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根の津 MAPhttp //maps.google.com/maps?hl=ja lr=lang_ja ie=UTF-8 oe=UTF-8 q=%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%E6%96%87%E4%BA%AC%E5%8C%BA%E6%A0%B9%E6%B4%A51-23-16 num=50 sa=N tab=wl メニューぶっかけ(温・冷) 600円 生醤油(冷のみ) 650円 天ぷらぶっかけ(温・冷) 1,000円 釜あげ 650円 釜たま 650円 鮭ご飯 150円 など 営業時間平日 11 30-14 30,17 30-22 30LO 土曜 11 30-15 00,17 30-22 30LO 日曜 11 30-15 00LO 休業日月曜(祝日は翌日振り替え) コメント開店前から行列ができる讃岐饂飩屋。店内はそれほど広くないためすぐに埋まってしまう。ピーク時間を過ぎた14時ぐらいがお勧め。お昼の時間に行くなら並ぶのを覚悟したほうがよい。味は本場香川の讃岐うどんに勝るとも劣らない。1.5人前の温冷2種800円というセットもある。また、その他うどんは150円追加で2玉の大盛りになる。個人的には冷たいもののほうが麺が締まっていて美味いと思う。麺の味がダイレクトに効いてくる生醤油またはぶっかけ冷を推す。+お好みでちくわ天200円なども。ここで食べた後、根津のたいやき屋でたい焼きを買って根津神社で猫や鳩や写生している人を眺めながらまったりするのがお気に入り。評価A。(yamamoto) 根津神社入り口の交差点を入ってすぐのところにある(東大から行くときは地震研脇から坂を下りて神社をすぎたところにある)うどん屋。食事時は大抵行列が出来ているのですぐ見つかるだろう。讃岐うどんで売っているだけあり、味は断トツである。特に冷たいうどんはコシがしっかりしていて他とは一線を画す。ただし店内の収容人数が20人程度で、料理が運ばれてくるまでも意外と時間がかかる。そのため回転がよろしくないので行こうというときには早めの時間に行ったほうがストレスが少なくていいだろう。11時半過ぎに行ったらすぐ入れた。夕方以降はランチタイムと比べると全然空いているのでそちらの時間帯を狙うのも手。個人的にはサイドオーダーのちくわ天やあげもちがオススメである。醤油もちょっと香りが一般のものとは違っていてまた良い。評価B(混み具合に少しマイナス)(評価 ono)
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東北地方太平洋沖地震に関する情報 津波注意報、または警報 岩手県大津波の津波警報 宮城県大津波の津波警報 福島県大津波の津波警報 青森県太平洋沿岸大津波の津波警報 北海道太平洋沿岸中部津波の津波警報 茨城県津波の津波警報 北海道太平洋沿岸東部津波の津波警報 北海道太平洋沿岸西部津波の津波警報 三重県南部津波の津波警報 和歌山県津波の津波警報 高知県津波の津波警報 宮崎県津波の津波警報 種子島・屋久島地方津波の津波警報 奄美諸島・トカラ列島津波の津波警報 鹿児島県東部津波の津波警報 千葉県九十九里・外房津波注意報 伊豆諸島津波注意報 青森県日本海沿岸津波注意報 千葉県内房津波注意報 小笠原諸島津波注意報 相模湾・三浦半島津波注意報 静岡県津波注意報 愛知県外海津波注意報 徳島県津波注意報 北海道日本海沿岸南部津波注意報 陸奥湾津波注意報 東京湾内湾津波注意報 伊勢・三河湾津波注意報 淡路島南部津波注意報 愛媛県宇和海沿岸津波注意報 大分県瀬戸内海沿岸津波注意報 大分県豊後水道沿岸津波注意報 鹿児島県西部津波注意報 