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一期一会は世の常なれど―◆L0v/w0wWP. ◇ 「ふはは。なんだこれだけ酒があれば浴びるほど飲んでも飲み足りないくらいじゃないか!」 断りも無しに酒蔵あがりこみ、樽を叩き割って枡で酒をまさに浴びている この褌一丁の小山のような男に、先客である石川五ェ門、細谷源太夫は辟易していた。 特に源太夫は、なまじ見事斬り死にする覚悟を固めた後だけあって、口を開けて呆けてしまっている。 もっとも、五ェ門は重症を負い、源大夫はかつての剛健ぶりは露ほどにも伺えぬほど衰えている。 問答無用で切りかかられなかっただけましと言うべきか。 「どうした?君たちも飲まんのかね?安物のドブロクだがなかなか美味いぜぇ、これは」 「―!!!」 蔵の隅で息を潜めていた二人はおずおずと暗がりから姿を現す。 「なぜ分かった…」 「フン、これほど酒と血の臭いをプンプンさせてれば嫌でも分かるわな」 巨漢はその面相に似合わぬ人懐っこい、それでいてからかいを多分に含んだ笑みを浮かべる。 もっとも五ェ門たちもこのまま、隠れ通せるとは最初から思っていなかったが…。 「まぁ、なんだ…こんなところで話し込むのもアレだからな。蔵の裏手に屋敷があった筈だ。そこへ来たまえ この格好では寒くてかなわんしな…グァハハハハハハハ!!!」 勝手に一人で決めると男はその場にあった大徳利二つを酒樽に静めた後、 笑いながら乱暴に引き戸を開け放って、男は蔵から出て行った。 傍若無人ぶりに顔を見合わせた二人は仕方なくそれに従った。 ◇ ◇ 酒蔵の裏手に備え付けられた小屋の板間で、車座になっていた。 芹沢は、やや丈の足りない町人の着流しを身にまとい、ふてぶてしくも 上座にどっかと腰を下ろしている。その向かって左に源太夫、右に五ェ門。 細谷がまずは各々を素性を知りたいと細谷が述べた事から、 言いだしっぺの細谷から簡単に己らの素性を話そうという事になっていた。 しかし、細谷の話の長いこと長いこと。 主家が取り潰された敬意から、青江たちとの騒々しくも懐かしい日々、 妻や子供たちとの思い出、再び禄を失い、無様に老いさらばえている事等等。 細谷の見栄っ張りな性分から多少の潤色はまじっているのだが、それらを熱っぽく語る 細谷はついに感極まって泣き出してしまった。これには芹沢が細谷に勧めた酒のせいもある。 はじめは最早醜態は晒せぬと頑なに拒んだ細谷だったが、もはや全身に酒毒が回ってしまった身。 誘惑に勝てず杯に口をつけてから、もう十回はそれを干している。当然、先ほどの決意が曇ったわけではないのだが 五ェ門はその姿にやや呆れてしまった。しかしそれは別に五ェ門は口には出さねど 大いに首を傾げていたのだが…。 「…たのだ!それを馬鹿にしくさったのだぞ、あの生臭坊主は!許せん!断じて許せん!」 「あ~もうわかったわかった。そのくらいで良かろう御老体。」 「なにをっ!まだ話は終わっていないぞ!」 「俺が聞きたく無いと言ってるんだよ!」 「――ッ!!!」 突如語気を荒げた芹沢が始めて見せた鋭い目つきに源太夫はすごすごと引き下がってしまう。 伝鬼坊相手に見せた漢気はどこへやら…五ェ門はさらに頭を抱えた。 「次、君話が給え」 これまたここで調達した粕漬けを齧りながら芹沢が顎で五ェ門に促した。 この態度にはさすがに五ェ門も腹を立てる。自分と腐れ縁のあの男も 傍若無人な性分だが、ここまでではなかった。 「断る!」 「なにぃっ!?」 「お主が何者かは存ぜぬが、人に名を訪ねるのならば自らなのるのが礼儀というもの」 芹沢と五ェ門が睨み合い、源太夫が心配そうな顔で両者の間で目線を泳がせる。 だがその睨み合いは芹沢が突如破顔した事により終わった。 「ヘヘッ…死に損ないにしてはいい度胸じゃないか!」 「なにっ!?」 「いちいちいきり立つんじゃねえよ。傷に触るぜ」 どこまでも人を馬鹿にした態度に五ェ門は怒りを露にした。 「いいだろう。その度胸を買って名乗ってやろうじゃないか!俺…いや 我輩は新撰組筆頭局長!尽忠報国の壮士!芹沢鴨だ!」 「かも?新撰組…?」 「なんだとっ…!?」 源太夫は首をかしげ、五ェ門は目を見開く。 「なにかね?どこかで会ったかな?」 「いや…思い違いだ」 「そうかい」 芹沢は怪訝な表情を浮かべ、それ以上追求をしなかった。 「で、言うとおり俺は名乗ったぜ?お前さんも名乗るのが礼儀だろう」 「うむ、拙者は石川五ェ門と申すもの…」 「石川…ご・え・も・ん~ッ!?プハハハハハハッ!!!なんだ、おめぇ盗賊か?」 「せ、拙者はそのようなものではない!」 五ェ門は頬を紅潮させ否定するが、悲しいかな鴨の指摘は殆ど当たっていたりする。 「まぁ、冗談だ。許してくれたまえ、石川君」 「む、むぅ」 「それにしても君も随分大胆だな。まぁ、俺…いや我輩の鴨という名乗りも奇妙だ奇妙だと言われるがね」 そう言って鴨は再び大笑した。 「で、なんなのだ。その新撰組とは?」 その間に源太夫が疑問を差し挟んだ。 「なんだ、御老体はしらねぇのかね?まぁ、それも当然か。名前を変えたばかりだからな。 まぁ、俺としては誠忠組の方がよかったと思うのだが…会津公からの拝命というならば致し方あるまい」 「ほぉ、貴殿は会津の出か」 「いや、俺は水戸脱藩よォ。今は都で真の尊皇攘夷をおこなうべくだな…」 「そんのーじょーい…?」 首を傾げる源太夫に、鴨は飽きれた顔をして語った。 「なんだ御老体。いくら隠居とはいえそのようなこともわからぬか。 酒ばかり飲んで引きこもっていてはいかんよ」 「わ、わしとて無位に日々を送っているわけではないぞ!確かに以前ほどの腕はもう無いが用心棒としてだな…」 「あー、わかったわかった!どの道御老体は存ぜぬようだから、教えて進ぜよう。」 大徳利の底が抜けんばかりに床に叩きつけ、芹沢が熱っぽく語りだした。 「掻い摘んで言うとだな…かの唐土の忠臣・岳鄂王、文天祥、袁崇煥、鄭成功のようにだな、 今危急存亡の日ノ本を犯さんとする南蛮紅毛の夷狄どもを打ち払い帝を守り立てんとするのが我らの指名よ!」 「…な、南蛮人が日ノ本を!?なんと、そんな大それたことになっておるのか?!」 「ほれみろ、やはり何も知らないじゃないか」 酒が入っているせいか、二人はそのままギャーギャーとお互いの主張をぶつけ始めるが、 とても収拾の尽きそうな事態ではない。五ェ門にはその理由もわかるのだが、それはあえて告げない。 「まぁ、お二人とも一旦矛を納められい。まずは、今この状況を把握するのが先ではないか」 ◇ ◇ ◇ 「まず某は、この下らん殺し合いを打ち砕く。どこの誰が仕組んだ事は知らぬがこのような無益な殺生許される筈もない!」 「わしのような半病人では足手まといにしかなれんだろうが…できれば、わしも石川殿に協力したい…。 せめて最期だけは武士として戦い散りたいのだ!」 ただならぬ決意で告げる二人に対して芹沢は相変わらず酒を喰らっていた。 「芹沢殿、お主はどうなさるおつもりか」 「さぁな…」 五ェ門に一瞥もくれずに芹沢は答える。その言葉の意味する事に関して 考えを巡らせた源太夫 「まさか、『これ』に乗り気なのではあるまいなっ!?」 「ふむ…それも悪かぁねぇ…」 物騒な言葉に思わず構えを取る五ェ門。 「やめておきたまえ、石川君。死に底無いの君がそんなボロ刀で我輩とやりあったところで 御老体ともどもぶったぎられるのがオチだぜ。グフフフッ…」 芹沢が浮かべた笑みは下卑ているとも、不敵とも取れる複雑なものだった。 「それに安心したまえ。酒も持たせず、人を素っ裸でほっぽりだすような野郎においそれ 従うつもりはないからなッ!ウハッ、グァハハハハハハッ!」 「ではどうするというのだ?」 ふむ、と芹沢は顎を撫でながら人別帳を取り出した。 「まぁ、さっきも言ったとおり俺の部下がここには五人呼ばれているらしい。 動くのも面倒だしな。ここでそいつらが来るのを待つさ。近藤君伝家の宝刀(笑)も 借りっぱなしじゃ悪いからな。あいつらも馬鹿じぇねえんだから俺の寄りそうな場所ぐらい検討がつくだろうよ。」 そういうと脇に置いていた近藤に目をやった。 「それからが問題だな―――まぁ、そいつらが何か面白いことを言ってきたらその通りにしてやるさ。 その時は、まぁ…悪いがお前ら…いや、君たちををぶった切る破目になるかもしれんが、杯を酌み交わした誼だ。 よほど俺の気にでも触らんかぎり、次くらいは見逃してやるさ、安心したまえ。ハッハハハハハ!」 「貴様ッ!!」 「なんだ、今死ぬか?」 芹沢の声のトーンが落ち、先ほどからふざけっぱなしの男とは思えないくらいの眼光を帯びた。 これに対して五ェ門も、これに源太夫も気おされながら睨み返す。 「まぁ、焦るんじゃねえよ。今、どうこうしようなんて気は俺にはねぇ。 御老体も石川君も仲良くやろうじゃねぇか?なぁ」 「…無用の争いはこちらの望むところでもない…」 「わかりゃーいいんだ、わかりゃあ。まぁ、今のところここでまともに他の連中とやりあえるのは 俺しかいないみたいだからな。俺の知り合いが来る前に乗り込んで来るような輩がいたら、俺… いや、我輩が守って進ぜよう!大船に乗ったつもりでいたまえ!」 一人、呵呵大笑して芹沢は姿勢を崩した。源太夫が芹沢に聞こえない声で呟いた。 (図体だけ大きい泥船ではないか…) ◇ ◇ ◇ ◇ さて言葉とは裏腹に、芹沢は大して部下の進言には期待していなかった。ここにいる全員の顔を思い出しても なにか面白い事を考え付くとは思えなかったからだ。 (近藤君は腕は立つが忠義だの士魂だの、存外、俗な男だ。まぁ、百姓ゆえの負い目ってところだな。 山南君も理屈っぽいからそう面白いことが思いつくとは思えん。斉藤…君だったか。口を利いた事すら殆ど無いな。 土方君は論外、あの野郎のことだ。もう、近藤君を生かすために他の連中を殺しにかかってるかもしれん。 沖田君は他の連中よりは親しいが、頭はガキとかわらんからな。過度の期待はできねぇ。なんだ結局俺が考えるのか。 まあ、面倒だが、何か思いつくまでこいつらをからかうのも悪くないかも知れんな。しかし…) 行李から乱暴に放り出されている人別帳に目をやる。 「しかし、これを考えた野郎ってのはどんな連中だぁ?この人別帳にしたって随分人を食っていやがるじゃねえか」 「拙者もその事については考えていたところだ」 宮本武蔵だの佐々木小次郎だのは趣味の悪い冗談で済むが、よりにもよって八代将軍の名まで記されている。 仮にいかな身分のある大名がこれの黒幕としても、将軍家を愚弄するような行為、切腹改易は免れない。 さらに腹を切らされて死んだはずの新見錦の名前。