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チルブランの宝 クエスト受付場所 概要 内容 追加されるマップ ※敵ステータスはプレイヤーにレベルを合わせるみたいなので省略 敵キャラ 所持スキル 所持装備品 攻略手順 報酬 ゴールド 経験値 どんなクエスト? 「捕らわれたドラゴン」クリア後に出現 関連項目 サブクエスト攻略
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概要 公式HPキャラ紹介引用 プロフィール 来歴過去 陽炎のメモリア 幕間 蒼き雷霆ガンヴォルト爪 蒼き雷霆ガンヴォルト爪 ガンヴォルト編 蒼き雷霆ガンヴォルト爪 ガンヴォルト編(ネタバレ) 蒼き雷霆ガンヴォルト爪 アキュラ編 蒼き雷霆ガンヴォルト爪 アキュラ編(ネタバレ) 蒼き雷霆ガンヴォルト爪(更にネタバレ) 蒼き雷霆ガンヴォルト爪(最後のネタバレ) 機械仕掛けの儚夢(【非】日常) マイティガンヴォルト バースト(アキュラ編) 出展 概要 ミチルは「蒼き雷霆ガンヴォルト爪」の登場人物。 公式HPキャラ紹介引用 個人療養所で暮らすアキュラの双子の妹。 第七波動を持たないごく普通の少女。 生まれつき体が弱く、幼いころの手術が 原因で声を失っており、 会話はタブレットを使って行う。 長い療養生活のせいか発育が良くなく、 アキュラとは歳が離れている印象を受けるが、 同い年である。 アキュラは自分の戦いに関して、 彼女には何も話していない。 プロフィール 所属…神園家 能力…“電子の謡精(サイバーディーヴァ” SPスキル…ソングオブディーヴァ 異名…なし 年齢…14歳 身長…約130cm 一人称…わたし 来歴 過去 アキュラの双子の妹として生を受けるが、生まれ持った“電子の謡精”の強大すぎる力に侵され、命の危機に瀕する。 父である神園博士の手によって因子を摘出され、一命は取り留めたものの、同時に声を失ってしまう。 また体調不良にも苛まれるようになり、医者でもその原因は解明できなかったため、 普段は実家である神園家が用意した専用の療養所で生活している。 アキュラはミチルが「幼いころに手術を受け、声を失った」事は知っていたが、 その手術が能力因子の摘出手術であった事、ひいては妹が能力者であった事までは認識していなかった。 ただし、パンテーラは皇神での諜報活動でミチルの手術についての一部始終を知る事ができていたため、 皇神内部には何らかの形で記録が残されていたものと思われる。 陽炎のメモリア 神園博士が自身の息子と娘について言及するシーンがある。 神園は“能力者”そのものに対して異常な憎悪を抱いているが、 能力者として生まれたミチルに関しては「可愛い盛り」であると語っている。(*1) 幕間 「蒼き雷霆ガンヴォルト」では未登場。この時期は療養所での生活を送っている。 また、遅くともミッション「成層」の頃には話し相手としてロロを与えられている。 蒼き雷霆ガンヴォルト爪 エデンによって療養所から誘拐され、自律飛空艇“飛天”内部に拉致されるがGVに救出される。 その後、GV・アキュラ・エデンの三つ巴を経てアキュラの手に戻った。 意識を失っていた為か、攫われていた最中の事は全く覚えていない。 蒼き雷霆ガンヴォルト爪 ガンヴォルト編 ミッション「交差」で再び誘拐され、アスロックの手でエデンの本拠地「ベラデン」に拉致される。 ミッション「聖者」では、GVからシアンを引き剥がすためにパンテーラによって利用された。 蒼き雷霆ガンヴォルト爪 ガンヴォルト編(ネタバレ) +... パンテーラが撃破された時には既に息をしていなかったが、 GVと遅れて到着したアキュラとの戦闘の最中に突如として覚醒し「ソングオブディーヴァ」でアキュラに力を与えた。 己の能力と声とを取り戻したミチルだが、その代償かこれまでの記憶を失ってしまう。 戦いから数週間経ったある日、街中で偶然GVと出会い「自分の知り合いではないか」と彼に尋ねるが、GVには否定される。 GVが早々にその場を去った為、彼と多くの言葉を交わす事は無かった。 蒼き雷霆ガンヴォルト爪 アキュラ編 神園家によって新たに作られた療養所で、再び入院生活を送る。 アキュラがミラーピースを集めるに伴い、その体調は徐々に回復の兆しを見せるが、 その一方で記憶には異常がみられるようになっていく。 ミッション「喪失」でジブリールとテセオに誘拐され、テセオの“ワールドハック”でベラデンに転送される。 ミッション「聖者」ではミチルが本来の“電子の謡精”の能力者であった事、 過去に因子摘出手術を受けた事がパンテーラの口から語られた。 トークルームではアキュラと共に主要登場人物だが、設定上キャラクターボイスは与えられていない。 蒼き雷霆ガンヴォルト爪 アキュラ編(ネタバレ) +... ガンヴォルト編と似た経緯で復活するが、こちらではGVに力を与えている。 戦いが終わった後はアキュラによって医療施設に送られ、健常者同様のレベルまで体調が回復した事が語られている。 蒼き雷霆ガンヴォルト爪(更にネタバレ) +... 回復したミチルの姿がわずかに描かれる。 この頃には、何度も繰り返し見たという「自分のために身を賭して戦う“あの人”の夢」を、 次第に見なくなるようになっていた。 ミチル自身はその理由を「自分が過ぎ行く日々に幸せを感じているから」だと考えている。 “あの人”が誰であるかは明言されておらず、 アキュラ編で言及される「天使の夢」の登場人物と“あの人”が同一人物かどうかも不明。 蒼き雷霆ガンヴォルト爪(最後のネタバレ) +... 