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「――?!」 北条かりんが意識を取り戻した先にあったのは、大雨降り注ぐ大都市の交差点 本来ながら人々でごった返すそこはただ鳴り響く雨音以外に存在せず、困惑に塗れる少女の身体をただただ濡らすのみ。少し経って思考が働きすぐさますぐ隣の建物の近くに飛び込む 北条かりんの脳裏には、御剣総一の事が―――余りにも濃く焼き付いていた あの『ゲーム』で、様々な事がありながらも脱出することが出来た。好きな人が出来た。だけどその彼は自分たちを守るため自ら犠牲となった 『ゲーム』をクリアし、鉄の牢獄から脱出した彼女を待ち受けていたのは謎の老婆とそれが見せた謎の映画、そして再びの『ゲーム』という現実 「……私、また、巻き込まれたんだ」 北条かりんには妹がいる。前の『ゲーム』において、妹の治療費に為に殺し合いに乗ろうとしていた時期もあった。昔の誰も信じられなくなった自分では、真っ先に帆高を殺す選択をしただろう 「……でも。……ううん、そんなことぐらい、分かってるよ」 けど、今は違う。そんなことをして元に戻った所で自分にとって大切な人が喜んでくれるはずもない。それを、あの『ゲーム』の中で、御剣総一に教えてもらった 「―――もうちょっとだけ待っててね、かれん。私は必ず、かれんの所に帰ってくるから」 少女は再びの思いを秘め、彼女にとっての狂った『ゲーム』の続きは幕を開ける ○ 「――森嶋帆高、か」 あの老婆が示したこのゲームの鍵を握る存在、森嶋帆高 このゲームを終わらせる条件は制限時間が終わるまで森嶋帆高を天野陽菜の所まで辿り着かせない。もしくは森嶋帆高の『死滅』 『死滅』という言葉が無性に引っかかるが、どちらにしろ森嶋帆高を犠牲にする選択など取るつもりはない。けれどかつての自分同様大切な人のために周りを見ずに突っ走ってしまうような人だと感じた 「あの人を何とかしない事にはどうにもならないけど」 まずは森嶋帆高をまず見つけ出さない事には何も始まらない。あのまま森嶋帆高が天野陽菜と出会ってしまえばもっと多くの人が死んでしまう。事情を説明したとして聞き入れてくれるかという点も心配ではある 「……うわぁ」 最低限自衛のための道具が無いかとデイバッグの中身を探る。最悪小柄な身体を活かせるものが無いかと探してみれば……出てきたのは白亜の鷹を彷彿とさせる白の長銃 「いや確かに便利かもしれないけれど。これはちょっと……」 自動拳銃ならば最低限使えそうかなとは思っていたが流石にこれを扱える気はしない。高山さんあたりなら使いこなしてそう、などと内心思うが考えても仕方のない。なので他を確認しようと思った矢先 「あー! それ私の銃!」 「あ」 声がしたほうを振り向けば白ベレー帽の女性が、自分の持っていた長銃を指差し叫んでいる 「まって! 私は殺し合いに乗ってない!」 反射的に言い訳じみた言葉を叫んでしまった。流石にこれで信用してもらえるかと言われれば総一達と出会う前の私だったらまず疑う 「……えーっと、ごめん。そういうつもりで叫んだんじゃないから、ね?」 「ククル、さん? この人、一体……?」 「あー禰豆子ちゃん? 大丈夫、悪い人ではなさそう。……話、いいかな?」 だが、その不安とは裏腹に、ククルと呼ばれた白ベレー帽の女性は、続けて現れた黒髪の少女――ククルが「ネズコ」と呼ばれた少女に対し、自分が敵でないことを知らせた上でこちらとの話を所望してきた ○ ○ ○ 「へぇ、ククルさんも『お姉さん』なんだ」 「その年でお姉ちゃんやってるかりんちゃんもククルお姉ちゃんから見たら十分立派だよね」 「……ええっと、ククルさんから見たらやっぱり私も妹扱い的な?」 「うん。なんというか見かけによらず逞しい所とかなんというかクム坊みたいで可愛いよ。あ・と、私のことは『ククル姉さん』って呼んでもいいのよ?」 「あ、あはは……」 かりんのの当所の心配は一気に吹き飛んだ。白ベレー帽の女性の名はククル、そして黒髪の少女名前は竈門禰豆子。二人はこの建物の中で偶然出会い、なし崩し的に一緒に行動することになったらしい ククルとは『姉』繋がりと言うことでかりんとは話は弾んでいったものの、流石に妹扱いは少々文句を言いたくなりそうになるのであった 余談であるが例の銃は元々ククルの持ち物だということなのでククルに返却した 「ええと、禰豆子ちゃん、だっけ?」 「はい。かりんさん……ですよね」 「……ええと、その。……大変、だったんだよね?」 「……大丈夫です、かりんさん。確かに辛いことは沢山ありましたし、もう家族はお兄ちゃんしかいません。でも、だからってもうお兄ちゃんには何もかも背負わせたくはないんです。……鬼じゃなくなってしまったから、私はもう足手まといかもしれないけれど、それでも何かしないままよりは何か出来ることを頑張りたいんです」 「……そうなんだね。強いんだね。禰豆子ちゃんは。……『お姉ちゃん』として、かっこ悪い所見せられないかな?」 「じゃあククルお姉ちゃんがかりんちゃんに手取り足取り」 「いや、それは、その……」 竈門禰豆子の方は、全てを思い出したタイミングでこの『ゲーム』に呼ばれたとのことらしい。鬼舞辻無惨とかいう腐れ外道に兄以外の家族を皆殺しにされて、禰豆子自身も鬼にされ、兄や他のみんなのおかげで何とか正気を保ち、そして――兄たちが戦っている最中に兄の危機を察知して走り出した最中に思い出したのだ。 だが、そんなタイミングで呼ばれたのだ。彼女の心境がどのようなものなのか北条かりんには察せられるものではない。だが、妹の為に戦ってきた兄を、かれんの為に一人頑張っていたかりんとしては何かと共感できるものを感じていた だからこそ、『妹』を持つ者として、かりんは改めてこの『ゲーム』を打ち破り、妹の元へと帰る決意を胸の内に灯す 準備を整える中、少女たちはそれぞれ思う 北条かりんは妹のため、そして今は亡き愛した男の為に ククルは騎空団の一人として、一人の姉として 竈門禰豆子は未だ戦っているであろう兄のため 姉と妹。永遠に続く雨の中のトラワレビトたる彼女たちは、この雨曇(ゲーム)を晴らさんが為に 【北条かりん@シークレットゲーム -KILLER QUEEN-】 [状態] ずぶ濡れ [装備] なし [道具] 基本支給品一式、ランダム支給品0~2 [思考・状況] 基本方針:このゲームを止めて、生きて妹の元へ帰る 1:まずは帆高を探す [備考] ※参戦時期はかりんルート、ゲームクリア直後から 【ククル@グランブルーファンタジー】 [状態] 健康 [装備] ホワイトホーク@グランブルーファンタジー [道具] 基本支給品一式、ランダム支給品0~3 [思考・状況] 基本方針:どちらにしろこのゲームは止める 1:シルヴァ姉とクム坊の事が気がかり 【竈門禰豆子@鬼滅の刃】 [状態] 健康 [装備] なし [道具] 基本支給品一式、ランダム支給品0~3 [思考・状況] 基本方針:お兄ちゃんのことが心配 1:足手まといにならない程度には二人のことを手伝いたい [備考] 参戦時期は原作22巻、記憶を取り戻した直後 『支給品紹介』 【ホワイトホーク@グランブルーファンタジー】 SSRククルの解放武器で、彼女が使う白亜の長銃。 ゲーム中のスキルである水属性対象の霧氷の刮目及び渦潮の攻刃の再現が可能かどうかは不明
