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プレイヤー編 +... 上条当麻編 +... 一方通行編 +... 麦野沈利編 +... サ行 0次元の極点(ぜろじげんのきょくてん) 天草式十字凄教編 +... カ行 学園都市の貨幣 サーシャ=クロイツェフ編 +... タ行 天使の涙 御坂美琴編 +... タ行 どっきり!ゲコ太チョコレート 完結編 +... カ行 禁書世界の時間論 ハ行 ホワイトプレイヤー ラ行 レッドプレイヤー
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BGM:http //www.youtube.com/watch?v=daYKIeUFvH8 feature=related 仮面ライダーW、今回の依頼は? 「『青の通り魔』が俺を襲っただって?」 「夢の中に『青の通り魔』が出たんだよ!それに・・・とうまが・・・。」 「『ジャッジメントですの』だ!覚悟しなさい、『青の通り魔』!!」 「『青の通り魔』だと?勘違いも甚だにしろ、『ドーパント』め!!」 「犯人は・・・トライアルのメモリの持ち主だと?!」 「この学園都市に存在する特殊能力・・・<幻想御手(レベルアッパー)>を使って、何者かがこれまでのガイアメモリの能力を強化した新型ガイアメモリを開発していることは確かだ。」 「そして、私はついに手に入れました。頂点ともいうべき力・・・最強の力をね!」 「井坂・・・ 深紅郎・・・。」 学園都市の闇夜を疾走するハードボイルダー。 それに乗るフィリップと禁書(インデックス)は一路、禁書の家を目指していた。 「禁書、もうすぐ君の家だ。」 フィリップが、自身の背中に捕まる禁書へ言う。 「うん、ありがとうなん・・・ちょっと待って!!」 禁書が言いかけたその時、彼女の目に何かが飛び込む。 「フィリップ!あれっ!!」 「あれは・・・白井 黒子・・・?」 禁書の指差す方向を見るフィリップ。 その先には、コンクリートの壁に寄り掛かるようにして座り込む、 息も絶え絶えな白井 黒子の姿があった。 すぐさまハードボイルダーを止め、彼女のもとに駆け付けるふたり。 「くろこ!大丈夫?!」 禁書が声をかける。 「・・・禁書・・・ちゃん・・・。」 「喋っちゃダメなんだよ!今すぐ病院に連れてってあげるんだよ!!」 「・・・お姉さまが・・・お姉さまが・・・。」 「お姉さま・・・?」 「フィリップ!みさかのことなんだよ、ソレは。でも・・・みさかがどうしたの?」 「・・・お姉さまは・・・お使いに行った・・・あなたを・・・あの男とともに・・・ 探していて・・・それで・・・偶然・・・逃げてきた私に・・・出会って・・・。」 「『あの男』って、まさか・・・とうま?!」 大声をあげる禁書。 それに対し、白井は静かにうなずいた。 禁書は思い出していた。 夢の中で上条 当麻が『青の通り魔』に襲われていた光景を・・・。 そして、自分の目の前で上条の命が奪われようとしていた瞬間を・・・。 突然、走りだす禁書。 「・・・!禁書、どこに行くんだ?!」 叫ぶフィリップであったが、彼女は一目散に来た道を戻って行った。 「・・・早く・・・行って・・・ください・・・。」 戸惑っているフィリップに対し、白井が言う。 「しかし、君のその怪我は!」 「・・・大丈夫です・・・もう少し休めば・・・病院まで・・・ <空間移動(テレポート)>・・・出来るくらいの・・・力は・・・取り戻せますから・・・。」 「・・・分かった。僕からは何もすることは出来ないが・・・気をつけてくれ!」 そう言うと、フィリップは再びハードボイルダーにまたがり、禁書同様に来た道を戻るのであった。 その頃・・・。 大きな衝撃とともに吹き飛ばされる人影。 その影はコンクリート造りの塀に叩きつけられ、そして大きな穴を開けるのであった。 「やれやれ、人間態の私にさえ太刀打ち出来ないとは・・・仮面ライダーの名も地に堕ちたものですねぇ・・・。」 そう言って、エンジンブレードを下ろす井坂 深紅郎。 一方、井坂からの一撃を受けた仮面ライダーアクセル トライアルは瓦礫の中からなんとか立ち上がろうとするが、 先ほどの戦いで体力をほとんど使い果たしており、起き上がるどころか腕を上げるのもままならない状況となっていた。 「・・・このまま・・・やられる訳には・・・。」 「いえ、君にはこのままやられていただきましょう。そうすれば・・・君の愛していた家族に地獄で会えるのですから。」 そう言って、井坂が再びエンジンブレードを構えたその時だった。 「・・・ん?」 井坂の目に映る、飛来するコイン。 次の瞬間、そのコインは多量の電気エネルギーをまとい、巨大な光線となって井坂に襲いかかった。 突然の事態に光線を避けることが出来ず、多量の電気エネルギーを受ける井坂。 その光景を見ていたアクセルのもとに2つの影が現われた。 「照井さん、大丈夫ですか?!」 「・・・上条!それに御坂!!」 「べ・・・別にアンタを助けに来た訳じゃないわよ。 本来なら、こういうのは私たち風紀委員(ジャッジメント)の管轄だから・・・って理由だからねっ!!」 御坂 美琴がツンデレ混じりに言う。 だが、アクセルはすぐに反論した。 「・・・駄目だ・・・ここから逃げるんだ・・・。」 「ちょっと、何よ!せっかく助けに来た・・・。」 御坂も反論しようとするが、アクセルは遮って言う。 「あいつは・・・違う・・・。俺達が戦ってきたドーパントとも・・・上条たちが相手にしているような能力者とも・・・。」 「違うって言われても・・・そんなの、戦ってみなきゃ・・・。」 「いいえ、戦わなくても分かりますよ。」 突然、彼らの会話に割り込む声。 その声の主は、御坂の<超電磁砲(レールガン)>の直撃を受けたはずの井坂が無傷で立っていた。 「?!そんな・・・ビリビリの<超電磁砲>を・・・しかも直撃で受けたら、普通なら無事で済まないはず!!」 「残念ながら私は普通の人間では無いんでねぇ、Lv.0の上条 当麻くん。」 「!」 「そして、Lv.5・・・学園都市No.3と言われた御坂 美琴くん。君の能力は確かにすばらしい。 だが・・・素晴らしいのは能力だけであって、君自体は虫けら以下だ。」 「な・・・?!」 「本来、素晴らしき能力は素晴らしき人間が使ってこそ、その真価が現われるものなのです。私と・・・このメモリのように。」 そう言うと、井坂はT2トライアル・メモリを取り出した。 TRIAL! ガイアウィスパーを聞き、メモリを自身の耳に刺す井坂。 そして、その姿は『青の通り魔』・・・いや、トライアル・ドーパントへと姿を変えた。 「さて・・・実演へと参りましょうか。素晴らしき能力も持つ者が虫けらなら何の意味も持たないという証明のね!」 「はっ!!」 御坂の手から放り投げられるいくつものコイン。 そして、それらに向かって彼女は電気エネルギーを送り、何本もの光線を完成させてトライアル・ドーパントを狙う。 だが、トライアル・ドーパントは全ての光線を避けてしまう。 しかも、一度に全ての光線を避けるのではなく、ひとつひとつの光線をまるで反復横とびのように避けるのであった。 「そんな・・・早過ぎる!!」 超高速で移動するトライアル・ドーパントに対し、急きょ第二陣のコインを用意しようとする御坂。 だが、トライアル・ドーパントは御坂に急接近、手に持つエンジンブレードの柄で御坂の手のコインを叩き落とし、 さらにはアクセルを思わせるハイキックを彼女の胸に叩きこんだ。 空高く吹き飛ばされる御坂。 「ビリビリ!!」 これに対し、上条 当麻は思わず肩にかけていたアクセルを突き放し、そして吹き飛ばされた御坂を受け止める。 