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美穂子「……えと、綺麗な玄関?ですね」ニコ 京太郎「あ、ありがとー……ございまーす……」 美穂子「わあ、あれ、あの、あれですね、あの、綺麗な玄関」ニコ 京太郎「玄関……お好きなんですか?」 美穂子「い、いえ……」カアア 京太郎「あ、そうなんすか……えと」ウツムキ 美穂子「……」ウツムキ 京太郎「(……なんでこんなことになったんだったかしら……)」 …… … 優希「おお犬!見ろ!まるで城のようではないか!」 京太郎「え、お前そんなあれだっけ、口調だっけお前」 優希「そうだじょ」 京太郎「それそれ!なんだお前普通じゃん」 優希「おかしなやつだじょ。あの城にいってみよう」 京太郎「あの城って魔王が住んでるって噂じゃん、なんかこえーよ」 優希「マジ?ちょー行ってみたいんだけど」 京太郎「いやだなー」グイグイ そして俺は引っ張られるままに魔王の城へ向かったのだった…… …… … 京太郎「う……むにゃ」パチン 京太郎「?」キョロキョロ 京太郎「あれ、ここは……」 美穂子「あ、あの……」 京太郎「?」 美穂子「あの、清澄高校の方、ですよね……」 京太郎「ええ……そちらは……」 美穂子「あ、えと、風越女子高校麻雀部のきゃぷてんをやっております、福路です」ペコリ 美穂子「あの、もう決勝始まってるんですけど……」 京太郎「え、マジっすか!?」 美穂子「おはなをつみに……その、きたんですが、気持ちよさそうに寝てらしたので……」モジモジ 京太郎「あ、すみません、どうも……」ポリポリ 美穂子「宮永さんが活躍されてますので、早く見に行ってあげたほうがいいんじゃないでしょうか?」ニコ 京太郎「そうですね……起こしてくれてありがとうございます、じゃ、行ってきます!」タタタ… ポツーン 美穂子「(かわいい……)」 タタタ 美穂子「あれ?」 京太郎「あの、メルアド聞いてもいいッスか?」チャラッ …… … 京太郎「(そんで、決勝終わってメールしたら……)」 無題 京太郎ッスけど、さっきは本当にありがとうございました! Re いえいえ、まにあってよかったですね Re あの、怒ってます? Re おこってないです Re ……あの、今度食事とか一緒にどうです? Re いいです 京太郎「(どっちなんだ……!!!!!!!!!)」 ~食事処『でいさーびす・ぱらだいす』~ 京太郎「……変な店名っすね」 美穂子「しーっ、ですよ」クスッ ~ 京太郎「福路さんはその、キャプテンとかやっててよかったって思うことあります?」 美穂子「そうですね……なんていうか、私だけ三年生で、みんな年下なんですけど」 美穂子「みんないい子たちなんです。かわいくて、大好きで」 美穂子「目に入れても痛くないっていうか……そんな子たちと一緒に麻雀してると、ぽかぽかするんです」ニコッ 京太郎「そうなんですか……いいなあ」 美穂子「須賀くんも、そうじゃないんですか?」 京太郎「あ、そういえばそうっすね。……みんな、良い奴だし……大好きっす。でも……」 京太郎「……や、なんでもないっす」ニコ 美穂子「?」 …… 美穂子「らからぁ、もうすぐそつぎょーなのぉ!!!!!!!」机バーン 美穂子「もう……これまでみたいに、みんなに会えなくなっちゃうの……」グスッ 美穂子「もーどーしていいかわかんないよ!!!!!!」 京太郎「(コーラでめっちゃ酔ってる……)」 京太郎「……でも、それはみんなも同じことっすよ」 美穂子「ふぇ?」 京太郎「みんな、福路さんがいなくなるのが悲しいんです。でも、しょうがないじゃないっすか」 京太郎「学校っていうのはいつか卒業しなくちゃいけないものなんす」 京太郎「そういうシステムなんすよ……」 美穂子「しすてむ……むーっ……!!!」 美穂子「……ふふっ」 美穂子「ありがと、須賀くん、おもしろかったよ」ニコッ 京太郎「いえ」ニコッ 美穂子「……あ、須賀くん、さっきなんか言いかけてなかった?」 京太郎「あ、いや、あれは……しょーがないことっつーか」 美穂子「……つべこべいわず、お姉さんに打ち明けるのだーっ!!!!!!」ガバッ 京太郎「」ジタバタ 京太郎「……実はその、麻雀は俺からっきしで……」 美穂子「ふんふむ……」 京太郎「いっつもみんなに迷惑かけるんすよ。俺がもっと上手かったら、咲の練習相手にだってなってやれるのに……!」 美穂子「……咲?ああ、宮永さんのこと……」ムスッ 京太郎「……でも、しょうがないんすよ……そんな早く強くなれるわけねーし」 京太郎「だから、もっと頑張らなきゃ、ダメなんす……」ニコ 美穂子「……い」ボソッ 京太郎「へ?」 美穂子「しょーがないことなんてない!!!!!!!」机バーン 美穂子「きょーたろーくんわぁ、つよくなりたいんでしょ?」 京太郎「……はい」 美穂子「じゃあ甘えんな!!!!!浸るな!!!!!貪欲になればいーじゃん!!!!!!」 京太郎「」 美穂子「男の子がそんななよなよしてちゃダメだよ!!!!!」 美穂子「私が見こんだ男の子なんだから!!」蒸気プスーッ 京太郎「……え?」 美穂子「あ、えと、そーゆう意味じゃないから!!!!!!」アタフタ 美穂子「えっと、」 美穂子「今度から特訓だよ!!!!家に雀卓あるんでしょ?私が特訓してあげるよ」 京太郎「ま、マジっすか……?」 美穂子「うん、マジ」 京太郎「……ありがとう……ございます!!!!!!よろしくお願いします……っ!!!!」ペコ 京太郎「……俺、強くなりたいっす……!!!!!」ポロポロ 美穂子「泣くな泣くなー」ナデナデ …… 美穂子「」ハッ 美穂子「あ、あれ……?」 美穂子「ここは……」 美穂子「京太郎くん……あ、肩貸してもらっちゃってる……ありがとうございます……」ペコ 美穂子「あ、あれ……?なにこれ」 路上 吐瀉物 京太郎「福路さん、その……さっき」ユビサシ 美穂子「……まじ、ですか?」 京太郎「マジっす」 … …… 京太郎「(……ってことが)」 美穂子「(あったんだっけ……)」 二人「………」 二人「……えと」 京太郎「あ、お先に」 美穂子「う、うん……あの、ですね」 京太郎「はい」 美穂子「かえって、いいですか?」 京太郎「だめです」 美穂子「そう、ですか」 京太郎「いや福路さんが言ったんじゃないっすか来るって!!!!!!」 美穂子「私はその!!!!!酔っただけでその……あれだし……勢いっていうか……」ゴニョゴニョ 京太郎「……俺、あのとき嬉しかったんすよ」 美穂子「……それは……ありがとう、ございます……」カアア 京太郎「……福路さん」 美穂子「はい」 京太郎「お願いします」ペコ 美穂子「(……断れないの、知ってるくせに……)」 京太郎「」チラ 美穂子「……いいです」 京太郎「どっちですか!?」 美穂子「いいですー」ニコッ 後ろ手にドアが閉じられて、カン
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?- 京太郎「ん、今日はあるんだな」 「そうだな」 京太郎「えっと、俺はどうすれば良いんだ?」 「自分で考えろ」パチンッ 京太郎「はやりさんのとこに行くか」 「お前もこりない奴だな」 京太郎「はやりさんは俺のためだって言ってたけど」 「あながち間違いではない」 京太郎「そっか」ギィッ 「自分のためでもあるだろうけれどな」 バタンッ 京太郎「ここも久しぶりだな」 はやり「京ちゃんッ♪」ダキッ 京太郎「びっくりしたぁ!」 はやり「今日はどうしての?」ニコニコ 京太郎「一世代前の大罪のことなんですけど」 はやり「……うん、良いよ」コクッ 京太郎「えっと」 はやり「次はなにを聞く、あとは嫉妬と怠惰だけど、別に他の人たちの詳しい話でも良いんだよ!」 京太郎(様子がおかしい?) 京太郎「嫉妬と怠惰って、俺が知ってる人ですか?」 はやり「嫉妬はね、前の暴食と色欲の慕ちゃんの友達の石飛閑無ちゃんって言って、まぁ可愛い子だったよ♪」 京太郎「女性ばっかですね」 はやり「そうだねー前回はね☆」 京太郎「で、怠惰なんですけど」 はやり「……どうしても、聞く?」 京太郎「へ?」 はやり「本当に聞いて、京ちゃんは平気?」 京太郎「それって……どういう?」 はやり「怠惰……聞きたい?」 京太郎「聞きたいです……」 はやり「そっか、怠惰……残る一人の一世代前の大罪は、三尋木咏……京ちゃんの師匠こと咏ちゃんだよ」 京太郎「……はい?」キョトン 京太郎「いやそれはないですよ、だって俺がはじめて喰った時だって知らないって」 はやり「知らないわけないよ、京ちゃんを騙してたんだよ……ずっと近くにいて、それでも京ちゃんに大罪のことを黙ってた」 京太郎「いや、だましてたなんて、そうだ自覚がなかったとか!」 はやり「私たちと一緒にいて知らないわけないし、昔は戦いあったし」 京太郎「いや、いやいやいや!」 はやり「まぁ信じるも信じないも自由だよ、結局は東京で会えるし、京ちゃんは電話もできるでしょ?」 京太郎「まるで本当みたいな言い方じゃないですか」 はやり「本当のことだよ、京ちゃんはずっと騙されてた」 京太郎「……」 はやり「また会おうね☆」ニコッ 7月27日 111日・昼前- 京太郎「今日も起きるの遅くなったけど……まぁ良いか」 京太郎「それにしても、なんでだろ」ハァ 京太郎「なに暗くなってんだ!昼だな、昼!」 京太郎「どっか食べに行くかぁ」ヨット 京太郎(誰か誘ってみるかな?) 京太郎「一人で行くか、うん!」 京太郎「どこ行くかなぁ」 京太郎「たまには、じゃないけどワスバーガー行くかなぁ」 ワスバーガー- 京太郎「何食べるかなぁ」 京太郎(咏さんとは東京でだったしなぁ) 京太郎(なんか、寂しい気もするなぁ……) 京太郎「はぁ……」 京太郎(一人で考えるには丁度良いのかぁ?) 京太郎「ふぅ、食べた食べた……」ケフッ 京太郎「どうするかなぁ」 京太郎「よし、咲にメールしてみるか」 京太郎「あれ、返ってこないな……?」 京太郎「俺ってほかに清澄の人メアド知らないからなぁ……って帰ってきた」 差出人:咲 本文『ごめんね、今日部活休みなんだ それに体調崩しちゃったから』 京太郎「なるほどなぁ、お大事になっと」 京太郎「どうするかなぁ」 京太郎(清澄の人たちに会うなら、Roof-Topに行けば良いんだな)ウン 京太郎(ちょっくらふらついてみるかぁ) 京太郎「ん、優希じゃんか」 優希「ん、京太郎じゃないか」モグモグ 京太郎「相変わらずタコス食ってるなぁ、最近はどうだ?」 優希「んむ、咲ちゃんが元気無いなぁ、のどちゃんが転校したからっていうのもあるだろうけど」モグモグ 京太郎「へぇ、そっかぁ、そう言えば今日清澄に行こうと思ったんだけど部活してないのか?」 優希「んぐっ、最近は学校じゃなぁ、部長はプロに行くって言っててさ、染谷先輩も家があるし……どっちかっていうとRoof-Topに集まることが多いしな」 京太郎「そうか、今度からそっちに行くとするかな」 優希「おう!」グッ 京太郎(咲のやつ……元気無いって、大丈夫か?) 夕方- 京太郎「さて、どうするかなぁ……もう夕方だしなぁ」 京太郎(池田もいないし、この時間から行くか……?) 京太郎「いや今日はやめとくか、行くならもっと早いうちだな」ウン 京太郎「なんか買いに行くかぁ」 京太郎「服でも買いに行くかぁ、東京にいっても大会出る時以外は私服なわけだしな!」グッ 京太郎(つか、俺も有名人みたいだしちょっとは気を使わなければ) 京太郎(店に来たは良いけれど) 京太郎「ん~どうするか~」 京太郎「あれ、竹井さん」 久「あら須賀君、服を買いに来たのよね、東京に備えて?」 京太郎「そんなとこです」ハハッ 久「へぇ、私が見繕ってあげましょうか?」 京太郎「え、良いんですか?」 久「良いわよぉ、男の子の服を見繕うなんてことめったにないしねぇ」 京太郎「……大丈夫ですよね?」 久「任せなさい♪」パチッ 京太郎「では、お願いします!」 京太郎「それじゃありがとうございました」 久「いえいえ、あぁでも今度なにかおごってもらおうかしら♪」 京太郎「撤回します、まぁ構いませんけど」 久「ふふっ、楽しみにしててねー!」 京太郎「はい、それじゃ」 久「うん、それじゃぁね!」フリフリ 京太郎「さて、帰るかな」 夜- 自宅- 京太郎「ふぅ、どうするかなぁ」 京太郎(これ、初心者かここまで来た人間にしかわかんないだろ、色々と)フンフム 京太郎「ちょっとは良くなったか?」 京太郎「んぁ、メールだ……」 京太郎「ん、誰からだ?」 京太郎「歩からか」 差出人:歩 本文『もうすぐで東京だけど、ちゃんと準備はしてる』 京太郎「母親かお前は」 本文『問題ないぞ、みんなの方はしっかりとしてるか?』 差出人:歩 本文『当然、うちには誰がいると思ってるの?』 京太郎「さすがハギヨシさん」 本文『なら安心だな、東京までもう少しだ、頑張ろうぜ』 差出人:歩 本文『うん、お互い頑張ろうね! おやすみ』 京太郎「まだ日にちはあるのになぁ、おやすみなっと」 京太郎「次は、咲か」 差出人:咲 本文『今日はごめんね』 京太郎「ん」 本文『気にするな、それよりも体調直しておけよ インハイ長野一位なんだから』 差出人:咲 本文『わかってるよ、心配しょうなんだから それじゃあまた東京でね おやすみ』 京太郎「ん」 本文『おう、体調早く治せよ おやすみ!』 京太郎「ふぅ、大丈夫かほんと」 京太郎「さて、寝るかなぁ……カピー?」 京太郎「……居ないかぁ」ハァッ 111日目終了- ?- 京太郎「はぁ……」 「三尋木咏のことか?」 京太郎「ん、まぁな……」 「騙されてたからな」ククッ 京太郎「そういうわけじゃ、ねぇだろうけど……」 京太郎「あの人に会いに行くか」 「まぁなにかあるならあいつが良いだろうな」 京太郎「一体何者なんだ?」 「お前の世界に干渉できるほどの奴ってことだけ」 京太郎「わからん」ギィッ 「身近なやつかもな?」 バタンッ ?「久しぶり」 京太郎「ん、久しぶり」 ?「ごめん」 京太郎「なにが?」 ?「いや、色々とね……とりあえずなにか聞きたいことがあって来たんでしょ?」 ?「暴食のこと、か……そうだな、どこから言おうか」 ?「早い話、池田を見ていればわかるが暴食を限界まで酷使するとああなりかねない」 ?「最強技の一つや二つは打っても問題はないだろうけれど、限界を超えた能力の酷使は気をつけろ」 ?「ある意味では、大罪の運命と言っても良いんだがな、最終決戦は出し惜しみなしで行けということだけ伝えておく」 ?「暴食は愛した力なんだから、信用しろ」 7月28日 112日目・朝- 京太郎「ん、どうするかなぁ……朝日がまぶしい」 京太郎「出かけるかなぁ」 京太郎(今日も睦月さんいないかー) 京太郎「とりあえずなんか勝って帰るか……お、ヤンガンだ」 昼前- 京太郎「さて、どうするかなぁ」 京太郎「透華たちのところに行くか……誰かに連絡入れてみよう」 衣『もしもし、どうした?』 京太郎「そっち行って平気かぁ?」 衣『大丈夫だぞ、お昼も今からだから早く来ーい』 京太郎「了解だ、すぐ行く!」 龍門渕家- 京太郎「お邪魔しまーす」 透華「あら京太郎、いらっしゃい」ニコッ 京太郎「お、おう」 衣「お前は次になんかテンション高いな、と言う!」 京太郎「なんかテンション高いな……ハッ!?」 純「実は今日、取材が来るんだよ」 京太郎「え、俺邪魔じゃね?」 一(むしろ向こうにとっては願ったりかなったりでしょ) 智紀「とりあえずお昼……」 京太郎「そういやそうだな」 ハギヨシ「お待たせしました」スッ ※お昼パートはスキップします 京太郎「さて、まだ取材が来るまで時間はあるんだろ?」 純「そうだぜ、な萩原さん?」 ハギヨシ「はい」 京太郎「なら……」 京太郎「そういや智紀、鶴賀のことだけどさ」 智紀「詳しく」 京太郎「おう、隣座るな」トサッ 智紀(近い……)カァッ 京太郎「で、みんなのぶんを話すか」 夕方- 京太郎「どうするか……」 京太郎「ハギヨシさん、付き合ってください」キリッ 一同「」ガタッ ハギヨシ「ふふっ、まさか京太郎君から誘ってくださるとは」 京太郎「まだ、俺は貴方のことを知らない……」 ハギヨシ「良いでしょう、やりましょうか……」 一同「」ガタタッ 京太郎「……麻雀卓のある部屋にいきましょうか」 ハギヨシ「えぇ、私も本気でお相手いたしましょう」 一同「」ガターンッ 京太郎(二人でやるか、四人でやるか……) 京太郎「いきましょう」 ハギヨシ「えぇ」 バタンッ 透華「……」 純「透華が冷えてる!」 衣「ふんっ!」ゴッ 透華「」ばたんきゅ~ 一「ふぅ」 智紀「偵察に行く」 純「オレも」 衣「私もだ」 一「ボクも」 ハギヨシ「では、はじめましょうか」 京太郎「二麻ですから、一対一の正々堂々とした勝負ですね」グッ ハギヨシ「えぇ、本気で行かせていただきます」ゴッ 京太郎(や、やれるか……オレ!) ハギヨシ「愉しくやりましょう」フッ 京太郎「ですね……でも、本気でやらせてもらいます!」ニッ ハギヨシ「はい、そうですね……本気でぶつかりあいましょう」ニッ 京太郎「行きますよ!」 P能力『色欲:発熱』自動発動 効果:相手全員の点を-5する EX能力『NEVER』自動発動 効果:自分へのマイナス効果を10軽減しプラス効果を10上昇させる ハギヨシ「えぇ、見せてください……“ここ”の貴方の実力を」 P能力『あくまで執事』発動 効果:相手の能力で点がマイナスされない 効果2:能力が発動する度に点数が+10される 京太郎(なんとか良さげだな!) ハギヨシ(ふむ、おもしろいことになってきましたね)フフッ 京太郎 226+74=300 ハギヨシ 226+22=248 京太郎、ハギヨシの順 京太郎「いきますよ!」スッ ハギヨシ「ほぉ、食した能力をコピーする……存分に使っていますね」フッ 京太郎(見える!) 能力『青眼の預言者発動』 ハギヨシ「では私も……」 能力『ファントムペイン』発動(残り0) 京太郎(来たかッ!) 京太郎(させない!)キュィンッ ハギヨシ「ッ!?」 ハギヨシ(正直、驚きましたよ)フッ 京太郎(斬り刻む!)ギンッ 能力『牌を殺すということ』 判定:特殊ステータス以下 須賀京太郎:魔眼『100』 判定:成功 京太郎(視える!) ハギヨシ(これは、いささかマズいですね) ◇効果処理開始 京太郎「これが……牌を殺すということだ!」ザンッ 能力『牌を殺すということ』 判定:クリティカルヒット 効果:チェーン上の相手の能力すべてを無効にする ハギヨシ「これは、さすがですね」フッ 能力『ファントムペイン』無効 京太郎「そして、見る!」 能力『青眼の預言者』 効果:点が+15され、その後一度の和了安価の数値が+10 ◇効果処理終了 京太郎「ロン、8000!」 ハギヨシ「満貫ですか、すでに見られていましたか」フッ 京太郎(まだ、油断できないな) 京太郎「さらに行きます!」ギンッ P能力『暴食(愛)』発動 効果:能力『魔物喰い』が失敗しない P能力『クリア・マインド』自動発動 効果:すべてのオカルト能力が相手のオカルト能力にチェーン発動可能になる ハギヨシ「えぇ、私の実力を超える力、見せていただきましょう」フッ P能力『あくまで執事』発動 効果:相手の能力で点がマイナスされない 効果2:能力が発動する度に点数が+10される 京太郎(これはっ) ハギヨシ(おや、良くありませんね)クッ 京太郎(ハギヨシさん、終わらせる!) 能力『卓の死点』を発動 ハギヨシ「その動きは光の速度とすら言われる素敵滅法の力、お見せしましょう」フッ 能力『素敵滅法』をチェーン発動(残り0回) 京太郎「トップ・クリア・マインドは光の速度すら超える!デルタ・アクセル!」ゴゥォッ! 能力『トップ・クリア・マインド』自動発動 効果:相手の能力の発動を無効にする ハギヨシ(これは、やられましたね、しかしまだ終わりませんよ!) 能力『星の白金』を発動(残り0回) 京太郎(ハギヨシさん、喰わせてもらいますよ!) 能力『魔物喰い』発動 ハギヨシ(私の“これ”を、喰うことができると?甘くみられたものです)フッ 能力『世界』発動 効果:相手の能力の発動を無効にする 京太郎(なっ、防がれた!?だけど!) 京太郎(考えろ、暴食が防がれた、ならどうする!) (まだお前には戦う術が山ほどあるだろう) 京太郎「そうだ、クリア・マインド!」ゴッ 京太郎(暴食の力……)ズズズッ ハギヨシ(これは!?) 京太郎「喰らえぇッ!」ゴォッ 能力『暴食:ベールゼブブ』発動 対象:ハギヨシ固定 ◇効果処理開始 京太郎(暴食の力!)ギンッ 能力『暴食:ベールゼブブ』 効果:対象の点を半分を奪う ハギヨシ(これは、さすがです……完全なる覚醒!しかし、星の白金!)ゴゥッ 能力『星の白金』発動 効果:相手の能力でマイナスされた分相手の点数もマイナスする 京太郎(ぐっ、なんだこの重さ……でも、これでどうだ!) 能力『卓の死点』発動 効果オカルト80以上の全員を点を-30する ◇効果処理終了 京太郎(ハギヨシさん、やっぱり強い!) ハギヨシ(やはり、京太郎君はすでに高くにいますか……終わりですね)フッ 『卓の死点』効果適用 ◇順位 トップ 京太郎 93+51=144 ラス ハギヨシ 53+50=103 京太郎「はぁっ……」 ハギヨシ「京太郎君、君の勝ちです」フッ 京太郎「ありがとう、ございました」ニッ ハギヨシ「いえ、やはり貴方はその運命にあるべき人物だったようです」 京太郎「どういう、ことですか?」 ハギヨシ「いえ……なんでもないです」 夕方2- 京太郎「あれ、そう言えば取材は?」 ハギヨシ「そろそろですよ」 リンゴーン 京太郎(すごい重い音するインターホンだな) ハギヨシ「では、私はお出迎えに行くので」シュバッ 京太郎「……さすがだなぁ」 応接室- 透華「あら、遅くってよ京太郎!」ビシィッ 京太郎「おう悪かったよ、ってその人」 順子「須賀君!」 京太郎「あ、どうもです」ペコッ 一「知り合い?」 京太郎「前に取材してくれた人」 順子「ありがとうね、売れたわよあの号」 京太郎「そりゃなによりです」ハハッ 順子「せっかくだし須賀君にも取材しようかしら、一通りは終わったから」 衣「衣も沢山答えたぞ!」エッヘン 京太郎「えっとぉ……」 京太郎「じゃあ、せっかくなので」 順子「ありがとう!」 京太郎(長くなりそうだなぁ) 夜- 京太郎「すっかり夜だなぁ」 純「泊まって行ってもいいんじゃねぇか?」 透華「それは良いですわね、泊まっていく?」 京太郎「あぁ、その手があったか……」フンフム 京太郎「せっかくだし泊めてもらうかな」 衣「わーい、京太郎がお泊り!」 智紀(よし、今回こそは……) 京太郎「とりあえず家に連絡するわ」 ハギヨシ「準備はおまかせください」 京太郎「ありがとうございます」 客間- 京太郎「相変わらずハギヨシさんの料理は美味しかったなぁ~」 京太郎(さて、誰かの部屋に行ってみるかなぁ) 京太郎「衣~」 衣「ん、京太郎!」ダキッ 京太郎「おう」 衣「どうしたんだ?」 京太郎「暇だったから話でもなと」スッ 衣「うむ、良いぞ!」トサッ 京太郎(膝に乗るのか) 京太郎「結局、どうだったんだ?」 衣「なにがだ?」 京太郎「能力、戻ったか?」 衣「戻りはしないけれど、新しい力は手に入れたな」ニッ 京太郎「さらにか」 衣「京太郎のおかげだぞ、衣が強くなれたのは」ニコッ 京太郎「そうか?」 衣「そうだ♪」 京太郎「そういえば……」テクテク ハギヨシ「どうなされました?」 京太郎「さすがのタイミングですね、風呂っていつ頃入って大丈夫ですか?」 ハギヨシ「今なら平気ですよ」 京太郎「じゃあ、行ってきます~」 ハギヨシ「今(の好感度)なら(怒られないから)平気ですよ」ニコッ 風呂- 京太郎「ん~相変わらずうちより全然広いなぁ」 京太郎「ん、あれ……誰か」 京太郎「あ、歩!?」 歩「ひゃっ、京太郎!?」ビクッ 京太郎「す、すまんすぐに出るから!」 歩「待って!」 京太郎「お、おう?」 歩「ま、前もだったし、別に良いよ」 京太郎「そ、そっか……じゃ、じゃぁ……」 ザァァァァッ 京太郎(無感情でただ頭を洗え) チャプン 京太郎「……」 歩「あはは、温かいねー」 京太郎(前より、近い……?) 歩「あのさ」スッ 京太郎「ち、近いぞ」 歩「……女として見てくれてるんだ?」 京太郎「そりゃ、確かに気楽に話しかけられるやつの中でもお前ってトップクラスだけど、女として見ないとかはないし」 歩「ははっ、じゃあ、無理ではない……かなぁ」 京太郎「は?」 歩「京太郎と付き合う、とか」カァァッ 京太郎「へ?」 歩「だ、だからっ……そ、そういうこと」フィッ 京太郎「え、えっと……」 歩「どう、かな?」 京太郎「無理じゃないだろ、普通に考えて」 歩「へ?」 京太郎「だってさ、お前って可愛い方だろ明らかに」 歩「ふぇっ」カァァッ 京太郎「メイド服でスカート上げてあげてるとことか男は放っておかないって」 歩「ちょ、なにをっ!?」 京太郎「もうちょっとおもちがあればとは思うけど」 歩「う、うっさい!」 京太郎「だからさ、その……待っててくれよ、な?」 歩「えっと、なにが?」 京太郎「どうなるかわかんないけど、返事だよ」ポリポリ 歩「……うん!」ニコッ 三年後- 京太郎「卒業だな」 歩「そうだね」 京太郎「お前、あんまり変わらなかったな」 歩「……ごめん」 京太郎「なに気にしてるんだよ」ギュッ 歩「だって、こうして手をつないでるのは良いんだけど……腕組む時に当たってないでしょ?」 京太郎「べつにおもちがなくっても、柔らかいし」ニッ 歩「なななっ!」カァァッ 京太郎「まぁともかく、さ……」スッ 歩「へ?」 京太郎「えっと、もうプロとしての契約も済んでるしさ……結婚、しないか?」 歩「え……」 京太郎「透華たちに土下座したんだぞ『歩をくれ』って」 歩「そ、そんなことまで?」 