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他の土地に暮らす者に比べれば慣れているとは言っても、雪道を走るのは楽なこと ではない。凍結した地面の上に積もった新雪を踏みしめながら、彼は背後に迫る 帝国軍よりも先に炭坑の奥へ辿り着かなければならなかった。 炭坑を守る最後の切り札、それを解放するのが彼に課せられた任務である。 走り続ける男の脳裏によみがえるのは、今見たばかりの悪夢の光景。魔導アーマーに 搭乗していたあの無表情の少女は、雪の上に僅かに残った仲間の骨を踏み越えた。 新雪を踏みしめるのとは明らかに違う、骨が砕かれる小さな音が耳から離れない。 数時間前まで、それは確かに会話を交わしていた仲間だったのに。 (くそっ、化け物め……!) 思わず足がもつれた。辛うじて転倒は免れたものの、派手に雪を蹴散らしながら大きく 体勢を崩した。それでも炭坑へ向かう足は止めなかった。 仲間達の命を次々と飲み込んでいった魔導アーマー。あんな化け物に対抗できる力は、 もう1つしか残されていなかった。 それはこれまで、忌むべき存在として炭坑の奥で眠っていたもの。呼び覚ますためには 自らの命を差し出す覚悟さえも必要とする程の存在。しかし、今となっては頼れるのは それだけだった。 帝国に踏みにじられた仲間達の命を、無駄にするわけにはいかない。 彼は意を決し、檻の向こうの闇を見つめた。
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【名前】日々野 ねむ 【学年】2年 【種族】人間 【能力】生き物の心を暖かくする/浮く(ただし1m以下。無重力ではない。1日に2回位しか使えない。) 【性格】大人びている。怖い物知らず。身長が低いことを気にしている。頭は良くも悪くもない。無表情だが、食事は美味しそうに食べる。本を読むことが好き。ゲームをすることも好きだが、あまり上手くはない。趣味に没頭してオールする時もしばしばある。寒がり。 【容姿】目に付きそうな位の前髪ぱっつん。触覚(前髪の隣にある顔周りの髪の毛)は肩に少し付く位。後ろ髪は肘まであって、赤い紐で(リボン結びで)下の方で緩く二つぐくりをしている。髪は少しふわふわしていて、色は白い。丸顔。目はジト目で色は黄色い。 黒いパーカーを来ていてチャックを閉めていない。パーカーの袖は少しだけ余っている。パーカーの中は、学校指定のシャツで赤いネクタイをしてる。赤いスカートで、黒いタイツ、薄い赤色のスニーカーを履いている。身長は145cmで、小学生と間違われることが多い。 【委員会】図書委員会 【部活】イラスト部 【備考】赤色が大好き。 【SV】「私は日々野ねむ。宜しく。」「あの…さあ、身長のことからかうのやめてくれない?」「う…ゲーム、どうしたら上手くなるのか」
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「ふゆき、いるか?」 聞きなれた声と共に、ドアが唐突に開けられた。 ここが保健室であるということを、この人はいつになったら理解してくれるのでしょうか。 「ノックしてくださいね、桜庭先生。――なんですか」 「ちょっとな」 いつものように火のついてないタバコをくわえて、白衣のポケットに両手を突っ込んで、 しかしいつもと違って、言葉が微妙に濁される。 「なんですか? また『結婚してくれ』ですか?」 「いや、今日はそれはいい」 「……」 え? 「実は指を……どうした?」 「え? あ、ああ、いえ。別に」 「そうか? まあいい。それより、ちょっと指を切ってしまってな。手当てしてくれ」 「……わかりました。珍しいですね」 桜庭先生を丸椅子に促し、傷を見せてもらう。 深いというほど深くはないけれど、舐めておけば治るというものでもない。 「何で切ったんです?」 「紙だ」 なるほど。 たまにありますね、そういうことも。 消毒液と傷薬を取り出す。脱脂綿を消毒液に浸し、傷口に近づける。 「少し沁みますよ」 「む」 無表情の眉が少しだけ寄る。 脱脂綿を取り替えて、今度は傷薬をつける。ガーゼを当て、傷テープで固定。 「――はい。お風呂はそのまま入っても構いませんが、上がったら絆創膏に張り替えてくださいね」 「うむ」 桜庭先生がうなずいたのを受けて、用意した治療具を片付ける。 「ふゆき」 「なんですか」 「言ってほしかったのか?」 「……」 片付けの手が止まってしまった。それはもう、あからさまに。 「何をです?」 