約 2,131,150 件
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/2484.html
外は大雨が降っているためか、家の中ではひんやりとした空気を感じる金曜日の深夜のことだ。 俺は布団にくるまり、携帯電話で話をしている。 相手は誰あろうハルヒで、明日遊びに行く相談をしているところだ。 『映画なんてどうかしら』 ハルヒは帰りに買った情報週刊誌を見ながら話しているようだ。かすかにページをめくる音が聞こえてくる。 「映画か。終わった後でおまえの愚痴聞かなくていいなら、悪かないね」 『クモ男3でしょ、カリブの海賊3でしょ、って続編ばかりね』 「ラブサスペンスはないのか?」 『うーん、最低映画賞記念で氷のほほえみ2はやってるけど』 「なんで最低映画賞取った映画に金ださなきゃならんのだ」 『でしょ。カリブの海賊見たっていってたわね、どーだった?』 「ん?ジョニー最高だったぞ」 『いや中身の話よ』 「だからジョニー格好良かったって」 『? まあいいか。殺人医師 誕生編なんてサイコものあるけどどう?』 「アンソニー最高シリーズだよな。今回も出るのか?」 『あんた俳優でしか映画見てないの?』 「ストーリーがアレなら、俳優に萌えるしかねえだろう」 『なにいってんだか』ハルヒはページをめくった。『まいったわね。あたしたち、行くとこ行っちゃってんじゃない』 「他人が聞くと誤解されそうな発言だな、それ」 『あーはいはい。で、どこ行くのよ、明日は』 「そういえば市内パトロールはどうするんだ?」 今日の部活では、まったく話が出なかった 『主催者の都合によりキャンセルよ。みんなにはメールで連絡したから。初デートだしね』 初デート?なんとなく違和感を覚える言葉だが、言われて見ればその通りか。 ちょっと待て。みんなに話したのか、その俺達が付き合うってことを? 『なによ、不満? 部室であんなことしといて、いざとなったら尻込み?』 「そういう訳じゃねえ……そもそもおまえも共犯だろうが」 『あたし何も言ってないもーん』 「なにがもーんだ」 『あによ。乙女の唇はタダってわけにはいかないのよ』 「あーはいはい。しかし、どこいくかね。いざとなると浮かばねえもんだな」 『やっと考える気になったのね。まあ、どこでもいいっちゃどこでもいいけど』 「ほう。じゃあ、市内萌え萌えツアーでも行くか?」 『そんなのあるの?』 「すまん。冗談だ」 『ば―――――か。いっぺん死んだら?』 自慢じゃないが、これまでに2回は殺されかけている。一介の高校生としてはすでに日本記録は樹立できているはずだ。ちっとも嬉しくないが。 もっともこいつにはそんなことは言えないし、そもそも教えたくもないね。 『ボーリングもした、釣りもした、カラオケなんてほぼ週イチペースで行ってるじゃない』 「動物園、水族館、遊園地なんて定番はどうだ?」 『行ってないんだけど、行ったような気がするのよね』 「奇遇だな。俺もそうなんだ」 『じゃ、どこ行くの。行くとこないじゃない』 「お。そうだ、二人で不思議パトロールはどうだ?二人っきりってのは、これまでにないだろう?」 『もう行きました。……覚えてないの? 去年の第二回パトロールで二人だったでしょ』 「忘れてなかったのか」 『あれはあれで良かっ……じゃなくて、もう明日会ってから決めましょう』 「そうするか。情報誌もってきてくれよな」 『ふん。言わなくてもそうするわ。明日は8時にいつものとこ集合よ』 「8時?」いつもより一時間早いぞ。 『そうよ。異議は認めないわ。8時ったら8時なの』 「分かった分かった。じゃ、そろそろ寝るか」 『そうね、じゃあ、おやすみ……じゃなくて、寝る前なんだし、甘い言葉の一つぐらいささやいたらどうなのよ』 「たまにはおまえがささやいてくれよ。そうだな、素直じゃない年上の彼女って感じがいいな」 『誰が年上よ。あんたが100万回ささやいたら考えてやってもいいけど。もっとも連続で言わないと認めないわよ?』 「ふざけるな」 『あたしは大マジよ』 「そうか。で、なんて言ってほしい?」 『え?』驚いたようにハルヒが聞き返した。 「だから、なんて言ってほしい?」 『そんなの自分で考えなさいよぉ………強いて言えば愛…してるとかぁ、好き…だとか』 困ったような拗ねたようなハルヒの声が可愛いのは一つの発見だ。 「ハルヒから言ってくれるとは思わなかったな」 『バーーーーーカ。もういい。おやすみなさい』 「おやすみ。あ、ハルヒ……」 『なによ』 「好きだ」 これまで何回も言っているはずなのに、照れは抜けないもんだな。 『ばか』 可愛い声を残して、電話が切れた。携帯を閉じて、充電器に置いた。 しかし、困ったもんだぜ。どこ連れてけばいいんだ? そう思い、俺は目を閉じた。 そして翌日。雲行きは怪しいが、今日昼間から天気は回復し、明日は絶好の行楽日和とTVは言う。 まあ別に雨でも構わない。 どうせ天気など関係なく会うことはいわば既定事項なのだからな。 自室で出掛ける準備をしていれば、携帯に着信ありだ。 めずらしく古泉からの電話だった。 『もしもし。古泉です』 「どうした? 緊急事態かなんかか?」 『そうではありませんが、お伝えしたいことがありまして』 「なにがあった?」 『危険に直結するというような事ではありませんし、そういうことがあったというだけの話なのですが』 「なにが言いたいのかわからんな」 『僕もなにを伝えたいのかわかりません』 「……古泉」 『すみません、冗談です。朝比奈さんとは違う立場の未来人についてです』 「大挙して攻めてきたのか?」 『そこまで単純なら楽ですが、表向きは友好的ですよ』 「そうか」 『その未来人が、一人だけ消息不明になっています』 「未来に帰ったんじゃないのか?」 『なぜかは分かりませんが、その可能性はかぎりなく低いようです。が、なんの目的で姿をくらませたのか向こうも見当さえつかないようです』 「まったく……」 『やれやれですね。まあ彼らの言うことをどこまで信じられるかは分かりませんが、とにかく未来人ご一行様の一人が行方不明です。 なにもないと信じてますが、油断は禁物ということでお願いします』 「まるで自分が重要人物のような気がして来たぜ」 『あなたはどこまでいって一般人ですが、最初から重要人物ですよ。 そうそう、涼宮さんとのデート、心行くまでお楽しみください。 陰ながら応援していますから』 古泉からの電話はそれで切れた。おまえは草葉の陰から応援してろ。俺は古泉の警告などすっかり忘れて、家を出た。 いつもの待ち合わせ場所に到着すれば、すでにハルヒが待っていた。 長袖のTシャツに、デニムのミニスカート。そして足元はショートブーツと、見慣れた装いではあるが、いつもと違うところがある。 なぜか不安そうな表情で、時計を何度も見ている。 いつものハルヒならば、仁王立ちで背中に日輪背負ってそうなポーズで待っているというのにな。 「よぉ、早かったな」 「ああ、キョン」ハルヒは安堵の表情を浮かべた。 「んん?どうかしたのか?」 「なにが?」ハルヒは、すでに普段の表情に戻っていた。 「いや、やたらと時計を気にしてたようだったが」 「あたし、そんなことしてた?」キョトンとした表情でハルヒが言う。 「は?」 「いや、全然そんなつもりなかったから」ハルヒは、視線をどことなく逸らせるように言った。 「そうか」 「で、どこ出掛けるの?」 「電車乗って、大都会探索ツアーなんてどうだ?」 「それって、散歩よね」 「そういう風に言うかもしれんな」 「全国的にそう言うわよ」ハルヒは、むすっとした表情で言った。 「そうむくれるな。可愛い顔が台なしだぜ」 ハルヒは急に顔をしかめると、後ずさった。 俺を探るようにそしてなめ回すように見つめている。 「どうした?」 「ホントにキョンなの?」ハルヒはゆっくりといった。「ひょっとしてあんた偽物?」 ハルヒは、空手だか拳法だか分からないような構えを見せた。まあその態勢から繰り出すのはたいていドロップキックな訳だが。 って、なんで俺が疑われてるんだ? 「だって、キョンがそんな事言うなんて信じられない」ハルヒの口調は堅い。いぶかしげな表情で俺を見ている。 「本物だって」 「じゃあ、あたしのことどう思ってんのよ?」 「バカ、そんな事いまここで言えるか」 「本物かしら?」小首をかしげながらハルヒが言う。「偽物なら正直に白状しなさい」 「だから、なんでだ!?」 「本物みたいね……」ハルヒは、構えを解いた。「あーびっくりした」 「最初から本物だって言ってるだろうが!」 「突然脈絡もなく変なこと言うから、疑うんでしょうがぁ!慣れない事すんな!!」 「俺のせいかよ!」 いかん、道行く人がみんなこっちみてる。公衆の面前でなんと俺達は痴話喧嘩を繰り広げてしまっている。 前からそうじゃないのかなどという突っ込みは却下だ。いいな。 俺はハルヒの手を掴むと、券売機の方に一目散に逃げ出した。 ホームに上がれば各駅停車がちょうど到着した。 そこそこ人は乗っているのだが、まだ車内には空席が目立つ程度だ。 ハルヒは、車内をきょろきょろ見渡したあげく、3人掛けシートを選んだ。 俺達がどっかりと腰を落ち着けるころに、電車がホームを離れた。 「あんたが変なこと言うから、誤解しちゃったじゃない」 ハルヒはひょっとこみたいに口をすぼめている。 俺が悪いとはまったく思えないのだが、ここは一言魔法の言葉が必要だろう。 「……すまんな」 これでハルヒも機嫌を直すはずだ。 その証拠に、ハルヒの口元がすこしだけ緩んだ。 「まあいいわ。でも、あたしが可愛いとかって、今頃気づいたわけ?」 俺が流したいネタへの食いつきは天下一品だね。恥ずかしいことこの上ない。 「そういうわけじゃないが」 「ふーん、どうだか。 でも、あたしのこと可愛いとか外で言うのはやめなさい。そんな分かり切ったこと教えてもらわなくてもいいわ。 まあ電話とか二人っきりで可愛い可愛い連呼する分には許してあげなくもないわね。 メールの書き出しに可愛いハルヒって、付けるのも許可してあげる。 そうね、いっそのことあたしを呼ぶ時は『可愛いハルヒ』って呼べばいんじゃない?」 ハルヒは、表情こそ笑顔だが、嫌みったらしい口調でそこまで一気に言った。 相当根にもっているようだが、そんなに嫌なのか? 「恥ずかしいじゃないの!」ハルヒは声を落として言う。「そういうことはねえ、そういう雰囲気の時にいいなさい」 「分かった分かった」 「ホントに。空気読みなさいよ」 「分かったって」 「思い出しただけで、顔が熱いじゃない」ハルヒは、手のひらで顔に風を送っている。 照れてるだけとは気が付かなかったね。どんだけ分かりにくいんだ、こいつは。 目的地は大都会である。もっとも俺達が住んでいる場所と比べての話だが。 ここにはなんでもある。朝比奈さんがよく買い物に出掛けるというビルもあれば、長門が本の買い出しに使っていた自称日本最大級の本屋もある。 もっとも長門は、ここ最近インターネットで本を買うようになったと言う。 「待ってれば本が届く。便利」 なんて言ってたっけ。新刊を予約すると時に悔しい思いをするとも言ってた。 が、俺は利用したことがないので、なんのことだかサッパリわからん。 しかし、長門が悪いインターネットなどに毒されてないことを祈るね。 あまりにも到着が早過ぎで、どこもなにもやっていないことに愕然としつつ、駅中のハンバーガー屋で、しばし時間をつぶすしかない。 情報誌を間において、どこをどう歩くかの話だ。誰でも初デートのときはやるものだろう?。ひょっとして俺達だけか。そんな筈はないと信じたいが。 結局、なにも決まらなかったがな。単にワープでループな会話をしていただけさ。 大都会探索ツアーの手初めは、朝比奈さんご用達のビルだった。 女性物しか売っていないと錯覚しかねないほど、女性向のショップが軒を連ねている。事実95%女性向けで、5%は付き添いの男性向けに申し訳程度に存在する。 「あんときも、みくるちゃんとここ来たのよね」 「あんときって、偶然喫茶店で出会ったときか」 「そうあんとき。そういえば、あれから佐々木と会ったの?」 「いや」 「ふーん、そう」ハルヒはどうでもいいような表情で答えた。 「しかし、ここは安いのか?そうでもないのか?よくわからんのだが」 「みくるちゃんは安いって言ってたけど、うーん、安いってほどでもないわね。 でも種類は豊富だから、ここにくればなんかしら見つかるって感じかな」 「なるほど。便利といえば便利か」 「そうね。でもみくるちゃんって、買い物になると人が変わるのよねぇ。『涼宮さん、それを買うならこれも買うでしゅ』とか言ってさ」 「ふと思ったんだが、朝比奈さんってそんな舌ったらずか?」 