約 975,255 件
https://w.atwiki.jp/kannnaduki-no-miko/pages/174.html
神無月の巫女 ハアハアスレ投下もの 「月の巫女の切なき想い」 「昨晩は寒かったわね、姫子は大丈夫?風邪引いたりとかしてない?」 薔薇の園での出来事、千歌音に話しかけられ胸の高鳴りが大きくなる姫子 「うん、昨日はね、マコちゃんと一緒に寝たの、凄く温かくて・・・大丈夫だったよ、マコちゃんの温もりを肌で感じたから・・・」 「早乙女さんと・・・?そう・・・仲が良いのね」 「う、うんマコちゃんとはね、よく一緒に寝るの・・・お風呂も背中の洗いっことかしてるし、学校では私の一番の友達だよ」 「そう・・・ふふ、ちょっと妬けるわね、私が嫉妬だなんてらしくないだろうけれど」 それは本心からだった、私の知らない姫子を早乙女さんは知ってる、無邪気に話す姫子だが、早乙女さんの腕に抱かれながら眠る姫子を想像し・・・少し苛立つ 「ち、違うよ!!私とマコちゃんはそんな関係じゃないの・・・ただのお友達だよ、誤解とかしちゃだめだよ!千歌音ちゃん怒っちゃやだ・・・」 「わかってるわ・・・でもごめんなさい、私・・・貴女のことになるとついムキになっちゃうのね、貴女が他の人と親しくしてるとつい・・・嫉妬しちゃうのね」 「千歌音ちゃん・・・!?ち、千歌音ちゃん・・・」 千歌音の両腕に抱き締められ頬を赤く染める姫子 「好きよ姫子・・・ほんとならお昼休み以外も2人で逢いたいわ、でも」 「うん、私も好きだよ千歌音ちゃん・・・でも私と千歌音ちゃんじゃ立場が全然違うから、千歌音ちゃんは皆の大切な人だから」 「ええ、でも貴女を好きであることに変わりはないわ、愛してるわ・・・姫子 「千歌音ちゃん・・・うん」 2人は弁当箱を片付けると・・・静かに見つめ合い・・・キスを交わした
https://w.atwiki.jp/itmsanime/pages/691.html
【作品名】神無月の巫女 OP 【曲名】Re-sublimity 【歌手】KOTOKO 【ジャンル】J-Pop 【価格】¥200 □■iTMS■□ 【作品名】神無月の巫女 ED 【曲名】agony 【歌手】KOTOKO 【ジャンル】J-Pop 【価格】¥200 □■iTMS■□ 【作品名】神無月の巫女 挿入歌 【曲名】Suppuration -core- 【歌手】KOTOKO 【ジャンル】J-Pop 【価格】¥200 □■iTMS■□
https://w.atwiki.jp/kannnaduki-no-miko/pages/262.html
神無月の巫女 エロ総合投下もの 前世の姫子受け 「あん、んっ…ぁ…!」 深夜、離れでの秘め事の最中。 小さな部屋で灯るは蝋燭のみ。千歌音は布団の中で千歌音は姫子の口と指で胸を愛されていた。 巧みな愛撫を受け口元に手の甲をあて快感に耐える。 互いに体中が熱く火照り、姫子がそろそろかと千歌音の寝衣を脱がそうと手を掛けた。 「はぁ…ねえ、姫子」 「ん?なあに?」 少し息を乱した千歌音に声を掛けられ顔を上げ脱がす手を止めた。 「姫子は…その、いいの?」 「え?」 言われた意味が分からずキョトンとすると、千歌音は顔を赤くする。 「だから、その…いつも私ばかり気持ち良くしてくれるから…姫子はどうなのかなって…」 視線を逸らしどもる千歌音にあーなるほどと察しがついた。 姫子に抱かれるときの千歌音はほぼされるがままのマグロ状態。 姫子はどうなのかとそんな疑問を持っても不思議ではない。 (ん~十分気持ち良いのだけど。と言うか千歌音が気持ち良い顔してくれるからこちらも満たされているのだけれど) 千歌音の上で四つん這いになりながら考えた。 そう思うが千歌音がそう言ってくれるなら…体調も良いみたいだしたまにはいいかなと改め直す。 「気持ち良いわよ、ほら」 「あ…///」 千歌音の手を取り、寝衣の隙間から自分の秘所に触れさせる。 初めて触れた姫子の其処は自分ほどではないが濡れており、指に絡まる愛液にドキッとした。 「でも、もっと千歌音に気持ち良くして欲しいかも…」 ふうっと息を吹きかけ至近距離で囁いた。 垂れる前髪、乱れた寝衣から覗く鎖骨と胸のラインに、異様なほど色気を醸し出す姫子に思わずゴクリと唾を飲む。 そんな反応にくすっと笑い千歌音の腰を抱きごろんと体を反転させた。 「きゃあ!ひ、姫子…?」 体勢が逆転し、慌てて起き上がろうとすると再び姫子に手を掴まれる。 「もっと私に触って、千歌音」 「!」 そう言って今度はその手を自分の胸にあてる。 千歌音の手の平に広がる柔らかい胸の感触。 姫子は自分の胸を小さいと言うけれど、仰向けになっても十分なほど膨らみがある。 「お願い、千歌音」 いよいよ耳まで赤くしどぎまぎする千歌音に姫子は口元を緩めぎゅっと抱き締める。 「私を抱いて――」 姫子を抱いてみたいと思ったのは今日が初めてではない。 心の準備がいまいち出来てなかったけれど、互いに一糸纏わぬ姿になりいつも姫子にされてることを思い出しながら懸命に愛撫した。 「はん、あ、ゃ…!」 拙い愛撫かもと思う、だけど耳に届く初めて聞く姫子の嬌声が千歌音にはとても嬉しい。 ピンと固くそそり立つ先端を口に含み舌で転がすと姫子がぎゅっと頭を抱き締めてくる。 何だか顔が見たくなって体を起こすと、目に映る上気した姫子の顔がとても可愛く見えた。 いつも見てるはずなのに、今日は更に違うように見える。 なんかこう、守ってあげたくなるような…そんな感じに。 深く口付けし美しい曲線美を描く裸体を肩、脇、腰、臀部、裏腿の順に片手でなぞる。 すると姫子は体をよじり小さく笑い声をあげた。 「ごめん、くすぐったかった?」 口を離し姫子を見ると、楽しそうに首を振った。 「違うわ、千歌音の手つきが何かいやらしかったの」 「え!///」 くすくす笑う姫子に思いっ切り赤面した。 