約 16,299 件
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/6906.html
709: yukikaze :2021/02/10(水) 22 34 19 HOST p594037-ipngn200411kamokounan.kagoshima.ocn.ne.jp 翔鶴型航空母艦完成したよ。 翔鶴型航空母艦 全長:277.6メートル 全幅:47.9メートル(アングルド・デッキ含む) 喫水:9.55メートル 基準排水量:3万トン(公称。実際は3万4千トン) 満載排水量:4万3000トン 機関:艦本式ロ号缶18基 艦本式タービン4基4軸 15万馬力 速力:30ノット 航続距離:18ノットで10,000カイリ 武装:ボフォース40ミリ機関砲4連装12基 20ミリ機関砲 連装20基 装甲:舷側 102ミリ(傾斜角なし) 水平 64ミリ(格納庫甲板。このほかに主甲板に38ミリ) 搭載機数 1943年度で100機 同型艦 翔鶴 瑞鶴 (解説) 日本海軍が蒼龍型に続いて建造した正規空母である。 蒼龍型とは対照的に、飛行甲板に装甲を貼らない非装甲空母として誕生し、その航空機搭載能力と運用能力は、完成当時世界最大の空母であった。 第二次大戦時においても、その航空運用能力から多大な戦果を挙げ続けており、退役時に満場一致で記念艦に指定されるなど、日本海軍でも有数の武勲と栄光を勝ち取った艦である。 同艦の計画が始動したのは、蒼龍型が就役した1920年代末からである。 同艦の飛行甲板を非装甲化することについては、蒼龍型建造前に決まっていたことではあるのだが、この時期の日本空母は『鳳翔』『蒼龍』『飛龍』の3隻のみであり、大型空母の運用ノウハウについてはまるで蓄積されていない状況であった。 そのため海軍としては、『蒼龍』型の運用実績をある程度積み重ねたうえで、新型空母に反映させようとしたのである。(なお、この時、運用実績の蓄積に貢献したのが山本五十六であった。) そして1年近い猛訓練の末、以下のような点が浮かび上がっていた。 1 アングルドデッキ 何度でも発着艦のやり直しがきくために、着艦時の事故が大幅に減っている。 着艦誘導灯により、艦の進行方向とは斜めに着艦するのも可能となっているが、艦の進行方向上に着艦するよりは困難である。着艦を判断する士官の育成が急務である。 発着艦の同時並行作業については、現状では現実的とは言えない。発艦補助装置が必要である。 2 舷側エレベーター 側面に開口部があることで、被弾時等において換気がしやすい。 また、舷側にエレベーターがあることで、航空機の搭載と発着艦が同時並行で行うことが可能。 ただし、エレベーターが2基と少なく、舷側を低く抑えざるを得なかったことから、時化の時に飛行甲板や格納庫甲板に波が入り込むことになる。 3 揚弾エレベーターの問題 弾薬の装填や補給作業を格納庫で行うために揚弾エレベーターは格納庫に繋がっているが、飛行甲板を破られた際に、大爆発を起こす危険性がある。 ダメコンの観点から、揚弾エレベーターは飛行甲板直通で、補給や弾薬装填も飛行甲板で行うよう改正を執り行うべき。 4 ガソリンタンクへの防御 気化ガス対策のため、タンク周辺の空所を海水で満たすようになっているが、水は衝撃は緩和するものの圧力はそのまま伝播させるため、魚雷等の攻撃による外圧をガソリンタンクを伝えてしまい、タンクを歪ませてしまう欠点が発生する。 タンク内での気化ガス発生を抑えるため、使用して減ったガソリンの分だけ、タンク内に海水を充填して常に空所ができないようにし、更にはタンク周辺や使用していない配管内に二酸化炭素を充填することで、気化ガスの漏洩と引火を防ぐことが肝要。 710: yukikaze :2021/02/10(水) 22 34 59 HOST p594037-ipngn200411kamokounan.kagoshima.ocn.ne.jp 5 ギャラリーデッキ 発着艦時にやかましいという点を除けば、通気性が良いことから概ね好評である。 ただし、飛行要員の待機室は、防御を考慮してギャラリー・デッキから格納庫甲板下層に移し、待機室から飛行甲板までに長大なエスカレーターを設置するように希望する。 6 艦橋 トップヘビーを避けるためとはいえ、戦隊司令部としての機能はやや手狭であり、艦隊を指揮するの ならば能力が不足している。艦隊規模の指揮を行うのならば、少なくとも艦内部に戦闘指揮所の設置は必須となる。 7 防空火器 個艦防御レベルにおいても最低限と酷評。 特に高角砲についてはFCSが高性能にならない限り、デッドウェイトでしかないとまで言い切られている。 一方で、ボフォース40ミリ機関砲は、敵の雷撃機や爆撃機には有効であり、多数の装備が必要。 現場からこの問題点を突きつけられた艦政本部は、文字通りへこむことになる。 1、2、6、7については、艦政本部でも理解はされていた。3についても問題視はされていたものの、飛行甲板が装甲化されていることで大丈夫であろうと、海軍省や軍令部からも認められていたことから、まだ言い訳はたっていた。 だが、4と5については完全に盲点であった。 特に4については、基本的に直接防御を重視していた艦政本部主流派においては、ほとんど等閑視されていたものであり、頑固で有名な平賀譲ですら「僕の過ち」と、一切の弁明もせずに陳謝する程であった。 こうした改善点を受けて、新型航空母艦の設計については急ピッチに進められ、アメリカ海軍のヨークタウン級やイギリス海軍のアークロイヤル級の就役を横目に、1934年度予算において2隻の建造が承認されることになる。 以下、同型について解説する。 同型について一言で述べれば、蒼龍型を非装甲空母にしつつ、その問題点を解消した艦と言える。 その為、非公式的にであるが「改蒼龍型」とも呼ばれたりもしている。 同型と蒼龍型の違いの一つは、何度も言うように飛行甲板の非装甲化であるのだが、その代わりに格納庫甲板に64ミリ、更に機関室及び弾薬庫部分直上の第四甲板に38ミリの装甲が貼られており、仮に格納庫甲板を貫かれても弾薬庫と機関室は守るように防御されている。 また、舷側エレベーターも2基から3基に増やすことによって、航空機と格納庫との移動効率を上げると同時に開口部が増えることによって、被弾時の爆風を効率的に逃せるように工夫されている。 また、飛行甲板が装甲化されていないため、水面から飛行甲板までの高さを蒼龍型の13mから17mにまで思い切って上げている。これにより、蒼龍型においては格納庫甲板に波がかかるような状況でも、翔鶴型においてはかからない場面が増えるなど、航空機運用能力が容易になりやすいようにしている。 直接防御及び水中防御については蒼龍型と変わりはない。 ただし、航空機のガソリンタンクについては、提言通り使用して減ったガソリンの分だけ、タンク内に海水を充填して常に空所ができないようにし、更にはタンク周辺や使用していない配管内に二酸化炭素を充填することで、気化ガスの漏洩と引火を防ぐようにする他、ガソリン配管などもできるだけ艦内を通さず、舷外から飛行甲板に上げるように改正されている。(これは蒼龍型でも改装時に実施) 航空兵装の揚弾についても、飛行甲板直通とする反面、揚弾エレベーターを通じて弾薬庫にまで火災が来ないよう防火シャッターを2重3重に備えている。 なお、魚雷についてはアメリカ軍の魚雷威力が想定以上にたかったことから、戦時改修時に、外付けバルジをつけて強化を図っている。 これにより速度が29ノット程度にまで低下することになるのだが、海軍は許容範囲と判断している。 712: yukikaze :2021/02/10(水) 22 35 38 HOST p594037-ipngn200411kamokounan.kagoshima.ocn.ne.jp 火力については、効果の薄い高角砲搭載を諦め、機関砲と機銃のみとしている。 これは艦政本部を中心に異論が出たものの、山本五十六の「エリアディフェンスは戦闘機と防空巡洋艦に任せ、空母は接近する航空機の攻撃の妨害に徹した方がまだマシ」という意見と、片舷3~4門程度の高角砲で、有効な防空ができるのかという点から受け入れられることになる。 特筆すべきは、その管制システムであり、翔鶴型のそれは、蒼龍型では機関砲に直接取り付けられていた照準器を方位盤に取り付けて遠隔管制することとしていたのだが、照準器もさらに改良がくわえられ、風力修正装置も付加されると同時に、後日装備となったが、測距レーダーを装備し、照準器の弾道修正機能を改良するところまで計画されていた。 