「そうでもないけど、イメージには合うのよねえ」 「それは認めるな」 「でしょ?」ハルヒは笑顔で答えた。「それでこそ萌えキャラって感じだしね」 とある店先で、やたらと複雑な形のスカートが目に入った。 どういう構造なのか、一目で分からないほどレースだのフリルだので飾られている。 「キョンって、あーゆーの好きだっけ?」ハルヒはいぶかしげな表情でたずねて来た。 「いや。ただ、どうなってんのかと思ってな」 「あれは、パニエとかそういうもんでボリューム出してるのよ。ま、一般向けゴスロリスカートってところかしらね」 「はぁ……」 「買ってくれるってんなら、一回ぐらい着てあげてもいいわよ?」 「おいおい、高そうに見えるぞ、あれ」 「あら、分かった?多分2万円は下らないわ」 「高すぎないか?」 「でしょ。じゃあ、キョンのお財布に優しいものを探しにいこっか」 にこにこほほ笑みながら、ハルヒは俺の手を取ると歩き始めた。 調子のいいやつだぜ、本当に。 ハルヒはなにを思ったか、俺をランジェリーショップに堂々と連れ込みやがった。お前は花も恥じらう乙女じゃなかったのか。 下着だらけ、女性だらけで息が詰まる思いで、おまけに目が回る思いだ。 どこに視線をおけばいいのか途方に暮れ、やむをえずぴこぴこ揺れる黄色いリボンをガン見することに決めた。もう視線はここから外さない。この店を出るまではな。 ハルヒはいろいろとランジェリーを手に取っているが、いちいち俺に見せるんじゃねえ。自分のもんなんだから、自分で選んでくれ。頼むから。 「つまんないわね。ヨーロッパでは男女で選ぶって聞くわよ。 で、これなんてどうかしら?」 ハルヒは花柄のキャミソールを俺に見せびらかした。 いかん、妄想がとまらん。勘弁してくれ、ハルヒ。 ハルヒの奴は、楽しんでいるとしか思えない表情を浮かべてやがる。 「妹ちゃんいるから、てっきり耐性あるんだと思ってたのに」 「……違う、想像しちまうんだ」俺は小声でハルヒにささやいた。 「え?」ハルヒは一瞬キョトンとした表情を浮かべたが、すぐ顔を赤らめた。 「バカ。そうならそうって言いなさいよ。恥ずかしいわね」 「言う前に連れ込んだのはお前だろう?」 「外で待ってなさい」ハルヒは口を一直線にしながら出口を指さした。 ハルヒはほどなく外に現れた。紙袋を下げているところを見ればいくつか買ったのだろう。何を買ったのか知りたいような、知りたくないような。 「何買ったか知りたい?」ニヤニヤと人を見下ろしたような笑みを浮かべながらハルヒが言った。「教えてあげようか?」 「勘弁してくれよ」 「ふん。言うと思ったわ。最初っから教える気なんてないわよ」 「安心したぜ」 ハルヒはにやりとほほ笑むと、俺の方に手を掛け、耳元でこう囁きやがった。 「ピンクとブルーのブラ二枚と、あんたに見せたキャミ一枚。そんでパンツ4枚よ。せいぜい想像してなさい?」 そしてハルヒは、リボンを楽しそうに揺らしながら、撥ねるように歩きだした。 うぶな男子高校生にとっては、いささか試練を要する場所から離れ、俺達はアイスクリームスタンドに立ち寄った。 俺は煩悩を消し飛ばすために冷たいものを必要としていたが、ハルヒはただアイスが食べたかっただけのようだ。 ハルヒはストロベリー&ラムレーズン、俺は抹茶&バニラを頼んだ。 この店のものなのか、それとも風で飛んできただけなのか、正体不明のベンチに二人で腰掛けた。 ちらりとハルヒの白い太ももに目が行ってしまう。健康な男子高校生ゆえいたしかたないと思うのだが、煩悩がうずいて仕方ないね。 ぺろぺろとハルヒはアイスクリームをなめている。俺はアイスクリームをかじるように食べ始めだ。 「しかし、そのアイス、なんかジジ臭いわね」ハルヒは俺のアイスクリームをみながら言った。 「ほっとけ」 「といいつつ、ちょっともらい」ハルヒは横から俺のアイスをペロリと一なめした。「ん、いい口直しになるわね」 おまえは伝説の妖怪か。まったく、ごっそりもって行きやがって。 「ふふん。あんたのものはあたしのもの。あたしのものはあたしのものよっ」 なに抜かしてやがる。こういう奴には、血の報復あるのみだぜ。 「あれ? だれだ?」俺はわざと視線を外して、だれもいない場所を見た。 「え?なになに?」 ハルヒの注意がそれた。いまのうちに、その変なアイス食わせてもらうぜ。 その瞬間、ハルヒは手のひらで俺の顔を押さえやがった。 「ふ。甘いわね、キョン。あえて敵に先手を取らせて、なお先手を打つ。これが後の先ってやつよ」 ハルヒの指の間から、得意げなハルヒの笑顔が見える。 「ふざけるな」 「欲しいんなら、素直にちょうだいっていえばいいじゃない。なに人の隙ねらおうとすんのよ」ハルヒは俺の顔に手の平を押し付けたまま言った。 「………くれ。いやください」 「何を?」ハルヒはにこやかに言った。 「アイスクリーム」 「まったくしょーがないわねえ」ハルヒは俺の顔から手のひらを外した。「はい」 ハルヒはにこやかな笑顔で俺にアイスを突き出している。 「どうしたの? なめないの?」 周囲の目がものすごく気になるぞ。ハルヒ、分かってやってるんだろう? 「なんのこと? なめないんなら、溶けちゃうから食べちゃおうっと」 ハルヒはにこにこと楽しそうにアイスを食べ始める。 俺は半分とけかかったアイスを食べるほかなかった。 アイスクリームを食ったところで、いまだ煩悩は残っている。 煩悩を金庫に入れ鍵をかけて、鎖でぐるぐる巻にして、心の奥底に沈めておこう。せめて夜まで静かにしていてくれよ? 「さ、次どこいこっか?」 無邪気かつ無防備な笑顔でハルヒは俺を見上げるようにしながら言う。その笑顔は沈めた筈の煩悩を刺激するんだがな。 言えばさらに挑発されること間違いなし。黙っているに限る。 「自称日本最大級の本屋でも覗くか?」 「そうね、有希ご用達の本屋よね」 「最近は違うようだがな」 「そうだっけ? ああ、ネットで本買ってるとか言ってたわね。この前違う本屋に付き合ったら、静かに怒ってたわ」 「なんでだ?」 「ネットで頼んでた新刊、その本屋にあったからみたい」 「そりゃムカつくな」長門でなくともな。 「あたしにいわせれば、新刊予約するんじゃなくて、本屋にない本を買えばいいのよ。そうすれば便利なんじゃないのかしらね」 「そりゃそうだ。ネットも大概にしないとな」 「で、なんか欲しい本あるの? キョンのことだから、エッチな本?」 「失敬な。そもそも、白昼堂々そんなもん買える訳がないだろう」 「買ってないなんていわせないわよ?」ハルヒの表情は、笑顔の蛇などというありそうでないものを連想させた。 「ネットは便利だぞ?」 「悪いインターネットに毒されてんのは、あんたじゃないの」 ハルヒは呆れるように言った。 自称日本最大級の本屋は、確かに広かった。が、ベストセラーは他の本屋にもあるようなものばかりだ。 ただ倉庫と店舗が一緒になっただけのような感じでしかない。 「それはそれで便利なんじゃないの?」 ハルヒは雑誌を手にとり、ぱらぱらめくり、またそっと元の場所に戻した。 本棚を眺めつつ、うろうろと移動開始だ。 「しっかし、みんなおまけ付きだったり、紐綴じなのはどういうことかしらねえ」 「立ち読み防止だろ。それもこれもネットのせいだと思ってんじゃないか?」 「まあ、たいていの情報ってネットで、しかも無料で読めるもんね」 「なんでも広告収入に頼ってる雑誌はつぶれる時代らしい」 「でも、立ち読みもできない雑誌は買わないわよ」 「ま、出してるほうも多分気が付いてるんだろうが、背に腹は変えられないんじゃねえか?」 「それもそーか」ハルヒは肩をすくめた。「まだ本見る?」 「いや、別に」 「じゃぁさ、ご飯食べに行かない?なんかお腹すいちゃったし」 「そうするか」 日本最大級のフードコートなるものが近くにある。 俺達はそこで昼飯を食うことにした。なにせ金がない。一介の高校生にすぎんからな。 フードコートの一部は雨漏れのために閉鎖されていた。赤いコーンが置かれ、ロープが張られている。そんなに雨が降ったのかと少々驚きだ。 「500席あって、月ごとですこしづつ店舗が変わってくんだって」 「なるほど。飽きさせない工夫ってやつか」 「何にしようか~?」瞳を輝かせ、ハルヒが言う。 「讃岐うどんはどうだ」 「ちょっとボリューム足りなくない?」 「トッピングでいろいろ乗せればいいし、なんならご飯も食え」 「えー炭水化物のとりすぎよ」 「糖質や脂質のとりすぎよりはマシじゃねえか?」 「まあいいか。夜食べればいいもんね」 ハルヒの台詞を深く考えることもなく、俺とハルヒは讃岐うどんの店に並んだ。俺はかき揚げと卵を乗せたが、ハルヒはかきあげにコロッケにイカ天と、うどんが見えないほど乗せていた。 「よくそんなに食えるな」 「これぐらい食べたい年頃なの」 「そうか。お、ハルヒ、会計だぞ」 「あんた払っといて」 ハルヒはするりと会計を抜けた。苦笑いを浮かべる店の人に、愛想笑いを浮かべながら、俺はまとめて払うしかなかった。 うどんを乗せたトレイに、お冷やを入れたコップを二つ乗っけた俺は、ハルヒを探している。あいつはどこにいったんだ? 「キョーン、こっちこっち!」 背中にハルヒの良く通る声がかかった。閉鎖されている場所に近いテーブルだった。ま、たしかにそこらへんは空いているけどな。 いまも水漏れがあるのか、閉鎖場所の近くも床がところどころ濡れている。滑らないように気をつけないとな。熱々のうどんひっくりかえした日には大惨事としかいいようがねえ。 無難にハルヒのいるテーブルにたどり着き、トレイを置いた。なかなか安定の悪いテーブルのようで、ぐらりと揺れた。 水平じゃねえのか、この床は。 「早くしなさいよ。うどん伸びちゃうでしょーが」 ハルヒはむすっとしながら箸を割った。 「待ってたのか。先食ってるかと思ったのに」 ハルヒは何も言わず、うどんを食べ始めた。一口食って満足げな顔を見せ、そのあと思いだしたように、自分のトレイに乗せたコップを持ち上げた。 「これ、あんたの分」 そういいながら、ハルヒはコップを俺のトレイに乗せようとした。 「え?なんで二つ乗ってるのよ」 「ああ、おまえの分として持って来たんだが、お互い同じこと考えてたみたいだな」 ハルヒはすまし顔でコップを一度テーブルに置いてから、俺のトレイからコップをひとつ取り上げ、自分のトレイにおいた。 そしてテーブルに置いたコップを俺のトレイに乗せた。 「ま、あんまり意味のあることじゃないけど。気持ちって大切よね」 「そうだな」 「なによ、あたしの顔になんかついてるの?」 「いや、別に」 「早く食べれば? うどん伸びちゃうから」 ハルヒは耳にかかる髪を掻上げ、押さえながらうどんを食べ始めた。 「なに、見てんのよぉ?」恥ずかしそうに小声でいった。 「なんか新鮮でな」 「なにが?」 「髪をかきあげている姿がなかなか新鮮でな」 「変態。そういう趣味あったんて知らなかったわ」 「おいおい、変態呼ばわりはよしてくれ」 「どうだか。部室でチューしちゃうやつが変態でなくてなんなのよ」 「まだ言うか」 「ずーっと、永遠に言い続けてやるもーん」 「なにがもーんだ、まったく」 「おいしいわよ、うどん。あたしに見とれてないで、うどん食べたら?」 とても悔しいが、いまそうしようと思ったところだ。 そう心の中でささやいて、俺もハルヒに負けじとうどんを食べ始めた。 ハルヒはうどんを食い終わると、何も言わず席を立った。うどんのトレイを持って、そのままふらりと消えてしまう。 トイレにいったのか? まあ一々そんなことで断りいれる必要はないがな。 俺はコップの水を飲み干し、ため息をひとつついた。 「奇遇だな」 ん?どこかで聞いたような声がした。振り返ると奴がいた。 パンジー野郎がジーンズのポケットに手をいれつつ、ニヒルな笑みを浮かべている。白いタートルネックを着ているが、暑くないのだろうか。 久しぶりの再開に、反吐が出そうな気分になるね。それとともに、今朝、古泉が俺に伝えた警告が脳裏に蘇った。 失踪中の未来人が一名、存在する。 「呑気にデートかい。涼宮ハルヒと。ふん、いい身分だな」 「失踪中の未来人て、おまえのことか?」 「!」パンジー野郎の顔から一瞬ニヤけ笑いが消えた。が、またゆっくりとニヤケ笑いが広がって行く。 「お仲間のところに戻ったほうが良くねえか」 「ふん、俺は茶番に付き合うつもりなどない。ちょうどいい機会だ、おもしろいことを教えてやろう。あいつらが知られることを恐れる禁則事項のひとつをな」 パンジー野郎はポケットに手をいれたまま歩きだした。おい、格好つけてないで、慎重に歩いた方が良いぜ。そこは滑りやすい…… 「うぉっ!!!」 パンジー野郎は格好つけたまま、盛大に足を滑らせた。テーブルに摑まろうとしたが、そのテーブルも安定が悪い。 結果的にテーブルをなぎ倒し、椅子を飛ばした。 