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朧ビシャモン 《出典作:ヴァンパイアシリーズ》 VS. 対アイスマン【マーヴルVSシリーズ:CAPCOM】 「むっ、鬼炎で断ち斬れぬ氷の身体とな?おぬしの霊力、底がしれぬ」 ※投稿・kdkz 対愛乃はぁと【アルカナハートシリーズ】 「聖霊と共に歩む聖女か。神力で怨霊を使役するわしには眩しい存在よ」 ※投稿・kdkz 対忌野雹【ジャスティス学園シリーズ:CAPCOM】 「人を斬ることや人の心を奪われる恐ろしさは共に身に染みて知っている。だからこそ、お主のような若者に妖魔の如き道を歩ませるわけにはいかぬ…!」 ※投稿・codegreen 対ウルヴァリン【マーヴルVSシリーズ:CAPCOM】 「おぬしの侍魂しかと見届けた…異形ながら見事なり!」 ※投稿・kdkz 対オメガレッド【マーヴルVSシリーズ:CAPCOM】 「不覚ッ!法力と妖力が吸われ、まとめて消滅するところであったわ」 ※投稿・kdkz 対オンスロート【マヴカプ1:CAPCOM】 「…こやつは生霊であったか」 ※投稿・kdkz 対ガルダ【ストEXシリーズ:CAPCOM(ARIKA)】 「ムゥッ!あの鎧帷子に潜む闇の底が見えぬ…!お主は人か、それとも魔物か…?」 ※投稿・codegreen 対ガルダ【ストEXシリーズ:CAPCOM(ARIKA)】 「貴様のような怨霊が迦楼羅天様を騙るでないわ!!」 ※投稿・kdkz 対ガルフォード【サムスピシリーズ:SNK】 「異国の者が日ノ本の技で正義を為すか…精進なされよ」 ※投稿・kdkz 対ガンビット【マーヴルVSシリーズ:CAPCOM】 「曲者め!閻魔石にて反省せい!!」 ※投稿・kdkz 対ギース・ハワード【餓狼伝説シリーズ:SNK】 「骨董として我が鎧に興味を持ったのなら止めておけ。この般若は只人の手には余る存在なのでな」 ※投稿・codegreen 対牙神幻十郎【サムスピシリーズ:SNK】 「貴様の親指の腱を絶った。もう二度と剣は持てぬだろうが、これでワシのように魔性に魅入られることも無かろう」 ※投稿・codegreen 対キム・カッファン【餓狼伝説シリーズ:SNK】 「わしの身体はこれまで多くの血を吸い過ぎた。世の為人の為にこの命を捧げる事を誓ったとて、お主のように正義を語る事など出来ぬ…」 ※投稿・codegreen 対ギル【ストⅢシリーズ:CAPCOM】 「次に相まみえし時は…その身体、赤と青に分かたれると思えい…!」 ※投稿・kdkz 対狂オシキ鬼【ストⅣシリーズ:CAPCOM】 「おぬしは…わしが過去に斬り捨てた者達の怨念なのか?ならば、やるべき事はひとつ…みなを極楽浄土へ導くのみよ!!」 ※投稿・kdkz 対ケン・マスターズ【ストシリーズ:CAPCOM】 「自らの“氣 を炎に変えるとはなかなかの手練…並の妖魔ならば一撃であろう」 ※投稿・kdkz 対ゴッド・ルガール【カプエス2:CAPCOM】 「彼奴の遺せし“神人の力 …我が力をもって破邪の力となるがよい!」 ※投稿・kdkz 対コロッサス【マーヴルVSシリーズ:CAPCOM】 「む、肌が人間のものに…成程、霊力を持って自らを金属体にしていたのか」 ※投稿・kdkz 対斎祀【KOFⅩⅢシリーズ:SNK】 「貴様にふさわしきは打ち首獄門よ!!」 ※投稿・kdkz 対ザンギエフ【ストシリーズ:CAPCOM】 「ぬぅ…なんという威力の投げ技か。危うく法力の制御を手放してしまうところであった…」 ※投稿・kdkz 対ジャガーノート【マーヴルVSシリーズ:CAPCOM】 「妖力の源をとっとと差し出せい!!」 ※投稿・kdkz 対シルバーサムライ【マーヴルVSシリーズ:CAPCOM】 「すまぬ…侍相手と聞いて般若と鬼炎が暴走してしもうたわ」 ※投稿・kdkz 対神人・豪鬼【カプエス2:CAPCOM】 「何と凄まじき拳か…後数刻長引けば般若を押さえつける法力も尽きる所だったわ…!」 ※投稿・codegreen 対神人・豪鬼【カプエス2:CAPCOM】 「無念…わしの法力が及ばなかったばかりに犠牲となった者達がいるようだ。あいすまぬ…みな、来世に幸多からん事を…」 ※投稿・kdkz 対スパイダーマン【マーヴルVSシリーズ:CAPCOM】 「妖力も神力も感じられぬ身でありながら人間を凌ぐ能力を有するとは。蜘蛛男、なんとも面妖な…」 ※投稿・kdkz 対セイバートゥース【マーヴルVSシリーズ:CAPCOM】 「数多の罪なき者を殺めてきたケダモノめ…わしの法力で地獄に落ちるがよい!!」 ※投稿・kdkz 対ソドム【ファイナルファイトシリーズ:CAPCOM】 「鎧兜を身に纏う者同士とは言え、お主の纏うそれは般若と比ぶれば最早紙子同然。端から勝負になどならなかったのだ」 ※投稿・codegreen 対朱鷺宮神依【アルカナハートシリーズ】 「済まぬが、聖霊庁とやらに組する心算は無い。魔を討つのはワシがこの手で果たすべき償いよ…!」 ※投稿・codegreen 対ダルシム【ストシリーズ:CAPCOM】 「違いはあれど互いに僧侶の身…次は共に戦いたいものよ」 ※投稿・kdkz 対ドノヴァン・バイン【ヴァンパイアシリーズ:CAPCOM】 「ワシを魔性と見誤ったか、狩人よ。…急所は外した故、これにて失礼する。許せ…」 ※投稿・codegreen 対ナコルル【サムスピシリーズ:SNK】 「自然の声?…聞こえぬな。我が耳に届くはかつてワシに斬られた者の怨嗟の泣き声、そして魔性のものの啼き声のみぞ」 ※投稿・codegreen 対バーニングバツ【燃えろ!ジャスティス学園:CAPCOM】 「怒りの力は諸刃の剣ぞ…!今一度、己が心と向き合うがよい」 ※投稿・K131 対覇王丸【サムスピシリーズ:SNK】 「般若を纏った姿を見て臆するどころか更に剣気が昂ぶるとは…侍よ、お主相当の修羅場を潜ったと見えるな」 ※投稿・codegreen 対日焼けしたさくら【マーヴルVSシリーズ:CAPCOM】 「…仔細はよくわからぬが、そなたが魔道を歩んでいる事は間違いあるまい。その先には後悔しかないぞ?」 ※投稿・kdkz 対ベガ【ストシリーズ:CAPCOM】 「魔を宿し者…“魔人 とは、まさしく貴様の事よ!世の災いとなる前に成敗してくれる!!」 ※投稿・kdkz 対マグニートー【マーヴルVSシリーズ:CAPCOM】 「理想を叶えるには力だけでは足りぬもの…会話を大切になされよ」 ※投稿・kdkz 対壬無月斬紅郎【サムスピシリーズ:SNK】 「この禁忌の力、本来徒に人に振るう物に非ず。だが最早お主は「鬼」なる魔に憑かれた羅刹…我が全ての力を以って封じねばならぬ!」 ※投稿・codegreen 対望月双角【餓狼伝説シリーズ:SNK】 「修練なされい。今のお主の力ではいずれお主自身の魔に呑まれることになるぞ」 ※投稿・codegreen 対妖怪腐れ外道【サムスピシリーズ:SNK】 「…妖魔・餓鬼、討ち取ったり…」 ※投稿・kdkz 対ルガール・バーンシュタイン【KOFシリーズ:SNK】 「人の悪の心尽きぬ限り、魔性も幾度と無く蘇る。だが我が命尽きるまでは、あの時のような過ちは繰り返させぬ…!」 ※投稿・codegreen 対リュウ【ストシリーズ:CAPCOM】 「おぬしより生まれる清らかな“氣 …心が洗われるな!」 ※投稿・kdkz &.