新見が死んだのは数日まえであるから、それを知らないのは当然として、 清河八郎の方がわからない。あの男が死んでからけっこう時間がたっているはずだが…。 (ちなみに芹沢と清河は思想的には似通っているところがあったものの、なにかと理屈をこねくりまわし さらには芹沢とは違うベクトルで傲岸不遜な彼が大嫌いであった。) 疑問を述べる芹沢と五ェ門に対し源太夫は何を悩むことがあるという風に答える。 「誰だもなにも、このような事をなさるのは御当代しかいらっしゃるまい! このような奇矯な振る舞いの上、自らそこに踊り込まれるとは!なんたる暗君!」 「おいおいおいおい…御当代っつったってまだガキじゃねえか。あんなお飾りがそんな大それたこと できるとは思えねぇがな」 「ガキ?何をおっしゃる。御当代はとうに三十を過ぎておられるぞ?」 「おいおい、御老体。ついに耄碌なすったか、それとも酒毒が頭にまでまわったか?今の公方はまだ十八だぜ?」 「はぁっ!?」 「あんっ!?」 再び話が噛み合わなくなった二人を静観していた五ェ門。 やはり…この二人は、いや、自分を含めた三人の常識には大いに隔たりがあった。 源太夫、そしてあの大入道と遭遇した時から違和感は感じていたが、この芹沢鴨を名乗る男を見て 核心にいたる。やはり、自分たちはここに人智を超えた力で集められているのだと。 忘れたくとも忘れられないいつもの連中とそういった存在とは何度と無く刃を交えている。 彼らが記憶まで植えつけられた精巧な複製人間(クローン)なのか、未来人に時空航行装置で 拉致された過去の人間なのか。そこまではわからない。もちろん自分が過去に飛ばされた可能性もある。 それらに結論を出すことはまだ出来ないが、この3人のなかで真実に一番近いのは自分であろう。 だが、この事をこの二人にどう伝えるべきか。自分が未来人であるなどと打ち明けたところで 彼らが信じる可能性は限りなく低い。そして、もうひとつ、信じさせたところで彼らは自らの 行く末を大いに気にするはずだ。特に芹沢に関してはその行く末を知っているだけあってどう対処すべきか。 もし芹沢が逆上すれば今の状態で勝ち目は無い。この殺し合いを仕組んだ相手を倒すためにそれだけは 避けたいところなだ。これがルパンであればごまかす事などお手の物なのだが、生憎自分は そういった事に関しては不向き。この芹沢という男、ふざけているようで存外鋭い勘の持ち主のようだ。 ごまかし通せる自信は無い。果たしていかにすべきか。不毛な口論を続ける二人を前に五ェ門は 知っているゆえの苦悩に陥っていた。 【とノ肆 酒蔵裏の母屋/一日目/黎明】 【石川五ェ門@ルパン三世】 【状態】腹部に重傷 【装備】打刀(刃こぼれして殆ど切れません) 【所持品】支給品一式 【思考】 基本:主催者を倒し、その企てを打ち砕く。 一:いかように伝えるべきか、伝えぬべきか…。 二:斬鉄剣を取り戻す。 三:芹沢を若干警戒 【備考】 ※主催者は人智を越えた力を持つ、何者かと予想しました。 【細谷源太夫@用心棒日月抄】 【状態】アルコール中毒 【装備】打刀 【所持品】支給品一式 【思考】 基本:勇敢に戦って死ぬ。 一:ええいっ!このわからずやめ! 二:五ェ門に借りを返す。 【備考】 ※参戦時期は凶刃開始直前です。 ※この御前試合の主催者を江戸幕府(徳川吉宗)だと思っています。 【芹沢鴨@史実】 【状態】:若干酔っている 【装備】:近藤の贋虎徹、丈の足りない着流し 【所持品】:支給品一式 、ドブロク入りの徳利二つ(一つは半ばまで消費) 【思考】 基本:やりたいようにやる。 主催者は気に食わない。 一:耄碌ジジイは糞して寝ろ! 二:新撰組の連中が誰かしら来るのを待つ。それからどうするか決める 三:目ぼしい得物が手に入った後、虎徹は近藤に返す。土方は警戒。 四:今のところ五ェ門と細谷に手を出すつもりはない。 【備考】 ※暗殺される直前の晩から参戦です。 ※人別帳を信用していません。 ※新見錦、清河八郎が参加していないと思っています ◆ 三人が去った酒蔵に今一人…血と酒の臭いに誘われて、一つの影が佇んでいた。 その幽鬼のの如き影は、この場で争いが起こったことを即座に把握すると、そこを跡にする。 ここまで漂ってくる潮風が、血の主がどこへ向かったかの手がかりを消し去っていた。 流れている血はそれほど多くはないだろう。探し出して討つという手はあろうが、 手負い、しかもおそらく酔った相手を討ったところでどれほど得るものがあるか。 既にこの血を流させた相手に追いすがられて討たれている可能性も高い。 「外れ………か」 その場を去ろうと踵を返そうとした男・伊良子清玄だったが、 僅か―――ほんの僅かだがやや離れた位置からの物音を察知して―― 【とノ肆 酒蔵前/一日目/黎明】 【伊良子清玄@シグルイ】 【状態】健康、強い復讐心 【装備】打刀 【所持品】支給品一式 【思考】:『無明逆流れ』を進化させ、あの老人(勢源)を斬る 一:さてどうするか。 二:とにかく修練する。 時系列順で読む 前話 少女二人で夜越えて―/人斬り二人 次話 妖怪たちの饗宴 投下順で読む 前話 少女二人で夜越えて―/人斬り二人 次話 妖怪たちの饗宴 剣を失いし剣士達 石川五ェ門 運命とか知ったり知らなかったり 剣を失いし剣士達 細谷源太夫 運命とか知ったり知らなかったり 壮士呵呵大笑す 芹沢鴨 運命とか知ったり知らなかったり おのれ、セイゲン!我敗れたり 伊良子清玄 運命とか知ったり知らなかったり
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大手紙 「言うべき時には言わないといけない」という思考自体が今、すごく弱くなっています。それが客観報道の自縄自縛だと思います。右か左か色分けされるようなものを出してはいけない、と自らを縛ってしまう。右か左かというのは、相対的なものですよね。今、世の中全体が右傾化しているとすると、加藤紘一さんが言っていたように「真ん中を行っていたつもりが、いつのまにか左になってしまっている」ということになる。物事は相対的であるはずなのに、客観報道という言葉だけが、まさに一人歩きしているのです。 丸山 この間、原寿雄さんが今のテレビについて、「事件報道が多すぎる」ということと、「もっと多様な意見があるはずなのに視野が狭い」と言っていました。つまり、自民党と民主党の間でしか考えていないという意味でしょう。そこは非常に当たっていると思う。 大手紙 メディアの「自信のなさ」というと、朝日新聞で、酒気帯び運転で捕まった若い記者がいましたが、あっという間に解雇されました。去年の長野総局のメモ改ざん問題もそうでしたが、「過酷にすぎる処分をしないと世論に許してもらえないんじゃないか」という発想に、自信のなさがありありとわかるのです。酒気帯びの件は検問で検挙されているのですが、プライベートタイムで、取材で車を運転していたわけではなかった。彼自身が飲酒運転撲滅キャンペーンの記事を書いていたということも処分の理由の一つにされているようですが、それにしても直ちに職を失うということが本当に妥当な処分かどうか。僕は過酷に過ぎると思うんですが、そう言えない雰囲気になっているのです。朝日としては、きびしく処分しないと、次の日から全国の朝日新聞の記者が飲酒運転の記事を書けなくなってしまうというような事態に立ち至ると考えたのかな、と思います。でも、それはちょっと恐ろしい話ではないかと感じるんですよ。 岩崎 教育基本法の話に戻ると、今の状態だったら採決しようと思ったらいつでもできる状態ですよね。 民放 与党側は、やるつもりです。後は、民主党とだいたいの段取りはできていますから。 丸山 衆院で強行採決したのは、あれ以上引っ張っていると、学習指導要領の法的拘束性なんかに火がついてきたら、必修単位不足の話やいじめなどの話といっしょになって、教育基本法に波及しては困るという状況があるので、早くやってしまったという印象を僕は持ちました。 大手紙 教育基本法の先には憲法に触れますよね。今の政権が変えたがっているものは、すべからく戦争の経験を踏まえてできたもの、61年前に終わった悲惨な戦争の反省から始まったものです。それを変えるべきだということを支持する一定の世論があるとすれば、日本社会が戦争体験の継承に失敗したということだと思います。それはメディアにも相当な責任があるんじゃないか。何故この憲法があって、教育基本法があって、放送法の中に表現の自由・言論の自由が盛り込まれているのか、ということを考えた時に、何が教訓になっていたのか、そのことを今からでも、書くべきだと思います。 NHK 同感です。今こそ、昭和の戦中から戦後にかけての出来事を、今の社会に照らし合わせながら考える必要があると思います。もちろん視聴率は取れないでしょうが。でもやらないといけない。このままでいけば、後の世代に、「あの時なぜ変えたんだ」と叱責されかねないと思います。 岩崎 そういう意味では読売新聞が、戦争責任問題でキャンペーンを広げたというのは、意図がよくわからないところもありますが、一定の評価をしてもいいのかなと思います。 丸山 ただ、気に入らないのは、例えば中国残留孤児というのは典型的な戦争責任の問題で、日本国民に対する責任だと思うんですが、読売新聞のアジアに対する責任は、そんなに自覚されているとは思えない。アジアの人民に対する責任をどう考えるかということが日本の戦争責任の根底にならないといけないと思います。 大手紙 拉致問題もそうですね。北朝鮮というひどい国家が出来上がったことを遡れば、日本の植民地支配があって、それから戦後、分断国家になってしまったということを見据えて考えないと、拉致問題は論ずることができないんではないかと思います。 人は殴られたことはいつまでも覚えていますが、人を殴ったことは忘れてしまう。沖縄の基地問題にはそういう視点が必要だと思うのです。沖縄に基地ができたのは戦後で、戦争中には海軍が飛行場を二つ作っただけでした。大東亜共栄圏のど真ん中でしたが、沖縄が沖縄県として日本に編入されたのはそんなに古いことではないんですね。琉球処分、あるいはそれ以前の薩摩侵攻までの300 年くらいのスパンで見なければならない。新聞は「本土」という言葉を気安く使うけれど、そういう言葉の使い方ひとつとっても、もっと突き詰めて議論しなければいけないと感じます。 この間の沖縄の知事選で、仲井間氏が当選したことをもって、政府は米軍再編が進むと期待している、という観測記事が、特に大手メディアに流れましたが、そうじゃないだろうと僕は思います。仲井間候補に一票を入れた沖縄の人たちも、基地がなくなって欲しいという思いは絶対あるはずです。でも知事選となると、経済問題まで包含して一票の選択が行われるわけですから、あの結果になったのではないでしょうか。
