を知っていたのか?」 ……ディエゴはこれまたワザとらしく大きなため息をついた。 「スティール氏が殺されて大統領が表舞台に顔を出したことについて言ってるのか?それこそまさか、だ。 ま、オレに言わせれば遅かれ早かれ“こうなること”は目に見えていたってところだな」 たしかに大統領ならやりかねない。しかしそれを放送の場で、つまり自分自身を危険にさらすような真似をしたことになる。 それが何を意味するのか、Dioを警戒しつつも頭の中で考えがぐるぐるとループする。 「ともあれ、だ。こうなった以上オレにはこの場にいる理由がなくなった。 もしお前がオレを撃つ気がないのなら――いや、いずれにしてもと言うべきか。サッサとしてくれ。 オレには『行って、確かめるべきこと』が出来たもんでな」 思考を遮ったのはそんなディエゴの一言だった。 今コイツは何と言った?確かめる?まるで明確な目的地があるかのような言い方だ。 「どういう――意味だ?」 ●●● たまらずジョニィのやつが質問してきた。そりゃあそうだろう。 オレが自分からその考えを話そうとしていること、その意図が分かりかねると言った感じだ。 もちろん、文字通りにその考えそのものを知りたいということもあるだろうが。 手札を切るべきは今、このタイミングだ。間違ったらこのオレとてただではすまない。無論、負けはしないが。 「『聖人の遺体』」 たった一言、というより単語一つ口にしただけでジョニィが思い切り目を細める。実にわかりやすい。 「おっと――その前にその物騒な爪の回転を止めてくれないか? せっかくこのDioが今回の放送を踏まえての考察を話してやろうと言うんだ。対等な状態での会話をしたいもんだな。 もちろん恐竜たちに襲わせるような真似はしない。もっとも、この場にはさっきお前が撃ち殺した以外の恐竜はいないが」 ジョニィは顔を動かさず視線だけで左右を確認し、ゆっくりと手を下ろす。 「話を聞く間だけだ。聞き終わったらその瞬間襲ってくるような真似はお前ならやりかねないからな」 「フン――どう思おうと勝手だが、そのピリピリの警戒心でマトモな思考ができるものか疑いたくなるな。 まあいい。話してやろう。 聖人の遺体。さっきオレはそう言ったな? どうも『上で戦ってた方のDIO』はそれを“この会場内で見つけた”らしいぞ? そしてこう言ったのさ。 『あえて助言を与えるとしたならば……カバンをチェックしたまえ。名簿を見よ、地図を見よ! さすれば与えられんだろう……おおいなる、勝利の約束がね!』 ……とな。そこでピンときた。 主催者は――いや、大統領はと言うべきか。奴は聖人の遺体を支給品に紛れ込ませている、と」 反論やら何やらを挟ませず一息に言い切り、ジョニィを見下ろす。 立ったままのジョニィを座っているオレが見下ろすというのも妙な表現ではあるが、この場ではオレが『上』だ。 無論、自分が今『左目』を持っていることなど言うわけがない。言う必要がない。 「つまり、大統領はこの殺し合いを介して聖人の遺体を参加者に集めさせている」 ジョニィの顔にじわりと汗が浮き出すのがよくわかる。しかし―― 「ハズレだマヌケ……いや、半分は正解という方が正しいかなァ? お前ほどの男ならすぐに気付くと思ったぞ。もっと根本的なことに。 もう一度言うぞ。大統領は聖人の遺体を支給品に紛れ込ませている。 つまり―― 奴は『一度全ての部位を集めきり』、そして『もう一度それをバラバラにして』支給品にした。 ――そういうことだろう?まさか、このゲームを始めたら勝手に混じってました、なんて事はあるまい? スティーブンのやつにできる芸当だとも思えない。話が逸れるが、スティーブンが消されたのも、そういった部分を知りすぎたということも要因じゃあないかと思う」 細められたジョニィの目が今度は大きく見開かれる。オイオイ、マジで気付かなかったのか。 まあ、オレ自身もこの推測に至ったときは自分で自分の考えに冷や汗をかいたものだが…… 「か、可能性の一つでしかないッ!