約 24,035 件
https://w.atwiki.jp/mtm2022/pages/99.html
常識に守られた世界 我々の生きる現代社会に、魔法が実在すると信じる者は少数だろう。今では、科学の発達によって、魔法は非科学的な迷信とされている。 しかし、魔法だけでなく各地の伝説や伝承にしか姿を見せることのない妖精・精霊・怪物や魔王たち……それらは、かつてこの地上に存在していたのだ。 だが、“裁定者”(プリンシバル)と呼ばれる歴史上の人物たちが、世界の法則や常識を定めた時、世界は“科学”という名の“常識”に覆われた。 この世界を覆い尽くした“常識”の壁を“世界結界”と呼ぶ。 人の想いは力である。“世界結界”の中では人々が世界にあると認めた事象は存在し、無しと思えば存在を許されない。 この効果が、“非・常識”の烙印を押されたものたちを地上に存在できなくしているのである。 では、なぜ“裁定者”たちは“世界結界”を構築したのか? それは、この世界を護るためである。 かつての世界は他の世界とも自由に行き来が可能な、ある意味混沌とした世界だった。 しかしそれは、この世界の豊富な“資源”を狙う者も進入しやすいことも意味している。 そこで、絶え間ない外界からの侵攻を憂いだ“裁定者”は“世界結界”により他世界から隔絶することで彼らの侵攻を阻止したのである。 外よりのもの“侵魔”──エミュレイター 現世から“裏界”(ファーサイド)へと追いやられた者たち。伝承や、伝説にのみその存在を認めら れ た もの。 または、“異世界”からやってくる者たち。それら、 世界の敵の総称が“侵魔”(エミュレイター)である。 “世界結界”により、現世から隔絶されたはずの彼らは、その身を“非・常識”の結界で覆うことで“世界 結界”の“常識”を遮断し、侵攻を再開した。 エミュレイターの中でも特に強大な、そして特殊な力を持つ者は、特に“魔王”と呼称されている。 彼ら の世界である“裏界”では、多くの魔王たちが跳梁跋扈し、 みな等しく、表の世界を虎視眈々と狙っているのだ。 彼らの目的は、この世界に満ちている“プラーナ”を得て、自分たちが再び世界の表側に立つことであ る。 “プラーナ”とは、あらゆる事象が持っているこの世界に存在するための力である。 大なり小なり、生物・無生物に関係なくこの世に存在するものは“プラーナ”を内包しており、特に人間 は“プラーナ”を多量に保有している。 エミュレイターたちは、この“プラーナ”を得んがために、人間を狩り続けるのである。 “裏界”と現世をつなぐ“月門”(ムーンゲート)が開くとき、夜空に紅い月が昇る。 それはエミュレイターが“プラーナ”の収穫を行う前触れなのだ。 現代の魔法使い──ウィザード かつて、“魔法”はこの地上に当たり前のように存在しているものだった。 だが、世界が科学という“常識”に覆われた時、“魔法”は人々から忘れ去られた存在となってしまっ た。 しかし、遠き過去に失ったはずの力を、今なお連綿と受け継ぐものたちがいる。 それが“ウィザード”だ。 エミュレイターと同じく“常識を遮断する結界”で自らを覆い、ゆえに常識に左右されることなく、自ら信 じる力“魔法”を現世に具現化させる。 それこそが、 “常識”や“科学”が一切通用しないエミュレイターに対抗する唯一の力なのだ。 彼らは世界そのものの要請によって生まれる。生まれつき力を持っている場合もあれば、ある日突然 力に目覚める事もある。 その経緯に関わらず、ウィザードとなった者は、世界を守るために人知れずエミュレイターと戦う運命を刻まれることになる。 月衣(カグヤ)と月匣(げっこう) “世界結界”の中でエミュレイターが存在したり、ウィザードが魔法を駆使できるのは、彼らが“常識”を 遮断する“月衣” という個人結界に覆われているからだ。 そのため、“月衣”を纏っているものには“常識”から遮断されているがゆえに、“常識”の物理現象は 通用しない。 例えば拳銃で撃たれようが、 超高層ビルの最上階から落下しようが、大気圏に生身で突入しようが、傷一つ負うこと はないのだ。 また、自分の身だけではなく、周囲の空間に結界を張ることもできる。 この結界内部の空間は、 “世界 結界”から切り離された異界となっており、エミュレイター は真の姿や真の力を発揮することが可能となる。 また、現実世界に影響を与えることはなく、一般人 (イノセント)もこの中で起こったことを正確に記憶すること ができない。 この異界を“月匣”と呼ぶ。 “月匣”はそれを作り出したものが法則を定めることができ、その者の都合の良い世界となる場合が 多い。 “世界の守護者”アンゼロット 無限に繰り返されるエミュレイターの侵攻。 その状況を常に把握し、世界を守護する役目を任された者がいる。 それが、対エミュレイターに関する政務権をより上位の存在から任された“守護者”と呼ばれる存在 だ。 『ファー・ジ・アース』の守護者は、“アンゼロット”と呼ばれる、麗しき少女の姿をした亜神である。 彼女は元々、この『ファー・ジ・アース』とは異なる世界で、真の意味で神に近しい存在として世界を管 理していたと言われている。 それがなぜ元の世界を離れ、 この『ファー・ジ・アース』の守護者なったのかは、その一切が謎に包まれている。 彼女の持つレベル∞という力は、この日常の中に在るにはあまりに大きく、直接の事件介入は上位の 存在から禁止されている。 そこで、彼女は配下の直属部隊ロンギヌスや、ウィザードを支援することで、この世界を護っているの である。 輝明学園 学校法人にして、ウィザードの養成校でもある日本唯一の教育機関。それが輝明学園である。 輝明学園の創設は明治初期に遡る。 当時散発した土着の呪術結社の霊的攻撃に対抗すべく、時の日本政府は日本最大の陰陽術派閥で ある御門家に養成し私立輝明義塾を開設させた。 これが、輝明学園の母体である。 その教育内容は、神道・密教系などの日本古来の呪術に留まらず、西洋基督教の秘術、道教系の呪 術など、世界各地に残されていた伝統的呪術をも網羅し、 さながら“世界呪術博覧会”の様相を呈することとなった。 戦後、占領軍はこれらを危険視し、学園は呪術的な性格を潜めて一般学生も受け入れるようになり、 何の変哲もない学校法人と変化していった。 しかし、エミュレイターによる世界侵略が激化すると状況は一変した。 未知なる敵への対応を迫られた政府は、再び魔術師の手を借りることになるのである。 こうして、ウィザードの学舎としての輝明学園は現代に復活したのだ。 現在、輝明学園は東京池袋の本校をはじめとして、全国各地に分校が存在している。事態をカモフラ ージュする必要もあり、 現在でもイノセントの学生も 受け入れてはいるが、世界の秘密については、ウィザードではない学生、教員には秘匿されている。 マジカル・ウォーフェア 人知れず繰り広げられる戦い。 それは、三十年ほど前の事件に端を発した。 現世に穿たれた“非日常”という名の楔が、すべての常識を揺るがせる。 二〇〇×年、四月──。 すべては、紅き星の到来と共に始まった。 西暦200×年4月。 地球に到来し、夜空を紅く彩った小惑星ディングレイは、世の人々を歓喜させた。 にわか天文ブームを巻き起こした。この出来事の影では、ウィザードと エミュレイターの熾烈な戦いが繰り広げられていたのだ。 小惑星ディングレイとはエミュレイターそのものであり、地球に落下することで、世界の常識を書き換 えんとしていたのである。 だが、これは落下寸前の所で ウィザードにより迎撃され世界は事なきを得た。 しかし、それは後にマジカル・ウォーフェアと呼ばれるウィザードとエミュレイターの戦いの幕開けでし かなかったのだ。 マジカル・ウォーフェアとは、200×年4月頃から始まった、全世界のウィザードと裏界の魔王たちを巻 き込んだ、1年に及ぶ戦いを指している。 魔王戦争、宝玉戦争とも呼ばれるこの戦いは、30年前に黒海沿岸部で起こった“第三天使の喇 叭”事件に端を発する。 魔導炉と呼ばれるプラーナ実験施設の暴走によって、裏界最強の魔王の一部が現世に顕現。一瞬で あったとはいえ、その直接介入は“世界結界”に癒えない傷を 負わせることになる。 この事件を機に、滅多に確認されていなかった魔王級エミュレイターが、数多く 現世に出現するようになり、これがマジカル・ウォーフェア の遠因と言われている。 そして、ディングレイの事件を境とし、およそ一年にわたり世界は異常な回数の“世界の危機”と呼べ るほどの事件に巻き込まれることになる。 魔王級エミュレイターと、ウィザードたちの戦いは、やがて、“七徳の宝玉”をめぐるものへと推移して いく。 結果的に勝利を収めたのは、ウィザード陣営であった。 しかし、この戦いがもたらした傷跡は、世界を変革させるのに十分すぎるものだったのだ。 新たなる敵、新たなる力 マジカル・ウォーフェア終戦後、“世界結界”は大きくゆがみ、堅牢であった“常識”は、以前に比べれ ば極端に弱体化してしまった。 裏界と現世を隔てる敷居は 低くなり、エミュレイターによる侵蝕が今まで以上に激化していくことになる。 そんな中、世界各地で新種のエミュレイターが確認される。これまでのエミュレイターとは比較できな い強さ、名状しがたい形状、 知性をみじんも感じさせない 破壊行動、彼らが持つ空虚な魂……そして、エミュレイターにとっても敵 であること。 “世界結 界”の弱体化は、裏界ではない別の場所より敵を 呼び込んでしまったのである。 かの敵はのちに“冥魔”と呼ばれることになる。 だが、“世界結界”の弱体化は悪影響ばかりではなかった。 これまで世界を覆う“常識”は、ウィザードたちの力も抑えつけていたからである。 その枷が弱くなった今、ウィザードたちは新たなる力を得ることになる。 以下はそのうち ------------------------------------------------------------------------------------------- 第八世界 ファー・ジ・アース そのうち。簡単に言うと ぼくらのちきう のことです。 裏界(ファーサイド) 人々の住む世界を “ 表 ” とするならば、この世には影に隠された世界が存在する。それが裏界である。世界結界により存在が否認されたその世界は、イノセントではその実在を推し量ることすらできない。しかし、裏界は確かに存在する。事実、我々の生命を脅かすエミュレイターのほとんどは、この裏界からやって来る。 以下そのうち
