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前ページ次ページ雪と雪風_始祖と神 「――あなたが仕事を成したら、おそらくわたしはこの世界から消える」 そう長門有希が切り出したのは、アーハンブラ城を望む街の湿った裏道であった。 ルイズや才人、そして誰にも代えがたい親友であるキュルケにさえも切り出さず、 タバサがトリステイン魔法学院を静かに去ってから、既に半年が過ぎようとしていた。 「ミョズニトニルン、この空間を作り出した人間は、 変化のないハルケギニアに、既に閉塞感を感じ始めている。 ガリア王に与えられた任務を失敗し、最後に残った存在理由、それがわたし。 あなたの母を取り戻せば、それはミョズニトニルンの敗北。 そして、わたしたちが負ければ、ミョズニトニルンの自意識は満たされる。わたしがあなたといられるのは、あとわずか」 普段通りの淡々とした口調で語る長門有希の背中を、月明かりが照らす。タバサはわずかに、長門有希を見やった。 しばしの沈黙の後、タバサが問う。 「ならば、……教えて。本当はなぜ、あなたが、ここにいるのか」 + + + 「わたしに僅かなエラーが発生し始めたのは、あなたと出会う半年前」 「――わたしは人間ではない。それはあなたに話した通り。 だから、有機生命体の感情の概念が、わたしに発生する筈などなかった。 でも、彼との対話を少しづつ重ねるうち、わたしを構成する有機体に、 与えられた機能を超えた部分――あなたたちの言語に翻訳すると、魂……のようなものが芽生え始めた」 「本来、わたしは与えられた命令を遂行するだけの存在に過ぎない。あなたと同じ」 「変化に気付いたのは、行動の可否の判断を、彼に委ねられたときだった」 「微小な変化。まずわたしは、それが"嬉しい"ということに気付いた」 「彼を助けること、それが彼にとっても嬉しく、わたしにとっても嬉しいという仮説を持った。 でも、すぐにそれは否定した。有機生命体が可視化した言語情報――本に創作された意識たちは、それを打算と呼んだから」 「でも」 「わたしがそのことに気付くまでの短い間に、彼に何かをしなくても、 彼のイメージを"魂"の中に認識するよう、わたしが作り変えられたことに気が付いた」 「そして、そのことを自覚してはじめて、彼のために行動すると、嬉しさだけではない、安堵感を生じるようになった」 「それは、"嬉しい"とは違うの?」 初めてタバサが問いかける。 「ちがう。わたしはそれを、"恋"と判断した。――ただし、あくまでもそれは萌芽。原初的なもの」 「恋?」 「そう。本に書かれた心理の変化のうち、わたしに新たに生じた事象は、"恋"に相当すると思われる」 「恋をしたあなたは、どうしたの」 「……何も、できなかった」 「なぜ」 「わたしが恋をした相手に、神――つまり、ミョズニトニルンもまた、恋愛感情を抱いていた。 ――わたしには、どうすることもできない。わたしが彼と結ばれることは、彼女の望まないこと」 「それでも」 「わたしは彼を忘れられなかった。だから、わたしは自身の望むように、世界を作り変えようとした――」 「世界を?」 「そう。あなたに見せたわたしの能力に似たもの」 タバサの脳裏に叔父の姿が過ぎる。彼もまた、世界を望む人間。 長門有希もまた、彼女にとって都合のよい世界を望むというのだろうか? タバサは彼女がそのような人間であることを信じたくないし、考えたくもない。 幸い、長門の独白は続いた。 「世界を変革することは簡単。でもその前に――」 「わたしにできる、精一杯のことを、彼にすることにした」 「精一杯のこと?」 長門有希は答えない。だが、彼女はタバサに視線を合わせようとしない様子から、 それ以上を話したくない様子がありありと読み取れた。 恥じらいの感情、彼女が初めて見せた表情にタバサは驚く。 タバサもそれ以上求めない。タバサ自身、自己を隠すことを友人に許されているのだ。 使い魔とはいえ、タバサも他人の秘密は最大限尊重しようと心得ている。 「精一杯のこと……。つまり――"ぴと"」 しかし長門は、自身の行動について説明する一言を搾り出した。 それは彼女にとって最大限の譲歩であった。 もう一つの決定的行動について、長門が口にすることはなかった。 「ぴと?」 タバサが問う。 「そう、"ぴと"。それが、わたしの行動。――でも、その行動もミョズニトニルンに察知されていた。 そのことで、彼女の持つ能力によって、わたしは元の世界からこのハルケギニアに閉じ込められた」 長門有希は口をつぐむ。 + + + 代わって、タバサが語る。 「――ユキ、わたしはあなたを誤解していた。 あなたをわたしと同じ、心に壁を築いた人間だと認識していた。 でも、それは違う。ユキは本物の感情を持っている」 「それに――、恋と言う感情がわたしには分からない。 わたしには、そんな感情を抱く相手がいない。これからも、ずっと――」 「違う」 長門有希が再び言葉を発する。 「あなたは本物の有機生命体。全くのゼロから感情が発生したわたしとは違う。 あなたがこれまでに得た全ての感情、それが恋に繋がる。書物だけではない、全ての経験」 「全て?」 「そう」 「――ユキの感じた嬉しさと安堵感。わたしも感じられる?」 「可能。できないはずがない」 「ありがとう、ユキ」 タバサは立ち上がり、アーハンブラ城を見上げる。 「わたしはシャルロットになる。そして、いつかわたしも――」 + + + + + + アーハンブラ城に接近すること、それ自体は難しいことではない。 幾何学模様に彩られた、エルフの築いた城塞は、ガリア王家の所有ではあるものの、 ほんの数ヶ月前までは荒れるに任され、城内は浮浪者の住処に成り果てていたのである。 タバサの母がアーハンブラ城に幽閉されているという情報を掴んだきっかけも、 廃墟であったこの城が、にわかに整備され始めたという噂であった。 かといって、王弟の妃という貴人に見合う警備体制が敷かれているわけでもなく、 明かりの灯った一角のほかには、変わらず住人が我が物顔で闊歩していた。 「こんどはわたしの番。この城には伝説がある」 突入を前にして、歩みを止めると、今度はタバサがおもむろに語り出した。 「伝説?」 「そう。三人の姫の話」 + + + ――エルフがこの一帯を支配していた頃の話。 この城には、三人の姫が閉じ込められていた。 閉じ込めたのはエルフの王。王は娘を恋から守りたかった。 彼は、恋が三人の娘を連れ去るという、占い師の言葉を信じていた。 そして三人の姫は、恋以外の全てを知って育った。 でも、ついに姫たちは恋を知ってしまった。 三人の姫が城から街を見下ろしていると、窓の下に三人の着飾った男が通りがかった。 男達は人間だった。 人間とエルフが互いを憎んでいなかった頃、互いの領域を行き来するのは普通のことだったらしい。 男達が窓の下で休息を取ったのは偶然だった。 男の一人は弁当を早く食べ終わると、楽器を取り出し、歌いはじめた。 男が歌ったのは、他愛のない恋の歌だった。 恋を歌った詩の一つも見たことがなかった三人の姫にとって、それは初めて知る感情だった。 三人の姫は、男達が去るのを見ていることしかできなかった。 でも、男達は次の日も、同じ場所で昼食を取った。 三人の姫は、今度は見ているだけではなかった。 最初に長女が、次に次女が、最後に三女が、男の歌っていた歌を、窓から男達に向けて歌い出した。 男達はすぐ歌声に気付き、城を見上げた。 やがて三人の姫のもとへ、手紙を掴んだ梟が飛んできた。梟は、男の一人の使い魔だった。 こうして三人の姫と、三人の男が出会った。 手紙を交わすうち、三人の男はそれぞれ王子で、遊学のためにエルフの領域を訪れていることが分かった。 一人はガリアの王子で土メイジ、使い魔は熊。 一人はアルビオンの王子で火メイジ、使い魔は火竜。 一人はトリステインの王子で風メイジ、使い魔は梟。 ガリアの王子は得意の錬金で姫に髪飾りを贈った。 二人は宝石の美に、一人だけが彼が錬金した彫刻の技術と知識に魅せられた。 二人は魔法の知識について手紙を交わし語り合った。彼は、知識を愛する姫と恋に落ちた。 アルビオンの王子は、三人の姫に少しでも近づこうと、城壁を登った。 使い魔の火竜で近づくのは、目立ちすぎて不可能だった。 彼は三度挑戦し、三度目に姫の元へ達した。 二人の姫は彼を無謀と罵り、一人だけが彼の勇気を称えた。 彼は、勇気を愛する姫と恋に落ちた。 トリステインの王子は使い魔の梟と視界を共有し、三人の姫を見た。 彼は、使い魔が手紙を渡したときから、最も美しい姫に恋していた。 彼がこの世で最も美しい手紙を書くと、美しい姫はそれ以上に美しい手紙を書いた。 彼は、美を愛する姫と恋に落ちた。 三人の王子がこの街を去る前日になった。 その晩、ガリアの王子がゴーレムを作り、三人の王子を窓辺に届けた。 三人の王子が三人の姫に結婚を申し込むと、 勇気を愛する姫と、美を愛する姫は、ゴーレムの掌に乗り移った。 一人だけ、知識を愛する姫だけが躊躇していた。 彼女は知識に囚われるばかりに、行動を起こすことができずにいた。 ついにエルフ達がゴーレムに気付き、ゴーレムは精霊の力で土塊に戻った。 間一髪、アルビオンの王子の使い魔、火竜が三人の王子と二人の姫を助け、 人間の領域へと飛び去っていった。 一人、知識を愛する姫だけが、アーハンブラ城に取り残された。 アルビオンの王子は勇気を愛する姫を、トリステインの王子は美を愛する姫を妃とした。 エルフの王は、占い師の予言通りになったことを悲しみ、 一人残った知識を愛する姫を、この城の外にある塔に閉じ込めた―― + + + 「初めて耳にする」 長門有希の正直な感想である。 「当然。この伝説は、ハルケギニア中でも最も危険な異端に属する。 もしこの伝説が事実ならば、王家にエルフの血が流れていることになる。 それでなくとも、ハルケギニア中が恐れるエルフと、交流のあった時代があったこと自体 ロマリアの教皇庁が全力で隠している事実」 「――知識を愛する姫はどうなったの?」 長門がタバサに問う。 「わからない。ガリアの王子と手紙を交わし続けたとも、 悲嘆に暮れて若くして死んだとも言われている。恋を知った彼女は、不幸だったかもしれない。――だけど」 「だけど?」 「わたしは恋を知ることを恐れない。 だから、ユキ、あなたも恐れないで。 ミョズニトニルンは、あなたと同じひとを愛しているかもしれない。 でも、あなたの感情とミョズニトニルンの感情に優劣を付けることなんてできない」 長門は小さく頷いた。 「――どんな王も占い師にも、わたしは縛られない」 長門有希の高速詠唱によって、灯りのついた部屋まで一直線に、通路が構成される。 + + + 二人が部屋に姿を現すと、ベッドに身を起こす人影から花瓶を投げつけられる。 「シャルロットを連れ去りに来たのでしょう!? 去りなさい、無礼者!」 しかし、タバサは母の前に跪き、 「シャルロット、母様の元へ、今、戻りました。悪夢はこれで終わりです。――ユキ、お願い……」 長門有希は掌をタバサの母に向け、高速詠唱を開始する。 しかし、今回ばかりは様子が異なった。 これまで一瞬で終わった詠唱が、普段より明らかに長く続いていることがタバサにも分かった。 その間もタバサの母は狂乱し、言語にならない奇声を上げている。 長門は一旦、詠唱を中断せざるを得ない。 「やっぱり――」 「もう少しだった。エルフによる情報操作とのせめぎ合い。 わたしには少しづつ押し切っていくことしかできない」 「母様をここから連れ出してからでもいい」 「――次はできる。もう一度、やらせて」 「わかった。お願い」 再び、長門有希の高速言語が母へ向かう。 輪を掛けて長い詠唱。 やはりエルフの先住魔法には、使い魔の情報操作でも対抗できないのか。 エルフに対し成す術もなかった、オルレアン公領の光景が脳裏を過ぎり、自然、タバサの手に汗が滲む。 しかしだんだんと、取り乱していたタバサの母の様子に変化が現れる。 奇声が止まり、目の焦点がだんだんと二人に合わされる。 そして長門が詠唱を止めたとき、母は、二人のことを静かに見据えていた。 「シャルロット――?」 「母様?」 タバサはベッドの母の胸に飛び込むと、涙を流し、心の全てを吐き出した。 それは、彼女の孤独そのものである。 長門有希は、情報操作によって部屋をハルケギニアから隔離し、自身はその狭間に姿を隠した。 本来ならば一刻も早く脱出しなければならないところだが、いかにエルフとはいえ、 空間全体を情報制御下に置けば、進入できまい。 やがてタバサは泣きつかれてか、母と寄り添って寝息を立て始めた。 この空間から出るまで、しばらく時間がかかりそうだ。 長門は気付かず微笑する。 しかし、その甘さが命取りであった。 自身の体を包み込もうとしている倦怠感、眠気のような感覚に気付く。そのときにはもう遅い。 それはまさに、彼女の体を侵食する、情報操作に他ならなかった。 タバサと母が眠りに落ちたのも同じ理由であろう。 エルフによる情報操作。 まさか、絶対の自信を持っていた空間の制御に、こうも簡単に介入されるとは。 誤算は、この空間が情報統合思念体の観測下とは物理法則の異なる、隔離された空間であることであった。 彼らにとって、ハルケギニア全体はホーム、利はエルフにある。 タバサと長門有希は、まんまとあのエルフに捕らえられたのだ。 薄れゆく意識の中、かろうじて長門は魔法学院に情報を飛ばす――。 + + + 二人のいない間に、トリステイン魔法学院も戦時体制に突入していた。 ルイズやキュルケたちも、従軍しないとはいえ、学院に派遣された軍人による教練を受けている。 その中に混じって剣の稽古を受けていた平賀才人が自室に戻ると、 机に置かれたノートパソコンの電源が入っている。 彼がパソコンの蓋を開けると、モニタは真っ黒のまま、白い文字だけが表示されていた。 YUKI.N みえてる? 「なんだこれ――、長門さん!?」 しばし呆けたあと、記された名前に気付き、キーボードを滑らせた。 『ああ』 YUKI.N わたしたちの負け。わたしにはもう、タバサを助けることはできない 『なんだって?』 YUKI.N わたしという個体は、もうすぐこの空間から消失する 『消える?』 YUKI.N 一方的な願いだと思っている。タバサを助けて。アルハンブラにいる 『長門さんはどうなるんだよ』 YUKI.N 元の世界に戻るか、完全に消失するか、どちらか 『そんな――』 YUKI.N わたしが消えたら、わたしがこの空間に及ぼした影響の大半が消える。ルイズをよろしく 『ルイズがどうなるんだ』 しかし返答はない。 「長門さん!?」 才人は思わずノートパソコンのディスプレイを叩く。 すると、思い出したように新たな文字が現れ、そしてパソコンの電源が切れた。 YUKI.N 虚無 「長門さん! ちくしょう、いったいどうしたっていうんだよ!?」 思わずパソコンに向かって叫ぶ才人。 だが、その大声は、部屋の外から聞こえた爆発音に掻き消された。 才人が廊下に出ると、ルイズの部屋の扉が吹き飛んでいる。 「ルイズ!? 大丈夫か? なにがあったんだ!」 煙が晴れると、木やガラスの破片が散乱する部屋の真ん中に、ルイズがへたり込んでいる。 「サイト……。わたし、またゼロになっちゃった……」 才人はルイズの爆発魔法を直接目にしたことはない。 それでも彼女の口から、才人と出会う直前まで、どんな魔法でも爆発する「ゼロ」だったということは聞き知っていた。 おそらくこの爆発が、彼女をゼロと呼ばせた魔法なのだろう。 そして、そのとき才人の頭を過ぎったのは、同じくルイズから聞かされていた、 彼女がアンドバリの指輪によって洗脳されていた間の体験。 そして、ルイズが本物の虚無であったという、長門有希の言葉である。 ルイズは確かに、虚無の魔法を唱えさせられたと話していた。 そして長門有希も、ルイズの虚無の力を証言していた。 最後の一押しは、今、もう一度伝えられた「虚無」。 あまりに話ができすぎている。 「ルイズ」 才人はルイズの前に座り込み、彼女と目線を合わせる。 「ゼロなんかじゃない。ルイズは本当の系統に目覚めたんだ」 「ありがとう、サイト。でも、慰めなんかいらないわ」 「慰めなんかじゃない。ルイズ、前に虚無の魔法について話したよな?」 「え、ええ」 「試しにそれを唱えてくれ。部屋が吹っ飛ばないくらいのを」 「まさかわたしが虚無だっていうの? 出任せにも程があるわ」 「俺が今までに、ルイズに嘘をついたことがあったか?」 「ええ、あったわ。あのメイドとイチャイチャして――」 「それは悪かったと思う。でも、ルイズを思う俺の気持ちは本物だ。 ――俺が本当にルイズを好きになる前、ルイズを尊敬していたのは、 ルイズが本物の貴族でメイジだったからなんだ。 今一度でいい、俺に初心を思い出させて、 ルイズ以外の女の子を忘れさせるために、ルイズの魔法を見せてくれないか?」 「……なによ、芝居がかって気持ち悪い。でもいいわ、一度だけよ。爆発するでしょうから離れてて」 ルイズが唱え始めたルーンは、虚無の魔法、イリュージョンのものだった。 単語の一つ一つが才人に心地よさを覚えさせ、ガンダールヴのルーンが光り輝く。 ルイズもまた、以前エクスプロージョンを唱えようとしたときとは違う、 体の中にある力の流れが、一方向に放出されるような感覚を覚える。 ルイズが詠唱を完成させると、二人の間には、光とともに人間の像が現れる。 それは、白銀の鎧に身を包み、デルフリンガーを構えた姿の平賀才人であった。 「わ、わたしったら、なにあんたのこと思い浮かべてるのよ! えいっ、えいっ、消えて!」 ルイズの言葉に従い、虚無の虚像は音もなく消える。 「ルイズ……、今の俺、なんか表情が……。お前の頭の中じゃ、俺ってあんな風に見られてたのか」 「な、なんにも聞こえないわ。今のは事故よ、事故」 顔を赤らめ下を向くルイズ。 しかし才人は、そんな彼女を優しく抱きしめた。 「でも、ありがとう。何も言われてないのに、使い魔の姿を思い浮かべるなんて、そうそうできやしないぜ」 「恥ずかしいからそれ以上言わないで――」 「それに、虚無の魔法が使えたじゃないか。ルイズはゼロなんかじゃない。 四系統を使いこなす天才でもない。伝説――だったんだ」 「――わたしが、虚無」 「ああ。……だけど、どうなっちゃうんだろうな、俺たち。伝説だぜ――?」 前ページ次ページ雪と雪風_始祖と神
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登録日:2010/08/05(木) 21 49 37 更新日:2024/03/02 Sat 14 53 58NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 おっきいのとちっさいの インベーダー ゲッター ゲッターチーム ゲッターロボ コーウェン シリアスな笑い ジャイアンとスネ夫 スティンガー ドズルとラル ドワォ マスコットキャラクター ラ=グース細胞 三宅健太 世界最後の日 変態 広瀬正志 愛らしさ天元突破 既に人外認定 月の災難 物理法則もあったもんじゃねえな 癒し系 白黒 真ゲッターロボ 郷里大輔 魔獣戦線 コーウェン君&スティンガー君はゲッター界の誇る稀代のマスコットキャラクター。 CV:郷里大輔、広瀬正志 『真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日』(以下チェンゲ)にてその愛くるしい姿を世に現した。 コーウェン君は大柄、スティンガー君はそれより一回り半ほど小さい(といっても並みの成人男性と同程度ではあるが)のでちぐはぐだが、そんな事は気にせず二人はとても仲良しでいつも一緒。 コーウェン君&スティンガー君のマスコットキャラクターとしての癒し能力は相当なものであり、「二人を画面内に視認するだけで思わず笑みが溢れる」 という人が後を経たない。まさにシリアスな笑い。 実際とても表情が豊かで、二人が泣いたり笑ったりするだけで殺伐としたチェンゲ世界に華を添えてくれる。 * * * うそではないです + n ∧_∧ n + (ヨ(* ´∀`)E) Y Y * 概要 二人は一連の事件の黒幕とでも言うべき存在。 チェンゲ世界のあんな事件やこんな事件(例えばミチルさんの事故死とか)は全部コーウェン君とスティンガー君の仕組んだ事。 二人は人間ではなくインベーダーである。 元は普通の人間だったが、月でゲッター線の研究をしている時にインベーダーに寄生された。 コーウェン君とスティンガー君がマスコットキャラクター扱いされるのは、何よりもその独特の掛け合いが印象に残るから。その定型文はこう。 「~~だろう?スティンガー君」(可能な限り愛らしく) 「う、うん、そうだねコーウェン君」(可能な限り愛おしく) 文字に起こしてみると別にどうという事もないセリフのように思えるが、これに二人の艶やかな声が乗る事により破壊力が20倍くらいに増す。 全国8000万のインベーダー達はこの声を聞くだけで喜びの余り身悶えして増殖し、分裂した挙句に絶頂を迎えるとかなんとか。 ネット上のインベーダー達はしばしばこの言葉を使うので、見かけたらゲッタービームで消毒だ。 例: 「BETAって僕らに似てるよね。そう思うだろう?スティンガー君」 「う、うん、僕もそう思うけど沙耶タソの方がいいよコーウェン君」 二人は台詞だけでなく行動もいちいちぶっ飛んでいるのでインパクト抜群。 宇宙を飛ぶミサイルの上に生身で乗っかる ゲッタートマホークを素手で受け止め、なおかつへし折る ガニメデ(大きさ約5000km)を破壊するのに充分効力を発揮すると思われるハイパーレールガンを受け止め、光速を超えた速さにして弾き返す 生身で大気圏突入 ……こんなんだから竜馬さんだって最初はビビりまくったんだよ。 作中の活躍 早乙女の反乱が起こった際に国機連の本部に出現してその動静を見た後、重陽子ミサイルの上に乗っかり謎の行動をする。 この時のセリフは非常に解りづらく、この二人が何を目的としてミサイルの上に乗っていたのかはファンの間で議論の対象。 答えがわかった方はぜひご一報願いたい。 重陽子ミサイルが着弾した13年後、二人は早乙女博士と共に真ドラゴンを奪取し、インベーダーを地球に呼ぼうとする。 真ドラゴンを奪取し返すために真ドラゴン内部に突入した真ゲッターロボをメタルビースト・ゲッターGで迎え討つ。 当たり前だがコーウェン君はポセイドンを、やっぱりスティンガー君はライガーを担当した。ゲッターのパイスーが異様に似合っていて困る。 精神攻撃や巧みなチームワークで二代目ゲッターチームを追い詰めたが、今一歩の所でストナーサンシャインを発動されて逆転負け。 この時のバトルは熱いと評判。 そんなこんなでゲッターvsゲッターの戦いでは負けたが、コーウェン君とスティンガー君はかなりしぶとく、半壊したゲッターGと共に脱出し、今度は木星をゲッター線の太陽にする。 ゲッター線パワーで超進化した二人は融合し、巨大な怪物となって六人となったゲッターチームに挑むが、哀れにも真ゲッター&真ドラゴンのファイナルゲッタートマホークの前に両断される。 「これで勝ったと思うなよォォォ!」 「我らが種族は永遠なりィィィィ!」 コーウェン君&スティンガー君を倒してようやく終わりかと思ったが、すぐさま巨大インベーダーが登場したので、なんというか前座感が否めない。でもドワォだから仕方ない。 その他の作品での活躍 スーパーロボット大戦D 初参戦。 シナリオ的にはこれといったネタはない。決着がルート分岐のため、ルート次第では戦うこともない。 ユニット性能的には大ボス相応に強く、なぜか回避率がやたら高かったりするので苦戦する。 突っ込みどころとしては、なぜかサイズがL(主に30m以上100m未満100m未満の機体が属するサイズ)となっている。そのくせしてLLサイズの甲虫型インベーダーを吐き出す武装を持つ。 原作の規模で言えば終盤に出てきてもおかしくないのに、中盤辺りで退場。 