大戦中盤以降に日本海軍の防空火力が飛躍的に増大したのは、この改良版と本格的なレーダーGFCSである44式砲射撃指揮装置(史実Mk.63 砲射撃指揮装置)の採用によるところであるのだが、これらの鉄壁の防空網により、アメリカ海軍の航空攻撃はほぼ自殺行為とみなされてしまい(唯一マシだったのがロケット弾攻撃である)、戦局が絶望的になった1946年後半以降に、統率の外道ともいえる攻撃手段を取らせることになる。 航空機搭載能力については、格納庫が広く取れたということと、露天係止を大々的に進めたことから、戦闘機、爆撃機、攻撃機がそれぞれ36機づつ、合計108機という搭載機数を誇っている。 無論、この数字は限界レベルにまで搭載した場合のみであり、実用上では爆撃機と攻撃機を24機づつにした84機+αといったところであるのだが、蒼龍型やヨークタウン級をはるかに超える搭載機数であるのは事実で、日本海軍においては、翔鶴型を主力空母として量産する声がかなり根強く残ることになる。 艦橋については、蒼龍型の反省も踏まえて、史実エセックスに近い艦橋構成となっている。 それでも艦隊指揮という点ではやや不満が残る大きさではあったのだが、蒼龍型よりは使いやすく、また後述する瑞鶴の幸運ぶりにあやかり、戦争中盤以降は第一航空機動艦隊旗艦として使われることが多くなる。 同型は1番艦の翔鶴が1938年に、2番艦の瑞鶴が1939年に就役し、第二航空戦隊を編制。 ここで日本海軍の悲願であった正規空母4隻体制を達成することになる。 これを受けて、当時海軍軍令部次長であった嶋田繁太郎は、空母4隻を主体とする第一航空機動艦隊の編制に着手。 第一及び第二艦隊からの抗議に対しては、戦時急造空母として建造が予定されていた三輪型の何隻かを配備させることを確約することなどをバーターに受け入れさせることに成功している。(初代司令長官は古賀峯一) なお、この時古賀は通信設備が整っている翔鶴型を旗艦として選ぶ予定であったのだが、練度として不十分であることと、蒼龍型が第一次改装により艦橋機能を強化したことから、同艦隊旗艦は蒼龍のままとなっている。 ただし、マリアナ沖海戦において、半ば惰性で旗艦が蒼龍のままであったことは、通信の受信に幾度が失敗したことが同海戦における日本の戦術的敗北につながった要因の一つであり、同海戦における消極的な指揮ぶりもあって井上提督が更迭される要因となっている。(ただし、井上が蒼龍を旗艦として選んだのは、飛行甲板の防御が強いことから最後まで指揮ができる点を評価していたことが理由であり、蒼龍を旗艦とした判断をもって、井上を指揮官として不適とするのは乱暴という意見もある。なお、マリアナ沖海戦では、その前のパラオ沖海戦で翔鶴が被弾し、戦列から離れていたことも、空母部隊の不振の要因となっている。) マリアナ沖海戦後は、第三艦隊司令長官となった武部提督の元、積極的な通商破壊作戦に従事する。 『エニウェトク環礁沖海戦』において、蒼龍と翔鶴が中破するものの、その前に放っていた航空部隊によって、『エンタープライズ』と『ワスプ』を沈めており、中部太平洋における制空権の確保に尽力し、アメリカ太平洋艦隊のトラック諸島撤退及び戦艦6隻の自沈という結果を導いている。 一部には、この時アメリカ海軍の残存艦艇を追撃すれば、後のソロモンキャンペーンではさらに楽ができたのではという意見も出されていたが、当時の第一航空機動艦隊がオーバーワーク気味であることを考えれば、現実を無視した批判であると言える。 713: yukikaze :2021/02/10(水) 22 37 39 HOST p594037-ipngn200411kamokounan.kagoshima.ocn.ne.jp 日本に戻って修理及び休息をした後、奪還したトラック島に進出。 第二次ソロモン海海戦においては、『エセックス』を沈め、アメリカ海軍のガタルカナル島からの撤退を決断させ、ガタルカナル島に完成した重爆撃機部隊の飛行場を潰すために出撃したアメリカ艦隊との間に起きた第三次ソロモン海戦では、海戦終盤に、翔鶴が潜水艦による雷撃で中破したものの、アメリカ海軍の侵攻を頓挫させるとともに、三輪型とともに、ニューカレドニア及びサモアへの通商破壊作戦を強め、1944年秋の降伏に繋がることになる。 ソロモンキャンペーン終了後、半年かけて改装することになり、魚雷防御のためのバルジをつけるとともに、電子機器の一新を図ることになる。 ただし、この改装が予想よりも長引いたことで、当初予定された遣欧派遣艦隊には参加せず、1945年夏に行われたパナマ運河攻略作戦にギリギリではあるが参加することになる。 この時、バルジによる水中抵抗から運動性に変化があったことに足を引っ張られ、翔鶴がロケット弾攻撃で甲板に被弾するという被害は受けたものの、格納庫甲板以下は損傷軽微であり、トラック諸島で応急修理を受けることになる。 この頃になると、翔鶴が戦果を挙げるもののその都度被害を被るのに対し、瑞鶴は戦果を挙げると同時に一度も被弾をしていないことが面白おかしく対比されていくのだが、当の二航戦では、二航戦司令官になっていた有馬正文少将の尽力の元、お互いが喧嘩することなく、むしろ翔鶴を揶揄した面々に瑞鶴乗組員が殴り込むことも起きている。 また、被害を受けるたびに、アメリカ海軍が「今度こそ撃沈確実」と言わんばかりに、撃沈の発表を行うため、あまりの多さに(累計で12回。なお、実際に中破クラスの被弾や魚雷を受けたのは5回で、それ以外は至近弾や、酷い時には出撃すらしていなかった)、翔鶴乗組員から「俺達は一体海底から何度蘇ればいいんだ?」と、半ば真剣に悩み始めトウキョウローズからは「アメリカ海軍は撃沈艦の名前をダーツで決めている」と、揶揄され、当のアメリカ海軍軍人が「もう賭けの対象にもならんぞ。なんで沈まないんだよ、あのアバズレどもは」と、罵るなどという事態にまで発展していた。 カリブ海を巡る戦いにおいては、キューバの航空基地の支援として、アメリカ南部地域を荒らしまわったものの、第一航空機動艦隊司令長官の山口提督の積極性が裏目に出てしまい、アメリカ海軍潜水艦部隊の索敵線に引っかかり、蒼龍が大破(後、着底)、翔鶴もバルジに被弾し中破。瑞鶴一隻になってしまったことで、航空戦力に穴が開いてしまい、アメリカ海軍の乾坤一擲の作戦である第三次カリブ海海戦において、日本海軍の敗北を生み出す要因となってしまう。 カリブ海の戦いが集結し、アメリカ海軍が東部に籠った1946年4月には、復旧なったグアンダナモに再び進出し、再編された空母機動艦隊の一員として活躍することになる。 この時の日本海軍は、蒼龍型1隻、翔鶴型2隻、大鳳型4隻、播磨型2隻、三輪型18隻という、もはや隔絶したレベルの空母戦力を有しておりアメリカ海軍の最後を飾るニューヨーク沖海戦においても、空母艦載機による波状攻撃によって、出撃したアメリカ海軍は、日英戦艦部隊にたどり着く前に半壊することになるのだが、その中でもカリブ海で戦没した姉の復讐を目論む飛龍と、翔鶴型2隻の攻撃により、アメリカ級2隻に海戦の勝利を決定づける一撃を加えられたのは、流石に格の違いを見せつけたと言えるであろう。 とはいえ、戦争終結後、両艦が一緒に任務を行うことはなくなった。 機関は聊かくたびれていたとはいえ、1発も攻撃を受けなかった瑞鶴は、60年代までは日本海軍主力として前線で活躍していたのに対し、幾たびもダメージを受けていた翔鶴は、前線で戦うにはダメージを負いすぎており、練習空母としての任務に就くことになる。 もっとも、内地の穏やかな海面での練習任務も、翔鶴の傷ついた体では年々厳しくなっており、50年代後半には予備艦指定され、60年代初めには退役が決定されることになる。 この時「不屈の空母である翔鶴を残そう」というキャンペーンにより、翔鶴は記念艦として長崎で余生を過ごすことになったのだが、瑞鶴は主力として外れた以降も、練習空母として更に荒鷲達を育てる任につき、彼女が無事に退役を迎えたのは、なんと90年代に入ってからという状況であった。 当然のことながら、海軍艦艇でも最年長であった彼女の退役においては、海軍全体が「何が何でも瑞鶴は残そう」と一致団結しており、好景気で気が大きくなった国民も、一度も被弾することなく戦果を挙げ続けたこの希代の幸運空母を残すことに異論はなく、横浜の地で第二の人生を送ることになる。 715: yukikaze :2021/02/10(水) 22 44 18 HOST p594037-ipngn200411kamokounan.kagoshima.ocn.ne.jp 投下終了。和製エセックスともいうべき翔鶴型完成。 モチーフは戦後に改装されたエセックス級。 まあ、あのエレベーター配置では使いづらいので、最初からすべて舷側エレベーターにしてはいますし、凌浪性のためにハリケーンバウとしていますが。 高角砲全廃して40ミリのみとしていますが、まあ高角砲を効率的に載せる場所もないし載せても単装砲止まりなら、機関砲だけで割り切ってもいいかなと。 基本、防空は戦闘機に任せていますし。 瑞鶴は至近弾すら当たらず、一方で翔鶴は主要海戦に参加し戦果を挙げるけど損害も多いと。 普通なら翔鶴乗組員と瑞鶴乗組員との間で感情的な反発起きるでしょうし、当初はこれを軸にしてカリブで蒼龍が失われ、蒼龍への詫びのために最後の海戦で活躍なんてストーリーも考えたのですが長くなりすぎたので没。有馬提督に頑張ってもらいました。 なお余談ですが、両艦とも記念艦になったので、実質海軍では使うことができないことに。 新型反応動力空母で蒼龍や飛龍の名前が復活しても鶴姉妹の名前が出てこない理由はこういうことです。