「そんなつもりじゃない」と弁解しようと口をまごまごさせている千歌音がまた可愛い。 満足げに目を細め姫子はそんな千歌音の細い首にすっと腕を絡める。 「…そんなに焦らさないで」 静かに言うと足を自ら少しだけ開き、千歌音にちゅっと口付けた。 合わさる唇に姫子にもっと気持ち良くなってほしいと心から思う。 頬を染める姫子に千歌音の指はゆっくりと下腹部へと降りていった。 くちゅ―― 「っ―!」 「あ…」 茂みに触れた瞬間、姫子の顎は、くん!とあがり茂みの上からでも分かるほどさっき触れたときよりの倍そこは愛液にまみれていた。 とろとろと溢れる愛液はとても暖かく、自分の拙い愛撫でも姫子がこんなになってくれるなんて。 熱く潤む其処に触れるだけでこちらまで満たされていく。 ドキドキしながら指を進め秘裂をゆっくりと何度か撫でてみると、その動きに合わせて小さく甘い声を漏らしながら姫子の息が乱れていく。 「姫子…」 一度手を止め名を呼ぶと瞼をじんわりと開き千歌音を見て微笑んだ。 「その、気持ち良い?」 「とっても…」 ゆっくりと頷き千歌音と視線を絡める。 熱く甘えるような目、体を猫のように撓らせている姿は妖艶さを増している。 果たして自分もこんな風に姫子に写っているのだろうか? そんな事を思っていたら首に回していた腕が背に回される。 さらに密着する熱く燃える互いの肌。 ちゅっと千歌音の細い首筋に口付けし、姫子がその先を求めている。 千歌音がそっと膨らんだ陰核を撫でると、姫子の体が大きく跳ねた。 「んあっ!は、ぁ…ぁん!」 甲高い声。 優しく犯す千歌音の指に姫子の声は徐々に余裕がなくなっていく。 いつも自分を愛してくれる指は背を這っている。 「はっ!千歌、音、ぁん…んっ!」 「っ……姫子」 どちらともなく求め合い重なり合う唇。 姫子の体が徐々に強張っていき、絶頂が近づいている。 そんな姫子に応えたいと千歌音の指は姫子の感じるところを的確に捉えていく。 「あ、あ、んぁっ―――――っ!」 きゅっと陰核を摘まれ、千歌音の背に強く指を立て姫子は達した。 余韻の残る姫子の上から退き、横に寝転がると脱力して力の入らない姫子と目が合った。 幸せそうな目。乱れた息を整えながらゆっくりと微笑んでくれる。 ちょっと疲れたけれど、そんな笑顔を見ては胸の奥がまた熱くなる。 「姫子…」 手を伸ばし、姫子の指と指を重ね合わせた。 すると姫子はそれに応えるようにきゅっと握り返す。 そして声には出さず「ありがとう」と口を動かし、ゆっくりと瞼を落とした。 了
https://w.atwiki.jp/nicomment/pages/227.html
神無月の巫女 ※周回者によるネタバレコメがあるかもしれません 第一話「常世の国」 第二話「重なる日月」 第三話「秘恋貝」 第四話「思い賜うや」 第五話「夜闇を越えて」 第六話「日溜まりの君」 第七話「恋獄に降る雨」 第八話「銀月の嵐」 第九話「黄泉比良坂へ」 第十話「愛と死の招待状」 第十一話「剣の舞踏会」 第十二話「神無月の巫女」 第一話「常世の国」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 備考 sm47345 24 11 12618 4971 第二話「重なる日月」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 備考 sm87376 24 10 12374 4868 第三話「秘恋貝」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 備考 sm72416 24 11 9700 5691 第四話「思い賜うや」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 備考 sm91070 24 11 8539 5086 第五話「夜闇を越えて」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 備考 sm91905 24 11 9278 4348 第六話「日溜まりの君」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 備考 sm102960 24 11 7936 4094 第七話「恋獄に降る雨」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 備考 sm103146 24 11 8195 4411 第八話「銀月の嵐」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 備考 sm118981 24 11 16073 5500 第九話「黄泉比良坂へ」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 備考 sm119052 24 11 8822 2856 第十話「愛と死の招待状」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 備考 sm119115 24 11 8873 3414 第十一話「剣の舞踏会」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 備考 sm164264 24 10 13967 3671 第十二話「神無月の巫女」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 備考 sm164856 24 11 16264 7434
https://w.atwiki.jp/src_c_material/pages/456.html
神無月の巫女 たそがれにっか。 管理人 FJ3素材区分 P 備考 atoox氏作
https://w.atwiki.jp/kannnaduki-no-miko/pages/173.html
