約 45,730 件
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/530.html
美琴「はあ、はあ……ここまで、くれば……」 警備ロボから完全に逃げきったことを確認し、美琴は膝を折って屈みこんだ。 禁書「大丈夫?」 美琴「さすがに、ちょっと疲れたわ……休憩させて」 それなりに体力に自信がある美琴でも、人一人背負って走るのはかなりの負担だ。 だがそれよりも問題なのは先程の戦闘で負ったダメージだ。 美琴(……っ、アイツの攻撃を避けた時かしら、ね) 擦り傷や軽い火傷はまだ良いが、インデックスを抱え壁に激突した時の背中の痛みが徐々に強くなってきた。 禁書「……もしかして、どっか怪我してるの?」 美琴「え? ああ、別にたいしたことないわよこんなの」 ???「いいえ、大したこと大有りです」 美琴「あ、アンタ……」 禁書「お、おんなじ顔なんだよ!」 美琴「あー……えっと、この子は私の妹でね」 御坂妹「初めましてシスターさん。ミサカはミサカ10032号と申します、とミサカは簡潔に自己紹介します」 禁書「いちまんさんじゅうにごう?」 御坂妹「ちなみにお姉様と別れたアナタを追跡したのがミサカです。それよりもお姉様、とミサカお姉様に向き直ります」 美琴「な、なによ……」 御坂妹「お姉様は全身に微細な傷や火傷、特に背中は強いダメージを負っているように見受けられます、とミサカはやせ我慢しているお姉様を呆れ顔で見つめます」 禁書「え……? だって、背中って……」 美琴「な、何言ってんのよ! 別に私は「てい」ひぐっ!」 御坂妹「ミサカにはその程度お見通しです」 美琴「うう……」 禁書「…………ごめんなさい」 美琴「あ、いや、気にしないでいいって!」 禁書「………………」 御坂妹「さ、それでは病院へ向かいましょう、とミサカは空気を読まずお二人の手を強引に引っ張ります」 美琴「わ! ちょ、ちょっと待ってよ!」 禁書「………………」 ――冥土返しの病院、診察室前 美琴が診察をうけている間、インデックスは一人沈痛な面持ちで座っていた。 自分のせいで美琴が怪我をした。自分なんかと一緒にいたばっかりに。 その上怪我した事にすら気づかず、甘えた理由で美琴に背負って貰った。 禁書(やっぱり、私は……) ガチャッ、とインデックスの前の扉が開くと美琴と御坂妹が出てきた。 美琴「はぁ、参ったわね…………」 禁書「……怪我はどう、なの?」 美琴「ん? いやー全然大したことないわよ」 御坂妹「大有りです。数日間入院するように言われた人が何を言ってるんですか、とミサカはジト目でお姉様を睨みつけます」 禁書「…………ごめんなさい」 美琴「いや、あの医者が大げさなだけなんだって! ほんとに大したことは無いから」 禁書「…………」 美琴「えっと…………」 御坂妹「お話なら病室でなさったらどうですか? 手続きなどはミサカが行っておきますので、とミサカは空気を読んでこの場を立ち去ります」 美琴「あ、うん。お願いね。……じゃあ、行こっか」 禁書「…………うん」 ――病室 美琴「ふぅ…………」 ベッドに腰をかけ、美琴は一つ大きく深呼吸をする 実際美琴はかなりやせ我慢をしていた。 ステイルとの戦闘時の負傷、特に背中は重症とまでは言わないが決して軽いものではなかった。 それに加え能力の行使による疲労もあり、今すぐベッドに倒れこみたかった。 が、その前に目の前で落ち込んでいる少女を何とかしなければいけない。 美琴「ほら、なにぼーっと突っ立ってるのよ」 ぽんぽん、と隣を叩き座るように促す。 が、インデックスは座ろうとせず、かわりに口を開いた。 禁書「……私、やっぱり行くね」 美琴「は? どうしたのよ急に?」 禁書「あなたに怪我までさせちゃって……これ以上はもう、迷惑かけられないんだよ。怪我した人を放っておくのはちょっと心苦しいけど」 はぁ、と美琴は大きくため息を付き、同時に腹が立ってくるのを感じた。 美琴「ダメよ」 禁書「ダメじゃないんだよ。今回は怪我だけですんだかも知れないけど、次はそれじゃ済まないかも知れないんだよ?」 美琴「……そうね、確かにそうすれば私には害が及ばないかも知れない、けど」 言いかけて、美琴は両手でインデックスの肩をつかみ、まっすぐと目を見つめる。 美琴「けどそれじゃアンタが救われない」 禁書「……っ。ダメ、なんだよ……私には、そんな言葉をかけてもらえる資格は、無いんだよ」 禁書「私さえ居なければ、あなたが傷つくことはもう無いん、だから……」 美琴「本気でそう思ってるとしたらアンタは救いようのない馬鹿ね」 禁書「……え?」 美琴「ほんと、アンタは優しいわ。けどそれは、逆に相手を傷つける、反吐がでるような優しさよ」 目を細め叱りつけるようにインデックスを睨みつける。 思ってもみない事で怒られたインデックスは、目を見開いてただ呆然と美琴を見つめる。 美琴「……前に私も、アンタみたいに自分を犠牲にしようとした事があったわ」 これは誰にも話したこと無いんだけどね、と美琴は表情を一変させてから語る。 美琴「ある人が体を張って私に教えてくれたの。そんなやり方じゃ誰も救われない、って」 美琴「何ひとつ失う事なくみんなで笑って帰るのが俺の夢だー、なんてカッコつけたこと言ってさ。……ほんとにその夢を叶えてくれたのよ」 美琴「そいつを見ててね、私もそいつみたいになろうって。一人でなんでも抱え込んでる馬鹿を見たら無理矢理にでも地獄から引っ張り上げてやろうって、そう思ったのよ」 美琴「だからさ、アンタは勝手に助けられてなさい」 禁書「……ふぇ…」 インデックスの目に涙が浮かんだ。 今まで一人で溜め込んできた物、それが美琴の少しぶっきらぼうな優しさを切っ掛けにして溢れ出してきた。 禁書「ふぇぇぇぇ……」 急に泣き出したインデックスに若干の戸惑いを覚えつつ、美琴はインデックスを引き寄せてそのまま抱きしめた。 美琴「まったく、アンタはもうちょっと人を頼りなさいよ。相手を頼るって言うのは、相手を信頼してるって証になるんだから」 禁書「うん……うん……ありがとう」 ポロポロと涙を流し、インデックスは美琴の胸の中で嗚咽を漏らした。 美琴「落ち着いた?」 禁書「…………うん」 幼子のように抱きついて泣いたのが恥ずかしかったのだろう、赤くなった顔を隠すよう俯いたまま美琴から離れた。 美琴「それじゃ、アンタの抱えてる事情、話してくれるわよね?」 禁書「うん。