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「好きだ!!!」 本名:三雲空太郎 みくも そらたろう 種族:人間(魔術師) 年齢:25〜30歳(なやみちゅう) 性別:♂ 外見:身長173cm 色合: 交友:SNSの皆様 -所属- リーズベルト魔術学院1年生? 学祭実行委員会? 雷人愚三 ライジングサン -学祭実行委員会- 学祭を実行する委員会。 年に一度の大事な学祭を運営する委員。 意外と誰でもウェルカムなのでコッソリ入った。 -雷人愚三- 学園に存在する7人の有名人の1人。 雷、人、愚か、三番目と書いて、ライジングサン。 なんか数字を冠するのスゲエ!と思って自分で名乗りだした。 -一般家系- スカイロード生まれ スカイロード→シドリー育ちの一般人。 シドリーの大学を卒業してシドリーの大企業で社会人してた。 ある日、テレビで活躍する夏凜に一目惚れして退職。 キアシスまでお仕掛けて伝説の告白をするも玉砕。 何故かSNSに体験入学。 夏凛一筋なのかと思いきや… ある日、街のイベントで活躍するシエルに伝説の告白をするも玉砕。 とうとう街に居場所はなくなるんじゃ?と思いきや… ある日、雲ヶ丘まで出向いて流奈に伝説の告白を行い勿論玉砕。 雲ヶ丘に出禁食らってリースベルトに戻る。 今年、ついにリーズベルトに本入学! 今度の狙いは………??? -三雲の魔術- ドローン技師 複数のドローンを同時に飛ばして操作できる。 この技術を使って、空中にプロジェクションマッピング! でかでかとイラストとメッセージを描いて愛の告白をするぞ!!! SNSで「え?このドローン使って空中に大きな印章魔術描けるんじゃない?」と盛り上がり体験入学。 夏凜と同じ部屋の空気を吸うことを禁止されてる。 ー略歴- -性格- 行動力の化身。 人に迷惑を掛けるタイプの馬鹿。 シドリー時代は大卒から大企業EVに入社し、ドローン技術を活かした農薬散布のプログラムを開発してた凄い人。 Evの事は全く知らない。 EV社員としての千夏(イクス)と面識はあるが、特に好みじゃなかったので、何の問題も起こらなかった。 -趣向- 好きな事: 好きな人: 好きな物: 嫌いな事: 嫌いな人: 嫌いな物: -戦闘- CL:C/A SL:C/A ML:B/A LL:B/A 耐久:D 防御:B 筋力:C 知覚:C 速度:C 機敏:C 空中:C 経験:C -技- -台詞- プレイヤーはYJ 明るい奴が欲しいな〜と思った! 恋愛はしまぁす!
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https //youtu.be/UQgT7JG5XQ8 https //youtu.be/KoLZfSk9p9I https //youtu.be/Hgi6Gjob0Jo
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アレンシス (アレンシス ロンズディール邸 内部 アレンシス (阿笠一葉が「進路選択に備えた家庭訪問」を行い家の人間を引き付けて時間を稼いでいる間に、 アレンシス (残る生徒達が邸宅内を捜索する手筈だ。 エメル 「学生、即ち子供の私室は二階にあるもの…というのが青春小説での定番だけれど。」 エメル 「どうやら名家の邸宅もそのお約束に則っていそうだねえ。」 エレア ……あそこがニカの部屋。 エレア (少し考え事をして、軽く首を振る。 エメル ああ、なんとか使用人を撒いて辿り着けたね。 エメル 空太郎氏には尊い犠牲になってもらったよ。 エメル (彼等がいる二階の窓の外…吹き抜けの中庭では、 エメル (ドローンが飛び交い、使用人の注意を一手に引き付けている エミリー 結構ハデにやったのね。ま、別にいいけど。 エメル まあ、入ろうか。あまり時間を掛けてはいられないしね。 エレア …お、おじゃまします。(小声で エメル フフ、年頃の青年の私室に忍び込むなんてねえ。(小声エレアの様子になんか楽しそうに エメル (続けて部屋に入っていく エレア 変な言い方しないでよ…、。(少し顔を紅くしながら アレンシス (年頃の青年の私室とは思えないくらい片付いている部屋。定期的に使用人の清掃が入るのだろう。 アレンシス (ベッドに勉強用デスク。ソファ。本棚が三台ほど壁際に並び、その傍にミニテーブル。 アレンシス ミニテーブルの上にはチェス盤が置かれ、駒が並べられている。綺麗に整えられた部屋の中で、ここだけ片付けられていないようだ。 エレア ……。チェス、好きだったんだ。 アレンシス (テーブルの上にはチェスの問題集も置かれている。明らかに途中のため、使用人もここだけ片付けずに置いておいたのだろう。 エメル …(ふーむ。と見て エミリー …ふーん、エロ本でも探すか。(あちこちガサゴソ物色しながら エメル おやおや、可哀想に。(やれやれと笑って肩を竦める エレア ちょ、ちょっと…!! エレア そういうの、プライバシーの侵害じゃない…? エミリー しのごのいってる場合じゃなくない? エミリー エロ本隠してる場所探すくらいしっかり調査したらなんか見つかるでしょ。 エミリー なんかヤケに焦ってるじゃん? エレア ………、。(黙り込んで怒りを露わにする エメル まあまあ、落ち着きたまえよ。今私達は「ニカ君が残しただろうヒント」を探してるんだ。 エメル ならばわざわざ官能写本と同じような所には隠さないんじゃないかな? エレア ……! エレア あ、ありがとう…。 エミリー ちっ。なんでアンタがお礼言うのよ! エメル という事で…(ミニテーブルの方に歩いてって 空太郎 いっっ今っ、、!!(部屋に駆け込んでくる男 エメル おや? 空太郎 みんなで「エロ」い話とかしてたんですか?!!?! 空太郎 (ぜえはあ息を切らしながらやってくる功労者 エメル おやおや。無事逃げ果せたのは立派だけれど。君はドローンに盗聴機能でも付けてるのかな? 空太郎 いやいやいやいや!?!?!? 空太郎 僕は純粋にエロい話をしている所に遭遇したいなというピュアな気持ちで急いでやって来た次第でしてそのえっとですね。 空太郎 (色々とここまでの道中やってる技術は凄いが台無し感万歳の男 エメル まあ、そのモチベーションは置いておこうか。話は次に進んでいるとも。 空太郎 なる、ほど・・・ エメル 露骨なコレが気になるね。 必勝局面問題集…か。(駒の並べられた盤を見下ろして 空太郎 あ!? エミリー キモっ エメル 所謂次の一手問題って奴だね。必勝の局面から勝ち切る手順を考えるもの。(無駄に説明したがるキアシス学生 空太郎 確かにこの綺麗な部屋で、あの真面目君がやりかけの問題を放置して出かけるのもおかしーーーキモって何のことですかねえ!? エミリー アンタのことだけど? 空太郎 ととととととにかく、、、 エミリー はい、説明つづけて。 空太郎 この問題には意味がある。。そういう事ですかねえ!? エメル あぁ、問題そのものに意味があるのか…それともコッチかな?(傍の本を手に取って エメル (パラパラと捲る 空太郎 問題…ふむ?? エメル えっと、…これか。 (該当の問題が載ったページを見つける 空太郎 問題のページと…… 空太郎 並んでいる盤面の駒を見比べて…… エメル … 配置が違う駒が一つあるね。 空太郎 まさかの並べ間違え!!? エメル どうだろうねえ? えっと、そうか。 エメル 「白のビショップ」が一路ズレてるんだね。 エメル (ひょい、と該当の駒を拾いあげる 空太郎 それじゃあ問題として成り立たなくありませんか!? エレア 白のビショップ…… エレア あやしいね。ニカのことだから無意味な練習問題はしないと思うけど…。 エメル だろうねぇ。これじゃ詰まないし。 …(ズレていた駒を手に取って調べると エメル …あぁ。コレか。(「ビショップ」の裏側を皆に見せる エメル (紫色の…マーカー?で六芒星が描かれている エメル 六芒星か。ありふれた記号ではあるけれど。 ドローン (ディスプレイ付きドローンがフワフワと部屋に飛んでくる エメル コレに心当たりがある者は―― ん。 コロン 「あー。あー。みんな聞こえる?」 コロン (ディスプレイに映るコロンの姿) エレア コロン先輩…? コロン 空太郎センパイから緊急の着信を受けた所なんだけど、 コロン 「このカメラ…今ドローンの一基に接続されているのかな?部屋のみんなが見えるよ」 エメル おや。名探偵へのご依頼というわけか。 エミリー ……… コロン 名探偵??へぇ……何何? コロン ドローン越しで何処まで出来るかわからないけど……もしかして謎のメッセージとかある感じ? エメル あぁ。今ニカ君の部屋を捜索中なんだけどね。あからさまに謎解きめいたヒントが残されていて。 コロン ………(カメラから部屋の様子を注視する エメル 文殊の知恵を貸して貰えると助かるね。(カメラに触れ、チェス盤や駒、問題集がきちんと映るように コロン なるほど……ニカセンパイの部屋にやりかけのチェスがあるわけね。 コロン いいよ……センパイからの挑戦状……解いてあげようじゃん! コロン この……ジーニアスシックスがね!(瞳が光って視力向上~~~! コロン まずはそのビショップだね。問題文と違う場所にあるという。 エメル そうだね。「コレ」が描かれている事までは突き止めたよ。(カメラに「白のビショップ」の駒の裏…紫の六芒星を向けて エレア うん。ビショップだけがズレてるんだよね。 コロン なるほど!手の込んだメッセージを残してくれて助かるよセンパイ! コロン ~♪(コロン君が学生探偵団に説明するときのBGMがドローンから流れ出す エミリー うわっ。うざっ。 エメル フフ、あまり目立つ真似は控えた方が良いんだけれどねぇ。(言いつつ笑ってる コロン 「いや、ボクが流したわけじゃないからね!?」 コロン 「と、とにかく進めるよ!」 エメル ああ。是非とも。 コロン 「ニカセンパイの残したメッセージはシンプルなサインのはずだよ。」 コロン 「つまり、自分が、誰と、何処に、行かなきゃ行けなくなったか。」 コロン 「ビショップ………このコマが示す人物を僕らは全員1人思い浮かぶはずだよね?」 エミリー 何もったいぶってんのよ! エメル …『司教 ビショップ 』、か。なるほどねぇ。 エメル 何、そのまま、先の会議でも浮上していた人物じゃないか。 コロン 「そう。スバリその名で呼ばれている教員がこの学園にはいる。」 コロン 「『司教 ビショップ 』イオン教授だ。」 エレア キングが学園長、クイーンが阿笠先生… エレア そっか、そう言うことだったんだ。 コロン 「あぁ。ココまでは誰を示すサイン。」 コロン 「じゃあ何処に?って事なんだけど………」 コロン 「その六芒星のマーク。それがヒント2つ目。」 エメル フフ、という事はだ。 エメル 君はこの印に心当たりがあるんだね。 コロン 「うん。何の変哲もない。このキアシスでは毎日見かけるマークだけど、」 コロン 「特定の教団ではもう一つの意味合いを含む。」 エメル 教団。 コロン 「上下左右対照にして、古来より使われる伝統ある魔法印。」 コロン 「PUREの教団の隠れシンボルさ。」 エミリー ……(わからないので靴で音をコツコツ鳴らしながらイライラ話を聞いている エミリー PURE… エミリー へぇ。思ったよりイカれた名前が出てきたわね。 エメル PURE、か。その名と思想は耳にした事があるね。 コロン 「あぁ。少しコレだけだとこじつけだけど、」 エメル フフ、なかなか……このキアシスでは審議を呼びそうな教義を掲げていた筈だけれど。 エレア PURE…そいつらがニカを… コロン 「イオン教授がそこの教団に出入りしてる…なんてのは噂話の一つでしかないし、確度も高くない。」 コロン 「でも。ほら。ココにニカパイセンが残してくれたヒント3を足してみてよ。」 エメル ヒント3。それは… コロン 「えっと、チェスでは1プレイヤーあたり2個のビショップを使うんだ。」 エレア 3…? コロン 「ほら、白のビショップ、もう片方はすでにその盤面に配置されているでしょう?」 コロン 「そして…更に付け加えると…」 コロン 「チェス盤は白のマス32マスと黒のマス32マスに別れた64マスで構成されてて…」 コロン 「チェスのコマで唯一ビショップだけが、」 コロン 「最初に置かれたマスの色とは別の色に、決して移動しないんだ。」 エメル あぁ、ビショップは斜めにしか動けないし。似たボードゲームと違い新たに打ち込まれる事もない。 コロン 「そうそう!!」 コロン 「それで…すでに設置されているビショップは…黒いマスの上に置かれているよね?」 コロン 「じゃあ、ニカセンパイが残してくれたビショップを置くべき場所は・・・・・・・・」 コロン 「白。」 コロン 「白のマスに。六芒星の。司教 ビショップ を置く。」 エミリー ……それがどうなるって言うのよ! エメル 決して他の色に染まらない「白」。故に「PURE」…って事かな。なんだか詩的だねぇ。 コロン 「うん。そうそう。でもちゃんと場所の答えになるのさ。」 コロン 「ニカセンパイの作ったヒント、オシャレだよねえ。」 コロン 「白のマス…真っ白の立方体の建物。」 コロン 「・・・実はこの割と近くにあるって知ってた?」 エミリー ……! エミリー ちょっとアンタら、マジであそこ行く気? コロン 「不気味に浮かぶ真っ白の立方体。」 コロン 「それこそがPUREの総本山。今、イオン教授とニカセンパイが居る場所さ。」 エメル フフ、そんな奇怪な建物がある事も、そこが宗教団体の本部だとも知らなかったよ。 エメル けれど、そんな場所があるのならそれはもう答えが出たようなものなんじゃないか? コロン 「うん。今日日ケータイでも近影を調べる事が出来るらしいんだけど、」 コロン 「ちゃんと浮遊した立方体の下には六芒星も描かれているらしいからね。」 エレア うん…行くしかないね… コロン 「ニカセンパイはそれも示していたんじゃないかな?」 エメル なんとかマップって奴かな? …やれやれ、個人の邸宅よりもよほど警備が厳重そうだけれど。 エメル フフ、乗り込む気満々みたいだね? エミリー はぁ…… コロン 「行くって言うなら止めやしない…というか止めるつもりなら推理なんて披露しないしね。」 コロン 「でもそこの人達だけで突っ込むのは危険だよ。ちゃんと合流して向かおう。」 エミリー そうね。数が多いし、何より全員イカれてるわ。 エメル フフ、冷静だねぇ。まあ同意だとも? エメル という訳で、だ。逸る気持ちはもう少し抑えてくれたまえよ。(エレアを向いて エレア ……わかった。 エレア 一人でも行きたいくらいだけど、その方がニカを助けられる可能性が増えるならそうする…。 コロン 「じゃあ、集合場所をグループにポストするね。」 コロン 「一旦そこに集合して…」 コロン 「今度こそニカセンパイに会いに行こうか!」 エレア ………、ニカ…。 エレア みんなで、助けに行くから…
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(ログ前半はかにと共に消滅しました) 印- -光- -印-さんが退室しました 一葉さんが入室しました 一葉 無事か!?エミリー!?(1分もしないうちに、光が弾けて飛び出てくる【女王】 エミリー ほら。言ったでしょ。 エミリー お姉ちゃん、例のアンプル絡みの事件なんだけど。 一葉 !? …それは只事ではないわね。 エミリー 学生の一人の行方がわからなくなってるの。私たちの友……、友人の。(ちょっとどもる エミリー それがロンズディール家の…… 一葉 エミリーの友人が…! エミリー (以下、これまでの話の説明。 エミリー (訥々と流暢に説明し、一葉に協力を依頼する。 一葉 なるほど! 一葉 そういう事なら任せなさい! お姉ちゃんはこの街1番の人気者ですから。 エメル ご協力感謝致します。(頭を下げ 一葉 気にする必要は無いわ。(意気揚々と扉へと向かって 一葉 実際にニカ君を招いてしまっても全く問題は無いのだから。 エレア 本当に……、ほんとにありがとうございます…(深々と頭を下げる 一葉 -印- 一葉 -家印- 一葉 -阿笠- 一葉 (阿笠家の家紋を扉の前に大きく映し出す 門さんが入室しました 一葉 (教授としてだけでなく魔術家系としての申し出をするという意思表示 門 (ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・ 門 (印が映し出され、少しして。 重い門戸が地響きのような音を立てて開く 一葉 (交渉事は「信頼」さえあれば言葉すらいらない。 一葉 さあ。入るわよ。みんな。 エメル (…いやはや。現金というか何というか。 エメル ええ。 一葉 (積み上げられた実績によって「街の信頼」を勝ち取っている【女王】にはこの一動だけで十分だった。 エミリー ふん、これが阿笠家よ?(ドヤァ 空太郎 やっぱりキアシスってキシアスですねぇ…(しみじみと エレア (とにかく……。絶対にニカの行方を突き止める。 エメル まあ好都合には違いないよ。 エレア (声に出して聞かれていてはいけないため、心で強く思うエレアだった。 エメル …さて、阿笠教授に助力頂いたけれど、実際に探索をするのは私達だ。どうにか手掛かりを見つけないとね。 エレア うん。ここから、だね。 空太郎 そうですねぇ…書き置きとか日記帳とか…地面に落としたパンの耳とかあれば良いんですけども… エメル もしかしたら本当に何かヒントを残しているかもしれないよ。ニカ氏、何というかこう、 エメル 転んでも絶対タダでは起きてやらない…って雰囲気があるしね。 エレア ……。うん。私もそう思う。 一葉 ああ、大丈夫。みんなならきっと、必ず出来るさ。 一葉 みんな優秀な「リーズベルト」の生徒達なのだからね! エメルさんが退室しました 門さんが退室しました エミリーさんが退室しました エレアさんが退室しました 空太郎さんは退室されたようです 一葉さんは退室されたようです