第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇では顔見せ程度。 実は本作のチェンゲはOVAよりも前の時期から描かれており、彼らがまとも(?)だった頃も出てきている。 再世篇で本格的に活動を始める。 バアルと呼ばれる作中最大の敵勢力の一つであり、人類の天敵として襲い掛かってくる。 かつて真マジンガーのゼウス神に煮え湯を飲まされており、光子力エネルギーを危険視していた。 再生篇中盤ではゼウスの腕を狙ってアンチスパイラルのニア、ゲシュタルトのメタール、ピグマン子爵らと共にくろがね屋に出現。 敵のラスボス格が熱海の温泉宿に集結するというシュールな絵面となった。 終盤、真ドラゴンの膨大なゲッター線をマーカーとして宇宙からインベーダーを集めようとしたが、ZEXISの活躍で失敗に終わる。 が、マーカーをマジンガーZの光子力で代用する荒業を披露。 宇宙を埋めつくさんばかりのインベーダー共が押し寄せ、ZEXISと一大決戦を繰り広げた。 その後は大体原作通りにぶった切られる。 ルート次第ではターン数制限もあるものの、既に最終盤であり宿敵・真ゲッター1などを筆頭に自軍の火力も高いため然程の苦戦はしない。 エースボーナスで敵ターン開始時に隣接している味方ユニットのエネルギー吸収、そして隣接している場所がやたらと複雑な範囲のMAP兵器の安全地帯になっているあたり、当人たちの性格の悪さを表している気がする。 なお、郷里大輔氏が亡くなられた後に収録が行われた為、これ以降の作品は三宅健太氏が代役を務めている。 ちなみに同時に参戦した『装甲騎兵ボトムズ』のブリ・キデーラや、後の作品である『スーパーロボット大戦UX』に参戦した『機神咆哮デモンベイン』のカリグラも同じ措置が取られている。 第3次スーパーロボット大戦Z 第2次Zにて倒されたかと思いきや、天獄篇にて復活。 最終決戦では6体に増殖するが、最後はきれいな早乙女博士の導きによって二人の魂も浄化されて完全消滅した。 スーパーロボット大戦Operation Extend 原作終了後だが最終形態の姿で復活しており、最終章の大ボスの一人(一匹?)となる。 というか、版権勢力では最後のボス。 本作のオリジナル敵のミューカスは「銀河に勢力を広げる程の繁殖力」「星を食べて数を増やす」「ワープ機能を持つ巣を作って別宇宙へ転移可能」という虫のような生物で、人外の方々からはその能力を取り込もうと大人気の生物。 物語も終盤に復活し、ミューカスを取り込もうと動くがやはり自軍にやられて終了。 「我らが種族は永遠なりィィィィ!」原作終了後って事はそのセリフ言うの2回目じゃないのか スーパーロボット大戦Card Chronicle 原作通り木星宙域で倒されるが、後にスパイラルネメシスの影響でバイストン・ウェルで復活。 他の大ボスたちとともに自軍に復讐する。 スーパーロボット大戦X-Ω 本作ではゲッターはTV版と漫画版の中間みたいな設定なので、当初は登場していなかったが、チェンゲの追加参戦に伴い、地続きの独自設定で登場。 メインストーリーではエピローグを除けば最後の版権敵として立ちはだかった。 今回はなんと地球上に出現している。イベントによっては街中に出てくることさえある。 スーパーロボット大戦V 今作では「ゲッター線=ドラグニウム」という設定になっているため、エンブリヲと行動を共にしている。 二人の「エンブリヲ君」呼びは一見の価値あり(?)。 決着シナリオではヤマトの波動砲が解禁される。 通常ルートで波動砲が使用できるのはここだけ。困難ルートでも他にはラスボス戦のみである。 スーパーロボット大戦T 今作では原作での13年後の時代が進まないため1~3話での時間軸であるが、いつも通り終盤で戦うことになる。 しかし同時に合体原種とも相手をする必要があるため単体での強さは過去作に比べ抑え気味で且つ直後にZマスターが登場するため、前座感が強い。 スーパーロボット大戦30 本編のシナリオでは一切未登場。早乙女博士の反乱が過去に鎮圧されたという事から、その享受は不明瞭だったが、 ゲーム発売から半年後に配信されたエキスパンション・シナリオにおいて敵として登場。今回はインベーダー融合時の姿のみ。 仮想世界から現れたゲッターロボに「皇帝の萌芽」を感じ取り、次元の狭間に封じ込めようとするがゲッター艦隊の手助けであっさりと破られる。 Another Century s Episode 3 THE FINAL チェンゲが参戦すると発表された時、全国1億3000万のインベーダーは狂喜した。 「ゲームでコーウェン君とスティンガー君に会える」 「もしかしたらラスボスかもしれない」 しかし結果は皆の知ってる通り、コーウェン君とスティンガー君は出なかったし、早乙女博士もインベーダー化してなかった。クソッ!なんて時代だ! 「まったくだねぇ、シナリオライターという輩はすぐに適当な仕事でごまかす事しかせん」 「そんな事だからゲッターの何たるかも解らない。そう、進化!」 「進化!」 「「進化なし!」」 だが、考えてみればそれも仕方がないのかも知れない。 A.C.E.3のインベーダーは『交響詩篇エウレカセブン』と絡めて「抗体コーラリアンがゲッター線を浴びて進化した」という設定になっている。 この設定故にチェンゲ原作におけるインベーダーネタが難しい上、エウレカがコーウェン君&スティンガー君の同類という事になってしまう。さすがにそれは色々とマズいだろう。 余談 元ネタは『ゲッターロボ・サーガ』の中ではなく『魔獣戦線』に登場した科学者のバルビア博士(スティンガー君)とシャフト博士(コーウェン君)である。 更に言えば、コーウェン君&スティンガー君のインベーダー形態の元ネタが『虚無戦記』に登場したラ=グース細胞。 ……と言っても、元ネタになってるのは外見ぐらいで戦闘力に関しては雲泥の差である。 2021年に放映されたゲッターロボアークの最終話にてゲッター繋がりとしてかモブとして登場。ただチェンゲ程の異様な出で立ちはしておらず、ビジュアルだけなら魔獣戦線に近い。 「下がれWiki篭り君!」 「とんでもない、とんでもない事になるんだね冥殿君!」 「フフフ……さらばだ!君たちは取り返しのつかない事をした!」 「その報いは自らの物とするがいい!!」 「これから閲覧者が迎えるものこそ、編集という名の希望なのか!」 「はたまた、放置という名の絶望なのか!」 「「それは神のみぞ知る!!」」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ぶっちゃけ吐き気がするほど気持ち悪い -- 名無しさん (2014-01-01 14 48 40) う、うん、そうだねコーウェン君 -- 名無しさん (2014-01-01 15 34 21) ↑×2でもそこがいい。そうだろ?スティンガーくぅん? -- 名無しさん (2014-01-03 11 49 29) う、うん、そうだね特に笑顔が素敵だねコーウェン君 -- 名無しさん (2014-01-03 11 56 58) ぶっちゃけZ天獄編でも出たいね。ね?スティンガー君 -- 名無しさん (2014-04-28 10 45 37) ↑う、うん、僕たちの種族は永遠だものね。コーウェン君 -- 名無しさん (2014-04-28 11 09 06) 初期設定だと竜馬がびびってたのは牢獄時代に拷問されてたからだとか -- 名無しさん (2014-05-24 00 21 37) コーウェンがホナウド教の人に見えて困る -- 名無しさん (2014-09-15 23 06 24) こいつらが遺伝子が流れ込んでくるとか言い合っているシーンが滅茶苦茶気持ち悪い -- (2014-09-16 00 34 20) ↑高度なホモ行為だよなw気持ちよさそうなのがさらにムカつくw -- 名無しさん (2014-09-16 04 23 00) ていうか劇中でこいつらのことを前から知ってたけど寄生されてるのを知らない連中がなんも違和感感じてなかったってことはこいつら寄生される前からこんなんだったのか? -- 名無しさん (2015-01-26 00 59 54) ブチュー -- 名無しさん (2015-01-26 01 06 09) オールトの雲を同じ起源とか言ってるが、そんなに古かったらもう厳密には同種じゃないと思うんだ -- (2015-04-10 01 46 09) 天獄篇でも復活して大活躍だ。まさかあんなことになるなんて…。 -- 名無しさん (2015-04-10 01 53 49) 重量子ミサイルの上でカバーを開いて何かをしていたのは、何らかの要因であの時だけインベーダーに寄生される前の「人間」としての意識が戻って落下阻止をしようとしていたように見えるな。 -- 名無しさん (2015-05-30 09 36 56) 地上に堕ちる前にあの場所で爆発させようとしたのかね? -- 名無しさん (2015-05-30 10 30 47) 真ドラゴンにミサイルが直撃したら暴走するかもしれないので、ミサイルをどうにかしようとしたって言う解説をどこかで見た気がする。 -- 名無しさん (2015-10-16 02 27 54) ゲッター対決のとこでシャインスパークを使ってないって書いてあるけどスパロボとOVAしか見てないので詳細設定しらないけどスパロボでペダルを踏むタイミングを合わせるんだ!みたいなやつだった気がするから使えなかったって解釈とはちがうの? -- 名無しさん (2015-10-16 08 28 42) 初期案では竜馬さんを拷問してたのか…ますますキモいなこのホモ共 -- 名無しさん (2015-10-25 10 48 26) ↑2 そもそもシャインスパークって成功しようがしまいが撃ったらエネルギー空になるからな。おまけに真ドラゴン内部だから、間違いなく真ドラゴンにも被害が出るわけでうかつにぶっぱできん -- 名無しさん (2015-10-31 09 29 28) ↑ 空になったらまた別ゲットマシン生成すりゃ良いし頭方面に向けて撃って口からビームにしてもらうとか一部穴あけるとか出来るかも -- 名無しさん (2016-06-06 14 57 23) あのー…メタルビーストドラゴンは通常のゲッターgよりも強化されてるどころかほぼ劇中での真ゲッターと互角らしいと聞いた気が… -- 名無しさん (2016-06-27 23 20 20) ↑それどころかあの戦闘では早乙女の発言通り真ドラゴンの体内だからどんなに破損してもパイロットが無事ならゲットマシン単位で再生できる無限残機状態だから真ゲッターより強いぞ多分…合体割り込みができた竜馬たちお馴染みゲッターチームはもっと凄かったが。 -- 名無しさん (2017-04-19 00 23 21) 第3次zの二人がゴール&ブライのように穏やかになったけどインベーダーに寄生されたとはいえ元は人類でありゲッター線研究の科学者だからゲッター線の使者として穏やかな口調で現れそうだな -- 名無しさん (2017-09-24 12 06 57) ↑2的外れな突っ込みだしあの辺まとめて削除でいいと思います。 -- 名無しさん (2019-02-13 09 50 15) 合体形態はスパロボDではなぜかサイズL(主に30m~100m未満の機体が属するサイズ)だったりする。また、X-Ωでは何度か街中に出てきた -- 名無しさん (2020-11-05 19 51 22) 最終回の顔だけ出るシーンが最大の癒し兼ギャグ -- 名無しさん (2020-11-10 17 09 36) DDのノワールシナリオでも相変わらずな二人 -- 名無しさん (2020-12-27 16 21 38) 〇〇だろう?スティンガーくん う、うん、そうだねこーウェンくんってもうテンプレみたいに使えるよねw -- 名無しさん (2021-03-04 21 10 30) アークのニコ動の配信で毎回インベーダー湧いてて草 -- 名無しさん (2021-07-20 19 08 43) ガンダム0083のジョン・コーウェンとは無関係 -- 名無しさん (2021-08-07 20 51 17) アークのアニメも最終回間近だけど、サーガの世界ってコーウェンとスティンガーがいたとしても入り込みようがないくらい容赦がない世界だよな。チェンゲの真ゲッターと真ドラゴンがものすごく弱体化されてるのがよくわかる -- 名無しさん (2021-09-23 14 23 10) アーク世界の二人が出て来たな! -- 名無しさん (2021-09-26 23 30 34) 最終回にしれっといて草 -- 名無しさん (2021-09-26 23 34 38) 「まったく、ハチュウ人類というやつはすぐに銃を突きつけることしかせん。そんなことだからゲッター線のなんたるかもわからんのよ。そう、進化!」 -- 名無しさん (2021-09-30 15 38 58) 体格や顔色は普通なのでアークに出ていた二人は元ネタの方にも似ている -- 名無しさん (2021-09-30 15 47 18) ↑2「インベーダー野郎、皆殺しにしてやるぜ!!!ゲッタートマホゥク!!!」 -- 名無しさん (2021-10-01 19 00 52) 第2次Zではギミーとダリーのトラウマの一つになった -- 名無しさん (2021-10-01 19 14 56) 重陽子ミサイルはこいつらにとっても邪魔だったのかしら -- 名無しさん (2022-04-21 23 53 22) おっさん二人なのにここまで愛されるコンビも珍しい -- 名無しさん (2022-05-21 23 00 10) 個人的にはアークでゲスト出演した二人は殺されたフリして暗躍してると思ってる -- 名無しさん (2022-12-21 21 53 48) DDの最新シナリオではゾンダーに加担したりクライマックスでグリプスを乗っ取り東京orインダストリアル7もろともプレイヤーの部隊を消し炭にしようとしたりとそこそこ目立つ -- 名無しさん (2022-12-25 21 23 47) スパロボDDだとなぜかスティンガーくんが先に話してコーウェンくんがどもりながら返すという「逆じゃね?」ってシーンがある -- 名無しさん (2023-10-06 20 06 26) 名前 コメント
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2007/11/09(金)投稿 睡眠薬入りシュークリームが必要です。 d オレンジ色の黄昏を過ぎ、夜の暗闇に包まれたゴミ廃棄所。 ゴミ山と呼ばれたこの地にぼんやりと浮かぶ一つの光源。 「みぃー・・・。レナ、ボクはもうおうちに帰らなくてはならないのですよ。」 「ダメダメ、ダメーっ!今日は、梨花ちゃんをずーっとお持ち帰り続けるって決めたんだから!」 「・・・みぃー・・・。」 まるで駄々をこねる子供のようなレナの態度に梨花は辟易していた。 そう、ここはゴミ山にある一台の廃車の中。レナの秘密の隠れ家として使われていたこの車に、梨花は連れて行かれたのである。 「それにね梨花ちゃん、今日の部活はレナがトップで梨花ちゃんがビリだったんだよ?勝者の言うことは絶対服従、じゃなかったのかな?」 この日の部活は、レナの1人勝ちであり、梨花はレナに持ち帰られるという罰ゲームを下されたのだ。 「それはそうなのですけど・・・もうこんな時間なのです。家で沙都子が待っているのです。早く帰らないと、心配を掛けてしまうのですよ。」 梨花は独りで住んでいるのではないのは周知の事実。沙都子と梨花は2人で暮らしているため、一人が帰ってこないと家にいるもう1人に多大な迷惑がかかってしまうのだ。 「大丈夫だよ梨花ちゃん!今日の炊事の当番は沙都子ちゃんなんでしょ?だったらもう少しぐらいはここにいてもいいでしょ?」 「みぃー・・・」 どうして今日の炊事の分担なんか知っているのだろう。梨花はもう少しここに拘束されるだろうと悟り、心の中で沙都子に謝罪した。 「・・・分かりました。もう少しだけなのですよ。レナ。」 「それじゃあ、次は何して遊ぼうかなぁ。」 「レナが決めてくださいです。もうこの際ボクはレナの従順な奴隷になるのです。」 「はうぅ~もう梨花ちゃんはレナの奴隷さんなんだね。……じゃあ梨花ちゃんにはこれを付けてもらうね。」 レナが取り出したのは黒色の猫耳のカチューシャだった。隠れ家と化したこの廃車の中にはどうやら学校にもないコスプレグッズが数多く存在しているようだった。部活にも使うことないようなグッズをレナは大量に隠し持っていたのである。 「・・・よくもまぁ、こんなにも。フッ、少し呆れてしまうわね・・・」 「…えっ・・・り・・かちゃん?」 「・・・何でもないのですよ。・・にぱ~。」 梨花の目にわずかに宿る漆黒をレナが感じ取ったのは定かではない。 「はうぅ~。猫耳てのはちょっとオーソドックスだけど、やっぱり梨花ちゃんは何を付けてもかぁいいねぇ~!!」 観念したかのように猫耳を梨花は付ける。その目にわずかな軽蔑の色を澱ませながら。 それに気が付かないレナは恍惚の表情で目の前の黒い子猫を見つめる。その視線はまるで罠にかかった小動物を見るかのような欲情に溢れたものであった。 「・・・みぃー。そんな目で見ないでくださいです。もうボクは捨てられた可哀想な子猫さんなのです。にゃ~にゃ~。」 「・・ん、はぁぁ・・・梨花ちゃんすごい・・・いいよ。」 厭らしい目つきで梨花の一挙手、一挙動をなまめかしく視姦するレナ。 「梨花ちゃんのこんな姿をこんな近くで見れるなんて・・・」 その姿に学校で見るような快活さはもはや無かった。 「やだ・・・レナ・・・もうこんなに・・・」 これまでの世界で見てきた健勝な青い炎は微塵も見られない。 「はぁ・・ん、り、かぁ・・・はぁ・・・ダメ・・もう耐え・・られ・・」 下半身に言い表せない程の熱い血潮の奔流を感じる。 じっとりとしたそれはレナの心身を徐々に蝕んでいく。 そこにあるのは剥き出しになった漆黒の濁った欲求だけだった。 「・・・世界が一つ変わるだけでこんなにも変わってしまうのね‥。」 目の前にいる自らの欲望に支配された少女を冷徹な目で見つめ、つぶやく梨花。 「ぇ・・・あっ、り、梨花ちゃん、ご、ごめんね。」 さすがに梨花の視線に気が付いたの平静さを取り戻すレナ。 「はうぅ~・・梨花ちゃん・・・あの・・・機嫌損ねちゃったかな・・・ごめんね!こんな遅くまで引き止めちゃって・・・もう家に帰らないとね・・・沙都子ちゃんが心配するもんね・・・」 梨花の目に宿った冷たい色、初めて見るそれに戸惑いを隠せないレナ。 早く帰りたい、そんな思いが梨花にそうさせたのだとレナは感じた。 梨花の真意など知るはずも無く。 「にぱ~。大丈夫なのですよレナ。・・・……ボクはそんなこと少しも思ってないのですよ。」 子供を諭すような目で梨花は言った。 「さぁレナ。」 表情を変えるレナ。 「…早く続きをやりましょうです。」 レナの表情は再びあの漆黒の欲求に染まり始めていた。 「それじゃあ、どうしようかなぁ・・・。・・・はぅ~、いいこと思いついたよ梨花ちゃん。」 「何ですかレナ?」 「レナ、梨花ちゃんのお母さん役の猫さんになるね!」 黒い視線を投げか掛けるレナ。 「みぃー・・・」 席を立ち、廃車の奥から梨花の付けているものとは対照的な真っ白な猫耳持って来るレナ。 「んしょっと、どう梨花ちゃん、似合うかな?」 白い猫耳カチューシャを付け、梨花に見せびらかす。 「とってもとっても似合ってますのですよ。」 白猫から黒猫が果たして生まれてくるのであろうか。梨花の疑念は泡沫の様に浮かび、そしてすぐに消えていった。 「…とってもとっても美人のお母さんを持ってボクはうれしいのです。にゃーにゃー。」 「は・・・うぅ、梨花ちゃん、…すごい・・・。・・・て、えっ!?」 レナは虚を突かれた。いきなり梨花がレナの胸元へ飛び付いてきたのである。 「にゃあん・・・大好きなのですよ・・・お母さん・・・」 「あぅ、・・・梨花ちゃん・・・あっ、はぁ・・・はぁぁ・・・」 目の前には黒の猫耳をつけた小さな少女。 自分の胸元にある小さな紅葉の様な手。 自分を呼ぶ甘い少女の声。 流水のような黒い艶のある黒髪。 学校帰りでまだ風呂に入っていない梨花から放たれる甘美な体臭。 触覚、視覚、聴覚、嗅覚。 味覚を除いたレナの五感は目の前にいる小さな子猫に奪われていた。 「・・・はぁ・・はぁはぁ、くぅぅぅ・・・んん・・・。り、梨花・・・ちゃん・・・」 潤んだ目で自分に抱きついている梨花を厭らしく視姦するレナ。 それと同時にレナの手は欲望に導かれるまま梨花のか細い首筋や小さな背中を撫で回す。 シュル、スッ、シュルル 梨花の制服のブラウスが衣ずれの音を放つ。艶めかしい音がレナの耳孔を犯していく。 同時に顔を、梨花の髪の毛側頭部付近、耳の上側の比較的においが強いであろう部分にうずめ、しきりにそのにおいを嗅ぐ。 梨花の、未成熟の青い果実のにおいをレナは焼き付けようとする。 その鼻腔に、その脳裏に。 「・・・にゃーにゃー、お母さん、ボクはお腹がすいたのです。にゃーにゃー。」 突然の梨花の問いかけに少なからず狼狽するレナ。 「・・・はぁはぁ・・・!?えっ、お腹、が・・・って。」 快楽に浸っていたレナを見つめながら梨花は問いかける。 「ボクは・・・お母さんのミルクが飲みたいのですよ。・・・・にゃあ・・・・にゃあ。」 「・・・り、かちゃん。ミルクを飲みたいって、どういう・・・ことかな・・・」 自分の性癖が発覚したのではないかと感じたレナだったが、そうではないことを悟り自分の欲求を抑えながら梨花の問いの真を求めた。 「言ったとおりなのですよ。ボクはレナのミルクを飲みたいのです。」 一段と早まりつつある心臓の鼓動を抑えながら、レナは声を震わせながら言った。 これから起こるであろう甘美な光景を思い描きながら。 「・・・子猫ちゃんは・・・どうやって・・・ね・・・梨花ちゃん。お母さんの・・・ミルクを飲むのかな?」 「みぃー・・・そんなことも分からないのですか?・・・ダメな母猫なのです。」 梨花の言葉を一つも逃さないように聞き入るレナ。 やがてプルプルとした小さな唇から紡ぎ出されていく魅惑の言葉。 「小さな黒い子猫さんは」 頬を上気させ食い入るように梨花を見つめる。 「お母さんの・・・」 「はぁ・・・はぁ・・・お、お母さんの・・・?」 「おっぱいからミルクを飲むのですよ。にゃーにゃー。」 にんまりとした笑顔を見せる梨花。 欲望にまみれた笑いを貼り付けるレナ。 「・・・そうだね、お母さん猫はちゃんと・・・・・ お腹のすいた、かぁいい娘におっぱいをあげなくちゃね・・・・」 レナは自らのセーラ-服たくし上げ、レモンイエローのブラを上方にずらしていった。 あらわになる小ぶりだが形の整った白色の乳房。今から始まるであろう享楽のためであろうか。レナの荒い息遣いとともに二つのふくらみは大きく収縮している。 二つの丘にちょこんと付いたピンク色の突起は、すでに痛々しいほど隆起していた。 「・・・さあ梨花ちゃん、いっぱい、・・・ハア・・・ん、ハア・・・いっぱい吸っていいんだよ」 自分の胸をさらけ出しながら、梨花を催促するレナ。その眼は既に艶やかに潤んでおり、レナの肉欲にまみれた心情を鮮やかに映し出していた。 「・・・それじゃあ、遠慮なくいただきますのです」 そう言うと梨花は即座にかつ直接、左の乳首に吸い付いた。 「・・・っはぁぁあ!・・・んん、くぅぅん・・・!」 躊躇のない梨花の行動に、体を震わせて喘ぐレナ。彼女を襲う強烈な快感は痺れとなって全身を駆け巡って行った。 「とってもおいしいのですよ、お母さんのミルク。・・・・・・にゃあ、にゃあ」 ちゅく、・・・ちゅっちゅうぅぅ、・・・ちゅぽちゅぷん・・・ 授乳とは決して思えない卑猥な音を立てながら、レナの洋梨形の乳房にむしゃぶり付く。 「・・・んんん・・・ん・・・はあ、はあ。そう、でしょう。