……その前に、名前、教えてほしいな。いつまでもあなたじゃ呼びづらいんだよ」 美琴「あれ? 教えなかったっけ? って、あのバーコードと戦ったときに言った気がするんだけど」 禁書「そうじゃなくて、私はあなたからちゃんと聞きたいの。名前って言うのはそれだけ大事なものなんだよ」 美琴「……そっ、か。わかったわ、じゃあ改めて。私の名前は御坂美琴よ。よろしくねインデックス」 禁書「うん、よろしくみこと」 久しぶりに、本当に久しぶりにインデックスは心から笑うことが出来た。 美琴「ふぅん……必要悪の教会、ねぇ。んでアンタはそこで10万3000冊の魔導書を覚えさせられた、と」 禁書「うん。だから私は汚れた敵を討つ為の知識を一手に引き受けた、この世で最も汚れた存在なの」 また始まった、と美琴は呆れ顔でインデックスの顔に手を伸ばし 美琴「うりゃ」 禁書「いひゃっ!? いひゃいひょ!」 頬を両側に思いっきり引っ張った。想像以上に柔らかくてよく伸びる。 美琴「ったく、いちいち自分を卑下するんじゃないわよ。どんなに汚れてようが、アンタはアンタでしょうが」 禁書「いたたた……えへへ、ごめんなさい」 美琴「なーに笑ってるのよ」 禁書「だってみことは私のことを思って怒ってくれたんでしょ? それが嬉しくって」 美琴「…………あ、そ」 嬉しそうに見つめられ、いたたまれなくなった美琴はインデックスから視線を外す。 混じりっけ無しの好意を向けられるのは中々に照れくさい。 禁書「それじゃ、今度はみことの番だよ」 美琴「は、私の番?」 抱えているものを話せ、と言うことだろうか。 美琴の抱えているものといえば妹達関連の事になる。 となると身内の話とは言え美琴の独断で話していいことでもない。 まあ、美琴が話すと言えば妹達は反対しないだろうが。 が、インデックスが聞き出そうとした話は予想の斜め上の事だった。 禁書「さっきのみことの話にでてきた人のことだよ」 ギクリ、と美琴は体を震わせる。 美琴はインデックスの心を開くためにあの少年の言葉を借りたが、正直突っ込んだ話は聞かれたくない。 美琴「な、何でよ? べ、別にアイツの話なんかどうでもいいでしょ?」 禁書「だって、話を聞いてた限りだとみことにかなり影響与えたみたいだし、だから直接その人に会ってみたいんだよ」 美琴の女としての勘が警戒信号を発する。 なんでそんなものが働くのかよく分からないが、とにかく会わせちゃダメだと美琴に激しく訴えかけてくる。 なのでつい訴えかけられるまま、気づいたら大声を上げていた。 美琴「だ、だだだだめよ!!!! 絶対だめ!!!!!」 禁書「……ふぅん」 美琴「…………あ、いや、これはその、違くて……」 禁書「みこと」 美琴「……な、なによ」 禁書「ごちそうさま、なんだよ」 御坂美琴、この日一番のダメージを受けて撃沈。
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/545.html
プロローグ 一年戦争が終結し、約8年の年月が流れた宇宙世紀0087年。戦後の再建が進む中、地球に住む人々は再び宇宙を顧みることなく、また地球の汚染も進行していた。そんな現状に反対するスペースノイドは反地球連邦組織エゥーゴを組織し、一方連邦軍内にはジオンの残党狩りなどを行う精鋭部隊“ティターンズ”が組織されていた。 禁書「安価でグリプス戦役を戦い抜くんだよ!」1 禁書「安価でグリプス戦役を戦い抜くんだよ!」2 禁書「安価でグリプス戦役を戦い抜くんだよ!」3 禁書「安価でグリプス戦役を戦い抜くんだよ!」4 禁書「安価でグリプス戦役を戦い抜くんだよ!」5 禁書「安価でグリプス戦役を戦い抜くんだよ!」6 禁書「安価でグリプス戦役を戦い抜くんだよ!」7
https://w.atwiki.jp/nicomment/pages/70.html
とある魔術の禁書目録 第01話 「学園都市」 第02話 「魔女狩りの王(イノケンティウス)」 第03話 「必要悪の教会(ネセサリウス)」 第04話 「完全記憶能力」 第05話 「十二時(リミット)」 第06話 「幻想殺し(イマジンブレイカー)」 第07話 「三沢塾(かがくすうはい)」 第08話 「黄金練成(アルス=マグナ)」 第09話 「吸血殺し(ディープブラッド)」 第10話 「お姉様(みさかみこと)」 第11話 「妹達(シスターズ)」 第12話 「絶対能力(レベル6)」 第13話 「一方通行(アクセラレータ)」 第14話 「最弱vs最強」 第15話 「御使墜し(エンゼルフォール)」 第16話 「父親(かみじょうとうや)」 第17話 「大天使(かみのちから)」 第18話 「偽者(レプリカ)」 第19話 「打ち止め(ラストオーダー)」 第20話 「最終信号(ウィルスコード)」 第21話 「正体不明(カウンターストップ)」 第22話 「石像(ゴーレム)」 第23話 「風斬氷華(トモダチ)」 第24話 「虚数学区・五行機関」 DVD映像特典 DVD第01巻映像特典 「とある魔術のいんでっくすたん」 DVD第05巻映像特典 「とある魔術のいんでっくすたん2」 ※ここに記載の情報は放送当日または翌日の情報です。 第01話 「学園都市」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm4831073 23 59 4032 2287 sm4834327 23 59 940 238 sm4831393 24 00 1400 223 第02話 「魔女狩りの王(イノケンティウス)」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm4902065 24 00 4768 1363 sm4902397 24 00 3803 653 sm4902195 24 00 3584 528 第03話 「必要悪の教会(ネセサリウス)」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm4977844 24 00 5901 1990 sm4978886 23 59 1373 172 sm4977923 24 00 2259 169 第04話 「完全記憶能力」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm5050621 24 00 5301 