京太郎「当然だろ……それで、これからもさ、こうやってなんでもない日常を過ごせたらなって思うんだよ……」 歩「うん」 京太郎「だから、一緒にさ、暮らさないか?」 歩「うん、これからも、京太郎と一緒が良い……」ギュッ 京太郎「おう」ニッ 歩「ずっとね♪」ニコッ 杉乃歩EXED チャプン 京太郎「……」 歩「あはは、温かいねー」 京太郎(前より、近い……?) 歩「あのさ」スッ 京太郎「ち、近いぞ」 歩「……女として見てくれてるんだ?」 京太郎「そりゃ、確かに気楽に話しかけられるやつの中でもお前ってトップクラスだけど、女として見ないとかはないし」 歩「ははっ、じゃあ、無理ではない……かなぁ」 京太郎「は?」 歩「京太郎と付き合う、とか」カァァッ 京太郎「へ?」 歩「だ、だからっ……そ、そういうこと」フィッ 京太郎「え、えっと……」 歩「どう、かな?」 京太郎「……」 歩「京太郎?」 京太郎「……」ボチャンッ 歩「京太郎!?京太郎!?メディック!メディ―――」 ハギヨシ「お待たせしました」 歩「京太郎が!」 ハギヨシ「のぼせてますね、おまかせください」 自室- 京太郎「ん、ここは俺の部屋……」 ガチャッ 京太郎「ん、透華?」 透華「起きてたんですの?」 京太郎「のぼせたのかそう言えば」 透華「えぇ、大丈夫ならこれはいりませんでしたわね」 京太郎「氷か?」 透華「えぇ」 京太郎「せっかくだしもらおうかな、せっかく透華が持ってきてくれたんだし」ニッ 透華「え、ど、どうぞ」カァッ 京太郎「あぁ、冷やっこい」 透華「そう」フフッ 京太郎「……あんま騒がないな」 透華「あっ、ま、毎度騒いでるわけじゃないでしょう!」 京太郎「おうおう」ナデナデ 透華「うぅ」カァァッ 京太郎「昔から、透華は人気者だったよな、なにもしないでも目立つし」 透華「京太郎もでしょう?」 京太郎「俺は悪目立ちだよ、中学の頃は不良だと思われるし」 透華「へぇ……」 京太郎「同じ金髪なのになぁ」 透華「そうですわね」スッ 京太郎(ち、近い……そういや透華のやつ俺のこと好きなんだよなぁ) 京太郎「んっ」ギュッ 透華「ひゃっ!?ななな、なんですの!?」 京太郎「いぃや、なんかまったく環境も家族も違うのに、こうやって一緒に居られるのって不思議だよなぁ、だいたい龍門渕に俺が入学できたってのもなんとも……」 透華「い、一緒にいたかったからですわ……」ギュッ 京太郎「おう、わかってるよ……」ナデナデ 透華「本当に、わかってますの?」 京太郎「わかってるさ、今はわかる……俺もお前がいないとダメだからな」 透華「へ!?」カァァッ 京太郎「そのまんまの意味だよ」 数年後- 歩「京太郎ーが帰ってきましたー!」 一「ん、海外に行ってたわりに早いねー」 智紀「いつもより早い」コクコク 京太郎「一応、俺ここの主人なんだけど?」 純「へ~敬語が良いのかぁ」 衣「衣もか?」 京太郎「いや……はぁ、もう良いかぁ……」 透華「お帰りなさい京太郎」ニコッ 京太郎「透華~!」ダキッ 透華「ちょっ、お腹の子に触りますわよ!」ドンッ 純「まぁそうなるわな」 一「まだ大きくなってないみたいだけどねぇ」 智紀「透華に弾き飛ばされて可哀そう」ギュッ 京太郎「智紀~」ギュッ 衣「衣もだ!」ギュッ 透華「人の旦那になにしてやがりますか!」 京太郎「いや、役得」 透華「う、浮気ですの京太郎!?」 京太郎「いや、そういうわけじゃ」 衣「そういえば今回の仕事は咲たちとも一緒だったと聞いた!」 京太郎「おま、変なことを!」 透華「ま、まさかぁっ!」 京太郎「落ち着け!」 透華「う、浮気なんて許さなくってよ!」 京太郎「違うって!」 一「まぁ、浮気なんてないだろうね」 純「だろうなぁ」 智紀「するとしたら館内の誰かだと思うけど」 衣「愛人なら衣がなるぞー!」 京太郎「なに勝手にへんな議論してるんだよ!」 透華「京太郎のへっぽこ旦那ぁ!」 ハギヨシ「やれやれですね」フフッ 龍門渕透華EXED 京太郎「ん、透華?」 透華「起きてたんですの?」 京太郎「のぼせたのかそう言えば」 透華「えぇ、大丈夫ならこれはいりませんでしたわね」 京太郎「氷か?」 透華「えぇ」 京太郎「せっかくだしもらおうかな、せっかく透華が持ってきてくれたんだし」ニッ 透華「え、ど、どうぞ」カァッ 京太郎「あぁ、冷やっこい」 透華「そう」フフッ 京太郎「……あんま騒がないな」 透華「あっ、ま、毎度騒いでるわけじゃないでしょう!」 京太郎「おうおう」ナデナデ 透華「うぅ」カァァッ 京太郎「昔から、透華は人気者だったよな、なにもしないでも目立つし」 透華「京太郎もでしょう?」 京太郎「俺は悪目立ちだよ、中学の頃は不良だと思われるし」 透華「へぇ……」 京太郎「同じ金髪なのになぁ」 透華「そうですわね」スッ 京太郎(ち、近い……そういや透華のやつ俺のこと好きなんだよなぁ) 京太郎「……」ナデナデ 透華「んっ……」 京太郎「……可愛いなぁ」 透華「ふぇっ!?」カァァッ 京太郎「やべ」 透華「そ、そろそろ寝ますわ!おやすみなさい!」シュバッ 京太郎「はえぇっ!って、嫌われてないよな?」 京太郎「ん、誰かからメールだ」 京太郎「誰からだろ?」 京太郎「ん、シロからか」 差出人:白望 本文『調子はどう、万全?』 京太郎「もうすぐ東京だからなぁ」 本文『もちろんだ、そっちはどうだ?』 差出人:白望 本文『豊音とエイスリンがもうテンション高い』 京太郎「ダルいのか」 本文『ちゃんと付き合ってやれよ』 差出人:白望 本文『うん、それじゃみんな楽しみにしてるから、東京で会おうね おやすみ』 京太郎「そうだなぁ」 本文『あぁ、東京でな! おやすみ!』 京太郎「お、良子さんからも来てる」 差出人:良子 本文『お久しぶりです、もうすぐインターハイですけれど大丈夫ですか?』 京太郎「おぉ、さすがにみんなインターハイの話題かぁ」 本文『えぇ、心の準備もできてますよ、東京も慣れてますからね』 差出人:良子 本文『なら平気ですね、もしかしたらはやりさんやすこやさんに絡まれるかもしれないので気を付けてくださいね』 京太郎「気を付けようがない」 本文『はい、心に留めておきます』 差出人:良子 本文『でも、私が呼び出したら来てくださいね?』 京太郎「ははぁ……」 本文『了解です(笑)』 差出人:良子 本文『冗談です、それではまた東京で good night おやすみなさい』 京太郎「おやすみなさいっと」 京太郎「お、次は雅枝さんだ」 差出人:雅枝 本文『もうすぐ東京やな、すっかり久しぶりやから、楽しみにしとるよ♪』 京太郎「それは嬉しい」 本文『俺も楽しみにしてますよ、また千里山の人たちと麻雀もやってみたいですし』 差出人:雅枝 本文『私とも打ってなぁ』 京太郎「ん」 本文『もちろんですよ、楽しみにしてます』 差出人:雅枝 本文『ありがとうな じゃあまた、おやすみな!』 京太郎「おやすみなさいっと」 京太郎「さて、ねるかなぁ」 京太郎「……もうすぐ東京だなぁ」 112日目終了- ?- 京太郎「今日もか」 「まぁな、もうすぐだぞ」ククッ 京太郎「んあ?」 「ほら、早くしろ」パチンッ 京太郎「お、おう?」 京太郎「恭子さんに会いに行くか」 「ん、そうか、あいつもか」 京太郎「はぁ?」 「いやなんでもない、都合が良いのか悪いのか」ハッ 京太郎「……?」ギィ 「どちらにしろ、もうすぐだ」 バタンッ 恭子「京太郎君か」 京太郎「……なんか疲れてます?」 恭子「なんかな、ん……荒川憩とやりあってからなぁ」 京太郎「そんなに強いんですか」 恭子「ん、正直化け物レベルやな、全力でなんとかやりあえて……まぁ勝ったけど」ハァッ 京太郎「本当に疲れてるんですね」 恭子「うん」 京太郎「姫松ってどうですか?」 恭子「主将は相変わらず強いし、漫もオカルトの発動がなんとかなりはじめたし、結構ええんとちゃうんかなぁ……あ」 京太郎「どうしました?」 恭子「主将が京太郎と会えんと寂しい~言うてたし、メールや電話だけでもしとき?」 京太郎「ん、はい」 恭子「告白までされたんやろぉ?」 京太郎「うぇ、なんで知ってるんですか!?」 恭子「へぇ、そうなんや」 京太郎「騙しましたね!」 恭子「ふふっ、でも羨ましいな」ボソッ 京太郎「へ?」 恭子「なんでもないよ」ニコッ 7月29日 113日目・朝- 京太郎「ふぁ……そういえば」 京太郎「誰に電話してみるかなぁ」 京太郎「美穂子さんに電話してみよう」 プルルルルッ 美穂子『もしもし?』 京太郎「あぁ美穂子さん、こんな朝にすみません」 美穂子『起きてたから気にしないで、どうしたの?』 京太郎「いえ、そういえば美穂子さんと池田の二人はいつ頃行くつもりですか?」 美穂子『そうね、八月の二日ごろには着くようにするつもりよ』 京太郎「なるほど」 美穂子『京太郎君はどうするの?』 京太郎「ん~、聞いてみないことにはどうにも」アハハ 美穂子『そう、なるべく早く会いたいわね』 京太郎「そうですね、じゃあこれで!」 美穂子『えぇ、またね』 京太郎「はい」 京太郎(朝ご飯までもうちょっと時間あるか)ウン 京太郎「せっかくだし朝ご飯まで時間つぶすかなぁ」 ガチャッ 京太郎「ん、衣だ」 衣「ん、おはよう京太郎!」 京太郎「朝から起きてるなんて珍しいなぁ」 衣「衣ももう子供じゃないからな、朝食だって作ってやるぞ!」 京太郎「おぉ、そのうち頼むよ」ナデナデ 衣「うむ!」 京太郎「昨日の話なんだけどさ」 衣「ん、魔断の力、わずかによみがえってきたきがするぞ」ニッ 京太郎「そりゃ安心だな、インターハイは化け物揃いだからな」 衣「うむ、心してかからねば!」グッ 京太郎「頑張れよぉっ!」ナデナデ 衣「うん!」ニコッ 京太郎「ふぅ、ハギヨシさんの御飯は相変わらずおいしかったぁ」 ハギヨシ「京太郎君もすっかりお上手になっているじゃないですか」 京太郎「うれしいですねー」 京太郎「そういえば、お前あれからどうだ?」 歩「あれからって?」 京太郎「普通に、麻雀の話だよ、一応麻雀部の補欠なんだから頑張ってもらわないとな!」 歩「うん、調子が良いと思う……あともうちょっとなにかれば掴めそうなんだけど」ムムッ 京太郎「頑張れよ!」ナデナデ 歩「うん、ありがと」ニコッ 京太郎「さて、どうするかなぁ」 京太郎「一、特訓だ!」 一「またぁ、絶対食べないでよ?」 京太郎「おう」 一「目を見て答えてよ」 京太郎「よし、精神統一だ」 一「えー」 京太郎「強くなるためだ!」 一「はいはい」スッ 京太郎「……」 一「」チラッ 京太郎「……」zzz 一「寝てるのかい!」バシッ 京太郎「へぶっ」 昼前- 京太郎(さて、どうするかなぁ) 京太郎「ハギヨシさん」 ハギヨシ「どうしました?」 京太郎「ハギヨシさんは、悩みとか無いんですか?」 ハギヨシ「……無いわけではないですよ」 京太郎「たとえば?」 ハギヨシ「私がいなくなったら龍門渕家はどうなるのかと、いや、正確には私が安心して透華お嬢様や衣様を任せられるに人間がいないことが悩みです」 京太郎「え、なにかあるんですか?」 ハギヨシ「えぇ、私がいなくなったら……京太郎君に後を継いでもらいたいと、いかがでしょう?」フフッ 京太郎「……」 京太郎「……」コクッ ハギヨシ「ありがとうございます、すぐにでも出ていきたいのですが君に色々と引き継がねばならないこともありますからね」 京太郎「はい……」グッ ハギヨシ(ええ、貴方なら安心です) 10年後- 「帰ってきましたね」 ギィッ 「ハギヨシ、お帰りー!」 パァンッ 「これは、どういうことですか?」 衣「おぉ、ハギヨシが驚愕しているぞ!」 透華「はじめてみましたわね」 ハギヨシ「どうして、わかりました?」 純「うちの執事は優秀なんで」 一「ほんと、どうかしちゃったかと思ったけどねぇ、もう8年以上も姿くらましてたハギヨシさんが帰ってくるなんて言い出して」 歩「やっぱりハギヨシさんほど尊敬できないのが良いところです」 ハギヨシ「……なるほど」フッ 京太郎「お帰りなさい、ハギヨシさん」 ハギヨシ「すっかり、板についていますね」 京太郎「そりゃ、もう10年近くやっていますから」 透華「いつまで経っても私たち相手にだけ執事っぽくないのですわ!」 京太郎「それが俺の良さだからな」フッ 透華「まぁ、その方が私としても良いですわ……京太郎は京太郎、ハギヨシはハギヨシですもの」ニコッ ハギヨシ「……」 京太郎「お帰り……ハギヨシ」ニッ ハギヨシ「えぇ、ただいまお戻りしました、京太郎」フッ ハギヨシEXED 京太郎「ハギヨシさん」 ハギヨシ「どうしました?」 ハギヨシ「5日からのことですか、“彼女”にも聞いたでしょうけれど、宮永咲さんとの決戦があります」 ハギヨシ「まず朝にその日、決戦へ赴くかどうかですね、行かなくても行くでもどちらでも良いでしょう」 ハギヨシ「しかし、そのまま放置すれば大変なことになるのでできる限り早く行きましょう、最も楽なのが5日に戦うことでしょう」 ハギヨシ「そして5日からできることと言えば今までと変わりません、違うことと言えば一部を除いた他県の生徒たちも一いるということでしょう……以上です」 ハギヨシ「あぁあと……やはり貴方に龍門渕を任せて良かった、京太郎」フッ 京太郎(どうするか、このまま昼食いただくか、それとも出て他のとこで食べるか……)ムムッ 京太郎(電話でもするか、誰にしよう?) 京太郎「咏さんに電話してみるか」ソソクサ プルルルッ 咏『もしもし、どうしたん?』 京太郎「いえ、なんとなく電話してみたくなったんで」 咏『へぇ、なんとなくであたしに連絡したんだぁ~嬉しいかも』 京太郎「あはは、なんか照れます」ハハッ 咏『まぁもうすぐ東京なんだし、そしたら沢山会えるし!』 京太郎「そうですね、じゃあまた!」 咏『うん、またね!』 プツッ 京太郎「……さて、頑張るかな!って昼かぁ」 昼過ぎ- 京太郎(結局昼御飯もいただいたな……) 京太郎「さて、どうするかなぁ」 京太郎「これが、俺の素敵滅法!」 ハギヨシ「まだまだですが、光るものはあります」フッ 夕方- 京太郎(さてと、そろそろ帰るのも手か……) 京太郎「ハギヨシさ~ん♪」 ハギヨシ「おやおや、どうしました?」 ハギヨシ「危険ですか、そうですね……選択による危険ですが、件の三尋木咏さんは東京に行けば強制的にイベントが発生するでしょう」 ハギヨシ「そして一番の問題は『??』が溜まっている方ですけれど、こちらでは誰一人として危険な方はいません」 ハギヨシ「危険な方は、そうですね……愛宕洋榎さんが危ないでしょう、連絡は早めにとっておかないと東京に行った時が怖いですよ」フッ ハギヨシ「では、また細かいなにかを聞きたい時は……3ですね」ニコッ 夕方2- 京太郎(んっと……) 京太郎「メールを誰にするかなぁ」 京太郎「洋榎さんにメールしてみるか、恭子さんにも言われたし」 本文『今、暇ですか?』 差出人:洋榎 本文『暇!久しぶりやなガースー!』 京太郎「おぉ」 本文『久しぶりです、中々連絡取らずにすみません』 差出人:洋榎 本文『寂しかったで(怒) まぁこうしてメールくれたから良かったけど』 京太郎「あぁ」 本文『ほんとすみません、東京でまた会いましょうね!』 差出人:洋榎 本文『うん、絹もおかんも会いたがってるから、また泊まりに来たりもするやろし!』 京太郎「楽しいからなぁ、あそこの家」 本文『また行かせてもらったりもあると思います それじゃ、また東京で!』 差出人:洋榎 本文『うん、楽しみにしとるよ~♪』 京太郎「ん、洋榎さんと絹恵さんの写メか……良いね!」グッ 夜- 京太郎「うわ、もう暗い!」 透華「またですの?」 京太郎「そういや前もあったなぁ……さて、帰るか、ありがとな」ナデナデ 透華「べ、別に構いませんけど……気を付けて」 京太郎「おう、それじゃぁな!」 深夜- 自宅- 京太郎「どうするかなぁ」 京太郎「ネトマでもするかな!」 一人目 グラマス 二人目 とよねー 三人目 どらごん 京太郎「健夜さんに豊音さんに玄さんかぁ」 グラマス:さて、やろうか!私に勝って見せてね! キョータロ:頑張ります! とよねー:よろしくねーがんばるよー どらごん:お任せあれ! 京太郎「お前の運命は俺が決める……!」 トップ グラマス 二着 京太郎 三着 とよねー ラス どらごん どらごん:やっばいのです とよねー:ちょーつよいよー キョータロ:もう無理 グラマス:あはは、最近自信ついてきたよ! キョータロ:いや、ほんと……これでまだ力があるんだから勘弁ですよ グラマス:普通にやればこれだね キョータロ:見抜けなんだ どらごん:お疲れ様! とよねー:おつかれさまだよー 京太郎「お疲れ様っと」 京太郎「豊音さんからか」 とよねー:ちょー強かったねー、京ちゃんでも勝てないなんてー キョータロ:あの人は別格ですよ、まぁ俺が勝てない人なんて案外いたりしますけど とよねー:えーちょー気になるよー、でも東京でまた会えるね、楽しみにしてるよー キョータロ:俺も楽しみにしてます! とよねー:またねー 京太郎「ん、ログアウトしたのか……さて、どうするかな」 京太郎「玄さんからか」 どらごん:インターハイ、私大丈夫かな? キョータロ:大丈夫ですよ! どらごん:だって私ボロボロで キョータロ:相手はとんでもだったんで大丈夫ですよ! どらごん:その中にキョータロ君が入ってるんだけどね? キョータロ:まぁとりあえず、また東京で会いましょう! どらごん:うん、またね! 京太郎「ログアウトしたかぁ」 京太郎「さて、寝るかなぁ」 京太郎「カピー?」 京太郎「……寝るか」パチンッ 113日目終了- ?- 京太郎「ん?」 「大罪同士で争わないんだな」ククッ 京太郎「は?」 「なんでもない」パチンッ 京太郎「はぁ?」 京太郎「淡に会いに行くかな」 「好きにしろ」 京太郎「おう」ギィッ 「どうなるか、だな」ククッ バタンッ 京太郎「よう淡」 淡「京太郎だ!」 京太郎「おう淡!」 淡「どうしたの?」 京太郎「なんとなくだよ、会いたくなっただけ」 淡「へぇ~嬉しいなぁ~」ギュゥッ 京太郎「抱きつくな!」 淡「やっこい?」 京太郎「もうちょっと大きくなってから言え」 淡「……えっち」カァッ 京太郎「うるせぇよ」 京太郎「白糸台って、どうなってたんだ?」 淡「ちょっとピリピリしてきたねー三連覇がかかってるから」 京太郎「だよなぁ、うちも見習ってほしいよ」 淡「えー大変だよー?菫なんて生理かってぐらい」 京太郎「そういうこと言うなよ!」 淡「う、うん、とりあえずみんな会いたがってたからね、またね!」フリフリ 京太郎「お、おう、またな!」
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7月30日 114日目・朝- 京太郎「ふぇ、あぁ夜更かししたもんなぁ」ググッ 京太郎「昼はどうすっかなぁ」 京太郎「さて、なにか買ってこないとなぁ」 京太郎「ないない、ノーウェイノーウェイ……とりあえず弁当でも買って帰るかなー」 昼過ぎ- 京太郎「ふぅ、食べた食べた……さてと、どうするかなぁ」 京太郎「誰かに電話してみるかなぁ」 京太郎「恭子さんに電話してみるかな!」 プルルルルッ 恭子『もしもし?』 京太郎「あぁ恭子さん、今大丈夫ですか?」 恭子『うん、暇やからね』 京太郎「練習とかいいんですか?」 恭子『もうすぐ東京やからね、ちょっと休み入れんと』 京太郎「なるほど、また全員集合ですねー」 恭子『そやねー、最近はなんか疲れてるから』 京太郎「インハイまでに体調直してくださいね、うちもそうじゃないと勝った気しませんし」フッ 恭子『ほぉ、言うやん、楽しみやなぁ』 京太郎「そうですね、それじゃまた!」 恭子『うん、それじゃ!』 プツッ 京太郎「よし、頑張ろう……俺関係ないけど!」 夕方- 京太郎「ん~いい天気だなぁ」 京太郎「どっか行くかなぁ」 京太郎「適当にふらつくかなぁ」 京太郎「ん、優希じゃないか」 優希「ん、また京太郎だじょ!」 京太郎「またってなんだよ……」 優希「東京行っても元気でやれよ」 京太郎「引っ越さねぇよ!?」 優希「はははっ、まぁあたしも行くけどな!」 京太郎「ん、そうなのか?」 優希「のどちゃんと向こうで会う約束してるしなぁ」 京太郎「あぁ、納得」 優希「まぁとりあえず、あっちでもまた会おうじぇ」 京太郎「おう」 優希「あぁあと、お前のタコスおいしかったからまた作ってくれ」グッ 京太郎「任せとけ」ハハッ 夕方2- 京太郎「ん、どうするかな」 京太郎「もうちょっとな」 京太郎「あれ、竹井さん」 久「あら須賀君、偶然ね」 京太郎「そうですね、前はありがとうございました」 久「気にしないで、そう言えば前の買い物のお礼はどうなるのかしら?」フフッ 京太郎「ん、また今度ですかねぇ」 久「なるべく東京に行く前が嬉しいんだけどねぇ、私も行くけど」 京太郎(結局行くんですか!) 京太郎「ん~」 京太郎「晩御飯でもどうですか、お礼もかねて」 久「あら、ナンパ?」 京太郎「嫌ならいいですけど」 久「嘘嘘、行きましょ!」 京太郎「どこ行きますかぁ」 久「あそこのレストランとか」 京太郎「学生が行ける値段じゃないですね、適当にステーキハウスとかにしときましょう、安い」 久「えー」 京太郎「えーじゃありません、行きますよ」 久「まぁいっか」フフッ 京太郎「待ちますかぁ」 久「そうねぇ……須賀君はこうやって女の子を手籠めにしてるわけね」 京太郎「ひ、人聞きが悪いですね」 久「でも美穂子も咲もでしょ、それにあの三尋木プロも須賀君を見る目が違ったし」フフッ 京太郎「色々わかるんですね」ハハッ 久「へぇ、そうだったんだ」 京太郎「鎌かけましたね」 久「まぁね、須賀君と話てると楽しいわぁ」 京太郎「弄ばれてる気がしますけどね」ハァッ 久「あら、御飯来たわよ」 京太郎「清澄ってメンバーギリギリでしたよね、そう言えば」 久「そうね、私が卒業すれば三人だけど……来年には四人目が来ることは確定してるし団体戦に出るならあと一人」 京太郎(ん、負けたから転校することになったらしいしなぁ) 久「……気にしすぎよ」フフッ 京太郎「えっ、いや!」 久「顔に出てるわよ」 京太郎「あ、ははっ……わかりやすいですか?」 久「かなりね、まぁホントただの優男って感じねぇ、なんで咲や美穂子が好きになったかわからないわ」 京太郎「余計なお世話ですよ」 久「冗談よぉ」フフッ 京太郎(遊ばれてるなぁ) 久「でも須賀君みたいな人、結構好きよ」 京太郎「だから遊ばないでくださいって!」 久「あははっ」 夜- 自宅- 京太郎「さて、どうすっかなぁ」 京太郎「電話するかぁ」 京太郎「照ちゃんに電話してみるかぁ」 プルルルルッ 照『もしもし、京ちゃん?』 京太郎「あぁ、なんとなく電話してみたんだけどさ」 照『ん、もうすぐ東京で会えるのに』 京太郎「まぁまぁ、東京にいるうちになんか奢るからさ」 照『ほんと!?』 京太郎「おう」 照『早く来てね!』 京太郎「せめてインハイが終わってからなぁ」 照『インハイ終わった後じゃ京ちゃん落ち込んじゃうんじゃない?』 京太郎「はぁ、言うなぁ」 照『まぁね、私たちが勝つから』フフッ 京太郎「はいはい、それじゃ、良い時間潰しになったよありがとう」 照『うぅん、またね』 京太郎「おう、またなー」プツッ 京太郎「ん、メールか?」 京太郎「誰からだろ?」 京太郎「淡からだ」 差出人:淡 本文『夢で会えるだけじゃ寂しいぞ!』 京太郎「めっちゃ電波!」 本文『おう、悪い悪い、東京行ったらなんか奢ってやるから、照ちゃんと一緒に行こうぜ』 差出人:淡 本文『ゲスだね』 京太郎「なんで!?」 本文『わけわかんねぇよ』 差出人:淡 本文『照に私も一緒に行くこと言っといてね』 京太郎「ん?」 本文『おう』 差出人:淡 本文『それじゃ東京でね、おやすみ!』 京太郎「おう、おやすみっと……ん、メールって透華からか」 差出人:透華 本文『いつ頃から東京入りしますの、こちらは準備はできているので京太郎しだいでしてよ』 京太郎「ん、俺に合わせてくれるのか……」 京太郎「二日に行こうぜっと」 京太郎「さて、寝るかなー」パチンッ 京太郎「カピー……?」ボソッ 京太郎「……寝るかぁ」 114日目終了- ?- 京太郎「今日もかぁ」 「落ち込んでるな」ククッ 京太郎「うっせぇよ」 「ほらよ」パチンッ 京太郎(やな奴……・) 京太郎「恭子さんのとこに行くかなぁ」 「最近お気に入りか?」 京太郎「嫌な言い方すんなよ」ギィッ 「まぁ、あいつも役立たず候補だからな……丁度良さそうだぞ」ククッ バタンッ 京太郎「どうも恭子さん!」 恭子「ん、京太郎君」ニコッ 京太郎「調子はどうですか?」 恭子「うん、悪くはないけど絶好調でも無いんよ」 京太郎「迷惑でした?」 恭子「大丈夫やよ」ニコッ 京太郎「姫松、どうですか?」 恭子「あぁ、主将がご機嫌やったらしいよ」 京太郎「へぇ、なら良かった」 恭子「……ちゃんと自分のこと好きになった相手のこと考えたりや?」 京太郎「はい、そうですねぇ」 恭子(……やっぱ私はおさえとこ) 京太郎「どうかしましたか?」 恭子「うぅん、なんでもあらへんよ」ニコッ 7月31日 ※あと2日 115日目・朝- 京太郎「ん、今日は早く起きれたなぁ」 京太郎「誰にするかなぁ」 京太郎「胡桃さんにメールしてみるか」 本文『もうすぐインハイですけど、いつ頃現地着くつもりですか?』 差出人:胡桃 本文『三日に着く予定だよ』 京太郎「じゃあ一日違いかぁ」 本文『なるほど、東京で会える日が楽しみですね』 差出人:胡桃 本文『京ちゃんのおかげでだいぶ楽になったからね』 京太郎「能力取りに行ったしなぁ」 本文『そりゃ良かったです、また今度打ちましょうね!』 差出人:胡桃 本文『うん、それじゃそろそろ出かけるから、またね!』 京太郎「またっと……」 昼前- 京太郎「ん、どうすっかなぁ」 京太郎「よし、食べに行こう!」