いっぱい、もっと・・・はぁん・・・強く、吸ってもいいんだよ・・・」 「もっと強く吸ったら、ミルクいっぱい出てくるのですか?」 上目遣いにレナを見る梨花。黒い大きな瞳に見つめられてレナの快感はいっそう深いものになる。 「・・・はあ、はぁ。そうよ梨花。だからもっと・・・ね?」 我が子を呼ぶように梨花を呼び捨てにするレナ。更なる快楽を味わいたいと願うレナの精神が無意識のうちにそうさせたのかもしれない。 「・・・・・・・・・」 しかし一瞬、梨花の目が冷酷な光を携えた。全てを見透かすような漆黒の光。 眼に漆黒を宿すとともに、再び梨花は目の前にある双丘の一つにむさぼった。 「ううっ、ん・・・!!、うふぅう!・・・んん、あっくぅはぁあああんっっっ!!!・・・」 先ほどとは段違いの快楽がレナを襲う。 ちゅうううう、ちゅるっ!ちゅぱぱ、ずちゅちゅ・・・ちゅぼぉぉう! 梨花は先ほどよりも強く吸い、レナの乳首をコロコロと舌で転がしていく。 乳頭の周りの乳房には目も暮れずただ乳首だけを重点に攻めていく。・・・ちゅく、ちゅく 愛撫している乳房から漏れる水音とは別の場所からもう一つの淫靡な音が聞こえる。 見るとレナは内ももをこすり付けて、疼く下半身の快感を得ているようだった。 「フフフ・・・もう耐えられないのね、私の愛撫が・・・いいわ連れて行ってあげる・・・」 梨花がそうつぶやくと、乳房から口を離し、右手をレナのスカートの中にさっと潜り込ませる。 「んんん?!り、梨花ちゃん・・・?」 「もういいでしょ・・・?レナ・・・。それにしても・・・あなたがこんな淫乱の変態女だったとは・・・思いもしなかったわ。しかも、あきれちゃうぐらいのねぇ・・・」 豹変する梨花の態度に明らかに狼狽を見せるレナ。 「り、梨花ちゃん・・・いきなりどうしちゃ・・・・ひゃあん?!」 潜り込んだ梨花の手がレナの秘所をパンティ越しに蹂躙する。 「もう本性をさらけ出しなさいな・・・レナ、あなたのここが雄弁に語っているわよ・・・。・・・フフ・・・もうこんなに漏らしちゃって」 梨花の指はぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てている。 「んくぅ!!・・・はぁぁぁあ・・・ん梨花ちゃんそこはだめ・・・えぇ・・・」 冷たい目でレナを見据えたまま、今まで溜まっていた疑問を投げかける。無論、手を休めることなく。 「そのまま聞きなさい・・・レナ。あなたそうして私を執拗に追い回すの・・?学校にいるときだってそう・・・授業中、私のことを舐め尽くすような目で視姦したり・・・かわいいかわいい連呼して私の体にやらしく触って来て・・・そういえば沙都子にも同じようにしていたわね・・・」 「んん・・はあ・・・はぁ、そ、れは・・・」 ぐしゅ、ぐしゅり・・・ 梨花はレナを激しく攻め続けた。言葉と指で。 「フン、気が付いていないと思っていたの?・・・で、まさかあなた、私や沙都子みたいな女の子に発情するロリコンだったの?」 「はっ・・・ふぁあ・・・り、梨花ちゃ・・も、もっと・・・」 自分の性癖が発覚してしまった羞恥と容赦なく注がれる軽蔑が混在し、レナはあろうことか、今までで最大の快感を覚えるようになった。 「・・・早く言いなさいよ、・・・この淫乱。」 冷徹かつ静かに梨花は貶した。同時にパンティ越しだった愛撫は布地の横から指を探りいれ秘所に突き立てる愛撫へと変化していた。 「・・・あ、くううぅん!!!…レ、レナは…!」 「…レナは…何?」 レナを嘲笑しながら、いたづらっぽく問いかける。 「・・・はぁん!レナは・・梨花ちゃんみたいな…小さな・・・あっ、女の子にしか・・・・・興味の無い・・・い、い、淫乱なのぉぉ!!」 「アハハ!…そう。恐ろしい子ね・・・同年齢の男子が聡史しかいなかったからって、私や沙都子みたいな小さな…しかも自分と同じ女に興味を持つなんて…学校のみんなが知ったらどうなる事やら・・・。んふふふ・・・」 「・・・はぁ、はぁ。り、梨花ちゃんもっと・・・んくぅっ!・・・も、もっと罵って・・・ね?」 恍惚な表情を浮かべる梨花。その目に漆黒を携えながら・・・黒い猫耳のカチューシャが妙にこの場に映えている。 もうレナには自らの快感貪ることしか頭に無い様子であった。 「欲張りな子…フフ・・・いいわ。正直に言ったご褒美ね・・・、イかしてあげる」 「り、梨花ちゃん・・・」 梨花はレナのスカートをめくり上げるとびしょ濡れになった秘所に顔を近づける。 「すごい洪水ね、こんなの漫画や小説の世界の事だとしか思っていなかったわ」 事実、レナのレモンイエローのパンティはすでに濃黄色へと自らの愛液によって厭らしく変化していた。 愛撫していた指を引き抜き、レナの目の前に掲げる。指を擦り付けるようにし、そのまま指を開く。 ぬらぬらと光る粘液が梨花の指の中で怪しく糸を引く。 レナはもはや焦点の定まらない瞳でぼんやりと自分の垂れ流した愛液を見つめている。 梨花はレナのクリトリスに触れてしまうほど自分の顔を近づける。 「ここがあなたの・・・フフ・・・すごい充血してるわ・・・まるで今にもはちきれそうなぐらい・・・やらしい…」 わずかに漏れる梨花の吐息がレナのクリトリスをくすぐる。繊細となったレナのそれはわずかの刺激も逃そうとはしない。 ピクリ、ピクリとレナの萌芽が震える。 「そんなにヒクつかないでもいいのよ・・・レナ。ちゃんとしてあげるから・・・」 「梨花ちゃん・・・もう、もうレナ・・・・ん・・・く、が、我慢できないの。だから・・・」 レナは涙を浮かべながら懇願する。 梨花は動きを止めていた指を急激に動かし始める。これまでに無い激しいピストン運動がレナを襲う。 「!!ん、くはぁぁぁぁぁっ!ん!ん!あん!あぅ・・・くううううううんん!!」 「もっとしてあげるわ・・・レナ・・・!!」 充血したクリトリスに突然梨花は吸いついた。先、レナの乳房を吸ったよりも強くしなやかに。 「!?んああああああああ、いやああっ、もうだめええええ吸っちゃ駄目え!!!レ、レナ、もう・・もう・・・!!」 レナの願いを無視し梨花は愛撫を行い続ける、執拗にかつ気味が悪いほど丁寧に。 「ん!ん!んんんん!!!!駄目っ来ちゃう!!梨花!!来ちゃううううう!!!」 「・・・・とっととイきなさいよ・・・このロリペドの変態レズ女・・・」 レナの耳元で鋭利で冷淡な最大限の罵りを投げ掛ける。 「やぁっぁあぁあっぁ!!イくぅう!イっちゃうううっぅうぅっぅう!!!!」 プシャアアアアアアアアアアアアアアア!! 大量の潮を吹き、腰を痙攣させながら横ばいに倒れていくレナ。 絶頂の瞬間に罵られ、その快感が何割にも増したのである。それがレナを失神たらしめた。 「失神するほど良かったのね・・・レナ・・・」 頬をわずかに上気させた梨花が倒れたレナを見下す。 梨花の指にたっぷりとついた付いた愛液を嘗め尽くす。 「ちゅ、ちゅぷ…フフフ・・・快楽に身を任せるのも面白いものね・・・また遊んであげるわ、さよなら・・・この世界のレナ・・・」 その深夜、梨花は窓枠の淵に座り真っ暗な闇を静かに見据えていた。 「薄々は気が付いていたけど、まさかレナがあんな風になるなんて・・・さすがの私も思いもしなかったわ・・・前の世界ではあんなに鉈を振り回していたのに・・・・・・・」 性欲の奴隷と成り果てていた自分の仲間に思いを巡らす。 「・・・・・・でも・・・自分の欲情のままに身を曝け出すのも、フフ・・・案外悪いものではないわね・・・」 レナを陵辱した自分の両手のにおいを嗅ぎながら、自分の心が黒色に高揚していく感覚を梨花は感じていた。 「・・・・・・梨花、そんなに自棄にならないでください。・・・もうこの世界は駄目なのかもしれませんけれど・・・」 静かに羽入が梨花のそばに立ち諭すようにつぶやく。 この世界、何千回も転生を繰り返して辿り着いたこの雛見沢に圭一が引っ越してくることは無かった。 運命を変える鍵となる圭一がいないこの世界は、梨花にとって何の味気の無いものになってしまっていたのである。 「圭一が来ないのは久しぶりだったけど、その中でもこの世界は最悪だった・・・でも・・・」 梨花の心が黒に染まっていく。真っ白な心という名のカンバスを濁った黒が蹂躙していく・・・ 「フ、ウフフフ…自分の欲情に溺れるのが…アハハ…あんなにも…良いなんて…あんなに快楽に浸れるのなら…同じ世界を繰り返して……それを貪り続けるのも悪くは無いわね…」 自分の理性の大半が大きく侵食されていくのを梨花は感じた。 「…梨花、悲観しないでください。必ず好機が訪れますから…!」 今まで見たことも無い表情の梨花を憂いて、羽入は必死に説得試みる。・・・だが・・・ 「フフ、好機ねえ…そんなものがこの世界に…ハハ…本当にあるものかしら……快楽に塗り込められた…この世界にねぇ。フフフフ…!アハハハッ……アッハハハハハハハハハハ…!!」 「…り…か…」 梨花の心が塗り潰される。 雲一つ無い雛見沢に浮かぶ新月。放たれる漆黒の光は惨劇の少女を色濃く照らし出していた。 Fin -
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登録日:2020/05/17 (日曜日) 13 00 00 更新日:2024/04/05 Fri 18 00 25NEW! 所要時間:約 9 分で読めます ▽タグ一覧 web漫画 イソップ寓話 イソップ童話 ソロモン ファンタジー ヤクザ 伝奇 尾籠 憲一 怪奇 悪魔 漫画 盲人と象 胎界主 『原典』……翻訳…… 翻訳行為なしに…… 翻訳行為なしに『原典』を覗いてみたくはないか 「これが……真実……なの?」 それが 真実だ 【概要】 【あらすじ】 【世界観】 【登場人物】 【用語】 【頻出するモチーフ】 「胎界主」とは、全ページフルカラーで構成されている「全頁総天然色の無料公開WEB漫画」である。 作者は尾籠 憲一。(2020年6月時点。第二部終了した2017年に、「鮒 寿司(ふな ことつか)」から改名された様子) 概要 ジャンルとしては伝奇系能力バトルとダークファンタジーのミックスだが、哲学や宗教からの引用も多く非常に独特な雰囲気を持つ。 「漫画リテラシー強要作品」「セリフで説明は最後の手段」と作者自身ネタにするほど繊細な描写がなされ、キャラの表情や背景だけでストーリーを説明する場面が多々あるため初見でストーリーをすべて理解するのは困難。さらに 公衆手◯ン息子の命でガチャ男 濃縮クソガキ概念チクニーケモショタ 諦めないというルール以外絶対守らない両刀ハゲレイプ魔殺人鬼 元薩摩士族サイキック国家元首(推定実子数5万人以上) 第1話開始数ページで登場する主役よりも先に顔が出て髪色まで同じせいで新規読者を混乱の渦に叩き落すモブヤクザ 第1話開始数ページで登場する一人称が自分の名前なせいで新規読者をもっと混乱させるモブヤクザ など、強烈なキャラクターと作者の性癖がエログロ描写と共に飛び出すので知らずに読むと面食らう可能性もあり。過激なシーンや陰部などはモザイクがあるので安心! 有志による各派閥間の登場人物相関図・エピソード考察・用語説明などが載っている本作品専用のwikiもあるので、読む際に参考にするとよい。本稿作成の際にもかなり参考にさせていただきました。 あらすじ ●第一部<アカーシャ球体>(2005年連載開始~2009年完結) 鮒界市立公園墓地管理人の凡蔵 稀男(ぼんくら まれお)は地元警察の抱える暗殺者「亡くし屋」を営んでいたが、ある時魔王ベリトを召喚した少年に助けを求められ「誰かを助ける者」として活動を始める。助けを求めたり求めなかったりして彼を訪れる住民・下請けのヤクザ、サイキック薩摩士族「球体使い」の東郷家、彼の持つ素質を狙う悪魔と下請け組織内部の派閥間抗争を主に描く。 ●第二部<ロックヘイム>(2009年連載開始~2017年完結) 魔王の部下であるタロット・アスの下で「助ける者」としての成果を求め異世界「ロックヘイム」を荒らす死の眷属「骸者」一派の殲滅を当座の目的に据え、ロックヘイムへ向かった稀男は、そこで彼に匹敵する強大な「運ぶ力」の「胎界主」、ピュアと出会う。 ●第三部<翻訳儀典>(2020年連載開始~2032年頃希望的完成予定。by作者) 現在は第一部、第二部に登場したソロモン王の青年期を描く古代王国編を連載中。pixivファンボックスで毎週火曜日に先行配信中。金曜日まで待てば本家サイトでも更新分を読める。ファンティアの有料プランでは全て無修正で見れるので更に嬉しい! 余談だが、作者の尾籠氏は第二部完結後に何篇かオリジナル短編を公開している。今はAmazon kindleのみで販売されているが、興味があったら読んでみるのもいいだろう。 世界観 この作品の世界観は複雑かつ第2部終了時でも明かされていない情報が数多あるため、第2部終盤の深刻なネタバレにならない範囲で明かされている設定を解説する。 + 2つの「生成世界」とそれを取り巻く数多の「胎界」 2つの「生成世界」とそれを取り巻く数多の「胎界」 「生成世界」とは、自然法則に基づき物理的な実体で構成されている世界のこと。1つ第一部の舞台で人類の出身世界「ソロモンヘイム」。 もう1つは異世界「ロックヘイム」である。 「ロックヘイム」は妖精、半妖精(*1)が主な人種であり、ソロモンヘイムの住民とは技術・文化・風俗諸々が全く異なる、ファンタジー的な世界である。例えば「ロックヘイムは一つの海とそこに浮かぶオゾン層まで届く巨大な植物数本しかなく、住民は死ぬと木になり、天国にも地獄にも行かない」という事実だけでも大分価値観が違うことが想像できるだろう。裸にもキスにも抵抗がない。ただし風俗店にはニイチャンしかいない。 生成世界の名称は「○○ヘイム」で頭に支配者の名前が冠される。ロックヘイムは「司神」トト=ロックが支配するため「ロック」ヘイムとなり、ソロモンヘイムでは古代イスラエルの王ソロモンが ……?どうして紀元前の王の名前が今も使われてお前は何も見なかった イスラエルの王ソロモンから「ソロモン」ヘイムとなっている。 対する「胎界」は、想像力・精神力が創り出す世界のことである。ざっくりとこれみたいなものだったり、組織や主従関係、まれに特定の出来事を指す。ものによっては相当巨大で複雑だったり、逆に本人の体そのものが胎界というパターンもある。 空間としての胎界は人間のたましいの力が無いと、99年間は存在を確立できず簡単に消滅してしまう。特に強力な256の胎界は「次元世界(*2)」と呼ばれる。この作品世界内には「天界」や「地獄」「魔界」などの胎界が存在するが、それらは過去の沢山の人間たちが「存在する」と強く信じ続けたからこそ生まれたのである。最大の特徴は生命が存在しない点である。生成世界で生命を構成するものは存在するにもかかわらずバクテリアすらない。想像力で構築しても生命活動を行わない、同じ形をした肉塊ができる。 人間関係としての胎界は価値観と言い換えることもでき、価値観を創出する者「胎界主」、従う者「胎界物」で構成される。現実で例えると貨幣を発明した者が前者、現在使用する我々が後者となる。 + 「胎界主」とは 「胎界主」とは 「胎界」を支配する人間、新しい概念を創造する人間を指す時に用いられる。 この作品世界では、人間だけが持つ「たましい」による創造行為は唯一無二のものとされている。人間の「たましい」は「たましいの扉」を通じて「原典」に繋がり、翻訳することで創造行為を行うとされる。偶然を排除しプレイヤーの腕だけを反映するトランプや時間停止装置をも作り出し、強大な胎界主が創造した概念は時に他の人間を取り込み「国」や「宗教」のような「胎界」を形成する。 司神の子である神獣や妖精達は、当たり前のように不老不死だったり、チートじみた強大な力を有したりしているが、「たましい」をもたない故に創造行為を行うことができない。イチゴ大福を発明できないし、好物の紅茶を淹れても不味いし、茶室にシャンデリアを吊るしてヨシ!してしまう。上位存在の子という強固なアイデンティティ「自我の礎」を持つ悪魔や他の神獣たちは既存の価値観のコピーか劣化版しか作り出すことができず、逆に親を持たない人間、胎界主が持つ創造行為の基盤となるたましいに嫌悪や侮蔑、そして敬意を持ちながら自分たちの有利な世界を創造させるべく胎界主獲得のため暗躍している。 対義語として人間、人外の双方を含めた非胎界主の存在全般に「胎界物」との蔑称があり、胎界物は胎界主とはなり得ず絶対的な差があるのが概ね「胎界主」の単語を知る者たちにとって常識とされている。 が、それまで典型的な胎界物扱いされていた男が結果としてその場の情勢を左右する立場になった事態で「この人間がこの場の胎界主になる」と呼称されたこともあり、 また種族として「たましい」の有無とは更に個々の存在が創造性を発揮できるかどうかは別問題な部分、 更には「たましい」が無いハズの種族が「その萌芽を感じた」と言われるなど 「たましい」「胎界主」「創造行為」は密接に関係はしているがキャラクターによってその厳密な定義や認識は微妙に異なり、また作中で絶対の正解が示された事も無い。 暫定的な大方の見解は上記のままではあるものの「胎界主」の本質がなんなのかと言う確かな線引きはいまだ謎に満ちているのである。 + 「原典」と「たましい」 「原典」とはすべての世界の「外」であり、世界が誕生する前から存在した世界。 「原典世界」とも呼ばれるが、翻訳世界(*3)の対のイメージとして呼んでいるだけで、厳密には原典は世界ですらない。 「世界」や「時間」「無」という概念すらも生まれる前の状態であり、同時にそれらの概念を内包している。 知的生物の認知可能な情報量を完全に超越しており、常人はおろか魔王ですら不用意に覗き込めば発狂する。 ただし、原典の一部を理解し、その内容を生成世界内に持ち帰ることができる人間も、ごく稀に存在する。 劇中ではソロモン王が原典で得た知識を「魔法則」という形に直して(翻訳して)生成世界に広めている。 「たましい」もまたあらゆる理の外にあり、「原典」に最も近いものとされている。創造行為を行う人間の自由意思自体は生成世界の法則の範囲内であり、大して重要でもない。実際悪魔は「地獄」を人格保管サーバーにして好きに取り出せるし、悪魔自体親のコピーとはいえ個々に自由意思があり、個性もある。 + 「運ぶ力」とは 「運ぶ力」とは 「たましいの力」の一つ。「たましいの扉」が通じる司神の種類によって、胎界主が得られる力の種類も異なる。司神は全部で47柱存在するため、単純に考えれば47種類の力の種類が存在する。「運ぶ力」は司神『テュケ』の司る力であり、マナを使用し物事を望んだ方向へと運ぶことができる。ありえないような超低確率の事象も”確率が0でなければ”狙って起こすことができる。 登場人物 登場人物が多く、出自や所属組織等も複雑だったり、活躍が終わればあっさりと死ぬ&フェードアウトのパターンも多いために、全員は記載しない。物語初期のキーパーソンと主要人物のみを記載する。 + 主要人物 ◆凡蔵 稀男 主人公。鮒界市立公園墓地管理人。あだ名は「亡くし屋」「サメ男」「クソニス」。鯛と女が大嫌い。 外見は白い肌に白い髪、瞳すら白と白づくめの体に黒のジーンズ黒シャツ黒ジャンパーと黒づくし。病弱ではないが喧嘩は女子供に負けるほど弱い。 稀男の胎界主としての力は非常に強大であり、既存の価値観に嫌悪と不信を向け馴染もうとしない。因果応報のシステムとしての天国と地獄を信じていないため地獄に落とされても文字通り地に足つけず、文明社会も貨幣制度を食糧確保と嫌がらせ目的にしか利用しないほど拒絶している。その上望みさえすれば世界を一変しうる「運ぶ力」の持ち主だが何もかも信じていないため胎界主として目指す目的すらなく、仕事をするか誰かと会話する以外はもっぱらソファに座りビール片手にテレビを見ているだけである。 できそこないのバンシー人「ニス」であるため瞳の形が白く髪と共に白く、身体能力が低い。 ロックヘイムで生まれ、まもなく鮒界市の人間の赤子と取り替えられたため、凡蔵夫妻と血の繋がりは無い。バンシーの能力として生き物の「いのちの緒」、人間の「こころの緒」が見え、稀男はいのちの緒を断ち切ることで対象を殺すことができる。 戦いの場では腕力は皆無に等しいが、未来予知レベルの状況判断能力と「運ぶ力」「マナ操作」で四大神獣すら有利を取れればハメ殺すことができる。一方でどうしようもない状況に陥ると早々に諦めてやりすごそうと何もしなくなったり、自暴自棄になる面もある。 両親が稀男がニスであることを知り、破滅したため一度自我が崩壊。人間の本能から「井戸カルテット」、愛おしさの残滓(何かに向ける好意)から「純子」、そして代償行為としての誰かを助ける役割を演じる主人格「無我」が生成された多重人格者。各人格はそれぞれ「たましい」を共有することで繋がっていて、並列思考や痛覚の分担ができるだけでなく緊急事態では無我に代わって体を動かすこともできる…が、超絶ひねくれ者の無我以上に他の人格が危険なため本当に追い詰められた時にしか実行しない。 成人するまで土蔵の地下室に暮らしていたため言動のおかしい巨乳の妹がいる。 ◆凡蔵 巨乳 稀男の巨乳の妹。稀男と瓜二つ。実は稀男の女体化した姿。 ◆魚成勇 東郷家現当主、東郷正義の実子(離縁済のため名字が異なる)。小学生。球体使いで、念動力を行使することができる。無口。いつもノートに小咄を書きためており、時たま耳打ちして聞かせてくれる。聞いたやつは笑わずにはいられない程面白いらしい。胎界主(*4)。 ◆夜沼聖子 同上。鮒界市警察署の警察官。奇妙な事件が起こる度に稀男に解決を依頼するノリの軽い美女。夫を殺害した東郷家に復讐するために警察官となった。「夜沼」は死んだ夫の姓。エピソードヒロイン的な役割を務めることがあるが、ノリの軽さ故に稀男の内面に踏み込めずすれ違うこともしばしば。 ◆東郷仁 同上。魚成勇は弟、夜沼聖子は姉に当たる。高校2年生。東郷家次期当主。球体使いであり、東郷家の力を知らしめるために幼少から各地の学校を回っている。彼が鮒界市を訪れてから起こる一連の騒動が、東郷家と地元ヤクザと警察の関係者の間で軋轢を引き起こす。 ◆レプラコーン 鮒界市に潜伏するベリアル派ヘッドの構成員。チーズが大好物の妖精。「かたっぽの靴だけ作ってるアイルランドの酔っぱらい妖精」という自分のイメージを不服に思っている。稀男をベリアルと誓約させたがっており、彼を焚きつけるために様々な知識を与える。 ◆ルーサー・ナッチェス ベール派ヘッドの構成員。関西弁のブエブロ・インディアン。ベールゼブブから稀男の誓約か抹殺を命令され鮒界市を訪れ、彼に敗北した後は監視兼ボディーガードとなる。悪魔を通じて司神との誓約(*5)を行っている「躰化者」であり、強化された身体での肉弾戦を行う。 ◆タロット・アス 別名「アニメキャラ」「塔の男」。ルキフグ派ヘッドの構成員。言葉で司神と誓約し力を行使する魔法則師。 <ヘッドでありながら、ヘッドの暗殺リストに名が乗っている> <天然のアーヴル人は彼以外確認されたことはなく、ルーツが不明> <彼の周りで発狂したり行方不明になったりする人物が後を絶たない> など、なにかと謎の多い少年。上裸にモザイクがかかる。あるバンシーを仇敵と定め、彼女と骸者の殲滅を使命としている。 ◆メフィストフェレス 魔界の3君主が1人。魔王ベリアルに絶対の忠誠を誓っている。英国紳士風で紅茶を好む。彼の専有する胎界は全ての鏡に通じている。 ◆ベールゼブブ 同上。魔王ベールに絶対の忠誠を誓っている。古代のイスラエル王国でソロモンに狂わされ、それ以来「レレレ」とか「くるくる」など言っていたり、記憶が飛んだりなど頭がアレ。宮廷道化師風の外見。「いのち」を無数に分割しており、殺されてもすぐに復活する。 ◆ピュア ロックヘイムに潜伏する謎の人物。フードを深く被った小男。稀男に比肩する強大な「運ぶ力」の胎界主であり、悪魔たちから「真の胎界主」と目される一人。司神を生成世界に降臨させ、世界を完結させるために、骸者などと手を組み暗躍している。 ◆ソロモン 古代ヘブライに君臨した王。