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←陽影みちひ 迷惑ロボ2号→ 咲夜 ■性別:女 ■攻撃力:15 ■防御力:8 ■体力:6 ■精神力:1 ■瀟洒:0 ■所持プリン:3 ■特殊能力名 血とメイドの懐中時計 ■特殊能力内容 [発動率65% 成功率100%] 同マスの、特殊能力によりターン制限つきで召喚されたキャラ1体に効果。 マップ上にとどまっていられる時間を1ターン延長する(バステ扱い) 制約なし。 効果:バステ付与 バステ効果:召喚キャラをその場に引き留める 範囲:同マス一体 時間:1ターン 制約:制約なし 調整:シンプルボーナス
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咲夜さんは瀟洒で完全!! 咲夜さんは絶望の嫁!! 咲夜さんは瀟洒で完全!! 咲夜さんは絶望の嫁!! 咲夜さんは瀟洒で完全!! 咲夜さんは絶望の嫁!! 咲夜さんは瀟洒で完全!! 咲夜さんは絶望の嫁!! 咲夜さんは瀟洒で完全!! 咲夜さんは絶望の嫁!! 咲夜さんは瀟洒で完全!! 咲夜さんは世界一の美人!! ごめんね絶望さん。改心して弾幕的なのつくるよ HIMAUP_uljp00013.jpg 十六夜 咲夜(いざよい さくや) 東方Projectに登場する人物。愛称は咲夜さん、さっきゅん。 幻想郷にある「紅魔館」に仕えるメイド長。完全で瀟洒な従者。 種族は人間。主人は紅魔館の主レミリア・スカーレット。 時間を操る程度の能力を持つ。戻したり進めたりも自由という便利な能力。 PA…なんて言ったら… {<ニニ【コ <ニニ【コ <ニニ【コ <ニニ【コ <ニニ【コ <ニニ【コ <ニニ【コ <ニニ【コ <ニニ【コ HIMAUP_uljp00008.jpg 咲夜さんはまぎれも無く本物です。 そう!それは完成された美しき!!(ry テーマ曲はメイドと血の懐中時計、月時計~ルナ・ダイヤル、フラワリングナイト。 どれも良曲なので聴くべし。 容姿は瀟洒。ふつくしい・・・ ふつくしすぎる・・・ 武器は投げナイフ。特技は料理やナイフ投げ・・・etc。 説明してったらキリないです! 何故なら瀟洒で美しすぎるから・・・ 犬耳もよく似合う。 HIMAUP_uljp00006.jpg HIMAUP_uljp00051.jpg 嗚呼・・・美し過ぎです・・・ 咲夜さん・・・ by絶望 ページの制作は四翼に許可を頂きましたw imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/touhouisouketu/pages/24.html
ステータス 属性:地 HP 5500 攻撃 230 防御 210 速度 160 スキル [光]殺人ドール 消費20 敵単体に攻撃します。 Lv 威力 1 60 2 3 4 5 ∟[光]陰陽鬼神玉 +... 消費30 敵単体に攻撃します。 更に能力上昇を50%緩和します。 Lv 威力 1 90 2 3 4 5 [光]ルミネスリコシェ 消費30 貫通攻撃を仕掛けます。 Lv 威力 1 60 2 3 4 5 ∟[] +... 消費 Lv 威力 1 2 3 4 5 [光]パーフェクトスクウェア 消費0 CT消費なし。 ディレイ:5T 自分の速度を上げます。 Lv 威力 1 12% 2 3 4 5 ∟[] +... Lv 威力 1 2 3 4 5 [光]瀟洒なメイド 確立で能力の減少を防ぎます。 Lv 威力 1 15% 2 3 4 5 ∟[] +... 行動後にSPが回復します。 Lv 威力 1 2 3 4 5 [光]ルナダイアル 消費30 縦一列に攻撃します。 更に速度を10%下げます。 Lv 威力 1 60 2 3 4 5 ∟ +... Lv 威力 1 2 3 4 5 [光]タイムストッパー咲夜 消費40 ディレイ:2T 敵単体に攻撃します。 更にCTを20%減少します。 Lv 威力 1 120 2 3 4 5 ∟ +... Lv 威力 1 2 3 4 5
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・《十六夜 咲夜》 ・《紅魔館のメイド、十六夜 咲夜》 ・《完全で瀟洒な従者 十六夜 咲夜》 ・《小夜嵐(さよあらし)のメイド 十六夜 咲夜》 ・《電光石火のメイド 十六夜 咲夜》 ・《デフレーションワールド》 ・《咲夜の世界》 ・《パッド長って言ったヤツ誰だ!?》 ・《嫉妬》 ・《瀟洒な対応》 ・《お嬢様の用命》 ・《咲夜の懐中時計》 名前 コメント
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基本情報 デッキ名:PAD4つは詰めすぎ。 作成者: ゆき 最終編集日:2010/2/10 デッキ構成 Leader Lv4 十六夜 咲夜 3x 奇術「ミスディレクション」 3x 幻象「ルナクロック」 2x 幻幽「ジャック・ザ・ルドビレ」 3x 幻符「殺人ドール」 2x 奇術「エターナルミーク」 3x 幻葬「夜霧の幻影殺人鬼」 3x 傷魂「ソウルスカルプチュア」 3x 時符「シルバーアキュート360」 2x 逢魔が刻 3x 時間減速 3x パターン避け 2x 根性避け 3x 霊撃 2x 離剣の見 3x 時間停止 戦法 5幕になってアキュートや霊撃が登場し、貧弱だった咲夜のおっぱ……いや、 火力が向上したおかげで出てきた、攻撃重視タイプの咲夜4です。 火力はAカップからBカップぐらいにはうわなにするやめ(ry そのかわりこのデッキで戦う場合、 咲夜のもう一つの主戦法であるデッキアウト勝ちは望めなくなります。 アキュートは受けに使っても非常に優秀で、序盤はあきゅんやミスディレクション・ ルナクロックなどで受けたり、時間減速を相手のスペルに貼って足止めしながら 様子を見て戦います。 このデッキは基本、序盤は受けに回り、中盤以降攻撃に転ずるというのが主戦法ですが、 チャンスがあれば、序盤からミスディ・ルナクロックで相手の体力やデッキを ちくちく削っていきましょう。 相手のキーカードが落ちてくれると、なおさらラッキーですよね (むしろそれが重要かも)。 呪力のたまる中盤以降は、咲夜の飛車角である夜霧の幻影殺人鬼や ソウルスカルプチュアで殴っていき、時間停止で相手の攻撃・迎撃を足止めし、 最終盤、霊撃で止めを刺す、というのが理想の展開です。 夜霧で戦う場合、受けを主に考えがちですが、防壁1・高速移動2という 優れた基本能力を持っていますので、殴った方が得しそうだ、という局面では じゃんじゃん殴っていきましょう。 最終盤、アキュートでトドメを刺しに行く時は、4つPADを詰め…いや何でもない… 4回アキュートの特殊能力を使うと貫通と誘導弾が自動的に付くため、 根性避けやレーザー避けなどに気をつけなければなりません。 離剣の見・咲夜のリーダー能力・スカルプの特殊能力など、命中補正のイベントや 能力がたくさんあるので高回避指向キャラが相手だとかなり戦いやすくなります。 それほど大きな打点がない、というのを逆用する形で、強力なデッキ構成として 注目を浴びている諏訪子3神奈子1辺りも、有利に戦いを進めることができるでしょう。 弱点 貫通を持っているスペルが夜霧しかないので、高防壁キャラは苦手になります。 紫3↑あたりだと漱石枕流を1・2回我慢すればなんとかなる時もあるかもしれませんが、 にとり3↑で大瀑布がブン回る展開になったら、ほとんど勝ち目がありません。 負けたら「それが盟友に対する仕打ちか!」と負け惜しみを吐いて納得しましょう。 かなり改善されたとはいえ、決定的な打点力不足はいかんともしがたく、 大きなダメージを与え合うような大味な宴になると、かなり厳しいと思います。 応用 紅魔館メイド隊 不足しがちな火力の補給に。 紅魔の住む館 強いと思うのですが、いかんせん消費呪力が重たく、 現環境だとシーン先貼りしたほうが不利になりがちなので (お互いにシーンを握っていることが多いため)、ロマン程度に……。 咲夜の世界 名前といい、効果といい、全国1千万人の咲夜ファン垂涎、 ロマンカードの最高峰です。 ただ、よっぽど呪力が有り余る展開にならないと使いどころが……。 カードゲームはロマンだZE☆と男前なあなただけに。 名前 コメント
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十六夜咲夜は瀟洒にして従順な悪魔の狗である。 故に主の指示は絶対。何においても優先されるべき事項であらねばならない。 だから、 「咲夜。貴方は少し時間操作に頼りすぎるキライがあるわ。それでは現状からの脱却は図れない。成長なんてあるはずもない。なので当分の間使用禁止ね。いいって言うまで時間止めちゃ駄目だから」 等という無体極まりない事を言われたとしても遵守せねばならないのだ。 それ絶対今思いつきましたよね。なんて思ってても口に出さず、ただ一言、了承の意を表す。 現状からの脱却、新たなステージへの扉。結構ではないか。 お望みとあらば如何なる私にでも成りえましょう。この身は常に、髪一本から血液に至るまで貴方だけの物なのだから。 「あ、当然だけど職務上の失態にはペナルティーを課すから。とりあえずワンミスにつきスカート膝丈マイナス1cmね」 「……ハイ」 うるさい。泣いてなんかない。 「場合が場合だし否も応も言ってられないわ。不本意ではあるけど私の手が回らない分はサポートをお願い」 「期待してたわけじゃないですけど、わざわざ呼び出されて上にそこまで言われたんじゃ流石に凹みます」 能力を制限しての職務遂行に不安を感じた私は、まず補佐をつける事を考えた。 美鈴は(仮にも)門番なので持ち場を離れさせるわけにはいかないし、小悪魔も立場上、パチュリー様の傍を離れるわけにはいかないだろう。妖精メイドでは、とてもではないが任が務まるとは思えない。 そこで白羽の矢が立ったのは、先日湖畔で行き倒れていた所をお嬢様の気まぐれで拾われた○○という男。 捨ててきなさいと主張する私やパチュリー様に対してお嬢様はしたり顔で「これも運命よ」等とのたまったものだが、そんなノリで近い将来紅魔館が浮浪者だらけにならないか、密かに胸を痛める日々である。 さりとて、○○も全くのゴクツブシというわけでもないようだった。 労働力の足しにでもしてくれと言う彼にとりあえず仕事を与えてみたのだが、これが存外に覚えも早くその仕事ぶりもなかなか配慮が行き届いたものだったので、これには正直驚かされた。 現に今も不満を口にしながらも呼び出しに素直に応じる辺り、職業意識も悪くない。 だというのに、ただ一つ、どうしてもこの男に素直な評価を下せない理由がある。 「しかし能力制限とはまた思い切った事を始めたもんですね」 あたかも自分が難題を仰せつかったかのように、難儀そうに言う○○。 「だからといって完成度の低い仕事をするつもりはないわ。無論手を抜くつもりもね」 「立派ですけどあまり無茶はしないで下さいよ」 そう言って今度は苦笑交じりにこちらを気遣ってくる。こういう所は素直に好感がもてる。 そこでふと、○○は何かに気付いたかのように真剣な顔で考え込み始めた。 時折こぼれる「そうか、普通の人と……」という呟きが、何やら不穏な気配を感じさせてやまない。 「あの、○○?」 放って置くべきかとも思ったが、異様な雰囲気にのまれてつい声をかけてしまう。 そしてそれはすぐに失敗だったと後悔する破目になった。 名前を呼ばれた○○は俯き加減だった顔をガバッと上げて、妙な決意を宿した眼をこちらに向けて一息にまくし立てた。 「つまり今の咲夜さんは普通の婦女子となんら変わらんわけですね!? 今なら勢いに任せて強引なイチャイチャ展開も可だと!」 「ちょっと落ち着きなさい。○○」 「大丈夫。心配はいりません。腐ってもこの○○、紳士です。普段と違う状況下で内心小動物のように震えているであろう貴方の心ごとエスコートして差し上げます」 「妄想なら自分の部屋でやってもらえるかしら」 「っていうか正直、辛抱たまりません。咲夜さん愛してr」 いい加減うんざりしてきたので、取り出したナイフで頬をペチペチ叩いてやると○○はおとなしくなった。 「さっき言ったわよね?『手を抜くつもりはない』って。部下の躾も然りよ。オワカリ?」 「・・・いえす、まむ」 「よくできました。それじゃ別命あるまで待機。以上」 「ラジャー」と力無く答えてトボトボと去っていく○○。 本当に、ああいう所さえなければ評価してあげてもいいのだけど。 「○○」 「なんすか」 「後で買い出しにいくから里まで付き合いなさい。荷物持ちよ」 俄かに○○の顔が喜色に染まっていく。 「デートですか!」 「だから荷物持ちだって……あぁ、もう如何とでも取ればいいわ」 なんにせよ、こんな事で子供みたいにはしゃぐ○○を見ていると、こう思わなくも無い。 当分はこのままでも良いかもしれない。と。 うpろだ1050 ─────────────────────────────────────────────────────────── ガシャーン けたたましい音と共に調度品がコナゴナになった。 「ああ、また……」 「咲夜さん、大丈夫ですか?」 「いえ、さすがにこれほどコナゴナになってると直すのは無理ね……」 「いや、俺が言っているのは咲夜さんの方ですが」 「私のことはいいから、ほらホウキとチリトリ持ってきて」 「はい」 言われた通りにホウキとチリトリを持ってきて粉砕された壷を二人で掃除しながら俺は咲夜さんを見ていた。 今日の彼女はどこかおかしい。さっきみたいな普段しないようなミスをしたりボーッとして話しかけても上の空だったりしている。 紅茶に間違えてトカゲの血を入れてお嬢様が噴出した時は笑いを堪えるのが大変だったが。 「本当に平気ですか?」 「……え、ごめんなさい。聞いてなかったわ。それでなに?」 「咲夜さん、やっぱり休んだほうがいいですよ」 「そうもいかないでしょ、私が休んだら誰が紅魔館の仕事を行うの?」 「それはそうですが……」 「ムダ口はそれ位にして、これを捨ててきてちょうだい」 渡されたゴミを持ってゴミ捨て場に向かおうとしたら、背後でパタリと何かが倒れる音がした。 