体内で活性化した第七波動誘因子は手術により摘出され“謡精の宝剣”に収められたという。 なお、この手術によってミチルの体調に影響が出る心配は無いとシャオは述べている。 機械仕掛けの儚夢(【非】日常) 自身の為にアキュラが開発したある装置の効力に心から感激し、ロロとアキュラに感謝の言葉を伝える。 序盤は出番が多く設けられているものの、中盤以降は物語の舞台が療養所でなくなる為とんと出番が無くなってしまう。 マイティガンヴォルト バースト(アキュラ編) 登場はするが、台詞は特に無し。 彼女がプレイしていたゲームの内容が「能力者を主人公としたもの」だった事が、アキュラ編が始まった原因である。 出展 マイティガンヴォルト バースト 蒼き雷霆ガンヴォルト爪 機械仕掛けの儚夢 蒼き雷霆ガンヴォルト 陽炎のメモリア 蒼き雷霆ガンヴォルト ストライカーパック設定資料集
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心得立ち回り 天候対策 要注意スキル・スペルカード 注意点 有効な必殺技 チルノ側の小町対策 コメント 氷の妖精 チルノ 心得 リーチが短く中央地上火力は低いが、移動が早く技もバランスよく揃っている。 リーチが短く発生が非常に速いという、こちらと反対のタイプのキャラ。 立ち回り 遠距離 強度の高い射撃は少ないので、霊魂を出しておけば壁になる。時間差で判定の出る6C系統には注意。 中距離 こちらの間合い。C射や、グレイズ属性があり、発生も早く判定も強いDCには注意。リーチ差を最大限活かして、この距離がキープしたい。 近距離 リーチが無い分、密着されるとかなり厳しい。火力こそ無いものの、近接技の発生がかなり早いので暴れは厳禁。 被固め 近距離固めはかなり強いので、画面端ではガー反や霊撃に頼る位でもいいかもしれない。結界するならAAAやJ2Aが割とマシと思うが、相手にも狩る択は多くあるので安定ではない。要研究。下段クラッシュ技は無いが、ガード不可のスキルがある。 天候対策 天気雨 早い通常技に加え、C射後の残った氷のせいで見づらく、かなり捌きにくい。 要注意スキル・スペルカード フローズン冷凍法 ガード不能の射撃技で、主に固め中に崩しとして使ってくる。地面に立って両手を振り上げるモーションから発動。グレイズしてからのフルコンができればベスト。 吹符「アイストルネード」 攻撃発生は遅めだが、無敵切り返しとして注意したい。全てグレイズし切ればフルコンのチャンスだが、磨耗射撃であるため、霊力が少ない時はDBで妥協。 氷塊「グレートクラッシャー」 無敵は無いが、発生は早く、しゃがみ・空中ガード不可。判定も、チルノの前方にかなり大きい。HJでも避けられないほど上にも判定があるので、受身狩りや結界狩りにも使われる。不用意な受身、結界は死亡フラグ。台風時には、これをセットされるだけでチルノの前方中距離には居られなくなる。密着なら当たらないので、後ろが無理なら前へ行ってみると避けられるかもしれない。 注意点 リーチ差を最大限活かして、相手の間合いに入らせずに封殺したい。 動き回る相手なので、霊魂を1つ出していれば動きの抑制になる。 チルノに画面端に固められるとしんどいので、出来るだけ端に行かないよう立ち回る。 C射後に残っている氷のせいで、チルノの行動が見えにくい。 また、チルノのC射は、特に画面端だと思った以上に縦に長いので気をつける。 フリーズタッチミーは、Ver1.03にてLv2からの打撃無敵は無くなったが、それでも不用意な飛び込みは返り討ちにあう。 有効な必殺技 チルノ側の小町対策 東方非想天則 チルノwiki 小野塚小町対策 コメント 名前 コメント
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遺跡発掘にいそしむ、JC魔理沙の親友。 本作では、「夢幻街」の住人として登場。それ以外の設定は、ほぼ原作に準拠している。そのため、妖精ではなくれっきとした人間である。Ulaを仲間にした場合、ちょっと興味深い会話が発生するが。 シナリオ中盤以降は、勇太の見た幻影から「夢幻街」の過去に迫る。その結果は……。 JC勢の中では屈指の壁役。高い装甲に加え、ガードと切り払いで備えは万全。弱点は他のJC勢に比べて移動力が低いこと。「加速」も習得しないので、タッグ状態になって前線まで運ぶか「追い風」を使って補助してあげると良い。 大方の予想通り、インヴェルノとの間には特殊イベントが用意されていた。両者の邂逅は第25話。インヴェルノのの時間凍結~氷山落としのコンボを咄嗟にエクスイカバーで防御し、銀の鍵による時間凍結で反撃を行うというJOJO顔負けの戦いを繰り広げた。結局、氷山で受けたダメージが大きく全力で反撃することができなかったため、痛みわけに終わったが。 冷静に考えると「チルノ自身には時止め耐性はない」という設定に矛盾するのだが、JOJO展開に突っ込みは野暮というものか。 なお、この対決イベントが「銀の鍵」習得条件の一つなのだが、これを発生させた場合アイテム「香木の箱」を入手できなくなってしまう。アイテムコンプリートを目指す場合は注意が必要だ。 実は、リード達が転移してくることは事前に察知できていた様子。どうやら、彼らの乗っていたマシンに秘密があるようだが……?