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登録日:2018/03/12 Mon 10 43 14 更新日:2024/06/28 Fri 15 18 43NEW! 所要時間:約 148 分で読めます ▽タグ一覧 オカルト ゲーム ゲームに関する都市伝説 ゲーム用語 コメント欄ログ化項目 スーパーロボット大戦 デマ ドラゴンクエスト ファイナルファンタジー ポケットモンスター 噂 所要時間120分以上の項目 所要時間30分以上の項目 所要時間60分以上の項目 所要時間90分以上の項目 都市伝説 この項目では都市伝説の中でも、ゲームに関わる都市伝説を紹介する。 ほとんどはただのヨタ話やジョークの類であるが、一部真偽不明のものや、噂を意識したのかリメイクや続編に際して本当に導入されたものや、巡り巡って真実だったことが判明したものもある。 目次 ポケットモンスターシリーズ スーパーロボット大戦シリーズ ドラゴンクエストシリーズ FINAL FANTASYシリーズ アイドルマスターシリーズ マリオシリーズ 星のカービィシリーズ Wizardryシリーズ ロックマンシリーズ モンスターハンターシリーズ ストリートファイターシリーズ どうぶつの森シリーズ テイルズオブシリーズ パワフルプロ野球シリーズ サクラ大戦シリーズ ネプテューヌシリーズ 艦これシリーズ ウマ娘 キャラゲー デジタルモンスターシリーズ その他作品 トレーディングカードゲーム その他ゲーム関連 関連項目 マンガに関する都市伝説 アニメに関する都市伝説 サブカルチャーに関する都市伝説ポケットモンスターに関する都市伝説 ポケットモンスターシリーズ ポケットモンスターに関する都市伝説を参照。 スーパーロボット大戦シリーズ 緑川光はスーパーロボット大戦シリーズでサイバスターやウイングガンダムゼロカスタムなど、自分が声をあてたキャラが関わる機体の戦闘アニメに口を出す スパロボプレイ時は自分が乗った機体を最優先で改造するグリリバならやりかねないという理由でかなり長い間ファンの間では信じられていた。 本人曰く「一声優にそんな力ないから!」とのこと。 実際にはα外伝の際にノルス・レイの戦闘アニメを見た緑川が「自分の乗る機体もこれくらい戦闘アニメが派手になれば」と言ったら、 その後ゼロカスタムの戦闘アニメが派手になったというエピソードが「戦闘アニメに口を出す」という都市伝説になったものと思われる。あれ?やっぱり真実じゃ… なお、緑川は他にも「たとえ自分が乗ったロボットが参戦しなくてもスパロボのテストプレイに参加する」という都市伝説がある。スパロボ製作室に出入りしているのは事実であるらしい(*1)ためこちらはある程度信憑性があるか。 また『30』の時には緑川の方から「SSSS.GRIDMANはスパロボに出れますか?」という質問があったとか(稲田徹からも同じような事を言われたとのこと)。 他にも第2次Zでウイングゼロが強いという評価に「ウイングはいつだって最強なんだよ!」とキレるなど色々エピソードを持っている人である とあるアニラジ番組では緑川が声を担当している某キャラが、「この世で一番戦いたくないロボは?」の質問に、「ウィングゼロカスタム……」と答える一幕も。 作品関係者が出演拒否をしているため、特定のロボット作品はスーパーロボット大戦に出すことが出来ない 『覇王大系リューナイト』・『機動警察パトレイバー』・『サクラ大戦シリーズ』・『地球防衛企業 ダイ・ガード』・『魔神英雄伝ワタル』などが話題に挙がっていたが、列挙した作品についてはそれぞれNEO・OE・X-Ω・第2次Z・Xで参戦が決定したことにより出せなかった訳ではないと判明した。 『リューナイト』に関してはNEOの予約特典の小冊子にて、漫画版作者の伊藤岳彦自らネットの噂を否定しただけでなく、機会があればマジンカイザーのようなスパロボオリジナルのリューを描かせてほしいとまで言った。 『地球防衛企業ダイ・ガード』は戦う為の機械じゃないから監督がスパロボ参戦を断固拒否しているとまで言われていたが完全なデマである。 そもそも水島監督が 自身のTwitterでスパロボに出して欲しい とまで言っている他、原作を完全再現しているとも言える装甲値の低さにも大爆笑で絶賛している。 ただし、ダイ・ガードは災害防止&人命救助の為に用いられる機体であって戦う機械じゃないというのは間違っていないし、監督自身も前述のデマに関して 「若い頃の自分だったら言いそう」 と認めてはいる。 また、バンダイのライバル企業であるタカラトミーやコナミが版権を握っている勇者シリーズ(*2)や装甲騎兵ボトムズ、天元突破グレンラガン、エルドランシリーズやゾイドシリーズなども参戦を絶望視されており、 実際に勇者王ガオガイガーは『α』から参戦予定だったが駄目だったこと、ゾイドやグレンラガンは権利問題から参戦がほぼ不可能であったことが過去に語られている。 しかし、それぞれ第2次α・第2次Z・GC・Kで参戦を果たし、いずれもその後も参戦を繰り返してシリーズ常連となりつつある。 ただ作風的に『NEO』で参戦を希望されていた『魔神英雄伝ワタル』が未参戦のことについては、2009年8月のキャラホビ2009にて「そのことを分かっていない訳ではない」という趣旨の話を寺田貴信Pも言っており、 作品によっては(どうしても参戦できない)何らかの問題が存在するor存在していたようではある。 異世界が舞台な点や、戦争に参加させづらい点(*3)が出しづらい原因ではないかとも言われている。 例えば『銀河漂流バイファム』は「自軍に合流した時点で原作終了でいいなら」という話が出ているらしい。 ほか、一部で参戦が望まれる『ファイブスター物語』が参戦しない(できない)理由として、「永野護が『自分が設定から作った愛着のあるロボットが、他作品のロボットに負けるのは見たくない』と言っているので出せない」などの噂や、後述するブラッドテンプルの件で永野が激怒した等の噂がある。 もっとも戦闘アニメーションの制作や声優の起用などの参戦にあたり重要な鍵となる映像化については、1989年にコミック第1巻を題材に劇場版アニメが制作されたが、その後のストーリーは映像化されていない。 原作漫画も未だ完結しておらず(*4)、2013年には大幅なデザイン・設定変更が行われたため、前述の劇場版をベースにした参戦が可能かどうかも怪しい。 OVAジャイアントロボは版権料の問題から再参戦が困難である 『OVAジャイアントロボ』は横山光輝のさまざまな作品のキャラクターがスターシステム的に登場するロボットアニメである。 スパロボでは過去に 『64』とPS版『α』にて参戦していたが、PS版『α』と同時に参戦許可をとったと思われるDC版『α』を最後に一度も再参戦しておらず、多くの作品が参戦した『X-Ω(クロスオメガ)』にすら参戦しなかった。 この理由として、「2004年の横山光輝の死後は遺族の意向で『スターシステムの元ネタの全作品の版権』を取得することを求められるようになったため、コストの問題から参戦が困難になった」と語られることがある。『第2次α』の発売は2003年で参戦の許可取りは更にそれ以前であることから、詳細な事情は不明である。 ビッグ・ファイアがαシリーズにおいてサイコドライバー関連で重要な役割を果たすはずだったが上述の理由で参戦できなくなったため、『第2次α』ではオリジナルキャラであるイルイ・ガンエデンとルアフ・ガンエデンが代役として登場したとも言われているが、あくまで噂であり確定はしていない。 『α』の前日談的な漫画である『竜が滅ぶ日』の時点でジャイアントロボと大作がシルエットになっている、『OVAジャイアントロボ』が単体でゲームになった際もマスク・ザ・レッドが名前を伏せられシルエットになっている事案についても何かしらの事情はあるのだろうが、やはりこちらも詳細は不明である。 なお同じく横山光輝作品である『六神合体ゴッドマーズ』や『太陽の使者 鉄人28号』は以後のスパロボに参戦しており、『OVAジャイアントロボ』単体の事情であることが推測される。 『スパロボUX』の飛影は4回行動する 同作発売直後に流れた有名なデマ。 経験値泥棒として恐れられている飛影がついに「2回行動」と「連続行動」のコンボで4回行動出来るようになってしまった、という物なのだが、 実際には「連続行動」の仕様上3回行動が限界なうえ、そもそもUXの飛影は「連続行動」を習得していない。 そのためプレイして確認すればすぐにデマだと言う事が確認できるはずなのだが、 同時期に流れた「撃墜したらゲームオーバーになる敵も容赦なく攻撃する」の方が事実だったという事もあって妙に真実味があったらしい…というのもあるが 何よりもIMPACTでの暴れっぷりを知るユーザー達は飛影ならそれくらいやりかねない、むしろやると納得してしまったのもあり、 真相が報告された後もかなり長い間関連wikiの項目に残り続けていた。 ヒュッケバインはガンダムに似すぎた上に目立ち過ぎたため、問題になった 2006年あたりからオリジナルロボットのヒュッケバインの露出が不自然に激減し、同系列の新機体もそこまではガンダムに似ていないものなどになり、リアルバニシングトルーパーと呼ばれるようになった。 その理由が、ガンダムシリーズの版権元が当初は内心はともあれ黙認していたが(*5)、その後プラモ化やアニメ登場など露出が増えたため、とうとう怒って出禁となったのではないか?というもの。 人気且つ重要機体なのにアニメでほぼ未登場、該当PV総差し替えやプラモが発売後すぐ絶版される、頭部を別機体のものにするなど、状況的に何かしらの事態は確実に発生していたので全てが都市伝説やデマとは言い難いが、公式サイドの説明がないのでいかなる事態が起こったのか正しくは不明。 これまた何かしらあったのか、2016年以降は『スーパーロボット大戦V』へのゲスト参戦を皮切りにMETAL ROBOT魂での立体化など露出が増え、2021年発売の『30』においてはヒュッケバイン30として主役機に抜擢された。 見た目のそっくり具合で一番ヤバいと言われていた「ヒュッケバインMk-Ⅱ」も2022年に『DD』において3号機がPVまで作られて参戦した為、現在はこの問題は完全に解決したと言われている。 一時期は「ガンダムの版権管理を行っている創通がバンナムに買収されたので、版権問題が自社内でのやり取りになったので問題なくなった」という意見があるが、創通の買収は2019年、『V』は2017年発売なのでこれは明確に間違いである。 第2次にて初登場したサイバスターは参戦が叶わなかった『聖戦士ダンバイン』の代理として作られた。 今やスパロボオリジナルの代名詞的な立ち位置と言えるサイバスター。 インタビューで原作者である阪田雅彦から「『第2次スーパーロボット大戦』でダンバインが諸事情で参戦できなかったため、イメージが近いものとしてサイバスターを登場させた」と語られた。 この事から「参戦が諸事情で叶わなかったダンバインの代理として作られた」というという噂が長年流布されていたが、2020年8月21日配信の「生スパロボチャンネル」にて寺田貴信Pの口から「代理として作られたのは根拠のない噂である」と直々に否定された。 実際のところは『第2次』になんらかのオリジナルロボを登場させる予定が最初からあり、その候補としてサイバスターを含めたいくつかのロボットがデザインされたが、ダンバインの穴埋めのこともあって、剣士をモチーフにした空飛ぶロボットであるサイバスターが採用された、というだけのようである。(*6) なお、サイバスター周辺の世界観やらメカニックやらの設定が本格的に肉付けされたのは、『第3次』並びに『EX』以降であるという証言も他のインタビューで確認でき、『第2次』の頃はほとんど固まっていなかったようだ。 版権の関係で削除された機体がいる 『第4次』が『F』としてリメイクされるにあたり、追加要素と共に削除された要素もあるのだが、そのうちブラッド・テンプルとガンダムセンチネル出典の要素がその後のスパロボ作品に再登場していないため様々な推察を呼んでいる。『第4次』の移植作『第4次S』は両要素共に削除されることなく現在でも配信されており、同じく削除されたサーバインやズワウスは再登場する際に「聖戦士ダンバインOVA」や「New Story of Aura Battler DUNBINE」と別に参戦作品欄に記載されていることから、両要素も同じく別に版権料がかかるため削除された可能性がある。 ブラッド・テンプルは「重戦機エルガイム」の設定中にのみ存在する機体。『F』の後に発売された『全スーパーロボット大戦電視大百科』にも収録されているため「たまたま登場していない」という見方も存在するが、一方で『30』においてエルガイムMk-IIの頭部の話題になった際は「古代のすごいヘビーメタル」と言葉を濁されたため、何かしらの事情を抱えている可能性もある。 ガンダムセンチネル出典の要素は『電視大百科』にも収録されず、『第4次』発売後にセンチネルを展開したモデルグラフィックスとバンダイの間で権利関係のトラブルが発生していたことが影響しているとの見方がある。その後『第2次スーパーロボット大戦α』にて「バーザムのデザインがセンチネル版」なことやアラド編序盤に「ティターンズ残党がガンダムを奪取する」・また中盤の分岐ルートに「月面の施設を巡って連邦軍内部の敵対派閥と戦闘する」というセンチネルを思わせる展開があったこと、「参戦予定であったが版権問題が解決できず没になった」という噂があり、ゼータプラスなどの没データなども見つかっている(*7)。 『スーパーロボット大戦GC』から『スーパーロボット大戦XO』への移植の際にも、巨大からくり雷神王が削除されており、テレビ版の版権取得のみでOVA版に登場する巨大からくり雷神王を登場させてしまったことからの版権問題と言われているが、やはり明言はなく詳細不明。なお後年イベントで配布されたスパロボ20周年ブックレットでは、GCの参戦作品欄に発売当時は言及がなかった「陽昇城カラクリ夢日記」が別で記載されていたりする。 アストラナガンがOGに出られなかったのはゲームボーイアドバンスで機体の色の黒が表現できなかったから これは明確に間違いと思われる。アドバンス版OGの時点でヒュッケバインマーク2トロンベやグルンガスト零式など黒い機体は普通にいた。 「アストラナガンは全並行世界で一機しか存在できないから」という出どころ不明の噂もあるが、これもまた寺田Pによって否定されているし、そもそもアニメ『ディバイン・ウォーズ』ではアストラナガンとディス・アストラナガン(=アストラナガンの残骸)が同時に登場するシーンがある。 今のところは「OG自体がドラマCD『スーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY』を元に生まれており、そちらの方でイングラムの使用した機体がアストラナガンではなく、R-GUNの改造機だった(*8)からそれを踏襲した」という説が有力。「OG世界がα世界と比べるとアストラナガンができるほど技術が発達してない」という説もある。 前述の『ディバイン・ウォーズ』や漫画『Record of ATX』など、アストラナガンが出てないということを逆手にとった作品もある。 ドラゴンクエストシリーズ ドラクエ2にはスタッフが仕込んだ最強の復活の呪文が存在する 「ゆうていみやおうきむこうほりいゆうじ……」と続く復活の呪文を使用すると、レベル48のローレシアの王子「もょもと」でスタートできる、と言う裏技。 これ自体は都市伝説でもなんでもない非常に有名な事実であり、実際に使用してみたプレイヤーも多いだろう。 では何が都市伝説なのかと言えば、これが「スタッフの仕込みによって用意された」と言う噂。 ドラクエ2のスタッフの名前が多く登場する出来すぎたパスワードである事もあり、意図的な物だと信じていた、あるいは今も信じているプレイヤーも少なくない。 だがこれは、ただの偶然であり、堀井雄二も中村光一も、このパスワードが仕込みである事を否定している。 そもそも本当に仕込みであれば、「ゆうてい」と「ほりいゆうじ」で堀井雄二が2回も登場し、すぎやまこういちや中村光一が登場しないと言う不自然さに説明がつかない。 実の所、ドラクエ2の復活の呪文は最大52文字にギュッとデータを詰め込んでいるため、こうした意味のある文章が登場する事は不自然ではないのだ。 現在ではこうした「意味のある文章の復活の呪文」を作成するツールも存在しており、すぎやまこういちや中村光一の名前も入った「全く同じもょもと」のパスワードも発見されていたりする。 似たようなもので、ドラクエ1や2の「意味のある文章」の復活の呪文が「予言」として出回ることもあるが、これらも後年に生成ツール等で意図的に制作されたものであることが多い。 実際にこのような復活の呪文を入力すると、勇者の名前が不自然であったり、手持ちアイテムが異常な組み合わせであったりなど不自然なデータだったりする。 文章の具体例などは復活の呪文(DQ)も参照。 なお、こうした「仕込みと思われたが実は偶然のパスワード」はドラクエ1・2に限った話ではない。 中には、「極めて卑猥なパスワードを仕込んだ」と濡れ衣を着せられたゲームもある……これについては後述。 ロトの兜の正体は、ドラクエ3の不幸の兜 ドラクエ3には後の世界でロトの装備と伝えられる装備品が登場するのだが、兜だけそれらしい装備が登場しないことから囁かれた都市伝説。 順当に攻略していった場合、クリア時点での勇者の装備=後のロト装備は、剣=王者の剣、鎧=光の鎧、盾=勇者の盾とそれぞれに謂れのある伝説級の装備が揃うのに、兜だけが鉄仮面という勇者専用でもなんでもない単なる汎用市販品である上、ロトの兜と似ても似つかない代物になってしまうのである。 そのため、FC版では兜の中で唯一売却不可かつデザインがロトの兜に似てなくもない(少なくとも鉄仮面よりは遥かに近い)不幸の兜が後のロトの兜なのでは?と言われるようになった。 一応呪いの装備なのだが、不幸の兜のマイナス効果は「運の良さが0になって補助魔法に弱くなる」だけであり、ラスボス戦(正確にはその前座含めて)で補助魔法を使ってくる敵がいないことから、最終戦に不幸の兜装備が実際有効なこともこの都市伝説に拍車をかけた。 しかし、これに関してはリメイク版で勇者の父オルテガが特別にあつらえた勇者専用の兜、オルテガの兜というよりロトの兜に相応しいアイテムが登場したことから下火になっている。現在の公式設定としては、「オルテガの兜=ロトの兜」でほぼ確定と見て良いようである。 ただし、デザインはロトの兜にあんまり似ていないのだが…。 ドラクエ4のエンディングのシンシアは幻で堀井雄二本人がインタビューで認めている 4の都市伝説の中で特に有名かつ確実に荒れるもの。 根拠として挙げられるのが「仲間がルーラできない村に来るのは徒歩では無理だから」「シンシアだけ蘇るのはおかしい」「その方が美しいから」…といったもの。 実際のところルーラはあくまでシステム上の話でしかなく、後者2つは個人の感想の域を出ないだろう。 しかしあくまで捉え方はプレイヤーそれぞれではあるのだが、何故この都市伝説が広まっているのか。 それは「堀井雄二が雑誌のインタビューで認めている」というのが根拠とされている。 …が、実のところ明確なソースを出されることはほとんどない。ではこの説はどこから来たのかというと、当時のファミ通の紙面で浜村通信のコラムで「もしかしてあれは幻だったのかもしれない(要約)」というものが見つかっており、これが大元ではないかというのが有力。 ドラクエ5のエスタークは、規定ターン内に倒せば仲間になる ネットがなく検証の方法が限られていた時代に広まった都市伝説の代表であり典型例。 このような説が広まったのは、初のモンスター仲間システムを採用した作品であることと、エスターク撃破時に「この私がたった○ターンでやられてしまうとは…」と深読みできないでもないセリフを言ったことが理由と思われる。 オリジナルでは特に何も起きないのだが、「規定ターン撃破のご褒美」はリメイク版ドラクエ3のしんりゅうで、「裏ボス仲間化」はドラクエ6のダークドレアムとリメイク版ドラクエ5のタークでそれぞれ叶うことになった(*9)。 この都市伝説の面白いところは、ネットで広まる可能性が極めて低い(*10)にもかかわらず、「仲間にするためのターン数」が日本各地でほぼ同じということである。 追記者は日本全国で聞いたわけではないので断言はできないが、学生時代に東北と東京と中部の出身者8人にこの噂を尋ねた所、全員から「10ターン」という答えが返ってきた。 この「10ターンでエスタークが仲間になる」というのは、後にドラゴンクエストモンスターズジョーカー2(*11)で実現している(*12)。 エスタークの強さに対して10ターンはかなり早い方であり、またキリのいい数字なので広まっているのかもしれない。 なお、やり込めばバグ技なしでも2ターンでの撃破も可能で、やいばのよろいの反射バグなどを使えば最短1ターンで撃破出来たりする。 でもやっぱり仲間にはなってくれない。 ドラクエ5のミルドラースの正体は前作主人公(天空の勇者) ややマイナーだが、これもたまに語られる説。 本編終了後、 ①実父の仇にして故郷を見殺しにした張本人でもあるマスタードラゴンに単身戦いを挑むも返り討ちに遭う。 ②神に魔界に追いやられ封印されてもなお復讐心は消えず、いずれマスタードラゴンを倒すべく進化の秘法を自らに施す。 ③しかしやはり副作用で記憶が混濁してしまい、目的が世界征服にすり替わってしまった。 …というもの。 アルカパの主人の語る伝承での勇者の末路が実際のEDと食い違う事(*13)、リメイク版では元人間と言う出自から憶測が生まれた。 また、ミルドラースがミルなんとかさんになってしまったのも途中で「前主人公がラスボスはまずくないか」となり、関連テキストやイベントを削った結果だという声も。 しかしこの説は基本的に無理がある。というか伝承の差異以外根拠が何もない。 リメイク版において『進化の秘法で神になろうとしていたが、心の邪悪さから逆に魔族にされた人間』という説明がある(*14)。 そもそもミルなんとかさんは2chのネタである。更に言えば人型形態の時点ですでにナメック星人のような風貌であり、ピサロ及びデスピサロとは全く違う。 リメイク以前から天空城で暮らさないかと提案された上で、「仲間と共に地上に帰る」という意思を示したのは勇者自身であり、その後は天空城に行ける手段がない。 同時にこの説は勇者に失うものがあっては厳しくなる都合上、そもそもシンシアの存在について明言していない公式と矛盾する。 更にこの説の場合、作中で勇者の末裔とされている嫁候補の出自も矛盾していく。 ノベライズ版設定だと説明がついてしまう(*15)が、幸いノベライズ版のミルドラースの出自はIV勇者ではないのが確定している。 シンシアが生きていたら反対するであろうことは明白な上、我が子を放置して私怨を果たしに行くのならそれこそ勇者が外道になってしまう。 そうでなくとも、そもそも勇者が進化の秘法を使えるのかさえ怪しい。なぜなら進化の秘法は「黄金の腕輪」と「若き乙女の魂」が必要である。 私情の敵討ちのために若い乙女の魂を捧げるだろうか?実父やシンシアの敵討ちが理由ならそれこそダブスタである。 更に黄金の腕輪があれば意識の混濁などしないのも知っているのに、何故そっちは用意してないのか?とツッコミどころ満載。 要するにかなり荒唐無稽で無茶苦茶な与太話ということ。 ドラクエ5のミルドラースはドラクエ6のブースカが進化した姿。 またしてもミルドラースの正体に纏わる都市伝説。 ブースカはドラクエ6の雑魚モンスターで、終盤のダンジョン「ムーアの城」に登場する魔王ムドーの色違い。 中盤の山場であった魔王ムドーの色違いという外見に違わず、強力な呪文や特技、ベホマスライムを呼ぶといった搦手を使いこなす強敵だが、それ以外には特にこれと言った設定はない。 しかしこのブースカ及び色違いの元となる魔王ムドー、手足の短いずんぐりとした体型、角や耳の位置や伸びている方向等、角の本数や翼の有無などと言った違いはあるものの、シンプルになっただけで大本のデザインがミルドラース第二形態にやたらと似ているのである。 ドラクエ6はドラクエ5より時系列的には前にあたる作品のため、これを元にして、ドラクエ6で主君デスタムーアを失ったブースカの生き残りの一匹が魔界で力を蓄え、ドラクエ6→4→5と長い年月を経て進化した結果魔界の王ミルドラースと化したのではないか…という都市伝説。 当然「見た目が似ている」という以外の根拠がない上に、同ダンジョンにはキラーデーモンやサタンジェネラルと言った同じ魔王の色違いモンスターがわらわら出てくる。その中でもブースカにだけそんな御大層な設定を一匹だけ付ける意味もない。 そして上述した通りリメイク5で「ミルドラースは進化の秘法を使った元人間」という設定が公開されたため、あえなく否定されることになった…… ……のだがドラクエ6発売から大分後になって発売された「鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ」という書籍にて「ブースカは元々ミルドラース第1形態の没デザインだった」「ブースカの方が先に決まっており、色変えでムドーが作られた」という裏話が公開された。 元々第一形態として作られていたのならデザインが似ているというのは当然の話で、最終的に没になってしまったもののメタ的には「ブースカからミルドラースになる」という一点においては一致していたという稀有な回答が得られた都市伝説である。 5以降に登場するエスタークは、記憶を失ったデスピサロ 4のエスタークの体色(青色)が以降のシリーズにほとんど採用されず、5以降のエスタークが概ね4のデスピサロの体色で登場することから、「本物のエスタークは4時点で完全に滅んでおり、以降のシリーズにゲスト出演しているのはデスピサロでは?」と推察されることがある。 実際ゲスト出演版エスタークは大抵記憶を失った設定で出てくるのもこの説を補強する。 ただ、リメイク版4の6章と明確に矛盾する(これが正史なのかどうかは不明だが)のと、リメイク前の時点でもデスピサロは「人間体に戻って力尽きる」という描写だったので、やや無理がある推察である。 単純に、「未覚醒エスタークが青色で、完全に覚醒したエスタークが茶色」という考察がされることも多く、モンスターズスーパーライトではSランクの「エスターク」が青色、SSランクの「地獄の帝王エスターク」が茶色という風にされている。モンパレやライバルズでは逆で、青色が肩書含めてモンスター名となっている。 ドラクエ6の魔王ダークドレアムの正体はテリー ドラクエで有名な都市伝説、別パターンとして「エスタークの正体はテリー」というものがある。 何故これらの都市伝説が発生したのかというと、ドラクエ6の物語そのものが夢の世界と現実の世界に分かれており、 同一人物であったとしても世界によっては設定が違う同じ人物が登場してもおかしくないという土壌がある。 更に、テリーは有名作「ドラゴンクエストモンスターズ」で主役を務めており、魔物を率いる姿は正しく魔王の姿。 更に自ら力を求めて人でありながら魔王の配下、しかもダークドレアムの色違いであるデュランの配下であったことからこの説が生まれたのだろう。 「エスターク」説の場合は、彼が使用したとされる「進化の秘法」は作中のキングレオの様に人を強大な魔物に変貌させる効果があり、 更にエスターク自身が記憶喪失であり、常に眠っており夢の世界と結び付けられやすいというように説明がなされている。 では実際にはどうかというと全くの出鱈目である。 そもそも設定から考察したものばかりで、では本人達がそれを示唆する台詞を言った事は一切存在しない。 そもそも製作者の堀井雄二本人がその説を否定している。ダークドレアムに至っては直接本人たちが対峙してるし。 ちなみにこの都市伝説の派生に近いものとして「ダークドレアムとエスターク」には関係性がある、という都市伝説もあるが、 こっちも示唆する設定や台詞も無いので今の所確実性は薄いだろう。 ちなみに似た様な都市伝説として「デスタムーアはチャモロ」等があるが、時系列がおかしかったりそもそも両者が対面してたりしてるので信憑性は相当疑わしい。 類似で「4のエビルプリーストはチャモロ」等というものもあるが、こちらも結びつける要素が少なすぎてほぼこじつけに近い。 いずれもチャモロの影の薄さも交えた便乗ネタだろう。 ドラクエ6の黄金の竜の正体はバーバラ これもまたドラクエで有名な都市伝説。 この黄金の竜と言うのはドラクエ6にてムドーの城へ行くときに乗り物になってくれるドラゴンの事で、初代ゲームのパッケージにもその姿が描かれている。 しかしこのドラゴンは謎が多く、その為このような都市伝説が生まれたのであろう。 根拠としては、カルベローナ住民が「大魔女バーバレラの血を引くバーバラ様ならドラゴンにも変身できる」というセリフがある。 バーバラがムドーと闘う時何故かパーティから離脱する、他のパーティメンバーと同じくバーバラの肉体も存在するはずなのだが何故かそれが作中言及されない。 そしてリメイク版にてバーバラと黄金の竜が同時に存在する事は無いように修正されている、等々である。 が、カルベローナは現実の土地が丸々消し飛んで跡形もないのも事実である。 でもこれも上の都市伝説と同じく信憑性ないんでしょ?と思われるだろうが、この説に関しては話が違う。 製作者の堀井雄二がインタビューにて「バーバラ=黄金の竜」の設定でストーリーを作る予定だったが没になった、と語っているので これに関しては「正解ではないが限りなく正解に近い説」という表現の方が正しいのかもしれない。 久美沙織によるノベライズ版では、完全にバーバラ=竜として描かれている上、ゲームの内容とも矛盾しないため、これが公式設定だと思い込みがち。 ちなみに派生として「バーバラはゼニス城=後の天空城に残ったため、天空城の主であるマスタードラゴンと関係している」というものも存在する。 後に「バトルロード」シリーズのミレーユの技において黄金の竜を「マスタードラゴン」とする表記がなされている。 しかし、モンスターズシリーズでもマスタードラゴンは登場するが、黄金の竜とは別の白いドラゴンとして描かれている。(*16) あくまでナンバリングシリーズでもないバトルロードシリーズでの表記なのでどちらが正解なのかは公式でも不明である。 しかし上の没設定を見てみると、正確とは言いづらいが否定も出来ない、という感じの不思議な立場の都市伝説となっている。 ぶちスライムは、現実世界のスライムが「自分より弱いモンスターがいたらいいのに」と願った夢 歴代シリーズでも唯一の「スライムより弱い雑魚モンスター」であるぶちスライムの正体を、6の世界観と合わせて考察した有名な都市伝説。 ぶちスライムは夢の世界にのみ、スライムは現実世界のみに存在しており、さらにそれぞれの生息域も被っていることから、ぶちスライムは「スライムの見ている夢」とする考察。 「ドラクエといえばやっぱり最初の雑魚敵はスライム」という伝統に反したこの配置を説明でき、 またぶちスライムが後のシリーズでは異様に影が薄いこともこの特異な出自を考えれば納得できる部分はある。 とはいえ、公式での解答は一切ないので、あくまで「一考察」に過ぎない。 なお、ぶちスライムの亜種であるぶちスライムベス、ぶちベホマラーは夢世界と現実世界の両方に登場する上に本家より強いので矛盾するように思えるが、 こちらについては「現実にてぶちスライムベスらにいじめられたスライムが『あいつらなんか自分より弱くなればいいんだ』と夢見た」、 つまり「むしろ現実世界でぶちスライムベスがいたからこそ、それをモデルにスライムの妄想で夢世界に最弱のぶちスライムが生まれた」と、逆にこれを根拠としてぶちスライム誕生のきっかけとしてしまう考察が存在する。 実際、現実世界でぶちスライムベスが生息するロンガデセオ周辺には、場違いに弱いスライムも出現するため、後者の説の裏付けであると主張されることもある。 ただし、これに関しても実際のところはデータの綾で、ロンガデセオの北部が本来はスライムの出現区域であるダーマ神殿跡~サンマリーノ周辺という区域に含まれているためで、 ぶちスライムベスとスライムの出現地域がごく近いというだけであり、この2種が同時に一緒の集団で出現するというわけではない。 ドラクエ7のオルゴ・デミーラの正体はキーファ とある考察サイトから広まったドラクエの有名な都市伝説の一つで、作中で離脱したキーファが後にオルゴ・デミーラになったという物。 元々はドラクエ7の物語を聖書に見立てた場合、キーファの立ち位置が「人間が楽園から追放されるきっかけになった存在=蛇=サタン=黒幕」になるという考察から来た物なのだが、 実はこれは「グノーシス派」と呼ばれる聖書の解釈をモチーフにした物語を、無理矢理オリジナルの聖書に当てはめた事で産まれた勘違いの産物だったりする。 オルゴ・デミーラのモチーフは明らかにグノーシス派における偽りの神「デミウルゴス」であり、そちらの蛇はむしろ「偽りの楽園から人々を解放した本物の神の使い」とされていて「蛇=黒幕」という解釈とはかすりもしない。 更に言うなら、そもそも「デミウルゴス」という名称自体が「(偽りの楽園を作った)造物主」という意味の肩書き(*17)に近く、楽園を壊す側である蛇は同一人物どころか絶対に相容れない相手である。 とはいえ、オルゴ・デミーラにオリジナルの聖書における蛇との類似点が多い事も事実であり、「2つの解釈を繋げる事で、それぞれの蛇を対比させる意図があったのではないか」という説も存在する。 ただし、その場合でも2つの蛇の行動は「過去におけるオルゴ・デミーラの介入」と「現代でキーファが作った旅のきっかけ」という様に完全に独立した事象として扱われており、やはり2つの蛇を同一の存在とする「キーファ=オルゴ・デミーラ」説の入るら余地はない。 また、それ以外の根拠の一つとして「キーファとオルゴ・デミーラのデザインが似ている」という物もあったが、 そもそもオルゴ・デミーラの公式イラストは長い間伏せられており(*18)、ドラクエ7発売当時はPSやGBのドット絵でしかオルゴ・デミーラのデザインを確認できなかったという点は留意しておくべきだろう。 事実、後に公表されたオルゴ・デミーラの公式イラストはキーファのそれとはまったく似ていない。 裏設定の類ではなく「初期のシナリオでは『生き別れた親友が魔王となって世界を征服し、勇者となった主人公と対峙する』というストーリーだったが、あまりに鬱すぎるので没になり設定の根幹から変更された」という推測が語られることもある。まぁこれが無くなったところで鬱ゲーなことに一切変わりはないのだが。 確かにあまりに中途半端な時期に永久離脱し、そしてその後に一切触れられない不自然さを考えると、こういう経緯があっても不思議ではなさそうだが、真相は不明である(*19)。エスタード島だけ残ったのもタイムパラドックスを回避する為、と理由付けされることもある。 もっとも前述の通りキーファとオルゴ・デミーラを結び付ける考察自体が出発点からして相当怪しい代物であるため、 それが前提になっているこちらの話もおそらくはもっともらしく聞こえるだけの仮説の域を出る物ではないだろうが。 ちなみに、魔空間の神殿でオルゴデミーラが「お前たちの命はどこまでいってもお前たちの物、神のために使うべきではない」という発言等から、キーファが魔王になったのはユバールの民を守れなかったからとかライラを守れなかったからという説もあるが矛盾がありまくりなのでこれは間違い。 リメイク版の配信石版やDQ11の冒険の書の世界での登場時はライラやユバールの民が危機に陥っていたのは間違いないのだが。 ドラクエ7のマリベルは開発段階では永久離脱する予定だった。 ドラクエ7のパーティメンバーの人の流れに関する都市伝説。 マリベルは冒険中盤で病で倒れた父親の看病のために冒険を離脱し、入れ替わるようにしてアイラが加入。 そして終盤で再びパーティに加入できるようになるのだが、実は開発当初はマリベルが再加入する予定はなかったのではないか、と言うもの。 というのもマリベルが加入可能になると主人公以外の4人のメンバーのうち、誰か一人を選んでアミット邸に留守番させなくてはならないのだ。 メタ的にはドラクエの4人パーティの戦闘システムの都合上、誰か一人をパーティから外す必要があるというのはわかる。 しかしそれにしたって5人の中から4人を選んでパーティを組むというのは編成の自由度があまりにも低すぎるし、シナリオ的に見ても、馬車の定員という設定があった前作はともかく、世界の危機が迫る中でただ一人お留守番という不自然な構図に対するフォローはあまりない(*20)。 また、長期離脱していたマリベルの成長の差に対するフォローも殆どなく、レベルや熟練度は引き離されたまま。 マリベル自身のスペックは決して悪くないため、鍛えなおせば十分戦力になり他のパーティメンバーと役割が被ることもないのだが、最初から終盤で再加入させることを考えているのなら、4のライアンのように中盤で仲間になることへの経験値的なフォローが入っていてもおかしくないはず。 要するにマリベルを抜きにした主人公・ガボ・メルビン・アイラの中盤以降の4人で固定パーティとなる方がシナリオの進行としては自然な形となるのである。 よって「当初はマリベルが永久離脱する前提で製作を進めていたが『キーファだけでなくマリベルまで永久離脱というのはマズいんじゃないか』ということになり、開発途中でマリベルが復帰できるようにした。パーティ選択等で不自然な点があるのはその名残」という都市伝説がまことしやかに語られるようになった。 同じく永久離脱するキーファに関しては公式インタビューで「本当はもう少し後で離脱する予定だったが色々育成をやってから抜けられると困るだろうから当初の予定より早く離脱することになった」と述べており、 まさにマリベルこそ「呪文要員として育成してたのに急に離脱されて回復役がいなくなって困る」といった事態を引き起こしがちなキャラであるため、 「とってつけたような再加入」といった印象を抱きやすいのも拍車をかける。そもそもキーファの永久離脱自体がアレなイベントだというのは置いといて これと言った否定材料はないものの(*21)、具体的なソースらしいものは見つかっていない。 堀井雄二がインタビューでそう言っていた、という趣旨とセットで語られることもあるがそれに関しては 「当初はキーファと二人旅をする予定だったがせっかく『話す』システムがあるのに男二人で旅してもつまらないだろうという事で、話してて楽しくなりそうなマリベルというキャラを作った」 というものであって、確かに当初の予定ではマリベルというキャラそのものがいなかったのは事実だが「だからマリベルは途中でいなくなる予定だった」というものではない。 ドラクエ9のサンディのモデルはキャバ嬢 DQ9の発売当初に一時期広まった都市伝説の一つで、「ギャル妖精サンディは堀井雄二のお気に入りのキャバ嬢がモデルになった」という物。 しかし公式のインタビューによると、サンディのキャラは「最初にギャルという設定があり、そこから鳥山明が描いたデザインを元に現在のサンディが作られた」という変遷を辿ったと語られており、 件の都市伝説を当てはめると時系列に矛盾が生じる。 サンディはドラクエの世界観から浮きかねないキャラということで批判的な目で見るファンも多かったため、揶揄として冗談半分で言っていたものに後付けが加わったものだろう。 またこの都市伝説の根拠として、発売前に広まったDQ9の開発状況のリークとされるコピペ内の「堀井(と思われる人物)がキャバクラに嵌っていた」という記述を挙げる者もいるが、 件のコピペは確かに当たっている点もあるものの、同時にDQ9を知る者なら一目で「おかしい」とわかる矛盾点(*22)も存在するため、鵜呑みにするのは危険である。 余談だがサンディ同様にキャバ嬢がモデルと言われたリメイク5のデボラは、サンディの一件があったからかは不明だが「新しい妻候補は絶対に誰も選ばないようなキャラにしよう」ということからあのデザインで誕生したという経緯がある。 FINAL FANTASYシリーズ FINAL FANTASYという名称は、当時営業成績が芳しくなかったスクウェアが「これが最後の作品になるだろう」という意味を込めて名付けた あるいは、これが売れなかったらこの会社はもう終わる、という背水の陣に挑む覚悟で名付けられたと噂される場合もある。 作曲の植松伸夫も「当時の財務状況が良くないから最後の作品としてファイナルと付けられた」と思っていたほど営業成績が芳しくなかったというのは事実らしい。 だが、坂口博信は「まず『FF』というアルファベットで表記できて、かつ4音で発音できる略称で呼ぶことを前提とした」「当初はファイティングファンタジーというタイトルにするつもりだったが同名のボードゲーム(*23)との被りを避けるためにボツ」「Fで始まる単語なら何でも良かった」と語っており、実質的にこの都市伝説を否定している。 とはいえ、それ以前には「何をやっても売れなかったから、これを最後の夢だとしてファイナルファンタジーを世に送り出した」とも発言しており、ファイティング以外のFで始まる単語の中でも『FINAL』を選んだのは背水の陣に挑む覚悟という意識もあったのかもしれない。 FF4の月にある人面岩は裏ボス 月面にある謎の人面に見える岩についての割と有名なFFにおける都市伝説。元ネタは当時発見され話題だった火星の人面石。 開発当時は何か仕込む予定だったが結局使わなかったという噂も存在する。 実際はこの時期のスクウェアゲーによく見られたスタッフのお遊びで、続編や聖剣伝説2の海上にもある。LIVE A LIVEに至っては、人面石を100回調べることで、あるアイテムが入手できる洞窟が出現するという隠し要素が仕込まれていた。 ちなみに製作側もこの噂を承知していたのか、GBA版では追加ダンジョンの入り口になった。 更にDS版リメイクでは周回プレイでゼロムスから盗んだ『ダークマター』を使うことで、本当に隠し裏ボスと戦えるようになった。 …ちなみにゼロムスから盗めるこの『ダークマター』も、長きにわたって「ゼロムスの必殺技ビッグバーンのダメージが軽減できる」といわれていた。 が、後に実際は何の効果もなかった事が明らかになった(*24)。こちらもある種の都市伝説といえる。 FF5の海の中にあるモアイ像は隠しダンジョンへの入り口 これも割と有名なFFにおける都市伝説。 地域によって亜種が複数あり 「隠しショップへの入り口で、ここでしか買えないアイテムが売っている」 「オメガ、神龍、ギルガメを倒して勲章を入手したらダンジョンへ入ることができて、中にいるボスを倒すと隠しジョブが入手できる」 …等がある。 