1149 sm5050797 24 00 2402 419 sm5051148 23 59 2387 415 第05話 「十二時(リミット)」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm5119765 24 00 3185 1385 sm5120320 23 59 1249 180 sm5120090 24 00 1449 92 第06話 「幻想殺し(イマジンブレイカー)」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm5190686 24 00 3429 1130 sm5190830 24 00 2573 827 sm5191871 23 59 1938 528 第07話 「三沢塾(かがくすうはい)」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm5258301 24 00 4598 1074 sm5258171 24 00 3045 549 sm5259075 23 59 2400 300 第08話 「黄金練成(アルス=マグナ)」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm5326684 24 00 6281 1604 sm5326754 24 00 2455 251 sm5327019 24 00 1224 146 第09話 「吸血殺し(ディープブラッド)」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm5398364 24 00 3396 1483 sm5398566 24 00 2412 356 sm5398683 24 00 1505 102 第10話 「お姉様(みさかみこと)」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm5471505 24 00 2206 1141 sm5471983 23 59 1098 238 第11話 「妹達(シスターズ)」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm5540322 24 00 6036 1374 sm5540451 24 00 2592 365 sm5540637 24 00 2413 217 第12話 「絶対能力(レベル6)」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm5608991 24 00 3184 1071 sm5609261 23 59 2582 426 sm5609118 24 00 1342 187 第13話 「一方通行(アクセラレータ)」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm5679954 23 59 4171 740 sm5680069 23 59 2504 368 sm5680447 23 59 1911 215 第14話 「最弱vs最強」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm5783363 24 00 991 1188 sm5786764 24 00 1632 231 sm5784708 24 00 1657 139 第15話 「御使墜し(エンゼルフォール)」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm5848856 24 02 691 1131 sm5850272 24 00 2876 604 sm5848885 24 02 342 103 第16話 「父親(かみじょうとうや)」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm5912612 24 00 687 588 sm5914934 24 00 939 123 sm5912680 24 00 614 101 第17話 「大天使(かみのちから)」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm5979677 24 00 824 1050 sm6008634 23 59 1995 430 sm5980727 24 00 200 79 sm5980077 24 00 480 72 第18話 「偽者(レプリカ)」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm6050808 24 00 924 1125 sm6079014 23 59 1163 505 sm6052277 24 00 1992 324 第19話 「打ち止め(ラストオーダー)」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm6125023 24 00 1150 953 sm6128102 24 00 2369 356 sm6155131 23 59 1075 229 第20話 「最終信号(ウィルスコード)」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm6199204 24 00 984 896 sm6227283 23 59 1680 323 sm6199421 24 00 420 53 第21話 「正体不明(カウンターストップ)」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm6270049 24 00 1668 1380 sm6271973 24 00 1910 530 sm6298117 23 59 1518 371 sm6276812 24 00 1653 97 第22話 「石像(ゴーレム)」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm6339809 24 00 1259 930 sm6367070 23 59 853 264 sm6340332 24 00 2573 181 sm6346139 24 00 