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ここからテンプレ--------------------------------------------------------------------------------------------- 1レス目 世の中に不満があっても ぼっちで立ち向かうと各個撃破されちゃうから みんなで団結して世の中を変えないか? そのためにまずはネットで新聞作って 政治を動かすための人や情報を集めたい クソスレをダラダラ見るくらいなら参加してみないか? 前スレ: 新聞作ってオレたちで世の中を変えようぜ http //hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1431766837/ 2レス目 まとめ ■世の中を変えるって具体的にまず何をする? ネットで新聞を作る まずはこのスレで毎回テーマを議論して それを1がブログでまとめる形を考えてる ■それは新聞じゃなくて普通のまとめサイトでは? ゆくゆくは今ある新聞サイトのように ニュースのポータルサイトにしたい しかし人材や労力などの開発リソースがいる だから最初はまとめブログから始める ここまでテンプレート---------------------------------------------------------------------------------------------
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本体紹介 紅世の副団長のサブにして壁担当 しかし火力に難あり(´・ω・`) つーかソロだと何も出来ない子www なのでメインの補助役としてしか機能しませんw HP装備を基本に完全ガチムチ壁を目指しております よってステ振りはCONしかあげてません。そしてこれからもCONしかあげません^q^ 火力がPCもNPCもないから狩りがきっついきっつい・・・ NPC紹介 NPCはスフィアを育成中。 セベルか迷ったけどスフィアの状態異常シールドを頼りにしてこっちもガチムチ仕様にしようとたくらんでるけど現在はI C S。まぁIはいいけどSはいらね・・・ ペット紹介 どこぞのなんとかカズヤからもらった60蒼狼を赤メモリ転換器使ってLV34まで落として利用中^q^ いずれMDEFペットに変えたい(MDEF高いペットってだれだ・・・) これからの目標? とりあえずLV100を目標に狩りする毎日。 100になったら育成ストップかなぁ メインがカンストしたらまた育てるかもしれんけど・・・ もしくはPCを買い換えることが出来ればもっと積極的に育てるんだがなぁ。 装備をあとパンダマスクEX2個、青麟の腕当て1個、凛白の軍服1個ほしい気分。 アクセはその後メインの装備そろえて金があまるようになったらそろえてやってもいいって感じみたいなー LV100止め予定だからHP10kはいかないけどアクセそろえて9kいけたらいいんじゃないかな。 まぁそんな感じ。 SSとかはまたある程度仕上がってからだなー
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意見や質問などはここで~ 私がきた証をここに・w・。 -- らり (2011-04-08 22 56 19) 提案なんだけどIRCチャットでLimeChatを皆に導入してもらうのはどうだろう -- イレイザー (2011-04-09 05 17 09) まぁもちろん強制ではなくやりたい人でやればいいって話だがね -- イレイザー (2011-04-09 13 57 55) ふむふむ詳細みました別ウィンドで開くのに重い人向けかな?まだよくわからないけど><: -- 封絶 (2011-04-10 16 44 33) 昔からネトゲ仲間とはよくこれでチャットとかしてましたねー -- イレイザー (2011-04-10 22 15 45) チャンネルなどを設定してそのチャンネル登録して入ればメンテ中だろうがいつでも情報交換、雑談などおk。重くもなく快適に動きます。 -- イレイザー (2011-04-10 22 23 36) TOPページに更新履歴をつけてみたらいいと思うのだけどどうやるんだろう・・・ -- イレイザー (2011-04-27 14 55 29) 付けました~ですが右にはテンプレ事情できませんのですみませんぬ -- 封 (2011-05-02 17 03 29) みんなでクイズ、1位は神秘の卵×4でした -- 風花 (2011-05-17 18 42 39) 昨日途中で寝落ちしちゃった・・・;; -- あきちゃん (2011-06-28 14 26 35) 初めまして、此度紅世の世界へ入らせていただいた双摩と言います、宜しくお願いします。 -- 双摩 (2011-09-18 22 33 52) 初めまして。最近入団させていただいたkuropです。よろしくお願いします!! -- kurop (2011-10-12 17 20 16) 名前 コメント
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丸山 安倍政権になって、全体としてメディアが萎縮していますか? NHK 萎縮という表現がよいのかはありますが、メディアの活気が失われているのは、もっと時代的なものであり、社会構造の変化が原因のような気がします。今、メディアが多様化する中で、テレビや新聞、雑誌、それぞれの社会対する影響力、重みは少なくなっています。 ブログをはじめ、個人での発信も簡単になりました。既存のメディアは、たとえば視聴率を上げたい、販売部数をあげたいと、どうしても大衆迎合化し、画一的な(それが萎縮と捉えられるのかもしれませんが)報道になっているのではないでしょうか。 大手紙 メディアの萎縮は、まさにその通りですが、政権とは直接の関係はないと思います。民主党政権になっても共産党政権になっても、メディアの今の状況は、たぶん変わらない。10 年~20 年というスパンで、徐々に手が縮こまってきた。ひとつは新聞は産業として先行き真っ暗です。読まれなくなった。広告も取れない。かつては「新聞に書いてあることが事実だ」と世の中が認めてくれた時代があって、その頃の新聞は元気が良かったと思います。しかし、今はメディア自体が非常に多様化しています。特に若い人たちが新聞を見 向きもしなくなった。 去年の9 月11 日の衆院選の時に深刻な危機感を覚えました。小泉首相がワンフレーズ・ポリテックスで「改革だ」「郵政民営化だ」「これが出来れば自分は死んでもいい」とまで言う。新聞は争点の掘り起こしを一生懸命やったと思いますが、実際は何も変わらなかった。自分たちが世の中を動かすという自信みたいなものも、この10 年・20 年ですっかり失ってしまった。政治状況の変化の影響がまったく無いとは言えませんが、それだけではなくて、構造的な問題だと思います。 丸山 議題設定能力が無くなったということ? 大手紙 そういうことです。 民放 僕が知っている範囲でも、テレビ局は萎縮させられる場面は多かった。電波の権利を握られてしまっている面もある。放送法に「公平・公正な報道」と定められている。そんな中でも、「権力と対峙していこう」というつもりで現場はやっています。でも、最近はレコーダーも発達しているから、自民党は朝のワイドショーから全部録画して「お宅の報道でこんなことやっていましたね」と呼び出されたりします。 それに屈してはいけないですけど、気にせざるを得ない。「これは偏っていないよね?」といちいちチェックしながら報道する場面が増えています。結局、つまらないニュートラルな報道になってしまう場合がときどきあります。 丸山 それは、メディアで働く人たちががんばるしかない。一種の弁解にしかならないという気がします。安倍首相の地元のスキャンダルに関する共同通信の配信停止問題がありましたが、本当に政権がひっくり返るような特ダネなら別ですが、日常的なニュースでも自己 規制の対象になってしまっている。自分では書けないから外の雑誌にネタを売ることは昔からあったけど、これも堪え性がない気がする。職場の中で労働組合が問題にするとかいろんなやり方がありそうだけど、政権に気兼ねするようになったら、本当に情けない。 NHK 政権との関係は難しい問題です。NHK でも放送を出す際は何らかの体制で二重三重にチェックしていますが、それは萎縮や気兼ねというものとは違うと思います。こういうと政権よりに捉えられてしまうかもしれませんが、仮にも時の政権が何かをするときには、何らかの理由や理屈があるわけで、それに対峙する際は、こちらもしっかりとした理屈が必要になる。相手を論破するまでいかなくても、対峙するには相当の取材と多くの視点からの議論が必要になってきます。まぁ当たり前の話ですが。そうでなければ昔の野党のように、とにかく「何でも反対」の存在になってしまう。そういう意味でのチェックはあります。しかし、そうでない、まさに萎縮、忖度に類するものもあるかもしれませんので、あまり偉そうにはいえませんが。 大手紙 メディアが自信を失ったのは、かつては声を上げなかった人たちが声を上げ始めたというのがすごく大きいと思います。メディアスクラムの問題も、特に犯罪報道をめぐる被害者の権利が、ここ10 年ぐらいで急激に確立されてきた。これはメディアを根底からガタガタに揺さぶったと思います。それ以前はメディアが好き放題やっていたというか、自分たちこそが社会のスタンダードであるという自信があったと思います。今は、その自信のなさがあらゆるところに出てきているんじゃないでしょうか。産業面で言うと新聞は特に「今後、どうなっていくのか?」という中でもがいている。その二つの要素が合わさった時に、何を伝えていくべきかが見えなくなってしまっている。 岩崎 被害者たちが声を上げたこと自体は、悪いことではないと思います。問題はメディアの側が被害者の存在を無謬のものにしてしまうことです。被害者の人たちを批判すると、感情的なバッシングに遭うのが怖いからですよね。 拉致問題の関連から言えば、NHKの命令放送についてはどう感じていますか? テレビについてはほとんどコントロールできると権力側の人たちは思っているんだろうけど、それでもなお、あえて法律の拡大解釈のようなことをした理由は何なのでしょうか? 