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アリシア (イリゼ戦の最中に話は遡る。 アリシア (アリシアが散らばった腕をかき集める作業に追われていた時のこと。 ??? ~~~~♪ アリシア ……… アリシア あの鼻歌、あのステップの音… ??? (何者かが腕を花びらを振り撒くように掴んでは撒き散らし、踊っている アリシア はぁ… アリシア 嫌なタイミングで出てくるね… アリシア ……プシュケ。相変わらず元気そうだね。 クレプス プシュケ?それって誰のこと?(ヘラヘラ笑いながら思っている。 クレプス クレプスキュル・ロストパーク…。 クレプス キアシス一のお嬢様だけど? アリシア ……どうでもいいけど。 アリシア 腕、散らかさないで。 クレプス うん。わざとだよ。あなたの嫌がることしてるの。 クレプス だって、私あなたのこと嫌いで嫌いでたまらないから。 クレプス (ヘラヘラと笑っている。 クレプス だって、まともでいつもみんなに愛されて。ずっと嫌いだったんだ。 アリシア …… アリシア …そうでもないよ。 アリシア プシュケ…、壊れちゃったんだね。 アリシア 昔はもっと優しかった…。 クレプス ふふふ クレプス 久しぶりに会えてよかった。 クレプス もっとお話ししたいけど、 クレプス ここにいるのがバレたらめんどくさそうだから。 クレプス じゃあね…。 クレプス (手を振りながら空間転移で消えていく。 アリシア はあ…。 アリシア (アリシアは何事もなかったかのようにまた腕をかき集めはじめた。 エメル (PURE本部突入直後。 エメル (敵の発動した術式により、大学祭実行委員会の面々は エメル (別空間にバラバラに強制転送される事となった。 空太郎 うああああ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬですよね~!!?!?! アリシア ちょっとくっつかないでください…!! 空太郎 (大騒ぎな元社会人 エメル やれやれ、不覚だねぇ。 空太郎 死ぬ前ぐらいくっついたって良いじゃん!!いやダメですかね!? コロン ふつーにダメでしょ… アリシア だ、だめですよ!! コロン 即死トラップに転送させられてたらアウトでしたけど、(眼を光らせて周りを見ながら エメル まあ落ち着きたまえよ学生諸君。あぁ、今際の際に夢を見るにはまだ早いだろう? コロン あっちも普段は普通の宗教団体集会場として使っている場所なんです。そうそう即死規模の罠部屋なんて用意出来てないはずですよ。(冷静探偵 アリシア ………(周囲を見渡す。 アリシア (なにやら陰惨な地下実験場という雰囲気の場所だ。 エメル 元気な声も複数聞こえるしね。 一先ず此処に居る顔触れは無事なようじゃないか? 空太郎 生きて・・・る・・・! コロン そうみたいだね。4人づつの小隊で転移されちゃったのかな。 アリシア (雑に散らばったノート類や実験道具と思しきものと、人が入るようなサイズの壊れたカプセルが3個ならんでいる。 アリシア ……はぁ。 アリシア 嫌な予感がするなぁ~… コロン 実験室かな… エメル 確かに、気分が明るくなる風景じゃないね。 空太郎 実験!? もしかして我々が次の人体実験の被験者として捕獲された…!? 空太郎 さながらキャトルミューテーションですかぁ!? コロン 物騒な事言わないでくださいよ先輩… コロン そうだとしても、そうならないように足掻くまでです…! アリシア ……… アリシア こ、ここは… エメル 宗教施設の一画にこんな場所があるとすれば穏やかではないけど。…(アリシアを見て エメル おや。何か…覚えがあるような口ぶりだね。 仮面女子 そうだよ~~(奥から見知らぬ声 仮面女子 ここは宇宙人を捕まえておく基地。 仮面女子 キアシスの地下にまさかそんなところがあるなんてね~。 空太郎 本当にキャトる場所なんですかぁ!?!?!?(声に驚き エメル …おや。 仮面女子 (金髪おかっぱ女子。顔はしばしばメディアにも出ている。 仮面女子 (曰くつきのキアシス随一の名家の跡取り一人娘。 仮面女子 そうだよ~~キミも改造されたい?? 空太郎 ぅっ…改造…でも…女子殿にしていただけるなら…あるいは… コロン いやいや先輩、ふつーにダメでしょ… 仮面女子 わかった~~えーっと女の子にするにはぁ~(ガサゴソっと実験道具を探す アリシア ……プシュケ。 仮面女子 ふふ。 仮面女子 (笑顔でアリシアに高速接近し、 仮面女子 (顔面をおもむろに殴りつける。殴りつける瞬間、炎属性魔法による爆発が起こる。 コロン ーーセンパイ!? 仮面女子 く・れ・ぷ・す・きゅ・る… 仮面女子 アハハ~、ほんとうっざい アリシア (咄嗟に防御魔法を発動するが、直撃しなす術もなく吹き飛ばされる。 アリシア う…うう… 空太郎 とととととと突然の戦闘!? わわわわ我々は怪しいものでは無いですよ!? エメル っ、大丈夫かい。(吹き飛んだアリシアの後方に回り込み、抱き留めて エメル …随分なご挨拶だね。真っ当に会話が成立する相手である事を期待したけれど…(仮面女子を遠目に見て アリシア ……だいじょば、ないです……頭がぐわんぐわんしてます… クレプスキュル え、あんた誰? クレプスキュル 久しぶりに会った友達に挨拶しただけだけど?(一瞬攻撃性を露わにするが クレプスキュル ……あ、そうだったそうだった。(張り付いたような笑顔に戻り、 エメル …あぁ、良くないね。 でも少し良い事もある。(エメルの身体が黄みがかった光を纏う クレプスキュル 女の子だったね~(また手術道具を探し始める 空太郎 いやいやいやいやキャトるの話に戻ってる場合ではないですよ!? エメル ”十三夜月"。今の僕は陽にほど近い。――(ぱちり、と片手に纏うは…電気? クレプスキュル えーー何それ、ナルシストさんですかー?? クレプスキュル 私、誰だか知ってます??ふふ。 コロン …うん。知っているよ。 コロン (エメルや空太郎に説明するように遮り エメル つまり補助 サポート 向きなのさ。(アリシアの顔に掌を覆うように翳し、淡い光――雷属性による治癒促進。 クレプスキュル ちぇ…殴ってくると思ったのになぁ。 コロン 簡単に言えば…キアシス随一の名家、その跡取り娘にあたる方だけど… コロン コッチに殴りかかっておいて、そっちのが偉いから納得しろとか… コロン まさか、そういう事をおっしゃられるタイプのお嬢様ですか…? エメル おや、ご期待に添えずと言った所かな? …あぁ、僕も名と顔は見聞きした記憶があるよ。(図書館には大体新聞置いてるからね。 クレプスキュル 違うよ~。キミたちじゃ私に勝てないってこと。 コロン あ。え。(思ってたのと違う回答に エメル フフ、しかし。碌に疎通をはからないまま人様の顔を殴り付ける手合いだという記事は読んだ事が無かったねぇ。 クレプスキュル ふふ。品行方正、誰に対しても優しい麗しのお嬢様。 クレプスキュル …反吐が出る。 クレプスキュル …アリシアはね。友達なんだ。 クレプスキュル だから殴ったの。 エメル フフ、これはどういう謎掛けだろう?名探偵くん。(謎にコロンに訊く アリシア ……ありがとうございます…(光で治癒されながら アリシア ……… コロン うん。これはね。 コロン PURE本拠地に来た。って感じだね。 クレプスキュル ふふふふふ。 コロン この「自分達」以外を全く慮らない感じはね…! クレプスキュル えーーー。 エメル 成程。ある意味分かりやすいね。 クレプスキュル ちょっと心外だなぁ。 アリシア (そうだ。言われてみるとおかしい。 アリシア (だってあの子は………。 コロン たった今殴った人に心外呼ばわりされましてもね! アリシア 言ったじゃん。アリシアは友達だって。 アリシア ずっとずっと友達だって言ってたのに。 アリシア いろんな人とお友達ごっこ。 アリシア だから殴っちゃった? エメル …これは。(ちょっとキョトンとして エメル ものすごく分かりやすくなったのかな。もしかして。 空太郎 そうですかねえ!? エメル アリシア嬢に尋常でない執着があるんだろう。それがどんな形をしているかは置いておいてね。 アリシア …… コロン あー………なんかそういう女の子キアシスに多ーーいや、大変そうですね。(誤魔化し アリシア い、いい子なんですけどね… アリシア (少なくとも私が知ってるプシュケは… コロン (姉コンプのエミリーとか…フルーを目指すイリゼとか…あと噂によると八首関連であの人も…? エメル ……まあ、色々と事情があるのかもしれないけれど。(アリシアの言葉を聞き 空太郎 殴られて「いい子」判定は危険ですよアリシアさん!? エメル その発奮、今でなくてはいけないかな? クレプスキュル それはそうかも。 クレプスキュル ……うん。ちょっと頭に血が上っちゃった。 エメル ようするに僕等は君と敵対する必要が無いんだ。こんな陰鬱な景色とも早めにおさらばしたい所だね。 エメル (学友が理不尽な暴力を受ける所を見たくない、というのもあるけれど。態々口にして下手に神経を逆なでしても困るからね。 クレプスキュル 陰鬱かぁ。陰鬱だって、ねぇ。ふふふ。(アリシアに向かって自嘲気味に言い放つ。 コロン へ?(やられたらやり返す精神で4vs1でボコすつもりだった元イキリ少年 クレプスキュル そうだね。私もみんなをボコボコにしたいってわけじゃないんだよ? クレプスキュル 血統とか興味ないもん。バカバカしいよね。 コロン …ん? PUREらしくない発言ですね? エメル 僕達の目的は、この施設に居るらしい学友を探し出す事。教団とやり合うのは本意じゃないね。 クレプスキュル 通りたかったらご自由に。後ろから襲ったりとかもしないから。 クレプスキュル ふふ。 空太郎 あ。良いんですか!? クレプスキュル うーーーん、女の子に改造してもいいけど。(口に手を当て考えてる風に 空太郎 うーーーん。それも1回ぐらい体験してみたい所ですけども!? コロン ・・・(センシティブな話題だなぁ) クレプスキュル じゃあ、キミはここに残る? エメル やれやれ。(やれやれ。 コロン あ、じゃあ空太郎センパイを置いていくんで、ボクらは探索してもいいですか? 空太郎 名探偵コロン君!?!?!? クレプスキュル いいよ~~~ コロン 「連絡用のドローンを一機寄越してくださいよ…緊急連絡くれたら皆んなで助けに戻ってきますから…」(小声で空太郎にコショコショ話 エメル アリシア嬢も、それでいいかな? 空太郎 名探偵コロン君…!!! アリシア だめです!!! エメル お返しに一発殴っておくか――おっと。 アリシア ……あの、ぷしゅ、彼女は。 アリシア たぶん本気でするつもりなので。 エメル おや。でも彼はソレ 性転換 に興味があるらしいけれど? 空太郎 本気で…女の子に…ですか…(ゴクリ) コロン いや、ミクモセンパイのペースに乗ると話がこんがらがるから、もう一個別の質問をいいかな…(手を挙げて コロン えーーーっと、お嬢様?(名前呼びを迷ってから コロン 名探偵だから気になったんだけど、(自称する事にした) クレプスキュル はい、なんでしょう。(品格と礼儀のある仕草で。 コロン 「私は許す」 コロン 「けど、」 コロン 「そこのカプセルから飛び出た3体のクリーチャーがどうするつもりかは知りませんわ。」 コロン なーんてトラップは仕掛けてないよね…?お嬢様。(割れたカプセルを指し示して クレプスキュル さすがは名探偵。とても興味深い推理、拝見できて光栄です。(にこにこ クレプスキュル そういう仕掛けはないけど、 コロン (うん。ドヤ推理してみたが、正直ハズれててほしい推理だ。) クレプスキュル クリーチャーはどこかに紛れてるかもねえ。 空太郎 つまり名推理大当たりじゃないですかそれ!!? クレプスキュル カプセルの中は空っぽだよ。 クレプスキュル でもよかった。それが聞けて。ねえ、アリシア。 空太郎 え?なんでソコでアリシアさんなんですか!? エメル …。 アリシア ……… クレプスキュル いや、ヌース。 アリシア ………… アリシア い、行きましょう… アリシア 空太郎先輩も連れて行きますから!!! 空太郎 え?!えええええ!?!? 空太郎 わたくしめ連れて行って頂けるんですかあ!? エメル おや、良いのかい。念願の女の子にならなくて。 コロン 真意はどうあれセンパイを分断された挙句クリーチャーに不意打ちされるなら集団行動のが良いですね! アリシア 手術されたかったら、そのままいきますけど… クレプスキュル うんうん。 空太郎 えーっと医療保険に入ってからなら……ですかね…… クレプスキュル あ、私素人だからちょんぎるだけになるけど。 クレプスキュル よろしくね? 空太郎 それは死にますよねえ!!? クレプスキュル 大丈夫、大丈夫。 エメル (色んな所が釈然としないけれど…触らぬ神に祟りなしとも言えるか。 クレプスキュル (ふたたびアリシアに高速接近して クレプスキュル (何やら耳打ちする アリシア …! アリシア (途端にアリシアの表情が曇る クレプスキュル よかった、よかった。(軽やかなステップで距離を取る。 エメル …どうしたんだい? アリシア な、なんでも…ないです… アリシア ……なんでも… エメル …やれやれ。なんでもなくはないね。(嘆息して アリシア …… クレプスキュル (にこにことアリシアを眺めている エメル ふぅ。君達の関係性についてとやかく言うつもりはないけれど… エメル 相手を傷付けて気を引こうとするのは些か幼稚なやり方だね。初等部までに卒業した方がいい。 クレプスキュル ふふ。 クレプスキュル あれぇ。傷ついちゃったのアリシア? アリシア ……… クレプスキュル だいじょうぶだいじょうぶ クレプスキュル 私は事実を伝えただけだよ? クレプスキュル ねぇ。かわいいかわいいクリーチャーさん。 アリシア く、クリーチャーなんかじゃっ… アリシア ない…です… エメル あぁ、少しは疎通が取れると思ったのが間違いだったな。 エメル 行こうか、皆。 コロン そーですね。 コロン なんか・・・PUREっぽくないけどPURE以上に会話しづらいというか・・・ 空太郎 ちょんぎりはごめんですので、私めも失礼しますねぇ! クレプスキュル あれ、もう行っちゃうんだ。別に興味ないからいいけど。 クレプスキュル それじゃあね~(にこにこと手を振りながら 空太郎 ちなみに「クリーチャー」さんはその辺近くにぴょろっとうろついてたりなんかは・・・・・・・・・ クレプスキュル …(目をぱちくり。 空太郎 絶対に絶対にしない!って感じで門出をお約束してくれるお嬢様だったりしないですかねぇ? クレプスキュル ふふふ。 クレプスキュル なるほどなぁ~~~ アリシア (あ、まずい…かも… アリシア とにかく、行きましょう!! アリシア (と言いつつ、急いで部屋の外へ向かう コロン あ。急いで行くと危ないって・・・!(ジーニアスワン(視覚)、ツー(聴覚)、再起動) エメル (同じく部屋の外へ向かい 空太郎 (空太郎もついていくんですねぇ。