周囲の客の視線を独り占めにしたパンジーは数秒床に伸びていたが、やがてよろよろと立ち上がった。なぎ倒したテーブルを立ててるのが妙におかしい。 「くそ、これも既定事項だっていうのか……」 「大丈夫か?」 「ふん、おまえに情けをかけられる覚えはない。くそっ!!!」 パンジーは禁則事項を伝えることもなく、そのまま去っていった。軽く足を引きずっているが、転んだときに捻挫でもしたのか。 朝比奈さんといい、こいつといい、未来人は結構ドジなのだろうか。 なんとなく、未来への不安が広がるじゃねえか。 「なんかあったの?」 戻ってきたハルヒは、開口一番そう言った。 「ああ。まあたいしたことじゃねえがな」 「そう」 「それはそうと、おまえはなんでドーナツなんか買ってきてるんだ?」 「デザートよ。あんたも食べると思って、買ってきてあげたわよ。これで帳消しね」 ハルヒは、数個のドーナツを乗せたトレイをテーブルにおいた。 「なにが帳消しだ?」 「ん、さっきのうどん代。……どれ食べる?どれでもいいわよ?」 楽しそうに話し出すハルヒに、俺はため息をひとつついて、ドーナツを選んだ。 うどんとドーナツで膨らんだ腹が重い。ちと食い過ぎたな。 おまけにハルヒが俺の腕にぶらさがるように掴まって歩いていて、体まで重い。 「ハルヒ、重いぞ」 「いいじゃない。誰が見てる訳でもないんだし」 「そうじゃない。体重をかけるなと言ってるんだ」 「軽いもんでしょ、あたしなんか」 「そういう問題じゃねえよ」 「なによ……腕組んで歩くぐらいいいじゃないのよ」 「それは腕組んでるんじゃなくて、ぶら下がってるというんだ」 「そんなに嫌なら、やめるわよ」 ハルヒは、不貞腐れたように腕を離した。口をとがらせて、表情も暗い。 いかん、ちと言い過ぎたか。ついいつもの調子が出ちまったな。 「ハルヒ」 「なによぉ」 「こうしよう」 俺はハルヒの手をつかんだ。指をからませるように繋いだ。滑らかなハルヒの手のひらに、つい煩悩がむくむくと…… いかん、そういっていられる場面じゃねえ。 「………」ハルヒはなにも言わず、寄り添うように歩き始めた。 「すまん。言い過ぎた」 「その通りよ」ハルヒは俯いたまま答えた。「すっごく悲しくなるんだからね」 「俺が悪かった」 ハルヒの手が離れ、ハッとした。相当ハルヒを傷付けちまったのか、俺は。 なんてことをしちまったんだ。気安い間柄だったからという言い訳はもうできまい。失おうとしているものの大きさをいまさらながら痛感した。 ここで終わるのか。終わっちまうのか。せっかくハルヒと心がつながったと思ったのに。 ハルヒは、また腕をからめると、そっと俺の手をつかんだ。そのまま指をからませるように手を繋いだ。 ハルヒの指が、俺の手の甲をくすぐるように動いた。 「あたしも悪かったわよ……ハシャギ過ぎたわね」 いい温泉に浸かったような、もうどうなってもいいような安堵感が体を突き抜けた。いや、あぶなかったぜ。 「お互い、弁えなきゃな。……いままで近すぎたのかもしれん」 「そうね……でも、もっと近づきたいな。あたしは」 ハルヒの言葉が胸に染みた。 ぶらぶらとあちこちを見て回れば、もう夕方になった。空は淡いオレンジ色に変わり、太陽がビルの谷間に消えて行く。 かなりのカップルが思い思いに、そんな日常のワンシーンを眺めている。 ここらへんで一番高いビルの屋上は、特別展望台になっている。 このご時世で無料とは太っ腹なため、我々も当然そこにいる。 ハルヒは、俺の肩にあごをのせたままにして夕日を眺めている。 「春の夕日って、なんか優しいのよね」 「そうだな。夏の夕日はなんかわくわくするな」 「そうね、お祭りとかあるしね。でも、秋の夕日はなんかちょっと寂しい」 「ああ。人恋しくなるな」 「今年は大丈夫じゃない?」 「ああ、そうだな」 「………ねえ」 「ん?」 「こっちむいて」 ハルヒの瞳はきらきらと太陽を反射して、赤く燃えるように輝いている。 その瞳にはなにか魔力でもあるに違いない。その魔力は、どうも特別な魔法によって生まれているんじゃないかと俺は思う。 それの魔法にかかってしまうと、困ったことが起きるんだ。 すんなりハルヒとキスしちまうんだ。 唇の柔らかさを感じ、ハルヒの吐息を感じているうちに、夜になっちまうんだ。 とんでもない魔法だよな。そう思わないか? おわり
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/2572.html
外は大雨が降っているためか、家の中ではひんやりとした空気を感じる金曜日の深夜のことだ。 俺は布団にくるまり、携帯電話で話をしている。 相手は誰あろうハルヒで、明日遊びに行く相談をしているところだ。 『映画なんてどうかしら』 ハルヒは帰りに買った情報週刊誌を見ながら話しているようだ。かすかにページをめくる音が聞こえてくる。 「映画か。終わった後でおまえの愚痴聞かなくていいなら、悪かないね」 『クモ男3でしょ、カリブの海賊3でしょ、って続編ばかりね』 「ラブサスペンスはないのか?」 『うーん、最低映画賞記念で氷のほほえみ2はやってるけど』 「なんで最低映画賞取った映画に金ださなきゃならんのだ」 『でしょ。カリブの海賊見たっていってたわね、どーだった?』 「ん?ジョニー最高だったぞ」 『いや中身の話よ』 「だからジョニー格好良かったって」 『? まあいいか。殺人医師 誕生編なんてサイコものあるけどどう?』 「アンソニー最高シリーズだよな。今回も出るのか?」 『あんた俳優でしか映画見てないの?』 「ストーリーがアレなら、俳優に萌えるしかねえだろう」 『なにいってんだか』ハルヒはページをめくった。『まいったわね。あたしたち、行くとこ行っちゃってんじゃない』 「他人が聞くと誤解されそうな発言だな、それ」 『あーはいはい。で、どこ行くのよ、明日は』 「そういえば市内パトロールはどうするんだ?」 今日の部活では、まったく話が出なかった 『主催者の都合によりキャンセルよ。みんなにはメールで連絡したから。初デートだしね』 初デート?なんとなく違和感を覚える言葉だが、言われて見ればその通りか。 ちょっと待て。みんなに話したのか、その俺達が付き合うってことを? 『なによ、不満? 部室であんなことしといて、いざとなったら尻込み?』 「そういう訳じゃねえ……そもそもおまえも共犯だろうが」 『あたし何も言ってないもーん』 「なにがもーんだ」 『あによ。乙女の唇はタダってわけにはいかないのよ』 「あーはいはい。しかし、どこいくかね。いざとなると浮かばねえもんだな」 『やっと考える気になったのね。まあ、どこでもいいっちゃどこでもいいけど』 「ほう。じゃあ、市内萌え萌えツアーでも行くか?」 『そんなのあるの?』 「すまん。冗談だ」 『ば―――――か。いっぺん死んだら?』 自慢じゃないが、これまでに2回は殺されかけている。一介の高校生としてはすでに日本記録は樹立できているはずだ。ちっとも嬉しくないが。 もっともこいつにはそんなことは言えないし、そもそも教えたくもないね。 『ボーリングもした、釣りもした、カラオケなんてほぼ週イチペースで行ってるじゃない』 「動物園、水族館、遊園地なんて定番はどうだ?」 『行ってないんだけど、行ったような気がするのよね』 「奇遇だな。俺もそうなんだ」 『じゃ、どこ行くの。行くとこないじゃない』 「お。そうだ、二人で不思議パトロールはどうだ?二人っきりってのは、これまでにないだろう?」 『もう行きました。……覚えてないの? 去年の第二回パトロールで二人だったでしょ』 「忘れてなかったのか」 『あれはあれで良かっ……じゃなくて、もう明日会ってから決めましょう』 「そうするか。情報誌もってきてくれよな」 『ふん。言わなくてもそうするわ。明日は8時にいつものとこ集合よ』 「8時?」いつもより一時間早いぞ。 『そうよ。異議は認めないわ。8時ったら8時なの』 「分かった分かった。じゃ、そろそろ寝るか」 『そうね、じゃあ、おやすみ……じゃなくて、寝る前なんだし、甘い言葉の一つぐらいささやいたらどうなのよ』 「たまにはおまえがささやいてくれよ。そうだな、素直じゃない年上の彼女って感じがいいな」 『誰が年上よ。あんたが100万回ささやいたら考えてやってもいいけど。もっとも連続で言わないと認めないわよ?』 「ふざけるな」 『あたしは大マジよ』 「そうか。で、なんて言ってほしい?」 『え?』驚いたようにハルヒが聞き返した。 「だから、なんて言ってほしい?」 『そんなの自分で考えなさいよぉ………強いて言えば愛…してるとかぁ、好き…だとか』 困ったような拗ねたようなハルヒの声が可愛いのは一つの発見だ。 「ハルヒから言ってくれるとは思わなかったな」 『バーーーーーカ。もういい。おやすみなさい』 「おやすみ。あ、ハルヒ……」 『なによ』 「好きだ」 これまで何回も言っているはずなのに、照れは抜けないもんだな。 『ばか』 可愛い声を残して、電話が切れた。携帯を閉じて、充電器に置いた。 しかし、困ったもんだぜ。どこ連れてけばいいんだ? そう思い、俺は目を閉じた。 そして翌日。雲行きは怪しいが、今日昼間から天気は回復し、明日は絶好の行楽日和とTVは言う。 まあ別に雨でも構わない。 どうせ天気など関係なく会うことはいわば既定事項なのだからな。 自室で出掛ける準備をしていれば、携帯に着信ありだ。 めずらしく古泉からの電話だった。 『もしもし。古泉です』 「どうした? 緊急事態かなんかか?」 『そうではありませんが、お伝えしたいことがありまして』 「なにがあった?」 『危険に直結するというような事ではありませんし、そういうことがあったというだけの話なのですが』 「なにが言いたいのかわからんな」 『僕もなにを伝えたいのかわかりません』 「……古泉」 『すみません、冗談です。朝比奈さんとは違う立場の未来人についてです』 「大挙して攻めてきたのか?」 『そこまで単純なら楽ですが、表向きは友好的ですよ』 「そうか」 『その未来人が、一人だけ消息不明になっています』 「未来に帰ったんじゃないのか?」 『なぜかは分かりませんが、その可能性はかぎりなく低いようです。が、なんの目的で姿をくらませたのか向こうも見当さえつかないようです』 「まったく……」 『やれやれですね。まあ彼らの言うことをどこまで信じられるかは分かりませんが、とにかく未来人ご一行様の一人が行方不明です。 なにもないと信じてますが、油断は禁物ということでお願いします』 「まるで自分が重要人物のような気がして来たぜ」 『あなたはどこまでいって一般人ですが、最初から重要人物ですよ。 そうそう、涼宮さんとのデート、心行くまでお楽しみください。 陰ながら応援していますから』 古泉からの電話はそれで切れた。おまえは草葉の陰から応援してろ。俺は古泉の警告などすっかり忘れて、家を出た。 いつもの待ち合わせ場所に到着すれば、すでにハルヒが待っていた。 長袖のTシャツに、デニムのミニスカート。そして足元はショートブーツと、見慣れた装いではあるが、いつもと違うところがある。 なぜか不安そうな表情で、時計を何度も見ている。 いつものハルヒならば、仁王立ちで背中に日輪背負ってそうなポーズで待っているというのにな。 「よぉ、早かったな」 「ああ、キョン」ハルヒは安堵の表情を浮かべた。 「んん?どうかしたのか?」 「なにが?」ハルヒは、すでに普段の表情に戻っていた。 「いや、やたらと時計を気にしてたようだったが」 「あたし、そんなことしてた?」キョトンとした表情でハルヒが言う。 「は?」 「いや、全然そんなつもりなかったから」ハルヒは、視線をどことなく逸らせるように言った。 「そうか」 「で、どこ出掛けるの?」 「電車乗って、大都会探索ツアーなんてどうだ?」 「それって、散歩よね」 「そういう風に言うかもしれんな」 「全国的にそう言うわよ」ハルヒは、むすっとした表情で言った。 「そうむくれるな。可愛い顔が台なしだぜ」 ハルヒは急に顔をしかめると、後ずさった。 俺を探るようにそしてなめ回すように見つめている。 「どうした?」 「ホントにキョンなの?」ハルヒはゆっくりといった。「ひょっとしてあんた偽物?」 ハルヒは、空手だか拳法だか分からないような構えを見せた。まあその態勢から繰り出すのはたいていドロップキックな訳だが。 って、なんで俺が疑われてるんだ? 「だって、キョンがそんな事言うなんて信じられない」ハルヒの口調は堅い。いぶかしげな表情で俺を見ている。 「本物だって」 「じゃあ、あたしのことどう思ってんのよ?」 「バカ、そんな事いまここで言えるか」 「本物かしら?」小首をかしげながらハルヒが言う。「偽物なら正直に白状しなさい」 「だから、なんでだ!?」 