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アレクサンドル・ウラジミール さぁ、来るがいい。このアレクサンドル・ウラジミール…貴様を審議してやる! アレクサンドル・ウラジミールは、日本の元内閣総理大臣であり、ウクライナ領日本領事であったウクライナ人。現在は雪印北海道バター。初登場は『SH2 -The Snow Hiding 2-』。『ウクライナ領日本』ではラスボスを務めた。 注意:以降の記述にはアレクサンドル・ウラジミールに関するネタバレが含まれます。 略歴 梅鰻松太郎という偽名で日本の内閣総理大臣に就任し、当初はニケ・マダイーニのテロに対応するなど普通に業務をこなしていたが、『ウクライナ領日本』の冒頭の緊急記者会見にてその正体がウクライナ人であることを暴露。日本をウクライナの統治下に置き、無数の発電所を建てウクライナの動力源とする計画を発動させた。しかし、ウクライナに同様の計画で原発だらけにされてしまった小国から日本を救うためにやってきたミッコウシャ、ロテンショウの両名によってその計画は阻止され、彼自身も雪印北海道バターに姿を変えられてしまい、病院に緊急搬送されることとなった。 人物 自らの高い地位におぼれることなく、有事に備えて常に身体を鍛えてあるなど、人の上に立つに相応しい完璧主義者。しかし、道に落ちているものを好きな食べ物だからと拾い食いしたり、トイレの紙が切れているのに気づかないなど、少々ぬけている面もある。また、激昂しやすく、マダイーニのテロに「核だ! 核だ! 核戦争だ!」と取り乱した他、自分の扱えなかった「すべてを引き出すディスク」を完全に使いこなしたミッコウシャにも嫉妬ともとれる感情を爆発させ、冷静さを欠いた戦い方が結果的に敗北の一因となった。 逸話 内閣総理大臣補佐官だった松越正太郎から「可愛い男の子を紹介しようか?」と持ちかけられて喜んでいるところをスクープされたことから起こった一連の騒動で、児童買春を認めるかのような発言で物議をかもしたこともあり、『ウクライナ領日本』冒頭の頃には辞任を求める世論が高まっていた。 好きな食べ物はウクライナ風ピロシキ。道に落ちていたものを、側近の反対を押し切ってまで食べてしまうほど大好き。しかし、たった一口で満足し元の所に捨てて行ってしまうあたりは、さすがは首相。セレブなのだろう。 梅鰻総理大臣を名乗っていた際の「核だ!核戦争だ!」発言は『ウクライナ~』後の言動を踏まえ考えると、原発の使用済み核燃料を利用し核兵器を配備しようとしていたのではないか、ともとれる。もし“すべてを操るガントレット”と“すべてを引き出すディスク”の開発が頓挫していたとしても、代替でこちらの計画を進めるつもりだったのだろう。リスクマネジメントは欠かさない、さすがは内閣総理大臣である。 裏話 中の人は外道Taxi監督と知り合った当初、ハシコフ兄弟役の登別カルロス氏の2代目的なスタンスで見られていた。『ウクライナ領日本』で正体(名前)を明かす際にもその意匠は反映され、『ウクライナ→ロシアの隣→ハシコフ・ロジンスキーの亜種→ロジの亜種→でも「あなざ」はないな!→“裏”ロジ→ウラジ→ウラジミール』という発想で名付けられた。 撮影の後半で、中の人がメインの俳優活動の為に髪をバッサリ切ってしまった。しかし最終決戦の場面など撮影は進行中。撮り直す時間もなく、引き返せる撮影量ではない。そこで本人の提案で、所持していた長髪のかつらを着用して撮影は続行された。外道Mobie史上初のかつら使用である。 『ウクライナ領日本』尺の都合でやむなく削除されたシーンでは、計画が最終段階を迎えるにあたりトイレでひとり涙ぐむ場面が存在した。「ロシアや欧米に振り回されない自由をあと少しで手に入る」と。それはきっと、ウクライナ人としての本心だったのだろう。日本人を欺き支配した恐ろしい男だったが、純粋な心も持ち合わせていたようだ。現在、現実社会で起きているウクライナでの紛争を鑑みると、彼と同じ志をもつ人間が現れても決して不思議では…ないのかもしれない。 能力 高い政治力を持っており、日本語の使用を制限し違反者は処刑、という非道を行ったにもかかわらず、経済の立て直しに成功したなどの実績が評価され、ミッコウシャに襲撃された際のメディアは首相支持一色となっていた。「ああ見えていい人だった」「最近の首相に比べたらマシ」と、人格面でも人望があるようである。 戦闘面では特筆すべき特殊な能力があるわけではないが、有事に備えてという身体の鍛え方が半端ではなく、ロテンショウのヌンチャクの連撃やヒッサツ・ニンジャ・デスビームを受けてもノーダメージどころか、直立不動のまま微動だにしなかった。また、特に足技に優れ、片割れだけだったとはいえ、それでも凄まじいチートアイテムである「すべてを操るガントレット」(格闘戦においては特に有利な瞬間移動能力付き)を完全に使いこなした状態のミッコウシャを手を使わずに圧倒するなど、非常に高い戦闘能力を持っている。 得意技・必殺技 ウクラリアン・トライデント・フィンガー ウクライナの国章にも描かれている三叉戟のように研ぎ澄ました右手の指から、エネルギーを放出する攻撃。武器としての三叉戟同様、先端をかわされ柄にあたる腕部に攻撃をされることが弱点となっている。 ハシコフ・ロジンスキーのシベリアンオーロラフィンガーと酷似している点については『超人外道大百科』での解説で、「ロシアを憎むあまり、スタイルが似通った可能性が考えられる」と考察されている。 また、発動する際にとる指の形が、『ハシコフ・ロジンスキー(作品)』において影山剣がとったポーズのそれと一致している。両者の間には何らかの関係があったのかもしれない。 足の小指潰し(名称不明) 足の甲を何度も踏みつけた後、足の小指にかすらせるように蹴りを入れ、小指の骨をかけらも残さず爆散させてしまう怖ろしい技。 ヴォローニン・シェフチェンコ サッカーのフリーキックのように、助走をつけ華麗なフォームで相手を蹴り飛ばす。蹴り飛ばされた相手は綺麗な弧を描き、やがて爆発する。 また、飛ばされた先には電線が待ち構えており、激突することで感電の追加ダメージが発生することがある。 すべてを引き出すディスクによる攻撃 まさかの鈍器攻撃。 しっぺ ヤメテオックンナサ~イ! 登場作品 SH2 -The Snow Hiding 2- ウクライナ領日本 関係キャラクター 松越正太郎(内閣総理大臣補佐官) ニケ・マダイーニ(テロリスト) W(部下) ミッコウシャ(やっつつけられた) ロテンショウ(勘違い忍者) ハシコフ・ロジンスキー?(旧ソ連時代に渡り合ったあの男?)
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元72柱のフェニックス家の三男坊。 元々はリアスの婚約者であったが、リアスの結婚にかける秘した条件から外れており、それが原因でレーティングゲームで決着をつけることになる。 レーティングゲームそのものには勝利するが、その後のイッセーとの戦いで敗北。ドラゴン恐怖症を発症して引きこもるなど、典型的なガラスのエリートのイメージが強い。 また眷属全員をハーレムで固めるという男で、イッセーに対する当てつけとして、リアスがいる前で眷属とディープキスをするなど、この時点ではさらに外道の二文字が付く。 反面、貴族悪魔では数少ない根性の持ち主。基本的にイッセーに次ぐレベルでスケベ根性を持っており、ドラゴン恐怖症克服のための荒療治の際には、近くに来たリアスの裸(及びその他大勢の裸)を除くためにイッセーを出し抜き突撃。その後追撃してきたイッセー相手に決闘の時より善戦し、それがきっかけになって復活したほど。 眷属の人望もきちんとあり、レーティングゲームでは数と不死から犠牲前提の戦術をとることが多いのにもかかわらず割と忠誠を誓われている。リアスに関してもイッセーの情けない姿を見て情けないところを見せるとリアスの評価が下がることを暗に告げたり、リアス自身「グレモリー家のリアス」としては愛してくれるだろうと評する当たり、このころから外道とかそういう類ではない。 ちなみに、敵対したキャラクターの中では真っ先にイッセーのことを脅威と認識した人物。いかに不死が有利とはいえ、レーティングゲームでも接待試合以外、登場時点で負けなしだったこともあり、色眼鏡さえ外せば物が見えるタイプでもある。 名前 コメント