民放 今回の命令放送だけ見ると菅さんのこだわりを通してしまった、と思いたいですけど、その先に広がるところが怖いですよね。今は短波ラジオだけですが、それがNHK全体に広がらないかということと、逆にテレビの国際放送でも命令を受けることになることの布石になるということです。 岩崎 総務大臣個人の意欲というよりも、総務省としての意志が強固に働いていたんじゃないかと思われるのですが。 民放 今、総務省の役人は「命令放送って言葉がよくない。文言を変えなきゃ」と言っています。本気で法改正を考えているようです。 NHK 命令放送に関する動きには、危機感があります。しかし、私の知っている放送に直接かかわる部分でいけば、今までと具体的に何が変わったということもありません。これからどうなるか注意しなくてはいけないとは思っていますが。 ただ、楽観的かもしれませんが、NHK が政府にコントロールされるようになれば、視聴者もそういうふうにしかNHK を見なくなるだけであって、それは政府にとっては都合が悪いというか、コントロールする意味がなくなってしまう。そういうあからさまなことはしないと思います。 丸山 国家統制を進めていく上で、教育とメディアは車の両輪だと思います。国として発信していきたいから、ツールが欲しい。露骨ですね。しかし、放送法の1 条・3 条を読んでみてください。結構、格調高いですよ。「放送は国民に最大限で普及されるその効用をもたらすことを保障する」「放送の不偏不党、真実および自立を保障することによって放送による表現の自由を確保すること」「放送に携わるものの職責を明らかにすることによって放送が健全な民主主義の発達に資する」というのは、権力の側には嫌な言葉だと思うけど、こんなのを変えたいと思っているのかもしれない。どうかな? 民放 放送法をそこまで変えようという話はないですね。そこまでやったら厳しい批判があるでしょう。「命令」という言葉を柔らかいものに変えようとするくらいでしょう。 大手紙 NHKの命令放送にはやはり拉致問題が絡んでいて、世論の中には「NHKに命令しても当然じゃないの?」という意見が相当あると思います。そういう世論を前に僕らの側が萎縮しているところはないだろうか。教育基本法でも一緒です。この間、東京都の「日の丸・君が代」裁判で、東京地裁で画期的な判決が出ました。強制の事前予防を認める判決です。あの判決に対しても世論の中には、非常に疑問に思う声がある。ネット上でも「国旗・国歌を敬うのは当たり前じゃないか」という意見は、やはり強い。「当たり前のことをせずに卒業式や入学式の秩序を乱すような先生たちを野放しにする。それを取り締まろうとするのは当たり前じゃないか」「教育委員会だから法律を守るのは当たり前だ。自分の信条でもって従わないなんて公務員じゃない」。そんな意見も多いです。 丸山 そういうのが風潮だとすると、その風潮自体が問題だと思う。 大手紙 問題なんだけど、その風潮は間違いなくあるんです。 NHK それは、私も感じます。 丸山 そういう時にメディアとして「どういう立つ位置にいるか」ということが、問われていると思います。世論というのは、いろいろ揺れるし、流れるわけですよね。そういう風に政府はしようしているんだから、そのムードはどんどん助長されてくるでしょう。 大手紙 「命令放送は当然だと思う」「日の丸・君が代をめぐる教育委員会の姿勢は当然だと思う」という民意と相当程度だぶっている民意に、メディア批判があるんじゃないかと思います。 つまりメディアが高みに立って「聞いたふうなことばかり流している」と彼らは言う。「そういうメディアは何なんだ?」というメディア批判と、そういう民意というのは相当だぶってきている。 メディアの問題としては、メディア自身あるいはメディアで働く人間自身が社会と向き合ってきているのか、という反省もあります。民意と遊離したところで情報発信をやっているのではないか。かつてはそれでも何も問題が起きなかった時代があったのかもしれな い。しかし、今それでは立ちゆかなくなっています。 丸山 民意というものは実は曲者で、どっちの方向を向いた民意か、という問題が間違いなくあると思います。それは憲法でものを考えてきたような民意じゃないと困るのですが、それが今までのメディアだったと思います。 岩崎 テレビは民意と遊離しているつもりはありませんよ。視聴率第一主義だから(笑い)。それが問題なのは、感情的な反応にすごく左右されることです。「拉致被害者がかわいそう」という所に焦点が集中してしまう。「それを民意と呼んでいいのか?」という問題を 別にすれば、とにかく民意のあるところに自分の所在を置くということを熱心に追求してきた結果が、今日のテレビだと思います。 丸山 ジャーナリズムというのはどこに原点を置くべきなのか。平和の問題であり、言論の自由の問題でもあり、人権の問題でもある。そこに戻った時にどうなのか、ということをやらないといけないんだろうと思う。そのときの民意とは少し違っているかもしれない。し かし、言わなきゃならないことを言う。それが、ジャーナリズムの責任だと思うんですよ。 NHK 確かに、その点は非常に重要な問題だと思います。ちょっと話が飛躍するかもしれませんが、テレビメディアが(新聞・雑誌もそうだと思いますが)ジャーナリズムなのか、また、ジャーナリズムになれるのか、問われているのだと思います。個人的には、社会で組 織化されたものが、本当の意味でのジャーナリズムになれるのかについては懐疑的です。 少しでも近いものになるための努力はしていますし、続けなければなりませんが。組織に属するということは、社会的に身の保全がされるわけであって、それを求めて組織に属する人もいると思います。そうした組織にとっての利益と、ジャーナリズムは時に両立でき ない面があります。そうしたときにどう行動できるのか。民主国家にはジャーナリズムが必要ですが、どう担保されていくべきか、どうしたら担保されるのか、考えなくてはなりません。
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この世の果てで恋を唄う少女YU-NO 概要 ストーリー システム 評価点 賛否両論点 問題点 総評 移植・リメイク この世の果てで恋を唄う少女YU-NO(SS版) 概要(SS) 変更点(SS) 評価点(SS) 問題点(SS) 総評(SS) この世の果てで恋を唄う少女YU-NO(フルリメイク版) 概要(リメイク) 変更点(リメイク) 評価点(リメイク) 賛否両論点(リメイク) 問題点(リメイク) 総評(リメイク) メディアミックス展開 余談 この世の果てで恋を唄う少女YU-NO 【このよのはてでこいをうたうしょうじょゆーの】 ジャンル SFアドベンチャーゲーム 対応機種 PC-9801VM/UV以降Windows 発売・開発元 エルフ 発売日 【PC98】1996年12月26日【Win】2000年12月22日 定価 【PC98】9,600円【Win】8,800円 レーティング アダルトゲーム 備考 Win版情報は『エルフ大人の缶詰』同梱版のもの 判定 良作 概要 『EVE burst error』で知られる剣乃ゆきひろ(現:菅野ひろゆき)が手掛けたAVG。「並列世界」をテーマの一つとし、それをシステムに取り込んで見事に表現した傑作と名高い。 システム、ストーリー共に評価が高く、SFアドベンチャーゲームの金字塔にして到達点の1つとされている。 『DESIRE 背徳の螺旋』『EVE』と並んで「剣乃三部作」と呼ばれることもある。 シーズウェア(姫屋ソフト)退社後、エルフに移籍した剣乃氏が、エルフで作った唯一の作品である。 ストーリー 境町学園の3年、有馬たくやは、1学期がようやく終わり明日から夏休みだというのに学校にとどまっていた。 そこに、少し前に赴任した女医で新担任でもある武田絵里子が現れる。 二言三言の会話の後、たくやは彼女から慰めの言葉を受けた。 それは彼の父、有馬広大が死亡した事への彼女なりの気遣いだった。 2ヶ月前、歴史学者だった広大は研究のため家を出た後に落石事故で行方不明になった。 捜索はしたものの結局発見できず、1ヶ月前に死亡と認定された。 ただ、たくやには父は非常にアクが強くアグレッシブで、その性格が死と結びつかなかった為か不思議と父が死んだという印象が湧かなかった。 たくやは既に実母も幼い頃に亡くしており、父の死後は父の後妻である亜由美と暮らしていた。 たくやの父と結婚してからほんの半年で未亡人となってしまった亜由美だが、そんな影を見せないよう気丈に振舞っていた。 だが、たくやはそれが演技であるとうすうす感じていた。 亜由美は町内に勤務先があるジオ・テクニクス社の社員で、現在はその新オフィス建造の総責任者となっている。 だが、その工事において最近おかしな事件が起こっていた。工事現場となっている境町の海岸で、三度も落雷死亡事故が起こったのだ。 落雷が同じ場所に三度も落ちたことだけでなく、全て死亡事故となっていたことでその事故は「三角山の祟りのせいではないか」という妙な噂が立っていた。 「三角山」とは工事現場の海岸の端に立っているまるで塔のような岩のことで、その麓にまだ解明のされていない古代の遺跡の痕跡らしきものが存在した。 そんなある日、たくや宛てに小包が届く。 開けてみると奇妙なものが入っており、それは大きめの古代の鏡のような円形のものと、何かをはめ込む穴がいくつもあいた石版のようなものであった。そして石版には2つほど、水晶のようなものがはまっていた。 最後には手紙があり、開けてみるとそれは父、広大のものだった。 その中には歴史は不可逆だが時間は可逆という理解しがたい一文、そしてなんと広大は生きているということが書かれていた。 だが考えてみると、手紙を書いた時点では父が生きていた、という話ならなんの不思議もないように思える。 しかし、その手紙には最後に「今日の22時に三角山の麓である人に会え」という奇妙な事が書かれていたのだ。 別に手紙に日付指定をしている訳でもないのに、今日とはいつを想定して言っているのか。 だが時計を見ると、22時まであとわずかである。やがてたくやは思案の末、その手紙の指示通り三角山へと向かった。 だが、そこで待っていたものは…。 システム ADVの基本システム部分はプロローグ等一部はコマンド選択式、メイン部分はポイント&クリック方式 P Cの画面では、画面中をマウスでクリックし、話す、調べる、使う、移動などのコマンドが実行される。 