約 6,374 件
https://w.atwiki.jp/animalrowa/pages/280.html
蛙人乱れし修羅となりて ◆k3fZfnoU9U 放送で禁止エリアを聞いた後、ケットシーは校内を適当にうろついていた。 死者の名前は風雲再起と楽俊が呼ばれたこと以外軽く聞き流している。 放送直前にもの凄い稲光と轟音がしたことすら彼にはどうでもいいことだった。 自分が生き残れば誰が死のうと関係ないと考えていたのだから…。 「ラクシュンの言っていた男ってコイツのことかな?結局グッド根性君ってわけじゃなかったのかよー、だらしなさすぎるぜー」 給食室にて男の死体を目の前にしてケットシーはほんの少しだけがっかりした。 楽俊が言っていた死にかけそうな男に関してもあわよくばと狙っていたのだ。 しかし彼には弱肉強食の理がある。 それに放送前、大量のマグネタイトを吸収できたことにより余裕がある。 死体を蹴りでこづいた後ケットシーは給食室を後にする。 大量の食糧や治療用の道具には目もくれずに… 「ヒーホー、みんな人生エンジョイしてるー?って無視かーい。誰の声も聞けないなんてオイラ寂し過ぎるぜー」 適当に散策してたどり着いた放送室にてケットシーは適当に機械盤をいじったりマイクに向かって意味もなく喋ったりと子供っぽくマイペースに行動を起こす。 ただ、彼は放送のスイッチをONにした状態でマイクに向かってしゃべっていることに 気づいてない。 放送室というものは役割の都合上一方通行でしか言葉を送れない。 それゆえ本人にそのつもりがなくても現在位置を教えているのと同じことである。 「反応なくてツマンネーし、そろそろココも飽きてきたぜー。さっさと別のとこいこーっと」 そんなことを叫びながら放送室を出て下り階段に向かおうとする彼の耳に『ドドドドド』という足音が入る。 先程の校内放送を聞き向かってきた人物なのだが、ケットシーはそれを知る由などないだろう。 ケットシーは足を止めて音のする方を見る。 足音の主は建物内なのに砂埃を撒き上がらせながら確実にこちらに近づいてきていた。 「こーんな時に正義の味方、さんじょーいって生意気な奴が現れるのっていわゆるお約束な展開?ってことは、オイラ悪役?」 余裕を見せながら独り言を呟くケットシーだったが、砂埃は彼の方にホーミングしてくる。 そして砂埃の主、ケロロに首を掴まれそのまま絞められる形となる。 「てめえも我輩のジムを狙う不届き者かぁー!」 「ジ、ジム?そ、そんな知り合い…オイラには…存在しないぜ」 「てめぇ、我輩にそんな嘘つくんじゃねえええぇぇ」 「ホントに…オイラ、ジムなんて…初耳……!!」 さすがのケットシーも首を絞められているせいか、いつもの他人をからかうような口調で無くなっていた。 ケットシーは絞り出すような声で知らないと訴える。 しかし、ケロロは聞く耳を持たずに理不尽に怒鳴りつけた挙句さらにケットシーの首を絞める手に力を入れる。 それと同時にケットシーは今自分の首を絞めている目の前の奴のオーラに気づく。 それは彼の世界で言う魔王や魔神、邪神に近いものであった。 「問答無用、ジムの敵は我輩の敵であることを思い知るであります。うおおおおおおお、ろっしょおおおおおい!!」 気合いの雄叫びと共にケロロはケットシーの首を持ち上げ、窓ガラスの方へと全力投球を放つ。 ケットシーは首を持ち上げられ抵抗できないまま窓をぶち破り外に放り出される。 舞い散る硝子と共にケットシーの身体は自由落下をしていく。 先刻、彼が手をかけた女の人生を辿るかのごとく… そして残されたケロロは… 「我輩のジムを狙っておいてこれで済むと思うなよ。その首をへし折ってやるであります」 窓から声高らかに宣言しケットシーの元へと向かって行った。 ……階段で確実に。 修羅化したとはいえ甘さが残っているのは、ケロロ小隊故か。 ◇ 「ゲホゲホッ、まーたまたアンラッキーな出会いをしてしまったぜ。もしかして今日の出会い運サイアクー?」 そう呟きながらケットシーは起きあがろうとするが、全身に痛みが走る。 「オイラただマグネタイトが欲しくて甘い奴をKILLしてきただけなのに、こーんな目に遭うなんて世の中嫌なこと多すぎるぜー」 ケットシーは強い雨に打たれながら大の字に倒れ愚痴をこぼす。 彼が手をかけた兎に比べると骨折していない分だけましではあるが、彼自身は知らぬ存ぜぬという感じであった。 「ん?ヤッベー、まさかアイツがここに来る?しつこすぎてアイツ嫌われ者確定―、だけどオイラはこのグッドアイテムでさっさとエスケープできんだぜー」 雨音によりほとんどはかき消されているもののほんの僅かにドドドドドという音が再び彼の耳に届く。 ケットシーは全身の痛みに耐えながらキメラの翼を取り出す。 と同時に緑の鬼神が姿を見せる。 「今更そんな羽なんて飾りなんだよおおおぉぉ!」 ケロロはケットシーを見るや否や止めを刺さんとするが如く、叫びながら恐ろしい早さで突進を繰り出してきた。 その勢いはどこからか『何とかトリニティアターック』とか聞こえてきそうなものである。 突進の勢いによる渾身の右ストレートがケットシーを襲おうとする刹那… 「できるだけ……ここから遠くにエスケープだぜー!」 その言葉と共にケットシーの身体は空高く舞い上がる。 その一方ケロロの拳は虚しくも空を切る。 「ヒャッハー、アイキャンフラーイ!」 そのままケットシーは『遠く逃げれるところ』へとワープする。 一方再び取り残された蛙修羅ケロロは… 「ちっくしょおおお、しかし我輩のジムを狙うものを生かしたままにしておけるものかあああ!」 ジムを狙う刺客を追い学校を発つ。 刺客であるケットシーが飛んで行った方角へと… 【C-4/校庭/1日目/日中】 【ケロロ軍曹@ケロロ軍曹】 【状態】ガンプラ破壊によるマジギレモード 【装備】なし 【道具】なし 【思考】 0:こんな世界、焦土にしてやらぁ……!! 1:ジムを狙うものは皆殺しじゃあ!! ※キレて暴れている所為で、いろいろなことを失念しています。 ※ピカチュウ、キラーパンサー、オカリナをゲームに乗ったと誤解しています(名前は知らない) ※ピカチュウ、キラーパンサーの言葉は通じないようです。他は不明。 ※キュウビに宇宙人の協力者がいるか、キュウビ自身が宇宙人であると考えています。 ※会場の施設は、全て人間が以前使用していた物と考えています。 ※ぼのぼのと情報交換をしました。 ※給食室に、加藤清澄@バキの死体があります。 ※給食室の加藤清澄を重要人物と考えています。 ※第2放送は耳に入っていません。 【ケットシー@真女神転生if...】 【状態】:疲労(中) 、帽子なし 、全身にガラス片が刺さっている 【装備】:まぼろしのてぶくろ@MOTHER3 、デザートイーグル@真女神転生if...(コロナショット@真女神転生if...(12発)) 【所持品】:支給品一式、和道一文字@ワンピース、雷の石@ポケットモンスター、拡声器、折れたシャムシール@真女神転生if...、 巨大キノコ@スーパーマリオシリーズ、グリードアイランドカード(追跡)@HUNTER×HUNTER 、 ケットシーの帽子@真女神転生if...、フィジカルミラー@ペルソナ3、カマンベールチーズ@現実 ヒョウヘンダケ×3@ぼのぼの、キメラのつばさ*1@DQ5、伝説の剣のルビー@ハーメルンのバイオリン弾き エルルゥの毒薬@うたわれるもの(テクヌプイの香煙×5、ネコンの香煙×5、紅皇バチの蜜蝋×5、ケスパゥの香煙×5) 【思考】 基本:生き残る。