神無月の巫女 ハアハアスレ投下もの 神無月のRe-Sublimity 遥かな輪廻の果てに訪れた、月を失くした星空のような世界。 かつて運命を、輪廻を超えて愛し合った人――あまねく星々を従えて輝く月のよう に、尊敬と人気を集めていた人のことを、誰一人知らない世界。 そんな世界で、私は信じていた。世界で唯一人、私を待っている誰かと、いつかき っと出逢えるという、意思にも似た願いを。 とりとめのない話の合間も、授業中も、夢の中でも、しばしば過る恋人のことを。 揺らめく霞のように曖昧なイメージからは、何一つ読み取れない。名前だって分か らないし、性格も知らない。友達はみんな『居るかどうかも分からない人なんて諦 めて、アイツの想いに応えなよ』って言ってくれる。でも、どうしてもできない。 くだらない夢物語とは違う、運命めいたものを感じているから……。 憂いや寂しさ交じりの、深い切なさ。胸を苛む、不思議な息苦しさ。誕生日の前夜、 いつからか芽生えていた感情が、最近更に強くなっていることを感じていた。 葛藤の余地も与えない、曖昧だけど確かな――相手を知らない片思い。 藤色に、そして深い藍色へと変わりゆく空に浮かぶ、9月最後の月。その澄んだ光 の方を見やりながら、キーボードを打つ手を休めて深いため息をついた。 記憶を無くしている私は、神無月の巫女のことも、月の社のことも知らない。 憶えているわけがないのに。私が月に惹かれるのは、あの悲しい別れの時、最後 に交わした言葉ゆえなのだと、知るわけもないのに。 動き出す運命を暗示するような、心のざわめき。 かつてない感覚は、明日が何か特別なものになると教えている。 さっさと片付けないといけないレポートも、こんな状態では進まない。つい砂糖を入 れ過ぎてしまった玉子焼きを一切れだけかじって、私はそのまま床に就いた。 目蓋を無理矢理閉じて、顔まで布団で覆う。いつになく高鳴る想いに、無理矢理 蓋をするように。でも、やっぱり違和感がある。毎日寝起きしているベッドの筈なの に、大きなお屋敷に独り取り残されたように寂しい。……でも、何故なんだろう? ずっと昔にも、こんな気持ちになったことがあった気がする。怖い夢にうなされてず っと震えていたこと、そんな自分を、誰かが優しく包んでくれたこと。 とても大切で懐かしい過去が、眠る意識に反比例して、少しずつ溢れていき……。 張り詰めるような不安と、泣きたいほどの嬉しさ。触れてはいけない辛さと、二人寄 り沿いたい、いつまでも触れ合っていたいわがまま。そんな想いで一杯の私に 付き添うように、寄り添うように、いつも支えてくれた人がいた。とても綺麗で、暖か くて、何度も護ってくれた人、私を本当に愛してくれた人がいた。 白い光の中で交わした初めてのキス。嵐の夜の痛々しい交わり。そして……。 いつかまた生まれてくる、きっと帰ってくると、そう言ってくれたあの人に誓った。 絶対、絶対見つけるから――。 叫ぶように交わした約束と、届かずにかき消された言葉。長い間、記憶の底の底 に眠っていた恋。最近ざわめいていたのは、あの人への、届かない……。 凍りついていた過去。愛する人を殺める罪と、甘い口付け。 えいえんに廻り続ける悲しい世界を恨むことなく、いつかまた出逢い、恋に落ちる、 ただそれだけを希望に、あの人は、いや、私達は……。 沈んでいた意識が戻ってきた時、私の目からは自然と涙が零れ出ていた。胸を苛 むような夢景色は朧気でも、心はあの気持ちをはっきり思い出したから。 月が傾き始める頃。普段は寝ている時間なのに、今日は不思議に醒めていた。 のそのそ何となく体を起こす。するとその視線が、不意に『それ』に引きつけられた。 迷宮から連れ出してくれる鍵のように、今と過去とを繋ぐもの。 いつからか手元にあった、それは空白だらけの、白いアルバムだった。 存在するはずのないアルバム。私一人だけが写っている、まほろばの写真。 在りし高校時代の……だけど何よりも大切なものが失われた写真を見るたび、私 は何故か涙を零していたけど、その理由がやっと分かった。 確かに隣にいた、あんなに好きだった人が写っていない。だから悲しかったんだ。 かつてあの神無月までを一緒に過ごした人。笑顔の私の横に広がる不自然な空白 に、美人でみんなから慕われていた、あの人がいたのに……。 今になって何故『思い出した』のだろう。何故『忘れていた』のだろう。 こんなに大切なことを、どうして……。 このアルバムをくれた、この世界に居る筈のない人の記憶。それはもしかしたら私 に神様がくれた、誕生日の贈り物なのだろうか。 待ち続けている人。本当に大好きな人……私はカーテンを開けて、滲んだ涙を拭 ってから、静かにアルバムを開いた。見るたびに泣いてしまうから、ずっと閉ざし ていた記録。それを静かな月明かりの中で、もう一度思い返す。 いつかの音楽室、ケーキを焼いた調理室、別れ前の薔薇の園……笑顔を浮かべ る写真の私を架け橋に、幸せな記憶が、堰を切ったように込み上げてくる。みんな の憧れだったあの人との逢瀬、行き違い、告白。 はっきりと蘇ってくるあの気持ちは、熱くて、残酷で、でも狂おしいほどいとおしくて。 涙がまた溢れ出してくる。だけどそれは悲しいからではなかった。辛い別れの記憶 なのに、不思議と嬉しかった。運命の人が確かにいるって分かったから、きっと どこかでその人に出逢うって約束していたから……。 もう何時間も嬉しい涙を零してから、思い出したように外を見やる。誕生日を祝うよ うな、深く澄んだ青色の空――夢で見たあの人の、瞳のような色の空だ。 流れた涙の跡と、紅に染まった頬を、沈んでゆく薄月の代わりに、いつの間にか さんさんと輝く朝陽が照らしている。 なんでもないありふれた景色。だけど、今日の朝はいつもとは全く違う。 いっぱい泣いて、いっぱい懐かしくなって……でも昨日までより前向きになってる。 