「ソロモンの指輪」「ソロモンの鍵」「賢者の石」を使用し、魔法や司神を自在に使役していたと言われる。また「ソロモンの鍵」の内容を改ざんし、『銀の法則(*6)』などを定めた。 魔王すらも使役するほどの力を得たが、 晩年には自らの存在級位を際限なく上げた結果、生成世界を突き抜けて原典に掻き消えてしまった。 用語 ●東郷家関係者 鮒界市がある西海道一帯は独立主権国家として、東郷家が中心となりアジア全体に勢力を広げている。東郷家の血を引くものは高確率で「球体使い」となり、様々な超能力を扱う事ができる。 ●悪魔 司神の眷属である「神獣」の一種。魔界を拠点とし、ソロモンヘイムを影から支配し人類を実質的な統治下に置いている。 社会構造はアリやハチに近く、親には絶対の敬意と服従を貫いているが親を別にする悪魔には冷淡。 四大神獣大主ルキフグ、ベリアル、ベールにそれぞれ仕える君主アスタロト、メフィストフェレス、ベールゼブブが主に本編で登場する。他にもいちばんえらい四大神獣「帝王」やら直属の6人の王やら上級悪魔やらインプとかいろいろいるがここでは割愛する。四大魔王(*7)は寿命が近い。悪魔たちは自我を四大魔王から与えられることで存在しており、自分の父たる魔王が死ぬと自分も道連れのため、それを回避する方法を探している。 ●ヘッド 肉体を持たない悪魔たちに変わり、生成世界で実働を担う組織。構成員は悪魔と誓約した人間たちなど。それぞれ親であるルキフグ派、ベリアル派、ベール派の3派閥に分かれており内部間抗争が耐えない。勢力を拡大しつつある東郷家とは敵対関係にある。 頻出するモチーフ※ストーリーの重要な場面でも用いられるためネタバレ反転 ●四つ葉のクローバー かつて大切だったが、今では価値を感じられなくなったもの ●魚 特定個人として認識できない、重要視していない人物に対する心象風景 ●靴 今いる場所、対峙している思想に対する拒絶の意思の表れ。逆に靴を脱いだり裸足だと受容の姿勢となる ●飛行機 新しい居場所、拠り所となる思想に移ろうとする際のイメージ 誕生だァ! wiki籠り共よ 新たな項目の誕生を祝福するがいい! バースデーケーキがロウソクで埋め尽くされるまで追記・修正しつくしてくれるわ! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 第三部が開始されたのでこれを契機に作成しました。記す力のwiki籠りさん、追記修正託します -- 名無しさん (2020-05-17 13 03 20) 今まで無かったのが驚き -- 名無しさん (2020-05-17 17 57 08) 各界の与太考察勢に人気の作品というイメージ -- 名無しさん (2020-05-17 18 31 29) これができたならアリュージョニストとかも欲しいなあ -- 名無しさん (2020-05-18 16 12 28) 更新が来ないぞ・・・? -- 名無しさん (2020-05-30 11 58 41) 時代設定は西暦何年ぐらいなんだろう -- 名無しさん (2020-06-27 02 42 56) 深く考察とかせずに一気に読んだが、とりあえず2部の生体金庫攻略と最終章まで読んでほしいと思いました。 -- 名無しさん (2020-10-07 18 41 27) ↑2 ピュアga -- 名無しさん (2020-11-07 09 47 38) 途中送信失礼 ↑3 ピュアが冗談で「ピュアの年齢は 700歳だ。セントヘレナ島で死んだと見せかけてロックヘイムに来た」「真の名は 『ナポレオン・ピュア・ボナパルト』」と言ってた。ナポレオンが生まれたのが西暦1769年だから+700年で、西暦2469年頃と思われる -- 名無しさん (2020-11-07 09 54 28) だいたい6回くらいリセットされてる計算になるか そりゃ化石資源も枯渇して車が運用できなくもなろう -- 名無しさん (2021-02-23 23 41 22) 名前 コメント
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トップページ>韓国>韓国史研究 『韓国史研究』160、2013.3 一般論文 全徳在「三国と統一新羅時代旱魃発生現況と政府の対策」 경석현「『朝鮮王朝実録』災異記録の再認識:16世紀災異論の政治・思想的機能を中心に」 姜文植「金昌協の朱子書研究と『朱子大全箚疑問目』」 김용태「19世紀初の意恂の思想と湖南の仏教学伝統」 정상우「植民地における帝国日本の歴史編纂事業:朝鮮・台湾を中心に」 宋圭振「日帝下東北アジア関税問題と朝鮮の対「中国」貿易」 辛珠柏「1950年代韓国史研究の新しい傾向と東北アジアにおける知識の内面的交流:観点と態度としての「主体的・内在的発展」の胎動を中心に」 김재관「G-2時代韓中関係の主要ジレンマと争点についての試論的検討」 『韓国史研究』159、2012.12 一般論文 崔鈆植「弥勒寺創建の歴史的背景」 최종석「『高麗史』世家編目設定の文化史的合意の探索」 도현철「朝鮮時代李穡認識と研究課題」 朴銀淑「燔磁会社の寺院個別運営体制と彩器生産:1900-1910年分院磁器業の変化」 鄭然泰「日帝強占期韓日共学中等学校の慣行的民族差別:忠南江景商業学校の事例」 李明学「総動員体制期(1940-1945年)京城府の税出運営と特性」 企画論文 禹景燮「朝鮮中華主義についての学説史的検討」 계승범「朝鮮後期朝鮮中華主義とその解釈問題」 『韓国史研究』158、2012.9 一般論文 신성재「弓裔政権の鉄源遷都と戦争史的意味」 鄭演植「作帝建説話の新しい解釈」 李康漢「1308-1310年高麗内「牧・府親切」の内容と意味:忠宣王代地方制度(界首官制)改編方向についての検討」 이규철「世祖代毛憐衛征伐の意味と対明認識」 裵祐晟「朝鮮後期中華認識の地理的脈略」 洪錫律「4月革命前後整軍運動と5・16クーデター」 企画論文特集:韓国史の中の国外移住と文化アイデンティティ 金栄官「百済遺民の唐移住と活動」 李炯佑「高麗後期移住についての一考察:投降民事例を中心に」 李仙喜「在独韓人の韓国人としての認識問題とアイデンティティ変遷過程」 『韓国史研究』157、2012.6 一般論文 崔豪元「高句麗嬰陽王代の新羅攻撃と国内政治」 李美智「高麗時期対契丹2次戦争有功者と彼等に対する追加褒賞」 강은경「大韓帝国期槐山一帯順興安氏の土地所有と住居実態」 鄭秉峻「1905年尹炳求・李承晩のセオドア・ルーズベルト面談外交の推進過程とその意味」 이은희「近代韓国砂糖消費文化形成」 企画論文:韓国史における環境と人間 李正浩「高麗中期自然災害の発生と生活環境」 金徳珍「17世紀漢江の長期結氷とその影響」 김종근「日帝下京城の洪水に対する植民政府の対応様相分析:政治生態学的観点から」 書評 金寿泰「東アジア交易史の新しい接近:백남수『한국 고대의 동아시아 교육사』주류성、2011年」 『韓国史研究』156、2012.3 一般論文 尹京鎮「『三国史記』地理志の基準視点と沿革誤謬」 呉致勲「高麗太祖代禄邑の歴史的性格」 오세현「朝鮮中期性理学の位相と谿谷張維(1587-1638)の思想的面貌」 이정일「粛宗代林象徳の上古史認識」 손성필「17世紀前半高僧碑建立と朝鮮仏教界」 柳承烈「日帝強占期江原道出身満州居住者の移住・再移住実態と歴史的性格についての考察」 企画論文:特集:万宝山事件と韓中関係 이준식「万宝山事件と中国人の朝鮮認識」 윤상원「万宝山事件と朝鮮人社会主義者の中国認識」 최병도「万宝山事件直後華僑排斥事件に対する日帝の対応」 書評 이송순「誇張のない歴史的実態を明らかにする努力:허수열『日帝初期 朝鮮의 農業』한길사、2011年」 『韓国史研究』155、2011.12 一般論文 尹星鎬「新羅の大加耶服属過程についての再検討」 李炳煕「高麗時期寺院における教学活動」 이상식「粛宗代保社功臣の録勲過程と社会的関係綱分析」 류시현「1910年代崔南善の文明・文化論と朝鮮仏教認識」 許殷「冷戦時代アメリカの民族国家形成介入とヘゲモニー構築の最前線:駐韓米広報院映画」 企画論文-特集:公州大通寺址と百済 朴賢淑「百済熊津時期の政局と大通寺創建」 徐程錫「百済熊津王都と大通寺址」 趙景徹「百済大通寺創建の仏教思想的背景」 趙胤宰「百済と梁の交渉と大通寺」 『韓国史研究』154、2011.9 一般論文 梁正錫「新羅月池と東宮の変化過程検討:月池南便建物址の分析を中心に」 曺凡煥「王妃の交替を通じて見た孝成王代の政治的動向」 정은정「高麗前期慶州圈域整備と邑内外分離」 이미선「朝鮮中期(燕山君~顕宗)後宮の立宮と社会的位相」 남금자「大韓帝国期忠州安東金氏金甲圭の家系と経済基盤」 윤덕영「駐韓米軍政初期過渡政府構想と宋鎮禹・韓国民主党の対応」 企画論文-特集:新しい資料を通じて見た東学農民革命の東アジア的意味 金文子「全琫準の写真と村上天真:東学指導者を撮影した日本人写真師」 申栄祐「北接農民軍の公州牛禁峙・連山・院坪・泰仁戦闘」 批評論文 정호섭「高句麗古墳壁画についての図像学的解釈と東アジア的省察:門田誠一、2011『高句麗壁画古墳と東アジア』思文閣出版」 説林 盧泰敦「7世紀戦争の性格を巡る議論」 羅喜羅「『三国遺事』説話をどのように読むべきか:『三国遺事새로 읽기(2)』(신종원、2011、一志社)」 『韓国史研究』153、2011.6 一般論文 金炳坤「高句麗の太子冊封制受容過程考察」 金瑛河「新羅統一論の軌跡と合意」 鄭演植「統一新羅の宗廟建築と宗廟制の変化:鶏林北方の大型建物遺構と関連して」 崔煕俊「新羅中代の唐使臣迎接節次と運用」 権悳永「新羅「君子国」イメージの形成」 金武勇「過去清算作業における真実の証言と対抗ネガティブ主体の形成」 企画論文-特集:植民、被植民、脱植民の精神史 李炯植「敗戦後帰還した朝鮮総督府官僚達の植民地支配認識とその影響」 藤永壮「差別語の誕生、そしてその記憶:「第3国人」について」 原智弘「在朝日本人教員の朝鮮体験:ある師範学校教員の事例」 三ツ井崇「戦後日本における朝鮮史学の開始と史学史像:1950~60年代を中心に」 説林 韓哲昊「『韓国史』教科書偏向性論難と教育課程改定日程の問題点」 『韓国史研究』152、2011.3 一般論文 이기봉「新羅聖徳王代の災異と儒教政治」 金蘭玉「高麗時代役官制の運営と性格」 金順南「16世紀朝鮮と野人間の毛皮交易の展開」 김지은「星湖李瀷の対外認識と朝鮮の対応方案模索」 김재웅「北韓の私有制政策過程と民間産業政策(1945~1950)」 企画論文-特集:植民、被植民、脱植民の精神史 鄭昞旭「韓国産業銀行券の植民地記憶と脱植民:『産友』(1954~1971)を中心に」 李栄昊「「内在的発展論」歴史認識の軌跡と展望」 金光雲「北韓民族主義歴史学の軌跡と環境」 윤재운「高等学校検定「韓国史」教科書と歴史付図の前近代叙述と問題点」 『韓国史研究』151、2010.12 신성재「弓裔と王建と羅州」 정병삼「『白花道場発願文略解』の著述と流通:新しく発見された版本との比較を中心に」 姜制勲「朝鮮初期宗親職制の整備と運営」 박정민「世祖代の女真関係と政策:女真人来朝を中心に」 이재정「正祖の生生字・整理字政策と中国活字購入」 林鍾明「設立初期大韓民国の戦士型国民生産と朝鮮民主主義人民共和国像の転用」 企画論文-特集:日本人の植民地朝鮮調査活動と朝鮮認識 崔惠珠「日本東京地学協会の調査活動と朝鮮認識」 李昇一「日帝の東アジア旧慣調査と植民地法制定構想:台湾と朝鮮の旧慣立法を中心に」 金泰雄「日帝強占期小田内通敏の朝鮮統治認識と「朝鮮部落調査」」 최석영「日帝の東京帝国大学人類学教室の創立と運営」 批評論文 金素伶「保護国及び植民地初期日本の朝鮮教育政策についての日本学界の研究傾向:本間千景『韓国「併合」前後の教育政策と日本』(佛教大学研究叢書、思文閣出版、2010)を中心に」 書評 서종태「趙珖『朝鮮後期社会と天主教』についての書評」 朴杰淳「老学者、逼迫的経験と苦難の学問歴程として「言語民族主義」を叫ぶ:김성준『日帝強占期朝鮮語教育と朝鮮語抹殺政策研究』についての書評」 『韓国史研究』150、2010.9 一般論文 장익수「新羅麻立干時期対倭戦争の影響:対外関係の変化と国防政策の強化を中心に」 홍영호「『三国史記』所蔵泥河の位置比定」 박광연「統一新羅の法華信仰と仏教文化」 이종수「朝鮮後期仏教履歴科目の選定とその意味」 王賢鍾「韓末漢城府地域土地家屋取引の推移と居住地別偏差」 신운용「安重根義挙と大東公報社の関係についての再検討」 企画論文 이승렬「20世紀韓国における成長談論の推移」 許殷「20世紀総力戦下韓国人のアイデンティティと植民地主義」 張圭植「20世紀前半韓国思想界の軌跡と民族主義談論」 『韓国史研究』149、2010.6 一般論文 김영심「韓国古代社会女性の生産活動:織造労働を中心に」 鄭東俊「百済官等制の変遷と意思決定構造」 朴南守「益山弥勒寺址出土金鋌と百済の衡制」 蔡美夏「新羅の軍礼受容と王権」 金昌賢「高麗西北面の寺院と仏教信仰:妙香山一帯を中心に」 裵亢燮「朝鮮後期土地所有構造及び売買慣習についての比較史的検討」 盧大煥「1890年後半「文明」概念と拡散と文明認識」 朴銀淑「大韓帝国期燔磁会社の設立と運営:1897~1899年社員共同運用体制を中心に」 批評論文 朱鎮五「社会思想史的独立協会研究の確立と問題点:慎鏞廈『独立協会研究』を中心に」 辛珠柏「「「分断克服史論」の初成果と『朝鮮民族革命党と統一前線』」 임경석「植民地時代民族統一前線運動史研究の軌跡;이균영『新幹会研究』(歴史批評社、1993)についての批評」 廉馥圭「植民地都市計画の遺産とそれについての認識:孫禎睦『日帝強占期都市計画研究』を中心に」 『韓国史研究』148、2010.3 一般論文 余昊奎「西洋学会の韓国古代史認識体系の変化:東洋学界との影響関係を中心に」 朴龍雲「高麗時期科挙での行巻と家状」 金容欽「粛宗代前半懐尼是非と蕩平論:尹宣挙・尹拯の論理を中心に」 李憲昶「朝鮮時代を眺める第3の視角」 이영미「朝―美修交以前西洋人達の韓国歴史叙述」 鄭泰憲「漢城銀行の経営権、大株主構成推移と日本人銀行化過程」 批評論文 韓哲昊「開化派研究の実証的礎石積みとその意義:李光麟の『開化党研究』を中心に」 『韓国史研究』147、2009.12 一般論文 李康来「韓国古代婚姻に見える財貨の性格」 李龍虎「百済腆支王代解氏勢力の台頭と対高句麗政策」 鄭演植「善徳女王のイメージ創造」 趙法鍾「韓国古中世白頭山信仰と満州名称の起源」 윤용혁「沖縄出土の高麗瓦と三別抄」 李蕙汀「『黙斎日記』を通して見た16世紀婢夫・奴妻の暮らし」 김준형「三嘉地域の郷案入録を巡る党派的葛藤」 金友哲「朝鮮後期開城の地方軍運営の変化過程:操錬と収米問題を忠心に」 批評論文 廉定燮「朝鮮後期内的発展過程研究と中世社会解体論の同居:『朝鮮後期農業史研究[Ⅰ]』、『朝鮮後期農業史研究[Ⅱ]』」 鄭勝振「金容燮の原蓄論と社会経済史学の展開:『朝鮮後期農業史研究Ⅰ・Ⅱ』を忠心に」 高東煥「資本主義萌芽論と朝鮮後期商業変動:姜萬吉『朝鮮後期商業資本の発達』を忠心に」 説林 金昌錫「浦項中城里新羅碑に関するいくつかの考察」 『韓国史研究』146、2009.9 一般論文 이원배「高句麗始祖名「東明」の成立過程」 姜在光「蒙古の第1次侵攻と被陥北界14大城の抗戦」 李康漢「1270~80年代高麗内鷹坊運営及び対外貿易」 정다함「朝鮮前期の政治的・宗教的疾病観、医・薬の概念・範疇、そして治癒方式」 이승렬「ソウル・京畿地域商人の日記(1899-1910)に表れた日常体験と近代的公共性:油商朱仁植の「民族意識」形成を中心に」 신운용「日帝の国外韓人に対する司法権侵奪と安重根裁判」 宋圭振「日帝下「鮮満関係」と「鮮満一如論」」 批評論文 박진훈「朝鮮両班の客観的実体についての総合的理解:李成茂の『朝鮮初期両班研究』を中心に」 金盛祐「良賎制説の台頭と朝鮮初期社会構造についての新しい理解:韓永愚の『朝鮮初期社会経済研究』」 韓嬉淑「朝鮮初期良賎制論の成立とその意味:劉承源の『朝鮮初期身分制研究』を中心に」 説林 金瑛河「7世紀後半韓国史の認識問題:新羅の百済統合論と三国統一論を中心に」 『韓国史研究』145、2009.6 一般論文 朴南守「圓仁の帰国と在唐新羅商人の対日交易」 金蘭玉「高麗末四件奴婢の類型化と奴婢政策」 趙成山「18世紀後半~19世紀前半対清認識の変化と新しい中華概念の形成」 洪性讚「韓末ソウル東幕客主の米穀搬入と在来船運業:客主業体「東泰元」の資料を中心に」 최덕규「間島問題と日本の韓国併合(1909-1910)」 安鍾哲「日帝の神社参拝強要と米国務部の対応、1931~1937」 문영주「日帝時期朝鮮金融組合連合会の運営主体と「金融組合主義」」 황호덕「回顧と証言、審問される記憶の政治学:友邦文庫録音記録、特に「十五年戦争下の朝鮮統治」を緒にして」 이상의「韓国戦争以降の労務動員と労働者生活」 批評論文 金琪燮「白南雲の土地所有論とその時代的意味:『朝鮮封建社会経済史(上)』を中心に」 朴宰佑「高麗政治制度史理解の成立とその影響:『高麗政治制度史研究』の中央の政治制度を中心に」 李貞薫「高麗政治制度史の古典的理解と限界:辺太燮の『高麗政治制度史研究』を中心に」 李仁在「20世紀後半高麗田柴と研究の定礎:『高麗土地制度史研究』をつうじて見た姜晋哲の研究成果と意義」 『韓国史研究』144、2009.3 企画論文-特集:政府樹立60周年記念「大韓民国の建国理念と国民形成」 신용옥「制憲憲法の社会・経済秩序構成理念」 이영록「制憲憲法の同和主義理念と歴史的意義」 金聖甫「南北国家樹立期人民と国民概念の分化」 一般論文 羅棟煜「7世紀中盤高句麗の東蒙古進出と軍事戦略」 金順南「朝鮮燕山君代女真の動向と対策」 이정철「栗谷李珥の貢物・進上改革案の影響と限界」 김건태「戸名を通じて見た19世紀職役と率下奴婢」 이유리「1950年代「道義教育」の形成過程と性格」 批評論文 趙仁成「李丙燾の韓国古代史研究のと植民主義史学の問題:『韓国古代史研究』を中心に」 鄭雲龍「南雲李弘稙の韓国古代史認識『韓国古代史의 研究』を中心に」 全徳在「新羅政治社会史の展開についての古典的理解とその限界:『新羅政治社会史研究』に表れた李基白の新羅政治体制変遷についての理解体系を中心に」 書評 全基雄「趙仁成『泰封の弓裔政権研究』푸른역사、2007.12」 『韓国史研究』143、2008.12 정호섭「高句麗積石塚の被葬者に関する再検討」 李炳鎬「扶余陵山里寺址伽藍中心部の変遷過程」 金鎮光「渤海建国集団の性格」 金甲童「高麗の建国及び後三国統一の民族史的意味」 최종석「朝鮮時期城隍祠立地を巡る様相とその背景:高麗以来秩序と「時王之制」間の拮抗の観点から」 朴平植「朝鮮前期の人参政策と人参流通」 金盛祐「「朝鮮中期」を眺めるふたつの視線:韓国とアメリカの歴史学会比較」 鄭海恩「朝鮮後期武臣の中央官僚生活研究:『盧尚枢日記』を中心に」 원재영「朝鮮後期賑恤政策の構造と運営:1814~1815、全羅道仁実県の事例を中心に」 배석만「太平洋戦争期朝鮮総督府の国策造船所建設推進とその帰結:朝鮮造船工業株式会社の事例」 『韓国史研究』142、2008.9 論文 李道学「「王興寺址舎利器銘文」分析を通じて見た百済威徳王代の政治と仏教」 権悳永「新羅関連唐金石文の基礎的検討」 朴胤珍「高麗時代僧侶の血族間師承とその意味」 蔡雄錫「高麗睿宗代道家思想・道教興起の政治的性格」 김형수「高麗時代の貼と申省状」 한효정「16、17世紀両班家婦人の田畓売買活動」 李憲昶「朝鮮後期貢価の体系と推移」 朴銀淑「開港後分院運営権の民間移譲と運営実態:『荷斎日記』を中心に」 李栄昊「日帝の韓国土地政策と「詳明→地券→登記」への段階的転換」 宋圭振「日帝下韓紙の生産と輸出」 張寅模「1920年代槿友会本部社会主義者達の女性運動論」 書評 朴南守「説話と歴史、韓国大王信仰の新しい現場的解釈:신종원, 2008『韓国大王信仰歴史現場』一志社」 『韓国史研究』141、2008.6 論文 朴南守「蔚州川前里書石銘に表れた真興王の王位継承と立宗葛文王」 金炳坤「崔致遠の三韓観再考」 盧泰敦「高麗へ渡った渤海朴氏について:新羅と渤海間の交渉の一事例研究」 朴龍雲「高麗時期兵馬使と都兵馬使機構についてのいくつかの問題:兵馬判事と都兵馬使職位を中心に」 한정훈「高麗前期両界の交通路と運送圏域」 尹晶「粛宗14年太祖影幀模写の経緯と政界の認識」 朴性淳「正祖の宋時烈顕彰と王権強化論」 呉鎮錫「1910~1920年代京城電気の強圧的人事管理と労働者の抵抗」 김재웅「ある共産主義者の記録を通じて見た韓国戦争勃発前後の北韓」 1-20 21-40 41-60 61-80 81-100 101-120 121-140 141-160 161-180