興 キャラクターデータ 格闘 148 防御 115 命中 118 射撃 144 技量 175 回避 86 適応 空B 陸A 海B 宇- 性格 超強気 SP 60 スキル 底力 切り払い ガード 援護行動 装備 2 精神 ひらめき 必中 努力 分析 熱血 魂 習得 1 1 1 16 22 34 ユニットデータ HP EN 運動性 装甲 4300 160 80 1200 移動 5 タイプ 陸 サイズ M 治療 5400 技名 分類 属性 攻撃力 射程 気力 EN 弾数 命中 CT 適応 備考 フリーズバレット 射撃 P 1800 1~4 - - 8 +30 +10 空A陸A海B宇- エクスミラージュ 格闘 P 2200 1~3 - 10 - +20 +20 空B陸A海B宇- アンチマテリアル⑨ 射撃 2600 2~6 105 - 6 +10 +20 空A陸A海B宇- 第12話から使用可能 神聖剣&エクスザンバー 射撃 2800 1 - 20 - +20 +10 空A陸A海B宇- 超九武神覇斬 格闘 P 3400 1 120 30 - +30 +30 空B陸A海B宇- 銀の鍵 格闘 P 3800 1~2 130 50 - +40 +20 空A陸A海A宇B 隠し要素参照 ツイン・アイシクルソード 射撃 P 3400 1~4 - 40 - +20 +40 空A陸A海A宇- 合体攻撃:インヴェルノ 第34話冒頭で習得 ロードローラー 格闘 P 4200 1~2 140 70 - +40 +20 空A陸A海A宇- 合体攻撃:JC魔理沙、JC七夜 五芒大結界 格闘 5200 1~5 130 70 - +0 +0 空A陸A海B宇- 合体攻撃:BS霊夢、JC魔理沙、JC七夜、勇太 具象 博麗大結界 格闘 8000 1~5 140 90 - +0 +0 空A陸A海B宇B 合体攻撃:BS霊夢、JC魔理沙、JC七夜、JC天子、JC紫、勇太、八重
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ロチルデ(2) 神聖ローマ皇帝の系譜に登場する人物。 関連: グイードダスポレート (グイード・ダ・スポレート、父) アジェルトゥルデディベネヴェント (アジェルトゥルデ・ディ・ベネヴェント、母)
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チルブランの巣 ■説明 ■隣接するポイント・日数・出現モンスター ポイント名 日数 モンスター ドラゴン領 3 - 王国ガイドに戻る
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馬主 マララー( ・∀・) ◆uAUwMARaRA 性齢 牡5 生産 DS96 血統 トウショウボーイ×ファーストレディ モデル ダイイチルビー 売却価格 4000万 コメント スピ、スタ、落ち着き、丈夫 戦績 15戦15勝 パス ぬゆぞてぎ ぐねわにか んがぎみて もせほぬよ ちてぼかび ばへんげう よびほ 出走 再現馬配合限定BC新春ダート競走
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ジョージチャーチル(ジョージ・チャーチル) イングランド王の系譜に登場する人物。 関連: サーウィンストンチャーチル (サー・ウィンストン・チャーチル、父) エリザベス(12) (母)
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リーチルート Leechroot この腐った、生命のないように見える根の絡み合いは僅かに引きつり、その下の血まみれの地面を動かす。 リーチルート 脅威度4 Leechroot CR 4 経験点1,200 NE/大型サイズのアンデッド イニシアチブ -1; 感覚 暗視60フィート、振動感知30フィート;〈知覚〉+3 防御 AC 18、接触8、立ちすくみ18(+10外皮、-1サイズ、-1【敏】) hp 32(5d8+10) 頑健 +3、反応 +0、意志 +7 防御能力 渇血、エネルギー放出に対する抵抗+2; DR 5/斬撃; 完全耐性 アンデッドの種別特性 攻撃 移動速度 5フィート、穴掘り5フィート 近接 根(×2)=+7(1d6+5、加えて2“出血”および“つかみ”) 接敵面 10フィート; 間合い 10フィート 特殊攻撃 鮮血の樹液、地下への引きずり、出血攻撃(2) 一般データ 【筋】20、【敏】8、【耐】―、【知】―、【判】17、【魅】15 基本攻撃 +3; CMB +9(+13組みつき); CMD 18(足払いされない) 技能 〈隠密〉+11; 種族修正 +16〈隠密〉 その他の特殊能力 地の障壁 生態 出現環境 気候問わず/森林 編成 単体、庭園(2~5)、または集合意識(4~10) 宝物 なし 特殊能力 渇血(超常)/Bloodthirst リーチルートは犠牲者の切り傷から、そしてその血が滴った地面から直接血を吸収することができる。リーチルートは(あるとしたら)その間合い内の出血状態クリーチャーの数に等しい高速治癒を得る。 鮮血の樹液(超常)/Bloody Sap リーチルートの触手から分泌される粘り気のある樹液は負のエネルギーを吹き込まれており、自然治癒と魔法的な治癒を防ぐ。リーチルートの攻撃からの出血を止める〈治療〉判定のDCは2増加する。出血ダメージが持続している間、どのような魔法の治癒でもDC15の術者判定を必要とし、成功しなければ呪文や能力は出血状態のクリーチャーに対して効果を及ぼさない。 地下への引きずり(変則)/Drag Under 組みつきを維持するためのアクションの一部として、リーチルートは最大5フィートまで(リーチルートの間合い内で)組みつき状態のクリーチャーを移動させることができ、部分的に地下へ埋めることができる。