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腑破十臓(FUWA JUZO) 商品画像 情報 登場作品:侍戦隊シンケンジャー 定価:3,675円 受注開始:2012年02月06日(月) 16 00 受注締切:2012年04月09日(月) 16 00 発送開始:2012年06月23日(土) 商品全高:約140mm 付属品 手首:×4(右×2、左×2) 武器:裏正、蛮刀毒泡沫 その他:鞘、折れた裏正 キャラクター概要 人を斬ることに魅入られて、愛する妻に止められても病に冒されても辻斬りをやめず、筋殻アクマロによって妻の魂を封印された「裏正」を与えられて、人間でありながら外道に堕ちたはぐれ外道である。 半分は人間であるため、アヤカシとしての姿と人間としての姿の両方を兼ね備える。 それと同時に完全に外道衆となっているわけではないためドウコクの「縛る」力も効果は薄い(ただし一定時間行動に制限は残る)。 剣に長け、逆刃こそ真の切れ味を誇る愛刀「裏正」で丈瑠と互角に渡り合う高い戦闘力を誇る。 また、シンケンジャーと知らず源太のゴールド寿司を訪れた際には彼の作った寿司を気に入るという(劇中で絶賛したのは彼だけ)意外な一面もある。 外道に堕ちてもなお、戦いへの飢えは満たされず、シンケンレッドこと志葉丈瑠こそがと自分に見合う相手と認め剣士として骨の髄までバラバラになる程の立ち合いを望み、幾度と無く死闘を繰り返したが、最後は丈瑠との一騎打ちに敗れ、裏正の意思に縫い止められたまま、絶命した。 シンケンレッドとの決闘で折られた裏正をアクマロが修復している間、蛮刀毒泡沫という通常サイズの刀を使用したこともある。 商品解説 2011年度の魂フェスでまさかの参考出品。戦隊怪人としては初のアーツ化である。 参考出品のパネルでは不破十蔵と誤表記されていた。 怪人系としては異例とも言える可動を誇り、アグレッシブなポーズをとらせたければ余裕でとることができるだけの可動域がある。 肩はアーマーを肩前方に稼動軸つきで接続する事により、余裕で九十度まで上がり、股もやや制限はあるものの大きく開く事ができる。 若干下半身全般のBJ接続がゆるいのはストレスか。 全身に配したクリアパーツと緻密な造形により見た目も良好である。 同月発送のなでしこと同様、サンプルに比べスミ入れが妙に濃いが、こちらの場合はむしろメリハリが効いてカッコいいと言えるかもしれない。 裏正、毒泡沫は刀身がメタリック塗装となっており非常に美麗である。 良い点 複雑な造形の再現 造形に反して広い可動域 全身のクリアパーツが綺麗 悪い点 スミ入れがサンプルと違う 下半身のジョイントがゆるい 足首の軸の長さが違う 不具合情報 関連商品 シンケンレッド スーパーシンケンレッド シンケンブルー シンケンピンク シンケングリーン シンケンイエロー シンケンゴールド シンケンレッド(志葉薫) コメント 部品がぽろぽろ落ちるけどいい出来。この調子で殿下とバスコ頑張ってほしい -- 名無しさん (2012-06-24 20 01 27) 届いて早々に左肩上の部品が動かない不良品で交換になるとは・・・。 -- 名無しさん (2012-06-25 17 24 20) 名前 コメント
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基本データ 【外道への誘い】エックス B032 種族 イヌ 打点 1 攻撃力 3D2300 防御力 3D2100 アビリティ (アビリティなし) フォロー 【バトル中】:手札のこのカードは相手のターンのバトル中にも使用できる。このバトル中、自分のキャラクター1体のダイスを+1 コメント 「真面目に息してんじぇねェ。人生狂わにゃ損だゼ?」 公式紹介ツイート
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mepoさんが作成した非公式年表考察と監督の考察、かつて存在したホームページ上の年表などを元に作成。服装や映り込み等で微妙な矛盾点(タイムパラドックス)もあったりするけど外道mobieだから気にしてはいけない! 下記年表には各作品のネタバレが多数含まれています。未見の方は要注意。 【表記について】 西暦(20XX年など) ①~㉒…長編シリーズタイトルナンバー 壱~捌…mobieむかしばなしシリーズナンバー (年表配置の理由など) 主な出来事など 79/08/24 ポンペーイ!紀元79年8月24日昼に埋没!ヴェスヴィオ火山爆発!エルコラーノの埋没!17年前には大地震!ポリビウス家(元奴隷の大富豪)ポリビウスさんは奥さんと手をつないで没する 同遺跡に魔神カネックの彫像があった事から、魔神カネックが人類に関与した最古の描写 ↓ 1940~1950ごろ ⑮人でなき者たち【白黒パート】 西武警察発足の半世紀前。我々の世界の終戦間際に合わせ推測。 旧日本軍、人造外道の開発に着手。しかし関係者の造反により逃走。 日本、メキシコと地続きになる ↓ 1983 [弐]CSIモモタロウ【過去パート】 200X年の[弐]メインパートから20年前のため80年代 ↓ 1984~6ごろ ③駆仁王之拳【前半】 198X年と明示。エピローグ、2003年(後述)の邦夫が44歳設定なので、冒頭時二十代と考えて逆算 黄金蟲邦夫、GP2の襲撃により逝去→陳炒飯により蘇生。 ↓ 1986~8ごろ ③駆仁王之拳【中盤】 冒頭から2年後の表記。プラス、邦夫が炒飯のもと離れてから都心に戻るまでブランクがある (東京の変わりように驚く描写があったことから、首都圏から離れ情報を遮断された場所での生活を強いられていたものと推察できる) GP2により日本制圧される。花京院秀夫死亡。 ↓ 1990/11 ③駆仁王之拳【特訓~決戦】=[参]覇王暗殺計画(GP2タワー倒壊時) スーパーファミコン発売以降。一般人レベルの戦闘力しかなかった邦夫が超人的な実力を手にするには上記から更に歳月を要したものと推察 GP2タワー倒壊。GP2四天王死亡。 地殻変動で日本列島、沈没の危機に瀕するもGP2の挺身行為で回避される ↓ 1990~2000ごろ ⑮人でなき者たち【カラーパート】 本編から半世紀経過 大多喜寅信により外道対策専門警察、通称『西武警察』創設。 (80年代にGP2による日本制圧があったことから、外道に対抗する手段(組織)の早急な設立を求める声もあったのであろう) ↓ 1993ごろ ⑩刑事クリムゾン【回想パート】 ⑩メインパート以前。「それは、10年前のことであった」 (なおこの3年後、同作品タイトル元ネタのゲームが発売。) ↓ 1996ごろ ㉑白雀蜂後編【回想】 (メインパートより十数年前) 麦踏会組長・世恩隆太、南米の移民の子(ロベルト、ジャック)を養子として迎え入れる 世恩隆太、白雀蜂により暗殺される。麦踏会はその後離散・縮小し、2000年の時点では構成員はロベルトとジャックのみに ↓ 1996 ⑦SH2【回想パート】(北アフリカでニケの下に鱈場蟹がついていたころ。メインパートの8年前) ↓ 1997 ⑳BAYDER【メインパート】 消費税増税により自販機ジュース価格値上げ直後 愛地森蔵の「来年あたりベイスターズが優勝するかも」発言などから) ↓ 1998 ⑳BAYDER【エピローグ】 太陽のベイダー化によりベイダー迫害沈静化 松田秒吉率いる悪の組織(と思われる企業)が画期的OS、Hestlon98を発表。人類規模で生活水準が向上。 フランス外人部隊が中東で橋之巻と遭遇、交戦。鱈場蟹了も負傷 ベーリング海で氷漬けのGP2が発見される ↓ 1999/12 ⑥D-2【Episode01】【回想】 地元の赤いサッカークラブが降格決定したのが11月29日。したがってそれ以降。 犀多摩男誕生。併合に揺れる浦和・大宮の両市民の負のオーラを吸収し成長。 ↓ 2000/3-10 ㉒マタ~リな休日 ⑳BAYDER本編後である描写複数あり ニュース字幕から犀多摩男によりさいたま新都心エリア破壊された後 エリック君の口調から2ちゃんねる開設後 ネットオークション出品日時が同年10月13日金曜日。ビンス一家襲撃~離散もこの頃と推測される 各国政府や軍事施設で、Hestlon98および2000を使用したコンピュータの不具合相次ぐ ↓ 2001/1 [番外] 松田秒吉率いる悪の組織、平和裏に世界を『征服』することに成功。 ↓ 2001/8 [番外] 松田秒吉死亡。“白雀蜂”高倉蜂、松田秒吉との約束により裏社会・仕事人から引退。 ↓ 2000/7 ④広島義兄弟 (予告で200X年表記。セミが鳴いているので夏。Rがキャスター業をはじめて間もないため、R登場作では一番最初。 