ゲームに乗るかキュウビに逆らうかは他の参加者をよく確かめてからにする 1:ワープした先で休憩する。 2:余裕があれば首輪の解除をする。 【備考】 ※雷の石をマハジオストーン@真女神転生if...と勘違いしています ※まぼろしのてぶくろを防具と勘違いしています。拡声器を攻撃アイテムと勘違いしています。 ※魔法の制限の可能性に気づきました ※グリードアイランドカードの使用法を聞きました ※オカリナ、ヒグマの大将、グレッグル、ミュウツーの情報を聞きました ※帽子をかぶった猫のことを自分のこととは思っていません。 ※カマンベールチーズは楽俊に支給された食料です。 ※第2放送は禁止エリアの場所以外適当に聞き流しています。 ※キメラの翼の移動先はケットシーが行った中で一番最後に立ち寄っているホテルのようです。 時系列順で読む Back 雨の降る昼、いったいどうする Next 俺の背丈追い越して、いつかはお前もいっちょ前 投下順で読む Back とても優しい瞳をしてたあなたが歌う―― Next 俺の背丈追い越して、いつかはお前もいっちょ前 091 でもそれは大きなミステイク ケロロ軍曹 ひとつ火の粉の雨の中 091 でもそれは大きなミステイク ケットシー
https://w.atwiki.jp/karirakenpedia/pages/125.html
河田友二郞はライトノベル作法研究所の感想人、掲示板・チャット利用者。 過去二回、夏祭り企画08とバレンタイン企画09にて全投稿作品への感想制覇を成し遂げた。 解説 かつては感想人として、ほぼ暴言でしかない感想を立て続けに書いたことで顰蹙を買い、ヲチャーにも痛い厨房として認識される。 しかしこの手の人物としては珍しく、他の利用者からの注意が入ったことを機に比較的まともな利用者へと生まれ変わった。 感想人としては未だに辛口精神が残っているのか、高得点が続々入っている状況でも周囲に流されない。ただしそれが、確固たる自己の現れであるのか、嫉妬等の感情に基づくものであるのかは、余人に判断できることではないだろう。 ただし、そもそもの指摘内容のレベルはあまり高くない。 例:2009年04月22日 流離の転校生作・「星輝士 純輝」に対しての感想にこんな事を書いている。 (抜粋) 》逢魔が刻(とき)。 ▲逢魔って何? こういう曖昧な情報から始めるのはアウトです。 賢明なる読者諸氏は「逢魔時」あるいは「大禍時」が言葉として存在していることをご存知だろう。 そのことを知った上で「判り難いかも知れないからもう少し描写を伴うべき」とか「世界観にマッチしていない」などを指摘をするならばともかく…… まるで「この作品独自の設定ですか? きちんと説明してください」と言いたげな指摘である。 無知そのものの良し悪しは置いておくとしても、感想・批評を行う姿勢として、何の調査もせず思い込みで恥を晒すのはいかがなものか。 (星輝士 純輝・本文より抜粋) 》少女の身長は百七十を軽く越えている。かなりの長身だ。ただ背丈が高いだけでなく、しっかりとした骨格と鍛えられた筋肉の豊かな肉付きが感じられた。スラリとした美脚が大地に伸びている。驚くほど長く、太く、脹脛や足首の引き締まりきった美脚である。 》両腕を脇に垂らし、挑発的に実った双乳と秘部を隠そうともしない。長い黒髪が僅かに肌を覆うのみ。 》炎の光を反射する双眸に、羞恥心は皆無だ。 》静かな呼吸を繰り返すたびに、乳房がゆっくりと上下する。それによって肌の表面の黒くて細い線が微妙にうねる。蛇が身をくねらせているようだ。 この文章は稚拙ではありながらも、ことさら女体描写に力を入れる作家(例を挙げるなら菊地秀行)の影響を受けているのが明らかである。(転校生本人も過去、菊地作品が好きだと公言している) それを知らないためなのか、河田はこう記している。 ▲全部無駄。しかも情報の出し方が下手で曖昧。切る。 ▲こういう文章書いて恥ずかしくないのかなぁ……ホント、滑ってますよ。無駄。切る。 ▲恥ずかしいから切る。視点保有者は変態ですか? ▲やっぱり変態ですね。無駄。切る。 確かにくだんの文章は「ライトノベル的にどうか」と議論はあると思うが、プロ作家の手法も河田にかかってはかたなし、である。 なかなか理解できない感想かもしれませんが、わからないところや質問があったらしてください。知ったかや理解したふりは勘弁……。ちなみに、これ以上は読む気になれませんでした。技術を疎かにしてぽんぽん書いてダメですよ。 これは同感想において河田友二郞が綴った言葉である。 「知ったかや理解したふりは勘弁……」 「技術を疎かにしてぽんぽん書いてダメ」 これらを河田友二郞本人の自戒として書いているのであればよいのだが……。 関連 河田式ラノベ理論
https://w.atwiki.jp/cvssyourimessage/pages/695.html
まつ《出典作:戦国BASARAシリーズ》 VS. 対アーデルハイド・バーンシュタイン【KOFシリーズ:SNK】 「身内が好きなれば身を挺して守る!これが真の愛と言う者でござりまする!」※投稿・テンチョ 対エル・フォルテ【ストⅣシリーズ:CAPCOM】 「そのような調理では食材が泣きますれば!ここはひとつ手ほどきして差し上げまする!」※投稿・テンチョ 対ガロン【ヴァンパイアシリーズ:CAPCOM】 「犬を手懐けるのはお手の物でござりますれば!」※投稿・テンチョ 対キム・カッファン【餓狼伝説シリーズ:SNK】 「正義とは、押し売りするものではござりませぬ!心に決めた一つを守り抜くものと存じ上げますれば!」※投稿・テンチョ 対クリス【KOFシリーズ:SNK】 「料理が好きなのでござりますか?参考の為此度はぜひまつめに料理の腕前、見せてもらいまする!」※投稿・テンチョ 対斎祀【KOFⅩⅢシリーズ:SNK】 「犬千代様も最低限は服を着ておりまするのにあなたときたら・・・・今一度、服を着て出直してきますれば!」※投稿・テンチョ 対ザベル・ザロック【ヴァンパイアシリーズ:CAPCOM】 「まぁ大変!お顔の色が悪くござりまする!それにえらくやせ細って・・・・大至急料理を作りますれば!」※投稿・テンチョ 対ダン・ヒビキ【ストシリーズ:CAPCOM】 「貧しさゆえに何も食べられず、本来の力が出されませんでしたか・・・・ここは、まつめが腕を振るいまするので食べ終わったら再戦を!」※投稿・テンチョ 対徳川慶寅【サムスピシリーズ:SNK】 「あなた、どこか慶次に似ておりますれば・・・・」※投稿・テンチョ 対ヌール【ウォーザード:CAPCOM】 「今日の献立は、イカ料理でござりまする!」※投稿・テンチョ 対覇王丸【サムスピシリーズ:SNK】 「厨房の敵、油虫を嫌いなのはまつめも同じでござりまするが・・・・食べられないから嫌いと言うのはどういうことでござりますれば!?」※投稿・テンチョ 対バルログ【ストシリーズ:CAPCOM】 「美しきを好きながら美しきを引き裂くその爪!まつめがお仕置きして差し上げまする!」※投稿・テンチョ 対マイク・バイソン【ストシリーズ:CAPCOM】 「暴れ牛ような貴方も、松にかかれば飼われた牛同然でござりまする!」※投稿・テンチョ 対無界【KOF2003:SNK】 「さぞかしよく食べたのでしょうね・・・・ここまでの背丈の方、初めてでござりまする!」※投稿・テンチョ 対矢吹真吾【KOFシリーズ:SNK】 「買い出しに行かずとも、まつめが料理の腕を振るいますれば!」※投稿・テンチョ 対ラバーソール【JOJOシリーズ:CAPCOM】 「カブト虫など食べてはなりませぬ!お腹を下しますれば!」※投稿・テンチョ &. &鮎原夏【ジャスティス学園シリーズ:CAPCOM】 「この料理を食べて、もっと大きくなりますれば!」 『悪いけど、これ以上大きくなりたくないんだけどねぇ。』※投稿・テンチョ &軽井沢もも【燃えろ!ジャスティス学園:CAPCOM】 「あなたはたくさん食べるのでござりまする!」 『ももちゃん、小食なのですぅ。』※投稿・テンチョ &桃子【KOFⅩⅠ:SNK】 「犬を踏んだら中身が出たから臓物鍋を作る!?そんな恐ろしい事まつめが許しませぬ!?」 『犬をゾウとかクマに変えると動物王ぶりがきょーちょーされるよ!』※投稿・テンチョ &妖怪腐れ外道【サムスピシリーズ:SNK】 「人間を食べるなどなりませぬ!まつめが人よりおいしいものを食べさせてあげますれば!」 『ぞんなもんより、おめぇぐいでぇ…』※投稿・テンチョ