慌てて振り返るとそこにはうつ伏せになっている咲夜さんがいた。 「あ、あれ? おかしいわね、なんで急に」 無理に体を起こそうとするが腕に力が入らないのか、また倒れこんでしまう。 「ほら、やっぱり無茶してたんじゃないですか」 「な、何言ってるのよ。これは転んだだけよ、すぐ立ち上がるからあなたは別の仕事をしてなさい」 そう言って三度起き上がろうとするが、その姿はまるで病人が無理をしている風にしか見えない。 「咲夜さん、失礼します」 「きゃっ!?」 彼女の背と膝の下に手を入れて抱きかかえるようにして立ち上がる。いわゆるお姫様抱っこというやつだ。 「ちょ、○○! 下ろしなさい!」 「だめです。このまま部屋まで連れて行きます。で、場所は何処でしたっけ?」 じたばたと暴れていた咲夜さんだったが、逃げられないことを悟るとしゅんとして大人しくしてくれた。 「……そこを右に曲がって突き当たりの部屋が私の部屋よ」 「わかりました」 部屋のドアを開けて中に入り、ベットに咲夜さんを寝かせる。ここまでほんの少しの時間しか経ってないのに彼女は気を失っていた。 布団をかけて俺は永遠亭に足を運んだ。 「疲労ね。しかも疲れがとれてない状態でかなり無茶をしているわね。今日は一日休養を取らせなさい」 「わかった。ありがとう永琳」 永琳を見送ったあと部屋に入ると咲夜さんはベットから起き上がろうとしていたので慌ててベットに寝かす。 「と、とめないでちょうだい、まだ仕事が残ってるんだから……」 「駄目ですってば。今日一日はゆっくりしていなくちゃいけないって言われたばかりでしょう?」 「で、でも掃除が……」 「それは小悪魔とメイド妖精がやってくれてます」 「せ、洗濯もまだ……」 「美鈴が今干してます」 「う……それじゃあ料理にお嬢様のお世話は……」 「料理はパチュリー様が、お嬢様は自分でできることは自分でしてわからないことは明日聞くそうです。 あとお嬢様の言付けで、「咲夜にそんなに負担をかけていたなんて主失格ね。今日は一日休むこと。これは命令よ」とのことです」 「……わかったわ。で、あなたは何をするの?」 「咲夜さんの監視だそうです。放っておくと何かしら始めるだろうからそれを食い止めなさいって。実際起き上がろうとしてましたし」 「い、痛いとこ突いてくるわね……。わかった、今日は休養を取らせてもらうわ」 ようやく落ち着いて休みを取ってくれることになり、ほっと一安心だ。 が、何故か顔を赤くしてこちらをチラチラと見てくる。何だろう、何か言いたいことでもあるのだろうか? 「あ、あの○○……着替えたいのだけれど」 「あ、そ、そうですね、俺がここにいたら着替えられませんよね。じゃ外にいますので着替え終わりましたら声をかけてください」 ギクシャクとした動きで部屋の外に行き、声がかかるまで待つ。あー顔が熱い。 しばらくして、もういいわよと言われたので中に入ると部屋着に着替えた咲夜さんがベットに寝ていた。 「……こうして二人きりになるのは久しぶりね」 「そうですね、会ったとしても会話はほぼ仕事のことばかりでしたからね」 「ねぇ、何か話して」 「話っていってもこれといって面白いことはないですよ」 「それでもいいわ」 「ええそれじゃあこの間神社であったことなんですけど……」 ――少女、青年談笑中―― 「で、結局魔理沙が一番被害を被ったわけで」 「まあ、自業自得というやつね」 と、ドアをノックする音が聞こえたので開けるとそこには茶器を持った美鈴がいた。 「お見舞いにきちゃいました。大丈夫ですか? 咲夜さん」 「あんまり良くはないわね。ところでそれは何?」 「ふふふ、これは特製の漢方茶です。これさえ飲めばたちどころに疲れなんか吹き飛びますよ!」 「……美鈴、あんまり言いたくないけどそれ高麗人参とかガラナやにんにくなんて入れてないよね?」 「失礼ですね○○さん。普通のお茶ですよ。ささ、冷めないうちに飲みましょう」 テキパキとお茶の準備をする美鈴。普段は門番としての姿しか見ていないので手際のよさに驚いた。 それは咲夜さんも同じようだった。 そして彼女の淹れてくれたお茶を飲んでみる。ふむ、甘い香りが鼻を通り抜けお腹の中からぽかぽかと暖めてくれる。すごくおいしい。 けれどもこのお茶、めちゃくちゃ眠気を誘う。なんでもない俺が眠気を耐えるのが精一杯なほどだ。 咲夜さんの様子を覗うとうつらうつらとして心ここにあらずという状態だ。 「……○○さん、どうやら効いてきたみたいですね」 「美鈴いったい何したのさ」 「このお茶元々リラックス効果が高いんですが、寝つきを良くする茶葉を多めに入れてみたんですがどうやら成功したみたいですね」 「なるほど、その薬草の力で眠らせてしまおうってことだったのか」 お茶を飲み終えると美鈴は茶器を片付けると部屋を出て行ったがドアから顔を出してこっちを見ていたので 何かまだあるのかと思っていたらニヤニヤと笑いながら俺に話しかけてきた。 「○○さ~ん、いくら咲夜さんがぼ~っとしてるからってネチョいことしちゃダメですよ~」 「ばっ、誰がそんなことするかっ!!」 「きゃ~怒られた~」 まったくいつも一言多いんだからな美鈴は。 俺はベットの側に行き、咲夜さんに話しかけた。 「咲夜さん眠そうだから、俺はこれで失礼します。何かして欲しいことありますか?」 「えっと……それじゃあ」 布団で顔を半分隠して上目遣いでこう言った。 「……お休みのキスをちょうだい」 「ああ、お休みのキスですね。わかりました……ってええっ!?」 うう、急にそんなことを言われるとは思わなかった。 だっていつもは完全で瀟洒なあの咲夜さんが今は普通の女の子になっているんだぜ!? そしてさっきから軽く目をつぶっていつでもどうぞっていわんばかりの姿だし。 しかし、ここで期待に応えなければ男じゃない! 俺はおずおずと彼女に覆いかぶさり 「い、いきます」 「ん――」 彼女と唇をそっと合わせた。 「――これでいいですか?」 「うん、元気も貰ったし明日にはいつも通りになると思うわ」 「それはよかった」 「本当なら続きもしてあげたいんだけれどこんな状態じゃあね。だから元気になるまでお預け。 そうしたらキスもその先もいっぱいいっぱいしてあげるから」 「あ、あぅぅ……」 「あら、赤くなっちゃってかわいい。あふ……それじゃおやすみなさい」 すぅ、と咲夜さんの吐息が落ち着く。眠ってしまったようだ。 俺はドアと開けると咲夜さんを振り返って最後にこう告げた。 「お疲れ様です。メイド長」 静かにドアを閉めると部屋を後にした。 うpろだ1058 ─────────────────────────────────────────────────────────── 紅魔館――――――――幻想郷に来てから身を寄せている場所だがここに来てまだ2年ほどだ。 待遇的には「傭兵」。とはいえ館内が主で外出は稀だ。 「○○。お疲れ様。悪いけどちょっと手伝ってくれる?」 十六夜咲夜。ここに来るきっかけになった人物だ。通称「咲夜さん」。 「了解。援軍が来たからには安心かと」 こういう仕事は慣れている。ここに来るまでこの傭兵の肩書きのおかげで多種多様な仕事をしてきた。 ちなみに今日の収穫は街で買った懐中時計。 「ふぅ…依頼終了と。ところでこのビー玉もどきの正体とか知らない?」 ここに来てからなぜか持っていた赤・青・緑・白・黄の「ビー玉もどき」。正直自分でもよくわからない。 「頭の中までは完璧じゃないし…図書館にでも行けばいいんじゃない?」 「あ。そっか…パチェならわかるかな」 夜が明けてから着替えて行ってみる。結構図書館には行く方だ。 ―――傭兵移動中&受講中――― ヴワル魔法図書館。幻想郷の中で本の量が一番多そうなこの館の書斎。ちゃんとノックはする。 「開いてるからどうぞ…ゲホっ…」 極端に短い相槌。パチュリー・ノーレッジ。この図書館の主で喘息持ち。見ていてハラハラする。 「珍しいモノ持ってるじゃない。興味深いから見せてくれる?取ったりしないから」 ………新手のカツアゲかこれは。流し目で見られると妙な緊張感が走る。いや…むしろ威圧感か。 見せてみると大体分かったのかジト目で話し出した。正直ジト目は怖いが結構いい話は期待できる。 「この5つの玉には霊獣が宿ってる…それぞれ強大な力を持つ霊獣がね。とりあえず座って」 霊獣なんて見たことも信じたこともなかった。淡々と話されるこの玉の能力。とりあえず座る。 「この4色…四神は今の状態で使えるけど黄色は今はダメ。下手すれば――死ぬ場合もあるから」 そんな現代で言えば核兵器やら放射能やら地雷原みたいな代物が混じってるとは思っても見なかった。 「この黄色い玉は麒麟…この子達のリーダー格…言って見れば頂点に君臨する存在」 黄色い玉はまだ無理だとしても意外に使える能力が多いことがわかっただけでも収穫だ。 「死にたくないならこれは絶対使わないこと。どんな状況でも。泣く人…いるでしょ?」 咲夜さんのことはバレてたらしい。紅魔館のブレインには及ばないか。 「守ってあげてね…あの子…ホントはすごく脆いから」 ここまで洞察力があると敬服どころか畏怖に値する。そろそろ戻るか。 ―――傭兵移動中――― 「どう?答えは出た?…何その目。この私と弾幕張ろうって目?」 「ちょっと四神の力ってのを試したくてさ。時間あれば軽くでいいから」 「アンタねぇ…後悔しても知らないからね。少し待って。用意してくるから」 場所は近くの森上空。早くも咲夜さんは本気モード。軽くヤバい。むしろ軽くない。ヘビーだ。空気的に。 「じゃあ…早めにチェックメイトにしてあげる。幻在『クロックコープス』!!」 「結構しっくり来るな…。朱雀『紅煉獄炎翔』!!」 飛んでくるナイフが炎で相殺されるが次の手が早い。相手に取って不足なしだ。 「アンタが敵じゃなくてよかったわ…ホントに。傷符『インクライブレッドソウル』!」 「まぁそれはお互いに!白虎『白刃裂風牙』!!」 ピンポイントでナイフを風で吹き飛ばして回避する。正直驚いた。さすがは霊獣。 「嘘…――――ふーん。じゃあ本気出すから。奇術『ミスディレクション』!」 「前から――後ろ!?手加減ナシか…玄武『翠林城塞砲』!!」 地面から林のような緑色の柱が立って全方位のナイフを防いだ後で左右に展開。その後砲撃。 「ここまでとはね…でもこれで最後。幻世『ザ・ワールド』――――その頑張りは認めてあげる」 「遠慮ナシだ!青龍『蒼穹逆鱗葬』!!―――――――――――――え?」 青い激流が暴走するが時を止められる。直立不動の金縛り。その隙に1つだけナイフが飛来する。 「チェックメイト。ほら。戻って傷口診るからさっさと立って」 「やっぱ敵わないか。この通り戦術的敗北だよ」 読まれていた。敢えてスペルを展開しこちらの手の内を探り最後の最後に時間を止めて一撃を見舞う。 「でも久々に苦戦したのは事実。その努力の成果は凄いって言えるから。でも麒麟は禁止。いい?」 「痛ぅ―――――…練習あるのみ…か。頑張らないとな」 それでも努力は認めてくれた。 「ジョーカーは…切り札は最後まで残しておくもの。力に頼り過ぎると必ずツケがくるの」 「それが今の状態…か。また一つ学んだよ」 紅魔館で手当てを受ける。パチェが麒麟のことを言ってくれたらしい。 それから自分に用意された休憩時間で各スペルの発動までのタイムラグを埋める。 1週間後―――――よりによって紅魔館の幹部クラスが咲夜さん以外留守の日に災厄は来た。 「アンノウン接近!妖怪の部類かと思われます!数…計り知れないです!!」 物見が叫ぶ。計り知れないなら上等だ。咲夜さんに内緒で先陣切ってアンノウンに向かう。 弾幕を張って応戦するが数が数。減る気配は皆無に等しい。スペルは一応温存しておく。 どうやら頼もしい援軍が来たらしい。というか門番どこ行った。戻ってきたら生存率めっさ低いぞ。 「○○!アンタはもう…この戦闘が終わったら一応覚悟はしておくこと――怪我したら許さないから」 「一応心配はしてくれるんだ?…了解。お手柔らかに!」 減らない。むしろ増えてきている。これがアンノウンの正体じゃない。これは『攻撃手段』――弾幕。 「ちょっとコレどこから湧いてくるの!?一向に減らないじゃない…ゴキブリ以上に性質悪いわ」 「これが敵ならとっくに消滅してる――本体を探して集中的に叩けばこれも消えるはず…!」 攻撃方法・正体・形状・特徴・弱点・そして存在全てが未知数にして未確認…正真正銘の「アンノウン」。 「攻撃が向こうに…咲夜さんに集中して…チィっ!霊獣『四神結界』!!」 相手の考えはアバウトにだが読めた。能力が高い方から潰す。シュミレーションゲームの鉄則だ。 「あ…ありがと…これに免じてさっきのはチャラにしてあげる」 助かった。とはいかないみたいだ。弾幕が止む。ボスの登場ということらしい。 「何コレ…ホントに妖怪!?やってやろうじゃない…!!」 ヒドラ。海蛇座のモデルになった9本の頭を持つ大蛇。こんな蛇が幻想入りしていたこと自体驚きだ。 「通りで弾幕が多いわけだ…早いとこ潰して終わらせる!」 とはいえ巨大さでは向こうが数段上だ。周期的にスペルを使って順調に首を落とす。 でも異変が一つ。咲夜さんが身震いしている。下手したら被弾しかねない。 ここは四神結界で防御させながら戦う。 朱雀「紅煉獄炎翔」。 白虎「白刃裂風牙」。 玄武「翠林城塞砲」。 青龍「蒼穹逆鱗葬」。 なんとか親首以外を叩き落として浄化したが少し力加減をミスったらしい。激痛が走る。 「万策尽きたってところかな…違うか。まだ手はある…よな。使ってみるか…麒麟」 単なる独り言。麒麟を使う。生死を賭けた大博打。聞こえて――ないな。 「ダメ…怪我したら許さ…ないって言っ…たでしょ…?」 目の前に気を取られすぎて後方が見えなかった。この掠れた声で思い浮かぶ状況は1つしかない。 結界がブチ破られていた――相当被弾しているはずなのにこんなバカを心配してくれる。 「下がってな…さい。すぐ…終わる…から」 無理だ。その傷で時間なんか止めたらその後無事じゃ済まない。 「関係ないね!――バカだからさ。ゴメン。フルパワーでぶっ放すから下がってた方がいいって」 持っていたナデシコの柄の袋を投げる。咲夜さんナイスキャッチ。 明日が満月。明後日は「十六夜」。いつも足引っ張ってドジ踏んで… それでも認めてくれるせめてものお礼。そのための懐中時計。 『守ってあげてね』――パチェから言われた一言。