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クレプスキュル ………(見送り クレプスキュル あ~あ。…行っちゃった。 クレプスキュル ………(ぽつんと三角座りして クレプスキュル 寂しいなあ、寂しいなあ…… クレプスキュル ・・・・・・ クレプスキュル あいつらはあなたのこと絶対に認めない、わかってあげられるのは私だけだから。 クレプスキュル 友達ごっこ、青春ごっこ。がんばってね。アリシア。 クレプスキュル どうせ足が出るから。 クレプスキュル 私が出させてやるから。 クレプスキュル ……(ふらふらとカプセルに向かい クレプスキュル ふふふ。そうだ。 クレプスキュル 今やっちゃえばいいんだ……。 クレプスキュル (何やら怪しげな術式が展開される。 コロン ーーーーー エメル ―――(場所は移り、部屋の外。PURE施設内、廊下 エメル すまなかったねアリシア。彼女に余計な口を利かせてしまった。(廊下を歩きながら 空太郎 何やら怪しげな雰囲気でしたが、パンチはよくないですよおパンチは。 コロン (アリシアに声かけするエメル達の前を歩く最前列の探査役 アリシア …あ、いえ…… アリシア だいじょうぶ……です…… コロン みんな、止まって!(手を広げて静止の合図 アリシア …? コロン 来るよ。(コロンの自己強化された聴覚がナニカを捉える コロン 早速クリーチャー達が。 クリーチャー (何やら人間ならざる吐息と足音が近づいてくる音が聞こえてくる。 エメル そうか。(体が再び――あたたかな光を纏う。 クリーチャー フゥ……フゥ…… クリーチャー (ぴちゃ、ぴちゃっと一足ごとに音がなる。複数体いるようだ。 クリーチャー アオ…ハル………… クリーチャー (目標を視認した途端、ダッシュで人ならざるものが接近し、飛びかかってくる コロン 敵意しかない奴だな?! エメル (今の私は、満月――は少し過ぎて。立待月。 クリーチャー キシャア!!!(鋭い爪と鋭い牙。そしてあえて作られたようなおぞましい顔 クリーチャー (1体が空太郎にものすごい臭い粘液を吐きかける 空太郎 うぎゃーーー!!!(頑張って避けようとするが粘液が襲いかかる クリーチャーB (もう一体がエメルにするどい爪で肉を抉り取ろうとする コロン 光よ灯れ!“光開術<コウカイジュツ>”!! エメル (『炎』か。わりに扱いやすい方だ―…ね!(鋭い爪の一撃を――敢えて腕に食い込ませるように受ける! コロン (吐きかけられた粘液に伸びる光の帯 コロン (空太郎に向かっていた粘液がクリーチャーBの背中へと流れる クリーチャー (腕に爪を食い込ませたそのままエメルの顔を喰らおうとする クリーチャーC (……が粘液が背中に付着する。 エメル 『慈たる炎』。(爪が食い込んだ腕から炎が噴き上がり、クリーチャーBの顔面にも クリーチャーB {#6F3198 ?!!!(人間ならざる奇声をあげながらたまらず後ろに飛び退く} コロン (コロンはいつの間にか空気中のマナを纏った「プリズム剣」を手に持っている。使用する直前まで透明色にして隠していた。 クリーチャーB {#6F3198 (火がなかなか消えない。必死で手で炎を振り払おうとする} 空太郎 は、、、いきなり激しい戦闘ですねえ!!? エメル (炎自体の威力は然程でもないが。―よく見ると腕の方は徐々に回復している。 コロン いっくよ!!(飛び退いたクリーチャーB目掛けて剣を構え クリーチャーC カァッ……(空間に何かを放射する。粉のようなものがあたりを舞う エメル まあ、あれだけ前置きしてくれていたらねぇ。何か来るのはむしろお約束だろうさ。 クリーチャーC (錯乱効果のある花粉だ コロン チャージ・アタック!!(並以下の身体能力から繰り出す切れ味の鈍いプリズムの一刺しがBの腹を襲う エメル 『育みの炎!』(癒えた腕に炎を纏わせ、コロンの剣戟に合わせて炎を飛ばす クリーチャーB {#6F3198 ッ!!!(剣戟をもろに受けるが手応えが変だ} エメル (着弾と同時に、燃え上がり――魔力増強効果! クリーチャーB {#6F3198 (まるで剣戟のダメージなどないかのようにコロンに噛みつこうとするが、} コロン どおだ!!(拙い身体能力と低い火力。それでもやっぱり相手を斬りたい! クリーチャーB {#6F3198 (炎が一気に体を周り、身を焦がす…} コロン (エメルの手助けを経て炎の剣でクリーチャーBの腹を燃やす クリーチャーB {#6F3198 アアアアァ……(ひどいダメージを受けているようだ 攻撃もままならない} コロン ーーー(そして、、、攻撃中の隙に、、、錯乱の花粉を吸ってしまう クリーチャーC (アリシア、エメル、空太郎それぞれが異常な憎悪を持ってコロンを嘲笑っている…ような気がしてくる。 クリーチャーC (もちろん妄想なのだが。 エメル ― ―…、(戦場に散乱する花粉を防ぐ術は、今の「彼(?)」には無い クリーチャーC (記憶中枢にも作用し、過去のトラウマに由来するさもありそうな心のない罵詈雑言が妄想の中でコロンに浴びせられる コロン (”ジーニアス“発動中のコロンは五感が超強化され不意打ちに強い! コロン (ただし、 コロン (感受性も豊かすぎて、花粉とか吸う!精神攻撃の影響も自分で深めてしまう! コロン うあああああああ!!!??!! クリーチャーC (味方への憎しみと攻撃衝動がコロンの心を支配しようとする。 エメル ――ドイル君! やはりさっきの粉は… コロン こんなもの頼んでないっ!!(エメルに炎を纏ったプリズム剣で斬りかかる クリーチャーB {#6F3198 (その一方、クリーチャーBは炎に全身を焼かれたまま、動かなくなる。} エメル ――…あぁ、全く。今はそんな事を言ってる場合かい?(彼(?)も同じく花粉に曝されている。――が。今の彼は【陽】である。 空太郎 何事ですかねえ!?!?(味方に斬りかかるコロンパイセンを見て アリシア こ、コロンさん…?! エメル (回復支援に特化し、魔力防御耐性に富む状態。そういう身体をしている。 エメル っ!(プリズム剣を腕で受ける コロン はっ!?避けるまでも無いってかよ? エメル ――……。あぁ、残念だねぇ。残念だけど。 そういった台詞はこの在学3年間で聞き飽きているんだ。 コロン そうやって僕の不出来な体を見下してるんだセンパイは!!(めいっぱいプリズム剣に力を込める アリシア (あれ……なんだか…… アリシア (その一方でアリシアの呼吸器官にも花粉が流れ込む エメル 頭の中を勝手に推し量られるのは、もう慣れてるんだよ。――あぁ、少しアツくなっているようだねぇ。(ジジジ、とめりこむ傷口から火種が起き クリーチャーC (様子を窺っている。同士討ちになったところを一気に攻めようという算段だ。 クリーチャー (空太郎に臭い粘液を吐く 空太郎 パイセン達がガチバトル始めちゃう!?どどどどどうすれば良いですかねえ?!(アリシアに話しかける エメル せっかくだ。もう少し燃えるといい。 『擁する炎』(傷口から炙る程度の淡い炎が吹き上がり、 アリシア うるさいっ…… アリシア うるさいうるさいうるさいっ!!! エメル (ステータス異常解除。コロンに根付いたデバフ効果が回復され癒されていく 空太郎 ううううるさいですか僕!!?っぅっっぎゃーーー!(とか言ってる間に後ろから粘液を喰らう アリシア (アリシアの耐性上、攻撃衝動には抵抗力がある。だが、精神攻撃には…。 コロン せっかくだ!?何年も炎上してたボクに今更これ以上求めーrーーっ、、 コロン っっっ。。、、、(体内の花粉が浄化されていく アリシア く、クリーチャーって私のこと笑ってるんでしょ…? アリシア ……し、信じてたのに…… クリーチャーC (すかさずコロンの首元を狙い、鋭い牙を光らせながら飛びかかる 空太郎 笑ってないですよおおおお!!(謎の粘液を食いながらの断末魔 クリーチャー (アリシア、空太郎にさらに粘着性の粘液を吐き、動きを封じていく。 コロン っ!(後に倒れながらCの飛びかかりを避けて、 エメル ――、はぁ。…泥沼だね。(辟易と息を吐いて コロン ボクに攻撃は当たらないっ!!(Cの喉元を下から剣で突く コロン (ムキになった叫びは自分への鼓舞と自己嫌悪。物理攻撃は当たらないと言い換えずもう喰らわない決意として。。。 クリーチャーC (不意をつかれて喉元を貫かれる クリーチャーC (一瞬動きが止まるが、ダメージがないようだ。 クリーチャーC (そのまま、コロンを爪で切り裂こうとする エメル っ、!(全身に揺らめく光を纏い、クリーチャーCを横から蹴り飛ばす クリーチャーC (なすすべなく蹴り飛ばされる エメル ――…キリがない。一匹ずつ丁寧に叩こう。…茶々入れ、許してくれるかな? エメル ――…、(…光が揺れ、炎が揺らぐ。肉体の変質を予感する。次の私は――…… エメル (二十六夜月。ぁぁ、そろそろ――…… コロン もちろんですよセンパイ!あっちだって多人数ですしね! コロン 喉を突いたのにノーダメージって、いい加減自分の低火力っぷりに嫌気が差しますね! エメル (【陰】に寄る。――『水』、か。(己の中の月に応じ、エメルの肉体は変容する。 エメル (今の所、外見に大きな変化は無い、が。今の彼―女、は、「どちらかというと女性」の印象を与える。 エメル フフ、それは何より。(コロンの言葉に安堵し)…ぁぁ、それだけれど。 エメル どうも単純な攻撃力の問題では無い気がするよ。不自然に攻撃が通らないというか。 コロン む。そうなんですかね!? クリーチャーC (体勢を立て直し、ふたたびコロンに飛びかかる コロン 特定ミッションを終えるまで遂行するタイプの無敵召喚獣とか?? クリーチャーC (動き自体はシンプルでバリエーションがない 空太郎 (Aにどろどろ吐かれまくっている エメル あぁ、さっきの『炎』は通ったけれど―…(クリーチャーCに片手を差し向ける エメル 少し動きを止めていてくれ。(コロンに無茶ぶりして 空太郎 んぎぎぎ。僕の方なら既に動き止まってますけどねえ!?(粘着性液に固められている エメル クール・ロゼ!(片手の先にシリンダーのような小型の魔法陣が形成され、弾丸のように高速の水流を発射する クリーチャーC ……… コロン 止めるのは無理ですけど、当たらないのなら!(Cの突進を横方向にベクトル変換 クリーチャーC (効果はないようだ。 エメル 成程。(ふむ、と エメル これは…少し厄介だな。私が打点役になるのが望ましい所だけれど。 クリーチャーC (エメルの方に向き直り、ゆっくりと加速しながら走り出す エメル (フ、とCを見て笑み)なんだ。囮役をさせてくれるとは好都合じゃないか。(迎えるように対峙する。片手には魔力水流を纏わせ アリシア ……く、くさいよぉ(粘液でべとべとになりながら半べそかいてる コロン やっぱり無敵型ですかね??(なら条件は…?? 空太郎 ああああアリシア様とこんな一緒にべとべとなんてそのこうえっとだいぶいけませぬね!? 空太郎 でもセンパイ達はあっちで手一杯だし、自分達の事は自分達でしなければなりませんねえ!? アリシア 変な想像しないでください…… エメル 炎は有効。水は無効。単純物理攻撃も芳しくないようだ。(コロンと共に情報整理 クリーチャーA (そのまま空太郎に噛みつきかかる クリーチャーC (誘き寄せられるようにエメルにとびかかる コロン ま!ボクの物理攻撃力が低いだけかもしれませんけどね! コロン (後ろの空太郎はなんか一旦スルーして良さそうなので、エメルとCに集中 アリシア こ、これ多分ロストパーク家の術式ですっ!! アリシア もともとプシュケが持ってた魔法と違うから… エメル トゥルビヨン・マレ!(片腕から水流が渦を巻いてCに迫り――魔力発光! 空太郎 ぎゃあああ噛みつかれる直前ですねえコレ!? こんな身動きの取れない状況で魔法が使える魔法使いなんてーーー……… エメル (勢いはそのままに、水流がどろりと粘性を帯び―クリーチャーCの動きを拘束する 空太郎 いますねえ!?(空太郎の頭上に何処からか飛んできたドローン4機が雷弾をAに撃つ クリーチャーC (粘液に捕獲され動きが鈍くなる ダメージはないようだが、行動阻害は通るようだ コロン ロストパーク家の術式…?! コロン それなら…いや、元々持っていた魔法と違うって…??? クリーチャーA (ばちばちばちとしびれて動きが一瞬止まるが、雷が地面へとアースのように流される ダメージはさほどない クリーチャーC グギ……(思うように身動きが取れないため、何かしらの行動の準備に移る 空太郎 印章魔法ー「雷」 4機のドローンによる綺麗な印章描きをご覧になって頂きたいですねえ!! 空太郎 (4機のドローンが空中を飛び回り、多数の四角と傘のような蓋と、4つの点。つまりは「雷」文字を空中に描く 空太郎 スタンが有効ならコチラで!!(印章からAに高圧電流が飛ぶ クリーチャーA (動きがにぶくなるが、のそりのそりと空太郎ににじり寄る クリーチャーA (先ほどよりもダメージがあるようだが動きがとまるには至らない 空太郎 あれえ!!?有効なんじゃあないんですかねえ!!? エメル …(さて、どうしたものか。 空太郎氏も色々試しているようだけれど、 エメル (こちら(C)も無視はできないな。何かしらの準備をしているようだ。) クリーチャーC (その瞬間、怪しげな花粉をエメルに向かって噴射する エメル ――(次の手を、)―――ッ! エメル ――エロジオン(浸蝕)!(差し違えとばかりに魔法行使。Cに纏わりつく粘性の水が更に変質 エメル (対象を外側からじわじわと蝕む水属性魔法。 エメル ――、、…(そして怪しげな花粉を浴びる。 咄嗟に息を止めるが、効果に晒される事は免れない―! クリーチャーC (動きの取れないまま、じわりじわりと侵食されていく クリーチャーC (吹き出した花粉は先ほど使われたものと同じ、錯乱花粉だ。エメルをトラウマの記憶が襲い、それをもとにした錯乱状態にかかる。 コロン 捕縛は有効…!ただ、決定打にはもう一手欲しいけど…! エメル (先程の炎よりも些か攻撃的な魔術が続く。【陰】の性質。 クリーチャーA (そのまま空太郎ににじり寄り、首元に噛みつきかかる エメル ――ッッ、、(エメルのトラウマと呼べる記憶は、どれも大学在学中にまみえたもの。 空太郎 結局噛まれるんですかあー!!? 空太郎 こ、ここここんなに近づかれたら電撃を打ってはアリシアさまにも感電がー!?(噛まれる直前にまさかの電撃を引っ込める エメル ッ、、、!(今の【陰】たるエメルは、【陽】の時よりも魔力耐性に欠ける。 頭を抱え エメル ――嗚呼、、全く、こんな時に――…… コロン センパイ!(様子がおかしい??)さっき使ってた治癒魔法は!? エメル 、、、っ、、今の「私」じゃ、使えない――… クリーチャーA …!! アリシア (クリーチャーAの動きが寸前で止まる アリシア つ、使いたくなかったけど… エメル ――ぁぁ、そうだ。「どうせ何でもできるんだろう」なんて、思われているかもしれないけれど。 アリシア おいでなさいませ、アガルタッ!! アリシア (クリーチャーAの体に印象が浮かび上がり、猛烈な重力がそこにかかる。 エメル 「全属性魔術を使える」なんて触れ込みもね。…あぁ、それ自体は間違いじゃないさ。… クリーチャーA (猛烈な重力とともに地面に這いつくばる コロン あ! センパイそれ、さっきの錯乱花粉を…! 空太郎 アリシア様そんなの使えたんですねえ!? アリシア ほ…ほっといてください…!!(手を広げて、Gをクリーチャーにかけながら エメル 「飛び級でエリートぶって、皆を見下してるに違いない」――とかね…! エメル どいつも、、こいつも……ッ!(片手で頭を抱える 自身に外的作用がある事は分かっている 理解している、筈だ。 エメル 「私」を勝手に形容するな――……! コロン っっっと!! コロン 錯乱状態のセンパイっっ! コロン その「飛び級でエリートぶって、皆を見下してる」って単語、、、 コロン すっっっげえボクのハートにグサグサ来るので、 アリシア エメルさんっ?!(意識が一瞬そちらに逸れる コロン 「「「辞めてくださいー!!!」」」 エメル ―――はぁ、、注文が多いね情報通のキm ッ!! コロン (咄嗟に、無意識に。“エメルへ向けて” ジーニアスツー(聴覚バフ)をかけていた クリーチャーC (錯乱しているエメルの首筋に狙いを定める エメル !!!(両耳を塞いで俯く 実質スタンだ コロン (錯乱する幻覚をも貫通してエメルに自分の言葉を届かせる荒技 クリーチャーC (弾丸のようにすさまじい速度で硬い種を口から射出する エメル ―――――― コロン 今センパイと話してるでしょうが!(Cに向かってキレ気味にプリズム剣を振るって コロン (硬い種はプリズム剣から流れでた光のレールにのって軌道を描き コロン “光流閃”っ!(Aの背中へ向けて放たれる エメル ――――――………ああ。(俯いたまま クリーチャーA (意識?の範囲外からの弾丸は直撃する クリーチャーA (地面にへたばりながら、何かしらの行動準備に移る エメル …感謝するよ、ドイル君。 荒業のお陰で正気を取り戻せた。 エメル ――漸く絡繰も掴めた。 そして―――…… エメル 時は満ちた。 ―――月は、消えたけれどね。 クリーチャーA (勢いよく膨らみ、アリシアたちに向けて錯乱花粉放出の準備に移る エメル ―――― エメル ―――新月だ。(エメルの全身に黒く異質な光が奔り コロン センパイ…?(エメルの方を見つめる エメル ―――(急速に髪が伸びる。肉体はしなやかに、曲線みを帯び。 そう、この変容は…… エメル 『アルティオ』――(新月の夜に明らかとなる、『彼女』の姿。 アリシア エメル、さん…?! クリーチャーA (勢いよく花粉を噴射する アリシア あっ…(虚を取られながら、口を押さえる エメル ―――……はぁ、気付いてみればだね。炎に弱く、水に強い。粘液に花粉に、種…(いつもより少し高い声。彼女が彼女である故か。 エメル 要するに君達は、(クリーチャーCに片手を翳すと クリーチャーC (奇音を立てて威嚇する エメル 『光無き地では生きられない』。(周囲に漆黒の暗闇エネルギーが発生。クリーチャーの全身を塗り潰すように覆い尽くそうとする。 クリーチャーC ガ…ガ……・・・(見る見るうちに乾涸びていく エメル ――どうかな? 私の回答は。(シンプルに魔力任せの直撃型の侵蝕魔法だ。普通に厄介! クリーチャーC (そのまま灰のようになり消える エメル おや。どうやら解を得たようだ。(続けてクリーチャーAに手を翳し エメル (同じように周囲に暗闇エネルギーを生み出し、光を与えぬよう覆い尽くす コロン 光を奪う…? コロン そうか光合成…!? クリーチャーA ゲ…ゲ…・・・(同様に瞬く間に乾涸びていき クリーチャーA (灰のようになり消える エメル あぁ。恐らく彼らは植物をベースに作り出されたモノだったんだろう。 アリシア げほっ…げほ‥(息を止めていたようで、堪えきれず咳き込む エメル …仕舞いかな。 さて、――…(離れた空太郎、アリシアの方を向いて エメル 無事かな、そちらは。 アリシア (頭がぐるぐる周り、動悸がひどい アリシア (でも、ここで迷惑をかけちゃいけない アリシア は、はい……なんとか… アリシア でも… アリシア エメルさんは…女…なんですか…? エメル … 「今は」、という答えになるね。(長く伸びた髪、曲線みのある体は、確かに女性のそれ エメル 今は女だけれど、男である時もある。 アリシア 「今は」…。そっか……。 アリシア ……よかった……。 アリシア (といいつつ、三角座りでかがみ込む。気分がわるそうだ。 