https://w.atwiki.jp/syakure/pages/826.html
カイザー・ヴィルヘルム級装甲航空母艦 概要 大洋州連合軍が開発した最新鋭装甲空母。全長900m級の超大型航空母艦であり、空母としては破格の防御力と優れた機動兵器運用能力を誇る大洋州連合軍機動艦隊兵力の要とも言える艦である。 『各戦線で遊撃し、航空母艦と可変機の集中運用を行う事で戦線の局地的航空優勢を確保する空母打撃群の整備』を目的とした大洋州連合国防軍の新規艦隊整備計画の中核戦力として作り出された大型航空母艦であり、人型機動兵器の運用を中心としていた従来の艦艇とは異なり、航空機型の可変機動兵器の大量運用を前提としている。 その構造から重力下での運用よりも無重力下での運用に適しており、大洋州連合宇宙軍や武装親衛隊の月面方面軍や火星方面軍、プラント防衛艦隊などに集中的に配備されている 構造 装甲化された全通甲板とアンクルドデッキを備えるという、一見するとオーソドックスな航空母艦の構造を取っているが、艦艇部も全て全通甲板となっている上下完全対称という異形の艦。アストーレをはじめとする可変機動兵器の集中運用を前提としている為であり、航空機型の可変機動兵器の運用に適した構造をとっている。当然ながら人型機動兵器の運用も可能であり、可変機の発着が優先される甲板部とは別に船体側面に展開式のリニアカタパルトデッキを有する。 全通式の甲板及び船体は装甲間が中空構造となった3層の複合装甲で構成されており、極めて堅牢。さらにアームズ・フォートのそれを転用したプライアル・アーマーを標準装備する為に戦艦並みの防御力を有する。重装甲化による内部スペース減による機体搭載数の減少を船体そのものの大型化によって補うという方式をとっている。 それによって肥大化した船体に航空母艦として活用できるレベルの航行性能を与える為に本来可変機用の大出力推進機関であるアルスヴィズ・エンジンを艦船用に大型化・改修させた推進器を8基備え、さらに大出力型の大型太陽炉を6基装備している。それによって船体サイズに比してかなりの高速艦となっている。 艦橋は右舷側に配置されているが、戦闘時は主要部分が内部に引き込まれる格納式艦橋となっているのが特徴。 機動兵器運用能力 機動兵器搭載数は3個大隊分108機に加え、予備機を含めて最大120機を数える。これは可変機に統一した場合の数字であり、人型機との混合編成や航空機と混成した場合は数字の増減が発生する。 上下完全対称型の船体の上下に位置する全通航空甲板には合計6基の電磁カタパルトを搭載しており、さらに両舷にも展開式の電磁カタパルトを有する。両舷のカタパルトは人型機動兵器の発進に用いられる事が多いが、可変機の発進も可能。ただし、帰還には対応しておらず、帰還時は甲板を用いる必要がある。 また、船底部の甲板は当然ながら重力下での運用は困難であり、使用は宇宙空間に限定されているという欠点を持つ。地上での運用も可能な全領域艦でありながら、重力下では運用面で難がある事が宇宙軍へ集中的に配備されている要因となっている。 なお、艦底部の全通航空甲板と一部格納庫が単なるデッドスペースになる事に目をつぶれば地上での運用も可能である。 武装 艦首大口径粒子砲×1 艦首に搭載された対要塞粒子ビーム砲。粒子砲専用の太陽炉から直接粒子をドライヴする事で高い出力を得ている。連射が利かず、射角も正面に限定されているがその威力は絶大であり、対多数戦闘や対要塞戦に威力を発揮する。 レーザーCIWS×46 甲板部分を中心にハリネズミのように装備された対空レーザー砲。粒子フィールドを砲塔付近に展開することである程度の弾道の湾曲が可能となっている。 多目的VLS×65 両用連装砲×6 装備 半自律型統合式支援用AIユニット 多目的複合レーダーユニット 補助用複合センサーユニット 三次元式火器管制センサー 赤外線探査レーザー 新型複合装甲 プライアルアーマー センサー連動式指向性ビームシールド 統合戦術情報伝達データリンクシステム
https://w.atwiki.jp/1942_fhsw/pages/526.html
※正面左がニ代目ヨークタウン、右は同型艦の二代目ホーネット 艦種記号 CV 弱点 飛行甲板 概要 アメリカ軍の航空母艦。ヨークタウン級よりも大型の空母として建造された物の艦級。 優秀な対空砲を積んでおり防空能力は高い。操舵席は艦橋が邪魔で全面を見渡せないので注意。 また12.7cm砲はAA弾しか撃てないため、対艦戦闘には使えない。 史実 正規空母としては最多の24隻が建造されている。 備考 飛行甲板後部に格納庫へのエレベーターあり。 7番席はエレベーター席で、↑↓キーでエレベーターの昇降を行える。 ヨークタウン二代目(CV-10) キルログ表記 ヨークタウン(2) 座席 1番席 Mark12 12.7cm連装砲 2基 警鐘 レーダー有 2番席 ボフォース40mm4連装機関砲 2基(セカンダリと連動) ボフォース40mm4連装機関砲 2基 レーダー有 3番席 ボフォース40mm4連装機関砲 2基(セカンダリと連動) ボフォース40mm4連装機関砲 2基 レーダー有 4番席 ボフォース40mm4連装機関砲 2基(セカンダリと連動) ボフォース40mm4連装機関砲 2基 レーダー有 5番席 ボフォース40mm4連装機関砲 2基(セカンダリと連動) ボフォース40mm4連装機関砲 2基 レーダー有 6番席 Mark12 12.7cm連装砲 2基 警鐘 レーダー有 7番席 警鐘 警鐘 イントレピッド(CV-11) キルログ表記 イントレピッド 座席 1番席 Mark12 12.7cm連装砲 2基 警鐘 レーダー有 2番席 ボフォース40mm4連装機関砲 2基(セカンダリと連動) ボフォース40mm4連装機関砲 2基 レーダー有 3番席 ボフォース40mm4連装機関砲 2基(セカンダリと連動) ボフォース40mm4連装機関砲 2基 レーダー有 4番席 ボフォース40mm4連装機関砲 2基(セカンダリと連動) ボフォース40mm4連装機関砲 2基 レーダー有 5番席 ボフォース40mm4連装機関砲 2基(セカンダリと連動) ボフォース40mm4連装機関砲 2基 レーダー有 6番席 Mark12 12.7cm連装砲 2基 警鐘 レーダー有 7番席 警鐘 警鐘 ホーネット二代目(CV-12) キルログ表記 ホーネット(2) 座席 1番席 Mark12 12.7cm連装砲 2基 警鐘 レーダー有 2番席 ボフォース40mm4連装機関砲 2基(セカンダリと連動) ボフォース40mm4連装機関砲 2基 レーダー有 3番席 ボフォース40mm4連装機関砲 2基(セカンダリと連動) ボフォース40mm4連装機関砲 2基 レーダー有 4番席 ボフォース40mm4連装機関砲 2基(セカンダリと連動) ボフォース40mm4連装機関砲 2基 レーダー有 5番席 ボフォース40mm4連装機関砲 2基(セカンダリと連動) ボフォース40mm4連装機関砲 2基 レーダー有 6番席 Mark12 12.7cm連装砲 2基 警鐘 レーダー有 7番席 警鐘 警鐘 バンカーヒル(CV-17) キルログ表記 バンカーヒル 座席 1番席 Mark12 12.7cm連装砲 2基 警鐘 レーダー有 2番席 ボフォース40mm4連装機関砲 2基(セカンダリと連動) ボフォース40mm4連装機関砲 2基 レーダー有 3番席 ボフォース40mm4連装機関砲 2基(セカンダリと連動) ボフォース40mm4連装機関砲 2基 レーダー有 4番席 ボフォース40mm4連装機関砲 2基(セカンダリと連動) ボフォース40mm4連装機関砲 2基 レーダー有 5番席 ボフォース40mm4連装機関砲 2基(セカンダリと連動) ボフォース40mm4連装機関砲 2基 レーダー有 6番席 Mark12 12.7cm連装砲 2基 警鐘 レーダー有 7番席 警鐘 警鐘 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/6089.html