沖縄本島地方津波注意報 宮古島・八重山地方津波注意報 オホーツク海沿岸津波注意報 大阪府津波注意報 兵庫県瀬戸内海沿岸津波注意報 長崎県西方津波注意報 熊本県天草灘沿岸津波注意報 北海道日本海沿岸北部津波注意報 安否確認掲示板 ドコモ http //dengon.docomo.ne.jp/inoticelist.cgi KDDI http //dengon.ezweb.ne.jp/ 避難所 Google http //www.google.com/intl/ja/crisisresponse/japanquake2011_shelter.html 行方不明者 or 死亡者 東北地方太平洋沖地震から一夜明けた被災地では12日、余震が続く中、懸命の救助作業が続けられている。毎日新聞のまとめでは午前11時現在、死者は800人超に上り、784人が行方不明。政府は東京電力福島第1、第2原発で放射能災害の恐れがあるとして、原子力緊急事態を宣言し、周辺住民に避難を指示した。気象庁は史上初めて、国内全66予報区で大津波警報、津波警報、津波注意報を発表し、警戒を呼びかけている。
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津波 敵味方全体が対象。 水 属性はHp+1、 火 属性はHp-2、それ以外はHp-1。
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691. earth 2011/12/19(月) 22 08 36 平成ネタ。ただしTS成分はなしです。 平成日本と昭和日本がゲートで繋がり、ある程度時間が経つと、諸外国の人間も制限付であるがゲート越しに 交流することになった。 尤もナチスドイツがつい最近まで健在でありヒトラーを民族の英雄と見做す昭和ドイツと、ヒトラーを全否定する 平成ドイツは犬猿の関係だった。平成イタリアは……マフィアを撃滅した昭和イタリアを羨ましがりつつ、美女やパスタに ついて意気投合するという実にお国柄が分る状態だった。 だが昭和世界の歴史を知って一番慌てふためいたのは……平成世界の覇者であるアメリカ合衆国だった。 「このような大災害が起こるとは……」 変わり果てたアメリカの大地の様子は、アメリカ人に多大なショックを与えていた。 同時に、自分達の世界でも同じ災厄が起こりうることを思い出し、誰もが慄然とした。 「万が一に備えなければ!」 危機管理に定評のアメリカ合衆国はすぐさま、昭和世界で起こった大西洋大津波と同様の災厄が起きた場合に備え はじめる。また昭和世界での津波の原因となったカナリア諸島の調査も大々的に開始する。 アメリカ政府は出来る限りの手を打って事態に対処しようとした。だが大西洋大津波の情報を知った市民は一瞬で 自分達を飲み込むかもしれない津波に怯えた。 「ダメだ。もしも向こうと同じことが起きたら、俺達は逃げることさえ出来ない」 「東海岸一帯が全滅するとなると、あとは中部か」 「そうだ。内陸に移ろう」 「西海岸も良いだろう。他国からの支援も期待できる」 この動きは企業の間でも広がり、アメリカ各地は大騒ぎとなった。 勿論、国ごと消滅したキューバなどのカリブ海の国々も大騒動となり、混乱は拡大していった。 おかげでアメリカは自国や自国周辺の混乱の収拾に力を入れるはめになり、必要以上に外に出て行く余裕を失った。 勿論、この余波は世界各地に及ぶことになる。 692. earth 2011/12/19(月) 22 10 23 あとがき 昭和世界の歴史を知って一番怯えるのはアメリカかと思いまして。 何しろ、あんな災害が起きたら幾ら米帝でもどうしようもありませんし。 まぁアメリカが内に篭ったら今度は世界が大変なことになるでしょうね……。