1411 153 第23話 「風斬氷華(トモダチ)」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm6409126 24 00 1188 700 sm6409190 24 00 557 166 sm6409507 24 00 686 53 第24話 「虚数学区・五行機関」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm6478924 24 00 1424 1158 sm####### 24 00 1771 143 sm6478924 24 00 251 107 DVD第01巻映像特典 「とある魔術のいんでっくすたん」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm5922073 08 22 9784 1945 sm5918569 08 24 742 312 DVD第05巻映像特典 「とある魔術のいんでっくすたん2」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm7197293 07 12 16414 2426
https://w.atwiki.jp/animech/pages/34.html
とある魔術の禁書目録/感想、レビュー、むしろメモ アニメ「とある魔術の禁書目録」の感想を適当に綴るページです。 コメントに関する注意事項 アニメを見たらなるべく書こうと思いますが、不定期更新です。 コメントはとても下手で、内容も吟味しませんし、ほとんど一言です。 間違ったこともあるかもしれませんので、くれぐれも参考にしないで下さい! あらすじ 超能力が科学によって解明された世界。能力開発を時間割り(カリキュラム)に組み込む巨大な学園都市。その街に住む高校生・上条当麻のもとに、純白のシスターが現れた。彼女は禁書目録(インデックス)と名乗り、魔術師に追われていると言う。こうして、上条当麻は科学と魔術の交差する世界へと踏み込んでゆく。(Wikipedia) 第10話「お姉様(みさかみこと)」 都合によりここからスタートです。 第14話「最強vs最弱」 粉塵爆発… 公式サイト とある魔術の禁書目録<インデックス> 公式サイト 関連サイト Wikipedia-とある魔術の禁書目録 更新ブログ #blogsearch2 コメント 名前 コメント ▲PAGE TOP Update 2009-10-25 10 43 41 (Sun)Total - /Today - /Yesterday - あに(´∀`)めも wiki トップページ
https://w.atwiki.jp/animeyoutube/pages/119.html
とある魔術の禁書目録 第14話「最強vs最弱」 このページをお気に入りに追加! veoh 準備中… mega DVDアニメの人気商品 コメント 名前 コメント タグ Youtube,アニメ,無料,動画,veoh,とある魔術の禁書目録 第14話「最強vs最弱」 このページはYoutube とある魔術の禁書目録 第14話「最強vs最弱」の無料動画を紹介しています。 YouTubeアニメ無料動画@Wiki 合計の人気ページランキング 君に届け デュラララ!! 『低燃費少女ハイジ』まとめ 第1話~第5話 イナズマイレブン けいおん!! バカとテストと召喚獣 あたしンち 四畳半神話大系 WORKING!! Angel Beats! 化物語 けいおん! 君に届け 第1話「プロローグ」 アクセス解析ログ けいおん! 第14話(番外編2)「ライブハウス!」 刀語 ぬらりひょんの孫 リクエスト・視聴不可・不具合報告 ヱヴァンゲリヲン新劇場版 破 君に届け 第12話「恋愛感情」 昨日の人気ページランキング 荒川アンダーザブリッジ OP「ヴィーナスとジーザス」Full らき☆すた 第14話「ひとつ屋根の下」 【マイムマイム】マサオミマイム【紀田正臣】 君に届け 第13話「恋」 屍鬼 コメント/ひだまりスケッチ×365 第11話「9月28日 パンツの怪」 デュラララ!!ラジオ 略して デュララジ!! 第1回 デュラララ!! 公式パーフェクトガイド けいおん!の歌のシーンを集めてみた 今日の人気ページランキング にゃんこい! 第4話「美しい人」 おまもりひまり 第2話「海ねこスクランブル」 クレヨンしんちゃん シロをレンタルするゾ
https://w.atwiki.jp/jikotyuu/pages/90.html
https://w.atwiki.jp/overmass/pages/319.html
固有名称 禁書庫の大精霊 基本名称 ベアトリス レアリティ ★5 タイプ 知 ロール エンハンサー 種族 精霊種 攻撃タイプ 魔法 コラボ Re ゼロから始める異世界生活 ※MAX スキル最大・親密度最大時 ステータス LV100 MAX HP 6,943 7,443 攻撃力 5,240 6,588 防御力 2,890 3,618 素早さ 390 440 スキル こうしてやるかしら () 奥義ゲージ+6~9 MP2 敵単体に3ターン、防御力-50%敵単体に3ターン、命中-Lv4 少しは戦いやすくなるのよ () 奥義ゲージ+12~18 MP4 味方全体に3ターン、攻撃力+25%味方全体に3ターン、知タイプアップ+30%味方全体に1回、物理ダメージ無効 エル・ミーニャ () 奥義ゲージ+6~9 MP5 敵全体に3~4回の魔法攻撃(闇)敵全体に3ターン、攻撃力-20%敵全体に3ターン、防御力-25%敵全体に2ターン、一定確率で呪印状態・+5%、+10%、+15%、+20%、+30% 陰魔法の使い手 パッシブ 闇エレメント強化+15%素早さ+15% マナドレイン パッシブ MPリジェネート+1 奥義 アル・シャマク () Lv1 敵全体に3ターン、攻撃力-5%敵全体に3ターン、命中-Lv1敵全体に3ターン、一定確率で封印状態敵全体に3ターン、一定確率で麻痺状態敵全体に2ターン、一定確率で絶望状態・回復力-20%・与ダメージ割合ダウン-5%・闇エレメント耐性-20%敵全体に2ターン、一定確率で呪印状態・+5%、+10%、+15%、+20%、+30% Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 敵全体に3ターン、攻撃力-50%敵全体に3ターン、命中-Lv5敵全体に3ターン、一定確率で封印状態敵全体に3ターン、一定確率で麻痺状態敵全体に2ターン、一定確率で絶望状態・回復力-100%・与ダメージ割合ダウン-30%・闇エレメント耐性-20%敵全体に2ターン、一定確率で呪印状態・+10%、+15%、+20%、+30%、+40% 評価 良い点 悪い点 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/niziroyale/pages/89.html