埋められたクリーチャーは押さえ込まれた状態となり、組みつき状態を解除するための援護を受けることができない。移動アクションとしてDC10の【筋力】判定を試みて自身を掘り出さない限り、リーチルートによる組みつき状態を逃れた埋められた敵は押さえ込まれた状態のままである。 地の障壁(変則)/Earth Barrier 地下5フィートを穴掘り移動しているリーチルートは部分的に視認でき、通常の間合いを用いて攻撃を行え、視認困難と部分遮蔽を得る。引きずりの戦技判定に成功することで引き抜くことができる。機会攻撃を誘発する移動アクションとして、地面の底の方へ穴を掘れる。 リーチルートは戦争で破壊された森の、血で濡れた土によって毒された植物の残骸からでてくる。混沌と絡み合った腐った根であるこれらの怪物はすぐに呪いを広め、他の死んだ植物を樹液に浸し恐ろしい子孫を生み出した。リーチルートは血に対する飽くなき渇望のみによって動かされている。不注意な獲物を待っている間、下生えの下で、そして地面の下で隠れている。リーチルートはその非常に鋭い根で近付いて来た何者に対しても切りつけ、犠牲者をひっつかんで傷から直接食べる。吸収された血はリーチルートを流れる濃い朱殷の樹液へと変異し、その不浄な樹からにじみ出てこの捕食クリーチャーを癒し維持する。 成体のリーチルートは平均的に全幅約12フィート(太い、襲いかかる根の付属肢を含まず)、体重700ポンド(約318kg)。しかし十分な血液を消費することによってリーチルートはかなり大きくなることができる。 リーチルート・ハイヴマインド Leechroot Hivemind 時々、リーチルートのネットワークは完成の状態に達し、リーチルート・ハイヴマインドと呼ばれるクリーチャーを作る。ハイヴマインドは【知力】能力値を持ち、その値はリーチルート・ハイヴマインドを構成している植物の数に応じて増加する。この単一の精神は限られた感性を共有し、同胞を敢えて殺害する者に鮮血の恨みを抱き、自らの狡猾さによってそうした憎むべき敵に対し計画を練る能力が与えられている。
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第2話 私が見たブリタニア 200 :チャーチルの犬[sage]:2011/06/09(木) 19 10 30.69 ID ELXHwPhz0 第2話 私が見たブリタニア ―1929年 エジプト カイロ 「ミスター・チャーチル、奥方のバッグをひったくりやがった不届き者をひっ捕らえましたぜ!」 「――――!―――!!」ジタバタ 「ありがとう…って、…………………まだ子供じゃないか…。」 「そうですな。まったく…ブリタニアの名士で、政治家であらせらるミスター・チャーチルの奥方様からひったくりをするたぁとんでもねぇクソガキだな!!」 「―――…。」 「鞭打ちにでもしてやりますか?」 「………いや、いいよ。この子の親と会って話をする。それだけで十分だ。親の名前を訊いてくれないか?」 「分かりやした。――――――――――、―――?」 「――。」ボソッ 「親はいないそうです。」 「そうか…………君、その子を放してやってくれないか?」 「ええっ!?」 203 :チャーチルの犬[sage]:2011/06/09(木) 19 16 19.39 ID ELXHwPhz0 「頼む。」 「まあ、アンタがそうおっしゃるなら…」 「………。」 「なんだ、坊主? お前には親がいないのか?」 「………。」 「それなら……私の所に来るか?」 「………。」 「心配するな。子供一人を養えないほど落ちぶれてはいないさ。」 「………。」 「あの、ミスター…訳しやしょうか?」 「いい。子供に意思を伝える時に大切なのは、言葉ではなく行動だ。」 ポンッ ナデナデ 「のぅ、小さきジェントルマンよ。」 「………。」 「このくたびれたジジイに人生を賭けてみる気は無いかい?」ニヤッ 207 :チャーチルの犬[sage]:2011/06/09(木) 19 21 29.08 ID ELXHwPhz0 ―1942年 北アフリカ オアシス ブリタニア一般兵士宿舎 AM 2:00 俺「………。」ブルッ ガバッ 俺「寒い…。」 スタスタスタ ―ブリタニア一般兵士宿舎外 俺「………。」ズズッ パトリシア「やほっ。どうしたの? 眠れない?」 俺「……はい。予想以上に冷えますね、砂漠の夜は。」 パトリシア「そうよねー。私もまだ慣れないわ。」 211 :チャーチルの犬[sage]:2011/06/09(木) 19 24 58.93 ID ELXHwPhz0 俺「あなたは、何故ここに? ここは一般兵士用の宿舎で、ウィッチ用の宿舎ではないはずですよ?」 パトリシア「いや~、パットン親父の部屋でみんなと飲んで騒いでいたらこんな時間になちゃって…。で、宿舎に帰る途中でアンタを見かけたから声をかけてみたってわけ。」 俺「そうですか。ああ、これ、飲みますか?」 パトリシア「ありがと❤ これ、紅茶?」ズズッ 俺「はい。」 パトリシア「ていうか、こんな夜遅くに泉から水を汲んで来て淹れたの?」 俺「はい。」 パトリシア「ひぇ~…アンタも好きねー……。」 俺「体を手っ取り早く温めるには、紅茶が一番ですので。」 パトリシア「ふ~ん…。それにしても、きれいなブリタニア語ね。」 俺「ありがとうございます。ブリタニア人とは程遠い容姿をしている自分だと、やはり気持ちが悪いでしょうか?」 パトリシア「そんなことないわよ。容姿とかはどうでもいいの。大事なのは心意気よ、心意気!」 俺「そう言っていただけると………うれしいです。」 