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澪(ライダー同盟か・・・) 澪(なんか居心地良いな・・・仲間が大勢いるのは) 澪(ムギとさわ子先生にも戻ってきて欲しいな・・・) 澪(そうすれば、みんなで殺しあいをしなくてもすむし) 澪(部活も・・・) 澪「部活・・・」 澪(そういえば、最近ベース弾いてないな・・・) 澪(でも・・・しょうがないよな今は) 澪(早く戦いが終わって、今までどおりの平和な日々に・・・戻れるといいなぁ) … 律「聡ー、先に風呂入ってもいい?」 聡「いいよ、別に」 律「よっしゃ、一番風呂だー!」 聡「・・・・・」 聡(ライダーバトルを止める、か・・・) 聡(困るんだよね・・・そんなことされると) 聡(昔から憧れてたヒーロー・・・やっとその力を手に入れたんだ) 聡(その力を手放したくない・・・) 聡(ヒーローは・・・俺一人でいい) 聡(ま、しばらく姉ちゃんたちにくっついておけば安全だけど) 聡(でもいつかは・・・) 聡「・・・・・」 …… ファム『早く・・逃げ・・・』 王蛇『あははははは!!あーっははははははは!!』 姫子『いやぁあ゛あ゛!!だすけでぇえ゛!!』 紬「はっ!?」 紬「はぁっ・・・はぁ・・・」 紬(・・・寝てたの?) 紬(またいやな夢を・・・) 斉藤「もうお目覚めですか、お嬢様」 紬「斉藤・・・」 斉藤「もう少しお休みください」 斉藤「ここしばらくまともに睡眠をとっておられないではありませんか」 紬「いいの・・眠れないから・・・」 斉藤「・・・・・・」 紬「・・・・・・」 紬(この戦い・・・いつになったら終わるのかしら・・) … さわ子「あ゛あ゛あ゛あああああああああああああ!!!」 ガシャーン!! ベノスネーカー「!?」ビクッ さわ子「どいつもこいつも邪魔してええええええ!!!」 ベノスネーカー「・・・」ブルブル さわ子「くそっ・・・ちょっと、早くお菓子とジュース持ってきなさいよ」 ベノスネーカー「シャアア・・・」 さわ子「いいから早く持ってきなさいよ!!!」 ガチャーン!! ベノスネーカー「シャ、シャアア!!」 さわ子「元教え子だからって・・・許さないわよ」 …… 唯「ただいまーっと」 唯「私、参上!」 唯「ういー、ただいまー」 シーン 唯「憂?」 唯(買い物かな・・・?) 唯(でもこんな時間にいないなんて・・・珍しい) 唯「まぁいいや、憂が帰ってくるまで和ちゃんに言われたと通り勉強しよっと」 唯「あっ、その前に久しぶりにギー太弾こっと♪」 ジャーン♪ジャジャーン♪ 唯「憂遅いなぁ・・お腹すいたなぁ・・・」 唯「・・・・・はっ」 唯「ま、まさかモンスターに!?」 ガチャッ 憂「ただいま・・・」 唯「憂!!」 憂「ど、どうしたのお姉ちゃん?」 唯「遅いから心配したんだよ~」 憂「ごめんね・・・」 唯「何かあったの?」 憂「ううん、買い物の途中でちょっと・・・」 唯「ちょっと?」 憂「た、たいした事じゃないよ・・」 憂「それより夕飯作るから待っててね」 唯「?」 唯「うん」 … 和「今のところ確認できるライダーは・・・」 和「仮面ライダー龍騎、唯」 和「仮面ライダーナイト、澪」 和「仮面ライダーゾルダ、律」 和「仮面ライダーファム、ムギ」 和「仮面ライダーシザース、立花姫子・・・この子は死亡」 和「仮面ライダーガイ、田井中聡・・・要注意」 和「仮面ライダータイガ、鈴木純」 和「仮面ライダー王蛇、山中さわ子・・・危険」 和「そして私、仮面ライダーライア」 和「残る未確認ライダーは4人・・・か」 和「私が知らないところですでに死んでいる可能性もあるわね・・・」 和「確かライダーバトルの期限が残り一週間ぐらいだったはず・・・」 和「これだけライダーが残っていると神埼士郎がしびれを切らして、なにかアクションを起こすかもしれないわ」 和「それまでに何とかして、私たちで神崎士郎を止めないと・・・」 和「そのためには、明日会いに行かないといけないわね」 和「神崎優衣に・・・」 よくじつ! キーンコーンカーンコーン 和「じゃあ澪、そういうことだから放課後よろしくね」 澪「分かった」 唯「なになに?」 澪「ああ、放課後和とちょっとな・・・」 唯「えーっ、二人だけでなにするのぉ?」 澪「いや、ちょっと・・・」 唯「二人だけの秘密なんてずるいよー」 和「別に秘密ってわけじゃないわよ」 和「学校が終わったら会いに行きたい人がいるから、澪に付き添ってもらいたいって話」 唯「誰に?私も行きたい!」 和「う~ん・・・唯もねぇ」 和「唯も来ると、むこうに迷惑かけそうだし・・・」 唯「私どんだけ信用ないの!?」 澪「まぁいいじゃないか、唯なら」 和「そうねぇ・・・」 唯「だいたい、なんで澪ちゃんだけ誘うの!?」 唯「私と和ちゃんは一番長い付き合いなのにぃ~!」ウェーン 澪「泣くなよ・・・」 和「・・・・・・」 和「澪が一番まともだから?」 唯「私はまともじゃないとな!?」 和「冗談よ、冗談」 和「あんまり大勢で行くのもあれだから、澪と二人で行こうと思ってたんだけど・・・」 和「分かったわ、三人で行きましょう」 唯「やったー!」 和「ふぅ、まったく・・・手のかかる子だわ」 澪「和も大変だな」 唯(あっ、今日部活あるんだっけ・・・) 唯(まぁいっか、しょうがないよね) ほうかご! 梓(今日先輩達ちゃんと来るのかな?) 梓(最近全然そろわないから部活もできてないし・・・) 梓(今日ぐらいは久しぶりにやりたいな・・・) ガチャッ 梓「こんにちはー」 律「おっす、梓」 梓「律先輩だけですか?」 律「あぁ、なんか澪も唯も用事があるらしくてさー」 梓「そうなんですか・・・」シュン 律「なんだよー、残念そうにして」 梓「別に残念ってわけじゃないんですけど・・・」 梓「あの、ムギ先輩は今日も・・・?」 律「・・・まぁな」 梓「・・・・・」 律「・・・こんなんじゃ今日も部活できないだろうな」 梓「そ、そんな・・・二人だけでもやりましょうよ!」 律「そんなこと言ってもドラムとギターだけじゃ・・・」 キーン… キーン… 律「!」 梓「律先輩?」 律「悪ぃ梓、今日は中止だ!」 梓「えっ、ちょ、ちょっと律先輩!?」 梓「もう、何なんですか一体!!」 キーン… キーン… 律(なーんか最近多い気がするな・・・モンスターが出るの) 純「あっ、律先輩!」 律「おぉ、純」 律「お前もか?」 純「はい!」 律「よし、じゃあいくか!」 律「変身!」 純「変身!」 ギュィィィィィ シュピーン ゾルダ(律)「っしゃあ!」 タイガ(純)「たぁっ!」 ブワン ゾルダ(律)「えーっと、モンスターモンスター・・・」 ゾルダ(律)「あれ・・・いないな」 タイガ(純)「この辺ですよね・・・?」 ゾルダ(律)「なんだ・・・逃げたのか?」 タイガ(純)「唯先輩たちが先に来て倒したとか?」 ゾルダ(律)「いや、あいつらは今日いないはずなんだけど・・・」 リュウガ「・・・・・」 ゾルダ(律)「う~ん・・・モンスターがいないならとりあえず戻・・・」 ガギィン!! ゾルダ(律)「うわっ!?」 タイガ(純)「律先輩!」 王蛇(さわ子)「あははっ・・・偉いわねぇあんた達」 王蛇(さわ子)「毎日学校に来てるなんて」 ゾルダ(律)「さわ・・ちゃんか?」 王蛇(さわ子)「キャサリンだって言ってるでしょうがぁ!!」 ガギッ!!ドン!! ゾルダ(律)「うぐっ!?」 タイガ(純)「先輩!」ストライクベント タイガ(純)「はぁあああああ!!」 