約 194,497 件
https://w.atwiki.jp/hiriahai/pages/256.html
制裁の第一被験者 一見一方的な被害者に見えなくもないが、この男は某情報共有サイトににおいて他言無用の令がかかっていたのにかかわらずこのWikiの存在を公表したという事実があり、規律を守れないものの末路を知らしめる人柱となった。 ●USTより 「ぼんぼりを許すな!」 ちなみにヤンチュラの囲い勢である。 【ニックネーム】 ぼんぼり 【性別】 男性 【血液型】 O 【自己紹介】 (作成中) 【仕事】 高3だったりする 【ニックネームの由来】 [[花咲く色は]]じゃねーから!!!! 乙女妖怪ざくろじゃねーから!!!! あかりをつけましょ ぼんぼりにー 【星座】 蠍←読めないやつとかおるん?・。・ 【似ている芸能人】 わかりまーせん・。・ 【出身地】 [[琵琶湖]]県 【メッセンジャー】 連絡はツイッターにてどうぞ>< DMも受付中だよ! 【身長】 173cmくらいかな? 【体重】 49きろ;; 【髪型】 くせ毛がかかった[[オワコン]]風なアイロン炒め 【短所】 計算高いとこ・嫌いなことは嫌いとつらぬいてしまう;;・顔 【長所】 計算高いとこ()・優しいよ←・好きな人や気に入った人には態度がいいとこww 【性格】 ※gmみたいな性格です 取り扱いに中止してください・。・ 優しくて腹黒いと思います。。。ごめんなさい 【特技】 今度特技作るよ・・・今度。 【趣味】 アニメ鑑賞・ドラマ鑑賞・読書・ゲーム・カード・ショッピング・雑学溜め 【資格】 英検4級!!!!!!!!!!!!!!!! 漢検3級!!!!!!!!!!!!!!!! gmやが・・・ 【好きな食べ物】 モスバーガーは神、関西系の食べ物 おいしいでW← 【嫌いな食べ物】 [[カリフラワー]] しゃけ>< Ads by Goroog 萌え系フワライドが3DCGに aki.kusobabaa.co.jp/ ちょーかわいい萌え萌えフワライドが 3DCGで自由自在に遊べるぞ! 個体値28以上からの求人情報満載 fuwasan.seidorei.com/ 転職サイトは、[ww] ホワイト ウィード求人情報、続々更新! AAをカンタンに入力 arashi.tanoshii.jp 《Q device》でAAをカンタン入力 最新の高火力なAAが盛りだくさん! 魅せる顎鬚が欲しい方へ www.tanshiba.com 美容専門チーム開発! あえて剃らずに憧れの顎鬚へ 個体値28以上からの求人情報満載 fuwasan.seidorei.com/ 転職サイトは、[ww] ホワイト ウィード求人情報、続々更新! トムファックイラスト出版 www.tom.ainama.co.jp フルカラー表紙、高精細300線で 極美同人誌、94%OFFで支援、PPマックス付 ポコポコアイコンで個人名刺 pocota.jp シンプルでスリムなイラスト”Pocota” ツイッターのアイコンに最適!?
https://w.atwiki.jp/ikiikigonbo/pages/41.html
編集コメント ◎終わってるね。 (3人組が訪れているショッピングモール) ・・・外装は兵庫県西宮市高松町の阪急西宮ガーデンズから ただ、作中において大手CDショップ「TOWER RECORDS」のパロディである「POWER RECORS」が登場するため ショッピングモールの外観に書かれている「百貨店」「iya」から三宮駅周辺かもしれない 吏毘堂 「今日はこのショッピングモールを遊び倒すぞ!!」 技野 「ここを舞台にゾンビと戦いてーなー・・・」 ・・・ショッピングモールを舞台にゾンビと戦う作品としてはジョージ・A・ロメロ監督の代表作「ゾンビ」(1978公開) カプコンから発売されたアクションゲーム「DEAD RISING」シリーズなどが挙げられる (ファッションチェックする吹き出し内の吏毘堂の顔) ・・・ファッション評論家・ピーコ (技野の着るパーカーの「IONA☆ZUN」) ・・・RPGドラゴンクエストシリーズで登場する呪文「イオナズン」から また、「12ごんぼ/バンドと嘲笑とフローチャート」で技野が買ったバンドのステッカー、 「27ごんぼ/ショーと休日と遊園地」で着ていたパーカーと同じである 作中の言動から「IONA☆ZUN」ファン確定 (枷井の着ている服のモザイクがかったキャラクター) ・・・ディズニーのキャラクター、ミッキーマウス (吏毘堂の着ているパジャマのキャラクター) ・・・NHKにて放送された冒険アニメ「モンタナ・ジョーンズ」より 主人公・モンタナの敵であるゼロ卿に発明品を提供する天才科学者・ニトロ博士から (服屋の明るい店員を見た3人組) 「KUAAAAAA~~~」 ・・・荒木飛呂彦の漫画「ジョジョの奇妙な冒険Part1ファントムブラッド」より 主人公の最大の敵であるディオ・ブランドーが吸血鬼となった後、頻発するセリフから (作中で吸血鬼の唯一の弱点が太陽光であることから、明るい店員を目の当たりにして苦しんでいる) (店内を「ギョヘー」と走り回る男児) ・・・週刊少年チャンピオンにて連載の石丸なおの不良漫画「サクラノ嵐」より 登場キャラクターである不良チーム「パワーズ」に所属する高校2年生・兵藤六助 枷井 「ンまっずいよぉ~~」 「んっまいよぉ~~」・・・週刊少年チャンピオンにて連載の稲山覚也の大食い漫画「てんむす」より 主人公・春風天子が美味しい料理を食べた際のセリフから (枷井が訪れた店) 「POWER RECORS」 「TOWER RECORDS」・・・アメリカ発祥の大手CDショップチェーン 「本worst」 「Book1st.」(ブックファースト)・・・阪急電鉄が運営する書店チェーン 「toys」 「Toys“R”Us」(トイザらス)・・・アメリカ発祥の大手玩具販売チェーン (「人間マンショー!?」「こっちこっち」と走る男児2人) ・・・週刊少年チャンピオンにて連載の石丸なおの不良漫画「サクラノ嵐」より 登場キャラクターである不良チーム「パワーズ」に所属する高校2年生・兵藤六助とパワーズのボス 2人が着ている服のイノシシのキャラクターは原ゆたかの児童書「かいけつゾロリ」シリーズにて登場する 元山賊の双子のイノシシ・イシシとノシシからか (個室トイレで用を足す男性) ・・・週刊少年チャンピオンにて連載の原作・夢枕獏、漫画・野部優美の格闘漫画「真・餓狼伝」第三話「嘉納治五郎と前田光世」より 嘉納流柔術・講道館の創始者である嘉納治五郎が厠で用を足すシーンから (マッサージチェアと同化した吏毘堂) ・・・「椅子と同化する」をテーマとした作品には1925年に江戸川乱歩が発表した「人間椅子」が挙げられる (警察官の胸を揉む吏毘堂) ・・・警察官の着用する防刃チョッキは国内基準で25Jエネルギーでの防刃性能を持っている これは、刃物を持った一般成人男性が体重を乗せて体当たりしてきた際にも耐え得る防護力である しかし、吏毘堂はその防刃チョッキ越しから胸を揉み、感じさせており、彼のテクニックは相当のものであると推測される 編集コメント ◎逮捕。
https://w.atwiki.jp/mioazu/pages/239.html
「もう来てるかな……あっ」 学校が終わり家の近くにある公園までやってくると、その一角にあるベンチで私の先輩にして……私の恋人が既に待っていた。 まるで黒曜石でも溶かし込んだような艶やかで綺麗な黒い髪をたゆたわせ、暇を潰すかのように携帯を適当に操作していたが、私がやって来たことに気付くと携帯を懐にしまいこちらに顔を向け、柔らかく微笑んでくれた。 「おかえり、梓」 「す、すいません澪先輩、待たせちゃいましたか?」 「ううん、今来たところさ」 以前よりも心なしか華麗さを感じるようになった澪先輩の瞳に見つめられ、何だか意味もなくどきどきしてしまう。 「じゃ、行こっか?」 「はいっ」 澪先輩はベンチから立ち上がると、そっと私の手を取ってくれて。 そのまま私達は一緒に歩きだした。 ――今日は2月14日、今年もまたバレンタインデーを迎えて。 当初は先輩達が大学に行ってしまい、それに加えて今年のバレンタインは平日にあるのでチョコを渡すのは難しいかなと思ったけれど。 澪先輩が事前に講義を多く受け、今日この日は午前中いっぱいで講義を終えるようにしたことでこうして私の元にやって来てくれて、少し申し訳なく思いつつも……やっぱり嬉しかった。 「おじゃましまーす」 「そこのソファに座って下さい澪先輩。コーヒーと紅茶、どっちにします?」 「じゃあ紅茶で……あ、手伝おうか?」 「大丈夫です、澪先輩はお客なんですからくつろいでいて下さい」 家に帰ってくると、先輩を居間にあるソファに座らせて、自分は台所の方でチョコを皿に移す。 チョコは既に出来上がっているので、後は程よい大きさに切って皿に移すだけだ。 「どうぞ、澪先輩。食べてくれるとその……嬉しいです」 「おおっ」 ――澪先輩のために私が作ったチョコは、澪先輩が好きなガトーショコラ。 表面はさっくり、中はしっとりと出来上がっている……とは思うんだけど澪先輩の口に合うか、それがちょっと不安。 「ありがとう、梓! 今年も手作りで?」 「は、はい。頑張って作ったんですけど、先輩の口に合うかどうか……」 「ふふっ、私は味音痴じゃないから大丈夫だよ。 それに大切なのは、どれだけ想いを込めて作ったか……だろ?」 そうは言われても、やっぱり美味しく出来ることにこしたことはないし……やっぱり心から澪先輩に美味しいって言ってもらいたい。 上手く出来てればいいんだけど……。 「じゃ、食べてもいいかな?」 「はっ、はい、どうぞ」 「いただきます、あー……んっ」 「ど、どうです?」 ――期待と不安が半分ずつ、私の胸の内を支配する。 普段なかなか会えないだけに、やっぱり自分でその……愛情込めて作って澪先輩にあげたほうが伝わると思ったのでこうして今年も自分で作ったわけだけど……もし美味しくなかったら……。 ――と、 「うん、美味しい! すごく美味しいよ、梓!」 「えっ、あっ……ありがとうございます!」 心から嬉しそうに美味しいと言う澪先輩の言葉で安堵した後、すごく嬉しい気持ちで胸がいっぱいになる。 澪先輩のために作ったチョコを、澪先輩から心から美味しいと言ってもらえて、私も本当に嬉しい……! 「澪先輩っ!」 「うおっ、梓!?」 堪らず私は澪先輩の胸に飛び込み、まるで子供が甘えるかのように思いっきり抱き着く。 「もう、甘えんぼうだな梓は……」 「バレンタインぐらい、思いっきり甘えたいんです」 「そっか……それもそうだな、ふふっ」 「えへへ」 澪先輩からも私を抱きしめてくれて、そのままそっと頭を撫でてくれて。 「キス、しよっか」 「はい」 静かに見つめ合い、そっと唇を重ねると、柔らかくってあったかくって、そして……とっても甘い味がして。 「愛してる、梓」 「はい、私も……」 互いに想いを交わし伝え合い、何度も唇を重ね、その後は肌を重ね合わせ……。 今年のバレンタインは澪先輩と一緒に、何よりも甘くて幸せな時間を過ごすことが出来たのだった。 (FIN)
https://w.atwiki.jp/winningpost10/pages/321.html