https://w.atwiki.jp/vipdetyuuni/pages/2545.html
※お亡くなりになりました 「"彼"は不死の王の椅子から転げ落ち、赫い月に見据えられてしまった」 ーー"彼"について記した数百年年以上前の書物の一文 『死神嫌いの不死の王』 【砕け散った夜の王は赫い月の夢を見る】 (勿論名前適当なので変更してください) ↓ちょっと名前が長いので変更 【赫月之夜王】 吸血鬼を擂り潰し、その肉片を使い作られた無数な幾何学模様の機械破片と 肉体を失った吸血鬼の心臓を加工し作られた意思を持つ紅い円状のコアな能力 破片の一枚一枚に防熱、防水に対応したチップが入っており、吸血鬼の操作により 形を組み合わせ形を作る、一枚一枚の色を変える模様をつける、などの事が出来る。 なお、その強度は悪魔の破片が入っている為か頑丈 すり潰され吸血鬼の能力は封印によりその力の殆どを押さえつけられてしまい 唯一、吸血を変化させた『触れた相手の生命力を喰らう』だけは使用できる。 相手の生命力を喰えば、傷ついた破片の回復、傷が無かったら吸血鬼の肉体の回復 それは吸血鬼自体の肉体を復活させる。つまり肉体を持つ事が出来る事を表しており それにより吸血鬼が元々持っていた力『変幻』と『吸血』と『夜奏』が扱える 『変幻』は一度身体をパネルに戻し新たな肉体に変化する『吸血』はそのままカプリ 痛みも無く血を吸う事により肉体の再生を加速させる事ができ『夜奏』とは闇となる つまり自らの肉体を闇の一部としてダメージを軽減させたり、斬撃を放てたり色々 なお、これらの能力は吸い取る生命力により回復出来る肉体の再生具合に決まる。 最高を100とすれば一回の再生具合は20、目安は『幻視』が20『吸血』が40『夜奏』は100、ちなみに『吸血』は50吸えます。 吸血鬼の肉体は一度攻撃を受ける毎に数値が20下がって0で元の破片に戻る…… 過剰した場合は過剰分も数値に含まれるので吸えば吸う程お得。持ち越し50まで可能 弱点、当たり前にコア。でも結構頑丈なので撃たれでもしない限り大丈夫 <コア状態時> 年齢:忘れた。単純にド忘れした 直径:15cm 重量:750g 色:基本的に赤い 容姿1: 定まった容姿を持たないが普段は美的な顔立ちを持つ青年の様な姿を保つことにしている 身長はおよそ168cm~172cm、吸血鬼の性からか血の気の無い青白い肌色をしている 赤黒い色をした燕尾服と外套に身を包み、月光の様に青白い髪の毛を耳にかかる程度の長さにしている 吸血鬼らしい真っ赤な両の瞳があり、犬歯は長く鋭く伸びている 肉付きは薄く細身、歩く死体の王というのは伊達ではない 容姿2: 酔狂や気紛れ、または状況に応じてこの少女の姿を取ることがある 身長はおよそ157~161cmほどであり、例に漏れず両の瞳は真っ赤に輝き犬歯は鋭く長く伸びている。 真っ黒な髪の色をしており前髪パッツンで後ろ髪を背中の真ん中辺りにまで伸ばしたロングヘアー。 しかし、妙な拘りでも在るのか女性体においても燕尾服と赤黒い外套を身に纏っている。 蛇足ではあるが、大きさはCである。 使用したことは今のところなし。というかずっとないかも 容姿3: 直径30cmほどにまで赤い球体コアが膨張し、そこから細長い手足がにょきっと生えたような、完全なる異形の姿。 コアの真ん中には大きな目があって、もう、気持ち悪いの一言。 ある意味シュールでコミカルともいえる 使用した事はいまのところなし。いつか使いたいです 概要: 元々は夜の王と言われるほどの膨大な魔力やら能力やらを有していた上位吸血鬼の内の一人 何十年か前に人間に捕まり、今までの何百年もの間ずっと釜でかき混ぜられたり煮込まれたりしていた 肉体を擦り潰される度に再生をするので全然窯の中の内容物と混ざらなかったのだったが、人間側の技術も進歩し続け最近ようやく完全に溶けてしまった(『最近』の概念に人間との価値観の差異有り) が、逃げた。 美しいかったり可愛いものが好きだとかなんとか オリジナルにかなり近い吸血鬼だったので性別が存在しないが、どっちつかずというのも面倒なので男寄りになるように努めている また、自分で名乗った名前を記憶している割合は低い。基本的に名前は使い切り主義である。 名前一覧(殆ど全てが偽名): ハンカチ 燕尾服 フード ザミエル パーカー スカーフ 近況: 川原で球体状態で転がってたら犬に捨てられそうになるものの、変な男に助けてもらう。なんだかいけすかない性格だった。 こちらの状態的に精神が安定しなかったのもあり、大口を叩きまくってしまう。まぁ、また会った時にあれを決めればいいか。 道端で女の子を口説こうとしたら実は男だった。ついでにエネルギーを貰った。 新しいマイホームである城で王様気分を満喫していたら着物を着た少女が進入してくる。エネルギーと血液を貰ったが城に住むとか言い出した。欲しい時に血を提供してくれるらしい。 双子の姉妹が進入してきた。姉のほうは中々にイイ性格をしていた。なんやかんやで適当にからかう。 にゃーにゃー言ってる女の子が城に来訪した。『ねこみみサロン』なるものを探す代わりに血液を貰う。これくらい礼儀がある人間は交換が持てる。 マスクを付けた青年が城に来訪した。礼儀知らずだったのでいけ好かない性格だった。次には輸血パックではなく女体盛りを用意するように言っておいた。 大分書き忘れていたので、中略(絡んでくれた方々申し訳ないです!) 商人がやってきた。テレビゲームなる電子機械を置いていく。次の来訪のときに取引として拷問器具を譲ることになった。今の内から鋳造しておいて、インゴットに変えておこうかどうか考える。 死神な女の子が窓より進入してきた。成り行きで軽く手合わせをする。色々と驚きがあった。 東洋の関西弁を喋る女性が来た。"かぐやん"とか名乗ってた。吸血鬼映画の話をしてたけど、こちらの正体は珍しくバレずに終わった。また来てくれるらしい ヒーローを目指すために早速活動を開始してみたら、少女型の人形に会った。ビックリしたなぁ。こっちのマントを触らせてあげたり、相手の人形を見せてもらったり、人形を作るのを若干手伝ったりもした。色々と経験になったと思う。
https://w.atwiki.jp/lord_of_vermilion/pages/371.html
PRカードリスト カード当選情報はこちらにお願いします。 AOU版スターターカード PRプレイヤーカード アルカディアバージョン プレイヤーカード PRアサシン PRエンジェル PRサキュバス PRバーサーカー PRバハムート PRスピカ PRダンピール PRワーウルフ PRリリス PRテティス PRオーディン AOU版スターターカード (PR) No -- 名前 AOU版スターターカード イラストレーター - カード情報 -- 入手方法 - 備考 ホログラム仕様のプレイヤーカードとスターター使い魔が入っていて、ゴーストとケルベロスの代わりにサキュバスと落武者が入っている。現在入手が非常に困難。 PRプレイヤーカード (PR) No -- 名前 PRプレイヤーカード イラストレーター 柄沢 大介 カード情報 -- 入手方法 ロードオブ ヴァーミリオン オフィシャルカードアルバム封入特典 備考 通常のプレイヤーカードとは異なるイラスト。リシア・ニドファンなら是非。 アルカディアバージョン プレイヤーカード (PR) No -- 名前 アルカディアバージョン プレイヤーカード イラストレーター 今井 神 カード情報 -- 入手方法 アルカディア カードゲームコンプリートVol.4封入特典 備考 リシアの新規イラストがカラーで描かれている。リシア使用者にオススメの1枚。 PRアサシン (PR) No 001 名前 PRアサシン イラストレーター 春乃壱 カード情報 アサシン 入手方法 ロードオブヴァーミリオンオフィシャルカードケースG封入特典 備考 the 穿いてない of 穿いてない。クール系だったがPRではデレ化している。 DATA 名前 消去済み あなたのために闇に潜みあなたのために剣を振るいあなたのために罪を重ねましょう罪深い私にも生きる意味があると言ってくれた紅い瞳のあなたのために私は戦って死にましょうだからひとつだけお願いです私に名前をつけてください… 職業 暗殺者 所属 ザフー暗殺者ギルド 罪状 ギルド脱走 処置 抹殺せよ 賞金 金貨20枚 PRエンジェル (PR) No 002 名前 PRエンジェル イラストレーター 駒田 絹 カード情報 エンジェル 入手方法 ロードオブヴァーミリオンオリジナルサウンドトラック初回封入特典 備考 サントラ初回封入という事で、瞬く間に売り切れ続出の事態を招いた。再販&再封入が期待される一品。 DATA 所属 神の軍団 其は磨き抜かれた鏡のように、神命によってその身を白く輝かせ、速やかに「悪」を駆逐する。…だが、美しい鏡も「悪」との対峙により少しずつ曇り、その心身を黒くしてゆく…。そして悪の相似形になったものは、新たな輝きに刈り取られる宿命にある。こうして「正義」は維持されるのだ。 使命 神の意思の代行 性別 自在 攻撃対象 悪(神の敵) 情報伝達 光、歌 自由意思 初期は無し PRサキュバス (PR) No 003 名前 PRサキュバス イラストレーター 真嶋 杏次 カード情報 サキュバス 入手方法 公式キャンペーン抽選賞品(頒布枚数10000枚) 抽選の応募期間 2008年 12月5日(金)〜2009年1月9日(金) 応募に必要なもの ピロー袋40枚(開封済み、欠けのないもの)と、専用応募用紙 発送時期 2009年 2月中旬以降。佐川のゆうメールなどの配送システムの関係上、同地域でも同じ人間宛てでも異なる到着日の場合あり。 