王蛇(さわ子)「はっ、遅いのよ!」 ドゴォッ!! タイガ(純)「あぐっ!?」 王蛇(さわ子)「おらぁっ!!」 ガキィン!! タイガ(純)「きゃあっ!?」 王蛇(さわ子)「あんたには借りがあったから・・・たっぷりと痛めつけてあげる」 タイガ(さわ子)「あぐっ・・・かはっ」 ゾルダ(律)「くそ・・・」シュートベント ゾルダ(律)「おりゃあっ!!」ドガアアアン!! 王蛇(さわ子)「あがっ!?」 ゾルダ(律)「純!今のうちに逃げるぞ!」 タイガ(純)「先輩・・・」 ブワン 王蛇(さわ子)「くそっ・・・待てこら゛あ゛ああああ!!」 ザッ 王蛇(さわ子)「!?」 リュウガ「・・・・・」 王蛇(さわ子)「あぁん?黒い龍騎・・・あんた何やってるの?」 リュウガ「・・・・・」 王蛇(さわ子)「いつもと違って真っ黒だけど・・・何?それで私に勝てると思ってるわけ?」 リュウガ「・・・・・」 王蛇(さわ子)「はっ・・・まぁいいわ、一人で来たのは褒めてあげる」 王蛇(さわ子)「そのご褒美に・・・ぶち殺してあげるわ!!!」 リュウガ「・・・・・」ソードベント 王蛇(さわ子)「おらああああああっ!!!」 純「はぁ・・・はぁ・・・」 律「すごい傷だ・・・大丈夫か純?」 純「え、えぇ・・・」 律「お前ちょっとうちに来て休め」 純「でも・・・」 律「いいから、うちには聡もいるから安全だろうし」 律「それに困ったときはお互い様だろ?」 …… 律「ただいまー」 聡「おかえ・・・ってどうしたの?」 律「あぁ悪い聡、純を私の部屋に運ぶの手伝ってくれ」 聡「はぁ?」 律「いいから早く!」 聡「・・・分かったよ」 純「・・・・・」 律「まってろ、今飲み物持ってきてやるから」 純「すいません・・・」 律「聡、ちょっと様子見ててくれ」 聡「分かったよ・・・」 純「・・・・・」 聡「・・・・・」 純「・・・・・」 聡「ぷっ、情けないね」 純「えっ・・・?」 聡「こんな無様な格好してライダーだなんて」 純「な、何を・・・」 聡「駄目じゃないですか、怪我人はじっとしてないと」 ドガッ 純「あがっ!?」 聡「あーあ、傷口開いちゃった」 純「あぐぅ・・・うぅっ」 聡「部屋汚しちゃって・・・ちゃんと拭いてくださいよ!」 純「な、なんでこんなこと・・・」 純「私たち・・仲間になったのに・・・」 聡「あんたみたいに弱いライダーは必要ないんだよ」 ドガッ!! 純「あうっ!!」 聡「前にも言いましたよね?」 ドシッ!!ドシッ!! 純「やめっ・・・ごはっ!?」 聡「あんたみたいな甘い考えのライダーは、どのみち死ぬ運命なんだ」 聡「今ここで殺してもいいんですけどね、人数も減るし」 純「あ、あなたは・・・」 律「水持ってきたぞー・・・ってどうしたんだ純!?」 律「さっきより傷が酷くなってるぞ!」 律「く、口からも血が・・・」 聡「大変だ姉ちゃん!急に傷口が開いて!」 純「!?」 律「なんだって!?ちょ、ちょっと待ってろ!」 律「救急車呼んで来る!」 聡「・・・ぷっ」 聡「くくくっ・・・」 純「うっ・・うぅ・・・」グズッ 純(唯先輩・・・) 11
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使用キャラ 仮面ライダー龍騎 仮面ライダー王蛇 仮面ライダー王蛇 仮面ライダーガイ 仮面ライダーガイ
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仮面ライダー王蛇【ファイナルベント ドゥームズデイ】 仮面ライダー王蛇【ファイナルベント ドゥームズデイ】 BJNo 2 レア ★★★★★ 属性 ライバル 最大レベル 50 スート スペード 剣戟 HP 1394 種族 ダークライダー ハチュウルイ 攻撃 1449 時代 平成 毒 チャージ 30 No.257編集 作品 仮面ライダー龍騎 魔王 MAXレイズ 1500 スキル 必殺 ヘビープレッシャー 250 相手の「ヒット」を、封じる 超必 ドゥームズデイ 250 相手の場札にあるカードを、ランダムに2枚消す ディーラースキル(リーダー) なし ディーラースキル(ヒット) なし 奥義 迎撃陣 カウント9 相手が次に発動した必殺技を自動的にキャンセルする BJエフェクト 自分の必殺技ゲージを100%回復する フレーバーテキスト ジェノサイダーがブラックホールを発生させ、そこに王蛇が相手を蹴り込む。発動させてしまえば回避不能の、強力な技。 入手方法 備考 コメント コメント すべてのコメントを見る
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使用キャラ 仮面ライダー龍騎 仮面ライダー王蛇 仮面ライダー王蛇 仮面ライダーガイ 仮面ライダーガイ
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使用キャラ 仮面ライダー龍騎 仮面ライダー王蛇 仮面ライダー王蛇 仮面ライダーライア 仮面ライダーライア
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[名前]浅倉 威 [出典]仮面ライダー龍騎 [異名/愛称/コードネーム]仮面ライダー王蛇、浅倉(登場人物ほぼ全員がそう呼称していた) [性別]男性 [年齢]25 [立場]仮面ライダー王蛇、凶悪脱獄犯 [一人称]俺 [二人称]お前、貴様、アレ 殺人と傷害の罪で服役中に神崎にカードデッキを与えられ脱走。 ミラーワールドとライダーの能力で警察の追跡を振り切る逃亡生活を送りつつ、ライダーバトルには積極的。 持ち前の凶暴さで芝浦、手塚、佐野を倒す。 戦うこと自体が目的で、勝者になった場合ライダーバトルが続くように願おうかと考えていた。 自分を無罪に出来なかった北岡を逆恨みして付け狙うが北岡もライダーだった上に知性で勝る北岡が常に一枚上手だったため、浅倉にとっては因縁の相手となっていく。 幼い頃から凶暴で自宅に放火、両親を焼死に追いやっている。 死別したと思っていた弟の暁(アキラ)が生きていると知るや桃井令子を騙して呼び出し 、暁もベノスネーカーの餌食に。 人権擁護を謳う森本弁護士の善意を利用して再度脱獄したりと、ただ凶暴なだけでなく策を弄することも出来る模様。 「イライラするんだよ…」が口癖で攻撃するかされるかしていないと気が済まず 、戦う相手がいないときは手近なものを振り回したり血が出るまで壁に頭突きを入れる。 浅倉本人は他者に比べて圧倒的に強いわけではない。 しかし3体の契約モンスターにより手に入れた戦闘能力と他者も自分さえも省みない残忍さ、時間切れや自分自身が大きなダメージを追っている状態でも引く事を知らない好戦的な性格が何より驚異的。 幼い頃から荒んだ生活を送ってきたのだろう、「泥を食べたことがある」とは本人談。 北岡邸に侵入した際にはムール貝を殻ごと貪り食ったり、生卵を一気飲みしていた。 不意に現れる神崎士郎にカップ焼きそばや焼きとかげを勧めてみる妙にコミカルな一面も。 [身体的特徴] 長身痩躯(中の人は182㎝63㎏)、金髪(ブリーチ?)。 盗んだ蛇柄のシャツを胸まで開襟して着用。 右肩に幼い頃ついた火事による火傷の痕がある。 [性格] 常に暴力の中に身をおいていないとイライラし、自分が傷つくことも他人が傷つくことも何とも思わない。 [技術/特殊能力] トカゲでも泥でも食える [仮面ライダー王蛇の能力] 身長/200cm 体重/98kg ジャンプ力/ひと飛び40m パンチ力/250AP キック力/400AP 走力/100mを5秒 最高視力/約15km 最高聴力/約15km [王蛇の召喚機ベノバイザー] 「牙召杖」という異名を持つ、杖の形をした召喚機。 先端のコブラの頭の部分にアドベントカードを装填することで、そのカードの能力を使用できる。 [契約モンスター1 ベノスネイカー] 身長/6m25cm 体重/190kg 攻撃力/5000AP 最高時速/500km(陸上) 王蛇が最初に契約した、ミラーワールドのコブラ型モンスター。 凶暴な性格で長いボディで敵を締め上げて攻撃するほか、その牙には猛毒が仕込まれている。 口からはあらゆるものを溶かす毒液を吐く。その威力は、他のライダーの武器さえも溶かしてしまう。 頭部側面の刃・ベノハージュにより地中に潜ることも可能である。 [契約モンスター2 メタルゲラス](21話~) 身長/2m35cm 体重/270kg 攻撃力/4000AP かつて仮面ライダーガイと契約していたサイ型モンスター。 ガイを殺した王蛇の命を狙おうとしていたが、王蛇の契約カードの力により新たな王蛇の契約モンスターとなった。 [契約モンスター3 エビルダイバー](25話~) 全長/2m 体重/30kg 攻撃力/4000AP かつて仮面ライダーライアと契約していたエイ型モンスター。 ライアを殺した王蛇を攻撃しようとしたところで、契約カードの力により新たな王蛇の契約モンスターとなった。 [合体モンスタージェノサイダー](25話~) 全長/5m30cm 全幅/3m10cm 体重/490kg 攻撃力/7000AP ユナイトベントのカードの力により、3体の契約モンスターが合体して1つのモンスターになった姿。「獣帝」の異名を持つ。 ベノスネイカーが首と尻尾、メタルゲラスが頭とボディ、エビルダイバーが背中を構成。 口から吐くエネルギー波で爆発を引き起こし敵を攻撃する。 [アドベントカード] ベノスネイカー[5000AP] ベノスネイカーとの契約カード。ベノスネイカーに毒液を吐かせる際などに使用される。 ソードベント(ベノサーベル)[3000AP] ベノスネイカーの尻尾を模した黄金の突撃剣。その硬度を生かして防具として使うこともある。 ファイナルベント(ベノクラッシュ)[6000AP] 地を這うように助走してから、ベノスネイカーを背にしてジャンプ。 ベノスネイカーが口から放つエネルギーを受けて、空中から両足で連続キックを放つ。 コントラクト モンスターとの契約の際に使用されるカード。王蛇はこのカードを複数枚所有している。 メタルゲラス[4000AP] メタルゲラスとの契約カード。 ストライクベント(メタルホーン)[2000AP] 仮面ライダーガイが使用していたものと同一型の角付きアタッチメント。メタルゲラスと契約したことで使用可能となった。 ファイナルベント(ヘビープレッシャー)[5000AP] 仮面ライダーガイと同一型のフィニッシュ技。メタルゲラスと契約したことで使用可能となった。 エビルダイバー[4000AP] エビルダイバーとの契約カード。 スウィングベント(エビルウィップ)[2000AP] 仮面ライダーライアが使用していたものと同一型の鞭。エビルダイバーと契約したことで使用可能となった。 ファイナルベント(ハイドベノン)[5000AP] 仮面ライダーライアと同一型のフィニッシュ技。エビルダイバーと契約したことで使用可能となった。 ユナイトベント ベノスネイカー、メタルゲラス、エビルダイバーの3体をジェノサイダーに合体させるカード。 ジェノサイダー[7000AP] 合体モンスター・ジェノサイダーとの契約カード。 設定のみの存在で劇中では使われることはなかった。 ファイナルベント(ドゥームズディ)[8000AP] ジェノサイダー合体時に使用する王蛇最強技。 王蛇が両足キックを放ち、相手をジェノサイダーの腹部のブラックホールへと蹴り入れて吸収させる。 たとえライダーであっても、一度ジェノサイダーに吸収されれば二度と出られない。 以下、多ジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む +開示する の本ロワにおける動向 初登場話 010 反逆 する 者たち 登場話数 6 スタンス マーダー 死亡話 キャラとの関係 キャラ名 状態 呼び方 二人称 関係・認識 初遭遇話 城戸真司 敵対 城戸 お前 ライダー(龍騎) 未遭遇 東條悟 敵対 東條 お前 ライダー(タイガ) 未遭遇 ルルーシュ・ランペルージ 敵対 ランペルージ お前 ギアスをかけられる→襲撃する 010 反逆 する 者たち 柊つかさ 敵対 襲撃する 010 反逆 する 者たち レイ・ラングレン 敵対 Bー6、Cー7にて戦闘、ライダー(ゾルダ)の正体であることを知らない 043 Be Cool! 北岡秀一 敵対 北岡 お前 因縁の相手 049 I ll be Back 石川五エ門 敵対 お前、テメェ D-7にて戦闘 049 I ll be Back 橘あすか 敵対 お前 C-7にて戦闘 064 危険地帯 蒼星石 敵対 お前 C-7にて戦闘。ライダー(シザース) 064 危険地帯 織田敏憲 中立 偶然だが助ける 064 危険地帯 北条悟史 敵対 C-7にて戦闘 064 危険地帯 水銀燈 敵対 C-7にて戦闘 069 BATTLE ROYALE 世界の終わりまで戦い続ける者たち(前編) 枢木スザク 敵対 C-7にて戦闘 069 BATTLE ROYALE 世界の終わりまで戦い続ける者たち(前編) 桐山和雄 敵対 お前 C-7、D-6にて戦闘。ライダー(オルタナティブ・ゼロ) 069 BATTLE ROYALE 世界の終わりまで戦い続ける者たち(前編) カズマ 敵対 お前 D-6森にて戦闘 081 光を求めて影は 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ B ■ ■ ■ ■ ■ □ ■ ■ ■ ■ C ■ ■ ■ ■ □ □ ■ ■ ■ ■ D ■ ■ ■ ■ ■ □ ■ ■ ■ ■ E ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ F ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ G ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ H ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ I ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ J ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ B-6山小屋→C―6→C-5→D-6