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491: 陣龍 :2020/09/16(水) 23 03 21 HOST 124-241-072-147.pool.fctv.ne.jp |д゚) |д゚) |д゚)…特に投下とか無さそうなのでちょっと過去から情勢が変わっている漆黒アメリカルートのWW2終盤突入局面の光景が出来たので突っ込んでおきます |ω・`)まぁこれからも設定とか変わって行くでしょうからIFルートと言う事で一つお願いします 492: 陣龍 :2020/09/16(水) 23 05 40 HOST 124-241-072-147.pool.fctv.ne.jp 【人造虚栄の理想郷】アメリカ合衆国 最大最期の大誤算 ~不合理なる選択~ 1944年。第二次世界大戦が勃発して以降、アメリカ合衆国は戦略的に完全に追い詰められていた。20世紀にもなって『聖女』を祀り上げてキリスト教の皮を被ったカルト宗教国家地域と化したフランス、共産主義と言う合衆国水と油なイデオロギーを掲げていても日英が盟主の連合国との対立によって、当人らに取っては極めて不本意だがアメリカ合衆国率いる陣営に属していたソヴィエト連邦。このアメリカ合衆国に取って数少ない『戦える味方国家』は共に日英陣営へと降伏し、倒れていた。 地図の上ではアフリカを中止に合衆国の『特殊権益』によって勢力圏に収めていた地域も多く有ったが、それらはまともに銃器も生産出来ない各種資源収奪用の植民地地域でしか無く、兵器や教官のみならず合衆国軍人も指揮官として送り込まない限りは、良く言って陽動役、現実的に見れば枯れ木も山の賑わいが関の山だった。冬場の枯れ木は種火一つで大規模な山火事に発展するが、日英は【種火】では無く【焼夷弾の絨毯爆撃】でアフリカの『枯れ木』を焼き払って行った。合衆国が大枚叩いて整備した港湾施設や数少ない現地工場のみならず『敵対地域』のインフラも序でとばかりに破壊して行ったので直ぐに合衆国の『特殊権益』地域は大混乱に陥ったのだが、今第二次世界大戦の主軸はあくまで列強国なので話は置いておく。 フランスのカルト宗教国家が日英によって叩き潰され、加えて日英の特殊部隊によって『量産された聖女』を救出してその情報を公表した為にバチカンが人としての道を無視して畜生道まっしぐらしていた愚か過ぎるフランス人にマジギレして公式に『破門』声明を繰り出し、ソ連もその国力からしても力戦敢闘こそ出来たが、西から攻め上るロシア王国に大日本帝国とドイツ帝国、大英帝国の挟撃により敢え無く降伏を余儀なくされ、アメリカ合衆国のみが連合軍の交戦国として取り残された時、アメリカ合衆国の首魁たちは何の躊躇も無く中立国を通じて連合軍に対して停戦を、その次に【条件付き降伏】の交渉を仕掛けた。既にアメリカ合衆国から勝機は失われており、今現在は数度の艦隊決戦によって合衆国海軍はその戦力を激減させ、日英海軍も通常の艦隊決戦に加えて合衆国軍の『備品』を徹底活用した特攻兵器の数々によって此方も半壊状態に陥っていた。開戦序盤の大攻勢でカナダとアメリカ連合国(南部)に大打撃を与えたが、加州や大西洋からの攻勢に対応すべく南北の両国に向けられていた兵力は抜き取られ、第二次世界大戦らしく容赦の無い砲爆撃によって政府機能がズタズタにされても決して降伏する事無く両国政府も軍隊も極めてしぶとく戦い抜き、合衆国軍と言う『人食い』の侵略者を撃退すべく様々なレジスタンス活動に活躍する自国民と共に抗われ続けた結果、戦略目標であった『カナダと南部の完全制圧』は終ぞ果たせず、今では戦前の国境線近くにまで押し戻されていた。毎日小さく積み上げられ続けた合衆国軍への攻撃と妨害は、戦後の研究でカナダや南部が思っていたより合衆国軍に対して悪影響を及ぼしていたようだ。 493: 陣龍 :2020/09/16(水) 23 07 16 HOST 124-241-072-147.pool.fctv.ne.jp 合衆国に巣食う首魁らの思考は南北戦争に萌芽を見せ、今では伝統ともなった合理的思考に基づき、『旧に復す』『白紙和平』は難しくとも『合衆国の独立を保った上での条件付き降伏』は可能だと考えて居た。海軍戦力への打撃もさることながら、フランスとソ連をその軍靴で制圧した為に日英陸軍の受けた打撃はかなりのモノであった。ソ連軍とは正規軍同士の決戦が主であり、一定のパルチザンへの対応に苦慮した以外は連合軍の兵士達は敵ソ連兵と正面から戦って戦死した者が多かったが、フランスではカルト教団相手のいつ終わるかも分からない治安戦であり、その手の【業務】に手慣れたドイツ帝国の誇る『帝国警備』が全力で参入するも、どうしようもない故国フランスの現実から逃避する狂信的カルト兵への対処には苦慮しており、カルト教団群の打倒後もフランス全土に ばら撒かれていたカルト兵や多数の武器、兵器による暴動やテロ活動が日常の様に頻発していて治安改善には程遠く、それに対応すべく連合軍により再建されたフランス政府も根本的には感情的に連合軍に対し殆ど逆恨みとは言え反感や不満を抱えている者も意外と多いので堂々とサボタージュを仕出かす馬鹿者も出ており、獅子身中の虫に巣食われたフランス政府は遅々として進まない治安改善、変わらぬ政情不安によるフランス人の増大する悪感情、それに付け込むカルト教団の残党、更に鈍化する治安改善と言う負のサイクルにのたうち回っていた。表面上だけでも最低限度まともな政情にフランスが戻れたのは、アメリカ合衆国が降伏して更に以後の事である。 仏ソとの方向性の違う人命の消費、そして幾度の艦隊決戦や通商破壊戦による商船隊や艦隊への損害は『国民の戦意』と言う点でかなり大きな影響があり、合衆国の情報分析では厭戦気分が水面下で強く醸成されていると見ており、此処で『戦争の意思無し』と表明すれば『平和』を求めて日英国民が飛びつくと考えて居た。このまま合衆国と戦争を続けていれば必ず膨大な人命と天文学的財貨を、国民国土全てを以て徹底抗戦する合衆国と言う泥沼に投げ捨てる事は、これまでの合衆国が作り上げた『戦争立国国家』と言う悪しき国際評価がこの上ない証明材料となった。そして一度は停戦を、そして二度目に『条件付き降伏』を要請する事によって、政治に精通した者は兎も角大多数の国民は『合衆国はとうとう己の非を認めた』と錯覚する事は、人間心理としては当然の結論であった。加えて、既に戦争は5年以上も続いており、戦争が日常だった合衆国は兎も角日英の国民は戦争に疲れているとも分析出来ていた。民主国家である以上、国民が平和を求めれば国家も否応無しに和平せざる負えなくなる。そして連合軍の主軸である日英が和平に動けば、内心どれだけ不満だらけであってもその他の構成国も合衆国との和平に動くしか無くなる。えげつない程に合理的な策謀であった。 494: 陣龍 :2020/09/16(水) 23 09 03 HOST 124-241-072-147.pool.fctv.ne.jp そして中立国にて求められた合衆国の和平交渉は、日英独米連印加の政府による『ベルリン宣言』によって返答とされた。 連合軍が合衆国に要求したのは『無条件降伏』。そして『ベルリン宣言』に置いては『合衆国が無条件降伏を受け入れないならば、連合軍はその総力を以て合衆国を叩き潰す』と言う事が合同で明確かつ高らかに宣言されており、合衆国の冷徹な分析とは真逆の、合理性を欠いた『感情的な結論』であった。この明確に叩き付けられた『降伏して死ぬか、戦って死ぬかのどちらかを選べ』の処刑宣告に合衆国の首脳陣や経済界が余りにも非合理的過ぎると言う事で大混乱に陥る中、更に日英は『非合理的決断』を大々的に連発して、合衆国の頭脳を思考停止にまで追いやる事になる。 まず第一に、『ベルリン宣言』が行われたその場で大英帝国は、現在自治国扱いで一部主権がイギリス本国側に持たれている現状を改め、インドに対してイギリスとの強固な同盟関係を継続する事を絶対条件とした上で、これまで制限されていた主権に加えてイギリスがインドに有していた一部利権を無償返還し、名実共にインドが完全な独立国家となる事を提案し、インド側もこれを受諾。そして『イギリスの対等な同盟国として』インドは対合衆国戦線に大規模兵力を派遣する事を公式に確約。『王冠に嵌められた最大の宝石』を自ら手放して植民地帝国から転落する様な行為を、悪辣さに掛ければ誰も勝てないあのイギリス人が宣言し実行すると言う『不合理』さに、先の『ベルリン宣言』に引き続き合衆国の情報分析官は理解が追い付かず混乱が続いていた。 第二に、ロシア王国を経由してソ連を、地中海と英国からフランスを叩き潰した大日本帝国の本国軍が、膨れ上がった陸上戦力をそっくりそのまま合衆国に叩き付けるのみならず、更に動員を強化して文字通りの雲霞の大軍勢を加州に派遣する事を表明し、既に加州追加派遣軍の第一団がアメリカ大陸に上陸した。既に地球の反対側に等しい遠隔地に大軍を送って財政も国力も消耗しているハズでありながらこの自らの寿命を削り取るが如きなりふり構わない継戦姿勢は、余りにも『非合理的』過ぎた。次々飛び込む凶報の前に茫然自失となった情報分析官だが、休む暇は与えられない。 第三に、アメリカ合衆国にアメリカ連合それぞれの影響圏が混在する南米大陸に置いて、イギリスはアルゼンチンに対して過去アルゼンチンから武力にモノを言わせて奪ったフォークランド諸島の返還を交換条件として合衆国に対する宣戦布告を要請し、過去奪われた領土の返還に加えて親日姿勢が強いアルゼンチンへの仲介役に大日本帝国が入った事から特に支障無く交渉は妥結し、アルゼンチンは合衆国に対し宣戦布告。 そこから南米諸国が雪崩を打って同じく合衆国に対する連鎖的宣戦布告へと発展。強固な親米国家だったベネズエラも親日英反米合を掲げた軍事クーデターにより政権が一日でひっくり返り、中立国からの石油等各種資源の輸入は不可能になった事は、この流れの口火となったイギリスの領土返還と言う鬼手と合わさって合衆国全体を揺るがす大事件となった。尚理解が追い付かなくなった情報分析官は『さがさないでください』と言うぐちゃぐちゃに書かれた一文を残して失踪した。 495: 陣龍 :2020/09/16(水) 23 11 27 HOST 124-241-072-147.pool.fctv.ne.jp 第四に、ソ連とフランスとの戦争で主力を張った為に此方もかなり大きな損害を受けていたドイツ帝国が、日英の米合絶対処刑宣言に賛同してインドと同じく大軍を派遣する事を明確に宣言。口先だけでは無く自国に加えて日英の輸送船団にも搭乗し北米大陸へ送られるドイツ帝国陸軍と空軍の大戦力を前に、歳を重ねて更に磨きがかかった演説の才を存分に振るうアドルフ・ヒトラー宰相の姿はニュース映像等で世界に伝えられたが、戦場ではソ連軍を存分に叩きのめし、フランスのゲリラ化したカルト教団相手でも地道ながら確実に制圧範囲を拡大して行った様な軍隊が お茶濁しでは無く本当に送られてくるとなっては、既に機能不全に陥った情報分析部門で無くとも現実逃避か卒倒するかする者が出ていた。アニマルシリーズとも呼ばれるドイツ産業界の生み出した化け物重戦車群が全力で送り込まれてくるとなれば、日英の高性能戦車だけでも絶望的なのにモンスター御代わりとなった合衆国陸軍は皆総じて乾いた笑みを浮かべていた。諦めの境地とも言う。 第五、そして最後に、これほどの多国籍軍ともなれば指揮権で大揉めするはずが、総合指揮は英国、陸戦指揮はドイツ、空戦指揮は日本と、一度も詰まる事無く迅速に決定されて指揮系統の統一も完遂していた事が、合衆国の数少ない諜報員がキャッチした。各国のメンツ等がまるで存在していないかのように兎にも角にも『合衆国を最大限効率良く抹殺する』為に最適の構成を『ベルリン宣言』から全く間を置く事なく形成していた事から、日英のみならずドイツとも相当以前から調整を終えていた事を明白に物語っていた。そうでなければ、海外派遣等全く考えられていないであろうドイツ陸軍の猛獣たちを多国籍の輸送艦が一斉に搭載して輸送出来る筈が無いからだ。とは言えその夢想を力技で実現した日英の国力と海運力には、既に数字で十分知って居たハズの合衆国も嘆息するより他無かった。 『ベルリン宣言』とそれに連動した全世界からの死刑宣告に対して、合衆国の外交交渉は合衆国への宣戦布告【は】していない永世中立国のスウェーデンとスイスにて必死に講和、停戦、条件付き降伏の糸口を探っていたのだが、合衆国外交班の努力も虚しく連合軍の全てから返される答えは『無条件降伏か、死か』だけだった。合衆国には無数の要塞陣地や備蓄物資が有り、各地の都市も合わさって国土全てが難攻不落の要塞であり、戦争を継続しても不要な血が相互に多量に流れるだけでしか無いと人命の論点で説得にかかっても悉く袖にされるばかりであり、最後に応対した先祖に織田信長を持つ日本人外交官のただ一言 『是非も無し(It’s all over)』を以て、交渉は打ち切られた。 496: 陣龍 :2020/09/16(水) 23 13 29 HOST 124-241-072-147.pool.fctv.ne.jp 1945年。合衆国からは『食人鬼(Ghoul)』と恐れられる人類史上初のジェット戦闘機『疾風』を操る日本陸海軍航空隊と、『疾風』のエンジンをライセンス生産して生み出された英国初のジェット戦闘機『ミーティア』、そして自国産の主翼下吊り下げ式ジェット機では日英ジェット機にボロクソにやられた為『疾風』と『ミーティア』の供与機を操るドイツ空軍を先頭として、脇をレシプロ機の終末点にそれぞれの形で到達している『烈風』『テンペスト』『Fw-190D』等の超高性能レシプロ機が固め、そして地上部隊と要塞陣地を吹き飛ばす大型爆撃機の『富嶽』『連山』『ランカスター』、地上襲撃機担当の『スツーカ』『彗星』『流星』等が多量の銃弾と爆弾を抱え込み、地上では戦間期のモノから20t、30t以上も激増した重量の中戦車、重戦車とそれを支援する大量の重砲と自走砲に鋼鉄の怪物たちの腹を満たす無尽蔵の補給物資、忘れてはならない陸軍の主役足る各国陸軍歩兵部隊も、無数の装甲化トラックや自動車両のみならず、後の歩兵戦闘車の祖先ともなる多数の装甲車両に搭乗して【時】を待っていた。日英独ら列強のみならず世界各地の植民地や勢力圏内から編成され送り込まれた有色人種の兵隊は主に後方担当の予定では有ったが、後方担当であっても世界に悪名名だたる『人食い国家』との戦いで有る為に、一様に緊張していた。受け入れた白人国家のカナダやアメリカ連合が有色人種相手でも差別感情を全く出さず、そして同情するかのように激励の言葉を掛けていたのが余計に不安と緊張を補強した。 それに対抗するアメリカ合衆国は、既にこれまでの戦争で海上戦力の多くを喪失し、尚且つ日英海軍との圧倒的戦力差の前に軍港に引き籠る事しか出来ず、そしてカナダと米連の粘り強い抗戦とレジスタンス活動で陸上戦力と航空戦力を相応に摩耗しており、これまでに溜め込まれた各種銃器に重砲と『備品』は豊富であったが、現在の戦争で重要な航空機と戦車は物量のみならず性能面でも劣勢であった。基本的に量産性と操縦性を重視する事の多いアメリカ合衆国では、二線級だが数的主力はM4『シャーマン』シリーズと呼ばれる76.2mm砲搭載中戦車であり、急速に更新されつつあるM26『パーシング』でも日英独の化け物戦車軍団には圧倒的劣勢であった。不足する対戦車攻撃力を補う為に駆逐戦車等と呼ばれる対戦車自走砲も量産配備されていたが、根本的性能差は変わらなかった。空でも未だレシプロ機しか居ないアメリカ陸海軍航空隊は、『疾風』や『ミーティア』の『食人鬼(Ghoul)』に遭遇すれば逃げる事も出来ずに撃墜され、そうで無くともその他のレシプロ戦闘機相手でも合衆国側のF6F『ヘルキャット』やP-51C『マスタング』では対抗は何とか出来ても圧倒は厳しく、米合軍内では圧倒的重装甲と火力を誇るP-47『ジャガーノート』でも、『烈風』やフォッケウルフ『Ta152』、そして態々持ち込んで来たDo 335A『プファイル』戦闘爆撃機に容易く撃ち砕かれた。燃料問題とも相まって『落とされる為に飛ぶ』有様に零落したが、連合軍が『無条件降伏』を戦争の唯一無二の終結条件として掲げ、そして合衆国が戦う事を命じ続けている以上、飛ぶしか無かった。 そして事前爆撃と偵察の為の大規模航空部隊が合衆国の空を全域覆い尽くし、各地の無差別爆撃と迎撃に上がった合衆国の航空部隊を次々と大空に瞬いて消える火花へ昇格させた後、連合軍は地形が崩壊する程の勢いで砲爆撃を国境線地帯の合衆国要塞陣地に叩き込み、南北の各前線を力づくで突破。文字通りの総動員で女子供関係無く応戦する合衆国軍や民兵を情け容赦無く圧倒的火力で薙ぎ払い続け、バグハウス状態で最早何処に何が繋がっているのか把握し切れない地下通路を転用した防衛陣地に火炎放射器兵が命がけで突入し、奇襲で複数が被弾して火達磨となって焼死する等の無数の地獄絵図が展開される中、合衆国は少しでも敵兵を殺害する事で厭戦気分を巻き起こさせて条件付き降伏に持ち込むべくあらゆる手段を講じて徹底抗戦を継続し続けた。それしか縋る事が出来なかったとは言え、『合理的に考えれば』何十万人も死傷すれば停戦気運が動くハズだったのだから。だが、戦争が全ての存在意義と化した狂犬国家を今この時しか消滅させる瞬間は無いと覚悟を決めた日英は、例え北米派遣軍が壊滅しようとも絶対に合衆国を滅ぼすまで戦い続ける事を『非合理的なのは承知の上で』選択した事から、合衆国は徹頭徹尾『人の心を忘れてしまっていた』と言っても良いのかも知れない。 497: 陣龍 :2020/09/16(水) 23 18 16 HOST 124-241-072-147.pool.fctv.ne.jp 以上投下完遂に御座る。あくまで『利益を上げる為の戦争』のつもりであったアメリカ合衆国に対して『破滅するか破滅させるかのチキンレース』の賭けに打って出た日英の温度差を描いたつもりです。何が何でも米合を潰す為に逃げ道を全部潰す、戦力を人類社会全てから?き集める、その為だけに、日英は独立の主権や利権を切り売りしたり物資の大盤振る舞いを行いました。絶対この世界線だけだぞ、こんな無茶苦茶な事やらかしたの アカン様でしたらトゥ!ヘァ!氏の代わりに弥次郎氏と共にアラマンを久方ぶりに周回して来ます()
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ヌヌ行の武装錬金、アルジェブラ=サンディファー。 その特性は『歴史記憶』。 後年ウィルといううら若い歴史改竄者との戦いにおいてその特性は大いに役立った。 真・蝶・成体の件を見ても分かるように歴史改竄は常に上書き的だ。 因子が飛び交いぶつかりあうコトで一大センセーションを巻き起こしている時空流においては遡行者の存在は致命的、例 え一粒の因子だけが歪められあらぬ方向へ蹴飛ばされ、或いは消滅させられるだけで後の歴史は大きく変わる。 キューとナインボールが踊る盤面のように、或いは棋譜のように。 わずかな改変が生じるだけで元の姿とは大きくかけ離れてしまう。 変わってしまう前の歴史。それはそこにはない。人々にとって歴史とはただ1つのものであり「その時」現出している光景 だけが真実なのだ。再現性はない。消え去ってしまった歴史があるなど全く誰も気づかない。 ウィルの武装錬金もまた復旧性を持ちえない。 あくまで一本の時系列を使いまわすだけだ。 長大な歴史めがけ試行と上書きを繰り返す。ウィルにとって上書きをされ消失された歴史になど何の意味もない。 ただ名前の通り未来を目指しているだけだ。 カズキたちと出会う少しまえ。 初めて核鉄を発動した瞬間、ヌヌ行はただおぞましい光景を見た。 武装錬金発動の閃光がまず部屋を溶かし別世界へと造り替えた。 気付けばヌヌ行はただ1人、濃紺の世界に佇んでいた。メガネの奥で瞳孔を見開き慌てて左右を見るがどちらも塗りつぶ されたように暗い世界。灯り一つない。下を見たときそろそろ別のヘアスタイルにしようと絶賛検討中の三つ編みがハリネズ ミのようにビリビリ逆立った。足場はない。左右と同じく濃紺の世界が広がっている。見た瞬間足がすくみせっかちな脳髄は 落下感を即座に前払いだ。眠りに入ったときしばしば全身を苛む偽りの落下感。それをたっぷり20秒連続で味わったヌヌ行 はしかしスカートの裾から手を放し、そして恐る恐る目を開いた。足元に広がっているのはやはり光なき世界。だが落下す る気配はいまだにない。浮いている……一瞬はそう思ったが正解でないコトにも何故だか気付いた。 まるで自分の足先にだけ透明のアクリル板を差し込まれたような──… 奇妙だが、懐かしい感覚。 恐怖と混乱のなか覚える既視感。追及を妨げたのは地鳴りのような音だった。 何事か。下唇を噛みしめ瞠目するヌヌ行の遥か向こうでそれまで小刻みに震えていた闇色の幕がついに裂けた。ばくりと 開いたその口越しに澱んだ虹色の空間を認めたのもつかの間ひどく平たい巨大なものが出現しそしてヌヌ行めがけ飛んで きた。 ひぃとたまぎるような声を上げ駆けだすころにはもう遅い。あらゆる大蛇よりも長大なその物体はあっという間にヌヌ行の 背後まで到達した。恐怖、周囲が濃紺一色であるための平衡感覚の欠如。たまらず足をもつれさせ激しく転倒するヌヌ行の 横を異様なものが通り過ぎた。 開闢。真空。海水の出現。原生生物。イクチオステガ。氷河期。ディメノニクス。ジャワ原人。黄河。十字架。掌の穴。円環 の太刀。法隆寺。壇ノ浦。燃え盛る大仏。隆盛を極める江戸の街。海に浮かぶ黒い船。戦火に浮かぶ錦の御旗。焦げた 防災頭巾。アマガエル。蛇の怪物に飲まれる少女。磔刑の蝶々覆面。赤銅の肌。月へ昇る光。紙吹雪。校門へ走る少年少女。 洞窟。無数の月の顔。三叉槍を持つ少年。疾駆する彼は巨大な蝶を突き破り──… そんな映像を映す無数の巨大な四角が濃紺の世界を斬り裂き斬り裂きどこか遠くへ駆け抜けた。映像はもっと多く搭載さ れていたようだが加速の中でどろどろ混ざり合っていたため分からない。上記のものだけかろうじてだが記憶にある。 とにかく映画館の通過だった。動画の踊る四角は大きさこそまちまちでひどく不揃いだったが一番小さなものでさえヌヌ行 ゆきつけの市民会館でキッズアニメの劇場版をやれるぐらいはあった。 大きなものは600人ばかりの客を自動車ごと収容できるシアターの、床面積ぐらい。 1コマと呼ぶには巨大すぎる映像群はフィルムよろしく1本の帯に収まっておりそれもまた映画館じみていた。 帯の長さや幅はもはや大河川に匹敵するほどだった。以下の光景を目の当たりにしたヌヌ行があやうく143年ぶりの堤 防決壊をやらかしそうだった県境へ出向いたのは帯からの連想ゲーム、一種の催眠的作用であろう。 帯は、1本だけでなく。 同じような物がそこかしこから飛び出しめいめい勝手な方向へと飛び立った。カッターの替え刃のようにピンと張りつめ一 直線に飛ぶものもあれば龍が如く全身をくゆらせ雄大に舞うものも……。木の葉のように浮遊する帯の欠片は高級な赤絨 毯よろしく丸まりから投入された隣の帯が破砕したものだ。加害者は相変わらず空中でゴロゴロ解けて伸びながらどこかへ 飛んで行った。 とにかくメチャクチャな光景だった。長さも幅も傾きも速度もまちまちの帯たちがてんで勝手に飛び回っている。帯には前述 の通り無数のスクリーンが付いている。時代も国もバラバラな映像群が帯の動きと連動し次から次へと現れる。 ヌヌ行の正面も側面も下もそういったものだらけだ。ひっきりなしに通過する。何が何だかわからない。ただ立ちつくすヌヌ行。 顔色はかつて両生類を強引にねじ込まれたときより蒼白だ。メガネはずり落ち瞳孔は文字通りの点。不意に大音響が轟いた。 空を占める映像群が音声を流し始めたのだ。突然ミュートが解けたテレビ。まさにそれだった。しかも大音量だ。ヌヌ行は一瞬 自分の小さな心臓がバクハツしたのではないかと本気で思った。他の帯も解禁とばかり音を鳴らし始めた。ひどいありさまだった。 砲撃。鬨の声。城の広間とおぼしき場所で声を上げあう裃姿の男たち。駆け抜ける騎馬隊の無数の嘶きと蹄の音が何か の雅楽に吹き消されそれも攻城兵器に撃ち砕かれた。ついに砕けた欧州の城壁をめぐる怒声と歓声が恐竜たちの争いに 華を添え……隕石の騒音、雷鳴の海、未開の部族のカーニバル、雑多極まる音の矯味でメチャクチャになっていく。広いか 狭いかも分からない空間はもはや不協和音の極みだ。しゃがみ込んだヌヌ行は両耳を押えたまま絶叫し──… 総てが砕けた。無数の帯もそこに映る映像たちも濃紺色の空間も。 現れたフローリングの床。気付いた彼女はよろよろと立ちあがる。 見渡した景色は間違いなく自らの部屋。夢? 安堵のため息を漏らした瞬間。それはきた。 心臓を棒で痛打されたような鈍い痛み。全身が圧縮されていく嫌な感覚。その中で再び帯が現れ通り過ぎた。 今度は小さなものだった。 ただし脳の中を通り過ぎていくそれは先ほどみたどの映像よりも強烈だった。 記憶が一気に蓄積していく。したコトのない経験が当たり前のように追加されていく。神経回路の強制増設は凄まじく痛み を伴う作業だった。自分が自分でなくなるような、それでいて本来の姿に戻るような……。 何秒か後、床で目が覚めた。どうやら倒れていたらしい。 起きあがったヌヌ行はこのときすでに自身の武装錬金がどういうものか理解していた。 核鉄が何か。武装錬金が何か。そんな知識がごくごく当たり前に存在していたのはヌヌ行の前世と関係がある。 かつて『正史』において*****(ここだけは分からなかった)を過去めがけ送り込んだ最初の改変者。 ヌヌ行がハッキリと知覚するまでしばらくの時間を要したが、彼女の前世、最初の改変者はウィルという大変な痛手を被っ たらしい。ゆえに彼または彼女は自らの能力で造り替えた。最後の力で歴史を改変し……自らもその武装錬金もより強力に。 「それがいま生まれ変わりめがけ……記憶を送った。核鉄とともに」 何が何やらである。呟いてから思わず噴き出すほど荒唐無稽な文言だった。 イジメこそ受けているがヌヌ行の精神年齢は年相応だ。野暮ったいなりにもうすぐ始まる思春期に向けてティーン雑誌 の定期購読を母にせがんだのが2日前。イジメの発端となった告白など萌芽ではないか。 魔法少女の活躍するひらがなだらけの絵本はとっくに卒業している。アニメはそれなりに好きだが現実との区別はついて いる。活躍する主人公のマネをしたところで小馬鹿にされるのは分かっている──というか一度学校でやらかしたせいで より激しい攻撃を浴び尊厳をズタズタにされた──。 だから今の文言というのは何というか夢見がちな子供のやるコトだ。ヌヌ行は子供であるコト自体を恐れている。どうして あれほどイジメられるのか幼いなりに一生懸命考えやっと出した結論が「大人になればいい」。イジメてくる人間たちより より洗練された存在になればきっとおぞましい日々は終わりを告げる。 転生だの生まれ変わりだのという戯言は言ってはならないし思ってもならない。 