213 :チャーチルの犬[sage]:2011/06/09(木) 19 26 25.19 ID ELXHwPhz0 パトリシア「う~ん…………もしかして、アンタって…私達のこと嫌ってないの?」 俺「? 嫌う理由に心当たりが無いのですが…。」 パトリシア「そうよね……でも、昼間邪魔したら撃つみたいなこと言ってたから、少なからず私達のこと嫌ってるのかと思ってたけど…。」 俺「アレには他意はありませんよ。ただ、私の邪魔を…ブリタニアの繁栄を邪魔するようであれば、容赦はしない。そのことを伝えたかっただけです。 チャーチル首相が撃てといえば、私はあなた方を躊躇なく撃ちます。」 パトリシア「ふ~ん…そっか…。」 ―トブルク東200km AM 10:00 ガードナー「俺准尉ィー、荷台の方は揺れてないですかー?」 俺「大丈夫ですー。とても快適ですよー。 すいません…。自分の鈍足なためにわざわざ戦場まで送っていただいて…。」 215 :チャーチルの犬[sage]:2011/06/09(木) 19 28 14.55 ID ELXHwPhz0 ガードナー「いいんですよ。我々にはこれくらいのことしか出来ませんから…。」 俺「そんなことは……」 ガードナー「いい大人が女子供に頼りきってしまって……情けない限りです…。」 俺「そんなことは……ないです…! 私達ウィッチはネウロイと戦う力があるからここにいるのです。でも、あなた方は戦う力がなくてなお決してここから逃げ出そうとしない。 あなた方の勇気には感服いたします。」 ガードナー「ハハハ…それは言い過ぎですよ。でも……ありがとうございます。 あ、もう到着ですね。」 俺「それでは、行ってきますね。」 ガードナー「必ず帰って来てくださいね…。」 俺「大丈夫ですよ。私にはまだやることがたくさんあります。それに、あなた方の勇気のためにも、決して死ぬわけにはいきません。 俺ブリタニア王国陸軍准尉、出るっ!」 139 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 02 26 55.51 ID 2cmhcX4O0 ―トブルク東200km 仮設テント内 AM 10:00 俺「…………。」ブロロロロ 加東「マイルズ少佐、本当にいいの?」 マイルズ「ええ……今回の敵は大型2体に中型が10体。その程度なら彼一人で充分よ。」 加東「ひょえ~……だからって彼一人に任せるっていうのも…ねぇ?」 マイルズ「はぁ……そうなのだけれど…彼が受けた命令イコールチャーチル国防相、つまり私達ブリタニア王国軍のトップの命令なのよね…。」 加東「それに逆らうのはいくらなんでも無理…か。で、私達が出てきたら、本気で撃たれそうだし…。」 ロンメル「一つの国のトップが関わってくると、さすがの我々も勝手が出来ないのだよ。」 加東「だからって、航空支援すらしないのは無茶ですって…。」 ロンメル「彼が直々にいらないと言ってきたんだぞ? そう言われたら、今の我々はそれに従うしかない。」 加東「でも…」 ロンメル「万一の時の戦略をモンティがちゃんと考えて用意してくれている。私とパットンだっている。 大丈夫。こう見えても我々はけっこう名の売れた指揮官なのだよ?」 パットン「そうだぞ。ただのダンディなおじ様ではない。」ニヒッ 加東「そう…ですね…! お願いしますよ、閣下。」 141 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 02 31 47.47 ID 2cmhcX4O0 『ネウロイを発見しました。これより交戦します。』 マイルズ「!」 加東「さて、お手並み拝見といきましょうか。」 俺フィィィィィィィ ロンメル「ん? 全身を覆うようにシールドを張ったのか?」 マイルズ「ああすれば、全方位からの攻撃は防げますからね。」 加東「いやいや、サラッと言ってるけど、あんなの簡単には出来ないわよ!?」 マイルズ「そうね。でも、アレが出来るからこそ彼は一人でも『部隊』と名乗れるの。」 加東「囲まれた……けど…。」 ネウロイシュピィィィィィ 俺「…………。」 加東「うわぁ…ネウロイの攻撃をものともしてない…。」 ネウロイキュィィィィィィ マルセイユ「ケイ! 飛行杯だ! 出撃しよう!」 142 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 02 36 07.26 ID 2cmhcX4O0 加東「いや…多分大丈夫よ、マルセイユ。」 ネウロイダダダダダダダ 俺「…………。」チャキッ ドンッ マルセイユ「お、飛行杯を撃ち落としたぞ。」 加東「今、真横でネウロイに攻撃されていたのに、それをまるで無視するなんて…。」 マイルズ「話には聞いていたけど…これはなかなか壮絶な光景ね…。たった一人で、一方的にネウロイを虐殺してる…。」 ロンメル「なるほど、ああやって絶対的な防御力で敵の懐に入り込み、確実に一体ずつ倒していくわけか。」 パットン「ガハハハハハッ! イカれてやがるな!」 俺ドンッ ドンッ ネウロイパリィィィィィィィィ ネウロイパリィィィィィィィィ 加東「やっぱり大型も一撃か…。」 144 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 02 40 37.01 ID 2cmhcX4O0 マイルズ「あとは中型が1体だけ…。」 俺「ハァ……ハァ………ハァァ!」ドンッ ネウロイパリィィィィィィ ロンメル「よし! これで全滅だな!」 マイルズ「飛行杯の増援があった分、さすがの彼もしんどかったみたいですね。」 俺「…ハァ…ハァ……!」