https://w.atwiki.jp/toho_yandere/pages/104.html
「別れよう―。」 季節は春と冬の境界が曖昧になる三月。 その十三の日に、俺は話を切り出した。 「…え」 傍らで食器を洗っていたレティがカシャン、と皿を落とした。 何が何だか分からない、と言った様な顔を一瞬したが 直ぐに笑顔になると 「ふふふ、いやだわ…突然何の冗談? あーぁ…貴方のお皿が割れちゃったわ。罰が当たったみたいね」 やはりいきなり本気にする筈もないか。 …仕方なく、もう少しきつい言い方をしてやる。 「レティ。…冗談じゃない。もう、俺達は一緒に居るべきじゃない」 「……。嘘…」 笑顔が崩れ、ひきつった表情になると水道の水も止めないまま 俺の目の前に座り込んだ。 「ねぇ…何で!?何が不満なの・・・! 私達、昨日まで普通に過ごしていたじゃない。 どうして…いきなりそうなるのよっ…」 「…ごめん。やっぱり、無理だったんだよ。 人間と妖怪が付き合う事は…。 君と過ごしてきて、分かった。 君より早く死ぬ事に耐えられそうにもないんだ、俺は」 「いやっ・・!そんなの、私だって嫌よ・・ だけど・・だけど・・何で今なの!?ねぇ、答えて!!」 「何で今か…?分かるだろ、明日が何の日か。それでな―」 ポケットに入っていた指輪を取り出すと、レティにしっかりと見せ付ける。 「こいつをある人間の女性に送り返そうと思っててね。 …知らなかっただろ?バレンタインの日、お前以外にも 本命チョコをくれる人が居たんだよ」 「・・え?・・ぇ?…何、それ…どういうこと…?」 「お前と違って彼女なら、俺と同じ様に老いて、死んでいけるしな。 だからさ…絵本に描いた様な、人間と妖怪が結ばれるなんて絵空事は… もう、終わりにしよう―」 「ぁ・・?ぅ・・?あ?!」 言い終えると、俺は立ち上がり彼女を置いて外に出た。 真っ赤になって涙をぼろぼろと流し続ける、彼女の顔を横目にして。 「…げほっ」 部屋に戻って来る頃には、もう彼女の姿はなかった。 鍵も開けっ放したままで、部屋もかなり荒れていた。 後は明日を待つだけでいい…。例えどんな結果になろうとも・・・。 冷やりとした、感覚を最後に。俺の意識は暗転した。 ねぇ…○○。 何処かの山の奥深く、自分の背丈よりも若干大きな氷を前に レティは指輪を通して見せた。 いいよね?これを私が貰っても。私だって、○○に本命チョコ上げたんだから。 ねぇ、○○。似合うかな? 似合わなくても良いの、私には貴方以外いらないもの。 貴方と一緒に居られれば、それだけでいいの。 だからね… 「お願いだから、私とずっと一緒に居て…」 指輪は始めから彼女の物― 氷漬けとなった○○は病魔に蝕まれていた。 医者から余命幾許もない事を宣告され、絶望する。 もう彼女の傍にいられない事に。 だから○○は、彼女の心を利用した。 レティの心を傷付けてまで。 それでも、他の誰かを見て欲しくなかった。 彼女に忘れて欲しくなかった。 ずぅっと一緒に居たかった。ただ、それだけのこと。 …この結末にならなかったとしても 自分が死ぬという苦しみを、彼女から取り除く事だけは 出来るかも知れなかったから。 氷を横に寝かせると、寄り添うようにレティも横になり、目を閉じる。。 「おやすみなさい…○○」 静寂が訪れ、時が止まった。 永遠に続くホワイトデー。 春はもう、やって来ないのかもしれない。
https://w.atwiki.jp/kyozo/pages/32.html
ワールドマップ -World Map- トカゲマップ・果実マップ・果樹マップ・巨像の場所・巨像の位置・詳細マップ・詳細地図・ワンダと巨像 攻略 画像中のトカゲの上にカーソルを置くと詳細説明が現れます。 (IEで確認。FOXの人はIETabをどうぞ。MSUpdateもできるオススメ拡張です。) 長文は読みにくいのでそこをクリックして飛んでから読んでください。 飛んだ先の説明からマップに戻るときはブラウザの戻る(ALT+←)か番号の横の△をクリックしてください。 巨像マークをクリックすると詳細ページに飛びます。 間違い、もっとこう説明した方がわかりやすい、などはコメントへ。直すのは簡単なのでご遠慮なく。 このマップの説明など lilbox ※「画像」に対する直リンはおやめください。このページへのリンクは全然構いません。 △01. 祠の偶像の並ぶ場所の天井。ドルミンの声がする穴周辺でうろちょろしている。 △02. 崖沿いの巨岩の裏側辺り。崖下から現れて、岩に登ってまた崖下へとうろちょろする。カメラの問題もあり、狩るのは難しい。 △03. 見晴台。【石橋の崖】。周辺をうろちょろ。見晴台に登っていることもあります。 △04. 草原を這っている △05. 紡錘形?ちょっと先がとんがってる小岩を這ったりしている。 △06. 見晴台。【丸岩の丘】。内部や外側などにいる。見晴台を登ってみるのもいいかもしれない。 △07. 見晴台。【峡谷の入り口】きちんとトカゲをしとめてしっぽを狩ったあと、セーブしてロードすると一度だけトカゲが復活する。上の方にいることが多いので登った方がいいかも。 △08. 果樹周辺にいるのは普通のトカゲ。果樹の西側の巨岩は駆け上がれる道があるのでその途中にいます。 △09. 果樹の西の巨岩、平原にいる。 △10. 見晴台。【西の平原】。下の方にいることが多い。 △11. 果樹の南の崖(海側)からひょっこり現れます。 △12. 11付近の果樹から北に行くと崖と草原とをうろちょろしています。 △13. 見晴台。【西の巣穴】。内側にいることが多いかも? △14. 崖付近を歩いてます △15. 一方がもう一方に寄りかかっている2つのたまご型の石に貼り付いています。石は道の合流地点にあります。同じようなルートでうろうろしているので待ち伏せて矢を射りましょう。 ちなみに、付近の池(マップの★マーク)には、魚がいます。つかんで泳ぐこともできます。周辺には亀がいます。アグロは水を飲んだり、草を食べたりします。 △16. 南から来るとちょっとした階段がありますが、そこを更に北にすすんで、崖の奥まって窪んでいる一角にいます。 階段のあるエリアと、見晴台のあるエリアを区切る崖の南西の窪んでいる箇所。(階段側) △17. 見晴台。【穴岩の渓谷】。いろんな箇所をうろちょろするのでしとめにくい。ちょっと見晴台から離れてから射る方がいいかもしれない。 △18. 見晴台。【北西端の盆地】。上の段にいることが多い。ちなみに、ここの果樹はちょっと離れた木にそれぞれ実がなっているので見つけにくいかも。 △19. 見晴台。【霧の沼】。ここも上で見つけやすいかも。 △20. 果樹東の茶色く四角い岩周辺。すぐ分かるはず lilbox △21. 見晴台。【北の寺院】。地面の方にいることが多いかも。気付かないうちにアグロに踏まれてました。 △22. 巨像15に向かう城の入り口。入り口のプリン型の岩の内側とか柱とかその辺。 △23. 見晴台。【北の橋脚】。いろいろとうろちょろする。 △24. 見晴台に似た形と大きさをした岩を這っている。 △25. 見晴台。【水瓶の滝】。簡単に見つかる。 △26. 見晴台。【北東の平野】。よく間にいる。2回復活するので合計3回取れる。 △27. 見晴台。【崖沿いの小径】。一段上の段をぐるぐると回っている。見晴台の取っ手付近が見つけやすいかも。 △28. 見晴台。【枯れ葉の森】。地面の方に良くいる。暗い場所なのでしっぽが光って見つけやすい。ここも合計3回取れるポイント。 △29. 雑木林を出た先の湖の見える崖の果樹の下にいる。ちなみに、ここの果実は射落とすと崖下に落ちるが、降りる時は付近のツタを降りることができる。 △30. 見晴台。【古跡臨む丘】。地面の方にいる。 △31. 30の見晴台から崖を降りて、丸い石のある所を這っている。 △32. 見晴台。【反り橋の平原】。下の方にいる。ここも3回とれるポイント。 △33. 果樹の西の海沿いの崖。南側の壁面にうろちょろ。果樹に近い。 △34. 見晴台。【西の岬】。地面を這っている。ここも3回とれるポイント。 △35. 見晴台。【高台の巣穴】。いろいろとうろちょろ。上や間など。ここも3回とれるポイント。 △36. 黒い神殿の前のプリン型の岩を這っている。 △37. 果樹の隣の大きな丸い岩を這っている。 △38. 南の壁面。裏は海の崖。このマップのトカゲの左前脚の位置。 △39. 見晴台。【南西の端の岬】上の方にいるので見つけづらい。軒下に貼り付いていることがある。 △40. 果樹の北西の岩肌。ワンダ1.5人分くらいの低い段差。大きな崖の方ではない。果樹に近い。 lilbox △41. 果樹の南東の巨岩。岩の上の方にワンダ一人分が通れる幅の割れ目があり、その付近(果樹方向の壁面)にいる。見つけづらい。ゲーム上のマップを拡大すると、ちょこっと岩の表示が見えるはず。 △42. 果樹から東の縦長の高い岩。特徴があるので分かるはず。壁面に貼り付いている。 △43. 海の望める小さな岩山の頂上。草が生えている。 △44. 壁面。暗い。近づいてよく見れば分かるはず。 △45. 見晴台。【閉ざされし門】。扉は16体目にならないと開かないので15体倒したあとでないと行けない。 △46. 断崖の壁面。地面は草地。砂地ではない。南向きで明るい場所。ちょっと小さくでっぱった小岩がある。 △47. 見晴台。【果ての平原】石版付近の地面に良くいる。 △48. 岩陰。崖の上です。崖の上に登るには、東から坂を駆けて登っていけます。そこから西に進んでこのマップの地点までいけば突き当たりに影になっている部分があり、そこにいます。 △49. 48に行く道の途中(西に向かう前の東側の分岐点)を北に岩肌を駆け上り、突き当たりの崖付近にいます。 △50. ゲーム内のマップで言うと、しっぽ部分にあるプリン型?の岩。 △51. 縦長の卵形の岩が二本ずつで門の形を形成しているところ。大きさは見晴台くらい。 △52. 51の門の形の岩を南に行き、洞窟を抜けて西に行ったところ。 △53. 崖沿い。少し前の岩が出ていて、岩の上まで影になっている場所。南からは見えないが東からは見える場所。 lilbox △54. 見晴台。【緑の岬】これだけ狩っていればすぐに狩れる。 △55. 海に向かって道があるので上っていき、岬の突き当たり。 △56. かなり苦戦しました。フィールドから見ると、ワンダの背丈より少し高いくらいの段差にくっついている少しだけ高い岩にトカゲはいます。 その段差は側面は岩肌で上部は草地です。段差の上から岩を見るとワンダの背丈の4倍くらいの高さの平べったい岩と、その半分程度の平べったい岩で、それらが南北に対面して東西に平行に並んでいます。(岩と岩の間には段差が無く、フィールドになっている) その低い方の岩にトカゲがいます。段差自体は海寄りですが、これらの岩は海からちょっとだけ離れてフィールドに接しています。ちょうどいいランドマークがないので説明しにくい。この2つの岩から東に行くと海の岸壁を少しだけ降りることができます。 △57. ここもわかりにくい。先ほどのトカゲを狩った場所から北に進むと、フィールドの傾斜がきつくなって入り江が入り込んでいるので道幅が狭くなります。(狭いと言ってもアグロ6匹分くらい) 入り江の南側(道の東側)には、南北から見るとお城のような巨岩(横から見ると平べったい)があります。この細くなった道を北に行ってすぐに入り江沿いに東に行きます。ここも傾斜がすこしキツイです。ここを東いっぱいに進んで海に面した崖付近、北側の壁(ワンダの背丈2人分くらい)または地面にトカゲがいます。 △58. 見晴台。【南東の断崖】取っ手付近、地面にいます。 △59. 上下段に果樹がそれぞれありますが、上段の方の果樹の東に降りられる場所があり、そこにいます。下段の方から東の海の岸壁に進んでみれば見えるはずです。下段から狙い、上段で取るといいでしょう。どうも、上段の降りられる場所にしっぽが落ちて取りにおりると上に戻れなくなってしまうらしいので、しっぽが上に残るようにトカゲがくるのをじっくり待ってから取る方がいいかもしれません。微妙な位置にしっぽが落ちたらR1で取ります。失敗したり崖から落ちると危ないのでその前に必ずセーブ。 △60. 東の端っこ。その南の崖付近。 △61. 崖の上で崖の南の端。マップどおりなので見つけやすいはず。 △62. 崖の上。卵形の岩が横たわって積み重なっている場所。 △63. 果樹の西の岩(東の先端がツノになってるとこ)。ここを北側から登り、崖に近づいたら北側の駆け上がれるところから更に駆け上がり、そこから南側に行くとトカゲがいます。こんなところは普通分かりません。 △64. 見晴台。【渓谷の平地】。周辺の地面を這っています。 △上に戻る 前置き lilbox このマップについて 青い点線は道を表しています。(洞窟など) 青いトカゲは、一匹のみ狩れるトカゲです。ピンクのトカゲはトカゲの中に書いてある数字分復活するトカゲです。 マップのトカゲマークの横の赤数字が下の詳細説明リストに対応しています。 このようにマップを作りましたが、やはりタイムアタックでマップを取ってからこのマップを補助にして使用した方が無難です。 このマップ中で果樹が複数くっついてる表示は、ゲームのマップでは一つの表示になっています。このマップでは木ごとに果実をカウントしました。 共通 ○orR1ボタンでしっぽ・果実を拾います。微妙な位置にしっぽが落ちたときはR1の方が拾いやすい場合があります。 こまめにセーブしておかないと、不意に谷底に落ちてゲームオーバーになったら悲しいです。 タイムアタックでもらえるマップは、果樹もトカゲもきちんと捕れば、どちらもマップ上からシンボルが消えていきます。見逃した果実が一つでもあるとシンボルは消えません。同様に、ロードで復活するトカゲもきっちり復活する回数分取らなければシンボルは消えません。 果実もトカゲも、取った後にゲージが白く光りますが、その光が無くなったらステータスはMAXなのでそれ以降取っても意味はありません。