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山津波 レベル-数 33-6 生息地 大和:る−ホ、を−ホ等 構成 名前 種類 レベル 開始時付与 特徴 山津波 蛇 妖蛭 蛇 ▲ 青葉落し 蝙蝠 ▲ 備考 ドロップアイテム
https://w.atwiki.jp/shinsen/pages/4555.html
山津波 レベル:数 35-38:1-4 生息地 大和:ぬ−へ 構成 名前 種類 レベル 開始時付与 特徴 山津波 蛇 妖蛭 蛇 ▲ 青葉落し 蝙蝠 ▲ 備考 ドロップアイテム
https://w.atwiki.jp/aoari/pages/6616.html
山津波 レベル:数 35-38:1-4 生息地 大和:ぬ−へ 構成 名前 種類 レベル 開始時付与 特徴 山津波 蛇 妖蛭 蛇 ▲ 青葉落し 蝙蝠 ▲ 備考 ドロップアイテム
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山津波 レベル-数 33-6 生息地 大和:る−ホ、を−ホ等 構成 名前 種類 レベル 開始時付与 特徴 山津波 蛇 妖蛭 蛇 ▲ 青葉落し 蝙蝠 ▲ 備考 ドロップアイテム
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瀬戸内海で津波はないと思われるが 過去に前例があるため、やはり水害対策もしっかりしなければならない。 避難場所については丘の天辺で 山の上に開けた野原を作って簡易ヘリポート場を作ること。 名前 コメント
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過去に書いたもの ・ふたば系ゆっくりいじめ 775 ゆっくりと黒豆 ・ふたば系ゆっくりいじめ 911 ゆっくりとお預かり ・ふたば系ゆっくりいじめ 930 ゆっくりとバレンタイン ・人間が出ます。直接虐待はしません。 ・餡娘さん、お誕生日おめでとうございました。 『ゆっくりと津波』 私はしがない虐待お兄さん。 今週最後となる土曜日の仕事が終わり、帰宅後に知ったのだが、南米でかなり強い地震があったらしい。 さすがに地震発生から時間があまり経っていないので状況は詳しく流れていないが、かなり酷い事になっていそうである。 地震大国日本に住む身としては現地の被災者の無事を祈るばかりだが、ニュースではもう一つ、心配な事を言っていた。 それは、津波である。 五十年前に同様の地震が起きた際には、南米から遠く離れたここ日本には地震で発生した津波が押し寄せ、多くの被害が出たという。 そして今回の地震も規模こそは前回程ではないにしろ、津波が発生する恐れがあるというのだ。 私は津波を経験した事はないが、動画サイト等でその様子を見た事があり、そのスピードと破壊力には絶句した覚えがある。 自動車が走る程の速さで大量の水が押し寄せ、瞬く間に海岸沿いの町を蹂躙する様はまさに悪夢。 私の家は海岸から離れているとはいえ、どうしても心配だった。 とは言っても津波が来るのは明日の昼以降との事で、しかも海岸から遠い私が別段行動を取る必要は無い。 私は愛犬・ミニチュアダックスのポチを引き連れ、日課である仕事帰りの散歩へと出かけた。 散歩は実に普段通りに行われている。 ポチが津波が迫りつつあると感じ取って騒いだりしないかと思ったが全く持っていつものポチだ。 いつもすれ違うおじいさんとダルメシアンも、たまにすれ違う中学生くらいの女の子とゴールデンレトリーバーも、何も変わらない。 到達時刻が随分先な上に規模も未知数となるとこんな物だろうか。 何だか私だけが過剰に意識しすぎているようで、少し照れ臭い。 「ゆっくりしていってね!」 人が柄にも無く照れている時に間抜けな声を出す奴は決まっている。……どう見ても野良のゆっくりれいむだ。 