827: ホワイトベアー :2020/02/21(金) 18 37 45 HOST 157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp 訂正版 大鳳型航空母艦 基準排水量:82,000t 満載排水量:104,600t 全長 :337m 全幅 :76m 最大速力 :33.6ノット 兵装 20mm多銃身回転式機関砲×4基 二八式短SAM八連装発射機×2基 五〇式短SAM21連装発射機(後日装備) 機関 三菱MA1加圧水型原子炉 ×2基 蒸気タービン ×4基 スクリュープロペラ ×4軸 航空艤装 蒸気式カタパルト ×4基 航空機用エレベーター ×4基 艦載機 固定翼機+回転翼機×90機(平時) ×105機(最大) 828: ホワイトベアー :2020/02/21(金) 18 38 16 HOST 157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp 大鳳型航空母艦は日本海軍が初めて建造した原子力空母であり、世界で初めて量産された原子力空母でもある。 現在までに合計で8隻の建造が予算に盛り込まれており、現在までに4隻が就役している。 来歴 1920年代に入るとそれまで日本海軍の艦隊航空戦力の中核を担っていた瑞鶴型航空母艦も老朽化を迎えており、代艦の建造が必要になっていた。こうした事情もあって政府および議会は海軍に4隻の新たな空母の建造を認可した。 ひさかたぶりに新規空母の建造が認められた海軍は、原子力推進技術の成熟もあって主動力を原子力で賄う新世代の空母の建造を計画する。これにより建造されたのが本級である。 大鳳型の設計は、基本的には瑞鶴型航空母艦後期建造型のものを踏襲しつつ、さらなる大型化と瑞鶴型航空母艦の運用によって洗い出せた修正点を修正する多数の改修が施されている。また、原子炉を搭載している事や仮想敵国の海軍力・空軍力の増強に合わせて従来の航空母艦よりもより重装甲・重防御になっており、その影響もあって排水量が瑞鶴型から2万トン近く増加していた。 また、設計のみならずC4Iシステムもまた、瑞鶴型のものをもとに更新したものとなっており、艦隊の旗艦としても十二分に活躍できるよう充実した司令部設備を備えている。 艦隊司令官や戦隊司令官が指揮を執る旗艦用司令部作戦室には横須賀鎮守府の帝国艦隊司令部や帝国軍事指揮センターと情報を共有するための帝国海軍指揮管制支援システム(Imperial Navy Command and Control Support System:通称INCACSシステム)や艦隊の各艦と情報を共有するための艦隊間指揮管制支援システム(Fleet command and control support system:通称FC2Sシステム)、艦の戦術情報を共有するための海軍戦術情報システム(NTDS)という3つの主要な指揮・統制システムが集中しており、世界中どこに展開していても電波通信や衛星通信常などを利用して常時情報のやり取りを可能としている。また、艦内には大画面モニターを複数そなえた多目的室が設けられており、陸海空統合任務部隊司令部(幕僚等100名規模)を設置することもできる。 さらに、空母内には指揮・統制を支援するために、自部隊が独自に収集した情報や上級司令部あるいは統合同軸報送信サービス(IBS)を通じてもたらされた情報を総合・分析する部署である空母情報センターも設置されており、本級に搭乗する作戦司令官は旗艦用司令部作戦室からの作戦情報と空母情報センターからのインテリジェンス情報を総合して意思決定を行うことができる。 829: ホワイトベアー :2020/02/21(金) 18 40 36 HOST 157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp 一方でこうした豪華な通信・情報システムや、最大で300万ガロンと言う莫大な航空燃料、2,970トンの航空弾薬を搭載するように設計されていることから居住性は前級比べると多少であるが低下しているなど、より戦闘と作戦指揮を重視した艦となっている。 機関には三菱重工業が開発・製造している加圧水型原子炉であるMA1を2基搭載しており、これで艦内で消費される全電力の供給とカタパルトへの高圧蒸気供給を担っている。また、原子炉とは別に予備の発電装置としてタービン機関が2基搭載されている。 航空機運用能力としては全長337m×全幅78mの全通甲板を航空甲板としており、飛行甲板上には船体中心線に対する角度は9度3分のアングルド・デッキが設定されている。 エレベーターやアイランドデッキなどの飛行甲板上構造物の配置は瑞鶴型航空母艦後期建造型のそれを踏襲し、カタパルトは飛行甲板前方に2基、アングルド・デッキ上に2基の計4基を設置している。このカタパルト運用はNBC防護の観点から、第1・2および第3・4カタパルトの間にそれぞれ統合カタパルト管制室(ICCS)が設置され、そこで完全に管制されている。 また、艦載機が着艦するときに使われるアレスティング・ギア(着艦制動装置)には通常では重量22.7トンの機体を安全に着艦させる事ができる九型油圧式着艦制動装置を搭載している。 飛行甲板と艦載機ハンガーをつなぐエレベーターとしては25.9メートル×15.9メートル、力量58.5トンの変形五角形のモノを右舷アイランド前方2基、後方1基、左舷後方1基の計4基を装備している。このエレベーターは主翼を折りたたんだままの艦上戦闘機2機を同時に載せて昇降することが可能で、さらに艦載機用とは別に兵装用のエレベータが9基設けられている。 運用可能機数は瑞鶴型航空母艦後期建造型と変わらず最大で各種艦載機を105機程度搭載・運用することが可能である。しかし、全機を格納庫に収容することはできず、一定数は露天繋止を行わなければならない。 その一方で瑞鶴型と比べると燃料・弾薬の搭載量が大幅に増強されており、これにより継戦能力は飛躍的に強化されており、無補給でも最大16日間の作戦行動が可能とされている。 本級は航空機プラットホームとして上記した圧倒的な航空機運用能力を有している。その一方で、艦そのものの戦闘能力は低く抑えられている。その為、武装も個艦防空用の二八式短SAM八連装発射機を2基、近接防空用の20mm多銃身回転式機関砲4基と最低限の自衛火器を除いては搭載していない。 本級は1937年にネームシップである1番艦 大鳳が横須賀鎮守府造船所にて、2番艦 白鳳が呉鎮守府造船所にて、3番艦 瑞鳳が佐世保鎮守府にて、4番艦 龍鳳が室蘭鎮守府造船所にてと相次いで起工され、1940年までに4隻全てが就役した。その後、西欧戦争の終結によって海軍内にて計画されていた5番艦から8番艦までの建造は凍結されていたが、欧州連合やイギリス連邦の軍拡に対抗する為に1948年予算案で2隻、1950年予算案で2隻、1962年予算で4隻が承認され、最終的には14隻が建造される事になる。 本級はそれまでの日本海軍の空母と同様に日本帝国の新世代の艦砲外交の中核として、地域の軍事的安定による紛争発生の抑止と日本帝国の国益守護の為に世界各地に派遣され、欧州連合やイギリス連邦に対してプレッシャーをかけ続けていく。 830: ホワイトベアー :2020/02/21(金) 18 41 16 HOST 157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp 以上になります。 wikiにはこっちを転載してください
https://w.atwiki.jp/jp-summons/pages/1021.html
ら・こすたきゅうこうくうぼかん ムー海軍が保有する航空母艦の艦級。 造船技術の発展により誕生した竜母に対抗するべく、科学技術式の戦闘機を搭載するためにムーが開発した近代的な航空母艦。 戦力を揃える為に改良も行われ、現在ではマイナーチェンジ版のラ・ヴァニア級航空母艦も建造されているため、やや旧式だと思われる。 ムー機動部隊所属の航空母艦としてバルチスタ沖大海戦に本級とラ・ヴァニア級航空母艦が5隻投入されているが、詳細な数は不明。 戦闘でムー艦隊は搭載したマリンの大部分を撃墜され、艦隊も大打撃を受けたが、本級に関しては言及がないため被害状況は不明。 ちなみにムーで竜母が運用されなかったのは、元々はムーもワイバーンを輸入し繁殖したが、魔素のない土地柄もあり、コストが膨大だった事によるもの。 余談だが、名前はスペイン語で太陽海岸を意味する「コスタ・デル・ソル」より拝借されている。他の艦の命名方式も「ラ・+スペイン語、または日本語」となっており、命名基準は「地球っぽさ」を重視しているとのこと。 関連項目 兵器|ムー|ラ・ヴァニア級航空母艦 ※既存の[[コメント]]に返信する場合、返信したいコメントの左側にチェックを入れて下さい。 過去のコメント ムーの各艦艇を追加しました。 - 名無しさん (2019-05-14 01 55 08) マイナーチェンジだから性能はラ・ヴァニアと当程度だろうか? - 名無しさん (2019-05-14 21 20 48) だれか命名基準のソース貼ってクレメンス - 名無しさん (2019-05-16 21 28 09) これですね。https //hermits-song.net/2019/02/17/190217/ - 名無しさん (2019-05-16 22 13 07) 鳳翔くらいの初期型空母としても、五隻運用してたムーの国力はさすが。この上ラ・ヴァニアなど改良型も加わってるんだから相当な金喰い虫だったろう。強国が次々竜母を導入してた背景から必然ではあるけども。 - 名無しさん (2023-08-16 14 56 05) 名前 ここを編集 〔最終更新日:2019-05-16〕