実際には単なるオブジェなのだが、バグか仕様か不明だがモアイ像の上では浮上できなくなる現象が発生する。 上記同様、開発当時は何か仕込む予定だったが結局使わなかった、という噂も存在する。当時からよくあることではあったが。 ちなみに、こちらも製作側もこの噂を承知していたのか、GBA版では実際に追加ダンジョンの入り口になった。 FF7でエアリスが生き返る FF7の都市伝説で、プレイステーションソフトの中では最もメジャーなものと思われる。 ヒロインのエアリス・ゲインズブールは中盤で死亡してしまうのだが、それを生き返らせる隠し要素がどこかにある、というもの。 エアリスは発売前から盛んにメディアで紹介されていたメインヒロインであったため、「ヒロインがこんなところであっさり死んでしまうのはおかしい…生き返らせる手段があるはずだ…」というプレイヤーの願望から囁かれるようになった噂である。 また、エアリスのレベル4リミット技「大いなる福音」を死亡以降に入手しやすいのも噂を後押しする要因になった。(*25) FF7自体がプレイステーションのキラータイトルであり後世に多大な影響を及ぼしたヒット作であることから、プレイヤーもかなりの数であり、それに比例して噂も広まっていった。 さらに当時はWindows95の発売でインターネットが普及しはじめた時期でもあったため、有名な「水中呼吸マテリア」(*26)などのデマ情報がそれまでの口コミを超える速度と確度で急速に拡散したのである。 本作発売前のゲーム雑誌や設定資料集に没マテリア「すいちゅうこきゅう」なるものが写った画面写真が掲載され、実際には入手不可ながら後にゲーム内のデータに存在することがチートで確認されたこと、 またエアリス死亡関連のイベントが「水」を深く印象付けるものであったことなども、両者を結びつける噂の拡大に拍車を掛けたものと思われる。 結論から言えば、ストーリー上でエアリスを生き返らせる手段はない。彼女を生き返らせるイベントも、存命のままのエンディングもありはしない。 ただ、バグを利用した裏技で強制離脱イベントをスキップし、強引にエアリスを連れ回してその先の展開へ連れて行く事は可能。 こちらは『サガフロンティア』のディスクと強引に入れ替えて地形データを崩壊させて進む、通称「サガフロワープ」というもので、発売から1年足らずで発見されたものである。 ちなみにPC/スマホ版ではユフィ加入時のバグを利用した「ユフィワープ」なる技で、加入状態を維持する事が可能、サガフロワープではスキップの都合入手不可になるアイテムもこちらでは入手可能だったりする。 しかし、これはあくまでも想定された仕様ではないため、場合によってはイベントフラグがおかしくなり、セーブデータが進行不能になる危険がある。 連れ回したエアリスは当然その場にいないはずの存在なので、あくまで戦闘キャラクターとして使えるだけであり、ストーリー上は完全に彼女が死んだものとして進行する。 ただし、没要素として数は少ないもののイベントで彼女が会話に参加するシーンもあるため、これらのイベント製作の時点では彼女が存命であることを想定していたのではないかとも言われることもある。 しかしこれに関しても「該当イベント(ミニゲーム)はストーリーと関係なく作成していて、挿入場所も決まっていなかった」とされる開発側の発言が存在し、生存ルートの構想を裏付けるには微妙である。 そして大きく世間を騒がせた「すいちゅうこきゅう」のマテリアの噂については、9ヶ月後に発売された改良版『FINAL FANTASY Ⅶ INTERNATIONAL』にて、よく似た「せんすい」という追加マテリアが実装された。 ただし、ゲーム中では「せんすい」入手時に「【水中呼吸マテリア】と交換せぬか?」というセリフがあるため、名前こそ変わったものの没要素を再利用したものと思われる。 実際の効果はエアリスとは全く関係なく、海の中に登場する追加ボスのエメラルドウェポン戦の制限時間を無くすだけというものだが、ゲーム内で明確に別の役割を持たせて登場させたことで、長らく蔓延っていた水中呼吸とエアリス復活を結びつける噂も終息していくことになる。 一方で、2020年発売のリメイク版では「星の運命の番人」フィーラー(*27)と対立・撃破し、果てにフィーラーがセフィロスに取り込まれ消滅してしまったせいでオリジナル版とは違う結末を迎える可能性が非常に高く(*28)、エアリスが生存する可能性も出てきている。 本来なら見えない筈のフィーラーが見える人間は即ち「星の運命」を変えうるとフィーラーに判断された人間…その中にはエアリス自身も含まれているのだ。 FF8のラスボス、アルティミシアの正体は未来のリノア FF8の都市伝説で、こちらも考察サイトから広まった類。 現在もなお支持者が少なくない噂であるが、大本とされるサイトで示された根拠には些細な演出を理由としたこじ付けも多く、また矛盾点の指摘も少なくない。特に致命的かつ頻繁に指摘される矛盾点として、作中において「アルティミシアは何世代も後の遠い未来の魔女」であることがイデアによって明言されている点が挙げられる。作中でリノアはイデアより魔力を継承して既に魔女になっているため、数世代後どころか本編の時点で当代の魔女なのである。 EDAMAME Arcade Channelのインタビューで、ディレクターとして関わった北瀬佳範が否定した。 が、否定からしばらく後に北瀬はこの回答を撤回している。シナリオは複数人で作っていたため他の担当メンバーが意識していた可能性は否定できないとの理由に加え、説を否定した際は矢継ぎ早のインタビューであり咄嗟に答えてしまった物が世界に広まってしまったらしい。 なお、外伝作品であるディシディアではこの説を意識したお遊び要素が取り入れられているが外伝をソースに持ってくるのなら一例を挙げればいたストの性悪フローラが公式ということになってしまいかねないため、ここをソースにするのは厳しいだろう。(*29) FF10のラスボスはエストシーモア FFX発売当時にネット上で盛んに出回ったガセネタ。 コピペの内容はいくつかのパターンがあり、ラスボス戦のイベントの内容や攻略法(*30)、 一部のプレイアブルキャラの死亡による永久離脱についても言及されているが、当然ながらこれらも全部嘘。 しかし、このデマに何より信憑性を与えていたのはアルティマニアでも散々ネタにされるほどのシーモアのゾンビっぷりではないだろうか。 詳しくは嘘バレの記事を参照。 FFTのラムザ達は死んだ これも長年信じられてたネタ。最終戦の舞台が侵入したら後戻りが出来ない連戦、そこで爆発が起こったら…まあ生きてないよねという物。 FFTのEDはものすごく後味が悪い事で有名であるし、最終戦でNPCとして参戦しているラムザの妹アルマの葬式が行われているという点でもこの節を助長している。 株主総会の質疑応答でも「ラムザたちは生き残ったんですか?」という質問が出た程。 2014年、LoV3にFFTがコラボ出演する際に、松野Dが「死んでません」と否定し、LoVの方で生還後のラムザ達の動向に触れられている。 制作陣としては生きていることを示唆するつもりでエンディングでラムザ達を少し出したらしいが、「実際は死んでおり、あれは幻や見間違いの類」と思っているプレイヤーが想像以上に多く驚いたそうだ。 その後、FF14で「リターン・トゥ・イヴァリース」というコラボのアライアンスレイドを実装する際に、ラムザ達は生き残って別の場所で冒険しているということを公言しているにもかかわらずいまだに全滅したと思っているプレイヤーがインターネット上で多く見受けられた為「せっかく『FFXIV』で新しくやるんだったら、“全滅を前提とした場合の物語を作ってみよう”」という都市伝説をベースにしたパラレルシナリオが書き下ろされる事となった。 アイドルマスターシリーズ アーケード版アイマスには、ロケテスト限定でアイドル評価Fよりさらに下のバッドエンドが実装されていた 後に何等かの事情でPSP版にデータのみ入っていたのが発見された事で裏付けが取れ、真実であることが判明した。 詳細はZエンド項を参照。 第二回ロケテ以降は(少なくともプレイヤーがたどり着けるエンディングとしては)実装されていなかったため、 第一回ロケテスト参加者のみが見ることができ、証言をしていた幻の、そしておそらく幻であるべきエンディングである。 最初期のシンデレラガールズではカードイラストでトレス行為や著作権・版権無視が行われており、一部アイドルはその結果新カードの排出が差し止めになった 公式からの発表がないため詳しくは不明だが、神谷奈緒(*31)、伊集院惠(*32)、南条光(*33)の3名が指摘されている。現在は全員がイラスト差し替え済。 このうち惠、光は長らく新カードが出なかった為、「トレスの責任を取る形で新カードが差し止められているのではないか」とする噂が一時期語られていた。現在は光はボイス実装済みであり、惠も他のボイス未実装アイドルと同じくらいの頻度で新カードが排出されている。 尚、南条光に関しては特撮ヒーローファンという設定な事や、差し替え前に描かれていたヒーローが当時の最新作とネット上で滅茶苦茶ネタにされていた方々だった事や、アイマス含めてスポンサーが同じなので、わかる人にはわかる系のネタのつもりだったのでは?(つまりわざとだった)とする説も。 因みにいずれの差し替え前のイラストもアーカイブが残っているので検索すれば普通に出てくる。 デレマスではないが、シャイニーカラーズで実在する水着をそのままのデザインで出してしまい、販売元の方がお気持ち表明したというのは本当の話。 こちらは本当にトレースだったらしく、謝罪と共に後からデザイン変更が行われた。 アイマスの世界観ではバブル崩壊の時期が現実とは異なる アイマス世界のバブルは現実よりも長く続いていたというもので、元々は片桐早苗のバブル絡みの設定が明らかに現実の年代と合わない事から来たネタ。 後にアイマス全体の時系列を整理すると丁度作中における伝説の超大物アイドルの全盛期がバブル崩壊の時期と重なる事が判明、一気に信憑性を帯びる事となった。 ただしアイマスはいわゆるサザエさん時空を導入しており、どの年を基準にするかによって時系列も大幅に変動するという点には注意。 なお、発端である片桐早苗については後に「少女時代にバブル期のあれこれに憧れていた」という設定が追加明かされている。 でもやっぱり年をとらないので現実時間とのズレは大きくなっている。 ミリオンライブ!の一部キャラはアイマス2の没キャラの流用 まず、時系列としてアイドルマスター2は5名の新キャラが登場すると事前情報では宣伝されており、一部キャラクターはビジュアルが公開され(*34)、その担当声優とされる人物の情報もリークされていた(*35)。 だが、いざ箱版が発売されてみると実際に登場した新キャラはjupiterのメンバーのみで、5名も登場する事はなかった。 その後、PS3版のセーブデータのサムネイルにゲーム中に一切登場しない「謎のキャラクター2名」が表示されることが確認されていたのだが、実装予定だったが没になったキャラでは?と推測されていた。 その後、ミリオンライブ!が発表されていたのだが、公開された新規アイドルの周防桃子と北上麗花の2名が上記の謎セーブデータに表示されるキャラとデザインが酷似していた事が話題になり、ミリオンライブ!のキャラクターは春日未来、最上静香、伊吹翼の3人が最後に作られたというスタッフインタビューから、キャラクターに割り振られたナンバーは実際に作られた順番の逆順につけられたのでは?と推測され、末尾であった周防桃子、北上麗花、ジュリアの3人はアイマス初期の命名規則に則っている事もあり(*36)、アイマス2の没キャラの流用ではないかと半ば確定的に囁かれていたが決定的な証拠がなく、結論は出なかった。 ……だったのだが、2021年に流出したTGS試遊ロムの内部データが解析され、ついに真実が明らかに。 結論から言うと、周防桃子、北上麗花、ジュリアの3名はアイマス2新たにプロデュース可能なアイドルの予定だった没キャラの流用というのは事実だった。 りんこ(現周防桃子)の歌唱データ(*37)やジュリアのボイス(*38)、さらにはアイドル名「北上麗花」などグラフィック含め多数のデータが発掘され(*39)、ガチの没キャラが何かの間違いで特定画面の画像に登場してしまっていたという真実が明らかに。 桃ちゃん先輩は本当に松田の先輩だったのだ! 先述のように、箱2でいったん没になった後に『ミリオンライブ!』にてりんこ→周防桃子、れいか→北上麗花、ジュリア→(そのまま)ジュリアとしてリメイク。実に2年をかけて765プロに迎えられることになった。 尚、没になった理由は相変わらず不明。 今後明かされる事もないだろうが、アイマス2発売後のスタッフインタビューで開発遅延や容量の問題で没になった要素が多数あると語られているため、それが原因と見られている。 因みに、声優リークがあったのが箱版アイマス2の発売一ヶ月前だったので、DLCでの実装をギリギリまで考えられていたのでは?とする説も。 シャニマスの呪い 「アイドルマスターシャイニーカラーズ」とコラボした企業や、宣伝に出演した有名人などは、後に不幸な目に遭うというもの。 2022年ごろから言われ始めた。具体例としては以下のようなものがある。 香川照之→不祥事で番組降板、芸能活動自粛 食事宅配サービス「ナッシュ」→パワハラが報道される カラオケまねきねこ→アルバイトが不祥事を起こす 森永製菓→不正アクセスで個人情報漏洩 渋谷109→コラボ開催期間中に火事で営業停止 実際のところどうかというと、シャニマスはアイマスタイトルの中でも特に他企業とのコラボなどに積極的なタイトルであり、コラボの件数自体が多いため、コラボ相手が後に不祥事を起こす確率も上がってしまうというのが理由だろう。 もちろん上記の例でも、シャニマス側には何の責任もないケースばかりなので勘違いしないように。 マリオシリーズ SFCソフト『スーパーマリオコレクション』には特別仕様のものが少数ある 政財界の大物の息子のために任天堂が特別に製造したものの、データが誤って流通ソフトに紛れ込んでしまい、2500本に1本の確率で見つかるという噂。 変身アイテムを取らなくてもセレクトボタンで他の変身マリオになれるとか。 政財界の大物の息子用に特注した割には結構地味な仕様であるが、ネット上で実際にできたという報告も僅かながらあり、特別仕様版の実在が噂された。 上記のバリエーションとして開発中のテストバージョンが流出して製品版に混入した説なども並行して流れていた。 だがその後、実は電源投入時の本体初期RAMに依存してマリオ3限定でセレクトボタンでマリオが変身するデバッグモードが発動することが解析で判明。 この初期値はある程度SFC本体の個体差に依存しており、なんの変哲もないごく普通のマリコレのカセットでも発動可能なので、つまり噂の「特別版」を引き当てたとされる人はソフトではなくスーパーファミコン本体が偶然当たりだったのである。 とは言えこの値はランダム性が強いものであり、任天堂が意図したものであるとは言い難く、RAMの初期化を忘れただけの見落としバグである可能性が高い(*40)。 また、SFCの本体は電源を切った直後はRAMの内容がある程度失われない事を利用し、他のソフトでRAMの値を意図的に調整した直後にマリコレへ差し替えることで、 前述の特別なSFC等を用意せずとも、どの本体でも意図的にこのデバッグモードを発動できる再現可能な手段も発見されている。 有名な発動手順は『ロマンシング サ・ガ3』でユリアン等のシノン開始メンバーの主人公で始め、OPイベント中にハリードの「1オーラムのもうけにもならん。」のセリフが表示されたらすぐにSFCの電源を切り、素早くマリコレに入れ替えて電源を入れてマリオ3を始める、というもの。 上記と似たようなものに『ロマンシング サ・ガ2』の「電源地裂撃」があり、『マリオのスーパーピクロス』を一瞬起動してからすぐロマサガ2に入れ替えて地裂撃を繰り出すと最高ダメージを叩き出せる「ピクロス地裂撃」という技がある。 もちろん、上述のケースはマリオシリーズとロマサガシリーズの組み合わせがたまたま相性が良かったというだけであり、当然メーカーが仕込んだ訳ではない。 『スーパーマリオコレクション』のタイトル前のガヤの場面で『ビールおかわり』という声が紛れていたが、表現の問題で規制された 実際には英語の音声(One more beer please!)であり、サンプル版をチェックした海外スタッフからそのように聞こえるとの指摘を受けて、 海外版のみ音声を変えた、というのが真相。日本版はそのまま変更されていないため、日本版と海外版では音声が微妙に異なる。 日本よりこの手の規制が厳しい海外では、たとえ成年キャラであっても飲酒表現そのものが規制の対象になり、レーティングが上がってしまうのだ。 なお、上記の当たりロムの噂とミックスされて「OPでビールおかわりって声が聞こえたら当たりロム」等と囁かれていたこともあるが、 前述の通り日本語でこのセリフを喋るバージョンは実在しないためガセ。 ルイージはマリオに「類似」しているからルイージ 本当は「イタリア人っぽい名前だから」という理由。 どちらかというとネタの類か。 公式としても分かっているのか『ペーパーマリオRPG』では「ニテール」だの「ソックリー」だのと酷い言われ方をされ、遂にはマリオがルイージと間違われるイベントが2つほど存在する。(*41) 『スーパーマリオブラザーズ』はキノコや花などのドラッグを摂取して見ている幻覚 「無理矢理解釈すればそう取れないこともない」レベルのヨタ話。もちろん開発陣はそんなことは考えていない。 キノコや花は魔法でブロックに変えられていたキノコ王国の住人で、開放されたお礼にマリオを強化してくれているというのが開発陣の構想。 『さよならを教えて』という鬱ゲーで語られたことで有名になった都市伝説。 その後、漫画『Dr.STONE』の主人公が「科学的に解釈するなら」という前提でこの説を語ったりしている。 『スーパーマリオブラザーズ』のステージ中に存在するレンガブロックは元キノピオで、マリオがそれを無慈悲に破壊し殺戮している 初代の説明書に記載されたストーリーで「キノコ王国を侵略したクッパが魔法で住人達を岩やレンガ、つくし等に変えてしまった」とされていた事からの派生。 マリオが何気なく壊しているレンガブロックの正体はキノピオであり、つまりブロックを壊す=キノピオ達を殺戮しているのではないかというもの。 しかし同説明書には「レンガに変えられたり、消されたりしたキノコを見つけて助けると、彼等からパワーをもらって、次々に変身します」という記載もあり、 つまり壊せる一般のレンガブロックはただのブロックで、「中身の入ったアイテム入りの壊せないブロック」のみが魔法で変えられた姿であり、 パワーアップアイテムと呼ばれるブロックから出てきてマリオを助けてくれる存在こそがキノピオはじめキノコ王国の住人という解釈もある。 なおクッパの魔法に関するこれらの設定は初代のみで語られたものであり、後続シリーズのブロックやアイテムにも適用されるのかは不明。なんなら歴代のハテナブロックが一部屋にまとめられた作品なんてものもあるし。 キノピオはピーチ姫の侍女で初期設定では女だった 「キノピオが侍女」という話は徳間書店の攻略本『スーパーマリオブラザーズ完全攻略本』のキノピオの紹介文が初出と思われ、 この本が大ヒットしたことで多くの人の目に触れて侍女設定が広まったものと思われる。 …が、実は初代の公式設定では「ピーチ姫に仕えているキノコ」程度しかなく、本家では特に性別は決まっていなかった。 つまりキノピオが侍女というのは任天堂 非公式 の設定である。 その後、アニメ映画『ピーチ姫救出大作戦!』やゲームブック『スーパーマリオブラザーズ外伝』等の派生作品で侍女設定が採用されたが、 ゲーム本編で侍女と言われることは一切なく、やがて通常のキノピオが男性っぽく描かれるようになり、 さらには明確に女性版のキノピオである「キノピコ」等も登場している。 マリオとルイージのファミリーネームは「マリオ」 要はマリオの本名は マリオ・マリオ ということ。確かに「マリオブラザーズ(マリオ兄弟)」というネーミングからすると妥当ではあるが。 元々はあの有名なカルト実写映画、『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』でだけ採用されたマイナーな設定であり、「知る人ぞ知る」的な扱いだった。 ちなみにこの映画ではルイージのフルネームは「ルイージ・マリオ」であった。 しかし、2015年にマリオの生みの親である任天堂の宮本茂がこのフルネームを肯定するとも取れる発言をしたため、話がややこしくなる。 渋谷で開催された『スーパーマリオ30周年祭』にて、ゲストとして登場した占い師のゲッターズ飯田がマリオの将来を占う際に「スーパー・マリオ」として占ったのだが、 それに対して宮本が軽い雰囲気で「本当のマリオの名前はマリオ・マリオなんです」と発言する。 この宮本の発言だけが切り取られ、国内外のメディアが「ついに任天堂公式でマリオの本名が判明」「生みの親が本名を明かした」とこぞって取り上げたことで大きく拡散された。 しかし、後にネットニュースサイト「withnews」が上記の件を本当なのかと任天堂に改めて直接インタビューしたところ、 任天堂側は当の宮本にも確認した上で、「映画ではその本名だったことは把握しているが、実際には『マリオ』が正式名称で、マリオ・マリオではありません」と完全否定。 そもそも宮本の元の発言についてもその場での冗談のようなニュアンスだったようなのだが、生みの親直々の発言だっただけにかなりの余波を招いてしまったようである。あのおじさん、キャラクターや世界観の設定に無頓着すぎる… 上記の一件で「生みの親から公式認定された」という部分だけが知れ渡ってしまったが、結局「マリオ・マリオ」は実写映画限定のパラレル設定に留まっており、 本編における公式設定でのマリオとルイージのファミリーネームは「不明」(加えて言えば、そもそもファミリーネームという概念が作中世界にない可能性も十分存在する(*42))とするのが正しい。 なお、マリオの年齢については宮本茂は「24~25歳程度のイメージ」、『スマブラDX』のフィギュア名鑑では「26歳前後」(*43)と記載されており、いずれにしても20代半ばであるようだ。 「あの髭面で20代はありえないだろ」とよく言われるが、髭を外すとマリオは意外と童顔である。 また、上記の魔界帝国の女神やザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーで描写される”兄弟はもともとニューヨークのブルックリン在住”という設定は『マリオブラザーズ』及び『スーパーマリオブラザーズ』の一連の流れに関して宮本茂の中では元からあった裏設定といえるものであり、映画化のライセンス貸出の際に度々使われている。 ヨッシーの本名は「T. ヨシザウルス・ムンチャクッパス」 本名ネタその2。ネット上では「1993年に発売された任天堂キャラクターガイドに記載されている」と言われることが多いが、これは正確ではない。 この名前はゲームライターであるブレイク・J・ハリス(*44)が2014年にTwitter上で公開した「ニンテンドー・オブ・アメリカの内部資料」である「ニンテンドーキャラクターガイド」に記載されていたものであり、一般発売された事実はない。 さらに、この資料はもちろん英語であるため英字で「T. Yoshisaur Munchakoopas」と記載されており、上述の読み仮名はそれをカタカナ表記に直しただけである。 この資料には他にも「キノピオにはファンガス連邦に家族がいる」「クッパは友達がいなかったので幸せなキノコ王国を襲った」などと言う設定も載っているが、実際の所はただの内部資料に過ぎず、この設定がゲームや関連書籍などで取り入れられた事実は確認されていない。ボツ設定、もしくはスタッフのお遊びと考えるのが妥当であろう。 少なくとも「過去に発売されたキャラクターガイドに載っている」と言う情報については明確にデマ。 ちょっと調べればすぐに真相が出て来るにもかかわらず、「電ファミニコゲーマー」や「雑学.com」、「ダヴィンチweb」と言った大手メディアサイトが取り上げてしまったため、今なお信じてしまっている人も多い。 スーパーマリオRPG開発時に、スクウェア側スタッフが宮本茂を激怒させた 構想段階で、スクウェア側スタッフの発案で「マリオに武器や盾を持たせる」という発案をしたところ、 マリオの世界観を壊すという理由で宮本が激怒した、という都市伝説があるがガセ。 スクウェア側が初期案として提示したイメージイラストは『マントを着て剣を持ち馬に乗ったマリオ』であったが、 別に宮本は激怒などしておらず、「マリオが武器を持つなら、剣ではなくハンマー」といった進言をした程度(*45)。 スーパーマリオRPGに限らず、コラボという繊細な企画が立つと何かと裏でいざこざが起きたという噂が流れるが、 当たり前だがゲーム会社は同人ではなく企業なので、そんなことでいちいち怒っていたら仕事が成り立たない。 なお、スクウェアが任天堂を激怒させた話は本当だが、それはFF7でプレステ本格参戦する際のあれこれのせいである。その後和解まで20年近くの年月を費やしたのだった(*46)。 クッパがピーチを拐うのは7人の息子の母親代わりになってもらうため おそらく現在のコクッパ改めクッパ7人衆の初期設定と、クッパJr.のデビュー作スーパーマリオサンシャインが混在しているのだろう。 2010年代になってバラエティ番組で事実であるかのように語られ、一部のファンがキレたという話もあったりする。 実際は上述のように当時の設定では魔法使いだったクッパがキノコ王国の住人をブロックとかに変え、その呪いを解けるのがピーチだけだったから、というのが真相。 尤も現在ではほぼマリオと戦うためのキッカケにピーチをさらったり、ケーキを作ってもらう為だったりと、理由はあまり安定していない。 ちなみに魔法使い設定は側近のカメック登場あたりからほぼないものになりつつあり、スーパーマリオRPGでも魔法関連のステータスは低い。 2020年現在確認できるもので、最後にクッパが魔法を使ったのはスーパーマリオギャラクシー2である。 クッパ7人衆のデビュー作スーパーマリオブラザーズ3では既に魔法などの設定はなく、クッパ支配下の各地を回るマリオに助言やアイテムを送って援助するピーチを攫うと同時にマリオを自分の城に呼び寄せる人質にするのが目的。 似たような話として「クッパがピーチを拐うのは自分の花嫁にするため」というのもある。 こちらは数多くある漫画版マリオでそのように描かれているため、それが公式設定であると認識されてしまったものと思われる。 あるいは、同じく魔王で姫を拐ったドラゴンクエストの竜王と、動機が混同されてしまったのかもしれない。 なお、実際に公式設定でクッパがピーチを自分の花嫁にするために拐ったのは、2017年発売のスーパーマリオオデッセイが初である。 あとザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーも求婚目的。 海外版の『マリオパーティDS』で恐ろしい割れ対策をしている。 具体的には、「ミニゲーム中にフリーズして、マリオたちが監に入れられた警告画像が出る」「アイテムショップのチョロプーに「犯罪者に売るものは何もない」と言われて、プレイヤーが操作不能のミニゲームに突入、その後に先ほどと同じ警告画面が出る」「クッパに「このパーティにお前のような犯罪者に居場所はない」と言われて警告画面に移る」「パーティゲーム中にCOMがいなくなり「みんないなくなっちゃった。犯罪者とはパーティしたくないって」というシステムメッセージの後に、警告画面に移る」といったものであり、これらの動画が公開されている。 結論からいうとガセであり、動画公開者がガセと明記している。 これらは「Anti Piracy Screen」と呼ばれる、海外のネット民たちによって創作されたコピープロテクトを模したインターネットミーム。 ホラー演出を際立たせる為にマリオに限らずカービィ、どうぶつの森といったほのぼの可愛らしいゲームを題材にしている。 ちなみにジョークサイト『虚構新聞』ではこのネタをそのまま『ラブプラス』に置き換えたような記事を発表しており、恐らくはこれが元ネタと推察される。 スーパーマリオ64空白の2時間20分 どんなゲームにも没データというものは存在している。 スーパーマリオ64も例外ではないのだが、その中に開発者もなぜ入っているのかわからない没データがある。 その没データの中身は2時間20分にも及ぶ音声ファイルだった。 一見すると無音な音声ファイルなのだが、よく聞くとお経のような声が聞こえ、更に「さちこ」という名前を呼ぶ声も入っていた、という都市伝説。 ネット上にはソフトの没データを収集しているサイトがあるのだが、そのサイトでもマリオ64の没データの中にそのような音声ファイルの存在は確認できず、おそらくガセだろうと思われる。 そもそもマリオ64のROMカセットの容量は64Mbit=8MB。これにもちろんゲームの各種データも入っているのだから、140分もの音声ファイル(*47)が載るとは考えづらい。 星のカービィシリーズ 『星のカービィ スーパーデラックス』の「銀河にねがいを」はカービィが見た夢 『スーパーデラックス』の最終章となるモードだが、エンディングでは家で寝ているカービィが描かれるため、そこから生まれた噂。 同作ディレクターの桜井政博氏がTwitterを始めた直後、ユーザーからこの件を質問された際に直々に否定した(曰く「戦いの後の休息」とのこと)。 最終決戦でのポーズ画面の解説文には「マルクのやぼうを さっさとくいとめ、ゴハンたべて ねよう。」というコメントがあるため、これを実行したものと解釈されることが多い。 長い戦いをようやく終えてゆっくり休む微笑ましい光景だが、一方で「銀河にねがいを」は夢オチだったのかと思いこむ人が続出した。恐らく夢の泉が登場したのもこの噂が流れた要因の一つだろう。 中には『スーパーデラックス』の出来事は全て夢と思い込んだ人もいたとか…。 『星のカービィ スターアライズ』の「さよならカービィ」は『星のカービィ』最終作の暗示 同ゲーム中には収集要素としてステージ上に散らばる「イラストピース」を集める事でイラストを完成させ鑑賞出来るという要素が存在する。 このイラストは無料DLCのアップデートでもさらに追加されていったのだが、最後のアップデートに含まれていた最後のイラストがこれ。 その内容は「夕日の中、涙を浮かべたカービィが旅支度をしてどこかへ向かっていく」というかなり意味深なものであった。 更にイラスト内には不吉かつ戦いの象徴として扱われだした蝶まで飛んでいる。 イラストレーターはイニシャルで伏せられているが、HAL研所属の「S.K」とされている事からディレクターである熊崎信也当人ではないかと言われている。 この事から描かれているイラストはカービィシリーズ終焉を意味しているのではないか、という縁起でもない噂が流れた。 スターアライズ発表前後から移植や外伝作品のリリースが続いていた事も拍車をかけていたのかもしれない。 が、後に2022年発売の『星のカービィ ディスカバリー』が発表されたことでこの説はあっさり否定された。あと改めて「アニカビは別にやっちゃダメなネタではない」のが示されてお祭り騒ぎに。 ちなみに「熊崎の引退説」なども存在したが、熊崎はスターアライズ以降も「スーパーカービィハンターズ」や「カービィファイターズ2」等に関わっている。 穿った見方をしなければ、2Dアクションカービィの総決算として始まったスターアライズという作品の締めくくりと見るのが妥当だろうか(*48)。 カービィは子供の見ている夢の存在 カービィに自分の意思はなく、子供の見ている夢の存在という噂。 この噂によると、作中におけるカービィの強さや残機制は子供の想像する正義のヒーローだからこそ何度死んでも蘇る力と強さを持っているためらしい。 これはカービィの前身企画である『ティンクル★ポポ』時代の設定であり、「君を見ていると、ずっと昔からおともだちだった気がするよ。」という宣伝の発言もこれを示唆しているんだとか…。 『ティンクル★ポポ』自体はカービィへと変わったが、初期設定を尊重したスタッフの判断で今も裏設定として残してあると噂される。 実際には公式から『ティンクル★ポポ』の情報にはこのような設定を匂わせる発言は見られないため、噂の出所が不明のガセだと見られる。 そもそも『ティンクル★ポポ』から『星のカービィ』への作り直しは開発の末期も末期であり、上述の『ティンクル★ポポ』としてのキャッチコピーが記載された広告が発売時期まで明記して存在していることからもうかがえる。 肝心のゲーム内容としてもタイトルと主人公の名前以外はエクストラモードが追加されたくらいしか内容に変更はないとされ、『星のカービィ』に残っていない設定は『ティンクル★ポポ』にも存在しないと言っていいだろう。 実際、同作の開発においてはディレクターの桜井政博がキャラクターのデザインや世界観の作成をしたとされ、桜井によって同作の開発秘話などもファミ通で連載していたコラムやYoutubeチャンネルの動画などでよく語られているが、このような設定を匂わせる発言はない。 カービィは花から生まれた 元はさくま良子氏が描いたコミカライズ作品での設定。 シリーズ黎明期、掲載誌である小学館の学習雑誌において「スタッフの人から聞いた裏話」としても掲載されたことがあり、公式設定と解釈するファンも長らく存在した。 後年に入って桜井氏により、先述の夢オチの件同様に否定されている。 公式ファンブック「プププ大全」によると、当時のタイアップ関係者にはカービィの裏設定が共有されており、世界観はHAL件側できちんと整理されていたようである(例を挙げると、カービィの家はゲーム作品で初登場する『カービィボウル』の前から設定が定義されており、各種コミカライズ作品でも内装に至るまで同じものが使われている)。 よって「スタッフ間による解釈の違い」という線は薄く、生みの親から否定された以上は小学館側の誤報である可能性が高い。 Wizardryシリーズ 『Wizardry』では全裸の忍者が最強 忍者は裸になることによって、ACが際限なく下がっていく(*49)ので最終的には最強キャラになる…というもの。 裸で能力が上がること自体は嘘ではないが、 そもそも、裸の方が強くなるにはゲームクリア時間やレアアイテム収集時間を大幅に越えた異常なレベリングが必要(*50) 計算式上、ACをどんなに鍛えても攻撃を喰らう可能性がある 裸になるとアイテムの特殊な効果が使えないため、特殊な攻撃で死ぬ可能性が出てくる。総合的には普通に装備した方が強い FC版のIではバグによりキャラのACを鍛えても全く意味がない などコストとリターンが釣り合っておらず実用性に乏しく、とてもではないが最強とは言い難い。 実際にやったプレイヤーはほとんどいないのに「裸の忍者」のインパクトで噂ばかり大きくなったという点においてまさしく都市伝説。 『WIZARDRY5~災厄の中心~』のゲートキーパーは『WIZARDRY4~ワードナの逆襲~』で改心したワードナ。 原作者からの回答はなくあくまで考察の一つだが、ワードナの逆襲では行動選択次第では善になり更には世界の真理を知ることから「5のゲートキーパーは改心したワードナなのでは」という説がある。竹内誠の小説版ではその説を採用している。また、Ⅳのアレンジバージョンではそれを意識したのか全アイテムを収集してから魔女に再度会い無理やり拉致されて結婚させられるエンディングを迎えるとⅤでゲートキーパーを拉致したソーンが次の周回から召喚モンスターとして配備される。 ちなみに、1の依頼主であるトレボーは「地下四階のモンスターコントロールセンターの人間族(種族は不明だが戦士や忍者など、少なくともこちらの初期の五種族を外れてはいないだろう)パーティーを倒した後にやっと当初の目的を語る声が響く」「戦争狂」とまっとうなRPGならば「本当にこんな人間のために強力な魔除けを手に入れるべきなのか?」と疑問符が付く存在であるため、 他の日本の小説やTRPG、また公式のwizardry関連作品であっても「古の文明を破壊した魔に魅入られた邪悪な精神の持ち主」とワードナ以上の悪役としてネタにされる傾向にある。 ロックマンシリーズ ロックマンが海外では「メガマン(Mega man)」という名前なのはちゃんとした理由がある。 ロックマンシリーズで一番有名な都市伝説の1つ……と言っていいモノなのかすら曖昧な不思議な都市伝説。 ちょっと検索してみるだけでもわかるが 海外では麻薬を意味するから麻薬男になってしまうから そのまま直訳すると岩男になってしまって意味が分からないから 古いマーベルコミックに同姓同名のヒーローがいたので名称被りを防ぎたかったから などと「こういう理由があって変わった」という点だけは共通しているが、肝心の「変わった理由」に関してはてんでバラバラという恐ろしくふわふわした都市伝説なのである。 変更の経緯については、当時カプコンのアメリカ法人でロックマンの海外展開を進めてたジョゼフ・モリシ氏が、1993年のゲーム雑誌のインタビューにてこう語っている。 「あのタイトルは酷すぎました。そこでMega Manという名前を思いついたんです。するとそのアイデアは気に入られて北米版で使われることになりました。ゲーム内容は日本版と全く同じでしたけどね。」 ……要するに氏が「酷すぎた」と感じただけでちゃんとした理由はないらしい。 初代ロックマンXでエックスの声を当てたのは緒方恵美 初代『ロックマンX』では、隠し要素として「エックスが波動拳を習得できる」というものがあり、撃つ時にはちゃんと「ハドウケン!」としゃべるのだが、この声を収録したのが、有名声優の緒方恵美であるという噂。 ラジオで緒方本人が「エックスの声を当てたことがある」と語っていたため、事実であろうと誰もが思っていたのだが、2013年、コンポーザーの山本節生のインタビューで「開発チームの女性スタッフが入れた」との証言があり、ガセであったことが判明した。 では、緒方の証言は何だったのかという謎も残るのだが、出演作の多い声優なだけに、何かと混同したのではないかという説が有力(*51)。 「隠し要素で、しかもあんな短い台詞に、そんな有名声優を呼ぶはずがない」という山本の主張がおそらく正しいのであろう。しかも声のデータは、圧縮と高速再生のせいで誰のだかわからなくなっているのだし。 ロックマンエグゼ3に登場するビーストマンのオペレーター犬飼猛雄には娘がいる。 本作の依頼(サブクエスト)に行方不明の父が残した遺言の謎を解き明かしてほしいというものが存在し、その依頼主が犬飼の娘ではないかという噂。 依頼のために訪れる場所が、ビーストマンV3を倒さなければ開放されず、犬飼はワイリーに処分されているので、行方不明にも該当する…というもの。 一部のファンの中で事実のように語られる話ではあるが、公式からの名言はない上、いくつか犬飼に当てはまらないという事例(*52)でもあり、否定的な意見も多い。 流星のロックマンシリーズには『4』が存在し、ストーリーのプロットまで作られていた 『3』で完結した流星のロックマンシリーズには、実は『4』が存在していたとの噂。 2019年6月頃に、海外にて「2009年頃に続編の企画が構想されていた」として、コンセプトアート的なイラストが拡散された。 拡散元の説明によると「エグゼシリーズの主人公である光熱斗の子孫であるカズマという天才ハッカーが登場する」「エグゼのキャラであるデューオ関連の話になる」「スバルがカズマと共に賞金首になってる」などの設定だとのこと。 このように企画は練られていたが、流星をコラボさせたエグゼ1のリメイク『ロックマン エグゼ オペレート シューティングスター』の売上不振によって計画は頓挫したという。 詳細不明のコンセプトアートなどのデザインの完成度は高いと言えるが、公式関係者から出た話でもなく、ただの妄想によるファンアートであると見る説が強い。 一応言っておくと、シリーズは『3』で完結しているが、以後も続編がやれそうな伏線のような描写も蒔かれていたことは事実ではある。 モンスターハンターシリーズ 元々が世界観に深みを持たせるために「あえて」作中で語っていない裏設定や決まってない設定が多く、都市伝説もまた多い。 しかし、「ハンターのパーティーが4人である理由」、「ネコタクの給料はハンターの成功報酬から引かれている」などは都市伝説ではなくちゃんとした裏設定である。 モンハン世界の古代文明は龍との戦争で滅びた モンハン世界に古代文明があったのは本当で、過去の遺物とされる巨大な塔や武器などがその証左である。 ただし龍との戦争(竜大戦)及び下記のEQUAL DRAGON WEAPONは、初代『ハンター大全』のみで語られる設定のみでその後の書籍やゲームで語られることはなかった。 『モンスターハンター発想の法則2 禁忌の書』にて久々に言及されたが、藤岡D曰く「考察を含みつつ、ライターさんに文章を膨らませてもらったもの」「100%真実でない」とのこと。 半分裏設定、半分没設定というのが最も近いか。 『モンスターハンター3』(MH3)はそれまでのモンハンシリーズと別の大陸が舞台である 都市伝説と言うより、公式設定の乖離の隙間を埋めるためにユーザーが何とか考え出したフォロー説の一種。 『モンスターハンター:ワールド』(MHWorld)で公式設定としての新大陸が登場しているため、事実上否定されているが、それに代わる穴埋め説は何も登場していない。 MH3では原点回帰をテーマに登場モンスターの種類も大幅なリフレッシュが成され、 リオレウスやディアブロス等と言ったごく一部のモンスターを除き、殆ど全ての既存モンスターがリストラされ、新規のモンスターが登場している。 このような生態系が根底から変わっているかのような大幅なモンスター入れ替えについて、 世界観設定上の説明が何もなかったため、ユーザーの間で「今までとは異なる大陸を舞台にしているために生態系が違うのだ」という考えが自ずと生まれた。 これが新大陸説である。 必然的に、MH2までの舞台が便宜上「旧大陸」と呼ばれるようになった。 しかしMH4ではMHP2G以前のモンスターも多数復活し、新旧モンスターがごちゃ混ぜで多数登場したため、怪しくなってくる。 一応舞台は今までとは異なる「バルバレギルド」の地域であるため、遠く離れた別ギルド管轄地域なのでは、という考えも出たが、 MH4Gで旧大陸の部隊の一部の「ドンドルマ」「旧砂漠(セクメーア砂漠)」が復活し地図上では別大陸でも何でもなかったため、 「旧大陸にもMH3組のモンスター普通にいるじゃん」という話になってしまった。 