なにより大統領の意図が読めないッ! そして……それがお前の『行って確かめる』に繋がるとは思えない! 僕相手に交渉したかったらもっとハッキリ言ったらどうだ!?」 「フン、ハッキリ言ったら言ったで何かと疑うだろう、お前やジャイロのようなお人好し共は。 そして大統領の意図なんかオレにだってわかるものか。そんなものは本人に聞け。しかしせっかくだから言ってやろう。 『ルーシー・スティールの身柄を確保している』 安全は保証してある、何しろ恐竜というボディーガードがついているんだからな」 ジョニィがハッとしたように腕を持ち上げ、再びオレに指先を向ける。 爪は……まだ回転していない、か。 「ルーシーだと……? スティール氏が殺された現状、彼女に向けられる視線と攻撃はどうなるんだ?まさかお前の恐竜が守るとは僕には思えない」 「話は最後まで聞くんだな。 たしかにオレの可愛いペットたちを危機に晒してまで敵の攻撃からルーシー・スティールを守る気はないさ。 だが――みすみす死なすのも勿体無い。お前がどこまで知ってるかは疑問だが、彼女は一度は遺体に見初められた存在だからな」 話をやや深いところまでシフトさせる。言いすぎたなどとは思っていない。 ここまでくればジョニィのヤツは勝手に俺の言い分を推測し、それを口にしてくる。 「遺体が彼女のもとに集まると言いたいのか」 まったく――まったくもって予想通りの回答だ。 「好きに解釈してくれて結構だが、ここから先はお前の決断だ。 このまま放っておけばルーシーは死ぬだろう。敵の攻撃はともかく、少なくとも禁止エリアの危険が(ま、これは参加者全員だが)ある。つまり何が言いたいかというと…… お前が合流すべきは、 『上でDIOとの戦いを終え、満身創痍にしてるジョースターの連中』なのか。 それとも、 『このDioの下にいて、危険にその身を晒すルーシー・スティール』なのか。 ……さあ、どうする、ジョニィ・ジョースター?」 ●●● さて。ここで君らにもう一つ質問しよう――まあ、この話を聞いてる以上はわかると思うけど。 『迷ったとき、君達なら一体どうするか?』 結論から言うと――ジョニィ・ジョースターはディエゴ・ブランドーを撃たなかった。撃てなかった訳ではないのに。 つまりはそういうことさ。ジョニィの精神の――心の中には一つのルールがある。 『迷ったら、撃つな』 それこそ遺体である“お方”から直々に言われたんだ。守らなきゃあバチが当たるってもんだ。 あの瞬間、間違いなくジョニィの心は迷った。ゆえに撃たなかった。 そして現在――ジョニィはディエゴの後を付いて地下のある場所を歩いている。 余裕綽々で無防備な背中を晒すディエゴも流石だが、これはやはり彼なりの確信があるんだろう。 だが戦況とは刻一刻、というより一瞬先には状況が180度ひっくり返ってることだってある。 つまり――この先、ルーシーと合流したら、あるいはそれ以前だろうと。どこでジョニィの迷いがなくなるかは誰にもわからないってことさ。 ちなみに――俺は迷ったら、迷いながらも前に進もうとするだろう。結果として失敗することや後悔することばかりだけどな。 迷った時に『進む』でも『来た道を戻る』でもなく『立ち止まる』選択ができる人たちが羨ましいよ、本当。 ――え?聞いてない?あ、そう…… 【D-3 南西部(地下) → ??? / 1日目 夜(放送数十分後)】 【ジョニィ・ジョースター】 [スタンド] 『牙-タスク-』Act1 → Act2 → ??? [時間軸] SBR24巻 ネアポリス行きの船に乗船後 [状態] 疲労(ほぼ回復)、困惑&驚愕、ディエゴに対する疑念 [装備] ジャイロのベルトのバックル [道具] 基本支給品×2、リボルバー拳銃(6/6 予備弾薬残り18発) [思考・状況] 基本行動方針:ジャイロの無念を―― 0.ディエゴに同行、ルーシー・スティールと合流する 1.しかしディエゴは信用できない。同行は監視を兼ねたもの、迷いが晴れたら撃つ――? 2.ジャイロ……すまない。 