備考 LoV初の抽プレカード。裏面のテキストがやりたい放題で密かに話題になった1枚。 DATA 全長 まあ、すごい…! ようこそ、紅蓮の瞳の戦士さん。ここは夜の夢の中。そうよワナにかかったの。どんなに強い戦士でも、夢の中では無力な子供。キッスひとつで私のとりこ。アルカナの力、最後のひとしずくまでしぼり取ってあげる…え? うそ…! ちょっとやめ…! ら、らめぇぇ~~っ!く、悔しい… 人間なんかに… でも感じちゃう… 体重 重い女じゃなくてよ 最速 あら? もう? 寿命 ほらぁ、もっとぉ… 好物 早くちょうだい… 目的 分かってるくせに♡ PRバーサーカー (PR) No 004 名前 PRバーサーカー イラストレーター 駒田 絹 カード情報 バーサーカー 入手方法 公式キャンペーン抽選賞品(頒布枚数5000枚) 抽選の応募期間 2009年 3月16日(月)~2009年 4月16日(木) 応募に必要なもの 新たなる胎動ピローの裏についている双剣マーク(20枚)とLoVエントリーナンバー 発送時期 2009年 5月29日より発送開始。ただし佐川のゆうメールなどの配送システムの関係上、同地域でも同じ人間宛てでも異なる到着日の場合あり。 備考 PRサキュバスに続く抽プレカード。初のSR仕様のPRカード。応募総数が5万件を超えたとの噂。 DATA 全長 1.7[meter] ふざけるな。誰がお前なんかに力を貸すものか。私は世界を憎んでる。だから刀を狩っているんだ。私は人間に怒ってる。だから獣の王のごとく戦うんだ。私は闘争に餓えてる。だから激しい戦場を求めるんだ。そんな私がお前なんかに…!倒れた私を見て「美しい」とほざいたお前なんかに…! 体重 55[kg] 年齢 20代前半 出身地 北方自治領 武器 一対の長刀 趣味 刀狩り …やる事はひとつだ。力で押し通る。私とお前でな-------ロードオブヴァーミリオン ~女たちの神話~ 「バーサーカー戦記」より PRバハムート (PR) No 005 名前 PRババハムート イラストレーター 塚本 陽子 カード情報 バハムート 入手方法 公式キャンペーン抽選賞品(頒布枚数5000枚) 抽選の応募期間 2009年 6月22日(月)~2009年 7月22日(水) 応募に必要なもの 煉獄への誘いピローの裏についているバハムートマーク(20枚)とLoVエントリーナンバー 発送時期 2009年 8月28日(金)を予定。 備考 The 1st anniversary!抽プレカード第三弾。SR仕様のPRカード。 DATA 全長 怒りに応じて変化 その威は天蓋を覆い 星々の輝きを闇に隠しその武は大地を割り 大海を砂漠にするある時は世界を護り ある時は世界を滅ぼすその意思は 星のそれに等しい「生きろ。戦え。越えてゆけ」 重量 哀しみに併せて変化 棲み所 星の中心核 破壊力 星の爆発に等しい 思考 使命に厳格 役割 真の英雄の試し PRスピカ (PR) No 006 名前 PRスピカ イラストレーター 塚本 陽子 カード情報 スピカ 入手方法 オフィシャルカードケースSに封入 備考 LoV.Netのケータイ小説「バーサーカー戦記」より、バーサーカーに引き続き登場。 DATA 全長 2.0[meter]~ イエス・マスター。スピカはマスターの命令に従います。イエス・マスター。スピカはマスターの敵と戦います。しかし、マスター。スピカは欠陥品です。人間の姿に作られながら人間の心は与えられていません。スピカはマスターに質問します。スピカがマスターのために戦う果てに機能停止する時、スピカは人間の心をもらえますか? 重量 350[kg]~ 最高速度 20[km/h](歩行時) 製造者 データ破損 製造目的 データ破損 好むもの 効率性 PRダンピール (PR) No 007 名前 PRダンピール イラストレーター 春乃壱 カード情報 ダンピール 入手方法 ロードオブヴァーミリオン 混沌への回帰 オフィシャルコンプリートガイドに封入 備考 双剣を構えた姿。色々な意味で人気が出ている魅力あるイラスト。 DATA 全長 1.7[meter] 泣いて命乞いのふりはおやめ、分かってるんだ。とがった牙を剥くがいい。するどい爪を伸ばすがいい。怒りと乾きに身をゆだね、あたいの喉に飛び掛れ。それでこそヴァンパイア。ヒトの天敵。我が獲物。そしてそんなお前の首を断つこの時間だけ、ああ、あたいは人間としての生を得るのさ… 重量 56[kg] 最高速度 3 [m/s] 出身地 永遠の夜の都 武器 聖銀のレイピア 目的 母親殺し PR- (PR) No 008 名前 - イラストレーター - カード情報 - 入手方法 - 備考 まさかの欠番NO. DATA PRワーウルフ (PR) No 009 名前 PRワーウルフ イラストレーター 駒田 絹 カード情報 ワーウルフ 入手方法 オフィシャルぴったりサイドローダー7枚セットに封入 備考 イラストは獣人化前のイケメンの姿。ドレス姿の女性を担いでいる。男性キャラがPRカードになるのは珍しい。号令持ち LoV小説での人気が要因の一つ。カードイラストは人間だが、ゲーム中では通常と同じ獣人状態。 DATA 身長 1.85[meter] 最高の満月だぜ! ああ、吸血鬼どもの城を襲いてえな!奴らがさらったとびきりの美女をかっさらうのさ!狼は誇り高いんだ! 奴らみてえに催眠術なんざ使わねえ!口説いて惚れさせてこそ美女ってもんさ! なあ!「はいはい、綺麗な満月よ。落とし穴の外でならもっと綺麗だと思うわ。だから早く私の上からおどき、このワン公!」―「偉大なる魔女のサーガ」第5章その2 体重 75[kg] 最高速度 40[km/h](満月時) 出身 北部森林地帯 好きなもの 月と女と自由 嫌いなもの 俺さまをしばるもの PR- (PR) No 010 名前 - イラストレーター - カード情報 - 入手方法 - 備考 まさかの欠番NO. DATA PRリリス(PR) No 011 名前 PRリリス イラストレーター 真嶋杏次 カード情報 リリス 入手方法 ロードオブヴァーミリオン 画集 黒 -魔種・機甲・不死-編に封入 備考 サキュバスの妹。紅い月の輝く夜に、世の殿方を惑す為に再び舞い降りる。 DATA 全長 頭をなでなでして 困ったわ。本当に困ったわ。こんな風になっちゃうなんて…あなたは獲物だったのに、今じゃ私の方が狩られた獲物…もうサキュバス姉さまには渡さない… 呪いをかけてあげる。その目にひとりしか映らないように…その手が他の女に伸びないように…ほうら、これからあなたの知らない世界を… あ、 ちょ!やめて! そこはちが… ああ、やめ… やめないで… 重量 膝にだっこして 最高速度 ゆっくりがいいな おねがい 私だけを見て おねがい よそ見しないで おねがい どいて姉さま PRテティス(PR) No 012 名前 PRテティス イラストレーター 輪くすさが カード情報 テティス 入手方法 ロードオブヴァーミリオン 画集 白 -超獣・亜人・神族・海種-編に封入 備考 海種を代表する女神の一人。ほほ笑む顔と、セピア色の彩色が眩しい。 DATA 全長 1.58[meter] 鍛冶神に立派な鎧を特注したし、海神から馬を2頭、半馬のおじ様にはトネリコの槍をいただいたわ。これで将来生まれてくる息子のための準備は万端ね。でも、自分でも意外だったわ。まさか私の結婚相手が人間だなんて。何でも自分で決めようと思ってたんだけど… 運命にロマンを感じたりして、私も意外に乙女だったってことかなぁ。 重量 …。 性格 独断専行 願望 息子を真の英雄に! 楽しみ 結婚の宴 心配 エリスを招待し損ねた その他の特殊なカード ◆testカード 稼働初期のカード。No.の前にtestと書いてあり、記載データも現在と違う物も多い。 ◆旧テキストカード Ver1.0の一部の使い魔カードにはVer1.1以降、特殊技欄のテキストに追加・削除されたものがある。 「一定時間」追加 ワーウルフ・バーサーカー・サキュバス・トリトン・ダンピール・セラフ・ケイ ロン 「ゲージのたまりが遅い」追加 レオントケンタウロス・ユニコーン・アヌビス・リッチ 「ゲージのたまりが遅い」削除 ケルベロス・バジリスク・スライム・ゾンビ・キラーフィッシュ カード当選情報はこちらにお願いします。 コメント *編集が苦手な方はこちらへ情報提供お願いします LoVIIはNo.がリセットされるみたいです -- (名無しさん) 2009-10-20 17 34 47 モルガンのナンバーが4になってるな… ちなみに絵師は塚本 -- (名無しさん) 2009-10-21 21 26 03 結局8と10は欠番か? 何が入る予定だったんだろう・・・。 -- (名無しさん) 2009-10-21 22 29 21 モルガンのカードケースはまたAmazonに入る? -- (名無しさん) 2009-10-21 22 45 55 一応、今の所判明しているPR使い魔は4枚有るから No.1おでん(不確定) No.2ブラウニー(確定) No.3パラディン(不確定) No.4モルガン(確定) こんな感じかな? -- (名無しさん) 2009-10-21 23 18 36 スクエニ的には 8がPRプレイヤー 10がアルカディアプレイヤー なのであろう…たぶん -- (名無しさん) 2009-10-22 17 47 14 今日PRのモルガン届いたんだが、 スターターの仁王・吽と比べてカード全体が箔押し線1本分上にズレているんだが(裏面も一緒) 全部のモルガンこういう仕様なのかしら? -- (名無しさん) 2009-10-22 22 18 54 スターターとPR2枚でちょうどコスト90か。 初プレイはこのデッキを使え、ということか。 -- (名無しさん) 2009-10-22 22 49 59 どうしてヘル嬢のPRがないんだ…。 -- (名無しさん) 2009-10-23 21 23 21 PRバハムートの所なんですが、名前が「PRババハムートになってます。 -- (名無しさん) 2010-05-29 21 40 09 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/seadra-library/pages/25.html