「本物みたいね……」ハルヒは、構えを解いた。「あーびっくりした」 「最初から本物だって言ってるだろうが!」 「突然脈絡もなく変なこと言うから、疑うんでしょうがぁ!慣れない事すんな!!」 「俺のせいかよ!」 いかん、道行く人がみんなこっちみてる。公衆の面前でなんと俺達は痴話喧嘩を繰り広げてしまっている。 前からそうじゃないのかなどという突っ込みは却下だ。いいな。 俺はハルヒの手を掴むと、券売機の方に一目散に逃げ出した。 ホームに上がれば各駅停車がちょうど到着した。 そこそこ人は乗っているのだが、まだ車内には空席が目立つ程度だ。 ハルヒは、車内をきょろきょろ見渡したあげく、3人掛けシートを選んだ。 俺達がどっかりと腰を落ち着けるころに、電車がホームを離れた。 「あんたが変なこと言うから、誤解しちゃったじゃない」 ハルヒはひょっとこみたいに口をすぼめている。 俺が悪いとはまったく思えないのだが、ここは一言魔法の言葉が必要だろう。 「……すまんな」 これでハルヒも機嫌を直すはずだ。 その証拠に、ハルヒの口元がすこしだけ緩んだ。 「まあいいわ。でも、あたしが可愛いとかって、今頃気づいたわけ?」 俺が流したいネタへの食いつきは天下一品だね。恥ずかしいことこの上ない。 「そういうわけじゃないが」 「ふーん、どうだか。 でも、あたしのこと可愛いとか外で言うのはやめなさい。そんな分かり切ったこと教えてもらわなくてもいいわ。 まあ電話とか二人っきりで可愛い可愛い連呼する分には許してあげなくもないわね。 メールの書き出しに可愛いハルヒって、付けるのも許可してあげる。 そうね、いっそのことあたしを呼ぶ時は『可愛いハルヒ』って呼べばいんじゃない?」 ハルヒは、表情こそ笑顔だが、嫌みったらしい口調でそこまで一気に言った。 相当根にもっているようだが、そんなに嫌なのか? 「恥ずかしいじゃないの!」ハルヒは声を落として言う。「そういうことはねえ、そういう雰囲気の時にいいなさい」 「分かった分かった」 「ホントに。空気読みなさいよ」 「分かったって」 「思い出しただけで、顔が熱いじゃない」ハルヒは、手のひらで顔に風を送っている。 照れてるだけとは気が付かなかったね。どんだけ分かりにくいんだ、こいつは。 目的地は大都会である。もっとも俺達が住んでいる場所と比べての話だが。 ここにはなんでもある。朝比奈さんがよく買い物に出掛けるというビルもあれば、長門が本の買い出しに使っていた自称日本最大級の本屋もある。 もっとも長門は、ここ最近インターネットで本を買うようになったと言う。 「待ってれば本が届く。便利」 なんて言ってたっけ。新刊を予約すると時に悔しい思いをするとも言ってた。 が、俺は利用したことがないので、なんのことだかサッパリわからん。 しかし、長門が悪いインターネットなどに毒されてないことを祈るね。 あまりにも到着が早過ぎで、どこもなにもやっていないことに愕然としつつ、駅中のハンバーガー屋で、しばし時間をつぶすしかない。 情報誌を間において、どこをどう歩くかの話だ。誰でも初デートのときはやるものだろう?。ひょっとして俺達だけか。そんな筈はないと信じたいが。 結局、なにも決まらなかったがな。単にワープでループな会話をしていただけさ。 大都会探索ツアーの手初めは、朝比奈さんご用達のビルだった。 女性物しか売っていないと錯覚しかねないほど、女性向のショップが軒を連ねている。事実95%女性向けで、5%は付き添いの男性向けに申し訳程度に存在する。 「あんときも、みくるちゃんとここ来たのよね」 「あんときって、偶然喫茶店で出会ったときか」 「そうあんとき。そういえば、あれから佐々木と会ったの?」 「いや」 「ふーん、そう」ハルヒはどうでもいいような表情で答えた。 「しかし、ここは安いのか?そうでもないのか?よくわからんのだが」 「みくるちゃんは安いって言ってたけど、うーん、安いってほどでもないわね。 でも種類は豊富だから、ここにくればなんかしら見つかるって感じかな」 「なるほど。便利といえば便利か」 「そうね。でもみくるちゃんって、買い物になると人が変わるのよねぇ。『涼宮さん、それを買うならこれも買うでしゅ』とか言ってさ」 「ふと思ったんだが、朝比奈さんってそんな舌ったらずか?」 「そうでもないけど、イメージには合うのよねえ」 「それは認めるな」 「でしょ?」ハルヒは笑顔で答えた。「それでこそ萌えキャラって感じだしね」 とある店先で、やたらと複雑な形のスカートが目に入った。 どういう構造なのか、一目で分からないほどレースだのフリルだので飾られている。 「キョンって、あーゆーの好きだっけ?」ハルヒはいぶかしげな表情でたずねて来た。 「いや。ただ、どうなってんのかと思ってな」 「あれは、パニエとかそういうもんでボリューム出してるのよ。ま、一般向けゴスロリスカートってところかしらね」 「はぁ……」 「買ってくれるってんなら、一回ぐらい着てあげてもいいわよ?」 「おいおい、高そうに見えるぞ、あれ」 「あら、分かった?多分2万円は下らないわ」 「高すぎないか?」 「でしょ。じゃあ、キョンのお財布に優しいものを探しにいこっか」 にこにこほほ笑みながら、ハルヒは俺の手を取ると歩き始めた。 調子のいいやつだぜ、本当に。 ハルヒはなにを思ったか、俺をランジェリーショップに堂々と連れ込みやがった。お前は花も恥じらう乙女じゃなかったのか。 下着だらけ、女性だらけで息が詰まる思いで、おまけに目が回る思いだ。 どこに視線をおけばいいのか途方に暮れ、やむをえずぴこぴこ揺れる黄色いリボンをガン見することに決めた。もう視線はここから外さない。この店を出るまではな。 ハルヒはいろいろとランジェリーを手に取っているが、いちいち俺に見せるんじゃねえ。自分のもんなんだから、自分で選んでくれ。頼むから。 「つまんないわね。ヨーロッパでは男女で選ぶって聞くわよ。 で、これなんてどうかしら?」 ハルヒは花柄のキャミソールを俺に見せびらかした。 いかん、妄想がとまらん。勘弁してくれ、ハルヒ。 ハルヒの奴は、楽しんでいるとしか思えない表情を浮かべてやがる。 「妹ちゃんいるから、てっきり耐性あるんだと思ってたのに」 「……違う、想像しちまうんだ」俺は小声でハルヒにささやいた。 「え?」ハルヒは一瞬キョトンとした表情を浮かべたが、すぐ顔を赤らめた。 「バカ。そうならそうって言いなさいよ。恥ずかしいわね」 「言う前に連れ込んだのはお前だろう?」 「外で待ってなさい」ハルヒは口を一直線にしながら出口を指さした。 ハルヒはほどなく外に現れた。紙袋を下げているところを見ればいくつか買ったのだろう。何を買ったのか知りたいような、知りたくないような。 「何買ったか知りたい?」ニヤニヤと人を見下ろしたような笑みを浮かべながらハルヒが言った。「教えてあげようか?」 「勘弁してくれよ」 「ふん。言うと思ったわ。最初っから教える気なんてないわよ」 「安心したぜ」 ハルヒはにやりとほほ笑むと、俺の方に手を掛け、耳元でこう囁きやがった。 「ピンクとブルーのブラ二枚と、あんたに見せたキャミ一枚。そんでパンツ4枚よ。せいぜい想像してなさい?」 そしてハルヒは、リボンを楽しそうに揺らしながら、撥ねるように歩きだした。 うぶな男子高校生にとっては、いささか試練を要する場所から離れ、俺達はアイスクリームスタンドに立ち寄った。 俺は煩悩を消し飛ばすために冷たいものを必要としていたが、ハルヒはただアイスが食べたかっただけのようだ。 ハルヒはストロベリー&ラムレーズン、俺は抹茶&バニラを頼んだ。 この店のものなのか、それとも風で飛んできただけなのか、正体不明のベンチに二人で腰掛けた。 ちらりとハルヒの白い太ももに目が行ってしまう。健康な男子高校生ゆえいたしかたないと思うのだが、煩悩がうずいて仕方ないね。 ぺろぺろとハルヒはアイスクリームをなめている。俺はアイスクリームをかじるように食べ始めだ。 「しかし、そのアイス、なんかジジ臭いわね」ハルヒは俺のアイスクリームをみながら言った。 「ほっとけ」 「といいつつ、ちょっともらい」ハルヒは横から俺のアイスをペロリと一なめした。「ん、いい口直しになるわね」 おまえは伝説の妖怪か。まったく、ごっそりもって行きやがって。 「ふふん。あんたのものはあたしのもの。あたしのものはあたしのものよっ」 なに抜かしてやがる。こういう奴には、血の報復あるのみだぜ。 「あれ? だれだ?」俺はわざと視線を外して、だれもいない場所を見た。 「え?なになに?」 ハルヒの注意がそれた。いまのうちに、その変なアイス食わせてもらうぜ。 その瞬間、ハルヒは手のひらで俺の顔を押さえやがった。 「ふ。甘いわね、キョン。あえて敵に先手を取らせて、なお先手を打つ。これが後の先ってやつよ」 ハルヒの指の間から、得意げなハルヒの笑顔が見える。 「ふざけるな」 「欲しいんなら、素直にちょうだいっていえばいいじゃない。なに人の隙ねらおうとすんのよ」ハルヒは俺の顔に手の平を押し付けたまま言った。 「………くれ。いやください」 「何を?」ハルヒはにこやかに言った。 「アイスクリーム」 「まったくしょーがないわねえ」ハルヒは俺の顔から手のひらを外した。「はい」 ハルヒはにこやかな笑顔で俺にアイスを突き出している。 「どうしたの? なめないの?」 周囲の目がものすごく気になるぞ。ハルヒ、分かってやってるんだろう? 「なんのこと? なめないんなら、溶けちゃうから食べちゃおうっと」 ハルヒはにこにこと楽しそうにアイスを食べ始める。 俺は半分とけかかったアイスを食べるほかなかった。 アイスクリームを食ったところで、いまだ煩悩は残っている。 煩悩を金庫に入れ鍵をかけて、鎖でぐるぐる巻にして、心の奥底に沈めておこう。せめて夜まで静かにしていてくれよ? 「さ、次どこいこっか?」 無邪気かつ無防備な笑顔でハルヒは俺を見上げるようにしながら言う。その笑顔は沈めた筈の煩悩を刺激するんだがな。 言えばさらに挑発されること間違いなし。黙っているに限る。 「自称日本最大級の本屋でも覗くか?」 「そうね、有希ご用達の本屋よね」 「最近は違うようだがな」 「そうだっけ? ああ、ネットで本買ってるとか言ってたわね。この前違う本屋に付き合ったら、静かに怒ってたわ」 「なんでだ?」 「ネットで頼んでた新刊、その本屋にあったからみたい」 「そりゃムカつくな」長門でなくともな。 「あたしにいわせれば、新刊予約するんじゃなくて、本屋にない本を買えばいいのよ。そうすれば便利なんじゃないのかしらね」 「そりゃそうだ。ネットも大概にしないとな」 「で、なんか欲しい本あるの? キョンのことだから、エッチな本?」 「失敬な。そもそも、白昼堂々そんなもん買える訳がないだろう」 「買ってないなんていわせないわよ?」ハルヒの表情は、笑顔の蛇などというありそうでないものを連想させた。 「ネットは便利だぞ?」 「悪いインターネットに毒されてんのは、あんたじゃないの」 ハルヒは呆れるように言った。 自称日本最大級の本屋は、確かに広かった。が、ベストセラーは他の本屋にもあるようなものばかりだ。 ただ倉庫と店舗が一緒になっただけのような感じでしかない。 「それはそれで便利なんじゃないの?」 ハルヒは雑誌を手にとり、ぱらぱらめくり、またそっと元の場所に戻した。 本棚を眺めつつ、うろうろと移動開始だ。 「しっかし、みんなおまけ付きだったり、紐綴じなのはどういうことかしらねえ」 「立ち読み防止だろ。それもこれもネットのせいだと思ってんじゃないか?」 「まあ、たいていの情報ってネットで、しかも無料で読めるもんね」 「なんでも広告収入に頼ってる雑誌はつぶれる時代らしい」 「でも、立ち読みもできない雑誌は買わないわよ」 「ま、出してるほうも多分気が付いてるんだろうが、背に腹は変えられないんじゃねえか?」 「それもそーか」ハルヒは肩をすくめた。「まだ本見る?」 「いや、別に」 「じゃぁさ、ご飯食べに行かない?なんかお腹すいちゃったし」 「そうするか」 日本最大級のフードコートなるものが近くにある。 俺達はそこで昼飯を食うことにした。なにせ金がない。一介の高校生にすぎんからな。 フードコートの一部は雨漏れのために閉鎖されていた。赤いコーンが置かれ、ロープが張られている。そんなに雨が降ったのかと少々驚きだ。 「500席あって、月ごとですこしづつ店舗が変わってくんだって」 「なるほど。飽きさせない工夫ってやつか」 「何にしようか~?」瞳を輝かせ、ハルヒが言う。 「讃岐うどんはどうだ」 「ちょっとボリューム足りなくない?」 「トッピングでいろいろ乗せればいいし、なんならご飯も食え」 「えー炭水化物のとりすぎよ」 「糖質や脂質のとりすぎよりはマシじゃねえか?」 「まあいいか。