バックル、貸してくれ そして放送、一体今どうなってるんだ!? 3.第三回放送を目安にマンハッタン・トリニティ教会に出向く 4.ジョナサン!?僕の本名と同じだ。僕と彼との関係は? [備考] 1.Act3が使用可能かどうかは次の書き手さんにお任せします。 2.また、ジョルノの蛍から目を離したのでAct2の使用がやや困難かもしれません (抜け目なく蛍を確保しているのか、ディエゴの恐竜を見るのか、または……?以降の書き手さんにお任せします) 3.空条邸にてジャイロの死体を確認。そこからベルトのバックルを入手しました。 【ディエゴ・ブランドー】 [スタンド] 『スケアリー・モンスターズ』+? [時間軸] 大統領を追って線路に落ち真っ二つになった後 [状態] 健康、自論(仮説)に自分で驚愕 [装備] 遺体の左目、地下地図 [道具] 基本支給品×4(一食消費)鉈、ディオのマント、ジャイロの鉄球 ベアリングの弾、アメリカン・クラッカー×2 カイロ警察の拳銃(6/6) 、シュトロハイムの足を断ち切った斧 ランダム支給品11~27、全て確認済み (ディエゴ、ンドゥ―ル、ウェカピポ、ジョナサン、アダムス、ジョセフ、エリナ、承太郎、花京院、犬好きの子供、仗助、徐倫、F・F、アナスイ、ブラックモア、織笠花恵) [思考・状況] 基本的思考:『基本世界』に帰り、得られるものは病気以外ならなんでも得る 0.ジョニィを言葉でねじ伏せたぞ、ククク…… 1.ルーシー・スティールのところに行き、遺体の情報、その真相を確認 放送の件も含めてルーシーから情報を聞き出す。たとえ拷問してでも 2.なぜかわからんがDIOには心底嫌悪を感じた、特に遺体なんて絶対渡したくなかった。死んでくれてなによりだ [備考] 1.ルーシーには監視役の恐竜を付けて別行動中です。居場所は(何事もなければ)常に把握しています。 (※ジョニィをまっすぐルーシーのもとに連れて行くとは言っていない) 2.DIOから部下についての情報を聞きました。ブラフォード、大統領の事は話していません。 3.教会地下に散乱していた支給品は全てディエゴが『奪い』ジョニィは自分の持っていた道具以外何も手にしていません。 [二人の備考] 現在、ディエゴが場所を知っているというルーシー・スティールのもとにたどり着くため地下通路を移動中です。 移動経路、合流場所等はのちの書き手さんにお任せします。 とは言っても、お互いがお互いを信用している訳ではないので、いつ崩れるかわからない同盟関係です。 二人が立ち去ったことは教会で戦っていたジョースター一行には気づかれていないようです。少なくとも二人は伝言や書置きなどを残してはいません。 投下順で読む 前へ 戻る 次へ 時系列順で読む 前へ 戻る 次へ キャラを追って読む 前話 登場キャラクター 次話 180 All Star Battle -SITUATION FINISH- ジョニィ・ジョースター 194 キングとクイーンとジャックとジョーカー 180 All Star Battle -SITUATION FINISH- ディエゴ・ブランドー 194 キングとクイーンとジャックとジョーカー
https://w.atwiki.jp/nonsto/pages/125.html
静の葛藤 教会の聖女様が自分を仲間にしてほしいとか言ってきたよ。 頭沸いているのかな? 『教会とおっさん』、『貴族会』でそれぞれ雫をほったらかし静を選択すれば物語Ⅰ-2への分岐条件を満たす。 ただし、満たした上でも静の依頼を断ったり、○○騎士後のメインアクションで『聖二と雫』を選択すれば雫ルートへの復帰は可能(要検証)。 条件分岐 静との交流不足 アクションクリア 静との交流充足 物語Ⅰ-2へ移動可能。 静の依頼を受ける場合、聖二と静の二人だけの攻略となる。 静が戦闘不能でアクションミス。 初期レベルアップをとっていない場合、かなりの高難易度となる。 雷、暴走、沈黙、転倒対策の装飾品と、静に装備させるためのシルバーロッドを準備しておこう。 