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全ては思いのままに 無機質な機材の並ぶ建物内に佇む男、"乃木怜治"。 研究所の奥で乃木は時計と鏡に向かい合っていた。 「…そろそろかな」 王蛇のデッキを構えるとどこからともなくベルトが現れる。 「変身!」 紫の鎧を纏った戦士"仮面ライダー王蛇"。 「成る程。2時間か…」 夜も遅くに研究所にたどり着いた乃木は一人で色々と模索していた。 ライアとの戦闘、その後の実験により乃木は確信を得た。 一つの姿に変身していられる時間は10分。違う姿になら連続変身出来るが同じ姿に再び変身するには2時間待たなければならない。 「…やはりサンプルが必要だな」 変身を解除した乃木は鏡を見ながら首にはめられた忌々しい金属の輪に手を触れる。この首輪を外す為には…… そう考えていた時、ロビーの方から話し声が聞こえてきた。二人、いや四人に増えたか… 「待ちわびたぞ…」 ライダーには2時間なれないがいざとなればワームにはなれる。ワームになれば10分もいらない。 「道具か…餌か…楽しみだ」 どちらにせよ、"全ては思いのままに"……。 状態表 【乃木怜治@仮面ライダーカブト】 【一日目 早朝】 【時間軸】 43話・サソードに勝利後 【B-7 研究所】 【状態】健康。王蛇に2時間変身不可。 【装備】カードデッキ(王蛇) 【道具】 基本支給品 【思考・状況】 1.研究所に訪れた奴が利用できるなら利用し、そうでなければ餌兼首輪のサンプル。 2.ゲームの早期決着。 3.参加者の中でもZECTの諸君は早めに始末を付けたい ※備考 ※ライア・ガイのデッキが健在の為、王蛇のデッキには未契約のカードが2枚存在します。 ※ユナイトベントは本編で再現された3体の場合しか発動しません。 ※ワーム状態は第二形態の為フリーズが使用できません。通常のクロックアップのみ可能です。 ※人間体での高速移動は行えません。 ※変身にかけられた時間制限をほぼ正確に把握しました。 034 不屈 投下順 036 本郷猛変身不可能!! 034 不屈 時系列順 036 本郷猛変身不可能!! 022 運命は未だ定まらず 乃木怜治 050 指し手二人(前編)
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タイガ「す、すごすぎです! あの紫のライダーを…」 ナイト(…どうする気だ) 龍騎サバイブ「……」ス… 王蛇「? …どうしたのよ、止め刺さないの?」 王蛇「情けかけられんのが一番腹立つんですけどぉ?!」 龍騎サバイブ「違います。そんなのじゃありません」 龍騎サバイブ「命を助ける代わりに、私の協力をしてください。先生」 龍騎サバイブ「事情は…知ってますよね。聞いてたんですから」 タイガ「あの二人、何の話を?」 ナイト「わからない。ここからじゃ声が小さすぎて聞こえない…」 王蛇「……」 王蛇「私が…そんなお願い素直に聞くと思ってるわけぇ?」 龍騎サバイブ「思ってません」 王蛇「舐めてるのかしらぁ!?」 龍騎サバイブ「いいえ、ですけど…先生はもっと強い相手と戦いたいと思わないんですか?」 王蛇「そりゃあ…雑魚相手に戦うなら強い奴の方が楽しいけど」 龍騎サバイブ「私がこれから戦おうとしている相手は…私以上に遥かに強いです」 王蛇「……」 龍騎サバイブ「もちろん、先生…あなたよりも」 王蛇「あ゛…」ピク 龍騎サバイブ「その先は、どう考えるかはあなた次第です」 王蛇「…へぇ」 王蛇「やっぱり…あなた、ちょっと違うわ」 王蛇「わかった。いいわ…協力してあげる。でも勘違いしないで」 王蛇「仲間になったわけじゃあないの。隙を見せたらすぐに倒させてもらうわよぉ」 龍騎サバイブ「…それで構いません」 王蛇「今日のところはこれで勘弁してあげる。じゃあね」スゥゥ… 龍騎サバイブ「……」ペタン…シュゥ 龍騎「…や、やった。上手くいった…あ、あははは…」 ナイト「憂…ちゃん? 憂ちゃんなのか? 本当に」 タイガ「……」 龍騎「あ…えっと、その…まずは…外に出ましょう? 全部お話しますから…」 ・・・ 憂「…ふぅ」 澪・梓「……」 憂「やっぱり…澪さん、梓ちゃん」 梓「憂! 憂はいつからライダーに!?」 憂「今さっきだよ」 梓「え」 澪「何で…憂ちゃんが龍騎になったんだ? それは元々、唯が持っていたんだぞ」 憂「…お姉ちゃんが龍騎……本当だったんだ」 憂「全部話させてください。私が知っていること…全て―――――」 憂「―――…というわけなんです」 梓「そ、そんな…ムギ先輩が…うそ…」 澪「やっぱり、ライダーバトルには裏があったんだな」 憂「私はムギさんの計画を止めて、お姉ちゃんを取り戻します」 澪「つまりこの戦いを終わらせるってことか…それなら、私も協力するよ。憂ちゃん」 憂「澪さん!」 梓「私も…私も唯先輩を助けたい! 少しでも可能性があるっていうのなら…それに」 梓「ムギ先輩も…助ける。憂!」 憂「うんっ」 梓「私も憂と一緒に戦うよ」 憂「ありがとう…梓ちゃん」 憂(4人もいればムギさんを抑えることができるかもしれない…後は…) 約束の日 平沢家 キィーン、キィーン 憂「……」 唯『ちゃんと生き残ってたね。憂』 スゥゥ… 唯「やっほー」 憂「……」 唯「あれ? なんか乗り悪いよぉ、憂」 憂「…約束、したよね」ス 唯「あは、覚悟は決まったんだ?」ス 憂・唯「へんしん!」 龍騎・リュウガ「……」 スゥゥ… ・・・ ドォンッ…ガガガガ… 龍騎「きゃああっ」ズサー… リュウガ「その程度なんだ。憂ぃ?」 リュウガ「もっと、もっと…私を楽しませてよ! 笑顔にさせてよ!」ストライクベント…ドォン! ガードベント 龍騎「やっ…ぐ…」タタタ…バンッ リュウガ「!」 ソードベント 龍騎「てやぁっ!」グ…シュルルル…ッ バキッ リュウガ「あうっ!?」 ググッ… リュウガ「あはははっ」バキィ 龍騎「かはっ…う、うわああああ!!」バキィッ リュウガ「があ…うぐっ…ふっふふふ! あははは!」バキッ、ドンッ 龍騎「い…やぁ…はぁ、はぁ……おねえ…ちゃんっ!!」バキィィッ リュウガ「あはは! こ、こうやって…殴り合ってるだけでも…楽しいね! うぐっ…」 龍騎「う…うわあああ…わあああああああ!!!!」グ… アドベント 龍騎「!」 ドラグブラッカー「ギャオオオオオオ!!」バンッ…ドガァ 龍騎「う…ぐ………!」ヨロヨロ… アドベント ドラグレッダー「ぎゃおおおおおお!!」ボォォ… リュウガ「あはははは…いひひっ! うぎゃぁっ!?」ドカンッ ・・・ 澪「今日でいよいよ決着か」 梓「大丈夫…なんですかね」 澪「不安? 梓」 梓「不安なんてもんじゃないですっ」 梓「今度こそ…下手を打ったら死んでしまいますよ…」 梓「それにもう一人の協力者があの紫のライダーだなんて…」 澪「…もう、私たちは後に引けない。行こう! 梓!」 梓「や、やってやるです!!」 澪・梓「へんしん!」 ナイト・タイガ「よしっ!」 スゥゥ… スタスタスタ… さわ子「ふふ…」 さわ子「いい加減、決着を着けましょうか」 ス さわ子(全てのライダーを倒すのはこの私) さわ子「教え子が相手…? はっ、上等じゃないの」 さわ子「ここまで来て、いまさら引き返すなんてことできないの!」 さわ子「私はぁっ、…私の道を行くだけよ!!」 さわ子「へんしん!」 王蛇「あはぁ…」 スゥゥ… 紬「唯ちゃんが憂ちゃんと戦っている…? そんな! 勝手な行動はとらないと約束したのに…」 斎藤「……」 斎藤「お嬢様。複数のライダーがこちらへ向かっております」 紬「…私の計画がバレたようね。そして…このライダーバトルを終わらせる気だわ」 紬「そんなこと…させないっ!! 斎藤!」 斎藤「はい。紬お嬢様」 紬「もう紛いもののオーディンには任せられない…」 紬「…私がオーディンになるわ。奴らを迎撃するの」 斎藤「お嬢様…」 紬「大丈夫よ。