「ビリビリ!!」 上条の腕の中で倒れこむ御坂に声をかける上条。 だが、トライアル・ドーパントの強烈な一撃によって完全に気絶していた。 「くそっ・・・『青の通り魔』!今度は俺が相手だ!!」 御坂を抱えながら叫ぶ上条。 それに対し、トライアル・ドーパントは冷やかであった。 「仮面ライダーでもLv.5でも勝てない私にLv.0の君が挑もうとは・・・虫けらの考えていることは私にはどうも理解出来ませんねぇ。」 「俺達は虫けらじゃねぇ!てめぇのその幻想・・・ぶち殺す!!」 そう言って、上条がトライアル・ドーパントに襲いかかる。 「やれやれ・・・それでは相手してあげましょうかね。」 一方、トライアル・ドーパントはエンジンブレードを再び構えると、上条目がけて叩きつけるのであった。 響き渡る、金属同士がぶつかったような大きな音。 この音にトライアル・ドーパントは勝利を確信した・・・はずだった。 だが、彼の目の前には右手でエンジンブレードの刃を掴む上条の姿があった。 「・・・何?!貴様、この剣を腕1本で・・・。」 「悪いな、周りから『不幸体質』だの『Lv.0』だのと馬鹿にされてるけどな・・・ 俺の<幻想殺し(イマジンブレイカー)>に関しては絶対的な自信があるんでね!」 そう言って、右腕に力を込めてエンジンブレードを抑え込もうとする上条。 確かに、彼の<幻想殺し>はエンジンブレードの持つ攻撃性を抑えることには成功した。 だが、エンジンブレード自体の武器としての物理攻撃性を抑えることは出来ず、彼は右手から真っ赤な血を流すのであった。 「ん・・・?なるほど、どうやら単なるやせ我慢だったようですね。」 上条の血に気付いたトライアル・ドーパントが言う。 「やせ我慢して悪いか?」 「医者として忠告しましょう。やせ我慢は・・・いや、身の丈に合わない無理は自身の身を滅ぼすと!!」 そう言って、腕に力を込めるトライアル・ドーパント。 すると、刃を握った上条ごとエンジンブレードを振り回し、力任せに上条を吹き飛ばすのであった。 地面に叩きつけられる上条。 一方のトライアル・ドーパントはエンジンブレードを肩にかけて、上条に迫る。 その時だった。 「とうま!」 上条の耳に届く聞き慣れた声。 その声の主は禁書であった。 「い・・・インデ・・・。」 喋ろうとする上条だったが、先ほどの一撃で予想以上のダメージを受け、うまく喋れずにいた。 「とうま!・・・お前が『青の通り魔』だな!!」 そう言って、駆けだす禁書。 そして、トライアル・ドーパントの足にしがみつき、得意の噛みつきを始める。 だが、トライアル・ドーパントには何の効果も無かった。 「おやおや、なんとも元気なお嬢さんだ。だが・・・。」 そう言って、噛みつかれている足を上げるトライアル・ドーパント。 「女の子なら女の子らしく、静かにしていただきましょう。」 そう言うと、トライアル・ドーパントは足を勢い良く振りかぶり、噛みついていた禁書を無理やり引き剥がした。 吹き飛ばされ、地面に落とされる禁書。 一方のトライアル・ドーパントはターゲットを上条から禁書へと変更し、彼女へと近づいて行った。 「・・・そうは・・・させるか!!」 TRIAL!MAXIMUM DRIVE!! 声のする方向を見るトライアル・ドーパント。 目線の先には、ボロボロになった体を無理やり起こし、アクセルグランツァーの体勢をとるアクセルの姿があった。 「ほほう・・・まだ立ち上がる力が残っていたとはね。」 全身を青白い炎に包み、トライアル・ドーパントへと駆けていくアクセル。 そして、トライアル・ドーパントを射程圏内に捕らえると、必殺のアクセルグランツァーを放つのであった。 だが・・・。 「・・・何?!」 本来なら技を決め、着地しているはずのアクセルだったが、トライアル・ドーパントも同様にアクセルグランツァーを放ち、 ふたりは同じ体勢で空中に留まっていた。 「互角・・・だと・・・?」 「『互角』?いいえ、私の勝ちです!」 そう言って、着地するアクセルとトライアル・ドーパント。 次の瞬間、アクセルの足の装甲が割れ、そして連鎖するようにアクセルの装甲が全て剥がれ落ちるのであった。 倒れこむ照井 竜。 その姿を見て、上条が駆けようとする。 「て・・・照井さん・・・。」 「おっと、彼に会いたいのでしたら私がお手伝いしましょう・・・地獄への旅を!」 そう言って、上条への連続攻撃を開始するトライアル・ドーパント。 超高速で移動するトライアル・ドーパントは上条を囲むように移動し、 さらにパンチやキックといった打撃攻撃を目にも止まらぬ速度で仕掛ける。 この光景に禁書が叫ぶ。 「とうま、逃げるんだよ!」 叫ぶ禁書。 だが、その言葉は上条に届くことはなく、サンドバックと化した彼はついに力尽きてしまった。 傷だらけになった状態で倒れこむ上条のもとへ禁書が駆け付ける。 「とうま!お願い・・・しっかりして!!」 禁書は一生懸命に呼びかけるが、上条からの反応は一切無かった。 そう、まるであの悪夢のように・・・。 そして、禁書のもとへアクセル・ドーパントがゆっくりと現れた。 上条を守るかのように、彼に覆いかぶさる禁書。 そんな光景にトライアル・ドーパントは冷笑するだけだった。 「美しい友情ですねぇ・・・。しかし、今の君たちに待っているのは友情でも希望でも無く『絶望』なのですから。 ・・・そうだ、せっかくですので君たちにすばらしい言葉を贈ってあげましょう。」 そう言って、トライアル・ドーパントは再びエンジンブレードを手に取り、剣を大きく振り上げた。 「絶望が・・・お前のゴールだ。」 勢いよく振り下ろされるエンジンブレード。 そして、その刃は禁書と上条の体を貫いた・・・と思われたその時だった。 再びエンジンブレードから発せられる、金属同士がぶつかったような大きな音・・・いや、エンジンブレードを阻止するため、 ぶつかってきた『剣』がそこにはあった。 「・・・む?!君たちもまさか学園都市に来ていたとは・・・。」 振り下ろされたエンジンブレードをはじき返す何者か。 そして、間髪入れずに自身の持つ『盾』でトライアル・ドーパントを弾き飛ばし、間隔を空けるのであった。 そして、彼は『剣』と『盾』を構えて言った。 「井坂深紅郎、ここからは僕が相手しよう。」 「『僕』・・・じゃなくて『僕たち』だろ?相棒。」 その正体は仮面ライダーW サイクロンジョーカーエクストリームであった! 「その声・・・フィリップなの?!」 「禁書、大丈夫かい?」 Wが持つフィリップの意識が言う。 「うん!・・・そんなことより、てるいと・・・みさかと・・・とうまが!!」 「分かっている。翔太郎・・・病み上がりだが、準備は良いかい?」 「ああ。エクストリームメモリのおかげでバッチリだぜ!」 W内の左 翔太郎の意識が言う。 数時間前まで重度の夏風邪を引いていた翔太郎。 だが、フィリップの危機を察して活動を始めたエクストリームメモリによって風都から学園都市へ搬送され、 その際にエクストリームメモリの持つ治癒能力によって彼の風邪はたちどころに完治したのだった。 それは、かつてウェザー・ドーパントによって重傷を負ったフィリップを完治させるほどの力を持ったエクストリームメモリにとって他愛も無いことであった。 「おのれ・・・W!貴様もT2ガイアメモリの力に屈するがいい!!」 「おーっと、残念ながら俺達は忙しいんでね。またの機会させてもらうよ。」 翔太郎の意識がそう言うと、自身が持つビッカーシールドに3本のガイアメモリを刺し始めた。 JOKER!!MAXIMUM DRIVE!! METAL!!MAXIMUM DRIVE!! TRIGGER!!MAXIMUM DRIVE!! 