ゆらゆらと揺れる心の中で強く厳しく言い聞かせるがしかし本心はすでに別の部分を見ていた。 確信。呟いた言葉は戯言ではなく唯一無二の真実。きっと自分は何か人々を超越した存在で、同じく超越した分かりやす い悪っぽいのと争って惜しくも力及ばずいまの姿に転生したのだ。そうだ。そうに違いない。きっといつか自分は失われた力 を総て総て取り戻し悪を討ち滅ぼすのだ。きっとどこか異世界に飛ばされステキな男のコと出会いケンカしたり誤解を重ね ながら少しずつ距離を縮めてそれを原動力に悪を討ち滅ぼすのだ。シリアスとかコメディをやりながらきっときっと悪を討ち 滅ぼすのだ。 (あ。そういうの……いいなあ) 一瞬ほわんとしたのは学校生活のヒエルラキーが低いからだ。内向人間特有の現実逃避だ。マンガや小説じみた世界に 行きさえすれば何もかも救われる。壮大な誤解。悪とやらを討ち滅ぼせば万事解決、本来人間が飲み干すべき雑多な人間 感情の処理、やりたくもない付き合いを営々とこなす作業は一切免除という馬鹿げた特約を信じている。 だが現実は過酷だ。 ヌヌ行が本当にショックだと思える出来事。 あっという間に夢想を貫き心を抉る1つの事実。 スマートガンの武装錬金・アルジェブラ=サンディファーは時空を渡る武装錬金。 ヌヌ行自身いかなる時系列に飛べるしその先で望み通りの歴史を作るなど朝飯前。 (歴史を……? (歴史を) 下唇をギュっと噛む。 過去に飛べる。知った瞬間すぐ考えたのが殺戮だった。 未来へ行ける。知った瞬間すぐ考えたのは逆襲だった。 力のないものが力を手にした時芽生える過剰な敵意。 脳裏に生まれたのは男のコとの楽しい冒険ではない。 せせら笑う無数の少女たちだ。 10数分前までそれはヌヌ行の劣等感を極限まで増幅し縮み上らせる恐怖の対象だった。 核鉄を得てからは違う。 鼻で笑い飛ばせるほど小さな存在に思えた。 帯の中では巨大な船が氷山を避けゆうゆうと泳いでいる。 本来はありえなかった光景だ。多くの人間の記憶に残る「巨大な悲劇」。映画にさえなった大事件。 ヌヌ行はそれを「試し」に選んだ。自らの能力がいかほどのものか試し……結果見事に回避された。 自らの力。その確かな証拠を見た瞬間、感情が爆発した。 今まで押さえつけていた感情が報復というベクトルに収束し、持ち前の処理能力が次から次へと献策する。 イジメをやめさせようなどという生ぬるい情緒はなかった。 ただ、憎かった。 生まれる前に消し去ってやる。そんな感情でいっぱいだった。 大きな双眸から涙を流ししゃくりあげながら腕を振る。 無数の帯がめいめいの動きで近づき見たい画面を並べ立てた。 . お腹の大きな女性が街を歩いている。ダンプカーがその横を通り過ぎた。 新生児室でしわくちゃの赤ちゃんがすやすや寝ている。 ひきつけを起こす女児の向こうで父親らしき中年男性が黒電話を掛けている。 他にもいろいろな画面があったがその登場人物のどれか1人は必ず憎き仇敵と似た顔だった。 消してやる!! 消してやる!! ヤケクソのように叫び画面を睨む。どれもこれもその気になれば簡単にブチ壊せる光景だった。 意を決し道路へ飛び出せばハンドル操作を誤ったダンプカーが臨月に命中し好ましい結果をもたらすだろう。 生まれたての赤ん坊にうつ伏せは厳禁だ。 まだ携帯のない時代、電話線の切断はまったく死活問題であろう。 他の画面に対しても湯水のごとく復讐法が湧いてきた。 ……それは、面と向かっては決して抵抗できない人間だけが持つ「弱い」考えだった。 直接立ち向かえない。だから遠くから狙い撃つ。多くの人間が理想としながら決して達成できない報復の手段。 どこか幼稚さを孕み実効するかどうかも怪しい考え。 それに取り憑かれたヌヌ行の狂喜たるや後々顧みて死にたくなるほど惨めなものだった。 実行できなかったのも含めて、まったく惨めだった。 街を歩く女性が大きなお腹を撫でた。幸福そうな笑顔だった。 新生児室に腰の曲がった老婦人がやってきて赤ちゃんを撫でた。歯のない口をニュっと開け喜んでいた。 部屋に救急隊員が来た。何か囁かれた男性は嬉しそうに頬を緩めた。助かる、というコトだろう。 笑顔。喜び。安堵。 暖かな感情を見た瞬間ヌヌ行の全身は凍りついた。 自分は、自分はいったい何をしようとしているのだろう。何を……しているのだろう。 膝をつき。掌をつき。足場のない空間で彼女はただただ泣き叫んだ。 気づけば元の空間に居て。 そして例の土建屋の娘から呼び出しの電話がかかってきた。 『消せ』 『消せ』 受話器を置くと再び悪意が囁き始めた。人間らしい機微が何だというのだ。奴らの周りの人間が奴らめがけ暖かな笑 みを投げていたとして何だ? それは自分(ヌヌ行)になど向きはしない……馴れ合ってるだけだ。大事大事と愛い焦がれ る存在が実は他者の笑顔を奪っている。そんなの誰だって受け入れない。「まさかウチの子に限って」。反省も促さず逆に かばいだてる。訳の分からぬ情愛準拠の擁護と攻撃をたっぷりやりそしてまたヌヌ行を傷つける…………。 だから消していい。濃紺の空間。画面を見るヌヌ行は揺れていた。 未来予想図だった。呼び出しに応じればどうなるか。 結果はいつもそうであるように散々だった。手足のない爬虫類が投入されていた。赤と黄色のストライプが毒々しいそれ はおぞましいコトに生きていてヌヌ行の鼻先で幾度となく牙をかち合わせた。呼びだされたのは廃ビル群の一角。なぜ行っ たのが不思議なぐらい迂闊な場所だ。人気はない。救援は期待できない。四方にひしめくビルはどれも高く、ガラスこそ不 揃いに割れているが悲鳴を彼方めがけ突き通すにはあまりにブ厚すぎた。 何かの拍子にヌヌ行が反撃を試みた。たまたま握っていたコンクリートの塊がヘビの命を頭蓋骨ごと粉砕したとき17人 ばかりからなるギャラリーは一斉に不満の声を上げた。後は筆舌に尽くし難い。土建屋の娘お得意の平手がヌヌ行を地面 へ転がした。ギャラリーの1人がここぞとばかりスカートのポケットに手を突っ込んだ。 主催者への媚売り。すかさず何かが飛び、受け止められた。 喜色満面の土建屋娘の手で迸ったのは青白い電流だ。シェーバーをやや尖らせたような形状の器具。それがすっかり ミミズ腫れだらけの背中に押しあてられ──…近い将来それを味わうヌヌ行はうっと目を背けた。 結局耐えても解決しない。 待ち受けているのは男のコとの楽しい冒険じゃない。 悪との対決はカタルシスも特約もない。ただ負けて痛みを感じるだけだ。 だから消したい。全員消したい。 正直生きてても仕方ない連中だ。 だから、消していい。 『どういう訳か』この呼び出しに関しては改変が通じない。 消したい。 本当に消したい。 それでも彼女たちの周りには彼女たちの存在そのものを喜ぶ人たちがいる。 例え消滅に気付かなかったとしても共に培ってきた輝かしい記憶、時間が育んできたかけがえない感情の共有を丸ごと 刈り取ってしまう。 存在を消し去る咎。ブレーキをかければかけるほど咎の巨大さが見えてくる。ただ殺すより残酷な仕打ち。生まれたコト はもちろん死んだコトさえ気付かれない。仕返しとは何かが、何かが……掛け違っている。頭がわんわんと痛む。人を消し 去るなど良くない。だが消し去らねば苛まれる。被害者の温情などせせら笑うのが加害者なのだ。それでも消し去るのは……。 悪意と良心のせめぎ合いの果て出したヌヌ行の結論こそ──… 自殺だった。 ひとたび甘い汁を吸えばいつか平気で人を殺すようになる。 自分を苛む連中と同じになる。 それだけは……嫌だった。 もう過ぎたコトだ。 武藤夫妻との対面を果たしたいまヌヌ行は微笑する。 先ほどまでの絶望はもうどこにもない。 彼らとの出会いは新しい可能性を示してくれた。 敵対する人物。彼らもまた命を持っている。いつかあの、斗貴子のお腹にいた鼓動のような存在と出会う権利を誰だって 等しく持っているのだ。 . それを奪うコトは絶対に間違いだといえたし、ヌヌ行自身守り抜きたいと心から思っていた。 実行するにはどうすればいいか? 心身を鍛え実力で対抗できるようになるのが一番だが……あいにく時間はない。 対決はもう迫っている。 行くにしろ連行されるにしろ廃ビル群には20人近くの女生徒がいる。 いまのままでは勝ち目がない。 だったらどうすればいいのか? 敵対する人物を発生前に消し去るだけが時間操作じゃない。 濃紺色の空間──どうもここに居る間、実世界では1秒たりと過ぎていないらしい──で手を躍らせる。 次元を裂き現れ出でたのは巨大な帯。 そこにあるスクリーンの1つは……廃ビルの群れを映していた。 今は何もない。人は一人とていない。 腕を上げるとさまざまな光景が映った。 敢えて過去にだけ限定したが、建設中から現在までまるで定点カメラをしつらえたかの如く正確に。 そのビルを映していた。 アングルも自由に変えられる。特定の箇所だけ映すコトも。 確認を終えるとヌヌ行は頷いた。ひどい緊張の面持ちだった。生唾を呑む音さえした。 スマートガンの武装錬金・アルジェブラ=サンディファーは時空を渡る武装錬金。 その特性は『歴史記憶』。 通常改変に伴い上書きされ消えゆく歴史だが、ヌヌ行の武装錬金はそれさえも記録し且つ復活さえも可能。 (パソコンの復元ポイントまたはスロットが複数あるゲームのデータ。そう考えればいい) 濃紺の世界に現れた無数の帯は1つ1つが消え去った歴史なのである。 ヌヌ行(創造主)はそれらを閲覧可能。時には必要に応じ自ら改変していくが。 彼女は改変者たるより傍観者……或いは無知なる一般民たらんとした。 それは初めて能力を手に入れた時、幼さゆえ道を外しかけた教訓でもあるが……。 自らを呼びだした土建屋の娘たち。 彼女たちを傷つけるコトなく切り抜け、イジメをやめさせるきっかけにまで好転させた──… ヌヌ行自身の奇跡的な自助努力。それが彼女の基本を傍観者たらしめている。 そしてその方法とはまったく単純で、馬鹿馬鹿しい、泥臭いやり方だった。 最善手を考えた場合、過去へ介入するコトこそ至高であろう。 馬鹿げたイジメのパーティを強制散会させる手段などいくらでもある。 匿名気取りで教師に電話し現場へ招く。参加者1人1人の行動を把握し来れなく──危害を加えるのではなく、それぞれ の生活様式に応じたやり方で──する。イジメが始まるより早く廃ビル一帯を火の海にすれば当面の安全は図られる。 たがヌヌ行は最善手を打たなかった。 何故なら彼女に言わせればどれも「ズルい」。自らの力で切り抜けたとは言えない。 カズキや斗貴子なら例えその過程が過酷だったとしても、惨めな思いを味わったとしても……。 矜持を貫き、克己し。敗北の中でさえ掛け替えのないものを獲得するだろう。 .
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その指輪は金でできている。装飾はない。裏側を見れば誰にでも読めるような字で以下の文章が彫ってある。 『これは神を呼ぶための道具です。必要とする者の元にも必要としない者の元にも時が満ちれば等しく現れ、その者は神と出会うことでしょう』 指輪は実際に旧オルニト帝国東部、現新天地のどこにでも現れ、それを見つけた者がうっかり拾ってしまうよう、これ見よがしに地面に落ちているはた迷惑な指輪だった。 その指輪は神呼びの指輪、手に飛び込む幸運、テレポートする地雷、金色の通り魔、怪異譚の源、アレ、人生に起こりうる数少ないチャンスの目に見える形、異界の正面玄関、コイントスのコインなどといった呼び名で識者には親しまれている。 新天地には戦士がいて、その生涯を戦場で駆けて暮らし、生き延びることがうまかった。 やがて生きるために戦うことから戦いのために生きるようになり、豪傑に勝負を挑んではこれを打ちのめし、開拓部隊に混じっては怪物の顎を引き裂いて、より強大な相手を求めた。 鬼の血が通った身体は鋼のような筋肉で包まれ、その上を貪欲に集めたアーティファクトで武装している。竜の鱗の小手、風の精霊結晶を埋め込んだグリーブ、からくり仕掛けの機動鎧……。 中でも戦士が新天地の遺跡から見つけ出した鉄隕石の大剣は、とびきりの一振りだった。戦士は大剣に報い、その大剣で仕留めるにふさわしい最高の獲物を探すようになる。 ようやく会えるかもしれなかった。戦士の手の中には今、神を呼ぶことのできるという金の指輪があった。 神だけは斬ったことのなかった戦士だが、もし会えたなら斬ってみせると普段より豪語していた。ひたすらに祈る。遥か太古から生き続け、力を蓄え、人知を超えし天上の存在よ。もし最も旧き強き神がいるというなら、俺の下へといでよ。 祈る。祈った。しばらく祈り続けたが、全く何も起こらなかった。 これははずれを掴まされたか。がっかりして指輪を握っていた手に目を落とし、そこに小さな物体が張り付いているのに気がついた。 糊のようなものでくっついた豆粒ほどの眼球がこちらを見ている。しばし見つめ合うと、眼球が喋った。 「ぼくをよんでくれたの?」 大はずれだ。こんななめくじをちょん切ったところで、どのような高揚感が得られるというのだろう。 気落ちした戦士の顔をなおも見つめ続けながら、眼球は必死に喋っていた。 「ぼくをよんでくれたひとは、ほんとうにひさしぶりです。ありがとう。もしよければ、ぼくのおねがいをきいてください」 呼んだのが本当に神だというなら、神らしきものにお願いをされてしまった戦士は苦笑した。普通逆ではないのか。 よかろう。俺に叶えられる願いでいいなら、聞いてやる。 戦士がそう言うと、眼球はその眼球だけの表情を(どうやってか)ぱあっと輝かせた。 「ぼくは、ずっとむかしからいきてます。むかしは、みんなぼくのなまえをおぼえていました。でも、いまはぼくのなまえをおぼえているひとは、いません」 どうやら、それは忘れられた神らしかった。なるほど、と戦士は思う。神の力の源とは信仰であると聞いた。信仰を失うことが神の死ならば、この小さな身体はまさに瀕死なのだろう。 「ぼくももう、ぼくのなまえがわかりません。だから、おねがいです。ぼくのなまえをみつけてください」 もはや地上にないかもしれないものを探せという。失せ物探しなどまるで専門外の戦士であったが、しかしできることなら聞くと言ってしまった。努力次第という案件だ。 戦士にとって戦が生き甲斐なら冒険もまた生き甲斐だった。洞窟に潜り、山を越え、未踏破地域でさんざ暴れて、その成果を形として身にまとっている。 神を斬ったこともまだなら、神に祝福されたこともまだなかった。鉄隕石の大剣はもしかしたら神器であるかもしれなかったが、確証はない。 戦士は交渉する。もしも名前を探し当てた時に俺の望むとおりの見返りをくれるというならば、依頼を引き受けようじゃないか。どうだ。 「やくそくするよ。いうことをききます。ありがとう」 戦士は頷き、小さな袋を荷物から取り出すと、その中に糊付きの眼球を入れた。 もしも名前を探し当てた時に、この小さな神に願うことはふたつにひとつ。勝負を挑むか、祝福を乞うか。 どちらになるかは、これから始まる新しい旅の成り行き次第だ。 戦士の心境を知ってか知らずか、袋の中から眼球は喋った。 「これからよろしくね」と。 娘は果物を採りに出かけた森の中で、金色に光るものを見つけた。 とても綺麗な金の指輪だ。たまたま拾ったそれをうっとりと眺めていると、指輪から何かが飛び出した。 それは指輪と同じ金色に光る円盤状の飛行物体だった。ぎらつく光沢は硬質なものだとひと目にわかるが、それがなぜ空中で静止し、なおかつ唸りを上げながら回転しているのかわからない。 円盤はまるでおはようの挨拶のように娘の身体を通り過ぎた。 その最中に娘の心臓と肺と胃と腸を地面にぶちまけると、心臓にはひょろ長い足が生えて走り去り、肺はばたばたと羽ばたいて空へと消え、胃と腸はくっついたまま蛇のようにのたくって地面へと潜った。 娘は穴のあいた自分の身体を触るとその穴から向こうの景色が見えるのを確認し、深呼吸し、穴の両側から腕を通してトンネル越しの握手をすると、そのまま家へと帰った。 翌日から毛布を被ったまま家を出ることなく娘は過ごした。肺がなくとも呼吸ができるし、胃がないおかげか腹は減らない。特に痛むこともなかったが、それで問題ないかといえば問題がないことが問題だ。 服を着たなら身体に穴があることはわからないだろう。だが仮に元気盛りの子供が前方不注意に自分の胸元に飛び込んできて、どうしておねえちゃんの胸には穴が空いてるの、などと聞かれたとする。 すると自分はこう答えるのだ。いいかいボク、女の子に向かってそんなことを言っちゃいけないよ。たとえそれが本当のことだとしても。そういった機微がわかるようになったらきみはもう大人だ。 益体もないことを考えながらおよそひと月を篭って暮らすと、その日はやたらと体が重い。 それ見たことか。大穴があいたままけろりとした生物がいてたまるか。死人のような生活をしてきてよかった。これからは世間の常識通りの死体になろう。 娘が目を閉じたままにしていると、玄関を開けて入ってくるものがあった。億劫ながらに出迎えてみれば、最後に見た時より艶を増して太った心臓と肺と胃と腸がいっしょくたになり自信に満ちた仁王立ちをしていた。 目視して即座に逃げると集合体はエリマキトカゲ顔負けの機敏さで娘に追いすがり、しばしの取っ組み合いの後に元々そうだったように穴の中におさまり、皮膚を貼って引きこもった。 娘はそれをどうにか追いだそうと爪を立ててかきむしり、鳩尾をノックしたが、自分の身体から中身を引き剥がす馬鹿らしさに気がついてやめた。 その後の変わったことといえば、弱かった胃腸が健康になったこと、ちょっとした運動で息が切れなくなったこと、二年の後に噴水のように吐き出した吐瀉物の中に楕円の金属片が混じっていたことを除けば、特に何もなかった。 ゴブリンがでっぷりと太った醜い指で金の指輪をなで回すと、蠱惑的な身体に薄衣のみを纏った半裸の美女が現れた。 「はぁーい、はろはろー。あたしを読んだのはダレカナー。……うーん、見た目はイマイチ」 そう言って美女は不躾にゴブリンを眺め回すと、ぴっと3本指を立てて見せた。 「でも、欲望の臭いはムンムンするわねー。いいわ、特別に3つの願いを叶えてあげる。何でも言ってみなさい」 ゴブリンはロック鳥の羽毛を使った贅沢な椅子に身体を埋め、荒野でも珍しい大邸宅と2つの蔵を持ってはいたが、彼にとって今の境遇ははなはだ不満だった。 そのゴブリンは生まれついての悪事の才にて財を為したが、ドニードニーのある大船団との『行き違い』によって新天地に逃げ渡ることを余儀無くされた。 業腹な仕打ちだった。そんなわけで、彼の中には再起の念が燻っている。 まずは金だ。かつて自分が所有していた莫大な財産よりもさらに多額の金を、美女に要求した。 「りょーかい、ほいっと。ま、とりあえずこんなもんでいいでしょ」 美女が指をひとふりすると、瞬きする間に部屋を金塊が埋め尽くした。 それだけではなく、屋敷の調度品から柱の一本に至るまで全て金に変わってしまったようだ。すっかり硬くなった椅子の上で尻をずらしながら、ゴブリンは聞いた。 「そんなせこいことするわけないでしょー、きっちり芯まで純金製よ。で、次の願いはなーに?」 ゴブリンは考える。金は山ほど受け取った。残りの願いは金では手に入らないものを手に入れる。 しばらく考えた末、何よりも武力が必要だという結論に至った。故国から追われたのも武力が足りなかったゆえだ。絶対の忠誠を誓う最高の戦士が欲しい。 「はいはい。じゃーこれこれこーんな感じで、それっ」 すると20の影が出現した。黒いからだは輪郭が滲んで背景との境目がわからず、不気味な威圧をもってその場に直立していた。 「俊敏で強靭でとんでもない怪力で傷がすぐ治って闇に溶けることもできる。暗殺はもちろんまともに戦ったって軍隊だろうが怪物だろうが大抵は倒せるわよ。それが20体」 おまけにどんな命令でも聞いて即座にこなす。数の少なさこそ不満に思ったものの、兵士としてこれ以上のものはなさそうだった。 ゴブリンの最後の願いは既に決めてあった。金では買えず、世界中を巡ってもおそらく手に入らないであろうそれを、美女に要求する。 「ふんふん、へー。そんなんでいーの? これ最後の願いだってわかってる?」 ゴブリンは頷いた。心外な反応だった。本物の神を目の前にしたなら、誰だって望むことではないか? 「うんうん、そーよねぇ。あんたらならこれを欲しがるよねぇ。あたしは別にいーけど。うりゃっ」 美女はにやにやと笑ってゴブリンの頭に手をかざした。身体が少し暖まった以外は、特に実感がない。 「お望みどーりの不老不死一丁、確かに授けましたぁ。これで叶えた願いは3つ。もういいわよね?」 うなるほどの金、最高の私兵、そして永遠の命。これ以上を一度に揃えた者などそうはいまい。ゴブリンは満足して頷いた。 「いーのいーの、あたしにとっては大したことじゃないしぃ? それに、あたしも楽しいわよ」 これからはあたしの時間だから。 美女は最後の願いを聞いてからずっとにやにや笑いのままだった。何か不穏なものを感じて、ゴブリンは出来たての部隊を身に寄せた。 「あらー、いっちょまえに警戒しちゃって。あたしが何をすると思ってるのかしらねー? 例えば、……こんなこととか?」 美女はこれまでのように指をひとふりした。するとゴブリンに一番近い兵隊の身体がどろどろと溶け出し、ねじくれ、蒸気を上げながら融解した。 ゴブリンは悲鳴を上げた。それだけで残った19体の兵隊全てが美女に殺到したが、美女がまたひとふりすると、一様に見るも無残な自壊を遂げる。 「ばかねぇ、あたしの作ったものであたしに勝てるわけ無いでしょ」 次の瞬間にはゴブリンは床に這いつくばり、うつぶせに美女を見上げていた。自らそうしたのではない。身体は微動だにしなかった。 美女は肥えた身体を指先でつつき、けらけらと笑った。 「あんたさーあ、自分がとんでもないものと喋ってるって自覚が足りなかったんじゃないのぉ? 少なくとも、願いのうち一つは自分の安全のために使うべきだったわねー」 じたばたと暴れようとしたが、ゴブリンの脱出は叶わない。そしてゴブリンの背中をなで上げると、ゴブリンの衣服は全て消えて丸裸になる。もう一度背中をなで上げると、ゴブリンが咲いた。 それは皮膚の反転だった。背中にぱっくりと開いた亀裂から身体の内側がめくれ上がると、血しぶきをまき散らしながらまるごと裏返っていく。 やがてゴブリンは内蔵をすずなりにぶら下げたピンク色の肉の塊となると、上げ続けていた絶叫も、自分の身体にくるまれてくぐもってしまった。 「あっはっはっは、豚の鳴き声みたーい! 生きたまま死に続けるなんて、なかなかできない体験よー。あたしに感謝しなさいね?」 よく見ると、肉の塊は元の姿に戻ろうとしていた。だがそれ以上の力で皮膚を反転させられ続けた結果、不死の肉体はその持ち主に苦痛を与えることしかできていない。 美女は露出した内蔵をひとしきりつつき回しては笑い続け、飽きたように唐突にやめた。 「その不老不死でもって勉強したほうがいいわね、自分がどんなお願いをすればよかったかってさ。特別サービスしてあげるわよ」 ひとふり。それだけで部屋を埋めていた金塊の一部が液体のように波打つと、肉塊に向かって殺到した。 出来上がったのは元の肉塊を二回りほど大きくした悪趣味なオブジェだ。苦痛の姿のままに固定され続けることになったゴブリンは、オブジェの芯となっても生き続けることだろう。 「あーほんと、おっかしー。なんでヒトってのはつまんないものばかり欲しがるのかしらねー。弱っちいのに不老不死なんか求めたところで、痛くてつらいのが長続きするだけなのにねぇ」 美女は最後にじゃあねーと言い残すと、空中にふわりと溶けて消えた。そして大量の金塊、大量の血痕、そしてさらけ出した人体の内側を模した金の像が残った。 金に埋まったゴブリンはその後好事家に買われ、歴史の中でその持ち主を変えながら、向こう千年以上の時を激痛にまみれつつも精神を破壊されることなく過ごした。 彼の残した財産と金塊は彼の使用人らに等分され、降って湧いた幸運は神に感謝された。