きっと何とかなる…」ス 紬「へんしん!」 オーディン(紬)「…行くわ」 スゥゥ… ・・・ 龍騎・リュウガ「やあああっ!!」 ガガガッ リュウガ「すごい、すごい! すごいよ、憂!」 龍騎「もう…こんなの…いやぁ…ああぁあ…わああああ!!」 ガリガリガリッ…ギンッ リュウガ「あっははははははは?! ぎゃはははははは!!」 ファイナルベント ドラグブラッカー「ギャアアアオオオオオオ!!」ボォォ…ゴゴゴ フワッ… ファイナルベント ドラグレッダー「ぎゃあああおおおおおお!!」ヒュゥンッ…ボォォ 龍騎「うっ、ぐ…ああああ…ああああああ!!!」 リュウガ・龍騎「わあああああぁぁぁぁぁぁっぁぁあぁぁあああああああ!!!!」ゴオオオオオオォォォォォ… …ドカーン オーディン「……」 ザッ、ザッ…ス オーディン「大人しく私の言うとおりにしていればいいものを…」 オーディン「澪ちゃん、梓ちゃん」 ナイト「……」 タイガ「本当に、本当にあなたはムギ先輩なんですか!?」 オーディン「ええ、そうよ。梓ちゃん」 タイガ「…どうしてこんなことを!」 オーディン「私を止めに来たというのなら…もう私の目的は知っているはずでしょう?」 ナイト「唯か」 オーディン「そう。唯ちゃん…私のお友達を自由にしてあげる為にこのライダーバトルを始めたの」 オーディン「ライダーの選択には困らなかったわ。私の身の回りにはこんなにも個性豊かで…それこそライダーに相応しい人ばかりなんですもの」 タイガ「最初から私たちを自分の計画に巻き込むつもりだったんですか!」 ナイト「ムギっ、お前…」 オーディン「何とでも思ってくれていいわ。覚悟はしていたもの」 オーディン「さぁ、お話はここまでにしましょうか…」 ナイト・タイガ「…!」カチャ… オーディン「私は唯ちゃんの為に戦う…ライダーバトルはあと少しで終わりを迎える…」 オーディン「この戦いを完遂させることができれば、唯ちゃんは完全な存在に! 待ってて…唯ちゃん! 私があなたを生み出してしまった責任…ちゃんととるから…!」 タイガ「来ますっ」 ナイト「うおおぉっ!!!」 シュゥー… 龍騎「…っ……かは…」 リュウガ「は、ははは…おえぇ…う…はぁ、はぁ…」 リュウガ「やるじゃーん…憂ぃ…」 龍騎「はぁ…はぁ…はぁ…!」 ピキ…ピキピキッ 龍騎「あぁ!? そ、そんな…」 リュウガ「…憂、デッキにヒビが入っちゃったねぇ」 龍騎(いやだ! こんなところで…こんなところで…お姉ちゃんっ…)ピキ… リュウガ「でも…私の負けみたいだよ」シュゥゥ… 龍騎「え…!? はぁ…はぁ…!」 ヨロヨロ… 龍騎「はぁ、はぁ」 リュウガ「…わかってるよ。約束したもんね」シュゥゥ… スゥ…バタッ 唯「……」 龍騎「お姉ちゃん!」 リュウガ「はやく…外の世界に出してあげた方がいいよ…あ、あははは…」 龍騎「……」 リュウガ「ど、どうしたの…はやくいきなよぉ…」 龍騎「…さようなら、もう一人の…私のお姉ちゃん。私、あなたのこと忘れない…」 リュウガ「…そ、そっかぁ…うれしいなぁ…私…憂のお姉ちゃんに…なれたんだね…」 リュウガ「…うん、満足だよ…ありがとう…ばいばい――――――」 シュゥゥ… 仮面ライダーリュウガ 平沢 唯(ミラー) 消滅 18
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【名前】 デビルライダー軍団 【読み方】 でびるらいだーぐんだん 【登場作品】 仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ 【名前の由来】 悪魔(英:Devil)の仮面ライダー軍団 【詳細】 ディアブロが生み出した悪魔たちの軍団。 仮面ライダー図鑑では「デモンライダー」として登録されている。 仮面ライダー王蛇、仮面ライダーソーサラー等歴代のダークライダーが登場しているが、浅倉威らが復活したわけではなく、 ディアブロの分身体のような扱いであり中の人などいない。 2071年の世界を牛耳る悪魔達の尖兵として派遣されており、ギフジュニアを率いて行動している。 側だけ存在し中身が伴っていなかったクローンライダー達と比べると、ファイナルベントとリアルガードベント(王蛇)、エナジーロックシードを装填したソニックアローの射撃(デューク)などを行ったり、ビッグの魔法でギフジュニアを巨大化させる(ソーサラー)等能力そのものはオリジナルと同一。 王蛇は攻撃を側に居たギフジュニアを盾にし、バールクスはバイスが入ったRXに向かっていく等、登場作品を知っているとニヤリとできる行動をとっている。 クローンライダー達も決して弱いわけではないが、能力を把握できずぶっつけ本番での運用故にその性能を完全に引き出せず押され続けたものの、最終的に時間稼ぎは成功した。 登場したメンバーは ショッカーライダー 仮面ライダー王蛇 仮面ライダーエターナル ブルーフレア 仮面ライダーソーサラー 仮面ライダーデューク レモンエナジーアームズ 仮面ライダー4号 仮面ライダーバールクス 【余談】 設定上は悪魔がライダーに擬態しているようなものなので、厳密に仮面ライダーと呼べる存在ではない。 登場した個体は悪魔のような人間だったり、他者の心を弄ぶような人の皮をかぶった悪魔と呼べる人物が変身しているライダーばかりである。
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獣達の夢 ◆Wott.eaRjU ピリピリとした風が空を裂く。 灼熱から生まれ出たその風は触れるもの全てを焼かんとしていた。 炎の奔流。英霊の座に刻まれた存在が振るう魔力を基とするもの。 常人は言うに及ばず、人の理を外れた存在でさえ灼くことは容易であろう。 その炎はただ一振りにより薙ぎ払われ、刀をつたい塵となって空へ消えた。 「あらあらまあまあ——虫と思えばはぐれサーヴァントでしたか」 炎を裂き、顔を浮かばせるは平安の日本にて、幾多の怪異を討ち滅ぼした英雄こと源頼光。 ただし、そこに居るのはその源頼光の骸。一切塵殺の宿業を埋め込まれた、“英霊剣豪”が一騎——ライダー・黒縄地獄。 黒縄地獄は眼前の敵、薄緑色の長髪をなびかせる少女に対して笑う。 少女は黒縄地獄と同じく、人智を超えた存在であり、先程の炎を生み出したサーヴァント。 真名を清姫といった。 「わたくし、これでも気を遣ったのですが——ええ、まあわたくしとしてはなんですが」 清姫には黒縄地獄のような戦場の逸話は持たない。 一人の男性を恋い焦がれ、恋い焦がれ、ただ恋い焦がれた。 しかし、男性はその恋に答えることはなく、彼女を遠ざけた。 一つの嘘。男性にとってはきっと大事とは捉えていなかったであろう言葉。 彼女はそれを信じて、裏切られて、悲観に暮れて、そして追った。 ただ、追って追って追って追って。 その先に手に入れたものは男性の心ではなく、総てを焼くための炎と醜い異形。 「やっぱり面倒なので、焼き払わせてくださいね。頼光さんでしたか……まあ、なんでもいいですけど。ますたぁさえいればいいのですから」 「ええ。しっかりと焼くことをすすめましょう。せいぜい、あなたのマスターがこの刀で斬り捨てられる前に」 炎をまとう清姫が笑い、黒縄地獄は刀の構えにより応えた。 ※ エリアC-3の一画でライダー・黒縄地獄と清姫は出会った。その出会いに作為はなく、ただの偶然であった。 それでもサーヴァントの存在である二人は、瞬時にお互いが自身と同様のものであると悟った。 