https://w.atwiki.jp/wug-world/pages/55.html
【日本語名称】 【現地語名称】 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (【図面ファイル】) 艦級情報 艦種 航空母艦 運用者 imageプラグインエラー ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。アライド連合王国 建造者 imageプラグインエラー ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。アライド連合王国 建造期間 1025年 - 1027年 就役期間 1026年 - 1035年 計画数 2隻 建造数 2隻 前級 フィパェ級 次級 キールカルシャエ級オレグカルシャエ級 船体諸元 目次 全長 224m 艦史 設計 装備 兵装 補助兵装 艦載艇・艦載機 同型艦 派生型 関連項目 全幅 32m 全高 【全高】m 吃水 【吃水】m 乗員 【乗員】名 基準排水量 19,200t 満載排水量 24,400t 装甲諸元 装甲材質 【装甲材質】 舷側 艦首【装甲厚】mm艦央【装甲厚】mm艦尾【装甲厚】mm 甲板 艦首【装甲厚】mm艦央【装甲厚】mm艦尾【装甲厚】mm 吃水下 艦首【装甲厚】mm艦央【装甲厚】mm艦尾【装甲厚】mm 艦底 艦首【装甲厚】mm艦央【装甲厚】mm艦尾【装甲厚】mm 司令塔 上盾【装甲厚】mm前盾【装甲厚】mm側盾【装甲厚】mm後盾【装甲厚】mm 機関諸元 機関方式 【機関方式】方式 主缶 【ボイラー機種】【基数】基 主機 【タービン機種】【基数】基 機関出力 【出力】馬力×【基数】基 電源 【発電機機種】【基数】基 電力 【出力】kW×【基数】基 最高速度 設計 30kt公試 33.7kt 巡航速度 【巡航速度】kt 燃料 【燃料種類】【積載量】t 推進器 【推進器種類】【軸数】軸 航続距離 16kt時10,300海里 艦史 ファレトカルシャエ級航空母艦はアライド連合海軍が運用した初の本格的な正規空母の艦級。前級の試作空母フィパェから得られたノウハウを生かして設計されており、搭載数は70機に達している。 レムファータ紛争に同型艦2隻が投入され、戦局に多大な影響を与えた艦である。 設計 装備 兵装 兵装 名称 基数 【兵装名】 【基数】基 補助兵装 補助兵装 名称 基数 情報処理 【兵装名】 【基数】基 射撃管制 【兵装名】 【基数】基 電波探信儀 【兵装名】 【基数】基 音波探信儀 【兵装名】 【基数】基 電子戦装備 【兵装名】 【基数】基 補助装備 【兵装名】 【基数】基 艦載艇・艦載機 艦載艇・艦載機 名称 搭載数 艦載機 【艦載機機種】 【機数】機 合計 【合計機数】機 艦載艇 【艦載艇艇種】 【艇数】隻 合計 【合計艇数】隻 同型艦 同型艦 艦番号 艦名 起工 竣工 退役 【艦番号】 【艦名】 【起工日】年月日 【竣工日】年月日 【退役日】年月日 派生型 関連項目
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/7366.html
362: 加賀 :2021/09/20(月) 07 28 21 HOST softbank126163160058.bbtec.net 『翔鶴』型航空母艦 基準排水量 36000トン 満載排水量 45000トン 全長 272m 全幅 32m 飛行甲板 266m×30m エレベーター×3 ボイラー 九五式艦本式重油専焼水管缶×10 主機 艦本式タービン×4 出力 160000馬力 速力 34ノット 航続距離 11,100海里 兵装 45口径12.7サンチ連装両用砲×8 一式40ミリ連装機関砲×6 25ミリ三連装機銃×6 同単装機銃×72 対空設備 13号対空電探改 搭載機 艦戦×36 艦爆×27 艦攻×27 偵察×3 補用×9 同型艦 『翔鶴』『瑞鶴』 【概要】 マル3計画で建造された『飛龍』を拡大設計した航空母艦である。夢幻会の松本喜久雄少将が設計しており史実改『大鳳』型を一部踏襲していた。 水中防御を、史実『大鳳』のTNT換算300kgから450kg相当に耐えるように強化。 飛行甲板に電動揚弾筒×2、電動揚魚雷筒×2を設置し、飛行甲板での装弾を容易にした(従来の空母は格納庫にしか揚弾されず) 艦橋(アイランド)を1m外側にシフトさせ、中央部での有効飛行甲板幅を拡張。 全長が4m延長され、排水量が1600トン増加(主にアイランド~前部昇降機間が延長されている)。 前部昇降機の位置が5m前進し、飛行甲板の全長も長くなる。格納庫も前後に広くなるが閉鎖式のまま。 等々であった。またボイラーも余裕を持たせた10基であり速度も34ノットを維持する事に成功している。 飛行甲板は残念ながら装甲化は見送られ実際の装甲化は次の『大鳳』になっている。 搭載機については格納庫も『加賀』以上になっており後の新型機である流星や烈風、天山等も予定通りに搭載可能となっていた。 二隻とも開戦前に就役し第五航空戦隊を編成、真珠湾に参加し新参ながらも一航艦のメンバー入りをする。その後インド洋作戦、MO作戦、そしてMI作戦に参加する。この作戦で攻撃隊発艦前だった『翔鶴』が被弾、大炎上を起こし後に爆沈してしまう。残った『瑞鶴』は日本海軍史に名を何度も連ねる戦いを生き残る。 第二次ソロモン海戦で無傷ながら飛行隊は半壊、南太平洋海戦で『エンタープライズ』を撃沈し『ホーネット』を鹵獲するも飛行隊は壊滅する。その後、『瑞鶴』飛行隊はドッグ入りしている各空母から選抜されたパイロットが選ばれ精鋭『瑞鶴』隊と呼ばれる。 しかし、い号作戦、ろ号作戦で共に半壊し空母『イントレピッド』を鹵獲する功績をするトラック諸島沖海戦で再び壊滅、再度再建するも続くマリアナ沖海戦でも壊滅しエンガノ岬沖海戦では囮のため戦闘機隊だけ参加、最後の沖縄沖海戦では第一次沖縄沖航空戦で壊滅、その後宜野湾に突撃するも撤退し残った空母からより集めで編成された臨時飛行隊も橋本中将の第五艦隊の支援のため英東洋艦隊に最後の航空攻撃を仕掛けて壊滅するのである。 沖縄沖海戦後、飛行長は『瑞鶴』のこれまでの戦果を纏めて提出するが最後の一文にはこう記載されていた。 「航空母艦『瑞鶴』斯ク戦ヘリ。『瑞鶴』二対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」 なお、判明しているだけで『瑞鶴』飛行隊の戦果は以下の通りである。 撃沈 戦艦×2 正規空母×5 護衛空母×2 巡洋艦×3 駆逐艦×8 鹵獲 正規空母×2 防空巡×1 戦後、『瑞鶴』は戦艦『信濃』共々米国に供与されるが(大型艦艇不足のため一時的供与)米国負担での数度の大規模改装(SCB-27C及びSCB-125相当)が実施され『瑞鶴』が長期間運用出来るようにされている。また、日本国内でも第四次改装が実施されこの時、『大和』級の対51サンチ主砲弾装甲が設置され後の湾岸戦争参加時にイラク軍からの対艦ミサイル攻撃を五発受けながらも被害無しで乗り切る幸運を発揮している。 また戦時中、幾度となく米海軍の前に立ち塞がったためか米海軍からは『怪鳥』と呼ばれている。 そのためか20����年でも多目的航空母艦として今なお日本の四方を守っているのである。 363: 加賀 :2021/09/20(月) 07 32 53 HOST softbank126163160058.bbtec.net ちょっと電波受信したので……。 んなわけで『瑞鶴』は怪鳥となり米国でSCBシリーズの改装を受けて(負担は全て米国)文字通り怪鳥の如く日本を守るわけです。 ちなみにSCB改装は日本から「実験艦として思いっきりやってもおk」と許可してるので思う存分の改装をしてはっちゃけてます(だって米海軍、空母少ないし……) また日本でも改装して対51サンチ主砲弾装甲を設置して湾岸戦争にも繰り出すわけですはい。 『エセックス』級よりデカイですしまぁ拡張性はあったのかなと