全身を激痛が走る。 一応はレザーのジャケットを着ているのだがそんな物は紙も同然であった。 右の肩口から斜めに背中に肉が裂けるのがわかる。 「・・・・おじさまっ!!」 悲鳴が聞こえる。 お、おじさま? 一瞬痛みも忘れて呆気にとられながらも、横へと跳ねて続くゼフの攻撃を回避する。 先ほど突き飛ばしたエリスが駆け寄って来た。 「おじさま、ごめんなさい・・・・私、悪ふざけが過ぎてしまって・・・」 彼女は瞳一杯に涙を溜めていた。 「本気じゃなかったの・・・・パパの敵討ちなんかに来たんじゃないわ。私・・・おじさまのお手伝いがしたくて・・・パパからのお手紙も預かって来てるの、だから・・・・」 嫌いにならないで、と彼女は泣きながら言った。 尚も続きそうになる彼女の口上を片手を上げて制する。 まずはゼフを片付ける。 この負傷ではあのふいに現れては消える不思議な移動法を持つゼフからは逃げ切れまい。ここで倒すしかない。 右手は上がらない。利き手では無いが左でやるしかない。 左手で長剣を掴むと乱暴に振るって鞘を抜き飛ばした。 ゼフの攻撃をかわしながら剣を素早く大きく振るう、狙いは奴の右側の断崖だった。剣先から生じた真空波が狙い通りの岩塊に炸裂する。 崩れた岩塊がゼフの上に落ちた。通常ならばゼフの身体を透過して当たらない。しかしその例外、弱点はゼフの背の大きな目の模様だった。唯一実体化しており、我々がゼフに触れる事のできる場所だ。 狙いを過たずに模様に炸裂する岩塊。 ブオオオオオオオオオオッッッ!! ゼフがのけぞって咆哮する。弱点の紋様を攻撃されると、ゼフはわずかな時間硬直し、その間だけゼフのルールは逆転するのだ。 硬直は数十秒の事だが、それで十分すぎた。 ・・・・・悪いな。勝手に縄張りに入り込んでな。 だがまだ死ぬわけにはいかん。・・・これから、あの紅い記憶をそれ以上のハッピーな記憶で塗り潰さないといかんのでな!!!! 剣を振るう。真っ二つに裂けたゼフが左右に開きゆっくりと両側へ倒れていく。その背後の崖まで真っ二つになっていた。 ああ、やはり利き腕でなければ上手く加減ができんものだ。 気を抜こうかとしたその瞬間、背筋を冷たい衝撃が走った。 十数年ぶりかにまともに感じる「死の予感」だった。 周囲をゼフに囲まれている。霧で全てが見渡せる訳では無いが、少なく見積もっても10体はいる。 ゼフ達は我々の周囲をぐるりと取り囲んで、襲い掛かってくるでもなしにこちらを伺っていた。 ふいに周囲にパチパチパチパチと拍手の音が響く。 「やー、お見事お見事。あんなにアッサリ殺っちゃうとはねぇ」 一体のゼフの背中から誰かがひらりと降りてきた。それは全身を紋様で覆った若い女だった。 「悪かったね、顔見せだけのつもりだったんだけどさ。そいつヤンチャでねぇ」 からからと女が笑う。エリスが駆け寄って私を庇うように剣を構えて前に立った。 彼女も気がついているのだろう。目の前の女がゼフよりずっと恐ろしい「何か」である事を。 「あーやらないよ? 今日はそういうつもりじゃないし」 言ってまじまじと我々を見る女。 「とびきりのゲストを今日は自分の目で確認しにね。これで祭りも盛り上がるってもんさ。予言の少女は神の獣と接触したみたいだし・・・・・。最後に全部手に入れて『あの場所』へ至るのは誰だろうねぇ? アタシか、黒の旦那か・・・・キュウリの大将は勝手に脱落したんだっけ・・・・じゃあカレーのあいつか・・・・残り7人のうちの誰になるんだろうね」 どこか遠くを見るような目で彼女が言う。 「さて、こんなとこか? ここは本来『むさぼるもの』の領域。うるさい事言われないうちに帰るとするよ」 そう言って彼女は我々に背を向けた。 「アタシは『まどわせるもの』ナイアール・・・・アタシと遊びたかったら南東のジャングルまでおいで。そこがアタシの領域だからさ」 おっかない。誰が行くか。と、それは思っただけで口に出したわけではなかったのだが・・・・。 彼女は足を止めて肩越しにこちらを振り返った。 「・・・・いいや、お前は必ず来る。アタシの所へ来るよ。あの小生意気なDDを連れて必ずね」 ニヤリと笑う。それは毒蛇の微笑みだった。 「楽しみに待ってるよ」 そう言って彼女は幻のようにその場から消えた。そしてそれを合図にゼフ達も次々に消えていき、後には我々だけが残された。 「パパはね、おじさまの大ファンなの。流石に仲悪い国の人だから普段はあんまり言わないんだけど、お酒が入るとおじさまのお話ばっかり」 その後、目的の草も採集してその帰り道、彼女は照れ隠しなのか本来こういう性格なのかやたらと饒舌であった。 「自分が手を斬られた時にまったく太刀筋が見えなかったんだとか、あっさり殺せるはずなのにそうしないで、家族の為に生きなさいって言われたとか」 そういえば言ったかもな。まああれは殺した殺されたにもううんざりしてただけなんだが・・・・。 「だから今回私が外の世界を見たいって言った時も、おじさまの所へ行きなさいって紹介状も書いてもらってきたんだから。共和国の関係者よりもずっとおじさまの方が信頼できるからって!」 過大評価しすぎである。普通自分の腕を斬り飛ばした相手に大事な娘を預けはしないと思うのだが。 何故あんな芝居をしていたのかと問えば 「・・・・だって、ちゃんとお話してからじゃおじさま私と戦ってくれないと思ったんですもの。私だって強くて役に立つんだって知って欲しくて・・・」 エリスが項垂れる。 「でも、己惚れだったわ。おじさまには全然及ばないし、あの怪物にも歯が立たなかったし・・・・。これからもっともっと修行を積んで強くならなきゃ!」 燃えてるなぁ。まあ私は怨恨で狙われてるんじゃないとわかって一安心だ。 その私はと言えば、疲労と負傷から動く事がままならず、今は合流してきたカルタスに背負われていた。 「それにしてもよくご無事でしたね」とエリスがカルタスの方を向く。 確かにそうだ。運がよかったで済まされる高さから落ちたわけではない。 「いやー、コツがあるんですよ! 地面が近いと思ったら思い切りこう鼻息をですね。それで安全に着地できます!はっはー!」 うぬう怪人め。 「はいはいごくろうさん。言った事きちんとやってくれてお姉さんは嬉しいよ」 台詞と違ってまったく嬉しくなさそうな表情でシンクレアは我々を出迎えた。まあ彼女は年中この顔だが。 「ご褒美に追加報酬だ。アメをあげよう」 そう言って彼女は瓶からアメを取り出すと順番に我々の口に押し込んだ。 アメをくれるのは彼女の機嫌がいい証拠であった。 一瞬舐めた後で屋根に上がって叫ぶ自分の姿が思い浮かんだが、まあ流石にそれはあるまいともごもごと3人でアメを舐める。いやカルタスは早速バリバリと噛み砕いていた。落ち着きのない男だ。 ゲンジはどうなったのだ?屋根にはいなかったようだが。 「今は町の有志が沈静化に強力してくれてね、落ち着いているよ」 ゲンジは柱に縛り付けられて白目を剥いて昏倒していた。頭に馬鹿でかいコブがある。 取り押さえてぶん殴っただけらしい。 「さて目を覚まされる前にやってしまうか」 そう言って彼女は奥へ引っ込んでいった。程なくして薬が出来上がったのか彼女が戻ってくる。 って・・・・・。 DEKEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!1111 久しぶりにこの手の叫びを上げてしまった。 シンクレアが持ってきた注射器は馬鹿でかかった。長さが1mくらいあって太さが子供の胴回りくらいある。針の太さだって普通に指くらいあるぞ! その注射器はなみなみと青い液体で満たされていた。うわあんなに入れたらゲンジのシルエット変わっちゃうよ!? 「ホラ鼻っちは痛みで暴れないように翁押さえつけて、先生はズボン下げて」 うおなんかイヤ過ぎる役目が回ってきた!でも逆らうと怖そうなので言うとおりにする。尻からいくのか・・・・。 「はーい、痛くありませんからねー」 嘘つきがいますよここに。 ドスッ! 「シャイニィィィィィィィィィング!!!!!!!!!」 この日、アンカーの町にはゲンジの絶叫が響き渡ったのであった。 ~探検家ウィリアム・バーンハルトの手記より~ 第7話 2← →第8話 地獄のラーメン対決
https://w.atwiki.jp/niconicomugen/pages/1751.html
最新話 「ただしロック、テメーはダメだ!」 「・・・本編関係ないんじゃなかったの?アレ・・・。」 この動画を見る上での注意 この動画は原作改変(悪)系 オリジナル設定多し キャラ崩壊の危機 〇〇〇〇〇〇〇 あらすじ 少々病弱な青年、七夜・ハイデルンは幼馴染のウィンド、友人兼相棒兼いじられ役のロックや友人たちと日常を過ごしていた。 だが、町で起こった事件を境に七夜は非日常へと進んでいく。 己が命を顧みることなく。 解説 ハイデルン家の養子である七夜が主人公の動画。ギャグとシリアスがうまく調和しており、キャラ達も生きている。 様々な伏線、謎そして過去がちらちらと見え見ていて飽きない。 更新期間も一週間に一本と規則正しいので安心して楽しむことができる。 日常では、朴念神である七夜、ロック、刹那の旗折りがよく見られる。そして折檻へ・・・。 他にも平和(?)な学生生活が描かれている。 紅い月が見えたらシリアスパートの非日常が始まる。町で起こる怪事件に七夜とロックが首を突っ込んでいく。 七夜はその先に何を見るのか・・・。 登場人物 メインメンバー 七夜・ハイデルン 主人公。完璧で瀟洒な主夫。あと特級フラグ建築士+朴念仁。 ウィンド ヒロイン?七夜の隣の家に住む幼馴染。所々鈍い部分がある。 ロック・ハワード 七夜の悪友もとい相棒。七夜によく弄られるが、実はかなりモテる(本人に自覚なし) スーラ ツンデレ。ロックのことが好き。怒りの沸点は低め。愛は口から出る(必殺的な意味で) + 学校の人々 「でもハワード君、あなたは別だそうです」 クラスメイト(料理部所属) キル 七夜やロックと同じクラス。ぶっきらぼうな発言が多いが友達・家族思いのいい人。