もちろんそのつもりだ。 「死んでも…知らない…。骨も…拾わない…!」 どんな顔かは声でわかる。 泣いてる顔は見たくない。だから振り向かずに。躊躇わずに。冷徹なる雷をこの手で目の前の災厄に。 「麒麟――――――『雷帝閃煌覇』――――――これで終わらせる」 雷が縦・横・斜め・正面から飛び交う。 ヤバい。意識が飛びそうだ。ここまで強大な雷は操作不可能で逆流しないのが唯一の救いだ。 まだ息絶えないか。あと少し…せめてあと一撃。あと一撃あれば確実に仕留められる。 「それじゃ…最終兵器の登場だ。ジョーカーってのは最後の最後で切るんだよ」 パチェの「賢者の石」を元にアレンジを加えた最後の「リーサルウェポン」。 特攻用に編み出したリミッター解除の最大出力。5つの神の真骨頂を融合させ覚醒させるスペル。 「何を!?それ以上やったら大怪我レベルじゃ済まない!まして麒麟を使った後に!」 最後の最後…むしろ最期にカッコつけさせてくれて感謝はしている。ここに来れてよかった。 「今はちょっと自分の限界ってヤツに挑みたいだけだから。この程度じゃ死なないって」 「この―――――――――――――――――バカ」 ターゲットは目の前のバケモノ。コイツだけは刺し違えても倒す。 「消滅させてやる――聖獣『破邪獣神結界』――まだ――神獣『五芒星滅殺陣』――デッドエンドだ」 これが限界突破の最終兵器。高威力かつ高火力の多段式波状攻撃。おまけに霊獣の加護つきときた。 ここまでは作戦通り。麒麟を呼ばないとこのスペルは使えない。だからあえて逆らってみた。 後はヒドラの浄化を見届ける。一応これで99.9%策は成った。 どうしても0・1%が欠ける策。むしろ99・9%が100%の策。 「明後日…生きてるか死んでるか…どっちかの0.1%に賭けてみるかな…」 意識が途切れる前の生命のコイントス。表か裏かで生死が分かれる。 最後の0.1%――それは自分が死んでも生きても達成される。その段階で初めて真の100%になる。 この策は敵を「ハメる」策でなく「殲滅する」策。いかなる犠牲を払っても。それが自分であっても。 咲夜さんの「誕生日」。わからないから毎年「十六夜月」の日に決めていた。今年は――無理かな。 せめて自力で渡したかったな――懐中時計。絶対泣いてるよ――。 それから何分…何時間…何日経ったのかわからないが目は覚めた。ここは…紅魔館。 「25時間…44分…35秒。――――――ホントに…ほっとけないんだから」 「持ってたんだ…懐中時計。ほら…死んでないし」 冷徹ないつもの声じゃない。泣いてるけど優しい声。 「また足引っ張っちゃったかな…痛ぇ!傷!傷開く!…でもまぁ…いっか」 抱きつかれたところが傷口だったのは言うまでもない。絶対わざとじゃないがこれはダメージがデカい。 それから約1日半。十六夜が出る日。まだ夜には早すぎるが。 「○○!!速効でケリつけて。まだ依頼はあるから覚悟することね」 ちょ…仮にだけど誕生日…今日だってこと確実に忘れてるなこれは。 それでもすれ違い様に呟いてみる。 「咲夜さん――――――誕生日―――――ーおめでと」 うpろだ1062 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「少し風邪でも引いたかな…」 紅魔館の自室でオフ時間に呟く。 いやリリーホワイトが「春ですよ~」とここまで伝えにきてくれるわけだが何しろ季節の変わり目だ。 「そろそろ戦線復帰ね。この頃調子悪そうだから仕事は多いけど軽めにシフト組んだから」 「了解…っと。やる事はさっさと片付けますか」 上司の咲夜さんが軽めにシフトを組んでくれたみたいで助かった。とはいえ仕事は多いが。各段階のメモが渡される。 「えーと…最初は庭の水やりと買い溜めした食糧を運ぶわけか」 ポケットに入れたビー玉もどき。たまにこの中から霊獣が手のひらサイズに実体化して出てくる。ちょっと可愛い。 ちょっと早めに終わらせる。これで第1段階と第2段階が同時に終わったわけだ。 「次は…え?借りてる本があるから図書館に返してくればいい?」 第3段階が私用っぽいがまぁ気にしない。箱で買った栄養ドリンクも1本出して持っていく。こういう時期に心配な人物が図書館に約1名。 「返却ならその棚に入れてくれればいいからね…差し入れありがと」 「いつも本貸してもらってるから粗品でゴメンな」 「そういえば麒麟も使えるようになったみたいじゃない?」 「お陰さまでこの通り」 …元気だな。パチェ。とりあえずまた本を借りて図書館を出る。自室に本を置いて第3段階終了。 「次が難関だな…紅茶の葉の分別。『葉脈で種類ごとに分けること』…」 第4段階で難易度一気に急上昇。これが難しいらしい。 「一応これで前半戦終了か。結局ボスクラスは最後に来るわけな」 約30分経過。ようやく半分だ。「感想は」とか聞かれたら即「長い」の一言で済むくらい地道な作業だ。 「結構な種類だったよなぁ…後半戦のメモでも貰いに行きますか」 一応は区切りがついて帰還。部屋の中でドサッと鈍い音がしたが物でも落ちたか。 「咲夜さーん?後半戦のメモもらいに――――――!?」 「カッコ悪いとこ見せたみたい…でも大丈夫」 「いやでも今倒れて…」 「大丈夫だって言ってるで…しょ」 そうだ。よく考えたら目の前にいつ倒れてもおかしくない上司がいたのに気付けない自分の洞察力のなさを呪いたい。 「大丈夫そうに見えないって!指示さえ貰えれば代わりくらいできるし部下の意見も聞かないと」 「部下にはできないことだってあるでしょ…」 よろけながら言われても正直説得力がない。だったら失敗してもできるところまで突き進むまで。 「何もしないよりマシかと思う」 「ホントにもう…優しすぎ。なら後半戦はカット。各段階ごとに終わったらここに来て。指示は○○に一任。夕食には復帰するから」 これまでにない大役。代理とはいえ咲夜さんの仕事を任されたわけだ。一人でできる事は極力こなす。 「慣れない事するとさすがにキツいな…これは」 この紅魔館には咲夜さんの部下のメイド精鋭部隊が30人以上いる。だがここはある意味戦場だ。言い出した以上は退けない。 「あと少しで夕食って…時間的にヤバいか…!進んじゃいるが指揮はキツいな…」 「時間よ止まれ――――――――――」 この声と能力は…どうやら援軍が来たみたいだ。一瞬背筋が凍りそうになった。 「まだ動いちゃダメなんじゃ…」 「お陰さまで完全復活。その子にも手伝ってもらうけどいい?」 「了解!」 丁度いいところに思い通りの指示。 「そして時は動き出す――――1、2班はすぐに食事の用意!3、4班はその補佐!周期的に状況を報告!5、6班は遊撃!」 早くも本領発揮。ここまで来ると威圧感がある。 「援護は任せるからよろしく。ここの火力が低いから上げて!」 「久しぶりに出しますか!炎符『ヴァーミリオンブレイズ』!」 ミニ朱雀大活躍。スペルの有効活用法…とは言えないか。正直なところは無駄遣いかもしれない。いや確実に無駄遣いだ。 そして無事に夕食終了。咲夜さんの声に一瞬ホントにビビった。 その後は普段と同じ。個人で入浴を済ませてその日の任務は完了だ。 「あれ…ダルいのが取れてる…」 「お疲れ様。あれだけ動いて汗かいたでしょ」 「ビビったなぁ…咲夜さんか」 いつの間にいたんだ…というツッコミはナシ。 「今日はホントによく耐えてくれたわ」 「100点中75点くらい…かな?」 「今回だけ96点にしてあげる」 何とも100点に近いとはいえ微妙な…いや…ここは素直に受け取ろう。 「じゃあ増えた21点はコイツに分けとこ」 そういえばフランとお嬢様がそろそろ起きてくる頃だ。 「「夜更かし決定!?」」 声がシンクロした。どこぞの紫色の暴走メカもビックリのタイミングで。目の前にはお嬢様が。 「あら…休まないの?2人して珍しい」 「休む暇があるなら借りの清算が先なので」 「たまには徹夜もいいかと思ってるんすよ」 言い方は違ってもほぼ内容的には同じだ。ここで前方から猛スピードで突っ込んでくる人物が。鳩尾に鉄拳がめり込む。二重の極みかこれは。 「あー!!○○ー!咲夜ぁー!今日はフランと遊べそう?」 「痛ぇ…今はフルじゃないから弾幕は無理な?余裕がある時には一戦頼む。ゴメンな?」 「ちぇー」 いやでも正直なところ弾幕はカンベンしてくれと言いたくなる。まぁそれでもフランは無邪気な分許せるが。 「じゃあ…チェスやろ!チェス!」 「地下室にあったっけか?確かなかったような…」 「フラン。私の部屋のチェスを貸すから心配しないで。壊さないこと。いい?あと紅茶が飲みたいわ」 「お嬢様。用意ならここに」 とまぁお嬢様の部屋でお茶会決定。さすがにフランを封じる策も考えているらしい。 「フラン…もう一度言うけど壊さないこと。―――いい?もし万が一壊したらその時は…分かるわね?グングニル投げるから」 「ひっ―――!?」 「返事は…?」 「はい…」 お嬢様すげぇ。すーげーぇ!何だいそのボムは!?フランが涙目に。心の中で思った。「フランを止められるのはこの人しかいない」と。 「じゃフランと一回やって!いいでしょ?」 「久しぶりだな…チェス。頑張ってみるかな」 そんなこんなで30分後。 「ほい。チェックメイト」 「えー!?○○つーよーいー!!手加減してくれなきゃこの部屋ブッ壊すかんねー!!」 ここでまさかの衝撃発言。それは言っちゃダメだ。そして逃げちゃダメだ。その奥から冷たいお嬢様の声が。これはキレてるぞ…!? 「フラン…?今何て言ったかもう一回言ってみなさい」 「え――――?」 「ゆっくりと一字一句滞りなく私に聞こえるようにハッキリとね。グングニル投げられたくないでしょ」 「うん…。でもフランは…まだ…何も…」 「嘘吐きは――――弾幕の始まりよ。グングニルの破壊力はフランが一番よく知ってるはず…私の能力もね」 「ふぇぇぇ…」 「ただの冗談。真っ直ぐなのもいいけどもっと周りを見なさい。私の部屋を残骸にする気?」 いやそこは弾幕じゃなくて泥棒だろ。しかも冗談とは言っているが声がマジだ。 「マズいわ…この部屋より先に私達が残骸になる…○○…逃げる用意はいい?頭の中で3回数えたら一気に壁際に下がるから。できる?」 「勿論…感覚はまだあるみたいで」 ((1…2…3!!)) 一応咲夜さんと壁際に退避。一方フランは半ベソ状態だ。 「ごめん゛…なざい゛…」 「気にしないの。悔しいのは分かるけどその気持ちをぶつける相手が違うでしょ…?」 あー。泣かせたー。でも優しいところは初めて見た。気持ちよか先にグングニルをぶつける相手がまず違うだろと自虐的ながらも心の中でツッコんでおく。 「咲夜さん…いつもこんなん?」 「そ。喧嘩しない分まだマシよ…本気で喧嘩した日には阿鼻叫喚の地獄絵図なんだから。生きた心地しないもの」 咲夜さんの苦労が分かった気がする。ここまで言わせるんだから相当ヤバいと思われる。 「○○…フランの仇を取らせてもらおうかしらね?」 「…ハイ?これ何て死亡フラグ?」 「行ってきなさい。骨は拾ってあげるから」 「え!?ちょ…咲夜さん!?――――チェスで特攻…か」 チェスでこんな威圧感を感じたのは生まれてこの方初めてだ。 かれこれ20分後。 「チェックメイト。フラン…仇は討ったからね」 「お嬢様…ちょっとは手加減を…」 「絶 対 ヤ ダ」 大人気ないことこの上ない。仮にも相当年上だろ。…とは言えない。言った時点で人生がゲームオーバーだ。ここで意外な来客が。 「随分とまぁ…派手に騒いでるじゃない…寝れやしないわ。ねぇ?レミィ?ここで提案があるんだけど」 「提案って…パチェのは理不尽な条件が多いけど聞くだけ聞くわ」 「ベリーインレイクかプリンセスウンディネならどっちがいい?制限時間は2分。答えが出ない場合は両方ぶっ放すわ」 「パチェ…それ私に喧嘩売ってるの?水は吸血鬼の天敵だってのに」 ちょ…パチェ!?その一言でここが阿鼻叫喚の地獄絵図三つ巴バージョンになりかねないのに何てことを…!! 「嫌なら混ぜて。それが条件」 「最初からそう言えばいいのに…」 うーわー…パチェがドス黒い。お嬢様の表情が引きつってる。ある意味で紅魔館最強かもしれない。 「ふーん…チェスね…咲夜。一戦だけ相手お願いできる?」 「――――へ!?私…ですか!?」 ドサクサに紛れてマヌケな声が聞こえた気がするが気にしない気にしない。 「それと時間巻き戻したりしたら秘密を大暴露するからよろしくね」 「秘密って何ですか!?」 どこまで黒いんだよ今日のパチェは…。そして30分後。 「はい。チェックメイト」 「秘密の件は…」 「最初から秘密なんて知らないけど?でもその顔は…ねぇ?」 「何もないですっ!」 ここでも静かな戦闘が終わったらしい。何だこの紫孔明は。咲夜さんが押されてる。 「この本…結構面白いの。歴史が元ネタでね」 「はぁ…」 そしてさらに意外すぎる人物が。例えれば集合写真の端っこに欠席者で写っている感じだ。 「寒ぅ~…声くらいかけてくれても…」 中g…違う。危ない危ない。美鈴がここに来るのが意外だ。 「「「「「あ。忘れてた」」」」」 「うぅ…酷い…」 そこに魔の手が。フランの目が輝いてるということは… 「あぁー!美鈴!外行って遊ぼ!外!ねーぇー!外行かなきゃ地下室で弾幕やーりーたーいー!」 「はぁ…って…そんな「泣くからね」みたいな目はやめてください!」 やっぱりな。そして美鈴はフランに引きずられて戦場に。敬礼。 「ちょ…助け…お嬢様ー!咲夜さーん!パチュリー様ー!○○ー!まだ逝きたくないですよぉー!!」 「普段の失態を返上するチャンスと思うことね。勝てたらチャラにしてあげる」 「少しフランと遊んであげて。全力出してもいいから」 「門番なんだし…図書館の本の整理より退屈しないと思うけど」 うわ酷ぇ。ここで否定的な意見出したらグングニルと殺人ドールと賢者の石が炸裂するかもしれない。 ――外―― 「遊んでくれてもいーじゃんケチー!禁忌『レーヴァテイン』!!」 「悲しいけどこれ…弾幕なのよね…」 「行っけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 「嫌……アッ――――!!!!」 ――中―― 「ちょ…咲夜さん…今すげぇ悲鳴聞こえたんだけど大丈夫かね…」 「美鈴はあれでも妖怪らしいからあの程度じゃ死なないでしょ。後で包帯とか持ってくけど」 サラッと惨いことを…でもこれだけ言わせるんだ。