アリシア (というよりも、破壊衝動を抑えているのだろうか。 エメル 私の中の月に応じて肉体が変化するんだ。振り子のようなもので、基本的には、常にどちらも入り交じっている。 エメル …あぁ、顔色が悪そうだね。長話を聞かせている場合じゃなかったか。(歩み寄って コロン 「月」ですか……そういう魔術というか…種族というか…? 空太郎 大丈夫ですかアリシアさまぁ!? 空太郎 (この男。何度も花粉直撃ゾーンに居たはずなのにケロッとしている アリシア (……あ、どうしよ…やばいかも…… 空太郎 (対魔力耐性とか対植物耐性とかではなく、単にトラウマが無いらしい。強靭なメンタル。 エメル 妖精種の一つさ。かつては「月妖」と呼ばれたもの。(コロンの言葉に アリシア (ばたんと倒れる エメル 旧き種の一部が持っていた性質を、どうやら私は持って生まれたらしい。先祖返りと言うやつかな。 コロン 古代種みたいな……? コロン って!?(アリシア見て エメル 、 アリシア。(はっとして、歩を早めて駆け寄る 空太郎 アリシア様ぁ!? アリシア (お姉ちゃん…お兄ちゃん・・・ママ・・・・・((記憶がぐるぐると反芻する。大半が暗い地下室の記憶だ。 エメル (傍に屈んで)大丈夫かい。 アリシア あ……(エメルの顔を地面から見上げる アリシア だめかも、しれないです…… 空太郎 ち、致命傷ですかぁ!!? コロン そんなはずは無いですよっ! エメル …あぁ、肉体のダメージは然程でも無さそうだ。となると精神的なものかな。 アリシア ((地下室にいたころ、ずっと恋愛小説や恋愛漫画ばかり読んできた。恋愛というものに憧れをいだき、それだけがその頃のアリシアの生きる糧だった。 アリシア ((だが、うすうすと自分の恋愛は醜く、歪んだものになるだろうという予感があった。 アリシア (この人を独占したい全部私のものにしたい私だけを見てほしい アリシア (鼓動が自然と高鳴っていく アリシア ……だ、大丈夫です。(ふたたび座り直し、目を伏せる。 エメル …ぁぁ、少し休むといい。色々あって気疲れしただろう。 アリシア は、はい……(まじまじとエメルの顔を眺めながら横になる エメル (横に伏したアリシアを確認し エメル 失礼。(彼女の背中と膝の裏に腕を入れ、抱え上げて立ち上がる アリシア きゃっ…! 空太郎 あわわわわあ! エメル …ずっとここに居る訳にも行かないからね。「今は」同性の私の運搬で許しておくれよ。 コロン ゎー(ぼぅっと紳士なエメルの言動を見ている アリシア あ、はい……(ぼーっとした頭で アリシア 同性でも… アリシア (異性でも…どっちでもいいな…… アリシア (エメルさんだったら…いいや…… クレスプキュル ふふふ。(こつこつと靴音を鳴らしながら、そこに何食わぬ顔で現れる。 コロン (聴覚がそれを捉え エメル さて、行こうか。 追っ手を送られないとも限らないし、ロンズディール君の捜索に… コロン やあ! 今更何しにきたのさ? クレスプキュル ええ~、なんか騒がしいなあ、って。 コロン (クレスプキュルの方へ向いて先に声をかけた コロン 危険な生物を放し飼いにしてるなんて、 コロン とんだ危険居住地だね、PUREって所はさ? クレスプキュル ふふふ。かわいかったでしょ? クレスプキュル 「アリシア」だったっけ。ふふふ。 クレスプキュル なんかすごい発情したって顔してるね~。 空太郎 何故そこで「アリシア」様のお名前が!? クレスプキュル 気持ちわる。 コロン おい、わざわざ現れてなんだよその言い草は。 アリシア (もはやクレプスキュルの声が耳に入らない!夢現で頭がぼーっとしている! クレスプキュル えっ。素直な感想だよ? エメル ……はぁ。(プシュケの言葉に溜息吐いて エメル 放っておこう。彼女はそういうやり方でしかコミュニケーションが取れないんだろうさ。 クレスプキュル ・・・・・・・ エメル 嫌悪して、否定して、それに反発される形でしか反応を得られない。 クレスプキュル うるさい… クレスプキュル うるさいうるさいうるさい!!! クレスプキュル (あたりに虹色の気体が充満し始める エメル おやおや。どうやら図星の様―――、(普通にヤバい気配が立ち込めてくる クレスプキュル あんたに、あんたに何がわかるっ!!!!!(気体の濃度がどんどんと濃くなっていく コロン コレは…!(強化された視力で見るまでもなくヤバい気配! エメル (敵の根城で煽り散らかすものじゃないぞ! コロン (奴の魔法はクリーチャー操作だけじゃ無かったのかってのかよ!? クレスプキュル (第五元素。火・水・風・土に分岐する以前の元素の原初的な形態。 クレスプキュル (安定した存在ではないため、これほどの濃度の第五元素を操った魔術師を数えれば右手の指で足る。 エメル …『何がわかる』、ねぇ。フフ、いつも私が思っていた事だが――… エメル 『わかる』こともあるんだねぇ。そう、例えば―― エメル 君のそうした歪な偏愛を、彼女は望んでいなかったんだろうさ。(『彼女』を紳士的に抱きかかえ、プシュケに言ってのける女 クレスプキュル ・・・・・・・・・ クレスプキュル (ぷっちーん、と何かがキレる音がする。 クレスプキュル (一番言われたくなかったことを、言われた。 クレスプキュル だいっきらい…‥!!!!!(次の瞬間、 クレスプキュル (凄まじい爆音があたり一面に鳴り響いた。
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空太郎 いやぁ。来ちゃいましたねえ。 空太郎 ここまで色々ありましたけど来ちゃいましたねえ。 空太郎 我々1生徒。警察という訳でもないですから強制捜査というわけには行かないですけども。 空太郎 ともかく善は急げの精神論ですね。 空太郎 やって来てしまいましたよ。 空太郎 ロストパーク邸ですねえ! ー (驚くほどの敷地がある由緒正しきロストパーク邸。魔術師の中でも指折りの名門。 ー (ただ、ロストパーク家をめぐっては不穏な噂も聞こえる。 ー (広さはあるが、どことなく寂しくおどろおどろしい。そんな雰囲気の邸宅を前に一行は佇んでいる。 コロン さーて。 エメル しかしまあ。再び正面突破を試みるとは。 コロン そうですね。こっそり侵入するにも敷地広すぎましたからね。 エメル 確かにね。侵入したとて何処に向かうべきか解らなければ意味がないか。 アリシア (震えながら、歩みを進める。 アリシア プシュケ…。うう…会いたくないなぁ…。自分から来ちゃったんですけど…。(暗い表情で エメル さて。門を開けてくれれば良いけれどね。 ー (話が聞こえたかのように、門がひとりでに開く。まるで招いているかのようだ。 コロン げ。 コロン タイミングばっちりすぎて不気味ですね。 アリセ たしかにー。アリセ達監視されちゃってるかもですよ? アリセ あの子、結構かなりとっても粘着質っぽいですし。 アリシア ……私もそう思います…。 アリシア 「お前たちが来るのはお見通しだぞ」ってことなのかなって…。 アリセ いとしのアリシアちゃんが居てご満悦なのかもしれないですけどね? エメル おやおや。妙に詳しいんだねぇ。 アリセ えへへっ。事情通なので~。 アリシア な、何を聞いたんですか…。 エメル まあ、来ると分かっているなら話は早いね。 コロン そうですね…罠張り巡らせてる可能性もありますけど。 エメル 素直に正面口から訪問して、クレプスキュル嬢への取次ぎを願うとしようか。 コロン 一応別行動の人達には行き先伝えてるので、ボクらが急に失踪したらクロですからね。 アリセ 全員で押しかけると碌な事が無いって学んだんですね? エメル それじゃ、行こうか。 コロン 言い方にトゲは感じますけど、その通りですよ…! アリシア ……はい。(覚悟を決めて… コロン 万全を期すなら…空太郎センパイはここに置き去りにしてドローンだけ飛ばしてもらった方が良い気がしますけど… 空太郎 …え?そうなんですか?(もう門の中に入って歩き出してるウキウキの人 コロン いや…1人で残すのも危険ですもんね…忘れてください… アリセ 楽しそうですねー。侵入趣味の人ですか? 空太郎 そんな趣味の人いないですよね!?…居ないですよね?! エメル ちょっと画像認識で人探しができるぐらいだねぇ。 空太郎 はい。そうです。自分の…魔法の力ですね! アリセ ぇ。ガチじゃないですか。こわ… 空太郎 褒められてると思ってたの自分だけですかねえ!? フクリン 何よ。やっぱりタダのキャッキャウフフ会じゃないの! フクリン 心配して損したわっ! アリセ ぁ。福ちゃんも来てたんだ。 フクリン (盛り上がる?空太郎アリセエメルを遠巻きに見てたけど、ちょびちょび近づいて来た フクリン そりゃあ来るわ! アタシ、ノケモノにされたくないもの! エメル フフ、賑やかな事だねぇ。 フクリン 所でアリセ。なんでこんな所に来たのよ? アリセ え。 フクリン (門を潜って歩きながら説明を求める新入り アリセ PUREを爆破した(疑いの)プシュケちゃんに一言言ってあげる為だよ。 フクリン 随分とストレートな訪問理由ね! フクリン そんなの…ガチで爆破犯だったら戦闘になるかもしれないじゃない? フクリン アタシはちょー強いから良いけど…教授とか天使とか戦力連れて来た方が良かったんじゃないの? アリシア うん…なるべく戦闘は避けたいです…。 アリセ まあ、それはそうなんだけど。…(フクリンに コロン イオン教授はともかく…ミカエルセンパイ連れてくると逆に戦闘になりやすいかもしれないからね… コロン あの大天使さん割とすぐ実力行使するし…? アリセ それに…力でわからせてハイおしまい。ってのも違うよね。 エメル おや、情があるのかな。それとも。 フクリン ふぅん。そうなのね!ま、アタシは戦闘になっても超強いけどね! アリセ んーん。逆ですよ。 エメル だろうね。…まあ、個人的にはあまりオススメしないけれどねぇ。 エメル まともに言葉をぶつけても、ただ此方が疲弊するだけの相手だよ。 アリシア ………。 アリセ ぅゎ。エメル先輩って噂よりも辛辣? それとも? エメル フフ、どうだろうねぇ。…ああほら、扉が見えて来たよ。 空太郎 門から扉までこんなに!流石は名家という所ですねえ! コロン いきなり襲ってこないと良いけど…。。。 アリシア お、大きいですね…。映画みたい…。 執事 ようこそおいでくださいました。(そう言うコロンの背後に血色の悪い老人が立っている。 コロン っっぅえ!?背後!?(驚いて飛び上がりながら離れる 執事 冷える季節になってきましたな。さあどうぞこちらへ。(独り言のように呟き、道を進んでいく。 エメル …。(誰も気配を察知できなかったのか。… アリセ すみませんっ。急に押しかけちゃって。 フクリン お迎えに来たのね! 出来た屋敷のようじゃないの! アリセ お友達のプシュケちゃ…クレプスキュルちゃんに会いに来たんです。(いけしゃあしゃあと 執事 ええ、存じておりますとも。お嬢様から重要な客人だから丁重に扱うようにと。 執事 さあこちらへ。(輝きのない瞳でじっとアリセを見る。 コロン やっぱり…コチラが来ることはお見通しだったみたいですね… アリセ はーい。お邪魔しますっ。(にこっと笑み返して 執事 ー私どもは一族代々ロストパーク家に仕えておりましてな…。………。(壊れた蓄音機のように話を独り言のように続けながら道を進んでいく。 執事 (邸宅の扉は執事が通るのを知っていたかのようにひとりでに開く。 執事 (そして長い回廊を後ろを気にせず歩いていく。 執事 (後ろを振り返る気配もない。 アリセ (執事の案内を受け、大人しくついて歩いている 執事 (古びたどでかい洋館は中もうす暗くどことなくおどろおどろしい。 執事 (回廊をそこかしこにつけられた旧式の魔導駆動型蝋燭がほのかに照らす。 エメル …。(静かに歩いている 空太郎 なんだか素敵な魔法が増えてきましたねえ! 執事 (横に一層邪悪な雰囲気を漂わせている地下への階段が見えるが…、 執事 (そこを通り過ぎしばらく進んだ後に 執事 (急に大きな部屋の前で立ち止まる。 空太郎 なんということでしょう。蝋燭1つ1つにも拘りを感じる匠の回廊ですねえ! コロン 結構歩かされたけど。 コロン 何処なんですか?ここ。(執事の背に尋ねる 執事 …。応接間でございます。(ぶっきらぼうに感情の入っていない様子で答える。 コロン 応接… コロン なら、誰か、執事以外の方が会いに来てでもくれるんですか? 執事 …ええ。お嬢様がお待ちです。 執事 はて…、お嬢様以外にもいらっしゃいますようですが。(とぼけた様子で アリセ そうなんですね? アリセ 別のお客さんかな。まあ、押しかけたのはこっちですし、会えるならいいですよ。 執事 …そうですか。ではこちらへ。(扉を開けながら コロン …(魔力を灯らせた眼で扉の開閉を凝視している コロン …(ボクが戦闘を仕掛ける側なら絶対にこのタイミング…だから備える…! コロン (あんな長い廊下を移動してとっておきの部屋にお待ちかね…だなんて絶対に何か待ち構えてる…よね!? 執事 (特に何も仕掛けはないようだ。 コロン ・・・あれ? アリシア と、どうかされましたか…? コロン いや…センパイたちみんな、まだ油断しないでくださいよ… コロン 罠だって傭兵部隊だって何が待ち構えてるかわからないんだから… エメル 解っているさ。まあ、一先ずは飛び込んでみるしか無さそうだね。 アリシア そ、そうですね。(暗い面持ちで クレプスキュル あらあら。威勢よくやってきておいて、急に怖気付いたのかしら。(中からくすくすと笑う声 空太郎 ややや。そのお声は!? エメル フフ。自らの行いを振り返ってから物を言って欲しいものだねぇ。 エメル あれはなかなか忘れ難い、綺麗な花々の歓迎だったよ? エメル (言い、室内へと歩む。 クレプスキュル (シャンデリアが上に取り付けられている広い部屋には巨大な円卓にふかふかした椅子がいくつも備え付けられている。 クレプスキュル (入り口から正面の席にクレプスキュルが座っており、それを守るように二人の護衛?が立っている。 コロン (ほらー!やっぱり護衛いるじゃんー! コロン 衛兵に守られて部屋に篭って、いかにも「待ち構えてます」って感じですねセンパイ? クレプスキュル ふふ。お座りくださいまし。(陰湿な笑顔で クレプスキュル (衛兵の一人はギラついた様子で一同を見る。もう一人はいかにもやる気なさそうに姿すら確認しない。 アリセ お邪魔しますっ。プシュケちゃん。 コロン え!?行くんだ!?(堂々と返事するアリセに驚き アリセ (促されど、座りはせず アリセ (プシュケの対面の、円卓の反対側まで歩いていく アリセ うん。…睨み合ってても埒が明かないし、聞きたい事もあるから。(コロンに 空太郎 確かにですねえ!私たちはまたもや「闘いに来たわけではありません」ですし? クレプスキュル (ぎょろっとアリセを睨む アリセ …。(目が合って キュクロ おい、アイツ殴っていいのか?(嬉しそうに呟く クレプスキュル はぁ……。全員雑魚よ。 コロン ・・・げ?!(声を元にキュクロの方を見上げ、気づく クレプスキュル せっかく大枚叩いて、護衛を雇ったのに。イオンもあの天使もいないの? アリセ …やだぁ。謹慎中に問題起こしたら終わりなんじゃないですかぁ?(キュクロを見て キュクロ 謹慎?俺はあんなとこもう抜けちまったぜ?? フクリン アンタ・・・見たことあるわね・・・? キュクロ 俺を邪魔するしがらみはもうないってわけだ。(嬉しそうに アリセ …ふーん。本当にあのままクビになっちゃったんだ。八首ってちゃんと自浄作用あったんですね。 キュクロ なあ、新八首さんよぉ? ギミミス はぁ?ウザっ。いきなり話振らないでくれる? ギミミス 戦わないならワタシはそれに越したことないんだけど。働かなくてお金もらえるんでしょ? エメル …。名家とはいえ八首が一つの家に雇われているとは、色々と気が重い話ではあるけれど。 コロン 元八首と新八首……ボクらを随分高く評価してくれているみたいで嬉しいですね? クレプスキュル あなたたちを評価してのことじゃないんだけど。(にこにこと エメル まあ、護衛が護衛であるならば問題は無いだろう。僕達は戦いに来た訳ではないのだからね。 アリセ そうですねっ。 アリセ プシュケちゃん。新聞記事、見たよ。 アリセ 宗教組織PUREの闇を暴く為に潜入捜査してた…だっけ? クレプスキュル (にこにこと作り笑いを浮かべる。 アリセ …。あれってどういう事?どうしてあんな嘘吐くの? アリセ 「PURE四天王」なんてのに祀り上げられるくらい、あそこで地位を得てたプシュケちゃんなら知ってたよね。 アリセ あの場所には、闇なんて持てるほどの力は無かった事。 フクリン 「PURE四天王」…今となっては懐かしい響きね! クレプスキュル 嘘?別に嘘でもなんでもないんだけど? クレプスキュル 祭り上げられたのはアイツらが勝手にやっていただけ。 クレプスキュル 私の目的は最初から潜入捜査。キアシスを破壊しようとしている危険組織のね? アリセ うん。だからそれが嘘じゃん。 アリセ あの組織は、今のキアシスじゃ幸せに生きられない考え方の人間たちが集まって、ぐちぐち現実逃避して祈ってるだけの場所。 空太郎 そ、そうだったんですかぁ!? アリセ キアシスを破壊する程の力も権力も知名度も無かったよね。放っておいても何の脅威にもならない。 コロン 確かに…実力のある魔術師は何人か居たけれども… アリセ それこそ潜入捜査したなら分かったでしょ。それくらい。 