今後の作品に向けてRのTV業界での台頭と麦踏会の再興、 大仏仮面がまだ資金集め中なのを考えると、広域的な組織である統一ホトケ学会の立ち上げも控えていると思われるため ある程度期間が必要だろうということで可能な限り早い年代とした) ↓ 2000/10 ⑥D-2【Episode01】【回想】 ⑳BAYDERから3年後。同年で13日の金曜日があったのが10月の為。 犀多摩男、さいたま新都心を破壊。チャック・ノリスと交戦し、パワーを封印される 大仏軍団、橋之巻により壊滅 ↓ 2000/11 [番外]犀多摩男について西武警察がつかんでいる最後の消息。以後4年間足取りがつかめず (チャック・ノリスにより弱体化された事に加え目撃した松越さんが全員死亡しており、特徴的な殺し方をする外道でもないため発覚しなかった) ↓ 2002/2-3 [番外] Edge Of The Blade放送開始 (「今週休みなの」という台詞から週一の放送であると考えられ、よほど多数の糞ゴルフや糞甲子園でつぶれない限りは、話数から逆算してこのあたり。) ↓ 2002/8 ⑧司令塔ジョージ1stSeason (以後の作中に登場するレオンは全て装着重甲が使えるためレオン登場作で一番最初。服装を考慮すると⑨~⑥間は難しいためここへ) 悪の刺客レオン、装着重甲を会得 ↓ 2002/9 ①The Snow Hiding (黒服組織との関係を考えると、ロジンスキー登場作品では一番最初。「夏場に比べると臭いがマシになってきた」との発言から秋口のため、⑨~⑥の間に入れないのでこの位置へ) 鱈場蟹了、清掃勤務中に黒服組織構成員と接触、交戦。 ハシコフ・ロジンスキー、太陽に突っ込みかける 黒服組織が受け渡し予定であったカバンは黒服Aともども行方不明に ↓ 2002/12 ⑨El Taco Legendario【冒頭】 (ニュースが流れる③の直前あたりで、⑥のニュースで「昨年」起きた事件だとされているため前年12月) 松越洋介、殺人ミカンに襲われ死亡 ↓ 2003/2 ③駆仁王之拳【ラストパート】 (20XX年表記。2003年2月のカレンダーが掛かっているので一応この月で考える。どんなに早くても2003年のカレンダーが買える2002年末以降) 殺人ミカンによる人間襲撃事件が続き、農園主のショー・マツダは殺人容疑で指名手配へ GP2、氷漬けの状態から復活。黄金蟲邦夫と再戦 ↓ 2003/2 ⑨El Taco Legendario【メインパート】=⑪I am EVIL(同期有り) (半そでが気になるが……我々の世界より赤道に近いから多少はね?) ショー・マツダ、メキシコへ逃亡 越前京子、外務省のコネを悪用しメキシコへ単独宣戦布告 ↓ 2003/2 [伍]国境を越えて (松越渦が健在なので⑭の前、マツダの犯行後なので⑨の後。マツダがナレーションで「国際指名手配犯」と呼ばれているが、これは「むかしばなし」を語る現代視点のものと判断) ↓ 2003/2 ②Edge Of The Blade(⑭の「今週休み」のさらに一週間前) 大仏軍団復活。用心棒に怨敵である橋之巻を雇う 影山剣と西武署、それぞれが大仏軍団への捜査を開始~交戦 ↓ 2003/2 ⑭Edge Of The Blade SPECIAL (ゴルフに参加しているショー・マツダの後ろの国名がメキシコなので⑨の後。 魔神カネックの乱入で影山剣敗北。目の当たりにした視聴者が相次いでPTSDを発症。暴動も発生。 騒動と混乱を招いた影響でTV番組『Edge Of The Blade』打ち切りへ ↓ 2003/3 ⑭Edge Of The Blade SPECIAL (番組打ち切りから一ヶ月経過。まだ寒いが花の咲く季節に) ↓ 2003/4 ⑨El Taco Legendario【邦夫がテレビを見る場面】 (Rさんの描写から④の後で⑬の前。ニュースから、おそらくこのあたりが二郎仮面デビュー。なんとなくだが「月に1000杯クリア」+「正義感の高まり」が資格条件な気がするので、影山に会った直後に二郎仮面の父が米俵の元に現れたのでは。能力を得て、年度初めと同時に西武警察に即時採用と予想。マツダの「国際指名手配」が検討に入る。さすがにそうなるともう本名でメキシコ国内のゴルフ大会には出てサイン攻めとはいかないはずなので、[伍]と⑭の後) ↓ 2003/4 ⑤Edge Of The Greed【メインパート】 (以降の影山がヒール落ち後であるためこの位置。薄情な子供はすぐ終わったヒーローを忘れるので、⑭から1ヶ月で十分だろう。落ち葉もまだ残ってるはず…) 影山剣、串田龍巳と再会。魔神の僕へと堕ちる ↓ 2003/7-8 ⑥D2 (新聞が2003年表記。セミと蚊から夏。劇中ニュースでGreed影山・The Buddhist・殺人ミカン事件の話題が挙がっているため⑨と⑤の後。ラストのGP2から③エピローグより後) 犀多摩男、橋之巻のもとでかつての力を取り戻す 外道ナンバー1の座をかけ橋之巻と決闘。世界各地で甚大な被害を出す GP2、さらなる巨大化。橋之巻、犀多摩男、運悪くこの時襲撃した火星人らと交戦。 ↓ 2004/3 ⑤Edge Of The Greed【エピローグ】 (もう花が咲く季節、寒い中、との台詞から冬の終わり~春先。間は空くが、闇落ちからちょうど一年くらいがSPの時との対比的にもいいだろう) 影山剣、花を踏みにじり一般市民に暴力を振るうまでに堕ちる ↓ 2004/7 ⑨El Taco Legendario【エピローグ】=⑩刑事クリムゾン【アバンタイトル】(同期あり) ショー・マツダ、国際指名手配によりメキシコから飛行機逃走を画策 ↓ 2004/8 ⑩刑事クリムゾン【メインパート】 (服装から夏か暖かい時期) ↓ 2004/8-9 ⑦SH2=⑩刑事クリムゾン【エピローグ】 (同期有り) (鱈場蟹の部屋のカレンダーより年月判明。服装から夏か暖かい時期。ニュースでGreed影山登場のため⑤より後。米俵が刑事になっているので⑭より後) ニケ・マダイーニ日本へ。各地で爆破テロを引き起こす。 かつての弟子であった鱈場蟹了の活躍でニケ・マダイーニ逮捕。 ↓ 2004/10 (壱)雪山のできごと【メインパート】 (200X年と明示。ロジンスキーが黒服組織から追われているので①の後で⑬の前。日本アルプスが雪山になっているので無雪期を除く10~6月。装備がシューズだけなほど舐めてかかったならば、さすがに真冬ではないだろうから10月で) ↓ 2004/10 [肆]ヒーロー協会の人々 (二郎仮面がヒーローデビュー&協会加盟済。協会加盟は最近かつ何回かの会合を欠席しているようなので、加盟から数ヶ月といったところか。また刑事にもなった後。「本業の警察が忙しい」とのことなので、おそらくマダイーニのテロに乗じた治安の悪化で西武警察が対策組織等を立てたというニュースのある⑦の後あたり。影山ヒール化後なので⑤の後。元代表の抵抗振りを考えると、おそらくは協会からの除名処分をもって影山は正式に「元ヒーロー」になると思われ、坂崎新代表を襲撃したことで次回会合でこそ除名処分が下ると思われるので、元ヒーローとのニュースや台詞がある諸作品の前。これ以前の作品内ニュースでは「ヒーローを名乗る男」といった呼ばれ方。高周波ボイスによる被害らしきものが確認され始めているので⑰の少し前に) ↓ 2004/10 [弐]CSIモモタロウ【メインパート】 (200X年明示。Greed影山が「元ヒーロー」と呼ばれる台詞があるため[肆]の後。影山の有名具合から、⑤からはそれなりの時間が経ったものと考え半年ちょい開け) ↓ 2004/11 ⑱二郎仮面【~荒猪救出、レオン撃退】 (デビューからあまり日が開きすぎてもあれなのでこのあたり。高倉の髪が短いので⑩エピローグより後。以後の作品ではすべて短髪。影山を米俵が元ヒーローと呼んでいるので[肆]より後。服装から秋か春。ミッコウシャが逮捕されていないので⑯より前) ↓ 2004/11 ⑬Hasicov Lozynski【メインパート】 (雪の降る季節ということで初雪時期以降。⑫にロジンスキーの皮手袋登場のため⑫の前) ロシア、アルシャービンで独立紛争勃発。 ハシコフ・ロジンスキー、影山剣と最後の決闘。その後行方不明に ↓ 2004/11 [陸]手負いのケダモノ(ナレーションより秋。夕方は寒いようなので晩秋。串田が⑤で重症を負い、後遺症は残るも義足手術を完了しある程度癒えた後。黒服組織がいきなり全力で串田狩りに専念しはじめたことを考えると、おそらく⑬でもう一人の裏切り者であったロジンスキーが没した直後ではないかということでこの位置に) =[捌]人間との狭間で(同期あり。