追跡表(とある魔術の禁書目録) 上条当麻 【2】 登場話 タイトル 作者 登場人物 009 「パンティとストッキングが交差するとき、物語は始まる!」 feat. 坊主-T ◆AMqj9t925Y 上条当麻、アナーキー・パンティ、アナーキー・ストッキング、寺生まれのTさん 028 『大嘘憑き』VS『幻想殺し』(前編)『大嘘憑き』VS『幻想殺し』(後編) ◆ElBBuB18Y2 球磨川禊、寺生まれのTさん、上条当麻 一方通行 【3】 登場話 タイトル 作者 登場人物 003 更なる闇に染まろうとも ◆O7yc.7JC9. 一方通行、鹿目まどか 017 新ジャンル「存在自体が誤解フラグ」 ◆ElBBuB18Y2 一方通行、鹿目まどか、玄野計 034 GANTZ/RAPID ◆YU3/e.VMFA 一方通行、鹿目まどか、玄野計 御坂美琴 【1】 登場話 タイトル 作者 登場人物 016 狂信者 ◆O7yc.7JC9. やる夫、御坂美琴、ヴァニラ・アイス 打ち止め 【2】 登場話 タイトル 作者 登場人物 018 さがしもの ◆vhDQItAZJY 佐倉杏子、打ち止め 031 意地 ◆uBeWzhDvqI DIO、佐倉杏子、打ち止め 姫神秋沙 【2】 登場話 タイトル 作者 登場人物 032 先へと ◆O7yc.7JC9I 姫神秋沙、人吉善吉 039 薔薇色の世界 ◆7RGbmc1fRg 人吉善吉、姫神秋沙、野比のび太、阿部高和 木原数多 【2】 登場話 タイトル 作者 登場人物 007 Restart ◆v8O5xyO8Go 球磨川禊、花京院典明、木原数多 025 時をかけた男 ◆uBeWzhDvq ジョセフ・ジョースター、道下正樹、花京院典明、木原数多 戻る ▲
https://w.atwiki.jp/loli-syota-rowa/pages/73.html
【F2000R】 野上葵に支給された。 F2000R『オモチャの兵隊(トイソルジャー)』。 積層プラスチック製で戦闘機のような機能美を備えたSF世界の玩具のようなライフル。 赤外線により標的を捕捉し、電子制御によりリアルタイムで弾道を調整する。 風向きや標的の予想回避パターンなどを考えることもなく銃の指示通りに撃てば、当たる。 更に銃身を衝撃吸収用の特殊ゴムと炭酸ガスが覆っており、 その反動は卵の殻すら割らず銃声も爆竹程度という小学2年生でも軽々と扱える化け物銃。 弾丸は自動車を貫通する程の威力を誇る5.56mm弾。 【歩く教会の十字架】 エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルに支給された。 禁書目録の姫神秋沙が自身の超能力「吸血殺し」を抑えるためにつけているイギリス清教のケルト十字 「吸血殺し」は、自身から発する微弱な力場で吸血鬼を引き寄せ、自分の血を吸うと吸血鬼を滅ぼしてしまうと言うもの。 作中では歩く教会の力の副次的な効果に、超能力者が発する微弱な力場を押さえる効果があるらしく その機能を主軸に歩く教会の一部をつけたと思われる。 そのため、インデックスの修道服のような防御力はない。 このロワではちょっと機能を変更して強力な気配を抑えるものになってる。 なおこの効果はヒロインの一人である姫神秋沙が影薄さ率NO.1の部分がもとかもしれない…。 【インデックスの0円ケータイ】 ククリに支給された。 学園都市製の携帯電話。上条当麻の番号しか入っていない。ちなみに原作では役に立たないことの方が多い。 はたして他の電話と繋がっているのだろうか? 電池切れで使えませんでもいいけどね。 【メタルイーターMX】 才賀勝に支給された。 全長184cm。 湾岸戦争で2km先の戦車を爆破した伝説を持つ対戦車ライフル『バレットM82A1』に、 無理矢理フルオート機能を付けたキチガイじみた試作モデル。 チャチなヘルメットなら反動だけで粉々にしてしまう危険物。 1秒で弾倉12発全ての50口径弾対戦車弾を時速1200kmで発射する。 その銃声は花火工場が爆発するような轟音。 絵師の灰村キヨタカさんのサイトに禁書の設定資料があり、そのvol.3内に姫神のケルト十字があります。 インデックスの資料はあちこちに。 一部18歳未満閲覧禁止です。
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/771.html
ビル街の裏手に『ペガスス座』と書かれた板が掛かった、古びた建物がひっそりとたたずんでいる。 そこに、絹旗最愛はいた。 がらんとした劇場内でところどころ破れ繕われた座席に身をゆだね、どこかくたびれたスクリーンに映るハリウッド産の新作CG映画を眺めながら、あくびを一つ。 (いやぁ、なんといいますか、) 欧米人俳優の「キャメハメハァーン!」という波動砲発射時のセリフを聞きながら、 (この超クソさがたまりませんね) 一人、悦に浸っていた。 ある者は舌打ちを、ある者はブツブツと不満をこぼしながら、エンドロールの流れるスクリーンを背にぞろぞろと劇場を後にする。 彼女一人を残して。 「いや~これはホントに金の超無駄ですね~」 この産業廃棄物並みの作品に視聴料を支払い笑っていられる人間は、おそらく彼女一人だろう。 彼女一人が残った場内が、それを暗に肯定していた。 「あのハリウッドが産み出した、何億という金を使って産み出した作品という超事実………」 「それに加えてこのクソさ!これは超ポイント高いです!」 古びた建物の暗闇で「くぉぉぉぉ!」と悶える小さな影。 言うなればその姿は、『世界変質者協会のエリート候補生』である。 「ふぅ。さて、次は………」 ペガスス座の『一日視聴券』を購入時に付いてきたポップコーン(L)とジュース(L)を隣の席に置き、『上映スケジュール』をガサガサと開く。 