(たぶん) 大きくなりすぎた腕力ゲージはゲージ自体が無くなるそうです。(未確認情報) トカゲについて このマップのトカゲは、しっぽが白いトカゲです。普通のトカゲではありません。 白く輝くトカゲのしっぽを取ると、握力の最大値がアップします。 トカゲは大抵なにか目印になるような場所にいます。 トカゲ周辺に矢を当てると落ちてきます。 落ちたトカゲは射抜いたり、剣で切ったりして狩ります。地面にいるのは切りやすいです。基本は弓。ノーマルの閃光の矢なら楽ちん。 胴体にきちんと矢を当てると、一度でしとめられます。 しっぽのみ射抜いてもしっぽだけ取れます。その場合トカゲは生きていますが、しっぽが新たに生えると言うことはありません。 また、青い色のトカゲマークは1回きり、ピンク色のトカゲマークは体に書いてある数字分復活します。きちんと完全に倒してしっぽを取ったあとに、セーブし、ロードし直すと復活します。 果樹について 果樹に目視できる形で実を付けている果実を、弓で射落として拾うと体力ゲージの最大値が増えます。 果実はいろんな色・形があります。パイナップル・大根・柿・桃・木に登ってみないと見えないのもあるので注意。R2ズームを使うと見つけやすいです。 一つの木には大抵、同じ種類の実しかなっていないので、一つみつけたら同じ色と形を目安に探しましょう。 果実は射落としても拾わなければ消費カウントされません。誤って射落とした果実がどこにいったか分からなくなったときは、セーブしてロードし直したり、遠くの場所に行ってPS2がそのフィールドをロードし直せば、果実が元々あった場所に復活します。(規定数以上果実が増えることはないです) 注意点 このゲームでのトカゲと果実はクリアには必要ありません。 事実、自分はノーマルもハードもタイムアタックをクリアするまで一切、果実もトカゲも取らずにクリアしています。 ちなみに、タイムアタックは初期ステータスでのプレイなのでワンダを強くしすぎて本編をプレイしていると余計手こずるかもしれないです。 lilbox △上に戻る
https://w.atwiki.jp/elusion/pages/124.html
――――天空を裂き天地を割り、天上より天下を統べる。 ――――それが帝。それが僕。それが白銀帝――天帝だ。 Data 【名前】白銀帝 Mikado Hakugin 【性別】男 【年齢】設定15/実際4/見た目13 【種族】ヒト型人工生命 【役職】学生 兼 魔術研究開発者 兼 元実験体 【属性】氷 【弱点】炎が基本的に苦手だし、嫌いである 本体の防御力はもはや紙装甲 Profile 外見。 どうみても中学1年生~小学校高学年程度にしか見えない背丈。 白銀色の髪。青く蒼い瞳が特徴。 いつもは銀狼を連れていたりいなかったり。 性格。 のほほんとした感じのやや気の抜けた普通の少年。 語尾の延びに定評がある。 経歴。 色々あって世界中を放浪していた演出家志望の学生、兼旅人、兼魔術研究開発者、兼元実験体。 異能都市に旧知の友がいると聞き、ここに留まる事にしたらしい。 過去。 カノッサ機関技術部第三研究科生まれの元実験体。 ある時研究所を文字通り『消滅』させ、放浪の旅へ出た。 Skill 【邪気眼】天帝眼 (Limited) あらゆる情報を「視る」青い眼。 ex) 人の名前やらなんやらが視える。あるモノに働いている力を数値化し、視る。 『他人』や『時空』以外の情報を自由に操作する事ができる。 ex) 一定の範囲の地形を変える。物体の形を変える。 一定時間で消滅する『仮定物質』と呼ばれる物体を自在に操る事ができる。 現在は、ある程度まで能力を制限“されている”。 ex) 自分の身体の改変、小さな物体の改変、『仮定物質』の創造・消滅が限界。 ――――“『楽園』入場者データ集”より引用 世界の仕組み自体をハッキングする、と考えると解りやすい。かもしれない。 現在はある人物により制限されている。 『仮定物質』について一定時間で消える便利なファンタジー物質。任意での消滅も可能。 剣や盾などの武器防具は勿論、空中に足場を創ったりも出来る。 また、天帝眼の情報改変能力と併用すると『触れると燃える剣』やら『当たると裂傷だらけになる棍棒』なども創り出すことが出来る。ただし、効果の付与には多少時間が掛かる。 【魔術】精霊召喚術『銀狼』 狼の紋章から、精霊『銀狼』を呼び出す。 服に付いている紋章からも呼び出せるし、即興で紋章を書く事でも召喚可能。 魔力を与えると成長し、魔力を回収すると仔狼に戻る。魔力充電器のような役割も果たしている。 『銀狼』を自分に憑依させることで、身体能力が格段に向上する。 ――――“『楽園』入場者データ集”より引用 いつも連れている銀狼の正体。 名前はシロというらしい。テラ安易。 【魔術】氷魔術 氷系統の魔術に対する高い親和性。 A級の魔術までなら、無詠唱で発動が出来る。 また、A+級以上の魔術でも、詠唱の短縮、効果の増幅などの恩恵を受ける事ができる。 ――――“『楽園』入場者データ集”より引用 放浪の旅の途中に身についた後天的な魔術親和。 氷魔術以外にも、B+級の魔術までであればそれなりには扱える。 Details 人間関係ある研究者を敬い、称え、そして何よりも憎んでいる。 ある能力者とは唯一無二の親友。 近況プレハブ小屋在住。 過去人工生命。『自身がヒトではない事』に僅かながらのコンプレックスがあるが、異能都市に来てからは割とどうでも良くなってきたらしい。 天帝眼の暴走により、第三研究科の本部と研究員の九割を消滅させた。その後黒金鋼や無色明と共に科を抜け、機関と敵対する。
https://w.atwiki.jp/otakara_quest_rpg/pages/37.html
槍 敵陣に切り込む突撃用装備で、素早い動きが養われる武器。 成長&スキル特性他の近接武器と比べて速さがよく伸びる。 速さがよく上がるので回避率が比較的高い。といっても近接にあまり回避はいらんような気もするのでステータス面では一番不遇かも。 とにかく「ラピッドスラスト」を入手しよう。話はそれから。使いやすい範囲+遠距離攻撃は魅力。ラピッドスラストはギエナの修練場の探検に出現するユーシスが所持。 1レベルから装備できるレア槍「フィアラルの槍」があれば低レベル近接では最強のアタッカーになれる。(序盤では手に入らないからセカンド以降になるが) 名前 解説 装備レベル 攻撃力 値段 備考 ブロンズランス 青銅製の槍。戦闘向きではないが修練用に使用される。 1 13 10 初期武器 インフェリアランス ジュニアクラス正式採用の槍。 4 22 50 長槍 見た目より軽く、楽に振り回せる。大人の背丈よりも長い大型の槍。 8 31 100 ミスリルスピア 特殊な金属が使用された槍。壁に掛けて観賞用にも使用される。 15 40 170 ハルバード 先端付近に斧のような刃がついた、突きにもなぎ払いにも適した槍。 21 46 250 エルダーランス シニアクラス正式採用の槍。一人前のランサーが持つとされる。 26 52 330 トライデント 先端が三つに分かれたフォークのような槍。殺傷能力が高い。 30 59 430 バスターランス プロフェッショナルクラス正式採用の戦闘用槍。 35 67 500 デーモンスピア 巨大モンスター討伐用に作られた槍。先端が螺旋状になっている。 43 79 620 マスターランス マスタークラス正式採用の槍。