馬名 国 性 札 SP ST 力 瞬 勝 柔 精 賢 健 サブパラ合計 気性 芝 ダ 芝質 脚質 成長型 成長力 距離適性 子出 毛色 性格 高 長 小 左 右 脚 喉 腰 特性 ウマソナ 父馬 父系 母馬 牝系 レーヴンズパス 米 牡 金 74 35 A+ A+ D+ C+ A B B 74 大 ◎ ◎ 1-6(1-6) 自差 普早 有 1300~2100m 6 栗 普通 普 普 大舞台 海外遠征 根幹距離 アスコ巧者 スパルタ イルーシヴクオリティ ミスタープロスペクター系 アスカットニー ビッグブラウン 米 牡 金 73 45 A+ B+ S C+ D+ B+ D+ 72 激 × ◎ 1-4(1-5) 自先 普早 有 1500~2300m 4 鹿 普通 高 普 大舞台 非根幹距離 スパルタ バウンダリー ダンジグ系 ミエン サイモンズシューズ系 ヘンリーザナヴィゲーター 米 牡 金 73 35 A+ A+ D+ C+ A+ B+ B 76 大 ◎ ◎ 1-4(1-5) 差し 早熟 持 1300~2100m 7 黒鹿 普通 普 普 海外遠征 大舞台 根幹距離 アスコ巧者 人懐こい キングマンボ ミスタープロスペクター系 セコイヤ ジオポンティ 米 牡 金 72 50 B+ B+ D+ C+ B+ A+ A+ 75 普 ◎ × 1-2(1-3) 差し 普遅 持 1600~2400m 5 鹿 普通 普 普 大舞台 根幹距離 直一気 人懐こい テイルオブザキャット ストームキャット系 チペタスプリングス ウォーパス 米 牡 銀 71 30 A+ B+ A+ E+ D+ B+ D+ 67 荒 × ◎ 1-2(1-4) 逃げ 早熟 有 1400~1800m 7 黒鹿 普通 普 普 大舞台 スタート 甘えん坊 チェロキーラン レッドゴッド系 ヴュー アフェクション系 アメリケイン 米 牡 銀 71 90 D+ A B C+ D D+ C+ 60 普 ◎ × 1-2(1-4) 差し 晩成 普 2300~3300m 4 黒鹿 普通 普 高 人懐こい ダイナフォーマー ヘイルトゥリーズン系 アメリカ コートヴィジョン 米 牡 銅 70 40 D+ B+ D+ E+ B D+ B 57 普 ◎ × 1-5(1-5) 自差 普遅 持 1600~2000m 2 黒鹿 普通 普 普 海外遠征 叩き良化 乾坤一擲 人懐こい ガルチ ミスタープロスペクター系 ウィークエンドストーム グラディアトールス 米 牡 銀 70 35 F+ D+ A E+ F+ C+ D+ 46 普 ◎ × 1-2(1-3) 大逃 晩成 無 1500~1900m 4 鹿 普通 普 普 大舞台 海外遠征 ドバイ巧者 スパルタ シリック レッドゴッド系 グマーシャ セントルーカー系 コロネルジョン 米 牡 銀 70 40 B+ B+ A+ E+ B D+ B 67 普 × ◎ 1-2(1-3) 先行 普早 有 1600~2000m 5 鹿 普通 普 普 大舞台 甘えん坊 ティズナウ マンノウォー系 スイートダムゼル サプレザ 米 牝 銀 70 30 A A D+ E+ C+ C+ C+ 63 普 ◎ × 2-4(1-6) 差し 晩成 持 1400~1800m 5 鹿 普通 普 普 海外遠征 人懐こい サーム ミスタープロスペクター系 ソルプレーサ インディアンブレッシング 米 牝 金 70 20 A+ B+ A+ C+ B A+ B 79 荒 × ◎ 2-7(2-7) 逃げ 普早 有 1100~1700m 7 黒鹿 普通 普 普 大舞台 スタート 甘えん坊 インディアンチャーリー グレイソヴリン系 シェームフル カジノドライヴ 米 牡 銀 69 35 A D A G+ C C+ F+ 51 荒 × ◎ 1-4(1-4) 自先 普早 普 1600~1800m 4 栗 普通 高 普 海外遠征 甘えん坊 マインシャフト シアトルスルー系 ベターザンオナー トーペンハウ系 ティズウェイ 米 牡 銅 69 35 B+ B+ B+ G+ C+ B B 63 荒 × ◎ 1-2(1-3) 先行 晩成 有 1600~1800m 5 黒鹿 普通 高 普 人懐こい ティズナウ マンノウォー系 ベサニー コディアックカウボーイ 米 牡 銀 69 20 A+ A+ D+ E+ B B B 68 大 × ◎ 1-6(1-6) 差し 普早 有 1200~1600m 5 鹿 普通 普 短 スパルタ ポッセ ノーザンダンサー系 コカドリー エイトベルズ 米 牝 銀 69 40 C D A E+ C C F+ 50 普 × ◎ 1-5(1-5) 自先 普早 有 1600~2000m 6 芦黒 普通 低 普 牡馬混合 人懐こい アンブライドルズソング ミスタープロスペクター系 アウェイ インフォームドディシジョン 米 牝 銀 69 10 B+ D+ A+ C+ B B B 70 普 △ ◎ 1-6(1-6) 先行 普遅 普 1000~1500m 4 芦灰 普通 普 短 大舞台 スタート スパルタ モナーコス レイズアネイティヴ系 パランガナ フェータルブリット 米 牡 銅 68 10 C E+ A E+ C C E 50 超 × ◎ 1-6(1-6) 逃げ 普遅 無 1000~1400m 1 鹿 熱血 普 短 × スタート 甘えん坊 レッドブリット ミスタープロスペクター系 サラリーガル エーシンフォワード 米 牡 銅 68 20 B B D+ E+ C+ D+ C+ 57 普 ◎ × 1-2(1-3) 差し 普鍋 持 1200~1600m 3 鹿 寂し 普 普 叩き良化 乾坤一擲 甘えん坊 フォレストワイルドキャット ストームキャット系 ウェイクアップキス マッチョアゲイン 米 牡 緑 68 35 D+ B+ D+ E+ C+ D+ B 56 普 × ◎ 1-2(1-3) 差し 普遅 無 1500~1900m 3 芦灰 普通 普 普 スパルタ マッチョウノ ヒムヤー系 ゴードナゴー レイルトリップ 米 牡 銀 68 40 B+ D+ B+ C+ C B C 64 超 △ ◎ 1-2(1-3) 先行 普遅 持 1400~2200m 1 鹿 普通 普 普 鉄砲 甘えん坊 ジャンプスタート シアトルスルー系 スウィートトリップ リチャーズキッド 米 牡 銅 68 50 B+ B+ D+ C+ D+ B A 67 普 △ ◎ 1-2(1-3) 追込 普遅 普 1600~2400m 4 黒鹿 普通 普 高 タフネス スパルタ レモンドロップキッド ミスタープロスペクター系 タフブロード ダンシングインシルクズ 米 牡 緑 68 10 B F+ A+ G+ C D C 49 超 × ◎ 2-4(1-6) 先行 普遅 無 1100~1300m 1 鹿 普通 高 普 乾坤一擲 人懐こい ブラックミナルーシュ ストームキャット系 レムハイラヴ ミュージックノート 米 牝 銀 68 35 B+ A+ B+ C+ B A+ B 77 普 × ◎ 1-3(1-4) 自差 普遅 持 1300~2100m 7 鹿 普通 普 普 叩き良化 スタート 詰め甘い エーピーインディ シアトルスルー系 ノートミュジカル カントリースター 米 牝 銀 68 50 B A+ D+ C+ C+ B C+ 67 大 △ ◎ 1-3(1-3) 自差 早熟 有 1600~2400m 7 黒鹿 普通 普 普 鉄砲 スパルタ エンパイアメーカー ミスタープロスペクター系 リングズアチャイム プラウドスペル 米 牝 銀 68 40 B+ A+ D+ C+ C+ B C+ 68 普 × ◎ 1-2(1-4) 自差 普早 普 1400~2200m 5 鹿 普通 普 普 人懐こい プラウドシティズン ミスタープロスペクター系 パシフィックスペル マジェスティックウォリアー 米 牡 銀 67 30 B A D+ E+ B D+ B 61 普 × ◎ 1-3(1-3) 追込 早熟 普 1400~1800m 7 鹿 普通 普 普 人懐こい エーピーインディ シアトルスルー系 ドリームシュプリーム バトルプラン 米 牡 銅 67 40 D+ D+ C+ E+ B B F+ 51 普 × ◎ 1-4(1-4) 逃げ 晩成 普 1600~2000m 4 鹿 普通 高 短 鉄砲 軽ハンデ 人懐こい エンパイアメーカー ミスタープロスペクター系 フランダース ダタラ 米 牡 銅 67 75 B F+ B+ E+ F+ F+ D+ 42 激 × ◎ 1-3(1-4) 逃げ 普早 無 2200~2800m 2 黒鹿 普通 普 高 乾坤一擲 スパルタ ティズナウ マンノウォー系 トーチェラ パイロ 米 牡 銅 67 35 B+ B+ D+ C+ D+ D+ B 62 普 × ◎ 1-2(1-3) 自先 普早 普 1300~2100m 5 黒鹿 普通 普 普 人懐こい プルピット シアトルスルー系 ワイルドヴィジョン イントゥミスチーフ 米 牡 銀 67 30 B+ D+ B E+ B+ B+ D+ 62 普 ○ ◎ 1-2(1-3) 自先 普早 有 1400~1800m 9 鹿 普通 普 普 スタート 人懐こい ハーランズホリデイ ストームキャット系 レスリーズレディ ファルコ 米 牡 緑 67 25 C+ D+ B G+ D D F+ 42 普 ◎ × 3-6(2-7) 先行 普早 無 1400~1600m 4 鹿 普通 普 普 乾坤一擲 スパルタ ピヴォタル ヌレイエフ系 アイスリップス ジョージーボーイ 米 牡 銅 67 25 B+ B+ D+ E+ C+ A D+ 62 普 △ ◎ 1-6(1-6) 差し 早熟 普 1300~1700m 0 黒鹿 普通 普 普 GⅡ大将 人懐こい トライバルルール ストームキャット系 イッポダミア リトルベル 米 牝 銀 67 45 B D+ B G+ B B D+ 55 普 × ◎ 1-2(1-3) 自先 普早 普 1800~2000m 6 鹿 普通 普 普 乾坤一擲 甘えん坊 エーピーインディ シアトルスルー系 ドバイベル ドバイマジェスティ 米 牝 金 67 10 B+ D+ A+ C+ B D+ A 69 荒 × ◎ 1-2(1-4) 先行 晩成 普 1000~1500m 8 黒鹿 普通 普 普 乾坤一擲 タフネス スパルタ エッセンスオブドバイ シアトルスルー系 グレイトマジェスティ ライフアットテン 米 牝 銅 67 40 B D+ A+ E+ D+ B C+ 61 普 × ◎ 1-2(1-3) 逃げ 普遅 普 1600~2000m 4 栗 普通 高 普 スタート 人懐こい マリブムーン シアトルスルー系 ラーラーシックスブームバー セヴンスストリート 米 牝 銅 67 40 B D+ B E+ C+ C+ D+ 57 普 × ◎ 1-6(1-6) 逃げ 晩成 普 1600~2000m 7 栗 普通 普 普 スパルタ ストリートクライ ミスタープロスペクター系 ホリデイランナー ピュアクラン 米 牝 銅 67 40 B+ B+ D+ E+ B A B 66 普 ◎ ○ 1-2(1-3) 差し 早熟 有 1600~2000m 0 栗 普通 普 普 甘えん坊 ピュアプライズ ストームキャット系 ギャザーザクラン ゴスホークケン 米 牡 銅 66 15 B D+ B C+ D+ F+ F+ 49 荒 ◎ × 1-2(1-3) 自先 早熟 無 1000~1600m 2 黒鹿 繊細 高 普 スランプ バーンステイン ストームキャット系 オールザウェイベイビー アートレス系 ダコタフォーン 米 牡 銀 66 35 B A D+ E+ A F+ A 61 超 ◎ ○ 1-3(1-4) 追込 晩成 普 1500~1900m 3 鹿 普通 普 短 乾坤一擲 タフネス 軽ハンデ 強心臓 人懐こい ザヴァタ ニアークティック系 ワールドオブゴールド ファリダット 米 牡 緑 65 20 E+ A E+ E+ C C B 53 荒 ○ ◎ 1-2(1-3) 追込 普遅 持 1200~1600m 5 青鹿 普通 普 普 乾坤一擲 甘えん坊 キングマンボ ミスタープロスペクター系 ビリーヴ アワーラッシー系 グレイスアンドパワー 米 牝 銀 65 30 B D B E+ D D D 49 