フラフラ ロンメル「諸君、撤退だ。無駄足を踏ませて悪かったな。」 キュィィィィィィィィ 加東「なっ!? ネウロイ!? どこから!?」 ザアアアアアアアァァァァァァァァァ マイルズ「砂の中から!? しかもさっきよりも大きい…。」 146 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 02 42 31.33 ID 2cmhcX4O0 加東「そんなの反則…。」 ロンメル「ボサッとするな! すぐに出撃の準備をしろっ!」 マイルズ・加東「「え…は、はい!」」 ロンメル「マイルズ隊は準備が出来次第、すぐに出撃だ。細かい指揮は君に任せる。とにかくできるだけ早く進撃して、彼の救出を最優先にしろ。」 マイルズ「はい!!」 ロンメル「航空隊は少し待て。敵の特性を見てから、出撃の是非を決める。」 加東「はい。」 パットン「砲撃部隊、何やってんだ!? そんなチンタラやってたら日が暮れちまうぞ!?」 「「「は、はい!」」」 パットン「ロンメル! パットンガールズは準備万端だ! この子らの方が速いから先に出撃させちまうぞ!?」 ロンメル「ああ任せた、パットン。」 パットン「パットンガールズ、ロックンロール!!」 パトリシア・マリリン・アビゲイル「「「イエッサー!!」」」 147 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 02 45 12.55 ID 2cmhcX4O0 ロンメル「さて、シャーロット…準備は出来ているね?」 シャーロット「は、はい!」 ロンメル「よし。とにかく、ネウロイのど真ん中を狙って、どこでもいいから一発当てるんだ。ほんの少しでいいから、スキを作ってくれ。それでは、砲撃用―」 『待ってください。手出しは無用です。』 ロンメル「なっ…!?」 マイルズ「何を言ってるの!? あなたはもうフラフラじゃない!」 加東「あとは私達に任せてここは退きなさい!!」 ネウロイシュピィィィィィィィィ 俺『ハァ……ハァ…!』シュィィィィィィ ガガガガガガガ マイルズ「ほら! シールドもそんなに小さくなってる!」 俺『ハァ…まだ…ハァ………やれます…!』 148 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 02 48 58.80 ID 2cmhcX4O0 パトリシア「…………。」 俺『しかとその目に焼き付けてください……これがチャーチル首相の……ブリタニア連邦の力です……!』 ドンッ ダァンッ ネウロイキュオオオオオオ 加東「ダメ! 一発では倒しきれない…!」 俺「……クッ……!」フラ… パトリシア「危ない!」 俺「………ォォォォォオオオオオオオオオ!!」 ドンッ ドンッ ダァン ネウロイパリィィィィィィィ 俺「ハァ…ハァ……ハァ……………。」バタリッ 149 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 02 51 56.50 ID 2cmhcX4O0 ―トブルク基地 マイルズ「一体どういうつもり!?」 俺「…………。」 ロンメル「命令違反はまあよしとしよう。君の直属の上官はチャーチルブリタニア首相だからね。だが、あの時撤退をしなかったのはいただけないなぁ。」 マイルズ「あの時、自分がどういう状態だったか分かってるの?」 ロンメル「立つこともままならないで、あのネウロイを倒そうなんて、命を捨てるようなものだぞ。」 俺「…上官ではないあなたには関係のないことです。」 マイルズ「な―」 ロンメル「何を言っているんだ貴様はっ!!」 俺「」ビクゥ ロンメル「関係ない? ふざけるなよっ!? 国籍が違おうが軍が違おうが…私の前で命を無碍にするようなことは絶対に許さん!!」 俺「…………。」 151 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 03 00 08.57 ID 2cmhcX4O0 ロンメル「分かったかぁ!?」 俺「…………。」 ロンメル「返事はどうしたっ!!」 俺「………それでは、失礼します。」ペコリ スタスタスタスタ ロンメル「……ハァ…。」 マイルズ「申し訳ありません…ブリタニア軍を代表して謝罪します…。」 ロンメル「いいよ。結局彼がネウロイを倒してくれたことには変わりは無いからな。 しかし、彼は難儀な性質だなぁ…。」 マイルズ「…はい………。」 ロンメル「マイルズくん、彼は君に任せるということでいいかね?」 マイルズ「はい。でも、もしかしたらあの子がなんとかしてくれるかも…」 ロンメル「?」 152 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 03 06 09.18 ID 2cmhcX4O0 ―1938年 ブリタニア チャーチル宅 「サー・チャーチル、少しお聞きしたいことがあるのですが…。」 「? どうしたのだ、俺?」 「貴方は、あの時どうして私を助けてくださったのですか?」 「…………不服か?」 「い、いえ! ただ、先日教えていただいたことにそぐわないように思いまして…。 先日、大勢の貧しい人がいる中で、一人だけに施しを与えると他の者も施しを求めて暴動が起こるから、かえって良くないということを教えていただいたのですが…… それなのに、何故エジプトに大勢の貧しい人々がいる中で、私だけを助けてくださったのですか?」 「ふむ…」 「いえ…あのっ! 聡明なサー・チャーチルがどういうお考えだったのか気になっただけで……別に、非難をしているというわけでは…」 「…正直に言うと、あれは一時の気の迷いだったのだよ…。