それだけ強いんだと思う。 「ただいまー!ふぁ~…ぁ…眠い…ちょっと寝てくるね」 「この紅美鈴…帰還…もとい生還…しまし…た…」 「そろそろ図書館開けなきゃいけないから私はこれで退散するわ」 「朝食まで私も少し仮眠取るわ」 お疲れ様。美鈴すげぇ。レーヴァテインに耐えてる。ボロボロだが。 そして個人でバラバラに散開してお茶会終了。 午前6時。もう明るい。 「では朝食の用意をしますので。○○。手伝って。美鈴は任務に戻ること」 「「り…了解!」」 ナイスフォロー。あのお嬢様の威圧感はもう物理的な領域だ。指先一つでダウンどころの騒ぎじゃないぞアレは。ニュータイプか? 「助かった…」 「私より先に死なれちゃ困るもの…別に…心配だからじゃないからね。アンタも十分悪運強いんだから」 悟った。ツンデレ属性潜伏中だな。 「今日は昨日の後半戦も含めるからよろしくね」 「え゛…!?」 「さっき『もう少しで上司の秘密を握れるぜ』みたいな顔したからその罰よ」 「そんな理不尽な…」 「アンタ文句あるわけ!?あるなら操りドールと殺人ドールの2択から末路を選ぶことね。上司に殉じられるなら本望でしょ?」 「皆無です!」 「ならよし」 今日はホントにくたばる可能性が大きいな。 まぁ…賑やかだし飽きないからそれもいいか。 うpろだ1126 ─────────────────────────────────────────────────────────── 暖かな風が桜の花弁を舞わせる頃になった。 春が、幻想郷にやってきていたのだ。 そんなある日、博麗神社では宴会が開かれていた。 目的は言うまでも無く、夜桜。 夜桜の宴。 人妖が集う、美しく華やかな宴―― そして賑やかな宴ならば、それに裏方がいるのもまた道理。 ○○は酒の肴の追加を作りながら、新しい皿や椀を準備していた。 「ふう、こんなものかな」 勝手知ったる――とまでは行かないが、宴会の度にその腕を振るっているので、博麗神社の台所はよくわかっている。 それに、今は紅魔館で執事染みたことをやっているが、そうなるまでの少しの間、ここで世話になっていたこともあった。 出来上がった料理を皿に適当に盛ったところで、戸口の方から彼に声が掛かる。 「お疲れさま、追加は出来た?」 「ええ、咲夜さんもお疲れさまです。はい、こちらが」 声の主は咲夜だった。片付けの分なのか、皿と空き瓶を幾つか抱えている。すぐに重そうなそれを受け取って、代わりに料理を渡した。 「宴も酣ですから、逆に軽めのものに」 「そうね、その方が良いかも。だいぶ出来上がってる面子も多いしね」 「咲夜さんは?」 「今回はあまり飲んでないから。貴方も?」 「料理がすぐに無くなってますからね。少し飲んではこちらに、と言ったところですか」 皿を水に漬けながら、○○は少し迷った後、こう提案した。 「もし宜しければ、それを置いてきた後で一献どうですか?」 「え?」 「いや、まあ、その、ゆっくり桜を楽しむ余裕もそろそろ出来そうですし、どうせなら、と」 少し慌てたように言葉を探す○○を見て、咲夜は軽く微笑する。 「いいわよ。ただ、お嬢様方の様子を見てからになるけれど」 「あ、はい、大丈夫です。では、何か肴を用意してますね」 「ええ」 去っていく咲夜を見送った後、○○は簡単なつまみを用意することにした。 小半刻の後、咲夜と○○は二人して宴の片隅に腰を下ろしていた。 「いや、絶景ですねえ」 「そうね、毎年のことだけど、やっぱり綺麗だと思うわ……外は、違うのかしら?」 「今、これほどの桜を、こんなに落ち着いて見れる場所がどれほどあるか――僕は、知らないです」 そう言って、彼は徳利を掲げ、咲夜の手にしている小さな猪口にそっと注いだ。 「メイドに御猪口というのも、妙な組み合わせですね」 「これしかなかったものね。はい、貴方にも」 「ありがとうございます」 ○○の手にある盃に、咲夜が酒を注ぐ。軽く挙げて、乾杯の代わりにした。 一口喉に流し込んで、○○は空を仰いで大きく息をついた。満天の星に十六夜月、それに映える夜桜。 「しかし良い気分です。良い月夜に夜桜、旨い酒に……それに何より、こうして咲夜さんと一緒に居られて、本当に言うこと無いですね」 「あら、もう酔ったのかしら?」 「まだ素面のつもりですけれど」 その返答にくすくすと微笑って、咲夜も猪口を傾けた。 「貴方はあまり強くないんだから、程ほどにね。あの酔っ払い達の様子を見るに、後片付けが回ってくるのは必至よ?」 「大丈夫ですって」 そう言いつつ手酌をしようとした○○の手を遮って、咲夜が盃に注ぎ足す。 「いいけれどね。酔っ払った貴方は面白いし」 「……それ言われると逆に酔えなくなりますが。何してるんですか僕」 「さあ、何でしょうね?」 楽しそうに、咲夜ははぐらかした。やれやれと思うが、どうやらこのささやかな二人飲みを気に入ってはくれているようで、ほっと胸を撫で下ろす。 「何かやらかし始めたら止めてくださいよ?」 「大丈夫、いざとなったらナイフで止めてあげるから」 「それ止まるのは息の根ですよね?」 じゃれあうような会話をしながら、○○もまた咲夜に酒を勧める。 「咲夜さん、どうぞ」 「ええ、ありがとう」 喧騒を少し離れた、どこか静かな夜桜見。 「心地良い、わね」 「ええ」 何気ない会話を交わしてると、不意に、咲夜が肩に寄り添ってきた。 「さ、咲夜さん?」 「少し、こうしていてもいいかしら」 「……ええ、いくらでも。他ならぬ貴女のお願いですし」 「ふふ、ありがとう」 喧騒が遠い。静かに何も言わず、二人で桜を見上げる。 天には月、地には桜、手には盃、傍らには愛し人。 君、何を以って愉しまざるや。 静かな時間も、杯を重ねるうちに少し変化が起こる。 「あれ……」 「飲みすぎね」 ぐら、と○○の身体が揺れる。瞳に酒精が混じっていた。 「やっぱり、弱いわね」 「申し訳ない……」 「いいわよ、ほら」 咲夜は微笑うと、膝の上に○○の頭を乗せた。 「これで落ち着くかしら?」 「ありがとう……」 うとうとし始めた○○の頭を撫でてやると、すぐに寝息を立て始めた。 この青年はある程度酔うと、前後不覚になるよりも先に寝入ってしまう。 年上の癖に、寝るとあどけない少年のようで、何となく微笑ましくて。 「貴方のこんな姿なんて、こういう時でもないと見れないものね」 眠る彼に向かって、優しい言葉をかける。 宴席の喧騒も、少しずつ小さくなってきた。酔いつぶれた者、まだ静かに呑んでいる者、様々なのだろう。 直に宴も終わる。そうすれば、また彼女達の仕事も出てくるだろう。 だからせめてそれまでは、穏やかに眠る愛しい人と夜桜を、独り占めにしてしまおう。 舞い散る夜桜を眺めながら、咲夜は心の中だけでそう呟いた。 うpろだ1086 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「咲夜さん」 紅魔館の長い廊下、その窓を磨くのも私の仕事だ 少しとおくから、呼ばれた 「あ、○○さん・・・どうしました?」 彼は日光に当たらないように廊下の曲がり角から顔だけ出して、私を呼んでいた 「いえ、救ちゃんから言伝を頼まれまして」 窓を磨いていた手を止め、彼の元まで歩いていった そして廊下の影までいくと、彼は申し訳なさそうに、頭を下げた 「スイマセン、面倒な身体で」 何を今更、もうなれたことだし、仕方のないことだ 「・・・それで、あの子は何て?」 「ええと・・・包帯やらなんやらのストックがなくなってきたので確認に来てできればそのまま買いに行ってください、だそうです」 「ああ、そろそろだと思ってもう注文しておいたわ」 そろそろかと思い注文だけはしていたのだが、実に丁度良いタイミングだった 「流石ですねメイド長」 「まぁ、ね・・・もう慣れたわ」 自分を最強だと疑わず、自らを超える力がないと、決め付けていた ここに来るまでは 生き死にを超越する、運命を操る、万物境界をいじる 驚きと絶望の連続、そして それにすら慣れて、この世界で、生きている自分がいる 「咲夜さん?」 「・・・なんでもないわ」 目の前の彼もだ どうやって吸血鬼に成ったかは知らないが、なんとも吸血鬼らしくない、頼りない、弱い でも、彼のような存在は、私にとって・・・何かとても新鮮だった 「さーくやさーん」 「・・・ねぇ○○さん、この後時間いいかしら?」 「?別に構いませんが・・・」 「一度貴方とはじっくり話して見たいと思ってたんだけどね」 なかなか時間が無くてね、と彼女は笑った 女性の部屋に入るのはすごく、緊張する しかし部屋に招かれるとは思ってなかった 「ほら、貴方も飲んだら?」 咲夜さん、真っ昼間から強そうな酒飲んでますね(棒読み 「だいたい貴方ねぇ、妹様以外の吸血鬼がここに居られるって事がどういうことかわかってる?」 とっくに酔ってるのか、いつもより饒舌な気がした 「歯牙にもかけないということ・・・ですか?」 「そう、その通りよ」 そして興味半分おふざけ半分で、俺を雇っている 彼女の興味の対象は、俺がいかにして、成ったか 「ほら、飲みなさい」 奨められるがままに酒を飲まされた 喉が焼ける、そう思ったとき、グラスを彼女と共有している事に気がついた 唇に変な感触、口紅?いやリップクリームか・・・へ? 「あら、顔が真っ赤よ?もう酔ったの?」 うぁ、メイド長の顔が、近くに 丸いテーブルに手を着いて、俺のほうに身を乗り出して 手の着きどころが悪かったのか、テーブルが古かったのか 俺のほうにつんのめる様に、倒れこんできた ひっくり返るテーブル、滑っていくボトル 転がるグラス、酒を飲んで鈍くなったのか、彼女の力が発動する気配が無い やけに速い頭の回転と、ゆっくり流れる周りの光景 ボトルを掴んで、グラスは、届かない 何より、こっちに飛び込んでくる咲夜さんを がこっ、どすん、パリーン 「・・・」 「・・・なんとか、なるもんだ」 放心したように、と言うかそのものか、ぽーっとしている咲夜さん 俺は椅子に座ったまま、咲夜さんを身体で受け止めて、左手でボトルを持ったこの状況 固まって動けない 「あ・・・○○・・・あ、ありがと」 「い、いえ・・・怪我は無いですか?」 頼りないと思っていた彼の身体は、大きくて 包み込まれるような感覚、ドキドキと早い鼓動 吊橋効果と言う奴か、危ない状況と、異性との接触が重なって、でもこれは 「・・・咲夜さん?もしかして立てませんか?」 「え?・・・ぁうっ!?」 自分が今彼に抱きついて、ぽーっとしている状況をやっと理解し、驚いて、飛びのいた 「さ、咲夜さん?大丈夫なんですか?」 ちがう、このドキドキは、火照った身体は、そんな感情じゃ無い 私が、そんなありえない、こんな拍子に、彼に対して、そんな気持ちを 「○、○・・・」 「さ、咲夜さん?」 心配そうに見つめる彼の目が、止めだった 「ご、ごめんなさいっっ!!」 脱兎の如く部屋を飛び出た 彼の驚いたような声と、引き止める台詞 それを聞こえなかった振りをして、逃げた 初めて感じた、感情に戸惑い、竦んでしまった 彼が追ってこないようにと、日当たりのいい中庭ににげこんだ 「なんなのよ、これは」 これじゃあまるで、物語の中の少女のようだ、と 自分には一切関係ない、そう思っていたのに 「○、○さん」 彼の顔を思い出しただけで、顔がかぁっと熱くなった 数分、数十分前まで、大して意識していなかった相手を たった一度の接触で、こんなことになるなんて いや、彼がここに来た時から、意識はしていた 唯一の男手、出来損ない そうか、意識はしていたんだ それの方向性と、見る位置が変わった 嗚呼、なんだか面倒なことになってしまった よりによって同じ職場、顔を合わせないわけにも行かないのだ どうにか明日までには、この惚けた頭が、冷める事を祈るしかないようだ うpろだ1123 ─────────────────────────────────────────────────────────── ペットのヤドカリを観察する時、俺は床にへばりついて横から観察する。そんな 観察をしている時、部屋に咲夜さんが入ってきた。 「ん?何してるの○○?」 「ああ。咲夜さん。ヤドカリの観察ですよ。」 むぅ。この角度からスカートの下はおろか顔さえ見えんな。とりあえず起きあが る。 「そう。面白い?」 「ええまあ。俺のペットなんで。」 「ふーん。じゃ、私も観察させて欲しいわね。」 「どうぞどうぞ」 断る理由は無いだろうし。ヤドカリを踏まないように俺は後ろに退いた。 「んじゃ、お邪魔するわね。」 さっきの俺みたいに床にへばりついて横から観察する咲夜さん。なぜだか微笑ま しい。咲夜さんも結構楽しいらしく。ヤドカリを弱くツンツンしながら笑顔を見せ ていた。 「ん?」 待てよ。落ち着け○○。咲夜さんは、今床にへばりついている。そして咲夜さん はミニスカだ。つまり、これは視線を下に落としたら見える物がある。そうか。こ れは俺が無意識のうちに立てた計画だったのだ!!!1!! 「フフフ。計画通り・・・」 「?」 ようし。ならばその色が何色か見せて頂こうじゃあありませんか。どれどれー。 お? 「白か・・・」 「?!」 しまった。つい口に出してしまった。ヤバィ。これはヤバィ。 「○○・・・」 「いや、これはですね。あの」 何というか。その赤面しつつすぐに起き上がろうとしてずっこけそうになる姿た まりません。はい。 ん?俺何考えてるんだ?咲夜さんは鬼の様な形相をしているじゃないか。さっさ と言い訳を考えて素数を数えなければ・・・1、2、3、5、7、⑨・・・あれ? だが咲夜さんはその鬼の様な形相を解いてため息を吐いた。 「・・・。まあいいわ。○○なら。どうせ見られるの覚悟でやった訳だし。」 「へ?」 ん?「○○なら」?。ん。これはまさかの咲夜さんフラグktkr? 俺は脳内を整理しながら警戒を解く。咲夜さんはにっこりと笑っていた。 そして、 ・・・その次の言葉を俺は理解する時間さえ与えられなかった。 「殺人ドール一発だけで許してあげる。」 にっこりとした笑みが不敵な笑みへと変貌を遂げる。そして俺の周りに発生する 無数の青や赤の柄のナイフ達。 外の世界のお母さん。お父さん。僕はもうオシマイみたいです。 アッー! うpろだ1157 ───────────────────────────────────────────────────────────