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/8177.html
173:モントゴメリー:2022/08/27(土) 20 35 29 HOST 116-64-135-196.rev.home.ne.jp 無幻世界支援ネタ——アメリカ海軍 「エセックス」級航空母艦—— 基準排水量:約26000t 全長:275m 全幅(水線):33m 機関:定格12万馬力 最大速力:29ノット(公称) 兵装(就役時) 38口径5インチ連装砲4基8門 同単装砲6基6門 37mm機関砲2連装20基40門 20mm機関銃50挺 搭載機:約 機 【概要】 アメリカ合衆国の航空母艦。 アラスカ級偵察戦艦をベースとした艦隊型空母であり、優れた艦載機運用能力をもつ反面、脆弱な防御力と物足りない速力など欠点も多い。 戦時量産型空母として戦争後半の合衆国海軍航空隊を主に質的面で支えた功労艦である。 【計画】 珊瑚海海戦後、偵察戦艦以外の大型航空母艦の建造を禁止された合衆国海軍であるが「現実派派閥」と呼ばれる海軍良識派は諦めず大統領を説得し続けた。 その結果根負けした(飽きたともいう)大統領が「偵察戦艦の建造を妨げない範囲で」大型母艦の建造を認めたのである。 早速良識派たちはかつて新世代空母の素案を設計したチームを招集し、空母建造をスタートさせようとした。 しかし、ことは上手く運ばなかった。 あのアラスカ級を設計した主任技術者は改アラスカ級である「キアサージ」級の設計チームに回されており、彼のスタッフも多くがそちらに合流していた。 また、今は戦時であり当時ほど物資も時間も利用できる量は減っている。 そこで良識派は次善策として、アラスカ級をタイプシップとした全通甲板式空母の建造を指示、結果生まれたのが本級である。 (アラスカ級が選ばれた理由は、合衆国で設計された最新鋭の「航空母艦」であり、一番洗練された設計だからである) 174:モントゴメリー:2022/08/27(土) 20 36 13 HOST 116-64-135-196.rev.home.ne.jp 【設計】 前述したように、船体などの基本設計はアラスカ級を踏襲している。 元々アラスカ級は「新世代の艦隊型空母」を原案としていたので、偵察戦艦(航空戦艦)という回り道を経て本来の姿に立ち返ったとも言える。 しかし、戦局の悪化などの諸条件により原案当初の理想と剥離した面も少なくない。 まずアラスカ級の最大の武器とも言える速力は、量産性を高めるため機関をフレッチャー級駆逐艦のものを2セット搭載する方式に変更された。 これによる合計出力は約12万馬力。 正直このサイズの空母には力不足であり(原案では15万馬力、アラスカ級で20万馬力)、速力は最高29ノットと不満が残るものとなった。 しかし、船体規模を活用した長大な飛行甲板により航空機運用能力には大きな影響を与えていない。 実際、戦争後半に登場した大型重量級艦載機の運用も問題なく行えている。 次に防御力。 原案では舷側装甲は対15.5㎝砲、水平装甲は高度3048mから投下される1000ポンド爆弾に抗堪できる性能であった。 しかし本級では量産性を高めるため、防御力はそぎ落とされることになる。 これは装甲板の配分がアラスカ級及び改アラスカ級、そして改ユナイテッド・ステーツ級に優先されたためでもある。 (アメリカン・ジャスティス世代の妨害工作であるという説が根強い) 結果、本級の装甲防御は垂直装甲が舵機室のみに89㎜、水平装甲は機関室上部に32㎜を施されたのみとなり、非常に脆弱となっている。 これは運用側から見れば大きな不安であり、その不安は実戦で証明されてしまう。 本級は一発の被弾で戦闘能力を損失することも珍しくなく、弾薬庫が誘爆して撃沈した事例すらある。 ただし、水中防御はアラスカ級を踏襲したため原案よりもむしろ強化されており、雷撃に対する対応力は意外にも高かったことはここに明記する。 上記のような欠点を抱えているが、それらを許容してまで求めた航空機運用能力は破格である。 搭載数は定数で110機。露天繋止を最大限活用した場合は130機にもなる。 また、広大な格納庫は作業スペースとしても有効であり、護衛空母などでは運用困難な高性能艦載機にも対応可能である。 甲板エレベーターはヨークタウン級の3基から2基に減少したが、左舷格納庫前部の開口部に小型のサイドエレベーターを装備するなど新機軸も導入している。 カタパルトは2基が搭載されることになっていたが、護衛空母への配備が優先されたためほとんどの艦が1基しか装備されなかった。 (装備されなかった艦もある) また、カタパルトそのものの性能も不安定であったため、実戦で活用されたことは少ない。 その欠点は飛行甲板の長さで補うことが可能なレベルであったのだ。 対空火器について特記すべき事項は37㎜機関砲の採用である。 これはソ連海軍のV-11 37㎜連装機関砲をライセンス生産したもので、砲そのものの性能は日英同盟軍が使用するボフォース40㎜機関砲に遜色ないものである。 【運用】 本級はハワイ沖開戦時には数隻が実戦配備されており、同海戦における合衆国航空戦力の一翼を成した。 不足と言われる速力も、戦艦部隊と協同する際には問題にならなかった。 (ただし、ヨークタウン級やアラスカ級と艦隊を組む際には苦労している。そのため、これらの艦は独自に任務部隊を編成、遊撃隊的にうんようされた) 本級はその防御力の低さから就役した艦の大半が戦没したが、合衆国海軍が消滅するその日まで艦隊上空を守り通した功労艦であることは異論の余地がない。 175:モントゴメリー:2022/08/27(土) 20 36 45 HOST 116-64-135-196.rev.home.ne.jp 以上です。 ウィキ掲載は自由です。 今回も陣龍氏のリクエストに則り作成いたしました。 今回のテーマは「史実雲龍型チックなエセックス級」でしたのでそれっぽくしました。 駆逐艦の主機を流用はまさにそれですね。 あとの要素(低い防御力・遅い速力)は史実「ワスプ」を基に設計いたしました。 言ってみればこの無幻世界版エセックス級は「デカいワスプ」です。
https://w.atwiki.jp/legacy75/pages/99.html
製造国 ノースフィーリア連邦 全長 356m 全幅 80.5m 喫水 12.5m 速力 32kt 機関 統合全電気推進方式、4軸推進 大出力ガスタービン×4基 補助発電機×複数 超伝導推進モーター×4基 兵装 トランゼルMk.7多目的VLS×4基(32セル) 高性能20mmCIWS×5基 近接防空用SAM11連装発射機×2基 満載排水量 124400トン 搭載機数 約80機(無人偵察機・回転翼機を含む) 概要 マーカス級航空母艦の後継として開発された大型空母。 マーカス級と比べると、船体及びアイランドがさらに大型化しており、上部に四面のマルチフェーズド・アレイ・レーダーが搭載されている。 大きな特徴として、原子力動力ではなく通常動力型である点がある。これは原子力推進に関する技術が未熟であり維持管理コストも莫大である点と被弾時の放射能漏れなどによる二次被害、 安定した石油自給率による燃料代の安さを考慮した結果であり、大出力ガスタービンと統合全電気推進方式を採用たことにより、コスト削減に大きく貢献している。 電気推進化に伴いカタパルトには従来の蒸気式ではなく、電磁式のリニアカタパルトが採用されている。 自衛用にVLSを装備する点ではマーカス級を受け継いでいるが、船体の大型化で機体搭載数が増えている。また自動化によって艦内設備なども簡略化されており、操艦に関わる乗員数は削減されている。 さらに短時間で格納庫の一部を歩兵1個中隊程度を載せるスペースに改装でき、限定的ではあるが単艦での作戦遂行も期待できる。 戦術データリンクシステムや前述のマルチフェーズド・アレイレーダー、艦内の光ファイバーネットワーク、戦術AIなどの最新鋭電子装備も充実し、 艦隊旗艦はもとより前線での運用も視野に入れられている。 戻る
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/6840.html