パパ。 フリズ 七夜のヒロイン候補その1。一家の台所の舵取り的存在。マスターの店でアルバイトをしている。七夜に惚れている。薄幸属性。 自治会メンバー 会長 朴念神。 副会長 会長のことが好き。 神依 七夜のヒロイン候補その2 響 会長のことが好き。 衣玖さん 空気を読むことに定評のある人。想い人はいるようだが詳細は不明。怒らせると怖い。 右京さん 病気持ち。 七夜たちの後輩 妖夢 ロックのことが好き。 天子 妖夢の中学時代からの友達。ロックに脈あり? 学校の教師 アルク先生 1-A担任。はっちゃけに定評がある。 大門先生 吸引力に定評がある。 ジョイン先生 バスケ部顧問。医者でもあった。七夜とは昔からの知り合い。 知得留先生 アルク先生とは仲が悪い?ようである。 珊瑚さん 学校の保健医。 校長先生 料理部 部長 料理部部長。刹那とは幼馴染。好みのタイプは落差派(年上なのに甘えん坊、年下なのに大人ぶっているetc) 部長+女子部員 副部長 料理部部長のストッパー的存在。相手が部長でもふざけが過ぎると容赦しない。 ウインド親衛隊もとい帰宅部 チップ 闇慈 アクセル + 身近な人々やその他 七夜の家族 姉さん 七夜が心配でたまらない性分。お小遣いを渡すような感じで物騒なものを護身用として渡そうとする。 父さん ロックの家族 久那妓 , 元自治会長(現在は大学生)。いろんな意味で伝説的な人。クナーダム。 アネル ロックに気がある様子。 親父さん ギースさん ハワードコネクションの総帥(悪人ではない)。 ソーセージ(プーギー) キルたちに関わりのある人 ジェラート 苦労人 アルティ ロックとは小さい頃からの因縁?がある。ロックに対して好意を抱いている。 リーク キルと何かあった模様。現在では和解して一緒に暮らしている。 アイギス 量産型ロボクーラ フラム 焼き鳥には目がない(デフォ設定) ハイデルンやレオナにかかわりのある人たち K クーラ ウィップ マキシマ 敵? クリザリッド アル KUSANAGI アスラ その他 喫茶店のマスター 完璧で瀟洒なマスター。胸は天然物(カバディによる) 彼女の正体 本名は「朔」。七夜の従姉である。 エレン マスターの店でアルバイトをしている。 舞 神依の妹 ドラゴンクロウ ガロン 通り魔 ケモノ 三九六 G 鷲塚 C C 一部の生徒 レオポルド・ゲーニッツ ウィンドの父 レミリア 紅魔館の当主 ネコ? お前のような猫がいるか。 レン 昔、七夜が面倒を見ていた猫 秋葉 翡翠 メカヒスイ 普段は保健室の人体模型の中にいる。 志貴 遠野家の長男。外見はロックが誤認する程に七夜そっくり 『七夜』 ネロ ゲーニッツ レオポルド(ウィンドの父)の弟 パチュリー ネスツの者? 「視聴者意思」 体育祭のゲスト 積みまっくす! 右浪清 シェン・ウー Determination アリス 承太郎 この世界の片隅で ヌール 繭 A・B・C アデル ミズチ 御名方守矢 志貴と無限市物語 射命丸文 嶋鉄雄 神(笑) 守護神 + ただしロック、テメーはダメだ!系一覧 ニコMUGEN絵板 その辺の視聴者氏画 七夜「ただしロック、テメーはダメだ!」 ウィンド「ただしハワード君、あなたはダメだって・・・ごめんね。」「でもハワード君、あなたはダメよ!」 キル「たがロック、テメーはダメだ!」 フリズ「ただしハワード君、あなたは・・・って何があったの?」「ただし、ハワード君、あなたはダメ・・・ってこれ色々とおかしくないですか!?」 スーラ「ロックはダメなんだからね!勘違いしないでよねっ!?」 アルク先生「ただしろっくん、あんたはだめよ!」 大門先生「ただしロック、お前はダメだ!」 アネル「ただしロック、おまえは駄目だ!」 琥珀「でもハワード君、あなたはダメです!」 マスター「ただしハワード君、あなたは別だそうよ」 会長「ただしロック!てめーは駄目だ!!」 扇奈「ただしろっくん、あなたはダメです♪」 神依「ただしロック、おまえは駄目だ!」 響「でもハワード君、あなたは別だそうです」 衣玖「でもハワード君、あなたは別ですよ?」 右京「しかしロック、お前は空気読め!」「しかしロック、お前はガハァ!!・・・・・・空気読め!」 レオナ「ただしロック、あなたはダメよ!」 久那妓「だがロック、お前は許さん!!」「だがロック、おまえは別だ!」 政宗「ただしハワード、テメーはNOだ!」 小十郎「だがロック・・・テメェはダメだ」 チップ「へいロック、でもおまえはダメだ!」 闇慈「ただしロック、お前さんははダメだ!」 アクセル「ただしロック、おまえはダメだぜ!」 ジョイン先生「ただしロック、お前はまだ駄目だ!」 珊瑚「ただしハワードさん、あなたはダメですよ~」 エレン「だけどハワード君、あなたは駄目・・・」 天子「だけど金髪、アンタはダメよ!」 ギース「ただしロック、お前はダメだ!!」 知得留「ただしハワード君、あなたはいけません」 琥珀「でもハワード君、あなたダメですよ~☆」 翡翠「ただしハワード様、あなたは許可できません」 メカヒスイ「タダシロック、テメーハ許可シナイデス」 酒「ただしロック、テメーは駄目だ!」 ただしロック、おまえは・・・?系 妖夢「でもハワード君、あなたは・・・別にいいんじゃないでしょうか?」 フリ&風「でもハワード君、あなたはダメ!!」 神&珊瑚「ただしロック/ハワード君、お前/あなたはダメだ/です!!」 + ただし七夜お前もダメだ系列 キル「ただし七夜、アイツはダメだ!」 琥珀「でも七夜さん、あなたはダメです!」 ウィンド「でも七夜、あなたはダメよ!」 レオナ「ただし七夜、あなたはダメよ!」 「怪我でもしたら大変だ・・・君は女の子なんだから。」 「(きゅん)>」 視聴者意思「うおらぁ!!」 「・・・俺って、いらない子・・・?」 コメント 最新20件まで。それ以上はこちら。 + コメント覧 文がモンハン3Gやれって言ってたんだよね。 - 名無しさん 2011-12-12 01 07 35 新作が来たな。無関係だが、文にダークソウルをやれって言われてもちゃんと新作をうpしている七夜月氏、・・・・すごいうp主だ。 - 名無しさん 2011-12-19 00 02 39 新作来た!明けましておめでとうございます!! - 名無しさん 2012-01-09 17 30 02 しばらく見てなくてどこまで見たか忘れてしまった、探すのめんどくさいから最初から見るぜ - 名無しさん 2012-02-11 21 30 54 2週間も経ってないのに早くも新作来た! - 名無しさん 2012-02-19 19 28 05 1ヶ月振りに新作きたああああああああああ!!!おかえりなさいいいいいいい!!! - 名無しさん 2012-04-28 14 33 28 1ヶ月半振りに新作きたああああああああああ!!!おかえりなさいいいいいいい!!! - 名無しさん 2012-06-14 22 02 54 ほぼ1ヶ月ぶりに新作来たけど、やはり咲夜さんこそがこのストーリー動画の真のヒロインだわ。 - 名無しさん 2012-07-09 00 56 15 1ヶ月振りに新作きたああああああああああ!!!おかえりなさいいいいいいい!!! - 名無しさん 2012-09-10 19 37 46 3週間振りに新作来た!続きが気になるなぁ・・・。 - 名無しさん 2012-10-04 23 24 34 どうせならグスタフとサイキカルも出してほしい。 - 名無しさん 2012-11-22 16 52 37 新作来た!あと、4周年おめでとうございます。 - 名無しさん 2012-11-24 13 49 28 やべぇ、続きが気になって仕方ねぇ!! - 名無しさん 2012-12-24 10 52 10 七夜月氏、このままのペースで大丈夫か?話数までMSIに追いつかれるぞ。 - 名無しさん 2013-01-30 16 44 06 二ヶ月程音沙汰なしだけどうp主多忙なのかな - 名無しさん 2013-09-16 02 42 59 2014年06月21日 更新停止 一年以上待ってみたが…残念だ - 名無しさん 2015-08-24 03 18 11 七夜月風が更新停止中なのも、文ってやつの仕業なんだ。 - 名無しさん 2016-03-21 16 19 43 どうやらようやく動画再開するらしい。ブログに書いてあった。 - 名無しさん 2017-04-11 22 02 10 期待 - 名無しさん 2017-04-12 01 14 10 そのブログもまた1年放置、動画に至っては4年放置 やっぱりもう無理でしょ - 名無しさん (2018-08-11 03 59 48) 名前 マイリスト 【ニコニコ動画】【MUGEN】七夜月風【ストーリー】その1 【ニコニコ動画】【MUGEN】七夜月風【ストーリー】その2 【ニコニコ動画】【MUGEN】七夜月風【ストーリー】その3 【MUGEN】七夜月風【ストーリー】その4 【ニコニコ動画】【MUGEN】七夜月風【ストーリー】その5 + イラスト ニコMUGEN絵板 タケユウ氏画 ニコMUGEN絵板 四つ目氏画 ニコニコMUGEN絵掲示板保管庫 とおりすがり氏画
https://w.atwiki.jp/tohomusicdb/pages/247.html