清姫にとってマスターの無事が第一の目的であり、戦闘は避けられるものであれば避けたいと考えていた。 しかし、黒縄地獄の考えは違った。彼女はサーヴァントであるだけでなく、英霊剣豪の一騎。 黒縄地獄は英霊剣豪の装置として、この場に居る存在の殲滅が目的としている。 先刻は猗窩座ともう一人、新たな存在が現れ、消耗を増やさないために場を引いただけに過ぎない。 話を持ち掛けようとする清姫に対し、黒縄地獄は雷を纏った矢で返答し、現在に至った。 「ああ、なんて下品な炎でしょうか」 黒縄地獄が刀を握り、前方へ踏み込む。その踏み込みは地を滑空するが如く軽やかに黒縄地獄の身体を跳ばした。 草木の揺れが踏み込みの速さを物語るかと思えば、握りしめた刀より無数の風が吹き荒れる。 目にも止まらぬ剣の切っ先の震えが炎を揺らし切り裂く。 生前に鳴らした、類まれな剣術の業に英霊剣豪の力が重なり剣の威力を生んだ。 清姫の放った炎が瞬く間に四散し、黒縄地獄はその体の勢いを殺さずに炎に飛び込む。 苦痛にゆがむ表情など見せることなく、ただ目の前の敵との距離を縮める。 しかし、そこには在るべき存在は見当たらない。 「あら。あなたの雷こそ、ばちばちと……とても耳障りです」 見上げる黒縄地獄の視線の先に清姫の姿が見えた。 清姫はふわりと風に吹かれるような跳躍により、後方へ体を飛ばした。 サーヴァントの力の源を利用した魔力は、生前武芸に関しては一般の域を超えぬ清姫の身体を羽ばたくように動かせる。 そして清姫を囲むように四つの青白い炎が小さく灯り、一瞬のうちに彼女の頭程度の大きさに膨れた。 清姫は手に握った扇を口元に寄せ、舞う様に華奢な体をねじらせ、廻る。 四つの炎は一瞬清姫と同じように動き、やがて彼女の体を離れ飛んでいく。 向かう先は天ではなく、地上。黒縄地獄の双眸に吸い込まれるように空を切った。 「気が合わないようですね。いえ、これはこれで——」 前方へ踏み込んだ体にいともたやすく静止をかけ、斜め上方へ黒縄地獄が跳ぶ。 静止は一瞬。常人には予想も出来ないほどの軌道で動く。 見る者にとって身体にかかる負担は予測も出来ないが、黒縄地獄に一切の怯みはなく、ただ風を切る音を捨て疾駆する。 刀を振るう。害にもならない羽虫を払うように、握った刀で清姫の炎を斬り捨てる。 そして宙に浮いた黒縄地獄の身体は地面に向かうことなく、そのまま清姫へ向かう。 英霊剣豪の強靭な身体能力はたとえ主催者により手が加えられていたとしても、人の常識には余る代物。 清姫の表情には少しの驚きの色が見て取れた。 そんな清姫を嘲笑うかのように黒縄地獄の身体は、清姫を越え漆黒の天を背負う。 両手に握りしは刀。決して折れぬ、一振りの絶刀で上段の構えを取る。 「そちらも目障りですよ——醜い羽虫が」 強烈な一撃が清姫を襲うが、彼女は瞬時に扇で対抗する。 ただの扇ではなく、サーヴァントの魔力で構成された扇の性能は言うに及ばず。 しかし、相対する相手もまたサーヴァントであり、更には英霊剣豪の一騎。 ライダー・黒縄地獄——源頼朝の雷鳴とも言える一撃は生半可なものではない。 一撃の力が増す。徐々にではなく、息もつかぬ一瞬に。 増大した力の一端が清姫の視界を走り、彼女の全身をなぞるようにほとばしる。 「ッ——!」 「さぁ、無様に散りなさい。その汚い魔力は、精々拾って上げましょう」 雷が爆発する。放出する魔力が轟雷となり、絶刀の刀身に帯びる。 先刻まで刀を受けていた清姫の扇は文字通り弾き飛ばされ、宙に舞った。 清姫は苦悶の表情を浮かべ、溜まらずに下方へ落ちていく。 そんな清姫を黒縄地獄は冷たい目で見降ろし——否、彼女の眼前に今まさに迫っている。 身体をしなやかに回し、両腕に握った刀を振りかぶり、清姫の身体に横殴りに叩き込む。 言いようのない音と嗚咽が響く。同時に、清姫の体は草林の中へ飛び込むように吸い込まれた。 ※ 「まったく……敵であれば邪魔なこと、この上ないですね」 衝撃にとばされそうになった意識を辿り、体を起こしながら清姫は思考する。 鋭く睨むはライダー・黒縄地獄と名前だけは名乗った、にっくき敵。 清姫にとって同じカルデアに所属するサーヴァントであり、特に親交があるわけではない。 互いに存在を認知はしている程度。それでもあちらは自身について特別反応を示さない。 おそらくは自身を知らない源頼光であり、彼女にとっての自分もそうなのであろう。 何故、ライダー・黒縄地獄という聞き覚えのない名前を名乗っているかはわからないが——いいや、違う。 理解が出来ないわけではない。 そう、ただ単に、そんなことに興味はないのだから。 「邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔…ますたぁの元に行くためには邪魔ですよ」 想うは自分を召還した、カルデアの魔術師、藤丸立香の事。 “ますたぁ”である彼の無事こそが最優先の目的であり、他は些細な事でしかない。 ああ、でもますたぁは違う考えなのだろう。 カルデアに呼ばれたサーヴァントを一人でも欠けないように救おうとするに違いない。 やさしいますたぁ。嘘はぜったいにつかないますたぁ。わたしのますたぁ。 でも、でも、でもたとえばそう、この清姫が無事に切り抜けるためならば。 愛するますたぁのサーヴァントが一騎、無惨に焼き尽くされても、きっとわかってくれるはずだから。 「だから、さっさと燃えちゃってくださいね」 清姫が翻すは再度浮かばせた扇。 扇の一振りにより生まれた赤白い炎を一直線に飛ばす。 狙いは黒縄地獄。細い両目がかすかに見開くように動いたのを清姫は自らの炎越しに見た。 黒縄地獄は離脱も、刀での切り払いも間に合わず、瞬く間に炎に包まれていく。 「……さすがはサーヴァントとでも言いましょうか」 黒縄地獄に油断があったわけではない。 先刻の一撃には確かに手ごたえがあったが、サーヴァントの頑強な身体はやはり侮れない。 たとえ甲冑に身を包もうとも容易に切り捨てられる雑兵とは違うのだろう。 加えて清姫の魔力を伴った炎の速度もまた計り知れないものだった。 黒縄地獄といえども、放っておけば骨の髄まで焼き尽くされてしまう炎の勢いは今も健在。 刀で受けた炎を再度切り払い、次なる攻撃を加えようとする清姫の先手を取ろうとする。 その瞬間だった。この場で初めて感じた感覚。 先刻死合った鬼とはまた違う存在を黒縄地獄は感じ、清姫も同時に知覚した。 「——なんだ。楽しそうじゃねぇか」 派手な洋装のシャツを羽織り、茶色に染めた男が嗤う。 黒縄地獄と清姫に向かって、悠然と歩いている。 黒縄地獄は男の歩みを止めようとはしなかった。 恐れを抱いたわけではない。ただ、目の前の存在が一体なんであるかが気になった。 サーヴァントではない。独特の魔力反応を感じない。 程度はあれども下総の国で散々と切り捨てた雑兵のような、使命に殉ずる想いもない。 言葉では飾れない、もっと本能的な何かが。 男から感じるものは、そこにあるものは、ただ純粋な願い。 そこまで思考を走らせ、ああ、なるほどと黒縄地獄は得心した。 これは——ただの獣なのだと。 「俺も混ぜろ……変身!」 剣閃が走る。 ※ 黒縄地獄に執拗に斬りかかるは紫色の装甲に身を包んだ男。男の名は浅倉威といった。 神崎士郎により、ライダーデッキを渡された浅倉は本能の赴くままに闘い続けた。 浅倉にとってこの殺し合いも変わりはない。 参加者が70名に増え、主催者が変わっただけに過ぎない。 ただ、自身の苛立ちを殺せるような、闘いが出来ればなんでもいいのだから。 