915: yukikaze :2021/01/16(土) 19 35 55 HOST p149168-ipngn200303kamokounan.kagoshima.ocn.ne.jp やっとできた。リヴァイアサン世界の蒼龍登場です。 蒼龍型航空母艦 全長:277.6メートル 全幅:47.9メートル(アングルド・デッキ含む) 喫水:9.55メートル 基準排水量:3万5千トン(公称。実際は38,000t) 満載排水量:4万4000トン 機関:艦本式ロ号缶18基 艦本式タービン4基4軸 15万馬力 速力:30ノット 航続距離:18ノットで10,000カイリ 武装:40口径12.7センチ砲単装6基(両舷3基づつ) ボフォース40ミリ機関砲連装8基 20ミリ機関砲 単装10基 装甲:舷側 102ミリ(傾斜角なし) 水平 75ミリ(飛行甲板。+25mmDS鋼板あり) 搭載機数 1943年度で64機 同型艦 蒼龍 飛龍 (解説) 日本海軍が建造した正規空母である。鳳翔が半ば実験艦であったこともあって、本型を、日本海軍初の正規空母とみなされることもある。 同型の建造に密接にかかわっているのが東京海軍軍縮条約である。 同条約は、結果的に見れば、日英側の政治的勝利に繋がるのだが、同条約が結ばれた時点では「アメリカのごり押しによる世界秩序の形成の象徴」のように思われていた。 何しろ、この時のアメリカは、「海軍建艦競争は第一次大戦の独英のように不要な摩擦を生み出す」と、各国に対して建造の破棄を求めたのだが、問題なのは、既にアメリカ側は自ら計画した戦艦群がほぼ完成しており、このアメリカの宣言は、「他国に一方的に軍縮を強いる」という、非常に恨みを買いかねない代物であった。 このアメリカ側の横暴に対し、日英は怒り心頭であったものの、イギリスは第一次大戦の傷跡が、日本は関東大震災の復興に莫大な予算が必要であったことも事実であり、『海軍軍人は血の涙を流した』と言われながらも建造中の戦艦を破棄する代わりに、巨額の復興支援をアメリカからもぎ取ったのである。 後に『大正の臥薪嘗胆』と呼ばれたこの一件により、日本人は、日露戦争時以上の熱意を以て、打倒アメリカに努力することになるのだが、この時点で日本海軍に許されている主力艦枠が 長門型……2隻(40,000t 16インチ砲9門) 加賀型……2隻(40,000t 16インチ砲9門) 天城型……4隻(45,000t 16インチ砲12門) 紀伊型……2隻(68,000t 18インチ砲9門) 阿蘇型……2隻(70,000t 18インチ砲9門) ※ これに練習戦艦枠の伊勢型2隻と、兵装実験艦である『比叡』があるが、これについては割愛する。 であり、強力なラインナップなのだが、相手があまりにも悪すぎた。 メリーランド級……6隻(45,000t 16インチ砲12門) サウスダコダ級……6隻(47,000t 16インチ砲12門) コンステレーション級……6隻(40,000t 16インチ砲12門) アイオワ級……2隻(75,000t 18インチ12門) メリーランド級以前の戦艦を退役させてなおこれだけの戦力を有しているのである。 しかも、アメリカ側はメリーランド級以前のテネシー級2隻を練習戦艦としていたが、この2隻は16インチ砲戦艦として再就役することが可能なように計画されているなど、真正面からぶつかったら、叩き潰されるのがオチという状況であった。 だからこそ日本は、条約締結以降、表面上は融和外交を取りつつ、裏ではイギリスとの連携を強めていたのだが(イギリスとしても、パクス・ブリタニカに極めて協力的な日本と、パクス・ブリタニカに正面から喧嘩を売った分家のドラ息子とどちらが好ましいかといえば、自明の理であった。)、この圧倒的な戦力差の前では、小手先の戦術の工夫などでどうにかなるとは、誰も考えてはいなかった。 史実ではここで『漸減作戦』という、机上の空論としては完璧であるが、前提条件の難易度があまりにも高すぎて絵に描いた餅でしかなかったプランを金科玉条の物としてしまうのだが、ジュットランド沖海戦での戦訓を考えれば、大規模夜襲作戦などと言う混乱必至の戦法など日本海軍が採用するはずもなく、最終的には『大艦隊であるが故に、敵の兵站を潰すことによって、敵の自壊を目論む』という方向にシフトすることになる。(もっとも、この戦略について『消極的』と、忌避する海軍士官も一定数おり、これらの問題が解決するのは、第二次大戦時のマリアナ・ショックまで待つ必要がある) 916: yukikaze :2021/01/16(土) 19 36 32 HOST p149168-ipngn200303kamokounan.kagoshima.ocn.ne.jp そうした流れの中で注目されていたのが『航空母艦』である。 航空母艦については、当時のアメリカはそれほど重視しておらず、日本海軍が廃棄する戦艦の船体を利用して空母を作るプランを出したことなどから「日本を14万トンとして、それを基準として20万トン程度でよかろう」程度にしか考えてはいなかった。 結局、史実以上に大艦巨砲主義を信奉していたアメリカ海軍は、『太平洋と大西洋にそれぞれ4隻配備』という流れのもと、艦隊決戦に最適化した装甲空母『ヨークタウン級』の整備に勤しむことになるのだが、前述したようにアメリカ海軍の兵站ラインを攻撃することを重視することにした日本海軍においては、この新たな艦種をどう使うかで議論が沸騰することになる。 その中で最も大きな勢力であったのが、『数こそ力』であるとして、17,000t級の中型空母を8隻整備するべきというものであった。 彼らにとって航空母艦とは『敵の輸送船団を攻撃するための索敵手段と攻撃手段を持つ兵種』であり、それならば数が多ければ多いほど良いとしたのである。 畢竟、航空母艦とは洋上に浮かぶ飛行場であり、飛行場の数が多ければ多いほど、取り扱える飛行機の数も増えるという彼らの理屈は理にかなっていた。 これが、紀伊型や阿蘇型の船体がほぼ出来上がっていたのならば話は別であったろうが、予算や資材供給の問題、なによりどちらも1番艦と2番艦の建造を最優先させていたことから、まだ3割程度の完成でしかなかったことも、同船体の利用よりも完全な新規設計の方が良いという意見を後押ししていた。 とはいえ、この提案が正式採用されることはなかった。 色々な理由があるが、その中でも一番大きかった理由が「8隻コンスタントに建造する費用がどこにあるよ」という大変に身もふたもない代物であった。 この時期の日本海軍は、巡洋艦整備や潜水艦整備、更には駆逐艦整備と補助艦艇更新が目白押しであり、更にここに空母まで加わった場合、海軍の整備計画を根底から見直さざるを得なくなるのである。 無論、彼らとて状況の変化に対して無策であるつもりはさらさらなかったが、如何せん航空機の性能が、この時期ではまだまだ未成熟であったことを考えれば、費用対効果的に割に合うのかという反論も無視できなかった。 なお、同案が葬られたもう一つの大きな理由はあまり褒められた理由ではなかった。 前述したように、紀伊型戦艦や阿蘇型戦艦の船体は3割程度の完成であり、進水すらしていない状態であった。 当然その資材は他に転用されることになったのだが(有名処としては、東京湾要塞、由良要塞、津島要塞に設置された18インチ砲塔であろう)、問題は機関であった。 紀伊型にしろ阿蘇型にしろ、20万馬力以上の高出力を目指すという、この時代の技術力では到底不可能と言っていい目標を掲げて作られた代物であった。 とはいえ、この時代の技術能力では、どれだけ頑張っても12万~14万馬力クラスが精々であり、しかも不安定。 夕張型が4隻の建造で打ち切られたのも、高馬力エンジンの安定化に自信がなかったことからのツインタービン採用による機関の高騰化によるものであった。 紀伊型や阿蘇型もこうした技術的問題に直面し、天城型のエンジン(15万馬力)に小型のエンジンをつけてツインタ―ビンとすることで、何とか20万馬力をたたき出したものの、問題は、既に廃棄する紀伊型や阿蘇型のエンジンは発注されており、大蔵省から、これらの機関の有効活用を強く求められたのである。 海軍省としても、大蔵省のこの要望を無視することはできず、結果的に「日本海軍が整備する空母は4隻」というのがなし崩しに決まったのである。軍事的合理性もクソもないこの決定は、当然のことながら批判の対象となっており、当時の海軍大臣であった財部彪は、東京海軍軍縮条約の一件もあって失脚。村上格一が辣腕を振るうことになる。 917: yukikaze :2021/01/16(土) 19 37 07 HOST p149168-ipngn200303kamokounan.kagoshima.ocn.ne.jp かくして日本海軍では4隻の空母を建造することになったのだが、次に議論になったのは「飛行甲板を装甲化するか否か」であった。 飛行甲板を装甲化する以上、低重心化の都合で乾舷を低くする必要があり、結果的にそのしわ寄せが格納庫に来ると考えられていたからであるが(この時期の日本海軍には露天係止という概念はない)、その一方で継戦能力という点では装甲化のメリットもあることから、なかなか答えは出なかった。 結局「装甲空母を2隻建造したのち、運用実績を考えて決める」という、玉虫色な決着をつけることになる。 以下、本型の解説について行う。 