並列世界を具現化した「A.D.M.Sシステム」 一言でいえば「ゲーム全体のフラグを自由に管理できるシステム」で、一般的な分岐型のADVゲームでは実現困難であった、選択されなかったルートの先にあるフラグを変更して現在進行中のルートに反映したり、そのルートでは本来持ち得ないアイテムを所持(これもフラグの一種である)してプレイを進行することなどを可能にした、当時としては画期的なシステムである。 システム画面を開くと、いわゆるADVゲームのシナリオ分岐とも言える物が樹形図のように表示される。 一般的なADV同様、選んだ行動によりシナリオは分岐し、それにより一度でも通ったルートは可視化され、ルート表示が増えていく。 プレイヤーは「宝玉」を使用する事で並列世界間の移動が可能になっている。 「宝玉」の設置は、手持ちの「宝玉」を使用する事で行う。これで他のシナリオ上から戻ってくる為の目印が設置される。 ADMSを使用した移動は、システム画面で過去に自身で設置した「宝玉」をクリックすることで行われる。移動時には設置した「宝玉」は回収される。 また、「宝玉」を使用した移動でなくても、「宝玉」を設置した場所より前の時間に移動した後にそのままストーリーを進める等で、設置したシナリオに戻れば同じく回収される。 大雑把に説明すると、チェックポイントに「戻る」のみのタイムマシンのようなことが可能になっている。 「宝玉」の数は有限。ゲーム開始時は所持数が少なく、各地に散らばった「宝玉」を集めるのもゲームの目的の1つ。 ADMSを使った移動には1つは「宝玉」を持っておく必要があるため、不用意に使いすぎると移動ができなくなってしまう。 最終手段として本編開始時点からの再開機能もあるので、それで「宝玉」の回収は可能。 ゲームシナリオの楽しみ方とは別に、手持ちの宝玉の使用ポイントや回収タイミングを組み立てる戦略的な楽しさがある。 + 画像 右下の丸が所持宝玉(8個中2個を所持)線の先の白い丸が現在地点。光った丸が未回収の宝玉。四角いマークは何かしらのシナリオの終点。 上記とは別にゲームの中断機能も存在 一般的なADVで行われる「選択肢の前でセーブ」というような事は「宝玉」で行うので、それらの情報も含めた一時中断機能。 エンディングは1つのみ。 もちろん複数のストーリーラインがあり、それぞれがなんらかの結末を迎えるのだが、そこでは終われず、また別のシナリオへと進む必要がある。 評価点 「A.D.M.Sシステム」により、ADVのシナリオ分岐と並列世界をシナリオ・システムとしてまとめ上げている。 一般的なADVにおいて、シナリオの分岐は「独立したストーリーラインを選んでシナリオを読む」物だが、本作では並列世界を行き来することで「別ルートで入手したアイテムや情報を用いてシナリオを進める」事が可能になっている。 これにより全く別のシナリオ上で手に入れたアイテムはもちろん、未来にならないと手に入らないアイテムを使用する事でシナリオを変える事も可能になっている。 このシステム及び、本作における並列世界の概念も作中でしっかり設定されており、「ADVのルート分岐」というものが1つのゲームとしてまとまっている。 フラグの組み合わせのパターンは膨大であるが、シナリオ進行上目立った不具合も無く纏められていることも特筆される。 ストーリーは秀逸かつ複雑。 並列世界を行き来しながら話が進む為、伏線が意外な所で回収されたりと驚かされる面もある。 物理・数学・哲学・歴史・宗教の知識を深く取り入れた独特の世界、また剣乃作品に共通するテーマ「愛と別離」や、これらも本作の評価を高めている。 キャラクター性や台詞回しにやや古臭さを感じるものの、登場人物は魅力的。 「ツンデレ」という言葉はない時代だったが、ツンデレキャラも存在する。 女性キャラの方は魅力的に描かれているが、男性キャラの方は当時のアダルトゲームらしく嫌味だったり下種・小物だったりと、ややくどいステレオタイプに作られている。 現在の男性サブキャラも魅力的に描かれている作品に慣れている場合は、違和感を覚えるかもしれない。 また主人公も前髪で目の部分を隠した、当時に多く見られた(現在ならば古臭い)キャラデザインである。リメイク版及びアニメ版は普通に目が露出したデザインに変更されている。 BGMも評価が高い。 エルフのPC-98シリーズのゲームで唯一86ボード対応でBGMが作られた作品でもある。 賛否両論点 コマンド選択時に無駄なコマンドが多い。 具体的には、天井を選択して「天井だ…」や、電柱を選択して「電柱だ…」など お遊び要素なども含まれているので、探してみるのも楽しい反面、先に進み難くもなりやすい。 ゲームシステム上悲劇の回避が目的になりやすいが、実質的に鬱シナリオを強制的に発生させざるを得ない箇所がある。 これ自体は普通のADVなら選択肢でバッドエンドを回避できるところを、ゲームシステムを活かした上で回避する為の物。 たとえば、時間が経たないと(バッドエンドが確定した後でないと)手に入らないアイテムを用いて、普通ならどうやっても回避出来ない悲劇を、入手後に過去に戻ることで回避する、など。 ただ、鬱イベント自体を出来るだけ回避したい人にはやはり辛い。 「悲劇を知ったからこそ助けられる」「悲劇を知ってからの方が助けた喜びは大きくなる」「本来助けられないはずなのに、未来で手に入れたアイテムを過去で使用することで助けられる」と、シナリオを盛り上げる事には一役買っている。 ただし、プレイヤーが行うのは「歴史の改変・改竄」ではなく「別の結末に向かう並列世界の創造」であるので、仮にこの手法であるキャラを救いハッピーエンドを迎えたとしても、その世界とは別にそのキャラを救えなかった並列世界も厳然と存在するという事実もある。 また、どんなルートを辿っても絶対に救えないキャラクターもいる(*1)。 倫理的に問題のある描写(近親相姦・カニバリズムなど)が存在する。 どちらもシナリオ上大事な場面であり、特に後者は葛藤シーン等も強く描写されている為、シーン自体の評価は高い。 カニバリズムと書いたが、正確には対象となるのは「人間」ではない。 ただし、それを行う人物にとっては対象は非常に親しい存在である為、もちろん重度のショックを受けることになる。 なお、自主規制によるものか対象のデザインは後述のSS版やフルリメイク版を経ていく度に変更されている。 近親相姦は2組描写される。 その内1組は後の情報を積み上げていくと「2人は肉親である可能性がある」ことがわかるといった表現だが、もう1組は疑いようもなく「血のつながりのある者同士」である。 前者の情報が出そろうのはストーリー進行上Hイベント発生後であるため、当事者の2人(及びプレイヤー)はその時点では近親関係にあるかもしれないという可能性を認識しておらず、男女関係の帰結として結ばれただけである。 後者は当事者がその点をきちんと認識した上で関係を持っている為、問題点に挙げられやすい。ただし「18歳以上推奨」であるSS版や「17歳以上対象」であるリメイク版ではさすがに問題があるのか、「最中」の表現はカットされており、あくまで行われたかもしれないこと(今風でいうところの「事後」)を匂わせる程度にとどまっている。 上記ほどの問題ではないが、未亡人認定されているとはいえ、継母と関係を持つというのも気になる人は気になる要素。アダルトゲームと考えるなら普通であるが。 問題点 ストーリー・キャラクター 一部のヒロインの設定は人によっては抵抗のある物がある 菅野氏の作品では割とよくある事だが、本作はいわゆるハーレム物としての作りではなく、性関係はシナリオの一要素として作られている。 その為、ヒロインが既に他の男性(中には主人公の父親と)関係を持っていたり、寝とられそうになったりと言った展開が含まれている。そういうのが苦手な人には少々きつい。 異世界編の主人公の行動 異世界編の主人公があまり気分の良い行動を取れていない。 + 終盤の展開のネタバレ有 後半開始直後に主人公は一時的にリフレクターデバイスを失う事になるのだが、主人公の度重なる軽率な行動が目立つようになる。具体的には「手紙を確認せず、帝都に送る」「子供を放置して妻の復讐に行く」など…。 そのせいで多くの仲間や家族を傷つけ失うことになってしまい、リフレクターデバイスが無いせいで、物語前半での常套手段だった「別の並列世界線で入手したアイテムを駆使して危機を回避する」という手段が使えないのである。 故にプレイヤーは「自分の意思とは関係なしに仲間を死なせることになる」という印象を受けてしまう。 これが旧来のアドベンチャーでのイベントであればそこまで不満を抱かなかったかもしれないが、非常に自由度の高いA.D.M.Sシステムに慣らされてしまったプレイヤーには、どうにもこの終盤以降の展開は納得し難いものとなってしまう。 物語後半は完全に一本道であり、終盤以降に起きる数々の悲劇はやり直す事は出来ないうえに、必ず見せつけられることになる。 最終的に主人公はリフレクターデバイスを取り戻し、再びA.D.M.Sシステムを駆使してユーノを救出することになるのだが、それが可能になるのは物語の最終盤、エンディング直前である。 それ以前にリフレクターデバイスを使えれば、主人公の為に犠牲になった多くの人々を助けられたかもしれないのに…と焦燥感を抱いたプレイヤーは多かったのではないだろうか。 とはいえ前述の通り、リフレクターデバイスで可能なのは「新たなる並列世界線の創造」でしかなく、主人公が新しく構築した並列世界線で犠牲になった人々を助ける事が出来ても、「助けられなかった並列世界線」もまた存在し続けている事に変わりは無いのだが。 やや強引なラスト近辺 A.D.M.Sシステムを駆使した物語前半に対して、旧来のコマンドシステムを使った後半については駆け足気味な展開が待っている。 この点については、開発時間が足りなかったための措置であり仕方のない面ではある。 一部伏線を回収し切れてない部分があり、疑問が残る。 特に序盤に多数ちりばめられた謎の内、物語に影響がない部分は放置されがち。ある程度はプレイヤー間で考察もされており、何となくの答えは出ているが、明確な答えは出ないままである。 システム・演出 画面クリック形式のコマンド選択が色々と不便。 別の所をクリックしたつもりでも同じ結果が出るなんて事もしばしばで、「どこをクリックしても同じ事を言われる」ことも多くストレスになりやすい。 誰かとの会話シーンでも、「会話」→「特定の箇所を見る」→「会話」と進行させなければいけないようなシーンも多く、会話を続けたいのに上手くいかず相手からは文句を言われたりもする。 