越前取調べの回想から[伍]より後) ↓ 2004/11 ⑫司令塔ジョージ2nd (被害者の会襲撃後、かつ「こないだ」のことのため⑩メインパートの少し後。全治3ヶ月とのことなので3ヵ月後くらいか) =⑬Hasicov Lozynski【エピローグ】(同期有り) ↓ 2004/12 ⑯ウクライナ領日本 (ニュースで犀多摩男の消息不明より4年。マツダが国際手配済かつ日本に渡っているため⑨エピローグより後。Greed影山が出てくるため⑤メインパートより後。ニケ逮捕、首相児童買春疑惑発覚後、国会議事堂修復中のため⑦からあまり日がなっていない。ロシア内紛が終息のため⑬より後。米俵スグルが巡査に就職済みのため⑭より後。麦踏会構成員1万超え再興から⑲の前) ↓ 2005/1 [壱]雪山のできごと【エピローグ】 (黒服Fの生還から3ヵ月後の職場復帰) ↓ 2005/12/25 ⑰沈黙の聖鐘【プロローグ】 (住宅街で大声で日本語のやりとりをしていても問題がないことから、上記ウクライナ領騒動終結より 最低でも1年以上は経過しているのではないかと推察) 高倉蜂、サンタクルス・ライバックと出会う ↓ 2005/12/27~2006/1ごろ? ⑰沈黙の聖鐘【メインパート】 (上記から数日後。街に正月飾りが見当たらないことから、おそらく正月を除く大晦日前~正月直後の期間と思われる) 二郎仮面が街のうわさ程度にはなっているが、ニュースによれば子供を助けた際には 防犯ブザー鳴らされている。 まだヒーローとしての知名度が足りず、有楽町の一件より前と推定し[漆]の前) ↓ 2006/1 [漆]有楽町、危機一髪! (ロテンショウが発狂済みの為⑯より後。二郎仮面有名になる) ↓ 2006/2 ⑱二郎仮面【わるいやつらとの対決~ED】 (高倉が二郎仮面のファンになるほど有名になっているため[漆]より後) (月→年で読むとちょうど26、「じろう」となる。最強形態である三田フォームの誕生・活躍にはもってこいの年月である) ↓ 2006/11~12ごろ ⑰沈黙の聖鐘【エピローグ・北アフリカ某国】 (メインパートより数カ月後。テロリストの会話上でYouTubeの単語が出ていることから、知名度や利用度が急上昇した Googleによる買収(2006年11月)以降のクリスマス辺りではないかと推察できる) ↓ 2008/12 ⑲㉑白雀蜂前編・後編=⑳BAYDER【エピローグ】(同期あり) (前後編それぞれの果たし状の日付が12月6日、20日) (服装から冬。海月が「こないだあった」と4年前にあたる⑦の議事堂テロ事件を挙げているが 高倉が民間人になって初めての再会(7年ぶり)を考えれば表現上問題はない) (ロテンショウと思われるニンジャ襲撃のニュース。また二郎仮面の報道も。その際「なぞのヒーロー」ではなく「二郎仮面」とはっきり表記されていることから[漆]以降) (ロベルトの「カープやサンフレッチェの最終成績と同じ~」発言から、サンフレッチェの優勝(2012)およびカープの優勝(2016)以前であることがわかる) (仙大舌塩のみ半袖だがベイダー族はもともと代謝が高い生命体。CO2排出量は人間と同等になっても 代謝量が高いままならば、冬でも半袖に違和感はない) 特別拘置所で暴動が発生。ニケ・マダイーニ脱獄 ニュース字幕より串田と黒服の抗争が3年経過してもなお続いていることが判明 高倉、仕事人としての復帰を決意。 カザフスタンで軍事衝突起きるも“魔神”の降臨で両陣営が壊滅。 この考察に対しての監督・外道Taxi本人は以下のようにコメントしている。 「こんな もびえに むきに なっちゃって どうすんの」 結論:作っている本人はあんまり考えてなかった
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Arrabbiata(踊) 曲名 アーティスト フォルダ 難易度 BPM NOTES/FREEZE その他 Arrabbiata Reven-G改 SN2 踊14 225 375 / 1 STREAM VOLTAGE AIR FREEZE CHAOS 76 56 90 2 10 楽譜面(12) / 踊譜面(14) / 激譜面(16) / 鬼譜面(-) 属性 左右振り、渡り、ひねり、同時踏み、局所難、変拍子 譜面 http //eba502.web.fc2.com/fumen/ddr/sn2/arrabbia_8t.html 譜面動画 https //www.youtube.com/watch?v=VxdC_B2VPmU (x1.5, NOTE, Clap) プレイ動画 https //www.youtube.com/watch?v=YlhORuGckdU (x?.?, NOTE) https //www.youtube.com/watch?v=upJCI9d6RCI (x?.?, NOTE) http //www.nicovideo.jp/watch/sm11758874 http //www.nicovideo.jp/watch/sm11758874 (x?.?, VIVID) 解説 激譜面での左右振りは踊譜面でも健在。ただし、こちらの左右振りは四分のリズムなのでしっかりと譜面を見極めれば問題ない。 -- 名無しさん (2009-10-19 20 33 50) 交互で踏もうとした場合は足が交差する箇所が非常に多いので捻りやボックスステップが苦手な場合は同じ傾向の楽譜面で要練習。 -- 名無しさん (2009-10-19 20 35 09) 同時踏みの連発は、同じパネルは同じ足で踏むようにすると(両足とも踏むパネルを替えるのではなく)、体力の消耗を抑えられる。 -- 名無しさん (2009-10-19 23 34 34) X3にて足14に昇格 -- 名無しさん (2014-01-29 18 55 41) ポップン10からの移植曲で、移植曲踊譜面ではエーテルと並んで最高難易度。8分こそ3連止まりだが、悉く左右に振られる上に激よりも同時が多い。8分3連同時が接続を狙う上でネックとなる -- 名無しさん (2015-01-02 21 12 24) 名前 コメント コメント(私的なことや感想はこちら) 最大の難所1 18~1 28はものすごくチュンリーです。 -- 名無しさん (2009-11-22 01 11 44) 個人的にポセッション(踊・Lv14)よりこっちがムズい -- 名無しさん (2011-02-23 19 42 29) どうみても詐欺としか思えん。 -- 名無しさん (2011-09-14 20 33 41) 1 15あたりの同時どうすりゃ繋がるの…orz -- 名無しさん (2012-01-25 05 08 33) 地味に配置が遠い。1 28の2Pへの移動でジェットボディできそう。 -- 名無しさん (2012-02-01 17 26 17) X3でLV14に昇格したがまだ詐欺との疑いも -- 名無しさん (2012-06-18 22 25 18) 実は同時の配置は激譜面より遠い箇所が多い。突然の遠い同時に焦って吹っ飛ばないように。 -- 名無しさん (2012-09-14 23 59 36) 激とは別の難しさがありSPのハデスのような個人差がある。踊は中心を軸としたジャンプ絡み発狂。これが安定したからと言っても激に挑戦できる技術は殆ど身に付かない。 -- 名無しさん (2013-06-14 14 00 38) アフロXスペとパラエボXスペに匹敵する足14の中でもストロングスタイル最強譜面。譜面も遠いし、同時が鬼畜です。っていうか元足8という超詐称難易度でした。 -- 名無しさん (2014-01-28 20 51 14) アフロXとどっこいなのは同意だけど、エボXは高BPM交互難左右振り回し縦連という、着物も真っ青の配置なので次元が違う…アラビ踊は8分3連止まりなのでリズムは取りやすく、同時をどの向きで取るかが焦点になってくくるので、踏み方が分かって慣れてくれば足14妥当の難易度 -- 名無しさん (2014-01-28 22 07 03) 四分オンリー+ジャンプ有で楽ハデスがマイルドになった譜面になります。ご賞味あれ。 -- 名無しさん (2014-05-14 18 19 40) 14強~15弱 -- 名無しさん (2014-05-16 14 01 51) 配置が酷い。個人的にはポゼ踊、パラレボ踊より苦手。ニューディケ踊よりちょっと踏める程度。 -- 名無しさん (2014-05-16 20 48 58) 正直15でもいいと思う -- 名無しさん (2014-07-13 14 22 02) 確かに14じゃありえんくらい難しいけど15達と一緒にもなれないと思う。でも最近の15弱勢のしょーもない譜面よりも強いしジャンプ発狂の練習にもなるから昇格してもいいかも -- 名無しさん (2014-07-13 20 07 30) 人にもよるが激より踊の方がムズく感じるらしい。 -- 名無しさん (2014-07-13 23 27 56) まぁスコア厨じゃないけど激とあんまり変わらないだよね。もしかしたら踊の方が低かったかも。最難所の中央絡みのジャンプ発狂は15はおろか16~18でも出されると相当鬱陶しい配置だしゲージ回復には充てられないしなぁ。 -- 名無しさん (2014-07-14 00 36 14) ただ接続は激のラストがな…スコアは正直どっこいどっこい -- 名無しさん (2014-07-14 02 28 59) 譜面傾向は異なるが踊リリンキッシュはギリクリアしたがこっちはいまだにクリアできん。 -- 名無しさん (2014-07-15 18 01 51) ↑同Lv帯なら中の下くらいだしアラビと似ている所は激に近いしな(序盤とか) -- 名無しさん (2014-07-15 23 50 55) 中の下は言い過ぎたかもしれない。 -- 名無しさん (2014-07-16 00 33 24) 振り回しはマシだが踏みづらい踊と振り回しが凄まじいけど素直な激。かなり個人差が出そう -- 名無しさん (2018-08-27 14 36 43) 最初はさっぱり見えなかったけど地力が上がったら同時が安定して繋がるようになった。個人差はあるが足16クラスが一通り出来ないとクリアはともかくまともなスコアは出ないかと思われる。 -- 名無しさん (2019-10-30 23 45 50) 振り回し同時が苦手すぎるのもあるが激の方が先にクリアできてしまい、漸くこちらが最近クリア。同レベル帯だとポゼ踊やパラレボ踊よりも強く、逆詐称レベルの足15よりも遥かに凶悪。ハデス(楽)や腐れ外道(踊)辺りが楽勝でこなせるレベルでやっと渡り合えると言った所でしょうか。拘りが無ければ後回し推奨。 -- 名無しさん (2019-12-09 06 44 51) 例の振り回し地帯が繋げられれるなら14挑戦クラスでも勝機はある...と思われる -- 名無しさん (2020-02-19 14 46 28) 選曲する度にBPM225ってやっぱり速いよなぁと思う譜面。足14最強候補のひとつだと思う -- 名無しさん (2021-02-09 00 05 12) これはテクニカル譜面として15でいいと思う…。ゲージ回復に使える8分滝がないし、ひたすらジャンプで矢印を追いかける根性特化譜面 -- 名無しさん (2021-07-20 13 03 43) 激より認識難で、明らかに違う能力が求められる譜面 -- 名無しさん (2022-05-02 16 43 11) ノンバーでまともに踏もうとするなら体幹は当然として、腰の柔らかさと胸から上を使った体重移動のテクニックが必要 -- 名無しさん (2023-08-06 20 36 34) 名前 コメント
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瓦礫の山の前に立つ宏也 剣を折られ、体中切り刻まれた状態で落下していったハンニバル 恐らくは、あの瓦礫の山の下敷きになっているだろう ………だが、死んでいるはずがない まだ、生きているだろう あの男は、不死身の男 不死身の狂人 …あの程度で、死ぬはずもない ざわり、髪を伸ばしながら、宏也は油断なく瓦礫の山を睨みつける 既に、再生も終わっているはずだ ならば、あちらも、こちらの隙をうかがっているはず…… 直後、瓦礫の山の一部が、吹き飛んだ そこから、再生した剣を手にしたハンニバルが飛び出してくる 心臓に刺さっていた辰也のナイフも、いつのまにか抜けていて…あれだけ宏也が切り裂いてやった体も、完全に再生していた 「---ったく、化け物が!」 迫る剣閃を、伸ばした髪で受け止めていく 切り刻まれた髪があたりに飛び散り、二人の視界を塞いだ ……いや 視界が塞がれたとしても…ハンニバルに対して、それは意味がない 「っ!?」 「…外したか」 宏也の腕を、ハンニバルの剣がかする いつのまにか外されていた、ハンニバルの眼帯 「最強の目」が姿を現し、宏也を睨みつける 奪う為に他者に与え、そして実際に奪った、ありとあらゆる「目」に関する有利な都市伝説を混ぜ合わせた、最強の目 視界を塞がれようと、意味をなさない それは、獲物を絶対に捕らえ、逃がさないのだ 「はて、お前は接近戦闘はさほど得意ではなかったはずだが」 「なぁに、地獄を見せられたんでね」 笑って見せながらそういって、ハンニバルに殺意を向ける その殺意は、現実となって、ハンニバルに襲い掛かる 伸びた髪の全てがハンニバルを捕らえ、引き裂かんと荒れ狂う しかし、ハンニバルは暴風のように襲い掛かってくるそれらを、全て切り落とした かすかに右半身を掠ったものの、たいしたダメージにならず、即座に再生される 二人の攻撃の余波が、辺りの瓦礫を破壊し、轟音を立てていく 瓦礫だけではない 壁に、床に、天井に 無数の切れ跡が刻まれていく それほどまでの、攻撃のぶつかり合い 殺意のぶつかり合い そして、一方からは、激しい憎悪もまた、ぶつけられる 「…ったく、余計な事口走りやがって」 「ふむ?……私はただ、事実を伝えただけだがね?」 それが、余計だと言うのだ 舌打ちしながら、一瞬でも動きを止めようと、脚を狙って、攻撃する しかし、左足を狙ってのその攻撃は、即座に撃ち落され、不発に終わる 変わりに、宏也の攻撃をかいくぐりながら接近してきたハンニバルの剣が…宏也の肺を、貫く 「っぐ!?」 「事実を伝え、認識させる事は、悪い事ではあるまい?」 肺を貫いた剣が引き抜かれる それは、続けてもう一つの肺も貫いた 大量に出血する宏也から、ハンニバルは距離をとる 「あれは、私の息子だ。息子に、父親が事実を伝えるのが悪だとでも?」 「----っ、の」 ……ばちばちと 赤い、どこか禍々しさを感じさせる光が、宏也の傷口に発生する 体内に埋め込まれた賢者の石が、致命的な傷を再生させていっているのだ 「……お前を、辰也の父親とは認めねぇ!!!」 殺意が乗った髪が、ハンニバルを襲う 想定外のスピードだったのか、完全に避ける事を諦め、右半身を犠牲にするハンニバル 右半身が、原形も残さないほどにズタズタに切り裂かれ……しかし、やはり即座に再生する ほぅ、とハンニバルがどこか感心したような声をあげた 「…なるほど、賢者の石か。はて、どこで手に入れたのか…」 どこか楽しげに、宏也を見つめるハンニバル …その身を解体して、賢者の石を手に入れようか、とも考えているかもしれない 不完全なものとは言え…賢者の石は、貴重な存在なのだから 「……父親とは認めない、か?……だが、あれは私の血を分けた存在だ。誰が否定しようが、あれが私の息子である事に代わりはない。お前とて、その事実を知っていたからこそ……気づいていたからこそ、あれを私から遠ざけたのだろう?」 「煩ぇよ、この腐れ外道が…………確かに、血の繋がりはあるだろうよ、だが」 ざわりと 殺意が膨れ上がる 四方八方から襲い掛かる攻撃を、ハンニバルは全て撃ち落していく それでも、宏也は攻撃の手を緩めない 時折、かすかに掠るその攻撃は、徐々に深くなっていく 「てめぇに、辰也の父親を名乗る資格なんざ、存在しねぇよ!!」 そして 宏也の攻撃が……とうとう、完全に、ハンニバルを、捕らえた 「ぐ、ぬぅ!?」 さぁ、全てズタズタに引き裂いてやる 宏也の殺意が、ハンニバルを押しつぶそうとする ……その時 ハンニバルが、鞘を あの古めかしい、しかし、豪華な装飾のなされたそれを……宏也の髪から、引き剥がしたのが、見えた 「………?」 疑問に思いながらも、しかし、躊躇無く、ハンニバルの全身を切り裂いた宏也 このチャンスを、逃すものか 不死身の狂人? だが、真なる不死身など、そうそう存在する訳でもない それこそ、神に呪われて不死になったのだという彷徨えるユダヤ人や彷徨えるオランダ人ならともかく…それらもまた、神が降臨した時には許され、不死ではなくなるのだ…、いかに都市伝説の力を得たとはいえ、完全なる不死など存在しないのだ ならば 死ぬまで、殺すまで 反撃の機会など与えない その心壊れ尽くすまで、殺し続けてやる 再生し続けるその体を、切り裂き続ける 攻撃の手を緩めようとしない宏也 …だが 「っ!?」 