夜食べればいいもんね」 ハルヒの台詞を深く考えることもなく、俺とハルヒは讃岐うどんの店に並んだ。俺はかき揚げと卵を乗せたが、ハルヒはかきあげにコロッケにイカ天と、うどんが見えないほど乗せていた。 「よくそんなに食えるな」 「これぐらい食べたい年頃なの」 「そうか。お、ハルヒ、会計だぞ」 「あんた払っといて」 ハルヒはするりと会計を抜けた。苦笑いを浮かべる店の人に、愛想笑いを浮かべながら、俺はまとめて払うしかなかった。 うどんを乗せたトレイに、お冷やを入れたコップを二つ乗っけた俺は、ハルヒを探している。あいつはどこにいったんだ? 「キョーン、こっちこっち!」 背中にハルヒの良く通る声がかかった。閉鎖されている場所に近いテーブルだった。ま、たしかにそこらへんは空いているけどな。 いまも水漏れがあるのか、閉鎖場所の近くも床がところどころ濡れている。滑らないように気をつけないとな。熱々のうどんひっくりかえした日には大惨事としかいいようがねえ。 無難にハルヒのいるテーブルにたどり着き、トレイを置いた。なかなか安定の悪いテーブルのようで、ぐらりと揺れた。 水平じゃねえのか、この床は。 「早くしなさいよ。うどん伸びちゃうでしょーが」 ハルヒはむすっとしながら箸を割った。 「待ってたのか。先食ってるかと思ったのに」 ハルヒは何も言わず、うどんを食べ始めた。一口食って満足げな顔を見せ、そのあと思いだしたように、自分のトレイに乗せたコップを持ち上げた。 「これ、あんたの分」 そういいながら、ハルヒはコップを俺のトレイに乗せようとした。 「え?なんで二つ乗ってるのよ」 「ああ、おまえの分として持って来たんだが、お互い同じこと考えてたみたいだな」 ハルヒはすまし顔でコップを一度テーブルに置いてから、俺のトレイからコップをひとつ取り上げ、自分のトレイにおいた。 そしてテーブルに置いたコップを俺のトレイに乗せた。 「ま、あんまり意味のあることじゃないけど。気持ちって大切よね」 「そうだな」 「なによ、あたしの顔になんかついてるの?」 「いや、別に」 「早く食べれば? うどん伸びちゃうから」 ハルヒは耳にかかる髪を掻上げ、押さえながらうどんを食べ始めた。 「なに、見てんのよぉ?」恥ずかしそうに小声でいった。 「なんか新鮮でな」 「なにが?」 「髪をかきあげている姿がなかなか新鮮でな」 「変態。そういう趣味あったんて知らなかったわ」 「おいおい、変態呼ばわりはよしてくれ」 「どうだか。部室でチューしちゃうやつが変態でなくてなんなのよ」 「まだ言うか」 「ずーっと、永遠に言い続けてやるもーん」 「なにがもーんだ、まったく」 「おいしいわよ、うどん。あたしに見とれてないで、うどん食べたら?」 とても悔しいが、いまそうしようと思ったところだ。 そう心の中でささやいて、俺もハルヒに負けじとうどんを食べ始めた。 ハルヒはうどんを食い終わると、何も言わず席を立った。うどんのトレイを持って、そのままふらりと消えてしまう。 トイレにいったのか? まあ一々そんなことで断りいれる必要はないがな。 俺はコップの水を飲み干し、ため息をひとつついた。 「奇遇だな」 ん?どこかで聞いたような声がした。振り返ると奴がいた。 パンジー野郎がジーンズのポケットに手をいれつつ、ニヒルな笑みを浮かべている。白いタートルネックを着ているが、暑くないのだろうか。 久しぶりの再開に、反吐が出そうな気分になるね。それとともに、今朝、古泉が俺に伝えた警告が脳裏に蘇った。 失踪中の未来人が一名、存在する。 「呑気にデートかい。涼宮ハルヒと。ふん、いい身分だな」 「失踪中の未来人て、おまえのことか?」 「!」パンジー野郎の顔から一瞬ニヤけ笑いが消えた。が、またゆっくりとニヤケ笑いが広がって行く。 「お仲間のところに戻ったほうが良くねえか」 「ふん、俺は茶番に付き合うつもりなどない。ちょうどいい機会だ、おもしろいことを教えてやろう。あいつらが知られることを恐れる禁則事項のひとつをな」 パンジー野郎はポケットに手をいれたまま歩きだした。おい、格好つけてないで、慎重に歩いた方が良いぜ。そこは滑りやすい…… 「うぉっ!!!」 パンジー野郎は格好つけたまま、盛大に足を滑らせた。テーブルに摑まろうとしたが、そのテーブルも安定が悪い。 結果的にテーブルをなぎ倒し、椅子を飛ばした。 周囲の客の視線を独り占めにしたパンジーは数秒床に伸びていたが、やがてよろよろと立ち上がった。なぎ倒したテーブルを立ててるのが妙におかしい。 「くそ、これも既定事項だっていうのか……」 「大丈夫か?」 「ふん、おまえに情けをかけられる覚えはない。くそっ!!!」 パンジーは禁則事項を伝えることもなく、そのまま去っていった。軽く足を引きずっているが、転んだときに捻挫でもしたのか。 朝比奈さんといい、こいつといい、未来人は結構ドジなのだろうか。 なんとなく、未来への不安が広がるじゃねえか。 「なんかあったの?」 戻ってきたハルヒは、開口一番そう言った。 「ああ。まあたいしたことじゃねえがな」 「そう」 「それはそうと、おまえはなんでドーナツなんか買ってきてるんだ?」 「デザートよ。あんたも食べると思って、買ってきてあげたわよ。これで帳消しね」 ハルヒは、数個のドーナツを乗せたトレイをテーブルにおいた。 「なにが帳消しだ?」 「ん、さっきのうどん代。……どれ食べる?どれでもいいわよ?」 楽しそうに話し出すハルヒに、俺はため息をひとつついて、ドーナツを選んだ。 うどんとドーナツで膨らんだ腹が重い。ちと食い過ぎたな。 おまけにハルヒが俺の腕にぶらさがるように掴まって歩いていて、体まで重い。 「ハルヒ、重いぞ」 「いいじゃない。誰が見てる訳でもないんだし」 「そうじゃない。体重をかけるなと言ってるんだ」 「軽いもんでしょ、あたしなんか」 「そういう問題じゃねえよ」 「なによ……腕組んで歩くぐらいいいじゃないのよ」 「それは腕組んでるんじゃなくて、ぶら下がってるというんだ」 「そんなに嫌なら、やめるわよ」 ハルヒは、不貞腐れたように腕を離した。口をとがらせて、表情も暗い。 いかん、ちと言い過ぎたか。ついいつもの調子が出ちまったな。 「ハルヒ」 「なによぉ」 「こうしよう」 俺はハルヒの手をつかんだ。指をからませるように繋いだ。滑らかなハルヒの手のひらに、つい煩悩がむくむくと…… いかん、そういっていられる場面じゃねえ。 「………」ハルヒはなにも言わず、寄り添うように歩き始めた。 「すまん。言い過ぎた」 「その通りよ」ハルヒは俯いたまま答えた。「すっごく悲しくなるんだからね」 「俺が悪かった」 ハルヒの手が離れ、ハッとした。相当ハルヒを傷付けちまったのか、俺は。 なんてことをしちまったんだ。気安い間柄だったからという言い訳はもうできまい。失おうとしているものの大きさをいまさらながら痛感した。 ここで終わるのか。終わっちまうのか。せっかくハルヒと心がつながったと思ったのに。 ハルヒは、また腕をからめると、そっと俺の手をつかんだ。そのまま指をからませるように手を繋いだ。 ハルヒの指が、俺の手の甲をくすぐるように動いた。 「あたしも悪かったわよ……ハシャギ過ぎたわね」 いい温泉に浸かったような、もうどうなってもいいような安堵感が体を突き抜けた。いや、あぶなかったぜ。 「お互い、弁えなきゃな。……いままで近すぎたのかもしれん」 「そうね……でも、もっと近づきたいな。あたしは」 ハルヒの言葉が胸に染みた。 ぶらぶらとあちこちを見て回れば、もう夕方になった。空は淡いオレンジ色に変わり、太陽がビルの谷間に消えて行く。 かなりのカップルが思い思いに、そんな日常のワンシーンを眺めている。 ここらへんで一番高いビルの屋上は、特別展望台になっている。 このご時世で無料とは太っ腹なため、我々も当然そこにいる。 ハルヒは、俺の肩にあごをのせたままにして夕日を眺めている。 「春の夕日って、なんか優しいのよね」 「そうだな。夏の夕日はなんかわくわくするな」 「そうね、お祭りとかあるしね。でも、秋の夕日はなんかちょっと寂しい」 「ああ。人恋しくなるな」 「今年は大丈夫じゃない?」 「ああ、そうだな」 「………ねえ」 「ん?」 「こっちむいて」 ハルヒの瞳はきらきらと太陽を反射して、赤く燃えるように輝いている。 その瞳にはなにか魔力でもあるに違いない。その魔力は、どうも特別な魔法によって生まれているんじゃないかと俺は思う。 それの魔法にかかってしまうと、困ったことが起きるんだ。 すんなりハルヒとキスしちまうんだ。 唇の柔らかさを感じ、ハルヒの吐息を感じているうちに、夜になっちまうんだ。 とんでもない魔法だよな。そう思わないか? おわり
https://w.atwiki.jp/gs23/pages/574.html
三人デートに誘う(共通)琉夏がバイトなので断られる 琥一がバイトなので断られる 留守電→琉夏がバイトなので断られる 留守電→琥一がバイトなので断られる 三人デートに誘う(友好以下)OK 断られる 留守電OK 断られる 三人デートに誘う(好き以上)OK 断られる 留守電OK 断られる 三人デートに誘う(共通) 琉夏がバイトなので断られる ※二人デートと同じ 琥一がバイトなので断られる 琉夏「いいね……あ! 水曜と金曜は コウがバイトだ。 琉夏「そういうわけだから、 ちょっと無理。 ●●「そっか…… だったら、しかたないね。 琉夏「うん、また違う日に……ね。 じゃ、また。 ●●「うん。また。 ●●(水曜と金曜か…… 次から気をつけなくちゃ) 留守電→琉夏がバイトなので断られる ※二人デートと同じ 留守電→琥一がバイトなので断られる ●●(あ、 琉夏くんからかな?) ●●「もしもし。 琉夏「もしもし、俺。 留守電、聞いたよ。 ●●「あの、どうかな? 琉夏「それがさ、 水曜と金曜はバイトなんだ。 コウが。 ●●「そっか…… だったら、しかたないね。 琉夏「うん、また違う日に……ね。 じゃあ、また。 ●●「うん。また。 ●●(水曜と金曜か…… 次から気をつけなくちゃ) 三人デートに誘う(友好以下) OK 琉夏「りょーかい。 コウには俺から声かけとく。 ●●「じゃあ、○月○日に ○○で 待ってるね! 琉夏「オッケー。遅刻禁止ね? ●●「うん。 琥一くんにも よろしくね。 ●●(やったー! 早く○月○日が 来ないかなあ) 断られる 琉夏「あ、その日は 用事があるからムリだ。 ●●「そっか…… じゃあ仕方ないね。 琉夏「うん。じゃあね。 ●●(うーん、残念!) 留守電 ●●(あ、 琉夏くんからかな?) ●●「もしもし。 OK 琉夏「やっほー。 ●●「あ、琉夏くん? 琉夏「うん。留守電、聞いたからさ。 いいよ。 俺もコウも用事ないし。 ●●「じゃあ、○月○日に ○○で 待ってるね! 琉夏「おっけー。 コウにも言っとく。 じゃ。 ●●(やったー! 早く○月○日、 来ないかなあ) 断られる 琉夏「もしもし、俺。 留守電、聞いたよ。 ●●「あの、どうかな? 琉夏「あぁ、その日はね、 ちょっと用があるから。 ●●「そっか…… じゃあ、しょうがないね。 琉夏「うん、ごめんね。じゃ。 ●●(うーん、残念!) 三人デートに誘う(好き以上) OK 琉夏「わかった。 3人で行くんだよね? ●●「うん。 大勢だと盛り上がるよね。 琉夏「2人っきりのほうが もっと楽しいかもよ? ●●「えっ……? 琉夏「いや、なんでもないよ。 ……楽しみだね♪ ●●「じゃあ、○月○日に ○○で 待ってるね! 琉夏「りょーかい。 寝坊しないようにがんばる。 ●●「うん。 琥一くんにもよろしくね。 ●●(やったー! 早く○月○日が 来ないかなあ) 断られる 琉夏「うーん……ごめん、パス。 ●●「そっか…… 琉夏「俺だけだったら 喜んで行くんだけど…… ●●「え? 琉夏「ゴメン、なんでもない。 じゃあ、また。 ●●(うーん、残念!) 留守電 ●●(あ、 琉夏くんからかな?) ●●「もしもし。 OK 琉夏「もしもし。 電話でれなくてゴメン。 バイク乗ってた。 ●●「ううん、大丈夫。 それで、留守電に入れた ことなんだけど…… 琉夏「もちろんオッケー。 でもコウには内緒に してもいい? ●●「えっ!? 琉夏「……なんてね。 ちゃんと伝えとく。 ●●「じゃあ、○月○日に ○○で 待ってるね! 琉夏「うん。楽しみにしてる。 じゃあ、また。 ●●(やったー! 早く○月○日が 来ないかなあ) 断られる 琉夏「もしもし、俺。 ごめんね、 電話でれなくて。 ●●「ううん、大丈夫。 それで、留守電に入れた ことなんだけど…… 琉夏「それなんだけど、 ちょっとムリ。 ●●「そっか…… 琉夏「俺だけだったら、 よかったんだけど…… ●●「え? 琉夏「ま、いろいろあるんだ。 また今度、誘ってよ。 じゃあね。 ●●(うーん、残念!)