「こいつで仕上げだ!」 PRISM!MAXIMUM DRIVE!! 4つの強大なエネルギーが集約するビッカーシールド。 これをWは大きく掲げるのであった。 「「ライダー・プリズムフォーメーション!!」」 強烈な光を発するビッカーシールド。 そして次の瞬間、シールドからは3つの光の塊が飛び出し、 それらはそれぞれ仮面ライダーWのサイクロンジョーカー、ヒートメタル、ルナトリガーの形となって次々とトライアル・ドーパントに向かっていった。 「おのれ・・・こんな技にやられてたまるか!」 自身のメモリの力をエンジンブレードに伝え、マキシマムドライブ状態となったトライアル・ドーパント。 そして、次々と襲い掛かるWに怯むことなく、全てをエンジンブレードで真っ二つに叩き斬るのであった。 だが、トライアル・ドーパントはすぐにあることに気付いた。 「・・・!しまった、これは囮!!」 辺りを見回すトライアル・ドーパント。 だが、トライアル・ドーパントがWの放った幻影に気を取られているうちに、Wたちは怪我をした面々を連れてとっくにその場を後にしていたのであった。 「まさか、私の十八番(オハコ)を彼らが使ってくるとは・・・。」 元の姿に戻り、笑みを浮かべる井坂。 だが、彼の心は完全なる怒りに震えていた。 「良いでしょう・・・最強である私をここまでコケにした罪・・・それがどんなに大変なことであるか、身を持って教えてあげましょう!!」 夜の学園都市に井坂の叫びが響いた。 学園都市内にある大きな病院。 その一室で御坂は目を覚ました。 「ここは・・・?」 キョロキョロとしている彼女の目に病室の窓が目に入る。 窓の外は事件の時の夕闇から昼を通り越して夕焼けへと変化していた。 起き上がり、ベッドから降りようとする御坂。 だが、トライアル・ドーパントから受けた一撃による痛みはまだあるらしく、彼女は自身の胸を押さえながら苦痛な表情を見せた。 そんな時、彼女のもとへ2人の少女が病室へと入って来る。 「・・・!お姉さま!!」 「御坂さん!」 苦しむ御坂のもとへ駆け寄る少女たち。 ひとりはトライアル・ドーパントとの戦いで怪我を負った白井 黒子、もうひとりは風紀委員(ジャッジメント)のメンバーである初春 飾利であった。 「お姉さま、大丈夫ですか?!」 「・・・痛みはだいぶあるけど・・・黒子の怪我に比べたらまだ大丈夫な方よ。」 そう言って、白井の姿を見る御坂。 その目線の先には、ギブスで固定された白井の左腕があった。 「それにしても・・・よくご無事でしたね。」 口を開く初春。 そして、彼女は発言を続ける。 「のちの調査で分かったのですが・・・あのドーパントの名はトライアル・ドーパント。 風都署から来た照井刑事が変身する仮面ライダーアクセル トライアルと同等の能力を持ち、 しかもその性能は最新型ガイアメモリの力とガイアドライバーを介さない直刺しによって仮面ライダーの10倍近いパワーを持っているとか・・・。」 「調査乙。それにしてもあの刑事の10倍のパワーか・・・。そりゃあ、頑丈な私も一発で気ぜ・・・。」 突然黙りだす御坂。 その光景を見て、白井と初春が彼女の顔を覗き込む。 御坂は思い出していた。 トライアル・ドーパントと戦い、相手から猛スピードで繰り出されたキックを自分は防御する間も無く受け、そして吹き飛ばされてしまった。 しかし、今考えればおかしい。 あの夜、戦っていたのはコンクリートの外壁が並ぶ住宅街。 そんな環境で吹き飛ばされようものなら、アクセルのように勢いよく壁に叩きつけられるか、 またはアスファルトの地面に叩き落とされるか・・・いずれにせよ、五体満足ではいられなかったはず。 なのに、自分は軽い怪我で済んでいる。 これはいったい・・・? そして、御坂は思い出した。 あの攻撃を受けて気を失う直前、彼女のもとへ駆け寄り、そして身を挺して御坂の体を捕えたひとりの男の姿を・・・。 「・・・ねぇ!あの男は・・・上条 当麻はどうなったの?!」 今度は突如として大声を上げる御坂。 この声に驚きの表情を浮かべる白井と初春であったが、御坂は彼女らに構うことなく再度上条の安否を問うのであった。 「早く答えて!あいつはどうなったの?!」 「お・・・落ち着いてください、お姉さま!あの男なら、この病院に収容されてますから!!」 「・・・あ、そうなのね。良かった、無事で・・・。」 「・・・いえ、『無事』とは言えない状況なんです。」 割って入る初春。 そして、突然の発言に理解できない表情を見せる御坂に対し、初春は白井とともに病院内を移動した。 とある病室の前で止まる3人の少女。 その病室には<上条 当麻>と書かれた名札、そして<面会謝絶>と書かれた札がぶら下がっていた。 そっとドアを開ける御坂。 その目線の先には呼吸器を付け、意識不明のままで横たわっていた傷だらけの上条の姿があった。 「そんな・・・そんな・・・。」 受け入れたくない状況を目の当たりにし、目を背ける御坂。 だが、その目線の先にはさらに受け入れがたい現実が待っていた。 彼女の目に飛び込む1枚の名札。 そこには<照井 竜>の名と、先ほど同様に<面会謝絶>の札。 何かに魅かれるように病室のドアを開ける御坂であったが、 そこに待っていたのは上条と同じ様に呼吸器を付けて意識不明のまま眠り続ける照井の姿であった。 ドアの向こうの現実を忘れるかのように急いでドアを閉める御坂。 そして、彼女は子供のように大声で泣き崩れた。 病院内に響き渡る、御坂の悲しき声。 だが、白井と初春は彼女に対して何もすることが出来ず、ただただ泣き叫ぶ彼女を見るしか出来ないでいた。 そんな時、この雰囲気を打破するかのように初春の携帯電話の着信音が飛び込んでくる。 すかさず出る初春。 「ハイ!・・・あ、刃野さん!・・・え?・・・はい、分かりました。」 風都署の刑事である刃野 幹夫からの電話に顔を曇らせる初春。 「どうしたの?」 「・・・トライアル・ドーパントが出現し、警備員(アンチスキル)と交戦に入りました。」 初春の言葉に驚く白井。 そして、御坂もその言葉に反応するのであった。 「しかし、今までのスキルアウトとは異なるため、警備員や風都署の方も不利な状況にあるそうです。」 「くそぅ・・・こうなったら私たちも出動を・・・。」 「待って。」 いきり立つ白井の前に立ちふさがる影。 それは御坂であった。 「ここは私ひとりで行く。あなたたちはあの男と照井刑事の看病を。」 「ちょ・・・?!お姉さま、何を言ってるんです!仮面ライダーの10倍も持つ怪人にひとりで挑もうなんて・・・。 こんな時こそ、風紀委員3人の力を合わせて戦わなくては!!・・・もし、私や初春のことを戦力として扱えないというのでしたら、 我々が壁となって命と引き換えにでもお姉さまの命をお守り・・・!!」 熱弁する白井。 だが、そんな彼女の顔面にひとつの拳が強襲した。 吹き飛ばされ、病院の床に叩きつけられる白井。 すかさず初春が彼女の元へと駆けつける。 「白井さん!・・・御坂さん・・・どうしてこんなことを!!」 御坂を睨む初春。 その目線の先には、稲妻が走る右手を強く握りしめた御坂がいた。 「・・・軽々しく、『命と引き換えに』とか言わないで・・・。」 「・・・え?」 「・・・もう・・・誰も・・・死んで欲しくないのよ!!」 大粒の涙を流しながら、怒りの形相を表わす御坂。 その顔を見て、ふたりは言い返すことが出来なかった。 「もう・・・誰も死なせない・・・私が・・・私が決着をつける!!!」 駆ける御坂。 これに対し、とっさに声をかける初春であったが、怒りに燃える彼女の耳にその声が届くことはなかった。 そこは、ただただ真っ暗な『闇』の世界だった。 