また、聖女のくせに静は初期Lvアップ二つ取得済みでも、回復魔法を憶えていないので薬もたくさん揃えておくこと。 獲得アイテム:聖女の弓(弓) 分岐 危険だが、ゴールドロッドは挑む価値がある 敵の少ない道を選ぶ 獲得アイテム:疲労温和結界の札Ⅴ 【危険】敵の多い道を選ぶ 獲得アイテム:ゴールドロッド(杖) 緑イベント 登場敵 マジックジャイアントは聖と霊に耐性を持つため、静さんの魔法は効きずらい。 誠二君の雷で戦った方がいい。 HP 種族 弱点 耐性 攻撃方法 作戦 物攻 物防 魔攻 魔防 俊敏 異防 回避 マジックジャイアント インスペクター ミニドルイド フレイムバード 使い魔 ランダムアイテム 上等傷薬 巫女服
https://w.atwiki.jp/okura/pages/226.html
元就様は太陽の写真集とかもってるに違いない。 そして雨で日輪が見えない日はそれを見てウフウフ言っているに違いない。 州 ゚∀゚)<8頁目の右から4つ目の写真がたまらんわい!そう思わないか、隆元。 川 ゚д゚)<相変わらずマニアックですね、父上。 たまらんわい!ってエロ親父っぽいな 元就様は…本当は日輪にゾッコンで、家の未来なんかどうでも良いんだろうな…と、思ってしまった。もし違うのなら私を焼き焦がして下さい元就様ぁー! 元就様が家の未来なんかどうでもいいって…! お前は元就様のどこを見ているんだ 日輪をこよなく愛する元就様しか見てません… うーん、説明下手でごめん。けど、やっぱ元就様は日輪崇拝者にしか見えないんだよおおお(ry あの心情を信仰と見るものもいるが、真相はそういうことだ。 支えきれぬ罪悪感と葛藤を、家の為と信仰とすり替えているだけだ。 だが、止めはすまい。 人は自分の手で殺すのだ。 間違っても動機を他者に求めるな。 元就様にも罪悪感と葛藤があったのか・・・僕は電波な元就様についていく
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/3155.html
autolink() AB/W11-058 カード名:葛藤する音無 カテゴリ:キャラクター 色:赤 レベル:0 コスト:0 トリガー:0 パワー:2500 ソウル:1 特徴:《死》? 【自】[あなたの控え室のキャラを2枚山札に戻す。その山札をシャッフルする]このカードがアタックした時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、そのターン中、このカードのパワーを+2000。 なあ・・・俺たちは何と戦うんだ? レアリティ:U illust.- 10/08/23 メールマガジン アタック時にキャンセル率を下げる事でパンプする能力を持ったカード。 効果としてはソウルパンプが無くなりパンプ値も下がった劣化版打倒!魔王神!ともいえるものだが、 戻す枚数も2枚でいい上にキャラであるためほぼ毎ターン使用可能となっている。 キャンセル率の低下自体は辛いものの、考え方によればサーチしたいキャラを山札に戻したり、 トリガーつきのカードを戻す事でダメージ上昇確率を高めたりする事も出来ると、思ったより悪くはない。 しかも戻す枚数が2枚と減った関係上、自身と他の前列2枚でCXをトリガーしない限りは実質キャンセル率は低下しない。 また、トリガー前に山札に戻すという関係から、アンコールフェイズの『チェンジ』持ちを使用する場合に多い 「チェンジする直前にリフレッシュしてしまいチェンジが出来なくなってしまう」という現象も避けられると優秀。 ただし、相手ターンは単なる2500の上に特徴も現状ではプールの狭い《死》?のみ。 コストも自身でカードを選ぶことが出来るとはいえ、サルベージ中心である赤とは相性の悪い山札へのカード戻しであるため、 何も考えず使用しているとキャンセル率が低下した上必要なカードが控え室からいなくなってしまった…という事もありえるので、 注意が必要だろう。