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/34378.html
登録日:2016/05/15 (日) 11 10 13 更新日:2024/09/15 Sun 22 06 13NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 おとぼけ ひょうたん湖公園 オウム オヤジ サユリさん ニット帽 ボート ボート小屋 不毛な親子ごっこ 小日向文世 忘れっぽい 管理人 蓮岳大 蕎麦屋 記憶喪失 記憶障害 逆転裁判 長寿庵 魚拓 『逆転裁判』シリーズの登場人物。 CV:?(パチンコ版)/蓮岳大(アニメ版) 演:小日向文世(実写映画版) ひょうたん湖公園にある貸ボート屋の管理人。本名と年齢は不明(人物ファイル及びメッセージのテキストでは「オヤジ」アニメでは「証人 ???」と表記されている)。 浮浪者のような格好をしたニット帽のおじさん。 いつもぼんやりとした表情を浮かべ眠そうにしている。なので会話中でもつい鼻ちょうちんを膨らまして眠ってしまう事もしばしば。 また、普段から身体を左右にフラフラと揺らしている。 酔っ払っているわけではないが、そう思いたくなるようなボケた言動が多く、ボート小屋を“長寿庵”というソバ屋と思い込み、自分はそこの主人だと言い張っている(ボートはそればかり借りにくる客が多いため仕方なく貸しているのだとか)。 どうやら家を出て行かれた2人の子供がいるらしく、出会ってすぐの成歩堂龍一を息子の「ユキヒロ」、綾里真宵を娘の「メグミ」兄妹と勘違いして、彼らに長寿庵の暖簾を継がせようとしていた。同じように小屋を訪れた糸鋸圭介のことは「タミオくん」と呼んでいた。 ちなみに「レインボーソバ」という究極の変わりソバやインディゴ・ブルーのソバを、ユキヒロと共に作る事を夢見ている。 パートナーとして「サユリさん」という立派なオウムを飼っており、フランスの高級ペレットを与え可愛がっている。 自分が忘れっぽいという自覚はあるらしく、金庫番号などの大事な事は全てサユリさんに教えている。 しかし、サユリさんと話すには合言葉が必要で、合言葉を言う事で様々な事を喋ってくれるらしい。 アニメでは女性らしい名前に似合わずかなり低い声である(パチンコでは女の子っぽい声だった)。 また、狩魔豪には「サユリ嬢」という茶目っ気のある呼ばれ方をされていた(後で小動物とも呼ばれた)。 彼が住んでいる小屋の中には様々な魚拓が貼ってあるが、そのどれもが海の魚である。 近所の魚じゃつまらないという理由で海釣りを好んでいるらしく、釣った魚は魚拓をとった後でおいしく頂いているのだとか。 でも真宵曰く、貼ってある魚拓は大半がセコい魚ばかりであるようだ。 ちなみに、釣りの際は結構高そうな釣竿を使っている(本人曰く「安物で魚さんを釣り上げようなんて失礼」だから道具に拘りを持っているらしい)。 他にも小屋の中にはテレビとコタツがあるが、テレビはゴミ捨て場から拾ってきた粗大ゴミ。なので当然壊れていて何も映らない。 冬のインテリアはコタツとテレビしかありえないというこれまた謎の拘りを持っていて、夏になるとテレビを捨ててクーラーを拾ってくるらしい。 その壊れたテレビの上には小さな手提げ金庫が置いてあるのだが、その中に入っているものは‥‥? 一見大雑把そうだが、ソバ屋を自称しているだけあってキッチンまわりは綺麗に片付いているため、見た目によらず綺麗好きのようである。 実は数年前からの記憶が一切なく、自分の名前すら覚えていない。 管理人になる前は化学工場で働いていて、そこで扱う薬品で誤って指先を焼いたため、指紋による身元調査も不可能らしいが‥‥ しかし意外と物知りな面があり、成歩堂が襟につけてあるバッジを一目見ただけで、彼が弁護士だと見抜いた(バッジだけ見て成歩堂を弁護士だと見抜いた一般人は、彼が初)。これは後述の彼の正体への伏線でもあった。 『逆転裁判(蘇る逆転)』第4話「逆転、そしてサヨナラ」で事件の目撃証人として登場。 当初は1日目の法廷で出廷する予定だったが、証人としての説得力がないと検察側に判断された事で、事件を目撃したと名乗り出たもう1人の証人・大沢木ナツミが替わりに出廷して証言を行った。 しかし、裁判でナツミの証言に矛盾が生じたため、その矛盾を補うべく再び検察側の要請で証言台に立つ事となる。 そして2日目の法廷で、被害者の乗っていたボートに御剣怜侍が同乗していた事と、御剣が去り際に「まさか人を撃つ事になるとは‥‥」と漏らしていた事を証言する。 この証言が決定打となり、御剣に有罪判決が下されるのだが、直後に矢張政志が乱入した事で判決が撤回される流れとなり‥‥ △メニュー 項目変更 以下ネタバレ ‥‥もう、いいですよ‥‥。 灰根高太郎 登録日:2016/05/15 (日) 11 10 13 更新日:2024/09/15 Sun 22 06 13NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 おとぼけ ひょうたん湖公園 オウム オヤジ サユリさん ニット帽 ネタバレ項目 ボート ボート小屋 不毛な親子ごっこ 係官 小日向文世 忘れっぽい←芝居 松下サユリ 灰根高太郎 管理人 蓮岳大 蕎麦屋 記憶喪失←芝居 記憶障害←芝居 逆転裁判 逆転裁判1 長寿庵 魚拓 私は、目的を果たした。‥‥それで、じゅうぶんです。 彼の本名は「灰根高太郎」(はいね こうたろう)であり、第4話の事件の実行犯。年齢は52歳。 15年前まで地方裁判所で法廷係官をしていた人物で、当時世間を騒がせた通称・DL6号事件の最有力容疑者であった。 DL6号事件とは、地方裁判所のエレベーター内で発生した奇妙な殺人事件の通称であり、被害者の御剣信弁護士と彼の息子・怜侍(現在の御剣検事)と共にエレベーター乗っていた事で容疑者として疑われてしまう(事件の詳しい概要はDL6号事件の項目を参照)。 事件当日は大規模な地震が発生し、裁判所は停電に見舞われる。その影響で御剣親子と共にエレベーター内に5時間も閉じ込められてしまった。 酸欠により次第に冷静さを失っていき、遂には側にいた信と争いになり、最終的には彼を殺害しようとした。 しかし彼を殺す前に酸欠で意識を失ってしまう。 数時間後に何とか救助されるものの、側には胸を拳銃で撃たれ死亡していた信の遺体があった。 警察の捜査で、信の命を奪った銃弾は灰根が持っていた拳銃(*1)から発射されたものだと特定され、灰根は殺人容疑で逮捕されてしまう。 しかし、彼が撃ったという決定的な証拠が何1つなかったため、やむなく警察は綾里舞子に信を霊媒するよう依頼をし、その証言をもとに証拠を固めようとした。 その霊媒で信の霊が「私を撃ったのは灰根高太郎」だと証言した事で、犯人は灰根で間違いないと断定されてしまう。 酸欠で錯乱していたとはいえ、信を撃っていない事だけは覚えていた灰根は、担当弁護士となった生倉雪夫に「自分は無実だ」と訴える。 しかし、生倉はそれを信じてくれることはなく、「酸欠の影響で脳にダメージを受けた芝居をしろ」と強要した。 元上司である星影宇宙ノ介弁護士に言わせれば、灰根に刑事責任能力があるか否かを争点にして自分のために勝訴しようとしていたとされる。 裁判で心神喪失のふりをした結果、灰根に刑事責任能力がない事が認められ 証拠不十分なこともあり無罪判決となるのだが、その代償として仕事も社会的立場も全てを失ってしまう。 無罪判決と引き換えに何もかも失ってしまった彼はその後行方をくらまし、15年間記憶障害のふりをしながら人知れずひっそりと暮らしていた。 ちなみにオウムの「サユリさん」という名前は、結婚するはずだった松下サユリという女性から取られており、彼女は灰根が逮捕された直後に自殺している。 悪夢のような裁判から約15年が経過した頃、彼の元に謎の差出人から一通の手紙が送られてくる。 その手紙には「お前を破滅に追いやった2人の男(生倉と御剣)に復讐しろ」と書かれており、殺人計画の指南書と計画に使用する拳銃も同封されていた。 生倉と御剣に恨みを抱いていた彼は、その指南書どおりに彼らに復讐をする事を決意。生倉を殺害し、その容疑を御剣に着せようとした。 ちなみにその指南書は、計画を完遂した後で処分するよう指示されていたが、なぜか手提げ金庫の中に入れて保管してあった。 全ては指南書どおりうまくいったかのように見えたが、法廷で成歩堂の手によって御剣の潔白が証明され、自分の正体も暴露されてしまう。 正体が露見した後は記憶喪失のふりをやめて真剣な表情となり、「復讐という目的を果たしただけで十分です」と生倉を殺した事を自供する。 冒頭で語った2人の子どもや化学工場で働いていた経歴も嘘であったことになる。 しかし、DL6号事件当時は小学生だった御剣に対し強い恨みを抱いていた理由は「私の口から言うべきではない」と最後まで黙秘し、「理由は御剣に聞いてください」と言い残し警察に連行されていった。 以下DL6号事件のネタバレ おそらく彼の強い恨みは「怜侍が信を守るために銃を投げたら暴発して信に当たってしまい、自分が犯人扱いされたから」と想像していたのだと思われるが、実は彼の思い込みに過ぎず 実際に信を殺害した 真犯人は彼に復讐を諭した狩魔豪 で、 御剣は全くの無実 であり本来彼に恨まれる理由は全然なかったりする。 そもそも彼の想像が事実だったとしても「灰根に殺されかけた親を守るためにその息子が銃を投げたら暴発してしまった」という内容では過失の認められにくい事故のため、仮に御剣を裁判にかけても無罪になり(*2) 逆に灰根の方が心神喪失が認められないと信に対する暴行・傷害、悪くすれば殺人未遂で有罪になる上に世間にも小学生に親殺しをさせた元凶扱いを受けてしまう可能性が非常に高かった。 よって完全無罪になる為には心身喪失以外に方法が無い上に、事件当時の灰根は錯乱しており、芝居を抜きにしても実際に心神喪失といっても差支えのないものであるので、生倉の出した無罪判決は灰根にとって実は有益である可能性があった。だが生倉はその当時の状況の詳細と無罪判決の有益さを灰根に話していない(知ってか知らずかは不明、話せば納得して貰えたかも知れないのに)上に判決後彼と関わろうとしておらず、その事もあって灰根はこの事に気付く事が出来ず闇の中を生きる事となってしまい、生倉と御剣を恨みを持つようになり今回の事件を起こしてしまったと言う事だろう。 ちなみに、彼にまつわる事象で一つだけおかしな点がある。 それは、本来健常であった彼が狩魔からの殺人計画書を指示を無視して破棄せず、かなりザルなセキュリティで保管していた点。 自身の犯行が発覚した際にこれを自己弁護に使うでもなく、そのまま罪を認めて退場してしまっているのである。 計画書は破棄されてしまっているが、わざわざキープしている辺り、コピーがないとも限らない。 これに対する説明は一切なしだが、仮説を立てることができる。 それは、「狩魔が真犯人であることを知っていた可能性」。 エレベーター事故で真っ先に気絶したのは体力の少ない子供の御剣怜侍で、その後の状態が不明である。 また、狩魔の発言から、信はまともに物を見ることこそできないものの気絶はしていなかったことが語られている。 つまり、同程度の体力があったであろう彼も気絶はしておらず、銃撃もされず酸素も供給されつつあったことで意識を繋ぎ、エレベーター内で犯行の瞬間を目撃していた可能性があるのである。 そうであるなら、狩魔もまた自分の人生を狂わせた憎むべき敵である。 わざわざ手書きで書かれた計画書の筆跡から狩魔だと勘付き、最後に彼を貶めるためにキープしていたと考えられる。ただし、リークするための計画については完全に不明。 無事に生倉殺人計画が達成されたときは時効であり狩魔を罪に問うことはできないが、完璧な経歴に傷をつけただけで殺意を抱く彼が殺人者の烙印を押され、それを公に許される機会を持てずに終わることは罰っせられるよりもきつい事態であるとも考えられる。 出番はこれで終わりとなるが、『逆転検事2』の第2話「獄中の逆転」では、彼の飼っていた「サユリさん」らしきオウムが刑務所の檻の中で飼われていた(調べる事はできないため詳細は不明)。 また、3日目の法廷で成歩堂は灰根の正体を明らかにするべくオウムの「サユリさん」に対し無謀にも尋問を行うのだが、この事は法曹界どころか世間でも伝説となっているらしい。 そして成歩堂はその後『レイトン教授VS逆転裁判』で再びオウムを、『逆転裁判5』特別編「逆転の帰還」で今度はシャチを尋問しており、『5』の第5話「未来への逆転」ではポンコというロボットを尋問していたりする。もはや動物ですらないが気にしたら負け。 ちなみに御剣の方も『逆転検事』開発中の段階ではイルカと対話する予定があったりしていた。 アニメ版でもゲームとほぼ同じだがこちらでは15年前の事件にてその裁判で心身喪失の芝居をした下りがカットされた他、その事件で彼がどんな思いをし、どんな目にあったのかが映像で描かれており、また婚約者のサユリの様子を生倉に聞いたり、無罪判決後、生倉に助けを求めて冷たく突き放されてしまった様子など自身の弁護士だった生倉とのやり取りも描かれている。 実写映画版でも登場。 ボケた言動は少なくなり、ミステリアスさが強くなった他、婚約者の松下サユリが結婚した妻となっている(演:中村優子)。 裁判や判決後の様子など、ゲームでは描かれなかった過去の描写が詳細に描かれており、自宅に中傷の落書きが多く描かれ帰宅直後にサユリの吊り死体を見てしまうなど非常に生々しい描写がされている。 エレベーターでの事件は「エレベーターが止まったくらいで酸欠になるわけないだろ」とユーザーから指摘されたためか、倉庫内で信が法廷に出された証拠品を調べていた所を見て不審に思い、食ってかかってからの乱闘に変更されている。しかしこの改変により、職務を遂行しようとした(証拠品を荒らしていた御剣弁護士を確保しようとした)ところ殺人犯に仕立て上げられた形となってしまった。一応自分から御剣弁護士に襲い掛かっていたゲーム版と異なり彼の取った行動自体は法廷係官として間違ったものとは言い難く、それだけに彼がすべてを失っていく過程は原作にも増してやるせないものがある。 また、指を薬品で焼いたのも工場労働者時代ではなく、犯行の為に直前で焼いた事になっており、非常に痛々しい描写がされている。 全ての事件が解決した後に成歩堂が自ら灰根の弁護を引き受けたい(序審裁判ではない)と言っており、原作よりも多少は救われた結末となった。 名前の由来は、「灰根」は詩人の「ハインリヒ・ハイネ」、「高太郎」は彫刻家の「高村光太郎」からであり、元々は「詩人」という設定で証言の台詞回しも複雑なものになる予定だった。 しかしあまりにも難易度が高く考えるのが難しいということで現在の設定に変更された。 魚拓が海の魚ばかりなのはデザイナー自身の不勉強とのこと。 追記・修正は、不毛な親子ごっこを続けながらお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ※キャラクターや作品等に対する愚痴や批判、誹謗中傷は禁止されています。守られない場合はコメント欄の撤去やIPの規制などの処置がされますのでご注意下さい。 ▷ コメント欄 [部分編集] 依頼により5日後にリセットと警告の追加をします -- 名無しさん (2018-11-19 13 55 49) リセットと警告を追加しました -- 名無しさん (2018-11-24 19 14 14) 実写版ではこの人の描写だけ偉く気合いが入ってて製作陣が一番感情移入したんじゃなかろうかと思う。 -- 名無しさん (2019-09-25 11 07 57) ごめんなさい、綺麗事だとしても「弁護士が信じなかったのも仕方ない」というのを辞典に書くのは良くないと思う。まぁ個人的には常に割りに合わない商売だから、信用関係が上手くいかなかったり不正が出るのも仕方ないと思うけどね… -- Jouro (2020-05-17 10 10 00) あの刑務所には灰根も収監されてて、獄中でもサユリさんを世話しているのだろうか -- 名無しさん (2023-06-18 12 24 37) メリークリスマスと言いながら発砲とか、意外にキザな言動もするな -- 名無しさん (2023-07-02 21 14 08) 信に対する暴行・傷害、悪くすれば殺人未遂で有罪になることは無いだろ、流石に密室で酸欠の状態だとまともな思考は取れないからね御剣の証言でも双方が言い争ってたら -- 名無しさん (2024-07-28 03 26 32) それが心神喪失で無罪ってことだよ -- 名無しさん (2024-07-28 06 12 33) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/10288.html