MHXでも新旧の様々なモンスターが復活。 さらに旧大陸とされた「ココット村」「ポッケ村」新大陸とされた「ユクモ村」に(飛行船で向かう設定とはいえ)行けるようになり、 ユーザー間で(MHWorldより前の範囲で)新(旧)大陸なんてなかったという考えが浸透した。 ラージャンはキリンを捕食する MH2で捕まえたラージャンにキリンの蒼角をエサとして与えると喜んで食べることから囁かれるようになった都市伝説。 一般的にラージャンが古龍クラスの危険生物であること、発電機構がイマイチ謎だったことから「キリンを食って電力を補給しているのでは?」と言われていたが、確証はなかった。 キリンが属する古龍種を捕食対象とする生物自体が存在していなかったこともあり、否定的な意見も根強かった。 しかし、モンハンフェスタ2013にて「成体になったラージャンは、キリンの蒼角を折って食べるとはじめて電気が使えるようになる」と(噂と断った上でだが)設定公開された。 さらにMHWorldで遂に生きたキリンを狩るラージャンが描かれ、公式に「ラージャンはキリンを捕食する」ことが明確になった。 正式に公開していなかっただけでMH2の時点で裏設定としては固まっていたらしく、闘技場システムを実装した際「MH2でペットにできるモンスターの中ではラージャンが最強になるので育成難度を高くして釣り合いを取りたい→入手に手間がかかるキリンの蒼角を好物にしよう→なぜ好物なのか理由を付けよう」という流れで設定が固められたとのこと。 アルバトリオンの正体はEQUAL DRAGON WEAPON 自然界の生物としてあまりにもありえない特徴が多すぎ、むしろ生物兵器と呼んだ方が妥当そうなその戦闘に特化した生態から囁かれるようになった。 また、「黒龍」と呼ばれる一連のモンスターたちの中でアルバトリオンだけが明らかに異色な存在である(名前に「ミラ」が含まれない、作中世界においてその存在を示唆する伝説や神話の類が見当たらないなど)ことも、「古代文明が作った後放置した生物兵器」説を後押しした。 ただ、アルバトリオンはその後デザインコンセプトなどが明かされるようになり、それに古代文明などの要素がないことから、否定意見も増えている。 ストリートファイターシリーズ リュウは住所不定無職の貧乏人 「なにいっ、リュウがいない!一体どこへ…?」を始めとして「真の格闘家を目指して旅を続けるストイックな主人公」という一面ばかり描かれ、それ以外の私生活や人となりが知れるような描写が殆どないせいで多くのユーザーに自然と信じられてきた噂。親友のケンが財閥の御曹司というのも憶測を助長させた一因であろう。 貧乏という表現はともかくとしても、各地を放浪してその場その場で日銭を稼ぎつつ、その日暮らしの毎日を送るような生活スタイルを想像していたプレイヤーは非常に多い。 当時出版されていたパロディ4コマ漫画などでもリュウ=貧乏として描かれているものがちらほら見られていたり、「『ポケットファイター』で豪鬼でさえノリノリでコスプレするのにリュウ一人だけほぼコスプレしないのは貧乏で衣装が買えないから」等という説が流れるなど(*53)、ユーザー間で共通認識のように思われていた。 長い間これと言った否定材料もなかったのだが、『ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション』発売時のファミ通に掲載されたリュウとガイルの誌面対談(という設定の記事)でリュウ本人の口から否定された。 曰く「自分には定住所もあるしオフの日はそれなりの生活をしていて自由になる金もそれなりにある。断じて放浪者ではない」「俺達ストリートファイターは世界中の様々な所で戦ってるんだからその時の飛行機代はどうしてると思ってるんだ」とのこと。 確かにストリートファイターシリーズのアーケードモードでは世界地図をバックに飛行機で移動しながら各国のファイターの元へと望む演出がお馴染みとなっているが、あれは演出ではなく本当に飛行機に乗って世界各国を飛び回っていたのだ。 あの分の飛行機代をきちんと払えるとなると、ちゃんと職を持っていると考えるのが当然の話ではある。いつ、どんな仕事をして収入を得ているのかは不明だが、リュウはちゃんと仕事をしているようだ。 麻薬取り引きの用心棒・中国の飲食店(中平版)、日雇いの肉体労働・道場経営・ストリートファイトで自分自身に賭ける(クラブ・カプコンQ A)など公式に近いところでも複数の例は挙げられている。スパ4のリュウの称号で「住所不定、無職」がある辺り、公式でもいまいち設定を統一しかねていた節があるが。 ……ただそうすると、長いことアマゾンの奥地で暮らしてたブランカはどうやって飛行機代を払ったのか気になる所ではある(「ダン(一応とはいえ同門のさくらも?)と連絡を取らないで、ひとりで参戦した」可能性が高い作品があるため、立て替え説も否定されている)。 上記の設定はゲーム中殆ど語られない殆ど裏設定のようなものだったが、スト6のワールドツアーモードにてようやく収入についてゲーム内で触れられており、 基本的には旅先の現地で稼いだその日暮らしの生活をすることが多いが、まとまった金が必要な時はケンに渡された「黒いカード」を活用している……要するにまさかのブラックカード持ちである事が明かされた。 本人はカードの仕組みを良く分かっていないが、決してケンに養ってもらっているというわけではない。管理や保証はケンが行っているが。 歴としたリュウの資産(格闘大会の賞金やゲスト参加の出演料、トラブル解決の謝礼など)が貯まっており、「リュウの金の使い方では一生かかっても使い切れない」程度には持っているらしい。 ザンギエフは実はインテリ ストリートファイターⅡにてザンギエフはソ連の最高指導者ゴロバチョフ書記長と大学で同じレスリング部に所属していたという公式設定があったことから 「ゴロバチョフ書記長の元ネタである現実のソ連のゴルバチョフ書記長はモスクワ大学出身。ということはザンギエフも同じくモスクワ大を卒業したのではないか?」 という考察がなされ、あの筋肉ダルマの投げキャラなザンギエフが実はインテリというギャップを受けて急速に広がった噂。 これに関してはザンギエフの記事を見て貰えるとわかりやすいが、インテリだったのは間違っていない……というか間違ってなかったことにされた。 また、「ザンギエフは将来日本人女性と結婚して日本国籍を取得し、東京都知事に就任する」という噂もあるが、これはあくまでゲーム雑誌で展開されたアンオフィシャルな想像図である。愛国心の塊であるザンギエフが祖国を捨てるというのも考えにくいし。「日本人女性」ということでレインボー・ミカを想像した人も居たようだが、恋愛面で確定というわけではないようだ。 なお、ザンギエフそのものとは直接関係ないが、このエピソードについて語られる際大抵「モスクワ大学は東京大学以上の難関大学」という話にも触れられるが、実際のところ世界大学ランキングなどを参考にすると、(これらの統計自体データの取り方でランキングが前後するとはいえ)大体東大が世界30位前後、モスクワ大が世界90位前後であり、少なくとも客観的なデータで「東大以上」と言えるものは数少ない(もちろん決してモスクワ大のレベルが低いわけではなく、世界屈指の名門大学である)。 どうも、「入学志願者倍率が東大以上なので、入試難易度は東大以上」というような話が一人歩きしたものらしいが、入試システムも大学の人気度も全く異なる国同士の比較で入試難易度を比べることは極めて困難であろう。 ストリートファイターEXでカイリは豪鬼を殺害している。 豪鬼の出演の有無に関する噂。 カイリは作中でも屈指の強キャラであり『EX』のストーリー終了後に豪鬼と死合いを行い、生存している事が明らかになっている。 ……それだけなら「あの豪鬼と戦って生き残るほどの実力者」で終わるのだが、問題なのは2以降豪鬼自身がEXシリーズに全く登場しなくなったのである。 殺し合いの勝負をした後、カイリだけがEXシリーズにレギュラー出演し続け、豪鬼の出番が皆無……ということで「ストーリー勝利後に行われた死闘でカイリは豪鬼を殺害して勝利した」という噂が自然とユーザー間に浸透していた。 さらにここに「カイリが豪鬼を殺害したことで製作スタッフはカプコンから不評を食らい、2以降豪鬼を出す許可を得られなくなった」という因果関係がごっちゃになった尾ひれがつく場合もある。 後年になってアリカの副社長である三原一郎がツイッターで「そもそも豪鬼を殺すようなストーリーにしてないけど、それでカプコンさんがキレるわけないし、カプコンさんの許可を取らずにそんなストーリーを出すわけがない」ときっぱり否定している。 身も蓋もないことを言ってしまうと、豪鬼が強いのは確かなものの、本気で殺すつもりだったはずの剛拳だって三島親子だって生きているし、不意打ちの瞬獄殺で沈められたはずのベガだってピンピンしている。(*54)「豪鬼と戦って生き延びるためには豪鬼を殺すしかない」というのはやや早とちりな発想なのである。 豪鬼が出なくなった理由は不明だが、恐らく2以降はカイリが瞬獄殺や阿修羅閃空のような技を使う殺意系キャラへと変化していったため、その差別化のためかと思われる。 初代ストリートファイターに登場するマイクとシャドルー四天王のマイク・バイソンは同一人物 現代の格闘ゲームの原点となった2が有名すぎてあまり触れられない初代ストリートファイターだが、対戦相手の一人に「マイク」というマイクタイソンをモチーフにした黒人ボクサーが登場する。 2以降は同じタイソンモチーフで、よりキャラ立ちしたマイク・バイソンがいるため、初代以外で正式に再登場したことはないのだが、再登場していないのではなく、明言されていないだけでそもそも両者は同一人物なのではないか、という都市伝説。 モチーフが被っているだけといえばそれまでだが、何せビジュアルやファイトスタイルはおろか、名前まで被っているキャラクターが同一シリーズに二人にもいて、それが全くの赤の他人というのも変な話ではある。 ただし、バイソンは名前が肖像権に配慮して海外ではほかの四天王と入れ替えてバルログとなっている一方、マイクはそのままなので、これをひっくるめて同一人物だと考えるとそれはそれで不自然な話となってしまい…… と、あくまでも都市伝説に過ぎない範疇ではあったのだが『スーパーストリートファイターIV』の公式ブログのコーナー「質問に答えちゃうシリーズ(11)」でこの質問に対して、プロデューサーの塩沢夏希が「おそらく同一人物であると思われます!」と発言。 「おそらく」「思われます」という曖昧な言い回しではあるが、まさかの公式で同一人物と明言された。 ……はずだったのだが、『ストリートファイターV』の公式サイトで公開されている『シャドルー格闘家研究所』において、 「バイソンとよく似ているがよく見ると違う」「一度強盗で逮捕されて服役していたが、出所後は貧しい人たちを支援したり、子供たちにボクシングを教えたり、地域貢献もしている善人」と設定された。 設定が行ったり来たりでややこしいが、少なくとも現行設定ではマイクとマイク・バイソンは別人ということで落ち着いたようだ。 むしろ、塩沢夏希の発言は独断によるものだったらしく、関係者はこの件について聞かれると「……まぁ、その話はこれ以上は」「塩沢プロデューサーは……同一人物と言ってましたね」と困惑していた。 最近では、スト6でアンドレとヒューゴーは別人だったのかと物議を醸している。 どうぶつの森シリーズ 『とびだせ どうぶつの森』では特定条件下で幽霊が出現する ポケモンのガセでお馴染みのワザップ!から拡散された噂。午前4時44分44秒に自宅で幽霊が出現し、データが消えるらしい。 案の定多くのユーザーが物は試しにと実行したが、幽霊なる存在が出た人は誰もいなかった。時間帯が特殊な以外は通常のプレイでデータが消えるとしているところも含め、ワザップらしさ全開なガセだったと言える。 そもそも噂の元の投稿も「プレイアー」と誤字っているなどの部分がネタにされる。 何だかんだで多くのYoutuberなどが実証プレイ動画をアップロードしたこともあり、とび森における代表的な都市伝説として扱われている。 なお「とびだせ」以前より幽霊のキャラクター自体は存在している(ゆうたろう)が、こちらは飛び散った人魂を集めるとアイテムをくれるボーナス的キャラである。 また、深夜に自宅のテレビをつけると不気味な映像が映るのはガチであり、これが噂の原型になっている可能性がある。 『あつまれ どうぶつの森』は人類がVR空間に適応するための前準備 『やりすぎ都市伝説SP 2020春』で関暁夫が紹介した都市伝説「人類がVR空間に移住する」という話から発展した噂。 どうぶつの森のゲーム内容はその都市伝説における構想内容が正に当てはまるゲームであり、VR空間に人類が適応するための前準備だという。 「VRとあつ森がどう結びついたんだ?」と思うだろうが、多分「のんびりと日常生活をゲームで体験する→仮想空間で生活する人間」という解釈だろう。 この都市伝説の信憑性について聞かれたら「関暁夫」としか評価しようがない。 万が一この都市伝説が本当だとしたら、任天堂という企業はフィクション作品の秘密結社もびっくりな勢力である。 むしろ都市伝説の内容よりも、番組の放送時期はあつ森の発売日から然程経過していないにもかかわらず、すぐにこんな壮大な都市伝説が生まれるまでになったあつ森の大ヒットっぷり(と関の想像力)に注目すべきだろう…と言える。 テイルズオブシリーズ テイルズ オブ ゼスティリアのヒロインは途中で変更された 「最初はアリーシャがヒロインだったが、途中でロゼに変更された」というもの。 また、離脱後も武器が売られていたりするため消し忘れたのでは?とも(*55)。 序盤から登場していた仲間が唐突な設定(*56)で離脱することになり、その後この超重要設定はエンディングまでほぼ顧みられない事などから言われることとなった。 一応流れとしては「主人公がこの一件で人間社会が抱えているとある問題の深刻さを思い知る」というエンディングで主人公が下す決断の伏線になっているのだが、本作は詳細な説明がされていない部分が多く(*57)、件のエンディングについてもイベントの端々から繋がりを匂わせる程度の描写しかないため、わかりにくい事は否めない。 これについてはキャラデザの人直々に「最初から途中離脱キャラとして注文を受けた」と暴露されている。 キャラデザの人が「離脱しないと思って描いたのに、シナリオを見ると離脱してて驚いた」というキャラがいたのは事実だが、それはアリーシャではなく別の男キャラの話である。 また、別のインタビューでは当初は人間ではなく異種族の女性を起点に世界観を構築した事や、キャラデザの発注が後半だった事などに言及されており、いずれもアリーシャがヒロインだった可能性とは相容れない情報である。 しかし関連グッズやゲーム雑誌でメインヒロインと記載されたり、初報で大々的に宣伝したり、公式サイトではいたるところで(モブに過ぎない)アリーシャがかなり目立っているなど、 この説も鵜呑みにしてはいけないが、単なる都市伝説とも言い切れないところがある。 もっとも、これらに対して反論する声も根強かったりするのだが(*58)。 また、それとは別に「当初は天族のヒロインがいたが、恋愛要素を無くす事が決まったため、どうしても恋愛を連想させるヒロインも没になった」と考える説も存在する。 こちらの説では当初のヒロインの役割は現在のライラとミクリオに受け継がれたとされる事が多い。 しかしこちらは明確に否定する材料こそ無いものの、出発点がやや飛躍気味の印象論(*59)であるため、やはり鵜呑みにはしない方がいいだろう。 ロゼの声は他のキャラと1年もズレて収録された。 上記の炎上騒動に纏わる都市伝説の一つ。 声優陣のツイートをソースとして「ロゼは他のキャラより1年遅れて声が収録されている=後付けで捻じ込まれた証拠」とされているのだが、 実際のツイートは「オーディションは発売日の2年前」と「収録期間は1年」という物で、それを「前者は2年収録しているのに後者は1年しか収録していない=後者は1年ズレている」と解釈した奴がいたというのが実際のところらしい。 おまけに後者のツイートは前者のツイートの3ヶ月前の物で、「1年」ズレるのは物理的に不可能というオチまで付いている。 ゼスティリアのアリーシャアフターのラストに「to be continued...」と表示される。 明らかに打ち切りのような内容だったが故に、何時頃からは不明だが、プレイヤーの間ではこの表記がされるというのが公然の事実として語られていたのだが、実際にはゲームには存在しない。 当時はほぼ全てのプレイヤーが存在を信じていた程のものだが、海外版にその表記がなかったのを機に国内版を見てみたところ、最初からなかったというなんとも不可思議な話。現在でも「自分は見た」という意見が多々あがってくるが、動画、画像などは一枚も存在しない。 ここまでならよくある都市伝説なのだが、プロデューサーがファミ通のインタビューで「to be continuedという表記に決める会議をした」という発言をしてしまった事で、上記のアリーシャ関連も含めて開発は嘘をついているに決まっている、という層が生まれる事となってしまった。(*60) ただしファミ通側は「続きがありそうな終わり方でしたが?」という聞き方で、「to be continued」とは一言も言っておらず、言い出したのはプロデューサーの方である。 当該作品そのものが炎上した際に特にこの点が取り上げられたため、未だに火種となりやすい話題である。 ゼスティリア、テイルズ オブ ベルセリアに次ぐ第3作の企画が存在した ゼスティリアとベルセリアは同じ世界が舞台だが、ベルセリアでこの世界にある仕掛けを施した真の黒幕の存在が判明したため、この黒幕と対決する3作目があったのではと言われている。 この黒幕については両作品ともにストーリー中では全く触れられず、ベルセリアのクリア後に行けるダンジョンで存在が判明する。 両作品はいずれもストーリー自体は単体で完結しており、この黒幕については特に明かす必要もないため、3作目の布石ではないかと言われていたが、次回作『アライズ』は独立した作品であることが発売前から明かされている。 これらの作品以前にも、テイルズ オブ イノセンス、テイルズ オブ ハーツのリメイクであるイノセンスR、ハーツRで元作品になかった意味深な描写が追加されており、イノセンスRでの描写から次はテイルズ オブ ザ テンペストがリメイクされてさらなる描写が追加されると思われていたが、結局リメイクが中止になるという過去があったため、今回も同様の事態となったと思われるが真相は不明。 また、世界観が違う作品の伏線を仕込んだパターンにも、テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンのリメイクであるなりきりダンジョンXにテイルズ オブ エクシリアのとあるキャラの出自を匂わせるイベントが追加されたという前例がある。 しかし、仮にベルセリアで語られた存在が本当に3作目で対決する黒幕であった場合、どう考えても重大なネタバレにもほどがある(*61)ので、そもそも語られた内容を素直に受け取っていいものかも少々疑問は残る。 むしろ致命的なネタバレにはならない情報だったからこそ、ベルセリアで明かす事が出来たとも考えられるが…。 テイルズ オブ ザ テンペストはマザーシップタイトルだったがあまりに出来が悪すぎて炎上したため後からエスコートタイトルだったことにして火消しを図った。 これについては「マザーシップタイトル」と「エスコートタイトル」についてをまずは説明する必要がある。 この用語は2020年頃まで公式で使われていたシリーズ作品の区分で、平たく言うと「マザーシップタイトル」が所謂他作品における「ナンバリングタイトル」に相当するメイン作品、「エスコートタイトル」はそれらから派生したスピンオフ、外伝作品の総称であった。 現在はこの区分は撤廃されており、公式用語としては死語となっている。後継として、独自の世界観群を持つ作品群「オリジナル」と別の複数のシリーズ作品からキャラクターが集う「クロスオーバー」の括りが用いられている。 この用語が使われ始めたのは2007年頃からなのだがその前年にテイルズ オブ ザ テンペストが発売された。 テイルズ オブ ザ テンペストは他の作品のスピンオフや外伝的作品ではなく独自の世界観を持って独立した作品であり、明らかに「マザーシップタイトル」に分類されるであろうはずだったのだが、何故か新たに発表されたこの区分においては外伝作品等が属する「エスコートタイトル」に分類されており、あからさまに不自然な扱いとなっていた。 実のところテイルズ オブ ザ テンペストはその出来にかなり問題がありファンの間で波紋を呼んでいたため、わざわざ「マザーシップタイトル」「エスコートタイトル」の区分を設けた上で「テンペスト」に「非主流派」の烙印を押して注目されないよう日陰者に追いやり、あまつさえ「非主流なんだから(多少の不出来は)仕方ない」的な風潮を醸成して火消しを図ったのではないかというあまりにも下衆すぎる憶測が流れてしまった。 結局のところ、テイルズ オブ ザ テンペストが「エスコートタイトル」に分類された理由は判明しなかったが、いくら何でも上記の憶測のような理由で分類されたとは信じがたく、その可能性は高くはないだろう。 実際のところネットで語られる事はまずないが、テイルズ オブ ザ テンペストにはテイルズでは珍しい3人までの通信協力プレイを前提にしたダンジョンが用意されており、「エスコートタイトル」とされたのはこれが理由という可能性もある(*62)。 なお、上述の通り現在は「マザーシップタイトル」「エスコートタイトル」の区分は撤廃されており、「オリジナル」「クロスオーバー」の区分となっているが、そちらではテイルズ オブ ザ テンペストは「オリジナル」として扱われている。 パワフルプロ野球シリーズ パワプロで阪神タイガースの選手の査定が強いのは開発から贔屓にされているから パワプロシリーズの実在選手の能力査定は様々な意見があるが、阪神タイガースの選手の査定は強く贔屓されているという都市伝説。蔑称として「珍査定」と呼ばれることもある。 現実の成績に見合っていない程に強い選手として設定されることが多く、謎査定の代表例としては『実況パワフルプロ野球10』における濱中治のパワー設定が有名。 阪神が暗黒時代だった90年代は実は順当に査定は厳しかったことで「多少強くされる時期があっても仕方がないのでは」というフォローもファンからは出ていたが、阪神が現実でAクラス常連になるとあまり見られなくなった。 他にも贔屓にされているという根拠としては「ゲームの発売元のコナミが関西企業」「プロデューサーが阪神ファンを公言していた」「実況パワフルプロ野球10の超決定版のサブタイトルの存在(*63)」なども挙げられている。 ところが、実際は阪神以外の球団でも査定に賛否両論がある選手は多いので「たまたま阪神が謎査定の例として目立っただけで、特に深い意図はないのでは」とする説も強い。 2010年代以降のシリーズでは、阪神はかつて言われていたほど贔屓に見える査定はされていないとする見解もある。 そもそもスポーツ選手の能力を万人が納得する形でゲームに落とし込むことが難しいため、何をしても色々と言われることは避けられないだろう。 ちなみに、阪神に限らず初期の能力査定にいい加減な面があったことは開発自身が認めており、一部の有名選手を除く野手全員の走力、肩力、守備力が15段階評価(当時)中「8」にされていた事があったという。 パワプロクンポケットシリーズのスタッフと小島秀夫の関係は好ましくない パワプロのスピンオフシリーズとコナミ出身の有名ゲームクリエイターの関係性に関する噂。 パワポケにはゲームクリエイターを元ネタにしたチーム「ドリームドルフィンズ」が存在するのだが、このチームに小島を元ネタにしたと見られる「ビデオ」という選手が登録されている。 しかし、何故かビデオには味方の効果を低下させるデメリット能力である「ムード×」が設定されており、パワポケスタッフから皮肉られたのではないかと邪推を呼んだ。 また、パワポケシリーズの新作展開の終了と近い時期に小島はコナミの執行役員副社長に就任。 シリーズのプロデューサーを担当していた藤岡謙治が退社後にコナミの上層部に対する恨み節のようなツイートをしていたことや小島がコナミを離れてから数年後にパワプロクンポケットRの発売が発表されたこともあって、シリーズの打ち切りには小島が絡んでいるなどと噂されるようになった。 実際は小島が上層部にいた事とパワポケシリーズの終了に直接的な関連性はないと見られる。 シリーズの終了は、単純にパワポケシリーズは11以降は売上を低下し続けていたことや本家パワプロシリーズが展開していたハードの事情などの影響を受けたと思われる。つまり、打ち切りの判断自体に不自然な点はなかったりする。 小島が独立後にパワポケの新作発売、というのも事実なのだが、小島退社後に復活したコナミIPというのはパワポケに限った話ではない。 当時コナミの上層部にいた小島がパワポケシリーズの終了を認識していた可能性はなくはないが、コンテンツの終了という方針が小島一人で決断されたとは考えにくい。 何より「ドリームドルフィンズ」は2001年発売のパワポケ3に出てくるチームであり、時間が離れすぎている。 当時は「メタルギアソリッド2」すらまだ発売前の時期である。 ビデオは投手でありながら球速136km/h・コントロールD・スタミナE・変化球はあばたボール(劣化ナックル)の変化レベル1のみ、何故か走力Cで先述の通り「ムード×」持ちと割とボロクソに査定されているが、2011年のパワポケシリーズの打ち切りと関係があるとするには流石に無理があるだろう。 サクラ大戦シリーズ 『サクラ大戦3』のOPアニメは数億円の予算をかけて作られた その作画クオリティの高さからファンの間でまことしやかに囁かれていた噂で、額については「1億」から「5億」までかなり差がある。 …が、これは発売から暫くして2ちゃんねる(当時)のスレで一部のユーザーが書いた完全なデマ。 『V』までを手がけたプロデューサーが「何千万かはかけたが何億と言うことはない(大意)」と公式に否定している。それでもかなりの額なのは変わらないが 因みに5億だと劇場版1本分。 普通に考えれば有り得ない数字だが、それを信じさせるほどの質の高さだったという事でもあるだろう。 ネプテューヌシリーズ ネプテューヌシリーズの日本一ちゃんがシリーズで一切触れられなくなったのは、日本一ソフトウェアとコンパイルハートの関係が悪化したから ネプテューヌでは様々な企業がコラボとして擬人化という形でキャラ化しており、日本一ソフトウェアも「日本一ちゃん」として擬人化していた。 このキャラは初代及び『mk2』では活躍していたのだが、『V』以降のシリーズ作品や関連作には消えたかのように姿を見せず、公式でも触れられていない。 初代のリメイク作の『Re;birth1』はシナリオが別物になったからまだしも、続く『Re;birth2』は性格が似ていない別キャラに日本一ちゃんの台詞を喋らせてまでほぼ同一(*64)のシナリオにしたにもかかわらず、未登場という明らかに大人の事情を感じさせる展開に。 日本一ちゃんと同様にリストラされた擬人化キャラにはがすとちゃんがいるが、こちらは元ネタのガストが別会社の傘下になった事が原因と言われており、日本一ソフトウェアにはそうした事情も無くますます謎が深まった。 この疑問から、「日本一ソフトウェアとコンパイルハートの間に確執が生まれたから出なくなった」という噂が発生するようになった。 日本一に所属していたクリエイターがコンパイルハートに移籍するなどの出来事があった事も、この噂の根拠を強めている。 但し、ネプテューヌシリーズにこそ出なくなったが日本一のゲームでは普通に出演しており、ディスガイアRPGに至ってはなんとシリーズキャラ枠での参戦となっている(*65)。 不仲説も結局は噂で真相は不明なのだが、有力な反論も出ていないのでファンの間では不仲説の噂が事実のように扱われているのが現状。 後にVⅡでビーシャ(モチーフはバンナム)という勝利ポーズが某ライダーの変身ポーズだったり、正義の味方をやっていたりと、明らかに日本一ちゃんとポジションが被っているキャラが登場し「似たようなキャラが既にいるが中身は差別化されている」とかなり濁した形で話題に上がっている。 シリーズの10周年記念の際には、日本一ソフトウェアの新川宗平社長からコメントが寄せられており、少なくとも完全な不仲という訳ではない模様。 しかし、結局日本一ちゃんが消えた理由は分からず、上述の記念コメントの内容にも邪推する声があり、噂を完全に否定するには至らなかった。 ちなみに、がすとちゃんも広報キャラとして現ガスト側で起用されているが、『よるのないくに』発売の際に「様々な壁」を超えたらしく(*66)、以降コエテクのゲームに少し顔を出すようになった際には大幅なリニューアルが行われた事でネプテューヌキャラとしての面影は消えつつある。 ネプテューヌシリーズはコラボしたゲームを終わらせてしまう力がある 都市伝説というかゲーム業界におけるデスブログ的なジンクス。 近年のゲーム作品(特にソーシャルゲーム)は他社のゲームシリーズとコラボする光景は日常茶飯事だが、ネプテューヌシリーズはコラボしたゲームがコラボ後に展開が終了してしまう確率が極めて高かった。 『冒険クイズキングダム』『しんぐんデストロ~イ!』『シャドウエスケイバー』など、数多くのゲームがネプテューヌとのコラボ後からしばらくしてサービス終了となっている。 閃乱カグラシリーズは展開自体は終了していないが、本編シリーズが実質凍結状態に陥るなどの事態が発生している。 まあこの話に関しては、こじつけやたまたまな運の悪さが絡んでいることが原因だと思われる。カルト的な話だし…。 『アズールレーン』など、コラボ後に多少の不幸には見舞われたがしぶとく盛り上がりを続けている作品も存在する。 仮に万が一このような力があったとして、別にネプテューヌシリーズに非がある訳ではないだろう。 ただし、ネプテューヌシリーズのキャラが出演する『メガミラクルフォース』に登場するキャラクター・ヒロテューヌは、この噂を由来としたかのような自虐ネタ的キャラとなっている(「お前の好きなゲームとコラボしてやんよ」とか言い出す)。 どうやらネプテューヌの発売元であるコンパイルハート側にも認識(自覚)されてしまっていたらしい…。 ある意味、根拠のない都市伝説的な噂が公式に輸入された数少ない例とも解釈可能か。 …そして、その『メガミラクルフォース』も2021年5月27日にサービス終了。ナムアミダブツ! 艦これシリーズ 艦これアーケードはセガの重役の鶴の一言がきっかけで作り直した為、稼働が延期された 当初はブラウザ版『艦これ』と同じシステムだったのだが上記の結果、稼働が延期されたという噂。 そしてそのセガの重役とは龍が如くシリーズで知られる名越稔洋であると言われていた。 実際のところは、ブラウザ側のプロデューサーの後押しによってシステムが変わっているため、セガの重役はその様な事は言っていない。 艦これ改の販売が停止されたのは、PlayStation Vitaのセキュリティを崩してしまったから ブラウザ版『艦これ』のコンシューマー版としてPlayStation Vita専用ソフトとして発売された『艦これ改』に関する都市伝説。 このゲームは発売からしばらくすると突如として出荷や配信が停止となり、その理由も「諸般の事情」と濁した形でしか説明されなかった。 その後は艦これ関係の書籍で本作への言及が行われた事がなく、公式サイトも閉鎖されて角川ゲームズのカタログ等からも抹消されているなど、実質的な封印作品と化している。 このような末路となってしまったのは、本作のセーブデータが暗号化されていなかった事が原因ではないかと噂されるようになった。 暗号化されていないせいでクラックの練習台やVitaのセキュリティへの攻撃の道具として利用される危険性が出てきたため、販売終了に至ったという内容。 実際にセーブデータに脆弱性があるとはされているが、そこから起きた被害については明確に確認されておらず、販売終了と関連性があると見るには証拠が不十分ではある。 しかし、どちらにせよ艦これ改の存在が封印された原因については現時点では分かっていない。 艦これブラウザ版の運営判断で「もう艦これの新規絵を頼まない」ことになっているイラストレーターが存在する 艦これ運営は他の作品とのコラボレーションをしない前提でいる 前者は「初期からいるにもかかわらず、季節の特別グラフィックや改二がなかなか実装されない艦娘がいる」こと、後者はこの手のオンラインゲームにしては珍しくゲーム内コラボイベントを最初期の1回(蒼き鋼のアルペジオコラボ)しか行っていないことからよく語られるネタ。 はっきり言ってそういう艦娘や条件に合致してしまう参加イラストレーターがいる・アルペ以外コラボしていないのは事実だが、結局のところ「運営が何考えてるのかよくわからない」ってネタは絵やイベント企画だけの話ではないので…である。またコラボレーションに関しては、現状を見る限り「オンラインゲームではない相手との方を優先的に企画する方針である(*67)」と解釈した方が自然だろう(*68)。 『アズールレーン』『戦艦少女R』の仕事を受けると「もう頼まない」に指定される、に至っては明らかに対立煽りのでまかせとみるべきだろうし。(*69) ウマ娘 『ウマ娘 プリティーダービー』の運営は社台ファーム系を怒らせてしまい、一部の予定されていた競走馬が「権利者の許可が出ず」でお蔵入りになった 「公式発表で『実装する』と明言されたディープインパクトがアニメにもアプリにもいない」「最初のPVや公式発表にオルフェーヴルらしきウマ娘がいたが、モブにすら姿が見えない」「アニメや『シンデレラグレイ』でバ名変更が入った「このレースにいないとおかしい馬」の大半が社台系所属(*70)」「これらに関しての公式リリースが全くない(*71)」という状況証拠から、プレイヤーたちには割と信じられている都市伝説。ウマ娘の公式描写にはっきりと苦言を出したオーナーも出たし… 一応現在では社台と関係のあるウマ娘(*72)自体は一部実装されているため、どちらかというと社台その物というよりは馬主絡みの問題、要は「馬主も社台系」だとダメ、ではないか…という説(*73)である可能性が有力視されているが、性質上真相を確かめるすべがないため何とも言えない。 しかし、「それでもなお、ディープやオルフェやステイゴールドやサッカーボーイ(*74)を育てたい」という声もまた多い。 なお前述のオルフェーヴルらしきウマ娘は「無許可で登場させたため怒らせた」という説もあったが、これはハルウララの許可を企画発表より2年も前の2014年に取りに来たという証言があったためガセである可能性が高くなった。 ……そして来たる2周年、ついに新規ウマ娘として社台レースホース有する「ネオユニヴァース」の登場が発表。 上記の競走馬全てが解禁となった訳ではもちろんないものの、遂にこの都市伝説が覆される第一歩として話題騒然となった。 更にアニメ3期では1話でサンデーレーシング有する「ドゥラメンテ」が前情報なしで衝撃の登場を果たす。 そして3周年となる2024年2月には同じくサンデーレーシングからついに「オルフェーヴル」が正式に登場することが発表された。(*75) こうした経緯からだんだんとこの都市伝説は過去のものとなりつつあるかもしれない。 ちなみにこれらの競走馬は「ダービースタリオン」や「ウイニングポスト」といった他の競馬ゲームには出演しており、単純にゲーム作品に出せないわけではない。もっと言えば「『競走馬そのもの』の権利に関しては、競馬をテーマとしたゲーム作品に関して無断使用の責を求めることはできない」とする判例すらある(*76)。 (最も、「競走馬を女の子に擬人化する」に関しては微妙なところだからこのような都市伝説が語られる、という見方もできるが) 一方でパチスロ系のゲームには出演していなかったりもする。この辺りの権利事情は長くなるため割愛。 また、「水着バージョンの実装や戦闘描写については馬主サイドの意向もあり難しいのではないか」という説もあったが、前者は複数のオーナーさんに跨る形での水着バージョン・水着絵の実装、後者はゲーム内イベント「幻想世界ウマネスト」やグランブルーファンタジーとのコラボイベント開催などで否定されている。 史実で行方不明になった馬はウマ娘化されない。 上の項目でも一部触れたウマ娘化NG説の中でも現状特に有力とされているもの。 というのも心情的な理由ではなく、行方不明という事は最終的に権利が誰の手に渡ったのかも不明という事でもあるため。 そもそも許諾を取る相手がわからなければ許諾を取りようがない、という説である。 後にハルウララ号を現在所有している「春うららの会」代表者のインタビューから「現役当時の馬主だけではなく、現在の所有者からも許諾も取っている」事が判明し、この説がある意味裏付けられる形になった。 とはいえ、これは権利関係さえクリアになればウマ娘化に支障はないという意味でもあるため、一時期行方不明になっていたことがあるが現在は所在が明らかな馬(ハルウララやタップダンスシチー)、一般には知られていないが関係者には最終的な所在を知られている(と思われる)馬など、状況の変化により参戦を果たした例もある。 特に2023年末期に発表されたサムソンビッグは、それまで前例のなかった後者の馬だったためユーザーを驚かせている。 ゴールドシップの馬主さんの小林英一は最初にCygamesが持ってきた「ウマ娘のゴールドシップ」の優等生そのものなキャラ造形を納得できず、馬主権限を使ってリテイクを要求した。現在の「何をしでかすかわからない破天荒な子」はその結果である これもソースが一切ないにもかかわらず、トレーナーたちには広く信じられている話である。実際「無断でボーボボコラボしてる方」「ステイヤーチームのやべーやつ」とかそのレベルで常識外れの性格であるのは事実であることから、1から考え出したとは思いたくないのもまあ理解できなくはないか。 ただそれを踏まえても、そもそも本物のゴールドシップには優等生に造形する要素は一切ない(*77)レベルであるため、ソース無しを考慮しなくても非常に疑わしい。 当時主戦騎手だった特別広報の武さんに「賢すぎて問題児になってしまった子」と言われてしまったメジロマックイーンがお嬢様の出なのにヤンキー、ならともかく… ところで、「ゴールドシップ」「優等生」と言えば… 次の実装ウマ娘はジャスタウェイ号 「『グランブルーファンタジー』銀魂コラボで権利者さん(*78)とCygamesにパイプが出来た」「ジョーダンやマックイーンの話はよくするゴールドシップが、同時期の競走馬かつ大の仲良しだった(*79)彼を匂わせすらしないのはさすがに不自然」として、ジャスタウェイ勝ち鞍のひとつ・秋の天皇賞の時期にかなり流行した都市伝説…というかウワサ。 サイン理論同然の勝手な予想に過ぎなかったためか、結局違ったため立ち消えに。 ちなみにコンテンツの性質上というか、ジャスタウェイに限らず「次の参戦馬のリーク」と称する怪文書は定期的に出回るため「いくら何でも釣りにもやっていい事悪い事はある」「権利者が別に存在するゲームではやるべきではないだろう」として非難するプレイヤーも多い(*80)。 ただこの都市伝説こそ過去になったが、「ゴルシの同室はジャスタウェイである」という噂は以前からよく囁かれている。 そもそもジャスタウェイ自身が新ウマ娘登場の度に何故か一緒にTwitter(現 X)でトレンド入りするほど実装を待ち望まれている競走馬の筆頭であり、ファンとしてもはやる気持ちを抑えきれないというのが実際のところだろう。 特にアニメ3期でゴルシの寮室がついに明らかになった際、徹底的にゴルシ側の内装しか映さなかった事(*81)で拍車がかかった。同時期にた週刊コロコロコミックでのゴルシが主役のコミカライズも発表されたため、既に名前の出たオルフェーヴルやジェンティルドンナと並んでサプライズ枠で登場するのではとも言われている。 キャラゲー 『タッチ』のゲーム化作品『CITY ADVENTURE タッチ MYSTERY OF TRIANGLE』があまりに酷い出来だったため、あだち充作品のゲーム化は許可が降りなくなった ゲームがあまりに酷い出来だったのは事実だが、実際にはその後も何作かゲームが出ている。 1987年にはPC88版『陽あたり良好!』が発売され、2009年には『サンデー×マガジン 熱闘!ドリームナイン』に『タッチ』『H2』『クロスゲーム』のキャラクターがゲスト参戦した。 知名度の割には極端に数が少ないのは確かだが、そもそもあだち充作品自体がゲームに向いていないというのが実の所だろう。 『タッチ』に卑猥なパスワードを開発者が仕込んだため、原作者が激怒した これも上記に関連する噂。達也と和也は「みなみにHしてしまいました」、南は「TATUYAとHしてしまいました」という文章が最強パスワードとして機能する、というもの。 初出はおそらく『ファミマガ』のウル技「南にH」で、後年の裏技全集本『大技林』や『広技苑』にも収録されて堂々と載っており(後者は「Hでステータスアップ」に改題)、 文章もできすぎていることから仕込みだという噂が流れたのだと思われる。 効果については「たつやは子犬を7匹持っていて、ステータスが最高値の3000の状態になる」とされていた。 しかし、後年の解析により本作はパスワードの整合性チェックが緩すぎることが判明。 その上、達也の「みなみにHしてしまいました」は偶然強力なステータスとなったが、和也と南は無意味な不正パスワードで機能していないとわかった。 前述のドラクエ2の項目で触れた「卑猥なパスワードがあると濡れ衣をかけられたゲーム」がこれである。 そもそもチェックが緩いためある程度自由な文章でも通ってしまう他、無効なパスワードの場合は初期ステータスで開始されるという親切設計なのが仇をなした形である。 さらに、上記の卑猥パスワードはやってはいけない順番で犬の入手をしてしまっている状態(*82)なのでクリア不可能な上、単に達也1人のHPが上がっているだけなので最強パスワードですらない。 そのためこれらのパスワードは仕込み等ではなく無理やり作られた創作文章としか言えず、風評被害に他ならないことになる。 前述の通りゲームがあまりに酷い出来だったのは事実なのでそこはどうしようもないが。 なお、前述の『大技林』には他にも『キャプテン翼Ⅱ ~スーパーストライカー~』の「さなえちや のおつぱい はとてもやらかい」等のエロパスワードが載っていたりして同様にネタにされることもあるが、こちらも同様に仕込み等ではない。 