コロン キアシスを破壊するには到底…、、、 クレプスキュル そうかしら? クレプスキュル 歴史を勉強したことはある?亜人たちがどのような仕打ちを受けてきたか知ってる? クレプスキュル きっと、皆が同じことを言うでしょうね。ただ、愚痴を言っていただけ。 クレプスキュル そのために多くの者が犠牲になってきた。そうなってからでは遅いでしょ? クレプスキュル 事実、あなたたちにコントロールできない人間もPUREには混じっていた。 アリセ ふーん。犠牲が生まれるかもしれないから、特定の思想の持ち主を物理的に犠牲にしたんですか? クレプスキュル 亞乱を手中に収めておいて何も危険がない??笑わせてくれるじゃない。 アリセ それって単なる暴力による排斥じゃないですか。お綺麗な事言ってる風だけど。 クレプスキュル そうよ。暴力による排斥。ただし、より多くの人のためになる、ね。 アリセ その 亞 乱 は倒されましたけど。 危険でした? クレプスキュル 逆に聞きたいわね。 フクリン …(「亞 乱」を倒すなんていくらクイーンでも完全に計算外だったけどね…!!全く…! アリセ ピクニック気分で突入してきた学生に誰一人勝つ事も出来なかったのに・・・(小声 クレプスキュル なぜあなたは亞乱を危険ではないと思うの? アリセ 彼は静かに暮らしたがっていましたから。 アリセ 永すぎる生の中で、変化していく街とは完全に思想が断絶していた。 PUREは彼の隠居先だった…と思います。 アリセ ま、ほとんど話した事は無いですけどぉ。 アリセ 力を持つ老害は生きてるだけで危険ですか? クレプスキュル あの老害が言うことをあなたは信じるの?都合良くなぁい?? アリセ 信じられないってだけで排斥するんですか?何も言ってないし、してもないのに。 アリセ あ、するっていうか、しちゃったんですよね。もう。 クレプスキュル アイツはただの老害じゃないこと、ご存知でしょ?(にっこり クレプスキュル 信じられないから? クレプスキュル いいえ。あなたたちの主義主張はそれだけで暴力なの。 クレプスキュル キアシスの貧民たちを見たことはある? クレプスキュル 家柄に縛られて身動きも取れない…。 フクリン 「あなたたち」…ってPUREの事… コロン 随分と壮大なテーマですね。身近でいて、かつ大きいというか。 コロン キアシスの家柄至上主義に一石投じるためにPUREを破壊したかったんですか…? クレプスキュル あなたたちはただのおしゃべりサークルじゃないわけ。悪意と暴力を兼ね備えた集団なのよ。 クレプスキュル 家柄至上主義?そんなつもり別にないけど? アリセ はぁ、あの教団の中を見てそう言い切れるなら、思考と眼球が完全に歪んじゃってますね。 クレプスキュル えぇ?それはあなたじゃない?人間って身内には甘いのよね。 アリセ まあ、確かにそうかもです。アリセは教団に居る人達、みんな可哀想だなって思ってたから。 アリセ だから、理不尽に奪われたら怒りもします。 アリセ 何もしてないうちから、「危険だから」って建物ごと爆破なんて。…酷いよ、プシュケちゃん。 フクリン そうよそうよ! フクリン アンタが何をどう主張しようと現に住む所が無くなっちゃった人がいっぱい居るんだからっ! クレプスキュル 何もしていないうちから、純血以外を排斥しようとしていたのは貴方たちでしょう? クレプスキュル 自分たちに火の粉が降りかかったらひどいよって泣きつくわけ? クレプスキュル それならせいぜい味わうといいわ。 クレプスキュル 虐げられた人間の生活を。 エメル …まあ。君達の論争は置いておいて、一つはっきりさせておきたいね。 エメル PUREを爆破したのは君なんだね?クレプスキュル嬢。 クレプスキュル どうかしら。あの騒ぎで覚えていないの。 クレプスキュル 不幸な事故だったのかも…。 アリセ きっしょ… エメル おやおや。突入しただけ(?)の大学祭実行委員会に要らぬ罪を着せられてしまっては困るんだけどねぇ。 クレプスキュル ……何か証拠でも? クレプスキュル (にっこりと ギミミス ちょっとアタシたちなんで呼ばれたわけ?ま、お金もらえるならいいけど。 ギミミス ギミちゃん飽きてきたわ~。面の皮おばさんのたわごと。 空太郎 なるほど!ようやく見えてきましたぞ! 空太郎 アリセ殿の先程のディベートはクレプ氏の犯行動機を探る為の仕掛けですな! アリセ そうですね。ばらしちゃったら台無しですけど。(平静なトーンで アリセ でもまあ、いいです。大体見えてきたし。 コロン 空太郎センパイって何でも思ったら言っちゃう所ありますよね… 空太郎 魔術師界隈の事件簿では「どう」やったかには無限の可能性があるので、証拠を追うより… 空太郎 「ホワイダニット」…何故やったか。動機を追うのが筋という諸説も聞いた事があります故! アリセ PUREの思想が気に入らないから、妄想をこじつけて「危険性」にまで昇格させてる。 アリセ ううん、もしかしたら、本当に危険だって思い込んでるのかも。 アリセ 自分は虐げられてきたって被害思想がものすごく強いみたいです。何かあったのかな? クレプスキュル ……。 クレプスキュル えっ?本当に危険でしょ? クレプスキュル ふふ。歪んだ人間はすぐ他人のせいにしたがるのよね。 クレプスキュル ユートピアにかえったら? アリセ え?鏡に喋りかけてます? クレプスキュル あっ、もうないんだった~ フクリン っ、、……。(さっきから両方の主張がどちらも「福凛=ルインズベルト」にはグサグサと刺さるのだけど、私は「フクリン=ルーズベルト」なので表に出さないように努めるわ…っ! アリシア …………。 エメル 子どもじみた煽り合いはそこまでにしようか? キュクロ (話をあまり理解していない。 コロン そうだね。そうしてもらえると助かる。 コロン ボク自身…いわゆる「ちょっと微妙な家」の魔術師だからね。どちらにも気持ち良く味方出来ないや。 コロン 上流階級のニカセンパイや上流種族のミカエルセンパイを連れてくれば良かったよ。(棘 エメル ああ。それに、私達は「聞きたい事」があって来たのだから、するなら建設的な話をするべきだね。 アリセ …はーい。でもまぁ、アリセからはもういいです。 アリシア (目に涙を浮かべている。 アリシア プシュケ……。どうしてそうなっちゃったの? アリセ エメル先輩達が見たっていう、この子がキレた時に見せた「大魔法の片鱗」と。 アリセ 爆破されたPUREの跡地に残された魔力の残滓に共通因子があったっていうデータ。 アリセ そこに今の証言 動機 を加えたら、証言台に立たせるくらいはできる気がしますし。(言って、制服のポッケをゴソゴソ アリセ はーい。録音機ー。(ちいさくてかわいいくまちゃんマスコットを取り出して コロン 抜かりないですねセンパイ! アリセ 無策で挑む訳無いじゃないですかぁ。慢心できる立場じゃないんです。 フクリン なかなかやるじゃない! フクリン そんなに堂々と見せつけるなんて事は フクリン きっとあの新旧八首ボディガードをなんとかする手段も隠し持ってるって事よね!? アリセ …。 フクリン 準備万端なのよね…!? アリセ 大丈夫だよ。アリセ達が全員死んでも告発できる体制は整えてるから。 フクリン いや、死にたくないんですけどーーー!!? エメル おやおや。後が無い状況で煽り散らかすものじゃないよ。(肩竦めて フクリン じゃあ何!? 巷で最強のフクリンちゃんが新旧八首をなんとかしなきゃならないって事!? アリセ 事と次第によっては?(首傾げて クレプスキュル 告発?よくわかんないこと言うわね。 クレプスキュル ま、いいけど。たいして興味もないし。 アリセ …ふーん。余裕だね。 アリセ ロストパーク家の力なら揉み消せるって考えてる? クレプスキュル そう。貴方と違って家柄がいいもので。(にっこり クレプスキュル 揉み消す?私に罪なんかないわ。 アリセ ふふ、まだわかってないんだ。 無策で挑む訳無いんだよ。 アリセ あなたを告発するのはアリセじゃないよ。 アリセ イオン教授。(口元にマスコット持ってきて
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コロン ーーーーー コロン (ボクはキアシスの秀才!コロン! コロン (ある時PURE崩壊の謎を追って頼れる生徒のみんなでロストパーク邸にやってきたんだ。 コロン (ボクたちは臨戦体制も覚悟していたが、不思議と準備の良い執事に招かれた。 コロン (招かれた先には重要参考人の「クレプスキュル」・・・ コロン (そして、なんと「元八首:キュクロ」「現八首:ギミミス」の豪華メンバーが控えていた! コロン (いくらなんでも八首sとの闘争は避けたい… コロン (そう思うボクらを差し置いて火蓋を切ったのはアリセさんの「口撃」だった…! コロン (キアシス、家柄問題、PURE至上主義…その陰に隠れる原理主義者難民達の住処… コロン (さまざまな陰が渦巻く中、 コロン (最後にアリセさんから告げられたのは…またしてもビッグネーム… コロン イオン教授…? あのイオン教授が…ですか? アリセ うん。教授もこれ聞いてるから。 アリセ 教授にわざわざ別行動してもらったのは、この為ですよぉ。 アリセ 魔術だけじゃない、あの人の権力も、しっかり使わせてもらなわなきゃって事です。 コロン (確かにあの時………そういえば……… コロン「一応別行動の人達には行き先伝えてるので、ボクらが急に失踪したらクロですからね。」 アリセ「全員で押しかけると碌な事が無いって学んだんですね?」 コロン「言い方にトゲは感じますけど、その通りですよ…!」 アリセ (…まー、「告発してください」なんて一言も言って無いし。ホントにただ聞いてもらってるだけ。事後承諾もできるかわかんないけど。 クレプスキュル ………。 クレプスキュル それで? アリセ 精々臭い飯でも食ったらどうですか?「虐げられた者達の気持ちを味わって」。 クレプスキュル ふふふ。 エメル …フフ、まぁ。思想のぶつけあいや煽りは置いておいて。 エメル 現実的な手続きとして、クレプスキュル嬢には裁判の場に立ってもらう必要がありそうだね。 エメル セントラル辺りではともかく、キアシスでは居住建造物の破壊は罪に問われる。 クレプスキュル ふふふふ。 エメル そして、訴えられるに足りる材料は揃っている。 エメル 君が潔白を主張するのであれば、正式な場で嫌疑を晴らせばいいさ。 クレプスキュル 裁判、裁判ね。 クレプスキュル (遠くのあらぬ方を見つめて エメル あぁ。(エメルの思惑は、アリセのそれとはゴールが違う。 クレプスキュル ………そうね。頭の片隅にでも置いておこうかしら。 クレプスキュル あなたたちに何言ってもわからなそうだしねぇ…。 エメル (PURE施設破壊だけではない。彼女には「裏生徒会事件の黒幕」の可能性も拭えないのだから。 キュクロ メシはまだでねぇのか? エメル (司法の場に立たせている間は彼女の動きは止まる筈。それにより見えるものがあるかもしれない。 アリセ 大変ですね。同じ言語を話してるのに言葉が通じない相手と話すのって。 コロン んー。キュクロさん、ですよね?(クレプスキュルではなくキュクロに話しかける コロン あなたは今回臨時で雇われただけで、クレプスキュルさんと普段から懇意にしているわけではないんですよね? キュクロ なんだ、難しい話し方するなよ。さっきさら頭に入ってこねえよ。 コロン え?ボクの質問は簡単でしょ… コロン 護衛で今回、雇われたんですか?(聞き直す キュクロ 護衛…。(クレプスキュルからの視線を感じ、 キュクロ ……。 キュクロ そう言っただろ。 コロン はい。ありがとうございます。(丁寧に コロン 正直なキュクロさんのおかげで2つの事がわかりました。(みんなに指2本見せてピースサインで アリセ あれあれ?名探偵の名推理ですか? ギミミス (話の成り行き無視して携帯をいじってる コロン はい。いつもながらです。しばし聞いてください。 コロン ?新旧八首達は、何かの理由や指示が無い限り、ボクらを勝手にボコボコには出来ない。 コロン ?クレプスキュルさんは口では「裁判なんて怖くない。家柄の差で揉み消してやる」なんて強がってますが、 コロン 実は攻め込まれると弱い…と自覚してる為、わざわざ豪華な護衛を2人付けてる。 コロン ってコトですね。 ギミミス (「はやく会いたいんだけど」「なんかそんな荒事にならなそう」 ギミミス ………… アリセ ふーん。なるほどなるほど。 空太郎 つまり…どういう事だってばよ!? ギミミス (「お前の家の借金返してやるから結婚しろ」とメッセージ欄に打ち込んで、送信するか真剣に思案している。 コロン ちょっとスッキリしませんが………アリセさんとエメルさんの『裁判』のチョイスに従って、ここは帰りましょう。 エメル あぁ。そういう事だね。 ギミミス お、帰るんだ。お疲れお疲れ~。(顔を上げてギザ歯で笑う。 エメル この護衛達を刺激しないまま「お邪魔しました。」と踵を返すのが エメル 最良で穏便な選択なんじゃないかな? コロン はい。悔しいですし、スッキリしないですが、それが賢いはずです。 コロン 多分………さっきの一連の挑発から乱闘が発生して、ロストパーク家ごと吹き飛ばされるのが、クレプスキュルさんの最上の一手だったはずなんです。 アリセ ついでに「震えて待ってろバーカ。」って中指立てるのも追加していいですか? 空太郎 け、喧嘩腰ですねぇー!? クレプスキュル {#DA5100 ……。(アンニュイな顔でぼうっとそれを見ている。} アリセ 先に喧嘩売って来る方が悪いんですぅ~ コロン それは任せますが………でも、考えても見てくださいよ。 コロン 普通…自分の家の護衛に「キュクロさん」「ギミミスさん」選びます??? フクリン 風嵐ぶん殴りと…巨大隕石だっけ!? コロン そうです。明らかに護衛に向いてない魔術師達なんです。 エメル なるほど。家ごと吹き飛ばしかねない大規模な魔術の使い手ばかりだね。 コロン はい。だから護衛なんてのは建前で他に目的があるはずなんです。 コロン ほら。あの執事さん、わざわざ家の奥にまで誘導してきたでしょう? エメル そうだねぇ。あからさますぎて誰もが罠だと思ったけれど。 ギミミス {#DA5100 えっ、そうなのォ?} コロン はい。ボクも最初はそれを疑いました… コロン ギミミスさんとキュクロさんにも恐らく本当の目的は知らされてないはずです。 エメル けれど、実際の目的は別にあった。 コロン はい。それが真実だと思います。 コロン 「裁判」や「家宅捜索」が行われるとマズイ「ナニカ」がここにあって、 コロン それをあくまで「他責」と「他人」の手で葬り去りたかった。 クレプスキュル {#DA5100 ……ふふ。} クレプスキュル {#DA5100 ふふふ。} コロン どうですか? 待ち構えていたお嬢様。 クレプスキュル {#DA5100 見学したいならご自由にどうぞ。} クレプスキュル {#DA5100 大したものは出てきませんけど。} エメル …。 エメル それじゃあ、僕の推理も聞いてくれるかい? コロン お!? コロン そう来ますか…!どうぞ…!! エメル いや、…只の山勘なんだけどね。笑ってくれても構わないよ。 エメル クレプスキュル嬢はこの屋敷を吹き飛ばそうとしていた。その道筋自体は、コロン君の推理したものに同意しよう。 エメル けれど、その理由は。罪の証拠隠滅なんてものじゃなく… エメル 『PUREを破壊したのと同じ理由』…なんじゃないかな。 コロン な・・・!? アリセ …え? エメル つまり、君は。 エメル 誰かに罪を擦り付ける形で、ロストパーク家を吹き飛ばしたかったんじゃないか? フクリン 自分の家を吹き飛ばしたかったってのー!!? アリセ …な、何言ってるんですか? クレプスキュル {#DA5100 へぇ?} エメル …君は、(プシュケではない、別の人物の方を向いて エメル どう思う?アリシア。 フクリン あ・・・! (クレプスキュル「何もしていないうちから、純血以外を排斥しようとしていたのは貴方たちでしょう? 自分たちに火の粉が降りかかったらひどいよって泣きつくわけ? それならせいぜい味わうといいわ。 虐げられた人間の生活を。」 アリシア ………。 アリシア プシュケ…。 フクリン 確かに・・・!変・・・!(先程のやりとりを思い出しながら エメル 思い返してみれば… エメル (――「ふふ。品行方正、誰に対しても優しい麗しのお嬢様。」「 …反吐が出る。」 エメル ( 「血統とか興味ないもん。バカバカしいよね。」 エメル PURE本部で出会った時から、彼女の言動には違和感を覚える物が多かった。…今にして思えば、だけれど。 アリシア 魔術師界隈の事件で重要なのは、「ホワイダニット」…。なぜそうしたのか。ですよね? アリシア ………。 アリシア プシュケと私は同じ出身なんです。造られた人間…。えっと、改造されたの方が正しいかな…。 アリシア 歴史の背後で作られて、歴史に忘れ去られた私たち。 アリシア ……「グリアスの子どもたち」。 アリセ …人の手で造られて、改造を受けた人間。 …ぁー、久しぶりに聞きましたね、その名前。 アリシア 私たちはグリアスに利用された孤児のなかで適合率が高かっただけだけど… アリシア プシュケは… クレプスキュル (手元のフォークをアリシアの顔面向かって放り投げる。 空太郎 ぬんっ!(飛んできたドローンがフォークに激突して落下 エメル 続けてくれるかい?(アリシアに 空太郎 突然の事でびっくりしましたねえ!? アリシア (怯えた目でエメルを見て、頷く。 アリシア プシュケは人工的に生み出された生命体なんです…。 