675 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/19(木) 21 28 27.92 ID hUuduJTv0 [2/2] 貴族の収支も、やるやらないの自由はあるがギャンブル プチ報告 システムはD&D 事前に決めていた日に、仲間内でセッションやることになったんだが、 序盤でPLの一人にメールが来た。デートの誘いであったらしい。 そのPLは行く気満々になった。 ほかの仲間が、デートに行くなんてそれはないだろう!ととがめたら、 「わかった、僕のキャラの行動宣言。自らに刃を突き刺した。判定成功死んだね!じゃ!」 と、去って行った。 そのあと、別のPLの恋人たちが合流してゲームに参加する事になり、シナリオは崩壊する来なく事なきを得た ちなみにデートに行ったはいいが、レストランで、彼女にトイレの窓から逃げられそうになったらしい。 677 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/19(木) 21 47 48.73 ID pUmvHtjC0 レストランで逃げられそうになるとかどういうこと? 680 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/19(木) 21 57 03.49 ID o948WfvT0 677 双方共に相手に奢らせるつもりで所持金がほとんどなかった、 途中でそれに気付いた女が食い逃げを図った、とかかねえ。 681 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/19(木) 22 01 33.38 ID kx/WIvcb0 [4/4] 677 ネット出会い系みたいに、実際に会うのは初めてっていうような 状況でもなきゃ、向こうから誘っておいて、メシ食うだけで逃げるなんて まずないわな。 話を盛ってると思うけど、トイレから逃げられるレストランって食い逃げし放題だしw まあ、ありえるとしたらレストランで会うなり「で、飯食ったら、どこでやる? 今なら親いないし、俺の部屋についてこい」とでも言ったとか。 683 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/19(木) 22 08 05.98 ID ZWau9NzO0 [2/2] リアル都合であるデート優先でも良いっちゃ良いけど 結果としてはそれなりの男だったのか変な女だったのか 685 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/19(木) 22 18 30.14 ID IrYTDOtC0 デートの顛末知ってるってことはその後もそいつと付き合い続けたんだ 面の皮の厚い奴だなそいつw 687 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/19(木) 23 58 52.38 ID 4M2DiHnJ0 後日付きまとわれて 「なーなー聞いてくれよ斯く斯くしかじか、ひでぇ話だろーグチグチグダグダ」 とかだったらご愁傷様です スレ409
https://w.atwiki.jp/premium3rd_story/pages/112.html
種類|発生アプローチ|発生場所|デートコミュ正解アプローチ|デートコミュ正解表|情報募集| 【デートコミュの種類】 「気分で発生」する成功判定付きのものと、「背景をタッチ」で発生するものがある 「気分で発生」するコミュは、特定スキンシップ?3段階スキンシップ?などで発生 「気分」は2種類。近づいたときのスキンシップ反応でわかる(スキンシップ台詞が変わるだけ?) 「背景タッチ」は、花見などのタッチできる場所限定 「背景タッチ」で正解のスキンシップすると、コミュに派生? 【発生アプローチ】 DS版正解アプローチ 頭・髪溜め×3回 目溜め×1回 PSP版(DS版の対応スキンシップ) さわるorいたずらorいじわる?×3回 見つめる1回 それ以外のスキンシップは自由 3段階スキンシップ? ○(マル)→△→□(シカク) or アナログパット?でコミュ発生? 2種類の気分(近づいたときの台詞が違うとき)でスキンシップを変える? 【発生場所・アプローチ】 コミュにはだいたい以下のコミュ発生場所があるみたい? 必ず起きる場所 大体のスキンシップで発生 ランダム or 一定のスキンシップで起きる場所 アプローチ次第で発生? 起きない場所 リロードしても、正解アプローチしても不可。天使小悪魔のLv4イベなどが重なっても起きない? デートコミュ発生場所 発生コミュ順序(距離) 【発生しなかった場所 ※要リロードで検証済み】 ▲▲ページ top 【デートコミュ正解アプローチ】 正解アプローチのヒント 主人公とキャラの台詞にヒントがある 「仲良くなれたかも」と似たアプローチが正解することもある アプローチ無双に入るときの反応 1:「ふう……まったく、君って人は……」 2:「……え?ちょっ!ど、どうかした!?」 ただこれデートコミュ失敗?時にも萌える台詞用意されてたりするから (「仲良くなれたかも」みたいな終わり方するやつ)あえて失敗するのもよさげ 【デートコミュ正解表】 ※スキンシップ表記 ○:短押し ◎:長押し □:短押し ■:長押し △:短押し ▲:長押し ※大接近表記 ○大接近発生 △大接近未発+仲良くなれたかも タイトル コミュ1 コミュ2 コミュ3 大接近 つまづく 見つめる いじわる ふれる ○ いじわる いじわる △ ふれる --- △ ふれる ふれる 見つめる ○ いじわる △ にっこり --- △ のど乾いた にっこり 手を繋ぐ にっこり ○ いじわる △ イタズラ --- △ 見つめる にっこり --- △ いじわる にっこり ○ イタズラ △ あそこにいるの…… ふれる 見つめる --- △ にっこり にっこり 見つめる ○ いたずら △ お腹鳴った にっこり ふれる いじわる ○ 見つめる △ ふれる 見つめる ふれる ○ いじわる --- △ あれ?君って…… にっこり イタズラ --- ○ にっこり 見つめる △ いじわる △ ふれる いじわる ふれる ○ にっこり △ ふれる --- △ 見つめられる+照れ有り にっこり イタズラ イタズラ ○ 見つめる △ にっこり --- △ ふれる 見つめる 見つめる ○ イタズラ △ いじわる --- △ 見つめられる+照れ無し にっこり ? ? ? ? ? ? --- ? ? ? ? ? ? ? ? --- ? 手を繋ぎたい 手を繋ぐ にっこり 手を繋ぐ ○ いじわる △ いじわる いじわる 手を繋ぐ △ いじわる ○ キョロキョロしてる ふれる ふれる くっつく ○ 見つめる △ いじわる --- △ いじわる ふれる イタズラ ○ いじわる △ にっこり --- △ 電話が鳴ってる 見つめる 見つめる 見つめる △ いじわる △ 手を繋ぐ ○ にっこり 手を繋ぐ くっつく ○ いじわる △ いじわる --- △ くしゃみ ふれる 見つめる 手を繋ぐ ○ 見つめる いじわる 見つめる △ にっこり △ いじわる ○ ▲▲ページ top 【情報募集】 memo メモ の枠内に書き込み、投稿ボタンを押すとここに表示されます 。 ページを更新したい が、 wikiの編集がわからない、編集している時間がないとき、メモ代わりに使って下さい。 ↑の大接近の情報のみ追加しておきました。他は成功なのか中途半端なのか分からなかったので…… (2012-03-20 20 48 09) 遊園地で「あれ?君って……」と「くしゃみ」発生確認しました (2012-03-23 23 45 16) 「あっ……」見つめる→見つめる→???途中間違ったスキンシップで大接近に至らず、仲良くなれたかも止まり。紺野先輩の電話が鳴り出すところから始まってました。紺野先輩の説明的に相手は尽? (2012-03-26 10 52 52) ↑遊園地のナイトパレードです。 (2012-03-26 10 56 15) [デートコミュについて] 現在 紺野先輩攻略中ですが いたずらできるまで接近→見つめる行為が好きなようだという話があり 水族館・小悪魔Lv4・好き状態ハートばいんばいん・2年目9月・服装ウルトラキュートでのデート時に ずっとその至近距離での見つめるアプローチのみしていたところ、 ★×3有り、ハートの数値110越えでデートコミュ「喉が渇いた」発生しました… ○〜スティック全入力や、特定のコマンド?入力が条件というわけではなく ハートの数値が100越え、かつ★有り、また発生する場所などの条件があるのではないでしょうか? …まだやり込んでの確認はしていませんが、参考までに。 (2012-03-30 00 18 38) ショッピングモールで「くしゃみ」確認 (2012-04-06 21 46 42) 発生する場所は、候補がいくつかあるみたいですね。「お腹鳴った」は彼の部屋でしたし、「キョロキョロしてる」はプラネタリウムで発生しました。 (2012-04-09 00 18 08) 「つまずく」を牧場で、「のど乾いた」が彼宅で発生しました。 (2012-04-19 09 43 16) 反映済みのみ削除しました。情報ありがとうございます。 「手を繋ぎたい」が牧場で発生しました。 (2012-05-14 19 12 25) 「手を繋ぎたい」博物館で発生。いじわる→いじわる→いじわるで大接近 (2012-05-17 00 07 20) 「のどが乾いた」が、彼の部屋で発生しました。 (2012-05-17 00 21 16) 「つまづく」が遊園地で発生しました。 (2012-05-17 16 25 15) くしゃみ にっこり→いじわる→いじわる で、大接近です (2012-05-20 11 40 23) 「あそこにいるの……」ショッピングモールで発生しました (2012-05-28 20 31 48) 植物園で「あれ?君って.....」を確認しました。 (2012-06-06 23 05 35) フリーマーケットで「くしゃみ」を確認しました。 (2012-06-06 23 19 21) 花見の時に多分ですが「見つめられる」が出ました。 「・・・・・」って「見つめられる」であっていますか? (2012-06-07 00 18 50) 彼の部屋で「お腹鳴った」が出ました。 (2012-06-07 03 47 02) 部屋 小悪魔Lv4 たまちゃん家の子になろうかな、お兄ちゃん♥だめだ!は特別会話? (2012-06-11 17 33 58) のどが渇いた(@牧場) 見つめる→いじわる→にっこり で大接近 (2012-06-17 18 37 43) 水族館(水中トンネル)で「キョロキョロしてる」が出ました。 (2012-06-19 23 10 24) 海辺の散歩(冬)で「見つめられる」が出ました。 (2012-06-19 23 43 45) はばたき城で「あれ?君って…」確認しました (2012-08-12 19 47 37) 「あれ?君って…」ゲームセンターで確認しました。行く人いないと思いますが一応書いときます (2012-08-12 21 29 07) はばたき城で「つまづく」確認しました。 (2012-10-21 04 19 00) 花見の□ボタン有で「キョロキョロしてる」確認しました。 (2012-12-08 11 58 19) ショッピングモールで「手をつなぎたい」が発生しました。 (2013-03-28 07 29 15) 「キョロキョロする」が水族館(水族館)で発生しました (2013-03-28 08 02 50) 「手を繋ぎたい」が森林公園(芝生広場(春))で発生しました (2013-03-28 08 21 51) 「つまづく」がはばたき城(天守閣)で発生しました (2013-03-28 09 41 45) 「あそこにいるの……」商店街で発生、確認しました。 (2014-01-05 23 42 14) 「見つめられる+照れ無し」がショッピングモールのショッピングで発生。 にっこり→?→イタズラでクライマックスでした。 (2014-07-30 15 47 39) 「電話が鳴ってる」が遊園地で発生しました。 (2015-02-14 20 24 47) 「見つめられる+照れなし」動物園で発生。 ふれる→ふれる→くっつくで〇 (2017-04-21 19 11 37) 見つめられる+照れなしってキョロキョロと同じじゃないかな (2017-08-16 22 27 19) 彼の家□タッチ(背景タッチ)で、くっつく(スティック)で特殊会話のようなものが発生しました。 天使レベル4で確認です (2017-08-18 01 11 22) 海辺の散歩(冬)で「くしゃみ」発生確認 (2019-07-01 13 37 23) 水族館で「喉が渇いた」発生確認 (2019-07-01 17 38 03) 紺野先輩は、見つめる×3回-ふれる×1回をすれば場所問わずほぼ9割程度はデートコミュに突入します。 あの4回以外のスキンシップをすると、ほとんど発生しないようです。 (2019-10-22 01 34 42) ↑ちなみに私は、□距離でのみスキンシップをしていました。 (2019-10-22 01 38 06) 見つめられる+照れ無し→ふれる→ふれる→くっつくで○ (2020-11-23 14 13 00) メモ ▲▲ページ top
https://w.atwiki.jp/gs23/pages/34.html