一部判定の小さい箇所があり、画面を総当たりしているつもりが通り過ぎてしまい、総当たりしても話が進まなく詰まることも。 そもそも選択肢が具体的に見えないため、総当たりしたのかどうなのかが分かりにくい。 一応、同じストーリーラインをたどる時、フラグを立てるコマンドが分かっていれば、マウスによる操作の方が早いという利点もある。 宝玉の使い方を間違えると非常に時間がかかる。このためストーリー重視のADVとしては、難易度が高めである。 スキップの速度自体は爆速なので、周回プレイはそれ程苦では無いのだが。 「石棺パズル」が完全な前知識なしでは難しすぎる ようは「独自の文字を使用したお絵かきロジック」であり、「独自の文字と数字の変換機能を持ったPCは用意されている」「そのPCでお絵かきロジックを再現可能(*2)」「数字と数字の間は1つ間を空けるという説明はされる」と、ヒント自体は用意されている。 ただ、それでもお絵かきロジックの知識がない人からは「何をどうすれば良いのか意味が分からない」と言われる事も多く、ここで詰まってしまった人も多かった。 一応、PC-98版では追加ディスクである「スペシャルディスク」にルールの説明を受けられるヒントコーナーと、同じルールでプレイできる脱衣(?)ミニゲームが収録されていた。 一か所だけ非常にシナリオ分岐がしにくい箇所がある。 「特定のルート未到達時」もしくは、「ゲームクリア後」でしか通れないシナリオ分岐が存在し、ルート達成率100%の壁になってしまいやすい。 特に前者の原因となるルートは初回プレイ時に到達してしまいやすいルートであり、分岐自体は早期の段階で目に見えているので、どうやってこの分岐に入るのかとゲームクリア前に悩んだプレイヤーも多い。 ゲームクリアにおいてはこのルート分岐自体は不要な為、ゲームクリアには影響はない。 標準でCGモードが無い PC-98版には当時すでに一般的になっていたCGモードが標準装備されていない。製品同梱の用紙で購入できたSPディスクにて追加された。 だが、CGの量が多いにもかかわらず、リストの表示がCG番号だけでサムネイルはおろかキャラ分けもされていないため、見たいCGが一見して分からないという不便さがあった。 一部CG不足 ドラッグストアの場面などCGが無く、黒バッグで会話のみの場面がある。 総評 並列世界をシナリオだけではなく、ゲームシステムとして見事に具現化した点は他に類を見ず、この点だけでも評価に値する。 また、そのため各世界の出来事が複雑に絡み合う、シナリオ構成も見事である。惜しむらくは伏線の一部を回収し損なっている点だが、それでも本作の魅力はなお余りある。 さらにその独特な世界観と、剣乃作品特有の余韻も本作を印象深いものとしている。 いささか古さは否めないものの、特異なADVとしてその評価は非常に高く、数多くのフォロワー作品を生み出すなど、今なおADVの最高峰として挙げる人もいるほどである。 移植・リメイク SS版 グラフィックの描き直しやボイスの追加等がされたCS移植。詳しくは下記。 Win版 elf会員限定で販売された『エルフ大人の缶詰』に古い作品をまとめた『elf classic』が入っており、その中に『YU-NO』も収録されている。 後に『elf Classic』も限定的に単独販売されたが、elfの他作品とは異なりDL販売はされていなかった。 基本的にPC98版の移植で家庭用ハードのようにアダルト要素が丸々削除されたりはしていないが、当時のソフ論規制に合わせ伏字や一部シーンの削除などがされオリジナルのままではない。 フルリメイク版 2017年3月16日、『STEINS;GATE』等の作品で知られるMAGES.により発売されたフルリメイク版。詳しくは下記。 2014年12月29日の発表後に度々延期され、2016年11月発売予定のTVCMが流れた後にも再度延期された。 Switch版は2019年3月14日に発売された。 Steam版は2019年10月2日に発売。 この世の果てで恋を唄う少女YU-NO【Windows10対応版】 上記『elf classic』版の再販。FANZA GAMESによるWindows 10/11に対応している。 この世の果てで恋を唄う少女YU-NO(SS版) 【このよのはてでこいをうたうしょうじょゆーの】 ジャンル SFアドベンチャーゲーム 対応機種 セガサターン メディア CD-ROM 3枚組 発売・開発元 エルフ 発売日 1997年12月4日 定価 7,800円(通常版)9,800円(マウス同梱版) レーティング セガ審査 18歳以上推奨 判定 良作 概要(SS) 上記ソフトのコンシューマ移植版。 変更点(SS) グラフィックが全て描き直されている。 一部シナリオの変更 CS環境に合わせて性描写等、一部描写の削除・変更 PC-98版のスペシャルディスクに収録されていた追加エピソードが、後編ストーリーに組み込まれた。 追加要素 主要キャラクター全員にボイスがついた。 手に入る宝玉の数が2個追加された。 アニメーションの追加。 評価点(SS) SSに合わせ、演出面が全体的に強化された。 書き直されたグラフィックは全体的に綺麗になった。 追加されたボイスも檜山修之氏、立木文彦氏、井上喜久子氏、今井由香氏、冬馬由美氏等々、非常に豪華な声優陣であり、実にはまり役。 OPムービーも後述のような問題はあれど、出来自体は良い。 宝玉の追加で遊びやすくなった。 ゲームシステム上、うかつな宝玉の使用(=セーブポイントを作る)で窮屈なプレイになってしまいやすく、使い切った際には面倒な事になるのだが、宝玉が増えた事で遊びやすくなった。 問題点(SS) ディスク入れ替えの手間が増えた。 ディスク3枚組み構成になっており、別ルートへ飛ぶ際にはディスク入れ替えが必要。 一応、分け方は考慮されており、全くの別ルートへ飛ばない限りはディスク入れ替えは発生しない作りにはなっているが、プレイに行き詰った際等に色々とルートを変える際には割と面倒である。 OPムービーに2部のネタバレが入っている PC98版では1部のシーンしか入れない事でネタバレを防ぎ、2部の衝撃に一役買っていたのだが、それをOPに入れてしまった事には否定的な声も。 「石棺パズル」へのサポートは特になし PC-98版の頃に比べると『マリオのピクロス』等もあってルールは知れ渡ったが、やはりルールを知らない人は大抵ここで詰まった。 総評(SS) グラフィックやボイス等、演出面が強化され、宝玉の追加で遊びやすくもなった良好な移植版。 CSに移植されたことで幅広く遊ばれ、『EVE burst error』と合わせPCユーザー以外にも菅野ひろゆきの名前を広める事となった。 この世の果てで恋を唄う少女YU-NO(フルリメイク版) 【このよのはてでこいをうたうしょうじょゆーの】 ジャンル SFアドベンチャーゲーム 対応機種 プレイステーション4プレイステーション・ヴィータNintendo SwitchWindows(Steam) 開発元 MAGES./5pb. 発売元 【PS4/PSV/Switch】MAGES./5pb.【Win】スパイク・チュンソフト 発売日 【PS4/PSV】2017年3月16日【Switch】2019年3月14日【Win】2019年10月2日 定価 【PS4/PSV】 7,800円(通常版) / 7,000円(DL版) / 11,000円(限定版)【Switch】 7,344円(パッケージ版) / 6,480円(DL版)【Win】5,180円 レーティング CERO D(17才以上対象) 備考 PS4/PSV初回限定版には攻略本とサントラ(5枚組)が付属Switch版は初回特典で『ファミコレACT ユーノの大冒険』DLコード及びパッケージ版のみパッケージセットが付属 判定 良作 概要(リメイク) 上記ソフトのリメイク版。 PS4/PSV版は初回生産特典としてPC98版がダウンロード出来るプロダクトコードが同梱された。 DL期限は発売日から1年後の2018年3月15日(木)までだったが、期限直前にこの期限以降もDLできるよう変更された(*3)。 (リメイク版公式サイト) 2019年3月14日には同内容でSwitch、10月2日にはSteamでも発売・配信された。 変更点(リメイク) グラフィック及びCVの変更。 CGは『アルネトリコ』シリーズ、『ラングリッサーI II(フルリメイク版)』などでお馴染みの凪良氏が担当。全て描き直されているが、構図は原作に準拠している。 キャラクターは全員のCVが変更になっている他、服装や髪型も変更されているものの、立ち絵等も原作準拠の為、完全新規の物はない。 BGMを全てリメイクし、新曲も追加。設定でオリジナル版の音源にすることも可能。 画面クリック時にプルーフターゲットシステムを採用。 同じく菅野氏の作品である『探偵紳士』シリーズのシステムが使われており、画面内をクリックするポイント&クリック方式の画面では画面中に〇が配置されている。 それらにカーソルを合わせると「空」「机」「あたりの様子」等、クリックする対象の項目名が表示される。 選択時に同じメッセージしか出ない選択肢は表示が暗くなる。 ADMSの画面で宝玉セーブにサムネを追加。 その場面の時間とルート名、開始時の文章が載っている。 各ルートも色分けされており、カラフルな見た目になった。これにより今現在誰のルートにいるのかが分かりやすくなっている。 石棺パズルの解答を見られる機能を追加。 オプションに「パネル解答表示」が存在する(標準ではオフ)。 新規に作成されたCGも収録されている。代わりにSS版にあった一部のCGが何故か収録されていない。 Switch版では移動マップの可視化やヒント機能の搭載、全編がプルーフターゲットシステムで遊べるようになっている。 評価点(リメイク) システムの改善で遊びやすくなった。 プルーフターゲットシステムの採用と選択肢のグレー化で、ゲーム性はほぼ変えずに元々のシステムの問題であった「選択肢が目に見えず総当たりしにくい」「変わり映えのない選択肢を繰り返してしまう」が改善された。 進行フラグの立て方が分かりづらい箇所は残ったままだが、それでも総当たりが目に見えて可能になった事で以前に比べるとかなり進めやすい。 ADMS画面でのサムネの追加も便利。 石棺パズルも答えをそのまま表示させてしまうのはどうかとも言えるが、今までが最終手段もなく詰まってしまった人間もいたので、こういう解決も仕方ないと言える。 