その汚らしい見た目通りの醜い言動と行動は、いつ見ても不快でならない。 「じじい! れいむはしんぐるまざーなんだよ! かわいそうなんだよ! だからあまあまをちょうだいね!」 ほら出た、十八番のシングルマザー宣言である。せめてそれをするなら子供を見せろというのだ。潰してやるから。 ……だが、潰してやろうと思っても現実に今の私はこいつに手を出せない。 なぜなら、私の持つリードをグングン引っ張り、尻尾をブンブン振ってれいむに迫るポチがいるのだから。 「ワン! ワン!」 「ゆゆっ! いぬさんにはようはないよ! じじいはあまあまをちょうだいね!」 ……ポチのゆっくり好きには困ったものである。まあポチはゆっくりに限らずあらゆる者にすぐ懐くのだが。 ポチとしては仲良くしたくてうずうずしている。その目の前で、れいむを潰せようか? いや、潰せる筈がない。 我ながら壮絶な犬バカだと思うが、しかしそれは事実である。 ポチとの散歩中に出会った野良は見逃す……虐待お兄さんとしては口惜しいことこの上ないが、私は無力だった。 ……だが待てよ、見逃すのはやむを得ないが、代わりに置き土産をくれてやろうではないか。 「なあれいむ。ずっと先にある海岸に、すばらしいゆっくりぷれいすがあるらしいぞ」 「ゆゆっ? じじいはなにをいってるの!? うみさんはとってもゆっくりしていないんだよ? ばかなの?」 「海岸には沢山の美味しい物が打ち上げられているぞ? 綺麗な貝殻はきっと宝物になるぞ?」 「ゆゆっ! おいしいものはゆっくりできるよ! かいがらさんはたからものだよ!」 ……なんというか、いつもながら簡単に騙されてくれるものだ。 私の嘘八百を聞いて張り切ったれいむの後を散歩がてら尾行すると、奴は野良の生産拠点である近所の公園へと入った。 そして遠くから「たいようさんがのぼったらみんなでうみさんにいくよ!」とか 「うみさんにはあまあまとたからものがあるよ!」と叫ぶ声が聞こえた。恐らく自分の子供に言い聞かせているのだろう。 なんとまあ計算通り。あのれいむは恐らく自分の家族だけで海を独占しようと考えているだろうが、あの大声で台無しである。 明日の朝には公園中のゆっくり達が津波が迫る海岸へと向かうのだから愉快なものだ。 私はハーメルンの笛吹きになった気分で、ポチと家まで行進した。 翌日となった今日は日曜だ。早くも時刻はお昼を過ぎ、ポチとの昼の散歩が終了した。 そうして家の前まで帰りついたのだが、今日は珍しい事に散歩帰りのお隣さん夫妻に遭遇した。 日曜はいつも家族で車に乗って出かけているイメージがあるので以外である。 「こんにちは」 「どうもこんにちは」 お隣さん夫妻と二人に連れられる飼いゆっくりのまりさに挨拶をする。……いや、まりさには挨拶してないが。 しかしまあこういう場面ではポチがいると便利なものだ。 愛想の良いポチは尻尾を振ってお隣さんに近付くので、結構いい雰囲気になる。 「ゆっ! おとうさん、おかあさん! まりさはこのじじいとおさんぽさんにいくんだぜ! うみさんにいくんだぜ!」 ……以前預かった際に色々あって性格が良くなった筈なのだが、いつの間にか元通りになったらしい糞饅頭が何か言っている。 まあ恐らくテレビで津波の情報を見ているうちに海に行きたいと言い出したクチだろう。 そういう奴は人間にもいる。私には信じられないが…… 「まりさ、お兄さんに失礼な事言っちゃダメじゃないか! それに海は危ないんだぞ!」 「おとうさんなにいってるんだぜ! うみさんはゆっくりしてるってありすがいってたんだぜ!」 「野良の言う事を聞くんじゃありません!」 ……待て、野良の言う事を聞くな、とな……ひょっとしてこの糞饅頭、散歩中に野良から海の情報を仕入れたのだろうか? では間接的にこいつに変な事を吹き込んだのは…… 「すみません、せっかく躾けて頂いたのに、またこんな風に……」 「い、いえいえ。