アリシア 名家であるロストパーク家の遺伝子とベアード家の遺伝子から。 空太郎 人工生命!!? コロン 血筋…どころじゃないな…? エメル …成程ね。 アリシア あらんかぎりの魔術の才能を植え付けられた家族も家もない子ども。 アリシア 彼女がロストパーク家に入った理由は事故で偶然、ご息女が亡くなられたから。 アリシア ………。 アリシア 血統主義ほど彼女にとって許せないものはないんです。きっと。 アリセ …あれ。なんだかソレって複雑じゃないです? アリセ 確かにこれまでのお話を訊く限り、彼女には家柄も地位も無かったですけど。 アリセ その血統だけはホンモノじゃないですか。 フクリン 人工生命に血統も何もあるってぇの~?おっかしぃー! アリセ PURE(純血主義)的には逆に判断が難しい存在な気がするんですけどぉ。 クレプスキュル {#FF8648 ふふふ…。} フクリン はんっ、どうせロクな扱いを受けて育ってないわよ。人工生命なんか。 フクリン 暗い洞窟に封じ込められて修行だけして、都合のいい時だけ実地投入される…きっとそんな感じよ! キュクロ へぇ、くわしいじゃねーか。経験でもあんのか?(ニタニタ笑いながら フクリン あああああ!!? 不敬!不敬よ! このルーズベルト家に対して~!! キュクロ おやおや失礼。この街の出身じゃねえんだわ、御貴族様。 キュクロ まあ、なんだ。 キュクロ お前らそろそろ帰った方がいいんじゃねえか? 空太郎 え??? なんでですかねぇ?? キュクロ 俺たちとしてもだ。見てみな。(クレプスキュルの方に首を振る。 クレプスキュル ??~~~(全身に力を込めて怒りをどうにか飼い慣らそうとしている。 クレプスキュル (力強く噛んでいる下唇からは血が滴っている。 空太郎 普通の様子じゃないですねえ!!? クレプスキュル 殺す殺す殺す殺す殺す…(虚ろな目でぶつぶつ呟きながらフクリンを睨んでいる。 フクリン なんでアタシ!!? アリセ ホントの事ばらしちゃったからじゃないですか? フクリン はああーあ!? アンタの見当違いな検証に乗ってあげただけでしょーが!? フクリン アタシのせいじゃないもん! アンタが言い出した事じゃない?? アリセ さあ~。アリセは知らないよぉ。福ちゃんの方がむかつくらしいじゃん?あの子。 空太郎 内輪揉めしてる場合ですかねぇ!? コロン えーっと…不味いな。この場合、護衛人さん達はどう動くんだい? アリセ ていうか。虐げられた者達の気持ち~とか言ってたくせに… アリセ 自分が虐げられてた事バラされておこなの意味わかんなくて面白いですね。 エメル 君は事態を悪化させる気しかないのかな? フクリン どさくさで追加煽りしてんじゃあないわよっ!? アリセ ぇー?だって。 何キレてんのかわかんないし。キレたいのはこっちだよ。 キュクロ あー、契約的にはどうだったか。お前ら殴んないといけないかもな。 空太郎 ちゃんと契約内容を確認してもらえませんかねえ!? ギミミス アタシはパス。私闘なら勝手にしてチョウダイ。(スマホいじりながら キュクロ 俺たちにとってもここでコイツに暴れられたら困るんだ。 キュクロ なだめろよ、がんばれ。 アリセ 嫌です。(即答) キュクロ できるできる。 アリセ 私にはその子をよちよちしてあげる筋合い無いんで。皆にもやって欲しく無いな~ってレベル。 エメル おやおや、冷静じゃないねぇ。(肩竦めて 空太郎 周りにも強要するレベルなんですねえ!? アリセ カスが甘やかされてるの見るとイラつきません? アリシア ぷ、プシュケはカスじゃないです…! アリシア あ……。 エメル …。 コロン …複雑、、、! エメル 君にとってはそうかもしれないね。 エメル …けれど、あくまで君にとっては、だね。残念ながら。 アリセ エメル先輩大概人の事言えないですよね? エメル そうだねぇ。今この場において穏便な立ち回りを取ろうと言う気になれないのだから、そうなんだろう。 空太郎 また内輪揉めですかねえ!? アリシア そんな……(エメルの言葉にあからさまにショックを受ける。 アリシア でもそうかも…そうだよね……うん…(虚ろな目で自分に言い聞かせる エメル 私の知る彼女の姿は、君に痛みや爪痕を残そうとしている様子しかないからね。 コロン 賢しい黒幕が理性を失って暴走化。それを皆で撃破。 コロン ってのは…冒険の〆としては綺麗な流れですが…護衛人sが邪魔ですね…(堂々と作戦会議 エメル 君が何度も彼女を庇おうとするのも、この際正直に言ってしまうと… エメル DV被害者の心理状態としか思えないかな。 空太郎 別の闘いを先に始めようとしてませんかねえ!? アリシア そっか……そうだったんだ…… フクリン な・・・は・・・っはぁ??! アリシア (アリシアの脳裏をよぎる過去の記憶 アリセ ・・・うわぁ。(それしか言えなかった アリシア (「泣かないで。私たちは家族なんだから、いつでも一緒にいるよ。きっとみんな幸せになれるよ」 アリシア (地下室で抱きしめられ、頭を撫でられる微かな記憶。 アリシア そうだ……。 アリシア お前なんか、お前なんか「家族」じゃない!! アリシア (そしてぼんやりとろけた笑顔でエメルを見つめる。 キュクロ おおっとぉ。 クレプスキュル (愕然とした顔でしばらくフリーズすると、 クレプスキュル (身体から虹色の気体が発せられる。 クレプスキュル あは、あはは。(涙を流しながら クレプスキュル みんな消えちゃ…… エメル …… キュクロ (その瞬間、キュクロの右ストレートがクレプスキュルの顎めがけ意識外から的確に放たれ キュクロ (クレプスキュルを気絶させる。 アリセ ―― えっ?? キュクロ あ、やべー。 キュクロ 契約違反か?いや、多分気づいてないからバレてないな。セーフだろ。 キュクロ な?(悪い笑みでアリセたちを見る。 ギミミス これって帰っていいってコト? アリセ …。なんだかびっくりな幕切れですけど。 アリセ これ、後は好きにしちゃっていいんですか? 空太郎 何する気ですかねぇ!? キュクロ いいんじゃね? エメル おやおや、物騒だねぇ。 まあ… 空太郎 良いんですかぁ!?良いんですねえ!?好きにしちゃって良いんですか!? エメル とりあえずこうしよう。(と言って、取り出す…… エメル 『魔導逮捕』だよ。(手錠?鎖? 懐かしの謎グッズ! アリセ は?なんですかそれ。 コロン うっ…なぜだかわからないけど嫌な思い出が蘇る… キュクロ へっ(部屋の入り口の方を見やる エメル 拘束用の便利アイテムだよ。大学祭実行委員会の為にギセブルス院生が開発したのだとか。 執事 {#00374A 失礼ですが。} 執事 {#00374A (コツコツとエメルに近づいてくる。} アリセ へぇー…。あの偏屈烏さんこういうの作るんですね。 執事 {#00374A お嬢様に何をなさるおつもりで?} 執事 {#00374A (殺気のこもった感情のない虚な目でエメルを見つめる。} コロン あの時の執事さん…! コロン 警戒してください皆さん! この人は最初の時も僕の“センス”を潜り抜けて現れてますっ! エメル 彼女が『虹色の気体』…大魔法発動の気配を見せた為、こちらの護衛が止めた。 エメル 目を覚ました時に再び同じ事をされないために、彼女を魔力ごと拘束します。 執事 {#00374A 何の権限で?} 執事 {#00374A 誘拐、ということならば。} 空太郎 また面倒なのが来ましたねえ!? 執事 {#00374A こちらもそれなりの対処をしなければなりませぬな。} エメル 先ずは緊急避難です。 エメル 貴方もこの屋敷を爆破されては困るでしょう? エメル 拘束した後の処遇の話はそれからです。よろしければご一緒に如何ですか? コロン 冷静だ…! 屋敷としての執事へ提案する形で敵意を収めてる…! アリセ まあ…いくら名家のお嬢様だからって、いつ暴れ出すかわかんない人放っとく訳に行かないですよね。(いけしゃあしゃあと 執事ウォルトン {#00374A 避難するのならば。} 執事ウォルトン {#00374A なぜお嬢様を拘束する必要が?} 執事ウォルトン {#00374A 身の安全の確保だけならば。} 執事ウォルトン {#00374A 今すぐ逃げればよいのではないでしょうか。} フクリン 何よアンタさっきからあー!!! エメル 今までの話は聞いておられたのですよね? フクリン そっちはコッチのおうち全爆発しといて、 フクリン そっち側はおウチもお嬢様も守って、おまえらが逃げろって、 フクリン わがままが過ぎるでしょうがーー!!大マヌケー!! 執事ウォルトン {#00374A ふむ。} アリセ マージでそれ。ムシが良すぎますって。 執事ウォルトン {#00374A それでは、爆発させればよいのでしょうか?} コロン 冷静な奴は居ないのか…!? エメル 私達は彼女を罪に問おうとしています。 エメル 何もかも爆発させて有耶無耶にしようなんて、権力のある名家らしい灰色の結末は望みませんね。 コロン エメルさん…!(冷静風な癖に煽り癖は抜けない人だな…!? アリセ …ていうか、『ロストパーク家のご令嬢』が大層大事みたいですけど。 執事ウォルトン {#00374A ふむ。有耶無耶。} アリセ さっきもうバラされちゃいましたよね。『本物はもう事故で亡くなった』って。 執事ウォルトン {#00374A な、なんと……。(震える素振りをしながら。} アリセ そこで倒れてるのはロストパーク家のご令嬢なんかじゃなくて、 アリセ 自分の生まれ育ちを勝手に下から僻んで周囲を敵認定して大事件起こす誇大妄想クソ害悪女なんですけど… 執事ウォルトン {#00374A ふふふ。} アリセ そんなに大事に護る必要、あるんですか? 執事ウォルトン {#00374A ええ。存じ上げております。} 空太郎 煽らなきゃ気が済まない人が多いですねえ!? 執事ウォルトン {#00374A ここに倒れているのは当初のクレプスキュル・ロストパーク様ではない。} 執事ウォルトン {#00374A ええ。そして旦那様も、奥方様も他界されました。} 執事ウォルトン {#00374A 長兄様は半身不随になり、出奔。} 執事ウォルトン {#00374A 偽者だとしても私どもが使えるべきは。} 執事ウォルトン {#00374A この。誇大妄想クソ害悪女。} 執事ウォルトン {#00374A のみでございます故。} アリセ うわぁ。お気の毒ですね。 コロン それは大層ご立派な理念ですね! 執事ウォルトン {#00374A 名家ですが、この家は呪われておるのですよ。(笑顔で} コロン でもその想いと裏腹に、クソ害悪女がいざという時に頼りにした護衛人は外部の人でしたよ? コロン しかも…その外部の人にぶん殴られて今の有様です。 コロン 無害な探偵ごっこをしている僕たちなんかじゃなくて、あそこの謀反護衛人とやり合ってもらうことは出来ないですかね? 執事ウォルトン {#00374A ふむ。} 執事ウォルトン {#00374A やぶさかではありませぬが。} 執事ウォルトン {#00374A ……ですが、それは時ではないのですよ。} コロン めんどくさい人だなあ!? 執事ウォルトン {#00374A 執事の私の思いとしましては。} 執事ウォルトン {#00374A お嬢様を連れ去られては困る、ということでございます。} アリセ 家の形を維持する事が、施設破壊の罪や護衛の命令違反よりも大事だからですか? アリセ …ふふっ。アリセのおうちもちょっと大変だから…気持ちはわかりますけど。 アリセ でも、気持ちがわかるから、言いますね。 アリセ もうこの家、とっくに終わってますよ。 執事ウォルトン {#00374A はっはっはっ。あなたは実に気分のいい方だ。} 執事ウォルトン {#00374A その通りでございます。} 空太郎 何を笑っているんですかねえ!? 執事ウォルトン {#00374A この家はもうとっくに終わっている。} 執事ウォルトン {#00374A だから、なんといいますかな。} 執事ウォルトン {#00374A 自分好みの終わり方を見てみたいものだと。} クレプスキュル ……………、 エメル ちなみにその終わりとはどのような? エメル 僕達も彼女をこのまま捨て置く訳には行きません。 執事ウォルトン {#00374A ふむ。生き様。} エメル 可能であれば、双方の望みが違わない形で着地できないかと思うのですが。 フクリン はいはい。「彼女」の身柄確保。「建物」の爆発失敗。「我々」の安全確保。この3つは譲れないわよね! クレプスキュル ……ハァ。 クレプスキュル 害悪クソ女のお目覚めだけど…? クレプスキュル で。私があなたたちに拘束されるとするじゃない。 アリセ おはよ~プシュケちゃん。寝覚めはどう? クレプスキュル かつてない最高の目覚め。陰気臭い会話でドブみたいな地下の匂い思い出したわ。 クレプスキュル 私たちに何かメリットある? フクリン やっぱりドブみたいな地下に居た事あるんじゃーん! クレプスキュル そうよ? クレプスキュル (完全に開き直ったようだ。 コロン …メリットなんてあるわけないだろ。いつまで有利交渉のつもりなんだよ。 クレプスキュル そう、残念。 クレプスキュル 暇つぶしに応じてあげてもよかったのだけど。 エメル まあ、君達が何を暴れた所で、この会話は全て外に流れているのだから。 コロン 濡れ衣計画は破綻して、お嬢様の秘密は暴かれ、護衛人は仕事放棄と謀反。 キュクロ (訝しげな顔をする。 コロン あげく執事は終わりを見たいとほざいてるんだ。 キュクロ ああ。楽しいじゃねえか。 コロン 「とっくに終わってる家」が司法で勝てる事も無いし、もう終わりだよ。 クレプスキュル それで? コロン …これ以上なんの説明が欲しいのさ? クレプスキュル 終わってたらすごすごついていかないといけないのかしら。 アリセ すごすごついてった方が身の為じゃないですか? クレプスキュル 何故? アリセ アリセ達、これから全員「司法のための証人」になると思うんです。 クレプスキュル そう。それで? アリセ もしかして「それで?」って言ったらレスバになってると思ってるタイプですか? クレプスキュル ああ、誤解してもらっては困るけれど煽ってるわけじゃないから。 コロン 結局何が聞きたいのさ。 エメル あぁ、もしかすると。「終わってる」からもう逆に無敵状態なのかな。 クレプスキュル ま、そういうことね。 クレプスキュル 終わってるからお前たちについていってもいいけど。 クレプスキュル 何?拷問? クレプスキュル 牢屋にぶち込まれてまずい飯でも食わされるの? エメル おや。それでいいのかい? エメル それなら話が早いのだけれど。 コロン 開き直ってる割には往生際の悪い人だな… クレプスキュル 基本的にはね。ま、終わってますから。 コロン 八首の2人はもう帰って良いんじゃない…? 後払い報酬とかまだ貰ってない感じですか?? ギミミス ん?帰っていいの? コロン だってもう仕事ないと思いますよ…? エメル 僕達は君を終わらせる為だけに此処に来た訳じゃないからね。(プシュケに クレプスキュル いいわ。 ギミミス ふーーーん。なんも聞いてなかったケド。ラッキー。 エメル 君には聞きたい事も幾つかある。委員会の管理下に置かれてくれると助かるな。 エメル あぁ、食事は割と良いものが出るらしい。国木田君が言っていたよ。 ギミミス じゃ、ちゃんと振り込めよなぁ。(と執事に言い放ちながら窓を開けて浮遊して遠くへ キュクロ やれやれ。 キュクロ どういう風の吹き回しなんだよ。 キュクロ つまんねえな。 キュクロ ……まあいいさ。 キュクロ (ぶーたれながら窓を開けて同じように去っていく。 コロン ふぅ……やーっと帰ったよ。2人とも。 クレプスキュル ふうん。尋問。 エメル 君としてはそこはずっと気が抜けなかったね。(コロンに(自分は? コロン そりゃあね。いざとなれば単独で屋敷を粉々に出来る人が臨戦態勢なんてのは心臓に悪いから。 クレプスキュル あ。メリット思いついたわ。 クレプスキュル そこのウォルトンとメイドのプリシラを連れていくこと。 クレプスキュル ドブ臭い飯なんて嫌だもの。ウォルトンの淹れる紅茶も飲みたいし。 アリセ え。人のは家ごと壊しといて何様……?? エメル どうどう。…そうだねぇ、条件付きかな。(腕組み思案 クレプスキュル お嬢様だけど。 クレプスキュル 何?爆破したらいい? クレプスキュル あと、そこのしたり顔してる能無し陰険クソキモ女ぶん殴りたいかしら。本気で。 クレプスキュル (アリシアを見て エメル …(アリシアの様子を窺う アリシア (一瞬躊躇うがエメルの視線を感じ アリシア な、殴りたいなら殴ればっ!! コロン 落ち着いて。殴らせる必要も無いでしょ。 コロン 最初はどうか知らないけど、今じゃあっちの有利は無いんだからさ。 アリシア 家族狂い人造人間!!! 空太郎 口撃力ですねえ!? クレプスキュル ………… コロン いや、んー…まあ…うん…(ヒートアップガールズを見て尻込み クレプスキュル (アリシアの言葉に表情を動かさず、ぽたぽたと涙を流す クレプスキュル ……はやく、はやくつれていきなさいよ。(上擦った声で 空太郎 泣いてますねえ!? エメル ……。 アリシア (言ってやったぞと誇らしげにエメルを見つめる コロン あの………今更泣かれても止めれないので…話進めさせて貰うと… エメル そうだね。(コロンの言葉に一言だけ返すと、クレプスキュルに歩み寄り コロン 頼み方は気に食わないですけど… コロン 3人(+ウォルトン、+プリシラ)とも連れて行くのは悪いばかりの提案じゃないですね。 