初回生産特典のPC98版移植(PS4/PSV版のみ)。 グラフィックの変更はやはり原作ファンからの抵抗が強く、またシステム変更のない原点のままで遊べるというのも原作ファンには嬉しい要素。 オプションでPS4/PSV版同様のターゲット表示も可能になっており、あくまでグラフィックやBGMを元のままで遊びやすくというのも可能。 マウスでの操作に対応していないのは残念だが、普通にプレイする分には特に問題無いだろう。 家庭用への移植という事もあり、さすがに完全移植では無く、現在の倫理基準に従って18禁などの一部シーンに修正が加えられているが、これは仕方ないだろう。 賛否両論点(リメイク) 変更する際に必ず槍玉に上がる問題だが、声優・キャラクターデザインの変更は原作ファンに違和感を与える。 元のグラフィックは今のゲームとして出すには絵柄が古いので、今風の絵柄への変更は仕方ないとも言える。ただし、よくも悪くも有象無象のアニメ調の絵柄であり、受け入れやすい一方で問題点の「ヒロイン設定」の部分に非常に違和感を覚えやすい。 また、新声優はSS版プレイヤーからするとやはり違和感が強い。 決して下手なわけではないので、新規プレイヤーからは特に問題視はされていない。 プルーフターゲットシステムの導入で小ネタが目に見えるようになった。 特に主人公の自室が健著で、クリアには必要ない項目が多数ちりばめられているのが、システム変更で見つけやすくなった。 半面、こういった小ネタは探す楽しみでもあった為、それをはっきり項目を出してしまうのは楽しみが減ってしまってもいる。 問題点(リメイク) キャラデザ変更による問題 前述の通り、キャラデザ変更による好みの違いが出ているが、それとは別に全体的に幼く見える絵柄は作風に合っていないとも言われている。 特に大人の女性は幼く見えすぎてしまっており、キャラとのギャップが出てしまっている。 OPムービーの変更でゲーム中のヒントが分かりづらくなった。 OPムービーのみに存在するゲーム中のヒントが存在するのだが、その箇所が非常に短時間で気づきにくくなっており、さらにゲーム中でこのOPムービーを見る機会が本編開始直前のみとほぼない。 今までの機種では起動の度にOPムービーを見る機会があり、ヒントの箇所も直接的な描写だったおかげでまだ気づきやすかったのだが、本作初プレイではまず気づけなくなってしまっている。 一応、タイトル画面で別のヒントも追加されているが、これも曖昧な表現でヒントとは気づきにくい。ゲームをプレイするたびに知らずに何度もすっ飛ばしてしまい詰んだプレイヤーも多いと思われる。 OPムービー自体は動画サイトや公式サイトにおいて公式配信されているのでいつでも確認することは可能だが、実際ゲームを始めた後に見に行く事は稀なので、攻略の面では役に立っているとは言えないだろう。 プルーフターゲットシステムの問題点 システムありきでクリック個所を設定した既存のゲームと違い、クリック個所ありきでクリック箇所を分かりやすくさせる為に導入した為、顔のど真ん中に〇(正確には小さい虫メガネ)が出てきたりと見た目としては良い物ではない。 選択可能な箇所の多い本作では画面中に虫メガネマークが散らばっており、悪い言い方をすれば本来のグラフィックの画面中にゴミが散らばったような見た目になってしまっている。 + 画像 頭、髪、表情、等に元々チェック箇所があった為、顔だけでも複数のマークが配置されてしまっている。 不具合 一部で音が止まるバグがある。 PC98移植版のOPムービーが一部不自然になってしまっている。 元々はOPムービー開始時にelfのメーカーロゴマークが表示され、その一部(eの上の三角マーク)がそのまま残りムービーの一部になるという演出である。 しかし、elf表示を消した上でその残るマークのみを残してしまっている為、謎の三角だけが表示されるという違和感のあるOPになってしまっている。 画像が存在しないキャラとの会話はそのまま 新規の背景やキャラは作られていない為、ドラッグストアの場面などが黒バックなのはそのままである。 ボイスの読み間違いがある。 「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」の「志」を「し」と読んでしまっている。 しかも間違えているのが老人である為、余計おかしく聞こえる。これはSS版ではきちんと「こころざし」と読んでいた。 後述の同キャストによるアニメ版では「こころざし」と読んでいる。 直接関係のない作品のCMのためのDLC 2017年6月5日に追加シナリオを収録した修正パッチが配信されたが、その内容が『ミステリートF』の宣伝であり、『YU-NO』自体とは全く関係のない物だった。 ゲームクリアが必要な上、公式で新ルートの追加と宣伝、いかにもな雰囲気の気になる場面の公開等、それなりの文量の新規シナリオではないかと噂されていた。 だが、結局内容は「もう戻ってこれない」といった内容の会話の後、1分もない『ミステリート』冒頭を映して終わりという、肩透かしにも程がある内容だった。 さらに『ミステリートF』は紆余曲折を経て開発しなおしとなった(参照)。 総評(リメイク) グラフィックやボイスの変更はあるものの、内容自体はシナリオやシステムをほぼいじらずに遊びやすくなっており今から『YU-NO』に触れるなら本作でも良いだろう。 PS4/PSV版かつ初回生産版のみではあるがPC98版の移植もDL出来るようになっており、現環境で過去の名作が遊べるという原作ファンにも嬉しい一作。 ADVの名作としていまだに名前が挙がることが多いのに遊びにくい環境が続いていたので、本作は過去の名作に触れる良い機会となった。 メディアミックス展開 18禁のOVAが発売されている。 全4話にまとめられているのと、あくまでアダルトアニメとして作られている為、内容にはかなりの変更が加えられている。 後述のTVアニメ化に伴い、全1巻にまとめたゴールドディスク(廉価版DVD)が発売された。 月刊Gファンタジーでまりお金田による漫画版が連載された。 全1巻である為、かなり展開を端折っている。 神代創による小説版がケイエスエスから発売されている。全4巻。 PS4/PSVリメイクに合わせ再度各種メディアミックス展開がなされた。 石田総司による漫画版がコミッククリアにて2巻分が連載された。 2017年3月17日にiOSでパズルゲーム『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO 2048』が配信された。 2018年に2クールでのTVアニメ化が決定され、2019年4月から10月まで放送。キャラデザイン及びキャストはフルリメイク版基準(一部キャストのみSS版準拠)となる。 アニメの尺もあるだろうが、元々ゲームシステム部分をアニメにしにくいのもあってか、大筋はゲームのシナリオそのままだが、シナリオは結構な手が入っている。 原作で描写されなかったシーンの補完やアニメオリジナルとなるシーンも多い。 特に異世界編はその傾向が顕著であり、上述の主人公の問題のある行動についても多くが改変されている。 一方で、知的な面があまり見られずスケベでお調子者な面が強調されるなど性格描写については不評意見が多い。 ちなみにアニメ版では何故か武田絵里子の髪型が目隠れから片目隠れに変更されている。 余談 2枚組のサウンドトラックが発売されている(*4)。そのジャケットは2つ折りの紙製という非常に簡素な装丁であった。また、後述するSS版も同じ形式でサントラが販売された(*5)。 上記、フルリメイク版が発売されるまでは少々プレイが困難な環境が続いた。 PC98版は言わずもがな。 上記の通り、PS4/PSV版の初回生産特典としてPC98版が移植された。 Win版はどちらも限定販売のみで、現在はプレミアになってしまっている。 elfは旧作のダウンロード販売も行っていたのだが、本作は販売しなかった。 その後elfは倒産してしまったのだが版権がMAGES.に移った事もあり、現在はSteamにてフルリメイク版が販売されている。ちなみに何故かパブリッシャーはスパイク・チュンソフトとなっている。 2023年3月31日にはWin版が再販されたため、原作に近いバージョンもプレイしやすくなった。 SS版は多少プレミア値が付いているが、PC98/Win版に比べれば入手しやすい。リメイク版が発売されるまでは本体を用意できれば一番遊びやすい環境だった。 なお、SS版は現在のCERO C(15歳以上対象)程度の描写。あくまで18歳以上「推奨」であって18禁ではない。 前述のフルリメイク版はCERO D(17歳以上対象)。性表現はSS版とほぼ遜色は無い。 ちなみにアニメ版は性表現を匂わす描写が大分抑えられている。 製作者、剣乃ゆきひろ氏による本作への評価 「僕たちの美少女ゲームクロニクル」にて、本作を「駄作」と評していた。原因はA.D.M.Sシステムでゲームのほとんどの部分を構成したかったのに、開発期間の影響もあり物語後半部分で旧来の一般的ADVのシステムを使わざるを得なくなったこと。 だが、その後、プレイヤーからの非常に高い評価を受け、自信を取り戻したそうである。 本作のキャラクター武田絵里子は、『THE KING OF FIGHTERS 97』の「シェルミー」のモデルと言われている。 パズルを入れる案は梅鳥うりり(旧名 福永ユミ)氏が出したとのこと(参照)。 フルリメイク版公式サイトにネタバレになる人物相関図がある。 本来プレイ前には開示されない異世界編のキャラクターまで紹介してしまっている。 本作の登場人物の苗字は九州の戦国武将から取られている。 2017年1月に音楽家・高見龍氏への公式インタビューが掲載された。 開発状況や移植に関する事情など、本作に関して詳しい記述がなされている。 奇しくも、シナリオの菅野氏とサウンドの梅本竜氏は、同じ2011年に病没している。 フルリメイク版のおまけゲーム『ユーノの大冒険』は『GUNDEMONIUMS』『チェルシーさんは7の魔人をブッ殺さなくてはならない』『メイドさんを右にミ☆』等数々の変態向けゲーム製作で知られるPlatineDispositifが製作している。