普 △ ◎ 1-2(1-3) 先行 早熟 無 1400~1800m 5 黒鹿 普通 普 普 スパルタ モアザンレディ ヘイルトゥリーズン系 レイディインパワー La Troienne系 アポロドルチェ 米 牡 64 15 C+ D C+ E+ D F+ B 48 普 ◎ △ 1-4(1-4) 自差 普早 普 1100~1500m 4 青鹿 普通 普 短 スパルタ オフィサー マンノウォー系 サマータイムヴァル チェロキーローズ系 ダノンゴーゴー 米 牡 緑 64 20 C C E+ E+ E C E 42 普 ◎ × 1-2(1-3) 追込 普鍋 無 1200~1600m 2 栗 普通 普 普 スパルタ アルデバラン ミスタープロスペクター系 ポトリネル エーシンジーライン 米 牡 緑 63 40 D D C+ C+ C+ D B 55 普 ◎ ○ 1-2(1-3) 逃げ 晩成 普 1400~2200m 3 黒鹿 普通 普 普 甘えん坊 ジャイアンツコーズウェイ ストームキャット系 レディダンズ ユアソースリリング 米 牝 金 63 15 D+ B+ D+ C+ D+ D+ D+ 55 荒 ◎ × 1-2(1-3) 追込 早熟 普 1000~1600m 7 黒鹿 普通 普 普 甘えん坊 ストームキャット ストームキャット系 マリアーズストーム レシート 米 牝 虹 57 40 D+ E G E+ G E D 26 普 △ ◎ 1-2(1-3) 差し 普早 普 1600~2000m 5 黒鹿 普通 普 普 人懐こい ダイナフォーマー ヘイルトゥリーズン系 ファインダーズフィー プリティカリーナ 米 牝 56 35 C E+ E+ E+ D D D+ 42 普 ◎ ○ 1-2(1-3) 先行 普早 無 1500~1900m 5 黒鹿 普通 普 普 甘えん坊 シーキングザゴールド ミスタープロスペクター系 イルドフランス ラカデナ 米 牝 銀 55 20 G G E G G E G 8 普 ◎ △ 4-8(3-8) 先行 早熟 普 1400~1400m 4 鹿 普通 普 普 甘えん坊 ファスリエフ ヌレイエフ系 バタフライブルー トーペンハウ系 ハイサーフ 米 牝 緑 55 30 E+ E+ G+ E+ C+ D C+ 40 普 × ◎ 1-2(1-3) 差し 早熟 普 1400~1800m 5 黒鹿 普通 普 普 スパルタ ストームキャット ストームキャット系 サーフサイド デザートチル 米 牝 緑 55 30 E E C E E E G 28 普 ◎ × 1-5(1-5) 逃げ 普早 普 1400~1800m 4 鹿 普通 高 普 × スパルタ レッドランサム ヘイルトゥリーズン系 ストームソング マイグッドネス 米 牝 銀 55 20 D+ D E+ E+ D+ D+ D+ 44 普 × ◎ 1-2(1-3) 差し 普遅 普 1200~1600m 7 黒鹿 普通 普 普 詰め甘い ストームキャット ストームキャット系 カレッシング チャーミング 米 牝 金 54 35 D+ F+ E+ E+ D+ D+ F+ 37 荒 × ◎ 1-4(1-4) 逃げ 普遅 普 1500~1900m 7 栗 普通 普 高 甘えん坊 シーキングザゴールド ミスタープロスペクター系 テイクチャージレイディ ヴィヴァシャスヴィヴィアン 米 牝 緑 53 25 E+ E+ E+ G+ E+ E+ E+ 31 普 ◎ × 1-2(1-3) 先行 普早 普 1400~1600m 3 鹿 普通 高 普 甘えん坊 ディストーティドヒューモア ミスタープロスペクター系 テュズラ ウィズアウトユーベイブ 米 牝 銀 53 25 D C E G+ B F+ D 38 普 × ◎ 1-4(1-4) 差し 晩成 無 1400~1600m 5 栗 普通 普 普 人懐こい レモンドロップキッド ミスタープロスペクター系 マロジア リーチフォーザヘヴンズ 米 牝 銀 52 55 D+ D G+ E+ F+ D+ D+ 36 普 ◎ × 1-3(1-3) 差し 早熟 無 1800~2400m 7 鹿 普通 普 普 スパルタ プルピット シアトルスルー系 リーチ アフェクション系 ストロベリーフレッジ 米 牝 銀 52 50 D+ D+ E+ E+ D+ D+ F+ 41 普 ◎ ○ 1-4(1-4) 先行 普早 無 1700~2300m 3 鹿 普通 普 普 人懐こい キングマンボ ミスタープロスペクター系 ランジェリー トワニーク 米 牝 銀 52 35 D+ F+ E+ E+ F+ F+ B 36 普 ◎ × 1-6(1-6) 先行 普早 無 1500~1900m 6 黒鹿 普通 普 普 人懐こい サンダーガルチ ミスタープロスペクター系 ワンダリングパイン アフェクション系 スローサンド 米 牝 銀 51 25 G E G G+ E G G 9 普 △ ◎ 3-8(3-8) 差し 早熟 普 1400~1600m 5 鹿 普通 高 普 スパルタ ディクシーランドバンド ノーザンダンサー系 スローダウン サンダーカップ 米 牝 銀 50 35 D+ D C G+ D+ D+ D 42 大 × ◎ 1-6(1-6) 先行 普遅 普 1600~1800m 6 鹿 普通 普 短 甘えん坊 サンダーガルチ ミスタープロスペクター系 バターカップ リメンブランス系 トゥラント 米 牝 緑 50 25 E+ G+ E+ C+ E+ E+ C+ 39 普 △ ◎ 1-2(1-3) 先行 早熟 普 1200~1800m 5 青 普通 普 普 甘えん坊 ゴーンウエスト ミスタープロスペクター系 コルヴェヤ ミスマリダフ 米 牝 銀 50 50 G G E G+ G E C 17 普 ◎ × 1-2(1-3) 先行 普早 普 1900~2100m 4 黒鹿 普通 普 普 スパルタ ユソネット ミスタープロスペクター系 ソプランマリダフ ストレンキス系 マダムデュラック 米 牝 銀 50 40 D C G E+ D+ D+ C 41 大 ◎ × 1-2(1-3) 追込 普遅 持 1600~2000m 6 鹿 普通 普 普 非根幹距離 叩き良化 甘えん坊 レモンドロップキッド ミスタープロスペクター系 ゲイシャガール フライバイナイト系 サンビターン 米 牝 銅 50 25 D E+ E E+ D F E+ 33 荒 ◎ × 1-2(1-3) 先行 早熟 普 1300~1700m 6 栗 普通 普 短 人懐こい シーキングザゴールド ミスタープロスペクター系 サンレイスーパースター
https://w.atwiki.jp/yuimio/pages/200.html
2- 225 二人きりの部室で… 唯「みーおちゃん♪いいこいいこ♪」 澪「こ、子供扱いするな!」 唯「二人の時くらいいいでしょ?いつも大人っぽくしてるんだから」 澪「…うん」 唯「二人の時はいくらでも甘えていいからね、澪ちゃん♪」 澪「…唯」 唯「なあに?」 澪「…ぎゅーって、してくれ」 唯「うん、いいよ♪」 澪「なんか、落ち着く…」 唯「ふふ、あまえんぼさん♪」 澪「唯…大好きって言って?」 唯「澪ちゃんだぁいすき♪」 澪「へへ…♪」ギュー 唯「わ、澪ちゃん苦しいよー」 澪「あのな、唯…ちょっと耳貸してくれるか?」 唯「うん?」 澪「だいすきっ」チュッ 唯「ほわ…み、澪ちゃんたらもう!」 澪「へへっ、赤くなってるぞ唯?」 唯「澪ちゃんだって真っ赤じゃん!」 澪「私はいいんだよーだ!」 唯「むぅ、仕返しだからね!えいっ」チュチュッ 澪「わ、く、くすぐったいぞゆい♪」 ――― 梓「なっ、なんかこっぱずかしいです」 律「からかう気すら起きねぇ」 紬「knockin on heaven s door…」 戻る TOP
https://w.atwiki.jp/husigimobile/pages/18.html
こんぼう 装備をすると攻撃力が上がるぞ この武器はサビないぞ 武器の強さ4・補正値上限5
https://w.atwiki.jp/mioazu/pages/141.html
──「私が代わってあげられたらいいのになあ。風邪、うつして貰って」 ──「うつすって……どうやって?」 ── 思いがけない憂の言葉に、梓は身を乗り出していた。 ── もしそんな方法があるというのなら、ぜひ教えてもらいたいものだ。 (「けいおん!」#12「軽音!」より) ◇ ◆ ◇ たまに窓をたたく雨の音が聞こえてくる。おそらく外は、冬の始まりを感じさせる冷たい雨なのだろう。 外に出ないですむのは幸運。 でもその理由が風邪なのは不運。 初めての学祭ライブは結果的に大成功だった。最初、唯先輩が抜けた時はどうなることかと思ったけど、なんとか残りのメンバーでその穴を埋めてつないで。最後は戻ってきた唯先輩も加えての『ふわふわ時間』で、そりゃもうメチャメチャ盛り上がった。 だけどいずれ祭りは終わり、退屈な日常が戻ってくる。まるでそのすべてが、ひとときの夢だったかのように。 ただ私だけが、まるで学祭の忘れものみたいな風邪で、こうしてダウンしてしまっている。自分では大丈夫だと思ってたけど、やはりどこかで無理してたのかも。いやひょっとすると、病み上がりの唯先輩に抱きつかれたのがよくなかったのかも。いやいや……。 あーあ、ばかばかしい。そんなことを思い出したからって、風邪が治るわけでもないのに。 気をまぎらわせようとMP3プレーヤーで適当に音楽を聴いてみたけど、なんか頭がガンガンしてきたので結局やめた。 重いまぶたを無理やりこじ開ける。世界がほのかにピンク色がかっている。見慣れた天井のはずなのに、ひどく遠いように感じる。氷枕を直したいけど、手をあげるのも辛い。 「けほっ、けほけほっ」 軽く身体が跳ね上がる。ノドはもちろん、胸の奥にまで鈍い痛みが走る。 セキはなるべく我慢なさいと言われてるけど、とても意志の力でなんとかできるようなレベルじゃない。 さっきから憂や純に何度かメールを出してみたけど、一通も返事は返ってこない。そのうち気力が尽きてあきらめてしまった。腕も重たいし。 今の時間は授業中だから仕方がないとわかってるけど。だからといって心の底まで納得してるわけじゃない。理屈なんかじゃないから。 きっと私はさみしいんだろう。 我ながら弱気。具合が悪いんだから仕方がない。 あーあ。誰かお見舞いにでも来てくれないかなぁ。 ◇ ◆ ◇ いつの間にか眠ってしまっていたらしい。 ふと目を開けると、うっすらと黒髪ロングの女性らしきシルエットが目に映った。 「澪……先輩?」 言ってしまってから自嘲する。まさか、先輩がくるはずなんかないのに。 「ごめん、起こしちゃったか」 ああヤバい。なんか幻聴まで聞こえるし。 「どう、調子は」 額にヒヤリと冷たいものがあたる感覚。ずいぶんとしつこい幻覚だ。私の澪先輩欠乏症は思ってた以上に重篤らしい。 ……って、いや、まさか、そんなはずは。目を、耳を疑う。でもこの額の感触はホントに本物っ。じゃあこれって。 「え……せ、先輩!?」 思わず跳ね起きようとしたけど、澪先輩に押しとどめられた。同時に激しいセキの衝動がこみ上げてくる。 「ほらほら、まだ直ったわけじゃないんだから。もう少し安静にしないと……」 「先輩、先輩先輩先輩っ! 先輩っ!!」 半泣きになりながら先輩の右手に自分の両手を絡める。すると。 「今日の梓はずいぶんと甘えんぼさんだな」 そう言いながら私の頭を、澪先輩は何度も何度もやさしく撫でてくれたのだった。 もしもこれが夢なら、もう一生覚めなくてもいいよ、ホント。 「悪かったな、起こしちゃって。ちょっとだけ様子を見たら、すぐに帰ろうと思ってたんだけど」 「別にいいんです。でもよく家の場所わかりましたね」 「憂ちゃんが教えてくれたんだ。