エメル (ガシャン 手錠型の魔導逮捕グッズでプシュケの両手を封じる クレプスキュル (無抵抗に封じられる。 コロン この家に残して後から証拠隠滅とかデマ話拡散とかされると面倒ですし… ウォルトン ふむ。 コロン 最悪屋敷爆破や住宅街爆破される事も考えると…3人とも監視下に置く方がマシ…かも…ですかね…? ウォルトン その通りでございます。 アリセ たしかにー。何処からの立場で物言ってんの?って最初は思いましたけど… アリセ ものは考えようですねっ。コロン先輩。 コロン そうなんですよ。頼み方は最悪なので、躊躇しちゃいましたけどね。 コロン どっちかというとこっちの執事さんの方が破滅主義まっしぐらなので、放置するのも危険だなあと…考え直しました…如何ですか?(ウォルトン見て ウォルトン そうですな。もう老い先長くない身故。 ウォルトン ロストパーク家の滅亡を見届けたい気持ちがないと言えば嘘になります。 コロン はい。そこは勿論大丈夫ですって。 ウォルトン また我々も権謀術数には長けております故。 コロン 裁判に参加すれば貴方も「終わってる家の終わり」の瞬間に立ち会えますよ。 ウォルトン お嬢様の身にもしものことがあれば。 ウォルトン ふむ。 空太郎 なだめ役のコロンさんとエメルさんも煽るから収拾つきませんねぇ~!(と。小声でぼやいておきますねぇ~~!? ウォルトン まあ。たかがカルト宗教の根城を壊したくらいでどうしてそれがロストパーク家の終わりとなるのか理解できかねますが。 ウォルトン そうおっしゃるのであれば。 アリセ たかが? ウォルトン たかがでは? フクリン 終わりたいんなら素直に終わっときなさいよ!ムカつくジジイね!? エメル フフ、落ち着きたまえよお嬢様がた。この老執事はもうご高齢なんだ。 エメル 先程までのコロン君の丁寧な説明も耳に届いていないようだからねぇ。 フクリン 人口お嬢様おったててその子に全部犯罪なすりつけて終わりを楽しむジジイなんて最悪じゃない! フクリン 重要参考人じゃなくて黒幕としてこのジジイも裁判にかけないと気が済まないんですけど!? ウォルトン 優秀な学生がカルト宗教にのめり込むことはままありますので。 ウォルトン おいたわしや。 ウォルトン 選民思想のリーズベルト大生。 ウォルトン 果たして本当に世論は味方するのでしょうか。 ウォルトン それも含めて楽しみたいと思うまでです。 コロン うーん。終わる気があるのかないのかわからん人だな。 エメル もう面倒になってきたね。 エメル 会話が成立していないし、やる事はもう決まっているのだから。 コロン そうですね…八首2名居なくなってからの口論は特に意味がないですからね… フクリン 単にムカつく!! コロン メイドの…なんとかさんもココに呼んでもらえますか?補導するので… アリセ わかるよ福ちゃん。多分地雷所は全然違うけど、ちょーわかる。 プリシラ (前に出て、さっとスカートの裾を持ってお辞儀する。 フクリン アリセちゃん…!アタシはジジイのがムカつくわね! アリセ …でもさ、今になってこんな事言いだすって事は。 アリセ 私達が怒り狂って暴れるのを狙ってるんだよ。きっと。 フクリン っっ!? そういえば最初からその狙いだったわねコイツら!? フクリン その手には…乗らないんだから!大マヌケ!! アリセ そ。…だから挑発に乗っちゃ駄目なんだ。 ウォルトン 元気で何より。 ウォルトン さて、参りましょうか。 アリセ 全部聞いてるイオン教授に後の事は任せなきゃ。(責任おっ被せ フクリン あら~かわいそ~(言いながら表情はケタケタと笑み浮かべ エメル (予備で持ってきてた魔導逮捕グッズを取り出し、片方をコロンに投げ渡す コロン えっ!?(びっくりしながら受け取り エメル ん。従者をそのまま歩かせる気だっていうのかい? コロン いや…エメルさんがやってくれるものかと思って油断してて… ウォルトン ふむ。私はお断りします。 ウォルトン 高齢ですので。手錠などされれば死んでしまいます故。 空太郎 小生、メイドさんに手錠をかけたいと常日頃から思っておりました!立候補させて頂けないですかねえ!? エメル 要望を聞く気はありません。 ウォルトン 勿論あなた方に一才手出しはしない所存です。 ウォルトン 何の権限で? エメル 「緊急私人逮捕」…といったあたりでしょうか。 ウォルトン あなた方は学生です。 エメル 私達はこれまで何度も屋敷の爆破を示唆されていますからね。 コロン ゴネたら本物の魔道警察呼ぶだけなんで待つ時間長くなるだけでは…? ウォルトン ですが、あなた方も私たちを幾度となく恐喝しました。 ウォルトン 脅迫。 空太郎 あの!メイドさんの方は先に済ませても良いでしょうかねえ!? プリシラ (無言で手を出す。 アリセ どうぞ~。 クレプスキュル ハァ……。 空太郎 エメル様!手錠を恵んでくださいませ!!(エメルに両手差し出す クレプスキュル 当主命令よ。手錠をされなさい。 エメル (無言で空太郎の両手に手錠を落とす ウォルトン む、しかし。 空太郎 うひょ~~~!!(手錠に飛びつき 空太郎 逮捕しちゃうぞっですねえええ!?(ノリノリでメイドさんに手錠ガッシャンする クレプスキュル ……。まぁ。あいつは単にへそ曲がりで束縛が嫌いなだけよ。 クレプスキュル 執事のくせに。 コロン いや…若者の足を引っ張るのが好きな寿命間近の枯れ木ってだけだと思いますけど… プリシラ (ガッシャンされる。 アリセ うわ…(ノリノリ太郎に普通に引いてる 空太郎 任務完了ですねえ!? 空太郎 (逮捕されたメイドさんをジロジロ見てる太郎 空太郎 なかなか“絵”になりますねえ!? プリシラ 何でしょうか。 エメル さて、僕の分の手錠は空太郎君に渡してしまったからね。 エメル コロン君、頼めるかい? プリシラ ご要望があれば何なりと。 空太郎 ごごごごごご要望!!? コロン そうだね。早くしないと警察に突き出す人が1人増えそうだし。 コロン (嫌々と執事に近づいて ウォルトン むううう。 コロン えー重要参考人…お嬢様命令で執事を逮捕します。(一応宣言してから ウォルトン 自由、自由。(ぶつぶつ言ってしょぼくれている。 コロン (ウォルトンの手首に手錠をかける クレプスキュル さて。 フクリン 自由が好きなら執事なんてやんなよマヌケ!! クレプスキュル 皆で死出の旅に行きましょう。 ウォルトン ……。(ふくれつらでしょぼくれている。 コロン はい。帰り道にしょーもない罠にかかりたくないんで、慎重に帰りますけどね。(目を魔力で光らせながら エメル フフ、最後まで気が抜けないねぇ。 コロン そうですよ。自称「終わってる人」なんて、ロジック通用しないですからね。 フクリン じゃ!このまま帰って、任務完了ね! アリセ おうちに帰るまでが遠足って事ですかぁ? お手伝いに強化魔法掛けます?(コロンに フクリン 委員会参戦後のアタシ達!無事に一仕事終えたって事で良いわね!? プリシラ 空太郎様。(いつの間にか名前を聞いたのか、色っぽい目で空太郎を見つめる。 空太郎 いつのまに小生のお名前を!!? コロン あーんーーいや。空太郎パイセン見張っといてください。(アリセ、フクリンに アリセ ぁ。 ぁ~。ラジャーです。(全てを察したかしこいアリセちゃん プリシラ ……。(途端に死んだ目に戻る。 フクリン はーーーしょーーーがないわねーーー コロン じゃあ。そういうわけなんで。 コロン 今から帰りますね。(誰に言っているかわかりづらいように、イオン教授に伝える コロン (帰路になんかあったら対応頼むよ。そっちに着く時には3人の面倒な人がいるから受け入れ態勢整えてほしいな。新入りメンバーの活躍はどうだったかい?など様々な意味を含むイオンへの伝達だが………急に言われてどこまで出来るか… アリセ 皆さん、お疲れ様でした~。 クレプスキュル (じっとアリシアを見て クレプスキュル ……、(あたしは何も出来なかったな クレプスキュル ……ごめんね、みんな。 フクリン ーーーーー フクリン (「委員会参戦後のアタシ達!無事に一仕事終えたって事で良いわね!? 」 フクリン (「はいはい。「彼女」の身柄確保。「建物」の爆発失敗。「我々」の安全確保。この3つは譲れないわよね!」 フクリン ・・・。・・・。・・・。 妄想フクリン ーーー 妄想フクリン っはぁ。全く。結局アタシがでしゃばらないと埒が開かないんだからっ! 妄想フクリン 良いこと!?頭でっかちの皮肉屋達! 妄想フクリン 魔術師なんだから、困ったら… 妄想フクリン 魔法で解決なさい!! 妄想フクリン (ぎゅいーーーん!びゅおーーーーっぴゃーーーーーん! 妄想フクリン 「弱きは強く。小くは巨く。」 妄想フクリン 「幻の籠で羽ばたけ。」 妄想フクリン 「ルーインズ」 妄想フクリン 「巨幻壁」 妄想フクリン (ごごごごご 妄想フクリン (びゃーーーー 妄想フクリン (びかーーー 妄想フクリン (クレプスキュルそのものの姿に変身!!! 妄想フクリン 執事!(【認識阻害】!アタシがあんたのお嬢様! 妄想フクリン アタシの側にいなさい!ついでにメイドも! 妄想フクリン (じゃーーーん 妄想フクリン (ぴぽぱぽぴぴぴ。 妄想フクリン (けーたい。 妄想フクリン (ぐるーぷ連絡。 妄想フクリン (「委員会のみんなへ」 妄想フクリン (「ここはアタシが引きつけるわ。」 妄想フクリン (「アタシを置いて・・・」 妄想フクリン (「早く貴方達は行きなさいっ!」 妄想フクリン 妄想コロン「そうか…!すごい魔法でお嬢様そのものに成り代わって…!」 妄想フクリン 妄想アリシア「屋敷の近衛兵5億兵を1人で抑え込んでくれるの…?」 妄想フクリン 妄想エメル「全くキミは…出来た転校生だよ…」 妄想フクリン 妄想アリセ「福ちゃん…!アンタの事は忘れないから…!」 妄想フクリン 妄想空太郎「ですねえ!」(適当) 妄想フクリン (うん・・・そうよ・・・ 妄想フクリン (これがアタシの・・・活躍・・・! 妄想フクリン (アタシを犠牲にみんな・・・! 妄想フクリン (真犯人を捕まえるのよ・・・! 妄想フクリン ・・・。 妄想フクリン ・・・・・・・・・。 フクリン ・ ・ ・ 。 フクリン ってならなかったんですけど!!? フクリン わがまま女!ゴネジジイ!色目遣いメイド! フクリン 次こそは・・・大活躍するんだからね!? フクリン (等と、仮家のベッドで足をバタバタさせて喚いていた夜 フクリン (偏屈キアシス列伝『非戦の私人逮捕』編 ~完~ フクリン ーーーーー
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エレアさんが入室しました 輝空さんが入室しました セレンさんが入室しました ミカエルさんが入室しました 空太郎さんが入室しました コロンさんが入室しました ロルさんが入室しました エメルさんが入室しました エリスさんが入室しました ハルマさんが入室しました 輝空 (イリゼ戦から早1週間… 輝空 (暗いニュースの続いた学園で、その学園を救ってくれた2人の奇行だ。の日の放課後。 輝空 さて。 輝空 お揃いかな。 セレン (いつもの喫茶二階の会議室 集った顔触れを見渡し 輝空 治療やら現場検証やら記者会見やら魔導警察対応やらで、 輝空 すっかり時間が空いてしまったね。 セレン 流石に皆さん、お疲れ気味ですか? まっ、こういう時こそ明るく… セレン うわ明るっ!(会議室の一角を見て セレン ていうか…甘い!幸せオーラ出てますよ! エレア (その横で死んだ目でちょこんとすわっている 空太郎 あれは……明らかになんかありましたよねえ???(ロルと手を繋いでニコニコと座る偉大天使ミカエルを見ている セレン この陰鬱になっておかしくない深刻な状況の中で…明らかに眩しく幸せそうな… ロル いやあ…まあ…その… ロル 付き合い…ました… ロル (照れくさそうに ハルマ うん? 何だ何だ?つまり…… ハルマ おめでとう!!! エレア (ろくにご飯を食べていないことがわかるやつれた表情をしている エレア ……うん、おめでとう… ハルマ 拍手喝采祝福御礼! という所だな! アリシア おめでとうございます〜(ぱちぱち エメル おやおや。何か訳ありのようだったけれど、どうやら丸く収まったんだねぇ。 コロン うん…おめでとうですね!センパイ! エリス ひひひ。まさかそうなるとはねぇ〜? アリシア いいな〜〜〜あこがれるな〜〜〜(きゃっきゃしながら ハルマ はっはっは!うんうん、良い事だと思うぞ!良き報せは心が明るくなるというものだ! ハルマ 大学祭実行委員会はその実恋バナ推奨委員会でもあるからな!! セレン へぇ~、いつの間にかそんな風になったんですね。いいですね!学生らしくって! ミカエル ええ。ええ。ありがとうございます。(微笑み ロル (顔を真っ赤にして照れている 輝空 ああ。色々と、色々とあったようだが、 輝空 ひとまずはおめでとう。そしてお疲れ様。 エレア ………… エレア あの……、 輝空 君たちの活躍で、ひとまず学園は守られた。 輝空 あぁ、勿論わかっているとも。(エレアを見て エレア ニカと連絡が取れないんだけど、 エレア ……… エレア (キアの声を聞いてうつむく 輝空 おめでたい事ばかりではない。 セレン 行方不明者、ですか…。 ハルマ うん? …あれ?確かにいないな。 いつもの軌道修正とツッコミが入らないと思ったら。 輝空 “イリゼ”の件はあまりにも被害が大きかったから記者達の目にも留まったし、あの“古代魔器”が絡んでいるとわかってから各界隈のハイエナがオコボレを狙いにやってきたし、“無事”この学園での事が街中に知れ渡ってさぞ僕の同僚は“心配”してくれているだろうが、まあ、まあ、そんな事よりも。だ。 セレン (輝空の説明を聞くだけでげっそりしている しわしわのピ〇チュウのように 輝空 ニカ君の事だ。 輝空 セレン君。現時点でわかっている事を皆にも共有してくれないか? 少し、ニカ君のプライベートな事にも触れる事になるけれども。 セレン はいっ。(しわしわ顔を元に戻して顔上げて アリシア えっ……!ニカ先輩いなくなっちゃったんですか?!! セレン ニカさんが最後に目撃されたのは、ちょうど一週間前。 セレン 『イリゼ』の騒動が起こる前…、ちょうど今と同じようにここで会議をした日ですね。 輝空 最初、ボクは『イリゼ』事件に巻き込まれたのだと思ったんだけどね。 アリシア そうなんだ……(エレアを横で見ながら 輝空 君達の戦闘報告にニカ君は居なかったし、 輝空 どうやら(セレンが)調べてみたら、違う話の可能性が浮上してきているようでね。 エレア …………(憔悴しながら真剣に聞いている セレン はい。ここで会議(とパーティ)を終えた後、アレンシスの方に向かう姿が目撃されてるんです。 ミカエル アレンシス・・・? セレン つまり、彼は大学を既に離れていた。『イリゼ』とは全く別の理由で姿を消した事になります。 ハルマ アレンシス。あぁ、そういえば彼奴は元老院の出身だったな。 コロン 高貴な魔法のお家が集う地域の名前ですよ大天使センパイ。 ロル アレンシス…か…… ロル (何やら考えこみながら 輝空 それで、その目撃証言を元に(セレンが)アレンシスに聞き込みをして来た所なんだ。 ロル 金と権力が集まるところだから、色々な噂を聞いたことがあるけど…… ロル でも、巻き込まれるとしてもなんでニカ君が……? アリシア お金持ちがいっぱい住んでるとこですよねー?!! アリシア 「魔術マダムたちの夕暮れ」、見てました〜? あのドラマ好きなんですよねえ。 アリシア アレンシスで撮影しようとしたら偉い人に怒られてできなかったからセットらしいんですけど… アリシア ……… アリシア あっ…… アリシア (今はドラマの話どころではない雰囲気を察する エメル (エメルにはあまり土地勘が無い。大人しく話を聞いているが エメル それだけ聞くと治安は良い地域のようだけれど。 ハルマ うーむ。治安は良いがあまり良くないというか…(うーん、と首傾げ ロル まあ…キアシスで力のある人はちょっと一癖ある人が多いからね… コロン うわー。めちゃめちゃ実感を伴う感想ですねー(思わず。2人に。 ハルマ お前もわかるか少年!(はっはっは)まあ…「由緒正しい」家が建ち並ぶって事だからなぁ。 エメル フフ、相変わらず面倒事の多い街だねぇ。 セレン まあ…、当のロンズディールさんのお宅には門前払いされちゃったんですよ。 エレア ……そう……なんだ…… エレア ………(しわしわのピカチュウになって固まる セレン …連絡が取れない事は知ってる風だったんですけど。全然取り付く島も無いって感じで。 セレン むしろ『頼むから大事にしてくれるな』っオーラがすっごい出てました。 エメル そうなのか。ご子息が行方知れずだというのに? エレア … エレア ……… 輝空 おそらく捜索依頼も出していないだろう。 アリシア ニカ先輩もいろんな事情があるのかな… 輝空 かといって匿っている。つまりロンズディール家に軟禁されているという線も違う気がする。 セレン はい。それも違う感じがしました。 ミカエル まぁ…それでは何処へ… エリス どさくさに紛れて消されたかい? コロン 物騒な事言わないでくださいよ! コロン それにニカセンパイだけピンポイントで狙うのも変な話でしょう。 エレア 消される…って何……? セレン まだそうと決まった訳じゃ無いですからー! …え、いくら元老院家だからってそこまでの事無いですよね…? 輝空 荒唐無稽な推理で場を乱すのは感心しないなエリス女医。 輝空 ニカ君は確かに優秀な生徒の1人だが、闇に乗じて消すならもっと適任なターゲットがいるよ。 