ただの神無月の夢。ずっと昔から願い続けてきた夢。 だけどそれは確かな出来事で、私がいるこの世界にも繋がっている。 抱き合える時がいつかは分からない。けれど、今日明日でも十年後でも来世でも、 きっといつか巡り合える。貝合わせのように、この世でただ一組の、ぴったり重なり 合える、ずっと憧れていた想い人に。 えいえんのような年月を、月の社で独り過ごしていた時も、彼方から愛する人がい る星を見やることしかできなかった時も、私は待っていられた。信じていられた。 瞬きのような時間でも、またあの人と出逢って幸せになれるからと。だって、私達の 間には、運命にも神様にも負けない絆があるのだから……。 「言えないですか?そーですか?黙秘を続けるなら『公開抱き枕』の刑だぞ?」 「えっ、それはちょっと……でもやっぱり駄目だよ……」 なにげない会話の中、いつの間にか誘導された恋の話題に、二人で笑い合う。 いつもよりちょっと洒落たパティスリーで、マコちゃんお勧めのケーキを食べながら。 「……なんてね。でも何となく分かるよ。多分、『運命の人』のことでしょ?」 聞くまでもなくお見通しなルームメイトに、思わず顔を真っ赤にしてしまう。 「けど、なんで分かったの?」 「なんかこう、雰囲気が全然違ったんだよね。この間までは何か一人で悩んでるみた いだったけど、今日は吹っ切れてたっていうか……それに服もいわくありげだし」 「……どうしてそんなにバレバレなのかなぁ。マコちゃんってやっぱり凄いよ……」 見つけてくれるように、再会の時、私と気付いてくれるように。 「えっとね、こんなこと言うとなんだか変な人みたいだけど……昨日見た夢の中で、 なんとなくこういう服着せてもらった気がしたの。その後髪を結ってもらって、懐かし い髪留めつけてもらって……しかも朝起きて部屋探したら本当にこれが……」 「……前々から思ってたけど、やっぱりアンタは大アホだよ、筋金入りの」 幻の想い人にここまで夢中になる私。確かにそれは、傍から見れば異様な話。 「だよね……周りの人からしたら……」 「けど、なんでかな……アンタの話聞いてると、不思議と嘘には思えないんだよね」 時の向こう側へと流された『絆』を求めて、あれから部屋中探して見つけた、思い出 の髪留め。初めて出逢った日から、二人を繋いでくれた宝物。 向かい風だったあの日。あの人の切なさも知らずに、デートに出かけたあの日…… こんなにチープでささやかで、だけど、世界さえ飛び越えて私の手元にあるもの、 ううん、手元に戻ってきてくれたもの。 側にいてくれた人が、私に選んでくれた原点の色。記憶が還った誕生日に、あの人 へ想いが届くようにと、気持ちを込めて着た青緑。今日逢えるって保障もないのに とは思っているのについ選んでしまった、私とあの人の一番好きな色。 「流されてばかりのアンタが凄い生き生きしてるわ、証拠物品もちゃんとあるわ…… さすがのアタシでも、ここまで来ると運命とか奇跡とか信じてみたくなってくるわ。そ れに何だろう、アンタの話聞いてると、その人ってなんかアタシ達のすぐ近くにい て、もう何度も会ってるみたいな感じだしさ」 迷うように、何か引っかかっているような呟きに、ふと声が零れる。 「いつも……『夢』の中で、一緒だったから。綺麗で成績もトップで、スポーツ万能で、 子供みたいな私なんかとは違って、ソウマ君みたいに……ううん、もっといろんな人 に尊敬されてて、辛い時も苦しい時も、いつも支えてくれて……」 「なんか妬けちゃうな、アタシの姫子にそこまで言わせるなんて。けど、ジン様を超え る『運命の人』ってどんな人なんだろ、マジで気になる……」 許されぬ恋。結ばれてもすぐ別たれるかも知れぬ恋。だけど、世界はきっと出逢わ せてくれるから。あの人と出逢って、また恋に落ちて。そしたら、離れぬよう、忘れ ぬように、また髪を結ってもらったり、一緒にお弁当作ったり、それから……。 願いを心で呟きながら、髪留めをまた胸ポケットに仕舞う。 いつか訪れる、二人が恋人同士に戻れた未来を、思い出の色に託すようにして。 「声も顔色も前以上だし、スランプ直って良かった。ホント安心したよ」 「だってほら、ちゃんとそのことは吹っ切れたから……溜まってるレポートとかもある けど、今の私なら……なんとか大丈夫かな。たぶん……」 ……あれから部活の時間まで話した後。店を出た別れ際の質問に、私は笑う。 指先を額に当てて、ひどく困った溜息をつくマコちゃん。自分は自信満々のつもり だったけど、ちょっと通じなかったみたいだ。だけど。 「けど、もし何かあったら遠慮なく言いなよ、全力で力になるから。それじゃ、また♪」 「……うん、ありがとうマコちゃん、また今度ね、あと、練習頑張ってねっ」 近くで私を支えてくれたマコちゃんに、笑顔で手を振る。練習が大変なのに、私に 付き合って、一緒に誕生日を祝ったり、最近落ち込み気味だった私を励まして くれた――そんな感謝を、目一杯込めて。 温かく私を見守ってくれた、マコちゃんや大神君、そして、あの人……。 度重なるいじめの時も、神無月の運命に翻弄された時も、自分はいらない人なん だってずっと泣いていた時も、支えてくれたみんな。 けど、みんなのお陰で、あの過酷な1ヶ月のお陰で、私はちょっとだけ変われた。 ……だから、今度は……。 届けたい願い。叶えたい願い。 かつて月の社で話したように、あの頃の私は、あの人が心の中で流す涙に気付か ぬまま、強くて優しいあの人に憧れて、甘えて、受け止めてもらってばかりで。 思い込みのせいで、別れ際まですれ違ってた自分が、本当に悲しかった。だから、 いつかまた出逢ったら、あの人の辛いこと、苦しいことも全部分け合って、アルバム が足りなくなる位の思い出を一緒に綴っていきたい。 千年の昔から続いてきた、神無月の輪廻。でも、何度罪と別れを重ねても、決して 切れない想いがある。お月様がお日様の光を浴びて輝くように、お月様をもっと照 らしたくてお日様が光を増すように、二人で支え合っていける恋がある。例え姿を忘 れても、切なさに涙を零しても、きっと何度でも幸せになる――そんな意思を受け て、胸元の桜貝が、出逢いを促すように小さく揺れたような気がした。 夜空に輝く月のような、あの人が戻ってくる地球。 風が優しく渡る街角で、ふと上を見上げてみる。ビルの隙間から差し込む、空と雲 を照らすお日様の光。眩しくて、でも暖かい輝きは、あの人が救った世界を金色に 染めている。 めぐる季節、まわる世界の中で、私はひとつ深呼吸してから、胸を張って歩き始め る。求め合う想いが導いてくれた、あの交差点に向かって。