まだ幼いのに人生を諦めきった目をしていた君をどうしても放っておけなかった…。」 「そう……なの…ですか…。」 154 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 03 12 10.53 ID 2cmhcX4O0 「だが、失敗だったのは、あの日のあの瞬間だけだよ。」 「へ…?」 「あの日、私が助けた君は今では立派なブリタニア紳士になって私を支えてくれている。それは暴動が起こるリスクを代価とした利益としては大きすぎるものだよ。」 「…………。」 「君を助けたのは、私が人生で成し遂げた最高の偉業だ。」 「………ありがとうございます。」 「君が今ここにいることは、決して失敗などではない。私はあの日、君を助けた自分を心の底から誇りに思うよ。」 ―1942年 北アフリカ オアシス ブリタニア軍一般兵士宿舎外 AM 1:30 パトリシア「ハァイ❤」 俺「こんばんは。こんな夜遅くにどうされたんですか?」 パトリシア「少しアンタと話がしたくてね。今日も起きてくるかと思って待ってたら……これは予感的中ってヤツ?」 155 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 03 18 11.11 ID 2cmhcX4O0 俺「恥ずかしながら、今日も寒くて目が覚めてしまいました。やはり、この寒さにはなかなか慣れませんね。 あ、紅茶どうぞ。」 パトリシア「ありがと❤」 俺「今夜もパットン将軍の所へ?」 パトリシア「そっ。戦勝祝い❤」 俺「昨日もされていませんでしたか?」 パトリシア「うん、昨日も勝ったからね。」 俺「勝つたびにパーティーをするのですか…」 パトリシア「当たり前じゃない! また一歩平和に近づいたのよ? 喜んでパーティーを開かない方がおかしいわよっ!!」 俺「そういうものですかね…?」 パトリシア「そういうもんなのっ! それに……そのくらい喜んであげないと、勝利のために散っていった人が報われないじゃん……。」 俺「…………。」 156 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 03 24 09.66 ID 2cmhcX4O0 パトリシア「今日はありがとね。アンタのおかげで誰も傷つくことなく、ネウロイを追っ払えたわ。」 俺「いえ……私はブリタニアのために戦っただけで、貴方にお礼を言われる筋合いは……」 パトリシア「うっさいわねぇ……グダグダ言ってないで黙って感謝の気持ちを受け取りなさいよ。」 俺「私の発言は無視ですか…。」 パトリシア「そういうこと❤ パットン親父も言ってたわ。アイツはよくやってくれたって。」 俺「命令違反しても、ですか?」 パトリシア「たしかにそれは良くないけど……アンタが頑張ったという事実は変わらないってさ。」 俺「…………。」 パトリシア「私から見ても、あの時のアンタはイカしてたわよ。パットン親父ほどじゃないけどねっ!!HAHAHA!!」 俺「……ありがとうございます。」 パトリシア「命知らずのバカ……超クールじゃん!! アンタ気に入ったわ! ウチに来て犬のBobをFuckしていいわよ!」 俺「そ、それは遠慮しておきます…。」 パトリシア「何よ。つれないわねぇ…。これじゃあ、ウチのパパとは気が合いそうにないわね。」 俺「気が合う人なんてそうそういないと思いますよ…。」 157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/25(土) 03 25 32.31 ID B1dwh9W90 ちょっとBOBFUCKしてくる 158 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 03 30 20.92 ID 2cmhcX4O0 パトリシア「それにしても、アンタはどうしてあんなに頑張るの? まさか…チャーチル首相に家族を人質に取られているとか……!?」 俺「そんなことはないですよ。チャーチル首相には良くしていただいています。 それに、私の家族は私が小さい時に死んでしまっています。」 パトリシア「え…あっ……ゴメン…。」 俺「いいですよ、まだ私が小さい頃の話ですし。 ちょっと自分語りをしてもいいですか?」 パトリシア「カモンッ! どんな<アアン❤>で<イクゥ❤>な物語を聞かせてくれるの!?」 俺「ハハハ…そういうのではないですよ…。平凡な、不幸で幸福な一人の男のつまらない話です。 私はここ北アフリカのエジプト、カイロで生まれました。私の家は代々酒屋を営んでいて、毎日をそれなりに楽しく過ごしていました。 そんなある日、両親がブリタニア人に殺されました。」 パトリシア「…えっ……!?」 159 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 03 36 10.03 ID 2cmhcX4O0 俺「私が5つの時、私達家族が住む町にあるブリタニア人が新しい酒屋を開きました。そのブリタニア人の店の酒は粗悪でまずかったそうです。 だから、そのブリタニア人の店には客が全然来ませんでした。彼は、その原因を私の両親の経営する店があるからだと考えたようです。 彼は私達の家に火を付けました。」 パトリシア「…………。」 俺「助かったのは、出口から近い所に部屋があった私だけ。両親も、祖母もその火事で死んでしまいました。 犯人が新しく町に来たブリタニア人だということは、目撃者の証言ですぐに明らかになりました。