ちょっと生意気なくらいがいいですよ。それにだぜ口調は個性だって誰か言ってましたし」 「まりさはうみにいきたいんだぜ! じじいといくんだぜー!」 「ほら、帰るよまりさ!」 ……何か心に引っ掛かる物がありつつもお隣さんと別れ、私とポチは家路についた。 ポチがリビングでハイパーごろごろタイムに突入する中、私は一人パソコンを起動。 検索サイトのトピックスにある津波の情報を見ると、早い所では早くも数十センチ単位の津波が押し寄せているようだった。 ……大災害という程の規模ではない事にとりあえず安堵する。 となると興味の対象は当然自分が蒔いた種に移る。もちろん、ゆっくりという名の種だ。 私の住む町の先にある某町の海岸にはウェブカメラが設置してあり、ネット上で二十四時間海岸の様子を見る事が出来た。 その海岸での波の高さは予想では五十センチ程度となっているが、こればっかりはどうなるのか判らない。 まあ津波の規模がどうあれ、海岸に集まったゆっくり達を高見の見物というのも乙な物だ。 ※ ※ ※ 「ゆっゆーん……やっとついたよ!」 先日男から入れ知恵されたれいむは子供達を頭に乗せ、朝一番で公園を出発して海岸まで辿り着いていた。 時刻はお昼を過ぎており、れいむのゆん生初の大移動は彼女にとって大変な負担だ。 だが、その甲斐はあったのだと彼女は確信していた。 邪魔なコンクリートの壁の間にある階段を下りると、見えてきたのは大海原だ。 町中ではおよそ嗅げない潮風は臭いがどこか懐かしさがある。 でこぼこした岩にはおいしそうな虫達がうようよいる。……動きが早すぎて捕まえられないだろうが。 足元の砂浜には町で拾ったどんな宝物よりも綺麗な貝殻が山ほどある。 彼女は今、猛烈にゆっくりしていた。 「うみさんはゆっくりしているね! ここをれいむのゆっくりぷれいすにするよ!」 「ゆわーい!」 「うみしゃんはゆっくちちてるにぇ!」 亡き夫・まりさの忘れ形見である赤れいむと赤まりさも嬉しそうだ。 ……が、幸せは長くは続かない物である。投稿先的に考えて。 「やっとついたわ! ここはありすのとかいはなゆっくりぷれいすね!」 「ゆゆっ?」 何という事か。いつの間にかれいむ一家の後ろには同じ公園に住んでいたゆっくりありすがいるではないか。 「あ、ありす! なんでここにいるの!? ここはれいむのゆっくりぷれいすだよ! ゆっくりしないででていってね!」 「あら、きのうだれかがいっていたのよ。うみさんはゆっくりしているって。ここはとかいはなありすにふさわしいわ!」 「ゆー! ありす、ここはれいむのゆっくりぷれいすだよ!」 「ここはまりささまのゆっくりぷれいすにするよ!」 「「……ゆ?」」 何という事か。いつも間にかれいむ一家とありすの後ろには同じ公園に住んでいたゆっくりまりさがいるではないか。 それだけではない。まりさの後ろには、町中のゆっくり達……いや、他の町のゆっくり達までもが、大勢いたのである。 「どぼじでごんなにいるのおおおおおおおおお!? ここはれいむのゆっくりぷれいすだよ!?」 「なにいってるの! ここはありすのゆっくりぷれいすよ!?」 「まりささまのゆっくりぷれいすだよ!」 「でいぶの(ry」 「まりさの(ry」 「んほ(ry」 それからは一瞬だった。 恐らく数百は下らぬ数のゆっくりが騒ぎ始め、もはやおうち宣言は何の意味も持たなくなった。 そうなると、夏場は海水浴場となっているこの海岸は今、大勢のゆっくり達に手当たり次第に蹂躙されるハメになる。 目ぼしい貝殻や漂着した珍しいゴミは尽く奪われ、打ち上げられた海草や生ゴミはたちまちのうちに食べられる。 「ゆゆっ! へんなさかなさんがおちているよ! むーしゃ、むーしゃ……それなりー」 数匹のゆっくりに囲まれて食べられているこの魚、実はリュウグウノツカイという滅多に打ち上げられない深海魚である。 そんな事など露知らず、ゆっくり達は食らい尽くしてしまった。 