デートに誘われる学校で『ちょっと、用事があって』 『はい、空いてます』 『すみません。遠慮します』 『はい。わかりました』 電話で 待ち合わせ先生が先に来る 先生が後に来る ナンパ キャッチセールス すっぽかす デートの場所を間違える 服の評価普通のデートに水着、晴れ着などを着ていく 厚着 薄着 呪いコーディネート スポーティ エレガント セクシー 好きな色(ピンク) 流行のアクセサリー 流行の服 流行の色 前回のデートと同じ服 プレゼントされたアクセサリー 浴衣 デートに誘われる 学校で 若王子「●●さん。 ●● 「……? 若王子「見つけました。 ●● 「若王子先生! 若王子「次の日曜日は、空いてますか? 『ちょっと、用事があって』 若王子「そうか…… あ、いや、残念。 じゃあ。 ●● (今度の日曜日か…… 悪いことしちゃったかな……) 『はい、空いてます』 若王子「ボウリング場に行こう。 きっと楽しいです。 若王子「並木道の桜が 満開を迎えるそうです。 一緒に、お花見しない? 若王子「僕のオススメは臨海公園です。 どうかな? 若王子「空中庭園に行かない? 君となら楽しそうだ。 若王子「花火大会があるそうです。 君と、近くで見てみたい。 若王子「海に行かない? 若王子「二人で海を散歩しない? 冬も、悪くないですよ。 若王子「紅葉狩りに行かない? この季節のはばたき山は綺麗です。 『すみません。遠慮します』 若王子「場所がいけなかったのかな…… あ、いや、気にしないで。 それじゃ。 ●● (せっかく誘ってくれたのに、 悪いことしちゃったかな……。) 『はい。わかりました』 若王子「はい。 じゃあ、今度の日曜。 ……ちょっとドキドキですね。 ●● (若王子先生とデート…… ホント、ちょっとドキドキ。) 電話で ●● (あれ? 誰だろ?) ●● 「もしもし。 若王子「もしもし、若王子です。 ●● 「若王子先生! どうかしたんですか? 若王子「次の日曜日だけど、 空いてる? ●● 「あっ、課外授業ですか? 若王子「えぇ、と……。今のは、デートに 誘ってみたつもりだったんです。 ダメですか? 待ち合わせ 先生が先に来る ●● (ちょっと、遅くなっちゃった。 若王子先生は……。 あっ、もう来てる!) ●● 「すみません、 わたし、遅れちゃって! 若王子「大丈夫。 落ち着きなさい。 転んじゃいますから。 先生が後に来る ●● (若王子先生、 まだかな……。) 若王子「ハァハァ…… 遅くなりました。 ●● 「先生、遅刻ですよ? 若王子「どうもすみません。 猫が……。 ●● 「猫? 若王子「いえ、なんでも。 それでは、行きましょう。 ナンパ ●● (時間よりちょっと早く 着いちゃった……。) ・ ・ ・ 男 「ねぇ、カノジョ。 さっきから見てるけど、 もしかしてナンパ待ち? ●● 「いえ、 わたし、待ち合わせですから。 男 「またまた、ムリしちゃって。 オレもヒマしてたんだ。 ね、オレとお茶しようよ。 ●● 「本当に待ち合わせですから! ???「ナンパだ。 ●● 「若王子先生! 若王子「●●さん。 今、ナンパされてる? ●● 「見ての通りです! 若王子「もう少し見てていい? ●● 「もう、若王子先生! 若王子「冗談です。 男 「あの、 お取り込み中ですけど、 誰か忘れちゃいませんか? 若王子「そうだった。 コホン……。 若王子「ナンパ男めっ! やっつけるぞ! 男 「…………。 ●● 「…………。 若王子「あれ? 男 「じゃあ、オレはこのへんで……。 若王子「ざっと、こんなもんです。 ●● 「はい。 キャッチセールス 男 「そこの君、高校生? 成績アップのものすごい話、 聞いてみない? ●● 「えっ!? い、いえ、 あの、わたし、結構です。 男 「それじゃダメだよ……。 いったいオレが何年ここで キャッチやってると思ってんの? ●● 「私、お金ないですから。 ホントに困ります。 男 「大丈夫、35年ローンもOK! ね、ね? ちょっとそこの喫茶店で話を—— ???「送料分割手数料はそっち持ちですか? ●● 「若王子先生!! 男 「なぁ、 ちょっと邪魔しねぇでくれる? オレは今この子と真面目な話を—— 若王子「じゃあ、真面目な話をしよう。 僕はさっきからすごく腹を立ててる。 ごく控えめに言って。 若王子「君みたいな奴には我慢がならない。 だから乱暴なこともする。本当だ。 今から試してみてもいい。 男 「へっ! 誰がそんな脅しに…… 脅しじゃないな……と。 さようなら〜〜!! ●● 「若王子先生、 ありがとうございました。 若王子「君にも真面目な話をするよ。 ああいう奴は無視しなきゃダメだ。 つけこまれる。 ●● 「はい…… すみません。 若王子「うん。じゃあ、僕が謝る番だ。 妙な目にあわせてごめん。 これから気をつける。 すっぽかす ●● (あ、携帯に留守電入ってる…… 誰だろう……?) 若王子「若王子です。 今日は約束の日じゃなかったですか? あんまり自信はないんですけど。 若王子「もしそうなら、ガッカリです。 ●● (いけない 今日、デートの約束してたんだ!) デートの場所を間違える ●● (あ、携帯に留守電入ってる…… 誰だろう……?) 若王子「若王子です。 今日は約束の日じゃなかったですか? あんまり自信はないんですけど。 若王子「もしそうなら、ガッカリです。 ●● (しまった! わたし、デートの待ち合わせ場所 間違えてたんだぁ!) 服の評価 普通のデートに水着、晴れ着などを着ていく 若王子「アート。 ●● 「あの、若王子先生? 若王子「その服はアートです。 先生にだってわかります。 分からないと思ったでしょ? ●● (うぅ、 もっと考えて 服選ぶんだった……。) 厚着 若王子「●●さん。 ●● 「はい? 若王子「その格好、 暑くないですか? ●● (ちょっと厚着しすぎたかも。) 薄着 若王子「健康法ですね? ●● 「はい? 若王子「ずいぶん薄着に見えます。 ……あ、じゃあ流行だ。 そうですね? ●● (ちょっと薄着すぎたかも。) 呪いコーディネート 若王子「…………。 ●● 「あの、若王子先生? 若王子「君たち学生のセンスには、 ときどきついていけなくなります。 ……学生以外のセンスもですけど。 ●● (うぅ…… ちゃんとコーディネート 考えればよかった……。) スポーティ 若王子「その服……。 ●● 「はい? この服、似合わないですか? 若王子「似合わないかどうかはわからない。 ただ、あまり君らしくない気がします。 ●● (若王子先生、 この服、気にいらなかったみたい。 ……他のにすればよかった。) エレガント 若王子「その服……。 ●● 「……あの、なにか? 若王子「とてもいい。 君によく似合ってます。 ただ……。 ●● 「……? 若王子「先生のセンスは信用しない方がいい。 センスにはあまり自信が無いから。 ……内緒です。 ●● (内緒だったんだ……。 でも、若王子先生 この服、気に入ってくれたみたい。) セクシー 若王子「その服……。 ●● 「え? この格好ですか? 若王子「君にはそういうのが似合います。 何というか、こう……。 ●● 「……? 若王子「何ともいえませんが似合います。 ●● (……とにかく、 若王子先生、この服、 わりと好きみたい。) 好きな色(ピンク) 若王子「いい色ですね。 ●● 「この色ですか? 若王子「そうです。 目が疲れなくていいです。 大事なことです。 ●● (若王子先生、 ピンクが好きなのかな。) 流行のアクセサリー 若王子「それ……。 ●● 「この○○ ですか? 若王子「最近よく見るな……あ! 流行ってるんです。 そうだ、流行ってる。 ●● (流行をチェックしておいてよかった!) 流行の服 若王子「その服、最近、 着ている人をよく見ます。 ●● 「あ、 この○○ のことですか? 若王子「流行ってるからです。 知らないと思ったでしょ? ●● (よかった! この服にして。) 流行の色 若王子「最近よく見ます、その色。 ●● 「この色ですか? 若王子「流行です。 先生には分かります。 分からないと思ったでしょ? ●● (やったぁ、 気に入ってくれたみたい!) 前回のデートと同じ服 若王子「またその服。 ●● 「え? この服ですか? 若王子「この前も、同じものを着てた……。 流行……そうか、流行だ。 先生だって分かります。流行ですね? ●● (しまった! ちゃんと覚えておくんだった……。) プレゼントされたアクセサリー 若王子「それ……。 ●● 「はい。 若王子先生のプレゼントです。 若王子「うん……気に入った? ●● 「はい。 若王子「……少し、照れます。 ●● (若王子先生、喜んでる!) 浴衣 若王子「いいですね。 ●● 「あ、浴衣ですか? 今日のために準備してみました。 どうですか……? 若王子「君に似合います。 いや、君が似合うのか。 あ、いや……。 ●● (ふふっ、若王子先生、 気に入ってくれたみたい!)
https://w.atwiki.jp/gs23/pages/173.html
デートに誘う(事故チュー) デートに誘う(普通)OK 断られる 留守電→OK 留守電→断られる デートに誘う(友好)OK 断られる 留守電→OK 留守電→断られる 待ち合わせ(普通)志波くんが先に来る 志波くんが後に来る 待ち合わせ(友好)志波くんが先に来る 志波くんが後に来る デートに誘う(事故チュー) 志波「……志波です。 ●●「あ、志波くん? ●●××だけど。 志波「……ああ。 志波「……ハードルの時のことなら、 忘れろって言ったはずだぞ。 ●●「ち、違うよ! そうじゃなくて……。 志波「そうなのか? じゃあ、なんだ? ●●「えっと……。 デートに誘う(普通) 志波「……志波です。 ●●「あ、志波くん? ●●××だけど。 志波「……ああ。 ……………… ●●「……もしもし? 志波「……用事があってかけてきたんだろ? 早くしろ。 ●●「う、うん。 えっと……。 OK 志波「……ヒマだから、付き合う。 ●●「本当? じゃあ、○○日に ○○で待ってるね! 志波「わかった。 ●●(よかった! 早く○○日が来ないかなあ……。) 断られる 志波「無理だ、その日は。 ●●「そう……。 それなら、しかたないね。 志波「……切るぞ。 ●●(うーん、残念……。) 留守電→OK ●●(あ、志波くんからかな?) ●●「もしもし。 志波「……志波だけど。 ●●「あ、志波くん。 メッセージ、聞いてくれた? 志波「ああ。 その日ならヒマだ。 付き合う。 ●●「ホント? じゃあ、○○日に ○○で待ってるね! 志波「……じゃあな。 (音声は、「ああ、大丈夫だ。」) ●●(やったー! 早く21日が来ないかなあ。) 留守電→断られる ●●(あ、志波くんからかな?) ●●「もしもし。 志波「……志波だけど。 ●●「あ、志波くん。 メッセージ、聞いてくれた? 志波「聞いた。 志波「その日は、 付き合う時間がない。 ●●「そっか…… だったら、しかたないね。 志波「……じゃあ切るぞ。 ●●(うーん、残念……。) デートに誘う(友好) 志波「……志波です。 ●●「あ、志波くん? ●●××だけど。 志波「ああ。 ……どうした? ●●「えっと……。 OK 志波「ああ、大丈夫だ。 ●●「じゃあ、 日に で待ってるね! 志波「……遅れるなよ。 ●●(よかった! 早く 日が来ないかなあ……。) 断られる 志波「その日は…… 時間、取れそうにないな。 ●●「そう……。 それなら、しかたないね。 志波「悪い。じゃあな。 ●●(うーん、残念……。) 留守電→OK ●●(あ、志波くんからかな?) ●●「もしもし。 志波「……志波だけど。 ●●「あ、志波くん。 メッセージ、聞いてくれた? 志波「ああ、それでかけた。 ……さっきの件、大丈夫だ。 ●●「ホント? じゃあ、○○日に 駅前広場で待ってるね! 志波「……場所、間違えるなよ? じゃあな。 ●●(やったー! 早く○○日が来ないかなあ。) 留守電→断られる ●●(あ、志波くんからかな?) ●●「もしもし。 志波「……志波だけど。 志波「さっきの留守電……。 ●●「メッセージ、聞いてくれた? 志波「ああ。 ……悪いが無理だ。 空けられない。 ●●「そっか…… だったら、しかたないね。 志波「じゃあな。 ●●(うーん、残念……。) 待ち合わせ(普通) 志波くんが先に来る ●●(ちょっと待ち合わせに 遅れちゃったかな……。) ●●(志波くんは……。 あ、いた!) ●●「ごめんね、待った? 志波「ああ。 ●●「ご、ごめんね……。 志波くんが後に来る ●●(志波くん、 まだ来てないみたい……。) 志波「待たせた。 ●●「あ、でも、 わたしも今来たところだから。 志波「……なら、いいか。 ●●「う、うん。 待ち合わせ(友好) 志波くんが先に来る ●●(ちょっと待ち合わせに 遅れちゃったかな……。) ●●(志波くんは……。 あ、いた!) ●●「ごめんね、待った? 志波「そうだな。 ●●「ご、ごめんね……。 志波くんが後に来る ●●(志波くん、 まだ来てないみたい……。) 志波「……待ったか? ●●「ううん。 わたしも、今来たところだから。 志波「そうか。
https://w.atwiki.jp/x6jrsgg/pages/15.html
その恋愛は楽しいのか?と疑問に思ってしまうからです。 彼にすごく尽くす女なんですよ、その友達って。彼に呼び出されれば何時でも行くそうです。それが夜中でも。 彼女にしてみれば会いたいと思われるのが嬉しいんだとか。 でも会いたいなら彼のほうから来ればいいのにと思いませんか? 夜遅い時間に女性を出歩かせることを危険だと感じない男性って思いやりがなさすぎ。 デートも彼女の意向は無視で、彼の希望通りにすすむそうです。海に行きたいから車だして・・・とか。なんだかいいようにつかわれているだけですよね。 彼の要望にこたえてあげたいという彼女って自分の意思はないのでしょうか。 さてさてここまでで、イライラとサプリのことを記してきたわけです。まだ物足りないという場合には、妊娠したいの漢方ブログとか、絶望について書いてあるところも読んでみてくださいね。http //koukousei.hide-yoshi.net/
https://w.atwiki.jp/kata-niho/pages/836.html
原語 date 和訳 名詞 逢い引き、逢瀬、忍び逢い、交わり、契り 食事、ご飯、 飯 (めし)、遊び、飲み、お喋り 動名詞 交際、親交、交遊、交友 お出かけ、散歩、買い物、外出 動詞 付き合う、付き添う、組む、交わる、契る 遊ぶ、出掛ける、ぶらぶらする 慣用句・諺・四字熟語・未分類 お供する 漢字一字 交、接、組、契、逢、媾 遊、飯 やまとことば あふせ(逢瀨)、まじらひ(交) 備考欄 辞書 説明 廣辭林新訂版 (名) 日附。年代。 新訂大言海 (名) 日附。 角川国語辞典新版 名 ①日づけ。期日。②自サ変 (時日を指定した)異性との会合の約束。あいびき。 大英和辭典 〔動〕Ⅰ.〔他〕[一]月日ヲ記ス,日附ヲ書ク,日ヲ記ス.[二]時代ヲキメル(史實ナドノ),日限〔ニチゲン〕ヲキメル(仕事ナドノ).[三]期間ヲ計算スル.Ⅱ.〔自〕[一]起ル,源ヲ發スル,始マル.[二]現在スル,ソノ時以後存在スル.[三]年代史的ニ計算スル,年代ヲ(アル史實ニモトヅイテ)確定スル.[四]日附ガアル.〔名〕[一]日子〔ニツシ〕,日附,年月日(手帳・書類ナドノ).[二]時代(過去ニアッタアル事柄ノ),年紀,日時,日取〔ヒドリ〕(未來ノ).[三]期間,繼續.[四]〘稀〙終リ.[五]年齡.[六]〘俚〙仕事,職務,役〔ヤク〕.[七]†日記. 同義等式 原語単位 date=日付 カタカナ語単位 デート=交際 附箋:D テ 英語