ほおずきみたいに紅い魂 作品:東方紅魔郷 ~ the Embodiment of Scarlet Devil. シーン:1面道中テーマ データ BPM 145 拍子 4/4拍子 再生時間 1 26 調性 【0 00~】ニ/嬰ハ短調(D/C#m)【0 47~】ヘ/ホ短調(F/Em)【1 13~】ニ/嬰ハ短調(D/C#m) 使用楽器 SD-90,80,20 Solo 002 St.Piano 2SD-90,80,20:Solo 003 SA PianoSD-90,80,20:Solo 008 001 AnalogClav 2SD-90,80,20:Contemporary 025 Nylon Gt 2SD-90,80,20:Solo 039 003 Clavi Bass 3SD-90,80,20:Solo 057 Romantic TpSD-90,80,20:Solo 049 St.StringSD-90,80,20:Solo 069 Classic Oboe コード進行 【イントロ】Dm ...3x |Dm ...4x |Bb |C |Dm |〃 | 【Aメロ】Dm |〃 |Bb C |Dm | ~4x| 【Bメロ】Fm Eb |Db Eb |Fm6 C |Db Eb | ~2x| 【Cメロ】Fm Eb |Db - - Eb | ~4x| 【アウトロ】Dm ...4x |Bb |C |Dm |〃 | ZUN氏コメント 1面テーマです。 夜の森をイメージしてあります。一面だし、曲に勇ましさがあると やる気が出るかなと思い、ちょっと元気のある曲を目指しました。 勇ましさというかコミカルな百鬼夜行って感じかな? (出典:東方紅魔郷 Music Roomより) 宵闇に鬼灯(ほおずき)のように紅く丸く、ふらふら漂っている魂... よくあるただの鬼火です。ほおずきは季節ものですし、花言葉は「欺瞞」。 季節ものつっても、夏コミだから夏。場合によっては冬以降のコミケで 買う方も要るかもしれないのに... (出典:東方紅魔郷 おまけtxt より) 解説 活発なドラムと軽快なリズムで始まる。 転調後のヘ短調は暗い森をイメージさせる。 コメント この曲の話題なら何でもOK! 当時始めてこの曲を聞いたとき、びっくりしました。幼いけど、ちゃんと妖怪を感じるような曲です -- (tcpk) 2024-06-21 15 24 20 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/sakots/pages/168.html
【初音ミク】 不快なほどすがすがしい月曜の朝がまた (オリジナル) 関連曲 不快なほどすがすがしい空気の朝 【初音ミク】 不快なほどすがすがしい空気の朝 【サ骨】 曲名:不快なほどすがすがしい月曜の朝がまた 作詞:サ骨 作曲:サ骨 編曲:サ骨 唄:初音ミク 歌詞: もうどうしようか10時も回って予定は未定だし 携帯電話に着信履歴がこの人知らないし 集中豪雨でダイヤが乱れて電車は遅れるし 今頃になってようやく気付いたネクタイ裏返し 空はほら 晴天だ 宗教まがいの脅迫が上手いインチキ占い師 立て板に水で逆に言い負かす少年はペテン師 日射し強いけど紫外線とかは特に気にしないし こんな朝から元気に遊んでいるキミたちは天使 本当に晴天だ すがすがしい快晴だ 澄み切った空気 走る風 気分は沈む 深く まだ朝ご飯食べてないんだけどお腹すいてないし どうせなんだから昼まで待とうか財布も気になるし カラオケ行っても歌いたい曲がまだ入ってないし 具体的にはタモリなんだけど桑田佳祐作詞 狂い咲きフライデイ・ナイト よく考えたら昨日の夜にも何も食べてないし チャットに独りだけ残ってたからまた寝落ちだろうし コンビニ行っても時間が悪くておにぎりとか無いし 色々見てたらお腹がふくれた気分になってるし 空はほら晴天だ 憎いほど快晴だ 透明な空気 青い風 心模様はダーク どうにもできない気分がモヤモヤ普通に寝てないし 月曜の朝の微妙な酸素が皮肉にも美味いし 燃えるゴミの日は今日だったけれど出しそびれちゃったし 眠気覚ましに自販機のコーヒー飲むのはUCC 空はほら 晴天だ もうどうしようか考えはじめて5分経ってないし 携帯電話は知らない人からまだかかってくるし 電車の遅れは解消したけどやたらと混んでるし 気付いたけれどもそのままにしてたネクタイ裏返し 本当に晴天だ すがすがしい快晴だ 澄み切った空気 走る風 毎日見る太陽
https://w.atwiki.jp/niconicojikyouplay/pages/139.html
【ゲーム】零~紅い蝶~(PS2) 【作者名】ダダーリン 【完成度】更新中(08/03/22~08/06/05) 【動画数】44 【part1へのリンク】 【マイリストへのリンク】http //www.nicovideo.jp/mylist/5724622 【備考】未プレイ 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/628.html
注意書き ※いじめられないゆっくりが出ます ※集団を暴行注意 ※人間<ゆっくりな表現があります ※俺設定の塊 この世界にゆっくりと呼ばれる生物(?)が誕生してからどのくらい経つのかは知らないが、害獣として認識されている。 ゆっくりと人間との歴史は争いの歴史といっても良い。その全てを人間は制してきた。 しかし! 生物が環境に適応して進化した様に! 人間が障害を道具で克服してきた様に! ゆっくりも人知れずゆっくりと力を付けていったのだ……!!! 『ゆっくりヒーロー紅い弾丸MAYRIN ~第一話:紅い弾丸~』 「うわ~ゆっくりがでたぞ~!」 「男たちは全員武器を持て~! 女子供は逃げろ~!」 「薬物班も急げ~!」 「バカヤロー! 早くタンカだー!!」 ここはとある村、自然に恵まれた農村であるが、人々は戦々恐々としてパニック状態だった。 大方、畑をゆっくりに荒らされているのだろうが、村人たちの対応は訓練された軍隊のそれの様に素早く、いかに場慣れしているのかが伺える。 従来のゆっくりならば、数分のうちに殲滅出来るだろう。しかし、ここで考えてもらいたい。ゆっくり程度でここまでパニックになるだろうか? 何百単位もの数だったらそうなるかもしれないが、幸い少数の様だ。ではなぜ村人総出で畑に向かっているのだろうか? なぜケガ人が出るだろうか……!? 夏真っ盛りのこの季節、畑には素人目に見ても立派なスイカが転がっていた。しかし、そのスイカの隣にあるのは何だ? お化けスイカか? 堆肥の山か? 答 え は こ れ だ!!! 『むぅぅしゃぁぁむぅぅしゃぁぁしあわせぇぇぇぇ♪』 黒いとんがり帽子!ゆっくりまりさだ!! あまりのでかさに自分の声が口の中でエコーしている! 何世代か前までドスまりさとかいう巨大まりさが主流だったようだが、それより一回り大きいサイズだ! 仮にこのまりさを『化けまりさ』としよう。この化けまりさはドスと違い髪に装飾品が付いていない。つまり、高慢、無情、ワガママの塊のまりさである! それもサイズのお陰で、何倍にも増長している。しかも、これだけではない!! 「そういつまでも喰われてたまるか~!」 「全員同時に槍を投げるんだ~!!」 「今だぁ~!」 手際よく化けまりさを囲み、一斉に槍を投げる! 化けまりさはスイカに夢中で村人にすら気づいていない!! 勝った……その場にいた農民はみなそう思っただろう。鋼鉄の穂先は全ての方向から同時に刺さり、巨大な体に吸い込まれていったのだ。 日々強さを増していくゆっくりに対抗して特訓、編み出した必勝の対ゆっくり戦法だった。 『ゆぅぅぅぅ?』 化けまりさは今になってようやく自分の体の異変に気がついたようだ。 だが、もう遅い! 貴様の体は槍に貫かれ……てない!? 誰が信じられただろうか? 農民とはいえ訓練され自警団となった屈強な男たちが全力で鋼鉄の槍を投げたのだ。それが化けまりさの弾性を超えずにめり込んだままだ……!! 化けまりさは、周りを見渡すとようやく自分の置かれている立場を理解した様だ。 『ゆぅぅへっへぇぇぇえこぉぉんなぁぁもぉのぉぉ』 「やっやばい!みんな逃げろ~!!」 『ゆぅぅぅうん!』 化けまりさの口が三日月の様にキューと歪むと、スーパーボールが弾性で戻って来る様に槍を弾き返した!! さらに、弾く瞬間に捻りを加えたのか、槍は高速回転していた。人間程度なら簡単に切断されてしまうだろう。 訓練の賜物か、直撃した者はいなかったが……飛んできた槍がスイカを弾き、散弾の様になり飛んできた。 運悪く、それを正面から受けた一人の青年が崩れ落ちた。 「森永~!しっかりしろ森永ぁ~!!」 「だ……団長、じっじぶんはもぉゴハァ!!」 「しゃべるな!傷が開く!!」 「クソォ~森永の仇ぃ~!」 「これでもくらえ~!!」 一人欠けてしまったが、これまた全員同時に対ゆっくり様の毒煙玉を投げた。 たちまち化けまりさを紫の煙が覆う。このスキに森永を医療班に運ばせる。 「まだだぁ~!すべて使いつくせぇ~!!」 団長が号令をかけると一斉に煙の中にありったけの武器を打ち込んだ。残りの槍、矢、猟銃、極み付けに斧……すべて使いつくした。 「やったか……!?」 煙がだんだんと晴れていく、そこに残っていたのは…… 『ゆぅぅくぅぅりぃぃでぇきぃなぁいんなぁらぁじぃぃねぇぇ!!』 「ばっバカなぁ!?」 化けまりさは、ほぼ無傷だった。左目に先ほど団長が放った矢が一本刺さっていたが、文字通り一矢報いたにすぎなかった。 驚くべきことに、その他の武器は全てひしゃげて散らばっていた。槍に至っては全てが地面に突き刺さっている。 唯一通用するだろうと思われた斧は化けまりさの歯で止められていた。チョコレートを食べるかのように、バキバキと噛み砕きペッと吐き出した。すると、化けまりさの体が膨らみ…… 『ゆふぅぅぅぅぅ!!』 なんと先ほどの毒ガスを吐き出したではないか! この毒ガスも日々強力になるゆっくり様にパワーアップしているため、人体にも影響がでる危険な物なのだ!! 結果、団員は全て毒ガスの餌食となり身動きが取れなくなってしまった。化けまりさがこの畑を制圧した瞬間、化けまりさはスイカを一つ頬張り種を地面に転がる斧の刃の破片に飛ばした。 刃はいとも簡単に砕けてしまった。そしてゆぅぅっくりと団長に近づいた。 『たぁねぇくぅらぁいはぁぁあげぇるぅかぁらぁゆぅっくぅりぃしぃんでぇねぇ!!!』 「こ、ここまでか……!」 団長は覚悟を決め固く眼を閉じた。 「待てぇぇい!」 『ゆぅぅぅ?』 突然現れた声の主は畑の用具舎の上に立っていた。この場の全員の視線がそこに釘付けとなった。 紅い野球帽! 袖の破れたシャツ!! 腰に光るは銀のウエストポーチ!!! どう控えめに見ても、十代になったばかり、いかにも運動場から来ましたという様ない出立ちだ。ただ、その眼光は精悍な戦士のそれだった。 「人の命は世界の畑! ゆっくりの能力は未来への種子!! 哀れな種はここで絶やしてくれようぞ!!!」 