https://w.atwiki.jp/kannnaduki-no-miko/pages/57.html
神無月の巫女 エロ総合投下もの 磊 前世 二人の巫女編   「あなたの声って昔耳にしたことのある曲を思い出すの。 美しい曲よ。でもどこか切なくて甘い響きが似ている気がする… そうだわ、あなたの名前は千の歌の音と書いて千歌音にしましょう。 もし私がその曲を思い出したら、千歌音、ぜひ歌って頂戴ね」 幸せなうたた寝から目覚めたあと、あの人はそう言った。 それから私は「千歌音さま」と呼ばれ、 何人もの下女と下男にかしづかれて過ごしている。 「きっと皆が見惚れるようになる」と言われたあの日からもう数年が過ぎた。 私はあの人の思ったとおりに綺麗になっているのかしら…… 「ち、千歌音さま、書き取りできました!」 頬杖をついて物思いにふけっていた千歌音は、はっとして目の前の子供を見つめた。 今まで意識の外に追いやっていた蝉の声がうるさいほど耳につく。 千歌音が村の子供達に字を教えている社務所の中は暗かったが、外は夏の日差しが照りつけている。 突然見つめられた少女は耳まで真っ赤にして、恥ずかしそうにうつむいてしまった。 「ごめんなさい、ぼうっとしてて……あら、よく書けてるわ。これで帰っていいわよ」 「は、はい、失礼しますっ」 勢いよく駆け出したため、足を滑らして転んでしまう──と見えたが、 立ちあがった千歌音がからくも抱きとめた。 「大丈夫?」 急接近のうえ綺麗で憧れの千歌音に耳元でささやかれ、 哀れなほど狼狽しきった少女を救ったのは社務所の外から掛けられた声だった。 「千歌音? 遅いから迎えにきたわよ」 とたん、千歌音は極上の笑みを浮かべる。 「怪我はないわね。じゃあ気をつけてお帰りなさい」 弾んだ声で言い、少女を放すと、千歌音は外に走り出た。 「姫子!」 無意識のうちに満面の笑みを浮かべ、まるで飛びつかんばかりに。 姫子はそんな千歌音を見て、口元がほころんでしまうのを抑えられない。 「姫子、それは何?」 千歌音は姫子の腕の中に抱かれているものをみて、尋ねた。 「何って、兎よ」 「ええと……」 兎のつぶらな瞳と目が合って、それ今晩のおかずなの? と聞くわけにもいかず、 千歌音は言葉につまってしまう。 「怪我してたのを見つけたのよ。このまま放しても狐にやられるだけだわ。 治るまで邸で面倒をみようと思って」 兎を大事そうに抱きなおす姫子を見て、千歌音はやっぱり聞かなくて良かった、と 胸を撫で下ろした。 「姫子は優しいものね」 「あら、無益な殺生をしたくないだけよ。私が見つけたのも何かの縁よ、きっと」 姫子は道の先をゆっくりと歩いていく。千歌音は立ち止まって姫子の後姿を見ながら胸の内で呟いた。 (それでも姫子は優しい……私とは比べものにならないくらい) 「千歌音、どうしたの?」 「何でもないわ」 振りかえった姫子に微笑みかけて歩き出す。 (姫子は私に優しい。でも私が特別なわけではないわ。誰にでも優しいのよ姫子は…) 胸中の呟きは陰りを帯びていた。 「じきにお祭りね」 「そうね。今年は無事に収穫を迎えられそうだし、盛大にやれるわね」 黄金色に色づきはじめている田を見やり、そんな会話を交わしながら村の道を歩いていくと、 遠くに数人が集まっているのが見え、姫子と千歌音は顔を見合わせた。 「何かしら」 「行ってみましょう」 足を速めて近づくと、網代笠を被った僧形の男が声を張り上げている。 「皆様! 生きることは苦しみの連続、さながら業火に焼かれつづけるようなものかも知れませぬ。 しかし、しかし! 自ら命を絶つことは決してしてはなりませぬぞ! そのような罪深い行いをした者は─…」 僧らしき男はそこで言葉を切り、ばっと天を仰いだ。 「永遠に輪廻転生の輪からはずれることになりましょう! 我は数多の霊魂と話をしました。 我の言葉に嘘はありませぬ」 その場にいる数人の村人の間からおお、と吐息ともため息ともつかぬ声が洩れた。 話を終えた男は一礼して、杖をつき村の外へと続く道を歩いていく。 姫子と千歌音は並んで男の後姿を見送った。 何とも言えない緊張感から解き放たれて、千歌音は握り締めていた拳から力が抜けるのを感じた。 「本当かしら、自殺すると転生できないって……」 姫子は首をすくめて答える。 「そんなこと、死んで生まれ変わってみないと分からないわ」 「それはそうだけど」 「なあに? 千歌音がそういうことを気にするなんて珍しいわね」 「私はただ……生まれ変わって姫子ともう一度出会えるのなら、絶対に自殺なんてしないって思って」 姫子は一瞬あっけにとられたあと、吹き出した。 「まあ、あんな不吉めいた話を聞いてそんなことを考えていたなんて、貴女ったら」 盛大に笑い転げる姫子と赤くなって「笑いすぎよ」と抗議する千歌音と、それはいつも通りの光景だった。 一方で運命は、気配すら感じさせずに忍び寄ってきていた。 その夜、明るい月夜のもとで二人は水浴をしていた。 夏でも邸の裏手の小さな川の水は冷たい。 汗を流した千歌音は隣りの姫子をちらっと見た。 ほどよく膨らんだ乳房、華奢で片腕で抱き込めそうな腰、 水を含んで身体にまとわりつく色素の薄い髪…… 姫子の全てがまぶしかった。 