お見舞いに行ってほしいって」 「ああ……」 まったく。お人よしにもほどがあるんだから、憂は。ほんと、また涙腺緩んじゃうよ。 「なんだかさっきより顔が紅い気がするけど」 「また熱が上がってきたみたいです。なんだかぼーっとしちゃって」 うーん、かなりヤバいな。集中してないと意識が飛びそうだ。先輩の前で気絶するような恥ずかしいマネはしたくないけど、だんだん自信なくなってきた。 「梓」 その時、いつになく硬い声で、澪先輩が私の名前を呼んだ。 「……はい」 「風邪を治す方法をひとつ知ってるんだけど、試してみてもいいか」 「……はい」 「でも、その……ひょっとしたら……」 自分で言い出しておいて、なんだか気が進まないらしい。 「……ひょっとしたら梓のこと傷つけることになるかも知れないけど。それでもいいか」 いやもうこの辛いのが治るんだったら、痛い注射でも苦いお薬でも全然おっけーですから。 「……なんでもいいです。やっちゃってください。先輩のこと、信じてますから」 「わかった。じゃあ力を抜いて、まぶたを閉じて楽にして。すぐに終わるから」 「……はい」 言われるままに目をつむる。でもそれがいけなかったらしい。あっという間に自分の意識が奈落の底へと吸い込まれていくのを感じた。 あれ? なんか今、とっーても柔らかい何かが、私の唇に押し当てられたような……。 でもそれを確認する間もないまま、自分の意識は闇に溶け込む影のように溶け消えてしまった──。 ◇ ◆ ◇ その翌日には熱は下がっていたけど、まだ足元がふらつくので、念のためにもう一日休んで、今日は久しぶりに学校に向かっている。 その登校途中の道でのことだ。 「おい梓っ」 後ろから声をかけられた。振り返るとそこに律先輩が突っ立っていた。それはまあいいんだけど。 「お前なんかに……お前なんかに……澪は渡さないんだからなっ!!」 私のことを涙目でにらみ付けながら、それだけ叫ぶともの凄い勢いで学校の正門の方へ走り去っていった。もしかしたら百メートル走の世界新記録かもってくらいのスピードで。周りの生徒たちもあっけに取られていた。 それにしても何を言ってるんだろう、あの人は。相変わらずよくわからない。まあ深く考えたら負けだね、きっと。 教室の空気もなんとなく微妙な感じだった。辺りの様子をうかがっていると、憂が入ってくるのが目に入った。彼女は私の姿を認めるなり、これまた猛スピードで机の前にやってきて、私の手を取って両手で包むと、ぎゅーと力を込めた。 「あのね梓ちゃん、私は最後まで梓ちゃんの味方だからねっ」 「そう……あ、ありがとう」 彼女の眼にはこれ以上ないというくらいの真摯な光が宿っていた。この子の言うこともいまひとつよくわからないけど、少なくとも善意からの言葉ってことは確かみたい。 話をよく聞こうと思ったけど、ちょうど別の子からも憂に声がかかってしまった。 「じゃあ梓ちゃん、ほんと頑張ってねっ。私は最後まで梓ちゃんの味方だよっ」 そう言って去っていった。うーん。風邪引きのあとだから、元気付けようとしてくれているのだろうか。 そんなことを考えていると、入れ替わるように純がやってきて、私の耳元で声を潜めた。 「あのさ、憂はあんなこと言ってるけど、私はやっぱ二股はよくないと思うんだ」 「フタ……マタ?」 またもや意味のわからないことを言い出した。まあ純の自由っぷりも今に始まったことじゃないけど。それとも私がまだ本調子じゃないってことなんだろうか。 「まあ、こういうことは当人同士にしかわかんないことも、イロイロとあるんだろうけどさ」 こちらもいつになく真剣な面持ちだ。ひょっとするとこんな純を見るのは初めてのことかもしれない。どうやらこれは何かマズイことが起きているのか。とにかく純にもう少し聞いてみないと。 そう思った瞬間、ホームルームの鐘が教室内に鳴り響いた。あちらこちらでひそひそ話をしていたクラスメイトたちが自分の席へと戻っていく。なかにはあからさまに私に意味ありげな視線を投げかけていく子もいた。 「梓のことだから心配ないとは思うけど、もし不用意に憂のことを傷つけたりしたら、私はあんたのこと、絶対に許さないんだからねっ」 そう言い残して、純も自分の席にドスンと座った。 憂と私で二股ってことは、私と憂でオトコの獲り合いでもしてるって思われてるのかな。でも、なんでだろう。うーん、わかんないなあ。 ◇ ◆ ◇ あれから授業の合間の休み時間に、なんとかして私は憂から事情を聞きだそうとした。だけどそのたびに純がそれはもう怖い顔で私のことをにらむもんだから、結局詳しい話は聞けずじまい。そのままお昼休みになってしまった。 今ひとつ微妙な空気の中で、久しぶりに憂と純でお昼ご飯してると、廊下から唯先輩とムギ先輩が私のことを手招きしているのが目に入った。ちょっとごめんと言い残して立ち上がり、そそくさと廊下へ出る。さっそく私に抱きついてくる唯先輩を引きはがそうとしていると、ムギ先輩の口から意外な情報が飛び出した。 「澪先輩が、お休み?」 「昨日からなの。風邪だって聞いたわ」 心配そうな表情を浮かべながら、ムギ先輩がそんなことを教えてくれた。 「ひょっとして私の風邪がうつちゃったんでしょうか」 「律ちゃん、唯ちゃん、梓ちゃん、澪ちゃんの順だものね。いよいよ次は私かしら。ふふ」 ……あの、なんだか楽しそうデスネ、ムギ先輩。 「まさか風邪を引くのも夢だった、なんてことはないですよね?」 「さすがにそのくらいは私だって経験あるわよ。ただほら、風邪の引き方にもいろいろあるじゃない」 「いろいろ、ですか」 「当人同士がよければ、私はいいと思うのよ? だから梓ちゃんもあまり気にしないで」 わずかに頬を染めながらそんなことをおっしゃる。うーん、いまひとつ会話がかみ合っていないような。やっぱり私、まだおかしいのかな。 「あら梓ちゃん、学校出てこれたんだ。もう風邪はいいの?」 そんな感じで先輩たちと話しているところへ、今度はさわ子先生がニコニコと笑顔を浮かべながらやってきた。 「なんとか熱も下がったので。それにいい加減ベッドで寝てるのも飽きました」 「へええ、そうなんだ」 あたりを見回して人気のないことを確認すると、さわ子先生は営業スマイルをかなぐりすててニタニタとだらしない笑顔を浮かべてきた。軽音部の部室以外ではまず見せない、さわ子先生のもうひとつの顔だ。できれば一生知りたくなかったけど。 「でもだってー、澪ちゃんとお楽しみだったんじゃないのー?」 「は? なんすか、それ。そりゃ確かに澪先輩はお見舞いに来てくれましたけど、こっちは熱で辛くてそれどころじゃなかったです」 「まあ、そういうことにしておきましょうか。女子高ではよくあることだし。私のころもねぇ……」 うわあ、信じてない。この人、頭っから信じてないよ。しかも勝手に語り始めるし。 「大丈夫だよ、私はあずにゃんのこと、応援するからねっ」 「唯先輩は喋んないでください。今、大事な話の最中なんですから」 「そ、そんなぁ……」 よよよ、と唯先輩が泣き崩れている。さすがにちょっと気の毒にも思えたが、今はもっと大事なことがあるのだ。 「もう、なんなんですか、みんなして。言いたいことがあったらはっきり言ってくださいっ」 「そんな、無理よ。当の本人を前にして、そんな、恥ずかしいこと……」 顔を真紅に染めたムギ先輩が可愛らしく抗議の声を上げる。 「はあっ。もうしょうがないわねえ……」 髪をかき上げながら、さわ子先生が呆れたようにつぶやいた。笑顔を消すと、私の目を正面から見据える。 「じゃあ先生から人生の先輩として、梓ちゃんにひとつだけ言っておくことがあるわ」 「な、なんでしょうか」 うわ、先生がマジだ。思わず身構える。どんなことを言われるんだろう。 「平日は学業に差し障るから控えなさい。せいぜい週末の1~2回程度ににしておくの。いいわね」 「……あの、いったい何の話ですか。その、1~2回って何の回数ですか?」 「もちろんそんなの決まってるじゃない。梓ちゃんと澪ちゃんのえっちの回数よ」 「………………………………………………………………はい?」 ちょっと待って。さらっと真顔で恐ろしいこと言ったぞこの人。 回数。えっちの回数? 誰の。私と、澪先輩の? え……マジ。 周りの人たちの顔を順番に見回す。さわ子先生、ムギ先輩、廊下にぺたんと座り込んでいる唯先輩が、うんうんとうなずいている。 「ちょっと待ってくださいよおぉっ。なんでそんな話になるんですかーーっ!!」 たまらず大声を上げてしまう。なんとなくあたりの注目を一身に浴びているような気もするけど、今はそれどころじゃない。 「だってほら、澪ちゃんが梓ちゃんのお見舞いに行ったときに、その……そういうことになって……」 「それで風邪がうつったんだって、みんな言ってるよ?」 「まあ、女子高ではよくあることだから。でも二人ともまだ高校生なんだし、受験もあるし。だから今は節度ある交際を、ね?」 「いやいやいや、何いい話の流れっぽくまとめようとしてるんですか。私と澪先輩はそんな……」 あれ……待てよ。 そういえばあの時。 私が意識を失いそうになった時に、自分の唇に何かが……。 まさか。 いや、そんなはずが。 でも……え、えええっ。 全身から血の気が引いていく。 「それで、結婚式はいつがいいと思う? やっぱり受験の時期はまずいわよねぇ」 「やはり披露宴は盛大に。なんなら学校で? そうだわ。そういうことなら講堂の使用許可も取らないと」 「やっぱケーキ入刀とキャンドルサービスははずせないねっ」 「は、はは……」 勝手に盛り上がってる約三名を見ながら、私は廊下にへなへなと座り込んだ。 なに。ひょっとして私って、朝からみんなにそーゆー目で見られてたの? 私と澪先輩が、その、ヤバい関係になってたって……。 「あ……ああああ、アホですかーーーーーーーーーーーーーーーーっ!」 もうイヤダヨこんな学校生活──。 ◇ ◆ ◇ 間違いでよかった。 カン違いでよかった。 みんなには何度も説明して、ようやく間違いだってわかってもらえたけど。 もしも先輩とあんなカンケイになれたとしたら、 やっぱりあんな風に見られるようになるのだろうか。 少しだけ怖い。 間違いでよかった。 カン違いでよかった。 でも。 心のどこかで。 夢見てしまっている自分がいる。 期待してしまっている自分がいる。 それだけは否定することができなかった。 (おしまい)
https://w.atwiki.jp/kairakunoza/pages/1231.html