『おそ松くん はちゃめちゃ劇場』はあまりに駄作すぎて、原作者の赤塚不二夫が激怒してセガに乗り込んでスタッフに灰皿を投げた とあるゲーム雑誌でセガの元スタッフの語った話に尾ひれがついたようで、実際は赤塚はメガドライブを持ってすらいなかったらしい。 そもそも赤塚はトランプや麻雀等といった数人でやる遊びを好んでいた反面、TVゲーム自体を嫌っていたらしく、 『葉隠-死ぬ気の意思決定-』でバカボンのパパがファミコンに熱中するさまを揶揄したり、 『ギャグゲリラ』でインベーダーゲームはインベーダーが人類をバカにするために作ったゲームだとジョークを飛ばしたり、 挙句の果てには人類史上初の「プロゲーマー」が登場するギャグマンガを描いたり(*83)とハナからバカにしていたようで、 「そもそも原作がブッ飛んでいる作品で多少クソゲーにされたところでキレるような人か?」という指摘も。 もちろんセガに乗り込んだだの灰皿投げただのは完全にデマであるとセガ側も公式で釈明している。 アタリ社は売れ残ったクソゲーをニューメキシコ州の砂漠に埋めた 件のゲームがE.Tのキャラゲーだったことと、「ニューメキシコの砂漠にはUFOが墜落している」という都市伝説がミックスされて生まれたアメリカンジョーク…… と思われていたのだが、なんと本当に砂漠からカートリッジが発掘されてしまい、都市伝説が事実であったことが確定するという稀有な例となった。 ただし、埋められたのはE.T.だけではなく、他のゲームやカタログ等も発掘されている、と言う点はあまり語られない。「E.T.だけが埋められていた」というのは誤りである。また、発掘されたのは埋められていたごく一部(1300本)のみであり、埋められたと言われている数百万本が全て発掘された訳ではない。 つまり、衝撃的な都市伝説が真実であった事が明かされたが、そのインパクトのせいで実態が正確に伝わらず、別の(誤った)都市伝説が生まれてしまったと言う事である。 「E.T. The Extra-Terrestrial」及び「アタリショック」の項目も参照。 なお、このアタリショックの記事にも、長期に渡って「E.T.500万本が発掘された」などとデマが書かれていた。 ファミリーコンピュータMagazineで『ゴーストバスターズ』のグッズプレゼント企画が行われていた。 ファミコン版『ゴーストバスターズ』クリア時に表示される謎の文字列「りり」にまつわる都市伝説で、この文字列を出版社に送るとグッズが貰えたというもの。 長らく目撃証言だけで関連記事の実物が確認されておらず、検証の結果「りり」自体がバグによる物だったと判明した事もあってほぼデマ扱いされていた。 しかし2020年にようやく該当する記事が発見され、少なくともプレゼント企画自体は実在したことが確認された(詳しくは個別項目を参照)。 バグの産物という検証結果と合わせ、「プログラムミスを誤魔化すために、その文字列を使った企画を一つでっち上げたのではないか」とする説が有力。 『ドラゴンボール 超武闘伝2』でブロリー出現コマンドを10回成功させるとミスター・サタンが使えるようになる SFCの人気格闘ゲームの都市伝説。 同作ではタイトル画面でとあるコマンドを入力すると隠しキャラクターが解禁されるのだが、これを一度に複数回入力して楽しむこともできた。 一方ゲーム内のストーリーモードでは、原作のミスターサタン敗北シーンが実際の対戦画面に見立てて再現される場面があり、ここから転じて噂が生まれた物と思われる。 実際にはそのような仕様は存在しない。 現在では、ネットで本作の話題になると必ずと言って良いほど話題に上がる。そのくらい、ウソ技として認知されている。 同じく『超武道伝3』では同コマンドを10回成功させると超サイヤ人3悟空が使える というウソ技もあった。 なお、この都市伝説との関連性は不明だがPS以降の作品ではサタンがプレイアブルキャラとして使用可能なものが多くみられる。 『仮面ライダー サモンライド!』は元々別のゲームだった作品をライダーシリーズのキャラゲーとして流用した NFCを利用した仮面ライダーのフィギュアで遊ぶシステムを採用し、2014年クソゲーオブザイヤー据え置き機部門大賞も獲得した仮面ライダーのキャラゲーに関する噂。 本作では「クリスタルワールド」という独特な世界観を舞台にしたオリジナルストーリーが展開され、全体的にファンタジーな雰囲気が強い。 あまりにも仮面ライダーシリーズの世界観とは浮いているため、「途中まで別のゲームとして作っていた作品を仮面ライダーのゲームとして流用した」という噂が広まるようになった。 しかし、公式からは(当然だが)そのような話は明言されておらず、特に明確な根拠はないデマに近い邪推という程度に留まっている。 ちなみに、本作の一部グラフィックやモーションは同じ開発元である過去のライダーシリーズのゲーム作品から流用していると見られる(*84)。 上述の話の真偽は別として、流用した素材で作った箇所が多いゲームなのは事実である。 バットマン アーカム・アサイラムではコピーガードが発動するとバットモービルのタイヤが外れたり、バットウィングが故障してプレイ不能になる 「Anti Piracy Screen」に関連した都市伝説。割れ対策でバットモービルなどお馴染みのガジェットが故障してしまうというもの。 「面白いコピーガード」として広まったがデマ。 そもそも「アーカム・アサイラム」ではバットモービルがオープニング後駐車中に破壊されているため乗れる場面がなく、タイヤが外れたとしても進行不能になるわけがない。 (乗れるのは次々回作のバットマン アーカム・ナイトだが、やはりそんなコピーガードはない) カプコン版『エイリアンVSプレデター』は、カプコンとダークホースコミックス社との間で権利問題が発生したため、長らく移植が実現しなかった カプコンのベルトスクロールアクションの中でも高い人気を誇る本作であるが、 2019年に「Capcom Home Arcade」へと収録されるまで移植やリメイクが実現しておらず、その理由も不明で憶測が広がっていた。 2020年に開発スタッフの一人である秋友克也が自身のツイッターで本作の裏話をツイートした事により、長年の謎が明らかになった。 本作の著作権の所有者は、映画『エイリアン』および『プレデター』両方の著作権を持つ20世紀フォックス(現:20世紀スタジオ)とカプコンの2社であり、 ダークホースコミックス社は関わっていない。 これは「Capcom Home Arcade」のホームページ下部にある著作権表記に、カプコンと20世紀フォックスの名前しか無い事からも明らかである。 一応、「エイリアンVSプレデター」の企画自体はダークホースコミックス社のコミック版が発端であり、 カプコンのゲーム版もコミック版を参考にしてはいるが、権利関係を複雑にしないために参考止まりでコミック版の設定を直接使ってはいない(*85)。 実際に使われた要素は、「日本人の血を引く女性がプレデターと協力してエイリアンに立ち向かう」ぐらい。 許可を長らく出さなかった理由について、20世紀フォックスは「エイリアンVSプレデター」という作品をサスペンスホラーとして売り出そうとしており、 アクション要素が強いカプコン版は意に沿わなかったのではないかと秋友は推測している(*86)。 また、「2000年頃に一度移植を打診したのだが、『リリース当時はいいゲームだったが、今はそうではない』として断られた」という話を聞いているとの事(*87)。 これに関わる噂として、「ダッチ・シェーファーを映画『プレデター』の主人公と同一とした事でダークホースコミックス社と揉めた」というものがあるが、これも信憑性は低い。 というのも、移植に先駆けた2018年にアメリカのフィギュア大手「NECA」からゲーム版のデザインそのままでアクションフィギュアが発売されており、揉め事があったのならば不可能なはずである。 秋友によると、本人をモデルとしたシンセティック(人造人間)であるという設定があったようだが、 これが単なる見落としで表に出なかったのか、スタッフの間でのみ共有された裏設定なのかは分からないという(*88)。 『ちびまる子ちゃんの対戦ぱずるだま』が不謹慎な表現を理由に回収された かつてコナミが作っていた落ちものパズル『対戦ぱずるだまシリーズ』の一作を巡る噂。 今作のプレイアブルの1人である永沢くんの敗北アニメーションは、よりにもよって 焼け落ちる自宅を見ながら号泣するシーンの再現 という強烈なものであった。「負けたショックでPTSDを発症した」「敗北するたびに家を焼かれる」とネタにされることも。 そのインパクトたるや、今作の話になると無駄にかっこいいピンチBGM(*89)と並んで話題に挙がる一方で、「このシーンが問題視されて回収された」と言われることがある。 しかし…… 回収されたという一次ソースが一切発掘されておらず、返品したという体験談すらも無い 修正された内容なども報告されていない そもそも原作は実話を元にしてはいるがあくまでフィクション作品であり、 原作の時点で永沢家の火事は何かとネタにされている (言うなれば、ある意味原作のノリを踏襲した描写である) など不自然な部分が多く、ほぼ与太話の範疇となっている。 またこの逸話の出所を辿っていくと、ウィキペディアに長らくソース無しでこの情報が掲載されていたことが確認でき(現在は削除済み)、ここからデマが広がっていったと見られる。 デジタルモンスターシリーズ ギルモンの正統な進化系はデュークモンではなくメギドラモン。 ギルモンの本来の最終進化系がアニメ「デジモンテイマーズ」のデュークモンではなく、作中で暴走した結果生まれたメギドラモンであると言われるもの。 これにはデジモンテイマーズでの設定が関わっており、暴走した結果とはいえギルモン単独で進化したメギドラモンと主人公「松田啓人」と心と体を一体化させて生み出されたデュークモンの違いの事を指しており、啓人無しでは成立し得ないデュークモンより、メギドラモンの方がデジモンとして正しいという主張である。 一見すると小型の恐竜型であるギルモンからかけ離れた全身鎧の騎士姿のデュークモン(*90)より、禍々しい竜の姿をしたメギドラモンのほうが順当な姿に見えるというのもこの説が広まっている原因でもある。 しかし、これはあくまで初登場した「テイマーズ」における描写と演出に過ぎず、デジモンというコンテンツとしての公式設定ではない。 そもそもデジモンシリーズには正統な進化ルートというものは実は存在しておらず(*91)、このメギドラモンとデュークモンもどちらが正規ルートというものはなく、ギルモンというデジモンに最も関わりがある進化ルートでしかない。 デュークモンの色違いデジモンであるカオスデュークモンの「見るものによって騎士の姿にも暗黒竜の姿にも見える」という設定が余計に事態をややこしくしている テリアモンとロップモンはハンバーガーチェーン店「ロッテリア」とのコラボで誕生したキャラ。 テリアモンとロップモンは容姿がよく似ており、初登場した映画「デジモンアドベンチャー02/デジモンハリケーン上陸」を含め共演機会が多く、さらに名前を縮めると「ロッテリア」になる。そしてデジモンシリーズとロッテリアはコラボしたことがあるということから生まれた噂。 まず結論から言うとロッテリアとデジモンがコラボしたことは事実であり、そしてその関係で生まれたデジモンがいるのも事実。しかし、そのデジモンはテリアモンとロップモンではないのである。 そもそもコラボした時期は「テイマーズ」が放映されて以降であり、この二匹が生まれてから一年以上が経過している。 そしてテリアモンとロップモンの名前の元ネタは「テリア犬」と「ロップイヤーラビット」であり映画から関係で「(兎狩りに準えて)追う者と追われる者」から名付けられたため、ロッテリアとの関係は偶然であるという証言が関係者からも語られている。 この様な誤解が生まれた理由として「テイマーズ」にもこの二匹が方やメインキャラ、方や中盤からの準レギュラーという待遇で共演していたことと、肝心のコラボデジモン(エビバーガモンなど)が正直客演が少なくマイナー気味なのが原因と思われる。 その他作品 ゼビウスのバキュラはザッパーで256回攻撃すると倒せる 「板」そのものが縦回転しながらゆっくりと飛来し「一切攻撃してくることはないが、こちらからの撃破は不可能な敵キャラクター」として斬新な存在であったバキュラ。 16進数の深読みか、ザッパー(対空ショット)を256発撃ち込めば破壊できるという噂がどこからともなく広まったが、もちろん実行不可能でプログラム上にもそんな仕様は無い。 画面上でバキュラの出現を待ち構え、高速な連射装置を用いてザッパーを撃ち込んだとしても84発以上のザッパーは物理的に当てることができない。 これについては、後に開発者の遠藤雅伸も直々に否定している。 72発?それは同じナムコだけど別のバキュラだ。 そもそもゼビウスは、破壊可能なオブジェクトは全て耐久力が1発分のみであり、こちらの攻撃に耐える敵機自体が存在しない。 その上で、キャラクター・オブジェクトのステータス設定の内訳は 「破壊可能(空中キャラクター、地上キャラクター)」「破壊不可能(バキュラ)」「ザッパーが素通りする(地上キャラクターやシオナイト)」 の三種類しか区別がなく、当バキュラは「破壊不可能」のフラグを立てて処理しているため、「何発当たるか」ということ自体についても一切関係がない。 後に様々なゲームのパロディを詰め込んだSTG『極上!パロディウス』ではバキュラのパロディ敵キャラが登場するのだが、 「256」と書かれた小さいフキダシがついている。そしてショットを打ち込むとこの数字が1ずつ減っていく。 ベルパワーの「スーパーボム」なら一発で倒せるが、普通のショットを画面から消える前に256発打つ事はやっぱり物理的に不可能。一列に並んでいる場合は1枚だけ「16」が紛れておりそちらなら簡単だが…。 あと大型版の「65536」も登場する。先述のスーパーボムで数値がきちんと256減ります。倒す?ハハッ。 ちなみにファミコンロッキーで登場した総攻撃は「実際に起こる」。ただし正式に仕込んでいた訳ではなく単なるバグ。 判定が狂っているので「空中的に見せかけたバキュラ」も出てきます。 R-TYPEの2ボス「ゴマンダー」は女性がデザインしたが、あまりにもアレ過ぎたので精神病院への入院を進められた。 ものすごく長期に渡り信じられていたネタ。信じられていた割にはソースが出てこなかった辺りが都市伝説として疑問視されていた感じはする。 2023年に元アイレム・ナズカ・SNK(*92)のデザイナーであるAkioがTwitterを開設、そこで「俺がギーガーっぽいデザインで作った」「流石に賛否両論だったけど偉い人が採用を決めた」とバッサリ否定するツイートをしている。 Fate/EXTRAの開発初期のシナリオライターは小峰徳司 Fate/EXTRAのシナリオ担当は奈須きのこだが、当初は監修に留まっていたのがいつの間にかシナリオ担当に昇格したという経緯がある。 肩書が変わったのは「奈須きのこさんが全文書き直すことになりました」と公式発表があったように、何かしらの理由でそれまでのシナリオを破棄し書き直した為である。 それで何故小峰が前任だったという噂が広がったかと言えば、「EXTRAの制作会社は小峰が脚本を担当した『ルミナスアーク』と同じイメージエポックだった事」、「EXTRAの開発時期が小峰がシナリオを担当したスーパーロボット大戦Kの開発終了時期とちょうど合致する事」、「スパロボKで小峰の悪評が広まっていた為に、書き直しされる程に酷い前任として噂を聞いた人間が納得してしまった事」あたりが原因だろうか。 スタッフロールには脚本 藤田基樹、田中国光という名前がある。(この2人については同作のイベントプランニング担当でもある以外は情報が少なく不明) 仮に前任者が小峰だったとしたら、他の名前は残っているのに形跡すら無く消されているということになる。 書き直しという事情があるだけにあえて前任の名前は載せなかったという可能性もあるが、いずれにしろ前任については公式発表がない為、誰が担当していたのかは不明なままである。 この噂自体は具体的な根拠も何もないデマに近い話なのだが、現在でも信じている層が一定数存在しており、前任を小峰と断定した上で話に出す人がいまだにいる。 Fate/Grand Orderの主人公が最初に契約したサーヴァントはマシュ・キリエライトではなくアーラシュ FGOのシナリオ第一部が進行中によく考察されていた噂。 公式的には「冬木で契約したマシュ・キリエライトが主人公最初の契約サーヴァント」とされているが、本当の最初の契約英霊はアーラシュなのではないか…という考察。 劇中で示された以下の要素がこの節の根拠とされている。 触れただけで相手を死に至らしめる静謐のハサンの毒さえ耐える、主人公の毒に対する防御力(*93)アーラシュのスキル「頑健」は設定的にもゲーム的にも毒を防ぐ。アーラシュの「頑健」が作用しているのでは? アーラシュのレアリティは☆1。持つ逸話に反してレアリティは非常に低く、どんなマスターでも入手できる ゲーム開始時のチュートリアルを兼ねた戦闘シミュレータで、プレイヤーはシミュレータ上で3体のサーヴァントのデータを使って戦うのだが、アルトリア、クー・フーリンといった「Fateシリーズの顔」と呼べるサーヴァントの中に平然とアーラシュが交じっているどんなマスターでも運に左右できず入手できる。つまり主人公の到着以前からカルデアにいたのでは?場違いにシミュレータに出現するのも、そのためでは? アーラシュのスキル「千里眼」は読心・未来視さえ可能とされるゲーム開始前から、「千里眼」で人理焼却の未来を知ってカルデアにいたのでは?霊基の格を落としてでもゲーム開始前にカルデアの召喚に応じたのでは? アーラシュとの絆レベルを上げると読める設定にある一文「人々のためにすべてを懸けたことを、今も、彼は忘れていない」これはゲーム本編開始前に行われた、カルデア前所長のマリスビリー・アニムスフィアの参加した聖杯戦争のことを指しているのでは?マリスビリーのサーヴァントとして聖杯戦争に参加し、聖杯戦争を終えた後も何らかの手段で現界を維持していたのでは? 「面白い考察」として一部で盛り上がった噂だが、 「アーラシュは逸話に反してレアリティが低いので霊基の格を落としている」「自爆技を使うキャラを高レアに配置したくなかっただけでは?」「カエサル、レオニダス、牛若丸など、持つ逸話に反してレアリティが低いサーヴァントは他にもいる」 「『千里眼』で人理焼却の未来を見ていた」「設定資料集『Grand Order material』などで『未来視は短時間のみ可能』と明言されており、人理焼却の未来が見えたとは考えにくい」「アーラシュの千里眼はあくまで未来を『予測』しているだけで、真の意味で未来を予知しているわけではない」 「『人々のためにすべてを懸けた』→マリスビリーの参加した過去の聖杯戦争に参加していたことの示唆」「『人々のためにすべてを懸けた』というのは、彼が登場するFateの外伝作品『蒼銀のフラグメンツ』での戦いを指している可能性が高い」「そもそもアーラシュは生前からして『人々のためにすべてを懸けた』人物であり、過去の聖杯戦争に参加していた示唆と断言はできない」 など、否定材料も多い。 後に第一部劇中で、断片的にマリスビリーの参加した聖杯戦争の様子が語られた際に彼の契約サーヴァントがアーラシュではないと確定したことで、「マリスビリーの参加した聖杯戦争の契約サーヴァントはアーラシュ」という説は公式に否定されている。 現在は、上記の通り「マリスビリーの契約サーヴァントがアーラシュではない」と公式に確定したこともあってか考察は沈静化しているが、 本作の配信が開始されてから8年以上経った2023年12月現在でも、第一部の序盤には未だに謎が多く残されている事も相まって、今なおアーラシュの話題になるとこの考察が話の種になることは多い。 『縁日の達人』は任天堂が配った開発ツール付属のミニゲームのエンジンをそのまま流用した バンダイナムコゲームスがWii専用ソフトとして本体と同時に発売したゲームに関する都市伝説。 ゲーム自体は『太鼓の達人』っぽいタイトルやビジュアルとは何の関係もないミニゲーム集であり、その内容の薄さからクソゲーオブザイヤー次点入りをしているような代物である。 噂の根拠となっているのは『日経CNBC エクスプレス』に当時任天堂の岩田聡社長が出演し、Wiiの宣伝をしていた時の事。 その時にこの縁日の達人を紹介されたのだが、ビデオ映像が流れている際の岩田社長の表情がどこか違和感を抱くような顔色になっていた。 加えて当時の2chに「縁日の達人は開発ツールのエンジンを流用したのに加えて、ソフトのプレス予約数から岩田社長をキレさせた」といった書き込みがあり、上記の映像もあってネット上で噂が広まった。 日経CNBCエクスプレスにおける映像はネット上にも残っている。岩田社長の表情が曇っているように見えなくもないが、当然岩田社長の心の内など分かるはずもなく もっと身も蓋も無い仮説として「ただ単に直前にスタッフが横切ったから」とするものもある。 本作が開発ツールのミニゲームの流用作品だったのかも、サードパーティに配布されたWiiの開発ツールを知っている人間のみこそが真相を知っているというべきか。 ちなみに、後にニンテンドー3DSで『みんなの緑日』という続編的作品が出ている。内容もボリュームもKOTY次点入りした部分も本作とそう変わらない。 『バーチャル飛龍の拳』はファミ通のクロスレビューで酷評されたことで騒動が起きた ファミ通はゲームのレビューを行っているが、『バーチャル飛龍の拳』が『ストリートファイターEX』と並んでクロスレビューに出されたことで騒動が起きたという都市伝説。 ストEXはゴールド殿堂を獲得した一方でバーチャルは4点を含む酷評となったことで同じ格闘ゲームながらも対照的な様子となり、この光景に対してバーチャル飛竜の拳の発売元であるカルチャーブレーン側が激怒。 カルチャーブレーンはクロスレビューの掲載を拒否して広告引き上げなどの制裁を行うが、ファミ通に対して特に痛手とはならずに結局和解したと言われている。 実際はバーチャル飛龍の拳の発売以前から既にカルチャーブレーンはファミ通のクロスレビューにゲームを提供しない方針に切り替えているため、この噂の信憑性は低いとされている。 一方でファミ通にカルチャーブレーンがゲームを提供しなくなったのはまた別の事件があるとも噂されており、こちらは否定する決定打もないという状況になっている。 『スパルタンX(ゲーム)』の24周目でアルファベットの24番目「X」が正体を現す コロコロコミックで連載されていたファミコン漫画/ゲーム漫画『ファミコンロッキー』に登場したウソ技が元。 この漫画は漫画でしかできないことを描くことを担当編集から指示されていたとか。 そのためウソ技が続出するが、その担当編集がメーカーと何らかの交渉をしていた様子で作者に苦情などが来たことはなかったという。 『厄 友情談疑』は日野日出志がキャラクターデザインに関与している アイディアファクトリーのコンシューマゲーム初参入作品として知られるホラーゲームにホラー漫画の巨匠である日野日出志の関与が噂され、広まってしまった。 実際に関与したのは次回作の『厄痛 呪いのゲーム』であり、そちらと混同されてしまったと思われる。 次回作の説明書では日野のインタビューが掲載されているのだが、その内容から前作の時点では関わっていなかったと読み取れる。 Wikipediaに出典なしで長年誤情報が掲載されたことや、情報を精査しなかった一部雑誌に事実のように記載されたことが噂が広まった原因だと見られている。 また、ゲーム自体もスタッフロールで関係者の情報を殆ど載せないスタイルだったため、「実は関与していた」という噂を大きくしてしまったとも言われている。 聖剣伝説3の登場人物「紅蓮の魔術師」の本名は「ブライアン」。 2000年前後のインターネット上の聖剣伝説3ファンサイトで言われていた都市伝説。 1996年頃の夏コミの時点ですでにこの名前が流布していた。 その後LORD of VERMILIONⅢにてゲスト出演した際に誰かがその事を思い出したらしく彼をブライアン呼ばわりした。 力に渇望した冷酷なイケメンのわりに名前が普通な為ネタにされたが、かなり強力なカードで話題に出ることも多いわりにいちいち変換するのが面倒な為、ファン間ではずっとブライアンと呼ばれていた。 しかしこの名前、どこの誰がいつ、なぜ言い出したか全く不明である。 眉唾ものであるが何処かの個人サイトでスタッフを名乗る者が言ったのが元…らしい。 なおLORD of VERMILIONⅢでも本名の事には触れられているが、紅蓮の魔術師曰く「思い出せない…」とのことだったが、『聖剣伝説 ECHOES of MANA』にて遂に「フランマ」という本名が明らかになった。 flammaとはラテン語で炎の意味。雪国の魔法王国に生まれた「炎の名前を持つ魔法が使えない存在」という言いえて妙な名前であると同時に字面、語感が「ブライアン」「ぐれんま」に似ており、30年近くの都市伝説にケリがついた。結局ブライアンと言う名前がどこから出てきたかはわからないままだが。 ARMORED COREシリーズは全て同一の世界 4系→V系→初代系→2系→3系→N系の順番で、全シリーズの時系列が繋がっているとする説。 初代系世界と3系世界では「遥か過去に地上の環境が壊滅する程の大戦争が起きた」とされており、 それが4系ないしV系で描かれた企業間抗争やヴァーディクト・ウォーであるという考察。 主任とキャロルの台詞や行動目的がレイヴンズネストに酷似している、といった点が根拠とされる。 フロムゲーは全般的に公式から語られる情報が少なく、それ故に謎はプレイヤーが想像で補っており、過去作オマージュを多用するという作風な事もあり、 ファンの間で様々な考察や意見交換が繰り広げられているのだが、その中でも一際異彩を放っている説である。 初代系→2系は明確に同一世界であり、3系→N系もPSP版の特典の資料にてN系は3系の約50年後の世界である事が明かされているが、 4系とV系についてはそれぞれ同じ時間軸上にある可能性を”匂わせる”程度の描写や示唆があるのみで明言されておらず、 上述の通り過去作のセルフオマージュ・ファンサービスの可能性も否めない。 何より初代系・3系・4系でACという兵器の起源が別々である事を始めとした矛盾点が多く、多くのファンからは否定的に見られている。 今は無きARMORED CORE4発売当時の公式特設サイト(破壊天使という単語の初出)において、過去作との繋がりは明確に否定されていた。 KOF95のイタリアステージの先鋒戦における八神庵対鎮元斎では鎮側が操作可能になる前に庵の10割コンボで即死させられてしまう KOF95のイタリアステージは開幕で先鋒を務める両者が画面奥の橋から手前の足場にジャンプしてから試合がスタートするという演出が入るのだが、ここで八神庵と鎮元斎が対戦した場合、庵のジャンプの速さと鎮のジャンプの遅さが合わさって、先に着地して行動可能になった庵の「百弐拾七式・葵花の2段目止めをn回ループ→百式・鬼焼きでフィニッシュ」という比較的難度の低い即死コンボがまだジャンプ途中で操作不能な鎮に確定してしまう。 よってこの限定条件に限っては両者のダイヤグラムは10:0、つまり理論上、鎮側のプレイヤーは100%庵側に勝てない……という噂。 同作の鎮自体も(強キャラとは言い難いが)極端な最弱キャラというわけではないにもかかわらず演出の仕様のせいで片一方のキャラクターが何もできずに負けてしまうまさかの事例として有名だったのだが、実際にやってみると上記のループコンボは精々3回程度しかループできないため、2割程度は体力が残ってしまう。 よって鎮側がすさまじく不利なのは事実だが、流石に開幕即死は不可能であり、あくまでも事実の確認できない噂話に過ぎない。 ……というのが長年の定説だったのだが、発売から28年経過した2023年に、あるやりこみ勢がアップロードした動画にて、離陸入力と呼ばれるテクニックを利用して位置をずらすことで、葵花の2段止を5回ループさせて正真正銘10割の即死コンボまでもっていくことに成功。 KOF95の仕様として気絶値やダメージがランダムでブレることがあり、下振れを引き続けるとギリギリで即死まで持っていけないパターンもあるため、流石にダイヤグラム10:0まではいかないが、あくまでも都市伝説に過ぎなかった物をプレイヤーのやり込みが事実として実証してしまう感慨深い事例である。 なお、本作の鎮は先鋒向けのキャラではない上に、最弱ではないにせよ弱いキャラなのは事実なため使用率も低く、そもそも年1で新作に切り替える当時のKOFシリーズの仕様上、実際に上記のコンボに遭遇した人はかなり限られていたものと思われる。 余談であるが、KOF95は龍虎の拳チームのステージ演出も凝っており、ラウンド開始からエレベーターが上がり切る4秒ほどはステージが実質狭くなる仕様となっている。こちらは即死コンボなどは確認されていないが。 ピクミンの舞台は地球 少なくとも、『2』作中で確認できるお宝の多くが地球でなければ有り得ない物品であること、人間が存在したらしき痕跡が多く確認できること、アフリカ大陸らしき存在が遠景で確認できることから、作中描写としてはほぼ確定である。 ただ、「明らかに人間が作った物品はあるのに、人間そのものは全く登場しない」という不可解な事実はあり、現実世界の地球とどの程度リンクしているのかは謎。「人間が滅びた後の地球」「たまたま人間の活動範囲とオリマーたちの活動範囲が被っていないだけ」など考察されているが…。 また、「オリマーたちが暮らすホコタテ星は火星」とする考察も多いが、その場合「惑星間移動も可能なホコタテ星人が隣の惑星である地球の存在を知らなかった」という明確な矛盾が生じてしまう。 そもそも「ホコタテ星とピクミンの星は27万9千光年離れている」という設定もあるので、「ピクミンの星は地球」「ホコタテ星は火星」は同時には成立しえないと思われる。 ピクミン3では主人公がコッパイ星の三人組に変更され、舞台の惑星が「PNF-404」と命名される。距離はワープドライブが必要なほど離れてる。 ただし中盤でホコタテ星の近くにコッパイ星があることが語られ、PNF-404に人間がいるかは不明だが(*94)ホコタテ星火星説は潰えた。 『新甲虫王者ムシキング』では、加賀美ティナのかなり刺激的なイラストが描かれたシークレット版カードが存在する トレーディング・カード・アーケードゲーム『新甲虫王者ムシキング』には、イラストや設定からネット上で人気を得た「加賀美ティナ」という女性キャラがいるのだが、このキャラが子供向けのゲームとは思えないようなセクシーなイラストで描かれたシークレット版のカードが低確率で排出されるという噂が広まった。 実際にティナのイラストが描かれたカードは存在するが、ネット上で噂されているような過激なイラストのカードが出た事実は存在しない。 当時ティナのファンイラストを利用したオリカが作られており、そのオリカを見て完成度の高さなどから勘違いした層によって誤情報が出回ったことで噂に発展した。 ただし「キャラが悪堕ちしたかのような形態のマジンフォームがが存在し、ティナのマジンフォームもある」「マジンフォームのティナは顔面にハート型の模様が浮かぶ」 「服装は普通だが子供向けとは思えないセクシーなポーズと表情をしている」「セリフもどことなく意味深になっている」……と「セクシーなVerのティナが存在する」ことは事実。 また、ティナはアーケードゲーム『チュウニズム』にコラボ出演した際に子供向けゲームの小学生キャラとは思えないような露出とポーズをしたイラストが描き下ろされたという事実もある。 『YIIK ポストモダンRPG』には第三のエンディングが存在する アメリカのインディーズゲームメーカーが開発したRPGで生まれた都市伝説。 このゲームはマルチエンディングを採用していて2つのEDが存在するのだが、第3のEDが存在するとの噂が発生した。 制作者側が3つ目のEDの存在を匂わせるような言動をしたこともあって、ネット上ではユーザーによって必死の検証作業が行われていたが、最終的には第3のEDは作られていない都市伝説的な存在という結論で落ち着くことになった。 この手のアレだとタイトーの『レイフォース』もあまりにも衝撃的なEDから「ノーミスだと別のEDになる」という都市伝説があった。もちろん存在しない。 『ファンタシースターオンライン』のオルガ・フロウを倒した時に上空から降ってくる剣に刺さるとレアアイテムが手に入る 撃破後のムービー中にも移動することは可能なため、一応刺さること自体は出来るが、実際は特に何も起こらない。 おそらくこの剣が最上級レア武器のひとつである「ダークフロウ」であったために広まった都市伝説と思われる。 後年の『ファンタシースターポータブル2インフィニティ』でオルガ・フロウが復刻された際は、この都市伝説を意識してか件の剣の落下時にダメージ判定がこっそり追加され、さらにそれをジャストガードすることで称号とその報酬「フロウウェンの盾」が入手できる。 『妖怪ウォッチ』のジバニャンの腹巻は実はタイヤ跡 同作の看板キャラであるジバニャンは元は普通の猫だったが、車に轢かれて死んでしまったことで今の姿になったという衝撃的な過去は有名だが、彼のトレードマークである腹巻が車で轢かれた箇所なのではないかというこれまたえげつない説。ただしアニメなどの描かれ方をよく見れば腹巻の部分はちゃんと膨らんでおり、腹巻そのものは本物であることはわかる。また、プロデューサーの日野晃博もこの腹巻について「寅さんのイメージ」と語っており、事故死した設定とは無関係であることも明かされた。ただし腹巻の下は…という点については特に否定はされていないのだが。 東方Projectシリーズのタイトルはラスボスもしくは裏ボスの名前を暗示している 具体的には以下の通り。 『東方封魔録』→「魅魔」 『東方夢時空』→「岡崎 夢美」 『東方幻想郷』→「幻月」 『東方怪綺談』→「神綺」 『東方紅魔郷』→「レミリア・スカーレット」「フランドール・スカーレット」 『東方妖々夢』→「西行寺 幽々子」 『東方永夜抄』→「蓬莱山 輝夜」「八意 永琳」 『東方萃夢想』→「伊吹 萃香」 『東方花映塚』→「四季映姫・ヤマザナドゥ」 『東方風神録』→「八坂 神奈子」 『東方緋想天』→「比那名居 天子」 『東方地霊殿』→「霊烏路 空」 『東方星蓮船』→「聖 白蓮」 『東方神霊廟』→「豊聡耳 神子」 『東方心綺楼』→「秦 こころ」 『東方輝針城』→「少名 針妙丸」 『東方深秘録』→「宇佐見 董子(秘封倶楽部会長)」 『東方紺珠伝』→「ヘカーティア・ラピスラズリ(ラピスラズリは紺色の宝石=珠)」 『東方天空璋』→「摩多羅 隠岐奈(「天空の璋(柄杓)」=北斗七星柄の前掛けを身に着けている)」 『東方憑依華』→「依神 紫苑」「依神 女苑」 『東方鬼形獣』→「埴安神 袿姫(「けいき」を並べ替えると「きけい」)」 『東方剛欲異聞』→「饕餮 尤魔(強欲同盟同盟長)」 『東方虹龍洞』→「天弓 千亦(「天弓」は虹の意味)」 このように一見殆どのタイトルに当てはまる事から、ファンの間でわりと長い間信じられていた噂だが、実際には特にそういう縛りがあるわけではないとの事。 実際『東方妖々夢』→「西行寺 幽々子」の時点でいくらなんでも無理があるし(5面ボスの魂魄 妖夢ならまだしも)、『東方天空璋』に至ってはこじつけにすらなっていない。 タイトルはあくまで作品のテーマやモチーフを示しているだけであり、同じくテーマやモチーフと密接に関わっているラスボスや裏ボスと被ってもおかしくない程度に考えたほうが正解だろう。 そして2023年の新作『東方獣王園』のラスボスはどうやってもこじつけられそうにない「日白 残夢」であり、この都市伝説の歴史も完全に途切れたと見ていい。 「コワイシャシン ~心霊写真奇譚~」は本物の心霊写真を題材にしたために製作段階において怪奇現象が多発した ゲーム自体は特別面白くもないがクソゲーというほどでもない平凡な出来なのだが、この噂はオカルト好きの間では結構有名であり、検索すればゲーム制作時に起こったとされる怪異の噂話を見ることができる。 どのような怪異かと言うと、デバッグを担当していたバイトがひきつけを起こして病院に運ばれたり、企画担当者が家で指を包丁で切り落としたりといったことが起き、ついには開発責任者が首を吊って死んでしまったと言う。 本当ならまさに呪われたゲームだが、とある人物がこの噂の出所を調べたところ、発売から少し経った頃の2ちゃんねるのコピペが出所らしく、ガセである可能性が高い。 プレイ動画等を見る限り、作中の心霊写真はどう見ても合成である。 また、この噂では「霊媒師が名前をスタッフ欄に入れることを条件に除霊方法を教えた」とあるのだが、肝心の霊媒師の名前がスタッフロールに見当たらず、実際のゲームと矛盾している。 「古伝降霊術 百物語」はプレイすると怪奇現象が起きる呪われたゲーム これも上記のものと同様にオカルト好きの間では有名な噂。 有名なのは『稲川淳二が怪談を話している最中に老婆の顔が画面一杯に現れ「……ジーッと見ているんですよ。……ジーッと見ているんですよ。」というセリフがひたすらリピートされた。恐怖のあまり電源を切ると耳元で「遅ぇよ」と声が聞こえた』という話。 バグが多いらしく、フリーズやフラグが立たないことがしばしば起こり、それを霊現象と誤認した可能性はあるが、前述の「遅ぇよ」という音声はゲーム中に存在しないという話であり、真相は今もって不明。単純にプレイの疲労による幻聴かもしれないが。 『LIVE A LIVE』中世編のオルステッドの名前の由来 オルステッドの名前の綴りが「ORSTED」であるとして、それをキーボードで打った場合にかな表記の対応が「らすとかいし(=ラスト開始)」になる。 オルステッドを主人公としてプレイする中世編は他の編を全てクリアした後に出現し、そのクリア後に直接話の繋がる最終編解放となるため、最終局面の開始という意味合いで名前がつけられたのでは、とする説。 ディレクターの時田貴司が「全くの偶然」と明確に否定している。 そもそもSFC版『LAL』は公式な英語版が発売されていないため、オルステッドの綴りが「ORSTED」というのも公式設定でなく、「OLSTED」や「OLSTEAD」ではないのか等、異論も多く出ていた。 リメイク版では公式に英語版も制作されており、オルステッドの綴りは「Oersted」と明確に設定されることになった。 なお「Ørsted(Oersted)」はデンマークに実在する姓(*95)だが、発音としては「アアストズ」が近く、日本語でカナ表記する際には「オーステッド」や「エルステッド」と表記されるのがほとんど。 ゲーム中では名のような扱いをされているが、時田自身が脚本を担当した舞台版『魔王降臨』ではフルネームが「ラディ=オルステッド」になり、姓として扱われている(もっとも舞台版の設定はゲームとパラレルではあるが)。 初代『バイオハザード』のアルバート・ウェスカー生存説 平野耕太の漫画『進め!!聖学電脳研究部』で取り上げられたこともあって有名なネタ。 初代ではマルチエンド式を採用し、さらに主人公選択によって登場人物が異なるストーリーが展開されるものになっている。 その結果「クリス編では(ジル編パートナーの)バリーが行方不明のまま」「ジル編では(クリス編パートナーの)レベッカが登場しない」ということになるのだが、 『2』においてはこのルートによって行方不明となる両名が初代の事件から生還した、という設定になっていた。 ここから多くのファンが「初代で生死両方パターンがある(あるいは生死不明で終わるパターンがある)人物は『2』で生存扱いになる」と解釈したのだが、問題はウェスカー。 彼はクリス編だとどのルートでもタイラントに殺され、ジル編でもバリー死亡ルートでは同様の展開を辿るのだが、 バリー生存ルートの場合だとタイラント戦直後に起爆装置を作動させ、その後ストーリーに絡んでこない。 このためウェスカーの生死両方パターンがある=他の人物同様に『2』以降生存扱いなのでは、と考察されることになったのである。 その後の作品で、ウェスカーは生存していたとして再登場。この説を支持していたファンはテンションを上げたことであろう(その説を提唱した平野も後に単行本で説が的中したことを喜ぶ旨を記述していた)。 実を言うと、これはプレイヤーの勘違いから発生したもの。 ジル編のバリー生存ルートではストーリーに絡まないと書いたが、起爆装置作動イベント後に装置のある部屋まで行くと、 ウェスカーは起爆装置の前でキメラにより惨殺されているのである。 つまり初代時点ではウェスカーはどのルートでも死亡確定であり、「生死両方パターンがあるなら『2』以降は生存」という内容がそもそも当てはまらなかったのだ。 起爆装置の部屋はアイテムがなく、仕掛けを動かした後はもう立ち寄る必要がない。 このため多くのプレイヤーが(研究所爆発寸前で寄り道は無用という心理も働いて)ここの死体を確認することなくクリアしてしまう。 結果、ウェスカーがここで死亡していたという事実を知らないままに終わってしまう人がほとんどだったのである。 このキメラの再配置は公式パーフェクトガイドを始めとする各種攻略本にも記載されてないため、攻略本の編集スタッフも気づかなかった模様。 ディレクターズカットのアレンジモードでは、この装置の前に脱出に必要なキーアイテムが置かれるため、アイテム欄の都合で取り損ねたプレイヤーが後から回収にくるという可能性はあるかもしれない。 が、アレンジモードはオリジナル版クリアプレイヤー向けということもあり、そのアイテムが必要なことは知っている人がほとんど。 わざわざ置きっぱなしにして後で回収、なんて考えることもまずないので、やはり気づかないプレイヤーが多数であった。 以上を考えると、ウェスカーは確かに生存・復活しているのだが、それは 「生存説の考察が当たっていた」のではなく「死亡設定を破棄して再登場させた」のが実情であろう。 もっとも、ウェスカーが再登場する『コード ベロニカ』は初代とは脚本担当含むスタッフ全般が入れ替わっているため、 そちらのスタッフも上記事情を把握しておらず、ファンの間の生存説をアイディアの元にした可能性もあるが……。 ちなみにウェスカー生存の経緯が「タイラントに殺害されるがウィルスの力で復活」と設定されたことにより、初代のリメイクでは辻褄を合わせるために全ルートでタイラントに刺された後行方不明、という内容に変更されている。 『電車でGO! ポケット 東海道線編』の207系は、尼崎~塚本間で警笛を鳴らすと福知山線脱線事故の追悼メッセージが表示される。 