上映後のオレンジ色の薄明かりが灯った場内はどこか近代的な趣きがあり気に入ってはいるのだが、文字が見えにくいのが玉に傷だ。 「えーっと………『火熾おばさんの2人のこども』………か。超聞いたことありませんねぇ!」 「オラ、なんだかわくわくしてきたぞ!」と先程見た映画のセリフを口走ってしまう程、B級、いや、C級臭のただようタイトルに、彼女のテンションは本日最高値を記録した。 後方でドアが乱暴に開けられる音を聞いた。 それとほぼ同時に、場内は闇に暮れた。 ---------- 美琴「ほら、こっちこっち!早く!もう始まっちゃう!」ヒソヒソ 禁書「ちょっ、ちょっと待って欲しいかも!」ヒソヒソ 美琴「えーっと、B-29は……ここか」 禁書「じゃあわたしは隣だね」 美琴「違うわよ。アンタはあっちでしょ」 禁書「えー。こんなに閑散としてるんだから、どこに座ろうと一緒なんだよ」 美琴「うーん、まぁ、そうなのかなぁ?」 禁書「それに………その、」 美琴「なに?」 禁書「映画………初めてだから、ちょっと怖くって…………///」 美琴「うん。全力でいいわよ。ていうかもう全力でここにいなさい。いや、むしろいるべきだわ」 禁書「うん………?」 禁書(これが現代の日本語なのかな?) <上映中、携帯電話でのご撮影は………> 美琴「お、きたきた」 禁書「え?これ、映画の本編なの?」 美琴「もしそうだったとしたら制作会社はクレーム地獄に堕ちることになるわね」 美琴「これは映画を見るにあたっての諸注意とか、他の映画の宣伝とかをしてるのよ」 禁書「へぇーそうなんだ」パカッ ピッピッ 美琴「なんでケータイ開いたのよ。人差し指で一生懸命なにしてんのよ」 禁書「いや、『押すなよ』=『おしてくれ』っていうのがジャパニーズカルチャーで………」 美琴「どこで知ったのよそれ。今の小学生知らないわよ」 禁書「『撮るな』=『撮れ』ってことで………」 美琴「そのカルチャーはあの人たちが一身に受け止めてくれてるから、アタシたちはアマノジャクしなくてもいいのよ」 禁書「おぉ!現代に生きるジーザス=クライストなんだね!贖罪的な感じなんだね!」 美琴「まったく違うからキリスト様に謝ろっか。ってかなんでカメラじゃなくてメモ帳開いてんのよ」 禁書「機械は苦手なんだよ」 美琴「もはや死活問題レベルね」 ---------- 大きな画面、大きなスピーカー、大きな音。 その全てが体を揺らす。 びりびりと響く音の波が、高鳴る鼓動とリンクするような感覚。 この感覚に魅了されたのが、映画館通いのきっかけだった。 (なんか………超のどかですね) スクリーンには火熾おばさんが料理をしているシーンが流れている。 前半のあらすじはこうだ。 『時は第二次世界大戦後。 戦争未亡人の火熾おばさんとその子供A子のところに、戦災孤児であるB子が養子としてやってくる。 心を閉ざしたB子は、A子との触れ合いで徐々に心を開いていく、ハートフル戦後ドラマ。』 というものだ。 (なんで超戦後間も無い時に養子として迎えようとするんでしょう………超作りが粗いですね) などと心の中で批判しながら、B級C級判定を進める。 ハートフルドラマ。 ほのぼの系の王道とも言えるジャンルだ。 しかし、絹旗最愛は知っている。 「たまには、こういうほのぼのもいいもんだ」などという思考は大概、物語の進行と共に崩れ去ることになるということを。 (さ、どんな展開が超待っているんでしょうか) わくわくとスクリーンに釘付けになりながら、ポップコーンをむしゃむしゃと頬張る。 Lサイズは、まだまだ無くなりそうにない。 『 A子「B子ちゃん!今日はなにする?」 B子「えっ」 A子「もぉ~~~、ちゃんと聞いてたぁ?」 B子「ごめん!聞いてなかった!」 …………』 「………制作者の意図が読めないわ…」 御坂美琴はうんざりしていた。 かれこれ40分にも及ぶハートフル人生劇。 『日常を写実的に再現した』と言えば聞こえはいいが、それはイコール『平坦でつまらない』というものだ。 この映画に、期待はもう無い。 今の楽しみといえば、隣で鼻をフンフン鳴らしながら始めての映画体験をしているインデックスをながめることくらいだ。 手を胸の前でグーにし、身を乗り出し、興奮している。 何がそんなに楽しいのか。 (…………なんか、ぎゅ~~~~ってしたくなるわね) そんなことを考えたあと、「おっといけない」と頭を横に振り、暗闇に理性が飲まれないよう警戒する。 そうこうしていると、 「…………?」 館内が、シンとした。 どうやら状況が変わるようだ。 『 A子「ねぇ………B子ちゃん、」 B子「なぁに?」 A子「『キス』って知ってる?」 B子「うん。おさかな」 A子「魚類じゃないよ!ちゅーだよ!」 B子「知らなかったー」 …………』 「ほぉ、テーマは超『性への目覚め』ですか」 完全に読めた。 ここから好きな男子に告白し、フられる。 そして友達に励ましてもらい、立ち直る。 『人生にはこんなこともあるんだよ』を教訓とする、ハートフルC級映画。 「ま、そんなトコでしょうね」 「ふぅ」とため息をつき、就寝体勢に入る。 これ以上観る価値は無いだろう。 『 A子「おっくれてるぅ~」 B子「遅れてないもん!」 A子「いいや、遅れてるわ」 B子「じゃあA子ちゃんはやったことあるの!?」 A子「い、いや、ないけど………」 B子「ほーらね、A子ちゃんも遅れてる」 A子「B子ちゃんだってないじゃない!」 B子「むむ」 A子「ねぇ」 B子「なによ」 A子「あのね…………ちゅー………」 B子「?」 A子「B子ちゃんと、ちゅーしてみたいな………って」 B子「なんだ。そんなことか。いいよ」 …………』 「えっ………」 どんどんと落ちていく意識は、聴覚によってサルベージされた。 『 A子「んんっ………んっ」チュッ B子「んっ………」チュッ B子「ぷはぁ。こんなんなんだ。キス」 A子「…………B子、ちゃぁん」 B子「ん?」 A子「私ね、本当はね、」 「B子ちゃんのこと、好きなんだ」 』 「………ッ」 絹旗最愛は奥歯を噛み締めた。 意識と共に、こみ上げるものが一つ。 金色の髪、碧眼と共に、こみ上げるものが、一つ。 彼女の名前はフレンダ。 『アイテム』を売った、裏切り者だ。 そうだ。 あいつは死んで当然のことをしたんだ。 よく二人で買い物をして、よく二人で遊びまわり、よく二人で映画を見て、よく二人で缶詰めを探し、よく二人で風呂に入り、よく二人で眠ったあいつは。 (…………………フレンダ………) 友達として、姉として、仲間として。 裏切り者は私にやわらかく接してくれた。 一度、お姉ちゃんと呼んでみたかった。 一度、ありがとうって言いたかった。 一度、おもいっきり甘えてみたかった。 一度…………、一度だけでも、 「フレンダ………」 大好きって、言いたかった。 「……フレンダぁ……………」 もやがかかるスクリーン。 届かぬ声は、音響にかき消され、暗闇に投げ出された。 『 おばさん「何やってるのあなたたち!」 A子「ち、ちがうの!これは………」 B子「チューしてるだけだよ?」 おばさん「な………なんですって?」 …………』 御坂美琴は、A子の恋路を応援していた。 抱いてはいけない感情。 抱いてしまった者の苦悩。 それがわかるから、応援していた。 『 A子「どうして!?どうしてダメなの!?」 B子「A子ちゃん」アセアセ A子「私は好きなの!B子が好きなの!」 …………』 これだけ、これだけ素直になれたら、私も変われるだろうか? 主張することは大事だ。 芸術しかり小説しかり、自分の見解を伝えることは、自分の内面をリアルの世界に反映させる唯一の手段だからだ。 『 おばさん「まだ何も知らないくせに」 A子「知ってるもん!好きな人とはチューするものって、知ってるもん!」 おばさん「やかましい!このド素人が!」 A子「ひっ……」ビクッ おばさん「なんにもしらないくせに、知ったふうな口をきくな!」 ……………』 ぐさり、と突き刺さる。 私は、何もしらない。 まともな恋愛だってしたことない。 だが、この気持ちは、罪なのか? 『 おばさん「いい?これはいけないことなの。女は男に、嫁がなきゃいけないの」 A子「いけない………こと、なんかじゃ……」ウルウル 』 「ないもん………」 ポツリ、とつぶやく。 映画のセリフを否定するように、振り払うように。 『 A子「お母さん!B子が、B子がいない!」 おばさん「あぁ、B子ちゃんなら、親戚のおばさんに引き取ってもらったわ」 A子「…………………へ?」 おばさん「あなたの為なの。それに、親戚のおばさんの家はお金持ちだし、B子ちゃんだって…」 A子「………ばか」 A子「お母さんのバカァァァァァ!」ウワーン! …………』 「『あなたの為』……か」 寂しさが込み上げてくる。 私と密着している、私よりも小さな肩。 その肩から伝わってくる体温が、私を異端だと、おかしいと告げ始める。 上映開始から、約105分が経過した。 『 B子「久しぶりね、A子」 A子「B子……なの?うわぁ!懐かしい!綺麗になったね!」 B子「ありがと。それより、私ね、」 A子「うんうん!」 B子「今度、結婚するの」 A子「………え?」 B子「だからさ、もう、やめてくんない?そういうの」 A子「え………そういうのって………」 B子「わかってるんでしょ?あんたさ、気持ち悪いのよ」 B子「もう私につきまとわないでくれる?」 A子「ーーーッ」 B子「いいたいことはそれだけ」 「じゃあね、レズビアン」』 「ーーーッ」 淡々と、エンドロールが笑っている。 まるで、えぐられた傷を拡げるように。 ---------- 初春「見てくださいよ佐天さん!あれ、とってもかわいいですよ!」 佐天「どれどれー?…………………初春、気は確かかい?」 初春「?」 佐天「いやいや『何言ってんですか?』みたいな顔されたらこっちが困るよ。」 初春「何言ってんですか?」 佐天「なんだろう。二回くらい言われた気分だよ」 初春「ま、どうでもいいんですけどねー」 佐天「たまに初春が分からなくなるよ」 初春「佐天さん!あれ、とってもかわいいですよ!」 佐天「さっきのやりとりを亡きものにしようとしてるね?」 初春「かわいくないですか?」 佐天「さすがのあたしも人を丸呑みにしてる植物のフィギュアはちょっと…………」 初春「そうですか………」ショボン 佐天「………………」 佐天「……あーもう!」 初春「………」ショボーン 佐天「取ってあげるから、そんな顔しないの!」 初春「!」パァァァ! 佐天「はぁ…。初春はホントに、子供だね~」ヤレヤレ 初春「確信犯的行動ですよ」 佐天「一度鉄拳をもって制さなきゃいけないみたいだね」 初春「女に二言は………ですよ?」ニヤニヤ 佐天「うっ………はぁ、やればいいんでしょやれば」 初春「それでいいんですよ」 佐天「お金は?」 初春「割り勘で」 佐天「さっきからちょいちょいおかしいよね?」 初春「気のせいですよ」 …………… 佐天「あっ!おしい!」 ………………… 佐天「くそっ!もうちょっとで……」 ………………………… 佐天「なにこれ?アーム弱すぎない?」 ………………………………ゴトッ 佐天「や、やった………!」 佐天「取れたー!やったよ!初春!」 初春「佐天さん、おめでとうございます!」 佐天「うん!ありがとう、初春!初春のおかげで………」 佐天「…………ん?」 初春「どうかしましたか?」 佐天「いや、なんだろう。なんだか立場が逆転………」 初春「はい?」 佐天「いや、だから立場がぎゃ 初春「どうしました?」 佐天「いや、だか 初春「お疲れのようですね」 佐天「おい」 初春「チッ」 佐天「はぁ、ま、いいよ」 初春「ハァマイヨニィ?」 佐天「…………今日の初春なんかへん」 初春「ハッ、怖いかポッター!」ヘッ 佐天「殴るフォイ」グッ 初春「落ち着くフォイ」 佐天「ホントに今日どうしたの?初春」 初春「いやぁ、それはなんといいますか、 」 佐天「ふんふん」 初春「2人っきりのお出かけって………なんか新鮮で」 佐天「!」 初春「ちょっと………舞い上がっちゃいました///」モジモジ 佐天「な、な~んだ!だったらそう言ってくれればいいのにー!///」アハハ 初春「なに舞い上がってるんですか?」 佐天「許容範囲外だよ、初春」ガシッ 初春「絞首はいけないと思います」 佐天「もう」プンプン 初春「ふふふっ」 佐天「なに笑ってるの?」ジロッ 初春「いやぁ、やっぱり佐天さんはかわいいなーって」 佐天「なっ………!何言って………///」カァァァァ 初春「あぁもう!佐天さーん!」ダキッ 佐天「ち、ちょっと!」 初春「えへへへ、とっても柔らかいです!」フニフニ 佐天「ひゃぁっ!初春!ここゲーセンだから!みんな見てる!見られてるよ!///」アタフタ 初春「視姦ですね」ボソッ 佐天「ほかの人に聞こえなきゃいいって問題じゃないよ、それ」 ガヤガヤガヤガヤガヤ…………… 「また女の子同士かー」 「ふひぃ!