『ゆぅぅ!? こぉどぉもぉのぉくぅせぇにぃぃぃ!!』 幼さを残したその声は、その場の空気をビリビリと震わせ化けまりさを萎縮させた。 先ほどの大人より強い! 餡脳にも理解できた。先手必勝だ! 化けまりさは用具舎に突っ込んだ。間一髪その一撃をよけ少年。用具舎は粉々に砕け散った。化けまりさは、勢い余って畑にめり込んだ。 「むっ無理だぁ~! コイツは鋼鉄の武器すら通さねぇんだぞぉ~!?」 「ゆっくりが鋼鉄より硬いなら、ゆっくりを貫くのもゆっくりのみ!!」 自警団の一人が情けない声を上げると、少年は迷わずにこう返した。化けまりさは体制を立て直し、こちらに向かって突進してきた! 『ゆぅっぐぅりしぃなぁいでぇさぁっさぁとぉしぃねぇぇ!!』 「出番だぁ~! MAYRIN!!」 『じゃおおおおおおおおおおおおん!!』 少年が叫び、指を鳴らすとウエストポーチからソフトボールサイズのゆっくりめいりんが飛び出し、少年の帽子の上に乗った。 紅い髪に緑の帽子! 帽子についた星のトレードマーク!! 星の中には「龍」の字が刻まれていた。 「いっけぇぇ~!MAYRIN~!!!」 なんと少年は、相棒のめいりんをほおり投げると、横から見ればきれいな“Y”の字になる様に右足を上げ――― 『じゃぁぁぁぁおおおおおおおおおん!!』 めいりんを思いっきり蹴り飛ばした!! 超スピードで飛ぶめいりんの帽子が風圧で飛ばされた!紅い髪をなびかせ、化けまりさに一直線に飛ぶ!! 『くぅずぅでぇちぃびぃなぁめぇぇりぃんのくぅせぇにぃぃ!!』 めいりんを喰らおうと大口を開け、めいりんを飲み込んだ。化けまりさは勝ち誇った様に不敵な笑みを浮かべる。 ……が次の瞬間!! 後頭部からめいりんが飛び出した!!! 『どぉ゛ぼぉ゛じぃ゛でぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!?』 めいりんの勢いは死んでおらず、突き刺さった槍に向かって飛んで行った。化けまりさは今度こそ終わったと確信した。 めーりんは他のゆっくりと比べ、皮が硬く頑強であるがその分柔軟性に乏しいのだ。自分を貫いたのは驚きだが、あのスピードで激突すればひとたまりもないだろう。 化けまりさは安心し、ゆっくりと憎き少年の方へと向かった。 『どぉんなぁにかぁたぁくぅてぇもぉくぅずぅはぁくずぅだぁったぁねぇぇぇ!』 「おお、こわいこわい」 『ゆ゛ぅ゛ゆ゛ぅ゛!? ばぁ゛がぁ゛わ゛ぁ゛じぃ゛ね゛ぇ゛ぇ゛!!』 絶望に震える姿を見たかった化けまりさにとって平然としている少年の姿が気に入らなかった。思いっきり威嚇してやればビビるだろうと体を膨らませる。 この化けまりさは皮が分厚かったせいか、倍以上に膨れ上がった。そして重圧で殺さんと向かってきた。 『ゆ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛!? な゛ぁ゛ん゛でぇ゛な゛ぁ゛に゛ぃ゛も゛ぉ゛み゛ぃ゛え゛な゛ぁ゛い゛の゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛』 後ろからめいりんが右目を貫いたのだ。でもなぜ潰れていなかったのか!? 答えはすぐに出た。 少年は高く跳びあがると、返ってきためいりんをオーバーヘッドキックで蹴り返した!! 不思議なことに蹴られためいりんは足で数秒止まっている様に見えた。 その種としては異常なほどの弾性を持っており、自らの形を変形させる程の衝撃を受けとめ、めり込ませてから飛ばしていた。 それからは、悲惨なものだった。ピスッピスピスと化けまりさの体に穴が空いていった。 少年は、自警団との戦闘で散らばった障害物で軌道修正しながら返ってくるめいりんを全て正確に蹴り返していたのだ。 それは、傍から見れば紅い弾丸を撃ち込み続けているようだった。 結局、化けまりさは全身をめいりんに貫かれ、毒の抜けた農民に袋叩きにされた。餡子が駄々漏れになり瀕死の状態になった。 どうも漏れている餡子の様子が少し変だった。ところどころに異物が混ざっていたのである。紅白のリボンや黒いとんがり帽子を始めとしたゆっくりの装飾品だった。 最後に大きな餡塊を吐くと、傷だらけの普通サイズのゆっくりまりさが残った。 「こいつは他のゆっくりを食べることによって、ゆっくりとしては破格の能力を得た様だな……素晴らしい力も方向を誤ってしまっては―――」 『『『『『ゆゆ!かたきをとってくれてありがとう!!』』』』』 いつの間に集まったのか、成熟し切っていないゆっくりの集団が少年を囲っていた。ざっと見て五十は下らないだろう。 まだいたのかと、農民たちが身構える。中には既に弓を引いている者もいた。 「ま、待ってください! この仔達はそのまりさに親を殺された被害者です。引き取ってもらえませんか?」 「どういうことか説明してくれないか?」 あの化けまりさは、ここら一帯のゆっくり達をその能力を用いて支配していたこと。たまたま知り合ったこの仔ゆっくり達に助けを求められたことを説明した。 少年が言うには、突如進化したかの様にゆっくり達は生物的に強くなった。さらに成熟する過程で多種多様の能力を身に付けているらしい。 以前と比べてではあるが、知識もモラルもあるという。現に仔ゆっくり達は、少年の連れていためいりんとじゃれていた。 ゆっくりめいりんは元々いじめの対象にしかならなかったとされていたから驚きだ。 「この仔達に農業でも教えながら育ててくれませんか? 成熟すれば強力な仲間になると思いますし、どうでしょ団長さん?」 「あんたの頼みなら構わないが、いったい何者なんだ?」 「人間とゆっくりの共存を望むものです」 少年はめいりんを帽子の上に乗っけると、沈み始めた夕日に向かい町を後にした。誰が言い始めたかは分からないが、彼は「紅い弾丸の少年」としてしばらくの間話題に上がった。 ~ゆっくりデータファイル~ No.1 MAYRIN(ゆっくりめいりん種) 能力:めいりん種独自の頑強さに加え、柔軟性にも優れる。ある一定のスピード(帽子が取れる程度)を超えると鋼鉄以上の強度を得る。 特殊:『超スピードで弾丸になる程度の能力』 備考:本作品の主人公の相棒ゆっくり。普段は主人公の頭の上にいるが、しえすた時はウエストポーチの中に入る。 主人公の思想を理解していて、お呼びがかかればすぐに飛び出す。 No.2 化けまりさ(ゆっくりまりさ種) 能力:身体能力全般が総じて化け物。武装した成人男性の集団を寄せ付けないほどである。 特殊:『共食いすれば強くなる程度の能力』 備考:元々は通常サイズのまりさだったが、能力に目覚めたとたんに周りのゆっくり種を捕食。巨大、強靭になった。 結局は、生き残りの仔ゆっくり達によって差し向けられた主人公に敗れる。戦う時期が遅れていたら勝てなかったかもしれない。 あとがき 最初は巨大なまりさをいじめる話だったんだよ! それから、なんか新しいものにしようとしたけっかがこれだよ!! 第一話ってなってるけど、面白いアイデアがあれば書くかな程度 なんか他ではひどい目に逢うことが多いめいりんに活躍させたかったにつきる作品です。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/446.html
注意書き ※いじめられないゆっくりが出ます ※集団を暴行注意 ※人間<ゆっくりな表現があります ※俺設定の塊 この世界にゆっくりと呼ばれる生物(?)が誕生してからどのくらい経つのかは知らないが、害獣として認識されている。 ゆっくりと人間との歴史は争いの歴史といっても良い。その全てを人間は制してきた。 しかし! 生物が環境に適応して進化した様に! 人間が障害を道具で克服してきた様に! ゆっくりも人知れずゆっくりと力を付けていったのだ……!!! 『ゆっくりヒーロー紅い弾丸MAYRIN ~第一話:紅い弾丸~』 「うわ~ゆっくりがでたぞ~!」 「男たちは全員武器を持て~! 女子供は逃げろ~!」 「薬物班も急げ~!」 「バカヤロー! 早くタンカだー!!」 ここはとある村、自然に恵まれた農村であるが、人々は戦々恐々としてパニック状態だった。 大方、畑をゆっくりに荒らされているのだろうが、村人たちの対応は訓練された軍隊のそれの様に素早く、いかに場慣れしているのかが伺える。 従来のゆっくりならば、数分のうちに殲滅出来るだろう。しかし、ここで考えてもらいたい。ゆっくり程度でここまでパニックになるだろうか? 何百単位もの数だったらそうなるかもしれないが、幸い少数の様だ。ではなぜ村人総出で畑に向かっているのだろうか? なぜケガ人が出るだろうか……!? 夏真っ盛りのこの季節、畑には素人目に見ても立派なスイカが転がっていた。しかし、そのスイカの隣にあるのは何だ? お化けスイカか? 堆肥の山か? 答 え は こ れ だ!!! 『むぅぅしゃぁぁむぅぅしゃぁぁしあわせぇぇぇぇ♪』 黒いとんがり帽子!ゆっくりまりさだ!! あまりのでかさに自分の声が口の中でエコーしている! 何世代か前までドスまりさとかいう巨大まりさが主流だったようだが、それより一回り大きいサイズだ! 仮にこのまりさを『化けまりさ』としよう。この化けまりさはドスと違い髪に装飾品が付いていない。つまり、高慢、無情、ワガママの塊のまりさである! それもサイズのお陰で、何倍にも増長している。しかも、これだけではない!! 「そういつまでも喰われてたまるか~!」 「全員同時に槍を投げるんだ~!!」 「今だぁ~!」 手際よく化けまりさを囲み、一斉に槍を投げる! 化けまりさはスイカに夢中で村人にすら気づいていない!! 勝った……その場にいた農民はみなそう思っただろう。鋼鉄の穂先は全ての方向から同時に刺さり、巨大な体に吸い込まれていったのだ。 日々強さを増していくゆっくりに対抗して特訓、編み出した必勝の対ゆっくり戦法だった。 『ゆぅぅぅぅ?』 化けまりさは今になってようやく自分の体の異変に気がついたようだ。 だが、もう遅い! 貴様の体は槍に貫かれ……てない!? 誰が信じられただろうか? 農民とはいえ訓練され自警団となった屈強な男たちが全力で鋼鉄の槍を投げたのだ。それが化けまりさの弾性を超えずにめり込んだままだ……!! 