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ハコブネシマイが始まったのを機にふらっとWikiに帰還。 10年も前の自分を見るのはンギェアと変な声が出る。外部の色々なパスワードとか忘れた。 今は無色透明な乾燥剤としてのっそりと活動中。 ひとつわかったのは、年月が経っても誤字脱字誤変換大魔王は今でも存在しているということ。 ハコブネシマイ(パイロットVer) 領域名 日数 人数 更新時間 運命 所持タロット 最初のハコブネ 7日 8人 24時間 8日目に鳩罠で消滅 力 [生]鳩罠 台所に蠢く影…ソニア激白!?ハサミが次々襲う! 6日 8人 10分 3日目に消滅(VS ヒヨリミ) 節制 ハコブネシマイ(パイロッタVer) 領域名 日数 人数 更新時間 運命 フラスコラボラトリ 10日 9人 24時間 5日目に消滅 グーチョキパン店 6日 9人 10分 2日目に消滅 ゴフェル計画移住船 8日 9人 12時間 2日目に消滅(ゴースト勝利) 宇宙船サジタリウス 5日 9人 12時間 生存 ENDING NOTE 5日 9人 12時間 5日目に消滅 ハコブネシマイ版演じたキャラ ヨシエ・ナカムラ パイロットでは飄々直感娘。パイロッタでは嘘吐き大胆不遜。つまりゴーイングマイウェイ 5884計一 パイロットではヅラ疑惑ツッコミ青年計一様。パイロッタでは根暗文学青年 マテュー 一人称が「余」。であるである言っていた誤変換独り言誤爆殿下 エーベルハルト 子供っぽい。間延びした話し方な「わはー」なキャラに 狐月 敬語。だけど何故か護摩壇用意して呪術師と化した 昔の。 +... 参加した領域のメモ。 オペ・アンチの両方で勝利したら作ろうと思っていたので作成。 主にver.3の参加記録 タタキ休止からはリトルバレットとバレットが主 B4にはあまり参加していなかったから少ない グレスケは基本三色です。刷り込み防止、実際極端色、思い込み怖い。 方針 無投票はしない あらゆる面から考えるべし 誤字脱字謎の文法に気をつける(でもよく失敗する…)ほんと気をつけようね…? 称号:誤字脱字大魔王 B4ではまだまだ思考が足りない新参者。 そしてやっぱり誤字脱字謎の文法をよく使うという… リトルではまだどこをどうつかめばわからない。けれど掴もうとする。 アンチ時は第二人格を作る。 バレットが始まってもまだ何処を如何にどう掴めばいいかあやふや。でも掴もうとするのはいつもの事。 ネコタタキ +... No 領域名 役割 勝敗 運命 メモ 182 フィトン・ミトン アンチ 敗北 粉砕 右も左もわからなかった頃 202 ファラオのあんみつ店 ソナー 敗北 襲撃 ミスジャッジに涙 213 中国紅娘 オペ 敗北 襲撃 連続襲撃の恐怖 217 からくり神宮 オペ 勝利 襲撃 投票先はよく確認して 223 レッドホットサーカス アンチ 勝利 生存 確定アンチになっても通る襲撃 229 ビロード干渉地帯 アンチ 敗北 粉砕 アンチ内で記憶がまわる 242 水域議事堂 暗号 敗北 襲撃 初暗号、3日目襲撃 247 白熊歌劇団 アンチ 敗北 ビンゴ消滅 何もできず消滅… 252 ビロード干渉地帯 アンチ 勝利 生存 いろいろ重なって得た勝利 257 サボテン兄弟 オペ 敗北 脱出 初脱出。しかし誤爆 260 青いパパイヤ オペ 敗北 襲撃 寡黙になりすぎた… 264 半月バニー城 オペ 勝利 生存 初めてオペで生存。感慨深い 268 摩天楼六区 オペ 敗北 襲撃 早期襲撃で裏から眺め 270 白熊歌劇団 ソナー 敗北 襲撃 ソナー業務果たせず 272 キルリアン本舗 暗号 勝利 襲撃 ドジ踏みまくり暗号 276 黒猫亭 ソナー 勝利 脱出 アンチ数を1体までカウント出来た 284 ピザ・メルトダウン アンチ 敗北 粉砕 深く先を考えられるようになりたい 289 モップマスターの庭 オペ 勝利 生存 予想外の展開に吃驚 297 フィトン・ミトン オペ 敗北 脱出 とんでもない動きをしたな… 302 皇帝の鎖 オペ 勝利 生存 後半暴走大混乱… 310 半月バニー城 オペ 勝利 脱出 アンチを見抜く眼を鍛えたい 315 レッドホットサーカス ソナー 勝利 脱出 初期にリーチになり焦る 321 ビロード干渉地帯 オペ 勝利 粉砕 オペ時で初めて粉砕される 338 レッドホットサーカス オペ 勝利 襲撃 いつもと違うRPで。楽しかった 341 キルリアン本舗 暗号 敗北 襲撃 暗号になると必ず襲撃される罠 344 ビロード干渉地帯 オペ 勝利 脱出 最近アンチになってないなぁ… 350 ペンギンパレス ソナー 勝利 粉砕 騙りとの対決。面白い 357 水域議事堂 オペ 勝利 生存 卵…逆回転正回転しやがって… 365 赤犬高速ターミナル アンチ 敗北 粉砕 初めてのソナー騙り。嵌められた 373 ペンギンパレス アンチ 敗北 ビンゴ消滅 三日連続で記憶を返すなぁー! 377 モーテル真珠湾 オペ 勝利 生存 白寄り判定を貰えて嬉しかった B4 (ver1) +... No 機体名 正体 スキル 運命 勝敗 メモ 2 メティス01 アンチ 隠密 生存 勝利 アンチCOしても場合によっては勝てる B4 (ver2) +... No 機体名 正体 スキル 運命 勝敗 メモ 14 アナンケ01 オペレーター ゴイサギ 掃除機 勝利 後半ガンガン行こうぜモード 20 プロメテウス01 オペレーター カワセミ 切断 敗北 あの時気付いていば… 37 オフィーリア01 オペレーター ゴイサギ 切断 勝利 オペゴイサギは強力なのかね? 38 ビアンカ01 アンチ ゴイサギ 切断 敗北 初アンチ。もっと精進しなければ リトルバレット +... 籠の名称 正体 運命 ソウル 勝敗 No1.空中ブランコの解放者 アンチ 破.歴.哲 敗北 匿名性の高さから遊ぶ。結構楽しかった No7.ドラッグス アンチ 歴.創.哲 勝利? バインドが成功したので満足(でも山勘) No12.今は帰らぬ狼のために オペ 破.創.放 消灯 ラストオペ。でも暴れられて満足 No13.指先にかかった逃避行 元オペ 9日目アンチ化 神.創.懐 アンチ勝利 新ルール。初被バインド No19.行動力相対性理論 元オペ 6日目アンチ化 哲.科.放 アンチ勝利 リーチでバインドされアンチ化。その後の動きが怪し過ぎ No22.外灯に名を告げよ オペ 神.破.放 オペ勝利 暴れすぎです自分。スピード決着 No24.皇帝生誕 オペ 科.懐.放 オペ勝利 こちらもスピード決着。女王当てたかったな No25.革命ニルス 元オペ 8日目アンチ化 風.剣.氷 アンチ勝利 あの時の自分を恨むなぁ…ぼやき過ぎだなぁ… No32.時計仕掛けの哲学 元オペ 4日目アンチ化 銀.剣.霧 アンチ勝利 4日目でアンチ化し目を疑った。何だかデジャヴを… No36.浮世絵サーカス アンチ 銀.鉛.氷 オペ勝利 久しぶりのアンチ。いい線まで行ったけど…むぅ No.39 橋の下で、塀の上で 女王 短.岩.氷.猫 オペ勝利 初女王。立ち回り難しいです…!次女王になったら頑張りたい No.43 水域フィナーレ アンチ 銀.氷.鉛 オペ勝利 怪しく、胡散臭くをモットーに。裏では小六女子のつもり… No.45 心臓のフィードバック 元オペ 8日目アンチ化 銀.鉛.史 アンチ勝利 カンに素直に従っていればまた違ったかもしれない。 No.46 我に夜空を与えよ 元オペ 3日目アンチ化 銀.岩.鉛 アンチ勝利 速攻リーチ、速攻アンチ化、場を引っかき回し No.51 蒸気機関の夢 オペ 短.猫.鉛 オペ勝利 まさか山勘で女王バインド成功するとは… No.54 今はまだ息を止めて オペ 7日目アンチ化 銀.氷.史 アンチ勝利 真面目に考えるほど外れる推理 No.55 滑走路のリストランテ 女王 風.銀.霧.鉛 モタモタ 色々な要素が重なって光学迷彩。でもモタモタ No.57 マンホールに落ちた月 元オペ 8日目アンチ化 銀.猫.鉛 アンチ勝利 やっぱり真面目になると外れるよ… No.58 シャム猫の狩猟指南 元オペ 5日目アンチ化 風.岩.猫 アンチ勝利 普通に、並々で行ったらまぁまぁ?でもアンチ化すると動きがぎくしゃく No.60 古風なガスの活動写真 オペ 銀.霧.猫 オペ勝利 スピード決着に驚きを隠せなかった バレット +... 籠の名称 正体 決着日 勝敗 No.01空中ブランコの解放者 サイ 6日目決着 サイ勝利 2日目主席。初日のサイ仲間から情報が出てこないか待つ。潜伏効果はあった様で No.03誘蛾灯に最後の一撃 ヒト 5日目決着 サイ勝利 初日主席、レベルを上げてしまいHelpにーに。投票が安定しないと辛いかも No.07ドラッグス ヒト 4日目決着 サイ勝利 客観的窓の外から考える。今までと違うスタンスは個人的に新しかった No.12今は帰らぬ狼のために ヒト 8日目決着 ヒト勝利 理想的な進行。こういうふうに進むのがいいなぁと No.13指先にかかった逃避行 ヒト 6日目決着 サイ勝利 キャラづくりで息切れ。慣れない事はしないべし No.16時計技術者の悦楽 ヒト 8日目決着 ヒト勝利 二日目反省室。三色グレスケ。ぎゃぼす! No.36浮世絵サーカス サイ 9日目決着 サイ勝利 久々の参加。プレッシャーと信用取り思考の狭間で 演じたキャラ +... キャラ名 メモ 通称水島礼子 一番使いやすい グース店長 ぼーっとした感じになった 収束 素でも使える フェイ=スリフト 子供っぽいキャラに… メートルM 女の子の口調は、ちょっと難しい 鈴虫ぎふう 子供になろうとするのは難しいね 九曜 もそっ…寡黙になりやすい? 四喜 にゃあにゃん言わない猫。誤字脱字猫。ぼやく。とにかくぼやく。ぎゃぼす 霊感委員長K 酒が入ると人格が変わる子。着せ替え大好き娘 チリチカ 冷たい子っぽくなったような… 湯川コードウェイナ メカニックで(タタキ)ちょっとくだけている人(B4) イオナ=ザ=シャフト ちょっと猟奇。ワイヤーを使ってエリア51へ連行しようとする。カタコト ヨシエ・ナカムラ 俺っ娘。女の子で一人称が俺をやってみたかった 狐月 敬語。裏では武士道精神。 3110陽子 「うむ」や「む」が口癖に。でも初日主席個人メモではキャラ崩壊。さなだ おはよにゃ。同じくらいの経験値な人がいたことにひと安心したにゃ。四喜は5.5回目だったのにゃ。 -- 黒@223団長 (2008-07-06 07 00 59) おはよー。俺もネコタタキは3回目、咲夜様と楽しく遊べて嬉しかったぞ。ありがとなー。 -- 柔らかい枝@223店長 (2008-07-06 09 13 53) わん。礼子さんのお部屋ができたですよ。アンチ率高くて羨ましいのです。 -- cagelow@お父ワン (2008-07-06 12 44 39) 2度も確定ありがとう。またどこかで会ったら、よろしくー。 -- ドS (2008-07-06 22 17 18) やー、四喜。経験値では四喜のほうがちょっと上なんだね。ふふ、お互い経験を積んで行こうじゃないか。 -- 咲夜@223フェイ (2008-07-07 00 00 55) グース、ボクも一緒に楽しく遊べてよかったよ。ありがとう。どこかでまた会った時も宜しくね。 -- 咲夜@223フェイ (2008-07-07 00 07 14) 御久し振りですわ、お父様(ぎゅー)。アンチになれる確率は…パゴタの機嫌によると思われます。でも、アンチになれる日がきっと来ますわ。 -- 咲夜@202礼子 (2008-07-07 00 16 42) 多分確定ドSは会う度に言うんじゃないかなー。また会うときが恐いような楽しみなような…でも、どこかで会えたら、宜しくね。あ、サービスは別にいいからね。 -- 咲夜@223フェイ (2008-07-07 00 25 15) |-゜) みつけた!!フェイと一緒に遊べて楽しかったよー!!またね!! -- 223ぎふー (2008-07-10 18 35 27) 見つけられちゃったかー。ボクもぎふうと遊べて楽しかったよ。また、どこかで会おうね。 -- 咲夜@223フェイ (2008-07-10 21 29 40) つ[綿飴] 初めましてだったようだな。今まで上手いことずれていたようだ。 wikiにコードが来ると良いな。 また何処かで会おう。(くるくる…) -- 229収束 (2008-07-24 19 29 33) 一緒にアンチをやれて楽しかったです。メートル、大好きよ(ぎゅー)またね。 -- 星蘭@チリチカ (2008-07-24 19 31 48) 綿飴ありがとう、収束。さて、湯川はwikiに来るのかしらね…またどこか、違う場所、違う姿で会いましょう。(…いつまでくるくるするつもりなのかしら) -- 229メートル (2008-07-26 23 33 10) 私もチリチカと一緒にアンチをやれて楽しかったわ。またどこかで会いましょう。私も大好きよ。(ぎゅー仕返し) -- 咲夜@229メートル (2008-07-26 23 39 45) こんどは敵だったねー。暗号おつかれさま。早々に襲撃しちゃったけど裏にいてくれて嬉しかったよー。またどこかでね。 -- cagelow@3-242縞々アル (2008-08-30 11 35 08) 再開でコメ残す時が来るとは感動だ(もふもふ)。今度は同陣営だったか。またどこかで。 -- 264飛翔収束223ぎふそな (2008-11-02 18 33 52) 再会を誤変換したとか気のせいだ。くそぅ、また穴を…… -- 飛翔 (2008-11-02 18 36 26) 楽しかったー! またどこかで会えたらきゅうりしか食べられない体にしてあげるね!(ぎふうは きゅうりを50ぽんくらいおいていった!) -- 264きゅうりマニア (2008-11-02 19 50 28) 暗号って狙われる身なんだって思ったよ。次、敵同士で会った時は襲撃しないでね?じゃ、またどこかで。 -- 咲夜@242店長 (2008-11-09 17 44 47) 収束はあの時のぎふうだったのか!久しぶり!今回は同陣営だったな。再開と再会を間違えて穴を掘る必要は無いぞー。