その感謝を表して、彼の屋敷のあった土地は後に公園となっている。 新天地東端に広がるその大峡谷は、鳥竜谷という別名がある。呼ばれる理由は至極明朗、退化した羽根と強靭な足、大きな体躯に羽毛を生やした見上げるほどのでかいトリ、鳥竜族が見られるからだ。彼らは古代よりその場所で産卵を行ってきたが、大峡谷に一族すべてが押し込められたのはごく最近のことだ。 鳥竜族は西から上ってきた鳥人族に追い立てられた先住民の一部であり、優先的な討伐対象だった。彼らは温厚ではないし、力だって一般的な馬車をぺしゃんこにできるくらいあったが、いかんせん狩られる側のケモノだった。特に刺敷罠が効いた。 そうした生存競争の末に流れついたのが鳥竜谷だった。彼らの楽園とも鳥籠とも言える。 そして卵を温めていた鳥竜族の若き母が、巣穴にあったそれを広いあげた。鳥の習性がそうさせて、嘴の先のきらきらをしばし見つめた。 すると、どこから現れたのか、巣穴の殆どを占有するほど巨大なドラゴン(鳥でも蜥蜴でもない、純然とした竜だ)が目前に座っているではないか。 若き母にとって卵を一呑みにできそうなドラゴンというのは威嚇するべき対象だったが、闖入者のドラゴン的『高貴な』仕草は、母の本能をねじ伏せるような圧倒的な畏敬の念を覚えさせた。野生の生き物そのものであった彼女を始めて撃ち貫いた感情は、電撃的な一目惚れに似ていたかもしれない。 深い真紅の瞳が彼女を見据える。 「誰が呼んだかと思えばオイ、なかなか俺と似た麗しい造形じゃあないか。いやそこまで似てないか? しかし、フワフワが魅力的だな」 若き母を検分する彼の視線はドラゴン的に尊大で無遠慮で威圧的だったが、母は自分の感情と戦うのに忙しくて反応をする暇がなかった。心の思わぬ部分を不意に撫で上げられたことで、羽毛が逆立って収まらない。 ドラゴンは若き母の深層を覗き込み、血の情報を読み取った。当時は地続きだった北の群島から大陸に渡り進化を続けて、最後をこの谷で締めくくる鳥竜族の一大スペクトルを見終えたドラゴンは、自ずから憤慨した。 「おいおい朋友よ! 大陸の覇権を一度も得ることなく小さきモノにしてやられるとは、鱗ある血統の誇りはないのか! 精霊を恐怖で操る咆哮は? 鋼鉄をも引き裂くツメは? 天空を駆ける翼は? 血に治癒と蘇生の力を与える心臓は? 灼熱の息吹は? 何もないのか?」 若き母は深く恥じ入った。これまで当たり前のように暮らしてきたが、自分にできることといえば走ることと噛み付くことくらいだ。誰よりも柔らかな羽毛を誇りにしていたが、今猛烈に全身を鱗で覆いたかった。 なんと嘆かわしい! ドラゴンはそう頭を振り、彼女をさらに検分した。 「フーム、顎にはきちんと竜の証があるが、随分と俺の血が薄れているな。これは今一度の交配が必要か……」 それは紛れも無く好色の視線だった。さっきまで血の歴史を見ていた目が、今度は肉体の奥を覗いているのだ。鳥竜族より遥かに高次の存在であるくせに、羽毛に包まれた原始的な肉体にしっかりと欲情している。 彼女はもう母ではなく、一匹の女であり、メスであり、花嫁だった。もはや確認の必要もなく、心は既に陥落し支配されているのだった。 「これは俺との契約だ。そなたが俺に仕える限り、俺がそなたに力を与え、そなたの血族を祝福する。血と血を交わらせるのだ。そら、共に咆えるぞ!」 ドラゴンの深く遠く響くような咆哮に合わせて、彼女は甲高い鳴き声を上げる。その声が、だんだんと歌うような、透き通った笛のような音に変わっていく。 声だけではない。翼は風を抱ける十分な大きさに広がり、体躯は幾回りも成長し、脚だけで巨木ほどもありそうだった。 巣穴が狭くなっていく。ドラゴンに導かれて空へと飛び上がると、生まれてから飛ぶことなど考えもしなかった自分の体が、軽々と浮かび上がっている。くすんでいた羽毛の色は純白になり、手触りはあたりの風精がこぞって触りに寄ってくるほどに滑らかだった。 空を舞う間にも変化を続けた鳥竜族の体は、とうとうドラゴンの花嫁としてふさわしいものになった。そしてドラゴンに捧げた心が脱皮を遂げると、大空のごとく澄み広がった精神と知性があらわれる。聡明さの開花した表情を最後に、彼女は産声を歌い終えた。 「いいぞ。俺がそなたの中に見た気高さはまぼろしではなかったようだな。さあ、踊ろう。その美しい姿を堂々と晒すのだ」 二匹は谷を飛び回った。風をはらんで、飛び上がり、旋回して、くるくると回りながら空を遊んだ。飛ぶことが楽しい。泳ぐことが楽しい。その姿を見た鳥竜族には、一様に彼女の変化が伝播した。萌芽した形質はささやかだったが、彼女の一族全てが変わりつつある。 そしていよいよ谷を飛び去ろうとする時に、彼女は巣穴に残した卵が気にかかった。もうすっかりと雰囲気の違った横顔に、ドラゴンが優しく囁く。 「そなたは俺の妻になるとともに、そなたから連なる血統の大いなる母となるのだ。沢山の子を成し、大地に子孫を繁栄させようではないか」 それは完璧なドラゴニックスマイルだった。彼女はもはや振り返ることなく、高く高く飛翔した。 古代竜《エンシェント・ドラゴン》アレックスと始祖竜《マザー・ドラゴン》フェイブルの、出会いの物語であった。 「やはりこのフワフワが心地良いな。はむはむ」 ぐぉーん。 131202投稿 131205追加1 他追加予定 話の持っていき方と切り替えし方が次を読みたくなる旨味あふれる。持ち味を二つもっているキャラの作り方が面白い -- (名無しさん) 2013-12-05 02 03 10 久しぶりに面白かった。追加のお話待ってます。 -- (名無しさん) 2013-12-05 02 03 29 追記方式?話のバラエティ豊かな交流ってのがいいな -- (としあき) 2013-12-05 23 01 31 神からのお願いというのが小膝を叩く新鮮さでした。超常なる存在のいる異世界だけに不思議な出来事のスケールも地球とは比べ物にならないですね -- (名無しさん) 2018-08-05 17 22 15 名前 コメント すべてのコメントを見る
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登録日:2012/01/15 Sun 13 15 45 更新日:2023/05/08 Mon 21 01 18NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 はいてない ←むしろはえてる モロ 銃士 ネタクラン? カードファイト!!ヴァンガード クラン ズー ネオネクタール ヴァンガード 植物 萌えクラン ネオネクタールとはカードファイト!!ヴァンガードのクランの一つ。 ●クラン設定 植物や農作物、穀物及び伴う薬品の生産と流通を掌握し、全世界の食糧の40%以上を支配する超巨大商社。 高い知能と独自の戦闘能力を持つ植物系知性体が集まっており、自然環境維持を重視する。 双剣覚醒より参戦した新規クラン。 コンセプトは植物をモチーフにし、植物の成長、そして種による拡散というもの。 RRRのカードがあまり存在せず全体的にレアリティが低く、収録枚数も多いので比較的安く組めるクラン。 以下主なカードたち(括弧内はレアリティ) ●グレード3 ・《メイデン・オブ・トレイリングローズ》(RR) ネオネクタールの姫様。 V このユニットのアタックが相手ヴァンガードにヒットしたときCB1と手札から同名カードを1枚捨てることにより、デッキの上から5枚まで見てネオネクタールを2枚まで別々のR)にコールする。 双剣覚醒ではお馴染みの同名カードをコストにするペルソナブラスト持ち。 後述の「収穫の騎士 ジーン」とは違いスタンド状態でのコールのため即戦力になれる。冥殿ではない。 ちなみにはいてないそして中身が見えている。 中身が見えている。 大事なことなので2回言いました。いやマジで。 画像ではほぼ見えないので気になる人はセパレータか双剣覚醒の箱の裏のイラストをよく見てみよう。スタンドすること間違いなしだ! ・《収穫の騎士 ジーン》(R) グレード0から連なるユニットの最終形。 R このユニットのアタックが相手ヴァンガードにヒットした時、このカードをデッキに戻し、デッキから「若葉の騎士 ジーン」を2枚レストした状態で別々の(R)にコールする。 姫様とは違いレストした状態でのコールだが、比較的軽いコストで2枚コール出来る。 攻めると言うよりはインターセプトで維持する守りの効果。 ・《大地の化身 ベヒーモス》(R) ネオネクタール版「ライオン・ヒート」。向こうはRRRでこっちはR。 ジーンの効果で呼び出したユニットをスタンドさせて殴らせるのに有効だがコストが重い。 ・《魁の戦乙女 ローレル》(R) ネオネクタール版ドラゴニック・エクスキューショナー 姫様から呼び出せる単体12000打点。相乗効果は無いが優秀。後述の「アルボロス・ドラゴン “聖樹”」の力があればリアガードで26000打点と言うトンデモパワーを叩き出せる。かわいい。 ・《アルボロス・ドラゴン “聖樹”》(RRR) ズーの守護竜。《ソウルセイバー・ドラゴン》のような立ち位置。 同名ユニットが存在するネオネクタール全てをパワー+3000するリミットブレイク持ち。 (V)のこいつも数に入るので2枚目以降は「爆炎の剣士 バロミデス」と同格になる、つええ。 進化前の効果もこいつに繋がっている。 効果の仕様上4積み推奨なため、現在高額。 ・《白百合の銃士 セシリア》(RRR) 「銃士」を含むリアガードコストにデッキの上から5枚めくり、その中の「銃士」を含むカードスペリオルコールする能力と、LBでドロップゾーンの「銃士」含むノーマルユニットを5枚戻して「白百合の銃士 セシリア」を2枚スペリオルコールする能力を持つ。 効果の都合上デッキの大半を「銃士」を含むカードで固めることになるが安定して3ラインの攻撃が出来る。 イラストはガンスさんやネヴァン様でお馴染み萩谷薫氏。 ・新翠の主 マスター・ウィステリア(RR) 光輝迅雷で追加されたブレイクライド。 CB1でリアガードを2枚選び、山札からそのユニットと同名のカードを1枚ずつコールするブレイクライド能力と、ブーストされた時にパワー+2000する能力を持つ。 スペリオルコールそのものは優秀だが、他の場を整えるタイプのブレイクライドと比べ下準備が必要で、焼かれてしまうと効果を使えないこともあるため、ブレイクライドとしては弱い方に数えられてしまう。 合わせるなら「アルボロス・ドラゴン “聖樹”」が一番か。 ・《メイデン・オブ・ビーナストラップ “Я“》(RR) 光輝迅雷で追加されたメイン向けユニット。 CB1とリアガードを1体「呪縛」で山札の上から5枚みて1体をスペリオルコールしパワー+5000する能力と、CBで自身にパワー+2000する能力を持つ。 安定したコール能力をもち、場が崩されにくいのが特徴でネオネクタールの新たなヴァンガードとして活躍している。 ちなみにヴァンガードでは珍しくG3メインVのメガネユニット。 ●グレード2 ・《若葉の騎士 ジーン》(C) 発動条件は収穫の騎士と同じで、こちらは「収穫の騎士 ジーン」1体をレスト状態で呼ぶ。 分裂して増えていく植物らしい効果。 ・《アイリスナイト》(R) お馴染みのバニラアタッカー。専用ブーストもあるよ! ・《ヘイヨー・パイナッポー》(R) このユニットがアタックした時、ネオネクタールのユニットが4枚以上なら11000打点に。 自身も含むので他に3枚あればパワー上昇。 見た目はパイナップルがラッパーの姿をしてヘッドホンやパイナップル爆弾を所持していて中々シュール。 ・《グラスビーズ・ドラゴン》(RR) ネオネクタール版「メイデン・オブジェクト・ライブラ」。 ジーンや姫様と合わせてプレッシャーをかけよう。 ・《霊木の賢者 イルミンスール》(C) ネオネクタール版「デビル・サモナー」 ・《天空を覆う翼 ジムルグ》(C) ネオネクタールのエスペシャルインターセプトユニット。 地味にG2枠が足りないので採用はお好みかもしれない。 ちなみに、シムルグではなくジムルグ ・《メイデン・オブ・レインボーウッド》(RR) まさかのキララ互換2種類目。 イラストはkey/ビジュアルアーツの樋上いたる氏。 グラスビーズと比べると可愛い上にSP、スリーブ、セパレータまである優遇ぶり。 優秀な能力なので「グラスビーズ・ドラゴン」と合わせて5枚以上積むのも悪くない。 ●グレード1 ・《ブレイドシード・スクワイア》(C) ジーンと同じ条件でデッキから「若葉の騎士 ジーン」1体をレスト状態で呼び出せる。 あまりヒットさせてもらえないが残ってしまっても7000ブーストになれるので気にならない。 ・《メイデン・オブ・ブロッサムレイン》(RR) ネオネクタールの完全ガード 可愛いけど体に根を張ってて少し不気味。 冥殿ではない。アヘ顔とよく言われる ・《カローラ・ドラゴン》(C) お馴染みバニラアタッカー。 フレーバーテキストが割と物騒。 食料自給率の低い国家にとって、ネオネクタールの「要望」は「命令」に等しい。 ・《木漏れ日の貴婦人》(C) レストして手札交換。 ・《キャラメル・ポップコーン》(C) ネオネクタール版オアシスガール。 恥らう乙女 ・《リリーナイト・オブ・ザ・バレー》(C) 「アイリスナイト」の専用ブースト。 合計20000になるが専用ブーストなので扱いづらい。 ・《フルーツバスケット・エルフ》(C) CB1でダメージを与えられない代わりに相手のノーマルガードを封じる効果を持ったネオネクタール専用ブースター。 姫様やジーンの効果を確実に発動できる。 ●グレード0 ・シールドシード・スクワイア(R) ジーンの幼少期。 ライドされた時、Rにコール出来る。 そしてジーンと同じ条件で「ブレイドシード・スクワイア」をレスト状態でコール出来るがパワーが5000なので通りづらいのが難点。 ・ピー・ナイト(C) バニラFV。 同じ種の騎士なのに扱いの差が酷過ぎる不憫な子。 ・菜の花の銃士 キーラ 「バミューダ△候補生 シズク」ずけい互換。 姫様のPB補助、銃士のコストなど腐りにくく扱いやすい。 ・アルボロス・ドラゴン“新芽”(R) FV候補その3。リヴィエールサイクル。 ●トリガーユニット トリガーユニットは参入当初から4種類全て揃っている。 ・《ウォータリング・エルフ》(C) スタンドトリガー。 シャロンと同じくRからソウルに置きネオネクタール1体を+3000。 他のトリガーは向日葵や蜂や栗なのに対しこちらは花に水を与える可愛い妖精である。無限回収する人まで現れたそうな。 ・《メイデン・オブ・エッグプラント》(C) ドロートリガー。 ぼーナスッ! ●弱点 とにかくヴァンガードにヒットしなければ効果が発動出来ないものが大半のため、ガードさせる攻撃と通したい攻撃をしっかり考えて動かなければならない。 また、ジーンの効果は展開力はあるが呼び出したユニットはレスト状態なので攻め遅れ、相手のターンに一掃されるなんてこともある。 そして何より打点の低さ。ただでさえヴァンガードにヒット時効果は発動しづらいのに、他クランにはパワー12000や13000のVが出現してしまったためデビュー早々向かい風となってしまった。 そして最大の弱点は個性の薄さ。 上記の様にクラン特性のスペリオルコールを体言しているが扱いづらいジーンを抜くと、デッキ内のユニットの大半が他クランの互換ユニットで埋まってしまう。 上級者には少々物足りないデッキになるかも知れない。 と言うのは昔の話でそれらの欠点は「アルボロス・ドラゴン “聖樹”」や「フルーツバスケット・エルフ」が補っている。 代わりに特定ユニットが並ぶことで効果を発揮するコンボ性の強いデッキになったため、除去に弱くなった。 しかし上手く回ればぽんぽんスペリオルコール出来て楽しいクランなので興味を抱いた人は是非組んでみていただきたい。 アニメではエミの友達のマイちゃんが使用していたが、エミのバミューダ△に敗れてしまった。 以下イメージ 設定を少し振り返ってみよう、ネオネクタールは全世界の食糧の流通の40%以上を占めている。 つまり食糧の流通をストップさせる、もしくはそれを利用し脅迫すれば一部のクラン(グランブルーのような自給自足出来るクラン等)以外には勝てるのではないか! あの「ファントム・ブラスター・オーバーロード」ですらぐぬぬ…と手を出せない姿をイメージしてみよう。 インフレしたG3打点に勝てない日々も忘れて満足出来るぞ! まぁそんな物騒なイメージ出来ないがな 追記・修正はヴァンガードにアタックがヒットしてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ジェネレーションゾーン、解放! 今こそ咲き誇れ、我が輝ける未来に! ストライドジェネレーション! 「カードファイト!! ヴァンガードG」シリーズではメインキャラクターの使用クランに大抜擢。 《アルボロス・ドラゴン “聖樹“》のように同名のカードを展開した後、それのパワーを増やす戦術を発展・強化したような脳筋クランとなった。 ●グレード3 《ラナンキュラスの花乙女 アーシャ》 トライアルデッキ「純真の花乙女」で収録された新エース。 リアガードを1枚選び、それと同名のカードを山札からコールし、パワー+2000するストライドスキルを持つ展開の要。 というか「ラナンキュラス」を含むカードを参照する各種サポートカードの関係でライドし損ねると悲惨。 《メイデン・オブ・フリルドロッド》 連パン狙いのガード強要要員。 《メイデン・オブ・フラワーピストル》 (R)に登場した他のユニットと同名のカードとして扱えるカード。 同名のユニットを多く並べるほど高パワーを付与できる《聖樹竜 ジングルフラワー・ドラゴン》や《早咲きの乙女 ピア》の効率向上に一役買ってくれる。 ●グレード2 《開花の乙女 ケラ》 お馴染み10000バニラ 《メイデン・オブ・グラジオラス》 他のリアガードと同名のカードをコールしてお手軽連パン要員。 《メイデン・オブ・フラワースクリーン》 自身を他のユニットと同名のカードとしても扱えるカード。 《メイデン・オブ・フラワーピストル》と異なり同時に2種類以上のユニットと同名のカードになることはできないが、既にフィールドにいるユニットと同名のカードになれたり、コストでドロップゾーンのノーマルユニットを山札に戻すことでスペリオルコール先の枯渇防止できるのがメリット。 《花房の乙女 サリアンナ》 「ラナンキュラス」のサポートカード。 主に後列のブースト要員を増やす展開札。 ●グレード1 《萌芽の乙女 ディアン》 お馴染み8000バニラ。 《開墾の乙女 パドミニ》 ストライドサポート 手札では超越スキルのコスト、(R)にコールすれば「ラナンキュラス」を含むカードをサーチしてライド事故の回避が行える。 《早咲きの乙女 ピア》 「ラナンキュラス」のサポートカード。 他のリアガードと同名のユニット4枚のパワー+3000する。 《ラナンキュラスの花乙女 アーシャ》や《春待ちの乙女 オズ》で後列に3枚揃えて一斉に起動すること高パワーを稼げる脳筋ブースター。 《メイデン・オブ・パッションフラワー》 守護者。 ヴァンガードしか守れなくなっているものの、ドロップゾーンに《メイデン・オブ・パッションフラワー》があるならダメージゾーンのカード1枚を表にできる。 ●グレード0 《春待ちの乙女 オズ》 先駆能力を持つファーストヴァンガード要員。 GB1 CB1,自身をソウルに置くことで、グレード2以下のリアガードを1枚選び、山札からそれと同名のカードをコールする。 前列と後列のどちらにも変換できる展開札。 ●トリガーユニット 《花園の乙女 マイリス》 「ラナンキュラス」のサポートカード。 ヴァンガードがアタックした時、自身をソウルに置くことで、1枚引き、ヴァンガードにパワー+5000する。 ドロー、ソウル補充、ヴァンガードの要求値上昇と単体で様々な役割を兼ねるカード。 《メイデン・オブ・デイブレイク》 自身を山札に戻すことで、ユニットを1枚選びそれと同名のユニット2枚にパワー+5000する。 山札のトリガーユニットの増やしつつパワーを増やせる。 ●Gユニット 《春色の花乙姫 アルボレア》 連パン狙いのガード強要を行う初回超越要員。 《立春の花乙姫 プリマヴェーラ》 左列と右列に2枚ずつコールし連パンを行う重量級フィニッシャー。 《聖樹竜 ジングルフラワー・ドラゴン》 同名のユニットが多数いるユニットに能力を与えて全体のパワーを増やす脳筋要員。 《メイデン・オブ・グラジオラス》による連パンもサポートできる。 《夢紡ぐラナンキュラス アーシャ》 同名のユニットが2枚以上いるなら前列すべてのパワーを増やせる。 Gゾーンに表のカードがある場合はスペリオルコールも行えるので展開と同時に自力で要件を満たして前列の全体強化を狙いにいける。 追記・修正は同名のユニットを揃えて脳筋化してからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ジェネレーションゾーン、解放! 「今こそ咲き誇れ、紡ぎ出す未来の光を受けて! ストライドジェネレーション! 2016年2月、カードファイト!! ヴァンガードG ブースターパック第6弾「刃華超克」でクラン能力「開花(ブルーム)」を獲得、全クラン屈指の超脳筋への進化を遂げる。 他の同名のユニットが登場した時に同名のユニット5枚にそれぞれ固有の効果を適用するというもの。 該当する能力を持つ同名のカードを(R)に3枚配置済みの状態から1枚コールして誘発させれば3回、該当する能力を持つ同名のカードを2枚を配置済みの状態から同時に2枚コールすれば10回誘発し、その誘発した数だけ効果が多重に適用されていく。 適用する効果は《矢車菊の花乙女 イーネス》や《桜吹雪の乙女 リルガ》のように誘発回数が増えることでメリットを得られるものばかりというわけではないが、パワーを増やす《グリーンショット・エルフ》や《純潔の乙女 カトリーナ》の場合は莫大なパワーを獲得することができる。 ●グレード3 《矢車菊の花乙女 イーネス》 (R)の《矢車菊の花乙女 イーネス》5枚に、「ターンの終了時に自身を山札に戻して山札の上5枚から開花能力を持つカードを手札に加える」能力を与える開花能力を持つ。 爆発力の高い《グリーンショット・エルフ》や《純潔の乙女 カトリーナ》を手札に集めたり、守護者の《桜吹雪の乙女 リルガ》を手札に加えて守りに備えたりできる。 ●グレード2 《理想の乙女 トゥーリア》 「ラナンキュラス」のサポートカード。 (R)に登場する際にユニットを1枚選び、それと同名のカードとしても扱えるカード。 選んだユニットと同名のカードとしても扱われている状態で(R)に登場するため、開花能力を持つリアガードを選んで登場することでその開花能力を遊発させルと同時にその効果の恩恵を受けることができる。 《グリーンショット・エルフ》 (R)の《グリーンショット・エルフ》5枚にパワー+2000する開花能力を持つ。 同時に『ブースト』を与えるため後列で高パワーになっても腐らない。 ●グレード1 《純潔の乙女 カトリーナ》 「ラナンキュラス」のサポートカード。 (R)の《純潔の乙女 カトリーナ》5枚にパワー+4000する開花能力を持つ。 《グリーンショット・エルフ》と比べて元々のパワーは劣るが効果で上回るため、多重誘発させるとそちらよりも高パワーを稼げる。 《桜吹雪の乙女 リルガ》 守護者 CB(1)で(R)の《桜吹雪の乙女 リルガ》を5枚まで手札に加える開花能力を持つ。 山札からコールしたものを含めてまとめて手札に加えることで手札の守護者にある守護者の枚数を増やすことができる。 ●グレード0 《桃園の乙女 エルミ》 先駆能力を持つ「ラナンキュラス」のサポートカード。 自身をソウルに置くことでグレード2以上のユニットを1枚選び、それと同名のカードを山札からコールし、ターンの終了時に手札に戻す ●トリガーユニット 《コスモスの妖精 リズベット》 (R)の《コスモスの妖精 リズベット》に「ドロップゾーンのノーマルユニットを1枚選び、ドロップゾーンのそれと同名のカードを4枚と自身を山札に戻し、1枚引く」能力を与える開花能力を持つ。 山札にスペリオルコール先となるカードとトリガーユニットを戻しつつ手札を増強できる。 ●Gユニット 《咲き誇るラナンキュラス アーシャ》 「ラナンキュラス」のサポートカード。 ユニットを1枚選びそれと同名のカードを山札からコールし、この効果でコールしたユニットと同名のユニット4枚にGゾーンの《夢紡ぐラナンキュラス アーシャ》1枚につきパワー+5000し、自身と同名のユニットがいるなら自身のクリティカル+1する。 《夢紡ぐラナンキュラス アーシャ》のクロスストライドであり初回でそちらを超越しておけば、コールしたユニットと同名のユニット4枚にそれぞれパワー+10000できる。 コストでも《夢紡ぐラナンキュラス アーシャ》を表にしておけばさらにパワー+5000を上乗せできるが、次に《常夏の花乙姫 ベラーノ》を超越するつもりならそちらで2枚コールできるように《常夏の花乙姫 ベラーノ》を表にする選択肢もある。 《常夏の花乙姫 ベラーノ》 Gゾーンの《常夏の花乙姫 ベラーノ》と同じ枚数までリアガードを選び、それと同名のカードをそれぞれ1枚までコールし、山札からコールされたユニットに『ブースト』を与える。 《ラナンキュラスの花乙女 アーシャ》のストライドスキルで(R)に《純潔の乙女 カトリーナ》を2枚に増やし、直後にこのカードの能力で追加で2枚コールすると、開花能力を7回誘発させ《純潔の乙女 カトリーナ》4枚それぞれにパワー+28000を加算できる。 コストで手札とドロップゾーンから1枚ずつ山札に戻せることを利用してコール先を山札に補充できたり、山札からコールする前の手札からの2枚のコールで参照するリアガードがいないといった状況を打破できたりと何かと至れり尽くせりである。 《聖樹レインブレス・ドラゴン》 手札から1枚を(R)にコールし『抵抗』を与え、コールしたら自身のシールド+5000する。 手札から抵抗を与えながらコールすることで、次のターンで《ラナンキュラスの花乙女 アーシャ》のストライドスキルで増やすリアガードを確実に確保できる。 追記・修正は開花が超脳筋化してからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 光輝迅雷で単体11000のユニットとブレイクライドユニットに期待 -- 名無しさん (2013-10-14 23 28 05) 全く更新されていなくてワロタ。この時はまさか、超脳筋クランになるとは予想できなかっただろうなぁ…… -- 名無しさん (2017-11-24 20 26 47) このままグリンカトリーナまで行っちゃうか? -- 名無しさん (2023-05-01 07 34 45) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/teikokuss/pages/355.html