「いつものアレだ」 自分で言いますか、「いつもの」なんて。 振り返り、向き直る。 「そんなわけないでしょう。……『今日はいい』なんて、何かあったのかなとは思いましたけど」 「そうか」 無表情に言って、 「――いや、なに」 桜庭先生は指を立てる。 「場所が場所だけにな、下手に動揺させてで手当てをしくじられてはたまらんと思ってな」 たった今、私が手当てをした、左手の薬指を。 「逆効果だったか」 「……なんでそうなるんですか」 ため息をついた。 「気を遣うなら、もう少しまともな遣い方をしてください」 「まともなつもりなんだがな」 両手がポケットに仕舞われる。 「では、私は戻る」 「そうしてください」 「ふゆき」 「なんですか」 ぴこ、と。 くわえられたタバコが小さく跳ねて、くわえた口元が小さく微笑んだ。 「結婚してくれ」 「……仕事に戻ってください」 そして私も、微笑んだ。 コメントフォーム 名前 コメント 桜庭センセが激渋な件 -- 名無しさん (2009-01-22 01 14 26) やっぱひかる×ふゆきが最強だな -- 名無しさん (2009-01-22 01 10 33) いいわ〜! 最近ひかふゆが密やかに好きでたまりませんw 良ssGJです!!! -- 名無しさん (2008-10-27 08 40 36) とってもほんわかした気分になりますた あぁ・・・和むわあ・・・ -- 名無しさん (2008-10-12 20 08 30)
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Departures Departures Departures Second Engine コメント 同人グループ「御茶ノ水電子製作所」によるフリーゲーム。 Departures ルカリオorラティオス:バド 前者は主人公っぽいイメージ。後者は兄のイメージ エネコorラティアス:セリナ 前者は色重視。後者はバドとの兼ね合いを考えて クチート:フィーネ 性格うっかりや 色違いドレディア:マリー 性格なまいき ラプラス:エメルダ ゴウカザル:ゴーン 鍛冶屋→炎・格闘タイプ サーナイト:メル 色重視。ものしりメガネ必携 ザングース:トゥダス 顔に傷があるので ジュカイン:リオン 性格ようき Departures Second Engine プラスル:ユエリエ・ソア 性格ひかえめ マイナン:モエリア・ソア 性格なまいき ミミロップ:アイズ・ハイヴェン 性格ようき エーフィ:シェスタ・エルマー 色重視。性格ゆうかん 色違いルカリオ:レイアノース・ノイエ 性格いじっぱり 色違いエルレイド:ロアン・オルレッツ 性格まじめ アギルダー:カルコン・リシュウ 性格れいせい ムウマージ:占い師 ロコン:ミミ 色重視 色違いモロバレル:マルコ 色違いネイティオ:ロン・パウア 終始無表情なので ローブシン:ホトル トゲチック:レンティ ブルンゲル♂:ルドス・エルマー ドレディア:セシリー・デフォン レシラム:ミュラン 髪の色が似てるので ダイケンキ:ビクタ・ハイヴェン コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る ↓追加しました。 -- (フック金田) 2012-09-08 08 39 49 草案 Departures Second Engine プラスル:ユエリエ・ソア 性格ひかえめ マイナン:モエリア・ソア 性格なまいき ミミロップ:アイズ・ハイヴェン 性格ようき エーフィ:シェスタ・エルマー 色重視。性格ゆうかん 色違いルカリオ:レイアノース・ノイエ 性格いじっぱり 色違いエルレイド:ロアン・オルレッツ 性格まじめ アギルダー:カルコン・リシュウ 性格れいせい ムウマージ:占い師 ロコン:ミミ 色重視 色違いモロバレル:マルコ 色違いネイティオ:ロン・パウア 終始無表情なので ローブシン:ホトル トゲチック:レンティ ブルンゲル♂:ルドス・エルマー ドレディア:セシリー・デフォン レシラム:ミュラン 髪の色が似てるので ダイケンキ:ビクタ・ハイヴェン -- (ユリス) 2012-07-31 21 24 48