グッ 京太郎「さすがに一人は寂しいよなぁ」 京太郎「たまにはモモでも誘うかぁ」 プルルルルッ 桃子『もしもし京さん!貴方の隣のステルスモモっすよ!』 京太郎「おうおう、昼でも一緒にどうだ?」 桃子『すぐ行くッす!どこですか!?』 京太郎「あぁ、えっと」 京太郎「じゃあファミレスあたりにしとくか」 桃子『了解っす!すぐ行くっすよ!』 京太郎「俺も今から行くからゆっくりでいいからな」 桃子『はいっす!』 京太郎「じゃ、また後でな~」プツッ 京太郎「さて、行くかぁ」 ファミレス- 京太郎「えっと、俺の方が先だな良かった」 桃子「丁度良かったっすね!」グッ 京太郎「そっか、じゃあ入ろうぜ」 桃子「はい!」 店員「ではお二人様どうぞ」スッ 京太郎「!?」 桃子「ふふふっ、私も進化してるっすよ……意識してないけどまた消えますけど」 京太郎「大変だなぁ」 京太郎「さて、注文もしたしドリンクバーも行ってきたし……なんでお前隣座るんだよ」 桃子「数少ない同学年じゃないっすかぁ~」 京太郎「いや、そういう問題じゃないだろ」 桃子「そうっすか?」 京太郎「そうだよ……まぁ良いけどさ」 桃子「京さん大好きっすよ~」ギュゥー 京太郎(おもちがおもちだよ、おもちぃ!) 桃子「ふふふっ、当ててるっすよぉ」ニコニコッ 京太郎(話をそらさんと!) 京太郎「オンオフが前より楽になったなら色々と変わったか?」 桃子「いえ特にって感じっすねぇ、特に変えたいとも思ってないせいかもしれないっすけど」 京太郎「そうなのか?」 桃子「京さんに見つけてもらって、先輩や部長さんたちにも見つけてもらって……私は満足っすよ」 京太郎「……んなことで満足してんじゃねぇよ」ナデナデ 桃子「へ?」 京太郎「お前はこれからもっと光れる、俺が保障する!」グッ 桃子「……えへへ、やっぱり京さんは京さんっすね」 京太郎「は?」 桃子「なんでもないっすよ」ニコニコ 昼過ぎ- 桃子「この後はどうするっすか?」 京太郎「ん、そうだなぁ」 京太郎(とりあえず桃子と別れるかこのままどっか行くかだなぁ) 京太郎「デートでもするか!」ニッ 桃子「え、今日デートしてもいいんすか!?」 京太郎「あぁ、どこでも良いぞ」 桃子「やったっす!」 桃子「遊園地行きましょう!デートっぽく!」 京太郎(前も行ったけど) 京太郎「オッケーだぜ!」グッ 遊園地- 京太郎「混んでるなぁ」 桃子「土曜っすからね!」 京太郎「はぐれないように手ぐらい繋ぐか」ギュッ 桃子「!」パァッ 京太郎(ま、前ので少し慣れたァッ!!) 桃子「きゃーっ♪」ギュゥッ 京太郎(おもちに耐性は一生つかんぞ!)ビクッ 桃子(京さんったら冷静で、カッコいい!) 夕方- 京太郎「次はどうするかぁ」 桃子「ポップコーンがおいしいっす!」 京太郎「食べ終わってからなにか乗ろうな」ナデナデ 桃子「あはは、もっと回すっすよー!」グルグル 京太郎「やめろモモ!これ以上はっ!」ウッ 桃子「さっき食べたポップコーンがっ……」ウッ ※諸事情によりカットさせていただきます 京太郎「……ははは」 桃子「ごめんなさぃ~」エグエグッ 京太郎「大丈夫だぞ~」ナデナデ レイプメ 夕方2- 京太郎「次はなに乗るか!」 桃子「どれにするか迷うっすね!」 京太郎(お化け屋敷も前言ったしなぁ) 桃子「うぅ、怖いっすよ~」 京太郎「大丈夫だからなモモ」ナデナデ 桃子(まったくビビッてない!さすが京さんっす~)キュン 京太郎(おもちがやばい) 桃子(頼りになるっす!)ギュゥッ 京太郎(ピィッ!?) 夜- 京太郎「さて、あと一個ぐらい乗って帰るかぁ」 桃子「そうっすね!」グッ 桃子「やっぱ最後は観覧車っすよねぇー」 京太郎「いや、そうかもしれんけど、こんな密着しなくても良いだろ……」 桃子「えぇ、なんでっすかぁ?」ムギュッ 京太郎「……」カァッ 桃子「えへへ、京さんを落とすための必殺武器っすからね!」 京太郎「おもちは武器じゃない」キリッ 桃子「へぇ、じゃあ平気っすよね~?」ニコニコ 京太郎(ど、どうする!?) 京太郎「モモッ……」 桃子「京さんのこと好きなんっすよ?」 京太郎「そりゃ、俺もだよ……」 桃子「へ?」 京太郎「俺も好きだよ、これからずっと一緒にいたいぐらいには、好きだ……」 桃子「ほ、本当っすか?」 京太郎「嘘は言わねぇよ」 桃子「え、えへへっ……京さんっ!」ギュッ 京太郎「!?」 桃子「大好きっす!」 京太郎「俺もだよ」ハハッ 東横桃子ED2 桃子「やっぱ最後は観覧車っすよねぇー」 京太郎「いや、そうかもしれんけど、こんな密着しなくても良いだろ……」 桃子「えぇ、なんでっすかぁ?」ムギュッ 京太郎「……」カァッ 桃子「えへへ、京さんを落とすための必殺武器っすからね!」 京太郎「おもちは武器じゃない」キリッ 桃子「へぇ、じゃあ平気っすよね~?」ニコニコ 京太郎(ど、どうする!?) 桃子「京さぁ~ん」ムギュッ 京太郎「」プツンッ 京太郎「も、モモ!」グィッ 桃子「ひゃっ、か、観覧車ではまずいっすよっ!」 ガタンッ 桃子「へ?」 『大変申し訳ありませんお客様方、不具合のため止めさせていただきました、しばらくお待ちください!』プツッ 桃子「えへへ、しょうがないっすねぇ」スッ 桃子「こんなこともあろうかと用意はしてきてあるっすよ~まぁ三つあれば平気っすよね」ニコッ 京太郎「すまん」 桃子「どうぞ、京さん♪」グィッ 一年後- ゆみ「そう言えば、桃子だがな」 智美「ん、京太郎と結婚したよな、しかもデキ婚」ワハハ ゆみ「さらに胸が成長したらしい」 智美「ワハ!」ガタッ! 咲「」ガタッ ゆみ「いつ来た宮永」 京太郎「お待たせしました~」 桃子「先輩たち久しぶりっす~」 咲「と、東横さんが抱いてるのって!」 透華「間違いなく京太郎との子供!」 ゆみ「いつからいた龍門渕」 美穂子「あらあら」ニコニコ ゆみ「福路もか」 京太郎「うちの可愛い息子ですよー」 桃子「京さんに似て可愛いっす」 京太郎「桃子に似た可愛い子に育てよぉ」 美穂子「あらあら、私たちの前に来て」 咲「そんなにいちゃつくんだぁ?」 京太郎「おっと失礼」 桃子「ついついいつもの乗りで、京さんったらあまり家に帰らないからぁ」 京太郎「いやぁ、プロもつらいよ」 桃子「でももうすぐで二人目も作れるっすよ」 京太郎「よし、頑張ろう!」 桃子「楽しみにしてるっすよ、あなた♪」 ゆみ「誰か止めてくれ」 京太郎「どうしましたゆみさん!?」ガタッ 桃子「どうしたっすか先輩!?」ガタッ ゆみ「うん、もう放っておいてくれ……お前たちが今幸せなら何でもいいから、野球チーム作れるぐらい頑張れ」 京桃「はい!」ニコッ 桃子「んふふ、私たちの子づくりはこれからっすよ!」 京太郎「あぁ!」グッ 桃子「大好きっすよあなた~!」 京太郎「俺も二人が大好きだぞー!」ギュッ 東横桃子ED1 桃子「やっぱ最後は観覧車っすよねぇー」 京太郎「いや、そうかもしれんけど、こんな密着しなくても良いだろ……」 桃子「えぇ、なんでっすかぁ?」ムギュッ 京太郎「……」カァッ 桃子「えへへ、京さんを落とすための必殺武器っすからね!」 京太郎「おもちは武器じゃない」キリッ 桃子「へぇ、じゃあ平気っすよね~?」ニコニコ 京太郎(ど、どうする!?) 京太郎(とっさに撫でてみたら) 桃子「えへへ~」ニコニコ 京太郎(押し付けてこなくなったから良しとしよ―――) ガコンッ 京太郎「ん?」 『大変申し訳ありませんお客様方、不具合のため止めさせていただきました、しばらくお待ちください!』プツッ 京太郎「面倒なことになったなぁ」 桃子「京さんとこうして同じ場所にいられるなら嬉しいっすよ♪」 京太郎(かわいい) 桃子「それにしてもここからの景色は綺麗っすねー」 京太郎「もうすぐてっぺんだったんだけどなぁ」 桃子「てっぺんで止まればロマンチックだったんすけどねぇ」 京太郎「ははっ……」 桃子「えへへ」ギュッ 京太郎(だからくっつくな、とは言えないよなぁ)ナデナデ 桃子「えへへ……」 桃子「えへへ~♪」 京太郎(かわいい) 桃子「ん~♪」スリスリ 京太郎(エロい) 京太郎「ふぅ、予期せぬハプニングに巻き込まれたがなんとかなったな」グッ 桃子「あのままでも良かったっすけど」ニコッ 京太郎「勘弁してくれ」ハハッ 桃子「ん、そろそろお別れっすねー」 京太郎「だなぁ……」 京太郎「モモ……これからもさ、こうやってずっとお前とくっついてたい」 桃子「へ?」 京太郎「ほら、お前を一番最初に見つけた立場としてはやっぱりお前とずっと一緒に居たいって言うかさ……」ポリポリ 桃子「えっと、それってつまり……」 京太郎「だから、俺と付きあ」 桃子「結婚っすね!」 京太郎「早い!早すぎる!たとえるなら名古屋から東京まで1時間!」 桃子「じゃ、じゃあ子作りっすか!?」ポッ 京太郎「まだ早い!御徒町から新宿間3分!」 桃子「じゃあ、つ、つまり……」 京太郎「だから、お前のことが好きだって言ってるんだよ……」 桃子「ほ、本当っすか?」 京太郎「あぁ、本当だよ」 桃子「や、やったす!」ギュゥッ 京太郎「も、モモっ!?」 桃子「良かったっすよ~」ポロポロ 京太郎「……ははっ、泣くなよ」ナデナデ 桃子「嬉しいんだからしょうがないっす~」ボロボロ 京太郎「ははっ」ナデナデ 3年後・雀荘『龍門渕』- 京太郎「だから卒業してからで良いだろうに」 桃子「いえ!今すぐ書いてもらわないと心配っす!」 京太郎「いや、ほらあと二ヶ月で卒業だからそれと同時に」 桃子「京さんモテモテすぎっすー!ほら、ちゃんと京さんのお義父さんとお義母さんにも許可もらって、私のお父さんとおお母さんにも許可もらったじゃないっすか!」 京太郎「いや、お前のご両親が泣いて喜んでた時は俺もくるものがあったけどな……けど、早いって!お前は!」 桃子「この世の理はスピードっすよ!」 ゆみ「またやってるのかあの二人は」 智美「OGとして身に来たらこれだ」ワハハ 睦月「らしいと言えばらしいんですけどね」 一「いや、見に来てあれはちょっと」 佳織「け、喧嘩してるよ!」 衣「犬も食わんぞ」 智紀「二人は食いあっt」 純「言わせねぇよ!?」 透華「私をさしおいて目立ってますわ!」 後輩「せ、先輩方すみません!」ペコペコ 後輩2「放っておいてあげてください!」ペコペコ 京太郎「俺が信用できないのか?」 桃子「そ、そんなわけないっす」 京太郎「ならさ、ほら……指輪ももう用意してあるんだぞ」スッ 桃子「きょ、京さんっ」パァッ 京太郎「だから、な?もう少しだけ我慢してくれ」 桃子「……はいっす!」ニコッ 京太郎「良い子だ」ナデナデ 京太郎「さてみんな、練習はじめるか!」 みんな「」タンッ タンッ 桃子「どうしたんっすかね?」 京太郎「どうしたんだろうな?」 桃子「み、みんなが見てない今ならキスぐらいっ」バッ 京太郎「まったくしょうがないな」ニコッ 二人は幸せなキスをして――― 東横桃子EXED 京太郎「ふぅ、予期せぬハプニングに巻き込まれたがなんとかなったな」グッ 桃子「あのままでも良かったっすけど」ニコッ 京太郎「勘弁してくれ」ハハッ 桃子「ん、そろそろお別れっすねー」 京太郎「だなぁ……」 京太郎(胸ばっか押し付けるモモにいたずらしてやろう、そうだ!) ムニュッ 桃子「へ?」 京太郎「良いさわり心地だ」ムニュムニュッ 桃子「ひゃんっ!」ビクッ 京太郎(いや、俺なにやってんだ、もれなく犯罪だろ)スッ 京太郎「すまんモモ」 桃子「ぜ、全然平気っすよ!」 京太郎「この借りはいずれ返す、すまぁぁぁぁん!」ダッダッダッ 桃子「えへへ、京さんならもっとしても……って京さん!?」イナイ! 深夜- 自宅- 京太郎「若干自己嫌悪だが、たまらんかったな」ニヘラ 京太郎「ネトマをしよう!」 一人目 のどっち 二人目 とよねー 三人目 かまぼこ 京太郎「よし、やるぞ!って原村さん!?」 のどっち:よろしくお願いします とよねー:のどっちだー!よろしくねー♪ かまぼこ:ワハハ、でっかい胸を借りるつもりでやるぞー キョータロ:それじゃ、よろしくお願いします! 京太郎「さて、楽しむとするか!」 トップ 京太郎 二着 のどっち 三着 かまぼこ ラス とよねー のどっち:さすがですね とよねー:相変わらずつよいよーのどっちも強かった! かまぼこ:ワハハ、やっぱり勝手が違うなぁ キョータロ:ネトマですからね のどっち:私はネトマの方が調子が良いのですけれど 京太郎「だろうなぁ」 京太郎「あれ、豊音さんからだ」 とよねー:今度東京に行くんだよ! キョータロ:俺もですって とよねー:うん、一杯遊ぼうね! キョータロ:はやりんとか小鍛冶プロとかも紹介しますよ とよねー:ありがとーちょー楽しみだよー!サイン色紙一杯もっていかなきゃ! キョータロ:じゃあ、また今度! とよねー:うん!おやすみー 京太郎「ん、ログアウトした」 京太郎「ん、原村さんからか」 のどっち:お久しぶりです キョータロ:久しぶり、東京に行く前以来だな のどっち:はい、結局帰ってきてしまいました キョータロ:良いんだよ、自分のやりたいことをやれば……まだ子供なんだしな のどっち:おもしろい言い回しですね(笑) キョータロ:確かにちょっとおかしかったかも(笑) のどっち:でも、不思議と心に響きました キョータロ:そりゃよかったよ のどっち:また、一緒に打ちましょう キョータロ:あぁ、またな! 京太郎「ログアウトしたか」 京太郎「寝るかぁ……カピー、もう帰ってこないのか?」パチンッ 115日目終了- ?- 京太郎「よし、今日は誰に会いに行くかな!」 「なんだ、ずいぶんご機嫌だな」ククッ 京太郎「うっせぇ」 「ふん」パチンッ 京太郎「さて、どうするかな!」 京太郎「シロに会いに行くかな」 「行ってこい」 京太郎「珍しいな」ギィッ バタンッ 「……特に言うことがないからな」フッ 京太郎「ようシロ!」 白望「ん、京太郎?」 京太郎「おう、相変わらずぐてってるなぁ」 白望「ダルい……」 京太郎「そうだなぁ」 京太郎「宮守ってどうだ?」 白望「みんな会いたがってるよ」 京太郎「東京にいったら会いに行くよ、一日そっちのが遅いみたいだけどさ」 白望「うん、ついたらメールするね」 京太郎「おう、楽しみにしてるよ」ニコ 白望「……うん」コクリ 京太郎「どうした?」 白望「京ってモテるよね」 京太郎「お、おう?」 8月1日 116日目・昼前- 京太郎「ん、昼前かぁ……」アァ 京太郎「昼飯どうするかー」 京太郎「よし、食べに行くかな!」グッ 京太郎「よし、誰誘うかなぁ」 京太郎「妹尾さんを誘ってみよう」 プルルルッ 佳織『も、もしもし!?』 京太郎「あぁ妹尾さん、一緒にお昼でもどうかなって……平気ですか?」 佳織『うん、全然大丈夫だよ!』 京太郎「そりゃ良かった、じゃあ……」 京太郎「じゃあ喫茶店にしましょう」 佳織『うん、それじゃまた後でね!』 京太郎「それじゃまた後で!」プツッ 喫茶店- 佳織「お待たせ京太郎君!」 京太郎「いえ、大丈夫ですよ妹尾さん」 佳織「だから佳織で良いって」ニコッ 京太郎「そうでしたね、佳織さん」ニコッ 佳織(きゃー!デートっぽい!)グッ 京太郎「とりあえず」 佳織「アイスコーヒーかな、食べ物はまた決めてからで」 京太郎「じゃあアイスコーヒー二つ!」 京太郎「インターハイに向けてどうですか?」 佳織「次鋒だからね、頑張らないと」 京太郎「みなさんずいぶん強くなってましたらかね、しかも本気じゃなかったみたいですし」 佳織「私はいつも本気なんだけどねー、ゆみ先輩と智美ちゃんと睦月ちゃんはなんだか余裕があるみたいで」 京太郎「あぁ、別格に強くなりましたよねあの三人……」 佳織「うんインターハイもこれで頑張れるよ!」グッ 京太郎「決勝で会いたいですね」 佳織「そうだね!」ニコッ 昼過ぎ- 佳織「このあとどうするの?」 京太郎「ん、そうですね」 京太郎(どうしようかな、佳織さん誘ってどこか行くか……ていうか来てくれるか?) 京太郎「それじゃ、一緒に出かけませんか?」 佳織「うん!」 京太郎「それじゃどこ行きますかぁ」 佳織「動物園行こうよ!」 京太郎「じゃあ行きますかぁ」 佳織「そうだね!」 佳織(デート!人生初デート!) 京太郎「うお、なんか懐かしい感じ」 佳織「そうだね、久しぶりだよねぇ」 京太郎「どこ行きます?」 京太郎「やっぱり動物園っていえばここですね!」 佳織「へ、蛇だよ蛇!」 京太郎「いやぁ、じめじめしてますけど楽しそうでなによりです」 佳織「ほらイグアナ!舌びよーんって伸びる!」 京太郎「あはは、それはカメレオンです」 佳織「うわぁ、すごいなぁ~じめじめしてるけど」 京太郎「そうですね、なぜか蛇とかイグアナって水族館でも見ますよね」 佳織「そういえばそうだね、飼いやすいのかな?」 京太郎「そうなんですかねー」 京太郎「じめじめしましたね」 佳織「でもおもしろかったよ」ニコッ 京太郎「なら良かった」 京太郎「メガネザルですよ、あんま動かないですね」 佳織「そうだね、動かないねぇ」 京太郎「まぁ動物園の動物ってそうですよねぇ」 佳織「うん、眠くなってくるね」 京太郎「ほら、ネズミですよノネズミ、こっちはプレーリードック」 佳織「わぁ可愛い!!」ユサッ 京太郎(かわいい) 夕方- 京太郎「なんか疲れましたねぇ」 佳織「色々歩き回ってるからね」 京太郎「ほら、ゾウですって」 佳織「歩いてるだけだね」 京太郎「動物ですからねぇ、あっちはトラ」 佳織「ホワイトタイガーいないかな?」 京太郎「いないですねぇ、お、ライオン」 佳織「そういえばライオンのオスって可哀そうだよねぇ」 京太郎「そうなんですか?」 佳織「うん、一夫多妻制なんだけどね」 京太郎「へぇ」 佳織「あっ、ま、まぁここから先は」カァッ 京太郎「へ?はい……?」 夕方2- 京太郎「あとは、どこ見ましょうか」 佳織「そうだねぇ」 京太郎「おぉ、カピバラですね」 佳織「本当だぁ」 京太郎(……カピー) 佳織「あ、ヤギだよヤギ!」タッタッタッ 京太郎「佳織さん、あんまりそいつらに近づくと!」 ヤギ「んめぇぇぇぇ!」ガブッ 佳織「きゃぁぁっ、服がぁっ!」 京太郎「言わんこっちゃうない!」バッ ヤギ「んめぇぇぇぇぇ!?」 京太郎「……」ゴゴゴゴゴゴッ ヤギ「んめぇぇぇぇぇ!?」タッタッタッ 佳織「こわかったよー」ウェーン 京太郎「おぉ、可哀そうに」ナデナデ 夜- 京太郎「閉園ですって」 佳織「楽しかったぁ~」 京太郎「俺もですよ」 佳織「さ、帰ろうか♪」ギュッ 京太郎「そうですね」ギュッ 佳織(す、好きかもっ!)カァッ 京太郎「それじゃまた」バッ 佳織「うんまたね!」ギュッ 京太郎(さすが鶴賀!おもちがっ!) 佳織「今度は東京で会おうね♪」タッタッタッ 京太郎(可愛い!) 深夜- 自宅- 京太郎「ふぅ、どうするかなぁ」ググッ 京太郎「誰かに電話してみるか!」 『咲』 京太郎「咲に電話してみるか」 プルルルルッ プルルルルルッ プルルルルッ 京太郎(出ないな……) プルルルルッ プルルルルッ プルルルルッ 京太郎「……?」 『留守番電話サービス』 京太郎「ダメか……留守電入れる必要はないよな」プツッ 京太郎「ん~残念だ」 京太郎「それにしても明日から東京だしさっさと寝るか!」ウシ 京太郎「東京から帰ったらカピーが帰ってきてますように」パチンッ 116日目終了- ?- 京太郎「さて、明日から東京だ!」 「終わりも近いな」ククッ 京太郎「は、終わり?」 「あぁ、終わりの始まりだ」パチンッ 京太郎「ドローソースだな」 京太郎「よし、この扉だ!」 「忘れるくせに」 京太郎「無駄じゃないだろ?」 「まぁな」 京太郎「よし!」ギィッ 「さぁ、終わりが近い」 バタンッ ?「久しぶり」 京太郎「ん、久しぶり」 ?「ごめん」 京太郎「なにが?」 ?「いや、色々とね……とりあえずなにか聞きたいことがあって来たんでしょ?」 ?「5日目以降の朝の決戦に出るかどうかの安価によって出るかどうか決まるわけだが決戦をすればその時点でその週は終了と思っていい、あとはエピローグが待ってる」 ?「だからと言ってこの週での好感度やら立場やらを惜しんでいるとろくなことにならないとだけは伝えておく」 ?「まぁそこまで緊迫した雰囲気が漂うわけではないから安心しといて」 ?「5日からできることはいつもとそれほど変わりないから、とりあえず好きにしといてね」フフッ ?「あと、明日を最後に夜は強制的にあたしと一緒だから覚えておくように」ビシッ 8月2日 117日目・朝- 京太郎「ふぁ~」 ハギヨシ「おはようございます京太郎君」 京太郎「おはよう、ハギヨシさん!」 ハギヨシ「ではどうぞ」 京太郎「お邪魔しまーす、おはよー」 透華「おはようございますわ!」 衣「都入りだぞ!」 京太郎「楽しみだな!」 純「行こうぜ京太郎!」グッ 智紀「データは沢山ある」クィッ 一「ボクらが優勝するんだから!」 歩「精一杯頑張ろう!」 京太郎「よし、行こうぜ!」 昼- 東京- 京太郎「いやぁ、東京だなぁ!」 透華「東京ですわね!」 衣「一年ぶりだ!」 歩「私は初めてです」 純「前回は京太郎も歩も連れてこれなかったからなぁ」 衣「昼時だぞ、あれだ!」 智紀「そう、あれだね」 一「あははは、行くんだ」 透華「もちろんですわ!」 京太郎「なにが?」 透華「ファミレスですわよ、このファミレスのプロ龍門渕透華、ファミレッサーとお呼びなさい!」 京太郎「それはちょっと……」ドンビキ ハギヨシ「では私は車の方で」 京太郎「行きましょうよハギヨシさん」グイッ ハギヨシ「おっと?」 京太郎「ね?」 ハギヨシ「……」 衣「行くぞハギヨシ!」ニコッ 透華「さぁ、行きますわよ!ハギヨシ!」 ハギヨシ「……はい」フッ ファミレス- 京太郎「なるほど、そんなことが」 歩「なんだか、良いですね」 純「あぁ、なんか良いよなぁ」 智紀「うん、良いね……」 京太郎「……本当に普通のファミレスなんだなぁ」 透華「当然でしてよ!」 一「透華、店内では静かに」 透華「むっ、そうですわね」スッ 衣「わーい、エビフライだ……また、タルタルソースが少ないぞ」シュン 京太郎「」ブチッ 透華「」ブチッ 一「すみませーん!」バッ ハギヨシ(危うくお二人が激怒なさるところでしたね)フッ 衣「皆のも来たな!」 京太郎「さて、食うか!」 透華「ん、ハギヨシや京太郎の足もとにもおよびませんが、なんとも言い難し美味!」 京太郎(ぜんぜんファミレッサーじゃねぇじゃん) 一「ん~久しぶりの味」 純「ん、結構いけるな!」 智紀「……」モグモグ 歩「メイド服でこさせられなくて本当に良かった!」 京太郎(一の服で目立たないんだったらメイド服程度目立たないと思うけどなぁ) 衣「でも、来年で最後かもしれないな」 京太郎「毎年来ることになるだろ、なぁ歩?」 歩「そうですよ、卒業してもその一年後には行くことになりますし、毎年来れるんだから」 純「……そうか」ハハッ 透華「できればインターハイのついでに来たいですわねぇ?」 歩「お、おまかせください!」 智紀「頑張ってね」 一「期待してるよー」 ハギヨシ「……期待してますよ?」 京太郎「誰に言ってるんですか、これでもハギヨシさんに勝ったんですから」エッヘン ハギヨシ「フッ、頼もしいですね」 夕方- 京太郎「そういや泊まるところって?」 透華「どんな場所だと思いますの?」 京太郎(たぶん会場からそんな離れた場所ではないよなぁ……)ウム 京太郎「ホテルか?」 透華「まぁそうですわね」 京太郎「おい、なんでつまんなそうな顔するんだよ、正解だろ」 透華「まぁそうなのですけれど、ほら着きますわよー」 京太郎「今日はとりあえず休むのか?」 透華「それが一番ですわねー」 夕方2- ホテル・自室- 京太郎「さて、暇だなぁ」ハァッ 京太郎(ハギヨシさんは隣の部屋なんだよなぁ) 京太郎「とりあえずどうするかなぁ」 京太郎「出かけるかな」スクッ 京太郎(どこ行くよ?) 京太郎(夜御飯までには戻らなきゃならないからなぁ) 京太郎(連絡も完了したし) 京太郎「さて……」 歩「お待たせ!」 京太郎「なんで着替えてるんだ?」 歩「べ、別に良いでしょ」フィッ 京太郎「あぁ、そうだよなぁ……」 歩「さ、買い物行こ!」 京太郎「おぉ、東京の服屋……」 歩「長野の服屋とそれほど変わらないね」 京太郎「商品が違うだろ、ほれ買ってやるから」 歩「え、ほんと?」 京太郎「ほんとほんと」 歩「ありがと!」ニコッ 夜- ホテル- 京太郎「うん、美味いな!」 透華「美味しくなかったら訴えてますわ」 京太郎「そりゃ怖い」 一「本当、おいしいね」 純「量もあるしな!」 智紀「……さすがに、食べきれないかも」 衣「衣が全部食ってやる!」 京太郎(無理だろうなぁ) 京太郎「ふぅ、風呂も入ってさっぱりしたし……どうするかな」 京太郎「誰かに電話してみるかぁ~」 京太郎「新子さんに電話してみるかな」 プルルルルルッ 憧『もしもし、京太郎?』 京太郎「ん、おう憧、今東京なんだが阿知賀はもう来てるのか?」 憧『うぅん、明日そっちに着く予定よ』 京太郎「やっぱ基本的に三日かぁ」 憧『四日に抽選と開会式だから当然ね』 京太郎「じゃあ、当たっても悔いなくやろうぜ」 憧『やるのはあんたじゃないでしょ?』 京太郎「まぁそうなんだけどさ」ハハッ 憧『それじゃまたね!』 京太郎「あぁ、また!」 京太郎「ん、メールが来てる?」 京太郎「誰からだろ?」 京太郎「あれ、健夜さんから?」 差出人:健夜 本文『もう東京にいるのかな?』 京太郎「おぉ」 本文『はい、もういますよ、他校は明日からくるとか言ってましたけど』 差出人:健夜 本文『私も解説で出るから東京にいるんだけど、会いたくなったらいつでも連絡してね!』 京太郎「優しいなぁ健夜さんは」 本文『はい、会いたくなったら連絡させてもらいます!』 差出人:健夜 本文『うん、また今度 おやすみ!』 京太郎「おやすみなさいっと……はやりさんだ」 差出人:はやり 本文『京ちゃん、明日の夜にみんな集合ね!』 京太郎「へ?」 本文『どういうことですか?』 差出人:はやり 本文『集合しないと大変なことになっちゃうゾ☆』 京太郎「……」 本文『わかりました、場所は?』 差出人:はやり 本文『また明日にでも送るよ、それじゃあまた明日ね! おやすみ♪』 京太郎「ふぅ」 本文『では、また明日 おやすみなさい!』 ホテル・自室- 京太郎「さて、寝るかなぁ」パチンッ 京太郎「眠い……」zzz 117日目終了- ?- 京太郎「明日みんな来るらしいよなぁ」 「もうすぐだぞ」ククッ 京太郎「だからなんだって」 「好きに考えろ」パチンッ 京太郎「わけわからん」 京太郎「池田に会いに行ってみるかなぁ」 「あぁ、好きにしろ」 京太郎「珍しいな」ギィ 「どうなるにしろ、最後かもしれないからな」 バタンッ 京太郎「よう池田」 華菜「ん、須賀ァ……いい加減後輩だって自覚ぐらい持てし!」 京太郎「前までに比べればお前元気になったよな」 華菜「そうだな、大分回復したし!今度は個人戦でも華菜ちゃん大勝利だし!」 京太郎「おう、頑張れ頑張れ」ポンポン 華菜「や、やめろし」カァッ 京太郎「なんだか、おかしいんだよ」 華菜「おかしいって?」 京太郎「俺がこうしてお前たちのところに来るときにさ、必ず俺の恰好をした奴が出てくるんだけどそいつが終わりが始まるって言ってたんだ」 華菜「……お前病気だし」 京太郎「そうじゃねぇよ!」 華菜「そうじゃないって、どういうことだし?」 京太郎「だから、なにかあるんじゃないかって、あいつが言うってことは俺たちに関係あることが」 華菜「安心しろし」 京太郎「?」 華菜「あたしが助けてやるし、アホな後輩のためだからしかたないな」ハハッ 京太郎「……ありがとな」 華菜「おう、お前のピンチはあたしのピンチだし……きょ、京太郎」ニコッ 京太郎「……ありがとうな、華菜」ニッ