わたしも誤変換はあるから。またどこかでな。 -- 咲夜@264四喜 (2008-11-09 17 45 34) きゅうりをこんなに置いていかれても食べきれないって。これからきゅうり付けの日々になりそうだ。次会った時きゅうりしか食べられない身体になるのは勘弁だな…それじゃ、またどこかでな。 -- 咲夜@264四喜 (2008-11-09 17 46 13) れーこ姉はっけーん。 またどこかで会えたらいいね。 もし会えたらまたよろしくね♪ りんりん♪ -- のか@りふう (2008-11-24 12 11 42) 付け忘れたー… -- のか@270りふう (2008-11-24 12 12 21) あ、水島さんだったんだ。進行中どころか感想戦でも気がつかなかったよ…!それだけなんだけどね。またいつか。 -- 南@練り消しアル (2008-11-24 17 14 47) チリさんはまたご一緒でしたね。 お疲れ様でした。どこかで会えたら、その時はよろしくお願いします。 -- のか@霊感委員長K (2008-12-05 22 36 02) 結局、なんでチリチカは俺を蹴りたかったんだ? -- 276店長 (2008-12-05 23 47 48) あー、あのときのフェイだったのですにゃ。ぜんぜん気づいてなかったのですにゃー。こりゃ失敬っ。 -- 276にゃんこ (2008-12-06 16 06 59) 実は3度目ましてだったようですね 毎回迷惑かけてすいません… 次会ったらよろしくお願いしますー -- 297店長@252りふ (2009-02-04 20 03 13) フェイちゃん、ラストオペお疲れ様でした。アンチ蓑を試すっていうのはちょっと面白いと思ったわ。次に会ったときは輝く白さを見せてちょうだいね。 -- cagelow@297ユク (2009-02-05 00 59 35) 見事に騙されたよ。店長とこんな再会を果たすとは!勝利おめでとう。 -- 星蘭@メートル (2009-03-30 00 00 21) てんちょ久しぶりだよー 疑いまくりでごめんね…、また逢った時はよろしくだよー PS.なんかコメログ途切れてる? -- アナ-01アル@月闇 (2009-05-07 18 55 24) 幻、初アンチ、お疲れ様。腕、痛くない?またどこかで会えたら嬉しいわ。 -- BR38桃 (2009-06-10 16 14 55) うわーん。…短期間にー二回も店長さんをお見受けしてー上とか外とかから哀しがっていましたー。。…いつかー今度こそー十八番のあなたと同じ場所で会えますようにー。 -- 高嶺@373アル、リトルのwikiで遊んでた誰かさん (2009-08-24 17 02 44) 「空中ブランコの解放者」では大変お世話になりました。店長さんのアンチと哲学的な考え方、個人的にとてもスリルがあって楽しかったのと、興味深かったです。多くの場面で適切な言葉が選べなくて申し訳ありませんでした。またどこかでお会い出来たら、よろしくお願いします。ありがとうございました。 -- フェイ@リトルNo.1 (2009-08-26 21 26 23) 名前 コメント
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, -‐ ‐ ´ ` 、 / \ / __ r‐、 ,‐‐、 / __ .,´ `i/ Vヾ二´ /`‐-‐イ\ / ,ィ´ ∨_ j { l / 人 / , フ、/ / i ノ |/ / . / / ./ / , -‐‐ -、 `ヽ | / / 7/ / , ィ ´ / ヽ| / / / / / ,,,,, -‐ / ', ,' ,' / { ∥ /_ -―'''' _, 7 / ', i / ,' / / l ` |/. ∧ -=彡イ/ /} | /_,イ i / { | l 乂.ノノ)'乍芹ミX / ∠z7 /} | / l i/ ∧ l | Yイ ハ Vノ // ,イリヾ. | / ,' / ', .| ./ ∧ | l 乂.ノノ) `¨ / {-' / リ!/'/ V . { / ∧i l i l',| Yイ ハ ∨厶イ) \∧/∨ 〉 | ! l l 乂 ノノ)、 __ イ |.乂`Y / ,´! ト、| l l Yイ ハ |` く ! | 乂ハ / ` 、}.|.l 乂ノ.ノ) l__ ∧/ 八 乂`Y / l/ Yイ ハヘ ∧./ j 乂ハ 〉、 く⌒Y⌒ヘ ∧ ⌒Y⌒ ,' `ヽ、 レ介ーく∨∧ ∨ハ⌒ヾイ i , -‐==、-- 、 | ハ 乂 ∨∧ 人 ....彡′ ! / \ ヽ!乂ミ=ー、 ∨∧  ̄ _. l / `、 ヽ `ヽ \∨∧<ヽ-、 / \ | / ! `、 ヽ _ ∨.へ.ィ/ / ,、 | l/ ! | } ´ | く彡'. }/ /7 ヽ /. `ヽ、. ! / !. } ,' i | {.イ/ / . { .. ヽ l / ! / / l. l ∨/ `ヽ ', .. `ヽ、/ !/ / ト、 { 〈__/ /! ', .. / ! / ! \ 乂 ー'/ ', ... ∨ ! ,' ./. , ' / ', 、.. ∨ ! ',/, , ' / . ', `ヽ、.... \____ __」 ', V ./ ', . / / ',/ / 〈 ....../ / ', /━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・十六夜咲夜:LV510 L【悪/氷】 LHP:555/555 L攻撃力補正:+17(+3)《役割》 L【エースキラーβ】…+30/D+300%/「エース」効果解除/「エース」が場に出たとき控えから交代する《種族》 L【手品師の時間停止】:場に出ている間、Tが進行しなくなる L【手品師の時間開放】:【手品師の時間停止】を解除することで勇気カウンターを最大にする/バトル中1回 L【手品師の時間圧縮】:【手品師の時間停止】発動中、毎T「勇気カウンター」+1 L【手品師の無尽刺殺】:「固有」使用時に攻撃が「必中」する《特殊》 L【伝説種】:HP+50/伝説異名付与 L【神速ノ極】:HP+50/絶対先制/バトル中1回《異名》 L【マジシャン】:先行と後攻を入れ替えられる/バトル中1回《伝説異名》 L【時司る魔天】:指揮ダイスが50を超えた数/2分、追加攻撃を行う/端数は切り上げ《特権》 L【エキスパンション(悪)】:相手の技の「おいうち」効果を受けない。《専用》 L【夜霧の幻影殺人鬼】:追加攻撃に役割補正を加える/常時 L【移ろい散るは花の道】:【手品師の時間停止】で「4」T以上停止していたとき一撃必殺/バトル中1回 ※控えに戻るとリセット タイプ ノ 炎 水 電 草 氷 闘 毒 地 飛 超 虫 岩 霊 竜 悪 鋼 妖 防御 ● △ ◎ × ● ● △ △ ● ● 氷/悪 攻撃 △ △ ● △ △ ● ● ● ● ● △ △ △ 氷/悪 プロフィール 友奈の手持ち 過去作登場人物【あんこ】やる夫は学園都市にいたりするらしいです 記憶がなく零と争っていたところをイタチに止められバトルの世界にスカウトされる、その後イタチの紹介で友奈の元へ 時を司る伝説ポケモン相方と二人で止まった研究所の時の流れを正常に戻した 主に求める条件は仕えるに値する「格」と零が隣にいること 耳年増 +旧 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━Ver2【マジシャン】咲夜:LV400/キラー/【悪/氷/伝説】/【剛撃ノ極】/HP213/攻撃力補正:+13+2《役割》 L【キラー】:…+30/D*3/【エース】補正解除《異名》:【マジシャン】:T終了時に任意交代《特殊》:【伝説種】:伝説異名付与【剛撃ノ極】:HP+30/D+200%《伝説異名》:【時司る魔天】:指揮ダイスが50を超えた数だけ追加攻撃を行う《専用》:【導きの華を添えるもの】:瀕死時に相手を道連れにする 戻る
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咲夜7 初めてのチュウ 咲夜受編(うpろだ419) 「愛してる」 「え? あ、あの……」 そう呟き、青年は己の身体を使い、少女を壁に追い詰める。 少女は背を壁に密着させ、2人の距離は僅か20センチ程度。その距離が ゆっくりと縮まってゆく。 少女は脇から逃げようとするが、青年は少女の背後にある壁に片腕を立てて、少女の逃亡を阻止した。 間髪入れず、もう片方の手を少女の頬に添えて、少女らしく瑞々しい唇に情欲のまま自らの唇を重ねる。 「~~~~ッ!?」 少女の瞳が大きく見開かれ、声にならない叫びが響き渡った。 想いの丈をぶつけられるように、唇が強く……だが優しく押し付けられる。 仄かに匂う青年の匂いが、麻薬のように少女の精神を惑わしていった。 少女は青年が押しつけてくる唇を、首を振りもぎろうとする。 だが、その動きには、ほとんど力が込められていない。 少女は、スラッとした細い両腕で青年彼を引き離そうと、その胸を押す。 だが、その動きにも、ほとんど力が込められていない。 青年は少女が本気で嫌がってはいないことを理解していた。 少女がその気になれば、この状態から脱出することはおろか、青年を叩き伏せることなど造作もないからだ。 にもかかわらず、少女は青年のされるがままに、その唇を貪られ か細く身を震わせる。 既に、少女の頬は紅潮し、その吐息は熱く上気していた。 青年の温かい吐息が頬に、首筋にかかり、その心地よさにゾクゾクと背筋を震わせる。 じわじわと湧き上がる甘い快楽に、少女が身を任せようとした矢先―――― 「ん……ぅ……!?」 少女の瞳が再び、驚きに見開かれる。 青年の舌が少女の口の中までを侵略しはじめたのだ。 既に、心臓の鼓動音はドクン、ドクンと彼女自身の耳に聞こえるほどに激しく高鳴り 少女は――――これ以上されたら自分はどうなってしまうのか――――という恐怖を表情に孕ませる。 その間にも、青年は思うがままに少女の口腔内を嬲り者にしていく。 まずは、唇の裏側を撫で回し、次いで優しく歯と歯茎の間に沿って舌を滑らせる。 そして、最後に少女の脳髄が蕩かされ痺れたように動かない舌を優しく蹂躙し、痺れを解きほぐしてゆく。 少女の四肢から、力が抜けてゆき、膝がガクガクと力なく震える。 けれども、少女が抱いていた恐怖は期待に塗りかえられ、少女は青年の唇と舌に貪られるままになってしまっていた。 少女自身の舌がもみゃくちゃに、めちゃくちゃに掻き回され、彼女は 氷が溶けるように じわじわと痺れが溶けてゆくのを実感していた。 「…ん……ぅ…」 青年は少女の腰に左手を回し、ともすれば崩れ落ちそうになる少女の体を支えた。 そして、少女の左手首を優しく掴み、そのまま己の指を滑らせ少女の指に絡める。 少女が、自らの舌をおずおずと、だが自ら青年の舌に絡めようとしたその時…… ――――! ――――……! 少女の茹った意識に、何者かの声が届く。 「―――――!!」 はっとして視線を声が聞こえた方向に走らせるが、そこには誰一人いない。 しかし、声は次第に近づいて来ている。 このままでは、十秒と経たずに青年と少女にはち合わせるだろう。 もし、このまま見つかったら。と恐ろしい想像が少女の頭をよぎった。 僅かに残った総動員させ、甘く蕩かされていた思考を必死で修復していく。 そして、さらに声が近付いてきた その時―――― 「ありゃ……」 青年が間の抜けた声を上げた。 それもそのはず、今の今まで腕の中に抱いていた少女が一瞬で消えてしまったからだ。 「やり過ぎたかな?」 その一秒後に、ニ人のメイドが曲がり角から姿を現すのを青年は見た。 ・ ・ ・ 一方、こちらは紅魔館のとある一室―――― 「……何やってるのよ 咲夜、ノックもなしに」 突然の乱入者に、少女の主――――レミリアは僅かに不機嫌そうな声をあげた。 ただ、その瞳には怒りの色はほとんど無く、どこか咲夜の姿を楽しんでいるような節がある。 「はぁ……はぁ……は…ぁ…」 咲夜は、荒い息をつきながら、閉じられた部屋の扉を背に座り込んでしまっていた。 その顔は耳までもが紅色に染まっており、レミリアに言葉を返すこともできない。 ○○の手から逃れ、手近にあった空き部屋に飛び込んだのだが、何故主がここにいるのかと不思議に思う。 しかし、やはり今はそれどころでは無かった。 未だフルスロットルで激動する心臓の鼓動を止めるのに精一杯だ。 「はぁ……」 しばらく時間がたち、ようやく落ち着いたのか、まずは「も、申し訳ございません、レミリア様」と、座り込んだまま頭を下げ一言。 「……部屋の外で、あの男とよろしくやっていると思ったら」 「――――!!??」 主にはすべて見透かされている。 その事実に再び咲夜の心臓の鼓動が跳ね上がった。 「ううっ……」 弱々しい呻き声をあげ、茹った顔を主に見られまいと俯く。 そんな従者の貴重な姿を生温かい視線で見守りながら、レミリアはふと首を傾げた。 何故、咲夜はいつまでも座り込んでいるのだろうか――――と。 「どうしたのよ、いつまでも座り込んじゃって?」 「い、いえ……それがその……」 「?」 「こ…腰が……」 ほのかに想いを寄せる男に強引に唇を奪われた時、あまりの驚きと、喜びと、心地よさのために、腰が砕けてしまったのだ。 その事実をレミリアに告白することを恥じ、俯きながらボソボソと口を濁す。 咲夜は――――時を止めた世界で動けるのは、彼女のみであることに――――己の能力にこの上なく感謝していた。 必死で這いずり、手近の部屋に逃げ込む無様な姿、見られたらたまったものでは無い。 たとえそれが、愛しいあの男であったとしても。 「ぷっ」 あまりの可笑しさと、咲夜の愛らしさにレミリアは噴き出す。 瀟洒で常に氷のように表情を崩さない自分の従者がずいぶんと変わったものだ、と。 そして、咲夜の背後に視線を移して―――― 「――――だそうよ、○○」 「え?」 咲夜が引き攣った顔でゆっくりと背後を振り返る。 いつの間にか、背後の扉は開かれており…… そこには先程まで咲夜の唇を思うがままに蹂躙していた男が彼女をニヤニヤと見下ろしていた。 とたん、咲夜の心臓の鼓動が三度跳ね上がる。 「い、いつの間に!?」 