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ニャオニクス 2016/1/2 基本データ、その他設定・情報など更新 (イラストは特に描いていません) 基本データ 分類/タイプ/とくせい/ よくせいポケモン/エスパー/するどいめ・すりぬけ(いたずらごころ・かちき) たかさ/おもさ 0.6m/8.5kg 種族値 合計466 HP 74 こうげき 48 ぼうぎょ 76 とくこう 83 とくぼう 81 すばやさ 104 似合いそうなわざ てだすけ:2匹同士で手助けしそう。 その他設定・情報など ゲームでは ニャスパーの進化系。 ♂と♀で姿と覚える技がちがう。 耳の内側に強力なサイコパワーを放出する 目玉模様の器官を持っており、 普段は隠しているが危険が迫ると耳を持ち上げて 10トントラックを捻り潰すサイコパワーを解放する。 無表情で気持ちをあまり外に出さないが、その無愛想な所に ひかれるトレーナーもいるらしい。 (まだまだ未完成) ゲーム以外では アニメ:「シトロン対ユリーカ!?ニャオニクスできょうだいバトル!!」では ♂はリュウジの手持ちで、♀はハジメの手持ちとして登場。 アニメ:「ヒャッコクジムのダブルバトル!ゴジカの未来予知!!」では ゴジカの手持ちとして登場。♂は特性いたずらごころ。 (まだまだ未完成) コメント 耳を伸ばすとウサギのようだ。 どうぶつの森に出そう。 ♂の方が好み。 2013年9月30日作成 ポケモン図鑑No.678 図鑑@ヒトワザ。No.885
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ティナ 性別 女 年齢 11 身長 約123cm 体重 軽い 不思議な雰囲気を持った盲目少女。 似ていないがスキスヴァルガーの妹。 基本的には無力無口無表情無感情。 世界を動かすほどの強大な力を秘めておりスキスヴァルガーが所属している機関の本部で保護されている。周りには常にボディーガードがついている。何故彼女がこのような力を持っているのかは未だにわかっていない。 独特な感性の持ち主で勘が非常に鋭い。彼女の前では隠し事ができない。うそを吐いても見破られるが問い詰められることは決してない。 動物や人間をひきつける不思議なオーラを持っている。 目の見えない彼女にとって音楽が唯一の楽しみ。ピアノを弾くことによって自分の世界を表現している。プロのピアニスト並みに上手く、人々の心を癒してくれる。 記憶力が非常に優れている。初対面で気になった人は手で顔を触る癖がある。 とある事件から身体の成長が非常に遅くなり、身長が低い。 彼女が涙を流すと必ず周りに不幸なことが起こる。予知能力があるように見えるが、それが事実なのか本当のことはわかっていない。 死ぬことに抵抗がない。 「かお、さわっていい?」 「このこ、かなしいって、さけんでる。」 「おにいちゃん、泣かないで。やくそく。」 製作者:ちろた(スキキャラ専用垢@Chiro_suki) 使用制限 エログロNG
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四終のアーチャー ・蒼白の頭髪を持つ、白馬に跨った帯弓帯剣の騎士。非人間的な無表情の持ち主 ・騎士でありながら騎士道には頓着しない。より効率のいい殲滅法があるのなら、非道に手を染めることも厭わない ・四終の首魁。輝きのライダーをして「敵わない」と断言する"終末譚" クラス ―――― アーチャー プロフィール ――――――― 清き殲滅に過程など不要。 勝利し、君臨し、支配する。 ただ、そういうものだけあればよい。 成したという結果だけあれば、それでよい。 終末の魁、凍える真白の終末譚 四終のアーチャー SSR ☆☆☆☆☆ 最大ATK 12750 最大HP 12990 四終のキャスター ・桃色のお団子ヘア。チャイナドレスに身を包み、草花を手足に這わせたおっとりした娘 ・聖母と称されるほど魅力的で、人は彼女と相対する時、心からの安らぎを覚える ・人を最も幸福に破滅させる終末者。彼女の殺人に、一切の苦痛はない。 クラス ―――― キャスター プロフィール ――――――― 夢見る権利は誰にでも等しく約束されている。 その手段や姿形に固執するなどあまりに不毛。あまりに報われない。 あなたはただ求め、吐露し、訴えればいい。 救って欲しいと、ただ一言。 そしたらあら不思議。あなたは優しい、夢の中。 傾国の聖母、優しく甘い死の吐息 四終のキャスター SR ☆☆☆☆ 最大ATK 8024 最大HP 11775