学園でもこの槍を扱える人間は少ない。 49 90 750 足軽の槍 戦場において先陣を切るもののために作られた槍。突進用に特化されている。 1 43 ? 店ビンゴ ブリザードスピア 風の力を宿すブロンズランス。通常のものより攻撃力が高い。 1 54 ? ミッション「港の黒船」で敵が所持 サンダースピア 雷の力を宿すブロンズランス。通常のものより攻撃力が高い。 1 54 ? ファイナルスター かつて世界の淵を見てきたといわれるカラクリの翼部分で作られた槍。 16 72 ? エメンタルハンド 自動人形の腕に備え付けられた、貫通性の高いドリル状の武装。 20 45 ? ミッション「人形使いのアルト」で敵が所持 カマンベルフィスト アルトの作った自動人形「カマンベル」の鉄拳。その貫通力はもはや兵器。 1 86 ? ? 千手槍 ? 1 59 ? 探検「スラファト山道」のビンゴ成立で入手 ゲイボルグ 神話に登場する妖精の槍。見た目よりずっと軽く、攻撃力も高い。 40 85 ? 探検「カルコル山脈」のビンゴ成立で入手 グングニル 神話にも名を残す槍。必殺の攻撃力を持つとされる。 40 85 ? 探検「サダルスード高原」のビンゴ成立で入手 ロンギヌス 神殺しの槍と語られる槍。あらゆる相手に致命的な一撃を与える。 50 95 ? 探検「アルマアラマ半島」のビンゴ成立で入手 特攻の槍 攻めることのみを考えて作られた完全攻撃重視の槍。 1 97 ? 探検「闇の樹海アルファルド」のビンゴ成立で入手 フィアラルの槍 伝説のWanders、フィアラルが愛用する槍。 1 99 ? 探検「フィアラルの邸宅」のビンゴ成立で入手 テストコメント -- test (2007-12-24 17 33 08) 足軽の槍 戦場において先陣を切るもののために作られた槍。突進用に特化されている。 装備レベル1 攻撃力43 入手法店ビンゴ -- 名無しさん (2008-10-23 02 19 06)
https://w.atwiki.jp/isekaikouryu/pages/2430.html
前話【川よ川よ】 乱戦の最中にあって突然の問い。 恐らく風精に運ばせたのであろうエルフの弓手の言葉ははっきりと侯女の耳に伝わる。 剣撃によって吹き飛ばされた周囲の水が戻ると胸まで浸かる背丈。徐に右手を上げれば新たな鎧馬が現れ、跨る。 「“汝の戦う心”? 私が戦う理由かしら?」 未だ川は鎧と兵の衝突が続くが、距離をあけて対峙する二人の周囲は静寂に包まれる。 「決まっているでしょう?サミュラ様のため!それ以外には何もないわ!有り得ないわ!」 静寂を破る力声。 「あぁっ!今でもはっきりと目に浮かぶあの微笑!優しくも気高い美しさ! ドワーフである私がサミュラ様の足元に及べばいいと全身全霊で己を鍛え磨いた日々により得たこの肉体! あぁサミュラ様!スラヴィアンとなり記憶の一切を無くしたなど些末なこと!私の全てを振り絞り御大願のために戦いましょう!」 馬上に立ちて諸手を拡げ夜天を仰ぐその身は子供程ではあるが軽鎧を着ても尚分かる引き締まった筋肉。自らドワーフと言ったものの体形はそれとは程遠い。 何より髭がなく、反面広がり盛り上がる髪の毛が螺旋に巻かれ後ろ角の如く伸びる。 表情は真剣そのものであるが紅潮甚だしく歓喜。 「…」 スラヴィアンとは何か?エルフの弓手が素早く頭の中で現実と仮定を組み合わせていくがその形は定まらず。 手首に提げた砂時計はまだ幾許か時間を残している。 馬上の傀儡侯女は自らの言葉と浮かべる幻影に酔っているのかまだ夜空を見上げたまま。 「…では、そのサミュラという者を討てばこの戦いは我らの勝利で終わる、と?」 それまで乱戦であったにも拘わらず、屍鎧兵の全ての動きが止まる。 攻撃を弾き返された奮兵はたじろぎ同じく動きを止める。 「討つ…と言ったのかしら? サミュラ様を?」 エルフは黙して応えず。動かず。 「逃げ去るのなら兎も角、永遠の楽園への誘いと手を差し伸べるサミュラ様を討つと?」 物静かながらも押し退ける圧力をはらむ語気。 ついにレシエが馬上より降りてくる。 川底に足が着けばその身の半分を水に浸からせるも一切気にする風もなく、ゆっくりと手を鎧馬にかける。 突如がらんと崩れる鎧馬。それが立っていた場所に突き立つ大剣。 見るも重みを感じさせる厚さ。切れ味など意に介さないであろう圧力で押し切る両刃。何よりもレシエの倍はあるであろう刀身の長さ。 「その世迷言!今この場で斬りす ── 「疾(はし)り穿て 鏃に纏いて」 水面より鳥が発つ如し軽やかな跳躍にて宙に翻ると同時に射るエルフ。 螺旋唸る風を纏った矢は当たれば肉を瞬く間に抉り飛ばすだろう。 当たりさえすれば、だが。 巨大な剣は一瞬にして水中から夜空に向けて弧を描き、矢を砕く。 空中では満足な受身は取れない。戦士はその好機を見逃すべくもない。 オーガでも鬼人でも有り得ない、大剣の剣戟速度からの急制動。小人のような背丈の身体に備わる筋肉では実行不可能な挙動。 鋭い三角形が連なりエルフが次々に放つ矢を砕き獲物に迫る剛刃。 「高く高く軽やかに 妖しき月に誘われるまま」 囁く様な歌声は妖艶 紡がれる旋律は微風 エルフの体は落ちることなく更に高く舞い上がる。 剣戟届かぬ上空から射られる矢がレシエを撃つことなく彼女の四方に水飛沫を上げるや否や竜巻を起こし水の壁を生み出す。 周囲では再び屍鎧と兵の戦いが再開されている。 「伝えよ調べ そこな耳へ あすこの耳へ」 川幅を駆け抜ける風。戦場の様相が一気に動き出す。 「さっきから小賢しい真似ばかり!」 頭上で振り回す剣風が竜巻を打ち消す。視界の晴れたレシエが違和感を察知するが、 「最後に問おう傀儡侯女よ! 貴女が主とするサミュラとは如何なるものなのか!?」 夜空からの問いかけに空を見上げるレシエが叫ぶ。 「神よ!私の存在全てを以ってお仕えする尊い御人!嗚呼っサミュラ様!今宵の戦いも貴女に捧げましょう!」 懇願する様に差し出すように剣は両手で掲げられ闇夜へ。陶酔する表情に呼応したのか全ての屍鎧もまた跪き首を垂れる。 だがそこには生者は一人もいなかった。あたら兵は脱兎の如く急ぎ全て対岸へと引き揚げていたのだ。 戦場の異変を把握したレシエであったが時は既に成っていた。 上流から轟音を叫び凄まじい勢いで下ってくる波、水の壁。 川幅を飲み込む濁流をかわすべく移動を指示したレシエであったが、川の中程まで進行しておりその鎧の中に川底の泥を多量に含んだ屍鎧の動きは鈍重。 全力で駆けるレシエでさえも水の流れによる抵抗を受けてしまった。 川そのものの氾濫。レシエと屍鎧全てを飲み込み引き摺り流れる。 流れ去るレシエが大声で何かを叫んでいるが、それを聞いた者は一人もいなかった。 濁流の後に鉄巨人が流れてきた頃には呆けて口を開ける兵が並んでいるだけだった。 「やったか?」 鉄巨人の胸部が開き男が顔を出す。兵は一気に現実へと引き戻され、歓声を挙げるのであった。 「何か起こるとは思っていましたが… まさかここまでとは…」 「驚いたか?」 側に降り立ったエルフの感嘆を男が何とも子供じみた笑顔で見上げる。 「貴方の策通りにレシエは動きを止めて語るに精力しましたが、そうなると何故分かっていたのですか?」 「そりゃ分かるじゃろ~。聞けばこの戦、奴らが軍が他国全てを相手にするという馬鹿げたもの。 馬鹿げた戦なんぞやるのは仏を盲信する馬鹿くらいしか知らん。盲信するものを問われれば答えるし馬鹿にされれば顔を真っ赤にして怒るのが常よ」 「仏…というのはよく分からないが、全て予想通りだったというわけですか。