「ほら、○○……咲夜を介抱してあげなさい」 レミリアが、○○に勝るとも劣らない程度に顔をニヤつかせて命じる。 「はいよ」 無論、○○がレミリアの命令を拒む理由などは無い。 むしろ、やるなと言われてもしただろう。 ○○は、両腕をそれぞれ咲夜の背と膝の下に回し、軽々と持ち上げた。 「や、ちょ、ちょっと! 降ろして! 降ろしなさい!」 「ヤダね」 抱えあげられながら、腕の中で咲夜は足をじたばたさせてもがく。 そんな彼女を笑顔で見つめながら、○○は子供のようにペロリと舌を出し片目をつぶる。 しかし、未だ彼の腕の中では、再び頬を紅く染めだした少女が暴れていた。 だから、○○は僅かな悲哀を表情に滲ませて―――― 「……嫌なのか?」 と、一言。 とたん、叱られた子供のように咲夜は大人しくなる。 悲哀が一杯に織り込まれた○○の表情と言葉に、抵抗する気概さえも挫かれてしまったのだ。 「…ぅ……」 この男は本当にずるい、そんな顔で、そんな聞き方をされたら断れないじゃない――――と、咲夜は心の中で呻き声をあげた。 「それじゃあ失礼します、レミリア様」 ○○はレミリアに退出の礼を尽くし、開いていたドアから外に出ようとする。 無論、彼の腕の中には咲夜姫が抱えられたまま。 「え、ちょっと……どうして外へ…?」 「ん? いや、だから咲夜の部屋に行って介抱するんだが」 あまりの衝撃に咲夜の目の前が真っ暗になった。 咲夜の部屋は、今彼女がいる部屋から歩いて5分程度。 この館の中ではそれほど遠いわけではないが、今の咲夜にとっては その距離も時間も那由他に等しい。 もし、こんな姿 誰かに見られたら――――と考えると、何のために必死に○○から逃げたのかわからない。 「や…ダメ! お願い それだけは許して!」 「いいじゃん、見せつけてやれば」 「やっ、やめ――――!」 外に出ると、いきなり通りがかったメイドと鉢合わせした。 彼女は○○の腕の中に咲夜が抱きかかえられているのを見て、あんぐり口を開ける。 まるで、鳩が豆鉄砲を喰らったかのように。 咲夜が覚えているのはそこまでだった。 あまりの羞恥と――――本人は気付いてはいないが――――それに勝るとも劣らない喜びに気を失ってしまったのである。 そして案の定、向こう2カ月は紅魔館はその話題でもちきりになってしまった。 天狗の少女のカメラにその場面を抑えられなかったのが、不幸中の幸いとも言えた。 『初めてのチュウ 咲夜受編』end 7スレ目 800 「咲夜さん!あなたに会ったその日から、俺の時間は止められてしまいました!!」 返事は 「私があなたの時間を止めたのならなら今度はあなたの時間を動かしてあげる」 ってもらいたいな 10スレ目 133 拝啓 木々の紅葉も日ごとに深まってまいりましたが、 貴方にはますますのご隆昌のこととお慶び申し上げます。 また、採用試験の節には皆様方に大変お世話になり、ありがとうございます。 そのうえ、採用内定をいただきまして誠にありがとうございます。 早速、採用承諾書をお届けいたしますので、どうぞよろしくお願いします。 なお、本採用までの残り少ない日々をさらなる勉学に当て、完璧な従者になるためにがんばります。 そして、従者になった暁には少しでもお役に立てるような執事になれるように努力を怠らないように心がけます。 今後ともご指導くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。 貴方のいっそうのご繁栄と皆様のご健勝をお祈りいたしまして、お礼のご挨拶とさせていただきます。 敬具 平成××年 ○月△日 丸々 ○○ 紅魔館 当主 レミリア・スカーレット 様 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「ふぅ・・・」 俺はペンを置き、ぐっと伸びをした。 集中し物事に取り組んだ後に来る脱力感が気持ちいい。 先日、あの真っ赤な真っ赤な紅魔館に就職試験を受けに行った。 何故あの紅の悪魔のいる紅魔館なのかというと、その・・・なんだ、一目惚れってやつだ。 三ヶ月ほど前、里でのバイト中に見かけた銀髪でメイド服の少女。彼女に恋をしたから。 その後は毎日大変だった。 執事になろうと決めた。 周りの友人達は馬鹿にしたので〆た。 執事の勉強をしようと独学で頑張った。 ただ彼女と同じ場所で、同じ時間の中働きたいと思ったから。 だが独学には限界がある。 そんな時、紅魔館の図書館の事を知った。 幸い紅魔館の図書館は一般人も入れたので、勉強ついでに下見もできた。 感想・・・広い、綺麗、広い、紅い、紅い。多少目に悪い気もしたが、慣れればどうってこと無い。 それからは里と図書館を行き来する日々が続いた。 そんなある日、館内で彼女と会話を交わすことができた。 何時ものように図書館で勉強していた時に、声をかけられた。 「執事になりたいんですって?普通の人間ががんばるわね」 俺は緊張のあまり、しどろもどろで言いたい事も言えなかった。 彼女はそんな俺を見て言った。 「まともに話が出来ないんじゃあ、執事なんて無理ね」 その一言で俺は落ち込んだ。情けないと思った。 やはりこんな男が紅魔館で執事など馬鹿げている。 彼女はさらに続けた。 「でも、貴方はこのところ毎日ここに来て勉強しているらしいじゃない。努力は何時か実るものよ、がんばりなさい」 やる気再浮上。 その日は図書館から20冊ほど本を借りていったので、司書さんが結構驚いていた。 そして運命の日、採用試験の日がやってきた。 受験するのは俺一人でなんだか心細かったが、門の前では中国風の・・・そう、美鈴さんから激を入れてもらった。 「緊張しないで。○○さんなら絶対受かりますから!」 何度も図書館に通う内に、門番の美鈴さんと仲良くなっていた。 美鈴さんのその言葉と笑顔に自分の緊張が大分和らいだ。 館に入ると、内勤の妖精メイドさんに待合室に案内された。 待合室は他の部屋と比べて質素だった。恐らく集中するために無駄な装飾品を取っ払ったのだろう。ありがたい配慮だ。 時が来るまで何度も何度も脳内でイメージトレーニングをする。 ・・・あれ? 戸って押し戸、引き戸? ・・・・・・あれ? 当主の名前なんだっけ? ・・・・・・・・・あれ? 俺やばくね? 助けてメイド長。 「えー○○さん、準備が済みましたので、出てすぐ左手側の部屋へ行ってください」 「は、はい!」 来た。 素早く案内状の当主の名前を確認し、身形をもう一度整え、さらにもう一度名前を確認し決戦の場へと向かった。 「いやー、緊張してたな俺」 面接時のことは全て忘れてしまった。 確か面接官には図書館の小悪魔さんと副メイド長と、彼女がいた。それしか覚えていない。 精一杯自分をアピールできたと思う。 変なミスは・・・・歩く時手と足が同時に出ていた事ぐらいだ。 彼女はどう見てくれたのだろうか。 今目の前に採用内定書があるが、やはりこんな紙切れよりも本人から直接どうだったかを聞きたい。 「そういや来週からか・・・」 来週から研修期間に入る。実際に館内での仕事を体験し、執事になるための本格的な勉強をする期間。 恐らく彼女と接する機会がぐっと増えるだろう。 そして研修を乗り越え本採用が決まれば、さらに彼女との距離が縮まる。 何年かかるか解らないが、執事長となり彼女の隣に立つ事も夢ではない。 「っしゃ! やる気出てきた」 この想いがあればどんな苦しい時でも頑張れそうだ。 一目惚れから始まったこの恋物語、今やっと序盤が過ぎたところだ。 目指すはゴールの職場結婚のみ。他のフラグは全部無視だ。 「うおおおおお!!! 待っててくれマイスウィートォォォォ!!!」 「おい○○! こんな夜中に五月蝿いぞ!!」 「あ、すみません」 隣の家のハクタクに怒られた。 10スレ目 281 「ちょっと・・・もう少しどうにかならないの?」 「だから無理だって!これ以上は」 里のとある店、軒先に並べられて商品からして雑貨屋、万屋であろうか 薬に服、履き物、鍋だの装飾品だの一貫性がない 「もうちょっと・・・ね?いいでしょ?」 メイド服のリボン?をするりと解き、胸元をはだけてみせる 「・・・乳でかくして出直しな」 「っ!もういいわよっ!お邪魔しました!」 会計に座っていた俺の頬を銀のナイフが掠っていった 「こえー・・・あ・・・代金」 しょうがないので紅魔館に請求書を、そんな風に考えたときナイフが貫いているのは壁だけでないことに気づいた 「あ、お金・・・お金をナイフで刺すなと何度言えば・・・」 壁のナイフを引き抜いて、お金を回収、こんな状態でもちゃんと使えるのが幻想郷のいいところだな 「しかし・・・俺の理性はいつまで持つかなぁ」 強がって見せても、さっきのはだけた胸元が、目に焼きついてしまっているのだった 「・・・私ってやっぱり魅力ないのかなぁ?」 胸は無いけど、スタイルも悪くないと思うし 何よりメイド服といえば問答無用のリーサルウェポンって言ってたのになぁ(byパチュリー 何処かの誰かも「胸が無い?馬鹿だな、そこがいいんじゃないか!!」って言ってたし 「あ、そうか」 お嬢様に頼んでみよう 「お色気むんむんな服ぅ?」 「はいっ!どうしてもTKOしてやりたい奴がいるんです!」 お色気むんむんなTKO?話がまったく見えてこないわ 「それと!明日おやすみをください!」 「え、ええいいわよ好きになさい」 ありがとうございますと一礼し、十六夜咲夜は退室した 「・・・勢いでOKしたけど・・・明日紅魔館は機能するのかしら?」 はぁ・・・あの咲夜が、何事だろうか? 「おはよう美鈴!行ってくるわねっ!」 「い、いってらっしゃいませ・・・」 翌日朝、勢い良く館を出て行く咲夜、それを何事かと噂する妖精メイド そして驚き桃の木山椒の木で一日を迎えた美鈴、そんなこんなでメイド長不在の紅魔館は一日を乗り切れるのか!!? 「あれ?まだ閉まってるのね・・・どうせ鍵掛けてないんでしょ」 予想通り裏口のドアは簡単に開いた、泥棒でも入ったらどうするつもりなのかと小一時間 「おはよう・・・暗いわね」 部屋どころか家が暗い、この家の主はいまだ目を覚ましていないらしい 「寝室は何処かしら?」 襖を開けるとすぐにわかった、布団の敷いてるのだから当然か 「・・・あ、寝てるのね」 寝息が聞こえる、上下する胸・・・起きる気配はない 何を思ったのか、私は彼のいる布団にもぐりこんだ 「あ、暖かい・・・・・・」 何だろうこの暖かさ、すごく、安心できる―― 「ん・・・」 朝か、少し寝過ごしたかな、だいぶ明るい・・・なんか腕が重・・・ 「え?・・・・え?」 現状を整理しよう、俺は今目を覚ました、昨日まで、寝付くまではこの布団には俺しかいなかったはず なのに俺の腕の中には見覚えのある少女、十六夜咲夜が?・・・居るねぇ 夢なはずはない、今起きたんだから 「・・・・事後?」 彼女は俺の腕の中にすっぽり納まる感じで、でも微妙に隙間風が・・・うーさむ、いやそういうことではなくて 「んん・・・あれ・・・?」 ばっちりと目が合った、完全に、お互いに固まった 「お、おはよう・・・」 「お、おはようございます」 とりあえず布団を出た、続いて彼女も 「あー・・・着替えるから台所の方に行っててくれるか?」 「は、ひゃい!」 噛んだな 「まぁつまりお布団暖かそうだなぁ、と思って、気付いたらすやすやと・・・そういうことだな?」 「はい・・・ごめんなさい」 「いや、謝らなくても別に・・・美味そうな朝食と君の抱き心地で十分」 「ば、ばか!」 あ、また赤くなった、まぁそれはおいといて・・・和食も上手だなぁ、メイドなのに 「・・・ごちそーさん」 「おそまつさまでした」 また沈黙、台所には食器を洗う音のみ 沈黙に耐えかねた俺は 「ねぇ」 「・・・なんだ?」 先に話しかけてきたのは彼女の方だった 「今日・・・お店の手伝いしてもいいかしら?」 「は?いや、俺は別に構わんが・・・せっかくの休みだろ?」 「ええそうよ、私の休みなんだから私のしたいことをするの、だから今日は貴方のお手伝い」 「ふむ、まぁ・・・いいけどな」 「ありがとーございましたー・・・十六夜、今ので食油切れたから倉庫から出してきてくれ」 「幾つあればいい?」 「うーん、5つあれば大丈夫だろ」 「わかった」 昼過ぎ、なかなかどうして今日は儲かっている 塩と油の在庫が尽きるかもしれない、寒くなってきたからなぁ、油の方は相当売れる、食油も売れる 「一月分の売り上げが今日だけで・・・」 「いらっしゃい、油?ちょっと待ってくれ、もう直ぐ」 「○○ー持って来たわよ」 「お、丁度来た、ありがと十六夜、早速一つ」 持って来た油が直ぐ売れた そういえばさっきからお客さんがニヤニヤと、生暖かい目で見てくる 「そういえば噂になってるのよ、○○ちゃんが嫁さん貰ったって」 「はぁぁぁああああ!!?なんで?いったいどこから」 「え?彼女は違うの?」 十六夜咲夜のほうを、みて、おばちゃんはそう言った 「え?わ、私はそういうのじゃ」 真っ赤になって照れながら否定する十六夜、その様子を見て更にニヤニヤするおばちゃん おばちゃんは去り際に 「非のないところに煙は立たないわね、んふふふふ」 といって去って行った 「あー・・・」 気まずい空気、今朝のような感じだ 「なぁ十六夜・・・いや、咲夜」 「えっ?な、に?」 「前々から言おうか悩んでたんだがな、今日を逃したら言えないような気がするんだ、だから言わせてくれ」 いつの間にか常連になっていた彼女、安くしろオマケしろと五月蝿いメイド、何だかんだでいつの間にか 「俺は君が好きだ、愛してる・・・俺と結婚してくれないか?」 「え、あ、そ、その・・・お、お嬢様に聞いてみないと」 「咲夜!・・・俺は君の気持ちが知りたい」 「あ・・・はい、不束者ですが、よろしくお願いします」 「咲夜・・・此方こそ、これからもよろしくな」 俺は今度こそしっかりと、彼女を抱きしめた、もうそこに隙間風なんて通らないように 「!?おねー様?何で泣いてるのっ?」 「嗚呼フラン・・・娘が嫁にいくときの両親の気持ちが、痛いほどわかったわ」 「おねーさま・・・でも悲しんでいられないでしょ?咲夜がいない紅魔館が荒れ放題じゃ咲夜も安心してお嫁にいけないよ?」 「そうね・・・小悪魔を司書からメイド長にしてがんばってもらうしかないわね」 「(いや、あんたががんばれよ)」 哀れ小悪魔、仕事量が一気に増えるけど君なら乗り切れるはずだ!がんばれ小悪魔!