視線に気づいたのか、姫子が振りかえって微笑んだ。 「どうしたの?」 「あ、ううん、何でもないの」 邪まな胸のうちを見透かされそうで、慌てて答える。ついでに話題を変えた。 「姫子は祝詞を覚えるのも早いし、何でもできていいわね。私も姫子みたいになりたい」 「何でもって、それは千歌音のほうよ。私はもう弓も剣も千歌音にかなわないわ」 ぱしゃん、と水音を立てて姫子は淀みに足を踏み入れる。 「私ね、村の長の娘でしょう。おまけに陽の巫女でやたら有り難がられてしまって 期待にそむかないように頑張っていたら、いつの間にか色んなことが一応は こなせるようになって……でも」 淀みの中ほどで、腰まで水につかって姫子は月を見上げる。 横顔は神々しくて、なのに寂しそうだと千歌音は思った。 「本当は虫を一匹殺すのだって怖い。こんな私が世界を救う陽の巫女だなんて… 神様って見る目がないと思うわ。私はもっと普通の村娘で良かったのに」 思わず千歌音は声をあげた。 「そんなことない!」 ばしゃばしゃと派手に水飛沫をあげ、姫子の傍へ駆け寄った。 激情のまま、冷たい身体を抱きしめる。 「姫子は本当にお日様みたい。誰にでも優しくて……私はそんなふうにできない。 だって、私、姫子が……姫子だけが大切なんだもの!」 言ってしまったあとで、我にかえる。 青ざめてぎこちなく手を離した。その場で立ちすくんだまま、姫子の顔を見られずにうつむいた。 いたたまれない沈黙が数瞬のあいだ流れた。 「千歌音、顔を見せて」 「……いや」 「どうして」 姫子の声はいつもの通りだ。わかっていないのかもしれない。 それでも、きっと真っ赤になってしまってる顔を見られたくなくて、 千歌音は姫子に背を向けて、両手で顔を覆った。 「だって私、きっと変な顔してるもの」 「千歌音」 水音と背後の気配で姫子がすぐ後ろに立っているのが分かる。 「貴女ほど綺麗な人を私は他に知らないわ。変な顔なんて言わないで」 言葉は吐息のようだった。 「きっと貴女が巫女でなければ、村中の男が貴女を求めに邸に押し寄せたことでしょうね。 私はそのことでは、貴女と私が巫女で本当に良かったと思ってるの……」 ひんやりした手が千歌音の腕に触れる。あ、と思う間もなく姫子の両腕にきつく抱きしめられていた。 背中に姫子の乳房の感触と、首に押しつけられた、そこだけ熱い唇を感じて、千歌音は息を呑んだ。 「ひ、姫子……」 「なあに」 返事をする唇は首を愛撫し、背中へと下りてくる。 「くすぐったいわ」 震え声でいうと、姫子が笑った気配がした。 「じゃあこれは?」 腰を抱いていた腕を外し、千歌音の胸を掴む。先端の尖りかけてる乳首をいきなり強くつままれて、 千歌音は声にならない悲鳴を上げた。 「痛かったかしら」 姫子の声は楽しそうだ。じわりと涙がにじんでくるのをこらえ、千歌音はうなずいた。 「千歌音は敏感なのね。じゃあもっと優しくするわね」 姫子は指を口に入れ、唾液で濡らしてから千歌音の乳首を弄った。言葉通り柔らかく、淫らに優しく。 「あ……」 思わず吐息のような声が洩れ、千歌音は再び赤面した。 「綺麗な声」 姫子に言われて、唇を噛み締める。もうあんな声は出すまいと思って。 手で胸を、唇で背中を愛撫されているうちに、脚に力が入らなくなってしまう。 がくがくと震える脚を踏みしめて千歌音は姫子に頼んだ。必死だった。 「もう止めて、お願い姫子」 「じゃあ場所を移しましょうか」 違う、と呟いたのに姫子には無視された。腰を抱きかかえられて、川からあがる。 夜気は濡れた肌に冷たいのに、身体の芯は熱く燻っていた。 脱ぎ捨てた衣を姫子は草の上に敷いている。どうするつもりなのかと傍で見ていると、腕を掴まれて 千歌音は姫子の上に倒れこんでしまった。 重いだろうと思い、慌てて腕を立ててどこうとすると、姫子に止められた。 「このままでいて」 先ほどいじられて尖ったままの乳首を熱いものが包む。 舌で包み込まれた感触に息をとめる間もなく、歯をたてられて、 「う、やっ、あー……っ、いや、姫子…」 泣き声のような嬌声を放ってしまう。一度出してしまうと止まらない。 姫子の右手は千歌音の太股を愛撫しながら茂みの中に侵入してきて、 指でぬめりを確認すると周囲を優しく押しながら撫で回した。 「千歌音が可愛すぎて…私も止まらないわ」 泣いている千歌音の涙を舌で舐めとって、姫子は囁く。 「巫女は純潔でないといけないから、あなたの処女をここで奪うわけにはいかないの」 つ、と指が侵入してくるのを感じ、千歌音は怖気を感じてはじめて身体を硬くする。 「大丈夫よ」 接吻を唇に贈って姫子は千歌音をなだめた。 「全部は入れないから」 そう言うと、狭くて熱い中を押し広げるように指をさらに入れ、 前後に動かして優しいけれど容赦なく攻めたてた。 千歌音は甲高く一声上げると、身体をのけぞらせた。 絶頂を迎えた身体は弛緩して、ゆっくりと姫子の上に覆い被さってくる。 「千歌音、千歌音?」 姫子が声を掛けても荒い呼吸が聴こえるばかり。 (失神してしまったの……?) 身体を起こしても千歌音は目覚めない。頬に残る涙を指で拭ってやって、それからその指を 舐めながら姫子は思った。 (私、やりすぎてしまったのかしら) 単衣をはおったあと手拭をしぼり、千歌音の身体を清めながら姫子は感慨深げに呟く。 「なかなか夢想しているとおりにはいかないものなのね…」
https://w.atwiki.jp/kannnaduki-no-miko/pages/29.html