恐れ入る」 「はっはっは!褒めても何も出んからな」 大勢の歓声に迎えられて鉄巨人は岸へと上がり、一行は退却を開始するのであった。 「ところで…普通に会話しているが、本当は統合軍共語を喋れたのか?」 「ん?ああ。川上に上る途中で大体覚えたわ」 「大丈夫ですか?」 湖の畔に流れ着いたレシエを少女が覗き込む。周囲には同じく流されてきた屍鎧がばしゃばしゃと水底を歩き陸へと向かっている。 「申し訳御座いません…このレシエの不覚により全員流されてしまいました」 少女が差し伸べる手の前に触れることすらせずにレシエは水から出ようとせずに跪いたままである。 「あっはっは!いいんじゃないの?いいんじゃないの? 戦争なんて勝って負けるくらいが丁度いいんだしさァ! このまま全戦全勝だと物足りないナ~って思ってたトコなんだヨ。面白いヤツらが現れて僕は嬉しいよ!」 「そうですよ、レシエ。貴女が無事に帰ってきただけで十分ですよ」 レシエは何も返せずにそのまま跪くだけである。 「んっん~。しかしこのままほっとくワケにもいかないよネ」 「我ガ征(ゆ)キマショウ。サミュラ様ノ国作リノ障害、我ガ倒シマショウゾ」 合わせ鏡の様な二人の少女の背後より巨大な影が現れる。 闇夜と同じく漆黒、差す月光に輝くも黒光。 それは巨大な鎧。だがその全身はレシエ配下の屍鎧とは異なる圧倒的な戦気を放つ。 がらんどうの何もない筈の鎧中に闘気が塊を作り渦巻くような熱量。 レシエの振るった大剣とは比べ物にならない巨剣を地を削り肩まで振り上げ担ぐ。 「デハ」 巨大な鎧の質量が大地を揺らす。誰の一人も追従せずに進みだす。 最古の貴族、黒鎧卿。吸血姫サミュラに与えられし力を一身に持つ者。大地をも斬り砕く力の塊。 「夜ガ明ケルマデニドレ程進メルカ… 今宵相見エルコトハ叶ワヌヨウダナ」 一先ずはレシエ卿を退けた一行 しかし次なる追っ手はすぐにも迫るだろう 幾ら祈れど夜は訪れる そして戦は開かれる まさかの続き。普通に戦っていたら夜が明けるまでに不死のリビングメイルに押し切られてたんだろうけどレシエがサミュラを好きすぎた -- (名無しさん) 2015-09-26 18 06 31 戦いの形を重要視してそうなレシエと違ってガチンコで潰しにきそうな黒鎧卿とどう戦うんだろう -- (名無しさん) 2015-09-26 23 42 40 風精霊で跳ぶエルフかっこいいね。精霊使わない力押しの水攻めも面白い -- (名無しさん) 2015-10-04 19 42 27 鉄巨人でダムを作った?展開早いけどなんとなく戦況が見えるのが楽しい -- (名無しさん) 2015-10-09 20 40 08 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/karakuri_ss/pages/588.html
どこまでも広がる暗黒の宇宙…… この広大な空間には様々な知的生命体が存在し、また様々な国家、団体が所狭しとひしめき合っている その中でも一際強烈な光を放つのは、天の川銀河等、極一部の辺境地以外を支配下に収めるという超巨大国家 彼らの祀る戦神の名を冠す『アムステラ』と呼ばれる集団であることは誰の目から見ても明らかだろう 「見てくださいシャンディ。ほら、雪が降ってる」 そのアムステラ神聖帝国、中央都市の更に中央に築かれた豪奢な城郭に少女は居た 「はいはい、わかってますわ殿下。でも前を向いてくださいね~」 「メイク失敗しちゃっても良ければ構いませんけど」 呼びかけた少女の真後ろ、シャンディと呼ばれたもう一人の少女がフランクに答える 目の前には化粧台の鏡。その中には白いドレスと白い肌、そして巧みな指捌きで筆を操る浅黒い肌の二人が写る 「ごめんなさい、つい……」 鏡へ向けて硬い苦笑いを浮かべたこの少女の名は『パナーシェ・コロナ・アムステラ』 まだ十代と若年ではあるが、アムステラ皇家『コロナ公爵家』の当主であり、帝位継承権を持つの歴としたお姫様 最も皇家としては傍流の傍流、継承権も下から数えた方が早い程度ではあるのだが 「此度は新たな暦の祝賀にて挨拶を任されているのですもの。気を引き締めなくてはなりませんね」 両手をグッと握り気合を込めるパナーシェだが、見ているシャンディの目は冷ややかだ 「私は別にキャンセルしても良かったと思うのですけどね」 「毎年のように暗殺未遂が起きる事、殿下だって当然ご存じでしょう?」 アムステラ帝国は武力国家である。人型兵器『操兵』等、数々の超兵器を以って宇宙大半の統一を成し遂げた 統治の手腕もまた巧みであり、征服地からの不満も悉く抑え込んではいるだろう ……しかして、やっている事は『力による制圧』。反発を完全に取り除く事は不可能であり、 国威が増すに比例して、それらの規模もまた巨大かつ根深いものへとなっていったのだ そして今宵は新たな年を記念する新年祝賀の席。国教会本部大聖堂の前で執り行われるこの式典は アムステラ本国で行われる祭事の中でも特に大規模なものの一つとなっている この場の狙ったテロが計画された前例など枚挙に暇がない そういった事実を指し、シャンディは苦言を呈すのであった 「私だって、そういう方が居ることは存じてますし、そういう方が話一つで改心してくれるなどとも思いません」 「ですが、こうして選ばれたということは、私を推挙してくださった方が皇家の中にも多数存在したということの他ありません」 「私はね、シャンディ……その事実がとっても嬉しいのよ。どのような含みがあろうともね」 だが、ほんの微かな笑みをたたえながらパナーシェは語りかける 「今までの私は常に保護されてきました。お情けで籍を置かせてもらってると言ってもいいでしょう」 「だから、この仕事を終えることで、ようやく自分の生まれにも誇りが持てる……と、思うのです!」 シャンディはパナーシェの熱い持論を程々に聞き流しながらも、手の動きを止めることはない 彼女の華奢で長い指先は、年の割には幼さとあどけなさが残るパナーシェに威厳のある美しさを被せてゆく 確認程度に警告はしたが真にパナーシェの意気を否定するつもりは端から無かった 理由はいくつかある 第一にパナーシェの幾分か頑固な性格を知り尽くしてるということ 第二に自らも一枚噛んでいる式典の警備に絶対の自信を持っていること そして、この季節なら珍しくもない雪に目を輝かせる、そんなパナーシェに最後の理由が隠されている 皇族だからという理由以外に、雪を珍しがる程、気軽に出歩けない理由を彼女は知っているのだ それは…… 「それにほら、私ってもう一回死んでるようなものでしょう?」 ジョークだろうか、ぎこちない笑顔とともに繰り出された言葉にシャンディの顔に一瞬皺が寄った パナーシェ・コロナ……彼女は幼い頃、皇族を狙ったテロに巻き込まれ家族を失い、自身も癒えることがない傷跡を残している アムステラの医療科学でも直しきれない……いや、アムステラだからこそ五体満足の状態まで復元できたと言っていいのか 後遺症もまだ残っている。顔は傷一つ無く復元できてはいるが、先程のようにどこか硬い表情になりやすい 「それは笑えない冗談ね、パナーシェ……」 思わずシャンディの素が漏れる コロナ公爵家の側近、アルハンブラ侯爵家の代表として遺児たるパナーシェの支え、共に育ってきたのがシャンディだ 今では背丈を抜かれたうえ殿下と呼んで久しいが、彼女にとってパナーシェは妹であり娘。