前を見ても黒い光景、後ろを見ても黒い光景、そして上空は黒い空・・・。 そんな空間で照井と上条は立ち尽くしていた。 彼らは考えていた。 自分は井坂と戦い、そして敗れ、気が付いたらこの場所に立っていた。 まさか・・・自分は死んだのだろうか? 「正解だ、ボウズども。」 突然、照井の耳に入る男の声。 照井が振り向くと、そこにはひとりの威容な姿の男が立っていた。 ドクロのような顔、漆黒のボディ、手には傷のついた帽子、そして腰には仮面ライダーWのベルトに酷似した何か・・・。 それはまるで死神のようであった。 思わず、照井が男に質問する。 「お前・・・死神か?」 「死神・・・か。・・・ふっ・・・ふふっ・・・ハッハッハッハ!!」 そう言うと、その男は異様なほど大声で笑い出すのであった。 「何がおかしい!」 笑う男に対し、声をあげる上条。 「はっはっは・・・いやぁ、すまねぇな。まさか『同業者』から『死神』なんて言われるとは思ってなかったんでね。」 「『同業者』・・・?」 「確かに、俺は死神だ・・・だが、それは罪を重ねた悪人に対しての話だがな。一般的に人々は俺のことをこう呼ぶ・・・『仮面ライダースカル』。」
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数分後、少女とガンナーAは病院に到着した。 駆け足で病院に入ろうとする少女であったが、ガンナーAも一緒に入ろうとしていたため、 ガンナーAの前に立ち塞がる。 「えぇっと・・・君はホラ・・・あの・・・駐車場で待ってて・・・ね?」 少女の言葉を聞き、少々悲しげな顔をしながら駐車場へ移動するガンナーA。 一方、彼女はそれを見届けると、再び駆け足で病院の受付へと移動した。 「すみません!先ほど入ってきた、腕を怪我した『髪の毛トゲトゲ男』と・・・あと!赤い『バイク男』を見ませんでした?!」 「おい、『バイク男』って呼び名は感心しないな。」 「え?」 振り向く少女。 そこには、先ほどバイクへの変形を披露した男が変身を解除した状態で立っていた。 「あ・・・あ・・・あ・・・バイクおとこぉっ!!」 「黙れ。病院内は静かにしろ。」 そう言って、男は病院に貼られた『院内ではお静かに』と書かれたチラシを指差す。 「あ、ごめんなさい・・・じゃなくて、あんた何者なのよ!」 再び大声をあげる少女。 「・・・名乗ったら静かにしてくれるか?」 「え・・・あ・・・はい。」 「照井 竜、風都警察:超常犯罪捜査課の課長だ。」 そう言って、照井 竜は警察手帳を少女へと見せた。 「風都・・・警察・・・?」 「・・・そうだ。おい、お前。」 「な・・・何よ?」 「名前と住所・・・あと、お前が持っているガイアメモリの名前を言え。」 「ガイアメモリ?」 「そうだ。さっきの戦いから察するに『サンダー』とか『ビーム』とか・・・あとは『エナジー』ってとこか?」 「・・・もしかして、私の『超電磁砲(レールガン)』のことを言ってるの?」 「そうだ。あんな攻撃性のある能力を持った少女がどこにいる。そんな所業をやってのけるのはドーパントぐらいだろう。」 「ど・・・どーぱ?」 「照井さん、ビリビリはドーパントじゃありません。」 その時、照井の後ろから聞こえてくる声。 その声の主は、腕に包帯を巻いた状態で診察室から出てきた上条であった。 「どういうことだ?」 「俺たち学園都市に住む人間は、能力開発によって多種多様な特殊能力を開花させているんです。 俺の<幻想殺し>しかり、ビリビリの<超電磁砲>しかり・・・。」 「まるで『ハリーポッター』みたいな話だな。」 「確かに、学園都市以外の人から見ればそうかもしれませんがね。 それにしても・・・どうして風都にいるはずの照井さんが学園都市に?」 「ああ、実は・・・。」 「ちょっと、ストップ!」 話そうとする照井の前に少女が立ち塞がる。 「何だ、ビリビリ?」 照井が言う。 「アンタまで『ビリビリ』って言うな!私にはね、御坂 美琴って名前があるんだから!!」 「・・・で、要件は何だ?」 「えぇっと・・・照井刑事だっけ?何でそんなにコイツと親しげなのよ?!」 「ビリビリ、病院内では静かに・・・。」 「うっさい、バカ!!」 「・・・。」 「早く答えなさい!アンタとそこのバカとの関係は?!」 「さっきも言ったはずだ、俺に質問するな。」 「な・・・な・・・な・・・?!」 クールにあしらう照井によって、いつもは冷静な御坂が爆発寸前と化す。 「・・・ったく。ビリビリ、俺が説明してやるから聞け。」 この状況を見て、上条が口を開く。 「照井さんはな、中学時代に俺がよく行ってたカレー屋さんの店員だったんだよ。」 「・・・カレー屋?」 「ああ、何年か前まで学園都市にあった『恐竜や』って店だ。 当時、俺はバイクの修理に必要なパーツがあって、一時期資金集めのためにそこでバイトをしていたんだ。」 照井も口を開く。 「バイク・・・。」 ポツリという御坂。 その言葉を照井は逃さなかった。 「ああ・・・お前の壊したディアブロッサのな。」 「壊した?」 「実はな・・・。」 それは、少し前のこと。 学園都市に着いたばかりの照井は長い信号待ちに耐えきれず、暇つぶしにと周りをキョロキョロ見ていた時だった。 ふと目線に入る少女の姿。 それは御坂 美琴であり、彼女はなかなかお札を認識しないジュースの自動販売機と悪戦苦闘していた。 「このポンコツ!何度やったら認識するのよ!!」 いつもは冷静な彼女が怒りを露わにし、そして自販機を蹴りながら言う。 この光景に対し、警察官である照井はバイクを止め、彼女に注意をしようとしたのだったが・・・。 ついにお札の排出回数が10回を記録した時、彼女の怒りは頂点に達し、 そして自身の持つ<超電磁砲>を暴走させてしまうのであった。 彼女の周囲に発生する雷撃。 突然の事態に対し、照井は反射的にアクセル・トライアルへと変身、 超高速移動による防御で雷撃からのダメージを防ぐことは出来たものの、 路端に止めてあったバイクに関してはどうすることも出来ず、雷撃の直撃によって半壊してしまったのであった。 「・・・。」 唖然とする上条。 一方の御坂は冷や汗をかきながら明後日の方向を見ていた。 「照井さん・・・。」 「なんだ?」 「ドーパントだろうが無かろうが、とりあえずビリビリを逮捕しちゃって結構です。」 「な・・・?!」 「心配するな。逮捕はせん・・・が、慰謝料が十二分に貰う。」 「ななな・・・?!」 その時だった。 「とおま~!」 御坂の後ろから聞こえてくる、上条にとって聞き慣れた声。 上条が声の方向を見ると、そこにはバイクのフルフェイスを被り、大きなオタマを手に持った少女がいた。 「・・・禁書?!」 上条が大声をあげる。 一方の禁書は上条の腕に巻かれた包帯をジッと見ていた。 「あ、怪我してる・・・ってことは、やっぱり『青の通り魔』が出たんだね?!」 「これは・・・まあ何だ、ちょっと腕の筋肉を痛めただけだ。心配はしなくて・・・。」 「私を家に置いてったから罰が当たったんだよ!とうまは当分反省するんだよ!!」 「・・・お前な、それが『ボディガードになる』って言った奴のセリフか? ・・・ていうか、お前どうやってここまで来たんだよ?」 「家にいたら急に胸騒ぎがしてね、それでとりあえず病院に行ってみようと思ったんだよ。」 「『とりあえず』って・・・随分神がかり的な勘だな。」 「へへーん、神を信じる者は救われるんだよ!だから、とうまも神様を大事にするんだよ!!」 「はいはい・・・。」 「・・・でね、どうやって行こうか考えてたらね、マンションの駐車場にバイクに乗った人がいたから、 その人に頼んで連れて来てもらったんだよ!」 「バイクに乗った・・・?」 