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史上最悪の魔術師集団ソロモン七十二柱において“アスタロト”の名で呼ばれる、常に冷徹なまでの無表情と鋭利な思考を巡らせる女魔術師。 そもそも彼女が魔術の道に手を染めたのは、天野誠司のような人智を超えた目的がある訳でも、リュート・ジュリウスのようなギリギリの戦いを愉しむ訳でもなく、純粋な学術的な観点からであったのだが、気がつけば最早、後戻りはできない所まで来てしまっていたのである。 だが魔術師?としての素養には恵まれており、30歳という若年でありながらも、今現在のソロモン七十二柱の中では、相当の階位に位置し、扱う魔術の種類も幅広く多彩な攻撃・防御手段を有する。 リュートがアリスに師事したのは、90年代半ばであるから、その時点で既に彼女は一流どころの魔術師として認識されていたのであろう。 リュートの体に、古の神「迦具土」を宿させたのも彼女自身の手による処置であり、彼女にとっては自身の20代のすべてを代償として作り上げた結果ともいえる。 大変な愛煙家であり、コートのポケットには常に未開封の煙草を持ち歩いているが、愛弟子を自称するリュートはあまりいい顔をせず、事あるごとに健康を気遣っている……いい弟子を持ったな、アリス。 ちなみにイギリス人で、桜井楓、凛に次ぐ巨乳第三位。
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時代劇団 oz 名前ω中の人ω渾名 ozωozωまだない 性別ω年齢 男ω26 役職 時代劇団団長 武器ω部隊 5mほどの長槍 刀も少々ω時代劇団本隊 相姦図 ガリガリ君→頼れる副官 NIGHT→うるさい爺さん AMG→大事な従者 人物 時代劇団長。強大なホース力を秘め、その実力は童帝にも匹敵すると噂されているぼさぼさの黒髪。野生的な風貌。草臥れた小汚いマントを羽織っている。中肉中背感情が無いのかと思うほど無表情。無口で声を聞いたことの無い者も多い平気で職務をサボるため、副官のガリガリ君が大変な苦労をしてきた数字隊の対抗手段として結成された時代劇団の団長を任せられるほどの実力者かつて一騎討ちで童帝に参ったと言わせた唯一の男。長槍を持て余さずに使いこなす毎日三時にチョコレートとコーヒーを飲む習性があり、コーヒーは甘口が好きガリガリ君とNIGHTとは帝国に仕官する以前からの付き合いみたいブレイブと秘奇有天は帝国軍の中から見出して時代劇団にスカウトした時代劇団の外にほとんど友人はいないが、何故かヤーマーと仲良くしているようだ デュエンディ ダークマター 属性ω性別 闇ω??? 姿形 緑色に光る核を持つ真っ黒な球体 精霊 何を司っているのかよく分からない球体。宿主同様、謎の多い精霊一体どういう精霊なんだ・・・・・・
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第423話:俺はロリコンじゃない(本人談) 作:◆R0w/LGL.9c あの偶然たる戦闘からしばらく。 休憩を──本当は無理してでも行きたかったのだが──とっていた。 出雲は軽い脱水症状を起こしていたからだ。 遅れること数時間、再び彼と彼女はウルペンの追跡を開始した。 「こいつはさっきの…」 「いーちゃん…でしたか?」 出雲は目の前に倒れている同年代の青年に触れてみた。 分かれたのは数時間前だというのにかなり乾いている。 「あの野郎の妙な糸だな」 自分も先ほどこの青年と同じような状況になり、脱水状態に陥りかけた。 あの男は常人だったら死んでいる重傷を負いながら殺人行動に出ているらしい。 「くそっ。急がねえと千里が…」 脳裏に浮かんでくるのは重症の殺人者といつもの風見。 ナイフやさっきの糸を持って風見に襲い掛かり…! そのあと風見がタコ殴りにして残った足の関節を破壊してブン投げている姿が想像できた。 「どうしたんですの?」 「あー。いや。意外と平気かなーと思ったけどよ、やっぱりいろんな意味で危ないことには変わりねぇ」 そう言って出雲はいーちゃんの体を近くの木の根元まで運ぶ。 体を木に預けさせた後、何も写していない目を閉じさせておく。 「こんなとこかな。残念ながらお供え物のエロ本は持ってないしな」 「え、えろ本?」 「俺の家の墓にはいつも供えてあるぞ。残念だがこいつはここに置いといてさっきの野郎を追おう」 「そう…ですわね……──ひゃん!」 「ぬお! どうしたアリュセ!」 「雨粒が降ってきましたの」 空はいつしか暗雲が覆い、大粒の雨を降らせ出した。 ザアアアアアァァァァァァ────…………… 「アーリューセー! だーいーじょーぶーかー!」 「全然ー! 前もー! 見えませんのー!」 まさしく滝のような雨が全身を打つ。 1m先も見えずに、凄い雨音で声も聞こえにくい。 これでは追跡どころではない。 