気軽に名前を呼びあった仲 シャンディはため息をつくことで一拍置き、すぐさま平静を取り戻した 「ふぅ……狡賢くなりましたよ、殿下も」 体験者として誰よりもトラウマを残したであろう者がやると言う。何も言えない これがシャンディが止めない最後の理由だった シャンディは顔のメイクを終え、身体の傷跡の上に少しづつファンデーションを乗せていく 服装で殆どが隠れる為つけなくても問題は無いのだが、一応の措置である 措置を行いながら、シャンディは内心でパナーシェが強い意志を持ってくれていることを嬉しく思っていた だが、その分の苦労が自身にかかることに対して憎らしく思う気持ちも少なからずある 彼女はパナーシェの世話役であると同時に、アムステラでも指折りの生科学者である 技術将校として軍にも籍を置く都合上か、今回のパナーシェ登壇の影響からか 本来なら門外の分野たる警備部隊の編制・指揮まで担当させられているのだ 「ッ!! ……シャンディ!? なにを……ッ!!」 パナーシェが肌にかかる違和感に気づき、身体を跳ね上げる シャンディの指先がパナーシェの傷跡をやさしく愛撫するように滑って行くのだ 「いや、殿下ってここら辺が敏感でしよねー……っと」 「あらぁ?白粉したのに赤くなってきてるわねぇ……不思議」 愛する殿下が手元から巣立っていくように感じて…… こちらの苦労を知らず意気揚々となっているようにも思えて、なんとなくやってみたイタズラ まるで子供じみたイニシアチブの取り合いだが、シャンディは心底楽しんでいた 「だっ……駄目ッ!! お願い、止めてシャンディ!! これ以上は――――――――――」 「何してるんスか、あんたらは」 突如耳に入る第三者の声に二人ともその動きはピタリと収まった 声の主はシャンディの配下『エクシード』四人の内一人、不躾な口調に眼鏡をかけているのでフラメントだろう 見かけや背丈はパナーシェとよく似ていた。明らかに違うのは眼鏡越しに見える鋭い目つきとボサついた髪くらい 「あら、フラン、準備は終わったのかしら?」 シャンディは素早くパナーシェから手を引くと何事も無かったかのように振舞う 「とっくに。護送役のアレック大佐ももう待機してますから」 フラメントは口数も少なく大して反応もない。ただ、纏う雰囲気から不機嫌なのはありありと伝わってくる 彼女はシャンディの名の元に代理として調整等の業務を委託……もとい丸投げされている さしずめ『人がせこせこ働いてる横で乳繰り合いやがって』と舌打ちを交えながら思っているのだろう 最も何かあって責任を取るのはシャンディなので気楽な立場だが、イラつくのもわからなくはない 「そう、じゃああと10分だけ待ってもらって~」 だが、当のシャンディはおくびにも気にせず返答する フラメントもそのことは十二分に理解しているので態々口に出して言う気もなかった ただしフラメントもただ黙っているだけでは終わらない 「そっすか、じゃあ5分って伝えときます」 そう言い残すとシャンディに返答の間を与えず部屋から立ち去ってしまった 傍から見るととんでもないやり取りではあるが、当人達に困惑の色はない 感情を優先して仕事を疎かにする子ではないのは二人ともよく知ってるからだ。伝令はきちんとしてくれるだろう しかし、してやられた感じになってしまったシャンディを見て、思わずパナーシェは吹きだしてしまう 「やれやれ……困った子ですわね。仕方ないから手早く済ませましょうか」 シャンディは怒らない。どこかスッキリした笑みを浮かべて残りの作業へと取り掛かる そしてふと、パナーシェが窓の外を見ると、先ほどの雪はすっかり止んでしまったようだった (雪と共に新たな年を祝えたら最高だとも思いましたが……) (でも……) パナーシェは化粧台の鏡を見つめる。そこには寒空に舞う雪華にも劣らない、透き通った白が写る (私自身が雪景色になったようで悪くないですね) パナーシェがそう思うと、心なしか鏡に映った顔が自然と綻んだようにも思えた 戻る 続く
https://w.atwiki.jp/dgrpss/pages/548.html
89 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/08/13(月) 08 18 11.39 ID TLmJhJvx [1/2] 霧切さんの登場シーンにも反論カットインが欲しかったなあ 109 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/08/13(月) 20 13 02.46 ID 3QLMIHIE [1/2] 89 モノクマ「どこからどうみてもカワイイと評判の苗木君じゃないですかー!」 反論!! 苗木「それは違うよ!」 左右田「なんだ?増えたぞ」 モノクマ「違うよ。だって今来たのが本物だもんね」 苗木「僕は苗木誠。未来機関の苗木誠だ!」 苗木「モノクマ、いや、[[江ノ島盾子]]!僕はもう高校を卒業した大人だから、世間一般でカワイイといわれるカテゴリーには入らないよ!」 反論!! 霧切「それは違うわ」 霧切「苗木君、あなたの容姿、背丈、そして言動を総合考慮すれば苗木君は今もってなおカワイイといわざるを得ないわ」 苗木「霧切さん!」 反論ショーダウン 開始 俺はこういうのが見たかった 111 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/08/13(月) 21 50 11.29 ID 8GYashRQ 苗「それは違うよ霧切さん!」 苗「僕は卒業してから背が0.5cmも伸びたし…」 苗「この前だって、未来機関の先輩から『修羅場を潜ってきた漢の顔をしているな』って言ってもらったんだ!」 苗「カワイイだなんて…子供扱いしないでよ!」 霧「何を言うかと思えば…」 霧「世間一般では0.5cmなんて伸びたうちに入らないわよ?」 霧「それに顔だって…確かに初めて会った時よりも幾分精悍になったけれど…」 霧「あなたの顔はベースが童顔なのよ。精悍さが可愛さを覆い隠すほどではないわね」 霧「そう…あなたは依然としてカワイイままよ。そこは揺るがないわ」 ------発展!------ 苗「い、いや…そんなこと真顔で言われても…」 苗「ていうか、こんな話をしてる場合じゃないでしょ!?」 苗「日向君達が困ってるじゃないか!」 苗「それと十神君にも喋らせてあげなよ!」 霧「十神君はいいのよ。その方が彼的にもオイシイし」 霧「それよりも…あなたがカワイイっていうのは、なにも見た目の話だけじゃないのよ?」 霧「だって、あなたっていまだにコーヒーをブラックで飲めないじゃない」 霧「二十歳にもなって…これをカワイイと言わずしてなんと言うのかしら?」 霧「それだけじゃないわ。この前なんか…」 霧「あなたは気付いてなかったでしょうけど、眠りながら指をしゃぶっていたわよ? 熟睡中で無意識とはいえ…ふふっ」 霧「私の他に見ている人がいなくて良かったわね?」 霧「あなたはやっぱり【掛け値なしにカワイイ】のよ!」 斬! 苗「その言葉、斬らせてもらう!」 BREAK!! 苗「ちょっと待ってよ霧切さん…さっきから僕のことカワイイカワイイって言うけどさ…!」 苗「僕の体が『大人』だっていうことは、他ならぬ霧切さん…いや、響子さんが一番よく知っているよね!?」 苗「昨晩だってあんなに…」 霧「ちょ、ちょっと! あなた…みんなの見ている前で何を…!」 苗「なんだよ! 元はと言えば響子さんが悪いんじゃないか!」 霧「だ、だからって…///」 日(七海…俺はどうすればいい…?)