§プロローグ 桜の樹の下には屍体が埋まっている。 そんな陰鬱なフレーズが頭をよぎるのは、私の精神状態が今どん底にあるからだ。 新しい教室。新しいクラスメイト。新しい一年。 今私がいる本校舎三階の西翼は、去年まで、いや先月までの私だったら足を踏み入れる のに躊躇していた場所だ。 そこは私たち下級生の力の及ばない区画だったから。 けれど三年生の教室があるこの一画は、ついに私たちの領土となった。 これからの一年間、私たちはここで残りの学園生活を過ごすのだ。 トイレの前、リノリウムの床が歳月の重みに耐えかねて少しへこんでいる。 廊下の天井を見上げると、どうやって刻印したものか、上履きの足跡が沢山ついていた。 壁際に並んだロッカーには、とうに卒業した誰かと誰かの相合い傘が落書きされてあった。 窓から外を眺めやれば、いままでより少し高くなった視界のもと、植え込みの桜並木が 二分葉桜の梢を広げていた。 桜の樹の下には屍体が埋まっている。 よく聞くフレーズだけど、もととなった言葉があるのだろうか。 去年の秋頃、それがなんとなく気になって、みゆきに訊いたことがある。 確かそう、参考書を買いに一緒に神田まででかけたときのことだ。 肌寒くなってきた陽射しに“春もこのくらいの気温かな”と思い、さらに傍らを歩く 桜色した友人から、そのフレーズを連想したのだった、 「それでしたら、恐らく梶井基次郎の『桜の樹の下には』という小説からきているのだと 思います」 いつもながら打てば響くように返ってくる答えに、感心して問い返す。 「梶井基次郎?…えーと、確か『檸檬』の作者だったっけ? そんなに昔からあるフレーズ じゃないのね」 「ええ、そうですね。確か戦前の作家だったと思います。『檸檬』とこの『桜の樹の下には』 以外にはこれといって知られていないのですけどね。新潮文庫から刊行されている『檸檬』 にはどちらも収録されていたはずですよ」 感心する想いがいずれ畏怖と尊敬の念に変わっていくのも、いつもながらのこと。 医学部志望のみゆきにとっては決して得意分野ではないはずの、国文学にしてからこの 知識量だ。 本当にこの友人の頭の中はどうなっているのだろう。 溢れんばかりの知識欲と、それを十全に満たす記憶力。物事の本質を能く見極める思考の 深さと誠実さを持っていて、けれどそれらをひけらかすこともなく、一人黙々と知の迷宮を 彷徨っていく。 きっと本当の智慧というのはこういうものなのだろう。 “それってどういう作品なの?” そう聞いてみようと思ったけれど、やめておいた。 立て板に水のごとく詳細な文芸批評が飛びだしてきたら、それこそ本気でへこんでしまい そうだったから。 私にとって、彼女はいつだって“知の巨人”なのだ。 ――もっとも、他にも自分のモノと比較してついへこんでしまう“巨大なモノ”も、 彼女は色々と持っていたけれども。 「――らぎぃー」 去年の夏、一緒に海にいったとき階間見た、その“巨大なモノ”を思い浮かべていた。 ああ、あれは本当に巨きかったな。まるで水蜜桃のように膨らんだ二つの―― 「ひいらぎってばー!」 「ボインッ!」 呼ばれると同時にツインテールを思いっきり後ろに引っ張られて、不意を衝かれた私は 思わず考えていたことを口にだしてしまった。 慌てて口元に手をあてて黙りこんだけれど、時すでに遅し。後ろの席の日下部は会心の ニヤニヤ笑いを浮かべていた。 「ボーイーンー? なんだいきなりボインって!? きょぬーになるイメージトレーニング でもしてたかぁ?」 「う、うるさいうるさーい! なんだよ、いきなり髪の毛引っ張るなよ! なんの用だよ!」 云い訳のしようもなくて、ただひたすら勢いに任せて怒鳴る。顔が熱くなっていくのを 感じていた。 よりによって日下部に聞かれてしまうなんて。今後半年はこのネタでからかわれそうだ。 「ニッヒッヒ、ってか、早く体育館いかないと入学式始まっちゃうぜ?」 「……あ」 云われて見回してみれば、教室に残っている生徒はもうまばらになっていた。ボーッと しているうちにいつのまにかHRも終わっていたのだ。 「柊ちゃんが先生の話ちゃんと聞いてないなんて、珍しいね」 峰岸が私たちのところへやってきて云う。 「うん……ちょっとボーッとしちゃってたわ。暖かくなってきたせいかしらね」 そういって頬を掻く私を、二人は困ったような顔でみていた。 わかっている。自分がこんなにも落ち込んでいる理由は自分が一番わかっているし、 二人がそれを知っていることもわかっている。 けれどどうしようもなかった。 心配してくれている二人には悪いと思うし感謝もするけれど、どうしても今すぐふっきって 明るく振る舞うことはできなかった。 体育館にいくと、こちらより早くHRが終わっていたらしく、B組の面々はすでに整列していた。 やっぱり今年も一番前だったこなたが、腰に手を当てて“前習え”をしている後ろ姿が見えた。 近づいていくと、列の後ろの方にいたみゆきが私に気づいたようだ。微笑みながら手を 振ってくるみゆきに、私も少し微笑んで、力なく手を振り返す。 つかさもいつも通り真ん中くらい。ほとんど身長が同じ私たちは、こうやってクラスごとに 別れて身長順に整列すると、いつも同じくらいの位置になる。 何事か真剣に考えこんでいる様子のつかさだったけれど、どうせ頭の中はいつも通り、 ふわふわとしたなんだかわからないもので満たされているに決まっている。 隣に立ってちょんちょんと袖を引っ張ると、案の定ピクッとして「エリンギ星人!」と 小さく叫んだ。なにを考えてたんだ一体。 「あ、お姉ちゃん、エヘヘ、きてたんだ」 そういってこちらを向いて照れるつかさに、 「なんだよエリンギ星人って、どこに棲んでるんだそれ」 と呆れながら云った。 「あ、あうぅ、今の、誰にも喋らないでね……」 喋るか。同類と思われたくない。 もっとも、ボインと叫んだ私もあまり人のことは云えなかったけれど。 そんなことをしているうちに、生徒会長が入学式の開式を告げる。その言を聞いて、 みんなは静まりかえった。 こういうとき、さすが進学校というべきか、うちの学校には無駄に騒いだり規律を破ったり しようとする輩はいない。 ちらと眺めると、こなたも律儀に正面を向いてじっとしていた。 式もつつがなく進行し、生徒会長が新一年生の入場を告げると、みなで振り返って拍手をする。 そのとき私に目を留めたこなたが、青竹色の瞳を見開いて微笑んでくれたのが、少し嬉しかった。 万雷の拍手の中、新一年生が入場してくる。 紅梅色の髪をした小さな子――ゆたかちゃんがちょこちょこと歩いてきたとき、こなたが いるあたりから一際大きな拍手の音が聞こえてきた。 交換留学生らしき金髪の子が、珍しそうにきょろきょろしながら歩いてくる。 コバルトグリーンの髪をしたスレンダーな子の凜とした佇まいには、思わず目を見張った。 眼鏡を掛けた少しオタクっぽい女の子が、入り口の段差につまずいて転び掛けたときは、 少しはらはらした。 やがて新入生も整列し、代表が壇にのぼって入学生宣誓を始める。 “長く続いた厳しい冬も終わりを告げ、ようやく春の息吹が感じられる季節となりました。 私たち一同はこれより陵桜学園の生徒として――” こうして陵桜学園は新一年生を迎えた。 また新しい一年が始まる。 私たちは、そう、三年生となったのだ。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 4 s e a s o n s 春 / そ し て 桜 色 の ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― §1 桜咲く出会いの季節というのに、私がこんなにも落ちこんで自己憐憫の隘路を彷徨って いるのは、云うまでもなく今年のクラス割りのせいだ。 初めて神に祈ったのに。同じクラスにしてくれと、あんなに神に縋ったのに。 私はまた、みんなと別のクラスになってしまった。 祈りでは足りないとでもいうのだろうか。これ以上神はなにを捧げろというのか。水垢離か、 五体投地礼か、それとも愛する我が子イサクか。 もっとも、不可知論者の私は、神の実在をまるで信じていなかった。 冷静に考えれば、やはりまず信じることが先決なのだろう。 けれど――神社の娘がなんて罰当たりな、と思うかもしれないが――どう考えても論理的に 実在を証明することができない以上、神はいないと仮定するのが科学的態度というものだ。 あるとき私がそう云うと、こなたは“かがみはホント現実主義者だよね。そんな肩肘張って ないで、いたらいいなー? くらいじゃだめなの?”なんて云った。 人の気も知らないで、あいつはのほほんと云いやがった。 初詣のとき、私がどれだけの思いでいないと知っている神に祈ったかも知らないくせに。 あのときこなたが云った“かがみには別のクラスでいてもらわないとね”という一言が、 どれだけ私の胸をえぐったかも知らないくせに。 いっそ全部素直にぶち撒けてしまいたい。そう思うときがある。 こなたといるとどれだけ楽しいか。 みゆきのことをどれだけ尊敬しているか。 つかさがいるだけでどれだけ心から安心できるか。 みんなといてどれだけ幸せに思うか。 みんなのことをどれだけ誇りに思っているか。 こなたにそれを云ったら、あいつはどういう反応をするだろう。 素直に照れるだろうか、それとも“かがみがツンデレじゃなくなったー”といって悲しむ だろうか。 あり得ないと思いつつも、後者の反応をされることが怖くて、私はいつも口をつぐんでしまう。 云えないで溜めこんだそんな想いが、私の中でどんどん膨れあがっていく。そしてふとした 拍子に顔を覗かせたそれを、こなたにつつかれては悶絶するのが常だった。 結局のところ、全て見透かされているのかもしれない。 あの小悪魔みたいな女の子に。 桜の樹の下には屍体が埋まっている。 その屍体とは、そうして云えないまま埋葬された私の言葉たちかもしれない。 そんなことを考える。 秋にみゆきから教えてもらったあと、くだんの小説を読んでみた。 私にも知識を蓄えたいという欲求は人並み以上にある。法曹界を目指す人間として、 やはり負けっぱなしは悔しい。 『桜の樹の下には』は文庫本にして見開き2ページ分の、短い掌編だった。 語り部は、余りにも美しい桜をみて、まるで美しさの代償を求めるように、その根本に 屍体を夢想する。 美しいものをただ美しいものとして享受できない、その裏になにかの秘密がないと安心 できない語り部のひねこびた心性は、基次郎自身のものだったろうか。 であるならば、それは素直になれない私自身の、可愛いといわれても喜べない私自身の、 ひねくれた心性と同じものだ。 そう思ったら、無性に一人で桜が見たくなった。 溺れるほど大量の桜を。 ひねくれた私がひねこびた桜に浸れば、まっすぐ前を向けるようになるかもしれない。 そんな非合理的な、文芸的レトリックに過ぎないことを、本気で考えたわけではない。 結局のところ、一人でなにか凄いものを見て、頭を冷やしたかったのだろう。 「つかさー、ちょっとでかけてくるね」 台所でなにやらお菓子作りをしていたつかさに声をかける。 「え……こんな時間に? どこいくの?」 もう九時も回ろうかという時刻。確かに未成年の女子が一人ででかけるような時間帯では なかった。 「ん……ちょっとね、心配しなくてもすぐ戻るわよ」 「そ、そう……。でも本当に気をつけてね。……えっとね、帰ってくるまで寝ないで 待ってるからね」 「あら? なにか話したいことでもあるの?」 「ううん、そういうわけじゃないけど……ただ、寝る前にちゃんとお休み云いたいなって 思っちゃって……」 「なぁにー? また甘えんぼ病かぁ? ふふ、わかったよ、なるべく早く戻るからね」 まだ真剣な顔つきで私をみつめるつかさに手を振って外にでた。 もしかして、私が世を儚んで自殺をするとでも思ったのかもしれない。つかさにも 大きな心配をかけていることを思って、ちくりと胸が痛む。 権現道の桜堤までは自転車で十五分。 四月の夜気はまだ冷たいけれど、その裏に温もりの気配を感じさせてどこか優しかった。 犬の遠吠え。街灯に影を映すコウモリの羽ばたき。見下ろすような弦月に掛かる雲の グラデーション。 夜に包まれて、私はペダルを漕ぐ。 桜の名所として名高い権現道だけれど、すでに盛りが過ぎたこともあり、さすがに月曜の 夜ともなればそれほどの人だかりでもなかった。 地元の人らしきおじさんおばさんが、酔漢と化して銅鑼声を張りあげていた。カップルや 家族連れの姿もちらほらと見える。 けれどそれも花見の喧噪というにはほど遠い。緑の葉の混じった桜並木を歩いていくうち、 たまにぽっかりと人通りが途絶えることもあった。 そんなとき、私は桜の美しさと恐ろしさを痛感する。 低い枝振りの桜が梢を広げると、空がすっぽりと覆われて世界が桜色で満たされる。 普段はその下に酔漢や見物客がいるから楽しく思えるのだけれど、ただ一人この世界に 閉じこめられるとなるとたまらない。 どこまでいっても涯もなく続く桜色は、すでに異界の光景だった。 人里ならばまだいいのだろう。これが人跡未踏の山奥に、誰にもみられることなくただ ひっそりとその世界を繰り広げてるさまを想像すると、なるほど基次郎のおののきもわかる 気がした。 そう考えたとき、以前にも同じような感覚を覚えたことを思い出した。 デジャブだろうか。いや、そうとも思えない。 そのときは今ほど独りでいることの不安感は感じていなかった気がする。いつも隣に いる私の暖かい半身――つかさがいたような。 そこまで思考を辿ったところで、唐突に思い出した。 さーっと桜吹雪が舞って、私の心をあのころの私の元へ運んでいく。 あれはそう、二年前の春の出来事。 一年生だった。 今日入学した子たちみたいに、まっさらだった私たち。 期待と不安ばかりを胸に抱きながら学校に通い―― そうして、こなたと初めて出会った、あのころのこと。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 『4seasons』 春/そして桜色の(第二話)へ続く コメントフォーム 名前 コメント 伝説の始まり -- 名無しさん (2008-08-17 01 26 40) 文が綺麗だなあ…… -- 名無しさん (2007-11-26 00 32 37) ヤバいくらいGJ! -- 名無し (2007-11-25 23 13 18)