ちなみにこの魚、打ち上げられていると地震が起きる等の言い伝えもあるというが…… 「もう、こんなにいっぱいいたらぜんぜんゆっくりできないよ! ……ゆ?」 他のゆっくりを呼び寄せた張本人のれいむが異変に気付いたのは、海に来てから三十分程経った時だった。 あちこち掘りつくされた砂浜に飽き飽きしていたれいむ一家は、何処までも続く大海原に目を向け、そして気付いてしまった。 遥か遠くまで続く水平線の向こうで、一際大きな波が……彼女は知る由も無いが、人間が津波と呼ぶ物が見える気がするのだ。 「ゆゆっ! おちびちゃん、うみさんをみてね! なんだかゆっくりできないよ!?」 海に入ったらあんよがふやけ、命に関わる事をゆっくりは知っている。だから彼女達はあまり海に行こうとしていなかった。 ここに来てからも波打ち際から少し余裕を持って貝殻やご飯を集め、波が去った後に貝殻を探すのは余程勇敢か無謀な個体だけだ。 だが、次に来る波は何かが違う。気付くとれいむは、海に背を向けていた。 「かいがらさんがないよ! ゆっくりしないででてきてね!」 周囲には未だに地面を掘るゆっくりが大勢いた。 「だづげでねえ!? あんよさんうごいてええええええ!」 穴を掘りすぎて染みてきた海水に浸かって死に掛けているまりさもいた。 だがそんなものは一切無視だ。この波は、あまりにゆっくり出来ない気がしたから。 「みゃみゃ、どこにいくにょ!?」 「おうちにかえるよ! ゆっくりしないでいそぐよ!」 生涯見せた事の無い全力疾走を見せるれいむ。普段の足音がぽよんぽよんなら、今はポヨンポヨンポヨンくらいはあろうか。 海岸には今も新しく来たゆっくりが次々と姿を見せ始めている。そしてれいむはそれを素通りする。 「ゆぎゃああああああああああああああああああああ!!」 ――そして、惨劇は始まった。 今までのどんな波の音よりも一際大きな音が響くと同時、波打ち際に居たゆっくり達の悲鳴が上がった。 れいむがそれに驚き振り返るとそこは阿鼻叫喚。 今までと桁違いの高さを誇る波がゆっくり達を飲み込み、そして全く勢いを衰えさせる事なく突き進んでくるではないか。 その中のどこかに同じ公園に住んでいたありすがいた。まりさもいた。……そして、皆平等に飲み込まれた。 「ゆぎゃああぶんっ!?」 ゆっくり達は波打ち際に置き去りにされたビーチボールのように転げ回り、その間原型を失っていく。 帽子が取れ、口元から体が裂け、海水の塩分でその目は使い物にならなくなる。 髪の毛が、目玉が、歯が、餡子が波の中でかき混ぜられ、砂色だった波は次第に黒ずんでいく。 既に足元がふやけていたまりさは、波を浴びた拍子に体がばらばらになり、餡子で波を更に染め上げた。 どれだけゆっくりを飲み込んでもその勢いは変わらない。 れいむがようやく正気を取り戻した頃には、既に波はかなり接近してしまっていた。 「ゆっ……ゆわああああああああ! いやだ! れいむはゆっくりしたいのにいいいいいいいいいいい!」 その頃には他のゆっくり達も異常事態に気付き、海に背を向け跳ね始めていた。 ……だが、全ては遅すぎた。 自動車の走る速さに相当する津波のスピードに、ゆっくり如きが敵う道理はない。 「いやじゃああああああああああああああ!」 ついにれいむ一家は波に捕まり、その身はみるみる削られていった。 頭に乗せた赤れいむと赤まりさは即座に引き剥がされ、餡ペーストと化していく。 れいむ本人はその事に気付く事なく、猛烈な波の勢いにただ押され、何も考えられない。 「ごぼっ……」 やがて砂浜を囲う防波堤となっているコンクリートの壁に激突し、彼女は餡の花を散らせた。 ※ ※ ※ 私はしがない虐待お兄さん。 ……ウェブカメラで見た光景は中々に壮絶なものだった。 海岸に大勢集まったゆっくり、そしてそれを洗い流した津波…… 津波の高さは三十センチだと先程速報が出ていたが、いやはや凄まじいものである。 