「君が禁書の言っていた『とうま』か。」 彼らの輪に加わるもう1人の影。 「遅かったな、フィリップ。」 照井が言う。 「ああ、頼まれたとおり『青の通り魔』に関しての検索をしてみたが、 学園都市内の情報はロックのかかった物がほとんどでね。 とりあえず、ロックのかかってない情報から出来る限りのデータを集めてみたんだが・・・ 熱中し過ぎて遅くなってしまった。」 そう言って、フィリップは照井に1冊のファイルを渡す。 「・・・もしかして、あなたが学園都市に来た理由って・・・。」 御坂が照井に言う。 「ああ、『青の通り魔』を逮捕するためだ。 今回の事件に関しては警備員(アンチスキル)でもお手上げらしくてな。」 「そこで、僕たちに依頼が来た・・・ってワケさ。」 フィリップが言う。 「ところで・・・禁書・・・と言ったか? 君は上条に対して『やっぱり『青の通り魔』が出た』と言っていたが、どういうことなんだ?」 照井が禁書に聞く。 「・・・あのね、夢を見たんだよ。」 「夢?」 禁書は照井に説明した。 夢の中で、上条が『青の通り魔』に襲われたことを。 また、禁書の目の前で彼を葬り去ろうとしたことも。 そして・・・。 「『青の通り魔』は最後にこう言ったんだよ。『絶望がお前のゴールだ』って・・・。」 「何・・・?」 顔を曇らせる照井。 『絶望がお前のゴールだ』・・・この言葉は、彼がドーパントと敵対した際に言う言葉のひとつである。 いくら夢とは言え、何故『青の通り魔』がその言葉を・・・? 偶然なのか、それとも・・・? 「・・・あ!!」 突然、大声をあげる禁書。 「どうした?」 「もうすぐ、『フーティックアイドル』の時間なんだよ! 今日はジミー中田のリベンジ3週目なんだから見逃せないんだよ!!」 「・・・フィリップ、到着してすぐで悪いが、上条と禁書を家まで送ってやってくれないか? 駐車場にガンナーAが待機してるはずだから、それを使えば2人を同時に送れるだろう?」 「了解した。禁書・・・あと、君も来てくれ。」 そう言って、フィリップは禁書と上条を外へ連れ出そうとする。 「・・・あ、照井さん、先に失礼します。」 そう言って、頭を下げる上条。 一方の禁書は何も言わずにさっさとフィリップの所へ行ってしまった。 「・・・じゃあ、私もこれで。」 「待て。」 自然に帰ろうとする御坂を照井が止める。 「ハハハ・・・やっぱりね。」 「言ったはずだ、『慰謝料を払ってもらう』と。」 「何よ!確かにバイクを壊したのは悪かったけど・・・こんなか弱き女子中学生からお金を取ろうってワケ? それとも・・・まさか、『体で払え』とか言うつもり?!」 「そのつもりだ。お前には『体で払ってもらう』。」 「・・・え?」 その日の夜・・・。 「お待たせ。」 学園都市の一画でパトロールを行なう照井のもとへ、ハードガンナーに乗ったフィリップが再び現れた。 「・・・その様子だと、良い情報を得られたようだな。」 「ああ。それにしても、よく彼女が風紀委員(ジャッジメント)と関係あると気付いたね。」 「簡単なことだ。アイツと戦った時、風紀委員のひとりである白井 黒子のことを『黒子』と親しげに呼んだこと。 そして、アイツが白井 黒子と関係の深い『御坂 美琴』だと名乗ったこと。そこから結びつくのは・・・ってとこだ。」 「なるほど、翔太郎ばりの推理だね。」 「アイツと一緒にするな。・・・それにしても、左の容体はどうなんだ?」 「僕が出掛ける直前まで熱でうなされてたが・・・まあ、問題無い。」 一方、風都の鳴海探偵事務所では・・・。 「まるで遠足前の子供ね。竜くんとの調査前日の夜になって、急に風邪引くなんて・・・。」 鳴海 亜希子がベッドで赤い顔で横になる左 翔太郎の氷のうを取り換えながらつぶやく。 「馬鹿野郎、俺だって好きで夏風邪を・・・フェックショ~イ!!」 「わぁ?!汚い!!」 そう言って、亜希子は<健康第一>と書かれたスリッパで翔太郎を勢いよく叩くのであった。 「ところで・・・地球(ほし)の本棚での再検索の結果は?」 「ああ、これだ。」 照井の問いに対し、フィリップが1冊の本を取り出す。 学園都市へ来る前、地球(ほし)の本棚にて『青の通り魔』に関する検索を行なったフィリップであったが、 学園都市側からのセキュリティで検索は不十分に終わってしまった。 そこで、照井は偶然出会った御坂に目をつけ、彼女を通じて風紀委員へ協力を依頼、 ハッキングによるセキュリティ解除を行なったのだった。 照井の言った、御坂への『体で払ってもらう』・・・それは御坂の交友関係をフルに利用した協力のことであった。 そして、セキュリティの有無に関係なく検索可能になったフィリップは再度『青の通り魔』に関する検索を再開。 『青の通り魔』、『学園都市』、『風』、『高速移動能力』、『連打攻撃』・・・。 思いつく限りのワードを入れていくフィリップ。 その結果、ついに1冊の本へとたどり着いたのだった。 だが、その本のタイトルは・・・。 「犯人は・・・トライアルのメモリの持ち主だと?」 本を読んで、声をあげる照井。 昼間の御坂との戦いで使用したように、トライアルのメモリの持ち主である彼が驚くのも無理は無かった。 「フィリップ、これは悪ふざけのつもりか?」 照井がフィリップに迫る。 これに対し、フィリップは冷静に答える。 「落ち着くんだ、照井 竜。確かに『青の通り魔』の正体はトライアルのメモリの持ち主だ。 ・・・だが、誰も犯人は君だと言ってはいない。」 「・・・どういうことだ?」 困惑する照井に対し、フィリップがもう1冊の本を手渡す。 「これは・・・?」 「それも『トライアルのメモリ』に関する本だ。 ・・・ただし、それは『君の持つトライアルのメモリ』のほうだが。」 「俺の持つ・・・?どういうことだ?本来、地球(ほし)の本棚には1つの存在に対して1冊の本しか存在しないはずでは・・・。」 「『本来』はね。・・・しかし、何らかの作用が記憶に対して働くことで本が増えることもある。 以前、1つの存在が善と悪に分離したことで本が2冊になったこともあるけど・・・今回の場合は少し違う。 言うなれば、『新しい存在が誕生し、かつての存在に取って替わりつつある』という表現が正しいかもしれない。」 「新しい・・・トライアルだと?」 「トライアルだけじゃない。僕が調べた限りじゃ、僕たちのジョーカーやヒート、 他にもナスカやウェザーといったデータにも『新しい存在』が生まれつつある。」 「どうしてこんなことに・・・?」 「・・・そこで、僕はある仮説を立てて検索を行なった。」 無数の記憶や存在に関するデータが保管されている<地球(ほし)の本棚>。 その中央に立つフィリップは検索するワードを唱えた。 「キーワードは・・・『学園都市』、『能力開発』、『ガイアメモリ』、『新たな記憶』。」 4つの言葉によって、またたく間に数を減らしていく本。 その結果、1冊の本が彼の前に現われた。 その本の名は・・・。 「T2ガイアメモリ?」 「ああ。一部のデータは閲覧できなかったが、 この学園都市に存在する特殊能力・・・<幻想御手(レベルアッパー)>を使って、 何者かがこれまでのガイアメモリの能力を強化した新型ガイアメモリを開発していることは確かだ。」 「そして『青の通り魔』は、そのT2ガイアメモリのひとつであるトライアルのメモリで罪もない人を襲っているのか・・・。」 「お~い、フィリップぅ~!てるい~!!」 突然、彼らの耳元に届く少女の声。 彼らが振り向くと、その先には上条の家に帰ったはずの禁書の姿があった。 「禁書!どうしたんだ、こんな時間に?」 「私に質問するな!なんだよ。」 「・・・はい?」 「冗談ジョーダン!・・・はい、コレ!