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白糸台- 京太郎「さて、入って大丈夫なのか?」 ?「あれ、京太郎!」 京太郎「ん、あぁ大星さん」 淡「淡で良いって、どーせ同じ歳でしょ?」 京太郎「まぁそうなんだけど……じゃあ淡、事務室とかってどこだ?」 淡「え、知らないけど?」 京太郎(こいつアホの類だなきっと、そんなオーラを感じる) ?「そこにいるのは須賀君」 京太郎「さすが、こういう時にヒーローは来るんですね!弘世さん!」 菫「ん?」 白糸台高校・麻雀部- 京太郎「ありがとうございました、助かりました」 淡「それほどでもないよ!」 京太郎「いや、お前なにもしてないだろ」 淡「私がいなかったら今頃変質者扱いだったよ!」 京太郎(いや、それはない) 京太郎「アリガトウ」 淡「なにその言い方!?」 菫「まぁなにはともあれ……」 ガチャ 誠子「遅れましたー」 尭深「どうも、須賀君」 菫「遅れてないぞ、大丈夫だ」 京太郎「どうもです」 尭深「」イソイソ 京太郎「ん?」 尭深「お茶、どうぞ」 京太郎「お、どうも」 照「私も」 京太郎「うおっ!いつの間に!」 照「今だよ京ちゃん」 京太郎「そ、そうですか……」 菫「さて、三尋木さんがまだ来てないが良いだろう……とりあえず打とうか」 京太郎「はい」 菫「三尋木プロの一番弟子、お手並み拝見だな」クスッ 京太郎「あはは、お手柔らかに」 淡「私のダブリーでぶっとばす!」ニッ 菫「くじ引きするから待っててくれ」 京太郎「え、あ、はい!」コクッ 照「私が勝つ」 淡「よし、行くぞー!」 淡「やったー!京太郎を吹っ飛ばす!」 京太郎「なんで目の敵にされてんだよ」 誠子「ごめんね須賀君」 京太郎「あ、いえいえ別に大丈夫ですよ」 照「京ちゃん、お手並み拝見」 京太郎「はい!」 京太郎(どうするか……) 淡(さて、なにしてくるかな?) 誠子(須賀君は三尋木プロの弟子だから、あまり油断できない!) 照(咲には、勝てたのかな?) 京太郎(まぁ、無難だな) 淡(こんなだけど、絶対安全圏とダブリーがあれば!)ゴッ 誠子(さて、こっからどうするか……) 照(咲は……私より強い?) 京太郎(行くぞ衣!)タンッ 淡(なにか来る!)タンッ 誠子(やばっ)タンッ 照(照魔鏡……は、まだ良いか、とりあえず京ちゃんの強さを見たいし)タンッ 京太郎(さぁ、ここからは俺の雀卓だ!)カッ 能力『月海支配(喰)』発動 京太郎(さぁ、あがいて見せろよ!)ギンッ 淡(和了れない!?) 誠子(この能力は、支配系!?) 照(どっかで見た気がする……) 京太郎(さぁ、底を掴ませてもらうぞ!) 効果処理終了 淡(でもこの私がそんな能力に!)ゴゥッ 能力『絶対安全圏』発動 京太郎(塞いでやるよ!)ギンッ 淡(え、感覚が……?) 京太郎(こんなもんだな) 効果処理終了 誠子(つ、使いづらい……宮永先輩が動いていないのが気になる!) 照(能力を封じた?京ちゃんも能力持ちってことだ……) 淡(わ、私の絶対安全圏を塞いだぐらいでぇっ!)ゴッ 能力『ダブリー270°』を発動 京太郎(ここで、発動はしない!) 淡(成功した!ははっ、一回だけだ!) 能力『ダブリー270°』成功:点安価の結果に+25する 誠子(これなら発動した方が良かった?) 照(なんだ、なにかあるみたいだったのに……) 淡(一回しか和了れなかった……あ、ありえないよっ……) 京太郎(ふぅ、接戦だったな)アセ 誠子(能力無しでもここまでできた、けど……須賀君の支配力が異常だった) 照(これは、使わなくても良いかな) 京太郎(さて、次はどうでるか?) 淡(まだまだ……私が京太郎なんかに負けるわけない!) 誠子(どうしようかな、宮永先輩はまた使わないつもり?) 照(今はこれで良い……咲) 京太郎(これは、キツいなっ!)チッ 淡(さっきと比べればこれで良い!私が負けるなんて、こんな奴に!)ゴッ 誠子(淡、負けず嫌いだからなぁ) 照(京ちゃん、麻雀上手くなってるな) 京太郎(咏さん、力を貸してください!)タンッ 淡(また別の!?)タンッ 誠子(くそっ!)タンッ 照(照魔鏡使ってれば良かったかな?)タンッ 京太郎(よし、火力で押し切る!)カッ 能力『迫りくる怒涛の火力(喰)』発動 京太郎(よし、行くぞ!) 能力『迫りくる怒涛の火力』成功:直前とその後二度の和了判定安価が最上位になる 効果処理終了 淡(こんなんじゃっ!) 誠子(動けないか!) 照(ん、さすがに強くなってる……これは次からは本気で行った方が良いかな?) 淡(私がっ、負けるはずない!)ゴッ 能力『絶対安全圏』発動 淡(え、なにっ!?)ゾクッ 誠子(なにっ!?)ビクッ 照(!?)バッ 京太郎(なまじ強い力を持ってるから、そうなんだぜッ!)ニッ 能力『魔物喰い』を発動、さらにステータス食欲が暴食のためゾロ目でクリティカル ブチン 淡(え、なに……今の?)ドクン…ドクン… 京太郎「」ニィッ 照(今の……感覚、は……)ドウヨウ 誠子(宮永先輩が動揺してる!?) 淡(わ、私が負けるわけっ!)タンッ 京太郎「ロン、12000!」ダンッ 誠子(淡が直撃!?) 照「……終わりだね」 菫(なるほど、魔物か……) トップ 京太郎 88+98=186 二着 誠子 62+69=131 三着 照 66+25=91 ラス 淡 29+01=30 京太郎「ありがとうございました」 誠子「あ、ありがとうございました」 照「ありがとう」 淡「……」ウツムキ 菫(まぁ、圧倒的な上を知るには丁度良かった時期だろう) 尭深「お茶どうぞ」 京太郎「お、ありがとうございます!」ニコッ 照「京ちゃん、強くなったね」 京太郎「まぁ、照さんは手を抜いていたようですけど」 照「様子見だよ、今度からは本気出す」 京太郎「そうですか、楽しみです」 照「うん」 ガタッ 淡「……てなぃ……け……なぃ」フラッ 京太郎「ん?」 淡「私は負けてない!私が負けるはずない!」ドクン…ドクンッ… 京太郎「ッ!?」ドクンッ… 菫「淡?」 京太郎(待て淡!こっちに来るな!) 淡「負けてないんだから!」ギンッ 京太郎(くそっ!淡……)チッ 菫「負けず嫌いだな、淡は……」 淡「菫先輩!だって私が本気出してれば京太郎なんて!」 照「でも、負けは負けでしょ?亦野も上手くなったね」 亦野「え、いえいえ!今回は運が良かっただけで……な、須賀君!」 京太郎「あ、え?」 淡「無視すんな京太郎!」ガォ! 咏「はいはい、そこまでー」パンパン 京太郎「あ、咏さん……」 咏「まったく、騒ぎすぎじゃね?知らんけど」 菫「いえ、須賀君の凄まじさを見せてもらいましたよ……女子でも十分に通用するほどの力です」 咏「まぁね、男子学生で大沼プロとまともにやりあえるのなんて京ちゃんぐらいだし、わからんけど」シレッ 尭深(少し過保護っぽいけど)ズズッ 咏「とりあえず、京ちゃんは一回休憩ねー」 京太郎「はい、じゃあ俺飲み物取ってきますよ!」 咏「あ、じゃあみんなの分よろしくねー」 尭深「私は良いから」 京太郎「はい、了解です!」 ガチャッ バタン 京太郎「自販機発見、さて……照さんって昔、ブラックダメだったんだよな」シミジミ 京太郎「あれ、でも他の人って何が好きなんだ?聞いて来れば良かった……あ」 菫「須賀君」 京太郎「あ、弘世さん」 菫「悪いね、せめて買ってくる飲み物ぐらい言っておくべきだった」 京太郎「聞き忘れたのもあるんで」ハハッ 菫「せっかくだ、君の分も奢るよ」 京太郎「いや、悪いですよ!」 菫「他校と言えど上級生だ、先輩らしくさせてくれ」 京太郎「……じゃあ、ありがとうございます」 菫「それでよし」ウム 菫「全部持ってもらって悪いね」 京太郎「いえいえ、せっかくの男手ですしこのぐらいしないと奢ってもらっただけになっちゃいますよ」 菫「フフッ、それはそれでどこかで返してもらうとするよ」 恋愛力80以上によりミニイベント 京太郎「まぁ菫さんぐらい綺麗な人の言うことならいくらでも聞いちゃいそうですけど」 菫「なっ」カァァッ 菫「き、君は何をっ」 京太郎「まぁ男なんてそんなもんですよ」ハハハッ 菫「き、君はいつもそんな感じで……その、口説いてるのか?」 京太郎「え、口説いてなんていませんよ!」アセッ 菫「いや、誰にでも言ってるのだとしたら相当タチが悪いぞ」 京太郎「えっ!?」アラマビックリ 菫(あぁ、なるほど……これが天然ジゴロか)シミジミ ガチャッ 菫「今、戻った」 京太郎「飲み物ですよー」 ガタッ 誠子「なっ!」 淡「えへへ、誠子の飛び!これで逆転成功!」グッ 尭深「……」ドウヨウ 咏「トップ、取られちまったかー」ハァ 京太郎(ハァ、やっぱ覚醒したもんな……こうなるのは当然かぁ) 淡「あ、京太郎!」 プルルル 京太郎「ん、電話鳴ってる、ちょっと失礼」 淡「ちょっと京太郎!」ガオー ガチャッ 京太郎「もしもし」 はやり『あー、京太郎君!さっきなんか感じたけど、絶対に“他の”と闘牌しないようにね☆』 京太郎「え、なんでです?」 はやり『私の時はともかく、まだぶつかる時期じゃないからかな☆』 京太郎(はやりさんの方が先輩だし、色々知ってるし、なにか確かに不味い感じがするんだよな……) 京太郎「わかりました、やめておきます」 はやり『うん、わかってくれればオッケー♪』 京太郎「それじゃこれで」 はやり『はいはーい☆』 京太郎「……若干もったいない気もするけどなぁ」 京太郎(さて、誰かと話しでもするかな) 淡「京太郎、三尋木さんが抜けろってー」ブー 京太郎「まぁ、納得」 淡「麻雀しない?」 京太郎「“傲慢”とはできない」 淡「えっと、なにそれ……“傲慢”って?」 京太郎「そっか、お前はつい最近の俺とあまり変わらないか」ハァ 淡「なにそれ、どういうこと?」 京太郎「まぁそれで良いさ、バカワイイお前が一番だ」 淡「なっ、かか、可愛いとか、なに言ってんの!と、当然じゃん!」カァァッ 京太郎「お前本当に同じ歳か?やけに子供っぽいけど」 淡「この私が子供って!そんなこと言ったら京太郎だってジジ臭いもん!」 京太郎「な、お前なんだとこら!」 淡「菫先輩相手に鼻の下伸ばしてさ!」 京太郎「い、言わせておけばお前!」 淡「なにさ!」 咏「ちょっと二人共うるさいんじゃね?知らんけど?」ゴゴゴッ 京淡「す、すみません」 菫(わ、私相手に鼻の下伸ばしてたのか……)カァッ 咏「そろそろ帰ろっか京ちゃん」 京太郎「あ、はい!」ニモツマトメ 菫「それでは、また会おう」 誠子「今度は勝つからな!」 尭深「今度は打とうね」 京太郎「はい、ありがとうございました!」ペコッ 淡「またねー!メールとかもするね!」ニコニコ 京太郎「おう、お前も元気でな」ナデナデ 淡「~~ッ!?う、うん……」カァッ 京太郎「ん?」 咏「」ムッ 照「じゃあ京ちゃん……全国、個人戦でも来たらまた会おうね」 京太郎「はい!……またな照ちゃん」ニッ 照「う、うん……京ちゃん」ポッ 咏「」イラッ 咏「今日はどうしよっか」 京太郎「ああ、晩御飯ですか……作るか、外食か?」 咏「まぁなにはともあれ、じゃあ誰か誘おうかなー」 京太郎「誰か、ですか」 咏「もしもし、暇だろー?」 健夜『なにその言い方!まぁ暇だけど!』 咏「じゃあさ、家で晩御飯食べない?」 健夜『須賀君いるの?』 咏「いるよー」 健夜『今から行くね!』ブツッ 咏「……30になるまでにっつって、焦ってんな」 京太郎「どうしたんです?」 咏「うぅん、今日は家で食べようか」 京太郎「小鍛冶さんが来るんですよね!じゃあ頑張りますかね!」 咏(……良い主夫になりそうな、知らんけど……絶対渡さねー)グッ 三尋木咏家- 京太郎「さて、料理の時間だな」パッパッ 対応力100のため強制成功 咏「はいはーい」 健夜「お邪魔しまーす」 京太郎「あ、小鍛冶さん!今日は俺の料理ですけど、お口に会えばいいです」ニコッ 京太郎(普段から良い物食べてるんだろうしなぁ) 健夜(す、すっごい……将来有望すぎる……ゴクリンコ) 京太郎「じゃあ食べましょうか!」 健夜「あ、うん!」 咏「京ちゃんの料理はめちゃうまだからねー」 京太郎「では、召し上がれ!」 健夜「うぅーん……」zzz 咏「えへへー……」zzz 京太郎「……これはひどいな」ハァ 京太郎(散々飲んだ挙句に二人して絡んできてそのまま寝る……とりあえず二人を布団に移動させたのは良いけど、また俺はそこらで寝るはめに) 京太郎「気分転換になにかするか……」 京太郎「うん、だが眠いからな寝よう……居間から出てソファに行くか?」 ガシッ 咏「京ちゃん~一緒に寝ようぜ~」ニコッ 健夜「風邪引いちゃうからね~」ニコッ 京太郎(やだ、この二人酔いすぎ……ゴクリンコ) ガバッ 咏「ちゃんと服脱いで寝ないと~」ヒック 健夜「服にしわ寄っちゃうからね~」ヒック 京太郎「き、キャー!」 長野- 咲「ん、絹を裂くような京ちゃんの悲鳴……なんて、そんなオカルトありえないよね!」ニコッ 28日目終了- 29日目- 三尋木咏家- 健夜「」モジモジ 咏「」モジモジ 京太郎「」パクパク 京太郎(朝起きたら俺が真ん中になって二人と寝てて、起きて朝御飯作ったらこれだよ……) 京太郎「あのー」 健夜「あ、こ、これおいしいね!」アセッ 咏「う、うん!さすが京ちゃん!」アセッ 京太郎「あ、はい……」 京太郎(……な、なんだこの状況?) 健夜(わ、私たちもしかしてやっちゃった!?) 咏(こ、これはお嫁に行くしかねーな、京ちゃん!) 京太郎「」ゾクッ 京太郎(な、なんだ今の……) 健夜「それじゃあね京太郎君!」フリフリ 京太郎「はい、また!」 ガチャン 咏(絶対上げないっつーの、わからんけど) 京太郎(さて、この後どうするかな……今日で結局帰るからな) 京太郎「ちょっと散歩でもしてきます、せっかくの東京だし!」 咏「じゃあ私も行くよ、京ちゃんと一緒に歩けるのも今日が最後だし」 京太郎「あはは、そんなことありませんよ」 咏(でも、もう私が教えられることも無いしね……あとはもう一つ喰わせてあげれるものがあるってことかなぁ) 恋愛力80以上のためミニイベント 京太郎「咏さんが望むならずっと一緒に歩きますから」ニコッ 咏「なっ……あ、ありがとう」カァァッ 京太郎「さ、行きますか!」ギュッ 咏(手、手をっ……) 咏「んー気持ちいねー、知らんけど」 京太郎「そうですね、確かに気持ちいい日差しです」 咏「この辺は都会だからね、さすがに暑い日が多いんだけど」 京太郎「あぁ~なるほど」 ??「あれ、京ちゃんじゃないかい?」 声がした方向を見ると、車から顔を出している知り合い。 京太郎「ん?って、トシさん!?」 トシ「驚いたよ、東京に行くとは聞いたけど」 京太郎「いやぁ、俺もです」 咏「トシさんじゃん、なにしてんの?わっかんねー」 トシ「うちの知り合いと少しね……乗ってくかい?」 ??「ちょっと監督、勝手に……」 京太郎「レジェンドだ!赤土晴絵さんですよね!?」パァッ 晴絵「え、私のこと知ってるの?」 京太郎「麻雀やってて阿知賀のレジェンド知らない奴なんてきっといません!」 晴絵「や、やだなぁ照れるよ」アハハ トシ「とりあえず乗りな、昼御飯おごってあげるから」 咏「よっしゃ!乗ろうぜ京ちゃん!」 京太郎「あ、良いんですか?」 晴絵「遠慮しないで、君ぐらいの生徒受け持ってる先生だから、これでも」ニコッ 和食レストラン- 京太郎「あ、個室なんですねしかも和風」 トシ「まぁね、この方が色々と話やすいし……京ちゃんも居て丁度良いね」ニコッ 京太郎「な、なんでですか?」 京太郎(そもそもトシさんの正面に俺と赤土さん二人で並ばされるのも気になる……) 晴絵「私を知ってるなんて珍しいね、今時居ないよ」カンシン 京太郎「いや、だってあの小鍛冶プロに直撃与えた人、それもあんな点数喰らわせた人なんて赤土さんだけですし」 晴絵「あ、えっと……ま、まぁね」アハハ… 京太郎(ん、どうしたんだろう?) トシ「とりあえず、晴絵はともかく京ちゃんと交渉が目的」 京太郎「俺ですか?」 トシ「そう……あんた、今すぐプロに行く気は無いかい?」 晴絵「!?」 咏「!?」 京太郎「え、俺が……?」 トシ「ええ、あんたなら今すぐにでも現役でやっていけるだろうし……男子の個人戦に出ても苦戦する相手も少ない、終わってからでも良い、考えてみないかい?」 京太郎(お、俺が……プロ?) 咏「京ちゃん、無理して答える必要ない」 晴絵「そうだよ、監督も!まだ高校一年生なんですからそんなこと聞いたって!」 トシ「でも、ここで京ちゃんを燻らせておくのももったいないんだよ、それこそ魔物レベルのこの子には……」 「……」 京太郎「……」 トシ(……やっぱり、そっち側かい) 咏(っ!?) 京太郎「っ」バッ 晴絵「ほら、困ってるじゃないですか」 京太郎(や、やばい……口元がっ、今っ……) 咏(京ちゃん、今っ……) ―――笑った。 京太郎「ま、まぁとりあえず……その話に答えることはできませんよ、まだ」 晴絵「そうだよね、監督もいきなりすぎますよ」 トシ「あ、あぁ、そうだね。でも京ちゃん、あんたにはプロという道があるっていうこと……忘れちゃだめだよ?」 京太郎「?はい……」 咏(わかってないか、たぶん県内の男子じゃ京ちゃんの相手にならない……麻雀がつまらないと思う前になんとかしたいってことだね、トシさんは) 京太郎「そう言えば赤土さんって今は先生やってるって言ってましたけど、今はどこに?」 晴絵「私は奈良の阿知賀で教師やってるよ」 京太郎「阿知賀、阿知賀ですか……いやぁ、阿知賀のレジェンドが阿知賀の教師に、ロマンありますね!」 晴絵「あはは、でも団体戦になんとか出れるぐらいで全国に出てこれるかどうかって感じだけどね」 京太郎「レジェンドがいるんですから大丈夫ですよ!」 咏(京ちゃんレジェンド大好きだな)ムッ 晴絵「うん、ありがとう」ニコッ 車内- 咏「あ、そろそろ仕事の時間じゃね?」 晴絵「あ、じゃあ送って行くよ」 咏「悪いねー知らんけど」 トシ「じゃあ京ちゃんはどうするんだい?」 咏「あー新幹線の時間に間に合いそうもないって感じだし、合鍵あるだろうから荷物取って帰っちゃって」 京太郎「了解です」 咏「ごめんね京ちゃん」 京太郎「良いですよ、また誘ってくださいね」ニッ 咏「ん、わっかんねーけどわかった」ニコッ 昼過ぎ- 車内- 京太郎(昼が早かったからまだこんなもんか) トシ「さて、咏も送ったし、京ちゃんの荷物も取ったからねぇ……どうしようか?」 晴絵「んーせっかくの東京だし須賀くん行きたい場所ある?」 トシ「どこでも良いよ」 京太郎「えっとですね……」 京太郎「じゃあ秋葉原行ってみたいですね!なんか楽しそうで!」 晴絵「あーそういえば私も行ったことないなぁ」 トシ「じゃあ行ってみようか」 トシ(雀荘とか言いだしたらどうしようかと思ったけどね) 秋葉原- ガヤガヤ ワイワイ 京太郎「おお、ここが秋葉原!」 京太郎(平日の昼間に人が沢山いる、長野じゃ見れない光景だ!) 晴絵「怪しい行動したら服持っていかれるからね」 京太郎「え!?」 晴絵「いや……その、げ、ゲームの話」カァッ 京太郎「ゲームって、そういうのやるんですね」ハハッ 晴絵「そ、そりゃぁ……あ、ほら須賀くん!メイドさんだよメイドさん!」アセッ 京太郎(思いっきり話題そらした) メイド「どうぞー」つチラシ 京太郎「あ、どうも」パシ 晴絵「可愛いねー」 恋愛力90以上のためミニイベント 京太郎「赤土さん、似合いそうですよね!」ニッ 晴絵「ふぇっ!?わ、私なんてもうアラサーのおばさんでっ!」カァァッ 京太郎「いえ、まだまだ若いですよ!」 晴絵「あ、う……あ、ありがとう」フイッ 京太郎(あれ、顔そらされた……) トシ「私もあと30年若かったら着れたんだけどね」 京晴「!?」 京太郎「そういえばさっきのチラシ……」 晴絵「なに、メイド喫茶行きたい~?」ニヤニヤ 京太郎「いえ、これですよ」 『近年噂のメイド雀荘オープン!』 トシ(まさか、ここまで牌……じゃなくて麻雀に愛された子がいるなんてねぇ) 京太郎「行ってみましょうよ、お茶だけでも良いみたいですし」 晴絵「ん、良いよ!監督は?」 トシ「あぁ、私も行くよ」 京太郎(どうしよう、打つか?) メイド「おかえりなさいませー、ご主人様、打ちます?打ちません?それとも、マ・ア・ジャ・ン?」 京太郎「麻雀で」 トシ「なるほどね、私は見てるだけにしとこうかね」 京太郎「じゃあ赤土さん、打ちましょうよ!」 晴絵「え……あ~……うん、打とうかな」ニコッ 京太郎「よし!じゃあ二人打ちます」 メイド「かしこまりました、あちらの卓でお待ちください、すぐにメイドが行きますので」ニコッ 京太郎(おもち力5……ふん)キリッ 晴絵(す、すごい真剣な表情……) メイドB「よろしくお願いします」 京太郎「よろしくお願いします」 晴絵「よろしく」 モブ「よろしくお願いします」 メイドB「よろしくお願いします」 京太郎「よろしくお願いします!」 赤土「これでメンツはそろったわね、よろしく」 モブ(やっばい、気づいてない?あの男の子気づいてないよね?まさか雀荘であってここでも会うなんてっ……)アセ 京太郎(さて、俺からだ!) 晴絵(これも、リハビリだよね……) メイドB(モブの奴、強いから嫌なんだよねー) モブ(この間は小鍛冶プロ相手にへこまされたけど、今度こそ!) 京太郎(よし来た!)タンッ 晴絵(最近はみんなともやってるし、須賀くんとやることでなにか変わるかもしれない!)タンッ メイドB(うっわー最悪じゃん、ベタ降りだな)タンッ モブ(ていうか今度は赤土晴絵連れてくるとか、この子何者なのさ……まぁ、今日こそ勝つから!)タンッ ゴッ 京太郎(来たぜ!)ドン☆ 晴絵(なに、この感覚!?)ビクッ メイドB(ん、なんかあったの?) モブ(な、なんか黒いオーラが見える……!?)ゾクッ 京太郎(俺の……ターン!)カッ 能力『無限煉獄龍』発動 京太郎(さぁ、これが俺の運命……ドロー!)キュィーン 晴絵(なに!?) メイドB(え?) モブ(こんな強い感覚っ……ッ!) 京太郎「死者と生者……」スッ 晴絵(これは、なに!?) 京太郎「ゼロにて交わりしとき……」ズズッ モブ(こんなオカルト、見たことないよっ)グスッ 京太郎「永劫の檻より魔の竜は放たれる!」グオンッ トシ(やってるよ)ハァ 京太郎「こいよ、無限煉獄龍(インフェルニティ・デス・ドラゴン)!」ズォンッ! 京太郎「デス・ファイア・ブラスト!」ゴッ 晴絵(ッ!?) メイドB(まるでわけがわからんぞ!) モブ(きゃっ) 京太郎「ターンエンド……」タンッ モブ(くっこのままじゃ!) 能力『ノーネーム』発動 京太郎(能力持ち!?あれ、この人どっかで……) 晴絵(な、なにこれ!?)ゾクッ メイドB(あれ、なんかあんの?) モブ(また、きた!?)ビクッ 京太郎(さぁ、いただきますよ!)ニッ 能力『魔物喰い』を発動、さらにステータス食欲が暴食のためゾロ目でクリティカル モブ(も、もぉっ!) ブチン モブ(え、今……え、できない……)ゾッ 京太郎「」ニィッ 晴絵(なに今の、モブさんからの感覚が無くなった?)カタカタ 京太郎「ツモ……2000・3900!」 晴絵(強っ!私がオカルト使わないにしても、さすがにここまでっ!?) メイドB(モブよりひどい!) モブ(や、やきとり……)ウルウル 京太郎(さて、次は……) 晴絵(なんだか、楽しいかも) メイドB(もうこれ、どうしよ) モブ(か、勝つ!男の子一人に良いようにされない!)グッ 京太郎(よしよし!)タンッ 晴絵(ん、あまりに普通だけど……勝つ!)タンッ メイドB(おっ、良い感じ!)タンッ モブ(あぁもう、どうすりゃいいのさ)タンッ ウルウル 京太郎(喰い足りない……なら、たらふくいただくぜ!)ギンッ 能力『暴食』発動 ※成功判定無し、能力を喰った相手の??