https://w.atwiki.jp/tsundereidayon/pages/177.html
今日も美しいピアノの音が校舎を駆けぬけていく。 ピアノに向かった彼は、繊細な指使いと大胆なタッチで、抜けるような透明な音を奏でている。 (トオル先輩…) 智子は、それだけをつぶやくのにもかなりの努力を必要とした。 ひとつの部屋で皆の憧れの先輩と二人きり… この高校の女子生徒ならば、10中8人までが想い焦がれるシチュエーションだ。 しかも卒業を控えて忙しいはずの3年生と。 だが智子は他の女の子より一歩だけ進んでいるのかもしれない。 いま彼が弾いている曲も、智子が後輩の誕生日のために作曲したものなのだ。 トオルはふと、智子のほうに目をやると、椅子から立ち上がりこちらへ近づいてきた。 智子の目前まで来ると前かがみになり、そっと手を伸ばしてきた。 ― その手は智子の体を透りぬけ、智子の背後にあった鞄を開けた。 そう、すでに智子はこの世の者ではないのだ。 二ヶ月ほど前のある日曜日、月に二度ある校外練習の日だった。 可愛がっている音楽部の後輩から、出掛けに唐突に頼まれたおつかいが、 年末でごったがえす商店街を抜けるのに予想外に手間取ってしまい、智子は自転車で道を急いでいた。 (まぁったく、なんだってのよ美香のヤツ。自分で注文したものなら自分で取りに行きなさいっつーのよね。 …まぁでもかわいい甘えんぼのためだ、仕方ないかw) そのかわいい後輩の美香が先生に事情を説明してくれているので特に急ぐ必要もないのだが、 根が真面目な智子には部長の自分が練習に遅れたということがプレッシャーに感じられたのだった。 (ふふふっ美香のヤツ、一緒に誕生日プレゼントを渡したら、どんな顔するんだろw) 予定より三日遅れてしまったが、美香のために精魂込めて作曲した楽譜。 体が勝手に急ぐのは、美香にそれを早く渡したいからかも知れなかった。 (この陸橋を越えたら交差点をあと三つ。左折・直進・直進で、すぐ左の建物。) 距離にして1kmとちょっと。健康で快活な智子には、たとえ全ての信号で止められたとしても15分もかからない近さだった。 その陸橋を降り、一つ目の交差点にさしかかろうとした時、 角にあるケーキ屋から小学校低学年くらいの男の子が智子の自転車めがけて飛び出してきた。 「あっっ!ごめなしゃ…」 間一髪で双方が身をかわした時、男の子はとっさに叫んだ。 「大丈夫?!気をつけて~」 接触すらしなかったし自分は急いでるしで、 男の子の無事をちらっと見やった智子は、自転車を走らせながら声をかけた。 (なによびっくりしたわね、ちゃんと周り見て歩きなさいよ!ったく… …でもあの子、「あっごめなしゃ」だって。ふふっかわいい♪) 左折しながらもう一度安否を気遣って振り向いたとき、進行方向から大きなクラクションが聞こえた。 校外練習場の中に入ると、もうみんな発声練習を終えて整然と並んでいた。 「(…すみませぇーん…遅刻しましたぁ…)」 誰に聞こえるかすら怪しい小声で遅刻の報告をしつつ列に並びながら、この遅刻の元凶である美香を軽く睨んだ。 (まったくぅ、美香ったら「関係ありません」みたいな顔しちゃってさ… …トオル先輩もムッとしてるみたぁい…落ち込みぃ~↓↓) 普段は柔和だが練習には厳しい先生の右後ろで、ピアノに向かいながら眉根をひそめているトオルの姿が見えた。 つい先日、某有名音楽大学に推薦が決まったので、ボランティアで練習に参加してくれているのだった。 ひととおり通して練習した後、先生が細かい指導をしようとしたときだった。 備え付けの黒電話がけたたましく鳴り、いままでの緊張した空気を少しほぐした。 先生が電話に出ている最中、生徒達は小声で談笑していた。 (いまどき黒電話ァ?この練習場も古っ臭~いw) いまどきの女子高生としては至極当然の感想を抱きながら、美香の頼まれものを渡し忘れていた事に気付いた智子は そっと列を離れ、鞄を取りに行った。 (あの楽譜も一緒に渡してあげよう―) 小さく練習するトオルのピアノの音が、どこか物悲しく聞こえたのは気のせいだったろうか? 「皆さん…今の電話は…とても重要な…お知らせでした。」 いつの間にか電話を終えた先生は、静かに、しかし毅然として皆に注意を促した。 普段と明らかに異なる雰囲気をたたえたその口調に、自然と皆が押し黙った。 自制を失わないためか、無用なショックを与えないようにとの配慮からか― 一言、一言、区切りながら、なるべく感情を抑えたようなその口調はむしろ、 尋常ならざる事態が起こったことを伝えるに充分過ぎるほどであった。 「悲しいことですが、今日…先ほど、部長の…伊吹…智子さんが、…自転車でこちらに向かっている途中に… トラックに撥ねられ……ッ…お亡くなりになりました……!」 体を失ったことが判ってから、ショックが和らぐまでさほど時間はかからなかった。 悲鳴や嗚咽が洩れ聞こえる練習場内で、下に弟妹を二人持つ長女の智子はいち早く自分を取り戻せていた。 (まったくこの子達ったら、あたしが居ないとホントにだらしないんだからっ。) ショックのせいか原因と結果とを混同しながらも、持ち前の面倒見の良さで、智子は自分に出来ることを探し始めた。 だが体がないことがこんなにも不便だなんて、夢にも思わなかった。 美香の髪を撫でようとしても、先生に話しかけようとしても、実体の無い智子の努力は全て徒労に終わった。 とりあえずここには出来ることが無いと悟ると、自宅が心配になってきた。 (何もできなくてもいい、弟や妹の近くに行ってあげなきゃ) そんな気分だった。どこかに、(肉親なら通じ合えるかな?)という考えがあったからかもしれない。 警察で面会を終えた家族に付き添うように自宅まで戻ってきた智子は、そのやりきれなさにしょげ返っていた。 頑固(石頭?)な父には期待していなかったが、理解があったと思っていた母にも、 ましてや感受性豊かとされる世代の弟妹にすら智子の存在を気付いてもらえなかったのだから。 前向きな性格、そう自分で言い切ってしまえるほど今は吹っ切れていた。 まぁ検死時の自分の「抜け殻」を見たときのその壮絶さに蘇生の望みを見出せなかったこととか、 現世の物に触れることすら出来ない、そのある種の心地よい潔さが背中を押してくれたのは幸いだった。 だが唯一心残り…というか激しく自責の念に襲われた瞬間はあった。 急な事故ゆえに二日後に行われた通夜で、美香が智子の鞄 ―事故当日にプレゼントの楽譜を入れていた― にすがり付いて この世のものとも思えない形相で号泣していた。 (美香、みか、あんたのせいじゃないよ…… そんなに泣かないでよ… …ほら…あんたの涙がせっかくの楽譜を…汚しちゃうじゃない……ばか…) 生前、感情が無いのじゃないかと思っていた父の涙が、当たり前だと思える幸せにも驚いた。 ― 視界の片隅では、うつむきながら両手を固く握り締めたトオルの姿も見えた。 初雪は智子の涙を受け止めてくれなかった。 事故から一月。 自宅と学校とをなんとなく行き来する以外、特にすることも出来ることもなかったし、 智子はいつ天に召されてもいいな、と思っていた。 ……が……四十九日を過ぎても何の変化も無かった。 (あれれ?まさか…親不孝をしたから…じ、地獄行きぃ?) そう思って萎縮した時も度々あった。 だが悪魔とか天使とか、かつて死後の世界で会うと聞かされたどんな存在にも逢う事は無かった。 (何よ、あたしは浮遊霊になったって…コトぉ?) そういえばたしか、強い「未練」がある人間の霊はこの世に残ってしまうとも聞いた気がする。 (あたしの未練…って……? …まさかッ!…トオル先…輩…っ?!) トオルと智子とは、音楽部で双璧を成す音楽家だった。 声楽家の父・ジャズピアニストの母を持つトオルは、生まれ持っての才能と幼少からの英才教育で類稀なる楽才を発揮していた。 彼は両親の弟子に揉まれた事で、一人っ子の悪癖にあげられる傲慢さとか甘えとかは感じさせない少年だった。 ドイツ中世文学専攻の父とバレエで国体にもでた母との間に生まれた智子は、 秀でたリズム感と優れた音楽理論を身につけ、二年生ながら主に作曲・編曲、技術指導のリーダー格に成長していた。 二人は互いをライバルと認め、部活が終わった放課後に暗くなるまで討論することもザラであった。 二人とも純粋に音楽が好きなだけで、周囲の口さがない噂とは違って異性を意識する必要もなかった… …と智子は思っていた。いや、思いたかっただけなのかも知れない。 快活で世話好きなので周りにいつも誰かがいる智子とは異なり、 トオルはその孤高を感じさせる風貌とあいまってごく少数の男子生徒としかつるまない。 彼に憧れる女子生徒は数え切れないほどいたが、彼女達は智子との関係を邪推したのか トオルを遠くから見守るだけの様だった。 それでもトオルが一人のときに突撃する勇気のある娘たちもいた様だったが。 (あたしはトオル先輩とは、別に何にもないんだけどなー^^;) 彼女達の恋路を邪魔する気持ちが無いことを、近しい友人にも頻繁に漏らしていた。 (トオル先輩とは音楽の話しかしたことないし、第一、お互い意識したことなんてないわよw) 友人の冷やかしも大人ぶって笑い飛ばしていた。 ……だが…… トオルが部活中に勇敢な女子生徒達に呼び出されたとき― 智子は彼を無意識に目で追ったりしていなかったか? クリスマスイブの美香の誕生日に送る予定だった自作曲を、放課後トオルだけに評価してもらったとき― それはただ美香に内緒にするためだけだったか? 放課後の二人だけの討論会中、廊下から女子生徒がトオルを待っている気配を察したとき― 知らず感じた優越感や高揚感を、無理に音楽の情熱に昇華させようとしてはいなかったか? 何度も違う女子生徒に告白を受けているのにどうして誰とも付き合ったりしないのかと、智子が友人から聞かれた夜― 自分の存在がそうさせているのかも…と風呂に浸かりながら照れたこともあったではないか。 混沌とする自分の感情をもてあましながら、この二週間ほどは音楽室にずっと漂っていた。 智子というよきライバルを亡くしたトオルは、もうすっかり引退して部活動には関係ないのだが、 智子の事故から毎日、結果的に智子の遺作となってしまった美香への誕生日プレゼントであるあの曲を弾いていた。 智子を頼れる副部長とも姉とも慕っていた美香は、あれだけ熱心だった部活動そのものに滅多に出なくなってしまっていた。 智子の死後、両親が智子に代わって楽譜を渡してくれていたが、 もう少し気持ちが落ち着くまで弾くことが出来ないからと、一時的にトオルに楽譜を預けたようだ。 (美香…あなたにあげたんだからずっと持ってて欲しかったな…) 智子はすこしがっかりしたが、美香の性格を考えると無理もないと思い直した。 