しかし、地元の警察は彼を逮捕することはできませんでした。 彼の身柄を引き取ったのは、ブリタニア大使館。彼の裁判はブリタニアで開かれました。治外法権というやつですね。 そのブリタニア人は証拠不十分ということで、無罪になりました。」 パトリシア「ひどい……。」 俺「その出来事で、私は家族と家と、生きる希望を失くしました。 それからの私は、観光客のブリタニア人から引ったくりをしてなんとか生計を立てて暮らしました。あの頃はいつ死んでもおかしくなかったですよ。 私がチャーチル首相と会ったのはその時です。」 パトリシア「…………。」 160 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 03 42 10.17 ID 2cmhcX4O0 俺「首相は、チャーチル夫人のバッグを盗んだ私を咎めず、そればかりか私をブリタニアに連れ帰って養ってくださいました。 あの時はまだブリタニア語は全然分からなかったから、首相が何と言ってくださったのか覚えていませんが、頭を撫でてくれた手がとても温かったのは覚えています。」 パトリシア「………ふぅん…。」 俺「突然家に押し掛けてきた私を、チャーチル家の方々はあたたかく迎えてくださいました。 チャーチル首相は首相ご自身でブリタニア語を私に教えてくださいました。 ブリタニア語をまったく話せない私に身振り手振りで懸命に伝えようようとされている姿をよく覚えています。 そのおかげで学校に通える歳までに、なんとか日常会話くらいならブリタニア語で出来るようになりました。」 パトリシア「…………。」 俺「チャーチル首相は私をとてもいい学校に通わせてくださいました。 その学校の方々も、ブリタニア語もおぼつかない上に、どう見てもブリタニア人には見えない褐色の肌をしたなんとも胡散臭い私でも一人の友人として扱ってくれました。 その学校に通いながら、私は戦士として戦う鍛錬を始めました。」 パトリシア「…………。」 162 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 03 48 57.05 ID 2cmhcX4O0 俺「私が人並みの人生を歩めているのは、チャーチル首相とそのご家族、そして私がブリタニアで関わった全ての人々のおかげです。 決して家族がブリタニア人に殺されたことを忘れたわけではありません。 でも、私が見たブリタニアは、あたたかくて気高かった。」 パトリシア「…………。」 俺「ブリタニア王国のため……と大きなことを言っていますが、私はただ…チャーチル首相やチャーチル家のみなさん、幼馴染や友人達に幸せで誇り高く生きてほしいだけなのです。 私はそのために強くなった。彼らにずっとあのままでいてほしいから強くなったのです。」 パトリシア「………Zzz……………ハッ!?……ご、ゴメン…! あの、その…パットン親父の部屋で大騒ぎしてたからちょっと疲れちゃって…!」 俺「ハハハッ……いえいえ。こちらこそすいません。長々と一人で喋ってしまって。 今度は貴方のお話を聞かせていただいてよろしいですか?」 パトリシア「へ……私………?」 俺「はい。貴方は何故遠くリベリオンからここアフリカまで来たのですか?」 163 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 03 55 06.62 ID 2cmhcX4O0 パトリシア「う~ん……そうねぇ…。 私はさ…リベリオンが大好きなのよね。賑やかで、楽しくて。 リベリオン人として生まれて本当に良かったと思ってる。」 俺「フフッ……そうなのですか。」 パトリシア「その大好きなリベリオンがさ……欧州を助けたいって言ったの。 お節介かもしれないけど、困ってる人達を助けたいって言った。 だったら、一肌脱いであげないわけにはいかないじゃない?」 俺「…………。」ニコニコ パトリシア「…何よ……ニヤニヤしちゃって…。」 俺「貴方は……素敵な女性ですね。」 パトリシア「なっ……とっ、突然何を言い出すのよ…!?///」 164 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 04 00 25.64 ID 2cmhcX4O0 俺「フフフッ…思ったことを言ったまでですよ。」 パトリシア「わ、私なんてっ…チャラチャラして…品もなくて……!」 俺「いえ…貴方は素敵ですよ。貴婦人が優雅に紅茶を飲む姿よりも、貴方が好きなものについて楽しそうに語る姿の方が、ずっと魅力的です。」ニコッ パトリシア「うぅっ………///」 俺「パトリシアさん…私が言うと、どの口がそれを言うのかと思われるかもしれませんが ………がんばってください。 私は貴方を応援しています。」 パトリシア「ハァ…本当にアンタだけには言われたくない言葉だよね。 でも…………………ありがと。」 165 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 04 00 51.29 ID 2cmhcX4O0 次回予告 ライーサ「私達はカールスラントアフリカ軍団よ。」 マルセイユ「お~い、マティルダ~新人が来たんだから、パーティの準備しろ~。酒だ~酒持って来~い。」 マティルダ「お任せください、鷲の使い。」 シャーロット「…………………………ダルイ…。」 フレデリカ「十代滅べ。」 ロンメル「以上、全員我輩の養女である。」 シュミット「誰だよカールスラント軍人は堅物ばっかりだとか言った奴は…。」 次回「チャーチルの犬」第3話 アフリカの三将軍 第3話へ続く