化けまりさは、周りを見渡すとようやく自分の置かれている立場を理解した様だ。 『ゆぅぅへっへぇぇぇえこぉぉんなぁぁもぉのぉぉ』 「やっやばい!みんな逃げろ~!!」 『ゆぅぅぅうん!』 化けまりさの口が三日月の様にキューと歪むと、スーパーボールが弾性で戻って来る様に槍を弾き返した!! さらに、弾く瞬間に捻りを加えたのか、槍は高速回転していた。人間程度なら簡単に切断されてしまうだろう。 訓練の賜物か、直撃した者はいなかったが……飛んできた槍がスイカを弾き、散弾の様になり飛んできた。 運悪く、それを正面から受けた一人の青年が崩れ落ちた。 「森永~!しっかりしろ森永ぁ~!!」 「だ……団長、じっじぶんはもぉゴハァ!!」 「しゃべるな!傷が開く!!」 「クソォ~森永の仇ぃ~!」 「これでもくらえ~!!」 一人欠けてしまったが、これまた全員同時に対ゆっくり様の毒煙玉を投げた。 たちまち化けまりさを紫の煙が覆う。このスキに森永を医療班に運ばせる。 「まだだぁ~!すべて使いつくせぇ~!!」 団長が号令をかけると一斉に煙の中にありったけの武器を打ち込んだ。残りの槍、矢、猟銃、極み付けに斧……すべて使いつくした。 「やったか……!?」 煙がだんだんと晴れていく、そこに残っていたのは…… 『ゆぅぅくぅぅりぃぃでぇきぃなぁいんなぁらぁじぃぃねぇぇ!!』 「ばっバカなぁ!?」 化けまりさは、ほぼ無傷だった。左目に先ほど団長が放った矢が一本刺さっていたが、文字通り一矢報いたにすぎなかった。 驚くべきことに、その他の武器は全てひしゃげて散らばっていた。槍に至っては全てが地面に突き刺さっている。 唯一通用するだろうと思われた斧は化けまりさの歯で止められていた。チョコレートを食べるかのように、バキバキと噛み砕きペッと吐き出した。すると、化けまりさの体が膨らみ…… 『ゆふぅぅぅぅぅ!!』 なんと先ほどの毒ガスを吐き出したではないか! この毒ガスも日々強力になるゆっくり様にパワーアップしているため、人体にも影響がでる危険な物なのだ!! 結果、団員は全て毒ガスの餌食となり身動きが取れなくなってしまった。化けまりさがこの畑を制圧した瞬間、化けまりさはスイカを一つ頬張り種を地面に転がる斧の刃の破片に飛ばした。 刃はいとも簡単に砕けてしまった。そしてゆぅぅっくりと団長に近づいた。 『たぁねぇくぅらぁいはぁぁあげぇるぅかぁらぁゆぅっくぅりぃしぃんでぇねぇ!!!』 「こ、ここまでか……!」 団長は覚悟を決め固く眼を閉じた。 「待てぇぇい!」 『ゆぅぅぅ?』 突然現れた声の主は畑の用具舎の上に立っていた。この場の全員の視線がそこに釘付けとなった。 紅い野球帽! 袖の破れたシャツ!! 腰に光るは銀のウエストポーチ!!! どう控えめに見ても、十代になったばかり、いかにも運動場から来ましたという様ない出立ちだ。ただ、その眼光は精悍な戦士のそれだった。 「人の命は世界の畑! ゆっくりの能力は未来への種子!! 哀れな種はここで絶やしてくれようぞ!!!」 『ゆぅぅ!? こぉどぉもぉのぉくぅせぇにぃぃぃ!!』 幼さを残したその声は、その場の空気をビリビリと震わせ化けまりさを萎縮させた。 先ほどの大人より強い! 餡脳にも理解できた。先手必勝だ! 化けまりさは用具舎に突っ込んだ。間一髪その一撃をよけ少年。用具舎は粉々に砕け散った。化けまりさは、勢い余って畑にめり込んだ。 「むっ無理だぁ~! コイツは鋼鉄の武器すら通さねぇんだぞぉ~!?」 「ゆっくりが鋼鉄より硬いなら、ゆっくりを貫くのもゆっくりのみ!!」 自警団の一人が情けない声を上げると、少年は迷わずにこう返した。化けまりさは体制を立て直し、こちらに向かって突進してきた! 『ゆぅっぐぅりしぃなぁいでぇさぁっさぁとぉしぃねぇぇ!!』 「出番だぁ~! MAYRIN!!」 『じゃおおおおおおおおおおおおん!!』 少年が叫び、指を鳴らすとウエストポーチからソフトボールサイズのゆっくりめいりんが飛び出し、少年の帽子の上に乗った。 紅い髪に緑の帽子! 帽子についた星のトレードマーク!! 星の中には「龍」の字が刻まれていた。 「いっけぇぇ~!MAYRIN~!!!」 なんと少年は、相棒のめいりんをほおり投げると、横から見ればきれいな“Y”の字になる様に右足を上げ――― 『じゃぁぁぁぁおおおおおおおおおん!!』 めいりんを思いっきり蹴り飛ばした!! 超スピードで飛ぶめいりんの帽子が風圧で飛ばされた!紅い髪をなびかせ、化けまりさに一直線に飛ぶ!! 『くぅずぅでぇちぃびぃなぁめぇぇりぃんのくぅせぇにぃぃ!!』 めいりんを喰らおうと大口を開け、めいりんを飲み込んだ。化けまりさは勝ち誇った様に不敵な笑みを浮かべる。 ……が次の瞬間!! 後頭部からめいりんが飛び出した!!! 『どぉ゛ぼぉ゛じぃ゛でぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!?』 めいりんの勢いは死んでおらず、突き刺さった槍に向かって飛んで行った。化けまりさは今度こそ終わったと確信した。 めーりんは他のゆっくりと比べ、皮が硬く頑強であるがその分柔軟性に乏しいのだ。自分を貫いたのは驚きだが、あのスピードで激突すればひとたまりもないだろう。 化けまりさは安心し、ゆっくりと憎き少年の方へと向かった。 『どぉんなぁにかぁたぁくぅてぇもぉくぅずぅはぁくずぅだぁったぁねぇぇぇ!』 「おお、こわいこわい」 『ゆ゛ぅ゛ゆ゛ぅ゛!? ばぁ゛がぁ゛わ゛ぁ゛じぃ゛ね゛ぇ゛ぇ゛!!』 絶望に震える姿を見たかった化けまりさにとって平然としている少年の姿が気に入らなかった。思いっきり威嚇してやればビビるだろうと体を膨らませる。 この化けまりさは皮が分厚かったせいか、倍以上に膨れ上がった。そして重圧で殺さんと向かってきた。 『ゆ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛!? な゛ぁ゛ん゛でぇ゛な゛ぁ゛に゛ぃ゛も゛ぉ゛み゛ぃ゛え゛な゛ぁ゛い゛の゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛』 後ろからめいりんが右目を貫いたのだ。でもなぜ潰れていなかったのか!? 答えはすぐに出た。 少年は高く跳びあがると、返ってきためいりんをオーバーヘッドキックで蹴り返した!! 不思議なことに蹴られためいりんは足で数秒止まっている様に見えた。 その種としては異常なほどの弾性を持っており、自らの形を変形させる程の衝撃を受けとめ、めり込ませてから飛ばしていた。 それからは、悲惨なものだった。ピスッピスピスと化けまりさの体に穴が空いていった。 少年は、自警団との戦闘で散らばった障害物で軌道修正しながら返ってくるめいりんを全て正確に蹴り返していたのだ。 それは、傍から見れば紅い弾丸を撃ち込み続けているようだった。 結局、化けまりさは全身をめいりんに貫かれ、毒の抜けた農民に袋叩きにされた。餡子が駄々漏れになり瀕死の状態になった。 どうも漏れている餡子の様子が少し変だった。ところどころに異物が混ざっていたのである。紅白のリボンや黒いとんがり帽子を始めとしたゆっくりの装飾品だった。 最後に大きな餡塊を吐くと、傷だらけの普通サイズのゆっくりまりさが残った。 「こいつは他のゆっくりを食べることによって、ゆっくりとしては破格の能力を得た様だな……素晴らしい力も方向を誤ってしまっては―――」 『『『『『ゆゆ!かたきをとってくれてありがとう!!』』』』』 いつの間に集まったのか、成熟し切っていないゆっくりの集団が少年を囲っていた。ざっと見て五十は下らないだろう。 まだいたのかと、農民たちが身構える。中には既に弓を引いている者もいた。 「ま、待ってください! この仔達はそのまりさに親を殺された被害者です。引き取ってもらえませんか?」 「どういうことか説明してくれないか?」 あの化けまりさは、ここら一帯のゆっくり達をその能力を用いて支配していたこと。たまたま知り合ったこの仔ゆっくり達に助けを求められたことを説明した。 少年が言うには、突如進化したかの様にゆっくり達は生物的に強くなった。さらに成熟する過程で多種多様の能力を身に付けているらしい。 以前と比べてではあるが、知識もモラルもあるという。現に仔ゆっくり達は、少年の連れていためいりんとじゃれていた。 ゆっくりめいりんは元々いじめの対象にしかならなかったとされていたから驚きだ。 「この仔達に農業でも教えながら育ててくれませんか? 成熟すれば強力な仲間になると思いますし、どうでしょ団長さん?」 「あんたの頼みなら構わないが、いったい何者なんだ?」 「人間とゆっくりの共存を望むものです」 少年はめいりんを帽子の上に乗っけると、沈み始めた夕日に向かい町を後にした。誰が言い始めたかは分からないが、彼は「紅い弾丸の少年」としてしばらくの間話題に上がった。 ~ゆっくりデータファイル~ No.1 MAYRIN(ゆっくりめいりん種) 能力:めいりん種独自の頑強さに加え、柔軟性にも優れる。ある一定のスピード(帽子が取れる程度)を超えると鋼鉄以上の強度を得る。 特殊:『超スピードで弾丸になる程度の能力』 備考:本作品の主人公の相棒ゆっくり。普段は主人公の頭の上にいるが、しえすた時はウエストポーチの中に入る。 主人公の思想を理解していて、お呼びがかかればすぐに飛び出す。 No.2 化けまりさ(ゆっくりまりさ種) 能力:身体能力全般が総じて化け物。武装した成人男性の集団を寄せ付けないほどである。 特殊:『共食いすれば強くなる程度の能力』 備考:元々は通常サイズのまりさだったが、能力に目覚めたとたんに周りのゆっくり種を捕食。巨大、強靭になった。 結局は、生き残りの仔ゆっくり達によって差し向けられた主人公に敗れる。戦う時期が遅れていたら勝てなかったかもしれない。 あとがき 最初は巨大なまりさをいじめる話だったんだよ! それから、なんか新しいものにしようとしたけっかがこれだよ!! 第一話ってなってるけど、面白いアイデアがあれば書くかな程度 なんか他ではひどい目に逢うことが多いめいりんに活躍させたかったにつきる作品です。 このSSに感想を付ける