そう思い二人は雨の中建物を探して走っていた。 しばらく走り、先のほうにぼんやりと建物の影を見つけた。 「アーリューセー! あーそーこーはーいーるーぞー!」 出雲はアリュセの手を引っ張り、倉庫に向かって走っていった。 「到着!」 バーン! と倉庫の扉を思いっきり開けつつ登場した。 そこで出雲は中を見回し、そして思考をめぐらした。 倉庫の中には下着姿で焚き火を囲んでいるロリッ娘が二人。 こちらを無表情で睨んでいる。 「い、出雲さん…この方々は?」 背後からさらにロリが話しかけてきて再び思考を巡らす。 そして、手を打った。そうか。そういう事だったのか。 「すなわちここはロリワールド! ──わあい異世界に突入だ俺」 「ぎゃはははは! 覗きは喰われてあの世行きだぜおにー───っさん!」 一瞬で間合いを詰めてきた貧乳ロリはいきなり殴りつけてきた。 コンクリートや鉄板を砕く一撃が出雲の腹に突き刺さった。 「おっと、やべぇおにーさん。結構本気で殴っちまった」 普通だったら腹部や内臓が根こそぎになる一撃だったが、打撃だったので出雲は加護の力で無事だった。 「ぐ、ぐふぅ…最近のロリはセメントだな」 「うわ頑丈すぎ! 最強だって僕の一撃食らったらただじゃ済まねーはずなのに──なーおねーさん」 いつの間にか生乾きの服を着ている長門に視線を送りながら出夢は言う。 アリュセがにやにや笑ってる出夢になるべく敵意を見せないように話しかけてみる。 「あの、特にこっちは戦う意志は無いんですの、だからここに雨宿りしてもいいですの?」 「んー? おおいいぜー。こっちもあんたらを殺す気は…あんまり起きねー──っての。なーおねーさん。 っつー──かおにーさんも女の子連れて覗きなんかするもんじゃねぇぜっ」 「うわなんかさらりと殺す気で殴られた俺を無視した発言」 「まー気にすんなおにーさん。突っ込みだって今のは。 ほらアンタの名前は出雲、僕の名前は出夢。名前的にも相性ばっちりってか? ぎゃははははっ」 「今のは突っ込みか? いつからロリワールドは千里スタンダードな力加減に!? あ──待て! そこの無表情系ロリ! 生乾きの服を無理に着ることは無いぞ! なんならこのバニーを一時的に──」 出夢の突っ込みが炸裂。出雲は吹っ飛ばされたが跳ね起きた。 「平気だからってぼかぼか殴るな! 俺が変になったらどうするんだ!」 「おうおにーさん。案外まともになるかもしんねぇぜ──とりあえずバニーをしまいな」 「くそうこの露出系ロリー──」 アリュセは諦めて焚き火の傍に近づいていった。無表情の女性と視線が合った。 「…ああ見えていい人なんですの」 「そう」 とことん興味が無さそうな返事が返ってきた。 ため息をついて焚き火で温まることにした。 【E-4/倉庫内/1日目・15:40】 『生き残りコンビ』 【匂宮出夢】 [状態]:平常 上機嫌 [装備]:なし [道具]:デイバック(パン4食分:水1500ml) [思考]:生き残る。あまり殺したくは無い。長門と共に悠二・古泉を探す。 出雲・アリュセには不干渉 【長門有希】 [状態]:平常/僅かに感情らしきモノが芽生える [装備]:ライター [道具]:デイバック(パン5食分:水1000ml) [思考]:現状の把握/情報収集/古泉と接触して情報交換/ハルヒ・キョン・みくるを殺した者への復讐? 出雲・アリュセには不干渉 『覚とアリュセ』 【出雲・覚】 [状態]:左腕に銃創あり(出血は止まりました) [装備]:スペツナズナイフ [道具]:デイバッグ(パン4食分:水500ml)/うまか棒50本セット/バニースーツ一式 /炭化銃 [思考]:ウルペンを追う/千里、ついでに馬鹿佐山と合流/アリュセの面倒を見る/ 雨宿り/ 出夢・長門には不干渉 【アリュセ】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:デイバッグ(パン5食分:水1500ml) [思考]:ウルペンを追う/カイルロッドと合流/覚の面倒を見る/ 雨宿り/ 出夢・長門には不干渉 ※この場合の不干渉は行動を共にする・敵対する意志は無い、という意味です 情報交換などは次の作者にお任せします 2005/11/06 修正スレ170-3 2005/11/30 修正スレ189 ←BACK 目次へ(詳細版) NEXT→ 第422話 第423話 第424話 第413話 時系列順 第431話 第360話 出雲・覚 第485話 第415話 匂宮出夢 第485話 第415話 長門有希 第485話 第360話 アリュセ 第485話