を喰らう 晴絵「ッ」ゾクッ メイドB(雰囲気が、重くなった?) モブ(ちょ、ちょっと待ってよ、もう私には何もっ)ウルウル ブチッ ゴリッ バキッ ブチリッ モブ「……ッ!?」 モブ(ぜ、全部……喰べられた……)グスッ 晴絵(須賀君みたいに、私も打ちたい……)タンッ メイドB「」タンッ モブ「っ……」タンッ ウルウル 晴絵(あぁそっか、今まで育てるために打ってたから……その気持ちが前に出てたんだ)ハッ 晴絵(私は、楽しみたいんだ!)パァッ 京太郎「」タンッ 晴絵(ずっと怖がってたけど、私は!)スッ 晴絵「ツモ!4000・8000!」ジャラッ 京太郎「なっ!」 メイドB(オーラスでやられた!) モブ(や、やきとり……)ウルウル トップ 京太郎 64+78=142 二着 晴絵 23+69=92 三着 メイドB 00+72=72 ラス モブ 23+07=30 京太郎「ありがとうございました!」 晴絵「ありがとうございました!」ハレヤカ メイドB「ありがとうございました」ニコッ モブ「あっ、ありがとう、ご、ございましゅたぁっ……」ウルウル メイドB(超涙目じゃん) モブ「っ……」プルプル 晴絵「あー、なんて言えば良いのかわからないけど……私も麻雀―――」 京太郎「麻雀って楽しいよな!またやろうぜ!」 モブ「ひぅっ!?」 メイドB(鬼かこいつ) 晴絵「で、出ようか須賀君」 京太郎「え、まだ半荘しか」 晴絵「これ以上いけない!」グイッ 京太郎「ちょっ!赤土さん!」 マ、マダノミモノ! イイカラ! メイドB「そのさ、元気出せよ」 モブ「ふっ……ううっ」ブワッ メイドB(我慢できずか、いと憐れ) 車内- 京太郎「ふぅ、楽しかったですね!」 晴絵「まぁ私も楽しかったかなぁ」 トシ「おや、晴絵ももう平気なのかい?」 晴絵「まぁ、須賀君のおかげかな?」ニコッ 京太郎「ん、なにがですか?」 晴絵「なんでもないよ、ほら、着いた!」 京太郎「駅ですね、赤土さんにトシさん、ありがとうございました!」ペコッ 晴絵「うぅん、あとこれ名刺……奈良に来るときとか、まぁその他の時でも良いんだけど、メールしてね?」 晴絵(お、男の人にメルアド教えるなんて初めてだっ)カァァッ トシ(初だね) 京太郎「それじゃあ、これで!」 晴絵「うん、またね」 トシ「またおいで」 京太郎「はい!」 新幹線- 京太郎「久しぶりに長野に帰るな……龍門渕の生徒だってこと、忘れそうだなー」トオイメ 京太郎「さて、席はどこだったかな」テクテクテク 京太郎(長野につくまでどうするか) 京太郎「よし、寝よう……グゥ」zzz 自宅・自室- 京太郎「晩飯食べて風呂入ったけど、新幹線で寝たからか疲れてないぞ!」グッ 京太郎「お、メールだ赤土さんにもメールアドレス送っておいたしな、来たか?」 京太郎「あ、小鍛冶さんからだ」 差出人:小鍛冶健夜 本文『昨日はありがとうね、御飯美味しかったよ』 京太郎「おお、小鍛冶さんに褒められた!」 本文『こちらこそ色々お話できて嬉しかったです、俺の料理なんかで良かったらまたごちそうしますよ』 差出人:小鍛冶健夜 本文『うん、またね しっかり休んでね、おやすみ』 京太郎「おやすみなさいっと」 京太郎「次は……モモか!」 差出人:モモ 本文『ゴールデンウィークはどうすごしたっすか?』 京太郎「おう、よくぞ聞いてくれた」 本文『岩手に行った後に東京に行った 色々大変だったよ』 差出人:モモ 本文『へぇ、大変そうっすね! でも羨ましいっす 私も行きたかった!』 京太郎「あぁ~なるほど」 本文『行くなら修学旅行だな 一緒にとまではいかないけど』 差出人:モモ 本文『どうせ私のことなんてみつけてくれないっすよ』 京太郎「……それだよなぁ」 本文『きっと見つけてくれる人がいるよ、諦めるな!』 差出人:モモ 本文『京さんにそう言われるとなんだかそんな気がしてくるっす おやすみなさい』 京太郎「おやすみっと」 小鍛冶家・健夜部屋- 健夜「ま、また京太郎君からメール来た!これは、私にも可能性がある!」グッ 東横家・桃子部屋- モモ「えへへ、京さんからメールっす!」デレデレ モモ「でも、ゴールデンウィーク遊びたかったっす……唯一の友達なんすっから」シュン モモ「まぁ友達からランクアップが目標っすけど!」グッ 自宅・自室- 京太郎「さて、寝るかー!」バフン カピー「カピッ!」オイオイ、ヒサシブリジャナイカ 京太郎「眠い……」パチンッ カピー「カピカピ!」ネルナ!カマエ! 29日目終了- 30日目・朝- 京太郎「……今日からは久しぶりの学校だな」 テクテクテク 京太郎「ていうか、色欲の能力ってどうやって制御すれば良いんだ……まぁ全員違うんだし知らないだろうけどなぁ」 透華「京太郎~」ゴゴゴッ 京太郎「うお、透華どうした!?」ビクッ 透華「どうした!?じゃありませんでしょう、まったく!どうして連絡も無しに旅行なんてっ!」 京太郎「そりゃお前、ゴールデンウィークぐらい俺は居ない方が」 透華「っ~~!どうして貴方は!そう!なにも!わかって!ませんの!」 京太郎「なんでそんな怒ってるんだよ!」アセッ 透華「うぅ~!」 授業- すでに授業で強化することは無いのでスキップ 昼- 京太郎「さて、昼は……」 中庭- 京太郎「ほれ透華」ヒョイ 透華「なっ!?」 京太郎「だって俺の弁当物欲しそうに見てるから……」キョトン 透華「わ、私が……も、物欲しそうにって……」ポワワワワ… 京太郎『物欲しそうにしやがって!』 透華『きょ、京太郎っ♪そんな激しくぅっ♪』 京太郎「どうした透華?」 透華「ひゃっ!?」ボッ 透華「なななっ!なんでもありませんわよ!いいからそれを食べさせなさい!」 京太郎「だから構わないって言ってるだろ、ほれ」 透華(さ、最悪ですわっ……)カァァッ 放課後- 京太郎「さて、今日はどうするかな」 部室- ガチャッ 京太郎「来たぞー」 衣「京太郎久しぶりだな!」バッ 京太郎「おう、久しぶりだな」ダキッ 純「お前だけ旅行なんてずるいぞー!」ガシッ 京太郎「色々大変だったんだよ、まぁパワーアップしたけど」 一「それ以上パワーアップしてどうすんのさ」 京太郎「ぼろ負けしたからな」 智紀「……ごめん、ちょっとなに言ってるかわからない」 京太郎「透華は?」 純「そこで小っさくなってるよ」ナンカシタカ? 京太郎「どうしたんだ?」ベツニ 京太郎「麻雀するか!」 京太郎「透華、歩、衣、麻雀しようぜ!」 透華「え、えぇ、構いませんわ!」 衣「衣の力、思い知らせてやる!」 歩「京太郎、また私をこんなとこに!」 京太郎「よし、やるぞ!」グッ 京太郎(よし、今日はどうするか……) 衣(ふっ、勝たせてもらうぞ!) 透華(あの状態、好き嫌い言っている場合ではありませんものね) 歩(オカルトか……欲しいなぁ) 京太郎(よし、勝機は見えた!)タンッ 衣(これは、酷いな)タンッ 透華(これ、どうしますの?)タンッ 歩(まだまだ!)タンッ 京太郎(やるぞ、モモ!)タンッ スゥ 衣(さて、そろそろ発動しなきゃ……負ける)タンッ 歩(結構良い感じだ!)タンッ 透華(あぁもう、なんか動揺しっぱなしですわ!)タンッ 京太郎(ここからはステルス京ちゃんの独壇場だ!) 能力『ステルス京ちゃん』発動 衣(不味いな……歩が乗ってきている)タンッ 京太郎「ロン!3900だ!」ジャラッ 衣「なっ……リーチ宣言は!」 ハギヨシ「なさっていましたよ?」 京太郎「見えなかったか?」ニッ 直前と次の和了判定を二段階上げ、他の者の点数を3点ずつ奪う 透華(今の、さては新しい能力?) 智紀(データに入れとかないと、ステルス能力なんて直撃は怖い……) 衣(ならば!) 能力『月海支配』発動 京太郎(来たか衣!) 京太郎(塞ぐ!)ギンッ 衣(なっ、牌の支配がっ!?) 京太郎(こんなもんだな) 効果処理終了 歩(なにしてるのかわからない) 透華(私なら……)スゥ 能力『冷やしとーか』発動 透華(来たっ!?)ゾクッ 衣(出たか!)ビクッ 歩(またなんかしてるし……) 京太郎(透華、久しぶりだなッ!)ニッ 能力『魔物喰い』を発動、さらにステータス食欲が暴食のためゾロ目でクリティカル ブチン 透華(あ……ひんっ!?)ビクッ 京太郎「」ニィッ 衣(喰われたか!?) 京太郎(ん、暴食と違うなにかが……動いた?)ドクンッ… 透華「ぁっ……」ガクッ 純「透華!?」 智紀「!?」 京太郎「お、俺が保健室に連れて行く!さ、透華!」グイッ 透華「ひゃっ!?」 智紀(なんかヤラしい)ムッ 透華「ふぁ……」ハァハァッ 京太郎「よっと」セオイ 京太郎「行くぞ!」 ガチャッ 一「え、透華どうしたの!?」 京太郎「ともかく保健室連れて行くからさ!」ダッダッダッ ガチャン 一「……透華なにかあったの!?」 純「さぁ?」 保健室- 京太郎「大丈夫か、透華」スッ 透華「んっ……はぅっ、だ、大丈夫ですわっ……」ハァハァ 京太郎(とても大丈夫そうには見えないんだが) 透華(ど、どうすればっ……わ、たくしのっ、体敏感になってッ……京太郎のことっ)ハァハァッ 京太郎(やばい、透華って……こう見るとマジで女なんだなって……)グッ 京太郎「あ、あのさ!」 放課後2- 京太郎(部室戻ってきたけど、今日はどうするか……) 京太郎「俺はそろそろ帰るから」 純「おう、そうか」 智紀「気を付けて」 一「透華のことは任せておいてよ」 ハギヨシ「透華お嬢様のこと、ありがとうございます」フッ 歩(あえて京太郎に透華を連れて行かせたんだ、さすがハギヨシさん、できる) 衣「またな!」 京太郎「おう!」 ガチャンッ 京太郎「さて、どうするか……」 京太郎(ん?) まこ「いらっしゃい、今日はどうするんじゃ?」 京太郎「えーっとですね……」 京太郎「麻雀をすることにします」ウン まこ「雀卓は空いとるから、あちらへどうぞ」スッ 京太郎「どうも、飲み物はブラックコーヒーで」 まこ「承りました」 京太郎「あれ、池田さん」 華菜「久しぶりだし……今日はよろしくな」ニッ 京太郎「」ゾクッ 京太郎「は、はい」 靖子「ふぅん、ちょっとは手ごたえありそうか?」 京太郎「よろしくお願いします!」 靖子「ん、よろしく」 ??「よろしくお願いしま……」 京太郎「あ……確か、モブさん」 『モブ』 モブ(な、なんで傷心をいやそうと長野の実家に帰ってきたら……化物がいるのさぁ!しかも藤田プロいるぅ!)ウルウル 京太郎(メイド雀荘にいたのこの人だよなぁ) モブ「よろしくお願いします」フルフル 京太郎「よろしくお願いします、須賀です」 華菜「池田だし!」 モブ「モブです」 靖子「藤田だ」 京太郎(さてどうするか……) 華菜(ちょっとだけ、本気だす!) 靖子(あ、なんだこの感じ……?) モブ(勝てますように勝てますように!) トップ 京太郎 二着 モブ 三着 華菜 ラス 靖子 京太郎(よっしゃ!) 華菜「まぁ、“憤怒”を使わなかったらこんなもんだし」ボソッ 靖子(こいつらどうなってんだ……プロレベル!) モブ(よ、良かった!今回は勝てた、やったよお母さん!)ウルウル 京太郎(池田さんから感じたの、なんだ?) 京太郎(池田さんもモブさんも帰った……) 靖子「嘘だろ、いくらなんでも……」 京太郎「あの」 靖子(うお、化物!) 京太郎「藤田靖子プロじゃありませんか?」 靖子「あ、ああ、私が藤田靖子だ」 京太郎「わぁ、まくりの女王に会えるなんて光栄です!」 靖子(嫌味かこいつ!) 京太郎「いやぁ、小鍛冶さんや咏さんとはやっぱり打ち方が違って勉強になりました!」 靖子(え、こいつあの二人と打ったことあんの?) 京太郎「今日はありがとうございました!また打ってください!」 靖子(……え?) 夜- 自宅・自室- 京太郎「よし、明日は土曜日だな!」 京太郎「今日こそネトマだ!」 一人目 シロ 二人目 レジェンド 三人目 きょーこ 京太郎「お、シロか……レジェンドって赤土さん、じゃないよなぁ……あとは末原さんだ」 シロ:よろしくね レジェンド:よろしくね! きょーこ:よろしくお願いしますー キョータロ:よろしくお願いしますね! 京太郎「さて、やるか」ゴッ トップ 京太郎 二着 きょーこ 三着 レジェンド ラス シロ シロ:さすがキョータロ キョータロ:いやいや、手牌が良かったんですよ レジェンド:それでもそれだけ行けば凄いでしょ きょーこ:羨ましいわーそこまでやれたら私も勝てたんやろうに レジェンド:最近の子は強いねー 京太郎「さて……ん、ウィスか」 京太郎「お、シロからだ……」 シロ:今度はいつくる? キョータロ:そんなに俺に会いたいか、しょうがないやつめ! シロ:で、いつくるの? キョータロ:スルーか、まぁ近々行きたいなとは思ってるぞ シロ:わかった、楽しみにしてる キョータロ:わかんないけどな シロ:ん、またね 京太郎「おう、ログアウトしたか……」 京太郎「おう、レジェンドからだ」 レジェンド:特定した 京太郎「こわっ!」 キョータロ:通報しました レジェンド:えっ キョータロ:冗談ですよ、昨日ぶりです レジェンド:うん、昨日ぶり。良かったぁー キョータロ:まぁお互い名前でわかりましたね、あと打ち方 レジェンド:うん、相変わらず強いねー キョータロ:運がでかいですけどね レジェンド:それこみでもだよ、私もキョータロ君ぐらい強かったらなー キョータロ:十分強いですよ、お世辞抜きで レジェンド:ありがと、まぁ気が向いたら奈良来てくれても良いからね!メールしてくれれば歓迎するから! キョータロ:了解です、おやすみなさい! 京太郎「そういや旅行に行くなら準備しなきゃだよな……過労死しないのはやはり師匠の教育の賜物か!」グッ 京太郎「よし、明日は旅行に行こう!」グッ 京太郎「どこに行くか……」 京太郎「よし、大阪に行こう!」グッ カピー「カピ」マタイエヲアケルノカ 京太郎「よし、今日はたっぷり遊んでやるぞー!」モフモフ カピー「カピッ」ヤ、ヤメテッ! 30日目終了-
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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1383565944/ 準決勝の早朝――宿舎 チュンチュン 京太郎「ふぁ……優希のやつのタコス、また今日も作ってやらないとな」 京太郎「俺にはこれぐらいしかみんなに貢献できないし、気張って作らないと――ん?」 美穂子「~♪」 京太郎「あれは……風越の部長の?なにか作ってるのかな」 京太郎「邪魔するのも気が引けるけど、作らなかったら優希がまずいからなぁ」 京太郎「でもまだ試合までは時間があるし、そっとしておこうか」コソッ 美穂子「♪♪」 京太郎「それにしても綺麗な人だなぁ……」 ガタッ 美穂子「!?」ビクッ 京太郎「やばっ……!その、えっと……おはようございます」 美穂子「ぁ……その、見て、ました?」 京太郎「……すみません」 美穂子「い……いやああああ……!」ヘタッ 京太郎(へたり込んじゃった!?……って、この状況誰かに見られたら相当ヤバイぞ!) 京太郎「し……失礼しました!すぐ退きますんで!」 美穂子「ま、待ってください!」 京太郎「へっ?」 美穂子「わ、悪いのは私の方ですから……ここを勝手に使ってましたし」 京太郎「勝手にって……俺だって予約してたわけじゃないですし」 京太郎「……というか、失礼ですが俺のことご存知なんですか?」 美穂子「清澄の須賀京太郎さんですよね?上埜さんからお噂はかねがね」ニコッ 京太郎「っ……う、上埜さん?」 美穂子「あ……その、そちらの部長さんからです」 京太郎「部長から……?それはそれは」 京太郎(やっぱりよくわからないけど、深く詮索しないほうがよさそうだな……) 京太郎「改めまして清澄1年の須賀京太郎といいます。よろしくお願いします」 美穂子「あ……すいませんご丁寧に。風越3年、部長の福路美穂子です。以後お見知りおきを」ニコッ 京太郎「それで……何をお作りしてらしたんですか?」 美穂子「茶巾寿司です。その下拵えで栗を剥いていまして」 京太郎「茶巾寿司、ですか?」 美穂子「はい」 京太郎「茶巾寿司……随分凝ったものをお作りするんですね」 京太郎(といってもほとんど食べたこともないから知ったかぶりだけど) 美穂子「そうですね……うえ、じゃなくてそちらの方々のおつまみにでもと思いまして」 京太郎「部長たちの為にわざわざ作ってくださるんですか!?」 美穂子「ええ。私、そういうのが好きなので」 美穂子「私の個人戦は明後日以降ですし、案外こうでもしないと手持ち無沙汰なんですよ」 京太郎「なるほど……しかしなんだか申し訳ないです」 美穂子「好きでやっていることですから。ところで、あなたはどうしてここに?」 京太郎「俺ですか?俺は優希……先鋒のやつにタコスを作ってやるつもりでして」 美穂子「ああ、あの小柄で可愛らしい子ですね。私もお手合わせしました」 京太郎「そういえばそうでしたね……あいつ福路さんの腕にびっくりしてましたね」 美穂子「ふふっ、私なんてまだまだですよ」 京太郎「ご謙遜を……とまあ、そういうわけでここに来ましたら、福路さんがご先客として」 美穂子「なるほど……やっぱりごめんなさいね」 京太郎「いえいえ、とんでもないですって」 京太郎「それで、その……茶巾寿司って、どのぐらいかかるものなんですか?」 美穂子「だいたい30分ぐらいでしょうか。一番時間がかかる米は事前に炊いてますし」 京太郎「なるほど……それでしたら、何かお手伝いできることはありますか?」 美穂子「えっ?そんな、悪いですよ」 京太郎「うちのためにやっていただける事なのに放っておくほうがすっきりしませんし」 京太郎「それに、その程度の時間で済むならタコスは後からでも間に合いますし、2人で作った方がきっと早いですよ」 美穂子「そう言われると、甘えたくなっちゃいますね」ニコッ 京太郎「っ」 京太郎(なんでこういちいち笑顔が可愛らしいんだろうこの人は!) 美穂子「あ、あと……」 京太郎「なんでしょう?」 美穂子「その……オーブンレンジを使う部分だけ、お任せしてもいいですか」 京太郎「それは構いませんけれど、どうかしたんですか?」 美穂子「そ、その……私、そういうの全然駄目でして」 京太郎「そういうのって……レンジの操作が、ですか?」 美穂子「ええ……コンロとかスイッチ一つで済むようなのは大丈夫なんですけど、 ちょっと複雑なものになるとすぐパニックになってしまって」 京太郎「…………失礼ですけど、携帯とかどうしてらっしゃるんですか?」 美穂子「持つには持ってますけど、通話ぐらいしか使えないです。お恥ずかしながら」 京太郎「ああ……わかりました。お任せください」 美穂子「ありがとう」 調理中 京太郎「よっ……と」ジュージュー ヒョイッ 美穂子「すごい。お上手ですね、薄焼き卵作るの」 京太郎「ある程度のテクニックはとある方から一通り仕込まれているので」 美穂子「とある方、ですか」 京太郎「ええ。ご存知かわかりませんが、龍門渕の執事の方です」 美穂子「透華さんの後ろにお控えなさってた方ですか……流石龍門渕の執事ですね」 京太郎「全くです。それに、そちらこそ盛り付けがお上手で」 美穂子「ふふっ、慣れてるだけですよ」 美穂子「こんなものかしら……須賀さん」 京太郎「はい?」 美穂子「はい、どうぞ」スッ 京太郎「な、なっ!?」 美穂子「味見をしていただきたいんですけれども……」キョトン 京太郎(こ、これはいわゆる『あーん』というやつでは……!?) 美穂子「どうしました?早くしないと落としてしまいますよ」 京太郎「は、はい!(ええい男は度胸!)」パクッ 美穂子「お味はどうですか?」 京太郎「く、栗の甘みが効いててとても美味しいです」 美穂子「本当ですか?それはよかった」ニコッ 京太郎(あまり味が印象に残らなかったなんて言えない……美味しかったのは間違いないけど)ドキドキ ―――――――――― 美穂子「これで完成ですね。本当にありがとうございました」ペコリ 京太郎「どういたしまして。それじゃあ俺は引き続きタコスを……」 美穂子「それなんですけれど、そちらも私がお手伝いしても構いませんか?」 京太郎「え?そんな、悪いですよ」 美穂子「こちらはお手伝いしてもらっておいて、そちらはいらない、というのはずるいと思いませんか?」ムッ 京太郎「まあ……そうですね。そちらに差し支えなければお願いしていいでしょうか?」 美穂子「もちろんです」ニコッ 調理中 京太郎「それじゃあ、俺が肉を焼きますんで野菜の仕込みをしていただきたいんですけど……」チラッ (玉葱) 美穂子「どうかしました?」 京太郎「いえ……その、玉葱のみじん切りは福路さんに悪いかなって……」 美穂子「むっ……それは、私の右目のことを気にしてなさるんですか?」 京太郎「それは……はい、そうです」 美穂子「この福路美穂子、たまねぎなんかに負けたりしません!」キリッ 京太郎「それはまあそうかもしれませんが……そこまで言うのなら」 美穂子「ガッテンです!」 美穂子「うぅ……」ポロポロ 京太郎「……」 京太郎「慣れてたって辛いものは辛いでしょうと思ったんですよ……こればっかりは」 美穂子「面目ないです……」ポロポロ 京太郎「はい、キッチンペーパーです」スッ 美穂子「あ、ありがとうございます」キュッキュッ 京太郎「隠してるのも勿体ないと思うんですけどね、その目。そんなにお綺麗なのに」ジュージュー 美穂子「――っ」 京太郎「よっ……と。あれ?どうかいたしました?」 美穂子「な、なんでもないですっ」 京太郎「――ふぅ。これだけあればあいつもご満悦だろうて」 美穂子「すみませんね、なんだかお力になれなくて」 京太郎「とんでもないですよ。結局一人でやり切ったじゃないですか、野菜」 美穂子「まあ……意地みたいなものですよ」 京太郎「ああ、ありますよねそういうの。一度始めだしたらってやつ」 美穂子「ふふっ」 京太郎「……そういえば、つかぬ事をお聞きしてもいいですか?」 美穂子「ええ。なんでしょう?」 京太郎「……どうして、部長にそんなに尽くしてくれるんですか?」 美穂子「!」 美穂子「ど……どういう意味でしょう」 京太郎「今日のお話だけを聞いていても、やっぱり美穂子さんの部長に対する執心は他とは違う気がします」 美穂子「……」 京太郎「……いえ、聞くだけ野暮の極みでしたね。忘れてください」 美穂子「……いや……そうですね。確かにそうかもしれません」 京太郎「……」 美穂子「なんのかんの理由をつけても、やっぱり私はただ単にあの人に認めてもらいたいだけなのかもしれない」 美穂子「私があの人――上埜さんに会ったのは中3のインターミドルの時でした」 美穂子「私があの人と戦って感じたことは『なんて楽しそうに麻雀を打つんだろう』って事でした」 京太郎「楽しそうに……ですか?」 美穂子「ええ。ちょっとマナーは悪かったけど、あの人の麻雀にかける想いはまさに本物でした」 京太郎(姫松の愛宕洋榎さんなんかもそんなふうに見えたなぁ) 京太郎(咲や和は……今楽しく打ててるんだろうか) 美穂子「それでこんな風にまた再会できて、とても嬉しかった」 美穂子「なんというか、こういう気持ちに理屈はないんでしょうね」 京太郎「まあ……あれであの人も色々難がある人ですけど、それを差し引いても魅力的な人だとは感じます」 京太郎「インハイが終わればもっとマシな指導をしてくださると信じたいところですがね……鬼が笑いそうですけど」 美穂子「……指導、してもらってないんですか!?」 京太郎「ええ、まあ……今は部長もやっと頭数が揃って舞い上がってるところでしょうし」 美穂子「まったくひどいお人ね。それなら――はい」サラサラ 京太郎「これは?」 美穂子「私の電話番号です。何かあったら気軽にかけてください、相談に乗るわ」 京太郎「ありがとうございます。そろそろ試合の時間ですね。一緒に行きますか?」 美穂子「いえ、なんか色々整理したくなっちゃった。それ、一緒に持って行ってもらえますか?」 京太郎「わかりました。部長によろしくお伝えしますね」ペコリ 美穂子「……ええ。ありがとう」ペコリ ―――――――――― 個人戦開始の日・早朝 美穂子「さてと――あら?あれは――須賀君?」 京太郎「おはようございます。なんとなく来ると思っていました」 美穂子「それってどういう――え?」 京太郎「福路さんのためにお作りしました」スッ 美穂子「これって……お弁当?」 京太郎「……俺もうまく言葉にできませんけど、このインハイは、福路さんには自分のために打ってもらいたくて」 美穂子「自分のため……」 京太郎「ええ。風越のみなさんをはじめとして、福路さんが助けたみんなが福路さんを支えている」 京太郎「俺も、そんな風に福路さんの負担を減らして全てを麻雀にぶつけてもらいたい。そんな一心で作りました」 美穂子「っ……」ポロポロ 京太郎「味は保証しかねますけど――って、え!?どうして――」 美穂子「こ、これは……そ、そうです!たまねぎのせいです!間違いありません!」 京太郎「……あはは」 美穂子「……ふふっ」ポロポロ 京太郎「あ……えっと」スツ 美穂子「これって……ハンカチ?」 京太郎「福路さんって涙もろい気がしまして。よろしければ使ってください」 美穂子「もう、そんな……でも、ありがとう」 美穂子「――でも、須賀くんの温もり、確かに伝わったわ」ニコッ 京太郎「――っ」 美穂子「でも、自分のためだけっていうのは私には無理ね。情けは人のためならず、だもの」 美穂子「みんなのため、上埜さんのため、須賀くんのための思いがこれからの私を力をくれるの」 美穂子「なーんて、ちょっとクサすぎたかしら」 京太郎「全くですね」 美穂子「ふふっ……須賀君、あのね……」 京太郎「……?」 美穂子「……やっぱりなんでもない。インハイが終わったら、また会いましょう」 京太郎「――ええ、もちろんです!頑張ってくださいね!」 カン!