『電車でGO! FINAL』を路線別に分けたPSP版の作品で、「東海道線編」に登場する207系は、発売当時が福知山線脱線事故後であったため、遺族への配慮で塗装が変更されている。207系の車両を選択し、PSP本体に設定されている時刻が事故発生日時と同時刻の4月25日午前9時18分で且つ走行中のルートが事故現場であった尼崎~塚本間で警笛を鳴らすと追悼メッセージが表示されるというもの。 だが、実際にはそのようなことは全く確認できず、完全なデマである。 『原神』の七神は「崩壊シリーズ」のキャラがモチーフになっている 兼ねてより囁かれている都市伝説。両者ともHoyoverseが開発しているゲームで、両作品の世界が何らかの形でリンクしている可能性が高い事が囁かれていた。 その中で各国を収める魔神である俗世の七神は崩壊シリーズのキャラがモチーフとなっているというもの。 一番分かりやすいのは雷電将軍と崩壊シリーズの雷電芽依。細かい解説は省くが「雷電影」という本来の人格がいて外見も似通っており、何より属性と声優が共通している。 他にもウェンティと崩壊のウェンディも名前、外見と属性が近似しているがこちらは性別が違いウェンティは男、ウェンディが女となっている。 ナヒーダはテレサ(暮光騎士・月煌)と髪色および髪型が似ているとされる(*96)。 一方で他の神は明確に似ているキャラがおらず、鍾離はフクロウやヴェルト説があるものの決定打には欠けており(複合説もあり)、 フリーナにおいてはモデルと思しきキャラが見当たないため「一部のキャラがスターシステム的に登場しているだけでは」とも考えられる。 また、クローズドベータテストにて氷神を「女王ブローニャ」と呼ぶテキストが存在したという噂もあるが真偽は不明。 初代『Civilization』には核ガンジーというバグがある ガンジーと言えば史実においてインドで非暴力・非服従の理念を唱えたことからCivilizationシリーズでは特に平和的な志向・AIを持つ指導者としてデザインされている。 しかし「初代Civilizationにはプログラムミスによりガンジーが突如超攻撃的になり核攻撃を行ってくるバグがある」という「核ガンジー」がまことしやかに囁かれていた。 バグの内容は「初代CivのAIは攻撃性のパラメータが1~10の10段階がありガンジーの攻撃性は最低の1」「しかし攻撃性パラメータを-2する『民主主義』へ変更するとガンジーの攻撃性が-1になり算術オーバーフローで攻撃性255という超攻撃的な性格になり、核兵器を多用するようになる」というもの。 ここから発展して「これはバグであったがネットミーム化するほどに話題になったためCivilization Ⅳからは核ガンジーを仕様として実装した」というものもある。 ゲーム業界を代表するバグとしてかなり有名な話だったが、初代から30年近く経った2020年に当時の開発者から「ガンジーのバグは完全な作り話だと99.99%確信できる(要約)」と公式に核ガンジーバグが否定された。 そもそも攻撃性は1~3の3段階しかなくガンジーと同じ攻撃性が設定された指導者は他にもおり、更にプログラミング言語の仕様上算術オーバーフローは発生しないということとのこと。 また「人気だったのでCivⅣから核ガンジーを仕様化した」という話もデマであると明かされた。ただしCivⅤからは本当に核ガンジーを仕様として実装しているという話も明かされている。 このような話が広まったのは初代Civでガンジーが核を使用すること自体はあり得る設定であり、かつ科学的文明のため核まで到達することが早かったからでは、という説を公式が可能性として挙げている。 レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズのヨハンのフルネームはヨハン・カスパール レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズのラスボスであるヨハンのフルネームはヨハン・カスパールという噂。 彼の設定やプロフィールはアーケード専門誌『アルカディア』編集部に届けられたはずだったが何故かその詳細が全く明かされなかった為彼の苗字は公式には発表されていない。 レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズの情報を扱っていたサイトがレイジ・オブ・ザ・ドラゴンズの設定担当に聞いたものがいつの間にかネットで広まったという説もあるが現在そのサイトはwebアーカイブにしか残っておらず真相は確認する事が出来ない。 なお開発元であるノイズファクトリーの回答では彼のフルネームは「設定されていない」との事。 近江連合の八代目会長は勝矢直樹 龍が如く6 命の詩。及び龍が如く7 光と闇の行方で言及された近江連合の八代目会長は龍が如く5 夢、叶えし者に登場した勝矢直樹ではないか…という考察。 6及び7で示された以下の要素がこの節の根拠とされている。 6において「桐生に厚い信頼を寄せている人物」が八代目に就任したことが語られている。これに該当する近江連合の人物は勝矢か彼と盃を交わした兄弟である渡瀬勝の2人に絞られるが渡瀬は7において近江連合の若頭である事が明らかになっている。 7にて渡瀬の口から八代目が病床にあることが明かされている。勝矢は5の終盤で七代目会長である黒澤翼に撃たれておりその傷が完治せずに悪化したとも解釈できる。 メタ的には勝矢が顔を出さないのは渡瀬と違って演者が俳優業メインのため出しにくい。 尤も公式は八代目が誰であるかを言及していない為単なる考察に過ぎない可能性もある。 因みに龍が如く関連では他にも龍が如く7外伝 名を消した男に登場する花輪喜平の正体は5に登場した森永悠ではないか(*97)という考察もあったがこちらはシリーズの二代目総合監督である横山昌義氏があるユーザーに対して花輪が森永だと明かした事をそのユーザーが明らかにしており事実だったと判明している。 トレーディングカードゲーム 『Magic the Gathering』のブロック最後のエキスパンションには強力なカードが多く入っている MTGはかつて、2~3のカードエキスパンションで構成される「ブロック」という区切りで扱い、スタンダードのカードプールの入れ替えはブロック単位で行われていた。 最後発の物はスタンダードでの使用期間が短いため、わざと強いカードを多く入れて売り上げを伸ばそうとしている、というもの。 実際、「アライアンス」「ウルザズ・ディスティニー」「スカージ」「未来予知」「モーニングタイド」などブロック最後でカードパワーの高いエキスパンションは数多い。 しかし、「プロフェシー」や「ドラゴンの迷路」なんかの例外も結構あり、現在ではブロックという概念は廃止されているため噂話の域を出ない。 また、「実は2番目のエキスパンションの方が強い」という説も存在している。「ウルザズ・レガシー」「ネメシス」「ワールドウェイク」などがその論拠とされている。 『Magic the Gathering』の《怨恨/Rancor》のマナコストは誤植 「ウルザズ・レガシー」で出たぶっ壊れオーラ・エンチャント《怨恨/Rancor》。漫画「デュエル・マスターズ」でも切札勝舞くんが使ったことがあるのでそれで知っている方もいるだろう。 その効果はたった緑マナ1つで「トランプル(*98)・+2/+0修正」をつけたクリーチャーに与えるだけでなく、《怨恨》自身が破壊されても手札に戻るので、オーラの弱点である破壊されるとディスアドが大きいという部分を克服しているどう考えてもコスト以上のぶっ壊れカードであった。おまけになんとコモン。そのため当時は下手なレアカードよりも値段がついていることもあったという。 そんなぶっ壊れカードを当時のプレイヤーたちは「《怨恨/Rancor》のマナコストは「(2)(緑)」の予定だったが誤植で「(緑)」だけになってしまった」と噂をした。実際そうでもないとおかしいカードではあったが…。 そうして時が流れた2012年、Mark Rosewaterのコラムで本当に怨恨のマナコストは誤植であった、と言う事実が明かされた。ただし本来は「(1)(緑)」の予定だった、と言う。 テストプリントで誤植に気付いたものの、原板を作り直すにはコストがかかるので、費用対効果から修正せずにGoが出てしまったとのこと。 だが(1)(緑)でも当時としては相当破格なコストなのでやはり壊れカード満載のウルザブロックのカードということなのだろう…。 「デュエル・マスターズ」のエキスパンションは偶数弾が強くて奇数弾が弱いというルールがある DMはシリーズ展開初期の時代のエキスパンションは偶数弾は評価が高くなる一方、奇数弾は評価が低くなる傾向があったことから「奇数弾の法則」が存在すると言われるようになった。 この法則は「偶数弾と奇数弾で開発チームが違う」とか「偶数弾はクリスマス商戦に当たりやすいのでカードパワーを高めに配分する」という噂で構成されたジンクスである。 ただし、闘魂編以降のシリーズでは奇数弾でも強いエキスパンションが出てきたことからこの法則は崩された。 奇数弾となる闘魂編第2弾DM-07は色々とヒドイ物であったが。 その他ゲーム関連 Wii発売日ルイージ乱入事件 Wiiの発売日、販促イベントに現れたのはマリオじゃない!?項目参照。 カセットフーフー現象 カセット式のゲームが起動しないときに。項目参照。 昭和キッズはみんなやってたし、平成後半の作品『仮面ライダーエグゼイド』でもやる描写が入ったが(*99)、実は故障の原因にしかならない。 ソシャゲー/スマホゲーのガチャにおけるジンクス ランダムなものにゲン担ぎはつきもの。項目参照。 こういうのはひいては駄菓子屋の当たりくじで「3列目の上から二番目に当たりが多い」だの、トレカのケース何番目がレアカードだのに通じるものがある。 食玩とかには「アソート抜き」なんてものも存在するらしいが… Creepypasta(都市伝説) 主に「sonic.exe」を発祥とするホラーが有名であり、「exeゲーム」「exeシリーズ」と呼ばれる大量の派生作品も登場している。 他にも、割れ対策を元ネタにした架空の「Anti Piracy Screen」、「Every Copy Of Super Mario 64 Is Personalized」などが最近発祥している。 「ゲームで生まれた都市伝説」ではなく「ゲームを題材にした都市伝説風の創作怪談」である点が性質が異なる。 Polybius 1981年、米国はオレゴン州ポートランドのゲームセンターに1ヶ月だけ設置されていたとされる、実在しないアーケードゲーム。 具体的には 多くのゲーマーがプレイに熱中し、筐体の前には長蛇の列が出来た プレイヤー達の中に記憶喪失や不眠症や幻覚に襲われる者が続出した 定期的に黒服の男達がそのゲームセンターを訪れ、筐体からお金ではなくなにかのデータを回収していた メーカーの名前はドイツ語(*100)で「感覚の削除」を意味する「Sinneslöschen」 などといった内容が囁かれている。 とりわけ健康被害に関する噂は頻繁に取り沙汰されるが、実際のところこれらの現象は超自然的な理屈を抜きにしても説明可能なものが大半を占めており、 同じ81年にも『Asteroids』で28時間に渡ってスコアアタックに挑戦していた少年が胃潰瘍を発症したり、『Tempest』のプレイヤーが偏頭痛を訴えて失神した事例が実際に存在する。 また、同年にはポートランドのとあるゲームセンターで「ゲーム賭博が行われている」という疑いからFBIによるガサ入れが行われたこともあった。 この辺りの事例に、古くから伝えられていた「メン・イン・ブラック」などの都市伝説が複合されたことで『Polybius』の都市伝説が生まれたのではないか、という説が有力視されている。 アメリカでは非常に有名な都市伝説であり、有名どころではかの『ザ・シンプソンズ』作中でも時代遅れのゲームばかりが揃ったゲームセンターに『Polybius』の筐体が置かれているシーンがあったりする。 近年では世界的に人気のクソゲーレビュアーAVGNもハロウィンの特別エピソードとして『Polybius』を題材にしたモキュメンタリーホラー調の動画を公開しており、日本でもある程度の知名度を得ている。 また、現地では伝承の内容をもとに『Polybius』を再現したゲームや、それを利用したフェイク筐体が制作されることもある。 2018年12月にもPS4とSteamで発売されており、こちらは日本からでも購入できる。 追記・修正はセレクトボタンを押しつつAボタンを連打しながらお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ いまいちウェスカー生存説のことがよくわからないんだけど… -- (名無しさん) 2023-04-08 00 05 29 ↑今では公式設定で『1』では死亡を偽装してたってことになってるけど、その設定が固まる前のファンの間では項目にある通り「レベッカやバリーと同様に生死両方ルートがある(生死の判断がつけられない状態にある)んだから、あいつも生きてるんじゃないか」って話題にされてたんだよ。でも実際には生きていると思われていたルートでも気づきにくい形で死んでいる描写がされていたので、そもそもそれは勘違いだったって話。ちなみにその説を提唱した平野耕太の漫画は『2』の時期に書かれたもの -- (名無しさん) 2023-04-09 10 36 40 アタリ社のETは確かに砂漠で発掘されたけどほかのソフトも混じってて実は在庫処理の為にやっただけで黒歴史化したソフトの為ににやった訳じゃなかったらしい -- (名無しさん) 2023-04-09 10 39 58 スターフォックスのメンバーは全員義足ていう話は、根も葉もない噂だよね。シリーズ自体やってないけど、一通り調べてもそれらしき公式情報が見当たらないし。 -- (名無しさん) 2023-05-17 18 53 11 「マリオはニューヨーク在住」は公式裏設定、さらに言えば宮本氏の脳内設定でブルックリン住まいでそれが映像媒体でも盛り込まれるってことでいいの? -- (名無しさん) 2023-05-31 18 10 48 「『アイカツ!』シリーズで『アイカツプラネット!』の次作が発表されていないのは、事実上コンテンツが終了状態となっているから」...はないか。(ただし、公式はまだそう言っていない。) -- (名無しさん) 2023-06-13 15 14 38 極限流がKOFで貧乏にされてしまったのは、リョウとキャライメージが似てるリュウに引っ張られてるからではという風評被害説があったが、そもそもリュウが貧乏というのも風評被害の都市伝説という -- (名無しさん) 2023-07-03 21 37 03 テイルズオブザテンペストの件、最後のところおかしくない、公式の区別がない頃に「本編作品」(のちのマザーシップタイトル)だと思われてたものが急に公式が区別を設けた上で不自然に「エスコートタイトル」に分類されたっていういきさつなんだから、「一度も公式で『マザーシップタイトル』に分類されてない」ってのは否定材料にならなくない? -- (名無しさん) 2023-07-06 17 24 28 ↑以前から区別はあったよ(本編、外伝みたいな区分は) -- (名無しさん) 2023-07-06 17 40 05 ↑それは公式の物?、そしてその区分でも最初からテンペストは外伝だった?なら確かにこの都市伝説については明らかに誤りだけど、本文の記載だと「マザーシップ・エスコート」区分以前は公式の本編・外伝区分はなかったように書いてある(少なくとも「マザーシップ・エスコート」区分が廃止された2020年以降はないと書いてある)からその辺修正が必要だと思う。少なくとも今書いてある内容だけ読むと理論破綻してる -- (名無しさん) 2023-07-06 20 00 10 正直マザーシップ云々は都市伝説っていうか、単なる邪推じゃないかな… -- (名無しさん) 2023-07-06 20 07 55 まぁ、邪推なんだろうけど、本文の書き方が都市伝説肯定側の事実誤認みたいな書き方(な上に否定できてない)だったので気になって -- (名無しさん) 2023-07-06 20 31 09 テイルズのシリーズ区分調べてみたけど・昔は「本編/外伝」の区分をしたこともあるけど、単発的に分類されただけでテンペストがこの区分でどっちかに分類されたことはない・「マザーシップ/エスコート」撤廃後は「オリジナル/クロスオーバー」という分類になり、基準が変わったが区分自体はあるので本文の注釈も若干語弊あり・テンペストの区分の推移は(分類なし)→エスコート→オリジナルで、元エスコート現オリジナルの作品で特定タイトルの続編や関連作品ではないのはこれだけ ってところなのかな? -- (名無しさん) 2023-07-13 17 16 32 TOTの件、少し編集しました。シリーズについて詳しい方に補足していただければ幸いです -- (名無しさん) 2023-07-21 02 04 24 TOTの件は否定材料がないからどうしても肯定的な書き方になっちゃうのも仕方ないかなとは思う -- (名無しさん) 2023-08-25 11 54 30 ドラクエはなんでシンシア幻説について書いてないんだ?あれ浜村通信が勝手に言ったのが広まったとかもう最近では明らかにされてるだろ? -- (名無しさん) 2023-08-25 12 41 28 「センチネルを展開したモデルグラフィックスとバンダイの間で権利関係のトラブルが発生していた」とあるが有力なのは「HJとバンダイによるプラモイベントで無断で一日版権を出した」でスパロボとは無関係+そりゃモデグラはHJから独立したメンバーなんだから怒るだろう -- (名無しさん) 2023-09-03 10 26 15 後ワタルについては「反対していたのは広井ではなく井内(2016年没)だった」って話を聞いたことがあるな -- (名無しさん) 2023-09-03 10 29 57 報告にあった荒らしコメントを削除しました。 -- (名無しさん) 2023-11-07 21 16 05 MVCでマーベルが自社のキャラを強くするようにカプコンへ要求したというのもこれかな -- (名無しさん) 2023-11-21 12 55 52 デジモンシリーズを加えてみましたが、正直アニメやサブカルチャーの方にしたほうが良かったかもしれないですね…(あとはテイルモンがネズミのデジモンとかもあります) -- (名無しさん) 2023-12-07 18 43 26 アニメ由来が多いからデジモン関係はアニメのほうが合うと思う。 -- (名無しさん) 2023-12-08 14 38 44 ポケモンのミュウの存在の話の直前が、ポケモンの都市伝説の総括とミュウの話の前振りになっているのに一個前の話の一部みたいになっちゃってるから区別付くようにしたいんですけど、いい方法ありますかね?直前の改行を通常以上に空けたりを過去したんですけど、他の方に不要な改行とみなされてか戻されてしまったので… -- (名無しさん) 2023-12-08 16 06 40 デジモンって最初に出た携帯機がゲーム機だからゲームでいいと思うけど、アニメの設定とかに留まってるならアニメに書いたほうがいいかも -- (名無しさん) 2024-01-11 12 15 51 コナミのアーケードゲーム『スリルドライブ4』が開発中止になったのは、2006年のロケテスト時点で内容がマリオカートシリーズ(アイテム点在)とバーンアウトシリーズ(ニトロ機能)の盗作が指摘され、マリオカートのスタッフとバーンアウトのスタッフから猛抗議が相次いだからかもしれないよ(真偽不明)。 -- (名無しさん) 2024-02-20 18 02 36 遊戯王も期の最後のパックは割とパワカが多くなりがちだし、カードゲーム的にはよくあることな気がせんでもない -- (名無しさん) 2024-04-09 15 50 07 初代星のカービィでデデデ大王が悪事を反省して改心したとかいう都市伝説的に広まっているデマ。そんな設定は公式から出てきていない。 -- (名無しさん) 2024-04-11 02 11 16 ちなみに実際のデデデ大王は負けた後でカービィに対抗する為に猛特訓をして、ホバリングを体得したという設定なら存在する -- (名無しさん) 2024-04-11 02 19 08 要相談項目に関する相談用ページで、このページからポケモンに関する内容を分割するという提案が為されました。本日より1週間後の5/3までに反対がなければ実行します。 -- (名無しさん) 2024-04-26 11 44 19 ウマ娘系だと芦毛のウマ娘は現実のように幼少期は違う髪色で白くなるってのもある意味そうかな(実際は公式からの回答が出てないパターン) -- (名無しさん) 2024-06-07 07 41 50 名前 コメント すべてのコメントを見る
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その他思念体に関する資料 ! このページに紹介する資料は、思念体を扱ったものを無差別に掲載しており、その信頼性が保証されるものではありません。 書籍 奇跡の生還へ導く人―極限状況の「サードマン現象」 Webサイト nachbar @ ウィキ Third Man factor - Wikipedia(en)
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診療所の開設支援に関する政策 CMSが中心となって進められている、医療充実のための政策を発表します。 1:診療所の開設支援を行います。 中傷までの医療を行うことが出来る診療所の設立に対して、開設支援のための予算を計上します。 具体的には開設と運営に対しての減税を行い、これらの管理に1億の予算を予定しています。 2:病診連携ネットワークの確立を行います。 設立された診療所と市民病院との間で連携を取ることにより、治療効率を向上します。 軽度の診療を診療所へ、重度の診療を病院へ振り分けることで効率化を図ります。 3:救急医療情報システムの構築を行います。 キャットバスケット等の利用による、救急患者の迅速な移動を行えるようにします。 患者の傷病程度に合わせた医療を迅速に受けられる体制を整えます。 以上の政策にご理解とご協力をお願いします。 また、この場をお借りしてCMSスタッフの皆様方にお礼申し上げます。 ジェントルラット藩国 摂政たらら
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基本的に製図と設計の教科書が必要。 無くしたら致命的。 α棟の自習室で戦友と進めるべきである。 先達の図面があると理想的。
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東京都動物の愛護及び管理に関する条例施行規則 ○東京都動物の愛護及び管理に関する条例施行規則 昭和五五年二月一四日 規則第八号 〔東京都動物の保護及び管理に関する条例施行規則〕を公布する。 東京都動物の愛護及び管理に関する条例施行規則 (平一四規則五三・改称) (趣旨) 第一条 この規則は、東京都動物の愛護及び管理に関する条例(昭和五十四年東京都条例第八十一号。以下「条例」という。)の施行に関し必要な事項を定めるものとする。 (平一四規則五三・一部改正) (定義) 第二条 この規則で使用する用語は、条例で使用する用語の例による。 (申請又は届出) 第三条 次の表の上欄に掲げる申請又は届出をしようとする者は、同表下欄に掲げる申請書又は届書を知事に提出しなければならない。 申請又は届出の種類 申請書又は届書の名称 条例第十一条第二項の規定による登録の申請 動物取扱業登録申請書(別記第一号様式) 条例第十二条第三項の規定による書換えの申請 動物取扱業登録証書換申請書(別記第二号様式) 条例第十二条第四項の規定による再交付の申請 動物取扱業登録証再交付申請書(別記第三号様式) 条例第十二条第五項の規定による返納の届出 動物取扱業登録証返納届(別記第四号様式) 条例第十四条第一項の規定による変更の届出 動物取扱業変更届(別記第五号様式) 条例第十四条第二項の規定による廃止の届出 動物取扱業廃止届(別記第六号様式) 条例第十六条第二項の規定による地位の承継の届出 動物取扱業者の地位の承継届(別記第七号様式) 条例第二十一条第二項の規定による交付の申請 動物取扱主任者証交付申請書(別記第八号様式) 条例第二十一条第五項の規定による書換えの申請 動物取扱主任者証書換申請書(別記第九号様式) 条例第二十一条第六項の規定による再交付の申請 動物取扱主任者証再交付申請書(別記第十号様式) 条例第二十一条第七項及び第二十二条の規定による返納の届出 動物取扱主任者証返納届(別記第十一号様式) 条例第二十一条第八項の規定による変更の届出 動物取扱主任者登録事項変更届(別記第十二号様式) 条例第二十五条第一項の規定による許可及び条例第二十六条第一項の規定による変更許可の申請 特定動物飼養(変更)許可申請書(別記第十三号様式) 条例第二十六条第三項の規定による変更の届出 特定動物飼養変更届(別記第十四号様式) 条例第二十六条第四項の規定による廃止の届出 特定動物飼養廃止届(別記第十五号様式) 条例第三十一条第二項の規定による登録の申請 特定動物個体登録申請書(別記第十六号様式) 条例第三十一条第四項の規定による飼養開始の届出 特定動物飼養開始届(別記第十七号様式) 条例第三十一条第五項の規定による再交付の申請 特定動物個体登録証再交付申請書(別記第十八号様式) 条例第三十一条第六項及び第三十三条第一項の規定による返納の届出 特定動物個体登録証返納届(別記第十九号様式) 条例第三十三条第二項の規定による変更の届出 特定動物個体登録事項変更届(別記第二十号様式) 条例第三十四条第一項の規定による犬、ねこの引取りの申請 犬、ねこの引取り申請書(別記第二十一号様式) 条例第三十四条第三項の規定による犬、ねこの引取りの申請 犬、ねこの引取り申請書(別記第二十二号様式) 条例第三十四条第三項の規定により引き取つた犬、ねこの返還の申請 犬、ねこ等の返還申請書(別記第二十三号様式) 条例第三十五条第一項の規定により収容した犬の返還の申請 条例第三十六条第一項の規定により収容した犬、ねこ等の返還の申請 条例第三十八条第二項の規定による譲渡の申請 犬、ねこ等の譲渡申請書(別記第二十四号様式) (平一二規則二八二・平一三規則一八六・一部改正) (特定動物の範囲) 第四条 条例第二条第二号に規定する規則で定める動物は、別表第一に掲げるとおりとする。 (動物取扱業) 第五条 条例第二条第四号トの規則で定める行為は、次に掲げるとおりとする。 一 動物の繁殖 二 動物の展示(博物館法(昭和二十六年法律第二百八十五号)第二条の博物館における展示を除く。) 三 動物を用いた興行 (平一二規則二八二・一部改正) (犬の飼養の特例) 第六条 条例第九条第一号ニに規定する規則で定めるときは、次の各号に掲げるとおりとする。 一 犬を制御できる者の管理の下で、犬を興行、展示、映画製作、曲芸、競技会、テレビ出演又は写真撮影に使用するとき。 二 犬を制御できる者が犬を調教するとき。 (動物取扱業登録証) 第七条 条例第十二条第二項の動物取扱業登録証は、別記第二十五号様式のとおりとする。 (平一二規則二八二・全改) (動物取扱業者の遵守基準) 第八条 条例第十七条の規則で定める基準は、別表第二に掲げるとおりとする。 (平一二規則二八二・追加) (動物取扱主任者講習会) 第九条 条例第二十条の動物取扱主任者講習会の課程は、次の各号に掲げる事項について行うものとし、その講習時間は当該各号に掲げる時間とする。 一 動物の愛護及び管理に関する法令 一時間 二 動物取扱業者が守るべき事項 一時間 三 人と動物との共通感染症の予防について 一時間 (平一二規則二八二・追加、平一四規則五三・一部改正) (動物取扱主任者証) 第十条 条例第二十一条第一項の動物取扱主任者証は、別記第二十六号様式のとおりとする。 (平一二規則二八二・追加) (氏名等の公表) 第十一条 条例第二十四条第三項の規則で定める事項は、次に掲げるとおりとする。 一 名称及び住所並びに法人の場合は代表者の氏名 二 飼養施設を設置する事業所の名称 三 飼養施設を設置する事業所の所在地 四 登録年月日 五 登録番号 (平一二規則二八二・追加) (特定動物飼養許可書) 第十一条の二 知事は、条例第二十五条第一項の許可をしたときは、別記第二十六号様式の二による特定動物飼養許可書を交付するものとする。 (平一四規則五三・追加) (飼養許可の例外) 第十二条 条例第二十五条第一項第六号の規則で定める場合は、次に掲げるとおりとする。 一 外国の法人若しくはこれに準ずる団体又は外国人が、演劇、演芸その他の興行を行うために飼養する場合で、入国後、直ちに知事に届け出たとき。 二 民法(明治二十九年法律第八十九号)第三十四条の法人で、学術に関する事業を目的とするものが設置し、及び管理する施設で試験又は研究のために飼養するとき。 三 特定動物の取扱いに熟練した者の管理の下で、開始から二十四時間以内に終了する興行、展示、映画制作、曲芸、競技会、テレビ出演又は写真撮影を行うために飼養する場合で、あらかじめ知事に届け出たとき。 (平一二規則二八二・旧第八条繰下・一部改正) (特定動物の施設基準) 第十三条 条例第二十七条第一号の規則で定める基準は、別表第三に掲げるとおりとする。 (平一二規則二八二・旧第九条繰下・一部改正) (特定動物の飼養の特例) 第十四条 条例第二十八条第一号の規則で定めるものは、曲芸、競技会、テレビ出演又は写真撮影とする。 2 条例第二十八条第二号の規則で定める基準は、別表第四に掲げるとおりとする。 3 条例第二十八条第三号の規則で定める場合は、次に掲げるとおりとする。 一 特定動物の取扱いに熟練した者の管理の下で、試験若しくは研究又は繁殖の用に供するとき。 二 特定動物の取扱いに熟練した者の管理の下で、訓練し、又は調教するとき。 三 特定動物の取扱いに熟練した者の管理の下で、疾病の予防又は治療をするとき。 四 特定動物の飼養に係る施設の改築又は改修のため、別表第四に掲げる施設の基準を満たす施設内で、一時的に飼養するとき。 (平一二規則二八二・旧第十条繰下・一部改正) (標識) 第十五条 条例第二十九条の標識は、別記第二十七号様式のとおりとする。 (平一二規則二八二・追加) (特定動物の個体登録) 第十六条 条例第三十一条第二項第五号の規則で定める事項は、次に掲げるとおりとする。 一 動物の入手年月日 二 動物の飼養開始年月日 三 動物の入手先 四 動物の性別 五 登録時の動物の年齢 六 動物の体色 七 動物の呼び名 八 その他の動物の特徴 (平一二規則二八二・追加) (特定動物個体登録証) 第十七条 条例第三十一条第三項の特定動物個体登録証は、別記第二十八号様式のとおりとする。 (平一二規則二八二・追加) (収容する負傷動物) 第十八条 条例第三十六条第一項の規則で定める動物は、いえうさぎ、にわとり及びあひるとする。 (平一二規則二八二・旧第十二条繰下・一部改正) (野犬の駆除の方法及び周知) 第十九条 条例第三十九条第一項の規定による野犬の駆除は、薬物入りのえさを道路、空地、広場、堤防その他適当な地表に、別記第二十九号様式による注意書を添えて配置することにより行うものとする。 2 条例第三十九条第二項の規定による周知は、次の各号に掲げる方法により行うものとする。 一 野犬の駆除を行う区域及びその付近に居住する狂犬病予防法(昭和二十五年法律第二百四十七号)第四条の登録をした犬の所有者に対して、別記第三十号様式により通知すること。 二 野犬の駆除を行う区域及びその付近の公衆の見やすい場所に、別記第三十一号様式による掲示をすること。 3 前項第一号の通知は、野犬の駆除を開始する日の三日前までに、同項第二号の掲示は、野犬の駆除を開始する日の三日前から野犬の駆除を終了する日までの間、行わなければならない。 (平一二規則二八二・旧第十三条繰下・一部改正) (事故発生時の届出) 第二十条 条例第四十二条第一項の規定による事故の届出は、次に掲げる事項を届け出なければならない。 一 飼い主の住所、氏名及び生年月日 二 当該動物に関すること。 イ 種類、年齢、性別及び呼び名 ロ 狂犬病予防法施行規則(昭和二十五年厚生省令第五十二号)の登録番号、注射済票の番号及び予防注射を受けた年月日(犬に限る。) ハ 条例第二十五条第一項の許可の年月日及び許可番号並びに条例第三十一条第三項の特定動物個体登録証の登録年月日及び登録番号(特定動物に限る。) 三 事故発生の日時、場所及び概要 四 被害者の住所、氏名及び年齢 五 事故後の措置 (平一二規則二八二・旧第十四条繰下・一部改正) (身分証明書) 第二十一条 条例第四十五条第四項の証明書は、別記第三十二号様式のとおりとする。 (平一二規則二八二・追加) (審議会) 第二十二条 条例第四十七条第一項の審議会は、次に掲げる事項について、調査し、及び審議して答申する。 一 動物の愛護に関すること。 二 動物の適正な飼養に関すること。 三 動物による人の生命及び身体への危害の防止に関すること。 (平一二規則二八二・旧第十五条繰下) 第二十三条 審議会に会長を置く。 2 会長は、委員が互選する。 3 会長は、審議会を代表し、会務を総理する。 4 会長に事故があるときは、あらかじめ、会長の指名する委員がその職務を代理する。 (平一二規則二八二・旧第十六条繰下) 第二十四条 審議会は、知事が招集する。 2 審議会は、委員の半数以上が出席しなければ、会議を開くことができない。 3 審議会の議事は、出席委員の過半数で決し、可否同数のときは、会長の決するところによる。 4 前項の場合において、会長は委員として議決に加わることができない。 5 前二条及び前各項に定めるもののほか、審議会の運営に関し必要な事項は、会長が審議会に諮つて定める。 (平一二規則二八二・旧第十七条繰下) (手数料等) 第二十五条 条例第四十八条第一項第一号の動物取扱業登録申請手数料の額は、一件につき四千八百円とする。 2 条例第四十八条第一項第二号の動物取扱業登録証書換申請手数料の額は、一件につき四千百円とする。 3 条例第四十八条第一項第三号の動物取扱業登録証再交付申請手数料の額は、一件につき二千八百円とする。 4 条例第四十八条第一項第四号の動物取扱主任者証交付申請手数料の額は、一件につき四千百円とする。 5 条例第四十八条第一項第五号の動物取扱主任者証書換申請手数料の額は、一件につき千四百円とする。 6 条例第四十八条第一項第六号の動物取扱主任者証再交付申請手数料の額は、一件につき二千六百円とする。 7 条例第四十八条第一項第七号の特定動物飼養又は変更許可申請手数料の額は、次の表に定めるとおりとする。ただし、同一の敷地内における特定動物の飼養に係る二件以上の申請が同時に行われる場合において、同表に定める額の合算額が五万一千円を超えるときは、五万一千円とする。 特定動物の種類 額 徴収時期 ぞう類、さい類、きりん類、かば類、うし類及び大型のねこ類の各々につき 五万一千円 許可申請のとき くま類及び大型のさる類の各々につき 三万五千円 中型以下のねこ類、中型のさる類、ハイエナ類、おおかみ類、ひくいどり類、わしたか類、わに類、おおとかげ類、かみつきがめ類、どくとかげ類及びへび類の各々につき 一万九千七百円 8 条例第四十八条第一項第八号の特定動物個体登録申請手数料の額は、一件につき三千円とする。 9 条例第四十八条第一項第九号の特定動物個体登録証再交付申請手数料の額は、一件につき二千二百円とする。 10 条例第四十八条第一項第十号の引取り手数料の額は、次に掲げるとおりとする。 一 生後九十一日以上の犬 イ 体重が五十キログラム以上 一頭につき 五千八百円 ロ 体重が五十キログラム未満 一頭につき 三千円 二 生後九十一日未満の犬 一頭につき 六百円 三 生後九十一日以上のねこ 一匹につき 三千円 四 生後九十一日未満のねこ 一匹につき 六百円 11 条例第四十八条第二項の費用の額は、次に掲げるとおりとする。 一 返還に要する費用 一頭、一匹又は一羽につき 三千二百円 二 飼養管理に要する費用 一頭、一匹又は一羽につき 一日当たり 六百八十円 (昭六〇規則三九・平四規則四五・平八規則一一六・一部改正、平一二規則二八二・旧第十八条繰下・一部改正、平一四規則一〇・平一五規則四六・一部改正) (手数料の免除) 第二十六条 条例第四十八条第三項の規定により、前条第十項に規定する引取り手数料を免除することができる場合は、生活保護法(昭和二十五年法律第百四十四号)第六条第一項の被保護者及び同条第二項の要保護者で現に同法第二条の保護を受けていない者が引取りを求めるときとする。 (平一二規則二八二・旧第十九条繰下・一部改正) 附 則 1 この規則は、昭和五十五年四月一日から施行する。 2 東京都飼い犬等取締条例施行規則(昭和三十二年東京都規則第百十八号)は、廃止する。 附 則(昭和六〇年規則第三九号) この規則は、昭和六十年四月一日から施行する。 附 則(平成三年規則第一〇二号) 1 この規則は、公布の日から施行する。 2 この規則の施行の際、この規則による改正前の東京都動物の保護及び管理に関する条例施行規則別記第七号様式から別記第十号様式までによる用紙で、現に残存するものは、所要の修正を加え、なお使用することができる。 附 則(平成四年規則第四五号) この規則は、平成四年四月一日から施行する。 附 則(平成七年規則第八四号) この規則は、平成七年四月一日から施行する。 附 則(平成八年規則第一一六号) この規則は、平成八年四月一日から施行する。 附 則(平成一二年規則第二八二号) 1 この規則は、平成十二年七月一日から施行する。 2 この規則の施行の際、この規則による改正前の東京都動物の保護及び管理に関する条例施行規則別記第四号様式から第九号様式まで、第十二号様式及び第十五号様式から第十七号様式までによる用紙等で、現に残存するものは、所要の修正を加え、なお使用することができる。 附 則(平成一三年規則第一八六号) 1 この規則は、公布の日から施行する。 2 この規則の施行の際、この規則による改正前の東京都動物の保護及び管理に関する条例施行規則別記第七号様式による用紙で、現に残存するものは、所要の修正を加え、なお使用することができる。 附 則(平成一四年規則第一〇号) 1 この規則は、公布の日から起算して六月を経過した日から施行する。 2 東京都動物の保護及び管理に関する条例(昭和五十四年東京都条例第八十一号。以下「条例」という。)第二十五条第一項第六号の規則で定める場合は、この規則の施行の日から起算して一月を経過した日までの間(この規則の施行の際現にこの規則による改正後の東京都動物の保護及び管理に関する条例施行規則(以下「新規則」という。)別表第一に掲げる動物のうち、この規則による改正前の東京都動物の保護及び管理に関する条例施行規則(以下「旧規則」という。)別表第一に掲げられていないもの(以下「新特定動物」という。)を飼養している者(以下「新特定動物の飼養者」という。)が、当該期間内に条例第二十五条第二項の規定による申請を行い、同条第一項の規定により不許可の処分を受けたときは当該処分を受けた日までの間、許可又は不許可の処分を受けずに当該期間を経過したときは当該処分を受けた日までの間)、新規則第十二条に定めるもののほか、新特定動物の飼養者が、引き続き当該新特定動物を飼養する場合とする。 3 条例第三十一条第一項第三号の規則で定める場合は、この規則の施行の日から起算して一月を経過した日までの間(新特定動物の飼養者が、当該期間内に条例第二十五条第二項の規定による申請を行い、当該期間内に同条第一項の規定により許可の処分を受けたときは当該処分を受けた日から起算して十日を経過した日までの間、不許可の処分を受けたときは当該処分を受けた日までの間、許可又は不許可の処分を受けずに当該期間を経過したときは当該許可の処分を受けた日から起算して十日を経過した日又は当該不許可の処分を受けた日までの間)、新特定動物の飼養者が、引き続き当該新特定動物を飼養する場合とする。 附 則(平成一四年規則第五三号) 1 この規則は、平成十四年四月一日から施行する。 2 この規則の施行の際、この規則による改正前の東京都動物の保護及び管理に関する条例施行規則別記第一号様式から第二十六号様式まで及び第三十二号様式による用紙で、現に残存するものは、所要の修正を加え、なお使用することができる。 附 則(平成一五年規則第四六号) 1 この規則は、平成十五年四月一日(以下「施行日」という。)から施行する。 2 この規則による改正後の東京都動物の愛護及び管理に関する条例施行規則第二十五条第十一項第二号の規定は、施行日以後の期間に係る飼養管理に要する費用について適用し、施行日前の期間に係る飼養管理に要する費用については、なお従前の例による。 別表第1 特定動物の範囲(第4条関係) (平14規則10・全改) 動物の区分 特定動物 施設区分 ほ乳類 ぞう類 ぞう科全種 1 さい類 さい科全種 きりん類 キリン属全種 2 かば類 かば科全種 3 うし類 アフリカスイギュウ属全種、バイソン属全種 くま類 くま科全種 4 大型のねこ類 ヒョウ属全種、ウンピョウ属全種、チーター属全種、ネコ属のうちピューマ 5 大型のさる類 オランウータン属全種、チンパンジー属全種、ゴリラ属全種 6 中型以下のねこ類 ネコ属のうちアフリカゴールデンキャット、ボルネオヤマネコ、ベンガルヤマネコ、カラカル、ジャングルキャット、パンパスヤマネコ、コドコド、アンデスヤマネコ、マヌルネコ、マーブルキャット、オセロット、サーバル、アジアゴールデンキャット、スナドリネコ、マーゲイ及びジャガランディ、オオヤマネコ属全種 7 中型のさる類 おまきざる科のうちホエザル属、クモザル属、ウーリークモザル属及びウーリーモンキー属に含まれる全種、おながざる科のうちマカク属、マンガベイ属、ヒヒ属、マンドリル属、ゲラダヒヒ属、オナガザル属、パタスモンキー属、コロブス属、プロコロブス属、ドゥクモンキー属、コバナテングザル属、テングザル属及びリーフモンキー属に含まれる全種、てながざる科全種 ハイエナ類 ハイエナ科全種 8 おおかみ類 イヌ属のうちヨコスジジャッカル、キンイロジャッカル、ディンゴ、コヨーテ、タイリクオオカミ、セグロジャッカル、アメリカアカオオカミ及びアビシニアジャッカル、タテガミオオカミ属全種、ドール属全種、リカオン属全種 鳥類 ひくいどり類 ひくいどり科全種 9 わしたか類 コンドル科のうちカリフォルニアコンドル、コンドル及びトキイロコンドル、たか科のうちオジロワシ、ハクトウワシ、オオワシ、ヒゲワシ、コシジロハゲワシ、マダラハゲワシ、クロハゲワシ、ミミヒダハゲワシ、ヒメオウギワシ、オウギワシ、パプアオウギワシ、フィリピンワシ、イヌワシ、オナガイヌワシ、コシジロイヌワシ、カンムリクマタカ及びゴマバラワシ は虫類 わに類 アリゲーター科全種、クロコダイル科全種、ガビアル科全種 10 おおとかげ類 おおとかげ科のうちハナブトオオトカゲ及びコモドオオトカゲ かみつきがめ類 かみつきがめ科全種 11 どくとかげ類 どくとかげ科全種 へび類 ボア科のうちボアコンストリクター、オオアナコンダ、アメジストニシキヘビ、インドニシキヘビ、アミメニシキヘビ及びアフリカニシキヘビ、なみへび科の有毒へび全種、モールバイパー科全種、コブラ科全種、くさりへび科全種 備考 1 特定動物には、当該特定動物の亜種及び特定動物間の雑種を含むものとする。 