神無月の巫女 エロ総合投下もの 姫子の盗撮日記   姫子が千歌音の屋敷に居候し始めてから数日後……。 「千歌音ちゃん……」 姫子はデジカメを手に無我夢中で、風呂の扉の隙間から シャワーを浴びている千歌音を盗撮していた。 「(あたし、またやっちゃった……)」 姫子は罪悪感に囚われながら、そそくさと自室へ引き返した。 姫子は写真を撮るのが大好きで、最近は千歌音の盗撮をやるようになった。 その度に罪悪感に囚われるものの、このスリルが堪らなくなっていた。 姫子は自室で、今までデジカメに収めた画像を鑑賞していた。 「これは着替え中の……これはお風呂の……あっ、これよく撮れてる」 姫子のコレクションの中には千歌音のパンチラまであった。 姫子はおもむろに下半身に手を伸ばした。 「千歌音ちゃぁん……あ、んんっ」 左手にデジカメを持ちながら、右手で自分の秘部を弄る。 「ん……あぁ、あ、はあはあ……」 盗撮した千歌音の写真でオナニーするのが姫子の日課になっていた。 すると突然ドアがノックされた。 「姫子、入るわよ」 姫子は慌ててデジカメを枕の下に突っ込んだ。 「な、何?千歌音ちゃん」 風呂から出たばかりで、まだ少し湿った長髪の色っぽい千歌音が入ってきた。 「この前姫子が撮った写真を見せてもらおうと思って」 「しゃ、写真?」 姫子はついさっきまで盗撮した千歌音の写真でオナニーしていたので一瞬戸惑った。 「あっ、い、今出すね」 姫子が机にしまってあった写真を取り出している間に、千歌音は姫子のベッドに腰掛けた。 「はい、これ」 姫子は枕の下のデジカメに気づかれないかどうか内心焦りながら、千歌音に写真を手渡した。 デジカメの液晶画面には千歌音の胸チラ画像が表示されたままだ。 「ふふっ、よく撮れているわね」 千歌音は姫子の撮った写真を一枚一枚丁寧に見ながら微笑んだ。 「あなたの撮った写真を見ていると心が和むわ」 「千歌音ちゃん……」 「私と姫子の大切な思い出の記録ですものね」 姫子の良心が疼いた。 千歌音のすぐ後ろにある枕の下には盗撮画像が目一杯詰まったデジカメが隠してあるのだ。 「(うう~、見つかったらどうしよう……)」 「姫子?」 「え、あ、何?」 「また今度一緒に出かけて写真撮りましょうね」 「う、うん」 「おやすみ、姫子」 「おやすみなさい、千歌音ちゃん」 千歌音は姫子の部屋から出ていった。 なんとかデジカメを千歌音に見つからずに済んだ。 ほっとため息をつくと姫子は枕の下からデジカメを取りだし、電源を切った。 「もうこんなことは止めよう。見つかっちゃったら千歌音ちゃんと一緒に居られなくなっちゃうよ」 姫子は部屋の明かりを消し、ベッドに潜った。 真夜中、千歌音の部屋に向かって廊下を歩いている自分が居た。 手にはデジカメが握られている。 「(もう止めようと思ったのに……。あたし病気なのかな)」 姫子は千歌音の部屋の前に着くと、その場に木が生えたように立ち止まった。 「(だ、駄目だよ、こんなことしちゃ。もうしないって決めたのに)」 自室へ引き返そうとするが、足は動かない。 姫子はまだ千歌音の部屋に潜り込んで寝顔を撮るという大胆なことはしたことがなかった。 しばらく姫子は理性と欲望との間で葛藤した。 「(駄目、駄目よ!)」 そう思いながら、しかし、姫子はドアノブに手を伸ばし、回していた。 部屋の中は真っ暗で、耳を澄ますと千歌音の寝息がかすかに聞こえてきた。 姫子は静かに千歌音のベッドに近づいた。 ベッドの横まで来ると、姫子はベッドのすぐ近くのスタンドライトを点けた。 そして、千歌音の無防備な寝顔をのぞき込んだ。 「(うう~千歌音ちゃんの寝顔、見てるだけでドキドキするよう)」 千歌音はすーすーと寝息を立てて気持ちよさそうに眠っている。 「ごめんね千歌音ちゃん」 姫子はそう言いながら恍惚とした表情でデジカメを構えた。 すると突然千歌音は瞼を開いた。 「姫子?」 「あっ、ち、千歌音ちゃん」 「姫子……」 姫子がだらしなく口を半開きにして、荒い呼吸をしながらデジカメを 構えている姿を千歌音にばっちり見られてしまった。 「(ど、どうしよう、どうしよう。見つかっちゃったよぉ)」 「姫子、あなた……」 「ご、ご、ごめんなさい(もう駄目だ。千歌音ちゃんに嫌われた……)」 「……うすうす気づいていたわ」 「えっ」 「姫子が私に隠れて写真を撮っていること」 「…………」 「ねえ、姫子。どうしてこんなことをしたの?」 「……そ、それは……千歌音ちゃんのことが……」 「私のことが?」 「す、好きだから……」 姫子は涙声で答えた。 すると千歌音はふっと微笑んだ。 「ふふっ、私も姫子のこと、大好きよ」 「ち、千歌音ちゃん?」 「それで……私の写真を撮ってどうしたの?」 「えっ……そ、それは……あの……」 「正直に言って頂戴」 「……ち、千歌音ちゃんの写真で……お、ォナニー……」 姫子は消え入りそうな声で言った。 「そう……」 千歌音はますます笑顔になった。 「千歌音ちゃん、怒ってないの?」 「怒る?いいえ、私は嬉しいのよ」 「え、だって、お、オナニーしてたんだよ。千歌音ちゃんの写真で……。あたし女の子なのに」 すると突然、千歌音は姫子の唇に自分のそれを重ね合わせてきた。 「んっ……」 「姫子、私もね……あなたのことを想ってしてたの」 「えっ」 「でも、これでもうその必要はなくなったわ」 「千歌音ちゃん?」 「姫子……好きよ」 千歌音は姫子の秘部をまさぐり始めた。 「あっんん……」 「姫子、私のもして頂戴」 「う、うん」 姫子と千歌音はお互いの秘部を責め合う。 「ひぁ……千歌音ちゃあぁん、ん……あん」 「姫子ぉ……そこ、そこいいのぉ……」 「あああ……い、イッちゃうぅぅ、イッちゃうよぉ!」 「ひ……姫子ぉ、んあ……一緒に、一緒にイキましょう……ああん!!」 二人は同時に体を震わせ、絶頂に達してしまった。 姫子はデジカメで同じベッドに入っている千歌音と自分を撮影した。 「これでまた思い出が増えたわね、姫子」 「うん、千歌音ちゃん」   <終
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/1489.html