浅倉は会場に放置されていた鏡に身を映し、仮面ライダー王蛇に姿を変えた。 大蛇の牙をかたどった、ベノサーベルの禍々しい刀身を黒縄地獄の身体に突き立てんとする勢いで振りかぶる。 「——大振りなっ」 しかし、黒縄地獄の身体にベノサーベルは届かない。 最小の身の動きで黒縄地獄は王蛇の剣をかいくぐり、彼との距離を詰める。 予想以上の黒縄地獄の俊敏さに王蛇は一瞬動きを止めてしまう。 好機を逃す黒縄地獄ではない。剣による突きを一度、二度三度と一瞬の内に無数の剣撃を放つ。 王蛇は後方へ身体を揺らすが、彼の動きよりも黒縄地獄の方が一手以上は速い。 「がっ!」 だが、黒縄地獄が感じた手ごたえは浅いの一言。 後方へ吹き飛ばされる王蛇の装甲を貫き、無数の血しぶきが散るものの致命傷とは程遠い。 おそらくは目で見えていたわけではないのだろう。 例えるなら危険を察知した獣が本能的に体を動かしたようなもの。 そこに理屈はない。しかし、余計な迷いもなく合理的とも言える。 黒縄地獄は自身の目の前にいる男ならばと確信に近い見立てがあった。 思わず笑みが零れる。ああ、なんて可笑しいのだろうか。 すぐに体勢を立て直した男が視界に入り——彼もまた嗤っていた。 「いいな……てめぇは闘いがいがある」 「あらあら、随分とお気に召したようで」 吼える。男が——いや餓えた獣が。 きっと誰の称賛も必要としない。ただ己のためだけに闘う一匹の獣が。 たとえ鎧に身を包み、姿は変えても、在り方そのものにはなんら変わりがない一匹の獣を。 同じく獣になりさがった獣である、自身が討ち滅ぼさんとする。 獣同士の闘いとはなんて醜く、浅ましい。しかし、これほどまでに自身に相応しい事はない。 これが可笑しいと思える自分もまた壊れているのだろう。 「ちょっと、わたくしもいることをお忘れなく」 しかし、次なる剣閃を振るわんとする黒縄地獄は瞬時に横へ飛び退く。 王蛇の側方から清姫が魔力により生成した炎による衝撃波を放っていた。 身体を跳ばした黒縄地獄はすでに刀は手に取っておらず、代わりに一本の弓を持っている。 黒縄地獄が地に足をついた時には彼女の弓からは無数の矢が放たれている。 矢が進むは前方。ベノサーベルを持ち、悠然と構える王蛇と、こちらに向かう清姫に対して。 だが、無数の矢が王蛇、清姫を共に撃ち貫くことはなかった。 「そんなもの、子供騙しにすぎませんよ」 王蛇の頭上をふわりと飛び越え、清姫が息を吹いた。 ただの息ではない。青白い、サーヴァントの魔力で生成された超高熱の炎であった。 黒縄地獄の矢は清姫が吹き出した炎に触れた瞬間に燃え尽きていた。 黒縄地獄は苦虫を潰したような表情をかすかに浮かべる。 おそらくは武芸に秀でたものではないにせよ、相手はサーヴァント。 未だ真名も把握していない相手であり、他に隠し手があっても不思議ではない。 黒縄地獄は再度、地を蹴り飛ばし後方へ跳ぶ。 「なんだ、お前は?」 「うるさいですねぇ……名前であれば知りたいなら、あとで教えてあげます」 サーヴァントが持つ絶大な威力ともいえる宝具は逸話が具現化したもの。 真名を伝えるという事は自身の手の内を開かせることとにも等しい。 ただ、清姫は奇しくも黒縄地獄と同じく目の前の王蛇をサーヴァントとは異なる存在と認識した。 魔力反応の類を全く感知させないことが大きな理由の一つ。 鏡に身を映したかと思うと奇妙な鏡像をまとい、一瞬の内に姿を変える力には一抹の危険を覚えたが。 清姫はこの場で一番の危険因子と判断した、黒縄地獄の排除に繋がる手段を選択した。 黒縄地獄はマスターをも斬り捨てると宣言しており、放置は出来ない。 加えて黒縄地獄の力は何らかの制限がかかっているようだが強大である。 一人で劣るとは決して思わないが、それでも一人よりも二人の方が手傷は少ないだろう。 そのため、この場ではなによりも手数がほしい。 また、目の前の男はまず真っ先に黒縄地獄に斬りかかった。 言葉が通じないわけでもなく、助けに対してそれなりの反応も得られた。 ならばこの男は、きっとわざわざ孤立を招くような真似はしないだろう。 もし、裏切るような素振りがあれば、真っ先に自身が燃やし尽くしてしまえばいい 「だから、今はわたくしに手をかしなさい。あいつを放っておくことは危険——」 自分であれば出来るはずだと、清姫はそう考えていた。 「邪魔だ」 清姫の言葉が言い終わる前に、彼女の胸にはベノサーベルが深々と突き刺さる。 嗚咽と共に見開かれた清姫の目には偽りの仮面に隠れた浅倉の表情は見ることが出来ない。 この男は何を——と一瞬思うが、清姫は自身の誤りに気付く。 この男には何もない。数の有利を考える頭がないわけではない。ただ、必要ないのだろう。 薄れゆく意識の清姫を尻目に王蛇は右足を使い、ベノサーベルを清姫の身体から強引に引き抜く。 蹴り跳ばされる清姫から血しぶきを浴びながら王蛇は首を回し、仮面の口を腕で拭う。 「楽しいな。やはりライダーの力はいい」 王蛇はベノサーベルを投げ捨て、代わりに蛇の形を模した紫色の杖を構える。 ベノバイザー——王蛇の力の源であり、幾多のライダーを葬った必殺の一撃をもたらすもの。 ベノバイザーの頭部部分が上方へスライドする。 手慣れた動作で王者はカードデッキからカードを引き抜く。 しかし、王蛇の手がふいに止まる。 「そろそろ……お遊びはおしまいにしましょう」 黒縄地獄が再び刀を携え、構えをとっている。その構えから王蛇は本能で理解した。 今までとは違う一撃がくるのだと。奥の手ともいえるものなのだろう。 そして王蛇の感覚に痛いほど呼びかけてくる気配がもう一つあった。 「さすがのわたくしも……ここまでやられて黙っていられません——転身火生三味!」 ふらりと立ち上がった清姫が自身の宝具を開放し、その姿を一匹の大蛇に変えていた。 青白い炎の大蛇が王蛇、黒縄地獄の前に現れ、今にも跳びかからんとしている。 前方の黒縄地獄と後方の清姫に挟まれる形となった王蛇に退路はない。 だが、当の王蛇は黒縄地獄と清姫に軽く一瞥をくれたあとに——口を開く。 「ハーッハッハッハハァ—!面白い……これでこそ退屈しない!ライダーになった甲斐があるもんだ!!」 王蛇は、浅倉はただただ歓喜した。 何物にも満たされず、常に心をかき乱す苛立ちがどうしようもなく我慢できなかった。 己の中で常に力が暴発し、人間社会の籠は浅倉にとってあまりにも窮屈になっていた。 だが、神崎士郎によりカードデッキを与えられ、仮面ライダーとなったことで変わった。 抑えきれなかった彼の暴力がいかんなく奮えるようになったことで浅倉を囲む世界の色は変わった。 そしてそれはこの殺し合いでも変わらない。 たとえ人智を越えた存在であるサーヴァント2騎の、宝具開放に囲まれる形となっても浅倉に恐怖という感情は微塵もなかった。 だからこそ、浅倉は、王蛇は迷いなく切ることが出来る。 一度は止めた手が動き、一枚のカードをベノバイザーに入れた ——FINAL VENT—— ベノバイザーから電子音声が流れ、王蛇の背後に紫色の大蛇、ベノスネーカーが出現する。 同時に体勢をかがめ、前方へ疾走する王者のあとを追う様にベノスネーカーが走る。 ベノスネーカーの背後からは大蛇に姿を変えた清姫もまた追いつつ、口元に溜めた炎を吐き出す。 魔力によって高められた、超高熱の灼熱がベノスネーカーごと王蛇を襲う。 「——天網恢恢!」 更に前方からは黒縄地獄が刀身から雷鳴を轟かせながら、雷の魔力を解き放つ。 