またもや神が、神が我を百合の世界へ導いてくれた!」 「今日多いなー。なんかの撮影か?」 ガヤガヤガヤガヤガヤ…………… 佐天「うわぁぁぁぁぁぁぁ!/////」ダッ 初春「うわっ!さ、佐天さん!引きずらないでくださいよぅ!」ズリズリズリズリ ---------- 佐天「はぁ、はぁ」 初春「すごく興奮してますね」 佐天「こ、興奮ちゃうわっ!」 初春「生物学的には興奮で合ってますよ。何考えてるんですか?」 佐天「それ社会学的には屁理屈っていうんだよ」 初春「学園都市で社会学(笑)」 佐天「やめなさい。社会学専攻の人に怒られるから」 初春「というか、なんで逃げたんですか?」 佐天「いや、なんか………は、恥ずかしかったから///」 初春「なにが恥ずかしかったんですかァ?」ニヤニヤ 佐天「う………そ、それよりこれっ!」サッ 初春「?……あ、さっきのフィギュア!」 佐天「初春にあげる」 初春「モノで釣る作戦ですか」 佐天「あたしは誘拐犯か」 初春「連れ去ってくださいよ」 佐天「この場合誘拐って成り立つのかな?」 初春「あ、そんなことより佐天さん」 佐天「ん?」 初春「まつげ、付いてますよ」 佐天「えっ、どこどこ?」 初春「取ってあげますから、ちょっと目つぶっててください」 佐天「ん」ギュッ ……………………………チュッ 佐天「ん!?」パチッ 初春「えー、あの、一応、今日のお礼………といいますか、あの、その、/////」 佐天「え?あの、ういは 初春「ご、ごごご、ごごめんなしゃいでした!じ、じゃあ!/////」ダッ! 佐天「えっ………」 初春(や、やっちゃったぁ~~~~~/////)タタタタタッ 佐天「…………ほっぺに………ほっぺに………」 佐天「ちゅー…………され…ちゃった/////」 佐天「きゃ~~~っ!」ドキドキ ---------- パチッという音の後、漆黒は薄暗いオレンジ色に染まった。 「うっ………ふぇぇ………」 嗚咽。 あの時、流れなかった涙。 裏切り者が殺された時流れなかった涙が、今になってようやく出てきた。 「レン……ダ、フレン、ダぁぁ………」 まるで氷を溶かすように、ゆっくりと、しかし確実に、彼女の笑顔は私をむしばむ。 頭の中、心の奥。 にっこりと笑い、私の名前を呼ぶ裏切り者は、世界で一番大好きな人。 「も、ぅ………会えないんで、すか?」 「そんなのイヤ、です。…………超あんまりじゃありませんか」 一人ぼっちだった私に、初めてできた友達。 一人ぼっちだった私に、初めてできたお姉ちゃん。 一人ぼっちだった私に、初めて笑顔をくれた人。 そして、 一人ぼっちだった私を、初めて抱きしめてくれた人。 「くぅ……くぅぅぅ………」 大声で泣きたいが、こんなところでは泣けない。 声を出すまいと下唇を噛むと、寂しさに震える仔犬のような声が出た。 周りから見ると、今の私はどんな人間に見えるのだろう? きっとみっともない顔で、迷子のように見えるのではないか。 「なんで……死んじゃったんですか………」 「私に、超寂しい思いをさせて、自分はどこに行っちゃったんですか………」 心の融解は、ひどく平坦な、しかし掛け替えのない思いでと共に加速する。 本当に壊れそうになった時、 「どうしたの?」 私のすぐ後ろに、シスターがいた。 禁書「どこか痛いの?」 絹旗「………誰ですか?」 禁書「シスターなんだよ」 絹旗「で、そのシスターさんが超何の用ですか?」 禁書「君が泣いてたから」 絹旗「ふん。映画に超感動しただけですよ」 禁書「でも、今の君、すっごく辛そうな顔してる」 絹旗「…………………何でもないです」 禁書「うん」 絹旗「だから………だがら、ほっどいでぐだざい」ウグッ 禁書「大丈夫だよ」 絹旗「うぐっ………うう……」プルプル 禁書「頑張ったんだね。辛かったんだね」 絹旗「……………」コクン 禁書「だったら、泣いてもいいんだよ?みっともなくなんてない。」 絹旗「ぞ、ぞんなの………うぞでず」プルプル 禁書「もう一回、言うね」 禁書「君は、泣いてもいいんだよ」 絹旗「う、ううぅ……うわぁぁぁぁん!」ダキッ 禁書「辛かったね。寂しかったね。もう、大丈夫なんだよ」ギュッ 絹旗「うぇぇ、わぁぁぁぁぁん!」 禁書「君は泣いてもいい人間なんだよ。ただ、恥ずかしかっただけ」ナデナデ 絹旗「フレ、ンダぁ!フレンダぁぁ!」 禁書「フレンダさんの分も、幸せになりなさい。君にはその権利と義務があるんだよ」ナデナデ 絹旗「うん、うん………」ウワァァァァァン! ---------- エンドロールが流れている最中、私は席を立った。 肩から伝わる体温。 それから必死で逃れるために、席を立った。 行くあては、無い。 ふらふらと歩いている内に、いつの間にかロビー出てしまっていたらしい。 上方には『W.C.』と書かれている、薄汚れたプラスチックプレートがぶら下がっている。 どこでもよかった。 どこでもよかったので、そのままトイレにこもった。 洋式の便器。 そのフタを閉じた状態で座る。 トイレのひんやりとした空気は、先程まで居た劇場内とは対照的で、まるで別の世界に飛ばされたような心地がした。 「………………………」 御坂美琴は考える。 もしも『あのセリフ』が私に牙を向いたら。 もしもインデックスに『あのセリフ』を言われたら。 私はどうなってしまうのか。 「…………やっぱり、キモいわよね」 A子を思いだす。 B子に、同性に惚れてしまった、バカな女。 性にうといB子に手をかけ、唇を奪った醜女。 最後の最後で、大好きな人に蔑まれた、みじめな女。 そのすべてが、私と重なってしまう。 「ホント、A子キモすぎー………」 一人、つぶやく。 外気にさらされた頬に感じる体温。 それは、いつの間にか流れた涙だった。 「あれ?おっかしいな。なんで泣いてんだろアタシ」 流れ、頬を伝い、落ちる。 その過程で冷たくなった水滴は、手の甲を濡らした。 「あんな映画で泣くとか、バッカじゃないの」 「あんな………あんな、レズビアンの、気持ち悪い映画で」 自分の言葉で、傷つく自分の心。 ギリギリと、胸の辺りが苦しい。 「………………何が、バカなのよ」 「どうしていけないのよ」 「私はただ!ただ………」 「インデックスが、好きなだけなのに………」 上を向く。 下を向いていると、この涙が、私を溺れさせてしまう気がしたから。 トイレで一人、泣く女が一人。