神無月の巫女 登場人物巫女サイド オロチ衆 その他 オロチ神と剣神天群雲剣 参照リンク コメント タイプ1:フェアリー タイプ2:ドラゴン 月刊少年エースに2004年から2005年まで連載されていた、介錯先生による漫画作品。 登場人物 巫女サイド ラティアスorエーフィorサーナイトorマフォクシーor:来栖川姫子 クレセリアorブラッキーorムウマージorアシレーヌ:姫宮千歌音 アバゴーラorラティオスorブースターorエルレイドorダイケンキorルカリオ:七の首・大神ソウマ アバゴーラかブースターはのろい(ロボットに乗る度に)必須。 エルレイドは姫子(サーナイトの場合)をセットにするなら。 オロチ衆 アーケオスor色違いミュウツーorリーフィアorオノノクスorブリガロン:一の首・ツバサ ゴチルゼルorピカチュウ:二の首・ミヤコ 後者は声繋がり。 カイリキーorサイドン:三の首・ギロチ ミミロップ:四の首・コロナ うたうが覚えられないので代わりにりんしょう必須。 ドーブル:五の首・レーコ エネコorハピナスorタブンネ:六の首・ネココ その他 色違いチラチーノorパチリス:如月乙羽 後者は声繋がり。 オロチ神と剣神天群雲剣 マニューラorブラックキュレム:武夜御鳴神 色違いメタグロスorネクロズマ:嶽鑓御太刀神 色違いパルシェンorボルケニオン:八雄炬御鎚神 色違いドサイドンorカイリューorレジギガス:飛埜御脚神 シュバルゴorウルガモスorギラティナ:大宇邊御蟲神 色違いオーダイルorガチゴラスorゼルネアス:火殊羅御雹神 フォレトスorダイノーズorときはなたれしフーパ:鋳都祓御霊神 エアームドorムクホークorイベルタル:翼脊深御観神 サザンドラorジガルデ(パーフェクトフォルム):八岐大蛇 キリキザンorパルキアorエンペルトorギルガルドorメガレックウザ:天群雲剣 参照リンク 公式サイト 公式サイト(角川書店内) コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る タイプはフェアリー・ドラゴンで。 -- (ユリス) 2016-03-02 22 11 33 通過しました。※ネタバレあり -- (清永拓海) 2013-10-05 21 51 25 僕は今、姫子をXYに出てくるフォッコの最終進化系にするのを期待しています! フォッコの耳がリボンに見えますから。 -- (清永拓海) 2013-06-07 17 57 30
https://w.atwiki.jp/kannnaduki-no-miko/pages/200.html
神無月の巫女 エロ総合投下もの 姫子同士で取り合い 「千歌音、もっと舌を出しなさい」 「んく…っ、ふ……ちゅ…」 「そう…いい子ね」 前世姫子と熱い口付けを交わす千歌音。 前世姫子の指導の元、舌を出したり、口を大きく開いたり、自ら絡めたりを繰り返す。 千歌音は既に力が抜けているらしく、前世姫子に腰を支えられながら辛うじて立っている状態だ。 それを側で見ていた現世の姫子。はじめは段々ととろけていく千歌音に見とれていたが、時間が経つに連れてその表情は険しくなっている。 そして遂に、前世姫子と千歌音の間に割り込み、ぐいっと二人を引き剥がした。 「姫子さん、キスしすぎです!もうそろそろやめてください!」 姫子がぎゅっと千歌音を抱き締める。 「あら、いいじゃない別に。私は貴女なんだから」 負けじと前世姫子も反対側から千歌音を抱き締める。 「ひ、姫子…?」 突然喧嘩を始めた二人の姫子に挟まれた千歌音は、どうしたらいいのかわからずオロオロしていた。 頭上では二人の姫子が火花を散らしている。 「それでも、この千歌音ちゃんは現世の千歌音ちゃんです。現世の姫子…私の千歌音ちゃんです」 「…『千歌音』と『姫子』に前世も現世も関係ないと思うけれど?私は前世現世関係なく『千歌音』を愛しているのよ」 「あ、あの…」 「…じゃあ、勝負しましょう。どっちがより千歌音ちゃんを愛しているか、より千歌音ちゃんを満足させられるか」 「えっ?」 「いいわ、その勝負、受けましょう。私がどれだけ千歌音を愛しているか見せてあげる」 「えっ?えっ?」 「というわけで千歌音ちゃん」 「というわけで千歌音」 「「もうちょっと頑張ってね」」 その内…。 「ん……やぁ…ちゅっ…」 「ふふ、いいわよ千歌音…そう、貴女は私の言うとおりにすればいいの」 千歌音の両腕の抵抗を奪い長いキスを一方的に交わす前世姫子。 最初は千歌音も嫌がってたが抵抗は全て封じられ…無駄だとわかると大人しくなる。 「な、なにやってるんですかっ!!」 突然現れた姫子、状況に慌てる。 「ふふ…千歌音に貴女は誰のものか身体自信しわからせてあげてただけよ」 いまにも泣き出しそうな千歌音を見てられなくなった姫子が割り込む。 「もうやめてくださいっ千歌音ちゃんが嫌がってますっ!」 「あら、どうしてそう決め付けるのかしら?私とこうしてるほうが千歌音は幸せなのよ」 「そ、そんなの…わ、私だって、私だって!!」 前世姫子を押しのけると姫子も千歌音にキスする。 「ちゅ…はあっ…んん…ひ、ひめ…っ」 「んふ…ほ、ほら、私とキスしたほうが千歌音ちゃん嬉しそうです」 「それは貴女の思い込みでしょ」 巫女服を着ているのが前世姫子で乙橘制服を着ているのが現世姫子だ。 千歌音は当然現世の姫子の肩を持ち前世姫子を非難したいが、前世姫子も容姿、声共に姫子なため。 千歌音は声を出しようがなかった。 「キスだけでは比べようがないわね…姫子もそう思うでしょ?」 「そうだね姫子ちゃん」 「え?…ひ、姫子?」 と、二人とも突然服を脱ぎだした。 「どっちの体が千歌音を感じされるか…比べてみましょ」 「うんっ!!!」 「やっ、ま、待って頂戴…っ」 二人がかりで千歌音の巫女服、下着など全て脱がすと。 前世姫子は千歌音の乳房へかぶりつき、現世姫子は千歌音の陰部の割れ目へ触れた。 「や、やめっ…きゃ、く、くすぐったく、だ、駄目よ…姫子、い、いやぁぁぁ!!!お、乙羽さ……助けっ…」