輝空 例えばボクとかね。 セレン 確かにですね!(納得 コロン 確かに今は若き議員の力に加えて実質的な理事長代理権限… コロン 暗殺は元より、洗脳魔術にかけるならこれ以上ないお得商品ですね。流石センパイ! エリス ひひ。そうだねえ。そりゃあすまなかったよ。 エリス それじゃあなんだい? ニカの子は何処へ行っちまったってんだい。 エリス ちょびっとその子(ロル)と喧嘩みたいにはなってたけど可愛いもんじゃないか。居なくなる程の事じゃあなかったわよねぇ? ハルマ 権力絡みの陰謀策謀じゃないのなら…やっぱり学校側の事件に巻き込まれたんじゃないのか? ロル 権力、か…。 ロル そんなことに巻き込まれているようには見えなかったけど…。 エメル フフ、何やら揉めていたようだったけど、喧嘩して不貞寝したとしても一週間は長いねぇ。 ロル まあ…ちょっとはケンカしたけど…… ロル それでいなくなる……ことはない…よね…… ロル (少し暗い表情で考え込む ミカエル ええ。ええ。 ミカエル あの時のロルさんには大層憤っていたご様子でしたが… ミカエル 私達の知っているニカさんなら、大事な会合に顔を見せないなんて事はおかしいですね。 空太郎 そこで! 空太郎 この雷人愚三 ライジングサン の大魔法の出番というわけですね! ハルマ 何…だと!? セレン え? 輝空 実は空太郎君の“魔法”の力を借りたくてね。 輝空 この会の前に少し依頼をしていたんだ。 セレン な、何か…あるんですか? え、輝空先輩公認!?(めっちゃ意外そう(失礼 アリシア えー!!そんな魔法持ってたんですか?? アリシア ただのフラれる人じゃなかったんだ…… エレア ……、ありがとう……。(潤んだ目で 空太郎 ふふふふふ。皆の驚く顔が見れて嬉しい反応ですねえ。 ハルマ 流石はオレ達と同じく七人衆の雷人愚三 ライジングサン だな! ハルマ で!一体何をするっていうんだ? 空太郎 僕の大魔法によって………キアシスに大量のパトロールドローンを飛ばすプログラムを走らせましてね。 セレン すっごい本格的じゃないですか! 空太郎 画像認証システムによってニカ君とその接触者がそれぞれ街の何処でいつ目撃されたかの記録を集積し手掛かりを解析する大魔法なのだけれども… アリシア すごーい!!よっ!フラレマン!!(ぱちぱち拍手しながら エメル へぇ、実用的だねぇ。そういう魔法もあるんだ。 空太郎 うん。元々は僕が自分自身がストーカーに目覚めてしまった時用に余暇で作ったプログラム……ーあ。大魔法なんだけども、 セレン 聞き捨てならぬ説明が聞こえた気がしますけど!? 空太郎 役に立つ時が来て良かったよ。男性の画像を認証しないモードを気まぐれで実装してなくて間一髪だった。 ハルマ うーむ。天才と変態は紙一重という事か。 コロン この人、キアシスに居ない方が活躍出来るんじゃ…? エレア それで……、 エレア 何か……、わかった……? 空太郎 う、ううう、う、うん。 空太郎 直接対面している写真を収めた訳ではないけれど、 空太郎 ニカさんの「知り合い」と呼べる人の中で最後に会っている可能性が高いとAIが…あ。大魔法が示したのは… 空太郎 『司教 ビショップ 』イオン教授だろう。と。指し示している。 エレア イオン……先生……? ミカエル まぁ?まぁ?先生が? エメル …教授が? エリス 原理不明なクセに随分とあっさり名指しするのね。その大魔法は。 セレン 大学の先生…ですか。 輝空 ふむ…イオン教授であればニカ君の交流範囲内でも会っていてもおかしくないが……… 輝空 どうだろう。セレン君。何か聞き込みした情報で、心当たりのある 輝空 多少強引でも良い。結びつけられる証言はないかな。 セレン イオン教授は、……今回の聞き込みってわけじゃないですけど、確か教授もアレンシスにお住まいですよね。 エリス そおねえ。というかリー大関係者は必然的にアレンシス住みがまあまあいるけども。 エリス 女王阿笠一葉もアレンシス住みね。一応。 アリシア みんないいとこすんでるんだなー!! アリシア 私も住みたいです! コロン 「アレンシスに向かった」というさっきのニカさんの目撃報告と一致しますね。 アリシア あれ…?阿笠先生がアレンシスに住んでるんだったら…… コロン それなら… 1.ニカさんはアレンシスに向かった 2.ロンズディール家には監禁されていない 3.会った可能性が高いのはイオン教授 コロン どれも同時に存在出来る仮説になりますね。センパイ達! ハルマ つまり! イオン教授に監監禁されたのか! ハルマ ……何でだ??? エレア 監禁…… エミリーさんが入室しました エミリー (遅れてやってきたので、部屋の入り口で気配を消していた。 エメル (ふーむ。と考え)二人が学内で剣呑な雰囲気で話しているのは何度か見た事があるけれどねぇ。 エレア たしかに…、私もちらっと見たことあるかも。 エメル もしかすると彼等の間には、我々が知らない繋がりがあるのかな? エレア とにかく…、他に手がかりがないなら行こう! エメル おや。直談判かな? エミリー ハァ……。(深いため息 輝空 プライベートな事だから少し言い淀んでしまっていたが…そうだね。 輝空 言おう。イオン教授はヴェルハリー家。 輝空 つまり…ニカ君のロンズディール家の分家筋にあたるお人だね。 エレア ・・・・・・・ エリス 待ちなリーズベルトのセガレ。 エリス そのままの言い方じゃあ誤解するだろう? セレン えぇっ…… じゃあつまり二人って親戚…!? え、まだ何か!?(エリス見て エリス イオン教授には本家をブン取ろうとか当主になってやろうなんて気概は無かったハズだけどね。 エリス だったら人気教授だなんてぬくぬくやってないで元老院とかそっち方面に食指を伸ばすはずだろう? アリシア お家騒動の線は薄いと…… コロン でも会ってはいそうだよね。 アリシア キアシスじゃよくある話なんですけどねー! 空太郎 僕の大魔法だと会っていると示しているね。 コロン それならやっぱりアレンシスで出会って、そこで何かあったんじゃないかな? コロン そこでため息ついてる君もアレンシス住みだったっけ?(エミリー見て コロン なんか見たり聞いたりしてないですかね? セレン あれ?(部屋の入口見て セレン あ、エミリーさん!入ってきたらよかったのに。 エミリー フン…。 エミリー ま、四の五の言ってられる状況じゃなさそうだし、 エミリー アイツはムカつくけど、まあ、手伝ってやってもいいけどね。 アリシア そうそう、エミリーさんもアレンシス住みなんじゃないですか?! ハルマ つまり! 何か有力な情報を持っている! …のか!? エミリー 別に。ただ、あそこら辺はまあ詳しいから。 エミリー いろいろ胡散臭い所もあるしね。 エミリー ただ、まあ…。 エミリー 何手にかは分かれる必要があると思うケド。 エレア じゃあすぐに作戦会議しよう!!! セレン そうですね! よろしくお願いしまーす! ロル ……ま、まあ。焦る気持ちはわかるけど。一旦冷静に考えてみよう。 エレア 冷静になんか……、なれるわけないよ…… ロル ………ご、ゴメン エミリー ハァ……。じゃ、司会よろしくね。(キアとセレンに セレン その辺はお任せくださいっ(伊達に秘書やってませんし、先輩も人前でしゃべりまくってないですよ!
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登録日:2012/02/26(日) 21 34 49 更新日:2024/04/09 Tue 13 56 09NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 土山しげる 大食い 大食い甲子園 打ち切り 漫画 甲子園 週刊漫画ゴラク 大食い甲子園とは、週刊漫画ゴラクに連載されていた漫画作品。 作者は『食キング』『極道めし』『ばくめし!』などで有名な土山しげる。 「大食い」(フードファイト)が競技として人気のある架空の日本を舞台に、 高校生達が「大食い部」と言う部活を通じ、大食い甲子園を目指していく内容。 大食いが野球やサッカーなどのようなスポーツ競技として認識されている世界観で、大食い勝負に青春をかける若者達のスポ根的ドラマが展開される。 一応、同じく大食いをテーマとした「喰いしん坊!」の続編であることが匂わされているが、 カルト的人気を得た「喰いしん坊!」と違い、早々と打ち切りとなってしまった。 ■あらすじ 岡山県立桃太郎高校。かつては大食い甲子園への出場経験すらあった名門大食い部を擁するこの高校だったが、近年は一回戦敗退の常連となる弱小高校となってしまっていた…。 そこに新監督として赴任してきたのが、森山空太郎。彼の指導により、桃太郎高校は、強豪・鬼ヶ島高校との練習試合(おにぎり大食い)を互角に戦う健闘を見せた。 だが、その翌日、レギュラー部員全員が退部届けを出してきてしまい…。 それでもめげなかった空太郎監督による、新・大食い部が立ち上げられ、彼らの青春をかけて大食い甲子園挑戦への道が始まった! ■主要人物 ◆盛山空太郎 桃太郎高校の新監督として赴任してきた男で、本作の主人公。 かつては山梨の名門・宝刀高校大食い部のキャプテンだったが、親友の妹の手術代を稼ぐため、試合前夜に無断で賭け大食いをしたため、試合は出場停止。 本人も退部した過去を持つ。 その事件さえ無ければメジャーリーグへの進出も夢では無いと言われていた。 そして、海外での大食い修業を経て、桃太郎高校の監督へ就任。 豪胆な性格ながら、従来の根性論に依らない論理的、生理学的見地に基づく大食いトレーニングにより、弱小だった桃太郎高校を成長させていく。 ◆山本康太 三年生。かつては大将を務めたキャプテンだったが、大食いには適さない胃の持ち主だと空太郎に諭されその座を降りる。 だが論理的なトレーニングの組み方と統率力を見込まれ、キャプテンのままマネージャーとなる。 その後もレギュラー達を陰ながら支えていく。 ◆坂野留美 二年生女子で大食い部マネージャー。 練習用の料理の調理等を担当し、メニュー等も彼女が組んでいる。 新旧ともに大食い部を支えてきた存在。 キャプテンの山本に惚れている模様。 ◆矢沢拓也 一年生。空太郎就任時からの部員だったが、鬼ヶ島高校との試合後、「プレッシャーに弱いし飯は好きに食べたい。他の部活に入る」と一旦は退部するも、やっぱり大食い部が性に合っていると出戻った。 プレッシャーへの弱さも後に克服し、桃高の重要な戦力となった。 ◆原満 一年生。肥満体型なために最初は入部を拒まれた(肥満だと胃が脂肪で抑えられるため)が、空腹の余り二升もの飯を平らげたのを見込まれ入部。 応援してくれる周囲や両親のため奮闘していく。 シュウマイ対決の際、グリーンピースが食べられなかったりして苦戦するが、フランクフルト勝負で二つに折って中身から食べると言う方法(普通に喰うと皮が固くて顎が疲れてくる)を使い勝利するなど、着実に戦力となっていく。 ◆林屋彦助 二年生。落語研究会と掛け持ち。時そばの研究のためにざるそば十枚平らげた所を見込まれ入部した。 胃拡張のために池一杯のそうめんを食べさせられる地獄の特訓においても終始美味そうにそうめんを食べ続ける程の麺類好きであり、うどんなどの麺類勝負では無類の強さを誇る。 ◆梅小路香 二年生女子。ぽっちゃりしているが、切り揃えた前髪の品の良いお嬢様風の少女。元茶道部員だったが、練習用懐石弁当十個を盗み食いして一人で平らげてしまい、それがバレて退部。大食い部へ入部。人目はばからず大好きなご飯をたくさん食べられるので気に入っている模様。 ペースを崩さない品の良い食べ方が持ち味で、勝負後には手を合わせて「ごちそうさま」と言う。 ここぞという勝負所ではペースを上げることもでき、その場合はメガネを外す癖がある。 ちなみに、試合においても相手から「女子だから」等と舐められた様子などもなく、女子校に名門大食い部があったりもするようなので、この世界では大食い競技が男女混合なのは普通の事のようである。 大食いの実力はかなり高く、県大会決勝戦まで出た試合では負け知らずであったのだが、 決勝戦、試合前に行った掃除中のトイレで脚を滑らせてしまい転倒、その際に手を負傷してしまう。 そのため決勝戦は戦うことができず、棄権せざるを得なくなってしまった。 (腕を吊っている描写があるので、最低でも手首の酷い捻挫、最悪だと骨を折っている可能性もある) ◆早味翔 二年生。茶髪の不良風の少年で、大食い部のエース。 取り巻きの女子から十個もの弁当を受け取り完食してしまう大食漢で、「ペースを崩さない」、「水分は500oペットボトル一本きっちり」、「食前三時間前に野菜ジュースを飲む」、「勝負前日も大食いして胃を拡張しておく」等の大食いテクニックを誰に言われるまでも無く行っていた「本能のアスリート」。 友人の家を助けるために鬼ヶ島高校大食い部と戦っていたが、彼らの下品な態度を見て大食い部に嫌悪感を持ってしまい、当初は入部を拒んでいた。 が、鬼高のOBとの対決で危機に陥った際、空太郎のアドバイスを受け逆転勝利。彼に恩義を感じると同時に、「アスリート競技としての大食い」の奥深さに惹かれ、「借りを返す」と言う名目で一年間の入部を約束した。 当初は「自分のやり方で訓練する」と部活での練習を放棄していたが、「個人トレーニングで勝てる程甘くは無い」と空太郎に諭され、同時に、校長の口から彼の過去を聞き、「かっこいい!惚れたぜ!」と空太郎に心酔。以後、真面目に部活にも参加し、桃高大食い部の主力として成長していく。 ■大食い競技 この世界では、大食いが競技として人気があり、実在の野球の甲子園のような全国大会(大食い甲子園)が存在していたり、プロフードファイターやメジャーリーガーなどもいるらしい。 その競技は、だいたい以下のようなもの。 競技は団体戦が主で、先鋒、次鋒、中堅、副将、大将の順番で一人ずつ争い、先に三勝得た方が勝ち。 両陣営が交互にクジを引き、競い合う食材を決め、十分間でどれくらい食べられるかを競う。 見苦しい食べ方をしたり吐き戻したりしたら審判により「食指導」や「食警告」などが出る事もあり、その分判定で不利になる。なおもこれが続くと敗北となる。 「喰いしん坊!」に出てきた邪道喰いに至っては全面禁止で、公式試合ではもちろん、対抗試合…つまり高校同士の練習試合においても使うのはダメ。もし破ると、その時点で敗北&対象の大食い部は三か月間全ての試合に出場停止という極めて重い処分が課される。 礼儀にかなり厳しい。作中では「試合前に応援団の声援に応え、ピースサインを思わず出してしまった」選手に対し「食指導」が出てしまった例がある。挑発的な言動やジェスチャーなどもってのほか。ただ、試合が終わって席を立った時点でピースサインなどを出すのはセーフな模様。 食べた量が同じ場合、残り皿の計量により判定。それも同じな場合は食指導、警告の有無や食べ方の品度などで勝敗が決まる。 ■作中に出てきたテクニック等 ◆普段から一定量の大食いをし胃を拡張しておく ◆とにかく一定のリズムで、自分のペースを崩さない。スピードアップをしても一口の量は決して変えない ◆水分は一定感覚で一定量を補給。特にたこ焼き等の粉ものは水を吸うと腹で膨れるので注意。 ◆フランクフルトやタコなど、顎を酷使する食材は終盤に疲れないよう、食べ方を工夫する。 ◆天ぷらうどんの天ぷらは食べやすいよう、椀の底に沈め柔らかくしてから食す(しかし、これをやると天ぷらがツユに溶けてしまうので、本来は残す事を許されるツユを飲みほさねばならなくなる)。 ■余談 現在、大食い競技は、テレビを見て真似した子供が窒息死する等の事件もあり、控えられる傾向にある。なので、この世界観のような大食い競技のメジャー化はこの先も実現は難しいと思われる。 実際、大食い競技は窒息の危険の高い危ないものである。 皆様も、迂闊に真似をしないように。 本作には獅子戸錠二や空界(空念)と喰いしん坊のキャラが年月を経て登場しており、ある意味喰いしん坊の続編と言える。 その割には社会の文化レベルは全然進歩してないが。 「邪道喰い」のないさわやかスポ根な世界ではあるのだが、それ故に 肝心の食バトルシーンのダイナミックさに欠けてしまった点は否めない。 打ち切りになってしまったのも、この辺りに一因があるのは間違いないだろう。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 大食いが競技になるなんて、カオスな世界だな。 -- 名無しさん (2014-06-19 10 26 25) 社会の文明レベルって数年かそこらで変わるものなの? -- 名無しさん (2016-03-03 11 50 00) ハンター錠二が顧問している、強豪校との試合に勝ったところで完結しちまったな。内容的にストーリー続けるの難しかったのか -- 名無しさん (2017-05-11 11 46 28) 数年どころか喰いしん坊を契機にFFの地位が増して大食い甲子園開催なら前作から35年以上、空念が和尚になって10年なので最低でも前作から20年くらいは経ってる -- 名無しさん (2018-06-09 01 48 26) 主人公勢やライバルにあまり魅力が無かったのが、最大の欠点だったと思うんですよね。キャラが立っていたのは盛山と早味ぐらいだったし… -- 名無しさん (2019-05-09 17 42 26) 香ちゃん可愛いのでそれだけでも終わったのは惜しかった…まあこれ以上話作れねえだろとは思うが -- 名無しさん (2020-03-04 16 45 27) 名前 コメント