2 表中の施設区分は、別表第3 1常設用施設基準中の施設区分に対応する。 別表第2 動物取扱業者の遵守基準(第8条関係) (平12規則282・追加) 項目 施設の構造設備 管理の方法 動物の健康及び安全の保持 (共通基準) 1 飼養保管施設は、動物の行動を極端に制約しない広さと構造を有すること。 2 飼養保管施設は、動物に過度なストレスを与えることのない構造を有すること。 3 飼養保管施設は、動物の安全を確保できる構造を有すること。 4 飼養する動物の種類及び数に見合つた給じ、給水を行うための器具並びに飼料等を保管する設備又は容器を有すること。 5 施設内に温度計を設置すること。 6 疾病にかかり、又は負傷した動物を隔離するための飼養保管施設を設けること。 1 動物の種類や発育段階に応じた給じ、給水を行うこと。 2 動物の感染症予防に努めること。 3 感染症り患への危険性が高い幼齢の動物は、原則として取り扱わないこと。やむを得ず取り扱う場合には、感染防止に特段の措置を講じること。 4 繁殖を目的としない場合は、雌雄別々に飼養するなど、無用な繁殖を防止する措置を講じること。 5 複数の動物を飼養する場合は、過度な闘争により動物が負傷することがないよう配慮すること。 6 動物の健康状態を常に把握し、異常を認めた場合はその動物を隔離し、必要に応じて獣医療を受けさせるなどの措置を講じること。 7 消毒その他ねずみ族、昆虫等の発生防止の措置を講じる際には、動物に害を及ぼさないよう配慮すること。 8 動物の取扱いや衛生管理方法等について、作業マニュアルを作成するなどして、従業者全員に周知徹底すること。 9 動物を新たに導入する場合は、その動物の健康状態を観察し、異常のないことを確認すること。 (業種別基準) (動物の販売) 1 購入者に対して、当該動物の習性や生理などの特性のほか、飼養に当たつて配慮すべき事項を、あらかじめ説明すること。その際、資料を作成し提供するなどして分かりやすく説明するよう努めること。 2 犬又はねこを販売する場合は、感染症予防のためのワクチンを接種された動物を販売するよう努めること。その際、獣医師が発行した証明書等を添えて動物を引き渡すこと。 3 犬又はねこを販売する場合は、その動物が社会性を獲得する時期までは親から離して販売しないよう配慮すること。 (動物の一時預かり) 1 依頼者から当該動物に係る情報を収集するなど、その動物の特性を把握するように努めること。 2 動物を入れ替える際には、飼養保管施設の清掃及び消毒を行うこと。 (動物の繁殖) 繁殖が支障なく行われるよう、繁殖のための飼養保管施設を設けること。 (動物の繁殖) 1 計画的に繁殖させるとともに、幼齢の動物の安全を確保すること。 2 犬又はねこは、社会性を獲得するまで親から離さないよう配慮すること。 動物による危害防止 (共通基準) 1 飼養保管施設は、飼養する動物の種類、数、体力、習性等に応じて、動物が逸走できない強度及び構造を有すること。 2 動物が逸走した場合に備え、捕獲用具を備えること。 1 動物の逸走防止に配慮すること。 2 動物が逸走した場合には、自らの責任において捕獲に努めること。 3 施設を訪れた者及び従業者が、動物により危害を加えられることがないように、安全措置を講じること。 (業種別基準) (動物の販売) 特定動物を販売する場合は、売買に関する記録(動物の種類、数、入手方法、入手年月日、入手先の住所氏名、販売年月日、販売先の住所氏名)を作成し、その記録を3年間保存すること。 (動物の貸出し) 借受人に対して当該動物の特性を周知し、必要に応じて関係者を立ち会わせるなど、動物の適正な取扱いと動物による事故防止に配慮すること。 施設周辺の良好な生活環境の維持(共通基準) 1 施設の床は、容易に清掃ができる構造であること。 2 施設を訪れた者及び従業者が利用しやすい場所に消毒薬を備えた手洗い設備を有すること。 3 動物の排泄物、汚物、給じ残さを一時保管するための設備又は容器を有すること。 4 動物の死体を一時保管するための設備又は容器を有すること。 5 洗浄設備及び消毒器具を有すること。 6 排水溝は浄化施設又は公共下水道に直結すること。 1 騒音、臭気、羽毛等により施設周辺の生活環境に著しい影響を与えないように、動物及び施設を管理すること。 2 動物の排泄物、汚物、給じ残さを適切に処理し、施設周辺に悪臭等の影響を与えないこと。 3 動物の死体を適切に処理し、施設周辺に悪臭等の影響を与えないこと。 4 清掃は定期的に行うこと。 5 清掃に際し、汚水や汚物等を施設外に漏出させないこと。 6 消毒その他ねずみ族、昆虫等の発生を防止する措置を必要に応じて講じること。 7 施設等を点検し、不備がある場合は補修すること。 8 消毒その他ねずみ族、昆虫等の発生防止の措置及び施設等の補修を行つた場合は記録を作成すること。 別表第3 施設の基準(第13条関係) (平12規則282・旧別表第2繰下・一部改正、平14規則10・一部改正) 1 常設用施設基準 施設区分 1 2 3 構造設備等\動物の区分 ぞう類、さい類 きりん類 かば類、うし類 主要構造 形態 鉄さく 鉄筋コンクリートによる擁壁 鉄さく 溶接金網おり 鉄さく 鉄筋コンクリートによる擁壁 規格等 1 外径139mm以上、厚さ6mm以上の鋼管を450mm以下の間隔で配置すること。 2 鉄さくは、高さ2.5m以上とすること。 1 擁壁内には、直径12mm以上の鉄筋を200mm以下の間隔で縦横に配置すること。 2 擁壁は、厚さ200mm以上、高さ2.5m以上とすること。 1 外径114mm以上、厚さ4.5mm以上の鋼管を400mm以下の間隔で配置すること。 2 鉄さくは、高さ2.5m以上とすること。 1 外径114mm以上、厚さ4.5mm以上の鋼管を支柱とし、3m以下の間隔で配置すること。 2 壁面には、直径6mm以上、網目100mm×100mm以下の溶接金網を張ること。 1 外径114mm以上、厚さ4.5mm以上の鋼管を450mm以下の間隔で配置すること。 2 鉄さくは、高さ1.5m以上とすること。 1 擁壁内には、直径12mm以上の鉄筋を200mm以下の間隔で縦横に配置すること。 2 擁壁は、厚さ150mm以上、高さ1.5m以上とすること。 出入口等 一重戸 \ \ \ 二重戸 内戸 上げ戸又は引き戸 内開き戸又は引き戸 上げ戸又は引き戸 外戸 上げ戸又は引き戸 外開き戸又は引き戸 上げ戸又は引き戸 錠 内戸及び外戸の錠は、2箇所以上とすること。また、施錠部に動物が触れない構造とすること。 内戸及び外戸の錠は、2箇所以上とすること。また、施錠部に動物が触れない構造とすること。 内戸及び外戸の錠は、2箇所以上とすること。また、施錠部に動物が触れない構造とすること。 隔離設備 人止めさくとおり等との間隔 ぞう類は6m以上、さい類は1m以上 1m以上 1m以上 高さ 1.5m以上 1.5m以上 1.5m以上 その他 1 ぞう類は、直径10mm以上の固定用鎖を用意すること。 2 鉄さく又は擁壁の高さを緩和する場合には、空堀、電気牧さく等を設けること。 3 鉄さく又は擁壁の内側5m以内には、動物の脱出を助ける樹木、構造物等がないこと。 鉄さくの高さを緩和する場合には、空堀、電気牧さく等を設けること。 1 鉄さく又は擁壁の高さを緩和する場合には、空堀、電気牧さく等を設けること。 2 鉄さく又は擁壁の内側5m以内には、動物の脱出を助ける樹木、構造物等がないこと。 4 5 6 7 8 くま類 大型のねこ類 大型のさる類 中型以下のねこ類、中型のさる類 ハイエナ類、おおかみ類 鉄おり 鉄筋コンクリートによる擁壁 鉄おり 鉄おり 菱形金網おり 溶接金網おり 1 直径19mm以上の鉄筋を50mm以下の間隔で配置すること。 2 鉄おりは、その一部を右欄と同構造の鉄筋コンクリート壁に代えることができる。 3 床は、コンクリートとする等動物の掘削力を考慮すること。 1 擁壁内には、直径9mm以上の鉄筋を200mm以下の間隔で縦横に配置すること。 2 擁壁は、厚さ150mm以上、高さ4m以上とすること。 3 床は、コンクリートとする等動物の掘削力を考慮すること。 4 必要に応じて空堀、忍び返し又は電気牧さくを設けること。 1 直径13mm以上の鉄筋を120mm以下の間隔で配置すること。 2 鉄おりは、その一部を厚さ150mm以上の鉄筋コンクリート壁又は鉄筋コンクリートブロック壁に代えることができる。 3 壁内には、直径9mm以上の鉄筋を300mm以下の間隔で縦横に配置すること。 4 床は、コンクリートとし、又は鉄おりの鉄筋を1m以上地中に埋め込むこと。 1 直径22mm以上の鉄筋を50mm以下の間隔で配置すること。 2 鉄おりは、その一部を厚さ150mm以上の鉄筋コンクリート壁又は鉄筋コンクリートブロック壁に代えることができる。 3 壁内には、直径9mm以上の鉄筋を200mm以下の間隔で縦横に配置すること。 1 直径4mm以上、網目32mm以下の菱形金網を使用すること。 2 金網おりは、その一部を厚さ3mm以上の鉄板又は厚さ150mm以上の鉄筋コンクリート壁若しくは鉄筋コンクリートブロック壁に代えることができる。 3 床は、コンクリートとする等中型以下のねこ類の掘削力を考慮すること。 1 直径5mm以上、網目50mm×50mm以下の溶接金網を使用すること。 2 金網おりは、その一部を厚さ3mm以上の鉄板又は厚さ150mm以上の鉄筋コンクリート壁若しくは鉄筋コンクリートブロック壁に代えることができる。 3 床は、コンクリートとする等動物の掘削力を考慮すること。 \ \ \ \ \ 内開き戸、上げ戸又は引き戸 内開き戸、上げ戸又は引き戸 内開き戸、上げ戸又は引き戸 内開き戸、上げ戸又は引き戸 内開き戸、上げ戸又は引き戸 外開き戸、上げ戸又は引き戸 外開き戸、上げ戸又は引き戸 外開き戸、上げ戸又は引き戸 外開き戸、上げ戸又は引き戸 外開き戸、上げ戸又は引き戸 内戸及び外戸の錠は、2箇所以上とすること。また、施錠部に動物が触れない構造とすること。 内戸及び外戸の錠は、2箇所以上とすること。また、施錠部に動物が触れない構造とすること。 内戸及び外戸の錠は、2箇所以上とすること。また、施錠部に動物が触れない構造とすること。 内戸及び外戸の錠は、2箇所以上とすること。また、施錠部に動物が触れない構造とすること。 内戸及び外戸の錠は、2箇所以上とすること。また、施錠部に動物が触れない構造とすること。 1m以上 1m以上 1m以上 1m以上 1m以上 1.5m以上 1.5m以上 1.5m以上 1.5m以上 1.5m以上 擁壁の壁面は平滑とし、内側5m以内には、動物の脱出を助ける樹木、構造物等がないこと。 \ \ \ \ 9 10 11 備考 ひくいどり類、わしたか類 わに類、おおとかげ類 かみつきがめ類、どくとかげ類、へび類 金網おり(菱形金網又はピアノ線スタイル) ふた付きガラス水槽(体長2m未満のものに限る。)、ふた付きコンクリート水槽又は菱形金網おり 織金網おり、ふた付きガラス水槽、ふた付き硬質合成樹脂製水槽(へび類については、体長3m未満のものに限る。)、ふた付きコンクリート水槽又は鉄板若しくは木板製の箱 1 生後1年未満の動物を飼養する場合及び動物の取扱いに熟練した者の管理の下で行われるサーカスについては、動物の成長の程度、大きさ、体力、体重等を考慮し、やむを得ないと認めるときは、強度等について25%を限度としてその一部を緩和し、又は適用しないことができる。 2 施設が左欄の基準によれない場合は、左欄に掲げる基準と同等以上の強度、耐久性等を有すること。 3 動物の跳躍力、登はん力、掘削力、咬こう力、腕力、握力並びに潜り抜け及び押す能力を考慮し、必要に応じて空堀、忍び返し、ネットシャッター、電気牧さく、警報装置又は自動シャッターなど災害時においても動物が脱出しないような設備を設置すること。 4 建物内に施設を設ける場合、建物の構造により脱出防止及び隔離効果が得られると認めるときは、二重戸のうち外戸及び隔離施設としての人止めさくについては、適用しないことができる。 5 表中の施設区分は、別表第1中の施設区分に対応する。 1 直径3.2mm以上、網目25mm以下の菱形金網又は直径3.2mm以上、間隔25mm以下のピアノ線スタイルを使用すること。 2 ひくいどり類に、ピアノ線スタイルの金網を使用する場合には、地面から1.5mまでの高さは、菱形金網とすること。 1 ガラス水槽にあつては、強化ガラス製又は金網入りガラス製であること。 2 コンクリート水槽にあつては、厚さ150mm以上の鉄筋コンクリート製であること。 3 菱形金網おりにあつては、直径4mm以上、網目25mm以下のものを使用すること。 4 ガラス水槽又は金網おりは、その一部を厚さ150mm以上の鉄筋コンクリート壁又は鉄筋コンクリートブロック壁に代えることができる。 5 排水孔、通気孔等を設ける場合には、動物が脱出しないよう金網等でおおいを付けること。 1 織金網おりにあつては、直径1.5mm以上、網目10mm以下のものを使用すること。 2 ガラス水槽にあつては、強化ガラス製又は金網入りガラス製であること。 3 硬質合成樹脂製水槽にあつては、厚さ6mm以上であること。 4 コンクリート水槽にあつては、厚さ20mm以上であること。 5 箱には、厚さ2mm以上の鉄板又は厚さ25mm以上の木板を使用すること。 箱の正面は、強化ガラス板、金網入りガラス板又は厚さ6mm以上の硬質合成樹脂製板(へび類については、体長3m未満のものに限る。)に代えることができる。 6 排水孔、通気孔等を設ける場合には、動物が脱出しないよう金網等でおおいを付けること。 必要 \ 金網、木板、鉄板等を使用し、動物の脱出を防止するために十分な強度及び耐久性をもたせること。 \ 必要(水槽のふたを内戸とする場合には、鉄格子、金網を使用し、動物の脱出を防止するために十分な強度及び耐久性をもたせること。)。 \ \ \ 1箇所以上の施錠ができること。 1箇所以上の施錠ができること。 1箇所以上の施錠ができること。 1m以上 1m以上 金網、通気孔等の施設の開口部から動物に触れられないように金網等でおおうこと。 1.5m以上 1.5m以上 \ \ 抗毒血清を用意すること(毒へびに限る。)。 2 サファリ形式用基準 施設 基準 形態、規格 さくは、金網おり(金網の規格は、1常設用施設基準の中型のさる類と同様とする。)で、高さ3m以上とし、かつ、二重に設けられていること。 出入口 さくの出入口は、二重構造とし、戸には2箇所以上の施錠設備が設けられていること。 脱出防止設備 内側のさくには、忍び返し、送電設備等脱出防止設備が設けられているとともに、そのさくの内側5m以内には動物の脱出を助ける樹木、構築物等がないこと。 危険防止設備 動物の行動を常時監視でき、かつ、非常災害時における観覧者の安全確保に必要な動物の種類に応じた設備が設けられていること。 その他の設備 動物の種類、数、習性、生態等に応じ、病気にかかり、又は負傷した動物の隔離設備、障壁、堀、止木その他の設備が設けられていること。 備考 この基準は、特定動物(中型のさる類に属するものに限る。)を放し飼いにしているところに、直接人が入つて観覧する形式の施設に適用する。 別表第4 搬送用施設基準(第14条関係) (平12規則282・旧別表第3繰下・一部改正、平14規則10・一部改正) 施設 基準 おりの構造 形態 別表第3 1常設用施設基準に準ずる強度を有すること。 規格 出入口 上下スライド式又は開き戸とし、施錠設備は2箇所以上設けられていること。 床 ふん尿等により道路等を汚すことのない構造であること。 危険防止設備 おりには被覆をし、又は金網を張ること。 備考 この基準は、動物の成長の程度、大きさ、体力、体重等を考慮し、やむを得ないと認めるときは、強度等について25パーセントを限度としてその一部を緩和し、又は適用しないことができる。 別記第1号様式(第3条関係) この間の書式関係 略 第32号様式(第21条関係) (平12規則282・追加、平14規則53・一部改正) (表) 第 号 所属 職 氏名 生年月日 年 月 日 動物監視員の証 東京都知事 印 年 月 日発行 大きさ 縦 90ミリメートル 横 60ミリメートル (裏) この証明書を携帯する者は、東京都動物の愛護及び管理に関する条例により、犬の収容及び立入検査又は調査を行う者でその関係条文は、次のとおりである。 (犬の収容) 第35条 知事は、飼い主が第9条第1号の規定に違反したため、逸走している犬があるときは、その職員をしてこれを収容させることができる。 2 職員は、収容しようとしている犬がその飼い主又はその他の者の土地、建物、船舶又は車両内に入った場合において、これを収容するためやむを得ないと認めるときは、合理的に必要と判断される限度において、その場所(人の住居を除く。)に立ち入ることができる。 (報告及び検査等) 第44条 知事は、この条例の施行に必要な限度において、飼い主その他関係人から必要な報告を求め、又はその職員に施設その他動物の飼養に関係のある場所(人の住居を除く。)に立ち入り、施設その他の物件を検査させ、又は調査させることができる。 (動物監視員) 第45条 知事は、第35条の規定による犬の収容、前条の規定による立入検査又は調査その他の動物の愛護及び管理に関する監視及び指導を行わせるため、動物監視員を置く。 2 動物監視員は、職員のうちから獣医師等動物の適正な飼養に関し専門的な知識を有する者をもって充てる。 3 前項に定めるもののほか、動物監視員の資格その他動物監視員に関し必要な事項は、規則でこれを定める。 4 動物監視員は、第1項に規定する犬の収容及び立入検査又は調査を行う場合には、その身分を示す証明書を携帯し、関係人にこれを提示しなければならない。
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刑法 (明治四十年四月二十四日法律第四十五号) 最終改正:平成二五年一一月二七日法律第八六号 (最終改正までの未施行法令) 平成二十五年六月十九日法律第四十九号(未施行) 刑法別冊ノ通之ヲ定ム 此法律施行ノ期日ハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム 明治十三年第三十六号布告刑法ハ此法律施行ノ日ヨリ之ヲ廃止ス (別冊) 第一編 総則 第一章 通則(第一条―第八条) 第二章 刑(第九条―第二十一条) 第三章 期間計算(第二十二条―第二十四条) 第四章 刑の執行猶予(第二十五条―第二十七条) 第五章 仮釈放(第二十八条―第三十条) 第六章 刑の時効及び刑の消滅(第三十一条―第三十四条の二) 第七章 犯罪の不成立及び刑の減免(第三十五条―第四十二条) 第八章 未遂罪(第四十三条・第四十四条) 第九章 併合罪(第四十五条―第五十五条) 第十章 累犯(第五十六条―第五十九条) 第十一章 共犯(第六十条―第六十五条) 第十二章 酌量減軽(第六十六条・第六十七条) 第十三章 加重減軽の方法(第六十八条―第七十二条) 第二編 罪 第一章 削除 第二章 内乱に関する罪(第七十七条―第八十条) 第三章 外患に関する罪(第八十一条―第八十九条) 第四章 国交に関する罪(第九十条―第九十四条) 第五章 公務の執行を妨害する罪(第九十五条―第九十六条の六) 第六章 逃走の罪(第九十七条―第百二条) 第七章 犯人蔵匿及び証拠隠滅の罪(第百三条―第百五条の二) 第八章 騒乱の罪(第百六条・第百七条) 第九章 放火及び失火の罪(第百八条―第百十八条) 第十章 出水及び水利に関する罪(第百十九条―第百二十三条) 第十一章 往来を妨害する罪(第百二十四条―第百二十九条) 第十二章 住居を侵す罪(第百三十条―第百三十二条) 第十三章 秘密を侵す罪(第百三十三条―第百三十五条) 第十四章 あへん煙に関する罪(第百三十六条―第百四十一条) 第十五章 飲料水に関する罪(第百四十二条―第百四十七条) 第十六章 通貨偽造の罪(第百四十八条―第百五十三条) 第十七章 文書偽造の罪(第百五十四条―第百六十一条の二) 第十八章 有価証券偽造の罪(第百六十二条・第百六十三条) 第十八章の二 支払用カード電磁的記録に関する罪(第百六十三条の二―第百六十三条の五) 第十九章 印章偽造の罪(第百六十四条―第百六十八条) 第十九章の二 不正指令電磁的記録に関する罪(第百六十八条の二・第百六十八条の三) 第二十章 偽証の罪(第百六十九条―第百七十一条) 第二十一章 虚偽告訴の罪(第百七十二条・第百七十三条) 第二十二章 わいせつ、姦淫及び重婚の罪(第百七十四条―第百八十四条) 第二十三章 賭博及び富くじに関する罪(第百八十五条―第百八十七条) 第二十四章 礼拝所及び墳墓に関する罪(第百八十八条―第百九十二条) 第二十五章 汚職の罪(第百九十三条―第百九十八条) 第二十六章 殺人の罪(第百九十九条―第二百三条) 第二十七章 傷害の罪(第二百四条―第二百八条の二) 第二十八章 過失傷害の罪(第二百九条―第二百十一条) 第二十九章 堕胎の罪(第二百十二条―第二百十六条) 第三十章 遺棄の罪(第二百十七条―第二百十九条) 第三十一章 逮捕及び監禁の罪(第二百二十条・第二百二十一条) 第三十二章 脅迫の罪(第二百二十二条・第二百二十三条) 第三十三章 略取、誘拐及び人身売買の罪(第二百二十四条―第二百二十九条) 第三十四章 名誉に対する罪(第二百三十条―第二百三十二条) 第三十五章 信用及び業務に対する罪(第二百三十三条―第二百三十四条の二) 第三十六章 窃盗及び強盗の罪(第二百三十五条―第二百四十五条) 第三十七章 詐欺及び恐喝の罪(第二百四十六条―第二百五十一条) 第三十八章 横領の罪(第二百五十二条―第二百五十五条) 第三十九章 盗品等に関する罪(第二百五十六条・第二百五十七条) 第四十章 毀棄及び隠匿の罪(第二百五十八条―第二百六十四条) 第一編 総則 第一章 通則 (国内犯) 第一条 この法律は、日本国内において罪を犯したすべての者に適用する。 2 日本国外にある日本船舶又は日本航空機内において罪を犯した者についても、前項と同様とする。 (すべての者の国外犯) 第二条 この法律は、日本国外において次に掲げる罪を犯したすべての者に適用する。 一 削除 二 第七十七条から第七十九条まで(内乱、予備及び陰謀、内乱等幇助)の罪 三 第八十一条(外患誘致)、第八十二条(外患援助)、第八十七条(未遂罪)及び第八十八条(予備及び陰謀)の罪 四 第百四十八条(通貨偽造及び行使等)の罪及びその未遂罪 五 第百五十四条(詔書偽造等)、第百五十五条(公文書偽造等)、第百五十七条(公正証書原本不実記載等)、第百五十八条(偽造公文書行使等)及び公務所又は公務員によって作られるべき電磁的記録に係る第百六十一条の二(電磁的記録不正作出及び供用)の罪 六 第百六十二条(有価証券偽造等)及び第百六十三条(偽造有価証券行使等)の罪 七 第百六十三条の二から第百六十三条の五まで(支払用カード電磁的記録不正作出等、不正電磁的記録カード所持、支払用カード電磁的記録不正作出準備、未遂罪)の罪 八 第百六十四条から第百六十六条まで(御璽偽造及び不正使用等、公印偽造及び不正使用等、公記号偽造及び不正使用等)の罪並びに第百六十四条第二項、第百六十五条第二項及び第百六十六条第二項の罪の未遂罪 (国民の国外犯) 第三条 この法律は、日本国外において次に掲げる罪を犯した日本国民に適用する。 一 第百八条(現住建造物等放火)及び第百九条第一項(非現住建造物等放火)の罪、これらの規定の例により処断すべき罪並びにこれらの罪の未遂罪 二 第百十九条(現住建造物等浸害)の罪 三 第百五十九条から第百六十一条まで(私文書偽造等、虚偽診断書等作成、偽造私文書等行使)及び前条第五号に規定する電磁的記録以外の電磁的記録に係る第百六十一条の二の罪 四 第百六十七条(私印偽造及び不正使用等)の罪及び同条第二項の罪の未遂罪 五 第百七十六条から第百七十九条まで(強制わいせつ、強姦、準強制わいせつ及び準強姦、集団強姦等、未遂罪)、第百八十一条(強制わいせつ等致死傷)及び第百八十四条(重婚)の罪 六 第百九十九条(殺人)の罪及びその未遂罪 七 第二百四条(傷害)及び第二百五条(傷害致死)の罪 八 第二百十四条から第二百十六条まで(業務上堕胎及び同致死傷、不同意堕胎、不同意堕胎致死傷)の罪 九 第二百十八条(保護責任者遺棄等)の罪及び同条の罪に係る第二百十九条(遺棄等致死傷)の罪 十 第二百二十条(逮捕及び監禁)及び第二百二十一条(逮捕等致死傷)の罪 十一 第二百二十四条から第二百二十八条まで(未成年者略取及び誘拐、営利目的等略取及び誘拐、身の代金目的略取等、所在国外移送目的略取及び誘拐、人身売買、被略取者等所在国外移送、被略取者引渡し等、未遂罪)の罪 十二 第二百三十条(名誉毀損)の罪 十三 第二百三十五条から第二百三十六条まで(窃盗、不動産侵奪、強盗)、第二百三十八条から第二百四十一条まで(事後強盗、昏酔強盗、強盗致死傷、強盗強姦及び同致死)及び第二百四十三条(未遂罪)の罪 十四 第二百四十六条から第二百五十条まで(詐欺、電子計算機使用詐欺、背任、準詐欺、恐喝、未遂罪)の罪 十五 第二百五十三条(業務上横領)の罪 十六 第二百五十六条第二項(盗品譲受け等)の罪 (国民以外の者の国外犯) 第三条の二 この法律は、日本国外において日本国民に対して次に掲げる罪を犯した日本国民以外の者に適用する。 一 第百七十六条から第百七十九条まで(強制わいせつ、強姦、準強制わいせつ及び準強姦、集団強姦等、未遂罪)及び第百八十一条(強制わいせつ等致死傷)の罪 二 第百九十九条(殺人)の罪及びその未遂罪 三 第二百四条(傷害)及び第二百五条(傷害致死)の罪 四 第二百二十条(逮捕及び監禁)及び第二百二十一条(逮捕等致死傷)の罪 五 第二百二十四条から第二百二十八条まで(未成年者略取及び誘拐、営利目的等略取及び誘拐、身の代金目的略取等、所在国外移送目的略取及び誘拐、人身売買、被略取者等所在国外移送、被略取者引渡し等、未遂罪)の罪 六 第二百三十六条(強盗)及び第二百三十八条から第二百四十一条まで(事後強盗、昏酔強盗、強盗致死傷、強盗強姦及び同致死)の罪並びにこれらの罪の未遂罪 (公務員の国外犯) 第四条 この法律は、日本国外において次に掲げる罪を犯した日本国の公務員に適用する。 一 第百一条(看守者等による逃走援助)の罪及びその未遂罪 二 第百五十六条(虚偽公文書作成等)の罪 三 第百九十三条(公務員職権濫用)、第百九十五条第二項(特別公務員暴行陵虐)及び第百九十七条から第百九十七条の四まで(収賄、受託収賄及び事前収賄、第三者供賄、加重収賄及び事後収賄、あっせん収賄)の罪並びに第百九十五条第二項の罪に係る第百九十六条(特別公務員職権濫用等致死傷)の罪 (条約による国外犯) 第四条の二 第二条から前条までに規定するもののほか、この法律は、日本国外において、第二編の罪であって条約により日本国外において犯したときであっても罰すべきものとされているものを犯したすべての者に適用する。 (外国判決の効力) 第五条 外国において確定裁判を受けた者であっても、同一の行為について更に処罰することを妨げない。ただし、犯人が既に外国において言い渡された刑の全部又は一部の執行を受けたときは、刑の執行を減軽し、又は免除する。 (刑の変更) 第六条 犯罪後の法律によって刑の変更があったときは、その軽いものによる。 (定義) 第七条 この法律において「公務員」とは、国又は地方公共団体の職員その他法令により公務に従事する議員、委員その他の職員をいう。 2 この法律において「公務所」とは、官公庁その他公務員が職務を行う所をいう。 第七条の二 この法律において「電磁的記録」とは、電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方式で作られる記録であって、電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう。 (他の法令の罪に対する適用) 第八条 この編の規定は、他の法令の罪についても、適用する。ただし、その法令に特別の規定があるときは、この限りでない。 第二章 刑 (刑の種類) 第九条 死刑、懲役、禁錮、罰金、拘留及び科料を主刑とし、没収を付加刑とする。 (刑の軽重) 第十条 主刑の軽重は、前条に規定する順序による。ただし、無期の禁錮と有期の懲役とでは禁錮を重い刑とし、有期の禁錮の長期が有期の懲役の長期の二倍を超えるときも、禁錮を重い刑とする。 2 同種の刑は、長期の長いもの又は多額の多いものを重い刑とし、長期又は多額が同じであるときは、短期の長いもの又は寡額の多いものを重い刑とする。 3 二個以上の死刑又は長期若しくは多額及び短期若しくは寡額が同じである同種の刑は、犯情によってその軽重を定める。 (死刑) 第十一条 死刑は、刑事施設内において、絞首して執行する。 2 死刑の言渡しを受けた者は、その執行に至るまで刑事施設に拘置する。 (懲役) 第十二条 懲役は、無期及び有期とし、有期懲役は、一月以上二十年以下とする。 2 懲役は、刑事施設に拘置して所定の作業を行わせる。 (禁錮) 第十三条 禁錮は、無期及び有期とし、有期禁錮は、一月以上二十年以下とする。 2 禁錮は、刑事施設に拘置する。 (有期の懲役及び禁錮の加減の限度) 第十四条 死刑又は無期の懲役若しくは禁錮を減軽して有期の懲役又は禁錮とする場合においては、その長期を三十年とする。 2 有期の懲役又は禁錮を加重する場合においては三十年にまで上げることができ、これを減軽する場合においては一月未満に下げることができる。 (罰金) 第十五条 罰金は、一万円以上とする。ただし、これを減軽する場合においては、一万円未満に下げることができる。 (拘留) 第十六条 拘留は、一日以上三十日未満とし、刑事施設に拘置する。 (科料) 第十七条 科料は、千円以上一万円未満とする。 (労役場留置) 第十八条 罰金を完納することができない者は、一日以上二年以下の期間、労役場に留置する。 2 科料を完納することができない者は、一日以上三十日以下の期間、労役場に留置する。 3 罰金を併科した場合又は罰金と科料とを併科した場合における留置の期間は、三年を超えることができない。科料を併科した場合における留置の期間は、六十日を超えることができない。 4 罰金又は科料の言渡しをするときは、その言渡しとともに、罰金又は科料を完納することができない場合における留置の期間を定めて言い渡さなければならない。 5 罰金については裁判が確定した後三十日以内、科料については裁判が確定した後十日以内は、本人の承諾がなければ留置の執行をすることができない。 6 罰金又は科料の一部を納付した者についての留置の日数は、その残額を留置一日の割合に相当する金額で除して得た日数(その日数に一日未満の端数を生じるときは、これを一日とする。)とする。 (没収) 第十九条 次に掲げる物は、没収することができる。 一 犯罪行為を組成した物 二 犯罪行為の用に供し、又は供しようとした物 三 犯罪行為によって生じ、若しくはこれによって得た物又は犯罪行為の報酬として得た物 四 前号に掲げる物の対価として得た物 2 没収は、犯人以外の者に属しない物に限り、これをすることができる。ただし、犯人以外の者に属する物であっても、犯罪の後にその者が情を知って取得したものであるときは、これを没収することができる。 (追徴) 第十九条の二 前条第一項第三号又は第四号に掲げる物の全部又は一部を没収することができないときは、その価額を追徴することができる。 (没収の制限) 第二十条 拘留又は科料のみに当たる罪については、特別の規定がなければ、没収を科することができない。ただし、第十九条第一項第一号に掲げる物の没収については、この限りでない。 (未決勾留日数の本刑算入) 第二十一条 未決勾留の日数は、その全部又は一部を本刑に算入することができる。 第三章 期間計算 (期間の計算) 第二十二条 月又は年によって期間を定めたときは、暦に従って計算する。 (刑期の計算) 第二十三条 刑期は、裁判が確定した日から起算する。 2 拘禁されていない日数は、裁判が確定した後であっても、刑期に算入しない。 (受刑等の初日及び釈放) 第二十四条 受刑の初日は、時間にかかわらず、一日として計算する。時効期間の初日についても、同様とする。 2 刑期が終了した場合における釈放は、その終了の日の翌日に行う。 第四章 刑の執行猶予 (執行猶予) 第二十五条 次に掲げる者が三年以下の懲役若しくは禁錮又は五十万円以下の罰金の言渡しを受けたときは、情状により、裁判が確定した日から一年以上五年以下の期間、その執行を猶予することができる。 一 前に禁錮以上の刑に処せられたことがない者 二 前に禁錮以上の刑に処せられたことがあっても、その執行を終わった日又はその執行の免除を得た日から五年以内に禁錮以上の刑に処せられたことがない者 2 前に禁錮以上の刑に処せられたことがあってもその執行を猶予された者が一年以下の懲役又は禁錮の言渡しを受け、情状に特に酌量すべきものがあるときも、前項と同様とする。ただし、次条第一項の規定により保護観察に付せられ、その期間内に更に罪を犯した者については、この限りでない。 (保護観察) 第二十五条の二 前条第一項の場合においては猶予の期間中保護観察に付することができ、同条第二項の場合においては猶予の期間中保護観察に付する。 2 保護観察は、行政官庁の処分によって仮に解除することができる。 3 保護観察を仮に解除されたときは、前条第二項ただし書及び第二十六条の二第二号の規定の適用については、その処分を取り消されるまでの間は、保護観察に付せられなかったものとみなす。 (執行猶予の必要的取消し) 第二十六条 次に掲げる場合においては、刑の執行猶予の言渡しを取り消さなければならない。ただし、第三号の場合において、猶予の言渡しを受けた者が第二十五条第一項第二号に掲げる者であるとき、又は次条第三号に該当するときは、この限りでない。 一 猶予の期間内に更に罪を犯して禁錮以上の刑に処せられ、その刑について執行猶予の言渡しがないとき。 二 猶予の言渡し前に犯した他の罪について禁錮以上の刑に処せられ、その刑について執行猶予の言渡しがないとき。 三 猶予の言渡し前に他の罪について禁錮以上の刑に処せられたことが発覚したとき。 (執行猶予の裁量的取消し) 第二十六条の二 次に掲げる場合においては、刑の執行猶予の言渡しを取り消すことができる。 一 猶予の期間内に更に罪を犯し、罰金に処せられたとき。 二 第二十五条の二第一項の規定により保護観察に付せられた者が遵守すべき事項を遵守せず、その情状が重いとき。 三 猶予の言渡し前に他の罪について禁錮以上の刑に処せられ、その執行を猶予されたことが発覚したとき。 (他の刑の執行猶予の取消し) 第二十六条の三 前二条の規定により禁錮以上の刑の執行猶予の言渡しを取り消したときは、執行猶予中の他の禁錮以上の刑についても、その猶予の言渡しを取り消さなければならない。 (猶予期間経過の効果) 第二十七条 刑の執行猶予の言渡しを取り消されることなく猶予の期間を経過したときは、刑の言渡しは、効力を失う。 第五章 仮釈放 (仮釈放) 第二十八条 懲役又は禁錮に処せられた者に改悛の状があるときは、有期刑についてはその刑期の三分の一を、無期刑については十年を経過した後、行政官庁の処分によって仮に釈放することができる。 (仮釈放の取消し) 第二十九条 次に掲げる場合においては、仮釈放の処分を取り消すことができる。 一 仮釈放中に更に罪を犯し、罰金以上の刑に処せられたとき。 二 仮釈放前に犯した他の罪について罰金以上の刑に処せられたとき。 三 仮釈放前に他の罪について罰金以上の刑に処せられた者に対し、その刑の執行をすべきとき。 四 仮釈放中に遵守すべき事項を遵守しなかったとき。 2 仮釈放の処分を取り消したときは、釈放中の日数は、刑期に算入しない。 (仮出場) 第三十条 拘留に処せられた者は、情状により、いつでも、行政官庁の処分によって仮に出場を許すことができる。 2 罰金又は科料を完納することができないため留置された者も、前項と同様とする。 第六章 刑の時効及び刑の消滅 (刑の時効) 第三十一条 刑(死刑を除く。)の言渡しを受けた者は、時効によりその執行の免除を得る。 (時効の期間) 第三十二条 時効は、刑の言渡しが確定した後、次の期間その執行を受けないことによって完成する。 一 無期の懲役又は禁錮については三十年 二 十年以上の有期の懲役又は禁錮については二十年 三 三年以上十年未満の懲役又は禁錮については十年 四 三年未満の懲役又は禁錮については五年 五 罰金については三年 六 拘留、科料及び没収については一年 (時効の停止) 第三十三条 時効は、法令により執行を猶予し、又は停止した期間内は、進行しない。 (時効の中断) 第三十四条 懲役、禁錮及び拘留の時効は、刑の言渡しを受けた者をその執行のために拘束することによって中断する。 2 罰金、科料及び没収の時効は、執行行為をすることによって中断する。 (刑の消滅) 第三十四条の二 禁錮以上の刑の執行を終わり又はその執行の免除を得た者が罰金以上の刑に処せられないで十年を経過したときは、刑の言渡しは、効力を失う。罰金以下の刑の執行を終わり又はその執行の免除を得た者が罰金以上の刑に処せられないで五年を経過したときも、同様とする。 2 刑の免除の言渡しを受けた者が、その言渡しが確定した後、罰金以上の刑に処せられないで二年を経過したときは、刑の免除の言渡しは、効力を失う。 第七章 犯罪の不成立及び刑の減免 (正当行為) 第三十五条 法令又は正当な業務による行為は、罰しない。 (正当防衛) 第三十六条 急迫不正の侵害に対して、自己又は他人の権利を防衛するため、やむを得ずにした行為は、罰しない。 2 防衛の程度を超えた行為は、情状により、その刑を減軽し、又は免除することができる。 (緊急避難) 第三十七条 自己又は他人の生命、身体、自由又は財産に対する現在の危難を避けるため、やむを得ずにした行為は、これによって生じた害が避けようとした害の程度を超えなかった場合に限り、罰しない。ただし、その程度を超えた行為は、情状により、その刑を減軽し、又は免除することができる。 2 前項の規定は、業務上特別の義務がある者には、適用しない。 (故意) 第三十八条 罪を犯す意思がない行為は、罰しない。ただし、法律に特別の規定がある場合は、この限りでない。 2 重い罪に当たるべき行為をしたのに、行為の時にその重い罪に当たることとなる事実を知らなかった者は、その重い罪によって処断することはできない。 3 法律を知らなかったとしても、そのことによって、罪を犯す意思がなかったとすることはできない。ただし、情状により、その刑を減軽することができる。 (心神喪失及び心神耗弱) 第三十九条 心神喪失者の行為は、罰しない。 2 心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。 第四十条 削除 (責任年齢) 第四十一条 十四歳に満たない者の行為は、罰しない。 (自首等) 第四十二条 罪を犯した者が捜査機関に発覚する前に自首したときは、その刑を減軽することができる。 2 告訴がなければ公訴を提起することができない罪について、告訴をすることができる者に対して自己の犯罪事実を告げ、その措置にゆだねたときも、前項と同様とする。 第八章 未遂罪 (未遂減免) 第四十三条 犯罪の実行に着手してこれを遂げなかった者は、その刑を減軽することができる。ただし、自己の意思により犯罪を中止したときは、その刑を減軽し、又は免除する。 (未遂罪) 第四十四条 未遂を罰する場合は、各本条で定める。 第九章 併合罪 (併合罪) 第四十五条 確定裁判を経ていない二個以上の罪を併合罪とする。ある罪について禁錮以上の刑に処する確定裁判があったときは、その罪とその裁判が確定する前に犯した罪とに限り、併合罪とする。 (併科の制限) 第四十六条 併合罪のうちの一個の罪について死刑に処するときは、他の刑を科さない。ただし、没収は、この限りでない。 2 併合罪のうちの一個の罪について無期の懲役又は禁錮に処するときも、他の刑を科さない。ただし、罰金、科料及び没収は、この限りでない。 (有期の懲役及び禁錮の加重) 第四十七条 併合罪のうちの二個以上の罪について有期の懲役又は禁錮に処するときは、その最も重い罪について定めた刑の長期にその二分の一を加えたものを長期とする。ただし、それぞれの罪について定めた刑の長期の合計を超えることはできない。 (罰金の併科等) 第四十八条 罰金と他の刑とは、併科する。ただし、第四十六条第一項の場合は、この限りでない。 2 併合罪のうちの二個以上の罪について罰金に処するときは、それぞれの罪について定めた罰金の多額の合計以下で処断する。 (没収の付加) 第四十九条 併合罪のうちの重い罪について没収を科さない場合であっても、他の罪について没収の事由があるときは、これを付加することができる。 2 二個以上の没収は、併科する。 (余罪の処理) 第五十条 併合罪のうちに既に確定裁判を経た罪とまだ確定裁判を経ていない罪とがあるときは、確定裁判を経ていない罪について更に処断する。 (併合罪に係る二個以上の刑の執行) 第五十一条 併合罪について二個以上の裁判があったときは、その刑を併せて執行する。ただし、死刑を執行すべきときは、没収を除き、他の刑を執行せず、無期の懲役又は禁錮を執行すべきときは、罰金、科料及び没収を除き、他の刑を執行しない。 2 前項の場合における有期の懲役又は禁錮の執行は、その最も重い罪について定めた刑の長期にその二分の一を加えたものを超えることができない。 (一部に大赦があった場合の措置) 第五十二条 併合罪について処断された者がその一部の罪につき大赦を受けたときは、他の罪について改めて刑を定める。 (拘留及び科料の併科) 第五十三条 拘留又は科料と他の刑とは、併科する。ただし、第四十六条の場合は、この限りでない。 2 二個以上の拘留又は科料は、併科する。 (一個の行為が二個以上の罪名に触れる場合等の処理) 第五十四条 一個の行為が二個以上の罪名に触れ、又は犯罪の手段若しくは結果である行為が他の罪名に触れるときは、その最も重い刑により処断する。 2 第四十九条第二項の規定は、前項の場合にも、適用する。 第五十五条 削除 第十章 累犯 (再犯) 第五十六条 懲役に処せられた者がその執行を終わった日又はその執行の免除を得た日から五年以内に更に罪を犯した場合において、その者を有期懲役に処するときは、再犯とする。 2 懲役に当たる罪と同質の罪により死刑に処せられた者がその執行の免除を得た日又は減刑により懲役に減軽されてその執行を終わった日若しくはその執行の免除を得た日から五年以内に更に罪を犯した場合において、その者を有期懲役に処するときも、前項と同様とする。 3 併合罪について処断された者が、その併合罪のうちに懲役に処すべき罪があったのに、その罪が最も重い罪でなかったため懲役に処せられなかったものであるときは、再犯に関する規定の適用については、懲役に処せられたものとみなす。 (再犯加重) 第五十七条 再犯の刑は、その罪について定めた懲役の長期の二倍以下とする。 第五十八条 削除 (三犯以上の累犯) 第五十九条 三犯以上の者についても、再犯の例による。 第十一章 共犯 (共同正犯) 第六十条 二人以上共同して犯罪を実行した者は、すべて正犯とする。 (教唆) 第六十一条 人を教唆して犯罪を実行させた者には、正犯の刑を科する。 2 教唆者を教唆した者についても、前項と同様とする。 (幇助) 第六十二条 正犯を幇助した者は、従犯とする。 2 従犯を教唆した者には、従犯の刑を科する。 (従犯減軽) 第六十三条 従犯の刑は、正犯の刑を減軽する。 (教唆及び幇助の処罰の制限) 第六十四条 拘留又は科料のみに処すべき罪の教唆者及び従犯は、特別の規定がなければ、罰しない。 (身分犯の共犯) 第六十五条 犯人の身分によって構成すべき犯罪行為に加功したときは、身分のない者であっても、共犯とする。 2 身分によって特に刑の軽重があるときは、身分のない者には通常の刑を科する。 第十二章 酌量減軽 (酌量減軽) 第六十六条 犯罪の情状に酌量すベきものがあるときは、その刑を減軽することができる。 (法律上の加減と酌量減軽) 第六十七条 法律上刑を加重し、又は減軽する場合であっても、酌量減軽をすることができる。 第十三章 加重減軽の方法 (法律上の減軽の方法) 第六十八条 法律上刑を減軽すべき一個又は二個以上の事由があるときは、次の例による。 一 死刑を減軽するときは、無期の懲役若しくは禁錮又は十年以上の懲役若しくは禁錮とする。 二 無期の懲役又は禁錮を減軽するときは、七年以上の有期の懲役又は禁錮とする。 三 有期の懲役又は禁錮を減軽するときは、その長期及び短期の二分の一を減ずる。 四 罰金を減軽するときは、その多額及び寡額の二分の一を減ずる。 五 拘留を減軽するときは、その長期の二分の一を減ずる。 六 科料を減軽するときは、その多額の二分の一を減ずる。 (法律上の減軽と刑の選択) 第六十九条 法律上刑を減軽すべき場合において、各本条に二個以上の刑名があるときは、まず適用する刑を定めて、その刑を減軽する。 (端数の切捨て) 第七十条 懲役、禁錮又は拘留を減軽することにより一日に満たない端数が生じたときは、これを切り捨てる。 (酌量減軽の方法) 第七十一条 酌量減軽をするときも、第六十八条及び前条の例による。 (加重減軽の順序) 第七十二条 同時に刑を加重し、又は減軽するときは、次の順序による。 一 再犯加重 二 法律上の減軽 三 併合罪の加重 四 酌量減軽 第二編 罪 第一章 削除 第七十三条 削除 第七十四条 削除 第七十五条 削除 第七十六条 削除 第二章 内乱に関する罪 (内乱) 第七十七条 国の統治機構を破壊し、又はその領土において国権を排除して権力を行使し、その他憲法の定める統治の基本秩序を壊乱することを目的として暴動をした者は、内乱の罪とし、次の区別に従って処断する。 一 首謀者は、死刑又は無期禁錮に処する。 二 謀議に参与し、又は群衆を指揮した者は無期又は三年以上の禁錮に処し、その他諸般の職務に従事した者は一年以上十年以下の禁錮に処する。 三 付和随行し、その他単に暴動に参加した者は、三年以下の禁錮に処する。 2 前項の罪の未遂は、罰する。ただし、同項第三号に規定する者については、この限りでない。 (予備及び陰謀) 第七十八条 内乱の予備又は陰謀をした者は、一年以上十年以下の禁錮に処する。 (内乱等幇助) 第七十九条 兵器、資金若しくは食糧を供給し、又はその他の行為により、前二条の罪を幇助した者は、七年以下の禁錮に処する。 (自首による刑の免除) 第八十条 前二条の罪を犯した者であっても、暴動に至る前に自首したときは、その刑を免除する。 第三章 外患に関する罪 (外患誘致) 第八十一条 外国と通謀して日本国に対し武力を行使させた者は、死刑に処する。 (外患援助) 第八十二条 日本国に対して外国から武力の行使があったときに、これに加担して、その軍務に服し、その他これに軍事上の利益を与えた者は、死刑又は無期若しくは二年以上の懲役に処する。 第八十三条 削除 第八十四条 削除 第八十五条 削除 第八十六条 削除 (未遂罪) 第八十七条 第八十一条及び第八十二条の罪の未遂は、罰する。 (予備及び陰謀) 第八十八条 第八十一条又は第八十二条の罪の予備又は陰謀をした者は、一年以上十年以下の懲役に処する。 第八十九条 削除 第四章 国交に関する罪 第九十条 削除 第九十一条 削除 (外国国章損壊等) 第九十二条 外国に対して侮辱を加える目的で、その国の国旗その他の国章を損壊し、除去し、又は汚損した者は、二年以下の懲役又は二十万円以下の罰金に処する。 2 前項の罪は、外国政府の請求がなければ公訴を提起することができない。 (私戦予備及び陰謀) 第九十三条 外国に対して私的に戦闘行為をする目的で、その予備又は陰謀をした者は、三月以上五年以下の禁錮に処する。ただし、自首した者は、その刑を免除する。 (中立命令違反) 第九十四条 外国が交戦している際に、局外中立に関する命令に違反した者は、三年以下の禁錮又は五十万円以下の罰金に処する。 第五章 公務の執行を妨害する罪 (公務執行妨害及び職務強要) 第九十五条 公務員が職務を執行するに当たり、これに対して暴行又は脅迫を加えた者は、三年以下の懲役若しくは禁錮又は五十万円以下の罰金に処する。 2 公務員に、ある処分をさせ、若しくはさせないため、又はその職を辞させるために、暴行又は脅迫を加えた者も、前項と同様とする。 (封印等破棄) 第九十六条 公務員が施した封印若しくは差押えの表示を損壊し、又はその他の方法によりその封印若しくは差押えの表示に係る命令若しくは処分を無効にした者は、三年以下の懲役若しくは二百五十万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。 (強制執行妨害目的財産損壊等) 第九十六条の二 強制執行を妨害する目的で、次の各号のいずれかに該当する行為をした者は、三年以下の懲役若しくは二百五十万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。情を知って、第三号に規定する譲渡又は権利の設定の相手方となった者も、同様とする。 一 強制執行を受け、若しくは受けるべき財産を隠匿し、損壊し、若しくはその譲渡を仮装し、又は債務の負担を仮装する行為 二 強制執行を受け、又は受けるべき財産について、その現状を改変して、価格を減損し、又は強制執行の費用を増大させる行為 三 金銭執行を受けるべき財産について、無償その他の不利益な条件で、譲渡をし、又は権利の設定をする行為 (強制執行行為妨害等) 第九十六条の三 偽計又は威力を用いて、立入り、占有者の確認その他の強制執行の行為を妨害した者は、三年以下の懲役若しくは二百五十万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。 2 強制執行の申立てをさせず又はその申立てを取り下げさせる目的で、申立権者又はその代理人に対して暴行又は脅迫を加えた者も、前項と同様とする。 (強制執行関係売却妨害) 第九十六条の四 偽計又は威力を用いて、強制執行において行われ、又は行われるべき売却の公正を害すべき行為をした者は、三年以下の懲役若しくは二百五十万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。 (加重封印等破棄等) 第九十六条の五 報酬を得、又は得させる目的で、人の債務に関して、第九十六条から前条までの罪を犯した者は、五年以下の懲役若しくは五百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。 (公契約関係競売等妨害) 第九十六条の六 偽計又は威力を用いて、公の競売又は入札で契約を締結するためのものの公正を害すべき行為をした者は、三年以下の懲役若しくは二百五十万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。 2 公正な価格を害し又は不正な利益を得る目的で、談合した者も、前項と同様とする。 第六章 逃走の罪 (逃走) 第九十七条 裁判の執行により拘禁された既決又は未決の者が逃走したときは、一年以下の懲役に処する。 (加重逃走) 第九十八条 前条に規定する者又は勾引状の執行を受けた者が拘禁場若しくは拘束のための器具を損壊し、暴行若しくは脅迫をし、又は二人以上通謀して、逃走したときは、三月以上五年以下の懲役に処する。 (被拘禁者奪取) 第九十九条 法令により拘禁された者を奪取した者は、三月以上五年以下の懲役に処する。 (逃走援助) 第百条 法令により拘禁された者を逃走させる目的で、器具を提供し、その他逃走を容易にすべき行為をした者は、三年以下の懲役に処する。 2 前項の目的で、暴行又は脅迫をした者は、三月以上五年以下の懲役に処する。 (看守者等による逃走援助) 第百一条 法令により拘禁された者を看守し又は護送する者がその拘禁された者を逃走させたときは、一年以上十年以下の懲役に処する。 (未遂罪) 第百二条 この章の罪の未遂は、罰する。 第七章 犯人蔵匿及び証拠隠滅の罪 (犯人蔵匿等) 第百三条 罰金以上の刑に当たる罪を犯した者又は拘禁中に逃走した者を蔵匿し、又は隠避させた者は、二年以下の懲役又は二十万円以下の罰金に処する。 (証拠隠滅等) 第百四条 他人の刑事事件に関する証拠を隠滅し、偽造し、若しくは変造し、又は偽造若しくは変造の証拠を使用した者は、二年以下の懲役又は二十万円以下の罰金に処する。 (親族による犯罪に関する特例) 第百五条 前二条の罪については、犯人又は逃走した者の親族がこれらの者の利益のために犯したときは、その刑を免除することができる。 (証人等威迫) 第百五条の二 自己若しくは他人の刑事事件の捜査若しくは審判に必要な知識を有すると認められる者又はその親族に対し、当該事件に関して、正当な理由がないのに面会を強請し、又は強談威迫の行為をした者は、一年以下の懲役又は二十万円以下の罰金に処する。 第八章 騒乱の罪 (騒乱) 第百六条 多衆で集合して暴行又は脅迫をした者は、騒乱の罪とし、次の区別に従って処断する。 一 首謀者は、一年以上十年以下の懲役又は禁錮に処する。 二 他人を指揮し、又は他人に率先して勢いを助けた者は、六月以上七年以下の懲役又は禁錮に処する。 三 付和随行した者は、十万円以下の罰金に処する。 (多衆不解散) 第百七条 暴行又は脅迫をするため多衆が集合した場合において、権限のある公務員から解散の命令を三回以上受けたにもかかわらず、なお解散しなかったときは、首謀者は三年以下の懲役又は禁錮に処し、その他の者は十万円以下の罰金に処する。 第九章 放火及び失火の罪 (現住建造物等放火) 第百八条 放火して、現に人が住居に使用し又は現に人がいる建造物、汽車、電車、艦船又は鉱坑を焼損した者は、死刑又は無期若しくは五年以上の懲役に処する。 (非現住建造物等放火) 第百九条 放火して、現に人が住居に使用せず、かつ、現に人がいない建造物、艦船又は鉱坑を焼損した者は、二年以上の有期懲役に処する。 2 前項の物が自己の所有に係るときは、六月以上七年以下の懲役に処する。ただし、公共の危険を生じなかったときは、罰しない。 (建造物等以外放火) 第百十条 放火して、前二条に規定する物以外の物を焼損し、よって公共の危険を生じさせた者は、一年以上十年以下の懲役に処する。 2 前項の物が自己の所有に係るときは、一年以下の懲役又は十万円以下の罰金に処する。 (延焼) 第百十一条 第百九条第二項又は前条第二項の罪を犯し、よって第百八条又は第百九条第一項に規定する物に延焼させたときは、三月以上十年以下の懲役に処する。 2 前条第二項の罪を犯し、よって同条第一項に規定する物に延焼させたときは、三年以下の懲役に処する。 (未遂罪) 第百十二条 第百八条及び第百九条第一項の罪の未遂は、罰する。 (予備) 第百十三条 第百八条又は第百九条第一項の罪を犯す目的で、その予備をした者は、二年以下の懲役に処する。ただし、情状により、その刑を免除することができる。 (消火妨害) 第百十四条 火災の際に、消火用の物を隠匿し、若しくは損壊し、又はその他の方法により、消火を妨害した者は、一年以上十年以下の懲役に処する。 (差押え等に係る自己の物に関する特例) 第百十五条 第百九条第一項及び第百十条第一項に規定する物が自己の所有に係るものであっても、差押えを受け、物権を負担し、賃貸し、又は保険に付したものである場合において、これを焼損したときは、他人の物を焼損した者の例による。 (失火) 第百十六条 失火により、第百八条に規定する物又は他人の所有に係る第百九条に規定する物を焼損した者は、五十万円以下の罰金に処する。 2 失火により、第百九条に規定する物であって自己の所有に係るもの又は第百十条に規定する物を焼損し、よって公共の危険を生じさせた者も、前項と同様とする。 (激発物破裂) 第百十七条 火薬、ボイラーその他の激発すべき物を破裂させて、第百八条に規定する物又は他人の所有に係る第百九条に規定する物を損壊した者は、放火の例による。第百九条に規定する物であって自己の所有に係るもの又は第百十条に規定する物を損壊し、よって公共の危険を生じさせた者も、同様とする。 2 前項の行為が過失によるときは、失火の例による。 (業務上失火等) 第百十七条の二 第百十六条又は前条第一項の行為が業務上必要な注意を怠ったことによるとき、又は重大な過失によるときは、三年以下の禁錮又は百五十万円以下の罰金に処する。 (ガス漏出等及び同致死傷) 第百十八条 ガス、電気又は蒸気を漏出させ、流出させ、又は遮断し、よって人の生命、身体又は財産に危険を生じさせた者は、三年以下の懲役又は十万円以下の罰金に処する。 2 ガス、電気又は蒸気を漏出させ、流出させ、又は遮断し、よって人を死傷させた者は、傷害の罪と比較して、重い刑により処断する。 第十章 出水及び水利に関する罪 (現住建造物等浸害) 第百十九条 出水させて、現に人が住居に使用し又は現に人がいる建造物、汽車、電車又は鉱坑を浸害した者は、死刑又は無期若しくは三年以上の懲役に処する。 (非現住建造物等浸害) 第百二十条 出水させて、前条に規定する物以外の物を浸害し、よって公共の危険を生じさせた者は、一年以上十年以下の懲役に処する。 2 浸害した物が自己の所有に係るときは、その物が差押えを受け、物権を負担し、賃貸し、又は保険に付したものである場合に限り、前項の例による。 (水防妨害) 第百二十一条 水害の際に、水防用の物を隠匿し、若しくは損壊し、又はその他の方法により、水防を妨害した者は、一年以上十年以下の懲役に処する。 (過失建造物等浸害) 第百二十二条 過失により出水させて、第百十九条に規定する物を浸害した者又は第百二十条に規定する物を浸害し、よって公共の危険を生じさせた者は、二十万円以下の罰金に処する。 (水利妨害及び出水危険) 第百二十三条 堤防を決壊させ、水門を破壊し、その他水利の妨害となるべき行為又は出水させるべき行為をした者は、二年以下の懲役若しくは禁錮又は二十万円以下の罰金に処する。 第十一章 往来を妨害する罪 (往来妨害及び同致死傷) 第百二十四条 陸路、水路又は橋を損壊し、又は閉塞して往来の妨害を生じさせた者は、二年以下の懲役又は二十万円以下の罰金に処する。 2 前項の罪を犯し、よって人を死傷させた者は、傷害の罪と比較して、重い刑により処断する。 (往来危険) 第百二十五条 鉄道若しくはその標識を損壊し、又はその他の方法により、汽車又は電車の往来の危険を生じさせた者は、二年以上の有期懲役に処する。 2 灯台若しくは浮標を損壊し、又はその他の方法により、艦船の往来の危険を生じさせた者も、前項と同様とする。 (汽車転覆等及び同致死) 第百二十六条 現に人がいる汽車又は電車を転覆させ、又は破壊した者は、無期又は三年以上の懲役に処する。 2 現に人がいる艦船を転覆させ、沈没させ、又は破壊した者も、前項と同様とする。 3 前二項の罪を犯し、よって人を死亡させた者は、死刑又は無期懲役に処する。 (往来危険による汽車転覆等) 第百二十七条 第百二十五条の罪を犯し、よって汽車若しくは電車を転覆させ、若しくは破壊し、又は艦船を転覆させ、沈没させ、若しくは破壊した者も、前条の例による。 (未遂罪) 第百二十八条 第百二十四条第一項、第百二十五条並びに第百二十六条第一項及び第二項の罪の未遂は、罰する。 (過失往来危険) 第百二十九条 過失により、汽車、電車若しくは艦船の往来の危険を生じさせ、又は汽車若しくは電車を転覆させ、若しくは破壊し、若しくは艦船を転覆させ、沈没させ、若しくは破壊した者は、三十万円以下の罰金に処する。 2 その業務に従事する者が前項の罪を犯したときは、三年以下の禁錮又は五十万円以下の罰金に処する。 第十二章 住居を侵す罪 (住居侵入等) 第百三十条 正当な理由がないのに、人の住居若しくは人の看守する邸宅、建造物若しくは艦船に侵入し、又は要求を受けたにもかかわらずこれらの場所から退去しなかった者は、三年以下の懲役又は十万円以下の罰金に処する。 第百三十一条 削除 (未遂罪) 第百三十二条 第百三十条の罪の未遂は、罰する。 第十三章 秘密を侵す罪 (信書開封) 第百三十三条 正当な理由がないのに、封をしてある信書を開けた者は、一年以下の懲役又は二十万円以下の罰金に処する。 (秘密漏示) 第百三十四条 医師、薬剤師、医薬品販売業者、助産師、弁護士、弁護人、公証人又はこれらの職にあった者が、正当な理由がないのに、その業務上取り扱ったことについて知り得た人の秘密を漏らしたときは、六月以下の懲役又は十万円以下の罰金に処する。 2 宗教、祈祷若しくは祭祀の職にある者又はこれらの職にあった者が、正当な理由がないのに、その業務上取り扱ったことについて知り得た人の秘密を漏らしたときも、前項と同様とする。 (親告罪) 第百三十五条 この章の罪は、告訴がなければ公訴を提起することができない。 第十四章 あへん煙に関する罪 (あへん煙輸入等) 第百三十六条 あへん煙を輸入し、製造し、販売し、又は販売の目的で所持した者は、六月以上七年以下の懲役に処する。 (あへん煙吸食器具輸入等) 第百三十七条 あへん煙を吸食する器具を輸入し、製造し、販売し、又は販売の目的で所持した者は、三月以上五年以下の懲役に処する。 (税関職員によるあへん煙輸入等) 第百三十八条 税関職員が、あへん煙又はあへん煙を吸食するための器具を輸入し、又はこれらの輸入を許したときは、一年以上十年以下の懲役に処する。 (あへん煙吸食及び場所提供) 第百三十九条 あへん煙を吸食した者は、三年以下の懲役に処する。 2 あへん煙の吸食のため建物又は室を提供して利益を図った者は、六月以上七年以下の懲役に処する。 (あへん煙等所持) 第百四十条 あへん煙又はあへん煙を吸食するための器具を所持した者は、一年以下の懲役に処する。 (未遂罪) 第百四十一条 この章の罪の未遂は、罰する。 第十五章 飲料水に関する罪 (浄水汚染) 第百四十二条 人の飲料に供する浄水を汚染し、よって使用することができないようにした者は、六月以下の懲役又は十万円以下の罰金に処する。 (水道汚染) 第百四十三条 水道により公衆に供給する飲料の浄水又はその水源を汚染し、よって使用することができないようにした者は、六月以上七年以下の懲役に処する。 (浄水毒物等混入) 第百四十四条 人の飲料に供する浄水に毒物その他人の健康を害すべき物を混入した者は、三年以下の懲役に処する。 (浄水汚染等致死傷) 第百四十五条 前三条の罪を犯し、よって人を死傷させた者は、傷害の罪と比較して、重い刑により処断する。 (水道毒物等混入及び同致死) 第百四十六条 水道により公衆に供給する飲料の浄水又はその水源に毒物その他人の健康を害すべき物を混入した者は、二年以上の有期懲役に処する。よって人を死亡させた者は、死刑又は無期若しくは五年以上の懲役に処する。 (水道損壊及び閉塞) 第百四十七条 公衆の飲料に供する浄水の水道を損壊し、又は閉塞した者は、一年以上十年以下の懲役に処する。 第十六章 通貨偽造の罪 (通貨偽造及び行使等) 第百四十八条 行使の目的で、通用する貨幣、紙幣又は銀行券を偽造し、又は変造した者は、無期又は三年以上の懲役に処する。 2 偽造又は変造の貨幣、紙幣又は銀行券を行使し、又は行使の目的で人に交付し、若しくは輸入した者も、前項と同様とする。 (外国通貨偽造及び行使等) 第百四十九条 行使の目的で、日本国内に流通している外国の貨幣、紙幣又は銀行券を偽造し、又は変造した者は、二年以上の有期懲役に処する。 2 偽造又は変造の外国の貨幣、紙幣又は銀行券を行使し、又は行使の目的で人に交付し、若しくは輸入した者も、前項と同様とする。 (偽造通貨等収得) 第百五十条 行使の目的で、偽造又は変造の貨幣、紙幣又は銀行券を収得した者は、三年以下の懲役に処する。 (未遂罪) 第百五十一条 前三条の罪の未遂は、罰する。 (収得後知情行使等) 第百五十二条 貨幣、紙幣又は銀行券を収得した後に、それが偽造又は変造のものであることを知って、これを行使し、又は行使の目的で人に交付した者は、その額面価格の三倍以下の罰金又は科料に処する。ただし、二千円以下にすることはできない。 (通貨偽造等準備) 第百五十三条 貨幣、紙幣又は銀行券の偽造又は変造の用に供する目的で、器械又は原料を準備した者は、三月以上五年以下の懲役に処する。 第十七章 文書偽造の罪 (詔書偽造等) 第百五十四条 行使の目的で、御璽、国璽若しくは御名を使用して詔書その他の文書を偽造し、又は偽造した御璽、国璽若しくは御名を使用して詔書その他の文書を偽造した者は、無期又は三年以上の懲役に処する。 2 御璽若しくは国璽を押し又は御名を署した詔書その他の文書を変造した者も、前項と同様とする。 (公文書偽造等) 第百五十五条 行使の目的で、公務所若しくは公務員の印章若しくは署名を使用して公務所若しくは公務員の作成すべき文書若しくは図画を偽造し、又は偽造した公務所若しくは公務員の印章若しくは署名を使用して公務所若しくは公務員の作成すべき文書若しくは図画を偽造した者は、一年以上十年以下の懲役に処する。 2 公務所又は公務員が押印し又は署名した文書又は図画を変造した者も、前項と同様とする。 3 前二項に規定するもののほか、公務所若しくは公務員の作成すべき文書若しくは図画を偽造し、又は公務所若しくは公務員が作成した文書若しくは図画を変造した者は、三年以下の懲役又は二十万円以下の罰金に処する。 (虚偽公文書作成等) 第百五十六条 公務員が、その職務に関し、行使の目的で、虚偽の文書若しくは図画を作成し、又は文書若しくは図画を変造したときは、印章又は署名の有無により区別して、前二条の例による。 (公正証書原本不実記載等) 第百五十七条 公務員に対し虚偽の申立てをして、登記簿、戸籍簿その他の権利若しくは義務に関する公正証書の原本に不実の記載をさせ、又は権利若しくは義務に関する公正証書の原本として用いられる電磁的記録に不実の記録をさせた者は、五年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。 2 公務員に対し虚偽の申立てをして、免状、鑑札又は旅券に不実の記載をさせた者は、一年以下の懲役又は二十万円以下の罰金に処する。 3 前二項の罪の未遂は、罰する。 (偽造公文書行使等) 第百五十八条 第百五十四条から前条までの文書若しくは図画を行使し、又は前条第一項の電磁的記録を公正証書の原本としての用に供した者は、その文書若しくは図画を偽造し、若しくは変造し、虚偽の文書若しくは図画を作成し、又は不実の記載若しくは記録をさせた者と同一の刑に処する。 2 前項の罪の未遂は、罰する。 (私文書偽造等) 第百五十九条 行使の目的で、他人の印章若しくは署名を使用して権利、義務若しくは事実証明に関する文書若しくは図画を偽造し、又は偽造した他人の印章若しくは署名を使用して権利、義務若しくは事実証明に関する文書若しくは図画を偽造した者は、三月以上五年以下の懲役に処する。 2 他人が押印し又は署名した権利、義務又は事実証明に関する文書又は図画を変造した者も、前項と同様とする。 3 前二項に規定するもののほか、権利、義務又は事実証明に関する文書又は図画を偽造し、又は変造した者は、一年以下の懲役又は十万円以下の罰金に処する。 (虚偽診断書等作成) 第百六十条 医師が公務所に提出すべき診断書、検案書又は死亡証書に虚偽の記載をしたときは、三年以下の禁錮又は三十万円以下の罰金に処する。 (偽造私文書等行使) 第百六十一条 前二条の文書又は図画を行使した者は、その文書若しくは図画を偽造し、若しくは変造し、又は虚偽の記載をした者と同一の刑に処する。 2 前項の罪の未遂は、罰する。 (電磁的記録不正作出及び供用) 第百六十一条の二 人の事務処理を誤らせる目的で、その事務処理の用に供する権利、義務又は事実証明に関する電磁的記録を不正に作った者は、五年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。 2 前項の罪が公務所又は公務員により作られるべき電磁的記録に係るときは、十年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。 3 不正に作られた権利、義務又は事実証明に関する電磁的記録を、第一項の目的で、人の事務処理の用に供した者は、その電磁的記録を不正に作った者と同一の刑に処する。 4 前項の罪の未遂は、罰する。 第十八章 有価証券偽造の罪 (有価証券偽造等) 第百六十二条 行使の目的で、公債証書、官庁の証券、会社の株券その他の有価証券を偽造し、又は変造した者は、三月以上十年以下の懲役に処する。 2 行使の目的で、有価証券に虚偽の記入をした者も、前項と同様とする。 (偽造有価証券行使等) 第百六十三条 偽造若しくは変造の有価証券又は虚偽の記入がある有価証券を行使し、又は行使の目的で人に交付し、若しくは輸入した者は、三月以上十年以下の懲役に処する。 2 前項の罪の未遂は、罰する。 第十八章の二 支払用カード電磁的記録に関する罪 (支払用カード電磁的記録不正作出等) 第百六十三条の二 人の財産上の事務処理を誤らせる目的で、その事務処理の用に供する電磁的記録であって、クレジットカードその他の代金又は料金の支払用のカードを構成するものを不正に作った者は、十年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。預貯金の引出用のカードを構成する電磁的記録を不正に作った者も、同様とする。 2 不正に作られた前項の電磁的記録を、同項の目的で、人の財産上の事務処理の用に供した者も、同項と同様とする。 3 不正に作られた第一項の電磁的記録をその構成部分とするカードを、同項の目的で、譲り渡し、貸し渡し、又は輸入した者も、同項と同様とする。 (不正電磁的記録カード所持) 第百六十三条の三 前条第一項の目的で、同条第三項のカードを所持した者は、五年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。 (支払用カード電磁的記録不正作出準備) 第百六十三条の四 第百六十三条の二第一項の犯罪行為の用に供する目的で、同項の電磁的記録の情報を取得した者は、三年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。情を知って、その情報を提供した者も、同様とする。 2 不正に取得された第百六十三条の二第一項の電磁的記録の情報を、前項の目的で保管した者も、同項と同様とする。 3 第一項の目的で、器械又は原料を準備した者も、同項と同様とする。 (未遂罪) 第百六十三条の五 第百六十三条の二及び前条第一項の罪の未遂は、罰する。 第十九章 印章偽造の罪 (御璽偽造及び不正使用等) 第百六十四条 行使の目的で、御璽、国璽又は御名を偽造した者は、二年以上の有期懲役に処する。 2 御璽、国璽若しくは御名を不正に使用し、又は偽造した御璽、国璽若しくは御名を使用した者も、前項と同様とする。 (公印偽造及び不正使用等) 第百六十五条 行使の目的で、公務所又は公務員の印章又は署名を偽造した者は、三月以上五年以下の懲役に処する。 2 公務所若しくは公務員の印章若しくは署名を不正に使用し、又は偽造した公務所若しくは公務員の印章若しくは署名を使用した者も、前項と同様とする。 (公記号偽造及び不正使用等) 第百六十六条 行使の目的で、公務所の記号を偽造した者は、三年以下の懲役に処する。 2 公務所の記号を不正に使用し、又は偽造した公務所の記号を使用した者も、前項と同様とする。 (私印偽造及び不正使用等) 第百六十七条 行使の目的で、他人の印章又は署名を偽造した者は、三年以下の懲役に処する。 2 他人の印章若しくは署名を不正に使用し、又は偽造した印章若しくは署名を使用した者も、前項と同様とする。 (未遂罪) 第百六十八条 第百六十四条第二項、第百六十五条第二項、第百六十六条第二項及び前条第二項の罪の未遂は、罰する。 第十九章の二 不正指令電磁的記録に関する罪 (不正指令電磁的記録作成等) 第百六十八条の二 正当な理由がないのに、人の電子計算機における実行の用に供する目的で、次に掲げる電磁的記録その他の記録を作成し、又は提供した者は、三年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。 一 人が電子計算機を使用するに際してその意図に沿うべき動作をさせず、又はその意図に反する動作をさせるべき不正な指令を与える電磁的記録 二 前号に掲げるもののほか、同号の不正な指令を記述した電磁的記録その他の記録 2 正当な理由がないのに、前項第一号に掲げる電磁的記録を人の電子計算機における実行の用に供した者も、同項と同様とする。 3 前項の罪の未遂は、罰する。 (不正指令電磁的記録取得等) 第百六十八条の三 正当な理由がないのに、前条第一項の目的で、同項各号に掲げる電磁的記録その他の記録を取得し、又は保管した者は、二年以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する。 第二十章 偽証の罪 (偽証) 第百六十九条 法律により宣誓した証人が虚偽の陳述をしたときは、三月以上十年以下の懲役に処する。 (自白による刑の減免) 第百七十条 前条の罪を犯した者が、その証言をした事件について、その裁判が確定する前又は懲戒処分が行われる前に自白したときは、その刑を減軽し、又は免除することができる。 (虚偽鑑定等) 第百七十一条 法律により宣誓した鑑定人、通訳人又は翻訳人が虚偽の鑑定、通訳又は翻訳をしたときは、前二条の例による。 第二十一章 虚偽告訴の罪 (虚偽告訴等) 第百七十二条 人に刑事又は懲戒の処分を受けさせる目的で、虚偽の告訴、告発その他の申告をした者は、三月以上十年以下の懲役に処する。 (自白による刑の減免) 第百七十三条 前条の罪を犯した者が、その申告をした事件について、その裁判が確定する前又は懲戒処分が行われる前に自白したときは、その刑を減軽し、又は免除することができる。 第二十二章 わいせつ、姦淫及び重婚の罪 (公然わいせつ) 第百七十四条 公然とわいせつな行為をした者は、六月以下の懲役若しくは三十万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。 (わいせつ物頒布等) 第百七十五条 わいせつな文書、図画、電磁的記録に係る記録媒体その他の物を頒布し、又は公然と陳列した者は、二年以下の懲役若しくは二百五十万円以下の罰金若しくは科料に処し、又は懲役及び罰金を併科する。電気通信の送信によりわいせつな電磁的記録その他の記録を頒布した者も、同様とする。 2 有償で頒布する目的で、前項の物を所持し、又は同項の電磁的記録を保管した者も、同項と同様とする。 (強制わいせつ) 第百七十六条 十三歳以上の男女に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、六月以上十年以下の懲役に処する。十三歳未満の男女に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする。 (強姦) 第百七十七条 暴行又は脅迫を用いて十三歳以上の女子を姦淫した者は、強姦の罪とし、三年以上の有期懲役に処する。十三歳未満の女子を姦淫した者も、同様とする。 (準強制わいせつ及び準強姦) 第百七十八条 人の心神喪失若しくは抗拒不能に乗じ、又は心神を喪失させ、若しくは抗拒不能にさせて、わいせつな行為をした者は、第百七十六条の例による。 2 女子の心神喪失若しくは抗拒不能に乗じ、又は心神を喪失させ、若しくは抗拒不能にさせて、姦淫した者は、前条の例による。 (集団強姦等) 第百七十八条の二 二人以上の者が現場において共同して第百七十七条又は前条第二項の罪を犯したときは、四年以上の有期懲役に処する。 (未遂罪) 第百七十九条 第百七十六条から前条までの罪の未遂は、罰する。 (親告罪) 第百八十条 第百七十六条から第百七十八条までの罪及びこれらの罪の未遂罪は、告訴がなければ公訴を提起することができない。 2 前項の規定は、二人以上の者が現場において共同して犯した第百七十六条若しくは第百七十八条第一項の罪又はこれらの罪の未遂罪については、適用しない。 (強制わいせつ等致死傷) 第百八十一条 第百七十六条若しくは第百七十八条第一項の罪又はこれらの罪の未遂罪を犯し、よって人を死傷させた者は、無期又は三年以上の懲役に処する。 2 第百七十七条若しくは第百七十八条第二項の罪又はこれらの罪の未遂罪を犯し、よって女子を死傷させた者は、無期又は五年以上の懲役に処する。 3 第百七十八条の二の罪又はその未遂罪を犯し、よって女子を死傷させた者は、無期又は六年以上の懲役に処する。 (淫行勧誘) 第百八十二条 営利の目的で、淫行の常習のない女子を勧誘して姦淫させた者は、三年以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する。 第百八十三条 削除 (重婚) 第百八十四条 配偶者のある者が重ねて婚姻をしたときは、二年以下の懲役に処する。その相手方となって婚姻をした者も、同様とする。 第二十三章 賭博及び富くじに関する罪 (賭博) 第百八十五条 賭博をした者は、五十万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。 (常習賭博及び賭博場開張等図利) 第百八十六条 常習として賭博をした者は、三年以下の懲役に処する。 2 賭博場を開張し、又は博徒を結合して利益を図った者は、三月以上五年以下の懲役に処する。 (富くじ発売等) 第百八十七条 富くじを発売した者は、二年以下の懲役又は百五十万円以下の罰金に処する。 2 富くじ発売の取次ぎをした者は、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。 3 前二項に規定するもののほか、富くじを授受した者は、二十万円以下の罰金又は科料に処する。 第二十四章 礼拝所及び墳墓に関する罪 (礼拝所不敬及び説教等妨害) 第百八十八条 神祠、仏堂、墓所その他の礼拝所に対し、公然と不敬な行為をした者は、六月以下の懲役若しくは禁錮又は十万円以下の罰金に処する。 2 説教、礼拝又は葬式を妨害した者は、一年以下の懲役若しくは禁錮又は十万円以下の罰金に処する。 (墳墓発掘) 第百八十九条 墳墓を発掘した者は、二年以下の懲役に処する。 (死体損壊等) 第百九十条 死体、遺骨、遺髪又は棺に納めてある物を損壊し、遺棄し、又は領得した者は、三年以下の懲役に処する。 (墳墓発掘死体損壊等) 第百九十一条 第百八十九条の罪を犯して、死体、遺骨、遺髪又は棺に納めてある物を損壊し、遺棄し、又は領得した者は、三月以上五年以下の懲役に処する。 (変死者密葬) 第百九十二条 検視を経ないで変死者を葬った者は、十万円以下の罰金又は科料に処する。 第二十五章 汚職の罪 (公務員職権濫用) 第百九十三条 公務員がその職権を濫用して、人に義務のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害したときは、二年以下の懲役又は禁錮に処する。 (特別公務員職権濫用) 第百九十四条 裁判、検察若しくは警察の職務を行う者又はこれらの職務を補助する者がその職権を濫用して、人を逮捕し、又は監禁したときは、六月以上十年以下の懲役又は禁錮に処する。 (特別公務員暴行陵虐) 第百九十五条 裁判、検察若しくは警察の職務を行う者又はこれらの職務を補助する者が、その職務を行うに当たり、被告人、被疑者その他の者に対して暴行又は陵辱若しくは加虐の行為をしたときは、七年以下の懲役又は禁錮に処する。 2 法令により拘禁された者を看守し又は護送する者がその拘禁された者に対して暴行又は陵辱若しくは加虐の行為をしたときも、前項と同様とする。 (特別公務員職権濫用等致死傷) 第百九十六条 前二条の罪を犯し、よって人を死傷させた者は、傷害の罪と比較して、重い刑により処断する。 (収賄、受託収賄及び事前収賄) 第百九十七条 公務員が、その職務に関し、賄賂を収受し、又はその要求若しくは約束をしたときは、五年以下の懲役に処する。この場合において、請託を受けたときは、七年以下の懲役に処する。 2 公務員になろうとする者が、その担当すべき職務に関し、請託を受けて、賄賂を収受し、又はその要求若しくは約束をしたときは、公務員となった場合において、五年以下の懲役に処する。 (第三者供賄) 第百九十七条の二 公務員が、その職務に関し、請託を受けて、第三者に賄賂を供与させ、又はその供与の要求若しくは約束をしたときは、五年以下の懲役に処する。 (加重収賄及び事後収賄) 第百九十七条の三 公務員が前二条の罪を犯し、よって不正な行為をし、又は相当の行為をしなかったときは、一年以上の有期懲役に処する。 2 公務員が、その職務上不正な行為をしたこと又は相当の行為をしなかったことに関し、賄賂を収受し、若しくはその要求若しくは約束をし、又は第三者にこれを供与させ、若しくはその供与の要求若しくは約束をしたときも、前項と同様とする。 3 公務員であった者が、その在職中に請託を受けて職務上不正な行為をしたこと又は相当の行為をしなかったことに関し、賄賂を収受し、又はその要求若しくは約束をしたときは、五年以下の懲役に処する。 (あっせん収賄) 第百九十七条の四 公務員が請託を受け、他の公務員に職務上不正な行為をさせるように、又は相当の行為をさせないようにあっせんをすること又はしたことの報酬として、賄賂を収受し、又はその要求若しくは約束をしたときは、五年以下の懲役に処する。 (没収及び追徴) 第百九十七条の五 犯人又は情を知った第三者が収受した賄賂は、没収する。その全部又は一部を没収することができないときは、その価額を追徴する。 (贈賄) 第百九十八条 第百九十七条から第百九十七条の四までに規定する賄賂を供与し、又はその申込み若しくは約束をした者は、三年以下の懲役又は二百五十万円以下の罰金に処する。 第二十六章 殺人の罪 (殺人) 第百九十九条 人を殺した者は、死刑又は無期若しくは五年以上の懲役に処する。 第二百条 削除 (予備) 第二百一条 第百九十九条の罪を犯す目的で、その予備をした者は、二年以下の懲役に処する。ただし、情状により、その刑を免除することができる。 (自殺関与及び同意殺人) 第二百二条 人を教唆し若しくは幇助して自殺させ、又は人をその嘱託を受け若しくはその承諾を得て殺した者は、六月以上七年以下の懲役又は禁錮に処する。 (未遂罪) 第二百三条 第百九十九条及び前条の罪の未遂は、罰する。 第二十七章 傷害の罪 (傷害) 第二百四条 人の身体を傷害した者は、十五年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。 (傷害致死) 第二百五条 身体を傷害し、よって人を死亡させた者は、三年以上の有期懲役に処する。 (現場助勢) 第二百六条 前二条の犯罪が行われるに当たり、現場において勢いを助けた者は、自ら人を傷害しなくても、一年以下の懲役又は十万円以下の罰金若しくは科料に処する。 (同時傷害の特例) 第二百七条 二人以上で暴行を加えて人を傷害した場合において、それぞれの暴行による傷害の軽重を知ることができず、又はその傷害を生じさせた者を知ることができないときは、共同して実行した者でなくても、共犯の例による。 (暴行) 第二百八条 暴行を加えた者が人を傷害するに至らなかったときは、二年以下の懲役若しくは三十万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。 (凶器準備集合及び結集) 第二百八条の二 二人以上の者が他人の生命、身体又は財産に対し共同して害を加える目的で集合した場合において、凶器を準備して又はその準備があることを知って集合した者は、二年以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する。 