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「やあ、初めまして。僕はヨハン・アングリクス、魔法使いだ」 「実は少し手伝って欲しいことがあってね。あちこちの剪定世界になるはずだった世界に散らばる“シャルル6世のタロットカード“を集めるのを手伝って欲しいんだ」 「あ、大丈夫!これは夢だから安全は師匠のキシュア・ゼルレッチ名にかけて保証するよ」 日帰りfgo式 「シャルル6世のタロットカード集め」 概要 募集人数 3人 日程 不定期(突発) 開催時間 21時または22時~ 場所 剪定世界の各時代 魔術師戦シートを使用します 基本的な流れ ヨハンと会話後、剪定世界に移動し、その剪定世界の世界観を掴んでもらいます それが終わるとボスを倒してタロットカードを回収する流れとなります 報酬は一人毎に、彼女が叶えられる範囲の願いもしくは彼女が知っている情報一つ(シナリオに関する質問も含む) 収集されたタロットカード一覧 女教皇 ログ 女帝 ログ 教皇 ログ 力 ログ 皇帝 吊るされた男 ログ 正義 ログ
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番号 属性 レアリティ 名前 コスト 分類 能力 備考 A301 緑 SR コウテイ 5 男性 覚醒・神速・守命 錬金のみ A302 緑 R コウテイ 4 男性 A303 緑 SR ナタタイシ 5 男性 覚醒・光壁 A304 緑 R リナタ 4 男性 A305 緑 R キョウシガ 4 男性 A306 緑 UC タイコウボウ 2 男性 A307 緑 R スセリビメ 3 女性 錬金可能 A308 緑 C ワカスセリヒメ 2 女性 A309 緑 R 関聖帝君 5 男性 錬金のみ A310 緑 UC 関羽 6 男性 A311 緑 UC ケンレンタイショウ 5 男性 錬金可能 A312 緑 C サゴジョウ 4 男性 A313 緑 UC キュウキ 4 その他 A314 緑 C キュウキ 3 その他 A315 赤 SR エンテイシンノウ 5 男性 覚醒・治癒・守命 錬金のみ A316 赤 R シンノウ 6 男性 A317 赤 SR ダッキ 3 女性 覚醒・光壁 A318 赤 UC ダッキ 4 女性 A319 赤 R シュクユウ 5 女性 A320 赤 UC シュクユウ 6 女性 A321 赤 R ヘラ 3 女性 A322 赤 C ユノ 2 女性 A323 赤 R 楊貴妃 4 女性 錬金のみ A324 赤 UC 楊玉環 2 女性 A325 赤 R セイテンタイセイ 5 男性 錬金可能 A326 赤 C ソンゴクウ 4 男性 A327 赤 UC トウコツ 4 その他 A328 赤 C トウコツ 6 その他 A329 青 SR フッキ 5 男性 治癒・光壁 錬金のみ A330 青 R フッキ 6 男性 A331 青 SR キョウコウ 8 男性 覚醒 A332 青 R キョウコウ 7 男性 A333 青 SR セイオウボ 3 女性 神速・守命 A334 青 C セイオウボ 2 女性 A335 青 R リュウキツコウシュ 4 女性 A336 青 C リュウキツコウシュ 2 女性 A337 青 R 巴御前 4 女性 錬金のみ A338 青 UC 巴御前 3 女性 A339 青 UC テンポウゲンスイ 5 男性 錬金可能 A340 青 C チョハッカイ 4 男性 A341 青 UC トウテツ 4 その他 A342 青 C トウテツ 3 その他 A343 黒 SR ジョカ 3 女性 神速・守命・光壁 錬金のみ A344 黒 R ジョカ 4 女性 A345 黒 SR シユウ 9 その他 治癒・躍神・無痍 A346 黒 R シユウ 6 その他 A347 黒 SR ケンセイジロウシンクン 4 男性 覚醒・神速・無痍 A348 黒 C ヨウセン 4 男性 A349 黒 R ヤマトタケル 4 男性 錬金可能 A350 黒 C オウスノミコト 3 男性 A351 黒 R 第六天魔王 5 男性 錬金のみ A352 黒 UC 織田信長 4 男性 A353 黒 UC ゲンジョウサンゾウ 2 女性 錬金可能 A354 黒 C サンゾウホウシ 3 女性 A355 黒 UC コントン 5 その他 A356 黒 C コントン 4 その他 A357 無 SR ツクヨミ 5 女性 治癒・光壁・無痍 A358 無 R ツクヨミ 4 女性 A359 無 UC アメノウズメ 3 女性 A360 無 C アメノウズメ 2 女性 P009 無 SR ミーナ 5 女性 覚醒・治癒 コラボ P010 無 UC レン 4 男性 コラボ 第6弾は黄河文明がテーマ。神話だけでなく、封神演義や西遊記など日本でもなじみ深いの小説からの出典も多い。 直接ダメージのみを無効化する新能力・無痍が登場。見慣れない文字のため頻繁に間違われる。 新最速カード、SRナタタイシが登場。加速は持たない純アタッカーである。覚醒の代わりに躍神を持っていたがすぐさま修正される。当たり前だ! SRの錬金に再び宝石が必要に。他の錬金も総じて必要マテリアルやカードが多くLV上げが困難だが、LV0で運用しやすいカードも多い。 コウテイスクルド、シンノウ威光、そしてSRジョカとSRツクヨミによる新型のロックが登場。R第六天魔王は威光すら封じ込め、ロックをさらに強固にしていた。 素引きSRが総じて優秀。一部RはLVを上げて使いたいが、外れカードが本当に外れなのが悩みどころ。 SRミーナはイベントでSRしょこナイトを入手してない人でも代わりに使うことができた。・・・が、今更感はハンパない。
https://w.atwiki.jp/pcadventure/pages/53.html
このページはアダルト表現を含みます。18歳未満の方及び不快に感じる方は閲覧をご遠慮ください。 ↑PC-98シリーズ版(CD-ROM版)やっと手に入れたのは良いが、状態が良すぎるため、開けて遊ぶ事を断念。 コレクターズアイテム、時々眺める用 ↑大人の缶詰版(Windows対応版、ウィキペディア)PC版は、中々手に入らない。(手に入ってもプレイするのに苦労するが…)秋葉原ぐるぐる歩き回って、やっとコレ一つだけ見つけた。中古で8000円もした、ヒドス。 様々な版が出ており、微妙な違いがあります。詳しくはこちらの2chのスレでお願いします。↓ この世の果てで恋を唄う少女YU-NO(ユーノ)その17(エロゲー作品別板) http //qiufen.bbspink.com/test/read.cgi/hgame2/1224632642/ 「Yu-noに寄する慕情」 この年になり、つまらない恥も矜持もようやく取れてきた。 エロゲに対する偏見と抵抗が薄れ、客観的に見られるようになってきた気がする。 そこで、Yu-noに対する個人的な思いを書かせてもらう。 Yu-noという名前を知ったのは、もう随分前のことだった。 それは、今よりずっとインターネットが普及してなくて、細い細い線で時間をかけてHPを表示していた頃だった。 検索の鉄人というHPが華々しく花開き、侍魂の先行者にバカ受けしてた、アホな頃だった。 ゲームの情報を検索していたある時、どこかのゲームレビューHPで、女性が珍しくもYu-noの事を 大絶賛しているのを見つけた。 エロゲという、何となく胡散臭く、ヲタク臭く(あぁ、そうだ。当時のヲタクは、世間の理解も無く、 今のヲタクより蔑視されていた気がする。パーフェクトブルーというアニメ映画を見ると自分はあの時の空気を思い出す。) それは、AVやエロ本よりも、遠く、禁忌に触れるような恐ろしい気さえしたものを、 女性レビュアーが絶賛する事に、興味をひかれた。 だが、エロゲに対する自分の抵抗は根深く、何年も手を出さなかった、いや出せなかった、と言ったほうが正しい。 秋葉原という訳の分らない電気部品屋の迷宮を歩くようになってからすらも あの独特の人形のようなアニメの女性達の顔と、店内を彩る肉欲のポスターの嵐とに、抵抗があった。 エロゲは自分がヲタクである事を認める最後の砦のようにも思えていたのだ。 そんな自分だったが、2007年の秋葉原の午後、突然やろうと思った。 理由?分らない。理由なんか無かった。 自分がPCゲーをやろうと思い立った日の時と同じで、ある日突然やろうと思ったのだった。 それから、ひたすら歩いて、秋葉原を何軒も探し回った。だが、2000年発売であり、もはや廃版となっていたYu-noは なかなか見つからなかった。 最終的に、ソフマップのレアゲーが置いてある、ガラスケースの中に大人の缶詰が入っていたのを店員さんが 探し出してくれた。 即購入した。 家に帰って、そのデカい缶詰を開けて、途方に暮れた・・・。 エルフclassics(復刻版ゲームCD)1枚 エルフbest collection(音楽CD)1枚 ここまでは普通だろう。だが・・・ 役に立つ大人のマル秘セット 1組 ・ ピンクローター 1個 ・ 単三乾電池 2個 ・ ローション 1個 これは、キツい。キツいなんてもんじゃない。これを作った人は何を考えているのだろうか・・・ エロゲーをやって、欲情したら、彼女に使えとでも言いたいのですか? ・・・・・・・・・・い~ま~の~ぼ~く~に~は~ り~か~い~で~き~な~い~ とりあえず、セックスの道具?は見なかった事にして缶詰と共に押入れの奥深くにしまい込んだ。 ディスクをパソコンにセット。 起動。 既に、オープニングから神。 幾重にも入り組んだ時間軸と、意外な結果 思わぬ伏線 先を知りたいという渇望が湧き上がる。 飯を食うのも忘れ、気がついたら朝になっていた。 面白い 面白い 面白い 例えるならば、親の目を盗んで夜中の2時にFF7をしていたような夢中 例えるならば、学校から走って帰ってきて幻想水滸伝2にかじりついた夢中 壮大な世界と、魅力に溢れたキャラ そして、終焉にいたるYu-noの凄さ、激しさ、素晴らしさは とてつもなかった。 ゲーム内容は、ここではあえて述べない。ただ自分は伝えたい Yu-noは、アニメ少女のエロい画像を見るために、ルート決めてフラグ立てる通常のエロゲーでは断じてない。 正しいゲームの面白さと、素晴らしい哲学と、ものすごい世界観を持った。 正統派、大人向けのゲームである。 Yu-noをやってから、自分の中でのエロゲーに対する偏見は崩れ去り。 ゲームの世界について、学ぶ事ができた。。。 海外掲示板で、外国人ゲーマーがエロゲーに対し 脊髄反応のように、困惑するのを、今、自分はニヤニヤしながら見ている。 自分はYu-noが大好きだ。 2008年7月 pcadventure記 [関連スレ] この世の果てで恋を唄う少女YU-NO(ユーノ)その27 [無断転載禁止]©bbspink.com http //phoebe.bbspink.com/test/read.cgi/hgame2/1526603331/l50/