本来は自身の分身と共に放つ宝具ではあるものの、威力は絶大そのもの。 「ハッ!」 しかし、王蛇は止まらない。 後方へ跳躍し、ベノスネーカーの顔の前で宙を返る。 既にベノスネーカーは清姫の炎によって身体のほとんどが燃えつくされており、辛うじて形を保っているに過ぎない。 だが、王蛇は自身の契約モンスターが朽ちることをまだ許してはいない。 何故なら楽しみはこれからなのだから。 ベノスネーカーの口元から毒燐が放出されると同時に、清姫の炎がベノスネーカーだけでなく王蛇にも回り始める。 「ハアアアアアアァァ!!」 ベノスネーカーの毒燐による加速、そして清姫の炎をその身に受けながら王蛇は自身のファイナルベントを放つ。 相対する天網恢恢の雷を両足により文字通り蹴り裂きながら進む王蛇。 裂かれながらも雷は確実に王蛇の装甲だけでなく、後方のベノスネーカーと清姫の身体をも食い破っていく。 それでも、王蛇は止まらない。 餓えた獣を満たすには純粋な闘いしかなく、それこそが——浅倉の果てなき希望。 「まさか、これほどとは——」 絶刀で受け止める黒縄地獄を衝撃が襲った。 ※ エリアC-3東部を走る黒縄地獄が一人思う。 支給された絶刀を使い、王蛇のファイナルベントの威力を抑え、致命傷は避けたが消耗はあった。 先刻出会った鬼のこともあり、サーヴァント以外の存在も侮れない者は多いと黒縄地獄は改めて認識する。 まだ殺し合いは始まったばかりであり、宝具の最大開放は元より考えてはいなく、一部のみの開放に留めていた。 自身は英霊剣豪としての宿業を全うするために存在している。 一切塵殺を遂行するための装置でしかない。 しかし、ふと思う。 清姫と名乗ったサーヴァントはマスターを探している様子だった。 十中八九カルデアのマスターのことであり、清姫はカルデアに召還されたサーヴァントだろう。 人理を守るために己の力を奮うことが許された存在。 うらやましいとさえも思う。しかし、一切塵殺を担う英霊剣豪は違う。 そもそも清姫と自身を比べてしまうことすらもおかしい。 英霊剣豪はものの道理を弁える機能はついていなく、己の在り方について考えることもない。 英霊となる前から壊れている自分は、きっと英霊剣豪としても壊れてしまっているのだろう。 「あの子が居れば、私をすぐにでも殺してくれるのでしょうね……」 いつも心配をさせる愛しいわが子の存在がこの場には居ないことが悔やんでしまうのだから。 ※ 地面に横たわる清姫の身体は少しずつ金色の粒子が漏れていた。 それはサーヴァントとしての現世での現界が近い時が間際に迫る合図。 短時間での宝具の連続使用、そして連戦による身体部位の損傷、黒縄地獄の宝具そして王蛇による一撃。 すでに清姫に魔力は残されていなかった。 「おい」 不意に声をかけられ、目をやると全身が焼けただれた男が視界に入った。 おそらくは自分の宝具と黒縄地獄の攻撃による負傷なのだろう。 軽くはない痛手を与えたようであれば、少しは気が晴れるかもしれない。 だが、自分とますたぁの出会いはこの男によりもう叶いそうにもない。 もう一撃くらいはくれてやってもいいがきっとその前に止めを刺されるのだろう。 清姫は半ば覚悟を決め、両目を閉じようとする。 「——お前、名前を教えると言っただろう。言ってみろ」 一瞬、清姫は浅倉が何を言っているかはわからなかった。 だが、清姫はすぐに理解する。 先刻、即座に剣を突き立てられたことも理解出来た。 この男には自分など眼中にもなく、きっとあの黒縄地獄自体にも興味はない。 男にとってきっと、闘えることが全てなのだろう。 だからこそ他者に対する罪悪を感じることもなく、この期に及んで名前などの話を蒸し返すことが出来る。 怒りを通り越して呆れすらも覚えるが、一つ好ましいと思えることがあった。 それは浅倉の行動には嘘はなかったことに尽きる。 言ってしまえば彼は闘い、名前を教えると言われたのでただその権利を行使しようとしているだけだ。 その行動に他者を省みることはなく、ひどく独善的ではあるが、清姫はそこを責める気にはならなかった。 彼女も自身とますたぁ以外にこの世界に興味はなく、その二つのためにならばどんなことでも出来ると考えるのだから。 (ああ、ますたぁ……今度こそ、あなたを守りたかったのに……) 意識は少しずつ消えていく一方で、最愛の人への想いは燃え盛るように募っていく。 一度は惚れた相手を憎んで、恨んで、そして怒りで焼き尽くした自分。 まるで言うなれば獣。狂うように闘ったこの男とあのサーヴァントのように。 獣の本性を見せることが怖かった。嫌われてしまうのではないか。 また、嘘をつかれて嫌われてしまうのではないか。 また、私は醜い竜の姿で、愛する人を殺してしまうのではないか。 だけども、あの人は、ますたぁはそんな自分を見て言ってくれた。 ——格好いい、頼もしい、と。 なんてひどい。乙女に向けたものとして褒められた言葉ではないのに。 だけども、そのますたぁの言葉には嘘はなかった。 あの時も、自分のことを見捨てないと強く言い放ったますたぁ。 ああ、それなのに。 あなたのためならば、大嫌いな嘘でさえも自らのものに出来ると思えたのに。 今はもう、この唇を重ねられないなんて—— 黄金色の粒子が天に登り、そこには何もなくなった。 ※ 先刻の闘いは浅倉にとって悪いものではなかった。 ライダーとはまた違い、カードの力を使わずに雷や炎の力をあそこまで奮う存在は面白い。 雷の女はまだ余力も残していたようであり、また会うこともあれば楽しめるだろう。 だが、それでも浅倉の表情は険しい。 「……なんだってんだ」 名前を教えると言った、炎の女はたった今姿を消した。 特別、女の名前が知りたかったわけではない。 ただ、もらえるものであればもらっておこうと思っただけだ。 だからこそ、女がたとえ死のうが浅倉にとっては闘える相手が減ったという事実に過ぎない。 しかし、自分を無視して消えたことは気に食わなかった。 「イライラするんだよ……!」 苛立ちながら浅倉はその場をあとにする。 他者の存在を傷つけ、壊し、殺すことはたやすいのに。 満たされない己の心を抱えながら、浅倉は次の闘いを求めていく。 【清姫@Fate/Grand Order 死亡】 【C-3/東部/1日目・深夜】 【源頼光@Fate/Grand Order】 [状態]:健康。中度の疲労。 [装備]:絶刀・鉋@刀語、弓矢@Fate/Grand Order [道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0~1 [思考・状況] 基本方針: 英霊剣豪として一切合切を粛正する。 1. 鬼を二体確認したが、今戦うのは難しい。 [備考] ※源頼光ではなく、英霊剣豪七番勝負のライダー・黒縄地獄としての参戦です。 【C-3/南部/1日目・深夜】 【浅倉威@仮面ライダー龍騎】 [状態]:全身に火傷 [装備]:王蛇のカードデッキ [道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0~3 [思考・状況] 基本方針: いつも通りに闘う 1. 移動する [備考] ※メタルゲラス、エビルダイバーと契約後の参戦 Next どうにもならない事があっても幸福な君を守ってあげる Previous 劣等分の過負荷 前話 お名前 次話 BEAST INSIDE 清姫 Eliminated Debut 浅倉威 NEXT HUNT 鬼と鬼と鬼 源頼光 ARMOUR ZONE 目次へ戻る