【レス抽出】 対象スレ:民主党ですが感想文が書けません キーワード:シル子 23 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/25(火) 22 02 09 ID ??? http //anchorage.2ch.net/test/read.cgi/army/1251132591/996 うひ♪ 大丈夫だと思います。 ずっと考えていたんですが、西方でも重騎兵は失われたはずで、 突撃のノウハウは、機甲兵にしか残っていないはずです。 そして現在、それが可能なのは黒の二である、というコンセンサスはあるはずです。 だから、白の三で、敵の機装甲戦列に突っ込んで突破するまでは行わないはずです。 騎兵と、白の三が達成するのは、黒の二と違う何なのか、というのはまだ、 ぼくには明記するほど見えていませんけど。 旧来の騎兵が、テルシオなど、鑓銃複合歩兵陣が生まれる以前に発揮していた能力を、 再現するんじゃないかと言う気はしてますけど。 28 名前: 【army 2032】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/25(火) 22 05 26 神 ID ??? 23 ケイレイたん シル子 まあ、白の三に求められている機能は、騎兵による包囲の完成のため、敵の側防火器から騎兵を守る機能も あるのではないか、という。 一番大きいのは、騎兵に威力偵察を可能とする火力と防御力を与える事でしょうが。 31 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/25(火) 22 10 33 ID ??? しかし、釘宮さんのきもいよ、ではなくて 飛田さんのしまっちゃう歌をローテしてる俺ってwww 28 シル子 そういう意味では、突撃するんだと思ってます。 帝國軍のやり方からすれば、敵本隊との決戦がおきたときは、 斜行陣攻撃を選択肢に入れているはずで、その斜行先頭となる翼側の前進と、 攻撃成功を援護するために、機甲騎兵として援護行動を取るんじゃ無いか、と ああ、何を奥歯に物の挟まったような言い方をw 要するに、古代でおきた包囲殲滅戦のときの騎兵のように、本隊の行動を有利にするために 必要ならどかんと突撃したのだろう、と。 その意味では突撃なのですが、黒の二の実現しているものとは違うのだろう、と。 と、思っているんですが、テストケースの構想はあっても、メモが進んで無いので示せなくて>< うむ、早めに書けばよかった>< 38 名前: 【army 2032】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/25(火) 22 14 06 神 ID ??? 31 ケイレイたん 大丈夫。私はこっちをエンドレスだから(w http //www.nicovideo.jp/watch/sm7112667 シル子 で、黒の二の突撃は、敵の戦列に対するものであって、それは常に敵からの阻止射撃を受ける事が前提 なんですよ。だから、あんな高価な機体に、あんな錬度の高い兵を乗せているわけで。 それに対して、騎兵に求められているのは、「ばら物語」じゃないですが、敵の麦穂が我の麦穂に対して 組織だった攻撃を行うことを妨害して、我の麦穂が適切な攻撃位置につくまでの時間を稼ぐために、敵に 対して混乱を発生せしめるための突撃なのではないか、と。 そういう意味では、同じ突撃であっても根本的に思想が違うものではないか、と。 44 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/25(火) 22 18 17 ID ??? 38 シル子 ああ、どっこいしょ来たよ、来たよどっこいしょwww で、 渡河援護のときを思い出します。 とゆーことで、メモのさらにメモ、 つまり、教範自体に何が書いてあるのだろう、と思っていた頃のものをwikiに 49 名前: 【army 2032】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/25(火) 22 21 22 神 ID ??? 42さん ええ、3000円オーバーのものは、本当に風邪の引き始めに飲むと、効きますからね。 44 ケイレイたん シル子 了解です。ちと見てきまする。 60 名前: 【army 2032】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/25(火) 22 24 32 神 ID ??? 49 ケイレイたん シル子 うん、というわけで、非常に妥当な運用なのではないか、と。 64 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/25(火) 22 26 21 ID ??? 60 シル子 で、白の三の中隊指揮官は、敵に痛撃を与えろ、と言われるんだが、 どうするかは、工夫し、判断しろといわれ、 騎兵側は、通報こそ主任務だ、と言われてるんだけど、 機装甲側とどう調整してゆくのかは、 工夫し、判断しろ、といわれるわけですよw 72 名前: 【army 2032】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/25(火) 22 29 46 神 ID ??? 64 ケイレイたん そのために、騎兵砲=6ポンド砲が配属され、緊要地形を占領して、乗馬歩兵を降ろして、 白の三の支援を受けて野戦陣地を構築し、敵の誘引をはかり、その敵の動きを軽騎兵が周囲から偵察して、 情報を上へ上げるのではないでしょうか? ですから、騎兵大隊の騎兵は、斥候にあたる軽騎兵と、緊要地形の占領と騎兵砲の防護を担当する 乗馬歩兵がいるのではないか、と。 馬に乗っていても、求められる任務は全く別、という。 88 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/25(火) 22 35 25 ID ??? シル子 うーむ、シャル子がディエゴによって765に拉致されたあと、どうも展開がうまくいかない この回で三角関係を落ち着かせたいんだが 93 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/25(火) 22 38 05 ID ??? 72 シル子 なんという目から鼻に抜けるレス。 たぶん、未分化なのだと思っています>軽騎兵と、乗馬歩兵(竜騎兵、のほうが当を得ているでしょうか? だから、丘の想定や、森の遭遇戦では、竜騎兵として活動しています。 サウル・カダフ学校では、軽騎兵として全面展開させています。 (如才なく、すべてが斥候任務をできるわけではない、と免罪符も書いておきましたw) 13R騎兵大隊は、おそらく西方騎兵で、軽騎兵経験のある士卒で編成されているのだろうと思っています。 それに、銃をわたし、機装甲の支援を与えることで、はじめて乗馬歩兵としての運用可能性を 自己認識するんじゃないか、とも。 シル子もサウル・カダフも、敵の鼻面つかんで引きずり回すほうを好むと思っているので、 陣地構築して、敵の誘引を図る状況まではおもいつけていなかったりします>< 13R単独では、真剣に考慮されるでしょうけど、 21Bで運用されるようになると、そういう任務は7R、8Rにやらせるべきでは無いか、 と言う議論もでるでしょうし。 というわけで、帝國軍が完成させる機甲騎兵運用の萌芽のだんかいなんだろうなあ、と。 106 名前: 【army 2032】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/25(火) 22 42 10 神 ID ??? 88 わいるどさん シル子 うーん、ごめん、それじゃ精神力が少しでも回復し次第、そっちに手をつけます。 そうすれば、わいるどさんも、随分と描くの楽になるでしょうし。 126 名前: 【army 2032】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/25(火) 22 45 48 神 ID ??? 93 ケイレイたん シル子 ですね。シル子もエロ賢狼も、なまじ流動的な状況から決勝点を見つけ出す事ができるだけに、状況を流動化させる 方を選択する、という「天才にしかできない用兵」をしちゃう指揮官ですからねえ(苦笑 というわけで、単に銃を渡しただけではなく、戦闘猟兵としての散兵戦術についての講義もなされたと思うのですよ。 でも、乗馬銃兵としてよりも、斥候として使う事の方が、シル子もエロ賢狼もタチにあっている、と。 そこを参謀長の神官さんにフォローしてもらう必要があるかもしれませんねえ。あと、騎兵大隊長や、バートルにも。 139 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/25(火) 22 47 56 ID ??? 106 シル子 申し訳ありません お願いします。一応、765パートは完全にお任せしますので。泣かせちゃっていいです あと、リリアはどうしましょう 一応、こういう娘、ということで考えをまとめるのも兼ねて書いてみましたが 159 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/25(火) 22 52 37 ID ??? 126 シル子 で、銃を渡された騎兵が、どう活動するんだろう、というのは、丘の想定でちょっと書いたかもしれません。 再装填が不自由である以上、多段カラコール見たいなことをするか、 機装甲と協調戦闘するかしかない、と。 たぶん、厩舎の話の行き着く先は、その共同行動を発見することなんじゃないかと思っています。 しかし、それも要求される行動の一部でしかなくて、 13Rに要求される能力は山ほどあって、士卒は死にそうなんだと思います。 シル子は思惑通りでしょうけどw 竜騎兵としての能力については、 ずいぶん以前に描いた、演習ネタが、描写としては甘かったけれど 騎兵の課せられたもう一つの課題として、今でも遊行じゃないかと思っています。 167 名前: 【army 2032】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/25(火) 22 55 39 神 ID ??? 139 わいるどさん シル子 うーん、うーん、うーん。 というわけで、やっぱりエロなんですよねえ。で、二人の世界は完結してしまっていて、リリアはその世界から外へ 出て行く必要性が失われてしまっている。 二人がラブなのはいいんですよ。というか、それがあるから、このお話は成立している。でも、今のリリアは、 外へ出ていく、他の女の子と絡む必要性も必然性もないんですよねえ。 後々、ちひゃーと式が、すみちゃんを巡って殺しあいをしてしまうような、そんな人間関係の緊張が存在しない。 ルキ子が、アレ子とキョンのどちらかを選びかねて、アレ子に魔導的に干渉して、その存在をこの世界から消して しまいかねない危うさもない。 難しいなー ちと考えさせて下さい。 というわけで、とっかかりの一つとして、何かビジュアル面でイラストとか、こんな娘だよ、というのがあれば、 とても助かるのですが。 175 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/25(火) 22 58 43 ID ??? 167 シル子 少し前なら、選ばない、という選択肢と、上でマル子と、アレ子がくっついている、という展開もありえたんですけどねw 179 名前: 【army 2033】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/25(火) 23 00 54 神 ID ??? 159 ケイレイたん シル子 ですね。なので、逆に射撃陣地構築と、反斜面への馬匹その他の退避は、彼らにとっては死活問題になるのではないか、 と、そう思っているのですね。 戦列歩兵のように、交代射撃や前進射撃ができる錬度があるわけじゃない。あくまで、隠蔽状況から不意急射が精一杯、と。 というわけで、彼らはハインリッヒの部隊のように、白の三を戦闘加入させるための下準備のための部隊と、斥候である 軽騎兵に分化していくのではないか、と、そう考えつつあります。 184 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/25(火) 23 03 15 ID ??? 167 シル子 すみません根がえろ野郎なので というか、ナナーミ先生が描きそうな、ローマ人の主人と幼少時からつけられた奴隷、というのがコンセプトなんです つまり主従の絆とおまけに恋愛感情も混じりあったそれこそ分かちがたいものでありまして、それに干渉するのは確かに難しいかも で、ビジュアルイメージですがこんな娘です ttp //image.www.rakuten.co.jp/gpowerz/img10142721151.jpeg 190 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/25(火) 23 05 07 ID ??? 179 シル子 規模の拡大、と言う話で、たぶん、その辺が総括されるんだと思います。 ト`) そこで編成スレかよ、と思うんですがw |ソ 編成スレもレベル高かったし>< |l_ いかな按配か、については、将来に先送りさせてくださいw 機装甲には竜騎兵の援護が必要だし、 軽騎兵にも、機装甲の援護が必要。 双方に固有装備を与えて、竜騎兵連隊と、機甲騎兵連隊にして、旅団で運用しても良いかな、と思ったり。 +騎兵砲で、相当強力な前衛戦力になりますし。 205 名前: 【army 2033】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/25(火) 23 10 20 神 ID ??? 175 ケイレイたん シル子 うん、でも、その緊張こそが、物語を進める力になるんですよね。 実は、ちひゃーと式が殺しあうのは、かなり前から考えていた事で、その破局の回避役としてフェイトそんが 欲しかった、というのがあるんですよ。まあ、式もちひゃーも、思った以上に頭が廻る娘達で、どうやら最悪の 状況には至らずに済みそうなんですが。 というわけで、適時適切に、新キャラを投入して、破局を先送りにする、という手を私は使って綱渡りをして おりまする(自滅 216 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/25(火) 23 13 31 ID ??? 205 シル子 うひ♪ 力に訴えて、失敗する、とかいろいろと破局の種を蒔いてみたりなんかして>< 一人で二つもって生まれてきたけれど、一人ではいられないのはヽ、とか。 ええ、 設定から惚れこんだだけあるのですw 234 名前: 【army 2033】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/25(火) 23 20 22 神 ID ??? 181 伍長たん konozamaで手に入りますよー ええ、あれは感動無しには読めない戦記です。はい。 180 福岡オフ会さん めがっさ、格好良いんですが(w 184 わいるどさん シル子 ういっす、了解でっす。というわけで、色々と考えてみるといたします。 190 ケイレイたん 今の時点では、白の三で小隊をいくつか編成するのが精一杯なわけで、 で、その白の三小隊ごとに、騎馬銃兵小隊をつける事を前提として、騎馬銃兵中隊を編成する方向に いくんじゃないでしょうか? つまり、白の三大隊、騎馬銃兵大隊、軽騎兵大隊、の三個大隊編成になって、これに、騎兵砲中隊と、 作業(工兵)中隊がつく、という感じで。 239 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/25(火) 23 23 59 ID ??? 234 うひ♪ ますます、戦列機装甲大隊と、戦列歩兵の編成取り込みが遅れますねw というか、断念されそうですw で、 機卒の赤系列なんですが、世代数字はありますか?現行はいくつでしょう? 高速トラクターという、重要なメカニックですw っていうか13Rの最も重要な支援部隊になりそうでw そうそう、 機装甲中隊の要員は、将来拡大される13R型部隊の基幹要員になるはずですから、 基本行動からみっちりやるように指示されているのですが、 古人組みは、どうせすぐに転属するのでry だろうな、と思ったのです。 シル子 249 名前: 【army 2033】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/25(火) 23 28 38 神 ID ??? 216 ケイレイたん シル子 うん、そう(w 破局の予感こそ、物語に緊張をもたらすわけで、だから、すみちゃんとじゃれあっている式は、 実は物語の中においては、本来の無名じゃないんですよ。過去を失って生きている実感を得られないまま、 すみちゃんを拠り所にして、ようやく今の自分というものを安定させているわけで、それはちひゃーも同じで。 だから、二人の間に走る緊張が、本物であるわけで。 221 まこたんさん お疲れ様でしたー ていうか、真、明白にのワのさんより上手いなー(言うな 257 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/25(火) 23 33 47 ID ??? 249 シル子 いちゃいちゃシリーズの前は、大変だっただろうな、と思っていたのです。 式は普段は我慢できますけど、欲求不満が募ると、なんであいつとあんなにry と言い出しかねないし ちひゃーはちひゃーで、すみちゃんが躊躇うほどの強さで、抱きすくめたり、すがったりしかねない気がして。 あなたを、陵辱するって、すげえ切羽詰った心の叫びで、ぼくはつらいくらいの気持ちだったのですよ。 あのちひゃーは、ネグレクトされたという、絶望こそ無いけれど、明かりの無いところに、自分の歌声が高昇してゆく幻想にすがって生きていた気がします。 あのタイミングで修道院の外に出られたのは、ちひゃーの成長にとって幸いだったけれど、 古人って、ちゃんと育てるのが難しいン気がします、あの時代に。 279 名前: 【army 2033】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/25(火) 23 41 03 神 ID ??? 239 ケイレイたん シル子 というより、戦列機装甲と戦列歩兵は、7Rと8Rに投げちゃうんじゃないでしょうか? で、エロ賢狼が、13Rが独自に構築しつつある、運用との摺り合わせを行う、と。 で、赤ですが、型番多すぎて(自滅 ええ、ドイツ軍のハーフトラックやRWSみたいなもんで(w というわけで、ハーフトラックからもってきて、251とかでいかがでしょう? 282 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/25(火) 23 42 05 ID ??? 279 シル子 250から251への更新ネタもありにしましょうかw 299 名前: 【army 2033】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/25(火) 23 47 19 神 ID ??? 250 金髪スキーさん というわけで、海軍は米内が、トラウトマン調停受け入れを妨害したことを、何度でも繰り返して怨嗟 してくださいまし。 254 福岡オフ会さん むしろ、島津ならば、樽に煙硝詰めて、水線下でどかん、じゃないでしょうか? 257 ケイレイたん シル子 うん、そうなんです。だから、すみちゃんが、文字通り全部背負う、その覚悟はある! と叫んだわけで。 それだけの過去があっての叫びなんですよ、本当は。だから、あれはずるっこなんですよねえ(苦笑 ええ、本当は、一番重要な、無名のパートが、止まってしまっている、という。 フェイトそんはいいんですよ。一番、希望に満ちたパートだから。 304 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/25(火) 23 48 53 ID ??? 299 シル子 希望を確信して進めるのは、若さか物語だけなのです と、知ったようなことを言ってみるテスツw 抽出レス数:28