本型の最大の特徴は、その装甲化された飛行甲板と斜行式甲板(英名:アングルドデッキ)と呼ばれる斜め甲板の採用である。飛行甲板の装甲については、500kgの急降下爆撃に耐えられるよう75mmの装甲板が、格納庫の広さ(180m×22m)分だけ覆われている状態である。 これは、全ての飛行甲板に装甲を施した場合、排水量が軽く4万トンを超えてしまうためであり、必要最小限として格納庫部分だけを覆うことになったのだが、それ以外については、25mmDS鋼板だけであり、ここに打撃を受けた場合他の非装甲空母と同様、復旧に時間がかかることになる。 斜行式甲板については、イギリス海軍で採用されていた二段式飛行甲板を採用することは事実上不可能であったが、一方で着艦作業と発艦作業を同時に行いたいという要望から生み出されたものである。 これを考えた海軍技官は「航空機の発進と着艦、どっちが難しいと言えば着艦だし、じゃあ着艦をやり直しができるようにするのならば、斜めに着艦用の飛行甲板作るしかないだろ」と、後に語っているが、この採用により、日本海軍機の着艦事故は劇的に下がることになり、これ以降の空母にも積極的に採用されることになる。 (なお、同時発着艦については、当初は発艦距離の短い戦闘機限定であり、全ての機体で利用できるようになるにはカタパルトの採用からになる。) なお、斜行式甲板と装甲甲板の兼ね合いから、エレベーターについては2基とし、それぞれ艦橋前部の右舷側に1基及び艦後部右舷側に1基備えられている。 これは、英米のように艦の中心線上にエレベーターを置いた場合、エレベーター稼働中に着艦ができないという問題とエレベーターにも装甲が必要になることを忌避したこと、更に言えばアングルド・デッキを備えたことによって、重心バランスが左舷側によっていたのを整えるという要素もあった。 この配置については、海面から飛行甲板までの高さが13m程度であったため、格納庫甲板まで波が被りかねないと敬遠する声もあったが、波対策については、防護シャッターを展開することにしたことや、そもそも猛烈な時化の状況で艦載機を発艦させるなんて不可能ということから、許容範囲とみなしている。 ただ、エレベーターが2基だけであったことは、航空展開能力に支障を来たしたのも事実であり、大改装時に、左舷後部側にエレベーターを設置する予定もあったが、結局実施はされていない。 舷側装甲については、15センチ砲クラスへの防御はともかく、20センチ砲クラスを相手にした場合、対応不可とされている。これについては排水量制限の問題や、そもそも空母が巡洋艦と打ち合うこと自体が本末転倒であるとみなしていたことが大きく、20センチ砲連装砲を2基装備していたヨークタウン級とは真逆の存在であった。 一方で、水中防御については、主要部を3重底とするとともに、液体(重油)層と空気層、及び装甲を組み合わせた5枚4層の合理的な防御構造が導入され、TNT換算で400kgの炸薬をもつ魚雷を防御することが想定された。 とはいえ、アメリカ軍の潜水艦魚雷は、その想定を超える威力を持つ魚雷であり、手痛い被害を受けることになる。 また、水中防御対策として、機関のシフト配置を採用しているが、これが飛龍を助ける要因となる。 918: yukikaze :2021/01/16(土) 19 37 40 HOST p149168-ipngn200303kamokounan.kagoshima.ocn.ne.jp 艦の兵装については、この時期の空母としてはかなりの軽武装である。 これは「どうせ高角砲なんて打っても当たらん」というある種諦めとも、要求通りの重武装にしたら間違いなくトップヘビーになることを嫌われたとも、艦隊の防空はあくまで戦闘機であるという意見が押しとおったともいわれているが本当のところはよくわかっていない。 ただし、戦争中も、高角砲の強化はされなかったものの、機銃の増設はそれなりにされていたことから、個艦防御については幾分不満があったと言える。 同型は1番艦の蒼龍が1928年に、2番艦の飛龍が1929年に相次いで就役し、第一航空戦隊を形成している。 第二次大戦勃発後は、パラオ沖海戦、マリアナ沖海戦に参加し、持ち前の防御構造で最後まで戦線に留まり、マリアナ海戦以降は、武部提督指揮の元、『トラックの干殺し』と呼ばれる輸送船狩りに邁進。 ハルゼー提督との最後の勝負となった『エニウェトク環礁沖海戦』においては、一瞬の隙を突かれ、蒼龍と翔鶴が中破したものの、飛龍と瑞鶴による反撃によって『エンタープライズ』『ワスプ』を撃沈してのけ、ハルゼー提督を戦死させることで、アメリカ海軍の機動防御を崩壊に導いている。 余談ではあるが、瀬戸口藤吉が『エニウェトク環礁沖海戦』での飛龍の奮戦を以て作り上げた『飛龍の反撃』は、彼の最後の作品であるが、その勇壮さから、空母機動艦隊出撃時に必ず演奏される習わしとなっている。 その後も順調に活躍するものの、『第二次ソロモン海戦』において、飛龍が、アメリカ海軍潜水艦ノーチラスの雷撃を受けて長期戦線離脱を余儀なくされる。 残った蒼龍は、その後も順調にスコアを重ねたものの、改装された飛龍と合流する間際の1944年12月に、カリブ海でアメリカ海軍潜水艦カヴァラの音響誘導酸素魚雷によって大破炎上。何とかグアンダナモまで曳航するも、浸水が止まらず同港に着底。アメリカ海軍最後の戦術的勝利と言われた『第三次カリブ海海戦』において、キューバにあった日本 軍航空基地に砲撃を加えていた『アメリカ』の砲撃を受けることで、その命運が尽きることになる。 もっとも、この時の深追いによって、アメリカ級戦艦2隻は、復讐に燃える日本海軍潜水艦伊58の雷撃を受けて損傷。 イギリス海軍のケベック侵攻作戦に間に合うことができなかったことから『蒼龍最後の勝利』ともいわれている。 なお、最愛の姉を失った飛龍の怒りはすさまじく、ニューヨーク沖海戦においては、アメリカ級戦艦2隻に対して、日本海軍では重要視されていなかった急降下爆撃を敢えて敢行。 旗艦アメリカの艦橋部に直撃させたことで、同級の統一射撃を封じ込め、日英連合艦隊の勝利に貢献している。 戦後、生き残った飛龍は、度重なる損傷と、同型艦がいなかったこともあって、予備役に指定。 当初は練習用空母として利用することも考えられたが、大戦中の度重なる酷使から機関に予想以上のダメージを受けていたことなどから、結局、退役となる。 この際、海軍関係者から保存運動が巻き起こるものの、維持費用等がネックとなって断念。解体された同艦の資材によって、東京タワーが建設される。 その為、東京タワーには飛龍の戦績や戦闘旗、精巧な模型、更には錨が飾っているなど、彼女の栄光をしのぶことができるようになっている。 920: yukikaze :2021/01/16(土) 19 51 41 HOST p149168-ipngn200303kamokounan.kagoshima.ocn.ne.jp 投下終了。ひゅうが氏案の影も形もねえじゃないかというだろうが、無理やで。正直これですら結構甘いというか、速度は間違いなく鯖読んでいる。 この世界、割とヤベエな感があるのが機関の異常なレベルの発達。 大改装時とはいえ、太平洋戦争開始前に28万馬力とか出しているし、天城型はアイオワクラスの機関馬力持っているんで、普通に10年近く進んでいる状況。 史実天城のようなツインエンジン使っても20万いけるかは微妙。 だってこの時代、1920年初頭で一番馬力あるのマイティ・フッドの144,000馬力だし。 なので機関については、当初はツインエンジンで且つ200,000いけるかどうかまで下方修正しました。あとはもう1930年代前半までにホップステップジャンプできることをお祈りします。 防御構造については、大鳳をベースに舷側防御をやや弱体化させたもの。 巡洋艦に撃たれるなんてこと考えなければ、垂直防御ってそこまで気を付ける必要性が薄くなりますし。水中防御は必須ですが。 こいつの欠点は、エレベーターが2基しかないことでしょうねえ。 後部エレベーターが収容、前部エレベーターを発進として、カタパルト運用により出撃が速いとしていますが、それでも収用や発進に時間がかかるのは間違いないですし。 ここら辺が完全に満足いくのは、超大型空母の大鳳からでしょうねえ。 艦これネタの『飛龍の反撃』はどこかでか使ってみたいと思っていたのでここで利用することに。 最終決戦時に急降下爆撃かまして、相手の目を潰す。はいそこ、七色星団の決戦と言わない。 なお、瑞鶴隊は瑞鶴隊で、もう1隻のアメリカ級に果敢に雷撃かまして、注排水しても水平にならないようにしてのけましたけど。(それでも沈まない辺り流石なんだが) 最後は練習用空母にさせようかと思いましたが、瑞鶴の方が維持費用安いので(被害らしい被害がない) ここでお役御免に。まあ反応動力空母で『蒼龍』型とするんで許してください。