とうまからの差し入れ!!」 そう言って、おにぎりの入った包みを照井に渡す禁書。 「そうか、これを届けに・・・。」 「ところで・・・禁書、彼は一緒じゃないのか?」 フィリップが聞く。 「とうまなら家に置いてきたんだよ。 『俺が行く』なんて言い出したから、オタマでスネを引っ叩いてなんとか阻止してきたんだよ。」 そう言って大きなオタマを取り出し、嬉しそうな顔をする禁書。 「なんともアクティブなお嬢さんだ・・・。」 そう言って、照井は受け取った包みをフィリップに手渡す。 「とりあえず、禁書は家に帰るんだ。いつ『青の通り魔』が現れるか分からんし・・・それに、もう22時だ。 良い子は家で寝てなくちゃダメだ。」 「むぅ~、子供扱いするぅ!それにわたしはとうまのボディガードなんだよ。 だから、てるい達と『青の通り魔』をふん捕まえて、ボッコボコにしてやるんだよ!!」 そう言って、オタマを振り回す禁書。 それに対し、照井は強めに彼女の肩を掴むのであった。 「?・・・てるい、ちょっと痛いよ・・・。」 嫌がる禁書に対し、照井が厳しい表情で言う。 「禁書、お前が上条を守りたい気持ちは分かる。だが、お前には危険過ぎる任務だ。 だから・・・ここは俺達に任せてくれ。」 「でも・・・。」 「お願いだ、禁書。俺達を信じてくれ。」 「・・・分かった。でも、絶対にとうまを守るんだよ!そして、『青の通り魔』をボッコボコにしてやるんだよ!!」 「約束しよう。」 「・・・でも、もし約束を守れなかったら?」 フィリップが横から、場の空気を読めてないセリフを言う。 「フィリップ・・・お前な・・・。」 「大丈夫だよ、フィリップ。私はてるいのことを信じるよ。」 禁書が言う。 「禁書・・・。」 「でも・・・約束を破ったら承知しないんだよ! 破ったら、私に満腹になるまでご飯をご馳走するぐらいのことはしてもらうんだよ!!」 「・・・。」 その時だった。 会話をする3人のもとへ、ひとりの女性の叫び声が聞こえてくる。 「・・・今の声は!」 「確か・・・みさかの友達の・・・くろこ!!」 「フィリップ、俺が行く!お前はこの子を頼む!!」 「待て、照井 竜。」 駆け出そうとする照井に対し、フィリップが小さなアタッシェケースを渡す。 ケースを開ける照井。 その中には、フィリップが変身に用いる3本のガイアメモリと、メモリガジェットのひとつであるデンデンセンサーが入っていた。 「敵は超高速移動能力の持ち主だ。おそらく、それが必要になる。」 「分かった。」 そう言って、照井はアタッシェケースを持ち、声の方向へ急ぐのであった。 「・・・くっ・・・なんて速さなの・・・。」 一方、風紀委員のひとりである白井 黒子は、傷つきながらも何者かと戦っていた。 学園都市の闇夜を利用し、闇から闇への高速移動を繰り返し、そして移動の度に攻撃を行なうという手法を採る相手。 これに対し、自身の持つ<空間移動(テレポート)>での戦線離脱を図ろうとする白井であったが、 能力を発動させる際に出来る隙を狙われ、逃げることが出来ずにいた。 どうすることも出来ず、防戦一方の彼女に対して攻撃を繰り返す敵。 そして、何度目かの攻撃によって白井は片膝をついてしまうのであった。 何者かが言う。 「ふっふっふ・・・良いものですね。 屈強な男が一瞬にして倒される様子も滑稽ですが、今日のようにか弱い女の子が徐々に痛めつけられていくというのも・・・。」 「・・・まさか・・・あんたが・・・『青の通り魔』・・・?」 「名乗るほどの者ではありませんよ。もうすぐ私に倒される者に対してね・・・。」 そう言って、『青の通り魔』は一直線に白井へとどめを刺しに行こうとする。 その時・・・。 CYCLONE!MAXIMUM DRIVE!! 『青の通り魔』の耳に入るガイアウィスパー。 その直後、サイクロン・メモリの力をまとったビートルフォンが超高速で『青の通り魔』に迫る。 「む?!このガジェットは!!」 突然の事態にビートルフォンの体当たりを正面でガードする『青の通り魔』。 「おのれ・・・ん?」 攻撃体勢に入ろうとしたその時,『青の通り魔』があることに気付く。 先ほどまで自身が攻撃を加えていた白井の姿が忽然と姿を消していたのだった。 「まさか・・・このガジェットは囮!」 「そうだ、『青の通り魔』!」 突然、学園都市の闇夜に響き渡る声。 『青の通り魔』が声の方向を見ると、そこには月夜に照らされた仮面ライダーアクセル トライアルと、 アクセルにお姫様だっこをされた状態の白井の姿があった。 「ありがとうございますわ・・・仮面ライダー。」 「礼は後にしろ。今はこの場から離れるんだ。」 「・・・分かりました。」 そう言って<空間移動>を行ない、白井は戦線離脱する。 一方のアクセルはゆっくりと『青の通り魔』の前に立ち塞がった。 「ジャッジメントだ・・・『青の通り魔』!!」 声をあげるアクセル。 それに対し、『青の通り魔』は言い放った。 「ふふっ・・・まさか、また君に会うとは・・・これも運命なのですかねぇ・・・。」 「・・・『また』・・・だと?」 『青の通り魔』の言葉にアクセルが戸惑う。 「ええ・・・まさか、忘れてしまったのですか?君にとっての『復讐の相手』だった私のことを・・・。」 「・・・!そんな馬鹿な!!お前は死んだはず?!」 「なら、ここにいる私が幽霊かどうか、君の体で確かめてあげましょう。」 そう言うと、『青の通り魔』はトライアル・メモリの持つ超高速移動でアクセルに襲いかかる。 突然の攻撃に吹き飛ばされ、体を壁に叩きつけられるアクセル。 一方の『青の通り魔』は、白井との戦いの時のように闇から闇への高速移動をしてアクセルからの捕捉を逃れていた。 「くそっ・・・フィリップの言ったとおり、これが必要のようだな。」 起き上がるアクセル。 そして、フィリップから手渡されたデンデンセンサーをどこからか取り出すと、ヒート・メモリを挿入した。 HEAT!MAXIMUM DRIVE!! 続いて、今度は自身のトライアル・メモリを抜き、代わりにデンデンセンサーの疑似メモリをドライバーに挿入する。 DENDEN! メモリから流れるガイアウィスパー。 この音を確認すると、アクセルはデンデンセンサーを空高く放り投げるのであった。 空高く跳ぶデンデンセンサー。 そして空中で一時停止すると、上空からヒート・メモリの力を利用した熱源探知を行ない、 そのデータを即座に疑似メモリを通じてアクセルへと転送するのだった。 「・・・そこかっ!!」 『青の通り魔』の所在を突き止めたアクセルがエンジンブレードにルナ・メモリを装填して構える。 LUNA!MAXIMUM DRIVE!! 勢いよく振り下ろされるエンジンブレード。 剣先からは青色に輝くエースラッシャーが放たれ、引き寄せられるように一直線に『青の通り魔』に向かっていく。 そして、ついには『青の通り魔』を捕らえ、大爆発を起こすのであった。 「やったか・・・。」 そう言って、エンジンブレードからルナ・メモリを抜くアクセル。 だが・・・。 「君はお忘れのようですね、私の能力のひとつに『幻影を作り出す』能力があったことを・・・。」 突然、アクセルの背後から聞こえてくる声。 振り向こうとするアクセルだったが、その隙を狙って放たれた『青の通り魔』の一撃がアクセルと捕らえ、 彼はエンジンブレードを手放してしまった。 『青の通り魔』はエンジンブレードを拾い上げ、倒れこむアクセルのもとへゆっくりと近づきながら言う。 「もうひとつ、君が行なった熱源探知・・・確かにすばらしいアイディアですが、所詮は虫けらの考え。 私の『冷気発生』能力の前には意味を成さない代物ですよ。」 ついに、アクセルの目の前まで迫る『青の通り魔』。 