幸い海岸はコンクリートで囲ってあったので家屋等に被害はなかったようだが、中にいたゆっくり達は一網打尽だった。 ウェブカメラなので細かい様子は見えず全体像を見れただけなのだが、それでも十分だ。 ……しかし同時に、ゆっくり達の情報伝達力というか、口コミの速さに驚いた。 私が声をかけたのは先日の野良れいむ一匹だけである。 他はせいぜい同じ公園内にいた他の野良が聞いた程度の筈だ。 それがこうして凄い数になる……奴らは時々こちらの予想を超える事をしでかしてくれるから困る。 せいぜい公園のゆっくり全滅だ! のつもりで吹聴したのにこれだけの数が死んでは、海洋汚染が凄いのではないか。 ……いや、実際凄いだろう。数百匹はいそうだったし。 ……。 私は考える事をやめ、ポチと夜の散歩へ出かけた。 『えー、先日日本で発生した津波は各地で被害をもたらしたのですが、某町の海水浴場では奇妙なことに、 ゆっくり達が海岸に集まり、そして津波に飲み込まれました。○○教授、これは津波の発生と関係があるのでしょうか?』 『ゆっくりの生態についてはまだ未知の部分が多く、今回の津波との関係性ははっきりとは指摘できません。 しかし、何百匹というゆっくりが海岸に集まるという事は極めて稀です。 ゆっくり達が何らかの理由で海によくない事が起きると感じ、集まった可能性がありますね』 『なるほど。しかし、スマトラ沖地震ではゾウが高台に避難したという話がありましたが、ゆっくりは何故海に行ったのでしょうね?』 『まあ、ゆっくりですから……』 ……翌日のテレビのニュースを見て、私は青ざめてしまっていた。 何という全国区扱い。ニュースに名前が出る事自体稀な某町の海水浴場がこれでもかと映し出されてしまっているではないか。 海は餡子に染められ黒ずんでおり、海岸には波に蹂躙されたゆっくりの死骸で溢れていた。 目玉や顔の一部が散乱する砂浜はまさにゆっくりの地獄そのもの。 虐待お兄さんとしてはキャプして永久保存決定だが、こんな報道の元となったのが自分ではどうも…… 『それでは○○教授、もしかしたらゆっくりを研究すれば、地震等の予知も可能になるでしょうか?』 『今回のような事があれば、無いとは言い切れませんね。今後研究する価値はあるかも知れません』 ああ、何か凄くまずい事を言っているぞテレビの向こうで。 研究したって何一つ地震や津波の予知には繋がらないし、お金と時間の無駄に他ならない。 ……社会的に見ても結構な騒ぎになってしまっている。 自分のちょっとした思い付きがこんな事になるなんて……正直凹む。 凹んだ気持ちのまま出勤の時間を向かえ、私は足取りが重いまま家を出た。 「ゆわーん! まりさうみさんにはいきたくないんだぜー!」 「連れて行かないよ。ほら、お父さんに行ってらっしゃいをしなさい、まりさ」 「ゆわーん!」 ……ふと目に付いたのは出勤するお隣さんと見送る奥さんと糞饅頭。……糞饅頭は号泣しているではないか。 「おはようございます。……まりさは何を泣いてるんだ?」 「あら、おはようございます。いえね、今朝のニュースで海岸でゆっくりが津波で一杯死んだニュースを見てね……」 「ゆわーん! ごべんなざい! もううみざんなんでいぎまぜんがら!」 ……とりあえず、糞饅頭に海の怖さを教える事が出来たらしい。 そう考えるだけでも救いがあるというものだ。 数百というゆっくりの命はこいつにとって高い授業料だっただろうが、お陰で海に無意味に行こう等とは生涯思うまい。 ……元はといえばこいつが海に行きたがったのも私が野良に吹聴した結果だから、本当は救いも何もないのだが。 何はともあれ、今回の津波に限らず、自然災害はいつ私達の身に降りかかるか分からない。 今回の事をきっかけに、災害の怖さを理解し、備えを十分にしていく事が大事だろう。 ……綺麗に〆るのは無理があるか。 【完】