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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1359274594/ 優希「リーチだじぇ!」 咲「うーん……」 京太郎(うへへ…………) 和「…………」 京太郎「…………」 和「須賀君」 京太郎「な、何だ?」 和「気付いてますからね、視線」 優希「京太郎、またのどちゃんのおっぱい見てたのか!」 京太郎「ななな何のことだ!? 俺にはサッパリ……」 久「須賀君。女子はそういう視線、結構敏感なのよ」 まこ「呆れたもんじゃ……」 咲「京ちゃん……サイテー」 京太郎「うぐぐ……」 京太郎「し、仕方ないだろ! 男なんだから、見るなという方が無理だっての!」 まこ「逆ギレかい!」 和「……そんなことを言われましても、正直気持ちのいいものではないです」 和「ですから、私の胸を見るのはもうやめて下さい」 京太郎「う、うぅ……」 まこ「まぁ京太郎の理屈もまるで分からんわけじゃないが、和がこう言ってるんじゃ」 久「そうね。県大会も控えているわけだし、ここで和に変な影響出たら困るものね」 京太郎「で、でも……和の胸を見るななんて、俺にとっては拷問も同然で……」 久「駄目よ。少なくとも大会がひと段落するまでは、須賀君は和の胸を見るのは一切禁止ね」 京太郎「そ、そんな……」 優希「仕方ない! 可哀想な京太郎には、私のおっぱいを見ることを許可してやるじぇ! 感謝するじょ!」 京太郎「無いものは見れねぇだろ」 優希「なにをー!」 咲「京ちゃん、どうでもいいけどそれロンね」 ・ ・ ・ 京太郎「はぁ……とんでもないことになっちまった……」 京太郎「和のおっぱいを見ずに過ごせなんて、どうすりゃいいんだよ……」 京太郎「俺の……俺の毎日の生き甲斐が……」 京太郎「…………」 京太郎「寝るか……」 優希「ロンだじぇ!」 京太郎「うぅ、またか……」 咲「京ちゃん、どうしたの? 死んだ魚のような目をしてるけど」 優希「どうせ、のどちゃんのおっぱいを見るなって言われた後遺症だじぇ」 京太郎「そ、そんなこと……」チラッ 和「須賀君」 京太郎「は、はいぃ!」 優希「やっぱり見てるじゃないか、このエロ犬め!」 まこ「やれやれ……」 ・ ・ ・ 京太郎「…………」パラパラ・・ 京太郎「ダメだ、エロ本なんかじゃ満足できねぇ……」 京太郎「和くらいデカい子も全くいないわけじゃないが、所詮本は本。リアルの和には勝てねぇ……」 京太郎「おっぱい……和のおっぱい……」 京太郎「和のおっぱいが、見たい……」 京太郎「……寝よう」 優希「よーし、今日も犬をボッコボコにしてやるじぇ!」 咲「京ちゃん、大丈夫? ゾンビみたいになってるけど」 京太郎「は、はは、大丈夫さ……ボールとか目玉焼きとか、あらゆる丸い物がおっぱいに見えてるだけで……」 久「全然大丈夫じゃないでしょ、それ」 まこ「そんなに和の胸に執着しとったんか……哀愁すら感じるのぅ」 和「男子って、こういうものなんですか……?」 久「いや、これはちょっと変態の域に達してるわ」 京太郎(くそっ、和のおっぱいを見られないことが、こんなに辛いなんて……) 京太郎(でも見たら咲や優希にどやされるし、和も嫌がってるし……) 京太郎(麻雀もオーラスでダントツ4位、いつもながらボロボロだ……) 京太郎(これが、この世の地獄ってやつなのか……) 京太郎(はぁ…………) 京太郎(……………………) 京太郎(…………ん…………) 京太郎(…………あれ?) 京太郎「ちょっと待ってくれ。みっつずつ、みっつずつ……」 優希「何いきなり、初心者みたいなことやってるんだじぇ」 咲「まぁ、京ちゃんは初心者だけどね」 京太郎「……ツモ。清一ツモタンヤオ平和、えーと……二盃口もか。三倍満かな?」 和「えっ!?」 優希「なっ……まっ、捲られた!?」 京太郎「おぉ、3確だけど門清なんか初めて和了ったぜ!」 和「凄いじゃないですか! 素敵な手ですよ、須賀君!」 まこ「ローカルルールでは、大車輪ちゅう役満とも扱われる手じゃのう。見事じゃ」 優希「うぐぐ……も、もう一回だじぇ!」 京太郎「と、飛んだ……」 和「今度は南場まで、もちませんでしたね……」 咲「京ちゃん、ドンマイ……」 優希「はっはっはー、思い知ったか!」 京太郎「麻雀も駄目、和のおっぱいも駄目……俺なんか、生きる価値は……」 和「まだそんなこと言ってるんですか……」 久「……ねぇ、あなた達。もう一回だけ、打ってみてくれる?」 京太郎「え……」 咲「いいですけど……何かあったんですか?」 久「……ちょっと、気になることがね」 京太郎「ラスった……」ズーン 咲「きょ、京ちゃん、今度は飛んでないだけマシだよ」 和「あまり慰めになっていませんよ、それ……」 優希「京太郎は振り込みすぎだじぇ。せっかくまた門清和了ったのに、勿体ないじぇ」 久「……間違いないわ、須賀君」 京太郎「何がですか?」 久「あなたは、異能の力を身につけてるわ」 優希「京太郎が? どういうことだじぇ?」 久「まこ、あなたは後ろで見てて気付いたでしょ」 まこ「ん……ツモも配牌も、かなり筒子に偏ってたとは感じたが、まさか……」 久「そう、筒子を引き寄せる力。それこそが須賀君の能力よ!」 京太郎「筒子を……? 確かに今回はよく筒子を引きましたが、そんなこと今まで……」 咲「たまたまじゃないんですか? 京ちゃん、今までそんな筒子を引くなんて……」 久「須賀君、これを見てくれる?」ジャラジャラ 和「これは、筒子……ですよね」 久「これ、別の何かに見えないかしら?」 和「別の何かって言っても、筒子は筒子としか……」 京太郎「……おっぱい……」 和「へ?」 京太郎「おっぱいだ……おっぱいに見える……」 優希「きょ、京太郎?」 久「須賀君は毎日の糧とも言える、和の胸を見ることを禁止された。その結果、禁断症状を起こした」 久「あらゆる丸い物が胸に見え、それを欲するパワーが麻雀へ向かった」 久「そして、須賀君は身につけたのよ! 丸い牌……筒子を、その手に引き寄せる力を!」 まこ「なんじゃそりゃあ!」 和「そ、そんなオカルトありえません!」 京太郎「お、俺にそんな力が……」 優希「エロパワー、恐るべしだじぇ……」 咲「でも、本当だとしたら凄いよ。毎局清一を狙えるかもしれないよ、京ちゃん」 久「いいえ、まだよ。後ろで見てたけど、まだまだ毎局清一や混一というレベルには遠いわ」 久「だから、須賀君。あなたはこれから先、この力を徹底的に鍛えてもらうわよ」 京太郎「で、でも鍛えるって言ってもどうすれば……」 久「考えがあるわ。和、ちょっといいかしら」 和「何ですか?」 久「頼みがあるんだけど、明日ね……」 翌日 和「な、何でこんなっ……!」プルプル 久「須賀君を鍛えるためよ。和だって、須賀君に大会で勝ってもらいたいでしょ?」 和「そ、それはそうですけど……」 久「それに、今は夏なんだし寒くはないはずよ。上半身だけにしてあげてるし」 和「そういう問題じゃありません! いくら須賀君のためだって……」 和「どうして、水着で対局しなければならないんですかっ!」 久「より須賀君に胸をアピールすることで、それを我慢できた際の見返りも大きくなると踏んだの」 和「だ、だからって……こんな露出の多い……」 京太郎(う、うおお! 水着で胸元がモロに強調されて……) 優希「見るんじゃないじぇ!」 スパーン! 京太郎「痛ぇっ!」 優希「のどちゃんのおっぱいに視線を動かしたら、このハリセンが黙ってないじぇ!」 久「そういうこと。須賀君は絶対に和の胸を見ないように過ごしてね」 京太郎「拷問ですよ、これは!」 まこ「和も我慢してるんじゃ。我慢せぇ、京太郎」 咲「京ちゃん、エッチな男の子は嫌われるよ」 京太郎(ぐぐ……確かに筒子は配牌でもツモでもバンバン入ってくるが……) 京太郎(……………………)チラッ スパーン! 京太郎「ぎゃあっ!」 優希「また見たな、このエロ犬め!」 和「須賀君……」 京太郎「そんな目で見ないでくれ、和!」 京太郎「み、みっつずつ、みっつずつ……ツモ、鳴き清一のみ満貫……2位だ……」 久「うん、やっぱり筒子の率は以前より高まってるわ。この調子でいくわよ」 京太郎「ま、まさかこれ大会までずっと……」 久「当然よ。和もね」 和「やっぱり私もですか!?」 まこ「元々は、和に変な影響出るかもってことで胸を見るなって言ったような……」 久「こうなったら話は別よ。和はなんだかんだで、本番ではいつもの力を発揮できるだろうし」 京太郎「…………」チラッ スパーン! 京太郎「うぎゃあ!」 数日後 京太郎「え、えーと……ロン! 門清!」 和「……当たり牌ではありませんよ、これは」 京太郎「え、マジで……えーと……あ、マジだ」 咲「また? これで何回目なの……」 久「うーん、困ったわね……須賀君の力は、確かに凄いものなんだけど……」 まこ「その肝心の使い手が、これじゃのう……」 京太郎「面目ないです……」チラッ スパーン! 優希「また見たな、このエロ犬め!」 和「須賀君……」 京太郎「だ、だって! 無理だろこれは!」 久「それにしても染め手はただでさえ待ちが複雑。須賀君が間違えるのも無理はないけど……」 まこ「こんなにチョンボを連発しているようじゃあ、大会で勝ち進むなんぞ夢のまた夢じゃのう」 優希「しかも危険牌もバンバン切るから、振り込み放題だじぇ」 久「やっぱりここは、そのあたりの適切な打ち方を指導する先生が必要ね」 京太郎「先生……ですか」 久「そう。待ちやテンパイの取り方、押し引きのタイミング。そのあたりを身につければ、今よりも圧倒的に強くなるわ」 咲「となると……そういうことに強そうな人っていうと……」 咲「…………」チラッ 久「…………」チラッ 優希「…………」チラッ まこ「…………」チラッ 和「……わ、私ですか!? 染め手なら、染谷先輩とかの方が……」 久「和の胸に身近に接して、それを我慢すれば効果が上がるはずだから和にお願いするわ」 和「……はぁ、仕方ありませんね……」 京太郎「…………」チラッ スパーン! 優希「どさくさにまぎれて見るなっ!」 京太郎「ば、バレた!?」 和「やっぱりお断りしてもいいですか!? あと、水着ももう止めていいですか!?」 久「どっちもダメよ♪」 ・ ・ ・ 和「はぁ……何だか大変なことになってしまいました……」 和「そもそも筒子が集まるなんて、そんなの偶然に決まってます」 和「でも、もしそんな偶然が何度も起こるのだとしたら……」 和「今の須賀君が学ぶべきことは……うーん、何から始めたものでしょう」 和「今までの須賀君の打ち回しを考えるに……」 和「…………」 京太郎「こんにちはー。みんなお揃いですか?」 久「ええ、早速先生から話があるみたいよ」 京太郎「先生って……和か?」 和「須賀君に、お渡しするものがあります」 京太郎「何だ?」 ドサドサ 和「ネットから拾ったり私が自作したりした、清一や混一のテンパイ状態を記録したものです」 和「須賀君にはこれを全て、待ち牌がわかるくらい上達してもらいます」 京太郎「こ、これを全部!?」 和「いくら高い手でも、待ち牌がわからない限り意味がありません。しかも染め手は待ちが複雑になりやすいです」 和「須賀君が偶然にも染め手がよく入るというのなら、このくらいはわからないと戦えません」 京太郎「マジかよ……」 和「ではせっかくですし実際に牌を使って、一問目からやっていきましょうか」 京太郎「え、えっと……みっつずつ、みっつずつ……」 和「そんなこと本番でやってたら、テンパイ状況が丸わかりですよ。いいですか、コツは端牌を……」 京太郎「…………」チラッ スパーン! 和「須賀君!」 京太郎「ご、ごめんなさーい!」 久「じゃ、私たちも打ちましょうか」 咲「京ちゃん、頑張って!」 和「ふぅ……今日はここまでにしておきましょうか」 まこ「そっちはどんな具合じゃ?」 和「……正直、相当急がないと大会には完成させられません。教えることは沢山あるので」 京太郎「は、はい……」 久「須賀君、大変だろうけどめげずにね!」 優希「のどちゃんも、水着を着てまでやってるんだしなー!」 和「み、水着は仕方なくですからね!」 ・ ・ ・ 京太郎「くそっ、辛すぎるぜ……和のおっぱいがすぐ横にあるのに、視線を向けることも許されないなんて……」 京太郎「正直ここまでして勝ちたいのかっていうと、俺自身もよくわからねぇし……」 京太郎「こんなに大量の問題に取り組まなきゃいけないなんて、面倒くせぇし……」 京太郎「和の奴も、俺なんかのためにわざわざこんなに頑張らなくても……」 京太郎「俺なんかの、ために……」 京太郎「……………………」 京太郎「もう少しだけ解いておくか、これ……」 和「個人戦まではあと二週間もない……」 和「須賀君が強くなるためには、次は何を……うーん、これでしょうか……いや、これも……」 和「今日も、少し寝るのが遅くなりそうですね……」 京太郎「えっと……147筒待ち、かな……?」 和「正解です。待ちはずいぶんわかるようになりましたね」 まこ「どうじゃ、順調か?」 和「待ちに関しては、完璧とまでは言いませんがそれなりに……ただ、他のことが全然手がついてなくて……」 和「手変わりや押し引きなど、他にもいっぱい覚えることはあるんです」 久「大会はもうすぐよ。大丈夫なの?」 京太郎「任せて下さい!」チラッ スパーン! 和「須賀君!」 京太郎「はい、すいません……で、今日は何を……」 和「そうですね、今日は……」 和(須賀君はああ言ってるけど……) 和(正直なところ、このペースでは……とても、大会までに全ては……) 和(どうしましょう……) 京太郎「え、えっと……ロン!」 咲「……京ちゃん、3筒切ってるでしょ。フリテンだよ」 京太郎「え……あっ、そうか! しまった、手変わりの時にこっちのが広そうだなって思ったら……」 まこ「おいおい、もう今週じゃぞ? 大丈夫なんか?」 和(やっぱり、無理ですね……攻めるべきところでオリたり、手変わりでフリテンに取ったり、ミスが多すぎます) 和(私がこれ以上、教えられること……須賀君の力で、できること……) 和(……………………) 和「すいません、もう一局須賀君と打っていただいてもいいですか?」 咲「え? 構わないけど……」 和「須賀君、ちょっとお話があります」 京太郎「どうしたんだ、和」 和「ハッキリ言って、須賀君の今の打ち方では大会で勝ち抜くことは難しいです」 京太郎「まぁ、能力頼りの初心者麻雀だからな……でもそのために、和が色々教えてくれてるから……」 和「ですが、このままでは大会には完成は間に合いません」 京太郎「……うぅ……」 和「ですから、別の作戦を試してみましょう。私が今まで言ったこと、いったん全部忘れてください」 京太郎「へ?」 和「いいですか、よく聞いてください。まずは……」 京太郎「……ツモ! 混一ツモドラドラ、6000オール! 逆転トップだ!」 まこ「うわっ、マジかい!」 優希「きょ、京太郎がトップだって……信じられないじぇ……」 咲「京ちゃん、凄いよ!」 京太郎「和! 初めてトップを取ったぜ!」 和「ええ、やりましたね! これなら本番でも、もしかするともしかするかもしれませんよ!」 京太郎「これも全部和のおかげだぜ、ありがとな!」チラッ スパーン! 和「だから見ないでください!」 京太郎「はい……」 まこ「でも、やるのぅ。新作戦がうまくハマったようじゃの」 咲「せっかくだし、京太郎も代表を狙おうよ。京ちゃんには、もうその力があるはずだよ!」 久「そうよ! もし代表になったら、和に好きなことを命令していいわよ!」 京太郎「す、好きなことを!?」 和「何言ってるんですか!」 久「今まで溜まった分、思いっきり発散しないと。和のおっぱいを鷲掴みにさせてくれーとか」 和「ぶ、部長!?」 久「ほら、今なら和も何でもするって言ってくれてるわよ」 和「言ってません!」 京太郎「ほ、本当に何でも……」 久「ええ、部長権限で何とかするわ」 京太郎「じゃ、じゃあ和! お願いだ、もし代表取ったら!」 和「そ、そんなエッチなお願いは……!」 京太郎「次の日曜、デートしてくれ!」 和「……え?」 和「で、デート……?」 京太郎「だ、ダメか……?」 和「う……うーん……」 久「…………」 まこ「…………」 優希「…………」 咲「…………」 和「……ま、まぁ……そのくらいなら……」 京太郎「ほ、本当か!?」 咲「よかったね、京ちゃん」 優希「のどちゃん、やめた方がいいじぇ。きっと途中で襲われるじぇ」 京太郎「お前は俺を何だと思ってるんだ!」 和「い、言っておきますけど、代表を取れたらですからね! 取れなかったらダメですよ!」 京太郎「大丈夫だ! 和のおっぱいもエロ本も全部封印したんだ、俺に敵はない!」 久「その意気よ、頑張りなさい」 まこ「代表取れるといいのぅ、京太郎」 そして大会当日 京太郎(さて、いよいよか……) 京太郎(ここまで死ぬ気で、和のおっぱいを見るのを耐えてきたんだ……いや時々は見てたけど……) 京太郎(この蓄積したおっぱいパワーを、全部ぶつけてやる!) 「「「「よろしくお願いします」」」」 京太郎(よし、5巡目で門清テンパイだ……待ちは、346筒。さすがに警戒もされてないはず) 京太郎(……次のツモも筒子! 手変わりのチャンスだが……) 京太郎(いやいや、ここは和が教えてくれた作戦を思い出せ……) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 和『ですから、別の作戦を試してみましょう。私が今まで言ったこと、いったん全部忘れてください』 京太郎『へ?』 和『いいですか、よく聞いてください。まずは……手変わりに関してです』 京太郎『手変わり?』 和『はい。須賀君のミスで最も目立つのは、手変わりの時です』 和『待ち牌を多くしようと思ったらフリテン受けになったり、逆に少ない待ちにしてしまったりしています』 京太郎『あぁ……門清の手変わりとかは言われた通り勉強してるんだが、やっぱりどうしても混乱して……』 和『それを完璧にするのは、もう大会には間に合わないでしょう。ですから、考えることは一つだけです』 和『三門張以上のテンパイなら、手変わりは考えない。和了り牌以外は、オールツモ切りでいきましょう』 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 京太郎(俺に筒子を引き寄せる力があるなら、三門張ならば十分ツモれる) 京太郎(俺の力を知らない奴らなら、こんな早い巡目で張ってるとは誰も思わないからロンも期待できる) 京太郎(ここは、もう手牌チェンジは考えない。そうすれば……) 京太郎「ツモ! 門清ツモドラ1、4000・8000!」 モブ1(なっ……!) モブ2(8巡目で門清だと!?) モブ3(くそっ、運のいい奴め……!) モブ1「取り返すぜ! リーチ!」 京太郎(きた……) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 和『それともう一つ、オリることは考えないで下さい』 京太郎『え、でもそれじゃ振り込みまくるんじゃ……』 和『でしょうね、でも構いません。須賀君の火力から、必ずそれ以上の点を取り返すことができます』 和『勝てる手でオリるのが最悪です。ならばもう多少の振り込みは覚悟の上、全ツッパしましょう』 和『もちろん本当は攻めるべきところで攻め、オリるべきところではオリるのが最善ですけどね』 京太郎『俺にはちょっと大会までには難しそう……ってわけか。なるほど、やってみるぜ!』 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ モブ1「ロン、7700!」 京太郎(くっ、当たり牌掴まされちったか……でも、問題ない!) 京太郎「ロン、12000!」 モブ1(ま、また筒子の清一だと!?) モブ2(馬鹿な、まだ6巡目だぞ……) 京太郎「ツモ、4000オール!」 モブ3(こ、今度は門混!?) モブ1(何なんだ、こいつは……!) 和『三門張以上は手変わりを考えない。オリることはしない』 和『この二つさえ守れば、きっと……』 京太郎「……ツモ」 モブ2(ま、またこいつか!?) モブ3(何だ!? また染め手か!?) 京太郎「……門清は、部活で何回も和了ってきたが……」 京太郎「さすがにこれは、初めてだぜ」 パタタタタ・・・・ 和『今の須賀君に勝てる人は、そうそういません』 京太郎「九蓮宝燈。16000オールの一本場は、16100オール」 咲「あ、京ちゃん」 京太郎「お、みんなお昼か?」 優希「京太郎、調子はどうだー?」 京太郎「おう、絶好調だ! ありがとな、和! これも全部お前のおかげだぜ!」 和「そ、そんな……須賀君の努力あってこそですよ」 久「強さの根源は、和の胸だけどね」 和「は、恥ずかしいからそれを言わないでください!」 まこ「こりゃ和とのデートも見えてきた感じかのぅ」 和「……代表取ったらですからね」 京太郎「そろそろ行かないと。それじゃ、みんなも負けるなよ」 和「あ、須賀君!」 京太郎「ん?」 和「そ、その……頑張ってください!」 京太郎「……! あぁ、和もな!」 優希「咲ちゃん、和ちゃん! 代表おめでとうだじぇ!」 咲「ありがとう、優希ちゃん」 久「私はちょっと届かなかったわ。全国でも頑張ってね、二人とも」 和「……須賀君はどうですか?」 まこ「おや、自分のことより京太郎が気になるようじゃの?」 和「そ、そういうんじゃ……」 久「須賀君は上位4人に残ってるわ。次の最終戦で勝てば、代表決定よ」 和「そうですか……次、勝てば……」 京太郎(咲と和は代表を取った。二人とも、さすがだな) 京太郎(俺もこの決勝で勝てば代表……何としても、勝ちたい) 京太郎(だが……) 「狂気の沙汰ほど面白い……」 「傀……と、呼ばれています。よろしくお願いします」 「さて……打(ぶ)つか」 京太郎(今度の相手は……一筋縄じゃ、行かなさそうだ……) 傀「ロン、8000です」 京太郎「う……」 赤木「ククク……勝負の後は骨も残さない……」 哲也「染め手が得意なようだが、これなら小龍の方が恐ろしい相手だったな」 京太郎(くそっ、わかっちゃいたが遥か格上だ……) 京太郎(もう東場も終わりに近い。点差自体はまだ逆転圏内ではあるが、全然和了れる気がしない……) 京太郎(やっぱり、俺じゃ勝てないのか……?) 咲「あの三人……物凄く、強いです……」 久「まずいわね。今の須賀君には、流れが来てない」 まこ「このままだと、負けてしまうぞ」 和「須賀君……!」 京太郎(……張った、2筒切りでテンパイ) 京太郎(だが、この2筒……何か嫌な予感がする……) 京太郎(いや、でもここから他の切り方はない……今更他の打ち方なんて、したところで……) (須賀君……!) 京太郎(……!) 京太郎(今、和の声が……!) 京太郎(……そうだよな。まともに打ったところで、俺じゃこの三人に勝てるはずもねぇ) 京太郎(だったら……ここは、こうだ!)ダンッ 哲也(……1筒だと!? 俺の2筒待ちを、回避しやがった) 京太郎(そして、次はこれだ) 優希「きょ、京太郎、何やってるじぇ! テンパイを崩して、1筒落としなんて!」 咲「確かに2筒を落としていたら、あの赤木って人に刺さってたけど……」 まこ「京太郎、何考えとるんじゃ……?」 久「さぁ……和はわかる?」 和「……! まさか、須賀君の狙いは……!」 京太郎「……あんたらは、天賦の才があるんだな」 赤木「何をいきなり、藪から棒に」 京太郎「きっと、麻雀の神に愛されたって奴らなんだろう。俺の仲間にも、そういう奴がいるからよくわかる」 傀「…………」 京太郎「気付いての通り、俺は筒子を多く引けるだけの初心者でしかない。神を味方には、つけられなかった」 京太郎「だがな、それでも俺は負けねぇよ」タンッ 哲也(今度は9筒切り……?) 『凄いじゃないですか! 素敵な手ですよ、須賀君!』 京太郎「この手は、素敵な手だって言ってくれたんだ」 『どうして、水着で対局しなければならないんですかっ!』 京太郎「俺なんかのために恥ずかしい思いもして、自分の麻雀時間も削ってくれた……」 『これなら本番でも、もしかするともしかするかもしれませんよ!』 京太郎「俺の……大好きな、子が……」 京太郎「あんたらには、神が味方についてるってんなら……」 ゴッ!! 哲也「おっ、お前……」 傀「……!」 赤木「ククク、見誤ったぜ……ただの三流かと思ったら、ずいぶんと熱い三流だったようだ……」 京太郎「俺には、女神がついてるんだ!」 京太郎「ツモ! 清一ツモタンヤオ平和二盃口、三倍満!」 咲「京ちゃん!」 優希「やったじぇ! これでトップに躍り出たじょ!」 まこ「これであと南場を凌げば、代表じゃな。しかし、何であんな打ち方をしたんじゃろか?」 久「須賀君はあんな当たり牌を止めるなんてこと、できないはずだし……ねぇ、和」 和「…………」 久「和?」 和「あっ、はい。ふ、不思議ですね……」 和(……私には、わかりますよ……あの手、覚えていたんですね……) 和(ありがとう……須賀君) 京太郎(勝てる……勝てるぞ!) 京太郎(今の俺なら、この化け物たちにだって負ける気はしねぇ!) 京太郎(あとは、この差を守り抜いて、和と一緒に全国へ……) 京太郎(……あれ?) 京太郎(何だかいつもより、配牌に筒子が少ないような……たまたまか?) 京太郎(……この局は結局、かろうじてのテンパイ流局だった……) 京太郎(くそっ。配牌だけでなく、ツモにも筒子は以前ほど集まらなかった) 京太郎(まぁ、こういうこともある。次の局に切り替えろ) 京太郎(……! また、いつもより筒子が少ない……!) 京太郎(どういうことだ……) 哲也「リーチだ」 京太郎(くっ……) 京太郎(どうしてだ……どうして、筒子が来なくなった……) 哲也「ロン」 京太郎(これに勝てないと、和と……) 赤木「お、ツモった……」 京太郎(和と……) 京太郎(…………あれ…………) 京太郎(あぁ……そうか、そういうことか……) 京太郎(そりゃあ、来なくなるわけだな……) 京太郎(ここまで、か……) 傀「御無礼、ロンです」 京太郎「……ふぅ……」 京太郎「終わっちまったか……」 京太郎「…………」 久「須賀君、お疲れ様」 京太郎「あ、部長」 久「……惜しかったわね」 京太郎「……ええ。部長こそ、ギリギリだったって聞きましたが」 久「そうね。ところで少し話、いいかしら?」 京太郎「……筒子が来なくなった、理由……?」 久「ええ。あの三倍満を和了った時は、間違いなく須賀君に風が吹いてたわ」 久「でも、あの辺から筒子を引き寄せる力が落ちた……」 京太郎「…………」 久「須賀君には、何か心当たりはあるかしら?」 京太郎「わかってますよ、原因は」 久「え?」 京太郎「元々、俺の筒子を引き寄せる力は、和のおっぱいに対する執着から来ていました」 京太郎「和のおっぱいを見たいという思いが、俺に筒子を集めてくれた」 京太郎「でも、あの時気付いてしまったんですよ。和のおっぱいには、興味がなくなったってことに」 久「え!? 須賀君が!?」 京太郎「全くってわけじゃないですよ。その証拠に、その後もそれなり程度には筒子が来てましたしね」 京太郎「でも以前に比べると、確実に興味は薄れた……いや、それも正確な言い方ではありませんね」 久「……どういうことなの?」 京太郎「以前の俺は、和のおっぱいが大好きでした。おっぱい狂でした」 京太郎「和といえばおっぱい、おっぱいといえば和でした」 久「恥ずかしげもなく、よく堂々と言えるわね……」 京太郎「でも、本当は違ったんです。和のおっぱいには、もうさほど執着してなかった」 久「……?」 京太郎「俺は、原村和という一人の女の子のことを、どうしようもなく好きになっていた」 京太郎「そのことに、気付いてしまったんです」 久「……いわば和の胸に対する執着が、和本人への愛へと変わっていたことに気付いたから……」 京太郎「ええ。筒子を引き寄せる力が、落ちたんでしょう」 京太郎「もはや、たとえ和のおっぱいが小さかったとしても、もう関係ない」 京太郎「俺は……和のことが、好きなんですから」 久「だから、負けたわりには晴れ晴れとしていたわけね……」 京太郎「ま、初心者同然の俺がここまで行けただけでも奇跡ですからね。悔いはありません」 京太郎「ただ……最後の最後、決勝でカッコ悪いところを見せちゃったのが残念ですが。デートもおじゃんですし」 久「……そっか、なるほどね。須賀君は一年よ、まだまだチャンスはあるわ」 久「それまで、みんなで鍛えてあげるわ。来年こそ、行けるようにね」 京太郎「ありがとうございます、部長」 久「じゃ、みんなのところに戻りましょうか」 京太郎「そうですね」 タタッ 京太郎(ん……?) 京太郎(誰か、いたのかな……ま、いっか) 優希「お疲れ様だじぇ、京太郎!」 まこ「惜しかったのぅ」 京太郎「いえ、満足してますよ。あ、二人とも代表おめでとう」 咲「ありがとう、京ちゃん」 和「…………」 京太郎「ん……どうした、和? 顔真っ赤だけど」 和「は、はい! あ、ありがとうございます!」 京太郎「お、おぅ……?」 久「それじゃ、帰りましょうか」 まこ「せっかくじゃ。みんなで何か食べてくか?」 優希「おー!」 咲「よし、私たちも行こっか」 和「…………」 京太郎「ん、どうした和?」 和「カッコ悪くなんか、なかったですよ……」ボソ 京太郎「え? 何か言ったか?」 和「……いえ」 京太郎「大会から一週間……」 京太郎「はぁ~あ、一気に暇になっちまったな……」 京太郎「しょうがねぇ、今日はゴロゴロして過ごすか……」 ピンポーン 京太郎「ん……誰だ、こんな朝っぱらから」 京太郎「はいはい、今出ますよっと」ガチャ 和「おはようございます、須賀君」 京太郎「の、和!?」 京太郎「どうしたんだ、今日は」 和「約束したじゃないですか。大会終わったら、デートするって」 京太郎「え? で、でもあれは代表取ったらって話で……」 和「確かに代表は取れませんでしたが、あそこまで行けば十分ですよ」 和「それとも、今日は都合が悪かったですか……?」 京太郎「い、いや全然、超暇だったぜ! 今すぐ出る!」 京太郎「お待たせ」 和「それと、部長からの伝言があります」 京太郎「部長から?」 和「『大会も終わったんだし、特訓は終了。和が不快にならない程度なら、胸を見てもいいわよ』だそうです……」 京太郎「ま、マジか! よっしゃ、ついにか!」 和「須賀君……」 京太郎「あ、いや、これはその……」 和「……まぁ、須賀君も男の子ですからね。多少は大目に見てあげます」 京太郎「本当か!?」 和「勘違いしないで下さい! あくまでも、多少ですからね!」 京太郎「ぜ、善処します……」 和「まったく、あなたという人は……」 京太郎「面目ない……」 和「それじゃ須賀君、今日はどこに行きましょうか?」 END