「何故・・・何故だ・・・お前は・・・俺が倒したはず・・・。」 「そう、確かにあなたはトライアルの力を手に入れ、そして、私のウェザーのメモリを破壊した。 だが・・・『ウェザーのメモリを破壊した』からと言って、それが『私を倒した』ことには繋がらないのですから。」 「どういう・・・ことだ・・・?」 「簡単なことですよ。冴子くんの部下に『私』を演じさせただけのこと。 ちょうど、彼女の部下のひとりがダミーのメモリの持ち主でしてねぇ・・・。」 「何だと・・・。」 「そこで、私は彼に不必要になったウェザーのメモリを譲渡し、風都を出ました。 ウェザーのメモリではテラーの力に勝てないと分かった今、さらに強いメモリを手に入れる必要があったのでね。 そんなある時、私はこの学園都市で極秘に開発されていたT2ガイアメモリのことを知り、 そのひとつをとあるお方から譲ってもらいました。」 そう言いながら、『青の通り魔』は自身の耳から出現したトライアル・メモリを引き抜く。 変化する体。 そして『青の通り魔』は、山高帽を被った紳士へと姿を変えた。 「そして、私はついに手に入れました。 君たち仮面ライダーや園崎家の連中が持っているような古いガイアメモリには無い、頂点ともいうべき力・・・最強の力をね!」 高らかに叫ぶ男の姿を見るアクセル。 その姿は間違いなく『奴』であった。 かつて自分の家族の命を奪い、そしてウェザー・ドーパントとして仮面ライダーたちと死闘を展開したあの男・・・。 「井坂・・・ 深紅郎・・・。」 つづく
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【作品名】とある魔術の禁書目録(インデックス) 前期OP 【曲名】PSI-missing 【歌手】川田まみ 【ジャンル】J-Pop 【価格】¥200 □■iTMS■□ 【作品名】とある魔術の禁書目録(インデックス) (第12話)挿入歌 【曲名】雨 【歌手】川田まみ 【ジャンル】J-Pop 【価格】¥200 □■iTMS■□ 【作品名】とある魔術の禁書目録(インデックス) 前期ED 【曲名】Rimless~フチナシノセカイ~ 【歌手】Iku 【ジャンル】J-Pop 【価格】¥200 □■iTMS■□ 【作品名】とある魔術の禁書目録(インデックス) 後期OP 【曲名】masterpiece 【歌手】川田まみ 【ジャンル】J-Pop 【価格】¥200 □■iTMS■□ 【作品名】とある魔術の禁書目録(インデックス) 後期ED 【曲名】誓い言~スコシだけもう一度~ 【歌手】Iku 【ジャンル】J-Pop 【価格】¥200 □■iTMS■□
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概要 鎌池和馬のデビュー作にして出世作。ありとあらゆるSFやファンタジーを取り入れ、超能力や近未来兵器などオーバーテクノロジー尽くしの科学と、聖書や魔道書などオカルト尽くしの魔術という、相反する設定が混在する世界観を描いたバトルアクション作品である。 略称は「とある」「禁書目録」「禁書」「インデックス」など。他にも『禁書目録』と『超電磁砲』の2つを総合して「とあるシリーズ」といった略称もある。 2013年9月現在、電撃文庫(アスキー・メディアワークス)より、既刊33巻(本編32巻、短編集1巻)が刊行されている。また、スクウェア・エニックスの『月刊少年ガンガン』2007年5月号より連載されている漫画版は2013年9月現在、単行本が12巻、ガイドブックが2冊発売されている。 本作のスピンオフ作品『とある科学の超電磁砲』(とあるかがくのレールガン)については、当該項目を参照のこと。 解説 作品成立の経緯 鎌池が第9回電撃ゲーム小説大賞の第3次選考に落選した際、現在の担当編集者である三木一馬の目に留まり、その後1年ほど2人で試作を何本も考案・執筆し試行錯誤を続ける。その中の1本にあったシスターの少女と不思議な腕を持つ少年の話を基に生まれた作品が本作である。 構想の原点としては、「RPGのようなMP消費で何でもありの魔法使い」とは別の、歴史上に実在した魔術師や儀式への疑問を持った鎌池が検索エンジンでそれらを調べ興味を深めたのがきっかけ。そして、最初にインデックスを考案し、彼女を軸に魔術や上条が作られ、それらの対比として学園都市という舞台が生まれるなど、様々な要素を肉付けしていく形で本作の設定が広がったという。 構成 三人称形式で書かれ、たびたび他の人物視点に移動したりいわゆる「神の視点」で描写されるが、基本的には主人公一人を主体とした視点で進行する。しかし物語の進展などによって登場人物が増えるにつれ、徐々に群像劇的な構成への変遷が見受けられる。 巻ごとにそのエピソードを象徴するようなキーワードやテーマが決められており、巻によって雰囲気やタッチが変化することがしばしばある。また、鎌池が自身の小説的な手法や技術を模索するため、各巻に実験的な課題を設定しながら執筆しているという。 作品全体の大きな区切りとしては、7巻から11巻前後までが「ローマ正教」編、12巻前後から22巻までが「神の右席」編とされる。そして「神の右席」編クライマックスである22巻にて大きな節目を迎えたことにより、次巻からタイトル変更・ナンバリングリセットとして新章シリーズ『新約 とある魔術の禁書目録』(しんやく とあるまじゅつのインデックス)の刊行が開始された。 作風・特徴 主人公がバトルで困難を打開する展開がメインであり、少年漫画的な作風と評される事が多い。鎌池曰く「複雑な問題を抱えた魔術師なり能力者なりを、主人公が真正面から叩いていく話」であり、その不屈の姿勢で困難を切り開いていく上条の戦いが作品の柱である。また、地の文や台詞内で作中設定を説明する場面が多く、シーンごとの登場人物の動きの落差が大きいと自己評価している。また、本来の漢字と違う読み方の特殊ルビ(主にカタカナ)が作中設定の用語や人物の二つ名等に多用されることも特徴の一つ。 登場キャラクターが非常に多彩である。名前とデザインがある登場人物だけでも優に100人を超えており、ヒロインとされる女性キャラクターも多い。鎌池によると、新ヒロインや新キャラクターを軸に新たな話を作る手法を得意としているためであるといい、「あらゆるヒロインを一つのシリーズにぶち込んで全方位死角なしにしてる」とも語っている。また、初期では読者を飽きさせないよう巻ごとに軸となるヒロインを変えていたが、9巻辺りからは徐々にヒロインメインから世界観メインにシフトしていったとのこと。 さらに、主人公に設定した登場人物の周りにストーリーが作られるイメージを意図していると語っており、作品内のあらゆる登場人物に視点を合わせるとその人物を中心とする話ができ、誰でも主人公になれる作品だという。物語の進展によって主人公格や準主人公格とされる主要キャラクターが増えるのはこのためである。 なお、特徴的な語尾や喋り方をするキャラクターが非常に多いが、これは作中の会話文でいちいち動作を補足することなく、一目で誰が喋っているのか判別できるようにするための措置である。 実績 2013年6月時点において、原作の累計発行部数は1425万部、コミック・スピンオフなどの関連書籍を含めた累計発行部数は2400万部を突破している。またオリコン週間本ランキングでは、第18巻 - 第20巻・新約1巻 - 新約4巻・新約8巻は文庫部門初週売り上げ第1位、短編集『SP』は総合部門初週売り上げ第3位を記録している。 第1巻発表時、「無名の新人作家としては快挙」と担当者が評するほど「メチャクチャ売れた」とのことで、発売日直後に重版するほどのヒット作となった。 