2 前項の場合において、凶器を準備して又はその準備があることを知って人を集合させた者は、三年以下の懲役に処する。 第二十八章 過失傷害の罪 (過失傷害) 第二百九条 過失により人を傷害した者は、三十万円以下の罰金又は科料に処する。 2 前項の罪は、告訴がなければ公訴を提起することができない。 (過失致死) 第二百十条 過失により人を死亡させた者は、五十万円以下の罰金に処する。 (業務上過失致死傷等) 第二百十一条 業務上必要な注意を怠り、よって人を死傷させた者は、五年以下の懲役若しくは禁錮又は百万円以下の罰金に処する。重大な過失により人を死傷させた者も、同様とする。 第二十九章 堕胎の罪 (堕胎) 第二百十二条 妊娠中の女子が薬物を用い、又はその他の方法により、堕胎したときは、一年以下の懲役に処する。 (同意堕胎及び同致死傷) 第二百十三条 女子の嘱託を受け、又はその承諾を得て堕胎させた者は、二年以下の懲役に処する。よって女子を死傷させた者は、三月以上五年以下の懲役に処する。 (業務上堕胎及び同致死傷) 第二百十四条 医師、助産師、薬剤師又は医薬品販売業者が女子の嘱託を受け、又はその承諾を得て堕胎させたときは、三月以上五年以下の懲役に処する。よって女子を死傷させたときは、六月以上七年以下の懲役に処する。 (不同意堕胎) 第二百十五条 女子の嘱託を受けないで、又はその承諾を得ないで堕胎させた者は、六月以上七年以下の懲役に処する。 2 前項の罪の未遂は、罰する。 (不同意堕胎致死傷) 第二百十六条 前条の罪を犯し、よって女子を死傷させた者は、傷害の罪と比較して、重い刑により処断する。 第三十章 遺棄の罪 (遺棄) 第二百十七条 老年、幼年、身体障害又は疾病のために扶助を必要とする者を遺棄した者は、一年以下の懲役に処する。 (保護責任者遺棄等) 第二百十八条 老年者、幼年者、身体障害者又は病者を保護する責任のある者がこれらの者を遺棄し、又はその生存に必要な保護をしなかったときは、三月以上五年以下の懲役に処する。 (遺棄等致死傷) 第二百十九条 前二条の罪を犯し、よって人を死傷させた者は、傷害の罪と比較して、重い刑により処断する。 第三十一章 逮捕及び監禁の罪 (逮捕及び監禁) 第二百二十条 不法に人を逮捕し、又は監禁した者は、三月以上七年以下の懲役に処する。 (逮捕等致死傷) 第二百二十一条 前条の罪を犯し、よって人を死傷させた者は、傷害の罪と比較して、重い刑により処断する。 第三十二章 脅迫の罪 (脅迫) 第二百二十二条 生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者は、二年以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する。 2 親族の生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者も、前項と同様とする。 (強要) 第二百二十三条 生命、身体、自由、名誉若しくは財産に対し害を加える旨を告知して脅迫し、又は暴行を用いて、人に義務のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害した者は、三年以下の懲役に処する。 2 親族の生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して脅迫し、人に義務のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害した者も、前項と同様とする。 3 前二項の罪の未遂は、罰する。 第三十三章 略取、誘拐及び人身売買の罪 (未成年者略取及び誘拐) 第二百二十四条 未成年者を略取し、又は誘拐した者は、三月以上七年以下の懲役に処する。 (営利目的等略取及び誘拐) 第二百二十五条 営利、わいせつ、結婚又は生命若しくは身体に対する加害の目的で、人を略取し、又は誘拐した者は、一年以上十年以下の懲役に処する。 (身の代金目的略取等) 第二百二十五条の二 近親者その他略取され又は誘拐された者の安否を憂慮する者の憂慮に乗じてその財物を交付させる目的で、人を略取し、又は誘拐した者は、無期又は三年以上の懲役に処する。 2 人を略取し又は誘拐した者が近親者その他略取され又は誘拐された者の安否を憂慮する者の憂慮に乗じて、その財物を交付させ、又はこれを要求する行為をしたときも、前項と同様とする。 (所在国外移送目的略取及び誘拐) 第二百二十六条 所在国外に移送する目的で、人を略取し、又は誘拐した者は、二年以上の有期懲役に処する。 (人身売買) 第二百二十六条の二 人を買い受けた者は、三月以上五年以下の懲役に処する。 2 未成年者を買い受けた者は、三月以上七年以下の懲役に処する。 3 営利、わいせつ、結婚又は生命若しくは身体に対する加害の目的で、人を買い受けた者は、一年以上十年以下の懲役に処する。 4 人を売り渡した者も、前項と同様とする。 5 所在国外に移送する目的で、人を売買した者は、二年以上の有期懲役に処する。 (被略取者等所在国外移送) 第二百二十六条の三 略取され、誘拐され、又は売買された者を所在国外に移送した者は、二年以上の有期懲役に処する。 (被略取者引渡し等) 第二百二十七条 第二百二十四条、第二百二十五条又は前三条の罪を犯した者を幇助する目的で、略取され、誘拐され、又は売買された者を引き渡し、収受し、輸送し、蔵匿し、又は隠避させた者は、三月以上五年以下の懲役に処する。 2 第二百二十五条の二第一項の罪を犯した者を幇助する目的で、略取され又は誘拐された者を引き渡し、収受し、輸送し、蔵匿し、又は隠避させた者は、一年以上十年以下の懲役に処する。 3 営利、わいせつ又は生命若しくは身体に対する加害の目的で、略取され、誘拐され、又は売買された者を引き渡し、収受し、輸送し、又は蔵匿した者は、六月以上七年以下の懲役に処する。 4 第二百二十五条の二第一項の目的で、略取され又は誘拐された者を収受した者は、二年以上の有期懲役に処する。略取され又は誘拐された者を収受した者が近親者その他略取され又は誘拐された者の安否を憂慮する者の憂慮に乗じて、その財物を交付させ、又はこれを要求する行為をしたときも、同様とする。 (未遂罪) 第二百二十八条 第二百二十四条、第二百二十五条、第二百二十五条の二第一項、第二百二十六条から第二百二十六条の三まで並びに前条第一項から第三項まで及び第四項前段の罪の未遂は、罰する。 (解放による刑の減軽) 第二百二十八条の二 第二百二十五条の二又は第二百二十七条第二項若しくは第四項の罪を犯した者が、公訴が提起される前に、略取され又は誘拐された者を安全な場所に解放したときは、その刑を減軽する。 (身の代金目的略取等予備) 第二百二十八条の三 第二百二十五条の二第一項の罪を犯す目的で、その予備をした者は、二年以下の懲役に処する。ただし、実行に着手する前に自首した者は、その刑を減軽し、又は免除する。 (親告罪) 第二百二十九条 第二百二十四条の罪、第二百二十五条の罪及びこれらの罪を幇助する目的で犯した第二百二十七条第一項の罪並びに同条第三項の罪並びにこれらの罪の未遂罪は、営利又は生命若しくは身体に対する加害の目的による場合を除き、告訴がなければ公訴を提起することができない。ただし、略取され、誘拐され、又は売買された者が犯人と婚姻をしたときは、婚姻の無効又は取消しの裁判が確定した後でなければ、告訴の効力がない。 第三十四章 名誉に対する罪 (名誉毀損) 第二百三十条 公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した者は、その事実の有無にかかわらず、三年以下の懲役若しくは禁錮又は五十万円以下の罰金に処する。 2 死者の名誉を毀損した者は、虚偽の事実を摘示することによってした場合でなければ、罰しない。 (公共の利害に関する場合の特例) 第二百三十条の二 前条第一項の行為が公共の利害に関する事実に係り、かつ、その目的が専ら公益を図ることにあったと認める場合には、事実の真否を判断し、真実であることの証明があったときは、これを罰しない。 2 前項の規定の適用については、公訴が提起されるに至っていない人の犯罪行為に関する事実は、公共の利害に関する事実とみなす。 3 前条第一項の行為が公務員又は公選による公務員の候補者に関する事実に係る場合には、事実の真否を判断し、真実であることの証明があったときは、これを罰しない。 (侮辱) 第二百三十一条 事実を摘示しなくても、公然と人を侮辱した者は、拘留又は科料に処する。 (親告罪) 第二百三十二条 この章の罪は、告訴がなければ公訴を提起することができない。 2 告訴をすることができる者が天皇、皇后、太皇太后、皇太后又は皇嗣であるときは内閣総理大臣が、外国の君主又は大統領であるときはその国の代表者がそれぞれ代わって告訴を行う。 第三十五章 信用及び業務に対する罪 (信用毀損及び業務妨害) 第二百三十三条 虚偽の風説を流布し、又は偽計を用いて、人の信用を毀損し、又はその業務を妨害した者は、三年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。 (威力業務妨害) 第二百三十四条 威力を用いて人の業務を妨害した者も、前条の例による。 (電子計算機損壊等業務妨害) 第二百三十四条の二 人の業務に使用する電子計算機若しくはその用に供する電磁的記録を損壊し、若しくは人の業務に使用する電子計算機に虚偽の情報若しくは不正な指令を与え、又はその他の方法により、電子計算機に使用目的に沿うべき動作をさせず、又は使用目的に反する動作をさせて、人の業務を妨害した者は、五年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。 2 前項の罪の未遂は、罰する。 第三十六章 窃盗及び強盗の罪 (窃盗) 第二百三十五条 他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、十年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。 (不動産侵奪) 第二百三十五条の二 他人の不動産を侵奪した者は、十年以下の懲役に処する。 (強盗) 第二百三十六条 暴行又は脅迫を用いて他人の財物を強取した者は、強盗の罪とし、五年以上の有期懲役に処する。 2 前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする。 (強盗予備) 第二百三十七条 強盗の罪を犯す目的で、その予備をした者は、二年以下の懲役に処する。 (事後強盗) 第二百三十八条 窃盗が、財物を得てこれを取り返されることを防ぎ、逮捕を免れ、又は罪跡を隠滅するために、暴行又は脅迫をしたときは、強盗として論ずる。 (昏酔強盗) 第二百三十九条 人を昏酔させてその財物を盗取した者は、強盗として論ずる。 (強盗致死傷) 第二百四十条 強盗が、人を負傷させたときは無期又は六年以上の懲役に処し、死亡させたときは死刑又は無期懲役に処する。 (強盗強姦及び同致死) 第二百四十一条 強盗が女子を強姦したときは、無期又は七年以上の懲役に処する。よって女子を死亡させたときは、死刑又は無期懲役に処する。 (他人の占有等に係る自己の財物) 第二百四十二条 自己の財物であっても、他人が占有し、又は公務所の命令により他人が看守するものであるときは、この章の罪については、他人の財物とみなす。 (未遂罪) 第二百四十三条 第二百三十五条から第二百三十六条まで及び第二百三十八条から第二百四十一条までの罪の未遂は、罰する。 (親族間の犯罪に関する特例) 第二百四十四条 配偶者、直系血族又は同居の親族との間で第二百三十五条の罪、第二百三十五条の二の罪又はこれらの罪の未遂罪を犯した者は、その刑を免除する。 2 前項に規定する親族以外の親族との間で犯した同項に規定する罪は、告訴がなければ公訴を提起することができない。 3 前二項の規定は、親族でない共犯については、適用しない。 (電気) 第二百四十五条 この章の罪については、電気は、財物とみなす。 第三十七章 詐欺及び恐喝の罪 (詐欺) 第二百四十六条 人を欺いて財物を交付させた者は、十年以下の懲役に処する。 2 前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする。 (電子計算機使用詐欺) 第二百四十六条の二 前条に規定するもののほか、人の事務処理に使用する電子計算機に虚偽の情報若しくは不正な指令を与えて財産権の得喪若しくは変更に係る不実の電磁的記録を作り、又は財産権の得喪若しくは変更に係る虚偽の電磁的記録を人の事務処理の用に供して、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者は、十年以下の懲役に処する。 (背任) 第二百四十七条 他人のためにその事務を処理する者が、自己若しくは第三者の利益を図り又は本人に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、本人に財産上の損害を加えたときは、五年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。 (準詐欺) 第二百四十八条 未成年者の知慮浅薄又は人の心神耗弱に乗じて、その財物を交付させ、又は財産上不法の利益を得、若しくは他人にこれを得させた者は、十年以下の懲役に処する。 (恐喝) 第二百四十九条 人を恐喝して財物を交付させた者は、十年以下の懲役に処する。 2 前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする。 (未遂罪) 第二百五十条 この章の罪の未遂は、罰する。 (準用) 第二百五十一条 第二百四十二条、第二百四十四条及び第二百四十五条の規定は、この章の罪について準用する。 第三十八章 横領の罪 (横領) 第二百五十二条 自己の占有する他人の物を横領した者は、五年以下の懲役に処する。 2 自己の物であっても、公務所から保管を命ぜられた場合において、これを横領した者も、前項と同様とする。 (業務上横領) 第二百五十三条 業務上自己の占有する他人の物を横領した者は、十年以下の懲役に処する。 (遺失物等横領) 第二百五十四条 遺失物、漂流物その他占有を離れた他人の物を横領した者は、一年以下の懲役又は十万円以下の罰金若しくは科料に処する。 (準用) 第二百五十五条 第二百四十四条の規定は、この章の罪について準用する。 第三十九章 盗品等に関する罪 (盗品譲受け等) 第二百五十六条 盗品その他財産に対する罪に当たる行為によって領得された物を無償で譲り受けた者は、三年以下の懲役に処する。 2 前項に規定する物を運搬し、保管し、若しくは有償で譲り受け、又はその有償の処分のあっせんをした者は、十年以下の懲役及び五十万円以下の罰金に処する。 (親族等の間の犯罪に関する特例) 第二百五十七条 配偶者との間又は直系血族、同居の親族若しくはこれらの者の配偶者との間で前条の罪を犯した者は、その刑を免除する。 2 前項の規定は、親族でない共犯については、適用しない。 第四十章 毀棄及び隠匿の罪 (公用文書等毀棄) 第二百五十八条 公務所の用に供する文書又は電磁的記録を毀棄した者は、三月以上七年以下の懲役に処する。 (私用文書等毀棄) 第二百五十九条 権利又は義務に関する他人の文書又は電磁的記録を毀棄した者は、五年以下の懲役に処する。 (建造物等損壊及び同致死傷) 第二百六十条 他人の建造物又は艦船を損壊した者は、五年以下の懲役に処する。よって人を死傷させた者は、傷害の罪と比較して、重い刑により処断する。 (器物損壊等) 第二百六十一条 前三条に規定するもののほか、他人の物を損壊し、又は傷害した者は、三年以下の懲役又は三十万円以下の罰金若しくは科料に処する。 (自己の物の損壊等) 第二百六十二条 自己の物であっても、差押えを受け、物権を負担し、又は賃貸したものを損壊し、又は傷害したときは、前三条の例による。 (境界損壊) 第二百六十二条の二 境界標を損壊し、移動し、若しくは除去し、又はその他の方法により、土地の境界を認識することができないようにした者は、五年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。 (信書隠匿) 第二百六十三条 他人の信書を隠匿した者は、六月以下の懲役若しくは禁錮又は十万円以下の罰金若しくは科料に処する。 (親告罪) 第二百六十四条 第二百五十九条、第二百六十一条及び前条の罪は、告訴がなければ公訴を提起することができない。 附 則 (昭和一六年三月一二日法律第六一号) 本法施行ノ期日ハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム 附 則 (昭和二二年一〇月二六日法律第一二四号) ○1 この法律は、公布の日から起算して二十日を経過した日から、これを施行する。 ○2 第二十六条第二項の改正規定は、刑の執行猶予の言渡を受けた者がこの法律施行前に更に罪を犯した場合については、これを適用しない。 ○3 第三十四条ノ二の改正規定は、この法律施行前に刑の言渡又は刑の免除の言渡を受けた者にもこれを適用する。 ○4 この法律施行前の行為については、刑法第五十五条、第二百八条第二項、第二百十一条後段、第二百四十四条及び第二百五十七条の改正規定にかかわらず、なお従前の例による。 附 則 (昭和二八年八月一〇日法律第一九五号) 抄 1 この法律の施行期日は、昭和二八年十二月三十一日までの間において政令で定める。 附 則 (昭和二九年四月一日法律第五七号) 抄 1 この法律は、昭和二九年八月三十一日までの間において政令で定める日から施行する。但し、刑法第一条第二項の改正規定及び附則第三項の規定は、公布の日から施行する。 2 この法律による改正後の刑法第二十五条ノ二第一項前段の規定は、この法律の施行前に犯された罪については、適用しない。但し、その罪とこの法律の施行後に犯された罪とにつき、刑法第四十七条又は第四十八条第二項の規定を適用して処断すべきときは、この限りでない。 附 則 (昭和三三年四月三〇日法律第一〇七号) 1 この法律は、公布の日から起算して二十日を経過した日から施行する。 2 この法律の施行前の行為については、なお従前の例による。 3 罰金等臨時措置法(昭和二十三年法律第二百五十一号)第三条第一項の規定は、この法律による改正後の刑法第百五条ノ二、第百九十八条第二項及び第二百八条ノ二第一項の罪につき定めた罰金についても、適用されるものとする。 附 則 (昭和三五年五月一六日法律第八三号) 1 この法律は、公布の日から起算して二十日を経過した日から施行する。 2 罰金等臨時措置法(昭和二十三年法律第二百五十一号)第三条第一項の規定は、この法律による改正後の刑法第二百六十二条ノ二の罪につき定めた罰金についても、適用されるものとする。 附 則 (昭和三九年六月三〇日法律第一二四号) 1 この法律は、公布の日から起算して二十日を経過した日から施行する。 2 この法律の施行前にした行為については、この法律による改正後の刑法第二百二十八条ノ二及び第二百二十九条の規定にかかわらず、なお従前の例による。 附 則 (昭和四三年五月二一日法律第六一号) 1 この法律は、公布の日から起算して二十日を経過した日から施行する。 2 この法律による改正後の刑法第四十五条の規定は、数罪中のある罪につき罰金以下の刑に処し、又は刑を免除する裁判がこの法律の施行前に確定した場合における当該数罪についても、適用する。ただし、当該数罪のすべてがこの法律の施行前に犯されたものであり、かつ、改正後の同条の規定を適用することが改正前の同条の規定を適用するよりも犯人に不利益となるときは、当該数罪については、改正前の同条の規定を適用する。 3 前項の規定は、この法律の施行前に確定した裁判の執行につき従前の例によることを妨げるものではない。 附 則 (昭和五五年四月三〇日法律第三〇号) この法律は、公布の日から施行する。 附 則 (昭和六二年六月二日法律第五二号) 抄 (施行期日) 1 この法律は、公布の日から起算して二十日を経過した日から施行する。ただし、第一条中刑法第四条の次に一条を加える改正規定、第二条及び第三条の規定並びに次項の規定及び附則第四項中新東京国際空港の安全確保に関する緊急措置法(昭和五十三年法律第四十二号)第二条第一項第十一号の改正規定は、国際的に保護される者(外交官を含む。)に対する犯罪の防止及び処罰に関する条約又は人質をとる行為に関する国際条約が日本国について効力を生ずる日から施行する。 (経過措置) 2 改正後の刑法第四条ノ二の規定並びに人質による強要行為等の処罰に関する法律第五条及び暴力行為等処罰に関する法律第一条ノ二第三項の規定(刑法第四条ノ二に係る部分に限る。)は、前項ただし書に規定する規定の施行の日以後に日本国について効力を生ずる条約並びに戦地にある軍隊の傷者及び病者の状態の改善に関する千九百四十九年八月十二日のジュネーヴ条約、海上にある軍隊の傷者、病者及び難船者の状態の改善に関する千九百四十九年八月十二日のジュネーヴ条約、捕虜の待遇に関する千九百四十九年八月十二日のジュネーヴ条約及び戦時における文民の保護に関する千九百四十九年八月十二日のジュネーヴ条約により日本国外において犯したときであつても罰すべきものとされる罪に限り適用する。 (罰金等臨時措置法の適用) 3 罰金等臨時措置法(昭和二十三年法律第二百五十一号)第三条第一項の規定は、この法律による改正後の刑法第百六十一条ノ二及び第二百三十四条ノ二の罪につき定めた罰金についても、適用されるものとする。 附 則 (平成三年四月一七日法律第三一号) 抄 (施行期日) 1 この法律は、公布の日から起算して二十日を経過した日から施行する。 (条例の罰則に関する経過措置) 2 条例の罰則でこの法律の施行の際現に効力を有するものについては、この法律による改正後の刑法第十五条及び第十七条の規定にかかわらず、この法律の施行の日から一年を経過するまでは、なお従前の例による。その期限前にした行為に対してこれらの罰則を適用する場合には、その期限の経過後においても、同様とする。 (罰金の執行猶予の限度に関する経過措置) 3 この法律による改正後の刑法第二十五条の規定は、この法律の施行前にした行為についても、適用する。 附 則 (平成七年五月一二日法律第九一号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律は、公布の日から起算して二十日を経過した日から施行する。 (経過措置) 第二条 この法律の施行前にした行為の処罰並びに施行前に確定した裁判の効力及びその執行については、なお従前の例による。ただし、この法律による改正前の刑法第二百条、第二百五条第二項、第二百十八条第二項及び第二百二十条第二項の規定の適用については、この限りでない。 2 前項の規定にかかわらず、併合罪として処断すべき罪にこの法律の施行前に犯したものと施行後に犯したものがあるときは、この法律による改正後の刑法(以下この条において「新法」という。)第十条、第十四条、第四十五条から第五十条まで及び第五十三条の規定を適用し、一個の行為が二個以上の罪名に触れる場合又は犯罪の手段若しくは結果である行為が他の罪名に触れる場合において、これらの罪名に触れる行為にこの法律の施行前のものと施行後のものがあるときは、新法第十条及び第五十四条(同条第二項において適用する第四十九条第二項を含む。)の規定を適用する。 3 前項の規定により同項に規定する新法の規定を適用した後の刑の加重減軽、刑の執行の猶予その他の主刑の適用に関する処理については、新法の規定を適用する。 附 則 (平成一三年七月四日法律第九七号) 抄 (施行期日) 1 この法律は、公布の日から起算して二十日を経過した日から施行する。 附 則 (平成一三年一二月五日法律第一三八号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律は、公布の日から起算して二十日を経過した日から施行する。 (経過措置) 第二条 この法律の施行前にした行為の処罰については、なお従前の例による。 附 則 (平成一三年一二月一二日法律第一五三号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律は、公布の日から起算して六月を超えない範囲内において政令で定める日から施行する。 (処分、手続等に関する経過措置) 第四十二条 この法律の施行前に改正前のそれぞれの法律(これに基づく命令を含む。以下この条において同じ。)の規定によってした処分、手続その他の行為であって、改正後のそれぞれの法律の規定に相当の規定があるものは、この附則に別段の定めがあるものを除き、改正後のそれぞれの法律の相当の規定によってしたものとみなす。 (罰則に関する経過措置) 第四十三条 この法律の施行前にした行為及びこの附則の規定によりなお従前の例によることとされる場合におけるこの法律の施行後にした行為に対する罰則の適用については、なお従前の例による。 (経過措置の政令への委任) 第四十四条 この附則に規定するもののほか、この法律の施行に関し必要な経過措置は、政令で定める。 附 則 (平成一五年七月一八日法律第一二二号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律は、公布の日から起算して二十日を経過した日から施行する。 (経過措置) 第二条 この法律による改正後の刑法第三条の二の規定並びに附則第三条による改正後の暴力行為等処罰に関する法律(大正十五年法律第六十号)第一条ノ二第三項及び附則第四条による改正後の人質による強要行為等の処罰に関する法律(昭和五十三年法律第四十八号)第五条の規定(刑法第三条の二に係る部分に限る。)は、この法律の施行前にした行為については、適用しない。 附 則 (平成一五年八月一日法律第一三八号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律は、公布の日から起算して九月を超えない範囲内において政令で定める日から施行する。 附 則 (平成一六年六月一八日法律第一一五号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律は、第一追加議定書が日本国について効力を生ずる日から施行する。ただし、附則第三条の規定は、公布の日から起算して二十日を経過した日から施行する。 附 則 (平成一六年一二月八日法律第一五六号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律は、公布の日から起算して三月を超えない範囲内において政令で定める日から施行する。 第三条 この法律の施行前にした第一条の規定による改正前の刑法(以下「旧法」という。)第二百四十条の罪に当たる行為の処罰については、なお従前の例による。 2 この法律の施行前に犯した罪の公訴時効の期間については、第二条の規定による改正後の刑事訴訟法第二百五十条の規定にかかわらず、なお従前の例による。 第四条 併合罪として処断すべき罪にこの法律の施行前に犯したものと施行後に犯したものがある場合において、これらの罪について刑法第四十七条の規定により併合罪として有期の懲役又は禁錮の加重をするときは、旧法第十四条の規定を適用する。ただし、これらの罪のうちこの法律の施行後に犯したもののみについて第一条の規定による改正後の刑法第十四条の規定を適用して処断することとした場合の刑が、これらの罪のすべてについて旧法第十四条の規定を適用して処断することとした場合の刑より重い刑となるときは、その重い刑をもって処断する。 附 則 (平成一七年五月二五日法律第五〇号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律は、公布の日から起算して一年を超えない範囲内において政令で定める日から施行する。 (検討) 第四十一条 政府は、施行日から五年以内に、この法律の施行の状況について検討を加え、必要があると認めるときは、その結果に基づいて所要の措置を講ずるものとする。 附 則 (平成一七年六月二二日法律第六六号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律は、公布の日から起算して二十日を経過した日から施行する。 (調整規定) 第二条 この法律の施行の日が犯罪の国際化及び組織化並びに情報処理の高度化に対処するための刑法等の一部を改正する法律の施行の日前である場合には、第一条のうち刑法第三条第十二号及び第三条の二第五号の改正規定中「第三条第十二号」とあるのは「第三条第十一号」とし、第四条のうち組織的犯罪処罰法第三条第一項第八号の改正規定中「第三条第一項第八号」とあるのは「第三条第一項第四号」とする。 第三条 この法律の施行の日が犯罪の国際化及び組織化並びに情報処理の高度化に対処するための刑法等の一部を改正する法律の施行の日前である場合には、同法の施行の日の前日までの間における組織的犯罪処罰法別表の規定の適用については、同表第二号ワ中「国外移送目的略取等、被略取者収受等」とあるのは、「所在国外移送目的略取及び誘拐、人身売買、被略取者等所在国外移送、被略取者引渡し等」とする。 第四条 この法律の施行の日が旅券法及び組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律の一部を改正する法律第一条中旅券法第二十三条の改正規定の施行の日前である場合には、当該改正規定の施行の日の前日までの間における第三条の規定による改正後の出入国管理及び難民認定法第二十四条第四号ニ及びヨ並びに第二十四条の二第二号の規定の適用については、同法第二十四条第四号ニ中「旅券法(昭和二十六年法律第二百六十七号)第二十三条第一項(第六号を除く。)から第三項までの罪により刑に処せられた者」とあるのは「削除」とし、同号ヨ中「イからカまで」とあるのは「イからハまで及びホからカまで」とし、同法第二十四条の二第二号中「第四号ハ」とあるのは「第四号ハ及びホ」とする。 2 附則第一条第三号に掲げる規定の施行の日が旅券法及び組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律の一部を改正する法律第一条中旅券法第二十三条の改正規定の施行の日前である場合には、当該改正規定の施行の日の前日までの間における第三条の規定による改正後の出入国管理及び難民認定法第六十一条の二の二第一項第三号及び第六十一条の二の四第一項第五号の規定の適用については、これらの規定中「第四号ハ」とあるのは、「第四号ハ及びホ」とする。 第五条 附則第一条第四号に掲げる規定の施行の日が旅券法及び組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律の一部を改正する法律第二条の規定の施行の日前である場合には、第四条のうち、組織的犯罪処罰法第二条第二項第一号イの改正規定中「別表第一第一号、第二号若しくは第四号から第六号まで」を「別表第一(第三号を除く。)」とあるのは「、第四号若しくは第五号」を「若しくは第四号から第九号まで」とし、組織的犯罪処罰法別表第一第四号ニ中「ト」を「ル」に改め、同号ト中「ヘ」を「ヌ」に改め、同号中トをルとし、ヘをヌとし、ホをヘとし、ヘの次にト、チ及びリを加える改正規定中「別表第一第四号ニ中「ト」を「ル」に改め、同号ト中「ヘ」を「ヌ」に改め、同号中トをルとし、」とあるのは「別表第一第四号ニ中「ヘ」を「ヌ」に改め、同号ヘ中「ホ」を「リ」に改め、同号中」とし、組織的犯罪処罰法別表第一中第六号を第十号とし、第五号を第六号とし、同号の次に三号を加える改正規定中「第六号を第十号とし、第五号」とあるのは「第五号」とする。 2 前項の場合において、旅券法及び組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律の一部を改正する法律第二条のうち、組織的犯罪処罰法第二条第二項第一号イの改正規定中「、第四号若しくは第五号」を「若しくは第四号から第六号まで」とあるのは「別表第一第一号、第二号若しくは第四号から第九号まで」を「別表第一(第三号を除く。)」とし、組織的犯罪処罰法別表第一第四号ニ中「ヘ」を「ト」に改め、同号ヘ中「ホ」を「ヘ」に改め、同号中ヘをトとし、ホの次にヘを加える改正規定中「別表第一第四号ニ中「ヘ」を「ト」に改め、同号ヘ中「ホ」を「ヘ」に改め、同号中ヘをトとし、ホ」とあるのは「別表第一第四号ニ中「ヌ」を「ル」に改め、同号ヌ中「リ」を「ヌ」に改め、同号中ヌをルとし、リ」とし、「ヘ 旅券法」とあるのは「ヌ 旅券法」とし、組織的犯罪処罰法別表第一に一号を加える改正規定中「六 旅券法」とあるのは「十 旅券法」とする。 (罰則に関する経過措置) 第十条 この法律の施行前にした行為に対する罰則の適用については、なお従前の例による。 附 則 (平成一八年五月八日法律第三六号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律は、公布の日から起算して二十日を経過した日から施行する。 (経過措置) 第二条 次に掲げる罰金又は科料の執行(労役場留置の執行を含む。)については、第一条の規定による改正後の刑法第十八条の規定にかかわらず、なお従前の例による。 一 この法律の施行前にした行為について科せられた罰金又は科料 二 刑法第四十八条第二項の規定により併合罪として処断された罪にこの法律の施行前に犯したものと施行後に犯したものがある場合において、これらの罪に当たる行為について科せられた罰金 附 則 (平成一九年五月二三日法律第五四号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律は、公布の日から起算して二十日を経過した日から施行する。 (経過措置) 第二条 この法律の施行前にした行為の処罰については、なお従前の例による。 附 則 (平成二二年四月二七日法律第二六号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律は、公布の日から施行する。 (経過措置) 第二条 この法律の施行前に確定した刑の時効の期間については、第一条の規定による改正後の刑法第三十一条、第三十二条及び第三十四条第一項の規定にかかわらず、なお従前の例による。 附 則 (平成二三年六月二四日法律第七四号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律は、公布の日から起算して二十日を経過した日から施行する。 附 則 (平成二五年六月一九日法律第四九号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律は、公布の日から起算して三年を超えない範囲内において政令で定める日から施行する。 (経過措置) 第二条 第一条の規定による改正後の刑法第二十七条の二第一項の規定は、この法律の施行前にした行為についても、適用する。 2 第三条の規定による改正後の更生保護法第五十一条第二項第六号(売春防止法(昭和三十一年法律第百十八号)第二十六条第二項において準用する場合を含む。)の規定は、前条ただし書に規定する規定の施行前に次に掲げる決定又は言渡しを受け、これにより保護観察に付されている者に対する当該保護観察については、適用しない。 一 少年法(昭和二十三年法律第百六十八号)第二十四条第一項第一号の保護処分の決定 二 少年院からの仮退院を許す旨の決定 三 仮釈放を許す旨の決定 四 刑法第二十五条の二第一項の規定による保護観察に付する旨の言渡し 五 婦人補導院からの仮退院を許す旨の決定 3 第三条の規定による改正後の更生保護法第四十九条第一項及び第六十五条の三の規定は、この法律の施行前に前項各号に掲げる決定又は言渡しを受け、これにより保護観察に付されている者に対する当該保護観察については、適用しない。 附 則 (平成二五年一一月二七日法律第八六号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律は、公布の日から起算して六月を超えない範囲内において政令で定める日から施行する。 (罰則の適用等に関する経過措置) 第十四条 この法律の施行前にした行為に対する罰則の適用については、なお従前の例による。 第十五条 前条の規定によりなお従前の例によることとされる附則第二条の規定による改正前の刑法第二百十一条第二項の罪は、附則第三条の規定による改正後の刑事訴訟法第三百十六条の三十三第一項の規定の適用については同項第四号に掲げる罪と、附則第四条の規定による改正後の少年法第二十二条の四第一項の規定の適用については同項第三号に掲げる罪とみなす。 第十六条 この法律の施行前に附則第二条の規定による改正前の刑法第二百八条の二(附則第十四条の規定によりなお従前の例によることとされる場合における当該規定を含む。)の罪を犯した者に対する附則第五条の規定による改正後の出入国管理及び難民認定法第五条第一項第九号の二、第二十四条第四号の二、第二十四条の三第三号、第六十一条の二の二第一項第四号及び第六十一条の二の四第一項第七号の規定の適用については、これらの規定中「第十六条の罪又は」とあるのは「第十六条の罪、」と、「第六条第一項」とあるのは「第六条第一項の罪又は同法附則第二条の規定による改正前の刑法第二百八条の二(自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律附則第十四条の規定によりなお従前の例によることとされる場合における当該規定を含む。)」とする。
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寒さの中にも遠からぬ春の訪れを感じる昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか。 例年恒例の行事となりました3月3日の雛祭りに関する催しについて、 今年も星鋼京政府より、例年通り実施させて頂きます。 この行事は、寒さが少しずつ和らぐ季節に、 厳しい冬を越えて子供が無事育った喜びと感謝を示すと共に、 この一年も健やかに育つ事を願って行われるとされます。 分けても、花の訪れが近い時期という事に掛けて、 女の子が健やかな美しい女性に成長する事を祈るとも言われております。 星鋼京政府主催の催しにつきましては、 お立ち寄り頂きました皆様にもれなくお祝い品をお渡しさせて頂きますが、 特に女のお子様が居られるご家庭の方は、ぜひお立ち寄り下さいませ。 文責:星鋼京執政 吾妻 勲 承認:星鋼京藩王 セタ・ロスティフンケ・フシミ子爵 /*/ 1.贈答品 桃の花の生花 木彫りの男雛と女雛の人形 布製の男雛と女雛の人形 祝菓子:雛クッキー詰め合わせ 上記のものを、配布場所に来て頂いた方にお渡しします。 2.贈答会場 政庁および各種公共施設、児童館 主要ボート乗り場 X(関係者通達項目).留意事項 警備計画は近衛兵を中心に、天球市全体をカバーする事。第一層も警備する事。 不審物や不審者の扱いには十分注意すること。宰相府・ISSとの連携を密にすること。
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憲兵機関に関するカザフスタン共和国法 本法は、カザフスタン共和国軍、国家保安及び内務機関の憲兵機関(以下「憲兵機関」という。)の法的基盤、原則、任務及びシステムを定める。 第1章 総則 第1条 憲兵機関の地位 憲兵機関は、組織的にカザフスタン共和国軍、国家保安機関、内務省国内軍の編成に入り、カザフスタン共和国軍、準軍隊及び軍事部隊における法秩序の保障に関する機能を実施する特殊部隊部署である。 第2条 憲兵機関の活動の法的基盤 憲兵機関の活動の法的基盤は、カザフスタン共和国憲法、本法、カザフスタン共和国のその他の規範法令、並びにカザフスタン共和国が批准した国際条約が構成する。 第3条 憲兵機関の活動の原則 憲兵機関の活動は、適法性、総合指導、公開性、法の前の全ての者の平等、人間及び市民の権利と自由の尊重及び遵守の原則において構築される。 第4条 憲兵機関のシステム及び機構 1.憲兵機関は、カザフスタン共和国軍、国家保安機関及び内務省国内軍において創設される。 2.憲兵機関部署の創設、再編及び廃止は、カザフスタン共和国の法令により定められた秩序において、カザフスタン共和国国防相、内務相、国家保安委員会議長が実施する。 3.憲兵機関の活動の指導は、しかるべき責任者が実施し、その機構及び定数を規定する。 第6条 国家機関及び組織、責任者と憲兵機関の協働及び協力 1.憲兵機関は、法令により定められた範囲内において、カザフスタン共和国の法保護その他の国家機関と協同で、その活動を実施し、その管轄に属する問題に関して、相互に通報する。 2.軍事部隊司令部、軍事統制機関及び軍人は、その委任された任務の遂行において、憲兵機関に協力する義務を有する。 第2章 憲兵機関の権限 第7条 憲兵機関の権限 第8条 憲兵機関の権利 第9条 憲兵機関の義務 第10条 憲兵機関職員の責任 1.職務義務の不適切な履行又はその職務上の地位の濫用に対して、憲兵機関職員は、カザフスタン共和国の法令に従い、規律上、刑事その他の責任を負う。 2.憲兵機関職員の行為(不作為)は、カザフスタン共和国の法令により定められた秩序において、不服申立することができる。 第3章 憲兵機関職員による火器、特殊手段及び物理的戦力の使用 第11条 火器の使用 第12条 特殊手段及び物理的戦力の使用 第4章 憲兵機関職員の要員構成、社会的及び法的保護 第13条 憲兵機関の要員構成 第14条 憲兵機関の軍人の社会的及び法的保護 第15条 憲兵機関の活動における適法性の遵守に対する監督 憲兵機関の活動における適法性の遵守に対する監督は、カザフスタン共和国検事総長及びその従属軍事検事が実施する。
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FCASセージ ここでは、FCASセージに関する考察などを取り扱います。 ステータス スキル 装備 育成 狩場