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桃太郎侍 登場人物 コメント タイプ1:くさ はじめ1940年(昭和15年)岡山合同新聞に連載され翌年秋に出版された山手樹一郎の時代小説(尾崎秀樹、山手樹一郎文学の位置、桃太郎侍文庫版後書き、春陽堂書店、2007)。 春陽文庫版(春陽堂書店刊)が現在は入手可能であるが、過去には富士見時代小説文庫、桃園文庫などからも刊行されている。 登場人物 エルレイド:桃太郎 / 若殿新之助 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
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京太郎「ちょっと愛宕さん!」ユッサユッサ 雅枝「雅枝って呼びーやぁ」ヒック 京太郎「ま、雅枝さん……」 京太郎(よ、酔ってる、完全に出来上がってる……くそ、会計は俺が……できる!)デンピョウ 外- 京太郎(出たは良いけど、雅枝さん背負ってると背中の感触で俺がやられる……)ググッ 京太郎(落ち着け、マイサン……これが人妻って奴か!) 雅枝「うぅ、アホぉ……それちゃうやろぉ……」 京太郎「ぐっ……ど、どこかに行かないと……」 京太郎(家に奥って行くか?いや、しかし洋榎さんたちにこの雅枝さんを受け渡すと雅枝さんがどう思うか……いや難しい……) 京太郎「いや、やっぱり家に送って行こう」ヨット 愛宕家- ピンポーン 絹恵「はいはい」 京太郎「ど、どうも……」 絹恵「京太郎君!?と、オカン!」 雅枝「むにゃー……」zzz 京太郎(結婚しよ……) 絹恵「とりあえず入って!」 オジャマシマース 洋榎「ん、ガースーどないしたん……ってオカンなにやっとんの?」 京太郎「すみません、布団出してあげてもらいますか?」 絹恵「うん、待っててな」 ドタバタ ドタバタ 京太郎「ふぅ」 絹恵「これお茶な」コトッ 京太郎「ああ、ありがとうございます」 洋榎「それにしても迷惑かけたなぁ」 京太郎「いえいえ、色々食べさせてもらいましたし……」 京太郎(実際払ったの俺になったけど) 絹恵「それにしてもオカンもオカンやわ、飲み過ぎやろ」 京太郎「まぁ明日に響かなかったら良いんじゃないですか」 洋榎「そうやなーでもガースーはオカンと二人でなにやってたん?色々食べさせてもらったってどこ行ってたん?」キッ 京太郎(酔ってるお母さん連れて帰ってきたらそう思うか……)シュン 京太郎「いえ、ほんとちょっと居酒屋に寄ってみただけですよ、それ以外は何もないし」ワハハ 洋榎「そっか、それならええけど」 絹恵「うん、それならええ……間違いとかあったら超怒ってるわ」 京太郎(なくて良かった) ガラッ 雅枝「うぁ~なんで家におるんや」 洋榎「ちょ、オカン!」 京太郎(シャツと下着だけ)ツー 雅枝「ッ!」 絹恵「み、見ちゃダメや京太郎君!」グワシ 京太郎「ぐおっ、アイアンクロー!」 ワタワタ バタバタ 雅枝「ご、ごめんな須賀君」 京太郎「だ、大丈夫です」 京太郎(ジーンズとシャツになってる、ちょっと残念だ) 事情説明中- 京太郎「と、言うことです」 雅枝「……」 絹恵「オカン……」 洋榎「オカン……」 雅枝「ご、ごめんな須賀君、飲み過ぎたみたいで……」 洋榎「ホンマや、こんなオカン放っておいて良かったんちゃうん」 恋愛力70以上のためミニイベント 京太郎「ダメですよ、雅枝さんみたいに綺麗な人放っておいたら襲われますよ」 雅枝(ま、また綺麗ってッ)カァァッ 絹恵「へぇ、京太郎君は襲うん?」 京太郎「そりゃ、いや襲うかどうかはともかくとしても下心ありで近づきはするでしょう」 洋榎「」ムッ 洋榎「こんな賞味期限切れのババァの何がええねん」ボソッ 雅枝「い、言い過ぎやろうが洋榎!」クワッ 洋榎「うおっ、聞こえとった!」ビクッ 京太郎「いや、雅枝さんはまだ現役でしょう」 雅絹洋「え?」 京太郎(やべ、口に出しちまった) 雅枝「あ、アホなこと言いなやっ」カァァッ 京太郎「じゃあ、もうそろそろ帰ります11時過ぎそうですし」 雅枝「え、そんな時間か?」バッ 恋愛力90以上のためミニイベント 京太郎「まぁ、でも愛宕家にいると楽しくて良いです、それこそずっと居たいぐらいに」ニコッ 雅枝(ず、ずっと……)カァァッ 洋榎(居たいぐらい……)カァァッ 絹恵(い、一番話してたのは私やしっ!)カァァッ 京太郎「それでは!」 絹恵「送っていかせてえな!」 京太郎「え、絹恵さんが、ですか?」 絹恵「お姉ちゃんは、少し不安やし、オカンもあかんからな……私が行くのが妥当やろ!」 京太郎「じゃあ、途中までお願いします」 絹恵「ということでちょっと行ってくるわ」 京太郎「それじゃあ洋榎さん、雅枝さん、またこっちに来たらお願いします」ニコッ 雅枝(あ、あかん)ジュンッ 洋榎(が、ガースー、いつでも歓迎するでっ)カァァッ 絹恵「ほな、行こうか!」グイッ 京太郎「うわっ、はい!」 絹恵「ほんまゴメンな京太郎君……」 京太郎「いえいえ、役得ですよ」ニコッ 絹恵「最後の最後に迷惑かけたわ」ハァッ 京太郎「迷惑なんて思ってませんよ、せっかく出会ったんですから大事にしたいじゃないですか、こういう関係」 絹恵「そう言ってもらえると助かるわ」 絹恵(もしかしたら、これで最後かも知れんのかぁ) 恋愛力90以上、対応力80以上のためミニイベント 京太郎「また、一緒にサッカーもしましょうね」ニッ 絹恵「ッ……うん!」ニコッ 京太郎「それじゃここらへんで、また!」ダッ 絹恵「うん、またなー!」フリフリ ダッダッタッタッ 絹恵「京太郎君、またな……」 旅館- 京太郎「ただいまでーす」ソーッ 咏「遅いよ、知らんけど」 京太郎「いやぁ……すみません」 咏「別に、なにも無いなら良いんじゃね?わかんねーけど」 京太郎「あはは、さて寝ますか!」 咏「うん」 京太郎「さて」パチン 布団に入る。 咏「……」スッ ギュッ 京太郎(だ、抱き着かれて……そう言えば咏さん、俺のこと好きって……) 咏「返事なんかしなくていーけどさ、私は京ちゃんのこと好き、それだけ……ほんと、返事は求めてないから……」フルフル 京太郎(ホントは、するべきなんだろうけどなぁ) 咏「フフッ、これでも京ちゃんのこと何年も見て来たんだからわかってるよ、ゆっくり待ってるから、良いにしろダメにしろ、返事をね……知らんけど」 京太郎「咏さん」 京太郎「明日、楽しみましょうね」ギュッ 咏「わわっ……う、うんっ」マッカ 11日目終了- 12日目- 京太郎「ん、咏さんを抱きしめて寝てた……最近の幸せっぷりは俺の運どっか行ってるな、間違いない」 そっと起き上る。 京太郎「さて、朝御飯までに時間がありそうだな……」 京太郎「……昨日と同じでメール来るだろ」 私服に着替えて出ていく。 京太郎「さて、どうするかな」 京太郎「飲み物でも買いに行くかぁ」 ウィーン 京太郎「ふぅ、さて……どうすっかな」 ??「あれ、須賀君やん」 京太郎「末原さん!?」 恭子「ん、朝っぱらからどないしたん?」 京太郎「いえ、なんとなくですよ」 恭子「そか、でも昨日別れる言うたのにこうして会うのはシュールやなぁ」 京太郎「良いじゃないですか、会えたのは嬉しいですよ」 恭子「平然とそんなこと言うなや」コツッ 京太郎「アイタッ」 恭子「まぁ、嬉しいけどな」ニコッ 京太郎「」ゾクッ 京太郎(なんだ、今の?) 恭子「すぐ聞こえるようになるよ、須賀君……先輩なんやから早くこっちこんとあかんで?」ニコニコ 京太郎「え、え?」 恭子「またな……先輩」ボソッ ウィーン 京太郎「な、なんだったんだ……?」 旅館- 京太郎「おっと」トントン 咏「どうぞー」 京太郎「今日は着替え中じゃなくて安心しました」ホッ 咏「別に、良いけどね、知らんけど」 京太郎「そうですか、じゃあいつかお願いするかもしれません」 咏「ちょっ!バカっ、変態っ!」カァァッ 京太郎(からかいがいあったんだな、この人……) 京太郎「さて、これでこの旅館ともお別れですねー」 咏「気に入ってた?わかんねーけど」 京太郎「そりゃ、結構気に入ってましたよ」 咏「また、来ようね」ニッ 京太郎「……はい!」 京太郎(さて……) 京太郎「どこに行きましょうか!」 咏「ん~色々考えてみたけどわかんねー、すべてがわかんねー」 京太郎「せっかくだから……」 京太郎「大阪城とかどうです?」 咏「城か、良いね風情があって」ウン 京太郎「じゃあ行きましょうか」 京太郎(荷物重いなー) 咏「うん、行こ行こ!」キャッキャッ 京太郎(可愛い) 大阪城- 京太郎「さすが通天閣、景色が違いますね」 咏「そうだねぇ」 京太郎「似合いますね、着物に扇子とは」 咏「ふふん、京ちゃんも和服似合いそうだよね、わからんけど」 京太郎「ははっ、ありがとうございます」 咏「よしっ、あっちからも見てみよ!」ギュッ 京太郎(手、繋いできた……) 咏(ちょっとは恋人っぽくなったかな?) 京太郎(兄妹に見えるんだろうなぁ~) 夕方- 京太郎「さて、そろそろ帰りますか」 咏「そうだねー」 二人は新幹線に乗る。 京太郎「疲れましたね」 咏「そうだね、わからんけど……」ウツラウツラ 京太郎「寝てても良いですよ?」 咏「ん……ごめんね」zzz 京太郎「はしゃいでたもんなぁ、それに途中で東京に行くのと長野に行くので別れるだろうし」フゥ 京太郎「どうすっかな……」 京太郎「誰にメールか何人に送るか……」 京太郎「一人にしとくか」 京太郎「とりあえず透華だな」 本文『しばらく連絡いれずに悪かった。ちょっと麻雀修行の旅に行ってた』 ブブブッ 差出人:透華 本文『まったく、なんの連絡も入れないで! 心配しましたのよ!』 京太郎「あちゃぁ」 本文『しばらくしたら駅につくから』 ブブブッ 差出人:透華 本文『わかりました、迎えに行ってそのまま送ってあげてよ!』 京太郎「……まぁ、ありがたい、か?次は福路さんに送ろう」 本文『お久しぶりです』 京太郎「帰ってくるまで、少し寝てるかな」 ブブブッ 京太郎「ぬおっ!」 差出人:福路美穂子 本文『おひさしぶりです すがさんはきゅうじつ、どのようにすごしていましたか』 京太郎「おお、ひらがな」 本文『また強くなったんで、麻雀しましょうね』 ブブブッ 差出人:福路美穂子 本文『かなもやるきをだしているので、またさそってくださいね』 京太郎「終わった……少し寝るか」 長野駅- 京太郎「よし、咏さんとも別れたし、帰って来たぞ!」 ??「京太郎!」 京太郎「おぉ、透華久しぶり!」 透華「久しぶり!じゃありませんわ、私たちがどんなに心配したことか!」 京太郎「おう、悪かったな……透華一人か?」 透華「駐車場にハギヨシがいますわ!」 京太郎「そうか、なら行こうか、ありがとうな」ニッ 透華「べ、別に構いませんわっ!」プイッ 自宅・自室- 京太郎「ぐおごごごごっ」バタン 京太郎「晩飯食べて風呂入った瞬間疲れが……しかし今日は麻雀をしていない、なぜかしなくてはならない呪いに掛かっている気がする……」 一人目 どらごん 二人目 のどっち 三人目 まこりん 京太郎「よし、行くぞぉ!」 どらごん:よろしくお願いするのです! のどっち:よろしくお願いします まこりん:今回は勝たせてもらいますよ、キョータロさん キョータロ:まこりんさん久しぶりです、残りお二方ははじめてですね、よろしくお願いします 京太郎「よし、一位もらうぞッ!」ゴッ トップ キョータロ 二着 のどっち 三着 どらごん ラス まこりん まこりん:見えんのじゃ、表情が のどっち:リアルとネットじゃ違いますから どらごん:集まんない…… キョータロ:ありがとうございました 京太郎「さては能力持ちだな」 京太郎「あれ、誰かからウィスが飛んできてる?」 京太郎「ん、どらごんさんか……それにしても妙にドラ集めてたなぁ」 どらごん:凄かったですね、そんな麻雀どこで習ったんですか? キョータロ:身内に麻雀が凄い上手い人がいて、それで教えてもらいました。そちらも特殊な戦い方ですね どらごん:いつもならドラが集まるんだけど全然あつまらないのです キョータロ:あぁ、ネトマと現実じゃだいぶ違いますからね どらごん:長野じゃ奈良から遠いし、いつか一緒に打ってほしいです 京太郎「奈良か、もう少し早く知り合ってれば別だったんだろうけどな」 キョータロ:そうですね、またいつか一緒に どらごん:はい! 京太郎「お、ログアウトした……楽しそうな人だな」ウンッ 京太郎「さて、明日は学校だな」 カピー「カピー」ヒサシブリダナ 京太郎「おやすみな、カピー」パチンッ カピー「カピカピ」イイカゲンカマエ 12日目終了- 13日目・朝- 京太郎「さて、なんだか久しぶりの学校だな」 テクテクテク 京太郎「ん、あれ……」 京太郎「一だ……おい一!」 一「京太郎だ、久しぶりだね」 京太郎「おう、武者修行に行ってたからな」 一「そんなこと言って女遊びにうつつを抜かしてたとか?」 京太郎(うつつは抜かしてないよな、女遊びもしてないし) 京太郎「そんなことしてるわけないだろ」 一「ボクも麻雀ちょっとは上達したからね、負けないよ!」 京太郎「ふーん」 一「ちゃんと聞けぇ!」ボカッ 授業- 京太郎「アレ」 歩「はい」ジカンワリ 京太郎「サンキュ」 京太郎「ふはははっ!フランベだ!」ボワッ 教師「か、家庭科の授業でフランベ」シロメ 歩「家庭科の授業には魔物が住む……ゴクリンコ」 昼- 京太郎「さて、今日はどうするかな」 京太郎「おお、中庭に来れば」 透華「あら京太郎、珍しいですのね」 衣「京太郎だー!」 一「衣、あまり暴れない方が良いよ」 京太郎「ほら、一に言われてるぞ」 衣「うむ、衣は子供と違って聞き分けが良いからな、座るぞ!」ストン 京太郎「ふぅ、中庭のレジャーシートの上なんて、良いな」ストン 一「京太郎が一緒なんて珍しいしね、ボクらも新鮮だよ」 京太郎「そうか」パカッ 衣「そのお弁当は?」 京太郎「自分で作ったんだよ」 衣「一口くれ!」 京太郎「良いぞー」 透華「わ、私も!」 京太郎「おう、少し待ってろ」 一(モテモテだねー) 放課後- 京太郎「今日はどうするかな、偵察に行くってのもありなんだよなー」 部室- ガチャッ 京太郎「よう!」 透華「だから、もうちょっとまともな風に言えないんですの!?」 京太郎「まともな風ってなんだよ」 純「久しぶりだな!」タッチ 京太郎「よう!」パァンッ 智紀「京太郎、久しぶり」 京太郎「智紀も久しぶりだな」 京太郎(ちょっとバストアップしたか?)ムムッ 京太郎「さて、今日はどうするか」 京太郎「麻雀するかな……さて、今回のメンバーは誰にするかなぁ」 京太郎「じゃあ、衣と純と智紀、三人でやろうぜこの組み合わせはまだだしな!」 衣「うむ、蹴散らしてやるぞ!」ワーイ 純「おっ、久しぶりに腕がなるぜ!」 智紀「京太郎の打ち方は研究積み!」 京太郎「よしっ!」 京太郎「今日も勝たせてもらうぜ!」ニッ 衣「前のようにはいかんぞ!」 純「俺も忘れんなよ!」 智紀(漁夫の利を得る) トップ 純 二着 智紀 三着 京太郎 ラス 衣 純「いやー京太郎がいると衣の支配も及ばないし」 智紀「フッ、周りが見えてない」 京太郎「」シロメ 衣「」シロメ 一「衣、透華に似て来たね」 透華「あんな目してますの!?」 アンテナ「」ブルンブルン 一「してるよね」 透華「」シロメ 放課後2- 京太郎(さて、次はどうするか) 京太郎(純と一と衣と智紀は麻雀してるし……) 京太郎「なぁ透華」 透華「どうしましたの?」 京太郎「ネトマしてたのか?」 透華「ええ……」 京太郎「お、のどっちか、昨日勝ったぜ」 透華「な、なんですって!?」クワッ 京太郎「うおっ」 透華「わ、私でも勝てないのどっちに勝った!?ゆ、許せませんわ!」 京太郎「どういうことだよ!」 透華「きぃー!」 京太郎「め、めんどくせぇ!」 透華「……」 京太郎「……ん?」 透華「めんどくさいって」ウルウル 京太郎「!?」ギョッ 透華「め、めんどくさいってぇ……」ウルウル 京太郎「だ、大丈夫だって!な、透華、俺はお前のこと大好きだぞ!」 透華「え」カァァッ 京太郎「ほら、だから泣くなよ……な?」ナデナデ 透華「べ、別に泣いてませんわっ」フイッ アンテナ「」グオングオン 下校中- 京太郎「ふぅ~今日は不味かった、透華が泣きそうになるなんて……気を付けよう」 京太郎(それにしても、なんで透華のやつ……まぁいいか) 京太郎「さて、今日は遅くなったし、このまま帰るか!」ダッ 夜- 自宅・自室- 京太郎「どうすっかな……」 京太郎「ここはネトマだな、さて今日は誰が相手になるか……」 一人目 とよねー 二人目 ピーチ姫 三人目 どらごん 京太郎「よし、行くぞぉ!」 とよねー:ひさしぶりーよろしくねー ピーチ姫:お、またっすね、今度こそもらいますよ どらごん:二日連続とは、今日こそ勝つのです! キョータロ:今度もトップはもらいますよ! 京太郎「よし、振り切るぜ!」ゴッ トップ キョータロ 二着 ピーチ姫 三着 どらごん ラス とよねー とよねー:負けちゃったよー どらごん:今日は、なんとか勝てたのです! ピーチ姫:特殊な打ち方っすねみんな キョータロ:ネトマ慣れしてない感すごいですね、特にどらごんさん、ありがとうございました! 京太郎「能力に頼りすぎだろ……俺なんて相手依存だからほとんど役にたたずに……」ガックシ 京太郎「あれ、誰かからウィスが飛んできてる?」 ピーチ姫:あれからどうっすか? 京太郎「はは、覚えててくれてるか……」 キョータロ:風越にはいなさそうですね ピーチ姫:ばれたのは意外っす、まぁ私が風越にいたところで見つかりますかねー キョータロ:必ず見つけますよ ピーチ姫:じゃあ、鶴賀ってことだけ教えてあげます 貴方がどんな人でも、私がみつける方が早いと思うんで 京太郎「あ、ログアウトした……たく、どうなってんだよ」 京太郎「まぁ良いか……」 京太郎「む、メールだな」キュピーンッ 京太郎「二人からか、誰だ?」 京太郎「お、咲と末原さんからか」 差出人:咲 本文『京ちゃんの家に一昨日行ったら旅行だったんだって?』 京太郎「タイミング悪かったなぁ」 本文『咏さんと一緒に大阪の姫松高校に武者修行に行ってた、女の子たちと仲良くなったぜ!』 京太郎「よし、これで」 ブブブッ 差出人:咲 本文『そっか、楽しそうで良かった。姫松高校だね、全国常連校だから良い修行になったね、おやすみ』 京太郎「おうおやすみっと……末原さんは」 差出人:末原さん 本文『それで、喰う能力……そっちはどう?』 京太郎「おお、なんかベテランっぽい!」 本文『喰う能力って、あれってなんかあるんですか?』 ブブブ 差出人:末原 本文『まぁ、強化し続けた方がええと思う 損はせぇへんよ おやすみ』 京太郎「ん?良くわからないな、おやすみなさい」 宮永家・咲部屋- 咲「……京ちゃん、また女の子と仲良くなって」プンスカ 京太郎の写真を見て笑う 咲「よし、打倒姫松!」ゴッ 末原家・恭子部屋- 恭子「もっと強くなってぇや須賀君、須賀君のおかげで私はこの力を手に入れたんやから」ゴッ 恭子「それにしても羨ましいなぁ主将たち、私より須賀君といた時間多いやん……あぁ、羨ましいなぁ、メゲるわぁ」 14日目・朝- 京太郎「さて、昨日のピーチ姫が言ってたことも気になるんだよなぁ」 テクテクテク 京太郎「偵察するとしたら鶴賀か……ん、あれ」 京太郎「子供!」 衣「子供じゃない衣だ!」クワッ 京太郎「おう、わかってるって」 衣「お前よりも年上なんだからな!わかってるのか!」 京太郎「わかってるよ、肩車してやろうか?」 衣「本当か!やった!わーい!」ピョン 京太郎「軽いな」ヒョイ 京太郎(子供だなぁ) 授業- 京太郎「歩」 歩「はいはい」ジカンワリ 京太郎「おう」 授業- 課題:サッカー 京太郎「体育の授業には魔物が住む……ゴクリンコ」 ??「うおぉぉぉ!皇帝ペンギン5号!」 京太郎「ペンギンと一緒にサッカーボールが飛んできた」 歩「須賀君だから取れない!」 京太郎「ごぱぁっ!」 昼- 京太郎「さて、今日はどうするよ」 京太郎「電話してみるか」プルルル 透華『もしもし?』 京太郎「昼って誰かと行くつもりか?」 透華『別にその予定はありませんわ』 京太郎「一緒に食堂行こうぜ、レディースセット頼んでくれ」 透華『……わかりましたわ、せっかくのお誘いですものね、行きますわよ』 京太郎「よしっ!」 放課後- 京太郎「今日はどうするか、偵察なら……鶴賀だよな」 京太郎「……今日は行かなくていいな、偵察行くかな」 京太郎「さて、鶴賀か風越か……」 京太郎(風越でかのピーチ姫を探すか?いや男だったらショックだぞかなり……) ―――じゃあ、鶴賀ってことだけ教えてあげます 貴方がどんな人でも、私がみつける方が早いと思うんで 京太郎「……鶴賀に行くか」 鶴賀- 京太郎「ここが鶴賀か……」 京太郎(でもピーチ姫を俺が見つけられるか……でもピーチ姫に振り回された回数は尋常じゃないぞ) ??「……」ジー オカルト70以上、食欲70以上のためイベント発動 京太郎(俺を妙に見てる女の子がいるな……良いオモチだ)チラッ ??「……」フッ 京太郎(諦めた……ッ!?)ゾクッ 京太郎「今の、あぁ……オカルトの匂い、しかも嗅いだことが無いタイプだ」スッ テクテクテク 京太郎「なぁ」 ??「……え?」 京太郎(匂うな、美味そうな匂いだ)グッ ??「私が、見えるッすか?」 京太郎「は?」 近場の公園- 京太郎「普通は見えない?東横さんのことが?」 モモ「そうっす、普通は見えないんっすよ……だから私は見つけられたらって言ったんっす」ウルウル 京太郎(おぼろげに見えて匂いで確実になったとは言えないな……) モモ「あははっ、なんでこんなに嬉しいんだろ」ポロポロッ 京太郎「辛かったんですか……」 モモ「まぁ、はい」 京太郎(麻雀で喰えれば、少しの間だけど能力は使えなくなるんだよなぁ) モモ「でも一人だけでも、私のことを見れる人がいて良かったっす……まだ、私は誰かに必要とされてる気がして」 京太郎「俺は東横さんとあえて良かったですよ、本当に……」 モモ「ははっ、まだあって30分もしてないのに口説いてるんっすか?」 恋愛力が80以上のためミニイベント発生。 京太郎「まぁ東横さんぐらい可愛い人だったら口説いちゃいますけど」 モモ「な、なに言ってるっすか」フイッ モモ(そう言えばナンパも口説かれることも全くなかったすね) 京太郎「自信もってくださいよ……」 京太郎「俺は東横さんのこと、必要としますよ」 モモ「え?」 京太郎「きっと、だから見えたんですよ。あのネトマで出会ったのもそうです、きっと俺は東横さんを見つける運命だったんです」 モモ「必要ってしてると、言えないっすよそんなの……偶然の重なりっす」 京太郎「……んなもん関係ねぇよ、現に俺は東横さんを見つけて、それで会えたんだからさ、今日は遅いけど今度は麻雀とかしようぜ。一緒に遊ぶ相手としても俺にとって東横さんは必要だよ」 恋愛力90以上のためミニイベント。 京太郎「それにこんな可愛い人、あんまり見つかりすぎても良く無いだろ」ニッ モモ「―――ッ」カァァッ 京太郎(台詞臭すぎた?) モモ「えへへ、ありがとうっす……ほんと、須賀君が一緒の学校じゃないことだけが残念っすよ」アハハッ 京太郎「でも、たぶんいますよ。モモさんを必要とする人が同じ学校に……あんな麻雀が上手いんだから当然です」 モモ「須賀君に言われても嫌味っぽいっす」ジー 京太郎「あ!いや、そんなつもりは!」アタフタ モモ「でも、ありがとう……」 モモ(でもやっぱり一番に私のことを見つけてくれた須賀君、須賀君に私は必要とされたいっす) 夕方- 京太郎「それじゃあさ、これ俺の電話番号とメールアドレスだからさ」 桃子「え?」 京太郎「いつでもメールとか電話してくれ、それに同学年だから名前呼びにしてくれよ、な?」 桃子「あぁっ」 ダッダッダッダッ 桃子「……京さん」カァァッ 夜- 自宅・自室- 京太郎「それにしても東横さん、良いおもちだった……」 ゴクリンコ 京太郎「ここはネトマだな、さて今日は誰が相手になるか……」 一人目 まこりん 二人目 リックドム 三人目 シロ 京太郎「お、初めての人だ」 まこりん:今日こそ勝たせてもらいます リックドム:再戦というなら私もですよ シロ:よろしく キョータロ:シロさんは初めてですね、よろしくお願いします! 京太郎「さぁ、ショータイムだ!」ゴッ トップ キョータロ 二着 まこりん 三着 シロ ラス リックドム まこりん:キョータロはなんじゃ!強すぎじゃろ! リックドム:慣れた シロ:ダル キョータロ:あはは、買いかぶり過ぎですよ 京太郎「能力持ちだな、打ち方を見ればわかる……」 京太郎「あれ、誰かからウィスが飛んできてる?」 シロ:すごかったね キョータロ:それほどでもないですよ、周りにはとんだ化物がいましたから シロ:まだ化物じゃないの? キョータロ:どういうことですか? シロ:まだなんだ、ネトマで感じるぐらいだから相当成長済みかと思ったけど……早くこっちにおいで 京太郎「電波?」 シロ:岩手来たら宮守高校に来ると良いよ 京太郎「ろ、ログアウト……なんだ!超気になるぞ!」 京太郎「ん、メールか!」キュピーンッ 京太郎「誰からだ?」 京太郎「さっそく東横さんからか」 差出人:東横桃子 本文『今日は本当にありがとうっす 京さんのおかげで元気百倍っすよ!』 京太郎「京さん、って俺か?」 本文『東横さんみたいな可愛い人が暗い顔してるのが嫌ですから』 ブブブッ 差出人:東横桃子 本文『口が上手ですね京さん、誰にでもそんなこと言っちゃだめっすよ? おやすみなさい!』 京太郎「……なるほど」 京太郎(かわいい) 東横家・桃子部屋- モモ「えへへ、京さん……見つからない私を、見つけてくれた人……」カァァッ モモ「また会いたいっすね~」 自宅・自室- 京太郎「さて、明日はどうするかなー」 カピー「カピー」ソロソロカマエ 京太郎「また明日な」パチンッ カピー「カピカピ」ウォイッ! 14日目終了- 15日目・朝- 京太郎「さて、今日はどうするかな」 テクテクテク 京太郎「麻雀もずいぶん強くなってきたしな、咲に勝てる日も遠くないか?」 京太郎「純だ」 純「おう京太郎、最近オレに構わねぇじゃんかよ」バシッ 京太郎「いてぇよ、男らしすぎだろ!」 純「オレは女だ!」 京太郎「わかってるっての」ハハッ 純「そういや、昨日の体育お前吹っ飛ばされてただろ、クラスから見えたぞ」 京太郎「いや、あいつらは化物だからな」 純「麻雀って意味じゃお前もかわんねぇよ」 京太郎「ひでぇ」 純「いやひどくねぇだろ」ハァ 授業- 京太郎「おう、次の時間アレだよな」 歩「ようやく覚えた?」 男子A「なんでアレでわかるんだ?」 京太郎「お好み焼きだ!」ドン 歩「お好み焼き!」ドン 京太郎「おい、それ焼きそば入ってるってことは広島焼きじゃねぇかよ」ピキピキ 歩「最近のお祭りではこれが主流でしょ?だいたいお腹にたまるし」ハァ? 京太郎「邪道じゃねぇか」 歩「邪道もなにもないでしょ?」 京太郎「お前とは結婚できんな」ピキピキ 歩「私もそう思ったところ」ニコニコ 昼- 京太郎「さて、どうすっかなぁ」 京太郎「衣って機械音痴じゃないよな、今度携帯買ってあげろって透華に言ってみよう」 衣「京太郎ー!」ガバッ 京太郎「ぬおっ1?」 衣「一緒にお昼食べよう!」 京太郎「あ、ああ良いぞ!今日はどこにするかぁ」 衣「京太郎のクラス!」 京太郎「……お、おう」アセッ 放課後- 京太郎「今日はどうするかなぁ、鶴賀に行ったら東横さんがいるけど……」 部室- ガチャッ 京太郎「おいーす」 透華「京太郎、もうちょっとエレガントにしなさいまし!」 京太郎「おいっすでございます」 透華「きぃー!」 智紀「京太郎、あっちの方はどう?」 京太郎「あまり良い情報はないなぁ」ハハッ 京太郎「さて、今日はどうするか」 京太郎「麻雀だな、さて誰とやるか……」 京太郎「歩、衣、智紀、麻雀しようぜー」 歩「ふふん、前は衣様と京太郎二人とも負けたらしいし、負けないよ」 衣「今日の衣は負けんぞ」ゴッ 歩「お、お手柔らかにお願いしますね?」 智紀「前と同じようにすれば……」 京太郎「よしっ!」 京太郎(今日はもらう!)タンッ 歩(はじめて京太郎とやるけど……私だって遊んできたわけじゃない) 京太郎(衣が支配してるわけじゃないんだよな?)タンッ 歩(これ、かなり不味いなぁ……)タンッ 衣(支配した方が早い場合もあるが、今回はこれが堅実な選択だ)タンッ 智紀(悪くない!)タンッ 『冷やしモード』 歩(なんだろう、牌が……)タンッ 衣(くるか京太郎!)タンッ 智紀(不味い、でも成功確率なんてたかが知れてるはず)タンッ 京太郎(透華……!)タンッ 能力『冷やしモード』発動 京太郎(くっ、ダメか……)タンッ 歩(元に戻った?)タンッ 衣(制御が上手くいっていないのか?)タンッ 智紀(ふぅ、安心した)タンッ 京太郎(失敗かっ!) 衣「ツモ、8000オールだ」ダンッ 京太郎「なっ」 京太郎(不味いな、純粋に衣に負けてる……能力使ってないのに良くやる!) 歩(うわぁ、レベルが違う……京太郎ってこんなに強かったんだ) 智紀(まずい、捨て牌を見ても京太郎の手牌が悪かったはずなのに……) 衣(笑止!) 京太郎(こなくそっ!今度こそは!) 歩(一矢報いたいなぁ) 智紀(まだだ、まだ終わらんよ) 京太郎(きたぜ、もらう!)タンッ 歩(うわぁ、どうしよう……)タンッ 衣(支配するべきか、いや京太郎にやられる……ならばここから持ち直せば)タンッ 智紀(良い調子!)タンッ 京太郎(いけ!)タンッ 歩(レベル違いすぎだって!)タンッ 衣(しかけてこない?)タンッ 智紀(よし、これなら!)タンッ 京太郎「ツモ、5000・7000だ」ダンッ 歩「オーラスで!?」 衣「さすが、だな京太郎」 智紀(計算と違う) トップ 京太郎 66+87=153 二着 衣 90+58=148 三着 智紀 09+68=77 ラス 歩 05+34=39 京太郎「いやぁ~危なかった」 衣「おしかったぞ!」 智紀「うん、二人の接戦だった」 歩「ほ、ほんと強かったんですね、衣様や智紀さんって」 智紀「これでも全国に行ってるから……」 京太郎「俺も今年は男子個人で全国に行ってやるぜ」 透華「まぁ京太郎なら可能ですわね、私が保障しますわ!」 京太郎「透華のお墨付きなら安心だな」ハハッ 放課後2- 京太郎(さて、次はどうするか) 京太郎「そろそろ帰るわ」 透華「あら、早いんですのね?」 京太郎「お前らと違って一緒に住んでるわけでもないんでな」 ガチャッ 校門前- 京太郎「やっぱりこの匂い……おーい!」 ??「あっ!」 京太郎「東横さん、どうして?」 モモ「いや、その……龍門渕の生徒だなってのは昨日わかってたんで、せっかくできた友達と放課後一緒って憧れだったんすよ!」ニコッ 京太郎「じゃあ、一緒に帰るか」 モモ「はいっす!」 テクテクテク 京太郎「鶴賀とこっちじゃそんな言うほど距離もないしな、安心したよ」 モモ「そうっすね、いつでも会いに行けるッす!」 京太郎「それは嬉しいな」ハハッ 夜- 自宅・自室- 京太郎「さて、東横さんともさらに仲良くなれたし……なんかニヤけるなぁ」 京太郎「よし、掃除しよう!