3月3日金曜日 生徒のいない放課後― 今日も美しいピアノの音が校舎を駆けぬけていく。 ピアノに向かった彼は、繊細な指使いと大胆なタッチで、抜けるような透明な音を奏でている。 トオルは智子の背後にあった鞄から楽譜に書き込むための専用のペンを取り出すと、 ピアノの前に戻り、楽譜の1p目の上の方になにやら書き足した。 ガラガラ、と音がして音楽室の引き戸が開いた。 美香だった。 トオルは少し意外そうな顔をしたが、この楽譜を預けられたいきさつを思い出し、そっと楽譜をしまおうとした。 美香は無言でそれを押しとどめ、無言のままトオルに弾くように促した。 最初、高音部のトレモロで始まる優しい音色は、左手の温かい音色の低音部と融和して、 あまくやわらかに旋律を歌い上げる。 決して奇を衒いはしないが、飽きさせることもないその曲調は、自ら作曲した智子をすら思い出の世界に引き込んでいった。 思い出していたのは美香やトオルとの小さな出来事だった。 音楽部の女子生徒の間で冗談交じりでトオルとの関係を囃されると、最後に美香は 「でもホントはトオル先輩のこと好きなんじゃないんですかぁ?」 とニヤニヤしながら聞いてきたものだ。 一年前に美香たち一年生が入ってきたとき、普段なら人を苦手とか嫌いとか評価しないトオルがぼそっと 「あの美香…っていう子?あの子にはなんだか近寄りたくないなぁ…」と言ったのを聞いたことがあった。 理由は、言動が他力本願にしか見えないし、他人に媚を売っているように見えるから、とのことだった。 まぁ智子にも多少は思い当たる節があったが、当時部長だったトオルを軽くたしなめたりもした。 夏休み恒例の二泊の合宿で、毎年一年生に企画させるキャンプファイヤーが見事にグダグダになったのだが(w)、 トオルの機転で事なきを得たことも― 突然、ガダンッという大きな音と共に曲が止み、智子は強制的に思い出から引き戻された。 見ると、漆黒のグランドピアノの傍らで俯いて小刻みに震えている美香と、 椅子を足元に転がしながら驚いた表情で美香を見つめているトオルの姿があった。 俯く美香の顔の下には、小さく輝く液体があった。 美香を慰めようと右手を差し伸べた ―正確には差し伸べようとして固まった― トオルを見て、 智子はこの世に残した「未練」の正体をはっきりと悟った。 いつからそれに気付いていたのか、そして気付かない振りをしようとしていたのか。 そんなことはもうどうでもよかった。 トオルは美香に、美香はトオルに惹かれている。 そしてお互いに意識しながらも、共通する奥手さ故か智子への遠慮からか、ぎこちない関係になっていたのだ。 (…ふぅ…なぁにやってんだかw これじゃあたしが邪魔だった…って訳でも無いみたいね) 幼い子を見守る親のような気持ちで、二人の距離をもどかしく思う。 (このまま銅像みたいにずぅっと突っ立ってるつもりなのかしら? こういうときはオトコから行動するもんでしょっ) 「あっっ!ご、ごめん…」 トオルはいきなりバランスを崩し、美香を抱きすくめるような格好で謝罪を口にした。 一瞬、ビクッとした美香だが、トオルの目に浮かんだ感情を確かめると、 トオルの背中に手を回し小さく声を上げて泣き始めた。 「…うん……うん…」 美香はトオルの腕の中で何事かを訴えているのだろう、トオルの慈しむ様な相槌だけが智子には聞こえた。 もうすでに長くなった日が、音楽室の中にまで差し込んできている。 ひとしきり泣いて落ち着いた美香とトオルは焼けはじめた空をバックに、並んで窓際で談笑していた。 (ふふっおふたりさん、すっごくお似合いよ♪ 桃色の屏風に飾られて、まるでお雛様みたい) 智子はなんとなく、穏やかな純白の光が近づいてきているのを感じていた。 トオルは、あの時よろめいた理由(ワケ)を知ることは永遠にないだろう。 美香は、もう悲しみでピアノに近づけないことも、涙でピアノを濡らすこともないだろう。 それでいいのだ。 (あたしはなんにも出来なかったけど、でもいいの。 少なくとも形見はこの世に残せたんだしね。 その楽譜、大切にするのよ、二人とも。) 消え行く視界の中で、トオルが最後に書き込んだ曲の題名がにじんでいった。
https://w.atwiki.jp/oyatu1/pages/104.html
おはようございます!1月11日、朝7時のニュースです・・・ 天気予報や昨日の出来事などをキャスターが一生懸命伝えている。毎日が同じニュースの繰り返し。 それでも今日が始まる。 『もしもし、おはよーお姉ちゃん。』 「おぉ・・・今日は雪でも降るのかな?」 『なんですとっ!お姉ちゃんひどい・・・』 子機を肩と耳に挟み、両手でオムレツを作る。我ながら器用になったと思う。 カーテンから零れ出る光が気持ちいい。テレビから作り出されるニュースは良く聞こえない。 聞こえるのは子機から零れる私の妹の可愛らしい声。 「はは、ジョーダンよ。おはよ、つかさ。朝早くに電話なんて珍しいわね。どうしたの?」 『たまには早く起きるよ。お姉ちゃん、今日何の日か覚えてる?』 今日?1月11日。誰かの誕生日?違う。忘れちゃったな。 覚えているのは、あの日から5ヶ月と20日。 「えっと・・・なんだっけ?」 『鏡開きだよー。忘れちゃった?』 「あー、すっかり忘れてたよ。で、今年はどうするって?」 自分の家が神社なのに、鏡開きを忘れるなんて。どうした、私。 さっきまで柔らかかったオムレツがどんどん固くなっていく。私も、時間の流れに乗っていく限り、変わりゆくのかな。 『いつも通りたくさんお雑煮作るって。できたらお姉ちゃんも来ないか?ってお母さんが。』 「ごめんね。今日はサークルの友達と出掛ける事になっててさ。」 『そっかぁ、ちょっと残念。』 「皆にごめんねって伝えてね。」 『はーい了解。あっ、そうそう、お姉ちゃん。』 「んー何?」 『早めに帰ってきたほうが良いよ。私ね、お姉ちゃんに鏡開きの代わりに、いい物届けとくから。』 「つかさの料理?」 『内緒だよー。じゃ今日も頑張ろうね。』 そうだ。今日も始まる。昨日が5ヶ月と19日。だから今日は、5ヶ月と20日目。 変わった普通が、普通となって始まる今日。あいつがいない、今日がまた始まった。 ‐‐‐‐ 鏡開きを忘れていたのは、疲れてるわけじゃない。 ただ、毎日、数を数える事だけが習慣化してしまったから、忘れてしまったのかもしれない。 『愛してるよ、かがみ。』 そう言われたのが今日から5ヶ月と20日引いた日。忘れられない、言葉。色褪せない、詞。永遠。 気に入った歌のように、いつも私のなかでリフレインされている。 でも。 「2ヶ月と20日オーバー・・・」 こなたが大人に、強くなるための第一歩。本を書いて、認められる事。 その第一歩であるコンクールが行われたのが、2ヶ月と20日前。 『入選だったら、かがみに手紙。佳作なら、かがみに電話。銀賞なら、かがみをこっそり見に行こう。ってご褒美まで決めてた。金賞だったら・・・もらった賞金で指輪買って、かがみに逢いに行く。』 きっと、ダメだった。 だけど、1年後にはまたチャンスがある。それでもダメなら、次。 私はずっと待ってる。こなたを想って待ってる。 それが私にできる事。それなのに。 「・・・自己嫌悪。」 口のなかに入れた食パンがやけにパサパサする。 頭では分かっていた。世の中そんなに上手くない。こなただって頑張ってる。 そう、分かっているのに、感情が抑えられない。 理性が上手く働いてくれない。理性が作った関を、簡単に感情は壊してしまう。 逢いたい。逢いたい。こなたに触れたい。こなたを感じたい。 「・・・ごめんね。」 5ヶ月と20日。私という存在の何千分の一。たったそれっぽっちの時間が私を蝕む。 こつこつ毎日、毎分、毎秒、私の中に暗い海を作り上げてきた。 飲み込まれればすぐに壊される。約束も未来も、想いも全部。 だから私は忘れない。どんな日もこなたがくれた永遠を。こなたの想いを浮き輪として私は暗い海を漂う。 「うん、大丈夫。頑張れ私、頑張れこなた。」 数を数えることから始まる私の毎日。今日も始まる、変わらない日常。 「行ってきます、こなた。」 ‐‐‐‐ 「ふぅ。」 カチコチ・・・カツカツ・・・ 20時を刻む時計の音と、私の足音が交ざりながら夜空に響く。息が白い。肌で感じる冷たい空気。 サークル仲間達と騒いだ余韻よりも、冬の夜空に輝く星に見とれてしまう。 「ふぅ。」 本日何十回目のため息だろうか。日に日に増えるため息の数。白い気体となって見えるのが、なんとなく切ない。 シャワー浴びたい。着替えなきゃ。お腹減った。寝たい。そんな欲求が私を支配する。 早く今日を終わらせたい。そうすれば、未来に近付ける。明日になれば、迎えに来てくれる。そんな淡い願いを抱いて。 「えぇい!元気を出せ!かがみ!らしくないぞ!」 誰もいない夜道で自分に檄を飛ばす。でもそれがよけいに、私を孤独に感じさせた。 いつの間にか自分のアパートに到着していた。最近、こんなのばっかりだ。 「しっかり、しなきゃ。」 カギを開けて私の部屋に入った瞬間、鼻を掠める、かすかな香り。高鳴る鼓動。時がとまるような感覚。 「・・・う、そ・・・こなた、なの?」 玄関には見知らぬ靴はない。鍵も、掛けられていた。何の証拠もない。ただの直感。感じる雰囲気と懐かしい匂い。 靴を脱ぎ散らかす。コートをその場に脱ぎ捨てる。有り得ない。いて欲しい。対立する2つの感情。 「こなたっ!」 ドアが壊れそうな力でリビングを開ける。でもそこにはいつもと変わらない、普通。期待したモノなんて存在しなかった。 「・・・バカみたい。」 勝手な想像、勝手な直感、勝手な期待。そして失望。涙腺が壊れそう。 もう、寝よう。明日に行こう。そう思って、寝室のドアをゆっくり開ける。 「・・・かがみさぁ、もっと静かに入ってこようよ。人が寝てるんだからさ・・・」 「・・・う、そ?」 現実?夢?それとも?私がいつも寝ているベッドが日常じゃなかった。いつもとは違う。明らかに違う。 ベッドの中には、暗闇でも分かる澄んだ海。 「おかえり、かがみ。」 ‐‐‐‐ 何から聞けば良いかよく分からない。頭の中で色んな問いが飛びかっている。 「ちょっとベッド借りてたよ。徹夜して眠くてさー。靴は一応靴箱に入れといたよ。・・・ビックリした?」 無邪気な笑顔で私を見つめる。5ヶ月と20日前と一寸も変わらない、私を落ち着かせる笑顔。 でもその中には。 「当たり前じゃない・・・久しぶり、こなた。なんか変わったね。」 「そうかな?」 エメラルドの目。黒い瞳。綺麗なコバルトブルー。パーツは何一つ変わらないのに。 「うん。どことなく大人っぽくなった。」 「その為に頑張りましたから。」 パーツは何一つ変わらないのに、こなたを見てるだけで胸が張り裂けそう。心臓が飛び出しそう。 「・・・で?」 「あー、そうだね、色々話さなきゃね。ほら、おいでかがみ。」 そう言ってこなたは、布団に私を誘い込む。 「ちょっと待て。そのベッドは私のだぞ?」 「いいから、いいから。寂しんぼかがみは何も言わなくていいから。」 「誰が寂しんぼだ?」 「ほら、かがみん。」 一向に私の話を聞こうとしない。でも、この雰囲気。こなたの声、こなたの眼差し。 悔しいけど、ずっとずっと私が求めていたもの。独りで海を漂っていた私がたどり着きたかった陸。寂しい海の生活も、ピリオド。 「うん。」 シャワー浴びたい。着替えたい。お腹減った。寝たい。そんな欲求は、もうどうでもいい。 今はただ、目に写る愛しい人を感じたい。 「こなたっ!」 大切なカバンも、買ってきたおやつも全部床に置き去りにして、私はただ、抱き締めた。 私より小さな体躯。甘い香り。繊細なボディーライン。柔らかい、髪。 「・・・遅いわよ、バカ。」 「予定より時間かかっちゃって・・・ただいま、かがみ。」 ただいま。