すぱぁん、と 右肩に、大きな裂傷が出来た 赤い光と共に再生していく傷 すぱぁん、すぱぁん…と 似たような傷が、宏也の体に生まれ始めた 「な……っ」 「やれやれ、私は遠距離戦闘は苦手なのだがね?」 切り裂かれながらも、剣を降るハンニバル …その一振り一振りが、衝撃波を生み出し、宏也の体を切り刻む このまま攻撃をくらい続ければ…賢者の石の力を、使い尽くしてしまう ハンニバルの動きを封じたその状態は、しかし、宏也にとっても、行動を制限するものになってしまったのだ 宏也は舌打ちし、ハンニバルを解放すると、さらに距離をとる ……再生の、速度が 徐々に、遅くなっていっている ………このままでは…………まずいかもしれない 「…父親を名乗る資格、か………では、お前はあれから、私という父親を奪うつもりかね?」 それに、対し ハンニバルの再生速度は…まったく、弱まっていない ほんの数秒程で、その体は無傷な状態へと戻ってしまう 駄目だ あの再生を封じる手段を見つけなければ …勝ち目など、存在しない 「…っは…………てめぇが何を言おうが、てめぇに父親なんざ名乗らせねぇよ……何だったら、俺があいつの父親になってやらぁ」 劣勢の状態を隠すように、どこか軽い調子で、そういって 出血によって、頭に血が上った状態も、少し改善されて …宏也は、ハンニバルを飲み込んだ都市伝説を見極めることに、集中し始めた 決闘は、まだ始まったばかり されど、戦況は明白なりて………--------------- to be … ? 前ページ次ページ連載 - 狂科学者と復讐者
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~東都大付属病院~ 「高良先生、午前中の診察はこれで終わりですが・・・・」 「わかりました、では食事にでも・・・・きゃあっ!!」 突然ぶつかってきたのは幼稚園児くらいの男の子を連れた女性、歳は30代くらいだろうか?随分と幼く見えるが・・ 「あ、せ、先生!!すみません!!子供が急に熱を出したものですから・・・」 「ま、まぁ、落ち着いて!!早速診察の準備をしますから!」 診察の結果どうやらただの風邪のようだ、もちろん大したことはない 「いやぁ、先生!本当にありがとうございます、急だったもので・・」 「いえいえ、榎本さんこそ、子供が病気というので慌てるという気持ちはわかりますよ、でも病院に来る途中で事故に遭われては元も子もありませんから」 「ええ、気をつけます、あれ?」 「どうかされたんですか?榎本さん?」 高良の胸に付けられている名札に思わず目を奪われる若妻、そこには東都大付属病院第一内科 准教授 高良みゆき・・・ 「ゆ、ゆきちゃん?」 高校を卒業してもう20年、みゆきは今年で37歳になる、どうりで歳をとるわけだ、 そのせいか顔に出来たしわを気にしながら紅茶を口に運ぶ・・ 「へえ、つかささんは、3人の子持ちなんですか?随分と頑張りましたねぇ♪」 「そ、そんなことないよ、ゆきちゃん・・・」 聞けば柊家では上の2人の姉は東京に行ってしまったために、かがみが婿養子をとって神社を守っているそうだ。 しかもその相手は白石みのる、弁護士試験に落ち、途方にくれていた時に再会し、付き合い始めた・・・ 彼らは両親と子供に囲まれ幸せに暮らしているらしい・・・ 「皆さん、幸せそうでなによりです」 「そ、そんなことないよ、ゆきちゃんがこんなに偉いお医者さんになってるなんて、凄いよホント!!」 「ありがとうございます、つかささん、ところで、泉さんは?」 もう一人、そう、いつもマニアックな話ばかりしてみんなを困惑させていた背の小さなロングヘアの少女 話にはついていけなかったが、彼女は4人の中でも一番明るく面白い少女だった、それをみゆきが気にならないはずがない だが・・・ 「こなちゃん?」 一瞬つかさの顔が曇る、一体どうしたというのか?姉や白石のことを語るときはあんなに楽しそうだったのに・・ そしてつかさは息を吸うとぼそりと呟いた、みゆきにとって聞きたくない一言を・・・ 「こなちゃんは・・・死んだよ・・・」 「ゆきちゃん、知らなかったんだね?」 「えぇ、声優になるための専門学校に入学して・・・平野綾っていいましたっけ?あの人みたいになりたいって言っていたのに・・」 こなたは当時憧れていた平野綾のような声優になるために、受かっていた短大を蹴って専門学校に入学した、そこまでは覚えている だが、その後は医師免許を取るのに忙しく、大学院にまで進み、同窓会に参加する余裕も無く・・・ 息抜きに見ていた深夜アニメ、こなたの名前を探すのに苦労した日々、しかし探せど探せどこなたの名前はクレジットには無い てっきり芸名で活躍してると思ったのだが・・ 「私・・・知りませんでしたよ、お恥ずかしながら・・・」 「もう10年にもなるよ、あれだけやっと主役をもらえたって喜んでいたのに・・・」 「電車に轢かれちゃうなんて、風に飛ばされた台本を拾おうとしてホームから落ちちゃうなんて、バカだよ!こなちゃん!!」 バカバカとこなたを罵るつかさ、 だがその目には大量の涙を浮かべ膝の上で握り締められた拳にピトンピトンと落ちる雫からつかさの気持ちは痛いほどわかる 「つかささん・・・・・」 「そりゃね、通行人とか通りすがりの女子高生とかそんな役からいきなり主役だから、こなちゃんはどんなに嬉しかったと思うよ、だから徹夜で台本を読んでたんだね」 「泉さん、頑張ってたんですね、自分が心から情熱を注げる物、それがアニメ・・・私たちがオタク向けと言って相手にしなかったものでも泉さんにとっては宝物」 なぜか寂しかった、こなたが死んだからではない、なぜか自分は涙が出ないのだ、かつての親友が死んだのに・・・ なぜ自分は悲しくないのだろうか?どれだけ立派な言葉を並べても涙が出ない、つかさはあふれるほどの涙をおしぼりで拭いているというのに 「こなちゃん、栗山智佳っていう芸名を使ってたんだ・・そう、ゆきちゃんのフルネーム高良みゆきをアルファべットに直して並び替えたんだよ」 「わ、私の名前を・・・」 ピルルピルル♪ 「ごめんなさい、あら?宮河さん?ええ、あ、論文?すみません、すぐに仕上げますから、明日までに、はい!」 「ゆきちゃん?仕事?」 「ええ、すみませんが今日はここまで・・・」 そしてみゆきはコートを大急ぎで引っ掛けると伝票を手にすると大急ぎで支払いを済ませた・・・ 「じゃあね、ゆきちゃん・・・」 「あ、そうだ・・・最後に聞きたいことがあるんですが・・・」 「これですね、泉さんの最期の出演作品・・・・」 みゆきが手にしていたのはパッケージに大きく勇者とヒロインが描かれているDVD、 そのキャストには平野綾、杉田智和、白石稔と今ではベテランとなった当時の人気若手声優が名を連ねていた だが今のみゆきにとってはどうでもいいこと・・ 「さて、どこに出ているか・・・」 注意深く見てないと過ぎ去ってしまう、それほどこなたの役は小さいのだ、何しろパッケージにも書かれていない端役 『姫を放せ!!さもなくば殺す!!』 『いいだろう!!かかって来い!この腐れ外道が!!」 「まだですか・・・・」 相変わらず続く戦闘シーン、しかしみゆきにとってどうでもいいシーンのせいか随分と眠たくなる・・・と、そこへ 『お帰りなさいませぇ♪ご主人様(=ω=、)』 「い、泉さん!!」 それは一瞬だった、主人公達が事件の解決後によったメイド喫茶での一言、そのメイドはまさに20年前のこなたにそっくりなのだ 昔こなたのバイト先にコスプレ喫茶に行った時に聞いた台詞そのもの・・・ そしてエンディングが始まり、出演者の名前が一通り流れたその時!! 「栗山・・・智佳・・・泉さんの芸名・・・」 それも一瞬で消え、すぐにスタッフの名前に切り替わる・・・ 「も、もう一度・・・」 『お帰りなさいませぇ♪ご主人様(=ω=、)』 『お帰りなさいませぇ♪ご主人様(=ω=、)』 『お帰りなさいませぇ♪ご主人様(=ω=、)』 『お帰りなさいませぇ♪ご主人様(=ω=、)』 何度巻き戻しただろう、もう午前0時を回っている、それなのにみゆきは巻き戻しを止めようとしない まるでこなたが生き返ったみたいだから、少しでも長くこなたの思い出に触れていたい、そして芸名に自分の名をアレンジしたこなたの気持ちを知りたい だが非情にもこなたの思い出に浸っている時間は無い、明日はみゆきの論文の締め切り、もうそろそろ現実に戻らねば 20年前は親友として過ごした泉こなた、だが結局彼女はみゆきの人生にとってはエキストラに過ぎなかったのだ、このアニメのように・・・ そう感じたことが一番寂しかった・・・・・ 完