負けるな小悪魔! ~新婚生活はまだ始まったばかりだ!~ 10スレ目 356 「咲夜、今夜出かけようか」 客の途絶えた昼時 ぼーっと店番をする俺は、昼飯の片づけをしている咲夜に、話しかけた 聞こえているとは思うが返事がない 少し間をおいて 「いいけど・・・変な事したら駄目だからね」 たぶん台所で赤くなっているのだろう ほんとに初心な娘だ、思わずからかいたくもなるが・・・我慢 「ほら、今夜は十六夜だろ?月見しようぜ」 結局その後客はあまり来なかったので早めに店じまいした 「けど大丈夫かしら、こんな夜に山に登るなんて・・・妖怪とか」 「大丈夫だって、お前と俺のデュエットなら妖怪なんて楽勝さ」 「コンビ、もしくはタッグ・・・だと思うけど」 今はまだ夕方、俺は背中に酒瓶、片手にランタン 咲夜は弁当と・・・シーツを持っている 後1時間もあれば日も暮れるだろう 「荷物持とうか?」 「ん、大丈夫よ」 山とはいえ一応道になっているので歩きづらい事はないが・・・ 「歩きづらかったら言え、おぶってやる」 「大丈夫・・・貴方って過保護なのね」 前にも言われたぞそれ、お嬢様並みに過保護って言われたなぁ・・・はぁ 「おお・・・ギリギリ夕焼けも見れたな」 「ほんと・・・綺麗」 山頂に着くとシートを広げて寝転がった 手近な木にランタンを下げ明かりをとる、思ったよりは明るい、やはり山頂は違うな 「はい、どうぞ」 「ん、いただきます・・・うん、美味い」 さんどうぃっちと熱い紅茶、吐く息が白くなる・・・程ではないがやはりは寒いのに変わりない 「咲夜、コッチにおいで」 夕食を食べ終わり、後片付けを済ませた咲夜を呼び寄せた 何も言わず、寄り添うように 肩が軽く触れるぐらいの距離 遠慮がちに距離をつめる、俺はそれがじれったい 「ああもう!よい、っしょ」 胴に手を回し、持ち上げて、抱き寄せた 「ッ~!?」 俺の腕の中にすっぽりと納まってしまう咲夜、小さい・・・こんなに小さかったんだなぁ 「ほら・・・ソラを見て」 高く上がった月、満月 彼女と同じ・・・十六夜 「わぁ・・・綺麗」 言葉を交わすのも忘れて、丸い丸い大きな月に、魅入ってしまった 「今までありがとう・・・ばいばい」 「どうした?」 「十六夜にね、今までお世話になりました、って言ったの」 「?」 「もうこんな機会ないだろうから」 「またくればいいだろ、年に一回ぐらいは見に来ればいいさ」 「違うわよ・・・十六夜の私が見る最後の十六夜ってこと」 「?」 「だから!・・・これからもよろしくね、アナタ」 「っ!?あ、ああ・・・よろしく、咲夜」 俺達は口付けを交わした、自然と、そうなった 「ひゃっ!や、やだ、んっ」 咲夜は俺に背中を預けるかたちで座っている、つまりまぁ・・・無防備なわけで 首や、鎖骨に口付けしたり、下を這わせてみたり、色々と調子に乗ってみた、言い訳するなれば月のせいだと言っておく 「ここがいいの?」 「や、ち、違んっ」 リボンを解いて胸元をはだけさせた 「咲夜・・・その・・・いいかな?」 「・・・こんなにも月が綺麗だから、い、いいよ」 「出来るだけ優しk「たーんたーんたーぬきの・・・きん・・・た」 藪から上機嫌で飛び出してきたのはどっかの屋台の雀 「え、あ・・・・お邪魔でしたか?お邪魔ですね、あはは」 みすちー は 逃げ出した 「・・・」 「・・・」 完全に、空気をぶち壊してくれた 「えーと・・・咲夜?」 「あ、あはは」 そういうムードでもなくなったので、そそくさと退散する事にした 山を降りて、静かな里の通りを歩く、何処も寝静まっている 神社の方で明かりが見えたので宴会でもやっているのだろう 「ねぇ○○」 「ん?どうした?」 「ぎゅーって・・・して?」 「・・・」 「んー・・・ありがと」 「・・・さ、もうすぐ家だ」 「ええ、帰りましょう」 手を繋いで、夜のお出かけを名残惜しむように、ゆっくり、ゆっくりと、歩んでいった 「そうだ咲夜」 「何?」 「鶏肉が食べたいなぁ」 「それじゃあ飛びきり息のいい雀を捕まえてきますね♪」 まださっきの事を根に持ってました みすちー は 逃げ出した! しかし回り込まれた END 7スレ目 830 「俺はな、お前の時計を動かす鍵になりたいんだ」 7スレ目848 咲夜さん、さーやって呼んでもいいですか? 「何故部下に呼び捨てにされなければならないのかしら。」 …スミマセン。じゃあさーちゃんで 「ちゃん付けにされるのはガラじゃないわ。」 …ナカナカテゴワイデスネ。じゃあ可愛くさっきゅんなんてどうでしょう? 「私はパチュリー様ではないのですよ?」 ……ソーデスカ。わかりました、みんなと同じメイド長と呼ぶことにします。 「…。(それでは愛が感じられないわ)」 どうかしましたか? 「だめよ、あなたは今まで通り名前で呼びなさい」 こんな咲夜さんですか? 7スレ目 952 ――ガタガタ。 紅魔館の数少ない窓ガラスが、量と反して大きな音を立てている。 嵐だった。それも、数年に一度というほどに大きな、風と雨の合奏である。 「ねぇ、○○」 「……はい」 そんな紅魔館の中に存在する従業員たちの私室の一室にて、二人分の声が蝋燭の火を揺らしている。 その度に二つの影が揺れ、まるで外から響いてくる乱暴な音楽に、身を躍らせているようだった。 それが、二人の僅かな恐怖心を燻らせている。 「ちゃんと、そこに居るわね?」 「あぁ、ちゃんと――」 少女の問いに答えた青年の声が、近くに響いた雷鳴に遮られる。 その合間に僅かな悲鳴の音を聞いて、青年は微かな笑みと保護欲を心に滲ませていた。 「大丈夫ですか? 咲夜さん」 「だ、大丈夫……よ」 強がりを隠しきれていない、普段とは違う咲夜を前に、青年は今度こそ微笑を顔に出してしまった。 幸い、暗い部屋の中では気付かれなかったようである。 青年は今、咲夜の私室にある椅子の上に座していた。 全ては一瞬で、雷鳴と同時に青年は、この部屋に運び込まれていたのである。 そして、青年は少女らしさの残る咲夜の姿を前に、部屋に残ることしか出来なかった。 それは正に、惚れた弱みというものなのである。 「――っ!」 刹那、狭くは無い部屋の中を、白光が塗りつぶしていた。 泣きそうな咲夜の顔が、雷のそれに照らし出される。 遅れて届く雷鳴と共に訪れた暗闇の中、青年は引きずられるようにベッドへと倒れこんだ。 「咲夜……さん?」 「手……繋いでて……お願い」 普段の姿からは想像もつかない弱音を、咲夜は溢していた。 力強い姿からは想像出来ない細い体躯、凛とした姿とは矛盾した泣き顔。 そんな年相応の少女が、青年の目の前に存在していた。 湧き出す粗野な衝動を、僅かな理性で必死に押さえ込む。 咲夜の髪からは、甘い香りがした。 「いいんですか」 「……」 「俺、男ですよ……」 「――貴方なら、いいわ」 その言葉が、留めていた理性を打ち砕いてしまった。 獣の意思を持った腕が、白い肌をすべる。 少女の身体は温かかった、誘うような甘い香りがした。 そして何より、咲夜の身体は震えていた。 肌を滑り、下着の感触を得た指先が、止まる。 「――あ」 鈍い音を聞きながら、青年は腹部に重い衝撃を感じた。 止まっていた指先が、痛みと共に咲夜のから離れていく。 「そこまでしろとは……言っていないわ」 「ご、ごめん……俺」 脂汗と冷や汗が、同時に青年の背を濡らす。 嫌われただろうかと、指先は僅かな震えを見せていた。 「でも、ちゃんと止めてくれたわね」 暗闇の中、咲夜が微笑む気配を近くに感じた。 思わず、青年は顔を上げる。その唇に、微かな感触を覚えた。 「これでお預け……信用してるからね」 「……は、い?」 長い嵐の夜、熱のこもった青年は眠れそうも無かった。 そして、紅魔館の最上階に閉じこもる吸血鬼の泣き声は、夜明けまで続いたという。 ─────────────────────────────────────────────────────────── 10スレ目 731 「あ、○○」 長い廊下を歩いていると、何処からともなく声をかけられた 「?」 見回してみるが誰もいない こんな長い廊下、隠れる場所など・・・? 「こっちよ」 この声は咲夜さんか? しかしどこ・・・え? 「さ、咲夜さん!?そんなところで何を?」 窓の外側からぴょこっと頭だけが出ている 「何って割れた窓を直してたのよ・・・あんまり近づくと灰になるわよ」 「え・・・危ない危ない」 うっかり日の光を浴びそうになる、まだ自覚が足りない証拠だ 「よっ、と」 窓を乗り越えて廊下に着地 乗り越える時にスカートの中が見えtげふんげふん 「ねぇ○○・・・今夜時間あるかしら?」 「え、こ、今夜ですか?何か作業が入れば解りませんが、今のところ空いてます・・・何かあるんですか?」 「ちょっとした宴会よ、博麗神社で」 「ああ、噂に聞く宴会ですか・・・面白そうですね」 「でしょ?それじゃあ行けそうだったら日が暮れてから私の部屋に来てちょうだい」 「はい、解りました」 「それじゃあお互いにがんばりましょ」 用件が済んだのか、変な工具類を持って足早に廊下の角を曲がっていった 「・・・宴会かぁ・・・どんな人が来るのやら」 博麗の巫女さんは人間の時に見たことある 鬼がいるらしいけど・・・俺も鬼の端くれだから、友達になれるといいなぁ 紫様には会いたくないな、聞いた話レミリア様より怖いらしい 「おっと、仕事仕事」 俺は足元に置いた荷物を抱えなおした 速めに仕事を終わらせてしまうために、がんばろうではないか 後10分もすれば外に出れる程度の暗さになるだろう レミリア様は行かないらしい フラン様はいつもどおり外出禁止 そういえば・・・パチュリー様は? まぁ大人数で集まるのは苦手そうだし、そもそも外に出るのは嫌いらしいからな こんこん、乾いた木の音が響く 「咲夜さーん、きましたよー」 「○○?ちょっと待ってねー」 言われた通りちょっと待った 「ごめんなさい、待たせたわね」 「いえいえ、問題ないです・・・」 なんか違うと思い、じっくりと見てみた スカートがちっと長い?リボンがちょっと派手? 手首になんかアクセサリーが・・・珍しいと言うか、女の子みたい、じゃなくて女の子だったな 「な、なに?」 「あ、いや、えっと・・・似合ってますよ」 「え?・・・ありがと」 何気ない一言で、ここまで上機嫌になってくれるのか そう思えば、世のモテル男はこれを無意識でやってるんだなぁ、凄いな 「お、メイド長のお出ましだぜ」 「あら、遅かったじゃ無い」 白黒の不法侵入者と、紅白の巫女が出迎えてくれた、その後ろではわいわいがやがやと、いかにも宴会らしい騒ぎ声 「お?○○じゃ無いか、宴会は初めてか?」 「よう魔理沙、酒は飲めるが腹の方が減ってる」 「えっと・・・誰?」 なんと、巫女さんのほうは俺をご存じなかったらしい 館で何度か遭遇してると思うんだが、まぁ扱い的には雑魚の束ね役の雑魚て感じだし 「紅魔館で執事をしている○○です、以後よろしく」 「博麗霊夢よ、ここの巫女をしてるわ・・・よろしく「れーいーむー熱燗マダー」 「・・・まぁゆっくりしていってね」 「さて・・・まあ飲むでも喰うでも早く行かなきゃな、なくなっちまうぜ」 「そうね・・・行きましょ○○」 「は、はい!」 手を引かれて皆の輪に入った いつの間にか握られていた手に、少しどきりと、した この鬼・・・いつになったら潰れるんだ? 最初は気さくに話しかけてきた伊吹さん(年齢不詳) 酒蔵が潰れるぐらいの量を飲んだのではないか?それに酒が入るにしたがって饒舌に・・・五月蝿くなって来る 出来れば酔いつぶれてくれるとありがたいのに・・・全然だ チクショウ!八岐大蛇だって酔いつぶれたのに!! 「どうしたの○○く~ん全然飲んでないじゃんYO!」 「大丈夫ですよ!伊吹さん!どうぞどうぞ!」 「あ、どもども~・・・んぐんぐ」 ちょ、ざるってレベルじゃねぇぞ!? このまま頑張るっきゃないなぁなんて思っていたら、嬉しい助け舟が来てくれた 「ちょっと○○を返してもらうわよ?」 「あー咲夜ずるーい」 ずるずると引き摺られて、端の方に腰を下ろした 「咲夜さん、助かりました」 「ふふ、お疲れ様」 あれ?なんか雰囲気が・・・? 「咲夜さん?なんか酔ってません??」 「酔ってる?私が?・・・大丈夫よ、ふふふ」 大丈夫に見えないです、うふふって笑ってます、何が楽しいんですか? ニコニコしてますよ?上機嫌ですね 「ねぇ○○」 「な、なんですか?」 ちょ、近い近い、顔が近いですって よくみたら目の焦点が合ってないじゃ無いですか?大丈夫ですか? 「ちゅー」 「え?ん、ぐ」 何が起こったか解らなかった だって完全に油断していたから、だってあのメイド長だぜ?酔ってるからと言えこんな破廉恥な、その・・・キスを 「んちゅ、んんっ」 官能小説で言う所の淫らな水音がしております もうなんかドロドロで、べたべたで・・・ 「ぷぁっ」 「ぷはっ・・・ふぅ」 「えへへ、○ー○ー♪」 「おわっ」 咲夜さんは俺に体をあずける様なかたちで抱きついてきた 「さ、咲夜さ・・・ん・・・ね、寝ちゃった?」 抱きつかれたまま固まる俺、抱きついたまま寝てしまった咲夜さん そして・・・周りからの痛い程の視線 「・・・」 「大胆ねぇ」 「写真に収め済みです♪」 「言っとくけどここ神社よ」 色々と終わった、俺の命とか人生とか でもちょっと儲けもん?だって、腕の中の感触と、さっきのキスだけで、お腹いっぱいだぜ、だぜ 今のうちにと、腕の中で眠る咲夜さんを抱きしめておいた ───────────────────────────────────────────────────────────
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名前:小鳥遊 咲夜(たかなし さくや) 性別:女 性格:人見知り しっかり者 容姿:花柄のワンピース。髪は淡いピンクで肩までのショートカット。銀の天使の羽の形をした髪留めをしている。 血族:人間と天使のハーフ 1,主な使用武器 聖天羽(えんじぇる)…頭につけた髪留めに魔力を込めることで髪留めが本物の羽に変わり高速で長距離移動が可能になる。 2,能力について 魔法…攻撃魔法は使えず回復魔法や援護魔法を使う。 3,これまでの出来事 2002年11月03日に生まれた。いたって普通の女の子。時々顔を出すがほとんどは家で義母である月の手伝いをしている。