あの音のしない掃除機も気になるしな、吸引力変わらないしな!」 京太郎「か、隠していた黒歴史ノートを見てしまった」グハッ 京太郎「ん、そこか!」キュピーンッ 京太郎「よし、メールだな!」 京太郎「お、咲からか」 差出人:咲 本文『今日、可愛い女の人と一緒にいたでしょ?』 京太郎「おぉ、喜べ東横さん!咲にも見えたぞ!」 本文『良くわかったな、鶴賀の人なんだ ネトマで友達になった』 ブブブッ 差出人:咲 本文『へぇ、好きなの?』 京太郎「おっ、聞いちゃうのか!?」 本文『そういうわけじゃないけどな、友達だし』 ブブブ 差出人:咲 本文『そっか、京ちゃんはすぐに胸の大きな女の子に手を出すから心配してたんだよ 安心した おやすみ!』 京太郎「信用ねぇな俺」ハハッ 宮永家・咲部屋- 咲「ふぅん、鶴賀かぁ……大会出てくるかな?」フフッ 咲「一緒のポジションなら、まぁ一緒のポジションじゃなくても……全部倒すから良いっか」ニコッ 自宅・自室- 京太郎「さて、明日どうするか……」 カピー「カピー」カマエカマエ 京太郎「……」 カピー「カピカピ」カマウ? 京太郎「よし、遊ぶか!」 カピー「カピ!」ベ、ベツニウレシクナンテ… 京太郎「うおぉぉぉっ!」モフモフモフ カピー「か、かぴー!」ソ、ソンナトコ… このあと滅茶苦茶モフモフした…… 15日目終了- 16日目- 京太郎「ふぁ~」 カピー「か……かぴっ」 京太郎「いつの間にかカピーを抱いて寝ていた……ん、今……10時?か……10時!?」ギョッ 京太郎「どうすっかなー」 京太郎「いかんいかん、遅刻だったとしても行かなくては!」バッ 京太郎「なんで母さんもいないんだよ……まぁ良いか」 ダッダッダッ ガチャッ ハギヨシ「おや、京太郎君」 京太郎「は、ハギヨシさん!?」 ハギヨシ「透華お嬢様に迎えに行け、と言われたもので、たった今インターホンを押そうと思っていたところですよ」 車のドアを開けるハギヨシ ハギヨシ「お送りします」 京太郎「マジですか!ありがとうございます!」 授業- 京太郎「3限目には間に合ったな」 歩「ちょっと、京太郎ネクタイ曲がってる」クイッ ※龍門渕はブレザーという設定。 京太郎「おう悪い……ところで次の授業って?」 歩「もう……」グイッ 京太郎「ぐえっ」 京太郎「今日はバスケか」 男子A「見ろよアレ……」 京太郎「なんだあの六人組」 男子A「あれが……キセキの世代!」 京太郎「気づけばぼろ負けとか笑えねぇな」 昼- 京太郎「さて、昼だな」 屋上- 京太郎「お、待ってたぞ智紀ー」 智紀「透華が怒ってたよ」 京太郎「ハギヨシさんから聞いたよ……」パカッ 智紀「今日は、自分の弁当じゃないの?」 京太郎「寝坊したからな、自分で作る暇なんてなかったんだよ、ハギヨシさんが作ってくれた」トオイメ 智紀「さすが萩原さん、すさまじい」 京太郎「まったくだ、せっかくなら智紀に俺の手料理でも食わせてやろうと思ったんだけどなー」 智紀「ま、また今度……誘って」カァッ 京太郎「おう、もちろんだぜ!」 放課後- 京太郎「今日はどうするか……」 京太郎「歩ー!」 歩「了解」 京太郎「サンキュ!」バッ 女子A「な、なんであれでわかるの……?」コンワク 鶴賀学園前- 京太郎(前は東横さんと一緒に帰ってしまったからな、今日こそは偵察を……) モモ「京さーん!」ガバッ 京太郎(ぬおっ、考え事してたら背後からおもちが!?) モモ「今日は来てくれたんっすか!?嬉しいっす!」ニコニコ 京太郎(ヤバい、とてもじゃないが偵察とは言えない……) 京太郎「そ、そうだな、どっか行こうぜ!」ヒキツッタエミ 京太郎「まぁ、歩きながら話でもしますか!」 モモ「そうっすね、京さんと一緒ならなんでも良いっすよ!」 京太郎(勘違いしそうだ……) モモ「京さんも桃子とかモモって呼んでくれても良いんっすよ?」 京太郎「あぁ~じゃ、じゃあモモで……」 モモ「はいっす!」ニコッ 京太郎(これはやばい……) 夜- 自宅・自室- 京太郎「さて、東横さん、少し近すぎるぞ……大丈夫か?」フンム 京太郎「まぁともかく、今日は麻雀してないしネトマするか!」 一人目 あわ 二人目 シロ 三人目 グラマス 京太郎「とんでもだな、この組み合わせ……」 あわ:キョータロだ!今度こそぶっ飛ばす! シロ:よろしく グラマス:これまたとんでもない所に迷い込んじゃったかもね、よろしく キョータロ:みなさんよろしくお願いします! 京太郎「さぁ、ここからが俺のステージだ!」ゴッ トップ グラマス 二着 京太郎 三着 シロ ラス あわ あわ:なにこれ、能力使えないったって圧倒的すぎでしょ! キョータロ:逆に能力使えないでこれなわけか 京太郎「能力を完全に制御できない俺にとっちゃリアルでやるにはキツイ相手だな」 シロ:ダル グラマス:あはは、化物候補ばっかだね 京太郎「なんだここ、殺伐としすぎだろ……」 京太郎「あれ、誰かからウィスが飛んできてる?」 シロ:相変わらずだね、麻雀の腕だけは確か キョータロ:能力の方は、そっちからわかるんですか? シロ:多少はね、私はその手の力の先生がいるから キョータロ:羨ましいですね シロ:だからさ、早くこっちにおいでよ……それか岩手に来るか? 京太郎「なんとなく言うことがわかってる俺が、俺は怖いよ」 シロ:それじゃ、会えるのを楽しみにしてるから ダルいけど 京太郎「ログアウトしたか、岩手か……奈良とか大阪とかもあるんだよな、行く場所大すぎだろ」ハァ 京太郎「む、メールか」キュピーンッ 京太郎「多いな、誰からだ?」 差出人:洋榎 本文『ガースー、大阪来る機会ありそうか?』 京太郎「ううむ、まぁどうだろうか……」 本文『まだわかりませんけれど、行く機会があれば行きたいと思いますよ』 ブブブ 差出人:洋榎 本文『うん、待っとるからな』 京太郎「……写メ付き?」 寝間着の洋榎 京太郎「……洋榎さんが、可愛い」 京太郎「次は……」 差出人:咏 本文『旅行の疲れは取れた?また旅行行こうねー』 京太郎「ふむ、また行こうか……次どこに行くんだろうか」 本文『はい、また一緒に行きましょう!咏さんとの二人旅、楽しかったです!』 ブブブ 差出人:咏 本文『うん、私も超楽しかったつーか、はしゃぎ過ぎたっていうか まぁ、おやすみ 大好きだよ、京ちゃん』 京太郎「……可愛い」 京太郎「で、最後が透華か」 差出人:透華 本文『今日は遅刻しましたわね!今日は早く寝て明日はしっかりと来なさい!』 京太郎「ははっ……オカンかお前は」 本文『わかってるよ、今日は心配かけたな』 ブブブ 差出人:透華 本文『本当ですわ、あと体調管理はしっかりしなくてはいけませんわよ おやすみなさい』 京太郎「歩の奴、なんて伝えたんだ……」 愛宕家・洋榎部屋- 洋榎「ちょ、ちょっと大胆すぎたか?」カオマッカ 洋榎「べ、別に写メぐらいおかしないわな?」アセッ 洋榎「あ~もう!ガースーが大阪にすんどったらなぁっ!」バタバタ ヤカマシーワヒロエ! 三尋木咏家- 咏「お、送っちまったぞー……」カァァッ 咏「おやすみって帰って来たし、別に引かれてないっつーことだよね?」マッカ 咏「よし、次はどこ行こうかな!」ニコニコ 龍門渕家・透華部屋- 透華「まったくもう……」 透華(京太郎がいないと、なんだか胸がモヤモヤしますわ) 透華「はぁ~この私が、京太郎なんかに……って、なんかにってなんですの!」クワッ 自宅・自室- 京太郎「さて、寝よう」 カピー「カピー」ソノ、キョウモ… 京太郎「今日は寝きゃな」パチン カピー「カピカピ」カマワナイ… 16日目終了-
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京太郎「なんだよチクショーまたラスかよ!!」 京太郎「毎回クソ配牌とクソヅモなのは何でなんだよ!! リーチかけても全然和了れねえし!」 京太郎「何で俺んときは最後まで流れるクセに相手がリーチすると一発でツモんだよおおお!!」 京太郎「もうやだこのゲーム!! 帰る!!! 帰るもん!!!」 和「須賀くん、いい加減奇声上げるの止めてください。うるさいですよ」 京太郎「うぅ……和ぁ……」 和「またラスとったんですか? コレで何度目ですか」 京太郎「多分……二桁超える……」 和「……いくらなんでも下手過ぎでしょう……」 京太郎「うぅ……俺の何が悪いんだよ……やっぱ運なのかよ……」 和「ああもう、ウジウジしないでください。男の子でしょう?」 京太郎「男だって泣きたい時はあるさ……」グスッ 和「……はぁ……」 和(しょうが無いなぁ……)スッ カチッ カチッ....カチッ.... 京太郎「……」 カチッ....カチッ.... 京太郎「……?」 和「……」カチッ...カチッ... 京太郎「……何してんだ? 和」 和「牌譜見てるんです。 須賀くんの対局の」カチッ ロンッ 京太郎「あっ! それ! 俺が親ッパネ振った時の!」 和「見ればわかりますから」 京太郎「せっかくジュンチャン三色見えてたのにー!! あークソ! クソぉおおお!!!」 和「……」カチッ...カチッ.... ツモッ 京太郎「あ、それ!! せっかくトイトイ張ったのにダマでツモられたやつ!! マジ死ねよ和了ったやつ!!」 和「……」カチッ...カチッ... カチッ.... ロンッ 京太郎「あーこれも!!せっかくのホンイツがこいつのせいでパーだよチクショウ!!」 和「……」カチッ カチッ... ロンッ 京太郎「とか思ってたらチンイツ振り込むっていうよぉ!! 俺なんかしたか!? なぁ!!」 和「……」カチッ 京太郎「………」 和「……」カチッ 京太郎「なあ和。 もしかして俺、うるさい?」 和「言わないとわかりませんか?」 京太郎「……お茶淹れてきます……」シュン... 和「……」 カチッ...カチッ.... 和「……」カチッ ― 4位 SUGA・KY -8,200 ― 和「………」 京太郎「お茶です……」コトッ 和「あ、どうも」スッ 京太郎「……」 和「ズズッ……」 京太郎「………」 和「……ズズッ……」 京太郎「………あの……」 和「…………ズズッ………」 京太郎「……あの……和さん……」 和「今お茶飲んでるんですが」 京太郎「は、はい、すいません……」 和「……ふぅ……」コトッ... 京太郎「……あ、お茶片付けま」 和「須賀くん」 京太郎「ひっ。 あ、は、はいっ」 和「結論から言います」 京太郎「は……はいっ」 和「あなたは下手です」 京太郎「おふっ」 和「まず、基礎がなってません」 京太郎「がはっ」 和「ドの付く程の初心者丸出しです」 京太郎「うぼぁっ」 和「お茶おかわり」スッ 京太郎「あ、はい」 京太郎「……そんなに酷かったか」 和「ええ。 正直、見てて苦痛でした」 京太郎「そ、そんなにか……」 和「……すいません、少し言い過ぎました」 和「見てて思ったのは、牌効率と捨て牌読みがなってないかな、と」 京太郎「牌効率と捨て牌読みねぇ」 和「須賀くん、好きな役は何ですか?」 京太郎「え? なんだ急に」 和「当ててみせますよ。 タンヤオ、三色、トイトイ、染め。 でしょう」 京太郎「え、凄い。 何でわかったんだ?」 和「さっきの打ち方がそれらの役しか狙ってないってわかるからですよ。あからさま過ぎます」 京太郎「そんなにか」 和「バレバレを超えてスケスケのレベルです」 京太郎「マジかよ。エロいな」 和「ホント、エロエロですよ」 和「ごほん」 和「まぁとにかく、須賀くんの悪いところは最初から決め打ちしているところですね」 京太郎「決め打ちは駄目か」 和「一概には言えませんが、普通は色々な役を視野に入れながら打っていくものです」 京太郎「うーむ」 和「それと、今あげた4つの役は鳴いた場合基本相手にバレやすい役です」 京太郎「そうなのか?」 和「そりゃそうです。鳴いた牌、及びメンツの種類がシンプルですから」 和「タンヤオは2~8までのいずれか。染めは一色ですし、トイトイは刻子だけ。三色は2色も鳴いたら確定ですし」 京太郎「確かに」 和「かと言って鳴かずにタンヤオ以外のこれらの役を作るのは難しいですからね」 京太郎「じゃあどうすりゃいいのさ」 和「ですから、これらの役だけに決め打たず、もっと幅広く役を受け入れやすい様に打っていくのがいいんですよ」 京太郎「ふむ」 和「須賀くんはもう役は全て覚えていますよね?」 京太郎「点数計算はサッパリだけど、流石に役はな」 京太郎「でも……どう打てばいいのかわからなくてなぁ」 和「ふむ」 京太郎「和はどう打ってるんだ?」 和「私ですか? さっき言ったとおりですよ。受け入れを広くしながら打つ様に」 京太郎「だからそこがよくわかんないんだ。どう打てば受け入れが広くなるのか……」 和「……ふむ」 和「わかりました。 では打ちながら説明しましょうか」 京太郎「おっ、そりゃいい」 和「……なにしてるんですか?」 京太郎「俺の膝の上が空いてるぜ?」ポンッ 和「いいから椅子持ってこい」 京太郎「あ、はい、すいませんでした」 カチッ 和「……1位と2位が0の3位2回、4位が21回……」 京太郎「どうよ」 和「どうしようもないですね」 京太郎「辛辣ぅ!」 和「まずは門前、つまり鳴かずに打つことが重要です」カチッ 京太郎「鳴きは禁止か?」 和「そこまでは言いませんが、基本門前が好ましいですね」カチッ 和「現代麻雀だと一発に裏ドラ有りとリーチした時のメリットが高いですから」カチッ 京太郎「無いルールもあるのか?」 和「競技麻雀だとそうですね。一発、裏ドラ、槓ドラ、赤ドラなし。 運の要素を切り捨ててます」カチッ 京太郎「ほぇぇ」 和「私はむしろそっちのルールのほうが好きですけどね」カチッ 和「……っと」 和「須賀くん、問題です。 ここは何を切ったらいいですか?」 京太郎「ん?」 北家 ドラ4m 6巡目 245m3455679p334s ツモ5p 京太郎「むっ……むぅ」 和「始まったばかりなので点数の変動なしです」 京太郎「タンピンを目指すなら……浮いてる9pでいいんじゃないか?」 和「まぁそれも正解です」 京太郎「ということは、和なら何を切るんだ?」 和「私ならこれですね」 カチッ 打:2m 京太郎「2m? 9pを残すのか?」 和「ええ、8pのツモを考慮すると4-7pの受けが残る分こちらのほうが効率はいいです」 京太郎「でもそうなると234の三色は切り捨てに……、あっ」 和「345が残りますね。 もちろん3sが雀頭になってもいいし、鳴いてもテンパイの早い。有効牌の多い選択ですよ」 京太郎「ふぅん」 和「ドラ表示牌が3mということもありますし、さいあく三色が崩れてもタンピンでリーチもいいです」 京太郎「見るのは役だけじゃないんだな」 和「私が見ているのは結局は麻雀の基本ですからね」カチッ 京太郎「麻雀の基本?」 和「なるべく早く、高く、そしてリーチをかけてツモりやすい手を作ることです」 京太郎「メンタンピンでツモ和了りが基本か」 和「まぁ、打ち方は個人と状況次第でいくらでも変わりますけどね」カチッ 京太郎「おっ」 リーチッ 和「ふふっ」 京太郎「見事メンタンピンでツモ和了り。流石は和」 和「三色も裏ドラも乗りませんでしたけどね。 出だしは好調でした」カチッ ロンッ 和「えっ?」 京太郎「はっ?」 ホンイツ、トン、ハク、ドラ1。 ハネマン。 和「………」 京太郎「………」 京太郎「せっかくの満ツモが……」 和「こ、こういう時もあります! ていうか3巡目でこれは読めませんよ普通!」カチッ 京太郎「……やっぱり俺って呪われてるんじゃ……」 和「ま、まだ始まったばかりです! 頑張ってここから逆転しましょう!」カチッ 京太郎「……もう死にたい……」 和「もう! 落ち込みすぎです!!」カチッ 和「んっ……」カチッ 和「須賀くん」 京太郎「はいはい。 問題?」 和「この手牌なら何を切ります?」 東2局 西家 5巡目 ドラ9m 持ち点 2,0700 346789m5p444599s ツモ3s 京太郎「ハネ直くらった後だしなぁ。孤立牌だし5p切ればイーシャンテン……」 京太郎「あ、いやでも基本はタンピンだし……4s雀頭に9s切りとか?」 和「どちらも不正解ではありませんね」 京太郎「……じゃあ和なら?」 和「私は……」 カチッ 打:4s 京太郎「えっ、4s切り? せっかくの暗刻なのに切っちゃうのか?」 和「今回の場合、ドラが9mですからタンヤオに固執する必要はありません」 和「門前を前提とするなら受け入れが多いのは4s切りですね」 和「上手く孤立牌の5pにくっつけば345の三色が見れますし3445sは34sと45sのリャンメンと見る方がいいと思います」 京太郎「でも9mは邪魔じゃないか? ドラとは言え持ってても最終的に切っちゃうようだったら……」 和「ああいえ、この4s打は三色だけじゃなくもう一つの役も見てるんですよ」カチッ 京太郎「? ピンフ三色ドラ1以外に何か……?」 京太郎「……あっ、もしかして……」 和「はい、一気通貫も見てます。シャンテン数なら一通も345の三色も同じですからね」 京太郎「ほぇぇ」 和「跳満を直撃したわけですし、狙うならより高いほうがいいですからね」カチッ 京太郎「なるほどなぁ。 おっ」 ロンッ 京太郎「おーっ、すげえ」 和「よしっ」グッ 和「なんとかトップのままオーラスまで来れましたね」 京太郎「こ、これを勝てば初のトップに……この俺が……!」ガタガタ 和「打ってるの私ですけどね」 リーチッ 和「むっ」 京太郎「うげっ」 和「親リーが入っちゃいましたね」 京太郎「振り込んだらまたラスに……う、うわぁぁ……」ガタガタ 和「落ち着いてください。 要は振らなきゃいいんです」 京太郎「簡単に言うなよ! それができたらこんなに4位取ってねえよ!」 和「あ、す、すいません」 京太郎「ハァッ……ハァッ……」 和(息荒げてまで……) 和「……まぁちょうどいい機会ですし、今度は捨て牌読みをしましょうか」 京太郎「ハァッ……おっ……お願いしまっ……ハァッ……ハァッ……」 和「…………」 和「まずは須賀くん、跨ぎスジと裏スジという言葉は知ってますか?」 京太郎「マンスジなら知ってるけど」 和「帰っていいですか?」 京太郎「冗談っす」 京太郎「それってアレだろ? メンツ構成時に出来る余剰牌のスジ、のことだっけ?」 和「そうです。それぞれの意味は知ってますか?」 京太郎「んっと、裏スジが334とかからの3で……」 和「え?」 京太郎「跨ぎスジが235からの5、だよな?」 和「ぎゃ、逆です逆! 裏スジと跨ぎスジの意味を履き違えてますよ!」 京太郎「え?マジで!?」 和「裏スジと跨ぎスジを逆に覚えてたんじゃ放銃率もそりゃ高くなりますよ……」 京太郎「あ、だーから俺、敵リーチにボンボン振り込んでたのか!! なるほど!!」 京太郎「通ると思った牌全部当たったからな! なーんだ逆だったのか!! 流石は和だ!!」 和「……どうも……」 和「とまぁ誤解が解けたようで再確認しますが」 和「235からの5切りの1-4待ち、568からの8切りでの4-7待ちなど。これらを裏スジと言います」 京太郎「ふんふむ」 和「そして334からの3切りでの2-5待ち、677からの7切りでの5-8待ちなど。これらを跨ぎスジと言います」 京太郎「よくよく考えれば名前の意味のまんまだな」 和「ホント、なんで気づかなかったんですかレベルですよ」 和「基本的に序盤で切られた中張牌……つまりは2~8の牌は裏スジがあり」 和「終盤、及びリーチ宣言牌などは跨ぎスジが多い傾向があります」 京太郎「ほぉ」 和「勿論、これはあくまで傾向なだけであって必ずしもそうだといえるわけではありませんからね?」 京太郎「了解っす。 ……ふむ」 京太郎「……序盤は跨ぎ……リーチは裏……」 和「いや、だから逆です逆」 京太郎「……あれ? ハイ、和先生ッ」バッ 和「どうぞ、須賀くん」 京太郎「数牌の場合はわかりますが、字牌切りリーチの場合はどうなんですか?」 和「ふむ。 良い所に気が付きましたね、須賀くん」 和「一般に字牌切りリーチをする人には次の3つの傾向があります」 京太郎「個人レベルの問題かぁ」 和「1つは、少しでも待ちを読みにくくしたい人の場合」 和「例えば須賀くん、この手牌であなたは何を切りますか?」 京太郎「んっ」 566888m67p11s67s北 ツモ8p 京太郎「こんなの北一択だろ。 イーシャンテンで受け入れも多いのに何処切るんだよ」 和「そうですね。 しかしこの状態から6mを打つ人も少なくは無いんですよ」 京太郎「へ?」 和「理由を説明しましょう」 和「先ほど言った跨ぎスジと裏スジの話は覚えてますね?」 京太郎「ん、ああ。 序盤が裏スジのリーチが跨ぎスジ、だろ?」 和「そうです。 それを踏まえた上でこの手牌を見てみましょう」 566888m67p1167s北 ツモ8p 和「この手から北を打った次巡、8sを引いたとすると……」 566888m678p1167s ツモ8s 京太郎「まぁ、6m切りでリーチじゃないか?」 和「それが妥当ですね。でもその場合このリーチの6mは典型的な跨ぎスジ4-7,5-8m待ちというのが解りやすいんです」 京太郎「あ、そっか」 和「しかしここで6mを先に打ってみましょう」 56888m678p1167s ツモ8s 京太郎「この場合で北切りリーチなら……」 和「直前に6mは切られてますが跨ぎスジとしては取りづらくなりますよね」 京太郎「確かに……これなら6mの裏スジっぽいかも……」 和「このように、少しでも相手に待ちを悟られにくくする為に字牌を最後まで残すタイプがあります」 京太郎「でもコレって牌効率で言えば6m切りの方がいいよな?」 和「そうですね。 でも、捨て牌に迷彩を入れる場合はセオリーとは外れた打ち方をしなくちゃなりませんからね」 和「今回のこの字牌切りリーチは『ツモ和了りしやすくする』というよりは『出和了りを期待する』打ち方に入るかもしれません」 京太郎「ふぅむ」 和「では続いて字牌切りリーチの2つ目の場合」 和「ハッキリ言ってコッチの傾向が1つ目より多いかもしれませんね」 京太郎「というと?」 和「チートイツや国士無双、及び単騎待ちをテンパイした場合です」 和「まぁ、国士無双をテンパイしてリーチにいく人は滅多にいませんけどね」 京太郎「そもそも俺、国士張ったこと無いぞ」 和「というわけで機会の多い単騎待ちとチートイツを考えて行きましょう」 京太郎「チートイなぁ……あれは待ちが読めない役だよな」 和「そもそも単騎待ちというのは一番セオリーに属さない待ちですからね、読むのは難しいです」 和「というか、正直に言うと単騎待ちを読むのは不可能です」 京太郎「えっ」 和「麻雀の性質上、単騎待ち自体があまりリーズナブルとは言えませんからね。 そんなわけで単騎待ちは読めません」 京太郎「じゃあどうすんだ?」 和「まずはチートイツの読みからなんですが、これは有名な説が2つあります」 和「1つ目。 捨て牌に法則性の無いシュンツ系のターツ落としが多い時はチートイツ」 和「まぁ、これはなんとなく解るんじゃないですか?」 京太郎「チートイ狙ってる時に変にシュンツのターツ出来たら困るしなぁ」 和「とは言え、チートイは偶発性の高い役です。 最初からチートイ狙いで打つ人はあまりいないと思いますけどね」 和「続いて2つ目。序盤より後半の方がヤオチュウ牌の捨て牌が多い場合はチートイツ」 京太郎「……そうなのか?」 和「一応単騎待ちは3枚しか和了り牌が無いわけですから」 和「少しでも和了りやすくするためにヤオチュウ牌を手に持って置く傾向はあるとは思いますけど」 和「正直これについてはあまり信憑性があるとは思えませんね。国士無双の可能性もあるわけですし」 和「とまぁチートイツも含め、単騎待ちは『出和了りを狙う』傾向のほうが高いです」 和「だから場に2、3枚切れてる字牌よりもまだ見えていない字牌や老頭牌で待つ方が多いってことですね」 京太郎「字牌の後出しは別の字牌、老頭牌へ待ちを変化したからってわけか」 京太郎「……それだったらダマでもいいんじゃ?」 和「確かにダマのほうが和了る確率は高いですね。 でも単騎待ちは必ずしもダマで行けるとは限りませんから」 京太郎「役なしの場合とか……点数を見て?」 和「そうですね。 凧と麻雀、あがってなんぼですから」 京太郎「じじ臭えこと言うなぁ」 和「お黙り」 和「そして字牌切りリーチする人の3つ目。 完全安牌をテンパイするまで抱えるタイプです」 京太郎「完全安牌?」 和「他家に必ず通る牌のことですね。 字牌なんかはよく完全安牌になりますよ」 京太郎「それって必要無くないか? なんで持っておくのさ」 和「まぁ、言わば『保険』ですね」 京太郎「保険?」 和「1つ想像してみてください」 京太郎「む」 和「自分があとイーシャンテン。 そんな時に他家からリーチがかかりました」 京太郎「うわぁ……」 和「そんな時、なんと自分もテンパイ。 この5sを切ればリーチが出来る……でもその牌は危険牌!」 京太郎「……おえぇぇ……」 和「なんとか通せっ……通ると信じて5s切り!」 京太郎「おおっ!」 和「……結果放銃。 4位に転落」 京太郎「…………死にたい……」 和「あの時もっと早めに5sを打っておけば……5sじゃなくて字牌をキープしとけば……」 京太郎「……死のう………」 和「とまぁ、こんな事にならないように、テンパイ直後まで完全安牌を持つ人も居るわけですね」 京太郎「なるほどなぁ。死にたい」 京太郎「その場合はどう読めばいいんだ?」 和「完全安牌キープの場合だと、持ってるターツのほとんどがリャンメン系です」 京太郎「?」 和「須賀くんはこの手牌からこのツモで何を打ちますか?」 ドラ3m 持ち点18000 346m344556p4588s ツモ北 京太郎「ん……普通ならツモ切りだけど、この北は?」 和「ハイ、完全安牌です」 京太郎「だったら6mかなぁ。 456の三色があるけど46mでの5m待ちは嫌だし、それにドラ筋の6mは危険だしなぁ」 和「ではその後、北を切ってのリーチが入りました」 京太郎「完全安牌の北を切ってのリーチ……あ、それじゃあ」 和「はい。この場合は直前打の6m裏スジである可能性があるんです」 和「裏スジの余剰牌は持ってても要らないものですからね。安全度の高い完全安牌を保持するほうが良いというわけです」 京太郎「んなるほど。 完全安牌切りのリーチは裏スジが有力ってことか」 和「勿論。例外として344というターツに完全安牌を持ってきて4を切る人もいなくは無いですが」 京太郎「それはセオリーとしてはあまり良い選択ではない、と」 和「そうですね。 まぁ、何事も例外はあるということです」 和「これで字牌切りリーチの説明は終わりです。この他にも間四軒というものがあります」 京太郎「なんだそりゃ」 和「手牌に1346とあったら34のターツを固定するために1,6と捨てる。 この捨て方を間四軒と言います」 和「今の例だと1,6捨ては2-5待ちの間四軒ですね」 京太郎「へえ。 それじゃあ2457と有っての2,7捨ても?」 和「ええ、3-6待ちの間四軒です」 和「間四軒には次のタイプしかありません。 1→6。2→7。3→8。4→9の4つだけです。勿論、9→4の切り順も間四軒に入りますよ」 京太郎「逆も同じなんだな」 和「間四軒は意外と無意識にやってしまう捨て方なので、待ち牌を見極められたくない場合は注意が必要ですね」 京太郎「ふんふむ」 和「さて、以上を踏まえた上でネト麻に戻ってみましょう」 京太郎「いやー長かったなー」 和「相手も待ちくたびれてるでしょうね」 和「あ、、ネット麻雀中に少し時間を空けるようなことがあった場合は必ずツモ切りモードにしておくことがマナーです」 和「ほとんどのネト麻には打牌の時間制限がありますが」 和「少しでもスムーズに進める方が自分も相手も気持ちよく麻雀が打てますからね」 京太郎「皆も途中退席する場合はツモ切りをonにして置くようになっ」 北 9p 1m 中 4s 1p 3p 6m 北(リーチ) 和「これが相手の捨て牌ですね」 京太郎「いい感じに字牌切りリーチか。 早速読んでみるか」 和「徹底してオリる場合は現物牌を。 現物牌が無い時は通りそうな牌を考えて打つことです」 和「まぁ、まずはこのリーチからオリてみましょう」 京太郎「おっけおっけ。 よーっし、ぜってー振り込まねえぞー」
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京太郎「恋人の振り、ですか?」 健夜「うん、恥ずかしい話だけどこんな事頼めるの京太郎くんしかいなくて。お願いできる?」 京太郎「俺は全然構わないですけどどうしてまた?」 健夜「こーこちゃんがお母さんに、冗談で私に彼氏がいるって言ったら信じちゃって……」 京太郎「はは、本当に仲いいんですね(棒)」 健夜「棒読みが隠せてないよ京太郎くん……」 健夜「と、とにかく日時は追って連絡するからよろしくね!」 京太郎「は、はい」 ――――当日 京太郎「待たせるわけにも行かないし指定された時間の30分前に来たけど……」 健夜「///」 京太郎「なんであの人もういるんだろう……」 京太郎(とにかく声をかけるか) 京太郎「どうも小鍛治さん、随分と早いご到着ですね。待たせない様に早く来たのに」 健夜「は、はひっ!?い、いや私も今来たところだからっ!」アセアセ 京太郎(アタフタしてる小鍛治さん、可愛いな……) 京太郎「小鍛治さん、今日の服似合ってますね。可愛いですよ」 健夜「か、くぁわっ?あわわわ」 健夜「ーっ!ごほん!京太郎くん、今日は苗字じゃなくて名前のほうでお願い!」 京太郎「へ?わかりました。健夜さん。とりあえず映画でも見に行きましょう」ギュッ 健夜(手、手をぎゅってうわ、わわわわわ)ボンッ 京太郎「?健夜さんどうかしましたか?」 健夜「なんでも、なんでもないよ!さあ、行こうか京太郎くん!」 ――――映画館、映画鑑賞後 京太郎「いい映画でしたね、健夜さん。俺は結構好きでしたよ」 健夜(隣の京太郎くんが気になって頭に入って来なかった……) 京太郎「お腹すきませんか?近くに喫茶店があるみたいなんで行きましょうか」 健夜「うん。あの……」 京太郎「なんです?」 健夜「また手を握って欲しいかなって……///」 京太郎「ええ、お安いご用です」ギュッ 京太郎「じゃあ行きましょうか健夜さん」 健夜「うん、そうだね!」 ――― ―― ― ピッ 恒子「とまーこの前の疑似デートはこんな感じでした!このあとカップルドリンク飲んだりもしてたんだけど不覚にもバッテリーが切れちゃってね!」 咏「こりゃまた初々しいねぇ。見てるこっちが恥ずかしくなってくるよ」ケラケラ 健夜「ちょっとまってこーこちゃん!なんで撮ってあるの!?」 恒子「そりゃーこんな面白そうなことほっとくわけがないでしょ!ちゃんとすこやんのお母さんにも見せたから心配しないで」 健夜「それでか!それで昨日は赤飯なんか炊いてたのかお母さん!」 健夜「こーこちゃーん?」 恒子「すこやんのためを思ってこそだったんだよ……」 健夜「問答無用ー!」 恒子「ぎゃーっ!」 バタバタ 京太郎「これ大丈夫なのかな……色々と」 ――fin