ずっとこの言葉を待っていた。2ヶ月と20日。 言いたいことが多すぎて、言葉にならない。何を言葉にしていいか分からない。だから私は。 「・・おかえり、こなた。」 おかえり。ずっとこの言葉を言いたかった。今はこれだけでいい。 おかえり、こなた。 ‐‐‐‐ つかさがね、かがみの部屋の合鍵をくれたんだ。 やっぱり。あいつめ。 嬉しいクセに、こんな時までツンツンするかがみ萌え。 ・・・うるさい。他に話す事、あるでしょ? ・・・主人公はオタク。 え? アニメが好き。ゲームが好き。2次元のキャラが好き。社交性ゼロ、自宅警備員候補。そんなオタクの女の子が主人公。 それって・・・ その女の子が、高校でたくさんの個性的な友達を作るんだ。そして皆から大切な大切な何かを学ぶ。 絆、思い出、二次元にはない感情、そして大切な想い。そんなクサイ要素をたっぷり含んだ本にしたんだ。 もしかして・・・こなたと私達のこと? ・・・うん。素直に、私の大切なモノを書こうと思ってね。もちろん金賞は欲しかったけど、最初だから私の想いを詰め込んだ本を作りたくてさ。 そしたら、見事に金賞? 審査に2ヶ月かかったらしいんだよね。今の流行りが『命』とか『愛』なんだってさ。 でも私は、『日常』と『絆』を書いたんだ。そしたらさー、意外性が認められてね。 結果オーライってやつね。 本当はね私も流行りに乗ろうとしたんだ。だけどね、覚えてる?5ヶ月と20日前。 ・・・こなたも数えてたんだ。 あの日、かがみに逢えたから、決心できた。待ってるって、かがみが言ってくれたから、『絆』を書こうって思えた。 ・・・うん。 やっぱり私には、かがみが必要。頼ってないつもりでも、いつでもかがみが助けてくれた。 書きたくなくなった日も、泣きたくなった日も、淋しくなった日も、かがみがくれた、感覚があったから。かがみが、待ってるって言ってくれたから頑張れた。 結局は、同じだった。こなたが私を想って、私がこなたを想って。 そこが始まりで、そこが結論。そこが、永遠だった。 「本の題名は『幸運の星』。この本は、皆が、かがみが私にくれた全てなんだ。」 ‐‐‐‐ 「私も読みたいな、こなたの本。『幸運の星』。」 「それがさー、もう出版する事になっちゃって大変だったんだよ。」 「それで・・・」 「かがみに逢いに来るのが遅れちゃったわけ。」 少し申し訳なさそうにこなたは頭を掻く。でも、言葉に表せないぐらい、嬉しかった。 何気ない毎日。繰り返される日常。とりとめもない会話。そんな日々を、こなたは『幸運』だと思っていてくれた。そこに絆があるって確信してくれていたのが、何より嬉しかった。 いつも傍にいたのが普通だった。それが『幸運』だって気が付かなかった。でも今は違う。こなたは、私の『半身』。 こなたが居なかったら私じゃない。こなたが居てくれて、私を想ってくれるから、私でいられる。これが、私の『幸運』。 「あとね・・・未来予想図を作ってた。」 「未来、予想図?」 「・・・有名になったら、私達の物語を書きたい。哀しみも後悔も切なさも、幸せも全部書きたい。」 「ノンフィクション?」 「もちろん。それでさ、日本に同性結婚、認めさせたい・・・それが私の、未来図だよ。」 暗い部屋でもよく分かる、凛としたこなた。大丈夫。こなただけの夢じゃない。 結婚するなら、ベルギーやオランダに行けばいい。でも、それは逃避。もう、逃げたくない。 日本で、認めさせたい。大切な絆がある日本で、私達は認められたいんだ。 『半身』だけじゃできない事も、ひとつになれたなら、羽ばたける。夢から現実までひとっ飛び。 「私も、手伝う。早く弁護士になってさ、こなたと一緒に夢を叶えたい。長い道になりそうね。」 私はこなたに負けないぐらいの笑顔をしてみた。上手くいったか分からないけれど、言葉にならない想いを笑顔にのせて。 「・・辛い道になりそうだけどさ、後悔してない?」 「・・・バカ。こなたがここにいてくれるだけで、嬉しいよ。」 「かがみんたら・・・甘えんぼさんなんだから。」 「か、からかうな!」 甘えん坊でもいい。本当だから。本当に嬉しいから。温かいから。幸せだから。愛してるから。 こんなこと言えないよ。恥ずかしくて言えない。 「ねぇ、こなた。」 だから、私は代わりの言葉を贈る。ありったけの想いを詰めた言葉をこなたに贈ろう。 「ずっと・・・傍にいなさいよ・・・代わりに、私も傍にいるから。」 「・・約束だよ、かがみ。」 ‐‐‐‐ 「そうだ、忘れてた。」 こなたがベッドから飛び出し、自分のバックをごそごそとあさっている。 「はい、かがみ。約束の品でございます。」 こなたの手には小さな箱。真っ白な箱に可愛らしい赤いリボン。 「・・・開けていいの?」 「もちろん。」 恐る恐る、リボンの紐を解く。箱を開くと、そこにあるのは深紅。夕焼けのような美しさ。 「スタールビー。名前が気に入ったんだ。かがみの誕生石。」 炎のような、情熱のような。それでいて、星のような微細な美しい輝き。 「右手の人差し指に付けて欲しいんだ。」 「左手の薬指じゃなくて?」 「それは、もっと先の未来にかがみに届けたいんだ。私達の夢が現実になった、その未来に。」 「・・・うん。」 ゆっくりと右手の人差し指にはめていく。苦しくなく、違和感がないぐらい、指にフィットする。 まるで私達みたい。 「右手の人差し指に付ける意味はね・・・」 こなたの顔がスタールビーのように赤く染まる。暗い部屋でもよく分かる。 艶やかで、大人の顔。本当に、強くなったんだね。 「Dreams come true」 夢が真実に。 意味を理解した瞬間、体が私のものじゃないような感覚に襲われる。こなたが腕のなかにいた。 「これから、だね。」 「そだね。」 私達の物語は、ここで完結ではない。雨が必ず止むように、雨の後には必ず快晴が訪れるように。私達の物語はこれから。 「ねぇ、かがみ?」 哀しみの次は、幸せ。私も未来のこなたに届けたい。夢が真実になる、その未来に、こなたに指輪を捧げよう。 「まだ言ってなかったね。」 こなたの誕生石、エメラルドの指輪。貴女の左手の薬指に捧げる指輪を。エメラルドの意味を。 「愛してるよ、かがみ。」 エメラルドに秘められる意味。幸福。永遠の幸福を求めて私達は明日へ向かう。怖いものなんてない。先に見えるのは光。隣にはこなた。私の中には幸福。 これからは毎日が、永遠のlucky star。さぁ、行こう。 「愛してるよ、こなた。」 Fin コメントフォーム 名前 コメント GJ!!!(≧∀≦) また素敵な作品が増えたりしないかな? -- 名無しさん (2023-01-03 15 44 58) 。゚(っω`c)゚。 -- 名無しさん (2021-02-04 08 56 33) 激しくGJ -- こなかが最高 (2017-12-25 19 10 48) 素直に感動 -- 名無しさん (2017-10-22 13 15 16) クッサwww -- ファック (2017-07-12 00 23 38) 最the高です。何年経っても色褪せないものですね -- 名無しさん (2017-07-09 18 48 37) 。・゜・(ノД`)・゜・。エエハナシヤ ↓甘過ぎなくて良いということも有るから… まあでも感じ方はそれぞれだからね -- うに (2014-05-13 22 59 53) ハッピーエンドなんだけどさ? もうちょっと甘くしようよ -- チョココロネ (2013-11-17 10 26 38) すごく感動します!最後はハッピーエンドですね〜♪ -- かがみんラブ (2012-09-16 00 53 30) 目から汁が止まらない。 止まらないよー! -- 名無しさん (2012-02-22 21 40 38) 感想書きたいけど、陳腐な言葉しか出ない自分が恨めしい! 凄く良かったです!心が暖まりました。 こんなに泣きながら読んだ小説は久しぶりです。 -- 名無しさん (2010-12-14 00 56 55) ナニコレ……涙が止まんないよ。 こんなに感動したのいつ以来だろ? 素敵な話でした、作者様ありがとう! -- 名無しさん (2010-11-17 16 32 32) やっぱこのシリーズが最高に好き!大好き!! -- 名無しさん (2010-11-11 22 17 46) どの作品も素晴らしいけど、このシリーズだけは別次元の素晴らしさ。 -- 名無しさん (2010-06-18 23 55 25) 素晴らしすぎます! こなかが好きで、コレを読まずに死ぬ人は不幸だ! とまで言わせて頂きます。 作者様GJです!! -- 名無しさん (2010-06-07 16 10 12) 久しく忘却の彼方へ消えていた私の泪。 今、正に頬を伝います。 幸せとは何か? 絆とは? 愛とは? それらのカタチとは。 そっと暖かく心を包み込んでくれる名作。 私は今日というラッキースターを忘れません。 ありがとう。 書籍化する事を切望致します。 -- 名無しさん (2010-06-06 01 48 18) 出版するべき。 -- 名無しさん (2010-05-22 10 42 42) 何年ぶりかに泣いた。 感動しました。 -- 名無しさん (2010-05-01 16 02 00) 今、良い映画を見終わった後のような満足感で一杯です。 感動しました! -- 名無しさん (2010-04-20 13 30 24) すごく綺麗な話だ。感動した! 私の涙腺も崩壊です。 -- 名無しさん (2010-04-09 10 34 08) 今日も読んでしまった。 今度誰かを愛する時には、この二人の強さを見習いたい。 独りよがりにならないように、相手を変わらず思う強さを持ちたい。 -- 名無しさん (2010-04-05 01 49 30) こなかがSSで一番好きなシリーズです。 何度読んでも泣いちゃいます。 -- 名無しさん (2010-04-04 01 56 04) 何度このシリーズ読んだことか…。 いつも涙が止まらない…。 作者様、ありがとう…。 -- 名無しさん (2010-04-02 19 55 15) 感動で言葉が出ません。 感謝だけ残します。 素晴らしい作品を本当にありがとうございました。 -- 名無しさん (2010-04-02 02 39 23) ウルっときた…久々に感動した… -- 名無しさん (2010-03-23 22 00 53) 素晴らしい!素晴らしい! -- 名無しさん (2009-11-21 14 14 38) すごい・・・すごすぎますよ! か・感動しましたぁ。 この作品に出会えたこと。 それこそが 幸運なんですね。 こんなすばらしい作品を書いてくれてありがとう -- 白夜 (2009-10-17 01 05 06) マジでヤバイ・・・ 泣くわこれ -- 名無しさん (2009-09-02 19 27 42) 死ぬかと思った・・・。 -- 名無しさん (2008-09-03 22 18 43) マジで感動しました! マジで泣きました! これからも、こんな小説待ってます! -- チハヤ (2008-06-30 19 09 36) うーん、これはすごい。 よく練られたプロット、台詞、人物の描写、宝石に秘められた意味等 ……正直すごすぎて賞賛の言葉以外思い浮かびません。 こなたとかがみの成長する様もとてもリアルで説得力がありました。 つかさ、みゆき、みさお、あやの達との友情、そして親との絆が 物語に深みを与えていますね。 とても切なくて、きれいで、温かくて、そして希望を与えてくれる 物語をありがとう。 この作品に出会えてよかった。 -- 18-236 (2008-06-15 00 42 53) 『哀雨』からここまで読み進めてきて、 この2人に乗り越えられないものなど何もない! そう思ってしまいました。 -- 名無しさん (2008-05-24 23 38 08)