日経エンタテインメント!調べによる読者層の分布では、20代前半の男性が圧倒的に多い。 宝島社が主催する『このライトノベルがすごい!』における2011年度の「作品部門」1位を獲得している。 沿革 2004年4月、文庫『とある魔術の禁書目録』第1巻が刊行。 2006年10月、第11巻の発売とともにメディアミックス企画『禁書目録計画』が公表され、『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)と『月刊コミック電撃大王』(メディアワークス)での2誌同時コミカライズが決定。 2007年、『電撃大王』2007年4月号より外伝『とある科学の超電磁砲』、『少年ガンガン』2007年5月号より『とある魔術の禁書目録』がそれぞれ連載を開始。 2007年6月、ラジオ番組『電撃大賞』内でラジオドラマが放送され、同年12月はドラマCDが発売された。 2008年10月から2009年3月まで、テレビアニメ『とある魔術の禁書目録』が放送された(詳細は後述)。また、それに関連してWEBラジオ『とある“ラジオ”の禁書目録』の配信も行われた。 2009年10月から2010年3月まで、テレビアニメ『とある科学の超電磁砲』が放送された。また、アニメ化に先駆けてWEBラジオ『とある“ラジオ”の超電磁砲』の配信も行われた。 2010年10月、原作の累計発行部数が電撃文庫創刊以来初となる1000万部を突破。 2010年12月、『このライトノベルがすごい!』2011年版にて、作品部門1位を獲得。 2011年1月27日、PSP専用ソフト『とある魔術の禁書目録』が発売。 2011年3月10日、新シリーズ『新約 とある魔術の禁書目録』第1巻が刊行。 2011年12月8日、PSP専用ソフト『とある科学の超電磁砲』が発売。 2010年10月から2011年4月まで、テレビアニメ『とある魔術の禁書目録II』が放送された。また、WEBラジオ『とある“ラジオ”の禁書目録II』の配信も行われた。 2013年2月21日、PSP専用ソフト『とある魔術と科学の群奏活劇(アンサンブル)』が発売。 2013年2月23日、アニメ映画『劇場版 とある魔術の禁書目録 -エンデュミオンの奇蹟-』が公開。 2013年4月から9月まで、テレビアニメ『とある科学の超電磁砲S』が放送された。 ストーリー とある魔術の禁書目録ストーリー・一覧 登場人物 とある魔術の禁書目録の登場人物
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禁書魔法・召喚 【加勢】 黄昏選書収録蔵書 【双霊召喚】 【悪鬼召喚】 【怨霊召喚】 蔵書一言 【加勢】 1回の召喚魔法で2体の元型を並べることができる。ただし、3レベル以下の組み合わせになるようにという縛り付き。割と自由が効くため、「悪夢」+「乙女」とか、「精霊」+「魔剣」とか、色々場に合わせて厄介な元型を速攻展開できるのがいい。 【双霊召喚】 特技判定は2回要求されるものの、精霊を2回一発で召喚できる。こちらもやはり手番圧縮。一気にブロック4を展開して、分科会を追い詰めてやろう。 【悪鬼召喚】 追加ダメージ持ちの精霊召喚。シンプルだが普通に厄介なことこの上ない。 【怨霊召喚】 疵持ちに付け入って魔神を召喚する。継続でもないと疵持ちは少なく、だからこそそれなりに強化された魔法使いに対しても強く出られる。魔神だぞ魔神!
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禁書TRPG(仮)について 本来在った禁書TRPGより、Ez9なるコテハンがプレイヤーキャラクターのデータをパクって計算式を捏造したものです その為シナリオを進行させたりキャラクターを作成し育てたりしたとしても、本来のTRPGを司っていたコテが 再びGMを務めることになった際に水泡に帰す可能性も考えられるので、参加するひとはそれを頭に入れておいて下さい システムについてはこちらを参考のこと 解らないところが有っても訊いてくれれば出来る限りは答えます シナリオ アルカディアと呼ばれる世界で「『せかい』が崩壊しない為には何が出来るのか」を探る物語です アルカディアは鏡面世界であり、万物総てがイミテーションです――+に対して-が存在するかの如く この物語ではGMを含め参加者全員でシナリオを紡ぎあげていくので、皆さんも是非ご参加下さい その際にキャラクターを作成する必要が有ります そしてそのときにGMが『ギルド連盟側』と『異端学派側』とどっちが良い?と訊きますので出来たら答えて下さい これはシナリオを進める際に2つの視点を以って行う為どちらかに所属していた方が参加し易いと考えられるからです (片方に所属した場合もう一方へは参加し難くなりますのでその点をご了承下さい) 勿論無所属なり自分で何処かの勢力を立ち上げたいというのであれば、申し出をお願い致します 当然ながらどちらか一方の勢力に拘ること無く両方別々のキャラを配置することも可能です それでは皆さんで一緒にこの『禁書TRPG(仮)』を楽しみましょう! キャラクター 基本的にはコテごとの管理となります(3キャラまでの制限です) その為既参加者で新キャラクターを作るひとは先に自分が何者であるか名乗りでてくれるとGMが喜びます (コテを持っていない方は〇〇のひとですよと云って下さい) 新しく参加するひとも絶賛募集中です! Ez9 Kの人 バナナな人 クロ ド兄 新宿パルコ西口 鐙骨 タタリ 半角カナ マギアのひと
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その他の禁書SSまとめwiki・サイト ここでは、その他の禁書SSまとめwikiやサイトをまとめています。禁書版以外も含みます まとめwiki とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫 禁書版二次創作データベース とある魔術の禁書目録 index SSまとめ まとめブログ・サイト 禁書目録SSのまとめられているブログやサイトです とある魔術の禁書目録SS専用まとめブログ とある魔術の禁書目録SSまとめ:SSジャンキーちゃんねる エレファント速報 SSチャンネル ホライゾーン まとめアンテナ まとめブログをまたいで作品別にまとめているサイトです とある魔術の禁書目録 SSまとめ一覧 でんぷん2ちゃんねるSSまとめ
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超能力が科学によって解明された世界。能力開発を時間割り(カリキュラム)に組み込む巨大な学園都市では、能力者はその能力によってレベル0からレベル5 の6段階に分けられている。その街に住む高校生・上条当麻はなんの力ももたないレベル0だったが、そんな彼のもとに、純白のシスターが現れた。彼女はインデックスと名乗り、魔術師に追われていると言う。こうして、上条当麻はオカルトの世界へと足を踏み入れる。 とある魔術の禁書目録画像検索 とある魔術の禁書目録動画検索 とある魔術の禁書目録クチコミ #bf とある魔術の禁書目録関連ブログ検索1 #blogsearch とある魔術の禁書目録関連ブログ検索2 #blogsearch2 名前 コメント
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とある魔術の禁書目録Ⅱ 2011年4月順次更新予定 作成枚数不明 正規の禁書目録の内容次第 黄と青の2色の予定